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5,009 | 661 | 88,279,462 | 株主とは、株式会社の株式を保有する者(自然人・法人)のことであり、その結果株主は、その会社があげた利益の一部を受け取ったり、その会社がどのように運営されるかに関して投票(議決)する権利を得ることになる。 | 概説 | 株主 |
5,010 | 661 | 88,279,462 | さまざまな分類法がある。ひとつには コモン・シェアホルダー と プリファード・シェアホルダー による分類法がある。マジョリティ・シェアホルダー は、当該会社の株式の50%より多く所有している株主(日本語の「以上」という用語はくせもので「50%以上」と表現すると50%も含まれてしまうので、しばしば便宜上「51%以上」などと表現する) 。あくまでその会社の議決権の過半数を支配しており、実質上のその会社の(株主や経営者の中では)支配的な存在となる。日本語で「過半数株主」とも。 | 分類・種類 | 株主 |
5,011 | 661 | 88,279,462 | 株主にはさまざまな権利が認められている。 その権利は、おおまかには「キャッシュフロー権」(キャッシュフローに関する権利)と議決権 に分類されている。 米国法でも株主に利益配当請求権や議決権などが認められている。 | 米国法における株主関連法規 | 株主 |
5,012 | 661 | 88,279,462 | 株式会社は持分会社と異なり、発起人以外の株主(社員)の氏名は定款に記載しない。株式会社は、株主名簿を作成し、株主の氏名又は名称及び住所、株主の有する株式の数、株主が株式を取得した日などを記載し、又は記録しなければならない(121条)。株主名簿に記載されていることが会社に対して株主の権利を主張するために必要であるが、名義の書き換えを失念したとしても株主としての地位を失うわけではない。株式会社が株主に対してする通知又は催告は、株主名簿に記載し、又は記録した当該株主の住所(当該株主が別に通知又は催告を受ける場所又は連絡先を当該株式会社に通知した場合にあっては、その場所又は連絡先)にあてて発すれば足りる(126条)。 | 日本法における株主関連法規 | 株主 |
5,013 | 661 | 88,279,462 | 株式が二以上の者の共有に属するときは、共有者は、当該株式についての権利を行使する者一人を定め、株式会社に対し、その者の氏名又は名称を通知しなければ、当該株式についての権利を行使することができない(106条)。株主は株主平等の原則(109条)により、原則として、持ち株数に応じた権利を有する。株主権(株主の権利)は学問上、その性質に応じて自益権(直接的な経済的利益の享受を目的とする権利)と共益権(会社経営への参画を目的とする権利で、いわゆる経営参加権)に分類される。自益権はそのすべてが一株でももっていれば行使できる「単独株主権」であるが、共益権には一定数以上の株式を保有している株主でなければ行使できない少数株主権もある。会社法においては株主の権利については、105条その他に規定がある。株主の責任は、その有する株式の引受価額を限度とする(104条)。 | 日本法における株主関連法規 | 株主 |
5,014 | 661 | 88,279,462 | 「所有と経営の分離」の原則から、株主は会社の経営から概念上分離される。出資者である株主は、株式を購入するために出資をした金額を超えた責任は負わない。更なる負担を求められることもない。これを「株主有限責任の原則」という。 | 日本法における株主関連法規 | 株主 |
5,015 | 662 | 67,776,008 | 経営参加権(けいえいさんかけん)は、株式会社の株主が持つ権利の一つで、株主総会に出席し、企業の経営の重要な方針についての決議等に参加し、経営の意思決定に関与する権利である。株主総会の議決権が代表的な権利である。共益権の一つであり、利益配当請求権・残余財産分配請求権などの自益権とともに、株主の権利の双璧をなす。通常は1株または1単元株につき1票の議決権が与えられる(一株一議決権の原則)が、端株、無議決権株、単元未満株等の株主には議決権が与えられない(会社法308条)。この権利により、株式には企業を支配できる価値が含まれると考えられ、株式は支配証券であると捉えられている。 | __LEAD__ | 経営参加権 |
5,016 | 662 | 67,776,008 | 権利を行使するためには、原則として、行使する者一人を定め、会社に氏名又は名称を通知しなければならない。 | 株式を共有する場合 | 経営参加権 |
5,017 | 663 | 78,369,673 | 利益配当請求権(りえきはいとうせいきゅうけん)とは、株式会社の株主が持つ権利の一つであり、企業の利益の分配である配当を受け取ることができる権利である。日本においては、会社法105条1項1号に規定がある(「剰余金の配当を受ける権利」)。 | __LEAD__ | 利益配当請求権 |
5,018 | 663 | 78,369,673 | 企業が必ず配当を出さなければならないわけではなく、利益が無い場合や、あっても内部留保を厚くしたいとの経営判断により、無配になることもある(会社法461条などを参照)。配当の有無や金額は一定の要件を充たす場合(459条など)を除き、株主総会の決議によって決定される(452条)。また、この権利により、株式には企業の利潤の価値が付与されているとみなすことができ、株券が発行されている場合、株券は利潤証券であると考えられている。 | 概要 | 利益配当請求権 |
5,019 | 664 | 87,568,637 | 残余財産分配請求権(ざんよざいさんぶんぱいせいきゅうけん)とは、会社などの法人の所有者たる株主・持分保有者が、会社の解散時に債務を弁済した後に残る財産に関して分配を請求することができる権利をいう。 | __LEAD__ | 残余財産分配請求権 |
5,020 | 664 | 87,568,637 | 日本法の下では、株式会社の株主が有する権利の一つで、会社が解散した際、清算後に残った財産を保有する株式の数に応じて分配される権利をいう(会社法105条1項2号、旧商法425条本文)。ここでいう財産は文字通りプラスの価値を有する財産に限られ、清算の結果、負債が資産を上回ることが明らかになれば分配はなされず、株主個人が会社の負債の返済義務を負うことはない(株主有限責任の原則、会社法104条、旧商法200条1項)。存続中の会社を現在直ちに解散し清算すると仮定した場合の残余財産の総額を解散価値と呼び、この解散価値を発行済み株式数で除したものが一株あたり純資産 (BPS) である。このように、株式には解散価値に基づく価値があり、株式は物的証券であると考えられている。 | 概要 | 残余財産分配請求権 |
5,021 | 665 | 86,436,963 | 『MAJOR』(メジャー)は、満田拓也による日本の漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて1994年33号より2010年32号まで全747話が連載された。同誌2015年15号より続編『MAJOR 2nd』が連載中。2021年11月時点で累計発行部数は5500万部を記録している。サブタイトルは「DRAMATIC BASEBALL COMIC」。テレビアニメ版のタイトルは『メジャー』とカタカナ表記される。また、各種関連商品では「MAJOR DREAM」と表記される。 | __LEAD__ | MAJOR |
5,022 | 665 | 86,436,963 | 『週刊少年サンデー』(小学館)1994年33号より2010年32号まで全747話が連載された、小学館で連載された野球漫画の中でも著名な作品の一つ。第41回(平成7年度)小学館漫画賞少年部門、第2回(2011年)サムライジャパン野球文学賞ベストナイン受賞。『少年サンデー』連載作品としては、2001年に当時コミックスの巻数としては最多の記録を保持していた『GS美神 極楽大作戦!!』の全39巻を塗り替えた(2017年現在は『名探偵コナン』が最多記録を更新中)。2014年11月26日から2016年10月19日まで、スマートフォン用コミックアプリの『マンガワン』にてアンコール連載がなされていた。テレビアニメは2004年から放送が開始され、2010年に第6シリーズまでの全シリーズの本放送が終了した。2008年冬には劇場版が公開された。 | 概説 | MAJOR |
5,023 | 665 | 86,436,963 | 主人公である茂野吾郎の半生を描いた作品で、彼の成長とともに所属するチームを情熱で突き動かし、チームが一丸となって目標に向かって前進していくのが、本作の基本的なスタイルである。「友情」や「努力」といった少年漫画として普遍的なテーマを扱いながら、「家族」「逆境」といった『サンデー』の独自性も出た作品となっている。「逆境」は乗り越えられる主要テーマの一種であるため、吾郎の入団するチームは何かしらの問題を抱えた弱小チームであることが多い。桑田真澄や井川慶、岩村明憲、田中将大、前田健太ら現役・元プロ野球選手にもファンが多い。『週刊少年サンデー』2015年15号より、茂野吾郎の息子・茂野大吾が主人公の続編『MAJOR 2nd』が連載中。 | 概説 | MAJOR |
