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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18,409 |
民事訴訟法第71条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(訴訟費用額の確定手続)
|
[
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"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(訴訟費用額の確定手続)
;第71条
# 訴訟費用の負担の額は、その負担の裁判が執行力を生じた後に、申立てにより、第一審裁判所の裁判所書記官が定める。
# 前項の場合において、当事者双方が訴訟費用を負担するときは、最高裁判所規則で定める場合を除き、各当事者の負担すべき費用は、その対当額について相殺があったものとみなす。
# 第1項の申立てに関する処分は、相当と認める方法で告知することによって、その効力を生ずる。
# 前項の処分に対する異議の申立ては、その告知を受けた日から1週間の不変期間内にしなければならない。
# 前項の異議の申立ては、執行停止の効力を有する。
# 裁判所は、第1項の規定による額を定める処分に対する異議の申立てを理由があると認める場合において、訴訟費用の負担の額を定めるべきときは、自らその額を定めなければならない。
# 第4項の異議の申立てについての決定に対しては、即時抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#1|第1編 総則]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4|第4章 訴訟費用]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4-1|第1節 訴訟費用の負担]]
|[[民事訴訟法第70条|第70条]]<br>(無権代理人の費用負担)
|[[民事訴訟法第72条|第72条]]<br>(和解の場合の費用額の確定手続)
}}
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[[category:民事訴訟法|071]]
| null |
2023-01-02T03:38:45Z
|
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|
18,410 |
民事訴訟法第394条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(督促異議の却下)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(督促異議の却下)
;第394条
# 簡易裁判所は、督促異議を不適法であると認めるときは、督促異議に係る請求が地方裁判所の管轄に属する場合においても、決定で、その督促異議を却下しなければならない。
# 前項の決定に対しては、即時抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#7|第7編 督促手続]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#7-1|第1章 総則]]
|[[民事訴訟法第393条|第393条]]<br>(仮執行の宣言後の督促異議)
|[[民事訴訟法第395条|第395条]]<br>(督促異議の申立てによる訴訟への移行)
}}
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[[category:民事訴訟法|394]]
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2023-01-03T00:53:51Z
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|
18,411 |
民事訴訟法第393条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(仮執行の宣言後の督促異議)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(仮執行の宣言後の督促異議)
;第393条
: 仮執行の宣言を付した支払督促の送達を受けた日から2週間の不変期間を経過したときは、債務者は、その支払督促に対し、督促異議の申立てをすることができない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#7|第7編 督促手続]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#7-1|第1章 総則]]<br>
|[[民事訴訟法第392条|第392条]]<br>(期間の徒過による支払督促の失効)
|[[民事訴訟法第394条|第394条]]<br>(督促異議の却下)
}}
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[[category:民事訴訟法|393]]
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2023-01-03T00:53:33Z
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|
18,412 |
民事執行法第189条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(船舶の競売)
|
[
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},
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"text": "(船舶の競売)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
== 条文 ==
(船舶の競売)
;第189条
: [[コンメンタール民事執行法#2-2-2|前章第2節第2款]]及び[[民事執行法第181条|第181条]]から[[民事執行法第184条|第184条]]までの規定は、船舶を目的とする担保権の実行としての競売について準用する。この場合において、[[民事執行法第115条|第115条]]第3項中「執行力のある債務名義の正本」とあるのは「第189条において準用する第181条第1項から第3項までに規定する文書」と、[[民事執行法第115条|第181条]]第1項第四号中「一般の先取特権」とあるのは「一般の先取特権又は[[商法第842条]] に定める先取特権」と読み替えるものとする。
== 解説 ==
== 参照条文 ==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#3|第3章 担保権の実行としての競売等]]
|[[民事執行法第188条]]<br>(不動産執行の規定の準用)
|[[民事執行法第190条]]<br>(動産競売の要件)
}}
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[[Category:民事執行法|189]]
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2022-05-09T08:28:16Z
|
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|
18,413 |
民事執行法第192条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(動産執行の規定の準用)
|
[
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"text": "(動産執行の規定の準用)",
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(動産執行の規定の準用)
;第192条
: [[コンメンタール民事執行法#2-2-3|前章第2節第3款]]([[民事執行法第123条|第123条]]第2項、[[民事執行法第128条|第128条]]、[[民事執行法第131条|第131条]]及び[[民事執行法第132条|第132条]]を除く。)及び[[民事執行法第183条|第183条]]の規定は動産競売について、第128条、[[民事執行法第131条|第131条]]及び第132条の規定は一般の先取特権の実行としての動産競売について、第123条第2項の規定は[[民事執行法第190条|第190条]]第1項第三号に掲げる場合における動産競売について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#3|第3章 担保権の実行としての競売等 ]]<br>
|[[民事執行法第191条]]<br>(動産の差押えに対する執行異議)
|[[民事執行法第193条]]<br>(債権及びその他の財産権についての担保権の実行の要件等)
}}
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[[category:民事執行法|192]]
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2013-10-16T00:38:17Z
|
[
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|
18,414 |
数学演習/中学校3年生/式の計算
|
数学演習 中学校3年生
中学校数学 3年生-数量/式の計算
解答はこちらにあります。
各(2)は応用ですので最初は各(1)と「展開と因数分解の利用」を確実に解けるようにしておきましょう。
以下の式を展開しなさい。
以下の式を工夫して展開しなさい。
以下の式を因数分解しなさい。
以下の式を工夫して因数分解しなさい。
以下の式を工夫して計算しなさい。
|
[
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"text": "数学演習 中学校3年生",
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"text": "中学校数学 3年生-数量/式の計算",
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"text": "解答はこちらにあります。",
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"text": "各(2)は応用ですので最初は各(1)と「展開と因数分解の利用」を確実に解けるようにしておきましょう。",
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"text": "以下の式を展開しなさい。",
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"text": "以下の式を工夫して展開しなさい。",
"title": "展開(2)"
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"text": "以下の式を因数分解しなさい。",
"title": "因数分解(1)"
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"text": "以下の式を工夫して因数分解しなさい。",
"title": "因数分解(2)"
},
{
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"text": "以下の式を工夫して計算しなさい。",
"title": "展開と因数分解の利用"
}
] |
数学演習 中学校3年生 中学校数学 3年生-数量/式の計算 解答はこちらにあります。 各(2)は応用ですので最初は各(1)と「展開と因数分解の利用」を確実に解けるようにしておきましょう。
|
[[数学演習 中学校3年生]]
[[中学校数学 3年生-数量/式の計算]]
解答は[[数学演習 中学校3年生 式の計算 解答|こちら]]にあります。
各(2)は応用ですので最初は各(1)と「展開と因数分解の利用」を確実に解けるようにしておきましょう。
== 展開(1) ==
以下の式を展開しなさい。
#<math>z(x+y)</math>
#<math>(x+4)(x+5)</math>
#<math>(x+3)^2</math>
#<math>(x-6)^2</math>
#<math>(x+5)(x-5)</math>
#<math>(3x+4y)^2</math>
#<math>(x+2y)(-x+2y)</math>
#<math>2(x-2y)^2</math>
== 展開(2) ==
以下の式を工夫して展開しなさい。
#<math>(a+b)^4</math>
#<math>(a+b+c)(a+b-c)</math>
== 因数分解(1) ==
以下の式を因数分解しなさい。
#<math>xy+yz</math>
#<math>x^2+5x+6</math>
#<math>x^2+10x+25</math>
#<math>x^2-8x+16</math>
#<math>x^2-100</math>
#<math>12x^2+x-1</math>
#<math>9x^2-4y^2</math>
#<math>3x^2+12x+12</math>
== 因数分解(2) ==
以下の式を工夫して因数分解しなさい。
#<math>x^6-x^3-6</math>
#<math>(2x+3y)^2-(3x-4y)^2</math>
== 展開と因数分解の利用 ==
以下の式を工夫して計算しなさい。
#<math>201 \times 199</math>
#<math>105^2</math>
#<math>51^2 - 49^2</math>
[[カテゴリ:中学校数学演習|3年しきのけいさん]]
|
2013-10-16T00:44:45Z
|
2024-03-16T06:34:50Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A13%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97
|
18,415 |
民事執行規則第1条
|
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
(民事執行の申立ての方式)
|
[
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"text": "(民事執行の申立ての方式)",
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法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]>民事執行規則
==条文==
(民事執行の申立ての方式)
;第1条
: 強制執行、担保権の実行及び民法(明治二十九年法律第八十九号)、商法(明治三十二年法律第四十八号)その他の法律の規定による換価のための競売並びに債務者の財産の開示(以下「民事執行」という。)の申立ては、書面でしなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行規則|民事執行規則]]
|[[コンメンタール民事執行規則#1|第1章 総則]]<br>
|-<br>-
|[[民事執行規則第2条]]<br>(裁判を告知すべき者の範囲)
}}
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[[category:民事執行規則|001]]
| null |
2013-10-27T22:29:49Z
|
[
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC1%E6%9D%A1
|
18,416 |
民事執行法第3条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行裁判所)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
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"text": "(執行裁判所)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行裁判所)
;第3条
: 裁判所が行う民事執行に関してはこの法律の規定により執行処分を行うべき裁判所をもつて、執行官が行う執行処分に関してはその執行官の所属する地方裁判所をもつて執行裁判所とする。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第2条]]<br>(動産の差押えに対する執行異議)
|[[民事執行法第4条]]<br>(任意的口頭弁論)
}}
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[[category:民事執行法|003]]
| null |
2013-10-16T01:12:34Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC3%E6%9D%A1
|
18,417 |
民事執行法第167条の2
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(少額訴訟債権執行の開始等)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
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"text": "(少額訴訟債権執行の開始等)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(少額訴訟債権執行の開始等)
;第167条の2
# 次に掲げる少額訴訟に係る債務名義による金銭債権に対する強制執行は、前目の定めるところにより裁判所が行うほか、[[民事執行法第2条|第2条]]の規定にかかわらず、申立てにより、この目の定めるところにより裁判所書記官が行う。
#:一 少額訴訟における確定判決
#:二 仮執行の宣言を付した少額訴訟の判決
#:三 少額訴訟における訴訟費用又は和解の費用の負担の額を定める裁判所書記官の処分
#:四 少額訴訟における和解又は認諾の調書
#:五 少額訴訟における[[民事訴訟法第275条の2]]第1項 の規定による和解に代わる決定
# 前項の規定により裁判所書記官が行う同項の強制執行(以下この目において「少額訴訟債権執行」という。)は、裁判所書記官の差押処分により開始する。
# 少額訴訟債権執行の申立ては、次の各号に掲げる債務名義の区分に応じ、それぞれ当該各号に定める簡易裁判所の裁判所書記官に対してする。
#:一 第1項第一号に掲げる債務名義 同号の判決をした簡易裁判所
#:二 第1項第二号に掲げる債務名義 同号の判決をした簡易裁判所
#:三 第1項第三号に掲げる債務名義 同号の処分をした裁判所書記官の所属する簡易裁判所
#:四 第1項第四号に掲げる債務名義 同号の和解が成立し、又は同号の認諾がされた簡易裁判所
#:五 第1項第五号に掲げる債務名義 同号の和解に代わる決定をした簡易裁判所
# [[民事執行法第144条|第144条]]第3項及び第4項の規定は、差押えに係る金銭債権(差押処分により差し押さえられた金銭債権に限る。以下この目において同じ。)について更に差押処分がされた場合について準用する。この場合において、同条第3項中「差押命令を発した執行裁判所」とあるのは「差押処分をした裁判所書記官の所属する簡易裁判所」と、「執行裁判所は」とあるのは「裁判所書記官は」と、「他の執行裁判所」とあるのは「他の簡易裁判所の裁判所書記官」と、同条第4項中「決定」とあるのは「裁判所書記官の処分」と読み替えるものとする。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4|第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4-2|第2目 少額訴訟債権執行]]<br>
|[[民事執行法第167条]]<br>(その他の財産権に対する強制執行)
|[[民事執行法第167条の3]]<br>(執行裁判所)
}}
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[[category:民事執行法|167の2]]
| null |
2013-10-16T01:27:32Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC167%E6%9D%A1%E3%81%AE2
|
18,418 |
数学演習/中学校3年生/式の計算/解答
|
数学演習 中学校3年生
中学校数学 3年生-数量/式の計算
問題はこちらにあります。
複雑な式は一部を文字に置き換えることにより展開しやすくなる。ある程度まで計算が進んだら置いた文字を元に戻すことを忘れずに。
1.解答の途中で a 2 + b 2 = A {\displaystyle a^{2}+b^{2}=A} としている。
2.問題の a + b = B {\displaystyle a+b=B} とする。
1.問題の x 3 = X {\displaystyle x^{3}=X} とする。
2.問題の 2 x + 3 y = C , 3 x − 4 y + D {\displaystyle 2x+3y=C,3x-4y+D} とする。
|
[
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"text": "数学演習 中学校3年生",
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"text": "中学校数学 3年生-数量/式の計算",
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"text": "2.問題の a + b = B {\\displaystyle a+b=B} とする。",
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"text": "1.問題の x 3 = X {\\displaystyle x^{3}=X} とする。",
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},
{
"paragraph_id": 7,
"tag": "p",
"text": "2.問題の 2 x + 3 y = C , 3 x − 4 y + D {\\displaystyle 2x+3y=C,3x-4y+D} とする。",
"title": "因数分解(2)"
}
] |
数学演習 中学校3年生 中学校数学 3年生-数量/式の計算 問題はこちらにあります。
|
[[数学演習 中学校3年生]]
[[中学校数学 3年生-数量/式の計算]]
問題は[[数学演習 中学校3年生 式の計算|こちら]]にあります。
== 展開(1) ==
#<math>z(x+y) = xz+yz</math>
#<math>(x+4)(x+5) = x^2+5x+4x+20 = x^2+9x+20</math>
#<math>(x+3)^2 = (x+3)(x+3) = x^2+3x+3x+9 = x^2+6x+9</math>
#<math>(x-6)^2 = (x-6)(x-6) = x^2-6x-6x+36 = x^2-12x+36</math>
#<math>(x+5)(x-5) = x^2+5x-5x-25 = x^2-25</math>
#<math>(3x+4y)^2 = (3x+4y)(3x+4y) = 9x^2+12xy+12xy+16y^2 = 9x^2+24xy+16y^2</math>
#<math>(x+2y)(-x+2y) = (2y+x)(2y-x) = -x^2+4y^2</math>
#<math>2(x-2y)^2 = 2(x-2y)(x-2y) = 2(x^2-4xy+4y^2) = 2x^2-8xy+8y^2</math>
== 展開(2) ==
複雑な式は一部を文字に置き換えることにより展開しやすくなる。ある程度まで計算が進んだら置いた文字を元に戻すことを忘れずに。
1.解答の途中で<math>a^2+b^2 = A</math>としている。
:<math>\begin{align}
(a+b)^4 & = ((a+b)^2)^2 \\
& = (a^2+2ab+b^2)^2\\
& = (A+2ab)^2\\
& = A^2+2 \times A \times 2ab+4a^2b^2\\
& = A^2+4abA+4a^2b^2\\
& = (a^2+b^2)^2+4ab(a^2+b^2)+4a^2b^2\\
& = (a^4+2a^2b^2+b^4)+4a^3b+4ab^3+4a^2b^2\\
& = a^4+4a^3b+(4+2)a^2b^2+4ab^3+b^4\\
& = a^4+4a^3b+6a^2b^2+4ab^3+b^4\\
\end{align}
</math>
2.問題の<math>a+b = B</math>とする。
:<math>\begin{align}
(a+b+c)(a+b-c) & = (B+c)(B-c)\\
& = B^2-c^2\\
& = (a+b)^2-c^2\\
& = (a^2+2ab+b^2)-c^2\\
& = a^2+2ab+b^2-c^2\\
\end{align}
</math>
== 因数分解(1) ==
#<math>xy+yz = y(x+z)</math>
#<math>x^2+5x+6 = (x+2)(x+3)</math>
#<math>x^2+10x+25 = (x+5)^2</math>
#<math>x^2-8x+16 = (x-4)^2</math>
#<math>x^2-100 = (x+10)(x-10)</math>
#<math>12x^2+x-1 = (3x+1)(4x-1)</math>
#<math>9x^2-4y^2 = (3x+2y)(3x-2y)</math>
#<math>3x^2+12x+12 = 3(x^2+4x+4) = 3(x+2)^2</math>
#<math>(4x+9)(x+4)-11 = 4x^2+25x+36-11 = 4x^2+25x+25 = (4x+5)(x+5)</math>
== 因数分解(2) ==
1.問題の<math>x^3 = X</math>とする。
:<math>\begin{align}
x^6-x^3-6 & = (x^3)^2-x^3-6\\
& = X^2-X-6\\
& = (X+2)(X-3)\\
& = (x^3+2)(x^3-3)\\
\end{align}
</math>
2.問題の<math>2x+3y=C,3x-4y+D</math>とする。
:<math>\begin{align}
(2x+3y)^2-(3x-4y)^2 & = C^2-D^2\\
& = (C+D)(C-D)\\
& = (2x+3y+3x-4y)(2x+3y-3x+4y)\\
& = (5x-y)(-x+7y)\\
\end{align}
</math>
== 展開と因数分解の利用 ==
#<math>201 \times 199 = (200+1)(200-1) = 200^2-1^2 = 39999</math>
#<math>105^2 = (100+5)^2 = 100^2+2 \times 100 \times 5+5^2 = 10000+1000+25 = 11025</math>
#<math>51^2 - 49^2 = (51+49)(51-49) = 100 \times 2 = 200</math>
| null |
2020-12-07T08:57:11Z
|
[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A13%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A8%88%E7%AE%97/%E8%A7%A3%E7%AD%94
|
18,419 |
民事執行法第4条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(任意的口頭弁論)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
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"text": "(任意的口頭弁論)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(任意的口頭弁論)
;第4条
: 執行裁判所のする裁判は、口頭弁論を経ないですることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第3条]]<br>(執行裁判所)
|[[民事執行法第5条]]<br>(審尋)
}}
{{stub}}
[[category:民事執行法|004]]
| null |
2013-10-16T01:32:09Z
|
[
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|
18,420 |
民事執行法第5条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(審尋)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
