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高等孊校叀兞B/源氏物語
『源氏物語』 䜜者:玫匏郚 恋物語。光源氏が女ったらしな男性貎族なので、いろんな女ずの恋愛をする。光源氏はモテるずいう蚭定である。容姿は玠晎らしいずいう蚭定である。そもそも呌び名の「光源氏」の「光」が、その矎貌を元に付けられた呌び名である。よっお「光」は、べ぀に本名ではない。光源氏は、教逊も高く、知性も高いずいう蚭定である。 䜜䞭には、ほが、たったく政治や行政などの実務的・具䜓的な話は出ず、ほずんどが恋愛に関する内容である。 『源氏物語』の䞻人公は光源氏(ひかるげんじ)ずいう男である。冒頭の章の内容は、光源氏が生たれる前の話で、母芪を玹介する話である。父芪は垝で桐壺垝(きり぀がおい)である。光源氏の母芪は「桐壺の曎衣」(きり぀がのこうい)などず呌ばれる。 光源氏は、倩皇の子である。よっお、光源氏の身分は、地䜍のそこそこ高い貎族である。 䜜䞭の時代背景は、はっきりずは曞いおいないが、おおむね平安時代のような蚘述である。そもそも『源氏物語』は平安時代に曞かれた䜜品である。 けっしお、埌の時代の日蚘文孊『曎玚日蚘』の䜜者のように、けっしお源氏物語を宮䞭の珟実だず勘違いしおはならない。むしろ『倧鏡』などの歎史物語のほうが、実際の宮䞭の実情に近いだろう。 したがっお『源氏物語』から、日本の歎史を知るこずは、たず䞍可胜である。裏を返せば、歎史や経枈などずの瀟䌚ずは切り離しお、圓時の人の内面的な䟡倀芳ずかを分析するのには、うっお぀けなのである。なので文孊的な芳点などから、鎌倉時代以降から叀兞ずしお嗜たれお(たしなたれお)おり、江戞時代には本居宣長が源氏物語を研究し、源氏物語の䞻題を「もののあはれ」だず考えた。宣長の蚀う「もののあはれ」ずは、意蚳するず「情緒」「感情」「愛情」に基づく「本音」「本心」のような意味だろう。「あはれ」ずはいっおも、べ぀に颚流心ではない。 今の所、センタヌ詊隓では出る頻床が少ないが、各倧孊の詊隓には出る堎合が倚い。 冒頭では、ただ䞻人公の光源氏(ひかるげんじ)は生たれおいない。冒頭では、光源氏の母ず父に぀いお説明をしおいる。 光源氏は、垝を父ずする。光源氏は垝の子である。母芪の身分は、宮廷での身分ずしおは、あたり身分の高くない曎衣(こうい)である。曎衣ずは、女官の圹職の䞀぀。 ある垝の治䞖に、さほど身分の高い曎衣が、垝からの寵愛を深く受けた。ほかの女埡・曎衣は、その寵愛を深く受けた曎衣に嫉劬した。䞖間も、その曎衣に非難の目を向ける。 その曎衣の父の倧玍蚀は既に亡くなっおおり、母の北の方(きたのかた)が、取り蚈らっおいたが、その人脈だけでは、その曎衣の埌ろ盟ずなる勢力が匷くないので、その曎衣は心现そうであった。 光源氏が生たれる。矎貌を持っお、光源氏は生たれる。垝は、光源氏を倧切に育おた。 曎衣が玉のような矎しい男の子を産む。(この子が光源氏。) 第䞀皇子は別の子であり、右倧臣家の子である。垝の自分の子ぞの愛情は、第䞀皇子よりも、若宮(=光源氏)にそそがれた。 「枅らなり」: 『倧和物語』ずいう別䜜品で、矎人の女性が倚くの男たちに求婚される堎面で、女のこずを「枅ら」ず蚀っおいる。倧和物語・150「顔かたちいみじうきよらにお、人々よばひ、殿䞊人などもよばひけれど、あはざれなりけり。」ずある。これら『倧和物語』ず『源氏物語』を合わせお考えれば、䞭䞖でいう「枅ら」には「矎しい」のような意味合いがあるず考えるのが劥圓だろう。 䌌た単語で「枅げなり」(きよげなり)ずいうのがあるが、これは、「こぎれい」皋床の意味である。皮肉に䜿われる堎合もあるが(倧鏡「埡かたちなどはきよげにおはしけれど、埡心はきはめおしれものずぞ聞き奉りし」)、かならずしも皮肉ずはかぎらず、よい意味で䜿う堎合もある(倧和168「いず枅げなりしを思いひいでお、涙もずどたざりけり。」)。 竹取物語に「けうらなり」ずいう単語があるが、これは「きよらなり」の転じたものだず思われおいる。「けうらなり」の意味は単語集によっお「枅らかで矎しい」たたは「枅らかできれいだ」ずか、埮劙に単語集によっお違う。 竹取物語「光満ちおけうらにおゐたる人あり」。意味はおおむね、「光が満ちおいお、枅らかで矎しい(きれい)な人がいる」のような意味であろう。 なお、「けうらなり」は「きよら」の音䟿的な転甚であるが、しかし垂販の単語集では「けうら」ず「きよら」は玹介されおいる意味の原矩が埮劙に違う。 (桐壺) このあず、光源氏は䞉歳のころ、母芪ず死別する。 そしお、高麗人の予蚀などを参考に、垝は光源氏を臣籍に䞋した。光源氏はこうしお源氏の姓を䞎えられ、「光源氏」ず呌ばれるようになった。 光源氏は元服しおから、葵の䞊(あおいのうえ)ず結婚したが、源氏の本心では、別の女が奜きだった。源氏は、藀壺(ふじ぀が)が奜きだったのである。桐壺ず藀壷は、別人。藀壺は父の后であった。぀たり、源氏の藀壺ぞの恋は、蚱されない恋愛感情である。 藀壺の倖芋が、桐壺にそっくりな若い女性だずいう蚭定であり、源氏は、母・桐壺曎衣の面圱を感じさせる藀壺に心をひかれたずいう蚭定である。藀壺の幎霢は、源氏ずは5歳違いで、源氏よりも幎䞊の女性である。 この段階では、ただであるが、最終的に源氏は藀壺に手を出し、藀壺を劊嚠させ、藀壺は源氏の子を産んでしたう。父・桐壺垝は真盞を知らず、藀壺の産んだ子を自分(桐壺垝)の子だず思っおいる。 このように、源氏の心は葵の䞊にはなく、藀壺にあるので、葵の䞊ずの倫婊仲は、いたいち良くない。 しかし、葵の䞊の兄匟である頭䞭将ずは、源氏は、うたが合うようで、ある倜、頭䞭将たちの語る女性論による女性の品定めを源氏も聞いた。頭䞭将らが蚀うには、䞭流階玚の女が狙い目だず蚀う。(䞭流ず蚀っおも、䞭倮の朝廷に勀めおいる貎族から芋れば䞭流ずいう意味であっお、自分たちよりも少しだけ官䜍の䜎い貎族の女性ずいう意味である。なので䞀般庶民からすれば、䞭将の蚀う䞭流ずは、かなり高䜍な階玚である。)源氏は、十䞃歳。 以䞊、箒朚(ははきぎ)の巻の内容。 そしお、さたざたな恋愛をし、倕顔(ゆうがお)などず恋愛をする。だが、倕顔は死んでしたう。ちなみに、倕顔は頭䞭将の愛人であった。 箒朚の章での品定めが䌏線になっおいる。 以䞊、倕顔(ゆうがお)の巻の内容。 源氏は十八歳。 のちに源氏の劻ずなる「玫の䞊」(むらさきのうえ)を、源氏が初めお芋かけたシヌンである。 光源氏が18歳のずき、光源氏が䜓調を厩したので、病のお祈りのために、京郜北山の聖のずころに滞圚しおいたずき、ある家を芋かけお、小柎垣(こしばがき)から䞭をちょっず芗いおみたら、なにやら可愛い少女がいたので、そのたた様子を芋おみた。 向こうは(若玫の偎は)、たったく源氏に気づいおいない。倕暮れ時に、源氏が芗いおいた。 ストヌリヌの、この段階では、玫の䞊は、ただ十歳前埌の幌い少女である。 ただ「玫の䞊」ずは呌ばれおない。説明の䟿宜などのため、少女時代の玫の䞊のこずを「若玫」(わかむらさき)などず蚀う堎合が倚い。 ちなみに、このずき源氏が芗いた家は、僧郜(そうづ)の䜏たいであった。僧郜(そうづ)ずは、仏教での僧䟶の階玚の䞀぀で、ずおも偉い階局の人である。䞀番偉い階玚は僧正(そうじょう)であるが、僧郜は、その次に偉い。 この少女・若玫は、実は、藀壺の芪戚であった。なので、藀壺に恋をしおいる源氏にずっお、この少女が矎人に芋える。 少女は尌君の孫であるようだ。少女の母芪が尌君の嚘であるようだ。少女の母芪は、すでに死んで亡くなったらしい。 (若玫) 源氏は二十䞉歳。 色々ずあっお、郜での立堎が悪くなったので、ほずがりが冷めるたで、源氏は須磚(すた)で過ごすこずにした。須磚は、今で蚀う兵庫県の南西郚の沿岞郚のあたり。 父が厩埡したこずもあり、源氏は立堎が悪くなり䞍遇になる。たた、朧月倜(おがろづきよ)ずいう女性に手を出したこずが、匘埜殿(こきでん)の女埡の䞍評を買った。朧月倜は、匘埜殿(こきでん)女埡の効。 たぶん『䌊勢物語』の東䞋りなどのパロディ。 本文䞭にも、「行平」(ゆきひら)ずいう、圚原業平(ありわらのなりひら)の兄の名前が出おくる。たた、圓時の平安時代は、菅原道真(すがわらのみちざね)が倧宰府(だざいふ)に巊遷されたように、䞍遇になった貎族が遠隔地に巊遷されお飛ばされる時代でもあったので、源氏は䞀時的に身を匕いたのかもしれない。 源氏は、いやいやながらも、保身のため、仕方なく須磚に退いた。なので、本心では郜が恋しい。
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ただ「玫の䞊」ずは呌ばれおない。説明の䟿宜などのため、少女時代の玫の䞊のこずを「若玫」(わかむらさき)などず蚀う堎合が倚い。", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "ちなみに、このずき源氏が芗いた家は、僧郜(そうづ)の䜏たいであった。僧郜(そうづ)ずは、仏教での僧䟶の階玚の䞀぀で、ずおも偉い階局の人である。䞀番偉い階玚は僧正(そうじょう)であるが、僧郜は、その次に偉い。", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "この少女・若玫は、実は、藀壺の芪戚であった。なので、藀壺に恋をしおいる源氏にずっお、この少女が矎人に芋える。", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "少女は尌君の孫であるようだ。少女の母芪が尌君の嚘であるようだ。少女の母芪は、すでに死んで亡くなったらしい。", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "(若玫)", "title": "若玫ずの出䌚い" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "源氏は二十䞉歳。", "title": "須磚の秋" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "色々ずあっお、郜での立堎が悪くなったので、ほずがりが冷めるたで、源氏は須磚(すた)で過ごすこずにした。須磚は、今で蚀う兵庫県の南西郚の沿岞郚のあたり。", "title": "須磚の秋" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "父が厩埡したこずもあり、源氏は立堎が悪くなり䞍遇になる。たた、朧月倜(おがろづきよ)ずいう女性に手を出したこずが、匘埜殿(こきでん)の女埡の䞍評を買った。朧月倜は、匘埜殿(こきでん)女埡の効。", 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『源氏物語』 䜜者玫匏郚 『源氏物語』の倧たかな内容 恋物語。光源氏が女ったらしな男性貎族なので、いろんな女ずの恋愛をする。光源氏はモテるずいう蚭定である。容姿は玠晎らしいずいう蚭定である。そもそも呌び名の「光源氏」の「光」が、その矎貌を元に付けられた呌び名である。よっお「光」は、べ぀に本名ではない。光源氏は、教逊も高く、知性も高いずいう蚭定である。 䜜䞭には、ほが、たったく政治や行政などの実務的・具䜓的な話は出ず、ほずんどが恋愛に関する内容である。 予備知識 『源氏物語』の䞻人公は光源氏ひかるげんじずいう男である。冒頭の章の内容は、光源氏が生たれる前の話で、母芪を玹介する話である。父芪は垝で桐壺垝きり぀がおいである。光源氏の母芪は「桐壺の曎衣」きり぀がのこういなどず呌ばれる。 光源氏は、倩皇の子である。よっお、光源氏の身分は、地䜍のそこそこ高い貎族である。 䜜䞭の時代背景は、はっきりずは曞いおいないが、おおむね平安時代のような蚘述である。そもそも『源氏物語』は平安時代に曞かれた䜜品である。 泚意事項 けっしお、埌の時代の日蚘文孊『曎玚日蚘』の䜜者のように、けっしお源氏物語を宮䞭の珟実だず勘違いしおはならない。むしろ『倧鏡』などの歎史物語のほうが、実際の宮䞭の実情に近いだろう。 したがっお『源氏物語』から、日本の歎史を知るこずは、たず䞍可胜である。裏を返せば、歎史や経枈などずの瀟䌚ずは切り離しお、圓時の人の内面的な䟡倀芳ずかを分析するのには、うっお぀けなのである。なので文孊的な芳点などから、鎌倉時代以降から叀兞ずしお嗜たれおたしなたれおおり、江戞時代には本居宣長が源氏物語を研究し、源氏物語の䞻題を「もののあはれ」だず考えた。宣長の蚀う「もののあはれ」ずは、意蚳するず「情緒」「感情」「愛情」に基づく「本音」「本心」のような意味だろう。「あはれ」ずはいっおも、べ぀に颚流心ではない。 今の所、センタヌ詊隓では出る頻床が少ないが、各倧孊の詊隓には出る堎合が倚い。
『源氏物語』 䜜者玫匏郚 *『源氏物語』の倧たかな内容 恋物語。光源氏が女ったらしな男性貎族なので、いろんな女ずの恋愛をする。光源氏はモテるずいう蚭定である。容姿は玠晎らしいずいう蚭定である。そもそも呌び名の「光源氏」の「光」が、その矎貌を元に付けられた呌び名である。よっお「光」は、べ぀に本名ではない。光源氏は、教逊も高く、知性も高いずいう蚭定である。 䜜䞭には、ほが、たったく政治や行政などの実務的・具䜓的な話は出ず、ほずんどが恋愛に関する内容である。 *予備知識 『源氏物語』の䞻人公は'''光源氏'''ひかるげんじずいう男である。冒頭の章の内容は、光源氏が生たれる前の話で、母芪を玹介する話である。父芪は垝で桐壺垝きり぀がおいである。光源氏の母芪は「'''桐壺の曎衣'''」きり぀がのこういなどず呌ばれる。 光源氏は、倩皇の子である。よっお、光源氏の身分は、地䜍のそこそこ高い貎族である。 䜜䞭の時代背景は、はっきりずは曞いおいないが、おおむね平安時代のような蚘述である。そもそも『源氏物語』は平安時代に曞かれた䜜品である。 *泚意事項 :・䞻人公の「光源氏」は、鎌倉幕府や平家物語などでの歊士の「源氏」ずは、無関係である。 :・『源氏物語』は長線であり、ずおも長い。すべおを叀文で読みきるこずは、高校生には䞍可胜なので、高校生は、参考曞などで代衚的な箇所だけを詠み、抂芁などを掎むべし。 :・物語であり、史実ではない。 :・べ぀に日本最叀の物語ではない。日本最叀の物語は『竹取物語』だず䌝えられおいる。たた、『䌊勢物語』のほうが『源氏物語』よりも叀いので、べ぀に恋愛や歌に関する最叀の物語ではない。 けっしお、埌の時代の日蚘文孊『曎玚日蚘』の䜜者のように、けっしお源氏物語を宮䞭の珟実だず勘違いしおはならない。むしろ『倧鏡』などの歎史物語のほうが、実際の宮䞭の実情に近いだろう。 したがっお『源氏物語』から、日本の歎史を知るこずは、たず䞍可胜である。裏を返せば、歎史や経枈などずの瀟䌚ずは切り離しお、圓時の人の内面的な䟡倀芳ずかを分析するのには、うっお぀けなのである。なので文孊的な芳点などから、鎌倉時代以降から叀兞ずしお嗜たれおたしなたれおおり、江戞時代には本居宣長が源氏物語を研究し、源氏物語の䞻題を「もののあはれ」だず考えた。宣長の蚀う「もののあはれ」ずは、意蚳するず「情緒」「感情」「愛情」に基づく「本音」「本心」のような意味だろう。「あはれ」ずはいっおも、べ぀に颚流心ではない。 :・入詊に出やすい。 今の所、センタヌ詊隓では出る頻床が少ないが、各倧孊の詊隓には出る堎合が倚い。 == 光源氏ひかるげんじの誕生 == === 侀 === 冒頭では、ただ䞻人公の光源氏ひかるげんじは生たれおいない。冒頭では、光源氏の母ず父に぀いお説明をしおいる。 光源氏は、垝を父ずする。光源氏は垝の子である。母芪の身分は、宮廷での身分ずしおは、あたり身分の高くない曎衣こういである。曎衣ずは、女官の圹職の䞀぀。 *倧意 ある垝の治䞖に、さほど身分の高い曎衣が、垝からの寵愛を深く受けた。ほかの女埡・曎衣は、その寵愛を深く受けた曎衣に嫉劬した。䞖間も、その曎衣に非難の目を向ける。 その曎衣の父の倧玍蚀は既に亡くなっおおり、母の北の方きたのかたが、取り蚈らっおいたが、その人脈だけでは、その曎衣の埌ろ盟ずなる勢力が匷くないので、その曎衣は心现そうであった。 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| いづれの'''埡時'''おほんずき、オオントキにか、女埡にようご、ニョりゎ、曎衣かうい、コりむ'''あたた'''候ひさぶらひ絊ひけるなかに、いず'''やむごずなき'''際きはにはあらぬが、すぐれお'''時めき'''絊ふありけり。はじめより、我はず思ひあがり絊ぞる埡方々おほんかたがた、'''めざたしき'''ものに、おずしめ、そねみ絊ふ。同じほど、それより'''䞋臈'''げらふ、ゲロりの曎衣たちは、たしおやすからず。朝倕の宮仕ぞに぀けおも、人の心をうごかし、恚みを負ふ積もりにやありけむ、いずあ぀しくなりゆき、もの心现げに里がちなるを、いよいよ飜かずあはれなるものにおがほしお、人のそしりをもえはばからせ絊はず、䞖の䟋ためしにもなりぬべき埡もおなしなり。䞊達郚かんだちめ、䞊人うぞびずなども、あいなく目をそばめ぀぀、いずたばゆき、人の埡おがえなり。唐土もろこしにも、かかる事の起こりにこそ䞖も乱れ悪しかりけれず、やうやう倩あめの䞋にも、'''あぢきなう'''、人のもお悩みぐさになりお、楊貎劃やうきひ、ペりキヒのためしも匕き出で぀べうなりゆくに、いず'''はしたなき'''こず倚かれど、'''かたじけなき'''埡心みこころばぞの類ひなきたぐひなきを頌みにお、亀らひ絊ふ。 父の倧玍蚀は亡くなりお、母北の方なむ、いにしぞの人の、'''よしある'''にお、芪うち具ぐし、さしあたりお䞖のおがえ華やかはなやかなる埡方々かたがたにもいたう劣らず、䜕事の儀匏をももおなし絊ひけれど、ずりたおおはかばかしき埌芋うしろみしなければ、こずある時は、なほよりどころなく、心现げなり。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| どの垝の'''埡代'''みよであっただろうか、女埡にょうごや曎衣こういが'''たくさん'''お仕え申し䞊げおいた䞭に、それほど'''高貎な身分'''ではないが、栌別に垝の'''ご寵愛を受けお'''おられる方があった。宮仕えの初めから、自分こそは垝の寵愛を受けようず自負しおおられた女埡の方々は、'''気にくわない'''者ずしお、さげすみ、嫉劬しっずなさる。同じ身分の曎衣、それより'''䞋の身分'''の曎衣たちは、なおさら心が穏やかではない。朝倕の宮仕えに぀けおも、他の人々の心を動揺させるばかりで、恚みを負うこずが積み重なったのであろうか、ひどく病気がちになっおいき、なんずなく心现げな様子で実家に垰りがちであるのを、垝はたすたす限りなくいずしいずお思いになっお、他人の非難をお気になさるこずができず、䞖間のかたりぐさにもなっおしたいそうな埡埅遇である。䞊達郚かんだちめや殿䞊人なども、あいなく困ったこずずしお わけもなく目をそむけお、たいそう芋おられないほどの、曎衣ぞのご寵愛である。耇数蚳あり / たいそう芋るもたばゆいほどの人に察するような、垝の寵愛である。䞭囜でも、このような事の起きる時にこそ、䞖も乱れ悪くなったず、しだいに䞖間でも、'''苊々しく'''、人々の悩みの皮になっお、楊貎劃ようきひの䟋も匕き合いに出しそうになっおいくので、曎衣はずおも'''䜓裁おいさいが悪い'''けれど、'''もったいない'''お心垝からの寵愛が比類ないほどなのを頌みにしお、宮仕えしおいらっしゃる。 この曎衣の父の倧玍蚀は亡くなっおいお、母である故・倧玍蚀の北の方は、叀颚な人で、'''教逊のある'''人で、䞡芪がそろい、珟圚のずころ䞖間の評刀が華やかな方々にもそれほど劣らないように、宮䞭のどんな儀匏も母・北の方が取り蚈らったが、これずいっおしっかりした埌ろ盟ずなる人がこの曎衣にはいないので、䜕か特別な行事のあるずきは、この曎衣はやはり頌る所ががなく心现そうである。 |} ---- *語句重芁 :・いづれの埡時おおんずきにか - どの垝の埡代みよであったか。 :・女埡、曎衣 - 䞡方ずも倩皇の倫人である身分。皇后・䞭宮の地䜍に次いで女埡があり、女埡に次いで曎衣がある。 :・'''あたた''' - 数倚く。 :・'''䞋臈''' - 身分の䜎い者。 :・北の方きたのかた - 貎人の劻で、正劻の者。 :・よしある - 教逊のある。この語の意味の別説ずしお「由緒ある家柄の」ずいう説もある。 :・時めき - この語を女性に䜿う堎合、「寵愛を受ける」の意味。 :・めざたしき - 目に䜙る。目ざわりだ。䞍愉快だ。気にくわない。 :・あ぀し - 病気がち。挢字に぀いおは諞説あり「節し」か「熱し」か、さたざたな説があるので、挢字は気にしなくお良い。 :・埌ろ芋 - 経枈面などの面倒を芋る人。埌ろ盟。今の日垞語でいう「埌芋人」の意味に近いが、法埋甚語の「埌芋人」ず日垞語の「埌芋人」ずの意味は違っおいるので泚意。 :・たばゆき - 「たばゆし」。 :・おずしめ - 「おずしむ」さげすむ、芋䞋す。 :・えはばからせたたはず - 「えず」の構文で、「え憚らせ絊わず」のこず。はばかるこずができない。 :・あぢきなう - 苊々しい、䞍快である、の意味。圢容詞「あじきなし」の連甚圢「あじきなく」のり音䟿。 :・あいなく - 気にくわなく。圢容詞「あいなし」気に食わない、困ったこずだ、の意味。 :・はしたなき - 䜓裁が悪い。 :・かたじけなき - 恐れ倚い。もったいない。 :・ - 。 *語泚 :・䞊達郚 - 公卿くぎょう。䞉䜍以䞊の人。 :・䞊人 - 殿䞊人。枅涌殿の殿䞊の間に昇殿を蚱された人で、四䜍・五䜍の人である。くわえお六䜍の蔵人くろうど。 :・楊貎劃 - 唐の玄宗皇垝に愛された劃きさき。矎女ずされる。 :・ - 。 === 二 === 光源氏が生たれる。矎貌を持っお、光源氏は生たれる。垝は、光源氏を倧切に育おた。 * 倧意 曎衣が玉のような矎しい男の子を産む。この子が光源氏。 第䞀皇子は別の子であり、右倧臣家の子である。垝の自分の子ぞの愛情は、第䞀皇子よりも、若宮光源氏にそそがれた。 * 本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"|  前さきの䞖にも、埡契りや深かりけむ、䞖になく枅らなる玉の男皇子をのこみこさぞ生たれたたひぬ。い぀しかず心もずながらせたたひお、急ぎ参らせお埡芧ずるに、めづらかなる児ちごの埡かたちなり。䞀の埡子は、右倧臣の女埡の埡腹にお、寄せ重く、疑ひなきたうけの君ず、䞖にもお'''かしづき'''聞こゆれど、この埡'''にほひ'''には䞊びたたふべくもあらざりければ、'''おほかた'''のやむごずなき埡思ひにお、この君をば、私物わたくしものに思ほしかしづきたたふこず限りなし。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 垝ず曎衣は前䞖においおもご瞁が深かったのであろうか、この䞖にないくらい枅らかで矎しい玉のような男の皇子光源氏たでもお生みになった。垝はい぀になったらあえるのだず、埅ち遠しくお思いなさっお、急いでさきほど生たれた男の皇子  若宮 光源氏を芋るために、母芪などを参䞊させお埡芧になるず、めったにないほどの子の矎しいお顔立ちである。光源氏ずは別の子で、既に生たれおいる第䞀皇子は、右倧臣家の嚘の女埡がお生みになっお、埌ろ盟が匷く、「疑いない皇倪子」ず䞖間が'''倧切に'''いたしおおりたすが、この光源氏の'''矎しさ'''にはお䞊びできそうにもなかったので、第䞀皇子に察しおは、垝の愛情は'''䞊みの'''倧切な方ずしおのお気持ちで、この君光源氏を、秘蔵っ子ずお思いになっお倧切にお育おになるこずは、この䞊ない。 |} ---- * 語句重芁 :・契り - 瞁えん。 :・い぀しか - 「早く、したい」ずいう気持ち。い぀になったら。 :・'''かしづく''' - 倧切に育おる。 :・にほひ - 矎しさ。぀ややかな矎しさ。 :・おほかた - 䞖間䞀般の。 * 語泚 :・たうけの君 - 䞖継ぎの者。皇倪子。 :・ - 。 * 単語 「枅らなり」 『倧和物語』ずいう別䜜品で、矎人の女性が倚くの男たちに求婚される堎面で、女のこずを「枅ら」ず蚀っおいる。倧和物語・150「顔かたちいみじうきよらにお、人々よばひ、殿䞊人などもよばひけれど、あはざれなりけり。」ずある。これら『倧和物語』ず『源氏物語』を合わせお考えれば、䞭䞖でいう「枅ら」には「矎しい」のような意味合いがあるず考えるのが劥圓だろう。 䌌た単語で「枅げなり」きよげなりずいうのがあるが、これは、「こぎれい」皋床の意味である。皮肉に䜿われる堎合もあるが倧鏡「埡かたちなどはきよげにおはしけれど、埡心はきはめおしれものずぞ聞き奉りし」、かならずしも皮肉ずはかぎらず、よい意味で䜿う堎合もある倧和168「いず枅げなりしを思いひいでお、涙もずどたざりけり。」。 竹取物語に「けうらなり」ずいう単語があるが、これは「きよらなり」の転じたものだず思われおいる。「けうらなり」の意味は単語集によっお「枅らかで矎しい」たたは「枅らかできれいだ」ずか、埮劙に単語集によっお違う。 竹取物語「光満ちおけうらにおゐたる人あり」。意味はおおむね、「光が満ちおいお、枅らかで矎しいきれいな人がいる」のような意味であろう。 なお、「けうらなり」は「きよら」の音䟿的な転甚であるが、しかし垂販の単語集では「けうら」ず「きよら」は玹介されおいる意味の原矩が埮劙に違う。 ---- === 侉 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"|  初めはじめより'''おしなべお'''の䞊宮仕ぞうぞみやづかぞしたたふべき際きはにはあらざりき。芚えいずやむごずなく、䞊衆じやうずめかしけれど、'''わりなく'''た぀はさせたたふあたりに、さるべき'''埡遊び'''の折々、䜕事にも、ゆゑある事のふしぶしには、たづ参たう䞊らせたたひ、ある時には'''倧殿籠りおほずのごもり'''過ぐしお、'''やがお'''さぶらはせたたひなど、'''あながち'''に埡前おたぞ去らずもおなさせたたひしほどに、おのづから軜きかろき方かたにも芋えしを、この埡子生たれたたひお埌は、いず心こずに思ほしおきおたれば、「坊にも、ようせずは、この埡子のゐたたふべき'''なめり'''。」ず、䞀の埡子の女埡は思し疑ぞり。人より先に参りたたひお、やむごずなき埡思ひ、なべおならず、皇女みこたちなどもおはしたせば、この埡方の埡いさめをのみぞ、なほわづらはしく心苊しう思ひ聞こえさせたたひける。 '''かしこき'''埡蔭かげをば頌み聞こえながら、萜ずしめ疵きずを求めたたふ人は倚く、わが身はか匱く、ものはかなきありさたにお、'''なかなかなる'''もの思ひをぞしたたふ。 埡局み぀がねは桐壺きり぀がなり。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 光源氏の母の桐壺曎衣は、もずもず、垝のそばでの日垞的な雑甚などをするような、'''ありきたり'''の軜い身分ではなかったが。䞖間の評刀もたいそう高く、高貎な人らしい様子であったけれど、垝が'''むやみに'''お偎に付き添わせらっしゃあたりに、しかるべきお遊び'''管匊'''などの折々に、䜕事に぀けおも颚情のある行事のたびごずに、なによりこの曎衣を参䞊させなさり、ある時には、'''お寝過ごし'''になっお'''そのたた'''お仕えさせるなど、'''むやみに'''お偎を離れないようにお扱いなさるうちに、'''自然ず'''桐壺曎衣は軜い身分の方にも芋えたのだが、この若宮光源氏がお生たれになっおから埌は、垝は曎衣をたいそう栌別にお気にかけよう栌別な埅遇にしようず決めなさったようで、「皇倪子にも悪くするず、この皇子光源氏がおなりになるかもしれない。」ず第䞀皇子の母芪の女埡はお疑いになっおいる。この女埡は、ほかの人よりも以前に入内なさっお、垝も、その女埡を貎い方ずしおのお思いは䞊々ではないので貎いず思っおいるので、皇女たちなどもいらっしゃるので、この埡方の忠告だけは面倒であるが、぀らいものずお思いになっおいた。 '''恐れ倚い'''垝のご庇護「ひご」を頌みにし申し䞊げながら、䞀方では、曎衣のこずをさげすんだり欠点をお探しになる人は倚く、曎衣自身は、匱匱しく心现い※「かよわくものはかなき」の蚳に諞説あり 様子なので'''、かえっお'''気苊劎をなさる。 その曎衣のお郚屋は桐壺きり぀がである。 |} 桐壺 ---- *語句重芁 :・'''おしなべお''' - ありきたり。ごく普通の。 :・'''わりなく''' - むやみに。 「わりなし」の原矩は、理が無い、ず蚀う意味。道理に合わなかったり、皋床がずばぬけおいるこずを蚀う。悪い意味でも、いい意味でも、どちらでも䜿う。 :・遊び - 管匊や詩歌など。 :・'''倧殿籠る'''おおずのごもる - 寝る。「寝ぬ」いぬの尊敬語。 :・やがお - そのたた。 :・'''あながちに''' - むやみに。無理に。圢容動詞「あながちなり」の連甚圢。 ※ 副詞「あながち」ずは意味が違う副詞「あながち」は、けっしお、必ずしも、の意味ので泚意。 :・おのづから - 自然ず。 :・かしこし - 恐れ倚い。「かしこき」は圢容詞「かしこし」の連䜓圢。 ※ ここでの「かしこき」は、賢い、頭が良い、ずは意味が違うので泚意。頭が良いずいう意味の「かしこし」も叀語では䜿うので、どちらの意味なのかは文脈から刀断するこず。 :・ - 。 :・なめり - であるようだ。「めり」は掚定の助動詞。「なるめり」などの音䟿。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・䞊宮仕ぞうぞみやづかえ - 垝ぞの、お偎おそば仕え。日垞的な庶務や雑甚などをする。 :・ - 。 :・䞀の皇子 - 第䞀皇子。のちの朱雀垝すざくおい。 :・右倧臣の女埡 - 右倧臣の嚘である女埡。匘埜殿こきでんの女埡。「匘埜殿」は埌宮こうきゅうの䞃殿五舎のうちの䞀぀。 :・坊 - 東宮埡所。ここでは皇倪子のこず。 :・ - 。 :・桐壺 - 埌宮五舎の䞀぀、淑景舎しげいしゃのこず。䞭庭に桐が怍えおあるので、こう呌ぶ。 ---- このあず、光源氏は䞉歳のころ、母芪ず死別する。 そしお、高麗人の予蚀などを参考に、垝は光源氏を臣籍に䞋した。光源氏はこうしお源氏の姓を䞎えられ、「光源氏」ず呌ばれるようになった。 光源氏は元服しおから、葵の䞊あおいのうえず結婚したが、源氏の本心では、別の女が奜きだった。源氏は、藀壺ふじ぀がが奜きだったのである。桐壺ず藀壷は、別人。藀壺は父の后であった。぀たり、源氏の藀壺ぞの恋は、蚱されない恋愛感情である。 藀壺の倖芋が、桐壺にそっくりな若い女性だずいう蚭定であり、源氏は、母・桐壺曎衣の面圱を感じさせる藀壺に心をひかれたずいう蚭定である。藀壺の幎霢は、源氏ずは歳違いで、源氏よりも幎䞊の女性である。 この段階では、ただであるが、最終的に源氏は藀壺に手を出し、藀壺を劊嚠させ、藀壺は源氏の子を産んでしたう。父・桐壺垝は真盞を知らず、藀壺の産んだ子を自分桐壺垝の子だず思っおいる。 このように、源氏の心は葵の䞊にはなく、藀壺にあるので、葵の䞊ずの倫婊仲は、いたいち良くない。 しかし、葵の䞊の兄匟である頭䞭将ずは、源氏は、うたが合うようで、ある倜、頭䞭将たちの語る女性論による女性の品定めを源氏も聞いた。頭䞭将らが蚀うには、䞭流階玚の女が狙い目だず蚀う。䞭流ず蚀っおも、䞭倮の朝廷に勀めおいる貎族から芋れば䞭流ずいう意味であっお、自分たちよりも少しだけ官䜍の䜎い貎族の女性ずいう意味である。なので䞀般庶民からすれば、䞭将の蚀う䞭流ずは、かなり高䜍な階玚である。源氏は、十䞃歳。 以䞊、箒朚ははきぎの巻の内容。 そしお、さたざたな恋愛をし、倕顔ゆうがおなどず恋愛をする。だが、倕顔は死んでしたう。ちなみに、倕顔は頭䞭将の愛人であった。 箒朚の章での品定めが䌏線になっおいる。 以䞊、倕顔ゆうがおの巻の内容。 ---- == 若玫ずの出䌚い == [[ファむル:Ch5_wakamurasaki.jpg|right|200px|thumb|源氏物語画垖䌝土䜐光起筆]] 源氏は十八歳。 のちに源氏の劻ずなる「玫の䞊」むらさきのうえを、源氏が初めお芋かけたシヌンである。 光源氏が18歳のずき、光源氏が䜓調を厩したので、病のお祈りのために、京郜北山の聖のずころに滞圚しおいたずき、ある家を芋かけお、小柎垣こしばがきから䞭をちょっず芗いおみたら、なにやら可愛い少女がいたので、そのたた様子を芋おみた。 向こうは若玫の偎は、たったく源氏に気づいおいない。倕暮れ時に、源氏が芗いおいた。 ストヌリヌの、この段階では、玫の䞊は、ただ十歳前埌の幌い少女である。 ただ「玫の䞊」ずは呌ばれおない。説明の䟿宜などのため、少女時代の玫の䞊のこずを「若玫」わかむらさきなどず蚀う堎合が倚い。 ちなみに、このずき源氏が芗いた家は、僧郜そうづの䜏たいであった。僧郜そうづずは、仏教での僧䟶の階玚の䞀぀で、ずおも偉い階局の人である。䞀番偉い階玚は僧正そうじょうであるが、僧郜は、その次に偉い。 この少女・若玫は、実は、藀壺の芪戚であった。なので、藀壺に恋をしおいる源氏にずっお、この少女が矎人に芋える。 === 侀 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"|  日もいず長きに'''぀れづれなれ'''ば、倕暮れのいたうかすみたるに玛れお、かの小柎垣こしばがきのもずに立ち出でたたふ。人々は垰したたひお、惟光朝臣これみ぀のあそむずのぞきたたぞば、ただこの西面にしおもおにしも、持仏ぢぶ぀据ゑすえたおた぀りお、'''行ふ'''尌なりけり。簟すだれ少し䞊げお、花奉るめり。䞭の柱に寄りゐお、脇息けふそくの䞊に経を眮きお、いずなやたしげに読みゐたる尌君、ただ人ず芋えず。四十䜙よそぢよばかりにお、いず癜う'''あお'''に、やせたれど、面぀ら぀きふくらかに、たみのほど、髪のう぀くしげにそがれたる末も、「なかなか長きよりもこよなう今めかしきものかな」ず、あはれに芋たたふ。  枅げなる倧人二人ばかり、さおは童わらはべぞ出で入り遊ぶ。䞭に、十ばかりにやあらむず芋えお、癜き衣きぬ、山吹やたぶきなどのなえたる着お、走り来たる女子をんなご、あたた芋え぀る子䟛に䌌るべうもあらず、いみじく生ひ先芋えお、う぀くしげなるかたちなり。髪は扇を広げたるやうにゆらゆらずしお、顔はいず赀くすりなしお立おり。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 日もたいそう長くなっお、源氏は'''するこずもなく退屈'''なので、倕暮れのたいそうかすんでいるのに玛れお、あの小柎垣のあたりにお出かけになる。お䟛の人々はお垰しになっお、惟光朝臣これみ぀のあそんず䞀緒に小柎垣をお芗きのぞきになるず、ちょうどすぐそこの西向きの郚屋に、持仏をお眮きになっお仏道に'''お勀めしおいる'''、尌であった。簟すだれを少し巻き䞊げお、花をお䟛えしおいる。䞭の柱に寄っお座り、ひじかけの䞊に経を眮いお、ずおも倧儀そうにお読みしおいる尌君は、普通の身分の人ずは思えない。幎霢は四十歳過ぎくらいで、たいそう色癜く'''䞊品'''で、痩せおいるけれど、頬ほおのあたりはふっくらずしおいお、目元のあたりや、髪のきれいに切りそろえられおいる先端も、かえっお長いのよりも、この䞊なく珟代颚なものだなあ、ずいうふうに、'''源氏は'''しみじみずお思いになる。 こぎれいな幎配の女房が二人ほど座っおおり、それから子䟛が出たり入ったりしお遊んでいる。その䞭に、十歳ばかりであろうず芋える少女がおり、癜い䞋着に、山吹重ねなどの柔らかくなっおるのを着お、走っおきた女の子は矎しく、たくさん芋えた他の子䟛たちに䌌おいるはずもなく 比べようもなく、ずおも成人した埌の矎しさが思われる、矎しげな顔かたちである。髪は扇を広げおいるようにゆらゆらずしお、どうやら泣いた埌らしく、顔は手でこすっお赀くしお立っおいる。 |} ---- *語句重芁 :・぀れづれなり - するこずもなく退屈。 :・行ふ - 仏道修行する。勀行ごんぎようをする。 叀語で、僧䟶や尌などが、目的語を指定せず「行ふ」ず蚀った堎合、修行のこずがある。 ここでの意味ずはちがうが、叀語の「行ふ」には、仏道に限らず䜕かを実行するず蚀う意味もある。 :・なやたしげ - 倧儀そう。気分が悪そう。 ※ 珟代語ずは違い、色っぜいの意味は無い。 :・ただ人 - 普通の人。 :・あおなり - 䞊品。 :・'''なかなか''' - かえっお。むしろ。副詞。 :・ - 。 *語泚 :・小柎垣 - 现い朚などで結っお䜜った垣根。 :・惟光朝臣これみ぀のあそん - 源氏の埓者の䞀人の名前。源氏の乳母の子である。「朝臣」は五䜍以䞊の貎族ぞの尊称。 :・持仏じぶ぀ - 個人で持ち運べるほどの倧きさの、小型の仏像。 :・脇息きょうそく - 肘掛け。 :・そがれたる - いわゆる「尌そぎ」のこず。圓時の尌は、髪を肩のあたりで切りそろえる。 :・倧人 - ここでは、幎配の女性のこず。 :・山吹 - 襲かさねの色。衚が赀みがかった薄い黄色、裏が黄色の、山吹襲やたぶきがさね。 :・ - 。 :・ - 。 ---- === 二 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"|  「䜕事ぞや。童べず腹立ちたたぞるか。」ずお、尌君の芋䞊げたるに、少しおがえたるずころあれば、子なめりず芋たたふ。「雀すずめの子を犬君いぬきが逃がし぀る。䌏籠ふせごの内うちにこめたり぀るものを」ずお、いず口惜しくちおしず思ぞり。このゐたる倧人、「䟋の、'''心なし'''の、かかるわざをしおさいなたるるこそ、いず'''心づきなけれ'''。いづ方ぞかたかりぬる。いずをかしう、やうやうなり぀るものを。からすなど'''もこそ'''芋぀くれ」ずお立ちお行く。髪ゆるるかにいず長く、目安き人なめり。少玍蚀乳母せうなごんのめのずずぞ人蚀ふめるは、この子の埌ろ芋なるべし。  尌君、「いで、あな幌をさなや。蚀ふかひなうものしたたふかな。おのがかく今日明日けふあすにおがゆる呜をば、䜕ずも思おがしたらで、雀すずめ慕ひ絊ふたたふほどよ。眪埗うるこずぞず、垞に聞こゆるを、心憂くうく。」ずお、「こちや。」ず蚀ぞば、぀いゐたり。面぀きいずらうたげにお、眉たゆのわたりうちけぶり、'''いはけなく'''かいやりたる額぀き、髪かんざし、いみじうう぀くし。ねびゆかむさたゆかしき人かなず、目ずたり絊ふたたふ。さるは、限りなう心を尜くしきこゆる人に、いずよう䌌たおた぀れるが、たもらるるなりけりず思ふにも、涙ぞ萜぀る。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 尌君が少女に蚀った、「どうなさったのですか。子䟛たちず喧嘩しなさったのですか。」ず蚀っお、尌君が芋䞊げるず、少しその少女の顔ず䌌おいるずころがあるので、尌君の子だろうず源氏は芋なしなさった。少女は尌君に蚀った、「雀の子を、犬君いぬき、※ ある人の呌び名 が逃がしおしたったの。䌏籠の䞭に入れおおいたのに。」ず蚀っお、たいそう残念そうに思っおいる。先ほどの座っおいた倧人の人女房が、「い぀もの'''䞍泚意者の'''このような行いをしお叱られるのは、たいそう'''気に食わない'''。雀の子は、どこぞ行っおしたったのか。ずおもかわいらしく、だんだんなっおきたのに。烏からすなどが芋぀けたら'''倧倉だ'''。」ず蚀っお、立っお行く。髪がゆったりずしお、たいそう長く、芋た目に感じの良い芋苊しくない人のようだ。少玍蚀の乳母めのずず人が蚀うらしい人は、きっず、この子の䞖話圹なのだろう。 尌君が、「生き物を捕たえお飌おうずするなんおなんず、たあ、幌いこずか。幌皚であるこずよ。私がこのように今日明日ずも思われる呜をなんずも思わないで、雀を远いかけおいらっしゃる様子だよ。『仏の眰を受けるこずですぞ。』ずい぀もあなたに聞かせおいるのに。情けない。」ず蚀っお、尌は少女を呌んで「こちらぞ来なさい。」ず蚀ったずころ、少女はひざを぀いお座った。少女の顔立ちはたいそうかわいらしくお、眉のあたりがほんのりず矎しく、子䟛っぜく髪をかきあげた額ひたいの様子、髪の様子が、たいそうかわいらしい。源氏は思った、成長しおいく様子を芋たい人だなあ、ず光源氏の目が少女におずたりになる。それずいうのも、この䞊なくお慕い申しおいる人藀壷ふじ぀が に、ずおもよく䌌おいらっしゃるから、芋぀めおしたうのだ。ず思うに぀けおも涙が萜ちる。 |} ---- *語句重芁 :・ - 。 :・心なし - 䞍泚意。 叀語での「心あり」や「心なし」の「心」には、倚くの意味があるが基本的には「颚流心」の意味である。文脈に応じお、「心」は、思いやり・思慮分別しりょふんべ぀・恋愛感情などの意味に転じる。「思慮分別」・「思いやり」などず蚀っおも、平安時代の叀文䜜品の堎合は、「心」ずは貎族などにずっお郜合の良い思慮分別のこずである堎合が倚いので、「心」の基本的な意味は颚流心だず抌さえおおけばよい。 :・心づきなし - 気に食わない。 :・'''もこそ''' - もししたら倧倉だ。 :・'''なめり''' - であるようだ。「めり」は掚定の助動詞。「子なめり」ず、源氏は「尌君の子だろう」ず掚枬しおいるが、実際は尌君の孫であり、尌君の子ではない。 :・いはけなく - あどけなく。子䟛っぜい。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・犬君いぬき - 遊び盞手の名前。 :・䌏籠ふせご - 銙炉や火鉢などにかぶせる籠。この䞊に衣服をかぶせる。銙をたいたり、衣服を暖めるのに䜿う。 :・眉たゆのわたりうちけぶり - 少女なので、ただ眉をそっおおらず、ただ曞き眉ではない。 :・髪ざし - 髪の様子。「ざし」は、「たなざし」の「ざし」、などず同じような意味。 :・ - 。 ---- === 侉 === *倧意 少女は尌君の孫であるようだ。少女の母芪が尌君の嚘であるようだ。少女の母芪は、すでに死んで亡くなったらしい。 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| 尌君、髪をかきなで぀぀、「けづるこずをうるさがりたたぞど、をかしの埡髪みぐしや。いずはかなうものしたたふこそ、あはれに埌ろめたけれ。かばかりになれば、いずかからぬ人もあるものを、故姫君は、十ばかりにお殿に埌れたたひしほど、いみじうものは思ひ知りたたぞりしぞかし。ただ今おのれ芋捚おたおた぀らば、いかで䞖におはせむずすらむ。」ずお、いみじく泣くを芋たたふも、すずろに悲し。幌心地にも、さすがにうちたもりお、䌏し目になりおう぀ぶしたるに、こがれかかりたる髪、぀や぀やずめでたう芋ゆ。 :生ひ立たむありかも知らぬ若草を埌らす露ぞ消えむ空なき たたゐたる倧人、「げに。」ずうち泣きお、 :初草の生ひゆく末も知らぬ間にいかでか露の消えむずすらむ ず聞こゆるほどに、僧郜そうづあなたより来お、「こなたはあらはにやはべらむ。今日しも端におはしたしけるかな。この䞊かみの聖ひじりの方に、源氏の䞭将の、瘧病わらはやみたじなひにものしたたひけるを、ただ今なむ聞き぀けはべる。いみじう忍びたたひければ知りはべらで、ここにはべりながら、埡ずぶらひにもたうでざりける。」ずのたたぞば、「あないみじや。いずあやしきさたを人や芋぀らむ。」ずお簟すだれ䞋ろし぀。「この䞖にののしりたたふ光源氏、かかる぀いでに芋たおた぀りたたはむや。䞖を捚おたる法垫の心地にも、いみじう䞖の愁ぞ忘れ、霢よはひ延ぶる人の埡ありさたなり。いで埡消息せうそこ聞こえむ。」ずお立぀音すれば、垰りたたひぬ。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 尌君はその子の髪をかきなでながら、「髪をずかすこずを嫌がるけれど、きれいなお髪だこず。若玫が、ずおも頌りなくおおらっしゃるもが、かわいそうで、気がかりなのです。これくらいの幎になれば、ずおも、こうではない人だっおいるのにね。もっず、しっかりした人だっおいるのにね。亡くなった姫君は十歳くらいで父君に先立たれなさったころは、ずおも物事がよくお分かりになっおいらっしゃったよ。たった今、私が、もし、あなたをお芋捚お申し䞊げたならば、はたしお、あなたはどのようにしお、䞖間でやっおいく生きおいくのでしょうか。」ず蚀っお、ずおも泣くのを、芋おらっしゃるのも、源氏はわけもなく悲しい。少女も幌心にも、やはり、尌君をじっず芋぀めお䌏目になっおう぀むいたずころに、こがれかかった髪の毛が、぀や぀やず矎しく芋える。 :尌君の気持ちを詠んだ和歌 成長しおいく堎所も分からない若草少女のたずえに、先立぀露尌君のたずえこそ、消えるにも空が無い。 もう䞀人、そこにいた女房は、「本圓に。」ず泣いお、 :女房の和歌 初草の育っおいく先も分からないのに、どうしお露が消えるずしおいるのでしょうか。 ず申し䞊げおいるうちに、僧郜そうづが向こうからやっおきお、「こちらは、倖から䞞芋えではありたせんか倖から䞞芋えでしょう。今日に限っお、端にいらっやるのですね。この䞊の聖の坊に、源氏の䞭将が、おこりのおたじないに、おいでになったこずを、たった今、聞き぀けたした。たいそうお忍びだったので、たったく知りたせんでしお、ここにおりながらお芋舞いにも参䞊したせんでした。」ずおっしゃるので、尌君は「たあ倧倉。私ず若玫のたいそう芋苊しいさたを、誰かが芋おらっしゃらないかしら。」ず蚀っお、簟を降ろしおしたった。「䞖間で評刀の高い光源氏を、このような機䌚に、お芋申し䞊げたせんか。䞖を捚おた法垫の心にも、ずおも䞖の憂いを忘れ、寿呜が延びるような、人のご様子です。さあ、ご挚拶を申し䞊げたしょう。」ず蚀っお、立぀音がするので、源氏は垰りなさった。 |} 若玫 ---- *語句重芁 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・僧郜そうづ - 僧䟶の官䜍の䞀぀。僧正そうじょうに぀いで偉い。ここでは、尌君の兄が僧郜である。 :・源氏の䞭将 - 光源氏。 :・わらはやみ - 熱病の䞀皮。 :・ - 。 ---- == 須磚の秋 == 源氏は二十䞉歳。 色々ずあっお、郜での立堎が悪くなったので、ほずがりが冷めるたで、源氏は須磚すたで過ごすこずにした。須磚は、今で蚀う兵庫県の南西郚の沿岞郚のあたり。 父が厩埡したこずもあり、源氏は立堎が悪くなり䞍遇になる。たた、朧月倜おがろづきよずいう女性に手を出したこずが、匘埜殿こきでんの女埡の䞍評を買った。朧月倜は、匘埜殿こきでん女埡の効。 たぶん『䌊勢物語』の東䞋りなどのパロディ。 {{コラム|「パロディ」ずは䜕か| パロディ英語:parodyずは英語などの欧米蚀語由来の蚀葉だが、日本での和補英語ずしおの「パロディ」の意味は、その創䜜郚分には元ネタがあっお、元ネタを知っおる人はさらに楜しめるようにした手法。盗䜜や耇補などずの違いは、元ネタが容易に刀明できるようにしおおり、たた、元ネタにないストヌリヌなどを新芏に倚く創䜜しお远加しおいる事などである。たた、匕甚英語:citation サむテヌション ずは違っお、出兞名などを明蚘しないし、元ネタの郚分をカギ括匧「」などでは囲たない堎合が倚い。 なお、パロディず著䜜暩ずの合法性・違法性に぀いおは、もし、その「パロディ」䜜品党䜓があたりにも元ネタそのたただず、たずえパロディを行う偎の䜜家がパロディずしお真䌌ただけの぀もりでも、盗䜜などずしお批刀されたり、たた著䜜暩䟵害などの違法行為ずしお眪に問われる可胜性もありうる。なぜなら、ほが元ネタそのたたのパロディは排陀しないず、違法業者などが「パロディ」ず称しお他の䜜家の著䜜物の䞀郚を倉曎しただけで耇補できおしたい、そのせいでパロディをされる偎の原䜜者の暩利が䟵害されおしたうからである。なので、もし、あなたが創䜜掻動をしおパロディを行う際は、ほどほどに。 たた、映像䜜品や音楜䜜品などの堎合、たずえ郚分的であっおも、コピヌするのは慣習的に違法ずされおいる。たずえパロディや匕甚の目的などでも、コピヌするのは、慣習的には違法ずされおいる。なので、もしパロディを行う際は、元ネタの郚分は、パロディ偎の䜜家が自分で䜜り盎す必芁がある。 }} 本文䞭にも、「行平」ゆきひらずいう、圚原業平ありわらのなりひらの兄の名前が出おくる。たた、圓時の平安時代は、菅原道真すがわらのみちざねが倧宰府だざいふに巊遷されたように、䞍遇になった貎族が遠隔地に巊遷されお飛ばされる時代でもあったので、源氏は䞀時的に身を匕いたのかもしれない。 === 侀 === 源氏は、いやいやながらも、保身のため、仕方なく須磚に退いた。なので、本心では郜が恋しい。 *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"|  須磚すたには、'''いずど'''心づくしの秋颚に、海は少し遠けれど、 行平ゆきひらの䞭玍蚀の、「関吹き越ゆる」ず蚀ひけむ浊波、倜々よるよるは、'''げに'''いず近く聞こえお、たたなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。  埡前をたぞにいず人少なにお、うち䌑みわたれるに、䞀人目を芚たしお、枕をそばだおお四方よもの嵐を聞き絊ふに、波ただここもずに立ち来る心地しお、涙萜぀ずも芚えぬに、枕が浮くばかりになりにけり。琎きんを少しかき鳎らし絊ぞるが、我ながらいずすごう聞こゆれば、匟きさし絊ひお、 :恋ひ'''わびお'''泣く音に'''たがふ'''浊波は思ふ方かたより颚や吹くらむ ずうたひ絊ぞるに、人々'''おどろきお'''、'''めでたう'''おがゆるに、忍ばれで、'''あいなう'''起きゐ぀぀、錻を忍びやかにかみわたす。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 須磚では、'''いっそう'''もの思いをさそう秋颚が吹いお、海は少し遠いけれど、行平の䞭玍蚀が『関吹き越ゆる』ず蚀った詠んだずいう浊波が、倜倜は、'''本圓に'''その歌のずおりにずおも近くに聞こえお、たたずなくしみじみずするのは、このような所の秋なのだ。 光源氏のおそばにはたいそう人が少なくお、皆が寝静たっおいる䞭、䞀人だけ源氏が目を芚たしお、枕から頭を䞊げお←意蚳、四方の激しい颚の音をお聞きになるず、波がたさにこのすぐそばにたで打ち寄せやっおきおいる心地がしお、涙が萜ちるずも思われないのに、涙が萜ちお、たるで涙で枕が浮くようになっおしたった。事を少しかき鳎らしなさったが、我ながら実に'''ぞっずするほどに寂しく'''聞こえるので匟くのを止めお、 :恋しさに'''耐えかねお'''泣く私の声の音に'''䌌おいる'''浊波の音は、思う人のいる郜の方角から颚が吹くからであろうか。 ず歌いなさったずころ、人々は'''目を芚たしお'''、源氏の歌を'''すばらしい'''ず思うに぀け、寂しさをこらえきれないので、'''わけもなく'''起きおは泣いおしたい、錻氎で぀たった錻を静かに、かんでいる。 |} ---- *語句重芁 :・いずど - いっそう。ひずしお。副詞。 :・げに - 本圓に。 :・すごう - 気味が悪い。寂しい。ぞっずするほど寂しい。圢容詞「すごし」の連甚圢「すごく」のり音䟿。 :・めでたう - 玠晎らしく。圢容詞「めでたく」の連甚圢「めでたく」のり音䟿。 :・たがふ - 芋分けが付かない。䌌おいお芋分けが付かない。混じっおいお芋分けが付かない。芋間違える。䌌おいる物の仲に芋倱う。 :・あいなう - わけもなく。圢容詞「あいなし」の連甚圢「あいなく」のり音䟿。「合いなく」の意味か。 *語泚 :・須磚すた- 今で蚀う兵庫県の南西郚の海岞の須磚すたの浊あたり。 :・心づくしの秋颚 - 『叀今和歌集』に、「朚の間このたよりもりくる月の圱芋れば心づくしの秋は来にけり」ずある。 :・行平ゆきひらの䞭玍蚀 - 圚原業平ありわらのなりひらの兄。歌人。文埳倩皇のずき須磚に移䜏させられたずいう。 :・浊波 - 浜蟺に打ち寄せる波。 :・ - 。 ---- === 二 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| 「げにいかに思ふらむ、わが身䞀぀により、芪はらから、かた時たち離れがたく、ほどに぀け぀぀思ふらむ家を別れお、かく惑ひ合ぞる。」 ずおがすに、いずいみじくお、「いずかく思ひ沈むさたを、心现しず思ふらむ。」ずおがせば、昌は䜕くれずたはぶれごずうちのたたひ玛らはし、぀れづれなるたたに、いろいろの玙を継ぎ぀぀手習ひをし絊ひ、めづらしきさたなる唐の綟などにさたざたの絵どもを曞きすさび絊ぞる、屏颚のおもおどもなど、いずめでたく、みどころあり。人々の語り聞こえし海山のありさたを、はるかにおがしやりしを、埡目に近くおは、げに及ばぬ磯のたたづたひ、二になく曞き集め絊ぞり。「このころの䞊手にすめる千枝ちえだ、垞則぀ねのりなどを召しお、䜜り絵぀かうた぀らせばや。」ず、心もずながり合ぞり。な぀かしうめでたき埡さたに、䞖のもの思ひ忘れお、近く慣れ぀かうた぀るをうれしきこずにお、四、五人ばかりぞ぀ず候ひける。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| |} ---- *語句重芁 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 ---- === 侉 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| 前栜せんざいの花いろいろ咲き乱れ、おもしろき倕暮れに、海芋やらるる廊に出で絊ひお、たたずみ絊ふ埡さたの、ゆゆしく枅らかなるこず、所柄はたしおこの䞖のものずは芋え絊はず。癜き綟のなよよかなる玫苑しをん色など奉りお、こたやかなる埡盎衣、垯しどけなくうち乱れ絊ぞる埡さたにお、「釈迊牟尌仏匟子しゃかむにぶ぀でし。」ず名のりお、ゆるるかに読み絊ぞる、たた䞖に知らず聞こゆ。  沖より舟どもの歌ひののしりお挕ぎゆくなども聞こゆ。ほのかに、ただ小さき鳥の浮かべるず芋やらるるも、心现げなるに、雁の぀らねお鳎く声、楫かぢの音にたがぞるを、うちながめ絊ひお、涙のこがるるをかき払える手぀き、黒き埡数珠ずずに映え絊ぞりは、ふるさずの女恋ひしき人々の心、みな慰みにけり。 :初雁は恋しき人の぀らなれや旅の空飛ぶ声の悲しき ずのたたぞば、良枅、 :かき぀らね昔のこずぞ思ほゆる雁はその䞖の友ならねども 民郚倧茔みんぶのたいふ :心から垞䞖を捚おお鳎く雁を雲のよそにも思ひけるかな 前右近将監さきのこんのぞう、 「垞䞖出でお旅のそらなるかりがねも぀らにおくれぬほどぞ慰む友惑はしおはいかに䟍らたし。」ず蚀ふ。芪の垞陞になりお䞋りしにも誘はれで、参れるなりけり。䞋には思ひくだくべかめれど、ほこりかにもおなしお、぀れなきさたにしありく。 |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| |} ---- *語句重芁 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 ---- ===四 === *倧意 *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| 月のいずはなやかにさし出でたるに、今宵は十五倜なりけりず思しおがし出でお、殿䞊の埡遊び恋しく、所々眺めたたふらむかしず思ひやりたたふに぀けおも、月の顔のみたもられ絊ふ。「二千里倖故人心。」にせんりのほか こじんのこころず誊ずじ絊ぞる、䟋の涙もずどめられず。入道の宮の、「霧や隔぀る。」ずのたたはせしほど、蚀はむ方なく恋しく、折々のこず思ひ出で絊ふに、よよず泣かれ絊ふ。「倜曎け䟍りぬ」 ず聞ゆれど、 なほ入り絊はず。 :芋るほどぞしばし慰むめぐりあはむ月の郜ははるかなれども その倜、䞊のいずな぀かしう昔物語などし絊ひぢ埡さたの、院に䌌奉り絊ぞりしも、恋しく思ひ出で聞こぞ絊ひお、 「恩賜の埡衣ぎょいは今ここにあり。」ず誊じ぀぀入り絊ひぬ。埡衣おんずはたこずに身攟たず、傍らに眮き絊ぞり。 :鬱しずのみひずぞにものは思ほえで巊右にも濡るる袖かな |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| |} ---- *語句重芁 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 *語泚 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 :・ - 。 ---- [[カテゎリ:高等孊校教育 囜語|けんしものかたり]] [[カテゎリ:源氏物語]]
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[ "テンプレヌト:コラム" ]
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高等孊校囜語総合/源氏物語
『源氏物語』 䜜者:玫匏郚 物語。䜜者は玫匏郚。平安時代の䜜品。五十四垖(じょう)からなる。 藀原為時(ためずき)の嚘。生没幎未詳。 ( 九䞃○幎? ~ 䞀○䞀九幎? ) 宮仕え先は䞭宮地子(ちゅうぐう しょうし)に仕え、女房ずしお仕えた。䞭宮地子は、䞀条(いちじょう)倩皇の䞭宮である。 恋物語。光源氏が女ったらしな男性貎族なので、いろんな女ずの恋愛をする。光源氏はモテるずいう蚭定である。容姿は玠晎らしいずいう蚭定である。そもそも呌び名の「光源氏」の「光」が、その矎貌を元に付けられた呌び名である。よっお「光」は、べ぀に本名ではない。光源氏は、教逊も知性も高いずいう蚭定である。 䜜䞭には、ほが、たったく政治や行政などの実務的な話は出ず、ほずんどが恋愛に関する内容である。 『源氏物語』の䞻人公は光源氏(ひかるげんじ)ずいう男である。冒頭の章の内容は、光源氏が生たれる前の話で、母芪を玹介する話である。父芪は垝で桐壺垝(きり぀がおい)である。光源氏の母芪は「桐壺の曎衣」(きり぀がのこうい)などず呌ばれる。 光源氏は、倩皇の子である。よっお、光源氏の身分は、地䜍のそこそこ高い貎族である。 䜜䞭の時代背景は、はっきりずは曞いおいないが、おおむね平安時代のような蚘述である。そもそも『源氏物語』は平安時代に曞かれた䜜品である。 いづれ(代名詞) の(栌助詞) 埡時(名詞) に(助動詞・断定・甚意) か(係助詞)、女埡(名詞)、曎衣(名詞) あたた(副詞) 候ひ(動詞・四段・連甚) 絊ひ(補助動詞・四段・連甚) ける(助動詞・過去・連䜓) なか(名詞) に(栌助詞)、いず(副詞) やむごずなき(圢容詞・ク・連䜓) 際(名詞) に(助動詞・断定・甚) は(係助詞) あら(補動・ラ倉・未) ぬ(助動詞・打消・䜓) が(栌助詞)、 すぐれお(副詞) 時めき(動詞・四・甚) 絊ふ(補動・四・䜓) あり(動・ラ倉・甚) けり(助動詞・過去・終止)。
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『源氏物語』 䜜者玫匏郚
『源氏物語』 䜜者玫匏郚 == 光源氏ひかるげんじの誕生 == *本文/珟代語蚳 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| いづれの'''埡時'''おほんずき、オオントキにか、女埡にようご、ニョりゎ、曎衣かうい、コりむ'''あたた'''候ひさぶらひ、サブラむ絊ひタマむけるなかに、いず'''やむごずなき'''際きは、キワにはあらぬが、すぐれお'''時めき'''ずきめき絊ふタマりありけり |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| どの垝の'''埡代'''みよであっただろうか、女埡にょうごや曎衣こういが'''たくさん'''お仕え申し䞊げおいた䞭に、それほど'''高貎な身分'''ではないが、栌別に垝の'''ご寵愛'''ちょうあい'''を受けお'''おられる方があった。 |} ---- *語句重芁 :・いづれの埡時おおんずきにか - どの垝の埡代みよであったか。 :・女埡、曎衣 - 䞡方ずも倩皇の倫人である身分。皇后・䞭宮の地䜍に次いで女埡があり、女埡に次いで曎衣がある。 :・'''あたた''' - たくさん。数倚く。 :・やむごずなし - 身分が高い。䞊々でない。 :・際きわ - 身分。 :・時めき - この語を女性に䜿う堎合、「寵愛を受ける」の意味。珟代語での「寵愛」の読みは「ちょうあい」。叀語䞀般には「時めく」の意味は「時流に乗る」の意味。 :・ - 。 ---- == 䜜者・䜜品解説 == *源氏物語 物語。䜜者は玫匏郚。平安時代の䜜品。五十四垖じょうからなる。 *玫匏郚 藀原為時ためずきの嚘。生没幎未詳。  九䞃○幎  䞀○䞀九幎  宮仕え先は䞭宮地子ちゅうぐう しょうしに仕え、女房ずしお仕えた。䞭宮地子は、䞀条いちじょう倩皇の䞭宮である。 == 『源氏物語』の倧たかな内容 == 恋物語。光源氏が女ったらしな男性貎族なので、いろんな女ずの恋愛をする。光源氏はモテるずいう蚭定である。容姿は玠晎らしいずいう蚭定である。そもそも呌び名の「光源氏」の「光」が、その矎貌を元に付けられた呌び名である。よっお「光」は、べ぀に本名ではない。光源氏は、教逊も知性も高いずいう蚭定である。 䜜䞭には、ほが、たったく政治や行政などの実務的な話は出ず、ほずんどが恋愛に関する内容である。 *予備知識 『源氏物語』の䞻人公は'''光源氏'''ひかるげんじずいう男である。冒頭の章の内容は、光源氏が生たれる前の話で、母芪を玹介する話である。父芪は垝で桐壺垝きり぀がおいである。光源氏の母芪は「'''桐壺の曎衣'''」きり぀がのこういなどず呌ばれる。 光源氏は、倩皇の子である。よっお、光源氏の身分は、地䜍のそこそこ高い貎族である。 䜜䞭の時代背景は、はっきりずは曞いおいないが、おおむね平安時代のような蚘述である。そもそも『源氏物語』は平安時代に曞かれた䜜品である。 *泚意事項 :・鎌倉幕府や平家物語などでの歊士の「源氏」ずは、光源氏は無関係である。 == 品詞分解 == いづれ(代名詞) の(栌助詞) 埡時(名詞) に(助動詞・断定・甚意) か(係助詞)、女埡(名詞)、曎衣(名詞) あたた(副詞) 候ひ(動詞・四段・連甚) 絊ひ(補助動詞・四段・連甚) ける(助動詞・過去・連䜓) なか(名詞) に(栌助詞)、いず(副詞) やむごずなき(圢容詞・ク・連䜓) 際(名詞) に('''助動詞'''・断定・甚) は(係助詞) あら(補動・'''ラ倉'''・未) ぬ(助動詞・打消・䜓) が(栌助詞)、 すぐれお(副詞) 時めき(動詞・四・甚) 絊ふ(補動・四・䜓) あり(動・'''ラ倉'''・甚) けり(助動詞・過去・終止)。 [[カテゎリ:高等孊校教育 囜語|けんしものかたり]] [[カテゎリ:源氏物語]]
2014-12-05T15:14:11Z
2023-07-11T11:13:27Z
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゚スペラント/文法/文型
平叙文では、次のような圢が䞀般的です。蚳は泚釈を参照しおください。 しかし、゚スペラントには察栌圢があるため、Mi pomojn manĝis.や、Pomojn mi manĝis.などの蚀い方も可胜です。 疑問文でも、平叙文ず同様な語順になりたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "平叙文では、次のような圢が䞀般的です。蚳は泚釈を参照しおください。", "title": "平叙文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "しかし、゚スペラントには察栌圢があるため、Mi pomojn manĝis.や、Pomojn mi manĝis.などの蚀い方も可胜です。", "title": "平叙文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "疑問文でも、平叙文ず同様な語順になりたす。", "title": "疑問文" } ]
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==平叙文== 平叙文では、次のような圢が䞀般的です。蚳は泚釈を参照しおください。 <table> <tr> <td>[[wikt:li|Li]]</td><td>[[wikt:estas|estas]]</td><td>Sato<ref>圌は䜐藀である。</ref>.</td> </tr> <tr> <td>䞻語 (S)</td><td>動詞 (V)</td><td>補語 (C)</td> </tr> </table> <table> <tr> <td>[[wikt:mi|Mi]]</td><td>[[wikt:manĝis|manĝis]]</td><td>[[wikt:pomojn|pomojn]]<ref>私はリンゎを食べた。</ref>.</td> </tr> <tr> <td>䞻語 (S)</td><td>動詞 (V)</td><td>目的語 (O)</td> </tr> </table> しかし、゚スペラントには察栌圢があるため、Mi pomojn manĝis.や、Pomojn mi manĝis.などの蚀い方も可胜です。 == 疑問文 == 疑問文でも、平叙文ず同様な語順になりたす。 <table> <tr> <td>[[wikt:ĉu|Ĉu]]</td><td>[[wikt:vi|vi]]</td><td>[[wikt:manĝis|manĝis]]</td><td>[[wikt:pomojn|pomojn]]<ref>あなたはリンゎを食べたしたか。</ref>?</td> </tr> <tr> <td></td><td>䞻語 (S)</td><td>動詞 (V)</td><td>目的語 (O)</td> </tr> </table> == 泚釈 == {{Reflist}} [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ふんけい]]
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2022-12-02T06:25:15Z
[ "テンプレヌト:Reflist" ]
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゚スペラント/文法/呜什文
呜什圢は、呜什するこずだけでなく、勧誘衚珟にも䜿えたす。ぜひずも、芚えおおきたしょう。 動詞の語尟を -u にする。 Manĝu!(食べなさい) 呜什の盞手が話し盞手のずきは、䞻語を省略するこずができたす。 Kareon manĝu!(カレヌを食べろ) 察栌で受けるこずもできたす。 Ne manĝu!(食べるな) neを䜿うず、~するなずいう意味になりたす。 Bonvolu manĝu(i)!(食べおください) bonvoluを䜿うず、䞁寧に蚀うこずができたす。動詞の語尟は、uでも、iでも、どちらを䜿っおも良いです。 Bonvolu ne manĝu(i)!(食べないでください) 同じようにneを䜿うず、~しないでくださいずいう意味になりたす。 Ni manĝu!(食べたしょう) ~したしょうずいった意味にも䜿われたす。 CÅ­ mi faru?(䜜りたしょうか) CÅ­ ni dancu?(螊りたせんか) ~したしょうか、~したせんかずいう意味も、呜什圢であらわすこずができたす。
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呜什圢は、呜什するこずだけでなく、勧誘衚珟にも䜿えたす。ぜひずも、芚えおおきたしょう。
呜什圢は、呜什するこずだけでなく、勧誘衚珟にも䜿えたす。ぜひずも、芚えおおきたしょう。 ==呜什圢の䜜り方== ===ふ぀うの呜什圢=== 動詞の語尟を '''-u''' にする。 Manĝu!(食べなさい) 呜什の盞手が話し盞手のずきは、䞻語を省略するこずができたす。 Kareon manĝu!(カレヌを食べろ 察栌で受けるこずもできたす。 Ne manĝu!(食べるな '''ne'''を䜿うず、'''するな'''ずいう意味になりたす。 ===䞁寧な蚀い方=== Bonvolu manĝu(i)!(食べおください) '''bonvolu'''を䜿うず、䞁寧に蚀うこずができたす。動詞の語尟は、'''u'''でも、'''i'''でも、どちらを䜿っおも良いです。 Bonvolu ne manĝu(i)!(食べないでください) 同じように'''ne'''を䜿うず、'''しないでください'''ずいう意味になりたす。 ==誘う== Ni manĝu!(食べたしょう) '''したしょう'''ずいった意味にも䜿われたす。 CÅ­ mi faru?(䜜りたしょうか) CÅ­ ni dancu?(螊りたせんか) '''したしょうか、したせんか'''ずいう意味も、呜什圢であらわすこずができたす。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう めいれいふん]]
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2022-12-02T06:25:15Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%91%BD%E4%BB%A4%E6%96%87
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゚スペラント/文法/時制
時制には、珟圚・過去・未来の3぀がありたす。それぞれ、䞍定詞の語尟"-i"を取り陀き、"-as","-is","-os"ずいった語尟を぀けるこずであらわしたす。 珟圚圢は、語尟が-asになっおいたす。 est-i(䞍定詞) → est-as(珟圚圢) 珟圚圢では、䞻に3぀のこずを衚したす。 Mi estas gaja.(私は楜しい) Mi kuras.(私は走っおいる) Akvo glaciigas en nulo grado.(氎は零床で氷る)<Warter freezes at zero degree.> 過去圢では、語尟が-isになっおいたす。 たた、過去圢では、次の3぀のこずがらをあらわしたす。 Mi manĝis kareon.(カレヌを食べた) Mi ĵus finis testo.(テストを終えたずころだ) Mi fumadis.(私は喫煙しおいた) 語幹ず語尟の間に,-ad-をいれるこずも倚いようです。 未来圢では、語尟が-osになりたす。 たた、次の二぀のこずを衚したす。 Ni manĝos kareon.(カレヌを食べるだろう)<We will eat curry.> Akvo bolos je tridek minuto.(30分したらお湯が沞く)<Water boil at a thirty munute.>
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時制には、珟圚・過去・未来の3぀がありたす。それぞれ、䞍定詞の語尟"-i"を取り陀き、"-as","-is","-os"ずいった語尟を぀けるこずであらわしたす。
時制には、珟圚・過去・未来の3぀がありたす。それぞれ、䞍定詞の語尟"-i"を取り陀き、"-as","-is","-os"ずいった語尟を぀けるこずであらわしたす。 ==珟圚圢== 珟圚圢は、語尟が'''-as'''になっおいたす。 est-i(䞍定詞)  → est-as(珟圚圢) 珟圚圢では、䞻に3぀のこずを衚したす。 ===珟圚の状態=== Mi estas gaja.(私は楜しい)<I am fun.> ===珟圚継続䞭の事柄=== Mi kuras.(私は走っおいる)<I am runing.> ===物事の真理・法則=== Akvo glaciigas en nulo grado.(氎は零床で氷る)<Warter freezes at zero degree.> ==過去圢== 過去圢では、語尟が'''-is'''になっおいたす。 たた、過去圢では、次の3぀のこずがらをあらわしたす。 ===過去の出来事=== Mi manĝis kareon.(カレヌを食べた)<I ate a curry.> ===珟圚完了圢=== Mi ĵus finis testo.(テストを終えたずころだ)<I have finished test just.> ===過去の習慣=== Mi fumadis.(私は喫煙しおいた)<I was smoking.> 語幹ず語尟の間に,-ad-をいれるこずも倚いようです。 ==未来圢== 未来圢では、語尟が'''-os'''になりたす。 たた、次の二぀のこずを衚したす。 ===未来の動䜜=== Ni manĝos kareon.(カレヌを食べるだろう)<We will eat curry.> ===未来の状態=== Akvo bolos je tridek minuto.(30分したらお湯が沞く)<Water boil at a thirty munute.> [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう しせい]]
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2022-12-02T06:19:56Z
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゚スペラント/文法/比范
比范の衚珟には、同等比范、比范玚、最䞊玚がありたす。 同等比范の構文は、英語ずそっくりです。比べおみたしょう。 Amiko estas tiel rapide kiel mi.(友達は私ず同じくらい速い) friend is as tall as I . このように、as~asだったのが、tiel~kielになっただけですね。 比范玚も、英語ず䌌たずころがありたす。 Vi estas pli bela ol li.(あなたは私より矎しい) You are more beautiful than me. このように、more~thanのずころが、pli~olになったわけです。 しかしその䞀方で、違うずころもありたす。 Bolt estas pli rapida ol mi.(ボルトは私より速い) Bolt is faster than I. このように、-er型の蚀い方はありたせん。党おMORE型です。 最䞊玚も比范玚ず同じように、-est型はありたせん。党おMOST型です。 Bolt estas la plej rapida en la mondo.(ボルトは䞖界で最も速いです。) Bolt is the fastest in the world.
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比范の衚珟には、同等比范、比范玚、最䞊玚がありたす。
比范の衚珟には、同等比范、比范玚、最䞊玚がありたす。 ==同等比范== 同等比范の構文は、英語ずそっくりです。比べおみたしょう。 Amiko estas tiel rapide kiel mi.(友達は私ず同じくらい速い) friend is as tall as I . このように、'''asas'''だったのが、'''tielkiel'''になっただけですね。 ==比范玚== 比范玚も、英語ず䌌たずころがありたす。 Vi estas pli bela ol li.(あなたは私より矎しい) You are more beautiful than me. このように、'''morethan'''のずころが、'''pliol'''になったわけです。 しかしその䞀方で、違うずころもありたす。 Bolt<ref>人名は、必ずしも -o で終わりたせん。</ref> estas pli rapida ol mi.(ボルトは私より速い) Bolt is faster than I. このように、'''-er型の蚀い方はありたせん'''。'''党おMORE型です'''。 ==最䞊玚== 最䞊玚も比范玚ず同じように、'''-est型はありたせん'''。'''党おMOST型です'''。 Bolt estas la plej rapida en la mondo.(ボルトは䞖界で最も速いです。) Bolt is the fastest in the world. [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ひかく]]
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゚スペラント/文法/分詞
分詞に぀いおです。英語には、-ing(珟圚分詞)ず-ed(過去分詞)がありたしたね。それぞれ意味は、~しおいる、~されたずいう意味でした。同じような蚀葉(倉化)が、゚スペラントにもあるのです。 ゚スペラントでは、過去分詞のこずを受動分詞ずいたす。意味は同じで、~されたずいう意味です。 䜜り方は次の通りです。(曞くの堎合) verk-i →verk-at →verk-at -a →verkata(曞かれた) このように、語根ず語尟の間に、分詞を衚す蚀葉を぀けるこずであらわしたす。この、分詞を衚す蚀葉、ずいうのには3぀あっお、それぞれ、次のような意味がありたす。 進行は、~しおいる。぀たり、たった今(もしくはその圓時)されおいたこずを衚したす。たた完了は、その時すでに終わっおいるこずを衚したす。そしお、未然は、その時されようずしおいるこず、ただされおはいないようなこずを衚しおいたす。このこずに぀いお、簡朔に、盞ず時制の項にたずめたしたので、そちらをご芧ください。 たた、受動分詞を䜿うこずによっお、受動態の文を衚すこずができたす。衚し方は、esti + 受動分詞です。 Zebro estas manĝata de liono.(シマりマは、ラむオンによっお食べられおいる。) 受動分詞の次は、胜動分詞です。こちらも、䜜り方は同じです。 verk-i → verk-ant-a → verkanta たた、こちらも、3぀の盞が存圚したす。ですから、3皮類の蚀葉を䜿い分けるこずになるのですね。 実は、受動分詞の間に、nが入った圢なんです。 ちなみに、゚スペラント(esperanto)ずいう蚀葉にも、分詞が䜿われおいたす。esperi(垌望する)が分詞になり、それに名詞語尟が぀いおいるのです。 時制ずいうのは、過去・珟圚・未来ずいった、時間のこずでした。 盞ずいうのは、行為がどの皋床進んだかを衚したこずです。 たずえば進行盞だったら、今行われおいたす。完了盞であれば、もうすでに終わっおいたす。未然盞であれば、今たさに始めようずしおいるこずです。 この、盞ず時制を衚すため、どのような方法を䜿えばいいのでしょうか。 たず、estiず䜵甚する方法です。 Mi estis verkinta la libron.(私はその本を曞いた) この䟋では、estiが過去の時制であるこずを瀺し、intが、完了盞 であるこずを瀺しおいたす。ちなみに、la libro(その本)を修食するために、圢容詞語尟-aが぀いおいたす。 次に、動詞だけを䜿う方法です。 Mi verkintis la libron.(私はその本を曞いた) この䟋では、動詞(この堎合では、分詞がそれです)の-isが過去であるこずを、-int-が完了盞であるこずを瀺しおいたす。
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分詞に぀いおです。英語には、-ing(珟圚分詞)ず-ed(過去分詞)がありたしたね。それぞれ意味は、しおいる、されたずいう意味でした。同じような蚀葉(倉化)が、゚スペラントにもあるのです。
分詞に぀いおです。英語には、'''-ing'''(珟圚分詞)ず'''-ed'''(過去分詞)がありたしたね。それぞれ意味は、'''しおいる'''、'''された'''ずいう意味でした。同じような蚀葉(倉化)が、゚スペラントにもあるのです。 ==受動(過去)分詞== ゚スペラントでは、過去分詞のこずを受動分詞ずいたす。意味は同じで、されたずいう意味です。 䜜り方は次の通りです。(曞くの堎合) verk-i   →verk-at →verk-at -a →verkata(曞かれた) このように、語根ず語尟の間に、分詞を衚す蚀葉を぀けるこずであらわしたす。この、分詞を衚す蚀葉、ずいうのには3぀あっお、それぞれ、次のような意味がありたす。 {| class="wikitable" |+ 受動(過去)分詞 ! 盾 !! 蚀葉 !! 䟋(曞くの堎合) |- | 進行(されおいる) || style="white-space:nowrap"| -at- || La libro verkatis de mi.(その本は私によっお曞かれおいた) |- | 完了(された) || style="white-space:nowrap" | -it- || la libro verkitas de mi.(その本は私によっお曞かれた) |- |未然(されようずしおいる) || style="white-space:nowrap"| -ot- || La libro verkotis de mi.(その本は私によっお曞かれようずしおいた) |} 進行は、'''しおいる'''。぀たり、たった今もしくはその圓時されおいたこずを衚したす。たた完了は、その時すでに終わっおいるこずを衚したす。そしお、未然は、その時されようずしおいるこず、ただされおはいないようなこずを衚しおいたす。このこずに぀いお、簡朔に、[[#盞ず時制|盞ず時制]]の項にたずめたしたので、そちらをご芧ください。 ===受動態=== たた、受動分詞を䜿うこずによっお、受動態の文を衚すこずができたす。衚し方は、'''esti + 受動分詞'''です。 Zebro estas manĝata de liono.(シマりマは、ラむオンによっお食べられおいる。) ==胜動(珟圚)分詞== 受動分詞の次は、胜動分詞です。こちらも、䜜り方は同じです。 verk-i → verk-ant-a → verkanta たた、こちらも、3぀の盞が存圚したす。ですから、3皮類の蚀葉を䜿い分けるこずになるのですね。 {| class="wikitable" |+ 胜動分詞 ! 盾 !! 蚀葉 !! 䟋 |- | 進行(しおいる) || style="white-space:nowrap"| -ant- || Mi verkantis la libron.(私はその本を曞いおいた) |- |完了(した) || style="white-space:nowrap"| -int- || Mi verkintis la libron.(私はその本を曞いた) |- |未然(しようずしおいる) || style="white-space:nowrap"| -ont- || Mi verkontis la libron.(私はその本を曞こうずしおいた) |} 実は、受動分詞の間に、nが入った圢なんです。 ちなみに、゚スペラント(esperanto)ずいう蚀葉にも、分詞が䜿われおいたす。esperi(垌望する)が分詞になり、それに名詞語尟が぀いおいるのです。 ==盞ず時制== 時制ずいうのは、過去・珟圚・未来ずいった、時間のこずでした。 盞ずいうのは、行為がどの皋床進んだかを衚したこずです。 たずえば進行盞だったら、今行われおいたす。完了盞であれば、もうすでに終わっおいたす。未然盞であれば、今たさに始めようずしおいるこずです。 この、盞ず時制を衚すため、どのような方法を䜿えばいいのでしょうか。 たず、'''estiず䜵甚する方法'''です。 Mi estis verkinta la libron.(私はその本を曞いた) この䟋では、estiが過去の時制であるこずを瀺し、intが、完了盞 であるこずを瀺しおいたす。ちなみに、la libro(その本)を修食するために、圢容詞語尟-aが぀いおいたす。 次に、'''動詞だけを䜿う方法'''です。 Mi verkintis la libron.(私はその本を曞いた) この䟋では、動詞(この堎合では、分詞がそれです)の-isが過去であるこずを、-int-が完了盞であるこずを瀺しおいたす。 ==倉化たずめ== {| class="wikitable" |+ 分詞の倉化 ! 盞 !! 受動分詞 !! 胜動分詞 |- | 進行 || style="white-space:nowrap"| -at- || style="white-space:nowrap"| -ant- |- | 完了 || style="white-space:nowrap"| -it- || style="white-space:nowrap"| -int- |- | 未然 || style="white-space:nowrap"| -ot- || style="white-space:nowrap"| -ont- |} [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ふんし]]
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゚スペラント/文法/話法
話法ずは、他人の蚀葉を䌝える蚀い方のこずです。䞻に、盎接話法ず間接話法がありたす。 盎接話法ずは、他人が蚀った蚀葉を、そのたたそっくり括匧でくくった文です。たずえば、次のような文があるでしょう。 Vi diris al mi "Mi amas kareon.(君は、「自分はカレヌが奜きだ」ず蚀ったろ) 間接話法ずは、他人の蚀った蚀葉を、括匧でくくっおいないぶんだず考えお良いでしょう。たずえば次の文などでしょう。 Vi diris al mi, ke mi amas kareon.(君はカレヌが奜きだず蚀った。) 盎接話法の文ず同じ意味です。 さお、英語などでは、時制の䞀臎が起きたしたね。たずえば、 You said to me that I loved curry. 実は、先ほどの文ず同じ意味です。埓属節の動詞(぀たりloveですね)を芋おください。love ではなく、loved になっおいたす。過去圢になっおいるわけです。 䞀方、゚スペラントの文を芋おみたしょう。loveに盞圓するのは、amiのずころは、amisではなく、amasになっおいるのです。 このように、゚スペラントでは、時制の䞀臎が起こりたせん。 ゚スペラントの文ず、英語の文を比べおみたしょう。英語の文で、thanのずころが、゚スペラントの文では、keになっおいたす。このように平叙文のずきは、接続詞keによっお、埓属節をみちびきたす。 たた、吊定文のずきもkeを䜿うこずができたす。 Li diris al mi, ke li ne amas.(圌は、自分自身が奜きでないずいった) そしお、呜什文でも、keを䜿えたす。 Li diris al mi, ke ŝi malfermu fenestron.(圌は、圌女に、窓を開けろず蚀った) 疑問文のずきには、いく぀かの接続詞を䜿い分けるこずになりたす。しかし、その䜿い分けは簡単です。 たず、疑問詞を぀かった疑問文は、その疑問詞で導きたす。 Li demandis min, kiu venis.(圌は私に、だれが来たか聞いた) 次に、ĉuを䜿った疑問文は、ĉuで導きたす。 Li demandis min, ĉu mi amas kareon.(圌は私に、カレヌが奜きか聞いた) 平叙文・吊定文・呜什文 → ke 疑問文 → 疑問詞たたはĉu
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話法ずは、他人の蚀葉を䌝える蚀い方のこずです。䞻に、盎接話法ず間接話法がありたす。
話法ずは、他人の蚀葉を䌝える蚀い方のこずです。䞻に、盎接話法ず間接話法がありたす。 ==盎接話法== 盎接話法ずは、他人が蚀った蚀葉を、そのたたそっくり括匧でくくった文です。たずえば、次のような文があるでしょう。 Vi diris al mi "Mi amas kareon.(君は、「自分はカレヌが奜きだ」ず蚀ったろ) ==間接話法== 間接話法ずは、他人の蚀った蚀葉を、括匧でくくっおいないぶんだず考えお良いでしょう。たずえば次の文などでしょう。 Vi diris al mi, ke mi amas kareon.(君はカレヌが奜きだず蚀った。) 盎接話法の文ず同じ意味です。 ===時制の䞀臎=== さお、英語などでは、時制の䞀臎が起きたしたね。たずえば、 You said to me that I loved curry. 実は、先ほどの文ず同じ意味です。埓属節の動詞(぀たりloveですね)を芋おください。love ではなく、loved になっおいたす。過去圢になっおいるわけです。 䞀方、゚スペラントの文を芋おみたしょう。loveに盞圓するのは、amiのずころは、'''amisではなく、amasになっおいる'''のです。 このように、゚スペラントでは、時制の䞀臎が起こりたせん。 ===間接話法ず接続詞=== ====平叙文・吊定文・呜什文のずき==== ゚スペラントの文ず、英語の文を比べおみたしょう。英語の文で、thanのずころが、゚スペラントの文では、'''ke'''になっおいたす。このように平叙文のずきは、接続詞'''ke'''によっお、埓属節をみちびきたす。 たた、吊定文のずきも'''ke'''を䜿うこずができたす。 Li diris al mi, ke li ne amas.(圌は、自分自身が奜きでないずいった) そしお、呜什文でも、'''ke'''を䜿えたす。 Li diris al mi, ke ŝi malfermu fenestron.(圌は、圌女に、窓を開けろず蚀った) ====疑問文のずき==== 疑問文のずきには、いく぀かの接続詞を䜿い分けるこずになりたす。しかし、その䜿い分けは簡単です。 たず、疑問詞を぀かった疑問文は、その疑問詞で導きたす。 Li demandis min, kiu venis.(圌は私に、だれが来たか聞いた) 次に、ĉuを䜿った疑問文は、ĉuで導きたす。 Li demandis min, ĉu mi amas kareon.(圌は私に、カレヌが奜きか聞いた) ====たずめ==== 平叙文・吊定文・呜什文 → '''ke''' 疑問文 → '''疑問詞たたはĉu''' [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう わほう]]
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E8%A9%B1%E6%B3%95
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゚スペラント/文法/品詞転換
゚スペラントでは、名詞は-o、圢容詞は-aずいう颚に、品詞によっお語尟が倉わりたしたね。そのため、品詞転換をするのが簡単でありたす。 それぞれの品詞に぀いおいた語尟が䜕だったか、おさらいしたしょう これらの語尟を取り換えるこずによっお、その単語の意味を倉えるこずができたす。終わりfinoの䟋で考えおみたしょう。 名詞語尟-oを、圢容詞語尟-aにしおみたす。するず、fina終わりのずいう意味になりたす。 たた、副詞語尟-eにしおみるずどうでしょう。こんどは、fine終わりにずいう意味になりたした。 動詞であればどうでしょう。語尟を-iにするず、fini終えるになりたす。 ここから掟生しお、finas終える,finis終えた,finos終えるだろう,finu終えろ,finus終えたずしたら、ずいった単語ができたす。 このように、品詞の語尟を取り換えるず、意味が倉わるのです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "゚スペラントでは、名詞は-o、圢容詞は-aずいう颚に、品詞によっお語尟が倉わりたしたね。そのため、品詞転換をするのが簡単でありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "それぞれの品詞に぀いおいた語尟が䜕だったか、おさらいしたしょう", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "これらの語尟を取り換えるこずによっお、その単語の意味を倉えるこずができたす。終わりfinoの䟋で考えおみたしょう。", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "名詞語尟-oを、圢容詞語尟-aにしおみたす。するず、fina終わりのずいう意味になりたす。", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "たた、副詞語尟-eにしおみるずどうでしょう。こんどは、fine終わりにずいう意味になりたした。", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "動詞であればどうでしょう。語尟を-iにするず、fini終えるになりたす。", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ここから掟生しお、finas終える,finis終えた,finos終えるだろう,finu終えろ,finus終えたずしたら、ずいった単語ができたす。", "title": "品詞転換" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "このように、品詞の語尟を取り換えるず、意味が倉わるのです。", "title": "品詞転換" } ]
゚スペラントでは、名詞は-o、圢容詞は-aずいう颚に、品詞によっお語尟が倉わりたしたね。そのため、品詞転換をするのが簡単でありたす。
゚スペラントでは、名詞は'''-o'''、圢容詞は'''-a'''ずいう颚に、品詞によっお語尟が倉わりたしたね。そのため、品詞転換をするのが簡単でありたす。 ==品詞転換== それぞれの品詞に぀いおいた語尟が䜕だったか、おさらいしたしょう {| class="wikitable" |+品詞の語尟 ! 品詞 !! 語尟 |- | 名詞 || -o |- | 圢容詞 || -a |- | 副詞 || -e |- | 動詞䞍定圢 || -i |- | 動詞珟圚圢 || -as |- | 動詞過去圢 || -is |- | 動詞未来圢 || -os |- | 動詞呜什圢 || -u |- | 動詞仮定圢 || -us |} これらの語尟を取り換えるこずによっお、その単語の意味を倉えるこずができたす。終わり'''fino'''の䟋で考えおみたしょう。 名詞語尟-oを、圢容詞語尟-aにしおみたす。するず、fina'''終わりの'''ずいう意味になりたす。 たた、副詞語尟-eにしおみるずどうでしょう。こんどは、fine'''終わりに'''ずいう意味になりたした。 動詞であればどうでしょう。語尟を-iにするず、fini'''終える'''になりたす。 ここから掟生しお、finas'''終える''',finis'''終えた''',finos'''終えるだろう''',finu'''終えろ''',finus'''終えたずしたら'''、ずいった単語ができたす。 このように、品詞の語尟を取り換えるず、意味が倉わるのです。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ひんしおんかん]]
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19,657
゚スペラント/文法/名詞
゚スペラントの名詞は、必ず-oで終わりたす。 名詞に性の区別はなく、単数ず耇数ずいう数の区別ず、䞻栌ず察栌ずいう栌の区別があるだけです。 ゚スペラントには、単数ず耇数の区別がありたす。単語を耇数圢にするには、単数圢の圢に、-jを぀けるこずであらわしたす。 (䟋) frago → fragoj ゚スペラントの栌には、䞻栌ず察栌がありたす。䞻栌は~が,察栌は~をずいうこずを衚したす。 察栌は䞻栌に-nを぀けるこずであらわしたす。 (䟋) frago → fragon 耇数圢ず、察栌の䜜り方を芋おきたした。では、耇数でもあり察栌でもあるずきは、どうすればよいのでしょう。 それは、-jnを぀けるこずです。 (䟋) frago → fragojn 名詞の倉化は、これで終わりです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "゚スペラントの名詞は、必ず-oで終わりたす。", "title": "゚スペラントの名詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "名詞に性の区別はなく、単数ず耇数ずいう数の区別ず、䞻栌ず察栌ずいう栌の区別があるだけです。", "title": "゚スペラントの名詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "゚スペラントには、単数ず耇数の区別がありたす。単語を耇数圢にするには、単数圢の圢に、-jを぀けるこずであらわしたす。", "title": "゚スペラントの数" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(䟋) frago → fragoj", "title": "゚スペラントの数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚スペラントの栌には、䞻栌ず察栌がありたす。䞻栌は~が,察栌は~をずいうこずを衚したす。", "title": "゚スペラントの栌" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "察栌は䞻栌に-nを぀けるこずであらわしたす。", "title": "゚スペラントの栌" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(䟋) frago → fragon", "title": "゚スペラントの栌" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "耇数圢ず、察栌の䜜り方を芋おきたした。では、耇数でもあり察栌でもあるずきは、どうすればよいのでしょう。", "title": "耇数察栌の衚し方" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "それは、-jnを぀けるこずです。", "title": "耇数察栌の衚し方" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(䟋) frago → fragojn", "title": "耇数察栌の衚し方" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "名詞の倉化は、これで終わりです。", "title": "耇数察栌の衚し方" } ]
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==゚スペラントの名詞== ゚スペラントの名詞は、必ず'''-o'''で終わりたす。 名詞に性の区別はなく、単数ず耇数ずいう数の区別ず、䞻栌ず察栌ずいう栌の区別があるだけです。 ==゚スペラントの数== ゚スペラントには、単数ず耇数の区別がありたす。単語を耇数圢にするには、単数圢の圢に、'''-j'''を぀けるこずであらわしたす。 (䟋) frago  →  fragoj ==゚スペラントの栌== ゚スペラントの栌には、䞻栌ず察栌がありたす。䞻栌は'''が''',察栌は'''を'''ずいうこずを衚したす。 察栌は䞻栌に'''-n'''を぀けるこずであらわしたす。 (䟋) frago  →  fragon ==耇数察栌の衚し方== 耇数圢ず、察栌の䜜り方を芋おきたした。では、耇数でもあり察栌でもあるずきは、どうすればよいのでしょう。 それは、'''-jn'''を぀けるこずです。 (䟋) frago → fragojn 名詞の倉化は、これで終わりです。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう めいし]]
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゚スペラント/文法/代名詞
人称代名詞には、以䞋の様なものがある。 代名詞には、所有栌や目的栌もある。しかし、それは䞻栌から䜜られる。(Miを䟋にしお考えよう) 所有栌 → 䞻栌 + a (Mia:私の) 目的栌 → 䞻栌 + n (Min:私を) 所有栌は、圢容詞語尟-aを、目的栌は、察栌語尟-nを぀けるこずであらわされおいたす。 再垰代名詞:si 䞀般人称:oni 䞉人称の䞻語が同䞀文䞭に珟れるずき、再垰代名詞・siは甚いられたす。たずえば、次の䟋があるでしょう。 Li amas sin.(圌は自分を愛しおいたす。) ただし、䞻語がもう䞀床珟れる堎合ですから、次のような堎合は違いたす。 Li amas ŝin.(圌は圌女を愛しおいたす。) このように、䞉人称の代名詞が二床あらわれたずしおも、それが䞻語でなければ、再垰動名詞は甚いたせん。 たた、䞀般人称oniずいうのは、人は~,䞖間が~ずいったこずをあらわしたす。 Oni diras, ke Lincoln estas granda prezidento.(人は、リンカヌンは偉倧な倧統領だずいう) このように、䞖間䞀般が蚀っおいるようなこずは、oniであらわしたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "人称代名詞には、以䞋の様なものがある。", "title": "人称代名詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "代名詞には、所有栌や目的栌もある。しかし、それは䞻栌から䜜られる。(Miを䟋にしお考えよう)", "title": "人称代名詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "所有栌 → 䞻栌 + a (Mia:私の)", "title": "人称代名詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "目的栌 → 䞻栌 + n (Min:私を)", "title": "人称代名詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "所有栌は、圢容詞語尟-aを、目的栌は、察栌語尟-nを぀けるこずであらわされおいたす。", "title": "人称代名詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "再垰代名詞:si 䞀般人称:oni", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "䞉人称の䞻語が同䞀文䞭に珟れるずき、再垰代名詞・siは甚いられたす。たずえば、次の䟋があるでしょう。", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "Li amas sin.(圌は自分を愛しおいたす。)", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ただし、䞻語がもう䞀床珟れる堎合ですから、次のような堎合は違いたす。", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "Li amas ŝin.(圌は圌女を愛しおいたす。)", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "このように、䞉人称の代名詞が二床あらわれたずしおも、それが䞻語でなければ、再垰動名詞は甚いたせん。", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "たた、䞀般人称oniずいうのは、人は~,䞖間が~ずいったこずをあらわしたす。", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "Oni diras, ke Lincoln estas granda prezidento.(人は、リンカヌンは偉倧な倧統領だずいう)", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このように、䞖間䞀般が蚀っおいるようなこずは、oniであらわしたす。", "title": "再垰代名詞ず䞀般人称" } ]
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==人称代名詞== 人称代名詞には、以䞋の様なものがある。 {| class="wikitable" |+ 人称代名詞 ! !! 単数 !! 耇数 |- ! 䞀人称 | Mi(私,I) || Ni(私たち,We) |- ! 二人称 | colspan="2" | Vi(あなた、君,You) |- ! rowspan="3" | 䞉人称 | Li(圌,He) || rowspan="3" | Ili(圌ら,They) |- | Ŝi(圌女,She) |- | Ĝi(それ,It) |} 代名詞には、所有栌や目的栌もある。しかし、それは䞻栌から䜜られる。(Miを䟋にしお考えよう) 所有栌 → 䞻栌 + a (Mia私の) 目的栌 → 䞻栌 + n (Min私を) 所有栌は、圢容詞語尟'''-a'''を、目的栌は、察栌語尟'''-n'''を぀けるこずであらわされおいたす。 ==再垰代名詞ず䞀般人称== 再垰代名詞si  䞀般人称:oni '''䞉人称の䞻語が同䞀文䞭に珟れるずき、再垰代名詞・si'''は甚いられたす。たずえば、次の䟋があるでしょう。 Li amas sin.(圌は自分を愛しおいたす。) ただし、䞻語がもう䞀床珟れる堎合ですから、次のような堎合は違いたす。 Li amas ŝin.(圌は圌女を愛しおいたす。) このように、䞉人称の代名詞が二床あらわれたずしおも、それが䞻語でなければ、再垰動名詞は甚いたせん。 たた、䞀般人称'''oni'''ずいうのは、'''人は''','''䞖間が'''ずいったこずをあらわしたす。 Oni diras, ke Lincoln estas granda prezidento.(人は、リンカヌンは偉倧な倧統領だずいう) このように、䞖間䞀般が蚀っおいるようなこずは、'''oni'''であらわしたす。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう たいめいし]]
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2022-12-02T06:25:15Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E
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゚スペラント/文法/副詞
副詞には、本来副詞ず掟生副詞がありたす。 本来副詞は、品詞語尟を持たず、-eで終わっおいない副詞です。䟋ずしお、hodiaÅ­ (今日)やambaÅ­ (䞡方)がありたす。 掟生副詞は、品詞語尟-eを持っおいる副詞のこずです。他の品詞の単語の品詞語尟を倉換しお䜜られるため、こう呌ばれたす。䟋ずしお、feliĉe (幞せに、feliĉaは「幞せな」ずいう圢容詞)やkuraĝe (勇敢に、kuraĝaは「勇敢な」ずいう圢容詞)がありたす。掟生副詞は䞍定詞が䞻語ずなる堎合の補語ずしおも甚いられたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "副詞には、本来副詞ず掟生副詞がありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "本来副詞は、品詞語尟を持たず、-eで終わっおいない副詞です。䟋ずしお、hodiaÅ­ (今日)やambaÅ­ (䞡方)がありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "掟生副詞は、品詞語尟-eを持っおいる副詞のこずです。他の品詞の単語の品詞語尟を倉換しお䜜られるため、こう呌ばれたす。䟋ずしお、feliĉe (幞せに、feliĉaは「幞せな」ずいう圢容詞)やkuraĝe (勇敢に、kuraĝaは「勇敢な」ずいう圢容詞)がありたす。掟生副詞は䞍定詞が䞻語ずなる堎合の補語ずしおも甚いられたす。", "title": "" } ]
副詞には、本来副詞ず掟生副詞がありたす。 本来副詞は、品詞語尟を持たず、-eで終わっおいない副詞です。䟋ずしお、hodiaÅ­ (今日)やambaÅ­ (䞡方)がありたす。 掟生副詞は、品詞語尟-eを持っおいる副詞のこずです。他の品詞の単語の品詞語尟を倉換しお䜜られるため、こう呌ばれたす。䟋ずしお、feliĉe (幞せに、feliĉaは「幞せな」ずいう圢容詞)やkuraĝe (勇敢に、kuraĝaは「勇敢な」ずいう圢容詞)がありたす。掟生副詞は䞍定詞が䞻語ずなる堎合の補語ずしおも甚いられたす。
副詞には、本来副詞ず掟生副詞がありたす。 本来副詞は、'''品詞語尟を持たず、-eで終わっおいない副詞'''です。䟋ずしお、[[wikt:hodiaÅ­|hodiaÅ­]] (今日)や[[wikt:ambaÅ­|ambaÅ­]] (䞡方)がありたす。 掟生副詞は、'''品詞語尟-eを持っおいる副詞'''のこずです。他の品詞の単語の品詞語尟を倉換しお䜜られるため、こう呌ばれたす。䟋ずしお、[[wikt:feliĉe|feliĉe]] (幞せに、feliĉaは「幞せな」ずいう圢容詞)や[[wikt:kuraĝe|kuraĝe]] (勇敢に、kuraĝaは「勇敢な」ずいう圢容詞)がありたす。掟生副詞は䞍定詞が䞻語ずなる堎合の補語ずしおも甚いられたす。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ふくし]] [[カテゎリ:副詞]]
2014-12-18T15:06:21Z
2023-07-11T11:16:51Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E5%89%AF%E8%A9%9E
19,660
゚スペラント/文法/盞関詞
゚スペラントには、盞関詞ずいうものがありたす。これは、゚スペラント特有のもので、疑問詞も、この䞭に含たれおいたす。 盞関詞は、衚で機械的に組み合わされ぀くられおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "゚スペラントには、盞関詞ずいうものがありたす。これは、゚スペラント特有のもので、疑問詞も、この䞭に含たれおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "盞関詞は、衚で機械的に組み合わされ぀くられおいたす。", "title": "" } ]
゚スペラントには、盞関詞ずいうものがありたす。これは、゚スペラント特有のもので、疑問詞も、この䞭に含たれおいたす。 盞関詞は、衚で機械的に組み合わされ぀くられおいたす。
゚スペラントには、盞関詞ずいうものがありたす。これは、゚スペラント特有のもので、疑問詞も、この䞭に含たれおいたす。 盞関詞は、衚で機械的に組み合わされ぀くられおいたす。 {| class="wikitable" |+ 盞関詞 ! !! こず・もの -o !! ひず・もの -u !! 性質 -a !! 所有 -es !! ずころ -e !! わけ -al !! ようす -el !! 時 -am !! 数量 -om |- ! 疑問 ki- | kio なに || kiu だれ || kia どんな || kies だれの || kie どこに || kial なぜ || kiel どんなに || kiam い぀ || kiom いく぀ |- ! 指瀺 ti- | tio それ || tiu そのひず || tia そんな || ties その人の・そのものの || tie そこに || tial そのため || tiel そのように || tiam そのずきに || tiom それだけ |- ! 䞍定 i- | io あるこず || iu ずある || ia ある皮の || ies 誰かの || ie どこかに || ial 䜕かのわけで || iel どうかしお || iam そのずき || iom いく぀か |- ! ĉi- 党般 | ĉio すべお || ĉiu みんな || ĉia あらゆる || ĉies 各人の || ĉie いたるずころ || ĉial すべおのために || ĉiel いろいろに || ĉiam い぀も || ĉiom ぜんぶ、すっかり |- ! neni- 吊定 | nenio 䜕もない || neniu だれもない || nenia どんなでもない || nenies だれのでもない || nenie どこにもない || nenial どういうでもない || neniel どんなでもない || neniam (い぀でも)決しおでない || neniom すこしもない |} [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう そうかんし]]
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2022-12-02T06:19:56Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E7%9B%B8%E9%96%A2%E8%A9%9E
19,661
゚スペラント/文法/数詞・序数詞
数詞を組み合わせるこずで、別の数詞を䜜り出すこずができる。 11 : dek unu 12 : dek du 13 : dek tri : : : 20 : dudek 21 : dudek unu このように、そのたた数を䞊べるこずであらわすこずができる。 序数は、数詞に、圢容詞語尟-aを぀けるこずであらわせる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "数詞を組み合わせるこずで、別の数詞を䜜り出すこずができる。", "title": "数詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "11 : dek unu 12 : dek du 13 : dek tri : : : 20 : dudek 21 : dudek unu", "title": "数詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このように、そのたた数を䞊べるこずであらわすこずができる。", "title": "数詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "序数は、数詞に、圢容詞語尟-aを぀けるこずであらわせる。", "title": "序数" } ]
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==数詞== {| class="wikitable" |+数詞 | 1 || unu |- | 2 || du |- | 3 || tri |- | 4 || kvar |- | 5 || kvin |- | 6 || ses |- | 7 || sep |- | 8 || ok |- | 9 || naÅ­ |- | 10 || dek |- | 100 || cent |- | 1000 || mil |} 数詞を組み合わせるこずで、別の数詞を䜜り出すこずができる。 11  dek unu 12  dek du 13  dek tri             20  dudek 21  dudek unu このように、そのたた数を䞊べるこずであらわすこずができる。 ==序数== 序数は、数詞に、圢容詞語尟'''-a'''を぀けるこずであらわせる。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう すうししよすうし]]
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2022-12-02T06:19:56Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%95%B0%E8%A9%9E%E3%83%BB%E5%BA%8F%E6%95%B0%E8%A9%9E
19,662
゚スペラント/文法/耇合動詞
devi,povi などの埌に、動詞の䞍定圢を眮くこずで、耇合動詞を぀くるこずができる。 次の䟋を芋おみたしょう。 Mi devas malfumi.(私は犁煙しなければならない) devas malfumiず、動詞が連続しおいたす。devasは、しなければならないの珟圚圢。malfumiは、犁煙ずいう意味の䞍定圢。このように、特定の動詞の埌に、䞍定圢の動詞を続けるこずで、耇合動詞を圢䜜るこずができたす。 特定の動詞には、䞻に、povi(~できる),devi(~しなければならない),rajti(~しおもよい)などがありたす。これらの動詞は、助動詞のようですが、助動詞ではありたせん。しかし、助動詞ず䌌お、蚱可や、矩務などをあらわすこずができたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "devi,povi などの埌に、動詞の䞍定圢を眮くこずで、耇合動詞を぀くるこずができる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "次の䟋を芋おみたしょう。", "title": "耇合動詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Mi devas malfumi.(私は犁煙しなければならない)", "title": "耇合動詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "devas malfumiず、動詞が連続しおいたす。devasは、しなければならないの珟圚圢。malfumiは、犁煙ずいう意味の䞍定圢。このように、特定の動詞の埌に、䞍定圢の動詞を続けるこずで、耇合動詞を圢䜜るこずができたす。", "title": "耇合動詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "特定の動詞には、䞻に、povi(~できる),devi(~しなければならない),rajti(~しおもよい)などがありたす。これらの動詞は、助動詞のようですが、助動詞ではありたせん。しかし、助動詞ず䌌お、蚱可や、矩務などをあらわすこずができたす。", "title": "耇合動詞" } ]
devi,povi などの埌に、動詞の䞍定圢を眮くこずで、耇合動詞を぀くるこずができる。
devi,povi などの埌に、動詞の䞍定圢を眮くこずで、耇合動詞を぀くるこずができる。 ==耇合動詞== 次の䟋を芋おみたしょう。 Mi devas malfumi.(私は犁煙しなければならない) '''devas malfumi'''ず、動詞が連続しおいたす。devasは、しなければならないの珟圚圢。malfumiは、犁煙ずいう意味の䞍定圢。このように、特定の動詞の埌に、䞍定圢の動詞を続けるこずで、耇合動詞を圢䜜るこずができたす。 特定の動詞には、䞻に、povi(できる),devi(しなければならない),rajti(しおもよい)などがありたす。これらの動詞は、助動詞のようですが、助動詞ではありたせん。しかし、助動詞ず䌌お、蚱可や、矩務などをあらわすこずができたす。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう ふくこうずうし]]
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2022-12-02T06:25:15Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E8%A4%87%E5%90%88%E5%8B%95%E8%A9%9E
19,665
臭気刀定士詊隓
臭気刀定士詊隓は臭気刀定を行う資栌で、受隓資栌は満18歳以䞊で、亀付芁件は詊隓合栌に加え詊隓合栌埌たたは詊隓前に嗅芚怜査に合栌したもの。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "臭気刀定士詊隓は臭気刀定を行う資栌で、受隓資栌は満18歳以䞊で、亀付芁件は詊隓合栌に加え詊隓合栌埌たたは詊隓前に嗅芚怜査に合栌したもの。", "title": "詊隓抂芁" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 臭気刀定士詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 臭気刀定士詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''臭気刀定士詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''臭気刀定士詊隓''' == 詊隓抂芁 == 臭気刀定士詊隓は臭気刀定を行う資栌で、受隓資栌は満18歳以䞊で、亀付芁件は詊隓合栌に加え詊隓合栌埌たたは詊隓前に嗅芚怜査に合栌したもの。 == 詊隓察策 == * [[臭気刀定士詊隓/嗅芚抂論]] * [[臭気刀定士詊隓/悪臭防止行政]] * [[臭気刀定士詊隓/悪臭枬定抂論]] * [[臭気刀定士詊隓/分析統蚈抂論]] * [[臭気刀定士詊隓/臭気指数等に係る枬定の業務]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|しゅうきはんおいししけん]]
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2014-12-20T10:17:31Z
[ "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%87%AD%E6%B0%97%E5%88%A4%E5%AE%9A%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93
19,667
シュメヌル語
「早速文法を孊びたい方は レッスンぞ」 このペヌゞを開いたあなたは、おそらくなんらかの理由があっお、シュメヌル語の勉匷を始めたのでしょう。しかし、そのような理由のない方のために、今から少し説明をしたしょう。 シュメヌル語の文法は、蟌み入っおわかりづらいものです。母語話者が䞀人もおらず、資料もあたり倚くはない䞊、長い間母語話者でない人々によっお曞かれおきただけに、孊ぶ䞊での問題も倚く発生したす。しかし、名高い文法家が、長幎忘れ去られおいたシュメヌル語の文法を、合理的で矛盟のない、実甚的なものずしおたずめ䞊げたのです。そしお、これは私たちにずっお十分なものです。この蚀語孊ず探偵の仕事を䞀床にやるようなこずは、どの研究者にずっおも楜しい挑戊です。 シュメヌル語を勉匷するこずはもっず蟌み入った物になりたす。なぜなら、䞖界でも初めおの筆蚘䜓系が、傷や絵の段階から、本物の文字ぞずゆっくりず進化しおいくからです。もっずもこれは楜しみの䞀぀でもありたす。シュメヌル語の文法や曞蚘䜓系に぀いおむメヌゞを膚らたせる手助けずなるような機䌚は、十分にありたす。あなたも、その機䌚にあずかるこずができたす。 技術的に話すず、この文法は、初孊者の芖点から、シュメヌル語の基瀎を玹介するこずを意図しおいたす。参考ずされるこずを意図したものではありたせん。たた、資料が䞍足しおいるこずや、数倚くの研究者が未だ進行䞭であるこずなどから、我々のシュメヌル語に察する理解も垞に倉化しおいたす。ですから、ここに曞いおあるこずは、あたりあおにしないでください。 シュメヌル語は、少なくずも5000幎前から2500幎前たで甚いられおいたした。もちろん、時代ずずもに倚くの倉化を経おきたした。たた、口語ずしお廃れた埌も、文語的で公匏な蚀語ずしお、他文化で䜿われたした。 これは、シュメヌル語がただ䞀぀のものではなく、倚くの蚀語を意味しおいるずいうこずです。シュメヌル語は、極めお倚くの地域で䜿われおきたした。したがっお、時代の倉化のみならず、地域的な倉化も存圚しおいたす。 「決定的な」文法を䜜る方法がいくらでもあるこずが、すぐにわかるでしょう。か぀おあるシュメヌル孊者が冗談をずばしたした。「シュメヌル孊者の数だけ、シュメヌル語の文法がある」ず。 しかし、芚えおおくべき最も重芁なこずは、シュメヌル人がけしお我々を混乱させようず詊しおいるのではないずいうこずです。実際、シュメヌル人も、より理解しやすくしようずしおいたした。政治や文孊の面で、圌らの偉業を埌䞖の人々に䌝えようずしおいたのです。 ですから、博物通などで、シュメヌルの粘土板を読むずきは、このこずを思い出しおください。読たれたがっおいるのだず。 どこぞ行こうずも、少し努力をするだけで、人間の粟神から来る垌望や倢、そしお野心を持った人々の声が聞こえおくるのですから。 シュメヌル語を読むずいうこずは、䞀番に人間の努力なのです。 シュメヌル語/文法入門 これは、シュメヌル語に觊れたこずのない人のために曞かれたものです。 提案などはトヌク・ペヌゞにお寄せください。 このテキストで䜿われる甚語は、こちらの甚語集をご利甚ください。 これは楔圢文字の䞀芧です。Unicodeに登録されたものや文字の組み合わせ、倚様な字蚳に぀いお収録しおいたす。 (蚳泚:未翻蚳のため、英語版の䞀芧にリンクを匵っおありたす。)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "「早速文法を孊びたい方は レッスンぞ」", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このペヌゞを開いたあなたは、おそらくなんらかの理由があっお、シュメヌル語の勉匷を始めたのでしょう。しかし、そのような理由のない方のために、今から少し説明をしたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "シュメヌル語の文法は、蟌み入っおわかりづらいものです。母語話者が䞀人もおらず、資料もあたり倚くはない䞊、長い間母語話者でない人々によっお曞かれおきただけに、孊ぶ䞊での問題も倚く発生したす。しかし、名高い文法家が、長幎忘れ去られおいたシュメヌル語の文法を、合理的で矛盟のない、実甚的なものずしおたずめ䞊げたのです。そしお、これは私たちにずっお十分なものです。この蚀語孊ず探偵の仕事を䞀床にやるようなこずは、どの研究者にずっおも楜しい挑戊です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "シュメヌル語を勉匷するこずはもっず蟌み入った物になりたす。なぜなら、䞖界でも初めおの筆蚘䜓系が、傷や絵の段階から、本物の文字ぞずゆっくりず進化しおいくからです。もっずもこれは楜しみの䞀぀でもありたす。シュメヌル語の文法や曞蚘䜓系に぀いおむメヌゞを膚らたせる手助けずなるような機䌚は、十分にありたす。あなたも、その機䌚にあずかるこずができたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "技術的に話すず、この文法は、初孊者の芖点から、シュメヌル語の基瀎を玹介するこずを意図しおいたす。参考ずされるこずを意図したものではありたせん。たた、資料が䞍足しおいるこずや、数倚くの研究者が未だ進行䞭であるこずなどから、我々のシュメヌル語に察する理解も垞に倉化しおいたす。ですから、ここに曞いおあるこずは、あたりあおにしないでください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "シュメヌル語は、少なくずも5000幎前から2500幎前たで甚いられおいたした。もちろん、時代ずずもに倚くの倉化を経おきたした。たた、口語ずしお廃れた埌も、文語的で公匏な蚀語ずしお、他文化で䜿われたした。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "これは、シュメヌル語がただ䞀぀のものではなく、倚くの蚀語を意味しおいるずいうこずです。シュメヌル語は、極めお倚くの地域で䜿われおきたした。したがっお、時代の倉化のみならず、地域的な倉化も存圚しおいたす。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "「決定的な」文法を䜜る方法がいくらでもあるこずが、すぐにわかるでしょう。か぀おあるシュメヌル孊者が冗談をずばしたした。「シュメヌル孊者の数だけ、シュメヌル語の文法がある」ず。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "しかし、芚えおおくべき最も重芁なこずは、シュメヌル人がけしお我々を混乱させようず詊しおいるのではないずいうこずです。実際、シュメヌル人も、より理解しやすくしようずしおいたした。政治や文孊の面で、圌らの偉業を埌䞖の人々に䌝えようずしおいたのです。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ですから、博物通などで、シュメヌルの粘土板を読むずきは、このこずを思い出しおください。読たれたがっおいるのだず。 どこぞ行こうずも、少し努力をするだけで、人間の粟神から来る垌望や倢、そしお野心を持った人々の声が聞こえおくるのですから。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "シュメヌル語を読むずいうこずは、䞀番に人間の努力なのです。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "シュメヌル語/文法入門 これは、シュメヌル語に觊れたこずのない人のために曞かれたものです。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "提案などはトヌク・ペヌゞにお寄せください。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このテキストで䜿われる甚語は、こちらの甚語集をご利甚ください。", "title": "甚語集" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "これは楔圢文字の䞀芧です。Unicodeに登録されたものや文字の組み合わせ、倚様な字蚳に぀いお収録しおいたす。", "title": "楔圢文字䞀芧" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "(蚳泚:未翻蚳のため、英語版の䞀芧にリンクを匵っおありたす。)", "title": "楔圢文字䞀芧" } ]
「早速文法を孊びたい方は レッスンぞ」 このペヌゞを開いたあなたは、おそらくなんらかの理由があっお、シュメヌル語の勉匷を始めたのでしょう。しかし、そのような理由のない方のために、今から少し説明をしたしょう。 シュメヌル語の文法は、蟌み入っおわかりづらいものです。母語話者が䞀人もおらず、資料もあたり倚くはない䞊、長い間母語話者でない人々によっお曞かれおきただけに、孊ぶ䞊での問題も倚く発生したす。しかし、名高い文法家が、長幎忘れ去られおいたシュメヌル語の文法を、合理的で矛盟のない、実甚的なものずしおたずめ䞊げたのです。そしお、これは私たちにずっお十分なものです。この蚀語孊ず探偵の仕事を䞀床にやるようなこずは、どの研究者にずっおも楜しい挑戊です。 シュメヌル語を勉匷するこずはもっず蟌み入った物になりたす。なぜなら、䞖界でも初めおの筆蚘䜓系が、傷や絵の段階から、本物の文字ぞずゆっくりず進化しおいくからです。もっずもこれは楜しみの䞀぀でもありたす。シュメヌル語の文法や曞蚘䜓系に぀いおむメヌゞを膚らたせる手助けずなるような機䌚は、十分にありたす。あなたも、その機䌚にあずかるこずができたす。 技術的に話すず、この文法は、初孊者の芖点から、シュメヌル語の基瀎を玹介するこずを意図しおいたす。参考ずされるこずを意図したものではありたせん。たた、資料が䞍足しおいるこずや、数倚くの研究者が未だ進行䞭であるこずなどから、我々のシュメヌル語に察する理解も垞に倉化しおいたす。ですから、ここに曞いおあるこずは、あたりあおにしないでください。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|語孊|frame=1|small=1}} {| style="float:right" |- |{{Wikipedia|シュメヌル語|シュメヌル語}} |- |{{Wiktionary|Category:楔圢文字}} |} ''「早速文法を孊びたい方は [[シュメヌル語/文法|レッスン]]ぞ」'' このペヌゞを開いたあなたは、おそらくなんらかの理由があっお、シュメヌル語の勉匷を始めたのでしょう。しかし、そのような理由のない方のために、今から少し説明をしたしょう。 シュメヌル語の文法は、蟌み入っおわかりづらいものです。母語話者が䞀人もおらず、資料もあたり倚くはない䞊、長い間母語話者でない人々によっお曞かれおきただけに、孊ぶ䞊での問題も倚く発生したす。しかし、名高い文法家が、長幎忘れ去られおいたシュメヌル語の文法を、合理的で矛盟のない、実甚的なものずしおたずめ䞊げたのです。そしお、これは私たちにずっお十分なものです。この蚀語孊ず探偵の仕事を䞀床にやるようなこずは、どの研究者にずっおも楜しい挑戊です。 シュメヌル語を勉匷するこずはもっず蟌み入った物になりたす。なぜなら、䞖界でも初めおの筆蚘䜓系が、傷や絵の段階から、本物の文字ぞずゆっくりず進化しおいくからです。もっずもこれは楜しみの䞀぀でもありたす。シュメヌル語の文法や曞蚘䜓系に぀いおむメヌゞを膚らたせる手助けずなるような機䌚は、十分にありたす。あなたも、その機䌚にあずかるこずができたす。 技術的に話すず、この文法は、初孊者の芖点から、シュメヌル語の基瀎を玹介するこずを意図しおいたす。参考ずされるこずを意図したものではありたせん。たた、資料が䞍足しおいるこずや、数倚くの研究者が未だ進行䞭であるこずなどから、我々のシュメヌル語に察する理解も垞に倉化しおいたす。ですから、ここに曞いおあるこずは、あたりあおにしないでください。 == はじめに == シュメヌル語は、少なくずも5000幎前から2500幎前たで甚いられおいたした。もちろん、時代ずずもに倚くの倉化を経おきたした。たた、口語ずしお廃れた埌も、文語的で公匏な蚀語ずしお、他文化で䜿われたした。 これは、シュメヌル語がただ䞀぀のものではなく、倚くの蚀語を意味しおいるずいうこずです。シュメヌル語は、極めお倚くの地域で䜿われおきたした。したがっお、時代の倉化のみならず、地域的な倉化も存圚しおいたす。 「決定的な」文法を䜜る方法がいくらでもあるこずが、すぐにわかるでしょう。か぀おあるシュメヌル孊者が冗談をずばしたした。「シュメヌル孊者の数だけ、シュメヌル語の文法がある」ず。 しかし、芚えおおくべき最も重芁なこずは、シュメヌル人がけしお我々を混乱させようず''詊しおいる''のではないずいうこずです。実際、シュメヌル人も、より理解しやすくしようずしおいたした。政治や文孊の面で、圌らの偉業を埌䞖の人々に䌝えようずしおいたのです。 ですから、博物通などで、シュメヌルの粘土板を読むずきは、このこずを思い出しおください。''読たれたがっおいる''のだず。 どこぞ行こうずも、少し努力をするだけで、人間の粟神から来る垌望や倢、そしお野心を持った人々の声が聞こえおくるのですから。 シュメヌル語を読むずいうこずは、䞀番に人間の努力なのです。 ==文法== [[シュメヌル語/文法入門]] これは、シュメヌル語に觊れたこずのない人のために曞かれたものです。 提案などはトヌク・ペヌゞにお寄せください。 ==甚語集== このテキストで䜿われる甚語は、こちらの[[シュメヌル語/甚語集|甚語集]]をご利甚ください。 ==楔圢文字䞀芧== これは[[:en:Sumerian/List|楔圢文字の䞀芧]]です。Unicodeに登録されたものや文字の組み合わせ、倚様な字蚳に぀いお収録しおいたす。 (蚳泚未翻蚳のため、英語版の䞀芧にリンクを匵っおありたす。) [[Category:語孊の曞庫|しゆめえるこ]] [[カテゎリ:アゞアの蚀語|しゆめえるこ]] [[Category:シュメヌル語|*]]
2014-12-20T11:09:16Z
2023-09-25T04:42:12Z
[ "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%AA%9E
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゚スペラント/文法/接頭蟞
接頭蟞は、語幹の前に぀き、単語の意味を倉化させたす。 たずえば、bona (良い) に、mal- (反察語) ずいう接頭蟞を぀けたずしたす。するず、malbona、悪いずいういみになりたす。このように、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭蟞なのです。 ゚スペラントの接頭蟞は、10個ありたす。ここでは、それらすべおを、䟋ずずもに玹介したす。アルファベット順に、以䞋の通りです。 接頭蟞は、ほかの単語の意味を倉えるだけでなく、品詞語尟を぀けるこずで、それ自身が単語ずなるこずができたす。 たずえば、malo(反察)や、eki(始たる・始める)などがありたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "接頭蟞は、語幹の前に぀き、単語の意味を倉化させたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "たずえば、bona (良い) に、mal- (反察語) ずいう接頭蟞を぀けたずしたす。するず、malbona、悪いずいういみになりたす。このように、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭蟞なのです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "゚スペラントの接頭蟞は、10個ありたす。ここでは、それらすべおを、䟋ずずもに玹介したす。アルファベット順に、以䞋の通りです。", "title": "接頭蟞䞀芧" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "接頭蟞は、ほかの単語の意味を倉えるだけでなく、品詞語尟を぀けるこずで、それ自身が単語ずなるこずができたす。", "title": "接頭蟞の別の䜿い方" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "たずえば、malo(反察)や、eki(始たる・始める)などがありたす。", "title": "接頭蟞の別の䜿い方" } ]
接頭蟞は、語幹の前に぀き、単語の意味を倉化させたす。 たずえば、bona (良い) に、mal- (反察語) ずいう接頭蟞を぀けたずしたす。するず、malbona、悪いずいういみになりたす。このように、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭蟞なのです。
接頭蟞は、語幹の前に぀き、単語の意味を倉化させたす。 たずえば、bona (良い) に、mal- (反察語) ずいう接頭蟞を぀けたずしたす。するず、malbona、悪いずいういみになりたす。このように、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭蟞なのです。 == 接頭蟞䞀芧 == ゚スペラントの接頭蟞は、10個ありたす。ここでは、それらすべおを、䟋ずずもに玹介したす。アルファベット順に、以䞋の通りです。 {| class="wikitable" !接頭蟞!!意味!!䟋!!備考 |- |bo-||婚姻による関係||frato → bofrato<br>(兄匟 → 矩兄匟)|| |- |ĉef-||䞻たる||celo → ĉefcelo<br>(目的 → 䞻目的)|| |- |dis-||分離||verŝi → disverŝi<br>(たく → たき散らす)|| |- |ek-||開始||ami → ekami<br>(奜き → 奜きになる)|| |- |eks-||前・元||ĉampiono → eksĉampiono<br>(チャンピオン → 前[元]チャンピオン)|| |- |for-||遠くに||aĵo → foraĵo<br>(こず・もの → 遠方・遠景)|| |- |ge-||男女䞡方||patro → gepatroj<br>(父 → 䞡芪)||男女「䞡方」のため、耇数圢になりたす。<br>なお、patro 父、patrino 母 です[[../接尟蟞/]]も参照。 |- |mal-||反察||bona → malbona<br>(良い → 悪い)|| |- |post-||埌||aĵo → postaĵo<br>(こず・もの → 埌郚)|| |- |re-||ふたたび||aĉeti → reaĉeti<br>(買う → 買いなおす)|| |} == 接頭蟞の別の䜿い方 == 接頭蟞は、ほかの単語の意味を倉えるだけでなく、品詞語尟を぀けるこずで、それ自身が単語ずなるこずができたす。 たずえば、malo(反察)や、eki(始たる・始める)などがありたす。 == 関連項目 == * [[゚スペラント/文法/接尟蟞]] [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう せ぀ずうし]]
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゚スペラント/文法/接尟蟞
接尟蟞も、接頭蟞ず同じく、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりしたす。゚スペラントには、32個ありたす。 たずえば、fot (写真) + -i (動詞語尟) は「撮圱する」ずいう意味ですが、接尟蟞 -ist- を぀けるず、fot + -ist- (専門・職業) + -o (名詞語尟) で、「写真家」の意味になりたす。語幹ず語尟の間に入れたすので泚意したしょう。たた、品詞が倉わるこずもある(この堎合、動詞から名詞)ので、そこにも泚意したしょう。 アルファベット順に以䞋の通り。䟋も付蚘。
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接尟蟞も、接頭蟞ず同じく、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりしたす。゚スペラントには、32個ありたす。 たずえば、fot (写真) + -i (動詞語尟) は「撮圱する」ずいう意味ですが、接尟蟞 -ist- を぀けるず、fot + -ist- (専門・職業) + -o (名詞語尟) で、「写真家」の意味になりたす。語幹ず語尟の間に入れたすので泚意したしょう。たた、品詞が倉わるこずもある(この堎合、動詞から名詞)ので、そこにも泚意したしょう。
接尟蟞も、[[゚スペラント/文法/接頭蟞|接頭蟞]]ず同じく、単語に意味を぀け足したり、関連する他の意味にしたりしたす。゚スペラントには、32個ありたす。 たずえば、fot (写真) + -i (動詞語尟) は「撮圱する」ずいう意味ですが、接尟蟞 -ist- を぀けるず、fot + -ist- (専門・職業) + -o (名詞語尟) で、「写真家」の意味になりたす。語幹ず語尟の間に入れたすので泚意したしょう。たた、品詞が倉わるこずもある(この堎合、動詞から名詞)ので、そこにも泚意したしょう。 == 接尟蟞䞀芧 == アルファベット順に以䞋の通り。䟋も付蚘。 {| class="wikitable" !接尟蟞!!意味!!䟋!!備考 |- | -aĉ-||悪い||domo → domaĉo<br>(å®¶ → がろ家)|| |- | -ad-||継続||foti → fotadi<br>(撮圱する → 撮圱䌚)|| |- | -aĵ-||具䜓的||porko → porkaĵo<br>(豚 → 豚肉)|| |- | -an-||垰属||romo → romano<br>(ロヌマ → ロヌマっ子)|| |- | -ar-||集合䜓||karendo → karendaro<br>(぀いたち → カレンダヌ)|| |- | -ĉj-||男性の愛称||patro → paĉjo<br>(父 → 父さん)|| |- | -ebl-||するこずができる||foti → fotebla<br>(撮る → 撮るこずができる)|| |- | -ec-||抜象抂念||forta → forteco<br>(匷い → 匷さ)|| |- | -eg-||ずおも倧きい・匷い||varma → varmega<br>(枩かい → 熱い)|| |- | -ej-||堎所||foti → fotejo<br>(撮る → 写真通)|| |- | -em-||傟向||rompiĝi → rompiĝemo<br>(壊れる → 壊れやすさ・脆性)|| |- | -end-||矩務||labori → laborenda<br>(働く → 働かなければならない)|| |- | -er-||断片・郚分||salo → salero<br>(å¡© → 塩粒)|| |- | -estr-||指導者||ŝtato → ŝtatestro<br>(囜 → 元銖)|| |- | -et-||ずおも小さい・匱い||varma → varmeta<br>(枩かい → ぬるい)|| |- | -id-||若い||kato → katido<br>(猫 → 子猫)|| |- | -ig-||させる *自動詞の堎合他動詞にする *他動詞の堎合䜿圹動詞にする | *morti → mortigi<br>(死ぬ → 殺す) *manĝi → manĝigi<br>(食べる → 食べさせる) | |- | -iĝ-||になる *他動詞の堎合自動詞にする *状態動詞の堎合動䜜動詞にする | *amuzi → amuziĝi<br>(楜したせる → 楜しむ) *sidi → sidiĝi<br>(座っおいる → 座る) | |- | -il-||道具・方法||falĉi → falĉilo<br>(カマで刈る → カマ)|| |- | -in-||女性||patro → patrino<br>(父 → 母)|| |- | -ind-||䟡倀がある||foti → fotinda<br>(撮る → 撮る䟡倀のある)|| |- | -ing-||保存するための入れ物||glavo → glavingo<br>(剣 → さや)|| |- | -ism-||思想・制床||kapitalo → kapitalismo<br>(資本 → 資本䞻矩)|| |- | -ist-||専門・職業||foti → fotisto<br>(撮る → 写真家)|| |- | -nj-||女性の愛称||fratino → franjo<br>(姉効 → 姉さん、効)|| |- | -obl-||䜕倍||kvin → kvinoblo<br>(5 → 5倍)|| |- | -on-||䜕分の䞀||kvin → kvinono<br>(5 → 1/5)|| |- | -op-||組||kvin → kvinope<br>(5 → 5組ず぀)|| |- | -uj-||入れ物||alkoholo → alkoholujo<br>(酒 → 酒瓶)|| |- | -ul-||そういう人||kuraĝo → kuraĝulo<br>(元気 → 元気な人)|| |- | -um-||(特に意味なし)||komuna → komunumo<br>(共通の → 共同䜓)|| |} == 関連項目 == * [[゚スペラント/文法/接頭蟞]] [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう せ぀ひし]]
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%8E%A5%E5%B0%BE%E8%BE%9E
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゚スペラント/文法/接続詞
接続詞は、語ず語、文ず文を぀なげたす。 kajは、接続詞の䞀皮で、順接を衚したす。日本語の「~ず」や「そしお」。英語の「And」に盞圓したす。 sedは、逆説を衚したす。日本語の「しかし」、英語の"but"に盞圓するでしょう。 aŭは、遞択を衚したす。「たたは」「あるいは」"or"などに盞圓するず蚀えたす。 nekは、吊定的なずころで䜿甚されたす。~も~ないずいった意味です。"ne~nek"や""nek~nek"のようにしお、䜿甚されたす。 今たで芋おきた接続詞は、等䜍接続詞でした。しかし、このkeは、埓属接続詞です。 Li diris, ke li amas ŝi.(圌は蚀った、私はあなたを愛しおいるず) 関係詞や話法ずも関係しおきたすので、そちらもご芧ください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "接続詞は、語ず語、文ず文を぀なげたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "kajは、接続詞の䞀皮で、順接を衚したす。日本語の「~ず」や「そしお」。英語の「And」に盞圓したす。", "title": "kaj" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "sedは、逆説を衚したす。日本語の「しかし」、英語の\"but\"に盞圓するでしょう。", "title": "sed" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "aŭは、遞択を衚したす。「たたは」「あるいは」\"or\"などに盞圓するず蚀えたす。", "title": "aÅ­" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "nekは、吊定的なずころで䜿甚されたす。~も~ないずいった意味です。\"ne~nek\"や\"\"nek~nek\"のようにしお、䜿甚されたす。", "title": "nek" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "今たで芋おきた接続詞は、等䜍接続詞でした。しかし、このkeは、埓属接続詞です。", "title": "ke" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "Li diris, ke li amas ŝi.(圌は蚀った、私はあなたを愛しおいるず)", "title": "ke" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "関係詞や話法ずも関係しおきたすので、そちらもご芧ください。", "title": "ke" } ]
接続詞は、語ず語、文ず文を぀なげたす。
接続詞は、語ず語、文ず文を぀なげたす。 ==kaj== kajは、接続詞の䞀皮で、順接を衚したす。日本語の「ず」や「そしお」。英語の「And」に盞圓したす。 ==sed== sedは、逆説を衚したす。日本語の「しかし」、英語の"but"に盞圓するでしょう。 ==aÅ­== aŭは、遞択を衚したす。「たたは」「あるいは」"or"などに盞圓するず蚀えたす。 ==nek== nekは、吊定的なずころで䜿甚されたす。もないずいった意味です。"ne~nek"や""nek~nek"のようにしお、䜿甚されたす。 ==ke== 今たで芋おきた接続詞は、等䜍接続詞でした。しかし、このkeは、埓属接続詞です。 Li diris, ke li amas ŝi.(圌は蚀った、私はあなたを愛しおいるず) [[゚スペラント/文法/関係詞|関係詞]]や[[゚スペラント/文法/話法|話法]]ずも関係しおきたすので、そちらもご芧ください。 [[カテゎリ:゚スペラント文法|ふんほう せ぀そくし]]
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高等孊校生物/生物I/现胞ず゚ネルギヌ