5,024 | 665 | 86,436,963 | MAJORシリーズは内容から以下のように分けることができ、本稿および関連項目においては便宜的にこれを用いる。作中において、幼稚園編とリトルリーグ編の間には3年、リトルリーグ編と中学編の間には4年の空白がそれぞれある。また、メジャーリーグ編終盤で吾郎が清水にプロポーズしてから8年の月日が経っている。さらに、吾郎と薫の娘いずみ誕生とワールドチャンピオン制覇から7年の月日が経過している。これらの空白期間を除けば、作中で1年から1年半経つと作品の舞台が変わり、新編へと移っているのが特徴である。リトルリーグ編から急に中学編へ飛んだことについて作者の満田は、「この漫画は三船リトルの物語ではなく、吾郎の物語だから」とコメントしている。 | 構成 | MAJOR |
5,025 | 665 | 86,436,963 | 本作でストーリーに深く関わる球団は、以下の通り。いずれも実在する球団がモデル。ワールドカップ編には実在のプロ野球選手をモデルとした登場人物が多数登場する。このことについて満田は、作品の性質上現実に活躍する選手を無視できなかったとコメントしている。実在の選手をモデルとした登場人物についてくわしくは、MAJORの登場人物#W杯日本代表を参照。 | 現実との関わり | MAJOR |
5,026 | 665 | 86,436,963 | ストーリーは茂野吾郎に主眼が置かれており、基本的にその他の登場人物や集団は主人公とかかわる範囲外でのスポットを当てられることはほとんどない(群像劇とは異なる)。この作風が最後まで一貫したため、吾郎の物語は視点がぶれることなく完結した。メジャーリーグ編終盤に8年の月日が流れ、さらにその後に7年の月日が経過することで、物語の終わりに吾郎は二児の父親となる。連載期間16年の長編ドラマは吾郎の成長を描きながら終局へ向かった。 | 終盤のストーリーの年譜 | MAJOR |
5,027 | 665 | 86,436,963 | 2004年から2010年までNHK教育テレビジョンにて6シリーズに分けて放送された。2008年12月13日に映画『劇場版MAJOR メジャー 友情の一球』が東宝の配給により公開された。 | アニメ | MAJOR |
5,028 | 666 | 88,235,805 | 株価(かぶか、イギリス英語: share prices、アメリカ英語: stock prices)とは、当該の株式に関して、株式市場において実際に約定があった価格のこと。出来値。なお、「売り注文」または「買い注文」として、売り手や買い手から希望の値段が一方的に提示されたものの、実際には約定に至らない値段のことは「気配値(けはいね)」と言い、一般に「株価」とは区別されている。 | __LEAD__ | 株価 |
5,029 | 666 | 88,235,805 | 株価は一般に、株式市場が開いている間は、様々なものごとの影響を受けて変動する。基本的には、長期的にも短期的にも、また1日の内でも株価は変動しうる。株価は一般に、長期的にも、短期的にも、また1日の内でも変動し、様々な値をとる。理論的には売買が成立したすべての価格の数値が株価であり、(現代では、市場のサーバのデータベースに残された記録の形で存在し)大量の数字の羅列となりうるもので、変動を続けるその株価を、数字の羅列を避けて視覚的に表す場合は一般に、複雑に波打ったグラフの形で表現されることになる。ある1日の株価に焦点を当てた場合は、当該日に市場が開いてから最初に取引された株価は始値(はじめね)、最後に取引された株価は終値(おわりね)、立会時間中で最も高い株価は高値(たかね)、最も安い株価は安値(やすね)と呼ぶ。これら4つの値は四本値(よんほんね)と呼ばれている。 | 株価の変動 | 株価 |
5,030 | 666 | 88,235,805 | なお、証券取引所内で売買取引をする際の株価を呼び値とも表現する。株価は、呼び値単位を最小単位として変動する。もともとは株価は上方にも下方にも自由に変動しうるものだったが、株式市場の運営者によっては、「あまりにも急速な変動は好ましくない」「市場参加者にパニックが起きることは防止したほうが良い」などと考え、1日に変動できる株価が一定の範囲に制限している市場もある。この場合の制限が値幅制限で、株価が値幅制限の限界まで暴騰・暴落することをそれぞれストップ高・ストップ安という(ただし、株式が上場された初日において、始値が決定されるまでの間には値幅制限がない)。日本の株式市場における株価の決定方式は、大きく2つに分けることができる。一つは「オークション方式」といい、売買当事者が希望する価格と数量を証券取引所に告げることにより、証券取引所側で約定を行うもので、日本では一般に使用されている決定方式である。 | 株価の変動 | 株価 |
5,031 | 666 | 88,235,805 | もう一つは「マーケットメイク方式」といい、マーケットメイカーとなった証券会社が、確実に成立する気配値を出して売り方と買い方を募るもので、日本ではごく一部の銘柄において採用されている方式である。株価を動かすような要因を材料といい、直接的に株価に影響を及ぼす内部要因と間接的に株価に影響を及ぼす外部要因がある。株価変動の内部要因は、株式数の増加や減少などによって株式の需給に直接的に影響するものであり、代表例として、増資、株式の分割、株式の消却、株式の持ち合いの解消、などがある。一方、株価変動の外部要因は株価の形成に間接的に影響を及ぼしているものであり、会社の内部からもたらされる要因(企業業績の状態、新製品の開発・発表・発売、企業の合併や買収、リストラ、企業の不祥事など)と会社の外部からもたらされる要因(株価指数、金利や為替・物価などの変動、国外での戦争・政変、自然災害の発生など)がある。 | 株価の変動 | 株価 |
5,032 | 666 | 88,235,805 | 株価の形成には様々な要因が絡まっており、そのメカニズムは極めて複雑である。株価決定の最大の要因は企業業績で、好調な企業の株価は上がり、不調な企業の株価は下がるとされているが、実際の相場では、好調な業績が発表されても投資家がこれ以上の成長は期待できない(好材料が出つくした)と判断すれば、売りが優勢となり株価は下落する。反対に業績の悪化が発表されても投資家がこれ以上の業績の低下はない(悪材料が出つくした)と判断すれば、買いが優勢となり株価は上昇する。このように将来の企業業績などを織り込みながら株価が将来を先取りして変動することを株価の先見性という。金融市場のグローバル化やIT化により世界中の株式市場が連鎖的に反応することも多くなっている。株価の変動を、視覚的に把握するための図のことを罫線表(チャート)と呼ぶ。 | 株価の変動 | 株価 |
5,033 | 666 | 88,235,805 | 米国ではもともとは主としてスティックチャート(縦長の棒に小さな横線が入ったもの)ばかりが用いられていた。(が、後に日本のローソク足の存在やその利便性がアメリカ人にも広く知られるようになり、米国ではそれも広まった。)日本では、四本値をローソク足(ある期間内で、始値に対して終値が相対的に上げたか下げたかが色で直感的に分かるもの)が最も普及しており、スティックチャートはほとんど用いられない。各国の投資家が株価を上手く予想しようと、ある期間内の四本値だけでなく、前後の値の影響も組み込んだ様々なチャート、テクニカル分析を開発した。例えば「一目均衡表」などである。 | 株価の変動 | 株価 |
5,034 | 666 | 88,235,805 | 特定の市場全体の動向を把握するために、その市場で売買される複数の銘柄の株価を元に算出した値が株価指数である。特に著名なものとしては、米国のダウ平均株価、英国のFTSE100種総合株価指数、ドイツ株価指数などが挙げられる。日本国内市場の指数としては東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価(日経225)などが有名である。 | 株価指数 | 株価 |
5,035 | 667 | 87,159,405 | 満田 拓也(みつだ たくや、1965年6月17日 - )は、日本の漫画家。広島県福山市出身。双子座、血液型O型。埼玉県在住。代表作は『健太やります!』『MAJOR』。主にスポーツ漫画を得意とし、作品を掲載している『週刊少年サンデー』(小学館)誌上では「スポーツ漫画の第一人者」と形容されることもある。『MAJOR』で第41回(平成7年度)小学館漫画賞受賞。 | __LEAD__ | 満田拓也 |