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"text": "(審尋)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(審尋)
;第5条
: 執行裁判所は、執行処分をするに際し、必要があると認めるときは、利害関係を有する者その他参考人を審尋することができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第4条]]<br>(任意的口頭弁論)
|[[民事執行法第6条]]<br>(執行官等の職務の執行の確保)
}}
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[[category:民事執行法|005]]
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2013-10-16T01:34:30Z
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|
18,421 |
民事執行法第6条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行官等の職務の執行の確保)
|
[
{
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"text": "(執行官等の職務の執行の確保)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行官等の職務の執行の確保)
;第6条
# 執行官は、職務の執行に際し抵抗を受けるときは、その抵抗を排除するために、威力を用い、又は警察上の援助を求めることができる。ただし、[[民事執行法第64条の2|第64条の2]]第5項([[民事執行法第188条|第188条]]において準用する場合を含む。)の規定に基づく職務の執行については、この限りでない。
# 執行官以外の者で執行裁判所の命令により民事執行に関する職務を行うものは、職務の執行に際し抵抗を受けるときは、執行官に対し、援助を求めることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第5条]]<br>(審尋)
|[[民事執行法第7条]]<br>(立会人)
}}
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[[category:民事執行法|006]]
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2013-10-16T01:38:22Z
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|
18,422 |
民事執行法第8条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(休日又は夜間の執行)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
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"text": "(休日又は夜間の執行)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(休日又は夜間の執行)
;第8条
# 執行官等は、日曜日その他の一般の休日又は午後七時から翌日の午前七時までの間に人の住居に立ち入つて職務を執行するには、執行裁判所の許可を受けなければならない。
# 執行官等は、職務の執行に当たり、前項の規定により許可を受けたことを証する文書を提示しなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第7条]]<br>(立会人)
|[[民事執行法第9条]]<br>(身分証明書等の携帯)
}}
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[[category:民事執行法|008]]
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2013-10-16T01:41:03Z
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|
18,423 |
民事執行法第57条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(現況調査)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
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"text": "(現況調査)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(現況調査)
;第57条
# 執行裁判所は、執行官に対し、不動産の形状、占有関係その他の現況について調査を命じなければならない。
# 執行官は、前項の調査をするに際し、不動産に立ち入り、又は債務者若しくはその不動産を占有する第三者に対し、質問をし、若しくは文書の提示を求めることができる。
# 執行官は、前項の規定により不動産に立ち入る場合において、必要があるときは、閉鎖した戸を開くため必要な処分をすることができる。
# 執行官は、第1項の調査のため必要がある場合には、市町村(特別区の存する区域にあつては、都)に対し、不動産(不動産が土地である場合にはその上にある建物を、不動産が建物である場合にはその敷地を含む。)に対して課される固定資産税に関して保有する図面その他の資料の写しの交付を請求することができる。
# 執行官は、前項に規定する場合には、電気、ガス又は水道水の供給その他これらに類する継続的給付を行う公益事業を営む法人に対し、必要な事項の報告を求めることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第56条]]<br>(地代等の代払の許可)
|[[民事執行法第58条]]<br>(評価)
}}
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[[category:民事執行法|057]]
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2013-10-16T01:48:41Z
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|
18,424 |
民事執行法第11条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行異議)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(執行異議)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行異議)
;第11条
# 執行裁判所の執行処分で執行抗告をすることができないものに対しては、執行裁判所に執行異議を申し立てることができる。執行官の執行処分及びその遅怠に対しても、同様とする。
# [[民事執行法第10条|前条]]第6項前段及び第9項の規定は、前項の規定による申立てがあつた場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第10条]]<br>(執行抗告)
|[[民事執行法第12条]]<br>(取消決定等に対する執行抗告)
}}
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[[category:民事執行法|011]]
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2013-10-16T01:53:20Z
|
[
"テンプレート:前後",
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|
18,425 |
民事執行法第78条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(代金の納付)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
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"tag": "p",
"text": "(代金の納付)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(代金の納付)
;第78条
# 売却許可決定が確定したときは、買受人は、裁判所書記官の定める期限までに代金を執行裁判所に納付しなければならない。
# 買受人が買受けの申出の保証として提供した金銭及び前条第1項の規定により納付した金銭は、代金に充てる。
# 買受人が[[民事執行法第63条|第63条]]第2項第一号又は[[民事執行法第63条の2|第68条の2]]第2項の保証を金銭の納付以外の方法で提供しているときは、執行裁判所は、最高裁判所規則で定めるところによりこれを換価し、その換価代金から換価に要した費用を控除したものを代金に充てる。この場合において、換価に要した費用は、買受人の負担とする。
# 買受人は、売却代金から配当又は弁済を受けるべき債権者であるときは、売却許可決定が確定するまでに執行裁判所に申し出て、配当又は弁済を受けるべき額を差し引いて代金を配当期日又は弁済金の交付の日に納付することができる。ただし、配当期日において、買受人の受けるべき配当の額について異議の申出があつたときは、買受人は、当該配当期日から一週間以内に、異議に係る部分に相当する金銭を納付しなければならない。
# 裁判所書記官は、特に必要があると認めるときは、第1項の期限を変更することができる。
# 第1項又は前項の規定による裁判所書記官の処分に対しては、執行裁判所に異議を申し立てることができる。
# [[民事執行法第10条|第10条]]第6項前段及び第九項の規定は、前項の規定による異議の申立てがあつた場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第77条]]<br>(最高価買受申出人又は買受人のための保全処分等)
|[[民事執行法第79条]]<br>(不動産の取得の時期)
}}
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[[category:民事執行法|078]]
| null |
2013-10-16T02:01:05Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC78%E6%9D%A1
|
18,426 |
民事執行法第91条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(配当等の額の供託)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
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"text": "(配当等の額の供託)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(配当等の額の供託)
;第91条
# 配当等を受けるべき債権者の債権について次に掲げる事由があるときは、裁判所書記官は、その配当等の額に相当する金銭を供託しなければならない。
#:一 停止条件付又は不確定期限付であるとき。
#:二 仮差押債権者の債権であるとき。
#:三 [[民事執行法第39条|第39条]]第1項第七号又は[[民事執行法第183条|第183条]]第1項第六号に掲げる文書が提出されているとき。
#:四 その債権に係る先取特権、質権又は抵当権(以下この項において「先取特権等」という。)の実行を一時禁止する裁判の正本が提出されているとき。
#:五 その債権に係る先取特権等につき仮登記又は[[民事保全法第53条]]第2項 に規定する仮処分による仮登記がされたものであるとき。
#:六 仮差押え又は執行停止に係る差押えの登記後に登記された先取特権等があるため配当額が定まらないとき。
#:七 配当異議の訴えが提起されたとき。
# 裁判所書記官は、配当等の受領のために執行裁判所に出頭しなかつた債権者(知れていない抵当証券の所持人を含む。)に対する配当等の額に相当する金銭を供託しなければならない。
==解説==
*第 39条(強制執行の停止)
*第183条(不動産担保権の実行の手続の停止)
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第90条]]<br>(配当異議の訴え等)
|[[民事執行法第92条]]<br>(権利確定等に伴う配当等の実施)
}}
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[[category:民事執行法|091]]
| null |
2013-12-21T19:43:31Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC91%E6%9D%A1
|
18,427 |
民事執行法第10条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行抗告)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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{
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"text": "(執行抗告)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行抗告)
;第10条
# 民事執行の手続に関する裁判に対しては、特別の定めがある場合に限り、執行抗告をすることができる。
# 執行抗告は、裁判の告知を受けた日から一週間の不変期間内に、抗告状を原裁判所に提出してしなければならない。
# 抗告状に執行抗告の理由の記載がないときは、抗告人は、抗告状を提出した日から一週間以内に、執行抗告の理由書を原裁判所に提出しなければならない。
# 執行抗告の理由は、最高裁判所規則で定めるところにより記載しなければならない。
# 次の各号に該当するときは、原裁判所は、執行抗告を却下しなければならない。
#:一 抗告人が第3項の規定による執行抗告の理由書の提出をしなかつたとき。
#:二 執行抗告の理由の記載が明らかに前項の規定に違反しているとき。
#:三 執行抗告が不適法であつてその不備を補正することができないことが明らかであるとき。
#:四 執行抗告が民事執行の手続を不当に遅延させることを目的としてされたものであるとき。
# 抗告裁判所は、執行抗告についての裁判が効力を生ずるまでの間、担保を立てさせ、若しくは立てさせないで原裁判の執行の停止若しくは民事執行の手続の全部若しくは一部の停止を命じ、又は担保を立てさせてこれらの続行を命ずることができる。事件の記録が原裁判所に存する間は、原裁判所も、これらの処分を命ずることができる。
# 抗告裁判所は、抗告状又は執行抗告の理由書に記載された理由に限り、調査する。ただし、原裁判に影響を及ぼすべき法令の違反又は事実の誤認の有無については、職権で調査することができる。
# 第五項の規定による決定に対しては、執行抗告をすることができる。
# 第六項の規定による決定に対しては、不服を申し立てることができない。
# [[民事訴訟法第349条|民事訴訟法(平成八年法律第百九号)第349条]]の規定は、執行抗告をすることができる裁判が確定した場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
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|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
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|[[民事執行法第11条]]<br>(執行異議)
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2013-10-16T02:12:35Z
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18,428 |
機械工学/流体力学
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この解説書は翻訳であり、元記事の国籍は複数の国に及び、フランス版ウィキブックスの記事『Hydrodynamique des fluides parfaits』およびイングリッシュ版の記事『Fluid Mechanics/Fluid Properties』などを引用元とする、翻訳の文書です。
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。 また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。 また、フランス版以外やイングリッシュ版以外からの、その他の国のウィキブックスなどからの翻訳和訳も、記事内容に追加するかもしれません。
執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
時間の間隔を Δ t {\displaystyle \Delta t} 、 通過する体積を Δ V {\displaystyle \Delta V} とすると、体積流量 Q V {\displaystyle Q_{V}} は次式で与えられる。
で体積流量(Débit volumique)は、与えられる。 次の図では、
我々は、体積 V {\displaystyle V} を見て, 影付きの二つのセクション間, P {\displaystyle P} の点を通過する、 t {\displaystyle t} 、と t + Δ t {\displaystyle t+\Delta t} 時間の間 .この時点で ポイント流体速度は v {\displaystyle v} . したがって, スペースの長さは次式で与えられる。 l = v Δ t {\displaystyle l=v\Delta t} . 故に V = S v Δ t {\displaystyle V=Sv\Delta t} , とともに S {\displaystyle S} 流れのセクション、
だった。
流体が非圧縮性(ひ あっしゅくせい)のときは, 体積が流れを通じて保存されている。したがって、いずれかの 流れのポイントで、同じ体積を費やしている Δ V {\displaystyle \Delta V} 同時に Δ t {\displaystyle \Delta t} . 同時に 体積流量の保全. すなわち、すべての点において、 A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} 流れがあった
定義 :質量流量(しつりょう りゅうりょう,Débit massique)とは、その時点で毎秒あたりに通過する流体の質量である。
時間のため Δ t {\displaystyle \Delta t} の場合 彼は質量 Δ m {\displaystyle \Delta m} をついやし、次に質量流量 D m {\displaystyle D_{m}} (または q m {\displaystyle q_{m}} ) とによって与え D m = Δ m Δ t {\displaystyle D_{m}={\frac {\Delta m}{\Delta t}}}
密度を ρ {\displaystyle \rho } とすれば、密度は以下のように定義される。
流体が均一であると仮定すると、密度の式は以下のように簡略化することができる。
体積流量は質量流量に換算することができます。 Δ m = ρ Δ V {\displaystyle \Delta m=\rho \Delta V} なので D m = ρ Δ V Δ t {\displaystyle D_{m}={\frac {\rho \Delta V}{\Delta t}}}
同様に、方程式の式を使用して:dv2 を我々は得る D m = ρ S v {\displaystyle D_{m}=\rho Sv}
非圧縮性流体の場合は、質量流量と同じ特性に体積流量を求められる。 これは、すべてのポイントであることを意味 A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} 流れがあった D m , A = D m , B {\displaystyle D_{m,A}=D_{m,B}}
非圧縮性流体の流れの一部である
流れの保全によると、次のようになる。 D V , A = D V , B ⇒ S A v A = S B v B ⇒ v A = S B S A v B {\displaystyle D_{V,A}=D_{V,B}\Rightarrow S_{A}v_{A}=S_{B}v_{B}\Rightarrow v_{A}={\frac {S_{B}}{S_{A}}}v_{B}} で、あった。
など S A > S B {\displaystyle S_{A}>S_{B}} その後 V A < v B {\displaystyle V_{A}<v_{B}} . これは直感的です. 同じレートでを取得するには 小さいセクション, 増加を早める必要があります.
これは、流れの上のセクションでは、より高い速度を引き締めることは注目に値する.
次のような状況を考える:
非圧縮性流体の場合、それがあった: D V , 1 + D V , 2 = D V , 3 + D V , 4 {\displaystyle D_{V,1}+D_{V,2}=D_{V,3}+D_{V,4}} .
我々はこの結果を一般化することができます。流路の接点では、流入の和(または体積質量が)流出の和に等しい。
非圧縮性流体の連続的な流れについては2点間であった A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} 単一の現在の流線:
とともに
このような式が、ベルヌーイの方程式(L'équation de Bernoulli)である。
静水圧の場合、速度はゼロである ( v A = v B = O {\displaystyle v_{A}=v_{B}=O} ) アクチュエータはありません ( P = 0 {\displaystyle {\mathcal {P}}=0} ) だからベルヌーイ式に従って式を与えるのだった。
一つは、その後、流体静力学の基本的な関係を見つけた (したがって、ベルヌーイの定理の特殊なケースである).
下部にあるバルブでタンクを空には、このいずれかで実行され. ポイントが配置されている A {\displaystyle A} ( P A = P a t m o {\displaystyle P_{A}=P_{\mathrm {atmo} }} ) タンクの自由表面との時点で B {\displaystyle B} 表面上 タップを残しジェット( P B = P a t m o {\displaystyle P_{B}=P_{\mathrm {atmo} }} ). 参照高度をタンク底として(故に z B = 0 {\displaystyle z_{B}=0} と z A = h {\displaystyle z_{A}=h} ). 点の間にはアクチュエータがありません A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} ( P e x t = 0 {\displaystyle {\mathcal {P}}_{\mathrm {ext} }=0} ).
ベルヌーイ方程式になる
流体は非圧縮性である点間 A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} との点間での体積流量の保全があります. または
しかし、セクション S A {\displaystyle S_{A}} 点 A {\displaystyle A} (通常)バルブのセクションよりもはるかに大きい ( S B {\displaystyle S_{B}} ). もし S A ≫ S B ⇒ S B S A ≪ 1 ⇒ v B ≫ v A ⇒ v A 2 ≪ v B 2 {\displaystyle S_{A}\gg S_{B}\Rightarrow {\frac {S_{B}}{S_{A}}}\ll 1\Rightarrow v_{B}\gg v_{A}\Rightarrow v_{A}^{2}\ll v_{B}^{2}} . その後、我々は言葉を無視することができます v A 2 {\displaystyle v_{A}^{2}} 方程式式でeq:tori1.
その後, 簡素化した後 P a t m o {\displaystyle P_{\mathrm {atmo} }} と再編
この式は、(このセクションのすべての方程式のように)知っているされていません しかし、あなたはそれを見つけるために使用されているデモンストレーションおよび仮定を知っている必要があります。
私たちは、サイズにポンプを試す P {\displaystyle P} 高さにタンクから水を供給する h {\displaystyle h}
前節と同様に、我々 P A = P B = P a t m o {\displaystyle P_{A}=P_{B}=P_{\mathrm {atmo} }} , z A = 0 {\displaystyle z_{A}=0} と z B = h {\displaystyle z_{B}=h} . 通常は、流体のセクションに同じ近似を行うことができます A {\displaystyle A} と B {\displaystyle B} , だから私たちは無視することができます v A 2 {\displaystyle v_{A}^{2}} . ベルヌーイの式 になる (簡素化圧力後) ρ g h + 1 2 ρ v B 2 = P e x t D V {\displaystyle \rho gh+{\frac {1}{2}}\rho v_{B}^{2}={\frac {{\mathcal {P}}_{\mathrm {ext} }}{D_{V}}}}
質量流量の関数としてこの式を書き換えることが可能である D m = ρ S v B {\displaystyle D_{m}=\rho Sv_{B}} . その後、我々
(Effet Venturi) 引き締めと流れです
ベルヌーイ方程式で, 等しい高度だった ( z A = z B {\displaystyle z_{A}=z_{B}} ) およびno 作動装置 ( P e x t = 0 {\displaystyle {\mathcal {P}}_{\mathrm {ext} }=0} ). したがって、我々は得る
使い方 当式:速度が得られる
誤算 : 自乗に比べてSb/Saを置くべき
など S B < S A {\displaystyle S_{B}<S_{A}} だった P A − P B > 0 {\displaystyle P_{A}-P_{B}>0} または P B < P A {\displaystyle P_{B}<P_{A}} . これは、より多くの流れが収縮し、圧力が低下することを示している。
短所 - 直感的な結果もベンチュリーのパラドックスと呼ばれています。この効果は、しかし、本物である これは、特に嵐の間に屋根を引き裂くための責任があるものです またはそうでなければ、航空機の飛行の原理である。
粘度(「ねんど」。記号はμ、ギリシャ文字のμで表される、英:Viscosity)とは、物性値である。 粘度は流体に固有の値であり、それは流体の流れの抵抗力を測定する。 流体の特性にもかかわらず、流体が動いているときにのみ、その効果が理解される。
異なる要素が異なる速度で移動すると、各要素がそれと一緒に、その隣接要素を引きずろうとします。したがって、せん断応力は、異なる速度の流体要素の間に発生します。
せん断応力と速度場の関係は、アイザック·ニュートンによって研究され、彼はせん断応力が速度勾配に正比例していることを提案した。 τ = μ ∂ u ∂ y {\displaystyle \tau =\mu {\frac {\partial u}{\partial y}}} 比例定数は、動的粘性係数(coefficient of dynamic viscosity)と呼ばれています。
動粘度(kinematic viscosity)として知られている別の係数、 ( ν {\displaystyle \nu } , ギリシア文字の「ニュー」) の定義は、動的粘度と密度の比として定義される。
すなわち、 ν = μ / ρ {\displaystyle \nu =\mu /\rho }
それは、流体の流れに対する抵抗を定量化する流体の特性である。
無次元数(Dimensionless parameters)は、分析を単純化し、単位を参照することなく、物理的な状況を記述するために使用される。無次元量は、それに関連付けられた物理的な単位を持っていません。
レイノルズ数(Reynolds Number)は、(オズボーン=レイノルズ、1842年から1912年後)は、流体の流れの研究で使用されている。これは慣性と粘性の効果の相対的な強さを比較します。
レイノルズ数の値は以下のように定義される: R e = ρ V L μ = V L ν {\displaystyle Re={\frac {\rho VL}{\mu }}={\frac {VL}{\nu }}}
ここで ρ(rho) は密度であり, μ(mu) は粘度(ねんど)であり, V は流れの代表的な速度であり, そして L は代表長さである。
くわえて, 変数 ν(nu) は 動粘度 (どうねんど)と定義される.