高等孊校生物 > 生物I > 现胞ず゚ネルギヌ 代謝(たいしゃ、metabolism)ずは、生物が生きおいくために必芁な゚ネルギヌや栄逊玠を取り蟌んで利甚する生呜掻動のこずである。 代謝は、二぀の䞻芁な過皋に分けられる。䞀぀は、栄逊玠を取り蟌んで゚ネルギヌを䜜り出す「異化」、もう䞀぀は、生䜓内での物質の分解や再構築を䌎う「同化」である。 異化によっお取り蟌んだ栄逊玠は、现胞内で分解され、その過皋で生じた゚ネルギヌがATPずいう゚ネルギヌ通貚ずしお蓄積される。 同化では、现胞内で必芁なタンパク質や脂質、糖質などが合成される。 现胞内での゚ネルギヌのやりずりには、仲立ちずしおATP( アデノシン䞉リン酞、adenosine triphosphate)が甚いられる。 ATPの構造は、ADP(アデノシン二リン酞)ずいう物質にリン酞が結合した構造である。 ADPにリン酞を結合させる際、゚ネルギヌが必芁になる。結合によっお合成されたATPは安定であり、゚ネルギヌを蓄えるこずができる。そしお異化によっおATPのリン酞結合が切れおADPずリン酞に分解される際に、゚ネルギヌを攟出する。 呌吞など異化の際に、ADPずリン酞からATPを合成しおいる。 ATPは、アデノシンずいう物質に、盎列に3぀のリン酞が぀いおいる。ATPでのリン酞どうしの結合のこずを高゚ネルギヌリン酞結合ずいい、リン酞間の結合が切れるずきに゚ネルギヌを攟出する。 しばしば、ATPは「゚ネルギヌ通貚」(energy currency)に䟋えられる。 アデノシンの構造は、アデニンずいう塩基にリボヌスずいう糖が結合したものである。 分解されたADPは、再利甚され、呌吞(こきゅう、respiration)によっお再びATPに合成されるこずが可胜である。 ATPの゚ネルギヌの利甚先は、生䜓物質の合成のほかにも、筋肉の収瞮や、ホタルの発光などにも、ATPの゚ネルギヌは甚いられおいる。 代謝には異化ず同化がある。 異化(いか、catabolism)は耇雑な物質を分解しお゚ネルギヌを取り出す反応であり、呌吞もその䞀぀である。 䞀方、同化(どうか、anabolism)は物質を合成する反応であり、゚ネルギヌを蓄えたり、䜓を構成する物質を生産するために行われる。䟋えば、光合成による糖の合成は同化である。同化では、簡単な構造の物質から耇雑な構造の物質が合成されたすが、その際にぱネルギヌが必芁である。反応に甚いた゚ネルギヌの䞀郚は、合成した物質に吞収される。しかし、同化によっお合成物に吞収された゚ネルギヌを取り出しお䜿うには、異化を行っお分解する必芁がある。 同化には、炭酞同化ず窒玠同化がある。 炭酞同化(carbon dioxide assimilation)は、二酞化炭玠などの炭玠無機物から有機物を合成する反応で、倚くの怍物が光合成によっお有機物を合成しおいる。 䞀方、窒玠同化(nitrogen assimilation)は、タンパク質などの窒玠化合物を合成する反応である。 独立栄逊生物ず埓属栄逊生物は、生物の栄逊の取り方に基づく分類の䞀぀である。 独立栄逊生物(どくり぀えいようせいぶ぀、autotroph)は、異化ず同化のプロセスを利甚しお生存しおいる。 異化は、有機物を無機物に分解するこずで、゚ネルギヌを取り出すこずができる反応である。 䞀方、同化は、無機物から有機物を合成するこずで、生物の成長や繁殖に必芁な゚ネルギヌを埗る反応である。 光合成を行う独立栄逊生物は、光゚ネルギヌを利甚しお、二酞化炭玠ず氎からグルコヌスなどを合成する。 この反応は同化の過皋であり、独立栄逊生物が自らの生存に必芁な゚ネルギヌを埗るために必芁な反応である。 埓属栄逊生物(じゅうぞくえいようせいぶ぀、heterotroph)は、他の生物から有機物を取り蟌んで゚ネルギヌを埗る必芁がある。 埓属栄逊生物には、動物や菌類などが含たれる。 動物は、他の生物を食べるこずで栄逊を取り蟌みる。 菌類は、他の生物や有機物を分解しお栄逊を取り蟌みる。 これらの反応は異化の過皋であり、埓属栄逊生物が生存に必芁な゚ネルギヌを埗るために必芁な反応である。 クレアチンリン酞は、身䜓の筋肉や神経现胞内で、ATP(アデノシン䞉リン酞)を再生産するための重芁な物質である。 ATPは、筋肉や神経现胞が動いたり、働いたりするために必芁な゚ネルギヌ源だが、このATPは䞀床䜿われるずすぐに分解されおしたう。 しかし、運動䞭にはATPを倚く䜿うため、ATPの再合成が必芁になる。 ここで、クレアチンリン酞が重芁な圹割を果たす。 䌑息䞭には、ATP濃床が高く、その結果、クレアチンリン酞の合成が進む。 そしお、運動䞭にATPが分解されADP(アデノシン二リン酞)が生成されるず、酵玠クレアチンキナヌれが働き、クレアチンリン酞ずADPからすばやくATPが再合成される。 これによっお、筋肉や神経现胞は再びATPを䜿っお゚ネルギヌを埗るこずができ、運動や掻動を続けるこずができるのである。 ぀たり、クレアチンリン酞は、身䜓の゚ネルギヌ代謝に欠かせない物質であり、特に高匷床の運動や掻動においお重芁な圹割を果たしおいる。 デンプン(starch)の分解には、硫酞氎溶液などの匷酞䞭で100°C以䞊の高枩で分解するずいう方法がある。しかし、だ液(saliva)は垞枩付近でデンプンを分解しおマルトヌス(maltose、麊芜糖のこず)に倉える。 特定の化孊反応を促進し、自身は反応の前埌で倉化しない物質を觊媒(しょくばい、catalyst)ずいう。 生物の现胞内や现胞倖で觊媒ずしお䜜甚し、生物珟象を維持しおいる物質を酵玠(こうそ、enzyme)ず呌ぶ。酵玠はすべお有機物であり、酵玠の本䜓はタンパク質である。先ほど説明した だ液にも、酵玠がふくたれおおり、アミラヌれ(amylase)ずいう酵玠がだ液にふくたれおいる。 さお、䟋えば、過酞化氎玠氎(H2O2)に二酞化マンガン(MnO2)を加えるず、二酞化マンガンが觊媒ずしお䜜甚し、氎(H2O)ず酞玠(O2)が発生するが、 同様に、過酞化氎玠氎に肝臓の现胞を加えるず氎ず酞玠が発生するのだが、この理由は现胞内に含たれるカタラヌれ(catalase)ず呌ばれる酵玠が觊媒ずしお䜜甚しお、過酞化氎玠を分解しお氎ず酞玠が発生するからである。 现胞倖で働く酵玠もある。 䜓倖から摂取したデンプン(starch)やタンパク質(protein)は、そのたたでは倧きすぎお小腞の现胞に吞収できないため、 各消化噚官から分泌される消化酵玠によっお、吞収しやすくなるように分解される。 デンプン(starch)は、唟液(だえき、saliva)に含たれるアミラヌれ(amylase)によっお、マルトヌス(maltose)に分解される。 タンパク質(protein)は、胃液に含たれるペプシン(pepsin)によっおペプトン(peptone)に、すい臓から分泌されるトリプシン(trypsin)によっおさらに小さなアミノ酞(amino acids)に分解される。トリプシンはpH8付近が最適pH(optimum pH)である。 ヒトが持っおいる酵玠の皮類は数千皮類ずいわれおいる。 酵玠が䜜甚する盞手の物質のこずを基質(きし぀)ずいう。酵玠はそれぞれ反応する盞手の物質が決たっおおり、これを基質特異性ずいう。二酞化マンガンや癜金などの無機物質では、基質特異性は芋られない。基質特異性の正䜓は、酵玠を構成しおいるタンパク質の立䜓構造によるものである。酵玠の各郚のうち、その酵玠が基質ず結合する郚䜍のこずを掻性郚䜍あるいは掻性䞭心ずいう。酵玠は掻性郚䜍で基質ず結合する。 酵玠は、酵玠-基質耇合䜓(こうそ-きし぀ ふくごうたい)を぀くっお、基質に觊媒ずしおの働きをする。 このように酵玠は现胞内や现胞倖で䜜甚するこずにより、生呜珟象を維持しおいる。 倚くの酵玠は、垞枩の付近で働く。 たた、70°C皋床以䞊の湯などで高枩で熱しおしたった酵玠は、觊媒の働きを倱っおしたう。高枩で働きを倱った酵玠を䜎枩に冷たしおも、もう觊媒の働きは戻らない。このように、酵玠が觊媒の働きを倱っおしたい戻らないこずを倱掻(しっか぀)ずいう。 これは、酵玠のタンパク質が高枩によっお乱され、タンパク質の構造が厩れおしたったからである。酵玠に限らず、タマゎや肉なども、高枩で熱しおしたうず、冷たしおも垞枩にしおも、もう働きは埩掻しない。この理由も、タマゎや肉のタンパク質が厩れおしたったからである。このようにタンパク質が熱で倉わっおしたうこずを熱倉性(ね぀ぞんせい)ずいう。 酵玠が良く働く枩床は、35°C~40°Cくらいである堎合が倚い。酵玠がもっずも良く枩床のこずを最適枩床ずいう。最適枩床は酵玠の皮類ごずに違う。垞枩付近で、やや高めの枩床が最適枩床である。 いっぜう酞化マンガンなどの無機觊媒では高枩のほど反応速床が匷く、無機觊媒では最適枩床は芋られない。 酵玠は、特定のpH(ペヌハヌ、ピヌ゚むチ)で良く働く。このpHのこずを最適pHずいう。 たずえば、だ液にふくたれる酵玠アミラヌれの最適pHは7付近である。だ液のpHは7である。胃液で働くペプシンの最適pHは2である。(ペプシンは、タンパク質を分解する酵玠。) このように、酵玠の最適pHは、その酵玠が倚く含たれる噚官のpHに近い堎合が倚い。 すい液にふくたれる酵玠リパヌれの最適pHは9であり、すい液のpHもややアルカリ性である。(リパヌれは脂肪を分解する酵玠。) 実隓ずしお酵玠濃床を䞀定にしお、枩床を䞀定にしお、基質濃床を倉えお実隓するず、぀ぎのような結果が埗られる。 ・基質濃床が䜎いずき、基質濃床に比䟋しお反応速床が増える。 ・基質濃床が高い堎合、酵玠の数以䞊に基質があっおも酵玠-基質耇合䜓ができすに効果がないので、基質濃床が䜎いずきは、あたり反応速床は倉わらなず、反応速床はしだいに䞀定倀になる。 そのほか、掻性郚䜍に基質以倖の物質が結合するず、基質が酵玠に結合できなくなる堎合がある。阻害物質が酵玠の掻性物質をめぐっお基質ず競争しおいるず芋なしお、このような珟象のこずを競争的阻害ずいう。 阻害物質が掻性物質以倖の堎所に結合しおも、その結果、掻性郚䜍の構造が倉わっおしたう堎合があり、そのため酵玠-基質の結合を阻害する堎合もある。このような、掻性郚䜍以倖ぞの阻害物質の結合による阻害を、非競争的阻害ずいう。 ある皮の酵玠には、基質以倖にも他の物質が必芁な堎合もある。このような酵玠に協力しおいる物質が有機物の堎合で、その有機物が酵玠に結合する堎合、その有機物のこずを補酵玠(ほこうそ)ずいう。補酵玠は䞀般に䜎分子(=分子の倧きさが小さい)であり、たた酵玠ず分離しやすい。そのため半透膜(セロハンなど)を䜿っお、補酵玠を分離するこずができる。たた、熱に察しお、補酵玠は、比范的、匷い。 補酵玠の代衚的な䟋ずしお、呌吞に関わる脱氎玠酵玠の補酵玠NADがある。脱氎玠酵玠は、基質から氎玠を取り陀く。NADずは「ニコチン・アミドアデニン・ゞヌクレオチド」のこず。 脱氎玠酵玠ずNADは別の物質である。脱氎玠酵玠ずのNADずいう䞡方の物質があるこずで、NADが氎玠を受容できるようになるっお、NADに氎玠氎が結合しNADHに倉わる。 酵玠に協力しおいる物質が金属たたは金属むオンなどで、有機物で無い堎合もある。 (執筆準備䞭) 怍物は光゚ネルギヌにより、氎ず二酞化炭玠から、グルコヌスを合成しおいる。 これを光合成(photosynthesis)ず呌ぶ。 葉緑䜓の内郚の構造には、チラコむドずいう膜状の構造ず、ストロマずいう無色の基質の構造がある。 チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。 吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。)。 次の(1)~(3)の反応がチラコむドで行われる。 (4)の反応がストロマで行われる。 (1): 光化孊反応 光゚ネルギの吞収は、色玠のクロロフィルで吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。 この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。 (2): 氎の分解ずNADPHの生成 1の反応に䌎っお、掻性クロロフィルから電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンHず電子e に分解される。あたった酞玠O2は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O2が排出される。 この反応でのHの分解から発生したe は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADPずいう物質にe は結合し、NADPHが生成する。 (3): ATPの合成 2の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。 (4): 二酞化炭玠の固定 ストロマで、(3)の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物(グルコヌス C6H12O6 )を合成する。 生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、カルビン・ベン゜ン回路ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、(3)の反応で䜜られたATPを甚いおいる。 このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。 (※ 光合成に぀いお、くわしくは生物IIで説明する。) 密閉したガラス容噚の䞭でろうそくを燃焌させたのち、怍物(ミント)の新芜を入れお攟眮したびんず入れずに攟眮したびんを甚意した。このびんにネズミを入れたり、ろうそくの火を入れたりしたずき、どのような圱響を及がすか調べた。 怍物を入れなかったびんでは、ネズミは死に、ろうそくの火はすぐに消えた。 䞀方で、怍物を入れおおいたほうのびんでは、ネズミに問題を及がさず、ろうそくも燃えた。 この実隓から、生きおいる怍物は、ろうそくの燃焌やねずみの生存に必芁な気䜓、すなわち酞玠を攟出しおいるこずがわかる。 さきほどのプリヌストリヌの実隓では、酞玠を発生するには光が必芁である。むンゲンホりスは、プリヌストリヌの実隓で、光を圓おた堎合ず圓おなかった堎合ずで実隓を行い、光が必芁なこずを突き止めた。 葉の䞀郚を銀箔でおおっお光を圓たらなくするず、その郚分ではデンプンが合成されないこずを、ペり玠デンプン反応の実隓で突き止めた。 アオミドロの现胞にスポット光を圓おるず、葉緑䜓にスポット光を圓おた時に、酞玠を奜む现菌が光の圓たった堎所に集たるこずを発芋。 光合成は葉緑䜓で行われるこずを発芋した。 怍物はCO2を吞収しおいなくおも光合成をしおいる堎合がある。なぜなら、怍物は呌吞をしおいるので、呌吞によっおCO2を排出しおいる。 怍物の呌吞による2の排出量である呌吞速床ず、光合成によるCO2の吞収速床が、぀りあった状態での光の匷さのこずを、補償点(ほしょうおん,compensation point)あるいは光補償点(ひかりほしょうおん)ずいう。芋かけの光合成速床がれロになる点は、補償点である(光合成速床ず呌吞速床が等しいため)。 真の光合成速床(photosynthetic rate)を求めるには、芋かけの光合成速床(apparent photosunthetic rate)に、呌吞速床(respiration rate)を足し合わせなければならない。呌吞速床を枬定するには、暗黒で枬定すればよい。 実隓による枬定で、盎接にO2量を枬定しお埗られる枬定倀は、真の光合成速床から呌吞速床を差し匕いた倀である。 光の匷さが増すに぀れお、光合成速床も倧きくなる。 光が、ある䞀定倀よりも匷くなるず、たずえ、それ以䞊に光が匷くなっおも、光合成速床が倉わらない状態になる。この状態を光飜和(ひかりほうわ)ずいい、飜和した盎埌の光の匷さのこずを光飜和点(photic saturation point)ずいう。 日なたで成長しやすい怍物を陜性怍物(ようせいしょくぶ぀、sun plant)ずいう。アカマツ・クロマツ・゜ラマメ・ススキ・カラマツ・カタクリ・トマトなどが陜性怍物である。 森林内などの日かげで成長しやすい怍物を陰性怍物(いんせいしょくぶ぀)ずいう。ブナ・シむ・カシ・ドクダミ・カタバミ・モミ・アオキやシダ・コケ怍物などが陰性怍物である。 光合成速床ず光に぀いお、補償点や光飜和点は図のようになる。 陜性怍物は光飜和点が高い。 䞀般に、光の匱い状態では、陰性怍物のほうが光合成速床が倧きい。このため、日かげでも陰性怍物は生掻できる。いっぜう、光の匷い状態では、陜性怍物のほうが光合成速床が倧きい。 同じ䞀本の朚の䞭でも、日圓たりの良い堎所で぀く葉ず、日圓たりの悪い堎所で぀く葉で、特性が異なる堎合がある。ブナ・ダツデなどが、そのような怍物である。 日圓たりの良い堎所に぀く葉を陜葉(ようよう, sun leaf)ずいい、陜性怍物ず同じような補償点や光飜和点は高いずいう特性を珟す。いっぜう、日圓たりの悪い堎所に぀く葉を陰葉(いんよう, shade leaf)ずいい、陰性怍物ず同じように補償点や光飜和点は䜎いずいう特性を珟す。 陜性怍物の暹朚を陜暹(ようじゅ)ずいい、陜暹からなる森林を陜暹林(ようじゅりん)ずいう。アカマツなどが陜暹である。陰性怍物の暹朚を陰暹(いんじゅ)ずいい、陰暹からなる森林を陰暹林(いんじゅりん)ずいう。モミなどが陰暹である。 暹朚は、草など背䞈の䜎い怍物ぞの日圓たりをさえぎるので、地衚ちかくでは陰性怍物が育ちやすくなり、たた、日圓たりが悪いので地衚ちかくでは陜性怍物が育たなくなる。 森林が陜暹林の堎合、新たな陜暹は芜生えなくなるが、新たな陰暹は芜生えるこずが出切る。このような仕組みのため、森林は、陜暹から陰暹ぞず移っおいくこずが倚い。 ひなたを奜む陜生怍物(sun plant)では、補償点や光飜和点は比范的高く、 匱い光でも生育できる陰生怍物()では、補償点や光飜和点は比范的䜎い。 陜生怍物にはクロマツ、゜ラマメ、ススキなどがあり、 陰生怍物にはブナ、コミダマカタバミなどがある。 たた、同じ怍物でも、日圓たりの良いずころの葉(陜葉, sun leaf)は補償点や光飜和点は比范的高く、 日圓たりの悪いずころの葉(陰葉, shade leaf)は補償点や光飜和点は比范的䜎い。 光合成速床は、枩床によっおも倉わる。倚くの怍物では30床ちかくで、もっずも光合成が掻発であり、これは酵玠の枩床特性ず䌌おいる。このこずから光合成には酵玠が関わっおいるず考えられ、実際に酵玠が光合成に関わっおいる。 空気䞭のCO2濃床が䜎䞋するず、光合成速床は䜎䞋する。 光合成に必芁なものは、光・枩床・氎・二酞化炭玠ずいう芁因(よういん)である。どれかの芁因を䜎䞋させた堎合に光合成速床が䜎䞋する堎合、その芁因を限定芁因(limiting factor)ずいう。むギリスのフレデリック・ブラックマンは、光合成速床は、光の匷さ、二酞化炭玠濃床、枩床のうち最も䞍足したもの(限定芁因(limiting factor))によっお決たるずする限定芁因説()を唱えた。 光・枩床・氎・二酞化炭玠のうち、どれが限定芁因かは、どの皋床に䞋げるかなどの実隓条件によっお異なる。 怍物はタンパク質を持っおおり、タンパク質は倚くのアミノ酞からなる。アミノ酞には窒玠(ちっそ、化孊匏:N)が、ふくたれおいる。 アミノ酞には倚くの皮類がある。 怍物は窒玠(ちっそ)の吞収の仕方は、根から硝酞むオン(NO3)やアンモニりムむオン(NH4)などずしお吞収する。では、そのアンモニりムむオンなどは、どこから来たのだろうか。 现菌類や菌類などが、死んだ動怍物や排泄物などを分解した際に、アンモニりムむオンや硝酞むオンなどができる。 怍物が、NO3やNH4など、窒玠 N をふくんだ物質を吞収するこずを窒玠同化(ちっそどうか)ずいう。 アンモニりムむオンが亜硝酞菌(あしょうかきん)などの现菌の働きにより亜硝酞むオンに倉わり、亜硝酞むオンから硝酞菌(しょうさんきん)などの働きにより硝酞むオンに倉わる。 亜硝酞菌や硝酞菌など、硝化に関係した现菌を硝化菌(しょうかきん)ずいう。 倧気䞭にも窒玠があるが、怍物は盎接には利甚できない。埮生物の䞭に、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができる生物もいる。マメ科怍物の根に䜏む根粒菌(こんりゅうきん、Rhizobium)が、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができるこのような埮生物が倧気䞭の窒玠を取り蟌む事を窒玠固定(ちっそこおい、nitrogen fixation)ずいう。ダむズの根に、根粒菌が䜏み着き、その結果、根にコブ状のものが、できる。ゲンゲの根にも根粒菌が䜏み着く。 窒玠固定ができる生物には、ネンゞュモなどのシアノバクテリア類(ラン藻類)、アゟトバクタヌ、根粒菌などがある。 窒玠固定のできる现菌を窒玠固定现菌(nitrogen fixation bacteria)ずいう。 窒玠の分子 N2 (「゚ヌツヌ」ず読む)は、すごく安定な分子である。窒玠分子の結合では、䞉重結合(さんじゅうけ぀ごう)をしおいるので、結合力が匷いからである。䞉重結合に぀いお説明する。たず化孊の呚期衚を芋るず、窒玠原子は巊から4番目の呚期衚15族にある。窒玠に限らず呚期衚15族の原子の電子軌道(これを䟡電子(かでんし)ずいう)では、15族の䞀番倖偎の軌道には、電子が5぀ある。 ふ぀うの分子は、他の原子ず結合しお電子が補われお、最倖軌道の電子数が呚期衚18族ず同じ状態になるず、ふ぀うの分子は安定する。このような状態を閉殻(ぞいかく)ずいう。 たずえば炭玠原子Cの堎合、ほかの原子ず最倧4぀たで結合できる。(たずえばメタンCH4 ) 窒玠原子Nの堎合、ほかの原子ず最倧3぀たで結合できる(たずえばアンモニアNH3 )。窒玠原子どうしの結合 N2では、この3぀の結合たでの力を、すべお盞手の䞀個の原子に぀かっおいるので、ずおも匷力な結合になっおいる。 倚くの原子では呚期衚18族の䟡電子数は8個である。ただしヘリりムは䟡電子が2個である。18族の原子は、原子のたたで安定しおいるので、分子にならない。そのため、垞枩でも18族原子は気䜓であるので、18族原子を垌ガス原子(きガスげんし)ずもいう。 窒玠の堎合、䟡電子は5぀であり、呚期衚18族に䞍足しおおり、なので窒玠分氏を反応させ別の原子ず結合させるためには、倚くの゚ネルギヌが必芁である。窒玠固定现菌は酵玠の働きによっお、無機的に反応させるよりかは少ない゚ネルギヌで反応させるが、それでも倚くの゚ネルギヌが必芁であり、窒玠固定现菌はATPを倧量に消費しおいる。 われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C6H12O6)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。 なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を呌吞基質(こきゅう きし぀)ずいう。 人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を奜気呌吞(こうきこきゅう)ずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。 そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。 たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。 さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。 このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。 そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。 埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。 発酵(はっこう)ず腐敗(ふはい)の区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗(ふはい)である。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。 埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。 嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。 酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。 乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。 酵母菌(こうがきん)のアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC6H12O6からピルビン酞C3H4O3に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を解糖系(かいずうけい、glycolysis)ずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH3CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC2H5OHぞず倉えられる。 たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。 グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。 解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。(※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。) 乳酞発酵(にゅうさんはっこう)ずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。 たずグルコヌスC6H12O6が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C3H6O3に倉えられる。 酢酞菌(さくさんきん)は、 酾箠O2を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH3COOH に倉える。 酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。 酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。 筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞(にゅうさん、lactate)ができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。 呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。 なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。 呌吞によっお排出されるCO2ず䜿甚される酞玠O2の、䜓積(たたは分子数)の比率 CO2/O2 を呌吞商(こきゅうしょう、respiration quotient)ずいい、RQであらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので(物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0°Cおよび1気圧では22.4L(リットル)である。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10個のこず)、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。 呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。 化孊匏 C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 + 12H2O よっお RQ = CO2/O2 = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0 トリアシルリセロヌルの堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 トリステアリンの堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 ロむシン C6H13O2N の堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 12÷15 = 0.8 枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも気質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ=1)ず脂肪(RQ=0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.7~1.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。 奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。 1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞(C3H4O3)にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。 グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞(C6化合物)になる。 フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞(C3化合物)の二分子ができる。 グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子eずプロトンHが生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。 ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムA(CoA)ず結合しおアセチルCoA(掻性酢酞)ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞(citric acid)が生じるこずから、ク゚ン酞回路(Citric acid cycle)ずいう。 ず倉化しおいく。(「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。) このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。 C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞(C4化合物)ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。 ク゚ン酞回路で、コハク酞(succinate)からフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FAD(フラビンアデニンゞヌクレオチド)が受け取り、FADH2になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) ミトコンドリアの内膜にシトクロム(cytochrome)ずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子eず氎玠むオンHが分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、Hが、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このHがATP合成酵玠を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる(生物皮によっお生成数が異なる)。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を酞化的リン酞化(oxidative phosphorylation)ずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。 電子eは、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。 奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "高等孊校生物 > 生物I > 现胞ず゚ネルギヌ", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "代謝(たいしゃ、metabolism)ずは、生物が生きおいくために必芁な゚ネルギヌや栄逊玠を取り蟌んで利甚する生呜掻動のこずである。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "代謝は、二぀の䞻芁な過皋に分けられる。䞀぀は、栄逊玠を取り蟌んで゚ネルギヌを䜜り出す「異化」、もう䞀぀は、生䜓内での物質の分解や再構築を䌎う「同化」である。 異化によっお取り蟌んだ栄逊玠は、现胞内で分解され、その過皋で生じた゚ネルギヌがATPずいう゚ネルギヌ通貚ずしお蓄積される。 同化では、现胞内で必芁なタンパク質や脂質、糖質などが合成される。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "现胞内での゚ネルギヌのやりずりには、仲立ちずしおATP( アデノシン䞉リン酞、adenosine triphosphate)が甚いられる。 ATPの構造は、ADP(アデノシン二リン酞)ずいう物質にリン酞が結合した構造である。 ADPにリン酞を結合させる際、゚ネルギヌが必芁になる。結合によっお合成されたATPは安定であり、゚ネルギヌを蓄えるこずができる。そしお異化によっおATPのリン酞結合が切れおADPずリン酞に分解される際に、゚ネルギヌを攟出する。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "呌吞など異化の際に、ADPずリン酞からATPを合成しおいる。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ATPは、アデノシンずいう物質に、盎列に3぀のリン酞が぀いおいる。ATPでのリン酞どうしの結合のこずを高゚ネルギヌリン酞結合ずいい、リン酞間の結合が切れるずきに゚ネルギヌを攟出する。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "しばしば、ATPは「゚ネルギヌ通貚」(energy currency)に䟋えられる。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "アデノシンの構造は、アデニンずいう塩基にリボヌスずいう糖が結合したものである。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "分解されたADPは、再利甚され、呌吞(こきゅう、respiration)によっお再びATPに合成されるこずが可胜である。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ATPの゚ネルギヌの利甚先は、生䜓物質の合成のほかにも、筋肉の収瞮や、ホタルの発光などにも、ATPの゚ネルギヌは甚いられおいる。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "代謝には異化ず同化がある。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "異化(いか、catabolism)は耇雑な物質を分解しお゚ネルギヌを取り出す反応であり、呌吞もその䞀぀である。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "䞀方、同化(どうか、anabolism)は物質を合成する反応であり、゚ネルギヌを蓄えたり、䜓を構成する物質を生産するために行われる。䟋えば、光合成による糖の合成は同化である。同化では、簡単な構造の物質から耇雑な構造の物質が合成されたすが、その際にぱネルギヌが必芁である。反応に甚いた゚ネルギヌの䞀郚は、合成した物質に吞収される。しかし、同化によっお合成物に吞収された゚ネルギヌを取り出しお䜿うには、異化を行っお分解する必芁がある。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": 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"クレアチンリン酞は、身䜓の筋肉や神経现胞内で、ATP(アデノシン䞉リン酞)を再生産するための重芁な物質である。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ATPは、筋肉や神経现胞が動いたり、働いたりするために必芁な゚ネルギヌ源だが、このATPは䞀床䜿われるずすぐに分解されおしたう。 しかし、運動䞭にはATPを倚く䜿うため、ATPの再合成が必芁になる。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ここで、クレアチンリン酞が重芁な圹割を果たす。 䌑息䞭には、ATP濃床が高く、その結果、クレアチンリン酞の合成が進む。 そしお、運動䞭にATPが分解されADP(アデノシン二リン酞)が生成されるず、酵玠クレアチンキナヌれが働き、クレアチンリン酞ずADPからすばやくATPが再合成される。 これによっお、筋肉や神経现胞は再びATPを䜿っお゚ネルギヌを埗るこずができ、運動や掻動を続けるこずができるのである。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "぀たり、クレアチンリン酞は、身䜓の゚ネルギヌ代謝に欠かせない物質であり、特に高匷床の運動や掻動においお重芁な圹割を果たしおいる。", "title": "代謝ずATP" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "デンプン(starch)の分解には、硫酞氎溶液などの匷酞䞭で100°C以䞊の高枩で分解するずいう方法がある。しかし、だ液(saliva)は垞枩付近でデンプンを分解しおマルトヌス(maltose、麊芜糖のこず)に倉える。 特定の化孊反応を促進し、自身は反応の前埌で倉化しない物質を觊媒(しょくばい、catalyst)ずいう。 生物の现胞内や现胞倖で觊媒ずしお䜜甚し、生物珟象を維持しおいる物質を酵玠(こうそ、enzyme)ず呌ぶ。酵玠はすべお有機物であり、酵玠の本䜓はタンパク質である。先ほど説明した だ液にも、酵玠がふくたれおおり、アミラヌれ(amylase)ずいう酵玠がだ液にふくたれおいる。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "さお、䟋えば、過酞化氎玠氎(H2O2)に二酞化マンガン(MnO2)を加えるず、二酞化マンガンが觊媒ずしお䜜甚し、氎(H2O)ず酞玠(O2)が発生するが、 同様に、過酞化氎玠氎に肝臓の现胞を加えるず氎ず酞玠が発生するのだが、この理由は现胞内に含たれるカタラヌれ(catalase)ず呌ばれる酵玠が觊媒ずしお䜜甚しお、過酞化氎玠を分解しお氎ず酞玠が発生するからである。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "现胞倖で働く酵玠もある。 䜓倖から摂取したデンプン(starch)やタンパク質(protein)は、そのたたでは倧きすぎお小腞の现胞に吞収できないため、 各消化噚官から分泌される消化酵玠によっお、吞収しやすくなるように分解される。 デンプン(starch)は、唟液(だえき、saliva)に含たれるアミラヌれ(amylase)によっお、マルトヌス(maltose)に分解される。 タンパク質(protein)は、胃液に含たれるペプシン(pepsin)によっおペプトン(peptone)に、すい臓から分泌されるトリプシン(trypsin)によっおさらに小さなアミノ酞(amino acids)に分解される。トリプシンはpH8付近が最適pH(optimum pH)である。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "ヒトが持っおいる酵玠の皮類は数千皮類ずいわれおいる。 酵玠が䜜甚する盞手の物質のこずを基質(きし぀)ずいう。酵玠はそれぞれ反応する盞手の物質が決たっおおり、これを基質特異性ずいう。二酞化マンガンや癜金などの無機物質では、基質特異性は芋られない。基質特異性の正䜓は、酵玠を構成しおいるタンパク質の立䜓構造によるものである。酵玠の各郚のうち、その酵玠が基質ず結合する郚䜍のこずを掻性郚䜍あるいは掻性䞭心ずいう。酵玠は掻性郚䜍で基質ず結合する。 酵玠は、酵玠-基質耇合䜓(こうそ-きし぀ ふくごうたい)を぀くっお、基質に觊媒ずしおの働きをする。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "このように酵玠は现胞内や现胞倖で䜜甚するこずにより、生呜珟象を維持しおいる。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "倚くの酵玠は、垞枩の付近で働く。 たた、70°C皋床以䞊の湯などで高枩で熱しおしたった酵玠は、觊媒の働きを倱っおしたう。高枩で働きを倱った酵玠を䜎枩に冷たしおも、もう觊媒の働きは戻らない。このように、酵玠が觊媒の働きを倱っおしたい戻らないこずを倱掻(しっか぀)ずいう。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "これは、酵玠のタンパク質が高枩によっお乱され、タンパク質の構造が厩れおしたったからである。酵玠に限らず、タマゎや肉なども、高枩で熱しおしたうず、冷たしおも垞枩にしおも、もう働きは埩掻しない。この理由も、タマゎや肉のタンパク質が厩れおしたったからである。このようにタンパク質が熱で倉わっおしたうこずを熱倉性(ね぀ぞんせい)ずいう。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "酵玠が良く働く枩床は、35°C~40°Cくらいである堎合が倚い。酵玠がもっずも良く枩床のこずを最適枩床ずいう。最適枩床は酵玠の皮類ごずに違う。垞枩付近で、やや高めの枩床が最適枩床である。 いっぜう酞化マンガンなどの無機觊媒では高枩のほど反応速床が匷く、無機觊媒では最適枩床は芋られない。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "酵玠は、特定のpH(ペヌハヌ、ピヌ゚むチ)で良く働く。このpHのこずを最適pHずいう。 たずえば、だ液にふくたれる酵玠アミラヌれの最適pHは7付近である。だ液のpHは7である。胃液で働くペプシンの最適pHは2である。(ペプシンは、タンパク質を分解する酵玠。) このように、酵玠の最適pHは、その酵玠が倚く含たれる噚官のpHに近い堎合が倚い。 すい液にふくたれる酵玠リパヌれの最適pHは9であり、すい液のpHもややアルカリ性である。(リパヌれは脂肪を分解する酵玠。)", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "実隓ずしお酵玠濃床を䞀定にしお、枩床を䞀定にしお、基質濃床を倉えお実隓するず、぀ぎのような結果が埗られる。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "・基質濃床が䜎いずき、基質濃床に比䟋しお反応速床が増える。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "・基質濃床が高い堎合、酵玠の数以䞊に基質があっおも酵玠-基質耇合䜓ができすに効果がないので、基質濃床が䜎いずきは、あたり反応速床は倉わらなず、反応速床はしだいに䞀定倀になる。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "そのほか、掻性郚䜍に基質以倖の物質が結合するず、基質が酵玠に結合できなくなる堎合がある。阻害物質が酵玠の掻性物質をめぐっお基質ず競争しおいるず芋なしお、このような珟象のこずを競争的阻害ずいう。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "阻害物質が掻性物質以倖の堎所に結合しおも、その結果、掻性郚䜍の構造が倉わっおしたう堎合があり、そのため酵玠-基質の結合を阻害する堎合もある。このような、掻性郚䜍以倖ぞの阻害物質の結合による阻害を、非競争的阻害ずいう。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "ある皮の酵玠には、基質以倖にも他の物質が必芁な堎合もある。このような酵玠に協力しおいる物質が有機物の堎合で、その有機物が酵玠に結合する堎合、その有機物のこずを補酵玠(ほこうそ)ずいう。補酵玠は䞀般に䜎分子(=分子の倧きさが小さい)であり、たた酵玠ず分離しやすい。そのため半透膜(セロハンなど)を䜿っお、補酵玠を分離するこずができる。たた、熱に察しお、補酵玠は、比范的、匷い。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "補酵玠の代衚的な䟋ずしお、呌吞に関わる脱氎玠酵玠の補酵玠NADがある。脱氎玠酵玠は、基質から氎玠を取り陀く。NADずは「ニコチン・アミドアデニン・ゞヌクレオチド」のこず。 脱氎玠酵玠ずNADは別の物質である。脱氎玠酵玠ずのNADずいう䞡方の物質があるこずで、NADが氎玠を受容できるようになるっお、NADに氎玠氎が結合しNADHに倉わる。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "酵玠に協力しおいる物質が金属たたは金属むオンなどで、有機物で無い堎合もある。", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "(執筆準備䞭)", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "", "title": "酵玠" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "怍物は光゚ネルギヌにより、氎ず二酞化炭玠から、グルコヌスを合成しおいる。 これを光合成(photosynthesis)ず呌ぶ。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "葉緑䜓の内郚の構造には、チラコむドずいう膜状の構造ず、ストロマずいう無色の基質の構造がある。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。)。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "次の(1)~(3)の反応がチラコむドで行われる。 (4)の反応がストロマで行われる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "(1): 光化孊反応 光゚ネルギの吞収は、色玠のクロロフィルで吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "(2): 氎の分解ずNADPHの生成 1の反応に䌎っお、掻性クロロフィルから電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンHず電子e に分解される。あたった酞玠O2は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O2が排出される。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "この反応でのHの分解から発生したe は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADPずいう物質にe は結合し、NADPHが生成する。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "(3): ATPの合成 2の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "(4): 二酞化炭玠の固定 ストロマで、(3)の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物(グルコヌス C6H12O6 )を合成する。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、カルビン・ベン゜ン回路ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、(3)の反応で䜜られたATPを甚いおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "(※ 光合成に぀いお、くわしくは生物IIで説明する。)", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "密閉したガラス容噚の䞭でろうそくを燃焌させたのち、怍物(ミント)の新芜を入れお攟眮したびんず入れずに攟眮したびんを甚意した。このびんにネズミを入れたり、ろうそくの火を入れたりしたずき、どのような圱響を及がすか調べた。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "怍物を入れなかったびんでは、ネズミは死に、ろうそくの火はすぐに消えた。 䞀方で、怍物を入れおおいたほうのびんでは、ネズミに問題を及がさず、ろうそくも燃えた。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "この実隓から、生きおいる怍物は、ろうそくの燃焌やねずみの生存に必芁な気䜓、すなわち酞玠を攟出しおいるこずがわかる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "さきほどのプリヌストリヌの実隓では、酞玠を発生するには光が必芁である。むンゲンホりスは、プリヌストリヌの実隓で、光を圓おた堎合ず圓おなかった堎合ずで実隓を行い、光が必芁なこずを突き止めた。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "葉の䞀郚を銀箔でおおっお光を圓たらなくするず、その郚分ではデンプンが合成されないこずを、ペり玠デンプン反応の実隓で突き止めた。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "アオミドロの现胞にスポット光を圓おるず、葉緑䜓にスポット光を圓おた時に、酞玠を奜む现菌が光の圓たった堎所に集たるこずを発芋。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "光合成は葉緑䜓で行われるこずを発芋した。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "怍物はCO2を吞収しおいなくおも光合成をしおいる堎合がある。なぜなら、怍物は呌吞をしおいるので、呌吞によっおCO2を排出しおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "怍物の呌吞による2の排出量である呌吞速床ず、光合成によるCO2の吞収速床が、぀りあった状態での光の匷さのこずを、補償点(ほしょうおん,compensation point)あるいは光補償点(ひかりほしょうおん)ずいう。芋かけの光合成速床がれロになる点は、補償点である(光合成速床ず呌吞速床が等しいため)。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "真の光合成速床(photosynthetic rate)を求めるには、芋かけの光合成速床(apparent photosunthetic rate)に、呌吞速床(respiration rate)を足し合わせなければならない。呌吞速床を枬定するには、暗黒で枬定すればよい。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "実隓による枬定で、盎接にO2量を枬定しお埗られる枬定倀は、真の光合成速床から呌吞速床を差し匕いた倀である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "光の匷さが増すに぀れお、光合成速床も倧きくなる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "光が、ある䞀定倀よりも匷くなるず、たずえ、それ以䞊に光が匷くなっおも、光合成速床が倉わらない状態になる。この状態を光飜和(ひかりほうわ)ずいい、飜和した盎埌の光の匷さのこずを光飜和点(photic saturation point)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "日なたで成長しやすい怍物を陜性怍物(ようせいしょくぶ぀、sun plant)ずいう。アカマツ・クロマツ・゜ラマメ・ススキ・カラマツ・カタクリ・トマトなどが陜性怍物である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "森林内などの日かげで成長しやすい怍物を陰性怍物(いんせいしょくぶ぀)ずいう。ブナ・シむ・カシ・ドクダミ・カタバミ・モミ・アオキやシダ・コケ怍物などが陰性怍物である。 光合成速床ず光に぀いお、補償点や光飜和点は図のようになる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "陜性怍物は光飜和点が高い。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "䞀般に、光の匱い状態では、陰性怍物のほうが光合成速床が倧きい。このため、日かげでも陰性怍物は生掻できる。いっぜう、光の匷い状態では、陜性怍物のほうが光合成速床が倧きい。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "同じ䞀本の朚の䞭でも、日圓たりの良い堎所で぀く葉ず、日圓たりの悪い堎所で぀く葉で、特性が異なる堎合がある。ブナ・ダツデなどが、そのような怍物である。 日圓たりの良い堎所に぀く葉を陜葉(ようよう, sun leaf)ずいい、陜性怍物ず同じような補償点や光飜和点は高いずいう特性を珟す。いっぜう、日圓たりの悪い堎所に぀く葉を陰葉(いんよう, shade leaf)ずいい、陰性怍物ず同じように補償点や光飜和点は䜎いずいう特性を珟す。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "陜性怍物の暹朚を陜暹(ようじゅ)ずいい、陜暹からなる森林を陜暹林(ようじゅりん)ずいう。アカマツなどが陜暹である。陰性怍物の暹朚を陰暹(いんじゅ)ずいい、陰暹からなる森林を陰暹林(いんじゅりん)ずいう。モミなどが陰暹である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "暹朚は、草など背䞈の䜎い怍物ぞの日圓たりをさえぎるので、地衚ちかくでは陰性怍物が育ちやすくなり、たた、日圓たりが悪いので地衚ちかくでは陜性怍物が育たなくなる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "森林が陜暹林の堎合、新たな陜暹は芜生えなくなるが、新たな陰暹は芜生えるこずが出切る。このような仕組みのため、森林は、陜暹から陰暹ぞず移っおいくこずが倚い。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "ひなたを奜む陜生怍物(sun plant)では、補償点や光飜和点は比范的高く、 匱い光でも生育できる陰生怍物()では、補償点や光飜和点は比范的䜎い。 陜生怍物にはクロマツ、゜ラマメ、ススキなどがあり、 陰生怍物にはブナ、コミダマカタバミなどがある。 たた、同じ怍物でも、日圓たりの良いずころの葉(陜葉, sun leaf)は補償点や光飜和点は比范的高く、 日圓たりの悪いずころの葉(陰葉, shade leaf)は補償点や光飜和点は比范的䜎い。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "光合成速床は、枩床によっおも倉わる。倚くの怍物では30床ちかくで、もっずも光合成が掻発であり、これは酵玠の枩床特性ず䌌おいる。このこずから光合成には酵玠が関わっおいるず考えられ、実際に酵玠が光合成に関わっおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "空気䞭のCO2濃床が䜎䞋するず、光合成速床は䜎䞋する。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "光合成に必芁なものは、光・枩床・氎・二酞化炭玠ずいう芁因(よういん)である。どれかの芁因を䜎䞋させた堎合に光合成速床が䜎䞋する堎合、その芁因を限定芁因(limiting factor)ずいう。むギリスのフレデリック・ブラックマンは、光合成速床は、光の匷さ、二酞化炭玠濃床、枩床のうち最も䞍足したもの(限定芁因(limiting factor))によっお決たるずする限定芁因説()を唱えた。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "光・枩床・氎・二酞化炭玠のうち、どれが限定芁因かは、どの皋床に䞋げるかなどの実隓条件によっお異なる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "怍物はタンパク質を持っおおり、タンパク質は倚くのアミノ酞からなる。アミノ酞には窒玠(ちっそ、化孊匏:N)が、ふくたれおいる。 アミノ酞には倚くの皮類がある。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "怍物は窒玠(ちっそ)の吞収の仕方は、根から硝酞むオン(NO3)やアンモニりムむオン(NH4)などずしお吞収する。では、そのアンモニりムむオンなどは、どこから来たのだろうか。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "现菌類や菌類などが、死んだ動怍物や排泄物などを分解した際に、アンモニりムむオンや硝酞むオンなどができる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "怍物が、NO3やNH4など、窒玠 N をふくんだ物質を吞収するこずを窒玠同化(ちっそどうか)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "アンモニりムむオンが亜硝酞菌(あしょうかきん)などの现菌の働きにより亜硝酞むオンに倉わり、亜硝酞むオンから硝酞菌(しょうさんきん)などの働きにより硝酞むオンに倉わる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "亜硝酞菌や硝酞菌など、硝化に関係した现菌を硝化菌(しょうかきん)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "倧気䞭にも窒玠があるが、怍物は盎接には利甚できない。埮生物の䞭に、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができる生物もいる。マメ科怍物の根に䜏む根粒菌(こんりゅうきん、Rhizobium)が、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができるこのような埮生物が倧気䞭の窒玠を取り蟌む事を窒玠固定(ちっそこおい、nitrogen fixation)ずいう。ダむズの根に、根粒菌が䜏み着き、その結果、根にコブ状のものが、できる。ゲンゲの根にも根粒菌が䜏み着く。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "窒玠固定ができる生物には、ネンゞュモなどのシアノバクテリア類(ラン藻類)、アゟトバクタヌ、根粒菌などがある。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "窒玠固定のできる现菌を窒玠固定现菌(nitrogen fixation bacteria)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "窒玠の分子 N2 (「゚ヌツヌ」ず読む)は、すごく安定な分子である。窒玠分子の結合では、䞉重結合(さんじゅうけ぀ごう)をしおいるので、結合力が匷いからである。䞉重結合に぀いお説明する。たず化孊の呚期衚を芋るず、窒玠原子は巊から4番目の呚期衚15族にある。窒玠に限らず呚期衚15族の原子の電子軌道(これを䟡電子(かでんし)ずいう)では、15族の䞀番倖偎の軌道には、電子が5぀ある。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "ふ぀うの分子は、他の原子ず結合しお電子が補われお、最倖軌道の電子数が呚期衚18族ず同じ状態になるず、ふ぀うの分子は安定する。このような状態を閉殻(ぞいかく)ずいう。 たずえば炭玠原子Cの堎合、ほかの原子ず最倧4぀たで結合できる。(たずえばメタンCH4 ) 窒玠原子Nの堎合、ほかの原子ず最倧3぀たで結合できる(たずえばアンモニアNH3 )。窒玠原子どうしの結合 N2では、この3぀の結合たでの力を、すべお盞手の䞀個の原子に぀かっおいるので、ずおも匷力な結合になっおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "倚くの原子では呚期衚18族の䟡電子数は8個である。ただしヘリりムは䟡電子が2個である。18族の原子は、原子のたたで安定しおいるので、分子にならない。そのため、垞枩でも18族原子は気䜓であるので、18族原子を垌ガス原子(きガスげんし)ずもいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "窒玠の堎合、䟡電子は5぀であり、呚期衚18族に䞍足しおおり、なので窒玠分氏を反応させ別の原子ず結合させるためには、倚くの゚ネルギヌが必芁である。窒玠固定现菌は酵玠の働きによっお、無機的に反応させるよりかは少ない゚ネルギヌで反応させるが、それでも倚くの゚ネルギヌが必芁であり、窒玠固定现菌はATPを倧量に消費しおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C6H12O6)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を呌吞基質(こきゅう きし぀)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を奜気呌吞(こうきこきゅう)ずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "発酵(はっこう)ず腐敗(ふはい)の区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗(ふはい)である。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "酵母菌(こうがきん)のアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC6H12O6からピルビン酞C3H4O3に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を解糖系(かいずうけい、glycolysis)ずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH3CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC2H5OHぞず倉えられる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。(※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。)", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "乳酞発酵(にゅうさんはっこう)ずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "たずグルコヌスC6H12O6が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C3H6O3に倉えられる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "酢酞菌(さくさんきん)は、 酾箠O2を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH3COOH に倉える。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞(にゅうさん、lactate)ができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。", "title": "光合成ず呌吞" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "呌吞によっお排出されるCO2ず䜿甚される酞玠O2の、䜓積(たたは分子数)の比率 CO2/O2 を呌吞商(こきゅうしょう、respiration quotient)ずいい、RQであらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので(物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0°Cおよび1気圧では22.4L(リットル)である。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10個のこず)、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "化孊匏 C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 + 12H2O", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "トリアシルリセロヌルの堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "トリステアリンの堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "ロむシン C6H13O2N の堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 12÷15 = 0.8", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも気質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ=1)ず脂肪(RQ=0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.7~1.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞(C3H4O3)にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞(C6化合物)になる。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞(C3化合物)の二分子ができる。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子eずプロトンHが生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムA(CoA)ず結合しおアセチルCoA(掻性酢酞)ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞(citric acid)が生じるこずから、ク゚ン酞回路(Citric acid cycle)ずいう。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "ず倉化しおいく。(「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。) このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞(C4化合物)ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "ク゚ン酞回路で、コハク酞(succinate)からフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FAD(フラビンアデニンゞヌクレオチド)が受け取り、FADH2になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。)", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "ミトコンドリアの内膜にシトクロム(cytochrome)ずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子eず氎玠むオンHが分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、Hが、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このHがATP合成酵玠を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる(生物皮によっお生成数が異なる)。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を酞化的リン酞化(oxidative phosphorylation)ずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "電子eは、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。", "title": "発展奜気呌吞の仕組み" } ]
高等孊校生物 > 生物I > 现胞ず゚ネルギヌ
<small> [[高等孊校生物]] > 生物I > 现胞ず゚ネルギヌ </small> == 代謝ずATP == '''代謝'''たいしゃ、metabolismずは、生物が生きおいくために必芁な゚ネルギヌや栄逊玠を取り蟌んで利甚する生呜掻動のこずである。 代謝は、二぀の䞻芁な過皋に分けられる。䞀぀は、栄逊玠を取り蟌んで゚ネルギヌを䜜り出す「{{Ruby|異化|いか}}」、もう䞀぀は、生䜓内での物質の分解や再構築を䌎う「{{Ruby|同化|どうか}}」である。 異化によっお取り蟌んだ栄逊玠は、现胞内で分解され、その過皋で生じた゚ネルギヌがATPずいう゚ネルギヌ通貚ずしお蓄積される。 同化では、现胞内で必芁なタンパク質や脂質、糖質などが合成される。 === ATP === [[File:ATP暡匏図.svg|thumb|400px|ATP]] [[File:ADP暡匏図.svg|thumb|300px|ADP]] 现胞内での゚ネルギヌのやりずりには、仲立ちずしお'''ATP''' '''アデノシン䞉リン酞'''、adenosine triphosphateが甚いられる。 ATPの構造は、'''ADP''''''アデノシン二リン酞'''ずいう物質に'''リン酞'''が結合した構造である。 ADPにリン酞を結合させる際、゚ネルギヌが必芁になる。結合によっお合成されたATPは安定であり、゚ネルギヌを蓄えるこずができる。そしお異化によっおATPのリン酞結合が切れおADPずリン酞に分解される際に、゚ネルギヌを攟出する。 呌吞など異化の際に、ADPずリン酞からATPを合成しおいる。 ATPは、アデノシンずいう物質に、盎列に3぀のリン酞が぀いおいる。ATPでのリン酞どうしの結合のこずを'''高゚ネルギヌリン酞結合'''ずいい、リン酞間の結合が切れるずきに゚ネルギヌを攟出する。  しばしば、ATPは「゚ネルギヌ通貚」energy currency<ref>R.K.Murray ほか著『むラストレむテッド ハヌパヌ・生化孊 原曞28版』、䞊代淑人・枅氎孝雄 監蚳、平成23幎1月31日 発行、P127</ref>に䟋えられる。 アデノシンの構造は、アデニンずいう塩基にリボヌスずいう糖が結合したものである。 分解されたADPは、再利甚され、呌吞こきゅう、respirationによっお再びATPに合成されるこずが可胜である。 ATPの゚ネルギヌの利甚先は、生䜓物質の合成のほかにも、筋肉の収瞮や、ホタルの発光などにも、ATPの゚ネルギヌは甚いられおいる。 [[File:Atpadp.jpg|thumb|300px|center]] === 異化ず同化 === [[File:異化ず同化.svg|thumb|400px|同化ず異化。]] 代謝には異化ず同化がある。 '''異化'''いか、catabolismは耇雑な物質を分解しお゚ネルギヌを取り出す反応であり、呌吞もその䞀぀である。 䞀方、'''同化'''どうか、anabolismは物質を合成する反応であり、゚ネルギヌを蓄えたり、䜓を構成する物質を生産するために行われる。䟋えば、光合成による糖の合成は同化である。同化では、簡単な構造の物質から耇雑な構造の物質が合成されたすが、その際にぱネルギヌが必芁である。反応に甚いた゚ネルギヌの䞀郚は、合成した物質に吞収される。しかし、同化によっお合成物に吞収された゚ネルギヌを取り出しお䜿うには、異化を行っお分解する必芁がある。 同化には、炭酞同化ず窒玠同化がある。 '''炭酞同化'''carbon dioxide assimilationは、二酞化炭玠などの炭玠無機物から有機物を合成する反応で、倚くの怍物が光合成によっお有機物を合成しおいる。 䞀方、'''窒玠同化'''(nitrogen assimilation)は、タンパク質などの窒玠化合物を合成する反応である。 === 独立栄逊生物ず埓属栄逊生物 === 独立栄逊生物ず埓属栄逊生物は、生物の栄逊の取り方に基づく分類の䞀぀である。 '''独立栄逊生物'''どくり぀えいようせいぶ぀、autotrophは、異化ず同化のプロセスを利甚しお生存しおいる。 異化は、有機物を無機物に分解するこずで、゚ネルギヌを取り出すこずができる反応である。 䞀方、同化は、無機物から有機物を合成するこずで、生物の成長や繁殖に必芁な゚ネルギヌを埗る反応である。 光合成を行う独立栄逊生物は、光゚ネルギヌを利甚しお、二酞化炭玠ず氎からグルコヌスなどを合成する。 この反応は同化の過皋であり、独立栄逊生物が自らの生存に必芁な゚ネルギヌを埗るために必芁な反応である。 '''埓属栄逊生物'''じゅうぞくえいようせいぶ぀、heterotrophは、他の生物から有機物を取り蟌んで゚ネルギヌを埗る必芁がある。 埓属栄逊生物には、動物や菌類などが含たれる。 動物は、他の生物を食べるこずで栄逊を取り蟌みる。 菌類は、他の生物や有機物を分解しお栄逊を取り蟌みる。 これらの反応は異化の過皋であり、埓属栄逊生物が生存に必芁な゚ネルギヌを埗るために必芁な反応である。 === 発展筋肉ずクレアチンリン酞 === クレアチンリン酞は、身䜓の筋肉や神経现胞内で、ATP(アデノシン䞉リン酞)を再生産するための重芁な物質である。 ATPは、筋肉や神経现胞が動いたり、働いたりするために必芁な゚ネルギヌ源だが、このATPは䞀床䜿われるずすぐに分解されおしたう。 しかし、運動䞭にはATPを倚く䜿うため、ATPの再合成が必芁になる。 ここで、クレアチンリン酞が重芁な圹割を果たす。 䌑息䞭には、ATP濃床が高く、その結果、クレアチンリン酞の合成が進む。 そしお、運動䞭にATPが分解されADP(アデノシン二リン酞)が生成されるず、酵玠クレアチンキナヌれが働き、クレアチンリン酞ずADPからすばやくATPが再合成される。 これによっお、筋肉や神経现胞は再びATPを䜿っお゚ネルギヌを埗るこずができ、運動や掻動を続けるこずができるのである。 ぀たり、クレアチンリン酞は、身䜓の゚ネルギヌ代謝に欠かせない物質であり、特に高匷床の運動や掻動においお重芁な圹割を果たしおいる。 {{コラム|赀筋ず癜筋|2=暪王筋には、異なる2皮類の筋肉が含たれおおり、それぞれ赀筋ず癜筋ず呌ばれおいたす。これらの筋肉は、運動生理孊の分野で研究されおいたす。 赀筋ず癜筋の色の違いは、含たれるミオグロビン酞玠を貯蔵するたんぱく質の量の違いによるものです。 癜筋は、収瞮は速いですが、持久力が䜎く、疲れやすいずいう性質を持ちたす。䟋えば、カレむのような癜身の魚をむメヌゞするず良いでしょう。癜身の魚は、海底に朜んでおり、敵に襲われた際には䞀瞬の筋収瞮で逃げる必芁があるため、短距離型の無酞玠運動に適しおいたす。 䞀方、赀筋は収瞮は遅いですが、持久力が高いずいう特城を持っおいたす。遠掋をゆっくり泳ぐマグロの筋肉をむメヌゞするず良いでしょう。赀筋は、長距離型の有酞玠運動に適しおいたす。 しかし、マグロの筋肉は赀筋だけではなく、赀筋ず癜筋が混ざり合っおいたす。混合割合は遺䌝的なもので、぀たり、生たれ぀き長距離型の人ず短距離型の人が存圚するずいうこずです。競技者の赀筋ず癜筋の割合を調べたデヌタがありたすが、これは蚓緎によっお倉わったわけではなく、自然に自分の筋肉に合った運動を遞んだ結果です。 }} == 酵玠 == [[File:酵玠ず掻性化゚ネルギヌ.svg|thumb|300px|酵玠ず掻性化゚ネルギヌ。物質が化孊反応をするずきに超える必芁のある゚ネルギヌのこずを掻性化゚ネルギヌかっせいか゚ネルギヌずいう。通垞は安定な物質では、この掻性化゚ネルギヌがあるため、その物質は安定しおられる。]] [[File:酵玠ず最適pH.svg|thumb|300px|酵玠ず最適pH]] デンプンstarchの分解には、硫酞氎溶液などの匷酞䞭で100℃以䞊の高枩で分解するずいう方法がある。しかし、だ液salivaは垞枩付近でデンプンを分解しおマルトヌスmaltose、麊芜糖のこずに倉える。 特定の化孊反応を促進し、自身は反応の前埌で倉化しない物質を觊媒(しょくばい、catalyst)ずいう。 生物の现胞内や现胞倖で觊媒ずしお䜜甚し、生物珟象を維持しおいる物質を'''酵玠'''(こうそ、enzyme)ず呌ぶ。酵玠はすべお有機物であり、酵玠の本䜓はタンパク質である。先ほど説明した だ液にも、酵玠がふくたれおおり、アミラヌれamylaseずいう酵玠がだ液にふくたれおいる。 さお、䟋えば、過酞化氎玠氎(H<sub>2</sub>O<sub>2</sub>)に二酞化マンガン(MnO<sub>2</sub>)を加えるず、二酞化マンガンが觊媒ずしお䜜甚し、氎(H<sub>2</sub>O)ず酞玠(O<sub>2</sub>)が発生するが、 同様に、過酞化氎玠氎に肝臓の现胞を加えるず氎ず酞玠が発生するのだが、この理由は现胞内に含たれる'''カタラヌれ'''(catalase)ず呌ばれる酵玠が觊媒ずしお䜜甚しお、過酞化氎玠を分解しお氎ず酞玠が発生するからである。 现胞倖で働く酵玠もある。 䜓倖から摂取したデンプン(starch)やタンパク質(protein)は、そのたたでは倧きすぎお小腞の现胞に吞収できないため、 各消化噚官から分泌される消化酵玠によっお、吞収しやすくなるように分解される。 デンプンstarchは、唟液だえき、salivaに含たれるアミラヌれ(amylase)によっお、マルトヌス(maltose)に分解される。 タンパク質proteinは、胃液に含たれるペプシン(pepsin)によっおペプトン(peptone)に、すい臓から分泌されるトリプシン(trypsin)によっおさらに小さなアミノ酞(amino acids)に分解される。トリプシンはpH8付近が最適pH(optimum pH)である。 ヒトが持っおいる酵玠の皮類は数千皮類ずいわれおいる。 酵玠が䜜甚する盞手の物質のこずを'''基質'''きし぀ずいう。酵玠はそれぞれ反応する盞手の物質が決たっおおり、これを'''基質特異性'''ずいう。二酞化マンガンや癜金などの無機物質では、基質特異性は芋られない。基質特異性の正䜓は、酵玠を構成しおいるタンパク質の立䜓構造によるものである。酵玠の各郚のうち、その酵玠が基質ず結合する郚䜍のこずを'''掻性郚䜍'''あるいは'''掻性䞭心'''ずいう。酵玠は掻性郚䜍で基質ず結合する。 酵玠は、'''酵玠-基質耇合䜓'''こうそ-きし぀ ふくごうたいを぀くっお、基質に觊媒ずしおの働きをする。 [[File:酵玠基質耇合䜓 暡匏図.svg|thumb|600px|center|酵玠基質耇合䜓の暡匏図]] このように酵玠は现胞内や现胞倖で䜜甚するこずにより、生呜珟象を維持しおいる。 倚くの酵玠は、垞枩の付近で働く。 たた、70℃皋床以䞊の湯などで高枩で熱しおしたった酵玠は、觊媒の働きを倱っおしたう。高枩で働きを倱った酵玠を䜎枩に冷たしおも、もう觊媒の働きは戻らない。このように、酵玠が觊媒の働きを倱っおしたい戻らないこずを'''倱掻'''しっか぀ずいう。 これは、酵玠のタンパク質が高枩によっお乱され、タンパク質の構造が厩れおしたったからである。酵玠に限らず、タマゎや肉なども、高枩で熱しおしたうず、冷たしおも垞枩にしおも、もう働きは埩掻しない。この理由も、タマゎや肉のタンパク質が厩れおしたったからである。このようにタンパク質が熱で倉わっおしたうこずを'''熱倉性'''ね぀ぞんせいずいう。 [[File:酵玠の反応速床ず枩床.svg|thumb|300px|酵玠の反応速床ず枩床]] 酵玠が良く働く枩床は、35℃40℃くらいである堎合が倚い。酵玠がもっずも良く枩床のこずを'''最適枩床'''ずいう。最適枩床は酵玠の皮類ごずに違う。垞枩付近で、やや高めの枩床が最適枩床である。 いっぜう酞化マンガンなどの無機觊媒では高枩のほど反応速床が匷く、無機觊媒では最適枩床は芋られない。 酵玠は、特定のpHペヌハヌ、ピヌ゚むチで良く働く。このpHのこずを'''最適pH'''ずいう。 たずえば、だ液にふくたれる酵玠アミラヌれの最適pHは7付近である。だ液のpHは7である。胃液で働くペプシンの最適pHは2である。ペプシンは、タンパク質を分解する酵玠。 このように、酵玠の最適pHは、その酵玠が倚く含たれる噚官のpHに近い堎合が倚い。 すい液にふくたれる酵玠リパヌれの最適pHは9であり、すい液のpHもややアルカリ性である。リパヌれは脂肪を分解する酵玠。 実隓ずしお酵玠濃床を䞀定にしお、枩床を䞀定にしお、基質濃床を倉えお実隓するず、぀ぎのような結果が埗られる。 [[File:酵玠の基質濃床ず反応速床.svg|thumb|300px|left|酵玠の基質濃床ず反応速床]] ・基質濃床が䜎いずき、基質濃床に比䟋しお反応速床が増える。 ・基質濃床が高い堎合、酵玠の数以䞊に基質があっおも酵玠-基質耇合䜓ができすに効果がないので、基質濃床が䜎いずきは、あたり反応速床は倉わらなず、反応速床はしだいに䞀定倀になる。 [[File:酵玠の基質濃床ず反応速床 暡匏図.svg|thumb|400px|center|酵玠の数以䞊に基質があっおも、酵玠ず結合できないので、基質が分解されない。]] そのほか、掻性郚䜍に基質以倖の物質が結合するず、基質が酵玠に結合できなくなる堎合がある。阻害物質が酵玠の掻性物質をめぐっお基質ず競争しおいるず芋なしお、このような珟象のこずを競争的阻害ずいう。 * やや発展  非競争的阻害 阻害物質が掻性物質以倖の堎所に結合しおも、その結果、掻性郚䜍の構造が倉わっおしたう堎合があり、そのため酵玠-基質の結合を阻害する堎合もある。このような、掻性郚䜍以倖ぞの阻害物質の結合による阻害を、非競争的阻害ずいう。 * 補酵玠 ある皮の酵玠には、基質以倖にも他の物質が必芁な堎合もある。このような酵玠に協力しおいる物質が有機物の堎合で、その有機物が酵玠に結合する堎合、その有機物のこずを補酵玠ほこうそずいう。補酵玠は䞀般に䜎分子分子の倧きさが小さいであり、たた酵玠ず分離しやすい。そのため半透膜セロハンなどを䜿っお、補酵玠を分離するこずができる。たた、熱に察しお、補酵玠は、比范的、匷い。 補酵玠の代衚的な䟋ずしお、呌吞に関わる脱氎玠酵玠の補酵玠NAD<sup>+</sup>がある。脱氎玠酵玠は、基質から氎玠を取り陀く。NADずは「ニコチン・アミドアデニン・ゞヌクレオチド」のこず。 脱氎玠酵玠ずNADは別の物質である。脱氎玠酵玠ずのNADずいう䞡方の物質があるこずで、NADが氎玠を受容できるようになるっお、NADに氎玠氎が結合しNADHに倉わる。 酵玠に協力しおいる物質が金属たたは金属むオンなどで、有機物で無い堎合もある。 * フィヌドバック調節 執筆準備䞭 [[File:Catalase_Structure.png|thumb|right|320px|'''カタラヌれの構造''']] {{-}} == 光合成ず呌吞 == === 光合成同化 === 怍物は光゚ネルギヌにより、氎ず二酞化炭玠から、グルコヌスを合成しおいる。 これを'''光合成'''(photosynthesis)ず呌ぶ。 :※ 「グルコス」ずは、ブドり糖のこず。 :䞻に化孊の分野では「グルコヌス」ず蚀う。 :高校ず倧孊の生物孊では、化孊などの甚法にあわせおだろうか、「グルコヌス」ずいう。 :なおグリコヌゲンずグルコヌスずは別物。 :たたなお、倧孊でも医孊では、「ブドり糖」(Grape sugar)ず日本では蚀う。 ==== 光合成の仕組み ==== [[File:光合成のしくみ.svg|thumb|900px|光合成のしくみ<br />※ くわしくは生物IIで説明する。]] {{-}} [[ファむル:Thylakoid.png|thumb|450px|チラコむドは、葉緑䜓の䞭にある。]] 葉緑䜓の内郚の構造には、'''チラコむド'''ずいう膜状の構造ず、'''ストロマ'''ずいう無色の基質の構造がある。 チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。 吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。。 次のの反応がチラコむドで行われる。 の反応がストロマで行われる。   光化孊反応<br /> 光゚ネルギの吞収は、色玠の'''クロロフィル'''で吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。 この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。   氎の分解ずNADPHの生成<br /> の反応に䌎っお、'''掻性クロロフィル'''から電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンH<sup>+</sup>ず電子e<sup>-</sup> に分解される。あたった酞玠O<sub>2</sub>は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O<sub>2</sub>が排出される。 この反応でのHの分解から発生したe<sup>-</sup> は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADP<sup>+</sup>ずいう物質にe<sup>-</sup> は結合し、NADPHが生成する。   ATPの合成<br /> の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。   二酞化炭玠の固定<br /> ストロマで、の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物グルコヌス C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> を合成する。 生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、'''カルビン・ベン゜ン回路'''ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、の反応で䜜られたATPを甚いおいる。 このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。 ※ 光合成に぀いお、くわしくは生物IIで説明する。 ==== 初期の光合成研究の歎史 ==== * プリヌストリヌの実隓1772幎ごろ [[File:Experiments on photosynthesis by Joseph Priestley ja.svg|thumb|400px|プリヌストリヌの実隓]] 密閉したガラス容噚の䞭でろうそくを燃焌させたのち、怍物ミントの新芜を入れお攟眮したびんず入れずに攟眮したびんを甚意した。このびんにネズミを入れたり、ろうそくの火を入れたりしたずき、どのような圱響を及がすか調べた。 怍物を入れなかったびんでは、ネズミは死に、ろうそくの火はすぐに消えた。 䞀方で、怍物を入れおおいたほうのびんでは、ネズミに問題を及がさず、ろうそくも燃えた。 この実隓から、生きおいる怍物は、ろうそくの燃焌やねずみの生存に必芁な気䜓、すなわち酞玠を攟出しおいるこずがわかる。 * むンゲンホりスの実隓1779幎ごろ さきほどのプリヌストリヌの実隓では、酞玠を発生するには光が必芁である。むンゲンホりスは、プリヌストリヌの実隓で、光を圓おた堎合ず圓おなかった堎合ずで実隓を行い、光が必芁なこずを突き止めた。 * ザックスの実隓1862幎ごろ 葉の䞀郚を銀箔でおおっお光を圓たらなくするず、その郚分ではデンプンが合成されないこずを、ペり玠デンプン反応の実隓で突き止めた。 * ゚ンゲルマンの実隓1882幎ごろ アオミドロの现胞にスポット光を圓おるず、葉緑䜓にスポット光を圓おた時に、酞玠を奜む现菌が光の圓たった堎所に集たるこずを発芋。 光合成は葉緑䜓で行われるこずを発芋した。 {{コラム|科孊史コラム 化孊の黎明期を生きたプリヌストリヌ|[[Image:Priestley Joseph pneumatic trough.jpg|thumb|400px|right|プリヌストリヌの実隓噚具。陶噚の容噚に氎をいれ、ガラス瓶を逆さに立おお䜿った。ビヌルグラスやカップの受け皿など身近な甚具を䜿ったものもある。]] むギリスの自然哲孊者であったプリヌストリヌは、気䜓の性質に぀いお調べる実隓をしおいた。圓時、気䜓に関する知識は倚くはなく、倧気からはっきり区別されおいた気䜓は、炭酞カルシりムを加熱分解するず発生する「固定空気」二酞化炭玠皋床のものであった。<!--このいいかたはたずめすぎおいお䞍正確な気がするなあ すっきりたずめられないからこそ、考え方ごず打ち捚おられたずも蚀うこずができ難しい-->たた、物質が燃焌するのは酞玠ず結合するためではなく、物質のなかの燃玠フロギストンが倧気に攟出されるためず考えられおいた。 圌は、密閉された容噚の䞭では、動物が生きながらえるこずができないのず同様、怍物は生育できないず考えお実隓した。だが、ミントを氎䞊眮換の芁領で空気を閉じ蟌めたガラスびんの䞭にいれたずころ、予想に反しお数カ月にわたっお成長できるこずを芳察した。さらに、このびんの䞭の気䜓を調べるず、ろうそくを燃焌させるこずができ、たたマりスが生育させおも問題がないこずがわかった。ずくに長期間攟眮したびんの䞭では、ろうそくが勢い良く燃えた。 たた、ろうそくを燃やしたあずの空気の䞭でもミントは成長でき、10日埌に、びんの䞭でふたたびろうそくを燃やすこずができた。 䞀方で、空気を閉じ蟌めたガラスびんにキャベツの葉を切りずったものを入れお䞀晩おいおおくず、翌朝そのびんのなかではろうそくを燃焌させるこずはできなかった。このこずから、死んだ葉は、空気を「悪くする」ず考えた。<!--これは干からびたために圌の蚀うずおり光合成ができなかったのか、キャベツの癜い郚分に葉緑䜓が少なかったためなのかはよくわからない--> これらのこずから、プリヌストリヌは、怍物が成長するずきに、呌吞や燃焌で生じた「悪い」空気を元に戻し、「良い」空気を䜜るこずができるず考えた。珟圚の知識では、この「良い」空気ずは酞玠の割合の倚い空気であるこずがわかるが、圌はそう考えなかった。のちに、酞化氎銀の分解によっお玔粋な酞玠を生成しおおきながら、たんに「燃玠がふくたれおいない非垞に良い空気」(脱フロギストン空気ず考え、独立した酞玠ずいう物質があるずは考えなかった。酞玠を初めに正しく理解したのは同幎代を生きたラノォアゞェであった。 }} === 光の匷さず光合成速床 === [[File:光合成速床ず光の曲線.svg|thumb|600px|光合成速床ず光の曲線]] 怍物はCO<sub>2</sub>を吞収しおいなくおも光合成をしおいる堎合がある。なぜなら、怍物は呌吞をしおいるので、呌吞によっおCO<sub>2</sub>を排出しおいる。 怍物の呌吞による<sub>2</sub>の排出量である呌吞速床ず、光合成によるCO<sub>2</sub>の吞収速床が、぀りあった状態での光の匷さのこずを、'''補償点'''ほしょうおん,compensation point)あるいは光補償点ひかりほしょうおんずいう。芋かけの光合成速床がれロになる点は、補償点である光合成速床ず呌吞速床が等しいため。 {{-}} 真の'''光合成速床'''(photosynthetic rate)を求めるには、'''芋かけの光合成速床'''(apparent photosunthetic rate)に、'''呌吞速床'''(respiration rate)を足し合わせなければならない。呌吞速床を枬定するには、暗黒で枬定すればよい。 実隓による枬定で、盎接にO<sub>2</sub>量を枬定しお埗られる枬定倀は、真の光合成速床から呌吞速床を差し匕いた倀である。 : <big>'''真の光合成速床  芋かけの光合成速床  呌吞速床'''</big> : 枬定倀芋かけの光合成速床 光の匷さが増すに぀れお、光合成速床も倧きくなる。 光が、ある䞀定倀よりも匷くなるず、たずえ、それ以䞊に光が匷くなっおも、光合成速床が倉わらない状態になる。この状態を'''光飜和'''ひかりほうわずいい、飜和した盎埌の光の匷さのこずを'''光飜和点'''(photic saturation point)ずいう。 [[File:陜性怍物ず陰性怍物の光合成速床.svg|thumb|400px|陜性怍物ず陰性怍物の光合成速床。暡匏図。]] 日なたで成長しやすい怍物を'''陜性怍物'''ようせいしょくぶ぀、sun plant)ずいう。アカマツ・[[w:クロマツ|クロマツ]]・[[w:゜ラマメ|゜ラマメ]]・[[w:ススキ|ススキ]]・カラマツ・カタクリ・トマトなどが陜性怍物である。 森林内などの日かげで成長しやすい怍物を'''陰性怍物'''いんせいしょくぶ぀ずいう。[[w:ブナ|ブナ]]・シむ・カシ・ドクダミ・カタバミ・モミ・アオキやシダ・コケ怍物などが陰性怍物である。 光合成速床ず光に぀いお、補償点や光飜和点は図のようになる。 陜性怍物は光飜和点が高い。 䞀般に、光の匱い状態では、陰性怍物のほうが光合成速床が倧きい。このため、日かげでも陰性怍物は生掻できる。いっぜう、光の匷い状態では、陜性怍物のほうが光合成速床が倧きい。 同じ䞀本の朚の䞭でも、日圓たりの良い堎所で぀く葉ず、日圓たりの悪い堎所で぀く葉で、特性が異なる堎合がある。ブナ・ダツデなどが、そのような怍物である。 日圓たりの良い堎所に぀く葉を'''陜葉'''ようよう, sun leafずいい、陜性怍物ず同じような補償点や光飜和点は高いずいう特性を珟す。いっぜう、日圓たりの悪い堎所に぀く葉を'''陰葉'''いんよう, shade leafずいい、陰性怍物ず同じように補償点や光飜和点は䜎いずいう特性を珟す。 陜性怍物の暹朚を'''陜暹'''ようじゅずいい、陜暹からなる森林を陜暹林ようじゅりんずいう。アカマツなどが陜暹である。陰性怍物の暹朚を陰暹いんじゅずいい、陰暹からなる森林を陰暹林いんじゅりんずいう。モミなどが陰暹である。 暹朚は、草など背䞈の䜎い怍物ぞの日圓たりをさえぎるので、地衚ちかくでは陰性怍物が育ちやすくなり、たた、日圓たりが悪いので地衚ちかくでは陜性怍物が育たなくなる。 森林が陜暹林の堎合、新たな陜暹は芜生えなくなるが、新たな陰暹は芜生えるこずが出切る。このような仕組みのため、森林は、陜暹から陰暹ぞず移っおいくこずが倚い。 * たずめ ひなたを奜む'''陜生怍物'''(sun plant)では、補償点や光飜和点は比范的高く、 匱い光でも生育できる'''陰生怍物'''()では、補償点や光飜和点は比范的䜎い。 陜生怍物には[[w:クロマツ|クロマツ]]、[[w:゜ラマメ|゜ラマメ]]、[[w:ススキ|ススキ]]などがあり、 陰生怍物には[[w:ブナ|ブナ]]、[[w:コミダマカタバミ|コミダマカタバミ]]などがある。 たた、同じ怍物でも、日圓たりの良いずころの葉陜葉, sun leafは補償点や光飜和点は比范的高く、 日圓たりの悪いずころの葉陰葉, shade leafは補償点や光飜和点は比范的䜎い。 :(※ 詳しくは生物IIで孊習する。) 光合成速床は、枩床によっおも倉わる。倚くの怍物では30床ちかくで、もっずも光合成が掻発であり、これは酵玠の枩床特性ず䌌おいる。このこずから光合成には酵玠が関わっおいるず考えられ、実際に酵玠が光合成に関わっおいる。 空気䞭のCO<sub>2</sub>濃床が䜎䞋するず、光合成速床は䜎䞋する。 * '''限定芁因'''げんおい よういん 光合成に必芁なものは、光・枩床・氎・二酞化炭玠ずいう芁因よういんである。どれかの芁因を䜎䞋させた堎合に光合成速床が䜎䞋する堎合、その芁因を'''限定芁因'''(limiting factor)ずいう。むギリスの[[w:フレデリック・ブラックマン|フレデリック・ブラックマン]]は、光合成速床は、光の匷さ、二酞化炭玠濃床、枩床のうち最も䞍足したもの'''限定芁因'''(limiting factor)によっお決たるずする'''限定芁因説'''()を唱えた。 光・枩床・氎・二酞化炭玠のうち、どれが限定芁因かは、どの皋床に䞋げるかなどの実隓条件によっお異なる。 === 窒玠同化ず窒玠固定 === [[File:Amino acid strucuture for highscool education.svg|thumb|300px|アミノ酞の䞀般的な構造。図䞭のRは、アミノ酞の皮類によっお、こずなる。]] [[File:Aminoacido.jpg|thumb|300px|NH2やCOOHの郚分の構造は、図のようになっおいる。]] 怍物はタンパク質を持っおおり、タンパク質は倚くのアミノ酞からなる。アミノ酞には窒玠ちっそ、化孊匏Nが、ふくたれおいる。 アミノ酞には倚くの皮類がある。 怍物は窒玠ちっその吞収の仕方は、根から硝酞むオンNO<sub>3</sub><sup>-</sup>やアンモニりムむオン(NH<sub>4</sub><sup>+</sup>)などずしお吞収する。では、そのアンモニりムむオンなどは、どこから来たのだろうか。 现菌類や菌類などが、死んだ動怍物や排泄物などを分解した際に、アンモニりムむオンや硝酞むオンなどができる。 怍物が、NO<sub>3</sub><sup>-</sup>やNH<sub>4</sub><sup>+</sup>など、窒玠 N をふくんだ物質を吞収するこずを窒玠同化ちっそどうかずいう。 アンモニりムむオンが'''亜硝酞菌'''あしょうかきんなどの现菌の働きにより亜硝酞むオンに倉わり、亜硝酞むオンから'''硝酞菌'''しょうさんきんなどの働きにより硝酞むオンに倉わる。 亜硝酞菌や硝酞菌など、硝化に関係した现菌を'''硝化菌'''しょうかきんずいう。 倧気䞭にも窒玠があるが、怍物は盎接には利甚できない。埮生物の䞭に、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができる生物もいる。マメ科怍物の根に䜏む'''根粒菌'''こんりゅうきん、Rhizobiumが、空気䞭の窒玠を取り蟌むこずができるこのような埮生物が倧気䞭の窒玠を取り蟌む事を'''窒玠固定'''ちっそこおい、nitrogen fixationずいう。ダむズの根に、根粒菌が䜏み着き、その結果、根にコブ状のものが、できる。ゲンゲの根にも根粒菌が䜏み着く。 窒玠固定ができる生物には、ネンゞュモなどのシアノバクテリア類ラン藻類、アゟトバクタヌ、根粒菌などがある。 窒玠固定のできる现菌を'''窒玠固定现菌'''nitrogen fixation bacteriaずいう。 [[ファむル:Astragalus sinicus genge konryu.jpg|left|220px|thumb|ゲンゲの根粒]] {{-}} [[File:窒玠の䞉重結合.svg|thumb|窒玠分子の䞉重結合]] [[File:窒玠の䟡電子.svg|thumb|黒䞞は電子を衚珟しおいる。窒玠の堎合、䟡電子が5぀ある。]] 窒玠の分子 N<sub>2</sub> 「゚ヌツヌ」ず読むは、すごく安定な分子である。窒玠分子の結合では、䞉重結合さんじゅうけ぀ごうをしおいるので、結合力が匷いからである。䞉重結合に぀いお説明する。たず化孊の呚期衚を芋るず、窒玠原子は巊から4番目の呚期衚15族にある。窒玠に限らず呚期衚15族の原子の電子軌道これを䟡電子かでんしずいうでは、15族の䞀番倖偎の軌道には、電子が5぀ある。 ふ぀うの分子は、他の原子ず結合しお電子が補われお、最倖軌道の電子数が呚期衚18族ず同じ状態になるず、ふ぀うの分子は安定する。このような状態を閉殻ぞいかくずいう。 たずえば炭玠原子Cの堎合、ほかの原子ず最倧4぀たで結合できる。たずえばメタンCH<sub>4</sub>  窒玠原子Nの堎合、ほかの原子ず最倧3぀たで結合できるたずえばアンモニアNH<sub>3</sub> 。窒玠原子どうしの結合 N<sub>2</sub>では、この3぀の結合たでの力を、すべお盞手の䞀個の原子に぀かっおいるので、ずおも匷力な結合になっおいる。 倚くの原子では呚期衚18族の䟡電子数は8個である。ただしヘリりムは䟡電子が2個である。18族の原子は、原子のたたで安定しおいるので、分子にならない。そのため、垞枩でも18族原子は気䜓であるので、18族原子を垌ガス原子きガスげんしずもいう。 :※ くわしくは化孊Iを参照せよ。[[高等孊校化孊I/化孊結合]] 窒玠の堎合、䟡電子は5぀であり、呚期衚18族に䞍足しおおり、なので窒玠分氏を反応させ別の原子ず結合させるためには、倚くの゚ネルギヌが必芁である。窒玠固定现菌は酵玠の働きによっお、無機的に反応させるよりかは少ない゚ネルギヌで反応させるが、それでも倚くの゚ネルギヌが必芁であり、窒玠固定现菌はATPを倧量に消費しおいる。 {{-}} *呚期衚 参考 {| border="0" cellspacing="1" cellpadding="0" |-align="center" !valign="bottom" width="60"|1 |width="60"| ||width="60"| ||width="60"| ||width="60"| |width="60"| ||width="60"| ||width="60"| ||width="60"| |width="60"| ||width="60"| ||width="60"| ||width="60"| |width="60"| ||width="60"| ||width="60"| ||width="60"| !width="60"|18 |-align="center" |style="border:solid #999 2px;color:#3f3"|1<br/>[[w:氎玠|'''H''']]<br/>氎玠 !valign="bottom"|2 | || || || || || || || || || !valign="bottom"|13 !valign="bottom"|14 !valign="bottom"|15 !valign="bottom"|16 !valign="bottom"|17 |style="border:solid #0f9 2px;color:#3f3"|2<br/>[[w:ヘリりム|'''He''']]<br/><small>ヘリりム</small> |-align="center" |style="border:solid #f90 2px;background:#f0f0ff"|3<br/>[[w:リチりム|'''Li''']]<br/><small>リチりム</small> |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|4<br/>[[w:ベリリりム|'''Be''']]<br/><small>ベリリりム</small> | || || || || || || || || || |style="border:solid #999 2px;background:#ccffff"|5<br/>[[w:ホり玠|'''B''']]<br/>ホり玠 |style="border:solid #999 2px"|6<br/>[[w:炭箠|'''C''']]<br/>炭箠 |style="border:solid #999 2px;color:#3f3"|7<br/>[[w:窒玠|'''N''']]<br/>窒玠 |style="border:solid #999 2px;color:#3f3"|8<br/>[[w:酾箠|'''O''']]<br/>酾箠 |style="border:solid #09f 2px;color:#3f3"|9<br/>[[w:フッ玠|'''F''']]<br/>フッ玠 |style="border:solid #0f9 2px;color:#3f3"|10<br/>[[w:ネオン|'''Ne''']]<br/>ネオン |-align="center" |style="border:solid #f90 2px;background:#f0f0ff"|11<br/>[[w:ナトリりム|'''Na''']]<br/><small>ナトリりム</small> |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|12<br/>[[w:マグネシりム|'''Mg''']]<br/><small>マグネシりム</small> !valign="bottom"|3 !valign="bottom"|4 !valign="bottom"|5 !valign="bottom"|6 !valign="bottom"|7 !valign="bottom"|8 !valign="bottom"|9 !valign="bottom"|10 !valign="bottom"|11 !valign="bottom"|12 |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|13<br/>[[w:アルミニりム|'''Al''']]<br/><small>アルミニりム</small> |style="border:solid #999 2px;background:#ccffff"|14<br/>[[w:ケむ玠|'''Si''']]<br/>ケむ玠 |style="border:solid #999 2px"|15<br/>[[w:リン|'''P''']]<br/>リン |style="border:solid #999 2px"|16<br/>[[w:硫黄|'''S''']]<br/>硫黄 |style="border:solid #09f 2px;color:#3f3"|17<br/>[[w:塩玠|'''Cl''']]<br/>塩玠 |style="border:solid #0f9 2px;color:#3f3"|18<br/>[[w:アルゎン|'''Ar''']]<br/>アルゎン |-align="center" |style="border:solid #f90 2px;background:#f0f0ff"|19<br/>[[w:カリりム|'''K''']]<br/>カリりム<small></small> |style="border:solid #9f0 2px;background:#f0f0ff"|20<br/>[[w:カルシりム|'''Ca''']]<br/><small>カルシりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|21<br/>[[w:スカンゞりム|'''Sc''']]<br/><small>スカンゞりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|22<br/>[[w:チタン|'''Ti''']]<br/>チタン |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|23<br/>[[w:バナゞりム|'''V''']]<br/><small>バナゞりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|24<br/>[[w:クロム|'''Cr''']]<br/>クロム |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|25<br/>[[w:マンガン|'''Mn''']]<br/><small>マンガン</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|26<br/>[[w:鉄|'''Fe''']]<br/>鉄 |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|27<br/>[[w:コバルト|'''Co''']]<br/><small>コバルト</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|28<br/>[[w:ニッケル|'''Ni''']]<br/><small>ニッケル</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|29<br/>[[w:銅|'''Cu''']]<br/>銅 |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|30<br/>[[w:亜鉛|'''Zn''']]<br/>亜鉛 |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|31<br/>[[w:ガリりム|'''Ga''']]<br/><small>ガリりム</small> |style="border:solid #999 2px;background:#ccffff"|32<br/>[[w:ゲルマニりム|'''Ge''']]<br/><small>ゲルマニりム</small> |style="border:solid #999 2px;background:#ccffff"|33<br/>[[w:ヒ玠|'''As''']]<br/>ヒ玠 |style="border:solid #999 2px"|34<br/>[[w:セレン|'''Se''']]<br/>セレン |style="border:solid #09f 2px;color:#f33"|35<br/>[[w:臭玠|'''Br''']]<br/>臭玠 |style="border:solid #0f9 2px;color:#3f3"|36<br/>[[w:クリプトン|'''Kr''']]<br/><small>クリプトン</small> |-align="center" |style="border:solid #f90 2px;background:#f0f0ff"|37<br/>[[w:ルビゞりム|'''Rb''']]<br/><small>ルビゞりム</small> |style="border:solid #9f0 2px;background:#f0f0ff"|38<br/>[[w:ストロンチりム|'''Sr''']]<br/><small>ストロンチりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|39<br/>[[w:むットリりム|'''Y''']]<br/><small>むットリりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|40<br/>[[w:ゞルコニりム|'''Zr''']]<br/><small>ゞルコニりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|41<br/>[[w:ニオブ|'''Nb''']]<br/><small>ニオブ</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|42<br/>[[w:モリブデン|'''Mo''']]<br/><small>モリブデン</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#ffffcc"|43<br/>[[w:テクネチりム|'''Tc''']]<br/><small>テクネチりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|44<br/>[[w:ルテニりム|'''Ru''']]<br/><small>ルテニりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|45<br/>[[w:ロゞりム|'''Rh''']]<br/><small>ロゞりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|46<br/>[[w:パラゞりム|'''Pd''']]<br/><small>パラゞりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|47<br/>[[w:銀|'''Ag''']]<br/>銀 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2px;background:#f0f0ff"|72<br/>[[w:ハフニりム|'''Hf''']]<br/><small>ハフニりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|73<br/>[[w:タンタル|'''Ta''']]<br/><small>タンタル</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|74<br/>[[w:タングステン|'''W''']]<br/><small>タングステン</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|75<br/>[[w:レニりム|'''Re''']]<br/><small>レニりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|76<br/>[[w:オスミりム|'''Os''']]<br/><small>オスミりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|77<br/>[[w:むリゞりム|'''Ir''']]<br/><small>むリゞりム</small> |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|78<br/>[[w:癜金|'''Pt''']]<br/>癜金 |style="border:solid #00f 2px;background:#f0f0ff"|79<br/>[[w:金|'''Au''']]<br/>金 |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff;color:#f33"|80<br/>[[w:氎銀|'''Hg''']]<br/>氎銀 |style="border:solid #999 2px;background:#f0f0ff"|81<br/>[[w:タリりム|'''Tl''']]<br/>タリりム |style="border:solid #999 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|style="border:solid #999 1px"|&nbsp; &nbsp;||[[w:非金属元玠|非金属元玠]] |&nbsp; |style="border:solid #09f 2px"|&nbsp; &nbsp;||[[w:ハロゲン|ハロゲン]] |- |&nbsp;||&nbsp; |&nbsp; |style="border:solid #999 1px;background:#ffffcc"|&nbsp; &nbsp;||[[w:人工元玠|人工元玠]] |&nbsp; |style="border:solid #0f9 2px"|&nbsp; &nbsp;||[[w:垌ガス|垌ガス]] |- |&nbsp;||&nbsp; |&nbsp; |&nbsp;||&nbsp; |&nbsp; |style="border:solid #00f 2px"|&nbsp; &nbsp;||[[w:遷移元玠|遷移元玠]] |} |} ---- === 呌吞異化 === :※ 2015幎からの新課皋では甚語の蚀い換えがあり、「奜気呌吞」→「呌吞」、「嫌気呌吞」→「発酵」「解糖」ず蚀い換え。「奜気呌吞」および「嫌気呌吞」の甚語は教科曞では甚いられないこずになっおいる。しかし、叀い文献では残っおいる。本蚘事は旧課皋の生物Iの蚘事であり、たた圓分は習う必芁があるず刀断し、圓ペヌゞにお「嫌気呌吞」などの衚蚘を蚘述する。 われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。 なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を'''呌吞基質'''こきゅう きし぀ずいう。 人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を'''奜気呌吞'''こうきこきゅうずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。 そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を'''嫌気呌吞'''けんきこきゅうずいう。 :※ 本章では嫌気呌吞を重点的に説明する。奜気呌吞のしくみは耇雑であるので、そのため生物IIで奜気呌吞に぀いお説明されるだろう。 :※ 範囲倖 : 「奜気」・「嫌気」の抂念の衛生ぞの応甚ずしお重芁なこずずしお、食品の保存などを目的に「埮生物による腐敗を避けよう」ず思い密封しお空気遮断をしおも、䞖界には嫌気生物が存圚するので、殺菌・滅菌は密封だけでは完党には出来ないずいうこずになる。これは぀たり、猶詰かんづめは、腐敗を避けきれないずいうこずであろう。 === 奜気呌吞 === たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。 === 嫌気呌吞 === ==== 嫌気呌吞ずは ==== さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。 このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを'''嫌気呌吞'''けんきこきゅうずいう。 そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。 埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。 発酵はっこうず腐敗ふはいの区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗ふはいである。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。 埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。 嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。 酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。 乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。 ==== アルコヌル発酵 ==== 酵母菌こうがきんのアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>から'''ピルビン酞'''C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を'''解糖系'''かいずうけい、glycolysisずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH<sub>3</sub>CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OHぞず倉えられる。 :'''解糖系'''  <big>(C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>) → 2C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>  4H  2ATP</big> :それ以降  <big>2C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>  4H→2C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  2CO<sub>2</sub> </big> たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。 : <big>C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> → 2C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  2CO<sub>2</sub>  2ATP</big> グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。 解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。 ==== 乳酞発酵 ==== 乳酞発酵にゅうさんはっこうずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。 たずグルコヌスC<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C<sub>3</sub>H<sub>6</sub>O<sub>3</sub>に倉えられる。 : <big>C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> → 2C<sub>3</sub>H<sub>6</sub>O<sub>3</sub>  2ATP</big> ==== 酢酞発酵 ==== 酢酞菌さくさんきんは、 酾箠O<sub>2</sub>を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH<sub>3</sub>COOH に倉える。 : <big>C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  O<sub>2</sub> → CH<sub>3</sub>COOH  H<sub>2</sub>O</big> 酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。 酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。 ==== 筋肉ず乳酞 ==== 筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞にゅうさん、lactateができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。 == 呌吞商 == 呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。 なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。 呌吞によっお排出されるCO<sub>2</sub>ず䜿甚される酞玠O<sub>2</sub>の、䜓積たたは分子数の比率 CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> を'''呌吞商'''こきゅうしょう、respiration quotientずいい、'''RQ'''であらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0℃および1気圧では22.4Lリットルである。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10<sup>23</sup>個のこず、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。 呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。 *炭氎化物 RQ  '''1.0''' 化孊匏 C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>  '''6O<sub>2</sub>'''  6H<sub>2</sub>O → '''6CO<sub>2</sub>'''  12H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0 *脂肪 RQ  箄'''0.7''' トリアシルリセロヌルの堎合、 :2C<sub>55</sub>H<sub>110</sub>O<sub>6</sub>  77O<sub>2</sub>  → 55CO<sub>2</sub>  110H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 トリステアリンの堎合、 :2C<sub>57</sub>H<sub>110</sub>O<sub>6</sub>  163O<sub>2</sub>  → 114CO<sub>2</sub>  110H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 *タンパク質 RQ  '''0.8''' ロむシン C<sub>6</sub>H<sub>13</sub>O<sub>2</sub>N の堎合、 :2C<sub>6</sub>H<sub>13</sub>O<sub>2</sub>N  '''15O<sub>2</sub>''' → '''12CO<sub>2</sub>'''  10HO<sub>2</sub>O 2NHO<sub>3</sub> よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 12÷15 = 0.8 枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも気質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ1)ず脂肪(RQ0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.71.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。 == 発展奜気呌吞の仕組み == [[ファむル:Ja-CellRespiration.svg|thumb|700px|right|解糖系ずク゚ン酞回路。]] 奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。 *解糖系 1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。 グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞C<sub>6</sub>化合物になる。 フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞C<sub>3</sub>化合物の二分子ができる。 グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子e<sup>-</sup>ずプロトンH<sup>+</sup>が生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。 * ク゚ン酞回路 ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムACoAず結合しおアセチルCoA掻性酢酞ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞citric acidが生じるこずから、'''ク゚ン酞回路'''Citric acid cycleずいう。 :ク゚ン酞C6→ケトグルタル酞(C5)→コハク酞(C4)→フマル酞(C4)→リンゎ酞(C4)→オキサロ酢酞(C4)→ク゚ン酞 ず倉化しおいく。「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。 このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。 C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞C4化合物ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。 ク゚ン酞回路で、コハク酞succinateからフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FADフラビンアデニンゞヌクレオチドが受け取り、FADH<sub>2</sub>になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) * 電子䌝達系Electron transport chain ミトコンドリアの内膜に'''シトクロム'''cytochromeずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子e<sup>-</sup>ず氎玠むオンH<sup>+</sup>が分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、H<sup>+</sup>が、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このH<sup>+</sup>が'''ATP合成酵玠'''を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる生物皮によっお生成数が異なる。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を'''酞化的リン酞化'''oxidative phosphorylationずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。 電子e<sup>-</sup>は、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。 奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。 :※ 電子䌝達系で生産されるATPの個数が、解糖系やク゚ン酞回路のATPの個数2分子ず比べお、電子䌝達系では桁違いに倚い34分子。なので1990幎代の昔の高校では、怜定教科曞には曞かれおない仮説だが、教垫が授業で、生物進化の歎史においお奜気呌吞の生物が増えた理由ずしお、奜気呌吞の電子䌝達系のATP生産数が倚いため効率が良かったからかもしれない、ずいう仮説を生物1で玹介する授業が、よくあったようである。 [[Category:高等孊校教育|生1さいほう]] [[Category:生物孊|高1さいほう]] [[カテゎリ:゚ネルギヌ]]
2014-12-25T08:37:46Z
2024-02-06T05:19:46Z
[ "テンプレヌト:Ruby", "テンプレヌト:コラム", "テンプレヌト:-" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%94%9F%E7%89%A9/%E7%94%9F%E7%89%A9I/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%A8%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC
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商暙法第43条の11
商暙法第43条の11 登録異議の申立おの取り䞋げに぀いお芏定する。本条は防護暙章登録に぀いお準甚されおいる。 (申立おの取䞋げ) 第43条の11 登録異議の申立おは、次条の芏定による通知があ぀た埌は、取り䞋げるこずができない。 2 第56条第2項においお準甚する特蚱法第155条第3項の芏定は、登録異議の申立おの取䞋げに準甚する。 登録異議の申立おをしたものの、䞻匵の誀り、ラむセンス契玄の締結芋蟌みなどの事情により手続を続行させる意思を倱った異議事件を特蚱庁に係属させおおく必芁性は䜎く、たた審刀官を他の事件の凊理に圓たらせるこずができるこずから、申立人の自由意志による登録異議の申立おの取り䞋げを認めおも構わない。 しかし、取消理由が通知された異議事件たで登録異議の申立おの取り䞋げを認めるず、商暙登録に瑕疵があり無効ずされる蓋然性が高いにもかかわらず、無効ずするためには別途商暙登録無効審刀の請求を埅たなければならず、公益的芳点から特蚱凊分の芋盎しを図ろうずする登録異議申立制床の趣旚に合臎しない。このため、登録異議の申立おの取り䞋げは取消理由通知があるたで認めるこずずした。したがっお、取消理由通知があった埌は商暙暩者の同意があったずしおも登録異議の申立おの取り䞋げは認めないこずずした(本条1項)。 なお、登録異議の申立おが取り䞋げられたずきは、特蚱庁長官がその旚を盞手偎(商暙暩者、補助参加人)に通知する(準特斜芏50条の5)。職暩審理による続行も認められない。 申立おの取り䞋げの曞面は特斜芏様匏65の5が準甚される(準特斜芏50条の2)。 登録異議の申立おの請求が指定商品、指定圹務ごずにできるこずずの均衡䞊(43条の2柱曞埌段)、登録異議の申立おの取り䞋げも指定商品、指定圹務ごずにできる(本条2項で準甚する特155条3項)。
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商暙法第43条の11 登録異議の申立おの取り䞋げに぀いお芏定する。本条は防護暙章登録に぀いお準甚されおいる。
{{知財コンメンヘッダ|商暙}} '''商暙法第43条の11''' [[商暙法第43条の2|登録異議の申立お]]の取り䞋げに぀いお芏定する。本条は防護暙章登録に぀いお準甚されおいる。 == 条文 == 申立おの取䞋げ 第43条の11 [[商暙法第43条の2|登録異議の申立お]]は、[[商暙法第43条の12|次条]]の芏定による通知があ぀た埌は、取り䞋げるこずができない。 2 [[商暙法第56条|第56条]]第2項においお準甚する[[特蚱法第155条]]第3項の芏定は、登録異議の申立おの取䞋げに準甚する。 == 解説 == [[商暙法第43条の2|登録異議の申立お]]をしたものの、䞻匵の誀り、ラむセンス契玄の締結芋蟌みなどの事情により手続を続行させる意思を倱った異議事件を[[w:特蚱庁|特蚱庁]]に係属させおおく必芁性は䜎く、たた[[特蚱法第136条|坩刀官]]を他の事件の凊理に圓たらせるこずができるこずから、申立人の自由意志による登録異議の申立おの取り䞋げを認めおも構わない。<!--なお、付䞎前異議には明瀺的な?取り䞋げの芏定は無い--> しかし、[[商暙法第43条の12|取消理由が通知]]された異議事件たで登録異議の申立おの取り䞋げを認めるず、商暙登録に瑕疵があり無効ずされる蓋然性が高いにもかかわらず、無効ずするためには別途[[商暙法第46条|商暙登録無効審刀]]の請求を埅たなければならず、公益的芳点から特蚱凊分の芋盎しを図ろうずする登録異議申立制床の趣旚に合臎しない。このため、登録異議の申立おの取り䞋げは取消理由通知があるたで認めるこずずした。したがっお、取消理由通知があった埌は商暙暩者の同意があったずしおも<ref>そもそも、登録異議申立制床では[[特蚱法第155条|特155条]]2項を準甚しおいないから同意暩は無い。</ref>登録異議の申立おの取り䞋げは認めないこずずした本条1項。 なお、登録異議の申立おが取り䞋げられたずきは、[[w:特蚱庁長官|特蚱庁長官]]がその旚を盞手偎商暙暩者、補助参加人に通知する準特斜芏50条の5。[[特蚱法第153条|職暩審理]]による続行も認められない。 申立おの取り䞋げの曞面は特斜芏様匏65の5が準甚される準特斜芏50条の2。 登録異議の申立おの請求が指定商品、指定圹務ごずにできるこずずの均衡䞊[[商暙法第43条の2|43条の2]]柱曞埌段、登録異議の申立おの取り䞋げも指定商品、指定圹務ごずにできる本条2項で準甚する[[特蚱法第155条|特155条]]3項。 == 改正履歎 == * 平成8幎法埋第68号 - 远加 == 脚泚 == <references /> == 関連条文 == * [[特蚱法第120条の4]] - [[商暙法第43条の11]] * [[民事蚎蚟法第261条]] {{前埌 |[[コンメンタヌル商暙法|商暙法]] |第4章の2 登録異議の申立お |[[商暙法第43条の10|43条の10]] |[[商暙法第43条の12|43条の12]] }} [[カテゎリ:商暙法|43-11]]
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2015-04-01T10:19:42Z
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SEO
メむンペヌゞ > 工孊 > 情報技術 > プログラミング > SEO SEO(Search Engine Optimization サヌチ・゚ンゞン・オプティマむれヌション)は、怜玢結果でりェブペヌゞをより䞊䜍に衚瀺させるために行う䞀連の斜策のこず。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メむンペヌゞ > 工孊 > 情報技術 > プログラミング > SEO", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "SEO(Search Engine Optimization サヌチ・゚ンゞン・オプティマむれヌション)は、怜玢結果でりェブペヌゞをより䞊䜍に衚瀺させるために行う䞀連の斜策のこず。", "title": "" } ]
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2017-01-15T11:44:39Z
[ "テンプレヌト:Substub" ]
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実甚新案法第21条
実甚新案法第21条 䞍実斜の堎合の通垞実斜暩の蚭定の裁定に぀いお芏定する。 (䞍実斜の堎合の通垞実斜暩の蚭定の裁定) 第21条 登録実甚新案の実斜が継続しお3幎以䞊日本囜内においお適圓にされおいないずきは、その登録実甚新案の実斜をしようずする者は、実甚新案暩者又は専甚実斜暩者に察し通垞実斜暩の蚱諟に぀いお協議を求めるこずができる。ただし、その登録実甚新案に係る実甚新案登録出願の日から4幎を経過しおいないずきは、この限りでない。 2 前項の協議が成立せず、又は協議をするこずができないずきは、その登録実甚新案の実斜をしようずする者は、特蚱庁長官の裁定を請求するこずができる。 3 特蚱法第84条から第91条の2たで(裁定の手続等)の芏定は、前項の裁定に準甚する。 䞊蚘改正の経緯に぀いおは、特蚱法第83条#改正履歎、特蚱法第84条の2#解説、特蚱法第91条の2#解説を参照のこず。たた、準甚条文の改正に぀いおは、特蚱法第84条#改正履歎、特蚱法第85条#改正履歎、特蚱法第87条#改正履歎、特蚱法第90条#改正履歎、特蚱法第91条の2#改正履歎を参照のこず。
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実甚新案法第21条 䞍実斜の堎合の通垞実斜暩の蚭定の裁定に぀いお芏定する。
{{知財コンメンヘッダ|実甚新案}} '''実甚新案法第21条''' 䞍実斜の堎合の通垞実斜暩の蚭定の裁定に぀いお芏定する。 == 条文 == 䞍実斜の堎合の通垞実斜暩の蚭定の裁定 第21条 登録実甚新案の実斜が継続しお3幎以䞊日本囜内においお適圓にされおいないずきは、その登録実甚新案の実斜をしようずする者は、実甚新案暩者又は[[実甚新案法第18条|専甚実斜暩者]]に察し[[実甚新案法第19条|通垞実斜暩]]の蚱諟に぀いお協議を求めるこずができる。ただし、その登録実甚新案に係る実甚新案登録出願の日から4幎を経過しおいないずきは、この限りでない。 2 前項の協議が成立せず、又は協議をするこずができないずきは、その登録実甚新案の実斜をしようずする者は、[[w:特蚱庁長官|特蚱庁長官]]の裁定を請求するこずができる。 3 [[特蚱法第84条]]から[[特蚱法第91条の2|第91条の2]]たで裁定の手続等の芏定は、前項の裁定に準甚する。 == 解説 == {{See|特蚱法第83条}} == 改正履歎 == * 昭和37幎法埋第161号 - 新蚭の特91条の2の準甚远加3項 * 昭和40幎法埋第81号 - 出願日から4幎経過の制限远加1項 * 昭和46幎法埋第96号 - 通垞実斜暩の蚱諟に぀いおの協議の前提ずなる特蚱庁長官の蚱可を廃止1項本文 * 平成23幎法埋第63号 - 新蚭の特84条の2の準甚远加3項 䞊蚘改正の経緯に぀いおは、[[特蚱法第83条#改正履歎]]、[[特蚱法第84条の2#解説]]、[[特蚱法第91条の2#解説]]を参照のこず。たた、準甚条文の改正に぀いおは、[[特蚱法第84条#改正履歎]]、[[特蚱法第85条#改正履歎]]、[[特蚱法第87条#改正履歎]]、[[特蚱法第90条#改正履歎]]、[[特蚱法第91条の2#改正履歎]]を参照のこず。 == 関連条文 == * [[特蚱法第83条]] - [[実甚新案法第21条]] * [[w:工業所有暩の保護に関するパリ条玄|工業所有暩の保護に関するパリ条玄]]第5条A * [[w:知的所有暩の貿易関連の偎面に関する協定|知的所有暩の貿易関連の偎面に関する協定]]第31条 {{前埌 |[[コンメンタヌル実甚新案法|実甚新案法]] |第4ç«  実甚新案暩 第1節 実甚新案暩 |[[実甚新案法第20条|20条]] |[[実甚新案法第22条|22条]] }} [[カテゎリ:実甚新案法|21]]
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2015-01-02T07:21:40Z
[ "テンプレヌト:知財コンメンヘッダ", "テンプレヌト:See", "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AE%9F%E7%94%A8%E6%96%B0%E6%A1%88%E6%B3%95%E7%AC%AC21%E6%9D%A1
19,687
特蚱法第154条
特蚱法第154条 審刀の審理の䜵合、分離に぀いお芏定する。本条は実甚新案法、意匠法、商暙法においお準甚されおいる。 (審理の䜵合又は分離) 第154条 圓事者の双方又は䞀方が同䞀である二以䞊の審刀に぀いおは、その審理の䜵合をするこずができる。 2 前項の芏定により審理の䜵合をしたずきは、さらにその審理の分離をするこずができる。 2以䞊の審刀の審理を䜵合するこずが審刀経枈䞊有利である堎合には、審刀の審理を䜵合するこずを認めたものである(1項)。 もっずも兞型的な䟋は、ある特蚱暩に察し2぀の特蚱無効審刀が請求された堎合である。条文䞊、審刀の皮類に぀いお特に制限は無いが、同皮類の審刀のみ䜵合される(審刀䟿芧30-03)。たた、甲の有する特蚱暩に察し乙が特蚱無効審刀を請求する䞀方、乙の有する特蚱暩に察し甲が特蚱無効審刀を請求した堎合のように、請求人ず被請求人が入れ替わった堎合も圓事者の双方が同䞀ずしお䜵合できる。 䞀床審刀の審理を䜵合しおも、䜕らかの事情により個別に審理した方が審刀経枈䞊望たしいずいうこずになれば、審刀の審理を分離できる(2項)。 なし
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特蚱法第154条 審刀の審理の䜵合、分離に぀いお芏定する。本条は実甚新案法、意匠法、商暙法においお準甚されおいる。
{{知財コンメンヘッダ|特蚱}} '''特蚱法第154条''' 審刀の審理の䜵合、分離に぀いお芏定する。本条は実甚新案法、意匠法、商暙法においお準甚されおいる。 == 条文 == 審理の䜵合又は分離 第154条 圓事者の双方又は䞀方が同䞀である二以䞊の審刀に぀いおは、その審理の䜵合をするこずができる。 2 前項の芏定により審理の䜵合をしたずきは、さらにその審理の分離をするこずができる。 == 解説 == 2以䞊の審刀の審理を䜵合するこずが審刀経枈䞊有利である堎合には、審刀の審理を䜵合するこずを認めたものである1項。 もっずも兞型的な䟋は、ある特蚱暩に察し2぀の[[特蚱法第123条|特蚱無効審刀]]が請求された堎合である。条文䞊、審刀の皮類に぀いお特に制限は無いが、同皮類の審刀のみ䜵合される審刀䟿芧30-03。たた、甲の有する特蚱暩に察し乙が特蚱無効審刀を請求する䞀方、乙の有する特蚱暩に察し甲が特蚱無効審刀を請求した堎合のように、請求人ず被請求人が入れ替わった堎合も圓事者の双方が同䞀ずしお䜵合できる。 䞀床審刀の審理を䜵合しおも、䜕らかの事情により個別に審理した方が審刀経枈䞊望たしいずいうこずになれば、審刀の審理を分離できる2項。 == 改正履歎 == なし == 関連条文 == * [[特蚱法第120条の3]] - [[商暙法第43条の10]] * [[民事蚎蚟法第152条]] {{Stub}} {{前埌 |[[コンメンタヌル特蚱法|特蚱法]] |第6ç«  坩刀 |[[特蚱法第153条|153条]] |[[特蚱法第155条|155条]] }} [[カテゎリ:特蚱法|154]]
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2015-05-17T09:20:27Z
[ "テンプレヌト:前埌", "テンプレヌト:知財コンメンヘッダ", "テンプレヌト:Stub" ]
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高等孊校理科 生物基瀎/遺䌝情報の分配
现胞分裂には、通垞の现胞分裂である䜓现胞分裂(たいさいがう ぶんれ぀)ず、生殖现胞を぀くる枛数分裂(げんすう ぶんれ぀)がある。たず、䜓现胞分裂に぀いお説明する。 现胞分裂の呚期は、間期(かんき)ず分裂期(ぶんれ぀き、M期)からなる。(M期のMはMitosis。) DNAは間期に耇補され2倍になっおいる。 == 間期にDNAが耇補されおいる。 間期はG1期、S期、G2期からなる。 G1期は合成準備期。 S期は合成期。 G2期は分裂準備期。 现胞分裂の過皋は、たず最初に、栞分裂がおこる。぀づいお现胞質分裂がおこる。 M期は前期、䞭期、埌期、終期に分けられる。 前期にあらわれる染色䜓は、栞内に分散しおいた染色䜓が凝瞮したもの。 分裂期に染色䜓が等分されるずずもに、DNAも等分される。よっお、分裂埌の最終的な染色䜓数およびDNA数は、もずの现胞ず同じである。 䞀般に、分裂前のもずの现胞を母现胞(がさいがう、ははさいがう)ずいう。分裂埌の现胞を嚘现胞(むすめさいがう、じょうさいがう)ずいう。 以䞊のような、现胞分裂の分裂の呚期のこずを现胞呚期ずいう。 2本鎖DNAの塩基どうしの結合が、䞀郚分、ほどける。そしお、郚分的に1本鎖になったDNAが2本ぶんできる。 1本鎖のそれぞれが鋳型ずなっお耇補が始たる。それぞれの䞀本鎖の塩基に察応するヌクレオチドが結合しお(AずT、GずCが結合)、盞補的な塩基の察が出切る。そしお塩基察どうしの新しい鎖のほうのヌクレオチドは、酵玠のDNAポリメラヌれなどの働きによっお、ずなりあったヌクレオチドのリン酞ず糖が結合しお、次々ず連結しおいっお新しい鎖ができ、よっお2本鎖のDNAになる。耇補前のDNAのもう䞀方のほうの䞀本鎖も同様に耇補されお2本鎖になる。こうしお、耇補前のDNAのそれぞれの䞀本鎖が2本鎖のDNAになり、耇補埌はDNAが2個になる。 このような耇補のしくみを半保存的耇補(はんほぞんおき ふくせい)ずいい、アメリカのメセル゜ンずスタヌルによっお1958幎ごろに倧腞菌ず窒玠の同䜍元玠(通垞のNず、同䜍元玠のN)を甚いた実隓で蚌明された。 Sorry I make mistake Komo121212
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "现胞分裂には、通垞の现胞分裂である䜓现胞分裂(たいさいがう ぶんれ぀)ず、生殖现胞を぀くる枛数分裂(げんすう ぶんれ぀)がある。たず、䜓现胞分裂に぀いお説明する。", "title": "现胞呚期" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "现胞分裂の呚期は、間期(かんき)ず分裂期(ぶんれ぀き、M期)からなる。(M期のMはMitosis。) DNAは間期に耇補され2倍になっおいる。", "title": "现胞呚期" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "== 間期にDNAが耇補されおいる。", "title": "现胞呚期" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "間期はG1期、S期、G2期からなる。", "title": "现胞呚期" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "G1期は合成準備期。 S期は合成期。 G2期は分裂準備期。", "title": "现胞呚期" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "现胞分裂の過皋は、たず最初に、栞分裂がおこる。぀づいお现胞質分裂がおこる。", "title": "分裂期" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "M期は前期、䞭期、埌期、終期に分けられる。 前期にあらわれる染色䜓は、栞内に分散しおいた染色䜓が凝瞮したもの。", "title": "分裂期" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "分裂期に染色䜓が等分されるずずもに、DNAも等分される。よっお、分裂埌の最終的な染色䜓数およびDNA数は、もずの现胞ず同じである。", "title": "分裂期" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "䞀般に、分裂前のもずの现胞を母现胞(がさいがう、ははさいがう)ずいう。分裂埌の现胞を嚘现胞(むすめさいがう、じょうさいがう)ずいう。", "title": "分裂期" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "以䞊のような、现胞分裂の分裂の呚期のこずを现胞呚期ずいう。", "title": "分裂期" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "2本鎖DNAの塩基どうしの結合が、䞀郚分、ほどける。そしお、郚分的に1本鎖になったDNAが2本ぶんできる。", "title": "DNA耇補のしくみ" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "1本鎖のそれぞれが鋳型ずなっお耇補が始たる。それぞれの䞀本鎖の塩基に察応するヌクレオチドが結合しお(AずT、GずCが結合)、盞補的な塩基の察が出切る。そしお塩基察どうしの新しい鎖のほうのヌクレオチドは、酵玠のDNAポリメラヌれなどの働きによっお、ずなりあったヌクレオチドのリン酞ず糖が結合しお、次々ず連結しおいっお新しい鎖ができ、よっお2本鎖のDNAになる。耇補前のDNAのもう䞀方のほうの䞀本鎖も同様に耇補されお2本鎖になる。こうしお、耇補前のDNAのそれぞれの䞀本鎖が2本鎖のDNAになり、耇補埌はDNAが2個になる。", "title": "DNA耇補のしくみ" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "このような耇補のしくみを半保存的耇補(はんほぞんおき ふくせい)ずいい、アメリカのメセル゜ンずスタヌルによっお1958幎ごろに倧腞菌ず窒玠の同䜍元玠(通垞のNず、同䜍元玠のN)を甚いた実隓で蚌明された。", "title": "DNA耇補のしくみ" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "Sorry I make mistake Komo121212", "title": "DNA耇補のしくみ" } ]
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[[File:现胞分裂 怍物现胞 高校課皋.svg|thumb|700px|怍物现胞の现胞分裂]] [[File:现胞呚期におけるDNA量の倉化.svg|thumb|700px|现胞呚期におけるDNA量の倉化]] == 现胞呚期 == 现胞分裂には、通垞の现胞分裂である䜓现胞分裂たいさいがう ぶんれ぀ず、生殖现胞を぀くる枛数分裂げんすう ぶんれ぀がある。たず、䜓现胞分裂に぀いお説明する。 {{コラム|DNAは塩基配列なのに酞性|2=DNAは確かに塩基配列で構成されおいたすが、その化孊的性質に関しおは酞性ず考えられたす。これは、DNA分子がリン酞のリン残基を含んでいるためです。 DNA分子は、デオキシリボヌスずリン酞ずいう2぀の䞻芁な構成芁玠からなりたす。リン酞はリン酞基H2PO4^-ずしお存圚し、これがDNA鎖のリン残基ず結合しおいる圢で構成されたす。リン酞基は匱酞性を瀺し、氎溶液䞭でH^+むオンを攟出するこずができたす。そのため、DNA分子は酞性の性質を持っおいたす。 :(※ 範囲倖: ) DNAの4぀の「塩基」ずいう呌び方は、英語の base を和蚳したものであろうず思われる。英語ではDNAの4぀の base のように蚀う。化孊の分野で、すでにアルカリ性の物質を base ずいう専門甚語があり高校『化孊基瀎』科目で習う、そのアルカリ物質を「塩基」ずいう和蚳語があるので、おそらく、その蚳語を参考にしたものず思われる。 :読者に気を぀けおほしいこずずしお、けっしおDNA党䜓がアルカリ性であるわけではない。「『栞酞』で酞なのに塩基ずは、どういう事か」ず疑問にも぀人もいるかもしれない。 pHは氎溶液の酞性たたはアルカリ性を瀺す指暙です。pH 7を䞭性ずし、それより䜎い倀は酞性、それより高い倀はアルカリ性を瀺したす。DNAのリン酞基のために、DNA溶液のpHは通垞、酞性たたは䞭性の範囲にありたす。 :啓林通の教科曞に曞かれおいるが、DNAやRNAなどの栞酞は酞性である。 :ネット䞊では、DNAの「塩基」をアルカリ性だずいう蚀説もあるが、䞭性物質もしくは䞡性物質だずいう蚀説もある。 ただし、DNA分子が现胞内や䜓液䞭などの生䜓環境で存圚する堎合、呚囲の環境や盞互䜜甚によっおpHが倉化するこずもありたす。たた、DNAは他の物質ず盞互䜜甚しお様々な圢態や機胜を持぀こずがありたす。そのため、DNAの酞性性質は単玔な芳点からのみ評䟡されるものではありたせん。 :※ 東京曞籍の怜定教科曞にも玹介されおいるが、窒玠を含む有機化合物のこずを「塩基」ずいう習慣がある。 }} :もしかしたらDNAのbaseを「塩基」ず蚳すのは誀蚳かもしれない。もしかしたら野球の4぀のベヌスずか、そっちのほうの意味かもしれない。 现胞分裂の呚期は、'''間期'''(かんき)ず'''分裂期'''ぶんれ぀き、'''M期'''からなる。M期のMはMitosis。 DNAは間期に耇補され2倍になっおいる。 == 間期 == 間期にDNAが耇補されおいる。 間期はG<sub>1</sub>期、S期、G<sub>2</sub>期からなる。 G<sub>1</sub>期は合成準備期。 S期は合成期。 G<sub>2</sub>期は分裂準備期。 == 分裂期 == 现胞分裂の過皋は、たず最初に、'''栞分裂'''がおこる。぀づいお'''现胞質分裂'''がおこる。 M期は'''前期'''、'''䞭期'''、'''埌期'''、'''終期'''に分けられる。 前期にあらわれる染色䜓は、栞内に分散しおいた染色䜓が凝瞮したもの。 分裂期に染色䜓が等分されるずずもに、DNAも等分される。よっお、分裂埌の最終的な染色䜓数およびDNA数は、もずの现胞ず同じである。 䞀般に、分裂前のもずの现胞を母现胞がさいがう、ははさいがうずいう。分裂埌の现胞を嚘现胞むすめさいがう、じょうさいがうずいう。 以䞊のような、现胞分裂の分裂の呚期のこずを'''现胞呚期'''ずいう。 :'''前期''' 栞膜が消倱し、栞の䞭にあった染色䜓が珟れる。 :'''䞭期''' 染色䜓が现胞の䞭倮の面にあ぀たる。この、染色䜓が集たっおる现胞の䞭倮の面を赀道面せきどうめんずいう。 :'''埌期''' それぞれの染色䜓が2本に分離しお、现胞の䞡極に移動する。 :'''終期''' 栞が珟れ始め、染色䜓は栞内に分散する。怍物现胞の堎合、现胞板があらわれる。動物现胞の堎合、现胞質が分裂し始める。 == DNA耇補のしくみ == [[File:DNA replication split.svg|thumb|300px|半保存的耇補のむメヌゞ図。]] 2本鎖DNAの塩基どうしの結合が、䞀郚分、ほどける。そしお、郚分的に1本鎖になったDNAが2本ぶんできる。 1本鎖のそれぞれが鋳型ずなっお耇補が始たる。それぞれの䞀本鎖の塩基に察応するヌクレオチドが結合しお(AずT、GずCが結合)、盞補的な塩基の察が出切る。そしお塩基察どうしの新しい鎖のほうのヌクレオチドは、酵玠の'''DNAポリメラヌれ'''などの働きによっお、ずなりあったヌクレオチドのリン酞ず糖が結合しお、次々ず連結しおいっお新しい鎖ができ、よっお2本鎖のDNAになる。耇補前のDNAのもう䞀方のほうの䞀本鎖も同様に耇補されお2本鎖になる。こうしお、耇補前のDNAのそれぞれの䞀本鎖が2本鎖のDNAになり、耇補埌はDNAが2個になる。 このような耇補のしくみを'''半保存的耇補'''はんほぞんおき ふくせいずいい、アメリカのメセル゜ンずスタヌルによっお1958幎ごろに倧腞菌ず窒玠の同䜍元玠通垞の<sup>14</sup>Nず、同䜍元玠の<sup>15</sup>Nを甚いた実隓で蚌明された。 {{コラム|DNAは塩基配列なのに酞性|2=DNAは確かに塩基配列で構成されおいたすが、その化孊的性質に関しおは酞性ず考えられたす。これは、DNA分子がリン酞のリン残基を含んでいるためです。 DNA分子は、デオキシリボヌスずリン酞ずいう2぀の䞻芁な構成芁玠からなりたす。リン酞はリン酞基H2PO4^-ずしお存圚し、これがDNA鎖のリン残基ず結合しおいる圢で構成されたす。リン酞基は匱酞性を瀺し、氎溶液䞭でH^+むオンを攟出するこずができたす。そのため、DNA分子は酞性の性質を持っおいたす。 pHは氎溶液の酞性たたはアルカリ性を瀺す指暙です。pH 7を䞭性ずし、それより䜎い倀は酞性、それより高い倀はアルカリ性を瀺したす。DNAのリン酞基のために、DNA溶液のpHは通垞、酞性たたは䞭性の範囲にありたす。 ただし、DNA分子が现胞内や䜓液䞭などの生䜓環境で存圚する堎合、呚囲の環境や盞互䜜甚によっおpHが倉化するこずもありたす。たた、DNAは他の物質ず盞互䜜甚しお様々な圢態や機胜を持぀こずがありたす。そのため、DNAの酞性性質は単玔な芳点からのみ評䟡されるものではありたせん。 }} [[カテゎリ:高校理科]]
2015-01-09T00:51:44Z
2023-10-18T13:50:38Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
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日本のすがた 地理 郜道府県/東京郜
(画像は巊から「東京郜旗」、「東京郜シンボル旗」) 東京郜(ずうきょうず)(英語:Tokyo Metropolis)は、日本の事実䞊の銖郜で(※ 日本の銖郜を定めた法埋は、2016幎の時点では、存圚しおいない)、関東地方に属する地方公共団䜓の䞀぀である。郜道府県の「郜」に圓たる。茚城県、栃朚県、矀銬県、埌玉県、東京郜、神奈川県、千葉県、山梚県で銖郜圏を構成しおいる。郜庁所圚地は新宿区(しんじゅく く)。 江戞時代から東京は、江戞ず呌ばれ、江戞城が眮かれ、幕政の䞭心地でった。しかしあくたでも圢匏䞊の銖郜は平安京であり、朝廷もここにあった。だが明治維新が起こるず明治倩皇は江戞ぞず行幞し、江戞を「東京府」ず改名した。銖郜機胜も東京に移り、銖郜ずなった。1889幎(明治22幎)、今の東京23区が「東京垂」ずなった。 その埌、倪平掋戊争が勃発。終戊間近の1943幎(昭和18幎)、銖郜機胜を匷化すべく、東京郜制が斜行され、府ず垂を廃止しお、新たに「東京郜」が眮かれた。 戊埌、東京は䞖界でもたれに芋る埩興を果たし、1964幎には東京オリンピックが開催された。2020幎に開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピックは、新型コロナりむルス感染症(COVID-19)の䞖界的流行を受け、1幎延期し2021幎に開催された 郜庁所圚地もか぀おは千代田区(ちよだ く)だったが、新宿区に東京郜庁が移ったこずにより銖郜機胜のみが千代田区に残された。地図垳や教科曞に郜庁所圚地は「東京」ずなっおいるこずがあるが、これは東京特別区(東京23区)を衚しおいるものである。 (画像は東京郜庁) 東京特別区郚 足立区(あだちく)、荒川区(あらかわく)、板橋区(いたばしく)、江戞川区(えどがわく)、倧田区(おおたく)、葛食区(か぀しかく)、北区()、江東区(こうずうく)、品川区(しながわく)、枋谷区(しぶや)、新宿区(しんじゅくく)、杉䞊区(すぎなみく)、墚田区(すみだく)、䞖田谷区(せたがたく)、台東区(たいずうく)、䞭倮区()、千代田区(ちよだく)、豊島区()、䞭野区(なかのく)、緎銬区(ねりたく)、文京区()、枯区(みなずく)、目黒区(めぐろく) 垂郚 昭島垂(あきしたし)、あきる野垂、皲城垂、青梅垂(おうめし)、枅瀬垂、囜立垂(くにたちし)、小金井垂(こがねいし)、囜分寺垂(こくぶんじし)、小平垂(こだいらし)、狛江垂、立川垂(たちかわし)、倚摩垂(たたし)、調垃垂(ちょうふし)、西東京垂(にしずうきょうし)、八王子垂(はちおうじし)、矜村垂、東久留米垂(ひがしくるめし)、東村山垂(ひがしむらやたし)、東倧和垂、日野垂(ひのし)、府䞭垂(ふちゅうし)、犏生垂、町田垂、䞉鷹垂(みたかし)、歊蔵野垂、歊蔵村山垂(むさしむらやたし) 西倚摩郡郚 奥倚摩町、日の出町、瑞穂町、檜原村 島嶌郚 倧島町、利島村、新島村、神接島村 䞉宅村(みやけむら)、埡蔵島村 八䞈町、青ヶ島村 小笠原村 東京郜は、関東地方の南に䜍眮し、埌玉県、千葉県、神奈川県、山梚県に囲たれおいる。沖ノ鳥島(日本最南端)、南鳥島(日本最東端)を含む小笠原諞島を管蜄しおいるため、日本の最も南および東にある郜道府県でもある。 東京郜は、事実䞊の銖郜であるず同時に、経枈の䞭心地でもある。政府の銀行(䞭倮銀行)である日本銀行(にほんぎんこう)本店があり、そのほか倧手銀行の本店や、東京蚌刞取匕所(ずうきょう しょうけん ずりひきじょ)がある。 東京郜の総生産の産業別構成比は、第1次産業(蟲林氎産業など)が0.1%、第2次産業(工業、建蚭業など)が18.6%、第3次産業(商業、金融業、サヌビス業など。公務員などもここに含たれる)が91.5%である(2001幎床。この他に控陀(こうじょ)すべき数倀があるため、合蚈は100%を超える)。このように、東京では第䞀次産業が占める割合は極めお䜎く、第䞉次産業が占める割合が極めお高く、サヌビス業、卞売業、小売業の比率が高い。
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画像は巊から「東京郜旗」、「東京郜シンボル旗」 東京郜ずうきょうず(英語Tokyo Metropolis)は、日本の事実䞊の銖郜で、関東地方に属する地方公共団䜓の䞀぀である。郜道府県の「郜」に圓たる。茚城県、栃朚県、矀銬県、埌玉県、東京郜、神奈川県、千葉県、山梚県で銖郜圏を構成しおいる。郜庁所圚地は新宿区。 地方公共団䜓名東京郜 郜庁所圚地新宿区 面積2,190.90km² 総人口13,392,417人掚蚈人口、2015幎2月1日 人口密床6,110人/km² 東京郜議䌚議長川井しげお 東京郜知事小池癟合子
[[ファむル:Flag of Tokyo.svg|100px|border|東京郜旗]] [[ファむル:Symbol flag of Tokyo.svg|100px|border|東京郜シンボル旗]] 画像は巊から「東京郜旗」、「東京郜シンボル旗」 '''東京郜'''ずうきょうず(英語Tokyo Metropolis)は、日本の事実䞊の銖郜で※ 日本の銖郜を定めた法埋は、2016幎の時点では、存圚しおいない、関東地方に属する地方公共団䜓の䞀぀である。郜道府県の「郜」に圓たる。茚城県、栃朚県、矀銬県、埌玉県、東京郜、神奈川県、千葉県、山梚県で銖郜圏を構成しおいる。郜庁所圚地は'''新宿区'''しんじゅく く。 * 地方公共団䜓名'''東京郜''' * 郜庁所圚地'''新宿区''' * 面積'''2,190.90km²''' * 総人口'''13,392,417人'''掚蚈人口、2015幎2月1日 * 人口密床'''6,110人/km²''' * 東京郜議䌚議長'''川井しげお'''かわい しげお * 東京郜知事'''小池癟合子'''こいけ ゆりこ == 銖郜の歎史 == 江戞時代から東京は、'''江戞'''ず呌ばれ、江戞城が眮かれ、幕政の䞭心地でった。しかしあくたでも圢匏䞊の銖郜は平安京であり、朝廷もここにあった。だが明治維新が起こるず明治倩皇は江戞ぞず行幞し、江戞を「'''東京府'''」ず改名した。銖郜機胜も東京に移り、銖郜ずなった。1889幎明治22幎、今の東京23区が「'''東京垂'''」ずなった。 その埌、倪平掋戊争が勃発。終戊間近の1943幎(昭和18幎)、銖郜機胜を匷化すべく、東京郜制が斜行され、府ず垂を廃止しお、新たに「'''東京郜'''」が眮かれた。 戊埌、東京は䞖界でもたれに芋る埩興を果たし、1964幎には東京オリンピックが開催された。2020幎に開催される予定だった東京オリンピック・パラリンピックは、新型コロナりむルス感染症COVID-19の䞖界的流行を受け、1幎延期し2021幎に開催された。 郜庁所圚地もか぀おは千代田区ちよだ くだったが、新宿区に東京郜庁が移ったこずにより銖郜機胜のみが千代田区に残された。地図垳や教科曞に郜庁所圚地は「東京」ずなっおいるこずがあるが、これは東京特別区(東京23区)を衚しおいるものである。 [[ファむル:Tokyo Metropolitan Government Building Oka1.JPG|180px|東京郜庁]] 画像は東京郜庁 == 行政区画 == '''東京特別区郚''' 足立区あだちく、荒川区あらかわく、板橋区いたばしく、江戞川区えどがわく、倧田区おおたく、葛食区か぀しかく、北区、江東区こうずうく、品川区しながわく、枋谷区しぶや、新宿区しんじゅくく、杉䞊区すぎなみく、墚田区すみだく、䞖田谷区せたがたく、台東区たいずうく、䞭倮区、千代田区ちよだく、豊島区、䞭野区なかのく、緎銬区ねりたく、文京区、枯区みなずく、目黒区めぐろく '''垂郚''' 昭島垂あきしたし、あきる野垂、皲城垂、青梅垂おうめし、枅瀬垂、囜立垂くにたちし、小金井垂こがねいし、囜分寺垂こくぶんじし、小平垂こだいらし、狛江垂、立川垂たちかわし、倚摩垂たたし、調垃垂ちょうふし、西東京垂にしずうきょうし、八王子垂はちおうじし、矜村垂、東久留米垂ひがしくるめし、東村山垂ひがしむらやたし、東倧和垂、日野垂ひのし、府䞭垂ふちゅうし、犏生垂、町田垂、䞉鷹垂みたかし、歊蔵野垂、歊蔵村山垂むさしむらやたし '''西倚摩郡郚''' 奥倚摩町、日の出町、瑞穂町、檜原村 '''島嶌郚''' * 倧島支庁 倧島町、利島村、新島村、神接島村 * 䞉宅支庁 䞉宅村みやけむら、埡蔵島村 * 八䞈支庁 八䞈町、青ヶ島村 * 小笠原支庁 小笠原村 == 郜の䜍眮 == [[ファむル:Map of Japan with highlight on 13 Tokyo prefecture.svg|320px|東京郜の䜍眮]] 東京郜は、関東地方の南に䜍眮し、埌玉県、千葉県、神奈川県、山梚県に囲たれおいる。沖ノ鳥島日本最南端、南鳥島日本最東端を含む小笠原諞島を管蜄しおいるため、日本の最も南および東にある郜道府県でもある。 == 経枈 == 東京郜は、事実䞊の銖郜であるず同時に、経枈の䞭心地でもある。政府の銀行䞭倮銀行である'''日本銀行'''にほんぎんこう本店があり、そのほか倧手銀行の本店や、'''東京蚌刞取匕所'''ずうきょう しょうけん ずりひきじょがある。 == 産業 == 東京郜の総生産の産業別構成比は、第1次産業蟲林氎産業などが0.1%、第2次産業工業、建蚭業などが18.6%、第3次産業商業、金融業、サヌビス業など。公務員などもここに含たれるが91.5%である2001幎床。この他に控陀こうじょすべき数倀があるため、合蚈は100%を超える。このように、東京では第䞀次産業が占める割合は極めお䜎く、第䞉次産業が占める割合が極めお高く、サヌビス業、卞売業、小売業の比率が高い。 [[Category:䞭孊校地理|にほんのすかた ずうきようず]] [[カテゎリ:日本の地理]]
2015-01-11T02:25:25Z
2023-12-17T11:26:09Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%8C%E3%81%9F_%E5%9C%B0%E7%90%86_%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD
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Lisp/始めの䞀歩/むンストヌル
Common Lisp でプログラミングを始めるには、 Common Lisp の凊理系を手に入れるこずが必芁ずなりたす。ほずんどの凊理系は倧䜓のオペレヌティングシステムで利甚可胜です。凊理系には無料で利甚できるものず、商業ベヌス(有料)のものがありたす。 Common Lisp のコマンドを党くむンストヌルするこずなしに詊しおみるには、最も珟実的なツヌルは以䞋のようなブラりザベヌスの凊理系ずなりたす。 ほかにも以䞋のような Lisp 方蚀のための䟿利なオンラむン察話型環境もありたす。 Lispbox は初心者にも優しいように、すぐに動かせるような Common Lisp の環境を提䟛しようずする詊みです。Lispbox には Common Lisp の凊理系に加えお以䞋のようなものが含たれおいたす。 Lispbox を䜿い始めるのは非垞に容易なはずです。 Lispbox を起動するず、EmacsはLispのプロンプトを衚瀺するでしょう。プロンプトでは察話的にあなたの曞いおいるコヌドを線集するこずが出来たす。ためしにプロンプトで、この Wikibooks のサンプルコヌドをコピヌペヌストしお䜕が起こるかを確かめおみおください。もしあなたが線集しおいるコヌドを倱いたくないのなら、Emacsでどのようにファむルずバッファヌを操䜜するか孊ばなければなりたせん。が、Emacsの操䜜はこのWikibooksの範囲倖ずなりたす。(Emacsの䜿甚法を孊ぶには、Emacs付属のチュヌトリアルを芋おください。Emacsのチュヌトリアルを実行するにはEmacsの"Help"メニュヌを芋るか、それかEmacs流に Ctrl-H, T あるいは C-h t ずタむプしおください。) Lispコヌドを含む新しいファむルをEmacsで䜜成したずき、バッファがLispモヌドになっおいるかどうか確かめおください。(もしそのファむルの拡匵子が .lisp ならば、すでにLispモヌドになっおいるでしょう。)そしお、 C-c C-k ずタむプするず、ファむル党䜓がコンパむルされ、読み蟌たれたす。あるいは C-c C-c ずタむプすれば、あなたが線集しおいるトップレベル衚瀺にファむルがコンパむルされ読み蟌たれたす。 Slimeに関する情報がもっず曞かれるべきなのですがただ曞かれおいたせん。 Able は able/systems ディレクトリにむンストヌルされたラむブラリが利甚できる゚ディタです。この゚ディタは蚭定埌すぐに利甚できるように期埅が蟌められおいたす。デフォルトでいく぀かのラむブラリが含たれおいたす。 泚意: Lispbox をむンストヌルしたくない堎合でも、 Emacs/SLIMEの組み合わせを実行環境ずしお利甚するこずを匷く掚奚したす。理由は、無料で提䟛されおいる実装のテキスト制埡は非垞に扱いづらいからです。そのため、ほずんどのナヌザヌにはSLIMEが提䟛するような快適な開発環境の方がいいでしょう。 GNU CLISP はWindowsや、ほずんどのUnix系のシステムで動かすこずが可胜な、人気のある無料で利甚できる実装です。もしあなたがWindowsを䜿っおいるのなら、遞択肢は CLISP しかありたせん。 CLISP は ANSI芏栌 Common Lisp の党おの機胜を備えおおり、むンストヌルも非垞に簡単です。 CMU Common Lisp は高性胜な Common Lisp の実装です。 Steel Bank Common Lisp は CMU Common Lisp から掟生したものです。移怍性に優れ、マシン語コンパむルを行うこずに特城がありたす。耇数のプラットフォヌムの間で䞀番人気のある Common Lisp のコンパむラは CMUCL でも CCL でもなく断然 SBCL でしょうし、この人気もしばらく継続するでしょう。これらの䞭から遞ぶにしおも、SBCLはより優れたデバッガをサポヌトしおいるので結構な遞択です。(たずえば、SBCLのコンパむラは、より倚くの譊告を吐き出し、ANSI準拠ず蚀う点では、より厳栌だず蚀われおいたす。) Clozure CL はPowerPCずAMD64向けの Common Lisp の実装です。x86向けの開発段階のリリヌスもありたす。Mac OS X ならば Clozure CL は最も人気のある遞択でしょう。しかし Mac OS X 䞊で動くように、GNU/Linux や FreeBSD/amd64 でもうたく動くはずです。 Windows 向けのベヌタ版も存圚したす。 Mac OS X では Clozure CL は Cocoa むンタヌフェむスを持぀こずに特質がありたす。 ECL は拡匵性ず組み蟌み可甚性に焊点を圓おた Common Lisp の実装です。この二぀の目暙は Common Lisp を C蚀語に翻蚳するこずず、それを gcc のような C蚀語コンパむラでコンパむルするこずで達成されたした。 Embeddeble CL は Linux, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Solaris そしお Windows 䞊で動䜜したす。たた、Intel, Sparc, Alpha そしお PowerPC ずいったプロセッサの䞊䜍レベルで動䜜したす。 ABCL は Java仮想マシンのトップレベルで動䜜する Common Lisp の実装です。 Armed Bear Common Lisp はランタむムシステムず、コンパむラを備えおおり、コンパむラは Lisp ゜ヌスを Java仮想マシンコヌドに倉換したす。そしおプログラム開発環境である察話的な REPL も備えおいたす。 Allegro, LispWorks, そしお Corman Lisp にはお詊しバヌゞョンがありたす。蚀語を孊ぶには圹に立぀でしょう。党お Windows 䞊で動䜜したす。
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Common Lisp でプログラミングを始めるには、 Common Lisp の凊理系を手に入れるこずが必芁ずなりたす。ほずんどの凊理系は倧䜓のオペレヌティングシステムで利甚可胜です。凊理系には無料で利甚できるものず、商業ベヌス有料のものがありたす。
Common Lisp でプログラミングを始めるには、 Common Lisp の凊理系を手に入れるこずが必芁ずなりたす。ほずんどの凊理系は倧䜓のオペレヌティングシステムで利甚可胜です。凊理系には無料で利甚できるものず、商業ベヌス有料のものがありたす。 == ブラりザベヌスの凊理系 == Common Lisp のコマンドを党くむンストヌルするこずなしに詊しおみるには、最も珟実的なツヌルは以䞋のようなブラりザベヌスの凊理系ずなりたす。 * [http://davazp.net/jscl/jscl.html JSCL] ([https://github.com/davazp/jscl#jscl about]) * [http://lisperator.net/s/slip/?ide Slip] ([http://lisperator.net/slip/impl about]) ほかにも以䞋のような Lisp 方蚀のための䟿利なオンラむン察話型環境もありたす。 * [http://repl.it/languages/Scheme repl.it] ([[Scheme|Scheme]] を䜿甚しおいる。 [http://www.cs.utexas.edu/~novak/schemevscl.html 倚少]の[http://dept-info.labri.fr/~strandh/Teaching/Langages-Enchasses/Common/Strandh-Tutorial/diff-scheme.html 違い]があるが、基本的な Common Lisp のコマンドが利甚可胜。) * [http://himera.herokuapp.com/ Himera] ( [[Clojure]] を䜿甚しおいる。) == 充実しおいる開発環境 == === Lispbox === [http://www.gigamonkeys.com/lispbox/ Lispbox] は初心者にも優しいように、すぐに動かせるような Common Lisp の環境を提䟛しようずする詊みです。Lispbox には Common Lisp の凊理系に加えお以䞋のようなものが含たれおいたす。 * [[Emacs]], 匷力で拡匵可胜なテキスト゚ディタヌです。 * SLIME, Common Lisp のすばらしい統合環境を提䟛する、Emacsの拡匵機胜です。 * ASDF, コヌドラむブラリの远加ずむンストヌルのための Common Lisp の拡匵です。 * そしお、曞籍 "Practical Common Lisp" のためのサンプルコヌドです。 Lispbox を䜿い始めるのは非垞に容易なはずです。 Lispbox を起動するず、EmacsはLispのプロンプトを衚瀺するでしょう。プロンプトでは察話的にあなたの曞いおいるコヌドを線集するこずが出来たす。ためしにプロンプトで、この Wikibooks のサンプルコヌドをコピヌペヌストしお䜕が起こるかを確かめおみおください。もしあなたが線集しおいるコヌドを倱いたくないのなら、Emacsでどのようにファむルずバッファヌを操䜜するか孊ばなければなりたせん。が、Emacsの操䜜はこのWikibooksの範囲倖ずなりたす。Emacsの䜿甚法を孊ぶには、Emacs付属のチュヌトリアルを芋おください。Emacsのチュヌトリアルを実行するにはEmacsの"Help"メニュヌを芋るか、それかEmacs流に '''Ctrl-H, T''' あるいは '''C-h t''' ずタむプしおください。 Lispコヌドを含む新しいファむルをEmacsで䜜成したずき、バッファがLispモヌドになっおいるかどうか確かめおください。もしそのファむルの拡匵子が .lisp ならば、すでにLispモヌドになっおいるでしょう。そしお、 '''C-c C-k''' ずタむプするず、ファむル党䜓がコンパむルされ、読み蟌たれたす。あるいは '''C-c C-c''' ずタむプすれば、あなたが線集しおいるトップレベル衚瀺にファむルがコンパむルされ読み蟌たれたす。 ''Slimeに関する情報がもっず曞かれるべきなのですがただ曞かれおいたせん。'' === Able === [http://common-lisp.net/project/able/ Able] は able/systems ディレクトリにむンストヌルされたラむブラリが利甚できる゚ディタです。この゚ディタは蚭定埌すぐに利甚できるように期埅が蟌められおいたす。デフォルトでいく぀かのラむブラリが含たれおいたす。 == 無料で利甚できる実装 == '''泚意''': Lispbox をむンストヌルしたくない堎合でも、 Emacs/SLIMEの組み合わせを実行環境ずしお利甚するこずを匷く掚奚したす。理由は、無料で提䟛されおいる実装のテキスト制埡は非垞に扱いづらいからです。そのため、ほずんどのナヌザヌにはSLIMEが提䟛するような快適な開発環境の方がいいでしょう。 === GNU CLISP === [http://clisp.cons.org GNU CLISP] はWindowsや、ほずんどのUnix系のシステムで動かすこずが可胜な、人気のある無料で利甚できる実装です。もしあなたがWindowsを䜿っおいるのなら、遞択肢は CLISP しかありたせん。 CLISP は ANSI芏栌 Common Lisp の党おの機胜を備えおおり、むンストヌルも非垞に簡単です。 ==== GNU CLISP の特城 ==== * Unicodeを完党サポヌト * 集玄されたむンタヌフェむスずコンパむラのメッセヌゞ機胜 * 高い移怍性。倧抵のプラットフォヌムで実甚的に動く * 他のプラットフォヌムに移怍可胜なバむトコヌドぞのコンパむル他のほずんど党おの Common Lisp の実装はネむティブコヌドマシン語にコンパむルされたす。 * 軜量なメモリ䜿甚量 * 任意粟床浮動小数点蚈算 ==== GNU CLISP の欠点 ==== * 耇雑な蚈算になるず遅い === CMUCL === [http://www.cons.org/cmucl/ CMU Common Lisp] は高性胜な Common Lisp の実装です。 ==== CMUCL の特城 ==== * 仮想スレッドいわゆる[[w:グリヌンスレッド|グリヌンスレッド]]; x86 に限る * 最適化コンパむラの吐き出すマシン語による高速に動䜜するコヌド * 高速なコンパむラ ==== CMUCL の欠点 ==== * 盞察的なこずだが移怍性が䜎いサポヌトずされおいるプラットフォヌムのリストを芋るには [http://www.cons.org/cmucl/platforms.html CMUCL portability webpage] を芋おください。 === SBCL === [http://sbcl.sourceforge.net/ Steel Bank Common Lisp] は CMU Common Lisp から掟生したものです。移怍性に優れ、マシン語コンパむルを行うこずに特城がありたす。耇数のプラットフォヌムの間で䞀番人気のある Common Lisp のコンパむラは CMUCL でも CCL でもなく断然 SBCL でしょうし、この人気もしばらく継続するでしょう。これらの䞭から遞ぶにしおも、SBCLはより優れたデバッガをサポヌトしおいるので結構な遞択です。たずえば、SBCLのコンパむラは、より倚くの譊告を吐き出し、ANSI準拠ず蚀う点では、より厳栌だず蚀われおいたす。 ==== SBCL の特城 ==== * Unicodeをサポヌト * 非垞に移怍性が高い: Mac OS X を含むUnixラむクなシステムや、マむクロ゜フト Windows でも動䜜したす。 * Intelベヌスのプラットフォヌム䞊でのスレッド操䜜 * 最適化コンパむラがマシン語を生成するため、実行速床は䞊々です。 ==== SBCL の欠点 ==== * コンパむルの速床が遅い SBCL では最適化を「たくさん」行いたす。そのため遅くなるのです。 === Clozure CL === [http://www.clozure.com/clozurecl.html Clozure CL] はPowerPCずAMD64向けの Common Lisp の実装です。x86向けの開発段階のリリヌスもありたす。Mac OS X ならば Clozure CL は最も人気のある遞択でしょう。しかし Mac OS X 䞊で動くように、GNU/Linux や FreeBSD/amd64 でもうたく動くはずです。 Windows 向けのベヌタ版も存圚したす。 Mac OS X では Clozure CL は Cocoa むンタヌフェむスを持぀こずに特質がありたす。 ==== Clozure CL の特城 ==== * 完党な Unicode サポヌト * 高速なコンパむルず、高速なコヌドの生成 * Mac OS X の GUI 開発環境のための Cocoa むンタヌフェむス * ネむティブスレッド操䜜 === Embeddable CL (ECL) === [http://ecls.sourceforge.net/ ECL] は拡匵性ず組み蟌み可甚性に焊点を圓おた Common Lisp の実装です。この二぀の目暙は Common Lisp を C蚀語に翻蚳するこずず、それを gcc のような C蚀語コンパむラでコンパむルするこずで達成されたした。 Embeddeble CL は Linux, FreeBSD, NetBSD, OpenBSD, Solaris そしお Windows 䞊で動䜜したす。たた、Intel, Sparc, Alpha そしお PowerPC ずいったプロセッサの䞊䜍レベルで動䜜したす。 ==== Embeddable CL の特城 ==== * Unocode をサポヌト * Common Lisp を C蚀語に翻蚳するこずで盞察的にですが高速なマシン語を生成したす。 * 䜎速な実装時間を回避したむンタプリタ * オンデマンドでのプログラムの読み蟌み。 Embeddeble CL では必芁になるたでモゞュヌルの読み蟌みは保留されたす。 * 移怍性の高い C蚀語゜ヌスでのファむルの出力は、他のアヌキテクチャでのコンパむルを可胜にしたす。 * Lisp から C蚀語 を呌び出すこずも、 C蚀語 から Lispを呌び出すこずも可胜たずえば、 Embeddable CL はどんなプログラムにおいおも C蚀語 の関数を呌び出せる拡匵蚀語ずしお利甚できたす。 * ネむティブスレッド操䜜 ==== Embeddable CL の欠点 ==== * 盞察的にコンパむルが遅いもしあなたがより早い C蚀語コンパむラを䜿甚しおいるのなら gcc は遅く感じるでしょう。 * ゚ラヌハンドリングが盞察的に脆匱たずえば、あなたが Embeddable CL で[[w:セグメンテヌション違反|セグメンテヌション違反]]を起こすのは非垞に簡単でしょう。 === Armed Bear Common Lisp === [http://common-lisp.net/project/armedbear/ ABCL] は Java仮想マシンのトップレベルで動䜜する Common Lisp の実装です。 Armed Bear Common Lisp はランタむムシステムず、コンパむラを備えおおり、コンパむラは Lisp ゜ヌスを Java仮想マシンコヌドに倉換したす。そしおプログラム開発環境である察話的な REPL も備えおいたす。 ==== Armed Bear Common Lisp の特城 ==== * 移怍性の高い Java のバむトコヌドを生成するこず。 * Java のラむブラリが簡単に利甚可胜 ==== Armed Bear Common Lisp の欠点 ==== * 他の実装に比べお非垞に遅い == 商業ベヌス有料の実装 == * [http://www.franz.com/ Allegro Common Lisp (ACL)] * [http://www.lispworks.com/ LispWorks] * [http://www.cormanlisp.com/ Corman Lisp] * [http://www.scieneer.com/scl/ Scieneer Common Lisp] Allegro, LispWorks, そしお Corman Lisp にはお詊しバヌゞョンがありたす。蚀語を孊ぶには圹に立぀でしょう。党お Windows 䞊で動䜜したす。 == 倖郚リンク == 様々な特城を持った[http://www.cliki.net/Common%20Lisp%20implementation Common Lisp の実装] [[Category:Lisp|はしめのい぀ほ いんすずおる]]
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2020-11-25T06:46:54Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%AD%A9/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
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Lisp/始めの䞀歩/チュヌトリアルを始めよう
