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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15,778 |
X86アセンブラ/データ転送命令
|
転送
mov命令はsrcオペランドをdestオペランドにコピーします。
語源はmove(移動)ですが、転送元のデータは一般に残ったままになります。
オペランド
src
dest
更新されるフラグ
例
交換
xchg命令は、srcオペランドとdestオペランドを交換する。
オペランドの一つがメモリーアドレスだった場合には、操作はLOCKプリフィックスが暗黙のうちに指定される。つまり、交換操作はアトミックである。 これは大きなパフォーマンスの低下を引き起こす。
注目されるべきは、一般的なNOP (no op) 命令 (0x90) は、xchgl %eax, %eax だということである。
オペランド
src
dest
しかし、片一方のオペランドのみがメモリーであることができる。つまり、少なくとも一方のオペランドはレジスターでなくてなくてはいけない。
更新されるフラグ
例
転送とゼロ拡張
movz命令は、srcオペランドをdestオペランドにコピーし、srcで提供されないビットをゼロ(0)で埋める。
この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。
オペランド
src
dest
更新されるフラグ
例
転送と符号で拡張
movs命令はsrcオペランドでdestオペランドにコピーし、srcで提供されない残りのビットをsrcの符号で埋める。
この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。
オペランド
src
dest
更新されるフラグ
例
movsb
バイト転送
movsb命令は、esiで指定された場所から 1 バイト分を、ediで指定された場所にコピーする。 方向フラグは、esiとediポインターは、操作中にインクリメントされたのを示すために、クリアされる。 しかし、方向フラグがセットされているならば、これらのポインターはデクリメントされる。 この場合、コピーは逆方向で行われる。最高位のアドレスから開始し、ecxがゼロになるまで下位のアドレスに向かって行われる。
オペランド
なし。
更新されるフラグ
例
movsw
ワード転送
movsw命令は、esiで指定された場所から 1 ワード (2 バイト) 分を、ediで指定された場所にコピーする。
オペランド
なし。
更新されるフラグ
例
アドレス計算
lea命令は、srcオペランドのアドレスを計算し、そのアドレスをdestオペランドにロードします。
オペランド
src
dest
更新されるフラグ
注意 LEA 命令は、src オペランドを mov 命令と同じように計算する。しかし、そのアドレスの中身を dest オペランドにロードするのではない。アドレスそのものをロードするのである。
lea は、アドレスを計算するのだけに使用されるのではなく、一般的な符号なしの整数の算術計算にも使用される。注意事項として、フラグが変更されないという利点がある。 これは本当にパワフルである。というのも、srcオペランドは最大 4 つのパラメーターを取ることができるからである。つまり、ディスプレイスメント、ベースレジスター、オフセットレジスター、スカラ乗算器である。 例えば、[eax - 4 + edx * 4] (Intel 構文)、-4(%eax, %edx, 4) (GAS 構文) のようにである。
|
[
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"text": "転送",
"title": "データ転送命令"
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"title": "データ転送命令"
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"text": "語源はmove(移動)ですが、転送元のデータは一般に残ったままになります。",
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"text": "movz命令は、srcオペランドをdestオペランドにコピーし、srcで提供されないビットをゼロ(0)で埋める。",
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"text": "この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。",
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"title": "データ転送命令"
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"text": "更新されるフラグ",
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"title": "データ転送命令"
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"text": "転送と符号で拡張",
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"text": "movs命令はsrcオペランドでdestオペランドにコピーし、srcで提供されない残りのビットをsrcの符号で埋める。",
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"text": "この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。",
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"text": "オペランド",
"title": "データ転送命令"
},
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"tag": "p",
"text": "src",
"title": "データ転送命令"
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"tag": "p",
"text": "dest",
"title": "データ転送命令"
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"text": "更新されるフラグ",
"title": "データ転送命令"
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"tag": "p",
"text": "例",
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"title": "データ転送命令"
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"text": "バイト転送",
"title": "データ転送命令"
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"text": "movsb命令は、esiで指定された場所から 1 バイト分を、ediで指定された場所にコピーする。 方向フラグは、esiとediポインターは、操作中にインクリメントされたのを示すために、クリアされる。 しかし、方向フラグがセットされているならば、これらのポインターはデクリメントされる。 この場合、コピーは逆方向で行われる。最高位のアドレスから開始し、ecxがゼロになるまで下位のアドレスに向かって行われる。",
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"text": "なし。",
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"text": "更新されるフラグ",
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"title": "データ転送命令"
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"text": "movsw命令は、esiで指定された場所から 1 ワード (2 バイト) 分を、ediで指定された場所にコピーする。",
"title": "データ転送命令"
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"tag": "p",
"text": "オペランド",
"title": "データ転送命令"
},
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"tag": "p",
"text": "なし。",
"title": "データ転送命令"
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"text": "更新されるフラグ",
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"text": "例",
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"text": "アドレス計算",
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"text": "lea命令は、srcオペランドのアドレスを計算し、そのアドレスをdestオペランドにロードします。",
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"tag": "p",
"text": "オペランド",
"title": "データ転送命令"
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"tag": "p",
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"text": "dest",
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"tag": "p",
"text": "更新されるフラグ",
"title": "データ転送命令"
},
{
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"text": "注意 LEA 命令は、src オペランドを mov 命令と同じように計算する。しかし、そのアドレスの中身を dest オペランドにロードするのではない。アドレスそのものをロードするのである。",
"title": "データ転送命令"
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "lea は、アドレスを計算するのだけに使用されるのではなく、一般的な符号なしの整数の算術計算にも使用される。注意事項として、フラグが変更されないという利点がある。 これは本当にパワフルである。というのも、srcオペランドは最大 4 つのパラメーターを取ることができるからである。つまり、ディスプレイスメント、ベースレジスター、オフセットレジスター、スカラ乗算器である。 例えば、[eax - 4 + edx * 4] (Intel 構文)、-4(%eax, %edx, 4) (GAS 構文) のようにである。",
"title": "データ転送命令"
}
] | null |
== データ転送命令 ==
=== 転送 ===
{{x86-inst-2|mov}}
転送
<code>mov</code>命令は<code>src</code>オペランドを<code>dest</code>オペランドにコピーします。
語源はmove(移動)ですが、転送元のデータは一般に残ったままになります。
''' オペランド '''
''src''
* 即値
* レジスター
* メモリー
''dest''
* レジスター
* メモリー
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 例 '''
.data
value:
.long 2
.text
.global _start
_start:
movl $6, %eax
# %eax is now 6
movw %ax, value
# value is now 6
movl $0, %ebx
# %ebx is now 0
movb %al, %bl
# %ebx is now 6
movl value, %ebx
# %ebx is now 6
movl $value, %esi
# %esi is now the address of value
xorl %ebx, %ebx
# %ebx is now 0
movw value(, %ebx, 1), %bx
# %ebx is now 6
# Linux sys_exit
mov $1, %eax
xorl %ebx, %ebx
int $0x80
=== データ交換 ===
{{x86-inst-2|xchg}}
交換
<code>xchg</code>命令は、<code>src</code>オペランドと<code>dest</code>オペランドを交換する。
オペランドの一つがメモリーアドレスだった場合には、操作は<code>LOCK</code>プリフィックスが暗黙のうちに指定される。つまり、交換操作はアトミックである。
これは大きなパフォーマンスの低下を引き起こす。
注目されるべきは、一般的な<code>NOP</code> (no op) 命令 (<code>0x90</code>) は、<code>xchgl %eax, %eax</code> だということである。
''' オペランド '''
''src''
* レジスター
* メモリー
''dest''
* レジスター
* メモリー
しかし、片一方のオペランドのみがメモリーであることができる。つまり、少なくとも一方のオペランドはレジスターでなくてなくてはいけない。
''' 更新されるフラグ '''
* この命令により更新されるフラグはない。
''' 例 '''
.data
value:
.long 2
.text
.global _start
_start:
movl $54, %ebx
xchgl value, %ebx
# %ebx is now 2
# value is now 54
xchgw %ax, value
# Value is now 0
# %eax is now 54
xchgb %al, %bl
# %ebx is now 54
# %eax is now 2
xchgw value(%eax), %ax
# value is now 0x00020000 = 131072
# %eax is now 0
# Linux sys_exit
mov $1, %eax
xorl %ebx, %ebx
int $0x80
=== 転送と拡張 ===
{{x86-inst-2x|att=movz|intel=movzx}}
転送とゼロ拡張
<code>movz</code>命令は、<code>src</code>オペランドを<code>dest</code>オペランドにコピーし、<code>src</code>で提供されないビットをゼロ(0)で埋める。
この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。
''' オペランド '''
''src''
* レジスター
* メモリー
''dest''
* レジスター
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 例 '''
.data
byteval:
.byte 204
.text
.global _start
_start:
movzbw byteval, %ax
# %eax is now 204
movzwl %ax, %ebx
# %ebx is now 204
movzbl byteval, %esi
# %esi is now 204
# Linux sys_exit
mov $1, %eax
xorl %ebx, %ebx
int $0x80
{{x86-inst-2x|att=movs|intel=movsx}}
転送と符号で拡張
<code>movs</code>命令は<code>src</code>オペランドで<code>dest</code>オペランドにコピーし、<code>src</code>で提供されない残りのビットを<code>src</code>の符号で埋める。
この命令は、符号なしの小さな値を、より大きなレジスターへコピーするときに役立つ。
'''オペランド'''
''src''
* レジスター
* メモリー
''dest''
* レジスター
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 例 '''
.data
byteval:
.byte -24 # = 0xe8
.text
.global _start
_start:
movsbw byteval, %ax
# %ax is now -24 = 0xffe8
movswl %ax, %ebx
# %ebx is now -24 = 0xffffffe8
movsbl byteval, %esi
# %esi is now -24 = 0xffffffe8
# Linux sys_exit
mov $1, %eax
xorl %ebx, %ebx
int $0x80
=== データサイズ毎の転送 ===
{{x86-inst|movsb}}
バイト転送
<code>movsb</code>命令は、<code>esi</code>で指定された場所から 1 バイト分を、<code>edi</code>で指定された場所にコピーする。
方向フラグは、<code>esi</code>と<code>edi</code>ポインターは、操作中にインクリメントされたのを示すために、クリアされる。
しかし、方向フラグがセットされているならば、これらのポインターはデクリメントされる。
この場合、コピーは逆方向で行われる。最高位のアドレスから開始し、<code>ecx</code>がゼロになるまで下位のアドレスに向かって行われる。
''' オペランド '''
なし。
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 例 '''
; This code is for NASM.
section .code
; copy mystr into mystr2
mov esi, mystr ; loads address of mystr into esi
mov edi, mystr2 ; loads address of mystr2 into edi
cld ; clear direction flag
mov ecx,6
rep movsb
section .bss
mystr2: resb 6
section .data
mystr db "Hello", 0x0
{{x86-inst|movsw}}
ワード転送
<code>movsw</code>命令は、<code>esi</code>で指定された場所から 1 ワード (2 バイト) 分を、<code>edi</code>で指定された場所にコピーする。
''' オペランド '''
なし。
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 例 '''
section .code
; copy mystr into mystr2
mov esi, mystr
mov edi, mystr2
cld
rep movsw
; due to endianess, the resulting mystr2 would be aAbBcC\0a
section .bss
mystr2: resb 8
section .data
mystr db "AaBbCca", 0x0
=== アドレス計算命令 ===
{{x86-inst-2|lea}}
アドレス計算
<code>lea</code>命令は、<code>src</code>オペランドのアドレスを計算し、そのアドレスを<code>dest</code>オペランドにロードします。
''' オペランド '''
''src''
* 即値
* レジスター
* メモリー
''dest''
* レジスター
* メモリー
''' 更新されるフラグ '''
* この命令によって更新されるフラグはない。
''' 注意 '''
LEA 命令は、<code>src</code> オペランドを <code>mov</code> 命令と同じように計算する。しかし、そのアドレスの''中身''を <code>dest</code> オペランドにロードするのではない。アドレスそのものをロードするのである。
<code>lea</code> は、アドレスを計算するのだけに使用されるのではなく、一般的な符号なしの整数の算術計算にも使用される。注意事項として、フラグが変更されないという利点がある。
これは本当にパワフルである。というのも、<code>src</code>オペランドは最大 4 つのパラメーターを取ることができるからである。つまり、ディスプレイスメント、ベースレジスター、オフセットレジスター、スカラ乗算器である。
例えば、<code>[eax - 4 + edx * 4]</code> (Intel 構文)、<code>-4(%eax, %edx, 4)</code> (GAS 構文) のようにである。
[[en:X86_Assembly/Data_Transfer]]
[[Category:X86アセンブラ|アドレス計算]]
| null |
2019-12-02T06:54:16Z
|
[
"テンプレート:X86-inst-2",
"テンプレート:X86-inst-2x",
"テンプレート:X86-inst"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/X86%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E8%BB%A2%E9%80%81%E5%91%BD%E4%BB%A4
|
15,792 |
会社計算規則第37条
|
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
(吸収型再編対価の全部又は一部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(吸収型再編対価の全部又は一部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[会社計算規則]]
==条文==
(吸収型再編対価の全部又は一部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
;第37条
# 吸収型再編対価の全部又は一部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合には、吸収分割承継会社において変動する株主資本等の総額(次項において「株主資本等変動額」という。)は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める方法に従い定まる額とする。
#:一 当該吸収分割が支配取得に該当する場合(吸収分割会社による支配取得に該当する場合を除く。) 吸収型再編対価時価又は吸収型再編対象財産の時価を基礎として算定する方法
#:二 前号に掲げる場合以外の場合であって、吸収型再編対象財産に時価を付すべきとき 前号に定める方法
#:三 吸収分割承継会社と吸収分割会社が共通支配下関係にある場合(前号に掲げる場合を除く。) 吸収型再編対象財産の吸収分割の直前の帳簿価額を基礎として算定する方法(第一号に定める方法によるべき部分にあっては、当該方法)
#:四 前三号に掲げる場合以外の場合 前号に定める方法
# 前項の場合には、吸収分割承継会社の資本金及び資本剰余金の増加額は、株主資本等変動額の範囲内で、吸収分割承継会社が吸収分割契約の定めに従いそれぞれ定めた額とし、利益剰余金の額は変動しないものとする。ただし、株主資本等変動額が零未満の場合には、当該株主資本等変動額のうち、対価自己株式の処分により生ずる差損の額をその他資本剰余金(当該吸収分割承継会社が持分会社の場合にあっては、資本剰余金。次条において同じ。)の減少額とし、その余の額をその他利益剰余金(当該吸収分割承継会社が持分会社の場合にあっては、利益剰余金。次条において同じ。)の減少額とし、資本金、資本準備金及び利益準備金の額は変動しないものとする。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)|会社計算規則]]
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2|第2編 会計帳簿]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3|第3章 純資産]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4|第4節 吸収合併、吸収分割及び株式交換に際しての株主資本及び社員資本]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4-2|第2款 吸収分割]]
|[[会社計算規則第36条]]<br>(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収合併存続会社の株主資本等の変動額)
|[[会社計算規則第38条]]<br>(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
}}
{{stub}}
[[category:会社計算規則|037]]
| null |
2011-02-19T08:33:30Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E8%A8%88%E7%AE%97%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC37%E6%9D%A1
|
15,793 |
会社計算規則第38条
|
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[会社計算規則]]
==条文==
(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
;第38条
# 前条の規定にかかわらず、分割型吸収分割における吸収型再編対価の全部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合であって、吸収分割会社における吸収分割の直前の株主資本等の全部又は一部を引き継ぐものとして計算することが適切であるときには、分割型吸収分割により変動する吸収分割会社の資本金、資本剰余金及び利益剰余金の額をそれぞれ当該吸収分割承継会社の資本金、資本剰余金及び利益剰余金の変動額とすることができる。ただし、対価自己株式がある場合にあっては、当該対価自己株式の帳簿価額を吸収分割により変動する吸収分割会社のその他資本剰余金の額から減じて得た額を吸収分割承継会社のその他資本剰余金の変動額とする。
# 吸収型再編対価が存しない場合であって、吸収分割会社における吸収分割の直前の株主資本等の全部又は一部を引き継ぐものとして計算することが適切であるときには、吸収分割により変動する吸収分割会社の資本金及び資本剰余金の合計額を当該吸収分割承継会社のその他資本剰余金の変動額とし、吸収分割により変動する吸収分割会社の利益剰余金の額を当該吸収分割承継会社のその他利益剰余金の変動額とすることができる。
# 前二項の場合の吸収分割会社における吸収分割に際しての資本金、資本剰余金又は利益剰余金の額の変更に関しては、法第二編第五章第三節第二款 の規定その他の法の規定に従うものとする。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)|会社計算規則]]
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2|第2編 会計帳簿]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3|第3章 純資産]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4|第4節 吸収合併、吸収分割及び株式交換に際しての株主資本及び社員資本]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4-2|第2款 吸収分割]]
|[[会社計算規則第37条]]<br>(吸収型再編対価の全部又は一部が吸収分割承継会社の株式又は持分である場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
|[[会社計算規則第39条]]<br>(株式交換)
}}
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[[category:会社計算規則|038]]
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2011-02-19T08:36:53Z
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|
15,794 |
会社法施行規則第187条
|
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
(総資産の額)
|
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法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[会社法施行規則]]
==条文==
(総資産の額)
;第187条
# [[会社法第784条|法第764条]]第3項 に規定する法務省令で定める方法は、算定基準日(吸収分割契約を締結した日(当該吸収分割契約により当該吸収分割契約を締結した日と異なる時(当該吸収分割契約を締結した日後から当該吸収分割の効力が生ずる時の直前までの間の時に限る。)を定めた場合にあっては、当該時)をいう。以下この条において同じ。)における第一号から第八号までに掲げる額の合計額から第九号に掲げる額を減じて得た額をもって吸収分割株式会社の総資産額とする方法とする。
#:一 資本金の額
#:二 資本準備金の額
#:三 利益準備金の額
#:四 [[会社法第446条|法第446条]]に規定する剰余金の額
#:五 最終事業年度([[会社法第461条|法第461条]]第2項第二号 に規定する場合にあっては、[[会社法第441条|法第441条]]第1項第二号 の期間(当該期間が二以上ある場合にあっては、その末日が最も遅いもの)。以下この項において同じ。)の末日(最終事業年度がない場合にあっては、吸収分割株式会社の成立の日。以下この項において同じ。)における評価・換算差額等に係る額
#:六 新株予約権の帳簿価額
#:七 最終事業年度の末日において負債の部に計上した額
#:八 最終事業年度の末日後に吸収合併、吸収分割による他の会社の事業に係る権利義務の承継又は他の会社(外国会社を含む。)の事業の全部の譲受けをしたときは、これらの行為により承継又は譲受けをした負債の額
#:九 自己株式及び自己新株予約権の帳簿価額の合計額
# 前項の規定にかかわらず、算定基準日において吸収分割株式会社が清算株式会社である場合における[[会社法第784条|法第784条]]第3項 に規定する法務省令で定める方法は、法第四百九十二条第一項 の規定により作成した貸借対照表の資産の部に計上した額をもって吸収分割株式会社の総資産額とする方法とする。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社法施行規則]]
|[[会社法施行規則#5|第五編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[会社法施行規則#5-3|第3章 吸収合併消滅株式会社、吸収分割株式会社及び株式交換完全子会社の手続]]<br>
|[[会社法施行規則第186条]]<br>(譲渡制限株式等)
|[[会社法施行規則第188条]]<br>(計算書類に関する事項)
}}
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[[category:会社法施行規則|187]]
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2011-02-19T09:02:29Z
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|
15,795 |
会社法施行規則第188条
|
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
(計算書類に関する事項)
|
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法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[会社法施行規則]]
==条文==
(計算書類に関する事項)
;第188条
: [[会社法第789条|法第789条]]第2項第三号 に規定する法務省令で定めるものは、同項 の規定による公告の日又は同項 の規定による催告の日のいずれか早い日における次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定めるものとする。
::一 最終事業年度に係る貸借対照表又はその要旨につき公告対象会社(法第789条第二項第三号 の株式会社をいう。以下この条において同じ。)が[[会社法第440条|法第440条]]第1項 又は第2項 の規定により公告をしている場合 次に掲げるもの
:::イ 官報で公告をしているときは、当該官報の日付及び当該公告が掲載されている頁
:::ロ 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙で公告をしているときは、当該日刊新聞紙の名称、日付及び当該公告が掲載されている頁
:::ハ 電子公告により公告をしているときは、[[会社法第911条|法第911条]]第3項第二十九号 イに掲げる事項
::二 最終事業年度に係る貸借対照表につき公告対象会社が法第440条第三項 に規定する措置を執っている場合 法第911条第3項第二十七号 に掲げる事項
::三 公告対象会社が法第440条第四項 に規定する株式会社である場合において、当該株式会社が金融商品取引法第24条第1項 の規定により最終事業年度に係る有価証券報告書を提出しているとき その旨
::四 公告対象会社が会社法 の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第28条 の規定により法第440条 の規定が適用されないものである場合 その旨
::五 公告対象会社につき最終事業年度がない場合 その旨
::六 公告対象会社が清算株式会社である場合 その旨
::七 前各号に掲げる場合以外の場合 会社計算規則第六編第二章 の規定による最終事業年度に係る貸借対照表の要旨の内容
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社法施行規則]]
|[[会社法施行規則#5|第五編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[会社法施行規則#5-3|第3章 吸収合併消滅株式会社、吸収分割株式会社及び株式交換完全子会社の手続]]<br>
|[[会社法施行規則第187条]]<br>(総資産の額)
|[[会社法施行規則第189条]]<br>(吸収分割株式会社の事後開示事項)
}}
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[[category:会社法施行規則|188]]
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2020-04-26T11:02:42Z
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|
15,797 |
自然公園法第10条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第10条
第1項は、国立公園事業は、国が執行することについて規定している。なお、国定公園事業は、都道府県が執行することが原則とされている(第16条第1項)。
第2項、第3項は、地方公共団体等が国立公園事業の一部を執行することができる場合についての規定である。第2項でいう、「政令で定めるその他公共団体」とは、「港湾法に定める港務局」が該当する(自然公園法施行令-法令データ提供システム-第2条)。
第4項以降は、上記の国立公園事業の一部を執行することに係る認可に関する規定である。第5項以降でいう「環境省令」とは、自然公園法施行規則第1章(法令データ提供システム)が該当する。なお、この規定は、第16条(国定公園事業の執行)の第4項において準用されている。
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"text": "第2項、第3項は、地方公共団体等が国立公園事業の一部を執行することができる場合についての規定である。第2項でいう、「政令で定めるその他公共団体」とは、「港湾法に定める港務局」が該当する(自然公園法施行令-法令データ提供システム-第2条)。",
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"text": "第4項以降は、上記の国立公園事業の一部を執行することに係る認可に関する規定である。第5項以降でいう「環境省令」とは、自然公園法施行規則第1章(法令データ提供システム)が該当する。なお、この規定は、第16条(国定公園事業の執行)の第4項において準用されている。",
"title": "解説"
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"title": "解説"
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法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
==条文==
;(国{{{1|立}}}公園事業の執行)
第{{{2|10}}}条
# 国{{{1|立}}}公園事業は、{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|国|都道府県}}が執行する。 {{#ifeq:{{{1|立}}}|立| |ただし、[[道路法]] (昭和二十七年法律第百八十号)その他他の法律の定めるところにより、国が道路に係る事業その他の事業を執行することを妨げない。}}
# {{#ifeq:{{{1|立}}}|立|[[wikt:地方公共団体|地方公共団体]]及び[[wikt:政令|政令]]で定めるその他|都道府県以外}}の公共団体(以下「公共団体」という。)は、[[w:環境省|環境省]][[wikt:省令|令]]で定めるところにより、{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|[[w:環境大臣|環境大臣]]|都道府県知事}}に協議し、その同意を得て、国{{{1|立}}}公園事業の一部を執行することができる。
# 国及び公共団体以外の者は、環境省令で定めるところにより、 {{#ifeq:{{{1|立}}}|立|環境大臣|都道府県知事}}の認可を受けて、国{{{1|立}}}公園事業の一部を執行することができる。
{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|# 第二項の同意を得ようとする者又は前項の認可を受けようとする者は、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を環境大臣に提出しなければならない。
#:一 氏名又は名称及び住所並びに[[wikt:法人|法人]]にあつては、その代表者の氏名
#:二 第二条第六号に規定する政令で定める施設(以下この条において「公園施設」という。)の種類
#:三 公園施設の位置
#:四 公園施設の規模
#:五 公園施設の管理又は経営の方法
#:六 前各号に掲げるもののほか、環境省令で定める事項
# 前項の申請書には、公園施設の位置を示す図面その他の環境省令で定める書類を添付しなければならない。
# 第二項の同意を得た者又は第三項の認可を受けた者(以下「国立公園事業者」という。)は、第四項各号に掲げる事項を変更しようとするときは、公共団体にあつては環境大臣に協議し、その同意を得なければならず、国及び公共団体以外の者にあつては環境大臣の認可を受けなければならない。ただし、環境省令で定める軽微な変更については、この限りでない。
# 前項の同意を得ようとする者又は同項の認可を受けようとする者は、環境省令で定めるところにより、変更に係る事項を記載した申請書を環境大臣に提出しなければならない。
# 第五項の規定は、前項の申請書について準用する。
# 国立公園事業者は、第六項ただし書の環境省令で定める軽微な変更をしたときは、遅滞なく、その旨を環境大臣に届け出なければならない。
# 第三項又は第六項の認可には、国立公園の保護又は利用のために必要な限度において、条件を付することができる。|# [[自然公園法第10条|第十条]]第四項及び第五項並びに[[自然公園法第14条|第十四条]]第一項及び第二項の規定は第二項の同意及び前項の認可について、第十条第六項から第九項まで、[[自然公園法第12条|第十二条]]第一項及び[[自然公園法第13条|第十三条]]の規定は第二項の同意を得た者について、第十条第六項から第十項まで、[[自然公園法第11条|第十一条]]から第十三条まで、第十四条第三項及び前条の規定は前項の認可を受けた者について準用する。この場合において、これらの規定中「環境大臣」とあるのは「都道府県知事」と、第十条第十項中「国立公園」とあるのは「国定公園」と、第十一条、第十四条第一項及び前条第一項中「国立公園事業」とあるのは「国定公園事業」と、第十二条第一項及び第二項中「その国立公園事業」とあるのは「その国定公園事業」と、同条第一項中「公共団体である」とあるのは「都道府県以外の公共団体である」と、第十三条中「国立公園事業の」とあるのは「国定公園事業の」と、前条第一項中「国立公園の」とあるのは「国定公園の」と読み替えるものとする。}}
== 解説 ==
第1項は、国{{{1|立}}}公園事業は、{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|国|都道府県}}が執行することについて規定している。なお、国{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|定|立}}公園事業は、{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|都道府県|国}}が執行することが原則とされている({{自然公園法条|{{#ifeq:{{{2|10}}}|10|16|10}}}}第1項)。
第2項、第3項は、地方公共団体{{#ifeq:{{{1|立}}}|立||(都道府県を除く)}}等が国{{{1|立}}}公園事業の一部を執行することができる場合についての規定である。{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|第2項でいう、「政令で定めるその他公共団体」とは、「[[港湾法]]に定める港務局」が該当する(自然公園法施行令-[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32SE298.html 法令データ提供システム]-第2条)。|}}
第4項{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|以降|}}は、上記の国{{{1|立}}}公園事業の一部を執行することに係る認可に関する規定である。{{#ifeq:{{{1|立}}}|立||第10条第4項以下の規定を準用しており、国立公園事業の場合と共通性がある。}}<noinclude>第5項以降でいう「環境省令」とは、自然公園法施行規則第1章([http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32F03601000041.html#1000000000001000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000 法令データ提供システム])が該当する。なお、この規定は、第16条(国定公園事業の執行)の第4項において準用されている。</noinclude>
== 参照条文 ==
* [[自然公園法第{{#ifeq:{{{2|10}}}|10|16|10}}条]] - (国{{#ifeq:{{{1|立}}}|立|定|立}}公園事業の執行)
* [[自然環境保全法第16条]] -([[w:原生自然環境保全地域|原生自然環境保全地域]]に関する保全事業の執行)、[[自然環境保全法第24条]] -([[w:自然環境保全地域|自然環境保全地域]]に関する保全事業の執行)
<noinclude>
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#10|第2章 国立公園及び国定公園]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#4|第三節 公園事業]]<br>
|[[自然公園法第9条]]<br>(公園事業の決定)
|[[自然公園法第11条]]<br>(改善命令)
}}
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[[category:自然公園法|10]]
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2011-02-20T13:10:51Z
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|
15,798 |
自然公園法第16条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第16条
第1項は、国定公園事業は、都道府県が執行することについて規定している。なお、国立公園事業は、国が執行することが原則とされている(第10条第1項)。
第2項、第3項は、地方公共団体(都道府県を除く)等が国定公園事業の一部を執行することができる場合についての規定である。
第4項は、上記の国定公園事業の一部を執行することに係る認可に関する規定である。第10条第4項以下の規定を準用しており、国立公園事業の場合と共通性がある。
|
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"text": "第4項は、上記の国定公園事業の一部を執行することに係る認可に関する規定である。第10条第4項以下の規定を準用しており、国立公園事業の場合と共通性がある。",
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法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
{{:自然公園法第10条|定|16}}
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#16|第2章 国立公園及び国定公園]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#3|第三節 公園事業]]<br>
|[[自然公園法第15条]]<br>(原状回復命令等)
|[[自然公園法第17条]]<br>(報告徴収及び立入検査)
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[[category:自然公園法|16]]
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2011-02-20T13:19:52Z
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"自然公園法第10条",
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|
15,804 |
民事再生法第1条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第1条(次)
(目的)
経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業または経済生活の再生を図ることを目的とする。
|
[
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"title": "解説"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第1条(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第1条]]([[民事再生法第2条|次]])
==条文==
(目的)
;第1条
#この法律は、経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ、裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業又は経済生活の再生を図ることを目的とする。
==解説==
経済的に窮境にある債務者について、その債権者の多数の同意を得、かつ裁判所の認可を受けた再生計画を定めること等により、当該債務者とその債権者との間の民事上の権利関係を適切に調整し、もって当該債務者の事業または経済生活の再生を図ることを目的とする。
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|001]]
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2020-11-12T00:19:04Z
|
[
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%86%8D%E7%94%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
|
15,805 |
民事再生法第2条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第2条(前)(次)
(定義)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第2条(前)(次)",
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"text": "(定義)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第2条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第2条]]([[民事再生法第1条|前]])([[民事再生法第3条|次]])
==条文==
(定義)
;第2条
#この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
##再生債務者
##:経済的に窮境にある債務者であって、その者について、再生手続開始の申立てがされ、再生手続開始の決定がされ、又は再生計画が遂行されているものをいう。
##再生債務者等
##:管財人が選任されていない場合にあっては再生債務者、管財人が選任されている場合にあっては管財人をいう。
##再生計画
##:再生債権者の権利の全部又は一部を変更する条項その他の[[民事再生法第154条|第154条]]に規定する条項を定めた計画をいう。
##再生手続
##:次章以下に定めるところにより、再生計画を定める手続をいう。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|002]]
| null |
2020-11-12T00:42:00Z
|
[
"テンプレート:Stub"
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|
15,806 |
民事再生法第3条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第3条(前)(次)
(外国人の地位)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第3条(前)(次)",
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"text": "(外国人の地位)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第3条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第3条]]([[民事再生法第2条|前]])([[民事再生法第4条|次]])
==条文==
(外国人の地位)
;第3条
#外国人又は外国法人は、再生手続に関し、日本人又は日本法人と同一の地位を有する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|003]]
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2020-11-12T01:11:47Z
|
[
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|
15,807 |
民事再生法第4条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第4条(前)(次)
(再生事件の管轄)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第4条(前)(次)",
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"text": "(再生事件の管轄)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第4条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第4条]]([[民事再生法第3条|前]])([[民事再生法第5条|次]])
==条文==
(再生事件の管轄)
;第4条
#この法律の規定による再生手続開始の申立ては、債務者が個人である場合には日本国内に営業所、住所、居所又は財産を有するときに限り、法人その他の社団又は財団である場合には日本国内に営業所、事務所又は財産を有するときに限り、することができる。
#民事訴訟法(平成八年法律第109号)により裁判上の請求をすることができる債権は、日本国内にあるものとみなす。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|004]]
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2020-11-12T01:41:55Z
|
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|
15,808 |
民事再生法第5条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第5条(前)(次)
改正前の条文
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第5条(前)(次)",
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},
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"text": "改正前の条文",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第5条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第5条]]([[民事再生法第4条|前]])([[民事再生法第6条|次]])
==条文==
;第5条
#再生事件は、再生債務者が、営業者であるときはその主たる営業所の所在地、営業者で外国に主たる営業所を有するものであるときは日本におけるその主たる営業所の所在地、営業者でないとき又は営業者であっても営業所を有しないときはその普通裁判籍の所在地を管轄する地方裁判所が管轄する。
#前項の規定による管轄裁判所がないときは、再生事件は、再生債務者の財産の所在地(債権については、裁判上の請求をすることができる地)を管轄する地方裁判所が管轄する。
#前二項の規定にかかわらず、法人が株式会社の総株主の議決権(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株式についての議決権を除き、[[会社法第879条|会社法(平成十七年法律第八十六号)第879条]]第3項の規定により議決権を有するものとみなされる株式についての議決権を含む。次項、[[民事再生法第59条|第59条]]第3項第2号及び第4項並びに[[民事再生法第127条の2|第127条の2]]第2項第2号イ及びロにおいて同じ。)の過半数を有する場合には、当該法人(以下この条及び[[民事再生法第127条の2|第127条の2]]第2項第2号ロにおいて「親法人」という。)について再生事件又は更生事件(以下この条において「再生事件等」という。)が係属しているときにおける当該株式会社(以下この条及び[[民事再生法第127条の2|第127条の2]]第2項第2号ロにおいて「子株式会社」という。)についての再生手続開始の申立ては、親法人の再生事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、子株式会社について再生事件等が係属しているときにおける親法人についての再生手続開始の申立ては、子株式会社の再生事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
#子株式会社又は親法人及び子株式会社が他の株式会社の総株主の議決権の過半数を有する場合には、当該他の株式会社を当該親法人の子株式会社とみなして、前項の規定を適用する。
#第1項及び第2項の規定にかかわらず、株式会社が最終事業年度について[[会社法第444条|第444条]]の規定により当該株式会社及び他の法人に係る連結計算書類(同条第1項に規定する連結計算書類をいう。)を作成し、かつ、当該株式会社の定時株主総会においてその内容が報告された場合には、当該株式会社について再生事件等が係属しているときにおける当該他の法人についての再生手続開始の申立ては、当該株式会社の再生事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、当該他の法人について再生事件等が係属しているときにおける当該株式会社についての再生手続開始の申立ては、当該他の法人の再生事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
#第1項及び第2項の規定にかかわらず、法人について再生事件等が係属している場合における当該法人の代表者についての再生手続開始の申立ては、当該法人の再生事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、法人の代表者について再生事件が係属している場合における当該法人についての再生手続開始の申立ては、当該法人の代表者の再生事件が係属している地方裁判所にもすることができる。
#第1項及び第2項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる者のうちいずれか一人について再生事件が係属しているときは、それぞれ当該各号に掲げる他の者についての再生手続開始の申立ては、当該再生事件が係属している地方裁判所にもすることができる。
##相互に連帯債務者の関係にある個人
##相互に主たる債務者と保証人の関係にある個人
##夫婦
#第1項及び第2項の規定にかかわらず、再生債権者の数が五百人以上であるときは、これらの規定による管轄裁判所の所在地を管轄する高等裁判所の所在地を管轄する地方裁判所にも、再生手続開始の申立てをすることができる。
#第1項及び第2項の規定にかかわらず、再生債権者の数が千人以上であるときは、東京地方裁判所又は大阪地方裁判所にも、再生手続開始の申立てをすることができる。
#前各項の規定により二以上の地方裁判所が管轄権を有するときは、再生事件は、先に再生手続開始の申立てがあった地方裁判所が管轄する。
===改正経緯===
改正前の条文
# 再生事件は、再生債務者が営業者であるときはその主たる営業所の所在地、外国に主たる営業所を有するときは日本における主たる営業所の所在地、営業者でないとき又は営業所を有しないときはその普通裁判籍の所在地を管轄する地方裁判所が管轄する。
# (改正第2項に同じ)
# 前2項の規定にかかわらず、法人が、株式会社の商法(明治三十二年法律第48号)の規定により計算される総株主の議決権の過半数又は有限会社の有限会社法(昭和十三年法律第74号)の規定により計算される総社員の議決権の過半数を有する場合において、当該法人について再生事件が係属しているときは、当該株式会社又は当該有限会社についての再生手続開始の申立ては、当該法人の再生事件が係属している地方裁判所にもすることができる。当該株式会社又は当該有限会社について再生事件が係属しているときにおける当該法人についての再生手続開始の申立てについても、同様とする。
# 第1項及び第2項の規定にかかわらず、法人について再生事件が係属している場合には、当該法人の代表者についての再生手続開始の申立ては、当該法人の再生事件が係属している地方裁判所にもすることができる。法人の代表者について再生事件が係属している場合における当該法人についての再生手続開始の申立てについても、同様とする。
# (改正第7項に同じ)
# (改正第10項に同じ)
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|005]]
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2020-11-12T02:42:06Z
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[
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|
15,809 |
民事再生法第6条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
(専属管轄)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]
==条文==
(専属管轄)
;第6条
#この法律に規定する裁判所の管轄は、専属とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事再生法|民事再生法]]
|[[コンメンタール民事再生法#1|第1章 総則]]
|[[民事再生法第5条]]<br>
|[[民事再生法第7条]]<br>(再生事件の移送)
}}
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[[category:民事再生法|006]]
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2020-11-13T10:11:41Z
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|
15,810 |
民事再生法第7条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
(再生事件の移送)
|
[
{
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},
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]
==条文==
(再生事件の移送)
;第7条
:裁判所は、著しい損害又は遅滞を避けるため必要があると認めるときは、職権で、再生事件を次に掲げる裁判所のいずれかに移送することができる。
:#再生債務者の主たる営業所又は事務所以外の営業所又は事務所の所在地を管轄する地方裁判所
:#再生債務者の住所又は居所の所在地を管轄する地方裁判所
:#[[民事再生法第5条|第5条]]第2項に規定する地方裁判所
:#第5条第3項から第5項までに規定する地方裁判所
:#第5条第3項から第5項までの規定により前号の地方裁判所に再生事件が係属しているときは、同条第1項又は第2項に規定する地方裁判所
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事再生法|民事再生法]]
|[[コンメンタール民事再生法#1|第1章 総則]]
|[[民事再生法第6条]]<br>(専属管轄)
|[[民事再生法第8条]]<br>(任意的口頭弁論等)
}}
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[[category:民事再生法|007]]
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2020-11-13T16:30:28Z
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|
15,811 |
民事再生法第8条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
(任意的口頭弁論等)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]
==条文==
(任意的口頭弁論等)
;第8条
#再生手続に関する裁判は、口頭弁論を経ないですることができる。
#裁判所は、職権で、再生事件に関して必要な調査をすることができる。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事再生法|民事再生法]]
|[[コンメンタール民事再生法#1|第1章 総則]]
|[[民事再生法第7条]]<br>(再生事件の移送)
|[[民事再生法第9条]]<br>(不服申立て)
}}
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[[category:民事再生法|008]]
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2020-11-13T10:17:38Z
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|
15,812 |
民事再生法第9条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
(不服申立て)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法",
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},
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"text": "(不服申立て)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]
==条文==
(不服申立て)
;第9条
:再生手続に関する裁判につき利害関係を有する者は、この法律に特別の定めがある場合に限り、当該裁判に対し[[即時抗告]]をすることができる。その期間は、裁判の公告があった場合には、その公告が効力を生じた日から起算して二週間とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事再生法|民事再生法]]
|[[コンメンタール民事再生法#1|第1章 総則]]
|[[民事再生法第8条]]<br>(任意的口頭弁論等)
|[[民事再生法第10条]]<br>(公告等)
}}
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[[category:民事再生法|009]]
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2020-11-13T10:19:24Z
|
[
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] |
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|
15,813 |
民事再生法第10条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第10条(前)(次)
(公告等)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第10条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第10条]]([[民事再生法第9条|前]])([[民事再生法第11条|次]])
==条文==
(公告等)
;第10条
#この法律の規定によってする公告は、官報に掲載してする。
#公告は、掲載があった日の翌日に、その効力を生ずる。
#この法律の規定によって送達をしなければならない場合には、次項に規定する場合を除き、公告をもって、これに代えることができる。
#この法律の規定によって公告及び送達をしなければならない場合には、送達は、書類を通常の取扱いによる郵便に付し、又は民間事業者による信書の送達に関する法律(平成十四年法律第99号)第2条第6項に規定する一般信書便事業者若しくは同条第9項に規定する特定信書便事業者の提供する同条第2項に規定する信書便の役務を利用して送付する方法によりすることができる。
#前項に規定する場合における公告は、一切の関係人に対する送達の効力を有する。
#前3項の規定は、この法律に特別の定めがある場合には、適用しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|010]]
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2020-11-12T00:19:45Z
|
[
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|
15,814 |
民事再生法第11条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第11条(前)(次)
(法人の再生手続に関する登記の嘱託等)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第11条(前)(次)",
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"text": "(法人の再生手続に関する登記の嘱託等)",
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第11条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第11条]]([[民事再生法第10条|前]])([[民事再生法第12条|次]])
==条文==
(法人の再生手続に関する登記の嘱託等)
;第11条
#法人である再生債務者について再生手続開始の決定があったときは、裁判所書記官は、職権で、遅滞なく、再生手続開始の登記を再生債務者の各営業所又は各事務所の所在地の登記所に嘱託しなければならない。
#前項の再生債務者について第54条第1項、第64条第1項又は第79条第1項の規定による処分がされた場合には、裁判所書記官は、職権で、遅滞なく、当該処分の登記を再生債務者の各営業所又は各事務所の所在地の登記所に嘱託しなければならない。
#前項に規定する第54条第1項の規定による処分の登記には監督委員の氏名又は名称及び住所並びに同条第2項の規定により指定された行為をも、前項に規定する第64条第1項又は第79条第1項の規定による処分の登記には管財人又は保全管理人の氏名又は名称及び住所をも登記しなければならない。
#第2項の規定は、同項に規定する処分の変更若しくは取消しがあった場合又は前項に規定する事項に変更が生じた場合について準用する。
#第1項の規定は、同項の再生債務者につき次に掲げる事由が生じた場合について準用する。
#:一 再生手続開始の決定の取消し、再生手続廃止又は再生計画認可若しくは不認可の決定の確定
#:二 再生計画取消しの決定の確定(再生手続終了前である場合に限る。)
#:三 再生手続終結の決定による再生手続の終結
#登記官は、第1項の規定により再生手続開始の登記をする場合において、再生債務者について整理開始又は特別清算開始の登記があるときは、職権で、その登記を抹消しなければならない。
#登記官は、第5項第1号の規定により再生手続開始の決定の取消しの登記をする場合において、前項の規定によって抹消した登記があるときは、職権で、その登記を回復しなければならない。
#第6項の規定は、第5項第1号の規定により再生計画の認可の登記をする場合における破産の登記について準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|011]]
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2020-11-12T00:20:21Z
|
[
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|
15,815 |
民事再生法第12条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第12条(前)(次)
(登記のある権利についての登記等の嘱託)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第12条(前)(次)",
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"text": "(登記のある権利についての登記等の嘱託)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第12条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第12条]]([[民事再生法第11条|前]])([[民事再生法第13条|次]])
==条文==
(登記のある権利についての登記等の嘱託)
;第12条
#次に掲げる場合には、裁判所書記官は、職権で、遅滞なく、当該保全処分の登記を嘱託しなければならない。
#:一 再生債務者財産(再生債務者が有する一切の財産をいう。以下同じ。)に属する権利で登記がされたものに関し第30条第1項の規定による保全処分があったとき。
#:二 登記のある権利に関し第142条第1項又は第2項の規定による保全処分があったとき。
#前項の規定は、同項に規定する保全処分の変更若しくは取消しがあった場合又は当該保全処分が効力を失った場合について準用する。
#裁判所書記官は、再生手続開始の決定があった場合において、再生債務者に属する権利で登記がされたものについて商法第387条第2項(同法第454条第2項において準用する場合を含む。)の規定による登記があることを知ったときは、職権で、遅滞なく、その登記の抹消を嘱託しなければならない。
#前項の規定による登記の抹消がされた場合において、再生手続開始の決定を取り消す決定が確定したときは、裁判所書記官は、職権で、遅滞なく、同項の規定により抹消された登記の回復を嘱託しなければならない。
#第3項の規定は、再生計画認可の決定が確定した場合において、裁判所書記官が再生債務者に属する権利で登記がされたものについて破産の登記があることを知ったときについて準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|012]]
| null |
2020-11-12T00:21:03Z
|
[
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|
15,816 |
民事再生法第13条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第13条(前)(次)
(否認の登記)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第13条(前)(次)",
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"text": "(否認の登記)",
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第13条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第13条]]([[民事再生法第12条|前]])([[民事再生法第14条|次]])
==条文==
(否認の登記)
;第13条
#登記の原因である行為が否認されたときは、監督委員又は管財人は、否認の登記をしなければならない。登記が否認されたときも、同様とする。
#裁判所書記官は、前項の規定による否認の登記がされている場合において、再生債務者について、再生手続開始の決定の取消し若しくは再生計画不認可の決定が確定したとき、又は再生計画認可の決定が確定する前に再生手続廃止の決定が確定したときは、職権で、遅滞なく、否認の登記の抹消を嘱託しなければならない。ただし、その抹消につき登記上利害関係を有する第三者があるときは、この限りでない。
#裁判所書記官は、第1項の規定による否認の登記がされている場合において、再生債務者について、再生手続終結の決定があったとき、再生手続の終了前に再生計画取消しの決定が確定したとき、又は再生計画認可の決定が確定した後に再生手続廃止の決定が確定したときは、職権で、遅滞なく、再生手続の終結、再生計画の取消し又は再生手続の廃止の登記を嘱託しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|013]]
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|
15,817 |
民事再生法第14条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第14条(前)(次)
(非課税)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第14条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第14条]]([[民事再生法第13条|前]])([[民事再生法第15条|次]])
==条文==
(非課税)
;第14条
#前3条の規定による登記については、登録免許税を課さない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|014]]
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|
15,818 |
民事再生法第15条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第15条(前)(次)
(登録への準用)
|
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第15条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第15条]]([[民事再生法第14条|前]])([[民事再生法第16条|次]])
==条文==
(登録への準用)
;第15条
#前3条の規定は、登録のある権利について準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|015]]
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|
15,819 |
戸籍法第10条の2
|
法学>民事法>コンメンタール戸籍法
【第三者による戸籍謄本等の交付請求】
戸籍法第10条の本人等以外がその者の戸籍謄抄本等を取得することができる場合を規定している。
本人以外の者であって、後述する国や地方公共団体、弁護士など認められた士業者に該当しないものが、その者の戸籍謄抄本等を請求することができる場合が規定されている。次の3つの場合である。
前項の規定にかかわらず、国や地方公共団体は、法令の定める事務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。 請求する場合は、事務の種類及び根拠となる法令の条項並びに戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにする必要がある。
この規定における、「国又は地方公共団体の機関」とは、国の各省庁、国会、検察庁、裁判所、地方公共団体の執行部門、議会などのことを指す。また、「独立行政法人」は独立行政法人法によって設立された法人であり、公共性が高いといえるが、国又は地方公共団体とは別人格を形成するから「国又は地方公共団体の機関」とはならない。 ただし、「日本年金機構」などのように厚生労働大臣の代わりに事務処理を行っている団体であれば、「国又は地方公共団体の機関」とはいえなくとも請求することができる。
弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士、弁理士、海事代理士又は行政書士は、依頼された事件又は事務の遂行に必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。
第三者、国または地方公共団体の機関、弁護士等は、郵便などによって戸籍謄抄本等を請求できる。
|
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"text": "前項の規定にかかわらず、国や地方公共団体は、法令の定める事務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。 請求する場合は、事務の種類及び根拠となる法令の条項並びに戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにする必要がある。",
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"text": "この規定における、「国又は地方公共団体の機関」とは、国の各省庁、国会、検察庁、裁判所、地方公共団体の執行部門、議会などのことを指す。また、「独立行政法人」は独立行政法人法によって設立された法人であり、公共性が高いといえるが、国又は地方公共団体とは別人格を形成するから「国又は地方公共団体の機関」とはならない。 ただし、「日本年金機構」などのように厚生労働大臣の代わりに事務処理を行っている団体であれば、「国又は地方公共団体の機関」とはいえなくとも請求することができる。",
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"text": "弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士、弁理士、海事代理士又は行政書士は、依頼された事件又は事務の遂行に必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。",
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法学>民事法>コンメンタール戸籍法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール戸籍法]]
==条文==
【第三者による戸籍謄本等の交付請求】
;第10条の2
# 前条第1項に規定する者以外の者は、次の各号に掲げる場合に限り、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求をする者は、それぞれ当該各号に定める事項を明らかにしてこれをしなければならない。
#:一 自己の権利を行使し、又は自己の義務を履行するために戸籍の記載事項を確認する必要がある場合 権利又は義務の発生原因及び内容並びに当該権利を行使し、又は当該義務を履行するために戸籍の記載事項の確認を必要とする理由
#:二 国又は地方公共団体の機関に提出する必要がある場合 戸籍謄本等を提出すべき国又は地方公共団体の機関及び当該機関への提出を必要とする理由
#:三 前二号に掲げる場合のほか、戸籍の記載事項を利用する正当な理由がある場合 戸籍の記載事項の利用の目的及び方法並びにその利用を必要とする事由
# 前項の規定にかかわらず、国又は地方公共団体の機関は、法令の定める事務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求の任に当たる権限を有する職員は、その官職、当該事務の種類及び根拠となる法令の条項並びに戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにしてこれをしなければならない。
# 第1項の規定にかかわらず、弁護士(弁護士法人を含む。次項において同じ。)、司法書士(司法書士法 人を含む。次項において同じ。)、土地家屋調査士(土地家屋調査士法 人を含む。次項において同じ。)、税理士(税理士法人を含む。次項において同じ。)、社会保険労務士(社会保険労務士法 人を含む。次項において同じ。)、弁理士(特許業務法人を含む。次項において同じ。)、海事代理士又は行政書士(行政書士法 人を含む。)は、受任している事件又は事務に関する業務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求をする者は、その有する資格、当該業務の種類、当該事件又は事務の依頼者の氏名又は名称及び当該依頼者についての第一項各号に定める事項を明らかにしてこれをしなければならない。
# 第1項及び前項の規定にかかわらず、弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士又は弁理士は、受任している事件について次に掲げる業務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求をする者は、その有する資格、当該事件の種類、その業務として代理し又は代理しようとする手続及び戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにしてこれをしなければならない。
#:一 弁護士にあつては、裁判手続又は裁判外における民事上若しくは行政上の紛争処理の手続についての代理業務(弁護士法人については弁護士法 (昭和24年法律第205号)第30条の6第1項 各号に規定する代理業務を除く。)
#:二 司法書士にあつては、司法書士法 (昭和25年法律第197号)第3条第1項第三号 及び第六号 から第八号 までに規定する代理業務(同項第七号 及び第八号 に規定する相談業務並びに司法書士法 人については同項第六号 に規定する代理業務を除く。)
#:三 土地家屋調査士にあつては、土地家屋調査士法 (昭和25年法律第228号)第3条第1項第二号 に規定する審査請求の手続についての代理業務並びに同項第四号 及び第七号 に規定する代理業務
#:四 税理士にあつては、税理士法 (昭和26年法律第237号)第2条第1項第一号 に規定する不服申立て及びこれに関する主張又は陳述についての代理業務
#:五 社会保険労務士にあつては、社会保険労務士法 (昭和43年法律第89号)第2条第2項第一号の三 に規定する審査請求、異議申立て及び再審査請求並びにこれらに係る行政機関等の調査又は処分に関し当該行政機関等に対してする主張又は陳述についての代理業務並びに同項第一号の四 から第一号の六 までに規定する代理業務(同条第三項第一号 に規定する相談業務を除く。)
#:六 弁理士にあつては、弁理士法 (平成12年法律第49号)第4条第1項 に規定する特許庁における手続(不服申立てに限る。)、異議申立て及び裁定に関する経済産業大臣に対する手続(裁定の取消しに限る。)についての代理業務、同条第二項第一号 に規定する税関長又は財務大臣に対する手続(不服申立てに限る。)についての代理業務、同項第二号 に規定する代理業務、同法第六条 に規定する訴訟の手続についての代理業務並びに同法第六条の二第一項 に規定する特定侵害訴訟の手続についての代理業務(特許業務法人については同法第六条 に規定する訴訟の手続についての代理業務及び同法第六条の二第一項 に規定する特定侵害訴訟の手続についての代理業務を除く。)
# 第1項及び第3項の規定にかかわらず、弁護士は、刑事に関する事件における弁護人としての業務、少年の保護事件若しくは心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律 (平成15年法律第110号)第3条 に規定する処遇事件における付添人としての業務、逃亡犯罪人引渡審査請求事件における補佐人としての業務、人身保護法 (昭和23年法律第199号)第14条第2項 の規定により裁判所が選任した代理人としての業務、人事訴訟法 (平成15年法律第109号)第13条第2項 及び第3項 の規定により裁判長が選任した訴訟代理人としての業務又は民事訴訟法 (平成8年法律第109号)第35条第1項 に規定する特別代理人としての業務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。この場合において、当該請求をする者は、弁護士の資格、これらの業務の別及び戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにしてこれをしなければならない。
# 前条第3項の規定は、前各項の請求をしようとする者について準用する。
==解説==
戸籍法第10条の本人等以外がその者の戸籍謄抄本等を取得することができる場合を規定している。
===第三者が請求する場合(第10条の2第1項)===
本人以外の者であって、後述する国や地方公共団体、弁護士など認められた士業者に該当しないものが、その者の戸籍謄抄本等を請求することができる場合が規定されている。次の3つの場合である。
# 自己の権利を行使し、又は自己の義務を履行するために戸籍の記載事項を確認する必要がある場合
# 国又は地方公共団体の機関に提出する必要がある場合
# 前二号に掲げる場合のほか、戸籍の記載事項を利用する正当な理由がある場合
:例えば兄弟が死亡し、その財産を相続する際に被相続人の戸籍を取得する必要がある場合など、直系尊属または直系卑属にあたらない者がその権利行使に戸籍が必要な場合に適用できる。
:また、債務者が死亡してしまった場合に、その貸付金を回収するために債務者の相続人を調査する必要がある場合なども、その事実を説明することで戸籍謄抄本等を取得することができる。
===国または地方公共団体の機関が請求する場合(第10条の2第2項)===
前項の規定にかかわらず、国や地方公共団体は、法令の定める事務を遂行するために必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。
請求する場合は、事務の種類及び根拠となる法令の条項並びに戸籍の記載事項の利用の目的を明らかにする必要がある。
:生活保護を申請した者に扶養義務者がいないかを調査する場合や地籍調査の立会人を探す場合などがあげられる。
====「国又は地方公共団体の機関」の範囲====
この規定における、「国又は地方公共団体の機関」とは、国の各省庁、国会、検察庁、裁判所、地方公共団体の執行部門、議会などのことを指す。また、「独立行政法人」は独立行政法人法によって設立された法人であり、公共性が高いといえるが、国又は地方公共団体とは別人格を形成するから「国又は地方公共団体の機関」とはならない。<br />
ただし、「日本年金機構」などのように厚生労働大臣の代わりに事務処理を行っている団体であれば、「国又は地方公共団体の機関」とはいえなくとも請求することができる。
===弁護士等が請求する場合(第10条の2第3項、4項、5項)===
弁護士、司法書士、土地家屋調査士、税理士、社会保険労務士、弁理士、海事代理士又は行政書士は、依頼された事件又は事務の遂行に必要がある場合には、戸籍謄本等の交付の請求をすることができる。
===郵送請求(第10条の2第6項)===
第三者、国または地方公共団体の機関、弁護士等は、郵便などによって戸籍謄抄本等を請求できる。
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール戸籍法|戸籍法]]
|[[コンメンタール戸籍法#4|第4章 届出]]<br>
[[コンメンタール戸籍法#4-1|第1節 通則]]
|[[戸籍法第10条]]<br>【謄本・抄本の請求】
|[[戸籍法第10条の3]]<br>【交付請求の際の本人確認】
}}
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[[category:戸籍法|10の2]]
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2015-10-08T21:25:38Z
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|
15,822 |
民事再生法第231条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第231条(前)(次)
(再生計画の認可又は不認可の決定)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第231条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第231条]]([[民事再生法第230条|前]])([[民事再生法第232条|次]])
==条文==
(再生計画の認可又は不認可の決定)
;第7条
#小規模個人再生において再生計画案が可決された場合には、裁判所は、第174条第2項(当該再生計画案が住宅資金特別条項を定めたものであるときは、第202条第2項)又は次項の場合を除き、再生計画認可の決定をする。
#小規模個人再生においては、裁判所は、次の各号のいずれかに該当する場合にも、再生計画不認可の決定をする。
#:一 再生債務者が将来において継続的に又は反復して収入を得る見込みがないとき。
#:二 無異議債権の額及び評価済債権の額の総額(住宅資金貸付債権の額、別除権の行使によって弁済を受けることができると見込まれる再生債権の額及び第84条第2項に掲げる請求権の額を除く。)が五千万円を超えているとき。