低い Re はクリープ流れ(creeping flow)を示し, 中間の Re は 層流 (そうりゅう、laminar flow)であり, 高い Re は 乱流 (らんりゅう、turbulent flow)を示す。
レイノルズ数は、異なる流れの条件を考慮して変換することができる。例えば、パイプ内の流れのためのレイノルズ数は次式で表され
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"text": "レイノルズ数の値は以下のように定義される: R e = ρ V L μ = V L ν {\\displaystyle Re={\\frac {\\rho VL}{\\mu }}={\\frac {VL}{\\nu }}}",
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"text": "R e = ρ u d μ {\\displaystyle Re={\\frac {\\rho ud}{\\mu }}}",
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この解説書は翻訳であり、元記事の国籍は複数の国に及び、フランス版ウィキブックスの記事『Hydrodynamique des fluides parfaits』およびイングリッシュ版の記事『Fluid Mechanics/Fluid Properties』などを引用元とする、翻訳の文書です。 加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。 現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。
また、フランス版以外やイングリッシュ版以外からの、その他の国のウィキブックスなどからの翻訳和訳も、記事内容に追加するかもしれません。 執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
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この解説書は翻訳であり、元記事の国籍は複数の国に及び、フランス版ウィキブックスの記事『Hydrodynamique des fluides parfaits』およびイングリッシュ版の記事『Fluid Mechanics/Fluid Properties』などを引用元とする、翻訳の文書です。
;協力者の募集
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
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執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
== 流量 ==
=== 体積流量 ===
時間の間隔を<math>\Delta t</math>、 通過する体積を <math>\Delta V</math> とすると、体積流量<math>Q_V</math> は次式で与えられる。
:<math>
Q_V = \frac{\Delta V}{\Delta t}
</math>
で体積流量(Débit volumique)は、与えられる。
次の図では、
[[Image:Physique Hydrodynamique demodebits.png|center]]
我々は、体積 <math>V</math>を見て, 影付きの二つのセクション間,
<math>P</math> の点を通過する、 <math>t</math>、と <math>t+\Delta t</math>時間の間 .この時点で
ポイント流体速度は <math>v</math>. したがって, スペースの長さは次式で与えられる。<math>l = v \Delta t</math>. 故に
<math>V = S v \Delta t</math>, とともに <math>S</math> 流れのセクション、
:<math>
Q_V = \frac{S v \Delta t}{\Delta t} = S v
</math>
だった。
流体が'''非圧縮性'''(ひ あっしゅくせい)のときは, 体積が流れを通じて保存されている。したがって、いずれかの
流れのポイントで、同じ体積を費やしている <math>\Delta V</math> 同時に <math>\Delta t</math>. 同時に
体積流量の保全. すなわち、すべての点において、 <math>A</math> と <math>B</math> 流れがあった
:<math>
Q_{V,A} = Q_{V,B} = Q_{V,C}
</math>
[[Image:Physique Hydrodynamique conservationdebits.png|center]]
=== 質量流量 ===
定義 :'''質量流量'''(しつりょう りゅうりょう,Débit massique)とは、その時点で毎秒あたりに通過する流体の質量である。
時間のため<math>\Delta t</math>の場合 彼は質量 <math>\Delta m</math> をついやし、次に質量流量 <math>D_m</math> (または
<math>q_m</math>) とによって与え
<math>
D_m = \frac{\Delta m}{\Delta t}
</math>
密度を<math> \rho </math>とすれば、密度は以下のように定義される。
:<math> \rho = \lim_{\Delta V\rightarrow 0} \frac {\Delta m}{\Delta V }\, = \frac {dm}{dV}</math>
流体が均一であると仮定すると、密度の式は以下のように簡略化することができる。
:<math> \rho = \frac {{m}}{{V}} </math>
体積流量は質量流量に換算することができます。 <math>\Delta m = \rho \Delta V</math> なので
<math>
D_m = \frac{\rho \Delta V}{\Delta t}
</math>
同様に、方程式の式を使用して:dv2 を我々は得る
<math>
D_m = \rho S v
</math>
非圧縮性流体の場合は、質量流量と同じ特性に体積流量を求められる。 これは、すべてのポイントであることを意味 <math>A</math> と <math>B</math> 流れがあった
<math>
D_{m,A} = D_{m,B}
</math>
=== プロパティ ===
==== 節に応じた速度を変える ====
非圧縮性流体の流れの一部である
[[Image:Physique Hydrodynamique vitessesection.png|center]]
流れの保全によると、次のようになる。
<math>
D_{V,A} = D_{V,B} \Rightarrow S_A v_A = S_B v_B \Rightarrow v_A = \frac{S_B}{S_A} v_B
</math>
で、あった。
など <math>S_A > S_B</math> その後 <math>V_A < v_B</math>. これは直感的です. 同じレートでを取得するには
小さいセクション, 増加を早める必要があります.
これは、流れの上のセクションでは、より高い速度を引き締めることは注目に値する.
==== 流路の接点での振る舞い ====
次のような状況を考える:
[[Image:Physique Hydrodynamique noeudshydro.png|center]]
非圧縮性流体の場合、それがあった: <math> D_{V,1} + D_{V,2}= D_{V,3} + D_{V,4}</math>.
我々はこの結果を一般化することができます。流路の接点では、流入の和(または体積質量が)流出の和に等しい。
== ベルヌーイの方程式 ==
非圧縮性流体の連続的な流れについては2点間であった <math>A</math> と <math>B</math> 単一の現在の流線:
:<math>
P_B + \rho g z_B + \frac{1}{2} \rho v_B^2 - \left( P_A + \rho g z_A + \frac{1}{2} \rho v_A^2
\right) = \frac{\mathcal{P}_{\mathrm{ext}}}{D_V}
</math>
とともに
* <math>P_B</math> は圧力で、点<math>B</math>で。
* <math>\rho</math> 流体の密度
* <math>g = 10 \mathrm{m}.\mathrm{s}^{-2}</math> 重力加速度
* <math>z_B</math> 標高で、点 <math>B</math>で。
* <math>v_B</math> 速度で、 点 <math>B</math>で。
* <math>\mathcal{P}_{\mathrm{ext}}</math> 流れの外部アクチュエータ (ポンプ,
タービン,…).
アクチュエータは、流れを供給する場合 (ポンプ,…) その後 <math>\mathcal{P}_\mathrm{ext}>0</math>.
アクチュエータは、力を受けた場合 (タービン,…) その後 <math>\mathcal{P}_\mathrm{ext}<0</math>.
* <math>D_V</math> 体積流量
このような式が、ベルヌーイの方程式(L'équation de Bernoulli)である。
=== 実例 ===
==== 水圧限界 ====
静水圧の場合、速度はゼロである (<math>v_A = v_B = O</math>) アクチュエータはありません (<math>\mathcal{P}=0</math>) だからベルヌーイ式に従って式を与えるのだった。
:<math>
P_A + \rho g z_A = P_B + \rho g z_B
</math>
一つは、その後、流体静力学の基本的な関係を見つけた (したがって、ベルヌーイの定理の特殊なケースである).
==== タンクを排水 --- トリチェリ式 ====
[[Image:Physique Hydrodynamique toricelli.png|center]]
下部にあるバルブでタンクを空には、このいずれかで実行され. ポイントが配置されている
<math>A</math> (<math>P_A=P_\mathrm{atmo}</math>) タンクの自由表面との時点で <math>B</math> 表面上
タップを残しジェット(<math>P_B=P_\mathrm{atmo}</math>).
参照高度をタンク底として(故に <math>z_B=0</math> と <math>z_A=h</math>).
点の間にはアクチュエータがありません <math>A</math> と <math>B</math> (<math>\mathcal{P}_\mathrm{ext}=0</math>).
ベルヌーイ方程式になる
:<math>
P_\mathrm{atmo} + \rho g h + \frac{1}{2} \rho v_A^2 = P_\mathrm{atmo} + \frac{1}{2} \rho v_B^2
</math>
流体は非圧縮性である点間<math>A</math> と <math>B</math>との点間での体積流量の保全があります.
または
:<math>
D_{V,A} = D_{V,B} \Rightarrow
S_A v_A = S_B v_B \Rightarrow
v_A = \frac{S_B}{S_A} v_B
</math>
しかし、セクション <math>S_A</math> 点 <math>A</math> (通常)バルブのセクションよりもはるかに大きい (<math>S_B</math>).
もし <math>S_A \gg S_B \Rightarrow \frac{S_B}{S_A} \ll 1 \Rightarrow v_B \gg v_A \Rightarrow v_A^2 \ll
v_B^2</math>. その後、我々は言葉を無視することができます <math>v_A^2</math> 方程式式でeq:tori1.
その後, 簡素化した後 <math>P_\mathrm{atmo}</math> と再編
:<math>
v_B = \sqrt{2 g h}
</math>
この式は、(このセクションのすべての方程式のように)知っているされていません
しかし、あなたはそれを見つけるために使用されているデモンストレーションおよび仮定を知っている必要があります。
==== ポンプのサイズ変更 ====
私たちは、サイズにポンプを試す <math>P</math>高さにタンクから水を供給する <math>h</math>
[[Image:Physique Hydrodynamique pompe.png|center]]
前節と同様に、我々 <math>P_A = P_B = P_\mathrm{atmo}</math>, <math>z_A=0</math> と <math>z_B=h</math>. 通常は、流体のセクションに同じ近似を行うことができます <math>A</math> と <math>B</math>, だから私たちは無視することができます <math>v_A^2</math>. ベルヌーイの式 になる (簡素化圧力後)
<math>
\rho g h + \frac{1}{2} \rho v_B^2 = \frac{\mathcal{P}_\mathrm{ext}}{D_V}
</math>
質量流量の関数としてこの式を書き換えることが可能である <math>D_m = \rho S v_B</math>. その後、我々
:<math>
\mathcal{P}_\mathrm{ext} = D_m \left(g h + \frac{1}{2} \frac{D_m^2}{\rho ^ 2 S^2} \right)
</math>
==== ベンチュリ効果 ====
(Effet Venturi)
引き締めと流れです
ベルヌーイ方程式で, 等しい高度だった
(<math>z_A = z_B</math>) およびno
作動装置 (<math>\mathcal{P}_\mathrm{ext}=0</math>). したがって、我々は得る
:<math>
P_A + \frac{1}{2} \rho v_A^2 = P_B + \frac{1}{2} \rho v_B^2 \Rightarrow
P_A - P_B = \frac{1}{2} \rho \left(v_B^2 - v_A^2 \right)
</math>
使い方 当式:速度が得られる
:<math>
P_A - P_B = \frac{1}{2} \rho v_B^2 \left(1 - \frac{S_B^2}{S_A^2} \right)
</math>
誤算 : 自乗に比べてSb/Saを置くべき
など <math>S_B < S_A</math> だった <math>P_A - P_B > 0</math> または <math>P_B < P_A</math>. これは、より多くの流れが収縮し、圧力が低下することを示している。
短所 - 直感的な結果もベンチュリーの''パラドックス''と呼ばれています。この効果は、しかし、本物である
これは、特に嵐の間に屋根を引き裂くための責任があるものです
またはそうでなければ、航空機の飛行の原理である。
== 粘性 ==
粘度(「ねんど」。記号はμ、ギリシャ文字のμで表される、英:Viscosity)とは、物性値である。
粘度は流体に固有の値であり、それは流体の流れの抵抗力を測定する。
流体の特性にもかかわらず、流体が動いているときにのみ、その効果が理解される。
異なる要素が異なる速度で移動すると、各要素がそれと一緒に、その隣接要素を引きずろうとします。したがって、せん断応力は、異なる速度の流体要素の間に発生します。
[[Image:Laminar_shear_flow.svg|frame|center|層流せん断流における速度勾配]]
せん断応力と速度場の関係は、アイザック·ニュートンによって研究され、彼はせん断応力が速度勾配に正比例していることを提案した。
<math>\tau = \mu \frac{\partial u} {\partial y}</math>
比例定数は、動的粘性係数(coefficient of dynamic viscosity)と呼ばれています。
動粘度(kinematic viscosity)として知られている別の係数、 (<math> \nu </math>, ギリシア文字の「ニュー」) の定義は、動的粘度と密度の比として定義される。
すなわち、<math> \nu = \mu / \rho </math>
それは、流体の流れに対する抵抗を定量化する流体の特性である。
===無次元数===
無次元数(Dimensionless parameters)は、分析を単純化し、単位を参照することなく、物理的な状況を記述するために使用される。無次元量は、それに関連付けられた物理的な単位を持っていません。
=== レイノルズ数 ===
レイノルズ数(Reynolds Number)は、(オズボーン=レイノルズ、1842年から1912年後)は、流体の流れの研究で使用されている。これは慣性と粘性の効果の相対的な強さを比較します。
レイノルズ数の値は以下のように定義される:
<math>
Re = \frac{\rho V L}{\mu} = \frac{VL}{\nu}
</math>
ここで ''ρ''(rho) は密度であり, ''μ''(mu) は粘度(ねんど)であり, ''V'' は流れの代表的な速度であり, そして ''L'' は代表長さである。
{| border="0" cellpadding="6" cellspacing="0"
|- style="background:#235e2d;font-weight:bold; color:white; "
|width="640"|例0.1:平板フローのレイノルズ数
|-style="background:#deeede;"
|温度293K、密度1.225 kg m<sup>-3</sup> では、エアーは1m s<sup>-1</sup>で平板を過ぎて流れている。平板の前縁から1メートル下流のレイノルズ数は何ですか?
|-style="background:#f5fff5;"
| 空気の絶対粘度は1.8 × 10-5 N s m<sup>-2</sup>である .
<math>
Re = \frac{\rho V L}{\mu} = \frac{ 1.225 (1) (1)}{1.8E10^{-5}}
= 68,055
</math>
|}
くわえて, 変数 ''ν''(nu) は ''動粘度'' (どうねんど)と定義される.
低い ''Re'' はクリープ流れ(creeping flow)を示し, 中間の ''Re'' は ''層流'' (そうりゅう、laminar flow)であり, 高い ''Re'' は ''乱流'' (らんりゅう、turbulent flow)を示す。
レイノルズ数は、異なる流れの条件を考慮して変換することができる。例えば、パイプ内の流れのためのレイノルズ数は次式で表され
<math>
Re=\frac{\rho u d}{\mu}
</math>
ここで ''u'' は パイプ内にある流体の流速の平均であり 、そして ''d'' は パイプの内径.
{{DEFAULTSORT:きかいこうかくりゆうたいりきかく}}
[[カテゴリ:流体力学]]
[[fr:Hydrodynamique des fluides parfaits]]
[[en:Fluid Mechanics/Fluid Properties]]
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2013-10-16T10:09:51Z
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2024-03-15T21:14:00Z
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[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%B7%A5%E5%AD%A6/%E6%B5%81%E4%BD%93%E5%8A%9B%E5%AD%A6
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18,429 |
動力車操縦者試験
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メインページ > 技術 > 動力車操縦者試験
メインページ > 試験 > 資格試験 > 動力車操縦者試験
鉄道車両を運転するのに必要な運転免許を国家試験で受験する方法や動力車操縦者養成所で受講して技能試験に合格し、国家試験で学科試験を受けて取得する試験である。受験資格は満20歳以上。
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メインページ > 技術 > 動力車操縦者試験 メインページ > 試験 > 資格試験 > 動力車操縦者試験 鉄道車両を運転するのに必要な運転免許を国家試験で受験する方法や動力車操縦者養成所で受講して技能試験に合格し、国家試験で学科試験を受けて取得する試験である。受験資格は満20歳以上。
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鉄道車両を運転するのに必要な運転免許を国家試験で受験する方法や[[w:動力車操縦者養成所|動力車操縦者養成所]]で受講して技能試験に合格し、国家試験で学科試験を受けて取得する試験である。受験資格は満20歳以上。
== 試験の内容 ==
*[[動力車操縦者試験/動力車の操縦に関して必要な身体検査]]
*[[動力車操縦者試験/動力車の操縦に関して必要な適性検査]]
*[[動力車操縦者試験/動力車の操縦に関する法令並びに動力車の構造及び機能に関する筆記試験]]
*[[動力車操縦者試験/動力車の操縦に関する実技試験]]
[[Category:資格試験|とうりよくしやそうしゆうしやしけん]]
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2016-10-01T10:02:44Z
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18,430 |
機械工学/材料力学
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この解説書は翻訳であり、元記事はフランス版ウィキブックスの記事『La théorie des poutres/Hypothèses sur le matériau』である。
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。 また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。
執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
建設(機械工学、土木工学)で使用可能なすべての材料の中で、我々は、最も単純な性質を持つものとして、ここで勉強する:これらは、継続的な均質で等方性であることが必要です。
連続的な空気がある肉眼や手の下で、すべての材料は:木製のテーブル、コンピュータプラスチック、金属製のハンドルは、空であることが表示されません。実際には、我々はその物質が炭素原子で構成されている知って、各原子が結晶粒材料の一種であり、材料が壊れ、空の完全な事実である。
私たちは、巨視的なスケールで立って、私達は、0.01ミリメートルの詳細(10より小さく表示されません-5 M)。私たちのために、問題が進行中である。無孔(スポンジ、多孔質材料)、クラックなし、なしの独立繊維(組織):我々は目の不連続を検出できるので、これは材料を除外します。
数学的な観点からは、使用される空間の機能はゲームごとの微分可能であってもオブジェクトでも進行中であり、ことを示唆しているつもり。
私たちは部屋の2巨視的枚が同じ機械的特性を持っている、または巨視的部分のどの部分に部屋自体と同じ機械的特性を検討してください。材料の挙動を特徴づける数量したがって、部屋の中の任意の時点で同一の値を有する。次いで、材料を均質であると言われている。
と言うことです。この金額異種の材料を除外するため、肉眼で区別することができますいくつかのコンポーネントから成りたつ。:コンクリート Béton(セメントciment + 砂sable + 砂利gravier)、複合材料( 繊維fibres+マトリックスmatrice,マトリックスmatrice + 粒子particules )、発泡体( マトリックスmatrice + 空気air) )。
私たちは、機械的性質が方向に関係なく同じであることを考慮してください。我々は単に材料のキューブにニンジンを取ると、私たちが引っ張っている場合たとえば、彼の行動(荷重下での変形、破壊挙動)は、我々はトレパニング方向に依存しない。このような材料は等方性(とうほうせい)と呼ばれています。
金属部品は、しばしば(圧延、押出成形、スタンピング)粉砕することによって得られる。それらは、熱処理を受けない場合には(再結晶化アニール)抵抗を考慮すると方向は同じではなく、(非等方性)弱異方性である。特に、積層シートは、折りたたんでシェーピングを示して横方向(TD)に圧延方向に大きな抵抗(LD)がある(裂ける場合がに対して垂直に折り曲げられる弱い方向)。それらは、熱処理を受けない場合には(再結晶化アニール)抵抗を考慮方向と同じではなく、(非等方性)弱異方性である。 特に、積層シートは、折りたたんでシェーピングを示して横方向(TD)に圧延方向に大きな抵抗(LD)がある(裂ける場合がに対して垂直に折り曲げられる弱い方向)。
繊維材料 - コンクリート、木材、布、繊維複合 - またはラメラ - サンドイッチ - 彼らは非常に異方性があります。
あなたは厳密な仮定を強制したい場合は、勉強するための唯一の少数の材料があります...我々は、 "少し近視眼的"であるとの仮定のいくつかの違いを受け入れ、特に低異方性を受け入れます。 使用される材料は、主に金属及び合金並びにプラスチックである。
もちろん、何もコンクリートまたは複合材料の計算を使用することを妨げるものはない。結果が間違っているでしょうが、それにもかかわらず、実際の結果の大きさの順序を持つことになります。
私たちは、関心の規模を考慮する必要があります。機械工学の場合、0.01ミリメートルのオーダーの規模では、これは典型的な精密製造であるとして。土木工学において、精密製造はcmのオーダーであるので、コンクリートが1mmの規模で均質で研究することができると考えることができる。地球物理学では、6400キロの半径が地球を通じて地震波の伝播に興味がある、約10mの規模で、岩が均質とみなすことができる(duexキューブロック10メートルのエッジ)は、同じ動作を持っているので、継続性の仮定は、このフィールドで有効です。
私たちのために、材料は主に研究室のいずれかの時点で同じ値を持つ4つの変数によって定義されます :
これらの値は、機械的試験により得られる。我々は2つの簡単なテスト、引張試験(ひっぱりしけん) と せん断試験 を検討します。
引張試験(ひっぱりしけん,essai de traction)とは、引張を試料にする試験です。機械のフレームワークを保持しているので、試料は、この引張に抵抗します。:この引張試験を行うには、引張試験機(machine de traction)に試料を取り付ける必要がある。
試験結果として試料は変形し、彼は部屋を破るために取る必要のある力は、空間のサイズに依存します。したがって、我々は長さ1メートル〜1ミリメートル部の架空の筒状部に還元される2力によって引き伸ばされる F → {\displaystyle {\overrightarrow {\mathrm {F} }}} 一の端部における力 - − F → {\displaystyle -{\overrightarrow {\mathrm {F} }}} 他端に。引張強度Rm は、部屋を破るために使用されるように、ニュートン(N)の力であるので、平方ミリメートル当たりのニュートンで、どちらメガパスカル(1MPa = 1N/mm)。 この作品は、製造、取り扱いが非常に困難であるので、( "plate")円筒形または長方形のピースを使用してSのセクション 努力は試料がマシンに接続されて終了すると、でより重要であり、両端はブレークが中央部に行われることを確認するために展開されます。"キャリブレーションパート"と呼ばれるこの中央エリアには、初期の長さl0。
垂直応力σ(ギリシャ文字シグマ)は、次のように断面の面積Sで割った引張力Fのように定義されます。
応力、圧力の単位としてパスカルを使用しています。に均質であることがわかった 一般教育では、国際単位と10表記の権限が使用され、その後、面積は平方メートル(m)、パスカルの応力(Pa)で、そして
と
引張強さRmは、 試料を破壊するのに必要な応力σです。
引張による長さの増加Δlを初期長さl0で割る。 これは、相対ひずみε(ギリシャ文字のイプシロン)を与える:
しばしば、ひずみはパーセンテージでε%と与えられます。 :
引張試験は、それぞれの瞬間に力F(N)と伸びΔl (mm)を保存し、それが壊れるまで連続試験を受けることがある。 これらのデータは、それぞれ、σ(MPa)を、ひずみε(無次元)、曲線σ = ƒ(ε)をプロットする垂直応力に変換されます。
この曲線は"引張曲線"(ひっぱりきょくせん)と呼ばれ、金属のために、一般的に曲線の3種類があります。 : 延性のある降伏曲線、弾性/塑性遷移相を有する曲線、および脆弱での曲線:
延性または可鍛性材料、ハンマーやストレッチによって形状に置くことができる素材です。負荷に応じて、我々は:
曲線は、このように4つのエリアがあります:
カーブの開始までの、原点を通る直線部分は弾性である。 ; それは、このように フックの法則(loi de Hooke ) と呼ばれる線形法則に従います。:
Eの値が高い場合、それは一般的には GPa で変換する。ヤング率Eとは剛性(ごうせい)である材料を表す特性である :
弾性とプラスチックのフェーズでは、変形が均一である:変形はどこでも同じである。高い負荷のために、変形がくびれ、ネッキング現象を形成エリアに集中している。遊びはストレスが減少する理由である、弱いです。そして、凹部が破損につながる首の領域に形成されている。
本当の引張曲線は、けっして上記の1のようには、理想的ではありません。私たちは、行動の2つの一般的なタイプを区別します。
フェライト鋼を含むいくつかの合金は、応力 - 歪み曲線は、弾性部と塑性部分との間に鋭い遷移を示す図である。これは時々、振動(ポルトバン-ルシャトリエ効果 ,effet Portevin-Le Chatellier)を伴っている。私たちは、定義することができます。
いくつかの合金について、たとえばオーステナイト系ステンレス鋼(訳注:軟鋼)aciers inoxydables austénitiquesでは、徐々に引張りカーブが曲がる。だから弾性部分とプラスチック部分の間には、明確な境界はありません。したがって、我々は、弾性限界Rp0,2 % (MPa)を定義し、0.2%の塑性変形を与える応力(MPa)を0.2%弾性限界に用いる。Eヤング率および引張強度Rm でも、同様に定義されている。
いくつかの材料は、弾性範囲で破れる。私たちは、脆性(ぜいせい)材料 Matériau fragile を考えよう。これは、マルテンサイト鋼(aciers martensitiques)の場合や、あるいはガラス、セラミックス、または非延性の鉄の場合です。テストがない障害が発生する前にネッキングを示していない、破断面は、滑らかな側面から構成されています。 Certains matériaux cassent dans le domaine élastique. On parle de matériaux fragiles. C'est le cas des aciers martensitiques, du verre, des céramiques, des fontes non ductiles. L'éprouvette ne présente pas de striction avant rupture ; le faciès de rupture est composé de facettes lisses.