それではあなたの Lisp 実行環境を起動させおください。 おそらく画面にはあなたの入力を埅぀プロンプトが衚瀺されおいるでしょう。このプロンプトは REPL ず呌ばれるもので、Read-Evaluate-Print Loop の略語です。この時点で Lisp は”読む(read)”ための入力を埅ち、それから入力内容を”評䟡(evaluate)”したす。これらのシンプルな単語が意味するのは、蚈算結果を挔算するずいうこずです。 では、プロンプトに "2" を打ち蟌んで、Return キヌ(あるいは Enter キヌ)を抌しおください。 これは Lispむンタヌプリタ が 2 を調べ、評䟡したずいうこずを衚したす。 2 を数字ずしお認識し、数字を評䟡するためのルヌルを適甚し、それで答えが 2 ずなるのです。 "(+ 2 2)" ずタむプしお Return を抌しおください。 コンピュヌタヌは巊括匧を芋るず「 list を䞎えられたんだ」ず認識したす( list に぀いおは埌述)。 コンピュヌタヌが右括匧にたどり着くず、 list の内容を分析するこずが出来るようになり、 list の䞭を芋おみるず3぀の芁玠があるこずが分かりたす。最初は + 蚘号です。 + 蚘号でコンピュヌタヌは、 list にある残りの項目の倀を䞀緒に足す、ずいうこずがわかりたす。そしお最埌にコンピュヌタヌはそれらを評䟡したす。以前芋たように数字の 2 は、 2 ずいう数倀を持っおいるので、 2 ず 2 で答えは 4 ずなりたす。 Lisp で足し算を行うには、 1+20+300+4000+50000 ず曞くのではなく、 list の項目の最初にプラス蚘号を曞きたす。 list はあなたが望む限りの長いものでかたいたせん。 list では ショッピングリスト (potatoes carrots onions bread milk) のように項目が配眮されおいるように芋えたす。このルヌルに埓うなら、 + は数匏の䞀郚で、ちょっず特殊なもの、ずいうこずになるでしょうか。しかし、泚意が必芁なのは、list の最初に来る項目は特別なもので、実際 + 蚘号が list の最初に配眮されおいるずいうこずです。 掛け算のためには‘*’関数を䜿甚したす。 かけ算でも足し算のように list をいくらでも続けお長くしおもいいのでしょうか。もちろんいいのですよ。 実は list は長くするばかりでなく、可胜な限り短くするこずも出来たす。 どうしおこのような答えになるのか?それには埌々に説明をゆずらなければならない難しさがあるのでたた埌ほど。 ひき算は Lisp においおは他の蚀語にはないような䞍恰奜な感じになっおいたす。 蚀い換えれば、 は、䞋の list ず同じ意味を持ちたす。 Lisp での割り算では少し驚きがありたす。 Lisp は分数蚈算が出来るのです!(だから?ずか蚀わないでくださいね) これにはもしかするず困惑するこずになるかもしれたせん。 Lisp で (/ 2 3) を詊した堎合、期埅しおいた答えが 0.6666667 だず、 2/3 が返っおきお混乱するでしょう。たた、 (/ 8 12) を詊した堎合にも、 2/3 が返っおきお意倖さに驚くかもしれたせん。もし、分数衚蚘になるこずを欲しないのなら以䞋のように曞くこずが出来たす。 あるいは以䞋のように 割り算も匕き算ず同じように動きたす。 䞊の匏は、䞋の匏ず同じ意味を持ちたす。 これは緎習ずしおちょうどよいでしょう。蚈算匏 6×5×4/(3×2×1) は Lisp で衚珟するず以䞋のような匏になりたす。 バむンド( Binding )は仮の堎所( place holder )にある倀を明確化するものです。このコンセプトは C蚀語 や Java のロヌカル倉数ず䌌おいたす。 Lisp でコヌドを曞いおいるず、同じような長ったらしい蚘述を䜕床も曞くのは面倒なので、しばしばバむンドが必芁になるはずです。あるいは、実行時に䜕床も倀の曎新が芁求されるような、小さな郚品パヌツでの蚈算にバむンドが必芁でしょう。バむンドを䜜成する䞻な方法は“特殊フォヌム”の LET を䜿甚するこずです。 ここでは、(* 5 5) ず (* 10 10) の蚈算のためにそれぞれ 5-SQUARED ず 10-SQUARED をプレヌスホルダ(ロヌカル倉数)ずしおいたす。ずりあえず今のずころは、プレヌスホルダを利甚するためのいく぀かのルヌルがあるずいうこずを留意しおおいおください。これらのプレヌスホルダは シンボル ず呌ばれ、名前を付けるこずが出来たす。(䞊の "5-SQUARED" ずか "10-SQUARED" が名前です。)名前を぀けるに際には䜿甚できない文字があり、シングルクオヌト ' 、ダブルクオヌト " 、巊括匧 ( 、右括匧 ) 、コロン : 、バックスラッシュ \ 、そしお垂盎線蚘号 | 、は Common Lisp においおシンボルの呜名の際に文法䞊の理由があり䜿甚できたせん。それ以倖の文字は䜿甚できたす。シンボルに名前を付ける際は党おの文字を䜿甚できるが、䜿甚する際に特殊文字が必芁なものもある、ず蚀う颚に芚えおおいおもいいでしょう。 バむンドは局所スコヌプを持ちたす。 LET フォヌムが括匧で閉じられるず、バむンドが無効になるのです。これは぀たりは䞋のような䟋では error を返すずいうこずです。閉じられた LET フォヌムの倖から a が参照されおいるために error が生じたす。 すでにバむンドされおいるシンボルをさらにバむンドしおみたずきの挙動は興味深いものです。䞋の䟋が分かりやすいですが、内偎のバむンドが解陀されるず、倖偎のバむンドは再び元の効果を保持したす。 話は若干耇雑になりたすが、 Common Lisp ではバむンドを䜜るのに二぀のやり方がありたす。たずは レキシカル(静的スコヌプずも蚀う)、これは我々がちょうど䞊の䟋で芋たものを蚀いたす。そしおダむナミック(動的スコヌプずも蚀う)です。この時点の方針ずしお、ダむナミックバむンドはレキシカルバむンドずそれほど顕著に違うものだ、ずはしたせんが、しかし、この二぀は違う方法で䜜られたもので、ダむナミックバむンドは LET フォヌムず同じような有限範囲を持぀わけではありたせん。ダむナミックバむンドを䜜るために、 DEFVAR ず DEFPARAMETER を䜿甚するこずができたす。これらはどちらの入力でも倀をずるこずが出来たす。 Lisp では倉数はいく぀か特別な特城を持っおいたす。それはシンボルず呌ばれるものです。倉数は倀が䞭に入っおいる箱のようなものです。シンボルは倖偎に自分の名前を曞いた、倉数の箱よりもいくぶんか倧きい箱ずなるでしょうか。シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。シンボルは倀を考慮するこずなしに、そのもの自䜓ずしお䜿うこずができたす。 ではシンボルに䞀般的な倀を代入するずころから始めたしょう。シンボルに倀を代入するにはいく぀も方法がありたす。 set, setq, setf, psetq ... たずは setf だけでも盞圓圹に立぀ので、最初は setf から始めたしょう。 これはシンボル MY-FIRST-SYMBOL の䞀般的な倀ずしお 57 を代入しおいたす。そしお 57 が返っおきおいたす。代入された今はシンボル名を打ち蟌むず 57 が返っおきたす。 以䞋のように蚈算も出来たす。 あきらかに䞊のコヌドは蚈算を実行し、その答えを返したものですが、しかし second-symbol の䞀般的な倀ずしお代入されたものは䜕なのでしょうか?代入されおいるものは私たちが芁求した蚈算匏でしょうか?それずも、コンピュヌタヌが蚈算した答えが代入されおいるのでしょうか?ずりあえずはシンボル名をタむプしおみたしょう。 もし、蚈算匏を蚘録したいのなら埌で参照するために "quote" しなければなりたせん。これはコンピュヌタヌを銬、 "quote" を手綱だず考えおみおください。あなたが評䟡をしおほしいず思う前にコンピュヌタヌが性急に評䟡するのを手綱を匕いお抌しずどめるのです。 今、 third は以䞋のような内容を保持しおいたす。 third シンボルには、䞀般的な倀ずしおコンピュヌタヌが実行したくおうずうずしおいる蚈算匏が入っおいたす。 "quote" が手綱を匕いお銬を制止するものだずしたら、再び動き出すためにはどうしたらいいのでしょうか? "eval" がその答えずなりたす。 "quote" を最初のレッスンで䜿甚するのは議論の䜙地のあるずころでしょう。なぜなら quote がはっきりず曞かれるこずはめったにないからです。䟋えばこのようなこずです、 これがすごく特別な省略圢だず分かるず思いたす。䞀文字の ' が5文字の quote の短瞮圢ず蚀うだけでなく、括匧たでもが省略されおいたす。 Lisp むンタヌプリタを䜿甚しおいるずき、基本的には READ-EVAL-PRINT の無限ルヌプにいるずいうこずに気を぀けなければなりたせん。芁するに、 eval を垞に䜿っおいるずいうこずです。 ここたで3぀のシンボルに代入を行っおきたしたが、もしかしたらこれらの䞭に䜕が代入されたか忘れおしたうおそれがありたす。そこで list の登堎です。 list 関数は list を組み立おたす。䟋えば以䞋のようにです。 それでは先ほど䜜った3぀のシンボルの倀の list を䜜成しおみたしょう。 これには2぀の困惑する可胜性がありたす。䞀぀は、どの倀がどのシンボルに察応するものか分かりにくいずいうこずです。もしかしたら quote を䜿甚しお以䞋のように評䟡を䞀旊止める必芁があるかもしれたせん。 二぀目のもっずむずかしい混乱は比范するこずでわかりたす。 ず以䞋の list を比べおみお䞋さい。 これはたるで list がどうにかしお匕数を評䟡するかしないか決めおいるみたいではないですか。最初の䟋では控えめに評䟡を行い、二぀目の䟋では節操もなく行っおいるように芋えたす。 quote ず eval を行うこずでこれを調べるこずが出来たす。 1 を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたしょう。(プログラマは 0 から数え始めるように習慣付けたしょう。) 比范のために third を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたす。 数倀はシンボルではありたせん。二぀の倀を含んでいる箱もありたせん。ただそこにあっお、自分自身を評䟡するだけです。繰り返したすが数倀はシンボルではないので、以䞋の䟋ぱラヌを返したす。 ずりあえずは打ち蟌んでみるこずでどういうこずか感じが぀かめるず思いたす。 ここでは my-symbol-1 は my-symbol-1 ずしお評䟡されたす。぀たりは数倀のように実行が無芖されるのです。 この点に぀いお長々ず論じるのは理由がありたす。倉数の比喩ずしお、箱の䞭に䜕かが入っおいるずいうのはうたい比喩です。たいおいの堎合、比喩はうたくいくのですが、䟋えば、あなたはしばらく䜕かを箱の䞭に入れおいるずしたす。それからその箱の䞭身を取り出しお、同じ箱に䜕か他のものを入れたす。ここでこれから説明しようずしおいるこずに察しおはこの比喩は根本的に欠点がありたす。この二぀の箱ず䞭身は実䜓のないものなのです。以䞋の䟋を芋おください。 この蚘述は 4th ずいう箱には単玔な蚈算匏が入っおいるずいうものでしょうか。芋おみたしょう。 どうやらそのようですね。 これは先ほどの箱の比喩のように third の䞭身を移し倉えたものでしょうか? 違いたすね。 ではこれはコピヌされたものなのでしょうか?これも違いたす。コピヌを行うずきは以䞋のように蚘述したす。 ここでは 4th の内容が 5th に移動したでしょうか?いいえ、箱の䞭身の移動ずいう比喩が意味を成すずいう限りにおいおは、移動させるためには以䞋のようにしなければなりたせん。 (shiftf 6th 5th nil) ずいうコマンドでは 5th の内容を 6th に移動した埌で nil を 5th に曞き蟌みたす。しかしこのコマンドでは 6th の叀い内容が返るので、内容がただない新品の倉数には䜿甚できたせん。 しかし、コピヌされるのでもなく、移動するのでもないのだずしたら䜕が起きおいるずいうのでしょう。たるで私たちが今でも探怜を行っおいない存圚しない䞖界にある、ねじれた箱の䜕か特別なこずのようです。 顕著な䟋を瀺したす。 少々トリッキヌですが以䞋の様になりたす。じっくりず考えながら実行しおみおください。 では理解できおいるかの詊金石ずしお、次の䟋を考えおみたしょう。 (+ 1 (* 2 3)) ず (+ 1 '(* 2 3)) を評䟡するず結果はどうなるでしょうか。 2぀目の䟋は簡単ですね。評䟡を停止するために quote をしたので (* 2 3) は䞉぀の項目を含んだ list ずなりたす。い぀かあずで蚈算が実行される呜什を䞎えるこずになりたす。 '(* 2 3) はこのたたでは蚈算結果を返さないので、これが数倀ではないず゚ラヌ文で譊告されるでしょう。゚ラヌ文は以䞋のようなものでしょう。 これずは察照的に 䞊の list は芋た目よりもずっず賢いこずをしおいたす。たるでむンタヌプリタヌがそれぞれの匕数を芋おどれを実行すべきかを決めおいるみたいではないですか。䟋えば以䞋の䟋がもっずわかりやすいです。 䞊の list では第1匕数ず、第4匕数をのけものにしお、第2匕数ず第3匕数を最初に評䟡する、ずいうこずをしおいたす。 実際、䞊の䟋ではあなたが䞀芋しおすぐにわかるような単玔なこずをしおいるように芋えるだけかもしれたせんが、ここで行っおいるこずは、 2 ず 3 を評䟡する際、 2 の評䟡で 2 を、 3 の評䟡で 3 を結果ずしおそれぞれ受け取り、そしお二぀の結果を掛け算しお、 6 ずいう結果を受け取るのです。 むンタヌプリタが (+ 1 (* 2 3)) を評䟡する際も、むンタヌプリタは 1 ず (* 2 3) を評䟡したす。 1 は 1 ずしお評䟡され、 (* 2 3) は 6 ずしお評䟡されたす。それから二぀を足しお結果は 7 ずなるのです。 ここで少し熟考の必芁がありたす。匕き出しからでも、安くお叀い電卓を取り出しお、 1 + 2 x 3 を詊しおみおください。兞型的には、あなたが x を抌したずき、保留の結果を保持する倖郚蚘憶のない電卓は、 1 足す 2 を実行しおしたいたす。最埌には 3 x 3 の蚈算を行い、 9 を埗たす。 7 ではありたせんね。最新の電卓では蚈算の優先順䜍の暙準的な芏則にしたがっおいるはずです。぀たりは掛け算の 2 x 3 のあずたで足し算の実行が保留され、぀いには望むずおりに 7 ずいう答えにたどり着くのです。 コンピュヌタヌ蚀語には足し算ず掛け算のほかにもたくさんの呜什があり、ほずんどの蚀語では、どの呜什を最初に実行するかをコントロヌルする優先順䜍の粟巧なシステムを持っおいたす。しかし Lisp にはそのような繊现さはありたせん。 䟋えば、 (1+2)x3 のような蚈算は ず曞けたすし、あるいは 1+(2x3) のような蚈算は ず曞くこずが出来たす。 Lisp のこの曞き方にはあいたいさを保ったたたでいる方法がないのです。 結局はこのやり方が最も良いものだずいうこずがわかるでしょう。 あいたいなメモ: (+ 1 * 2 3) を詊すこずも可胜です。トップレベルでは * は盎前のコマンドの結果を呌び出すために䜿われるものですが、もしそれが数倀なら間違った答えを返すでしょう。もし数倀ではないならむンタヌプリタぱラヌを返したす。プログラムの䞭で (+ 1 * 2 3) は * は倀を持っおいない、ずいう゚ラヌメッセヌゞを返すでしょう。これに぀いおの詳现は埌述したす。 䞀旊 third に戻りたしょう。 third シンボルには䞉぀の項目が入った list を代入したこずを思い出しおください。 third をタむプすれば list の内容を芋るこずが出来たす。 Lisp には list から項目を抜き出す関数がありたす。 first 関数は最初の項目を抜き出したす。 second 関数は list の二番目の項目を抜き出したす。 もし掛け算の方が良いのなら list の最初のシンボルを倉曎するこずが出来たす。 二番目の項目を倉曎するこずも出来たす。 そしお、この䟋では䞍可解に芋えたすが、同じこずを䞉番目の項目にも適甚できたす。 どのようにしおこれは動いおいるのでしょうか?以前に説明したこずを思い出しおください。"シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。" ずいう説明を倉数のずころでしたはずです。 特定の状況、ずは eval が list の最初のシンボルを評䟡するずきのこずです。 list のその他の項目を評䟡する結果のために、 eval が利甚する関数はシンボルの関数倀であっお、シンボルの䞀般的な倀ではありたせん。 これをはっきりさせるために、 symbol-function ず symbol-value を䜿甚したす。 盎前の二぀の䟋は非垞に玛らわしいですね。むンタヌプリタはシンボル + の䞀般的な倀ずしお、すぐ前のコマンドが実行されたものを保持したす。そのため (symbol-value '+) はあなたが盎前にしたこず次第になるのです。 (symbol-value '+) の䞭で行われおいるのはおよそ以䞋のようなこずです。 䞊の䟋は䞋の䟋ず内容的にはほが同じこずをしおいたす。 䞊の䟋のような゚ラヌメッセヌゞには非垞に苛立たせられたす。゚ラヌメッセヌゞを防ぐ方法はないのでしょうか?もちろんありたす。 boundp は䞀般的な倀かどうかを、 fboundp は関数倀かどうかをチェックしたす。 T は true を衚したす。 NIL は false を衚すのに䜿いたす。 F ではないずころに泚意しおください。 Lisp の入門線では普通、 symbol-funcion に぀いおは黙っおおくものです。なぜかずいうこずは分かっおいたす。今やこれを蚀うからには、倧混乱ず、あらゆる皮類の面倒ごずを匕き受けるこずに備えおください. たずえば、 䞊の䟋ず、䞋の䟋は add 関数ず multiply 関数ぞのアクセスを提䟛しおいたす。 埌々のために保存しおおきたしょう。 setf 䞀぀で奜きなだけたくさんのシンボルを代入できるこずが分かりたす。 これらの関数をシンボルの䞀般的な倀に入れ蟌んだこずも分かりたす。 同様に 䞊の2䟋がうたく行くこずも分かるず思いたす。ここで symbol-value を䜿っおいるのは、 symbol-function ずの類䌌をよりはっきりさせるためです。 䞀般的な倀のシンボルに、関数を栌玍するこずが出来たす。これはたさに、䞀般的な倀のシンボルなのであっお、デヌタ倀を持぀シンボルではないこずに泚意しおください。 䞊の䟋ぱラヌメッセヌゞが出おいるこずからも分かるように、うたく動きたせん。 eval がシンボルで始たっおいる list を評䟡しようずするずき、 eval は関数倀のシンボルを探したす。そしお芋぀からなければ゚ラヌで知らせるのです。 䞊の䟋はちゃんず動くようですね。同じように䞋の3䟋もちゃんず動きたす。 apply は funcall を組み蟌んでいるこずは芚えおおく䟡倀がありたす。぀たりは䞋の䟋は党お機胜したす。 再び混乱するようなこずですが おわかりになったでしょうか。ここでは + ず * を入れ替えおいたす。 こんな玛らわしいこずは元に戻した方が良いでしょうね。 やはりこの方がしっくりきたすね。 symbol-function は頻繁に䜿甚されたす。そのため、より簡単な曞き方が甚意されおいたす。 (symbol-function (quote +)) の代わりの短瞮圢ずしお (function +) がありたすが、単玔化したものをさらに短瞮しお #'+ ずも曞けたす。すこし筋道から倖れるこずになりたすが、これはたったくもっお正しいずいうわけではありたせん。が、これは今は先の説明にゆずるこずずしたす。
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)にある倀を明確化するものです。このコンセプトは C蚀語 や Java のロヌカル倉数ず䌌おいたす。 Lisp でコヌドを曞いおいるず、同じような長ったらしい蚘述を䜕床も曞くのは面倒なので、しばしばバむンドが必芁になるはずです。あるいは、実行時に䜕床も倀の曎新が芁求されるような、小さな郚品パヌツでの蚈算にバむンドが必芁でしょう。バむンドを䜜成する䞻な方法は“特殊フォヌム”の LET を䜿甚するこずです。", "title": "バむンド Binding" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "ここでは、(* 5 5) ず (* 10 10) の蚈算のためにそれぞれ 5-SQUARED ず 10-SQUARED をプレヌスホルダ(ロヌカル倉数)ずしおいたす。ずりあえず今のずころは、プレヌスホルダを利甚するためのいく぀かのルヌルがあるずいうこずを留意しおおいおください。これらのプレヌスホルダは シンボル ず呌ばれ、名前を付けるこずが出来たす。(䞊の \"5-SQUARED\" ずか \"10-SQUARED\" が名前です。)名前を぀けるに際には䜿甚できない文字があり、シングルクオヌト ' 、ダブルクオヌト \" 、巊括匧 ( 、右括匧 ) 、コロン : 、バックスラッシュ \\ 、そしお垂盎線蚘号 | 、は Common Lisp においおシンボルの呜名の際に文法䞊の理由があり䜿甚できたせん。それ以倖の文字は䜿甚できたす。シンボルに名前を付ける際は党おの文字を䜿甚できるが、䜿甚する際に特殊文字が必芁なものもある、ず蚀う颚に芚えおおいおもいいでしょう。", "title": "バむンド Binding" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "バむンドは局所スコヌプを持ちたす。 LET フォヌムが括匧で閉じられるず、バむンドが無効になるのです。これは぀たりは䞋のような䟋では error を返すずいうこずです。閉じられた LET フォヌムの倖から a が参照されおいるために error が生じたす。", "title": "バむンド Binding" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "すでにバむンドされおいるシンボルをさらにバむンドしおみたずきの挙動は興味深いものです。䞋の䟋が分かりやすいですが、内偎のバむンドが解陀されるず、倖偎のバむンドは再び元の効果を保持したす。", "title": "バむンド Binding" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "話は若干耇雑になりたすが、 Common Lisp ではバむンドを䜜るのに二぀のやり方がありたす。たずは レキシカル(静的スコヌプずも蚀う)、これは我々がちょうど䞊の䟋で芋たものを蚀いたす。そしおダむナミック(動的スコヌプずも蚀う)です。この時点の方針ずしお、ダむナミックバむンドはレキシカルバむンドずそれほど顕著に違うものだ、ずはしたせんが、しかし、この二぀は違う方法で䜜られたもので、ダむナミックバむンドは LET フォヌムず同じような有限範囲を持぀わけではありたせん。ダむナミックバむンドを䜜るために、 DEFVAR ず DEFPARAMETER を䜿甚するこずができたす。これらはどちらの入力でも倀をずるこずが出来たす。", "title": "バむンド Binding" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "Lisp では倉数はいく぀か特別な特城を持っおいたす。それはシンボルず呌ばれるものです。倉数は倀が䞭に入っおいる箱のようなものです。シンボルは倖偎に自分の名前を曞いた、倉数の箱よりもいくぶんか倧きい箱ずなるでしょうか。シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。シンボルは倀を考慮するこずなしに、そのもの自䜓ずしお䜿うこずができたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "ではシンボルに䞀般的な倀を代入するずころから始めたしょう。シンボルに倀を代入するにはいく぀も方法がありたす。 set, setq, setf, psetq ... たずは setf だけでも盞圓圹に立぀ので、最初は setf から始めたしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "これはシンボル MY-FIRST-SYMBOL の䞀般的な倀ずしお 57 を代入しおいたす。そしお 57 が返っおきおいたす。代入された今はシンボル名を打ち蟌むず 57 が返っおきたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "以䞋のように蚈算も出来たす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "あきらかに䞊のコヌドは蚈算を実行し、その答えを返したものですが、しかし second-symbol の䞀般的な倀ずしお代入されたものは䜕なのでしょうか?代入されおいるものは私たちが芁求した蚈算匏でしょうか?それずも、コンピュヌタヌが蚈算した答えが代入されおいるのでしょうか?ずりあえずはシンボル名をタむプしおみたしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "もし、蚈算匏を蚘録したいのなら埌で参照するために \"quote\" しなければなりたせん。これはコンピュヌタヌを銬、 \"quote\" を手綱だず考えおみおください。あなたが評䟡をしおほしいず思う前にコンピュヌタヌが性急に評䟡するのを手綱を匕いお抌しずどめるのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "今、 third は以䞋のような内容を保持しおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "third シンボルには、䞀般的な倀ずしおコンピュヌタヌが実行したくおうずうずしおいる蚈算匏が入っおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "\"quote\" が手綱を匕いお銬を制止するものだずしたら、再び動き出すためにはどうしたらいいのでしょうか? \"eval\" がその答えずなりたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "\"quote\" を最初のレッスンで䜿甚するのは議論の䜙地のあるずころでしょう。なぜなら quote がはっきりず曞かれるこずはめったにないからです。䟋えばこのようなこずです、", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "これがすごく特別な省略圢だず分かるず思いたす。䞀文字の ' が5文字の quote の短瞮圢ず蚀うだけでなく、括匧たでもが省略されおいたす。 Lisp むンタヌプリタを䜿甚しおいるずき、基本的には READ-EVAL-PRINT の無限ルヌプにいるずいうこずに気を぀けなければなりたせん。芁するに、 eval を垞に䜿っおいるずいうこずです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "ここたで3぀のシンボルに代入を行っおきたしたが、もしかしたらこれらの䞭に䜕が代入されたか忘れおしたうおそれがありたす。そこで list の登堎です。 list 関数は list を組み立おたす。䟋えば以䞋のようにです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "それでは先ほど䜜った3぀のシンボルの倀の list を䜜成しおみたしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "これには2぀の困惑する可胜性がありたす。䞀぀は、どの倀がどのシンボルに察応するものか分かりにくいずいうこずです。もしかしたら quote を䜿甚しお以䞋のように評䟡を䞀旊止める必芁があるかもしれたせん。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "二぀目のもっずむずかしい混乱は比范するこずでわかりたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ず以䞋の list を比べおみお䞋さい。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "これはたるで list がどうにかしお匕数を評䟡するかしないか決めおいるみたいではないですか。最初の䟋では控えめに評䟡を行い、二぀目の䟋では節操もなく行っおいるように芋えたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "quote ず eval を行うこずでこれを調べるこずが出来たす。 1 を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたしょう。(プログラマは 0 から数え始めるように習慣付けたしょう。)", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "比范のために third を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "数倀はシンボルではありたせん。二぀の倀を含んでいる箱もありたせん。ただそこにあっお、自分自身を評䟡するだけです。繰り返したすが数倀はシンボルではないので、以䞋の䟋ぱラヌを返したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "ずりあえずは打ち蟌んでみるこずでどういうこずか感じが぀かめるず思いたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "ここでは my-symbol-1 は my-symbol-1 ずしお評䟡されたす。぀たりは数倀のように実行が無芖されるのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "この点に぀いお長々ず論じるのは理由がありたす。倉数の比喩ずしお、箱の䞭に䜕かが入っおいるずいうのはうたい比喩です。たいおいの堎合、比喩はうたくいくのですが、䟋えば、あなたはしばらく䜕かを箱の䞭に入れおいるずしたす。それからその箱の䞭身を取り出しお、同じ箱に䜕か他のものを入れたす。ここでこれから説明しようずしおいるこずに察しおはこの比喩は根本的に欠点がありたす。この二぀の箱ず䞭身は実䜓のないものなのです。以䞋の䟋を芋おください。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "この蚘述は 4th ずいう箱には単玔な蚈算匏が入っおいるずいうものでしょうか。芋おみたしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "どうやらそのようですね。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "これは先ほどの箱の比喩のように third の䞭身を移し倉えたものでしょうか?", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "違いたすね。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "ではこれはコピヌされたものなのでしょうか?これも違いたす。コピヌを行うずきは以䞋のように蚘述したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ここでは 4th の内容が 5th に移動したでしょうか?いいえ、箱の䞭身の移動ずいう比喩が意味を成すずいう限りにおいおは、移動させるためには以䞋のようにしなければなりたせん。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "(shiftf 6th 5th nil) ずいうコマンドでは 5th の内容を 6th に移動した埌で nil を 5th に曞き蟌みたす。しかしこのコマンドでは 6th の叀い内容が返るので、内容がただない新品の倉数には䜿甚できたせん。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "しかし、コピヌされるのでもなく、移動するのでもないのだずしたら䜕が起きおいるずいうのでしょう。たるで私たちが今でも探怜を行っおいない存圚しない䞖界にある、ねじれた箱の䜕か特別なこずのようです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "顕著な䟋を瀺したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "少々トリッキヌですが以䞋の様になりたす。じっくりず考えながら実行しおみおください。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "では理解できおいるかの詊金石ずしお、次の䟋を考えおみたしょう。 (+ 1 (* 2 3)) ず (+ 1 '(* 2 3)) を評䟡するず結果はどうなるでしょうか。 2぀目の䟋は簡単ですね。評䟡を停止するために quote をしたので (* 2 3) は䞉぀の項目を含んだ list ずなりたす。い぀かあずで蚈算が実行される呜什を䞎えるこずになりたす。 '(* 2 3) はこのたたでは蚈算結果を返さないので、これが数倀ではないず゚ラヌ文で譊告されるでしょう。゚ラヌ文は以䞋のようなものでしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "これずは察照的に", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "䞊の list は芋た目よりもずっず賢いこずをしおいたす。たるでむンタヌプリタヌがそれぞれの匕数を芋おどれを実行すべきかを決めおいるみたいではないですか。䟋えば以䞋の䟋がもっずわかりやすいです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "䞊の list では第1匕数ず、第4匕数をのけものにしお、第2匕数ず第3匕数を最初に評䟡する、ずいうこずをしおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "実際、䞊の䟋ではあなたが䞀芋しおすぐにわかるような単玔なこずをしおいるように芋えるだけかもしれたせんが、ここで行っおいるこずは、 2 ず 3 を評䟡する際、 2 の評䟡で 2 を、 3 の評䟡で 3 を結果ずしおそれぞれ受け取り、そしお二぀の結果を掛け算しお、 6 ずいう結果を受け取るのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "むンタヌプリタが (+ 1 (* 2 3)) を評䟡する際も、むンタヌプリタは 1 ず (* 2 3) を評䟡したす。 1 は 1 ずしお評䟡され、 (* 2 3) は 6 ずしお評䟡されたす。それから二぀を足しお結果は 7 ずなるのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ここで少し熟考の必芁がありたす。匕き出しからでも、安くお叀い電卓を取り出しお、 1 + 2 x 3 を詊しおみおください。兞型的には、あなたが x を抌したずき、保留の結果を保持する倖郚蚘憶のない電卓は、 1 足す 2 を実行しおしたいたす。最埌には 3 x 3 の蚈算を行い、 9 を埗たす。 7 ではありたせんね。最新の電卓では蚈算の優先順䜍の暙準的な芏則にしたがっおいるはずです。぀たりは掛け算の 2 x 3 のあずたで足し算の実行が保留され、぀いには望むずおりに 7 ずいう答えにたどり着くのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "コンピュヌタヌ蚀語には足し算ず掛け算のほかにもたくさんの呜什があり、ほずんどの蚀語では、どの呜什を最初に実行するかをコントロヌルする優先順䜍の粟巧なシステムを持っおいたす。しかし Lisp にはそのような繊现さはありたせん。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "䟋えば、 (1+2)x3 のような蚈算は", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "ず曞けたすし、あるいは", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "1+(2x3) のような蚈算は", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "ず曞くこずが出来たす。 Lisp のこの曞き方にはあいたいさを保ったたたでいる方法がないのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "結局はこのやり方が最も良いものだずいうこずがわかるでしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "あいたいなメモ: (+ 1 * 2 3) を詊すこずも可胜です。トップレベルでは * は盎前のコマンドの結果を呌び出すために䜿われるものですが、もしそれが数倀なら間違った答えを返すでしょう。もし数倀ではないならむンタヌプリタぱラヌを返したす。プログラムの䞭で (+ 1 * 2 3) は * は倀を持っおいない、ずいう゚ラヌメッセヌゞを返すでしょう。これに぀いおの詳现は埌述したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "䞀旊 third に戻りたしょう。 third シンボルには䞉぀の項目が入った list を代入したこずを思い出しおください。 third をタむプすれば list の内容を芋るこずが出来たす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "Lisp には list から項目を抜き出す関数がありたす。 first 関数は最初の項目を抜き出したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "second 関数は list の二番目の項目を抜き出したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "もし掛け算の方が良いのなら list の最初のシンボルを倉曎するこずが出来たす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "二番目の項目を倉曎するこずも出来たす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "そしお、この䟋では䞍可解に芋えたすが、同じこずを䞉番目の項目にも適甚できたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "どのようにしおこれは動いおいるのでしょうか?以前に説明したこずを思い出しおください。\"シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。\" ずいう説明を倉数のずころでしたはずです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "特定の状況、ずは eval が list の最初のシンボルを評䟡するずきのこずです。 list のその他の項目を評䟡する結果のために、 eval が利甚する関数はシンボルの関数倀であっお、シンボルの䞀般的な倀ではありたせん。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "これをはっきりさせるために、 symbol-function ず symbol-value を䜿甚したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "盎前の二぀の䟋は非垞に玛らわしいですね。むンタヌプリタはシンボル + の䞀般的な倀ずしお、すぐ前のコマンドが実行されたものを保持したす。そのため (symbol-value '+) はあなたが盎前にしたこず次第になるのです。 (symbol-value '+) の䞭で行われおいるのはおよそ以䞋のようなこずです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "䞊の䟋は䞋の䟋ず内容的にはほが同じこずをしおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "䞊の䟋のような゚ラヌメッセヌゞには非垞に苛立たせられたす。゚ラヌメッセヌゞを防ぐ方法はないのでしょうか?もちろんありたす。 boundp は䞀般的な倀かどうかを、 fboundp は関数倀かどうかをチェックしたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "T は true を衚したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "NIL は false を衚すのに䜿いたす。 F ではないずころに泚意しおください。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "Lisp の入門線では普通、 symbol-funcion に぀いおは黙っおおくものです。なぜかずいうこずは分かっおいたす。今やこれを蚀うからには、倧混乱ず、あらゆる皮類の面倒ごずを匕き受けるこずに備えおください.", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "たずえば、", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "䞊の䟋ず、䞋の䟋は", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "add 関数ず multiply 関数ぞのアクセスを提䟛しおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "埌々のために保存しおおきたしょう。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "setf 䞀぀で奜きなだけたくさんのシンボルを代入できるこずが分かりたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "これらの関数をシンボルの䞀般的な倀に入れ蟌んだこずも分かりたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "同様に", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "䞊の2䟋がうたく行くこずも分かるず思いたす。ここで symbol-value を䜿っおいるのは、 symbol-function ずの類䌌をよりはっきりさせるためです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "䞀般的な倀のシンボルに、関数を栌玍するこずが出来たす。これはたさに、䞀般的な倀のシンボルなのであっお、デヌタ倀を持぀シンボルではないこずに泚意しおください。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "䞊の䟋ぱラヌメッセヌゞが出おいるこずからも分かるように、うたく動きたせん。 eval がシンボルで始たっおいる list を評䟡しようずするずき、 eval は関数倀のシンボルを探したす。そしお芋぀からなければ゚ラヌで知らせるのです。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "䞊の䟋はちゃんず動くようですね。同じように䞋の3䟋もちゃんず動きたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "apply は funcall を組み蟌んでいるこずは芚えおおく䟡倀がありたす。぀たりは䞋の䟋は党お機胜したす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "再び混乱するようなこずですが", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "おわかりになったでしょうか。ここでは + ず * を入れ替えおいたす。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "こんな玛らわしいこずは元に戻した方が良いでしょうね。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "やはりこの方がしっくりきたすね。", "title": "倉数 variable " }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "symbol-function は頻繁に䜿甚されたす。そのため、より簡単な曞き方が甚意されおいたす。 (symbol-function (quote +)) の代わりの短瞮圢ずしお (function +) がありたすが、単玔化したものをさらに短瞮しお #'+ ずも曞けたす。すこし筋道から倖れるこずになりたすが、これはたったくもっお正しいずいうわけではありたせん。が、これは今は先の説明にゆずるこずずしたす。", "title": "倉数 variable " } ]
それではあなたの Lisp 実行環境を起動させおください。 おそらく画面にはあなたの入力を埅぀プロンプトが衚瀺されおいるでしょう。このプロンプトは REPL ず呌ばれるもので、Read-Evaluate-Print Loop の略語です。この時点で Lisp は”読むread”ための入力を埅ち、それから入力内容を”評䟡evaluate”したす。これらのシンプルな単語が意味するのは、蚈算結果を挔算するずいうこずです。 では、プロンプトに "2" を打ち蟌んで、Return キヌを抌しおください。 これは Lispむンタヌプリタ が 2 を調べ、評䟡したずいうこずを衚したす。 2 を数字ずしお認識し、数字を評䟡するためのルヌルを適甚し、それで答えが 2 ずなるのです。
<!--Note: このチュヌトリアルは Alan Crowe によっお [http://groups.google.com/group/comp.lang.lisp/msg/6c7ae63bfbc9dbae] に曞かれた物です。 圌の寛容な蚱諟によりここにコピヌさせおもらっおいたす。ここの蚘事の改善を歓迎したす。 --> それではあなたの Lisp 実行環境を起動させおください。 おそらく画面にはあなたの入力を埅぀プロンプトが衚瀺されおいるでしょう。このプロンプトは REPL ず呌ばれるもので、Read-Evaluate-Print Loop の略語です。この時点で Lisp は”読むread”ための入力を埅ち、それから入力内容を”評䟡evaluate”したす。これらのシンプルな単語が意味するのは、蚈算結果を挔算するずいうこずです。 では、プロンプトに "2" を打ち蟌んで、Return キヌあるいは Enter キヌを抌しおください。 2 {{Code:Green|2}} これは Lispむンタヌプリタ が 2 を調べ、評䟡したずいうこずを衚したす。 2 を数字ずしお認識し、数字を評䟡するためのルヌルを適甚し、それで答えが 2 ずなるのです。 == 足し算 == "(+ 2 2)" ずタむプしお Return を抌しおください。 (+ 2 2) {{Code:Green|4}} コンピュヌタヌは巊括匧を芋るず「 list を䞎えられたんだ」ず認識したす list に぀いおは埌述。 コンピュヌタヌが右括匧にたどり着くず、 list の内容を分析するこずが出来るようになり、 list の䞭を芋おみるず3぀の芁玠があるこずが分かりたす。最初は + 蚘号です。 + 蚘号でコンピュヌタヌは、 list にある残りの項目の倀を䞀緒に足す、ずいうこずがわかりたす。そしお最埌にコンピュヌタヌはそれらを評䟡したす。以前芋たように数字の 2 は、 2 ずいう数倀を持っおいるので、 2 ず 2 で答えは 4 ずなりたす。 === やりがちな間違い === * Return を抌し忘れおいる。コンピュヌタヌにあなたの入力の順番が終わったずいうこずを教えるために、入力の最埌には Return を抌さなくおはなりたせん。 Return が抌されるこずでコンピュヌタヌぞ順番が移るのです。 * 最初のスペヌスを打ち忘れおいる。この堎合、 "+" ず最初の "2" の間にスペヌスがなければならないのにない (+2 2) {{Code:Red|Illegal function call}} * タむプミス、しかし実行しおしたった +(2 2) {{Code:Red|Illegal function call}} * タむプミス、[[w:䞭眮蚘法|䞭眮蚘法]]で曞いおしたっおいる (2+2) {{Code:Red|Warning: This function is undefined}} * 䞊のミスでスペヌスを入れた堎合 (2 + 2) {{Code:Red|Illegal function call}} === 明確化するための挔習 === (+ 1 2 3 4) {{Code:Green|10}} (+ 1 1 1 1 1 1 1) {{Code:Green|7}} (+ 1 20 300 4000 50000) {{Code:Green|54321}} === 解説 === Lisp で足し算を行うには、 1+20+300+4000+50000 ず曞くのではなく、 list の項目の最初にプラス蚘号を曞きたす。 list はあなたが望む限りの長いものでかたいたせん。 list では ショッピングリスト (potatoes carrots onions bread milk) のように項目が配眮されおいるように芋えたす。このルヌルに埓うなら、 + は数匏の䞀郚で、ちょっず特殊なもの、ずいうこずになるでしょうか。しかし、泚意が必芁なのは、list の最初に来る項目は特別なもので、実際 + 蚘号が list の最初に配眮されおいるずいうこずです。 == かけ算 == 掛け算のためには‘*’関数を䜿甚したす。 (* 5 7) {{Code:Green|35}} かけ算でも足し算のように list をいくらでも続けお長くしおもいいのでしょうか。もちろんいいのですよ。 (* 2 2 2) {{Code:Green|8}} (* 5 7 11) {{Code:Green|385}} (* 1 1 5 1 1 1 7 1 1 1 11) {{Code:Green|385}} (* 1 1 5 1 1 1 7 0 1 1 11) {{Code:Green|0}} 実は list は長くするばかりでなく、可胜な限り短くするこずも出来たす。 (+ 23) {{Code:Green|23}} (* 137) {{Code:Green|137}} (+) {{Code:Green|0}} (*) {{Code:Green|1}} どうしおこのような答えになるのかそれには埌々に説明をゆずらなければならない難しさがあるのでたた埌ほど。 == ひき算 == ひき算は Lisp においおは他の蚀語にはないような䞍恰奜な感じになっおいたす。 (-) {{Code:Red|error}} (- 96) {{Code:Green|-96}} (- 96 23) {{Code:Green|73}} (- 96 20 1 1 1) {{Code:Green|73}} 蚀い換えれば、 (- a b c d e) は、䞋の list ず同じ意味を持ちたす。 (- a (+ b c d e)) == 割り算 == Lisp での割り算では少し驚きがありたす。 Lisp は分数蚈算が出来るのですだからずか蚀わないでくださいね <source lang="lisp"> (+ 1/2 1/2) 1 (+ 1/2 1/3) 5/6 (+ 1/10 1/15) 1/6 (- 1/2 1/3) 1/6 (* 1/10 1/15) 1/150 (/ 1/10 1/15) 3/2 </source> これにはもしかするず困惑するこずになるかもしれたせん。 Lisp で (/ 2 3) を詊した堎合、期埅しおいた答えが 0.6666667 だず、 2/3 が返っおきお混乱するでしょう。たた、 (/ 8 12) を詊した堎合にも、 2/3 が返っおきお意倖さに驚くかもしれたせん。もし、分数衚蚘になるこずを欲しないのなら以䞋のように曞くこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (float 8/12) 0.6666667 </source> あるいは以䞋のように <source lang="lisp"> (float (/ 8 12)) 0.6666667 </source> 割り算も匕き算ず同じように動きたす。 <source lang="lisp"> (/ a b c d e) </source> 䞊の匏は、䞋の匏ず同じ意味を持ちたす。 <source lang="lisp"> (/ a (* b c d e)) </source> これは緎習ずしおちょうどよいでしょう。蚈算匏 6×5×4/(3×2×1) は Lisp で衚珟するず以䞋のような匏になりたす。 <source lang="lisp"> (/ (* 6 5 4) 3 2 1) </source> == バむンド Binding == バむンド Binding は仮の堎所 place holder にある倀を明確化するものです。このコンセプトは C蚀語 や Java のロヌカル倉数ず䌌おいたす。 Lisp でコヌドを曞いおいるず、同じような長ったらしい蚘述を䜕床も曞くのは面倒なので、しばしばバむンドが必芁になるはずです。あるいは、実行時に䜕床も倀の曎新が芁求されるような、小さな郚品パヌツでの蚈算にバむンドが必芁でしょう。バむンドを䜜成する䞻な方法は“特殊フォヌム”の LET を䜿甚するこずです。 <source lang="lisp"> (let ((5-squared (* 5 5)) (10-squared (* 10 10)) ) (* 5-squared 10-squared) ) </source> ここでは、(* 5 5) ず (* 10 10) の蚈算のためにそれぞれ 5-SQUARED ず 10-SQUARED をプレヌスホルダロヌカル倉数ずしおいたす。ずりあえず今のずころは、プレヌスホルダを利甚するためのいく぀かのルヌルがあるずいうこずを留意しおおいおください。これらのプレヌスホルダは シンボル ず呌ばれ、名前を付けるこずが出来たす。䞊の "5-SQUARED" ずか "10-SQUARED" が名前です。名前を぀けるに際には䜿甚できない文字があり、シングルクオヌト ''' ' ''' 、ダブルクオヌト ''' " ''' 、巊括匧 '''(''' 、右括匧 ''')''' 、コロン ''':''' 、バックスラッシュ '''\''' 、そしお垂盎線蚘号 '''|''' 、は Common Lisp においおシンボルの呜名の際に文法䞊の理由があり䜿甚できたせん。それ以倖の文字は䜿甚できたす。シンボルに名前を付ける際は党おの文字を䜿甚できるが、䜿甚する際に特殊文字が必芁なものもある、ず蚀う颚に芚えおおいおもいいでしょう。 バむンドは局所スコヌプを持ちたす。 LET フォヌムが括匧で閉じられるず、バむンドが無効になるのです。これは぀たりは䞋のような䟋では error を返すずいうこずです。閉じられた LET フォヌムの倖から a が参照されおいるために error が生じたす。 <source lang="lisp"> (let ((a (sqrt 100)))) (print a) </source> すでにバむンドされおいるシンボルをさらにバむンドしおみたずきの挙動は興味深いものです。䞋の䟋が分かりやすいですが、内偎のバむンドが解陀されるず、倖偎のバむンドは再び元の効果を保持したす。 <source lang="lisp"> (let ((a 1)) (print a) (let ((a 2)) (print a) ) (print a) ) ==> 1 2 1 </source> 話は若干耇雑になりたすが、 Common Lisp ではバむンドを䜜るのに二぀のやり方がありたす。たずは レキシカル[[w:静的スコヌプ|静的スコヌプ]]ずも蚀う、これは我々がちょうど䞊の䟋で芋たものを蚀いたす。そしおダむナミック[[w:動的スコヌプ|動的スコヌプ]]ずも蚀うです。この時点の方針ずしお、ダむナミックバむンドはレキシカルバむンドずそれほど顕著に違うものだ、ずはしたせんが、しかし、この二぀は違う方法で䜜られたもので、ダむナミックバむンドは LET フォヌムず同じような有限範囲を持぀わけではありたせん。ダむナミックバむンドを䜜るために、 DEFVAR ず DEFPARAMETER を䜿甚するこずができたす。これらはどちらの入力でも倀をずるこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (defvar a 5) (print a) (let ((a 10)) (print a) ) (print a) ==> a 5 10 5 </source> == 倉数 variable  == Lisp では倉数はいく぀か特別な特城を持っおいたす。それはシンボルず呌ばれるものです。倉数は倀が䞭に入っおいる箱のようなものです。シンボルは倖偎に自分の名前を曞いた、倉数の箱よりもいくぶんか倧きい箱ずなるでしょうか。シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。シンボルは倀を考慮するこずなしに、そのもの自䜓ずしお䜿うこずができたす。 === setf === ではシンボルに䞀般的な倀を代入するずころから始めたしょう。シンボルに倀を代入するにはいく぀も方法がありたす。 set, setq, setf, psetq ... たずは setf だけでも盞圓圹に立぀ので、最初は setf から始めたしょう。 (setf my-first-symbol 57) {{Code:Green|57}} これはシンボル MY-FIRST-SYMBOL の䞀般的な倀ずしお 57 を代入しおいたす。そしお 57 が返っおきおいたす。代入された今はシンボル名を打ち蟌むず 57 が返っおきたす。 my-first-symbol {{Code:Green|57}} 以䞋のように蚈算も出来たす。 (+ my-first-symbol 3) {{Code:Green|60}} (setf second-symbol (+ 20 3)) {{Code:Green|23}} あきらかに䞊のコヌドは蚈算を実行し、その答えを返したものですが、しかし second-symbol の䞀般的な倀ずしお代入されたものは䜕なのでしょうか代入されおいるものは私たちが芁求した蚈算匏でしょうかそれずも、コンピュヌタヌが蚈算した答えが代入されおいるのでしょうかずりあえずはシンボル名をタむプしおみたしょう。 second-symbol {{Code:Green|23}} もし、蚈算匏を蚘録したいのなら埌で参照するために "quote" しなければなりたせん。これはコンピュヌタヌを銬、 "quote" を手綱だず考えおみおください。あなたが評䟡をしおほしいず思う前にコンピュヌタヌが性急に評䟡するのを手綱を匕いお抌しずどめるのです。 (setf third (quote (+ 20 3))) {{Code:Green|(+ 20 3)}} 今、 third は以䞋のような内容を保持しおいたす。 third {{Code:Green|(+ 20 3)}} third シンボルには、䞀般的な倀ずしおコンピュヌタヌが実行したくおうずうずしおいる蚈算匏が入っおいたす。 === eval === "quote" が手綱を匕いお銬を制止するものだずしたら、再び動き出すためにはどうしたらいいのでしょうか "eval" がその答えずなりたす。 (eval third) {{Code:Green|23}} "quote" を最初のレッスンで䜿甚するのは議論の䜙地のあるずころでしょう。なぜなら quote がはっきりず曞かれるこずはめったにないからです。䟋えばこのようなこずです、 (setf third '(+ 20 3)) {{Code:Green|(+ 20 3)}} これがすごく特別な省略圢だず分かるず思いたす。䞀文字の ' が5文字の quote の短瞮圢ず蚀うだけでなく、括匧たでもが省略されおいたす。 Lisp むンタヌプリタを䜿甚しおいるずき、基本的には READ-EVAL-PRINT の無限ルヌプにいるずいうこずに気を぀けなければなりたせん。芁するに、 eval を垞に䜿っおいるずいうこずです。 === list === ここたで3぀のシンボルに代入を行っおきたしたが、もしかしたらこれらの䞭に䜕が代入されたか忘れおしたうおそれがありたす。そこで list の登堎です。 list 関数は list を組み立おたす。䟋えば以䞋のようにです。 (list 1 2 3) {{Code:Green|(1 2 3)}} それでは先ほど䜜った3぀のシンボルの倀の list を䜜成しおみたしょう。 (list my-first-symbol second-symbol third) {{Code:Green|(57 23 (+ 20 3))}} これには2぀の困惑する可胜性がありたす。䞀぀は、どの倀がどのシンボルに察応するものか分かりにくいずいうこずです。もしかしたら quote を䜿甚しお以䞋のように評䟡を䞀旊止める必芁があるかもしれたせん。 (list 'my-first-symbol my-first-symbol 'second-symbol second-symbol 'third third) {{Code:Green|(MY-FIRST-SYMBOL 57 SECOND-SYMBOL 23 THIRD (+ 20 3))}} 二぀目のもっずむずかしい混乱は比范するこずでわかりたす。 (list 1 2 3) {{Code:Green|(1 2 3)}} ず以䞋の list を比べおみお䞋さい。 (list my-first-symbol second-symbol third) {{Code:Green|(57 23 (+ 20 3))}} これはたるで list がどうにかしお[[w:匕数|匕数]]を評䟡するかしないか決めおいるみたいではないですか。最初の䟋では控えめに評䟡を行い、二぀目の䟋では節操もなく行っおいるように芋えたす。 quote ず eval を行うこずでこれを調べるこずが出来たす。 1 を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたしょう。プログラマは 0 から数え始めるように習慣付けたしょう。 '1 {{Code:Green|1}} 1 {{Code:Green|1}} (eval 1) {{Code:Green|1}} (eval (eval 1)) {{Code:Green|1}} 比范のために third を0回、1回、2回、3回ず評䟡しおみたす。 'third {{Code:Green|THIRD}} third {{Code:Green|(+ 20 3)}} (eval third) {{Code:Green|23}} (eval (eval third)) {{Code:Green|23}} 数倀はシンボルではありたせん。二぀の倀を含んでいる箱もありたせん。ただそこにあっお、自分自身を評䟡するだけです。繰り返したすが数倀はシンボルではないので、以䞋の䟋ぱラヌを返したす。 (setf 1 '1) {{Code:Red|error}} ずりあえずは打ち蟌んでみるこずでどういうこずか感じが぀かめるず思いたす。 (setf my-symbol-1 'my-symbol-1) {{Code:Green|MY-SYMBOL-1}} ここでは my-symbol-1 は my-symbol-1 ずしお評䟡されたす。぀たりは数倀のように実行が無芖されるのです。 'my-symbol-1 {{Code:Green|MY-SYMBOL-1}} my-symbol-1 {{Code:Green|MY-SYMBOL-1}} (eval my-symbol-1) {{Code:Green|MY-SYMBOL-1}} (eval (eval my-symbol-1)) {{Code:Green|MY-SYMBOL-1}} この点に぀いお長々ず論じるのは理由がありたす。倉数の比喩ずしお、箱の䞭に䜕かが入っおいるずいうのはうたい比喩です。たいおいの堎合、比喩はうたくいくのですが、䟋えば、あなたはしばらく䜕かを箱の䞭に入れおいるずしたす。それからその箱の䞭身を取り出しお、同じ箱に䜕か他のものを入れたす。ここでこれから説明しようずしおいるこずに察しおはこの比喩は根本的に欠点がありたす。この二぀の箱ず䞭身は実䜓のないものなのです。以䞋の䟋を芋おください。 (setf 4th third) この蚘述は 4th ずいう箱には単玔な蚈算匏が入っおいるずいうものでしょうか。芋おみたしょう。 4th {{Code:Green|(+ 20 3)}} どうやらそのようですね。 これは先ほどの箱の比喩のように third の䞭身を移し倉えたものでしょうか third {{Code:Green|(+ 20 3)}} 違いたすね。 ではこれはコピヌされたものなのでしょうかこれも違いたす。コピヌを行うずきは以䞋のように蚘述したす。 (setf 5th (copy-list 4th)) ここでは 4th の内容が 5th に移動したでしょうかいいえ、箱の䞭身の移動ずいう比喩が意味を成すずいう限りにおいおは、移動させるためには以䞋のようにしなければなりたせん。 (setf 6th 5th 5th nil) (shiftf 6th 5th nil) ずいうコマンドでは 5th の内容を 6th に移動した埌で nil を 5th に曞き蟌みたす。しかしこのコマンドでは 6th の叀い内容が返るので、内容がただない新品の倉数には䜿甚できたせん。 しかし、コピヌされるのでもなく、移動するのでもないのだずしたら䜕が起きおいるずいうのでしょう。たるで私たちが今でも探怜を行っおいない存圚しない䞖界にある、ねじれた箱の䜕か特別なこずのようです。 顕著な䟋を瀺したす。 (setf red 'green) (setf green 'blue) (setf blue 'red) 少々トリッキヌですが以䞋の様になりたす。じっくりず考えながら実行しおみおください。 'red {{Code:Green|RED}} red {{Code:Green|GREEN}} (eval red) {{Code:Green|BLUE}} (eval (eval red)) {{Code:Green|RED}} では理解できおいるかの詊金石ずしお、次の䟋を考えおみたしょう。 (+ 1 (* 2 3)) ず (+ 1 '(* 2 3)) を評䟡するず結果はどうなるでしょうか。 2぀目の䟋は簡単ですね。評䟡を停止するために quote をしたので (* 2 3) は䞉぀の項目を含んだ list ずなりたす。い぀かあずで蚈算が実行される呜什を䞎えるこずになりたす。 '(* 2 3) はこのたたでは蚈算結果を返さないので、これが数倀ではないず゚ラヌ文で譊告されるでしょう。゚ラヌ文は以䞋のようなものでしょう。 (+ 1 '(* 2 3)) {{Code:Red|Argument Y is not a NUMBER: (* 2 3).}} これずは察照的に (+ 1 (* 2 3)) {{Code:Green|7}} 䞊の list は芋た目よりもずっず賢いこずをしおいたす。たるでむンタヌプリタヌがそれぞれの匕数を芋おどれを実行すべきかを決めおいるみたいではないですか。䟋えば以䞋の䟋がもっずわかりやすいです。 (+ 1 (* 2 3) (* 10 10) 30) {{Code:Green|137}} 䞊の list では第1匕数ず、第4匕数をのけものにしお、第2匕数ず第3匕数を最初に評䟡する、ずいうこずをしおいたす。 (* 2 3) {{Code:Green|6}} 実際、䞊の䟋ではあなたが䞀芋しおすぐにわかるような単玔なこずをしおいるように芋えるだけかもしれたせんが、ここで行っおいるこずは、 2 ず 3 を評䟡する際、 2 の評䟡で 2 を、 3 の評䟡で 3 を結果ずしおそれぞれ受け取り、そしお二぀の結果を掛け算しお、 6 ずいう結果を受け取るのです。 むンタヌプリタが (+ 1 (* 2 3)) を評䟡する際も、むンタヌプリタは 1 ず (* 2 3) を評䟡したす。 1 は 1 ずしお評䟡され、 (* 2 3) は 6 ずしお評䟡されたす。それから二぀を足しお結果は 7 ずなるのです。 ここで少し熟考の必芁がありたす。匕き出しからでも、安くお叀い電卓を取り出しお、 1 + 2 x 3 を詊しおみおください。兞型的には、あなたが x を抌したずき、保留の結果を保持する倖郚蚘憶のない電卓は、 1 足す 2 を実行しおしたいたす。最埌には 3 x 3 の蚈算を行い、 9 を埗たす。 7 ではありたせんね。最新の電卓では蚈算の優先順䜍の暙準的な芏則にしたがっおいるはずです。぀たりは掛け算の 2 x 3 のあずたで足し算の実行が保留され、぀いには望むずおりに 7 ずいう答えにたどり着くのです。 コンピュヌタヌ蚀語には足し算ず掛け算のほかにもたくさんの呜什があり、ほずんどの蚀語では、どの呜什を最初に実行するかをコントロヌルする優先順䜍の粟巧なシステムを持っおいたす。しかし Lisp にはそのような繊现さはありたせん。 䟋えば、 (1+2)x3 のような蚈算は (* (+ 1 2) 3) ず曞けたすし、あるいは 1+(2x3) のような蚈算は (+ 1 (* 2 3)) ず曞くこずが出来たす。 Lisp のこの曞き方にはあいたいさを保ったたたでいる方法がないのです。 結局はこのやり方が最も良いものだずいうこずがわかるでしょう。 あいたいなメモ: (+ 1 * 2 3) を詊すこずも可胜です。トップレベルでは * は盎前のコマンドの結果を呌び出すために䜿われるものですが、もしそれが数倀なら間違った答えを返すでしょう。もし数倀ではないならむンタヌプリタぱラヌを返したす。プログラムの䞭で (+ 1 * 2 3) は * は倀を持っおいない、ずいう゚ラヌメッセヌゞを返すでしょう。これに぀いおの詳现は埌述したす。 䞀旊 third に戻りたしょう。 third シンボルには䞉぀の項目が入った list を代入したこずを思い出しおください。 third をタむプすれば list の内容を芋るこずが出来たす。 third {{Code:Green|(+ 20 3)}} Lisp には list から項目を抜き出す関数がありたす。 first 関数は最初の項目を抜き出したす。 (first third) {{Code:Green|+}} second 関数は list の二番目の項目を抜き出したす。 (second third) {{Code:Green|20}} もし掛け算の方が良いのなら list の最初のシンボルを倉曎するこずが出来たす。 (setf (first third) '*) {{Code:Green|*}} third {{Code:Green|(* 20 3)}} (eval third) {{Code:Green|60}} 二番目の項目を倉曎するこずも出来たす。 (setf (second third) 7) {{Code:Green|7}} third {{Code:Green|(* 7 3)}} (eval third) {{Code:Green|21}} そしお、この䟋では䞍可解に芋えたすが、同じこずを䞉番目の項目にも適甚できたす。 (third third) {{Code:Green|3}} (setf (third third) 4) third {{Code:Green|(* 7 4)}} (eval third) {{Code:Green|28}} どのようにしおこれは動いおいるのでしょうか以前に説明したこずを思い出しおください。"シンボルは二぀の倀を持ちたす。普通の目的のための倀ず、特定の状況で代わりに䜿われる関数倀です。" ずいう説明を倉数のずころでしたはずです。 特定の状況、ずは eval が list の最初のシンボルを評䟡するずきのこずです。 list のその他の項目を評䟡する結果のために、 eval が利甚する関数はシンボルの関数倀であっお、シンボルの䞀般的な倀ではありたせん。 === symbol-function, symbol-value === これをはっきりさせるために、 symbol-function ず symbol-value を䜿甚したす。 (symbol-function 'third) {{Code:Green|#<Function THIRD {103C7F19}>}} (symbol-value 'third) {{Code:Green|(* 7 4)}} (symbol-function 'my-first-symbol) {{Code:Red|Error in KERNEL:%COERCE-TO-FUNCTION: the function MY-FIRST-SYMBOL is undefined.}} (symbol-value 'my-first-symbol) {{Code:Green|57}} (symbol-function '+) {{Code:Green|#<Function + {10295819}>}} (symbol-value '+) {{Code:Green|(SYMBOL-FUNCTION '+)}} 盎前の二぀の䟋は非垞に玛らわしいですね。むンタヌプリタはシンボル + の䞀般的な倀ずしお、すぐ前のコマンドが実行されたものを保持したす。そのため (symbol-value '+) はあなたが盎前にしたこず次第になるのです。 (symbol-value '+) の䞭で行われおいるのはおよそ以䞋のようなこずです。 (symbol-value '=) {{Code:Red|<nowiki>Error in KERNEL::UNBOUND-SYMBOL-ERROR-HANDLER: the variable = is unbound.</nowiki>}} 䞊の䟋は䞋の䟋ず内容的にはほが同じこずをしおいたす。 (symbol-value 'my-misspelled-simbol) {{Code:Red|Error in KERNEL::UNBOUND-SYMBOL-ERROR-HANDLER: the variable MY-MISSPELLED-SIMBOL is unbound.}} === boundp === 䞊の䟋のような゚ラヌメッセヌゞには非垞に苛立たせられたす。゚ラヌメッセヌゞを防ぐ方法はないのでしょうかもちろんありたす。 boundp は䞀般的な倀かどうかを、 fboundp は関数倀かどうかをチェックしたす。 (fboundp '+) {{Code:Green|T}} T は true を衚したす。 (fboundp 'my-first-symbol) {{Code:Green|NIL}} NIL は false を衚すのに䜿いたす。 F ではないずころに泚意しおください。 (boundp 'my-first-symbol) {{Code:Green|T}} (boundp 'my-misspelled-simbol) {{Code:Green|NIL}} Lisp の入門線では普通、 symbol-funcion に぀いおは黙っおおくものです。なぜかずいうこずは分かっおいたす。今やこれを蚀うからには、倧混乱ず、あらゆる皮類の面倒ごずを匕き受けるこずに備えおください. たずえば、 (symbol-function '*) {{Code:Green|#<Function * {1005F739}>}} 䞊の䟋ず、䞋の䟋は (symbol-function '+) {{Code:Green|#<Function + {10295819}>}} add 関数ず multiply 関数ぞのアクセスを提䟛しおいたす。 埌々のために保存しおおきたしょう。 (setf mult (symbol-function '*) add (symbol-function '+)) setf 䞀぀で奜きなだけたくさんのシンボルを代入できるこずが分かりたす。 これらの関数をシンボルの䞀般的な倀に入れ蟌んだこずも分かりたす。 (fboundp 'mult) {{Code:Green|NIL}} (boundp 'mult) {{Code:Green|T}} (symbol-value 'mult) {{Code:Green|#<Function * {1005F739}>}} 同様に mult {{Code:Green|#<Function * {1005F739}>}} 䞊の2䟋がうたく行くこずも分かるず思いたす。ここで symbol-value を䜿っおいるのは、 symbol-function ずの類䌌をよりはっきりさせるためです。 䞀般的な倀のシンボルに、関数を栌玍するこずが出来たす。これはたさに、䞀般的な倀のシンボルなのであっお、デヌタ倀を持぀シンボルではないこずに泚意しおください。 (mult 4 5) {{Code:Red|Warning: This function is undefined: MULT Error in KERNEL:%COERCE-TO-FUNCTION: the function MULT is undefined.}} 䞊の䟋ぱラヌメッセヌゞが出おいるこずからも分かるように、うたく動きたせん。 eval がシンボルで始たっおいる list を評䟡しようずするずき、 eval は関数倀のシンボルを探したす。そしお芋぀からなければ゚ラヌで知らせるのです。 (funcall mult 4 5) {{Code:Green|20}} 䞊の䟋はちゃんず動くようですね。同じように䞋の3䟋もちゃんず動きたす。 (apply mult '(4 5)) {{Code:Green|20}} (apply mult (list 4 5)). {{Code:Green|20}} (apply add '(1 2 3 4)) {{Code:Green|10}} apply は funcall を組み蟌んでいるこずは芚えおおく䟡倀がありたす。぀たりは䞋の䟋は党お機胜したす。 (apply add '(1 2 3 4)) (apply add 1 '(2 3 4)) (apply add 1 2 '(3 4)) (apply add 1 2 3 '(4)) (apply add 1 2 3 4 '()) 再び混乱するようなこずですが (setf (symbol-function '+) mult) (setf (symbol-function '*) add) おわかりになったでしょうか。ここでは + ず * を入れ替えおいたす。 (+ 5 7) {{Code:Green|35}} (* 25 75) {{Code:Green|100}} こんな玛らわしいこずは元に戻した方が良いでしょうね。 (setf (symbol-function '+) add (symbol-function '*) mult) (+ 5 7) {{Code:Green|12}} (* 25 75) {{Code:Green|1875}} やはりこの方がしっくりきたすね。 symbol-function は頻繁に䜿甚されたす。そのため、より簡単な曞き方が甚意されおいたす。 (symbol-function (quote +)) の代わりの短瞮圢ずしお (function +) がありたすが、単玔化したものをさらに短瞮しお #'+ ずも曞けたす。すこし筋道から倖れるこずになりたすが、これはたったくもっお正しいずいうわけではありたせん。が、これは今は先の説明にゆずるこずずしたす。 [[Category:Lisp|はしめのい぀ほ/ちゆうずりあるをはしめよう]]
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2020-09-11T15:37:19Z
[ "テンプレヌト:Code:Green", "テンプレヌト:Code:Red" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%AD%A9/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%88%E3%81%86
19,715
土地収甚法第133条
コンメンタヌル土地収甚法 (前)(次) (蚎蚟)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル土地収甚法 (前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(蚎蚟)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌル土地収甚法 前次
[[コンメンタヌル土地収甚法]] [[土地収甚法第132条|前]][[土地収甚法第134条|次]] ==条文== 蚎蚟 ;第133条   #収甚委員䌚の裁決に関する蚎え次項及び第3項に芏定する損倱の補償に関する蚎えを陀く。は、裁決曞の正本の送達を受けた日から䞉月の䞍倉期間内に提起しなければならない。 #収甚委員䌚の裁決のうち損倱の補償に関する蚎えは、裁決曞の正本の送達を受けた日から六月以内に提起しなければならない。 #前項の芏定による蚎えは、これを提起した者が起業者であるずきは土地所有者又は関係人を、土地所有者又は関係人であるずきは起業者を、それぞれ被告ずしなければならない。 ==解説== ==参照条文== ==刀䟋== *[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52521&hanreiKbn=02 収甚補償金増額]最高裁刀䟋 平成9幎01月28日[[土地収甚法第48条]]1項[[土地収甚法第71条]][[土地収甚法第88条]][[民法第404条]][[民法第419条]] {{stub}} [[category:土地収甚法|133]]
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2015-01-24T04:00:30Z
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19,716
技術士法第3条
コンメンタヌル技術士法 (前)(次) (欠栌条項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル技術士法 (前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(欠栌条項)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌル技術士法 前次
[[コンメンタヌル技術士法]] [[技術士法第2条|前]][[技術士法第4条|次]] ==条文== 欠栌条項 ;第3条   :次のいずれかに該圓する者は、技術士又は技術士補ずなるこずができない。 :侀  成幎被埌芋人又は被保䜐人 :二  犁錮以䞊の刑に凊せられ、その執行を終わり、又は執行を受けるこずがなくな぀た日から起算しお二幎を経過しない者 :侉  公務員で、懲戒免職の凊分を受け、その凊分を受けた日から起算しお二幎を経過しない者 :四  [[技術士法第57条|第57条]]第1項又は第2項の芏定に違反しお、眰金の刑に凊せられ、その執行を終わり、又は執行を受けるこずがなくな぀た日から起算しお二幎を経過しない者 :五  [[技術士法第36条|第36条]]第1項第二号又は第2項の芏定により登録を取り消され、その取消しの日から起算しお二幎を経過しない者 :六  [[匁理士法第32条|匁理士法平成十二幎法埋第四十九号第32条]]第䞉号の芏定により業務の犁止の凊分を受けた者、[[枬量法第52条|枬量法昭和二十四幎法埋第癟八十八号第52条]]第二号 の芏定により登録を消陀された者、[[建築士法第10条|建築士法昭和二十五幎法埋第二癟二号第10条]]第1項の芏定により免蚱を取り消された者又は[[土地家屋調査士法第42条|土地家屋調査士法昭和二十五幎法埋第二癟二十八号第42条]]第䞉号の芏定により業務の犁止の凊分を受けた者で、これらの凊分を受けた日から起算しお二幎を経過しないもの == 解説 == *第57条名称の䜿甚の制限 *第36条登録の取消し等 *匁理士法平成十二幎法埋第四十九号第32条懲戒の皮類 *建築士法昭和二十五幎法埋第二癟二号第10条懲戒 *枬量法昭和二十四幎法埋第癟八十八号第52条登録の消陀 *土地家屋調査士法昭和二十五幎法埋第二癟二十八号第42条調査士に察する懲戒 == 参照条文 == == 刀䟋 == {{stub}} [[category:技術士法|03]]
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2015-02-26T02:04:54Z
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19,717
劎働安党衛生法第60条
劎働安党衛生法 (前)(次) (職長等の安党衛生教育)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "劎働安党衛生法 (前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(職長等の安党衛生教育)", "title": "条文" } ]
劎働安党衛生法 前次
[[劎働安党衛生法]] [[劎働安党衛生法第59条|前]][[劎働安党衛生法第60条の2|次]] ==条文== (職長等の安党衛生教育) ;第60条   :事業者は、その事業堎の業皮が政什で定めるものに該圓するずきは、新たに職務に぀くこずずな぀た職長その他の䜜業䞭の劎働者を盎接指導又は監督する者䜜業䞻任者を陀く。に察し、次の事項に぀いお、厚生劎働省什で定めるずころにより、安党又は衛生のための教育を行なわなければならない。 :侀  䜜業方法の決定及び劎働者の配眮に関するこず。 :二  劎働者に察する指導又は監督の方法に関するこず。 :侉  前二号に掲げるもののほか、劎働灜害を防止するため必芁な事項で、厚生劎働省什で定めるもの ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:劎働安党衛生法|60]]
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2021-08-25T15:14:43Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%AE%89%E5%85%A8%E8%A1%9B%E7%94%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC60%E6%9D%A1
19,725
Lisp/始めの䞀歩/経隓者甚チュヌトリアル
この章では Lisp プログラムの構文に぀いお、いく぀か理論的な基瀎を教えおいたす。 Lisp の操䜜は匏に察しお行われたす。それぞれ Lisp の匏はアトム( atom )か list の匏かのどちらかです。アトムは、数倀、文字列、シンボル、その他の構文です。 Lisp のシンボルは実に興味深いものです。 - シンボルに぀いおはあずでたた別の項目で説明したいず思いたす。 Lisp がアトムか list かに芋える匏を評䟡しなければならなくなったずき、もしそれがアトムならその倀が返されたす。(数倀、文字列、そしおその他のデヌタはそれ自身の倀を返したす。シンボルならばシンボルの倀を返したす。)もし、匏が list ならば、 Lisp は list の最初の芁玠を探したす。 list の最初の芁玠は car ず呌ばれたす。(叀い甚語の蚀い方で Contents of the Address part of Register を衚したす。)この list の car はシンボルか lambda 匏でなければなりたせん。( lambda 匏に぀いおは埌で論じたす。)もし car がシンボルなら Lisp はその関数を抜き出したす。(そのシンボルに関連付けられおいる関数であっお、そのシンボルの倀ではないこずに泚意です。)そしお、 list の残りを抜き出したものを匕数ずしお関数を実行したす。(もし list の残りの芁玠にさらに匏が含たれるのならその匏の内容も、これたでのプロセスず同じように評䟡されたす。) Example: (+ 1 2 3) は 6 を返したす。シンボル "+" は関数 + ず関連付けられおおり、匕数の足し算を行いたす。 (+ 1 (+ 2 3) 4) は 10 を返したす。第二匕数に匏が含たれおいるので、第二匕数の匏は倖偎の + に枡される前に評䟡されたす。 +, -, *, / は数倀に察する基本的な呜什です。この関数ではいく぀でも匕数を匕き受けるこずが出来たす。 (/ 1 2) は 0.5 ではなくお 1/2 ずなるこずを憶えおおきたしょう。 Lisp は分数が分かるのです。(耇雑なものも同様にわかりたすが) <, <=, = などの等号、䞍等号は数倀の比范で䜿甚されたす。<, <=, = などの等号、䞍等号では耇数の項目を匕数に取れるこずを憶えおおきたしょう。 list は名前が瀺すように list を䜜成したす。 cons はペアを䜜成したす。 (ペアは二぀の芁玠を持っおいたす。 list では ない ずいうこずに気を぀けおください。). car あるいは first はその cons (ペア)の最初の芁玠を返したす。 cdr あるいは rest はその cons の二番目の芁玠を返したす。 䞊の䟋は䞋の䟋ず同じ意味です。 list は Lisp においおは非垞に目立぀ので、 list が実際に䜕であるかは知っおおいた方がよいでしょう。実は list は䞀぀の䟋倖を陀いおいく぀もの cons から成り立っおいたす。䟋倖ずは特別な list で nil ず呌ばれるものです。 - nil は () ずしおも知られおいたす。 nil は 自己評䟡( self-evaluating ) のシンボルで、真停倀の停の倀を持぀定数ずしお、そしお空の list ずしお利甚されたす。 nil は Lisp においおの唯䞀の停の倀を持぀ものです。その他のものは if文 や同じような構文の甚途ずしおは真の倀をも぀こずになりたす。 nil の反察の倀は t です。これも自己評䟡するもので、真停倀の真の倀を衚したす。しかし t は list ではありたせん。では list に戻りたしょう。いわゆる 正しい list(正しくない list はここでは説明したせん。)は nil かあるいは、 cdr が正しい list ずなる cons のどちらかだず定矩されたす。(ずいうこずは正しい list は䞀぀の芁玠から始たる、ずいうこずを憶えおおきたしょう。 (cdr (cdr (cdr... (cdr x)))...) は有限個の list の cdr ずしお nil ずなりたす。) 基本的に正しい list は盎前の cons の cdr が次の cons ずなるような cons の連なりずなりたす。この説明ではわかりにくいでしょうから、 list がどのような構成になっおいるのか図で衚瀺されたものを考えおみるず理解しやすいでしょう。䞀぀の cons は二぀の正方圢で仕切られた長方圢で衚すこずが出来たす。それぞれの正方圢は倀を保持するこずが出来たす。正しい list では巊の正方圢はその list の芁玠を持ち、右の正方圢は次の cons を保持したす。(あるいは list の終わりを衚すために、次の cons の代わりに nil を眮きたす。)それぞれの cons はちょうど list の䞀぀の芁玠を持぀こずを憶えおおきたしょう。 (1 2 3) を図で衚すず以䞋のようになりたす。 (1 2 3) は実は (1 . (2 . (3 . nil))) ずなりたす。以䞊の䟋に埓えば、 (car (list 1 2 3)) は 1 ずなり、 (cdr (list 1 2 3)) は (2 3) ずなりたす。ただし (car nil) や (cdr nil) は nil ずなり以䞊の䟋が党く適甚されたせん。これは党く銖尟䞀貫したこずではありたせん。なぜなら (cons nil nil) は nil ず同じこずではないからです。しかしこうするこずによっお䟿利になるこずが埌々出おきたす。 シンボルは、他のプログラミング蚀語での倉数名ず同じ圹割を果たしおいたす。基本的に、シンボルはいく぀かの倀ず関連付けられた文字列です。普通の文字列は空癜文字や、制埡文字を含んだ、どんな文字からも構成するこずができたす。しかし、ほずんどのシンボルではアルファベット文字、数字、そしおハむフン以倖の文字は䜿いたせん。なぜなら他の文字は打ち蟌むには䞍䟿だからです。文字の "(", ")", "#", "\", ".", "|", ";" そしお空癜文字、ダブルクオヌテヌション、シングルクオヌテヌションマヌクを䜿甚するず lisp のコヌドを読む人には読み間違えが起こりやすいのです。たた、 "*" のようなほかの文字も慣習的に特定のプロセスにしか䜿われたせん。デフォルトでは Lisp は打ち蟌たれたアルファベット文字は倧文字に倉換したす。 シンボルは䜿圹されるものずしお䜜られたした。䟋えば、あなたが (setf x 1) ず打ち蟌むず、シンボル "X" が䜜成されたす。( Lisp はあなたが打ち蟌んだものを倧文字に倉換するずいうこずを芚えおおいおください。)そしおこのシンボルには 1 ずいう倀が代入されたす。シンボルをプログラムの䞭で䜿甚する前にあらかじめ定矩しおおくこずはいい習慣です。defvar や defparameter はこのような目的のために䜿甚されたす。 シンボルは名前ず倀の他に、関連付けられた蚭定倀ずしお、関数やクラスなどをずるこずができたす。シンボルに関連付けられた関数を取埗するにはスペシャルフォヌム(スペシャルフォヌムに぀いおは次の章で論じたす。)の function が䜿甚されたす。 Lisp には関数のような呜什で、しかし少し違う振る舞いをするものがありたす。それはマクロずスペシャルフォヌムずいいたす。関数は垞に匕数を評䟡したすが、しかし、たたにそれをやりたくない堎合もありたす。それでこの二぀のフォヌムを実行する必芁があるのです。 たずえば、あらゆるずころで目にする if 構文に぀いお考えおみたしょう。 if 構文は ( if condition then else )ずいう圢匏を持ちたす。condition(条件)が最初に評䟡され、もし condition(条件) が nil でないなら、 then(それなら) の郚分が実行され、あるいは条件郚分が nil なら else(さもなければ) を実行ずいう颚に条件の䞭身によっお分岐したす。したがっお、 (if t 1 2) は 1 を返したすし、 (if nil 1 2) は 2 を返すこずになりたす。明らかに、 if 構文は関数ずしお䜿甚されおいたせん。なぜなら、最埌の二぀の匕数の内の䞀぀しか評䟡されないからです。そのため、この構文が 25 あるスペシャルフォヌムのうちの䞀぀ずしお䜜られ、 Lisp の実装に組み蟌たれたのです。 他のスペシャルフォヌムに quote がありたす。 quote は唯䞀の匕数を返し、評䟡されないものにしたす。重ねお蚀いたすが、関数はい぀も匕数を評䟡しおしたうので、こういうこずは関数には䞍可胜です。 Quote は非垞に頻繁に䜿甚されたす。そのため蚘述を短瞮するために䞀文字の ' で衚すこずが出来たす。ですから (quote x) は 'x ず同様の意味を持ちたす。 quote は簡䟿に list を䜜成するために䜿甚されたす。たずえば、 '(1 2 3) は (1 2 3) を返したすし、 '(x y z) は (x y z) を返したす。これを (list x y z) ず比べおみるず、 (list x y z) の堎合は x, y, z の倀の list を䜜成し、もし倀が代入されおいなければ゚ラヌを返すのに察しお、実際には '(x y z) は (list 'x 'y 'z) の倀ず同じ意味になりたす。 マクロはスペシャルフォヌムのようではあるのですが、 Lisp の実装においおは倉曎䞍胜なように蚘述されおいたせん。その代わりに、マクロを Lisp のコヌドで定矩するこずが可胜になっおいたす。あなたが䜿うこずになる倚くの Lisp の構文は実際にはマクロなのです。非垞に本質的な構文だけが倉曎䞍胜なように実装されおいたす。もちろんナヌザヌにずっおはそこには䜕の違いもないのですが。 この章では単玔な課題を Lisp でどのように扱うか説明したす。たくさんの圹に立぀構文を玹介するので、この章を読んだ埌には、簡単なプログラムを曞けるようになっおいるはずです。 倉数に倀を代入するこずは倚くのプログラミング蚀語においお重芁なプロセスですが、 Lisp においおは非垞にたれです。 Lisp はマルチパラダむム蚀語なので、しばしば関数型蚀語に蚀及したすし、関数型蚀語ずしおもプログラムされおいたす。関数型蚀語で蚱されおいない(あるいは少なくずも掚奚されおはいない)のが、「状態」の䜿甚ず、蚘憶された情報を明瀺的に倉曎する関数の挙動です。理論的には玔粋関数型蚀語では代入は決しお必芁ありたせん。気付かれたかもしれたせんが、ここたでの章で "シンボル" を説明しおいる章を陀いおはどんな倀も代入しおいたせん。蚘憶されたグロヌバルな倀はほずんど必芁ないこずがわかりたす。 しかし、蚀及したように、それでも倀の代入は䟿利です。そのため Lisp では倀の代入機胜も提䟛しおくれおいたす。 setf ず setq マクロはシンボルに倀を代入したす。 Setf は setq よりも匷力です。 setf ではプログラマが倉数の䞀郚を倉曎するこずが可胜なのです。 このため、 setf は setq よりも頻繁に利甚されたす。 他の蚀語では、代入は x=1 のように蚘述されたす。ここでの = は数孊における = 蚘号ずは意味が違いたす。しかし Lisp では = 蚘号は、たずえば、数倀の比范を詊すずきのような数孊的な定矩のために甚意されおいたす。 Lisp の代入における (setf place value) ずいう蚘述は期埅しおいたものよりも耇雑に芋えるかもしれたせんが、この機胜は拡匵可胜で、代入された内郚衚珟の削陀がナヌザヌに蚱されおいる、ずいうこずを憶えおおけば圹に立぀でしょう。これは他の蚀語においおは = 挔算子に再割り圓おを行うのに䌌おいたす。(重芁なもの再割り圓おするこずはは C蚀語 や他のプログラミング蚀語では可胜ではありたせんが) Setf は䜙蚈なキヌストロヌクが必芁になりたすが、甚途は圹に立ちたす。しかし、実際には他の蚀語に比べお代入を䜿うこずはあたりないでしょう。ずいうのは Lisp においおは倀を蚘憶するほかの方法があるからです。それが bind です。次の章で説明したす。 メモ: setq は set quote を衚したものです。もずもず、 set 関数はその最初の匕数を評䟡するものですが、プログラマはいちいち匕数を quote しおいるずうんざりしおくるので、 setq を set quote の特別な呜什ずしたのです。 Set は今は非掚奚ずなっおいたす。 倀がシンボルに bind(束瞛) されたずき、倀は䞀時的に保持されるだけで、その埌解攟され、 bind された倀は忘れられおしたいたす。 let か let* を䜿甚すれば、プログラムの䞀郚分で耇数の倀を耇数の倉数に bind するこずが出来たす。 let ず let* の違いは、 let は同時に倉数を初期化するのに察しお、 let* は初期化を連続しお行うずいうこずです。䞋の䟋が䞀芋しおわかりやすいでしょう。 let の定矩郚分では倉数を実際のシンボルのように定矩しお䜿甚するこずができたす。 - let の倖偎では内偎で定矩されたシンボルは解攟されたすし、たたあるいは、倖偎で定矩された党く別の倀を持぀シンボルかもしれたせん。もし let の定矩郚分で関数を呌び出すか、あるいは関数を定矩するかをするず、その let 内の bind はいく぀か興味深い盞互䜜甚をもたらしたす。(この䜜甚に぀いおはこのマニュアルの範囲を超えるので説明はしたせん。)これらの倉数を setf で䜿甚しおも、 let 内で栌玍される新しい倀は䞀時的なものです。 let の定矩郚分の最埌の郚分が実行されるずすぐに結果が返り、倉数は元々の倀に埩垰したす。以䞋の䟋で瀺しおみたしょう。 良いプログラミングの習慣ずしお、䞀般的には可胜ならばロヌカル倉数を利甚するのが良いずされたす。そしお限定的なグロヌバル倉数は、どうしおも必芁な堎合に限った方がよいずされたす。ですから、可胜な堎合は let を䜿甚し、 setf を扱うずきは䜿甚するたびに重い負担がかかるぐらいの認識をすべきです。 if 呜什文は既に以前に説明したしたが、制埡構造ずいう点では難しいように思えるかもしれたせん。なぜなら if 文は真停のそれぞれの分岐を䞀぀ず぀しか甚意しおいないからです。これでは倚くの状況で䞍䟿が生じたす。しかし喜ばしいこずに Lisp の文法では C蚀語 の波括匧や、 Pascal の begin/end よりも自由にプログラムのブロックを定矩できたす。 progn では非垞に単玔なコヌドのブロックを䜜成できたす。匕数を䞀぀䞀぀実行し、最埌の䞀぀を結果ずしお返したす。 let ず let* もこの目的のために䜿甚されたす。特に、分岐の䞭で䞀時的な倀が必芁な堎合などです。 block は呜名されたコヌドのブロックを䜜成したす。 block では return-from で倀を返すこずが出来たす。 他にも the, locally, prog1, tagbody など様々なフォヌムが存圚したす。幞いなこずに、もしあなたが Lisp のマクロを曞くのでない限り、 if が block を䜿わなければならないような箇所での唯䞀の構文になるでしょう。 if は䜕床も繰り返し䜿うず非垞に汚く芋えるコヌドになるので、ifに代わった䟿利で適切なマクロがいく぀もありたす。そのため、 if を垞態的に䜕床も䜿うこずのないようにしたしょう。when は最初の匕数を評䟡し、もしそれが nil でないなら、残りの匕数を評䟡し、最埌の評䟡を返したす。unless はもし最初の匕数が nil なら残りの匕数を評䟡したす。 when も unless も最初の匕数の条件がそれぞれ満たされないなら nil を返したす。 cond はもう少し耇雑ですが、より䟿利です。 cond では耇数の条件を蚭定するこずができ、条件が nil ではないものに出䌚うたで条件をテストしたす。そしお、条件節ず関連したコヌドが評䟡されたす。この方が、いく぀も入れ子状になった if 文よりも構文解析が簡単で、芋た目がきれいです。cond の文法は以䞋のようになりたす。 case は cond ず䌌おいたすが、匕数の倀が確かめられおから分岐が実行されるずころが違いたす。 or では匕数の䞀぀が nil でないものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。nil でない堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。 and では匕数のひず぀が nil のものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。 nil だった堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。 もしかしたらここたで or ず and が論理挔算子ずしお同様に䜿うこずもできるこずに気づかなかったかもしれたせん。ずもかくも、 nil でないものは党お true なのだ、ずいうこずを憶えおおきたしょう。 繰り返し( Loops )、あるいは匏を䜕床も評䟡するこずは、繰り返しを評䟡するための様々な手段で扱われおいたす。最も䟿利な方法は loop です。 loop の単玔な構文では、実行郚分は return 呜什が呌び出されるたでシンプルな実行が繰り返されたす。return が呌び出されるず特定の倀が返りたす。 より耇雑な圢の loop の構文は実䟋を参考にしながら孊んだほうが良いでしょう。行いたい繰り返しの皮類によっおは、 for や until などの呜什が䜿甚されたす。 loop はあらゆる皮類の繰り返しずしお十分には違いありたせんが、 loop の文法を完党に身に付けたくない人のために、たた他の構文が存圚したす。 dotimes はコヌドの繰り返しを特定の回数行いたす。 dotimes の文法は以䞋のようになりたす。 dotimes は var での倀を、 0 から number たで䞀぀ず぀繰り返しの毎に増加させたす。そしお、繰り返し毎に倉化する var ずずもに form の内容を実行し、最埌には result の内容を返したす。 dolist は list を通しお繰り返しを行いたす。 dolist の文法は dotimes の number が list に入れ替わっおいるのを陀きほが同じです。 dotimes における var は dolist では list の car で始たり、 list の最埌の芁玠になるたで繰り返しが行われたす。 mapcar では匕数の異なる組み合わせに、それぞれ関数を䜿甚し、結果を list にたずめお返したす。䟋えば、以䞋のようにです。 䞊の#'+ は、 (function +) の短瞮圢です。関数 + はたず匕数を list にした (1 2 3) に適甚され、それから (3 4 5) そしお (6 7 8) に適甚され終了したす。 関数は defun マクロを䜿甚しお定矩したす。 䜜成された関数は function-name のシンボルず関連付けられたす。そしお他のどんな関数からでも呌び出すこずが出来るようになりたす。この方法で定矩される関数は再垰になるこずも、お互いに呌び出すこずも可胜だずいうこずには蚀及しおおかなくおはなりたせん。これはほずんどの Lisp プログラミングの本質的な郚分だからです。再垰関数の䟋を以䞋に瀺したす。 䞀芋したように、この関数では、別のやり方では耇雑な操䜜を、自分自身を繰り返し呌び出すこずでシンプルに蚘述しおいたす。このプロセスは x が 0 になったずきに止たりたす。 x は呌び出されるごずに枛少しおいきたす。これは x が正の敎数のたたで、無限ルヌプになる可胜性を陀去するためです。匕数ずなっおいる x は関数で呌び出されるごずに倀が違うこずに泚意をしたしょう。䞊の "Bind" の項目で芋たように、これらの倀は以前の物に䞊曞きされるわけではありたせん。 特殊な呜什 lambda は䞀回限りの䜿甚に䜿うような無名関数を䜜成したす。 lambda の曞き方は defun で "defun function-name" ずされおいる郚分を、 "lambda" ずする以倖は defun ず同じです。この関数は再垰を行うこずが出来たせん。ほずんどの堎合、 lambda 関数は mapcar や funcall, apply などの関数フォヌムの䞀郚ずしお䜿甚されたす。 lambda を利甚するこずで過床の繰り返しや、過床のメモリ消費を排陀するためです。 flet や labels を䜿甚するこずで関数を䞀時的に bind するこずができたす。flet や labels は let や let* ず非垞によく䌌おいたす。これらの違いは labels は自身の関数を参照できるのに察しお、䞀方で flet は以前に定矩した関数を参照できるに過ぎたせん。 匕数 a1, a2, a3 を持぀関数 f を呌び出すには以䞋のようにしたす。 しばしば、倉数に入った事前に名前のわからない関数を呌び出さなければならない時がありたす。あるいは、もしかしたら、いく぀の匕数を枡せばいいのか、わからないこずもあるかもしれたせん。そのような堎合でも funcall や apply が圹に立ちたす。他の党おの関数ず同じように funcall も apply も自身に枡された匕数を評䟡したす。最初の匕数は呌び出される関数を䜜り出すもので、残りの匕数は最初の匕数で䜜成された関数に枡される匕数になりたす。funcall はどんな匕数が枡されおも指定した関数をただ呌び出すだけです。 Apply では最埌の匕数が list かどうかチェックを行い、もし list ならば、匕数党䜓が䞀぀の list であるように扱いたす。以䞋の䟋でそれぞれ比べおみたしょう。 このチュヌトリアルでは単玔な課題の入力ず出力した扱っおきたせんでしたが、ナヌザヌからの入力を読み取るには read を䜿甚したす。 read では入力された任意の Lisp 匏を読み取ろうず詊み、その匏を読み蟌んだ結果の倀を返したす。 䞊の䟋では、返された倀は䞉぀の芁玠を持った list です。シンボル + 、数倀 1 、そしおシンボル X です。(倧文字に倉換されおいるこずに泚意です。) read は read-eval-print loop で構成される䞉぀の関数のうちの䞀぀で、 Lisp の䞭心ずなる芁玠の䞀぀です。これはあなたが Lisp のプロンプトに打ち蟌んだ匏を読み蟌むのに䜿われおいる関数ず同じものです。 read が数倀や list をナヌザヌから受け取るのに䟿利な䞀方で、倧抵のナヌザヌはコンピュヌタヌに別の方法で送り蟌む たた別のデヌタの型を求めるでしょう。文字列を䟋にずっおみたしょう。 read に文字列を認識させるにはダブルクオヌテヌションで "このように" 文字列を囲わなければなりたせん。しかし、䞀般のナヌザヌは このように クオヌトで囲わずにただ打ち蟌んで Enter を抌したいはずです。そこで䞀般的な目的のための関数が入力のために䜿われたす。 read-line です。 read-line はナヌザヌが Enter を抌す前に打ち蟌んだものをなんでも文字列ずしお返したす。これであなたはあなたの望む情報を抜き出すための文字列を凊理できるのです。 デヌタ出力のためには本圓にたくさんの関数が利甚可胜です。その䞭でも特に興味深いのが princ です。この関数はシンプルに䞎えられた倀を打ち出し、そしおその倀を返したす。おそらく Lisp コン゜ヌルで初めおこれを䜿甚したら困惑するのではないでしょうか。 最初のクオヌトされおいない aaa は打ち出されたものです。䞀方で次の "aaa" は princ によっお返された倀です。(print 関数ではこれが打ち出される圢匏です。あたり芋栄えがいいものではありたせん。)他に圹に立ちそうな関数は terpri です。この関数は暙準出力に改行を出力したす。(名前の "terpri" は歎史的な経緯によるもので、 "TERminate PRInt line" を意味したす。) 詳现はリファレンスに䟝っおください。
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(cdr x)))...) は有限個の list の cdr ずしお nil ずなりたす。)", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "基本的に正しい list は盎前の cons の cdr が次の cons ずなるような cons の連なりずなりたす。この説明ではわかりにくいでしょうから、 list がどのような構成になっおいるのか図で衚瀺されたものを考えおみるず理解しやすいでしょう。䞀぀の cons は二぀の正方圢で仕切られた長方圢で衚すこずが出来たす。それぞれの正方圢は倀を保持するこずが出来たす。正しい list では巊の正方圢はその list の芁玠を持ち、右の正方圢は次の cons を保持したす。(あるいは list の終わりを衚すために、次の cons の代わりに nil を眮きたす。)それぞれの cons はちょうど list の䞀぀の芁玠を持぀こずを憶えおおきたしょう。 (1 2 3) を図で衚すず以䞋のようになりたす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "(1 2 3) は実は (1 . (2 . (3 . nil))) ずなりたす。以䞊の䟋に埓えば、 (car (list 1 2 3)) は 1 ずなり、 (cdr (list 1 2 3)) は (2 3) ずなりたす。ただし (car nil) や (cdr nil) は nil ずなり以䞊の䟋が党く適甚されたせん。これは党く銖尟䞀貫したこずではありたせん。なぜなら (cons nil nil) は nil ず同じこずではないからです。しかしこうするこずによっお䟿利になるこずが埌々出おきたす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "シンボルは、他のプログラミング蚀語での倉数名ず同じ圹割を果たしおいたす。基本的に、シンボルはいく぀かの倀ず関連付けられた文字列です。普通の文字列は空癜文字や、制埡文字を含んだ、どんな文字からも構成するこずができたす。しかし、ほずんどのシンボルではアルファベット文字、数字、そしおハむフン以倖の文字は䜿いたせん。なぜなら他の文字は打ち蟌むには䞍䟿だからです。文字の \"(\", \")\", \"#\", \"\\\", \".\", \"|\", \";\" そしお空癜文字、ダブルクオヌテヌション、シングルクオヌテヌションマヌクを䜿甚するず lisp のコヌドを読む人には読み間違えが起こりやすいのです。たた、 \"*\" のようなほかの文字も慣習的に特定のプロセスにしか䜿われたせん。デフォルトでは Lisp は打ち蟌たれたアルファベット文字は倧文字に倉換したす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "シンボルは䜿圹されるものずしお䜜られたした。䟋えば、あなたが (setf x 1) ず打ち蟌むず、シンボル \"X\" が䜜成されたす。( Lisp はあなたが打ち蟌んだものを倧文字に倉換するずいうこずを芚えおおいおください。)そしおこのシンボルには 1 ずいう倀が代入されたす。シンボルをプログラムの䞭で䜿甚する前にあらかじめ定矩しおおくこずはいい習慣です。defvar や defparameter はこのような目的のために䜿甚されたす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "シンボルは名前ず倀の他に、関連付けられた蚭定倀ずしお、関数やクラスなどをずるこずができたす。シンボルに関連付けられた関数を取埗するにはスペシャルフォヌム(スペシャルフォヌムに぀いおは次の章で論じたす。)の function が䜿甚されたす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "Lisp には関数のような呜什で、しかし少し違う振る舞いをするものがありたす。それはマクロずスペシャルフォヌムずいいたす。関数は垞に匕数を評䟡したすが、しかし、たたにそれをやりたくない堎合もありたす。それでこの二぀のフォヌムを実行する必芁があるのです。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "たずえば、あらゆるずころで目にする if 構文に぀いお考えおみたしょう。 if 構文は ( if condition then else )ずいう圢匏を持ちたす。condition(条件)が最初に評䟡され、もし condition(条件) が nil でないなら、 then(それなら) の郚分が実行され、あるいは条件郚分が nil なら else(さもなければ) を実行ずいう颚に条件の䞭身によっお分岐したす。したがっお、 (if t 1 2) は 1 を返したすし、 (if nil 1 2) は 2 を返すこずになりたす。明らかに、 if 構文は関数ずしお䜿甚されおいたせん。なぜなら、最埌の二぀の匕数の内の䞀぀しか評䟡されないからです。そのため、この構文が 25 あるスペシャルフォヌムのうちの䞀぀ずしお䜜られ、 Lisp の実装に組み蟌たれたのです。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "他のスペシャルフォヌムに quote がありたす。 quote は唯䞀の匕数を返し、評䟡されないものにしたす。重ねお蚀いたすが、関数はい぀も匕数を評䟡しおしたうので、こういうこずは関数には䞍可胜です。 Quote は非垞に頻繁に䜿甚されたす。そのため蚘述を短瞮するために䞀文字の ' で衚すこずが出来たす。ですから (quote x) は 'x ず同様の意味を持ちたす。 quote は簡䟿に list を䜜成するために䜿甚されたす。たずえば、 '(1 2 3) は (1 2 3) を返したすし、 '(x y z) は (x y z) を返したす。これを (list x y z) ず比べおみるず、 (list x y z) の堎合は x, y, z の倀の list を䜜成し、もし倀が代入されおいなければ゚ラヌを返すのに察しお、実際には '(x y z) は (list 'x 'y 'z) の倀ず同じ意味になりたす。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "マクロはスペシャルフォヌムのようではあるのですが、 Lisp の実装においおは倉曎䞍胜なように蚘述されおいたせん。その代わりに、マクロを Lisp のコヌドで定矩するこずが可胜になっおいたす。あなたが䜿うこずになる倚くの Lisp の構文は実際にはマクロなのです。非垞に本質的な構文だけが倉曎䞍胜なように実装されおいたす。もちろんナヌザヌにずっおはそこには䜕の違いもないのですが。", "title": "List ず Cons" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "この章では単玔な課題を Lisp でどのように扱うか説明したす。たくさんの圹に立぀構文を玹介するので、この章を読んだ埌には、簡単なプログラムを曞けるようになっおいるはずです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "倉数に倀を代入するこずは倚くのプログラミング蚀語においお重芁なプロセスですが、 Lisp においおは非垞にたれです。 Lisp はマルチパラダむム蚀語なので、しばしば関数型蚀語に蚀及したすし、関数型蚀語ずしおもプログラムされおいたす。関数型蚀語で蚱されおいない(あるいは少なくずも掚奚されおはいない)のが、「状態」の䜿甚ず、蚘憶された情報を明瀺的に倉曎する関数の挙動です。理論的には玔粋関数型蚀語では代入は決しお必芁ありたせん。気付かれたかもしれたせんが、ここたでの章で \"シンボル\" を説明しおいる章を陀いおはどんな倀も代入しおいたせん。蚘憶されたグロヌバルな倀はほずんど必芁ないこずがわかりたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "しかし、蚀及したように、それでも倀の代入は䟿利です。そのため Lisp では倀の代入機胜も提䟛しおくれおいたす。 setf ず setq マクロはシンボルに倀を代入したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "Setf は setq よりも匷力です。 setf ではプログラマが倉数の䞀郚を倉曎するこずが可胜なのです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "このため、 setf は setq よりも頻繁に利甚されたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "他の蚀語では、代入は x=1 のように蚘述されたす。ここでの = は数孊における = 蚘号ずは意味が違いたす。しかし Lisp では = 蚘号は、たずえば、数倀の比范を詊すずきのような数孊的な定矩のために甚意されおいたす。 Lisp の代入における (setf place value) ずいう蚘述は期埅しおいたものよりも耇雑に芋えるかもしれたせんが、この機胜は拡匵可胜で、代入された内郚衚珟の削陀がナヌザヌに蚱されおいる、ずいうこずを憶えおおけば圹に立぀でしょう。これは他の蚀語においおは = 挔算子に再割り圓おを行うのに䌌おいたす。(重芁なもの再割り圓おするこずはは C蚀語 や他のプログラミング蚀語では可胜ではありたせんが)", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "Setf は䜙蚈なキヌストロヌクが必芁になりたすが、甚途は圹に立ちたす。しかし、実際には他の蚀語に比べお代入を䜿うこずはあたりないでしょう。ずいうのは Lisp においおは倀を蚘憶するほかの方法があるからです。それが bind です。次の章で説明したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "メモ: setq は set quote を衚したものです。もずもず、 set 関数はその最初の匕数を評䟡するものですが、プログラマはいちいち匕数を quote しおいるずうんざりしおくるので、 setq を set quote の特別な呜什ずしたのです。 Set は今は非掚奚ずなっおいたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "倀がシンボルに bind(束瞛) されたずき、倀は䞀時的に保持されるだけで、その埌解攟され、 bind された倀は忘れられおしたいたす。 let か let* を䜿甚すれば、プログラムの䞀郚分で耇数の倀を耇数の倉数に bind するこずが出来たす。 let ず let* の違いは、 let は同時に倉数を初期化するのに察しお、 let* は初期化を連続しお行うずいうこずです。䞋の䟋が䞀芋しおわかりやすいでしょう。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "let の定矩郚分では倉数を実際のシンボルのように定矩しお䜿甚するこずができたす。 - let の倖偎では内偎で定矩されたシンボルは解攟されたすし、たたあるいは、倖偎で定矩された党く別の倀を持぀シンボルかもしれたせん。もし let の定矩郚分で関数を呌び出すか、あるいは関数を定矩するかをするず、その let 内の bind はいく぀か興味深い盞互䜜甚をもたらしたす。(この䜜甚に぀いおはこのマニュアルの範囲を超えるので説明はしたせん。)これらの倉数を setf で䜿甚しおも、 let 内で栌玍される新しい倀は䞀時的なものです。 let の定矩郚分の最埌の郚分が実行されるずすぐに結果が返り、倉数は元々の倀に埩垰したす。以䞋の䟋で瀺しおみたしょう。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "良いプログラミングの習慣ずしお、䞀般的には可胜ならばロヌカル倉数を利甚するのが良いずされたす。そしお限定的なグロヌバル倉数は、どうしおも必芁な堎合に限った方がよいずされたす。ですから、可胜な堎合は let を䜿甚し、 setf を扱うずきは䜿甚するたびに重い負担がかかるぐらいの認識をすべきです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "if 呜什文は既に以前に説明したしたが、制埡構造ずいう点では難しいように思えるかもしれたせん。なぜなら if 文は真停のそれぞれの分岐を䞀぀ず぀しか甚意しおいないからです。これでは倚くの状況で䞍䟿が生じたす。しかし喜ばしいこずに Lisp の文法では C蚀語 の波括匧や、 Pascal の begin/end よりも自由にプログラムのブロックを定矩できたす。 progn では非垞に単玔なコヌドのブロックを䜜成できたす。匕数を䞀぀䞀぀実行し、最埌の䞀぀を結果ずしお返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "let ず let* もこの目的のために䜿甚されたす。特に、分岐の䞭で䞀時的な倀が必芁な堎合などです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "block は呜名されたコヌドのブロックを䜜成したす。 block では return-from で倀を返すこずが出来たす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "他にも the, locally, prog1, tagbody など様々なフォヌムが存圚したす。幞いなこずに、もしあなたが Lisp のマクロを曞くのでない限り、 if が block を䜿わなければならないような箇所での唯䞀の構文になるでしょう。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "if は䜕床も繰り返し䜿うず非垞に汚く芋えるコヌドになるので、ifに代わった䟿利で適切なマクロがいく぀もありたす。そのため、 if を垞態的に䜕床も䜿うこずのないようにしたしょう。when は最初の匕数を評䟡し、もしそれが nil でないなら、残りの匕数を評䟡し、最埌の評䟡を返したす。unless はもし最初の匕数が nil なら残りの匕数を評䟡したす。 when も unless も最初の匕数の条件がそれぞれ満たされないなら nil を返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "cond はもう少し耇雑ですが、より䟿利です。 cond では耇数の条件を蚭定するこずができ、条件が nil ではないものに出䌚うたで条件をテストしたす。そしお、条件節ず関連したコヌドが評䟡されたす。この方が、いく぀も入れ子状になった if 文よりも構文解析が簡単で、芋た目がきれいです。cond の文法は以䞋のようになりたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "case は cond ず䌌おいたすが、匕数の倀が確かめられおから分岐が実行されるずころが違いたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "or では匕数の䞀぀が nil でないものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。nil でない堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "and では匕数のひず぀が nil のものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。 nil だった堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "もしかしたらここたで or ず and が論理挔算子ずしお同様に䜿うこずもできるこずに気づかなかったかもしれたせん。ずもかくも、 nil でないものは党お true なのだ、ずいうこずを憶えおおきたしょう。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "繰り返し( Loops )、あるいは匏を䜕床も評䟡するこずは、繰り返しを評䟡するための様々な手段で扱われおいたす。最も䟿利な方法は loop です。 loop の単玔な構文では、実行郚分は return 呜什が呌び出されるたでシンプルな実行が繰り返されたす。return が呌び出されるず特定の倀が返りたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "より耇雑な圢の loop の構文は実䟋を参考にしながら孊んだほうが良いでしょう。行いたい繰り返しの皮類によっおは、 for や until などの呜什が䜿甚されたす。 loop はあらゆる皮類の繰り返しずしお十分には違いありたせんが、 loop の文法を完党に身に付けたくない人のために、たた他の構文が存圚したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "dotimes はコヌドの繰り返しを特定の回数行いたす。 dotimes の文法は以䞋のようになりたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "dotimes は var での倀を、 0 から number たで䞀぀ず぀繰り返しの毎に増加させたす。そしお、繰り返し毎に倉化する var ずずもに form の内容を実行し、最埌には result の内容を返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "dolist は list を通しお繰り返しを行いたす。 dolist の文法は dotimes の number が list に入れ替わっおいるのを陀きほが同じです。 dotimes における var は dolist では list の car で始たり、 list の最埌の芁玠になるたで繰り返しが行われたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "mapcar では匕数の異なる組み合わせに、それぞれ関数を䜿甚し、結果を list にたずめお返したす。䟋えば、以䞋のようにです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "䞊の#'+ は、 (function +) の短瞮圢です。関数 + はたず匕数を list にした (1 2 3) に適甚され、それから (3 4 5) そしお (6 7 8) に適甚され終了したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "関数は defun マクロを䜿甚しお定矩したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "䜜成された関数は function-name のシンボルず関連付けられたす。そしお他のどんな関数からでも呌び出すこずが出来るようになりたす。この方法で定矩される関数は再垰になるこずも、お互いに呌び出すこずも可胜だずいうこずには蚀及しおおかなくおはなりたせん。これはほずんどの Lisp プログラミングの本質的な郚分だからです。再垰関数の䟋を以䞋に瀺したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "䞀芋したように、この関数では、別のやり方では耇雑な操䜜を、自分自身を繰り返し呌び出すこずでシンプルに蚘述しおいたす。このプロセスは x が 0 になったずきに止たりたす。 x は呌び出されるごずに枛少しおいきたす。これは x が正の敎数のたたで、無限ルヌプになる可胜性を陀去するためです。匕数ずなっおいる x は関数で呌び出されるごずに倀が違うこずに泚意をしたしょう。䞊の \"Bind\" の項目で芋たように、これらの倀は以前の物に䞊曞きされるわけではありたせん。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "特殊な呜什 lambda は䞀回限りの䜿甚に䜿うような無名関数を䜜成したす。 lambda の曞き方は defun で \"defun function-name\" ずされおいる郚分を、 \"lambda\" ずする以倖は defun ず同じです。この関数は再垰を行うこずが出来たせん。ほずんどの堎合、 lambda 関数は mapcar や funcall, apply などの関数フォヌムの䞀郚ずしお䜿甚されたす。 lambda を利甚するこずで過床の繰り返しや、過床のメモリ消費を排陀するためです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "flet や labels を䜿甚するこずで関数を䞀時的に bind するこずができたす。flet や labels は let や let* ず非垞によく䌌おいたす。これらの違いは labels は自身の関数を参照できるのに察しお、䞀方で flet は以前に定矩した関数を参照できるに過ぎたせん。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "匕数 a1, a2, a3 を持぀関数 f を呌び出すには以䞋のようにしたす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "しばしば、倉数に入った事前に名前のわからない関数を呌び出さなければならない時がありたす。あるいは、もしかしたら、いく぀の匕数を枡せばいいのか、わからないこずもあるかもしれたせん。そのような堎合でも funcall や apply が圹に立ちたす。他の党おの関数ず同じように funcall も apply も自身に枡された匕数を評䟡したす。最初の匕数は呌び出される関数を䜜り出すもので、残りの匕数は最初の匕数で䜜成された関数に枡される匕数になりたす。funcall はどんな匕数が枡されおも指定した関数をただ呌び出すだけです。 Apply では最埌の匕数が list かどうかチェックを行い、もし list ならば、匕数党䜓が䞀぀の list であるように扱いたす。以䞋の䟋でそれぞれ比べおみたしょう。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "このチュヌトリアルでは単玔な課題の入力ず出力した扱っおきたせんでしたが、ナヌザヌからの入力を読み取るには read を䜿甚したす。 read では入力された任意の Lisp 匏を読み取ろうず詊み、その匏を読み蟌んだ結果の倀を返したす。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "䞊の䟋では、返された倀は䞉぀の芁玠を持った list です。シンボル + 、数倀 1 、そしおシンボル X です。(倧文字に倉換されおいるこずに泚意です。) read は read-eval-print loop で構成される䞉぀の関数のうちの䞀぀で、 Lisp の䞭心ずなる芁玠の䞀぀です。これはあなたが Lisp のプロンプトに打ち蟌んだ匏を読み蟌むのに䜿われおいる関数ず同じものです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "read が数倀や list をナヌザヌから受け取るのに䟿利な䞀方で、倧抵のナヌザヌはコンピュヌタヌに別の方法で送り蟌む たた別のデヌタの型を求めるでしょう。文字列を䟋にずっおみたしょう。 read に文字列を認識させるにはダブルクオヌテヌションで \"このように\" 文字列を囲わなければなりたせん。しかし、䞀般のナヌザヌは このように クオヌトで囲わずにただ打ち蟌んで Enter を抌したいはずです。そこで䞀般的な目的のための関数が入力のために䜿われたす。 read-line です。 read-line はナヌザヌが Enter を抌す前に打ち蟌んだものをなんでも文字列ずしお返したす。これであなたはあなたの望む情報を抜き出すための文字列を凊理できるのです。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "デヌタ出力のためには本圓にたくさんの関数が利甚可胜です。その䞭でも特に興味深いのが princ です。この関数はシンプルに䞎えられた倀を打ち出し、そしおその倀を返したす。おそらく Lisp コン゜ヌルで初めおこれを䜿甚したら困惑するのではないでしょうか。", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "最初のクオヌトされおいない aaa は打ち出されたものです。䞀方で次の \"aaa\" は princ によっお返された倀です。(print 関数ではこれが打ち出される圢匏です。あたり芋栄えがいいものではありたせん。)他に圹に立ちそうな関数は terpri です。この関数は暙準出力に改行を出力したす。(名前の \"terpri\" は歎史的な経緯によるもので、 \"TERminate PRInt line\" を意味したす。)", "title": "簡単なプログラミング" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "詳现はリファレンスに䟝っおください。", "title": "簡単なプログラミング" } ]
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== 基本的な操䜜 == この章では Lisp プログラムの構文に぀いお、いく぀か理論的な基瀎を教えおいたす。 === 文法 === Lisp の操䜜は匏に察しお行われたす。それぞれ Lisp の匏はアトム atom か list の匏かのどちらかです。アトムは、数倀、文字列、シンボル、その他の構文です。 Lisp のシンボルは実に興味深いものです。 - シンボルに぀いおはあずでたた別の項目で説明したいず思いたす。 Lisp がアトムか list かに芋える匏を評䟡しなければならなくなったずき、もしそれがアトムならその倀が返されたす。数倀、文字列、そしおその他のデヌタはそれ自身の倀を返したす。シンボルならばシンボルの倀を返したす。もし、匏が list ならば、 Lisp は list の最初の芁玠を探したす。 list の最初の芁玠は '''car''' ず呌ばれたす。叀い甚語の蚀い方で '''C'''ontents of the '''A'''ddress part of '''R'''egister を衚したす。この list の car はシンボルか lambda 匏でなければなりたせん。 lambda 匏に぀いおは埌で論じたす。もし car がシンボルなら Lisp はその関数を抜き出したす。そのシンボルに関連付けられおいる関数であっお、そのシンボルの倀ではないこずに泚意です。そしお、 list の残りを抜き出したものを匕数ずしお関数を実行したす。もし list の残りの芁玠にさらに匏が含たれるのならその匏の内容も、これたでのプロセスず同じように評䟡されたす。 Example: (+ 1 2 3) は 6 を返したす。シンボル "+" は関数 '''+''' ず関連付けられおおり、匕数の足し算を行いたす。 (+ 1 (+ 2 3) 4) は 10 を返したす。第二匕数に匏が含たれおいるので、第二匕数の匏は倖偎の '''+''' に枡される前に評䟡されたす。 === いく぀か興味を匕く関数 === '''+''', '''-''', '''*''', '''/''' は数倀に察する基本的な呜什です。この関数ではいく぀でも匕数を匕き受けるこずが出来たす。 (/ 1 2) は 0.5 ではなくお 1/2 ずなるこずを憶えおおきたしょう。 Lisp は分数が分かるのです。耇雑なものも同様にわかりたすが '''<''', '''<=''', '''=''' などの等号、䞍等号は数倀の比范で䜿甚されたす。'''<''', '''<=''', '''=''' などの等号、䞍等号では耇数の項目を匕数に取れるこずを憶えおおきたしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (= 1 1 1) ⇒ t (= 1 1 2) ⇒ nil (< 1 2 3) ⇒ t (< 1 3 2) ⇒ nil </syntaxhighlight> '''list''' は名前が瀺すように list を䜜成したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (list 1 2 3) ⇒ (1 2 3) </syntaxhighlight> '''cons''' はペアを䜜成したす。 (ペアは二぀の芁玠を持っおいたす。 list では '''ない''' ずいうこずに気を぀けおください。). <syntaxhighlight lang="lisp"> (cons 1 2) ⇒ (1 . 2) ;;note the dot. </syntaxhighlight> '''car''' あるいは '''first''' はその cons ペアの最初の芁玠を返したす。 '''cdr''' あるいは '''rest''' はその cons の二番目の芁玠を返したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (car (cons 1 2)) ⇒ 1 (cdr (cons 1 2)) ⇒ 2 </syntaxhighlight> 䞊の䟋は䞋の䟋ず同じ意味です。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (first '(1 2)) ⇒ 1 </syntaxhighlight> <syntaxhighlight lang="lisp"> (second '(1 2)) ⇒ 2 </syntaxhighlight> == List ず Cons == list は Lisp においおは非垞に目立぀ので、 list が実際に䜕であるかは知っおおいた方がよいでしょう。実は list は䞀぀の䟋倖を陀いおいく぀もの cons から成り立っおいたす。䟋倖ずは特別な list で '''nil''' ず呌ばれるものです。 - nil は '''()''' ずしおも知られおいたす。 '''nil''' は ''自己評䟡 self-evaluating '' のシンボルで、真停倀の停の倀を持぀定数ずしお、そしお空の list ずしお利甚されたす。 '''nil''' は Lisp においおの唯䞀の停の倀を持぀ものです。その他のものは '''if文''' や同じような構文の甚途ずしおは真の倀をも぀こずになりたす。 '''nil''' の反察の倀は '''t''' です。これも自己評䟡するもので、真停倀の真の倀を衚したす。しかし '''t''' は list ではありたせん。では list に戻りたしょう。いわゆる ''正しい list''正しくない list はここでは説明したせん。は '''nil''' かあるいは、 '''cdr''' が正しい list ずなる '''cons''' のどちらかだず定矩されたす。ずいうこずは正しい list は䞀぀の芁玠から始たる、ずいうこずを憶えおおきたしょう。 <code>(cdr (cdr (cdr... (cdr x)))...)</code> は有限個の list の '''cdr''' ずしお '''nil''' ずなりたす。 基本的に正しい list は盎前の cons の cdr が次の cons ずなるような cons の連なりずなりたす。この説明ではわかりにくいでしょうから、 list がどのような構成になっおいるのか図で衚瀺されたものを考えおみるず理解しやすいでしょう。䞀぀の cons は二぀の正方圢で仕切られた長方圢で衚すこずが出来たす。それぞれの正方圢は倀を保持するこずが出来たす。正しい list では巊の正方圢はその list の芁玠を持ち、右の正方圢は次の cons を保持したす。あるいは list の終わりを衚すために、次の cons の代わりに '''nil''' を眮きたす。それぞれの cons はちょうど list の䞀぀の芁玠を持぀こずを憶えおおきたしょう。 (1 2 3) を図で衚すず以䞋のようになりたす。 .-------. | * | * | '-|---|-' V V 1 .-------. | * | * | '-|---|-' V V 2 .-------. | * | * | '-|---|-' V V 3 nil (1 2 3) は実は (1 . (2 . (3 . nil))) ずなりたす。以䞊の䟋に埓えば、 (car (list 1 2 3)) は 1 ずなり、 (cdr (list 1 2 3)) は (2 3) ずなりたす。ただし (car nil) や (cdr nil) は '''nil''' ずなり以䞊の䟋が党く適甚されたせん。これは党く銖尟䞀貫したこずではありたせん。なぜなら (cons nil nil) は nil ず同じこずではないからです。しかしこうするこずによっお䟿利になるこずが埌々出おきたす。 === シンボル === シンボルは、他のプログラミング蚀語での倉数名ず同じ圹割を果たしおいたす。基本的に、シンボルはいく぀かの倀ず関連付けられた文字列です。普通の文字列は空癜文字や、制埡文字を含んだ、どんな文字からも構成するこずができたす。しかし、ほずんどのシンボルではアルファベット文字、数字、そしおハむフン以倖の文字は䜿いたせん。なぜなら他の文字は打ち蟌むには䞍䟿だからです。文字の "(", ")", "#", "\", ".", "|", ";" そしお空癜文字、ダブルクオヌテヌション、シングルクオヌテヌションマヌクを䜿甚するず lisp のコヌドを読む人には読み間違えが起こりやすいのです。たた、 "*" のようなほかの文字も慣習的に特定のプロセスにしか䜿われたせん。デフォルトでは Lisp は打ち蟌たれたアルファベット文字は倧文字に倉換したす。 シンボルは䜿圹されるものずしお䜜られたした。䟋えば、あなたが (setf x 1) ず打ち蟌むず、シンボル "X" が䜜成されたす。 Lisp はあなたが打ち蟌んだものを倧文字に倉換するずいうこずを芚えおおいおください。そしおこのシンボルには 1 ずいう倀が代入されたす。シンボルをプログラムの䞭で䜿甚する前にあらかじめ定矩しおおくこずはいい習慣です。'''defvar''' や '''defparameter''' はこのような目的のために䜿甚されたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (defparameter x 1) ;;defines symbol "X" and sets its value to 1. </syntaxhighlight> シンボルは名前ず倀の他に、関連付けられた蚭定倀ずしお、関数やクラスなどをずるこずができたす。シンボルに関連付けられた関数を取埗するにはスペシャルフォヌムスペシャルフォヌムに぀いおは次の章で論じたす。の '''function''' が䜿甚されたす。 === マクロずスペシャルフォヌム === Lisp には関数のような呜什で、しかし少し違う振る舞いをするものがありたす。それはマクロずスペシャルフォヌムずいいたす。関数は垞に匕数を評䟡したすが、しかし、たたにそれをやりたくない堎合もありたす。それでこの二぀のフォヌムを実行する必芁があるのです。 たずえば、あらゆるずころで目にする '''if''' 構文に぀いお考えおみたしょう。 '''if''' 構文は ( if ''condition'' ''then'' ''else'' ずいう圢匏を持ちたす。''condition条件''が最初に評䟡され、もし ''condition条件'' が '''nil''' でないなら、 ''thenそれなら'' の郚分が実行され、あるいは条件郚分が '''nil''' なら ''elseさもなければ'' を実行ずいう颚に条件の䞭身によっお分岐したす。したがっお、 (if t 1 2) は 1 を返したすし、 (if nil 1 2) は 2 を返すこずになりたす。明らかに、 '''if''' 構文は関数ずしお䜿甚されおいたせん。なぜなら、最埌の二぀の匕数の内の䞀぀しか評䟡されないからです。そのため、この構文が 25 あるスペシャルフォヌムのうちの䞀぀ずしお䜜られ、 Lisp の実装に組み蟌たれたのです。 他のスペシャルフォヌムに '''quote''' がありたす。 quote は唯䞀の匕数を返し、''評䟡されないもの''にしたす。重ねお蚀いたすが、関数はい぀も匕数を評䟡しおしたうので、こういうこずは関数には䞍可胜です。 Quote は非垞に頻繁に䜿甚されたす。そのため蚘述を短瞮するために䞀文字の ''' ' ''' で衚すこずが出来たす。ですから (quote x) は 'x ず同様の意味を持ちたす。 '''quote''' は簡䟿に list を䜜成するために䜿甚されたす。たずえば、 '(1 2 3) は (1 2 3) を返したすし、 '(x y z) は (x y z) を返したす。これを (list x y z) ず比べおみるず、 (list x y z) の堎合は x, y, z の'''倀'''の list を䜜成し、もし倀が代入されおいなければ゚ラヌを返すのに察しお、実際には '(x y z) は (list 'x 'y 'z) の倀ず同じ意味になりたす。 マクロはスペシャルフォヌムのようではあるのですが、 Lisp の実装においおは倉曎䞍胜なように蚘述されおいたせん。その代わりに、マクロを Lisp のコヌドで定矩するこずが可胜になっおいたす。あなたが䜿うこずになる倚くの Lisp の構文は実際にはマクロなのです。非垞に本質的な構文だけが倉曎䞍胜なように実装されおいたす。もちろんナヌザヌにずっおはそこには䜕の違いもないのですが。 == 簡単なプログラミング == この章では単玔な課題を Lisp でどのように扱うか説明したす。たくさんの圹に立぀構文を玹介するので、この章を読んだ埌には、簡単なプログラムを曞けるようになっおいるはずです。 === 代入 === 倉数に倀を代入するこずは倚くのプログラミング蚀語においお重芁なプロセスですが、 Lisp においおは非垞にたれです。 Lisp はマルチパラダむム蚀語なので、しばしば関数型蚀語に蚀及したすし、関数型蚀語ずしおもプログラムされおいたす。関数型蚀語で蚱されおいないあるいは少なくずも掚奚されおはいないのが、「状態」の䜿甚ず、蚘憶された情報を明瀺的に倉曎する関数の挙動です。理論的には玔粋関数型蚀語では代入は決しお必芁ありたせん。気付かれたかもしれたせんが、ここたでの章で "シンボル" を説明しおいる章を陀いおはどんな倀も代入しおいたせん。蚘憶されたグロヌバルな倀はほずんど必芁ないこずがわかりたす。 しかし、蚀及したように、それでも倀の代入は䟿利です。そのため Lisp では倀の代入機胜も提䟛しおくれおいたす。 '''setf''' ず '''setq ''' マクロはシンボルに倀を代入したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setq x 1) => 1 x => 1 (setq x 1 y 2 z 3) => 3 (list x y z) => (1 2 3) </syntaxhighlight> '''Setf''' は '''setq''' よりも匷力です。 '''setf''' ではプログラマが倉数の䞀郚を倉曎するこずが可胜なのです。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setq abc '(1 2 3)) => (1 2 3) (setq (car abc) 3) => error! (setf (car abc) 3) => 3 abc => (3 2 3) </syntaxhighlight> このため、 '''setf''' は '''setq''' よりも頻繁に利甚されたす。 他の蚀語では、代入は '''x=1''' のように蚘述されたす。ここでの = は数孊における = 蚘号ずは意味が違いたす。しかし Lisp では = 蚘号は、たずえば、数倀の比范を詊すずきのような数孊的な定矩のために甚意されおいたす。 Lisp の代入における (setf place value) ずいう蚘述は期埅しおいたものよりも耇雑に芋えるかもしれたせんが、この機胜は拡匵可胜で、代入された内郚衚珟の削陀がナヌザヌに蚱されおいる、ずいうこずを憶えおおけば圹に立぀でしょう。これは他の蚀語においおは = 挔算子に再割り圓おを行うのに䌌おいたす。重芁なもの再割り圓おするこずはは C蚀語 や他のプログラミング蚀語では可胜ではありたせんが '''Setf''' は䜙蚈なキヌストロヌクが必芁になりたすが、甚途は圹に立ちたす。しかし、実際には他の蚀語に比べお代入を䜿うこずはあたりないでしょう。ずいうのは Lisp においおは倀を蚘憶するほかの方法があるからです。それが bind です。次の章で説明したす。 ''メモ: '''setq''' は '''set quote''' を衚したものです。もずもず、 '''set''' 関数はその最初の匕数を評䟡するものですが、プログラマはいちいち匕数を quote しおいるずうんざりしおくるので、 '''setq''' を '''set quote''' の特別な呜什ずしたのです。 '''Set''' は今は非掚奚ずなっおいたす。'' === Bind === 倀がシンボルに ''bind束瞛'' されたずき、倀は䞀時的に保持されるだけで、その埌解攟され、 bind された倀は忘れられおしたいたす。 '''let''' か '''let*''' を䜿甚すれば、プログラムの䞀郚分で耇数の倀を耇数の倉数に bind するこずが出来たす。 '''let''' ず '''let*''' の違いは、 '''let''' は同時に倉数を初期化するのに察しお、 '''let*''' は初期化を連続しお行うずいうこずです。䞋の䟋が䞀芋しおわかりやすいでしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (let ((x 1) (y 2) (z 3)) (+ x y z)) => 6 (let* ((x 1) (y (+ x 1)) (z (+ y 1))) (+ x y z)) => 6 </syntaxhighlight> '''let''' の定矩郚分では倉数を実際のシンボルのように定矩しお䜿甚するこずができたす。 - '''let''' の倖偎では内偎で定矩されたシンボルは解攟されたすし、たたあるいは、倖偎で定矩された党く別の倀を持぀シンボルかもしれたせん。もし '''let''' の定矩郚分で関数を呌び出すか、あるいは関数を定矩するかをするず、その '''let''' 内の bind はいく぀か興味深い盞互䜜甚をもたらしたす。この䜜甚に぀いおはこのマニュアルの範囲を超えるので説明はしたせん。これらの倉数を '''setf''' で䜿甚しおも、 let 内で栌玍される新しい倀は䞀時的なものです。 '''let''' の定矩郚分の最埌の郚分が実行されるずすぐに結果が返り、倉数は元々の倀に埩垰したす。以䞋の䟋で瀺しおみたしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf x 3 y 4 z 5) => 5 (let ((x 1) (y 2) (z 3)) (+ x y z)) => 6 (+ x y z) => 12 </syntaxhighlight> 良いプログラミングの習慣ずしお、䞀般的には可胜ならばロヌカル倉数を利甚するのが良いずされたす。そしお限定的なグロヌバル倉数は、どうしおも必芁な堎合に限った方がよいずされたす。ですから、可胜な堎合は '''let''' を䜿甚し、 '''setf''' を扱うずきは䜿甚するたびに重い負担がかかるぐらいの認識をすべきです。 === 制埡構造 === '''if''' 呜什文は既に以前に説明したしたが、制埡構造ずいう点では難しいように思えるかもしれたせん。なぜなら '''if''' 文は真停のそれぞれの分岐を䞀぀ず぀しか甚意しおいないからです。これでは倚くの状況で䞍䟿が生じたす。しかし喜ばしいこずに Lisp の文法では C蚀語 の波括匧や、 Pascal の '''begin/end''' よりも自由にプログラムのブロックを定矩できたす。 '''progn''' では非垞に単玔なコヌドのブロックを䜜成できたす。匕数を䞀぀䞀぀実行し、最埌の䞀぀を結果ずしお返したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (progn (setf x 1 y 2) (setf z (+ x y)) (* y z)) => 6 </syntaxhighlight> '''let''' ず '''let*''' もこの目的のために䜿甚されたす。特に、分岐の䞭で䞀時的な倀が必芁な堎合などです。 '''block''' は呜名されたコヌドのブロックを䜜成したす。 '''block''' では '''return-from''' で倀を返すこずが出来たす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (block aaa (return-from aaa 1) (+ 1 2 3)) => 1 ;;The form (+ 1 2 3) is not evaluated. </syntaxhighlight> 他にも '''the''', '''locally''', '''prog1''', '''tagbody''' など様々なフォヌムが存圚したす。幞いなこずに、もしあなたが Lisp のマクロを曞くのでない限り、 '''if''' が block を䜿わなければならないような箇所での唯䞀の構文になるでしょう。 '''if''' は䜕床も繰り返し䜿うず非垞に汚く芋えるコヌドになるので、'''if'''に代わった䟿利で適切なマクロがいく぀もありたす。そのため、 if を垞態的に䜕床も䜿うこずのないようにしたしょう。'''when''' は最初の匕数を評䟡し、もしそれが '''nil''' でないなら、残りの匕数を評䟡し、最埌の評䟡を返したす。'''unless''' はもし最初の匕数が '''nil''' なら残りの匕数を評䟡したす。 '''when''' も '''unless''' も最初の匕数の条件がそれぞれ満たされないなら '''nil''' を返したす。 '''cond''' はもう少し耇雑ですが、より䟿利です。 '''cond''' では耇数の条件を蚭定するこずができ、条件が nil ではないものに出䌚うたで条件をテストしたす。そしお、条件節ず関連したコヌドが評䟡されたす。この方が、いく぀も入れ子状になった '''if''' 文よりも構文解析が簡単で、芋た目がきれいです。'''cond''' の文法は以䞋のようになりたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (cond (condition1 some-forms1) (condition2 some-forms2) ...and so on...) </syntaxhighlight> '''case''' は '''cond''' ず䌌おいたすが、匕数の倀が確かめられおから分岐が実行されるずころが違いたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (case expression (values1 some-forms1) ;倀は、䞀぀の倀か、 (values2 some-forms2) ;あるいは list ... (t some-forms-t)) ;どの条件にも合臎しなかった堎合に実行される分岐 </syntaxhighlight> '''or''' では匕数の䞀぀が nil でないものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。nil でない堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。 '''and''' では匕数のひず぀が nil のものに出䌚うたで匕数を評䟡したす。 nil だった堎合の倀を返すか、あるいは最埌に評䟡した倀を返したす。 もしかしたらここたで '''or''' ず '''and''' が論理挔算子ずしお同様に䜿うこずもできるこずに気づかなかったかもしれたせん。ずもかくも、 nil でないものは党お true なのだ、ずいうこずを憶えおおきたしょう。 === Loop === 繰り返し Loops 、あるいは匏を䜕床も評䟡するこずは、繰り返しを評䟡するための様々な手段で扱われおいたす。最も䟿利な方法は '''loop''' です。 '''loop''' の単玔な構文では、実行郚分は '''return''' 呜什が呌び出されるたでシンプルな実行が繰り返されたす。'''return''' が呌び出されるず特定の倀が返りたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf x 0) (loop (setf x (+ x 1)) (when (> x 10) (return x))) => 11 </syntaxhighlight> より耇雑な圢の '''loop''' の構文は実䟋を参考にしながら孊んだほうが良いでしょう。行いたい繰り返しの皮類によっおは、 '''for''' や '''until''' などの呜什が䜿甚されたす。 '''loop''' はあらゆる皮類の繰り返しずしお十分には違いありたせんが、 '''loop''' の文法を完党に身に付けたくない人のために、たた他の構文が存圚したす。 '''dotimes''' はコヌドの繰り返しを特定の回数行いたす。 '''dotimes''' の文法は以䞋のようになりたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (dotimes (var number result) forms) </syntaxhighlight> '''dotimes''' は ''var'' での倀を、 0 から ''number'' たで䞀぀ず぀繰り返しの毎に増加させたす。そしお、繰り返し毎に倉化する ''var'' ずずもに ''form'' の内容を実行し、最埌には ''result'' の内容を返したす。 '''dolist''' は list を通しお繰り返しを行いたす。 '''dolist''' の文法は '''dotimes''' の ''number'' が list に入れ替わっおいるのを陀きほが同じです。 '''dotimes''' における ''var'' は '''dolist''' では list の '''car''' で始たり、 list の最埌の芁玠になるたで繰り返しが行われたす。 '''mapcar''' では匕数の異なる組み合わせに、それぞれ関数を䜿甚し、結果を list にたずめお返したす。䟋えば、以䞋のようにです。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (mapcar #'+ '(1 3 6) '(2 4 7) '(3 5 8)) => (6 12 21) </syntaxhighlight> 䞊の<nowiki>#</nowiki>'+ は、 (function +) の短瞮圢です。関数 + はたず匕数を list にした (1 2 3) に適甚され、それから (3 4 5) そしお (6 7 8) に適甚され終了したす。 === 関数定矩 === 関数は '''defun''' マクロを䜿甚しお定矩したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (defun function-name (arguments) (body)) </syntaxhighlight> 䜜成された関数は ''function-name'' のシンボルず関連付けられたす。そしお他のどんな関数からでも呌び出すこずが出来るようになりたす。この方法で定矩される関数は再垰になるこずも、お互いに呌び出すこずも可胜だずいうこずには蚀及しおおかなくおはなりたせん。これはほずんどの Lisp プログラミングの本質的な郚分だからです。再垰関数の䟋を以䞋に瀺したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (defun factorial (x) (if (= x 0) 1 (* x (factorial (- x 1))))) </syntaxhighlight> 䞀芋したように、この関数では、別のやり方では耇雑な操䜜を、自分自身を繰り返し呌び出すこずでシンプルに蚘述しおいたす。このプロセスは x が 0 になったずきに止たりたす。 x は呌び出されるごずに枛少しおいきたす。これは x が正の敎数のたたで、無限ルヌプになる可胜性を陀去するためです。匕数ずなっおいる x は関数で呌び出されるごずに倀が違うこずに泚意をしたしょう。䞊の "Bind" の項目で芋たように、これらの倀は以前の物に䞊曞きされるわけではありたせん。 特殊な呜什 '''lambda''' は䞀回限りの䜿甚に䜿うような無名関数を䜜成したす。 '''lambda''' の曞き方は '''defun''' で "defun function-name" ずされおいる郚分を、 "lambda" ずする以倖は '''defun''' ず同じです。この関数は再垰を行うこずが出来たせん。ほずんどの堎合、 lambda 関数は '''mapcar''' や '''funcall''', '''apply''' などの関数フォヌムの䞀郚ずしお䜿甚されたす。 '''lambda''' を利甚するこずで過床の繰り返しや、過床のメモリ消費を排陀するためです。 '''flet''' や '''labels''' を䜿甚するこずで関数を䞀時的に bind するこずができたす。'''flet''' や '''labels''' は '''let''' や '''let*''' ず非垞によく䌌おいたす。これらの違いは '''labels''' は自身の関数を参照できるのに察しお、䞀方で '''flet''' は以前に定矩した関数を参照できるに過ぎたせん。 === 関数呌び出し === 匕数 a1, a2, a3 を持぀関数 f を呌び出すには以䞋のようにしたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (f a1 a2 a3) </syntaxhighlight> しばしば、倉数に入った事前に名前のわからない関数を呌び出さなければならない時がありたす。あるいは、もしかしたら、いく぀の匕数を枡せばいいのか、わからないこずもあるかもしれたせん。そのような堎合でも '''funcall''' や '''apply''' が圹に立ちたす。他の党おの関数ず同じように '''funcall''' も '''apply''' も自身に枡された匕数を評䟡したす。最初の匕数は呌び出される関数を䜜り出すもので、残りの匕数は最初の匕数で䜜成された関数に枡される匕数になりたす。'''funcall''' はどんな匕数が枡されおも指定した関数をただ呌び出すだけです。 '''Apply''' では最埌の匕数が list かどうかチェックを行い、もし list ならば、匕数党䜓が䞀぀の list であるように扱いたす。以䞋の䟋でそれぞれ比べおみたしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (funcall #'list '(1 2) '(3 4)) => ((1 2) (3 4)) (apply #'list '(1 2) '(3 4)) => ((1 2) 3 4) </syntaxhighlight> === 察話凊理 === このチュヌトリアルでは単玔な課題の入力ず出力した扱っおきたせんでしたが、ナヌザヌからの入力を読み取るには '''read''' を䜿甚したす。 '''read''' では入力された任意の Lisp 匏を読み取ろうず詊み、その匏を読み蟌んだ結果の倀を返したす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> >(read) ;Run read function (+ 1 x) ;That's what the user types (+ 1 X) ;that's what is returned </syntaxhighlight> 䞊の䟋では、返された倀は䞉぀の芁玠を持った list です。シンボル + 、数倀 1 、そしおシンボル X です。倧文字に倉換されおいるこずに泚意です。 '''read''' は ''read-eval-print'' loop で構成される䞉぀の関数のうちの䞀぀で、 Lisp の䞭心ずなる芁玠の䞀぀です。これはあなたが Lisp のプロンプトに打ち蟌んだ匏を読み蟌むのに䜿われおいる関数ず同じものです。 '''read''' が数倀や list をナヌザヌから受け取るのに䟿利な䞀方で、倧抵のナヌザヌはコンピュヌタヌに別の方法で送り蟌む たた別のデヌタの型を求めるでしょう。文字列を䟋にずっおみたしょう。 '''read''' に文字列を認識させるにはダブルクオヌテヌションで <code>"このように"</code> 文字列を囲わなければなりたせん。しかし、䞀般のナヌザヌは <code>このように</code> クオヌトで囲わずにただ打ち蟌んで Enter を抌したいはずです。そこで䞀般的な目的のための関数が入力のために䜿われたす。 '''read-line''' です。 '''read-line''' はナヌザヌが Enter を抌す前に打ち蟌んだものをなんでも文字列ずしお返したす。これであなたはあなたの望む情報を抜き出すための文字列を凊理できるのです。 デヌタ出力のためには本圓にたくさんの関数が利甚可胜です。その䞭でも特に興味深いのが '''princ''' です。この関数はシンプルに䞎えられた倀を打ち出し、そしおその倀を返したす。おそらく Lisp コン゜ヌルで初めおこれを䜿甚したら困惑するのではないでしょうか。 <syntaxhighlight lang="lisp"> >(princ "aaa") aaa "aaa" </syntaxhighlight> 最初のクオヌトされおいない aaa は打ち出されたものです。䞀方で次の "aaa" は '''princ''' によっお返された倀です。'''print''' 関数ではこれが打ち出される圢匏です。あたり芋栄えがいいものではありたせん。他に圹に立ちそうな関数は '''terpri''' です。この関数は暙準出力に改行を出力したす。名前の "terpri" は歎史的な経緯によるもので、 "TERminate PRInt line" を意味したす。 詳现はリファレンスに䟝っおください。 [[Category:Lisp|はしめのい぀ほ けいけんしやようちゆうずりある]]
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2019-09-12T06:55:08Z
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電気䞻任技術者詊隓
電気䞻任技術者詊隓は第䞀皮、第二皮、第䞉皮の3皮類からなり、受隓資栌に制限はありたせん。第䞀皮ず第二皮は䞀次詊隓ず二次詊隓があり、第䞉皮は䞀次詊隓のみです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "電気䞻任技術者詊隓は第䞀皮、第二皮、第䞉皮の3皮類からなり、受隓資栌に制限はありたせん。第䞀皮ず第二皮は䞀次詊隓ず二次詊隓があり、第䞉皮は䞀次詊隓のみです。", "title": "詊隓抂芁" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 電気䞻任技術者詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 電気䞻任技術者詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''電気䞻任技術者詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''電気䞻任技術者詊隓''' == 詊隓抂芁 == 電気䞻任技術者詊隓は'''第䞀皮'''、'''第二皮'''、'''第䞉皮'''の3皮類からなり、受隓資栌に制限はありたせん。第䞀皮ず第二皮は䞀次詊隓ず二次詊隓があり、第䞉皮は䞀次詊隓のみです。 == 詊隓察策 == ;䞀次詊隓 * [[電気䞻任技術者詊隓/理論|理論]] * [[電気䞻任技術者詊隓/電力|電力]] * [[電気䞻任技術者詊隓/機械|機械]] * [[電気䞻任技術者詊隓/法芏|法芏]] ;二次詊隓 * [[電気䞻任技術者詊隓/電力・管理|電力・管理]] * [[電気䞻任技術者詊隓/機械・制埡|機械・制埡]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|おんきしゆにんきしゆ぀しやしけん]]
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2016-10-01T10:03:53Z
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孊習方法/高校理科党般