#:三 前号に規定する無異議債権の額及び評価済債権の額の総額が三千万円を超え五千万円以下の場合においては、当該無異議債権及び評価済債権(別除権の行使によって弁済を受けることができると見込まれる再生債権及び第84条第2項各号に掲げる請求権を除く。以下「基準債権」という。)に対する再生計画に基づく弁済の総額(以下「計画弁済総額」という。)が当該無異議債権の額及び評価済債権の額の総額の十分の一を下回っているとき。
#:四 第二号に規定する無異議債権の額及び評価済債権の額の総額が三千万円以下の場合においては、計画弁済総額が基準債権の総額の五分の一又は百万円のいずれか多い額(基準債権の総額が百万円を下回っているときは基準債権の総額、基準債権の総額の五分の一が三百万円を超えるときは三百万円)を下回っているとき。
#:五 再生債務者が債権者一覧表に住宅資金特別条項を定めた再生計画案を提出する意思がある旨の記載をした場合において、再生計画に住宅資金特別条項の定めがないとき。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|231]]
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2011-02-23T01:34:33Z
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|
15,823 |
民事再生法第232条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第232条(前)(次)
(再生計画の効力等)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第232条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第232条]]([[民事再生法第231条|前]])([[民事再生法第233条|次]])
==条文==
(再生計画の効力等)
;第232条
#小規模個人再生において再生計画認可の決定が確定したときは、第87条第1項第一号から第三号までに掲げる債権は、それぞれ当該各号に定める金額の再生債権に変更される。
#小規模個人再生において再生計画認可の決定が確定したときは、すべての再生債権者の権利(第87条第1項第一号から第三号までに掲げる債権については前項の規定により変更された後の権利とし、第229条第3項各号に掲げる請求権及び再生手続開始前の罰金等を除く。)は、第156条の一般的基準に従い、変更される。
#前項に規定する場合における同項の規定により変更された再生債権であって無異議債権及び評価済債権以外のものについては、再生計画で定められた弁済期間が満了する時(その期間の満了前に、再生計画に基づく弁済が完了した場合又は再生計画が取り消された場合にあっては弁済が完了した時又は再生計画が取り消された時。次項及び第五項において同じ。)までの間は、弁済をし、弁済を受け、その他これを消滅させる行為(免除を除く。)をすることができない。ただし、当該変更に係る再生債権が、再生債権者がその責めに帰することができない事由により債権届出期間内に届出をすることができず、かつ、その事由が第230条第3項に規定する決定前に消滅しなかったもの又は再生債権の評価の対象となったものであるときは、この限りでない。
#第2項に規定する場合における第229条第3項各号に掲げる請求権であって無異議債権及び評価済債権であるものについては、第156条の一般的基準に従って弁済をし、かつ、再生計画で定められた弁済期間が満了する時に、当該請求権の債権額から当該弁済期間内に弁済をした額を控除した残額につき弁済をしなければならない。
#第2項に規定する場合における第229条第3項各号に掲げる請求権であって無異議債権及び評価済債権以外のものについては、再生計画で定められた弁済期間が満了する時に、当該請求権の債権額の全額につき弁済をしなければならない。ただし、第三項ただし書に規定する場合には、前項の規定を準用する。
#第2項に規定する場合における第182条、第189条第3項及び第206条第1項の規定の適用については、第182条中「認可された再生計画の定めによって認められた権利又は前条第一項の規定により変更された後の権利」とあるのは「第232条第2項の規定により変更された後の権利及び第229条第3項各号に掲げる請求権」と、第189条第3項中「再生計画の定めによって認められた権利の全部(履行された部分を除く。)」とあるのは「第232条第2項の規定により変更された後の権利の全部及び第229条第3項各号に掲げる請求権(第232条第4項(同条第5項ただし書において準用する場合を含む。)の規定により第156条の一般的基準に従って弁済される部分に限る。)であって、履行されていない部分」と、第206条第1項中「再生計画の定めによって認められた権利(住宅資金特別条項によって変更された後のものを除く。)の全部(履行された部分を除く。)」とあるのは「第232条第2項の規定により変更された後の権利(住宅資金特別条項によって変更された後のものを除く。)の全部及び第229条第3項各号に掲げる請求権(第232条第4項(同条第5項ただし書において準用する場合を含む。)の規定により第156条の一般的基準に従って弁済される部分に限る。)であって、履行されていない部分」とする。
#住宅資金特別条項を定めた再生計画の認可の決定が確定した場合における第3項から第5項までの規定の適用については、これらの規定中「再生計画で定められた弁済期間」とあるのは「再生計画(住宅資金特別条項を除く。)で定められた弁済期間」と、第3項本文中「再生計画に基づく弁済」とあるのは「再生計画(住宅資金特別条項を除く。)に基づく弁済」と、同項ただし書中「又は再生債権の評価の対象となったもの」とあるのは「若しくは再生債権の評価の対象となったものであるとき、又は当該変更後の権利が住宅資金特別条項によって変更された後の住宅資金貸付債権」とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|232]]
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2011-02-23T01:47:12Z
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[
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|
15,825 |
民事再生法第199条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第199条(前)(次)
(住宅資金特別条項の内容)
|
[
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{
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"text": "(住宅資金特別条項の内容)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第199条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第199条]]([[民事再生法第118条|前]])([[民事再生法第120条|次]])
==条文==
(住宅資金特別条項の内容)
;第119条
#住宅資金特別条項においては、次項又は第三項に規定する場合を除き、次の各号に掲げる債権について、それぞれ当該各号に定める内容を定める。
#:一 再生計画認可の決定の確定時までに弁済期が到来する住宅資金貸付債権の元本(再生債務者が期限の利益を喪失しなかったとすれば弁済期が到来しないものを除く。)及びこれに対する再生計画認可の決定の確定後の住宅約定利息(住宅資金貸付契約において定められた約定利率による利息をいう。以下この条において同じ。)並びに再生計画認可の決定の確定時までに生ずる住宅資金貸付債権の利息及び不履行による損害賠償 その全額を、再生計画(住宅資金特別条項を除く。)で定める弁済期間(当該期間が五年を超える場合にあっては、再生計画認可の決定の確定から五年。第三項において「一般弁済期間」という。)内に支払うこと。
#:二 再生計画認可の決定の確定時までに弁済期が到来しない住宅資金貸付債権の元本(再生債務者が期限の利益を喪失しなかったとすれば弁済期が到来しないものを含む。)及びこれに対する再生計画認可の決定の確定後の住宅約定利息 住宅資金貸付契約における債務の不履行がない場合についての弁済の時期及び額に関する約定に従って支払うこと。
#前項の規定による住宅資金特別条項を定めた再生計画の認可の見込みがない場合には、住宅資金特別条項において、住宅資金貸付債権に係る債務の弁済期を住宅資金貸付契約において定められた最終の弁済期(以下この項及び第四項において「約定最終弁済期」という。)から後の日に定めることができる。この場合における権利の変更の内容は、次に掲げる要件のすべてを具備するものでなければならない。
#:一 次に掲げる債権について、その全額を支払うものであること。
#::イ 住宅資金貸付債権の元本及びこれに対する再生計画認可の決定の確定後の住宅約定利息
#::ロ 再生計画認可の決定の確定時までに生ずる住宅資金貸付債権の利息及び不履行による損害賠償
#:二 住宅資金特別条項による変更後の最終の弁済期が約定最終弁済期から十年を超えず、かつ、住宅資金特別条項による変更後の最終の弁済期における再生債務者の年齢が七十歳を超えないものであること。
#:三 第一号イに掲げる債権については、一定の基準により住宅資金貸付契約における弁済期と弁済期との間隔及び各弁済期における弁済額が定められている場合には、当該基準におおむね沿うものであること。
#前項の規定による住宅資金特別条項を定めた再生計画の認可の見込みがない場合には、一般弁済期間の範囲内で定める期間(以下この項において「元本猶予期間」という。)中は、住宅資金貸付債権の元本の一部及び住宅資金貸付債権の元本に対する元本猶予期間中の住宅約定利息のみを支払うものとすることができる。この場合における権利の変更の内容は、次に掲げる要件のすべてを具備するものでなければならない。
#:一 前項第一号及び第二号に掲げる要件があること。
#:二 前項第一号イに掲げる債権についての元本猶予期間を経過した後の弁済期及び弁済額の定めについては、一定の基準により住宅資金貸付契約における弁済期と弁済期との間隔及び各弁済期における弁済額が定められている場合には、当該基準におおむね沿うものであること。
#住宅資金特別条項によって権利の変更を受ける者の同意がある場合には、前三項の規定にかかわらず、約定最終弁済期から十年を超えて住宅資金貸付債権に係る債務の期限を猶予することその他前三項に規定する変更以外の変更をすることを内容とする住宅資金特別条項を定めることができる。
#住宅資金特別条項によって権利の変更を受ける者と他の再生債権者との間については第百五十五条第一項の規定を、住宅資金特別条項については同条第三項の規定を、住宅資金特別条項によって権利の変更を受ける者については第百六十条及び第百六十五条第二項の規定を適用しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|199]]
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2011-02-23T06:30:10Z
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|
15,826 |
民事再生法第118条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第118条(前)(次)
(債権者委員会の意見聴取)
|
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第118条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第118条]]([[民事再生法第117条|前]])([[民事再生法第119条|次]])
==条文==
(債権者委員会の意見聴取)
;第118条
#裁判所書記官は、前条第一項の規定による承認があったときは、遅滞なく、再生債務者等に対して、その旨を通知しなければならない。
#再生債務者等は、前項の規定による通知を受けたときは、遅滞なく、再生債務者の業務及び財産の管理に関する事項について、債権者委員会の意見を聴かなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|118]]
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2011-02-23T06:38:18Z
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|
15,827 |
民事再生法第198条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第198条(前)(次)
(住宅資金特別条項を定めることができる場合等)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第198条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第198条]]([[民事再生法第197条|前]])([[民事再生法第199条|次]])
==条文==
(住宅資金特別条項を定めることができる場合等)
;第198条
#[[民事再生法第196条|住宅資金貸付債権]]([[民法第500条]]の規定により住宅資金貸付債権を有する者に代位した再生債権者が当該代位により有するものを除く。)については、再生計画において、住宅資金特別条項を定めることができる。ただし、住宅の上に[[民事再生法第53条|第53条]]第1項に規定する担保権([[民事再生法第196条|第196条]]第三号に規定する[[w:抵当権|抵当権]]を除く。)が存するとき、又は住宅以外の[[w:不動産|不動産]]にも同号に規定する抵当権が設定されている場合において当該不動産の上に第53条第1項に規定する担保権で当該抵当権に後れるものが存するときは、この限りでない。
#[[民事再生法第196条|保証会社]]が住宅資金貸付債権に係る保証債務を履行した場合において、当該保証債務の全部を履行した日から六月を経過する日までの間に[[民事再生法第21条|再生手続開始の申立て]]がされたときは、[[民事再生法第204条|第204条]]第1項本文の規定により住宅資金貸付債権を有することとなる者の権利について、住宅資金特別条項を定めることができる。この場合においては、前項ただし書の規定を準用する。
#第1項に規定する住宅資金貸付債権を有する再生債権者又は第204条第1項本文の規定により住宅資金貸付債権を有することとなる者が数人あるときは、その全員を対象として住宅資金特別条項を定めなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[Category:民事再生法|198]]
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2014-03-04T04:56:41Z
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|
15,828 |
民事再生法第221条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第221条(前)(次)
(手続開始の要件等)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第221条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第221条]]([[民事再生法第220条|前]])([[民事再生法第222条|次]])
==条文==
(手続開始の要件等)
;第221条
#個人である債務者のうち、将来において継続的に又は反復して収入を得る見込みがあり、かつ、再生債権の総額(住宅資金貸付債権の額、別除権の行使によって弁済を受けることができると見込まれる再生債権の額及び再生手続開始前の罰金等の額を除く。)が五千万円を超えないものは、この節に規定する特則の適用を受ける再生手続(以下「小規模個人再生」という。)を行うことを求めることができる。
#小規模個人再生を行うことを求める旨の申述は、再生手続開始の申立ての際(債権者が再生手続開始の申立てをした場合にあっては、再生手続開始の決定があるまで)にしなければならない。
#前項の申述をするには、次に掲げる事項を記載した書面(以下「債権者一覧表」という。)を提出しなければならない。
#:一 再生債権者の氏名又は名称並びに各再生債権の額及び原因
#:二 別除権者については、その別除権の目的である財産及び別除権の行使によって弁済を受けることができないと見込まれる再生債権の額(以下「担保不足見込額」という。)
#:三 住宅資金貸付債権については、その旨
#:四 住宅資金特別条項を定めた再生計画案を提出する意思があるときは、その旨
#:五 その他最高裁判所規則で定める事項
#再生債務者は、債権者一覧表に各再生債権についての再生債権の額及び担保不足見込額を記載するに当たっては、当該額の全部又は一部につき異議を述べることがある旨をも記載することができる。
#第一項に規定する再生債権の総額の算定及び債権者一覧表への再生債権の額の記載に関しては、第八十七条第一項第一号から第三号までに掲げる再生債権は、当該各号に掲げる債権の区分に従い、それぞれ当該各号に定める金額の債権として取り扱うものとする。
#再生債務者は、第二項の申述をするときは、当該申述が第一項又は第三項に規定する要件に該当しないことが明らかになった場合においても再生手続の開始を求める意思があるか否かを明らかにしなければならない。ただし、債権者が再生手続開始の申立てをした場合については、この限りでない。
#裁判所は、第二項の申述が前項本文に規定する要件に該当しないことが明らかであると認めるときは、再生手続開始の決定前に限り、再生事件を通常の再生手続により行う旨の決定をする。ただし、再生債務者が前項本文の規定により再生手続の開始を求める意思がない旨を明らかにしていたときは、裁判所は、再生手続開始の申立てを棄却しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|221]]
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2011-02-23T06:46:06Z
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|
15,829 |
民事再生法第222条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第222条(前)(次)
(再生手続開始に伴う措置)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第222条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第222条]]([[民事再生法第221条|前]])([[民事再生法第223条|次]])
==条文==
(再生手続開始に伴う措置)
;第222条
#小規模個人再生においては、裁判所は、再生手続開始の決定と同時に、債権届出期間のほか、届出があった再生債権に対して異議を述べることができる期間をも定めなければならない。この場合においては、一般調査期間を定めることを要しない。
#裁判所は、再生手続開始の決定をしたときは、直ちに、再生手続開始の決定の主文、債権届出期間及び前項に規定する届出があった再生債権に対して異議を述べることができる期間(以下「一般異議申述期間」という。)を公告しなければならない。
#再生債務者及び知れている再生債権者には、前項に規定する事項を通知しなければならない。
#知れている再生債権者には、前条第3項各号及び第四項の規定により債権者一覧表に記載された事項を通知しなければならない。
#第2項及び第3項の規定は、債権届出期間に変更を生じた場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|222]]
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2011-02-23T06:59:51Z
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|
15,830 |
民事再生法第223条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第223条(前)(次)
(個人再生委員)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第223条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第223条]]([[民事再生法第222条|前]])([[民事再生法第224条|次]])
==条文==
(個人再生委員)
;第223条
#裁判所は、第二百二十一条第二項の申述があった場合において、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより又は職権で、一人又は数人の個人再生委員を選任することができる。ただし、第二百二十七条第一項本文に規定する再生債権の評価の申立てがあったときは、当該申立てを不適法として却下する場合を除き、個人再生委員の選任をしなければならない。
#裁判所は、前項の規定による決定をする場合には、個人再生委員の職務として、次に掲げる事項の一又は二以上を指定するものとする。
#:一 再生債務者の財産及び収入の状況を調査すること。
#:二 第二百二十七条第一項本文に規定する再生債権の評価に関し裁判所を補助すること。
#:三 再生債務者が適正な再生計画案を作成するために必要な勧告をすること。
#裁判所は、第一項の規定による決定において、前項第一号に掲げる事項を個人再生委員の職務として指定する場合には、裁判所に対して調査の結果の報告をすべき期間をも定めなければならない。
#裁判所は、第一項の規定による決定を変更し、又は取り消すことができる。
#第一項及び前項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
#第五項に規定する裁判及び同項の即時抗告についての裁判があった場合には、その裁判書を当事者に送達しなければならない。
#第二項第一号に掲げる事項を職務として指定された個人再生委員は、再生債務者又はその法定代理人に対し、再生債務者の財産及び収入の状況につき報告を求め、再生債務者の帳簿、書類その他の物件を検査することができる。
#個人再生委員は、費用の前払及び裁判所が定める報酬を受けることができる。
#第五十四条第三項、第五十七条、第五十八条、第六十条及び第六十一条第二項から第四項までの規定は、個人再生委員について準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|223]]
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2011-02-23T07:02:28Z
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|
15,831 |
破産法第3条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第3条(前)(次)
(外国人の地位)
|
[
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"text": "法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第3条(前)(次)",
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第3条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第3条]]([[破産法第2条|前]])([[破産法第4条|次]])
==条文==
(外国人の地位)
;第3条
#外国人又は外国法人は、破産手続、第十二章第一節の規定による免責手続(以下「免責手続」という。)及び同章第二節の規定による復権の手続(以下この章において「破産手続等」と総称する。)に関し、日本人又は日本法人と同一の地位を有する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|3]]
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2011-02-23T07:11:50Z
|
[
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|
15,832 |
破産法第4条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第4条(前)(次)
(破産事件の管轄)
|
[
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"title": "判例"
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第4条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第4条]]([[破産法第3条|前]])([[破産法第5条|次]])
==条文==
(破産事件の管轄)
;第4条
#この法律の規定による破産手続開始の申立ては、債務者が個人である場合には日本国内に営業所、住所、居所又は財産を有するときに限り、法人その他の社団又は財団である場合には日本国内に営業所、事務所又は財産を有するときに限り、することができる。
#民事訴訟法 (平成八年法律第百九号)の規定により裁判上の請求をすることができる債権は、日本国内にあるものとみなす。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|4]]
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2011-02-23T07:42:51Z
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[
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|
15,833 |
破産法第5条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第5条(前)(次)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第5条(前)(次)",
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"title": "判例"
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第5条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第5条]]([[破産法第4条|前]])([[破産法第6条|次]])
==条文==
;第5条
#破産事件は、債務者が、営業者であるときはその主たる営業所の所在地、営業者で外国に主たる営業所を有するものであるときは日本におけるその主たる営業所の所在地、営業者でないとき又は営業者であっても営業所を有しないときはその普通裁判籍の所在地を管轄する地方裁判所が管轄する。
#前項の規定による管轄裁判所がないときは、破産事件は、債務者の財産の所在地(債権については、裁判上の請求をすることができる地)を管轄する地方裁判所が管轄する。
#前二項の規定にかかわらず、法人が株式会社の総株主の議決権(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株式についての議決権を除き、会社法 (平成十七年法律第八十六号)第八百七十九条第三項 の規定により議決権を有するものとみなされる株式についての議決権を含む。次項、第八十三条第二項第二号及び第三項並びに第百六十一条第二項第二号イ及びロにおいて同じ。)の過半数を有する場合には、当該法人(以下この条及び第百六十一条第二項第二号ロにおいて「親法人」という。)について破産事件、再生事件又は更生事件(以下この条において「破産事件等」という。)が係属しているときにおける当該株式会社(以下この条及び第百六十一条第二項第二号ロにおいて「子株式会社」という。)についての破産手続開始の申立ては、親法人の破産事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、子株式会社について破産事件等が係属しているときにおける親法人についての破産手続開始の申立ては、子株式会社の破産事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
#子株式会社又は親法人及び子株式会社が他の株式会社の総株主の議決権の過半数を有する場合には、当該他の株式会社を当該親法人の子株式会社とみなして、前項の規定を適用する。
#第一項及び第二項の規定にかかわらず、株式会社が最終事業年度について[[会社法第444条|会社法第444条]]の規定により当該株式会社及び他の法人に係る連結計算書類(同条第一項 に規定する連結計算書類をいう。)を作成し、かつ、当該株式会社の定時株主総会においてその内容が報告された場合には、当該株式会社について破産事件等が係属しているときにおける当該他の法人についての破産手続開始の申立ては、当該株式会社の破産事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、当該他の法人について破産事件等が係属しているときにおける当該株式会社についての破産手続開始の申立ては、当該他の法人の破産事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
#第一項及び第二項の規定にかかわらず、法人について破産事件等が係属している場合における当該法人の代表者についての破産手続開始の申立ては、当該法人の破産事件等が係属している地方裁判所にもすることができ、法人の代表者について破産事件又は再生事件が係属している場合における当該法人についての破産手続開始の申立ては、当該法人の代表者の破産事件又は再生事件が係属している地方裁判所にもすることができる。
#第一項及び第二項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる者のうちいずれか一人について破産事件が係属しているときは、それぞれ当該各号に掲げる他の者についての破産手続開始の申立ては、当該破産事件が係属している地方裁判所にもすることができる。
#:一 相互に連帯債務者の関係にある個人
#:二 相互に主たる債務者と保証人の関係にある個人
#:三 夫婦
#第一項及び第二項の規定にかかわらず、破産手続開始の決定がされたとすれば破産債権となるべき債権を有する債権者の数が五百人以上であるときは、これらの規定による管轄裁判所の所在地を管轄する高等裁判所の所在地を管轄する地方裁判所にも、破産手続開始の申立てをすることができる。
#第一項及び第二項の規定にかかわらず、前項に規定する債権者の数が千人以上であるときは、東京地方裁判所又は大阪地方裁判所にも、破産手続開始の申立てをすることができる。
#前各項の規定により二以上の地方裁判所が管轄権を有するときは、破産事件は、先に破産手続開始の申立てがあった地方裁判所が管轄する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|5]]
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2011-02-28T08:00:36Z
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|
15,834 |
破産法第6条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第6条(前)(次)
(専属管轄)
|
[
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"title": "判例"
}
] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第6条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第6条]]([[破産法第5条|前]])([[破産法第7条|次]])
==条文==
(専属管轄)
;第6条
#この法律に規定する裁判所の管轄は、専属とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|6]]
| null |
2020-04-26T11:02:52Z
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|
15,835 |
破産法第7条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第7条(前)(次)
(破産事件の移送)
|
[
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"title": "判例"
}
] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第7条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第7条]]([[破産法第6条|前]])([[破産法第8条|次]])
== 条文 ==
(破産事件の移送)
;第7条
#裁判所は、著しい損害又は遅滞を避けるため必要があると認めるときは、職権で、破産事件(破産事件の債務者又は破産者による免責許可の申立てがある場合にあっては、破産事件及び当該免責許可の申立てに係る事件)を次に掲げる地方裁判所のいずれかに移送することができる。
#:一 債務者の主たる営業所又は事務所以外の営業所又は事務所の所在地を管轄する地方裁判所
#:二 債務者の住所又は居所の所在地を管轄する地方裁判所
#:三 [[破産法第5条|第5条第2項]]に規定する地方裁判所
#:四 次のイからハまでのいずれかに掲げる地方裁判所
#::イ 第5条第3項から第7項までに規定する地方裁判所
#::ロ 破産手続開始の決定がされたとすれば破産債権となるべき債権を有する債権者(破産手続開始の決定後にあっては、破産債権者。ハにおいて同じ。)の数が五百人以上であるときは、[[破産法第5条|第5条第8項]]に規定する地方裁判所
#::ハ ロに規定する債権者の数が千人以上であるときは、[[破産法第5条|第5条第9項]]に規定する地方裁判所
#:五 [[破産法第5条|第5条第3項]]から第9項までの規定によりこれらの規定に規定する地方裁判所に破産事件が係属しているときは、同条第1項又は第2項に規定する地方裁判所
== 解説 ==
== 参照条文 ==
== 判例 ==
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[[Category:破産法|7]]
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2016-10-09T07:44:23Z
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|
15,836 |
破産法第28条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第28条(前)(次)
(債務者の財産に関する保全処分)
|
[
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第28条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第28条]]([[破産法第27条|前]])([[破産法第29条|次]])
==条文==
(債務者の財産に関する保全処分)
;第28条
#裁判所は、破産手続開始の申立てがあった場合には、利害関係人の申立てにより又は職権で、破産手続開始の申立てにつき決定があるまでの間、債務者の財産に関し、その財産の処分禁止の仮処分その他の必要な保全処分を命ずることができる。
#裁判所は、前項の規定による保全処分を変更し、又は取り消すことができる。
#第一項の規定による保全処分及び前項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
#第三項に規定する裁判及び同項の即時抗告についての裁判があった場合には、その裁判書を当事者に送達しなければならない。この場合においては、第十条第三項本文の規定は、適用しない。
#裁判所が第一項の規定により債務者が債権者に対して弁済その他の債務を消滅させる行為をすることを禁止する旨の保全処分を命じた場合には、債権者は、破産手続の関係においては、当該保全処分に反してされた弁済その他の債務を消滅させる行為の効力を主張することができない。ただし、債権者が、その行為の当時、当該保全処分がされたことを知っていたときに限る。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|28]]
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2011-02-23T08:00:36Z
|
[
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|
15,837 |
破産法第37条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第37条(前)(次)
(破産者の居住に係る制限)
|
[
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第37条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第37条]]([[破産法第36条|前]])([[破産法第38条|次]])
==条文==
(破産者の居住に係る制限)
;第37条
#破産者は、その申立てにより裁判所の許可を得なければ、その居住地を離れることができない。
#前項の申立てを却下する決定に対しては、破産者は、即時抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|37]]
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2011-02-23T08:05:53Z
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[
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|
15,839 |
民事再生法第16条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第16条(前)(次)
(事件に関する文書の閲覧等)
|
[
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"title": "判例"
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第16条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第16条]]([[民事再生法第15条|前]])([[民事再生法第17条|次]])
==条文==
(事件に関する文書の閲覧等)
;第16条
#利害関係人は、裁判所書記官に対し、この法律(この法律において準用する他の法律を含む。)の規定に基づき、裁判所に提出され、又は裁判所が作成した文書その他の物件(以下この条及び次条第一項において「文書等」という。)の閲覧を請求することができる。
#利害関係人は、裁判所書記官に対し、文書等の謄写、その正本、謄本若しくは抄本の交付又は事件に関する事項の証明書の交付を請求することができる。
#前項の規定は、文書等のうち録音テープ又はビデオテープ(これらに準ずる方法により一定の事項を記録した物を含む。)に関しては、適用しない。この場合において、これらの物について利害関係人の請求があるときは、裁判所書記官は、その複製を許さなければならない。
#前三項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる者は、当該各号に定める命令、保全処分、処分又は裁判のいずれかがあるまでの間は、前三項の規定による請求をすることができない。ただし、当該者が再生手続開始の申立人である場合は、この限りでない。
##再生債務者以外の利害関係人 [[民事再生法第26条|第26条]]第1項の規定による中止の命令、[[民事再生法第27条|第27条]]第1項の規定による禁止の命令、[[民事再生法第30条|第30条]]第1項の規定による保全処分、[[民事再生法第31条|第31条]]第1項の規定による中止の命令、[[民事再生法第54条|第54条]]第1項若しくは[[民事再生法第79条|第79条]]第1項の規定による処分、[[民事再生法第134条の2|第134条の2]]第1項の規定による保全処分、[[民事再生法第197条|第197条]]第1項の規定による中止の命令又は再生手続開始の申立てについての裁判
##再生債務者 再生手続開始の申立てに関する口頭弁論若しくは再生債務者を呼び出す審尋の期日の指定の裁判又は前号に定める命令、保全処分、処分若しくは裁判
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|016]]
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2020-11-12T00:29:59Z
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[
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|
15,840 |
民事再生法第17条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第17条(前)(次)
(支障部分の閲覧等の制限)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第17条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第17条]]([[民事再生法第16条|前]])([[民事再生法第18条|次]])
==条文==
(支障部分の閲覧等の制限)
;第17条
#次に掲げる文書等について、利害関係人がその閲覧若しくは謄写、その正本、謄本若しくは抄本の交付又はその複製(以下この条において「閲覧等」という。)を行うことにより、再生債務者の事業の維持再生に著しい支障を生ずるおそれ又は再生債務者の財産に著しい損害を与えるおそれがある部分(以下この条において「支障部分」という。)があることにつき疎明があった場合には、裁判所は、当該文書等を提出した再生債務者等(保全管理人が選任されている場合にあっては、保全管理人。以下この項及び次項において同じ。)、監督委員、調査委員又は個人再生委員の申立てにより、支障部分の閲覧等の請求をすることができる者を、当該申立てをした者及び再生債務者等に限ることができる。
##[[民事再生法第41条|第41条]]第1項([[民事再生法第81条|第81条]]第3項において準用する場合を含む。)、[[民事再生法第42条|第42条]]第1項、[[民事再生法第56条|第56条]]第5項又は[[民事再生法第81条|第81条]]第1項ただし書の許可を得るために裁判所に提出された文書等
##[[民事再生法第62条|第62条]]第2項若しくは[[民事再生法第223条|第223条]]第3項([[民事再生法第244条|第244条]]において準用する場合を含む。)に規定する調査の結果の報告又は[[民事再生法第125条|第125条]]第2項若しくは第3項の規定による報告に係る文書等
#前項の申立てがあったときは、その申立てについての裁判が確定するまで、利害関係人(同項の申立てをした者及び再生債務者等を除く。次項において同じ。)は、支障部分の閲覧等の請求をすることができない。
#支障部分の閲覧等の請求をしようとする利害関係人は、再生裁判所に対し、第一項に規定する要件を欠くこと又はこれを欠くに至ったことを理由として、同項の規定による決定の取消しの申立てをすることができる。
#第一項の申立てを却下した決定及び前項の申立てについての裁判に対しては、即時抗告をすることができる。
#第一項の規定による決定を取り消す決定は、確定しなければその効力を生じない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|017]]
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2020-11-12T00:37:26Z
|
[
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|
15,841 |
民事再生法第38条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第38条(前)(次)
(再生債務者の地位)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第38条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第38条]]([[民事再生法第37条|前]])([[民事再生法第39条|次]])
==条文==
(再生債務者の地位)
;第38条
#再生債務者は、再生手続が開始された後も、その業務を遂行し、又はその財産(日本国内にあるかどうかを問わない。[[民事再生法第66条|第66条]]及び[[民事再生法第81条|第81条]]第1項において同じ。)を管理し、若しくは処分する権利を有する。
#再生手続が開始された場合には、再生債務者は、債権者に対し、公平かつ誠実に、前項の権利を行使し、再生手続を追行する義務を負う。
#前2項の規定は、[[民事再生法第64条|第64条]]第1項の規定による処分がされた場合には、適用しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|038]]
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2020-11-12T01:38:25Z
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|
15,842 |
民事再生法第54条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
(監督命令)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法",
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{
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"text": "(監督命令)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]
==条文==
(監督命令)
;第54条
#裁判所は、再生手続開始の申立てがあった場合において、必要があると認めるときは、利害関係人の申立てにより又は職権で、監督委員による監督を命ずる処分をすることができる。
#裁判所は、前項の処分(以下「監督命令」という。)をする場合には、当該監督命令において、一人又は数人の監督委員を選任し、かつ、その同意を得なければ再生債務者がすることができない行為を指定しなければならない。
#法人は、監督委員となることができる。
#第2項に規定する監督委員の同意を得ないでした行為は、無効とする。ただし、これをもって善意の第三者に対抗することができない。
#裁判所は、監督命令を変更し、又は取り消すことができる。
#監督命令及び前項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
==解説==
==参照条文==
==参照条文==
*破産法 - [[破産管財人]]
**[[破産法第74条]](破産管財人の選任)
*会社更生法 - [[管財人]]
**[[会社更生法第67条]](管財人の選任)
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事再生法|民事再生法]]
|[[コンメンタール民事再生法#3|第3章 再生手続の機関]]<br>
[[コンメンタール民事再生法#3-1|第1節 監督機関]]
|[[民事再生法第53条]]<br>(別除権)
|[[民事再生法第55条]]<br>(監督命令に関する公告及び送達)
}}
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[[category:民事再生法|054]]
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2020-11-13T10:07:57Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
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|
15,843 |
民事再生法第21条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第21条(前)(次)
(再生手続開始の申立て)
債務者に破産の原因たる事実の生ずるおそれがあるときは、債務者は、裁判所に対し、再生手続開始の申立てをすることができる。 債務者が事業の継続に著しい支障を来すことなく弁済期にある債務を弁済するこ とができないときも、同様とする。
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第21条(前)(次)",
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"text": "(再生手続開始の申立て)",
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"text": "債務者に破産の原因たる事実の生ずるおそれがあるときは、債務者は、裁判所に対し、再生手続開始の申立てをすることができる。 債務者が事業の継続に著しい支障を来すことなく弁済期にある債務を弁済するこ とができないときも、同様とする。",
"title": "解説"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第21条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第21条]]([[民事再生法第20条|前]])([[民事再生法第22条|次]])
==条文==
(再生手続開始の申立て)
;第21条
#債務者に破産手続開始の原因となる事実の生ずるおそれがあるときは、債務者は、裁判所に対し、再生手続開始の申立てをすることができる。債務者が事業の継続に著しい支障を来すことなく弁済期にある債務を弁済することができないときも、同様とする。
#前項前段に規定する場合には、債権者も、再生手続開始の申立てをすることができる。
==解説==
債務者に破産の原因たる事実の生ずるおそれがあるときは、債務者は、裁判所に対し、再生手続開始の申立てをすることができる。
債務者が事業の継続に著しい支障を来すことなく弁済期にある債務を弁済するこ とができないときも、同様とする。
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|021]]
| null |
2020-11-12T00:53:15Z
|
[
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%86%8D%E7%94%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC21%E6%9D%A1
|
15,844 |
民事再生法第30条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第30条(前)(次)
(仮差押え、仮処分その他の保全処分)
|
[
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第30条(前)(次)",
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},
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"text": "(仮差押え、仮処分その他の保全処分)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第30条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第30条]]([[民事再生法第29条|前]])([[民事再生法第31条|次]])
==条文==
(仮差押え、仮処分その他の保全処分)
;第30条
#裁判所は、再生手続開始の申立てがあった場合には、利害関係人の申立てにより又は職権で、再生手続開始の申立てにつき決定があるまでの間、再生債務者の業務及び財産に関し、仮差押え、仮処分その他の必要な保全処分を命ずることができる。
#裁判所は、前項の規定による保全処分を変更し、又は取り消すことができる。
#第1項の規定による保全処分及び前項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
#第3項に規定する裁判及び同項の即時抗告についての裁判があった場合には、その裁判書を当事者に送達しなければならない。この場合においては、[[民事再生法第10条|第10条]]第3項本文の規定は、適用しない。
#裁判所が第1項の規定により再生債務者が再生債権者に対して弁済その他の債務を消滅させる行為をすることを禁止する旨の保全処分を命じた場合には、再生債権者は、再生手続の関係においては、当該保全処分に反してされた弁済その他の債務を消滅させる行為の効力を主張することができない。ただし、再生債権者が、その行為の当時、当該保全処分がされたことを知っていたときに限る。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:民事再生法|030]]
| null |
2020-11-12T01:13:14Z
|
[
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%86%8D%E7%94%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC30%E6%9D%A1
|
15,845 |
民事再生法第120条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第120条(前)(次)
(開始前の借入金等)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第120条(前)(次)",
"title": ""
},
{
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"text": "(開始前の借入金等)",
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第120条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]]>[[民事再生法第120条]]([[民事再生法第119条|前]])([[民事再生法第120条の2|次]])
==条文==
(開始前の借入金等)
;第120条
#再生債務者(保全管理人が選任されている場合を除く。以下この項及び第三項において同じ。)が、再生手続開始の申立て後再生手続開始前に、資金の借入れ、原材料の購入その他再生債務者の事業の継続に欠くことができない行為をする場合には、裁判所は、その行為によって生ずべき相手方の請求権を共益債権とする旨の許可をすることができる。
#裁判所は、監督委員に対し、前項の許可に代わる承認をする権限を付与することができる。
#再生債務者が第一項の許可又は前項の承認を得て第一項に規定する行為をしたときは、その行為によって生じた相手方の請求権は、共益債権とする。
#保全管理人が再生債務者の業務及び財産に関し権限に基づいてした資金の借入れその他の行為によって生じた請求権は、共益債権とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|120]]
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2011-02-25T07:29:52Z
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|
15,846 |
民事再生法第120条の2
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第120条の2(前)(次)
(社債管理者等の費用及び報酬)
|
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第120条の2(前)(次)
|
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==条文==
(社債管理者等の費用及び報酬)
;第120条の2
#社債管理者が再生債権である社債の管理に関する事務を行おうとする場合には、裁判所は、再生手続の目的を達成するために必要があると認めるときは、当該社債管理者の再生債務者に対する当該事務の処理に要する費用の請求権を共益債権とする旨の許可をすることができる。
#社債管理者が前項の許可を得ないで再生債権である社債の管理に関する事務を行った場合であっても、裁判所は、当該社債管理者が再生債務者の事業の再生に貢献したと認められるときは、当該事務の処理に要した費用の償還請求権のうちその貢献の程度を考慮して相当と認める額を共益債権とする旨の許可をすることができる。
#裁判所は、再生手続開始後の原因に基づいて生じた社債管理者の報酬の請求権のうち相当と認める額を共益債権とする旨の許可をすることができる。
#前三項の規定による許可を得た請求権は、共益債権とする。
#第一項から第三項までの規定による許可の決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前各項の規定は、次の各号に掲げる者の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める債権で再生債権であるものの管理に関する事務につき生ずる費用又は報酬に係る請求権について準用する。
#:一 [[w:担保付社債信託法|担保付社債信託法]] (明治三十八年法律第五十二号)第二条第一項 に規定する信託契約の受託会社 同項 に規定する社債
#:二 [[w:医療法|医療法]] (昭和二十三年法律第二百五号)第五十四条の五 に規定する社会医療法人債管理者 同法第五十四条の二第一項 に規定する社会医療法人債
#:三 [[w:投資信託及び投資法人に関する法律|投資信託及び投資法人に関する法律]](昭和二十六年法律第百九十八号)第百三十九条の八 に規定する投資法人債管理者 同法第二条第十七項 に規定する投資法人債
#:四 [[w:保険業法|保険業法]](平成七年法律第百五号)第六十一条の六 に規定する社債管理者 相互会社(同法第二条第五項 に規定する相互会社をいう。)が発行する社債
#:五 [[w:資産の流動化に関する法律|資産の流動化に関する法律]] (平成十年法律第百五号)第百二十六条 に規定する特定社債管理者 同法第二条第七項 に規定する特定社債
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|120-2]]
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2011-02-25T07:41:53Z
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|
15,847 |
民事再生法第193条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第193条(前)(次)
(再生債務者の義務違反による手続廃止)
|
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第193条(前)(次)
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==条文==
(再生債務者の義務違反による手続廃止)
;第193条
#次の各号のいずれかに該当する場合には、裁判所は、監督委員若しくは管財人の申立てにより又は職権で、再生手続廃止の決定をすることができる。
#:一 再生債務者が第三十条第一項の規定による裁判所の命令に違反した場合
#:二 再生債務者が第四十一条第一項若しくは第四十二条第一項の規定に違反し、又は第五十四条第二項に規定する監督委員の同意を得ないで同項の行為をした場合
#:三 再生債務者が第百一条第五項又は第百三条第三項の規定により裁判所が定めた期限までに認否書を提出しなかった場合
#前項の決定をする場合には、再生債務者を審尋しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|193]]
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2011-02-25T07:34:33Z
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|
15,850 |
民事再生法第121条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第121条(前)(次)
(共益債権の取扱い)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第121条(前)(次)
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==条文==
(共益債権の取扱い)
;第121条
#共益債権は、再生手続によらないで、随時弁済する。
#共益債権は、再生債権に先立って、弁済する。
#共益債権に基づき再生債務者の財産に対し強制執行又は仮差押えがされている場合において、その強制執行又は仮差押えが再生に著しい支障を及ぼし、かつ、再生債務者が他に換価の容易な財産を十分に有するときは、裁判所は、再生手続開始後において、再生債務者等の申立てにより又は職権で、担保を立てさせて、又は立てさせないで、その強制執行又は仮差押えの中止又は取消しを命ずることができる。
#裁判所は、前項の規定による中止の命令を変更し、又は取り消すことができる。
#第三項の規定による中止又は取消しの命令及び前項の規定による決定に対しては、即時抗告をすることができる。
#前項の即時抗告は、執行停止の効力を有しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|121]]
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2011-02-25T08:19:34Z
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15,851 |
民事再生法第122条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第122条(前)(次)
(一般優先債権)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法>民事再生法第122条(前)(次)
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==条文==
(一般優先債権)
;第122条
#一般の先取特権その他一般の優先権がある債権(共益債権であるものを除く。)は、一般優先債権とする。
#一般優先債権は、再生手続によらないで、随時弁済する。
#優先権が一定の期間内の債権額につき存在する場合には、その期間は、再生手続開始の時からさかのぼって計算する。
#前条第三項から第六項までの規定は、一般優先債権に基づく強制執行若しくは仮差押え又は一般優先債権を被担保債権とする一般の先取特権の実行について準用する。
==解説==
==参照条文==
*[[民法第306条]](一般の先取特権)
*[[企業担保法第2条]](効力)
*[[国税徴収法第8条]](国税優先の原則)
*[[地方税法第14条]](地方税優先の原則)
*[[地方税法第14条の2]](強制換価手続の費用の優先)
*[[健康保険法第182条]](先取特権の順位)
*[[国民健康保険法第80条]]
*[[労働保険の保険料の徴収等に関する法律第28条]](先取特権の順位)
*[[厚生年金保険法第88条]](先取特権の順位)
*[[国民年金法第98条]](先取特権)
==判例==
*[](最高裁判例 )[[]],[[]]
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[[category:民事再生法|122]]
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2011-07-16T05:38:30Z
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|
15,854 |
48時間でSchemeを書こう/構文解析
|
では、非常に簡単なパーサを書いてみましょう。それにはGHCに付いてくるParsecライブラリ(Ubuntuではlibghc6-parsec-devパッケージをインストール)を使います。GHC以外のコンパイラを使っている場合は別にダウンロードする必要があるかもしれません。
まずは次の行をファイルの冒頭に加えてください。
これによって、Parsecのライブラリ関数が使えるようになります。spacesは後で自分で定義するので、Parsecで定義されている同名の関数をインポートしないようにします。
では、Schemeの識別子中に許される記号一つを認識するパーサを定義します。
これもモナドの一例です。この場合、隠蔽された「追加情報」は入力ストリーム、バックトラックの記録、firstとfollow集合などに関する情報です。それらは全てParsecが取り扱ってくれます。私たちはParsecのライブラリ関数を使うだけでよいのです。oneOfは引数で与えられた文字列中のどれか一文字を認識します。Parsecはletterやdigitなど、いくつものこまごまとした既成のパーサを提供します。これから見ていくように、これらの基本的なパーサを使ってより洗練された複雑なパーサを組み立てていくことができます。
上で定義したsymbolパーサを呼び出し、エラーが発生したらそれを処理する関数を定義しましょう。
型宣言からわかるように、readExprは文字列から文字列への関数(->)です。inputという引数を取り、それと共に上で定義したsymbolアクションと、作ったパーサの名前("lisp")をParsecのparse関数に渡します。
parseはパースした結果の値かエラーを返すので、エラーの場合も扱わなければなりません。Haskellの一般的な慣習に従って、ParsecはEitherデータ型を返します。Left構築子でエラーを、Rightで通常の値を表します。
parseの結果をこれらの選択に対してマッチさせるにはcase...of構文を使います。もしLeftの値(エラー)を得たら、そのエラーをerrに束縛し、エラーの文字列表現と共に"No match"を返します。もしRightの値を得たら、それをvalに束縛しますが無視して、文字列"Found value"を返します。
case...ofは後にもっと詳しく見ることになるパターン・マッチの一例です。
最後に、readExprを呼び、結果を出力するようにmain関数を変更しなければいけません(ファイルの頭にimport System.Environmentも追加しましょう)。
これをコンパイル・実行するには、正常にリンクさせるため、コマンドラインで-package parsecを指定します。
次に、パーサがより段々とより複雑な式を認識するようにいくつかの改善を施していきます。今のパーサはスペースが記号の前にあるとつかえてしまいます。
スペースを無視させるようにしてこれを直しましょう。
まず、どんな数のスペースも認識するパーサを定義しましょう。これが私たちがParsecをインポートした時hiding (spaces)を追加した理由です。Parsecには"spaces"関数がありますが、これは私たちの期待する動作をしません(ついでに言えば、lexemeというピッタリの関数がありますが、ここでは教育上の目的からそれを使わないことにします)。
関数を関数に渡せるように、アクションをアクションに渡すこともできます。ここではParserアクションspaceをParserアクションskipMany1に渡して一つ以上のスペースを認識するパーサを作っています。
では、これを使うようにパーサを変更しましょう。
第二章で>>("bind")演算子について軽く触れた時には、それは裏でdoブロックの行を繋ぎあわせるのに使われていると言いました。ここでは、スペースパーサと記号パーサを組み合わせるために明示的に使用しています。しかしながら、bindはParserモナドとIOモナドで全く異った意味を持ちます。Parserモナドでは、bindは「一つ目のパーサのマッチを試み、二つ目のパーサを残りの入力に対してマッチを試み、どちらかがマッチに失敗したら失敗する」という意味です。一般的には、bindは異るモナド間で非常に違った動きをします。モナドの目的は計算を構成する一般的な方法を提供することなので、それはいろんな違う種類の計算に適合できる普遍性を備えている必要があります。モナドが本当に何なのかを知るにはモナドのドキュメントを読んでください。
このコードをコンパイル・実行してください。spacesをskipMany1で定義したので、もう普通の単なる一文字は認識しないことに注意してください。その代わり、記号の前にスペースを入れなければなりません。これがどのように都合よいのかみてみます。
現段階では、パーサは与えられた文字列が認識できるか否かを表示するだけで、特には何もしません。普通、パーサには与えられた入力を扱いやすいデータ構造に変換して欲しいものです。この節では、どのようにデータ型を定義し、パーサがそのデータ型を返すようにするかを学びます。
まず、どんなLispの値も保持できるデータ型を定義しなければなりません。
これは代数的データ型の一例です。LispVal型の変数が持つことのできる値の集合を定めています。選択肢のそれぞれ(コンストラクタと呼ばれ、|で区切られます)は、コンストラクタのタグとそのコンストラクタが持つことのできるデータの型を含みます。この例では、LispValは次のどれかです。
コンストラクタと型は別々の名前空間を持つので、Stringという名前のコンストラクタとStringという名前の型両方を併存させることができます。型とコンストラクタタグは常に大文字から始まります。
次に、これらの型を持つ値を作るパーサ関数をいくつか加えましょう。文字列は、二重引用符で始まり、それに引用符以外の文字が0個以上続き、二重引用符で閉じられます。
また>>演算子の代わりにdo記法を使っています。これは私たちがパース結果の値(many (noneOf "\"")によって返される)を取り出し、他のパース関数を間に挟みながら操作することになるからです。一般に、アクションが値を返さないときに>>を、値をすぐに次のアクションに渡すときに>>=を、その他の場合にdo記法を使います。
一旦パースし終わりmanyからHaskellの文字列が返ってきたら、(LispValデータ型の)StringコンストラクタによってそれをLispValにします。全ての代数的データ型のコンストラクタは引数をその型の値に変える関数のような働きをします。それは#簡単なパーサでパーサをEitherデータ型の二つのコンストラクタに対してマッチさせたときのように、パターンマッチングの左辺で使えるパターンとしても機能します。
その後LispValをParserモナドにするのにビルトイン関数returnを適用します。doブロックのそれぞれの行は同じ型を持たなければなりませんが、Stringコンストラクタの結果はただのLispValです。returnはそれを包み上げ、入力を何も消費せずそれを内部の値として返すParserアクションにしてくれます。よって、parseStringアクション全体ではParser LispValという型を持つことになります。
$演算子は中置関数適用です。return (String x)と書いても同じですが、$は右結合なので括弧を幾つか省くことができます。$は演算子なので、引数として他の関数に渡したり部分適用するなど、関数と同様に扱うことができます。この点に於て、$はLispの関数applyのように働きます。
次はSchemeの変数です。atomは一つの文字か記号のあとに0個以上の文字、数字、または記号が連なったものです。
ここでは新たに<|>演算子が登場しました。この演算子は一つ目のパーサを試し、それが失敗したら二つ目を試します。もしどちらかが成功すればそのパーサから返ってきた値を返します。最初のパーサは入力を消費する前に失敗しなければなりません。どのようにバックトラックを実装するかは後で見て行きます。
let atom = first:restは新しい変数atomを定義します。一旦アトムの最初の文字と残りの文字列を読んだら、それらを一緒にしなければなりません。それにはリストのコンスオペレータ:を使います。:の代わりに[first]++restの様に結合演算子++を使うこともできますが、firstは一つの文字なので、角括弧で囲むことで一要素のリストにする必要があります。
その後case文を使ってリテラルの真偽値とのマッチを試み、どのLispValを作り返すか決定します。アンダースコア_は可読性向上のための仕掛けです。_はワイルドカードのようなものだと考えてください。caseブロックが_に辿りつくまでマッチに失敗し続けると、_は常にマッチするので、atomの値が返されます。
最後に、数字のパーサを作ります。これはモナドの値を取り扱うさらにもう一つのやり方を示しています。
関数適用($)と関数合成(.)は両方とも右結合なので、後ろから読むと読みやすいです。Parsecのコンビネータ many1はその引数の一つ以上の連なりにマッチするので、ここでは一つ以上の数字にマッチすることになります。マッチ結果の文字列からLispValの数値を作りたいのですが、型が合いません。まず、readで文字列を数字にし、その結果をNumberに渡してLispValを得ます。関数合成演算子.は右側の引数の関数を適用してその結果を左側の引数に渡して適用する関数を作るので、それを使って二つの関数適用を組み合せます。
残念ながら、many1 digitの結果はParser String型なので、Number . readをそれに直接作用させることはできません。何らかの方法でそれをモナドの中の値にのみ作用させ、Parser LispValを得なければいけませんが、それには標準関数のliftMというピッタリのものがあります。なのでliftMをNumber . read関数に適用し、それをパーサの結果に適用します。
liftMを使うにはプログラムの頭でMonadモジュールをインポートします。
このようなプログラミングスタイル、つまり関数合成、関数適用、関数を引数にとる関数の多用は、Haskellコードで非常によく見られます。この手法によって、途中のステップを色んな方法で組み合わせることのできる他の関数に分解し、非常に複雑なアルゴリズムを一行で表現できることがよくあります。残念ながら、これはしばしばHaskellコードを型に注意しながら右から左に読まなければいけなくなることも意味します。このチュートリアルの残りでもっと沢山の例を見ていくことになるので、あなたは大分これに慣れることが出来るでしょう。
文字列、数字、アトムの何れかを受け付けるパーサを作りましょう。
そしてreadExprを修正し新しいパーサーを呼ぶようにします。
このコードをコンパイル・実行すると、このプログラムがどんな数、文字列、記号でも受理するけれども、他のものは受け付けないことがわかるでしょう。
練習問題2
次に、私たちのインタプリタにもっとパーサアクションを加えていきます。Lispの代名詞である括弧で囲まれたリストから始めましょう。
parseListの動作はparseNumberの動作に似ています。まず空白文字で分けられた式の列をパースし、それにListコンストラクタを適用するのです。parseExprは私たちが自分で定義したアクションであるにも関わらずsepByに渡すことができるのにも注目です。
ドット対のパーサはもう少し複雑ですが、既出の概念だけで書くことができます。
>>を使ってパーサアクションの並びを繋ぎあわせて、その全体をdo文の右辺に使うことができるのに注意してください。char '.' >> spacesはParser ()型で、parseExprと組み合わせることでParser LispVal型を得ますが、それは正にこのdoブロック全体の型です。
次に、Schemeのシングルクォートを使った構文糖衣のサポートを加えましょう。
このコードの殆どは問題なく読めるでしょう。一重引用符を読み、式を読んでxに束縛し、Scheme流に言えば(quote x)を返します。Atomコンストラクタは普通の関数のように働きます。包みたい文字列を渡すとLispValを返し、そのLispValには、リストの中に入れるなど何でもすることができます。
最後に、parseExprの定義を新しいパーサを含むように編集しましょう。
これはParsecの最後の機能の説明となっています: バックトラックです。 parseListとparseDottedListはドットまでは同じ文字列を認識し、そのことはそれぞれの選択肢が失敗する前に入力を消費してはならないという要求に反します。tryコンビネータは指定されたパーサを実行しようとしますが、それが失敗すると、入力を元の状態にまで戻します。これにより、パーサの選択時に他の選択肢に影響を与えることなく入力を消費するパーサを使うことができます。
コードをコンパイル・実行してください。
色んなパーサの中でparseExprを呼ぶことで、それらを任意の深さに入れ子にできます。その結果、完全なLispパーサをほんの少しの定義だけで作ることができ、それが再帰の力なのです。
練習問題3
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"text": "では、これを使うようにパーサを変更しましょう。",
"title": "空白文字"
},
{
"paragraph_id": 17,
"tag": "p",
"text": "第二章で>>(\"bind\")演算子について軽く触れた時には、それは裏でdoブロックの行を繋ぎあわせるのに使われていると言いました。ここでは、スペースパーサと記号パーサを組み合わせるために明示的に使用しています。しかしながら、bindはParserモナドとIOモナドで全く異った意味を持ちます。Parserモナドでは、bindは「一つ目のパーサのマッチを試み、二つ目のパーサを残りの入力に対してマッチを試み、どちらかがマッチに失敗したら失敗する」という意味です。一般的には、bindは異るモナド間で非常に違った動きをします。モナドの目的は計算を構成する一般的な方法を提供することなので、それはいろんな違う種類の計算に適合できる普遍性を備えている必要があります。モナドが本当に何なのかを知るにはモナドのドキュメントを読んでください。",
"title": "空白文字"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "このコードをコンパイル・実行してください。spacesをskipMany1で定義したので、もう普通の単なる一文字は認識しないことに注意してください。その代わり、記号の前にスペースを入れなければなりません。これがどのように都合よいのかみてみます。",
"title": "空白文字"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "現段階では、パーサは与えられた文字列が認識できるか否かを表示するだけで、特には何もしません。普通、パーサには与えられた入力を扱いやすいデータ構造に変換して欲しいものです。この節では、どのようにデータ型を定義し、パーサがそのデータ型を返すようにするかを学びます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 20,
"tag": "p",
"text": "まず、どんなLispの値も保持できるデータ型を定義しなければなりません。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "これは代数的データ型の一例です。LispVal型の変数が持つことのできる値の集合を定めています。選択肢のそれぞれ(コンストラクタと呼ばれ、|で区切られます)は、コンストラクタのタグとそのコンストラクタが持つことのできるデータの型を含みます。この例では、LispValは次のどれかです。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "コンストラクタと型は別々の名前空間を持つので、Stringという名前のコンストラクタとStringという名前の型両方を併存させることができます。型とコンストラクタタグは常に大文字から始まります。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "次に、これらの型を持つ値を作るパーサ関数をいくつか加えましょう。文字列は、二重引用符で始まり、それに引用符以外の文字が0個以上続き、二重引用符で閉じられます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "また>>演算子の代わりにdo記法を使っています。これは私たちがパース結果の値(many (noneOf \"\\\"\")によって返される)を取り出し、他のパース関数を間に挟みながら操作することになるからです。一般に、アクションが値を返さないときに>>を、値をすぐに次のアクションに渡すときに>>=を、その他の場合にdo記法を使います。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "一旦パースし終わりmanyからHaskellの文字列が返ってきたら、(LispValデータ型の)StringコンストラクタによってそれをLispValにします。全ての代数的データ型のコンストラクタは引数をその型の値に変える関数のような働きをします。それは#簡単なパーサでパーサをEitherデータ型の二つのコンストラクタに対してマッチさせたときのように、パターンマッチングの左辺で使えるパターンとしても機能します。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "その後LispValをParserモナドにするのにビルトイン関数returnを適用します。doブロックのそれぞれの行は同じ型を持たなければなりませんが、Stringコンストラクタの結果はただのLispValです。returnはそれを包み上げ、入力を何も消費せずそれを内部の値として返すParserアクションにしてくれます。よって、parseStringアクション全体ではParser LispValという型を持つことになります。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "$演算子は中置関数適用です。return (String x)と書いても同じですが、$は右結合なので括弧を幾つか省くことができます。$は演算子なので、引数として他の関数に渡したり部分適用するなど、関数と同様に扱うことができます。この点に於て、$はLispの関数applyのように働きます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "次はSchemeの変数です。atomは一つの文字か記号のあとに0個以上の文字、数字、または記号が連なったものです。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "ここでは新たに<|>演算子が登場しました。この演算子は一つ目のパーサを試し、それが失敗したら二つ目を試します。もしどちらかが成功すればそのパーサから返ってきた値を返します。最初のパーサは入力を消費する前に失敗しなければなりません。どのようにバックトラックを実装するかは後で見て行きます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "let atom = first:restは新しい変数atomを定義します。一旦アトムの最初の文字と残りの文字列を読んだら、それらを一緒にしなければなりません。それにはリストのコンスオペレータ:を使います。:の代わりに[first]++restの様に結合演算子++を使うこともできますが、firstは一つの文字なので、角括弧で囲むことで一要素のリストにする必要があります。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "その後case文を使ってリテラルの真偽値とのマッチを試み、どのLispValを作り返すか決定します。アンダースコア_は可読性向上のための仕掛けです。_はワイルドカードのようなものだと考えてください。caseブロックが_に辿りつくまでマッチに失敗し続けると、_は常にマッチするので、atomの値が返されます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "最後に、数字のパーサを作ります。これはモナドの値を取り扱うさらにもう一つのやり方を示しています。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "関数適用($)と関数合成(.)は両方とも右結合なので、後ろから読むと読みやすいです。Parsecのコンビネータ many1はその引数の一つ以上の連なりにマッチするので、ここでは一つ以上の数字にマッチすることになります。マッチ結果の文字列からLispValの数値を作りたいのですが、型が合いません。まず、readで文字列を数字にし、その結果をNumberに渡してLispValを得ます。関数合成演算子.は右側の引数の関数を適用してその結果を左側の引数に渡して適用する関数を作るので、それを使って二つの関数適用を組み合せます。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "残念ながら、many1 digitの結果はParser String型なので、Number . readをそれに直接作用させることはできません。何らかの方法でそれをモナドの中の値にのみ作用させ、Parser LispValを得なければいけませんが、それには標準関数のliftMというピッタリのものがあります。なのでliftMをNumber . read関数に適用し、それをパーサの結果に適用します。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "liftMを使うにはプログラムの頭でMonadモジュールをインポートします。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "このようなプログラミングスタイル、つまり関数合成、関数適用、関数を引数にとる関数の多用は、Haskellコードで非常によく見られます。この手法によって、途中のステップを色んな方法で組み合わせることのできる他の関数に分解し、非常に複雑なアルゴリズムを一行で表現できることがよくあります。残念ながら、これはしばしばHaskellコードを型に注意しながら右から左に読まなければいけなくなることも意味します。このチュートリアルの残りでもっと沢山の例を見ていくことになるので、あなたは大分これに慣れることが出来るでしょう。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "文字列、数字、アトムの何れかを受け付けるパーサを作りましょう。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "そしてreadExprを修正し新しいパーサーを呼ぶようにします。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "このコードをコンパイル・実行すると、このプログラムがどんな数、文字列、記号でも受理するけれども、他のものは受け付けないことがわかるでしょう。",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "練習問題2",
"title": "戻り値"
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "次に、私たちのインタプリタにもっとパーサアクションを加えていきます。Lispの代名詞である括弧で囲まれたリストから始めましょう。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "parseListの動作はparseNumberの動作に似ています。まず空白文字で分けられた式の列をパースし、それにListコンストラクタを適用するのです。parseExprは私たちが自分で定義したアクションであるにも関わらずsepByに渡すことができるのにも注目です。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "ドット対のパーサはもう少し複雑ですが、既出の概念だけで書くことができます。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 44,
"tag": "p",
"text": ">>を使ってパーサアクションの並びを繋ぎあわせて、その全体をdo文の右辺に使うことができるのに注意してください。char '.' >> spacesはParser ()型で、parseExprと組み合わせることでParser LispVal型を得ますが、それは正にこのdoブロック全体の型です。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 45,
"tag": "p",
"text": "次に、Schemeのシングルクォートを使った構文糖衣のサポートを加えましょう。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "このコードの殆どは問題なく読めるでしょう。一重引用符を読み、式を読んでxに束縛し、Scheme流に言えば(quote x)を返します。Atomコンストラクタは普通の関数のように働きます。包みたい文字列を渡すとLispValを返し、そのLispValには、リストの中に入れるなど何でもすることができます。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "最後に、parseExprの定義を新しいパーサを含むように編集しましょう。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "これはParsecの最後の機能の説明となっています: バックトラックです。 parseListとparseDottedListはドットまでは同じ文字列を認識し、そのことはそれぞれの選択肢が失敗する前に入力を消費してはならないという要求に反します。tryコンビネータは指定されたパーサを実行しようとしますが、それが失敗すると、入力を元の状態にまで戻します。これにより、パーサの選択時に他の選択肢に影響を与えることなく入力を消費するパーサを使うことができます。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "コードをコンパイル・実行してください。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "色んなパーサの中でparseExprを呼ぶことで、それらを任意の深さに入れ子にできます。その結果、完全なLispパーサをほんの少しの定義だけで作ることができ、それが再帰の力なのです。",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "練習問題3",
"title": "再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理"
}
] | null |
{{Nav}}
== 簡単なパーサ ==
では、非常に簡単なパーサを書いてみましょう。それには[http://www.haskell.org/ghc GHC]に付いてくる[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html Parsec]ライブラリ(Ubuntuではlibghc6-parsec-devパッケージをインストール)を使います。GHC以外のコンパイラを使っている場合は別にダウンロードする必要があるかもしれません。
まずは次の行をファイルの冒頭に加えてください。
<syntaxhighlight lang="haskell">
import Text.ParserCombinators.Parsec hiding (spaces)
</syntaxhighlight>
これによって、Parsecのライブラリ関数が使えるようになります。<code>spaces</code>は後で自分で定義するので、Parsecで定義されている同名の関数をインポートしないようにします。
では、Schemeの識別子中に許される記号一つを認識するパーサを定義します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
symbol :: Parser Char
symbol = oneOf "!#$%&|*+-/:<=>?@^_~"
</syntaxhighlight>
これもモナドの一例です。この場合、隠蔽された「追加情報」は入力ストリーム、バックトラックの記録、firstとfollow集合などに関する情報です。それらは全てParsecが取り扱ってくれます。私たちはParsecのライブラリ関数を使うだけでよいのです。[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#oneOf oneOf]は引数で与えられた文字列中のどれか一文字を認識します。Parsecは[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#letter letter]や[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#digit digit]など、いくつものこまごまとした既成のパーサを提供します。これから見ていくように、これらの基本的なパーサを使ってより洗練された複雑なパーサを組み立てていくことができます。