両方のパラメータは、曲線の一部に定義することができる。引張強度Rm (MPa)、その曲線のピークであり、ヤング率E(GPaで)、すなわち、曲線の直線部分の勾配である。
プラスチック(粘弾性、粘塑性)を含む他の多くの動作があります。
しばしば、圧縮強度と引張強度とは異なることに注意してください。これは、トラクションおよび圧縮のために、おそらくRmの値、およびReを有することができる。圧縮試験は、試料を粉砕するだけです。
Pour un matériau ductile, on a les gammes de contrainte suivantes :
脆性材料の場合は、ストレスの次の行があります:
単純せん断(cisaillement simple)は、二つの相反する力 F → {\displaystyle {\vec {\mathrm {F} }}} に適用され、 − F → {\displaystyle -{\vec {\mathrm {F} }}} 中立軸(断面にすなわち平行)に垂直に、アプリケーションは、非常に近いステッチ(または屈曲の区域内にある)である。局部的にビームがZの形をとる。
移動記録 vとし、ひずみを推定、努力の間にビームの傾きのラジアン単位の角度として定義され、γと表記。注意してください。我々はΔx呼び出す場合、その後力の作用点の間の距離は、その後
引張は小さなひずみで行われる。 τは次式によって定義される。
今回は、力は断面積Sに平行である.
曲線が得られτ = ƒ(γ), 小さな変形で直線部分を有する. それはフックの法則に似て法律を起動する必要があり
モジュールGは、素材の特性であり、一般的にギガパスカル(GPa)で表される。
Par ailleurs, on définit pour les matériaux ductiles la limite élastique au glissement Reg, et la résistance au cisaillement Rmg :
脆性材料の場合は、ストレスの次の行があります:
汎用鋼(純粋な低炭素鋼)であったため
とドライブまたは鋳鋼
特定のデータの不存在下で、金属に撮影することができ
我々は持っている:
強度計算は、既知の負荷を想定している。しかし、実際の負荷は、不注意・衝撃・誤用により、想定を超えることがあります。 ... 可能性のある過負荷への対応として、安全係数(あんぜんけいすう,coefficient de sécurité)を考慮する必要がある。安全係数の表記はsである。
この安全係数は時々、規格(きかく、norme)で定められる - つまり、国や業界によっては、規格で用いる安全係数の値が定義されている場合もある。
壊れやすい材料のために、我々は拡張するための実用的な抵抗性を次式で定義する :
延性材料のためには、限られた弾性を超えないように努めています:私たちは塑性ルームサービスを変形する場合確かに、それは、もはや元の形状を持っていない、もはや機能しないかもしれない。我々は拡張するための実用的な抵抗性を次に定義する:
同様に、私たちは、脆性材料に対して定義
と延性材料
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"text": "引張試験(ひっぱりしけん,essai de traction)とは、引張を試料にする試験です。機械のフレームワークを保持しているので、試料は、この引張に抵抗します。:この引張試験を行うには、引張試験機(machine de traction)に試料を取り付ける必要がある。",
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"text": "試験結果として試料は変形し、彼は部屋を破るために取る必要のある力は、空間のサイズに依存します。したがって、我々は長さ1メートル〜1ミリメートル部の架空の筒状部に還元される2力によって引き伸ばされる F → {\\displaystyle {\\overrightarrow {\\mathrm {F} }}} 一の端部における力 - − F → {\\displaystyle -{\\overrightarrow {\\mathrm {F} }}} 他端に。引張強度Rm は、部屋を破るために使用されるように、ニュートン(N)の力であるので、平方ミリメートル当たりのニュートンで、どちらメガパスカル(1MPa = 1N/mm)。 この作品は、製造、取り扱いが非常に困難であるので、( \"plate\")円筒形または長方形のピースを使用してSのセクション 努力は試料がマシンに接続されて終了すると、でより重要であり、両端はブレークが中央部に行われることを確認するために展開されます。\"キャリブレーションパート\"と呼ばれるこの中央エリアには、初期の長さl0。",
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"text": "応力、圧力の単位としてパスカルを使用しています。に均質であることがわかった 一般教育では、国際単位と10表記の権限が使用され、その後、面積は平方メートル(m)、パスカルの応力(Pa)で、そして",
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"text": "引張試験は、それぞれの瞬間に力F(N)と伸びΔl (mm)を保存し、それが壊れるまで連続試験を受けることがある。 これらのデータは、それぞれ、σ(MPa)を、ひずみε(無次元)、曲線σ = ƒ(ε)をプロットする垂直応力に変換されます。",
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"text": "弾性とプラスチックのフェーズでは、変形が均一である:変形はどこでも同じである。高い負荷のために、変形がくびれ、ネッキング現象を形成エリアに集中している。遊びはストレスが減少する理由である、弱いです。そして、凹部が破損につながる首の領域に形成されている。",
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"text": "フェライト鋼を含むいくつかの合金は、応力 - 歪み曲線は、弾性部と塑性部分との間に鋭い遷移を示す図である。これは時々、振動(ポルトバン-ルシャトリエ効果 ,effet Portevin-Le Chatellier)を伴っている。私たちは、定義することができます。",
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"text": "移動記録 vとし、ひずみを推定、努力の間にビームの傾きのラジアン単位の角度として定義され、γと表記。注意してください。我々はΔx呼び出す場合、その後力の作用点の間の距離は、その後",
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この解説書は翻訳であり、元記事はフランス版ウィキブックスの記事『La théorie des poutres/Hypothèses sur le matériau』である。 加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。 現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。 執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
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この解説書は翻訳であり、元記事はフランス版ウィキブックスの記事『La théorie des poutres/Hypothèses sur le matériau』である。
;協力者の募集
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。
執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
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== 本文 ==
建設(機械工学、土木工学)で使用可能なすべての材料の中で、我々は、最も単純な性質を持つものとして、ここで勉強する:これらは、継続的な均質で等方性であることが必要です。
== 連続の仮定 ==
連続的な空気がある肉眼や手の下で、すべての材料は:木製のテーブル、コンピュータプラスチック、金属製のハンドルは、空であることが表示されません。実際には、我々はその物質が炭素原子で構成されている知って、各原子が結晶粒材料の一種であり、材料が壊れ、空の完全な事実である。
私たちは、巨視的なスケールで立って、私達は、0.01ミリメートルの詳細(10より小さく表示されません-5 M)。私たちのために、問題が進行中である。無孔(スポンジ、多孔質材料)、クラックなし、なしの独立繊維(組織):我々は目の不連続を検出できるので、これは材料を除外します。
数学的な観点からは、使用される空間の機能はゲームごとの微分可能であってもオブジェクトでも進行中であり、ことを示唆しているつもり。
== 均質性の仮定 ==
私たちは部屋の2巨視的枚が同じ機械的特性を持っている、または巨視的部分のどの部分に部屋自体と同じ機械的特性を検討してください。材料の挙動を特徴づける数量したがって、部屋の中の任意の時点で同一の値を有する。次いで、材料を均質であると言われている。
と言うことです。この金額異種の材料を除外するため、肉眼で区別することができますいくつかのコンポーネントから成りたつ。:コンクリート Béton(セメントciment + 砂sable + 砂利gravier)、複合材料( 繊維fibres+マトリックスmatrice,マトリックスmatrice + 粒子particules )、発泡体( マトリックスmatrice + 空気air) )。
== 等方性の仮定 ==
私たちは、機械的性質が方向に関係なく同じであることを考慮してください。我々は単に材料のキューブにニンジンを取ると、私たちが引っ張っている場合たとえば、彼の行動(荷重下での変形、破壊挙動)は、我々はトレパニング方向に依存しない。このような材料は等方性(とうほうせい)と呼ばれています。
[[File:Directions laminage.svg|thumb|圧延方向]]
金属部品は、しばしば(圧延、押出成形、スタンピング)粉砕することによって得られる。それらは、熱処理を受けない場合には(再結晶化アニール)抵抗を考慮すると方向は同じではなく、(非等方性)弱異方性である。特に、積層シートは、折りたたんでシェーピングを示して横方向(TD)に圧延方向に大きな抵抗(LD)がある(裂ける場合がに対して垂直に折り曲げられる弱い方向)。それらは、熱処理を受けない場合には(再結晶化アニール)抵抗を考慮方向と同じではなく、(非等方性)弱異方性である。 特に、積層シートは、折りたたんでシェーピングを示して横方向(TD)に圧延方向に大きな抵抗(LD)がある(裂ける場合がに対して垂直に折り曲げられる弱い方向)。
繊維材料 - コンクリート、木材、布、繊維複合 - またはラメラ - サンドイッチ - 彼らは非常に異方性があります。
== どのような材料。その後? ==
あなたは厳密な仮定を強制したい場合は、勉強するための唯一の少数の材料があります...我々は、 "少し近視眼的"であるとの仮定のいくつかの違いを受け入れ、特に低異方性を受け入れます。
使用される材料は、主に金属及び合金並びにプラスチックである。
もちろん、何もコンクリートまたは複合材料の計算を使用することを妨げるものはない。結果が間違っているでしょうが、それにもかかわらず、実際の結果の大きさの順序を持つことになります。
私たちは、関心の規模を考慮する必要があります。機械工学の場合、0.01ミリメートルのオーダーの規模では、これは典型的な精密製造であるとして。土木工学において、精密製造はcmのオーダーであるので、コンクリートが1mmの規模で均質で研究することができると考えることができる。地球物理学では、6400キロの半径が地球を通じて地震波の伝播に興味がある、約10mの規模で、岩が均質とみなすことができる(duexキューブロック10メートルのエッジ)は、同じ動作を持っているので、継続性の仮定は、このフィールドで有効です。
== 材料モデルは、 ==
私たちのために、材料は主に研究室のいずれかの時点で同じ値を持つ4つの変数によって定義されます :
* ヤング率(module de Young)は、Eが示され、一般的なギガパスカル(GPa)で表される。;
* 拡張への抵抗を練習、R表記のPEとメガパスカル(MPa)とで表現;
* せん断弾性係数(module de cisaillement)、またはクーロンモジュールはGの記号で示され、ギガパスカル(GPA)で一般的に示される。 ;
* 滑り抵抗を、R表記PG とメガパスカル(MPa)で表す。
これらの値は、機械的試験により得られる。我々は2つの簡単なテスト、引張試験(ひっぱりしけん) と せん断試験 を検討します。
=== 引張試験 ===
[[File:Traction.PNG|thumb|50px|梁の牽引]]
引張試験(ひっぱりしけん,essai de traction)とは、引張を試料にする試験です。機械のフレームワークを保持しているので、試料は、この引張に抵抗します。:この引張試験を行うには、引張試験機(machine de traction)に試料を取り付ける必要がある。
試験結果として試料は変形し、彼は部屋を破るために取る必要のある力は、空間のサイズに依存します。したがって、我々は長さ1メートル〜1ミリメートル部の架空の筒状部に還元される2力によって引き伸ばされる<math>\overrightarrow{\mathrm{F}}</math> 一の端部における力 - <math>-\overrightarrow{\mathrm{F}}</math> 他端に。引張強度R<sub>m</sub> は、部屋を破るために使用されるように、ニュートン(N)の力であるので、平方ミリメートル当たりのニュートンで、どちらメガパスカル(1MPa = 1N/mm<sup>2</sup>)。
この作品は、製造、取り扱いが非常に困難であるので、( "plate")円筒形または長方形のピースを使用してSのセクション 努力は試料がマシンに接続されて終了すると、でより重要であり、両端はブレークが中央部に行われることを確認するために展開されます。"キャリブレーションパート"と呼ばれるこの中央エリアには、初期の長さl<sub>0</sub>。
<gallery>
File:Machine traction schema.svg | 引張試験機を示す図
File:Inspekt desk 50kN IMGP8563.jpg | 引張試験機の写真
File:Eprouvette traction cylindrique schema.svg | 円筒形の引張試験片
File:Eprouvettes traction.jpg | 引張試験片
</gallery>
垂直応力σ(ギリシャ文字シグマ)は、次のように断面の面積Sで割った引張力Fのように定義されます。
: <math>\sigma = \frac{\mathrm{F}}{\mathrm{S}}</math>
: と,ともに
:* F : ニュートンの引張力 (N) ;
:* S : 断面積。平方ミリメートル(mm<sup>2</sup>) ;
:* σ : メガパスカル(MPa)での垂直応力。
応力、圧力の単位としてパスカルを使用しています。に均質であることがわかった 一般教育では、国際単位と10表記の権限が使用され、その後、面積は平方メートル(m<sup>2</sup>)、パスカルの応力(Pa)で、そして
: 1m<sup>2</sup> = 10<sup>6</sup>mm<sup>2</sup>
と
: 1MPa = 10<sup>6</sup>Pa
引張強さR<sub>m</sub>は、 試料を破壊するのに必要な応力σです。
[[File:Analogie ressorts deformation.svg|thumb|100px|もっとスプリングス、Greater全体ストレッチ]]
引張による長さの増加Δ''l''を初期長さ''l''<sub>0</sub>で割る。
これは、相対ひずみε(ギリシャ文字のイプシロン)を与える:
: <math>\varepsilon = \frac{\Delta l}{l_0}</math>
: と、ともに
:* Δ''l'' : 伸びのミリメートル(mm) ;
:* ''l''<sub>0</sub> : 初期長さのミリメートル(mm) ;
:* ε : 相対ひずみ。
しばしば、ひずみはパーセンテージでε%と与えられます。 :
: ε% = 100×ε.
引張試験は、それぞれの瞬間に力F(N)と伸びΔ''l'' (mm)を保存し、それが壊れるまで連続試験を受けることがある。
これらのデータは、それぞれ、σ(MPa)を、ひずみε(無次元)、曲線σ = ƒ(ε)をプロットする垂直応力に変換されます。
この曲線は"引張曲線"(ひっぱりきょくせん)と呼ばれ、金属のために、一般的に曲線の3種類があります。 : 延性のある降伏曲線、弾性/塑性遷移相を有する曲線、および脆弱での曲線:
[[File:Courbe traction ideale ductile.svg|thumb]]
; 延性金属
延性または可鍛性材料、ハンマーやストレッチによって形状に置くことができる素材です。負荷に応じて、我々は:
* 低負荷用弾性として知ら可逆変形、:の部分は、負荷が取り除かれ、その形状を取り戻す;
* 不可逆的な変形は、より高い負荷のため、プラスチックと呼ばれる:ピースは、負荷が除去された残留変形を保持します。
曲線は、このように4つのエリアがあります:
# 弾性(だんせい)変形 déformation élastique:我々は、曲線が線形であることに注意してください。
# 塑性(そせい)変形 déformation plastique :曲線は成長しているが、湾曲している。
# Striction : カーブが減少して、試料が劣化を受け、弱める。
# 破断 rupture : カーブの終わり。
カーブの開始までの、原点を通る直線部分は弾性である。 ; それは、このように フックの法則(loi de Hooke ) と呼ばれる線形法則に従います。:
: σ = Eε
: とともに
:* σ (MPa) : 垂直応力 contrainte normale;
:* ε (無次元): ひずみ déformation ;
:* E (MPa) : module de Young ヤング率.