䞻に普通科高校生および普通科卒業生を察象に説明したす。たた、䞻に理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科ぞの進路志望を前提に説明したす。 倚くの高校普通科での理科のカリキュラムの傟向は、 ずいうのが珟状です。 商業高校や工業高校などの実業高校では、カリキュラムが異なりたす。倚くの実業高校では、化孊基瀎、生物基瀎、物理基瀎の範囲たでしか習いたせん。たた、孊科(商業科や機械科など)の内容ず関係の薄い科目は、あたり履修出来たせん。 たずえば商業高校では、おそらく「物理」科目は、物理基瀎すら、党く扱わないでしょう。 たた、工業高校では、普通科2幎の範囲(物理基瀎および化孊基瀎)たでしか、理科を扱わないでしょう。 なぜなら実業高校では専門科目の時間のため、普通科理科の孊習時間は足りないからです。 たた、高専(高等工業専門孊校)ずいう5幎生の孊校では(倧孊基瀎レベルたで物理を習う堎合が倚い)、生物基瀎や地孊基瀎などは履修出来ないかもしれたせん。 理科のどの科目でも、ずりあえず倧孊受隓察策には参考曞が必芁です。初めから参考曞を読んでも構いたせん。最終的に物理・化孊・生物を履修したすので、それらの科目の参考曞を買っおも構いたせん。理系志望なら、入孊埌に初めから高校3幎の範囲の内容たで茉っおる参考曞を買ったほうが効率的です。 ただし、地孊はカリキュラムが特殊なので、䞭々参考曞が売っおいたせん。ずりあえず、高校3幎になっおから地孊基瀎を孊ぶかどうかを考えたほうが良いでしょう。 倚くの理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科では、入孊埌に数孊IIIレベル(䞉角関数や積の埮分法などの埮分積分)の知識が必芁になりたす。たた、倧孊入詊の理科でも、「物理」科目だず、数孊IIIを知っおいお圓然ずいうような問題も出るし、物理の参考曞でも数孊III知識を前提にした参考曞もありたす。 日本の高校理科の倧孊入詊では、たず埮分積分は出たせんが、しかし倧孊入孊埌は埮分積分を知っおいお圓然ずされたす。埮分積分を孊びたくない人は理系や経枈孊郚経枈孊科を目指さないほうが良いでしょう。 ずりあえず理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科を目指す堎合は、新課皋数孊III・Cを孊ぶのが定石ずされおいたす。(2022幎に本文を蚘述、改蚂。) たず、「地孊」科目は理系倧孊の入詊で遞択できない堎合がありたす。 高校によっおは、そもそも時間割の仕組み䞊、「地孊」が履修出来ない、もしくは履修しづらい仕組みになっおる高校もありたす。 なぜなら、日本では理系の倚くの倧孊は工業倧孊の私立倧孊なので物理や化孊が重芖されるからです。他は蟲孊郚や医孊郚、薬孊郚などであり、生物・化孊が重芖されたす。理孊郚のある倧孊は、意倖ずあたりありたせん。 さらに理孊郚の䞭ですら、「地孊」は物理孊などの䞀分野ずしお含たれおしたっおる堎合もよくありたす。倚くの理孊郚の孊科線成は、数孊科・物理孊科・化孊科・生物孊科です。 理科教育ずはいえ、産業などぞの実甚ずは無関係ずは蚀えたせん。 たずえ地孊を孊ぶ堎合でも、物理ず化孊の知識は、どちらにせよ必芁になりたす。 教科曞出版瀟などが出しおる資料集に぀いおは、無くおも、入詊突砎は出来たす。ただし、生物や化孊の資料集は、高校で買わされる堎合もありたす。授業甚の副教材ずしおの甚途などずしお、です。 資料集を熟読するよりも、参考曞を熟読したり、あるいは問題集を緎習したほうが良いでしょう。 資料集よりも、参考曞ず問題集のほうが必芁です。参考曞は孊校では買わされないのが普通ですが、しかし参考曞を買っおおこう。 問題集は、孊校で、定期テスト察策の問題集を買わされる堎合もあるでしょう。しかし、もし理系志望なら、もうちょっず高床な、入詊基瀎レベルの参考曞も、早いうちに買っおおきたしょう。 怜定教科曞には発展的内容が曞いおあるが、入詊にでる範囲の発展内容なら、参考曞ず問題集でカバヌできる。参考曞よりも高床な発展内容も、怜定教科曞に曞かれおいる堎合もあるが、入詊にはあたり出題されたせん。 なぜなら、参考曞を越えたレベルの教科曞・発展内容は、教科曞䌚瀟ごずに発展内容が違うので、せっかく参考曞に出おない発展的内容たで孊んでも、垂販の参考曞に無い内容は入詊には出題されにくいからです。 それら参考曞を越えた教科曞・発展内容も、資料集を芋れば、だいたい曞いおありたす。 理科の堎合、教科曞の補足的な説明や簡単な問題などがガむドに曞かれおいたす。基本的に、教科曞以䞊の情報の孊習を勉匷したい堎合でも、垂販の参考曞や問題集で間に合いたす。参考曞にも曞かれおない発展内容に぀いおは、資料集で充分です。教科曞ガむドは入手も倧倉だし(䞀般曞店では売っおない)、特定の教科曞䌚瀟の教科曞にしか察応しおいないので、入詊察応では、無理に買う必芁はありたせん。 䞭孊生向けの参考曞ず、高校生の参考曞では、出版瀟ず難床の関係が、違っおいたす。高校参考曞には、数研出版、孊研、文英堂など、いろいろな参考曞がありたすが、高校参考曞では数研出版の参考曞が難し目であるこずに泚意しお䞋さい。䞀方、孊研の参考曞は、どちらかずいうず、高校では入門的です。 参考曞の難易床は、おおむね、 のような難易床になっおいたす。 旺文瀟(おうぶんしゃ)ã‚„å­Šç ”(がっけん)は、平成の半ば頃になっおから参考曞に本栌的に参入しおきたので、評䟡があたり定たっおたせん。もずもず旺文瀟は、問題集のほうで有名な出版瀟でした。孊研は元々昭和のころは、図鑑や小䞭孊生向けの教材などを優先しおいたした。 数研出版は、平成の半ば頃から、䞭孊の参考曞に参入したした。 このように、平成の半ば頃に参考曞事業を拡倧しおきお、䞭孊参考曞の出版瀟が高校に参入したり、逆に高校参考曞の出版瀟が䞭孊参考曞に参入したりしたので、 䞭孊参考曞ず高校参考曞の難易床の序列が違っおいたすので、気を぀けおください。 なお、䞭孊受隓参考曞などで有名な受隓研究瀟は、今のずころ、高校参考曞は出しおたせん。
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"このように、平成の半ば頃に参考曞事業を拡倧しおきお、䞭孊参考曞の出版瀟が高校に参入したり、逆に高校参考曞の出版瀟が䞭孊参考曞に参入したりしたので、", "title": "参考曞の難易床に぀いお" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "䞭孊参考曞ず高校参考曞の難易床の序列が違っおいたすので、気を぀けおください。", "title": "参考曞の難易床に぀いお" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "なお、䞭孊受隓参考曞などで有名な受隓研究瀟は、今のずころ、高校参考曞は出しおたせん。", "title": "参考曞の難易床に぀いお" } ]
䞻に普通科高校生および普通科卒業生を察象に説明したす。たた、䞻に理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科ぞの進路志望を前提に説明したす。
䞻に普通科高校生および普通科卒業生を察象に説明したす。たた、䞻に理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科ぞの進路志望を前提に説明したす。 == 高校普通科での理科のカリキュラムの傟向 == 倚くの高校普通科での理科のカリキュラムの傟向は、 :1幎では「生物基瀎」が必修 :2幎では「物理基瀎」・「化孊基瀎」が必修 :3幎では進路志望に応じお遞択科目で、理系なら生物たたは物理たたは化孊、文系の堎合で共通テストで地孊受隓をするなら「地孊基瀎」履修 ずいうのが珟状です。 * 実業高校の堎合 商業高校や工業高校などの実業高校では、カリキュラムが異なりたす。倚くの実業高校では、化孊基瀎、生物基瀎、物理基瀎の範囲たでしか習いたせん。たた、孊科商業科や機械科などの内容ず関係の薄い科目は、あたり履修出来たせん。 たずえば商業高校では、おそらく「物理」科目は、物理基瀎すら、党く扱わないでしょう。 たた、工業高校では、普通科2幎の範囲物理基瀎および化孊基瀎たでしか、理科を扱わないでしょう。 なぜなら実業高校では専門科目の時間のため、普通科理科の孊習時間は足りないからです。 たた、高専高等工業専門孊校ずいう5幎生の孊校では倧孊基瀎レベルたで物理を習う堎合が倚い、生物基瀎や地孊基瀎などは履修出来ないかもしれたせん。 == ずりあえず参考曞生物、化孊、物理を買っお読みたしょう == 理科のどの科目でも、ずりあえず倧孊受隓察策には参考曞が必芁です。初めから参考曞を読んでも構いたせん。最終的に物理・化孊・生物を履修したすので、それらの科目の参考曞を買っおも構いたせん。理系志望なら、入孊埌に初めから高校3幎の範囲の内容たで茉っおる参考曞を買ったほうが効率的です。 ただし、地孊はカリキュラムが特殊なので、䞭々参考曞が売っおいたせん。ずりあえず、高校3幎になっおから地孊基瀎を孊ぶかどうかを考えたほうが良いでしょう。 == 数孊ずの関係 == 倚くの理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科では、入孊埌に数孊IIIレベル䞉角関数や積の埮分法などの埮分積分の知識が必芁になりたす。たた、倧孊入詊の理科でも、「物理」科目だず、数孊IIIを知っおいお圓然ずいうような問題も出るし、物理の参考曞でも数孊III知識を前提にした参考曞もありたす。 日本の高校理科の倧孊入詊では、たず埮分積分は出たせんが、しかし倧孊入孊埌は埮分積分を知っおいお圓然ずされたす。埮分積分を孊びたくない人は理系や経枈孊郚経枈孊科を目指さないほうが良いでしょう。 ずりあえず理系倧孊や経枈孊郚経枈孊科を目指す堎合は、新課皋数孊III・Cを孊ぶのが定石ずされおいたす。(2022幎に本文を蚘述、改蚂。)  == 「地孊」科目は理系倧孊の入詊で遞択できない堎合がある == たず、「地孊」科目は理系倧孊の入詊で遞択できない堎合がありたす。 高校によっおは、そもそも時間割の仕組み䞊、「地孊」が履修出来ない、もしくは履修しづらい仕組みになっおる高校もありたす。 なぜなら、日本では理系の倚くの倧孊は工業倧孊の私立倧孊なので物理や化孊が重芖されるからです。他は蟲孊郚や医孊郚、薬孊郚などであり、生物・化孊が重芖されたす。理孊郚のある倧孊は、意倖ずあたりありたせん。 さらに理孊郚の䞭ですら、「地孊」は物理孊などの䞀分野ずしお含たれおしたっおる堎合もよくありたす。倚くの理孊郚の孊科線成は、数孊科・物理孊科・化孊科・生物孊科です。 理科教育ずはいえ、産業などぞの実甚ずは無関係ずは蚀えたせん。 たずえ地孊を孊ぶ堎合でも、物理ず化孊の知識は、どちらにせよ必芁になりたす。 == 資料集に぀いお == 教科曞出版瀟などが出しおる資料集に぀いおは、無くおも、入詊突砎は出来たす。ただし、生物や化孊の資料集は、高校で買わされる堎合もありたす。授業甚の副教材ずしおの甚途などずしお、です。 資料集を熟読するよりも、参考曞を熟読したり、あるいは問題集を緎習したほうが良いでしょう。 == 参考曞ず問題集のほうが必芁 == 資料集よりも、参考曞ず問題集のほうが必芁です。参考曞は孊校では買わされないのが普通ですが、しかし参考曞を買っおおこう。 問題集は、孊校で、定期テスト察策の問題集を買わされる堎合もあるでしょう。しかし、もし理系志望なら、もうちょっず高床な、入詊基瀎レベルの参考曞も、早いうちに買っおおきたしょう。 == 怜定教科曞の発展内容 == 怜定教科曞には発展的内容が曞いおあるが、入詊にでる範囲の発展内容なら、参考曞ず問題集でカバヌできる。参考曞よりも高床な発展内容も、怜定教科曞に曞かれおいる堎合もあるが、入詊にはあたり出題されたせん。 なぜなら、参考曞を越えたレベルの教科曞・発展内容は、教科曞䌚瀟ごずに発展内容が違うので、せっかく参考曞に出おない発展的内容たで孊んでも、垂販の参考曞に無い内容は入詊には出題されにくいからです。 それら参考曞を越えた教科曞・発展内容も、資料集を芋れば、だいたい曞いおありたす。 == 教科曞ガむドは、たず䜿いたせん == 理科の堎合、教科曞の補足的な説明や簡単な問題などがガむドに曞かれおいたす。基本的に、教科曞以䞊の情報の孊習を勉匷したい堎合でも、垂販の参考曞や問題集で間に合いたす。参考曞にも曞かれおない発展内容に぀いおは、資料集で充分です。教科曞ガむドは入手も倧倉だし䞀般曞店では売っおない、特定の教科曞䌚瀟の教科曞にしか察応しおいないので、入詊察応では、無理に買う必芁はありたせん。 == 参考曞の難易床に぀いお == 䞭孊生向けの参考曞ず、高校生の参考曞では、出版瀟ず難床の関係が、違っおいたす。高校参考曞には、数研出版、孊研、文英堂など、いろいろな参考曞がありたすが、高校参考曞では数研出版の参考曞が難し目であるこずに泚意しお䞋さい。䞀方、孊研の参考曞は、どちらかずいうず、高校では入門的です。 参考曞の難易床は、おおむね、 :難しめ 数研出版  文英堂、旺文瀟  孊研 やさし目 のような難易床になっおいたす。 旺文瀟おうぶんしゃや孊研がっけんは、平成の半ば頃になっおから参考曞に本栌的に参入しおきたので、評䟡があたり定たっおたせん。もずもず旺文瀟は、問題集のほうで有名な出版瀟でした。孊研は元々昭和のころは、図鑑や小䞭孊生向けの教材などを優先しおいたした。 数研出版は、平成の半ば頃から、䞭孊の参考曞に参入したした。 このように、平成の半ば頃に参考曞事業を拡倧しおきお、䞭孊参考曞の出版瀟が高校に参入したり、逆に高校参考曞の出版瀟が䞭孊参考曞に参入したりしたので、 䞭孊参考曞ず高校参考曞の難易床の序列が違っおいたすので、気を぀けおください。 なお、䞭孊受隓参考曞などで有名な受隓研究瀟は、今のずころ、高校参考曞は出しおたせん。 [[カテゎリ:高校理科]]
2015-01-31T07:20:16Z
2024-03-17T09:36:47Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%96%B9%E6%B3%95/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%90%86%E7%A7%91%E5%85%A8%E8%88%AC
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チェザロ平均
数列 { a n } {\displaystyle \left\{a_{n}\right\}} に察しお、初項から第n項たでの総和をnで割ったもの、即ち をw:チェザロ平均ずいう。 さお、チェザロ平均に぀いお、次の性質が成り立぀。 この結果の数孊的利甚䟡倀に぀いおは䞊蚘のWikipediaぞのリンクを参照しおもらうずしお、ε-N論法の緎習ずしおこの呜題を蚌明しおみよう。 蚌明 たず、仮定をε-N論法で曞き盎しおおく。 ここで、 を考えるず、 䞉角䞍等匏を甚いお倉圢するず、 ずなる。 いた、(1)の各εず察応するNに察しお、n>Nずしお、 ここで、任意の実数より倧きな自然数が存圚するから(これをアルキメデスの原理ず蚀う/アルキメデスの原理は定理である)、 すなわち を満たす自然数Mが存圚する。 よっお、各εに察しお、Nより倧きくか぀M以䞊のnで、 以䞊のように、任意の正の実数εに察しお、max{N,M}なる自然数が存圚しお、nがこれより倧きいずき、 | 1 n ∑ k = 1 n a k − α | {\displaystyle \left|{\frac {1}{n}}\sum _{k=1}^{n}a_{k}-\alpha \right|} がεの定数倍より小さくなるから、
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "数列 { a n } {\\displaystyle \\left\\{a_{n}\\right\\}} に察しお、初項から第n項たでの総和をnで割ったもの、即ち", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "をw:チェザロ平均ずいう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "さお、チェザロ平均に぀いお、次の性質が成り立぀。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "この結果の数孊的利甚䟡倀に぀いおは䞊蚘のWikipediaぞのリンクを参照しおもらうずしお、ε-N論法の緎習ずしおこの呜題を蚌明しおみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "蚌明 たず、仮定をε-N論法で曞き盎しおおく。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ここで、", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "を考えるず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "䞉角䞍等匏を甚いお倉圢するず、", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ずなる。 いた、(1)の各εず察応するNに察しお、n>Nずしお、", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ここで、任意の実数より倧きな自然数が存圚するから(これをアルキメデスの原理ず蚀う/アルキメデスの原理は定理である)、", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "すなわち", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "を満たす自然数Mが存圚する。 よっお、各εに察しお、Nより倧きくか぀M以䞊のnで、", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "以䞊のように、任意の正の実数εに察しお、max{N,M}なる自然数が存圚しお、nがこれより倧きいずき、 | 1 n ∑ k = 1 n a k − α | {\\displaystyle \\left|{\\frac {1}{n}}\\sum _{k=1}^{n}a_{k}-\\alpha \\right|} がεの定数倍より小さくなるから、", "title": "" } ]
数列 { a n } に察しお、初項から第n項たでの総和をnで割ったもの、即ち をw:チェザロ平均ずいう。 さお、チェザロ平均に぀いお、次の性質が成り立぀。 この結果の数孊的利甚䟡倀に぀いおは䞊蚘のWikipediaぞのリンクを参照しおもらうずしお、ε-N論法の緎習ずしおこの呜題を蚌明しおみよう。 蚌明 たず、仮定をε-N論法で曞き盎しおおく。 ここで、 を考えるず、 䞉角䞍等匏を甚いお倉圢するず、 ずなる。 いた、(1)の各εず察応するNに察しお、n>Nずしお、 ここで、任意の実数より倧きな自然数が存圚するからこれをアルキメデスの原理ず蚀う/アルキメデスの原理は定理である、 すなわち を満たす自然数Mが存圚する。 よっお、各εに察しお、Nより倧きくか぀M以䞊のnで、 以䞊のように、任意の正の実数εに察しお、max{N,M}なる自然数が存圚しお、nがこれより倧きいずき、 | 1 n ∑ k = 1 n a k − α | がεの定数倍より小さくなるから、
数列<math>\left\{a_n\right\}</math>に察しお、初項から第n項たでの総和をnで割ったもの、即ち :<math>\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k</math> を[[w:チェザロ平均]]ずいう。 さお、チェザロ平均に぀いお、次の性質が成り立぀。 :<math>a_n \to \alpha \ \Rightarrow \ \frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k \to \alpha</math> この結果の数孊的利甚䟡倀に぀いおは䞊蚘のWikipediaぞのリンクを参照しおもらうずしお、ε-N論法の緎習ずしおこの呜題を蚌明しおみよう。 '''蚌明''' たず、仮定をε-N論法で曞き盎しおおく。 :<math>\forall\varepsilon>0, \exist N\in\mathbb{N}\ (n>N \Rightarrow |a_n-\alpha|<\varepsilon)\cdots(1)</math> ここで、 :<math>\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k - \alpha\right|</math> を考えるず、 :<math>\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k - \alpha\right|</math> :<math>=\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k - \frac{n\alpha}{n}\right|</math> :<math>=\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n (a_k - \alpha)\right|</math> 䞉角䞍等匏を甚いお倉圢するず、 :<math>\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n (a_k - \alpha)\right|\le\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n \left| a_k - \alpha\right|</math> ずなる。 いた、(1)の各εず察応するNに察しお、n>Nずしお、 :<math>\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n \left| a_k - \alpha\right|</math> :<math>=\frac{1}{n}\sum_{k=1}^N \left| a_k - \alpha\right|+\frac{1}{n}\sum_{k=N +1}^n \left| a_k - \alpha\right|</math> ::<math><\frac{1}{n}\sum_{k=1}^N \left| a_k - \alpha\right|+\frac{n-N}{n}\varepsilon</math> :::<math><\frac{1}{n}\sum_{k=1}^N \left| a_k - \alpha\right|+\varepsilon</math> ここで、任意の実数より倧きな自然数が存圚するからこれをアルキメデスの原理ず蚀う/アルキメデスの原理は定理である、 :<math>\frac{1}{\varepsilon}\sum_{k=1}^N \left| a_k - \alpha\right|<M</math> すなわち :<math>\frac{1}{M}\sum_{k=1}^N \left| a_k - \alpha\right|<\varepsilon</math> を満たす自然数Mが存圚する。 よっお、各εに察しお、Nより倧きくか぀M以䞊のnで、 :<math>\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k - \alpha\right|<\varepsilon + \varepsilon=2\varepsilon</math> 以䞊のように、任意の正の実数εに察しお、max{N,M}なる自然数が存圚しお、nがこれより倧きいずき、<math>\left|\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k - \alpha\right|</math>がεの定数倍より小さくなるから、 :<math>\frac{1}{n}\sum_{k=1}^n a_k \to \alpha</math> ■ [[Category:æ•°å­Š|ちえさろぞいきん]]
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2017-10-20T18:46:17Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B6%E3%83%AD%E5%B9%B3%E5%9D%87
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電気工事士詊隓
電気工事士詊隓は第䞀皮、第二皮の2皮類がありたす。受隓資栌に制限はありたせん。 䞻に筆蚘詊隓ず実技詊隓があり、筆蚘詊隓で100点䞭60点以䞊で実技詊隓を受けるこずができたす。 筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。 実技詊隓は筆蚘詊隓を合栌した堎合に受けるこずができたす。第二皮電気工事の実技詊隓は40分で、シンプルな電気回路を完成させ、欠陥が無かった堎合に合栌ずなりたす。 どのような回路を䜜るのかは事前にいく぀か発衚され、詊隓圓日にいく぀かの回路の䞭からどれか1぀を遞ばれ、その回路を完成させたす。 筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。 (調敎䞭)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "電気工事士詊隓は第䞀皮、第二皮の2皮類がありたす。受隓資栌に制限はありたせん。", "title": "詊隓抂芁" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "䞻に筆蚘詊隓ず実技詊隓があり、筆蚘詊隓で100点䞭60点以䞊で実技詊隓を受けるこずができたす。", "title": "詊隓抂芁" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。", "title": "第二皮" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "実技詊隓は筆蚘詊隓を合栌した堎合に受けるこずができたす。第二皮電気工事の実技詊隓は40分で、シンプルな電気回路を完成させ、欠陥が無かった堎合に合栌ずなりたす。", "title": "第二皮" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "どのような回路を䜜るのかは事前にいく぀か発衚され、詊隓圓日にいく぀かの回路の䞭からどれか1぀を遞ばれ、その回路を完成させたす。", "title": "第二皮" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。", "title": "第䞀皮" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(調敎䞭)", "title": "第䞀皮" } ]
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{{Pathnav|メむンペヌゞ|詊隓|資栌詊隓|frame=1}} <!-- このペヌゞには導入郚がありたせん。適切な導入郚を䜜成し、このコメントを陀去しおください。 --> == 詊隓抂芁 == 電気工事士詊隓は'''第䞀皮'''、'''第二皮'''の2皮類がありたす。受隓資栌に制限はありたせん。 䞻に'''筆蚘詊隓'''ず'''実技詊隓'''があり、筆蚘詊隓で100点䞭60点以䞊で実技詊隓を受けるこずができたす。 == 第二皮 == === 筆蚘詊隓 === 筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。 ==== 解説 ==== * [[電気工事士詊隓/電気に関する基瀎理論]] * [[電気工事士詊隓/配電理論及び配線蚭蚈]] * [[電気工事士詊隓/電気機噚、配線噚具䞊びに電気工事甚の材料及び工具]] * [[電気工事士詊隓/電気工事の斜工方法]] * [[電気工事士詊隓/䞀般甚電気工䜜物の怜査方法]] * [[電気工事士詊隓/配線図]] * [[電気工事士詊隓/䞀般甚電気工䜜物の保安に関する法什]] * [[電気工事士詊隓/技胜詊隓]] ==== 問題集 ==== * [[電気工事士詊隓/過去問]] === 実技詊隓 === 実技詊隓は筆蚘詊隓を合栌した堎合に受けるこずができたす。第二皮電気工事の実技詊隓は40分で、シンプルな電気回路を完成させ、欠陥が無かった堎合に合栌ずなりたす。 どのような回路を䜜るのかは事前にいく぀か発衚され、詊隓圓日にいく぀かの回路の䞭からどれか1぀を遞ばれ、その回路を完成させたす。 == 第䞀皮 == === 筆蚘詊隓 === 筆蚘詊隓は50問あり、1問2点なので、50問䞭30問以䞊が正解ならば、筆蚘詊隓は合栌ずなりたす。 ==== 解説 ==== * [[電気工事士詊隓/電気に関する基瀎理論]] * [[電気工事士詊隓/配電理論及び配線蚭蚈]] * [[電気工事士詊隓/電気応甚]] * [[電気工事士詊隓/電気機噚、蓄電池、配線噚具、電気工事甚の材料及び工具䞊びに受電蚭備]] * [[電気工事士詊隓/電気工事の斜工方法]] * [[電気工事士詊隓/自家甚電気工䜜物の怜査方法]] * [[電気工事士詊隓/配線図]] * [[電気工事士詊隓/発電斜蚭、送電斜蚭及び倉電斜蚭の基瀎的な構造及び特性]] * [[電気工事士詊隓/䞀般甚電気工䜜物及び自家甚電気工䜜物の保安に関する法什]] * [[電気工事士詊隓/技胜詊隓]] ==== 問題集 ==== * [[電気工事士詊隓/第䞀皮問題集]] === 実技詊隓 === 調敎䞭 {{stub}} [[Category:資栌詊隓|おんきこうしししけん]]
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2020-07-26T11:49:13Z
[ "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E5%B7%A5%E4%BA%8B%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93
19,736
ガス䞻任技術者詊隓
ガス䞻任技術者詊隓は甲皮、乙皮、䞙皮の3皮類からなり、受隓資栌に制限はありたせん。
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詊隓 > 資栌詊隓 > ガス䞻任技術者詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > ガス䞻任技術者詊隓
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2017-01-17T13:24:26Z
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Lisp/基本/List
Common Lisp の list は cons セル ず呌ばれるもののペアから成り立っおいたす。それぞれのセルは二぀の郚品を持っおいお、それぞれの名前は歎史的経緯で car(セルの最初の郚分)ずcdr(セルの残りの郚分)ず蚀いたす。 List は最初のセルの cdr が、別の consセル ぞのポむンタを保持した cons セル によっお実装されおいたす。 空の list は nil ずしおも理解され、そのたた nil ずいう衚珟で衚蚘されるか、空の list () ずいう衚珟で衚蚘されたす。 cons 関数を䜿甚すれば右郚分ず巊郚分がある新しい consセル から成る list を䜜るこずが出来たす。 list ではない consセル を䜜成するこずも可胜だず憶えおおいおください。 これはドットリストず呌ばれたす。適正な list にするには連なった consセル の最埌の cdr が空の list(nil) にポむンタを保持しおいなければなりたせん。 list 関数を䜿甚しお list を䜜るこずも出来たす。 䞊の匏は䞋の衚珟ず同様です。 List のそれぞれの芁玠を取埗するには car 関数(あるいは first 関数)、 cdr 関数(あるいは rest 関数)を䜿甚したす。 Common Lisp においおは second 関数、 third 関数、 forth 関数(以䞊 tenth たで続く)が定矩されおいたす。 second 関数は cdr や rest ずは違うずいうこずに泚意しおください。 cdr ず rest は list の最初の芁玠の埌の残りの list を返したす。䞀方で second は list の2番目の芁玠を返したす。 List は連なった順序になっおいるので、順序を操䜜する関数は list も操䜜したす。 nth 関数は list から遞択した項目を抜き出したす。 最初の項目は 0th だずいうこずに泚意しおください。 Common Lisp はいく぀もの list を操䜜するフォヌム(関数やマクロのこずです)を持っおいたす。 mapcar は list のそれぞれの芁玠を、䞀床に䞀぀ず぀新しい list を䜜り出す凊理に䜿うこずができたす。 䞊の䟋では、䞀぀の list に察しお mapping しおいたす。そのため単項関数(匕数を䞀぀ずる関数)を䜿いたした。 #' は匕数ずしお関数を枡すための特殊な方法です。このこずに関しおは次の章で詳しく玹介したす。䞀぀以䞊の list を map するこずも可胜です。関数は list にある同じ数の匕数をずらなくおはなりたせん。
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Common Lisp の list は cons セル ず呌ばれるもののペアから成り立っおいたす。それぞれのセルは二぀の郚品を持っおいお、それぞれの名前は歎史的経緯で carセルの最初の郚分ずcdrセルの残りの郚分ず蚀いたす。 List は最初のセルの cdr が、別の consセル ぞのポむンタを保持した cons セル によっお実装されおいたす。 空の list は nil ずしおも理解され、そのたた nil ずいう衚珟で衚蚘されるか、空の list ずいう衚珟で衚蚘されたす。 cons 関数を䜿甚すれば右郚分ず巊郚分がある新しい consセル から成る list を䜜るこずが出来たす。 list ではない consセル を䜜成するこずも可胜だず憶えおおいおください。 これはドットリストず呌ばれたす。適正な list にするには連なった consセル の最埌の cdr が空の list(nil) にポむンタを保持しおいなければなりたせん。 list 関数を䜿甚しお list を䜜るこずも出来たす。 䞊の匏は䞋の衚珟ず同様です。 List のそれぞれの芁玠を取埗するには car 関数、 cdr 関数を䜿甚したす。 Common Lisp においおは second 関数、 third 関数、 forth 関数が定矩されおいたす。 second 関数は cdr や rest ずは違うずいうこずに泚意しおください。 cdr ず rest は list の最初の芁玠の埌の残りの list を返したす。䞀方で second は list の2番目の芁玠を返したす。 List は連なった順序になっおいるので、順序を操䜜する関数は list も操䜜したす。 nth 関数は list から遞択した項目を抜き出したす。 最初の項目は 0th だずいうこずに泚意しおください。 Common Lisp はいく぀もの list を操䜜するフォヌム関数やマクロのこずですを持っおいたす。 mapcar は list のそれぞれの芁玠を、䞀床に䞀぀ず぀新しい list を䜜り出す凊理に䜿うこずができたす。 䞊の䟋では、䞀぀の list に察しお mapping しおいたす。そのため単項関数匕数を䞀぀ずる関数を䜿いたした。 #' は匕数ずしお関数を枡すための特殊な方法です。このこずに関しおは次の章で詳しく玹介したす。䞀぀以䞊の list を map するこずも可胜です。関数は list にある同じ数の匕数をずらなくおはなりたせん。
: ''この項目は '''未完成''' です。加筆、改善を歓迎したす。'' Common Lisp の list は ''[[w:ja:Cons|cons]] セル'' ず呌ばれるもののペアから成り立っおいたす。それぞれのセルは二぀の郚品を持っおいお、それぞれの名前は歎史的経緯で carセルの最初の郚分ずcdrセルの残りの郚分ず蚀いたす。 <source lang="lisp">(car . cdr)</source> List は最初のセルの cdr が、別の consセル ぞのポむンタを保持した cons セル によっお実装されおいたす。 空の list は nil ずしおも理解され、そのたた nil ずいう衚珟で衚蚘されるか、空の list '''()''' ずいう衚珟で衚蚘されたす。 cons 関数を䜿甚すれば右郚分ず巊郚分がある新しい consセル から成る list を䜜るこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (cons 'a '()) ⇒ (A) (cons 'a '(b)) ⇒ (A B) (cons 'a (cons 'b (cons 'c nil))) ⇒ (A B C) </source> list ではない consセル を䜜成するこずも可胜だず憶えおおいおください。 <source lang="lisp"> (cons 'a 'b) ⇒ (A . B) </source> これはドットリストず呌ばれたす。適正な list にするには連なった consセル の最埌の cdr が空の list(nil) にポむンタを保持しおいなければなりたせん。 '''list''' 関数を䜿甚しお list を䜜るこずも出来たす。 <source lang="lisp"> (list 'a 'b 'c) ⇒ (A B C) </source> 䞊の匏は䞋の衚珟ず同様です。 <source lang="lisp"> (cons 'a (cons 'b (cons 'c '()))) ⇒ (A B C) (cons 'a (cons 'b (cons 'c nil))) ⇒ (A B C) (cons 'a '(b c)) ⇒ (A B C) '(a b c) ⇒ (A B C) </source> List のそれぞれの芁玠を取埗するには '''car''' 関数あるいは '''first''' 関数、 '''cdr''' 関数あるいは '''rest''' 関数を䜿甚したす。 <source lang="lisp"> (setf list '(a b c)) (car list) ⇒ a (first list) ⇒ a (cdr list) ⇒ (b c) (rest list) ⇒ (b c) </source> Common Lisp においおは '''second''' 関数、 '''third''' 関数、 '''forth''' 関数以䞊 '''tenth''' たで続くが定矩されおいたす。 '''second''' 関数は '''cdr''' や '''rest''' ずは違うずいうこずに泚意しおください。 '''cdr''' ず '''rest''' は list の最初の芁玠の埌の残りの list を返したす。䞀方で '''second''' は list の2番目の芁玠を返したす。 <source lang="lisp"> (rest list) ⇒ (b c) (second list) ⇒ b (third list) ⇒ c (fourth list) ⇒ nil </source> List は連なった順序になっおいるので、順序を操䜜する関数は list も操䜜したす。 <source lang="lisp"> (subseq list 0 1) ⇒ (a) (subseq list 0 2) ⇒ (a b) </source> '''nth''' 関数は list から遞択した項目を抜き出したす。 <source lang="lisp"> (nth 0 list) ⇒ a </source> 最初の項目は 0th だずいうこずに泚意しおください。 Common Lisp はいく぀もの list を操䜜するフォヌム関数やマクロのこずですを持っおいたす。 '''mapcar''' は list のそれぞれの芁玠を、䞀床に䞀぀ず぀新しい list を䜜り出す凊理に䜿うこずができたす。 <source lang="lisp"> (defun add2 (n) (+ 2 n)) (mapcar #'add2 '(1 2 3)) ⇒ (3 4 5) </source> 䞊の䟋では、䞀぀の list に察しお mapping しおいたす。そのため単項関数匕数を䞀぀ずる関数を䜿いたした。 <tt>#'</tt> は匕数ずしお関数を枡すための特殊な方法です。このこずに関しおは次の章で詳しく玹介したす。䞀぀以䞊の list を map するこずも可胜です。関数は list にある同じ数の匕数をずらなくおはなりたせん。 <source lang="lisp"> (mapcar #'+ '(1 2 3) '(4 5 6)) ⇒ (5 7 9) </source> [[Category:Lisp|きほん]]
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2015-08-07T10:55:09Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC/List
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Lisp/基本/関数
関数 はほずんど党おのプログラミング蚀語で出䌚う抂念です。しかし Lisp においおは特別に重芁なものです。歎史的な経緯で蚀えば Lisp はラムダ蚈算の、党おのオブゞェクトは関数だずいうずころから瀺唆を受けおいたす。たったく反察偎の領域では、関数はほずんどたったくオブゞェクトではないずするプログラミング蚀語もありたす。これは Lisp のこずではありたせんが、ここでの「関数」は他のオブゞェクトず同じ特暩を持ちたす。このこずに぀いおはこの章で論じたす。 関数はほずんどの堎合 defun(DEfine FUNction)マクロを甚いお䜜成されたす。このマクロは匕数の list ず関数の body ず呌ばれる連続した Lisp匏 を持ちたす。 defun の兞型的な䜿甚法は以䞋の様になりたす。 ここでは匕数の list は (x1 x2) ずなり、 body は (print x1) (print x2) (+ x1 x2) ずなりたす。関数が呌ばれたずき、 body のそれぞれの匏は最初から最埌にかけお順番に評䟡されたす。最埌の匏にたどり着く前に、䜕かがあっお関数から返り倀が欲しい、ずいうこずになったずきはどうなるでしょうか? return-form マクロによっお返り倀を埗るこずができたす。䟋えば以䞋の様にです。 return-from の二番目の匕数はoptional(任意)です。これはこのマクロを呌び出す際は匕数が䞀぀だけでも呌び出すこずが出来るずいうこずです。䞊の䟋では関数は nil を返したす。しかし、どのようにしおこのような結果になるのでしょうか?今回の関数では匕数を2぀受け取りたす。それ以䞊でもなく、それ以䞋でもありたせん。答えは、我々が "匕数の list" ず呌んでいるものは芋た目どおりの単玔なものではないずいうこずです。実はこれは、 lambda list ず呌ばれるもので出くわすこずになるのは今回だけではありたせん。今埌、どのように optional(任意) の匕数を可胜にするのか、keyword 匕数を可胜にするのかを芋おいきたす。 初心者向けチュヌトリアルの章で芋たように、 Lisp の関数は他の別のオブゞェクトのように扱うこずが可胜です。䟋えば、関数は倉数に保存するこずも出来たすし、他の関数の匕数ずしお枡すこずも、関数の返り倀になるこずもできたす。前の章で関数を定矩したしたが、前の章で定矩した関数は、シンボル print-arguments-and-return-sum の function cell に保存されおいたす。 defun が関数をそこに配眮したのです。しかし、この関数が氞遠にこの堎所に束瞛されるわけではありたせん。この関数を抜き出しお、たた別のシンボルに配眮するこずも出来るのです。䟋えば、シンボルの function cell を利甚するには symbol-function を利甚したす。では他のシンボルに先ほどの関数を保存しおみたしょう。 早速打ち蟌んでみおの最初の反応はおよそ以䞋のようなものでしょう。 こうなっおしたうのはシンボルの function cell ではなく value cell に関数を配眮したからです。修埩するのは簡単です。 symbol-function を利甚しおいるので setf を䜿甚するこずができたす。 (paars 1 1) これで目的のものが埗られたした。 symbol-function が存圚するのには理由があるのですが、実際のコヌドではほずんど䜿われるこずはありたせん。なぜなら他の Lisp の機胜に取っお代わられたからです。そのうちの䞀぀が特殊呜什 function です。これは特殊呜什 symbol-function のように動きたすが、匕数を評䟡したせん。その代わりに、そのシンボルに束瞛されおいる関数を返したす。それは実質的な function cell 出はないこずに泚意です。 (function foo) は #' に短瞮するこずもでき、非垞に有甚です。䞀方で以䞋の様には曞くこずは出来たせん。 幞いなこずにシンボルの function cell 以倖の堎所から関数を呌び出すこずは可胜です。 function designator はシンボル(このケヌスでは function cell が䜿われおいたす)か関数そのもののどちらでもありたす。 funcall や apply は function designator を䜿甚しお関数を呌び出すのに䜿いたす。シンボル paars が今は同じ関数をその function cell ず value cell に含んでいるこずを思い出しおください。 value cell を倉曎しおみるず違いがわかりたす。 それでは funcall をそれぞれ違った方法で詊しおみたしょう。 二番目ず䞉番目の䟋の違いは paars が flet や labels を甚いお他の関数に䞀時的に束瞛されたものかどうかずいうこずです。䞉番目の funcall はこの䞀時的な関数を䜿い、䞀方で二番目の funcall は自身の function cell を䜿っおいるのです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "関数 はほずんど党おのプログラミング蚀語で出䌚う抂念です。しかし Lisp においおは特別に重芁なものです。歎史的な経緯で蚀えば Lisp はラムダ蚈算の、党おのオブゞェクトは関数だずいうずころから瀺唆を受けおいたす。たったく反察偎の領域では、関数はほずんどたったくオブゞェクトではないずするプログラミング蚀語もありたす。これは Lisp のこずではありたせんが、ここでの「関数」は他のオブゞェクトず同じ特暩を持ちたす。このこずに぀いおはこの章で論じたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "関数はほずんどの堎合 defun(DEfine FUNction)マクロを甚いお䜜成されたす。このマクロは匕数の list ず関数の body ず呌ばれる連続した Lisp匏 を持ちたす。 defun の兞型的な䜿甚法は以䞋の様になりたす。", "title": "関数定矩" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ここでは匕数の list は (x1 x2) ずなり、 body は (print x1) (print x2) (+ x1 x2) ずなりたす。関数が呌ばれたずき、 body のそれぞれの匏は最初から最埌にかけお順番に評䟡されたす。最埌の匏にたどり着く前に、䜕かがあっお関数から返り倀が欲しい、ずいうこずになったずきはどうなるでしょうか? return-form マクロによっお返り倀を埗るこずができたす。䟋えば以䞋の様にです。", "title": "関数定矩" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "return-from の二番目の匕数はoptional(任意)です。これはこのマクロを呌び出す際は匕数が䞀぀だけでも呌び出すこずが出来るずいうこずです。䞊の䟋では関数は nil を返したす。しかし、どのようにしおこのような結果になるのでしょうか?今回の関数では匕数を2぀受け取りたす。それ以䞊でもなく、それ以䞋でもありたせん。答えは、我々が \"匕数の list\" ず呌んでいるものは芋た目どおりの単玔なものではないずいうこずです。実はこれは、 lambda list ず呌ばれるもので出くわすこずになるのは今回だけではありたせん。今埌、どのように optional(任意) の匕数を可胜にするのか、keyword 匕数を可胜にするのかを芋おいきたす。", "title": "関数定矩" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "初心者向けチュヌトリアルの章で芋たように、 Lisp の関数は他の別のオブゞェクトのように扱うこずが可胜です。䟋えば、関数は倉数に保存するこずも出来たすし、他の関数の匕数ずしお枡すこずも、関数の返り倀になるこずもできたす。前の章で関数を定矩したしたが、前の章で定矩した関数は、シンボル print-arguments-and-return-sum の function cell に保存されおいたす。 defun が関数をそこに配眮したのです。しかし、この関数が氞遠にこの堎所に束瞛されるわけではありたせん。この関数を抜き出しお、たた別のシンボルに配眮するこずも出来るのです。䟋えば、シンボルの function cell を利甚するには symbol-function を利甚したす。では他のシンボルに先ほどの関数を保存しおみたしょう。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "早速打ち蟌んでみおの最初の反応はおよそ以䞋のようなものでしょう。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "こうなっおしたうのはシンボルの function cell ではなく value cell に関数を配眮したからです。修埩するのは簡単です。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "symbol-function を利甚しおいるので setf を䜿甚するこずができたす。 (paars 1 1) これで目的のものが埗られたした。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "symbol-function が存圚するのには理由があるのですが、実際のコヌドではほずんど䜿われるこずはありたせん。なぜなら他の Lisp の機胜に取っお代わられたからです。そのうちの䞀぀が特殊呜什 function です。これは特殊呜什 symbol-function のように動きたすが、匕数を評䟡したせん。その代わりに、そのシンボルに束瞛されおいる関数を返したす。それは実質的な function cell 出はないこずに泚意です。 (function foo) は #' に短瞮するこずもでき、非垞に有甚です。䞀方で以䞋の様には曞くこずは出来たせん。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "幞いなこずにシンボルの function cell 以倖の堎所から関数を呌び出すこずは可胜です。 function designator はシンボル(このケヌスでは function cell が䜿われおいたす)か関数そのもののどちらでもありたす。 funcall や apply は function designator を䜿甚しお関数を呌び出すのに䜿いたす。シンボル paars が今は同じ関数をその function cell ず value cell に含んでいるこずを思い出しおください。 value cell を倉曎しおみるず違いがわかりたす。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "それでは funcall をそれぞれ違った方法で詊しおみたしょう。", "title": "デヌタずしおの関数" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "二番目ず䞉番目の䟋の違いは paars が flet や labels を甚いお他の関数に䞀時的に束瞛されたものかどうかずいうこずです。䞉番目の funcall はこの䞀時的な関数を䜿い、䞀方で二番目の funcall は自身の function cell を䜿っおいるのです。", "title": "デヌタずしおの関数" } ]
関数 はほずんど党おのプログラミング蚀語で出䌚う抂念です。しかし Lisp においおは特別に重芁なものです。歎史的な経緯で蚀えば Lisp はラムダ蚈算の、党おのオブゞェクトは関数だずいうずころから瀺唆を受けおいたす。たったく反察偎の領域では、関数はほずんどたったくオブゞェクトではないずするプログラミング蚀語もありたす。これは Lisp のこずではありたせんが、ここでの「関数」は他のオブゞェクトず同じ特暩を持ちたす。このこずに぀いおはこの章で論じたす。
'''関数''' はほずんど党おのプログラミング蚀語で出䌚う抂念です。しかし Lisp においおは特別に重芁なものです。歎史的な経緯で蚀えば Lisp は[[w:ja:ラムダ蚈算|ラムダ蚈算]]の、党おのオブゞェクトは関数だずいうずころから瀺唆を受けおいたす。たったく反察偎の領域では、関数はほずんどたったくオブゞェクトではないずするプログラミング蚀語もありたす。これは Lisp のこずではありたせんが、ここでの「関数」は他のオブゞェクトず同じ特暩を持ちたす。このこずに぀いおはこの章で論じたす。 == 関数定矩 == 関数はほずんどの堎合 '''defun'''DEfine FUNctionマクロを甚いお䜜成されたす。このマクロは匕数の list ず関数の ''body'' ず呌ばれる連続した Lisp匏 を持ちたす。 defun の兞型的な䜿甚法は以䞋の様になりたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (defun print-arguments-and-return-sum (x1 x2) (print x1) (print x2) (+ x1 x2)) </syntaxhighlight> ここでは匕数の list は (x1 x2) ずなり、 body は (print x1) (print x2) (+ x1 x2) ずなりたす。関数が呌ばれたずき、 body のそれぞれの匏は最初から最埌にかけお順番に評䟡されたす。最埌の匏にたどり着く前に、䜕かがあっお関数から返り倀が欲しい、ずいうこずになったずきはどうなるでしょうか '''return-form''' マクロによっお返り倀を埗るこずができたす。䟋えば以䞋の様にです。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (defun print-arguments-and-return-sum (x1 x2) (print x1) (print x2) (unless (and (numberp x1) (numberp x2)) (return-from print-arguments-and-return-sum "Error!")) (+ x1 x2)) </syntaxhighlight> '''return-from''' の二番目の匕数は''optional任意''です。これはこのマクロを呌び出す際は匕数が䞀぀だけでも呌び出すこずが出来るずいうこずです。䞊の䟋では関数は '''nil''' を返したす。しかし、どのようにしおこのような結果になるのでしょうか今回の関数では匕数を2぀受け取りたす。それ以䞊でもなく、それ以䞋でもありたせん。答えは、我々が "匕数の list" ず呌んでいるものは芋た目どおりの単玔なものではないずいうこずです。実はこれは、 ''lambda list'' ず呌ばれるもので出くわすこずになるのは今回だけではありたせん。今埌、どのように ''optional任意'' の匕数を可胜にするのか、''keyword'' 匕数を可胜にするのかを芋おいきたす。 == デヌタずしおの関数 == 初心者向けチュヌトリアルの章で芋たように、 Lisp の関数は他の別のオブゞェクトのように扱うこずが可胜です。䟋えば、関数は倉数に保存するこずも出来たすし、他の関数の匕数ずしお枡すこずも、関数の返り倀になるこずもできたす。前の章で関数を定矩したしたが、前の章で定矩した関数は、シンボル '''print-arguments-and-return-sum''' の ''function cell'' に保存されおいたす。 '''defun''' が関数をそこに配眮したのです。しかし、この関数が氞遠にこの堎所に束瞛されるわけではありたせん。この関数を抜き出しお、たた別のシンボルに配眮するこずも出来るのです。䟋えば、シンボルの function cell を利甚するには '''symbol-function''' を利甚したす。では他のシンボルに先ほどの関数を保存しおみたしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf paars (symbol-function 'print-arguments-and-return-sum)) </syntaxhighlight> 早速打ち蟌んでみおの最初の反応はおよそ以䞋のようなものでしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> >(paars 1 1) EVAL: undefined function PAARS [Condition of type SYSTEM::SIMPLE-UNDEFINED-FUNCTION] </syntaxhighlight> こうなっおしたうのはシンボルの function cell ではなく ''value cell'' に関数を配眮したからです。修埩するのは簡単です。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf (symbol-function 'paars) (symbol-function 'print-arguments-and-return-sum)) </syntaxhighlight> '''symbol-function''' を利甚しおいるので '''setf''' を䜿甚するこずができたす。 <code>(paars 1 1)</code> これで目的のものが埗られたした。 '''symbol-function''' が存圚するのには理由があるのですが、実際のコヌドではほずんど䜿われるこずはありたせん。なぜなら他の Lisp の機胜に取っお代わられたからです。そのうちの䞀぀が特殊呜什 '''function''' です。これは特殊呜什 '''symbol-function''' のように動きたすが、匕数を評䟡したせん。その代わりに、そのシンボルに束瞛されおいる関数を返したす。それは実質的な ''function cell'' 出はないこずに泚意です。 <code>(function foo)</code> は <code>#'</code> に短瞮するこずもでき、非垞に有甚です。䞀方で以䞋の様には曞くこずは出来たせん。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf (function paars) (function print-arguments-and-return-sum)) </syntaxhighlight> 幞いなこずにシンボルの function cell 以倖の堎所から関数を呌び出すこずは可胜です。 ''function designator'' はシンボルこのケヌスでは function cell が䜿われおいたすか関数そのもののどちらでもありたす。 '''funcall''' や '''apply''' は function designator を䜿甚しお関数を呌び出すのに䜿いたす。シンボル '''paars''' が今は同じ関数をその function cell ず value cell に含んでいるこずを思い出しおください。 value cell を倉曎しおみるず違いがわかりたす。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (setf paars #'+) </syntaxhighlight> それでは funcall をそれぞれ違った方法で詊しおみたしょう。 <syntaxhighlight lang="lisp"> (funcall paars 1 2) ;equivalent to (+ 1 2) (funcall 'paars 1 2) ;equivalent to (funcall (symbol-function paars) 1 2) (funcall #'paars 1 2) ;equivalent to (paars 1 2) </syntaxhighlight> 二番目ず䞉番目の䟋の違いは '''paars''' が '''flet''' や '''labels''' を甚いお他の関数に䞀時的に束瞛されたものかどうかずいうこずです。䞉番目の funcall はこの䞀時的な関数を䜿い、䞀方で二番目の funcall は自身の function cell を䜿っおいるのです。 [[Category:Lisp|きほん かんすう]]
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2015-08-07T10:55:08Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC/%E9%96%A2%E6%95%B0
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Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/数倀
Common Lisp は、ほずんどのプログラミング蚀語よりもたくさんの耇雑な蚈算課題を実行するためのサポヌトを行いたす。これは、巚倧な敎数、有理数、耇玠数などぞのサポヌトず、それらのために機胜する関数によっお達成されるものです。 数倀型の階局は以䞋の様になりたす。 定敎数(fixnum)はあたり倧きすぎない数倀で、非垞に頻繁に凊理される敎数です。Common Lisp の実装にもよるのですが、 [-2,2-1] の範囲の党おの敎数は定敎数ずみなされたす。 任意長敎数(bignum)は定敎数ではない敎数です。この敎数のサむズは Lisp に割り圓おられたメモリの量によりたす。メモリの割り圓おの限りにおいおどれだけでも倧きな倀をずるこずが出来たす。しかし、その代わり定敎数の凊理に比べお非垞に凊理が遅くなりたす。もちろんだからずいっおこれが圹に立たないずいうわけではありたせん。 分数(ratio)は二぀の敎数の比、割合を衚したものです。分数は 分子 / 分母 ずいう圢を持ちたす。割り算の機胜を持぀ / 関数は、匕数が敎数か分数の堎合、垞に分数を䜜り出したす。䟋えば、 (/ 1 2) の結果は 1/2 であっお 0.5 ではありたせん。他の数倀蚈算の関数も分数でしっかりず動きたす。 小数(float)は浮動小数点数を省略した蚀い方で、ほずんどのプログラミング蚀語では非敎数の数倀を衚すのに䜿甚されるデヌタ型です。 Common Lisp では4぀の小数を衚す型があり、凊理系の実装によるのですが、型ごずに粟確性が高いものを提䟛したす。デフォルトでは凊理系は小数を短小粟床浮動小数点(short-float)ずみなしたすが、これは正確性に限界がありたす。もっず正確な小数を入力するには、たずえば倍粟床浮動小数点(double-float)での "1.0d0" のような他の蚘法が䜿甚されなければなりたせん。 耇玠数(complex)は文字通り耇玠数を衚すデヌタ型です。耇玠数の衚蚘法は #C(実数郚 虚数郚) の圢匏ずなりたす。実数郚ず虚数郚の郚分は有理数か、小数ずなりたす。党おの数倀蚈算の凊理においおは耇玠数の凊理が可胜です。たた、乗数や察数などの、その他の倚くの関数においおも耇玠数は拡匵可胜です。 次に挙げる関数は党おの皮類の数倀のために定矩されおいたす。 次の関数は特殊な数倀のために定矩されおいたす。 gcd ず lcm は耇数の敎数から最倧公玄数ず最小公倍数を蚈算したす。 isqrt は䞎えられた自然数の平方根の敎数で最倧のものを返したす。 cis は e を蚈算したす。φ はラゞアンずしお䞎えられた数倀です。 次の関数は数倀の比范に䜿甚するこずができたす。それぞれの関数はどんな数倀も匕数ずしお取るこずができたす。 これらの関数はある型の数倀を別の型に倉換するずきに䜿われたす。 述語は真の堎合は nil でない返り倀を、停の堎合は nil を返したす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Common Lisp は、ほずんどのプログラミング蚀語よりもたくさんの耇雑な蚈算課題を実行するためのサポヌトを行いたす。これは、巚倧な敎数、有理数、耇玠数などぞのサポヌトず、それらのために機胜する関数によっお達成されるものです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "数倀型の階局は以䞋の様になりたす。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "定敎数(fixnum)はあたり倧きすぎない数倀で、非垞に頻繁に凊理される敎数です。Common Lisp の実装にもよるのですが、 [-2,2-1] の範囲の党おの敎数は定敎数ずみなされたす。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "任意長敎数(bignum)は定敎数ではない敎数です。この敎数のサむズは Lisp に割り圓おられたメモリの量によりたす。メモリの割り圓おの限りにおいおどれだけでも倧きな倀をずるこずが出来たす。しかし、その代わり定敎数の凊理に比べお非垞に凊理が遅くなりたす。もちろんだからずいっおこれが圹に立たないずいうわけではありたせん。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "分数(ratio)は二぀の敎数の比、割合を衚したものです。分数は 分子 / 分母 ずいう圢を持ちたす。割り算の機胜を持぀ / 関数は、匕数が敎数か分数の堎合、垞に分数を䜜り出したす。䟋えば、 (/ 1 2) の結果は 1/2 であっお 0.5 ではありたせん。他の数倀蚈算の関数も分数でしっかりず動きたす。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "小数(float)は浮動小数点数を省略した蚀い方で、ほずんどのプログラミング蚀語では非敎数の数倀を衚すのに䜿甚されるデヌタ型です。 Common Lisp では4぀の小数を衚す型があり、凊理系の実装によるのですが、型ごずに粟確性が高いものを提䟛したす。デフォルトでは凊理系は小数を短小粟床浮動小数点(short-float)ずみなしたすが、これは正確性に限界がありたす。もっず正確な小数を入力するには、たずえば倍粟床浮動小数点(double-float)での \"1.0d0\" のような他の蚘法が䜿甚されなければなりたせん。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "耇玠数(complex)は文字通り耇玠数を衚すデヌタ型です。耇玠数の衚蚘法は #C(実数郚 虚数郚) の圢匏ずなりたす。実数郚ず虚数郚の郚分は有理数か、小数ずなりたす。党おの数倀蚈算の凊理においおは耇玠数の凊理が可胜です。たた、乗数や察数などの、その他の倚くの関数においおも耇玠数は拡匵可胜です。", "title": "数倀の型" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "次に挙げる関数は党おの皮類の数倀のために定矩されおいたす。", "title": "数倀凊理" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "次の関数は特殊な数倀のために定矩されおいたす。 gcd ず lcm は耇数の敎数から最倧公玄数ず最小公倍数を蚈算したす。 isqrt は䞎えられた自然数の平方根の敎数で最倧のものを返したす。 cis は e を蚈算したす。φ はラゞアンずしお䞎えられた数倀です。", "title": "数倀凊理" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "次の関数は数倀の比范に䜿甚するこずができたす。それぞれの関数はどんな数倀も匕数ずしお取るこずができたす。", "title": "数倀の比范" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "これらの関数はある型の数倀を別の型に倉換するずきに䜿われたす。", "title": "数倀型の操䜜" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "述語は真の堎合は nil でない返り倀を、停の堎合は nil を返したす。", "title": "数倀に関する述語" } ]
Common Lisp は、ほずんどのプログラミング蚀語よりもたくさんの耇雑な蚈算課題を実行するためのサポヌトを行いたす。これは、巚倧な敎数、有理数、耇玠数などぞのサポヌトず、それらのために機胜する関数によっお達成されるものです。
Common Lisp は、ほずんどのプログラミング蚀語よりもたくさんの耇雑な蚈算課題を実行するためのサポヌトを行いたす。これは、巚倧な敎数、有理数、耇玠数などぞのサポヌトず、それらのために機胜する関数によっお達成されるものです。 ==数倀の型== '''数倀'''型の階局は以䞋の様になりたす。 *'''数倀 number''' **'''実数 real''' ***'''有理数 rational''' ****'''敎数 integer''' *****'''定敎数 fixnum''' *****'''任意長敎数 bignum''' ****'''分数 ratio''' ***'''小数 float''' ****'''短小粟床浮動小数点 short-float''' ****'''単粟床浮動小数点 single-float''' ****'''倍粟床浮動小数点 double-float''' ****'''高粟床浮動小数点 long-float''' **'''耇玠数 complex''' ===定敎数fixnumず任意長敎数bignum=== '''定敎数fixnum'''はあたり倧きすぎない数倀で、非垞に頻繁に凊理される敎数です。Common Lisp の実装にもよるのですが、 <nowiki>[</nowiki>-2<sup>15</sup>,2<sup>15</sup>-1<nowiki>]</nowiki> の範囲の党おの敎数は定敎数ずみなされたす。 '''任意長敎数bignum'''は定敎数ではない敎数です。この敎数のサむズは Lisp に割り圓おられたメモリの量によりたす。メモリの割り圓おの限りにおいおどれだけでも倧きな倀をずるこずが出来たす。しかし、その代わり定敎数の凊理に比べお非垞に凊理が遅くなりたす。もちろんだからずいっおこれが圹に立たないずいうわけではありたせん。 ===分数ratio=== '''分数ratio'''は二぀の敎数の比、割合を衚したものです。分数は ''分子 / 分母'' ずいう圢を持ちたす。割り算の機胜を持぀ ''/'' 関数は、匕数が敎数か分数の堎合、垞に分数を䜜り出したす。䟋えば、 <code>(/ 1 2)</code> の結果は 1/2 であっお 0.5 ではありたせん。他の数倀蚈算の関数も分数でしっかりず動きたす。 ===小数float=== '''小数float'''は[[w:ja:浮動小数点数|浮動小数点数]]を省略した蚀い方で、ほずんどのプログラミング蚀語では非敎数の数倀を衚すのに䜿甚されるデヌタ型です。 Common Lisp では4぀の小数を衚す型があり、凊理系の実装によるのですが、型ごずに粟確性が高いものを提䟛したす。デフォルトでは凊理系は小数を短小粟床浮動小数点short-floatずみなしたすが、これは正確性に限界がありたす。もっず正確な小数を入力するには、たずえば倍粟床浮動小数点double-floatでの "1.0d0" のような他の蚘法が䜿甚されなければなりたせん。 ===耇玠数complex=== '''耇玠数complex'''は文字通り[[w:ja:耇玠数|耇玠数]]を衚すデヌタ型です。耇玠数の衚蚘法は #C(''実数郚'' ''虚数郚'') の圢匏ずなりたす。実数郚ず虚数郚の郚分は有理数か、小数ずなりたす。党おの数倀蚈算の凊理においおは耇玠数の凊理が可胜です。たた、乗数や察数などの、その他の倚くの関数においおも耇玠数は拡匵可胜です。 ==数倀凊理== 次に挙げる関数は党おの皮類の数倀のために定矩されおいたす。 *挔算凊理を行う '''+, -, *, /''' は非垞にわかりやすいこれらの呜什は二぀以䞊の匕数を取れるこずに泚意 *'''sin, cos, tan, acos, asin, atan''' は䞉角法を凊理する関数を提䟛したす。 *同じように、䟋えば '''asinh''' のように䞉角法を凊理する関数の末尟に '''h''' を付加するず、双曲線関数に察応するものを提䟛したす。 *'''exp''' ず '''expt''' では乗数を凊理したす。 '''exp''' は匕数を䞀぀ずり[[w:ja:ネむピア数|ネむピア数]]の乗算e<sup>x</sup>したものを返したす。䞀方で '''expt''' は底ず指数の二぀の匕数をずりたす。 *'''sqrt''' は数倀の平方根を返したす。 *'''log''' は察数を蚈算したす。もし匕数が䞀぀の堎合は、自然察数が蚈算され、匕数が二぀の堎合は二番目の匕数が底ずしお䜿甚されたす。 *'''conjugate''' は数倀の[[w:ja:耇玠共圹|耇玠共圹]]を返したす。実郚のための返り倀はその倀自身ずなりたす。 *'''abs''' は数倀の絶察倀あるいは倧きさを返したす。 *'''phase''' は数倀の耇玠数の偏角成分を返したす。 *'''signum''' は匕数自身の同じ䜍盞の数倀を単䜍の倧きさず共に返したす。 次の関数は特殊な数倀のために定矩されおいたす。 '''gcd''' ず '''lcm''' は耇数の敎数から[[w:ja:最倧公玄数|最倧公玄数]]ず[[w:ja:最小公倍数|最小公倍数]]を蚈算したす。 '''isqrt''' は䞎えられた自然数の平方根の敎数で最倧のものを返したす。 '''cis''' は e<sup>iφ</sup> を蚈算したす。φ はラゞアンずしお䞎えられた数倀です。 ==数倀の比范== 次の関数は数倀の比范に䜿甚するこずができたす。それぞれの関数はどんな数倀も匕数ずしお取るこずができたす。 *'''=''' は党おの匕数が同じ数倀なら '''t''' を返したす。さもなければ '''nil''' を返したす。小数の䞍正確な特質のため、小数の比范には䜿甚しないこずをおすすめしたす。 *'''/=''' は党おの匕数が''違う''数倀なら '''t''' を返したす。 <code>(/= a b c)</code> は垞に <code>(not (= a b c))</code> ず同じではないこずに泚意したしょう。 *'''<, <=, >, >=''' は匕数が正しく䞀連の連なりを持っおいるかチェックしたす。この関数は耇玠数に䜿うこずはできたせん。 *'''max''' ず '''min''' はそれぞれ察照的に、匕数の最倧のものず最小のものを返したす。 ==数倀型の操䜜== これらの関数はある型の数倀を別の型に倉換するずきに䜿われたす。 *'''floor, ceiling, truncate, round''' は数倀ず陀数の二぀の匕数をずりたす。返り倀は商敎数ず剰䜙数倀商×陀数ずなりたす。それぞれの方法は、関数に応じた商を遞ぶためのものです。 '''floor''' は ''比数倀 / 陀数'' 未満の最も倧きい敎数を返したす。 '''ceiling''' は ''比'' を超える最も倧きい敎数を返したす。 '''truncate''' は ''比'' の最倧の絶察倀でもあり、最小の絶察倀でもあるような倀ず同じものを敎数ずしお返したす。そしお '''round''' は ''比'' に最も近い敎数を返したす。もし比に最も近い倀が二぀ある堎合は偶数の方を遞びたす。これらの関数は二぀の倀を返すずいうこずにも泚意です。[[耇数倀]]も参照しおください。 *'''ffloor, fceiling, ftruncate, fround''' は䞊の関数ず同じですが、''商''が小数型の数倀に倉換されたす。 *('''mod''' a b) は ('''floor''' a b) の二番目の返り倀を返したす。 *('''rem''' a b) は ('''truncate''' a b) の二番目の返り倀を返したす。 *'''float''' は最初の匕数ただし実数を小数に倉換したす。これを䜿甚するこずで有理数における蚈算速床の䜎䞋を防ぐこずが出来るでしょう example 1 を参照のこず二぀目の任意の匕数は ''prototype'' ずしお扱われるもので、小数でなければなりたせん。結果はプロトタむプずしおの小数型ずなりたす。 *'''rational''' あるいは '''rationalize''' は実数を有理数に倉換するものです。匕数が小数の有理数ならば、数孊的に小数ず同じ倀の有理数に倉換されたす。 '''rationalize''' は入力された小数のほが正確な数倀を返したす。前者の関数は巚倧な分母の分数を䜜り出すのに䜿甚されたす。そのため考えおいるほどには圹に立たないかもしれたせん。 *'''numerator''' ず '''denominator''' はそれぞれ有理数の分子ず分母を返したす。 *'''complex''' は実郚ず虚郚から耇玠数を䜜成したす。'''realpart''' ず '''imagpart''' はそれぞれ数倀の実郚ず虚郚を返したす。 ==数倀に関する述語== 述語は真の堎合は nil でない返り倀を、停の堎合は '''nil''' を返したす。 *'''zerop''' は匕数が 0 かどうかを刀定したす。Lisp には耇数のれロが存圚したす。 - 敎数の 0, 実数の 0, 耇玠数の 0, マむナスの 0 も含たれるでしょう。 *'''plusp, minusp''' は匕数が正か負かを刀定したす。 *'''evenp, oddp''' は匕数の敎数が偶数か奇数かを刀定したす。 *'''integerp''' は匕数が敎数かどうかを刀定したす。䞊蚘の敎数のツリヌに含たれるものです。 *'''floatp''' は匕数が小数かどうかを刀定したす。 *'''rationalp''' は匕数が有理数かどうかを刀定したす。 *'''realp''' は匕数が実数かどうかを刀定したす。 *'''complexp''' は匕数が耇玠数かどうかを刀定したす。 ==挔習== * [[/Example 1|Example 1]] [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお すうち]]
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2021-06-29T00:12:33Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/%E6%95%B0%E5%80%A4
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Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/数倀/Example 1
問題: 耇玠数ず、凜数の唯䞀の根を含む正方圢の面積によっお定矩された凜数 f が䞎えられる。この堎合の根(ルヌト、√)を求めよ。 この凜数 1/f(x) のために留数定理を䜿いたす。たずは正方圢䞊の経路積分をできるようになる必芁がありたす。 main loop は拡匵された loop 構文でもっず簡朔にするこずが出来たす。䞊蚘の関数は非垞に手続き型ずしお自然です。 C蚀語 のようなプログラミング蚀語でも同様のアルゎリズムを䜿うこずができるでしょう。それでも、 Lisp は組み蟌みの耇玠数のサポヌトがあり、 C蚀語 の switch ずは違い、返り倀を返す case 文もあるために、ちょっずした利点があるのです。 float 関数は割り算の結果を小数型に倉換するずいうこずに泚意しおください。こうしなければ、 Lisp は分数で蚈算を行い、結果が芋栄えのいいものになりたせん。(1000桁の分母を持぀分数の芋栄えがいいず思うのでなければですが。)この関数を Lisp で読み蟌むずすぐに詊しおみるこずが出来たす。 これには、 2πi が結果になるず予想する理屈が関連しおいたす。 ここで、留数定理の掚論によれば、 0 でない面積の線積分を行う限りにおいお、その面積には極がある、ずいうこずになりたす。ここで私たちが求める物を提䟛しおくれる先ほど定矩した関数の䞀぀䞊の階局のシンプルな関数を曞くずこうなりたす。 この返り倀は、次の関数の再垰を終了する堎合に圹に立ちたす。次の関数では正方圢を四぀の正方圢に分け、この課題を終えるために盞互再垰を䜿甚したす。 これは、関数型プログラミングがいかにコヌドの行数を節玄できるかずいう実䟋になりたす。ここでは小さな補助関数を定矩したす。これは、そのレキシカル環境のために f, start, h そしお precision の倀がわかっおいるので、この関数に枡すのは正方圢の右䞊の角の座暙だけでいいのです。たた、 or マクロの機胜が䜙分な分岐を省いおくれたす。しかし、 check-pole ず find-pole が違った状況で䜕を返すのか、返り倀が制埡構造にどのような圱響を及がすのかを苊劎しお理解するのはいい緎習になるでしょう。 最埌に、凜数 f の根を芋぀けるために、 1/f の極を芋぀けなければなりたせん。これは非垞に簡単に出来たす。 では詊しおみたしょう。凜数 f(x)=x2+2 は ±sqrt(2)*i ずいう二぀の耇玠数の根を持っおいたす。ここたで定矩したプログラムが䞊郚の根を芋぀けられるか芋おみたしょう。 正しい答えを返しおいるみたいですね。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "問題: 耇玠数ず、凜数の唯䞀の根を含む正方圢の面積によっお定矩された凜数 f が䞎えられる。この堎合の根(ルヌト、√)を求めよ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この凜数 1/f(x) のために留数定理を䜿いたす。たずは正方圢䞊の経路積分をできるようになる必芁がありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "main loop は拡匵された loop 構文でもっず簡朔にするこずが出来たす。䞊蚘の関数は非垞に手続き型ずしお自然です。 C蚀語 のようなプログラミング蚀語でも同様のアルゎリズムを䜿うこずができるでしょう。それでも、 Lisp は組み蟌みの耇玠数のサポヌトがあり、 C蚀語 の switch ずは違い、返り倀を返す case 文もあるために、ちょっずした利点があるのです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "float 関数は割り算の結果を小数型に倉換するずいうこずに泚意しおください。こうしなければ、 Lisp は分数で蚈算を行い、結果が芋栄えのいいものになりたせん。(1000桁の分母を持぀分数の芋栄えがいいず思うのでなければですが。)この関数を Lisp で読み蟌むずすぐに詊しおみるこずが出来たす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "これには、 2πi が結果になるず予想する理屈が関連しおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ここで、留数定理の掚論によれば、 0 でない面積の線積分を行う限りにおいお、その面積には極がある、ずいうこずになりたす。ここで私たちが求める物を提䟛しおくれる先ほど定矩した関数の䞀぀䞊の階局のシンプルな関数を曞くずこうなりたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "この返り倀は、次の関数の再垰を終了する堎合に圹に立ちたす。次の関数では正方圢を四぀の正方圢に分け、この課題を終えるために盞互再垰を䜿甚したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "これは、関数型プログラミングがいかにコヌドの行数を節玄できるかずいう実䟋になりたす。ここでは小さな補助関数を定矩したす。これは、そのレキシカル環境のために f, start, h そしお precision の倀がわかっおいるので、この関数に枡すのは正方圢の右䞊の角の座暙だけでいいのです。たた、 or マクロの機胜が䜙分な分岐を省いおくれたす。しかし、 check-pole ず find-pole が違った状況で䜕を返すのか、返り倀が制埡構造にどのような圱響を及がすのかを苊劎しお理解するのはいい緎習になるでしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "最埌に、凜数 f の根を芋぀けるために、 1/f の極を芋぀けなければなりたせん。これは非垞に簡単に出来たす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "では詊しおみたしょう。凜数 f(x)=x2+2 は ±sqrt(2)*i ずいう二぀の耇玠数の根を持っおいたす。ここたで定矩したプログラムが䞊郚の根を芋぀けられるか芋おみたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "正しい答えを返しおいるみたいですね。", "title": "" } ]
問題: 耇玠数ず、凜数の唯䞀の根を含む正方圢の面積によっお定矩された凜数 f が䞎えられる。この堎合の根ルヌト、√を求めよ。 この凜数 1/f(x) のために留数定理を䜿いたす。たずは正方圢䞊の経路積分をできるようになる必芁がありたす。 main loop は拡匵された loop 構文でもっず簡朔にするこずが出来たす。䞊蚘の関数は非垞に手続き型ずしお自然です。 C蚀語 のようなプログラミング蚀語でも同様のアルゎリズムを䜿うこずができるでしょう。それでも、 Lisp は組み蟌みの耇玠数のサポヌトがあり、 C蚀語 の switch ずは違い、返り倀を返す case 文もあるために、ちょっずした利点があるのです。 float 関数は割り算の結果を小数型に倉換するずいうこずに泚意しおください。こうしなければ、 Lisp は分数で蚈算を行い、結果が芋栄えのいいものになりたせん。1000桁の分母を持぀分数の芋栄えがいいず思うのでなければですが。この関数を Lisp で読み蟌むずすぐに詊しおみるこずが出来たす。 これには、 2πi が結果になるず予想する理屈が関連しおいたす。 ここで、留数定理の掚論によれば、 0 でない面積の線積分を行う限りにおいお、その面積には極がある、ずいうこずになりたす。ここで私たちが求める物を提䟛しおくれる先ほど定矩した関数の䞀぀䞊の階局のシンプルな関数を曞くずこうなりたす。 この返り倀は、次の関数の再垰を終了する堎合に圹に立ちたす。次の関数では正方圢を四぀の正方圢に分け、この課題を終えるために盞互再垰を䜿甚したす。 これは、関数型プログラミングがいかにコヌドの行数を節玄できるかずいう実䟋になりたす。ここでは小さな補助関数を定矩したす。これは、そのレキシカル環境のために f, start, h そしお precision の倀がわかっおいるので、この関数に枡すのは正方圢の右䞊の角の座暙だけでいいのです。たた、 or マクロの機胜が䜙分な分岐を省いおくれたす。しかし、 check-pole ず find-pole が違った状況で䜕を返すのか、返り倀が制埡構造にどのような圱響を及がすのかを苊劎しお理解するのはいい緎習になるでしょう。 最埌に、凜数 f の根を芋぀けるために、 1/f の極を芋぀けなければなりたせん。これは非垞に簡単に出来たす。 では詊しおみたしょう。凜数 f(x)=x²+2 は ±sqrt(2)*i ずいう二぀の耇玠数の根を持っおいたす。ここたで定矩したプログラムが䞊郚の根を芋぀けられるか芋おみたしょう。 正しい答えを返しおいるみたいですね。
'''問題''': 耇玠数ず、凜数の唯䞀の根を含む正方圢の面積によっお定矩された凜数 '''f''' が䞎えられる。この堎合の根ルヌト、√を求めよ。 この凜数 1/f(x) のために[[w:ja:留数#留数定理|留数定理]]を䜿いたす。たずは正方圢䞊の経路積分をできるようになる必芁がありたす。 <source lang="lisp"> (defun integrate-square-path (f start length precision) "f は積分のための凜数。 Start は耇玠数 : 正方圢の䞋蟺の巊の角。 Length は正方圢の蟺の長さ。 Precision は蚱容可胜な二点間の距離。" (let* ((sum 0) ;;この倉数に結果が合蚈される。 (n (ceiling (/ length precision))) ;;それぞれの蟺にいく぀のいく぀の点があるか (step (float (/ length n))) ;;二点間の距離 (j 0) ;;index (side 0) ;;蟺の番号: 0 から 3 たで (d (complex step 0)) ;;2点間の耇玠数 (cur start)) ;;珟圚䜍眮 (loop (incf sum (* (funcall f cur) d)) ;;合蚈を増加 (incf cur d) ;;䜍眮の倉曎 (incf j) ;;indexを増加させる (when (= j n) ;;蟺の倉曎 (setf j 0) (incf side) (setf d (case side ;;方向の倉曎 (1 (complex 0 step)) (2 (complex (- step) 0)) (3 (complex 0 (- step))) (4 (return sum)))))))) </source> main loop は拡匵された '''loop''' 構文でもっず簡朔にするこずが出来たす。䞊蚘の関数は非垞に手続き型ずしお自然です。 C蚀語 のようなプログラミング蚀語でも同様のアルゎリズムを䜿うこずができるでしょう。それでも、 Lisp は組み蟌みの耇玠数のサポヌトがあり、 C蚀語 の '''switch''' ずは違い、返り倀を返す '''case''' 文もあるために、ちょっずした利点があるのです。 '''float''' 関数は割り算の結果を小数型に倉換するずいうこずに泚意しおください。こうしなければ、 Lisp は分数で蚈算を行い、結果が芋栄えのいいものになりたせん。1000桁の分母を持぀分数の芋栄えがいいず思うのでなければですが。この関数を Lisp で読み蟌むずすぐに詊しおみるこずが出来たす。 <source lang="lisp"> CL-USER> (integrate-square-path (lambda (x) (/ 1 x)) #C(-1 -1) 2 0.001) #C(-0.0019999794 6.2832413) </source> これには、 2πi が結果になるず予想する理屈が関連しおいたす。 ここで、留数定理の掚論によれば、 0 でない面積の線積分を行う限りにおいお、その面積には極がある、ずいうこずになりたす。ここで私たちが求める物を提䟛しおくれる先ほど定矩した関数の䞀぀䞊の階局のシンプルな関数を曞くずこうなりたす。 <source lang="lisp"> (defun pole-p (f start length precision) "䞎えられた正方圢が f の極を持぀かどうか、ずいうこずず もし極があるのなら、その䞭心を返す。" (when (> (abs (integrate-square-path f start length precision)) (sqrt precision)) (+ start (/ (complex length length) 2)))) </source> この返り倀は、次の関数の再垰を終了する堎合に圹に立ちたす。次の関数では正方圢を四぀の正方圢に分け、この課題を終えるために盞互再垰を䜿甚したす。 <source lang="lisp"> (defun find-pole (f start length precision) "正方圢の面積にある凜数の極を探し出す。" (when (> (* precision 10) length) (return-from find-pole (pole-p f start length precision))) (let ((h (float (/ length 2)))) (flet ((check-pole (start) (when (pole-p f start h precision) (find-pole f start h precision)))) (or (check-pole start) (check-pole (+ start (complex 0 h))) (check-pole (+ start (complex h 0))) (check-pole (+ start (complex h h))))))) </source> これは、関数型プログラミングがいかにコヌドの行数を節玄できるかずいう実䟋になりたす。ここでは小さな補助関数を定矩したす。これは、そのレキシカル環境のために '''f''', '''start''', '''h''' そしお '''precision''' の倀がわかっおいるので、この関数に枡すのは正方圢の右䞊の角の座暙だけでいいのです。たた、 '''or''' マクロの機胜が䜙分な分岐を省いおくれたす。しかし、 check-pole ず find-pole が違った状況で䜕を返すのか、返り倀が制埡構造にどのような圱響を及がすのかを苊劎しお理解するのはいい緎習になるでしょう。 最埌に、凜数 f の根を芋぀けるために、 1/f の極を芋぀けなければなりたせん。これは非垞に簡単に出来たす。 <source lang="lisp"> (defun find-root (f start length precision) "正方圢の面積内の凜数の根を芋぀ける" (find-pole (lambda (x) (/ 1 (funcall f x))) start length precision)) </source> では詊しおみたしょう。凜数 f(x)=x²+2 は ±sqrt(2)*i ずいう二぀の耇玠数の根を持っおいたす。ここたで定矩したプログラムが䞊郚の根を芋぀けられるか芋おみたしょう。 <source lang="lisp"> CL-USER> (find-root (lambda (x) (+ (* x x) 2)) #C(-1 0) 5 0.0001) #C(-5.493164E-4 1.4138794) </source> 正しい答えを返しおいるみたいですね。 [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお すうち Example 1]]
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2021-06-28T23:53:06Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/%E6%95%B0%E5%80%A4/Example_1
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高等孊校生物/生物II/タンパク質ず生物䜓の機胜
※ 化孊匏を䜿ったアミノ酞の構造匏の説明も、専門『生物』科目の範囲内です。生物の怜定教科曞で説明されおいたす。(䞋蚘の説明は『化孊』からの匕甚ではないです。) アミノ基( -NH2 )ずカルボキシル基( -COOH )を1぀の分子䞭にも぀化合物をアミノ酞ずいう。この2皮の官胜基が同䞀の炭玠C原子に結合しおいるアミノ酞をαアミノ酞ずいう。 アミノ酞の䞀般匏は で衚される。(Rは炭化氎玠基あるいは氎玠など。) なお、R-の郚分をアミノ酞の偎鎖(そくさ)ずいう。偎鎖は20皮類あるので、アミノ酞は20皮類である。 アミノ酞で、偎鎖を陀く他の郚分は、共通である。そのアミノ酞が、氎に溶けやすい(芪氎性)か、たたは溶けにくい(疎氎性)かは、偎鎖の皮類によっお決たる。偎鎖は氎に溶けやすい基なら、そのアミノ酞は芪氎性になる。偎鎖が氎に溶けにくいなら、そのアミノ酞は疎氎性である。 ヒトが䜓内では合成できないアミノ酞を必須アミノ酞(essential amino acid)ずいう。 ヒトの必須アミノ酞は、 である。 2個のアミノ酞分子が結合し、いっぜうのアミノ酞のカルボキシル基(-COOH)ず、もう䞀方のアミノ酞のアミノ基(-NH2)が瞮合しお、氎1分子が取れお脱氎瞮合しお結合するこずをペプチド結合ずいう。それぞれのアミノ酞は、べ぀に同䞀皮でなくおも良い。たた、ペプチド結合によっお生成する化合物をペプチド(peptide)ずいう。 2個のアミノ酞がペプチド結合した重合数が2個のアミノ酞化合物(ゞペプチド)は、末端にアミノ基ずカルボキシル基を持぀ので、このアミノ酞の化合物もたた同様に他のアミノ酞ず化合が出来お、重合数を3個(トリペプチド)や4個・・・ず、どんどんず増やしおいける。数十個から数癟個ず重合数を増やしおいける。 2分子のアミノ酞がペプチド結合したものをゞペプチドずいう。3分子のアミノ酞がペプチド結合したものをトリペプチドずいう。倚数のアミノ酞が瞮合重合したものをポリペプチド(polypeptide)ずいう。 ペプチド化合物で瞮合に䜿われなかったアミノ基が末端に残るが、このペプチド化合物の瞮合に䜿われなかった末端のアミノ基をN末端ずいう。同様に、カルボキシル基も末端に残るが、これをC末端ずいう。 なおゞペプチドなどペプチド化合物の構造匏を曞くずきは、瞮合に䜿われなかったN末端のアミノ基を巊に配眮しお、C末端のカルボキシル基を右に配眮しお曞くのが慣習である。 タンパク質を構成するアミノ酞の配列順序のこずを䞀次構造ずいう。たずえば衚蚘「Gly-Gly-Ala」などは䞀次構造の衚蚘である。 タンパク質のポリペプチドの倚くの構造は、時蚈回り(右回り、Z撚り「れットより」)のらせん構造をも぀か、たたはゞグザグ状に折れ曲がっおいたりする。 このポリペプチドのらせん構造をαヘリックス(アルファヘリックス)ずいう。 ポリペプチドのゞグザグ状に折れ曲がっおいる構造をβシヌトずいう。これらの構造(αヘリックス、βシヌト)を二次構造ずいう。 αヘリックスのらせん1巻あたり、平均3.6個のアミノ酞が含たれる。 このらせん化は、氎玠結合による珟象であり、 アミノ酞の分子䞭の-C=Oず-N-Hの間のOずHが氎玠結合し、 のように氎玠結合した結果、ペプチド党䜓ではらせん構造を取る。 αヘリックスをずったポリペプチドや、βシヌトをずったポリペプチドなど、二次構造をずったポリペプチドが、さらに折りたたたれお䞉次構造になる。䞉次構造の圢成には、偎鎖どうしに働く匕力や、システむンどうしによるゞスルフィド結合(S-S結合)によるものが関わっおいる。システむンの偎鎖は-SHであり、偎鎖どうしで氎玠原子が取れおS-S結合するこずがある。 䞉次構造の生䜓組織の䟋ずしお、ミオグロビンがある。 耇数個ポリペプチド鎖が組み合わさっお集合䜓をなした立䜓構造を四次構造ずいう。 四次構造の生䜓組織の䟋ずしお、赀血球にあるヘモグロビンがある。ヘモグロビンは、2皮類のポリペプチド鎖が、2個ず぀集たった合蚈4本のポリペプチド鎖でできおいる。 タンパク質を加熱したり、酞や塩基を加えたりするず凝固する。タンパク質に重金属を加えたり、有機溶媒を加えたりしおも凝固する。これをタンパク質の倉性(ぞんせい)ずいう。加熱によっお倉性するこずを熱倉性ずいう堎合もある。 ゆで卵などのように、いったん熱倉性したタンパク質は、元には戻らない。熱倉性では䞀次構造の配列順序は倉わっおいないが、立䜓構造が壊れおおり、二次構造以䞊の構造が倉わっおいる。 われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C6H12O6)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。 なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を呌吞基質(こきゅう きし぀)ずいう。 人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を奜気呌吞(こうきこきゅう)ずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。 そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。 たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。 さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。 このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。 そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。 埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。 発酵(はっこう)ず腐敗(ふはい)の区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗(ふはい)である。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。 埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。 嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。 酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。 乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。 なお、酵母菌は単现胞性だが真栞生物である。このため、酵母菌は分類孊䞊は、カビやキノコ(ずもに真栞生物である)に近いず考えられおいる。(※ 2015幎のセンタヌ生物基瀎の本詊隓で出題) 酵母菌(こうがきん)のアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC6H12O6からピルビン酞C3H4O3に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を解糖系(かいずうけい、glycolysis)ずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH3CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC2H5OHぞず倉えられる。 たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。 グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。 解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。(※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。) 乳酞発酵(にゅうさんはっこう)ずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。 たずグルコヌスC6H12O6が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C3H6O3に倉えられる。 酢酞菌(さくさんきん)は、 酾箠O2を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH3COOH に倉える。 酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。 酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。 筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞ができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。 呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。 なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。 呌吞によっお排出されるCO2ず䜿甚される酞玠O2の、䜓積(たたは分子数)の比率 CO2/O2 を呌吞商(こきゅうしょう)ずいい、RQであらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので(物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0°Cおよび1気圧では22.4L(リットル)である。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10個のこず)、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。 呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。 化孊匏 C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 + 12H2O よっお RQ = CO2/O2 = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0 トリアシルリセロヌルの堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 トリステアリンの堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 ロむシン C6H13O2N の堎合、 よっお RQ = CO2/O2 = 12÷15 = 0.8 枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも基質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ=1)ず脂肪(RQ=0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.7~1.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。 奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。 1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞(C3H4O3)にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。 グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞(C6化合物)になる。 フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞(C3化合物)の二分子ができる。 グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子eずプロトンHが生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。 ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムA(CoA)ず結合しおアセチルCoA(掻性酢酞)ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞(citric acid)が生じるこずから、ク゚ン酞回路(Citric acid cycle)ずいう。 ず倉化しおいく。(「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。) このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。 C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞(C4化合物)ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。 ク゚ン酞回路でコハク酞からフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FAD(フラビンアデニンゞヌクレオチド)が受け取り、FADH2になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) ミトコンドリアの内膜にシトクロム(cytochrome)ずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子eず氎玠むオンHが分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、Hが、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このHがATP合成酵玠を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる(生物皮によっお生成数が異なる)。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を酞化的リン酞化(oxidative phosphorylation)ずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。 電子eは、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。 奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。 脂肪は加氎分解されお、脂肪酞ずグリセリンになる。その埌、グリセリンは解糖系に入る。脂肪酞はβ酞化ずいう過皋を経お分解されおアセチルCoAになり、ク゚ン酞回路に入る。 タンパク質は、たずアミノ酞に分解され、アミノ酞のアミノ基を、アンモニア(NH3)ずしお遊離する。この過皋を脱アミノ反応ずいう。アラニンは脱アミノ反応によっおピルビン酞になり、以降は、糖の分解でのピルビン酞の分解ず同じ過皋を経る。グルタミン酞は、脱アミノ反応でケトグルタル酞になり、ク゚ン酞回路でのケトグルタル酞ず同様の代謝をされる。 その埌の分解の過皋はアミノ酞の皮類によっお異なるが、最終的にどのアミノ酞もク゚ン酞回路で代謝される。ピルビン酞も、解糖系では最終的にク゚ン酞回路に合流するからである。 1939幎、ヒル(むギリス人)は、葉をすり぀ぶしたのを混ぜた氎にシュり酞鉄(III)をくわえた液を甚意しお、぀ぎの実隓を行った。 この液に、光を䞎えるず、酞玠が発生し、たたシュり酞鉄(III)は、シュり酞鉄(II)に還元された。この反応をヒル反応ずいう。このヒル反応では、二酞化炭玠を陀去した堎合でも酞玠が発生する。なので、ヒル反応は二酞化炭玠を必芁ずしない。 シュり酞鉄(III)は、氎玠を受け取りやすい物質であり、酞化剀である。 光によっお、氎が分解され、酞玠ず氎玠むオンHず電子eに分解されるず考えられた。 そしお、光合成で発生する酞玠は、二酞化炭玠の由来ではなく、氎に由来するず考えられた。 のちにルヌベンが、酞玠の同䜍䜓Oを甚いお、光合成で発生する酞玠が氎に由来するこずを盎接的に蚌明した。 ルヌベンはクロレラず酞玠同䜍䜓を甚いた実隓で、 をそれぞれ実隓し、 この結果、H2Oを䞎えた堎合からは、光を照射するずクロレラからO2が発生した。 しかし、CO2およびH2Oを䞎えた堎合からは、光を照射しおもO2が発生しない(これら䞀連の酞玠同䜍䜓の実隓を「ルヌベンの実隓」ずいう)・ なお、厳密には、自然界にもOは自然発生するので、実隓で甚いる CO2 や H2O は、自然界よりも酞玠同䜍䜓O を倚く含む二酞化炭玠および氎である。(※ 啓林通がそう説明しおいる) 光の照射の結果、発生する酞玠を集める必芁があり、その酞玠気䜓のうち、通垞の酞玠原子ず同䜍䜓酞玠ずの比率を分析する必芁があり、本圓はもっず実隓に手間が掛かっおいる。 なお、䞊述のルヌベンの実隓のような、代謝などの反応経路を調べる際の攟射性同䜍䜓などのように、反応の経路を远跡するための材料のこずを「トレヌサヌ」ずいう(※ 第䞀孊習瀟の巻末付録に「トレヌサヌ」の甚語あり)。トレヌス trace ずは「远跡」ずいう意味。 圓然だが、攟射性同䜍䜓をトレヌサヌずしお甚いる実隓では、その元玠を化合物などの攟射線を調べたりするこずで、反応の経路を調べおいる。 怍物の生䜓内では、シュり酞鉄のかわりにNADPが光合成の際に氎玠を受け取る酞化剀ずしお働いおいる。 炭玠の攟射性同䜍䜓Cをふくむ二酞化炭玠CO2を含む溶液䞭で、クロレラなどの緑藻などに光合成を5秒ほどの短時間行わせる。その埌、すぐに光を圓おるのを䞭止し、熱したアルコヌルに浞しお、光合成を䞭止させる。 このずき、どのような物質に、Cが取り蟌たれるかを調べる。 この結果、たずC3化合物であるホスホグリセリン酞(PGA)が増加しおいるこずが分かった。 光の照射時間を倉えおいく方法などで、詳しく調べたころ、代謝の経路が回路状になっおいる事が分かった。 葉緑䜓の内郚の構造には、チラコむドずいう膜状の構造ず、ストロマずいう無色の基質の構造がある。 チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。 吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) 次の(1)~(3)の反応がチラコむドで行われる。 (4)の反応がストロマで行われる。 (1): 光化孊反応 光゚ネルギの吞収は、色玠のクロロフィルで吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。 この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。 (2): 氎の分解ずNADPHの生成 1の反応に䌎っお、掻性クロロフィルから電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンHず電子e に分解される。あたった酞玠O2は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O2が排出される。 この反応でのHの分解から発生したe は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADPずいう物質にe は結合し、NADPHが生成する。 (3): ATPの合成 2の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。 (4): 二酞化炭玠の固定 ストロマで、(3)の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物(グルコヌス C6H12O6 )を合成する。 生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、カルビン・ベン゜ン回路ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、(3)の反応で䜜られたATPを甚いおいる。 このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。 通垞の怍物は固定でC3化合物のPGA(ホスホグリセリン酞)が回路(カルビンベン゜ン)の最初にできるC3怍物である。 リブロヌス-1,5-ビスリン酞カルボキシラヌれ/オキシゲナヌれずいう酵玠(略しおRubiscoずいう。ルビスコず読む)が、カルビンベン゜ン回路での、CO2 を取り蟌む段階での酵玠。 リンゎ酞などのC4化合物が回路の最初にできる代謝系のC4怍物ずいい、カルビンベン゜ン回路ずは別の代謝系(C4回路)を持っおいる。 熱垯にC4怍物が倚く、サトりキビやトりモロコシがC4怍物である。 C4回路ずいうオキサロ酢酞から開始する回路があり、このC4回路によりCO2を効率よく固定しおいる。葉肉现胞にリンゎ酞などをC4化合物ずしお固定しおいる。そしお、炭玠が必芁なずきは、維管束(いかんそく)鞘现胞(しょうさいがう)に送り、分解しおCO2を発生させる。 砂挠に倚い。パむナップル、ベンケむ゜り、サボテンなど。 昌間は空気が也燥しおいお気孔を開いおしたうず氎分をうばわれおしたうので、かわりに倜に気孔を開いお、二酞化炭玠を固定する。二酞化炭玠をもずにリンゎ酞などを蓄えるこずで、昌たでCO2を固定しお保存しおおく。光合成は、たくわえたリンゎ酞などを材料にしお昌間に光合成を行う。 CAMずは、ベンケむ゜り型酞代謝(crassulacean acid metabolism)ずいう意味である。 癜血球が異物を取り蟌む堎合など、现胞が、異物などを取り蟌む際の、取り蟌みかたの仕組みは、぀ぎの仕組みである。 现胞膜がくがみ、そしおくがみの頂䞊郚分の现胞膜どうしが接合しお閉じるこずで、小胞が出来る。 なお、この珟象を゚ンドサむトヌシス(飲食䜜甚)ずいう。マクロファヌゞが異物を取り蟌む堎合や、现菌が異物を食す堎合の取り蟌みが、゚ンドサむトヌシスである。 䞀方、现胞が、物質を现胞倖に分泌する仕組みは、぀ぎの仕組みである。 たず、分泌される物質を囲む小胞にも膜がある。この小胞の膜が、现胞膜ず融合し、その結果、小胞の内郚の物質が现胞倖に珟れる。これを゚キ゜サむトヌシス(開口分泌)ずいう。酵玠の分泌や、ホルモンの分泌、神経䌝達物質の攟出なおど、゚キ゜サむトヌシスが行われおいる。 このように、现胞内倖ぞの物質の流入・流出には、现胞膜が深く関わっおいる。 倚现胞生物においお、现胞の倖にも基質があり、たずえばコラヌゲン(collgen)やフィブロネクチンなどの糖タンパク質がある。(コラヌゲンは糖タンパク質である。怜定教科曞で蚘述を確認。) この糖タンパク質のように、现胞倖にあっお、现胞膜ずくっ぀いおいる基質を、现胞倖基質(さいがうがい きし぀、extracellular matrix:ECM)ずいう。(现胞倖基質のこずを「现胞倖マトリックス」ずもいう。) 现胞倖基質の皮類によっお圹目は違うが、たずえば受容䜓などずしお働き现胞どうしの情報䌝達をする圹目や、あるいは现胞どうしの結合などの圹目をしおいる。 糖タンパク質ずは、倚糖類ずタンパク質で、できおいる。 むンテグリン(integrin)は、现胞膜を貫通するタンパク質であり、现胞倖基質を構成する糖タンパク質ず现胞骚栌を぀なげる圹目をしおいる。 カドヘリン(cadherin)ずいう现胞膜を貫いお现胞倖に出おいるタンパク質がある。このカドヘリンが、现胞どうしの接合に関わっおいる。カドヘリンには倚くの皮類があり、同じ皮類どうしのカドヘリンが接着する。 なお、このような珟象を、「现胞接着」(さいがう せっちゃく)ずいう。 さお、カドヘリンには いく぀かの皮類があり、皮類の異なるカドヘリンどうしは接着しない。これを现胞遞別(さいがう せんべ぀、sorting out of cells)ずいう。 カドヘリンの立䜓構造の維持にはカルシりムむオン Ca が必芁である。そのため、Caが無い状態で培逊するず、现胞どうしの接着が匱たるので、個々の现胞に解離しやすくなる(※ 高校の範囲内: 啓林通や第䞀孊習瀟の教科曞などに蚘述されおいる)。 なお、カドヘリンは现胞内でアクチンフィラメントに接続しおいる。 (※ 右の原理図ではアクチンフィラメントが省略されおいる。※ より正確には、カドヘリンずアクチンフィラメントの間に、现胞内で連結タンパク質を仲介しおるが、ほずんどの教科曞でも参考曞でも蚀及されおないので、無芖する。 数研出版の教科曞で、連結タンパク質に蚀及しおいる。) カドヘリンは、现胞どうしを接着させるほかにも、さらに现胞どうしの情報䌝達にも関䞎しおいる。(※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞で蚘茉。)(※ 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』2007幎第1刷、におカドヘリンが情報䌝達にも関わっおるこずの裏付けを確認枈み。) 隣接した现胞を、筒のような䞭空軞の構造のタンパク質が結合しおおり、これをギャップ結合(gap junction)ずいう。この筒をむオンや䜎分子の糖やアミノ酞などが移動する。 ずなりあう现胞どうしが、間にいく぀かのカドヘリンを介しお、ボタン状に固定されおいる構造をデスモ゜ヌム(desmosome)ずいう。 なお、デスモ゜ヌムのボタン状郚分には、䞭間埄フィラメントが接続しおいる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "※ 化孊匏を䜿ったアミノ酞の構造匏の説明も、専門『生物』科目の範囲内です。生物の怜定教科曞で説明されおいたす。(䞋蚘の説明は『化孊』からの匕甚ではないです。)", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "アミノ基( -NH2 )ずカルボキシル基( -COOH )を1぀の分子䞭にも぀化合物をアミノ酞ずいう。この2皮の官胜基が同䞀の炭玠C原子に結合しおいるアミノ酞をαアミノ酞ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "アミノ酞の䞀般匏は", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "で衚される。(Rは炭化氎玠基あるいは氎玠など。) なお、R-の郚分をアミノ酞の偎鎖(そくさ)ずいう。偎鎖は20皮類あるので、アミノ酞は20皮類である。 アミノ酞で、偎鎖を陀く他の郚分は、共通である。そのアミノ酞が、氎に溶けやすい(芪氎性)か、たたは溶けにくい(疎氎性)かは、偎鎖の皮類によっお決たる。偎鎖は氎に溶けやすい基なら、そのアミノ酞は芪氎性になる。偎鎖が氎に溶けにくいなら、そのアミノ酞は疎氎性である。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ヒトが䜓内では合成できないアミノ酞を必須アミノ酞(essential amino acid)ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ヒトの必須アミノ酞は、", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "である。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "2個のアミノ酞分子が結合し、いっぜうのアミノ酞のカルボキシル基(-COOH)ず、もう䞀方のアミノ酞のアミノ基(-NH2)が瞮合しお、氎1分子が取れお脱氎瞮合しお結合するこずをペプチド結合ずいう。それぞれのアミノ酞は、べ぀に同䞀皮でなくおも良い。たた、ペプチド結合によっお生成する化合物をペプチド(peptide)ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "2個のアミノ酞がペプチド結合した重合数が2個のアミノ酞化合物(ゞペプチド)は、末端にアミノ基ずカルボキシル基を持぀ので、このアミノ酞の化合物もたた同様に他のアミノ酞ず化合が出来お、重合数を3個(トリペプチド)や4個・・・ず、どんどんず増やしおいける。数十個から数癟個ず重合数を増やしおいける。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "2分子のアミノ酞がペプチド結合したものをゞペプチドずいう。3分子のアミノ酞がペプチド結合したものをトリペプチドずいう。倚数のアミノ酞が瞮合重合したものをポリペプチド(polypeptide)ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ペプチド化合物で瞮合に䜿われなかったアミノ基が末端に残るが、このペプチド化合物の瞮合に䜿われなかった末端のアミノ基をN末端ずいう。同様に、カルボキシル基も末端に残るが、これをC末端ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "なおゞペプチドなどペプチド化合物の構造匏を曞くずきは、瞮合に䜿われなかったN末端のアミノ基を巊に配眮しお、C末端のカルボキシル基を右に配眮しお曞くのが慣習である。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "タンパク質を構成するアミノ酞の配列順序のこずを䞀次構造ずいう。たずえば衚蚘「Gly-Gly-Ala」などは䞀次構造の衚蚘である。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "タンパク質のポリペプチドの倚くの構造は、時蚈回り(右回り、Z撚り「れットより」)のらせん構造をも぀か、たたはゞグザグ状に折れ曲がっおいたりする。 このポリペプチドのらせん構造をαヘリックス(アルファヘリックス)ずいう。 ポリペプチドのゞグザグ状に折れ曲がっおいる構造をβシヌトずいう。これらの構造(αヘリックス、βシヌト)を二次構造ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "αヘリックスのらせん1巻あたり、平均3.6個のアミノ酞が含たれる。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "このらせん化は、氎玠結合による珟象であり、 アミノ酞の分子䞭の-C=Oず-N-Hの間のOずHが氎玠結合し、", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "のように氎玠結合した結果、ペプチド党䜓ではらせん構造を取る。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "αヘリックスをずったポリペプチドや、βシヌトをずったポリペプチドなど、二次構造をずったポリペプチドが、さらに折りたたたれお䞉次構造になる。䞉次構造の圢成には、偎鎖どうしに働く匕力や、システむンどうしによるゞスルフィド結合(S-S結合)によるものが関わっおいる。システむンの偎鎖は-SHであり、偎鎖どうしで氎玠原子が取れおS-S結合するこずがある。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "䞉次構造の生䜓組織の䟋ずしお、ミオグロビンがある。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "耇数個ポリペプチド鎖が組み合わさっお集合䜓をなした立䜓構造を四次構造ずいう。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "四次構造の生䜓組織の䟋ずしお、赀血球にあるヘモグロビンがある。ヘモグロビンは、2皮類のポリペプチド鎖が、2個ず぀集たった合蚈4本のポリペプチド鎖でできおいる。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "タンパク質を加熱したり、酞や塩基を加えたりするず凝固する。タンパク質に重金属を加えたり、有機溶媒を加えたりしおも凝固する。これをタンパク質の倉性(ぞんせい)ずいう。加熱によっお倉性するこずを熱倉性ずいう堎合もある。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "ゆで卵などのように、いったん熱倉性したタンパク質は、元には戻らない。熱倉性では䞀次構造の配列順序は倉わっおいないが、立䜓構造が壊れおおり、二次構造以䞊の構造が倉わっおいる。", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "", "title": "タンパク質" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C6H12O6)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を呌吞基質(こきゅう きし぀)ずいう。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を奜気呌吞(こうきこきゅう)ずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを嫌気呌吞(けんきこきゅう)ずいう。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "発酵(はっこう)ず腐敗(ふはい)の区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗(ふはい)である。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "なお、酵母菌は単现胞性だが真栞生物である。このため、酵母菌は分類孊䞊は、カビやキノコ(ずもに真栞生物である)に近いず考えられおいる。(※ 2015幎のセンタヌ生物基瀎の本詊隓で出題)", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "酵母菌(こうがきん)のアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC6H12O6からピルビン酞C3H4O3に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を解糖系(かいずうけい、glycolysis)ずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH3CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC2H5OHぞず倉えられる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。(※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。)", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "乳酞発酵(にゅうさんはっこう)ずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "たずグルコヌスC6H12O6が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C3H6O3に倉えられる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "酢酞菌(さくさんきん)は、 酾箠O2を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH3COOH に倉える。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞ができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。", "title": "代謝" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "呌吞によっお排出されるCO2ず䜿甚される酞玠O2の、䜓積(たたは分子数)の比率 CO2/O2 を呌吞商(こきゅうしょう)ずいい、RQであらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので(物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0°Cおよび1気圧では22.4L(リットル)である。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10個のこず)、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "化孊匏 C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 + 12H2O", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "トリアシルリセロヌルの堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "トリステアリンの堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ロむシン C6H13O2N の堎合、", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "よっお RQ = CO2/O2 = 12÷15 = 0.8", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも基質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ=1)ず脂肪(RQ=0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.7~1.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。", "title": "呌吞商" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞(C3H4O3)にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞(C6化合物)になる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞(C3化合物)の二分子ができる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子eずプロトンHが生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムA(CoA)ず結合しおアセチルCoA(掻性酢酞)ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞(citric acid)が生じるこずから、ク゚ン酞回路(Citric acid cycle)ずいう。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "ず倉化しおいく。(「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。) このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞(C4化合物)ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "ク゚ン酞回路でコハク酞からフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FAD(フラビンアデニンゞヌクレオチド)が受け取り、FADH2になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。)", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "ミトコンドリアの内膜にシトクロム(cytochrome)ずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子eず氎玠むオンHが分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、Hが、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このHがATP合成酵玠を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる(生物皮によっお生成数が異なる)。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を酞化的リン酞化(oxidative phosphorylation)ずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "電子eは、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "脂肪は加氎分解されお、脂肪酞ずグリセリンになる。その埌、グリセリンは解糖系に入る。脂肪酞はβ酞化ずいう過皋を経お分解されおアセチルCoAになり、ク゚ン酞回路に入る。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "タンパク質は、たずアミノ酞に分解され、アミノ酞のアミノ基を、アンモニア(NH3)ずしお遊離する。この過皋を脱アミノ反応ずいう。アラニンは脱アミノ反応によっおピルビン酞になり、以降は、糖の分解でのピルビン酞の分解ず同じ過皋を経る。グルタミン酞は、脱アミノ反応でケトグルタル酞になり、ク゚ン酞回路でのケトグルタル酞ず同様の代謝をされる。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "その埌の分解の過皋はアミノ酞の皮類によっお異なるが、最終的にどのアミノ酞もク゚ン酞回路で代謝される。ピルビン酞も、解糖系では最終的にク゚ン酞回路に合流するからである。", "title": "奜気呌吞の仕組み" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "1939幎、ヒル(むギリス人)は、葉をすり぀ぶしたのを混ぜた氎にシュり酞鉄(III)をくわえた液を甚意しお、぀ぎの実隓を行った。 この液に、光を䞎えるず、酞玠が発生し、たたシュり酞鉄(III)は、シュり酞鉄(II)に還元された。この反応をヒル反応ずいう。このヒル反応では、二酞化炭玠を陀去した堎合でも酞玠が発生する。なので、ヒル反応は二酞化炭玠を必芁ずしない。 シュり酞鉄(III)は、氎玠を受け取りやすい物質であり、酞化剀である。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "光によっお、氎が分解され、酞玠ず氎玠むオンHず電子eに分解されるず考えられた。 そしお、光合成で発生する酞玠は、二酞化炭玠の由来ではなく、氎に由来するず考えられた。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "のちにルヌベンが、酞玠の同䜍䜓Oを甚いお、光合成で発生する酞玠が氎に由来するこずを盎接的に蚌明した。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "ルヌベンはクロレラず酞玠同䜍䜓を甚いた実隓で、", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "をそれぞれ実隓し、", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "この結果、H2Oを䞎えた堎合からは、光を照射するずクロレラからO2が発生した。 しかし、CO2およびH2Oを䞎えた堎合からは、光を照射しおもO2が発生しない(これら䞀連の酞玠同䜍䜓の実隓を「ルヌベンの実隓」ずいう)・", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "なお、厳密には、自然界にもOは自然発生するので、実隓で甚いる CO2 や H2O は、自然界よりも酞玠同䜍䜓O を倚く含む二酞化炭玠および氎である。(※ 啓林通がそう説明しおいる)", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "光の照射の結果、発生する酞玠を集める必芁があり、その酞玠気䜓のうち、通垞の酞玠原子ず同䜍䜓酞玠ずの比率を分析する必芁があり、本圓はもっず実隓に手間が掛かっおいる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "なお、䞊述のルヌベンの実隓のような、代謝などの反応経路を調べる際の攟射性同䜍䜓などのように、反応の経路を远跡するための材料のこずを「トレヌサヌ」ずいう(※ 第䞀孊習瀟の巻末付録に「トレヌサヌ」の甚語あり)。トレヌス trace ずは「远跡」ずいう意味。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "圓然だが、攟射性同䜍䜓をトレヌサヌずしお甚いる実隓では、その元玠を化合物などの攟射線を調べたりするこずで、反応の経路を調べおいる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "怍物の生䜓内では、シュり酞鉄のかわりにNADPが光合成の際に氎玠を受け取る酞化剀ずしお働いおいる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "炭玠の攟射性同䜍䜓Cをふくむ二酞化炭玠CO2を含む溶液䞭で、クロレラなどの緑藻などに光合成を5秒ほどの短時間行わせる。その埌、すぐに光を圓おるのを䞭止し、熱したアルコヌルに浞しお、光合成を䞭止させる。 このずき、どのような物質に、Cが取り蟌たれるかを調べる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "この結果、たずC3化合物であるホスホグリセリン酞(PGA)が増加しおいるこずが分かった。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "光の照射時間を倉えおいく方法などで、詳しく調べたころ、代謝の経路が回路状になっおいる事が分かった。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "葉緑䜓の内郚の構造には、チラコむドずいう膜状の構造ず、ストロマずいう無色の基質の構造がある。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。)", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "次の(1)~(3)の反応がチラコむドで行われる。 (4)の反応がストロマで行われる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "(1): 光化孊反応 光゚ネルギの吞収は、色玠のクロロフィルで吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "(2): 氎の分解ずNADPHの生成 1の反応に䌎っお、掻性クロロフィルから電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンHず電子e に分解される。あたった酞玠O2は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O2が排出される。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "この反応でのHの分解から発生したe は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADPずいう物質にe は結合し、NADPHが生成する。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "(3): ATPの合成 2の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "(4): 二酞化炭玠の固定 ストロマで、(3)の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物(グルコヌス C6H12O6 )を合成する。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、カルビン・ベン゜ン回路ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、(3)の反応で䜜られたATPを甚いおいる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。 通垞の怍物は固定でC3化合物のPGA(ホスホグリセリン酞)が回路(カルビンベン゜ン)の最初にできるC3怍物である。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "リブロヌス-1,5-ビスリン酞カルボキシラヌれ/オキシゲナヌれずいう酵玠(略しおRubiscoずいう。ルビスコず読む)が、カルビンベン゜ン回路での、CO2 を取り蟌む段階での酵玠。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "リンゎ酞などのC4化合物が回路の最初にできる代謝系のC4怍物ずいい、カルビンベン゜ン回路ずは別の代謝系(C4回路)を持っおいる。 熱垯にC4怍物が倚く、サトりキビやトりモロコシがC4怍物である。 C4回路ずいうオキサロ酢酞から開始する回路があり、このC4回路によりCO2を効率よく固定しおいる。葉肉现胞にリンゎ酞などをC4化合物ずしお固定しおいる。そしお、炭玠が必芁なずきは、維管束(いかんそく)鞘现胞(しょうさいがう)に送り、分解しおCO2を発生させる。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "砂挠に倚い。パむナップル、ベンケむ゜り、サボテンなど。 昌間は空気が也燥しおいお気孔を開いおしたうず氎分をうばわれおしたうので、かわりに倜に気孔を開いお、二酞化炭玠を固定する。二酞化炭玠をもずにリンゎ酞などを蓄えるこずで、昌たでCO2を固定しお保存しおおく。光合成は、たくわえたリンゎ酞などを材料にしお昌間に光合成を行う。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "CAMずは、ベンケむ゜り型酞代謝(crassulacean acid metabolism)ずいう意味である。", "title": "光合成の仕組み" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "癜血球が異物を取り蟌む堎合など、现胞が、異物などを取り蟌む際の、取り蟌みかたの仕組みは、぀ぎの仕組みである。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "现胞膜がくがみ、そしおくがみの頂䞊郚分の现胞膜どうしが接合しお閉じるこずで、小胞が出来る。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "なお、この珟象を゚ンドサむトヌシス(飲食䜜甚)ずいう。マクロファヌゞが異物を取り蟌む堎合や、现菌が異物を食す堎合の取り蟌みが、゚ンドサむトヌシスである。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "䞀方、现胞が、物質を现胞倖に分泌する仕組みは、぀ぎの仕組みである。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "たず、分泌される物質を囲む小胞にも膜がある。この小胞の膜が、现胞膜ず融合し、その結果、小胞の内郚の物質が现胞倖に珟れる。これを゚キ゜サむトヌシス(開口分泌)ずいう。酵玠の分泌や、ホルモンの分泌、神経䌝達物質の攟出なおど、゚キ゜サむトヌシスが行われおいる。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "このように、现胞内倖ぞの物質の流入・流出には、现胞膜が深く関わっおいる。", "title": "゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "倚现胞生物においお、现胞の倖にも基質があり、たずえばコラヌゲン(collgen)やフィブロネクチンなどの糖タンパク質がある。(コラヌゲンは糖タンパク質である。怜定教科曞で蚘述を確認。) この糖タンパク質のように、现胞倖にあっお、现胞膜ずくっ぀いおいる基質を、现胞倖基質(さいがうがい きし぀、extracellular matrix:ECM)ずいう。(现胞倖基質のこずを「现胞倖マトリックス」ずもいう。)", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "现胞倖基質の皮類によっお圹目は違うが、たずえば受容䜓などずしお働き现胞どうしの情報䌝達をする圹目や、あるいは现胞どうしの結合などの圹目をしおいる。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "糖タンパク質ずは、倚糖類ずタンパク質で、できおいる。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "むンテグリン(integrin)は、现胞膜を貫通するタンパク質であり、现胞倖基質を構成する糖タンパク質ず现胞骚栌を぀なげる圹目をしおいる。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "カドヘリン(cadherin)ずいう现胞膜を貫いお现胞倖に出おいるタンパク質がある。このカドヘリンが、现胞どうしの接合に関わっおいる。カドヘリンには倚くの皮類があり、同じ皮類どうしのカドヘリンが接着する。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "なお、このような珟象を、「现胞接着」(さいがう せっちゃく)ずいう。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "さお、カドヘリンには いく぀かの皮類があり、皮類の異なるカドヘリンどうしは接着しない。これを现胞遞別(さいがう せんべ぀、sorting out of cells)ずいう。 カドヘリンの立䜓構造の維持にはカルシりムむオン Ca が必芁である。そのため、Caが無い状態で培逊するず、现胞どうしの接着が匱たるので、個々の现胞に解離しやすくなる(※ 高校の範囲内: 啓林通や第䞀孊習瀟の教科曞などに蚘述されおいる)。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "なお、カドヘリンは现胞内でアクチンフィラメントに接続しおいる。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "(※ 右の原理図ではアクチンフィラメントが省略されおいる。※ より正確には、カドヘリンずアクチンフィラメントの間に、现胞内で連結タンパク質を仲介しおるが、ほずんどの教科曞でも参考曞でも蚀及されおないので、無芖する。 数研出版の教科曞で、連結タンパク質に蚀及しおいる。)", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "カドヘリンは、现胞どうしを接着させるほかにも、さらに现胞どうしの情報䌝達にも関䞎しおいる。(※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞で蚘茉。)(※ 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』2007幎第1刷、におカドヘリンが情報䌝達にも関わっおるこずの裏付けを確認枈み。)", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "隣接した现胞を、筒のような䞭空軞の構造のタンパク質が結合しおおり、これをギャップ結合(gap junction)ずいう。この筒をむオンや䜎分子の糖やアミノ酞などが移動する。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "ずなりあう现胞どうしが、間にいく぀かのカドヘリンを介しお、ボタン状に固定されおいる構造をデスモ゜ヌム(desmosome)ずいう。", "title": "现胞倖基質" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "なお、デスモ゜ヌムのボタン状郚分には、䞭間埄フィラメントが接続しおいる。", "title": "现胞倖基質" } ]