上で定義した<code>symbol</code>パーサを呼び出し、エラーが発生したらそれを処理する関数を定義しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr :: String -> String
readExpr input = case parse symbol "lisp" input of
Left err -> "No match: " ++ show err
Right val -> "Found value"
</syntaxhighlight>
型宣言からわかるように、<code>readExpr</code>は文字列から文字列への関数(<code>-></code>)です。<code>input</code>という引数を取り、それと共に上で定義した<code>symbol</code>アクションと、作ったパーサの名前(<code>"lisp"</code>)をParsecの[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#parse parse]関数に渡します。
<code>parse</code>はパースした結果の値かエラーを返すので、エラーの場合も扱わなければなりません。Haskellの一般的な慣習に従って、Parsecは[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tEither Either]データ型を返します。<code>Left</code>構築子でエラーを、<code>Right</code>で通常の値を表します。
<code>parse</code>の結果をこれらの選択に対してマッチさせるには<code>case...of</code>構文を使います。もし<code>Left</code>の値(エラー)を得たら、そのエラーを<code>err</code>に束縛し、エラーの文字列表現と共に<code>"No match"</code>を返します。もし<code>Right</code>の値を得たら、それを<code>val</code>に束縛しますが無視して、文字列<code>"Found value"</code>を返します。
<code>case...of</code>は[[#Evaluation, Part 1|後に]]もっと詳しく見ることになるパターン・マッチの一例です。
最後に、<code>readExpr</code>を呼び、結果を出力するように<code>main</code>関数を変更しなければいけません(ファイルの頭に<code>import System.Environment</code>も追加しましょう)。
<syntaxhighlight lang="haskell">
main :: IO ()
main = do
args <- getArgs
putStrLn (readExpr (args !! 0))
</syntaxhighlight>
<!-- putStrLn <span class="changed_code">(readExpr (args !! 0))</span> -->
これをコンパイル・実行するには、正常にリンクさせるため、コマンドラインで<code>-package parsec</code>を指定します。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o simple_parser simple-parser.hs
% ./simple_parser $
Found value
% ./simple_parser a
No match: "lisp" (line 1, column 1):
unexpected "a"
</syntaxhighlight>
== 空白文字 ==
次に、パーサがより段々とより複雑な式を認識するようにいくつかの改善を施していきます。今のパーサはスペースが記号の前にあるとつかえてしまいます。
<syntaxhighlight lang="text">
% ./simple_parser " %"
No match: "lisp" (line 1, column 1):
unexpected " "
</syntaxhighlight>
スペースを無視させるようにしてこれを直しましょう。
まず、どんな数のスペースも認識するパーサを定義しましょう。これが私たちがParsecをインポートした時<code>hiding (spaces)</code>を追加した理由です。Parsecには"[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#spaces spaces]"関数がありますが、これは私たちの期待する動作をしません(ついでに言えば、[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#lexeme lexeme]というピッタリの関数がありますが、ここでは教育上の目的からそれを使わないことにします)。
<syntaxhighlight lang="haskell">
spaces :: Parser ()
spaces = skipMany1 space
</syntaxhighlight>
関数を関数に渡せるように、アクションをアクションに渡すこともできます。ここではParserアクション[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#space space]をParserアクション[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#skipMany1 skipMany1]に渡して一つ以上のスペースを認識するパーサを作っています。
では、これを使うようにパーサを変更しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr input = case parse (spaces >> symbol) "lisp" input of
Left err -> "No match: " ++ show err
Right val -> "Found value"
</syntaxhighlight>
第二章で<code>>></code>("bind")演算子について軽く触れた時には、それは裏でdoブロックの行を繋ぎあわせるのに使われていると言いました。ここでは、スペースパーサと記号パーサを組み合わせるために明示的に使用しています。しかしながら、bindはParserモナドとIOモナドで全く異った意味を持ちます。Parserモナドでは、bindは「一つ目のパーサのマッチを試み、二つ目のパーサを残りの入力に対してマッチを試み、どちらかがマッチに失敗したら失敗する」という意味です。一般的には、bindは異るモナド間で非常に違った動きをします。モナドの目的は計算を構成する一般的な方法を提供することなので、それはいろんな違う種類の計算に適合できる普遍性を備えている必要があります。モナドが本当に何なのかを知るにはモナドのドキュメントを読んでください。
このコードをコンパイル・実行してください。<code>spaces</code>を<code>skipMany1</code>で定義したので、もう普通の単なる一文字は認識しないことに注意してください。その代わり、記号の前にスペースを入れ''なければなりません''。これがどのように都合よいのかみてみます。
<syntaxhighlight lang="bash">
% ghc -package parsec -o simple_parser simple-parser.hs
% ./simple_parser " %"
Found value
% ./simple_parser %
No match: "lisp" (line 1, column 1):
unexpected "%"
expecting space
% ./simple_parser " abc"
No match: "lisp" (line 1, column 4):
unexpected "a"
expecting space
</syntaxhighlight>
== 戻り値 ==
現段階では、パーサは与えられた文字列が認識できるか否かを表示するだけで、特には何もしません。普通、パーサには与えられた入力を扱いやすいデータ構造に変換して欲しいものです。この節では、どのようにデータ型を定義し、パーサがそのデータ型を返すようにするかを学びます。
まず、どんなLispの値も保持できるデータ型を定義しなければなりません。
<syntaxhighlight lang="haskell">
data LispVal = Atom String
| List [LispVal]
| DottedList [LispVal] LispVal
| Number Integer
| String String
| Bool Bool
</syntaxhighlight>
これは''代数的データ型''の一例です。<code>LispVal</code>型の変数が持つことのできる値の集合を定めています。選択肢のそれぞれ(''コンストラクタ''と呼ばれ、<code>|</code>で区切られます)は、コンストラクタのタグとそのコンストラクタが持つことのできるデータの型を含みます。この例では、<code>LispVal</code>は次のどれかです。
# <code>Atom</code> - そのアトムの示す文字列を格納します。
# <code>List</code> - 他の<code>LispVal</code>のリストを保持します(Haskellのリストは角括弧で表されます)。''proper''リストとも呼ばれます。
# <code>DottedList</code> - Schemeの<code>(a b . c)</code>を表し、''improper''リストとも呼ばれます。これは最後以外全ての要素のリストを持ち、最後の要素を別に格納します。
# <code>Number</code> - Haskellの整数を保持します。
# <code>String</code> - Haskellの文字列を保持します。
# <code>Bool</code> - Haskellの真偽値を保持します。
コンストラクタと型は別々の名前空間を持つので、Stringという名前のコンストラクタとStringという名前の型両方を併存させることができます。型とコンストラクタタグは常に大文字から始まります。
次に、これらの型を持つ値を作るパーサ関数をいくつか加えましょう。文字列は、二重引用符で始まり、それに引用符以外の文字が0個以上続き、二重引用符で閉じられます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseString :: Parser LispVal
parseString = do char '"'
x <- many (noneOf "\"")
char '"'
return $ String x
</syntaxhighlight>
また>>演算子の代わりにdo記法を使っています。これは私たちがパース結果の値(<code>[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#many many] ([http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#noneOf noneOf] "\"")</code>によって返される)を取り出し、他のパース関数を間に挟みながら操作することになるからです。一般に、アクションが値を返さないときに<code>>></code>を、値をすぐに次のアクションに渡すときに<code>>>=</code>を、その他の場合にdo記法を使います。
一旦パースし終わり<code>many</code>からHaskellの文字列が返ってきたら、(<code>LispVal</code>データ型の)<code>String</code>コンストラクタによってそれを<code>LispVal</code>にします。全ての代数的データ型のコンストラクタは引数をその型の値に変える関数のような働きをします。それは[[#簡単なパーサ]]でパーサを<code>Either</code>データ型の二つのコンストラクタに対してマッチさせたときのように、パターンマッチングの左辺で使えるパターンとしても機能します。
その後<code>LispVal</code>をParserモナドにするのにビルトイン関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tMonad return]を適用します。doブロックのそれぞれの行は同じ型を持たなければなりませんが、<code>String</code>コンストラクタの結果はただの<code>LispVal</code>です。<code>return</code>はそれを包み上げ、入力を何も消費せずそれを内部の値として返すParserアクションにしてくれます。よって、<code>parseString</code>アクション全体では<code>Parser LispVal</code>という型を持つことになります。
<code>$</code>演算子は中置関数適用です。<code>return (String x)</code>と書いても同じですが、<code>$</code>は右結合なので括弧を幾つか省くことができます。<code>$</code>は演算子なので、引数として他の関数に渡したり部分適用するなど、関数と同様に扱うことができます。この点に於て、<code>$</code>はLispの関数[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.4 apply]のように働きます。
次はSchemeの変数です。[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-5.html#%_sec_2.1 atom]は一つの文字か記号のあとに0個以上の文字、数字、または記号が連なったものです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseAtom :: Parser LispVal
parseAtom = do first <- letter <|> symbol
rest <- many (letter <|> digit <|> symbol)
let atom = first:rest
return $ case atom of
"#t" -> Bool True
"#f" -> Bool False
_ -> Atom atom
</syntaxhighlight>
ここでは新たに[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#or <|>]演算子が登場しました。この演算子は一つ目のパーサを試し、それが失敗したら二つ目を試します。もしどちらかが成功すればそのパーサから返ってきた値を返します。最初のパーサは入力を消費する前に失敗しなければなりません。どのようにバックトラックを実装するかは後で見て行きます。
<code>let atom = first:rest</code>は新しい変数<code>atom</code>を定義します。一旦アトムの最初の文字と残りの文字列を読んだら、それらを一緒にしなければなりません。それにはリストのコンスオペレータ<code>:</code>を使います。<code>:</code>の代わりに<code>[first]++rest</code>の様に結合演算子<code>++</code>を使うこともできますが、<code>first</code>は一つの文字なので、角括弧で囲むことで一要素のリストにする必要があります。
その後case文を使ってリテラルの真偽値とのマッチを試み、どの<code>LispVal</code>を作り返すか決定します。アンダースコア<code>_</code>は可読性向上のための仕掛けです。<code>_</code>はワイルドカードのようなものだと考えてください。caseブロックが<code>_</code>に辿りつくまでマッチに失敗し続けると、<code>_</code>は常にマッチするので、<code>atom</code>の値が返されます。
最後に、数字のパーサを作ります。これはモナドの値を取り扱うさらにもう一つのやり方を示しています。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseNumber :: Parser LispVal
parseNumber = liftM (Number . read) $ many1 digit
</syntaxhighlight>
関数適用(<code>$</code>)と関数合成(<code>.</code>)は両方とも右結合なので、後ろから読むと読みやすいです。Parsecのコンビネータ
[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#many1 many1]はその引数の一つ以上の連なりにマッチするので、ここでは一つ以上の数字にマッチすることになります。マッチ結果の文字列から<code>LispVal</code>の数値を作りたいのですが、型が合いません。まず、[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vread read]で文字列を数字にし、その結果を<code>Number</code>に渡して<code>LispVal</code>を得ます。関数合成演算子<code>.</code>は右側の引数の関数を適用してその結果を左側の引数に渡して適用する関数を作るので、それを使って二つの関数適用を組み合せます。
残念ながら、<code>many1 digit</code>の結果は<code>Parser String</code>型なので、<code>Number . read</code>をそれに直接作用させることはできません。何らかの方法でそれをモナドの中の値にのみ作用させ、<code>Parser LispVal</code>を得なければいけませんが、それには標準関数の<code>liftM</code>というピッタリのものがあります。なので<code>liftM</code>を<code>Number . read</code>関数に適用し、それをパーサの結果に適用します。
<code>liftM</code>を使うにはプログラムの頭で<code>Monad</code>モジュールをインポートします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
import Control.Monad
</syntaxhighlight>
このようなプログラミングスタイル、つまり関数合成、関数適用、関数を引数にとる関数の多用は、Haskellコードで非常によく見られます。この手法によって、途中のステップを色んな方法で組み合わせることのできる他の関数に分解し、非常に複雑なアルゴリズムを一行で表現できることがよくあります。残念ながら、これはしばしばHaskellコードを型に注意しながら右から左に読まなければいけなくなることも意味します。このチュートリアルの残りでもっと沢山の例を見ていくことになるので、あなたは大分これに慣れることが出来るでしょう。
文字列、数字、アトムの何れかを受け付けるパーサを作りましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseExpr :: Parser LispVal
parseExpr = parseAtom
<|> parseString
<|> parseNumber
</syntaxhighlight>
そして<code>readExpr</code>を修正し新しいパーサーを呼ぶようにします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr :: String -> String
readExpr input = case parse parseExpr "lisp" input of
Left err -> "No match: " ++ show err
Right _ -> "Found value"
</syntaxhighlight>
このコードをコンパイル・実行すると、このプログラムがどんな数、文字列、記号でも受理するけれども、他のものは受け付けないことがわかるでしょう。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o simple_parser simple-parser.hs
% ./simple_parser "\"this is a string\""
Found value
% ./simple_parser 25
Found value
% ./simple_parser symbol
Found value
% ./simple_parser (symbol)
bash: syntax error near unexpected token `symbol'
% ./simple_parser "(symbol)"
No match: "lisp" (line 1, column 1):
unexpected "("
expecting letter, "\"" or digit
</syntaxhighlight>
練習問題2
# 以下の手法を使って<code>parseNumber</code>を書き直しなさい。
## do記法
## [http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#tMonad >>=]演算子を使った明示的なシーケンシング
# ここでの文字列リテラルは、文字列中の引用符のエスケープをサポートしていないので、完全に[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3.5 R5RS compliant]ではありません。<code>\"</code>が文字列を終わりにせず、二重引用符のリテラル表現となるように<code>parseString</code>を変えなさい。<code>noneOf "\""</code>を非引用符''又は''バックスラッシュと引用符を受理する新しいパーサアクションに置き換えるとよいでしょう。
# <code>\n</code>、<code>\r</code>、<code>\t</code>、<code>\\</code>などのエスケープ文字も認識するようにしなさい。
# <code>parseNumber</code>が[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.2.4 Scheme standard for different bases]もサポートするようにしなさい。それにあたっては[http://www.haskell.org/onlinereport/numeric.html#sect14 readOctとreadHex]が便利でしょう。
# <code>Character</code>コンストラクタを<code>LispVal</code>に加え、R5RSに書かれているように[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3.4 character literals]のパーサを実装しなさい。
# <code>Float</code>コンストラクタを<code>LispVal</code>に加え、[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.2.4 decimals]のR5RSにおける文法をサポートしなさい。[http://www.haskell.org/onlinereport/numeric.html#sect14 readFloat]を使うとよいでしょう。
# Schemeの数値型の[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.2.1 full numeric tower]を実装するデータ型とパーサを書きなさい。Haskellはこれらの多くを表現する組み込みの型を持っています。[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tNum Prelude]を参照して下さい。Haskellに標準でない型については、複合型を定義できます。例えば、有理数は分母と分子の組で、複素数は実数部と虚数部の組で表すことができます。
== 再帰的なパーサ: リスト・ドット対・クォートの処理 ==
次に、私たちのインタプリタにもっとパーサアクションを加えていきます。Lispの代名詞である括弧で囲まれたリストから始めましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseList :: Parser LispVal
parseList = liftM List $ sepBy parseExpr spaces
</syntaxhighlight>
<code>parseList</code>の動作は<code>parseNumber</code>の動作に似ています。まず空白文字で分けられた式の列をパースし、それに<code>List</code>コンストラクタを適用するのです。<code>parseExpr</code>は私たちが自分で定義したアクションであるにも関わらず[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#sepBy sepBy]に渡すことができるのにも注目です。
ドット対のパーサはもう少し複雑ですが、既出の概念だけで書くことができます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseDottedList :: Parser LispVal
parseDottedList = do
head <- endBy parseExpr spaces
tail <- char '.' >> spaces >> parseExpr
return $ DottedList head tail
</syntaxhighlight>
<code>>></code>を使ってパーサアクションの並びを繋ぎあわせて、その全体をdo文の右辺に使うことができるのに注意してください。<code>char '.' >> spaces</code>は<code>Parser ()</code>型で、<code>parseExpr</code>と組み合わせることで<code>Parser LispVal</code>型を得ますが、それは正にこのdoブロック全体の型です。
次に、Schemeのシングルクォートを使った構文糖衣のサポートを加えましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseQuoted :: Parser LispVal
parseQuoted = do
char '\''
x <- parseExpr
return $ List [Atom "quote", x]
</syntaxhighlight>
このコードの殆どは問題なく読めるでしょう。一重引用符を読み、式を読んで<code>x</code>に束縛し、Scheme流に言えば<code>(quote x)</code>を返します。<code>Atom</code>コンストラクタは普通の関数のように働きます。包みたい文字列を渡すと<code>LispVal</code>を返し、その<code>LispVal</code>には、リストの中に入れるなど何でもすることができます。
最後に、<code>parseExpr</code>の定義を新しいパーサを含むように編集しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseExpr :: Parser LispVal
parseExpr = parseAtom
<|> parseString
<|> parseNumber
<|> parseQuoted
<|> do char '('
x <- try parseList <|> parseDottedList
char ')'
return x
</syntaxhighlight>
これはParsecの最後の機能の説明となっています: バックトラックです。
<code>parseList</code>と<code>parseDottedList</code>はドットまでは同じ文字列を認識し、そのことはそれぞれの選択肢が失敗する前に入力を消費してはならないという要求に反します。[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#try try]コンビネータは指定されたパーサを実行しようとしますが、それが失敗すると、入力を元の状態にまで戻します。これにより、パーサの選択時に他の選択肢に影響を与えることなく入力を消費するパーサを使うことができます。
コードをコンパイル・実行してください。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o simple_parser simple-parser.hs
% ./simple_parser "(a test)"
Found value
% ./simple_parser "(a (nested) test)"
Found value
% ./simple_parser "(a (dotted . list) test)"
Found value
% ./simple_parser "(a '(quoted (dotted . list)) test)"
Found value
% ./simple_parser "(a '(imbalanced parens)"
No match: "lisp" (line 1, column 24):
unexpected end of input
expecting space or ")"
</syntaxhighlight>
色んなパーサの中で<code>parseExpr</code>を呼ぶことで、それらを任意の深さに入れ子にできます。その結果、完全なLispパーサをほんの少しの定義だけで作ることができ、それが再帰の力なのです。
練習問題3
# [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-7.html#%_sec_4.2.6 backquote]構文糖衣をサポートしなさい。Schemeの標準はそれが何に展開されるべきか詳しく論じています(quasiquote/unquote)。
# [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3.6 vectors]をサポートしなさい。Haskellによる表現は自由に選んでください。GHCは[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/array-0.3.0.0/Data-Array.html Array]データ型を持ってはいますが、使うのが難しいかもしれません。厳密に言うと、配列は定数時間のインデックスによる要素の取り出し・変更が可能な必要がありますが、純粋関数型言語で破壊的変更を使うのは困難です。このチュートリアルで後に論ずる<code>set!</code>の節を読んでからの方がやりやすいかもしれません。
# <code>try</code>コンビネータを使う代わりに、共通部分を括り出し一つのパーサにするように文法を変えなさい。式の列にマッチするパーサと、無またはドットと一つの式にマッチするパーサが出来るはずです。これらの戻り値を組み合わせて<code>List</code>か<code>DottedList</code>を作るのは、読者への(いくらか難しめの)問題として残されています。別の補助的な関数を作るとよいかもしれません。
{{Nav}}
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-12-23T00:12:08Z
|
[
"テンプレート:Nav"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/%E6%A7%8B%E6%96%87%E8%A7%A3%E6%9E%90
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15,855 |
48時間でSchemeを書こう/練習問題の解答
|
$演算子によって括弧の数を減らしています。最後の行は$を使わずにprint ((read (args !! 0)) + (read $ args !! 1))とも書けます。
またはもっと簡潔に
これを使うようparseStringも変更します。
This means that it is no longer possible to begin an atom with the hash character. This necessitates a different way of parsing #t and #f.
This in turn requires us to make changes to parseExpr.
parseNumber need to be changed to the following.
And the following new functions need to be added.
The combination of anyChar and notFollowedBy ensure that only a single character is read.
Note that this does not actually conform to the standard; as it stands, "space" and "newline" must be entirely lowercase; the standard states that they should be case insensitive.
Furthermore, add
before parseNumber in parseExpr and the line
to the LispVal type.
Additionally, import the Ratio module, add
before parseNumber in parseExpr and the line
to the LispVal type.
Real is already implemented in the Float type from Exercise 6, unless I'm mistaken.
Complex using Haskell's Complex type:
As before, import the Complex module, add
before parseNumber and parseFloat in parseExpr and the line
to the LispVal type.
These two are analogous to parseQuoted:
Also add
to parseExpr.
I chose to go with Arrays as described in Data.Array and used list-array conversions for array construction.
In order to use this,
and add the following to the LispVal type:
Add the following lines to parseExpr; before the parser for Lists and DottedLists.
This took a fair amount of fiddling with sepBy, endBy and friends. I started by getting the (. degenerate) dotted list to work and then went from there. This code tolerates trailing and leading spaces.
Alternative solution without a Nil constructor. spaces is the spaces from Parsec and spaces1 is the spaces from this tutorial.
Here is one way of adding a few of them.
Add symbol->string and string->symbol to the list of primitives, then:
This doesn't deal well with bad input, which is covered later.
Define a helper function that takes the equal/eqv function as an argument:
Now adjust the eqv clause:
And add clauses for List and DottedList to the equal function:
Room for improvement here!
Another approach:
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "$演算子によって括弧の数を減らしています。最後の行は$を使わずにprint ((read (args !! 0)) + (read $ args !! 1))とも書けます。",
"title": "練習問題1"
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "またはもっと簡潔に",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 2,
"tag": "p",
"text": "これを使うようparseStringも変更します。",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 3,
"tag": "p",
"text": "This means that it is no longer possible to begin an atom with the hash character. This necessitates a different way of parsing #t and #f.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 4,
"tag": "p",
"text": "This in turn requires us to make changes to parseExpr.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 5,
"tag": "p",
"text": "parseNumber need to be changed to the following.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 6,
"tag": "p",
"text": "And the following new functions need to be added.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 7,
"tag": "p",
"text": "The combination of anyChar and notFollowedBy ensure that only a single character is read.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 8,
"tag": "p",
"text": "Note that this does not actually conform to the standard; as it stands, \"space\" and \"newline\" must be entirely lowercase; the standard states that they should be case insensitive.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 9,
"tag": "p",
"text": "Furthermore, add",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 10,
"tag": "p",
"text": "before parseNumber in parseExpr and the line",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "to the LispVal type.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 12,
"tag": "p",
"text": "Additionally, import the Ratio module, add",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 13,
"tag": "p",
"text": "before parseNumber in parseExpr and the line",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 14,
"tag": "p",
"text": "to the LispVal type.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 15,
"tag": "p",
"text": "Real is already implemented in the Float type from Exercise 6, unless I'm mistaken.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 16,
"tag": "p",
"text": "Complex using Haskell's Complex type:",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 17,
"tag": "p",
"text": "As before, import the Complex module, add",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "before parseNumber and parseFloat in parseExpr and the line",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "to the LispVal type.",
"title": "練習問題2"
},
{
"paragraph_id": 20,
"tag": "p",
"text": "These two are analogous to parseQuoted:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "Also add",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "to parseExpr.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "I chose to go with Arrays as described in Data.Array and used list-array conversions for array construction.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "In order to use this,",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "and add the following to the LispVal type:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "Add the following lines to parseExpr; before the parser for Lists and DottedLists.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "This took a fair amount of fiddling with sepBy, endBy and friends. I started by getting the (. degenerate) dotted list to work and then went from there. This code tolerates trailing and leading spaces.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "Alternative solution without a Nil constructor. spaces is the spaces from Parsec and spaces1 is the spaces from this tutorial.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "Here is one way of adding a few of them.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "Add symbol->string and string->symbol to the list of primitives, then:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "This doesn't deal well with bad input, which is covered later.",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "Define a helper function that takes the equal/eqv function as an argument:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "Now adjust the eqv clause:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "And add clauses for List and DottedList to the equal function:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "Room for improvement here!",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "Another approach:",
"title": "Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums"
}
] | null |
== 練習問題1 ==
<ol>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
import System
main :: IO ()
main = do args <- getArgs
putStrLn ("Hello, " ++ args !! 0 ++ " " ++ args !! 1)
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
import System
main :: IO ()
main = do args <- getArgs
print $ (read $ args !! 0) + (read $ args !! 1)
</syntaxhighlight>
<code>$</code>演算子によって括弧の数を減らしています。最後の行は<code>$</code>を使わずに<code>print ((read (args !! 0)) + (read $ args !! 1))</code>とも書けます。
</li>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
import System
main :: IO ()
main = do putStrLn "お名前は?"
name <- getLine
putStrLn $ "あなたの名前は" ++ name ++ "ですね!"
</syntaxhighlight>
</li>
</ol>
== 練習問題2 ==
<ol>
<li>
<ol>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseNumber :: Parser LispVal
parseNumber = do x <- many1 digit
return $ Number $ read x
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseNumber = many1 digit >>= return . Number . read
</syntaxhighlight>
</li>
</ol>
</li>
<li>
まず、バックスラッシュにバックスラッシュか二重引用符が続いた文字列を認識し、バックスラッシュか二重引用符それ自身を返すパーサアクションを作ります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
escapedChars :: Parser Char
escapedChars = do char '\\' -- バックスラッシュ
x <- oneOf "\\\"" -- バックスラッシュまたは二重引用符
return x -- エスケープされた文字を返す
</syntaxhighlight>
またはもっと簡潔に
<syntaxhighlight lang="haskell">
escapedChars = char '\\' >> oneOf "\\\""
</syntaxhighlight>
これを使うよう<code>parseString</code>も変更します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseString :: Parser LispVal
parseString = do char '"'
x <- many $ escapedChars <|> noneOf "\"\\"
char '"'
return $ String x
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
escapedChars :: Parser Char
escapedChars = do x <- char '\\' >> oneOf "\\\"nrt"
return $ case x of
'n' -> '\n'
'r' -> '\r'
't' -> '\t'
_ -> x
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
First, it is necessary to change the definition of symbol.
<syntaxhighlight lang="haskell">
symbol :: Parser Char
symbol = oneOf "!$%&|*+-/:<=>?@^_~"
</syntaxhighlight>
This means that it is no longer possible to begin an atom with the hash character. This necessitates a different way of parsing #t and #f.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseBool :: Parser LispVal
parseBool = do string "#"
x <- oneOf "tf"
return $ case x of
't' -> Bool True
'f' -> Bool False
</syntaxhighlight>
This in turn requires us to make changes to parseExpr.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseExpr :: Parser LispVal
parseExpr = parseAtom
<|> parseString
<|> parseNumber
<|> parseBool
</syntaxhighlight>
parseNumber need to be changed to the following.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseNumber :: Parser LispVal
parseNumber = do num <- parseDigital1 <|> parseDigital2 <|> parseHex <|> parseOct <|> parseBin
return $ num
</syntaxhighlight>
And the following new functions need to be added.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseDigital1 :: Parser LispVal
parseDigital1 = do x <- many1 digit
(return . Number . read) x
parseDigital2 :: Parser LispVal
parseDigital2 = do try $ string "#d"
x <- many1 digit
(return . Number . read) x
parseHex :: Parser LispVal
parseHex = do try $ string "#x"
x <- many1 hexDigit
return $ Number (hex2dig x)
parseOct :: Parser LispVal
parseOct = do try $ string "#o"
x <- many1 octDigit
return $ Number (oct2dig x)
parseBin :: Parser LispVal
parseBin = do try $ string "#b"
x <- many1 (oneOf "10")
return $ Number (bin2dig x)
oct2dig x = fst $ readOct x !! 0
hex2dig x = fst $ readHex x !! 0
bin2dig = bin2dig' 0
bin2dig' digint "" = digint
bin2dig' digint (x:xs) = let old = 2 * digint + (if x == '0' then 0 else 1) in
bin2dig' old xs
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
<syntaxhighlight lang="haskell">
data LispVal = Atom String
| List [LispVal]
| DottedList [LispVal] LispVal
| Number Integer
| String String
| Bool Bool
| Character Char
parseCharacter :: Parser LispVal
parseCharacter = do
try $ string "#\\"
value <- try (string "newline" <|> string "space")
<|> do { x <- anyChar; notFollowedBy alphaNum ; return [x] }
return $ Character $ case value of
"space" -> ' '
"newline" -> '\n'
otherwise -> (value !! 0)
</syntaxhighlight>
The combination of anyChar and notFollowedBy ensure that only a single character is read.
Note that this does not actually conform to the standard; as it stands, "space" and "newline" must be entirely lowercase; the standard states that they should be case insensitive.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseExpr :: Parser LispVal
parseExpr = parseAtom
<|> parseString
<|> try parseNumber -- we need the 'try' because
<|> try parseBool -- these can all start with the hash char
<|> try parseCharacter
</syntaxhighlight>
</li>
<li>
A possible solution for floating point numbers:
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseFloat :: Parser LispVal
parseFloat = do x <- many1 digit
char '.'
y <- many1 digit
return $ Float (fst.head$readFloat (x++"."++y))
</syntaxhighlight>
Furthermore, add
<syntaxhighlight lang="haskell">
try parseFloat
</syntaxhighlight>
''before'' parseNumber in parseExpr and the line
<syntaxhighlight lang="haskell">
| Float Double
</syntaxhighlight>
to the LispVal type.
</li>
<li>
'''Ratio''', using Haskell's Ratio type:
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseRatio :: Parser LispVal
parseRatio = do x <- many1 digit
char '/'
y <- many1 digit
return $ Ratio ((read x) % (read y))
</syntaxhighlight>
Additionally, import the ''Ratio'' module, add
<syntaxhighlight lang="haskell">
try parseRatio
</syntaxhighlight>
''before'' parseNumber in parseExpr and the line
<syntaxhighlight lang="haskell">
| Ratio Rational
</syntaxhighlight>
to the LispVal type.
'''Real''' is already implemented in the Float type from Exercise 6, unless I'm mistaken.
'''Complex''' using Haskell's Complex type:
<syntaxhighlight lang="haskell">
toDouble :: LispVal -> Double
toDouble(Float f) = f
toDouble(Number n) = fromIntegral n
parseComplex :: Parser LispVal
parseComplex = do x <- (try parseFloat <|> parseDecimal)
char '+'
y <- (try parseFloat <|> parseDecimal)
char 'i'
return $ Complex (toDouble x :+ toDouble y)
</syntaxhighlight>
As before, import the ''Complex'' module, add
<syntaxhighlight lang="haskell">
try parseComplex
</syntaxhighlight>
''before'' parseNumber and parseFloat in parseExpr and the line
<syntaxhighlight lang="haskell">
| Complex (Complex Double)
</syntaxhighlight>
to the LispVal type.
</li>
</ol>
==Section 4 - Recursive Parsers: Adding lists, dotted lists, and quoted datums==
===Exercise 1===
These two are analogous to parseQuoted:
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseQuasiQuoted :: Parser LispVal
parseQuasiQuoted = do
char '`'
x <- parseExpr
return $ List [Atom "quasiquote", x]
parseUnQuote :: Parser LispVal
parseUnQuote = do
char ','
x <- parseExpr
return $ List [Atom "unquote", x]
</syntaxhighlight>
Also add
<syntaxhighlight lang="haskell">
<|> parseQuasiQuoted
<|> parseUnQuote
</syntaxhighlight>
to parseExpr.
===Exercise 2===
I chose to go with Arrays as described in [http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/array-0.3.0.0/Data-Array.html Data.Array] and used list-array conversions for array construction.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseVector :: Parser LispVal
parseVector = do arrayValues <- sepBy parseExpr spaces
return $ Vector (listArray (0,(length arrayValues - 1)) arrayValues)
</syntaxhighlight>
In order to use this,
<syntaxhighlight lang="haskell">
import ''Data.Array''
</syntaxhighlight>
and add the following to the LispVal type:
<syntaxhighlight lang="haskell">
| Vector (Array Int LispVal)
</syntaxhighlight>
Add the following lines to parseExpr; ''before'' the parser for Lists and DottedLists.
<syntaxhighlight lang="haskell">
<|> try (do string "#("
x <- parseVector
char ')'
return x)
</syntaxhighlight>
===Exercise 3===
This took a fair amount of fiddling with <code>sepBy</code>, <code>endBy</code> and friends. I started by getting the <code>(. degenerate)</code> dotted list to work and then went from there. This code tolerates trailing and leading spaces.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseAnyList :: Parser LispVal
parseAnyList = do
P.char '('
optionalSpaces
head <- P.sepEndBy parseExpr spaces
tail <- (P.char '.' >> spaces >> parseExpr) <|> return (Nil ())
optionalSpaces
P.char ')'
return $ case tail of
(Nil ()) -> List head
otherwise -> DottedList head tail
</syntaxhighlight>
Alternative solution without a Nil constructor. <code>spaces</code> is the spaces from Parsec and <code>spaces1</code> is the spaces from this tutorial.
<syntaxhighlight lang="haskell">
parseList :: Parser LispVal
parseList = do char '(' >> spaces
head <- parseExpr `sepEndBy` spaces1
do char '.' >> spaces1
tail <- parseExpr
spaces >> char ')'
return $ DottedList head tail
<|> (spaces >> char ')' >> (return $ List head))
</syntaxhighlight>
=Chapter 3=
===Exercise 1===
Here is one way of adding a few of them.
<syntaxhighlight lang="haskell">
primitives :: [(String , [LispVal] -> LispVal)]
primitives = [("+" , numericBinop (+)) ,
("-" , numericBinop (-)) ,
("*" , numericBinop (*)) ,
("/" , numericBinop div) ,
("mod" , numericBinop mod) ,
("quotient" , numericBinop quot) ,
("remainder" , numericBinop rem) ,
("symbol?" , unaryOp symbolp) ,
("string?" , unaryOp stringp) ,
("number?" , unaryOp numberp) ,
("bool?", unaryOp boolp) ,
("list?" , unaryOp listp)]
unaryOp :: (LispVal -> LispVal) -> [LispVal] -> LispVal
unaryOp f [v] = f v
symbolp, numberp, stringp, boolp, listp :: LispVal -> LispVal
symbolp (Atom _) = Bool True
symbolp _ = Bool False
numberp (Number _) = Bool True
numberp _ = Bool False
stringp (String _) = Bool True
stringp _ = Bool False
boolp (Bool _) = Bool True
boolp _ = Bool False
listp (List _) = Bool True
listp (DottedList _ _) = Bool True
listp _ = Bool False
</syntaxhighlight>
===Exercise 2===
<syntaxhighlight lang="haskell">
unpackNum :: LispVal -> Integer
unpackNum (Number n) = n
unpackNum _ = 0
</syntaxhighlight>
===Exercise 3===
Add symbol->string and string->symbol to the list of primitives, then:
<syntaxhighlight lang="haskell">
symbol2string, string2symbol :: LispVal -> LispVal
symbol2string (Atom s) = String s
symbol2string _ = String ""
string2symbol (String s) = Atom s
string2symbol _ = Atom ""
</syntaxhighlight>
This doesn't deal well with bad input, which is covered later.
=Chapter 5=
===Exercise 1===
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval env (List [Atom "if", pred, conseq, alt]) = do
result <- eval env pred
case result of
Bool False -> eval env alt
Bool True -> eval env conseq
_ -> throwError $ TypeMismatch "bool" pred
</syntaxhighlight>
===Exercise 2===
Define a helper function that takes the equal/eqv function as an argument:
<syntaxhighlight lang="haskell">
eqvList :: ([LispVal] -> ThrowsError LispVal) -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
eqvList eqvFunc [(List arg1), (List arg2)] = return $ Bool $ (length arg1 == length arg2) &&
(all eqvPair $ zip arg1 arg2)
where eqvPair (x1, x2) = case eqvFunc [x1, x2] of
Left err -> False
Right (Bool val) -> val
</syntaxhighlight>
Now adjust the eqv clause:
<syntaxhighlight lang="haskell">
eqv [l1@(List arg1), l2@(List arg2)] = eqvList eqv [l1, l2]
</syntaxhighlight>
And add clauses for List and DottedList to the equal function:
<syntaxhighlight lang="haskell">
equal :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
equal [l1@(List arg1), l2@(List arg2)] = eqvList equal [l1, l2]
equal [(DottedList xs x), (DottedList ys y)] = equal [List $ xs ++ [x], List $ ys ++ [y]]
equal [arg1, arg2] = do
primitiveEquals <- liftM or $ mapM (unpackEquals arg1 arg2)
[AnyUnpacker unpackNum, AnyUnpacker unpackStr, AnyUnpacker unpackBool]
eqvEquals <- eqv [arg1, arg2]
return $ Bool $ (primitiveEquals || let (Bool x) = eqvEquals in x)
equal badArgList = throwError $ NumArgs 2 badArgList
</syntaxhighlight>
===Exercise 3===
====cond====
Room for improvement here!
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval (List ((Atom "cond"):cs)) = do
b <- (liftM (take 1 . dropWhile f) $ mapM condClause cs) >>= cdr
car [b] >>= eval
where condClause (List [p,b]) = do q <- eval p
case q of
Bool _ -> return $ List [q,b]
_ -> throwError $ TypeMismatch "bool" q
condClause v = throwError $ TypeMismatch "(pred body)" v
f = \(List [p,b]) -> case p of
(Bool False) -> True
_ -> False
</syntaxhighlight>
Another approach:
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval env (List (Atom "cond" : expr : rest)) = do
eval' expr rest
where eval' (List [cond, value]) (x : xs) = do
result <- eval env cond
case result of
Bool False -> eval' x xs
Bool True -> eval env value
otherwise -> throwError $ TypeMismatch "boolean" cond
eval' (List [Atom "else", value]) [] = do
eval env value
eval' (List [cond, value]) [] = do
result <- eval env cond
case result of
Bool True -> eval env value
otherwise -> throwError $ TypeMismatch "boolean" cond
</syntaxhighlight>
===Exercise 4===
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-04-13T11:11:32Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/%E7%B7%B4%E7%BF%92%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E8%A7%A3%E7%AD%94
|
15,856 |
自然公園法第24条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第24条
本条は、利用調整地区の区域内への立入りの認定に関する規定である。
第1項で認定の要件等について規定している。
第2項で認定の申請手続について環境省令で定めるところにより行われるものであること、第3項以下で立入認定証の交付、携帯等について規定している。
本条の条文にある「環境省令」は、自然公園法施行規則第13条の6から第13条の10が該当する(総務省法令データ提供システム)。
偽りその他不正の手段により第1項又は第7項の認定を受けた者は第83条により、偽りその他不正の手段により第5項(同条第8項における準用を含む)の立入認定証の再交付を受けた者は第86条により、第6項(第8項における準用を含む)の規定に違反して立入認定証を携帯しないで立ち入つた者は第89条により、それぞれ処罰の対象となる。
|
[
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"tag": "p",
"text": "法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法",
"title": ""
},
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"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "第24条",
"title": "条文"
},
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"text": "本条は、利用調整地区の区域内への立入りの認定に関する規定である。",
"title": "解説"
},
{
"paragraph_id": 3,
"tag": "p",
"text": "第1項で認定の要件等について規定している。",
"title": "解説"
},
{
"paragraph_id": 4,
"tag": "p",
"text": "第2項で認定の申請手続について環境省令で定めるところにより行われるものであること、第3項以下で立入認定証の交付、携帯等について規定している。",
"title": "解説"
},
{
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"tag": "p",
"text": "本条の条文にある「環境省令」は、自然公園法施行規則第13条の6から第13条の10が該当する(総務省法令データ提供システム)。",
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"tag": "p",
"text": "偽りその他不正の手段により第1項又は第7項の認定を受けた者は第83条により、偽りその他不正の手段により第5項(同条第8項における準用を含む)の立入認定証の再交付を受けた者は第86条により、第6項(第8項における準用を含む)の規定に違反して立入認定証を携帯しないで立ち入つた者は第89条により、それぞれ処罰の対象となる。",
"title": "解説"
}
] |
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
==条文==
;(立入りの認定)
第24条
# 国立公園又は国定公園の利用者は、[[自然公園法第23条|利用調整地区]]の区域内へ前条第三項に規定する期間内に立ち入ろうとするときは、次の各号のいずれにも適合していることについて、国立公園にあつては[[w:環境大臣|環境大臣]]の、国定公園にあつては都道府県知事の認定を受けなければならない。ただし、第七項の認定を受けて立ち入る場合は、この限りでない。
#:一 国立公園又は国定公園を利用する目的で立ち入るものであること。
#:二 風致又は景観の維持とその適正な利用に支障を及ぼすおそれがないものとして、[[w:環境省|環境省]][[wikt:省令|令]]で定める基準に適合するものであること。
# 前項の認定を受けようとする者は、環境省令で定めるところにより、国立公園にあつては環境大臣に、国定公園にあつては都道府県知事に認定の申請をしなければならない。
# 環境大臣又は都道府県知事は、第一項の認定の申請に係る立入りが同項各号のいずれにも適合していると認めるときは、同項の認定をするものとする。
# 環境大臣又は都道府県知事は、第一項の認定をしたときは、環境省令で定めるところにより、立入認定証を交付しなければならない。
# 第一項の認定を受けた者は、前項の立入認定証を亡失し、又はその立入認定証が滅失したときは、環境省令で定めるところにより、国立公園にあつては環境大臣に、国定公園にあつては都道府県知事に申請をして、その立入認定証の再交付を受けることができる。
# 第一項の認定を受けた者は、当該利用調整地区の区域内に立ち入るときは、第四項の立入認定証を携帯しなければならない。
# 国立公園又は国定公園の利用者であつて環境省令で定める要件に適合する者は、その監督の下に、他の利用者を利用調整地区の区域内へ前条第三項に規定する期間内に立ち入らせようとするときは、その者及びその者の監督の下に立ち入る者の立入りが第一項各号のいずれにも適合していることについて、国立公園にあつては環境大臣の、国定公園にあつては都道府県知事の認定を受けることができる。
# 第二項から第六項までの規定は、前項の認定について準用する。この場合において、第五項中「亡失し」とあるのは「その者若しくはその者の監督の下に立ち入る者が亡失し」と、第六項中「受けた者」とあるのは「受けた者及びその者の監督の下に立ち入る者」と読み替えるものとする。
== 解説 ==
本条は、利用調整地区の区域内への立入りの認定に関する規定である。
第1項で認定の要件等について規定している。
第2項で認定の申請手続について環境省令で定めるところにより行われるものであること、第3項以下で立入認定証の交付、携帯等について規定している。
本条の条文にある「環境省令」は、自然公園法施行規則第13条の6から第13条の10が該当する([http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32F03601000041.html 総務省法令データ提供システム])。
偽りその他不正の手段により第1項又は第7項の認定を受けた者は{{自然公園法条|83}}により、偽りその他不正の手段により第5項(同条第8項における準用を含む)の立入認定証の再交付を受けた者は{{自然公園法条|86}}により、第6項(第8項における準用を含む)の規定に違反して立入認定証を携帯しないで立ち入つた者は{{自然公園法条|89}}により、それぞれ処罰の対象となる。
== 脚注 ==
<references/>
== 参照条文 ==
* [[自然公園法第23条]](利用調整地区)
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#24|第2章 国立公園及び国定公園]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#4|第四節 保護及び利用]]<br>
|[[自然公園法第23条]]<br>(利用調整地区)
|[[自然公園法第25条]]<br>(指定認定機関)
}}
{{stub}}
[[category:自然公園法|24]]
| null |
2011-11-27T11:56:03Z
|
[
"テンプレート:自然公園法条",
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%B3%95%E7%AC%AC24%E6%9D%A1
|
15,857 |
48時間でSchemeを書こう/評価: 第一部
|
今の所、我々のパーサは与えられたプログラム片を認識するかしないかを出力していただけです。機能するSchemeインタプリタに向かって最初の一歩を取ろうとしています - プログラム片に値を割り当てることによって。初めはゆっくりと進みますが、直に意味ある計算を行うところまで辿りつきます。
まずはHaskellにいろんなLispValの文字列表現の表示方法を教えるところから始めましょう。
これが私たちにとって初めての、本物のパターンマッチの導入です。パターンマッチは代数的データ型を分解し、そのコンストラクタに応じてコード節を選び、それぞれの部分を変数に束縛する手立てです。どんなコンストラクタもパターンの中に現れることができます。パターンはタグが与えられた値のタグと同じで、全てのサブパターンが対応する部分に一致する場合マッチします。パターンは任意の深さに入れ子にすることができ、マッチングは内から外、左から右の順番で行なわれます。関数定義の節は書かれた順にマッチするまで試されます。もしこの説明が難しく感じられても、これからさらに深く評価器について学ぶ時、深く入れ子になったパターンにいくつかあたることになります。
現時点においては、上述の定義の一つ一つがLispValのコンストラクタの一つにマッチし、右辺がそのコンストラクタの値に対して何を行うか示している、ということだけ覚えておいてください。
ListとDottedList節は似たように働きますが、中のリストを文字列に変換するヘルパー関数unwordsListを定義する必要があります。
unwordsList関数はHaskellプレリュードのリスト中の文字列をスペースで接ぎ合わせるunwords関数のように働きます。ここではLispValのリストを扱っているので、LispValを文字列表現に直してからそれにunwordsを適用する関数を作ります。
unwordsListの定義は引数を含みません。これはpoint-free style、つまり関数定義を関数合成と部分適用のみで書く手法の例です。個々の値や"points"にかかずらわる代わりに、いくつかの組み込み関数の組み合わせを使います。まず、mapをshowValに部分適用すると、LispValのリストを取り、それらの文字列表現のリストを返す関数が出来ます。Haskellの関数はカリー化されています。これは、mapのような二引数関数が実際は一引数関数を返す関数だということを意味します。結果として、引数を一つだけ与えた場合、好きなようにできる一引数関数を得ることができます。この場合はそれをunwordsと合成します。すなわち、map showValはLispValのリストをそれらの文字列表現のリストに変え、unwordsがそれをスペースで繋ぎ合わせます。
上で使ったshowはどんなShowクラスのインスタンス型の値も文字列に変換する関数です。LispValも同じように扱いたいので、showメソッドとしてshowValを用いるShowクラスのメンバーにします。
型クラスの完全な解説はこのチュートリアルの範囲を越えています。other tutorialsやHaskell 98 reportにより詳しい情報があります。
readExpr関数を、単に値を見つけたと報告するのではなく、パースした値の文字列表現を返すように変え、上の関数を試してみましょう。
コンパイル・実行すると、
では評価器を作りましょう。評価器の目標は、コードの型を、評価結果であるデータの型に写すことです。Lispでは、コードとデータ両方の型が同じなので、評価器はLispValを返します。他の言語ではコードが様々な文法によるより複雑な構造を持っていることが多いです。
数値・文字列・真偽値・クォートされた文字列を評価するのは非常に簡単で、それ自身を返せばよいだけです。
新しい種類のパターンが出てきました。この記法val@(String _)は文字列であるLispVal全てにマッチし、valにそのLispVal全体(Stringコンストラクタの中身だけでなく)を束縛します。戻り値はString型ではなくLispVal型を持ちます。アンダースコアは「どうでもいい」変数で、どんな値にもマッチしますが、どんな値にも束縛されません。アンダースコアはどんなパターンにおいても使うことができますが、主に@パターンとコンストラクタタグを調べたいだけの時に便利です。
最後の節はネストしたパターンの例です。Listに含まれるデータの型はLispValのリスト[LispVal]です。ここではそれを取って[Atom "quote", val]という二つの値、シンボル"quote"とvalに束縛される任意の値を含むリストに対してマッチさせ、valを返します。
ではevalを既にあるコードに統合しましょう。まずreadExprが式の文字列表現の代わりに式そのものを返すように直しましょう。
そしてmain関数を、式を読み、それを評価して、文字列に変えた後、表示するように変更します。今や私たちは>>=演算子と関数合成演算子を知っているので、それらを使ってコードを少し簡潔にしましょう。
mainでは、getArgsアクションの結果を取り、以下のように働く合成関数に渡します。
いつも通りコンパイル・実行してください。
今のところ特に実用的なことは出来ませんが((+ 2 2)が失敗していますね)、基本的な骨格は出来上がりました。さらに関数を足してこれを拡張していきましょう。
次に、私たちのSchemeを簡単な計算機として使えるようにします。まだ「プログラミング言語」と呼ぶには程遠いですが、前進はしています。
evalに関数適用を扱う節を加えることから始めましょう。覚えておかねばならないのは、関数定義の全ての節はまとめておかなければならず、書かれた順に評価されるということです。従って、次の節は他の節全ての後に置かれるべきです。
これも入れ子になったパターンですが、今回はリテラルのリストではなくコンス演算子:に対してマッチします。Haskellにおいて、リストは実際のところ数珠繋がりになったコンス適用と空リストの構文糖衣です: [1, 2, 3, 4] = 1:(2:(3:(4:[])))。リテラルのリストではなくコンス自体にパターンマッチさせることで、私たちは「リストの二番目の要素」の代わりに「リストの残り」を指定していることになります。例えば、(+ 2 2)をevalに渡したとすると、funcは+に束縛され、argsは[Number 2, Number 2]に束縛されます。
節の残りは2つの既出の関数とまだ定義していない関数1つで構成されています。再帰的に引数のそれぞれを評価するためにevalをargsにmapします。これによって私たちは(+ 2 (- 3 1) (* 5 4))のような組み合わさった式を書くことができます。その後、評価済の引数のリストをもとの関数と共にapplyに渡します。
組み込み関数lookupはペアのリストからキー(その最初の引数)を探します。しかし、リスト中のどのペアもキーにマッチしない場合、lookupは失敗するでしょう。これを表現するため、lookupは組み込みのMaybe型のインスタンスを返します。maybe関数を使って成功・失敗の時にそれぞれどうするかを指定します。もし関数が見つからなければ、#fに相当するBool False型を返します(後でより頑健なエラーチェックを入れます)。もし見つかれば、($ args)を使ってそれを引数に適用します。
次に、私たちの実装するプリミティブのリストを定義します。
primitivesの型を見てください。primitivesはlookupに期待されるようにペアのリストですが、ペアの値は[LispVal]からLispValへの関数です。Haskellでは、簡単に関数を他のデータ構造に格納することができます。ただし、格納される関数は全部同じ型を持っている必要があります。
また、格納されている関数自身、関数numericBinop(まだ定義されてませんが)の結果です。numericBinopはHaskellのプリミティブ関数を取り、引数のリストを解すコードでラップし、プリミティブ関数を適用し、結果をNumberコンストラクタでラップして返します。
R5RS Schemeと同様、2引数だけに囚われないことにします。私たちの定義する数値操作はどんな長さのリストにも働くことができます。よって(+ 2 3 4) = 2 + 3 + 4で、(- 1 5 5 3 2) = 15 - 5 - 3 - 2です。ビルトイン関数foldl1を使ってこうします。foldl1は、本質的には、リスト中の全てのコンス演算子を二項演算子opに置きかえます。
R5RS Schemeとは違って、私たちは弱い型付けの一種を実装しています。それは、もし値が数値として解釈できる(文字列"2"のように)ならば、それが文字列であっても数値として扱うということを意味します。これはunpackNumに幾つか余分の節を付けることで実現します。もし私たちが文字列をunpackしているならば、Haskellのビルトイン関数readsでパースできるか試してみます。readsは(パースされた結果の値、残りの文字列)というペアのリストを返します。
リストに対しては、一つの値のみを持つリストに対してパターンマッチを行い、それをunpackすることを試みます。他は全て次の場合に流れつきます。
どんな理由にしろ数値を得ることができなかった場合、今のところは0を返すことにしておきます。すぐ後にこれがエラーを出すようにします。
通常通りコンパイル・実行してください。関数の引数それぞれに対してevalを呼ぶことで、いかに私たちが入れ子の表現を「タダで」使うことができるかに注目しましょう。
練習問題4
|
[
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"text": "今の所、我々のパーサは与えられたプログラム片を認識するかしないかを出力していただけです。機能するSchemeインタプリタに向かって最初の一歩を取ろうとしています - プログラム片に値を割り当てることによって。初めはゆっくりと進みますが、直に意味ある計算を行うところまで辿りつきます。",
"title": "評価器作成の手始め"
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"text": "まずはHaskellにいろんなLispValの文字列表現の表示方法を教えるところから始めましょう。",
"title": "評価器作成の手始め"