5,036 | 667 | 87,159,405 | 1982年、「蛮勇」で第11回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞、同作品でデビュー。1988年、『週刊少年サンデー』(小学館)にて、バレーボールを題材にした『健太やります!』を連載。同作品の舞台である坂見台高校は、満田の出身高である広島県立福山誠之館高等学校がモデルとなっており、随所にその形跡が見られる。1994年まで連載した。1994年、『週刊少年サンデー』にて、野球漫画『MAJOR』を連載、16年間続く長編漫画となり2004年にアニメ化されるなど大ヒットとなった。2010年に終了し、単行本は全78巻に及んだ。これは、後に『名探偵コナン』に抜かれるまで少年サンデーコミックス史上最多巻数記録であった。2011年、『週刊少年サンデー』にて、ボクシングを題材とした『BUYUDEN』を連載した。しかし2014年1月に打ち切りとなり連載は終了した。 | 経歴 | 満田拓也 |
5,037 | 667 | 87,159,405 | 現在は『週刊少年サンデー』にて、『MAJOR』の主人公、吾郎の息子である大吾を主人公とした続編『MAJOR 2nd』を連載中である。なお、2018年53号から2019年20号まで、体調不良のため長期休載していた。2021年46号より体調不良のため再度長期休載となった。 | 経歴 | 満田拓也 |
5,038 | 671 | 85,589,904 | 値幅制限(ねはばせいげん)とは、株価の異常な暴騰・暴落を防ぐために、株価が1日に変動できる上下の幅を制限するものである。この値幅制限の上限まで株価が上昇することをストップ高、下限まで下落することをストップ安という。 | __LEAD__ | 値幅制限 |
5,039 | 671 | 85,589,904 | 値幅制限は、証券取引所の役割である適正な株価の形成と、不測の損害からの投資家保護という目的のもと制定されている。前営業日の終値(特別気配のまま引けた場合は最終気配値)を基準株価とし、この基準株価から1日に変動できる上下の幅を定めている。値幅制限の具体的な効果としては、ここまでしか株価は上がらない・下がらないというリミッターが機能することにより異常な値動きを物理的に防止する効果と、リミッターが存在する事によって投資家の恐怖心理・過熱心理が和らげられパニック売りなど正常な判断力の失われた取引を抑制する心理的な効果がある。また、ストップ高・ストップ安のまま取引が引けた場合は、そこで株価を留めたまま1日置くことで過熱した投資家心理をクールダウンさせる効果も持つ。 | 概説 | 値幅制限 |
5,040 | 671 | 85,589,904 | 値幅制限のない証券取引所は、株式の流動性が高まる・IRなどの情報が短時間で株価に反映されるなどの利点を有しているが、その反面、2015年5月20日と6月3日に値幅制限のない香港証券取引所で、一部の銘柄がわずかな時間で60%超の暴落を引き起こすといった一例も発生するなど、株価形成や投資家保護の面で欠点を有している。中でも、ザラ場の値動きに対処することが難しい会社員などの個人投資家は、よりこうした欠点の影響を受けやすく不利益を被る可能性が高い。 | 概説 | 値幅制限 |
5,041 | 671 | 85,589,904 | 現在の日本の証券取引所では全ての上場銘柄に値幅制限が適用されているが、2008年までJASDAQ内に存在したマーケットメイク銘柄においては値幅制限が適用されていなかった。これはマーケットメイカーが適切な気配値を提示するシステムであったためであり、値幅制限に代わり、30%以上の株価変動があった場合に15分間の取引停止となるサーキットブレーカー制度が設けられていた。これは相場の沈静化を促すための手段であったが、実際にはサーキットブレーカー解除後も相場が沈静化しないケースも多く、通常の値幅制限のある銘柄とは比較にならないほどの暴騰・暴落を引き起こす銘柄が続出した。サーキットブレーカー制度はこのような出来高の多くない新興銘柄に対しては満足に機能したとは言えない結果に終わった。 | 日本 | 値幅制限 |
5,042 | 671 | 85,589,904 | 日本では東京証券取引所が2010年初めに新システム「arrowhead(アローヘッド)」の運用を開始したことに伴い値幅制限の改正が行われ、多くの価格帯で値幅制限が拡大された。この「arrowhead(アローヘッド)」の導入により、ミリ秒単位での高速取引・アルゴリズム取引が機関投資家の手によって行われるようになったが、その結果、昔では見られなかったような株価の乱高下が発生しやすくなっており、小型株・大型株問わず全体として株価の変動幅は以前よりも大きくなっていると見られている。このようなコンピュータ取引をふまえた近年の株式市場では、値幅制限の重要性は一層高まってきているという見方もある。制限値幅は原則として下表の通り規定されているが、呼び値単位の切り上げによって規定された値幅よりわずかに大きくなるケースがある。 | 日本 | 値幅制限 |
5,043 | 671 | 85,589,904 | (例:前営業日に2,991円だった株式がストップ高になると500円高の3,491円となるところであるが、3,000円台における呼び値は5円刻み(TOPIX100構成銘柄を除く)であるため、3,495円の値が付けられ504円高がストップ高となる)下表の「制限値幅」「最大騰落率」は、上記を考慮しない数字である。特例として、一定の条件を満たした上でストップ高/ストップ安が2日連続で続いた場合は、値幅制限を4倍とする拡大措置が取られる。以下の条件を満たした上で2日連続ストップ高となった場合、上限値幅のみ4倍に拡大される。逆に、同様の条件を満たした上で2日連続ストップ安となった場合は、下限値幅のみ4倍に拡大される。拡大措置が発動された日以降は、ストップ値段以外の値段で売買が成立した場合に措置が解除され、翌営業日より通常の値幅制限に戻される。 | 日本 | 値幅制限 |
5,044 | 671 | 85,589,904 | 経営破綻(破産法・会社更生法・民事再生法の申請)や、重大な不祥事により整理銘柄に指定された銘柄は、指定された日の翌々営業日より、下限値幅のみ撤廃する措置がとられる。この撤廃措置は、最初に約定した日の翌営業日に解除され、通常の値幅制限に戻される。新規上場銘柄(IPO)においては、上場初日は公募価格を基準価格とし、その基準価格の4倍を上限、基準価格の1/4倍を下限として制限する。上場初日に初値がつかなかった場合は、その日の最終気配値を基準価格とし、翌営業日も上記と同様の取り扱いとなる。初値がついた時点で上記の値幅制限は終了し、初値を基準価格とした通常の値幅制限が適用される(翌営業日からではなく、初値がついた瞬間から適用される)。社会情勢の混乱などで大暴落が予想されるときには、値幅制限の縮小といった臨時措置がとられる事がある。 | 日本 | 値幅制限 |
5,045 | 671 | 85,589,904 | 直近では、アメリカ同時多発テロ事件が発生した翌日の2001年9月12日より3日間、東証の値幅制限が当時の通常値幅の1/2に縮小された。 | 日本 | 値幅制限 |
5,046 | 673 | 58,212,155 | 呼び値(よびね)とは、主に株式や債券を取引所で取引する際に、意思表示された取引の希望価格のことである。特にいくらで買うという買い注文の呼び値を買い呼び値、いくらで売るという売り注文の呼び値を売り呼び値と表現する。証券取引所での株取引においては株価に応じた呼び値単位が定められており、この単位より細かい価格の指定はできない。例えば呼び値単位が100円の価格帯では、52,000円の次は52,100円であり、52,050円といった価格では取引できない。呼び値の刻みはシステムの改良に伴い、呼び値が小さくなる方向へ、変更されてきている。最近では2008年7月22日、2010年1月4日、2014年1月14日、7月22日に改正が行われた。 | __LEAD__ | 呼び値 |
5,047 | 673 | 58,212,155 | 特に2014年1月14日および7月22日の改正では大規模銘柄であるTOPIX100銘柄(TOPIX Core30銘柄にTOPIX Large70銘柄を加えたもの)に限って変更された(その他の銘柄は変更はなし)。また、7月22日の改正はTOPIX100銘柄の1000円以下の銘柄が10銭単位、5000円以下の銘柄が50銭単位の呼び値という銭単位の呼び値を導入した。 | __LEAD__ | 呼び値 |
5,048 | 673 | 58,212,155 | (TOPIX100構成銘柄のみの変更・「その他の銘柄」は変更なし) | 上場株式の現行呼び値単位 | 呼び値 |
5,049 | 673 | 58,212,155 | (TOPIX100構成銘柄のみの変更・「その他の銘柄」は変更なし) | 上場株式の過去の呼び値単位 | 呼び値 |