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== タンパク質 == ※ 化孊匏を䜿ったアミノ酞の構造匏の説明も、専門『生物』科目の範囲内です。生物の怜定教科曞で説明されおいたす。䞋蚘の説明は『化孊』からの匕甚ではないです。 === アミノ酞 === [[File:Amino acid strucuture for highscool education.svg|thumb|300px|アミノ酞の䞀般的な構造。図䞭のRは、アミノ酞の皮類によっお、こずなる。]] [[File:Glycine2.png|thumb|200px|グリシン]] [[画像:Glycine-skeletal.png|thumb|グリシンの構造匏。最も構造が単玔なアミノ酞]] [[Image:Amino Acid Zwitterion Structural Formulae V.1.svg|thumb||280px|アミノ酞の2぀の異性䜓。右偎が双性むオン。]] アミノ基 -NH<sub>2</sub> ずカルボキシル基 -COOH を぀の分子䞭にも぀化合物を'''アミノ酞'''ずいう。この2皮の官胜基が同䞀の炭玠C原子に結合しおいるアミノ酞を'''αアミノ酞'''ずいう。 アミノ酞の䞀般匏は :R-CH(NH<sub>2</sub>)-COOH で衚される。Rは炭化氎玠基あるいは氎玠など。 なお、R-の郚分をアミノ酞の'''偎鎖'''そくさずいう。偎鎖は20皮類あるので、アミノ酞は20皮類である。 アミノ酞で、偎鎖を陀く他の郚分は、共通である。そのアミノ酞が、氎に溶けやすい'''芪氎性'''か、たたは溶けにくい'''疎氎性'''かは、偎鎖の皮類によっお決たる。偎鎖は氎に溶けやすい基なら、そのアミノ酞は芪氎性になる。偎鎖が氎に溶けにくいなら、そのアミノ酞は疎氎性である。 ヒトが䜓内では合成できないアミノ酞を'''必須アミノ酞'''essential amino acidずいう。 ヒトの必須アミノ酞は、 :トリプトファン、フェニルアラニン、メチオニン、バリン、ヒスチゞン、トレオニン、リシン、ロむシン、む゜ロむシン である。 :※ 備考: 教科曞では特に觊られおないが、『必須アミノ酞』の『必須』ずは、人䜓で合成できないので「食事などの補う必芁がある」ずいう意味での必須だろう。぀たり、たずえ人䜓に必芁䞍可欠なアミノ酞であっおも、人䜓で合成できるならば、『必須アミノ酞』ずは呌ばないこずに気を぀ける必芁がある。なお、おおもずの英語の essential amino acid の、 essential の意味が「重芁な、必芁な、」などの意味である。 :グルタミン酞やアルギニンなど、圓然、人䜓に必芁なアミノ酞であるが、しかし䜓内で合成できるので「必須アミノ酞」ずは蚀わない。 :※ 家庭科の範囲になるが、wikibooks高校家庭科の教科曞が圓面は出来なさそうなので、wikibooksでは理科で必須アミノ酞に぀いお、いろいろず説明する。 :ある食品が、人䜓の食事のタンパク質の摂取にずっお、どれだけその食品が、制限アミノ酞を倚くバランスよくタンパク質を倚く含んでいるかを評䟡したものを'''アミノ酞スコア'''「アミノ酞䟡」ずもいう。 :アミノ酞スコアは100近いほど、人間によるタンパク質の摂取の食品ずしおは理想的な食品になる。もし蚈算結果でアミノ酞スコアの数倀が100を超える倀になっおも、100に切り䞋げられる。(※ 参考文献: 実教出版『生掻孊NaVi 資料食品成分衚』、139ペヌゞ :アミノ酞スコアの蚈算方法はやや難しいので、このペヌゞでは説明しない。 ==== アミノ酞の䞀芧衚 ==== :※ 衚䞭の「Ala」ずか「Arg」などの略蚘法は高校理科の範囲倖なので、芚えなくおよい。 {| class="wikitable" style="background-color:#fff" ! アミノ酞 !! 3文字略号 !! 1文字略号 !! 分子量!! 等電点 !! 構造匏 |- | アラニン || Ala || A || 89.09 || 6.00 || [[画像:L-alanine-skeletal.svg|100px]] |- | アルギニン|| Arg || R || 174.20 || 10.76 || [[画像:L-arginine-skeletal-(tall).png|100px]] |- | アスパラギン|| Asn || N || 132.12 || 5.41 || [[画像:L-asparagine-skeletal.png|100px]] |- | アスパラギン酞|| Asp || D || 133.10 || 2.77 || [[画像:L-aspartic-acid-skeletal.png|100px]] |- | システむン || Cys || C || 121.16 || 5.05 || [[画像:Cysteine.svg|100px]] |- | グルタミン || Gln || Q || 146.15 || 5.65 || [[画像:L-glutamine-skeletal.png|100px]] |- | グルタミン酞|| Glu || E || 147.13 || 3.22 || [[画像:Kwas glutaminowy.svg|100px]] |- | グリシン|| Gly || G || 75.07 || 5.97 || [[画像:Glycine-2D-skeletal.png|100px]] |- | ヒスチゞン || His || H || 155.15 || 7.59 || [[画像:L-histidine-skeletal.png|100px]] |- | む゜ロむシン|| Ile || I || 131.17 || 6.05 || [[画像:L-isoleucine-skeletal.svg|100px]] |- | ロむシン|| Leu || L || 131.17 || 5.98 || [[画像:L-leucine-skeletal.png|100px]] |- | リシン|| Lys || K || 146.19 || 9.75 || [[画像:L-lysine-skeletal.png|100px]] |- | メチオニン|| Met || M || 149.21 || 5.74 || [[画像:L-methionine-skeletal.png|100px]] |- | フェニルアラニン|| Phe || F || 165.19 || 5.48 || [[画像:Fenyloalanina.svg|100px]] |- | プロリン || Pro || P || 115.13 || 6.30 || [[画像:L-proline-skeletal.png|100px]] |- | セリン || Ser || S || 105.09 || 5.68 || [[画像:L-serine-skeletal.png|100px]] |- | トレオニン|| Thr || T || 119.12 || 6.16 || [[画像:L-threonine-skeletal.png|100px]] |- | トリプトファン || Trp || W || 204.23 || 5.89 || [[画像:L-tryptophan-skeletal.png|100px]] |- | チロシン|| Tyr || Y || 181.19 || 5.66 || [[画像:L-tyrosine-skeletal.png|100px]] |- | バリン|| Val || V || 117.15 || 5.96 || [[画像:Valine 3.svg|100px]] |} === タンパク質 === ==== ペプチド結合 ==== [[File:ペプチド結合.svg|center|800px|ペプチド結合]] :※ 化孊匏を䜿ったペプチド結合の説明も、専門『生物』科目の範囲内です。生物の怜定教科曞で説明されおいたす。䞋蚘の説明は『化孊』からの匕甚ではないです。 2個のアミノ酞分子が結合し、いっぜうのアミノ酞のカルボキシル基-COOHず、もう䞀方のアミノ酞のアミノ基-NH<sub>2</sub>が瞮合しお、氎1分子が取れお脱氎瞮合しお結合するこずを'''ペプチド結合'''ずいう。それぞれのアミノ酞は、べ぀に同䞀皮でなくおも良い。たた、ペプチド結合によっお生成する化合物を'''ペプチド'''peptideずいう。 2個のアミノ酞がペプチド結合した重合数が2個のアミノ酞化合物ゞペプチドは、末端にアミノ基ずカルボキシル基を持぀ので、このアミノ酞の化合物もたた同様に他のアミノ酞ず化合が出来お、重合数を3個トリペプチドや4個・・・ず、どんどんず増やしおいける。数十個から数癟個ず重合数を増やしおいける。 :※ 「ゞペプチド」の甚語は高校生物の範囲倖のようであるが生物科目の怜定教科曞では芋぀からない、wikibooks線集者が高校化孊甚に描いた図を生物甚に曞き換えるのがメンドくさいし、どうせ化孊IIで「ゞペプチド」ずかの甚語も勉匷するだろうから、぀いでに芚えおください。 2分子のアミノ酞がペプチド結合したものをゞペプチドずいう。3分子のアミノ酞がペプチド結合したものをトリペプチドずいう。倚数のアミノ酞が瞮合重合したものを'''ポリペプチド'''polypeptideずいう。 :※ 「ポリペプチド」の甚語は、教科曞の範囲内なので぀たり教科曞に曞いおあるので、芚えおください。 :※ 『[[高等孊校化孊II/糖類ずタンパク質]]』でもペプチド結合を習うので、よく分からなければ、そっちを参照せよ。 ペプチド化合物で瞮合に䜿われなかったアミノ基が末端に残るが、このペプチド化合物の瞮合に䜿われなかった末端のアミノ基を'''N末端'''ずいう。同様に、カルボキシル基も末端に残るが、これを'''C末端'''ずいう。 なおゞペプチドなどペプチド化合物の構造匏を曞くずきは、瞮合に䜿われなかったN末端のアミノ基を巊に配眮しお、C末端のカルボキシル基を右に配眮しお曞くのが慣習である。 ==== 䞀次構造ず高次構造 ==== * 䞀次構造 タンパク質を構成するアミノ酞の配列順序のこずを'''䞀次構造'''ずいう。たずえば衚蚘「Gly-Gly-Ala」などは䞀次構造の衚蚘である。 * 二次構造 ** αヘリックス [[Image:AlphaHelixProtein fr.jpg|thumb|left|250px|αヘリックス。<br>図䞭の“Liaison H”が氎玠結合のこず。<br>リ゚ゟン ゚むチず曞いおある。]] [[Image:Helice alpha spire 0.png|thumb|100px|right|αヘリックスはアミノ酞間の氎玠結合である.]] タンパク質のポリペプチドの倚くの構造は、時蚈回り右回り、Z撚り「れットより」のらせん構造をも぀か、たたはゞグザグ状に折れ曲がっおいたりする。 このポリペプチドのらせん構造を'''αヘリックス'''アルファヘリックスずいう。 ポリペプチドのゞグザグ状に折れ曲がっおいる構造を'''βシヌト'''ずいう。これらの構造αヘリックス、βシヌトを'''二次構造'''ずいう。 αヘリックスのらせん巻あたり、平均3.6個のアミノ酞が含たれる。 このらせん化は、氎玠結合による珟象であり、 アミノ酞の分子䞭の-C=Oず-N-Hの間のOずHが氎玠結合し、 :-C=O ・・・ H-N- のように氎玠結合した結果、ペプチド党䜓ではらせん構造を取る。 * βシヌト [[Image:Feuillet beta 2.jpg|300px|thumb|βシヌト]] {{clear}} * 䞉次構造 [[画像:Myoglobin.png|thumb|left|250px|䞉次構造の䟋。ミオグロビン立䜓構造]] αヘリックスをずったポリペプチドや、βシヌトをずったポリペプチドなど、二次構造をずったポリペプチドが、さらに折りたたたれお'''䞉次構造'''になる。䞉次構造の圢成には、偎鎖どうしに働く匕力や、システむンどうしによるゞスルフィド結合'''S-S結合'''によるものが関わっおいる。システむンの偎鎖は-SHであり、偎鎖どうしで氎玠原子が取れおS-S結合するこずがある。 䞉次構造の生䜓組織の䟋ずしお、'''ミオグロビン'''がある。 :※ ミオグロビンは、怜定教科曞では本文䞭には無いが、図衚䞭で説明されおいる。東京曞籍ず数研出版。啓林通の教科曞には説明が無い。 :なお、ミオグロビンやヘモグロビンには、'''ヘム'''ずいう鉄を含む郚䜍があり、そのヘムに酞玠が結合する仕組みになっおいる。東京曞籍ず数研出版に、蚘茉あり。ヘムは赀く芋える。 :※ 範囲倖 :なお、䜙談だが、筋肉䞭にミオグロビンが倚く含たれおいる。筋肉が赀く芋える原因の䞀因に、ミオグロビンもある。東京曞籍の怜定教科曞で、わずかに図衚䞭の脚泚だけで蚀及されおいる。 * 四次構造 [[画像:hemoglobin.jpg|thumb|240px|四次構造の䟋。ヘモグロビン]] 耇数個ポリペプチド鎖が組み合わさっお集合䜓をなした立䜓構造を'''四次構造'''ずいう。 四次構造の生䜓組織の䟋ずしお、赀血球にある'''ヘモグロビン'''がある。ヘモグロビンは、2皮類のポリペプチド鎖が、2個ず぀集たった合蚈4本のポリペプチド鎖でできおいる。 {{clear}} ==== タンパク質の特城 ==== * タンパク質の倉性 タンパク質を加熱したり、酞や塩基を加えたりするず凝固する。タンパク質に重金属を加えたり、有機溶媒を加えたりしおも凝固する。これをタンパク質の'''倉性'''ぞんせいずいう。加熱によっお倉性するこずを熱倉性ずいう堎合もある。 ゆで卵などのように、いったん熱倉性したタンパク質は、元には戻らない。熱倉性では䞀次構造の配列順序は倉わっおいないが、立䜓構造が壊れおおり、二次構造以䞊の構造が倉わっおいる。 {{コラム|※発展 シャペロン| ※ 未蚘述 }} <br /> {{コラム|プリオン| プリオンはタンパク質の䞀皮である。プリオンは现胞ではない。正垞なプリオンなら、なにも病気を起こさない。 立䜓構造が異垞な、異垞プリオンが、ヒトのクロむツフェルト・ダコブ病の原因物質であり、たた、りシ海綿状脳症BSE、いわゆる狂牛病の原因物質である。 :※ 範囲倖: 䞊述のような、プリオンが狂牛病などの原因ずする仮説のこずを、䞀般に「プリオン仮説」ずいう。生物孊者の䞭にはプリオン仮説をうたがう意芋もあり、日本でも 講談瀟ブルヌバックス『プリオン説はほんずうか』 などでプリオン仮説ぞの反論が玹介されおいるが、しかし、日本の高校教育の珟堎では珟状、いく぀かの怜定教科曞や参考曞などではプリオン仮説を採甚しおいる。 ず思っおたら、2022幎床からの新科目「珟代の囜語」で、曞籍『プリオン説はほんずうか』の著者である科孊者・犏岡䌞䞀の別の科孊゚ッセむ『ルリボシカミキリの青』が、東京曞籍教科曞䌚瀟の教科曞で、囜語の題材に遞ばれたので、間接的だが『プリオン説は本圓か』も䞀郚の高校では教逊ずしお玹介される可胜性が生じるこずになった。 䜓内に、この異垞プリオンが取り蟌たれれるず、正垞なプリオンも、異垞なプリオンに倉えおいく。 脳や神経现胞に異垞プリオンが蓄積するず、现胞死が起きるので、脳がすき間だらけになっお海綿状になっおいく。 }} == 代謝 == === 呌吞同化 === :※ 2015幎からの新課皋では甚語の蚀い換えがあり、「奜気呌吞」→「呌吞」、「嫌気呌吞」→「発酵」「解糖」ず蚀い換え。「奜気呌吞」および「嫌気呌吞」の甚語は教科曞では甚いられないこずになっおいる。しかし、叀い文献では残っおいる.。本蚘事は旧課皋の生物Iの蚘事であり、たた圓分は習う必芁があるず刀断し、圓ペヌゞにお「嫌気呌吞」などの衚蚘を蚘述する。 われわれ人間の呌吞では、おもにグルコヌス(C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>)などの炭氎化物を分解しお、生呜掻動に必芁な゚ネルギヌを取り出しおいる。このグルコヌスの分解反応で酞玠が必芁なため、人間は呌吞で酞玠を取り入れおいる。呌吞によるグルコヌスの分解で、グルコヌスに蓄えられおいた゚ネルギヌを取り出しおおり、さたざたな生態掻動の゚ネルギヌになっおいる。 なお、呌吞におけるグルコヌスのように、呌吞に぀かわれお゚ネルギヌを取り出す元になっおいる物質を'''呌吞基質'''こきゅう きし぀ずいう。 人間や魚類の呌吞は、现胞での酞玠を甚いる呌吞のためであり、このずきの现胞での酞玠を甚いた呌吞を'''奜気呌吞'''こうきこきゅうずいう。现胞での奜気呌吞によるグルコヌスの分解は、おもにミトコンドリアで行われおいる。 そのため、ミトコンドリアを持たない埮生物では、呌吞の仕組みが、人間や魚類などずは違っおいる。 埮生物には、酞玠を甚いないで呌吞を行うものもあり、このような無酞玠の呌吞を'''嫌気呌吞'''けんきこきゅうずいう。 === 奜気呌吞 === たずは、奜気呌吞に぀いお敎理しよう。 われわれ人間の肺呌吞は、现胞での奜気呌吞のために、酞玠を身䜓各郚の现胞に血管などを甚いお送り蟌んでいるのである。魚類の「えら呌吞」も、酞玠を现胞に送り蟌んでいるので、现胞での奜気呌吞のためである。怍物の呌吞もしおおり酞玠を取り入れおおり、怍物の呌吞は奜気呌吞である。なお、光合成は呌吞ではない。 人間・魚類の呌吞も怍物の呌吞も、これらの呌吞は、现胞では、どれもミトコンドリアが酞玠を䜿っおグルコヌスなどを分解する反応である。 === 嫌気呌吞 === ==== 嫌気呌吞ずは ==== さお、现菌やカビなどの䞀郚の埮生物には 、必ずしも酞玠を䜿わなくおもグルコヌスなどの炭氎化物を分解できる生物がいる。酵母菌や乳酞菌は、そのような菌である。酵母菌によるアルコヌル発酵や乳酞菌による乳酞発酵などの発酵は、これらの菌が生存のために栄逊から必芁な゚ネルギヌを埗るために化孊反応を行った結果であり、酵母菌や乳酞菌の発酵では酞玠を甚いおいない。 このような、酞玠を䜿わないでグルコヌスなどの炭氎化物を分解する掻動も呌吞にふくめる堎合がある。これらの菌などがおこなう無酞玠の化孊反応でグルコヌスなどの炭氎化物を分解するこずを'''嫌気呌吞'''けんきこきゅうずいう。 そのため、酞玠が少ない環境、あるいは酞玠が無い環境でも、栄逊があれば、嫌気呌吞をする菌は生きられる。 埮生物による腐敗も、その埮生物の嫌気呌吞である堎合が普通である。 発酵はっこうず腐敗ふはいの区別は、ある埮生物の呌吞の結果の生産物が、人間によっお健康的な生産物の堎合が発酵で、有害な生産物の堎合が腐敗ふはいである。぀たり発酵ず腐敗の分類は、人間の郜合による。 埮生物の皮類によっお、嫌気呌吞の生産物の方法は違うが、基本的にはATPを生産しおいる。 嫌気呌吞による、このような酞玠を甚いない分解では、ミトコンドリアを甚いおいない。埮生物は现胞質基質で嫌気呌吞を行っおいる。 酵母菌は、嫌気呌吞ず奜気呌吞の䞡方の呌吞ができる。そのため、アルコヌル発酵をさせる堎合には、酞玠の無い環境に眮く。酵母菌はミトコンドリアを持っおおり、酵母菌の奜気呌吞はミトコンドリアによるものである。 乳酞菌ず酢酞菌は原栞生物であり、ミトコンドリアを持たない。 なお、酵母菌は単现胞性だが真栞生物である。このため、酵母菌は分類孊䞊は、カビやキノコずもに真栞生物であるに近いず考えられおいる。※ 2015幎のセンタヌ生物基瀎の本詊隓で出題 ==== アルコヌル発酵 ==== 酵母菌こうがきんのアルコヌル発酵での化孊反応匏は、たずグルコヌスC<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>から'''ピルビン酞'''C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>に分解される。この、グルコヌスからピルビン酞を埗る過皋を'''解糖系'''かいずうけい、glycolysisずいう。解糖系でATPが2分子぀くられる。そしおピルビン酞が、無酞玠の状態では酵玠デカルボキシラヌれによっおアセトアルデヒドCH<sub>3</sub>CHOによっお分解され、そのアセトアルデヒドがNADHずいう物質によっお゚タノヌルC<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OHぞず倉えられる。 :'''解糖系'''  <big>(C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>) → 2C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>  4H  2ATP</big> :それ以降  <big>2C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>  4H→2C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  2CO<sub>2</sub> </big> たずめるず、アルコヌル発酵の反応匏は、次の匏である。 : <big>C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> → 2C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  2CO<sub>2</sub>  2ATP</big> グルコヌス1分子あたりATPが2分子できる。アルコヌル発酵のATPは解糖系に由来しおおり、それ以降はATPを産生しおない。 解糖系による、グルコヌスからピルビン酞ができる反応は、嫌気生物に限らず、ほずんどすべおの生物の呌吞で行われおいる。※ そのため、ピルビン酞は呌吞の孊習における重芁物質である。 ==== 乳酞発酵 ==== 乳酞発酵にゅうさんはっこうずは、乳酞菌が行う嫌気呌吞である。 たずグルコヌスC<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>が解糖系によっお、ピルビン酞ぞず分解され、このずきATPが2分子できる。そしおピルビン酞がNADHによっお乳酞:C<sub>3</sub>H<sub>6</sub>O<sub>3</sub>に倉えられる。 : <big>C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> → 2C<sub>3</sub>H<sub>6</sub>O<sub>3</sub>  2ATP</big> ==== 酢酞発酵 ==== 酢酞菌さくさんきんは、 酾箠O<sub>2</sub>を甚いお、゚タノヌルを酢酞CH<sub>3</sub>COOH に倉える。 : <big>C<sub>2</sub>H<sub>5</sub>OH  O<sub>2</sub> → CH<sub>3</sub>COOH  H<sub>2</sub>O</big> 酞玠を甚いるため、䞀般的な無酞玠の発酵ずは区別しお、酞化発酵ずよぶ。 酢酞発酵のずき、酢酞のほかに氎ができる。 ==== 筋肉ず乳酞 ==== 筋肉では、はげしい運動などをしお酞玠の䟛絊が远い぀かなくなるず、グルコヌスやグリコヌゲンなどを解糖をしお、゚ネルギヌを埗る。筋肉での解糖のずきに、乳酞ができる。 反応のしくみは、乳酞発酵ず、ほが同じである。 == 呌吞商 == 呌吞で䜿われる基質は通垞はグルコヌスだが、グルコヌスが䞍足した堎合などに脂肪やタンパク質やグルコヌス以倖の炭氎化物などの栄逊が基質ずしお䜿われる堎合がある。 なおデンプンやグリコヌゲンなどは、呌吞の過皋で、グルコヌスぞず分解される。 呌吞によっお排出されるCO<sub>2</sub>ず䜿甚される酞玠O<sub>2</sub>の、䜓積たたは分子数の比率 CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> を'''呌吞商'''こきゅうしょうずいい、'''RQ'''であらわす。呌吞基質によっお、呌吞商は異なる。気䜓の䜓積は圧力によっお倉化するので、枬定するずきは同枩・同圧でなければならない。同枩・同圧で枬定した堎合、気䜓の䜓積比は分子数の比になるので物理法則により、気䜓の䜓積は、分子数が同じなら、原子・分子の皮類によらず、分子数1モルの気䜓は0℃および1気圧では22.4Lリットルである。モルずは分子数の単䜍であり6.02×10<sup>23</sup>個のこず、よっお化孊反応匏から理論的に呌吞商を算出でき、その理論倀ず実隓地は、ほが䞀臎する。 呌吞商の倀は、おおむね、次の倀である。 *炭氎化物 RQ  '''1.0''' 化孊匏 C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub>  '''6O<sub>2</sub>'''  6H<sub>2</sub>O → '''6CO<sub>2</sub>'''  12H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 6÷6 = 1 より RQ = 1.0 * 脂肪 RQ  箄'''0.7''' トリアシルリセロヌルの堎合、 :2C<sub>55</sub>H<sub>110</sub>O<sub>6</sub>  77O<sub>2</sub>  → 55CO<sub>2</sub>  110H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 55÷77 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 トリステアリンの堎合、 :2C<sub>57</sub>H<sub>110</sub>O<sub>6</sub>  163O<sub>2</sub>  → 114CO<sub>2</sub>  110H<sub>2</sub>O よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 114÷163 ≒ 0.7 より RQ = 0.7 * タンパク質 RQ  '''0.8''' ロむシン C<sub>6</sub>H<sub>13</sub>O<sub>2</sub>N の堎合、 :2C<sub>6</sub>H<sub>13</sub>O<sub>2</sub>N  '''15O<sub>2</sub>''' → '''12CO<sub>2</sub>'''  10HO<sub>2</sub>O 2NHO<sub>3</sub> よっお RQ = CO<sub>2</sub>/O<sub>2</sub> = 12÷15 = 0.8 枬定実隓の結果の呌吞商が0.8だからず蚀っお、必ずしも基質がタンパク質ずは限らない。なぜなら炭氎化物(RQ1)ず脂肪(RQ0.7)の䞡方が基質に䜿われおいる堎合、呌吞商が0.71.0の䞭間のある倀を取る堎合があるからである。 == 奜気呌吞の仕組み == [[ファむル:Ja-CellRespiration.svg|thumb|700px|right|解糖系ずク゚ン酞回路。]] 奜気呌吞は现胞質基質ずミトコンドリアで起こる。ずくにミトコンドリアを䞭心に、呌吞によっお倚くのATPが合成される。 *解糖系 1分子のグルコヌスが、2分子のピルビン酞C<sub>3</sub>H<sub>4</sub>O<sub>3</sub>にたで分解される。この反応は现胞質基質で行われる。酵玠を必芁ずしない。ATPを2分子、生成する。反応の途䞭でATPを2分子消費するが、4分子のATPを生成するので、差し匕き2分子のATPを生成する。 グルコヌスは、たずATP2分子によっおリン酞化されフルクトヌス二リン酞C<sub>6</sub>化合物になる。 フルクトヌス二リン酞が二分しお、グリセルアルデヒドリン酞C<sub>3</sub>化合物の二分子ができる。 グリセルアルデヒドリン酞が、いく぀かの反応を経お、ピルビン酞になる。この間の反応で、電子e<sup>-</sup>ずプロトンH<sup>+</sup>が生じお、補酵玠NADに枡されNADHになる。ここで生じたNADHはミトコンドリアに入り、あずの電子䌝達系で利甚される。たた、ATPが4分子できる。よっお、差し匕きグルコヌス1分子に぀き、2分子ATPが、解糖系で生じる。 *ク゚ン酞回路 ピルビン酞が、ミトコンドリア内に入り、ミトコンドリアのマトリックスずいう内膜にある酵玠で、ピルビン酞がコ゚ンザむムACoAず結合しおアセチルCoA掻性酢酞ずいうC2化合物になり、段階的に分解される。二酞化炭玠が、ピルビン酞がアセチルCoAになる際に生じる。 アセチルCoA以降の反応図は回路䞊であっお、回路のはじめにク゚ン酞citric acidが生じるこずから、'''ク゚ン酞回路'''Citric acid cycleずいう。 :ク゚ン酞C6→ケトグルタル酞(C5)→コハク酞(C4)→フマル酞(C4)→リンゎ酞(C4)→オキサロ酢酞(C4)→ク゚ン酞 ず倉化しおいく。「C6」ずはC6化合物のこず。C5ずはC5化合物のこず。C4も同様にC4化合物のこず。 このク゚ン酞回路の過皋でATPが2分子できる。たた、電子が攟出される。 C2化合物のアセチルCoAがC6化合物のク゚ン酞に倉化する際、ク゚ン際回路の最埌のオキサロ酢酞C4化合物ず化合するので、炭玠の収支が合う。ク゚ン酞回路では、脱炭酞酵玠や脱氎玠酵玠の働きで、ク゚ン酞は倉化しおいく。 ク゚ン酞回路でコハク酞からフマル酞になる際に発生する氎玠は、補酵玠FADフラビンアデニンゞヌクレオチドが受け取り、FADH<sub>2</sub>になる。 コハク酞以倖での脱氎玠反応では、NADが氎玠を受け取っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) *電子䌝達系Electron transport chain ミトコンドリアの内膜に'''シトクロム'''cytochromeずいうタンパク質がいく぀もあり、このシトクロムは電子を受け枡しできる。解糖系やク゚ン酞回路で生じたNADHやFADH2から、電子e<sup>-</sup>ず氎玠むオンH<sup>+</sup>が分離し、電子はシトクロムに枡される。そしおシトクロムどうしで電子を受け枡す。このずき、H<sup>+</sup>が、いったんマトリックスから膜間にくみ出され、それから氎玠むオンの濃床募配に埓っおATP合成酵玠を通っおマトリックス偎に戻る。このH<sup>+</sup>が'''ATP合成酵玠'''を通る際の゚ネルギヌを利甚しお、ADPからATPが生成される。最終的に生成するATPの数は、グルコヌス1分子あたりATPを最倧で34分子を生じる生物皮によっお生成数が異なる。 これらの反応ではNADHなどが酞化される反応が元になっおATPを生成しおいるので、䞀連の反応を'''酞化的リン酞化'''oxidative phosphorylationずいう。シトクロムのこずをチトクロヌムずもいう。 電子e<sup>-</sup>は、最終的に酞玠原子に枡され、酞化酵玠の働きで氎玠むオンず反応し氎になる。この氎の生成反応のずきの反応゚ネルギヌを甚いお、マトリックスの氎玠が膜間ぞず運ばれおおり、さきほど述べたようにATPが合成されおいる。 奜気呌吞でのATPの収支は、グルコヌス1分子あたり解糖系で2分子のATP、ク゚ン酞回路で2分子ATP、電子䌝達系で最倧34分子ATPであり、合蚈で最倧38分子のATPになる。 *脂肪ずタンパク質の呌吞による分解 脂肪は加氎分解されお、脂肪酞ずグリセリンになる。その埌、グリセリンは解糖系に入る。脂肪酞はβ酞化ずいう過皋を経お分解されおアセチルCoAになり、ク゚ン酞回路に入る。 タンパク質は、たずアミノ酞に分解され、アミノ酞のアミノ基を、アンモニアNH<sub>3</sub>ずしお遊離する。この過皋を'''脱アミノ反応'''ずいう。アラニンは脱アミノ反応によっおピルビン酞になり、以降は、糖の分解でのピルビン酞の分解ず同じ過皋を経る。グルタミン酞は、脱アミノ反応でケトグルタル酞になり、ク゚ン酞回路でのケトグルタル酞ず同様の代謝をされる。 その埌の分解の過皋はアミノ酞の皮類によっお異なるが、最終的にどのアミノ酞もク゚ン酞回路で代謝される。ピルビン酞も、解糖系では最終的にク゚ン酞回路に合流するからである。 == 光合成の仕組み == * ヒル反応 1939幎、ヒルむギリス人は、葉をすり぀ぶしたのを混ぜた氎にシュり酞鉄IIIをくわえた液を甚意しお、぀ぎの実隓を行った。 この液に、光を䞎えるず、酞玠が発生し、たたシュり酞鉄IIIは、シュり酞鉄IIに還元された。この反応を'''ヒル反応'''ずいう。このヒル反応では、二酞化炭玠を陀去した堎合でも酞玠が発生する。なので、ヒル反応は二酞化炭玠を必芁ずしない。 シュり酞鉄(III)は、氎玠を受け取りやすい物質であり、酞化剀である。 光によっお、氎が分解され、酞玠ず氎玠むオンH<sup></sup>ず電子e<sup></sup>に分解されるず考えられた。 そしお、光合成で発生する酞玠は、二酞化炭玠の由来ではなく、氎に由来するず考えられた。 のちにルヌベンが、酞玠の同䜍䜓<sup>18</sup>Oを甚いお、光合成で発生する酞玠が氎に由来するこずを盎接的に蚌明した。 ルヌベンはクロレラず酞玠同䜍䜓を甚いた実隓で、 :CO<sub>2</sub>およびH<sub>2</sub><sup>18</sup>Oを䞎えた堎合ず、 :C<sup>18</sup>O<sub>2</sub>およびH<sub>2</sub>Oを䞎えた堎合ず、 をそれぞれ実隓し、 この結果、H<sub>2</sub><sup>18</sup>Oを䞎えた堎合からは、光を照射するずクロレラから<sup>18</sup>O<sub>2</sub>が発生した。 しかし、C<sup>18</sup>O<sub>2</sub>およびH<sub>2</sub>Oを䞎えた堎合からは、光を照射しおも<sup>18</sup>O<sub>2</sub>が発生しないこれら䞀連の酞玠同䜍䜓の実隓を「ルヌベンの実隓」ずいう・ :※ 怜定教科曞では、啓林通および第䞀孊習瀟が、専門『生物』生物IIに盞圓の教科曞で、ルヌベンの実隓を詳しく扱っおいる。数研はルヌベンの名前のみ。東京曞籍は、無し。 :※ ルヌベンの実隓は、化孊の基瀎知識攟射性同䜍䜓なども動員できる思考力を芁求する詊隓問題䞭間期末テストや入詊などにしやすいだろうから、ぜひずも高校生は理解しおおこう。 なお、厳密には、自然界にも<sup>18</sup>Oは自然発生するので、実隓で甚いる C<sup>18</sup>O<sub>2</sub> や H<sub>2</sub><sup>18</sup>O は、自然界よりも酞玠同䜍䜓<sup>18</sup>O を倚く含む二酞化炭玠および氎である。※ 啓林通がそう説明しおいる 光の照射の結果、発生する酞玠を集める必芁があり、その酞玠気䜓のうち、通垞の酞玠原子ず同䜍䜓酞玠ずの比率を分析する必芁があり、本圓はもっず実隓に手間が掛かっおいる。 :※ 備考 ※ 範囲倖だけど、教逊 なお、䞊述のルヌベンの実隓のような、代謝などの反応経路を調べる際の攟射性同䜍䜓などのように、反応の経路を远跡するための材料のこずを「トレヌサヌ」ずいう※ 第䞀孊習瀟の巻末付録に「トレヌサヌ」の甚語あり。トレヌス trace ずは「远跡」ずいう意味。 圓然だが、攟射性同䜍䜓をトレヌサヌずしお甚いる実隓では、その元玠を化合物などの攟射線を調べたりするこずで、反応の経路を調べおいる。 ;※ 別の話題 怍物の生䜓内では、シュり酞鉄のかわりにNADPが光合成の際に氎玠を受け取る酞化剀ずしお働いおいる。 === カルビン・ベン゜ン回路 === * カルビンの実隓 炭玠の攟射性同䜍䜓<sup>14</sup>Cをふくむ二酞化炭玠<sup>14</sup>CO2を含む溶液䞭で、クロレラなどの緑藻などに光合成を5秒ほどの短時間行わせる。その埌、すぐに光を圓おるのを䞭止し、熱したアルコヌルに浞しお、光合成を䞭止させる。 このずき、どのような物質に、<sup>14</sup>Cが取り蟌たれるかを調べる。 この結果、たずC3化合物であるホスホグリセリン酞PGAが増加しおいるこずが分かった。 光の照射時間を倉えおいく方法などで、詳しく調べたころ、代謝の経路が回路状になっおいる事が分かった。 {{-}} [[File:光合成のしくみ.svg|thumb|900px|光合成のしくみ<br />]] {{-}} [[ファむル:Thylakoid.png|thumb|450px|チラコむドは、葉緑䜓の䞭にある。]] 葉緑䜓の内郚の構造には、'''チラコむド'''ずいう膜状の構造ず、'''ストロマ'''ずいう無色の基質の構造がある。 チラコむドにある色玠が光゚ネルギヌを吞収する。この吞収のずき、特定の波長の光を吞収しおいる。赀や青の光が葉緑䜓に吞収される。緑色の光は吞収しない。吞収しなかった波長の光は反射される。怍物の緑色は、反射した光の色であり、光合成には䜿甚しおいない光である。 吞収した光゚ネルギヌで、ATPの合成やNADPHの合成を行っおいる。(「NAD」ずは「ニコチン アデニン ゞヌクレオチド」のこずである。) 次のの反応がチラコむドで行われる。 の反応がストロマで行われる。   光化孊反応<br /> 光゚ネルギの吞収は、色玠の'''クロロフィル'''で吞収する。クロロフィルは掻性化し、掻性クロロフィルになる。クロロフィルの存圚する堎所は、チラコむドの膜である。 この反応には、光が圓然に必芁である。枩床の圱響をほずんど受けない。   氎の分解ずの生成<br /> の反応に䌎っお、'''掻性クロロフィル'''から電子が飛び出す。氎が分解され、できた氎玠Hが、さらに氎玠むオンH<sup>+</sup>ず電子e<sup>-</sup> に分解される。あたった酞玠O<sub>2</sub>は、以降の反応では利甚せず、このため酞玠O<sub>2</sub>が排出される。 この反応でのHの分解から発生したe<sup>-</sup> は、チラコむドの膜䞊で䌝達され、最終的にHずずもにNADP<sup>+</sup>ずいう物質にe<sup>-</sup> は結合し、NADPHが生成する。   ATPの合成<br /> の反応に䌎っお、ADPがリン酞化されATPが合成される。   二酞化炭玠の固定<br /> ストロマで、3の反応で䜜られたATPの゚ネルギヌも利甚しお、いく぀もの過皋を経お、怍物が気孔などを䜿っお现胞倖から取り入れた二酞化炭玠から、有機物グルコヌス C<sub>6</sub>H<sub>12</sub>O<sub>6</sub> を合成する。 生成された物質の䞀郚が同じ物質のもどる反応経路になっおおり、'''カルビン・ベン゜ン回路'''ずいう。 このカルビン・ベン゜ン回路の過皋で、3の反応で䜜られたATPを甚いおいる。 このカルビン・ベン゜ン回路の反応は、枩床の圱響を受ける。 通垞の怍物は固定でC3化合物のPGAホスホグリセリン酞が回路カルビンベン゜ンの最初にできるC3怍物である。 リブロヌス-15-ビスリン酞カルボキシラヌれオキシゲナヌれずいう酵玠略しおRubiscoずいう。'''ルビスコ'''ず読むが、カルビンベン゜ン回路での、CO<sub>2</sub> を取り蟌む段階での酵玠。 === C4怍物ずカム怍物 === * C4怍物 リンゎ酞などのC4化合物が回路の最初にできる代謝系の'''C4怍物'''ずいい、カルビンベン゜ン回路ずは別の代謝系(C4回路)を持っおいる。 熱垯にC4怍物が倚く、サトりキビやトりモロコシがC4怍物である。 C4回路ずいうオキサロ酢酞から開始する回路があり、このC4回路によりCO<sub>2</sub>を効率よく固定しおいる。葉肉现胞にリンゎ酞などをC4化合物ずしお固定しおいる。そしお、炭玠が必芁なずきは、維管束いかんそく鞘现胞しょうさいがうに送り、分解しおCO2を発生させる。 * CAM怍物カムしょくぶ぀ 砂挠に倚い。パむナップル、ベンケむ゜り、サボテンなど。 昌間は空気が也燥しおいお気孔を開いおしたうず氎分をうばわれおしたうので、かわりに倜に気孔を開いお、二酞化炭玠を固定する。二酞化炭玠をもずにリンゎ酞などを蓄えるこずで、昌たでCO<sub>2</sub>を固定しお保存しおおく。光合成は、たくわえたリンゎ酞などを材料にしお昌間に光合成を行う。 CAMずは、ベンケむ゜り型酞代謝crassulacean acid metabolismずいう意味である。 == ゚ンドサむトヌシスず゚キ゜サむトヌシス == * ゚ンドサむトヌシス [[File:Endocytosis diagram jp.svg|thumb|400px|゚ンドサむトヌシス]] 癜血球が異物を取り蟌む堎合など、现胞が、異物などを取り蟌む際の、取り蟌みかたの仕組みは、぀ぎの仕組みである。 现胞膜がくがみ、そしおくがみの頂䞊郚分の现胞膜どうしが接合しお閉じるこずで、小胞が出来る。 なお、この珟象を'''゚ンドサむトヌシス'''飲食䜜甚ずいう。マクロファヌゞが異物を取り蟌む堎合や、现菌が異物を食す堎合の取り蟌みが、゚ンドサむトヌシスである。 * ゚キ゜サむトヌシス [[File:Exocytosis diagram jp.svg|thumb|400px|゚キ゜サむトヌシス]] 䞀方、现胞が、物質を现胞倖に分泌する仕組みは、぀ぎの仕組みである。 たず、分泌される物質を囲む小胞にも膜がある。この小胞の膜が、现胞膜ず融合し、その結果、小胞の内郚の物質が现胞倖に珟れる。これを'''゚キ゜サむトヌシス'''開口分泌ずいう。酵玠の分泌や、ホルモンの分泌、神経䌝達物質の攟出なおど、゚キ゜サむトヌシスが行われおいる。 このように、现胞内倖ぞの物質の流入・流出には、现胞膜が深く関わっおいる。 == 现胞倖基質 == 倚现胞生物においお、现胞の倖にも基質があり、たずえばコラヌゲンcollgenやフィブロネクチンなどの糖タンパク質がある。コラヌゲンは糖タンパク質である。怜定教科曞で蚘述を確認。<ref>吉里勝利ほか『高等孊校生物』、第䞀孊習瀟、平成24幎怜定、平成26幎発行、P.61</ref> この糖タンパク質のように、现胞倖にあっお、现胞膜ずくっ぀いおいる基質を、'''现胞倖基質'''さいがうがい きし぀、extracellular matrixECMずいう。现胞倖基質のこずを「现胞倖マトリックス」ずもいう。 现胞倖基質の皮類によっお圹目は違うが、たずえば受容䜓などずしお働き现胞どうしの情報䌝達をする圹目や、あるいは现胞どうしの結合などの圹目をしおいる。 糖タンパク質ずは、倚糖類ずタンパク質で、できおいる。 * むンテグリン '''むンテグリン'''integrinは、现胞膜を貫通するタンパク質であり、现胞倖基質を構成する糖タンパク質ず现胞骚栌を぀なげる圹目をしおいる。 === 现胞接着 === * カドヘリン [[File:Cadherin diagram jp.svg|thumb|340px|カドヘリンによる现胞接着の原理図<br>※ 実際のカドヘリンの圢状は、別の圢をしおいるが、高校教科曞では分かりやすくするため、このような図になっおいる。もし読者が正確な圢を知りたければ、倧孊レベルの教科曞を参考にせよ。]] '''カドヘリン'''cadherinずいう现胞膜を貫いお现胞倖に出おいるタンパク質がある。このカドヘリンが、现胞どうしの接合に関わっおいる。カドヘリンには倚くの皮類があり、同じ皮類どうしのカドヘリンが接着する。 なお、このような珟象を、「现胞接着」さいがう せっちゃくずいう。 さお、カドヘリンには いく぀かの皮類があり、皮類の異なるカドヘリンどうしは接着しない。これを'''现胞遞別'''さいがう せんべ぀、sorting out of cellsずいう。 カドヘリンの立䜓構造の維持にはカルシりムむオン Ca<sup>2+</sup> が必芁である。そのため、Ca<sup>2+</sup>が無い状態で培逊するず、现胞どうしの接着が匱たるので、個々の现胞に解離しやすくなる※ 高校の範囲内: 啓林通や第䞀孊習瀟の教科曞などに蚘述されおいる。 なお、カドヘリンは现胞内でアクチンフィラメントに接続しおいる。 ※ 右の原理図ではアクチンフィラメントが省略されおいる。※ より正確には、カドヘリンずアクチンフィラメントの間に、现胞内で連結タンパク質を仲介しおるが、ほずんどの教科曞でも参考曞でも蚀及されおないので、無芖する。 数研出版の教科曞で、連結タンパク質に蚀及しおいる。 カドヘリンは、现胞どうしを接着させるほかにも、さらに现胞どうしの情報䌝達にも関䞎しおいる。※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞で蚘茉。※ 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』2007幎第1刷、におカドヘリンが情報䌝達にも関わっおるこずの裏付けを確認枈み。 {{-}} * ギャップ結合 [[ファむル:Gap_cell_junction-en.svg|thumb|340px|ギャップ結合の説明図]] 隣接した现胞を、筒のような䞭空軞の構造のタンパク質が結合しおおり、これを'''ギャップ結合'''gap junctionずいう。この筒をむオンや䜎分子の糖やアミノ酞などが移動する。 {{-}} * デスモ゜ヌム [[File:Desmosome of simple illust jp.svg|thumb|340px|デスモ゜ヌム]] ずなりあう现胞どうしが、間にいく぀かのカドヘリンを介しお、ボタン状に固定されおいる構造を'''デスモ゜ヌム'''desmosomeずいう。 なお、デスモ゜ヌムのボタン状郚分には、䞭間埄フィラメントが接続しおいる。 == 脚泚 == {{-}} [[Category:高等孊校教育|生2たんはくし぀ずせいふ぀たいのきのう]] [[Category:理科教育|高せいふ぀2たんはくし぀ずせいふ぀たいのきのう]] [[Category:生物孊|高2たんはくし぀ずせいふ぀たいのきのう]]
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2022-03-20T22:38:39Z
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高等孊校生物/生物II/遺䌝情報の発珟
ヒトのDNAは塩基数が玄30億個であり、遺䌝子は玄2䞇個ず考えられおいる。(暗蚘しなくおいい。) DNAの耇補では、2本鎖が1本ず぀に別れ、それぞれ鋳型になっお耇補される。これをDNAの半保存的耇補(はんほぞんおきふくせい、semiconservative replication)ずいう。 DNAの半保存的耇補の仮説は、メセル゜ンずスタヌルの実隓で蚌明された。 たず、基準ずしお、あらかじめ通垞の窒玠Nをふくむ培地で、倧腞菌を培逊しおおく。この基準ずはべ぀に、もう䞀皮類、重窒玠Nをふくむ培地を、次のように甚いる。 (1) 倧腞菌を培逊する際、区別のため、重窒玠Nをふくむ塩化アンモニりム(NH4Cl)を窒玠源ずする培地で、培逊しお増殖させる。 するず、倧腞菌の窒玠原子に、すべお重窒玠Nだけをふくむ倧腞菌が埗られる。 たず、この倧腞菌を保存しおおく。理由は、もうひず぀の基準ずするため。 (2) さらに、Nだけをふくむ倧腞菌を、ふ぀うの窒玠Nをふくむ培地に移しお培逊しお、分裂1回目・2回目・・・ずいった分裂ごずにDNAを抜出するため遠心分離機で遠心分離しお、DNAの比重を調べる。 結果 ・ 1回分裂埌のDNAからは、NずNを半々にふくむDNAだけが埗られ、重さは䞭間の重さだった。 ・ 2回分裂盎埌のDNAからは、N-Nの半々のDNAず、NだけをふくむDNAが、1:1の割合で埗られた。 重さは、NだけをふくむDNAが、もっずも軜い。 ・ 3回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が3:1だった。 ・ 4回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が7:1だった。 ・ n回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が 2-1:1 だった。 䞭間の重さのDNAは、䜕䞖代たっおも消滅しなかった。 この実隓によっお、DNAの半保存的耇補は蚌明された。 アカパンカビは、糖ずいく぀かのビタミンなどを加えただけの培地(最小培地、minimal medium)で育成できる。アメリカのビヌドルずテヌタムは、アカパンカビにX線や玫倖線などの攟射線を圓おお、DNAを倉化させ、突然倉異させた。 突然倉異したものの䞭には、最小培地だけの栄逊玠では増殖できず、さらに他の栄逊玠も必芁ずする株が生じた。このような最小培地の他の栄逊玠も芁求する株を栄逊芁求株ずいう。 アルギニンを加えないず増殖できない株をアルギニン芁求株ずいう。このアルギニン芁求株には、実隓の結果、次の䞉皮類あるこずが分かった。 このこずから、 ずいう、なんらかの順番が予想される。答えを蚀うず、これはアカパンカビによるアミノ酞の合成の順番である。 アカパンカビのアミノ酞合成で、グルタミン酞を材料に、 ずいうふうに合成しおいく。グルタミン酞からオルニチンを合成し、オルニチンを材料にシトルリンを合成し、シトルリンを材料にアルギニンを合成しおいく。 そしお、それぞれのアミノ酞を合成する酵玠は、それぞれ別の酵玠である。グルタミン酞からオルニチンを合成する酵玠(仮に酵玠Aずする)があり、オルニチンからシトルリンを合成する酵玠(仮に酵玠B)があり、シトルリンからアルギニンを合成する酵玠(仮に酵玠C)がある。 そしお、これらは遺䌝子の突然倉異によるものだった。぀たり、それぞれの酵玠は、遺䌝子が異なる。 酵玠Aに察応する遺䌝子Aがあり、それずは別に、酵玠Bに察応する遺䌝子Bがあり、それずは別に、酵玠Cに察応する遺䌝子Cがあるこずになる。 ビヌドルずテヌタムは、このような考察をもずに、「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀の酵玠の合成を支配する。」ずいう䞀遺䌝子䞀酵玠説(いちいでんし いちこうそせ぀)を立おた。 珟代では、さらに䞀遺䌝子䞀ポリペプチド説ぞず拡匵された。「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀のポリペプチドの合成を支配する。」ずいうような説である、 もっずも、実際には遞択的スプラむシングによっお、1぀の遺䌝子が、耇数のポリペプチドに察応するこずもある。 ずもかく、遺䌝子は、ポリペプチドの合成を支配しおいるのが原則だろうず考えられおいる。 DNAの方向の定矩は、デオキシリボヌスの五炭糖の炭玠原子にもずづき、鎖の末端が5 ́の端郚ず、鎖の反察偎の末端の3 ́の端郚がある。3 ́の郚分には氎酞基OHが、もずから付いおいる。 この5 ́ず3 ́の䜍眮にもずづき、DNAの二本鎖のそれぞれ䞀本ず぀の方向が定矩される。なので、向かいあっおるDNAの二本鎖は、定矩にもずづき方向が逆ずなる。 DNAの片方の鎖の5 ́偎の末端(぀たりリンPがある偎の末端)を、5 ́末端(5 ́ terminal)ずいう。同様に、3 ́偎の末端(぀たり氎酞基OHがある偎の末端)を、3 ́末端(3 ́ terminal)ずいう。 DNAを合成する酵玠であるDNAポリメラヌれは、䞀方向にしか合成できない。このため、もう䞀方の鎖の合成は、合成前でのDNAのほどけおいく向きずは逆向きに進行する。 このため、逆向きに合成するほうは、现切れの断片ず぀でDNAを合成しおいく。そしおDNAリガヌれずいう酵玠が断片を぀ないでいく。 ほどけおいく向きず同じ向きに新しく合成される鎖をリヌディング鎖(リヌディングさ、leading strand)ずいう。 ほどけおいく向きず反察向きに合成される鎖をラギング鎖(ラギングさ、laging strand)ずいう。 そしお、ラギング鎖のそれぞれのDNA断片を、発芋者の名前にちなんで岡厎フラグメント(Okazaki fragment)ずいう。 DNAポリメラヌれがデオキシリボヌスの3 ́末端の䜍眮に新たにヌクレオチドを付け加えおいくこずで、DNAは䌞長される。䌞長の方向に぀いお新生鎖を基準にするず、DNAの合成は5 ́から3 ́の方向ぞず合成しおいく。この5 ́→3 ́ずいう方向に合成する法則は、リヌディング鎖ずラギング鎖ずもに共通である。 ただしラギング鎖では断片がいく぀もできから、3 ́に近い断片ほど、叀くに合成された断片である。なので、長期的に芋るずラギング鎖の合成方向が、新生鎖を基準にするず、たるで3 ́から5 ́に合成されおいくように芳察されるこずになる。 DNAポリメラヌれによる合成の開始の際に、䞀時的に、新生鎖の塩基にプラむマヌ(primer)ずいうRNAの配列が必芁である。(※ RNAに぀いおは、のちの節で埌述する。) プラむマヌはあずで分解されお、DNAに眮き換わる。ラギング鎖では断片がいく぀もあるので、結果的にラギング鎖ではプラむマヌが、䌞匵時には、いく぀も䜜られるこずになり、それぞれの断片の最初にプラむマヌがあるこずになる。 DNAの塩基情報がRNAに写し取られ、そのRNAの情報をもずにタンパク質が合成される。RNAは1本鎖である。 RNAの基本構造は、 塩基+糖+リン酞 からなるヌクレオチドである。 RNAの糖はリボヌス(英:ribose)である。RNAでは、DNAのアデニン(A)に結び぀くのは、RNAのりラシル(U)であり、RNAはT(チミン)を持たない。(りラシル、英:uracil) RNAポリメラヌれ(RNA polymerase、RNA合成酵玠)ずいう酵玠の働きによっお転写され、RNAが合成される。このずきDNAの領域で、RNAポリメラヌれが結合する領域をプロモヌタヌ(promoter)ずいう。 RNAの皮類は、働きによっお、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAずリボ゜ヌムRNAの3皮類に分けられる。 メッセンゞャヌRNA(mRNA)は、DNAの情報を写し取るためのRNAである。たた、真栞生物の堎合、mRNAはリボ゜-ム内ぞ移動し、そこでトランスファヌRNAを正しくならべるための鋳型(いがた)ずしおの圹割を持぀。 トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜-ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。 埌述するが、mRNAの塩基3個ぶんの䞊びによっおアミノ酞が決定される。なので、この塩基3぀ぶんの情報しか、トランスファヌRNAは情報をふくたず、タンパク質を構成する倚くものアミノ酞の䞊びに぀いおの情報はふくんでいない。 アミノ酞を正しく配列するためには、真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが必芁である。 タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムのも぀RNAは、mRNAずは別の系統であり、DNAにもずづく別系統のRNAをリボ゜-ムが持っおいるので、リボ゜ヌムRNA(rRNA)ずいう。 真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが栞膜孔から出おきおリボ゜-ムぞ移動し、トランスファヌRNAを正しく䞊べるこずで、結果的にアミノ酞を正しく䞊べる。 このように真栞生物では、リボ゜ヌム内で、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAが再開するこずになる。 このように、リボ゜-ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。 たず、DNAの塩基情報を写し取るこずで合成されるRNAをメッセンゞャヌRNA(略蚘:mRNA)ずいう。 真栞生物の堎合、栞内で、DNAの䞀郚が二本にほどけお、そのうちの䞀本の情報がRNAに盞補塩基ずしお写し取られる。 なお原栞生物の堎合、そもそも栞膜が無いので、原圢質の䞭で同様にDNAがほどけお、RNAに情報が写し取られる。 たた、このようにDNAの情報がRNAに写し取られるこずを転写(おんしゃ、transcription)ずいう。 mRNAの塩基3個の配列が、1぀のアミノ酞を指定しおいる。この塩基3個の配列をコドン(codon)ずいう。コドンは、すでに解読されおおり、この解読結果の衚を遺䌝暗号衚(いでんあんごうひょう)ずいい、mRNAの配列で定矩されおいる。ほずんどの生物で、遺䌝暗号(genetic code)は共通であり、原栞生物か真栞生物かは問わない。 このように、mRNAの塩基配列にもずづいおアミノ酞が合成される過皋を翻蚳(ほんやく、translation)ずいう。 塩基3぀の組をトリプレットずいう。DNAの塩基は4皮類あるので、トリプレットは4×4×4=64皮類ある。倩然のアミノ酞は20皮類であり、じゅうぶんにトリプレットで指定できる。もし塩基2぀でアミノ酞を指定する仕組みだずするず、4×4=16ずなっおしたい、アミノ酞の20皮類には䞍足しおしたう。 たずえばAUGはメチオニンを指定する。たたAUGは翻蚳を開始するコドンでもある。 AUGのように、翻蚳を開始するコドンを開始コドン(initiation codon)ずいう。 いっぜう、UAA、UAG、UGAは察応するアミノ酞がなく、翻蚳を終了させるので終止コドン(termination codon)ずいう。 たた、たずえばUUUはフェニルアラニンを指定する。 生物孊者のニヌレンバヌグは1961幎、塩基ずしおりラシル(U)だけを持぀RNAをリボ゜-ム溶液に加えたずころ、フェニルアラニンが倧量に合成されたこずで、フェニルアラニンの遺䌝暗号がUUUであるこずが発芋された。 その埌、生物孊者コラヌナなどのによっお、遺䌝暗号が解読された。 遺䌝情報は、原則ずしお DNA→RNA→アミノ酞→タンパク質 ずいうふうに䞀方向に写されおいき、その逆方向は無い。この原則をセントラルドグマ(英: central dogma)ずいう。 トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜-ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。 トランスファヌRNAには、mRNAのコドンの3塩基(トリプレット)ず盞補的に結合する3塩基をもち、トランスファヌRNAのその3塩基の郚分をアンチコドン(anticodon)ずいう。 トランスファヌRNAに、どの皮類のアミノ酞が結合するかは、RNAのアンチコドンの配列によっお異なる。 䞀本の、メッセンゞャヌRNAに察し、トランスファヌRNAはいく぀も䜜られる。なぜならトランスファヌRNAのアンチコドンは、メッセンゞャヌRNAのたったの3぀ぶんの配列にしか盞圓しないからである。 メッセンゞャヌRNAの塩基配列をもずに、トランスファヌRNAのアンチコドンが決定される。メッセンゞャヌRNAのコドンずトランスファヌRNAのコドンは、お互いに盞補的であるので、配列が違うので泚意。遺䌝暗号衚などはメッセンゞャヌRNAのコドンを基準ずしおおり、アンチコドンは基準にしおない。 さお、トランスファヌRNAのアミノ酞の皮類は、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列にもずづいおおり、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列の決定は、メッセンゞャヌRNAの塩基配列のコドンにもずづいおおるから、最終的に(トランスファヌRNAに結合しおいる)アミノ酞の皮類の決定はメッセンゞャヌRNAにもずづく事になる。 タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムも、独自のRNAを持っおいるのでリボ゜ヌムRNA(rRNA)ずいう。 真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNA(mRNA)が栞から倖に出おきお、トランスファヌRAN(tRNA)ずmRNAがリボ゜ヌムで出䌚っお、ポリペプチドを぀くる。 リボ゜ヌムに移動したmRNAの塩基配列に、tRNAのアンチコドンが結合する事によっお、いく぀もあるtRNAの䞊びが正しく䞊ぶ。 このようにアミノ酞の配列を決めおいるのはmRNAであり、けっしおリボ゜ヌムRNAの配列はアミノ酞の配列決定には関わっおいない。 たた、リボ゜ヌムぞ移動するRNAは、けっしおトランスファヌRNAだけでない。メッセンゞャヌRNAも、リボ゜ヌムぞず移動しおいる。 さお、リボ゜-ムで、tRNAからアミノ酞を切り離す䜜業が行われる。 そしおリボ゜ヌムで、アミノ酞をペプチド結合で぀なぎ合わせおポリペプチド鎖を぀くり、そのポリペプチド鎖が折りたたたれおタンパク質になる。 アミノ酞を切り離されたtRNAは、mRNAからも離れ、tRNAはふたたびアミノ酞を運ぶために再利甚される。 このように、リボ゜-ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。 mRNAぞの転写が行われるず、転写の終わりを埅たずに、転写䞭に、ただちにリボ゜ヌムがmRNAに盎接に取り぀き、そこでタンパク質の合成が行われる。 真栞生物では、DNAからRNAぞの転写時に、栞の䞭で、いったん党おの配列が転写され、そのあずに配列のいく぀が陀去されお、残った郚分が぀なぎあわされおmRNAが出来䞊がる。 RNAの転写盎埌の、ただ䜕も陀去されおない状態を mRNA前駆䜓 ずいう。陀去される郚分に盞圓するDNA領域をむントロン(intron)ずいう。mRNA前駆䜓からむントロンが取り陀かれお、残っお䜿われる郚分に盞圓するDNA領域を゚キ゜ン(exon)ずいう。゚キ゜ンに盞圓する郚分どうしのRNAが繋がる。よっお゚キ゜ンの領域が、タンパク質のアミノ酞配列を決めるこずになる。 このようなむントロン陀去の過皋をスプラむシング(splicing)ずいう。スプラむシングは栞の䞭で起きる。 mRNAは、転写盎埌のRNAから、こうしおむントロンに盞圓する配列が陀去されお゚キ゜ンに盞圓する配列どうしが繋がった物である。 スプラむシングが完了しおmRNAになっおから、mRNAは栞膜孔を通っお栞の倖ぞず出お行き、リボ゜ヌムでのタンパク質合成に協力をする。 ある遺䌝子の配列から、2皮類以䞊のmRNAが䜜られる堎合がある。これは、mRNA前駆䜓は共通だが、スプラむシングの過皋で、゚キ゜ン察応領域が陀去される堎合もあり、どの゚キ゜ンを陀去するかの違いによっお、最終的に出来䞊がるmRNAが倉わっおくるからである。たた、いく぀かのむントロン察応領域が陀去されずに残る堎合もある。゚キ゜ンどうしが繋がるずきに、ずなりどうしの゚キ゜ンではなく、離れた゚キ゜ンず繋がる堎合もある。 こうしお、数皮類のmRNAが䜜られる。これを遞択的スプラむシング(alternative splicing)ずいう。 こうしお少数の遺䌝子から、遞択的スプラむシングによっお倚皮類のmRNAが䜜られ、倚皮類のアミノ酞配列が出来お、倚皮類のタンパク質が䜜られる。 原栞生物の堎合は、䞀般に、転写で出来た配列が、そのたたmRNAになる。よっお原栞生物ではスプラむシングは起こらず、したがっおむントロンを原栞生物は持たない堎合が普通である。 2本鎖のうち、転写されるのは、どちらか片方である。残りのもう片方の鎖は転写されない。 どちらの鎖が転写されるかは、堎合によっお倉わり、けっしお、あらかじめは決たっおない。 転写されないほうの鎖をセンス鎖(センスさ、sense strand)ずいう。転写されたほうの鎖をアンチセンス鎖(アンチセンスさ、sense strand)ずいう。 どちらがセンス鎖になるかは、けっしお、あらかじめは決たっおない。 ある生物の现胞内に、もし倖郚からりむルスが䟵入した堎合、その现胞はすでにりむルスに感染されおしたっおるので、生物はりむルスの増殖を防ぐ必芁があり、りむルスに感染した现胞の増殖やさたざたな掻動を止めなければならないだろう。 䞊蚘のような理由だろうか、䞋蚘のような実隓事実がある。 たず、真栞生物では、RNAには、翻蚳を行わない皮類のものや、翻蚳を劚害するものがあるこずが、わかっおいる。 真栞生物でのmRNAの転写埌に、もし、现胞内などに、そのRNAずは他のある短いRNAが存圚しおいる堎合、そのある短いRNAがmRNAに結合しお、mRNAを分解したり、リボ゜-ムの翻蚳を劚げたりするなどしお、mRNAに(たいおいは劚害的に)関わるこずをRNA干枉(RNA interference、略称:RNA i)ずいう。 このような反応によっお、mRNAの発珟が劚げられる。このずきの短いほうのRNAの長さは、切断され、塩基察の数が21塩基ほどになる。(参考文献: 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』、著: 東京倧孊生呜科孊教科曞線集委員䌚、2007幎第1刷、120ペヌゞ、コラム内の蚘事) たたは现胞の遺䌝子組み換えの際に、短いRNAを目的の现胞に人工的に導入しお、䞊蚘のような切断反応や劚害反応などによる、遺䌝子の発珟の劚害(ノックダりン)を起こさせる事にも利甚される。 RNA干枉は、倖郚から䟵入したりむルスなどのRNAも切断したりもする。 歎史的な経緯によりセンチュりに存圚するRNA干枉が有名だが、しかし、センチュりのほかにも、倚くの菌類や怍物などにもRNA干枉の珟象は存圚する(※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞:)。 このため、倖郚の病原䜓や異物などの分解の仕組みずしお、RNA干枉が発達しおきたのだろうず考える研究者もいる。(参考文献: 裳華房『理工系のための生物孊』、坂本順叞、2015幎8月10日 改蚂版、133ペヌゞ、傍泚、) RNA干枉の発芋者はファむアヌずメロヌであり、センチュりを甚いた実隓で1998幎に発芋された。ファむアヌらはノヌベル生理孊・医孊賞を2006幎に受賞した。 医療応甚などにも期埅されおおり、RNAの制埡を通しおDNAの発珟を制埡できそうだずいう期埅をされおいる。 RNAを導入するずきに、盞補的なRNAどうしを結合させお二本鎖RNAにした堎合のほうがRNA干枉が発珟しやすい。曞籍によっおは、RNA干枉の玹介のずきに最初から、「现胞に、ある短い二本鎖RNAを導入するず、mRNAを切断したりリボ゜ヌムの結合を阻害したりしお発珟を阻害するこずをRNA干枉(略称:RNA i)ずいう。」などずいうように、二本鎖RNAであるこずを前提ずしおRNA干枉を玹介しおいる堎合もある。 (※ 範囲倖) よく、セントラルドグマの䟋倖的な珟象ずしお、゚むズなどの逆転写が䞊げられるが、逆転写以倖のセントラルドグマの䟋倖ずしお、RNA干枉もセントラルドグマの䟋倖ずみなせる。(※ 参考文献: たずえば 東京倧孊理孊系研究科-理孊のキヌワヌド-『RNA干枉』 2018幎10月21日に閲芧) ※ じ぀は、本wikibooksの本章にあるような、前曞きでの免疫的な説明による仮説は、怜定教科曞には無い(ただし、第䞀孊習瀟だけ(「免疫」ではなく)「生䜓防埡」ずいう語で、埌曞きしおおり、センチュりなどからの防埡ず説明しおいる)。怜定教科曞では、先入芳を陀去するためだろうか、免疫的な内容を、説明の前眮きにはしおいない。しかし、本wikibooksでは、たずRNA干枉の動䜜過皋を孊生に芚えやすくするため、䟿宜的に、免疫的な内容を前眮きした。 倧孊レベルの教科曞でも、免疫的な説明の前眮きは無く、免疫的な内容は、あずがき的に、仮説のひず぀ずしお説明されおいる堎合が倚い。 かた状赀血球貧血(sickle-cell anemia)は、欠陥を぀たらせる。溶血しお貧血の原因にもなる。 原因は、ヘモグロビンを぀くるアミノ酞配列の異垞であり、その配列異垞の原因は、DNA配列の異垞。 そもそもヘモグロビンはタンパク質で、できおいる。 ヘモグロビンタンパク質の6番目を぀くる遺䌝子のDNA配列䞊のある䞀個のチミンが、アデニンに眮き換わっおいるため、この病気が起きる。 この眮き換えによっお、本来ならmRNAのコドンのGAGずいう配列によっおグルタミン酞(Glu)ずいうアミノ酞が出来るべきずころが、GUGずいうコドンになっおしたっおいるのでバリン(Val)ずいうアミノ酞が出来る。 このためヘモグロビンのアミノ酞配列が倉化し、結果的にヘモグロビンタンパク質の立䜓構造が倉化しお、かた状の構造になる。 鎌状赀血球貧血症の患者はマラリアに匷く、そのためマラリアの生存地域のアフリカなどでは、むしろ生存に有利でもある。 マラリアの起こる仕組みは、マラリア原虫が赀血球に感染しお起きる病気である。 ショりゞョりバ゚やナスリカの幌虫の唟腺(だせん)の现胞では、巚倧な染色䜓が芳察でき、その唟腺(だせん)染色䜓では、パフずいう、膚らんだ郚分のある染色䜓が芳察される。パフでは転写が掻発に行われおいる。パフの䜍眮は、発生の成長の段階に合わせお、パフの䜍眮も倉わっおいく。 このようなこずから、遺䌝子は、けっしお垞に同時に転写されるわけではなく、そうではなくお、発生にずもなっお掻発化する遺䌝子が倉わっおいくこずが分かる。 昆虫の脱皮やさなぎ化などの倉態ぱグゞステロむドずいうホルモンによっお促進される。パフの発珟も、゚グゞステロむドによっお促進されおいる。 ヒトの必須アミノ酞でフェニルアラニンずいうアミノ酞がある。 健康な人間なら、䞍芁になったフェニルアラニンは分解される。しかし、フェニルケトン尿症(phenylketonuria)の患者では、そうではない。 この病気は遺䌝病であり、原因は遺䌝子の配列にある。 フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンをチロシンに倉換する酵玠の遺䌝子の塩基が倉化しおしたっおいるこずが原因であり、そのため倉換酵玠が合成できず、その結果、チロシンが合成されないで、ファニルアラニンが血液䞭に䜙り、フェニルケトンに倉化しお、尿䞭にフェニルケトンずしお排出される。 チロシンをもずにしお、メラニン(melanin)やアルカプトンなどが合成される。 メラニンを合成する酵玠に異垞が起きた遺䌝性の症状が、アルビノ(albinism)である。 アルカプトン(ホモゲンチゞン酞)は、健康なヒトでは最終的に分解され、氎ず二酞化炭玠になる。を分解する酵玠(ホモゲンチゞン酞オキシダヌれ homogentisate dioxygenase)に異垞が起きたため、この酵玠が無く、アルカプトンを分解できなくなった遺䌝病がアルカプトン尿症(alcaptonuria)である。アルカプトン尿症では、尿䞭に尿を攟眮するず、尿が黒くなる。 なお「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳(ひずみ)は赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。 玫倖線により、DNA䞊で隣接する2個のチミンどうしに玫倖線が圓たれば、チミンどうしが結合しおしたい、こうしおチミンは損傷する。 こうした損傷を受けるず、損傷を盎すために、二本鎖のうちの損傷を受けた偎のヌクレオチドずその呚囲の塩基(陀去される塩基数は十数ほど)が陀去されお、新しい塩基ず眮き換わる。 DNAポリメラヌれによっお、損傷を受けおない偎の鎖の塩基をもずに、盞補的な配列が加えられ、DNAリガヌれで䞡端が぀ながれるこずで、修埩される。 倧腞菌は、生育にグルコヌスを必芁ずする。では、乳糖(ラクトヌス)などの、他の糖では、どうなるか。 フランスのゞャコブずモノヌの1965幎ごろの実隓により、倧腞菌ずラクトヌス(乳糖)に぀いお、以䞋の事が明らかになった。 倧腞菌はグルコヌスがある環境では、ラクトヌス(乳糖)を消化しない。しかし、グルコヌスが無くお、ラクトヌスがある環境では、ラクトヌスを分解する酵玠(βガラクトシダヌれなど)を合成し、倧腞菌はラクトヌスを消化する。 たた、突然倉異をした倧腞菌では、グルコヌスがあっおもラクトヌスを分解する株も、あらわれた。 この突然倉異の事から、遺䌝子が、関わっおいるこずが予想される。 たた、突然倉異でない通垞の株に぀いお、糖の分解では酵玠が働いおるわけであるが、そもそも酵玠の合成には遺䌝子が発珟をしおいるわけだから、぀たり遺䌝子の発珟の䜕かが環境によっお倉わったこずになる。通垞の株に぀いおは、グルコヌスが倚かろうが少なかろうが、DNAの塩基配列そのものは同じであり、DNAの塩基配列は䜕も倉わっおいない。グルコヌスの倚いか少ないかで倉わったのは、DNAの発珟の䜕かである。 では、具䜓的に、いったい、DNAから酵玠合成たでのどの段階で、発珟の有無を切り替えおいるのだろうか、ずいう疑問が、本節で説明するこずである。 ぀たり、もしやDNAが発珟しないこずでRNAが存圚しおないのか、それずもRNAが発珟しないこずでポリペプチドが存圚しおいないのか、あるいはポリペプチドが発珟しおいないこずで酵玠ずしお発珟しおいないのか、それずも・・・、などの怜蚎である。 倧腞菌のラクトヌス分解の堎合は、DNAに調節タンパク質がくっ぀く事によっお、DNAの発珟の調節が起きおいるこずが分かっおいる。このような調節タンパク質がくっ぀くDNAの領域をオペレヌタヌ(operator)ずいい、その遺䌝子矀をオペロン(operon)ずいう。 (※ 以䞋、参考文献:Wikipedia日本語版蚘事『オペロン』) この倧腞菌のラクトヌス分解の機構は、1980幎ごろからの遺䌝子工孊やX線構造解析などの実隓などによっお、近幎になっお機構が蚌明された。1960幎代の圓事では、ただ仮説であり蚌明できおおらず、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろうずいう仮説の段階であった。 (Wikipedia解説おわり) ゞャコブずモノヌは、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろう、ずいうオペロンの機構の説を提唱し、これをオペロン説(operon theory)ずいう。 RNAポリメラヌれは、DNAからmRNAぞの転写の開始の際、たずプロモヌタヌずいうDNA領域に、くっ぀く。 倧腞菌のラクトヌス分解の事䟋では、倧腞菌DNAのプロモヌタヌず、酵玠の遺䌝子ずの間に、オペレヌタヌがあっお、このオペレヌタヌに調節タンパク質が぀くこずで、mRNAぞの転写を䞭断させるずいう仕組みで、発珟を抑制しおるのである。 そしお調節タンパク質がDNAに結合できるかどうかが、環境䞭の物質によっお倉わっおくるこずになる。 さお、転写を抑制する調節タンパク質のこずをリプレッサヌ(repressor)ずいう。 倧腞菌の堎合、グルコヌスが倚い通垞時は、ラクトヌス分解酵玠の遺䌝子DNAの盎前の領域に぀いお、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質が、オペレヌタ領域に結合するこずでRNAポリメラヌれの進展を劚害し、こうしおラクトヌス分解酵玠の発珟を抑制しおいる。 たたラクトヌスがありグルコヌスが無い環境では、倧腞菌は、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質の圢状が倉わり、もはや調節タンパク質はオペレヌタ領域に結合できなくなる。するず、グルコヌスが倚い通垞時ではRNAポリメラヌれの進展を劚害しおいた結合タンパク質がなくなるので、RNAポリメラヌれが酵玠遺䌝子に向かっお進展ででるようになり、こうしお酵玠の遺䌝子をRNAポリメラヌれが転写しお、ラクトヌス分解酵玠が発珟する。 なお、倧腞菌のラクトヌス分解の以倖の事䟋では、別にRNAやタンパク質などが酵玠の発珟を調節する事が無いわけではない。そのような珟象もある。単に倧腞菌のラクトヌス分解の堎合では、DNAにリプレッサヌが結合するこずで、酵玠の発珟を調節しおいるずいうこずである。 これらの結果から、たた、調節タンパク質を぀くるための遺䌝子も存圚しおいる事が分かる。 調節タンパク質を぀くるための遺䌝子を調節遺䌝子(regulatory gene)ずいう。 倧腞菌では、アミノ酞のトリプトファンが倚いずき、転写が促進される 。トリプトファンが少ないずき、転写が抑制される。 真栞生物のDNAは、通垞時は、ヒストン(histone)ずいう球䜓のタンパク質に、たずわり぀いおいる。このヒストンは、ヒストン4個(぀たり球䜓4個)で、䞀぀の組になっおいる。ヒストンにDNAがたずわり぀いた構造をヌクレオ゜ヌム(nucleosome)ずいう。さらに、このヌクレオ゜ヌムが連なったものが、折りたたたれる構造をずっおおり、このヌクレオ゜ヌムの折りたたたれた構造をクロマチン繊維(chromatin fiber)ずいう。 DNAからRNAぞの転写に぀いお、このようなヌクレオ゜ヌムな状態では(぀たり、ヒストンにDNAが、たずわり぀いた状態ではクロマチン繊維がぎゅうぎゅうにくっ぀いおいるため、RNAポリメラヌれがくっ぀くこずができない)、転写できない。転写の前にヒストンから、DNAが、ほどかれる必芁がある。 ヒストンの特定のアミノ酞にアセチル基 -CH3CO- が結合するこずで、DNAずヒストンずの結合が匱くなり、ヒストンからDNAが、ほどかれる。 いっぜう、ヒストンの特定のアミノ酞にメチル基が結合するず、ヒストンに匷く結合するので、ほどけにくくなるため、転写されにくくなる。 (※ 未蚘述) 染色䜓は、ふ぀うは2nだが、たれに2n±1や2n±2などの個䜓が珟れ、このような性質を異数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を異数䜓ずいう。 染色䜓の栞盞が3nや4nの堎合、そのような性質や珟象を倍数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を倍数䜓(ばいすうたい、ploid)ずいう。3nのものを䞉倍䜓ずいい、4nのものを四倍䜓ずいう。なお、通垞の栞盞2nの個䜓を二倍䜓ずいう。 䞉倍䜓は正垞には枛数分裂ができないため、生殖胜力が無い。たねなしスむカは䞉倍䜓であるので、皮を持たないのである。 4nなどの倍数䜓は、化孊薬品のコルヒチンなどで生じやすい。なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。 现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。 䞉倍䜓は、四倍䜓ず二倍䜓ずを亀配させお䜜る。 (※ 未蚘述) 「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳(ひずみ)は赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。 フェニルケトン尿症やアルカプトン尿症に぀いおは、他の単元で説明する。(単元「遺䌝性の代謝異垞」など。) ダりン症候矀ずは、ヒトの遺䌝病の䞀぀であり、21番目の染色䜓が䞀本倚い。先倩的な知胜障害がある(※ 参考文献: 『チャヌト匏新生物 生物基瀎・生物』平成26幎版)。このため染色䜓数は合蚈で47本になる。母芪の高霢出産で生じやすい。 (※ 理科の範囲倖 :)なお、人間の堎合、高霢出産でダりン症が起きる確率が䞊がる。(※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』でも玹介。) 近幎、出生前蚺断(しゅっせいたえ しんだん)により、胎児のダりン症や流産などの異垞の有無を怜査できるようになった(※ 2019幎に蚘述)。 おもに遺䌝子工孊に぀いお、この単元では解説される。 たずえば倧腞菌は、菌䜓内に䟵入しおきたりむルスのDNAを切っお殺す酵玠を持぀こずがわかっおいる。この酵玠は、特定の配列をも぀DNAの特定の箇所を切断するこずがわかった。制限酵玠にDNAを混ぜるず、DNAの特定の配列を切断する。 倧腞菌の持぀EcoR1(゚コアヌルワン)は GAATTC ずいう配列を持぀DNAをその個所で、GずAの間を切断する。 ずいうふうに、切断する。 ほかのバクテリアなどからは、BamH1(バム゚むチワン)が発芋された。 BamH1は、GGATCCを切断する( G(切)GATCC )。 このように酵玠が異なれば、切断する配列も異なる。 これらのような、特定の配列のDNAを切断する栞酞分解酵玠を制限酵玠(せいげんこうそ、restriction enzyme)ずいう。 いっぜう、切れたDNAを぀なげるDNAリガヌれ(DNA ligase)ずいう酵玠も芋぀かっおいる。 制限酵玠ずDNAリガヌれは、DNAを組替えるための、ハサミずノリのような物ずしお利甚できる。制限酵玠がハサミであり、DNAリガヌれがノリである。 このような酵玠をいく぀も甚意しおおけば、人間が酵玠を混ぜるこずによっお、遺䌝子の組換えができる。 二本鎖DNAでは、A-T、G-Cが぀いになっおいる。 EcoR1の切断する、GAATTCの察は、 ずいうふうに、䞋偎のDNA配列(CTTAAG)を逆向きに読むず、䞊の配列ず同じになっおおり、回文(かいぶん)構造である。回文ずは、「たけやぶ やけた」ずか「しんぶんし」ずかのような逆さ読みしおも同じ蚀葉になる文のこずである。 なお、遺䌝子組み換えした生物のこずをトランスゞェニック生物(トランスゞェニックせいぶ぀)ずいう。 2本鎖DNAの䞡端が぀ながり、環状になっおいるDNAをプラスミド(plasmid)ずいう。倧腞菌にはプラスミドがある。遺䌝子の組換えではプラスミドが、甚いられる堎合が倚い。プラスミドは菌䜓内で独立しお増える。バむオテクノロゞヌでの遺䌝子組み換えのずきに、倧腞菌などのプラスミドに遺䌝子を組み蟌んで、その菌に取り蟌たせお菌のDNAに組み蟌む事が倚い。DNA発珟時に有甚なタンパク質を生産するDNAを組み蟌めば、遺䌝子組み換えした菌を増殖させるこずで、その菌に有甚なタンパク質などを䜜らせたりもできる。 遺䌝子組み換えのずきのプラスミドのように、遺䌝子組み換えのずきに目的の生物に遺䌝子を組み蟌むための容れ物のこずをベクタヌ(vector)ずいう。vectorずは「運び屋」ずいう意味である。 ヒトの糖尿病の治療に甚いられるむンスリン(すい臓のホルモン)や、ヒトの成長ホルモンも、遺䌝子組み換えした倧腞菌で、すでに生産できるようになった。このように倩然からは少量しか採取できないタンパク質や酵玠などを遺䌝子組み替え技術を甚いお倧量生産する技術が研究・開発されおいる。 倧腞菌はプラスミドを持ち、プラスミドの䞭に、倧腞菌自身が䜜る制限酵玠をコントロヌルする遺䌝子を持぀。 たずえば茪ゎムを切るず䞀本のゎム糞になるように、プラスミドは制限酵玠を甚いお切断されるず、切断されたプラスミドは線状になる。 怍物に遺䌝子を組み蟌む堎合は、アグロバクテリりム (Agrobacterium)ずいう土壌现菌ず、そのプラスミドを甚いる堎合が倚い。アグロバクテリりムを怍物に感染させお遺䌝子を組み蟌む。 目的の遺䌝子をプラスミド䞭に組み蟌み、そしおアグロバクテリりムを怍物に感染させる方法で、怍物に組み蟌む。 なお、このように、遺䌝子組み換えした怍物のこずをトランスゞェニック怍物ずいう。 怍物によっおはアグロバクテリりムが感染しづらい堎合もある。そのような感染しづらい堎合、埌述の现胞融合などの方法を甚いたり、埮小ピペットなどで盎接的に導入する堎合もある。 遺䌝子組み換えなどによっお、個䜓の圢質を倉えるこずを、圢質転換(けいし぀ おんかん)ずいう。 研究䞭の遺䌝子組み換え生物では、その安党性が、ただ怜蚌䞭の堎合もあり、なので実隓䞭の生物が倖郚に挏れないようにするなどの察策も行う必芁もある。 カルシりムむオンCaは倧腞菌の现胞膜の透過性を䞊げるので、カルシりムむオンを発生させる物質を加えるず倧腞菌がプラスミドを取り蟌みやすくなる。このカルシりムむオンによる倧腞菌ぞのプラスミド組み蟌みの実隓では、塩化カルシりム Cacl2 がよく䜿甚される。このようにしお倧腞菌にプラスミドを取り蟌たせお圢質転換を起こさせる。 DNAは95°C皋床の高枩にするず、塩基間の氎玠結合が倖れお、䞀本鎖に分かれる。この珟象を利甚しお、さらにDNA合成酵玠のDNAポリメラヌれ(DNA polymerase)ず、材料の塩基察4皮類(アデニン・チミン・グアニン・シトシン)を䜿っお、DNAの個数を2倍に耇補する事が出来る。 95°Cで2本に分かれた䞀本鎖の䞡方ずもDNAポリメラヌれで盞補塩基を足されお2本鎖になるから、最終的にDNAの個数が2倍になる。 同じ反応を䜕回も繰り返すこずで、最初から数えお 2倍→4倍→8倍・・・ ず倍倍でDNAの個数を耇補できる。 増幅率は、理論䞊は20回くりかえすず、2=1048576個になる。 DNAポリメラヌれは、すべおの生物にあるが、この反応で甚いるDNAポリメラヌれは枩泉などから発芋された现菌に由来する、熱に匷い耐熱性のDNAポリメラヌれを甚いおいる。 このようなDNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補技術をPCR法(ピヌシヌアヌル法)あるいはポリメラヌれ連鎖反応(polymerase chain reaction)ずいう。 DNAポリメラヌれによる合成の開始には、出発点ずしおの塩基察の䞀本鎖が別に必芁である。あらかじめ化孊合成しおおいた短めの盞補塩基察の䞀本鎖をプラむマヌずいう。プラむマヌが合成の出発点ずしお必芁である。 くわしい手順は、次の通り。 増幅率は、理論䞊は「20回くりかえすず、2=1048576個になる」だが、実際には、䞀回の工皋では、かならずしも耇補しきれないこずもあり、理論倀よりも実際の増幅率が䜎くなる。 たず、DNAは、氎の䞭では負の電荷を垯びる。なぜなら、DNAのリン酞基が電離するためである。よっお、適切な緩衝液の䞭ではDNAは負に垯電しおいる。このような緩衝液の氎溶液で湿らした寒倩ゲルの䞭にDNA断片を眮く。寒倩の材質にはアガロヌスが良く甚いられる。 さお、DNA断片に電堎をかけるず+極に匕かれお動き出す。 このずき、移動速床は、長いDNA断片ほど、寒倩の網目に匕っかかるので移動速床が遅い。 このような実隓を電気泳動(でんき えいどう、electrophoresis)ずいう。電気泳動によっお、移動速床を実隓的に調べるこずで、DNAの長さを実隓的に調べられる。぀たり、DNA断片の分子量や塩基数を実隓的に調べられる。 実隓の際、比范のため、長さを調べたいDNA断片ずは別に、すでに塩基数・分子量が分かっおいる別のDNA断片も甚いお比范実隓する。このような比范のための既に塩基数や分子量の分かっおいるDNA断片をマヌカヌずいう。 芳枬する際は、泳動埌にDNA染色液を甚いお染色する。実隓装眮の構造䞊、DNAが垯(バンド)状に染めだされるので、DNA電気泳動で染めだされた物をバンドずいう。このバンドの䜍眮から、塩基数を掚定する。 たず人によっおDNAの配列は埮劙に違っおいる。制限酵玠でDNAを切るず、埗られるDNAの断片の長さは人によっお違う。このDNA断片を電気泳動にかけるず、人によっお、DNA断片の移動速床が違う。 刑事捜査や血液鑑定などに応甚されおいる。 オワンクラゲは緑色に光る蛍光タンパク質を持぀。このオワンクラゲの緑色蛍光タンパク質のこずをGFP(green fluorecent protein)ずいう。このGFPが、遺䌝子組み換え実隓での、組み蟌んだ遺䌝子の発珟を調べるための目印ずしお、よく甚いられる。 たず、GFPに玫倖線を䞎えるず、緑色の蛍光を発する。 調べたいDNA配列の䞀郚に、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺䌝子を組み蟌む。するず、調べたいDNA配列が発珟しおいる箇所で、いっしょにGFPの遺䌝子も発珟し、その結果、緑色の蛍光を発する。調べたい察象の生物を生きたたた蛍光させられるので、生きたたた遺䌝子の発珟を調べるこずができる。 䞋村修(しもむら おさむ)が2008幎に、オワンクラゲのGFPの研究でノヌベル賞を受賞した。 なお、ホタルの発光は、これずは異なる仕組みであり、ホタルの光は化孊反応による発光でありATPを消費する。 実は、オワンクラゲの䜓内では、光のおおもずの光源はGFPではない。むクオリン (aequorin) ずいうタンパク質が、オワンクラゲの発光の光源である。むクオリンにカルシりムが結合するず、青く光る。(このため研究ではむクオリンは现胞䞭のカルシりムの怜出にも甚いられる。) 目的の现胞ぞの泚射、たたは組み換え遺䌝子により、目的の现胞の郚䜍にむクオリンを含たせるのである。) (※ むクオリンの導入方法が泚射の堎合もあるこずに぀いおの参考文献: 矊土瀟『基瀎から孊ぶ生物孊・现胞生物孊』和田勝、2015幎第3版、194ペヌゞ、) むクオリンからの青色の光をGFPが受け取り、緑色に倉換しおいるのである。 このむクオリンを発芋した人こそ、ノヌベル賞受賞をした䞋村修(しもむら おさむ) である。 なお、単にGFPで緑色に光らせたい目的の実隓なら、むクオリンが無くおも玫倖線を照射すれば、GFPが緑色に発光する。(※ 参考文献: チャヌト匏の生物、平成26幎4月版) DNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補時に、材料のヌクレオチドに、塩基配列䞭のデオキシリボヌスの代わりにゞデオキシリボヌスを持぀特殊なヌクレオチド(぀たりゞデオキシヌクレオチド)を䜜っおおくず、そのゞデオキシリボヌスがDNAに混ざったずころで合成が止たる。 これを利甚しお、塩基配列を解析する方法が、ゞデオキシ法(あるいはサンガヌ法ずもいう)である。 たず、解析したいDNAを䞀本鎖にする。 そしおゞデオキシリボヌスの塩基ごず(A、T、G、C、)に、合蚈4色の異なった蛍光色玠で暙識する。 あずはDNAポリメラヌれで合成を開始させればよい。 たずえばA(アデニン)にゞデオキシリボヌスwp持぀物をある蛍光色玠(1ずする)で染色し、Tに持぀物を色玠2で染色し、Gに持぀物を蛍光色玠3で染色、Cに持぀物を蛍光色玠4で染色する。このように、それぞれを異なる色玠で染色しおおく。こうすれば、合成が止たったずきのDNAの蛍光色玠の色で、止たった郚䜍の塩基が分かる。 これず電気泳動を組み合わせれば、長さごずに分けられるので、あずは長さの順に䞊べお塩基を読めば、DNAの配列が分かる。 怍物や菌の现胞を、たずペクチン質が现胞どうしをくっ぀けおいるので、ペクチナヌれで、そのペクチン質を溶かす。そしおセルラヌれで现胞壁を溶かす。(たたはリン酞カルシりムを甚いお、现胞壁を溶かす堎合もある。) なお、実際の実隓では、浞透圧を調節する必芁がある、浞透で现胞を壊さないようにするためセルラヌれ液などにマンニト-ルやグリシンなども加えおいる。 现胞壁がなくなるず、现胞融合が起こりやすくなる。现胞壁がなくなるず、内偎の球圢の现胞だけが残る。この现胞壁の無くなった残りの内偎の球圢の现胞をプロトプラスト (protoplast) ずいう。プロトプラストは现胞膜だけに包たれおいる。プロトプラストず組換えプラスミドを混合すれば、现胞融合が行われる。现胞壁が残ったたただず、融合はほずんど行われない。 融合を開始するにはポリ゚チレングリコヌル(PEG)を加えるか、あるいはセンダむりむルス(HVJ)を甚いる。センダむりむルスは動物现胞の融合でも利甚される。 このような现胞融合の方法で、ポマトずトマトの现胞を融合したポマトも開発された。しかし、特性などが悪く、たずえばゞャガむモの芜にある毒がポマトにも含たれるなどの短所もあり、実甚化されなかった。 ホタルの尻尟にある発行物質ルシフェリンは、ルシフェラヌれを酵玠ずしお、アデノシン3リン酞ATPず酞玠O2ず反応しお、オキシルシフェリンずいう、ルシフェリンに酞玠の化合した物質を生成する。この反応に䌎っお、発光が起こる。 よっお、ルシフェリンず蛍光光床蚈を甚いるこずにより、ATPの量が枬定できる。 反応する前のルシフェリンずルシフェラヌれの量を、䞀定にしおおけば、ATPの量によっお発光の匷さが倉わるからである。 ずころで、ほずんどの现菌は䜓内にATPをも぀から、ルシフェリンを甚いお、现菌の量を枬定できる。぀たり、埮生物による汚染の床合いを枬定できる。 実甚品ずしお、すでに食品やレストランの衛生の床合いを枬定するためのキットずしお、ルシフェリンを含んだキットが実甚化しおいる。 (※ 以降、範囲倖?) ルシフェリンを甚いた埮生物量の枬定 しかし现菌の䜓内にあるATPはこのたたでは、ルシフェリンの混合液ずは反応しない。现菌の现胞壁を砎壊しお、菌䜓倖にATPを出しおからでないず、ルシフェリンずは反応しない。よっお、氎に油を混ぜお菌を砎壊しお、ATPを菌䜓倖に出す必芁がある。 埓来の方法では、怜査察象をガヌれでふき取り、付着した埮生物を寒倩培地で䞀晩ほど培逊し、バクテリアのコロニヌを数えおいたので、怜査に1日かかっおいた。 だが、ルシフェリンを甚いた方法では短時間で終わる。 この方法には、倧量のルシフェラヌれが必芁になる。ホタルは垌少な昆虫であり、乱獲するわけには行かないので、ホタル以倖からの生産方法が必芁になる。 日本の民間䌁業であるキッコヌマン株匏䌚瀟は遺䌝子工孊を甚いおルシフェラヌれを倧量生産するこずに成功した。倧腞菌にルシフェラヌれを䜜る遺䌝子を導入しお、倧腞菌にルシフェラヌれを生産させる方法である。 ルシフェラヌれの生産 怍物の现胞片に怍物ホルモンや培逊液などを䞎えるず、それから未分化の现胞の塊(かたたり)を育成したり、さらには個䜓を育成できる。こうしおできた未分化の现胞塊(さいがうかい)をカルス(callus)ずいう。 培逊する前の现胞片は、怍物の分化した现胞だったわけだから、その培逊现胞から個䜓が䜜れたずいうこずは、再び分化したこずになる。このような怍物は条件を敎えれば再床の分化をするこずを再分化(さいぶんか)ずいう。たた、怍物の现胞片から培逊などで個䜓を䜜れるこずを分化党胜性(ぶんかぜんのうせい)あるいは単に党胜性ずいう。 このように、分化した现胞片が党胜性のある现胞に戻るこずを脱分化(だ぀ぶんか)ずいう。 ちなみに现胞壁を陀去した怍物现胞であるプロトプラストを培逊するず、现胞壁を再生する。 カルスを培逊する際、添加する怍物ホルモンの皮類ず量により、どのような組織に分化するかを制埡できる(※ 高校理科の範囲内。)。 高いオヌキシン濃床で、さらに䜎いサむトカむニン濃床ずいう条件では、カルスは根に分化する。 いっぜう、高いサむトカむニン濃床、および、䜎いオヌキシン濃床では、カルスは芜に分化する。(2016幎珟圚の新課皋生物でも、範囲内。数研出版や啓林通の怜定教科曞に蚘述あり。) 培逊元の现胞片がりむルスに感染しおいるず、培逊䞭にりむルスごず培逊しお増殖しおしたう。怍物の茎の頂䞊である茎頂(けいちょう)の組織は、぀ねに成長分裂をしおいるので(茎頂分裂組織)、䞀般に、ただりむルスに感染しおいない(りむルスフリヌ)。なので茎頂から採取した现胞片が、培逊によく甚いられる。(これを「茎頂培逊」ずいう。) おしべの やく から取った花粉も、培逊できる。これをやく培逊ずいう。生殖现胞の栞盞は、枛数分裂によっお栞盞が䜓现胞の半分(栞盞:n)であるので、よっお培逊された现胞も半数䜓(栞盞:n)である。なので、そのたたでは花粉などの生殖现胞を぀くれず生殖できない。これにコルヒチンを茎頂に加えるず、コルヒチンは现胞分裂での玡錘䜓の圢成を阻害しお倍数䜓を぀くる䜜甚があるので、半数䜓の栞盞が2倍になっお、もずの栞盞(2n)に戻る。染色䜓の2本鎖の䞡方ずは、もずもず同じ半数䜓の染色䜓だったので、コルヒチン凊理埌の染色䜓の遺䌝子は玔系(ホモ)になっおおり、やく培逊前の遺䌝子ずは異なっおいる。 短時間で玔系の怍物を培逊したい堎合に、よく利甚される。 蟲孊などの応甚の理由もあり、怍物现胞の培逊のバむオテクノロゞヌは、よく研究されおいるが、詳しい説明は高校理科の範囲を超えお、倧孊生物孊や蟲孊などの範囲になるので、説明を省略する。 䞀般に、発生埌の倚くの動物の现胞は、すでに分化を終えおいるので、培逊しようず培逊液に぀けおも分裂・増殖できない。ただし䟋倖ずしお、発生䞭の動物现胞や、いく぀かの動物を陀く。 しかし、がん现胞は、発生埌の個䜓から採取したがん现胞でも、培逊できる。 がん研究などで、Hela现胞(ヒヌラさいがう)が甚いられおいる。子宮がんで死んだアメリカ人女性ヘンリ゚ッタ Henrietta Lacks の现胞である。1951幎にHela现胞が実甚化された。 1907幎、アメリカのハリ゜ンはカ゚ルの神経现胞を培逊し、培逊した神経现胞から神経繊維が突起を䌞ばすこずを芳察した。 怍物に突然倉異を起こしたい堎合、攟射線を甚いる堎合がある。 あるいは倍数䜓(栞盞が3nや4nなどのこず)を䜜りたい堎合に化孊薬品のコルヒチンを甚いる事がある。(倍数䜓育皮法) なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。 通垞の现胞は二倍䜓である。现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。 たねなしスむカは䞉倍䜓などの倍数䜓であるので、皮を持たないのである。 この単元では、おもに遺䌝子組み換えの芳点からテクノロゞヌを解説しおいるが、これら遺䌝子工孊的なテクノロゞヌのほかにも、倚くのバむオテクノロゞヌがある。 たずえば動怍物の䌝統的な育成方法にも様々な知識や技術が必芁だし、たた、たずえば人工授粟には発生の仕組みの理解が必芁である。身近な食品などでも、たずえば玍豆やペヌグルトなどの発酵食品だっお、生物を利甚した技術である。ほかにも、朚材を甚いた家具ずか、むグサを甚いたタタミずか、生物に由来する材料は倚くある。そのような生物に関する様々な技術の原理を理解できるようにするため、読者は、けっしお、この単元だけでなく、ほかの単元も孊ぶ必芁もあり、よっお生物I・IIを党䜓的に孊ぶ必芁がある。 たた、薬品も甚いるこずが倚いので、読者は化孊なども勉匷しなければならない。遠心分離機も䜿うこずがあるから物理の力孊も勉匷しなければいけないし、電気装眮や照明機噚・光孊機噚なども甚いるこずがあり、さたざたな物理を勉匷しなければならない。 読者は勉匷する事は倚いが、あたり気負いしないようにしお、ずにかく、きちんず高校の各教科の教科曞・参考曞・問題集などにマゞメに取り組めば良いだろう。 (未蚘述) (未蚘述) iPS现胞は、䜓现胞に、ある4皮類の遺䌝子を入れるだけで分化党胜性のある现胞になったのをiPS现胞ずいうのである。では、どうやっお、その4皮類を特定したかずいうず、・・・ たず、ES现胞などの研究により、分化党胜性を぀かさどっおる可胜性のある遺䌝子の候補を、24皮類たでに特定できた。 この24皮類のなかには、分化党胜性を぀かさどるのに必芁䞍可欠な遺䌝子ず、いっぜう、文化党胜性には䞍芁な遺䌝子ずが、混ざっおおり、䞀䜓どれが本圓に必芁な遺䌝子かを、さらに調べる必芁があった。 しかし、2(2の24乗)は16777216である。 そんな莫倧な回数(16777216回)の実隓をするのは無理だし、実際に山䞭䌞匥らのグルヌプはそのような実隓はしおない。 山䞭らのグルヌプは、24個の候補遺䌝子から1個だけ遺䌝子を抜いた23個の遺䌝子を、䜿っお実隓したのである。 ぀たり、䟋えば、 ・・・ たった24回の実隓をするだけでよい。そしお、山䞭らは実際に24回の実隓をしお、このようにしお、山䞭のグルヌプは、iPS现胞の発芋にたどり぀いた。 なお、珟状では、iPS现胞化のための4皮類の遺䌝子のひず぀に、がん化を匕き起こすりむルスから採取したDNAを䜿っおいるので、がん化のリスクがある。(※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』で玹介。)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ヒトのDNAは塩基数が玄30億個であり、遺䌝子は玄2䞇個ず考えられおいる。(暗蚘しなくおいい。)", "title": "導入" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "DNAの耇補では、2本鎖が1本ず぀に別れ、それぞれ鋳型になっお耇補される。これをDNAの半保存的耇補(はんほぞんおきふくせい、semiconservative replication)ずいう。 DNAの半保存的耇補の仮説は、メセル゜ンずスタヌルの実隓で蚌明された。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "たず、基準ずしお、あらかじめ通垞の窒玠Nをふくむ培地で、倧腞菌を培逊しおおく。この基準ずはべ぀に、もう䞀皮類、重窒玠Nをふくむ培地を、次のように甚いる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1) 倧腞菌を培逊する際、区別のため、重窒玠Nをふくむ塩化アンモニりム(NH4Cl)を窒玠源ずする培地で、培逊しお増殖させる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "するず、倧腞菌の窒玠原子に、すべお重窒玠Nだけをふくむ倧腞菌が埗られる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たず、この倧腞菌を保存しおおく。理由は、もうひず぀の基準ずするため。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(2) さらに、Nだけをふくむ倧腞菌を、ふ぀うの窒玠Nをふくむ培地に移しお培逊しお、分裂1回目・2回目・・・ずいった分裂ごずにDNAを抜出するため遠心分離機で遠心分離しお、DNAの比重を調べる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "結果 ・ 1回分裂埌のDNAからは、NずNを半々にふくむDNAだけが埗られ、重さは䞭間の重さだった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "・ 2回分裂盎埌のDNAからは、N-Nの半々のDNAず、NだけをふくむDNAが、1:1の割合で埗られた。 重さは、NだけをふくむDNAが、もっずも軜い。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "・ 3回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が3:1だった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "・ 4回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が7:1だった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "・ n回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が 2-1:1 だった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "䞭間の重さのDNAは、䜕䞖代たっおも消滅しなかった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "この実隓によっお、DNAの半保存的耇補は蚌明された。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "アカパンカビは、糖ずいく぀かのビタミンなどを加えただけの培地(最小培地、minimal medium)で育成できる。アメリカのビヌドルずテヌタムは、アカパンカビにX線や玫倖線などの攟射線を圓おお、DNAを倉化させ、突然倉異させた。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "突然倉異したものの䞭には、最小培地だけの栄逊玠では増殖できず、さらに他の栄逊玠も必芁ずする株が生じた。このような最小培地の他の栄逊玠も芁求する株を栄逊芁求株ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "アルギニンを加えないず増殖できない株をアルギニン芁求株ずいう。このアルギニン芁求株には、実隓の結果、次の䞉皮類あるこずが分かった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "このこずから、", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "ずいう、なんらかの順番が予想される。答えを蚀うず、これはアカパンカビによるアミノ酞の合成の順番である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "アカパンカビのアミノ酞合成で、グルタミン酞を材料に、", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ずいうふうに合成しおいく。グルタミン酞からオルニチンを合成し、オルニチンを材料にシトルリンを合成し、シトルリンを材料にアルギニンを合成しおいく。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "そしお、それぞれのアミノ酞を合成する酵玠は、それぞれ別の酵玠である。グルタミン酞からオルニチンを合成する酵玠(仮に酵玠Aずする)があり、オルニチンからシトルリンを合成する酵玠(仮に酵玠B)があり、シトルリンからアルギニンを合成する酵玠(仮に酵玠C)がある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "そしお、これらは遺䌝子の突然倉異によるものだった。぀たり、それぞれの酵玠は、遺䌝子が異なる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "酵玠Aに察応する遺䌝子Aがあり、それずは別に、酵玠Bに察応する遺䌝子Bがあり、それずは別に、酵玠Cに察応する遺䌝子Cがあるこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ビヌドルずテヌタムは、このような考察をもずに、「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀の酵玠の合成を支配する。」ずいう䞀遺䌝子䞀酵玠説(いちいでんし いちこうそせ぀)を立おた。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "珟代では、さらに䞀遺䌝子䞀ポリペプチド説ぞず拡匵された。「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀のポリペプチドの合成を支配する。」ずいうような説である、", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "もっずも、実際には遞択的スプラむシングによっお、1぀の遺䌝子が、耇数のポリペプチドに察応するこずもある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "ずもかく、遺䌝子は、ポリペプチドの合成を支配しおいるのが原則だろうず考えられおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "DNAの方向の定矩は、デオキシリボヌスの五炭糖の炭玠原子にもずづき、鎖の末端が5 ́の端郚ず、鎖の反察偎の末端の3 ́の端郚がある。3 ́の郚分には氎酞基OHが、もずから付いおいる。 この5 ́ず3 ́の䜍眮にもずづき、DNAの二本鎖のそれぞれ䞀本ず぀の方向が定矩される。なので、向かいあっおるDNAの二本鎖は、定矩にもずづき方向が逆ずなる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "DNAの片方の鎖の5 ́偎の末端(぀たりリンPがある偎の末端)を、5 ́末端(5 ́ terminal)ずいう。同様に、3 ́偎の末端(぀たり氎酞基OHがある偎の末端)を、3 ́末端(3 ́ terminal)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "DNAを合成する酵玠であるDNAポリメラヌれは、䞀方向にしか合成できない。このため、もう䞀方の鎖の合成は、合成前でのDNAのほどけおいく向きずは逆向きに進行する。 このため、逆向きに合成するほうは、现切れの断片ず぀でDNAを合成しおいく。そしおDNAリガヌれずいう酵玠が断片を぀ないでいく。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "ほどけおいく向きず同じ向きに新しく合成される鎖をリヌディング鎖(リヌディングさ、leading strand)ずいう。 ほどけおいく向きず反察向きに合成される鎖をラギング鎖(ラギングさ、laging strand)ずいう。 そしお、ラギング鎖のそれぞれのDNA断片を、発芋者の名前にちなんで岡厎フラグメント(Okazaki fragment)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれがデオキシリボヌスの3 ́末端の䜍眮に新たにヌクレオチドを付け加えおいくこずで、DNAは䌞長される。䌞長の方向に぀いお新生鎖を基準にするず、DNAの合成は5 ́から3 ́の方向ぞず合成しおいく。この5 ́→3 ́ずいう方向に合成する法則は、リヌディング鎖ずラギング鎖ずもに共通である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ただしラギング鎖では断片がいく぀もできから、3 ́に近い断片ほど、叀くに合成された断片である。なので、長期的に芋るずラギング鎖の合成方向が、新生鎖を基準にするず、たるで3 ́から5 ́に合成されおいくように芳察されるこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれによる合成の開始の際に、䞀時的に、新生鎖の塩基にプラむマヌ(primer)ずいうRNAの配列が必芁である。(※ RNAに぀いおは、のちの節で埌述する。) プラむマヌはあずで分解されお、DNAに眮き換わる。ラギング鎖では断片がいく぀もあるので、結果的にラギング鎖ではプラむマヌが、䌞匵時には、いく぀も䜜られるこずになり、それぞれの断片の最初にプラむマヌがあるこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "DNAの塩基情報がRNAに写し取られ、そのRNAの情報をもずにタンパク質が合成される。RNAは1本鎖である。 RNAの基本構造は、 塩基+糖+リン酞 からなるヌクレオチドである。 RNAの糖はリボヌス(英:ribose)である。RNAでは、DNAのアデニン(A)に結び぀くのは、RNAのりラシル(U)であり、RNAはT(チミン)を持たない。(りラシル、英:uracil)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "RNAポリメラヌれ(RNA polymerase、RNA合成酵玠)ずいう酵玠の働きによっお転写され、RNAが合成される。このずきDNAの領域で、RNAポリメラヌれが結合する領域をプロモヌタヌ(promoter)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "RNAの皮類は、働きによっお、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAずリボ゜ヌムRNAの3皮類に分けられる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "メッセンゞャヌRNA(mRNA)は、DNAの情報を写し取るためのRNAである。たた、真栞生物の堎合、mRNAはリボ゜-ム内ぞ移動し、そこでトランスファヌRNAを正しくならべるための鋳型(いがた)ずしおの圹割を持぀。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜-ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。 埌述するが、mRNAの塩基3個ぶんの䞊びによっおアミノ酞が決定される。なので、この塩基3぀ぶんの情報しか、トランスファヌRNAは情報をふくたず、タンパク質を構成する倚くものアミノ酞の䞊びに぀いおの情報はふくんでいない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "アミノ酞を正しく配列するためには、真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが必芁である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムのも぀RNAは、mRNAずは別の系統であり、DNAにもずづく別系統のRNAをリボ゜-ムが持っおいるので、リボ゜ヌムRNA(rRNA)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが栞膜孔から出おきおリボ゜-ムぞ移動し、トランスファヌRNAを正しく䞊べるこずで、結果的にアミノ酞を正しく䞊べる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "このように真栞生物では、リボ゜ヌム内で、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAが再開するこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "このように、リボ゜-ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "たず、DNAの塩基情報を写し取るこずで合成されるRNAをメッセンゞャヌRNA(略蚘:mRNA)ずいう。 真栞生物の堎合、栞内で、DNAの䞀郚が二本にほどけお、そのうちの䞀本の情報がRNAに盞補塩基ずしお写し取られる。 なお原栞生物の堎合、そもそも栞膜が無いので、原圢質の䞭で同様にDNAがほどけお、RNAに情報が写し取られる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "たた、このようにDNAの情報がRNAに写し取られるこずを転写(おんしゃ、transcription)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "mRNAの塩基3個の配列が、1぀のアミノ酞を指定しおいる。この塩基3個の配列をコドン(codon)ずいう。コドンは、すでに解読されおおり、この解読結果の衚を遺䌝暗号衚(いでんあんごうひょう)ずいい、mRNAの配列で定矩されおいる。ほずんどの生物で、遺䌝暗号(genetic code)は共通であり、原栞生物か真栞生物かは問わない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "このように、mRNAの塩基配列にもずづいおアミノ酞が合成される過皋を翻蚳(ほんやく、translation)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "塩基3぀の組をトリプレットずいう。DNAの塩基は4皮類あるので、トリプレットは4×4×4=64皮類ある。倩然のアミノ酞は20皮類であり、じゅうぶんにトリプレットで指定できる。もし塩基2぀でアミノ酞を指定する仕組みだずするず、4×4=16ずなっおしたい、アミノ酞の20皮類には䞍足しおしたう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "たずえばAUGはメチオニンを指定する。たたAUGは翻蚳を開始するコドンでもある。 AUGのように、翻蚳を開始するコドンを開始コドン(initiation codon)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "いっぜう、UAA、UAG、UGAは察応するアミノ酞がなく、翻蚳を終了させるので終止コドン(termination codon)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "たた、たずえばUUUはフェニルアラニンを指定する。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "生物孊者のニヌレンバヌグは1961幎、塩基ずしおりラシル(U)だけを持぀RNAをリボ゜-ム溶液に加えたずころ、フェニルアラニンが倧量に合成されたこずで、フェニルアラニンの遺䌝暗号がUUUであるこずが発芋された。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "その埌、生物孊者コラヌナなどのによっお、遺䌝暗号が解読された。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "遺䌝情報は、原則ずしお DNA→RNA→アミノ酞→タンパク質 ずいうふうに䞀方向に写されおいき、その逆方向は無い。この原則をセントラルドグマ(英: central dogma)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜-ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "トランスファヌRNAには、mRNAのコドンの3塩基(トリプレット)ず盞補的に結合する3塩基をもち、トランスファヌRNAのその3塩基の郚分をアンチコドン(anticodon)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "トランスファヌRNAに、どの皮類のアミノ酞が結合するかは、RNAのアンチコドンの配列によっお異なる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "䞀本の、メッセンゞャヌRNAに察し、トランスファヌRNAはいく぀も䜜られる。なぜならトランスファヌRNAのアンチコドンは、メッセンゞャヌRNAのたったの3぀ぶんの配列にしか盞圓しないからである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "メッセンゞャヌRNAの塩基配列をもずに、トランスファヌRNAのアンチコドンが決定される。メッセンゞャヌRNAのコドンずトランスファヌRNAのコドンは、お互いに盞補的であるので、配列が違うので泚意。遺䌝暗号衚などはメッセンゞャヌRNAのコドンを基準ずしおおり、アンチコドンは基準にしおない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "さお、トランスファヌRNAのアミノ酞の皮類は、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列にもずづいおおり、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列の決定は、メッセンゞャヌRNAの塩基配列のコドンにもずづいおおるから、最終的に(トランスファヌRNAに結合しおいる)アミノ酞の皮類の決定はメッセンゞャヌRNAにもずづく事になる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムも、独自のRNAを持っおいるのでリボ゜ヌムRNA(rRNA)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNA(mRNA)が栞から倖に出おきお、トランスファヌRAN(tRNA)ずmRNAがリボ゜ヌムで出䌚っお、ポリペプチドを぀くる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "リボ゜ヌムに移動したmRNAの塩基配列に、tRNAのアンチコドンが結合する事によっお、いく぀もあるtRNAの䞊びが正しく䞊ぶ。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "このようにアミノ酞の配列を決めおいるのはmRNAであり、けっしおリボ゜ヌムRNAの配列はアミノ酞の配列決定には関わっおいない。 たた、リボ゜ヌムぞ移動するRNAは、けっしおトランスファヌRNAだけでない。メッセンゞャヌRNAも、リボ゜ヌムぞず移動しおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "さお、リボ゜-ムで、tRNAからアミノ酞を切り離す䜜業が行われる。 そしおリボ゜ヌムで、アミノ酞をペプチド結合で぀なぎ合わせおポリペプチド鎖を぀くり、そのポリペプチド鎖が折りたたたれおタンパク質になる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "アミノ酞を切り離されたtRNAは、mRNAからも離れ、tRNAはふたたびアミノ酞を運ぶために再利甚される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "このように、リボ゜-ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "mRNAぞの転写が行われるず、転写の終わりを埅たずに、転写䞭に、ただちにリボ゜ヌムがmRNAに盎接に取り぀き、そこでタンパク質の合成が行われる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "真栞生物では、DNAからRNAぞの転写時に、栞の䞭で、いったん党おの配列が転写され、そのあずに配列のいく぀が陀去されお、残った郚分が぀なぎあわされおmRNAが出来䞊がる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "RNAの転写盎埌の、ただ䜕も陀去されおない状態を mRNA前駆䜓 ずいう。陀去される郚分に盞圓するDNA領域をむントロン(intron)ずいう。mRNA前駆䜓からむントロンが取り陀かれお、残っお䜿われる郚分に盞圓するDNA領域を゚キ゜ン(exon)ずいう。゚キ゜ンに盞圓する郚分どうしのRNAが繋がる。よっお゚キ゜ンの領域が、タンパク質のアミノ酞配列を決めるこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "このようなむントロン陀去の過皋をスプラむシング(splicing)ずいう。スプラむシングは栞の䞭で起きる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "mRNAは、転写盎埌のRNAから、こうしおむントロンに盞圓する配列が陀去されお゚キ゜ンに盞圓する配列どうしが繋がった物である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "スプラむシングが完了しおmRNAになっおから、mRNAは栞膜孔を通っお栞の倖ぞず出お行き、リボ゜ヌムでのタンパク質合成に協力をする。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ある遺䌝子の配列から、2皮類以䞊のmRNAが䜜られる堎合がある。これは、mRNA前駆䜓は共通だが、スプラむシングの過皋で、゚キ゜ン察応領域が陀去される堎合もあり、どの゚キ゜ンを陀去するかの違いによっお、最終的に出来䞊がるmRNAが倉わっおくるからである。たた、いく぀かのむントロン察応領域が陀去されずに残る堎合もある。゚キ゜ンどうしが繋がるずきに、ずなりどうしの゚キ゜ンではなく、離れた゚キ゜ンず繋がる堎合もある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "こうしお、数皮類のmRNAが䜜られる。これを遞択的スプラむシング(alternative splicing)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "こうしお少数の遺䌝子から、遞択的スプラむシングによっお倚皮類のmRNAが䜜られ、倚皮類のアミノ酞配列が出来お、倚皮類のタンパク質が䜜られる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "原栞生物の堎合は、䞀般に、転写で出来た配列が、そのたたmRNAになる。よっお原栞生物ではスプラむシングは起こらず、したがっおむントロンを原栞生物は持たない堎合が普通である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "2本鎖のうち、転写されるのは、どちらか片方である。残りのもう片方の鎖は転写されない。 どちらの鎖が転写されるかは、堎合によっお倉わり、けっしお、あらかじめは決たっおない。 転写されないほうの鎖をセンス鎖(センスさ、sense strand)ずいう。転写されたほうの鎖をアンチセンス鎖(アンチセンスさ、sense strand)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "どちらがセンス鎖になるかは、けっしお、あらかじめは決たっおない。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "ある生物の现胞内に、もし倖郚からりむルスが䟵入した堎合、その现胞はすでにりむルスに感染されおしたっおるので、生物はりむルスの増殖を防ぐ必芁があり、りむルスに感染した现胞の増殖やさたざたな掻動を止めなければならないだろう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "䞊蚘のような理由だろうか、䞋蚘のような実隓事実がある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "たず、真栞生物では、RNAには、翻蚳を行わない皮類のものや、翻蚳を劚害するものがあるこずが、わかっおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "真栞生物でのmRNAの転写埌に、もし、现胞内などに、そのRNAずは他のある短いRNAが存圚しおいる堎合、そのある短いRNAがmRNAに結合しお、mRNAを分解したり、リボ゜-ムの翻蚳を劚げたりするなどしお、mRNAに(たいおいは劚害的に)関わるこずをRNA干枉(RNA interference、略称:RNA i)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "このような反応によっお、mRNAの発珟が劚げられる。このずきの短いほうのRNAの長さは、切断され、塩基察の数が21塩基ほどになる。(参考文献: 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』、著: 東京倧孊生呜科孊教科曞線集委員䌚、2007幎第1刷、120ペヌゞ、コラム内の蚘事)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "たたは现胞の遺䌝子組み換えの際に、短いRNAを目的の现胞に人工的に導入しお、䞊蚘のような切断反応や劚害反応などによる、遺䌝子の発珟の劚害(ノックダりン)を起こさせる事にも利甚される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "RNA干枉は、倖郚から䟵入したりむルスなどのRNAも切断したりもする。 歎史的な経緯によりセンチュりに存圚するRNA干枉が有名だが、しかし、センチュりのほかにも、倚くの菌類や怍物などにもRNA干枉の珟象は存圚する(※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞:)。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "このため、倖郚の病原䜓や異物などの分解の仕組みずしお、RNA干枉が発達しおきたのだろうず考える研究者もいる。(参考文献: 裳華房『理工系のための生物孊』、坂本順叞、2015幎8月10日 改蚂版、133ペヌゞ、傍泚、)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "RNA干枉の発芋者はファむアヌずメロヌであり、センチュりを甚いた実隓で1998幎に発芋された。ファむアヌらはノヌベル生理孊・医孊賞を2006幎に受賞した。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "医療応甚などにも期埅されおおり、RNAの制埡を通しおDNAの発珟を制埡できそうだずいう期埅をされおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "RNAを導入するずきに、盞補的なRNAどうしを結合させお二本鎖RNAにした堎合のほうがRNA干枉が発珟しやすい。曞籍によっおは、RNA干枉の玹介のずきに最初から、「现胞に、ある短い二本鎖RNAを導入するず、mRNAを切断したりリボ゜ヌムの結合を阻害したりしお発珟を阻害するこずをRNA干枉(略称:RNA i)ずいう。」などずいうように、二本鎖RNAであるこずを前提ずしおRNA干枉を玹介しおいる堎合もある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "(※ 範囲倖) よく、セントラルドグマの䟋倖的な珟象ずしお、゚むズなどの逆転写が䞊げられるが、逆転写以倖のセントラルドグマの䟋倖ずしお、RNA干枉もセントラルドグマの䟋倖ずみなせる。(※ 参考文献: たずえば 東京倧孊理孊系研究科-理孊のキヌワヌド-『RNA干枉』 2018幎10月21日に閲芧)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "※ じ぀は、本wikibooksの本章にあるような、前曞きでの免疫的な説明による仮説は、怜定教科曞には無い(ただし、第䞀孊習瀟だけ(「免疫」ではなく)「生䜓防埡」ずいう語で、埌曞きしおおり、センチュりなどからの防埡ず説明しおいる)。怜定教科曞では、先入芳を陀去するためだろうか、免疫的な内容を、説明の前眮きにはしおいない。しかし、本wikibooksでは、たずRNA干枉の動䜜過皋を孊生に芚えやすくするため、䟿宜的に、免疫的な内容を前眮きした。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "倧孊レベルの教科曞でも、免疫的な説明の前眮きは無く、免疫的な内容は、あずがき的に、仮説のひず぀ずしお説明されおいる堎合が倚い。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "かた状赀血球貧血(sickle-cell anemia)は、欠陥を぀たらせる。溶血しお貧血の原因にもなる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "原因は、ヘモグロビンを぀くるアミノ酞配列の異垞であり、その配列異垞の原因は、DNA配列の異垞。 そもそもヘモグロビンはタンパク質で、できおいる。 ヘモグロビンタンパク質の6番目を぀くる遺䌝子のDNA配列䞊のある䞀個のチミンが、アデニンに眮き換わっおいるため、この病気が起きる。 この眮き換えによっお、本来ならmRNAのコドンのGAGずいう配列によっおグルタミン酞(Glu)ずいうアミノ酞が出来るべきずころが、GUGずいうコドンになっおしたっおいるのでバリン(Val)ずいうアミノ酞が出来る。 このためヘモグロビンのアミノ酞配列が倉化し、結果的にヘモグロビンタンパク質の立䜓構造が倉化しお、かた状の構造になる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "鎌状赀血球貧血症の患者はマラリアに匷く、そのためマラリアの生存地域のアフリカなどでは、むしろ生存に有利でもある。 マラリアの起こる仕組みは、マラリア原虫が赀血球に感染しお起きる病気である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "ショりゞョりバ゚やナスリカの幌虫の唟腺(だせん)の现胞では、巚倧な染色䜓が芳察でき、その唟腺(だせん)染色䜓では、パフずいう、膚らんだ郚分のある染色䜓が芳察される。パフでは転写が掻発に行われおいる。パフの䜍眮は、発生の成長の段階に合わせお、パフの䜍眮も倉わっおいく。 このようなこずから、遺䌝子は、けっしお垞に同時に転写されるわけではなく、そうではなくお、発生にずもなっお掻発化する遺䌝子が倉わっおいくこずが分かる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "昆虫の脱皮やさなぎ化などの倉態ぱグゞステロむドずいうホルモンによっお促進される。パフの発珟も、゚グゞステロむドによっお促進されおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "ヒトの必須アミノ酞でフェニルアラニンずいうアミノ酞がある。 健康な人間なら、䞍芁になったフェニルアラニンは分解される。しかし、フェニルケトン尿症(phenylketonuria)の患者では、そうではない。 この病気は遺䌝病であり、原因は遺䌝子の配列にある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンをチロシンに倉換する酵玠の遺䌝子の塩基が倉化しおしたっおいるこずが原因であり、そのため倉換酵玠が合成できず、その結果、チロシンが合成されないで、ファニルアラニンが血液䞭に䜙り、フェニルケトンに倉化しお、尿䞭にフェニルケトンずしお排出される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "チロシンをもずにしお、メラニン(melanin)やアルカプトンなどが合成される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "メラニンを合成する酵玠に異垞が起きた遺䌝性の症状が、アルビノ(albinism)である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "アルカプトン(ホモゲンチゞン酞)は、健康なヒトでは最終的に分解され、氎ず二酞化炭玠になる。を分解する酵玠(ホモゲンチゞン酞オキシダヌれ homogentisate dioxygenase)に異垞が起きたため、この酵玠が無く、アルカプトンを分解できなくなった遺䌝病がアルカプトン尿症(alcaptonuria)である。アルカプトン尿症では、尿䞭に尿を攟眮するず、尿が黒くなる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "なお「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳(ひずみ)は赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "玫倖線により、DNA䞊で隣接する2個のチミンどうしに玫倖線が圓たれば、チミンどうしが結合しおしたい、こうしおチミンは損傷する。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "こうした損傷を受けるず、損傷を盎すために、二本鎖のうちの損傷を受けた偎のヌクレオチドずその呚囲の塩基(陀去される塩基数は十数ほど)が陀去されお、新しい塩基ず眮き換わる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれによっお、損傷を受けおない偎の鎖の塩基をもずに、盞補的な配列が加えられ、DNAリガヌれで䞡端が぀ながれるこずで、修埩される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "倧腞菌は、生育にグルコヌスを必芁ずする。では、乳糖(ラクトヌス)などの、他の糖では、どうなるか。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "フランスのゞャコブずモノヌの1965幎ごろの実隓により、倧腞菌ずラクトヌス(乳糖)に぀いお、以䞋の事が明らかになった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "倧腞菌はグルコヌスがある環境では、ラクトヌス(乳糖)を消化しない。しかし、グルコヌスが無くお、ラクトヌスがある環境では、ラクトヌスを分解する酵玠(βガラクトシダヌれなど)を合成し、倧腞菌はラクトヌスを消化する。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "たた、突然倉異をした倧腞菌では、グルコヌスがあっおもラクトヌスを分解する株も、あらわれた。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "この突然倉異の事から、遺䌝子が、関わっおいるこずが予想される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "たた、突然倉異でない通垞の株に぀いお、糖の分解では酵玠が働いおるわけであるが、そもそも酵玠の合成には遺䌝子が発珟をしおいるわけだから、぀たり遺䌝子の発珟の䜕かが環境によっお倉わったこずになる。通垞の株に぀いおは、グルコヌスが倚かろうが少なかろうが、DNAの塩基配列そのものは同じであり、DNAの塩基配列は䜕も倉わっおいない。グルコヌスの倚いか少ないかで倉わったのは、DNAの発珟の䜕かである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "では、具䜓的に、いったい、DNAから酵玠合成たでのどの段階で、発珟の有無を切り替えおいるのだろうか、ずいう疑問が、本節で説明するこずである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "぀たり、もしやDNAが発珟しないこずでRNAが存圚しおないのか、それずもRNAが発珟しないこずでポリペプチドが存圚しおいないのか、あるいはポリペプチドが発珟しおいないこずで酵玠ずしお発珟しおいないのか、それずも・・・、などの怜蚎である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "倧腞菌のラクトヌス分解の堎合は、DNAに調節タンパク質がくっ぀く事によっお、DNAの発珟の調節が起きおいるこずが分かっおいる。このような調節タンパク質がくっ぀くDNAの領域をオペレヌタヌ(operator)ずいい、その遺䌝子矀をオペロン(operon)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "(※ 以䞋、参考文献:Wikipedia日本語版蚘事『オペロン』)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "この倧腞菌のラクトヌス分解の機構は、1980幎ごろからの遺䌝子工孊やX線構造解析などの実隓などによっお、近幎になっお機構が蚌明された。1960幎代の圓事では、ただ仮説であり蚌明できおおらず、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろうずいう仮説の段階であった。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "(Wikipedia解説おわり)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "ゞャコブずモノヌは、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろう、ずいうオペロンの機構の説を提唱し、これをオペロン説(operon theory)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "RNAポリメラヌれは、DNAからmRNAぞの転写の開始の際、たずプロモヌタヌずいうDNA領域に、くっ぀く。 倧腞菌のラクトヌス分解の事䟋では、倧腞菌DNAのプロモヌタヌず、酵玠の遺䌝子ずの間に、オペレヌタヌがあっお、このオペレヌタヌに調節タンパク質が぀くこずで、mRNAぞの転写を䞭断させるずいう仕組みで、発珟を抑制しおるのである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "そしお調節タンパク質がDNAに結合できるかどうかが、環境䞭の物質によっお倉わっおくるこずになる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "さお、転写を抑制する調節タンパク質のこずをリプレッサヌ(repressor)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "倧腞菌の堎合、グルコヌスが倚い通垞時は、ラクトヌス分解酵玠の遺䌝子DNAの盎前の領域に぀いお、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質が、オペレヌタ領域に結合するこずでRNAポリメラヌれの進展を劚害し、こうしおラクトヌス分解酵玠の発珟を抑制しおいる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "たたラクトヌスがありグルコヌスが無い環境では、倧腞菌は、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質の圢状が倉わり、もはや調節タンパク質はオペレヌタ領域に結合できなくなる。するず、グルコヌスが倚い通垞時ではRNAポリメラヌれの進展を劚害しおいた結合タンパク質がなくなるので、RNAポリメラヌれが酵玠遺䌝子に向かっお進展ででるようになり、こうしお酵玠の遺䌝子をRNAポリメラヌれが転写しお、ラクトヌス分解酵玠が発珟する。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "なお、倧腞菌のラクトヌス分解の以倖の事䟋では、別にRNAやタンパク質などが酵玠の発珟を調節する事が無いわけではない。そのような珟象もある。単に倧腞菌のラクトヌス分解の堎合では、DNAにリプレッサヌが結合するこずで、酵玠の発珟を調節しおいるずいうこずである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "これらの結果から、たた、調節タンパク質を぀くるための遺䌝子も存圚しおいる事が分かる。 調節タンパク質を぀くるための遺䌝子を調節遺䌝子(regulatory gene)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "倧腞菌では、アミノ酞のトリプトファンが倚いずき、転写が促進される 。トリプトファンが少ないずき、転写が抑制される。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "真栞生物のDNAは、通垞時は、ヒストン(histone)ずいう球䜓のタンパク質に、たずわり぀いおいる。このヒストンは、ヒストン4個(぀たり球䜓4個)で、䞀぀の組になっおいる。ヒストンにDNAがたずわり぀いた構造をヌクレオ゜ヌム(nucleosome)ずいう。さらに、このヌクレオ゜ヌムが連なったものが、折りたたたれる構造をずっおおり、このヌクレオ゜ヌムの折りたたたれた構造をクロマチン繊維(chromatin fiber)ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "DNAからRNAぞの転写に぀いお、このようなヌクレオ゜ヌムな状態では(぀たり、ヒストンにDNAが、たずわり぀いた状態ではクロマチン繊維がぎゅうぎゅうにくっ぀いおいるため、RNAポリメラヌれがくっ぀くこずができない)、転写できない。転写の前にヒストンから、DNAが、ほどかれる必芁がある。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "ヒストンの特定のアミノ酞にアセチル基 -CH3CO- が結合するこずで、DNAずヒストンずの結合が匱くなり、ヒストンからDNAが、ほどかれる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "いっぜう、ヒストンの特定のアミノ酞にメチル基が結合するず、ヒストンに匷く結合するので、ほどけにくくなるため、転写されにくくなる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "(※ 未蚘述)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "染色䜓は、ふ぀うは2nだが、たれに2n±1や2n±2などの個䜓が珟れ、このような性質を異数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を異数䜓ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "染色䜓の栞盞が3nや4nの堎合、そのような性質や珟象を倍数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を倍数䜓(ばいすうたい、ploid)ずいう。3nのものを䞉倍䜓ずいい、4nのものを四倍䜓ずいう。なお、通垞の栞盞2nの個䜓を二倍䜓ずいう。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "䞉倍䜓は正垞には枛数分裂ができないため、生殖胜力が無い。たねなしスむカは䞉倍䜓であるので、皮を持たないのである。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "4nなどの倍数䜓は、化孊薬品のコルヒチンなどで生じやすい。なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。 现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "䞉倍䜓は、四倍䜓ず二倍䜓ずを亀配させお䜜る。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "(※ 未蚘述)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳(ひずみ)は赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "フェニルケトン尿症やアルカプトン尿症に぀いおは、他の単元で説明する。(単元「遺䌝性の代謝異垞」など。)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "ダりン症候矀ずは、ヒトの遺䌝病の䞀぀であり、21番目の染色䜓が䞀本倚い。先倩的な知胜障害がある(※ 参考文献: 『チャヌト匏新生物 生物基瀎・生物』平成26幎版)。このため染色䜓数は合蚈で47本になる。母芪の高霢出産で生じやすい。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "(※ 理科の範囲倖 :)なお、人間の堎合、高霢出産でダりン症が起きる確率が䞊がる。(※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』でも玹介。)", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "近幎、出生前蚺断(しゅっせいたえ しんだん)により、胎児のダりン症や流産などの異垞の有無を怜査できるようになった(※ 2019幎に蚘述)。", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "", "title": "DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "おもに遺䌝子工孊に぀いお、この単元では解説される。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "たずえば倧腞菌は、菌䜓内に䟵入しおきたりむルスのDNAを切っお殺す酵玠を持぀こずがわかっおいる。この酵玠は、特定の配列をも぀DNAの特定の箇所を切断するこずがわかった。制限酵玠にDNAを混ぜるず、DNAの特定の配列を切断する。 倧腞菌の持぀EcoR1(゚コアヌルワン)は GAATTC ずいう配列を持぀DNAをその個所で、GずAの間を切断する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "ずいうふうに、切断する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "ほかのバクテリアなどからは、BamH1(バム゚むチワン)が発芋された。 BamH1は、GGATCCを切断する( G(切)GATCC )。 このように酵玠が異なれば、切断する配列も異なる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "これらのような、特定の配列のDNAを切断する栞酞分解酵玠を制限酵玠(せいげんこうそ、restriction enzyme)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "いっぜう、切れたDNAを぀なげるDNAリガヌれ(DNA ligase)ずいう酵玠も芋぀かっおいる。 制限酵玠ずDNAリガヌれは、DNAを組替えるための、ハサミずノリのような物ずしお利甚できる。制限酵玠がハサミであり、DNAリガヌれがノリである。 このような酵玠をいく぀も甚意しおおけば、人間が酵玠を混ぜるこずによっお、遺䌝子の組換えができる。 二本鎖DNAでは、A-T、G-Cが぀いになっおいる。 EcoR1の切断する、GAATTCの察は、", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "ずいうふうに、䞋偎のDNA配列(CTTAAG)を逆向きに読むず、䞊の配列ず同じになっおおり、回文(かいぶん)構造である。回文ずは、「たけやぶ やけた」ずか「しんぶんし」ずかのような逆さ読みしおも同じ蚀葉になる文のこずである。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "なお、遺䌝子組み換えした生物のこずをトランスゞェニック生物(トランスゞェニックせいぶ぀)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "2本鎖DNAの䞡端が぀ながり、環状になっおいるDNAをプラスミド(plasmid)ずいう。倧腞菌にはプラスミドがある。遺䌝子の組換えではプラスミドが、甚いられる堎合が倚い。プラスミドは菌䜓内で独立しお増える。バむオテクノロゞヌでの遺䌝子組み換えのずきに、倧腞菌などのプラスミドに遺䌝子を組み蟌んで、その菌に取り蟌たせお菌のDNAに組み蟌む事が倚い。DNA発珟時に有甚なタンパク質を生産するDNAを組み蟌めば、遺䌝子組み換えした菌を増殖させるこずで、その菌に有甚なタンパク質などを䜜らせたりもできる。 遺䌝子組み換えのずきのプラスミドのように、遺䌝子組み換えのずきに目的の生物に遺䌝子を組み蟌むための容れ物のこずをベクタヌ(vector)ずいう。vectorずは「運び屋」ずいう意味である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "ヒトの糖尿病の治療に甚いられるむンスリン(すい臓のホルモン)や、ヒトの成長ホルモンも、遺䌝子組み換えした倧腞菌で、すでに生産できるようになった。このように倩然からは少量しか採取できないタンパク質や酵玠などを遺䌝子組み替え技術を甚いお倧量生産する技術が研究・開発されおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "倧腞菌はプラスミドを持ち、プラスミドの䞭に、倧腞菌自身が䜜る制限酵玠をコントロヌルする遺䌝子を持぀。 たずえば茪ゎムを切るず䞀本のゎム糞になるように、プラスミドは制限酵玠を甚いお切断されるず、切断されたプラスミドは線状になる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "怍物に遺䌝子を組み蟌む堎合は、アグロバクテリりム (Agrobacterium)ずいう土壌现菌ず、そのプラスミドを甚いる堎合が倚い。アグロバクテリりムを怍物に感染させお遺䌝子を組み蟌む。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "目的の遺䌝子をプラスミド䞭に組み蟌み、そしおアグロバクテリりムを怍物に感染させる方法で、怍物に組み蟌む。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "なお、このように、遺䌝子組み換えした怍物のこずをトランスゞェニック怍物ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "怍物によっおはアグロバクテリりムが感染しづらい堎合もある。そのような感染しづらい堎合、埌述の现胞融合などの方法を甚いたり、埮小ピペットなどで盎接的に導入する堎合もある。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "遺䌝子組み換えなどによっお、個䜓の圢質を倉えるこずを、圢質転換(けいし぀ おんかん)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "研究䞭の遺䌝子組み換え生物では、その安党性が、ただ怜蚌䞭の堎合もあり、なので実隓䞭の生物が倖郚に挏れないようにするなどの察策も行う必芁もある。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "カルシりムむオンCaは倧腞菌の现胞膜の透過性を䞊げるので、カルシりムむオンを発生させる物質を加えるず倧腞菌がプラスミドを取り蟌みやすくなる。このカルシりムむオンによる倧腞菌ぞのプラスミド組み蟌みの実隓では、塩化カルシりム Cacl2 がよく䜿甚される。このようにしお倧腞菌にプラスミドを取り蟌たせお圢質転換を起こさせる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "DNAは95°C皋床の高枩にするず、塩基間の氎玠結合が倖れお、䞀本鎖に分かれる。この珟象を利甚しお、さらにDNA合成酵玠のDNAポリメラヌれ(DNA polymerase)ず、材料の塩基察4皮類(アデニン・チミン・グアニン・シトシン)を䜿っお、DNAの個数を2倍に耇補する事が出来る。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "95°Cで2本に分かれた䞀本鎖の䞡方ずもDNAポリメラヌれで盞補塩基を足されお2本鎖になるから、最終的にDNAの個数が2倍になる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "同じ反応を䜕回も繰り返すこずで、最初から数えお 2倍→4倍→8倍・・・ ず倍倍でDNAの個数を耇補できる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "増幅率は、理論䞊は20回くりかえすず、2=1048576個になる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれは、すべおの生物にあるが、この反応で甚いるDNAポリメラヌれは枩泉などから発芋された现菌に由来する、熱に匷い耐熱性のDNAポリメラヌれを甚いおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "このようなDNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補技術をPCR法(ピヌシヌアヌル法)あるいはポリメラヌれ連鎖反応(polymerase chain reaction)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれによる合成の開始には、出発点ずしおの塩基察の䞀本鎖が別に必芁である。あらかじめ化孊合成しおおいた短めの盞補塩基察の䞀本鎖をプラむマヌずいう。プラむマヌが合成の出発点ずしお必芁である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "くわしい手順は、次の通り。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "増幅率は、理論䞊は「20回くりかえすず、2=1048576個になる」だが、実際には、䞀回の工皋では、かならずしも耇補しきれないこずもあり、理論倀よりも実際の増幅率が䜎くなる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "たず、DNAは、氎の䞭では負の電荷を垯びる。なぜなら、DNAのリン酞基が電離するためである。よっお、適切な緩衝液の䞭ではDNAは負に垯電しおいる。このような緩衝液の氎溶液で湿らした寒倩ゲルの䞭にDNA断片を眮く。寒倩の材質にはアガロヌスが良く甚いられる。 さお、DNA断片に電堎をかけるず+極に匕かれお動き出す。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "このずき、移動速床は、長いDNA断片ほど、寒倩の網目に匕っかかるので移動速床が遅い。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "このような実隓を電気泳動(でんき えいどう、electrophoresis)ずいう。電気泳動によっお、移動速床を実隓的に調べるこずで、DNAの長さを実隓的に調べられる。぀たり、DNA断片の分子量や塩基数を実隓的に調べられる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "実隓の際、比范のため、長さを調べたいDNA断片ずは別に、すでに塩基数・分子量が分かっおいる別のDNA断片も甚いお比范実隓する。このような比范のための既に塩基数や分子量の分かっおいるDNA断片をマヌカヌずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "芳枬する際は、泳動埌にDNA染色液を甚いお染色する。実隓装眮の構造䞊、DNAが垯(バンド)状に染めだされるので、DNA電気泳動で染めだされた物をバンドずいう。このバンドの䜍眮から、塩基数を掚定する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "たず人によっおDNAの配列は埮劙に違っおいる。制限酵玠でDNAを切るず、埗られるDNAの断片の長さは人によっお違う。このDNA断片を電気泳動にかけるず、人によっお、DNA断片の移動速床が違う。 刑事捜査や血液鑑定などに応甚されおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "オワンクラゲは緑色に光る蛍光タンパク質を持぀。このオワンクラゲの緑色蛍光タンパク質のこずをGFP(green fluorecent protein)ずいう。このGFPが、遺䌝子組み換え実隓での、組み蟌んだ遺䌝子の発珟を調べるための目印ずしお、よく甚いられる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "たず、GFPに玫倖線を䞎えるず、緑色の蛍光を発する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "調べたいDNA配列の䞀郚に、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺䌝子を組み蟌む。するず、調べたいDNA配列が発珟しおいる箇所で、いっしょにGFPの遺䌝子も発珟し、その結果、緑色の蛍光を発する。調べたい察象の生物を生きたたた蛍光させられるので、生きたたた遺䌝子の発珟を調べるこずができる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "䞋村修(しもむら おさむ)が2008幎に、オワンクラゲのGFPの研究でノヌベル賞を受賞した。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "なお、ホタルの発光は、これずは異なる仕組みであり、ホタルの光は化孊反応による発光でありATPを消費する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "実は、オワンクラゲの䜓内では、光のおおもずの光源はGFPではない。むクオリン (aequorin) ずいうタンパク質が、オワンクラゲの発光の光源である。むクオリンにカルシりムが結合するず、青く光る。(このため研究ではむクオリンは现胞䞭のカルシりムの怜出にも甚いられる。)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "目的の现胞ぞの泚射、たたは組み換え遺䌝子により、目的の现胞の郚䜍にむクオリンを含たせるのである。) (※ むクオリンの導入方法が泚射の堎合もあるこずに぀いおの参考文献: 矊土瀟『基瀎から孊ぶ生物孊・现胞生物孊』和田勝、2015幎第3版、194ペヌゞ、)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "むクオリンからの青色の光をGFPが受け取り、緑色に倉換しおいるのである。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "このむクオリンを発芋した人こそ、ノヌベル賞受賞をした䞋村修(しもむら おさむ) である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "なお、単にGFPで緑色に光らせたい目的の実隓なら、むクオリンが無くおも玫倖線を照射すれば、GFPが緑色に発光する。(※ 参考文献: チャヌト匏の生物、平成26幎4月版)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "DNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補時に、材料のヌクレオチドに、塩基配列䞭のデオキシリボヌスの代わりにゞデオキシリボヌスを持぀特殊なヌクレオチド(぀たりゞデオキシヌクレオチド)を䜜っおおくず、そのゞデオキシリボヌスがDNAに混ざったずころで合成が止たる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "これを利甚しお、塩基配列を解析する方法が、ゞデオキシ法(あるいはサンガヌ法ずもいう)である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "たず、解析したいDNAを䞀本鎖にする。 そしおゞデオキシリボヌスの塩基ごず(A、T、G、C、)に、合蚈4色の異なった蛍光色玠で暙識する。 あずはDNAポリメラヌれで合成を開始させればよい。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "たずえばA(アデニン)にゞデオキシリボヌスwp持぀物をある蛍光色玠(1ずする)で染色し、Tに持぀物を色玠2で染色し、Gに持぀物を蛍光色玠3で染色、Cに持぀物を蛍光色玠4で染色する。このように、それぞれを異なる色玠で染色しおおく。こうすれば、合成が止たったずきのDNAの蛍光色玠の色で、止たった郚䜍の塩基が分かる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "これず電気泳動を組み合わせれば、長さごずに分けられるので、あずは長さの順に䞊べお塩基を読めば、DNAの配列が分かる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "怍物や菌の现胞を、たずペクチン質が现胞どうしをくっ぀けおいるので、ペクチナヌれで、そのペクチン質を溶かす。そしおセルラヌれで现胞壁を溶かす。(たたはリン酞カルシりムを甚いお、现胞壁を溶かす堎合もある。)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "なお、実際の実隓では、浞透圧を調節する必芁がある、浞透で现胞を壊さないようにするためセルラヌれ液などにマンニト-ルやグリシンなども加えおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "现胞壁がなくなるず、现胞融合が起こりやすくなる。现胞壁がなくなるず、内偎の球圢の现胞だけが残る。この现胞壁の無くなった残りの内偎の球圢の现胞をプロトプラスト (protoplast) ずいう。プロトプラストは现胞膜だけに包たれおいる。プロトプラストず組換えプラスミドを混合すれば、现胞融合が行われる。现胞壁が残ったたただず、融合はほずんど行われない。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "融合を開始するにはポリ゚チレングリコヌル(PEG)を加えるか、あるいはセンダむりむルス(HVJ)を甚いる。センダむりむルスは動物现胞の融合でも利甚される。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "このような现胞融合の方法で、ポマトずトマトの现胞を融合したポマトも開発された。しかし、特性などが悪く、たずえばゞャガむモの芜にある毒がポマトにも含たれるなどの短所もあり、実甚化されなかった。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "ホタルの尻尟にある発行物質ルシフェリンは、ルシフェラヌれを酵玠ずしお、アデノシン3リン酞ATPず酞玠O2ず反応しお、オキシルシフェリンずいう、ルシフェリンに酞玠の化合した物質を生成する。この反応に䌎っお、発光が起こる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "よっお、ルシフェリンず蛍光光床蚈を甚いるこずにより、ATPの量が枬定できる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "反応する前のルシフェリンずルシフェラヌれの量を、䞀定にしおおけば、ATPの量によっお発光の匷さが倉わるからである。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "ずころで、ほずんどの现菌は䜓内にATPをも぀から、ルシフェリンを甚いお、现菌の量を枬定できる。぀たり、埮生物による汚染の床合いを枬定できる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "実甚品ずしお、すでに食品やレストランの衛生の床合いを枬定するためのキットずしお、ルシフェリンを含んだキットが実甚化しおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "(※ 以降、範囲倖?)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "ルシフェリンを甚いた埮生物量の枬定", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "しかし现菌の䜓内にあるATPはこのたたでは、ルシフェリンの混合液ずは反応しない。现菌の现胞壁を砎壊しお、菌䜓倖にATPを出しおからでないず、ルシフェリンずは反応しない。よっお、氎に油を混ぜお菌を砎壊しお、ATPを菌䜓倖に出す必芁がある。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "埓来の方法では、怜査察象をガヌれでふき取り、付着した埮生物を寒倩培地で䞀晩ほど培逊し、バクテリアのコロニヌを数えおいたので、怜査に1日かかっおいた。 だが、ルシフェリンを甚いた方法では短時間で終わる。 この方法には、倧量のルシフェラヌれが必芁になる。ホタルは垌少な昆虫であり、乱獲するわけには行かないので、ホタル以倖からの生産方法が必芁になる。 日本の民間䌁業であるキッコヌマン株匏䌚瀟は遺䌝子工孊を甚いおルシフェラヌれを倧量生産するこずに成功した。倧腞菌にルシフェラヌれを䜜る遺䌝子を導入しお、倧腞菌にルシフェラヌれを生産させる方法である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "ルシフェラヌれの生産", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "怍物の现胞片に怍物ホルモンや培逊液などを䞎えるず、それから未分化の现胞の塊(かたたり)を育成したり、さらには個䜓を育成できる。こうしおできた未分化の现胞塊(さいがうかい)をカルス(callus)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "培逊する前の现胞片は、怍物の分化した现胞だったわけだから、その培逊现胞から個䜓が䜜れたずいうこずは、再び分化したこずになる。このような怍物は条件を敎えれば再床の分化をするこずを再分化(さいぶんか)ずいう。たた、怍物の现胞片から培逊などで個䜓を䜜れるこずを分化党胜性(ぶんかぜんのうせい)あるいは単に党胜性ずいう。 このように、分化した现胞片が党胜性のある现胞に戻るこずを脱分化(だ぀ぶんか)ずいう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "ちなみに现胞壁を陀去した怍物现胞であるプロトプラストを培逊するず、现胞壁を再生する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "カルスを培逊する際、添加する怍物ホルモンの皮類ず量により、どのような組織に分化するかを制埡できる(※ 高校理科の範囲内。)。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "高いオヌキシン濃床で、さらに䜎いサむトカむニン濃床ずいう条件では、カルスは根に分化する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "いっぜう、高いサむトカむニン濃床、および、䜎いオヌキシン濃床では、カルスは芜に分化する。(2016幎珟圚の新課皋生物でも、範囲内。数研出版や啓林通の怜定教科曞に蚘述あり。)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "培逊元の现胞片がりむルスに感染しおいるず、培逊䞭にりむルスごず培逊しお増殖しおしたう。怍物の茎の頂䞊である茎頂(けいちょう)の組織は、぀ねに成長分裂をしおいるので(茎頂分裂組織)、䞀般に、ただりむルスに感染しおいない(りむルスフリヌ)。なので茎頂から採取した现胞片が、培逊によく甚いられる。(これを「茎頂培逊」ずいう。)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "おしべの やく から取った花粉も、培逊できる。これをやく培逊ずいう。生殖现胞の栞盞は、枛数分裂によっお栞盞が䜓现胞の半分(栞盞:n)であるので、よっお培逊された现胞も半数䜓(栞盞:n)である。なので、そのたたでは花粉などの生殖现胞を぀くれず生殖できない。これにコルヒチンを茎頂に加えるず、コルヒチンは现胞分裂での玡錘䜓の圢成を阻害しお倍数䜓を぀くる䜜甚があるので、半数䜓の栞盞が2倍になっお、もずの栞盞(2n)に戻る。染色䜓の2本鎖の䞡方ずは、もずもず同じ半数䜓の染色䜓だったので、コルヒチン凊理埌の染色䜓の遺䌝子は玔系(ホモ)になっおおり、やく培逊前の遺䌝子ずは異なっおいる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "短時間で玔系の怍物を培逊したい堎合に、よく利甚される。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "蟲孊などの応甚の理由もあり、怍物现胞の培逊のバむオテクノロゞヌは、よく研究されおいるが、詳しい説明は高校理科の範囲を超えお、倧孊生物孊や蟲孊などの範囲になるので、説明を省略する。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "䞀般に、発生埌の倚くの動物の现胞は、すでに分化を終えおいるので、培逊しようず培逊液に぀けおも分裂・増殖できない。ただし䟋倖ずしお、発生䞭の動物现胞や、いく぀かの動物を陀く。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "しかし、がん现胞は、発生埌の個䜓から採取したがん现胞でも、培逊できる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "がん研究などで、Hela现胞(ヒヌラさいがう)が甚いられおいる。子宮がんで死んだアメリカ人女性ヘンリ゚ッタ Henrietta Lacks の现胞である。1951幎にHela现胞が実甚化された。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "1907幎、アメリカのハリ゜ンはカ゚ルの神経现胞を培逊し、培逊した神経现胞から神経繊維が突起を䌞ばすこずを芳察した。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "怍物に突然倉異を起こしたい堎合、攟射線を甚いる堎合がある。 あるいは倍数䜓(栞盞が3nや4nなどのこず)を䜜りたい堎合に化孊薬品のコルヒチンを甚いる事がある。(倍数䜓育皮法) なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "通垞の现胞は二倍䜓である。现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。 たねなしスむカは䞉倍䜓などの倍数䜓であるので、皮を持たないのである。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "この単元では、おもに遺䌝子組み換えの芳点からテクノロゞヌを解説しおいるが、これら遺䌝子工孊的なテクノロゞヌのほかにも、倚くのバむオテクノロゞヌがある。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "たずえば動怍物の䌝統的な育成方法にも様々な知識や技術が必芁だし、たた、たずえば人工授粟には発生の仕組みの理解が必芁である。身近な食品などでも、たずえば玍豆やペヌグルトなどの発酵食品だっお、生物を利甚した技術である。ほかにも、朚材を甚いた家具ずか、むグサを甚いたタタミずか、生物に由来する材料は倚くある。そのような生物に関する様々な技術の原理を理解できるようにするため、読者は、けっしお、この単元だけでなく、ほかの単元も孊ぶ必芁もあり、よっお生物I・IIを党䜓的に孊ぶ必芁がある。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "たた、薬品も甚いるこずが倚いので、読者は化孊なども勉匷しなければならない。遠心分離機も䜿うこずがあるから物理の力孊も勉匷しなければいけないし、電気装眮や照明機噚・光孊機噚なども甚いるこずがあり、さたざたな物理を勉匷しなければならない。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "読者は勉匷する事は倚いが、あたり気負いしないようにしお、ずにかく、きちんず高校の各教科の教科曞・参考曞・問題集などにマゞメに取り組めば良いだろう。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "(未蚘述)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "(未蚘述)", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "iPS现胞は、䜓现胞に、ある4皮類の遺䌝子を入れるだけで分化党胜性のある现胞になったのをiPS现胞ずいうのである。では、どうやっお、その4皮類を特定したかずいうず、・・・", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "たず、ES现胞などの研究により、分化党胜性を぀かさどっおる可胜性のある遺䌝子の候補を、24皮類たでに特定できた。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "この24皮類のなかには、分化党胜性を぀かさどるのに必芁䞍可欠な遺䌝子ず、いっぜう、文化党胜性には䞍芁な遺䌝子ずが、混ざっおおり、䞀䜓どれが本圓に必芁な遺䌝子かを、さらに調べる必芁があった。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "しかし、2(2の24乗)は16777216である。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 258, "tag": "p", "text": "そんな莫倧な回数(16777216回)の実隓をするのは無理だし、実際に山䞭䌞匥らのグルヌプはそのような実隓はしおない。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 259, "tag": "p", "text": "山䞭らのグルヌプは、24個の候補遺䌝子から1個だけ遺䌝子を抜いた23個の遺䌝子を、䜿っお実隓したのである。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 260, "tag": "p", "text": "぀たり、䟋えば、", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 261, "tag": "p", "text": "・・・", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 262, "tag": "p", "text": "たった24回の実隓をするだけでよい。そしお、山䞭らは実際に24回の実隓をしお、このようにしお、山䞭のグルヌプは、iPS现胞の発芋にたどり぀いた。", "title": "バむオテクノロゞヌ" }, { "paragraph_id": 263, "tag": "p", "text": "なお、珟状では、iPS现胞化のための4皮類の遺䌝子のひず぀に、がん化を匕き起こすりむルスから採取したDNAを䜿っおいるので、がん化のリスクがある。(※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』で玹介。)", "title": "バむオテクノロゞヌ" } ]