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"text": "これが私たちにとって初めての、本物のパターンマッチの導入です。パターンマッチは代数的データ型を分解し、そのコンストラクタに応じてコード節を選び、それぞれの部分を変数に束縛する手立てです。どんなコンストラクタもパターンの中に現れることができます。パターンはタグが与えられた値のタグと同じで、全てのサブパターンが対応する部分に一致する場合マッチします。パターンは任意の深さに入れ子にすることができ、マッチングは内から外、左から右の順番で行なわれます。関数定義の節は書かれた順にマッチするまで試されます。もしこの説明が難しく感じられても、これからさらに深く評価器について学ぶ時、深く入れ子になったパターンにいくつかあたることになります。",
"title": "評価器作成の手始め"
},
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"text": "現時点においては、上述の定義の一つ一つがLispValのコンストラクタの一つにマッチし、右辺がそのコンストラクタの値に対して何を行うか示している、ということだけ覚えておいてください。",
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"text": "ListとDottedList節は似たように働きますが、中のリストを文字列に変換するヘルパー関数unwordsListを定義する必要があります。",
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"text": "unwordsList関数はHaskellプレリュードのリスト中の文字列をスペースで接ぎ合わせるunwords関数のように働きます。ここではLispValのリストを扱っているので、LispValを文字列表現に直してからそれにunwordsを適用する関数を作ります。",
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"text": "unwordsListの定義は引数を含みません。これはpoint-free style、つまり関数定義を関数合成と部分適用のみで書く手法の例です。個々の値や\"points\"にかかずらわる代わりに、いくつかの組み込み関数の組み合わせを使います。まず、mapをshowValに部分適用すると、LispValのリストを取り、それらの文字列表現のリストを返す関数が出来ます。Haskellの関数はカリー化されています。これは、mapのような二引数関数が実際は一引数関数を返す関数だということを意味します。結果として、引数を一つだけ与えた場合、好きなようにできる一引数関数を得ることができます。この場合はそれをunwordsと合成します。すなわち、map showValはLispValのリストをそれらの文字列表現のリストに変え、unwordsがそれをスペースで繋ぎ合わせます。",
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"title": "評価器作成の手始め"
},
{
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"tag": "p",
"text": "型クラスの完全な解説はこのチュートリアルの範囲を越えています。other tutorialsやHaskell 98 reportにより詳しい情報があります。",
"title": "評価器作成の手始め"
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"title": "評価器作成の手始め"
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"text": "では評価器を作りましょう。評価器の目標は、コードの型を、評価結果であるデータの型に写すことです。Lispでは、コードとデータ両方の型が同じなので、評価器はLispValを返します。他の言語ではコードが様々な文法によるより複雑な構造を持っていることが多いです。",
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},
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"text": "新しい種類のパターンが出てきました。この記法val@(String _)は文字列であるLispVal全てにマッチし、valにそのLispVal全体(Stringコンストラクタの中身だけでなく)を束縛します。戻り値はString型ではなくLispVal型を持ちます。アンダースコアは「どうでもいい」変数で、どんな値にもマッチしますが、どんな値にも束縛されません。アンダースコアはどんなパターンにおいても使うことができますが、主に@パターンとコンストラクタタグを調べたいだけの時に便利です。",
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"text": "最後の節はネストしたパターンの例です。Listに含まれるデータの型はLispValのリスト[LispVal]です。ここではそれを取って[Atom \"quote\", val]という二つの値、シンボル\"quote\"とvalに束縛される任意の値を含むリストに対してマッチさせ、valを返します。",
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"text": "そしてmain関数を、式を読み、それを評価して、文字列に変えた後、表示するように変更します。今や私たちは>>=演算子と関数合成演算子を知っているので、それらを使ってコードを少し簡潔にしましょう。",
"title": "評価器作成の手始め: プリミティブ"
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"text": "mainでは、getArgsアクションの結果を取り、以下のように働く合成関数に渡します。",
"title": "評価器作成の手始め: プリミティブ"
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{
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"text": "いつも通りコンパイル・実行してください。",
"title": "評価器作成の手始め: プリミティブ"
},
{
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"text": "今のところ特に実用的なことは出来ませんが((+ 2 2)が失敗していますね)、基本的な骨格は出来上がりました。さらに関数を足してこれを拡張していきましょう。",
"title": "評価器作成の手始め: プリミティブ"
},
{
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"tag": "p",
"text": "次に、私たちのSchemeを簡単な計算機として使えるようにします。まだ「プログラミング言語」と呼ぶには程遠いですが、前進はしています。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "evalに関数適用を扱う節を加えることから始めましょう。覚えておかねばならないのは、関数定義の全ての節はまとめておかなければならず、書かれた順に評価されるということです。従って、次の節は他の節全ての後に置かれるべきです。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "これも入れ子になったパターンですが、今回はリテラルのリストではなくコンス演算子:に対してマッチします。Haskellにおいて、リストは実際のところ数珠繋がりになったコンス適用と空リストの構文糖衣です: [1, 2, 3, 4] = 1:(2:(3:(4:[])))。リテラルのリストではなくコンス自体にパターンマッチさせることで、私たちは「リストの二番目の要素」の代わりに「リストの残り」を指定していることになります。例えば、(+ 2 2)をevalに渡したとすると、funcは+に束縛され、argsは[Number 2, Number 2]に束縛されます。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
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"text": "節の残りは2つの既出の関数とまだ定義していない関数1つで構成されています。再帰的に引数のそれぞれを評価するためにevalをargsにmapします。これによって私たちは(+ 2 (- 3 1) (* 5 4))のような組み合わさった式を書くことができます。その後、評価済の引数のリストをもとの関数と共にapplyに渡します。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
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{
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"tag": "p",
"text": "組み込み関数lookupはペアのリストからキー(その最初の引数)を探します。しかし、リスト中のどのペアもキーにマッチしない場合、lookupは失敗するでしょう。これを表現するため、lookupは組み込みのMaybe型のインスタンスを返します。maybe関数を使って成功・失敗の時にそれぞれどうするかを指定します。もし関数が見つからなければ、#fに相当するBool False型を返します(後でより頑健なエラーチェックを入れます)。もし見つかれば、($ args)を使ってそれを引数に適用します。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "次に、私たちの実装するプリミティブのリストを定義します。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "primitivesの型を見てください。primitivesはlookupに期待されるようにペアのリストですが、ペアの値は[LispVal]からLispValへの関数です。Haskellでは、簡単に関数を他のデータ構造に格納することができます。ただし、格納される関数は全部同じ型を持っている必要があります。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "また、格納されている関数自身、関数numericBinop(まだ定義されてませんが)の結果です。numericBinopはHaskellのプリミティブ関数を取り、引数のリストを解すコードでラップし、プリミティブ関数を適用し、結果をNumberコンストラクタでラップして返します。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "R5RS Schemeと同様、2引数だけに囚われないことにします。私たちの定義する数値操作はどんな長さのリストにも働くことができます。よって(+ 2 3 4) = 2 + 3 + 4で、(- 1 5 5 3 2) = 15 - 5 - 3 - 2です。ビルトイン関数foldl1を使ってこうします。foldl1は、本質的には、リスト中の全てのコンス演算子を二項演算子opに置きかえます。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "R5RS Schemeとは違って、私たちは弱い型付けの一種を実装しています。それは、もし値が数値として解釈できる(文字列\"2\"のように)ならば、それが文字列であっても数値として扱うということを意味します。これはunpackNumに幾つか余分の節を付けることで実現します。もし私たちが文字列をunpackしているならば、Haskellのビルトイン関数readsでパースできるか試してみます。readsは(パースされた結果の値、残りの文字列)というペアのリストを返します。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
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"tag": "p",
"text": "リストに対しては、一つの値のみを持つリストに対してパターンマッチを行い、それをunpackすることを試みます。他は全て次の場合に流れつきます。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "どんな理由にしろ数値を得ることができなかった場合、今のところは0を返すことにしておきます。すぐ後にこれがエラーを出すようにします。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
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"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "通常通りコンパイル・実行してください。関数の引数それぞれに対してevalを呼ぶことで、いかに私たちが入れ子の表現を「タダで」使うことができるかに注目しましょう。",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "練習問題4",
"title": "基本的なプリミティブを加える"
}
] | null |
== 評価器作成の手始め ==
今の所、我々のパーサは与えられたプログラム片を認識するかしないかを出力していただけです。機能するSchemeインタプリタに向かって最初の一歩を取ろうとしています - プログラム片に値を割り当てることによって。初めはゆっくりと進みますが、直に意味ある計算を行うところまで辿りつきます。
まずはHaskellにいろんな<code>LispVal</code>の文字列表現の表示方法を教えるところから始めましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
showVal :: LispVal -> String
showVal (String contents) = "\"" ++ contents ++ "\""
showVal (Atom name) = name
showVal (Number contents) = show contents
showVal (Bool True) = "#t"
showVal (Bool False) = "#f"
</syntaxhighlight>
これが私たちにとって初めての、本物のパターンマッチの導入です。パターンマッチは代数的データ型を分解し、そのコンストラクタに応じてコード節を選び、それぞれの部分を変数に束縛する手立てです。どんなコンストラクタもパターンの中に現れることができます。パターンはタグが与えられた値のタグと同じで、全てのサブパターンが対応する部分に一致する場合マッチします。パターンは任意の深さに入れ子にすることができ、マッチングは内から外、左から右の順番で行なわれます。関数定義の節は書かれた順にマッチするまで試されます。もしこの説明が難しく感じられても、これからさらに深く評価器について学ぶ時、深く入れ子になったパターンにいくつかあたることになります。
現時点においては、上述の定義の一つ一つが<code>LispVal</code>のコンストラクタの一つにマッチし、右辺がそのコンストラクタの値に対して何を行うか示している、ということだけ覚えておいてください。
<code>List</code>と<code>DottedList</code>節は似たように働きますが、中のリストを文字列に変換するヘルパー関数<code>unwordsList</code>を定義する必要があります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
showVal (List contents) = "(" ++ unwordsList contents ++ ")"
showVal (DottedList head tail) = "(" ++ unwordsList head ++ " . " ++ showVal tail ++ ")"
</syntaxhighlight>
<code>unwordsList</code>関数はHaskellプレリュードのリスト中の文字列をスペースで接ぎ合わせる[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vunwords unwords]関数のように働きます。ここでは<code>LispVal</code>のリストを扱っているので、<code>LispVal</code>を文字列表現に直してからそれに<code>unwords</code>を適用する関数を作ります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
unwordsList :: [LispVal] -> String
unwordsList = unwords . map showVal
</syntaxhighlight>
<code>unwordsList</code>の定義は引数を含みません。これは''point-free style''、つまり関数定義を関数合成と部分適用のみで書く手法の例です。個々の値や"points"にかかずらわる代わりに、いくつかの組み込み関数の組み合わせを使います。まず、[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmap map]を<code>showVal</code>に部分適用すると、<code>LispVal</code>のリストを取り、それらの文字列表現のリストを返す関数が出来ます。Haskellの関数は''カリー化''されています。これは、<code>map</code>のような二引数関数が実際は一引数関数を返す関数だということを意味します。結果として、引数を一つだけ与えた場合、好きなようにできる一引数関数を得ることができます。この場合はそれを<code>unwords</code>と合成します。すなわち、<code>map showVal</code>は<code>LispVal</code>のリストをそれらの文字列表現のリストに変え、<code>unwords</code>がそれをスペースで繋ぎ合わせます。
上で使った[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#tShow show]はどんな<code>Show</code>クラスのインスタンス型の値も文字列に変換する関数です。<code>LispVal</code>も同じように扱いたいので、<code>show</code>メソッドとして<code>showVal</code>を用いる<code>Show</code>クラスのメンバーにします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
instance Show LispVal where show = showVal
</syntaxhighlight>
型クラスの完全な解説はこのチュートリアルの範囲を越えています。[http://www.haskell.org/tutorial/classes.html other tutorials]や[http://www.haskell.org/onlinereport/decls.html#sect4.3 Haskell 98 report]により詳しい情報があります。
<code>readExpr</code>関数を、単に値を見つけたと報告するのではなく、パースした値の文字列表現を返すように変え、上の関数を試してみましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr input = case parse parseExpr "lisp" input of
Left err -> "No match: " ++ show err
Right val -> "Found " ++ show val
</syntaxhighlight>
コンパイル・実行すると、
<syntaxhighlight lang="text">
$ ghc -package parsec -o parser listing4.1.hs
$ ./parser "(1 2 2)"
Found (1 2 2)
$ ./parser "'(1 3 (\"this\" \"one\"))"
Found (quote (1 3 ("this" "one")))
</syntaxhighlight>
== 評価器作成の手始め: プリミティブ ==
では評価器を作りましょう。評価器の目標は、コードの型を、評価結果であるデータの型に写すことです。Lispでは、コードとデータ両方の型が同じなので、評価器は<code>LispVal</code>を返します。他の言語ではコードが様々な文法によるより複雑な構造を持っていることが多いです。
数値・文字列・真偽値・クォートされた文字列を評価するのは非常に簡単で、それ自身を返せばよいだけです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval :: LispVal -> LispVal
eval val@(String _) = val
eval val@(Number _) = val
eval val@(Bool _) = val
eval (List [Atom "quote", val]) = val
</syntaxhighlight>
新しい種類のパターンが出てきました。この記法<code>val@(String _)</code>は文字列である<code>LispVal</code>全てにマッチし、<code>val</code>にその<code>LispVal</code>''全体''(<code>String</code>コンストラクタの中身だけでなく)を束縛します。戻り値は<code>String</code>型ではなく<code>LispVal</code>型を持ちます。アンダースコアは「どうでもいい」変数で、どんな値にもマッチしますが、どんな値にも束縛されません。アンダースコアはどんなパターンにおいても使うことができますが、主に@パターンとコンストラクタタグを調べたいだけの時に便利です。
最後の節はネストしたパターンの例です。<code>List</code>に含まれるデータの型は<code>LispVal</code>のリスト<code>[LispVal]</code>です。ここでは''それ''を取って<code>[Atom "quote", val]</code>という二つの値、シンボル"quote"と<code>val</code>に束縛される任意の値を含むリストに対してマッチさせ、<code>val</code>を返します。
では<code>eval</code>を既にあるコードに統合しましょう。まず<code>readExpr</code>が式の文字列表現の代わりに式そのものを返すように直しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr :: String -> LispVal
readExpr input = case parse parseExpr "lisp" input of
Left err -> String $ "No match: " ++ show err
Right val -> val
</syntaxhighlight>
そして<code>main</code>関数を、式を読み、それを評価して、文字列に変えた後、表示するように変更します。今や私たちは<code>>>=</code>演算子と関数合成演算子を知っているので、それらを使ってコードを少し簡潔にしましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
main :: IO ()
main = getArgs >>= print . eval . readExpr . head
</syntaxhighlight>
<code>main</code>では、<code>getArgs</code>アクションの結果を取り、以下のように働く合成関数に渡します。
# 最初の値を取り(<code>head</code>)、
# 構文解析して(<code>readExpr</code>)、
# 評価し(<code>eval</code>)、
# 文字列に変換して表示します(<code>print</code>)。
いつも通りコンパイル・実行してください。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o eval listing4.2.hs
% ./eval "'atom"
atom
% ./eval 2
2
% ./eval "\"a string\""
"a string"
% ./eval "(+ 2 2)"
Fail: listing6.hs:83: Non-exhaustive patterns in function eval
</syntaxhighlight>
今のところ特に実用的なことは出来ませんが(<code>(+ 2 2)</code>が失敗していますね)、基本的な骨格は出来上がりました。さらに関数を足してこれを拡張していきましょう。
== 基本的なプリミティブを加える ==
次に、私たちのSchemeを簡単な計算機として使えるようにします。まだ「プログラミング言語」と呼ぶには程遠いですが、前進はしています。
<code>eval</code>に関数適用を扱う節を加えることから始めましょう。覚えておかねばならないのは、関数定義の全ての節はまとめておかなければならず、書かれた順に評価されるということです。従って、次の節は他の節全ての後に置かれるべきです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval (List (Atom func : args)) = apply func $ map eval args
</syntaxhighlight>
これも入れ子になったパターンですが、今回はリテラルのリストではなくコンス演算子<code>:</code>に対してマッチします。Haskellにおいて、リストは実際のところ数珠繋がりになったコンス適用と空リストの構文糖衣です: <code>[1, 2, 3, 4] = 1:(2:(3:(4:[])))</code>。リテラルのリストではなくコンス自体にパターンマッチさせることで、私たちは「リストの二番目の要素」の代わりに「リストの残り」を指定していることになります。例えば、<code>(+ 2 2)</code>を<code>eval</code>に渡したとすると、<code>func</code>は<code>+</code>に束縛され、<code>args</code>は<code>[Number 2, Number 2]</code>に束縛されます。
節の残りは2つの既出の関数とまだ定義していない関数1つで構成されています。再帰的に引数のそれぞれを評価するために<code>eval</code>を<code>args</code>にmapします。これによって私たちは<code>(+ 2 (- 3 1) (* 5 4))</code>のような組み合わさった式を書くことができます。その後、評価済の引数のリストをもとの関数と共に<code>apply</code>に渡します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
apply :: String -> [LispVal] -> LispVal
apply func args = maybe (Bool False) ($ args) $ lookup func primitives
</syntaxhighlight>
組み込み関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vlookup lookup]はペアのリストからキー(その最初の引数)を探します。しかし、リスト中のどのペアもキーにマッチしない場合、<code>lookup</code>は失敗するでしょう。これを表現するため、<code>lookup</code>は組み込みの[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tMaybe Maybe]型のインスタンスを返します。[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmaybe maybe]関数を使って成功・失敗の時にそれぞれどうするかを指定します。もし関数が見つからなければ、<code>#f</code>に相当する<code>Bool False</code>型を返します(後でより頑健なエラーチェックを入れます)。もし見つかれば、<code>($ args)</code>を使ってそれを引数に適用します。
次に、私たちの実装するプリミティブのリストを定義します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
primitives :: [(String, [LispVal] -> LispVal)]
primitives = [("+", numericBinop (+)),
("-", numericBinop (-)),
("*", numericBinop (*)),
("/", numericBinop div),
("mod", numericBinop mod),
("quotient", numericBinop quot),
("remainder", numericBinop rem)]
</syntaxhighlight>
<code>primitives</code>の型を見てください。<code>primitives</code>は<code>lookup</code>に期待されるようにペアのリストですが、''ペアの値は<code>[LispVal]</code>から<code>LispVal</code>への関数です''。Haskellでは、簡単に関数を他のデータ構造に格納することができます。ただし、格納される関数は全部同じ型を持っている必要があります。
また、格納されている関数自身、関数<code>numericBinop</code>(まだ定義されてませんが)の結果です。<code>numericBinop</code>はHaskellのプリミティブ関数を取り、引数のリストを解すコードでラップし、プリミティブ関数を適用し、結果を<code>Number</code>コンストラクタでラップして返します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
numericBinop :: (Integer -> Integer -> Integer) -> [LispVal] -> LispVal
numericBinop op params = Number $ foldl1 op $ map unpackNum params
unpackNum :: LispVal -> Integer
unpackNum (Number n) = n
unpackNum (String n) = let parsed = reads n in
if null parsed
then 0
else fst $ parsed !! 0
unpackNum (List [n]) = unpackNum n
unpackNum _ = 0
</syntaxhighlight>
R5RS Schemeと同様、2引数だけに囚われないことにします。私たちの定義する数値操作はどんな長さのリストにも働くことができます。よって<code>(+ 2 3 4)</code> = 2 + 3 + 4で、<code>(- 1 5 5 3 2)</code> = 15 - 5 - 3 - 2です。ビルトイン関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vfoldl1 foldl1]を使ってこうします。<code>foldl1</code>は、本質的には、リスト中の全てのコンス演算子を二項演算子<code>op</code>に置きかえます。
R5RS Schemeとは違って、私たちは''弱い型付け''の一種を実装しています。それは、もし値が数値として解釈できる(文字列"2"のように)ならば、それが文字列であっても数値として扱うということを意味します。これは<code>unpackNum</code>に幾つか余分の節を付けることで実現します。もし私たちが文字列をunpackしているならば、Haskellのビルトイン関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vreads reads]でパースできるか試してみます。<code>reads</code>は(パースされた結果の値、残りの文字列)というペアのリストを返します。
リストに対しては、一つの値のみを持つリストに対してパターンマッチを行い、それをunpackすることを試みます。他は全て次の場合に流れつきます。
どんな理由にしろ数値を得ることができなかった場合、今のところは0を返すことにしておきます。すぐ後にこれがエラーを出すようにします。
通常通りコンパイル・実行してください。関数の引数それぞれに対して<code>eval</code>を呼ぶことで、いかに私たちが入れ子の表現を「タダで」使うことができるかに注目しましょう。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o eval listing7.hs
% ./eval "(+ 2 2)"
4
% ./eval "(+ 2 (-4 1))"
2
% ./eval "(+ 2 (- 4 1))"
5
% ./eval "(- (+ 4 6 3) 3 5 2)"
3
</syntaxhighlight>
練習問題4
# <code>symbol?</code>・<code>string?</code>・<code>number?</code>など、R5RSの様々な[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3 type-testing]プリミティブを加えなさい。
# <code>unpackNum</code>を値がたとえ数値としてパースできるリスト・文字列であっても、数値でなければ必ず0を返すようにしなさい。
# R5RSの[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3.3 symbol-handling functions]を加えなさい。シンボルとは私たちがアトムと呼んできたものです。
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-04-13T11:11:56Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/%E8%A9%95%E4%BE%A1:_%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%83%A8
|
15,861 |
破産法第93条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第93条(前)(次)
(保全管理人の権限)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第93条(前)(次)",
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"text": "(保全管理人の権限)",
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"title": "判例"
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第93条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第93条]]([[破産法第92条|前]])([[破産法第94条|次]])
==条文==
(保全管理人の権限)
;第93条
#保全管理命令が発せられたときは、債務者の財産(日本国内にあるかどうかを問わない。)の管理及び処分をする権利は、保全管理人に専属する。ただし、保全管理人が債務者の常務に属しない行為をするには、裁判所の許可を得なければならない。
#前項ただし書の許可を得ないでした行為は、無効とする。ただし、これをもって善意の第三者に対抗することができない。
#[[破産法第78条|第78条第2項]]から第6項までの規定は、保全管理人について準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
{{stub}}
[[category:破産法|93]]
| null |
2011-02-28T07:40:12Z
|
[
"テンプレート:Stub"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%A0%B4%E7%94%A3%E6%B3%95%E7%AC%AC93%E6%9D%A1
|
15,862 |
破産法第78条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法
(破産管財人の権限)
|
[
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"text": "法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法",
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]
==条文==
(破産管財人の権限)
;第78条
#破産手続開始の決定があった場合には、破産財団に属する財産の管理及び処分をする権利は、裁判所が選任した破産管財人に専属する。
#破産管財人が次に掲げる行為をするには、裁判所の許可を得なければならない。
## 不動産に関する物権、登記すべき日本船舶又は外国船舶の任意売却
## 鉱業権、漁業権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権、回路配置利用権、育成者権、著作権又は著作隣接権の任意売却
## 営業又は事業の譲渡
## 商品の一括売却
## 借財
## [[破産法第238条|第238条第2項]]の規定による相続の放棄の承認、[[破産法第243条|第243条]]において準用する同項の規定による包括遺贈の放棄の承認又は、[[破産法第244条|第244条第1項]]の規定による特定遺贈の放棄
## 動産の任意売却
## 債権又は有価証券の譲渡
## [[破産法第53条|第53条第1項]]の規定による履行の請求
## 訴えの提起
## 和解又は仲裁合意(仲裁法 (平成15年法律第138号)第2条第1項 に規定する仲裁合意をいう。)
## 権利の放棄
## 財団債権、取戻権又は別除権の承認
## 別除権の目的である財産の受戻し
## その他裁判所の指定する行為
#前項の規定にかかわらず、同項第7号から第14号までに掲げる行為については、次に掲げる場合には、同項の許可を要しない。
## 最高裁判所規則で定める額以下の価額を有するものに関するとき。
## 前号に掲げるもののほか、裁判所が前項の許可を要しないものとしたものに関するとき。
#裁判所は、第2項第3号の規定により営業又は事業の譲渡につき同項の許可をする場合には、労働組合等の意見を聴かなければならない。
#第2項の許可を得ないでした行為は、無効とする。ただし、これをもって善意の第三者に対抗することができない。
#破産管財人は、第2項各号に掲げる行為をしようとするときは、遅滞を生ずるおそれのある場合又は第3項各号に掲げる場合を除き、破産者の意見を聴かなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール破産法|破産法]]
|[[コンメンタール破産法#s3|第3章 破産手続の機関]]<br>
[[コンメンタール破産法#s3-1|第1節 破産管財人]]
[[コンメンタール破産法#s3-1-2|第2款 破産管財人の権限等]]
|[[破産法第77条]]<br>(破産管財人代理)
|[[破産法第79条]]<br>(破産財団の管理)
}}
{{stub}}
[[category:破産法|078]]
| null |
2014-02-01T21:34:17Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%A0%B4%E7%94%A3%E6%B3%95%E7%AC%AC78%E6%9D%A1
|
15,863 |
建築士法第23条の6
|
法学>コンメンタール>建築士法
(設計等の業務に関する報告書)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "法学>コンメンタール>建築士法",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(設計等の業務に関する報告書)",
"title": "条文"
}
] |
法学>コンメンタール>建築士法
|
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[建築士法]]
==条文==
(設計等の業務に関する報告書)
;第23条の6
: 建築士事務所の開設者は、国土交通省令で定めるところにより、事業年度ごとに、次に掲げる事項を記載した設計等の業務に関する報告書を作成し、毎事業年度経過後三月以内に当該建築士事務所に係る登録をした都道府県知事に提出しなければならない。
::一 当該事業年度における当該建築士事務所の業務の実績の概要
::二 当該建築士事務所に属する建築士の氏名
::三 前号の建築士の当該事業年度における業務の実績(当該建築士事務所におけるものに限る。)
::四 前三号に掲げるもののほか、国土交通省令で定める事項
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[建築士法|建築士法]]
|[[建築士法#s6|第6章 建築士事務所]]<br>
|[[建築士法第23条の5]]<br>(変更の届出)
|[[建築士法第23条の7]]<br>(非建築士等に対する名義貸しの禁止)
}}
{{stub}}
[[category:建築士法|23の6]]
| null |
2019-11-12T07:54:56Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%A3%AB%E6%B3%95%E7%AC%AC23%E6%9D%A1%E3%81%AE6
|
15,864 |
自然公園法第30条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第30条
== 解説 == 本条は、環境大臣又は都道府県知事が指定認定機関に対して、認定関係事務に関する報告徴収及び指定認定機関の事務所への立入検査をできることに関する規定である。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "第30条",
"title": "条文"
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{
"paragraph_id": 2,
"tag": "p",
"text": "== 解説 == 本条は、環境大臣又は都道府県知事が指定認定機関に対して、認定関係事務に関する報告徴収及び指定認定機関の事務所への立入検査をできることに関する規定である。",
"title": "条文"
}
] |
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
==条文==
;(報告徴収及び立入検査)
第{{{1|30}}}条
# [[w:環境大臣|環境大臣]]{{#ifeq:{{{1|30}}}|30|又は都道府県知事}}は{{#ifeq:{{{1|30}}}|30|、[[自然公園法第24条|第二十四条]]から次条までの規定の施行に必要な限度において、指定認定機関に対し、その認定関係事務に関し報告を求め、又はその職員に、指定認定機関の事務所に立ち入り、指定認定機関の帳簿、書類その他必要な物件を検査させ、若しくは関係者に質問させる|国立公園について、都道府県知事は国定公園について、当該公園の保護のために必要があると認めるときは、[[自然公園法第20条|第二十条]]第三項、[[自然公園法第21条|第二十一条]]第三項、[[自然公園法第22条|第二十二条]]第三項若しくは[[自然公園法第23条|第二十三条]]第三項第七号の規定による許可を受けた者又は[[自然公園法第33条|第三十三条]]第二項の規定により行為を制限され、若しくは必要な措置を執るべき旨を命ぜられた者に対して、当該行為の実施状況その他必要な事項について報告を求める}}ことができる。{{#ifeq:{{{1|30}}}|30||# 環境大臣は国立公園について、都道府県知事は国定公園について、第二十条第三項、第二十一条第三項、第二十二条第三項、第二十三条第三項第七号、第三十三条第二項又は前条の規定による処分をするために必要があると認めるときは、その必要な限度において、その職員に、当該公園の区域内の土地若しくは建物内に立ち入り、第二十条第三項各号、第二十一条第三項各号、第二十二条第三項各号、第二十三条第三項第七号若しくは第三十三条第一項各号に掲げる行為の実施状況を検査させ、又はこれらの行為の風景に及ぼす影響を調査させることができる。}}
# 前項の規定による立入検査{{#ifeq:{{{1|30}}}|30||又は立入調査}}をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者に提示しなければならない。
# 第一項{{#ifeq:{{{1|30}}}|30|の規定による|及び第二項の}}権限は、[[wikt:犯罪|犯罪]]捜査のために認められたものと解{{#ifeq:{{{1|30}}}|30||釈}}してはならない。
== 解説 ==<noinclude>
本条は、環境大臣又は都道府県知事が指定認定機関に対して、認定関係事務に関する報告徴収及び指定認定機関の事務所への立入検査をできることに関する規定である。
</noinclude>{{{2|}}}
== 参照条文 ==
*[[自然公園法第{{#ifeq:{{{1|30}}}|30|35|30}}条]] - {{#ifeq:{{{1|30}}}|30|[[自然公園法第20条]]の許可を受けた者等|指定認定機関関連}}に対する報告徴収及び立入検査
<noinclude>
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#30|第2章 国立公園及び国定公園
]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#4|第四節 保護及び利用]]<br>
|[[自然公園法第29条]]<br>(指定認定機関に対する監督命令等)
|[[自然公園法第31条]]<br>(手数料)
}}
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[[category:自然公園法|30]]</noinclude>
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2011-03-03T14:12:08Z
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|
15,865 |
破産法第186条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第186条(前)(次)
(担保権消滅の許可の申立て)
|
[
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第186条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第186条]]([[破産法第185条|前]])([[破産法第187条|次]])
==条文==
(担保権消滅の許可の申立て)
;第186条
#破産手続開始の時において破産財団に属する財産につき担保権(特別の先取特権、質権、抵当権又は商法 若しくは会社法 の規定による留置権をいう。以下この節において同じ。)が存する場合において、当該財産を任意に売却して当該担保権を消滅させることが破産債権者の一般の利益に適合するときは、破産管財人は、裁判所に対し、当該財産を任意に売却し、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める額に相当する金銭が裁判所に納付されることにより当該財産につき存するすべての担保権を消滅させることについての許可の申立てをすることができる。ただし、当該担保権を有する者の利益を不当に害することとなると認められるときは、この限りでない。
#:一 破産管財人が、売却によってその相手方から取得することができる金銭(売買契約の締結及び履行のために要する費用のうち破産財団から現に支出し又は将来支出すべき実費の額並びに当該財産の譲渡に課されるべき消費税額等(当該消費税額及びこれを課税標準として課されるべき地方消費税額をいう。以下この節において同じ。)に相当する額であって、当該売買契約において相手方の負担とされるものに相当する金銭を除く。以下この節において「売得金」という。)の一部を破産財団に組み入れようとする場合 売得金の額から破産財団に組み入れようとする金銭(以下この節において「組入金」という。)の額を控除した額
#:二 前号に掲げる場合以外の場合 売得金の額
#前項第一号に掲げる場合には、同項の申立てをしようとする破産管財人は、組入金の額について、あらかじめ、当該担保権を有する者と協議しなければならない。
#第一項の申立ては、次に掲げる事項を記載した書面(以下この節において「申立書」という。)でしなければならない。
#:一 担保権の目的である財産の表示
#:二 売得金の額(前号の財産が複数あるときは、売得金の額及びその各財産ごとの内訳の額)
#:三 第一号の財産の売却の相手方の氏名又は名称
#:四 消滅すべき担保権の表示
#:五 前号の担保権によって担保される債権の額
#:六 第一項第一号に掲げる場合には、組入金の額(第一号の財産が複数あるときは、組入金の額及びその各財産ごとの内訳の額)
#:七 前項の規定による協議の内容及びその経過
#申立書には、前項第一号の財産の売却に係る売買契約の内容(売買契約の締結及び履行のために要する費用のうち破産財団から現に支出し又は将来支出すべき実費の額並びに当該財産の譲渡に課されるべき消費税額等に相当する額であって、当該売買契約において相手方の負担とされるものを含む。)を記載した書面を添付しなければならない。
#第一項の申立てがあった場合には、申立書及び前項の書面を、当該申立書に記載された第三項第四号の担保権を有する者(以下この節において「被申立担保権者」という。)に送達しなければならない。この場合においては、第十条第三項本文の規定は、適用しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|186]]
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2011-03-02T06:46:58Z
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|
15,866 |
破産法第187条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第187条(前)(次)
(担保権の実行の申立て)
|
[
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法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第187条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第187条]]([[破産法第186条|前]])([[破産法第188条|次]])
==条文==
(担保権の実行の申立て)
;第187条
#被申立担保権者は、[[破産法第186条|前条第一項]]の申立てにつき異議があるときは、同条第五項の規定によりすべての被申立担保権者に申立書及び同条第四項の書面の送達がされた日から一月以内に、担保権の実行の申立てをしたことを証する書面を裁判所に提出することができる。
#裁判所は、被申立担保権者につきやむを得ない事由がある場合に限り、当該被申立担保権者の申立てにより、前項の期間を伸長することができる。
#破産管財人と被申立担保権者との間に売得金及び組入金の額([[破産法第186条|前条第一項第二号]] に掲げる場合にあっては、売得金の額)について合意がある場合には、当該被申立担保権者は、担保権の実行の申立てをすることができない。
#被申立担保権者は、第一項の期間(第二項の規定により伸長されたときは、その伸長された期間。以下この節において同じ。)が経過した後は、[[破産法第190条|第190条第6項]]の規定により[[破産法第189条|第189条第1項]]の許可の決定が取り消され、又は同項の不許可の決定が確定した場合を除き、担保権の実行の申立てをすることができない。
#第一項の担保権の実行の申立てをしたことを証する書面が提出された後に、当該担保権の実行の申立てが取り下げられ、又は却下された場合には、当該書面は提出されなかったものとみなす。[[民事執行法第188条|民事執行法第188条]]において準用する同法第六十三条 又は同法第百九十二条 において準用する同法第百二十九条 (これらの規定を同法 その他強制執行の手続に関する法令において準用する場合を含む。)の規定により同項の担保権の実行の手続が取り消された場合も、同様とする。
#[[破産法第189条|第189条第1項]]の不許可の決定が確定した後に、第1項の担保権の実行の申立てが取り下げられ、又は却下された場合において、破産管財人が前条第1項の申立てをしたときは、当該担保権の実行の申立てをした被申立担保権者は、第1項の規定にかかわらず、同項の担保権の実行の申立てをしたことを証する書面を提出することができない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|187]]
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2011-03-02T07:26:53Z
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|
15,867 |
破産法第188条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第188条(前)(次)
(買受けの申出)
|
[
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第188条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第188条]]([[破産法第187条|前]])([[破産法第189条|次]])
==条文==
(買受けの申出)
;第188条
#被申立担保権者は、[[破産法第186条|第186条第1項]]の申立てにつき異議があるときは、[[破産法第187条|前条第1項]]の期間内に、破産管財人に対し、当該被申立担保権者又は他の者が[[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産を買い受ける旨の申出(以下この節において「買受けの申出」という。)をすることができる。
#買受けの申出は、次に掲げる事項を記載した書面でしなければならない。
#:一 [[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産を買い受けようとする者(以下この節において「買受希望者」という。)の氏名又は名称
#:二 破産管財人が[[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産の売却によって買受希望者から取得することができる金銭の額(売買契約の締結及び履行のために要する費用のうち破産財団から現に支出し又は将来支出すべき実費の額並びに当該財産の譲渡に課されるべき消費税額等に相当する額であって、当該売買契約において買受希望者の負担とされるものに相当する金銭を除く。以下この節において「買受けの申出の額」という。)
#:三 [[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産が複数あるときは、買受けの申出の額の各財産ごとの内訳の額
#買受けの申出の額は、申立書に記載された[[破産法第186条|第186条第3項第2号]]の売得金の額にその20分の1に相当する額を加えた額以上でなければならない。
#[[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産が複数あるときは、第二項第三号の買受けの申出の額の各財産ごとの内訳の額は、当該各財産につき、同条第三項第二号の売得金の額の各財産ごとの内訳の額を下回ってはならない。
#買受希望者は、買受けの申出に際し、最高裁判所規則で定める額及び方法による保証を破産管財人に提供しなければならない。
#前条第三項の規定は、買受けの申出について準用する。
#買受けの申出をした者(その者以外の者が買受希望者である場合にあっては、当該買受希望者)は、前条第一項の期間内は、当該買受けの申出を撤回することができる。
#破産管財人は、買受けの申出があったときは、前条第一項の期間が経過した後、裁判所に対し、[[破産法第186条|第186条第3項第1号]]の財産を買受希望者に売却する旨の届出をしなければならない。この場合において、買受けの申出が複数あったときは、最高の買受けの申出の額に係る買受希望者(最高の買受けの申出の額に係る買受けの申出が複数あった場合にあっては、そのうち最も先にされたものに係る買受希望者)に売却する旨の届出をしなければならない。
#前項の場合においては、破産管財人は、前条第一項の期間内にされた買受けの申出に係る第二項の書面を裁判所に提出しなければならない。
#買受けの申出があったときは、破産管財人は、[[破産法第186条|第186条第1項]]の申立てを取り下げるには、買受希望者(次条第一項の許可の決定が確定した後にあっては、同条第二項に規定する買受人)の同意を得なければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|188]]
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2011-03-02T07:44:05Z
|
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|
15,868 |
破産法第189条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第189条(前)(次)
(担保権消滅の許可の決定等)
|
[
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] |
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第189条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第189条]]([[破産法第188条|前]])([[破産法第190条|次]])
==条文==
(担保権消滅の許可の決定等)
;第189条
#裁判所は、被申立担保権者が[[破産法第187条|第187条第1項]]の期間内に同項の担保権の実行の申立てをしたことを証する書面を提出したことにより不許可の決定をする場合を除き、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める者を当該許可に係る売却の相手方とする[[破産法第186条|第186条第1項]]の許可の決定をしなければならない。
#:一 前条第八項に規定する届出がされなかった場合[[破産法第186条|第186条第3項第3号]]の売却の相手方
#:二 前条第八項に規定する届出がされた場合 同項に規定する買受希望者
#前項第二号に掲げる場合において、同項の許可の決定が確定したときは、破産管財人と当該許可に係る同号に定める買受希望者(以下この節において「買受人」という。)との間で、[[破産法第186条|第186条第4項]]の書面に記載された内容と同一の内容(売却の相手方を除く。)の売買契約が締結されたものとみなす。この場合においては、買受けの申出の額を売買契約の売得金の額とみなす。
#[[破産法第186条|第186条第1項]]の申立てについての裁判があった場合には、その裁判が確定するまでの間、買受希望者(第一項第二号に定める買受希望者を除く。)は、当該買受希望者に係る買受けの申出を撤回することができる。
#[[破産法第186条|第186条第1項]]の申立てについての裁判に対しては、即時抗告をすることができる。
#[[破産法第186条|第186条第1項]]の申立てについての裁判又は前項の即時抗告についての裁判があった場合には、その裁判書を当事者に送達しなければならない。この場合においては、[[破産法第10条|第10条第3項]]本文の規定は、適用しない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|189]]
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2011-03-02T08:17:06Z
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15,869 |
破産法第190条
|
法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第190条(前)(次)
(金銭の納付等)
|
[
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法学>民事法>破産法>コンメンタール破産法>破産法第190条(前)(次)
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[破産法]]>[[コンメンタール破産法]]>[[破産法第190条]]([[破産法第189条|前]])([[破産法第191条|次]])
==条文==
(金銭の納付等)
;第189条
#前条第一項の許可の決定が確定したときは、当該許可に係る売却の相手方は、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定める額に相当する金銭を裁判所の定める期限までに裁判所に納付しなければならない。
#:一 前条第一項第一号に掲げる場合 第百八十六条第一項各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める額
#:二 前条第一項第二号に掲げる場合 同条第二項後段に規定する売得金の額から第百八十八条第五項の規定により買受人が提供した保証の額を控除した額
#前項第二号の規定による金銭の納付があったときは、第百八十八条第五項の規定により買受人が提供した保証の額に相当する金銭は、売得金に充てる。
#前項の場合には、破産管財人は、同項の保証の額に相当する金銭を直ちに裁判所に納付しなければならない。
#被申立担保権者の有する担保権は、第一項第一号の場合にあっては同号の規定による金銭の納付があった時に、同項第二号の場合にあっては同号の規定による金銭の納付及び前項の規定による金銭の納付があった時に、それぞれ消滅する。
#前項に規定する金銭の納付があったときは、裁判所書記官は、消滅した担保権に係る登記又は登録の抹消を嘱託しなければならない。
#第一項の規定による金銭の納付がなかったときは、裁判所は、前条第一項の許可の決定を取り消さなければならない。
#前項の場合には、買受人は、第二項の保証の返還を請求することができない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
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[[category:破産法|190]]
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2011-03-02T08:19:10Z
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|
15,871 |
自然公園法第35条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第35条
本条は、環境大臣又は都道府県知事が、特別地域における許可を受けた者等に対して報告徴収及び立入検査をできることに関する規定である。
|
[
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"text": "本条は、環境大臣又は都道府県知事が、特別地域における許可を受けた者等に対して報告徴収及び立入検査をできることに関する規定である。",
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}
] |
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
{{:自然公園法第30条|35|
本条は、環境大臣又は都道府県知事が、特別地域における許可を受けた者等に対して報告徴収及び立入検査をできることに関する規定である。}}
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#35|第2章 国立公園及び国定公園
]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#4|第四節 保護及び利用]]<br>
|[[自然公園法第34条]]<br>(中止命令等)
|[[自然公園法第36条]]<br>(集団施設地区)
}}
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[[category:自然公園法|35]]</noinclude>
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2011-03-03T14:26:26Z
|
[
"自然公園法第30条",
"テンプレート:前後",
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] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%B3%95%E7%AC%AC35%E6%9D%A1
|
15,872 |
会社計算規則第39条
|
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
(株式交換)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則",
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},
{
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"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>商法>コンメンタール会社法>会社計算規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[会社計算規則]]
==条文==
(株式交換)
;第39条
# 吸収型再編対価の全部又は一部が株式交換完全親会社の株式又は持分である場合には、株式交換完全親会社において変動する株主資本等の総額(以下この条において「株主資本等変動額」という。)は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める方法に従い定まる額とする。
#:一 当該株式交換が支配取得に該当する場合(株式交換完全子会社による支配取得に該当する場合を除く。) 吸収型再編対価時価又は株式交換完全子会社の株式の時価を基礎として算定する方法
#:二 株式交換完全親会社と株式交換完全子会社が共通支配下関係にある場合 株式交換完全子会社の財産の株式交換の直前の帳簿価額を基礎として算定する方法(前号に定める方法によるべき部分にあっては、当該方法)
#:三 前二号に掲げる場合以外の場合 前号に定める方法
# 前項の場合には、株式交換完全親会社の資本金及び資本剰余金の増加額は、株主資本等変動額の範囲内で、株式交換完全親会社が株式交換契約の定めに従い定めた額とし、利益剰余金の額は変動しないものとする。ただし、[[会社法第799条|法第799条]] ([[会社法第802条|法第802条]]第2項 において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による手続をとっている場合以外の場合にあっては、株式交換完全親会社の資本金及び資本準備金の増加額は、株主資本等変動額に対価自己株式の帳簿価額を加えて得た額に株式発行割合(当該株式交換に際して発行する株式の数を当該株式の数及び対価自己株式の数の合計数で除して得た割合をいう。)を乗じて得た額から株主資本等変動額まで(株主資本等変動額に対価自己株式の帳簿価額を加えて得た額に株式発行割合を乗じて得た額が株主資本等変動額を上回る場合にあっては、株主資本等変動額)の範囲内で、株式交換完全親会社が株式交換契約の定めに従いそれぞれ定めた額(株式交換完全親会社が持分会社である場合にあっては、株主資本等変動額)とし、当該額の合計額を株主資本等変動額から減じて得た額をその他資本剰余金の変動額とする。
# 前項の規定にかかわらず、株主資本等変動額が零未満の場合には、当該株主資本等変動額のうち、対価自己株式の処分により生ずる差損の額をその他資本剰余金(当該株式交換完全親会社が持分会社の場合にあっては、資本剰余金)の減少額とし、その余の額をその他利益剰余金(当該株式交換完全親会社が持分会社の場合にあっては、利益剰余金)の減少額とし、資本金、資本準備金及び利益準備金の額は変動しないものとする。
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)|会社計算規則]]
|[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2|第2編 会計帳簿]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3|第3章 純資産]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4|第4節 吸収合併、吸収分割及び株式交換に際しての株主資本及び社員資本]]<br>
[[会社計算規則 (コンメンタール会社法)#2-3-4-3|第3款 株式交換]]
|[[会社計算規則第38条]]<br>(株主資本等を引き継ぐ場合における吸収分割承継会社の株主資本等の変動額)
|[[会社計算規則第40条]]<br>(吸収分割会社の自己株式の処分)
}}
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[[category:会社計算規則|039]]
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2011-03-04T00:08:09Z
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|
15,875 |
会社法施行規則第198条
|
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
(株式交換完全親株式会社の株式に準ずるもの)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則",
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"text": "(株式交換完全親株式会社の株式に準ずるもの)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[会社法施行規則]]
==条文==
(株式交換完全親株式会社の株式に準ずるもの)
;第198条
: [[会社法第799条|法第799条]]第1項第三号 に規定する法務省令で定めるものは、第一号に掲げる額から第二号に掲げる額を減じて得た額が第三号に掲げる額よりも小さい場合における法第七百六十八条第一項第二号 及び第三号 の定めに従い交付する株式交換完全親株式会社の株式以外の金銭等とする。
::一 株式交換完全子会社の株主に対して交付する金銭等の合計額
::二 前号に規定する金銭等のうち株式交換完全親株式会社の株式の価額の合計額
::三 第一号に規定する金銭等の合計額に二十分の一を乗じて得た額
==解説==
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社法施行規則]]
|[[会社法施行規則#5|第五編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[会社法施行規則#5-3|第4章 吸収合併存続株式会社、吸収分割承継株式会社及び株式交換完全親株式会社の手続]]<br>
|[[会社法施行規則第197条]]<br>(株式の数)
|[[会社法施行規則第199条]]<br>(計算書類に関する事項)
}}
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[[category:会社法施行規則|198]]
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2011-03-07T07:23:54Z
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|
15,880 |
会社法施行規則第208条
|
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
(計算書類に関する事項)
|
[
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"title": "条文"
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] |
法学>民事法>商法>会社法>会社法施行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[会社法施行規則]]
==条文==
(計算書類に関する事項)
;第208条
: [[会社法第810条|法第810条]]第2項第三号 に規定する法務省令で定めるものは、同項 の規定による公告の日又は同項 の規定による催告の日のいずれか早い日における次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定めるものとする。
::一 最終事業年度に係る貸借対照表又はその要旨につき公告対象会社(法第810条第二項第三号 の株式会社をいう。以下この条において同じ。)が[[会社法第440条|法第440条]]第1項 又は第2項 の規定により公告をしている場合 次に掲げるもの
:::イ 官報で公告をしているときは、当該官報の日付及び当該公告が掲載されている頁
:::ロ 時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙で公告をしているときは、当該日刊新聞紙の名称、日付及び当該公告が掲載されている頁
:::ハ 電子公告により公告をしているときは、[[会社法第911条|法第911条]]第3項第二十九号 イに掲げる事項
::二 最終事業年度に係る貸借対照表につき公告対象会社が法第440条第三項 に規定する措置を執っている場合 法第911条第3項第二十七号 に掲げる事項
::三 公告対象会社が法第440条第四項 に規定する株式会社である場合において、当該株式会社が金融商品取引法第24条第1項 の規定により最終事業年度に係る有価証券報告書を提出しているとき その旨
::四 公告対象会社が会社法 の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第28条 の規定により法第440条 の規定が適用されないものである場合 その旨
::五 公告対象会社につき最終事業年度がない場合 その旨
::六 公告対象会社が清算株式会社である場合 その旨
::七 前各号に掲げる場合以外の場合 会社計算規則第六編第二章 の規定による最終事業年度に係る貸借対照表の要旨の内容
==解説==
*法第810条(債権者の異議)
*法第440条(計算書類の公告)
*法第911条(株式会社の設立の登記)
==関連条文==
----
{{前後
|[[会社法施行規則]]
|[[会社法施行規則#5|第五編 組織変更、合併、会社分割、株式交換及び株式移転]]<br>
[[会社法施行規則#5-5|第五章 新設合併消滅株式会社、新設分割株式会社及び株式移転完全子会社の手続]]<br>
|[[会社法施行規則第207条]]<br>(総資産の額)
|[[会社法施行規則第209条]]<br>(新設分割株式会社の事後開示事項)
}}
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[[category:会社法施行規則|208]]
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2011-05-17T23:37:35Z
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|
15,881 |
商業登記法第127条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法
(管轄の特例)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール商業登記法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]
==条文==
(管轄の特例)
;第127条
: 日本に営業所を設けていない外国会社の日本における代表者(日本に住所を有するものに限る。[[商業登記法第130条|第130条]]第1項を除き、以下この節において同じ。)の住所地は、[[商業登記法第1条の3|第1条の3]]及び[[商業登記法第24条|第24条]]第一号の規定の適用については、営業所の所在地とみなす。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記法|商業登記法]]
|[[コンメンタール商業登記法#3|第3章 登記手続]]<br>
[[コンメンタール商業登記法#3-9|第9節 外国会社の登記]]
|[[商業登記法第126条]]<br>(株式交換の登記)
|[[商業登記法第128条]]<br>(申請人)
}}
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[[category:商業登記法|127]]
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2011-03-10T09:14:12Z
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|
15,882 |
会社法第820条
|
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第6編 外国会社
(日本に住所を有する日本における代表者の退任)
|
[
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"title": "条文"
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] |
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第6編 外国会社
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第6編 外国会社 (コンメンタール会社法)|第6編 外国会社]]
==条文==
(日本に住所を有する日本における代表者の退任)
;第820条
# 外国会社の登記をした外国会社は、日本における代表者(日本に住所を有するものに限る。)の全員が退任しようとするときは、当該外国会社の債権者に対し異議があれば一定の期間内にこれを述べることができる旨を官報に公告し、かつ、知れている債権者には、各別にこれを催告しなければならない。ただし、当該期間は、1箇月を下ることができない。
# 債権者が前項の期間内に異議を述べたときは、同項の外国会社は、当該債権者に対し、弁済し、若しくは相当の担保を提供し、又は当該債権者に弁済を受けさせることを目的として信託会社等に相当の財産を信託しなければならない。ただし、同項の退任をしても当該債権者を害するおそれがないときは、この限りでない。
# 第1項の退任は、前二項の手続が終了した後にその登記をすることによって、その効力を生ずる。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[商業登記法第130条]](変更の登記)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第6編 外国会社 (コンメンタール会社法)|第6編 外国会社]]<br>
|[[会社法第819条]]<br>(貸借対照表に相当するものの公告)
|[[会社法第821条]]<br>(擬似外国会社)
}}
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[[category:会社法|820]]
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2022-06-02T21:27:23Z
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|
15,883 |
会社法第822条
|
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第6編 外国会社
(日本における外国会社の財産についての清算)
|
[
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"text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第6編 外国会社",
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"text": "(日本における外国会社の財産についての清算)",
"title": "条文"
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] |
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第6編 外国会社
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第6編 外国会社 (コンメンタール会社法)|第6編 外国会社]]
==条文==
(日本における外国会社の財産についての清算)
;第822条
# 裁判所は、次に掲げる場合には、利害関係人の申立てにより又は職権で、日本にある外国会社の財産の全部について清算の開始を命ずることができる。
#:一 外国会社が[[会社法第827条|第827条]]第1項の規定による命令を受けた場合
#:二 外国会社が日本において取引を継続してすることをやめた場合
# 前項の場合には、裁判所は、清算人を選任する。
# [[会社法第476条|第476条]]、[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#1-2|第2編第9章第1節第2款]]、[[会社法第492条|第492条]]、[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#1-4|第2編第9章第1節第4款]]及び[[会社法第508条|第508条]]の規定並びに[[第2編第9章 清算 (コンメンタール会社法)#2|同章第2節]]([[会社法第510条|第510条]]、[[会社法第511条|第511条]]及び[[会社法第514条|第514条]]を除く。)の規定は、その性質上許されないものを除き、第1項の規定による日本にある外国会社の財産についての清算について準用する。
# [[会社法第820条|第820条]]の規定は、外国会社が第一項の清算の開始を命じられた場合において、当該外国会社の日本における代表者(日本に住所を有するものに限る。)の全員が退任しようとするときは、適用しない。
==解説==
*第827条(外国会社の取引継続禁止又は営業所閉鎖の命令)
*第476条(清算株式会社の能力)
*第492条(財産目録等の作成等)
*第508条(帳簿資料の保存)
*第510条(特別清算開始の原因)
*第511条(特別清算開始の申立て)
*第514条(特別清算開始の命令)
*第820条(日本に住所を有する日本における代表者の退任)
==関連条文==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第6編 外国会社 (コンメンタール会社法)|第6編 外国会社]]<br>
|[[会社法第821条]]<br>(擬似外国会社)
|[[会社法第823条]]<br>(他の法律の適用関係)
}}
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[[category:会社法|822]]
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2022-06-02T21:34:00Z
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|
15,884 |
会社法第935条
|
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
(日本における代表者の住所の移転の登記等)
|
[
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"text": "法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則",
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"text": "(日本における代表者の住所の移転の登記等)",
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] |
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]
==条文==
(日本における代表者の住所の移転の登記等)
;第935条
# 日本に営業所を設けていない外国会社の日本における代表者が外国会社の登記後にその住所を他の登記所の管轄区域内に移転したときは、旧住所地においては3週間以内に移転の登記をし、新住所地においては4週間以内に外国会社の登記をしなければならない。ただし、登記がされた他の日本における代表者の住所地を管轄する登記所の管轄区域内に住所を移転したときは、新住所地においては、その住所を移転したことを登記すれば足りる。
# 日本に営業所を設けた外国会社が外国会社の登記後に営業所を他の登記所の管轄区域内に移転したときは、旧所在地においては3週間以内に移転の登記をし、新所在地においては4週間以内に外国会社の登記をしなければならない。ただし、登記がされた他の営業所の所在地を管轄する登記所の管轄区域内に営業所を移転したときは、新所在地においては、その営業所を移転したことを登記すれば足りる。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4|第4章 登記]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4-3|第3節 外国会社の登記]]<br>
|[[会社法第934条]]<br>(日本における代表者の選任の登記等)
|[[会社法第936条]]<br>(日本における営業所の設置の登記等)
}}
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[[category:会社法|935]]
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2022-06-03T23:07:02Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%B3%95%E7%AC%AC935%E6%9D%A1
|
15,885 |
不正競争防止法第1条
|
法学>コンメンタール産業通則>コンメンタール不正競争防止法
不正競争防止法第1条
不正競争防止法の法目的について規定する。
(目的)
第1条 この法律は、事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
この節は書きかけです。この節を編集してくれる方を心からお待ちしています。
なし
なし
|
[
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"text": "法学>コンメンタール産業通則>コンメンタール不正競争防止法",
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"text": "第1条 この法律は、事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。",
"title": "条文"
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{
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"text": "この節は書きかけです。この節を編集してくれる方を心からお待ちしています。",
"title": "解説"
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{
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"text": "なし",
"title": "改正履歴"
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{
"paragraph_id": 7,
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"text": "なし",
"title": "参照条文"
}
] |
法学>コンメンタール産業通則>コンメンタール不正競争防止法 不正競争防止法第1条 不正競争防止法の法目的について規定する。
|
[[法学]]>[[コンメンタール産業通則]]>[[コンメンタール不正競争防止法]]
'''不正競争防止法第1条'''
不正競争防止法の法目的について規定する。
== 条文 ==
(目的)
第1条 この法律は、事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、[[不正競争防止法第2条#不正競争|不正競争]]の防止及び不正競争に係る[[民法第709条|損害賠償]]に関する措置等を講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
== 解説 ==
{{節スタブ}}
== 改正履歴 ==
なし
== 参照条文 ==
なし
{{前後
|[[コンメンタール不正競争防止法|不正競争防止法]]
|第1章 総則
|
|[[不正競争防止法第2条|2条]]
}}
[[Category:不正競争防止法|01]]
| null |
2013-11-25T01:16:29Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:節スタブ"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E7%AB%B6%E4%BA%89%E9%98%B2%E6%AD%A2%E6%B3%95%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
|
15,886 |
自然公園法第73条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第73条
本条から「都道府県立自然公園」の章となる。都道府県立自然公園は、国立公園、国定公園、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域との重複指定は排除されている(自然公園法第81条、自然環境保全法第22条、同法第45条)。
第1項は、国立公園、国定公園と同様に、都道府県が都道府県立自然公園の区域内に特別地域、特別地域内に利用調整地区を指定し、かつ、特別地域内、利用調整地区内及び普通地域内における行為につき、それぞれ国立公園等の特別地域、利用調整地区又は普通地域内における行為に関する前章第四節の規定による規制の範囲内において、条例で必要な規制を定めることができるという規定である。「都道府県立自然公園の区域のうち特別地域に含まれない区域」というのは都道府県立自然公園の普通地域を指す。
第2項は、都道府県立自然公園における指定認定機関の指定に関する規定である。
第3項は、都道府県立自然公園における集団施設地区に関する規定である。
|
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"text": "法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法",
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"text": "本条から「都道府県立自然公園」の章となる。都道府県立自然公園は、国立公園、国定公園、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域との重複指定は排除されている(自然公園法第81条、自然環境保全法第22条、同法第45条)。",
"title": "解説"
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"text": "第1項は、国立公園、国定公園と同様に、都道府県が都道府県立自然公園の区域内に特別地域、特別地域内に利用調整地区を指定し、かつ、特別地域内、利用調整地区内及び普通地域内における行為につき、それぞれ国立公園等の特別地域、利用調整地区又は普通地域内における行為に関する前章第四節の規定による規制の範囲内において、条例で必要な規制を定めることができるという規定である。「都道府県立自然公園の区域のうち特別地域に含まれない区域」というのは都道府県立自然公園の普通地域を指す。",