5,050 | 674 | 88,617,982 | 配当(はいとう)とは、金銭等を「割り当てて配ること」あるいは「割り当てて配られたもの」をいう。会社や保険、ギャンブル(賭博)、破産手続、民事執行手続等で用いられる。 | __LEAD__ | 配当 |
5,051 | 674 | 88,617,982 | 企業における配当とは、企業が経営活動の結果として獲得した利益を出資者あるいは株主に分配することをいう。米国法でも株主には利益配当請求権(Right for receive dividends)がある。distribution (分配) との用語を用いる州法もある (例 : カルフォルニア会社法)。また、米国法で株主に対して株式が無償発行されるケースには株式分割(stock splits)と株式配当(stock dividends)がある。株式配当は現金の代わりに株主の保有する株式に応じて無償で株式を交付する利益配当である。株式分割も株式配当も追加の払い込みを必要としない。なお、米国法には資本を取り崩して配当を行う清算配当(liquidation dividends)の制度があり、これは実質的には資本の払戻しにあたる。 | 企業における配当 | 配当 |
5,052 | 674 | 88,617,982 | 日本法では、社員(株主)が利益配当請求権(剰余金配当請求権、105条1項1号、621条1項)に基づいて受け取ることができる利益の分配のことである。株式会社は、その株主に対し、剰余金の配当をすることができる(453条)。配当は、会社の利益を源泉として支払われるものであるため、その内容は一定ではない。赤字で利益のない期や、あっても少なく内部留保を厚くしたい場合には無配、すなわち配当が支払われない場合がある。原則として配当は株主総会の決議によって決定される(454条1項)。ただし、以下の場合には、定款で定めることによって取締役会によって配当を決定することが可能である。株券で支払う株式配当については、日本の会社法では配当財産が現金以外である場合が存在すること(現物配当)を明示的に認めているものの、株式、社債及び新株予約権は対象から除いている(会社法454条1項1号、4項)。 | 企業における配当 | 配当 |
5,053 | 674 | 88,617,982 | かつては現金配当のかわりに株式(新株)自体を配当として株主に配る株式配当があった(実質的には現行法の株式分割に相当する)。なお、日本で額面株式が存在していた時代は、株式の額面額を配当する額面配当と呼ばれるものも存在した。 | 企業における配当 | 配当 |
5,054 | 674 | 88,617,982 | 生命保険・損害保険において配当とは、契約者が支払った保険料のうち、実際の保険運営において生じた余剰を契約者に返還するものを言う。保険株式会社では契約者配当と呼ぶのに対し、保険相互会社では社員配当と呼ぶ。生命保険の場合、配当は以下の5つに区分できる。ただし、1990年代〜2000年代には予定利率(当初見積もった資金の運用利率)を下回る運用環境が続いたことから、配当金がほとんど支払われない場合も多かった。そのため当初より配当を支払わない事にし、その分保険料額を引き下げた「無配当保険」や、利差配当に関してのみ配当を支払う「利差配当保険(準有配当保険)」も現れている。なお、本来は配当金が支払われるべきはずである契約であったにも関わらず、不当に支払われなかった事案が一部の保険会社で明らかになっている。 | 保険における配当 | 配当 |
5,055 | 674 | 88,617,982 | ギャンブルにおける的中に対しての払戻を配当と呼ぶ。払戻金の事を配当金とも呼ぶ。 配当金を決める方式には2通りあり、それぞれ日本の公営競技における投票券およびスポーツ振興くじではパリミュチュエル方式が採用され、配当金(払戻金)は、的中券100円分に対する金額で表現される。 | ギャンブルにおける配当 | 配当 |
5,056 | 674 | 88,617,982 | 破産手続きにおける配当とは、破産者の財団を換価して得られた金銭を、破産債権者にその債権の額に応じて分配することをいう。 | 破産手続きにおける配当 | 配当 |
5,057 | 674 | 88,617,982 | 民事執行手続きにおける配当とは、債務者の財産を換価した後、その売却代金を各債権者に対し分配することをいう。債権者が2人以上で、かつ売却代金で各債権者の債権及び執行費用の全部を弁済することができない場合に実施される(民事執行法84条1項)。 | 民事執行手続きにおける配当 | 配当 |
5,058 | 677 | 88,910,888 | 株券(かぶけん)は株式会社の株主が持つ株式を表章する有価証券のことである。 | __LEAD__ | 株券 |
5,059 | 677 | 88,910,888 | 株券の作成方法としては、証券印刷会社に委託して作成する方法と、市販の株券用紙にチェックライター等で株数その他の必要的記載事項を記載する方法がある。大企業では前者の方法を採るが、小さな企業ではコスト面から後者を選択することも多い。さらに、実際は株券不所持制度を利用し、実体としての株券を発行しないことがほとんどである。また、株式の譲渡を定款で制限しているような会社については違法を承知で株券自体を発行しないこともあったといわれる。2009年の株券電子化までは、証券取引所において株式が取引される、即ち上場の条件として、偽造変造防止の観点から、発行される株券(但し、証券取引所における流通単位である1株券または1単元株券のみ)が、各証券取引所において十分な管理組織を有していると確認された印刷会社において印刷され、かつ各取引所において定める様式に適合する株券(適合株券)であることを要していた。 | 実体としての株券 | 株券 |
5,060 | 677 | 88,910,888 | そのため、高度な印刷技術と厳しい管理体制を有する一部の印刷会社において株券を印刷することが義務づけられていた。 | 実体としての株券 | 株券 |
5,061 | 677 | 88,910,888 | 株券を証券という観点から見た場合、「物的証券」・「利潤証券」・「支配証券」という三つの異なる側面を持つと言える。 | 有価証券としての株券 | 株券 |
5,062 | 677 | 88,910,888 | 会社法について以下では、条名のみ記載する。2003年(平成15年)9月、法制審議会で全面的な「株券不発行制度」を導入するための商法等の改正案の要綱がまとめられた。2004年(平成16年)6月には「株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律」(この改正法の中において「商法」「社債等の振替に関する法律」(改正後の名称は「社債、株式等の振替に関する法律」)などの法律が改正された)の改正が成立し、証券取引所に上場している株式会社は、2009年(平成21年)1月1日に一斉に「株券不発行制度」に移行した(株券の電子化と呼ばれる)。「ほふり」(株式会社証券保管振替機構)に株券が預託され、登録された株券については、そのまま新しい振替制度に移行された。 | 日本の会社法での株券 | 株券 |
5,063 | 677 | 88,910,888 | 株券を「ほふり」に預託しなくとも株主名簿において、名義が本人名義に書き換えられていれば権利を失うことはないが、株券が手元にあり、かつ株主名簿の書換えをしないまま2009年1月1日を迎えた場合、株券に係る権利を失った。2005年(平成17年)に成立した会社法においては、全ての株式会社につき、定款で株券を発行する旨の記載がない限り、株券を発行しなくてもよいこととされた(214条)。株券を発行すると定款で定めている株式会社のことを特に株券発行会社とよぶ。ただし、経過措置として、会社法施行時(2006年5月1日)に株券不発行の定めをしていない会社については、その会社の定款において株券を発行する旨の定めがあるものとみなされた(会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律76条4項)。 | 日本の会社法での株券 | 株券 |
5,064 | 677 | 88,910,888 | 株券発行会社は、株式を発行した日以後遅滞なく、当該株式に係る株券を発行しなければならない(215条1項)、また、株式の併合、分割をしたときは、その効力を生ずる日以後遅滞なく、併合、分割した株式に係る株券を発行しなければならない(215条2項3項)。 公開会社でない株券発行会社は、株主から請求がある時までは、これらの規定の株券を発行しないことができる(215条4項)。会社の商号、株数、株券の番号、株式の内容(普通株式か、種類株式であるか)、代表取締役の署名、などを記載することが要求される(216条)。株主権の移転(株式の譲渡)は株券の交付のみにより、株券の占有者は適法の所持人と推定される(131条第2項)。会社は、株券を提示され名義書き換えを求められた場合、正当な理由のない限り、これを拒否することはできない。 | 日本の会社法での株券 | 株券 |