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== 導入 == ヒトのDNAは塩基数が玄30億個であり、遺䌝子は玄2䞇個ず考えられおいる。暗蚘しなくおいい。 == DNAからアミノ酞合成たでの化孊的な仕組み == === DNAの半保存的耇補の怜蚌 === [[File:DNA replication split.svg|thumb|300px|半保存的耇補のむメヌゞ図。]] DNAの耇補では、2本鎖が1本ず぀に別れ、それぞれ鋳型になっお耇補される。これをDNAの'''半保存的耇補'''はんほぞんおきふくせい、semiconservative replicationずいう。 DNAの半保存的耇補の仮説は、'''メセル゜ンずスタヌルの実隓'''で蚌明された。 {{-}} * メセル゜ンずスタヌルの実隓 たず、基準ずしお、あらかじめ通垞の窒玠<sup>14</sup>Nをふくむ培地で、倧腞菌を培逊しおおく。この基準ずはべ぀に、もう䞀皮類、重窒玠<sup>15</sup>Nをふくむ培地を、次のように甚いる。 1  倧腞菌を培逊する際、区別のため、重窒玠<sup>15</sup>Nをふくむ塩化アンモニりム<sup>15</sup>NH<sub>4</sub>Clを窒玠源ずする培地で、培逊しお増殖させる。 するず、倧腞菌の窒玠原子に、すべお重窒玠<sup>15</sup>Nだけをふくむ倧腞菌が埗られる。 たず、この倧腞菌を保存しおおく。理由は、もうひず぀の基準ずするため。 2  さらに、<sup>15</sup>Nだけをふくむ倧腞菌を、ふ぀うの窒玠<sup>14</sup>Nをふくむ培地に移しお培逊しお、分裂1回目・2回目ずいった分裂ごずにDNAを抜出するため遠心分離機で遠心分離しお、DNAの比重を調べる。 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| :密床募配遠心分離法 [[File:塩化セシりム密床募配法 原理図.svg|thumb|400px|left|密床募配遠心分離法。<br />この図は原理図であり、実際の遠心分離装眮の構造ずは違う。実際の装眮では詊隓管は、むき出しではなく、保護のための容噚の䞭に玍たっおいる。]] |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| 塩化セシりムCsCl溶液を加えた詊隓管を遠心分離機に取り付け、高速回転させるず、詊隓管の底ほど塩化セシりム濃床が高くなるずいう密床募配が出来る。 このずきDNAを混ぜおおくず、DNAの密床ず぀りあう溶液の密床の䜍眮に、DNAが集たる。 こうしお、DNAの質量のわずかな違いを怜出できる。 |} '''結果'''<br /> ・ 1回分裂埌のDNAからは、<sup>15</sup>Nず<sup>14</sup>Nを半々にふくむDNAだけが埗られ、重さは䞭間の重さだった。 ・ 2回分裂盎埌のDNAからは、<sup>15</sup>N-<sup>14</sup>Nの半々のDNAず、<sup>14</sup>NだけをふくむDNAが、11の割合で埗られた。 重さは、<sup>14</sup>NだけをふくむDNAが、もっずも軜い。 {| style="width:100%" |valign=top style="width:40%;text-indent:0em"| [[File:メセル゜ンずスタヌルの実隓 詊隓管.svg|thumb|350px|メセル゜ンずスタヌルの実隓。]] |valign=top style="width:10%;text-indent:1em"| |valign=top style="width:45%;text-indent:1em"| [[File:メセル゜ンずスタヌルの実隓 DNA.svg|thumb|350px|left|メセル゜ンずスタヌルの実隓。DNAの様子。]] |} ・ 3回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が31だった。 ・ 4回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が71だった。 ・ n回目の分裂埌は、軜いDNAず䞭間の重さのDNAの比が 2<sup>n</sup>11 だった。 䞭間の重さのDNAは、䜕䞖代たっおも消滅しなかった。 この実隓によっお、DNAの半保存的耇補は蚌明された。 === アカパンカビのアルギニン芁求株 === [[File:アカパンカビのアルギニン合成過皋.svg|thumb|600px|アカパンカビのアルギニン合成過皋]] アカパンカビは、糖ずいく぀かのビタミンなどを加えただけの培地最小培地、minimal mediumで育成できる。アメリカのビヌドルずテヌタムは、アカパンカビにX線や玫倖線などの攟射線を圓おお、DNAを倉化させ、突然倉異させた。 突然倉異したものの䞭には、最小培地だけの栄逊玠では増殖できず、さらに他の栄逊玠も必芁ずする株が生じた。このような最小培地の他の栄逊玠も芁求する株を'''栄逊芁求株'''ずいう。 アルギニンを加えないず増殖できない株を'''アルギニン芁求株'''ずいう。このアルギニン芁求株には、実隓の結果、次の䞉皮類あるこずが分かった。 {| class="wikitable" style="text-align:center; float:right" |+ アルギニン芁求株 !   !! !! 最小培地 !! 最小培地<br />オルニチン !! 最小培地<br />シトルリン !! 最小培地<br />アルギニン |- ! rowspan="3"|アルギニン<br />芁求株||1 ||  || ○ || ○ || ○ |- ! 2 |  ||  || ○ || ○ |- ! 3 |  ||  ||  || ○ |- ! colspan="2"|野生株 | ○ || ○ || ○ || ○ |} :# アルギニンかシトルリンかオルニチンの、どれか䞀皮以䞊を䞎えれば育぀株。 :# アルギニンかシトルリンの、どれか䞀皮以䞊を䞎えれば育぀株。 :# アルギニンを䞎えないず育たない株。 このこずから、 :オルニチン → シトルリン → アルギニン ずいう、なんらかの順番が予想される。答えを蚀うず、これはアカパンカビによるアミノ酞の合成の順番である。 アカパンカビのアミノ酞合成で、グルタミン酞を材料に、 :グルタミン酞 → オルニチン → シトルリン → アルギニン ずいうふうに合成しおいく。グルタミン酞からオルニチンを合成し、オルニチンを材料にシトルリンを合成し、シトルリンを材料にアルギニンを合成しおいく。 そしお、それぞれのアミノ酞を合成する酵玠は、それぞれ別の酵玠である。グルタミン酞からオルニチンを合成する酵玠仮に酵玠Aずするがあり、オルニチンからシトルリンを合成する酵玠仮に酵玠Bがあり、シトルリンからアルギニンを合成する酵玠仮に酵玠Cがある。 そしお、これらは遺䌝子の突然倉異によるものだった。぀たり、それぞれの酵玠は、遺䌝子が異なる。 酵玠Aに察応する遺䌝子Aがあり、それずは別に、酵玠Bに察応する遺䌝子Bがあり、それずは別に、酵玠Cに察応する遺䌝子Cがあるこずになる。 ビヌドルずテヌタムは、このような考察をもずに、「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀の酵玠の合成を支配する。」ずいう'''䞀遺䌝子䞀酵玠説'''いちいでんし いちこうそせ぀を立おた。 珟代では、さらに'''䞀遺䌝子䞀ポリペプチド説'''ぞず拡匵された。「1぀の遺䌝子は、察応する特定の1぀のポリペプチドの合成を支配する。」ずいうような説である、 もっずも、実際には遞択的スプラむシングによっお、1぀の遺䌝子が、耇数のポリペプチドに察応するこずもある。 ずもかく、遺䌝子は、ポリペプチドの合成を支配しおいるのが原則だろうず考えられおいる。 === DNAの方向性 === [[File:ヌクレオチドの方向性.svg|thumb|300px|left|ヌクレオチドの方向性。五炭糖のOHが぀いおるCが3Ž方向。五炭糖の倖のリン原子PのずなりのCが5Ž方向。 ]] [[File:DNA Structure.jpg|thumb|300px|DNAの方向性]] DNAの方向の定矩は、デオキシリボヌスの五炭糖の炭玠原子にもずづき、鎖の末端が5Žの端郚ず、鎖の反察偎の末端の3Žの端郚がある。3Žの郚分には氎酞基OHが、もずから付いおいる。 この5Žず3Žの䜍眮にもずづき、DNAの二本鎖のそれぞれ䞀本ず぀の方向が定矩される。なので、向かいあっおるDNAの二本鎖は、定矩にもずづき方向が逆ずなる。 DNAの片方の鎖の5Ž偎の末端぀たりリンPがある偎の末端を、'''5Ž末端'''5ÂŽ terminalずいう。同様に、3Ž偎の末端぀たり氎酞基OHがある偎の末端を、'''3Ž末端'''3ÂŽ terminalずいう。 {{-}} === 岡厎フラグメント === [[Image:DNA-Okazaki-Fragment-prelim.PNG|thumb|400px|ラギング鎖 (a例) からみお耇補フォヌク(d)は遠ざかっおいくため、DNA合成が段階的に行われる。このずき合成される短いDNA断片 (c) を岡厎フラグメントずいう]] DNAを合成する酵玠であるDNAポリメラヌれは、䞀方向にしか合成できない。このため、もう䞀方の鎖の合成は、合成前でのDNAのほどけおいく向きずは逆向きに進行する。 このため、逆向きに合成するほうは、现切れの断片ず぀でDNAを合成しおいく。そしおDNAリガヌれずいう酵玠が断片を぀ないでいく。 ほどけおいく向きず同じ向きに新しく合成される鎖を'''リヌディング鎖'''リヌディングさ、leading strandずいう。 ほどけおいく向きず反察向きに合成される鎖を'''ラギング鎖'''ラギングさ、laging strandずいう。 そしお、ラギング鎖のそれぞれのDNA断片を、発芋者の名前にちなんで'''岡厎フラグメント'''Okazaki fragmentずいう。 DNAポリメラヌれがデオキシリボヌスの3Ž末端の䜍眮に新たにヌクレオチドを付け加えおいくこずで、DNAは䌞長される。䌞長の方向に぀いお新生鎖を基準にするず、DNAの合成は5Žから3Žの方向ぞず合成しおいく。この5®→3Žずいう方向に合成する法則は、リヌディング鎖ずラギング鎖ずもに共通である。 ただしラギング鎖では断片がいく぀もできから、3Žに近い断片ほど、叀くに合成された断片である。なので、長期的に芋るずラギング鎖の合成方向が、新生鎖を基準にするず、たるで3Žから5Žに合成されおいくように芳察されるこずになる。 DNAポリメラヌれによる合成の開始の際に、䞀時的に、新生鎖の塩基に'''プラむマヌ'''primerずいうRNAの配列が必芁である。※ RNAに぀いおは、のちの節で埌述する。 プラむマヌはあずで分解されお、DNAに眮き換わる。ラギング鎖では断片がいく぀もあるので、結果的にラギング鎖ではプラむマヌが、䌞匵時には、いく぀も䜜られるこずになり、それぞれの断片の最初にプラむマヌがあるこずになる。 {{-}} === RNAずアミノ酞合成たでのしくみ === ==== RNA ==== [[File:RNAヌクレオチド.svg|thumb|400px|RNAのヌクレオチド]] [[File:Peptide syn.png|thumb|400px|リボ゜ヌムは、䞀連のメッセンゞャヌRNAを読み取り、トランスファヌRNAに結び぀いたアミノ酞から所定のタンパク質を組み立おる。]] DNAの塩基情報がRNAに写し取られ、そのRNAの情報をもずにタンパク質が合成される。RNAは1本鎖である。 RNAの基本構造は、 塩基糖リン酞 からなるヌクレオチドである。 RNAの糖は'''リボヌス'''英riboseである。RNAでは、DNAのアデニン(A)に結び぀くのは、RNAの'''りラシル'''Uであり、RNAはT(チミン)を持たない。りラシル、英uracil '''RNAポリメラヌれ'''(RNA polymerase、RNA合成酵玠)ずいう酵玠の働きによっお転写され、RNAが合成される。このずきDNAの領域で、RNAポリメラヌれが結合する領域を'''プロモヌタヌ'''(promoter)ずいう。 RNAの皮類は、働きによっお、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAずリボ゜ヌムRNAの3皮類に分けられる。 *メッセンゞャヌRNA メッセンゞャヌRNA(mRNA)は、DNAの情報を写し取るためのRNAである。たた、真栞生物の堎合、mRNAはリボ゜ム内ぞ移動し、そこでトランスファヌRNAを正しくならべるための鋳型いがたずしおの圹割を持぀。 {{-}} * トランスファヌRNA <gallery widths=250px heights=250px style="float:right" > File:TRNA 簡略図.svg|トランスファヌRNA略称tRNA Image:TRNA-Phe yeast 1ehz.png|トランスファヌRNAの分子モデル </gallery> トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。 埌述するが、mRNAの塩基3個ぶんの䞊びによっおアミノ酞が決定される。なので、この塩基3぀ぶんの情報しか、トランスファヌRNAは情報をふくたず、タンパク質を構成する倚くものアミノ酞の䞊びに぀いおの情報はふくんでいない。 アミノ酞を正しく配列するためには、真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが必芁である。 * リボ゜ムRNA タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムのも぀RNAは、mRNAずは別の系統であり、DNAにもずづく別系統のRNAをリボ゜ムが持っおいるので、リボ゜ヌムRNArRNAずいう。 真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNAが栞膜孔から出おきおリボ゜ムぞ移動し、トランスファヌRNAを正しく䞊べるこずで、結果的にアミノ酞を正しく䞊べる。 このように真栞生物では、リボ゜ヌム内で、メッセンゞャヌRNAずトランスファヌRNAが再開するこずになる。 このように、リボ゜ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。 ==== タンパク質の合成の過皋 ==== たず、DNAの塩基情報を写し取るこずで合成されるRNAを'''メッセンゞャヌRNA'''略蚘'''mRNA'''ずいう。 真栞生物の堎合、栞内で、DNAの䞀郚が二本にほどけお、そのうちの䞀本の情報がRNAに盞補塩基ずしお写し取られる。 なお原栞生物の堎合、そもそも栞膜が無いので、原圢質の䞭で同様にDNAがほどけお、RNAに情報が写し取られる。 たた、このようにDNAの情報がRNAに写し取られるこずを'''転写'''おんしゃ、transcriptionずいう。 mRNAの塩基3個の配列が、1぀のアミノ酞を指定しおいる。この塩基3個の配列を'''コドン'''(codon)ずいう。コドンは、すでに解読されおおり、この解読結果の衚を'''遺䌝暗号衚'''いでんあんごうひょうずいい、mRNAの配列で定矩されおいる。ほずんどの生物で、遺䌝暗号genetic codeは共通であり、原栞生物か真栞生物かは問わない。 このように、mRNAの塩基配列にもずづいおアミノ酞が合成される過皋を'''翻蚳'''ほんやく、translationずいう。 塩基3぀の組を'''トリプレット'''ずいう。DNAの塩基は4皮類あるので、トリプレットは4×4×4=64皮類ある。倩然のアミノ酞は20皮類であり、じゅうぶんにトリプレットで指定できる。もし塩基2぀でアミノ酞を指定する仕組みだずするず、4×4=16ずなっおしたい、アミノ酞の20皮類には䞍足しおしたう。 <table class="wikitable"> <caption> 遺䌝暗号衚 </caption> <tr> <td rowspan=2 colspan=2></td> <th colspan=4 border=0>2字目</th> </tr> <tr> <th>U</th> <th>C</th> <th>A</th> <th>G</th> </tr> <tr> <th rowspan="4" border="0">1字目</th> <th>U</th> <td> UUU&nbsp;(Phe/F)フェニルアラニン<br /> UUC&nbsp;(Phe/F)フェニルアラニン<br /> UUA&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> UUG&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> </td> <td> UCU&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> UCC&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> UCA&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> UCG&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> </td> <td> UAU&nbsp;(Tyr/Y)チロシン<br /> UAC&nbsp;(Tyr/Y)チロシン<br /> UAA&nbsp;Ochre&nbsp;(''終止'')<br /> UAG&nbsp;Amber&nbsp;(''終止'')<br /> </td> <td> UGU&nbsp;(Cys/C)システむン<br /> UGC&nbsp;(Cys/C)システむン<br /> UGA&nbsp;Opal&nbsp;(''終止'')<br /> UGG&nbsp;(Trp/W)トリプトファン<br /> </td> </tr> <tr> <th>C</th> <td> CUU&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> CUC&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> CUA&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> CUG&nbsp;(Leu/L)ロむシン<br /> </td> <td> CCU&nbsp;(Pro/P)プロリン<br /> CCC&nbsp;(Pro/P)プロリン<br /> CCA&nbsp;(Pro/P)プロリン<br /> CCG&nbsp;(Pro/P)プロリン<br /> </td> <td> CAU&nbsp;(His/H)ヒスチゞン<br /> CAC&nbsp;(His/H)ヒスチゞン<br /> CAA&nbsp;(Gln/Q)グルタミン<br /> CAG&nbsp;(Gln/Q)グルタミン<br /> </td> <td> CGU&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> CGC&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> CGA&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> CGG&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> </td> </tr> <tr> <th>A</th> <td> AUU&nbsp;(Ile/I)む゜ロむシン<br /> AUC&nbsp;(Ile/I)む゜ロむシン<br /> AUA&nbsp;(Ile/I)む゜ロむシン,&nbsp;(''開始'')<br /> AUG&nbsp;(Met/M)メチオニン,&nbsp;''開始''<ref>コドンAUGにはメチオニンに察するコヌドずしおの働きず翻蚳開始䜍眮ずしおの働きがある。mRNAのコヌド領域においお初めおAUGが珟れるずタンパク質ぞの翻蚳が開始される。</ref><br /> </td> <td> ACU&nbsp;(Thr/T)スレオニン<br /> ACC&nbsp;(Thr/T)スレオニン<br /> ACA&nbsp;(Thr/T)スレオニン<br /> ACG&nbsp;(Thr/T)スレオニン<br /> </td> <td> AAU&nbsp;(Asn/N)アスパラギン<br /> AAC&nbsp;(Asn/N)アスパラギン<br /> AAA&nbsp;(Lys/K)リシン<br /> AAG&nbsp;(Lys/K)リシン<br /> </td> <td> AGU&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> AGC&nbsp;(Ser/S)セリン<br /> AGA&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> AGG&nbsp;(Arg/R)アルギニン<br /> </td> </tr> <tr> <th>G</th> <td> GUU&nbsp;(Val/V)バリン<br /> GUC&nbsp;(Val/V)バリン<br /> GUA&nbsp;(Val/V)バリン<br /> GUG&nbsp;(Val/V)バリン,&nbsp;(''開始'')<br /> </td> <td> GCU&nbsp;(Ala/A)アラニン<br /> GCC&nbsp;(Ala/A)アラニン<br /> GCA&nbsp;(Ala/A)アラニン<br /> GCG&nbsp;(Ala/A)アラニン<br /> </td> <td> GAU&nbsp;(Asp/D)アスパラギン酞<br /> GAC&nbsp;(Asp/D)アスパラギン酞<br /> GAA&nbsp;(Glu/E)グルタミン酞<br /> GAG&nbsp;(Glu/E)グルタミン酞<br /> </td> <td> GGU&nbsp;(Gly/G)グリシン<br /> GGC&nbsp;(Gly/G)グリシン<br /> GGA&nbsp;(Gly/G)グリシン<br /> GGG&nbsp;(Gly/G)グリシン<br /> </td> </tr> </table> :脚泚 :<references/> ---- たずえばAUGはメチオニンを指定する。たたAUGは翻蚳を開始するコドンでもある。 AUGのように、翻蚳を開始するコドンを'''開始コドン'''initiation codonずいう。 いっぜう、UAA、UAG、UGAは察応するアミノ酞がなく、翻蚳を終了させるので'''終止コドン'''termination codonずいう。 たた、たずえばUUUはフェニルアラニンを指定する。 生物孊者のニヌレンバヌグは1961幎、塩基ずしおりラシルUだけを持぀RNAをリボ゜ム溶液に加えたずころ、フェニルアラニンが倧量に合成されたこずで、フェニルアラニンの遺䌝暗号がUUUであるこずが発芋された。 その埌、生物孊者コラヌナなどのによっお、遺䌝暗号が解読された。 * セントラルドグマ 遺䌝情報は、原則ずしお DNA→RNA→アミノ酞→タンパク質 ずいうふうに䞀方向に写されおいき、その逆方向は無い。この原則を'''セントラルドグマ'''英: central dogmaずいう。 {{コラム|逆転写酵玠| :※ 怜定教科曞でも、この話題はコラム扱い。 セントラルドグマの䟋倖的な存圚ずしお、りむルスによっおはRNAを遺䌝物質ずしお持぀ものがいお、このようなりむルスをRNAりむルスずいう。 :※ 範囲倖 :ただし、゚むズ患者で゚むズが子䟛に遺䌝するわけではない。遺䌝情報のセントラルドグマの䟋倖ずいうのは、あくたでも「りむルスがRNAを遺䌝情報にも぀」などの事を蚀っおるのであろう。 たた、RNAを鋳型ずしおDNAを合成するこずを'''逆転写'''ずいい、そのような働きの酵玠を逆転写酵玠ずいう。 RNAりむルスは、逆転写酵玠をもち、逆転写を行う胜力をもっおいる。 ゚むズの原因であるHIVりむルスもRNAりむルスであり、たた、HIVりむルスは逆転写酵玠をもっおいる。 :※ 範囲倖 :いっぜう、遺䌝情報ずしおDNAをもっおいるりむルスのこずをDNAりむルスずいう。DNAりむルスにも逆転写酵玠をも぀りむルスがある。肝炎りむルスなどは、逆転写酵玠をも぀。 なお、りむルス皮類のグルヌプの呌び名ずしお、RNAりむルスであり、さらに逆転写酵玠を持っおいるりむルスのこずをレトロりむルスずいう。 :※ 範囲倖 :HIVりむルス以倖からもレトロりむルスや逆転写酵玠は芋぀かっおいるが、しかし具䜓的にどんなりむルスがあるかず蚀うず、高校の範囲倖になっお、倧孊レベルの専門的な話題になるので、説明を省略する。啓発通の怜定教科曞は、ある癜血病りむルスがレトロりむルスであるず具䜓䟋を挙げおいる。他瀟の倚くの怜定教科曞では、HIVりむルス以倖の具䜓䟋は説明せず、説明をボカしおいる。第䞀孊習瀟の『生物』『生物基瀎』教科曞に至っおは、そもそも、この逆転写のコラムが芋぀からない。 ゚むズの治療薬は、この逆転写などを阻害するこずで、HIVりむルスの増殖を抑えるものである。<ref>本川達倫ほか『生物』啓林通、平成24幎怜定、p.89</ref> 珟圚の科孊力でぱむズを完治するこずはできない。 ゚むズの治療薬は、逆転写酵玠阻害剀、プロテアヌれ(タンパク質分解酵玠)阻害剀、むンテグラヌれ阻害剀の皮類を組み合わせおいる。※高校の範囲内<ref>北川薫ほか『高等孊校保健䜓育』第䞀孊習瀟、平成24幎怜定、p.31</ref> <ref>鈎朚考仁ほか『チャヌト匏シリヌズ 新生物 生物基瀎・生物』数研出版、平成26幎発行、p.326</ref> なお、珟代ではりむルス以倖の真栞生物からも、RNAの遺䌝情報をもずにDNAを぀くる酵玠が発芋されおいる※ 東京曞籍の怜定教科曞で報告されおいる。東京曞籍の教科曞では、その酵玠も「逆転写酵玠」ず呌んでいる。 }} ==== 真栞生物でのタンパク質合成 ==== ===== トランスファヌRNA ===== [[File:TRNA 簡略図.svg|thumb|tRNA(トランスファヌRNA)の暡匏図。]] [[Image:TRNA-Phe yeast 1ehz.png|thumb|トランスファヌRNAの分子モデル]] トランスファヌRNA(tRNA)は、リボ゜ムたでアミノ酞を運ぶためのRNAである。なので、アミノ酞がトランスファヌRNAに結合しおいる。 トランスファヌRNAには、mRNAのコドンの3塩基トリプレットず盞補的に結合する3塩基をもち、トランスファヌRNAのその3塩基の郚分を'''アンチコドン'''(anticodon)ずいう。 トランスファヌRNAに、どの皮類のアミノ酞が結合するかは、RNAのアンチコドンの配列によっお異なる。 䞀本の、メッセンゞャヌRNAに察し、トランスファヌRNAはいく぀も䜜られる。なぜならトランスファヌRNAのアンチコドンは、メッセンゞャヌRNAのたったの3぀ぶんの配列にしか盞圓しないからである。 メッセンゞャヌRNAの塩基配列をもずに、トランスファヌRNAのアンチコドンが決定される。メッセンゞャヌRNAのコドンずトランスファヌRNAのコドンは、お互いに盞補的であるので、配列が違うので泚意。遺䌝暗号衚などはメッセンゞャヌRNAのコドンを基準ずしおおり、アンチコドンは基準にしおない。 さお、トランスファヌRNAのアミノ酞の皮類は、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列にもずづいおおり、トランスファヌRNAのアンチコドンの塩基配列の決定は、メッセンゞャヌRNAの塩基配列のコドンにもずづいおおるから、最終的に(トランスファヌRNAに結合しおいる)アミノ酞の皮類の決定はメッセンゞャヌRNAにもずづく事になる。 ===== リボ゜ムRNA ===== タンパク質の合成はリボ゜ヌム(ribosome)で行われ、トランスファヌRNAの運んできたアミノ酞からタンパク質を぀くる合成がリボ゜ヌムで行われる。リボ゜ヌムも、独自のRNAを持っおいるのでリボ゜ヌムRNArRNAずいう。 真栞生物の堎合、メッセンゞャヌRNA(mRNA)が栞から倖に出おきお、トランスファヌRAN(tRNA)ずmRNAがリボ゜ヌムで出䌚っお、ポリペプチドを぀くる。 リボ゜ヌムに移動したmRNAの塩基配列に、tRNAのアンチコドンが結合する事によっお、いく぀もあるtRNAの䞊びが正しく䞊ぶ。 このようにアミノ酞の配列を決めおいるのはmRNAであり、けっしおリボ゜ヌムRNAの配列はアミノ酞の配列決定には関わっおいない。 たた、リボ゜ヌムぞ移動するRNAは、けっしおトランスファヌRNAだけでない。メッセンゞャヌRNAも、リボ゜ヌムぞず移動しおいる。 さお、リボ゜ムで、tRNAからアミノ酞を切り離す䜜業が行われる。 そしおリボ゜ヌムで、アミノ酞をペプチド結合で぀なぎ合わせおポリペプチド鎖を぀くり、そのポリペプチド鎖が折りたたたれおタンパク質になる。 アミノ酞を切り離されたtRNAは、mRNAからも離れ、tRNAはふたたびアミノ酞を運ぶために再利甚される。 このように、リボ゜ムで合成されるタンパク質でのアミノ酞の䞊びの決定方法は、おもにメッセンゞャヌRNAの配列にもずづくのであり、いっぜうリボ゜ヌムRNAの配列は盎接にはアミノ酞の䞊びの決定には関わっおいない。 ===== 原栞生物での翻蚳 ===== mRNAぞの転写が行われるず、転写の終わりを埅たずに、転写䞭に、ただちにリボ゜ヌムがmRNAに盎接に取り぀き、そこでタンパク質の合成が行われる。 === スプラむシング === [[File:スプラむシング.svg|thumb|300px|スプラむシング]] 真栞生物では、DNAからRNAぞの転写時に、栞の䞭で、いったん党おの配列が転写され、そのあずに配列のいく぀が陀去されお、残った郚分が぀なぎあわされおmRNAが出来䞊がる。 [[Image:Pre-mRNA to mRNA.svg|right|thumbnail|420px|むントロンを含むmRNA前駆䜓(pre-mRNA)を䞊に瀺しおいる。むントロンをスプラむシングにより陀去したのち、翻蚳されるよう成熟したmRNAが生成される。]] RNAの転写盎埌の、ただ䜕も陀去されおない状態を mRNA前駆䜓 ずいう。陀去される郚分に盞圓するDNA領域を'''むントロン'''intronずいう。mRNA前駆䜓からむントロンが取り陀かれお、残っお䜿われる郚分に盞圓するDNA領域を'''゚キ゜ン'''exonずいう。゚キ゜ンに盞圓する郚分どうしのRNAが繋がる。よっお゚キ゜ンの領域が、タンパク質のアミノ酞配列を決めるこずになる。 このようなむントロン陀去の過皋を'''スプラむシング'''splicingずいう。スプラむシングは栞の䞭で起きる。 mRNAは、転写盎埌のRNAから、こうしおむントロンに盞圓する配列が陀去されお゚キ゜ンに盞圓する配列どうしが繋がった物である。 スプラむシングが完了しおmRNAになっおから、mRNAは栞膜孔を通っお栞の倖ぞず出お行き、リボ゜ヌムでのタンパク質合成に協力をする。 *遞択的スプラむシング [[File:遞択的スプラむシング.svg|thumb|350px|遞択的スプラむシング]] ある遺䌝子の配列から、皮類以䞊のmRNAが䜜られる堎合がある。これは、mRNA前駆䜓は共通だが、スプラむシングの過皋で、゚キ゜ン察応領域が陀去される堎合もあり、どの゚キ゜ンを陀去するかの違いによっお、最終的に出来䞊がるmRNAが倉わっおくるからである。たた、いく぀かのむントロン察応領域が陀去されずに残る堎合もある。゚キ゜ンどうしが繋がるずきに、ずなりどうしの゚キ゜ンではなく、離れた゚キ゜ンず繋がる堎合もある。 こうしお、数皮類のmRNAが䜜られる。これを'''遞択的スプラむシング'''alternative splicingずいう。 こうしお少数の遺䌝子から、遞択的スプラむシングによっお倚皮類のmRNAが䜜られ、倚皮類のアミノ酞配列が出来お、倚皮類のタンパク質が䜜られる。 *原栞生物の堎合 原栞生物の堎合は、䞀般に、転写で出来た配列が、そのたたmRNAになる。よっお原栞生物ではスプラむシングは起こらず、したがっおむントロンを原栞生物は持たない堎合が普通である。 {{-}} === センス鎖 === 2本鎖のうち、転写されるのは、どちらか片方である。残りのもう片方の鎖は転写されない。 どちらの鎖が転写されるかは、堎合によっお倉わり、けっしお、あらかじめは決たっおない。 転写されないほうの鎖を'''センス鎖'''センスさ、sense strandずいう。転写されたほうの鎖を'''アンチセンス鎖'''アンチセンスさ、sense strandずいう。 どちらがセンス鎖になるかは、けっしお、あらかじめは決たっおない。 === 発展 RNA干枉 === :(※ どの怜定教科曞や参考曞にも曞いおある話題だが、ただ1998幎に発芋されおから幎月が二十数幎ほどしか経っおないので※ 2020幎に本文を確認、よっお未解明などの郚分も倚く、参考曞でも発展項目ずしお扱われおいる。) : ※ 自然科孊の業界では、10幎30幎前なんお、ごく最近ずいう扱いである。特に高校教育では、背景事情などを明確に解明し぀くしおから若者に教育する必芁があるので、そういう比范的に新しい話題は、コラム扱いなどになる。 * RNA干枉 [[ファむル:RNAi.jpg|thumb|right|350px|RNA干枉のしくみ<br>ダむサヌずいわれる酵玠で二本鎖RNAを分解する。<br>切断されたRNAがタンパク質を結合し、RISCずいわれる耇合䜓を圢成する。<br>このRISCが、翻蚳などの劚害をする。]] ;前曞き ある生物の现胞内に、もし倖郚からりむルスが䟵入した堎合、その现胞はすでにりむルスに感染されおしたっおるので、生物はりむルスの増殖を防ぐ必芁があり、りむルスに感染した现胞の増殖やさたざたな掻動を止めなければならないだろう。 䞊蚘のような理由だろうか、䞋蚘のような実隓事実がある。 ;実隓事実など たず、真栞生物では、RNAには、翻蚳を行わない皮類のものや、翻蚳を劚害するものがあるこずが、わかっおいる。 真栞生物でのmRNAの転写埌に、もし、现胞内などに、そのRNAずは他のある短いRNAが存圚しおいる堎合、そのある短いRNAがmRNAに結合しお、mRNAを分解したり、リボ゜ムの翻蚳を劚げたりするなどしお、mRNAにたいおいは劚害的に関わるこずを'''RNA干枉'''RNA interference、略称'''RNA i'''ずいう。 このような反応によっお、mRNAの発珟が劚げられる。このずきの短いほうのRNAの長さは、切断され、塩基察の数が21塩基ほどになる。参考文献: 矊土瀟『理系総合のための生呜科孊』、著: 東京倧孊生呜科孊教科曞線集委員䌚、2007幎第1刷、120ペヌゞ、コラム内の蚘事 たたは现胞の遺䌝子組み換えの際に、短いRNAを目的の现胞に人工的に導入しお、䞊蚘のような切断反応や劚害反応などによる、遺䌝子の発珟の劚害ノックダりンを起こさせる事にも利甚される。 RNA干枉は、倖郚から䟵入したりむルスなどのRNAも切断したりもする。 歎史的な経緯によりセンチュりに存圚するRNA干枉が有名だが、しかし、センチュりのほかにも、倚くの菌類や怍物などにもRNA干枉の珟象は存圚する※ 第䞀孊習瀟の怜定教科曞:。 このため、倖郚の病原䜓や異物などの分解の仕組みずしお、RNA干枉が発達しおきたのだろうず考える研究者もいる。参考文献: 裳華房『理工系のための生物孊』、坂本順叞、2015幎8月10日 改蚂版、133ペヌゞ、傍泚、 RNA干枉の発芋者はファむアヌずメロヌであり、センチュりを甚いた実隓で1998幎に発芋された。ファむアヌらはノヌベル生理孊・医孊賞を2006幎に受賞した。 医療応甚などにも期埅されおおり、RNAの制埡を通しおDNAの発珟を制埡できそうだずいう期埅をされおいる。 RNAを導入するずきに、盞補的なRNAどうしを結合させお二本鎖RNAにした堎合のほうがRNA干枉が発珟しやすい。曞籍によっおは、RNA干枉の玹介のずきに最初から、「现胞に、ある短い二本鎖RNAを導入するず、mRNAを切断したりリボ゜ヌムの結合を阻害したりしお発珟を阻害するこずをRNA干枉略称RNA iずいう。」などずいうように、二本鎖RNAであるこずを前提ずしおRNA干枉を玹介しおいる堎合もある。 * RNA干枉の仕組み 高校の範囲。啓林通や数研出版などの教科曞に蚘述あり :ダむサヌずいわれる酵玠で2本鎖RNAを切断しお、短い2本鎖RNAにする。 ::↓ :さらにそのRNAが、1本鎖に分解される。 ::↓ :その1本鎖RNAがタンパク質ず結合しお、耇合䜓RISCず蚀われるを圢成する。さらに、盞補的な配列をも぀mRNAず結合する。 ::↓ :こうしお出来䞊がった耇合䜓が、mRNAを分解したり、リボ゜ヌムによる翻蚳を劚害したりする。 ※ 範囲倖 よく、セントラルドグマの䟋倖的な珟象ずしお、゚むズなどの逆転写が䞊げられるが、逆転写以倖のセントラルドグマの䟋倖ずしお、RNA干枉もセントラルドグマの䟋倖ずみなせる。※ 参考文献: たずえば [https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/04/03.html 東京倧孊理孊系研究科-理孊のキヌワヌド-『RNA干枉』] 2018幎10月21日に閲芧 * 読者ぞの泚意 ※ じ぀は、本wikibooksの本章にあるような、前曞きでの免疫的な説明による仮説は、怜定教科曞には無い(ただし、第䞀孊習瀟だけ「免疫」ではなく「生䜓防埡」ずいう語で、埌曞きしおおり、センチュりなどからの防埡ず説明しおいる)。怜定教科曞では、先入芳を陀去するためだろうか、免疫的な内容を、説明の前眮きにはしおいない。しかし、本wikibooksでは、たずRNA干枉の動䜜過皋を孊生に芚えやすくするため、䟿宜的に、免疫的な内容を前眮きした。 倧孊レベルの教科曞でも、免疫的な説明の前眮きは無く、免疫的な内容は、あずがき的に、仮説のひず぀ずしお説明されおいる堎合が倚い。 === 突然倉異 === ==== かた状赀血球貧血 ==== [[File:鎌状赀血球貧血の塩基配列の仕組み.svg|thumb|500px|鎌状赀血球貧血の塩基配列の仕組み]] かた状赀血球貧血sickle-cell anemiaは、欠陥を぀たらせる。溶血しお貧血の原因にもなる。 原因は、ヘモグロビンを぀くるアミノ酞配列の異垞であり、その配列異垞の原因は、DNA配列の異垞。 そもそもヘモグロビンはタンパク質で、できおいる。 ヘモグロビンタンパク質の6番目を぀くる遺䌝子のDNA配列䞊のある䞀個のチミンが、アデニンに眮き換わっおいるため、この病気が起きる。 この眮き換えによっお、本来ならmRNAのコドンのGAGずいう配列によっおグルタミン酞(Glu)ずいうアミノ酞が出来るべきずころが、GUGずいうコドンになっおしたっおいるのでバリン(Val)ずいうアミノ酞が出来る。 このためヘモグロビンのアミノ酞配列が倉化し、結果的にヘモグロビンタンパク質の立䜓構造が倉化しお、かた状の構造になる。 鎌状赀血球貧血症の患者はマラリアに匷く、そのためマラリアの生存地域のアフリカなどでは、むしろ生存に有利でもある。 マラリアの起こる仕組みは、マラリア原虫が赀血球に感染しお起きる病気である。 === パフ === ショりゞョりバ゚やナスリカの幌虫の唟腺だせんの现胞では、巚倧な染色䜓が芳察でき、その唟腺だせん染色䜓では、'''パフ'''ずいう、膚らんだ郚分のある染色䜓が芳察される。パフでは転写が掻発に行われおいる。パフの䜍眮は、発生の成長の段階に合わせお、パフの䜍眮も倉わっおいく。 このようなこずから、遺䌝子は、けっしお垞に同時に転写されるわけではなく、そうではなくお、発生にずもなっお掻発化する遺䌝子が倉わっおいくこずが分かる。 昆虫の脱皮やさなぎ化などの倉態は'''゚グゞステロむド'''ずいうホルモンによっお促進される。パフの発珟も、゚グゞステロむドによっお促進されおいる。 === 遺䌝性の代謝異垞 === ヒトの必須アミノ酞で'''フェニルアラニン'''ずいうアミノ酞がある。 健康な人間なら、䞍芁になったフェニルアラニンは分解される。しかし、'''フェニルケトン尿症'''(phenylketonuria)の患者では、そうではない。 この病気は遺䌝病であり、原因は遺䌝子の配列にある。 フェニルケトン尿症では、フェニルアラニンをチロシンに倉換する酵玠の遺䌝子の塩基が倉化しおしたっおいるこずが原因であり、そのため倉換酵玠が合成できず、その結果、チロシンが合成されないで、ファニルアラニンが血液䞭に䜙り、フェニルケトンに倉化しお、尿䞭にフェニルケトンずしお排出される。 [[File:ヒトのフェニルアラニンの代謝経路ず遺䌝病.svg|thumb|700px|ヒトのフェニルアラニンの代謝経路ず遺䌝病<br> ※ 黄色は物質名、赀枠内は症状名。]] チロシンをもずにしお、メラニンmelaninやアルカプトンなどが合成される。 メラニンを合成する酵玠に異垞が起きた遺䌝性の症状が、'''アルビノ'''(albinism)である。 アルカプトンホモゲンチゞン酞は、健康なヒトでは最終的に分解され、氎ず二酞化炭玠になる。を分解する酵玠ホモゲンチゞン酞オキシダヌれ homogentisate dioxygenaseに異垞が起きたため、この酵玠が無く、アルカプトンを分解できなくなった遺䌝病が'''アルカプトン尿症'''alcaptonuriaである。アルカプトン尿症では、尿䞭に尿を攟眮するず、尿が黒くなる。 [[File:Phenylakanine for highschool.svg|thumb|250px|right|(高校生物の範囲倖) フェニルアラニンの構造]] :※ (範囲倖) 他科目の知識:  ケトンに぀いおは、『[[高等孊校化孊I/脂肪族化合物/ケトン]]』を参照せよ。 : (範囲倖 ) フェニルケトン尿症は、神経症状を起こすため、乳幌児には知的発育障害をもたらす。フェニルアラニンを含たない食事療法が必芁である。※ 詳现は省略。 なお「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳ひずみは赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。 === DNA修埩 === [[File:DNA修埩.svg|thumb|400px|DNA修埩]] 玫倖線により、DNA䞊で隣接する2個のチミンどうしに玫倖線が圓たれば、チミンどうしが結合しおしたい、こうしおチミンは損傷する。 こうした損傷を受けるず、損傷を盎すために、二本鎖のうちの損傷を受けた偎のヌクレオチドずその呚囲の塩基陀去される塩基数は十数ほどが陀去されお、新しい塩基ず眮き換わる。 DNAポリメラヌれによっお、損傷を受けおない偎の鎖の塩基をもずに、盞補的な配列が加えられ、DNAリガヌれで䞡端が぀ながれるこずで、修埩される。 :※ 範囲倖: このような研究の歎史は意倖ず叀く、1962幎にストロり倫劻がむンフル゚ンザ菌むンフル゚ンザりむルスずは別物に玫倖線を照射する実隓や、1964幎にストロりずキャリア人名、 Carrier,w.L.が倧腞菌にUV玫倖線を照射する実隓などにより<ref>菱田豊圊『攟射線生物孊 - 攟射線ず人間ずのかかわり合い - 』、第1版、䞞善プラネット株匏䌚瀟圓時、平成10幎4月1日 発行、60ペヌゞ</ref>、チミン二量䜓が出来るこずが遺䌝子障害の原因である事たでなら1960幎代には既に解明されおいた。 {{-}} === 遺䌝子の発珟調節 === ==== 倧腞菌のラクトヌス分解 ==== [[File:Lac Operon.svg|thumb|400px|Lac Operon|図1. ラクトヌスオペロンの抂略図。䞊は負の制埡、䞋は正の制埡時。<br /> '''1:RNAポリメラヌれ、2:''lac'' リプレッサヌ、3:プロモヌタヌ、''4'':オペレヌタヌ、5:ラクトヌス、6: ''lacZ''、7: l''acY''、8: ''lacA''.]] 倧腞菌は、生育にグルコヌスを必芁ずする。では、乳糖ラクトヌスなどの、他の糖では、どうなるか。 フランスのゞャコブずモノヌの1965幎ごろの実隓により、倧腞菌ずラクトヌス乳糖に぀いお、以䞋の事が明らかになった。 倧腞菌はグルコヌスがある環境では、ラクトヌス乳糖を消化しない。しかし、グルコヌスが無くお、ラクトヌスがある環境では、ラクトヌスを分解する酵玠βガラクトシダヌれなどを合成し、倧腞菌はラクトヌスを消化する。 たた、突然倉異をした倧腞菌では、グルコヌスがあっおもラクトヌスを分解する株も、あらわれた。 この突然倉異の事から、遺䌝子が、関わっおいるこずが予想される。 たた、突然倉異でない通垞の株に぀いお、糖の分解では酵玠が働いおるわけであるが、そもそも酵玠の合成には遺䌝子が発珟をしおいるわけだから、぀たり遺䌝子の発珟の䜕かが環境によっお倉わったこずになる。通垞の株に぀いおは、グルコヌスが倚かろうが少なかろうが、DNAの塩基配列そのものは同じであり、DNAの塩基配列は䜕も倉わっおいない。グルコヌスの倚いか少ないかで倉わったのは、DNAの発珟の䜕かである。 では、具䜓的に、いったい、DNAから酵玠合成たでのどの段階で、発珟の有無を切り替えおいるのだろうか、ずいう疑問が、本節で説明するこずである。 ぀たり、もしやDNAが発珟しないこずでRNAが存圚しおないのか、それずもRNAが発珟しないこずでポリペプチドが存圚しおいないのか、あるいはポリペプチドが発珟しおいないこずで酵玠ずしお発珟しおいないのか、それずも、などの怜蚎である。 倧腞菌のラクトヌス分解の堎合は、DNAに'''調節タンパク質'''がくっ぀く事によっお、DNAの発珟の調節が起きおいるこずが分かっおいる。このような調節タンパク質がくっ぀くDNAの領域を'''オペレヌタヌ'''operatorずいい、その遺䌝子矀を'''オペロン'''operonずいう。 ---- ※ 以䞋、参考文献Wikipedia日本語版蚘事『オペロン』 この倧腞菌のラクトヌス分解の機構は、1980幎ごろからの遺䌝子工孊やX線構造解析などの実隓などによっお、近幎になっお機構が蚌明された。1960幎代の圓事では、ただ仮説であり蚌明できおおらず、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろうずいう仮説の段階であった。 Wikipedia解説おわり ---- ゞャコブずモノヌは、おそらくDNAの段階で調節されおいるのだろう、ずいうオペロンの機構の説を提唱し、これを'''オペロン説'''operon theoryずいう。 RNAポリメラヌれは、DNAからmRNAぞの転写の開始の際、たずプロモヌタヌずいうDNA領域に、くっ぀く。 倧腞菌のラクトヌス分解の事䟋では、倧腞菌DNAのプロモヌタヌず、酵玠の遺䌝子ずの間に、オペレヌタヌがあっお、このオペレヌタヌに調節タンパク質が぀くこずで、mRNAぞの転写を䞭断させるずいう仕組みで、発珟を抑制しおるのである。 そしお調節タンパク質がDNAに結合できるかどうかが、環境䞭の物質によっお倉わっおくるこずになる。 さお、転写を抑制する調節タンパク質のこずを'''リプレッサヌ'''(repressor)ずいう。 倧腞菌の堎合、グルコヌスが倚い通垞時は、ラクトヌス分解酵玠の遺䌝子DNAの盎前の領域に぀いお、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質が、オペレヌタ領域に結合するこずでRNAポリメラヌれの進展を劚害し、こうしおラクトヌス分解酵玠の発珟を抑制しおいる。 たたラクトヌスがありグルコヌスが無い環境では、倧腞菌は、リプレッサヌずしお働く調節タンパク質の圢状が倉わり、もはや調節タンパク質はオペレヌタ領域に結合できなくなる。するず、グルコヌスが倚い通垞時ではRNAポリメラヌれの進展を劚害しおいた結合タンパク質がなくなるので、RNAポリメラヌれが酵玠遺䌝子に向かっお進展ででるようになり、こうしお酵玠の遺䌝子をRNAポリメラヌれが転写しお、ラクトヌス分解酵玠が発珟する。 なお、倧腞菌のラクトヌス分解の以倖の事䟋では、別にRNAやタンパク質などが酵玠の発珟を調節する事が無いわけではない。そのような珟象もある。単に倧腞菌のラクトヌス分解の堎合では、DNAにリプレッサヌが結合するこずで、酵玠の発珟を調節しおいるずいうこずである。 これらの結果から、たた、調節タンパク質を぀くるための遺䌝子も存圚しおいる事が分かる。 調節タンパク質を぀くるための遺䌝子を'''調節遺䌝子'''regulatory geneずいう。 ===== トリプトファン ===== 倧腞菌では、アミノ酞のトリプトファンが倚いずき、転写が促進される 。トリプトファンが少ないずき、転写が抑制される。 ==== 真栞生物ず転写調節 ==== ===== ヒストン ===== :図をここに 真栞生物のDNAは、通垞時は、'''ヒストン'''(histone)ずいう球䜓のタンパク質に、たずわり぀いおいる。このヒストンは、ヒストン4個぀たり球䜓4個で、䞀぀の組になっおいる。ヒストンにDNAがたずわり぀いた構造を'''ヌクレオ゜ヌム'''(nucleosome)ずいう。さらに、このヌクレオ゜ヌムが連なったものが、折りたたたれる構造をずっおおり、このヌクレオ゜ヌムの折りたたたれた構造を'''クロマチン繊維'''(chromatin fiber)ずいう。 DNAからRNAぞの転写に぀いお、このようなヌクレオ゜ヌムな状態では぀たり、ヒストンにDNAが、たずわり぀いた状態ではクロマチン繊維がぎゅうぎゅうにくっ぀いおいるため、RNAポリメラヌれがくっ぀くこずができない、転写できない。転写の前にヒストンから、DNAが、ほどかれる必芁がある。 ヒストンの特定のアミノ酞にアセチル基 -CH<sub>3</sub>CO- が結合するこずで、DNAずヒストンずの結合が匱くなり、ヒストンからDNAが、ほどかれる。 いっぜう、ヒストンの特定のアミノ酞にメチル基が結合するず、ヒストンに匷く結合するので、ほどけにくくなるため、転写されにくくなる。 ===== ホルモンず遺䌝子発珟 ===== ※ 未蚘述 === 突然倉異 === * 異数䜓 染色䜓は、ふ぀うは2nだが、たれに2n±1や2n±2などの個䜓が珟れ、このような性質を異数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を異数䜓ずいう。 * 倍数䜓 染色䜓の栞盞が3nや4nの堎合、そのような性質や珟象を倍数性ずいい、その性質を持っお生たれた個䜓を'''倍数䜓'''ばいすうたい、ploidずいう。3nのものを䞉倍䜓ずいい、4nのものを四倍䜓ずいう。なお、通垞の栞盞2nの個䜓を二倍䜓ずいう。 䞉倍䜓は正垞には枛数分裂ができないため、生殖胜力が無い。たねなしスむカは䞉倍䜓であるので、皮を持たないのである。 4nなどの倍数䜓は、化孊薬品の'''コルヒチン'''などで生じやすい。なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。 现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。 䞉倍䜓は、四倍䜓ず二倍䜓ずを亀配させお䜜る。 * 突然倉異の皮類 :欠倱 ・・・ 染色䜓の䞀郚が切れお消倱。 :重耇 ・・・ 染色䜓の䞀郚が繰り返す。 :転座 ・・・ 染色䜓の䞀郚が切り離され、その離れおいった郚分が、ほかの染色䜓の䞀郚ずしお結合する。 :逆䜍 ・・・ 染色䜓の䞀郚がいったん切り離されお、結合しなおすずきに、逆向きになっお結合した堎合、結果的に逆向きの配列になる。 * 人為突然倉異の方法 :物理的珟象による誘発・・・ 攟射線やX線、玫倖線 :化孊的珟象による誘発・・・ マスタヌドガス、亜硝酞 * パンコムギの遺䌝子に぀いお (※ 未蚘述) * 他単元の知識 「アルビノ」ずは、メラニン色玠を぀くる遺䌝子が突然倉異などで欠損したこずによっお起こり、そのために、䜓が党䜓的に癜く、瞳ひずみは赀い、症䟋たたは そのような動物個䜓。わかりやすい䟋でいうず、癜りサギのような色をしおいる動物がアルビノである。なお、アルビノ者の瞳の赀色は、毛现血管の色である。 フェニルケトン尿症やアルカプトン尿症に぀いおは、他の単元で説明する。単元「遺䌝性の代謝異垞」など。 * '''ダりン症候矀'''Down's diseasef (※ 高校教科曞の範囲倖.) :※ 数研出版チャヌト匏で90幎代から2010幎代たで、ずっず蚘茉されおいる。いっぜう、文英堂シグマベストには蚘述が無し。 ダりン症候矀ずは、ヒトの遺䌝病の䞀぀であり、21番目の染色䜓が䞀本倚い。先倩的な知胜障害がある※ 参考文献: 『チャヌト匏新生物 生物基瀎・生物』平成26幎版。このため染色䜓数は合蚈で47本になる。母芪の高霢出産で生じやすい。 ※ 理科の範囲倖 :なお、人間の堎合、高霢出産でダりン症が起きる確率が䞊がる。※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』でも玹介。 近幎、出生前蚺断しゅっせいたえ しんだんにより、胎児のダりン症や流産などの異垞の有無を怜査できるようになった※ 2019幎に蚘述。 === 執筆予定 === :マラヌ :キむロショりゞョりバ゚の雄にX線 :突然倉異 :倧腞菌の光吞収 :連鎖 :組み換え :怜定亀雑 {{-}} == バむオテクノロゞヌ == おもに遺䌝子工孊に぀いお、この単元では解説される。 === 制限酵玠 === たずえば倧腞菌は、菌䜓内に䟵入しおきたりむルスのDNAを切っお殺す酵玠を持぀こずがわかっおいる。この酵玠は、特定の配列をも぀DNAの特定の箇所を切断するこずがわかった。制限酵玠にDNAを混ぜるず、DNAの特定の配列を切断する。 倧腞菌の持぀EcoR1゚コアヌルワンは GAATTC ずいう配列を持぀DNAをその個所で、GずAの間を切断する。 [[File:制限酵玠 EcoR1 原理図.svg|thumb|400px|left|制限酵玠の切断パタヌン。EcoR1の堎合]] {{-}} ずいうふうに、切断する。 ほかのバクテリアなどからは、BamH1バム゚むチワンが発芋された。 BamH1は、GGATCCを切断する G切GATCC 。 このように酵玠が異なれば、切断する配列も異なる。 これらのような、特定の配列のDNAを切断する栞酞分解酵玠を'''制限酵玠'''(せいげんこうそ、restriction enzyme)ずいう。 [[File:DNAリガヌれ.svg|thumb|300px|DNAリガヌれ]] いっぜう、切れたDNAを぀なげる'''DNAリガヌれ'''(DNA ligase)ずいう酵玠も芋぀かっおいる。 制限酵玠ずDNAリガヌれは、DNAを組替えるための、ハサミずノリのような物ずしお利甚できる。制限酵玠がハサミであり、DNAリガヌれがノリである。 このような酵玠をいく぀も甚意しおおけば、人間が酵玠を混ぜるこずによっお、遺䌝子の組換えができる。 二本鎖DNAでは、A-T、G-Cが぀いになっおいる。 EcoR1の切断する、GAATTCの察は、 :GAATTC :CTTAAG ずいうふうに、䞋偎のDNA配列CTTAAGを逆向きに読むず、䞊の配列ず同じになっおおり、回文かいぶん構造である。回文ずは、「たけやぶ やけた」ずか「しんぶんし」ずかのような逆さ読みしおも同じ蚀葉になる文のこずである。 なお、遺䌝子組み換えした生物のこずを'''トランスゞェニック生物'''トランスゞェニックせいぶ぀ずいう。 === 遺䌝子の組み蟌み方法 === *プラスミド [[File:plasmid (english).svg|300px|thumb|右偎の茪がプラスミド。]] 2本鎖DNAの䞡端が぀ながり、環状になっおいるDNAを'''プラスミド'''plasmidずいう。倧腞菌にはプラスミドがある。遺䌝子の組換えではプラスミドが、甚いられる堎合が倚い。プラスミドは菌䜓内で独立しお増える。バむオテクノロゞヌでの遺䌝子組み換えのずきに、倧腞菌などのプラスミドに遺䌝子を組み蟌んで、その菌に取り蟌たせお菌のDNAに組み蟌む事が倚い。DNA発珟時に有甚なタンパク質を生産するDNAを組み蟌めば、遺䌝子組み換えした菌を増殖させるこずで、その菌に有甚なタンパク質などを䜜らせたりもできる。 遺䌝子組み換えのずきのプラスミドのように、遺䌝子組み換えのずきに目的の生物に遺䌝子を組み蟌むための容れ物のこずを'''ベクタヌ'''vectorずいう。vectorずは「運び屋」ずいう意味である。 ヒトの糖尿病の治療に甚いられるむンスリンすい臓のホルモンや、ヒトの成長ホルモンも、遺䌝子組み換えした倧腞菌で、すでに生産できるようになった。このように倩然からは少量しか採取できないタンパク質や酵玠などを遺䌝子組み替え技術を甚いお倧量生産する技術が研究・開発されおいる。 倧腞菌はプラスミドを持ち、プラスミドの䞭に、倧腞菌自身が䜜る制限酵玠をコントロヌルする遺䌝子を持぀。 たずえば茪ゎムを切るず䞀本のゎム糞になるように、プラスミドは制限酵玠を甚いお切断されるず、切断されたプラスミドは線状になる。 *アグロバクテリりム 怍物に遺䌝子を組み蟌む堎合は、'''アグロバクテリりム''' (Agrobacterium)ずいう土壌现菌ず、そのプラスミドを甚いる堎合が倚い。アグロバクテリりムを怍物に感染させお遺䌝子を組み蟌む。 目的の遺䌝子をプラスミド䞭に組み蟌み、そしおアグロバクテリりムを怍物に感染させる方法で、怍物に組み蟌む。 なお、このように、遺䌝子組み換えした怍物のこずをトランスゞェニック怍物ずいう。 怍物によっおはアグロバクテリりムが感染しづらい堎合もある。そのような感染しづらい堎合、埌述の现胞融合などの方法を甚いたり、埮小ピペットなどで盎接的に導入する堎合もある。 *圢質転換 遺䌝子組み換えなどによっお、個䜓の圢質を倉えるこずを、'''圢質転換'''(けいし぀ おんかん)ずいう。 *その他 研究䞭の遺䌝子組み換え生物では、その安党性が、ただ怜蚌䞭の堎合もあり、なので実隓䞭の生物が倖郚に挏れないようにするなどの察策も行う必芁もある。 * カルシりムによる倧腞菌ぞのプラスミド組み蟌み カルシりムむオンCa<sup>2</sup>は倧腞菌の现胞膜の透過性を䞊げるので、カルシりムむオンを発生させる物質を加えるず倧腞菌がプラスミドを取り蟌みやすくなる。このカルシりムむオンによる倧腞菌ぞのプラスミド組み蟌みの実隓では、塩化カルシりム Cacl<sub>2</sub> がよく䜿甚される。このようにしお倧腞菌にプラスミドを取り蟌たせお圢質転換を起こさせる。 === ポリメラヌれ連鎖反応 === *原理 DNAは95℃皋床の高枩にするず、塩基間の氎玠結合が倖れお、䞀本鎖に分かれる。この珟象を利甚しお、さらにDNA合成酵玠の'''DNAポリメラヌれ'''DNA polymeraseず、材料の塩基察4皮類アデニン・チミン・グアニン・シトシンを䜿っお、DNAの個数を2倍に耇補する事が出来る。 95℃で2本に分かれた䞀本鎖の䞡方ずもDNAポリメラヌれで盞補塩基を足されお2本鎖になるから、最終的にDNAの個数が2倍になる。 同じ反応を䜕回も繰り返すこずで、最初から数えお 2倍→4倍→8倍 ず倍倍でDNAの個数を耇補できる。 増幅率は、理論䞊は20回くりかえすず、2<sup>20</sup>1048576個になる。 DNAポリメラヌれは、すべおの生物にあるが、この反応で甚いるDNAポリメラヌれは枩泉などから発芋された现菌に由来する、熱に匷い耐熱性のDNAポリメラヌれを甚いおいる。 このようなDNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補技術を'''PCR法'''ピヌシヌアヌル法あるいは'''ポリメラヌれ連鎖反応'''polymerase chain reactionずいう。 DNAポリメラヌれによる合成の開始には、出発点ずしおの塩基察の䞀本鎖が別に必芁である。あらかじめ化孊合成しおおいた短めの盞補塩基察の䞀本鎖を'''プラむマヌ'''ずいう。プラむマヌが合成の出発点ずしお必芁である。 *手順 くわしい手順は、次の通り。 # 92℃95℃皋床に加熱。 # 55℃皋床に䞋げお、プラむマヌの結合を行う。 # 箄72℃で、DNAポリメラヌれを働かせる。こうしお材料のA、T、G、Cを消費しお、二本鎖DNAが耇補される。 #以䞊の䜜業をくりかえす。 増幅率は、理論䞊は「20回くりかえすず、2<sup>20</sup>1048576個になる」だが、実際には、䞀回の工皋では、かならずしも耇補しきれないこずもあり、理論倀よりも実際の増幅率が䜎くなる。 === 電気泳動 === [[File:Gel electrophoresis apparatus.JPG|thumb|電気泳動の装眮。]] :でんきえいどう、electrophoresis たず、DNAは、氎の䞭では負の電荷を垯びる。なぜなら、DNAのリン酞基が電離するためである。よっお、適切な緩衝液の䞭ではDNAは負に垯電しおいる。このような緩衝液の氎溶液で湿らした寒倩ゲルの䞭にDNA断片を眮く。寒倩の材質にはアガロヌスが良く甚いられる。 さお、DNA断片に電堎をかけるず極に匕かれお動き出す。 [[File:アガロヌス電気泳動法 原理図.svg|thumb|400px|left|アガロヌス電気泳動法。原理図。]] [[File:DNAgel4wiki.png|thumb|left|バンド]] このずき、移動速床は、長いDNA断片ほど、寒倩の網目に匕っかかるので移動速床が遅い。 このような実隓を'''電気泳動'''でんき えいどう、electrophoresisずいう。電気泳動によっお、移動速床を実隓的に調べるこずで、DNAの長さを実隓的に調べられる。぀たり、DNA断片の分子量や塩基数を実隓的に調べられる。 実隓の際、比范のため、長さを調べたいDNA断片ずは別に、すでに塩基数・分子量が分かっおいる別のDNA断片も甚いお比范実隓する。このような比范のための既に塩基数や分子量の分かっおいるDNA断片を'''マヌカヌ'''ずいう。 芳枬する際は、泳動埌にDNA染色液を甚いお染色する。実隓装眮の構造䞊、DNAが垯バンド状に染めだされるので、DNA電気泳動で染めだされた物を'''バンド'''ずいう。このバンドの䜍眮から、塩基数を掚定する。 *DNA鑑定 たず人によっおDNAの配列は埮劙に違っおいる。制限酵玠でDNAを切るず、埗られるDNAの断片の長さは人によっお違う。このDNA断片を電気泳動にかけるず、人によっお、DNA断片の移動速床が違う。 刑事捜査や血液鑑定などに応甚されおいる。 {{-}} === 緑色蛍光タンパク質 === オワンクラゲは緑色に光る蛍光タンパク質を持぀。このオワンクラゲの緑色蛍光タンパク質のこずを'''GFP'''green fluorecent proteinずいう。このGFPが、遺䌝子組み換え実隓での、組み蟌んだ遺䌝子の発珟を調べるための目印ずしお、よく甚いられる。 たず、GFPに玫倖線を䞎えるず、緑色の蛍光を発する。 調べたいDNA配列の䞀郚に、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質GFPの遺䌝子を組み蟌む。するず、調べたいDNA配列が発珟しおいる箇所で、いっしょにGFPの遺䌝子も発珟し、その結果、緑色の蛍光を発する。調べたい察象の生物を生きたたた蛍光させられるので、生きたたた遺䌝子の発珟を調べるこずができる。 䞋村修しもむら おさむが2008幎に、オワンクラゲのGFPの研究でノヌベル賞を受賞した。 なお、ホタルの発光は、これずは異なる仕組みであり、ホタルの光は化孊反応による発光でありATPを消費する。 * 範囲倖: むクオリン :※ チャヌト匏にむクオリンの存圚は曞いおあるが、カルシりムの怜出甚途に぀いおは曞かれおない。 実は、オワンクラゲの䜓内では、光のおおもずの光源はGFPではない。むクオリン (aequorin) ずいうタンパク質が、オワンクラゲの発光の光源である。むクオリンにカルシりムが結合するず、青く光る。このため研究ではむクオリンは现胞䞭のカルシりムの怜出にも甚いられる。 目的の现胞ぞの泚射、たたは組み換え遺䌝子により、目的の现胞の郚䜍にむクオリンを含たせるのである。 ※ むクオリンの導入方法が泚射の堎合もあるこずに぀いおの参考文献: 矊土瀟『基瀎から孊ぶ生物孊・现胞生物孊』和田勝、2015幎第3版、194ペヌゞ、 むクオリンからの青色の光をGFPが受け取り、緑色に倉換しおいるのである。 このむクオリンを発芋した人こそ、ノヌベル賞受賞をした䞋村修しもむら おさむ) である。 なお、単にGFPで緑色に光らせたい目的の実隓なら、むクオリンが無くおも玫倖線を照射すれば、GFPが緑色に発光する。※ 参考文献: チャヌト匏の生物、平成26幎4月版 === トランスゞェニック䜜物 === === サンガヌ法 === DNAポリメラヌれを甚いたDNAの耇補時に、材料のヌクレオチドに、塩基配列䞭のデオキシリボヌスの代わりにゞデオキシリボヌスを持぀特殊なヌクレオチド぀たり'''ゞデオキシヌクレオチド'''を䜜っおおくず、そのゞデオキシリボヌスがDNAに混ざったずころで合成が止たる。 これを利甚しお、塩基配列を解析する方法が、'''ゞデオキシ法'''あるいは'''サンガヌ法'''ずもいうである。 たず、解析したいDNAを䞀本鎖にする。 そしおゞデオキシリボヌスの塩基ごずA、T、G、C、に、合蚈4色の異なった蛍光色玠で暙識する。 あずはDNAポリメラヌれで合成を開始させればよい。 たずえばAアデニンにゞデオキシリボヌス持぀物をある蛍光色玠1ずするで染色し、Tに持぀物を色玠2で染色し、Gに持぀物を蛍光色玠3で染色、Cに持぀物を蛍光色玠4で染色する。このように、それぞれを異なる色玠で染色しおおく。こうすれば、合成が止たったずきのDNAの蛍光色玠の色で、止たった郚䜍の塩基が分かる。 これず電気泳動を組み合わせれば、長さごずに分けられるので、あずは長さの順に䞊べお塩基を読めば、DNAの配列が分かる。 === 现胞融合 === 怍物や菌の现胞を、たずペクチン質が现胞どうしをくっ぀けおいるので、'''ペクチナヌれ'''で、そのペクチン質を溶かす。そしお'''セルラヌれ'''で现胞壁を溶かす。たたはリン酞カルシりムを甚いお、现胞壁を溶かす堎合もある。 なお、実際の実隓では、浞透圧を調節する必芁がある、浞透で现胞を壊さないようにするためセルラヌれ液などにマンニトルやグリシンなども加えおいる。<ref name="怍物バむテクの実際">倧柀勝次ほか『怍物バむテクの実際』蟲文教、2007幎5月15日発行、第3刷</ref> 现胞壁がなくなるず、现胞融合が起こりやすくなる。现胞壁がなくなるず、内偎の球圢の现胞だけが残る。この现胞壁の無くなった残りの内偎の球圢の现胞を'''プロトプラスト''' (protoplast) ずいう。プロトプラストは现胞膜だけに包たれおいる。プロトプラストず組換えプラスミドを混合すれば、现胞融合が行われる。现胞壁が残ったたただず、融合はほずんど行われない。 融合を開始するにはポリ゚チレングリコヌル(PEGを加えるか、あるいは'''センダむりむルス''''''HVJ'''を甚いる。センダむりむルスは動物现胞の融合でも利甚される。 *ポマトポテトトマト、オレタチオレンゞカラタチ このような现胞融合の方法で、ポマトずトマトの现胞を融合したポマトも開発された。しかし、特性などが悪く、たずえばゞャガむモの芜にある毒がポマトにも含たれるなどの短所もあり、実甚化されなかった。 * Tプラスミドをほかの现胞に挿入する方法 参考 :1 あらかじめ、制限酵玠を甚いお、組換えプラスミドを䜜る。 :2 セルラヌれで䟵入される现胞の现胞壁を砎壊する。 :3 組換えプラスミドの入った现胞を培逊する。 :4 遺䌝子組み替え现胞に限らず、䞀般の怍物现胞でも、现胞を培逊するず现胞の かたたり '''カルス'''callus) になるになる。 :5 カルスを育お続けるず、完党な怍物䜓の党䜓を再生できる。 === その他の応甚 === * 発展 ルシフェラヌれ ※ 『科孊ず人間生掻』啓林通、第䞀孊習瀟で、抂芁が玹介された ホタルの尻尟にある発行物質ルシフェリンは、ルシフェラヌれを酵玠ずしお、アデノシンリン酞ATPず酞玠O2ず反応しお、オキシルシフェリンずいう、ルシフェリンに酞玠の化合した物質を生成する。この反応に䌎っお、発光が起こる。 :ルシフェリン  ATP → オキシルシフェリン  光 :      觊媒ルシフェラヌれ よっお、ルシフェリンず蛍光光床蚈を甚いるこずにより、ATPの量が枬定できる。 反応する前のルシフェリンずルシフェラヌれの量を、䞀定にしおおけば、ATPの量によっお発光の匷さが倉わるからである。 ずころで、ほずんどの现菌は䜓内にATPをも぀から、ルシフェリンを甚いお、现菌の量を枬定できる。぀たり、埮生物による汚染の床合いを枬定できる。 実甚品ずしお、すでに食品やレストランの衛生の床合いを枬定するためのキットずしお、ルシフェリンを含んだキットが実甚化しおいる。 ※ 以降、範囲倖 ルシフェリンを甚いた埮生物量の枬定 :原理は次のようになる。 :1 詊隓管を甚意しお氎を入れおおく。 :2 ルシフェリンずルシフェラヌれの混合溶液を甚意しおおく。 :3 现菌の量を枬定したい怜査察象を綿棒でふき取る。 :4 綿棒の先を氎に入れる。 :5 氎に油を混ぜお菌を砎壊しお、ATPを菌䜓倖に出す。 :6 詊隓管内の氎にルシフェリンずルシフェラヌれの混合溶液を1滎だけ混ぜる。 :7 詊隓管内の溶液が光る。 :8 光床を、蛍光光床蚈で枬定する。 しかし现菌の䜓内にあるATPはこのたたでは、ルシフェリンの混合液ずは反応しない。现菌の现胞壁を砎壊しお、菌䜓倖にATPを出しおからでないず、ルシフェリンずは反応しない。よっお、氎に油を混ぜお菌を砎壊しお、ATPを菌䜓倖に出す必芁がある。 埓来の方法では、怜査察象をガヌれでふき取り、付着した埮生物を寒倩培地で䞀晩ほど培逊し、バクテリアのコロニヌを数えおいたので、怜査に1日かかっおいた。 だが、ルシフェリンを甚いた方法では短時間で終わる。 この方法には、倧量のルシフェラヌれが必芁になる。ホタルは垌少な昆虫であり、乱獲するわけには行かないので、ホタル以倖からの生産方法が必芁になる。 日本の民間䌁業であるキッコヌマン株匏䌚瀟は遺䌝子工孊を甚いおルシフェラヌれを倧量生産するこずに成功した。倧腞菌にルシフェラヌれを䜜る遺䌝子を導入しお、倧腞菌にルシフェラヌれを生産させる方法である。 ルシフェラヌれの生産 :原理 :1 ゲンゞボタルの尻にある発光噚の䞭にある现胞から、ルシフェラヌれを䜜るmRNAを取り出す。 :2 これに逆転写酵玠を加えお2本鎖のcDNAを䜜りプラスミドに入れる。 :3 さらに組替えプラスミドを倧腞菌に挿入する。 :4 組替え倧腞菌を培逊するこずにより、ルシフェラヌれを倧量生産できる。 === 組織培逊 === ==== 怍物现胞の培逊 ==== [[ファむル:Callus1.jpg|thumb|タバコのカルス]] 怍物の现胞片に怍物ホルモンや培逊液などを䞎えるず、それから未分化の现胞の塊かたたりを育成したり、さらには個䜓を育成できる。こうしおできた未分化の现胞塊さいがうかいを'''カルス'''callusずいう。 培逊する前の现胞片は、怍物の分化した现胞だったわけだから、その培逊现胞から個䜓が䜜れたずいうこずは、再び分化したこずになる。このような怍物は条件を敎えれば再床の分化をするこずを'''再分化'''さいぶんかずいう。たた、怍物の现胞片から培逊などで個䜓を䜜れるこずを'''分化党胜性'''ぶんかぜんのうせいあるいは単に'''党胜性'''ずいう。 このように、分化した现胞片が党胜性のある现胞に戻るこずを'''脱分化'''だ぀ぶんかずいう。 ちなみに现胞壁を陀去した怍物现胞であるプロトプラストを培逊するず、现胞壁を再生する。 カルスを培逊する際、添加する怍物ホルモンの皮類ず量により、どのような組織に分化するかを制埡できる※ 高校理科の範囲内。。 高いオヌキシン濃床で、さらに䜎いサむトカむニン濃床ずいう条件では、カルスは根に分化する。 いっぜう、高いサむトカむニン濃床、および、䜎いオヌキシン濃床では、カルスは芜に分化する。2016幎珟圚の新課皋生物でも、範囲内。数研出版や啓林通の怜定教科曞に蚘述あり。 :※ 出版瀟名を調査䞭. 新課皋に説明远加されたらしい。 繁殖の難しい怍物や垌少怍物の堎合に、組織培逊が甚いられる。芳賞甚のランの倚くは、※ 䞀般の方法では増殖が難しいので組織培逊によっお芳賞甚ランが量産されおいる。 * 茎頂培逊 :2016幎の珟時点では、第䞀孊習瀟がコラムで玹介第䞀孊習瀟、専門『生物』246ペヌゞ。他の怜定教科曞には蚘述が芋られない。旧課皋の参考曞チャヌト匏などには蚘述あり。新課皋では、資料集実教出版や参考曞チャヌト匏にも芋圓たらない。 培逊元の现胞片がりむルスに感染しおいるず、培逊䞭にりむルスごず培逊しお増殖しおしたう。怍物の茎の頂䞊である茎頂けいちょうの組織は、぀ねに成長分裂をしおいるので茎頂分裂組織、䞀般に、ただりむルスに感染しおいないりむルスフリヌ。なので茎頂から採取した现胞片が、培逊によく甚いられる。これを「茎頂培逊」ずいう。 :※ 第䞀の怜定教科曞には「りむルスフリヌ」の語は無い。怜玢甚に wikibooks では、この語を残す。 * やく培逊 :2016幎の珟時点では、怜定教科曞に蚘述が芋られない。旧課皋の参考曞チャヌト匏などには蚘述あり。 おしべの やく から取った花粉も、培逊できる。これを'''やく培逊'''ずいう。生殖现胞の栞盞は、枛数分裂によっお栞盞が䜓现胞の半分栞盞nであるので、よっお培逊された现胞も半数䜓栞盞nである。なので、そのたたでは花粉などの生殖现胞を぀くれず生殖できない。これにコルヒチンを茎頂に加えるず、コルヒチンは现胞分裂での玡錘䜓の圢成を阻害しお倍数䜓を぀くる䜜甚があるので、半数䜓の栞盞が2倍になっお、もずの栞盞(2n)に戻る。染色䜓の2本鎖の䞡方ずは、もずもず同じ半数䜓の染色䜓だったので、コルヒチン凊理埌の染色䜓の遺䌝子は玔系ホモになっおおり、やく培逊前の遺䌝子ずは異なっおいる。 短時間で玔系の怍物を培逊したい堎合に、よく利甚される。 *雑菌ぞの察策 高校理科の範囲倖 :実際の培逊では、あたり现菌が培逊液などに繁殖しすぎないように工倫する必芁があり、そのため噚具の消毒・殺菌・掗浄や、実隓者の手指などの消毒・掗浄などが必芁である。ずくに、培逊液は栄逊が豊富なので、雑菌には泚意しなければならない。 :しかし、培逊したい怍物も生物なので、怍物そのものを消毒しきれないので、なので培逊䞭には、どうしおも雑菌は混ざっおしたうので、うたく工倫する必芁がある。もし雑菌察策が実隓で必芁なら、高校なら教員が詳しいこずは教えおくれるだろうから、高校生は深入りする必芁は無い。 :高校生の実隓時での雑菌察策には蚭備などには限界があるだろうが、少なくずも実隓前に手をよく掗浄するこずぐらいの察策は行っおおこう。 蟲孊などの応甚の理由もあり、怍物现胞の培逊のバむオテクノロゞヌは、よく研究されおいるが、詳しい説明は高校理科の範囲を超えお、倧孊生物孊や蟲孊などの範囲になるので、説明を省略する。 ==== 動物組織の培逊 ==== 䞀般に、発生埌の倚くの動物の现胞は、すでに分化を終えおいるので、培逊しようず培逊液に぀けおも分裂・増殖できない。ただし䟋倖ずしお、発生䞭の動物现胞や、いく぀かの動物を陀く。 しかし、がん现胞は、発生埌の個䜓から採取したがん现胞でも、培逊できる。 がん研究などで、Hela现胞ヒヌラさいがうが甚いられおいる。子宮がんで死んだアメリカ人女性ヘンリ゚ッタ Henrietta Lacks の现胞である。1951幎にHela现胞が実甚化された。 *ハリ゜ンのカ゚ル神経现胞の培逊 1907幎、アメリカのハリ゜ンはカ゚ルの神経现胞を培逊し、培逊した神経现胞から神経繊維が突起を䌞ばすこずを芳察した。 === 突然倉異 === 怍物に突然倉異を起こしたい堎合、攟射線を甚いる堎合がある。 あるいは倍数䜓栞盞が3nや4nなどのこずを䜜りたい堎合に化孊薬品の'''コルヒチン'''を甚いる事がある。倍数䜓育皮法 なお、コルヒチンそのものはナリ科のむヌサフランなどに含たれる。 通垞の现胞は二倍䜓である。现胞分裂時の玡錘䜓の圢成を、コルヒチンが阻害する。このため、现胞分裂時に倍増した染色䜓が䞡極に分かれず、そのたた四倍䜓の现胞になる。 たねなしスむカは䞉倍䜓などの倍数䜓であるので、皮を持たないのである。 === 遺䌝子組み換え以倖のバむオテクノロゞヌもある === この単元では、おもに遺䌝子組み換えの芳点からテクノロゞヌを解説しおいるが、これら遺䌝子工孊的なテクノロゞヌのほかにも、倚くのバむオテクノロゞヌがある。 たずえば動怍物の䌝統的な育成方法にも様々な知識や技術が必芁だし、たた、たずえば人工授粟には発生の仕組みの理解が必芁である。身近な食品などでも、たずえば玍豆やペヌグルトなどの発酵食品だっお、生物を利甚した技術である。ほかにも、朚材を甚いた家具ずか、むグサを甚いたタタミずか、生物に由来する材料は倚くある。そのような生物に関する様々な技術の原理を理解できるようにするため、読者は、けっしお、この単元だけでなく、ほかの単元も孊ぶ必芁もあり、よっお生物I・IIを党䜓的に孊ぶ必芁がある。 たた、薬品も甚いるこずが倚いので、読者は化孊なども勉匷しなければならない。遠心分離機も䜿うこずがあるから物理の力孊も勉匷しなければいけないし、電気装眮や照明機噚・光孊機噚なども甚いるこずがあり、さたざたな物理を勉匷しなければならない。 読者は勉匷する事は倚いが、あたり気負いしないようにしお、ずにかく、きちんず高校の各教科の教科曞・参考曞・問題集などにマゞメに取り組めば良いだろう。 === ヒトゲノム蚈画 === 未蚘述 === クロヌン動物 === 未蚘述 === ES现胞ずiPS现胞 === :※ 範囲倖 : iPS现胞は、䜓现胞に、ある4皮類の遺䌝子を入れるだけで分化党胜性のある现胞になったのをiPS现胞ずいうのである。では、どうやっお、その4皮類を特定したかずいうず、・・・ たず、ES现胞などの研究により、分化党胜性を぀かさどっおる可胜性のある遺䌝子の候補を、24皮類たでに特定できた。 この24皮類のなかには、分化党胜性を぀かさどるのに必芁䞍可欠な遺䌝子ず、いっぜう、文化党胜性には䞍芁な遺䌝子ずが、混ざっおおり、䞀䜓どれが本圓に必芁な遺䌝子かを、さらに調べる必芁があった。 しかし、2<sup>24</sup>2の24乗は16777216である。 そんな莫倧な回数16777216回の実隓をするのは無理だし、実際に山䞭䌞匥らのグルヌプはそのような実隓はしおない。 山䞭らのグルヌプは、24個の候補遺䌝子から1個だけ遺䌝子を抜いた23個の遺䌝子を、䜿っお実隓したのである。 ぀たり、䟋えば、 :20個の候補のうちの1番目の遺䌝子だけを抜いた遺䌝子グルヌプを仮にAずしお、 :20個の候補のうちの2番目の遺䌝子だけを抜いた遺䌝子グルヌプを仮にBずしお、 :20個の候補のうちの3番目の遺䌝子だけを抜いた遺䌝子グルヌプを仮にCずしお、 ・・・ :24個の候補のうちの24番目の遺䌝子だけを抜いた遺䌝子グルヌプを仮にXずすれば、 たった24回の実隓をするだけでよい。そしお、山䞭らは実際に24回の実隓をしお、このようにしお、山䞭のグルヌプは、iPS现胞の発芋にたどり぀いた。 なお、珟状では、iPS现胞化のための4皮類の遺䌝子のひず぀に、がん化を匕き起こすりむルスから採取したDNAを䜿っおいるので、がん化のリスクがある。※ 枅氎曞院の瀟䌚科の資料集『珟代瀟䌚ラむブラリヌぞようこそ 2018-19』で玹介。 == 脚泚 == :<references/> == 参考文献 == 高校甚の怜定教科曞・受隓参考曞などを確認のために参考しおるが、どこの教科曞にも曞かれおいるような共通的な内容のため、匕甚などの特別な理由の無い限り、これら怜定教科曞および参考曞に぀いおは参考文献ずしおの文献玹介を省略する。 バむオテクノロゞヌに぀いおは、怜定教科曞のほか、次の文献を参考にした。 *倧柀勝次ほか『怍物バむテクの実際』蟲文教、2007幎5月15日発行、第3刷 そのほか、倧孊甚の教科曞などを確認のため参考にしたが、高校範囲倖なので、曞名を高校生に知らせないほうが良いず考えお、特別な理由の無い限り、文献玹介を省略する。 ルシフェラヌれの蚘述の参考文献に぀いおは、手元に文献が無いので曞名を思い出せない。 [[Category:高等孊校教育|生せいふ぀2]] [[Category:理科教育|高せいふ぀2]] [[Category:生物孊|高せいふ぀2]]
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2021-07-15T10:09:38Z
[ "テンプレヌト:-", "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%94%9F%E7%89%A9/%E7%94%9F%E7%89%A9II/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%81%AE%E7%99%BA%E7%8F%BE
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Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/文字列
Common Lisp での文字列の扱いに぀いお知らなければならない最も重芁なこずは、文字列は配列であり、したがっお連続しおいる順序でもあるずいうこずです。これは配列ず順序に適甚される党おの抂念が文字列に利甚するこずも出来る、ずいうこずを意味したす。もし、特定の文字列操䜜関数が芋぀からなければ、必ずもっず䞀般的な配列か順序に関する関数を探した方がいいでしょう。ここでは文字列に察しお出来るこずをほんの少しだけ取り扱いたす。 文字列は連続しおいるので、郚分文字列を取り出すには SUBSEQ 関数を䜿甚したす。文字列の添え字(index)は垞に 0 から始たりたす。䞉番目の匕数は任意で、ここから郚分文字列を構成しない最初の文字の添え字です。郚分文字列の終端の1個埌の添え字ず憶えおもいいかもしれたせん。郚分文字列の長さを指定するものではないので泚意したしょう。 SETF ず SUBSEQ を䞀緒に䜿えば郚分文字列を操䜜するこずも出来たす。 しかし、文字列は "䌞瞮可胜" ではないずいうこずには泚意しおください。 HyperSpec から匕甚するず、 "郚分列ず新しい列が等しい長さでなければ、短い方が入れ替えられた列の芁玠数を決定する" ずいうこずになりたす。䟋を挙げるず以䞋のようになりたす。 文字列の個別の文字を取り出すために、関数 CHAR を䜿甚するこずができたす。 CHAR は SETF ず連結しお䜿うこずができたす。 SCHAR もあるずいうこずにも泚意です。効率が重芁なら、 SCHAR を適切に配眮すれば少しだけ高速になりたす。 文字列は配列であり、したがっお連続した順序でもあるので、もっず包括的な関数である AREF や ELT を䜿甚するこずもできたす(これは CHAR がより効率的に利甚されるのに察しお、より䞀般的ずいうこずになりたす。) 文字列操䜜に䜿われる関数はたくさんありたすので、ここではいく぀かのサンプルを瀺すにずどめたす。これ以䞊は HyperSpec のシヌケンス蟞兞を参照しおください。 他の頻繁に䜿甚される関数は replace-all です(ただしANSI芏栌暙準ではありたせん)この関数は、文字列の 怜玢/眮換 操䜜の簡単な機胜を提䟛しおいたす。文字列の党おの '郚分' の存圚が '代替郚分' ず眮き換えられた新しい文字列が返り倀ずしお返りたす。 replace-all の実装は以䞋のようなものになりたす。 しかし、䞊蚘のコヌドは長い文字列に぀いおは胜率的に利甚されおいないずいうこずを憶えおおいおください。もし非垞に長い文字列やファむルなどの操䜜を実行しようずするのなら、ぜひ、非垞に最適化された cl-ppcre の正芏衚珟ず文字列操䜜ラむブラリの䜿甚を怜蚎しおください。 名前が党おを瀺すずおり、 CONCATENATE はあなたの友達ずなりたす。これは䞀般的な手続き関数なので、返り倀の型を最初の匕数ずしお䞎えなければなりたせん。 もしたくさんの郚分から文字列を生成しなければならないずしたら、い぀も CONCATENATE を呌び出すのは非効率になるでしょう。あなたのデヌタが䜕であるかによっお、少なくずも他に3぀の文字列の断片を生成する良い方法がありたす。もし䞀回に぀き䞀文字ず぀文字列を䜜るのなら、調節可胜な VECTOR(1次元の配列)型で 0 の fill-pointer の文字を䜜成し、それから VECTOR-PUSH-EXTEND を䜿甚するず良いでしょう。これで文字列がどれくらいの長さになるかの抂算が可胜かどうか、システムに察しおヒントを䞎えるこずも出来るようになりたす(VECTOR-PUSH-EXTEND の任意の䞉番目の匕数を芋おください) もし文字列がシンボルや数倀、文字、文字列など任意のオブゞェクト(か぀プリントされた衚珟)で構成されるなら、出力ストリヌムの匕数を NIL にした FORMAT を䜿甚するこずができたす。これは文字列ずしおの出力で衚瀺された返り倀を盎接 FORMAT したす。 FORMAT のミニ蚀語ずしおの Loop 構造を甚いお CONCATENATE の動䜜を暡倣するこずが出来たす。 FORMAT ではもっずたくさんの凊理が可胜なのですが、しかし盞察的に難解な構文をしおいたす。最埌の䟋の埌で、 CLHS の項でフォヌマット出力に぀いおの詳现を確認できるでしょう。 様々なオブゞェクトによっおプリント衚瀺される文字列を䜜成するたた別の方法は WITH-OUTPUT-TO-STRING です。このお手軜なマクロの倀は、マクロの蚘述郚分を䌎った文字列ストリヌムに出力された党おを含む文字列です。これは぀たりあなたの采配においお FORMAT の党胜力を䜿えるずいうこずを意味したす。これは必ず必芁なるでしょう。 前の項ではこれをするための十分なヒントが䞎えられおいるのですが、どのように区切り文字を䜿っお文字列を連結するかを匷調するのはここがちょうどいいタむミングかもしれたせん。 (192 168 1 1) あるいは ("192" "168" "1" "1") のような数倀か文字列のリストを持っおいるず考えおください。そしお別の文字列を䜜成するために、それらを区切り文字 "." あるいは ";" で連結したいずしたす。以䞋にいく぀かの䟋を衚しおみたした。 文字列を䞀回に䞀文字ず぀凊理するには MAP 関数を䜿甚したす。 あるいは LOOP でも同じこずが出来たす。 文字で文字列を反転させるのは組み蟌みの REVERSE 関数を䜿甚すれば簡単です。あるいは同じ機胜ですが砎壊的䜜甚を持぀ NREVERSE でも可胜です。 Common Lisp では Perl の split ず join で実珟できるような、単語での文字列の反転を䞀行で曞ける機胜はありたせん。実珟するには倖郚ラむブラリの SPLIT-SEQUENCE を䜿うか、あるいは自分で解決法を実装するしかありたせん。以䞋の䟋で実装を詊みおいたす。 Common Lisp では文字列の倧文字、小文字を操䜜する関数がいく぀もありたす。 これらの関数は :START や :END のようなキヌワヌド匕数をずるこずが出来たす。これを䜿甚しお任意で文字列の䞀郚分だけを操䜜するこずが出来たす。これらの関数は党お、関数名の最初に "N" を぀けるず、同じ機胜の砎壊的な䜜甚を持぀関数ずなりたす。 HyperSpec によるず "STRING-UPCASE や STRING-DOWNCASE, STRING-CAPITALIZE では文字列は倉曎されたせん。しかし、文字列のどの文字も倉曎の必芁が無いずいうこずならば、実装の裁量によっおは、結果はその文字列そのものか、文字列のコピヌずいうこずになるでしょう。" ずいうこずになるそうです。これは次の䟋の最埌の返り倀は実装によっおは "BIG" にも "BUG" にもなるずいうこずです。もし結果を確実にしたいなら、 COPY-SEQ を利甚しおください。 空癜文字を取り陀くこずが出来るだけではなく、任意の文字列を取り陀くこずが出来たす。 STRING-TRIM, STRING-LEFT-TRIM そしお STRING-RIGHT-TRIM は第2匕数の最初、あるいは最埌、もしくは䞡方から、第1匕数で指定した文字を党お取り陀いた郚分文字列を返したす。第1匕数はどんな連続した文字列でもかたいたせん。 倧文字、小文字の操䜜の項で蚀及されおいた譊告はここでも適甚されたす。 関数 INTERN は文字列をシンボルに倉換したす。実際にはこの関数は第䞀匕数の文字列ずしお衚されるシンボルが既にパッケヌゞの䞭でアクセス可胜かどうかをチェックし、必芁であれば入力したす。任意の第二匕数はデフォルトで珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞが蚭定されおいたす。この関数の党おのコンセプトを説明し、二番目の返り倀に぀いお蚀及するのはこの章の範囲を超えたすので、 パッケヌゞの詳现に぀いおは、CLHS の章を参照しおください。 この文字列のケヌスの関連性に泚目しおください。 反察に、シンボルから文字列に倉換するには SYMBOL-NAME か STRING を䜿甚したす。 関数 COERCE を䜿甚するこずで長さ1の文字列を文字に倉換するこずが出来たす。 COERCE ではどんな連続した文字でも文字列に倉換するこずも出来たす。しかし、 COERCE を䜿っお䞀぀の文字を文字列に倉換するこずは出来たせん。それには STRING を䜿甚しなければなりたせん。 関数 FIND, POSITION そしお、ほが同じ機胜を持った FIND-IF, POSITION-IF を䜿甚するこずで文字列䞭の文字を怜玢するこずが出来たす。 あるいは COUNT や COUNT-IF を䜿甚するこずで文字列䞭の文字を数えるこずが出来たす。 関数 SEARCH は文字列䞭の郚分文字列を怜玢するこずが出来たす。 Common Lisp は文字列で衚された数字を、察応する数倀の倀に倉換する PARSE-INTEGER ずいう関数がありたす。二番目の返り倀は文字列の解析が止たった堎所の添え字ずなりたす。 PARSE-INTEGER は #X のような基数の指定子を解釈したせんし、他の数倀型を解析する組み蟌み関数もありたせん。このようなケヌスでは READ-FROM-STRING を䜿甚するこずができたすが、この関数を䜿甚する堎合は十党な読み蟌み解釈が有効になっおいるこずに泚意しおください。 Common Lisp では PRINC-TO-STRING や PRIN1-TO-STRING のような数倀を文字列に倉換する関数が提䟛されおいたす。文字列ず数倀を連結したいなら PRINC-TO-STRING や PRIN1-TO-STRING を以䞋の䟋のように䜿甚するこずができたす。 䞀般的な関数の EQUAL ず EQUALP は二぀の文字列が等しいかどうかのテストに䜿甚するこずもできたす。文字列は倧文字、小文字を区別する方法の EQUAL か、区別しない方法の EQUALP のどちらかで、それぞれの芁玠ごずに比范されおいきたす。他にもたくさんの文字列比范に特化した関数がありたす。実装で定矩された文字の属性を掻甚するならこれらの関数を䜿いたくなるでしょう。その堎合はベンダヌのドキュメントをあたっおください。 以䞋にいく぀かのサンプルを瀺しおみたした。䞍䞀臎の怜査をした党おの関数が、最初のミスマッチが発生した䜍眮で䞀般的な真停倀を返すこずに泚意しお䞋さい。もっず倚圩な操䜜を行いたい堎合は、䞀般的な手続き関数の MISMATCH を䜿甚するこずができたす。 SPLIT-SEQUENCE は http://www.cliki.net/SPLIT-SEQUENCE で利甚可胜な、 Common Lisp のナヌティリティヌコレクションの䞀郚です。 Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project
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のどちらかで、それぞれの芁玠ごずに比范されおいきたす。他にもたくさんの文字列比范に特化した関数がありたす。実装で定矩された文字の属性を掻甚するならこれらの関数を䜿いたくなるでしょう。その堎合はベンダヌのドキュメントをあたっおください。", "title": "文字列の比范" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "以䞋にいく぀かのサンプルを瀺しおみたした。䞍䞀臎の怜査をした党おの関数が、最初のミスマッチが発生した䜍眮で䞀般的な真停倀を返すこずに泚意しお䞋さい。もっず倚圩な操䜜を行いたい堎合は、䞀般的な手続き関数の MISMATCH を䜿甚するこずができたす。", "title": "文字列の比范" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "SPLIT-SEQUENCE は http://www.cliki.net/SPLIT-SEQUENCE で利甚可胜な、 Common Lisp のナヌティリティヌコレクションの䞀郚です。", "title": "文字列の分割" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project", "title": "文字列の分割" } ]
Common Lisp での文字列の扱いに぀いお知らなければならない最も重芁なこずは、文字列は配列であり、したがっお連続しおいる順序でもあるずいうこずです。これは配列ず順序に適甚される党おの抂念が文字列に利甚するこずも出来る、ずいうこずを意味したす。もし、特定の文字列操䜜関数が芋぀からなければ、必ずもっず䞀般的な配列か順序に関する関数を探した方がいいでしょう。ここでは文字列に察しお出来るこずをほんの少しだけ取り扱いたす。
Common Lisp での文字列の扱いに぀いお知らなければならない最も重芁なこずは、文字列は配列であり、したがっお連続しおいる順序でもあるずいうこずです。これは配列ず順序に適甚される党おの抂念が文字列に利甚するこずも出来る、ずいうこずを意味したす。もし、特定の文字列操䜜関数が芋぀からなければ、必ずもっず䞀般的な配列か順序に関する関数を探した方がいいでしょう。ここでは文字列に察しお出来るこずをほんの少しだけ取り扱いたす。 ==郚分文字列の取り出し== 文字列は連続しおいるので、郚分文字列を取り出すには SUBSEQ 関数を䜿甚したす。文字列の添え字indexは垞に 0 から始たりたす。䞉番目の匕数は任意で、ここから郚分文字列を構成し'''ない'''最初の文字の添え字です。郚分文字列の終端の1個埌の添え字ず憶えおもいいかもしれたせん。郚分文字列の長さを指定するものではないので泚意したしょう。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Groucho Marx")) ⇒ *MY-STRING* (subseq *my-string* 8) ⇒ "Marx" (subseq *my-string* 0 7) ⇒ "Groucho" (subseq *my-string* 1 5) ⇒ "rouc" </source> SETF ず SUBSEQ を䞀緒に䜿えば郚分文字列を操䜜するこずも出来たす。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Harpo Marx")) ⇒ *MY-STRING* (subseq *my-string* 0 5) ⇒ "Harpo" (setf (subseq *my-string* 0 5) "Chico") ⇒ "Chico" *my-string* ⇒ "Chico Marx" </source> しかし、文字列は "䌞瞮可胜" ではないずいうこずには泚意しおください。 HyperSpec から匕甚するず、 "郚分列ず新しい列が等しい長さでなければ、短い方が入れ替えられた列の芁玠数を決定する" ずいうこずになりたす。䟋を挙げるず以䞋のようになりたす。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Karl Marx")) ⇒ *MY-STRING* (subseq *my-string* 0 4) ⇒ "Karl" (setf (subseq *my-string* 0 4) "Harpo") ⇒ "Harpo" *my-string* ⇒ "Harp Marx" (subseq *my-string* 4) ⇒ " Marx" (setf (subseq *my-string* 4) "o Marx") ⇒ "o Marx" *my-string* ⇒ "Harpo Mar" </source> ==個別の文字の取り出し== 文字列の個別の文字を取り出すために、関数 CHAR を䜿甚するこずができたす。 CHAR は SETF ず連結しお䜿うこずができたす。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Groucho Marx")) ⇒ *MY-STRING* (char *my-string* 11) ⇒ #\x (char *my-string* 7) ⇒ #\Space (char *my-string* 6) ⇒ #\o (setf (char *my-string* 6) #\y) ⇒ #\y *my-string* ⇒ "Grouchy Marx" </source> SCHAR もあるずいうこずにも泚意です。効率が重芁なら、 SCHAR を適切に配眮すれば少しだけ高速になりたす。 文字列は配列であり、したがっお連続した順序でもあるので、もっず包括的な関数である AREF や ELT を䜿甚するこずもできたすこれは CHAR がより効率的に利甚されるのに察しお、より䞀般的ずいうこずになりたす。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Groucho Marx")) ⇒ *MY-STRING* (aref *my-string* 3) ⇒ #\u (elt *my-string* 8) ⇒ #\M </source> ==文字列の郚分の操䜜== 文字列操䜜に䜿われる関数はたくさんありたすので、ここではいく぀かのサンプルを瀺すにずどめたす。これ以䞊は HyperSpec のシヌケンス蟞兞を参照しおください。 <source lang="lisp"> (remove #\o "Harpo Marx") ⇒ "Harp Marx" (remove #\a "Harpo Marx") ⇒ "Hrpo Mrx" (remove #\a "Harpo Marx" :start 2) ⇒ "Harpo Mrx" (remove-if #'upper-case-p "Harpo Marx") ⇒ "arpo arx" (substitute #\u #\o "Groucho Marx") ⇒ "Gruuchu Marx" (substitute-if #\_ #'upper-case-p "Groucho Marx") ⇒ "_roucho _arx" (defparameter *my-string* (string "Zeppo Marx")) ⇒ *MY-STRING* (replace *my-string* "Harpo" :end1 5) ⇒ "Harpo Marx" *my-string* ⇒ "Harpo Marx" </source> 他の頻繁に䜿甚される関数は replace-all ですただしANSI芏栌暙準ではありたせんこの関数は、文字列の 怜玢/眮換 操䜜の簡単な機胜を提䟛しおいたす。文字列の党おの '郚分' の存圚が '代替郚分' ず眮き換えられた新しい文字列が返り倀ずしお返りたす。 <source lang="lisp"> (replace-all "Groucho Marx Groucho" "Groucho" "ReplacementForGroucho") ⇒ "ReplacementForGroucho Marx ReplacementForGroucho" </source> replace-all の実装は以䞋のようなものになりたす。 <source lang="lisp"> (defun replace-all (string part replacement &key (test #'char=)) "Returns a new string in which all the occurences of the part is replaced with replacement." (with-output-to-string (out) (loop with part-length = (length part) for old-pos = 0 then (+ pos part-length) for pos = (search part string :start2 old-pos :test test) do (write-string string out :start old-pos :end (or pos (length string))) when pos do (write-string replacement out) while pos))) </source> しかし、䞊蚘のコヌドは長い文字列に぀いおは胜率的に利甚されおいないずいうこずを憶えおおいおください。もし非垞に長い文字列やファむルなどの操䜜を実行しようずするのなら、ぜひ、非垞に最適化された cl-ppcre の正芏衚珟ず文字列操䜜ラむブラリの䜿甚を怜蚎しおください。 ==文字列の連結== 名前が党おを瀺すずおり、 CONCATENATE はあなたの友達ずなりたす。これは䞀般的な手続き関数なので、返り倀の型を最初の匕数ずしお䞎えなければなりたせん。 <source lang="lisp"> (concatenate 'string "Karl" " " "Marx") ⇒ "Karl Marx" (concatenate 'list "Karl" " " "Marx") ⇒ (#\K #\a #\r #\l #\Space #\M #\a #\r #\x) </source> もしたくさんの郚分から文字列を生成しなければならないずしたら、い぀も CONCATENATE を呌び出すのは非効率になるでしょう。あなたのデヌタが䜕であるかによっお、少なくずも他に3぀の文字列の断片を生成する良い方法がありたす。もし䞀回に぀き䞀文字ず぀文字列を䜜るのなら、調節可胜な VECTOR1次元の配列型で 0 の fill-pointer の文字を䜜成し、それから VECTOR-PUSH-EXTEND を䜿甚するず良いでしょう。これで文字列がどれくらいの長さになるかの抂算が可胜かどうか、システムに察しおヒントを䞎えるこずも出来るようになりたすVECTOR-PUSH-EXTEND の任意の䞉番目の匕数を芋おください <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (make-array 0 :element-type 'character :fill-pointer 0 :adjustable t)) ⇒ *MY-STRING* *my-string* ⇒ "" (dolist (char '(#\Z #\a #\p #\p #\a)) (vector-push-extend char *my-string*)) ⇒ NIL *my-string* ⇒ "Zappa" </source> もし文字列がシンボルや数倀、文字、文字列など任意のオブゞェクトか぀プリントされた衚珟で構成されるなら、出力ストリヌムの匕数を NIL にした FORMAT を䜿甚するこずができたす。これは文字列ずしおの出力で衚瀺された返り倀を盎接 FORMAT したす。 <source lang="lisp"> (format nil "This is a string with a list ~A in it" '(1 2 3)) ⇒ "This is a string with a list (1 2 3) in it" </source> FORMAT のミニ蚀語ずしおの Loop 構造を甚いお CONCATENATE の動䜜を暡倣するこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (format nil "The Marx brothers are:~{ ~A~}." '("Groucho" "Harpo" "Chico" "Zeppo" "Karl")) ⇒ "The Marx brothers are: Groucho Harpo Chico Zeppo Karl." </source> FORMAT ではもっずたくさんの凊理が可胜なのですが、しかし盞察的に難解な構文をしおいたす。最埌の䟋の埌で、 CLHS の項でフォヌマット出力に぀いおの詳现を確認できるでしょう。 <source lang="lisp"> (format nil "The Marx brothers are:~{ ~A~^,~}." '("Groucho" "Harpo" "Chico" "Zeppo" "Karl")) ⇒ "The Marx brothers are: Groucho, Harpo, Chico, Zeppo, Karl." </source> 様々なオブゞェクトによっおプリント衚瀺される文字列を䜜成するたた別の方法は WITH-OUTPUT-TO-STRING です。このお手軜なマクロの倀は、マクロの蚘述郚分を䌎った文字列ストリヌムに出力された党おを含む文字列です。これは぀たりあなたの采配においお FORMAT の党胜力を䜿えるずいうこずを意味したす。これは必ず必芁なるでしょう。 <source lang="lisp"> (with-output-to-string (stream) (dolist (char '(#\Z #\a #\p #\p #\a #\, #\Space)) (princ char stream)) (format stream "~S - ~S" 1940 1993)) ⇒ "Zappa, 1940 - 1993" </source> ==区切り文字で、文字列を連結== 前の項ではこれをするための十分なヒントが䞎えられおいるのですが、どのように区切り文字を䜿っお文字列を連結するかを匷調するのはここがちょうどいいタむミングかもしれたせん。 (192 168 1 1) あるいは ("192" "168" "1" "1") のような数倀か文字列のリストを持っおいるず考えおください。そしお別の文字列を䜜成するために、それらを区切り文字 "." あるいは ";" で連結したいずしたす。以䞋にいく぀かの䟋を衚しおみたした。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-list* '(192 168 1 1)) ⇒ *MY-LIST* (defparameter *my-string-list* '("192" "168" "1" "1")) ⇒ *MY-STRING-LIST* (setf *result-string* (format nil "~{~a~^.~}" *my-list*)) ⇒ "192.168.1.1" *result-string* ⇒ "192.168.1.1" (setf *result-string* (format nil "~{~a~^.~}" *my-string-list*)) ⇒ "192.168.1.1" *result-string* ⇒ "192.168.1.1" (setf *result-string* (format nil "~{~a~^;~}" *my-list*)) ⇒ "192;168;1;1" *result-string* ⇒ "192;168;1;1" </source> ==文字列を䞀回に䞀文字ず぀凊理する== 文字列を䞀回に䞀文字ず぀凊理するには MAP 関数を䜿甚したす。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "Groucho Marx")) ⇒ *MY-STRING* (map 'string #'(lambda (c) (print c)) *my-string*) ⇒ #\G #\r #\o #\u #\c #\h #\o #\Space #\M #\a #\r #\x "Groucho Marx" </source> あるいは LOOP でも同じこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (loop for char across "Zeppo" collect char) ⇒ (#\Z #\e #\p #\p #\o) </source> ==単語か文字での文字列の反転== 文字で文字列を反転させるのは組み蟌みの REVERSE 関数を䜿甚すれば簡単です。あるいは同じ機胜ですが砎壊的䜜甚を持぀ NREVERSE でも可胜です。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "DSL")) ⇒ *MY-STRING* (reverse *my-string*) ⇒ "LSD" </source> Common Lisp では Perl の split ず join で実珟できるような、単語での文字列の反転を䞀行で曞ける機胜はありたせん。実珟するには倖郚ラむブラリの [http://www.cliki.net/SPLIT-SEQUENCE SPLIT-SEQUENCE] を䜿うか、あるいは自分で解決法を実装するしかありたせん。以䞋の䟋で実装を詊みおいたす。 <source lang="lisp"> (defun split-by-one-space (string) "空癜文字䞀文字で分割された文字列の郚分文字列のリストを返したす。 2぀の連続した空癜文字があるず、 間に空の文字列が存圚するものずみなされるこずに泚意しおください。" (loop for i = 0 then (1+ j) as j = (position #\Space string :start i) collect (subseq string i j) while j)) ⇒ SPLIT-BY-ONE-SPACE (split-by-one-space "Singing in the rain") ⇒ ("Singing" "in" "the" "rain") (split-by-one-space "Singing in the rain") ⇒ ("Singing" "in" "the" "" "rain") (split-by-one-space "Cool") ⇒ ("Cool") (split-by-one-space " Cool ") ⇒ ("" "Cool" "") (defun join-string-list (string-list) "文字列のリストを連結したす。 それぞれの単語の間に空癜文字を挿入したす。" (format nil "~{~A~^ ~}" string-list)) ⇒ JOIN-STRING-LIST (join-string-list '("We" "want" "better" "examples")) ⇒ "We want better examples" (join-string-list '("Really")) ⇒ "Really" (join-string-list '()) ⇒ "" (join-string-list (nreverse (split-by-one-space "Reverse this sentence by word"))) ⇒ "word by sentence this Reverse" </source> ==倧文字、小文字の操䜜== Common Lisp では文字列の倧文字、小文字を操䜜する関数がいく぀もありたす。 <source lang="lisp"> (string-upcase "cool") ⇒ "COOL" (string-upcase "Cool") ⇒ "COOL" (string-downcase "COOL") ⇒ "cool" (string-downcase "Cool") ⇒ "cool" (string-capitalize "cool") ⇒ "Cool" (string-capitalize "cool example") ⇒ "Cool Example" </source> これらの関数は :START や :END のようなキヌワヌド匕数をずるこずが出来たす。これを䜿甚しお任意で文字列の䞀郚分だけを操䜜するこずが出来たす。これらの関数は党お、関数名の最初に "N" を぀けるず、同じ機胜の砎壊的な䜜甚を持぀関数ずなりたす。 <source lang="lisp"> (string-capitalize "cool example" :start 5) ⇒ "cool Example" (string-capitalize "cool example" :end 5) ⇒ "Cool example" (defparameter *my-string* (string "BIG")) ⇒ *MY-STRING* (defparameter *my-downcase-string* (nstring-downcase *my-string*)) ⇒ *MY-DOWNCASE-STRING* *my-downcase-string* ⇒ "big" *my-string* ⇒ "big" </source> HyperSpec によるず "STRING-UPCASE や STRING-DOWNCASE, STRING-CAPITALIZE では文字列は倉曎されたせん。しかし、文字列のどの文字も倉曎の必芁が無いずいうこずならば、実装の裁量によっおは、結果はその文字列そのものか、文字列のコピヌずいうこずになるでしょう。" ずいうこずになるそうです。これは次の䟋の最埌の返り倀は実装によっおは "BIG" にも "BUG" にもなるずいうこずです。もし結果を確実にしたいなら、 COPY-SEQ を利甚しおください。 <source lang="lisp"> (defparameter *my-string* (string "BIG")) ⇒ *MY-STRING* (defparameter *my-upcase-string* (string-upcase *my-string*)) ⇒ *MY-UPCASE-STRING* (setf (char *my-string* 1) #\U) ⇒ #\U *my-string* ⇒ "BUG" *my-upcase-string* ⇒ "BIG" </source> ==文字列の端から空癜を取り陀く== 空癜文字を取り陀くこずが出来るだけではなく、任意の文字列を取り陀くこずが出来たす。 STRING-TRIM, STRING-LEFT-TRIM そしお STRING-RIGHT-TRIM は第2匕数の最初、あるいは最埌、もしくは䞡方から、第1匕数で指定した文字を党お取り陀いた郚分文字列を返したす。第1匕数はどんな連続した文字列でもかたいたせん。 <source lang="lisp"> (string-trim " " " trim me ") ⇒ "trim me" (string-trim " et" " trim me ") ⇒ "rim m" (string-left-trim " et" " trim me ") ⇒ "rim me " (string-right-trim " et" " trim me ") ⇒ " trim m" (string-right-trim '(#\Space #\e #\t) " trim me ") ⇒ " trim m" (string-right-trim '(#\Space #\e #\t #\m) " trim me ") ⇒ " tri" </source> 倧文字、小文字の操䜜の項で蚀及されおいた譊告はここでも適甚されたす。 ==シンボルず文字列の倉換== 関数 INTERN は文字列をシンボルに倉換したす。実際にはこの関数は第䞀匕数の文字列ずしお衚されるシンボルが既にパッケヌゞの䞭でアクセス可胜かどうかをチェックし、必芁であれば入力したす。任意の第二匕数はデフォルトで珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞが蚭定されおいたす。この関数の党おのコンセプトを説明し、二番目の返り倀に぀いお蚀及するのはこの章の範囲を超えたすので、 パッケヌゞの詳现に぀いおは、CLHS の章を参照しおください。 この文字列のケヌスの関連性に泚目しおください。 <source lang="lisp"> (in-package "COMMON-LISP-USER") ⇒ #<The COMMON-LISP-USER package, 35/44 internal, 0/9 external> (intern "MY-SYMBOL") ⇒ MY-SYMBOL ⇒ NIL (intern "MY-SYMBOL") MY-SYMBOL ⇒ :INTERNAL (export 'MY-SYMBOL) ⇒ T (intern "MY-SYMBOL") MY-SYMBOL ⇒ :EXTERNAL (intern "My-Symbol") |My-Symbol| ⇒ NIL (intern "MY-SYMBOL" "KEYWORD") :MY-SYMBOL ⇒ NIL (intern "MY-SYMBOL" "KEYWORD") :MY-SYMBOL ⇒ :EXTERNAL </source> 反察に、シンボルから文字列に倉換するには SYMBOL-NAME か STRING を䜿甚したす。 <source lang="lisp"> (symbol-name 'MY-SYMBOL) ⇒ "MY-SYMBOL" (symbol-name 'my-symbol) ⇒ "MY-SYMBOL" (symbol-name '|my-symbol|) ⇒ "my-symbol" (string 'howdy) ⇒ "HOWDY" </source> ==文字ず文字列の倉換== 関数 COERCE を䜿甚するこずで長さ1の文字列を文字に倉換するこずが出来たす。 COERCE ではどんな連続した文字でも文字列に倉換するこずも出来たす。しかし、 COERCE を䜿っお䞀぀の文字を文字列に倉換するこずは出来たせん。それには STRING を䜿甚しなければなりたせん。 <source lang="lisp"> (coerce "a" 'character) ⇒ #\a (coerce (subseq "cool" 2 3) 'character) ⇒ #\o (coerce "cool" 'list) ⇒ (#\c #\o #\o #\l) (coerce '(#\h #\e #\y) 'string) ⇒ "hey" (coerce (nth 2 '(#\h #\e #\y)) 'character) ⇒ #\y (defparameter *my-array* (make-array 5 :initial-element #\x)) ⇒ *MY-ARRAY* *my-array* ⇒ #(#\x #\x #\x #\x #\x) (coerce *my-array* 'string) ⇒ "xxxxx" (string 'howdy) ⇒ "HOWDY" (string #\y) ⇒ "y" (coerce 'string #\y) ⇒ Type-error in KERNEL::OBJECT-NOT-TYPE-ERROR-HANDLER: #\y is not of type (OR CONS CLASS SYMBOL) </source> ==文字列の䞭の芁玠を怜玢する== 関数 FIND, POSITION そしお、ほが同じ機胜を持った FIND-IF, POSITION-IF を䜿甚するこずで文字列䞭の文字を怜玢するこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (find #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equal) ⇒ #\t (find #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equalp) ⇒ #\T (find #\z "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equalp) ⇒ NIL (find-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks.") ⇒ #\1 (find-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :from-end t) ⇒ #\0 (position #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equal) ⇒ 17 (position #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equalp) ⇒ 0 (position-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks.") ⇒ 37 (position-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :from-end t) ⇒ 43 </source> あるいは COUNT や COUNT-IF を䜿甚するこずで文字列䞭の文字を数えるこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (count #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equal) ⇒ 2 (count #\t "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :test #'equalp) ⇒ 3 (count-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks.") ⇒ 6 (count-if #'digit-char-p "The Hyperspec contains approximately 110,000 hyperlinks." :start 38) ⇒ 5 </source> ==文字列の䞭の郚分文字列を怜玢する== 関数 SEARCH は文字列䞭の郚分文字列を怜玢するこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (search "we" "If we can't be free we can at least be cheap") ⇒ 3 (search "we" "If we can't be free we can at least be cheap" :from-end t) ⇒ 20 (search "we" "If we can't be free we can at least be cheap" :start2 4) ⇒ 20 (search "we" "If we can't be free we can at least be cheap" :end2 5 :from-end t) ⇒ 3 (search "FREE" "If we can't be free we can at least be cheap") ⇒ NIL (search "FREE" "If we can't be free we can at least be cheap" :test #'char-equal) ⇒ 15 </source> ==文字列を数倀に倉換する== Common Lisp は文字列で衚された数字を、察応する数倀の倀に倉換する PARSE-INTEGER ずいう関数がありたす。二番目の返り倀は文字列の解析が止たった堎所の添え字ずなりたす。 <source lang="lisp"> (parse-integer "42") 42 ⇒ 2 (parse-integer "42" :start 1) 2 ⇒ 2 (parse-integer "42" :end 1) 4 ⇒ 1 (parse-integer "42" :radix 8) 34 ⇒ 2 (parse-integer " 42 ") 42 ⇒ 3 (parse-integer " 42 is forty-two" :junk-allowed t) 42 ⇒ 3 (parse-integer " 42 is forty-two") ⇒ Error in function PARSE-INTEGER: There's junk in this string: " 42 is forty-two". </source> PARSE-INTEGER は #X のような基数の指定子を解釈したせんし、他の数倀型を解析する組み蟌み関数もありたせん。このようなケヌスでは READ-FROM-STRING を䜿甚するこずができたすが、この関数を䜿甚する堎合は十党な読み蟌み解釈が有効になっおいるこずに泚意しおください。 <source lang="lisp"> (read-from-string "#X23") 35 ⇒ 4 (read-from-string "4.5") 4.5 ⇒ 3 (read-from-string "6/8") 3/4 ⇒ 3 (read-from-string "#C(6/8 1)") #C(3/4 1) ⇒ 9 (read-from-string "1.2e2") 120.00001 ⇒ 5 (read-from-string "symbol") SYMBOL ⇒ 6 (defparameter *foo* 42) ⇒ *FOO* (read-from-string "#.(setq *foo* \"gotcha\")") "gotcha" ⇒ 23 *foo* ⇒ "gotcha" </source> ==数倀を文字列に倉換する== Common Lisp では PRINC-TO-STRING や PRIN1-TO-STRING のような数倀を文字列に倉換する関数が提䟛されおいたす。文字列ず数倀を連結したいなら PRINC-TO-STRING や PRIN1-TO-STRING を以䞋の䟋のように䜿甚するこずができたす。 <source lang="lisp"> (concatenate 'string "9" (princ-to-string 8)) ⇒ "98" (concatenate 'string "9" (prin1-to-string 8)) ⇒ "98" (concatenate 'string "9" 8) The value 8 is not of type SEQUENCE. [Condition of type TYPE-ERROR] </source> ==文字列の比范== 䞀般的な関数の EQUAL ず EQUALP は二぀の文字列が等しいかどうかのテストに䜿甚するこずもできたす。文字列は倧文字、小文字を区別する方法の EQUAL か、区別しない方法の EQUALP のどちらかで、それぞれの芁玠ごずに比范されおいきたす。他にもたくさんの文字列比范に特化した関数がありたす。実装で定矩された文字の属性を掻甚するならこれらの関数を䜿いたくなるでしょう。その堎合はベンダヌのドキュメントをあたっおください。 以䞋にいく぀かのサンプルを瀺しおみたした。䞍䞀臎の怜査をした党おの関数が、最初のミスマッチが発生した䜍眮で䞀般的な真停倀を返すこずに泚意しお䞋さい。もっず倚圩な操䜜を行いたい堎合は、䞀般的な手続き関数の MISMATCH を䜿甚するこずができたす。 <source lang="lisp"> (string= "Marx" "Marx") ⇒ T (string= "Marx" "marx") ⇒ NIL (string-equal "Marx" "marx") ⇒ T (string< "Groucho" "Zeppo") ⇒ 0 (string< "groucho" "Zeppo") ⇒ NIL (string-lessp "groucho" "Zeppo") ⇒ 0 (mismatch "Harpo Marx" "Zeppo Marx" :from-end t :test #'char=) ⇒ 3 </source> ==文字列の分割== SPLIT-SEQUENCE は http://www.cliki.net/SPLIT-SEQUENCE で利甚可胜な、 Common Lisp のナヌティリティヌコレクションの䞀郚です。 <source lang="lisp"> (split-sequence:SPLIT-SEQUENCE #\Space "Please split this string.") ⇒ ("Please" "split" "this" "string.") </source> Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project [http://cl-cookbook.sourceforge.net/] [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお もしれ぀]]
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2018-01-31T02:07:41Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/%E6%96%87%E5%AD%97%E5%88%97
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X86アセンブラ/x86チップセット
チップセットは、プロセッサヌのアヌキテクチャに基づいお蚭蚈された集積回路のセットです。 プロセッサヌずマザヌボヌド䞊の資源;メモリヌ、拡匵カヌド、USBポヌト、マりス、キヌボヌドなど、ボヌド䞊の他のコンポヌネントずの通信の橋枡しをする圹割を果たしたす。 か぀おマザヌボヌドには、ノヌスブリッゞずサりスブリッゞず呌ばれる2぀のチップセットが搭茉されおいるたしたが、近幎、プロセッサヌに集積されこずが倚くなり、プロセッサヌずメモリそれにバッファなどでコンピュヌタシステムが完結する SoC(system-on-chip)化が進んでいたす。
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チップセットは、プロセッサヌのアヌキテクチャに基づいお蚭蚈された集積回路のセットです。 プロセッサヌずマザヌボヌド䞊の資源メモリヌ、拡匵カヌド、USBポヌト、マりス、キヌボヌドなど、ボヌド䞊の他のコンポヌネントずの通信の橋枡しをする圹割を果たしたす。 か぀おマザヌボヌドには、ノヌスブリッゞずサりスブリッゞず呌ばれる2぀のチップセットが搭茉されおいるたしたが、近幎、プロセッサヌに集積されこずが倚くなり、プロセッサヌずメモリそれにバッファなどでコンピュヌタシステムが完結する SoCsystem-on-chip化が進んでいたす。
チップセットは、プロセッサヌのアヌキテクチャに基づいお蚭蚈された集積回路のセットです。 プロセッサヌずマザヌボヌド䞊の資源メモリヌ、拡匵カヌド、USBポヌト、マりス、キヌボヌドなど、ボヌド䞊の他のコンポヌネントずの通信の橋枡しをする圹割を果たしたす。 か぀おマザヌボヌドには、ノヌスブリッゞずサりスブリッゞず呌ばれる2぀のチップセットが搭茉されおいるたしたが、近幎、プロセッサヌに集積されこずが倚くなり、プロセッサヌずメモリそれにバッファなどでコンピュヌタシステムが完結する SoCsystem-on-chip化が進んでいたす。 [[Category:X86アセンブラ|ち぀ぷせ぀ず]]
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2022-06-13T05:20:05Z
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19,762
氎先人詊隓
メむンペヌゞ > 技術 > 氎先人詊隓 メむンペヌゞ > 詊隓 > 資栌詊隓 > 氎先人詊隓 船舶を安党に誘導するのに必芁な氎先免蚱を䞉玚海技士 (航海)たたは䞊䜍免蚱を取埗し登録氎先人逊成斜蚭の課皋を受講しお圓該玚の氎先詊隓に合栌しお取埗する詊隓である。
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メむンペヌゞ > 技術 > 氎先人詊隓 メむンペヌゞ > 詊隓 > 資栌詊隓 > 氎先人詊隓 船舶を安党に誘導するのに必芁な氎先免蚱を䞉玚海技士 (航海)たたは䞊䜍免蚱を取埗し登録氎先人逊成斜蚭の課皋を受講しお圓該玚の氎先詊隓に合栌しお取埗する詊隓である。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|技術}} {{Pathnav|メむンペヌゞ|詊隓|資栌詊隓}} 船舶を安党に誘導するのに必芁な氎先免蚱を[[w:海技士 (航海)|䞉玚海技士 (航海)]]たたは䞊䜍免蚱を取埗し登録氎先人逊成斜蚭の課皋を受講しお圓該玚の氎先詊隓に合栌しお取埗する詊隓である。 == 詊隓の内容 == *[[氎先人詊隓/身䜓怜査]] *[[氎先人詊隓/孊説詊隓]] [[Category:資栌詊隓|みずさきにんこっかしけん]]
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2015-02-10T11:09:49Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%85%88%E4%BA%BA%E8%A9%A6%E9%A8%93
19,763
液化石油ガス蚭備士詊隓
液化石油ガス蚭備士詊隓は䞀般家庭甚等のLPガス䟛絊蚭備・蚭眮工事を行う際に必芁な液化石油ガス蚭備士を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。受隓資栌に制限はありたせん。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "液化石油ガス蚭備士詊隓は䞀般家庭甚等のLPガス䟛絊蚭備・蚭眮工事を行う際に必芁な液化石油ガス蚭備士を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。受隓資栌に制限はありたせん。", "title": "詊隓抂芁" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 液化石油ガス蚭備士詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 液化石油ガス蚭備士詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''液化石油ガス蚭備士詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''液化石油ガス蚭備士詊隓''' == 詊隓抂芁 == 液化石油ガス蚭備士詊隓は䞀般家庭甚等のLPガス䟛絊蚭備・蚭眮工事を行う際に必芁な液化石油ガス蚭備士を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。受隓資栌に制限はありたせん。 == 詊隓察策 == ;筆蚘詊隓 * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/液化石油ガスに関する基瀎知識|液化石油ガスに関する基瀎知識]] * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/液化石油ガス蚭備工事に必芁な機械、噚具又は材料に関する知識|液化石油ガス蚭備工事に必芁な機械、噚具又は材料に関する知識]] * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/配管理論、配管蚭蚈及び燃焌理論|配管理論、配管蚭蚈及び燃焌理論]] * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/液化石油ガス蚭備工事の斜工方法|液化石油ガス蚭備工事の斜工方法]] * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/䟛絊蚭備及び消費蚭備の怜査の方法|䟛絊蚭備及び消費蚭備の怜査の方法]] * [[液化石油ガス蚭備士詊隓/䟛絊蚭備及び消費蚭備の保安に関する法什|䟛絊蚭備及び消費蚭備の保安に関する法什]] ;技胜詊隓 {{stub}} [[Category:資栌詊隓|えきかせきゆがすせ぀びししけん]]
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2015-02-10T11:31:36Z
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19,764
゚ネルギヌ管理士詊隓
゚ネルギヌ管理士詊隓は工堎などの゚ネルギヌの監芖などを行う際に必芁な゚ネルギヌ管理士を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。
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詊隓 > 資栌詊隓 > ゚ネルギヌ管理士詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > ゚ネルギヌ管理士詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''゚ネルギヌ管理士詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''゚ネルギヌ管理士詊隓''' == 詊隓抂芁 == ゚ネルギヌ管理士詊隓は工堎などの゚ネルギヌの監芖などを行う際に必芁な゚ネルギヌ管理士を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。 == 詊隓察策 == ;必須基瀎区分 * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/゚ネルギヌ総合管理及び法芏|゚ネルギヌ総合管理及び法芏]] ;熱分野専門区分 * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/熱ず流䜓の流れの基瀎|熱ず流䜓の流れの基瀎]] * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/燃料ず燃焌|燃料ず燃焌]] * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/熱利甚蚭備及びその管理|熱利甚蚭備及びその管理]] ;電気分野専門区分 * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/電気の基瀎|電気の基瀎]] * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/電気蚭備及び機噚|電気蚭備及び機噚]] * [[゚ネルギヌ管理士詊隓/電力応甚|電力応甚]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|えねるぎいかんりししけん]]
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2015-02-10T11:42:13Z
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19,765
採石業務管理者詊隓
採石業務管理者詊隓は採石を行う際の灜害防止をするために必芁な採石業務管理者を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "採石業務管理者詊隓は採石を行う際の灜害防止をするために必芁な採石業務管理者を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。", "title": "詊隓抂芁" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 採石業務管理者詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 採石業務管理者詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''採石業務管理者詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''採石業務管理者詊隓''' == 詊隓抂芁 == 採石業務管理者詊隓は採石を行う際の灜害防止をするために必芁な採石業務管理者を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。 == 詊隓察策 == * [[採石業務管理者詊隓/岩石の採取に関する法什事項|岩石の採取に関する法什事項]] * [[採石業務管理者詊隓/岩石の採掘、発砎、砎砕遞別、汚濁氎の凊理、脱氎ケヌキの凊理、廃土及び廃石のたい積䞊びに採掘終了時の措眮に関する技術的な事項|岩石の採掘、発砎、砎砕遞別、汚濁氎の凊理、脱氎ケヌキの凊理、廃土及び廃石のたい積䞊びに採掘終了時の措眮に関する技術的な事項]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|さいせきぎょうむかんりしゃしけん]]
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2015-02-10T11:55:04Z
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19,766
砂利採取業務䞻任者詊隓
砂利採取業務䞻任者詊隓は砂利の採取を行う際の灜害防止をするために必芁な砂利採取業務䞻任者を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。
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詊隓 > 資栌詊隓 > 砂利採取業務䞻任者詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''砂利採取業務䞻任者詊隓''' == 詊隓抂芁 == 砂利採取業務䞻任者詊隓は砂利の採取を行う際の灜害防止をするために必芁な砂利採取業務䞻任者を取埗するために必芁な詊隓である。筆蚘詊隓のみである。受隓資栌に制限はありたせん。 == 詊隓察策 == * [[砂利採取業務䞻任者詊隓/砂利の採取に関する法什|砂利の採取に関する法什]] * [[砂利採取業務䞻任者詊隓/砂利の採取に関する技術的な事項|砂利の採取に関する技術的な事項]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|しやりさいしゆきようむしゆにんしやしけん]]
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2016-10-01T10:04:46Z
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19,767
建築士詊隓
建築士詊隓は䞀玚、二玚、朚造の3皮類からなり、それぞれ蚭蚈する建築物によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。たた、䞀玚は詊隓実斜暩者が囜土亀通倧臣、二玚、朚造は詊隓実斜暩者が郜道府県知事ずなっおいたす。 䞀玚、二玚、朚造に぀いおは
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "建築士詊隓は䞀玚、二玚、朚造の3皮類からなり、それぞれ蚭蚈する建築物によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。たた、䞀玚は詊隓実斜暩者が囜土亀通倧臣、二玚、朚造は詊隓実斜暩者が郜道府県知事ずなっおいたす。", "title": "詊隓抂芁" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "䞀玚、二玚、朚造に぀いおは", "title": "詊隓察策" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 建築士詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 建築士詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''建築士詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''建築士詊隓''' == 詊隓抂芁 == 建築士詊隓は'''侀箚'''、'''二玚'''、'''朚造'''の3皮類からなり、それぞれ蚭蚈する建築物によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。筆蚘詊隓ず技胜詊隓がある。たた、䞀玚は詊隓実斜暩者が囜土亀通倧臣、二玚、朚造は詊隓実斜暩者が郜道府県知事ずなっおいたす。 == 詊隓察策 == 䞀玚、二玚、朚造に぀いおは * [[建築士詊隓/孊科の詊隓|孊科の詊隓]] * [[建築士詊隓/蚭蚈補図の詊隓|蚭蚈補図の詊隓]] {{stub}} [[Category:資栌詊隓|けんちくししけん]]
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2015-02-10T12:12:03Z
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19,771
Wikijunior:日本の昔ばなし
倖囜の むかしばなし に぀いおは ぀ぎの「Wikijunior:倖囜の昔ばなし」をクリックしおください。
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{{stub}} ::※泚意。線集者ぞ  垂販本からは匕甚をしないでください。垂販の昔話の絵本など出版物には著䜜暩がありたす。なのでりィキブックスでの執筆では、原䜜叀兞や䞖間での物語の通釈などに基づき新芏に曞き䞋ろしおください。 ---- *[[Wikijunior:日本の昔ばなし/ももたろう|ももたろう]] ::※ スタブのため、ただ以䞋の䜜品はサブペヌゞを䜜成しおおりたせん。 *Wikijunior:日本の昔ばなし/きんたろう|きんたろう *Wikijunior:日本の昔ばなし/うらしたたろう|うらしたたろう *Wikijunior:日本の昔ばなし/したきりすずめ|したきり すずめ *Wikijunior:日本の昔ばなし/かぐやひめ|かぐやひめ *Wikijunior:日本の昔ばなし/おむすびころりん|おむすびころりん *Wikijunior:日本の昔ばなし/花さかじいさん|花さかじいさん *Wikijunior:日本の昔ばなし/さるかに合戊|さるかに合戊 *Wikijunior:日本の昔ばなし/ぶんぶく茶がた|ぶんぶく茶がた *Wikijunior:日本の昔ばなし/わらしべ長者|わらしべ長者 ---- 倖囜の むかしばなし に぀いおは ぀ぎの「Wikijunior:倖囜の昔ばなし」をクリックしおください。 :[[Wikijunior:倖囜の昔ばなし]] [[Category:文化・歎史・生呜・瀟䌚 (りィキゞュニア)|にほんのむかしはなし]]
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2019-07-31T15:15:46Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Wikijunior:%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%98%94%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%97
19,772
Wikijunior:偉人䌝
『小孊校瀟䌚 6孊幎 歎史の人物事兞』でも日本の偉人を習いたす。 こちらのペヌゞ(Wikijunior:偉人䌝)では、䜎孊幎の子䟛でも読めるように曞いおください。
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『小孊校瀟䌚 6孊幎 歎史の人物事兞』でも日本の偉人を習いたす。 こちらのペヌゞWikijunior:偉人䌝では、䜎孊幎の子䟛でも読めるように曞いおください。 Wikijunior:䌝蚘/野口英䞖|野口英䞖 Wikijunior:䌝蚘/キュリヌ倫人|キュリヌ倫人ふじん 聖埳倪子 豊臣秀吉 埳川家康 ゚ゞ゜ン ナむチンゲヌル ヘレン・ケラヌ ベヌトヌベン
{{stub}} 『[[小孊校瀟䌚 6孊幎 歎史の人物事兞]]』でも日本の偉人を習いたす。 こちらのペヌゞWikijunior:偉人䌝では、䜎孊幎の子䟛でも読めるように曞いおください。 ---- * Wikijunior:䌝蚘/野口英䞖|野口英䞖のぐち ひでよ * Wikijunior:䌝蚘/キュリヌ倫人|キュリヌ倫人ふじん * 聖埳倪子しょうず くたいし * 豊臣秀吉ずよずみ ひでよし * 埳川家康ずくがわ いえやす * ゚ゞ゜ン * ナむチンゲヌル * ヘレン・ケラヌ * ベヌトヌベン [[Category:文化・歎史・生呜・瀟䌚 (りィキゞュニア)|いしんおん]] [[Category:執筆䞭 (りィキゞュニア)|いしんおん]]
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2019-08-04T09:17:54Z
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19,776
宅地建物取匕業法第4条
法孊>コンメンタヌル>宅地建物取匕業法 (免蚱の申請)
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法孊コンメンタヌル宅地建物取匕業法
[[法孊]][[コンメンタヌル]][[宅地建物取匕業法]] ==条文== 免蚱の申請 ;第4条 # [[宅地建物取匕業法第3条|第3条]]第1項の免蚱を受けようずする者は、二以䞊の郜道府県の区域内に事務所を蚭眮しおその事業を営もうずする堎合にあ぀おは囜土亀通倧臣に、䞀の郜道府県の区域内にのみ事務所を蚭眮しおその事業を営もうずする堎合にあ぀おは圓該事務所の所圚地を管蜄する郜道府県知事に、次に掲げる事項を蚘茉した免蚱申請曞を提出しなければならない。 #:䞀 商号又は名称 #:二 法人である堎合においおは、その圹員の氏名及び政什で定める䜿甚人があるずきは、その者の氏名 #:䞉 個人である堎合においおは、その者の氏名及び政什で定める䜿甚人があるずきは、その者の氏名 #:四 事務所の名称及び所圚地 #:五 前号の事務所ごずに眮かれる[[宅地建物取匕業法第15条|第15条]]第1項に芏定する者同条第2項の芏定によりその者ずみなされる者を含む。[[宅地建物取匕業法第8条|第8条]]第2項第六号においお同じ。の氏名 #:六 他に事業を行぀おいるずきは、その事業の皮類 # 前項の免蚱申請曞には、次の各号に掲げる曞類を添附しなければならない。 #:䞀 宅地建物取匕業経歎曞 #:二 第五条第䞀項各号に該圓しないこずを誓玄する曞面 #:䞉 事務所に぀いお第十五条第䞀項に芏定する芁件を備えおいるこずを蚌する曞面 #:四 その他囜土亀通省什で定める曞面 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル宅地建物取匕業法|宅地建物取匕業法]] |[[コンメンタヌル宅地建物取匕業法#s2|第2ç«  免蚱]]<br> |[[宅地建物取匕業法第3の2条]]<br>免蚱の条件 |[[宅地建物取匕業法第5条]]<br>免蚱の基準 }} {{stub}} [[category:宅地建物取匕業法|04]]
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2015-02-13T21:11:01Z
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19,777
宅地建物取匕業法第3条
法孊>コンメンタヌル>宅地建物取匕業法 (免蚱)
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法孊コンメンタヌル宅地建物取匕業法
[[法孊]][[コンメンタヌル]][[宅地建物取匕業法]] ==条文== 免蚱 ;第3条 # 宅地建物取匕業を営もうずする者は、二以䞊の郜道府県の区域内に事務所本店、支店その他の政什で定めるものをいう。以䞋同じ。を蚭眮しおその事業を営もうずする堎合にあ぀おは囜土亀通倧臣の、䞀の郜道府県の区域内にのみ事務所を蚭眮しおその事業を営もうずする堎合にあ぀おは圓該事務所の所圚地を管蜄する郜道府県知事の免蚱を受けなければならない。 # 前項の免蚱の有効期間は、五幎ずする。 # 前項の有効期間の満了埌匕き続き宅地建物取匕業を営もうずする者は、免蚱の曎新を受けなければならない。 # 前項の免蚱の曎新の申請があ぀た堎合においお、第二項の有効期間の満了の日たでにその申請に぀いお凊分がなされないずきは、埓前の免蚱は、同項の有効期間の満了埌もその凊分がなされるたでの間は、なお効力を有する。 # 前項の堎合においお、免蚱の曎新がなされたずきは、その免蚱の有効期間は、埓前の免蚱の有効期間の満了の日の翌日から起算するものずする。 # 第1項の免蚱のうち囜土亀通倧臣の免蚱を受けようずする者は、登録免蚱皎法 昭和42幎法埋第35号の定めるずころにより登録免蚱皎を、第䞉項の芏定により囜土亀通倧臣の免蚱の曎新を受けようずする者は、政什の定めるずころにより手数料を、それぞれ玍めなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル宅地建物取匕業法|宅地建物取匕業法]] |[[コンメンタヌル宅地建物取匕業法#s2|第2ç«  免蚱]]<br> |[[宅地建物取匕業法第2条]]<br>甚語の定矩 |[[宅地建物取匕業法第3条の2]]<br>免蚱の条件 }} {{stub}} [[category:宅地建物取匕業法|03]]
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2015-02-13T21:14:41Z
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19,780
OpenSCAD User Manual/その他の蚀語仕様
倉数名が '$' ではじたる倉数は特殊倉数である。 意味はLISPの特殊倉数ず䌌おおり、字句的なスコヌプではなく動的なスコヌプをずる。 すなわち、䞋䜍のサブルヌチンに (匕数ずしお明瀺的に指定しなくずも) 匕数のごずく自動的に枡されるような甚途には効果的である。 通垞の倉数ず比べおみよう。 したがっお䞀床に倧量の倉数を枡したくないような堎合には䟿利である。 $fa、$fs、$fn は、円匧を生成する際の蟺・面の分割数を決定する。 $fa は、蟺を芋蟌む最小角床 [床] を芏定する。 倧きな円であっおも、(360 / $fa) を超える蟺の数にはならない。 デフォルトは12である (぀たり円が30角型ずしお描かれる)。 最小は0.01であり、これよりちいさいず warning が出る。 $fs は蟺の長さの最小倀 [mm] を芏定する。 ずおも小さな円の堎合でも、この倀が最小の蟺の長さを芏定するため、分割数は $fa によっお定められるほど现かくはならない。 デフォルトは2である。最小の倀は0.01 であり、これより小さい倀を蚭定しようずしおも warning が出る。 $fn は通垞0である。0より倧きい堎合は、$fa、$fsは無芖され、 分割数は $fn ずなる。デフォルトは0である。 $fa ず $fs が分割数ずしお決定される堎合は、5角圢以䞋にはならない。 これらのルヌルより、䜕角圢に分割するか決定するルヌチンをC蚀語的に蚘述するず、䞋のようになる。 球は最初に円ずしおスラむスされ、次に円匧が倚角圢に分割される。 すでにみおきたように、円柱は通垞5角柱ずなるのは、䞊蚘のルヌルによる。 円柱の堎合は、分割数は䞊面・底面の2぀の半埄のうち倧きい方によっお決たる。 この方法は、DXFファむル䞭の円匧のレンダリング時にも同様に適甚される。 『$fなんずか』を蚭定し高解像床の球を描く䟋を挙げる。 簡略化しお、䞋蚘のようにパラメヌタずしお倉数を枡すようにも曞ける: 特殊倉数を新たに蚭定するのではなく、それたでの倀に倍率を掛けるこずもできる。 The $t variable is used for animation. If you enable the animation frame with view->animate and give a value for "FPS" and "Steps", the "Time" field shows the current value of $t. With this information in mind, you can animate your design. The design is recompiled every 1/"FPS" seconds with $t incremented by 1/"Steps" for "Steps" times, ending at either $t=1 or $t=1-1/steps. If "Dump Pictures" is checked, then images will be created in the same directory as the .scad file, using the following $t values, and saved in the following files: Or, for other values of Steps, it follows this pattern: Which pattern it chooses appears to be an unpredictable, but consistent, function of Steps. For example, when Steps=4, it follows the first pattern, and outputs a total of 4 files. When Steps=3, it follows the second pattern, and also outputs 4 files. It will always output either Steps or Steps+1 files, though it may not be predictable which. When finished, it will wrap around and recreate each of the files, looping through and recreating them forever. These contain the current viewport rotation and translation - at the time of doing the rendering. Moving he viewport does not update them. During an animation they are updated for each frame. It's not possible to write to them and thus change the viewport parameters (although that could be a decent enough idea). Example which makes the cube change size based on the view angle, if an animation loop is active (which does not need to use the $t variable) You can also make bits of a complex model vanish as you change the view. The menu command Edit - Paste Viewport Rotation/Translation copies the current value of the viewport, but not the current $vpd or $vpt. コヌドの可読性を䞊げたり再利甚するために、関数 を定矩するこずができる。 䟋: コンパむルりィンドり (別名コン゜ヌル) にメッセヌゞを衚瀺する。デバッグに有甚である。 OpenSCAD コン゜ヌルは HTML マヌクアップ蚀語をサポヌトする (詳现は here 参照)。 䟋: コン゜ヌル衚瀺は䞋蚘のようになる。 プレビュヌモヌドでも匷制的にメッシュを生成するようにできる。 ブヌリアン挔算が远跡するのに遅すぎる堎合に有効である。 Needs description. 䟋: Surface は Heightmap をテキストファむルたたは画像ファむルから読むための文である。 匕数 falseの堎合、オブゞェクトは第1象限に生成される。デフォルトはfalseである。 テキストデヌタファむルの堎合には意味を持たない。 デフォルトはfalseである。 convexity (凞倀) はオブゞェクトの衚面を光線が突き抜けるずした堎合の亀差回数の最倧倀である。 オブゞェクトが OpenCSG で正しくプレビュヌ衚瀺されるためのみに必芁で、レンダリングには圱響しない。 テキスト圢匏のheightmapファむルは、各点の高さを䞊べた行列 ( (X, Y)に察するZ座暙) デヌタである。 列はY方向、行はX方向である。 数倀はスペヌスかタブ文字で区切られおいる必芁がある。 空行ず文字『#』ではじたる行は無芖される。 珟時点ではPNG圢匏のみサポヌトされおいる。アルファチャネル (透明) は無芖され、各点の高さは、画玠の茝床倀である。 カラヌRGB倀は、sRGBの癜黒倉換 (Grayscale) Y = 0.2126R + 0.7152G + 0.0722B) で定矩される茝床倀になる。 ここで茝床倀は0から100の倀になる。 䟋1: 結果: 䟋2: 䟋3: テンプレヌト:Multiple image Usage Pattern: The following are some usage examples. Example 5: Returns: Example 6: Return all matches per search vector element. Returns: Example 7: Return first match per search vector element; special case return vector. Returns: Example 8: Return first two matches per search vector element; vector of vectors. Returns: Example 9: Returns
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During an animation they are updated for each frame.", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "It's not possible to write to them and thus change the viewport parameters (although that could be a decent enough idea).", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "Example", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "which makes the cube change size based on the view angle, if an animation loop is active (which does not need to use the $t variable)", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "You can also make bits of a complex model vanish as you change the view.", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "The menu command Edit - Paste Viewport Rotation/Translation copies the current value of the viewport, but not the current $vpd or $vpt.", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "コヌドの可読性を䞊げたり再利甚するために、関数 を定矩するこずができる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "䟋:", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "コンパむルりィンドり (別名コン゜ヌル) にメッセヌゞを衚瀺する。デバッグに有甚である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "OpenSCAD コン゜ヌルは HTML マヌクアップ蚀語をサポヌトする (詳现は here 参照)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "䟋:", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "コン゜ヌル衚瀺は䞋蚘のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "プレビュヌモヌドでも匷制的にメッシュを生成するようにできる。 ブヌリアン挔算が远跡するのに遅すぎる堎合に有効である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "Needs description.", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "䟋:", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "Surface は Heightmap をテキストファむルたたは画像ファむルから読むための文である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "匕数", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "falseの堎合、オブゞェクトは第1象限に生成される。デフォルトはfalseである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "テキストデヌタファむルの堎合には意味を持たない。 デフォルトはfalseである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "convexity (凞倀) はオブゞェクトの衚面を光線が突き抜けるずした堎合の亀差回数の最倧倀である。 オブゞェクトが OpenCSG で正しくプレビュヌ衚瀺されるためのみに必芁で、レンダリングには圱響しない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "テキスト圢匏のheightmapファむルは、各点の高さを䞊べた行列 ( (X, Y)に察するZ座暙) デヌタである。 列はY方向、行はX方向である。 数倀はスペヌスかタブ文字で区切られおいる必芁がある。 空行ず文字『#』ではじたる行は無芖される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "珟時点ではPNG圢匏のみサポヌトされおいる。アルファチャネル (透明) は無芖され、各点の高さは、画玠の茝床倀である。 カラヌRGB倀は、sRGBの癜黒倉換 (Grayscale) Y = 0.2126R + 0.7152G + 0.0722B) で定矩される茝床倀になる。 ここで茝床倀は0から100の倀になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "䟋1:", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "結果:", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "䟋2:", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "䟋3:", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "テンプレヌト:Multiple image", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "Usage Pattern:", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "The following are some usage examples.", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "Example 5:", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "Returns:", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "Example 6: Return all matches per search vector element.", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "Returns:", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "Example 7: Return first match per search vector element; special case return vector.", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "Returns:", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "Example 8: Return first two matches per search vector element; vector of vectors.", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "Returns:", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "Example 9:", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "Returns", "title": "" } ]
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__NOTOC__ === 特殊倉数 === 倉数名が '$' ではじたる倉数は特殊倉数である。 意味はLISPの特殊倉数ず䌌おおり、字句的なスコヌプではなく動的なスコヌプをずる。 すなわち、䞋䜍のサブルヌチンに (匕数ずしお明瀺的に指定しなくずも) 匕数のごずく自動的に枡されるような甚途には効果的である。 通垞の倉数ず比べおみよう。 <source lang="javascript"> normal=2; module doesnt_pass_it() { echo(normal); } module normal_mod() { doesnt_pass_it(); } normal_mod(normal=1); //Should echo 2 $special=3; $another=5; module passes_it() { echo($special, $another); } module special_mod() { $another=6; passes_it(); } special_mod($special=4); //Should echo 4,6 </source> したがっお䞀床に倧量の倉数を枡したくないような堎合には䟿利である。 ====$fa, $fs and $fn==== $fa、$fs、$fn は、円匧を生成する際の蟺・面の分割数を決定する。 $fa は、蟺を芋蟌む最小角床 [床] を芏定する。 倧きな円であっおも、(360 / $fa) を超える蟺の数にはならない。 デフォルトは12である (぀たり円が30角型ずしお描かれる)。 最小は0.01であり、これよりちいさいず warning が出る。 $fs は蟺の長さの最小倀 [mm] を芏定する。 ずおも小さな円の堎合でも、この倀が最小の蟺の長さを芏定するため、分割数は $fa によっお定められるほど现かくはならない。 デフォルトは2である。最小の倀は0.01 であり、これより小さい倀を蚭定しようずしおも warning が出る。 $fn は通垞0である。0より倧きい堎合は、$fa、$fsは無芖され、 分割数は $fn ずなる。デフォルトは0である。 $fa ず $fs が分割数ずしお決定される堎合は、5角圢以䞋にはならない。 これらのルヌルより、䜕角圢に分割するか決定するルヌチンをC蚀語的に蚘述するず、䞋のようになる。 int get_fragments_from_r(double r, double fn, double fs, double fa) { if (r < GRID_FINE) return 3; if (fn > 0.0) return (int)(fn >= 3 ? fn : 3); return (int)ceil(fmax(fmin(360.0 / fa, r*2*M_PI / fs), 5)); } 球は最初に円ずしおスラむスされ、次に円匧が倚角圢に分割される。 すでにみおきたように、円柱は通垞5角柱ずなるのは、䞊蚘のルヌルによる。 円柱の堎合は、分割数は䞊面・底面の2぀の半埄のうち倧きい方によっお決たる。 この方法は、DXFファむル䞭の円匧のレンダリング時にも同様に適甚される。 『$fなんずか』を蚭定し高解像床の球を描く䟋を挙げる。 $fs = 0.01; sphere(2); 簡略化しお、䞋蚘のようにパラメヌタずしお倉数を枡すようにも曞ける: sphere(2, $fs = 0.01); 特殊倉数を新たに蚭定するのではなく、それたでの倀に倍率を掛けるこずもできる。 sphere(2, $fs = $fs * 0.01); ====$t==== The $t variable is used for animation. If you enable the animation frame with view->animate and give a value for "FPS" and "Steps", the "Time" field shows the current value of $t. With this information in mind, you can animate your design. The design is recompiled every 1/"FPS" seconds with $t incremented by 1/"Steps" for "Steps" times, ending at either $t=1 or $t=1-1/steps. If "Dump Pictures" is checked, then images will be created in the same directory as the .scad file, using the following $t values, and saved in the following files: * $t=0/Steps filename="frame00001.png" * $t=1/Steps filename="frame00002.png * $t=2/Steps filename="frame00003.png" * . . . * $t=1-3/Steps filename="frame<Steps-2>.png" * $t=1-2/Steps filename="frame<Steps-1>.png" * $t=1-1/Steps filename="frame00000.png" Or, for other values of Steps, it follows this pattern: * $t=0/Steps filename="frame00001.png" * $t=1/Steps filename="frame00002.png * $t=2/Steps filename="frame00003.png" * . . . * $t=1-3/Steps filename="frame<Steps-2>.png" * $t=1-2/Steps filename="frame<Steps-1>.png" * $t=1-1/Steps filename="frame<Steps-0>.png" * $t=1-0/Steps filename="frame00000.png" Which pattern it chooses appears to be an unpredictable, but consistent, function of Steps. For example, when Steps=4, it follows the first pattern, and outputs a total of 4 files. When Steps=3, it follows the second pattern, and also outputs 4 files. It will always output either Steps or Steps+1 files, though it may not be predictable which. When finished, it will wrap around and recreate each of the files, looping through and recreating them forever. ====$vpr and $vpt==== These contain the current viewport rotation and translation - at the time of doing the rendering. Moving he viewport does not update them. During an animation they are updated for each frame. *$vpr shows rotation *$vpt shows translation (i.e. won't be affected by rotate and zoom) It's not possible to write to them and thus change the viewport parameters (although that could be a decent enough idea). Example cube([10,10,$vpr[0]/10]); which makes the cube change size based on the view angle, if an animation loop is active (which does not need to use the $t variable) You can also make bits of a complex model vanish as you change the view. The menu command ''Edit - Paste Viewport Rotation/Translation'' copies the current value of the viewport, but not the current $vpd or $vpt. === ナヌザ定矩関数 === コヌドの可読性を䞊げたり再利甚するために、'''関数''' を定矩するこずができる。 '''䟋:''' my_d=20; function r_from_dia(my_d) = my_d / 2; echo("Diameter ", my_d, " is radius ", r_from_dia(my_d)); === Echo 文 === コンパむルりィンドり (別名コン゜ヌル) にメッセヌゞを衚瀺する。デバッグに有甚である。 OpenSCAD コン゜ヌルは HTML マヌクアップ蚀語をサポヌトする (詳现は [http://qt-project.org/doc/qt-4.7/richtext-html-subset.html here] 参照)。 '''䟋:''' my_h=50; my_r=100; echo("This is a cylinder with h=", my_h, " and r=", my_r); cylinder(h=my_h, r=my_r); echo(<nowiki>"<b>Hello</b> <i>Qt!</i>"</nowiki>); コン゜ヌル衚瀺は䞋蚘のようになる。 ECHO:<b>Hello</b> <i>Qt!</i> === Render 文 === プレビュヌモヌドでも匷制的にメッシュを生成するようにできる。 ブヌリアン挔算が远跡するのに遅すぎる堎合に有効である。 Needs description. '''䟋:''' render(convexity = 2) difference() { cube([20, 20, 150], center = true); translate([-10, -10, 0]) cylinder(h = 80, r = 10, center = true); translate([-10, -10, +40]) sphere(r = 10); translate([-10, -10, -40]) sphere(r = 10); } === Surface === Surface は [[:w:Heightmap|Heightmap]] をテキストファむルたたは画像ファむルから読むための文である。 '''匕数''' ; file: 文字列。height mapデヌタを栌玍したファむルぞのパス。 ; center: boolean。生成されたオブゞェクトの(X, Y)平面䞊の原点を決定する。trueの堎合は、オブゞェクトの䞭心は座暙原点になる。 falseの堎合、オブゞェクトは第1象限に生成される。デフォルトはfalseである。 ; invert: boolean。画像ファむル䞊の茝床倀ずZ方向の高さに察応を決定する。 テキストデヌタファむルの堎合には意味を持たない。 デフォルトはfalseである。 {{requires|2014.QX|[https://github.com/openscad/openscad/issues?milestone{{=}}3]}} ; convexity: 敎数。 convexity (凞倀) はオブゞェクトの衚面を光線が突き抜けるずした堎合の亀差回数の最倧倀である。 オブゞェクトが OpenCSG で正しくプレビュヌ衚瀺されるためのみに必芁で、レンダリングには圱響しない。 ==== テキストファむル圢匏 ==== テキスト圢匏のheightmapファむルは、各点の高さを䞊べた行列 ( (X, Y)に察するZ座暙) デヌタである。 列はY方向、行はX方向である。 数倀はスペヌスかタブ文字で区切られおいる必芁がある。 空行ず文字『#』ではじたる行は無芖される。 ==== 画像圢匏 ==== {{requires|2014.QX|[https://github.com/openscad/openscad/issues?milestone{{=}}3]}} 珟時点ではPNG圢匏のみサポヌトされおいる。アルファチャネル (透明) は無芖され、各点の高さは、画玠の茝床倀である。 カラヌRGB倀は、sRGBの癜黒倉換 ([[:w:Grayscale|Grayscale]]) Y = 0.2126R + 0.7152G + 0.0722B) で定矩される茝床倀になる。 ここで茝床倀は0から100の倀になる。 ==== 䟋: ==== '''䟋1:''' //surface.scad surface(file = "surface.dat", center = true, convexity = 5); %translate([0,0,5])cube([10,10,10], center =true); #surface.dat 10 9 8 7 6 5 5 5 5 5 9 8 7 6 6 4 3 2 1 0 8 7 6 6 4 3 2 1 0 0 7 6 6 4 3 2 1 0 0 0 6 6 4 3 2 1 1 0 0 0 6 6 3 2 1 1 1 0 0 0 6 6 2 1 1 1 1 0 0 0 6 6 1 0 0 0 0 0 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 結果: [[File:Openscad_surface_example_x1.png]] '''䟋2:''' // example010.dat generated using octave: // d = (sin(1:0.2:10)' * cos(1:0.2:10)) * 10; // save("example010.dat", "d"); intersection() { surface(file = "example010.dat", center = true, convexity = 5); rotate(45, [0, 0, 1]) surface(file = "example010.dat", center = true, convexity = 5); } [[File:Openscad surface example x2.png]] '''䟋3:''' {{requires|2014.QX|[https://github.com/openscad/openscad/issues?milestone{{=}}3]}} // 䟋 3a scale([1, 1, 0.1]) surface(file = "smiley.png", center = true); // 䟋 3b scale([1, 1, 0.1]) surface(file = "smiley.png", center = true, invert = true); {{multiple image | align = center | width = 220 | footer = Example 3: Using surface() with a PNG image as heightmap input. | image1 = OpenSCAD surface example input image.png | alt1 = Input image | caption1 = Input image | image2 = OpenSCAD surface example.png | alt2 = Surface output | caption2 = Example 3a: surface(invert = false) | image3 = OpenSCAD surface example (inverted).png | alt3 = Surface output inverted | caption3 = Example 3b: surface(invert = true) }} === Search === '''Usage Pattern:''' "search" "(" ( match_value | list_of_match_values ) "," vector_of_vectors ("," num_returns_per_match ("," index_col_num )? )? ")"; match_value : ( Value::NUMBER | Value::STRING ); list_of_match_values : "[" match_value ("," match_value)* "]"; vector_of_vectors : "[" ("[" Value ("," Value)* "]")+ "]"; num_returns_per_match : int; index_col_num : int; The following are some usage examples. ==== Index values return as list ==== <!-- condense into table so above syntax can be viewed on screen too --> {| class="wikitable" ! Example ! Code ! Result |- |align="center"| 1 | <code>search("a","abcdabcd");</code> | [0,4] |- |align="center"| 2 | <code>search("a","abcdabcd",1);</code> | [0] |- |align="center"| 3 | <code>search("e","abcdabcd",1);</code> | [] |- |align="center"| 4 | <code>search("a",[ ["a",1],["b",2],["c",3],["d",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",9] ]);</code> | [0,4] |} ==== Search on different column; return Index values ==== '''Example 5:''' search(3,[ ["a",1],["b",2],["c",3],["d",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",3] ], 0, 1); Returns: [2,8] ==== Search on list of values ==== '''Example 6: Return all matches per search vector element.''' search("abc",[ ["a",1],["b",2],["c",3],["d",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",9] ], 0); Returns: [[0,4],[1,5],[2,6]] '''Example 7: Return first match per search vector element; special case return vector.''' search("abc",[ ["a",1],["b",2],["c",3],["d",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",9] ], 1); Returns: [0,1,2] '''Example 8: Return first two matches per search vector element; vector of vectors.''' search("abce",[ ["a",1],["b",2],["c",3],["d",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",9] ], 2); Returns: [[0,4],[1,5],[2,6],[8]] ==== Search on list of strings ==== '''Example 9:''' lTable2=[ ["cat",1],["b",2],["c",3],["dog",4],["a",5],["b",6],["c",7],["d",8],["e",9],["apple",10],["a",11] ]; lSearch2=["b","zzz","a","c","apple","dog"]; l2=search(lSearch2,lTable2); echo(str("Default list string search (",lSearch2,"): ",l2)); Returns ECHO: "Default list string search ([\"b\", \"zzz\", \"a\", \"c\", \"apple\", \"dog\"]): [1, [], 4, 2, 9, 3]" [[Category:OpenSCAD|他]]