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"text": "第2項は、都道府県立自然公園における指定認定機関の指定に関する規定である。",
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"text": "第3項は、都道府県立自然公園における集団施設地区に関する規定である。",
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法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法 第73条 都道府県は、条例の定めるところにより、都道府県立自然公園の風致を維持するためその区域内に特別地域を、都道府県立自然公園の風致の維持とその適正な利用を図るため特別地域内に利用調整地区を指定し、かつ、特別地域内、利用調整地区内及び当該都道府県立自然公園の区域のうち特別地域に含まれない区域内における行為につき、それぞれ国立公園の特別地域、利用調整地区又は普通地域内における行為に関する前章第四節の規定による規制の範囲内において、条例で必要な規制を定めることができる。
都道府県は、条例で、都道府県立自然公園に関し認定関係事務の実施のため必要がある場合に、都道府県知事が第二十五条から第三十一条までの規定の例により指定認定機関を指定し、当該指定認定機関に認定関係事務を行わせることができる旨を定めることができる。
都道府県は、都道府県立自然公園の利用のための施設を集団的に整備するため、条例の定めるところにより、その区域内に集団施設地区を指定し、かつ、第三十七条の規定の例により、条例で、特別地域及び集団施設地区内における同条第一項各号に掲げる行為を禁止することができる。
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[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
;(保護及び利用)
第73条
# 都道府県は、[[wikt:条例|条例]]の定めるところにより、都道府県立自然公園の風致を維持するためその区域内に特別地域を、都道府県立自然公園の風致の維持とその適正な利用を図るため特別地域内に利用調整地区を指定し、かつ、特別地域内、利用調整地区内及び当該都道府県立自然公園の区域のうち特別地域に含まれない区域内における行為につき、それぞれ国立公園の特別地域、利用調整地区又は普通地域内における行為に関する前章第四節の規定による規制の範囲内において、条例で必要な規制を定めることができる。
# 都道府県は、条例で、都道府県立自然公園に関し認定関係事務の実施のため必要がある場合に、都道府県知事が[[自然公園法第25条|第二十五条]]から[[自然公園法第31条|第三十一条]]までの規定の例により指定認定機関を指定し、当該指定認定機関に認定関係事務を行わせることができる旨を定めることができる。
# 都道府県は、都道府県立自然公園の利用のための施設を集団的に整備するため、条例の定めるところにより、その区域内に集団施設地区を指定し、かつ、[[自然公園法第37条|第三十七条]]の規定の例により、条例で、特別地域及び集団施設地区内における同条第一項各号に掲げる行為を禁止することができる。
== 解説 ==
本条から「都道府県立自然公園」の章となる。都道府県立自然公園は、国立公園、国定公園、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域との重複指定は排除されている([[自然公園法第81条]]、[[自然環境保全法第22条]]、同法{{自然環境保全法条|45}})。
第1項は、国立公園、国定公園と同様に、都道府県が都道府県立自然公園の区域内に特別地域、特別地域内に利用調整地区を指定し、かつ、特別地域内、利用調整地区内及び普通地域内における行為につき、それぞれ国立公園等の特別地域、利用調整地区又は普通地域内における行為に関する前章第四節の規定による規制の範囲内において、条例で必要な規制を定めることができるという規定である。「都道府県立自然公園の区域のうち特別地域に含まれない区域」というのは都道府県立自然公園の普通地域を指す。
第2項は、都道府県立自然公園における指定認定機関の指定に関する規定である。
第3項は、都道府県立自然公園における集団施設地区に関する規定である。
== 脚注 ==
<references/>
== 参照条文 ==
*[[自然公園法第25条]] - 国立・国定公園における指定認定機関
*[[自然公園法第36条]] - 国立・国定公園における集団施設地区
*[[自然公園法第37条]] - 国立・国定公園における利用のための規制
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|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#72|第3章 都道府県立自然公園
]]<br>
[[コンメンタール自然公園法#9|第九節 雑則]]<br>
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大阪経済大対策
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本項は、大阪経済大学の入学試験対策に関する事項である。
大阪経済大学は、大阪府大阪市東淀川区に本部を置く私立大学。経済学部・経営学部・情報社会学部・人間科学部の4学部7学科、夜間部も含む経済系複合大学である。ここでは大阪経済大学の入試対策・入試制度・その他について詳細に述べる。
筆記試験の入試の合否は『偏差値の総和』で判定される。合格最低値が「120」の場合、受験生全体で偏差値60となる点数を2教科とも得なければいけないという意味であって、2教科で120点を得られれば合格するという意味ではない(赤本に記載されている数値・予備校等が掲載している「最低点」も合格最低値の事である)。仮に、この点を勘違いして受験すると合格最低値を点数に換算した場合にかなりの相違が出ると思われる。教科A偏差値55・教科B偏差値65でも同様に合格である(3教科でも同様である)。また、偏差値換算の場合は受験生の平均得点が偏差値50となるため、問題が簡単な日程及び教科であれば有利になるとは限らないし、簡単な問題で自分の得点が低い場合には、合格の可能性が限りなく低下するというリスクも孕んでいるといえる。点数に直した場合の得点の目安は問題の難易度にもよるが、どの学部も最低限7割7~8分程度の得点が望ましい。なお、難問・奇問が多く出題される傾向は特に見られない。看板学部(経済・経営)においては、8割以上の得点を目指して勉強に取り組む必要があるだろう。
【偏差値換算の仕組み】
偏差値=d、標準偏差値=s、得点=p、平均点=a
(参考)各科目・日程間の偏差値換算による得点調整について
つまり、仮にとある科目の平均点が90点だと、90点を取った受験生は50点に得点調整されます。85点取っても45点ほどになってしまうという事です。自分の苦手な教科を避けられる事が確実に有利に働くとは言えません。
大阪経済大学の入試は標準的な理解を有していれば十分に解答可能な問題が主である。そのため、比較的平均得点が高くなる傾向がある。基礎を固めて、つまらないケアレスミスは無いようにしておきたい。ある程度、日程ごとに難易度の差はあるが、偏差値換算方式により日程・教科ごとの差は意味をなさなくなる。これについては先述した通りである。また、公募推薦入試・A方式・D方式では同一時限に2教科をこなす必要性があるため、時間配分もよく考えて取り組みたい。なお、A方式は2012年度入試現在では、英語を実質的に避けられるが難易度はけして高くはなく、社会などの方が詳細な知識を求める物が度々出題されることもあって問題自体は難しい傾向にある。また、センター利用での4教科入試を導入するなど入試の重量化・学生の質の上昇を図っていると思われる。
次に赤本であるが、内容としては直近2年分の問題が掲載されている。ただし、当大学は他大学のものより出版・発行にかなり遅れる傾向がある(2011年度入試用は2010年10月、2010年度入試用は2009年11月に発行)。総合大学ではなく、学部ごとに入試問題を分けている訳ではないため、冊子自体は比較的薄い。また、他大学でも同様に行っている事だが、大学の入試問題集の過去2年分がオープンキャンパスへ行けば貰えるが、2012年度より過去問題集もネットで取り寄せる事が可能になっている。この入試問題集は赤本と比較して推薦入試の問題等もカバーしているため、受験志望者は入手しておきたい。私立大学は出題形式がそれぞれ独特なために、過去問での学習は、出題傾向に慣れる意味からも必要不可欠である。出題傾向を把握し、時間配分を考えて問題を解くようにしよう。
★公募(合格者の平均評定は3.9です) ※ 評定が3.9あって以下の得点率なら受かるのではないか?という事です。当然評定が高ければ下の得点率以下でも合格できます。評定がかなり低ければ(2.0程度)国語・数学だとほぼ満点でないと合格ラインに達しません。
★公募(合格者の平均評定は3.9です) ※ 評定が3.9あって以下の得点率なら受かるのではないか?という事です。当然評定が高ければ下の得点率以下でも合格できます。評定がかなり低ければ(2.0程度)国語・数学だとほぼ満点でないと合格ラインに達しません。
★一般【A方式】
★一般【B方式】
(注)「大阪経済大学入試ガイド2016」に基づく(合格者平均評定の3.9があった場合、上記の点数でおおよそ合格となる)。ただし、あくまで2015年度入試の結果に過ぎないことに留意が必要である。
例年では出願開始が11月上旬、試験日は11月下旬、合格発表は12月上旬。また、2010年度までは評定を10倍にして学科試験の合計偏差値に加算する形を取っていたが、2011年度より評定倍加は4倍とし、より筆記試験重視となった。しかしながら、偏差値に評定を加算する事は0.1の評定もある程度の差がつくため、倍加が低くなったとはいえ大切にしていきたい。なお、合格者の評定平均は3.9~4.0程度である。また、例年赤本には公募入試の問題は掲載されていない。公募入試の問題を手に入れるには2011年度入試までは基本的にオープンキャンパスに参加するしかなかったが、今はネットで取り寄せる事が可能となった。公募推薦では経営学部・経営情報学部で第2志望合格制度を設けており、仮に志望学科で不合格でも、もう片方の学科で合格する場合があるなどチャンスを広げている。
2教科~4教科型までが存在。特に2教科型は例年人気が集中しており、相対的に高い得点率を要求される。また、4教科型は1教科のみ苦手で他3教科が得意な受験生に出願し易い方式となっている(例えば英語が苦手で、国語・社会・理科は得意など)。また、教科数が増えると1教科辺りの得点率が減る傾向にあるので見た目以上に有利な方式であると言える。当大学に限らず言える事だが、センター利用入試は大学が課す一般入試より合格基準が厳しい。大阪経済大学の場合も例外ではなく、募集人数自体が大学が課す一般入試より少ない。これは「大阪経済大学・大学基礎データ」から読み取る事が可能である。得点率がある程度高い場合(経済学部・経営学部だとおおよそ2教科の場合7割5分以上・3教科の場合7割少々・予備校のデータ等を参照)であれば、出願を検討する価値は大いにあるだろう。この部分においては個々人の判断による。例年、出願は1月上旬で合格発表は2月半ばである。
A方式(前期2教科型)とB方式(前期3教科型)、D方式(後期2教科型)がある。特に前期A方式は例年人気が集中しており、B方式より合格最低値が高い傾向にあり偏差値も高いため、得意教科がはっきりと定まっていない場合は3教科が無難である。また、英語を実質的に避けられるために国語+社会で受験する者も多い。前期の出願はいずれも1月上旬、試験日は2月上旬、合格発表は3月上旬~中旬。後期の出願は2月中旬、試験日は3月上旬、合格発表は3月中旬。また、AO入試の殆どを廃止した為、実質的に一般入試の枠が広がる形となる。特にセンター利用入試を除くA・B・D方式は以前から募集人数を毎年増やしている。また、12年度入試より経営学部で定員を85名増と大幅に増やす事が発表されている。とはいえ先にも述べたが、後期入試では特定の学部で異常に高い倍率を記録する事も多々有り、滑り止めとして考えている受験生も前期の内に出願し、合格を確保して置くのが無難な選択と言えるだろう。これは「大阪経済大学・大学基礎データ」から読み取る事が出来る。また、一般後期の問題は赤本には公募入試と同様に掲載されていない。基本的にオープンキャンパスの参加かネットでの取り寄せが必要である。A方式及びB方式では、公募推薦と同様に経営学部・経営情報学部で第2志望合格制度を設けており、仮に志望学科で不合格でも、もう片方の学科で合格するチャンスがある。また、オープンキャンパスの最終回には大学が独自に「入試対策講座」を例年行っており、夕陽丘予備校の講師による解説が行われている。経済大が本命で時間に余裕があれば訪れてみるのも良いだろう。なお、地元予備校2社では大阪経済大学の公募、後期日程において大阪経済大学対策講座があり、英語と国語の模擬試験及び解説が行われている。
「現代文」出典
「古文」出典
問題構成は「漢字」「接続語補充」「傍線部の理由を問う」「タイトルづけ」「趣旨・内容合致」等。随筆文はなく、評論文のみ出題された。
問題数に関しては例年と同じ。時事問題に関するものとしては、1日目は低炭素社会においての新・三種の神器について、3日目は福島原子力発電所事故発生後の人々の動きについて。資料問題は世界平均寿命、世界原油埋蔵量、航空市場&パソコン市場企業シェア、石炭輸入先等のデータが問題に記載された。
基本的に2010年度と問題形式は同様
「現代文」出典
「古文」出典
基本的に2010年度と問題形式は同様。出典のみ記載。
2011年度現代社会も全問マーク方式。問題数は日程により異なるが、昨年度と比べて最低問題数の上限が上がって48~50問。初日はバブル崩壊と日本経済と生命倫理・政治学問題、2日目は基本的人権・労働の問題・物価変動・金融、3日目は農業問題・社会保障・国会について出題された。前年度も生命倫理・金融・社会保障問題については出題されており、頻出範囲と言えるだろう。ほぼ全ての設問が4者択一であり、基本的な問題も問われているが、細かい時事問題なども出題されており、総合的に見ると標準よりやや難しいかと思われる。教科書中心の学習を怠らないことが大切であることは言うまでもないが、ただの受験勉強目線で終始せず、現代社会に対する興味・関心も欠かせない。
難易度自体は平均的~少し易しいレベルの為、単語・文法レベルに関しては中学の基礎+ターゲット1900程度の知識があれば、ある程度は対応可能であると思われる。基礎の基礎学習を怠らずに行う事を薦める。語句整序作文は、日本語文が与えられていないが、並べ替える語句数が比較的少ない為、取り組み易いと言える。文法は空欄補充で英文を完成させる四択式。会話文は空欄補充問題と台詞補充問題の2種類。読解は3問だが英文の語数は100~300語前後と差があり、文法・語彙力の様な知識を問う問題と内容理解度を問う問題に大別される。英文の大半は論説文であるが、手紙・広告、表とその解説文等が出題される場合もある。試験時間はA方式が英語(英語を選択した場合)と他1科目の総合で100分、B方式が60分である。他の科目より癖のある問題が少なく、単純に見れば英語が文系科目では最も取り組み易い傾向にある。因みに、2011年度入試までは英語以外の外国語科目でも受験が可能であったが、外国語科目は2012年度入試より英語のみに限定される予定である。
近年は硬質の評論が出題される傾向が強い。標準的な読解・語彙力で十分に対応可能。問題では、接続語及び語句補充問題、傍線部の理由を問う問題、主旨・内容合致問題等を出題。特に内容合致問題は差をつける。2008・2009年度には文学史問題も出題。特に漢字問題が他大と比べて多い傾向でA方式で5~10問、B方式で5問出題。同音異字の選択肢の中から選択する方式。漢字は点数を稼ぎやすい部分なので間違えると手痛い。B方式古文では難解な語句には太字文注釈有り、基本的な知識で解答可能。全て選択肢マーク式で、記述問題は出題なし。
「現代文」出典
「古典」出典
1日目は、国際経済関連、地方自治、臓器移植法の改正に関する問題を出題。2日目は、戦後の日本経済、金融政策、平和主義と集団安全保障、企業と社会的責任に関する問題を出題。3日目は、社会保障制度、消費者問題、国際政治について出題。出題形式は、四肢択一式が多くを占める。空欄補充・正誤判定などが主。難易度は一部を除いて至って標準的。1日目の臓器移植法に関する問題は、近年の改正など詳細な知識を要するものであった。1日目の外国為替問題では、為替レート・比較生産費説の計算問題を出題。3日目は市町村合併が問われるなど近年の動向を踏まえたものも出題される場合がある。まずは教科書を中心とした復習を心掛けたい。また、新聞やニュースにも目を通しておきたい。
A・AS(当時)・B方式全てが1教科につき60分。過去の赤本等を参照。
問題は全てマーク方式。整序・文法適語補充・会話文読解(短文)・中文適語補充・中文読解・長文読解が主な出題内容。AS方式のみグラフと表の読み取り問題を1題分多く出題。当時は問題数も現在より多かったが、その分解答時間も長く設定されており、同一時限に2科目について解答するという形式はとられていない。整序問題は現在より語句数が少なく、基本的に3語の並べ替えとなっている。空所補充問題も単語・文法問題集にきちんと取り組んでいれば十分に解答可能。読解問題の平均が5~6割と差がつくポイント。
A方式が現代文3題・B方式が現代文1題・古文2題・AS方式(当時)が現代文2題と現A方式は旧AS方式を踏襲している形だが、時間数は1教科45分と大幅に減らされている。A方式では現代文問題以外にも諺問題・慣用句問題・四字熟語を用いた漢字問題等が別枠で出題される事がある。因みに現代文は2000字程度と現在よりも文字数は少ない。漢字・接続語補充・傍線部の理由を問う問題・趣旨及び内容合致問題が出題形式。また、漢字問題は矢張り多く、文学史問題が頻出であった。
「現代文」出典
「古典」出典
全問マーク式。日程ごとに若干の問題数の違いはあるものの、46~50問程度。A方式では環境問題について絡めた出題が目立った。B方式では裁判員裁判等近年の話題について扱っている。4者択一の空欄補充または正誤判定式。難易度は教科書標準レベルであるといえるが、A方式の交通システムについての問題は、教科書で扱っていない奇問であり、合否を分ける形となったといえる。
全問マーク方式。基本的に4者択一か6者択一。文章穴埋め式問題が多い。「日本史」の教科ではあるが、実際には世界史の範囲も出題される事がある。ほぼ例年、近現代史(戦後史)からの出題で、稀に中世からも出題される。また、原始・古代からは近年出題されていない。絞って勉強し易いといえるが、難易度自体は他教科より難しい傾向にある。代々木ライブラリーの参考書等でGHQ・帝国主義・財閥関連等の過去問について扱われている。社会(日本史・現代社会・政治経済)は他教科より過去問題集で当大学の問題を扱っている事が多いため、購入して取り組むのも良いだろう。
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"title": "一般入試(2011年度)"
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"text": "基本的に2010年度と問題形式は同様。出典のみ記載。",
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"text": "2011年度現代社会も全問マーク方式。問題数は日程により異なるが、昨年度と比べて最低問題数の上限が上がって48~50問。初日はバブル崩壊と日本経済と生命倫理・政治学問題、2日目は基本的人権・労働の問題・物価変動・金融、3日目は農業問題・社会保障・国会について出題された。前年度も生命倫理・金融・社会保障問題については出題されており、頻出範囲と言えるだろう。ほぼ全ての設問が4者択一であり、基本的な問題も問われているが、細かい時事問題なども出題されており、総合的に見ると標準よりやや難しいかと思われる。教科書中心の学習を怠らないことが大切であることは言うまでもないが、ただの受験勉強目線で終始せず、現代社会に対する興味・関心も欠かせない。",
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"text": "難易度自体は平均的~少し易しいレベルの為、単語・文法レベルに関しては中学の基礎+ターゲット1900程度の知識があれば、ある程度は対応可能であると思われる。基礎の基礎学習を怠らずに行う事を薦める。語句整序作文は、日本語文が与えられていないが、並べ替える語句数が比較的少ない為、取り組み易いと言える。文法は空欄補充で英文を完成させる四択式。会話文は空欄補充問題と台詞補充問題の2種類。読解は3問だが英文の語数は100~300語前後と差があり、文法・語彙力の様な知識を問う問題と内容理解度を問う問題に大別される。英文の大半は論説文であるが、手紙・広告、表とその解説文等が出題される場合もある。試験時間はA方式が英語(英語を選択した場合)と他1科目の総合で100分、B方式が60分である。他の科目より癖のある問題が少なく、単純に見れば英語が文系科目では最も取り組み易い傾向にある。因みに、2011年度入試までは英語以外の外国語科目でも受験が可能であったが、外国語科目は2012年度入試より英語のみに限定される予定である。",
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"text": "近年は硬質の評論が出題される傾向が強い。標準的な読解・語彙力で十分に対応可能。問題では、接続語及び語句補充問題、傍線部の理由を問う問題、主旨・内容合致問題等を出題。特に内容合致問題は差をつける。2008・2009年度には文学史問題も出題。特に漢字問題が他大と比べて多い傾向でA方式で5~10問、B方式で5問出題。同音異字の選択肢の中から選択する方式。漢字は点数を稼ぎやすい部分なので間違えると手痛い。B方式古文では難解な語句には太字文注釈有り、基本的な知識で解答可能。全て選択肢マーク式で、記述問題は出題なし。",
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"text": "1日目は、国際経済関連、地方自治、臓器移植法の改正に関する問題を出題。2日目は、戦後の日本経済、金融政策、平和主義と集団安全保障、企業と社会的責任に関する問題を出題。3日目は、社会保障制度、消費者問題、国際政治について出題。出題形式は、四肢択一式が多くを占める。空欄補充・正誤判定などが主。難易度は一部を除いて至って標準的。1日目の臓器移植法に関する問題は、近年の改正など詳細な知識を要するものであった。1日目の外国為替問題では、為替レート・比較生産費説の計算問題を出題。3日目は市町村合併が問われるなど近年の動向を踏まえたものも出題される場合がある。まずは教科書を中心とした復習を心掛けたい。また、新聞やニュースにも目を通しておきたい。",
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"text": "A・AS(当時)・B方式全てが1教科につき60分。過去の赤本等を参照。",
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"text": "問題は全てマーク方式。整序・文法適語補充・会話文読解(短文)・中文適語補充・中文読解・長文読解が主な出題内容。AS方式のみグラフと表の読み取り問題を1題分多く出題。当時は問題数も現在より多かったが、その分解答時間も長く設定されており、同一時限に2科目について解答するという形式はとられていない。整序問題は現在より語句数が少なく、基本的に3語の並べ替えとなっている。空所補充問題も単語・文法問題集にきちんと取り組んでいれば十分に解答可能。読解問題の平均が5~6割と差がつくポイント。",
"title": "一般入試(2009年度以前)"
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"text": "A方式が現代文3題・B方式が現代文1題・古文2題・AS方式(当時)が現代文2題と現A方式は旧AS方式を踏襲している形だが、時間数は1教科45分と大幅に減らされている。A方式では現代文問題以外にも諺問題・慣用句問題・四字熟語を用いた漢字問題等が別枠で出題される事がある。因みに現代文は2000字程度と現在よりも文字数は少ない。漢字・接続語補充・傍線部の理由を問う問題・趣旨及び内容合致問題が出題形式。また、漢字問題は矢張り多く、文学史問題が頻出であった。",
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"text": "「現代文」出典",
"title": "一般入試(2009年度以前)"
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"text": "「古典」出典",
"title": "一般入試(2009年度以前)"
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"text": "全問マーク式。日程ごとに若干の問題数の違いはあるものの、46~50問程度。A方式では環境問題について絡めた出題が目立った。B方式では裁判員裁判等近年の話題について扱っている。4者択一の空欄補充または正誤判定式。難易度は教科書標準レベルであるといえるが、A方式の交通システムについての問題は、教科書で扱っていない奇問であり、合否を分ける形となったといえる。",
"title": "一般入試(2009年度以前)"
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"text": "全問マーク方式。基本的に4者択一か6者択一。文章穴埋め式問題が多い。「日本史」の教科ではあるが、実際には世界史の範囲も出題される事がある。ほぼ例年、近現代史(戦後史)からの出題で、稀に中世からも出題される。また、原始・古代からは近年出題されていない。絞って勉強し易いといえるが、難易度自体は他教科より難しい傾向にある。代々木ライブラリーの参考書等でGHQ・帝国主義・財閥関連等の過去問について扱われている。社会(日本史・現代社会・政治経済)は他教科より過去問題集で当大学の問題を扱っている事が多いため、購入して取り組むのも良いだろう。",
"title": "一般入試(2009年度以前)"
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日本の大学受験ガイド > 本項は、大阪経済大学の入学試験対策に関する事項である。 大阪経済大学は、大阪府大阪市東淀川区に本部を置く私立大学。経済学部・経営学部・情報社会学部・人間科学部の4学部7学科、夜間部も含む経済系複合大学である。ここでは大阪経済大学の入試対策・入試制度・その他について詳細に述べる。
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{{半保護}}
*[[日本の大学受験ガイド]] >
本項は、[[w:大阪経済大学|大阪経済大学]]の入学試験対策に関する事項である。
'''大阪経済大学'''は、大阪府大阪市東淀川区に本部を置く私立大学。経済学部・経営学部・情報社会学部・人間科学部の4学部7学科、夜間部も含む経済系複合大学である。ここでは大阪経済大学の入試対策・入試制度・その他について詳細に述べる。
{{wikipedia|大阪経済大学|大阪経大}}
[[ファイル:Osaka University of Economics.jpg|thumb|240px|WIKIPEDIA「大阪経済大学」より 大隅キャンパス E棟4階から]]
== 概要 ==
=== 偏差値換算方式 ===
'''筆記試験の入試の合否は『偏差値の総和』で判定される。合格最低値が「120」の場合、受験生全体で偏差値60となる点数を2教科とも得なければいけないという意味であって、2教科で120点を得られれば合格するという意味ではない(赤本に記載されている数値・予備校等が掲載している「最低点」も合格最低値の事である)。'''仮に、この点を勘違いして受験すると合格最低値を点数に換算した場合にかなりの相違が出ると思われる。教科A偏差値55・教科B偏差値65でも同様に合格である(3教科でも同様である)。また、偏差値換算の場合は受験生の平均得点が偏差値50となるため、問題が簡単な日程及び教科であれば有利になるとは限らないし、簡単な問題で自分の得点が低い場合には、合格の可能性が限りなく低下するというリスクも孕んでいるといえる。点数に直した場合の得点の目安は問題の難易度にもよるが、どの学部も最低限7割7~8分程度の得点が望ましい。なお、難問・奇問が多く出題される傾向は特に見られない。看板学部(経済・経営)においては、8割以上の得点を目指して勉強に取り組む必要があるだろう。
【偏差値換算の仕組み】
偏差値=d、標準偏差値=s、得点=p、平均点=a
*<math>d=\frac{(p-a)}{s}\times10+50</math>
(参考)[http://www.osaka-ue.ac.jp/entrance/admissions/tokuten.html/ 各科目・日程間の偏差値換算による得点調整について]
'''つまり、仮にとある科目の平均点が90点だと、90点を取った受験生は50点に得点調整されます。85点取っても45点ほどになってしまうという事です。自分の苦手な教科を避けられる事が確実に有利に働くとは言えません。'''
=== 受験難易度 ===
大阪経済大学の入試は標準的な理解を有していれば十分に解答可能な問題が主である。そのため、比較的平均得点が高くなる傾向がある。基礎を固めて、つまらないケアレスミスは無いようにしておきたい。ある程度、日程ごとに難易度の差はあるが、'''偏差値換算方式'''により日程・教科ごとの差は意味をなさなくなる。これについては先述した通りである。また、公募推薦入試・A方式・D方式では'''同一時限に2教科'''をこなす必要性があるため、時間配分もよく考えて取り組みたい。なお、A方式は2012年度入試現在では、英語を実質的に避けられるが難易度はけして高くはなく、社会などの方が詳細な知識を求める物が度々出題されることもあって問題自体は難しい傾向にある。また、センター利用での4教科入試を導入するなど入試の重量化・学生の質の上昇を図っていると思われる。
=== 赤本・入試問題集 ===
次に赤本であるが、内容としては直近2年分の問題が掲載されている。ただし、当大学は他大学のものより出版・発行にかなり遅れる傾向がある(2011年度入試用は2010年10月、2010年度入試用は2009年11月に発行)。総合大学ではなく、学部ごとに入試問題を分けている訳ではないため、冊子自体は比較的薄い。また、他大学でも同様に行っている事だが、大学の入試問題集の過去2年分がオープンキャンパスへ行けば貰えるが、2012年度より過去問題集もネットで取り寄せる事が可能になっている。この入試問題集は赤本と比較して推薦入試の問題等もカバーしているため、受験志望者は入手しておきたい。私立大学は出題形式がそれぞれ独特なために、過去問での学習は、出題傾向に慣れる意味からも必要不可欠である。出題傾向を把握し、時間配分を考えて問題を解くようにしよう。
=== 入試合格者平均素点(2017年度入試最新版) ===
★'''公募(合格者の平均評定は3.9です)'''
※ 評定が3.9あって以下の得点率なら受かるのではないか?という事です。当然評定が高ければ下の得点率以下でも合格できます。評定がかなり低ければ(2.0程度)国語・数学だとほぼ満点でないと合格ラインに達しません。
*1日目 英語65% 現代社会70% 数学75% 国語80%
*2日目 英語70% 現代社会70% 国語80% 数学90%
=== 入試合格者平均素点 2016年度入試版 ===
★'''公募(合格者の平均評定は3.9です)'''
※ 評定が3.9あって以下の得点率なら受かるのではないか?という事です。当然評定が高ければ下の得点率以下でも合格できます。評定がかなり低ければ(2.0程度)国語・数学だとほぼ満点でないと合格ラインに達しません。
*1日目 現代社会70% 英語75% 数学85% 国語85%
*2日目 現代社会65% 英語80% 数学85% 国語85%
★'''一般【A方式】'''
*1日目 現代社会65% 国語70% 数学75% 日本史75% 英語75% 世界史80%
*2日目 国語70% 現代社会70% 英語75% 日本史75% 数学80% 世界史85%
*3日目 現代社会70% 数学70% 英語70% 日本史75% 世界史80% 国語85%
★'''一般【B方式】'''
*1日目 数学70% 英語70% 日本史80% 国語80% 世界史85%
*1日目(高得点2教科型の場合)英語70% 数学75% 日本史80% 世界史85% 国語85%
*2日目 数学60% 日本史70% 英語70% 世界史75% 国語80%
*2日目(高得点2教科型の場合)数学70% 日本史75% 英語75% 世界史85% 国語85%
(注)「大阪経済大学入試ガイド2016」に基づく(合格者平均評定の3.9があった場合、上記の点数でおおよそ合格となる)。ただし、あくまで2015年度入試の結果に過ぎないことに留意が必要である。
== 公募推薦入試 ==
例年では出願開始が11月上旬、試験日は11月下旬、合格発表は12月上旬。また、2010年度までは評定を10倍にして学科試験の合計偏差値に加算する形を取っていたが、2011年度より'''評定倍加は4倍'''とし、より筆記試験重視となった。しかしながら、偏差値に評定を加算する事は0.1の評定もある程度の差がつくため、倍加が低くなったとはいえ大切にしていきたい。なお、'''合格者の評定平均は3.9~4.0程度'''である。また、例年'''赤本には公募入試の問題は掲載されていない'''。公募入試の問題を手に入れるには2011年度入試までは基本的にオープンキャンパスに参加するしかなかったが、今はネットで取り寄せる事が可能となった。公募推薦では経営学部・経営情報学部で'''第2志望合格制度'''を設けており、仮に志望学科で不合格でも、もう片方の学科で合格する場合があるなどチャンスを広げている。
== センター利用入試 ==
2教科~4教科型までが存在。特に2教科型は例年人気が集中しており、相対的に高い得点率を要求される。また、4教科型は1教科のみ苦手で他3教科が得意な受験生に出願し易い方式となっている(例えば英語が苦手で、国語・社会・理科は得意など)。また、教科数が増えると1教科辺りの得点率が減る傾向にあるので見た目以上に有利な方式であると言える。当大学に限らず言える事だが、センター利用入試は大学が課す一般入試より合格基準が厳しい。大阪経済大学の場合も例外ではなく、募集人数自体が大学が課す一般入試より少ない。これは「大阪経済大学・大学基礎データ」から読み取る事が可能である。得点率がある程度高い場合(経済学部・経営学部だとおおよそ2教科の場合7割5分以上・3教科の場合7割少々・予備校のデータ等を参照)であれば、出願を検討する価値は大いにあるだろう。この部分においては個々人の判断による。例年、出願は1月上旬で合格発表は2月半ばである。
== 一般入試概要 ==
A方式(前期2教科型)とB方式(前期3教科型)、D方式(後期2教科型)がある。特に前期A方式は例年人気が集中しており、B方式より合格最低値が高い傾向にあり偏差値も高いため、得意教科がはっきりと定まっていない場合は3教科が無難である。また、英語を実質的に避けられるために国語+社会で受験する者も多い。前期の出願はいずれも1月上旬、試験日は2月上旬、合格発表は3月上旬~中旬。後期の出願は2月中旬、試験日は3月上旬、合格発表は3月中旬。また、AO入試の殆どを廃止した為、実質的に一般入試の枠が広がる形となる。特にセンター利用入試を除く'''A・B・D方式は以前から募集人数を毎年増やしている。また、12年度入試より経営学部で定員を85名増と大幅に増やす事が発表されている'''。とはいえ先にも述べたが、'''後期入試では特定の学部で異常に高い倍率を記録する事も多々有り、滑り止めとして考えている受験生も前期の内に出願し、合格を確保して置くのが無難な選択と言えるだろう。'''これは「大阪経済大学・大学基礎データ」から読み取る事が出来る。また、'''一般後期の問題は赤本には公募入試と同様に掲載されていない'''。基本的にオープンキャンパスの参加かネットでの取り寄せが必要である。A方式及びB方式では、公募推薦と同様に経営学部・経営情報学部で'''第2志望合格制度'''を設けており、仮に志望学科で不合格でも、もう片方の学科で合格するチャンスがある。また、オープンキャンパスの最終回には大学が独自に「入試対策講座」を例年行っており、夕陽丘予備校の講師による解説が行われている。経済大が本命で時間に余裕があれば訪れてみるのも良いだろう。なお、地元予備校2社では大阪経済大学の公募、後期日程において大阪経済大学対策講座があり、英語と国語の模擬試験及び解説が行われている。
== 一般入試(2012年度) ==
=== 外国語・英語 ===
=== 国語 ===
'''「現代文」出典'''
*「論文の技法」
*「共に見ること語ること」
*「美の呪力」
*「友だち地獄」
*「メディア・リテラシー」
*「責任という虚構」
*「近代性の構造」
*『「認められたい」の正体』
'''「古文」出典'''
*「方丈記」
*「枕草子」
問題構成は「漢字」「接続語補充」「傍線部の理由を問う」「タイトルづけ」「趣旨・内容合致」等。随筆文はなく、評論文のみ出題された。
=== 現代社会 ===
問題数に関しては例年と同じ。時事問題に関するものとしては、1日目は低炭素社会においての新・三種の神器について、3日目は福島原子力発電所事故発生後の人々の動きについて。資料問題は世界平均寿命、世界原油埋蔵量、航空市場&パソコン市場企業シェア、石炭輸入先等のデータが問題に記載された。
== 一般入試(2011年度) ==
=== 外国語・英語 ===
基本的に2010年度と問題形式は同様
=== 国語 ===
'''「現代文」出典'''
*「時代のデモクラシー」
*「日本近代美術史論」
*「文化の力 カルチュラル・マーケティングの方法」
*「私をめぐる冒険」
*「子どもと自然」
*「賢治の祈り」
*「共同体の基礎理論」
'''「古文」出典'''
*「竹取物語」
*「堤中納言物語・虫めづる姫君」
基本的に2010年度と問題形式は同様。出典のみ記載。
=== 現代社会 ===
2011年度現代社会も全問マーク方式。問題数は日程により異なるが、昨年度と比べて最低問題数の上限が上がって48~50問。初日はバブル崩壊と日本経済と生命倫理・政治学問題、2日目は基本的人権・労働の問題・物価変動・金融、3日目は農業問題・社会保障・国会について出題された。前年度も生命倫理・金融・社会保障問題については出題されており、頻出範囲と言えるだろう。ほぼ全ての設問が4者択一であり、基本的な問題も問われているが、細かい時事問題なども出題されており、総合的に見ると標準よりやや難しいかと思われる。教科書中心の学習を怠らないことが大切であることは言うまでもないが、ただの受験勉強目線で終始せず、現代社会に対する興味・関心も欠かせない。
== 一般入試(2010年度) ==
=== 外国語・英語 ===
*問題は全てマーク選択。語句整序作文・文法・会話文・読解で編成。大問数はA方式6問、B方式7問。
難易度自体は平均的~少し易しいレベルの為、単語・文法レベルに関しては中学の基礎+ターゲット1900程度の知識があれば、ある程度は対応可能であると思われる。基礎の基礎学習を怠らずに行う事を薦める。語句整序作文は、日本語文が与えられていないが、並べ替える語句数が比較的少ない為、取り組み易いと言える。文法は空欄補充で英文を完成させる四択式。会話文は空欄補充問題と台詞補充問題の2種類。読解は3問だが英文の語数は100~300語前後と差があり、文法・語彙力の様な知識を問う問題と内容理解度を問う問題に大別される。英文の大半は論説文であるが、手紙・広告、表とその解説文等が出題される場合もある。試験時間はA方式が英語(英語を選択した場合)と他1科目の総合で100分、B方式が60分である。他の科目より癖のある問題が少なく、単純に見れば英語が文系科目では最も取り組み易い傾向にある。因みに、2011年度入試までは英語以外の外国語科目でも受験が可能であったが、'''外国語科目は2012年度入試より英語のみ'''に限定される予定である。
=== 国語・国語総合 ===
*A方式・現代文問題2題、B方式・現代文問題1題かつ古文問題1題。問題は3000~4000字程度の評論文や随筆文を出題。内容は、文学、社会、哲学他、ジャンルを問わず出題。
近年は硬質の評論が出題される傾向が強い。標準的な読解・語彙力で十分に対応可能。問題では、接続語及び語句補充問題、傍線部の理由を問う問題、主旨・内容合致問題等を出題。特に内容合致問題は差をつける。2008・2009年度には文学史問題も出題。特に漢字問題が他大と比べて多い傾向でA方式で5~10問、B方式で5問出題。同音異字の選択肢の中から選択する方式。'''漢字は点数を稼ぎやすい部分なので間違えると手痛い'''。B方式古文では難解な語句には太字文注釈有り、基本的な知識で解答可能。全て選択肢マーク式で、記述問題は出題なし。
'''「現代文」出典'''
*「反貧困すべり台社会からの脱出」
*「愛と経済のロゴス」
*「演技する―人前で演じられる男と女」
*「うつしみ」
*「しぐさの日本文化」
*「都市に祝祭はいらない」
*「内田義彦の問い」
*「モノ・サピエンス―物質化・単一化していく人類」
'''「古典」出典'''
*「発心集」
*「大和物語」
=== 現代社会 ===
*解答方式は全問マークシート方式。問題数は、43~50問。全ての日程で時間に余裕を持って解答が出来ると言える。
1日目は、国際経済関連、地方自治、臓器移植法の改正に関する問題を出題。2日目は、戦後の日本経済、金融政策、平和主義と集団安全保障、企業と社会的責任に関する問題を出題。3日目は、社会保障制度、消費者問題、国際政治について出題。出題形式は、四肢択一式が多くを占める。空欄補充・正誤判定などが主。難易度は一部を除いて至って標準的。1日目の臓器移植法に関する問題は、近年の改正など詳細な知識を要するものであった。1日目の外国為替問題では、為替レート・比較生産費説の計算問題を出題。3日目は市町村合併が問われるなど'''近年の動向を踏まえたものも出題される場合がある'''。まずは教科書を中心とした復習を心掛けたい。また、新聞やニュースにも目を通しておきたい。
== 一般入試(2009年度以前) ==
A・AS(当時)・B方式全てが1教科につき60分。過去の赤本等を参照。
=== 外国語・英語 ===
問題は全てマーク方式。整序・文法適語補充・会話文読解(短文)・中文適語補充・中文読解・長文読解が主な出題内容。AS方式のみグラフと表の読み取り問題を1題分多く出題。当時は問題数も現在より多かったが、その分解答時間も長く設定されており、同一時限に2科目について解答するという形式はとられていない。整序問題は現在より語句数が少なく、基本的に3語の並べ替えとなっている。空所補充問題も単語・文法問題集にきちんと取り組んでいれば十分に解答可能。読解問題の平均が5~6割と差がつくポイント。
=== 国語・国語総合 ===
A方式が現代文3題・B方式が現代文1題・古文2題・AS方式(当時)が現代文2題と現A方式は旧AS方式を踏襲している形だが、時間数は1教科45分と大幅に減らされている。A方式では現代文問題以外にも諺問題・慣用句問題・四字熟語を用いた漢字問題等が別枠で出題される事がある。因みに現代文は2000字程度と現在よりも文字数は少ない。漢字・接続語補充・傍線部の理由を問う問題・趣旨及び内容合致問題が出題形式。また、漢字問題は矢張り多く、文学史問題が頻出であった。
'''「現代文」出典'''
*「新自由主義の嘘」
*「社会福祉をつかむ」
*「一億人の俳句入門」
*「中原中也天体の音楽」
*「良い仕事の思想」
*「身辺の些事二つ」
*「教養とは何か」
*「漱石文学の端緒」
*「弱者とはだれか」
*「美学への招待」
'''「古典」出典'''
*「太平記」
*「宇治拾遺物語」
=== 現代社会 ===
全問マーク式。日程ごとに若干の問題数の違いはあるものの、46~50問程度。A方式では環境問題について絡めた出題が目立った。B方式では裁判員裁判等近年の話題について扱っている。4者択一の空欄補充または正誤判定式。難易度は教科書標準レベルであるといえるが、A方式の交通システムについての問題は、教科書で扱っていない奇問であり、合否を分ける形となったといえる。
=== 日本史 ===
全問マーク方式。基本的に4者択一か6者択一。文章穴埋め式問題が多い。「日本史」の教科ではあるが、実際には世界史の範囲も出題される事がある。ほぼ例年、'''近現代史(戦後史)からの出題'''で、稀に中世からも出題される。また、'''原始・古代からは近年出題されていない。'''絞って勉強し易いといえるが、難易度自体は他教科より難しい傾向にある。代々木ライブラリーの参考書等でGHQ・帝国主義・財閥関連等の過去問について扱われている。社会(日本史・現代社会・政治経済)は他教科より過去問題集で当大学の問題を扱っている事が多いため、購入して取り組むのも良いだろう。
== 外部リンク ==
=== 公式HPなど ===
* [http://www.osaka-ue.ac.jp/ 大阪経済大学]
* [http://www.osaka-ue.ac.jp/entrance/admissions/index.html 大阪経済大学入試情報サイト]
* [http://blog.osaka-ue.ac.jp/ 学生・スタッフが語る大経大のメッセージサイト・つながるブログ]
* [http://www.daigakuwiki.com/index.php/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E5%AF%BE%E7%AD%96 大学ウィキ・大阪経済大対策]
=== 大阪経済大学の対策を行う予備校 ===
* [http://www.yuhigaoka.ac.jp/ 夕陽丘予備校](大経大模試や対策講座を実施)
* [http://www.ecc-yobiko.com/ ECC予備校](対策講座を実施)
[[Category:大学入試|おおさかけいさいたいかく]]
| null |
2016-07-27T13:39:18Z
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[
"テンプレート:半保護",
"テンプレート:Wikipedia"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E5%AF%BE%E7%AD%96
|
15,893 |
不動産登記法第124条
|
法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法
(筆界特定の事務)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法",
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"title": "条文"
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] |
法学>民事法>不動産登記法>コンメンタール不動産登記法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[不動産登記法]]>[[コンメンタール不動産登記法]]
==条文==
(筆界特定の事務)
;第124条
#筆界特定の事務は、対象土地の所在地を管轄する法務局又は地方法務局がつかさどる。
#第六条第二項及び第三項の規定は、筆界特定の事務について準用する。この場合において、同条第二項中「不動産」とあるのは「対象土地」と、「登記所」とあるのは「法務局又は地方法務局」と、「法務局若しくは地方法務局」とあるのは「法務局」と、同条第三項中「登記所」とあるのは「法務局又は地方法務局」と読み替えるものとする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール不動産登記法|不動産登記法]]
|[[コンメンタール不動産登記法#s6|第6章 筆界特定]]<br>
[[コンメンタール不動産登記法#s6-1|第1節 総則]]<br>
|[[不動産登記法第123条]]<br>(定義)
|[[不動産登記法第125条]]<br>(筆界特定登記官)
}}
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[[category:不動産登記法|124]]
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2011-03-18T07:55:13Z
|
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|
15,894 |
不動産登記法第126条
|
法学>民事法>コンメンタール不動産登記法
(筆界特定登記官の除斥)
筆界特定登記官が次の各号のいずれかに該当する者であるときは、当該筆界特定登記官は、対象土地について筆界特定を行うことができない。
|
[
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"text": "筆界特定登記官が次の各号のいずれかに該当する者であるときは、当該筆界特定登記官は、対象土地について筆界特定を行うことができない。",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール不動産登記法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール不動産登記法]]
==条文==
(筆界特定登記官の除斥)
;第126条
筆界特定登記官が次の各号のいずれかに該当する者であるときは、当該筆界特定登記官は、対象土地について筆界特定を行うことができない。
:一 対象土地又は関係土地のうちいずれかの土地の所有権の登記名義人(仮登記の登記名義人を含む。以下この号において同じ。)、表題部所有者若しくは所有者又は所有権以外の権利の登記名義人若しくは当該権利を有する者
:二 前号に掲げる者の配偶者又は四親等内の親族(配偶者又は四親等内の親族であった者を含む。次号において同じ。)
:三 第一号に掲げる者の代理人若しくは代表者(代理人又は代表者であった者を含む。)又はその配偶者若しくは四親等内の親族
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール不動産登記法|不動産登記法]]
|[[コンメンタール不動産登記法#s6|第6章 筆界特定]]<br>
[[コンメンタール不動産登記法#s6-1|第1節 総則]]<br>
|[[不動産登記法第125条]]<br>(筆界特定登記官)
|[[不動産登記法第127条]]<br>(筆界調査委員)
}}
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[[category:不動産登記法|126]]
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2011-03-18T07:58:40Z
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|
15,895 |
会社法第936条
|
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
(日本における営業所の設置の登記等)
|
[
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"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第7編 雑則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]
==条文==
(日本における営業所の設置の登記等)
;第936条
# 日本に営業所を設けていない外国会社が外国会社の登記後に日本に営業所を設けたときは、日本における代表者の住所地においては3週間以内に営業所を設けたことを登記し、その営業所の所在地においては4週間以内に外国会社の登記をしなければならない。ただし、登記がされた日本における代表者の住所地を管轄する登記所の管轄区域内に営業所を設けたときは、その営業所を設けたことを登記すれば足りる。
# 日本に営業所を設けた外国会社が外国会社の登記後にすべての営業所を閉鎖した場合には、その外国会社の日本における代表者の全員が退任しようとするときを除き、その営業所の所在地においては3週間以内に営業所を閉鎖したことを登記し、日本における代表者の住所地においては4週間以内に外国会社の登記をしなければならない。ただし、登記がされた営業所の所在地を管轄する登記所の管轄区域内に日本における代表者の住所地があるときは、すべての営業所を閉鎖したことを登記すれば足りる。
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)|第7編 雑則]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4|第4章 登記]]<br>
[[第7編 雑則 (コンメンタール会社法)#4-3|第3節 外国会社の登記]]<br>
|[[会社法第935条]]<br>(日本における代表者の選任の登記等)
|[[会社法第937条]]<br>(裁判による登記の嘱託)
}}
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[[category:会社法|936]]
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2022-06-03T23:07:59Z
|
[
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|
15,897 |
X86アセンブラ/算術演算命令
|
算術演算命令は、 2 つのオペランドを取る。デスティネーション (転送先) とソース (転送元) である。 デスティネーションは、レジスターか、メモリーでの位置でなくてはならない。 ソースは、メモリーでの位置、レジスター、定数のどれかでなくてはならない。 二つのうち少なくとも一つは、レジスターでなくてはならない。 操作は、ソースとデスティネーションの両方を、メモリーでの位置にすることはできないためである。
この命令は、srcをdestに加算する。 計算結果は、destに格納される。
つまり、MASN や NASM の文法を使う場合には、結果は最初の引数に格納される。 GAS の文法を使う場合には、結果は 2 番目の引数に格納される。
この命令は ADD と同じようであるが、デスティネーションからソースを減算する。
mul arg
この命令は「arg」に A レジスターのバイト長に応じた値を乗算する。 下表を参照のこと。
2 番目の場合、古いプロセッサー向けに書かれたコードとの後方互換性のため、ターゲットは EAX ではない。
imul arg
MUL と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。
div arg
この命令は、レジスターの内容を「arg」で除算する。 下表を参照のこと。
%eax が設定されていれば、「cltd (MASM の文法では CDQ)」を使うことで、%edx を用意できる。
商が商の格納先レジスターに合わなかった場合、数値オーバーフロー例外が発生する。 操作の後、全てのフラグは未定義の状態になる。
idiv arg
DIV と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。
neg arg
引数の符号を算術的に反転させる。つまり 2 の補数を取る。
実際に、C言語のプログラムをGCCでアセンブリコードに変換してみて、どのような命令が使われているかを学びましょう。
-S でアセンブリコードに変換すると、下記のようになります。
キャリーあり加算。 destにsrc + キャリーフラグを加算し、結果をdestに格納する。 通常、加算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。 以下の例では、sourceは 64 ビットの数値であり、destinationに加算される。
ボローあり減算。 src + キャリーフラグをdestから減算し、結果をdestに格納する。 通常、減算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。
inc arg
引数のレジスターの値を 1 ずつインクリメントする。 ADD arg, 1よりずっと早く動作する。
dec arg
引数のレジスターの値を 1 ずつデクリメントする。
lea 命令は、算術演算にも使うことができ、特にポインターの算術演算に使われる。 アドレス計算命令を参照のこと。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
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"text": "算術演算命令は、 2 つのオペランドを取る。デスティネーション (転送先) とソース (転送元) である。 デスティネーションは、レジスターか、メモリーでの位置でなくてはならない。 ソースは、メモリーでの位置、レジスター、定数のどれかでなくてはならない。 二つのうち少なくとも一つは、レジスターでなくてはならない。 操作は、ソースとデスティネーションの両方を、メモリーでの位置にすることはできないためである。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "この命令は、srcをdestに加算する。 計算結果は、destに格納される。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "つまり、MASN や NASM の文法を使う場合には、結果は最初の引数に格納される。 GAS の文法を使う場合には、結果は 2 番目の引数に格納される。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"text": "この命令は ADD と同じようであるが、デスティネーションからソースを減算する。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"text": "mul arg",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "この命令は「arg」に A レジスターのバイト長に応じた値を乗算する。 下表を参照のこと。",
"title": "算術演算命令"
},
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"text": "2 番目の場合、古いプロセッサー向けに書かれたコードとの後方互換性のため、ターゲットは EAX ではない。",
"title": "算術演算命令"
},
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"text": "",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "imul arg",
"title": "算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 9,
"tag": "p",
"text": "MUL と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。",
"title": "算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 10,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "div arg",
"title": "算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 12,
"tag": "p",
"text": "この命令は、レジスターの内容を「arg」で除算する。 下表を参照のこと。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"text": "%eax が設定されていれば、「cltd (MASM の文法では CDQ)」を使うことで、%edx を用意できる。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "商が商の格納先レジスターに合わなかった場合、数値オーバーフロー例外が発生する。 操作の後、全てのフラグは未定義の状態になる。",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "idiv arg",
"title": "算術演算命令"
},
{
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"tag": "p",
"text": "DIV と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。",
"title": "算術演算命令"
},
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"tag": "p",
"text": "neg arg",
"title": "算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "引数の符号を算術的に反転させる。つまり 2 の補数を取る。",
"title": "算術演算命令"
},
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"text": "実際に、C言語のプログラムをGCCでアセンブリコードに変換してみて、どのような命令が使われているかを学びましょう。",
"title": "コード例"
},
{
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"text": "-S でアセンブリコードに変換すると、下記のようになります。",
"title": "コード例"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "キャリーあり加算。 destにsrc + キャリーフラグを加算し、結果をdestに格納する。 通常、加算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。 以下の例では、sourceは 64 ビットの数値であり、destinationに加算される。",
"title": "キャリーあり算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "ボローあり減算。 src + キャリーフラグをdestから減算し、結果をdestに格納する。 通常、減算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。",
"title": "キャリーあり算術演算命令"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "inc arg",
"title": "インクリメントとデクリメント"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "引数のレジスターの値を 1 ずつインクリメントする。 ADD arg, 1よりずっと早く動作する。",
"title": "インクリメントとデクリメント"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "dec arg",
"title": "インクリメントとデクリメント"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "引数のレジスターの値を 1 ずつデクリメントする。",
"title": "インクリメントとデクリメント"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "lea 命令は、算術演算にも使うことができ、特にポインターの算術演算に使われる。 アドレス計算命令を参照のこと。",
"title": "ポインターの算術演算"
}
] | null |
== 算術演算命令 ==
算術演算命令は、 2 つのオペランドを取る。デスティネーション (転送先) とソース (転送元) である。
デスティネーションは、レジスターか、メモリーでの位置でなくてはならない。
ソースは、メモリーでの位置、レジスター、定数のどれかでなくてはならない。
二つのうち少なくとも一つは、レジスターでなくてはならない。
操作は、ソースとデスティネーションの両方を、メモリーでの位置にすることはできないためである。
{{x86-inst-2|add}}
この命令は、<code>src</code>を<code>dest</code>に加算する。
計算結果は、<code>dest</code>に格納される。
つまり、MASN や NASM の文法を使う場合には、結果は最初の引数に格納される。
GAS の文法を使う場合には、結果は 2 番目の引数に格納される。
{{x86-inst-2|sub}}
この命令は ADD と同じようであるが、デスティネーションからソースを減算する。
{{x86-inst-1|mul}}
この命令は「arg」に A レジスターのバイト長に応じた値を乗算する。
下表を参照のこと。
:{| class="wikitable"
|-
| オペランドのサイズ || 1 バイト || 2 バイト || 4 バイト
|-
| その他のオペランド || AL || AX || EAX
|-
| 結果の上位部分の格納先 || AH || DX || EDX
|-
| 結果の下位部分の格納先 || AL || AX || EAX
|-
|}
2 番目の場合、古いプロセッサー向けに書かれたコードとの後方互換性のため、ターゲットは EAX ではない。
{{x86-inst-1|imul}}
MUL と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。
{{x86-inst-1|div}}
この命令は、レジスターの内容を「arg」で除算する。
下表を参照のこと。
:{| class="wikitable"
|-
| 除数のサイズ || 1 バイト || 2 バイト || 4 バイト
|-
| 被除数 || AX || DX:AX || EDX:EAX
|-
| 剰余の格納先 || AH || DX || EDX
|-
| 商の格納先 || AL || AX || EAX
|-
|}
%eax が設定されていれば、「cltd (MASM の文法では CDQ)」を使うことで、%edx を用意できる。
cltd
idiv %ebx, %eax
商が商の格納先レジスターに合わなかった場合、数値オーバーフロー例外が発生する。
操作の後、全てのフラグは未定義の状態になる。
{{x86-inst-1|idiv}}
DIV と同じであるが、符号付き数値のみを扱う。
{{x86-inst-1|neg}}
引数の符号を算術的に反転させる。つまり 2 の補数を取る。
== コード例 ==
実際に、C言語のプログラムをGCCでアセンブリコードに変換してみて、どのような命令が使われているかを学びましょう。
;add.c:<syntaxhighlight lang=c>
int add(int a, int b) {
return a + b;
}
</syntaxhighlight>
{{code|-S}} でアセンブリコードに変換すると、下記のようになります。
;アセンブリコードに変換後
<syntaxhighlight lang="asm" highlight=9 line>
.file "add.c"
.text
.p2align 4
.globl add
.type add, @function
add:
.LFB0:
.cfi_startproc
leal (%rdi,%rsi), %eax
ret
.cfi_endproc
.LFE0:
.size add, .-add
.ident "GCC: (FreeBSD Ports Collection) 12.0.0 20211010 (experimental)"
.section .note.GNU-stack,"",@progbits
</syntaxhighlight>
;加算を行っている部分:<syntaxhighlight lang="asm" start=9 line>
leal (%rdi,%rsi), %eax
</syntaxhighlight>
:関数の引数はレジスタで渡され、第一引数はDIレジスターに第二引数はSIレジスター渡されます。
:関数の戻り地はEAXレジスターで返されます。
:LEAL命令は、Load Effective Address Long で、第一オペランドで指定された「アドレス」を第二オペランドに代入します。
:(%rdi,%rsi)はSIレジスターにDIレジスター分オフセットしたアドレスの値を参照しますので、EAXレジスターにはSIレジスターの値にDIレジスターの値を足した値が入ります。
:AMD64にはそのものズバリのADD命令があるのですが、LEA命令にはADD命令とは別の演算器(アドレス演算器)が使われ、2つの加算器は並行して動作が可能なのでADD命令に使う演算器を加算以外のより高度な演算に開けるためにLEA命令を生成しています。
== 以下、補足 ==
== キャリーあり算術演算命令 ==
{{x86-inst-2|adc}}
キャリーあり加算。
<code>dest</code>に<code>src</code> + <code>キャリーフラグ</code>を加算し、結果を<code>dest</code>に格納する。
通常、加算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。
以下の例では、''source''は 64 ビットの数値であり、''destination''に加算される。
<syntaxhighlight lang="asm">
mov eax, [source] ; read low 32 bits
mov edx, [source+4] ; read high 32 bits
add [destination], eax ; add low 32 bits
adc [destination+4], edx ; add high 32 bits, plus carry
</syntaxhighlight>
{{x86-inst-2|sbb}}
ボローあり減算。
<code>src</code> + <code>キャリーフラグ</code>を<code>dest</code>から減算し、結果を<code>dest</code>に格納する。
通常、減算命令でレジスターの 2 倍の長さの値を扱うのを助ける。
== インクリメントとデクリメント ==
{{x86-inst-1|inc}}
引数のレジスターの値を 1 ずつインクリメントする。
'''ADD arg, 1'''よりずっと早く動作する。
{{x86-inst-1|dec}}
引数のレジスターの値を 1 ずつデクリメントする。
== ポインターの算術演算 ==
<code>lea</code> 命令は、算術演算にも使うことができ、特にポインターの算術演算に使われる。
[[X86アセンブラ/データ転送命令#.E3.82.A2.E3.83.89.E3.83.AC.E3.82.B9.E8.A8.88.E7.AE.97.E5.91.BD.E4.BB.A4|アドレス計算命令]]を参照のこと。
[[en:X86_Assembly/Arithmetic]]
[[Category:X86アセンブラ|命令 算術演算]]
| null |
2021-11-17T13:52:48Z
|
[
"テンプレート:X86-inst-1",
"テンプレート:Code",
"テンプレート:X86-inst-2"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/X86%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9/%E7%AE%97%E8%A1%93%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%91%BD%E4%BB%A4
|
15,900 |
一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第128条
|
(貸借対照表等の公告) 第百二十八条 一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大規模一般社団法人にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、その公告方法が第三百三十一条第一項第一号又は第二号に掲げる方法である一般社団法人は、前項に規定する貸借対照表の要旨を公告することで足りる。 3 前項の一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第一項に規定する貸借対照表の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後五年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとることができる。この場合においては、前二項の規定は、適用しない。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "(貸借対照表等の公告) 第百二十八条 一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大規模一般社団法人にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、その公告方法が第三百三十一条第一項第一号又は第二号に掲げる方法である一般社団法人は、前項に規定する貸借対照表の要旨を公告することで足りる。 3 前項の一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第一項に規定する貸借対照表の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後五年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとることができる。この場合においては、前二項の規定は、適用しない。",
"title": ""
}
] |
(貸借対照表等の公告)
第百二十八条 一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大規模一般社団法人にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならない。 2 前項の規定にかかわらず、その公告方法が第三百三十一条第一項第一号又は第二号に掲げる方法である一般社団法人は、前項に規定する貸借対照表の要旨を公告することで足りる。 3 前項の一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第一項に規定する貸借対照表の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後五年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとることができる。この場合においては、前二項の規定は、適用しない。
|
(貸借対照表等の公告)
第百二十八条 一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大規模一般社団法人にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならない。
2 前項の規定にかかわらず、その公告方法が第三百三十一条第一項第一号又は第二号に掲げる方法である一般社団法人は、前項に規定する貸借対照表の要旨を公告することで足りる。
3 前項の一般社団法人は、法務省令で定めるところにより、定時社員総会の終結後遅滞なく、第一項に規定する貸借対照表の内容である情報を、定時社員総会の終結の日後五年を経過する日までの間、継続して電磁的方法により不特定多数の者が提供を受けることができる状態に置く措置をとることができる。この場合においては、前二項の規定は、適用しない。
[[カテゴリ:一般社団法人及び一般財団法人に関する法律]]
| null |
2021-04-13T10:16:49Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%8F%8A%E3%81%B3%E4%B8%80%E8%88%AC%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B%E7%AC%AC128%E6%9D%A1
|
15,901 |
自然環境保全法
|
日本の自然環境保全法及び同法に基づく自然環境保全地域等に関する教科書である。
w:自然環境保全法を参照。所管は環境省である。本法の公布、施行をもって、自然保護法制の体系が形成され、当時の公害・環境法整備が一段落したとされた。
主な改正として、
がある。
構成等を含めてコンメンタール自然環境保全法参照。
自然公園法その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって、自然環境を保全することが特に必要な区域等の生物の多様性の確保その他の自然環境の適正な保全を総合的に推進することにより、広く国民が自然環境の恵沢を享受するとともに、将来の国民にこれを継承できるようにし、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与すること (第1条)
環境基本法の施行以前は、自然環境の保全に関し基本となる事項を定めるということがあったが、これについては同法に移行した。
「自然公園法その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって」については、自然環境の保全に関係する法令は多岐にわたる。#自然公園法との関係、コンメンタール自然環境保全法第1条を参照。
本法と自然公園法(国立公園法1932年制定、同法を発展解消させた形で1957年公布)は、ともに自然保護に関する目的で、区域を指定して法令で行為への規制をかけるもの(いわゆる自然保護区)であるが、本法の制定時の経緯もあり、両者の重複適用は排除されている。さらに、両法の指定区域間(自然環境保全地域等 - 自然公園)での指定換えも殆ど行われていない。
詳細は「自然公園法と自然環境保全法」を参照。
本法に基づく規制は、財産権、他の公益への影響が大きいため、第3条に、財産権の尊重及び他の公益との調整に関する規定を設けている。
詳細はコンメンタール自然環境保全法第3条を参照。
本法は、区域を指定して法令で行為への規制をかけるもので、その規制の適用を受ける地域に、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域がある(これらを総称して「自然環境保全地域等」という)。
#財産権の尊重及び他の公益との調整で記載しているような問題もあり、指定については地元の要望、理解が薄い現状がある。
詳細は、w:自然環境保全地域を参照。
原生自然環境保全地域とは、
のうち、当該自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである(第14条)。この国又は地方公共団体が所有する土地に限定される理由に、下記のとおり行為規制と私権との調整が困難なことがある。
第17条第1項に「してはならない」行為が列挙されている。自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域と対比すると、「禁止制」とも言える。
例外として、次のものがある。
違反に対しては、罰則がある(第53条、第54条)。
自然環境保全地域とは、
のうち、自然的社会的諸条件からみてその区域における自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである(第22条)。
都道府県自然環境保全地域とは、
で、都道府県が条例により指定するものである(第45条)。
自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域とも、さらに、特別地区、海域特別地区(自然環境保全地域のみ)、普通地区に区分される。
自然環境保全地域、自然公園とも、右に記載のいずれかの地区・地域に含まれる。
特別地区における許可制、普通地区における届出制がある。
自然環境保全地域における違反に対しては、本法に罰則がある(第53条、第54条、第55条、第56条)。
自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて行う事業であって、当該地域における生態系の維持又は回復を図るものをいう(第30条の2)。これは、自然公園法にも類似の規定がある。
各都道府県の都道府県自然環境保全地域について規定する条例を掲載する。なお、リンク設定の制約から例規集ページへのリンクとなっているものもあり、その場合は条例名等でさらに検索することが必要となる。
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"text": "日本の自然環境保全法及び同法に基づく自然環境保全地域等に関する教科書である。",
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"text": "自然公園法その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって、自然環境を保全することが特に必要な区域等の生物の多様性の確保その他の自然環境の適正な保全を総合的に推進することにより、広く国民が自然環境の恵沢を享受するとともに、将来の国民にこれを継承できるようにし、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与すること (第1条)",
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"text": "本法に基づく規制は、財産権、他の公益への影響が大きいため、第3条に、財産権の尊重及び他の公益との調整に関する規定を設けている。",
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"text": "詳細はコンメンタール自然環境保全法第3条を参照。",
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"text": "本法は、区域を指定して法令で行為への規制をかけるもので、その規制の適用を受ける地域に、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域がある(これらを総称して「自然環境保全地域等」という)。",
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"text": "#財産権の尊重及び他の公益との調整で記載しているような問題もあり、指定については地元の要望、理解が薄い現状がある。",
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"text": "詳細は、w:自然環境保全地域を参照。",
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"text": "原生自然環境保全地域とは、",
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"text": "のうち、当該自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである(第14条)。この国又は地方公共団体が所有する土地に限定される理由に、下記のとおり行為規制と私権との調整が困難なことがある。",
"title": "自然環境保全地域等"
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"text": "第17条第1項に「してはならない」行為が列挙されている。自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域と対比すると、「禁止制」とも言える。",
"title": "自然環境保全地域等"
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"text": "例外として、次のものがある。",
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"text": "違反に対しては、罰則がある(第53条、第54条)。",
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"text": "自然環境保全地域とは、",
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"text": "のうち、自然的社会的諸条件からみてその区域における自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである(第22条)。",
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"text": "都道府県自然環境保全地域とは、",
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"text": "で、都道府県が条例により指定するものである(第45条)。",
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"text": "自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域とも、さらに、特別地区、海域特別地区(自然環境保全地域のみ)、普通地区に区分される。",
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"text": "自然環境保全地域、自然公園とも、右に記載のいずれかの地区・地域に含まれる。",
"title": "自然環境保全地域等"
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"text": "特別地区における許可制、普通地区における届出制がある。",
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"text": "自然環境保全地域における違反に対しては、本法に罰則がある(第53条、第54条、第55条、第56条)。",
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"text": "自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて行う事業であって、当該地域における生態系の維持又は回復を図るものをいう(第30条の2)。これは、自然公園法にも類似の規定がある。",
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"text": "各都道府県の都道府県自然環境保全地域について規定する条例を掲載する。なお、リンク設定の制約から例規集ページへのリンクとなっているものもあり、その場合は条例名等でさらに検索することが必要となる。",
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日本の自然環境保全法及び同法に基づく自然環境保全地域等に関する教科書である。
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{{wikipedia}}
日本の{{PAGENAME}}及び同法に基づく[[w:自然環境保全地域|自然環境保全地域等]]に関する教科書である。
== 概要 ==
[[w:自然環境保全法]]を参照。所管は[[wikt:環境省|環境省]]である。本法の公布、施行をもって、自然保護法制の体系が形成され、当時の公害・環境法整備が一段落したとされた<ref>『自然環境保全法の解説』推薦のことば(頁番号なし)</ref><ref>大塚『環境法』有斐閣12頁</ref>。
主な改正として、
*1973年施行(昭和48年法律第73号) - 普通地区における着手制限制度({{自然環境保全法条|29}})の創設等[http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=18000150]
*1990年施行(平成2年法律第26号) - 動植物を殺傷し、又は損傷する行為への制限導入等[http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=18000137] - 参考:[[w:朝日新聞珊瑚記事捏造事件]](契機となった事件)<ref>朝日新聞1990年4月9日 夕刊2頁</ref>
*1993年施行(平成5年法律第92号) - [[w:環境基本法|環境基本法]]の施行に伴う一部条文({{自然環境保全法条|1}}にあった「自然環境の保全の基本理念その他自然環境の保全に関し基本となる事項を定める」という文言、[[w:自然環境保全審議会|自然環境保全審議会]]関係等)の同法への移行
*2010年施行(平成21年法律第47号) - 海中特別地区→海域特別地区、生態系維持回復事業([[コンメンタール自然環境保全法#第3節 生態系維持回復事業|第4章第3節]])の創設、他[http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12101]
がある。
== 条文 ==
構成等を含めて[[コンメンタール自然環境保全法]]参照。
== 目的 ==
''[[w:自然公園法|自然公園法]]その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって、自然環境を保全することが特に必要な区域等の生物の多様性の確保その他の自然環境の適正な保全を総合的に推進することにより、広く国民が自然環境の恵沢を享受するとともに、将来の国民にこれを継承できるようにし、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与すること'' ({{自然環境保全法条|1}})
環境基本法の施行以前は、自然環境の保全に関し基本となる事項を定めるということがあったが、これについては同法に移行した<ref>[http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&ecoword=%BC%AB%C1%B3%B4%C4%B6%AD%CA%DD%C1%B4%CB%A1 環境省EICネット]</ref>。
「自然公園法その他の自然環境の保全を目的とする法律と相まって」については、自然環境の保全に関係する法令は多岐にわたる。[[#自然公園法との関係]]、コンメンタール[[自然環境保全法第1条]]を参照。
=== 自然公園法との関係 ===
本法と自然公園法(国立公園法1932年制定、同法を発展解消させた形で1957年公布)は、ともに自然保護に関する目的で、区域を指定して法令で行為への規制をかけるもの(いわゆる[[w:自然保護区|自然保護区]])であるが、本法の制定時の経緯もあり、両者の重複適用は排除されている。さらに、両法の指定区域間(自然環境保全地域等 - 自然公園)での指定換えも殆ど行われていない。
詳細は「[[自然公園法と自然環境保全法]]」を参照。
== 財産権の尊重及び他の公益との調整 ==
本法に基づく規制は、[[wikt:財産権|財産権]]、他の[[wikt:公益|公益]]への影響が大きいため、第3条に、財産権の尊重及び他の公益との調整に関する規定を設けている。
詳細はコンメンタール[[自然環境保全法第3条]]を参照。
== 自然環境保全地域等 ==
本法は、区域を指定して法令で行為への規制をかけるもので、その規制の適用を受ける地域に、原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域がある(これらを総称して「自然環境保全地域等」という)。
[[#財産権の尊重及び他の公益との調整]]で記載しているような問題もあり、指定については地元の要望、理解が薄い現状がある。
詳細は、[[w:自然環境保全地域]]を参照。
=== 原生自然環境保全地域 ===
原生自然環境保全地域とは、
#その区域における自然環境が人の活動によって影響を受けることなく原生の状態を維持しており、
#かつ、政令で定める面積以上の面積を有する土地の区域であって、国又は地方公共団体が所有するもの([[w:森林法|森林法]]により指定された保安林の区域を原則として除く)
のうち、当該自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである({{自然環境保全法条|14}})。この国又は地方公共団体が所有する土地に限定される理由に、下記のとおり行為規制と[[wikt:私権|私権]]との調整が困難なことがある<ref>有斐閣『環境法』280頁</ref>。
==== 行為規制 ====
{{自然環境保全法条|17}}第1項に「してはならない」行為が列挙されている。自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域と対比すると、「禁止制」とも言える。
例外として、次のものがある。
#環境大臣が学術研究その他公益上の事由により特に必要と認めて許可した場合(同条第1項但し書き)。
#非常災害のために必要な応急措置として行う場合(同条第1項但し書き)。
#原生自然環境保全地域に関する保全事業の執行として行なう行為(同条第5項第1号)。
#通常の管理行為又は軽易な行為のうち、原生自然環境保全地域における自然環境の保全に支障を及ぼすおそれがないもので環境省令で定めるもの(同条第5項第2号)。
違反に対しては、罰則がある({{自然環境保全法条|53}}、{{自然環境保全法条|54}})。
=== 自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域 ===
自然環境保全地域とは、
#高山性[[wikt:植生|植生]]又は亜高山性植生が相当部分を占める森林又は草原の区域でその面積が[[wikt:政令|政令]]で定める面積等以上のもの
#優れた天然林が相当部分を占める森林の区域(これと一体となって自然環境を形成している土地の区域を含む。)でその面積が政令で定める面積以上のもの
#地形若しくは地質が特異であり、又は特異な自然の現象が生じている土地の区域及びこれと一体となって自然環境を形成している土地の区域でその面積が政令で定める面積以上のもの
#その区域内に生存する動植物を含む自然環境が優れた状態を維持している海岸、[[wikt:湖沼|湖沼]]、[[wikt:湿原|湿原]]又は[[wikt:河川|河川]]の区域でその面積が政令で定める面積以上のもの
#その海域内に生存する熱帯魚、さんご、海藻その他の動植物を含む自然環境が優れた状態を維持している海域でその面積が政令で定める面積以上のもの
#植物の自生地、野生動物の生息地その他の政令で定める土地の区域でその区域における自然環境が前各号に掲げる区域における自然環境に相当する程度を維持しているもののうち、その面積が政令で定める面積以上のもの