5,065 | 677 | 88,910,888 | また、株券を紛失または盗取され、それが第三者に善意取得される可能性があり(旧商法229条)、善意取得されると、株主名簿の記載有無にかかわらず当該株券記載の権利を失うこととなる。即ち、株券は、有価証券法理の支配する証券流通の領域では完全な無記名証券である(竹内昭夫「会社法講義」参照)。株券を購入したり譲り受けたりしただけでは株主権を行使するにおいて、発行会社に対抗することはできない。名義書換の手続きを行い、発行会社の株主名簿に氏名、住所、持ち株数を記載する必要がある。この手続きを忘れていた株式は失念株と呼ばれ、旧株主と新株主の間で新たに割り当てられた新株の所有権等をめぐって、トラブルになることがあったが、株券電子化により2009年1月1日以降の譲渡については問題は生じない。また2008年までも株券保管振替制度を利用すれば、名義書換の必要はなかった。 | 日本の会社法での株券 | 株券 |
5,066 | 677 | 88,910,888 | 商法施行来、株券を紛失または盗取された株主は他の有価証券の権利者と同様、非訟事件手続法に定められた公示催告手続の下、除権判決により権利の回復を図らざるをえなかったが、善意取得を阻止できないなどその実効性が薄かったため、2002年(平成14年)改正商法において、株券失効制度が導入された。しかしながら、株券失効制度によっても、(1)株主が確定的に権利を回復するまで1年を要する (2)株券の移転による善意取得を阻止することが困難である、等の不備は、株式の譲渡を株券による限り回避しえず、抜本的な解決策が求められた。2005年に成立した会社法においては株券喪失登録簿制度が新たに導入されている(221条~232条)。 | 日本の会社法での株券 | 株券 |
5,067 | 678 | 88,618,722 | 株価指数(かぶかしすう、英: stock market index)は、株式の相場の状況を示すために、個々の株価を一定の計算方法で総合し、数値化したものである。狭義には基準値を100または1000とした指数化されたもののみを指すが、広義には平均株価などの指数でない数値のものも含む場合があり、また、株価指数は株式取引の指標として用いられるだけでなく、投資信託のベンチマークや、先物取引やオプション取引の際の原資産としても用いられる。 | __LEAD__ | 株価指数 |
5,068 | 679 | 88,873,331 | 東証株価指数(とうしょうかぶかしすう、英語: Tokyo stock price index, TOPIX〈トピックス〉)は、東京証券取引所第一部上場株式銘柄を対象として、同取引所が1秒毎に、算出・公表している株価指数である。日経平均株価と共に日本株のベンチマークとして普及している。 | __LEAD__ | 東証株価指数 |
5,069 | 679 | 88,873,331 | 東証株価指数は、東証第一部に上場する株式の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年(昭和43年)1月4日の時価総額を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などにより修正され、指数化したものである。日経平均株価に比べ、特定業種と企業の値嵩株の動きによる株価影響を受けない利点を持つ反面、株券の持ち合いにより、時価総額のダブルカウントが起きやすい欠点も有していた。このため、東京証券取引所は、2004年(平成16年)7月に時価総額加重平均型株価指数から浮動株基準株価指数への変更を示唆した。その後、2005年(平成17年)10月31日、2006年(平成18年)2月28日、2006年6月30日の3段階に分けて、東証REIT(リート)指数を除く全ての株価指数を、浮動株基準株価指数へ移行させた。 | 概要 | 東証株価指数 |
5,070 | 679 | 88,873,331 | 2022年4月1日時点における東証株価指数構成銘柄(新市場への上場区分は不問、特設注意市場銘柄に指定された銘柄を除く)並びに、同年4月4日以降に東京証券取引所プライム市場へ新規上場もしくは東京証券取引所スタンダード市場・グロース市場からプライム市場へ市場変更を行った銘柄(特設注意市場銘柄に指定された銘柄を除く)で構成される。銘柄の追加・除外は、以下のルールにのっとって行われる。2022年4月1日時点における東証株価指数構成銘柄(2020年11月1日以降に市場第一部へ新規上場申請を行った銘柄並びに市場第二部・マザーズ・JASDAQから第一部へ上場市場の変更申請を行った銘柄は除く)は、段階的ウエイト低減銘柄の審査対象となり、流通株式時価総額や年間売買代金回転率が段階的ウエイト低減銘柄に抵触した場合は、2025年1月最終営業日に東証株価指数構成銘柄から除外される。 | 構成銘柄 | 東証株価指数 |
5,071 | 679 | 88,873,331 | 特設注意市場銘柄を受けた銘柄で東証株価指数の再追加を受けるには、前述の通り段階的ウエイト低減銘柄の再評価を受けなければならない。2021年7月9日に、「新市場区分における上場維持基準への適合状況の通知」における1次判定の結果が各上場企業へ通知され、市場第一部上場企業の約3割に当たる664社が、プライム市場に不適合である事が明らかとなった。プライム市場に不適合となった企業の内、2021年6月30日時点で流通株式時価総額が100億円未満であった企業は、2022年10月に実施される第1回判定を受ける事になる。段階的ウエイト低減銘柄は2022年10月第5営業日に発表される予定である。東京証券取引所に上場している全銘柄からプライム・スタンダード・グロース関係なく、選定方法は別途コンサルテーションを実施して決定する。 | 構成銘柄 | 東証株価指数 |
5,072 | 679 | 88,873,331 | 金融庁の金融審議会は流動性の乏しい小型株が大量に TOPIX に含まれていることを問題視している。400社のJPX日経インデックス400と約2200社の TOPIX の値動きはほぼ同一であり、この事は TOPIX に含まれている小型株は指数の値付けにほぼ影響を及ぼしていないことを意味している。 | 構成銘柄 | 東証株価指数 |
5,073 | 679 | 88,873,331 | TOPIX に連動するETFとしては下記のものが東京証券取引所に上場している。レバレッジ型・インバース型のETFとしては下記のものが東京証券取引所に上場している。日本の投資信託としては下記がある。下記以外にも多数ある。先物は下記に上場している。店頭CFDとして取り扱っている証券会社もある。日本の取引所CFDのくりっく株365には上場していない。 | ETF・投資信託・先物 | 東証株価指数 |
5,074 | 679 | 88,873,331 | 日経平均株価をTOPIXで割った値を「NT倍率」と呼んでいる。2000年以降のNT倍率は、概ね 9.5 - 12.5前後で推移している。日経平均株価の変動は輸出関連・ハイテク株や、ファーストリテイリング・KDDI・ファナック・ソフトバンクグループ・京セラなどの値がさ株による影響が大きいのに対し、TOPIXは時価総額の大きい企業の株や内需関連株による影響が大きく、特に大手銀行株の構成比が、両者で大きく異なっている。したがって、NT倍率が大きく上昇したり、逆に下降したりするときは、物色対象が偏っていることを表す。 | 日経平均株価との関係 | 東証株価指数 |
5,075 | 681 | 88,616,624 | トランプは、日本ではカードを使用した室内用の玩具を指すために用いられている用語で、もっぱら4種各13枚の計52枚 (+α) を1セットとするタイプのものを指して言うことが多い。「プレイング・カード」(英語: Playing card)「西洋かるた」とも。多種多様なゲームに用いられるほか、占いの道具としても手品(マジック)の小道具としてもよく用いられる。起源についてははっきりしておらず諸説あるが、中国など東方で発生したものがイスラーム圏に、そしてヨーロッパに伝えられた、とするのが、ひとつの有力な説である(→#歴史)。日本では16世紀にポルトガルからラテン・スートのタイプが伝来し普及したが、明治以降の日本では英米式のカードが普及している(→#日本で一般的なカード)。 | __LEAD__ | トランプ |
5,076 | 681 | 88,616,624 | 日本語では「トランプ」と呼ぶ習慣になっている。英語の trump は本来は幾種類かのゲームのルールにある切り札の意味で、なぜそれがカードを指して使われるようになったかはあまりはっきりしない。また切り札の意味で「トランプ」という語をゲーム中で使うコントラクトブリッジなどでは注意が必要である。16世紀にポルトガルから伝来したので、ポルトガル語 carta を音写して以前には「かるた」とも言った。世界の各地域によって呼び方は異なる。南欧各地では、スペイン語の “baraja・naipes” のようにトランプを意味する専用の語がある。一方で、フランス語 ‹ carte à jouer キャルト・ア・ジュエ›、英語 “playing cards” はともに「遊戯用カード」という意の一般的な表現にもなっている。 | 呼称 | トランプ |