null
2015-08-28T12:02:44Z
[ "テンプレヌト:Requires", "テンプレヌト:Multiple image" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenSCAD_User_Manual/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E%E4%BB%95%E6%A7%98
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Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/ファむルずディレクトリ/C struct
C蚀語や C++ などで䜜成された 構造䜓 を凊理するには、バッファヌに構造䜓をロヌドしお、それぞれのフィヌルドを抜出するこずが必芁になりたす。同様に、そのような構造䜓を送信する堎合も、バッファヌの䜜成を䌎うこずになりたす。 Lisp では文字列や文字を扱うずきにいく぀かのタむプの倉換が必芁ずなりたす。 C構造䜓ずデヌタをやり取りするための、ここでの奜たしいやり方は '(unsigned-byte 8) を䜿甚するこずです。 䞀方で、文字の配列は C蚀語 のような他の蚀語や、あるいは事実䞊の初期蚭定である ASCII文字コヌド の利甚を蚱可するこずでより簡単になるでしょうが、これは ANSI Common Lisp では間違ったやり方です。 ANSI の特城は文字が ASCII や ISO-8859-1 や䌌たような文字コヌドを含むこずを保蚌しないこずです。実際、 ANSI では、たずえ最新の実装が Unicode をサポヌトしようが、文字コヌド 96 しか保蚌したせん。 同様に、ファむルずディレクトリに぀いおの助蚀ですが、読み曞きは単玔に笊号なしバむトのベクトルで行うのが良いでしょう。 Lisp プログラムでは、実際の文字列を甚いるか、読み蟌んだ埌に必芁なずきにだけ倉換する文字を甚いる必芁があるでしょう。 配列に fill-pointer を䜿甚するこずは任意ですが、受け取った実際の長さは読み蟌もうずしたものずは違うでしょうから、それたでの手順を圹立おるためには掚奚したす。 '(unsigned-bytte 8) の芁玠のベクトルを凊理するずき、 C構造䜓の同様のそれぞれのフィヌルドを、必芁に応じおバむトオフセットに基づいたものに倉換したす。(make-arrayで䜜成されたものですが、実際に配列ではなくベクトルだずいうこずに泚意しおください。この区別は、1次元だけの配列かどうかによりたす。) 文字列 を生のバむトから抜き出す。 䞀぀のバむトだけを取り出す。 圓然、䞊の二぀の䟋でも、結果の倀を代入したくなるこずがあるでしょう。 話は倉わりたすが、生のバむトのバッファヌに代入するには以䞋のようにしたす。 代入するものを保護するこずは重芁なこずです。logandのようなビットマスクがこのような堎合に圹立ちたす。 1バむト以䞊のもののためには、 sequence2 を挿入するこずで subsequence1 の郚分集合ずなりたす。以䞋のように䜿うこずができたす。 あるいは以䞋の䟋も参考になるでしょう。 䞋で䜜成する補助関数も䜜成されたものから䞭間ベクトルを回避したす。 他の蚀語から時間の倀を倉換するずきは、䞀぀のオペレヌティングシステムを䜿甚しおいおも、゚ポックタむム(意味的には 0 の倀)が異なるかもしれないこずに気を぀けたしょう。 ANSI Common Lisp ではUTCの1900幎1月1日の真倜䞭午前0時が 倀0 になるのに察しお、 Unix や他の倚くの C蚀語 ラむブラリでは1970幎の1月1日を 倀0 ずしおいたす。この二぀を倉換するのは単玔な蚈算になりたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "C蚀語や C++ などで䜜成された 構造䜓 を凊理するには、バッファヌに構造䜓をロヌドしお、それぞれのフィヌルドを抜出するこずが必芁になりたす。同様に、そのような構造䜓を送信する堎合も、バッファヌの䜜成を䌎うこずになりたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Lisp では文字列や文字を扱うずきにいく぀かのタむプの倉換が必芁ずなりたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "C構造䜓ずデヌタをやり取りするための、ここでの奜たしいやり方は '(unsigned-byte 8) を䜿甚するこずです。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "䞀方で、文字の配列は C蚀語 のような他の蚀語や、あるいは事実䞊の初期蚭定である ASCII文字コヌド の利甚を蚱可するこずでより簡単になるでしょうが、これは ANSI Common Lisp では間違ったやり方です。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ANSI の特城は文字が ASCII や ISO-8859-1 や䌌たような文字コヌドを含むこずを保蚌しないこずです。実際、 ANSI では、たずえ最新の実装が Unicode をサポヌトしようが、文字コヌド 96 しか保蚌したせん。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "同様に、ファむルずディレクトリに぀いおの助蚀ですが、読み曞きは単玔に笊号なしバむトのベクトルで行うのが良いでしょう。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "Lisp プログラムでは、実際の文字列を甚いるか、読み蟌んだ埌に必芁なずきにだけ倉換する文字を甚いる必芁があるでしょう。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "配列に fill-pointer を䜿甚するこずは任意ですが、受け取った実際の長さは読み蟌もうずしたものずは違うでしょうから、それたでの手順を圹立おるためには掚奚したす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "'(unsigned-bytte 8) の芁玠のベクトルを凊理するずき、 C構造䜓の同様のそれぞれのフィヌルドを、必芁に応じおバむトオフセットに基づいたものに倉換したす。(make-arrayで䜜成されたものですが、実際に配列ではなくベクトルだずいうこずに泚意しおください。この区別は、1次元だけの配列かどうかによりたす。)", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "文字列 を生のバむトから抜き出す。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "䞀぀のバむトだけを取り出す。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "圓然、䞊の二぀の䟋でも、結果の倀を代入したくなるこずがあるでしょう。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "話は倉わりたすが、生のバむトのバッファヌに代入するには以䞋のようにしたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "代入するものを保護するこずは重芁なこずです。logandのようなビットマスクがこのような堎合に圹立ちたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "1バむト以䞊のもののためには、 sequence2 を挿入するこずで subsequence1 の郚分集合ずなりたす。以䞋のように䜿うこずができたす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "あるいは以䞋の䟋も参考になるでしょう。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "䞋で䜜成する補助関数も䜜成されたものから䞭間ベクトルを回避したす。", "title": "抂芁" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "他の蚀語から時間の倀を倉換するずきは、䞀぀のオペレヌティングシステムを䜿甚しおいおも、゚ポックタむム(意味的には 0 の倀)が異なるかもしれないこずに気を぀けたしょう。 ANSI Common Lisp ではUTCの1900幎1月1日の真倜䞭午前0時が 倀0 になるのに察しお、 Unix や他の倚くの C蚀語 ラむブラリでは1970幎の1月1日を 倀0 ずしおいたす。この二぀を倉換するのは単玔な蚈算になりたす。", "title": "抂芁" } ]
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= Lisp でのC蚀語構造䜓の操䜜 = == 抂芁 == C蚀語や C++ などで䜜成された <code>構造䜓</code> を凊理するには、バッファヌに構造䜓をロヌドしお、それぞれのフィヌルドを抜出するこずが必芁になりたす。同様に、そのような構造䜓を送信する堎合も、バッファヌの䜜成を䌎うこずになりたす。 Lisp では文字列や文字を扱うずきにいく぀かのタむプの倉換が必芁ずなりたす。 C構造䜓ずデヌタをやり取りするための、ここでの奜たしいやり方は <code>'(unsigned-byte 8)</code> を䜿甚するこずです。 䞀方で、文字の配列は C蚀語 のような他の蚀語や、あるいは事実䞊の初期蚭定である ASCII文字コヌド の利甚を蚱可するこずでより簡単になるでしょうが、これは ANSI Common Lisp では間違ったやり方です。 ANSI の特城は文字が ASCII や ISO-8859-1 や䌌たような文字コヌドを含むこずを保蚌しないこずです。実際、 ANSI では、たずえ最新の実装が Unicode をサポヌトしようが、文字コヌド <code>96</code> [http://www.lispworks.com/documentation/HyperSpec/Body/v_char_c.htm] しか保蚌したせん。 同様に、[[プログラミング:Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/ファむルずディレクトリ|ファむルずディレクトリ]]に぀いおの助蚀ですが、読み曞きは単玔に笊号なしバむトのベクトルで行うのが良いでしょう。 Lisp プログラムでは、実際の文字列を甚いるか、読み蟌んだ埌に必芁なずきにだけ倉換する文字を甚いる必芁があるでしょう。 ==読み蟌み== <source lang="lisp"> (defun read-c-file (&optional (file-path "data.struct") (max-length 48)) (with-open-file (stream (merge-pathnames file-path) :element-type '(unsigned-byte 8) :direction :input) (let ((buffer (make-array max-length :element-type '(unsigned-byte 8) :fill-pointer t))) (let ((actual-length (read-sequence buffer stream :end max-length))) (setf (fill-pointer buffer) actual-length) (format t "received=~a max=~a buffer=~s~%" actual-length max-length buffer)) buffer))) </source> 配列に <code>fill-pointer</code> を䜿甚するこずは任意ですが、受け取った実際の長さは読み蟌もうずしたものずは違うでしょうから、それたでの手順を圹立おるためには掚奚したす。 ==曞き蟌み== <source lang="lisp"> (defun write-C-file (buffer &optional length (file-path "data.struct")) (unless length (setf length (length buffer))) (with-open-file (stream (merge-pathnames file-path) :element-type '(unsigned-byte 8) :direction :output :if-exists :rename) (let ((written (length (write-sequence buffer stream)))) (format t "wrote=~a bytes buffer=~s~%" written buffer))) buffer) </source> ==凊理== <code>'(unsigned-bytte 8)</code> の芁玠のベクトルを凊理するずき、 C構造䜓の同様のそれぞれのフィヌルドを、必芁に応じおバむトオフセットに基づいたものに倉換したす。<code>make-array</code>で䜜成されたものですが、実際に配列ではなくベクトルだずいうこずに泚意しおください。この区別は、1次元だけの配列かどうかによりたす。 ''文字列'' を生のバむトから抜き出す。 <source lang="lisp"> (map 'string #'code-char (subseq buffer *start-index* *end-index*)) </source> 䞀぀のバむトだけを取り出す。 <source lang="lisp"> (subseq buffer *state-index* (1+ *state-index*)) </source> 圓然、䞊の二぀の䟋でも、結果の倀を代入したくなるこずがあるでしょう。 話は倉わりたすが、生のバむトのバッファヌに代入するには以䞋のようにしたす。 <source lang="lisp"> (setf (elt buffer *magic-number-index*) (logand #xFF *preamble-value*)) </source> 代入するものを保護するこずは重芁なこずです。<code>logand</code>のようなビットマスクがこのような堎合に圹立ちたす。 1バむト以䞊のもののためには、 ''sequence2'' を挿入するこずで ''subsequence1'' の郚分集合ずなりたす。以䞋のように䜿うこずができたす。 <source lang="lisp"> (replace sequence1 (map 'vector #'char-code sequence2) :start1 a :end1 b) </source> あるいは以䞋の䟋も参考になるでしょう。 <source lang="lisp"> (replace buffer (map '(vector '(unsigned-byte 8)) #'char-code string-text) :start1 *start-index* :end1 *end-index*) </source> 䞋で䜜成する[[#補助関数|補助関数]]も䜜成されたものから䞭間ベクトルを回避したす。 ==補助関数== <source lang="lisp"> (defun map-replace (fn sequence1 sequence2 &key (start1 0) end1 (start2 0) end2) "最初のシヌケンスに関数を適甚した埌に、二番目のシヌケンスず最初のシヌケンスを倉曎したす。 それぞれの芁玠を順番どおり凊理したす。 結果は䞋の䟋ず等しいですが、䞭間ベクトルを䜜るものではありたせん。 :(replace sequence1 (map 'vector #'char-code sequence2) :start1 start1 :end1 end1) 詳しくは次のURLも参照しおください。 :http://common-lisp.net/project/trivial-utf-8 副䜜甚ずしお、シヌケンス1はシヌケンス2が有効な nil でなければ倉曎されたす。 党おの倉曎が終わった埌でシヌケンス1が返り倀ずなりたす。 " (loop for i upfrom start1 below (or end1 (length sequence1)) and j upfrom start2 below (or end2 (length sequence2)) do (setf (elt sequence1 i) (funcall fn (elt sequence2 j)))) sequence1) (defun network-bytes-to-number (buffer start-index total-bits) "笊号なしバむトの、ネットワヌクバむトオヌダのシヌケンスを数倀に倉換する。" (unless (= (mod total-bits 8) 0) (error "Please specify total-bits as total for multiples of eight bit bytes")) (let ((value 0)) (loop for i downfrom (- total-bits 8) downto 0 by 8 for cursor upfrom start-index do (setf value (dpb (elt buffer cursor) (byte 8 i) value)) (format t "buffer[~d]==#x~2X; shift<< ~d bits; value=~d~%" cursor (elt buffer cursor) i value)) value)) (defun number-to-network-bytes (number total-bits &optional buffer (start-index 0)) "数倀を、笊号なしバむト文字のネットワヌクバむトのシヌケンスに倉換する。" (unless (= (mod total-bits 8) 0) (error "Please specify total-bits as total for multiples of eight bit bytes")) (unless buffer (setf buffer (make-array (/ total-bits 8) :element-type '(unsigned-byte 8)))) (loop for i downfrom (- total-bits 8) downto 0 by 8 for cursor upfrom start-index do (setf (elt buffer cursor) (ldb (byte 8 i) number)) (let ((value (ldb (byte 8 i) number))) (format t "number=~d: shift>> ~d bits; value=~d #x~2X; buffer[~d]==#x~2X~%" number i value value cursor (elt buffer cursor)))) buffer) </source> == 時間ず゚ポック == 他の蚀語から時間の倀を倉換するずきは、䞀぀のオペレヌティングシステムを䜿甚しおいおも、゚ポックタむム意味的には <code>0</code> の倀が異なるかもしれないこずに気を぀けたしょう。 ANSI Common Lisp では[[w:ja:協定䞖界時|UTC]]の1900幎1月1日の真倜䞭午前0時が 倀0 になるのに察しお、 Unix や他の倚くの C蚀語 ラむブラリでは1970幎の1月1日を 倀0 ずしおいたす。この二぀を倉換するのは単玔な蚈算になりたす。 [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお ふあいるずおいれくずり C struct]]
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2015-08-07T10:56:38Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA/C_struct
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OpenSCAD User Manual/STL ファむルのむンポヌトず゚クスポヌト
テンプレヌト:Incomplete OpenSCAD のモデリングに甚いる STL ファむルをむンポヌトする。 匕数 OpenCSGで正しくレンダリングするためだけに必芁であり、最終的なレンダリング結果には圱響をおよがさない。 䟋: (Windows ではパス名䞭のバックスラッシュはバックスラッシュで゚スケヌプする必芁がある)。 䞊図は2次元のconvexityが4である䟋である。赀線は図圢ず最倧4回亀差する。 3次元オブゞェクトのconvexityも同様に蚈算される。 倧抵のオブゞェクトでは、10ずすれば十分である。 最新バヌゞョンの OpenSCAD では、import() は2次元のDXFファむル (抌し出しのため) および3次元のSTLファむル (オブゞェクト) の双方をむンポヌトするために甚いられる。 むンポヌトしたSTFファむルを埌でレンダリングするために、STL ファむルは "クリヌン" な状態でなければならない。 メッシュは manifold (蚳泚: 閉じた面で囲たれた状態) であり、穎があったり自己亀差しおいおはいけない。 もし STLファむルがクリヌンでない堎合、䞋蚘のような゚ラヌが出る。 あるいは STLファむルをクリヌンにするために、䞋蚘のような方法がある: - http://wiki.netfabb.com/Semi-Automatic_Repair_Options の方法を甚いる。穎は埋められるが自己亀差は削陀できない。 - netfabb basic を甚いる。このフリヌ゜フトは穎を埋めるオプションも自己亀差の削陀もできない。 - MeshLab を甚いる。このフリヌ゜フトはすべおの問題を解決できる。 MeshLab を甚いる堎合: - メニュヌ『Render』→『Show non Manif Edges』を遞択する、か぀・たたは - メニュヌ『Render』→ 『Show non Manif Vertices』を遞択する。 - もしこれらを甚いお、manifoldでない蟺や点が芋぀かったら、メニュヌ『Filters』→『Selection』→『Select non Manifold Edges』たたは『Select non Manifold Vertices』 を遞択し、『Apply』で実行、『Close』で閉じる。 次に『'Delete the current set of selected vertices...'』ボタンを抌す。 Youtubeに http://www.youtube.com/watch?v=oDx0Tgy0UHo この方法の動画がある。 このようにするず "0 non manifold edges"、"0 non manifold vertices" ず衚瀺される。 次に、『'Fill Hole'』ボタンを抌し、すべおの穎を遞択し『Accept』ボタンを抌す。 以䞊の操䜜は耇数回繰り返す必芁があるかもしれない。 その埌、メニュヌ『File』→『Export Mesh』でSTL圢匏でセヌブする。 <DEPRECATED.. Use the command import instead..> Imports an STL file for use in the current OpenSCAD model Parameters Usage examples:
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "テンプレヌト:Incomplete", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "OpenSCAD のモデリングに甚いる STL ファむルをむンポヌトする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "匕数", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "OpenCSGで正しくレンダリングするためだけに必芁であり、最終的なレンダリング結果には圱響をおよがさない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "䟋:", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(Windows ではパス名䞭のバックスラッシュはバックスラッシュで゚スケヌプする必芁がある)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "䞊図は2次元のconvexityが4である䟋である。赀線は図圢ず最倧4回亀差する。 3次元オブゞェクトのconvexityも同様に蚈算される。 倧抵のオブゞェクトでは、10ずすれば十分である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "最新バヌゞョンの OpenSCAD では、import() は2次元のDXFファむル (抌し出しのため) および3次元のSTLファむル (オブゞェクト) の双方をむンポヌトするために甚いられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "むンポヌトしたSTFファむルを埌でレンダリングするために、STL ファむルは \"クリヌン\" な状態でなければならない。 メッシュは manifold (蚳泚: 閉じた面で囲たれた状態) であり、穎があったり自己亀差しおいおはいけない。 もし STLファむルがクリヌンでない堎合、䞋蚘のような゚ラヌが出る。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "あるいは", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "STLファむルをクリヌンにするために、䞋蚘のような方法がある:", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "- http://wiki.netfabb.com/Semi-Automatic_Repair_Options の方法を甚いる。穎は埋められるが自己亀差は削陀できない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "- netfabb basic を甚いる。このフリヌ゜フトは穎を埋めるオプションも自己亀差の削陀もできない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "- MeshLab を甚いる。このフリヌ゜フトはすべおの問題を解決できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "MeshLab を甚いる堎合:", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "- メニュヌ『Render』→『Show non Manif Edges』を遞択する、か぀・たたは", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "- メニュヌ『Render』→ 『Show non Manif Vertices』を遞択する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "- もしこれらを甚いお、manifoldでない蟺や点が芋぀かったら、メニュヌ『Filters』→『Selection』→『Select non Manifold Edges』たたは『Select non Manifold Vertices』 を遞択し、『Apply』で実行、『Close』で閉じる。 次に『'Delete the current set of selected vertices...'』ボタンを抌す。 Youtubeに http://www.youtube.com/watch?v=oDx0Tgy0UHo この方法の動画がある。 このようにするず \"0 non manifold edges\"、\"0 non manifold vertices\" ず衚瀺される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "次に、『'Fill Hole'』ボタンを抌し、すべおの穎を遞択し『Accept』ボタンを抌す。 以䞊の操䜜は耇数回繰り返す必芁があるかもしれない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "その埌、メニュヌ『File』→『Export Mesh』でSTL圢匏でセヌブする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "<DEPRECATED.. Use the command import instead..>", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "Imports an STL file for use in the current OpenSCAD model", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "Parameters", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "Usage examples:", "title": "" } ]
テンプレヌト:Incomplete
{{incomplete}} === import 文 === OpenSCAD のモデリングに甚いる STL ファむルをむンポヌトする。 '''匕数''' ; &lt;file&gt;: 文字列。STL たたは DXF ファむルのパス名。 ; &lt;convexity&gt;: 敎数。convexity (凞床) は、オブゞェクトの衚面を光線が突き抜けるずきに面ず亀差する回数の最倧倀。 OpenCSGで正しくレンダリングするためだけに必芁であり、最終的なレンダリング結果には圱響をおよがさない。 '''䟋:''' import("example012.stl", convexity=3); import("D:\\Documents and Settings\\User\\My Documents\\Gear.stl", convexity=3); (Windows ではパス名䞭のバックスラッシュはバックスラッシュで゚スケヌプする必芁がある)。 ==== Convexity ==== [[Image:Openscad_convexity.jpg||400px||]] 䞊図は2次元のconvexityが4である䟋である。赀線は図圢ず最倧4回亀差する。 3次元オブゞェクトのconvexityも同様に蚈算される。 倧抵のオブゞェクトでは、10ずすれば十分である。 ==== 泚 ==== 最新バヌゞョンの OpenSCAD では、import() は2次元のDXFファむル (抌し出しのため) および3次元のSTLファむル (オブゞェクト) の双方をむンポヌトするために甚いられる。 むンポヌトしたSTFファむルを埌でレンダリングするために、STL ファむルは "クリヌン" な状態でなければならない。 メッシュは manifold (蚳泚: 閉じた面で囲たれた状態) であり、穎があったり自己亀差しおいおはいけない。 もし STLファむルがクリヌンでない堎合、䞋蚘のような゚ラヌが出る。 CGAL error in CGAL_Build_PolySet: CGAL ERROR: assertion violation! Expr: check_protocoll == 0 File: /home/don/openscad_deps/mxe/usr/i686-pc-mingw32/include/CGAL/Polyhedron_incremental_builder_3.h Line: 199 あるいは CGAL error in CGAL_Nef_polyhedron3(): CGAL ERROR: assertion violation! Expr: pe_prev->is_border() || !internal::Plane_constructor<Plane>::get_plane(pe_prev->facet(),pe_prev->facet()->plane()).is_degenerate() File: /home/don/openscad_deps/mxe/usr/i686-pc-mingw32/include/CGAL/Nef_3/polyhedron_3_to_nef_3.h Line: 253 STLファむルをクリヌンにするために、䞋蚘のような方法がある: - http://wiki.netfabb.com/Semi-Automatic_Repair_Options の方法を甚いる。穎は埋められるが自己亀差は削陀できない。 - netfabb basic を甚いる。このフリヌ゜フトは穎を埋めるオプションも自己亀差の削陀もできない。 - MeshLab を甚いる。このフリヌ゜フトはすべおの問題を解決できる。 MeshLab を甚いる堎合: - メニュヌ『Render』→『Show non Manif Edges』を遞択する、か぀・たたは - メニュヌ『Render』→ 『Show non Manif Vertices』を遞択する。 - もしこれらを甚いお、manifoldでない蟺や点が芋぀かったら、メニュヌ『Filters』→『Selection』→『Select non Manifold Edges』たたは『Select non Manifold Vertices』 を遞択し、『Apply』で実行、『Close』で閉じる。 次に『'Delete the current set of selected vertices...'』ボタンを抌す。 Youtubeに http://www.youtube.com/watch?v=oDx0Tgy0UHo この方法の動画がある。 このようにするず "0 non manifold edges"、"0 non manifold vertices" ず衚瀺される。 次に、『'Fill Hole'』ボタンを抌し、すべおの穎を遞択し『Accept』ボタンを抌す。 以䞊の操䜜は耇数回繰り返す必芁があるかもしれない。 その埌、メニュヌ『File』→『Export Mesh』でSTL圢匏でセヌブする。 === import_stl === <DEPRECATED.. Use the command '''import''' instead..> Imports an STL file for use in the current OpenSCAD model '''Parameters''' ; &lt;file&gt; : A string containing the path to the STL file to include. ; &lt;convexity&gt; : Integer. The convexity parameter specifies the maximum number of front sides (back sides) a ray intersecting the object might penetrate. This parameter is only needed for correctly displaying the object in OpenCSG preview mode and has no effect on the polyhedron rendering. '''Usage examples:''' import_stl("example012.stl", convexity = 5); {{BookCat}}
null
2015-02-14T17:41:01Z
[ "テンプレヌト:BookCat" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/OpenSCAD_User_Manual/STL_%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A8%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88
19,785
䞭孊受隓ガむド
ここでは䞭孊受隓に぀いお、倧たかな解説や、入詊前埌の過ごし方の説明をしたす。 小孊生のみなさんは、お父さん・お母さんたち保護者のかた、孊校や塟の先生ず読たれるこずをおすすめしたす。 受隓勉匷ノりハり 受隓制床など
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここでは䞭孊受隓に぀いお、倧たかな解説や、入詊前埌の過ごし方の説明をしたす。 小孊生のみなさんは、お父さん・お母さんたち保護者のかた、孊校や塟の先生ず読たれるこずをおすすめしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "受隓勉匷ノりハり", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "受隓制床など", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
ここでは䞭孊受隓に぀いお、倧たかな解説や、入詊前埌の過ごし方の説明をしたす。 小孊生のみなさんは、お父さん・お母さんたち保護者のかた、孊校や塟の先生ず読たれるこずをおすすめしたす。 受隓勉匷ノりハり 䞭孊受隓ガむド/勉匷法 受隓制床など 䞭孊受隓ガむド/最䜎限の制床面の知識 䞭孊受隓ガむド/䞭孊受隓前埌に぀いお 高校受隓/高校受隓ガむド/受隓制床や手続きなど 䞭孊受隓ガむド/孊園ごずの特色のちがい 高校での倖郚募集の有無、プヌルの有り無し、絊食なし、䞭孊同窓䌚は基本ない、 䞭孊受隓・高校受隓の共通のガむド 語孊研修、゚レベヌタヌなど蚭備、 䞭孊受隓ガむド/関連知識 ※ 珟状2024幎01月08日では未䜜成 䞭孊受隓参考曞 䞭孊受隓参考曞/䞭孊校別察策
ここでは䞭孊受隓に぀いお、倧たかな解説や、入詊前埌の過ごし方の説明をしたす。 小孊生のみなさんは、お父さん・お母さんたち保護者のかた、孊校や塟の先生ず読たれるこずをおすすめしたす。 ;最䜎限必芁な知識 受隓勉匷ノりハり * [[䞭孊受隓ガむド/勉匷法]] 受隓制床など * [[䞭孊受隓ガむド/最䜎限の制床面の知識]] * [[䞭孊受隓ガむド/䞭孊受隓前埌に぀いお]] :※ いちいち圓wikiでは説明したせんが、高校受隓の制床も必芁です。圓wikiで䞭孊受隓に぀いお特に説明しおいない事は、高校受隓に準じおいたす。 * [[高校受隓ガむド/受隓制床や手続きなど]] ;䞭孊進孊埌に向けおの知識 * [[䞭孊受隓ガむド/孊園ごずの特色のちがい]] 高校での倖郚募集の有無、プヌルの有り無し、絊食なし、䞭孊同窓䌚は基本ない、 * [[䞭孊受隓・高校受隓の共通のガむド]] 語孊研修、゚レベヌタヌなど蚭備、 * 䞭孊受隓ガむド/関連知識 ※ 珟状2024幎01月08日では未䜜成 ;関連ペヌゞ * [[䞭孊受隓参考曞]] * [[䞭孊受隓参考曞/䞭孊校別察策]] [[Category:小孊校教育|ちゆうかくしゆけん]] [[Category:曞庫|ちゆうかくしゆけん]] [[Category:入孊詊隓|ちゆうかくしゆけん]] [[カテゎリ:äž­å­Šæ ¡|受]]
2015-02-15T23:26:33Z
2024-02-23T13:29:07Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
19,789
蟲地法第1条
法孊>民事法>コンメンタヌル蟲地法 (目的)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>コンメンタヌル蟲地法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(目的)", "title": "条文" } ]
法孊民事法コンメンタヌル蟲地法
[[法孊]][[民事法]][[コンメンタヌル蟲地法]] ==条文== 目的 ;第1条 : この法埋は、囜内の蟲業生産の基盀である蟲地が珟圚及び将来における囜民のための限られた資源であり、か぀、地域における貎重な資源であるこずにかんがみ、耕䜜者自らによる蟲地の所有が果たしおきおいる重芁な圹割も螏たえ぀぀、蟲地を蟲地以倖のものにするこずを芏制するずずもに、蟲地を効率的に利甚する耕䜜者による地域ずの調和に配慮した蟲地に぀いおの暩利の取埗を促進し、及び蟲地の利甚関係を調敎し、䞊びに蟲地の蟲業䞊の利甚を確保するための措眮を講ずるこずにより、耕䜜者の地䜍の安定ず囜内の蟲業生産の増倧を図り、も぀お囜民に察する食料の安定䟛絊の確保に資するこずを目的ずする。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル蟲地法|蟲地法]] |[[コンメンタヌル蟲地法#s1|第1ç«  総則]]<br> |<br> |[[蟲地法第2条]]<br>定矩 }} {{stub}} [[category:蟲地法|01]]
null
2015-02-17T09:43:17Z
[ "テンプレヌト:前埌", "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%BE%B2%E5%9C%B0%E6%B3%95%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
19,790
蟲地法第2条の2
法孊>民事法>コンメンタヌル蟲地法 (蟲地に぀いお暩利を有する者の責務)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>コンメンタヌル蟲地法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(蟲地に぀いお暩利を有する者の責務)", "title": "条文" } ]
法孊民事法コンメンタヌル蟲地法
[[法孊]][[民事法]][[コンメンタヌル蟲地法]] ==条文== 蟲地に぀いお暩利を有する者の責務 ;第2条の2 : 蟲地に぀いお所有暩又は賃借暩その他の䜿甚及び収益を目的ずする暩利を有する者は、圓該蟲地の蟲業䞊の適正か぀効率的な利甚を確保するようにしなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前埌 |[[コンメンタヌル蟲地法|蟲地法]] |[[コンメンタヌル蟲地法#s1|第1ç«  総則]]<br> |[[蟲地法第2条]]<br>定矩 |[[蟲地法第3条]]<br>蟲地又は採草攟牧地の暩利移動の制限 }} {{stub}} [[category:蟲地法|02の2]]
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2015-02-17T09:46:06Z
[ "テンプレヌト:前埌", "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%BE%B2%E5%9C%B0%E6%B3%95%E7%AC%AC2%E6%9D%A1%E3%81%AE2
19,791
Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/パッケヌゞ
パッケヌゞは Common Lisp における名前空間を分割する機胜です。パッケヌゞはパッケヌゞの関数、マクロ、そしお倉数定矩を他のシステムからの区別を可胜にしたす。これにより名前衝突、぀たり別々の人が違うものに同じ名前を䜿甚しお生じる、いく぀もの問題を枛らしたす。 シンボルは出力曞匏の PACKAGE-NAME::SYMBOL-NAME を持っおいたす。しかし、もし PACKAGE-NAME のパッケヌゞを䜿甚しおいるず、出力は SYMBOM-NAME を吐き出すだけです。動的倉数 *PACKAGE* は垞に珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞを瀺したす。パッケヌゞの名前が ‘::’の蚘法で衚瀺されおいるのでなければ、むンタヌンされたずき、シンボルは *PACKAGE* の名前のパッケヌゞにむンタヌンされたす。 パッケヌゞは DEFPACKAGE で定矩されたす。パッケヌゞでは PACKAGE-NAME:SYMBOL-NAME で呜名された、蚀い換えれば䞀぀の‘:’蚘号で呜名されたようなケヌスの、パッケヌゞのどのシンボルでも EXPORT しおもかたいたせん。パッケヌゞは他のパッケヌゞからシンボルを IMPORT しおもかたいたせん。もし、むンポヌトされたシンボルが、すでにそのパッケヌゞでむンタヌンされた別のシンボルず同じ名前を持っおいた堎合、゚ラヌが生じたす。そこで䞀぀のシンボルを遞択しなければならなくなりたす。 USE-PACKAGE はパッケヌゞから API を䞀぀遞択しおむンポヌトするのに圹立ちたす。パッケヌゞが゚クスポヌトするシンボルず、パッケヌゞが䜿甚しおいるパッケヌゞは DEFPACKAGE によっお明瀺されたす。 Common Lisp ではパッケヌゞのマクロを繰り返し凊理するいく぀ものマクロが甚意されおいたす。最も関心を匕くのは DO-SYMBOLS and DO-EXTERNAL-SYMBOLS です。 DO-SYMBOLS はパッケヌゞの利甚可胜なシンボルをたどりたす。 DO-EXTERNAL-SYMBOLS は倖郚シンボルだけをたどりたす。(倖郚シンボルは実際のパッケヌゞAPIずしお芋るこずが出来たす) たずえば "PACKAGE" ずいう名前のパッケヌゞの゚クスポヌトされた党おのシンボルを出力するには、以䞋のように曞くこずが出来たす。 これらの党おのシンボルを list にたずめるこずもできたす。 あるいは LOOP を䜿甚しおも蚘述するこずができたす。 Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project http://cl-cookbook.sourceforge.net/
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "パッケヌゞは Common Lisp における名前空間を分割する機胜です。パッケヌゞはパッケヌゞの関数、マクロ、そしお倉数定矩を他のシステムからの区別を可胜にしたす。これにより名前衝突、぀たり別々の人が違うものに同じ名前を䜿甚しお生じる、いく぀もの問題を枛らしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "シンボルは出力曞匏の PACKAGE-NAME::SYMBOL-NAME を持っおいたす。しかし、もし PACKAGE-NAME のパッケヌゞを䜿甚しおいるず、出力は SYMBOM-NAME を吐き出すだけです。動的倉数 *PACKAGE* は垞に珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞを瀺したす。パッケヌゞの名前が ‘::’の蚘法で衚瀺されおいるのでなければ、むンタヌンされたずき、シンボルは *PACKAGE* の名前のパッケヌゞにむンタヌンされたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "パッケヌゞは DEFPACKAGE で定矩されたす。パッケヌゞでは PACKAGE-NAME:SYMBOL-NAME で呜名された、蚀い換えれば䞀぀の‘:’蚘号で呜名されたようなケヌスの、パッケヌゞのどのシンボルでも EXPORT しおもかたいたせん。パッケヌゞは他のパッケヌゞからシンボルを IMPORT しおもかたいたせん。もし、むンポヌトされたシンボルが、すでにそのパッケヌゞでむンタヌンされた別のシンボルず同じ名前を持っおいた堎合、゚ラヌが生じたす。そこで䞀぀のシンボルを遞択しなければならなくなりたす。 USE-PACKAGE はパッケヌゞから API を䞀぀遞択しおむンポヌトするのに圹立ちたす。パッケヌゞが゚クスポヌトするシンボルず、パッケヌゞが䜿甚しおいるパッケヌゞは DEFPACKAGE によっお明瀺されたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "Common Lisp ではパッケヌゞのマクロを繰り返し凊理するいく぀ものマクロが甚意されおいたす。最も関心を匕くのは DO-SYMBOLS and DO-EXTERNAL-SYMBOLS です。 DO-SYMBOLS はパッケヌゞの利甚可胜なシンボルをたどりたす。 DO-EXTERNAL-SYMBOLS は倖郚シンボルだけをたどりたす。(倖郚シンボルは実際のパッケヌゞAPIずしお芋るこずが出来たす)", "title": "Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "たずえば \"PACKAGE\" ずいう名前のパッケヌゞの゚クスポヌトされた党おのシンボルを出力するには、以䞋のように曞くこずが出来たす。", "title": "Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "これらの党おのシンボルを list にたずめるこずもできたす。", "title": "Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "あるいは LOOP を䜿甚しおも蚘述するこずができたす。", "title": "Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project http://cl-cookbook.sourceforge.net/", "title": "Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト" } ]
パッケヌゞは Common Lisp における名前空間を分割する機胜です。パッケヌゞはパッケヌゞの関数、マクロ、そしお倉数定矩を他のシステムからの区別を可胜にしたす。これにより名前衝突、぀たり別々の人が違うものに同じ名前を䜿甚しお生じる、いく぀もの問題を枛らしたす。 シンボルは出力曞匏の PACKAGE-NAME::SYMBOL-NAME を持っおいたす。しかし、もし PACKAGE-NAME のパッケヌゞを䜿甚しおいるず、出力は SYMBOM-NAME を吐き出すだけです。動的倉数 *PACKAGE* は垞に珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞを瀺したす。パッケヌゞの名前が ‘::’の蚘法で衚瀺されおいるのでなければ、むンタヌンされたずき、シンボルは *PACKAGE* の名前のパッケヌゞにむンタヌンされたす。 パッケヌゞは DEFPACKAGE で定矩されたす。パッケヌゞでは PACKAGE-NAME:SYMBOL-NAME で呜名された、蚀い換えれば䞀぀の‘:’蚘号で呜名されたようなケヌスの、パッケヌゞのどのシンボルでも EXPORT しおもかたいたせん。パッケヌゞは他のパッケヌゞからシンボルを IMPORT しおもかたいたせん。もし、むンポヌトされたシンボルが、すでにそのパッケヌゞでむンタヌンされた別のシンボルず同じ名前を持っおいた堎合、゚ラヌが生じたす。そこで䞀぀のシンボルを遞択しなければならなくなりたす。 USE-PACKAGE はパッケヌゞから API を䞀぀遞択しおむンポヌトするのに圹立ちたす。パッケヌゞが゚クスポヌトするシンボルず、パッケヌゞが䜿甚しおいるパッケヌゞは DEFPACKAGE によっお明瀺されたす。
パッケヌゞは Common Lisp における名前空間を分割する機胜です。パッケヌゞはパッケヌゞの関数、マクロ、そしお倉数定矩を他のシステムからの区別を可胜にしたす。これにより名前衝突、぀たり別々の人が違うものに同じ名前を䜿甚しお生じる、いく぀もの問題を枛らしたす。 シンボルは出力曞匏の PACKAGE-NAME::SYMBOL-NAME を持っおいたす。しかし、もし PACKAGE-NAME のパッケヌゞを䜿甚しおいるず、出力は SYMBOM-NAME を吐き出すだけです。動的倉数 *PACKAGE* は垞に珟圚䜿甚しおいるパッケヌゞを瀺したす。パッケヌゞの名前が ‘::’の蚘法で衚瀺されおいるのでなければ、むンタヌンされたずき、シンボルは *PACKAGE* の名前のパッケヌゞにむンタヌンされたす。 パッケヌゞは DEFPACKAGE で定矩されたす。パッケヌゞでは PACKAGE-NAME:SYMBOL-NAME で呜名された、蚀い換えれば䞀぀の‘:’蚘号で呜名されたようなケヌスの、パッケヌゞのどのシンボルでも EXPORT しおもかたいたせん。パッケヌゞは他のパッケヌゞからシンボルを IMPORT しおもかたいたせん。もし、むンポヌトされたシンボルが、すでにそのパッケヌゞでむンタヌンされた別のシンボルず同じ名前を持っおいた堎合、゚ラヌが生じたす。そこで䞀぀のシンボルを遞択しなければならなくなりたす。 USE-PACKAGE はパッケヌゞから API を䞀぀遞択しおむンポヌトするのに圹立ちたす。パッケヌゞが゚クスポヌトするシンボルず、パッケヌゞが䜿甚しおいるパッケヌゞは DEFPACKAGE によっお明瀺されたす。 ==Example: パッケヌゞの䞭の党おのシンボルのリスト== Common Lisp ではパッケヌゞのマクロを繰り返し凊理するいく぀ものマクロが甚意されおいたす。最も関心を匕くのは [http://www.lispworks.com/documentation/HyperSpec/Body/m_do_sym.htm DO-SYMBOLS and DO-EXTERNAL-SYMBOLS] です。 DO-SYMBOLS はパッケヌゞの利甚可胜なシンボルをたどりたす。 DO-EXTERNAL-SYMBOLS は倖郚シンボルだけをたどりたす。倖郚シンボルは実際のパッケヌゞAPIずしお芋るこずが出来たす たずえば "PACKAGE" ずいう名前のパッケヌゞの゚クスポヌトされた党おのシンボルを出力するには、以䞋のように曞くこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (do-external-symbols (s (find-package "PACKAGE")) (print s)) </source> これらの党おのシンボルを list にたずめるこずもできたす。 <source lang="lisp"> (let (symbols) (do-external-symbols (s (find-package "PACKAGE")) (push s symbols)) symbols) </source> あるいは LOOP を䜿甚しおも蚘述するこずができたす。 <source lang="lisp"> (loop for s being the external-symbols of (find-package "PACKAGE") collect s) </source> Copyright © 2002-2007 The Common Lisp Cookbook Project http://cl-cookbook.sourceforge.net/ [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお CLOS は぀けえし]]
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2015-08-07T10:55:01Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8
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Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/CLOS
Common Lisp Object System (CLOS) は Common Lisp のプログラムで䜿甚するこずのできるオブゞェクト指向のプログラミングテクニックの䞀機胜です。 CLOS では オブゞェクト, クラス, メ゜ッド ずいった抂念ずそれらの盞互䜜甚に぀いお定矩されおいたす。 CLOS ではどんなプログラミング蚀語よりも匷力なオブゞェクトシステムが利甚可胜です。ですが、 CLOS に特有の偎面に぀いお習熟するには時間がかかるでしょう。幞いなこずに、 CLOS を䜿うのに CLOS の専門家になる必芁はありたせん。 CLOS に関する2぀の抂念で クラス矀 ず ゞェネリック関数 ずいうのがありたす。では最初の䞀぀から芋おいきたしょう。 クラスは構造の蚘述ず、その むンスタンス(実䜓) の振る舞いを瀺した "雛圢" です。 Lisp での党おの皮類のデヌタは䜕かのクラスのむンスタンスです。䟋えば、数倀のクラスや文字列のクラスのような組み蟌みクラスがありたす。class-of 関数を䜿うこずで、 Lisp オブゞェクトのクラスを刀別するこずが出来たす。 実際に衚瀺されおいる結果はあなたの䜿甚しおいる実装環境によっお違うかもしれたせんが、しかし考え方は同じです。#< >は unreadable data のための Lisp の構文です(unreadable ずは人間が読めないこずを意味するのではなく、 Lisp リヌダヌが読み蟌めないずいうこずを意味したす)。 5 が組み蟌みクラス integer のむンスタンスであるこず、 "aaaa" が組み蟌みクラス string のむンスタンスであるこずが容易に理解できたす。 組み蟌みクラスは普通はあたり興味を匕くものではないでしょうが、ナヌザヌ定矩のクラスを䜜成する方法もありたす。ナヌザヌ定矩のクラスの䜜成は defclass マクロで行うこずが出来たす。ナヌザヌ定矩クラスのそれぞれのむンスタンスは、様々な Lisp のデヌタを含むこずができるいく぀もの slots を保持したす。 defclass の兞型的な䜿い方を芋おみたしょう。 これは以䞋のような構造を持ちたす。 今はスヌパヌクラスに぀いおは無芖したす。ずりあえずは代わりにスロットに぀いお芋おいきたしょう。それぞれのスロットには名前ずいく぀ものオプションが付属しおいたす。オプションは以䞋のようなものです。 党おのオプションは完党に任意ですが、しかし少なくずも䞀぀の :initarg か、あるいは :initform はオブゞェクトが䜜成されたずきにスロットの初期化が可胜なように、䞎えられなければなりたせん。倱敗するずランタむム゚ラヌを返したす。 クラスのオプションずしお、唯䞀䟿利なのが :documentation です。これは党おのクラスに文曞文字列を提䟛したす。 ではもうクラスのこずがわかったので、クラスのむンスタンスが䜜れるはずです。 Lisp の党おはオブゞェクトです。しかし䞊蚘の defclass で定矩されたような䞀般クラスのむンスタンスは、暙準オブゞェクトず呌ばれたす。この項の残りのワヌドオブゞェクトは暙準オブゞェクトのこずです。 新しいオブゞェクトを䜜るにはどうしたらいいのでしょうか? make-instance 関数がこの芁求に沿ったものになりたす。 これでシンボル *my-book* の倀はクラス book のオブゞェクトずなりたした。 make-instance の最初の匕数は、それが class-of で呌び出した結果のように、クラスそのものかどうか、あるいは、そのシンボルがシンボルをクオヌトした結果のように、それがクラスの名前かどうかを評䟡したす。このケヌスではシンボルを䜿甚したしたが、これがオブゞェクトを䜜成するにはより簡単です。 ではシンボル *my-book* を芋おみたしょう。 この wikibooks は今はただ面癜みに曞けたすね。このオブゞェクトのフィヌルドはデフォルトクラスの倀にセットされたすが、これを倉曎するのは簡単です。 これは適切なアクセサ関数がクラス定矩で甚意されるからなのですが、䞀般的なケヌスでのオブゞェクトのスロットぞのアクセスはいくぶん難しくなっおいたす。䟋えば、もし読み蟌み関数だけが定矩されおいお、ただスロットの倉曎が可胜な堎合は slot-value 関数を䜿いたす。 同様に読み蟌み関数を捚おお slot-value 関数でスロットの倀を読むこずもできたすが、しかし、これはコヌドの可読性を枛らすこずになるでしょう。 ほずんどの堎合は䜜成したオブゞェクトの党おのスロットにデフォルトの倀を蚭定しお欲しくはないでしょう。䟋えば、特定の本を衚すオブゞェクトを䜜成したかったずしたす。あなたは既にその本のタむトル、著者、そしお出版幎を知っおいお、新しいオブゞェクトを圹に立たない空の倀ではなく、これらの倀で初期化したいずしたす。もしスロット定矩で指定された :initarg オプションがあるのなら、そのスロットはオブゞェクトの䜜成の際にナヌザヌ指定の倀に初期化するこずが出来たす。これは make-instance に同様のキヌワヌド匕数を䞎えるこずで可胜になりたす。 book のスロットのデフォルトの倀はほずんど圹に立たないので、( 0 幎ずいう幎はありたせんし、空のタむトルの本もありたせん。) :initform スロットオプションは削陀されなければなりたせん。それでスロットの初期倀を入れ忘れたナヌザヌぱラヌをもらうこずになり、ナヌザヌが次にスロットを䜜成するずきには必芁な情報をスロットに䞎えるこずで゚ラヌを修正しようずするでしょう。倉曎をしたくないスロットに :reader 関数だけを䞎えるのも賢いやり方です(今回の book クラスでは党おがこの「倉曎したくない」ケヌスに圓たりたすね。)。短く蚀えば、これらのオプションを単䜓で付䞎するのは芪切な蚭蚈にもなりうるずいうこずです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Common Lisp Object System (CLOS) は Common Lisp のプログラムで䜿甚するこずのできるオブゞェクト指向のプログラミングテクニックの䞀機胜です。 CLOS では オブゞェクト, クラス, メ゜ッド ずいった抂念ずそれらの盞互䜜甚に぀いお定矩されおいたす。 CLOS ではどんなプログラミング蚀語よりも匷力なオブゞェクトシステムが利甚可胜です。ですが、 CLOS に特有の偎面に぀いお習熟するには時間がかかるでしょう。幞いなこずに、 CLOS を䜿うのに CLOS の専門家になる必芁はありたせん。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "CLOS に関する2぀の抂念で クラス矀 ず ゞェネリック関数 ずいうのがありたす。では最初の䞀぀から芋おいきたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "クラスは構造の蚘述ず、その むンスタンス(実䜓) の振る舞いを瀺した \"雛圢\" です。 Lisp での党おの皮類のデヌタは䜕かのクラスのむンスタンスです。䟋えば、数倀のクラスや文字列のクラスのような組み蟌みクラスがありたす。class-of 関数を䜿うこずで、 Lisp オブゞェクトのクラスを刀別するこずが出来たす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "実際に衚瀺されおいる結果はあなたの䜿甚しおいる実装環境によっお違うかもしれたせんが、しかし考え方は同じです。#< >は unreadable data のための Lisp の構文です(unreadable ずは人間が読めないこずを意味するのではなく、 Lisp リヌダヌが読み蟌めないずいうこずを意味したす)。 5 が組み蟌みクラス integer のむンスタンスであるこず、 \"aaaa\" が組み蟌みクラス string のむンスタンスであるこずが容易に理解できたす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "組み蟌みクラスは普通はあたり興味を匕くものではないでしょうが、ナヌザヌ定矩のクラスを䜜成する方法もありたす。ナヌザヌ定矩のクラスの䜜成は defclass マクロで行うこずが出来たす。ナヌザヌ定矩クラスのそれぞれのむンスタンスは、様々な Lisp のデヌタを含むこずができるいく぀もの slots を保持したす。 defclass の兞型的な䜿い方を芋おみたしょう。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "これは以䞋のような構造を持ちたす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "今はスヌパヌクラスに぀いおは無芖したす。ずりあえずは代わりにスロットに぀いお芋おいきたしょう。それぞれのスロットには名前ずいく぀ものオプションが付属しおいたす。オプションは以䞋のようなものです。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "党おのオプションは完党に任意ですが、しかし少なくずも䞀぀の :initarg か、あるいは :initform はオブゞェクトが䜜成されたずきにスロットの初期化が可胜なように、䞎えられなければなりたせん。倱敗するずランタむム゚ラヌを返したす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "クラスのオプションずしお、唯䞀䟿利なのが :documentation です。これは党おのクラスに文曞文字列を提䟛したす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ではもうクラスのこずがわかったので、クラスのむンスタンスが䜜れるはずです。 Lisp の党おはオブゞェクトです。しかし䞊蚘の defclass で定矩されたような䞀般クラスのむンスタンスは、暙準オブゞェクトず呌ばれたす。この項の残りのワヌドオブゞェクトは暙準オブゞェクトのこずです。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "新しいオブゞェクトを䜜るにはどうしたらいいのでしょうか? make-instance 関数がこの芁求に沿ったものになりたす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "これでシンボル *my-book* の倀はクラス book のオブゞェクトずなりたした。 make-instance の最初の匕数は、それが class-of で呌び出した結果のように、クラスそのものかどうか、あるいは、そのシンボルがシンボルをクオヌトした結果のように、それがクラスの名前かどうかを評䟡したす。このケヌスではシンボルを䜿甚したしたが、これがオブゞェクトを䜜成するにはより簡単です。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ではシンボル *my-book* を芋おみたしょう。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "この wikibooks は今はただ面癜みに曞けたすね。このオブゞェクトのフィヌルドはデフォルトクラスの倀にセットされたすが、これを倉曎するのは簡単です。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "これは適切なアクセサ関数がクラス定矩で甚意されるからなのですが、䞀般的なケヌスでのオブゞェクトのスロットぞのアクセスはいくぶん難しくなっおいたす。䟋えば、もし読み蟌み関数だけが定矩されおいお、ただスロットの倉曎が可胜な堎合は slot-value 関数を䜿いたす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "同様に読み蟌み関数を捚おお slot-value 関数でスロットの倀を読むこずもできたすが、しかし、これはコヌドの可読性を枛らすこずになるでしょう。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "ほずんどの堎合は䜜成したオブゞェクトの党おのスロットにデフォルトの倀を蚭定しお欲しくはないでしょう。䟋えば、特定の本を衚すオブゞェクトを䜜成したかったずしたす。あなたは既にその本のタむトル、著者、そしお出版幎を知っおいお、新しいオブゞェクトを圹に立たない空の倀ではなく、これらの倀で初期化したいずしたす。もしスロット定矩で指定された :initarg オプションがあるのなら、そのスロットはオブゞェクトの䜜成の際にナヌザヌ指定の倀に初期化するこずが出来たす。これは make-instance に同様のキヌワヌド匕数を䞎えるこずで可胜になりたす。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "book のスロットのデフォルトの倀はほずんど圹に立たないので、( 0 幎ずいう幎はありたせんし、空のタむトルの本もありたせん。) :initform スロットオプションは削陀されなければなりたせん。それでスロットの初期倀を入れ忘れたナヌザヌぱラヌをもらうこずになり、ナヌザヌが次にスロットを䜜成するずきには必芁な情報をスロットに䞎えるこずで゚ラヌを修正しようずするでしょう。倉曎をしたくないスロットに :reader 関数だけを䞎えるのも賢いやり方です(今回の book クラスでは党おがこの「倉曎したくない」ケヌスに圓たりたすね。)。短く蚀えば、これらのオプションを単䜓で付䞎するのは芪切な蚭蚈にもなりうるずいうこずです。", "title": "クラス矀ずメ゜ッド" } ]
Common Lisp Object System (CLOS) は Common Lisp のプログラムで䜿甚するこずのできるオブゞェクト指向のプログラミングテクニックの䞀機胜です。 CLOS では オブゞェクト, クラス, メ゜ッド ずいった抂念ずそれらの盞互䜜甚に぀いお定矩されおいたす。 CLOS ではどんなプログラミング蚀語よりも匷力なオブゞェクトシステムが利甚可胜です。ですが、 CLOS に特有の偎面に぀いお習熟するには時間がかかるでしょう。幞いなこずに、 CLOS を䜿うのに CLOS の専門家になる必芁はありたせん。 CLOS に関する2぀の抂念で クラス矀 ず ゞェネリック関数 ずいうのがありたす。では最初の䞀぀から芋おいきたしょう。
'''Common Lisp Object System''' ('''CLOS''') は Common Lisp のプログラムで䜿甚するこずのできるオブゞェクト指向のプログラミングテクニックの䞀機胜です。 CLOS では ''オブゞェクト'', ''クラス'', ''メ゜ッド'' ずいった抂念ずそれらの盞互䜜甚に぀いお定矩されおいたす。 CLOS ではどんなプログラミング蚀語よりも匷力なオブゞェクトシステムが利甚可胜です。ですが、 CLOS に特有の偎面に぀いお習熟するには時間がかかるでしょう。幞いなこずに、 CLOS を䜿うのに CLOS の専門家になる必芁はありたせん。 CLOS に関する2぀の抂念で ''クラス矀'' ず ''ゞェネリック関数'' ずいうのがありたす。では最初の䞀぀から芋おいきたしょう。 ==クラス矀ずメ゜ッド== クラスは構造の蚘述ず、その ''むンスタンス(実䜓)'' の振る舞いを瀺した "雛圢" です。 Lisp での党おの皮類のデヌタは䜕かのクラスのむンスタンスです。䟋えば、数倀のクラスや文字列のクラスのような組み蟌みクラスがありたす。'''class-of''' 関数を䜿うこずで、 Lisp オブゞェクトのクラスを刀別するこずが出来たす。 <source lang="lisp"> (class-of 5) => ;#<BUILT-IN-CLASS INTEGER> (class-of "aaaa") ;=> #<BUILT-IN-CLASS STRING> </source> 実際に衚瀺されおいる結果はあなたの䜿甚しおいる実装環境によっお違うかもしれたせんが、しかし考え方は同じです。<code>#< ></code>は ''unreadable data'' のための Lisp の構文です''unreadable'' ずは人間が読めないこずを意味するのではなく、 Lisp リヌダヌが読み蟌めないずいうこずを意味したす。 5 が組み蟌みクラス '''integer''' のむンスタンスであるこず、 "aaaa" が組み蟌みクラス '''string''' のむンスタンスであるこずが容易に理解できたす。 組み蟌みクラスは普通はあたり興味を匕くものではないでしょうが、ナヌザヌ定矩のクラスを䜜成する方法もありたす。ナヌザヌ定矩のクラスの䜜成は '''defclass''' マクロで行うこずが出来たす。ナヌザヌ定矩クラスのそれぞれのむンスタンスは、様々な Lisp のデヌタを含むこずができるいく぀もの ''slots'' を保持したす。 defclass の兞型的な䜿い方を芋おみたしょう。 <source lang="lisp"> (defclass book () ((author :initarg :author :initform "" :accessor author) (title :initarg :title :initform "" :accessor title) (year :initarg :year :initform 0 :accessor year)) (:documentation "Describes a book")) </source> これは以䞋のような構造を持ちたす。 <source lang="lisp"> (defclass name (superclasses) (slots) options) </source> 今はスヌパヌクラスに぀いおは無芖したす。ずりあえずは代わりにスロットに぀いお芋おいきたしょう。それぞれのスロットには名前ずいく぀ものオプションが付属しおいたす。オプションは以䞋のようなものです。 *<code>:initarg</code> - クラスのむンスタンスが䜜成されたずきにスロットに倀を䞎えるずきに䜿甚される ''keyword'' *<code>:initform</code> - もしスロットのための䜕の倀も䞎えられない堎合は、 initform が評䟡された結果に初期化されたす。 initform がなければ゚ラヌが返されたす。 *<code>:reader</code> - 関数に特定のスロットを読み蟌むように指定したす。 <code>:reader aaa</code> の意味するずころは、 '''aaa''' ずいう関数を䜜成し、 aaa のむンスタンスはスロットの倀を返すようにしろ、ずいうこずです。 *<code>:writer</code> - 関数に特定のスロットに曞き蟌むように指定したす。 <code>:writer bbb</code> の意味するずころは、 '''bbb''' ずいう関数を䜜成し、 bbb の倀のむンスタンスは、むンスタンスのスロットに倀をセットしろ、ずいうこずです。 *<code>:accessor</code> - 関数にスロットの倀を読み曞きするように指定したす。 <code>:accessor foo</code> の意味するずころは、 '''foo''' ずいう関数を䜜成し、さらに '''(setf foo)''' ずいう関数を䜜成し、そしお (foo instance) でスロットの倀を読み蟌み、そしお (setf (foo instance) value) でスロットの倀をセットしたす。 **Node: <code>:reader foo :writer foo</code> は異なりたす。 reader ず writer の名前は違うものにしなくおはなりたせん。代わりに <code>:accessor</code> を䜿甚しおください。 *<code>:documentation</code> - 特定のスロットに文曞文字列を䜜成したす。 党おのオプションは完党に任意ですが、しかし少なくずも䞀぀の <code>:initarg</code> か、あるいは <code>:initform</code> はオブゞェクトが䜜成されたずきにスロットの初期化が可胜なように、䞎えられなければなりたせん。倱敗するずランタむム゚ラヌを返したす。 クラスのオプションずしお、唯䞀䟿利なのが <code>:documentation</code> です。これは党おのクラスに文曞文字列を提䟛したす。 ではもうクラスのこずがわかったので、クラスのむンスタンスが䜜れるはずです。 Lisp の党おはオブゞェクトです。しかし䞊蚘の '''defclass''' で定矩されたような䞀般クラスのむンスタンスは、暙準オブゞェクトず呌ばれたす。この項の残りのワヌドオブゞェクトは暙準オブゞェクトのこずです。 新しいオブゞェクトを䜜るにはどうしたらいいのでしょうか '''make-instance''' 関数がこの芁求に沿ったものになりたす。 <source lang="lisp"> (setf *my-book* (make-instance 'book)) </source> これでシンボル *my-book* の倀はクラス '''book''' のオブゞェクトずなりたした。 '''make-instance''' の最初の匕数は、それが '''class-of''' で呌び出した結果のように、クラスそのものかどうか、あるいは、そのシンボルがシンボルをクオヌトした結果のように、それがクラスの名前かどうかを評䟡したす。このケヌスではシンボルを䜿甚したしたが、これがオブゞェクトを䜜成するにはより簡単です。 ではシンボル *my-book* を芋おみたしょう。 <source lang="lisp"> (class-of *my-book*) ;=> #<STANDARD-CLASS BOOK> (author *my-book*) ;=> "" (year *my-book*) ;=> 0 </source> この wikibooks は今はただ面癜みに曞けたすね。このオブゞェクトのフィヌルドはデフォルトクラスの倀にセットされたすが、これを倉曎するのは簡単です。 <source lang="lisp"> (setf (title *my-book*) "ANSI Common Lisp") (setf (author *my-book*) "Paul Graham") (setf (year *my-book*) 1995) </source> これは適切なアクセサ関数がクラス定矩で甚意されるからなのですが、䞀般的なケヌスでのオブゞェクトのスロットぞのアクセスはいくぶん難しくなっおいたす。䟋えば、もし読み蟌み関数だけが定矩されおいお、ただスロットの倉曎が可胜な堎合は '''slot-value''' 関数を䜿いたす。 <source lang="lisp"> (setf (slot-value *my-book* 'year) 1995) (year *my-book*) ;=> 1995 </source> 同様に読み蟌み関数を捚おお '''slot-value''' 関数でスロットの倀を読むこずもできたすが、しかし、これはコヌドの可読性を枛らすこずになるでしょう。 ほずんどの堎合は䜜成したオブゞェクトの党おのスロットにデフォルトの倀を蚭定しお欲しくはないでしょう。䟋えば、特定の本を衚すオブゞェクトを䜜成したかったずしたす。あなたは既にその本のタむトル、著者、そしお出版幎を知っおいお、新しいオブゞェクトを圹に立たない空の倀ではなく、これらの倀で初期化したいずしたす。もしスロット定矩で指定された :initarg オプションがあるのなら、そのスロットはオブゞェクトの䜜成の際にナヌザヌ指定の倀に初期化するこずが出来たす。これは '''make-instance''' に同様のキヌワヌド匕数を䞎えるこずで可胜になりたす。 <source lang="lisp"> (make-instance 'book :author "Paul Graham" :title "ANSI Common Lisp" :year 1995) </source> '''book''' のスロットのデフォルトの倀はほずんど圹に立たないので、 0 幎ずいう幎はありたせんし、空のタむトルの本もありたせん。 :initform スロットオプションは削陀されなければなりたせん。それでスロットの初期倀を入れ忘れたナヌザヌぱラヌをもらうこずになり、ナヌザヌが次にスロットを䜜成するずきには必芁な情報をスロットに䞎えるこずで゚ラヌを修正しようずするでしょう。倉曎をしたくないスロットに :reader 関数だけを䞎えるのも賢いやり方です今回の '''book''' クラスでは党おがこの「倉曎したくない」ケヌスに圓たりたすね。。短く蚀えば、これらのオプションを単䜓で付䞎するのは芪切な蚭蚈にもなりうるずいうこずです。 [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお CLOS]]
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2017-06-28T14:24:59Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/CLOS
19,799
実甚新案法第10条の2
実甚新案法第10条の2 実甚新案登録出願の審査に぀いお芏定しおいた。 なし (実甚新案登録出願の審査) 第10条の2 実甚新案登録出願の審査は、その実甚新案登録出願に぀いおの出願審査の請求をた぀お行なう。
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実甚新案法第10条の2 実甚新案登録出願の審査に぀いお芏定しおいた。
{{知財コンメンヘッダ|実甚新案}} ''実甚新案法第10条の2'' [[実甚新案法第5条|実甚新案登録出願]]の審査に぀いお芏定しおいた。 == 条文 == なし === 削陀盎前の条文 === 実甚新案登録出願の審査 第10条の2 [[実甚新案法第5条|実甚新案登録出願]]の審査は、その実甚新案登録出願に぀いおの出願審査の請求をた぀お行なう。 == 解説 == {{See|[[特蚱法第48条の2#解説]]}} == 改正履歎 == * 昭和45幎法埋第91号 - 远加 * 平成5幎法埋第26号 - 削陀 == 関連条文 == * [[特蚱法第48条の2]] - ''[[実甚新案法第10条の2]]'' {{前埌 |[[コンメンタヌル実甚新案法|実甚新案法]] |''第3ç«  審査'' |''[[特蚱法第47条|10条]]''<!--䞀応仮の予定--> |''[[実甚新案法第10条の3|10条の3]]'' }} [[カテゎリ:実甚新案法|10-2]] [[カテゎリ:削陀又は廃止された条文|し぀ようしんあんほう10-2]]
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2022-09-28T16:20:29Z
[ "テンプレヌト:知財コンメンヘッダ", "テンプレヌト:See", "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AE%9F%E7%94%A8%E6%96%B0%E6%A1%88%E6%B3%95%E7%AC%AC10%E6%9D%A1%E3%81%AE2
19,800
実甚新案法第10条の3
実甚新案法第10条の3 実甚新案登録出願の審査の請求に぀いお芏定しおいた。 なし (出願審査の請求) 第10条の3 実甚新案登録出願があ぀たずきは、䜕人も、その日から4幎以内に、特蚱庁長官にその実甚新案登録出願に぀いお出願審査の請求をするこずができる。 2 特蚱法第48条の3第2項から第4項たで(出願審査の請求)の芏定は、前項の出願審査の請求に準甚する。 出願審査請求期間が原則4幎であるこずを陀けば特蚱法ず同じである。なお、特蚱法における期間埒過に぀いおの救枈措眮は本条削陀埌に远加されたものである。 この節は曞きかけです。この節を線集しおくれる方を心からお埅ちしおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "実甚新案法第10条の3", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "実甚新案登録出願の審査の請求に぀いお芏定しおいた。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "なし", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(出願審査の請求)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "第10条の3 実甚新案登録出願があ぀たずきは、䜕人も、その日から4幎以内に、特蚱庁長官にその実甚新案登録出願に぀いお出願審査の請求をするこずができる。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "2 特蚱法第48条の3第2項から第4項たで(出願審査の請求)の芏定は、前項の出願審査の請求に準甚する。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "出願審査請求期間が原則4幎であるこずを陀けば特蚱法ず同じである。なお、特蚱法における期間埒過に぀いおの救枈措眮は本条削陀埌に远加されたものである。", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "この節は曞きかけです。この節を線集しおくれる方を心からお埅ちしおいたす。", "title": "改正履歎" } ]
実甚新案法第10条の3 実甚新案登録出願の審査の請求に぀いお芏定しおいた。
{{知財コンメンヘッダ|実甚新案}} ''実甚新案法第10条の3'' [[実甚新案法第5条|実甚新案登録出願]]の審査の請求に぀いお芏定しおいた。 == 条文 == なし === 削陀盎前の条文 === 出願審査の請求 第10条の3 [[実甚新案法第5条|実甚新案登録出願]]があ぀たずきは、䜕人も、その日から4幎以内に、[[w:特蚱庁長官|特蚱庁長官]]にその実甚新案登録出願に぀いお出願審査の請求をするこずができる。 2 [[特蚱法第48条の3]]第2項から第4項たで出願審査の請求の芏定は、前項の出願審査の請求に準甚する。 == 解説 == {{See|[[特蚱法第48条の3#解説]]}} 出願審査請求期間が原則4幎であるこずを陀けば特蚱法ず同じである。なお、特蚱法における期間埒過に぀いおの救枈措眮は本条削陀埌に远加されたものである。 == 改正履歎 == * 昭和45幎法埋第91号 - 远加 * 平成5幎法埋第26号 - 削陀 {{節stub}} == 関連条文 == * [[特蚱法第48条の3]] - ''[[実甚新案法第10条の3]]'' {{前埌 |[[コンメンタヌル実甚新案法|実甚新案法]] |''第3ç«  審査'' |''[[実甚新案法第10条の2|10条の2]]'' |''[[特蚱法第49条|11条]]'' }} [[カテゎリ:実甚新案法|10-3]] [[カテゎリ:削陀又は廃止された条文|し぀ようしんあんほう10-3]]
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2022-09-28T16:21:03Z
[ "テンプレヌト:知財コンメンヘッダ", "テンプレヌト:See", "テンプレヌト:節stub", "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%AE%9F%E7%94%A8%E6%96%B0%E6%A1%88%E6%B3%95%E7%AC%AC10%E6%9D%A1%E3%81%AE3
19,805
Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/CLOS/Example 1
映画の字幕を含んでいる .src フォヌマットのファむルを持っおいるずしたしょう。䟋えば以䞋のようなものです。 しかしこの字幕はあたりうたくありたせん。なぜならあなたの持っおいる映画の版では䜕かの理由で映画の最初に 10.532 秒の静止時間が含たれるからです。党おの字幕の衚瀺時間を手䜜業で倉えるのは䞍可胜です。しかも、衚瀺時間を倉曎するための道具もありたせん。ずいうこずで Common Lisp (かあるいは他の䜕か) のスクリプトをコヌディングしたす。では始めたしょう。 display メ゜ッドは srt-time オブゞェクトの本文の衚瀺を返したす。 normalize は補助関数で、スロットの党おの "オヌバヌフロヌ" を修正したす。(60秒以䞊になったりするこずがないようにです。) make-srt-time は make-instance を囲むラッパヌで srt-time オブゞェクトの䜜成を容易にしたす。 ここで、時間を加算するための二぀のメ゜ッドを远加したした。 時間を加算する二番目の方法を远加したのは、よくないように芋えるかもしれたせん。しかし、加算で呌び出される党おの関数は第二匕数に srt-time の代わりに数倀を枡しおいるこずを考慮しおください。埌で芋るように、この関数的拡匵はプログラムの䞊方のレむダに䌝播し、これはナヌザヌに呌び出されるこずを意図した関数も含たれたす。 では我々の課題の二番目の郚分を考えおみたしょう。テキスト文字列を䞎えられ、我々はタむムスタンプのむンスタンスを修正されたタむムスタンプに亀換しなければなりたせん。幞いなこずに、 CL-PPCRE ではたさにそれが可胜になっおいたす。われわれには適圓な正芏衚珟が必芁です。正芏衚珟はこの wikibooks の範囲ではありたせんが、正芏衚珟にあたり芪しんでない堎合は、正芏衚珟の抂念を孊ぶこずが出来る良いサむトがたくさんあるので参照しおみおください。ここではただこのケヌスに合う正芏衚珟を蚘すにずどめたす。: "([0-9]{2,}):([0-9]{2}):([0-9]{2}),([0-9]{3})" これは䟋えば 00:00:44,132 のような特定のタむムスタンプに䞀臎するか刀定しようずするものです。 "(" ず ")" の間にある正芏衚珟の郚分にマッチしたものが CL-PRCRE に蚘憶されるずいうこずに泚意しおください。これを掻甚するこずになりたす。では正芏衚珟に䞀臎する scanner を生成したす。 この scanner は実際にコンパむルされた関数ですが、意図した働きをしおいるのなら、実装の詳现を知る必芁はありたせん。次のステップでは scanner で文字列の郚分文字列を怜玢し、入れ替えるために䜿いたす。 この関数は任意の文字列をず任意の関数を匕数に取り、この関数を䜿甚し、 scanner の *find-time* が文字列で芋぀けた党おのタむムスタンプを倉換したす。では modify-times に適切な関数を䞎える関数を曞きたしょう。 それほど面癜くはなかったですか?ただナヌザヌがどれだけの時間を加算したいのかわからないので、ランタむムに必芁ずなる関数を䜜成したした。 regex-replace-all は adder を5぀の匕数ず共に呌び出したす。最初の匕数の match は党䜓䞀臎のためのもので、今回の我々には必芁ありたせん。今回必芁なのは郚分䞀臎です。(括匧で囲たれた郚分です。)それらは時、分、秒、そしおミリセカンドず䞀臎するものです。これらを文字列から数倀に倉換するのが parse-integer です。それで、 srt-time オブゞェクトはこれらの数倀から䜜られ、 delta がこの数倀に加算されたす。(delta は sort-time か数倀、どちらでも可胜だずいうこずに泚意しおください。知らないなら知らないでかたわないこずでもありたすが。)そしお、 display メ゜ッドを䜿甚するこずで結果が文字列に返還されたす。これこそが CL-PRCRE がこの関数から必芁ずしおいたもので、もうここで CL-PRCRE に぀いお忘れお、他の事に集䞭しおもかたいたせん。 次の関数の mapline はファむルを耇数の行に切り分けたす。これらの切り分けられた行に関数を䞎え、それらの行を出力ファむルに出力したす。 with-open-file はお嫌いですか?簡朔で栌奜の良いコヌドです。 さおいよいよ、最埌の関数です。 mapline ず modify-times の力を掛け合わせたす。 最埌ずなりたすが、どうしおこの example が CLOS の説明に配眮されおいるのでしょうか?それは、どうしお CLOS が優れおいるかを瀺すためです。 CLOS を䜿甚するこずであなたのプログラムを倧芏暡に実珟可胜なものにしたす。それでは、最埌に緎習ずしお、少数秒だけ遅らせるこずが出来る機胜を远加したいずしたす。この課題に合うような add メ゜ッドを曞いおみたしょう。
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映画の字幕を含んでいる .src フォヌマットのファむルを持っおいるずしたしょう。䟋えば以䞋のようなものです。 しかしこの字幕はあたりうたくありたせん。なぜならあなたの持っおいる映画の版では䜕かの理由で映画の最初に 10.532 秒の静止時間が含たれるからです。党おの字幕の衚瀺時間を手䜜業で倉えるのは䞍可胜です。しかも、衚瀺時間を倉曎するための道具もありたせん。ずいうこずで Common Lisp (かあるいは他の䜕か) のスクリプトをコヌディングしたす。では始めたしょう。 display メ゜ッドは srt-time オブゞェクトの本文の衚瀺を返したす。 normalize は補助関数で、スロットの党おの "オヌバヌフロヌ" を修正したす。60秒以䞊になったりするこずがないようにです。 make-srt-time は make-instance を囲むラッパヌで srt-time オブゞェクトの䜜成を容易にしたす。 ここで、時間を加算するための二぀のメ゜ッドを远加したした。 時間を加算する二番目の方法を远加したのは、よくないように芋えるかもしれたせん。しかし、加算で呌び出される党おの関数は第二匕数に srt-time の代わりに数倀を枡しおいるこずを考慮しおください。埌で芋るように、この関数的拡匵はプログラムの䞊方のレむダに䌝播し、これはナヌザヌに呌び出されるこずを意図した関数も含たれたす。 では我々の課題の二番目の郚分を考えおみたしょう。テキスト文字列を䞎えられ、我々はタむムスタンプのむンスタンスを修正されたタむムスタンプに亀換しなければなりたせん。幞いなこずに、 CL-PPCRE ではたさにそれが可胜になっおいたす。われわれには適圓な正芏衚珟が必芁です。正芏衚珟はこの wikibooks の範囲ではありたせんが、正芏衚珟にあたり芪しんでない堎合は、正芏衚珟の抂念を孊ぶこずが出来る良いサむトがたくさんあるので参照しおみおください。ここではただこのケヌスに合う正芏衚珟を蚘すにずどめたす。: "([0-9]{2,}):([0-9]{2}):([0-9]{2}),([0-9]{3})" これは䟋えば 00:00:44,132 のような特定のタむムスタンプに䞀臎するか刀定しようずするものです。 "(" ず ")" の間にある正芏衚珟の郚分にマッチしたものが CL-PRCRE に蚘憶されるずいうこずに泚意しおください。これを掻甚するこずになりたす。では正芏衚珟に䞀臎する scanner を生成したす。 この scanner は実際にコンパむルされた関数ですが、意図した働きをしおいるのなら、実装の詳现を知る必芁はありたせん。次のステップでは scanner で文字列の郚分文字列を怜玢し、入れ替えるために䜿いたす。 この関数は任意の文字列をず任意の関数を匕数に取り、この関数を䜿甚し、 scanner の *find-time* が文字列で芋぀けた党おのタむムスタンプを倉換したす。では modify-times に適切な関数を䞎える関数を曞きたしょう。 それほど面癜くはなかったですかただナヌザヌがどれだけの時間を加算したいのかわからないので、ランタむムに必芁ずなる関数を䜜成したした。 regex-replace-all は adder を5぀の匕数ず共に呌び出したす。最初の匕数の match は党䜓䞀臎のためのもので、今回の我々には必芁ありたせん。今回必芁なのは郚分䞀臎です。括匧で囲たれた郚分です。それらは時、分、秒、そしおミリセカンドず䞀臎するものです。これらを文字列から数倀に倉換するのが parse-integer です。それで、 srt-time オブゞェクトはこれらの数倀から䜜られ、 delta がこの数倀に加算されたす。そしお、 display メ゜ッドを䜿甚するこずで結果が文字列に返還されたす。これこそが CL-PRCRE がこの関数から必芁ずしおいたもので、もうここで CL-PRCRE に぀いお忘れお、他の事に集䞭しおもかたいたせん。 次の関数の mapline はファむルを耇数の行に切り分けたす。これらの切り分けられた行に関数を䞎え、それらの行を出力ファむルに出力したす。 with-open-file はお嫌いですか簡朔で栌奜の良いコヌドです。 さおいよいよ、最埌の関数です。 mapline ず modify-times の力を掛け合わせたす。 最埌ずなりたすが、どうしおこの example が CLOS の説明に配眮されおいるのでしょうかそれは、どうしお CLOS が優れおいるかを瀺すためです。 CLOS を䜿甚するこずであなたのプログラムを倧芏暡に実珟可胜なものにしたす。それでは、最埌に緎習ずしお、少数秒だけ遅らせるこずが出来る機胜を远加したいずしたす。この課題に合うような add メ゜ッドを曞いおみたしょう。
映画の字幕を含んでいる .src フォヌマットのファむルを持っおいるずしたしょう。䟋えば以䞋のようなものです。 <pre> 00:00:33,657 --> 00:00:35,852 Michael Rennie was ill 2 00:00:36,097 --> 00:00:39,055 The day the earth stood still 3 00:00:39,297 --> 00:00:44,132 But he told us where we stand 4 00:00:44,377 --> 00:00:46,447 And Flash Gordon was there 5 00:00:46,697 --> 00:00:49,609 In silver underwear </pre> しかしこの字幕はあたりうたくありたせん。なぜならあなたの持っおいる映画の版では䜕かの理由で映画の最初に 10.532 秒の静止時間が含たれるからです。党おの字幕の衚瀺時間を手䜜業で倉えるのは䞍可胜です。しかも、衚瀺時間を倉曎するための道具もありたせん。ずいうこずで Common Lisp (かあるいは他の䜕か) のスクリプトをコヌディングしたす。では始めたしょう。 <source lang="lisp"> (defclass srt-time () ((hr :initarg :hr :initform 0 :accessor hr) (mi :initarg :mi :initform 0 :accessor mi) (se :initarg :se :initform 0 :accessor se) (ms :initarg :ms :initform 0 :accessor ms)) (:documentation "Time format for srt")) (defgeneric display (what) (:documentation "Returns string that represents the object")) (defgeneric normalise (time) (:documentation "Fix overflow of fields")) (defmethod normalise ((time srt-time)) (with-slots (hr mi se ms) time (loop until (< ms 1000) do (decf ms 1000) (incf se)) (loop until (< se 60) do (decf se 60) (incf mi)) (loop until (< mi 60) do (decf mi 60) (incf hr))) time) (defmethod display ((time srt-time)) (normalise time) (with-slots (hr mi se ms) time (format nil "~2,'0d:~2,'0d:~2,'0d,~3,'0d" hr mi se ms))) (defun make-srt-time (arglist) (destructuring-bind (hr mi se ms) arglist (make-instance 'srt-time :hr hr :mi mi :se se :ms ms))) </source> '''display''' メ゜ッドは srt-time オブゞェクトの本文の衚瀺を返したす。 '''normalize''' は補助関数で、スロットの党おの "オヌバヌフロヌ" を修正したす。60秒以䞊になったりするこずがないようにです。 '''make-srt-time''' は '''make-instance''' を囲むラッパヌで srt-time オブゞェクトの䜜成を容易にしたす。 ここで、時間を加算するための二぀のメ゜ッドを远加したした。 <source lang="lisp"> (defgeneric add (t1 t2)) (defmethod add ((t1 srt-time) (t2 srt-time)) "Adds two srt-times" (normalise (make-srt-time (mapcar #'+ (list (hr t1) (mi t1) (se t1) (ms t1)) (list (hr t2) (mi t2) (se t2) (ms t2)))))) (defmethod add ((t1 srt-time) (t2 integer)) "Adds some number of seconds" (normalise (make-srt-time (list (hr t1) (mi t1) (+ (se t1) t2) (ms t1))))) </source> 時間を加算する二番目の方法を远加したのは、よくないように芋えるかもしれたせん。しかし、加算で呌び出される党おの関数は第二匕数に srt-time の代わりに数倀を枡しおいるこずを考慮しおください。埌で芋るように、この関数的拡匵はプログラムの䞊方のレむダに䌝播し、これはナヌザヌに呌び出されるこずを意図した関数も含たれたす。 では我々の課題の二番目の郚分を考えおみたしょう。テキスト文字列を䞎えられ、我々はタむムスタンプのむンスタンスを修正されたタむムスタンプに亀換しなければなりたせん。幞いなこずに、 [http://weitz.de/cl-ppcre/ CL-PPCRE] ではたさにそれが可胜になっおいたす。われわれには適圓な[[w:ja:正芏衚珟|正芏衚珟]]が必芁です。正芏衚珟はこの wikibooks の範囲ではありたせんが、正芏衚珟にあたり芪しんでない堎合は、正芏衚珟の抂念を孊ぶこずが出来る良いサむトがたくさんあるので参照しおみおください。ここではただこのケヌスに合う正芏衚珟を蚘すにずどめたす。: "([0-9]{2,}):([0-9]{2}):([0-9]{2}),([0-9]{3})" これは䟋えば 00:00:44,132 のような特定のタむムスタンプに䞀臎するか刀定しようずするものです。 "(" ず ")" の間にある正芏衚珟の郚分にマッチしたものが CL-PRCRE に蚘憶されるずいうこずに泚意しおください。これを掻甚するこずになりたす。では正芏衚珟に䞀臎する ''scanner'' を生成したす。 <source lang="lisp"> (defparameter *find-time* (cl-ppcre:create-scanner "([0-9]{2,}):([0-9]{2}):([0-9]{2}),([0-9]{3})")) </source> この scanner は実際にコンパむルされた関数ですが、意図した働きをしおいるのなら、実装の詳现を知る必芁はありたせん。次のステップでは scanner で文字列の郚分文字列を怜玢し、入れ替えるために䜿いたす。 <source lang="lisp"> (defun modify-times (str fun) "Modify all instances of srt-time being hidden in the given string using a given function" (cl-ppcre:regex-replace-all *find-time* str fun :simple-calls t)) </source> この関数は任意の文字列をず任意の関数を匕数に取り、この関数を䜿甚し、 scanner の *find-time* が文字列で芋぀けた党おのタむムスタンプを倉換したす。では '''modify-times''' に適切な関数を䞎える関数を曞きたしょう。 <source lang="lisp"> (defun apply-line-add (str delta) (labels ((adder (match hr mi se ms) (declare (ignore match)) ;;match is needed for CL-PPCRE (display (add (make-srt-time (mapcar #'parse-integer (list hr mi se ms))) delta)))) (modify-times str #'adder))) </source> それほど面癜くはなかったですかただナヌザヌがどれだけの時間を加算したいのかわからないので、ランタむムに必芁ずなる関数を䜜成したした。 '''regex-replace-all''' は '''adder''' を5぀の匕数ず共に呌び出したす。最初の匕数の ''match'' は党䜓䞀臎のためのもので、今回の我々には必芁ありたせん。今回必芁なのは郚分䞀臎です。括匧で囲たれた郚分です。それらは時、分、秒、そしおミリセカンドず䞀臎するものです。これらを文字列から数倀に倉換するのが '''parse-integer''' です。それで、 srt-time オブゞェクトはこれらの数倀から䜜られ、 ''delta'' がこの数倀に加算されたす。delta は sort-time か数倀、どちらでも可胜だずいうこずに泚意しおください。知らないなら知らないでかたわないこずでもありたすが。そしお、 '''display''' メ゜ッドを䜿甚するこずで結果が文字列に返還されたす。これこそが CL-PRCRE がこの関数から必芁ずしおいたもので、もうここで CL-PRCRE に぀いお忘れお、他の事に集䞭しおもかたいたせん。 次の関数の '''mapline''' はファむルを耇数の行に切り分けたす。これらの切り分けられた行に関数を䞎え、それらの行を出力ファむルに出力したす。 <source lang="Lisp"> (defun mapline (fun input output) "Applies function to lines of input file and outputs the result" (with-open-file (in input) (with-open-file (out output :direction :output :if-exists :supersede) (loop for str = (read-line in nil nil) while str do (princ (funcall fun str) out) (terpri out))))) </source> '''with-open-file''' はお嫌いですか簡朔で栌奜の良いコヌドです。 さおいよいよ、最埌の関数です。 '''mapline''' ず '''modify-times''' の力を掛け合わせたす。 <source lang="lisp"> (defun delay (delay input output) "Adjusts all srt-times in file by adding delay to them. Delay can be either integer (number of seconds) or srt-time instance." (mapline (lambda (str) (apply-line-add str delay)) input output)) </source> 最埌ずなりたすが、どうしおこの example が CLOS の説明に配眮されおいるのでしょうかそれは、どうしお CLOS が優れおいるかを瀺すためです。 CLOS を䜿甚するこずであなたのプログラムを倧芏暡に実珟可胜なものにしたす。それでは、最埌に緎習ずしお、少数秒だけ遅らせるこずが出来る機胜を远加したいずしたす。この課題に合うような '''add''' メ゜ッドを曞いおみたしょう。 [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお CLOS Example 1]]
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2015-08-07T10:55:03Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/CLOS/Example_1
19,810
Lisp/基本からさらに䞀歩進んで/Condition System
Common Lisp は非垞に発達したコンディションシステムを備えおいたす。このコンディションシステムでは、䟋倖的状態、あるいは、プログラマに定矩されたプログラムの通垞の凊理から倖れた状況の凊理を可胜ずしたす。䟋倖的状況の䞀般的な䟋は䟋えば゚ラヌです。しかし Common Lisp のコンディションシステムでぱラヌハンドリング以䞊のものを含んでいたす。 コンディションシステムは3぀の郚分に分けるこずが出来、その3぀は通知、あるいは連絡コンディション、ハンドラヌコンディション、そしお備えられおいるそれらのコンディションからの回埩方法です。ほずんど党おの最近のプログラミング蚀語では、最初の二぀のプロトコルは提䟛されおいたす。しかし最埌のものを提䟛しおいるものはほずんどありたせん。(あるいは最埌の2぀は区別されたす。)この最埌のプロトコルが再起動か、あるいはプログラムの回埩の手段を準備したす。これは Common Lisp のコンディションハンドリングの最も重芁な偎面のうちの䞀぀です。 再起動は䟋倖的な状態から埩垰するための手段です。䟋倖的状況はしばしば゚ラヌずしおですが、い぀でも起こりたす。もし REPL でこの本に沿っお操䜜しおいたのなら、間違いなく少なくずも䞀回はデバッガセッションに陥ったはずです。デバッガは重倧な状態が起こったずきや、 Lisp システムがほかに頌る人もいないので、あなたに䜕をすべきか尋ねるために呌び出されたす。デバッガはその状況から回埩するためのいく぀かの遞択肢のリストを䞎えおくれたす。これらの遞択肢が耇数の皮類の再起動で、しばしばデバッガの提䟛する再起動だけが REPL のトップレベルに戻るものですが、時には実行をそのたた続けたり、あるいは蚈算を再詊行したりするのも可胜ずなりたす。加えお、そのほかの再起動をあなた自身で定矩するこずも出来たす。 䟋えば、ファむルからデヌタを読み蟌もうずしおいるずしたす。そこには盞圓数の間違いを犯しえたす。䟋えば、ファむルそのものが存圚しないかもしれたせん。あるいはあなたはファむルの読み蟌みのために十分な暩限を持っおいないかもしれたせん。あるいはファむルの䞭身のデヌタが砎損しおいるかもしれたせん。これらの出来事はしばしば䟋倖状況ずしお考えられるものです。そしおそれぞれの状況にはいく぀もの方法で察凊しえたす。ファむルが存圚しない、ず蚀うケヌスでは、他のファむルの名前を指定したくなるでしょうし、ファむルの読み蟌みのための十分な暩限がない堎合では、他のファむルの名前を指定するか、読み蟌み可胜なようにファむルの暩限を倉曎したいず考えるでしょう。デヌタが砎損しおいるケヌスでは、新しいファむルの名前を指定したくなるか、砎損したデヌタを意味のある方法で凊理したくなるでしょう。あるいはファむルの修埩ず再読み蟌みさえ詊みるかもしれたせん。 再起動を利甚する際のあなたの圹目は、利甚可胜な埩垰メカニズムずコンディションシステムの再起動の適切さを確認するこずです。䟋題を充実させるために、あなたは䜕行ものデヌタが入ったファむルを読んでいるずしたしょう。それぞれの行にはスペヌスで区切られた (x, y) 座暙の list が含たれおいるずしたす。䟋えばそのファむルは以䞋のようなものになるでしょう。 たずは、このファむルを読みこむ関数を曞き出しおみたしょう。以䞋のようなものです。 では次に、関数でファむルを呌び出したずきにファむルがなかった堎合にどうなるかを芋おみたしょう(この䟋では SBCL を䜿甚しおいたす。) SBCL が゚ラヌを吐き出すのを芋おみたした。凊理系はこの埌どうすればいいかわからないため、ナヌザヌにどうするかを尋ねおいたす。最初のものは再起動の手段のリストです。 RETRY, ABORT, そしお TERMINATE-THREAD です。もしこのあず does-not-exist.data ずいうファむルを䜜成したら RETRY で再起動するのが良いでしょう。もしファむルが存圚しおいおも暩限のためファむルが読めない、ずいうのでしたら、ほずんど同じ結果ですが、 "Again" ずいうメッセヌゞの代わりに "Permission denied" ずいう゚ラヌメッセヌゞを受け取るでしょう。ファむルを修正し、 RETRY で再起動を行うこずが出来たす。 ナヌザヌが間違ったファむル名を入力するこずもあるかもしれたせんから、そうした堎合に読み蟌みのためにファむルが開けないのは賢明なこずです。こうした点を考慮しお、開こうずするファむルの名前を倉曎しお再起動する方法を提䟛するようにしおみたしょう。これは restart-case フォヌムかあるいは、より䞀般的な restart-bind で実珟できたす。 このようにファむルが読み蟌めないずきのためにデバッガを入れるず TRY-DIFFERENT-FILE ずいう特別なオプションを埗るこずになりたす。 restart-case フォヌムは最初の匕数を再起動が有効な環境で実行したす。これは TRY-DIFFERENT-FILE のような特別な再起動が最初のフォヌムの実行時にはい぀でも呌び出せるこずを意味したす。今回の䟋ではフォヌムの実行時にデバッガが呌び出されたす。これは再起動がずりうる動䜜のリストに含たれおいるずいうこずです。 コンディションは、プログラマがメむンプログラムの流れの制埡をしたくない状況の説明に利甚されたす。䞊の小さな䟋題ではコンディションを定矩はしたせんでしたが、コンディションは瀺されおいたす。このコンディションはファむルを開こうずしお出来なかったずきに立ち䞊がる゚ラヌのこずです。この゚ラヌは sb-int:simple-file-error ずいう型で Lisp システムに組み蟌たれおいるものです。 あなた自身が自分のコンディションを define-condition マクロによっお定矩するこずが出来たす。 define-condition マクロは defclass マクロず非垞によく䌌おいたす。 ハンドラヌはコンディションを再起動する詊みのシンプルな目的にかなうものです。これは぀たり、もしそのコンディションが起動するず、特定の再起動が自動的に遞ばれ、我々がデバッガにダンプ出力せずに、再起動が呌び出されるずいうこずを意味したす。 ハンドラヌのむンスタンスを生成するフォヌムは handler-case ず、より䞀般的な handler-bind です。 Common Lisp では、ほずんどのほかの蚀語にも芋られるような挙動を真䌌しお䜜られた゚ラヌハンドリングメカニズムのセットを提䟛しおいたす。
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Common Lisp は非垞に発達したコンディションシステムを備えおいたす。このコンディションシステムでは、䟋倖的状態、あるいは、プログラマに定矩されたプログラムの通垞の凊理から倖れた状況の凊理を可胜ずしたす。䟋倖的状況の䞀般的な䟋は䟋えば゚ラヌです。しかし Common Lisp のコンディションシステムでぱラヌハンドリング以䞊のものを含んでいたす。 コンディションシステムは3぀の郚分に分けるこずが出来、その3぀は通知、あるいは連絡コンディション、ハンドラヌコンディション、そしお備えられおいるそれらのコンディションからの回埩方法です。ほずんど党おの最近のプログラミング蚀語では、最初の二぀のプロトコルは提䟛されおいたす。しかし最埌のものを提䟛しおいるものはほずんどありたせん。あるいは最埌の2぀は区別されたす。この最埌のプロトコルが再起動か、あるいはプログラムの回埩の手段を準備したす。これは Common Lisp のコンディションハンドリングの最も重芁な偎面のうちの䞀぀です。
Common Lisp は非垞に発達したコンディションシステムを備えおいたす。このコンディションシステムでは、䟋倖的状態、あるいは、プログラマに定矩されたプログラムの通垞の凊理から倖れた状況の凊理を可胜ずしたす。䟋倖的状況の䞀般的な䟋は䟋えば゚ラヌです。しかし Common Lisp のコンディションシステムでぱラヌハンドリング以䞊のものを含んでいたす。 コンディションシステムは3぀の郚分に分けるこずが出来、その3぀は通知、あるいは連絡コンディション、ハンドラヌコンディション、そしお備えられおいるそれらのコンディションからの回埩方法です。ほずんど党おの最近のプログラミング蚀語では、最初の二぀のプロトコルは提䟛されおいたす。しかし最埌のものを提䟛しおいるものはほずんどありたせん。あるいは最埌の2぀は区別されたす。この最埌のプロトコルが再起動か、あるいはプログラムの回埩の手段を準備したす。これは Common Lisp のコンディションハンドリングの最も重芁な偎面のうちの䞀぀です。 == 再起動 == 再起動は䟋倖的な状態から埩垰するための手段です。䟋倖的状況はしばしば゚ラヌずしおですが、い぀でも起こりたす。もし REPL でこの本に沿っお操䜜しおいたのなら、間違いなく少なくずも䞀回はデバッガセッションに陥ったはずです。デバッガは重倧な状態が起こったずきや、 Lisp システムがほかに頌る人もいないので、あなたに䜕をすべきか尋ねるために呌び出されたす。デバッガはその状況から回埩するためのいく぀かの遞択肢のリストを䞎えおくれたす。これらの遞択肢が耇数の皮類の再起動で、しばしばデバッガの提䟛する再起動だけが REPL のトップレベルに戻るものですが、時には実行をそのたた続けたり、あるいは蚈算を再詊行したりするのも可胜ずなりたす。加えお、そのほかの再起動をあなた自身で定矩するこずも出来たす。 䟋えば、ファむルからデヌタを読み蟌もうずしおいるずしたす。そこには盞圓数の間違いを犯しえたす。䟋えば、ファむルそのものが存圚しないかもしれたせん。あるいはあなたはファむルの読み蟌みのために十分な暩限を持っおいないかもしれたせん。あるいはファむルの䞭身のデヌタが砎損しおいるかもしれたせん。これらの出来事はしばしば䟋倖状況ずしお考えられるものです。そしおそれぞれの状況にはいく぀もの方法で察凊しえたす。ファむルが存圚しない、ず蚀うケヌスでは、他のファむルの名前を指定したくなるでしょうし、ファむルの読み蟌みのための十分な暩限がない堎合では、他のファむルの名前を指定するか、読み蟌み可胜なようにファむルの暩限を倉曎したいず考えるでしょう。デヌタが砎損しおいるケヌスでは、新しいファむルの名前を指定したくなるか、砎損したデヌタを意味のある方法で凊理したくなるでしょう。あるいはファむルの修埩ず再読み蟌みさえ詊みるかもしれたせん。 再起動を利甚する際のあなたの圹目は、利甚可胜な埩垰メカニズムずコンディションシステムの再起動の適切さを確認するこずです。䟋題を充実させるために、あなたは䜕行ものデヌタが入ったファむルを読んでいるずしたしょう。それぞれの行にはスペヌスで区切られた (x, y) 座暙の list が含たれおいるずしたす。䟋えばそのファむルは以䞋のようなものになるでしょう。 <source lang="lisp"> 0 0 100 150 50 30 30 20 65 65 10 20 0 100 150 50 30 0 </source> たずは、このファむルを読みこむ関数を曞き出しおみたしょう。以䞋のようなものです。 <source lang="lisp"> (defun read-points-file (filename) (iter (for line in-file filename using #'read-line) (collecting (iter (for val in-stream (make-string-input-stream line)) (collect val) )))) </source> では次に、関数でファむルを呌び出したずきにファむルがなかった堎合にどうなるかを芋おみたしょうこの䟋では SBCL を䜿甚しおいたす。 <source lang="lisp"> (read-points-file #p"does-not-exist.data") error opening #P"does-not-exist.data": No such file or directory [Condition of type SB-INT:SIMPLE-FILE-ERROR] Restarts: 0: [RETRY] Retry SLIME REPL evaluation request. 1: [ABORT] Return to SLIME's top level. 2: [TERMINATE-THREAD] Terminate this thread (#<THREAD "repl-thread" RUNNING {BA80BC1}>) Backtrace: 0: (SB-IMPL::SIMPLE-FILE-PERROR "error opening ~S" #P"does-not-exist.data" 2) 1: ((LABELS SB-IMPL::VANILLA-OPEN-ERROR)) 2: (OPEN #P"does-not-exist.data")[:EXTERNAL] 3: (READ-POINTS-FILE #P"does-not-exist.data") ...etc... </source> SBCL が゚ラヌを吐き出すのを芋おみたした。凊理系はこの埌どうすればいいかわからないため、ナヌザヌにどうするかを尋ねおいたす。最初のものは再起動の手段のリストです。 RETRY, ABORT, そしお TERMINATE-THREAD です。もしこのあず does-not-exist.data ずいうファむルを䜜成したら RETRY で再起動するのが良いでしょう。もしファむルが存圚しおいおも暩限のためファむルが読めない、ずいうのでしたら、ほずんど同じ結果ですが、 "Again" ずいうメッセヌゞの代わりに "Permission denied" ずいう゚ラヌメッセヌゞを受け取るでしょう。ファむルを修正し、 RETRY で再起動を行うこずが出来たす。 ナヌザヌが間違ったファむル名を入力するこずもあるかもしれたせんから、そうした堎合に読み蟌みのためにファむルが開けないのは賢明なこずです。こうした点を考慮しお、開こうずするファむルの名前を倉曎しお再起動する方法を提䟛するようにしおみたしょう。これは restart-case フォヌムかあるいは、より䞀般的な restart-bind で実珟できたす。 <source lang="lisp"> (defun prompt-for-new-file () (list (prompt "Input new file name: ")) ) (defun read-points-file (filename) (restart-case (iter (for line in-file filename using #'read-line) (collecting (iter (for val in-stream (make-string-input-stream line)) (collect val) ))) (try-different-file (filename) :interactive prompt-for-new-file (read-points-file filename) ))) </source> このようにファむルが読み蟌めないずきのためにデバッガを入れるず TRY-DIFFERENT-FILE ずいう特別なオプションを埗るこずになりたす。 <source lang='lisp'> (read-points-file #p"does-not-exist.data") error opening #P"does-not-exist.data": No such file or directory [Condition of type SB-INT:SIMPLE-FILE-ERROR] Restarts: 0: [TRY-DIFFERENT-FILE] TRY-DIFFERENT-FILE 1: [RETRY] Retry SLIME REPL evaluation request. 2: [ABORT] Return to SLIME's top level. 3: [TERMINATE-THREAD] Terminate this thread (#<THREAD "repl-thread" RUNNING {BA80BC1}>) Backtrace: 0: (SB-IMPL::SIMPLE-FILE-PERROR "error opening ~S" #P"does-not-exist.data" 2) 1: ((LABELS SB-IMPL::VANILLA-OPEN-ERROR)) 2: (OPEN #P"does-not-exist.data")[:EXTERNAL] 3: (READ-POINTS-FILE #P"does-not-exist.data") ...etc... Input new file name: #p"does-exist.data" ==> ((0 0 100 150 50 30) (30 20 65 65 10 20) (0 100 150 50 30 0)) </source> restart-case フォヌムは最初の匕数を再起動が有効な環境で実行したす。これは TRY-DIFFERENT-FILE のような特別な再起動が最初のフォヌムの実行時にはい぀でも呌び出せるこずを意味したす。今回の䟋ではフォヌムの実行時にデバッガが呌び出されたす。これは再起動がずりうる動䜜のリストに含たれおいるずいうこずです。 == コンディション == コンディションは、プログラマがメむンプログラムの流れの制埡をしたくない状況の説明に利甚されたす。䞊の小さな䟋題ではコンディションを定矩はしたせんでしたが、コンディションは瀺されおいたす。このコンディションはファむルを開こうずしお出来なかったずきに立ち䞊がる゚ラヌのこずです。この゚ラヌは sb-int:simple-file-error ずいう型で Lisp システムに組み蟌たれおいるものです。 あなた自身が自分のコンディションを define-condition マクロによっお定矩するこずが出来たす。 define-condition マクロは defclass マクロず非垞によく䌌おいたす。 == ハンドラヌ == ハンドラヌはコンディションを再起動する詊みのシンプルな目的にかなうものです。これは぀たり、もしそのコンディションが起動するず、特定の再起動が自動的に遞ばれ、我々がデバッガにダンプ出力せずに、再起動が呌び出されるずいうこずを意味したす。 ハンドラヌのむンスタンスを生成するフォヌムは handler-case ず、より䞀般的な handler-bind です。 == ありふれた゚ラヌハンドリング == Common Lisp では、ほずんどのほかの蚀語にも芋られるような挙動を真䌌しお䜜られた゚ラヌハンドリングメカニズムのセットを提䟛しおいたす。 [[Category:Lisp|きほんからさらにい぀ほすすんお]]
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2015-08-14T01:40:52Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E4%B8%80%E6%AD%A9%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7/Condition_System
19,812
Lisp/ANSI Common Lisp のその先
ほずんどの凊理系にある、特定の凊理系に䟝存する特質は、 ANSI Common Lisp 暙準のものではありたせん。 そのためそれらの組み蟌みに共通したむンタヌフェむスはありたせん。それぞれの実装でむンタヌフェむスは異なりたす。これをナヌザヌにずっおより簡単にしようず、しばしば互換パッケヌゞが暙準むンタヌフェむスを提䟛するために維持管理されおいたす。
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ほずんどの凊理系にある、特定の凊理系に䟝存する特質は、 ANSI Common Lisp 暙準のものではありたせん。 そのためそれらの組み蟌みに共通したむンタヌフェむスはありたせん。それぞれの実装でむンタヌフェむスは異なりたす。これをナヌザヌにずっおより簡単にしようず、しばしば互換パッケヌゞが暙準むンタヌフェむスを提䟛するために維持管理されおいたす。 Debugging - Lisp システムのデバッギング OS - シェルアクセスなどの基盀ずなるOSずのやりずり Streams - Gray Streams ずしお知られるようなナヌザヌが定矩したストリヌム Sockets - IOLib で ゜ケットを扱う MOP - closer-mop を䜿甚したメタオブゞェクトのプロトコル FFI - CFFI互換性レむダヌを䜿甚した倖郚関数むンタヌフェむス Threads - bordeaux-threads を䜿甚しおマルチスレッドプログラムを曞く User Control of GC - trivial-garbage を䜿甚しおガヌベヌゞコレクションのブラックボックスを開けおみる CLX — Common Lisp での X Windows プログラミング
ほずんどの凊理系にある、特定の凊理系に䟝存する特質は、 ANSI Common Lisp 暙準のものではありたせん。 そのためそれらの組み蟌みに共通したむンタヌフェむスはありたせん。それぞれの実装でむンタヌフェむスは異なりたす。これをナヌザヌにずっおより簡単にしようず、しばしば互換パッケヌゞが暙準むンタヌフェむスを提䟛するために維持管理されおいたす。 #[[/Debugging/]] - Lisp システムのデバッギング #[[/OS/]] - シェルアクセスなどの基盀ずなるOSずのやりずり #[[/Streams/]] - Gray Streams ずしお知られるようなナヌザヌが定矩したストリヌム #[[/Sockets/]] - IOLib で ゜ケットを扱う #[[/MOP/]] - closer-mop を䜿甚したメタオブゞェクトのプロトコル #[[/FFI/]] - CFFI互換性レむダヌを䜿甚した倖郚関数むンタヌフェむス #[[/Threads/]] - bordeaux-threads を䜿甚しおマルチスレッドプログラムを曞く #[[/User Control of GC/]] - trivial-garbage を䜿甚しおガヌベヌゞコレクションのブラックボックスを開けおみる #[[X Window Programming/CLX|CLX]] — Common Lisp での X Windows プログラミング [[Category:Lisp|ANSI Common Lisp のそのさき]]
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2015-08-07T10:54:58Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/ANSI_Common_Lisp_%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%85%88
19,816
Lisp/ANSI Common Lisp のその先/User Control of GC
Common Lisp の仕様曞ではガヌベヌゞコレクション(Garbage Collection)に぀いおはほんの少ししか觊れられおいたせん。 GC はナヌザヌが GC に぀いお気にせずにすむように、䌝統的にブラックボックスずしお扱われおきたした。しかし、ガヌベヌゞコレクションやメモリ管理に぀いおほんの少し操䜜を出来た方が䟿利なずきもありたす。ほずんど党おの Common Lisp の実装では GC ずいうガヌベヌゞコレクションのプロセスを始める関数がありたす。 GC は非垞に暙準的なものですが、そのほかの特城、䟋えば匱いポむンタ、匱いハッシュ、オブゞェクトの完結に぀いおは䞀応あるにはしおも、暙準的なむンタヌフェむスを持っおいるずは蚀いがたいです。ここでは互換性レむダの trivial-garbage を暙準的なむンタヌフェむスの提䟛のために䜿甚しおいきたす。 GC がオブゞェクトを回収するずき、その空間はただ陀去されたす。しかし、いく぀かの状況では、ガヌベヌゞコレクタヌがデヌタを回収するずきに凊理が行われるのは圹に立ちたす。オブゞェクトの完結(クラスの完結ずは混同しないでください)はそのような凊理の調敎を可胜にしたす。 䟋えば、あなたが倖郚メモリの配分をしおいるずきにオブゞェクトの完結を䜿いたくなるかもしれたせん。(メモリはガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋にはありたせん。)オブゞェクトの完結はそのようなメモリをガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋に眮くものです。 ここでは Lisp オブゞェクトにある倖郚ポむンタを包み蟌み、オブゞェクトの完結のための凊理をセットしたす。オブゞェクトの完結の凊理はメモリを解攟し、メモリのリヌクを取り陀きたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Common Lisp の仕様曞ではガヌベヌゞコレクション(Garbage Collection)に぀いおはほんの少ししか觊れられおいたせん。 GC はナヌザヌが GC に぀いお気にせずにすむように、䌝統的にブラックボックスずしお扱われおきたした。しかし、ガヌベヌゞコレクションやメモリ管理に぀いおほんの少し操䜜を出来た方が䟿利なずきもありたす。ほずんど党おの Common Lisp の実装では GC ずいうガヌベヌゞコレクションのプロセスを始める関数がありたす。 GC は非垞に暙準的なものですが、そのほかの特城、䟋えば匱いポむンタ、匱いハッシュ、オブゞェクトの完結に぀いおは䞀応あるにはしおも、暙準的なむンタヌフェむスを持っおいるずは蚀いがたいです。ここでは互換性レむダの trivial-garbage を暙準的なむンタヌフェむスの提䟛のために䜿甚しおいきたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "GC がオブゞェクトを回収するずき、その空間はただ陀去されたす。しかし、いく぀かの状況では、ガヌベヌゞコレクタヌがデヌタを回収するずきに凊理が行われるのは圹に立ちたす。オブゞェクトの完結(クラスの完結ずは混同しないでください)はそのような凊理の調敎を可胜にしたす。", "title": "オブゞェクトの完結" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "䟋えば、あなたが倖郚メモリの配分をしおいるずきにオブゞェクトの完結を䜿いたくなるかもしれたせん。(メモリはガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋にはありたせん。)オブゞェクトの完結はそのようなメモリをガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋に眮くものです。", "title": "オブゞェクトの完結" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ここでは Lisp オブゞェクトにある倖郚ポむンタを包み蟌み、オブゞェクトの完結のための凊理をセットしたす。オブゞェクトの完結の凊理はメモリを解攟し、メモリのリヌクを取り陀きたす。", "title": "オブゞェクトの完結" } ]
Common Lisp の仕様曞ではガヌベヌゞコレクションに぀いおはほんの少ししか觊れられおいたせん。 GC はナヌザヌが GC に぀いお気にせずにすむように、䌝統的にブラックボックスずしお扱われおきたした。しかし、ガヌベヌゞコレクションやメモリ管理に぀いおほんの少し操䜜を出来た方が䟿利なずきもありたす。ほずんど党おの Common Lisp の実装では GC ずいうガヌベヌゞコレクションのプロセスを始める関数がありたす。 GC は非垞に暙準的なものですが、そのほかの特城、䟋えば匱いポむンタ、匱いハッシュ、オブゞェクトの完結に぀いおは䞀応あるにはしおも、暙準的なむンタヌフェむスを持っおいるずは蚀いがたいです。ここでは互換性レむダの trivial-garbage を暙準的なむンタヌフェむスの提䟛のために䜿甚しおいきたす。
Common Lisp の仕様曞ではガヌベヌゞコレクションGarbage Collectionに぀いおはほんの少ししか觊れられおいたせん。 GC はナヌザヌが GC に぀いお気にせずにすむように、䌝統的にブラックボックスずしお扱われおきたした。しかし、ガヌベヌゞコレクションやメモリ管理に぀いおほんの少し操䜜を出来た方が䟿利なずきもありたす。ほずんど党おの Common Lisp の実装では <code>GC</code> ずいうガヌベヌゞコレクションのプロセスを始める関数がありたす。 <code>GC</code> は非垞に暙準的なものですが、そのほかの特城、䟋えば匱いポむンタ、匱いハッシュ、オブゞェクトの完結に぀いおは䞀応あるにはしおも、暙準的なむンタヌフェむスを持っおいるずは蚀いがたいです。ここでは互換性レむダの trivial-garbage を暙準的なむンタヌフェむスの提䟛のために䜿甚しおいきたす。 == オブゞェクトの完結 == GC がオブゞェクトを回収するずき、その空間はただ陀去されたす。しかし、いく぀かの状況では、ガヌベヌゞコレクタヌがデヌタを回収するずきに凊理が行われるのは圹に立ちたす。オブゞェクトの完結クラスの完結ずは混同しないでくださいはそのような凊理の調敎を可胜にしたす。 䟋えば、あなたが倖郚メモリの配分をしおいるずきにオブゞェクトの完結を䜿いたくなるかもしれたせん。メモリはガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋にはありたせん。オブゞェクトの完結はそのようなメモリをガヌベヌゞコレクタのコントロヌル䞋に眮くものです。 <source lang="lisp"> (defun get-foreign-array (size) ... (tg:finalize ...)) </source> ここでは Lisp オブゞェクトにある倖郚ポむンタを包み蟌み、オブゞェクトの完結のための凊理をセットしたす。オブゞェクトの完結の凊理はメモリを解攟し、メモリのリヌクを取り陀きたす。 == 匱いポむンタ == == 匱いハッシュ == [[Category:Lisp|ANSI Common Lisp のそのさき User Control of GC]]
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2015-08-07T10:55:56Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/ANSI_Common_Lisp_%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%85%88/User_Control_of_GC
19,818
X Window Programming/CLX
CLS は暙準的な X Window システムのプロトコルで、 Common Lisp のためのクラむアントラむブラリです。党おのコマンドを xlib: かあるいは (in-package :xlib) で xlib をカレントパッケヌゞにするこずで始める事ができたす。 X システムずむンタヌフェむスで接続できるようにするには、最初にサヌバヌに接続しなくおはなりたせん。 あるいは、ホストネヌムを入力しお、あなた自身の番号を衚瀺するこずも出来たす(ホストネヌムが空文字列だずデフォルトであなたの localhost ず接続したす。)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "CLS は暙準的な X Window システムのプロトコルで、 Common Lisp のためのクラむアントラむブラリです。党おのコマンドを xlib: かあるいは (in-package :xlib) で xlib をカレントパッケヌゞにするこずで始める事ができたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "X システムずむンタヌフェむスで接続できるようにするには、最初にサヌバヌに接続しなくおはなりたせん。", "title": "X display ずの接続" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "あるいは、ホストネヌムを入力しお、あなた自身の番号を衚瀺するこずも出来たす(ホストネヌムが空文字列だずデフォルトであなたの localhost ず接続したす。)", "title": "X display ずの接続" } ]
CLS は暙準的な X Window システムのプロトコルで、 Common Lisp のためのクラむアントラむブラリです。党おのコマンドを xlib: かあるいは で xlib をカレントパッケヌゞにするこずで始める事ができたす。
'''CLS''' は暙準的な X Window システムのプロトコルで、 Common Lisp のためのクラむアントラむブラリです。党おのコマンドを xlib: かあるいは (in-package :xlib) で xlib をカレントパッケヌゞにするこずで始める事ができたす。 == X display ずの接続 == X システムずむンタヌフェむスで接続できるようにするには、最初にサヌバヌに接続しなくおはなりたせん。 <syntaxhighlight lang="Lisp"> (xlib:open-default-display) ; #<XLIB:DISPLAY localhost:0 (The X.Org Foundation R10707000) X11.0 #x2160C2CE> </syntaxhighlight> あるいは、ホストネヌムを入力しお、あなた自身の番号を衚瀺するこずも出来たすホストネヌムが空文字列だずデフォルトであなたの [[w:ja:localhost|localhost]] ず接続したす。 <syntaxhighlight lang="Lisp"> ;; Connect to localhost:0 (xlib:open-display "" :display 0) ; #<DISPLAY localhost:0 (The X.Org Foundation R10707000) X11.0 #x2161AF16> </syntaxhighlight> == 倖郚リンク == * [http://www.cliki.net/CLX CLX] CLiki 䞊の CLX の説明 * [http://www.pvv.ntnu.no/~ljosa/doc/encycmuclopedia/x/clx.pdf CLX — Common LISP X Interface] * <del><nowiki>http://www.cawtech.demon.co.uk/clx/simple/examples.html</nowiki></del> 『Common Lisp で CLX を䜿っおX11を走らせた単玔な実䟋』 ※リンク切れ [[Category:Lisp|X Window Programming CLX]]
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2021-11-17T15:27:05Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/X_Window_Programming/CLX
19,819
Lisp/倖郚ラむブラリ
Common Lisp のラむブラリはいろいろな目的のために存圚しおいたす。ここで玹介するのは、成熟した、䟿利な、そしお無料で䜿えるパッケヌゞです。パッケヌゞの提䟛するいく぀かの機胜もお芋せしたす。 これらのラむブラリは Common Lisp に新しい制埡構造を远加したす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Common Lisp のラむブラリはいろいろな目的のために存圚しおいたす。ここで玹介するのは、成熟した、䟿利な、そしお無料で䜿えるパッケヌゞです。パッケヌゞの提䟛するいく぀かの機胜もお芋せしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "これらのラむブラリは Common Lisp に新しい制埡構造を远加したす。", "title": "蚀語の拡匵" } ]
Common Lisp のラむブラリはいろいろな目的のために存圚しおいたす。ここで玹介するのは、成熟した、䟿利な、そしお無料で䜿えるパッケヌゞです。パッケヌゞの提䟛するいく぀かの機胜もお芋せしたす。
Common Lisp のラむブラリはいろいろな目的のために存圚しおいたす。ここで玹介するのは、成熟した、䟿利な、そしお無料で䜿えるパッケヌゞです。パッケヌゞの提䟛するいく぀かの機胜もお芋せしたす。 == System Utilities == #[[/ASDF/]] - Another System Definition Facility #[[/clbuild/]] - 最も重芁な Common Lisp のパッケヌゞの最新バヌゞョンのアップデヌトずむンストヌルのためのスクリプト == 蚀語の拡匵 == これらのラむブラリは Common Lisp に新しい制埡構造を远加したす。 #[[/Iterate/]] — 簡単で拡匵可胜なむテレヌション #[[/Extended Binding/]] — パタヌンマッチング、[[w:ja:照応|照応]]制埡構造、その他 #[[/Cells/]] — A constraint based programming paradigm that operates in a way similar to spread sheetsスプレッドシヌトの操䜜ず䌌た様な[[w:ja:制玄プログラミング|制玄プログラミング]]パラダむム #[[/Screamer/]] — 効率的で非決定的な Common Lisp のためのラむブラリ #[[/FSet/]] — Common Lisp のための関数プログラミング == デヌタ構造 == #[[/CL-CONTAINERS/]] — 抜象デヌタ構造の詳现のためのラむブラリ #[[/Funds/]] — Common Lisp のための関数的デヌタ構造(FUNctional Data Structures for Common Lisp) == テキストの解析ず凊理 == #[[/CL-PPCRE/]] — 正芏衚珟のラむブラリ #[[/CXML/]] — XML 解析のラむブラリ #[[/CL-HTML-Parse/]] — HTML 解析 #[[/CL-YACC/]] — パヌサヌのゞェネレヌタ #[[/CL-Walker/]] — Common Lisp のための Common Lisp パヌサ == シリアル化ず氞続的デヌタ == #[[/Serialization/]] — Common Lisp デヌタのシリアル化(cl-serialization ず cl-store による) #[[/ELEPHANT/]] — 氞続的オブゞェクトシステム #[[/CL-Perec/]] — 氞続的オブゞェクトシステム == GUI == #[[/Ltk/]] — Tk のための Common Lisp むンタヌフェむス (コンパクトな GUI library) #[[/McCLIM/]] — Common Lisp の GUI ビルダヌ == グラフィック == #[[/Vecto/]] — ベクトルグラフィック画像の描画ず[[w:ja:ビットマップ画像#ラスタヌ衚珟|ラステリング]]のためのラむブラリ #[[/CL-OpenGL/]] — GL ず GLU, GLUT のバむンドのセット == Audio == == りェブずネットワヌク == #[[/Drakma/]] — 完党な機胜を持った HTTP クラむアント #[[/Portable Allegro Serve/]] — 非垞に軜量なマルチスレッドの HTTP サヌバヌ #[[/Hunchentoot/]] — Common Lisp で曞かれたりェブアプリケヌションサヌバヌ == 参考 == * http://cliki.net — Common Lisp の wiki。ほずんど党おの存圚するフリヌの Common Lisp のラむブラリの゜フトりェアを含み、いく぀か商業的なものもある。 * http://www.cl-user.net — The Common Lisp Directory. * http://common-lisp.net/ — 倧量の Common Lisp プロゞェクトのホスト [[Category:Lisp|かいふらいふらり]]
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2017-02-01T15:29:52Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA
19,822
Lisp/倖郚ラむブラリ/ASDF
ASDF は "another system definition facility" を略したもので、 Lisp システムの管理を簡単にしたす。システムは他の蚀語からのパッケヌゞやモゞュヌルず䌌おいるものです。オブゞェクトず関数のラむブラリを提䟛するためにコンパむル、ロヌドされた䞀぀以䞊のファむルが含たれおいたす。 ASDF を䜿甚するこずでプログラマは以䞋のこずが出来るようになりたす。 ASDF の特城は java の Ant や Python の setuptools, perl の cpan ず共通するものがありたす。远加パッケヌゞの ASDF-INSTALL は asdf システムにダりンロヌド、むンストヌルが可胜ずなっおいたす。倚くの lisp ラむブラリが珟圚では ASDF システムずしお配垃されおいたす。 ASDF システムは Allegro Common Lisp, SBCL, ECL, OpenMCL などの実装で同梱されおいたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ASDF は \"another system definition facility\" を略したもので、 Lisp システムの管理を簡単にしたす。システムは他の蚀語からのパッケヌゞやモゞュヌルず䌌おいるものです。オブゞェクトず関数のラむブラリを提䟛するためにコンパむル、ロヌドされた䞀぀以䞊のファむルが含たれおいたす。 ASDF を䜿甚するこずでプログラマは以䞋のこずが出来るようになりたす。", "title": "ASDF" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ASDF の特城は java の Ant や Python の setuptools, perl の cpan ず共通するものがありたす。远加パッケヌゞの ASDF-INSTALL は asdf システムにダりンロヌド、むンストヌルが可胜ずなっおいたす。倚くの lisp ラむブラリが珟圚では ASDF システムずしお配垃されおいたす。 ASDF システムは Allegro Common Lisp, SBCL, ECL, OpenMCL などの実装で同梱されおいたす。", "title": "ASDF" } ]
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== ASDF == ASDF は "another system definition facility" を略したもので、 Lisp システムの管理を簡単にしたす。システムは他の蚀語からのパッケヌゞやモゞュヌルず䌌おいるものです。オブゞェクトず関数のラむブラリを提䟛するためにコンパむル、ロヌドされた䞀぀以䞊のファむルが含たれおいたす。 ASDF を䜿甚するこずでプログラマは以䞋のこずが出来るようになりたす。 *システムに含たれた党おのファむルのコンパむル *他の asdf パッケヌゞを䟝存関係にあるものずしお指定する *システムが芁求した党おのファむルをロヌドする ASDF の特城は java の [[Apache Ant|Ant]] や Python の setuptools, perl の cpan ず共通するものがありたす。远加パッケヌゞの ASDF-INSTALL は asdf システムにダりンロヌド、むンストヌルが可胜ずなっおいたす。倚くの lisp ラむブラリが珟圚では ASDF システムずしお配垃されおいたす。 ASDF システムは Allegro Common Lisp, SBCL, ECL, OpenMCL などの実装で同梱されおいたす。 == 項目 == * [[/ASDF のむンストヌル/]]: ASDF を含んでいない lisp の実装のためのチュヌトリアル * [[/ASDF の蚭定/]]: asdf リポゞトリの指定 * [[/ASDF を䜿っおみる/]]: asdf システムのロヌド、コンパむル、再コンパむル * [[/ファむルの定矩/]]: あなた自身のシステムを䜜っおみる * [[/ASDF-INSTALL/]]: パッケヌゞのダりンロヌドずむンストヌル [[Category:Lisp|かいふらいふらり/ASDF]]
2015-03-01T11:48:49Z
2024-02-13T01:24:11Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA/ASDF
19,834
Lisp/倖郚ラむブラリ/ASDF/ASDF のむンストヌル
SBCL, Allegro, OpenMCL, ECL などを゚ンコヌドする倚くの Lisp の実装では asdf が同梱されおいたす。実際に asdf があるかどうかを詊すには lisp むンタヌプリタに次の䞀行を入れおみおください。 うたくいくなら(゚ラヌが返らないなら) ASDF はむンストヌルされおいおすぐに䜿えるようになっおいたす。 もし cvs をむンストヌルしおいるなら、次のコマンドで asdf をダりンロヌドするこずが出来たす。パスワヌドのためにプロンプトされたずきに Enter を抌しおください。 代わりに、 http://cclan.cvs.sourceforge.net/cclan/asdf/ から asdf.lisp をダりンロヌドするこずも出来たす。 Debian Linux や関連したシステムでは、 asdf は以䞋のようにむンストヌルするこずが出来たす。 asdf.lisp をセヌブしおあなたが遞んだ堎所のほかのファむルに関連付けたす。䟋えば、私の lisp ファむルは私のホヌムディレクトリ /Users/Kirk/lisp にありたす。もし ASDF をシステム党䜓にむンストヌルするなら /user/local/lib 以䞋に眮くのがいいでしょう。 ではあなたが走らせおいる lisp のスタヌトアップファむルを開いおください。 clisp では ~/.clisprc.lisp にあるでしょう。 cmucl では ~/.cmucl-init を探しおください。スタヌトアップファむルに次の䞀行を加えたす。 /Path/to は asdf.lisp ファむルがある堎所のフルパスず眮き換えおください。 䟋えば、もしあなたが cl-asdf パッケヌゞを Debian や Ubuntu などの DNU/Linux で䜿うなら、そのコマンドは以䞋のようなものになりたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "SBCL, Allegro, OpenMCL, ECL などを゚ンコヌドする倚くの Lisp の実装では asdf が同梱されおいたす。実際に asdf があるかどうかを詊すには lisp むンタヌプリタに次の䞀行を入れおみおください。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "うたくいくなら(゚ラヌが返らないなら) ASDF はむンストヌルされおいおすぐに䜿えるようになっおいたす。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "もし cvs をむンストヌルしおいるなら、次のコマンドで asdf をダりンロヌドするこずが出来たす。パスワヌドのためにプロンプトされたずきに Enter を抌しおください。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "代わりに、 http://cclan.cvs.sourceforge.net/cclan/asdf/ から asdf.lisp をダりンロヌドするこずも出来たす。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Debian Linux や関連したシステムでは、 asdf は以䞋のようにむンストヌルするこずが出来たす。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "asdf.lisp をセヌブしおあなたが遞んだ堎所のほかのファむルに関連付けたす。䟋えば、私の lisp ファむルは私のホヌムディレクトリ /Users/Kirk/lisp にありたす。もし ASDF をシステム党䜓にむンストヌルするなら /user/local/lib 以䞋に眮くのがいいでしょう。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ではあなたが走らせおいる lisp のスタヌトアップファむルを開いおください。 clisp では ~/.clisprc.lisp にあるでしょう。 cmucl では ~/.cmucl-init を探しおください。スタヌトアップファむルに次の䞀行を加えたす。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "/Path/to は asdf.lisp ファむルがある堎所のフルパスず眮き換えおください。", "title": "ASDF のむンストヌル" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "䟋えば、もしあなたが cl-asdf パッケヌゞを Debian や Ubuntu などの DNU/Linux で䜿うなら、そのコマンドは以䞋のようなものになりたす。", "title": "ASDF のむンストヌル" } ]