のうち、自然的社会的諸条件からみてその区域における自然環境を保全することが特に必要なもので、環境大臣が指定したものである({{自然環境保全法条|22}})。
都道府県自然環境保全地域とは、
#その区域における自然環境が自然環境保全地域に準ずる土地の区域で、その区域の周辺の自然的社会的諸条件からみて当該自然環境を保全することが特に必要なもの
で、都道府県が[[#条例|条例]]により指定するものである({{自然環境保全法条|45}})。
自然環境保全地域、都道府県自然環境保全地域とも、さらに、特別地区、海域特別地区(自然環境保全地域のみ)、普通地区に区分される。
{| class="wikitable"
|-
! !! さらなる区分
|-
| 原生自然環境保全地域 ||
|-
| 自然環境保全地域 || 特別地区<br />海域特別地区<br />普通地区
|-
| 都道府県自然環境保全地域 || 特別地区<br />普通地区
|}
==== 行為規制 ====
{{自然環境保全地域-自然公園}}
特別地区における許可制、普通地区における届出制がある。
自然環境保全地域における違反に対しては、本法に罰則がある(第53条、第54条、{{自然環境保全法条|55}}、{{自然環境保全法条|56}})。
==== 生態系維持回復事業 ====
自然環境保全地域に関する保全計画に基づいて行う事業であって、当該地域における生態系の維持又は回復を図るものをいう({{自然環境保全法条|30|の2}})。これは、自然公園法にも類似の規定がある。
==== 関係条例 ====
各都道府県の都道府県自然環境保全地域について規定する[[wikt:条例|条例]]を掲載する。なお、リンク設定の制約から例規集ページへのリンクとなっているものもあり、その場合は条例名等でさらに検索することが必要となる。
* [http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/sizenhome/sizenkankyoutouhozen.htm 北海道自然環境等保全条例]
* [http://www.pref.aomori.lg.jp/reiki/reiki_honbun/c0010591001.html 青森県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.iwate.jp/~hp0316/houeri/houeri05.html 岩手県自然環境保全条例]
* [http://www1.g-reiki.net/reiki2d7/reiki.html (宮城県)自然環境保全条例]
* [http://www1.g-reiki.net/pref_akita/reiki_honbun/au60003601.html 秋田県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.yamagata.lg.jp/Reiki/34890101002100000000/34890101002100000000/frm_inyo_prag65.html 山形県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.fukushima.jp/reiki/reiki_honbun/ak40005081.html 福島県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.ibaraki.jp/kankyo/06hourei_jyourei/o4000687001.html 茨城県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.tochigi.lg.jp/reiki/reiki_honbun/e1010589001.html (栃木県)自然環境の保全及び緑化に関する条例]
* [http://www.pref.gunma.jp/s/reiki/348901010024000000MH/348901010024000000MH/348901010024000000MH_j.html 群馬県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.saitama.lg.jp/site/jyourei/midori-j.html 埼玉県 自然環境保全条例]
* [http://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/kankyouhozen/documents/hz_jorei.pdf 千葉県自然環境保全条例]
* [http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/guide/conservation_nature.html 東京における自然の保護と回復に関する条例]
* [http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/ryokusei/pub-com/22ryokusei/22ryoku-jyourei.html (神奈川県)自然環境保全条例]
* [http://www1.g-reiki.net/niigataken/reiki_honbun/ae40105131.html 新潟県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.toyama.jp/sections/1103/reiki_int/reiki_honbun/i0010369001.html 富山県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.ishikawa.jp/reiki/reiki_honbun/ai10110681.html ふるさと石川の環境を守り育てる条例]
* [http://www3.g-reiki.net/fukui/reiki.html 福井県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.yamanashi.jp/somu/shigaku/reiki/reiki_honbun/aa50002511.html 山梨県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.nagano.jp/kankyo/hogo/shizenkouen/jorei.pdf 長野県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11124/houkishu/34790101001700000000/42290101001800000000/42290101001800000000.html 岐阜県自然環境保全条例]
* [http://rules.pref.shizuoka.jp/reiki/reiki.html 静岡県自然環境保全条例]
* [http://www3.e-reikinet.jp/cgi-bin/aichi-ken/reiki.cgi (愛知県)自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例]
* [http://www3.e-reikinet.jp/mie-ken/d1w_reiki/41590101000200000000/41590101000200000000/41590101000200000000.html 三重県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.shiga.jp/jourei/reisys/reiki.html 滋賀県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.kyoto.jp/reiki/reiki_honbun/a3000484001.html 京都府環境を守り育てる条例]
* [http://www.pref.osaka.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/ak20103721.html 大阪府自然環境保全条例]
* [http://www5.e-reikinet.jp/cgi-bin/hyogo-ken/d1w_login.exe (兵庫県)環境の保全と創造に関する条例]
* [http://www.pref.nara.jp/somu-so/jourei/reiki_honbun/ak40103511.html 奈良県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/010100/reiki/reiki_honbun/k5010421001.html 和歌山県自然環境保全条例]
* [http://reiki.pref.tottori.jp/reiki/reiki_honbun/k500RG00000503.html 鳥取県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.shimane.lg.jp/environment/nature/shizen/shimane/shizenkankyohozentiiki/sizenjourei.html 島根県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/jourei/jourei_sizenhogo.htm 岡山県自然保護条例]
* [http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soumu/bunsyo/kenhouki/reiki_honbun/r2000601001.html 広島県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a10400/reiki/top.html 山口県自然環境保全条例]
* [http://kaigi.pref.tokushima.jp/reiki/reiki_honbun/o0010468001.html 徳島県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.kagawa.jp/somugakuji/hoki/d1w_reiki/34990101001700000000/34990101001700000000/34990101001700000000.html 香川県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.ehime.jp/d1w_reiki/34890101003200000000/34890101003200000000/34890101003200000000_m.html 愛媛県自然環境保全条例]
* [http://web2.pref.kochi.jp/~seisakuhousei/reiki/act/frame/frame110000511.htm 高知県自然環境保全条例]
* [http://www1.g-reiki.net/pref_fukuoka/reiki.html 福岡県環境保全に関する条例]
* [http://www.pref.saga.lg.jp/sy-contents/kenseijoho/jorei/reiki_int/reiki_honbun/q2011140001.html 佐賀県環境の保全と創造に関する条例]
* [http://www1.g-reiki.net/pref_nagasaki/reiki.html 長崎県自然環境保全条例]
* [http://reiki.pref.kumamoto.jp/reiki/reiki.html 熊本県自然環境保全条例]
* [http://www1.g-reiki.net/pref_oita/reiki.html 大分県自然環境保全条例]
* [http://www3.e-reikinet.jp/miyazaki-ken/d1w_reiki/mokuji_bunya.html 宮崎県における自然環境の保護と創出に関する条例]
* [http://www3.pref.kagoshima.jp/reiki_int/reiki_honbun/aq70104141.html 鹿児島県自然環境保全条例]
* [http://www.pref.okinawa.jp/reiki/34890101005400000000/41290101007800000000/41290101007800000000.html 沖縄県自然環境保全条例]
== 脚注 ==
<references/>
== 参考文献 ==
* 環境庁自然保護局『自然環境保全法の解説』ISBNなし、1974年
* 小林正、『[http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200701_672/067204.pdf 我が国の景観保全・形成法制]』国立国会図書館(『レファレンス』平成19年1月号)、2007年
* [[w:有斐閣|有斐閣]] 『環境法』、2007年。ISBN 4641183414。[[w:大塚直|大塚直]]『環境法』、2010年。有斐閣ISBN 9784641135611
* 環境庁 『[http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=18000139 自然環境保全法の運用について]』 環境庁自然保護局長、1974年。
=== 文献の整備状況 ===
本法の適用される自然環境保全地域等は、利用する目的の地域ではなく、社会一般にはなじみが薄くなりがちとなる。本法を専門的に扱う文献は決して多くないのが現状である。[http://opac.ndl.go.jp/index.html 国立国会図書館蔵書検索・申込システム]でタイトルに「自然環境保全法」を入力して検索しても、ヒット数点である。タイトルに「自然環境保全地域」を入力して検索しても個別の地域の調査資料が数十点ヒットする程度である。
市販の書籍では、環境法全般を扱ったものの中で触れられているという程度以上のものを見つけることは困難である。
=== その背景 ===
本法について直接報道される機会は多くなく、[[w:日経テレコン21|日本経済新聞者]]などの新聞記事データベースで「自然環境保全法」で検索しても数多くヒットするわけではない。
土地取引でも、[[w:宅地建物取引業法|宅地建物取引業法]]に基づく重要事項説明において、[[w:国土交通省|国土交通省]]などの説明書様式にある、利用制限に係る法令の一覧表示に本法は掲載されてなく<ref>[http://www.mlit.go.jp/common/000048768.pdf 国土交通省]、[http://www.homenavi.or.jp/frk/standard_format/j02.html (社)不動産流通経営協会]6頁(いずれも自然公園法は掲載されている)- 取引対象の土地が自然環境保全地域等に該当する場合は、重要事項説明において、法令上の利用制限としてそのことを説明することとなる。</ref>、本法の適用される土地が取引の対象となることの少なさが窺える。
<references/>
[[Category:自然環境保全法|全般]]
| null |
2011-04-17T13:34:07Z
|
[
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|
15,903 |
会社法第967条
|
法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第8編 罰則
(取締役等の贈収賄罪)
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
|
[
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法学>民事法>商法>会社法>コンメンタール会社法>第8編 罰則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[商法]]>[[会社法]]>[[コンメンタール会社法]]>[[第8編 罰則 (コンメンタール会社法)|第8編 罰則]]
==条文==
(取締役等の贈収賄罪)
;第967条
# 次に掲げる者が、その職務に関し、不正の請託を受けて、財産上の利益を収受し、又はその要求若しくは約束をしたときは、5年以下の拘禁刑又は500万円以下の罰金に処する。
## [[会社法第960条|第960条]]第1項各号又は第2項各号に掲げる者
## [[会社法第961条|第961条]]に規定する者
## 会計監査人又は[[会社法第346条|第346条]]第4項の規定により選任された一時会計監査人の職務を行うべき者
# 前項の利益を供与し、又はその申込み若しくは約束をした者は、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処する。
===改正経緯===
2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
:(改正前)懲役
:(改正後)拘禁刑
==解説==
==関連条文==
==参照条文==
*[[刑法第197条]](収賄罪)
*[[刑法第198条]](贈賄罪)
----
{{前後
|[[コンメンタール会社法|会社法]]
|[[第8編 罰則 (コンメンタール会社法)|第8編 罰則]]<br>
|[[会社法第966条]]<br>(株式の超過発行の罪)
|[[会社法第968条]]<br>(株主等の権利の行使に関する贈収賄罪)
}}
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[[category:会社法|967]]
[[category:刑事罰|か会社967]]
|
2011-03-25T09:02:10Z
|
2023-12-22T05:45:09Z
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|
15,904 |
東大対策/1985年国語第2問
|
次の二つの詩は同作者の作品である。 作者の見方、感じ方について、各自の感想を百六十字以上二〇〇字以内で記せ。
解答の指針・解説
|
[
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"text": "解答の指針・解説",
"title": "解答の指針・解説"
}
] |
次の二つの詩は同作者の作品である。
作者の見方、感じ方について、各自の感想を百六十字以上二〇〇字以内で記せ。
|
次の二つの詩は同作者の作品である。
作者の見方、感じ方について、各自の感想を百六十字以上二〇〇字以内で記せ。
:「積もった雪」
::上の雪
::さむかろな
::つめたい月がさしていて
::下の雪
::重かろな
::何百人ものせていて
::中の雪
::さみしかろな
::空も地面もみえないで
:「大漁」
::朝焼け小焼けだ大漁だ
::大羽鰯(おおばいわし)の大漁だ
::浜は祭りのようだけど
::海のなかでは何万の
::鰯のとむらいするだろう
==解答の指針・解説==
[[/解答の指針・解説|解答の指針・解説]]
[[Category:大学入試|とうたいたいさく]]
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2012-12-30T06:31:38Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BE%E7%AD%96/1985%E5%B9%B4%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E7%AC%AC2%E5%95%8F
|
15,905 |
東大対策/1985年国語第2問/解答の指針・解説
|
大変古い出題ではあるが、『東大入試至高の国語「第二問」』において、冒頭から、「第二問」の典型として取り上げられている問題である。なお、この作者は、話題の金子みすずであり、出題当時は、いわゆる再発見の直後であった。
出題の意図や、特性の詳細については、機会を見つけて『東大入試至高の国語「第二問」』を参照いただきたいところであるが、ここでは、これを受験テクニック的に解答する指針について解説する。
問題を解くに当たって、最初に、全体構成を眺める習慣をつけたほうがいい。これは、科目・出題形式を問わず全ての受験問題に共通することではあるが。
ざっと見る。「問題文」がある。「詩」が2つ掲げてある。
ここで、この2つの詩を材料に何かを書くのだなと想像する。一般に、材料が複数提示されている場合は、「対比して述べよ」という形式の出題であることが多いし、言外にその意を含んでいると考えても多くは間違えることはない。「対比する」とは、複数のものの、共通点と相違点を明確にすることと考えればよい。
「問題文」を読む必要がある。これは大変重要である。「問題文を読む」ということは、求められているものは何かを理解し、解答の方向と構成を立てるという作業であるからである。
この問題の、問題文はこれだけである。非常に短い。これをさっと読んで、「この詩の感想文を200字までで書くんだな」と理解すると、出題の意図を誤解しかねない。受験問題は採点されるものである。採点者にとって、分析的に判断できるように、すなわち、「このことと、このことについて記述されていれば得点」というように作成されているものであり、決して、印象により採点されるものではない。
次に、上の問題設定に即して考える。
|
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"text": "大変古い出題ではあるが、『東大入試至高の国語「第二問」』において、冒頭から、「第二問」の典型として取り上げられている問題である。なお、この作者は、話題の金子みすずであり、出題当時は、いわゆる再発見の直後であった。",
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"text": "出題の意図や、特性の詳細については、機会を見つけて『東大入試至高の国語「第二問」』を参照いただきたいところであるが、ここでは、これを受験テクニック的に解答する指針について解説する。",
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"text": "問題を解くに当たって、最初に、全体構成を眺める習慣をつけたほうがいい。これは、科目・出題形式を問わず全ての受験問題に共通することではあるが。",
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"text": "ざっと見る。「問題文」がある。「詩」が2つ掲げてある。",
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"text": "ここで、この2つの詩を材料に何かを書くのだなと想像する。一般に、材料が複数提示されている場合は、「対比して述べよ」という形式の出題であることが多いし、言外にその意を含んでいると考えても多くは間違えることはない。「対比する」とは、複数のものの、共通点と相違点を明確にすることと考えればよい。",
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},
{
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"text": "「問題文」を読む必要がある。これは大変重要である。「問題文を読む」ということは、求められているものは何かを理解し、解答の方向と構成を立てるという作業であるからである。",
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"text": "この問題の、問題文はこれだけである。非常に短い。これをさっと読んで、「この詩の感想文を200字までで書くんだな」と理解すると、出題の意図を誤解しかねない。受験問題は採点されるものである。採点者にとって、分析的に判断できるように、すなわち、「このことと、このことについて記述されていれば得点」というように作成されているものであり、決して、印象により採点されるものではない。",
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},
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"text": "次に、上の問題設定に即して考える。",
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] |
大変古い出題ではあるが、『東大入試至高の国語「第二問」』において、冒頭から、「第二問」の典型として取り上げられている問題である。なお、この作者は、話題の金子みすずであり、出題当時は、いわゆる再発見の直後であった。 出題の意図や、特性の詳細については、機会を見つけて『東大入試至高の国語「第二問」』を参照いただきたいところであるが、ここでは、これを受験テクニック的に解答する指針について解説する。
|
大変古い出題ではあるが、『東大入試至高の国語「第二問」』において、冒頭から、「第二問」の典型として取り上げられている問題である。なお、この作者は、話題の[[w:金子みすず|金子みすず]]であり、出題当時は、いわゆる再発見の直後であった。
出題の意図や、特性の詳細については、機会を見つけて『東大入試至高の国語「第二問」』を参照いただきたいところであるが、ここでは、これを受験テクニック的に解答する指針について解説する。
===問題を概観する===
問題を解くに当たって、最初に、全体構成を眺める習慣をつけたほうがいい。これは、科目・出題形式を問わず全ての受験問題に共通することではあるが。
ざっと見る。「問題文」がある。「詩」が2つ掲げてある。
ここで、この2つの詩を材料に何かを書くのだなと想像する。一般に、材料が複数提示されている場合は、「'''対比'''して述べよ」という形式の出題であることが多いし、言外にその意を含んでいると考えても多くは間違えることはない。「対比する」とは、複数のものの、共通点と相違点を明確にすることと考えればよい。
===「問題文」を読む===
「問題文」を読む必要がある。これは大変重要である。「問題文を読む」ということは、求められているものは何かを理解し、解答の方向と構成を立てるという作業であるからである。
;「次の二つの詩は同作者の作品である。 作者の見方、感じ方について、各自の感想を百六十字以上二〇〇字以内で記せ。」
この問題の、問題文はこれだけである。非常に短い。これをさっと読んで、「この詩の感想文を200字までで書くんだな」と理解すると、出題の意図を誤解しかねない。受験問題は採点されるものである。採点者にとって、分析的に判断できるように、すなわち、「このことと、このことについて記述されていれば得点」というように作成されているものであり、決して、印象により採点されるものではない。
;「次の二つの詩は同作者の作品である。」
:まず、同作者であることを言う。これは、出題者の意図で複数の材料をピックアップしたわけではなく、ある作者の思想・主観にかかるものであることを宣言している。しかし、このことは、「誰が」その作品の作者であるかの知識によって、解答が左右されることを意味しない。なお、受験において出題者は無個性であるから、作者が異なっていれば、一般的な客観に関する観察を問われる場合が多い。
;「作者の見方、感じ方について、」
:ざっと概観して、結局は「感想を書け」という問題だと合点してしまうと、この部分を見逃すことになる。
:出題の意図は、これらの詩そのものではなく、これらの詩から読み取れる作者の主張に対する感想を書けということである。従って、まず求められるのは、これらの詩から、作者の主張(言いたいこと)を記述することである。
:ここで、上記概観に記したことを思い出してほしい。材料が複数あるならば、まず、「対比」することにより分析することが求められる。すなわち、この二つの詩の共通する点は何か、相違する点は何かを、素材に即して記述するのである。
:おそらくここまで、全体記述の2/3~3/4位が費やされるであろう。
;「各自の感想を」
:ここで、初めて「感想」が求められる。しかし、素材が詩であるからと言って、ここで「印象」を記述しては得点は難しい。あくまでも、「作者の見方、感じ方」について感想を書かなければならない。前提となる「作者の見方、感じ方」についての理解が十分であっても、それに基づいた「感想」が論理的につながっていないと減点の対象となる。
:また、この場合の「感想」は、好悪の評価ではなく、受験者の主観による分析の再構成と考えたほうがよい。すなわち、「~がよいと思った」や「~が印象に残った」という記載ではなく、「~を作者は主張したいのであると考える」という作者になりかわったものが求められるということである。
:再構成に当たっては、上記の分析を利用する。
:一般的な方法としては、A、Bという分析対象があれば、共通点と各々の相違点を統合し、作者の主張を類推するという手法が有効である。
:この部分が残りの1/4~1/3となる。
;「百六十字以上二〇〇字以内で記せ。」
:以上をふまえ、制限文字数で記述する。
:分析に2/3~3/4を割く。そのうち1/4程度が共通点、残りが相違点の記述になる。
:そうすると、概ね、①共通点の記述に40~50字、②相違点の記述に80~100字、③感想の記述に40~60字が費やされることになる。このことから、この問題は、「この2つの詩における作者が共通して言いたいことを50文字程度で述べよ」等の小問に還元されることが分かる。200字が限度の論述問題において、自由度はほとんどない。
:なお、この問題の配点は20点であるが、①の記述に5点、②の記述に5点+α、③の記述に5点+α、残りが全体構成の得点であると予想される。なお、誤字は一般に一字につき1点減点されることは覚悟したほうがよい。自信のない漢字、特に、述語での使用は回避し、仮名で書く方がよい。
===考える===
次に、上の問題設定に即して考える。
;素材を「対比する」。
:#「共通点」を探す。
:#:素材が異なっているのであるから、「相違」があるのは当たり前である。であるならば、最初に見つけなければならないのは、共通点である。
:#:本問においては、あるものに苦しんでいる存在(各々の雪、鰯)を描く点に共通が見られる。
:#「相違点」を探す。
:#:相違点といっても、ただ単に違っていることを指摘するのでは対比したことにならない。上で見つけた共通点に加え、各々を別個のものとしている特徴を指摘することが、相違点を探すことになる。あくまでも、イメージであるが、素材の概念の[[w:ベン図|ベン図]]を作るとき、共通点の記述はその重なりを発見することであり、相違点の記述は、素材から共通点を除いた部分を比較することであるが、その全てを比較することではなく、共通点から最も近い部分を比較することと考えられる。
:#:上で見た、共通点と関連させるなら、「積もった雪」においては、共通点である「苦しみ」の原因が互いにあるのであるということ、「大漁」においては、苦しみの反面としての喜びが描かれている。
:以上が、素材から解釈を要せずに読み取れる内容である。ここまでが分析であり、この分析内容から作者の意図を汲み取らなければならない。
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[[Category:大学入試|とうたいたいさく]]
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2011-04-03T07:58:25Z
|
[
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|
15,906 |
商業登記規則第11条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(管轄転属の場合の措置)
|
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
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"title": "条文"
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法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(管轄転属の場合の措置)
;第11条
# 甲登記所の管轄地の一部が乙登記所の管轄に転属したときは、甲登記所は、その部分に関する登記記録、附属書類及び印鑑記録を乙登記所に移送しなければならない。
# 前項に規定する場合において、甲登記所において登記の必要がある会社であつて転属した地域内に支店を有するもの(当該地域内に本店を有しないものに限る。)があるときは、甲登記所は、同項の規定にかかわらず、その会社の登記記録中商号、本店、支店(転属後の乙登記所の管轄区域内にあるものに限る。)及び会社成立の年月日に係る記録を乙登記所に移送すれば足りる。
# 前二項の場合において、転属後の甲登記所の管轄区域内に支店を有する会社(当該管轄区域内に本店を有しないものに限る。)があるときは、甲登記所においては、その商号、本店、支店(当該管轄区域内にあるものに限る。)及び会社成立の年月日の登記並びに登記記録区にされた登記以外の登記事項に抹消する記号を記録しなければならない。
# 第1項の場合において、甲登記所が登記記録を移送したときは、甲登記所において登記の必要がある会社に関するものを除き、その登記記録を閉鎖しなければならない。
# 第1項又は第2項の規定により移送を受けた登記記録が乙登記所において登記がされている会社(転属前の甲登記所の管轄区域内に本店を有するものに限る。)に関するものであるときは、乙登記所におけるその会社の登記記録は、閉鎖しなければならない。
# 第1項又は第1項の規定により移送を受けた登記記録が乙登記所において登記がされている会社(転属前の甲登記所の管轄区域内に本店を有しないものに限る。)に関するものであるときは、その登記記録は、閉鎖しなければならない。この場合において、その会社が転属前の乙登記所の管轄区域内に本店を有しない会社であつて、かつ、転属した地域内に支店を有するものであるときは、その支店の登記をしなければならない。
# 甲登記所は、第1項の規定により印鑑記録を移送したときは、印鑑記録にその旨を記録しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第10条]]<br>(申請書類つづり込み帳)
|[[商業登記規則第13条]]<br>(非常持出)
}}
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[[category:商業登記規則|011]]
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2011-03-26T06:04:48Z
|
[
"テンプレート:前後",
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|
15,907 |
商業登記規則第2条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(管轄転属の場合の措置)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(管轄転属の場合の措置)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(管轄転属の場合の措置)
;第2条
: 閉鎖した登記記録は、他の登記記録と区分して整理しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第1条]]<br>(登記簿の編成)
|[[商業登記規則第3条]]<br>(登記簿と同一の記録の備付け)
}}
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[[category:商業登記規則|002]]
| null |
2011-03-26T06:38:54Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%95%86%E6%A5%AD%E7%99%BB%E8%A8%98%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC2%E6%9D%A1
|
15,908 |
商業登記規則第13条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(非常持出置)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(非常持出置)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(非常持出置)
;第13条
: 登記官は、事変を避けるために登記簿又はその附属書類を登記所の外に持ち出したときは、速やかに、その旨を当該登記官を監督する法務局又は地方法務局の長に報告しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第11条]]<br>(管轄転属の場合の措置)
|[[商業登記規則第14条]]<br>(裁判所への書類の送付)
}}
{{stub}}
[[category:商業登記規則|013]]
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2011-03-26T06:41:36Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%95%86%E6%A5%AD%E7%99%BB%E8%A8%98%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC13%E6%9D%A1
|
15,909 |
商業登記規則第14条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(裁判所への書類の送付)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
"title": ""
},
{
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"text": "(裁判所への書類の送付)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(裁判所への書類の送付)
;第14条
: 登記官は、裁判所から登記簿の附属書類を送付すべき命令又は嘱託があつたときは、その関係がある部分に限り、送付しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第13条]]<br>(非常持出)
|[[商業登記規則第15条]]<br>(登記簿の滅失の場合)
}}
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[[category:商業登記規則|014]]
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2011-03-26T06:54:13Z
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|
15,910 |
商業登記規則第18条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(登記事項証明書等の請求の通則)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(登記事項証明書等の請求の通則)
;第18条
# 登記事項証明書若しくは[[商業登記法第11条|法第11条]]の書面(以下「登記事項要約書」という。)の交付、登記簿の附属書類の閲覧又は印鑑の証明を請求するには、申請書を提出しなければならない。
# 前項の申請書には、次に掲げる事項を記載しなければならない。
#:一 申請人又はその代表者(当該代表者が法人である場合にあつては、その職務を行うべき者。次章第九節を除き、以下同じ。)若しくは代理人の氏名
#:二 請求の目的
#:三 登記事項証明書若しくは登記事項要約書の交付又は印鑑の証明を請求するときは、請求に係る書面の通数
#:四 手数料の額
#:五 年月日
#:六 登記所の表示
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第17条]]<br>(帳簿又は書類の廃棄)
|[[商業登記規則第19条]]<br>(登記事項証明書の請求)
}}
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[[category:商業登記規則|018]]
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2011-03-26T07:14:08Z
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|
15,911 |
商業登記規則第28条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(手数料等の納付)
|
[
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}
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法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(手数料等の納付)
;第28条
# [[商業登記法第13条|法第13条]]第2項本文の規定による[[商業登記法第10条|法第10条]]から[[商業登記法第12条|法第12条]]までの手数料の納付は、登記印紙を申請書にはつて、しなければならない。
# 登記事項証明書又は印鑑の証明書の交付を請求する場合において、その送付を求めるときは、送付に要する費用を納付しなければならない。この場合においては、[[商業登記法第9条の4|第9条の4]]第5項及び第6項の規定を準用する。
==解説==
==参照条文==
*[[商業登記規則第33条の18]](準用規定)
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第27条]]<br>(代理人による請求)
|[[商業登記規則第29条]]<br>(申請書の処理等)
}}
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[[category:商業登記規則|028]]
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2011-04-06T08:12:16Z
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|
15,912 |
商業登記規則第20条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(登記事項要約書の請求)
|
[
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"text": "(登記事項要約書の請求)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(登記事項要約書の請求)
;第20条
# 登記事項要約書の交付の申請書には、請求の目的として、次の事項を記載しなければならない。
#:一 登記事項要約書の交付を請求する登記記録
#:二 会社についての登記事項要約書の交付を請求するときは、その請求する区(商号区及び会社状態区を除く。)
# 前項第二号の区の数は、三を超えることができない
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第19条]]<br>(登記事項証明書の請求)
|[[商業登記規則第21条]]<br>(申請書の処理等)
}}
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[[category:商業登記規則|020]]
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2011-03-26T07:26:08Z
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|
15,913 |
商業登記規則第32条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(閲覧)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(閲覧)
;第32条
# 登記簿の附属書類の閲覧は、登記官の面前でさせなければならない。
# [[商業登記法第11条の2|法第11条の2]]の法務省令で定める方法は、当該電磁的記録に記録された情報の内容を用紙に出力して表示する方法とする。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第31条]]<br>(登記事項要約書の記載事項等)
|[[商業登記規則第32条の2]]<br>(印鑑の証明)
}}
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[[category:商業登記規則|032]]
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2011-03-26T07:35:16Z
|
[
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|
15,914 |
自然公園法第86条
|
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
第86条
第1号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認可を受けて公園事業の一部を執行する者が対象となる。
第2号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認定を受けて利用調整地区の区域内へ第23条第三項に規定する期間内に立ち入る者が対象となる。偽りその他不正の手段により利用調整地区への立入りの認定を受けることは第84条に処罰規定がある。
第3号、第4号は、第25条に基づく指定認定機関が対象となる。
第5号、第6号は、普通地域における届出に係る行為に関する規定である。第6号は、届出後30日間の着手禁止期間の規定に違反することに関する規定である。特別地域、海域特別地域における許可に係る行為に関する規定は、第83条第3項に規定されている。
第7号、第8号は、第35条に基づく報告を求められた者及び同条に基づく立入検査を受ける者に関するに関する規定である。
第9号、第10号は、利用のための規制に違反することが対象となる。
第11号は、第62条に基づく実地調査に対する妨害行為等が対象となる。
|
[
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"text": "法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法",
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{
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"text": "第86条",
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"text": "第1号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認可を受けて公園事業の一部を執行する者が対象となる。",
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"text": "第2号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認定を受けて利用調整地区の区域内へ第23条第三項に規定する期間内に立ち入る者が対象となる。偽りその他不正の手段により利用調整地区への立入りの認定を受けることは第84条に処罰規定がある。",
"title": "解説"
},
{
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"text": "第3号、第4号は、第25条に基づく指定認定機関が対象となる。",
"title": "解説"
},
{
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"text": "第5号、第6号は、普通地域における届出に係る行為に関する規定である。第6号は、届出後30日間の着手禁止期間の規定に違反することに関する規定である。特別地域、海域特別地域における許可に係る行為に関する規定は、第83条第3項に規定されている。",
"title": "解説"
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"text": "第7号、第8号は、第35条に基づく報告を求められた者及び同条に基づく立入検査を受ける者に関するに関する規定である。",
"title": "解説"
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"text": "第9号、第10号は、利用のための規制に違反することが対象となる。",
"title": "解説"
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"text": "第11号は、第62条に基づく実地調査に対する妨害行為等が対象となる。",
"title": "解説"
}
] |
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
|
[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
== 条文 ==
第86条
: 次の各号のいずれかに該当する者は、三十万円以下の[[wikt:罰金|罰金]]に処する。
:一 [[自然公園法第17条|第十七条]]第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による立入検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは質問に対して陳述をせず、若しくは虚偽の陳述をした者
:二 偽りその他不正の手段により[[自然公園法第24条|第二十四条]]第五項(同条第八項において準用する場合を含む。)の立入認定証の再交付を受けた者
:三 [[自然公園法第27条|第二十七条]]第四項の許可を受けないで認定関係事務の全部を廃止した者
:四 [[自然公園法第30条|第三十条]]第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による立入検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは質問に対して陳述をせず、若しくは虚偽の陳述をした者
:五 [[自然公園法第33条|第三十三条]]第一項の規定に違反して、届出をせず、又は虚偽の届出をした者
:六 第三十三条第五項の規定に違反した者
:七 [[自然公園法第35条|第三十五条]]第一項の規定による報告をせず、又は虚偽の報告をした者
:八 第三十五条第二項の規定による立入検査又は立入調査を拒み、妨げ、又は忌避した者
:九 国立公園又は国定公園の特別地域、海域公園地区又は集団施設地区内において、みだりに[[自然公園法第37条|第三十七条]]第一項第一号に掲げる行為をした者
:十 国立公園又は国定公園の特別地域、海域公園地区又は集団施設地区内において、第三十七条第二項の規定による当該職員の指示に従わないで、みだりに同条第一項第二号に掲げる行為をした者
:十一 [[自然公園法第62条|第六十二条]]第五項の規定に違反して、同条第一項の規定による立入り又は標識の設置その他の行為を拒み、又は妨げた者
== 解説 ==
第1号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認可を受けて公園事業の一部を執行する者が対象となる。
第2号は、環境大臣(国立公園)又は都道府県知事(国定公園)の認定を受けて利用調整地区の区域内へ{{自然公園法条|23}}第三項に規定する期間内に立ち入る者が対象となる。偽りその他不正の手段により利用調整地区への立入りの認定を受けることは[[自然公園法第4章|第84条]]に処罰規定がある。
第3号、第4号は、{{自然公園法条|25}}に基づく指定認定機関が対象となる。
第5号、第6号は、普通地域における届出に係る行為に関する規定である。第6号は、届出後30日間の着手禁止期間の規定に違反することに関する規定である。特別地域、海域特別地域における許可に係る行為に関する規定は、{{自然公園法条|83}}第3項に規定されている。
第7号、第8号は、第35条に基づく報告を求められた者及び同条に基づく立入検査を受ける者に関するに関する規定である。
第9号、第10号は、利用のための規制に違反することが対象となる。
第11号は、第62条に基づく実地調査に対する妨害行為等が対象となる。
==脚注==
<references/>
==参照条文==
* [[自然公園法第2条]] - 本法における用語の定義
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法#86|第四章 罰則
]]<br>
|[[自然公園法第4章|自然公園法第85条]]<br>
|[[自然公園法第4章|自然公園法第87条]]<br>
}}
[[category:自然公園法|86]]
| null |
2011-11-27T11:38:12Z
|
[
"テンプレート:自然公園法条",
"テンプレート:前後"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%B3%95%E7%AC%AC86%E6%9D%A1
|
15,915 |
商業登記規則第38条の3
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(登記官による本人確認)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
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},
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"text": "(登記官による本人確認)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(登記官による本人確認)
;第38の3条
# 登記官は、[[商業登記法第23条の2|法第23条の2]]第1項の規定により申請人の申請の権限の有無を調査したときは、その調査の結果を記録した調書を作成しなければならない。同条第2項の嘱託を受けて調査をした場合についても、同様とする。
# 前項後段の場合には、嘱託を受けて調査をした登記所の登記官は、その調査の結果を記録した調書を嘱託をした登記官に送付しなければならない。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#2|第2章 登記手続]]<br>
[[コンメンタール商業登記規則#2-1|第1節 通則]]
|[[商業登記規則第38条の2]]<br>(受領証の送付)
|[[商業登記規則第39条]]<br>(登記の方法)
}}
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[[category:商業登記規則|038の3]]
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2011-03-27T09:05:59Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%95%86%E6%A5%AD%E7%99%BB%E8%A8%98%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC38%E6%9D%A1%E3%81%AE3
|
15,916 |
48時間でSchemeを書こう/エラー処理と例外
|
現在のところ、コード中の様々な場所でエラーを無視するか、暗黙の内に#fや0などの「デフォルト値」を与えています。いくつかの言語 - PerlやPHP等 - はこの方針で問題ないようです。しかしながら、それは大抵エラーが表面上は問題ないようにプログラム中を推移し、のちに大きな問題となって顕れるという、プログラマにとってデバッグしにくいものとなることを意味します。エラーが起こったその時にそれを報告し、直ちに実行を中止できればいいですね。
そのためには、第一に、Haskellの組み込みのエラー関数を使えるようControl.Monad.Errorをインポートする必要があります。
Debianベースのシステムではlibghc6-mtl-devがインストールされていることが必要です。
次に、エラーを表すデータ型を定義しなくてはならないでしょう。
これらのコンストラクタは私たちがたった今必要とするよりは少し多いですが、インタプリタで今後どんな問題が起こり得るのか見ておくのもよいでしょう。次に、様々な型のエラーの表示方法を定義し、LispErrorをShowのインスタンスにします。
次のステップは私たちの定義したエラーの型を" Error型のインスタンスにすることです。これはGHCの組み込みのエラー処理関数の恩恵にあずかるには必須の手続きです。Errorのインスタンスとなるには、単にError型のインスタンスを前のエラーメッセージからかそれ自身で作る関数を提供すればいいだけです。
そしてLispErrorを投げるか値を返す関数を表す型を定義します。 どのようにparseが例外を表現するのにEither型を使ったか覚えていますか?私たちもここで同じアプローチを取ります。
型コンストラクタは関数のようにカリー化され、関数のように部分適用することが出来ます。完全な型はEither LispError IntegerかEither LispError LispValでしょうが、私たちはThrowsError LispValなどと書きたいのです。そこで、EitherをLispErrorに部分適用して、どんな型にも使うことのできるThrowsError型コンストラクタを作ります。
Eitherはさらなるモナドの例の一つです。この場合、Eitherアクション間で持ち回られる「追加情報」はエラーが発生したかしなかったかです。bindはEitherアクションが通常の値を持っていれば与えられた関数を適用し、そうでなければ何もせずにそのままエラーを受け渡します。このような仕組みは他の言語では例外によって実現されていますが、Haskellは遅延評価するので、このために新たな制御構造を導入する必要がないのです。bindが値が既にエラーだと判断すれば、関数が呼ばれることはありません。
Eitherモナドは通常のモナドのための関数に加え、2つの特別な関数を提供します。
私たちのプログラムでは、全てのエラーをその文字列表現に変えて、普通の値として返すことにします。そのためのヘルパー関数を作りましょう。
trapErrorの結果は、常に非エラー値(Right)を持つEitherアクションです。他の関数から値を利用できるように、Eitherモナドから値を取り出す方法も用意しなくてはなりません。
extractValueはLeftコンストラクタに関して意図的に未定義にしてあります。Leftの時はHaskell側にエラーがあることを表すからです。extractValueをcatchErrorの後にのみ使うことにしているので、変な値を残りのプログラム中に入れ込むよりはさっさと失敗する方がよいです。
これで基本的なインフラが整ったので、今度はエラー処理関数を使う段です。私たちのパーサがエラー時に単に"No match"という文字列を返していたことを覚えていますか?それをParseErrorにラップして投げるようにさせましょう。
ここでは、まずParseErrorをLispErrorのコンストラクタであるParserでラップし、組み込み関数throwErrorを使ってThrowsErrorモナドにして返します。readExprがモナド値を返すようになったので、もう一方の場合もreturnでラップしなければなりません(return val)。
次に、evalの型をモナドを返すように変え、戻り値をそれに合うように変えて、知らないパターンに出会ったときにエラーを投げる節を加えます。
関数適用の節がeval(モナドを返す)を再帰的に呼ぶので、その節を変える必要があります。まず、mapをmapM、モナドを扱う関数を値のリストにmapし、bindで結果の値を配列し、モナド中の値の結果をリストで返す関数に変えます。Errorモナドでは、この配列は全ての計算を順番に行いますが、その内のどれか一つでも失敗すればエラーを返し、Right [results]を成功時に、Left errorを失敗時に返します。そして、モナドのbindを使って部分適用されたapply funcにその結果を渡し、ここでも前の操作が失敗であったならばエラーを返します。
次に、与えられた関数を認識しなければエラーを投げるようにapply自身を変えます。
私たちはreturnを関数適用($ args)に加えませんでした。代わりに、プリミティブの型を変え、lookupから返された関数自身ThrowsErrorアクションを返すようにします。
そして、もちろん、それらプリミティブを実装するnumericBinop関数を、一つしか引数が与えられなければエラーを投げるように変えなければいけません。
一引数のみの場合を捉えるには、@パターンを使います。エラー報告のために実際に渡された引数自体を使いたいからです。ここで、私たちは正確に一要素だけのリストを求めていて、かつその要素が何であるかは気にしません。また、私たちはunpackNumの結果を並べるのにmapMを使わねばならず、それはunpackNumの呼び出しそれぞれがTypeMismatchで失敗するかもしれないからです。
最後に、この一連の巨大なエラーモナド群を使うためにmain関数を変える必要があります。これはIOとErrorという二つのモナドを扱わなければいけなくなるので、ちょっと複雑になるかもしれません。なので、またdo記法を使うことにします。というのも一つのモナドが他のモナドに入れ子になっているときにpoint-free styleを使うのはほぼ不可能だからです。
この新たな関数がやっていることは以下の通りです。
新しいコードをコンパイル・実行して、いくつかエラーを投げさせてみてください。
このコードをビルドするには--makeフラグと、予想されるように、これまでのlisting全てを加える必要があると何人かの読者から報告を受けました。これはGHCにimport文に記された依存関係全てを探し出して完全な実行ファイルをビルドするように指示します。上のコマンドは私のシステムでは上手くいきますが、あなたのところで駄目だった場合、--makeを試してみてください。
|
[
{
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"text": "現在のところ、コード中の様々な場所でエラーを無視するか、暗黙の内に#fや0などの「デフォルト値」を与えています。いくつかの言語 - PerlやPHP等 - はこの方針で問題ないようです。しかしながら、それは大抵エラーが表面上は問題ないようにプログラム中を推移し、のちに大きな問題となって顕れるという、プログラマにとってデバッグしにくいものとなることを意味します。エラーが起こったその時にそれを報告し、直ちに実行を中止できればいいですね。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "そのためには、第一に、Haskellの組み込みのエラー関数を使えるようControl.Monad.Errorをインポートする必要があります。",
"title": ""
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{
"paragraph_id": 2,
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"text": "Debianベースのシステムではlibghc6-mtl-devがインストールされていることが必要です。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 3,
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"text": "次に、エラーを表すデータ型を定義しなくてはならないでしょう。",
"title": ""
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{
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"text": "これらのコンストラクタは私たちがたった今必要とするよりは少し多いですが、インタプリタで今後どんな問題が起こり得るのか見ておくのもよいでしょう。次に、様々な型のエラーの表示方法を定義し、LispErrorをShowのインスタンスにします。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 5,
"tag": "p",
"text": "次のステップは私たちの定義したエラーの型を\" Error型のインスタンスにすることです。これはGHCの組み込みのエラー処理関数の恩恵にあずかるには必須の手続きです。Errorのインスタンスとなるには、単にError型のインスタンスを前のエラーメッセージからかそれ自身で作る関数を提供すればいいだけです。",
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{
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"text": "そしてLispErrorを投げるか値を返す関数を表す型を定義します。 どのようにparseが例外を表現するのにEither型を使ったか覚えていますか?私たちもここで同じアプローチを取ります。",
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{
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"text": "型コンストラクタは関数のようにカリー化され、関数のように部分適用することが出来ます。完全な型はEither LispError IntegerかEither LispError LispValでしょうが、私たちはThrowsError LispValなどと書きたいのです。そこで、EitherをLispErrorに部分適用して、どんな型にも使うことのできるThrowsError型コンストラクタを作ります。",
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"text": "Eitherはさらなるモナドの例の一つです。この場合、Eitherアクション間で持ち回られる「追加情報」はエラーが発生したかしなかったかです。bindはEitherアクションが通常の値を持っていれば与えられた関数を適用し、そうでなければ何もせずにそのままエラーを受け渡します。このような仕組みは他の言語では例外によって実現されていますが、Haskellは遅延評価するので、このために新たな制御構造を導入する必要がないのです。bindが値が既にエラーだと判断すれば、関数が呼ばれることはありません。",
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現在のところ、コード中の様々な場所でエラーを無視するか、暗黙の内に#fや0などの「デフォルト値」を与えています。いくつかの言語 - PerlやPHP等 - はこの方針で問題ないようです。しかしながら、それは大抵エラーが表面上は問題ないようにプログラム中を推移し、のちに大きな問題となって顕れるという、プログラマにとってデバッグしにくいものとなることを意味します。エラーが起こったその時にそれを報告し、直ちに実行を中止できればいいですね。 そのためには、第一に、Haskellの組み込みのエラー関数を使えるようControl.Monad.Errorをインポートする必要があります。 Debianベースのシステムではlibghc6-mtl-devがインストールされていることが必要です。 次に、エラーを表すデータ型を定義しなくてはならないでしょう。 これらのコンストラクタは私たちがたった今必要とするよりは少し多いですが、インタプリタで今後どんな問題が起こり得るのか見ておくのもよいでしょう。次に、様々な型のエラーの表示方法を定義し、LispErrorをShowのインスタンスにします。 次のステップは私たちの定義したエラーの型を" Error型のインスタンスにすることです。これはGHCの組み込みのエラー処理関数の恩恵にあずかるには必須の手続きです。Errorのインスタンスとなるには、単にError型のインスタンスを前のエラーメッセージからかそれ自身で作る関数を提供すればいいだけです。 そしてLispErrorを投げるか値を返す関数を表す型を定義します。
どのようにparseが例外を表現するのにEither型を使ったか覚えていますか?私たちもここで同じアプローチを取ります。 型コンストラクタは関数のようにカリー化され、関数のように部分適用することが出来ます。完全な型はEither LispError IntegerかEither LispError LispValでしょうが、私たちはThrowsError LispValなどと書きたいのです。そこで、EitherをLispErrorに部分適用して、どんな型にも使うことのできるThrowsError型コンストラクタを作ります。 Eitherはさらなるモナドの例の一つです。この場合、Eitherアクション間で持ち回られる「追加情報」はエラーが発生したかしなかったかです。bindはEitherアクションが通常の値を持っていれば与えられた関数を適用し、そうでなければ何もせずにそのままエラーを受け渡します。このような仕組みは他の言語では例外によって実現されていますが、Haskellは遅延評価するので、このために新たな制御構造を導入する必要がないのです。bindが値が既にエラーだと判断すれば、関数が呼ばれることはありません。 Eitherモナドは通常のモナドのための関数に加え、2つの特別な関数を提供します。 throwError - エラーの値をとって、EitherのLeftコンストラクタ(エラー)にliftします。
catchError - Eitherアクションと、エラーを引数としてEitherアクションを返す関数を取って、アクションがエラーを表していれば与えられた関数を適用します。その関数では、例えばreturnを使ってエラーを普通の値に変えたり、違うエラーとして再度投げたりします。 私たちのプログラムでは、全てのエラーをその文字列表現に変えて、普通の値として返すことにします。そのためのヘルパー関数を作りましょう。 trapErrorの結果は、常に非エラー値(Right)を持つEitherアクションです。他の関数から値を利用できるように、Eitherモナドから値を取り出す方法も用意しなくてはなりません。 extractValueはLeftコンストラクタに関して意図的に未定義にしてあります。Leftの時はHaskell側にエラーがあることを表すからです。extractValueをcatchErrorの後にのみ使うことにしているので、変な値を残りのプログラム中に入れ込むよりはさっさと失敗する方がよいです。 これで基本的なインフラが整ったので、今度はエラー処理関数を使う段です。私たちのパーサがエラー時に単に"No match"という文字列を返していたことを覚えていますか?それをParseErrorにラップして投げるようにさせましょう。 ここでは、まずParseErrorをLispErrorのコンストラクタであるParserでラップし、組み込み関数throwErrorを使ってThrowsErrorモナドにして返します。readExprがモナド値を返すようになったので、もう一方の場合もreturnでラップしなければなりません(return val)。 次に、evalの型をモナドを返すように変え、戻り値をそれに合うように変えて、知らないパターンに出会ったときにエラーを投げる節を加えます。 関数適用の節がeval(モナドを返す)を再帰的に呼ぶので、その節を変える必要があります。まず、mapをmapM、モナドを扱う関数を値のリストにmapし、bindで結果の値を配列し、モナド中の値の結果をリストで返す関数に変えます。Errorモナドでは、この配列は全ての計算を順番に行いますが、その内のどれか一つでも失敗すればエラーを返し、Right [results]を成功時に、Left errorを失敗時に返します。そして、モナドのbindを使って部分適用されたapply funcにその結果を渡し、ここでも前の操作が失敗であったならばエラーを返します。 次に、与えられた関数を認識しなければエラーを投げるようにapply自身を変えます。 私たちはreturnを関数適用($ args)に加えませんでした。代わりに、プリミティブの型を変え、lookupから返された関数自身ThrowsErrorアクションを返すようにします。 そして、もちろん、それらプリミティブを実装するnumericBinop関数を、一つしか引数が与えられなければエラーを投げるように変えなければいけません。 一引数のみの場合を捉えるには、@パターンを使います。エラー報告のために実際に渡された引数自体を使いたいからです。ここで、私たちは正確に一要素だけのリストを求めていて、かつその要素が何であるかは気にしません。また、私たちはunpackNumの結果を並べるのにmapMを使わねばならず、それはunpackNumの呼び出しそれぞれがTypeMismatchで失敗するかもしれないからです。 最後に、この一連の巨大なエラーモナド群を使うためにmain関数を変える必要があります。これはIOとErrorという二つのモナドを扱わなければいけなくなるので、ちょっと複雑になるかもしれません。なので、またdo記法を使うことにします。というのも一つのモナドが他のモナドに入れ子になっているときにpoint-free styleを使うのはほぼ不可能だからです。 この新たな関数がやっていることは以下の通りです。 argsはコマンドライン引数のリスト
evaledは以下の結果
最初の引数を取って(args !! 0)
パースして(readExpr)
evalに渡して(>>= eval - bind演算子は関数適用より高い優先順位を持つ)
Errorモナドの中の値に対してshowを呼ぶ。アクション全体がIO型を持つので、evaledがEither LispError String型を持つことに注意してください。trapError関数がエラーをStringにのみ変換でき、その型は普通の値の型に適合しなければならないので、そうでなくてはなりません。
caughtは以下の結果
trapErrorをevaledに対して呼び、エラーをその文字列表現に変える
extractValueを呼びStringをEither LispError Stringアクションから取り出す
putStrLnで結果を表示 新しいコードをコンパイル・実行して、いくつかエラーを投げさせてみてください。 このコードをビルドするには--makeフラグと、予想されるように、これまでのlisting全てを加える必要があると何人かの読者から報告を受けました。これはGHCにimport文に記された依存関係全てを探し出して完全な実行ファイルをビルドするように指示します。上のコマンドは私のシステムでは上手くいきますが、あなたのところで駄目だった場合、--makeを試してみてください。
|
現在のところ、コード中の様々な場所でエラーを無視するか、暗黙の内に<code>#f</code>や<code>0</code>などの「デフォルト値」を与えています。いくつかの言語 - PerlやPHP等 - はこの方針で問題ないようです。しかしながら、それは大抵エラーが表面上は問題ないようにプログラム中を推移し、のちに大きな問題となって顕れるという、プログラマにとってデバッグしにくいものとなることを意味します。エラーが起こったその時にそれを報告し、直ちに実行を中止できればいいですね。
そのためには、第一に、Haskellの組み込みのエラー関数を使えるよう<code>Control.Monad.Error</code>をインポートする必要があります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
import Control.Monad.Error
</syntaxhighlight>
Debianベースのシステムではlibghc6-mtl-devがインストールされていることが必要です。
次に、エラーを表すデータ型を定義しなくてはならないでしょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
data LispError = NumArgs Integer [LispVal]
| TypeMismatch String LispVal
| Parser ParseError
| BadSpecialForm String LispVal
| NotFunction String String
| UnboundVar String String
| Default String
</syntaxhighlight>
これらのコンストラクタは私たちがたった今必要とするよりは少し多いですが、インタプリタで今後どんな問題が起こり得るのか見ておくのもよいでしょう。次に、様々な型のエラーの表示方法を定義し、<code>LispError</code>を<code>Show</code>のインスタンスにします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
showError :: LispError -> String
showError (UnboundVar message varname) = message ++ ": " ++ varname
showError (BadSpecialForm message form) = message ++ ": " ++ show form
showError (NotFunction message func) = message ++ ": " ++ show func
showError (NumArgs expected found) = "Expected " ++ show expected
++ " args; found values " ++ unwordsList found
showError (TypeMismatch expected found) = "Invalid type: expected " ++ expected
++ ", found " ++ show found
showError (Parser parseErr) = "Parse error at " ++ show parseErr
instance Show LispError where show = showError
</syntaxhighlight>
次のステップは私たちの定義したエラーの型を[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html" Error]型のインスタンスにすることです。これはGHCの組み込みのエラー処理関数の恩恵にあずかるには必須の手続きです。<code>Error</code>のインスタンスとなるには、単にError型のインスタンスを前のエラーメッセージからかそれ自身で作る関数を提供すればいいだけです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
instance Error LispError where
noMsg = Default "An error has occurred"
strMsg = Default
</syntaxhighlight>
そして<code>LispError</code>を投げるか値を返す関数を表す型を定義します。
どのように[http://www.cs.uu.nl/~daan/download/parsec/parsec.html#parse parse]が例外を表現するのに[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tEither Either]型を使ったか覚えていますか?私たちもここで同じアプローチを取ります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
type ThrowsError = Either LispError
</syntaxhighlight>
型コンストラクタは関数のようにカリー化され、関数のように部分適用することが出来ます。完全な型は<code>Either LispError Integer</code>か<code>Either LispError LispVal</code>でしょうが、私たちは<code>ThrowsError LispVal</code>などと書きたいのです。そこで、<code>Either</code>を<code>LispError</code>に部分適用して、どんな型にも使うことのできる<code>ThrowsError</code>型コンストラクタを作ります。
<code>Either</code>はさらなるモナドの例の一つです。この場合、<code>Either</code>アクション間で持ち回られる「追加情報」はエラーが発生したかしなかったかです。bindは<code>Either</code>アクションが通常の値を持っていれば与えられた関数を適用し、そうでなければ何もせずにそのままエラーを受け渡します。このような仕組みは他の言語では例外によって実現されていますが、Haskellは遅延評価するので、このために新たな制御構造を導入する必要がないのです。bindが値が既にエラーだと判断すれば、関数が呼ばれることはありません。
<code>Either</code>モナドは通常のモナドのための関数に加え、2つの特別な関数を提供します。
# [http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#v%3athrowError throwError] - エラーの値をとって、<code>Either</code>の<code>Left</code>コンストラクタ(エラー)にliftします。
# [http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#v%3acatchError catchError] - <code>Either</code>アクションと、エラーを引数として<code>Either</code>アクションを返す関数を取って、アクションがエラーを表していれば与えられた関数を適用します。その関数では、例えば<code>return</code>を使ってエラーを普通の値に変えたり、違うエラーとして再度投げたりします。
私たちのプログラムでは、全てのエラーをその文字列表現に変えて、普通の値として返すことにします。そのためのヘルパー関数を作りましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
trapError action = catchError action (return . show)
</syntaxhighlight>
<code>trapError</code>の結果は、常に非エラー値(<code>Right</code>)を持つ<code>Either</code>アクションです。他の関数から値を利用できるように、<code>Either</code>モナドから値を取り出す方法も用意しなくてはなりません。
<syntaxhighlight lang="haskell">
extractValue :: ThrowsError a -> a
extractValue (Right val) = val
</syntaxhighlight>
<code>extractValue</code>は<code>Left</code>コンストラクタに関して意図的に未定義にしてあります。Leftの時はHaskell側にエラーがあることを表すからです。<code>extractValue</code>を<code>catchError</code>の後にのみ使うことにしているので、変な値を残りのプログラム中に入れ込むよりはさっさと失敗する方がよいです。
これで基本的なインフラが整ったので、今度はエラー処理関数を使う段です。私たちのパーサがエラー時に単に<code>"No match"</code>という文字列を返していたことを覚えていますか?それを<code>ParseError</code>にラップして投げるようにさせましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readExpr :: String -> ThrowsError LispVal
readExpr input = case parse parseExpr "lisp" input of
Left err -> throwError $ Parser err
Right val -> return val
</syntaxhighlight>
ここでは、まず<code>ParseError</code>を<code>LispError</code>のコンストラクタである<code>Parser</code>でラップし、組み込み関数[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html#v%3AthrowError throwError]を使って<code>ThrowsError</code>モナドにして返します。<code>readExpr</code>がモナド値を返すようになったので、もう一方の場合も<code>return</code>でラップしなければなりません(<code>return val</code>)。
次に、<code>eval</code>の型をモナドを返すように変え、戻り値をそれに合うように変えて、知らないパターンに出会ったときにエラーを投げる節を加えます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval :: LispVal -> ThrowsError LispVal
eval val@(String _) = return val
eval val@(Number _) = return val
eval val@(Bool _) = return val
eval (List [Atom "quote", val]) = return val
eval (List (Atom func : args)) = mapM eval args >>= apply func
eval badForm = throwError $ BadSpecialForm "Unrecognized special form" badForm
</syntaxhighlight>
関数適用の節が<code>eval</code>(モナドを返す)を再帰的に呼ぶので、その節を変える必要があります。まず、<code>map</code>を[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmapM mapM]、モナドを扱う関数を値のリストにmapし、bindで結果の値を配列し、モナド中の値の結果をリストで返す関数に変えます。<code>Error</code>モナドでは、この配列は全ての計算を順番に行いますが、その内のどれか一つでも失敗すればエラーを返し、<code>Right [results]</code>を成功時に、<code>Left error</code>を失敗時に返します。そして、モナドのbindを使って部分適用された<code>apply func</code>にその結果を渡し、ここでも前の操作が失敗であったならばエラーを返します。
次に、与えられた関数を認識しなければエラーを投げるように<code>apply</code>自身を変えます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
apply :: String -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
apply func args = maybe (throwError $ NotFunction "Unrecognized primitive function args" func)
($ args)
(lookup func primitives)
</syntaxhighlight>
私たちは<code>return</code>を関数適用<code>($ args)</code>に加え''ません''でした。代わりに、プリミティブの型を変え、<code>lookup</code>から返された関数自身<code>ThrowsError</code>アクションを返すようにします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
primitives :: [(String, [LispVal] -> ThrowsError LispVal)]
</syntaxhighlight>
そして、もちろん、それらプリミティブを実装する<code>numericBinop</code>関数を、一つしか引数が与えられなければエラーを投げるように変えなければいけません。
<syntaxhighlight lang="haskell">
numericBinop :: (Integer -> Integer -> Integer) -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
numericBinop op singleVal@[_] = throwError $ NumArgs 2 singleVal
numericBinop op params = mapM unpackNum params >>= return . Number . foldl1 op
</syntaxhighlight>
一引数のみの場合を捉えるには、@パターンを使います。エラー報告のために実際に渡された引数自体を使いたいからです。ここで、私たちは正確に一要素だけのリストを求めていて、かつその要素が何であるかは気にしません。また、私たちは<code>unpackNum</code>の結果を並べるのに<code>mapM</code>を使わねばならず、それは<code>unpackNum</code>の呼び出しそれぞれが<code>TypeMismatch</code>で失敗するかもしれないからです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
unpackNum :: LispVal -> ThrowsError Integer
unpackNum (Number n) = return n
unpackNum (String n) = let parsed = reads n in
if null parsed
then throwError $ TypeMismatch "number" $ String n
else return $ fst $ parsed !! 0
unpackNum (List [n]) = unpackNum n
unpackNum notNum = throwError $ TypeMismatch "number" notNum
</syntaxhighlight>
最後に、この一連の巨大なエラーモナド群を使うために<code>main</code>関数を変える必要があります。これは<code>IO</code>と<code>Error</code>という''二つの''モナドを扱わなければいけなくなるので、ちょっと複雑になるかもしれません。なので、またdo記法を使うことにします。というのも一つのモナドが他のモナドに入れ子になっているときにpoint-free styleを使うのはほぼ不可能だからです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
main :: IO ()
main = do
args <- getArgs
evaled <- return $ liftM show $ readExpr (args !! 0) >>= eval
putStrLn $ extractValue $ trapError evaled
</syntaxhighlight>
この新たな関数がやっていることは以下の通りです。
# <code>args</code>はコマンドライン引数のリスト
# <code>evaled</code>は以下の結果
## 最初の引数を取って(<code>args !! 0</code>)
## パースして(<code>readExpr</code>)
## <code>eval</code>に渡して(<code>>>= eval</code> - bind演算子は関数適用より高い優先順位を持つ)
## <code>Error</code>モナドの中の値に対して<code>show</code>を呼ぶ。アクション全体が<code>IO (Either LispError String)</code>型を持つので、<code>evaled</code>が<code>Either LispError String</code>型を持つことに注意してください。<code>trapError</code>関数がエラーを<code>String</code>にのみ変換でき、その型は普通の値の型に適合しなければならないので、そうでなくてはなりません。
# <code>caught</code>は以下の結果
## <code>trapError</code>を<code>evaled</code>に対して呼び、エラーをその文字列表現に変える
## <code>extractValue</code>を呼び<code>String</code>を<code>Either LispError String</code>アクションから取り出す
## <code>putStrLn</code>で結果を表示
新しいコードをコンパイル・実行して、いくつかエラーを投げさせてみてください。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o errorcheck [../code/listing5.hs listing5.hs]
% ./errorcheck "(+ 2 \"two\")"
Invalid type: expected number, found "two"
% ./errorcheck "(+ 2)"
Expected 2 args; found values 2
% ./errorcheck "(what? 2)"
Unrecognized primitive function args: "what?"