5,077 | 681 | 88,616,624 | 日本語の場合のような捻れ現象は珍しくなく、特定のゲームの名前がトランプを指すようになった言語もある。例えばギリシャ語の「τράπουλα(トラプラ)」は、ベネチアの古いゲームの名であるトラッポラに由来し、中国語の「撲克(プーコー)牌」やタイ語の「ไพ่ป๊อก(パイ・ポーク)」はポーカーに由来し、またベトナム北部で「tú lơ khơ(トゥー・ロー・ホー)」と呼ぶのは、ロシアで人気のあるドゥラークというゲームの名前が中国語経由で伝わったものである。インドネシア語の「kartu remi」は、ラミーに由来する。日本語の「トランプ」の他、マレーシアの「daun terup」の「terup」も英語の「trump」由来である。 | 呼称 | トランプ |
5,078 | 681 | 88,616,624 | 起源は諸説あり、古くは古代エジプトに由来するとする説などが存在していたが、現在中国説が最も有力であり、また、全て東方に発生したものが欧州に移入されたとする点では一致している。これら東方に発生したものを西アジア方面から復員した十字軍やサラセン人などの手によって欧州に伝えられた可能性が高い。12世紀以前の中国に「葉子(馬弔・マーディアオ)」というトランプの一種があったことから、これが欧州に伝わったとする説。「馬弔(マーディアオ)」は、今日の「麻雀(マージャン)」の元となった遊戯である。明の成化年間の陸容 (1466-1494)『菽園雑記』の記すところによると、当時の昆山で一種のカードゲームが流行しており、カードの総数は38枚であって、一銭から九銭・一百から九百・一万貫から九万貫・二十万貫から九十万貫・百万貫・千万貫・万万貫からなっていた。 | 歴史 | トランプ |
5,079 | 681 | 88,616,624 | 「糸巻き」の様に見える図柄は、「銭の穴に糸を通した束」で、「サイコロの目」の様に見える図は「銭を正面から見た図」である。一万貫以上のカードには『水滸伝』中の二十人の絵が描かれており万万貫は宋江・千万貫は武松等となっていた(ただし「混江竜李進」と「混江竜李海」が別人として存在するなど、現行の水滸伝とは名前が多少異なっている)。当時の人はこの種のカードを「葉子」と呼び、葉子を使ったカードゲーム自身のことは「葉子戯」と呼んでいた。今では水滸牌と呼ぶことが多い。トプカプ博物館所蔵の15世紀ごろのマムルーク朝のカードは、偶像崇拝に抵触しないように、絵札には人物は書かれておらず、かわりに文字で説明がされている。このためスート名と絵札の名前が判明している。 | 歴史 | トランプ |
5,080 | 681 | 88,616,624 | 完全な形で残っているわけではないが、ダラーヒム(=貨幣)、トゥーマーン(=カップ)、スユーフ(=刀剣)、ジャウカーン(=ポロ競技用のスティック)の4つのスートがあり、各スートには1から10までの数札とマリク(=王)、ナーイブ(=総督)、ナーイブ・サーニー(=第二総督)の3種類の絵札があったと考えられている。カップのスート名「トゥーマーン」はトルコ語で「万」を意味する語であり、中国の紙牌のスートである「萬子」との関連性が考えられる。ウィリアム・ヘンリー・ウィルキンソンは、漢字の「万」を上下逆さまにした形がカップになったと推測している。起源が定まっていないことから欧州への伝来についても諸説あるが、少なくとも14世紀には欧州各地に記録が見られることから相当数広まっていたと考えられる。欧州に最初にトランプが出現したのは14世紀前半のイタリアとされているが、スペイン説も有力。 | 歴史 | トランプ |
5,081 | 681 | 88,616,624 | カードの構成は当時のアラブのカードのデザインを襲用している。ただし、スートのうち「ポロ用スティック」は、欧州においてはポロ競技に馴染みがなかったことから、イタリアでは儀式用の杖、スペインでは棍棒に変化した。15世紀も後半になると、フランスではスートがダイヤ(♢)、スペード(♤)、ハート(♡)、クラブ(♧)に変わり、絵札の騎士が女王と差し替えられた。valet, dame, roi となった。このフランススタイルがイギリスに渡り、valet が jack に、dame が queen に、roi が king になり、英語圏に広がってゆくことになった。フランスにおいて、フランス革命期には、王は守護神 (Génie)、女王は自由 (Liberté)、ジャックは平等 (Égalité) に置き換わった。これは王政復古くらいまで続いた。 | 歴史 | トランプ |
5,082 | 681 | 88,616,624 | プレイング・カードを「トランプ」と呼ぶのは日本だけで欧米では「プレイング・カード」と呼ぶのが普通である。トランプとは"切り札"という意味があり明治時代、入国した欧米人がゲームをしながら「トランプ」という言葉を何度も発していた為、日本人はそれをカードの名称だと勘違いしたものと言われる。日本では16世紀に、ポルトガルからラテンスートのトランプが伝来した。48枚の札からなっており、ポルトガル語のcarta(カルタ) がそのまま日本語になり、ひらがなで「かるた」と書かれたり、漢字では「賀留多」「歌留多」「紙牌」などと書かれた。1597年に長宗我部元親が「博奕かるた諸勝負」を禁止していることから、この頃には既にカルタが相当流行したものと考えられる。また1634年の角倉船の絵馬にはトランプをしている男女の絵がある。ポルトガルから伝わったカルタをもとに日本で作られたカルタは天正かるたと呼ばれる。 | 歴史 | トランプ |
5,083 | 681 | 88,616,624 | 天正かるたはその最初の札に「天正金入極上仕上」と記してあったことから、後世そのように呼ばれた。天正かるたの枚数を増やしたうんすんカルタの名前は17世紀後半の『雍州府志』や大田南畝の『半日閑話』などに見ることができる。これら西洋カルタ系統のものは早くから賭け事に使われ、江戸幕府でもかるたの賭け事をしばしば禁じた。株札・花札などは、いずれもこの系統のカルタから変化したものである。また、日本古来より存在した歌貝(貝あわせ)などを発展させ、札を西洋かるたの様式にして作られた百人一首などのカルタは系統が異なるものである。なお、江戸時代にはフランス式(英米式)のスートも一部の学者には知られていた。トランプが再び盛んに行われるようになるのは明治時代になってからである。トランプの名は1885年に出た桜城酔士の「西洋遊戯かるた使用法」に見られ、カードのゲームと奇術(マジック)が紹介されている。 | 歴史 | トランプ |
5,084 | 681 | 88,616,624 | 明治では最初、米国やイギリスから輸入されていたが、やがて(英米式で)国産品もつくられるようになった。山内任天堂(任天堂の前身)は、1904年(明治37年)から1905年(明治38年)にかけての日露戦争時に、愛媛県松山市内に開設されたロシア軍捕虜の収容所で捕虜の無聯を慰めるため、政府からの依頼を受けてトランプの製造を開始したという伝説が存在する。 しかし、 アメリカオハイオ州シンシナティにあるUSプレイング・カード社本社の付属博物館の展示物から1903年(明治36年)にはすでに山内任天堂のトランプが制作されていることが確認でき、事実と矛盾する。なお、任天堂の公式ホームページには1902年(明治35年)に日本初のトランプ製造に着手したとある。1953年には任天堂がプラスチック素材を取り入れたトランプを開発・販売。現在ではプラスチック素材が取り入れられたトランプが大きく普及している。 | 歴史 | トランプ |
5,085 | 681 | 88,616,624 | 現在日本国内にて普通に見られるのは、国産品、欧州、アメリカ、中国、台湾からの輸入品が多い。プラスチックのトランプは従来ポリ塩化ビニルが多く使われていたが、環境問題への対応のため、最近はPETなどへの置き換えが進みつつある。 | 歴史 | トランプ |
5,086 | 681 | 88,616,624 | 世界各地のカードは様々である。イタリア、スペイン及びラテンアメリカ諸国で使われているスートで、剣、カップ、貨幣、杖(もしくは棍棒)よりなる。剣がスペード、カップがハート、貨幣がダイヤ、杖がクラブに対応する。ヨーロッパにカードが現れた当初の形式を保っており、16世紀の日本に伝えられたカードもこの形式であった。各スートはそれぞれ、騎士(剣)、僧職(聖杯)、農民(棍棒)、商人(貨幣)を表すとも言われる。ただしこれに特別な根拠はなく、俗説のひとつと見た方がよい。プレイングカードをベースに、『トランプ』と呼ばれる絵札を加えてタロットへと発展する際、小アルカナに付加された、いわゆるこじ付けの一つと思われる。このため、「占いに使われるタロットカードの小アルカナに愚者(フール)の札を加えてトランプが発生した」という説も間違いとされている。 | 各地のカード | トランプ |