Eの値が高い場合、それは一般的には GPa で変換する。ヤング率Eとは剛性(ごうせい)である材料を表す特性である :
* E が高い場合 : 硬質材料(それは変形εを与える大きな制約がかかる);
* E が低い場合 : 軟らかい素材(大ひずみεに低応力)。
弾性とプラスチックのフェーズでは、変形が均一である:変形はどこでも同じである。高い負荷のために、変形がくびれ、ネッキング現象を形成エリアに集中している。遊びはストレスが減少する理由である、弱いです。そして、凹部が破損につながる首の領域に形成されている。
<gallery>
File:Deroulement rupture ductile.svg | 破損のステージ
File:Al tensile test.jpg | 円筒形の試料の破断面
File:Eprouvette plate cassee facies.JPG | 試料の平坦な破断面
</gallery>
本当の引張曲線は、けっして上記の1のようには、理想的ではありません。私たちは、行動の2つの一般的なタイプを区別します。
; Décrochement net
フェライト鋼を含むいくつかの合金は、応力 - 歪み曲線は、弾性部と塑性部分との間に鋭い遷移を示す図である。これは時々、振動(ポルトバン-ルシャトリエ効果 ,effet Portevin-Le Chatellier)を伴っている。私たちは、定義することができます。
* 弾性限界 R<sub>eH</sub> (MPa) : 弾性域での最高の応力σである ;
* 低降伏強度 R<sub>eL</sub> (L pour ''low'' ; en MPa): 塑性域での最低の応力σ ;
* 引張り強さ R<sub>m</sub> (MPa) ,la résistance à la traction:曲線のピークでの応力である。
[[File:Courbe traction conventionnelle plastique avec decrochement.svg|300px]]
; Transition lente
いくつかの合金について、たとえばオーステナイト系ステンレス鋼(訳注:軟鋼)aciers inoxydables austénitiquesでは、徐々に引張りカーブが曲がる。だから弾性部分とプラスチック部分の間には、明確な境界はありません。したがって、我々は、弾性限界R<sub>p0,2 %</sub> (MPa)を定義し、0.2%の塑性変形を与える応力(MPa)を0.2%弾性限界に用いる。Eヤング率および引張強度R<sub>m</sub> でも、同様に定義されている。
[[File:Courbe traction conventionnelle plastique cfc.svg|300px]]
; 脆性材料
いくつかの材料は、弾性範囲で破れる。私たちは、脆性(ぜいせい)材料 Matériau fragile を考えよう。これは、マルテンサイト鋼(aciers martensitiques)の場合や、あるいはガラス、セラミックス、または非延性の鉄の場合です。テストがない障害が発生する前にネッキングを示していない、破断面は、滑らかな側面から構成されています。
Certains matériaux cassent dans le domaine élastique. On parle de matériaux fragiles. C'est le cas des aciers martensitiques, du verre, des céramiques, des fontes non ductiles. L'éprouvette ne présente pas de striction avant rupture ; le faciès de rupture est composé de facettes lisses.
両方のパラメータは、曲線の一部に定義することができる。引張強度R<sub>m</sub> (MPa)、その曲線のピークであり、ヤング率E(GPaで)、すなわち、曲線の直線部分の勾配である。
[[File:Courbe traction fragile.svg|200px]] [[File:Cast iron tensile test.JPG|150px]]
プラスチック(粘弾性、粘塑性)を含む他の多くの動作があります。
しばしば、圧縮強度と引張強度とは異なることに注意してください。これは、トラクションおよび圧縮のために、おそらくR<sub>m</sub>の値、およびR<sub>e</sub>を有することができる。圧縮試験は、試料を粉砕するだけです。
; Bilan
Pour un matériau ductile, on a les gammes de contrainte suivantes :
* σ < R<sub>e</sub> : 弾性範囲、完成した作品の通常の使用の分野; ;
* R<sub>e</sub> < σ < R<sub>m</sub> : プラスチックフィールド、フィールド(ローリング、曲げ、鍛造、折りたたみ、ローリング)整形 ;
* σ > R<sub>m</sub> : 破断。機械加工の分野(材料除去)、ダメージ :
脆性材料の場合は、ストレスの次の行があります:
* σ < R<sub>m</sub> : 弾性範囲、完成した作品の通常の使用の分野: ;
* σ > R<sub>m</sub> : 破断機械加工の分野(材料除去)、ダメージ.
=== 単純せん断試験 ===
[[File:Poutre cisaillement simple.svg|thumb|200px|四角い断面のビームをせん断]]
[[File:Cisaillement pur poutre 2d.svg|thumb|200px|せん断ひずみの定義]]
単純せん断(cisaillement simple)は、二つの相反する力<math>\vec{\mathrm{F}}</math> に適用され、 <math>-\vec{\mathrm{F}}</math> 中立軸(断面にすなわち平行)に垂直に、アプリケーションは、非常に近いステッチ(または屈曲の区域内にある)である。局部的にビームがZの形をとる。
移動記録 ''v''とし、ひずみを推定、努力の間にビームの傾きのラジアン単位の角度として定義され、γと表記。注意してください。我々はΔ''x''呼び出す場合、その後力の作用点の間の距離は、その後
: γ = ''v''/Δ''x''on a en fait tan γ = ''v''/Δ''x'',
引張は小さなひずみで行われる。
τは次式によって定義される。
: τ = F/S
今回は、力は断面積Sに平行である.
曲線が得られτ = ƒ(γ), 小さな変形で直線部分を有する. それはフックの法則に似て法律を起動する必要があり
: τ = Gγ
: と、ともに
:* τ (MPa) : せん断応力 contrainte de cisaillement ;
:* γ (rad) : せん断変形 déformation en cisaillement;
:* G : クーロン率 module de Coulomb、または せん断弾性係数 module de cisaillement.
モジュールGは、素材の特性であり、一般的にギガパスカル(GPa)で表される。
Par ailleurs, on définit pour les matériaux ductiles la limite élastique au glissement R<sub>eg</sub>, et la résistance au cisaillement R<sub>mg</sub> :
* τ < R<sub>eg</sub> : 弾性範囲 domaine élastique、完成した作品の通常の使用の分野 ;
* R<sub>eg</sub> < τ < R<sub>mg</sub> : プラスチックフィールド(使用しない) ;
* τ > R<sub>mg</sub> : 崩壊は、切削(ギロチンばさみ)、ダメージのフィールドです。 :
脆性材料の場合は、ストレスの次の行があります:
* τ < R<sub>mg</sub> : 弾性範囲、完成した作品の通常の使用の分野;
* τ > R<sub>mg</sub> : 崩壊が損傷、切断のフィールドです.
汎用鋼(純粋な低炭素鋼)であったため
: R<sub>eg</sub> ≃ 0,5 R<sub>e</sub>
とドライブまたは鋳鋼
: R<sub>eg</sub> ≃ 0,8 R<sub>e</sub>.
特定のデータの不存在下で、金属に撮影することができ
: <math>\mathrm{R_{eg}} = \frac{\mathrm{R_e}}{2}</math>.
:材料は、圧縮及び引張りに対する良好な抵抗性を有する. そこで、引張降伏強さを定義することができ R<sub>e</sub> と弾性限界での圧縮時の R<sub>ec</sub>. Le rapport R<sub>e</sub>/R<sub>eg</sub> dépend du rapport R<sub>e</sub>/R<sub>ec</sub> :
: <math>k_0 = \frac{\mathrm{R_e}}{\mathrm{R_{ec}}}</math>
: <math>\mathrm{R_{g}} = \frac{k_0}{1 + k_0} \cdot \mathrm{R_e}</math>.
我々は持っている:
* 軟鋼 acier doux (R<sub>e</sub> ≤ 270MPa), alliage d'aluminium : R<sub>eg</sub> = 0,5×R<sub>e</sub> ;
* 半硬化鋼 (320 ≤ <sub>e</sub> ≤ 500MPa) : R<sub>eg</sub> = 0,7×R<sub>e</sub> ;
* 硬鋼 acier dur (600MPa}} ≤ R<sub>e</sub>) : R<sub>eg</sub> = 0,8×R<sub>e</sub>.
=== 安全係数 ===
強度計算は、既知の負荷を想定している。しかし、実際の負荷は、不注意・衝撃・誤用により、想定を超えることがあります。 … 可能性のある過負荷への対応として、安全係数(あんぜんけいすう,coefficient de sécurité)を考慮する必要がある。安全係数の表記は''s''である。
この安全係数は時々、規格(きかく、norme)で定められる - つまり、国や業界によっては、規格で用いる安全係数の値が定義されている場合もある。
; 垂直応力の場合
壊れやすい材料のために、我々は拡張するための実用的な抵抗性を次式で定義する :
: <math>\mathrm{R_{pe}} = \frac{\mathrm{R_m}}{s}</math>.
延性材料のためには、限られた弾性を超えないように努めています:私たちは塑性ルームサービスを変形する場合確かに、それは、もはや元の形状を持っていない、もはや機能しないかもしれない。我々は拡張するための実用的な抵抗性を次に定義する:
: <math>\mathrm{R_{pe}} = \frac{\mathrm{R_e}}{s}</math>.
; せん断応力の場合
同様に、私たちは、脆性材料に対して定義
: <math>\mathrm{R_{pg}} = \frac{\mathrm{R_{mg}}}{s}</math>.
と延性材料
: <math>\mathrm{R_{pg}} = \frac{\mathrm{R_{eg}}}{s}</math>.
[[カテゴリ:力学]]
[[fr:La théorie des poutres/Hypothèses sur le matériau]]
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クレーン・デリック運転士免許試験
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クレーンを操作するのに必要な操作免許を国家試験で受験する方法や都道府県労働局長登録教習機関でクレーン運転実技教習を受講して技能試験に合格し、国家試験で学科試験を受けて取得する試験である。受験資格に制限はないが交付要件は満18歳以上となっている。
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== 試験の内容 ==
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移動式クレーン運転士免許試験
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揚貨装置運転士免許試験
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揚貨装置を操作するのに必要な操作免許を国家試験で受験する方法や都道府県労働局長登録教習機関で揚貨装置運転実技教習を受講して技能試験に合格し、国家試験で学科試験を受けて取得する試験である。受験資格に制限はありませんが交付要件は満18歳以上となっています。
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== 試験の内容 ==
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18,434 |
機械工学/伝熱工学
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この解説書は翻訳であり、元記事はイングリッシュ版ウィキブックスの記事『Heat Transfer/Introduction』などです。
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。 また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。
執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
(原著まえがき)
熱移動の概要
この本は、特に化学エンジニアおよび機械エンジニアへの、エンジニアリング·コンテキスト内の熱伝達を扱っています。これは、業界では加熱と冷却のために使用されている基本的な物理学と技術が含まれています。もちろん、原理は、必要に応じて他の分野に適用することができ、エンジニアはかなり従来のものとは異なり、新しい技術に対処することができます。これは、大学の第一学年または第二学年の工学の学位の学生のための、始めてのテキストとして意図されています。 あなたがテキストを持っていれば、この記事に追加、または記事を修正してください。その場合は、権威ある教科書の慎重な参照によって、またはあなたの信頼できる専門的な経験に基づいて、いずれかを行うことです。
簡単に言えば、熱伝達は熱エネルギーの伝達(熱)、材料の特性や幾何学とその温度との関係を研究します。 このような熱伝達解析は、高温による損傷から機器を設計するために、エンジニアリングの複数の分野で重要です(再突入時の宇宙船など)、ある物体が特定の温度に達するまでの時間を決定する(卵を料理する、金属を焼なます、部屋を冷却する、または特定の化学プロセスを行う)、または発電所の効率を評価するためです。 これらのわずかな例から、実践するエンジニアが直面する多くの問題にとって熱伝達がどれほど重要かが明確になるはずです。
入門的な熱力学のコースから、熱力学の法則を思い起こすことができます。
これらの法則は、熱伝達の基本的な原理と仮定を形成します。つまり、蓄えられた内部エネルギーは、仕事が行われるか、エネルギーが転送される場合にのみ変化し、そしてプロセスは、エントロピーと呼ばれる特性に基づいて行われ、熱は高温から低温へ移動します(最も簡単には無秩序、有用な仕事を行う能力の欠如、または可能な粒子の状態の数として記述されることが多い)。今、これらのトピックについて簡単に触れ、本書の残りの文脈を説明します。私たちはいくつかの主要な用語を議論した後、これらをさらに詳細に再考します。
エンジニアリングにおける熱伝達は、温度差(移動の二点間のポテンシャルの差)によって熱(または熱エネルギー)が伝わることから成り立ちます。このエネルギーの転送により、対象物の蓄えられたまたは内部エネルギーが変化します。温度差がないと、熱伝達は発生しません。
冷たい物体から温かい物体へのエンタルピー変化を要求する場合、冷蔵庫の場合のように、より多くの作業が必要になります(流れに対して逆行すると定義されます)。 これには、外部の力による機械的な作業や気体の膨張による冷却など、別のプロセスが不可欠ですが、全体的な活動の中で熱伝達は常に暖かい方から冷たい方へと移動します。
温度差は駆動力と呼ばれます。 他の条件が同じであれば、より大きな温度差はより高い速度で熱伝達をもたらします。
温度は、それは物質の量に依存しません。たとえば80°Cの銅の1キログラム(1 kg)と、80°Cの銅の12 kgとは、両方とも同じ温度を持っています。
我々は放射熱を扱っている場合を除き、それは絶対温度スケールに、これらの値を変更する必要が、通常は必要ないことに注意してください。 我々はこれらの銅のブロックから20 °Cの水への熱移動について計算したい。この場合は摂氏温度(Celsius temperature)は単にケルビン温度(kelvin.Temperature)の273.15 Kよりも大きい数として定義されています。それは温度差と言うことは非常に適切であり、この問題の場合は 80 °C - 20 °C = 60 K.
我々は、それが 353 – 293 = 60 K であると言ってそれ以上の労力で同じ答えを得る(度単位で計算しているので、0.15 K は省略しました)。温度スケールは、絶対温度(ケルビン温度)または摂氏温度で与えられます。しかし、温度差はケルビン温度で与えられるべきです。温度も暑さの度合いとして定義されます。これは、熱力学および熱移動(すなわち熱エネルギー)の主題において、温度が重要な役割を果たしています。
エンタルピー(Enthalpy)は、熱力学システムに格納されている全エネルギーの尺度です。それは温度の関数である内部エネルギー(internal energy)と、その環境を変位し、その体積および圧力を確立することによって、それのためのスペースを確保するために必要なエネルギー量を含みます。
それはエネルギー伝達の特定の記述を簡素化するため、エンタルピーは、多くの化学的、生物学的、および物理的な測定システムにおけるエネルギーの変化の好ましい式です。エンタルピーの変化が検討中のシステムの拡大による環境へ伝達されるエネルギーを考慮するためです。
エンタルピーは状態量です:系のエンタルピーは、系の測定可能な性質に依存せず、システムの履歴に依存します。
エンタルピーは広範囲のプロパティ:それは物質の量に依存します。こうして80 °Cの銅の12 kgは、同じ温度で同じ物質の1キログラムの12倍のエンタルピーを持つことになります。しかしながら、我々は一般的に単位質量当たりのエンタルピー(もっと適切に比エンタルピー specific enthalpy )を表現します。国際単位系(SI)におけるエンタルピーの測定単位はジュール(joule,記号は J )であるが、他の歴史的な、従来の単位は、そのような英国熱量単位やカロリーなどが、まだ使用されています。比エンタルピーは、それ故にJ / kgを、またはBTU /ポンドの単位を持っています。
システム全体のエンタルピー H {\displaystyle H} は、直接には測定することはできません。したがって、エンタルピーの変化 Δ H {\displaystyle \Delta H} が、エンタルピーの絶対値よりも有用な量です。系の Δ H {\displaystyle \Delta H} は、そこに供給される熱に行われた非機械的な仕事の和に等しい。もし本体と同じ圧力で、熱力学的状態Bへの熱力学的状態からパスした場合、環境に伝達された熱は次式で与えられる: Q = Δ H = H e n d − H s t a r t {\displaystyle Q=\Delta H=H_{end}-H_{start}} 結合システム、-それは伝熱、圧力または容積の変化を生成する結合システム(およびその逆)-は、テキストの後半で処理した。
表やグラフは、様々な熱力学的な状態で多くの材料の比エンタルピで利用できるリストです。
各テーブルには、基準状態が選択されます。所与のエンタルピーは次のエネルギー量として理解することができます、それを高めるためにシステムに投入されなければならない基準温度(より正確には、基準状態)。水については、共通の基準状態は、液相中のすべての水が、0°C、大気圧である状態です。
銅に対する標準状態は固体です。酸素に対する標準状態は気体です。参考として、ここでいう「標準状態」とは、材料が、通常の実験室条件の温度および圧力で、とるべき相です。しかし、様々な工学分野では、独自の規則を持っています。
80 °Cで、水(大気圧で)は391.7 kJ/kgでの比エンタルピーを持っています。したがって、80°Cの液体の水の1キログラムは391.7 kJのエンタルピーを持っているでしょうし、7.3 kgでエンタルピーは7.3 x 391.7 = 2584 kJのエンタルピーを持っているでしょう。
エンタルピーの二つの成分、ひとつは温度によります、もういっぽうは相によります。1たとえば、上記の表から、液体の水100 °C で、比エンタルピー 419.1 kJ/kgを持つが、蒸気は2675.4 kJ/kgの比エンタルピーを持っています。-かなりたくさん! 違いは、2257.9 kJ/kgは、液体から蒸気に相を変更するために、水に入れなければならないエンタルピーです。この量は、水の蒸発エンタルピーと呼ばれます、または蒸気の潜熱と呼ばれます。けっして蒸気は水よりも暑くありませんが、それが凝縮ば放棄するすべてのこの隠されたエネルギーを持っているので、 "潜在"は、隠されたことを意味します。
この現象は沸騰に限定されるものではないです。水 37 °C の温度では 2414 kJ/kg の蒸発の比エンタルピがあります:それは発汗がその温度で蒸発する場合にあなたを冷却し、この熱が巻き取られます。
同様に、0 °C の氷が、0 °C の水に溶けたとき、熱の入力が一致する必要が、潜熱の融解熱、あるいは結晶化エンタルピーには、あります。
したがって(この規則によれば)0 °Cの液体の水°は、ゼロのエンタルピーを持っています。同じ温度の氷が、負のエンタルピーを持っています。他のエンタルピー表では、基準温度が異なる場合もあり、絶対零度の0.0 Kを基準としたエンタルピー表や、または実験室の温度298 Kに対するエンタルピーを与える表の場合もあります。
化学エンジニアは、ときどき、 参照条件として周囲の温度を使用します。
我々は何かを加熱する必要がある場合(相変化を無しで)、たとえば20 °Cから80 °Cまでに銅の12 kg を加熱する場合、我々が入れなければならないエンタルピー量は、三つのことに依存します。
そこで、我々は持っている: H = m c p Δ T {\displaystyle H=mc_{p}\Delta T}
添字 p {\displaystyle _{p}} は比熱容量の値は変換が一定の圧力で行われる場合にのみ有効であることを覚えています。実際には、唯一のガスのために他の変換(たとえば一定の体積、ポリトロピック ...)のための定圧比熱と比熱との間に関連性の違いがあります。固体と液体は、比熱容量の値を1つだけ有します。例えば、銅は毎ケルビンあたり毎キログラムあたり0.383キロジュール(0.383 kJ kg K)です。 そこで我々は、0.383 x 12 x 60 = 276 kJで入れなければなりません。
一方で、もし20 °Cから80 °Cまで水の12 kg を加熱する必要があった場合は、我々は水の比熱容量を使用することになり、4.184 kJ kg K、そして我々の計算は次のようになります。: 4.184 x 12 x 60 = 3012 kJ.