</syntaxhighlight>
このコードをビルドするには<code>--make</code>フラグと、予想されるように、これまでのlisting全てを加える必要があると何人かの読者から報告を受けました。これはGHCに<code>import</code>文に記された依存関係全てを探し出して完全な実行ファイルをビルドするように指示します。上のコマンドは私のシステムでは上手くいきますが、あなたのところで駄目だった場合、<code>--make</code>を試してみてください。
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-04-13T11:10:53Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%87%A6%E7%90%86%E3%81%A8%E4%BE%8B%E5%A4%96
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15,917 |
自然公園法第4章
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法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法
日本の法律自然公園法第4章には、罰則に関する規定がある。
第4章 罰則
第82条
第83条 - コンメンタール自然公園法第83条#条文参照
第84条
第85条
第86条 - コンメンタール自然公園法第86条#条文参照
第87条
第88条
第89条
第90条
第4章 - 上記各条は、罰則に関する規定である。刑罰等の種類ごとに次の本法条項に違反することが対象として掲載されている(掲載順は基本的に本章掲載順)。
環境大臣又は都道府県知事による、原状回復等の命令(第15条、第16条)、中止命令等(第34条)に違反した場合の規定である。
コンメンタール自然公園法第83条#解説参照
指定認定機関関係の秘密保持義務に違反した場合の規定である。
環境大臣又は都道府県知事による、改善命令(第11条、第16条)、普通地域における禁止、制限、必要な措置を執るべき旨の命令(第33条)、公園管理団体に対する改善命令(第52条)の各命令に違反した場合の規定である。
コンメンタール自然公園法第86条#解説参照
第82条、第83条、第85条、第86条の違反者が法人である場合の規定である。第84条については、同条に違反者が法人である場合の規定があるため、ここでは規定されていない。
国立公園事業に係る、事業執行に関する軽微な変更(第10条)、事業の休廃止(第13条)、認可の失効(第14条)の各種届出(国定公園事業に係るものはいずれも第16条)に関する規定に違反した場合の規定である。
利用調整地区への立入りの認定を受けた者が立入認定証を携帯しないで立ち入った場合の規定である。利用調整地区への立入りの認定を受けていない者が立ち入った場合は、第23条違反の問題となり、第83条に規定される。
都道府県立自然公園に関する条例に基づく処罰の規定である。
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"text": "国立公園事業に係る、事業執行に関する軽微な変更(第10条)、事業の休廃止(第13条)、認可の失効(第14条)の各種届出(国定公園事業に係るものはいずれも第16条)に関する規定に違反した場合の規定である。",
"title": "解説"
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"text": "利用調整地区への立入りの認定を受けた者が立入認定証を携帯しないで立ち入った場合の規定である。利用調整地区への立入りの認定を受けていない者が立ち入った場合は、第23条違反の問題となり、第83条に規定される。",
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"text": "都道府県立自然公園に関する条例に基づく処罰の規定である。",
"title": "解説"
}
] |
法学>環境法>自然公園法>コンメンタール自然公園法 日本の法律自然公園法第4章には、罰則に関する規定がある。
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[[法学]]>[[環境法]]>[[自然公園法]]>[[コンメンタール自然公園法]]
日本の法律自然公園法第4章には、罰則に関する規定がある。
== 条文 ==
第4章 罰則
第82条
: [[自然公園法第15条|第十五条]]第一項([[自然公園法第16条|第十六条]]第四項において準用する場合を含む。)又は[[自然公園法第34条|第三十四条]]第一項の規定による命令に違反した者は、一年以下の[[wikt:懲役|懲役]]又は百万円以下の[[wikt:罰金|罰金]]に処する。
第83条 - コンメンタール[[自然公園法第83条#条文]]参照
第84条
: [[自然公園法第28条|第二十八条]]第一項の規定に違反した者は、六月以下の[[wikt:懲役|懲役]]又は五十万円以下の[[wikt:罰金|罰金]]に処する。
第85条
: [[自然公園法第11条|第十一条]]([[自然公園法第16条|第十六条]]第四項において準用する場合を含む。)、[[自然公園法第33条|第三十三条]]第二項又は[[自然公園法第52条|第五十二条]]の規定による命令に違反した者は、五十万円以下の[[wikt:罰金|罰金]]に処する。
第86条 - コンメンタール[[自然公園法第86条#条文]]参照
第87条
: [[wikt:法人|法人]]の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して[[自然公園法第82条|第八十二条]]、[[自然公園法第83条|第八十三条]]、[[自然公園法第85条|第八十五条]]又は前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して、各本条の[[wikt:罰金|罰金]]刑を科する。
第88条
: [[自然公園法第10条|第十条]]第九項、[[自然公園法第13条|第十三条]]又は[[自然公園法第14条|第十四条]]第二項(これらの規定を[[自然公園法第16条|第十六条]]第四項において準用する場合を含む。)の規定に違反して、届出をせず、又は虚偽の届出をした者(第十条第三項又は第十六条第三項の認可を受けた者に限る。)は、二十万円以下の[[wikt:過料|過料]]に処する。
第89条
: [[自然公園法第24条|第二十四条]]第六項(同条第八項において準用する場合を含む。)の規定に違反して立入認定証を携帯しないで立ち入つた者は、十万円以下の[[wikt:過料|過料]]に処する。
第90条
: [[自然公園法第73条|第七十三条]]、[[自然公園法第75条|第七十五条]]又は[[自然公園法第76条|第七十六条]]の規定に基づく条例には、その条例に違反した者に対して、その違反行為の態様に応じ、それぞれ、[[自然公園法第82条|第八十二条]]から[[自然公園法第87条|第八十七条]]まで及び前条に定める処罰の程度を超えない限度において、刑又は[[wikt:過料|過料]]を科する旨の規定を設けることができる。
== 解説 ==
第4章 - 上記各条は、罰則に関する規定である。刑罰等<ref>過料は罰則の一種であるが、[[wikt:刑罰|刑罰]]ではない。</ref>の種類ごとに次の本法条項に違反することが対象として掲載されている(掲載順は基本的に本章掲載順)。
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|+
|懲役、罰金||{{自然公園法条|15}}、{{自然公園法条|16}}、{{自然公園法条|34}}、{{自然公園法条|10}}、{{自然公園法条|20}}、{{自然公園法条|21}}、{{自然公園法条|22}}、{{自然公園法条|23}}、{{自然公園法条|24}}、{{自然公園法条|32}}、{{自然公園法条|28}}
|-
|過料||第10条、{{自然公園法条|13}}、{{自然公園法条|14}}、第24条
|}
=== 第82条 ===
環境大臣又は都道府県知事による、原状回復等の命令(第15条、第16条)、中止命令等(第34条)に違反した場合の規定である。
=== 第83条 ===
コンメンタール[[自然公園法第83条#解説]]参照
=== 第84条 ===
指定認定機関関係の秘密保持義務に違反した場合の規定である。
=== 第85条 ===
環境大臣又は都道府県知事による、改善命令(第11条、第16条)、普通地域における禁止、制限、必要な措置を執るべき旨の命令(第33条)、公園管理団体に対する改善命令(第52条)の各命令に違反した場合の規定である。
=== 第86条 ===
コンメンタール[[自然公園法第86条#解説]]参照
=== 第87条 ===
第82条、第83条、第85条、第86条の違反者が法人である場合の規定である。第84条については、同条に違反者が法人である場合の規定があるため、ここでは規定されていない。
=== 第88条 ===
国立公園事業に係る、事業執行に関する軽微な変更(第10条)、事業の休廃止(第13条)、認可の失効(第14条)の各種届出(国定公園事業に係るものはいずれも第16条)に関する規定に違反した場合の規定である。
=== 第89条 ===
利用調整地区への立入りの認定を受けた者が立入認定証を携帯しないで立ち入った場合の規定である。利用調整地区への立入りの認定を受けていない者が立ち入った場合は、第23条違反の問題となり、第83条に規定される。
=== 第90条 ===
都道府県立自然公園に関する条例に基づく処罰の規定である。
==脚注==
<references/>
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール自然公園法|自然公園法]]
|[[コンメンタール自然公園法|第四章 罰則
]]<br>
|<br>
|<br>
}}
{{stub}}
[[category:自然公園法|82]]
| null |
2011-03-27T21:51:36Z
|
[
"テンプレート:自然公園法条",
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%85%AC%E5%9C%92%E6%B3%95%E7%AC%AC4%E7%AB%A0
|
15,918 |
48時間でSchemeを書こう/評価: 第二部
|
型エラーや悪い引数などを対処できるようになったので、プリミティブのリストを、単純な計算以上のことをするように肉付けしていきます。等価性評価、条件演算子、基本的な文字列操作などを加えましょう。
始めに、以下をプリミティブのリストに加えてください。
これらは私たちがまだ書いていない補助関数、numBoolBinop・boolBoolBinop・strBoolBinopに依存しています。可変長の引数を取り整数を返す代わりに、これらは全て2つの引数を取り真偽値を返します。これらが互いに引数の型のみが違うので、一般化されたboolBinop関数に重複箇所をまとめましょう。boolBinopはその引数に適用するunpackerによってパラメータ化されます。
引数それぞれが型エラーを投げるかもしれないので、(Errorモナドの)doブロックの中でそれらを順番にunpackしなくてはなりません。その後、opを2つの引数に適用して、それをBoolコンストラクタで包んで返します。どんな関数もバックティックで囲むことで中置演算子にすることができます(`op`)。
型シグネチャも見てみてください。boolBinopは2つの関数を最初の二引数として取ります。一つ目の関数はLispValからHaskellの地の型に戻すのに使われ、二つ目が実際に行うべき操作となります。振舞の違うところをパラメータ化することで、関数を再利用しやすくできます。
ではboolBinopを異なるunpackerで特定化する3つの関数を定義しましょう。
私たちはHaskellにどのように文字列をLispValからunpackするかまだ教えていませんでした。これは値に対してパターンマッチを行ない、それを返すかエラーを投げる、というunpackNumと似た動作をします。繰り返しになりますが、文字列として解釈できる値を渡された時は、これらの関数は暗黙の内にそれを文字列に変換します。
真偽値をunpackするのにも似たようなコードを使います。
次のステップに進む前に、これをコンパイル・テストして上手くいくことを確かめましょう。
では次に、我々の評価器にif節を加えましょう。標準Schemeと同じように、私たちの評価器は#fを偽とし、それ以外の値全てを真とします。
これは入れ子のパターンマッチの例です。ここでは、4つの要素を持つリストに対してマッチを行っています。4要素の内、最初はアトム"if"でなければなりませんが、他はどんなSchemeの式でもよいです。最初の引数を取って評価し、それが真であればその次を、偽であればその次の次の式を評価します。
コンパイル・実行してください。条件分岐で遊ぶことができます。
おまけとして、リストを扱うプリミティブも加えましょう。Schemeのリストをペアによってではなく、Haskellの代数的データ型によって表現することにしたので、多くのLispに比べこれらプリミティブの定義はいくらか複雑になります。書き下されたS式に対してそれらがどう振る舞うかで考えるのが一番簡単でしょう。
これらは極めて直感的にパターン節に変換することができます。(x : xs)がリストの最初の要素と残りを分けてくれることを思い出してください。
cdrでも同じことをします。
最初の3ケースは一つの節で表現することができます。私たちのパーサは()をList []として表現していて、(x : xs)というパターンを[x]に対してマッチさせる時、xsは[]に束縛されます。他の場合は別の節で扱いましょう。
consはちょっと難しいので、節一つ一つを見ていきましょう。何かとnilをコンスすると、nilを最後とする一要素のリストができます。
何かとリストをコンスすると、リストの先頭に要素を貼り付けるような感じになります。
ただし、そのリストがDottedListだった場合、末尾は変らないのでそれはDottedListのままであるべきです。
二つの非リストをコンスした場合、もしくはリストを先にした場合、DottedListができます。これはそのようなコンスセルがnilで終わっていないからです。
最後に、2つより多いまたは少ない引数を渡されたらエラーです。
私たちの最後のステップはeqv?を実装することです。Schemeは三段階の等価性述語を提供しています: eq?、eqv?、そしてequal?です。eq?とeqv?は私たちの目的からすると大体同じです;それらは2つのものを、同じ字面を持てば同じであると認識し、かなり遅い述語です。そこで私たちは一つだけ関数を書いて、eq?とeqv?という2つの名前で登録することができます。
リストの比較以外、これらの殆どは自明です。これはリストが同じ長さかどうか確かめた後、2つのリストをzipし、allを使ってどれか一つでもeqvPairが偽を返すペアがあれば偽を返すようにします。eqvPairは局所的定義の一例です。それはwhereを使って定義され、普通の関数のように働きますが、eqvのその節のその部分のみで有効です。eqvは引数の数が2である限りエラーを投げないので、Left err -> Falseが実行されることはありません。
以前私たちは弱い型付けを導入したので、型を無視して2つの値が同じと解釈できるかどうか見るequal?関数を実装します。例えば、(eqv? 2 "2") => #fですが、(equal? 2 "2") => #tであって欲しいのです。基本的には、unpack関数全てを試してみて、その中のどれかがHaskell的に等しければ真を返すようにします。
明らかな方法は、unpack関数をリストに格納してmapMを使ってそれらを順に実行するというものですが、残念ながら、これは上手くいきません。なぜなら、標準ではHaskellはリストは同じ型のものしか含むことができないからです。色々なunpack関数は違った型の値を返すので、同じリストにしまうことはできません。
ここでは型クラスによって制約される異型リスト(heterogeneous list)を作るために存在型というGHCの拡張を使うことでこの問題を回避します。Haskellでは言語拡張はとてもありふれたことです。言語拡張はそれなりに大きなプログラムを書くときには事実上必須で、しばしば異なる実装間で互換性があります(存在型はHugsとGHCの両方で動き、標準化の候補です)。この拡張を使うために特別なフラグをコンパイラに渡す必要があることに注意してください。後述してあるように -fglasgow-exts を付けるか、より新しい、 -XExistentialQuantification を付けるか、あるいは {-# LANGUAGE ExistentialQuantification #-} というプラグマをファイルの先頭に付けるかのどれかをする必要があります。一般に -Xfoo というコンパイラのフラグをつけることと {-# LANGUAGE foo #-} というプラグマをソースコード中に入れることは等価です。
最初にやらなければならないのは、LispVal -> 何かという関数において、その「何か」が同値性をサポートしていればどんなものでも保持することのできる型を定義することです。
これは、型の制約を除けば、普通の代数的データ型と同じようなものです。上の定義は「Eqのインスタンスであるどんな型についても、LispValからその型への関数で、エラーを投げるかもしれないものからUnpackerを定義することができる」と言っています。AnyUnpackerで関数をラップしなければなりませんが、そうすれば私たちはUnpackerのリストを作ることができ、やりたかったことができるようになります。
equal?に直接取り掛かるのではなく、まずunpackerを取ってそれがunpackする2つのLispValが等しいかどうか判断するヘルパー関数を定義しましょう。
実際の関数を得るためにパターンマッチした後、ThrowsErrorモナドのためのdoブロックに入ります。ここでLispValからHaskellの値を取り出し、それらが等しいかどうか調べます。もしその過程のどこかでエラーが起これば、constを使って偽を返します。constを使うのはcatchErrorがエラーに適用する関数を求めているからです。
最後に、equal?をこれらの補助関数を使って定義します。
最初のアクションが[unpackNum, unpackStr, unpackBool]の異型リストを作り、それに部分適用された(unpackEquals arg1 arg2)をmapします。これはBoolのリストを作るので、Preludeの関数orでそのどれか一つでも真であれば真を返すようにします。
二つ目のアクションはeqv?で2つの引数を比べます。equal?の方がeqv?より緩くあってほしいので、equal?は少なくともeqv?が真を返す時は真を返すべきです。加えて、これによってリストやdotted-listのような場合を扱わなくてよくなります(ただ、これはバグを引き起こします。このセクションの練習問題2番を見てください)。
最後に、equal?はこれらの値のorを取って、結果をBoolコンストラクタに包んでLispValを返します。let (Bool x) = eqvEquals in xは代数的データ型からさっと値を取り出すやり方で、Bool xをeqvEqualsの値にパターンマッチさせ、xを返します。let式の結果はキーワードinに続く式の結果です。
これらの関数を使うには、プリミティブのリストに加える必要があります。
このコードをコンパイルするには、-fglasgow-extsでGHC拡張を有効にしなければなりません。
練習問題
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[
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"text": "型エラーや悪い引数などを対処できるようになったので、プリミティブのリストを、単純な計算以上のことをするように肉付けしていきます。等価性評価、条件演算子、基本的な文字列操作などを加えましょう。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
},
{
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"text": "始めに、以下をプリミティブのリストに加えてください。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
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"text": "これらは私たちがまだ書いていない補助関数、numBoolBinop・boolBoolBinop・strBoolBinopに依存しています。可変長の引数を取り整数を返す代わりに、これらは全て2つの引数を取り真偽値を返します。これらが互いに引数の型のみが違うので、一般化されたboolBinop関数に重複箇所をまとめましょう。boolBinopはその引数に適用するunpackerによってパラメータ化されます。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
},
{
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"text": "引数それぞれが型エラーを投げるかもしれないので、(Errorモナドの)doブロックの中でそれらを順番にunpackしなくてはなりません。その後、opを2つの引数に適用して、それをBoolコンストラクタで包んで返します。どんな関数もバックティックで囲むことで中置演算子にすることができます(`op`)。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
},
{
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"tag": "p",
"text": "型シグネチャも見てみてください。boolBinopは2つの関数を最初の二引数として取ります。一つ目の関数はLispValからHaskellの地の型に戻すのに使われ、二つ目が実際に行うべき操作となります。振舞の違うところをパラメータ化することで、関数を再利用しやすくできます。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
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{
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"text": "ではboolBinopを異なるunpackerで特定化する3つの関数を定義しましょう。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
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{
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"text": "私たちはHaskellにどのように文字列をLispValからunpackするかまだ教えていませんでした。これは値に対してパターンマッチを行ない、それを返すかエラーを投げる、というunpackNumと似た動作をします。繰り返しになりますが、文字列として解釈できる値を渡された時は、これらの関数は暗黙の内にそれを文字列に変換します。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
},
{
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"tag": "p",
"text": "真偽値をunpackするのにも似たようなコードを使います。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
},
{
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"text": "次のステップに進む前に、これをコンパイル・テストして上手くいくことを確かめましょう。",
"title": "追加のプリミティブ: 部分適用"
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{
"paragraph_id": 9,
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"text": "では次に、我々の評価器にif節を加えましょう。標準Schemeと同じように、私たちの評価器は#fを偽とし、それ以外の値全てを真とします。",
"title": "条件分岐: パターンマッチ2"
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{
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"text": "これは入れ子のパターンマッチの例です。ここでは、4つの要素を持つリストに対してマッチを行っています。4要素の内、最初はアトム\"if\"でなければなりませんが、他はどんなSchemeの式でもよいです。最初の引数を取って評価し、それが真であればその次を、偽であればその次の次の式を評価します。",
"title": "条件分岐: パターンマッチ2"
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{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "コンパイル・実行してください。条件分岐で遊ぶことができます。",
"title": "条件分岐: パターンマッチ2"
},
{
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"text": "おまけとして、リストを扱うプリミティブも加えましょう。Schemeのリストをペアによってではなく、Haskellの代数的データ型によって表現することにしたので、多くのLispに比べこれらプリミティブの定義はいくらか複雑になります。書き下されたS式に対してそれらがどう振る舞うかで考えるのが一番簡単でしょう。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
"paragraph_id": 13,
"tag": "p",
"text": "これらは極めて直感的にパターン節に変換することができます。(x : xs)がリストの最初の要素と残りを分けてくれることを思い出してください。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
"paragraph_id": 14,
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"text": "cdrでも同じことをします。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
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"text": "最初の3ケースは一つの節で表現することができます。私たちのパーサは()をList []として表現していて、(x : xs)というパターンを[x]に対してマッチさせる時、xsは[]に束縛されます。他の場合は別の節で扱いましょう。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
"paragraph_id": 16,
"tag": "p",
"text": "consはちょっと難しいので、節一つ一つを見ていきましょう。何かとnilをコンスすると、nilを最後とする一要素のリストができます。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
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{
"paragraph_id": 17,
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"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
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"text": "ただし、そのリストがDottedListだった場合、末尾は変らないのでそれはDottedListのままであるべきです。",
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"text": "二つの非リストをコンスした場合、もしくはリストを先にした場合、DottedListができます。これはそのようなコンスセルがnilで終わっていないからです。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
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{
"paragraph_id": 20,
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"text": "最後に、2つより多いまたは少ない引数を渡されたらエラーです。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "私たちの最後のステップはeqv?を実装することです。Schemeは三段階の等価性述語を提供しています: eq?、eqv?、そしてequal?です。eq?とeqv?は私たちの目的からすると大体同じです;それらは2つのものを、同じ字面を持てば同じであると認識し、かなり遅い述語です。そこで私たちは一つだけ関数を書いて、eq?とeqv?という2つの名前で登録することができます。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
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"tag": "p",
"text": "リストの比較以外、これらの殆どは自明です。これはリストが同じ長さかどうか確かめた後、2つのリストをzipし、allを使ってどれか一つでもeqvPairが偽を返すペアがあれば偽を返すようにします。eqvPairは局所的定義の一例です。それはwhereを使って定義され、普通の関数のように働きますが、eqvのその節のその部分のみで有効です。eqvは引数の数が2である限りエラーを投げないので、Left err -> Falseが実行されることはありません。",
"title": "リストのプリミティブ: car、cdrとcons"
},
{
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"text": "以前私たちは弱い型付けを導入したので、型を無視して2つの値が同じと解釈できるかどうか見るequal?関数を実装します。例えば、(eqv? 2 \"2\") => #fですが、(equal? 2 \"2\") => #tであって欲しいのです。基本的には、unpack関数全てを試してみて、その中のどれかがHaskell的に等しければ真を返すようにします。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "明らかな方法は、unpack関数をリストに格納してmapMを使ってそれらを順に実行するというものですが、残念ながら、これは上手くいきません。なぜなら、標準ではHaskellはリストは同じ型のものしか含むことができないからです。色々なunpack関数は違った型の値を返すので、同じリストにしまうことはできません。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "ここでは型クラスによって制約される異型リスト(heterogeneous list)を作るために存在型というGHCの拡張を使うことでこの問題を回避します。Haskellでは言語拡張はとてもありふれたことです。言語拡張はそれなりに大きなプログラムを書くときには事実上必須で、しばしば異なる実装間で互換性があります(存在型はHugsとGHCの両方で動き、標準化の候補です)。この拡張を使うために特別なフラグをコンパイラに渡す必要があることに注意してください。後述してあるように -fglasgow-exts を付けるか、より新しい、 -XExistentialQuantification を付けるか、あるいは {-# LANGUAGE ExistentialQuantification #-} というプラグマをファイルの先頭に付けるかのどれかをする必要があります。一般に -Xfoo というコンパイラのフラグをつけることと {-# LANGUAGE foo #-} というプラグマをソースコード中に入れることは等価です。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
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"tag": "p",
"text": "最初にやらなければならないのは、LispVal -> 何かという関数において、その「何か」が同値性をサポートしていればどんなものでも保持することのできる型を定義することです。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "これは、型の制約を除けば、普通の代数的データ型と同じようなものです。上の定義は「Eqのインスタンスであるどんな型についても、LispValからその型への関数で、エラーを投げるかもしれないものからUnpackerを定義することができる」と言っています。AnyUnpackerで関数をラップしなければなりませんが、そうすれば私たちはUnpackerのリストを作ることができ、やりたかったことができるようになります。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "equal?に直接取り掛かるのではなく、まずunpackerを取ってそれがunpackする2つのLispValが等しいかどうか判断するヘルパー関数を定義しましょう。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "実際の関数を得るためにパターンマッチした後、ThrowsErrorモナドのためのdoブロックに入ります。ここでLispValからHaskellの値を取り出し、それらが等しいかどうか調べます。もしその過程のどこかでエラーが起これば、constを使って偽を返します。constを使うのはcatchErrorがエラーに適用する関数を求めているからです。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
},
{
"paragraph_id": 30,
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"text": "最後に、equal?をこれらの補助関数を使って定義します。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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"text": "最初のアクションが[unpackNum, unpackStr, unpackBool]の異型リストを作り、それに部分適用された(unpackEquals arg1 arg2)をmapします。これはBoolのリストを作るので、Preludeの関数orでそのどれか一つでも真であれば真を返すようにします。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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{
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"tag": "p",
"text": "二つ目のアクションはeqv?で2つの引数を比べます。equal?の方がeqv?より緩くあってほしいので、equal?は少なくともeqv?が真を返す時は真を返すべきです。加えて、これによってリストやdotted-listのような場合を扱わなくてよくなります(ただ、これはバグを引き起こします。このセクションの練習問題2番を見てください)。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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{
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"tag": "p",
"text": "最後に、equal?はこれらの値のorを取って、結果をBoolコンストラクタに包んでLispValを返します。let (Bool x) = eqvEquals in xは代数的データ型からさっと値を取り出すやり方で、Bool xをeqvEqualsの値にパターンマッチさせ、xを返します。let式の結果はキーワードinに続く式の結果です。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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{
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"text": "これらの関数を使うには、プリミティブのリストに加える必要があります。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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"text": "このコードをコンパイルするには、-fglasgow-extsでGHC拡張を有効にしなければなりません。",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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"text": "練習問題",
"title": "Equal?と弱い型付け: 異型リスト"
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] | null |
== 追加のプリミティブ: 部分適用 ==
型エラーや悪い引数などを対処できるようになったので、プリミティブのリストを、単純な計算以上のことをするように肉付けしていきます。等価性評価、条件演算子、基本的な文字列操作などを加えましょう。
始めに、以下をプリミティブのリストに加えてください。
<syntaxhighlight lang="haskell">
("=", numBoolBinop (==)),
("<", numBoolBinop (<)),
(">", numBoolBinop (>)),
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(">=", numBoolBinop (>=)),
("<=", numBoolBinop (<=)),
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("string>=?", strBoolBinop (>=)),
</syntaxhighlight>
これらは私たちがまだ書いていない補助関数、<code>numBoolBinop</code>・<code>boolBoolBinop</code>・<code>strBoolBinop</code>に依存しています。可変長の引数を取り整数を返す代わりに、これらは全て2つの引数を取り真偽値を返します。これらが互いに引数の型のみが違うので、一般化された<code>boolBinop</code>関数に重複箇所をまとめましょう。<code>boolBinop</code>はその引数に適用する<code>unpacker</code>によってパラメータ化されます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
boolBinop :: (LispVal -> ThrowsError a) -> (a -> a -> Bool) -> [LispVal] -> ThrowsError LispVal
boolBinop unpacker op args = if length args /= 2
then throwError $ NumArgs 2 args
else do left <- unpacker $ args !! 0
right <- unpacker $ args !! 1
return $ Bool $ left `op` right
</syntaxhighlight>
引数それぞれが型エラーを投げるかもしれないので、(<code>Error</code>モナドの)doブロックの中でそれらを順番にunpackしなくてはなりません。その後、<code>op</code>を2つの引数に適用して、それを<code>Bool</code>コンストラクタで包んで返します。どんな関数もバックティックで囲むことで中置演算子にすることができます(<code>`op`</code>)。
型シグネチャも見てみてください。<code>boolBinop</code>は''2''つの関数を最初の二引数として取ります。一つ目の関数は<code>LispVal</code>からHaskellの地の型に戻すのに使われ、二つ目が実際に行うべき操作となります。振舞の違うところをパラメータ化することで、関数を再利用しやすくできます。
では<code>boolBinop</code>を異なるunpackerで特定化する3つの関数を定義しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
numBoolBinop = boolBinop unpackNum
strBoolBinop = boolBinop unpackStr
boolBoolBinop = boolBinop unpackBool
</syntaxhighlight>
私たちはHaskellにどのように文字列を<code>LispVal</code>からunpackするかまだ教えていませんでした。これは値に対してパターンマッチを行ない、それを返すかエラーを投げる、という<code>unpackNum</code>と似た動作をします。繰り返しになりますが、文字列として解釈できる値を渡された時は、これらの関数は暗黙の内にそれを文字列に変換します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
unpackStr :: LispVal -> ThrowsError String
unpackStr (String s) = return s
unpackStr (Number s) = return $ show s
unpackStr (Bool s) = return $ show s
unpackStr notString = throwError $ TypeMismatch "string" notString
</syntaxhighlight>
真偽値をunpackするのにも似たようなコードを使います。
<syntaxhighlight lang="haskell">
unpackBool :: LispVal -> ThrowsError Bool
unpackBool (Bool b) = return b
unpackBool notBool = throwError $ TypeMismatch "boolean" notBool
</syntaxhighlight>
次のステップに進む前に、これをコンパイル・テストして上手くいくことを確かめましょう。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o simple_parser [../code/listing6.1.hs listing6.1.hs]
% ./simple_parser "(< 2 3)"
#t
% ./simple_parser "(> 2 3)"
#f
% ./simple_parser "(>= 3 3)"
#t
% ./simple_parser "(string=? \"test\" \"test\")"
#t
% ./simple_parser "(string<? \"abc\" \"bba\")"
#t
</syntaxhighlight>
== 条件分岐: パターンマッチ2 ==
では次に、我々の評価器にif節を加えましょう。標準Schemeと同じように、私たちの評価器は<code>#f</code>を偽とし、それ以外の値全てを真とします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
eval (List [Atom "if", pred, conseq, alt]) =
do result <- eval pred
case result of
Bool False -> eval alt
otherwise -> eval conseq
</syntaxhighlight>
これは入れ子のパターンマッチの例です。ここでは、4つの要素を持つリストに対してマッチを行っています。4要素の内、最初はアトム"if"でなければなりませんが、他はどんなSchemeの式でもよいです。最初の引数を取って評価し、それが真であればその次を、偽であればその次の次の式を評価します。
コンパイル・実行してください。条件分岐で遊ぶことができます。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -o simple_parser [../code/listing6.2.hs listing6.2.hs]
% ./simple_parser "(if (> 2 3) \"no\" \"yes\")"
"yes"
% ./simple_parser "(if (= 3 3) (+ 2 3 (- 5 1)) \"unequal\")"
9
</syntaxhighlight>
== リストのプリミティブ: car、cdrとcons ==
おまけとして、リストを扱うプリミティブも加えましょう。Schemeのリストをペアによってではなく、Haskellの代数的データ型によって表現することにしたので、多くのLispに比べこれらプリミティブの定義はいくらか複雑になります。書き下されたS式に対してそれらがどう振る舞うかで考えるのが一番簡単でしょう。
# <code>(car '(a b c))</code> = a
# <code>(car '(a))</code> = a
# <code>(car '(a b . c))</code> = a
# <code>(car 'a)</code> = エラー(リストではない)
# <code>(car 'a 'b)</code> = エラー(<code>car</code>は引数を一つしかとらない)
これらは極めて直感的にパターン節に変換することができます。<code>(x : xs)</code>がリストの最初の要素と残りを分けてくれることを思い出してください。
<syntaxhighlight lang="haskell">
car :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
car [List (x : xs)] = return x
car [DottedList (x : xs) _] = return x
car [badArg] = throwError $ TypeMismatch "pair" badArg
car badArgList = throwError $ NumArgs 1 badArgList
</syntaxhighlight>
<code>cdr</code>でも同じことをします。
# <code>(cdr '(a b c))</code> = (b c)
# <code>(cdr '(a b))</code> = (b)
# <code>(cdr '(a))</code> = NIL
# <code>(cdr '(a . b))</code> = b
# <code>(cdr '(a b . c))</code> = (b . c)
# <code>(cdr 'a)</code> = エラー(リストではない)
# <code>(cdr 'a 'b)</code> = エラー(<code>car</code>は引数を一つしかとらない)
最初の3ケースは一つの節で表現することができます。私たちのパーサは<code>()</code>を<code>List []</code>として表現していて、<code>(x : xs)</code>というパターンを<code>[x]</code>に対してマッチさせる時、<code>xs</code>は<code>[]</code>に束縛されます。他の場合は別の節で扱いましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cdr :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
cdr [List (x : xs)] = return $ List xs
cdr [DottedList [xs] x] = return x
cdr [DottedList (_ : xs) x] = return $ DottedList xs x
cdr [badArg] = throwError $ TypeMismatch "pair" badArg
cdr badArgList = throwError $ NumArgs 1 badArgList
</syntaxhighlight>
<code>cons</code>はちょっと難しいので、節一つ一つを見ていきましょう。何かとnilをコンスすると、nilを最後とする一要素のリストができます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cons :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
cons [x1, List []] = return $ List [x1]
</syntaxhighlight>
何かとリストをコンスすると、リストの先頭に要素を貼り付けるような感じになります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cons [x, List xs] = return $ List $ x : xs
</syntaxhighlight>
ただし、そのリストが<code>DottedList</code>だった場合、末尾は変らないのでそれは<code>DottedList</code>のままであるべきです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cons [x, DottedList xs xlast] = return $ DottedList (x : xs) xlast
</syntaxhighlight>
二つの非リストをコンスした場合、もしくはリストを先にした場合、''<code>DottedList</code>''ができます。これはそのようなコンスセルがnilで終わっていないからです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cons [x1, x2] = return $ DottedList [x1] x2
</syntaxhighlight>
最後に、2つより多いまたは少ない引数を渡されたらエラーです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
cons badArgList = throwError $ NumArgs 2 badArgList
</syntaxhighlight>
私たちの最後のステップは<code>eqv?</code>を実装することです。Schemeは三段階の等価性述語を提供しています: [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.1 eq?、eqv?、そしてequal?]です。<code>eq?</code>と<code>eqv?</code>は私たちの目的からすると大体同じです;それらは2つのものを、同じ字面を持てば同じであると認識し、かなり遅い述語です。そこで私たちは一つだけ関数を書いて、<code>eq?</code>と<code>eqv?</code>という2つの名前で登録することができます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
eqv :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
eqv [(Bool arg1), (Bool arg2)] = return $ Bool $ arg1 == arg2
eqv [(Number arg1), (Number arg2)] = return $ Bool $ arg1 == arg2
eqv [(String arg1), (String arg2)] = return $ Bool $ arg1 == arg2
eqv [(Atom arg1), (Atom arg2)] = return $ Bool $ arg1 == arg2
eqv [(DottedList xs x), (DottedList ys y)] = eqv [List $ xs ++ [x], List $ ys ++ [y]]
eqv [(List arg1), (List arg2)] = return $ Bool $ (length arg1 == length arg2) &&
(all eqvPair $ zip arg1 arg2)
where eqvPair (x1, x2) = case eqv [x1, x2] of
Left err -> False
Right (Bool val) -> val
eqv [_, _] = return $ Bool False
eqv badArgList = throwError $ NumArgs 2 badArgList
</syntaxhighlight>
リストの比較以外、これらの殆どは自明です。これはリストが同じ長さかどうか確かめた後、2つのリストを[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vzip zip]し、[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vall all]を使ってどれか一つでも<code>eqvPair</code>が偽を返すペアがあれば偽を返すようにします。<code>eqvPair</code>は局所的定義の一例です。それは<code>where</code>を使って定義され、普通の関数のように働きますが、<code>eqv</code>のその節のその部分のみで有効です。<code>eqv</code>は引数の数が2である限りエラーを投げないので、<code>Left err -> False</code>が実行されることはありません。
== Equal?と弱い型付け: 異型リスト ==
以前私たちは弱い型付けを導入したので、型を無視して2つの値が同じと解釈できるかどうか見る<code>equal?</code>関数を実装します。例えば、<code>(eqv? 2 "2") => #f</code>ですが、<code>(equal? 2 "2") => #t</code>であって欲しいのです。基本的には、unpack関数全てを試してみて、その中のどれかがHaskell的に等しければ真を返すようにします。
明らかな方法は、unpack関数をリストに格納して<code>mapM</code>を使ってそれらを順に実行するというものですが、残念ながら、これは上手くいきません。なぜなら、標準ではHaskellはリストは''同じ型の''ものしか含むことができないからです。色々なunpack関数は違った型の値を返すので、同じリストにしまうことはできません。
ここでは型クラスによって制約される異型リスト(heterogeneous list)を作るために存在型というGHCの拡張を使うことでこの問題を回避します。Haskellでは言語拡張はとてもありふれたことです。言語拡張はそれなりに大きなプログラムを書くときには事実上必須で、しばしば異なる実装間で互換性があります(存在型はHugsとGHCの両方で動き、標準化の候補です)。この拡張を使うために特別なフラグをコンパイラに渡す必要があることに注意してください。後述してあるように -fglasgow-exts を付けるか、より新しい、 -XExistentialQuantification を付けるか、あるいは {-# LANGUAGE ExistentialQuantification #-} というプラグマをファイルの先頭に付けるかのどれかをする必要があります。一般に -Xfoo というコンパイラのフラグをつけることと {-# LANGUAGE foo #-} というプラグマをソースコード中に入れることは等価です。
最初にやらなければならないのは、<code>LispVal -> 何か</code>という関数において、その「何か」が同値性をサポートしていればどんなものでも保持することのできる型を定義することです。
<syntaxhighlight lang="haskell">
data Unpacker = forall a. Eq a => AnyUnpacker (LispVal -> ThrowsError a)
</syntaxhighlight>
これは、型の制約を除けば、普通の代数的データ型と同じようなものです。上の定義は「<code>Eq</code>のインスタンスであるどんな型についても、<code>LispVal</code>からその型への関数で、エラーを投げるかもしれないものから<code>Unpacker</code>を定義することができる」と言っています。<code>AnyUnpacker</code>で関数をラップしなければなりませんが、そうすれば私たちは<code>Unpacker</code>のリストを作ることができ、やりたかったことができるようになります。
<code>equal?</code>に直接取り掛かるのではなく、まずunpackerを取ってそれがunpackする2つの<code>LispVal</code>が等しいかどうか判断するヘルパー関数を定義しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
unpackEquals :: LispVal -> LispVal -> Unpacker -> ThrowsError Bool
unpackEquals arg1 arg2 (AnyUnpacker unpacker) =
do unpacked1 <- unpacker arg1
unpacked2 <- unpacker arg2
return $ unpacked1 == unpacked2
`catchError` (const $ return False)
</syntaxhighlight>
実際の関数を得るためにパターンマッチした後、<code>ThrowsError</code>モナドのためのdoブロックに入ります。ここで<code>LispVal</code>からHaskellの値を取り出し、それらが等しいかどうか調べます。もしその過程のどこかでエラーが起これば、[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vconst const]を使って偽を返します。<code>const</code>を使うのは[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html catchError]がエラーに適用する関数を求めているからです。
最後に、<code>equal?</code>をこれらの補助関数を使って定義します。
<syntaxhighlight lang="haskell">
equal :: [LispVal] -> ThrowsError LispVal
equal [arg1, arg2] = do
primitiveEquals <- liftM or $ mapM (unpackEquals arg1 arg2)
[AnyUnpacker unpackNum, AnyUnpacker unpackStr, AnyUnpacker unpackBool]
eqvEquals <- eqv [arg1, arg2]
return $ Bool $ (primitiveEquals || let (Bool x) = eqvEquals in x)
equal badArgList = throwError $ NumArgs 2 badArgList
</syntaxhighlight>
最初のアクションが<code>[unpackNum, unpackStr, unpackBool]</code>の異型リストを作り、それに部分適用された<code>(unpackEquals arg1 arg2)</code>をmapします。これは<code>Bool</code>のリストを作るので、<code>Prelude</code>の関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vor or]でそのどれか一つでも真であれば真を返すようにします。
二つ目のアクションは<code>eqv?</code>で2つの引数を比べます。<code>equal?</code>の方が<code>eqv?</code>より緩くあってほしいので、<code>equal?</code>は少なくとも<code>eqv?</code>が真を返す時は真を返すべきです。加えて、これによってリストやdotted-listのような場合を扱わなくてよくなります(ただ、これはバグを引き起こします。このセクションの練習問題2番を見てください)。
最後に、<code>equal?</code>はこれらの値の<code>or</code>を取って、結果を<code>Bool</code>コンストラクタに包んで<code>LispVal</code>を返します。<code>let (Bool x) = eqvEquals in x</code>は代数的データ型からさっと値を取り出すやり方で、<code>Bool x</code>を<code>eqvEquals</code>の値にパターンマッチさせ、<code>x</code>を返します。let式の結果はキーワード<code>in</code>に続く式の結果です。
これらの関数を使うには、プリミティブのリストに加える必要があります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
("car", car),
("cdr", cdr),
("cons", cons),
("eq?", eqv),
("eqv?", eqv),
("equal?", equal)]
</syntaxhighlight>
このコードをコンパイルするには、-fglasgow-extsでGHC拡張を有効にしなければなりません。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -fglasgow-exts -o parser [../code/listing6.4.hs listing6.4.hs]
% ./simple_parser "(cdr '(a simple test))"
(simple test)
% ./simple_parser "(car (cdr '(a simple test)))"
simple
% ./simple_parser "(car '((this is) a test))"
(this is)
% ./simple_parser "(cons '(this is) 'test)"
((this is) . test)
% ./simple_parser "(cons '(this is) '())"
((this is))
% ./simple_parser "(eqv? 1 3)"
#f
% ./simple_parser "(eqv? 3 3)"
#t
% ./simple_parser "(eqv? 'atom 'atom)"
#t
</syntaxhighlight>
練習問題
# <code>#f</code>以外の値全てを真と扱うのではなく、<code>if</code>の定義を変えて条件部に真偽値のみを受け付け、そうでない時はエラーを投げるようにしなさい。
# <code>equal?</code>はリストの中の値を<code>equal?</code>ではなく<code>eqv?</code>で比較しているというバグがあります。例えば、<code>(equal? '(1 "2") '(1 2)) => #f</code>となりますが、これは<code>#t</code>を返すことが期待されます。<code>equal?</code>を改良して再帰的にリストの中の値の型を無視するようにしなさい。これを<code>eqv?</code>でやったように明示的に実装してもよいし、リストの節を等価性判定述語を引数に取る別の補助関数に括り出してもよいでしょう。
# [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-7.html#%_idx_106 cond]と[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-7.html#%_idx_114 case]を実装しなさい。
# 残りの[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-9.html#%_sec_6.3.5 string functions]を実装しなさい。まだ<code>string-set!</code>の実装方法がわからないと思います。これはHaskellで実装するのが難しいのですが、それについては次の2章でカバーします。
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-04-13T11:12:11Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/%E8%A9%95%E4%BE%A1:_%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E9%83%A8
|
15,919 |
商業登記規則第34条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(帳簿等の保存期間)
当該年度の翌年から五年間
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
"title": ""
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"title": "条文"
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"text": "当該年度の翌年から五年間",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(帳簿等の保存期間)
;第34条
: 登記所は、帳簿等を次の区別に従つて保存しなければならない。
::一 登記簿
::: 永久
::二 閉鎖した登記記録
::: 閉鎖した日から二十年間
::三 受付帳
当該年度の翌年から五年間
::四 申請書その他の附属書類(次号及び第十号の書類を除く。)
::: 受付の日から五年間
::五 登記事件以外の事件の申請書類(第十号の書類を除く。)
::: 受付の日から一年間
::六 印鑑記録(次号の印鑑記録を除く。)
::: 永久
::七 [[商業登記規則第9条の2|第9条の2]]第1項及び[[商業登記規則第11条|第11条]]第7項の規定による記録をした印鑑記録
::: 当該記録をした日から二年間
::八 電子証明書ファイルの記録(次号のファイルの記録を除く。)
::: 永久
::九 閉鎖電子証明書ファイルの記録
::: 閉鎖した日から二十年間
::十 電子証明書に係る申請書類及び磁気ディスク
::: 受付の日から十三年間
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|[[商業登記規則第33条の18]]<br>(準用規定)
|[[商業登記規則第35条]]<br>(登記の方法)
}}
{{stub}}
[[category:商業登記規則|034]]
| null |
2011-03-28T08:09:49Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
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|
15,920 |
商業登記規則第36条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(電磁的記録の構造等)
|
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"title": "条文"
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法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(電磁的記録の構造等)
;第36条
# [[商業登記法第17条|法第17条]]第4項又は[[商業登記法第19条の2|法第19条の2]]の法務省令で定める電磁的記録は、[[商業登記規則第33条の6|第33条の6]]第4項各号のいずれかに該当する構造の磁気ディスクでなければならない。
# 前項の電磁的記録には、法務大臣の指定する方式に従い、法第17条第4項の事項又は法第19条の2に規定する情報を記録しなければならない。
# 法第19条の2に規定する情報は、法務大臣の指定する方式に従い、当該情報の作成者が[[商業登記規則第33条の4|第33条の4]]に定める措置を講じたものでなければならない。
# 法第19条の2に規定する電磁的記録には、当該電磁的記録に記録された次の各号に掲げる情報の区分に応じ、当該情報の作成者が前項の措置を講じたものであることを確認するために必要な事項を証する情報であつてそれぞれ当該各号に定めるものを、法務大臣の指定する方式に従い、記録しなければならない。
#:一 委任による代理人の権限を証する情報 次に掲げる電子証明書のいずれか
#::イ [[商業登記規則第33条の8|第33条の8]]第2項(他の省令において準用する場合を含む。)に規定する電子証明書
#::ロ 氏名、住所、出生の年月日その他の事項により当該措置を講じた者を確認することができるものとして法務大臣の指定する電子証明書
#:二 前号に規定する情報以外の情報 次に掲げる電子証明書のいずれか
#::イ 前号イ又はロに掲げる電子証明書
#::ロ 指定公証人の行う電磁的記録に関する事務に関する省令 (平成13年法務省令第24号)第3条第1項 に規定する指定公証人電子証明書
#::ハ その他法務大臣の指定する電子証明書
# 前項の場合において、当該作成者が印鑑の提出をした者であるときは、当該電磁的記録に記録すべき電子証明書は、同項第一号イに掲げる電子証明書に限るものとする。ただし、[[商業登記規則第33条の3|第33条の3]]各号に掲げる事項がある場合は、この限りでない。
# 第2項から第4項までの指定は、告示してしなければならない。
# 第33条の6第9項の規定は、第1項の電磁的記録に準用する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#2|第2章 登記手続]]<br>
[[コンメンタール商業登記規則#2-1|第1節 通則]]
|[[商業登記規則第35条]]<br>(準用規定)
|[[商業登記規則第36条の2]]<br>(登記事項証明書等の有効期間)
}}
{{stub}}
[[category:商業登記規則|036]]
| null |
2011-03-28T08:34:29Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%95%86%E6%A5%AD%E7%99%BB%E8%A8%98%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC36%E6%9D%A1
|
15,921 |
商業登記規則第1条
|
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
(登記簿の編成)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(登記簿の編成)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール商業登記法>コンメンタール商業登記規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール商業登記法]]>[[コンメンタール商業登記規則]]
==条文==
(登記簿の編成)
;第1条
# 商業登記簿(以下「登記簿」という。)は、登記簿の種類に従い、別表第一から第八までの上欄に掲げる各区に区分した登記記録をもつて編成する。ただし、外国会社登記簿は、日本に成立する会社で当該外国会社と同種のもの又は最も類似するものの登記簿の種類に従い、別表第五から第八までの上欄に掲げる各区に区分した登記記録をもつて編成する。
# 前項の区には、その区分に応じ、別表第一から第八までの下欄に掲げる事項を記録する。
==解説==
==参照条文==
==判例==
----
{{前後
|[[コンメンタール商業登記規則|商業登記規則]]
|[[コンメンタール商業登記規則#1|第1章 登記簿等]]<br>
|<br>
|[[商業登記規則第2条]]<br>(閉鎖登記記録)
}}
{{stub}}
[[category:商業登記規則|001]]
| null |
2011-03-28T08:55:11Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%95%86%E6%A5%AD%E7%99%BB%E8%A8%98%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