5,087 | 681 | 88,616,624 | タロットはもともとは遊戯用のカードで、占いに転用されるようになったのは18世紀になってからである。近年ではタロットの方が、ゲームをより複雑で面白くするためにトランプに絵札を加えていったのではないか、とされており、逆にトランプからタロットが派生したと考えられている。カードは全体的に細長い。スペインのカードには数札の10がなく、絵札が10からはじまる。多くのゲームでは8や9も使用しない。絵札は sota(ナイトの従者、10)・caballo(ナイト、文字通りには「馬」、11)・rey(王、12)からなる。イタリアのカードは8・9・10がなく、絵札は fante(歩兵、ジャック相当)・cavallo(ナイト、「馬」)・re(王)からなる。ただし、イタリア北西部(ミラノ・ジェノヴァ・ピエモンテ州)およびフィレンツェのトランプはフランスタイプのスートを持つ。 | 各地のカード | トランプ |
5,088 | 681 | 88,616,624 | とくにジェノヴァ・ピエモンテ州のものは枚数も36枚(数札が6から10まで)で、他のイタリアのトランプと異なる。下はスペイン式カードの絵札である。王のインデックスが13でなく12になっていることに注意。ポルトガルでも、かつてはラテンタイプのカードを使用していた。現在はフランスタイプを使用しているが、スートの名前はラテンタイプのものをそのまま流用している。また、ブリスコラというゲームはポルトガルではジャックがクイーンより強いが、これはジャックの絵柄がかつての騎士に、クイーンが従者に似ているためである。ドイツのスートは鈴・心臓・木の葉・ドングリよりなる。木の葉とドングリは、絵札以外では中央に生えた木の枝からはえているように描かれる。9と10のカードは鈴と心臓では縦3列にマークを配置するが、木の葉とドングリは中央に木があるために2列にならざるを得ず、配置の仕方が異なる。 | 各地のカード | トランプ |
5,089 | 681 | 88,616,624 | ドイツのゲームでは、低位のカードを使用しないことが多い。たとえばスカートでは2から6までを使用しない。Aに相当するカードは「ダウス」と呼ばれるが、これは実は2のことである。絵札は「ウンター(低ジャック)・オーバー(高ジャック)・ケーニヒ(王)」よりなる。スイスのスートは鈴・盾・野バラ・ドングリよりなる。やはり2から5までを使用しないのが普通である。10には旗の絵が描かれており、バナーと呼ばれる。15世紀の後半にフランスで現在日本で見る形のスートが生まれた。当時は多色刷りの技術がなく、色はステンシルを使って手で塗っていたため、製造を容易にするためにドイツタイプのスートを単色に変更し、スートのシンボルの形を極端に単純化したものである。フランス語 のカードは「1」から始まる。あくまで「1」であって「A」ではない。 | 各地のカード | トランプ |
5,090 | 681 | 88,616,624 | 「1」〜「10」の次は valet ヴァレ(=侍者、従者)、dame ダーム(=女王)、roi ロワ(=王) であり、インデックスにも通常「V・D・R」の文字が記されている。フランスでは、一般に、トランプの絵札に実在もしくは伝説の人物を当てはめられていて、人物の絵が1枚1枚異なっている。16世紀にフランスのパリで作られたものは、以下の通りの人物に当てはめられていた。これが、現在のフランスのカードのデザインに継承されている。これに対して、ルーアンではスペード、ハート、ダイヤ、クラブの順に、Roi(王)をダビデ、アレキサンダー、カエサル、カール、Dame(婦人)をパラス、ユディト、ラケル、アルジーヌ、Valet(侍者)はヘクトル、ラ・イル、オジェ、ランスロ、とされている。パリの組み合わせがフランスで広まって現在に至っている。現在でも一般的に使われている。 | 各地のカード | トランプ |
5,091 | 681 | 88,616,624 | 上記のフランスタイプ(特にパリのデザイン)は現在でも、フランスで一般的、ごく当たり前であり、フランスおよびフランスの(旧)植民地や海外県などで用いられている。このフランス式デザインは日本でも輸入玩具のショップなどで買うことができる。 (フランスではあくまでフランス語を使い、基本的に英語の使用を嫌うので、一般に「A」「J」「Q」「K」などと書かれた英米式のカードは基本的に使わない。)フランス・ルーアンタイプのカードが16世紀の英国に伝わった。なお英語圏では、スートのデザインはフランスと同じであるが、名称の “spade” はイタリア語の spada スパーダ (=剣)に由来し、クラブは「棍棒」の意味であるなど、ラテンタイプに由来する名前がついている。 | 各地のカード | トランプ |
5,092 | 681 | 88,616,624 | フランスのカードでは、スートごとに特定の英雄などが割り当てられていて人物のデザインもひとりひとり異なっていたが、イギリスのカードでは、特定のモデルはいなくなった。この英国式のカードがイギリスの植民地(米国を含む)や明治以降の日本で普及した。明治以降に日本で一般的に使われるようになったトランプは(もともとは「フランスタイプ」を変化させた)「英米(アングロアメリカン)タイプ」と呼ばれるものである。英語圏では、英米式が最も一般的に用いられていて、日本ではかつてポルトガルなどの影響下にあった時にはそちらの様式が日本に入ってきていた。その結果、イギリスやアメリカで行われているゲームや英語の用語をカタカナに置き換えるなどして導入する、ということが行われている。 | 各地のカード | トランプ |
5,093 | 681 | 88,616,624 | (なお、日本で仮にスペインやイタリアで一般的なタイプやドイツのものを大々的に導入していた場合でも、そちらのタイプのカードで一般的なゲームや用語を導入すれば済んだわけなので、それはそれで問題はない。)52枚のカードから構成されるが、通常はジョーカー1〜2枚を含んだ53〜54枚の形で市販されている。ジョーカーが2枚含まれる場合は1枚はエキストラ・ジョーカー(準札)としてもう1枚よりも色を抑えて印刷されることが多い。また、コマーシャルカードと呼ばれるコントラクトブリッジの点数表(ラバー方式)や広告などがもう1枚つく製品もあり、これをエキストラ・ジョーカーと同じ扱いとする場合もある。なお、そのような用途で用いられたコマーシャルカードは日本国内では俗にジジと呼ばれている。 | 各地のカード | トランプ |
5,094 | 681 | 88,616,624 | ジョーカー以外の52枚の札は、スペード、ハート、クラブ、ダイヤの4種のスート(絵柄マーク)に分かれており、各スートには13の「ランク」(番号)の札がある。13のランクは、A(エース)、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J(ジャック)、Q(クイーン)、K(キング)となっている。J・Q・Kの3つのランクには通常人物の画像が描かれており、まとめて「絵札(コート・カード、court cards、またはフェイス・カード、face card)」と呼ばれ、それ以外は数札(スポット・カード、spot card)と呼ばれる。上下逆に持ったときにひっくり返す手間を省くため、絵札には上下に2つの半身像が描かれていることが多い。この形式を「ダブルヘッド」と呼ぶ。多くのゲームではエースは単なる1ではなく、Kよりも強いカードとして扱われることが多い。2をデュースと呼ぶ事もある。 | 各地のカード | トランプ |
5,095 | 681 | 88,616,624 | エースおよびデュースは元々それぞれダイスの1および2を表す言葉である。以前は3〜6はそれに倣って順にトレイ、ケイト、シンク、サイスと呼んでいた事もある。A・K・Q・J・10の5枚を「オナー・カード(またはアナー・カード、英: honor card)」と呼ぶことがある。カードの左上と右下の端には通常「Q♥」「K♦」のようにインデックスが記されている。以上の1揃えで、デッキ(deck、デックとも)またはパックと呼ぶ。スートの種類と数マークが左上と右下のみで、中央部の絵柄が数に対応した花札の月になっているもの(株札の筋が背景に併記されている場合もある)。花札・株札(10月までを使用)・トランプのいずれにも使える。任天堂はじめ複数の製造業者で作られている。13月=閏(雪)は八重垣姫(光)、竹に雀(タネ)、黄短冊(タン)、黄雪の4枚、0月=ジョーカー(蓮)はカス札2枚。何も書かれていない予備の白札。 | 各地のカード | トランプ |
5,096 | 681 | 88,616,624 | 業者によってはキングとジョーカー用のタネ札の絵柄(虎や龍ほか)や花種、短冊の文字(「さゝめゆき」など)が異なる。通常のトランプではスペードのエース(オールマイティ)にあることが多い商標は、ダイヤモンドのクイーン(桐の第二札)にある。 | 各地のカード | トランプ |