これらの用語は、ゆるく使用される傾向があることに注意してください。比熱容量がしばしば比熱または熱容量と呼ばれます。疑わしい場合は、単位を見てみましょう。技術的には熱容量が物質全体での場合を意味します。比熱容量は質量あたりの場合 - SIシステムの質量1キログラムあたりの場合です。熱力学表では、データは時々 、特にガス用では、モルあるいはキロモルごとに与えられる場合があります。キログラムあたりではなく。また、廃止された単位のカロリー(= 4.184 J)が使用され、質量の単位が1グラムである古いデータに出くわすことがあります。申し訳ありませんが、しかし、あなたは変換する必要があります。常に単位を見てください。
比熱容量の定義は、圧力一定の変換のための、次のように書くことができます: Q = Δ H = m c p Δ T {\displaystyle Q=\Delta H=mc_{p}\Delta T}
熱伝達の問題の圧力定数変換は、多くの場合、熱交換器内などの流体と他の流体または固体との間で熱交換をしています。これらの場合、質量 m {\displaystyle m} は、それが流れているため、一定ではないです。そこで、質量ではなく、質量流量 m ̇ {\displaystyle {\dot {m}}} を参照する必要があり、けっしてエネルギーQ Q {\displaystyle Q} ではなく、 Q ̇ {\displaystyle {\dot {Q}}} に対して。したがって:
Q ̇ = m ̇ c p Δ T {\displaystyle {\dot {Q}}={\dot {m}}c_{p}\Delta T}
仮定として80 °Cの銅の15 kgと°C、20 °Cの水の25 kgを風呂に入れて、周囲への熱損失も無いと仮定します。何が最終的な状態でしょうか?
回答: 銅と水の両方が、同じ温度を持つことになります。その同じ温度とは、20 °C と80 °Cの間の、どこかです。 合計エンタルピーは変更されません。
私たちは基準状態として20 °Cとしましょう。したがって、水がゼロエンタルピーを有しており、銅は 15 x (80-20) x 0.383 = 344.7 kJを有します。これが系のエンタルピーです。
現在の系の総熱容量は、 (質量 x 銅の比熱容量)+(質量 x 水の比熱容量) = (15 x 0.383) + (25 x 4.184) = 5.75 + 104.6 = 110.4 kJ K
言い換えれば、1 K(= 1°C)で、システム全体の温度を上昇させるためにエンタルピー110.4 kJを取るでしょう。
伝導(Conduction)、対流(Convection)、そして放射 (Radiation):熱移動には3つのモードがあります。伝導は、材料の運動なしでの、材料を通過する熱エネルギーの移動に関係しています。この現象は、基本的に、微細なレベルで起こる拡散プロセスです。対流は、運動できる流体(液体または気体)の、熱エネルギーの移動に関係しています。対流の熱移動は、2つの物理的原理、伝導(拡散)と流体運動(移流)によって特徴づけられます。流体運動は、例えば、ファン(回転翼)などで、外力によって引き起こされることがあり、あるいは浮力の影響に起因する可能性があります。最後に、放射とは、電磁波(または光子)を介した熱エネルギーの伝達です。
伝導は熱エネルギーの拡散であります、すなわち、熱エネルギーの動きは、高い温度の領域から、より低い温度領域へと、熱エネルギーは動く。顕微鏡レベルでは、これは分子の振動に起因してエネルギーの通過が発生します。
熱移動の速度は次のように表されます。
Q ̇ {\displaystyle {\dot {Q}}} .
熱移動率の単位はワット(watt、記号は W )です。そして、熱移動率がベクトル量であることに留意すべきです。それはしばしば幾何学の観点から熱伝導率を説明するのに便利です。したがって、我々は定義して Q ̇ ′ {\displaystyle {\dot {Q}}'} , Q ̇ ′′ {\displaystyle {\dot {Q}}''} , および Q ̇ ′′′ {\displaystyle {\dot {Q}}'''} 単位長さあたりの熱伝導率と、単位面積あたりの熱移動率(単位面積あたりの場合は、別名で熱流束 heat flux ともいう)を。それは別の規則では、しばしば表記法で使用されていることに注意することは有用であり、熱流束(単位面積当たりの熱移動率)が、しばしば q ̇ {\displaystyle {\dot {q}}} で示されている 。 伝導支配速度式はフーリエの法則(Fourier's Law)で与えられます。一次元の場合は、フーリエの法則は次のように表されます:
q ̇ = − k d T d x {\displaystyle {\dot {q}}=-k{\frac {dT}{dx}}}
あるいは
Q ̇ = − k A d T d x {\displaystyle {\dot {Q}}=-kA{\frac {dT}{dx}}}
ここで x は、その問題で考えている方向です。 Aは断面積であり、断面はxに垂直とします。 k is a 比例係数であり 熱伝導率(thermal conductivity)と呼ばれます。そして d T d x {\displaystyle {\frac {dT}{dx}}} は温度勾配(temperature gradient)とよばれます。 マイナス符号は、高温物体ほど、熱が低温部へと拡散して温度が下がる理由によります。
熱伝導率は、材料がどのくらい熱を伝えやすいかの尺度です。金属などの熱伝導率の高い材料は、容易に低い温度勾配でも熱を伝導します。いっぽう、アスベストなどの低-熱伝導率を有する材料は、熱伝導に抵抗するので、しばしば断熱材(insulator)と呼ばれます。
対流(Convection)は、固体と移動する流体の間の熱エネルギーの移動です。流体運動でない場合(そのヌッセルト数が1であります)は、問題を熱伝導として分類することができます。対流は、2つの現象によって支配されます。分子振動、流体粒子の大規模な動きに起因するエネルギーの移動です。一般的には、対流は2種類であり、強制対流(Forced Convection)と自由対流(Free Convection)です。
流体が流れるように強制されたときに強制対流が発生します。たとえば、送風ファンを用いて空気を送風すれば、強制対流の例です。自由対流では、流体運動は浮力の影響によるものです。例えば、静止した空気によって囲まれる垂直加熱されたプレートは、周囲の空気を加熱させます。そして空気の密度は冷たい空気よりも暑い空気が密度が低いという理由により、熱い空気が上昇しています。かわりに熱い空気の抜け出た領域が冷たい空気によって満たされ、循環が継続されます。
対流のための支配方程式は冷却のニュートン法則(Newton's Law of Cooling)で与えられます。
Q ̇ = h A ( T s − T ∞ ) , {\displaystyle {\dot {Q}}=hA(T_{s}-T_{\infty }),}
ここで、 h {\displaystyle h} は熱伝達係数(heat transfer coefficient)であり、 T s {\displaystyle T_{s}} は固体の表面温度であり、 A {\displaystyle A} は面積であり、 T ∞ {\displaystyle T_{\infty }} は遠い面での流体の温度です。この式は、その名前にもかかわらず、法則ではありません。むしろ実験則であり、それは熱流束が固体と液体との間の温度差に比例するという経験的表現です。熱伝達係数は、典型的には、実験によって決定されます。実験によって、流れの様々な種類での熱伝達係数に対する相関関係が決定されており、文献に記載されています。
放射(Radiation)は、それらの物体間の接触することのない熱移動の現象です。放射は、電磁波を介して二つの物体間で行われる熱エネルギーの輸送です。伝導と対流とは異なり、放射線は媒質を必要としません。一般的に、気体は、放射熱伝達に関与しません。
放射は、すべての有限温度の物体、すなわち絶対零度ではない物体では、電磁波の形態で放射を放出するという事実に基づいています。彼らは別のオブジェクトに衝突するまで、これらの波は移動します。それから、放射電磁波が衝突した第二の物体は、電磁波を吸収か反射をするか、またはエネルギーを伝送します。なお、第2の物体が有限温度である場合、それもまた、放射をすることに留意すべきです。
放射の基本的な事実は、放射の熱は、放射源の温度の4乗に比例するということです。放射による熱の損失は、材料の放射率(emissivity) ε が関係し、方程式は以下のようになります。:
Q ̇ = A ε σ T 4 {\displaystyle {\dot {Q}}=A\epsilon \sigma T^{4}}
理想的な材料は黒体(black body)と呼ばれ、 放射率の値が1です。記号Aは放射物体の表面積であり、記号σ(シグマ)はステファン·ボルツマン定数(Stefan-Boltzmann constant) σ = 5.670 × 10 − 8 W / ( m 2 K 4 ) {\displaystyle \sigma =5.670\times 10^{-8}W/(m^{2}K^{4})} として知られています。
三次元における熱バランスを行うためにフーリエの法則を用いて、以下の式は、その点の座標と経過時間に所定の時点で、システム内の温度に関連導出することができます。
導出には発熱が存在しないとみなし(発熱はx、y、zのおよびtの関数であり、発熱が存在する場合には微分方程式に加えられなければなりません)、そして、時間または温度(この場合、彼らは派生物に取り込まれなければなりません)で、材料特性が変わらないと、仮定します。
フーリエの法則の条件のどれも時間に依存しないとき、私たちは、定常状態の伝導を持って、次の結果が得られます。
壁を通しての伝熱は、温度が壁面の一方からの距離の関数である一次元の伝導問題です。仮定として、この壁の表面の残りの部分は一定温度であると仮定します。壁の表面からの熱伝達はそれらの定常状態温度を有するようになり、周囲の空気によって対流によって行われる T 1 {\displaystyle T_{1}} と T 2 {\displaystyle T_{2}} 、その表面上に。最後の温度で壁側の流体と仮定 T 1 {\displaystyle T_{1}} になる T 1 , ∞ {\displaystyle T_{1,\infty }} と熱伝導率を有し h 1 {\displaystyle h_{1}} 、かつ温度が壁側にすること T 2 {\displaystyle T_{2}} にある T 2 , ∞ {\displaystyle T_{2,\infty }} 熱伝達係数と h 2 {\displaystyle h_{2}} 、その T 1 , ∞ ≥ T 2 , ∞ {\displaystyle T_{1,\infty }\geq T_{2,\infty }} 。仮定があることを意味する h 1 ≥ h 2 {\displaystyle h_{1}\geq h_{2}} 。壁は、任意の熱エネルギーを格納しないので、より高温の表面からのすべての熱が冷却器の表面に伝導されます。エネルギー保存はそれを指示
このような場合には温度が位置によって異なるだけであるので、全く熱を発生させることがありません。壁面に通常のx軸の方向で同じことを1-Dケースに適用して、我々は次の結果を得ます。
適切な境界条件を置いて方程式を解くと、(x=0で T = T 1 {\displaystyle T=T_{1}} であり、x = sで、 T = T 2 {\displaystyle T=T_{2}} )私たちは、壁の厚さs内でTの線形変化を得ます。
それは壁内の温度プロフィールは表面からの距離とともに線形に変化すること方程式から明らかです。我々は、温度変化を持っているので、熱伝導率はフーリエの法則から計算することができます。
これは、熱流束をxとは独立しており、定数であることを上記式から分かります。この例では、伝導問題を解決する標準的な方法を示す図です。まず、体内の温度プロファイルは、エネルギーの保存のための式を用います。温度方程式はフーリエの法則の方程式に差し込むことによって熱流束を解くために使用され、発見された。
一般的には、炉を建設するのに最適な温度に耐えることができる非常に低い熱伝導率を有する材料を持ちたい。実際には、我々は、高温材料が比較的高い熱伝導率を持つとわかります。このように、炉はいくつかの層(異なる材料の各々)から造られます。 熱損失が最小限であるように、我々は最適の厚みを見つけるために各々の材料の熱の故障温度を使うことができます。 各々の材料がその熱の故障温度で熱を受けなければならなくて、隣接した材料の熱の故障温度で熱を拒絶しなければならないのを見ることは、簡単です。
私たちは平板の壁のために使用したのと同じ仮定を使用してみましょう、この時を除いて、我々は無限に長い中空円筒を通しての伝熱を持っているときに何が起こるかを分析します。シリンダー内半径 R1 持つと外半径R2。内部の温度がTで一定のままであるという仮定の下に T1と外気温T2、ラプラス方程式は、まだ成立します。
我々は円筒形状であるため、この時間は、しかし、それは、以下にラプラシアンを拡大する円筒座標を使用するのが最も理にかなっています:
:シリンダーは無限に長いと対称であるので、方程式はに減少ので、Z及びθに関して偏微分はゼロです
qはゼロとなる熱の発生がない場合に発熱がある場合、上記式は、有効です。境界条件と、この方程式を解くと T(R1) = T1とT(R2)=T2と私たちを示しています。
伝導のためにフーリエの法則にこれを代入すると、私たちを与える:
気をつけてください、熱流は半径から独立していません。たとえば、シリンダー(円筒形の熱交換器を設計するとき)です。 今、私たちは無限に長くない有限長のシリンダーの近似値として、これを使用する方法を知っているように、単位長さ当たりの熱流束について、これを表現しましょう。我々は、シリンダの断面積が A = 2 π r L {\displaystyle A=2{\pi }rL} だと知っています。:
したがって、単位長さ当たりの伝達された熱は密接半径の対数に関連しています。
多くの場合、伝導ではなく単一の平面壁または単気筒を介して行われますが、複数のプレーン層を介して、または同軸円筒を通して。例えば、現代の家の壁は、その断熱性を高めるためのいくつかの層で構成されていますので、我々は外部の顔に向かって内部から、次の成層を見つけることができます:
そこで、8層を有し、方程式の解
尊重されるより多くの境界条件があるため、より複雑になります。問題を解決するための簡単な方法は電気回路計算との類推であす:平らな壁のために、そして、空洞のシリンダーのためにQの両方の表現力を観察するならば、我々はこれらが以下のように記述することができることに注意してください。:
ここでG(またはRを好む人もいます)は幾何学的な形状に依存し、伝導率kを含んでいます。この手法は、オームの法則の類推です。
したがって、熱伝導問題をモデル化することができる熱抵抗(又は熱伝導つが好む場合は、G = 1 / R):それぞれの熱抵抗は、そのノード上の異なる温度に維持されているオブジェクトであるため、熱がそれを通過し、同様にして、我々は電気抵抗に電圧の違いを適用した場合、それを介して電流が流れます。それは、直列に接続された抵抗の方式として、多層問題をモデル化することができるので、この類推が有用です。実際には、電気抵抗がBのエンドノードに直列に接続されている場合Bの開始ノードと同じ電圧である熱抵抗は(壁の層)が直列に接続されている場合(隣接します)熱抵抗B(他の層)に、共通ノード(インターフェイス)上では、温度勾配であるはずがありません。正しくは第i番目の平らな壁:
ここで、A壁部の領域です。だから我々は:
同軸中空円筒(例えば絶縁パイプ)のために、我々は同じ式を使用できますが、抵抗値は次式で与えられます。
有限差分法では、代数式と微分項を推定することにより、微分方程式を解こうとします。方法は、四角形(デカルト座標)、シリンダー(円筒座標)、または球体(球面座標)に分けることができ、単純な幾何学的形状に最適です。そうでなければ、有限要素法を使用すべきです。有限差分法を用いることができる場合には、いくつかの精度を犠牲にし、有限要素法よりも実装がかなり容易です。 一次微分のための最も簡単な見積もり、
なお、この近似を用いることにより生じる誤差は、 Δ y 2 {\displaystyle {\Delta y}^{2}} にほぼ比例することを示すことができます。 二次導関数を推定するためには、一次導関数の導関数として扱われ、上記の近似が連続して2回印加されます。
一次導関数を推定するのに2点だけが必要であるのに対し、二次導関数を推定するには3点が必要であることが明らかです。この特定の方法でも、 Δ y {\displaystyle {\Delta y}} の二次であることを示すことができる 。
過渡伝導の問題では、完全なフーリエの方程式を解かなければなりません。
この方程式の解は、定常状態方程式より困難であるが、それは単純なケースならば可能です。そうでなければ、数値法を用いるべきです。
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"text": "現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。 また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。",
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"text": "この本は、特に化学エンジニアおよび機械エンジニアへの、エンジニアリング·コンテキスト内の熱伝達を扱っています。これは、業界では加熱と冷却のために使用されている基本的な物理学と技術が含まれています。もちろん、原理は、必要に応じて他の分野に適用することができ、エンジニアはかなり従来のものとは異なり、新しい技術に対処することができます。これは、大学の第一学年または第二学年の工学の学位の学生のための、始めてのテキストとして意図されています。 あなたがテキストを持っていれば、この記事に追加、または記事を修正してください。その場合は、権威ある教科書の慎重な参照によって、またはあなたの信頼できる専門的な経験に基づいて、いずれかを行うことです。",
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"text": "同様に、0 °C の氷が、0 °C の水に溶けたとき、熱の入力が一致する必要が、潜熱の融解熱、あるいは結晶化エンタルピーには、あります。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "したがって(この規則によれば)0 °Cの液体の水°は、ゼロのエンタルピーを持っています。同じ温度の氷が、負のエンタルピーを持っています。他のエンタルピー表では、基準温度が異なる場合もあり、絶対零度の0.0 Kを基準としたエンタルピー表や、または実験室の温度298 Kに対するエンタルピーを与える表の場合もあります。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "化学エンジニアは、ときどき、 参照条件として周囲の温度を使用します。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "我々は何かを加熱する必要がある場合(相変化を無しで)、たとえば20 °Cから80 °Cまでに銅の12 kg を加熱する場合、我々が入れなければならないエンタルピー量は、三つのことに依存します。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "そこで、我々は持っている: H = m c p Δ T {\\displaystyle H=mc_{p}\\Delta T}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "添字 p {\\displaystyle _{p}} は比熱容量の値は変換が一定の圧力で行われる場合にのみ有効であることを覚えています。実際には、唯一のガスのために他の変換(たとえば一定の体積、ポリトロピック ...)のための定圧比熱と比熱との間に関連性の違いがあります。固体と液体は、比熱容量の値を1つだけ有します。例えば、銅は毎ケルビンあたり毎キログラムあたり0.383キロジュール(0.383 kJ kg K)です。 そこで我々は、0.383 x 12 x 60 = 276 kJで入れなければなりません。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "一方で、もし20 °Cから80 °Cまで水の12 kg を加熱する必要があった場合は、我々は水の比熱容量を使用することになり、4.184 kJ kg K、そして我々の計算は次のようになります。: 4.184 x 12 x 60 = 3012 kJ.",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "これらの用語は、ゆるく使用される傾向があることに注意してください。比熱容量がしばしば比熱または熱容量と呼ばれます。疑わしい場合は、単位を見てみましょう。技術的には熱容量が物質全体での場合を意味します。比熱容量は質量あたりの場合 - SIシステムの質量1キログラムあたりの場合です。熱力学表では、データは時々 、特にガス用では、モルあるいはキロモルごとに与えられる場合があります。キログラムあたりではなく。また、廃止された単位のカロリー(= 4.184 J)が使用され、質量の単位が1グラムである古いデータに出くわすことがあります。申し訳ありませんが、しかし、あなたは変換する必要があります。常に単位を見てください。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "比熱容量の定義は、圧力一定の変換のための、次のように書くことができます: Q = Δ H = m c p Δ T {\\displaystyle Q=\\Delta H=mc_{p}\\Delta T}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "熱伝達の問題の圧力定数変換は、多くの場合、熱交換器内などの流体と他の流体または固体との間で熱交換をしています。これらの場合、質量 m {\\displaystyle m} は、それが流れているため、一定ではないです。そこで、質量ではなく、質量流量 m ̇ {\\displaystyle {\\dot {m}}} を参照する必要があり、けっしてエネルギーQ Q {\\displaystyle Q} ではなく、 Q ̇ {\\displaystyle {\\dot {Q}}} に対して。したがって:",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "Q ̇ = m ̇ c p Δ T {\\displaystyle {\\dot {Q}}={\\dot {m}}c_{p}\\Delta T}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "仮定として80 °Cの銅の15 kgと°C、20 °Cの水の25 kgを風呂に入れて、周囲への熱損失も無いと仮定します。何が最終的な状態でしょうか?",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "回答: 銅と水の両方が、同じ温度を持つことになります。その同じ温度とは、20 °C と80 °Cの間の、どこかです。 合計エンタルピーは変更されません。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "私たちは基準状態として20 °Cとしましょう。したがって、水がゼロエンタルピーを有しており、銅は 15 x (80-20) x 0.383 = 344.7 kJを有します。これが系のエンタルピーです。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 44,
"tag": "p",
"text": "現在の系の総熱容量は、 (質量 x 銅の比熱容量)+(質量 x 水の比熱容量) = (15 x 0.383) + (25 x 4.184) = 5.75 + 104.6 = 110.4 kJ K",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 45,
"tag": "p",
"text": "言い換えれば、1 K(= 1°C)で、システム全体の温度を上昇させるためにエンタルピー110.4 kJを取るでしょう。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "伝導(Conduction)、対流(Convection)、そして放射 (Radiation):熱移動には3つのモードがあります。伝導は、材料の運動なしでの、材料を通過する熱エネルギーの移動に関係しています。この現象は、基本的に、微細なレベルで起こる拡散プロセスです。対流は、運動できる流体(液体または気体)の、熱エネルギーの移動に関係しています。対流の熱移動は、2つの物理的原理、伝導(拡散)と流体運動(移流)によって特徴づけられます。流体運動は、例えば、ファン(回転翼)などで、外力によって引き起こされることがあり、あるいは浮力の影響に起因する可能性があります。最後に、放射とは、電磁波(または光子)を介した熱エネルギーの伝達です。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "伝導は熱エネルギーの拡散であります、すなわち、熱エネルギーの動きは、高い温度の領域から、より低い温度領域へと、熱エネルギーは動く。顕微鏡レベルでは、これは分子の振動に起因してエネルギーの通過が発生します。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "熱移動の速度は次のように表されます。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "Q ̇ {\\displaystyle {\\dot {Q}}} .",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "熱移動率の単位はワット(watt、記号は W )です。そして、熱移動率がベクトル量であることに留意すべきです。それはしばしば幾何学の観点から熱伝導率を説明するのに便利です。したがって、我々は定義して Q ̇ ′ {\\displaystyle {\\dot {Q}}'} , Q ̇ ′′ {\\displaystyle {\\dot {Q}}''} , および Q ̇ ′′′ {\\displaystyle {\\dot {Q}}'''} 単位長さあたりの熱伝導率と、単位面積あたりの熱移動率(単位面積あたりの場合は、別名で熱流束 heat flux ともいう)を。それは別の規則では、しばしば表記法で使用されていることに注意することは有用であり、熱流束(単位面積当たりの熱移動率)が、しばしば q ̇ {\\displaystyle {\\dot {q}}} で示されている 。 伝導支配速度式はフーリエの法則(Fourier's Law)で与えられます。一次元の場合は、フーリエの法則は次のように表されます:",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 52,
"tag": "p",
"text": "q ̇ = − k d T d x {\\displaystyle {\\dot {q}}=-k{\\frac {dT}{dx}}}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 53,
"tag": "p",
"text": "あるいは",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 54,
"tag": "p",
"text": "Q ̇ = − k A d T d x {\\displaystyle {\\dot {Q}}=-kA{\\frac {dT}{dx}}}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 55,
"tag": "p",