|
15,922 |
48時間でSchemeを書こう/REPLの作成
|
今まで、私たちはコマンドラインから一つだけ式を取って評価し、結果を表示して終了することで満足してきました。これは計算機にしては上出来ですが、人々の思うところの「プログラミング」っぽくはないですね。新しい関数や変数を定義し、後でそれを参照したりしたいものです。でもその前に、終了せずに複数の式を実行できるシステムを作らなければなりません。
プログラム全体を一度に実行してしまうのではなく、私たちはread-eval-print loopを作ることにします。これは対話的にコンソールからの式をひとつづつ読み込んで実行し、式それぞれの後に結果を表示します。後で入力された式はそれより前で定義された変数を参照でき(次の章の後には)、それによって関数のライブラリを作りあげることができるようになります。
始めに、いくらか追加のIO functionsをインポートする必要があります。次の行をプログラムの冒頭に加えてください。
次に、私たちの行うIOタスクを簡単にするためいくつかの補助関数を用意します。文字列を表示してストリームをすぐにフラッシュする関数が要ります。出力がバッファに溜め込まれたままになって、ユーザはついにプロンプトや結果を見ることがないようなことがあると困りますから。
そして、プロンプトを表示して入力から一行読み込む関数を作ります。
mainから文字列をパースして評価しエラーを補足する部分を抜き出して一つの関数にします。
そして文字列を評価して結果を表示する関数を書きます。
それではこれら全てを一緒にしましょう。入力を読み、関数を実行し、結果を表示するという過程を無限ループするのが目標です。組み込み関数interactはほぼ私たちの目的通りのことをしますが、ループしてくれません。sequence . repeat . interactという組み合わせを使えば無限ループはできますが、今度はそれから抜け出すことができなくなります。そこで自前でループを定義しましょう。
最後にアンダースコアの付いた名前は、Haskellにおける一般的な命名規約に沿ったもので、繰り返すが値を返さないモナド関数を表します。until_は終了を判断する述語、その前に実行するアクション、そして入力に対して行うアクションを返す関数を引数に取ります。後者2つはIOのみならずどんなモナドに対しても働くように一般化されています。そのため、それらの型は型変数mを使って表され、Monad m =>という型制約を付けてあります。
再帰的な関数のみならず、再帰的なアクションも書くことができるのに注目してください。
今や必要なものが全て調ったので、REPLを簡単に書くことができます。
そしてmain関数を編集して、一つだけ式を実行するか、REPLに入ってquitと打つまで式の評価を続けるようにします。
コンパイル・実行して試してみましょう。
|
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"text": "今まで、私たちはコマンドラインから一つだけ式を取って評価し、結果を表示して終了することで満足してきました。これは計算機にしては上出来ですが、人々の思うところの「プログラミング」っぽくはないですね。新しい関数や変数を定義し、後でそれを参照したりしたいものです。でもその前に、終了せずに複数の式を実行できるシステムを作らなければなりません。",
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"text": "プログラム全体を一度に実行してしまうのではなく、私たちはread-eval-print loopを作ることにします。これは対話的にコンソールからの式をひとつづつ読み込んで実行し、式それぞれの後に結果を表示します。後で入力された式はそれより前で定義された変数を参照でき(次の章の後には)、それによって関数のライブラリを作りあげることができるようになります。",
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"text": "それではこれら全てを一緒にしましょう。入力を読み、関数を実行し、結果を表示するという過程を無限ループするのが目標です。組み込み関数interactはほぼ私たちの目的通りのことをしますが、ループしてくれません。sequence . repeat . interactという組み合わせを使えば無限ループはできますが、今度はそれから抜け出すことができなくなります。そこで自前でループを定義しましょう。",
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"text": "最後にアンダースコアの付いた名前は、Haskellにおける一般的な命名規約に沿ったもので、繰り返すが値を返さないモナド関数を表します。until_は終了を判断する述語、その前に実行するアクション、そして入力に対して行うアクションを返す関数を引数に取ります。後者2つはIOのみならずどんなモナドに対しても働くように一般化されています。そのため、それらの型は型変数mを使って表され、Monad m =>という型制約を付けてあります。",
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今まで、私たちはコマンドラインから一つだけ式を取って評価し、結果を表示して終了することで満足してきました。これは計算機にしては上出来ですが、人々の思うところの「プログラミング」っぽくはないですね。新しい関数や変数を定義し、後でそれを参照したりしたいものです。でもその前に、終了せずに複数の式を実行できるシステムを作らなければなりません。 プログラム全体を一度に実行してしまうのではなく、私たちはread-eval-print loopを作ることにします。これは対話的にコンソールからの式をひとつづつ読み込んで実行し、式それぞれの後に結果を表示します。後で入力された式はそれより前で定義された変数を参照でき(次の章の後には)、それによって関数のライブラリを作りあげることができるようになります。 始めに、いくらか追加のIO functionsをインポートする必要があります。次の行をプログラムの冒頭に加えてください。 次に、私たちの行うIOタスクを簡単にするためいくつかの補助関数を用意します。文字列を表示してストリームをすぐにフラッシュする関数が要ります。出力がバッファに溜め込まれたままになって、ユーザはついにプロンプトや結果を見ることがないようなことがあると困りますから。 そして、プロンプトを表示して入力から一行読み込む関数を作ります。 mainから文字列をパースして評価しエラーを補足する部分を抜き出して一つの関数にします。 そして文字列を評価して結果を表示する関数を書きます。 それではこれら全てを一緒にしましょう。入力を読み、関数を実行し、結果を表示するという過程を無限ループするのが目標です。組み込み関数interactはほぼ私たちの目的通りのことをしますが、ループしてくれません。sequence. repeat. interactという組み合わせを使えば無限ループはできますが、今度はそれから抜け出すことができなくなります。そこで自前でループを定義しましょう。 最後にアンダースコアの付いた名前は、Haskellにおける一般的な命名規約に沿ったもので、繰り返すが値を返さないモナド関数を表します。until_は終了を判断する述語、その前に実行するアクション、そして入力に対して行うアクションを返す関数を引数に取ります。後者2つはIOのみならずどんなモナドに対しても働くように一般化されています。そのため、それらの型は型変数mを使って表され、Monad m =>という型制約を付けてあります。 再帰的な関数のみならず、再帰的なアクションも書くことができるのに注目してください。 今や必要なものが全て調ったので、REPLを簡単に書くことができます。 そしてmain関数を編集して、一つだけ式を実行するか、REPLに入ってquitと打つまで式の評価を続けるようにします。 コンパイル・実行して試してみましょう。
|
今まで、私たちはコマンドラインから一つだけ式を取って評価し、結果を表示して終了することで満足してきました。これは計算機にしては上出来ですが、人々の思うところの「プログラミング」っぽくはないですね。新しい関数や変数を定義し、後でそれを参照したりしたいものです。でもその前に、終了せずに複数の式を実行できるシステムを作らなければなりません。
プログラム全体を一度に実行してしまうのではなく、私たちは''read-eval-print loop''を作ることにします。これは対話的にコンソールからの式をひとつづつ読み込んで実行し、式それぞれの後に結果を表示します。後で入力された式はそれより前で定義された変数を参照でき(次の章の後には)、それによって関数のライブラリを作りあげることができるようになります。
始めに、いくらか追加の[http://www.haskell.org/onlinereport/io.html IO functions]をインポートする必要があります。次の行をプログラムの冒頭に加えてください。
<syntaxhighlight lang="haskell">
import System.IO
</syntaxhighlight>
次に、私たちの行うIOタスクを簡単にするためいくつかの補助関数を用意します。文字列を表示してストリームをすぐにフラッシュする関数が要ります。出力がバッファに溜め込まれたままになって、ユーザはついにプロンプトや結果を見ることがないようなことがあると困りますから。
<syntaxhighlight lang="haskell">
flushStr :: String -> IO ()
flushStr str = putStr str >> hFlush stdout
</syntaxhighlight>
そして、プロンプトを表示して入力から一行読み込む関数を作ります。
<syntaxhighlight lang="haskell">
readPrompt :: String -> IO String
readPrompt prompt = flushStr prompt >> getLine
</syntaxhighlight>
<code>main</code>から文字列をパースして評価しエラーを補足する部分を抜き出して一つの関数にします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
evalString :: String -> IO String
evalString expr = return $ extractValue $ trapError (liftM show $ readExpr expr >>= eval)
</syntaxhighlight>
そして文字列を評価して結果を表示する関数を書きます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
evalAndPrint :: String -> IO ()
evalAndPrint expr = evalString expr >>= putStrLn
</syntaxhighlight>
それではこれら全てを一緒にしましょう。入力を読み、関数を実行し、結果を表示するという過程を無限ループするのが目標です。組み込み関数[http://hackage.haskell.org/package/base-4.6.0.1/docs/Prelude.html#v:interact interact]は''ほぼ''私たちの目的通りのことをしますが、ループしてくれません。<code>sequence . repeat . interact</code>という組み合わせを使えば無限ループはできますが、今度はそれから抜け出すことができなくなります。そこで自前でループを定義しましょう。
<syntaxhighlight lang="haskell">
until_ :: Monad m => (a -> Bool) -> m a -> (a -> m ()) -> m ()
until_ pred prompt action = do
result <- prompt
if pred result
then return ()
else action result >> until_ pred prompt action
</syntaxhighlight>
最後にアンダースコアの付いた名前は、Haskellにおける一般的な命名規約に沿ったもので、繰り返すが値を返さないモナド関数を表します。<code>until_</code>は終了を判断する述語、その前に実行するアクション、そして入力に対して行うアクションを返す関数を引数に取ります。後者2つはIOのみならず''どんな''モナドに対しても働くように一般化されています。そのため、それらの型は型変数<code>m</code>を使って表され、<code>Monad m =></code>という型制約を付けてあります。
再帰的な関数のみならず、再帰的なアクションも書くことができるのに注目してください。
今や必要なものが全て調ったので、REPLを簡単に書くことができます。
<syntaxhighlight lang="haskell">
runRepl :: IO ()
runRepl = until_ (== "quit") (readPrompt "Lisp>>> ") evalAndPrint
</syntaxhighlight>
そして<code>main</code>関数を編集して、一つだけ式を実行するか、REPLに入ってquitと打つまで式の評価を続けるようにします。
<syntaxhighlight lang="haskell">
main :: IO ()
main = do args <- getArgs
case length args of
0 -> runRepl
1 -> evalAndPrint $ args !! 0
otherwise -> putStrLn "Program takes only 0 or 1 argument"
</syntaxhighlight>
コンパイル・実行して試してみましょう。
<syntaxhighlight lang="text">
% ghc -package parsec -fglasgow-exts -o lisp [../code/listing7.hs listing7.hs]
% ./lisp
Lisp>>> (+ 2 3)
5
Lisp>>> (cons this '())
Unrecognized special form: this
Lisp>>> (cons 2 3)
(2 . 3)
Lisp>>> (cons 'this '())
(this)
Lisp>>> quit
%
</syntaxhighlight>
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
| null |
2021-04-13T11:10:34Z
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[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/48%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Scheme%E3%82%92%E6%9B%B8%E3%81%93%E3%81%86/REPL%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%88%90
|
15,923 |
48時間でSchemeを書こう/変数と代入
|
やっと、我々は便利なものを手にします。変数です。変数は評価の結果を保存したり、あとから参照出来るようにしてくれます。Schemeの中では、変数は新しい値でリセットすることができますし、またプログラムの実行によって、その値は変化します。これは、Haskellにとっては複雑に見えます。というのも、Haskellの実行モデルは、値を返す関数の上に構築されており、それらを変えることが出来ないからです。
にも関わらず、Haskellでは同じ状態をシミュレートする方法がいくつかあり、全てモナドに関係します。一番シンプルなのは、おそらくState モナドです。このモナドは、任意の状態をモナドの中に隠しておいて、舞台裏で周囲に渡します。貴方は、パラメータとして、状態のタイプをこのモナドに記入し、普通はdoブロックの中から、get と putの機能を使って、アクセスすることができます(もし関数がIntegerを返してきて、でもStringの二組のリストに変更するなら、それは State [(String,String)] Integerという型を持ちます)。貴方は、戻り値と最終状態を含んだペアを返すrunState myStateAction initialListを通じて、初期状態を記述します。
残念なことに、このStateモナドは私たちのためには上手く動いてはくれません。というのも、私たちが格納しておきたいデータの型というのは、かなり複雑だからです。もっともシンプルな環境では、変数名から値にマッピングするのを格納することによって、[(String, LispVal)]でやり通すことができますが、しかし、私たちが関数の呼び出しを扱い始めると、これらのマッピングは、任意の深さの、入れ子になった環境のスタックになるでしょう。そして、私たちがクロージャーを追加したとき、この環境はきっと任意の関数の値に保存され、そしてプログラム全体から返されるかもしれません。事実、容認できなくなるまで、値を保存し、runStateモナドは完全に潰されるでしょう。
代わりに、私たちはState スレッドと呼ばれるものを使って、私たちの為に、この集合状態をHaskellに管理させましょう。これは変数を得たり、設定する為の機能を使って、他のプログラム言語と同じように、可変変数を扱うことができるようになります。Stateスレッドには二つの種類があります。 ST monad は残りのプログラムへ状態を回避させることなしに、単体で実行されるような、ステートフルな変数を作り出すSTモナドです。また、IORef モジュールは、IO monadの中で、私たちにステートフルな変数を使わせてくれます。状態を、どんな方法でもいいので、仲介する必要がありますので(REPLの中で、行間を持続させ、最終的に、言語自身にIO functionを持つとしても)、私たちはIO Refsを扱います。
Data.IORefをimportすることから始めましょう。そして、状態のための、型を決定します。
これで、変化が多いLispValを文字列として対応した、IORefが持つリストとして、Envを定義できます。リストかそれ自身両方のための、そして個々の値のために、IO Refsが必要です。というのも、Schemeが環境を変化させるためには、二つの方法があるからです。まず一つに、個々の変数の値を変化させ、明らかな変化を、この環境で共有するためのいくつかの機能を、set!で使えます(Schemeはスコープを入れ子にすることを許可しています。なので、外のスコープにある変数も、全ての内部スコープから見えています)。また、全てのサブシークエントの式から見えるべきである、新しい変数を追加するためのdefineも使うことができます。
IORefs は ただ、IOモナドの内部の中でのみ使うことができます。空の環境を作るアクションのための手伝いを欲しがるでしょう。ただ、空のリストである [] は使うことができません。というのは、IORefsにアクセスするときは、必ず順番が決まっていなければならないからで、だから私たちの空っぽな環境の型は、ただの空のEnvの代わりに、IO Envになります。
ここから、ちょっとだけ複雑になります。というのも同時に二つのモナドを扱わないといけないからです。未束縛の変数のようなエラーを扱うため、Errorモナドが必要だったことを思い出して下さい。IO機能が必要な部分、および例外を投げることができる部分が入り組んでいるので、単純に全ての例外をキャッチして、IOモナドにノーマルな値を返すだけでは上手くいきません。
Haskellは、モナド変換子として知られる、複数のモナドの機能を結合させる仕組みを提供しています。私たちは、その一つである - ErrorT - を使うことになるでしょう。これを使って、IOモナドの上にエラー処理の階層を与えます。私たちの最初のステップでは、結合したモナドのために、型の別名を作ります。
ThrowsError同様、IOThrowsErrorは実際には型のコンストラクタです。関数の戻り値の型を渡すための最後の引数が省かれています。また、ErrorT は、前の素朴な Either 型と違い、もう1つの引数を取ります。この引数には、エラー処理のレイヤーで覆うモナドの型を渡します。これで、LispErrorをスローし、IOアクションを含むモナドを作れます。
私たちは、IOThrowsErrorとThrowsErrorを混用します。しかし違う型によるアクションは同じdoブロックの中に含めることが出来ません。それが、たとえ本質的には同じ機能を提供していたとしてもです。Haskellには、既に、下位の型(IO)の値を合成モナドへ入れるための仕組みがあります。 liftingです。残念なことに、未変換の上位型の値を、合成モナドの中へと入れる関数はありません。自分でそういうものを書く必要があります。
これは、Either型のコンストラクタに応じて、エラーを投げ返すか、正常な値を返しています。型クラスのメソッドは、式の型に基づいて解決されます。そのため、throwError や return (それぞれ、 MonadError や Monad のメンバー) は、IOThrowsErrorの定義が適用されます。なお、ここで提供されている型のシグネチャは、完全に一般的ではありません。もし、型シグネチャを省略した場合、コンパイラーはきっと、liftThrows :: (MonadError m a) => Either e a -> m aと推論するでしょう。
同様にトップレベル全体の IOThrowsError アクションを実行するヘルパー関数が必要です。これはIOアクションを返します。IOモナドでなければなりません。というのも、IOを実行する関数は、外界に影響を与えるので、そのようなものを遅延評価される純粋関数の中には入れたくないからです。しかし、エラー計算を実行したり、エラーをキャッチすることは出来ます。
これは、エラーを捕捉し文字列表現に変換するのに前に定義したtrapError関数を使った後、runErrorTで全体の計算を走らせています。結果はextractValueに渡され、そしてIOモナドの中の値として返されます。
今や私たちは本当に環境を扱う準備が出来ました。変数が既に環境に束縛されているかどうかを調べる関数から始めましょう。この関数はdefineを適切に処理するために必要になります。
まず最初に、readIORefを使って、IORefから実際の環境の値を取り出します。そして、私たちが関心のある変数を探すため、この環境の値をlookupに渡します。lookupはMaybeの値を返すので、もしこの値がNothingならばFalseを返し、他の値ならTrueを返します(ここでconst関数を使います。 というのも、maybeが要求するのは、ただの値ではなく、結果を実行する関数だからです)。最後に値をIOモナドに持ち上げるためreturnを使います。ここではtrueかfalseかの値に興味があるので、lookupが返した実際のIORefを扱う必要はありません。
次に、変数の現在の値を取り出す関数を定義します。
これは、前出した関数のように、まず、IORefから実際の環境を取り出します。ただし、getVarはIothrowsErrorモナドを使います。というのも、これは、エラー処理が必要だからです。結局、readIORefを合成モナドに持ち上げるため liftIO関数を使う必要が出てきました。同じように値を返す時にも、検索されたIORefを読み込むようなIOThrowsErrorアクションを生成するため liftIO . readIORef を使います。しかし、エラーを投げるために、liftIOを使う必要はありません。というのも、throwErrorはMonadError typeclassに定義されているからで、ErrorTはこのインスタンスだからです。
関数に、値をセットする関数を作りましょう。
まず、前と同じようにIORefから環境を読み込み、その結果にlookupを走らせています。ただし、ここでは、ただ読み込むだけでなく、値を変更したいのです。writeIORefアクションは、これらの意味を供給してくれますが、引数の順序が逆です(value -> ref ではなく ref -> value である)。そこで、ビルトイン関数flip を使い、writeIORefの引数を入れ替え、値を渡します。最後に、利便性のため、セットした値を返します。
次は、変数が既に束縛されている場合は、変数をセットし、そうでない場合は、新しく変数を作成する、というdefineの動作を実現しましょう。前者の場合には、先に定義した値をセットする関数が使えます。
興味深いのは、後者の、変数が束縛されていない場合です。do記法を使って、ひとつのIOアクションを作っています。このアクションは、新しい変数を保持する新しいIORefを作り、環境の現在の値を読み込み、その先頭に、新しい変数の (key,変数) ペアを追加して、その新しいリストを書き戻しています。そして、このdoブロック全体をliftIOを使って、IOThrowsErrorモナドへ持ち上げています。
もうひとつ便利な環境関数を作りましょう。この環境関数は、関数の実行に際して、変数の一群を一度に束縛することができます。次のセクションまで使うことはないでしょうが、今なら、これを上手く作成できます。
これは(do記法の代わりに)、モナディック・パイプラインとヘルパー関数を組み合わせているので、他の関数よりも複雑です。まず、ヘルパー関数から始めるのが良いでしょう。addBindingは、変数名と値を取って、新しい変数を保持するため IORef を作り、(name,value)のペアを返します。extendEnvは bindings (mapM) の各要素に対し、addBindingを呼び出して、(String,IORef LispVal)のペアのリストを作り、これを現在の環境の末尾に追加します(++ env)。最終的にこれらのヘルパー関数をパイプラインの中で結びつけます。関数全体は、IORefが含む環境を読み出し、結果をextendEnvに投げ、拡張した環境を含む新しいIORefを返します。
今や、全ての環境関数が用意できたので、評価器の中でこれらを使い始めましょう。Haskellはグローバル変数を持ちませんから、環境はパラメーターとして、評価器の中に入れなければなりません。また、set! と define の特別なかたちを上手く追加できるでしょう。
対話型セッションの全体に通じて、ひとつの環境が使われるので、幾つかのIO関数を環境を取得するために変更する必要があります。
私たちはevalStringの中にあるrunIOThrowsが必要になります。というのも、ThrowsErrorからIOThrowsErrorに変化させることができるからです。同様に、私たちはreadExprをIOThrowsErrorモナドに運ぶためのliftThrowsが必要になります。
次に、私たちは、プログラムが始まる前に、null変数で環境を初期化しましょう。
単一の式を実行するため、新しい関数、runOneを追加しました。というのは、今やただevalAndPrintをただ走らせるよりも複雑になっているからです。runReplの書き換えは、ちょっとだけとらえがたいものです。evalAndPrintの前に、オペレーターを構成する関数を如何に追加したか、思い出してください。今や、evalAndPrintは、nullEnv を開始とするEnvパラメーターが追加されているからです。この関数合成は、until_ がアクションとして前の素朴なevalAndPrintを取る代わりに、モナディックパイプラインを下って来るもの、この場合ならnullEnvの結果を、最初にこの合成関数に適用するようにしています。従って、それぞれの入力ラインに適用する実際の関数は(evalAndPrint env)で、これは、私たちが求めるものです。
最後に、私たちはevalAndPrintを直接評価する代わりに、runOneを呼び出すように、main関数を変えてやる必要があります。
そして、コンパイルしたあとに、プログラムをテストしてみましょう。
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"text": "やっと、我々は便利なものを手にします。変数です。変数は評価の結果を保存したり、あとから参照出来るようにしてくれます。Schemeの中では、変数は新しい値でリセットすることができますし、またプログラムの実行によって、その値は変化します。これは、Haskellにとっては複雑に見えます。というのも、Haskellの実行モデルは、値を返す関数の上に構築されており、それらを変えることが出来ないからです。",
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{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "にも関わらず、Haskellでは同じ状態をシミュレートする方法がいくつかあり、全てモナドに関係します。一番シンプルなのは、おそらくState モナドです。このモナドは、任意の状態をモナドの中に隠しておいて、舞台裏で周囲に渡します。貴方は、パラメータとして、状態のタイプをこのモナドに記入し、普通はdoブロックの中から、get と putの機能を使って、アクセスすることができます(もし関数がIntegerを返してきて、でもStringの二組のリストに変更するなら、それは State [(String,String)] Integerという型を持ちます)。貴方は、戻り値と最終状態を含んだペアを返すrunState myStateAction initialListを通じて、初期状態を記述します。",
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"text": "残念なことに、このStateモナドは私たちのためには上手く動いてはくれません。というのも、私たちが格納しておきたいデータの型というのは、かなり複雑だからです。もっともシンプルな環境では、変数名から値にマッピングするのを格納することによって、[(String, LispVal)]でやり通すことができますが、しかし、私たちが関数の呼び出しを扱い始めると、これらのマッピングは、任意の深さの、入れ子になった環境のスタックになるでしょう。そして、私たちがクロージャーを追加したとき、この環境はきっと任意の関数の値に保存され、そしてプログラム全体から返されるかもしれません。事実、容認できなくなるまで、値を保存し、runStateモナドは完全に潰されるでしょう。",
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"text": "代わりに、私たちはState スレッドと呼ばれるものを使って、私たちの為に、この集合状態をHaskellに管理させましょう。これは変数を得たり、設定する為の機能を使って、他のプログラム言語と同じように、可変変数を扱うことができるようになります。Stateスレッドには二つの種類があります。 ST monad は残りのプログラムへ状態を回避させることなしに、単体で実行されるような、ステートフルな変数を作り出すSTモナドです。また、IORef モジュールは、IO monadの中で、私たちにステートフルな変数を使わせてくれます。状態を、どんな方法でもいいので、仲介する必要がありますので(REPLの中で、行間を持続させ、最終的に、言語自身にIO functionを持つとしても)、私たちはIO Refsを扱います。",
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"text": "IORefs は ただ、IOモナドの内部の中でのみ使うことができます。空の環境を作るアクションのための手伝いを欲しがるでしょう。ただ、空のリストである [] は使うことができません。というのは、IORefsにアクセスするときは、必ず順番が決まっていなければならないからで、だから私たちの空っぽな環境の型は、ただの空のEnvの代わりに、IO Envになります。",
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"text": "ここから、ちょっとだけ複雑になります。というのも同時に二つのモナドを扱わないといけないからです。未束縛の変数のようなエラーを扱うため、Errorモナドが必要だったことを思い出して下さい。IO機能が必要な部分、および例外を投げることができる部分が入り組んでいるので、単純に全ての例外をキャッチして、IOモナドにノーマルな値を返すだけでは上手くいきません。",
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"text": "Haskellは、モナド変換子として知られる、複数のモナドの機能を結合させる仕組みを提供しています。私たちは、その一つである - ErrorT - を使うことになるでしょう。これを使って、IOモナドの上にエラー処理の階層を与えます。私たちの最初のステップでは、結合したモナドのために、型の別名を作ります。",
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"text": "私たちは、IOThrowsErrorとThrowsErrorを混用します。しかし違う型によるアクションは同じdoブロックの中に含めることが出来ません。それが、たとえ本質的には同じ機能を提供していたとしてもです。Haskellには、既に、下位の型(IO)の値を合成モナドへ入れるための仕組みがあります。 liftingです。残念なことに、未変換の上位型の値を、合成モナドの中へと入れる関数はありません。自分でそういうものを書く必要があります。",
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"text": "これは、Either型のコンストラクタに応じて、エラーを投げ返すか、正常な値を返しています。型クラスのメソッドは、式の型に基づいて解決されます。そのため、throwError や return (それぞれ、 MonadError や Monad のメンバー) は、IOThrowsErrorの定義が適用されます。なお、ここで提供されている型のシグネチャは、完全に一般的ではありません。もし、型シグネチャを省略した場合、コンパイラーはきっと、liftThrows :: (MonadError m a) => Either e a -> m aと推論するでしょう。",
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"text": "これは、前出した関数のように、まず、IORefから実際の環境を取り出します。ただし、getVarはIothrowsErrorモナドを使います。というのも、これは、エラー処理が必要だからです。結局、readIORefを合成モナドに持ち上げるため liftIO関数を使う必要が出てきました。同じように値を返す時にも、検索されたIORefを読み込むようなIOThrowsErrorアクションを生成するため liftIO . readIORef を使います。しかし、エラーを投げるために、liftIOを使う必要はありません。というのも、throwErrorはMonadError typeclassに定義されているからで、ErrorTはこのインスタンスだからです。",
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"text": "まず、前と同じようにIORefから環境を読み込み、その結果にlookupを走らせています。ただし、ここでは、ただ読み込むだけでなく、値を変更したいのです。writeIORefアクションは、これらの意味を供給してくれますが、引数の順序が逆です(value -> ref ではなく ref -> value である)。そこで、ビルトイン関数flip を使い、writeIORefの引数を入れ替え、値を渡します。最後に、利便性のため、セットした値を返します。",
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やっと、我々は便利なものを手にします。変数です。変数は評価の結果を保存したり、あとから参照出来るようにしてくれます。Schemeの中では、変数は新しい値でリセットすることができますし、またプログラムの実行によって、その値は変化します。これは、Haskellにとっては複雑に見えます。というのも、Haskellの実行モデルは、値を返す関数の上に構築されており、それらを変えることが出来ないからです。 にも関わらず、Haskellでは同じ状態をシミュレートする方法がいくつかあり、全てモナドに関係します。一番シンプルなのは、おそらくState モナドです。このモナドは、任意の状態をモナドの中に隠しておいて、舞台裏で周囲に渡します。貴方は、パラメータとして、状態のタイプをこのモナドに記入し、普通はdoブロックの中から、get と putの機能を使って、アクセスすることができます(もし関数がIntegerを返してきて、でもStringの二組のリストに変更するなら、それは State Integerという型を持ちます)。貴方は、戻り値と最終状態を含んだペアを返すrunState myStateAction initialListを通じて、初期状態を記述します。 残念なことに、このStateモナドは私たちのためには上手く動いてはくれません。というのも、私たちが格納しておきたいデータの型というのは、かなり複雑だからです。もっともシンプルな環境では、変数名から値にマッピングするのを格納することによって、[(String, LispVal)]でやり通すことができますが、しかし、私たちが関数の呼び出しを扱い始めると、これらのマッピングは、任意の深さの、入れ子になった環境のスタックになるでしょう。そして、私たちがクロージャーを追加したとき、この環境はきっと任意の関数の値に保存され、そしてプログラム全体から返されるかもしれません。事実、容認できなくなるまで、値を保存し、runStateモナドは完全に潰されるでしょう。 代わりに、私たちはState スレッドと呼ばれるものを使って、私たちの為に、この集合状態をHaskellに管理させましょう。これは変数を得たり、設定する為の機能を使って、他のプログラム言語と同じように、可変変数を扱うことができるようになります。Stateスレッドには二つの種類があります。 ST monad は残りのプログラムへ状態を回避させることなしに、単体で実行されるような、ステートフルな変数を作り出すSTモナドです。また、IORef モジュールは、IO monadの中で、私たちにステートフルな変数を使わせてくれます。状態を、どんな方法でもいいので、仲介する必要がありますので(REPLの中で、行間を持続させ、最終的に、言語自身にIO functionを持つとしても)、私たちはIO Refsを扱います。 Data.IORefをimportすることから始めましょう。そして、状態のための、型を決定します。 これで、変化が多いLispValを文字列として対応した、IORefが持つリストとして、Envを定義できます。リストかそれ自身両方のための、そして個々の値のために、IO Refsが必要です。というのも、Schemeが環境を変化させるためには、二つの方法があるからです。まず一つに、個々の変数の値を変化させ、明らかな変化を、この環境で共有するためのいくつかの機能を、set!で使えます(Schemeはスコープを入れ子にすることを許可しています。なので、外のスコープにある変数も、全ての内部スコープから見えています)。また、全てのサブシークエントの式から見えるべきである、新しい変数を追加するためのdefineも使うことができます。 IORefs は ただ、IOモナドの内部の中でのみ使うことができます。空の環境を作るアクションのための手伝いを欲しがるでしょう。ただ、空のリストである は使うことができません。というのは、IORefsにアクセスするときは、必ず順番が決まっていなければならないからで、だから私たちの空っぽな環境の型は、ただの空のEnvの代わりに、IO Envになります。 ここから、ちょっとだけ複雑になります。というのも同時に二つのモナドを扱わないといけないからです。未束縛の変数のようなエラーを扱うため、Errorモナドが必要だったことを思い出して下さい。IO機能が必要な部分、および例外を投げることができる部分が入り組んでいるので、単純に全ての例外をキャッチして、IOモナドにノーマルな値を返すだけでは上手くいきません。 Haskellは、モナド変換子として知られる、複数のモナドの機能を結合させる仕組みを提供しています。私たちは、その一つである - ErrorT - を使うことになるでしょう。これを使って、IOモナドの上にエラー処理の階層を与えます。私たちの最初のステップでは、結合したモナドのために、型の別名を作ります。 ThrowsError同様、IOThrowsErrorは実際には型のコンストラクタです。関数の戻り値の型を渡すための最後の引数が省かれています。また、ErrorT は、前の素朴な Either 型と違い、もう1つの引数を取ります。この引数には、エラー処理のレイヤーで覆うモナドの型を渡します。これで、LispErrorをスローし、IOアクションを含むモナドを作れます。 私たちは、IOThrowsErrorとThrowsErrorを混用します。しかし違う型によるアクションは同じdoブロックの中に含めることが出来ません。それが、たとえ本質的には同じ機能を提供していたとしてもです。Haskellには、既に、下位の型(IO)の値を合成モナドへ入れるための仕組みがあります。 liftingです。残念なことに、未変換の上位型の値を、合成モナドの中へと入れる関数はありません。自分でそういうものを書く必要があります。 これは、Either型のコンストラクタに応じて、エラーを投げ返すか、正常な値を返しています。型クラスのメソッドは、式の型に基づいて解決されます。そのため、throwError や return は、IOThrowsErrorの定義が適用されます。なお、ここで提供されている型のシグネチャは、完全に一般的ではありません。もし、型シグネチャを省略した場合、コンパイラーはきっと、liftThrows :: => Either e a -> m aと推論するでしょう。 同様にトップレベル全体の IOThrowsError アクションを実行するヘルパー関数が必要です。これはIOアクションを返します。IOモナドでなければなりません。というのも、IOを実行する関数は、外界に影響を与えるので、そのようなものを遅延評価される純粋関数の中には入れたくないからです。しかし、エラー計算を実行したり、エラーをキャッチすることは出来ます。 これは、エラーを捕捉し文字列表現に変換するのに前に定義したtrapError関数を使った後、runErrorTで全体の計算を走らせています。結果はextractValueに渡され、そしてIOモナドの中の値として返されます。 今や私たちは本当に環境を扱う準備が出来ました。変数が既に環境に束縛されているかどうかを調べる関数から始めましょう。この関数はdefineを適切に処理するために必要になります。 まず最初に、readIORefを使って、IORefから実際の環境の値を取り出します。そして、私たちが関心のある変数を探すため、この環境の値をlookupに渡します。lookupはMaybeの値を返すので、もしこの値がNothingならばFalseを返し、他の値ならTrueを返します(ここでconst関数を使います。 というのも、maybeが要求するのは、ただの値ではなく、結果を実行する関数だからです)。最後に値をIOモナドに持ち上げるためreturnを使います。ここではtrueかfalseかの値に興味があるので、lookupが返した実際のIORefを扱う必要はありません。 次に、変数の現在の値を取り出す関数を定義します。 これは、前出した関数のように、まず、IORefから実際の環境を取り出します。ただし、getVarはIothrowsErrorモナドを使います。というのも、これは、エラー処理が必要だからです。結局、readIORefを合成モナドに持ち上げるため liftIO関数を使う必要が出てきました。同じように値を返す時にも、検索されたIORefを読み込むようなIOThrowsErrorアクションを生成するため liftIO. readIORef を使います。しかし、エラーを投げるために、liftIOを使う必要はありません。というのも、throwErrorはMonadError typeclassに定義されているからで、ErrorTはこのインスタンスだからです。 関数に、値をセットする関数を作りましょう。 まず、前と同じようにIORefから環境を読み込み、その結果にlookupを走らせています。ただし、ここでは、ただ読み込むだけでなく、値を変更したいのです。writeIORefアクションは、これらの意味を供給してくれますが、引数の順序が逆です(value -> ref ではなく ref -> value である)。そこで、ビルトイン関数flip を使い、writeIORefの引数を入れ替え、値を渡します。最後に、利便性のため、セットした値を返します。 次は、変数が既に束縛されている場合は、変数をセットし、そうでない場合は、新しく変数を作成する、というdefineの動作を実現しましょう。前者の場合には、先に定義した値をセットする関数が使えます。 興味深いのは、後者の、変数が束縛されていない場合です。do記法を使って、ひとつのIOアクションを作っています。このアクションは、新しい変数を保持する新しいIORefを作り、環境の現在の値を読み込み、その先頭に、新しい変数の (key,変数) ペアを追加して、その新しいリストを書き戻しています。そして、このdoブロック全体をliftIOを使って、IOThrowsErrorモナドへ持ち上げています。 もうひとつ便利な環境関数を作りましょう。この環境関数は、関数の実行に際して、変数の一群を一度に束縛することができます。次のセクションまで使うことはないでしょうが、今なら、これを上手く作成できます。 これは(do記法の代わりに)、モナディック・パイプラインとヘルパー関数を組み合わせているので、他の関数よりも複雑です。まず、ヘルパー関数から始めるのが良いでしょう。addBindingは、変数名と値を取って、新しい変数を保持するため IORef を作り、(name,value)のペアを返します。extendEnvは bindings (mapM) の各要素に対し、addBindingを呼び出して、(String,IORef LispVal)のペアのリストを作り、これを現在の環境の末尾に追加します(++ env)。最終的にこれらのヘルパー関数をパイプラインの中で結びつけます。関数全体は、IORefが含む環境を読み出し、結果をextendEnvに投げ、拡張した環境を含む新しいIORefを返します。 今や、全ての環境関数が用意できたので、評価器の中でこれらを使い始めましょう。Haskellはグローバル変数を持ちませんから、環境はパラメーターとして、評価器の中に入れなければなりません。また、set! と define の特別なかたちを上手く追加できるでしょう。 対話型セッションの全体に通じて、ひとつの環境が使われるので、幾つかのIO関数を環境を取得するために変更する必要があります。 私たちはevalStringの中にあるrunIOThrowsが必要になります。というのも、ThrowsErrorからIOThrowsErrorに変化させることができるからです。同様に、私たちはreadExprをIOThrowsErrorモナドに運ぶためのliftThrowsが必要になります。 次に、私たちは、プログラムが始まる前に、null変数で環境を初期化しましょう。 単一の式を実行するため、新しい関数、runOneを追加しました。というのは、今やただevalAndPrintをただ走らせるよりも複雑になっているからです。runReplの書き換えは、ちょっとだけとらえがたいものです。evalAndPrintの前に、オペレーターを構成する関数を如何に追加したか、思い出してください。今や、evalAndPrintは、nullEnv を開始とするEnvパラメーターが追加されているからです。この関数合成は、until_ がアクションとして前の素朴なevalAndPrintを取る代わりに、モナディックパイプラインを下って来るもの、この場合ならnullEnvの結果を、最初にこの合成関数に適用するようにしています。従って、それぞれの入力ラインに適用する実際の関数は(evalAndPrint env)で、これは、私たちが求めるものです。 最後に、私たちはevalAndPrintを直接評価する代わりに、runOneを呼び出すように、main関数を変えてやる必要があります。 そして、コンパイルしたあとに、プログラムをテストしてみましょう。
|
やっと、我々は便利なものを手にします。変数です。変数は評価の結果を保存したり、あとから参照出来るようにしてくれます。Schemeの中では、変数は新しい値でリセットすることができますし、またプログラムの実行によって、その値は変化します。これは、Haskellにとっては複雑に見えます。というのも、Haskellの実行モデルは、値を返す関数の上に構築されており、それらを変えることが出来ないからです。
にも関わらず、Haskellでは同じ状態をシミュレートする方法がいくつかあり、全てモナドに関係します。一番シンプルなのは、おそらくState モナドです。このモナドは、任意の状態をモナドの中に隠しておいて、舞台裏で周囲に渡します。貴方は、パラメータとして、状態のタイプをこのモナドに記入し、普通はdoブロックの中から、get と putの機能を使って、アクセスすることができます(もし関数がIntegerを返してきて、でもStringの二組のリストに変更するなら、それは<span class="inline_code"> State [(String,String)] Integer</span>という型を持ちます)。貴方は、戻り値と最終状態を含んだペアを返す<span class="inline_code">runState myStateAction initialList</span>を通じて、初期状態を記述します。
残念なことに、このStateモナドは私たちのためには上手く動いてはくれません。というのも、私たちが格納しておきたいデータの型というのは、かなり複雑だからです。もっともシンプルな環境では、変数名から値にマッピングするのを格納することによって、[(String, LispVal)]でやり通すことができますが、しかし、私たちが関数の呼び出しを扱い始めると、これらのマッピングは、任意の深さの、入れ子になった環境のスタックになるでしょう。そして、私たちがクロージャーを追加したとき、この環境はきっと任意の関数の値に保存され、そしてプログラム全体から返されるかもしれません。事実、容認できなくなるまで、値を保存し、runStateモナドは完全に潰されるでしょう。
代わりに、私たちは''State スレッド''と呼ばれるものを使って、私たちの為に、この集合状態をHaskellに管理させましょう。これは変数を得たり、設定する為の機能を使って、他のプログラム言語と同じように、可変変数を扱うことができるようになります。Stateスレッドには二つの種類があります。 [http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/base/Control-Monad-ST.html ST monad] は残りのプログラムへ状態を回避させることなしに、単体で実行されるような、ステートフルな変数を作り出すSTモナドです。また、[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/base/Data-IORef.html IORef モジュール]は、IO monadの中で、私たちにステートフルな変数を使わせてくれます。状態を、どんな方法でもいいので、仲介する必要がありますので(REPLの中で、行間を持続させ、最終的に、言語自身にIO functionを持つとしても)、私たちはIO Refsを扱います。
[http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/base/Data.IORef.html Data.IORef]をimportすることから始めましょう。そして、状態のための、型を決定します。
import Data.IORef
type Env = IORef [(String, IORef LispVal)]
これで、変化が多いLispValを文字列として対応した、IORefが持つリストとして、Envを定義できます。リストかそれ自身両方のための、そして個々の値のために、IO Refsが必要です。というのも、Schemeが環境を変化させるためには、二つの方法があるからです。まず一つに、個々の変数の値を変化させ、明らかな変化を、この環境で共有するためのいくつかの機能を、<span class="inline_lisp">set!</span>で使えます(Schemeはスコープを入れ子にすることを許可しています。なので、外のスコープにある変数も、全ての内部スコープから見えています)。また、全てのサブシークエントの式から見えるべきである、新しい変数を追加するための<span class="inline_lisp">define</span>も使うことができます。
IORefs は ただ、IOモナドの内部の中でのみ使うことができます。空の環境を作るアクションのための手伝いを欲しがるでしょう。ただ、空のリストである [] は使うことができません。というのは、IORefsにアクセスするときは、必ず順番が決まっていなければならないからで、だから私たちの空っぽな環境の型は、ただの空のEnvの代わりに、IO Envになります。
nullEnv :: IO Env
nullEnv = newIORef []
ここから、ちょっとだけ複雑になります。というのも同時に二つのモナドを扱わないといけないからです。未束縛の変数のようなエラーを扱うため、Errorモナドが必要だったことを思い出して下さい。IO機能が必要な部分、および例外を投げることができる部分が入り組んでいるので、単純に全ての例外をキャッチして、IOモナドにノーマルな値を返すだけでは上手くいきません。
Haskellは、モナド変換子として知られる、複数のモナドの機能を結合させる仕組みを提供しています。私たちは、その一つである - [http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#t%3aErrorT ErrorT] - を使うことになるでしょう。これを使って、IOモナドの上にエラー処理の階層を与えます。私たちの最初のステップでは、結合したモナドのために、型の別名を作ります。
type IOThrowsError = ErrorT LispError IO
ThrowsError同様、IOThrowsErrorは実際には型のコンストラクタです。関数の戻り値の型を渡すための最後の引数が省かれています。また、ErrorT は、前の素朴な Either 型と違い、もう1つの引数を取ります。この引数には、エラー処理のレイヤーで覆うモナドの型を渡します。これで、LispErrorをスローし、IOアクションを含むモナドを作れます。
私たちは、IOThrowsErrorとThrowsErrorを混用します。しかし違う型によるアクションは同じdoブロックの中に含めることが出来ません。それが、たとえ本質的には同じ機能を提供していたとしてもです。Haskellには、既に、下位の型(IO)の値を合成モナドへ入れるための仕組みがあります。 [http://www.haskell.org/all_about_monads/html/transformers.html#lifting lifting]です。残念なことに、未変換の上位型の値を、合成モナドの中へと入れる関数はありません。自分でそういうものを書く必要があります。
liftThrows :: ThrowsError a -> IOThrowsError a
liftThrows (Left err) = throwError err
liftThrows (Right val) = return val
これは、Either型のコンストラクタに応じて、エラーを投げ返すか、正常な値を返しています。型クラスのメソッドは、式の型に基づいて解決されます。そのため、[http://www.haskell.org/ghc/docs/latest/html/libraries/mtl/Control-Monad-Error.html#v%3AthrowError throwError] や [http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tMonad return] (それぞれ、 [http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#t%3aMonadError MonadError] や [http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$tMonad Monad] のメンバー) は、IOThrowsErrorの定義が適用されます。なお、ここで提供されている型のシグネチャは、完全に一般的ではありません。もし、型シグネチャを省略した場合、コンパイラーはきっと、<span class="inline_code">liftThrows :: (MonadError m a) => Either e a -> m a</span>と推論するでしょう。
同様にトップレベル全体の IOThrowsError アクションを実行するヘルパー関数が必要です。これはIOアクションを返します。IOモナドでなければなりません。というのも、IOを実行する関数は、外界に影響を与えるので、そのようなものを遅延評価される純粋関数の中には入れたくないからです。しかし、エラー計算を実行したり、エラーをキャッチすることは出来ます。
runIOThrows :: IOThrowsError String -> IO String
runIOThrows action = runErrorT (trapError action) >>= return . extractValue
これは、エラーを捕捉し文字列表現に変換するのに前に定義した<span class="inline_code">trapError</span>関数を使った後、runErrorTで全体の計算を走らせています。結果はextractValueに渡され、そしてIOモナドの中の値として返されます。
今や私たちは本当に環境を扱う準備が出来ました。変数が既に環境に束縛されているかどうかを調べる関数から始めましょう。この関数は[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-8.html#%_sec_5.2 define]を適切に処理するために必要になります。
isBound :: Env -> String -> IO Bool
isBound envRef var = readIORef envRef >>= return . maybe False (const True) . lookup var
まず最初に、readIORefを使って、IORefから実際の環境の値を取り出します。そして、私たちが関心のある変数を探すため、この環境の値をlookupに渡します。lookupはMaybeの値を返すので、もしこの値がNothingならばFalseを返し、他の値ならTrueを返します(ここで[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vconst const]関数を使います。 というのも、[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmaybe maybe]が要求するのは、ただの値ではなく、結果を実行する関数だからです)。最後に値をIOモナドに持ち上げるためreturnを使います。ここではtrueかfalseかの値に興味があるので、lookupが返した実際のIORefを扱う必要はありません。
次に、変数の現在の値を取り出す関数を定義します。
getVar :: Env -> String -> IOThrowsError LispVal
getVar envRef var = do env <- liftIO $ readIORef envRef
maybe (throwError $ UnboundVar "Getting an unbound variable: " var)
(liftIO . readIORef)
(lookup var env)
これは、前出した関数のように、まず、IORefから実際の環境を取り出します。ただし、getVarはIothrowsErrorモナドを使います。というのも、これは、エラー処理が必要だからです。結局、readIORefを合成モナドに持ち上げるため [http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Trans.html#v%3aliftIO liftIO]関数を使う必要が出てきました。同じように値を返す時にも、検索されたIORefを読み込むようなIOThrowsErrorアクションを生成するため liftIO . readIORef を使います。しかし、エラーを投げるために、liftIOを使う必要はありません。というのも、throwErrorは[http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/mtl/Control.Monad.Error.html#t%3aMonadError MonadError typeclass]に定義されているからで、ErrorTはこのインスタンスだからです。
関数に、値をセットする関数を作りましょう。
setVar :: Env -> String -> LispVal -> IOThrowsError LispVal
setVar envRef var value = do env <- liftIO $ readIORef envRef
maybe (throwError $ UnboundVar "Setting an unbound variable: " var)
(liftIO . (flip writeIORef value))
(lookup var env)
return value
まず、前と同じようにIORefから環境を読み込み、その結果にlookupを走らせています。ただし、ここでは、ただ読み込むだけでなく、値を変更したいのです。[http://www.haskell.org/ghc/docs/6.4/html/libraries/base/Data.IORef.html#v%3awriteIORef writeIORef]アクションは、これらの意味を供給してくれますが、引数の順序が逆です(value -> ref ではなく ref -> value である)。そこで、ビルトイン関数[http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vflip flip] を使い、writeIORefの引数を入れ替え、値を渡します。最後に、利便性のため、セットした値を返します。
次は、変数が既に束縛されている場合は、変数をセットし、そうでない場合は、新しく変数を作成する、という[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-8.html#%_sec_5.2 define]の動作を実現しましょう。前者の場合には、先に定義した値をセットする関数が使えます。
defineVar :: Env -> String -> LispVal -> IOThrowsError LispVal
defineVar envRef var value = do
alreadyDefined <- liftIO $ isBound envRef var
if alreadyDefined
then setVar envRef var value >> return value
else liftIO $ do
valueRef <- newIORef value
env <- readIORef envRef
writeIORef envRef ((var, valueRef) : env)
return value
興味深いのは、後者の、変数が束縛されていない場合です。do記法を使って、ひとつのIOアクションを作っています。このアクションは、新しい変数を保持する新しいIORefを作り、環境の現在の値を読み込み、その先頭に、新しい変数の (key,変数) ペアを追加して、その新しいリストを書き戻しています。そして、このdoブロック全体をliftIOを使って、IOThrowsErrorモナドへ持ち上げています。
もうひとつ便利な環境関数を作りましょう。この環境関数は、関数の実行に際して、変数の一群を一度に束縛することができます。次のセクションまで使うことはないでしょうが、今なら、これを上手く作成できます。
bindVars :: Env -> [(String, LispVal)] -> IO Env
bindVars envRef bindings = readIORef envRef >>= extendEnv bindings >>= newIORef
where extendEnv bindings env = liftM (++ env) (mapM addBinding bindings)
addBinding (var, value) = do ref <- newIORef value
return (var, ref)
これは(do記法の代わりに)、モナディック・パイプラインとヘルパー関数を組み合わせているので、他の関数よりも複雑です。まず、ヘルパー関数から始めるのが良いでしょう。addBindingは、変数名と値を取って、新しい変数を保持するため IORef を作り、(name,value)のペアを返します。extendEnvは bindings ([http://www.haskell.org/onlinereport/standard-prelude.html#$vmapM mapM]) の各要素に対し、addBindingを呼び出して、(String,IORef LispVal)のペアのリストを作り、これを現在の環境の末尾に追加します(++ env)。最終的にこれらのヘルパー関数をパイプラインの中で結びつけます。関数全体は、IORefが含む環境を読み出し、結果をextendEnvに投げ、拡張した環境を含む新しいIORefを返します。
今や、全ての環境関数が用意できたので、評価器の中でこれらを使い始めましょう。Haskellはグローバル変数を持ちませんから、環境はパラメーターとして、評価器の中に入れなければなりません。また、[http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-7.html#%_sec_4.1.6 set!] と [http://www.schemers.org/Documents/Standards/R5RS/HTML/r5rs-Z-H-8.html#%_sec_5.2 define] の特別なかたちを上手く追加できるでしょう。
eval :: <span class="changed_code">Env -></span> LispVal -> <span class="changed_code">IOThrowsError</span> LispVal
eval <span class="changed_code">env</span> val@(String _) = return val
eval <span class="changed_code">env</span> val@(Number _) = return val
eval <span class="changed_code">env</span> val@(Bool _) = return val
<span class="changed_code">eval env (Atom id) = getVar env id</span>
eval <span class="changed_code">env</span> (List [Atom "quote", val]) = return val
eval <span class="changed_code">env</span> (List [Atom "if", pred, conseq, alt]) =
do result <- eval <span class="changed_code">env</span> pred
case result of
Bool False -> eval <span class="changed_code">env</span> alt
otherwise -> eval <span class="changed_code">env</span> conseq
<span class="changed_code">eval env (List [Atom "set!", Atom var, form]) =
eval env form >>= setVar env var
eval env (List [Atom "define", Atom var, form]) =
eval env form >>= defineVar env var</span>
eval <span class="changed_code">env</span> (List (Atom func : args)) = mapM (eval <span class="changed_code">env</span>) args >>= <span class="changed_code">liftThrows . </span>apply func
eval <span class="changed_code">env</span> badForm = throwError $ BadSpecialForm "Unrecognized special form" badForm
対話型セッションの全体に通じて、ひとつの環境が使われるので、幾つかのIO関数を環境を取得するために変更する必要があります。
evalAndPrint :: Env -> String -> IO ()
evalAndPrint <span class="changed_code">env</span> expr = evalString <span class="changed_code">env</span> expr >>= putStrLn
evalString :: Env -> String -> IO String
evalString <span class="changed_code">env</span> expr = <span class="changed_code">runIOThrows $ </span>liftM show $ (<span class="changed_code">liftThrows $ </span>readExpr expr) >>= eval <span class="changed_code">env</span>
私たちはevalStringの中にあるrunIOThrowsが必要になります。というのも、ThrowsErrorからIOThrowsErrorに変化させることができるからです。同様に、私たちはreadExprをIOThrowsErrorモナドに運ぶためのliftThrowsが必要になります。
次に、私たちは、プログラムが始まる前に、null変数で環境を初期化しましょう。
<span class="changed_code">runOne :: String -> IO ()
runOne expr = nullEnv >>= flip evalAndPrint expr</span>
runRepl :: IO ()
runRepl = <span class="changed_code">nullEnv >>= </span>until_ (== "quit") (readPrompt "Lisp>>> ") <span class="changed_code">. </span>evalAndPrint
単一の式を実行するため、新しい関数、runOneを追加しました。というのは、今やただevalAndPrintをただ走らせるよりも複雑になっているからです。runReplの書き換えは、ちょっとだけとらえがたいものです。evalAndPrintの前に、オペレーターを構成する関数を如何に追加したか、思い出してください。今や、evalAndPrintは、nullEnv を開始とするEnvパラメーターが追加されているからです。この関数合成は、until_ がアクションとして前の素朴なevalAndPrintを取る代わりに、モナディックパイプラインを下って来るもの、この場合ならnullEnvの結果を、最初にこの合成関数に適用するようにしています。従って、それぞれの入力ラインに適用する実際の関数は(evalAndPrint env)で、これは、私たちが求めるものです。
最後に、私たちはevalAndPrintを直接評価する代わりに、runOneを呼び出すように、main関数を変えてやる必要があります。
main :: IO ()
main = do args <- getArgs
case length args of
0 -> runRepl
1 -> <span class="changed_code">runOne $ args !! 0</span>
otherwise -> putStrLn "Program takes only 0 or 1 argument"
そして、コンパイルしたあとに、プログラムをテストしてみましょう。
debian:/home/jdtang/haskell_tutorial/code# ghc -package parsec -o lisp [../code/listing8.hs listing8.hs]<nowiki>
debian:/home/jdtang/haskell_tutorial/code# ./lisp
Lisp>>> (define x 3)
3
Lisp>>> (+ x 2)
5
Lisp>>> (+ y 2)
Getting an unbound variable: y
Lisp>>> (define y 5)
5
Lisp>>> (+ x (- y 2))
6
Lisp>>> (define str "A string")
"A string"
Lisp>>> (< str "The string")
Invalid type: expected number, found "A string"
Lisp>>> (string<? str "The string")
#t
</nowiki>
[[カテゴリ:48時間でSchemeを書こう]]
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2021-04-13T11:11:03Z
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