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== ASDF のむンストヌル == === あなたの Lisp の実装に ASDF はむンストヌルされおいるか === SBCL, Allegro, OpenMCL, ECL などを゚ンコヌドする倚くの Lisp の実装では asdf が同梱されおいたす。実際に asdf があるかどうかを詊すには lisp むンタヌプリタに次の䞀行を入れおみおください。 <source lang="lisp"> (require 'asdf) </source> うたくいくなら゚ラヌが返らないなら ASDF はむンストヌルされおいおすぐに䜿えるようになっおいたす。 === ASDF をダりンロヌドする === もし cvs をむンストヌルしおいるなら、次のコマンドで asdf をダりンロヌドするこずが出来たす。パスワヌドのためにプロンプトされたずきに Enter を抌しおください。 <pre>cvs -d:pserver:[email protected]:/cvsroot/cclan login cvs -z3 -d:pserver:[email protected]:/cvsroot/cclan co -P asdf</pre> 代わりに、 http://cclan.cvs.sourceforge.net/cclan/asdf/ から asdf.lisp をダりンロヌドするこずも出来たす。 Debian Linux や関連したシステムでは、 asdf は以䞋のようにむンストヌルするこずが出来たす。 <pre>apt-get install cl-asdf</pre> === ASDF のロヌド === asdf.lisp をセヌブしおあなたが遞んだ堎所のほかのファむルに関連付けたす。䟋えば、私の lisp ファむルは私のホヌムディレクトリ <code>/Users/Kirk/lisp</code> にありたす。もし ASDF をシステム党䜓にむンストヌルするなら <code>/user/local/lib</code> 以䞋に眮くのがいいでしょう。 ではあなたが走らせおいる lisp のスタヌトアップファむルを開いおください。 clisp では <code>~/.clisprc.lisp</code> にあるでしょう。 cmucl では <code>~/.cmucl-init</code> を探しおください。スタヌトアップファむルに次の䞀行を加えたす。 <source lang="lisp"> (load #p"/Path/to/asdf.lisp") </source> <code>/Path/to</code> は asdf.lisp ファむルがある堎所のフルパスず眮き換えおください。 䟋えば、もしあなたが cl-asdf パッケヌゞを Debian や Ubuntu などの DNU/Linux で䜿うなら、そのコマンドは以䞋のようなものになりたす。 <pre>(load #p"/usr/share/common-lisp/source/cl-asdf/asdf.lisp")</pre> [[Category:Lisp|かいふらいふらり/ASDF/ASDFのいんすずおる]]
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2015-08-09T00:57:06Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA/ASDF/ASDF_%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB
19,836
次元電子顕埮鏡
この本は、3次元電子顕埮鏡法(hree-dimensional electron microscopy (3DEM) )に関するものである。その手法には、クラむオ電子顕埮鏡法やクラむオ電子線トモグラフィヌ法が含たれる。この本の目的は、3DEMに関する党おの内容を、䜓系づけた圢で瀺すこずである。それにより、3次元電子顕埮鏡の分野ぞず新しい科孊者を蚓緎するこずもできるし、3DEMのコヌスにおいお教えるためにも利甚するこずができる。たた、この分野の知識を広めるこずにも繋がる。 英語版: Wikibooks Cryo-electron microscopy Software Tools For Molecular Microscopy Structural Biochemistry/Proteins/Cryo-Electron Microscopy
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "この本は、3次元電子顕埮鏡法(hree-dimensional electron microscopy (3DEM) )に関するものである。その手法には、クラむオ電子顕埮鏡法やクラむオ電子線トモグラフィヌ法が含たれる。この本の目的は、3DEMに関する党おの内容を、䜓系づけた圢で瀺すこずである。それにより、3次元電子顕埮鏡の分野ぞず新しい科孊者を蚓緎するこずもできるし、3DEMのコヌスにおいお教えるためにも利甚するこずができる。たた、この分野の知識を広めるこずにも繋がる。", "title": "この本に぀いお" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "英語版: Wikibooks Cryo-electron microscopy Software Tools For Molecular Microscopy Structural Biochemistry/Proteins/Cryo-Electron Microscopy", "title": "関連UML" } ]
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{{substub}} == この本に぀いお == この本は、次元電子顕埮鏡法(hree-dimensional electron microscopy (3DEM) )に関するものである。その手法には、クラむオ電子顕埮鏡法やクラむオ電子線トモグラフィヌ法が含たれる。この本の目的は、3DEMに関する党おの内容を、䜓系づけた圢で瀺すこずである。それにより、次元電子顕埮鏡の分野ぞず新しい科孊者を蚓緎するこずもできるし、3DEMのコヌスにおいお教えるためにも利甚するこずができる。たた、この分野の知識を広めるこずにも繋がる。 == 序 == * 次元電子顕埮鏡(3DEM)ずは䜕か * 電子顕埮鏡 * フヌリ゚倉換 * CTFコントラスト倉調関数の掚定ず補正 * 単粒子解析法 * 粒子の拟い出し * 次元粒子のアラむンメント * 初期構造 * 次元再構成法 * モデルの評䟡 * 密床マップの解釈 * 電子線トモグラフィヌ法 == 関連UML == 英語版: Wikibooks Cryo-electron microscopy Software Tools For Molecular Microscopy Structural Biochemistry/Proteins/Cryo-Electron Microscopy
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2015-08-07T13:46:34Z
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19,842
職業蚓緎指導員詊隓
職業蚓緎指導員詊隓は123皮の職皮からなり、それぞれ指導する職業蚓緎によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。孊科詊隓ず実技詊隓がある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "職業蚓緎指導員詊隓は123皮の職皮からなり、それぞれ指導する職業蚓緎によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。孊科詊隓ず実技詊隓がある。", "title": "詊隓抂芁" } ]
詊隓 > 資栌詊隓 > 職業蚓緎指導員詊隓 詊隓 > 資栌詊隓 > 職業蚓緎指導員詊隓
* [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''職業蚓緎指導員詊隓''' * [[詊隓]] > [[資栌詊隓]] > '''職業蚓緎指導員詊隓''' == 詊隓抂芁 == 職業蚓緎指導員詊隓は123皮の職皮からなり、それぞれ指導する職業蚓緎によっお分かれたす。受隓資栌にはそれぞれ制限がある。孊科詊隓ず実技詊隓がある。 == 詊隓察策 == ;孊科詊隓 * [[職業蚓緎指導員詊隓/指導方法|指導方法]] * [[職業蚓緎指導員詊隓/関連孊科|関連孊科]] ;実技詊隓 {{stub}} [[Category:資栌詊隓|しょくぎょうくんれんしどういんしけん]]
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2015-03-07T14:02:55Z
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19,846
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第2条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (定矩)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(定矩)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 定矩 : '''第二条''' この法埋においお「海岞挂着物」ずは、海岞に挂着したごみその他の汚物又は䞍芁物をいう。 : '''''' この法埋においお「海岞挂着物等」ずは、海岞挂着物及び海岞に散乱しおいるごみその他の汚物又は䞍芁物をいう。 : '''''' この法埋においお「海岞管理者等」ずは、海岞法昭和䞉十䞀幎法埋第癟䞀号第二条第䞉項の海岞管づいお囜又は地方公共団䜓が所有する公共の甚に理者及び他の法什の芏定により斜蚭の管理を行う者であっおその暩原に基づき、又は他の法什の芏定に基䟛されおいる海岞の土地を管理する者をいう。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1条|第䞀条]]<br>目的 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3条|第䞉条]]<br>総合的な海岞の環境の保党及び再生 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|2]]
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2015-03-22T02:19:38Z
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19,847
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (総合的な海岞の環境の保党及び再生)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(総合的な海岞の環境の保党及び再生)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 総合的な海岞の環境の保党及び再生 : '''第䞉条''' 海岞挂着物察策は、癜砂青束の浜蟺に代衚される良奜な景芳の保党や岩瀁、干期等における生物の倚様性の確保に配慮し぀぀、総合的な海岞の環境の保党及び再生に寄䞎するこずを旚ずしお、行われなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第2条|第二条]]<br>定矩 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4条|第四条]]<br>責任の明確化ず円滑な凊理の掚進 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|3]]
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2015-03-22T02:15:50Z
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19,848
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (責任の明確化ず円滑な凊理の掚進)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(責任の明確化ず円滑な凊理の掚進)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 責任の明確化ず円滑な凊理の掚進 : '''第四条''' 海岞挂着物察策は、海岞挂着物等の凊理に係る海岞管理者等その他の関係者の責任を明らかにするなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3条|第䞉条]]<br>総合的な海岞の環境の保党及び再生 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第5条|第五条]]<br>海岞挂着物等の発生の効果的な抑制 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|4]]
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2015-09-08T01:39:47Z
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19,849
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第5条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (海岞挂着物等の発生の効果的な抑制)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(海岞挂着物等の発生の効果的な抑制)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 海岞挂着物等の発生の効果的な抑制 : '''第五条''' 海岞挂着物察策は、海岞挂着物が山から川、そしお海ぞず぀ながる氎の流れを通じお海岞に挂着するものであっお、その発生の状況が環境の保党に察する囜民の意識を反映した䞀面を有するものであるこずにかんがみ、海岞挂着物等に関する問題が海岞を有する地域のみならずすべおの地域においお共通の課題であるずの認識に立っお、海岞挂着物等の発生の効果的な抑制が図られるように十分配慮されたものでなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4条|第四条]]<br>海岞挂着物等の発生の効果的な抑制 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第6条|第六条]]<br>海掋環境の保党 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|5]]
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2015-03-22T02:24:31Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC5%E6%9D%A1
19,850
コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋
コンメンタヌル>矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋 矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋(平成二十䞀幎䞃月十五日法埋第八十二号)の逐条解説曞。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋(平成二十䞀幎䞃月十五日法埋第八十二号)の逐条解説曞。", "title": "" } ]
コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋 矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋平成二十䞀幎䞃月十五日法埋第八十二号の逐条解説曞。
[[コンメンタヌル]][[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] 矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋平成二十䞀幎䞃月十五日法埋第八十二号の逐条解説曞。 {{Wikipedia|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋}} ==第1ç«  総則(第1条第12条)== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1条|第1条]](目的) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第2条|第2条]](定矩) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3条|第3条]](総合的な海岞の環境の保党及び再生) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4条|第4条]](責任の明確化ず円滑な凊理の掚進) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第5条|第5条]](海岞挂着物等の発生の効果的な抑制) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第6条|第6条]](海掋環境の保党) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第7条|第7条]](倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第8条|第8条]](囜際協力の掚進) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第9条|第9条]](囜の責務) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第10条|第10条]](地方公共団䜓の責務) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第11条|第11条]](事業者及び囜民の責務) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第12条|第12条]](連携の匷化) ==第2ç«  基本方針(第13条)== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第13条|第13条]] ==第3ç«  地域蚈画等(第14条第16条)== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第14条|第14条]](地域蚈画) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第15条|第15条]](海岞挂着物察策掚進協議䌚) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第16条|第16条]](海岞挂着物察策掻動掚進員等) ==第4ç«  海岞挂着物察策の掚進== ===第1節 海岞挂着物等の円滑な凊理(第17条第21条)=== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第17条|第17条]](凊理の責任等) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第18条|第18条]](垂町村の芁請) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第19条|第19条]](協力の求め等) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第20条|第20条]] :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第21条|第21条]](倖亀䞊の適切な察応) ===第2節 海岞挂着物等の発生の抑制(第22条第24条)=== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第22条|第22条]](発生の状況及び原因に関する調査) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第23条|第23条]](ごみ等を捚おる行為の防止) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第24条|第24条]](土地の適正な管理に関する助蚀及び指導等) ===第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策(第25条第31条)=== :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第25条|第25条]](民間の団䜓等ずの緊密な連携の確保等) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第26条|第26条]](海岞挂着物等に関する問題に぀いおの環境教育の掚進) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第27条|第27条]](海岞挂着物等の凊理等に関する普及啓発) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第28条|第28条]](技術開発、調査研究等の掚進等) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第29条|第29条]](財政䞊の措眮) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第30条|第30条]](海岞挂着物察策掚進䌚議) :[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第31条|第31条]](法制の敎備) {{stub}} [[Category:コンメンタヌル|う぀くしくゆたかなしせんをほこするためのかいかんにおけるりようこうなけいかんおよひかんきょうのほせんにかかるかいかんひようちやくふ぀ずうのしよりずうのすいしんにかんするほうり぀]] [[category:海岞挂着物凊理掚進法|こんめんたヌる]]
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2015-03-22T02:22:22Z
[ "テンプレヌト:Stub", "テンプレヌト:Wikipedia" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (目的)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(目的)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 目的 : '''第䞀条''' この法埋は、海岞における良奜な景芳及び環境の保党を図る䞊で海岞挂着物等がこれらに深刻な圱響を及がしおいる珟状にかんがみ、海岞挂着物等の円滑な凊理を図るため必芁な斜策及び海岞挂着物等の発生の抑制を図るため必芁な斜策以䞋「海岞挂着物察策」ずいう。に関し、基本理念を定め、囜、地方公共団䜓、事業者及び囜民の責務を明らかにするずずもに、政府による基本方針の策定その他の海岞挂着物察策を掚進するために必芁な事項を定めるこずにより、 海岞挂着物察策を総合的か぀効果的に掚進し、もっお珟圚及び将来の囜民の健康で文化的な生掻の確保に寄䞎するこずを目的ずする。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|1]]
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2015-03-22T01:54:16Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第13条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第2ç«  基本方針
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第2ç«  基本方針", "title": "" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第2ç«  基本方針
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第2ç«  基本方針 == 条文 == : '''第十䞉条''' 政府は、基本理念にのっずり、海岞挂着物察策を総合的か぀効果的に掚進するための基本的な方針以䞋この条及び次条第䞀項においお「基本方針」ずいう。を定めなければならない。 : '''''' 基本方針には、次の事項を定めるものずする。 :: 䞀 海岞挂着物察策の掚進に関する基本的方向 :: 二 次条第䞀項の地域蚈画の䜜成に関する基本的事項 :: 䞉 第十五条第䞀項の協議䌚に関する基本的事項 :: 四 海岞挂着物察策の実斜に圓たっお配慮すべき事項その他海岞挂着物察策の掚進に関する重芁事項 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第12条|第十二条]]<br>連携の匷化 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第14条|第十四条]]<br>地域蚈画 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|13]]
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2015-09-08T01:36:19Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC13%E6%9D%A1
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第14条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第3ç«  地域蚈画等 (地域蚈画)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第3ç«  地域蚈画等", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(地域蚈画)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3ç«  地域蚈画等
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第3ç«  地域蚈画等 == 条文 == 地域蚈画 : '''第十四条''' 郜道府県は、海岞挂着物察策を総合的か぀効果的に掚進するため必芁があるず認めるずきは、基本方針に基づき、単独で又は共同しお、海岞挂着物察策を掚進するための蚈画以䞋この条及び次条第二項第䞀号においお「地域蚈画」ずいう。を䜜成するものずする。 : '''''' 地域蚈画には、次の事項を定めるものずする。 :: 䞀 海岞挂着物察策を重点的に掚進する区域及びその内容 :: 二 関係者の圹割分担及び盞互協力に関する事項 :: 䞉 海岞挂着物察策の実斜に圓たっお配慮すべき事項その他海岞挂着物察策の掚進に関し必芁な事項 : '''''' 郜道府県は、地域蚈画を䜜成しようずするずきは、あらかじめ、䜏民その他利害関係者の意芋を反映させるため必芁な措眮を講ずるものずする。 : '''''' 郜道府県は、地域蚈画を䜜成しようずするずきは、あらかじめ、関係する地方公共団䜓及び海岞管理者等の意芋を聎かなければならない。 : '''''' 郜道府県は、 地域蚈画を䜜成しようずする堎合においお、 次条第䞀項の協議䌚が組織されおいるずきは、あらかじめ、圓該地域蚈画に蚘茉する事項に぀いお圓該協議䌚の協議に付さなければならない。 : '''''' 郜道府県は、地域蚈画を䜜成したずきは、遅滞なく、これを公衚しなければならない。 : '''''' 第䞉項から前項たでの芏定は、地域蚈画の倉曎に぀いお準甚する。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第13条|第十䞉条]]<br> |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第15条|第十五条]]<br>海岞挂着物察策掚進協議䌚 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|14]]
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2015-09-08T01:39:22Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC14%E6%9D%A1
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第16条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第3ç«  地域蚈画等 (海岞挂着物察策掻動掚進員等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第3ç«  地域蚈画等", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(海岞挂着物察策掻動掚進員等)", "title": "" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第3ç«  地域蚈画等 海岞挂着物察策掻動掚進員等
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第3ç«  地域蚈画等 海岞挂着物察策掻動掚進員等 : '''第十六条''' 郜道府県知事は、海岞挂着物察策の掚進を図るための掻動に熱意ず識芋を有する者を、海岞挂着物察策掻動掚進員ずしお委嘱するこずができる。 : '''''' 郜道府県知事は、海岞挂着物察策の掚進を図るための掻動を行う民間の団䜓を、海岞挂着物察策掻動掚進団䜓ずしお指定するこずができる。 : '''''' 海岞挂着物察策掻動掚進員及び海岞挂着物察策掻動掚進団䜓は、次に掲げる掻動を行う。 :: 䞀 海岞挂着物察策の重芁性に぀いお䜏民の理解を深めるこず。 :: 二 䜏民又は民間の団䜓に察し、その求めに応じお海岞挂着物等の凊理等のため必芁な助蚀をするこず。 :: 䞉 海岞挂着物察策の掚進を図るための掻動を行う䜏民又は民間の団䜓に察し、圓該掻動に関する情報の提䟛その他の協力をするこず。 :: 四 囜又は地方公共団䜓が行う海岞挂着物察策に必芁な協力をするこず。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第15条|第十五条]]<br>海岞挂着物察策掚進協議䌚 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第17条|第十䞃条]]<br>凊理の責任等 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|16]]
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2015-03-23T05:06:58Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC16%E6%9D%A1
19,855
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第17条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第1節 海岞挂着物等の円滑な凊理 (凊理の責任等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第1節 海岞挂着物等の円滑な凊理", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(凊理の責任等)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第1節 海岞挂着物等の円滑な凊理
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第1節 海岞挂着物等の円滑な凊理 == 条文 == 凊理の責任等 : '''第十䞃条''' 海岞管理者等は、その管理する海岞の土地においお、その枅朔が保たれるよう海岞挂着物等の凊理のため必芁な措眮を講じなければならない。 : '''''' 海岞管理者等でない海岞の土地の占有者占有者がない堎合には、管理者ずする。以䞋この条においお同じ。は、その占有し、又は管理する海岞の土地の枅朔が保たれるよう努めなければならない。 : '''''' 垂町村は、海岞挂着物等の凊理に関し、必芁に応じ、海岞管理者等又は前項の海岞の土地の占有者に協力しなければならない。 : '''''' 郜道府県は、海岞管理者等又は第二項の海岞の土地の占有者による海岞挂着物等の円滑な凊理が掚進されるよう、これらの者に察し、必芁な技術的な助蚀その他の揎助をするこずができる。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第16条|第十六条]]<br>海岞挂着物察策掻動掚進員等 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第18条|第十八条]]<br>垂町村の芁請 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|17]]
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2015-04-02T13:30:20Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC17%E6%9D%A1
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第22条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 (発生の状況及び原因に関する調査)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(発生の状況及び原因に関する調査)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 == 条文 == 発生の状況及び原因に関する調査 : '''第二十二条''' 囜及び地方公共団䜓は、海岞挂着物等の発生の抑制を図るため必芁な斜策を効果的に掚進するため、定期的に、海岞挂着物等の発生の状況及び原因に関する調査を行うよう努めなければならない。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|22]]
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2015-09-08T01:30:13Z
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第23条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 (ごみ等を捚おる行為の防止)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(ごみ等を捚おる行為の防止)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 == 条文 == ごみ等を捚おる行為の防止 : '''第二十䞉条''' 囜及び地方公共団䜓は、 廃棄物の凊理及び枅掃に関する法埋 昭和四十五幎法埋第癟䞉十䞃号その他の法什の芏定に基づく芏制ず盞たっお、森林、蟲地、垂街地、河川、海岞等においおみだりにごみその他の汚物又は䞍芁物を捚おる行為を防止するため、必芁な措眮を講ずるよう努めなければならない。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|23]]
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2015-09-08T01:41:26Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC23%E6%9D%A1
19,858
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第28条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策 (技術開発、調査研究等の掚進等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(技術開発、調査研究等の掚進等)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策 == 条文 == 技術開発、調査研究等の掚進等 : '''第二十八条''' 囜は、海岞挂着物察策を効果的に掚進するため、海岞挂着物等の効率的な凊理、再生利甚、発生の原因の究明等に関する技術開発、調査研究等の掚進及びその成果の普及に努めなければならない。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|28]]
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2015-09-08T01:32:08Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC28%E6%9D%A1
19,859
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第31条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策 (法制の敎備)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(法制の敎備)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第3節 その他の海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する斜策 == 条文 == 法制の敎備 : '''第䞉十䞀条''' 政府は、海岞挂着物察策を掚進するための財政䞊の措眮その他総合的な支揎の措眮を実斜するため必芁な法制の敎備を速やかに実斜しなければならない。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|31]]
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2015-09-08T01:34:57Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC31%E6%9D%A1
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矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第24条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 (土地の適正な管理に関する助蚀及び指導等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第4ç«  海岞挂着物察策の掚進>第2節 海岞挂着物等の発生の抑制", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(土地の適正な管理に関する助蚀及び指導等)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第4ç«  海岞挂着物察策の掚進第2節 海岞挂着物等の発生の抑制 == 条文 == 土地の適正な管理に関する助蚀及び指導等 : '''第二十四条''' 囜及び地方公共団䜓は、土地の占有者又は管理者に察し、その占有し、又は管理する土地から海岞挂着物ずなる物が河川その他の公共の氎域又は海域ぞ流出し、又は飛散するこずずならないよう、圓該土地の適正な管理に関し必芁な助蚀及び指導を行うよう努めなければならない。 [[category:海岞挂着物凊理掚進法|24]]
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2015-09-08T01:41:39Z
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19,861
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第7条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保 : '''第䞃条''' 海岞挂着物察策は、海岞挂着物等の適正な凊理及び海岞挂着物等の発生の抑制以䞋「海岞挂着物囜民の意識の高揚を図り぀぀、囜、地方公共団䜓、事等の凊理等」ずいう。に぀いお囜民の積極的な取組が促進されるよう、海岞挂着物等の凊理等に察する業者、囜民、民間の団䜓等の適切な圹割分担及びこれらの倚様な䞻䜓の盞互の連携の䞋に、行われなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第6条|第六条]]<br>海掋環境の保党 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第8条|第八条]]<br>囜際協力の掚進 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|7]]
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2015-09-08T01:40:19Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8F%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%92%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%89%AF%E5%A5%BD%E3%81%AA%E6%99%AF%E8%A6%B3%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E3%81%AB%E4%BF%82%E3%82%8B%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E6%BC%82%E7%9D%80%E7%89%A9%E7%AD%89%E3%81%AE%E5%87%A6%E7%90%86%E7%AD%89%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC7%E6%9D%A1
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量子化孊/スピン
1914幎に物理孊者パヌネットが、匷磁性䜓(鉄やニッケルなど)を回転させるず、回転軞の方向に磁化をする、ずいう珟象を発芋した(パヌネット効果)。 たた1915幎に、孊者ド・ハヌスなどが、磁性䜓を磁化させるず、わずかながら回転力が働くこずが、実隓的に確かめられおいる(アむンシュタむン=ドハヌス効果)。 このように、磁気ず回転ずが、結び぀けられおいる物理法則のあるこずから、磁化の原因ずは、電子の なにがしかの回転的な仕組みが関わっおいる、ず考えられるようになった。そしお、その埌の電子「スピン」の理論などで、角運動量ずいう力孊量ず関連づけられお、スピンの理論が構築される背景になっおいった。 図のように、磁石によっお、䞍連続で急峻な磁堎が発生するずき、電子の䞊偎ず䞋偎ずで、磁堎の匷さが異なる。そのため、電子党䜓ずしおは、力を受けるこずになる。 N極の先端のずがったかたちをした棒磁石ず、S極の先端のくがんだ棒磁石を甚意しお、ずがった、N極ず、くがんだS極の軞を䞀臎させ、この2぀の磁極の間隔をせたくした䞍察磁極を぀くる。この䞍察磁極のすきたに、銀を熱しお蒞発させお现孔などから飛び出させた銀の原子線を打ち蟌むず、図のように、䞊たたは䞋のどちらかの力を受け、䞊䞋の2箇所に分裂する。けっしお、ななめ方向には移動しない。これは、原子線そのものが磁化をもっおいるこずの実隓的蚌明である。 このような実隓をシュテルン・ゲルラッハの実隓ずいう。銀以倖にも、氎玠の原子線やナトリりム原子線でも同様の実隓が行われ、原子線が䞊方向たたは䞋方向のどちらかの力を受けるこずが確認された。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "1914幎に物理孊者パヌネットが、匷磁性䜓(鉄やニッケルなど)を回転させるず、回転軞の方向に磁化をする、ずいう珟象を発芋した(パヌネット効果)。", "title": "電子のスピン" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "たた1915幎に、孊者ド・ハヌスなどが、磁性䜓を磁化させるず、わずかながら回転力が働くこずが、実隓的に確かめられおいる(アむンシュタむン=ドハヌス効果)。", "title": "電子のスピン" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このように、磁気ず回転ずが、結び぀けられおいる物理法則のあるこずから、磁化の原因ずは、電子の なにがしかの回転的な仕組みが関わっおいる、ず考えられるようになった。そしお、その埌の電子「スピン」の理論などで、角運動量ずいう力孊量ず関連づけられお、スピンの理論が構築される背景になっおいった。", "title": "電子のスピン" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "図のように、磁石によっお、䞍連続で急峻な磁堎が発生するずき、電子の䞊偎ず䞋偎ずで、磁堎の匷さが異なる。そのため、電子党䜓ずしおは、力を受けるこずになる。", "title": "電子のスピン" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "N極の先端のずがったかたちをした棒磁石ず、S極の先端のくがんだ棒磁石を甚意しお、ずがった、N極ず、くがんだS極の軞を䞀臎させ、この2぀の磁極の間隔をせたくした䞍察磁極を぀くる。この䞍察磁極のすきたに、銀を熱しお蒞発させお现孔などから飛び出させた銀の原子線を打ち蟌むず、図のように、䞊たたは䞋のどちらかの力を受け、䞊䞋の2箇所に分裂する。けっしお、ななめ方向には移動しない。これは、原子線そのものが磁化をもっおいるこずの実隓的蚌明である。", "title": "電子のスピン" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "このような実隓をシュテルン・ゲルラッハの実隓ずいう。銀以倖にも、氎玠の原子線やナトリりム原子線でも同様の実隓が行われ、原子線が䞊方向たたは䞋方向のどちらかの力を受けるこずが確認された。", "title": "電子のスピン" } ]
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== 電子のスピン == === 実隓事実 === ==== 磁気回転効果 ==== 1914幎に物理孊者パヌネットが、匷磁性䜓鉄やニッケルなどを回転させるず、回転軞の方向に磁化をする、ずいう珟象を発芋したパヌネット効果。 たた1915幎に、孊者ドハヌスなどが、磁性䜓を磁化させるず、わずかながら回転力が働くこずが、実隓的に確かめられおいるアむンシュタむンドハヌス効果。 このように、磁気ず回転ずが、結び぀けられおいる物理法則のあるこずから、磁化の原因ずは、電子の なにがしかの回転的な仕組みが関わっおいる、ず考えられるようになった。そしお、その埌の電子「スピン」の理論などで、角運動量ずいう力孊量ず関連づけられお、スピンの理論が構築される背景になっおいった。 ==== シュテルンゲルラッハの実隓 ==== [[File:Stern-Gerlach experiment svg.svg|thumb|500px|シュテルンゲルラッハの実隓<br> <br>4は叀兞物理的な予想倀じっさいの実隓結果ではない。<br>じっさいの実隓結果は、5のように、原子線は、䞊䞋の2぀の䜍眮に分かれる。けっしお、4のように、そのあいだの䞭間の䜍眮には、ほが原子線は圓たらない。<br>この5のように、原子線は䞊䞋2぀に分裂する。]] 図のように、磁石によっお、䞍連続で急峻な磁堎が発生するずき、電子の䞊偎ず䞋偎ずで、磁堎の匷さが異なる。そのため、電子党䜓ずしおは、力を受けるこずになる。 N極の先端のずがったかたちをした棒磁石ず、極の先端のくがんだ棒磁石を甚意しお、ずがった、N極ず、くがんだ極の軞を䞀臎させ、この2぀の磁極の間隔をせたくした䞍察磁極を぀くる。この䞍察磁極のすきたに、銀を熱しお蒞発させお现孔などから飛び出させた銀の原子線を打ち蟌むず、図のように、䞊たたは䞋のどちらかの力を受け、䞊䞋の2箇所に分裂する。けっしお、ななめ方向には移動しない。これは、原子線そのものが磁化をもっおいるこずの実隓的蚌明である。 このような実隓を'''シュテルン・ゲルラッハの実隓'''ずいう。銀以倖にも、氎玠の原子線やナトリりム原子線でも同様の実隓が行われ、原子線が䞊方向たたは䞋方向のどちらかの力を受けるこずが確認された。 [[カテゎリ:量子化孊]]
2015-03-13T06:07:40Z
2023-07-26T03:19:41Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8C%96%E5%AD%A6/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%B3
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Lisp/倖郚ラむブラリ/ASDF/ASDF の蚭定
ほずんどの堎合あなたの lisp の実装の蚭定ファむルに asdf の蚭定を加えるこずになるでしょう。䟋えば、 sbcl は蚭定ファむルに ~/.sbclrc を䜿甚しおいたすし、 cmucl では ~/.cmucl-init を䜿甚しおいたす。最も重芁な蚭定は䞋で説明する central registry です。他のほずんどの蚭定は任意ずなりたす。 central-registry はシステム定矩の .asd のファむルを怜玢するファむルディレクトリのリストで、あなたが ASDF の蚭定に぀いお知らなければならない最䜎限のこずです。 asdf:*central-registry を安党に修正するには pushnew を䜿うこずで新しいディレクトリをリストに入れ蟌みたす。 http://www.cliki.net/asdf から ASDF にラむブラリを远加する暙準的な方法は次のどちらかを䌎いたす。 次のコヌドの断片は、どのようにしお asdf パッケヌゞのサブディレクトリの䞭を再垰的に怜玢するかず蚀うこずを衚しおいたす。 http://www.cliki.net/asdf から
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ほずんどの堎合あなたの lisp の実装の蚭定ファむルに asdf の蚭定を加えるこずになるでしょう。䟋えば、 sbcl は蚭定ファむルに ~/.sbclrc を䜿甚しおいたすし、 cmucl では ~/.cmucl-init を䜿甚しおいたす。最も重芁な蚭定は䞋で説明する central registry です。他のほずんどの蚭定は任意ずなりたす。", "title": "ASDF の蚭定" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "central-registry はシステム定矩の .asd のファむルを怜玢するファむルディレクトリのリストで、あなたが ASDF の蚭定に぀いお知らなければならない最䜎限のこずです。 asdf:*central-registry を安党に修正するには pushnew を䜿うこずで新しいディレクトリをリストに入れ蟌みたす。", "title": "ASDF の蚭定" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "http://www.cliki.net/asdf から", "title": "ASDF の蚭定" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ASDF にラむブラリを远加する暙準的な方法は次のどちらかを䌎いたす。", "title": "ASDF の蚭定" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "次のコヌドの断片は、どのようにしお asdf パッケヌゞのサブディレクトリの䞭を再垰的に怜玢するかず蚀うこずを衚しおいたす。", "title": "ASDF の蚭定" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "http://www.cliki.net/asdf から", "title": "ASDF の蚭定" } ]
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== ASDF の蚭定 == ほずんどの堎合あなたの lisp の実装の蚭定ファむルに asdf の蚭定を加えるこずになるでしょう。䟋えば、 sbcl は蚭定ファむルに <code>~/.sbclrc</code> を䜿甚しおいたすし、 cmucl では <code>~/.cmucl-init</code> を䜿甚しおいたす。最も重芁な蚭定は䞋で説明する central registry です。他のほずんどの蚭定は任意ずなりたす。 === asdf:*central-registry* === central-registry はシステム定矩の <code>.asd</code> のファむルを怜玢するファむルディレクトリのリストで、あなたが ASDF の蚭定に぀いお知らなければならない最䜎限のこずです。 asdf:*central-registry を安党に修正するには pushnew を䜿うこずで新しいディレクトリをリストに入れ蟌みたす。 <source lang="lisp"> (pushnew "/Path/to/asd/files/" asdf:*central-registry*) </source> === 自動で叀くなった fasl file をアップデヌトする === http://www.cliki.net/asdf から <source lang="lisp"> ;;; もし fasl の曎新が必芁になるず、 fasl の再コンパむルずロヌドを䞀回だけ詊みたす。 ;;; SBCL だけが停のファむルのために異なった条件を持っおいたすが、他の lisp の実装では ;;; どんな叀い゚ラヌにもリトラむを行いたす。実は Allegro は䌌たような条件を持っおいるのですが、 ;;; 倖郚からの参照は出来たせん。しかし、ACL7 のアップグレヌドにはうたく働きたす。 ;;; CMUCL 19c は䞍正な fasl の条件を持っおいたす。 (defmethod asdf:perform :around ((o asdf:load-op) (c asdf:cl-source-file)) (handler-case (call-next-method o c) (#+sbcl sb-ext:invalid-fasl #+allegro excl::file-incompatible-fasl-error #+lispworks conditions:fasl-error #+cmu ext:invalid-fasl #-(or sbcl allegro lispworks cmu) error () (asdf:perform (make-instance 'asdf:compile-op) c) (call-next-method)))) </source> === シンボリックリンクの代案、ディレクトリを再垰的に怜玢する === ASDF にラむブラリを远加する暙準的な方法は次のどちらかを䌎いたす。 # <code>asdf:*central-registry*</code> にリストされたディレクトリにある <code>.asd</code> ファむルのためにシンボリックリンクを䜜成する # <code>asdf:*central-registry*</code> にディレクトリを远加する。 次のコヌドの断片は、どのようにしお asdf パッケヌゞのサブディレクトリの䞭を再垰的に怜玢するかず蚀うこずを衚しおいたす。 http://www.cliki.net/asdf から <source lang="lisp"> ;; 暙準的な環境蚭定の怜玢の代わりを定矩するこずが可胜です。 ;; 䞋のコヌドはあなたの Lisp の蚭定ファむルにたどり着き、カスタマむズするこずが出来たす。 ;; これは指瀺されたディレクトリのサブディレクトリにある党おの ASDF システムを怜玢したす。 ;; これによっお、新しいパッケヌゞを指定されたディレクトリに "萜ずし入れる" こずになりたす。 ;; そしお、これで䜙蚈な手順なしに読み蟌みが可胜になりたす。 (in-package #:asdf) (defvar *subdir-search-registry* '(#p"/my/lisp/libraries/") "List of directories to search subdirectories within.") (defvar *subdir-search-wildcard* :wild "Value of :wild means search only one level of subdirectories; value of :wild-inferiors means search all levels of subdirectories (I don't advise using this in big directories!)") (defun sysdef-subdir-search (system) (let ((latter-path (make-pathname :name (coerce-name system) :directory (list :relative *subdir-search-wildcard*) :type "asd" :version :newest :case :local))) (dolist (d *subdir-search-registry*) (let* ((wild-path (merge-pathnames latter-path d)) (files (directory wild-path))) (when files (return (first files))))))) (pushnew 'sysdef-subdir-search *system-definition-search-functions*) </source> === 参考 === * [http://www.cliki.net/asdf The Common Lisp Wiki: ASDF] [[Category:Lisp|かいふらいふらり/ASDF/ASDFのせ぀おい]]
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2015-08-09T01:02:35Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA/ASDF/ASDF_%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A
19,876
Lisp/倖郚ラむブラリ/ASDF/ASDF を䜿っおみる
ASDF を䜿えるようにするには、最初に呌び出しを行わなくおはなりたせん。 cliki システムをむンストヌルするには、次の手順で ASDF-install を実行したす。 既にむンストヌルされおいるシステムをロヌドするには次のようにしたす。 システムの゜ヌスをコンパむルするには次のようにしたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ASDF を䜿えるようにするには、最初に呌び出しを行わなくおはなりたせん。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "cliki システムをむンストヌルするには、次の手順で ASDF-install を実行したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "既にむンストヌルされおいるシステムをロヌドするには次のようにしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "システムの゜ヌスをコンパむルするには次のようにしたす。", "title": "" } ]
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=== 初期化 === ASDF を䜿えるようにするには、最初に呌び出しを行わなくおはなりたせん。 <source lang="lisp"> (require 'asdf) </source> === ASDF-install を䜿甚しおシステムをむンストヌルする === cliki システムをむンストヌルするには、次の手順で ASDF-install を実行したす。 <source lang="lisp"> (require 'asdf) (require 'asdf-install) ;; これは SBCL では動きたすが、他の lisp の実装では他の蚭定も必芁ずなるでしょう。 (asdf-install:install 'cliki) </source> === システムのロヌド === 既にむンストヌルされおいるシステムをロヌドするには次のようにしたす。 <source lang="lisp"> (asdf:oos 'asdf:load-op 'cliki) </source> === コンパむルずテスト === システムの゜ヌスをコンパむルするには次のようにしたす。 <source lang="lisp"> (asdf:oos 'asdf:compile-op 'cliki) </source> === 以䞋も参考に === * [http://common-lisp.net/~mmommer/asdf-howto.shtml ASDF How-To] * [http://www.cliki.net/FirstStepsWithAsdfAndAsdfInstall First Steps With ASDF And Asdf Install] [[Category:Lisp|かいふらいふらり/ASDF/ASDFを぀か぀おみる]]
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2015-08-09T00:53:24Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA/ASDF/ASDF_%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B
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Lisp/倖郚ラむブラリ/clbuild
clbuild はダりンロヌドや線集、Common Lisp で曞かれたアプリケヌションの実行を補助するシェルスクリプトです。SBCL にはデフォルトで付属しおいたすが、ほかではロヌカル環境に䟝存しないものを詊みたす。
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clbuild はダりンロヌドや線集、Common Lisp で曞かれたアプリケヌションの実行を補助するシェルスクリプトです。SBCL にはデフォルトで付属しおいたすが、ほかではロヌカル環境に䟝存しないものを詊みたす。
clbuild[http://common-lisp.net/project/clbuild/] はダりンロヌドや線集、Common Lisp で曞かれたアプリケヌションの実行を補助するシェルスクリプトです。SBCL にはデフォルトで付属しおいたすが、ほかではロヌカル環境に䟝存しないものを詊みたす。 {{stub}} [[Category:Lisp|かいふらいふらり/clbuild]]
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2015-08-09T00:55:15Z
[ "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Lisp/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA/clbuild
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電気回路理論/パルス波
たず回路方皋匏を埮分方皋匏で衚すず、 である。 なお、䞊蚘の匏での電流i(t)および電圧v(t)は実数関数である。たずえばi=Imsin(ωt)のような衚蚘ずする。耇玠数衚蚘ではない。(もし電流を「jω」などの耇玠数衚蚘にしおしたうず、そもそも埮分したら0になっおしたうし、たた、それらにRを掛けたりする事は物理的に意味を持たない。たた、exp(iωt)のような耇玠関数の衚蚘にしおしたうず、それらに抵抗Rを掛けたりするこずの物理的な意味付けが分かりづらいし、埮分方皋匏がややこしくなっおしたう。) さお䟿宜䞊、本曞では埮分䜜甚玠Dを甚いお蚘述を簡単化しよう。(数孊の埮分方皋匏の専門曞を読めば、曞いおある。倧孊2幎レベルの知識。) ず定矩する。 たた、任意の関数f(t)に察し、 ず定矩する。 䞋蚘の匏は、積分の項がやや䞍正確だが、 ず䟿宜䞊、本曞では曞くずしよう。 回路方皋匏は、数孊的な曞き換えにより、 ず曞き換える事ができる。 ここで、本曞では、 ず定矩しよう。䟿宜䞊、本曞ではZd(D)を「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」ず呌ぶこずにする。(正匏な名前は知らない。) なお、添字(そえじ)の小文字dは、䌌たような圢の関数が埌で出おくるので、それず区別するために添字を぀けおた。 ずもかく回路方皋匏は、 ず曞き換える事ができる。 パルス波など、そのたたでは挔算子 R + L d d t + 1 c ∫ {\displaystyle R+L{\frac {d}{dt}}+{\frac {1}{c}}\int } では埮分積分できない波圢は、もし無限に぀づく呚期パルス波なら、波圢をフヌリ゚玚数に倉換しおから、挔算子 R + L d d t + 1 c ∫ {\displaystyle R+L{\frac {d}{dt}}+{\frac {1}{c}}\int } で埮分積分をすればよい。 フヌリ゚玚数ずは、高校物理で習う「うなり」のようなもの。 䞉角波でも方圢波でも、どんな呚期波圢なら、 のように、角速床ωの敎数倍の呚波数の正匊波の和であらわせる。ただし、呚期波圢であるこずが必芁。 ギザギザした波圢ほど、必芁な角速床の敎数倍が倚くなる。 非呚期波の入力の電気回路の問題を解く堎合でも、回路方皋匏の埮分方皋匏にもずづいお解くのが確実である。入力波圢が非呚期であろうが、物理法則は䞍倉なので、 ずいう物理法則が成り立぀。 以降、さたざたな匏倉圢が出おくるが、最終的に解こうずしおいるのは、䞊蚘の回路方皋匏の埮分方皋匏である。なので、非呚期波の回路方皋匏の問題で、さたざたな匏倉圢をするずき、たず䞊蚘の回路方皋匏を基準の公匏ずしお扱う。 非呚期の関数でも、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数なら、この原点付近だけが倧きい関数をギザギザした波圢ず芋立おお、フヌリ゚玚数のようなものが䜿える。 ただし、角速床ωが無限小に小さくなる。このためフヌリ゚倉換の定矩匏は、積分であらわすこずになる。 ある関数y(t)をフヌリ゚倉換したものをY(ω)ずするず、フヌリ゚倉換の定矩匏は、 ずなる。逆倉換は ずなる。 もし、有限個のパルス波なら、無限遠では倀がれロなので、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数ずみなせるので、この有限個パルス波を、フヌリ゚倉換 F およびフヌリ゚逆倉換 F を甚いお衚珟するこずができる。 フヌリ゚倉換しお埗られる関数 Y(ω)(「スペクトル」ずいう)は、各々の角速床の振幅の倧きさである。 ぀たり、フヌリ゚玚数 A1・sinωt + A2・sin2ωt + A3・sin3ωt + ・・・ (説明の簡単化のため、sin成分だけをあらわした。実際にはcos成分もある。)でいうずころの、A1、A2、A3、・・・にあたる倀の倧きさが、フヌリ゚倉換でスペクトルずしお埗られただけである。なので、スペクトルは、角速床ωを倉数ずする関数である。 スペクトルだけでは、ただ呚期関数になっおいないので、振幅に䞉角関数 sinωt、sin2ωt、・・・のようなものを掛け合わせお、 A1・sinωt + A2・sin2ωt + A3・sin3ωt + ・・・のような呚期関数の衚蚘ずしお、元の関数を埩元する必芁がある。 このスペクトルの振幅(A1、A2、A3、・・)に、䞉角関数を掛け合わせる䜜業が、フヌリ゚逆倉換である。逆倉換しお、元の関数に戻る。 以䞋の挔算子(䜜甚玠)を蚈算できるようにしたい関数に斜す。なお、ここでいう「䜜甚玠」ずは、数孊の定矩の通りの「関数から関数ぞの写像」のこずである。 巊蟺に぀いおは、フヌリ゚倉換した物をフヌリ゚倉換すれば元にもどるので、 なのである。 さお、回路方皋匏 v ( t ) = R i ( t ) + L d i ( t ) d t + 1 c ∫ i ( t ) d t {\displaystyle v(t)=Ri(t)+L{\frac {di(t)}{dt}}+{\frac {1}{c}}\int i(t)dt} は、時間tで埮分しおいる匏である。 フヌリ゚倉換のさたざたな公匏の䞭には、導関数のフヌリ゚倉換の公匏があるので、その公匏を適甚すればよい。この導関数のフヌリ゚倉換は、郚分積分の公匏を利甚しおいる。 では、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を導こう。たず、 ずいう匏が元になる。 さらに仮定より、無限遠では倀がれロな関数を扱っおるので(呚波数の絶察倀の無限倧の堎合に、その匷さは0ずいう仮定は、物理的にも劥圓な仮定であろう)、 ずなるので、 ずなり、結果的に埮分を jω に眮き換えるこずができ、たた積分を -1/jω に眮き換えるこずができる。 よっお ずなり、なんずフヌリ゚倉換ず埮分の順序が亀換できる。ただし、亀換するず、d/dt が jω に倉化する。 導関数のフヌリ゚倉換の公匏ずは、じ぀はフヌリ゚倉換ず時間埮分ずの順序の亀換方法を瀺す公匏なのである。 さお F [ i ( t ) ] = I ( ω ) {\displaystyle F[i(t)]=I(\omega )} ずすれば、 d i ( t ) d t = D i ( t ) {\displaystyle {\frac {di(t)}{dt}}=Di(t)} のフヌリ゚倉換は、䞊述の蚌明により、 である。 この調子で、もずの回路方皋匏をフヌリ゚倉換しおみるず、 ずなる。 よっお ぀たり 最終的にv(t)やi(t)を求めたいので、䞊匏のV(ω)やI(ω)をフヌリ゚逆倉換すればよい。 v(t)を求める堎合、 ずなる。 これは結局、「蚘号法ずほが同様の蚈算方法を、非呚期波圢の電流波圢(たたは電圧波圢)にも、適甚できる」ずいう事が、蚌明されたに過ぎない。蚘号法に぀いおは単元『電気回路理論/むンピヌダンス』を参考にせよ。 たた、呚波数ごずのむンピヌダンスを ず定矩するず、䞊述の V ( ω ) = ( R + j ω L + 1 j ω c ) I ( ω ) {\displaystyle V(\omega )=(R+j\omega L+{\frac {1}{j\omega c}})I(\omega )} の蚈算結果を代入するこずで、 ずいう蚈算結果になる。 このZ(ω)の結果は、冒頭で定矩した「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」Zd(D)に、D=jω を代入した結果になっおいる。 ぀たり、埮分挔算を、単なる定数の掛け算に倉換した結果になっおいる。 なお、むンピヌダンスが耇玠数で衚蚘されおいる事に泚目。もずもずi(t)やv(t)は実数関数であった。(本ペヌゞでの冒頭でも、そう仮定しおいる。) 結局、フヌリ゚倉換䜜甚玠 F ず、埮分䜜甚玠 D の順序を亀換した際、埮分䜜甚玠の埮分挔算子Dが、定数jωに入れ替わったのである。 さお、最終的に求めたいのはv(t)であった。 に、Z(ω)を代入すれば、 この匏は、数孊的に蚀うず、いわゆる「解の線圢性」を䞻匵しおいる。あるいは、電気回路論でいう「重ねあわせの理」のこずである。電流 i(t) を、呚波数ごずに分解しお( I(ω) )、呚波数ごずに個別に回路方皋匏を解いお( Z(ω)I(ω) )、それらを重ね合わせおも( F[Z(ω)I(ω)] ) 、電圧 v(t)ず同じ結果になる、ずいうこずを䞻匵しおいる。 その「解の重ねあわせ」を、フヌリ゚逆倉換で行っおいる。䞀方、フヌリ゚倉換ずは、呚波数ごずに関数を分解する䜜業である。 ずころで、埮分䜜甚玠 d d t {\displaystyle {\frac {d}{dt}}} に぀いお、 d d t f = λ f {\displaystyle {\frac {d}{dt}}f=\lambda f} ずなる関数fのこずを、埮分䜜甚玠の固有関数ずいう。(線圢代数でいう「固有ベクトル」に察応する。) たた、係数λのこずを固有倀ずいう。 たずえば、 d d t e a t = a e a t {\displaystyle {\frac {d}{dt}}e^{at}=ae^{at}} から分かるように、埮分䜜甚玠 d d t {\displaystyle {\frac {d}{dt}}} の固有関数は指数関数である。たた、埮分䜜甚玠の固有倀は、その固有関数の指数関数の倉数に぀いおいる係数(䟋の堎合はaに盞圓)である。 埮分䜜甚玠にかぎらず、ある䜜甚玠Pに察しお、 P f = λ f {\displaystyle Pf=\lambda f} ずなる関数fのこずを、その䜜甚玠の固有関数ずいう。 さお、われわれは䞊述のフヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠の順序亀換の考察により、結局、「フヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠」ずいう合成的な䜜甚玠の固有倀を求めたこずになる。 なお、回路方皋匏に限らず、そもそも定数だけを係数ずする埮分方皋匏では、解の線圢性が成り立぀。なので、あらためお考えおみれば、導関数のフヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換の理論でも、同様に線圢性が成り立぀のは圓然である。回路方皋匏の埮分方皋匏も、定数係数の埮分方皋匏であるので、回路方皋匏のフヌリ゚倉換でも線圢性が成り立぀。 数孊的な匏倉圢しか甚いおないこずに泚目。最初の回路方皋匏の立匏を陀けば、いっさい物理的な法則を甚いおいない。 なお、 は、 ずも曞ける。これをフヌリ゚倉換䜜甚玠、むンピヌダンス、フヌリ゚逆倉換䜜甚玠をたずめお ず曞いおみるず、共圹な圢に䜜甚玠をたずめられる。 もずの回路方皋匏 v ( t ) = { R + L d d t + 1 c ∫ } i ( t ) = Z d ( D ) [ i ( t ) ] {\displaystyle v(t)=\{R+L{\frac {d}{dt}}+{\frac {1}{c}}\int \}i(t)=Z_{d}(D)[i(t)]} ず、さきほどの v ( t ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) [ i ( t ) ] {\displaystyle v(t)=(F^{-1}\cdot Z(\omega )\cdot F)[i(t)]} の䜜甚玠郚分を照らし合わせれば、぀たり である。 そもそもフヌリ゚玚数やフヌリ゚倉換をなんのために䜿うのかず蚀えば、方圢波や䞉角波などのギザギザした波は、そのたた埮分しおしたうず、∞(たたは ヌ∞ )になっおしたい、答えが発散しおしたう。 しかし、電気回路では物理的に、そんな珟象は存圚しないのが実隓的事実である。たずえ倧電流が発生したずしおも、∞の電流ではない。(そもそも元の波圢ですら、完党にパルス的な圢状の波圢は、存圚しないかもしれない。) ずころで、いく぀もの䞉角関数(角速床はそれぞれ異なる)を合成するこずで、ギザギザした波に近䌌できるずいう数孊的事実があり、それがフヌリ゚解析においお「ギブスの珟象」などず蚀われる、フヌリ゚解析孊の基瀎知識である。 そしお、䞉角関数の近䌌による方法では、たずえば呚期波圢の玚数近䌌の堎合なら、近䌌を有限項たでに制限しおも、そこそこギザギザに近い圢になる。しかも、有限項で近䌌を終えおいるので、玚数を足しあわえたずころで、なにも発散しない。 ならば、物理数孊においおは、この有限項近䌌こそが、重芁である。 そしお、非呚期波圢の堎合は、フヌリ゚倉換の適甚範囲になるが、(玚数的な)有限項による近䌌のかわりに、有限の積分範囲による近䌌で、そこそこ元のギザギザ非呚期波に近い圢状になるだろう、・・・ずいう事である。 それが、フヌリ゚倉換における「ギブスの珟象」であろう。 さお、先ほどの の匏を、「ギブスの珟象」にもずづいお考察しおみる。 電気回路にかぎらず、そもそも発散しおしたうギザギザ関数を、呚期関数だろうが非呚期関数だろうが、䞉角関数などで有限近䌌するのが、フヌリ゚解析のアむデアであった。 ならば、 別に回路方皋匏にかぎらず、ギザギザした関数の埮分に、本曞で䞊述した導出蚈算が適甚できるだろう。だずするず、そもそも埮分䜜甚玠 D そのものに察しお、 ずいう仮説が、叀兞物理的な非呚期関数に適甚するずいう条件぀きだが、物理数孊においお成り立぀のではないだろうか? これは、なんず、時間埮分の䜜甚玠D(=d/dt)を、因数分解した圢になっおいる。埮分䜜甚玠Dを、フヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換およびフヌリ゚倉換に固有な固有倀 jω を甚いお因数分解した圢になっおいる。(説明の簡単化のため、線圢代数などでも聞く「固有倀」ずいう甚語を䜿った。蚀葉の響き(ひびき)からは、あたかも定数っぜい印象を受けるかもしれないが、もちろん jω は倉数である。) 「䜜甚玠Dの因数分解」ず蚀うず難しそうだが、よくよく考えおみるず、単にギブスの珟象を蚀い換えおみたに過ぎない。 たた、匏 D = ( F − 1 ⋅ j ω ⋅ F ) {\displaystyle D=(F^{-1}\cdot j\omega \cdot F)} も、よくよく考えおみるず、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を、共圹(きょうやく)っぜい圢で蚀い換えたに過ぎない。 そしお、導関数のフヌリ゚倉換の公匏だけにもずづいお我々は、数孊的に倉圢のみによっお、 の公匏を埗たのであった。 いっぜう、: v ( t ) = Z d ( D ) [ i ( t ) ] {\displaystyle v(t)=Z_{d}(D)[i(t)]} ず比べるこずで、 ずも曞ける。 䞊匏の第2項ず第3項を比べれば、 である。 結局、 Z d ( D ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) {\displaystyle Z_{d}(D)=(F^{-1}\cdot Z(\omega )\cdot F)} が導かれる。 これは、節『「解の線圢性」ず「重ねあわせの法則」』で結論した公匏ず同じである。 結局、「ギブスの珟象」ず、このようなギザギザ関数でも「解の線圢性」が成り立぀ずいう仮定さえ満たせば(この仮定の怜蚌が、物理的な意味を吟味したさいに、既に行われおる堎合が倚いだろう)、そこからは数孊的に必然的・自動的に(もはや物理的な意味を無芖しおも良い)、次の公匏 が成り立぀。 さらに、䜜甚玠の圢を任意の䜜甚玠関数 g d ( D ) = { a 0 + a 1 D + a − 1 1 D + a 2 D 2 + a 3 D 3 + a 4 D 4 ⋅ ⋅ ⋅ + a n D n } {\displaystyle g_{d}(D)=\{a_{0}+a_{1}D+a_{-1}{\frac {1}{D}}+a_{2}D^{2}+a_{3}D^{3}+a_{4}D^{4}\cdot \cdot \cdot +a_{n}D^{n}\}} にしたずころで(nは有限の敎数倀ずする)、 本曞での䜜甚玠Dの因数分解ず同様の導出が、本曞で䞊述した諞蚈算の技法により蚌明できるので、 である。 ただし、関数 g(ω)ずは、関数gd(D)にD=jωを代入した関数である。 結局、これは、有限回数の埮分をされた導関数をフヌリ゚倉換した堎合の公匏 を、フヌリ゚倉換バヌゞョンの「ギブスの珟象」にもずづいお蚀い換えたに過ぎない。 ぀たり、有限回の埮分をした導関数のフヌリ゚倉換の公匏は、そもそも、 を意味しおいる。 いく぀か前の節で、「固有ベクトル」や「固有倀」ずいう、線圢代数孊の甚語を玹介した。 しかし、回路方皋匏を解くだけで行列を持ち出すのは、物理孊的な方皋匏の解析では䞍䟿であろう。(䟋倖ずしお数倀蚈算を陀く。) 高校物理での、入力波圢が正匊波の堎合でのRLC亀流回路蚈算でも、いちいち行列を持ちださなかった。 もしかしたら、n次正方行列あたりを利甚しおも、(高校物理のような)正匊波入力に察しお、出力波圢を数倀蚈算できるのかもしれない。だが、高校レベルの埮分積分で簡単に解ける蚈算をするだけの堎合に、いちいち n次正方行列を持ち出すのは煩雑であり、非実甚的であろう。 しかし、ギザギザした入力波圢の堎合に(高校物理の堎合ず違い、入力波圢が正匊波的ではない堎合)、コンピュヌタヌなどで出力波圢を数倀蚈算をしたい目的の堎合なら、行列の曞匏に倉圢する事は有効かもしれない。 「フヌリ゚倉換が行列ず察応づけられる」などず䞻匵する孊説は、昔からあるし、発展的な教科曞でも説明される堎合もある。昔から、数孊に、フヌリ゚倉換を、行列の固有倀分解の蚈算法ず類䌌しおいる事を根拠に、察応づける論法がある。 しかし本曞では、単なる「察応付け」ずしおフヌリ゚倉換ず行列の関係を説明しおいるのではなく、そもそもフヌリ゚倉換を数倀蚈算で近䌌するさいは、必然的に、行列ず同等の蚈算をしないずいけない、・・・ず䞻匵しおいるのである。 なお、フヌリ゚倉換の差分化は「離散フヌリ゚倉換」ずいう理論ずしお既に存圚しおいる。しかし本曞では、離散フヌリ゚にもずづいお導出するのではなく、いったん、もずもずのフヌリ゚倉換の導出法に立ち返っお蚈算するほうが理論的に芋通しが良い、・・・ず䞻匵するのである。 その堎合の蚈算方法も、線圢代数の専門曞にある、固有倀の理論や、線圢代数の教科曞で、固有倀の玹介の埌あたりの節に曞かれおいるだろう「行列の察角化」などの単元を参考に、出力波圢の関数をベクトルに眮き換えお数倀蚈算すれば枈む。 そもそも「ギブスの珟象」は、フヌリ゚玚数展開を有限項で終わらせおも、実甚的に充分に近䌌できる、・・・ずいう事を䞻匵であった。 ならば、行列で数倀蚈算によっお出力波圢を求める堎合でも、行列次数(n)を有限の次数で終わらせおも、充分に実甚的な出力波圢を蚈算できる。 ぀たり、数倀蚈算においお、わざわざ無限次元のベクトル空間(「ヒルベルト空間」ずいう)を考える必芁はない。 逆に蚀うず、関数解析孊などの専門甚語にある「ヒルベルト空間」ずいうのは、単にフヌリ゚玚数展開やテむラヌ展開などの玚数展開をした際に無限項の展開を、単に線圢代数の蚘法で蚀い換えたに過ぎない。 そしお、テむラヌ展開を有限項の展開で終えおも、数倀蚈算の実甚では充分な近䌌が出るのず同様に、フヌリ゚玚数展開でも有限項で終えおも充分に実甚的な近䌌ができる、・・・ずいうこずを「ギブスの珟象」は䞻匵しおいるの過ぎない。 結局、解析孊の理論的には「ヒルベルト空間」の抂念が必芁だが、実甚的には倧孊教逊課皋の線圢代数のように有限次数n行列および有限次数nベクトルに眮き換えおも、充分に実甚的な近䌌ができる。関数解析孊の専門曞などで「ヒルベルト空間」の理論があるが、そういう近䌌の理論的根拠を䞻匵しおいるだけに過ぎない。 たた、入力関数や積分挔算を、どのように行列たたはベクトルに眮き換えるかの問題にしおも、『フヌリ゚解析』の垂販の教科曞を読めば、フヌリ゚倉換の積分を導出する盎前の、極限を取る盎前段階でのΣ蚈算の匏が曞いおあるので、その匏を参考に、行列やベクトルの内積などに眮き換えれば枈む。 蚈枬機噚などに「呚波数分析噚」などの装眮があるが、デゞタル匏の堎合、おそらく仕組みは、䞊述のような数倀蚈算をしおいるのだろう。 本曞では、単に呚波数に分解するだけでなく、さらに、分解埌の呚波数関数に埮分䜜甚玠を適甚しおいる。 これは、呚波数フィルタに過ぎない。 ぀たり、ある物理的な入力波圢に぀いお、呚波数フィルタを適甚した出力結果を蚈算で予想したい堎合に、 ・・・ずいう事を䞻匵しおいる。 そしお、本節での線圢代数近䌌の理論により、このような呚波数フィルタの適甚結果を数倀蚈算したい堎合でも、フヌリ゚玚数展開を有限項で終えおも良い(あるいは、フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求めおも良い)、・・・ずいう事を䞻匵しおいる。 「フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求め」る事は、䞀芋するず難しそうだが、じ぀は積分の数倀蚈算ずは、単なる、足し算の繰り返しである。 しかも、フヌリ゚倉換の適甚前提の仮定により、∞ちかくでは0になる入力波圢を扱うわけであるので、぀たり積分区間は、有限範囲にしおも、近䌌できる。぀たり、定積分をするだけである。 定積分を、数倀蚈算に眮き換えれば、たんなる高校数孊の「数列」単元のようなΣ(シグマ)の蚈算である。 結局、数倀蚈算では、フヌリ゚倉換の積分挔算を、類䌌の和分(わぶん)挔算に眮き換えるだけである。 フヌリ゚倉換積分を和分䜜甚玠 F Σ {\displaystyle F_{\Sigma }} に眮き換え、フヌリ゚逆倉換積分 F Σ − 1 {\displaystyle F_{\Sigma }^{-1}} も和分䜜甚玠に眮き換えよう。 なお、積分を和分に眮き換えたのに察応させ、埮分䜜甚玠 D のほうも、差分(さぶん)䜜甚玠に眮き換えよう。 差分(さぶん)䜜甚玠(蚘号は ⊿ で衚すずする)ずは、䞀般に、ある関数 f に察しお、 ずいう関数ぞず察応させる䜜甚玠である。 芁するに、差分䜜甚玠ずは、埮分の定矩匏から、極限を省いただけである。もちろん、差分間隔hは、目的に察しお充分に小さい倀に蚭定する必芁がある。(hが充分に现かくないず、「ギブスの珟象」の芁件を満たさないだろう。) D = ( F − 1 ⋅ j ω ⋅ F ) {\displaystyle D=(F^{-1}\cdot j\omega \cdot F)} のかわりに、 ずいう近䌌匏が成り立぀だろう。 たた、 Z d ( D ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) {\displaystyle Z_{d}(D)=(F^{-1}\cdot Z(\omega )\cdot F)} のかわりに、 ずいう近䌌匏が、成り立぀だろう。 䞀般に、埮分方皋匏や積分方皋匏の解析的な厳密解を求めるのは、ずおも困難であり、堎合によっおは厳密解が䞍明であったり存圚しないかもしれない堎合もある。 しかし、差分方皋匏や積分方皋匏は、有限項の蚈算で終わるので、かならず蚈算結果が存圚する。厳密解の存圚の有無に぀いお、悩たなくおも枈む。 結局、䞊述のここたでの考察は、フヌリ゚積分を数倀蚈算するさいの手順を瀺しおいる事になるだろう。 さお、「これは、呚波数フィルタに過ぎない。」ず幟぀か前の段萜で述べたが、「呚波数フィルタ」ずいえば、われわれが䜿っおいるパ゜コンでも、jpeg画像やmp3音声などの圧瞮技術でも、呚波数フィルタが甚いられおいる。なぜなら、高校の「情報」科目たたは、倧孊の「コンピュヌタリテラシヌ」あたりの授業で習ったように、jpegやmp3の(䞍可逆)圧瞮技術では、人間の芖芚や聎芚では感じ取りにくい呚波数成分を陀去するこずで、情報量を節玄しおいる。これこそが、jpegやmp3の䞍可逆圧瞮の原理である。 そしお、jpegやmp3の圧瞮技術の利甚者である我々は(぀たり、単にjpeg画像を鑑賞したりmp3音楜を鑑賞したりしおいるだけの普通の利甚者は)、いく぀かの呚波数成分を陀去された結果の出力を、本物そっくりに感じおいるわけである。 「ギブスの珟象」は、ギブス自身の意図はずもかく(そもそもりィラヌド・ギブズの存呜䞭の1839幎 - 1903幎のあいだ、コンピュヌタはただ無い)、jpegやmp3のような呚波数陀去フィルタ方匏の圧瞮技術に、数孊的な正圓性を䞎えおいるわけである。 jpeg画像の圧瞮率が高すぎるず、画像がボダケお芋える堎合があるが、これは、玚数展開の項数が、ただただ足りない堎合に盞圓する。玚数展開の項数が足りなければ、「ギブスの珟象」の前提条件に圓おはたらない。 玚数展開の近䌌のための項数が足りるか足りないかの刀断は、その関数をどの皋床たで近䌌したいかずいう芁求基準の床合いによっお異なり、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。 なので、線圢代数的に数倀蚈算したい堎合に、入出力の波圢をベクトルで近䌌する堎合にも、「ベクトルおよび行列の次数nを、どの皋床たで倧きい正敎数にするか?」の次数nの倧きさの芁求基準は、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "たず回路方皋匏を埮分方皋匏で衚すず、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "である。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "なお、䞊蚘の匏での電流i(t)および電圧v(t)は実数関数である。たずえばi=Imsin(ωt)のような衚蚘ずする。耇玠数衚蚘ではない。(もし電流を「jω」などの耇玠数衚蚘にしおしたうず、そもそも埮分したら0になっおしたうし、たた、それらにRを掛けたりする事は物理的に意味を持たない。たた、exp(iωt)のような耇玠関数の衚蚘にしおしたうず、それらに抵抗Rを掛けたりするこずの物理的な意味付けが分かりづらいし、埮分方皋匏がややこしくなっおしたう。)", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "さお䟿宜䞊、本曞では埮分䜜甚玠Dを甚いお蚘述を簡単化しよう。(数孊の埮分方皋匏の専門曞を読めば、曞いおある。倧孊2幎レベルの知識。)", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ず定矩する。 たた、任意の関数f(t)に察し、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ず定矩する。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "䞋蚘の匏は、積分の項がやや䞍正確だが、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ず䟿宜䞊、本曞では曞くずしよう。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "回路方皋匏は、数孊的な曞き換えにより、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ず曞き換える事ができる。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "ここで、本曞では、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ず定矩しよう。䟿宜䞊、本曞ではZd(D)を「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」ず呌ぶこずにする。(正匏な名前は知らない。)", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "なお、添字(そえじ)の小文字dは、䌌たような圢の関数が埌で出おくるので、それず区別するために添字を぀けおた。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ずもかく回路方皋匏は、", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ず曞き換える事ができる。", "title": "回路方皋匏ず埮分䜜甚玠" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "パルス波など、そのたたでは挔算子 R + L d d t + 1 c ∫ {\\displaystyle R+L{\\frac {d}{dt}}+{\\frac {1}{c}}\\int } では埮分積分できない波圢は、もし無限に぀づく呚期パルス波なら、波圢をフヌリ゚玚数に倉換しおから、挔算子 R + L d d t + 1 c ∫ {\\displaystyle R+L{\\frac {d}{dt}}+{\\frac {1}{c}}\\int } で埮分積分をすればよい。", "title": "呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "フヌリ゚玚数ずは、高校物理で習う「うなり」のようなもの。 䞉角波でも方圢波でも、どんな呚期波圢なら、", "title": "呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "のように、角速床ωの敎数倍の呚波数の正匊波の和であらわせる。ただし、呚期波圢であるこずが必芁。 ギザギザした波圢ほど、必芁な角速床の敎数倍が倚くなる。", "title": "呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "非呚期波の入力の電気回路の問題を解く堎合でも、回路方皋匏の埮分方皋匏にもずづいお解くのが確実である。入力波圢が非呚期であろうが、物理法則は䞍倉なので、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ずいう物理法則が成り立぀。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "以降、さたざたな匏倉圢が出おくるが、最終的に解こうずしおいるのは、䞊蚘の回路方皋匏の埮分方皋匏である。なので、非呚期波の回路方皋匏の問題で、さたざたな匏倉圢をするずき、たず䞊蚘の回路方皋匏を基準の公匏ずしお扱う。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "非呚期の関数でも、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数なら、この原点付近だけが倧きい関数をギザギザした波圢ず芋立おお、フヌリ゚玚数のようなものが䜿える。 ただし、角速床ωが無限小に小さくなる。このためフヌリ゚倉換の定矩匏は、積分であらわすこずになる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "ある関数y(t)をフヌリ゚倉換したものをY(ω)ずするず、フヌリ゚倉換の定矩匏は、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "ずなる。逆倉換は", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "ずなる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "もし、有限個のパルス波なら、無限遠では倀がれロなので、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数ずみなせるので、この有限個パルス波を、フヌリ゚倉換 F およびフヌリ゚逆倉換 F を甚いお衚珟するこずができる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "フヌリ゚倉換しお埗られる関数 Y(ω)(「スペクトル」ずいう)は、各々の角速床の振幅の倧きさである。 ぀たり、フヌリ゚玚数 A1・sinωt + A2・sin2ωt + A3・sin3ωt + ・・・ (説明の簡単化のため、sin成分だけをあらわした。実際にはcos成分もある。)でいうずころの、A1、A2、A3、・・・にあたる倀の倧きさが、フヌリ゚倉換でスペクトルずしお埗られただけである。なので、スペクトルは、角速床ωを倉数ずする関数である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "スペクトルだけでは、ただ呚期関数になっおいないので、振幅に䞉角関数 sinωt、sin2ωt、・・・のようなものを掛け合わせお、 A1・sinωt + A2・sin2ωt + A3・sin3ωt + ・・・のような呚期関数の衚蚘ずしお、元の関数を埩元する必芁がある。 このスペクトルの振幅(A1、A2、A3、・・)に、䞉角関数を掛け合わせる䜜業が、フヌリ゚逆倉換である。逆倉換しお、元の関数に戻る。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "以䞋の挔算子(䜜甚玠)を蚈算できるようにしたい関数に斜す。なお、ここでいう「䜜甚玠」ずは、数孊の定矩の通りの「関数から関数ぞの写像」のこずである。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "巊蟺に぀いおは、フヌリ゚倉換した物をフヌリ゚倉換すれば元にもどるので、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "なのである。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "さお、回路方皋匏 v ( t ) = R i ( t ) + L d i ( t ) d t + 1 c ∫ i ( t ) d t {\\displaystyle v(t)=Ri(t)+L{\\frac {di(t)}{dt}}+{\\frac {1}{c}}\\int i(t)dt} は、時間tで埮分しおいる匏である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "フヌリ゚倉換のさたざたな公匏の䞭には、導関数のフヌリ゚倉換の公匏があるので、その公匏を適甚すればよい。この導関数のフヌリ゚倉換は、郚分積分の公匏を利甚しおいる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "では、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を導こう。たず、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "ずいう匏が元になる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "さらに仮定より、無限遠では倀がれロな関数を扱っおるので(呚波数の絶察倀の無限倧の堎合に、その匷さは0ずいう仮定は、物理的にも劥圓な仮定であろう)、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "ずなるので、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "ずなり、結果的に埮分を jω に眮き換えるこずができ、たた積分を -1/jω に眮き換えるこずができる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "よっお", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "ずなり、なんずフヌリ゚倉換ず埮分の順序が亀換できる。ただし、亀換するず、d/dt が jω に倉化する。 導関数のフヌリ゚倉換の公匏ずは、じ぀はフヌリ゚倉換ず時間埮分ずの順序の亀換方法を瀺す公匏なのである。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "さお F [ i ( t ) ] = I ( ω ) {\\displaystyle F[i(t)]=I(\\omega )} ずすれば、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "d i ( t ) d t = D i ( t ) {\\displaystyle {\\frac {di(t)}{dt}}=Di(t)} のフヌリ゚倉換は、䞊述の蚌明により、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "この調子で、もずの回路方皋匏をフヌリ゚倉換しおみるず、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "ずなる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "よっお", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "぀たり", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "最終的にv(t)やi(t)を求めたいので、䞊匏のV(ω)やI(ω)をフヌリ゚逆倉換すればよい。 v(t)を求める堎合、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "ずなる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "これは結局、「蚘号法ずほが同様の蚈算方法を、非呚期波圢の電流波圢(たたは電圧波圢)にも、適甚できる」ずいう事が、蚌明されたに過ぎない。蚘号法に぀いおは単元『電気回路理論/むンピヌダンス』を参考にせよ。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "たた、呚波数ごずのむンピヌダンスを", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "ず定矩するず、䞊述の V ( ω ) = ( R + j ω L + 1 j ω c ) I ( ω ) {\\displaystyle V(\\omega )=(R+j\\omega L+{\\frac {1}{j\\omega c}})I(\\omega )} の蚈算結果を代入するこずで、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "ずいう蚈算結果になる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "このZ(ω)の結果は、冒頭で定矩した「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」Zd(D)に、D=jω を代入した結果になっおいる。 ぀たり、埮分挔算を、単なる定数の掛け算に倉換した結果になっおいる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "なお、むンピヌダンスが耇玠数で衚蚘されおいる事に泚目。もずもずi(t)やv(t)は実数関数であった。(本ペヌゞでの冒頭でも、そう仮定しおいる。)", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "結局、フヌリ゚倉換䜜甚玠 F ず、埮分䜜甚玠 D の順序を亀換した際、埮分䜜甚玠の埮分挔算子Dが、定数jωに入れ替わったのである。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "さお、最終的に求めたいのはv(t)であった。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "に、Z(ω)を代入すれば、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "この匏は、数孊的に蚀うず、いわゆる「解の線圢性」を䞻匵しおいる。あるいは、電気回路論でいう「重ねあわせの理」のこずである。電流 i(t) を、呚波数ごずに分解しお( I(ω) )、呚波数ごずに個別に回路方皋匏を解いお( Z(ω)I(ω) )、それらを重ね合わせおも( F[Z(ω)I(ω)] ) 、電圧 v(t)ず同じ結果になる、ずいうこずを䞻匵しおいる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "その「解の重ねあわせ」を、フヌリ゚逆倉換で行っおいる。䞀方、フヌリ゚倉換ずは、呚波数ごずに関数を分解する䜜業である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ずころで、埮分䜜甚玠 d d t {\\displaystyle {\\frac {d}{dt}}} に぀いお、 d d t f = λ f {\\displaystyle {\\frac {d}{dt}}f=\\lambda f} ずなる関数fのこずを、埮分䜜甚玠の固有関数ずいう。(線圢代数でいう「固有ベクトル」に察応する。)", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "たた、係数λのこずを固有倀ずいう。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "たずえば、 d d t e a t = a e a t {\\displaystyle {\\frac {d}{dt}}e^{at}=ae^{at}} から分かるように、埮分䜜甚玠 d d t {\\displaystyle {\\frac {d}{dt}}} の固有関数は指数関数である。たた、埮分䜜甚玠の固有倀は、その固有関数の指数関数の倉数に぀いおいる係数(䟋の堎合はaに盞圓)である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "埮分䜜甚玠にかぎらず、ある䜜甚玠Pに察しお、 P f = λ f {\\displaystyle Pf=\\lambda f} ずなる関数fのこずを、その䜜甚玠の固有関数ずいう。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "さお、われわれは䞊述のフヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠の順序亀換の考察により、結局、「フヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠」ずいう合成的な䜜甚玠の固有倀を求めたこずになる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "なお、回路方皋匏に限らず、そもそも定数だけを係数ずする埮分方皋匏では、解の線圢性が成り立぀。なので、あらためお考えおみれば、導関数のフヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換の理論でも、同様に線圢性が成り立぀のは圓然である。回路方皋匏の埮分方皋匏も、定数係数の埮分方皋匏であるので、回路方皋匏のフヌリ゚倉換でも線圢性が成り立぀。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "数孊的な匏倉圢しか甚いおないこずに泚目。最初の回路方皋匏の立匏を陀けば、いっさい物理的な法則を甚いおいない。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "なお、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "は、", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ずも曞ける。これをフヌリ゚倉換䜜甚玠、むンピヌダンス、フヌリ゚逆倉換䜜甚玠をたずめお", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ず曞いおみるず、共圹な圢に䜜甚玠をたずめられる。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "もずの回路方皋匏 v ( t ) = { R + L d d t + 1 c ∫ } i ( t ) = Z d ( D ) [ i ( t ) ] {\\displaystyle v(t)=\\{R+L{\\frac {d}{dt}}+{\\frac {1}{c}}\\int \\}i(t)=Z_{d}(D)[i(t)]} ず、さきほどの v ( t ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) [ i ( t ) ] {\\displaystyle v(t)=(F^{-1}\\cdot Z(\\omega )\\cdot F)[i(t)]} の䜜甚玠郚分を照らし合わせれば、぀たり", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "である。", "title": "非呚期波の堎合" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "そもそもフヌリ゚玚数やフヌリ゚倉換をなんのために䜿うのかず蚀えば、方圢波や䞉角波などのギザギザした波は、そのたた埮分しおしたうず、∞(たたは ヌ∞ )になっおしたい、答えが発散しおしたう。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "しかし、電気回路では物理的に、そんな珟象は存圚しないのが実隓的事実である。たずえ倧電流が発生したずしおも、∞の電流ではない。(そもそも元の波圢ですら、完党にパルス的な圢状の波圢は、存圚しないかもしれない。)", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "ずころで、いく぀もの䞉角関数(角速床はそれぞれ異なる)を合成するこずで、ギザギザした波に近䌌できるずいう数孊的事実があり、それがフヌリ゚解析においお「ギブスの珟象」などず蚀われる、フヌリ゚解析孊の基瀎知識である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "そしお、䞉角関数の近䌌による方法では、たずえば呚期波圢の玚数近䌌の堎合なら、近䌌を有限項たでに制限しおも、そこそこギザギザに近い圢になる。しかも、有限項で近䌌を終えおいるので、玚数を足しあわえたずころで、なにも発散しない。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ならば、物理数孊においおは、この有限項近䌌こそが、重芁である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "そしお、非呚期波圢の堎合は、フヌリ゚倉換の適甚範囲になるが、(玚数的な)有限項による近䌌のかわりに、有限の積分範囲による近䌌で、そこそこ元のギザギザ非呚期波に近い圢状になるだろう、・・・ずいう事である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "それが、フヌリ゚倉換における「ギブスの珟象」であろう。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "さお、先ほどの", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "の匏を、「ギブスの珟象」にもずづいお考察しおみる。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "電気回路にかぎらず、そもそも発散しおしたうギザギザ関数を、呚期関数だろうが非呚期関数だろうが、䞉角関数などで有限近䌌するのが、フヌリ゚解析のアむデアであった。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "ならば、 別に回路方皋匏にかぎらず、ギザギザした関数の埮分に、本曞で䞊述した導出蚈算が適甚できるだろう。だずするず、そもそも埮分䜜甚玠 D そのものに察しお、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "ずいう仮説が、叀兞物理的な非呚期関数に適甚するずいう条件぀きだが、物理数孊においお成り立぀のではないだろうか?", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "これは、なんず、時間埮分の䜜甚玠D(=d/dt)を、因数分解した圢になっおいる。埮分䜜甚玠Dを、フヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換およびフヌリ゚倉換に固有な固有倀 jω を甚いお因数分解した圢になっおいる。(説明の簡単化のため、線圢代数などでも聞く「固有倀」ずいう甚語を䜿った。蚀葉の響き(ひびき)からは、あたかも定数っぜい印象を受けるかもしれないが、もちろん jω は倉数である。)", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "「䜜甚玠Dの因数分解」ず蚀うず難しそうだが、よくよく考えおみるず、単にギブスの珟象を蚀い換えおみたに過ぎない。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "たた、匏 D = ( F − 1 ⋅ j ω ⋅ F ) {\\displaystyle D=(F^{-1}\\cdot j\\omega \\cdot F)} も、よくよく考えおみるず、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を、共圹(きょうやく)っぜい圢で蚀い換えたに過ぎない。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "そしお、導関数のフヌリ゚倉換の公匏だけにもずづいお我々は、数孊的に倉圢のみによっお、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "の公匏を埗たのであった。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "いっぜう、: v ( t ) = Z d ( D ) [ i ( t ) ] {\\displaystyle v(t)=Z_{d}(D)[i(t)]} ず比べるこずで、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "ずも曞ける。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "䞊匏の第2項ず第3項を比べれば、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "結局、 Z d ( D ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) {\\displaystyle Z_{d}(D)=(F^{-1}\\cdot Z(\\omega )\\cdot F)} が導かれる。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "これは、節『「解の線圢性」ず「重ねあわせの法則」』で結論した公匏ず同じである。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "結局、「ギブスの珟象」ず、このようなギザギザ関数でも「解の線圢性」が成り立぀ずいう仮定さえ満たせば(この仮定の怜蚌が、物理的な意味を吟味したさいに、既に行われおる堎合が倚いだろう)、そこからは数孊的に必然的・自動的に(もはや物理的な意味を無芖しおも良い)、次の公匏", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "が成り立぀。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "さらに、䜜甚玠の圢を任意の䜜甚玠関数 g d ( D ) = { a 0 + a 1 D + a − 1 1 D + a 2 D 2 + a 3 D 3 + a 4 D 4 ⋅ ⋅ ⋅ + a n D n } {\\displaystyle g_{d}(D)=\\{a_{0}+a_{1}D+a_{-1}{\\frac {1}{D}}+a_{2}D^{2}+a_{3}D^{3}+a_{4}D^{4}\\cdot \\cdot \\cdot +a_{n}D^{n}\\}} にしたずころで(nは有限の敎数倀ずする)、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "本曞での䜜甚玠Dの因数分解ず同様の導出が、本曞で䞊述した諞蚈算の技法により蚌明できるので、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "ただし、関数 g(ω)ずは、関数gd(D)にD=jωを代入した関数である。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "結局、これは、有限回数の埮分をされた導関数をフヌリ゚倉換した堎合の公匏", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "を、フヌリ゚倉換バヌゞョンの「ギブスの珟象」にもずづいお蚀い換えたに過ぎない。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "぀たり、有限回の埮分をした導関数のフヌリ゚倉換の公匏は、そもそも、", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "を意味しおいる。", "title": "非呚期波における「ギブスの珟象」" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "いく぀か前の節で、「固有ベクトル」や「固有倀」ずいう、線圢代数孊の甚語を玹介した。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "しかし、回路方皋匏を解くだけで行列を持ち出すのは、物理孊的な方皋匏の解析では䞍䟿であろう。(䟋倖ずしお数倀蚈算を陀く。)", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "高校物理での、入力波圢が正匊波の堎合でのRLC亀流回路蚈算でも、いちいち行列を持ちださなかった。 もしかしたら、n次正方行列あたりを利甚しおも、(高校物理のような)正匊波入力に察しお、出力波圢を数倀蚈算できるのかもしれない。だが、高校レベルの埮分積分で簡単に解ける蚈算をするだけの堎合に、いちいち n次正方行列を持ち出すのは煩雑であり、非実甚的であろう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "しかし、ギザギザした入力波圢の堎合に(高校物理の堎合ず違い、入力波圢が正匊波的ではない堎合)、コンピュヌタヌなどで出力波圢を数倀蚈算をしたい目的の堎合なら、行列の曞匏に倉圢する事は有効かもしれない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "「フヌリ゚倉換が行列ず察応づけられる」などず䞻匵する孊説は、昔からあるし、発展的な教科曞でも説明される堎合もある。昔から、数孊に、フヌリ゚倉換を、行列の固有倀分解の蚈算法ず類䌌しおいる事を根拠に、察応づける論法がある。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "しかし本曞では、単なる「察応付け」ずしおフヌリ゚倉換ず行列の関係を説明しおいるのではなく、そもそもフヌリ゚倉換を数倀蚈算で近䌌するさいは、必然的に、行列ず同等の蚈算をしないずいけない、・・・ず䞻匵しおいるのである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "なお、フヌリ゚倉換の差分化は「離散フヌリ゚倉換」ずいう理論ずしお既に存圚しおいる。しかし本曞では、離散フヌリ゚にもずづいお導出するのではなく、いったん、もずもずのフヌリ゚倉換の導出法に立ち返っお蚈算するほうが理論的に芋通しが良い、・・・ず䞻匵するのである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "その堎合の蚈算方法も、線圢代数の専門曞にある、固有倀の理論や、線圢代数の教科曞で、固有倀の玹介の埌あたりの節に曞かれおいるだろう「行列の察角化」などの単元を参考に、出力波圢の関数をベクトルに眮き換えお数倀蚈算すれば枈む。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "そもそも「ギブスの珟象」は、フヌリ゚玚数展開を有限項で終わらせおも、実甚的に充分に近䌌できる、・・・ずいう事を䞻匵であった。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "ならば、行列で数倀蚈算によっお出力波圢を求める堎合でも、行列次数(n)を有限の次数で終わらせおも、充分に実甚的な出力波圢を蚈算できる。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "぀たり、数倀蚈算においお、わざわざ無限次元のベクトル空間(「ヒルベルト空間」ずいう)を考える必芁はない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "逆に蚀うず、関数解析孊などの専門甚語にある「ヒルベルト空間」ずいうのは、単にフヌリ゚玚数展開やテむラヌ展開などの玚数展開をした際に無限項の展開を、単に線圢代数の蚘法で蚀い換えたに過ぎない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "そしお、テむラヌ展開を有限項の展開で終えおも、数倀蚈算の実甚では充分な近䌌が出るのず同様に、フヌリ゚玚数展開でも有限項で終えおも充分に実甚的な近䌌ができる、・・・ずいうこずを「ギブスの珟象」は䞻匵しおいるの過ぎない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "結局、解析孊の理論的には「ヒルベルト空間」の抂念が必芁だが、実甚的には倧孊教逊課皋の線圢代数のように有限次数n行列および有限次数nベクトルに眮き換えおも、充分に実甚的な近䌌ができる。関数解析孊の専門曞などで「ヒルベルト空間」の理論があるが、そういう近䌌の理論的根拠を䞻匵しおいるだけに過ぎない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "たた、入力関数や積分挔算を、どのように行列たたはベクトルに眮き換えるかの問題にしおも、『フヌリ゚解析』の垂販の教科曞を読めば、フヌリ゚倉換の積分を導出する盎前の、極限を取る盎前段階でのΣ蚈算の匏が曞いおあるので、その匏を参考に、行列やベクトルの内積などに眮き換えれば枈む。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "蚈枬機噚などに「呚波数分析噚」などの装眮があるが、デゞタル匏の堎合、おそらく仕組みは、䞊述のような数倀蚈算をしおいるのだろう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "本曞では、単に呚波数に分解するだけでなく、さらに、分解埌の呚波数関数に埮分䜜甚玠を適甚しおいる。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "これは、呚波数フィルタに過ぎない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "぀たり、ある物理的な入力波圢に぀いお、呚波数フィルタを適甚した出力結果を蚈算で予想したい堎合に、", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "・・・ずいう事を䞻匵しおいる。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "そしお、本節での線圢代数近䌌の理論により、このような呚波数フィルタの適甚結果を数倀蚈算したい堎合でも、フヌリ゚玚数展開を有限項で終えおも良い(あるいは、フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求めおも良い)、・・・ずいう事を䞻匵しおいる。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "「フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求め」る事は、䞀芋するず難しそうだが、じ぀は積分の数倀蚈算ずは、単なる、足し算の繰り返しである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "しかも、フヌリ゚倉換の適甚前提の仮定により、∞ちかくでは0になる入力波圢を扱うわけであるので、぀たり積分区間は、有限範囲にしおも、近䌌できる。぀たり、定積分をするだけである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "定積分を、数倀蚈算に眮き換えれば、たんなる高校数孊の「数列」単元のようなΣ(シグマ)の蚈算である。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "結局、数倀蚈算では、フヌリ゚倉換の積分挔算を、類䌌の和分(わぶん)挔算に眮き換えるだけである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "フヌリ゚倉換積分を和分䜜甚玠 F Σ {\\displaystyle F_{\\Sigma }} に眮き換え、フヌリ゚逆倉換積分 F Σ − 1 {\\displaystyle F_{\\Sigma }^{-1}} も和分䜜甚玠に眮き換えよう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "なお、積分を和分に眮き換えたのに察応させ、埮分䜜甚玠 D のほうも、差分(さぶん)䜜甚玠に眮き換えよう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "差分(さぶん)䜜甚玠(蚘号は ⊿ で衚すずする)ずは、䞀般に、ある関数 f に察しお、", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "ずいう関数ぞず察応させる䜜甚玠である。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "芁するに、差分䜜甚玠ずは、埮分の定矩匏から、極限を省いただけである。もちろん、差分間隔hは、目的に察しお充分に小さい倀に蚭定する必芁がある。(hが充分に现かくないず、「ギブスの珟象」の芁件を満たさないだろう。)", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "D = ( F − 1 ⋅ j ω ⋅ F ) {\\displaystyle D=(F^{-1}\\cdot j\\omega \\cdot F)} のかわりに、", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "ずいう近䌌匏が成り立぀だろう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "たた、 Z d ( D ) = ( F − 1 ⋅ Z ( ω ) ⋅ F ) {\\displaystyle Z_{d}(D)=(F^{-1}\\cdot Z(\\omega )\\cdot F)} のかわりに、", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "ずいう近䌌匏が、成り立぀だろう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "䞀般に、埮分方皋匏や積分方皋匏の解析的な厳密解を求めるのは、ずおも困難であり、堎合によっおは厳密解が䞍明であったり存圚しないかもしれない堎合もある。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "しかし、差分方皋匏や積分方皋匏は、有限項の蚈算で終わるので、かならず蚈算結果が存圚する。厳密解の存圚の有無に぀いお、悩たなくおも枈む。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "結局、䞊述のここたでの考察は、フヌリ゚積分を数倀蚈算するさいの手順を瀺しおいる事になるだろう。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "さお、「これは、呚波数フィルタに過ぎない。」ず幟぀か前の段萜で述べたが、「呚波数フィルタ」ずいえば、われわれが䜿っおいるパ゜コンでも、jpeg画像やmp3音声などの圧瞮技術でも、呚波数フィルタが甚いられおいる。なぜなら、高校の「情報」科目たたは、倧孊の「コンピュヌタリテラシヌ」あたりの授業で習ったように、jpegやmp3の(䞍可逆)圧瞮技術では、人間の芖芚や聎芚では感じ取りにくい呚波数成分を陀去するこずで、情報量を節玄しおいる。これこそが、jpegやmp3の䞍可逆圧瞮の原理である。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "そしお、jpegやmp3の圧瞮技術の利甚者である我々は(぀たり、単にjpeg画像を鑑賞したりmp3音楜を鑑賞したりしおいるだけの普通の利甚者は)、いく぀かの呚波数成分を陀去された結果の出力を、本物そっくりに感じおいるわけである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "「ギブスの珟象」は、ギブス自身の意図はずもかく(そもそもりィラヌド・ギブズの存呜䞭の1839幎 - 1903幎のあいだ、コンピュヌタはただ無い)、jpegやmp3のような呚波数陀去フィルタ方匏の圧瞮技術に、数孊的な正圓性を䞎えおいるわけである。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "jpeg画像の圧瞮率が高すぎるず、画像がボダケお芋える堎合があるが、これは、玚数展開の項数が、ただただ足りない堎合に盞圓する。玚数展開の項数が足りなければ、「ギブスの珟象」の前提条件に圓おはたらない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "玚数展開の近䌌のための項数が足りるか足りないかの刀断は、その関数をどの皋床たで近䌌したいかずいう芁求基準の床合いによっお異なり、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。", "title": "線圢代数ずの関係性" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "なので、線圢代数的に数倀蚈算したい堎合に、入出力の波圢をベクトルで近䌌する堎合にも、「ベクトルおよび行列の次数nを、どの皋床たで倧きい正敎数にするか?」の次数nの倧きさの芁求基準は、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。", "title": "線圢代数ずの関係性" } ]
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== 回路方皋匏ず埮分䜜甚玠 == たず回路方皋匏を埮分方皋匏で衚すず、 :<math>v(t)=Ri(t) + L\frac{di(t)}{dt} + \frac{1}{c}\int i(t) dt</math> である。 なお、䞊蚘の匏での電流i(t)および電圧v(t)は実数関数である。たずえばiI<sub>m</sub>sin(ωt)のような衚蚘ずする。耇玠数衚蚘ではない。もし電流を「jω」などの耇玠数衚蚘にしおしたうず、そもそも埮分したら0になっおしたうし、たた、それらにRを掛けたりする事は物理的に意味を持たない。たた、expiωtのような耇玠関数の衚蚘にしおしたうず、それらに抵抗Rを掛けたりするこずの物理的な意味付けが分かりづらいし、埮分方皋匏がややこしくなっおしたう。 さお䟿宜䞊、本曞では埮分䜜甚玠Dを甚いお蚘述を簡単化しよう。数孊の埮分方皋匏の専門曞を読めば、曞いおある。倧孊2幎レベルの知識。 :<math>D = \frac{d}{dt}</math> ず定矩する。 たた、任意の関数f(t)に察し、 :<math>\frac{1}{D}f = \int f(t) dt</math> ず定矩する。 䞋蚘の匏は、積分の項がやや䞍正確だが、 :<math>v(t)=\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int\}i(t)</math> ず䟿宜䞊、本曞では曞くずしよう。 回路方皋匏は、数孊的な曞き換えにより、 :<math>v(t)=\{R + LD + \frac{1}{cD}\} i(t)</math> ず曞き換える事ができる。 ここで、本曞では、 :<math>Z_d(D)=\{R + LD + \frac{1}{cD}\}</math> ず定矩しよう。䟿宜䞊、本曞ではZ<sub>d</sub>(D)を「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」ず呌ぶこずにする。正匏な名前は知らない。 なお、添字そえじの小文字dは、䌌たような圢の関数が埌で出おくるので、それず区別するために添字を぀けおた。 ずもかく回路方皋匏は、 :<math>v(t)=Z_d(D) i(t)</math> ず曞き換える事ができる。 == 呚期波の堎合 == パルス波など、そのたたでは挔算子 <math>R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int</math> では埮分積分できない波圢は、もし無限に぀づく呚期パルス波なら、波圢をフヌリ゚玚数に倉換しおから、挔算子 <math>R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int</math>で埮分積分をすればよい。 フヌリ゚玚数ずは、高校物理で習う「うなり」のようなもの。 䞉角波でも方圢波でも、どんな呚期波圢なら、 :A1・sinωt + A2・sin2ωt  A3・sin3ωt + ・・・ のように、角速床ωの敎数倍の呚波数の正匊波の和であらわせる。ただし、呚期波圢であるこずが必芁。 ギザギザした波圢ほど、必芁な角速床の敎数倍が倚くなる。 == 非呚期波の堎合 == === 導入 === 非呚期波の入力の電気回路の問題を解く堎合でも、回路方皋匏の埮分方皋匏にもずづいお解くのが確実である。入力波圢が非呚期であろうが、物理法則は䞍倉なので、 :<math>v(t)=\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int\}i(t)</math> ずいう物理法則が成り立぀。 以降、さたざたな匏倉圢が出おくるが、最終的に解こうずしおいるのは、䞊蚘の回路方皋匏の埮分方皋匏である。なので、非呚期波の回路方皋匏の問題で、さたざたな匏倉圢をするずき、たず䞊蚘の回路方皋匏を基準の公匏ずしお扱う。 非呚期の関数でも、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数なら、この原点付近だけが倧きい関数をギザギザした波圢ず芋立おお、フヌリ゚玚数のようなものが䜿える。 ただし、角速床ωが無限小に小さくなる。このためフヌリ゚倉換の定矩匏は、積分であらわすこずになる。 ある関数y(t)をフヌリ゚倉換したものをY(ω)ずするず、フヌリ゚倉換の定矩匏は、 :<math> Y(\omega) = \int_{-\infty}^{\infty} y(t) e^{- j\omega t}\,dt</math> ずなる。逆倉換は :<math>y(t) = \frac{1}{2\pi} \int_{-\infty}^{\infty} Y(\omega) e^{ j\omega t}\,d\omega</math> ずなる。 もし、有限個のパルス波なら、無限遠では倀がれロなので、原点から離れるにしたがっお急激に小さくなっおいく関数ずみなせるので、この有限個パルス波を、フヌリ゚倉換 F およびフヌリ゚逆倉換 F<sup>-1</sup> を甚いお衚珟するこずができる。 フヌリ゚倉換しお埗られる関数 ω「スペクトル」ずいうは、各々の角速床の振幅の倧きさである。 ぀たり、フヌリ゚玚数 A1・sinωt + A2・sin2ωt  A3・sin3ωt + ・・・ 説明の簡単化のため、sin成分だけをあらわした。実際にはcos成分もある。でいうずころの、A1、A2、A3、・・・にあたる倀の倧きさが、フヌリ゚倉換でスペクトルずしお埗られただけである。なので、スペクトルは、角速床ωを倉数ずする関数である。 スペクトルだけでは、ただ呚期関数になっおいないので、振幅に䞉角関数 sinωt、sin2ωt、・・・のようなものを掛け合わせお、 A1・sinωt + A2・sin2ωt  A3・sin3ωt + ・・・のような呚期関数の衚蚘ずしお、元の関数を埩元する必芁がある。 このスペクトルの振幅A1、A2、A3、・・に、䞉角関数を掛け合わせる䜜業が、フヌリ゚逆倉換である。逆倉換しお、元の関数に戻る。 以䞋の挔算子䜜甚玠を蚈算できるようにしたい関数に斜す。なお、ここでいう「䜜甚玠」ずは、数孊の定矩の通りの「関数から関数ぞの写像」のこずである。 :<math>F^{-1}\sdot Fv(t)=F^{-1}\sdot F[\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int\}i(t)]</math> 巊蟺に぀いおは、フヌリ゚倉換した物をフヌリ゚倉換すれば元にもどるので、 :<math>v(t)=F^{-1}\sdot F [\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int \} i(t)]</math> なのである。 === 導関数のフヌリ゚倉換 === さお、回路方皋匏 <math>v(t)=Ri(t) + L\frac{di(t)}{dt} + \frac{1}{c}\int i(t) dt</math> は、時間tで埮分しおいる匏である。 フヌリ゚倉換のさたざたな公匏の䞭には、導関数のフヌリ゚倉換の公匏があるので、その公匏を適甚すればよい。この導関数のフヌリ゚倉換は、郚分積分の公匏を利甚しおいる。 では、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を導こう。たず、 :<math>F[\frac{dy(t)}{dt}]=\int_{-\infty}^{\infty} \frac{dy(t)}{dt}e^{-j\omega t}\,dt = [y(t) e^{-j\omega t}]_{-\infty}^{\infty} + j\omega \int_{-\infty}^{\infty} y(t) e^{-j\omega t} \,dt</math> ずいう匏が元になる。 さらに仮定より、無限遠では倀がれロな関数を扱っおるので(呚波数の絶察倀の無限倧の堎合に、その匷さは0ずいう仮定は、物理的にも劥圓な仮定であろう)、 :<math>[y(t) e^{-j\omega t}]_{-\infty}^{\infty} = 0 </math> ずなるので、 :<math>F[\frac{dy(t)}{dt}]=\int_{-\infty}^{\infty} \frac{dy(t)}{dt}e^{-j\omega t}\,dt = j\omega \int_{-\infty}^{\infty} y(t) e^{-j\omega t} \,dt = j\omega Y(\omega)</math> ずなり、結果的に埮分を jω に眮き換えるこずができ、たた積分を -1/jω に眮き換えるこずができる。 よっお :<math>F[\frac{dy(t)}{dt}] = j\omega F[y(t)] </math> ずなり、なんずフヌリ゚倉換ず埮分の順序が亀換できる。ただし、亀換するず、d/dt が jω に倉化する。 導関数のフヌリ゚倉換の公匏ずは、じ぀はフヌリ゚倉換ず時間埮分ずの順序の亀換方法を瀺す公匏なのである。 === 回路方皋匏のフヌリ゚倉換 === さお <math>F[i(t)] = I( \omega )</math> ずすれば、 <math>\frac{di(t)}{dt}=D i(t)</math> のフヌリ゚倉換は、䞊述の蚌明により、 :<math>F[Di(t)]=j \omega I[( \omega )]</math> である。 この調子で、もずの回路方皋匏をフヌリ゚倉換しおみるず、 :<math>F[v(t)]= F[\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int\}i(t)]=RF[i(t)]+LF[Di(t)] + \frac{1}{c}F[i(t)] </math> ::<math>= RI(\omega)+j \omega L I( \omega ) + \frac{1}{j \omega c}I( \omega ) = \{ R+j \omega L + \frac{1}{j \omega c} \} I( \omega ) </math> ずなる。 よっお :<math>v(t)=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )]</math> ぀たり :<math>V( \omega )=(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )</math>  最終的にv(t)やi(t)を求めたいので、䞊匏のV(ω)やI(ω)をフヌリ゚逆倉換すればよい。 v(t)を求める堎合、 :<math>v(t)=F^{-1} [V(\omega)]=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )]</math> ずなる。 これは結局、「蚘号法ずほが同様の蚈算方法を、非呚期波圢の電流波圢たたは電圧波圢にも、適甚できる」ずいう事が、蚌明されたに過ぎない。蚘号法に぀いおは単元『[[電気回路理論/むンピヌダンス]]』を参考にせよ。 たた、呚波数ごずのむンピヌダンスを :<math>Z(\omega)=\frac{V( \omega )}{I(\omega )} </math> ず定矩するず、䞊述の <math>V( \omega )=(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )</math> の蚈算結果を代入するこずで、 :<math>Z(\omega)=\frac{V( \omega )}{I(\omega )} = (R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c})</math> ずいう蚈算結果になる。 このZ(ω)の結果は、冒頭で定矩した「むンピヌダンス埮分䜜甚玠」Z<sub>d</sub>(D)に、D=jω を代入した結果になっおいる。 ぀たり、埮分挔算を、単なる定数の掛け算に倉換した結果になっおいる。 なお、むンピヌダンスが耇玠数で衚蚘されおいる事に泚目。もずもずi(t)やv(t)は実数関数であった。本ペヌゞでの冒頭でも、そう仮定しおいる。 === 結論 === 結局、フヌリ゚倉換䜜甚玠 F ず、埮分䜜甚玠 D の順序を亀換した際、埮分䜜甚玠の埮分挔算子Dが、定数jωに入れ替わったのである。 さお、最終的に求めたいのはv(t)であった。 :<math>v(t)=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )]</math> に、Z(ω)を代入すれば、 :<math>v(t)=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )] = F^{-1}[Z(\omega) I(\omega)]</math> この匏は、数孊的に蚀うず、いわゆる「解の線圢性」を䞻匵しおいる。あるいは、電気回路論でいう「重ねあわせの理」のこずである。電流 i(t) を、呚波数ごずに分解しお I(ω) 、呚波数ごずに個別に回路方皋匏を解いお Z(ω)I(ω) 、それらを重ね合わせおも F<sup>-1</sup>Z(ω)I(ω)  、電圧 v(t)ず同じ結果になる、ずいうこずを䞻匵しおいる。 その「解の重ねあわせ」を、フヌリ゚逆倉換で行っおいる。䞀方、フヌリ゚倉換ずは、呚波数ごずに関数を分解する䜜業である。 === 固有関数ず固有倀 === ずころで、埮分䜜甚玠<math>\frac{d}{dt}</math>に぀いお、 <math>\frac{d}{dt}f=\lambda f</math> ずなる関数fのこずを、埮分䜜甚玠の固有関数ずいう。線圢代数でいう「固有ベクトル」に察応する。 たた、係数λのこずを固有倀ずいう。 たずえば、<math>\frac{d}{dt}e^{at}=a e^{at}</math> から分かるように、埮分䜜甚玠 <math>\frac{d}{dt}</math> の固有関数は指数関数である。たた、埮分䜜甚玠の固有倀は、その固有関数の指数関数の倉数に぀いおいる係数䟋の堎合はaに盞圓である。 埮分䜜甚玠にかぎらず、ある䜜甚玠Pに察しお、 <math>Pf=\lambda f</math> ずなる関数fのこずを、その䜜甚玠の固有関数ずいう。 さお、われわれは䞊述のフヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠の順序亀換の考察により、結局、「フヌリ゚倉換䜜甚玠ずむンピヌダンス埮分䜜甚玠」ずいう合成的な䜜甚玠の固有倀を求めたこずになる。 === 「解の線経性」ず「重ねあわせの法則」 === なお、回路方皋匏に限らず、そもそも定数だけを係数ずする埮分方皋匏では、解の線圢性が成り立぀。なので、あらためお考えおみれば、導関数のフヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換の理論でも、同様に線圢性が成り立぀のは圓然である。回路方皋匏の埮分方皋匏も、定数係数の埮分方皋匏であるので、回路方皋匏のフヌリ゚倉換でも線圢性が成り立぀。 ---- 数孊的な匏倉圢しか甚いおないこずに泚目。最初の回路方皋匏の立匏を陀けば、いっさい物理的な法則を甚いおいない。 なお、 :<math>v(t)=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) I( \omega )]</math> は、 :<math>v(t)=F^{-1}[(R + j\omega L + \frac{1}{j \omega c}) F[i(t)]]=F^{-1}[Z(\omega) \sdot F[i(t)]]</math> ずも曞ける。これをフヌリ゚倉換䜜甚玠、むンピヌダンス、フヌリ゚逆倉換䜜甚玠をたずめお :<math>v(t)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) [i(t)]</math> ず曞いおみるず、共圹な圢に䜜甚玠をたずめられる。 ---- もずの回路方皋匏 <math>v(t)=\{R + L\frac{d}{dt} + \frac{1}{c}\int\}i(t)=Z_d(D)[i(t)]</math> ず、さきほどの <math>v(t)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) [i(t)]</math> の䜜甚玠郚分を照らし合わせれば、぀たり :<math>Z_d(D)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F)</math> である。 == 非呚期波における「ギブスの珟象」 == そもそもフヌリ゚玚数やフヌリ゚倉換をなんのために䜿うのかず蚀えば、方圢波や䞉角波などのギザギザした波は、そのたた埮分しおしたうず、∞たたは ヌ∞ になっおしたい、答えが発散しおしたう。 しかし、電気回路では物理的に、そんな珟象は存圚しないのが実隓的事実である。たずえ倧電流が発生したずしおも、∞の電流ではない。そもそも元の波圢ですら、完党にパルス的な圢状の波圢は、存圚しないかもしれない。 ずころで、いく぀もの䞉角関数角速床はそれぞれ異なるを合成するこずで、ギザギザした波に近䌌できるずいう数孊的事実があり、それがフヌリ゚解析においお「ギブスの珟象」などず蚀われる、フヌリ゚解析孊の基瀎知識である。 そしお、䞉角関数の近䌌による方法では、たずえば呚期波圢の玚数近䌌の堎合なら、近䌌を有限項たでに制限しおも、そこそこギザギザに近い圢になる。しかも、有限項で近䌌を終えおいるので、玚数を足しあわえたずころで、なにも発散しない。 ならば、物理数孊においおは、この有限項近䌌こそが、重芁である。 そしお、非呚期波圢の堎合は、フヌリ゚倉換の適甚範囲になるが、玚数的な有限項による近䌌のかわりに、有限の積分範囲による近䌌で、そこそこ元のギザギザ非呚期波に近い圢状になるだろう、・・・ずいう事である。 それが、フヌリ゚倉換における「ギブスの珟象」であろう。 さお、先ほどの :<math>Z_d(D)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F)</math> の匏を、「ギブスの珟象」にもずづいお考察しおみる。 電気回路にかぎらず、そもそも発散しおしたうギザギザ関数を、呚期関数だろうが非呚期関数だろうが、䞉角関数などで有限近䌌するのが、フヌリ゚解析のアむデアであった。 ならば、 別に回路方皋匏にかぎらず、ギザギザした関数の埮分に、本曞で䞊述した導出蚈算が適甚できるだろう。だずするず、そもそも埮分䜜甚玠 D そのものに察しお、 :<math>D=(F^{-1} \sdot j\omega \sdot F)</math> ずいう仮説が、叀兞物理的な非呚期関数に適甚するずいう条件぀きだが、物理数孊においお成り立぀のではないだろうか これは、なんず、時間埮分の䜜甚玠D(=d/dt)を、因数分解した圢になっおいる。埮分䜜甚玠Dを、フヌリ゚倉換ずフヌリ゚逆倉換およびフヌリ゚倉換に固有な固有倀 jω を甚いお因数分解した圢になっおいる。説明の簡単化のため、線圢代数などでも聞く「固有倀」ずいう甚語を䜿った。蚀葉の響きひびきからは、あたかも定数っぜい印象を受けるかもしれないが、もちろん jω は倉数である。 「䜜甚玠Dの因数分解」ず蚀うず難しそうだが、よくよく考えおみるず、単にギブスの珟象を蚀い換えおみたに過ぎない。 たた、匏 <math>D=(F^{-1} \sdot j\omega \sdot F)</math> も、よくよく考えおみるず、導関数のフヌリ゚倉換の公匏を、共圹きょうやくっぜい圢で蚀い換えたに過ぎない。 そしお、導関数のフヌリ゚倉換の公匏だけにもずづいお我々は、数孊的に倉圢のみによっお、 :<math>v(t)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) [i(t)]</math> の公匏を埗たのであった。 いっぜう、:<math>v(t)=Z_d(D)[i(t)]</math>ず比べるこずで、 :<math>v(t)=Z_d(D)[i(t)]=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) [i(t)]</math> ずも曞ける。 䞊匏の第2項ず第3項を比べれば、 :<math>Z_d(D)[i(t)]=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) [i(t)]</math> である。 結局、 <math>Z_d(D)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) </math> が導かれる。 これは、節『「解の線圢性」ず「重ねあわせの法則」』で結論した公匏ず同じである。 結局、「ギブスの珟象」ず、このようなギザギザ関数でも「解の線圢性」が成り立぀ずいう仮定さえ満たせばこの仮定の怜蚌が、物理的な意味を吟味したさいに、既に行われおる堎合が倚いだろう、そこからは数孊的に必然的・自動的にもはや物理的な意味を無芖しおも良い、次の公匏 :<math>Z_d(D)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) </math> が成り立぀。 さらに、䜜甚玠の圢を任意の䜜甚玠関数 <math>g_d(D)=\{ a_0 + a_1D + a_{-1} \frac{1}{D} + a_2 D^2 + a_3 D^3 + a_4 D^4 \sdot \sdot \sdot + a_n D^n \} </math>にしたずころでnは有限の敎数倀ずする、 本曞での䜜甚玠Dの因数分解ず同様の導出が、本曞で䞊述した諞蚈算の技法により蚌明できるので、 :<math>g_d(D)=(F^{-1} \sdot g(\omega) \sdot F) </math> である。 ただし、関数 g(ω)ずは、関数g<sub>d</sub>DにDjωを代入した関数である。 結局、これは、有限回数の埮分をされた導関数をフヌリ゚倉換した堎合の公匏 :<math>F[\frac{d^{(n)}y(t)}{dt}] = (j\omega)^n F[y(t)] </math> を、フヌリ゚倉換バヌゞョンの「ギブスの珟象」にもずづいお蚀い換えたに過ぎない。 ぀たり、有限回の埮分をした導関数のフヌリ゚倉換の公匏は、そもそも、 :<math>y_d(D)=(F^{-1} \sdot y(\omega) \sdot F) </math> を意味しおいる。 == 線圢代数ずの関係性 == いく぀か前の節で、「固有ベクトル」や「固有倀」ずいう、線圢代数孊の甚語を玹介した。 しかし、回路方皋匏を解くだけで行列を持ち出すのは、物理孊的な方皋匏の解析では䞍䟿であろう。䟋倖ずしお数倀蚈算を陀く。 高校物理での、入力波圢が正匊波の堎合でのRLC亀流回路蚈算でも、いちいち行列を持ちださなかった。 もしかしたら、n次正方行列あたりを利甚しおも、高校物理のような正匊波入力に察しお、出力波圢を数倀蚈算できるのかもしれない。だが、高校レベルの埮分積分で簡単に解ける蚈算をするだけの堎合に、いちいち n次正方行列を持ち出すのは煩雑であり、非実甚的であろう。 しかし、ギザギザした入力波圢の堎合に高校物理の堎合ず違い、入力波圢が正匊波的ではない堎合、コンピュヌタヌなどで出力波圢を数倀蚈算をしたい目的の堎合なら、行列の曞匏に倉圢する事は有効かもしれない。 「フヌリ゚倉換が行列ず察応づけられる」などず䞻匵する孊説は、昔からあるし、発展的な教科曞でも説明される堎合もある。昔から、数孊に、フヌリ゚倉換を、行列の固有倀分解の蚈算法ず類䌌しおいる事を根拠に、察応づける論法がある。 しかし本曞では、単なる「察応付け」ずしおフヌリ゚倉換ず行列の関係を説明しおいるのではなく、そもそもフヌリ゚倉換を数倀蚈算で近䌌するさいは、必然的に、行列ず同等の蚈算をしないずいけない、・・・ず䞻匵しおいるのである。 なお、フヌリ゚倉換の差分化は「離散フヌリ゚倉換」ずいう理論ずしお既に存圚しおいる。しかし本曞では、離散フヌリ゚にもずづいお導出するのではなく、いったん、もずもずのフヌリ゚倉換の導出法に立ち返っお蚈算するほうが理論的に芋通しが良い、・・・ず䞻匵するのである。 その堎合の蚈算方法も、線圢代数の専門曞にある、固有倀の理論や、線圢代数の教科曞で、固有倀の玹介の埌あたりの節に曞かれおいるだろう「行列の察角化」などの単元を参考に、出力波圢の関数をベクトルに眮き換えお数倀蚈算すれば枈む。 そもそも「ギブスの珟象」は、フヌリ゚玚数展開を有限項で終わらせおも、実甚的に充分に近䌌できる、・・・ずいう事を䞻匵であった。 ならば、行列で数倀蚈算によっお出力波圢を求める堎合でも、行列次数nを有限の次数で終わらせおも、充分に実甚的な出力波圢を蚈算できる。 ぀たり、数倀蚈算においお、わざわざ無限次元のベクトル空間「ヒルベルト空間」ずいうを考える必芁はない。 逆に蚀うず、関数解析孊などの専門甚語にある「ヒルベルト空間」ずいうのは、単にフヌリ゚玚数展開やテむラヌ展開などの玚数展開をした際に無限項の展開を、単に線圢代数の蚘法で蚀い換えたに過ぎない。 そしお、テむラヌ展開を有限項の展開で終えおも、数倀蚈算の実甚では充分な近䌌が出るのず同様に、フヌリ゚玚数展開でも有限項で終えおも充分に実甚的な近䌌ができる、・・・ずいうこずを「ギブスの珟象」は䞻匵しおいるの過ぎない。 結局、解析孊の理論的には「ヒルベルト空間」の抂念が必芁だが、実甚的には倧孊教逊課皋の線圢代数のように有限次数n行列および有限次数nベクトルに眮き換えおも、充分に実甚的な近䌌ができる。関数解析孊の専門曞などで「ヒルベルト空間」の理論があるが、そういう近䌌の理論的根拠を䞻匵しおいるだけに過ぎない。 たた、入力関数や積分挔算を、どのように行列たたはベクトルに眮き換えるかの問題にしおも、『フヌリ゚解析』の垂販の教科曞を読めば、フヌリ゚倉換の積分を導出する盎前の、極限を取る盎前段階でのΣ蚈算の匏が曞いおあるので、その匏を参考に、行列やベクトルの内積などに眮き換えれば枈む。 :※ しかし、wikibooks著者の手元にフヌリ゚解析の教科曞がないので、導出蚈算は省略する。 蚈枬機噚などに「呚波数分析噚」などの装眮があるが、デゞタル匏の堎合、おそらく仕組みは、䞊述のような数倀蚈算をしおいるのだろう。 本曞では、単に呚波数に分解するだけでなく、さらに、分解埌の呚波数関数に埮分䜜甚玠を適甚しおいる。 これは、呚波数フィルタに過ぎない。 ぀たり、ある物理的な入力波圢に぀いお、呚波数フィルタを適甚した出力結果を蚈算で予想したい堎合に、 :呚波数分解しお埗られる䜕個もの関数に(※ ここたで、フヌリ゚倉換に盞圓)、それぞれ呚波数フィルタを適甚した結果を独立に求めお埮分䜜甚玠の適甚、 :あずから足し合わせおも良い。解の線圢性。あるいは「重ねあわせの理」 ・・・ずいう事を䞻匵しおいる。 そしお、本節での線圢代数近䌌の理論により、このような呚波数フィルタの適甚結果を数倀蚈算したい堎合でも、フヌリ゚玚数展開を有限項で終えおも良いあるいは、フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求めおも良い、・・・ずいう事を䞻匵しおいる。 「フヌリ゚倉換の類䌌の積分蚈算を数倀蚈算的に求め」る事は、䞀芋するず難しそうだが、じ぀は積分の数倀蚈算ずは、単なる、足し算の繰り返しである。 しかも、フヌリ゚倉換の適甚前提の仮定により、∞ちかくでは0になる入力波圢を扱うわけであるので、぀たり積分区間は、有限範囲にしおも、近䌌できる。぀たり、定積分をするだけである。 定積分を、数倀蚈算に眮き換えれば、たんなる高校数孊の「数列」単元のようなΣシグマの蚈算である。 結局、数倀蚈算では、フヌリ゚倉換の積分挔算を、類䌌の和分わぶん挔算に眮き換えるだけである。 フヌリ゚倉換積分を和分䜜甚玠 <math>F_{\Sigma} </math> に眮き換え、フヌリ゚逆倉換積分 <math>F_{\Sigma}^{-1} </math> も和分䜜甚玠に眮き換えよう。 なお、積分を和分に眮き換えたのに察応させ、埮分䜜甚玠 D のほうも、差分さぶん䜜甚玠に眮き換えよう。 差分さぶん䜜甚玠蚘号は ⊿ で衚すずするずは、䞀般に、ある関数 f に察しお、 :<math>\Delta f = \frac {f(x+h) - f(x)} h </math> ずいう関数ぞず察応させる䜜甚玠である。 芁するに、差分䜜甚玠ずは、埮分の定矩匏から、極限を省いただけである。もちろん、差分間隔hは、目的に察しお充分に小さい倀に蚭定する必芁がある。hが充分に现かくないず、「ギブスの珟象」の芁件を満たさないだろう。 <math>D=(F^{-1} \sdot j\omega \sdot F)</math> のかわりに、 :<math>\Delta \fallingdotseq (F_{\Sigma}^{-1} \sdot j\omega \sdot F_{\Sigma})</math> ずいう近䌌匏が成り立぀だろう。 たた、 <math>Z_d(D)=(F^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F) </math> のかわりに、 :<math>Z_d(\Delta) \fallingdotseq (F_{\Sigma}^{-1} \sdot Z(\omega) \sdot F_{\Sigma}) </math> ずいう近䌌匏が、成り立぀だろう。 䞀般に、埮分方皋匏や積分方皋匏の解析的な厳密解を求めるのは、ずおも困難であり、堎合によっおは厳密解が䞍明であったり存圚しないかもしれない堎合もある。 しかし、差分方皋匏や積分方皋匏は、有限項の蚈算で終わるので、かならず蚈算結果が存圚する。厳密解の存圚の有無に぀いお、悩たなくおも枈む。 結局、䞊述のここたでの考察は、フヌリ゚積分を数倀蚈算するさいの手順を瀺しおいる事になるだろう。 さお、「これは、呚波数フィルタに過ぎない。」ず幟぀か前の段萜で述べたが、「呚波数フィルタ」ずいえば、われわれが䜿っおいるパ゜コンでも、jpeg画像やmp3音声などの圧瞮技術でも、呚波数フィルタが甚いられおいる。なぜなら、高校の「情報」科目たたは、倧孊の「コンピュヌタリテラシヌ」あたりの授業で習ったように、jpegやmp3の䞍可逆圧瞮技術では、人間の芖芚や聎芚では感じ取りにくい呚波数成分を陀去するこずで、情報量を節玄しおいる。これこそが、jpegやmp3の䞍可逆圧瞮の原理である。 そしお、jpegやmp3の圧瞮技術の利甚者である我々は぀たり、単にjpeg画像を鑑賞したりmp3音楜を鑑賞したりしおいるだけの普通の利甚者は、いく぀かの呚波数成分を陀去された結果の出力を、本物そっくりに感じおいるわけである。 「ギブスの珟象」は、ギブス自身の意図はずもかくそもそもりィラヌド・ギブズの存呜䞭の1839幎 - 1903幎のあいだ、コンピュヌタはただ無い、jpegやmp3のような呚波数陀去フィルタ方匏の圧瞮技術に、数孊的な正圓性を䞎えおいるわけである。 jpeg画像の圧瞮率が高すぎるず、画像がボダケお芋える堎合があるが、これは、玚数展開の項数が、ただただ足りない堎合に盞圓する。玚数展開の項数が足りなければ、「ギブスの珟象」の前提条件に圓おはたらない。 玚数展開の近䌌のための項数が足りるか足りないかの刀断は、その関数をどの皋床たで近䌌したいかずいう芁求基準の床合いによっお異なり、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。 なので、線圢代数的に数倀蚈算したい堎合に、入出力の波圢をベクトルで近䌌する堎合にも、「ベクトルおよび行列の次数nを、どの皋床たで倧きい正敎数にするか」の次数nの倧きさの芁求基準は、人間たちの郜合によっお決たるので、数孊的には䞀埋には刀断基準を定矩できない。 [[カテゎリ:電気工孊|はるすは]]
2015-03-18T02:35:33Z
2023-09-20T17:13:50Z
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20,825
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第6条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (海掋環境の保党)
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コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 海掋環境の保党 : '''第六条''' 海岞挂着物察策は、海に囲たれた我が囜にずっお良奜な海掋環境の保党が豊かで最いのある囜民生掻に䞍可欠であるこずに留意しお行われなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第5条|第五条]]<br>海岞挂着物等の発生の効果的な抑制 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第7条|第䞃条]]<br>倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|6]]
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2015-09-08T01:40:04Z
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20,826
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第8条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (囜際協力の掚進)
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コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 囜際協力の掚進 : '''第八条''' 海岞挂着物察策の実斜に圓たっおは、 囜による倖亀䞊の適切な察応が図られるようにするずずもに、海岞挂着物には呚蟺囜から我が囜の海岞に挂着する物がある䞀方で、我が囜から呚蟺囜の海岞に挂着する物もあるこずにかんがみ、海岞挂着物に関する問題が我が囜及び呚蟺囜にずっお共通の課題であるずの認識に立っお、その解決に向けた囜際協力の掚進が図られるよう十分配慮されなければならない。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第7条|第䞃条]]<br>倚様な䞻䜓の適切な圹割分担ず連携の確保 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第9条|第九条]]<br>囜の責務 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|8]]
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2015-09-08T01:40:35Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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20,827
矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第9条
コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則 (囜の責務)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタヌル>コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋>第1ç«  総則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(囜の責務)", "title": "条文" } ]
コンメンタヌルコンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第1ç«  総則
[[コンメンタヌル]][[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]]第1ç«  総則 == 条文 == 囜の責務 : '''第九条''' 囜は、第䞉条から前条たでに芏定する海岞挂着物察策に関する基本理念次条及び第十䞉条第䞀項においお単に「基本理念」ずいう。にのっずり、海岞挂着物察策に関し、総合的な斜策を策定し、及び実斜する責務を有する。 {{前埌 |[[コンメンタヌル矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋|矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋]] | |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第8条|第八条]]<br>囜際協力の掚進 |[[矎しく豊かな自然を保護するための海岞における良奜な景芳及び環境の保党に係る海岞挂着物等の凊理等の掚進に関する法埋第10条|第十条]]<br>地方公共団䜓の責務 }} [[category:海岞挂着物凊理掚進法|9]]
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2015-03-22T02:29:06Z
[ "テンプレヌト:前埌" ]
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