"text": "ここで x は、その問題で考えている方向です。 Aは断面積であり、断面はxに垂直とします。 k is a 比例係数であり 熱伝導率(thermal conductivity)と呼ばれます。そして d T d x {\\displaystyle {\\frac {dT}{dx}}} は温度勾配(temperature gradient)とよばれます。 マイナス符号は、高温物体ほど、熱が低温部へと拡散して温度が下がる理由によります。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "熱伝導率は、材料がどのくらい熱を伝えやすいかの尺度です。金属などの熱伝導率の高い材料は、容易に低い温度勾配でも熱を伝導します。いっぽう、アスベストなどの低-熱伝導率を有する材料は、熱伝導に抵抗するので、しばしば断熱材(insulator)と呼ばれます。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 57,
"tag": "p",
"text": "対流(Convection)は、固体と移動する流体の間の熱エネルギーの移動です。流体運動でない場合(そのヌッセルト数が1であります)は、問題を熱伝導として分類することができます。対流は、2つの現象によって支配されます。分子振動、流体粒子の大規模な動きに起因するエネルギーの移動です。一般的には、対流は2種類であり、強制対流(Forced Convection)と自由対流(Free Convection)です。",
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},
{
"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "流体が流れるように強制されたときに強制対流が発生します。たとえば、送風ファンを用いて空気を送風すれば、強制対流の例です。自由対流では、流体運動は浮力の影響によるものです。例えば、静止した空気によって囲まれる垂直加熱されたプレートは、周囲の空気を加熱させます。そして空気の密度は冷たい空気よりも暑い空気が密度が低いという理由により、熱い空気が上昇しています。かわりに熱い空気の抜け出た領域が冷たい空気によって満たされ、循環が継続されます。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 59,
"tag": "p",
"text": "対流のための支配方程式は冷却のニュートン法則(Newton's Law of Cooling)で与えられます。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 60,
"tag": "p",
"text": "Q ̇ = h A ( T s − T ∞ ) , {\\displaystyle {\\dot {Q}}=hA(T_{s}-T_{\\infty }),}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "ここで、 h {\\displaystyle h} は熱伝達係数(heat transfer coefficient)であり、 T s {\\displaystyle T_{s}} は固体の表面温度であり、 A {\\displaystyle A} は面積であり、 T ∞ {\\displaystyle T_{\\infty }} は遠い面での流体の温度です。この式は、その名前にもかかわらず、法則ではありません。むしろ実験則であり、それは熱流束が固体と液体との間の温度差に比例するという経験的表現です。熱伝達係数は、典型的には、実験によって決定されます。実験によって、流れの様々な種類での熱伝達係数に対する相関関係が決定されており、文献に記載されています。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 62,
"tag": "p",
"text": "放射(Radiation)は、それらの物体間の接触することのない熱移動の現象です。放射は、電磁波を介して二つの物体間で行われる熱エネルギーの輸送です。伝導と対流とは異なり、放射線は媒質を必要としません。一般的に、気体は、放射熱伝達に関与しません。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 63,
"tag": "p",
"text": "放射は、すべての有限温度の物体、すなわち絶対零度ではない物体では、電磁波の形態で放射を放出するという事実に基づいています。彼らは別のオブジェクトに衝突するまで、これらの波は移動します。それから、放射電磁波が衝突した第二の物体は、電磁波を吸収か反射をするか、またはエネルギーを伝送します。なお、第2の物体が有限温度である場合、それもまた、放射をすることに留意すべきです。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 64,
"tag": "p",
"text": "放射の基本的な事実は、放射の熱は、放射源の温度の4乗に比例するということです。放射による熱の損失は、材料の放射率(emissivity) ε が関係し、方程式は以下のようになります。:",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "Q ̇ = A ε σ T 4 {\\displaystyle {\\dot {Q}}=A\\epsilon \\sigma T^{4}}",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "理想的な材料は黒体(black body)と呼ばれ、 放射率の値が1です。記号Aは放射物体の表面積であり、記号σ(シグマ)はステファン·ボルツマン定数(Stefan-Boltzmann constant) σ = 5.670 × 10 − 8 W / ( m 2 K 4 ) {\\displaystyle \\sigma =5.670\\times 10^{-8}W/(m^{2}K^{4})} として知られています。",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "三次元における熱バランスを行うためにフーリエの法則を用いて、以下の式は、その点の座標と経過時間に所定の時点で、システム内の温度に関連導出することができます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "導出には発熱が存在しないとみなし(発熱はx、y、zのおよびtの関数であり、発熱が存在する場合には微分方程式に加えられなければなりません)、そして、時間または温度(この場合、彼らは派生物に取り込まれなければなりません)で、材料特性が変わらないと、仮定します。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "フーリエの法則の条件のどれも時間に依存しないとき、私たちは、定常状態の伝導を持って、次の結果が得られます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "壁を通しての伝熱は、温度が壁面の一方からの距離の関数である一次元の伝導問題です。仮定として、この壁の表面の残りの部分は一定温度であると仮定します。壁の表面からの熱伝達はそれらの定常状態温度を有するようになり、周囲の空気によって対流によって行われる T 1 {\\displaystyle T_{1}} と T 2 {\\displaystyle T_{2}} 、その表面上に。最後の温度で壁側の流体と仮定 T 1 {\\displaystyle T_{1}} になる T 1 , ∞ {\\displaystyle T_{1,\\infty }} と熱伝導率を有し h 1 {\\displaystyle h_{1}} 、かつ温度が壁側にすること T 2 {\\displaystyle T_{2}} にある T 2 , ∞ {\\displaystyle T_{2,\\infty }} 熱伝達係数と h 2 {\\displaystyle h_{2}} 、その T 1 , ∞ ≥ T 2 , ∞ {\\displaystyle T_{1,\\infty }\\geq T_{2,\\infty }} 。仮定があることを意味する h 1 ≥ h 2 {\\displaystyle h_{1}\\geq h_{2}} 。壁は、任意の熱エネルギーを格納しないので、より高温の表面からのすべての熱が冷却器の表面に伝導されます。エネルギー保存はそれを指示",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "このような場合には温度が位置によって異なるだけであるので、全く熱を発生させることがありません。壁面に通常のx軸の方向で同じことを1-Dケースに適用して、我々は次の結果を得ます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "適切な境界条件を置いて方程式を解くと、(x=0で T = T 1 {\\displaystyle T=T_{1}} であり、x = sで、 T = T 2 {\\displaystyle T=T_{2}} )私たちは、壁の厚さs内でTの線形変化を得ます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "それは壁内の温度プロフィールは表面からの距離とともに線形に変化すること方程式から明らかです。我々は、温度変化を持っているので、熱伝導率はフーリエの法則から計算することができます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "これは、熱流束をxとは独立しており、定数であることを上記式から分かります。この例では、伝導問題を解決する標準的な方法を示す図です。まず、体内の温度プロファイルは、エネルギーの保存のための式を用います。温度方程式はフーリエの法則の方程式に差し込むことによって熱流束を解くために使用され、発見された。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "一般的には、炉を建設するのに最適な温度に耐えることができる非常に低い熱伝導率を有する材料を持ちたい。実際には、我々は、高温材料が比較的高い熱伝導率を持つとわかります。このように、炉はいくつかの層(異なる材料の各々)から造られます。 熱損失が最小限であるように、我々は最適の厚みを見つけるために各々の材料の熱の故障温度を使うことができます。 各々の材料がその熱の故障温度で熱を受けなければならなくて、隣接した材料の熱の故障温度で熱を拒絶しなければならないのを見ることは、簡単です。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "私たちは平板の壁のために使用したのと同じ仮定を使用してみましょう、この時を除いて、我々は無限に長い中空円筒を通しての伝熱を持っているときに何が起こるかを分析します。シリンダー内半径 R1 持つと外半径R2。内部の温度がTで一定のままであるという仮定の下に T1と外気温T2、ラプラス方程式は、まだ成立します。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "我々は円筒形状であるため、この時間は、しかし、それは、以下にラプラシアンを拡大する円筒座標を使用するのが最も理にかなっています:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 78,
"tag": "p",
"text": ":シリンダーは無限に長いと対称であるので、方程式はに減少ので、Z及びθに関して偏微分はゼロです",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 79,
"tag": "p",
"text": "qはゼロとなる熱の発生がない場合に発熱がある場合、上記式は、有効です。境界条件と、この方程式を解くと T(R1) = T1とT(R2)=T2と私たちを示しています。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 80,
"tag": "p",
"text": "伝導のためにフーリエの法則にこれを代入すると、私たちを与える:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 81,
"tag": "p",
"text": "気をつけてください、熱流は半径から独立していません。たとえば、シリンダー(円筒形の熱交換器を設計するとき)です。 今、私たちは無限に長くない有限長のシリンダーの近似値として、これを使用する方法を知っているように、単位長さ当たりの熱流束について、これを表現しましょう。我々は、シリンダの断面積が A = 2 π r L {\\displaystyle A=2{\\pi }rL} だと知っています。:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 82,
"tag": "p",
"text": "したがって、単位長さ当たりの伝達された熱は密接半径の対数に関連しています。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 83,
"tag": "p",
"text": "多くの場合、伝導ではなく単一の平面壁または単気筒を介して行われますが、複数のプレーン層を介して、または同軸円筒を通して。例えば、現代の家の壁は、その断熱性を高めるためのいくつかの層で構成されていますので、我々は外部の顔に向かって内部から、次の成層を見つけることができます:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 84,
"tag": "p",
"text": "そこで、8層を有し、方程式の解",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 85,
"tag": "p",
"text": "尊重されるより多くの境界条件があるため、より複雑になります。問題を解決するための簡単な方法は電気回路計算との類推であす:平らな壁のために、そして、空洞のシリンダーのためにQの両方の表現力を観察するならば、我々はこれらが以下のように記述することができることに注意してください。:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 86,
"tag": "p",
"text": "ここでG(またはRを好む人もいます)は幾何学的な形状に依存し、伝導率kを含んでいます。この手法は、オームの法則の類推です。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 87,
"tag": "p",
"text": "したがって、熱伝導問題をモデル化することができる熱抵抗(又は熱伝導つが好む場合は、G = 1 / R):それぞれの熱抵抗は、そのノード上の異なる温度に維持されているオブジェクトであるため、熱がそれを通過し、同様にして、我々は電気抵抗に電圧の違いを適用した場合、それを介して電流が流れます。それは、直列に接続された抵抗の方式として、多層問題をモデル化することができるので、この類推が有用です。実際には、電気抵抗がBのエンドノードに直列に接続されている場合Bの開始ノードと同じ電圧である熱抵抗は(壁の層)が直列に接続されている場合(隣接します)熱抵抗B(他の層)に、共通ノード(インターフェイス)上では、温度勾配であるはずがありません。正しくは第i番目の平らな壁:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 88,
"tag": "p",
"text": "ここで、A壁部の領域です。だから我々は:",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 89,
"tag": "p",
"text": "同軸中空円筒(例えば絶縁パイプ)のために、我々は同じ式を使用できますが、抵抗値は次式で与えられます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 90,
"tag": "p",
"text": "有限差分法では、代数式と微分項を推定することにより、微分方程式を解こうとします。方法は、四角形(デカルト座標)、シリンダー(円筒座標)、または球体(球面座標)に分けることができ、単純な幾何学的形状に最適です。そうでなければ、有限要素法を使用すべきです。有限差分法を用いることができる場合には、いくつかの精度を犠牲にし、有限要素法よりも実装がかなり容易です。 一次微分のための最も簡単な見積もり、",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 91,
"tag": "p",
"text": "なお、この近似を用いることにより生じる誤差は、 Δ y 2 {\\displaystyle {\\Delta y}^{2}} にほぼ比例することを示すことができます。 二次導関数を推定するためには、一次導関数の導関数として扱われ、上記の近似が連続して2回印加されます。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 92,
"tag": "p",
"text": "一次導関数を推定するのに2点だけが必要であるのに対し、二次導関数を推定するには3点が必要であることが明らかです。この特定の方法でも、 Δ y {\\displaystyle {\\Delta y}} の二次であることを示すことができる 。",
"title": "伝導方程式"
},
{
"paragraph_id": 93,
"tag": "p",
"text": "過渡伝導の問題では、完全なフーリエの方程式を解かなければなりません。",
"title": "過渡伝導"
},
{
"paragraph_id": 94,
"tag": "p",
"text": "この方程式の解は、定常状態方程式より困難であるが、それは単純なケースならば可能です。そうでなければ、数値法を用いるべきです。",
"title": "過渡伝導"
}
] |
この解説書は翻訳であり、元記事はイングリッシュ版ウィキブックスの記事『Heat Transfer/Introduction』などです。 加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。 現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。 執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。 (原著まえがき) 熱移動の概要 この本は、特に化学エンジニアおよび機械エンジニアへの、エンジニアリング·コンテキスト内の熱伝達を扱っています。これは、業界では加熱と冷却のために使用されている基本的な物理学と技術が含まれています。もちろん、原理は、必要に応じて他の分野に適用することができ、エンジニアはかなり従来のものとは異なり、新しい技術に対処することができます。これは、大学の第一学年または第二学年の工学の学位の学生のための、始めてのテキストとして意図されています。
あなたがテキストを持っていれば、この記事に追加、または記事を修正してください。その場合は、権威ある教科書の慎重な参照によって、またはあなたの信頼できる専門的な経験に基づいて、いずれかを行うことです。
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この解説書は翻訳であり、元記事はイングリッシュ版ウィキブックスの記事『Heat Transfer/Introduction』などです。
;協力者の募集
加筆・訂正や翻訳(和訳)を行ってくれる協力者をお待ちしています。日本版の内容は暫定的な物です。
現時点では、翻訳がメインですが、和訳に意訳が含まれるところもあり、元記事と内容が異なる場合もありますので、ご容赦ください。
また将来的には、日本版の独自の記述を追加したりなど、日本版の独自化があるかもしれません。
執筆の方針についての議論などは、詳しくは「議論」ページを利用したいと思います。
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(原著まえがき)
'''熱移動の概要'''
この本は、特に化学エンジニアおよび機械エンジニアへの、エンジニアリング·コンテキスト内の熱伝達を扱っています。これは、業界では加熱と冷却のために使用されている基本的な物理学と技術が含まれています。もちろん、原理は、必要に応じて他の分野に適用することができ、エンジニアはかなり従来のものとは異なり、新しい技術に対処することができます。これは、大学の第一学年または第二学年の工学の学位の学生のための、始めてのテキストとして意図されています。
あなたがテキストを持っていれば、この記事に追加、または記事を修正してください。その場合は、権威ある教科書の慎重な参照によって、またはあなたの信頼できる専門的な経験に基づいて、いずれかを行うことです。
===基本的な概念===
簡単に言えば、熱伝達は熱エネルギーの伝達(熱)、材料の特性や幾何学とその温度との関係を研究します。
このような熱伝達解析は、高温による損傷から機器を設計するために、エンジニアリングの複数の分野で重要です(再突入時の宇宙船など)、ある物体が特定の温度に達するまでの時間を決定する(卵を料理する、金属を焼なます、部屋を冷却する、または特定の化学プロセスを行う)、または発電所の効率を評価するためです。
これらのわずかな例から、実践するエンジニアが直面する多くの問題にとって熱伝達がどれほど重要かが明確になるはずです。
入門的な熱力学のコースから、[[wikipedia:熱力学#熱力学の法則|熱力学の法則]]を思い起こすことができます。
* 第零法則:二つの系がそれぞれ第三の系と熱平衡にある場合、それらは互いに熱平衡にある。
* 第一法則:エネルギーがシステムに入ったり出たりするとき(仕事、熱、または物質として)、システムの内部エネルギーはエネルギー保存の法則に従って変化する。この法則は、「エネルギーは生成または消滅しない」としばしば述べられます。
* 第二法則:熱力学過程において、相互作用する熱力学系のエントロピーの合計は減少しません。この述べ方の一般的な推論は、熱が自然に冷えた物体から暖かい物体に自発的に移動しないというものです。
これらの法則は、熱伝達の基本的な原理と仮定を形成します。つまり、蓄えられた内部エネルギーは、仕事が行われるか、エネルギーが転送される場合にのみ変化し、そしてプロセスは、エントロピーと呼ばれる特性に基づいて行われ、熱は高温から低温へ移動します(最も簡単には無秩序、有用な仕事を行う能力の欠如、または可能な粒子の状態の数として記述されることが多い)。今、これらのトピックについて簡単に触れ、本書の残りの文脈を説明します。私たちはいくつかの主要な用語を議論した後、これらをさらに詳細に再考します。
エンジニアリングにおける熱伝達は、''温度差''(移動の二点間のポテンシャルの差)によって熱(または熱エネルギー)が伝わることから成り立ちます。このエネルギーの転送により、対象物の蓄えられたまたは''内部エネルギー''が変化します。'''温度差がないと、熱伝達は発生しません。'''
冷たい物体から温かい物体へのエンタルピー変化を要求する場合、冷蔵庫の場合のように、より多くの作業が必要になります(流れに対して逆行すると定義されます)。 これには、外部の力による機械的な作業や気体の膨張による冷却など、別のプロセスが不可欠ですが、全体的な活動の中で熱伝達は常に暖かい方から冷たい方へと移動します。
温度差は''駆動力''と呼ばれます。 他の条件が同じであれば、より大きな温度差はより高い速度で熱伝達をもたらします。
===温度===
温度は「強度的」な特性です。つまり、それは物質の量に依存しません。原子レベルでは、熱は完全に原子の体積に依存します。したがって、原子の体積が増加すると、熱を保持する能力も同様に増加します。これは、質量が寒さを保持する能力と同じ関数です(エンタルピーの逆数)。したがって、80°Cの銅1キログラムと80°Cの銅12キログラムは、どちらも同じエンタルピーを持ちます。
放射熱を扱わない限り、通常はこれらの値を絶対温度尺度に変換する必要はありません。摂氏温度は、単純に273.15 Kを基準としたケルビン [K] の数として定義されます。これらの銅ブロックから20°Cの水への熱伝達を計算したい場合、温度差を80°C - 20°C = 60 Kと言うことが十分です。同じ答えが得られますが、より労力を要する方法で、353.15 K – 293.15 K = 60 Kとも言えます。
温度は絶対温度尺度または摂氏温度尺度で与えられる場合がありますが、温度差はケルビン [K] で与える必要があります。温度はまた、熱力学および熱伝達(つまり、熱エネルギー)の主題における「熱さの程度」として定義されます。代数における温度は、数直線上の正の無限大と負の無限大の間のポテンシャルの差として定義でき、無限大自体がゼロケルビンに関連しているため、ネガティブ・ケルビンや超伝導体などの概念が宇宙に存在できる理由が理解されます。したがって、ゼロケルビンと超伝導体がしばしば共存する理由も推論できます。 <!--(化学およびナノ科学における液滴、凝集性、および粘着性に関するさらなる読書)-->
===エンタルピー===
エンタルピー(Enthalpy)は、熱力学システムに格納されている全エネルギーの尺度です。それは温度の関数である内部エネルギー(internal energy)と、その環境を変位し、その体積および圧力を確立することによって、それのためのスペースを確保するために必要なエネルギー量を含みます。
それはエネルギー伝達の特定の記述を簡素化するため、エンタルピーは、多くの化学的、生物学的、および物理的な測定システムにおけるエネルギーの変化の好ましい式です。エンタルピーの変化が検討中のシステムの拡大による環境へ伝達されるエネルギーを考慮するためです。
エンタルピーは状態量です:系のエンタルピーは、系の測定可能な性質に依存せず、システムの履歴に依存します。
エンタルピーは広範囲のプロパティ:それは物質の量に依存します。こうして80 °Cの銅の12 kgは、同じ温度で同じ物質の1キログラムの12倍のエンタルピーを持つことになります。しかしながら、我々は一般的に単位質量当たりのエンタルピー(もっと適切に'''比エンタルピー''' specific enthalpy )を表現します。国際単位系(SI)におけるエンタルピーの測定単位はジュール(joule,記号は J )であるが、他の歴史的な、従来の単位は、そのような英国熱量単位やカロリーなどが、まだ使用されています。比エンタルピーは、それ故にJ / kgを、またはBTU /ポンドの単位を持っています。
システム全体のエンタルピー <math>H</math> は、直接には測定することはできません。したがって、エンタルピーの変化 <math>\Delta H</math> が、エンタルピーの絶対値よりも有用な量です。系の<math>\Delta H</math>は、そこに供給される熱に行われた非機械的な仕事の和に等しい。もし本体と同じ圧力で、熱力学的状態Bへの熱力学的状態からパスした場合、環境に伝達された熱は次式で与えられる:<math>Q=\Delta H=H_{end}-H_{start}</math>
結合システム、-それは伝熱、圧力または容積の変化を生成する結合システム(およびその逆)-は、テキストの後半で処理した。
表やグラフは、様々な熱力学的な状態で多くの材料の比エンタルピで利用できるリストです。
各テーブルには、基準状態が選択されます。所与のエンタルピーは次のエネルギー量として理解することができます、それを高めるためにシステムに投入されなければならない基準温度(より正確には、基準状態)。水については、共通の基準状態は、液相中のすべての水が、0°C、大気圧である状態です。
銅に対する標準状態は固体です。酸素に対する標準状態は気体です。参考として、ここでいう「標準状態」とは、材料が、通常の実験室条件の温度および圧力で、とるべき相です。しかし、様々な工学分野では、独自の規則を持っています。
80 °Cで、水(大気圧で)は391.7 kJ/kgでの比エンタルピーを持っています。したがって、80℃の液体の水の1キログラムは391.7 kJのエンタルピーを持っているでしょうし、7.3 kgでエンタルピーは7.3 x 391.7 = 2584 kJのエンタルピーを持っているでしょう。
エンタルピーの二つの成分、ひとつは温度によります、もういっぽうは相によります。1たとえば、上記の表から、液体の水100 °C で、比エンタルピー 419.1 kJ/kgを持つが、蒸気は2675.4 kJ/kgの比エンタルピーを持っています。-かなりたくさん!