5,097 | 681 | 88,616,624 | 標準的なトランプのカードの大きさには、ブリッジサイズとポーカーサイズの二種類がある。ただし、「ブリッジ」「ポーカー」という名称は便宜的なものであり、ブリッジサイズのトランプでポーカーをプレイしても、なんの問題もないどころか、アメリカのカジノの大部分はポーカーをするのにブリッジサイズのカードを使用している。トランプ以外のカードゲームやトレーディングカードでも、これらのサイズを踏襲しているものが多い。 | サイズ | トランプ |
5,098 | 681 | 88,616,624 | トランプを使ったゲームの数は、あるゲームを別のゲームの変種とするかどうかで大きく違ってくるが、数百種類があることは確かである。ここではそのすべてを羅列することはしない。より詳しい一覧は、カードゲームおよびCategory:トランプを見られたい。また日本独自のトランプゲームの一覧はCategory:日本のトランプゲームにまとめられている。トランプゲームの分類方法にはさまざまのものがあるが、ここではデビッド・パーレットの新しい分類による。なお、パーレットの古い分類ではクライミングゲーム・ゴーイングアウトゲームは「シェディングゲーム」、ラミーは「コレクティングゲーム」にまとめていた。ペイシェンスゲームはオーダリングゲームと呼んでいた。 | トランプゲームの分類 | トランプ |
5,099 | 681 | 88,616,624 | 日本の漫画、アニメ、特撮等では、主人公らの名前や服装の一部がトランプモチーフの作品がある。 | トランプに関する作品 | トランプ |
5,100 | 681 | 88,616,624 | トランプは世界的に見ても古くから課税の対象とされてきた。日本では、1902年に施行された骨牌税(こっぱいぜい。骨牌とは源義は骨で作られた《麻雀用のような》牌のことだが、ここではトランプや花札などギャンブルに用いられるカードのこと。特にトランプのカードを指すこともある)法、1957年にはこれが改正されたトランプ類税法で課税されていた。この規定により、パッケージに証紙を貼る事が義務化されていた。1989年の一般消費税導入時に、消費税法に統合廃止されている。英国のカードとそれに倣っているカードでは、スペードのエースのカードに製作者が書かれ、その中央のスペードマークのみダイヤ・クラブ・ハートのそれと比べて大きく、また凝った模様が施されているものも多い。この由来は、イングランド王ジェームズ1世の時代まで遡る。 | 課税の歴史 | トランプ |
5,101 | 681 | 88,616,624 | トランプのカードに、1パッケージあたり幾らという形で税金が掛けられたため、その支払いの証拠として、出荷時にパックの一番表側に置かれる慣習であるスペードのエースに、偽造防止の目的で複雑な模様の納税証明印が押された。これがデザインとしてカードの側に転移したものである。英国ではその後、1960年8月4日まで1765年印紙法 (Stamp Act 1765) によりトランプは課税されていた(なお、日本では明治の頃から、このスペードのエースを指して「スペキュレーション」(英: speculation)、もしくは「ゴッド」「オールマイティ」と呼んでいたが、これは日本以外には見られない呼び方で、由来は不明である)。トランプの4種類のマークに分かれているもので、これはイタリアの社会階級を表している人の意味を持っている。トランプに対する課税と印紙・証紙類も歴史的にみて深いつながりがあるといわれている。 | 課税の歴史 | トランプ |
5,102 | 681 | 88,616,624 | 印紙・証紙類にはタバコなど物品に貼付するタイプのものがあり、その多くは物品を封印する形で貼り付けられ、開封によって印紙・証紙類が無効となり消印される機能を持っていた。トランプに課税される場合にも箱に封印タイプの印紙・証紙類が貼られることが多く、ここからカードマジックで新品のトランプであることを示すために証紙の封を切って見せる習慣が生まれたといわれている。 | 課税の歴史 | トランプ |
5,103 | 681 | 88,616,624 | トランプに限らず、ゲームに関する歴史は一般的に記録されにくい。また、トランプは手品や占いの小道具として用いられることが多く、それらは神秘性を求めるため多くの俗説が生まれた。以下は明確な証拠が無い為間違いとされている。 | トランプに関する俗説 | トランプ |
5,104 | 681 | 88,616,624 | Unicodeバージョン6.0(2010年)で、追加多言語面にトランプのためのブロック(U+1F0A0 - 1F0FF)が追加され、トランプの裏面・52枚のカードと騎士4枚、ジョーカー2種類の59の符号が定義された。バージョン7.0(2014年)では3種類めのジョーカーと、22枚の切り札(タロットゲーム用、占い用の大アルカナと枚数は同じだがデザインが異なる)が追加された。ほかに基本多言語面のU+2660 - U+2667にスートが定義されている。 | Unicode | トランプ |
5,105 | 682 | 88,795,803 | 『スペードの女王』(スペードのじょおう、ロシア語:Пиковая дама)は、ロシアの作家アレクサンドル・プーシキンの短編小説。1834年に雑誌「読書文庫」に発表され、すぐさま大変な人気を博した。『大尉の娘』とも比せられるプーシキンの代表的な散文作品であり、引き締まった文体とホフマンを思わせる幻想的な雰囲気に満ちた格調高い名作。また1830年前後の幻想と現実とが交差する都市ペテルブルクを舞台にした「ペテルブルクもの」に連なり、長編小説『未成年』に〔スペードの女王の主人公〕「ゲルマンは巨大な人物だ。異常な、まったくペテルブルグ的な典型だ―ペテルブルグ時代の典型だ」という言葉がでてくるが、ドストエフスキーもこの作品を激賞したことで有名である。 | __LEAD__ | スペードの女王 |
5,106 | 682 | 88,795,803 | その平民出身の主人公ゲルマンは、大金を求めて人知の限りを尽くすが、愛と友情とを知らぬままナポレオンのごとき野望を持てあまし、二つの固着観念のせめぎあいのなかで(ヴィノグラードフ)ついには発狂して全てを失ってしまう。神西清はこの作品にプーシキン自身の内面とも通じ合う「悲劇」を見いだしている。1890年には本作を元にチャイコフスキーが同名のオペラを作曲している。また1916年(監督ヤーコフ・プロタザノフ)、1948年(監督:ソロルド・ディキンソン)には映画化もされた。日本では神西清による訳で知られ、宝塚歌劇団でも2度の舞台化がされている。 | __LEAD__ | スペードの女王 |
5,107 | 682 | 88,795,803 | 工兵士官であるゲルマンは、騎兵士官トムスキイの家で連夜開かれるカルタ勝負を熱心に見守りはするが、決して自分では金を賭けようとはしない。しかしトムスキイに言わせれば、ゲルマンよりも自分の祖母アンナ・フェドトブナ伯爵夫人が賭けをしないことのほうが奇妙なのだという。なんでも伯爵夫人はかつてカルタで散々に負けたのだが、ある人から必勝の手を教わり、失ったはずの大金を取り戻したことがあるのだ。さらに同じように大負けした青年を哀れに思い、その策を授けて勝たせてやったというのである。それを聞いたゲルマンは心を躍らせたが、同時に自分にとっての必勝の手は節度なのだと思い直す。しかし思索にふけりながら歩き、ふと顔を上げた先は伯爵夫人の屋敷だった。ゲルマンは覚悟を決める。伯爵夫人にいいように使われるみじめな娘リザヴェータをかどわかし、逢い引きの風を装って館に忍び込み、伯爵夫人の寝室に滑り落ちた。 | あらすじ | スペードの女王 |
5,108 | 682 | 88,795,803 | ゲルマンは勝つための手を自分にも教えろと迫るが、しかし伯爵夫人は「あれは笑談だった」と言ったぎり無言のままであった。ついにゲルマンは懐から拳銃をとりだして突きつける、と伯爵夫人は恐怖に戦き、そのままこと切れた。リザヴェータの手引で館を脱出し、その後の伯爵夫人の葬式にも顔を出したゲルマンはある夜にたまさか目を覚ました。誰かが訪ねてきたと気をやる彼の枕元に、あの伯爵夫人が姿を現した。驚くゲルマンに、老女は「三トロイカ」「七セミョルカ」「一トウズ」の順でカルタを張れば勝てると告げたのだった。必勝の策を得たゲルマンは、カルタで大金持ちとなったチェカリンスキイのテーブルについた。「三」に有るだけの金を賭け、ゲルマンは見事に勝ちをおさめた。次の日は「七」に有るだけの金を賭け、やはり鮮やかに勝った。三度目の勝負の日には、噂を聞きつけてたくさんの観衆が集まっていた。ゲルマンは愕然と自分の手を見た。 | あらすじ | スペードの女王 |
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