違いは、2257.9 kJ/kgは、液体から蒸気に相を変更するために、水に入れなければならないエンタルピーです。この量は、水の''蒸発エンタルピー''と呼ばれます、または蒸気の''潜熱''と呼ばれます。けっして蒸気は水よりも暑くありませんが、それが凝縮ば放棄するすべてのこの隠されたエネルギーを持っているので、 "潜在"は、隠されたことを意味します。
この現象は沸騰に限定されるものではないです。水 37 °C の温度では 2414 kJ/kg の蒸発の比エンタルピがあります:それは発汗がその温度で蒸発する場合にあなたを冷却し、この熱が巻き取られます。
同様に、0 °C の氷が、0 °C の水に溶けたとき、熱の入力が一致する必要が、潜熱の融解熱、あるいは''結晶化エンタルピー''には、あります。
したがって(この規則によれば)0 °Cの液体の水°は、ゼロのエンタルピーを持っています。同じ温度の氷が、負のエンタルピーを持っています。他のエンタルピー表では、基準温度が異なる場合もあり、絶対零度の0.0 Kを基準としたエンタルピー表や、または実験室の温度298 Kに対するエンタルピーを与える表の場合もあります。
化学エンジニアは、ときどき、 参照条件として周囲の温度を使用します。
===熱容量と比熱===
我々は何かを加熱する必要がある場合(相変化を無しで)、たとえば20 °Cから80 °Cまでに銅の12 kg を加熱する場合、我々が入れなければならないエンタルピー量は、三つのことに依存します。
# 温度差、この場合は60 Kの温度差が達成されるべき。
# 質量, この場合は 12 kg.
# 比熱容量と呼ばれる物質の性質, これは1 kgの物体を1 Kの温度上昇させるために必要とされるエネルギーが、どのくらいかの尺度である.
そこで、我々は持っている:
<math>H=mc_p\Delta T</math>
添字<math>_p</math>は比熱容量の値は変換が一定の圧力で行われる場合にのみ有効であることを覚えています。実際には、唯一のガスのために他の変換(たとえば一定の体積、ポリトロピック ...)のための定圧比熱と比熱との間に関連性の違いがあります。固体と液体は、比熱容量の値を1つだけ有します。例えば、銅は毎ケルビンあたり毎キログラムあたり0.383キロジュール(0.383 kJ kg<sup>-1</sup> K<sup>-1</sup>)です。
そこで我々は、0.383 x 12 x 60 = 276 kJで入れなければなりません。
一方で、もし20 °Cから80 °Cまで水の12 kg を加熱する必要があった場合は、我々は水の比熱容量を使用することになり、4.184 kJ kg<sup>-1</sup> K<sup>-1</sup>、そして我々の計算は次のようになります。:
4.184 x 12 x 60 = 3012 kJ.
これらの用語は、ゆるく使用される傾向があることに注意してください。比熱容量がしばしば比熱または熱容量と呼ばれます。疑わしい場合は、単位を見てみましょう。技術的には''熱容量''が物質全体での場合を意味します。比熱容量は質量あたりの場合 - SIシステムの質量1キログラムあたりの場合です。熱力学表では、データは時々 、特にガス用では、モルあるいはキロモルごとに与えられる場合があります。キログラムあたりではなく。また、廃止された単位のカロリー(= 4.184 J)が使用され、質量の単位が1グラムである古いデータに出くわすことがあります。申し訳ありませんが、しかし、あなたは変換する必要があります。常に単位を見てください。
比熱容量の定義は、圧力一定の変換のための、次のように書くことができます:
<math>Q=\Delta H=mc_p\Delta T</math>
熱伝達の問題の圧力定数変換は、多くの場合、熱交換器内などの流体と他の流体または固体との間で熱交換をしています。これらの場合、質量<math>m</math> は、それが流れているため、一定ではないです。そこで、質量ではなく、質量流量 <math>\dot{m}</math>を参照する必要があり、けっしてエネルギーQ <math>Q</math>ではなく、<math>\dot{Q}</math>に対して。したがって:
<math>\dot{Q}=\dot{m}c_p\Delta T</math>
====単純計算====
仮定として80 °Cの銅の15 kgと°C、20 °Cの水の25 kgを風呂に入れて、周囲への熱損失も無いと仮定します。何が最終的な状態でしょうか?
'''回答''': 銅と水の両方が、同じ温度を持つことになります。その同じ温度とは、20 °C と80 °Cの間の、どこかです。 合計エンタルピーは変更されません。
私たちは基準状態として20 °Cとしましょう。したがって、水がゼロエンタルピーを有しており、銅は 15 x (80-20) x 0.383 = 344.7 kJを有します。これが系のエンタルピーです。
現在の系の総熱容量は、
(質量 x 銅の比熱容量)+(質量 x 水の比熱容量)
= (15 x 0.383) + (25 x 4.184) = 5.75 + 104.6 = 110.4 kJ K<sup>-1</sup>
言い換えれば、1 K(= 1°C)で、システム全体の温度を上昇させるためにエンタルピー110.4 kJを取るでしょう。
===伝熱のメカニズム===
伝導(Conduction)、対流(Convection)、そして放射 (Radiation):熱移動には3つのモードがあります。伝導は、材料の運動なしでの、材料を通過する熱エネルギーの移動に関係しています。この現象は、基本的に、微細なレベルで起こる拡散プロセスです。対流は、運動できる流体(液体または気体)の、熱エネルギーの移動に関係しています。対流の熱移動は、2つの物理的原理、伝導(拡散)と流体運動(移流)によって特徴づけられます。流体運動は、例えば、ファン(回転翼)などで、外力によって引き起こされることがあり、あるいは浮力の影響に起因する可能性があります。最後に、放射とは、電磁波(または光子)を介した熱エネルギーの伝達です。
==== 伝導 ====
伝導は熱エネルギーの拡散であります、すなわち、熱エネルギーの動きは、高い温度の領域から、より低い温度領域へと、熱エネルギーは動く。顕微鏡レベルでは、これは分子の振動に起因してエネルギーの通過が発生します。
熱移動の速度は次のように表されます。
<math>\dot{Q}</math>.
熱移動率の単位はワット(watt、記号は W )です。そして、熱移動率がベクトル量であることに留意すべきです。それはしばしば幾何学の観点から熱伝導率を説明するのに便利です。したがって、我々は定義して<math>\dot{Q}'</math>, <math>\dot{Q}''</math>, および<math>\dot{Q}'''</math> 単位長さあたりの熱伝導率と、単位面積あたりの熱移動率(単位面積あたりの場合は、別名で熱流束 heat flux ともいう)を。それは別の規則では、しばしば表記法で使用されていることに注意することは有用であり、熱流束(単位面積当たりの熱移動率)が、しばしば<math> \dot{q}</math>で示されている 。
伝導支配速度式はフーリエの法則(Fourier's Law)で与えられます。一次元の場合は、フーリエの法則は次のように表されます:
<math>\dot{q}=-k\frac{dT}{dx}</math>
あるいは
<math>\dot{Q}=-kA\frac{dT}{dx}</math>
ここで ''x'' は、その問題で考えている方向です。 ''A''は断面積であり、断面はxに垂直とします。 ''k'' is a 比例係数であり 熱伝導率(thermal conductivity)と呼ばれます。そして <math>\frac{dT}{dx}</math> は温度勾配(temperature gradient)とよばれます。 マイナス符号は、高温物体ほど、熱が低温部へと拡散して温度が下がる理由によります。
熱伝導率は、材料がどのくらい熱を伝えやすいかの尺度です。金属などの熱伝導率の高い材料は、容易に低い温度勾配でも熱を伝導します。いっぽう、アスベストなどの低-熱伝導率を有する材料は、熱伝導に抵抗するので、しばしば断熱材(insulator)と呼ばれます。
==== 対流 ====
対流(Convection)は、固体と移動する流体の間の熱エネルギーの移動です。流体運動でない場合(そのヌッセルト数が1であります)は、問題を熱伝導として分類することができます。対流は、2つの現象によって支配されます。分子振動、流体粒子の大規模な動きに起因するエネルギーの移動です。一般的には、対流は2種類であり、強制対流(Forced Convection)と自由対流(Free Convection)です。
流体が流れるように強制されたときに強制対流が発生します。たとえば、送風ファンを用いて空気を送風すれば、強制対流の例です。自由対流では、流体運動は浮力の影響によるものです。例えば、静止した空気によって囲まれる垂直加熱されたプレートは、周囲の空気を加熱させます。そして空気の密度は冷たい空気よりも暑い空気が密度が低いという理由により、熱い空気が上昇しています。かわりに熱い空気の抜け出た領域が冷たい空気によって満たされ、循環が継続されます。
対流のための支配方程式は冷却のニュートン法則(Newton's Law of Cooling)で与えられます。
<math>\dot{Q}=hA(T_s-T_\infty),</math>
ここで、 <math>h</math> は熱伝達係数(heat transfer coefficient)であり、 <math>T_s</math> は固体の表面温度であり、 <math>A</math> は面積であり、 <math>T_\infty</math> は遠い面での流体の温度です。この式は、その名前にもかかわらず、法則ではありません。むしろ実験則であり、それは熱流束が固体と液体との間の温度差に比例するという経験的表現です。熱伝達係数は、典型的には、実験によって決定されます。実験によって、流れの様々な種類での熱伝達係数に対する相関関係が決定されており、文献に記載されています。
==== 放射 ====
放射(Radiation)は、それらの物体間の接触することのない熱移動の現象です。放射は、電磁波を介して二つの物体間で行われる熱エネルギーの輸送です。伝導と対流とは異なり、放射線は媒質を必要としません。一般的に、気体は、放射熱伝達に関与しません。
放射は、すべての有限温度の物体、すなわち絶対零度ではない物体では、電磁波の形態で放射を放出するという事実に基づいています。彼らは別のオブジェクトに衝突するまで、これらの波は移動します。それから、放射電磁波が衝突した第二の物体は、電磁波を吸収か反射をするか、またはエネルギーを伝送します。なお、第2の物体が有限温度である場合、それもまた、放射をすることに留意すべきです。
放射の基本的な事実は、放射の熱は、放射源の温度の'''4乗'''に比例するということです。放射による熱の損失は、材料の'''放射率'''(emissivity) ε が関係し、方程式は以下のようになります。:
<math>\dot{Q}= A \epsilon \sigma T^4</math>
理想的な材料は'''黒体'''(black body)と呼ばれ、 放射率の値が1です。記号Aは放射物体の表面積であり、記号σ(シグマ)はステファン·ボルツマン定数(Stefan-Boltzmann constant) <math>\sigma=5.670\times10^{-8} W/(m^2 K^4)</math> として知られています。
== 伝導方程式 ==
三次元における熱バランスを行うためにフーリエの法則を用いて、以下の式は、その点の座標と経過時間に所定の時点で、システム内の温度に関連導出することができます。
:<math>{k}\left({\frac{{\partial ^2}T}{\partial {x^2}}+\frac{{\partial ^2}T}{\partial {y^2}} + \frac{{\partial ^2}T}{\partial {z^2}}}\right) = \rho\cdot C_p \cdot\frac{\partial {T}}{\partial t}</math>
導出には発熱が存在しないとみなし(発熱はx、y、zのおよびtの関数であり、発熱が存在する場合には微分方程式に加えられなければなりません)、そして、時間または温度(この場合、彼らは派生物に取り込まれなければなりません)で、材料特性が変わらないと、仮定します。
=== 定常伝導 ===
フーリエの法則の条件のどれも時間に依存しないとき、私たちは、定常状態の伝導を持って、次の結果が得られます。
:<math>{k}\left({\frac{{\partial ^2}T}{\partial {x^2}}+\frac{{\partial ^2}T}{\partial {y^2}} + \frac{{\partial ^2}T}{\partial {z^2}}}\right) = 0</math>
==== 平板の壁 ====
壁を通しての伝熱は、温度が壁面の一方からの距離の関数である一次元の伝導問題です。仮定として、この壁の表面の残りの部分は一定温度であると仮定します。壁の表面からの熱伝達はそれらの定常状態温度を有するようになり、周囲の空気によって対流によって行われる <math> T_{1} </math> と <math> T_{2} </math> 、その表面上に。最後の温度で壁側の流体と仮定 <math> T_{1} </math> になる <math> T_{1 , \infin} </math> と熱伝導率を有し <math>h_{1}</math>、かつ温度が壁側にすること <math>T_{2}</math> にある<math> T_{2 , \infin} </math> 熱伝達係数と <math>h_{2}</math>、その <math>T_{1 , \infin} \ge T_{2 , \infin}</math>。仮定があることを意味する <math>h_{1} \ge h_{2}</math>。壁は、任意の熱エネルギーを格納しないので、より高温の表面からのすべての熱が冷却器の表面に伝導されます。エネルギー保存はそれを指示
:<math>{{\nabla} ^ 2}T = 0</math>
このような場合には温度が位置によって異なるだけであるので、全く熱を発生させることがありません。壁面に通常のx軸の方向で同じことを1-Dケースに適用して、我々は次の結果を得ます。
:<math>{-k}{\frac{{d^2}T}{d{x^2}}} = 0</math>
適切な境界条件を置いて方程式を解くと、(x=0で <math>T=T_1</math>であり、x = sで、<math>T=T_2</math>)私たちは、壁の厚さs内でTの線形変化を得ます。
:<math>T(x) = (T_2 - T_1){\frac{x}{s}} + T_1</math>
それは壁内の温度プロフィールは表面からの距離とともに線形に変化すること方程式から明らかです。我々は、温度変化を持っているので、熱伝導率はフーリエの法則から計算することができます。
:<math>{q_s} '' = -k \frac{dT}{dx} = \frac{k}{s} (T_1 - T_2)</math>
これは、熱流束をxとは独立しており、定数であることを上記式から分かります。この例では、伝導問題を解決する標準的な方法を示す図です。まず、体内の温度プロファイルは、エネルギーの保存のための式を用います。温度方程式はフーリエの法則の方程式に差し込むことによって熱流束を解くために使用され、発見された。
一般的には、炉を建設するのに最適な温度に耐えることができる非常に低い熱伝導率を有する材料を持ちたい。実際には、我々は、高温材料が比較的高い熱伝導率を持つとわかります。このように、炉はいくつかの層(異なる材料の各々)から造られます。
熱損失が最小限であるように、我々は最適の厚みを見つけるために各々の材料の熱の故障温度を使うことができます。
各々の材料がその熱の故障温度で熱を受けなければならなくて、隣接した材料の熱の故障温度で熱を拒絶しなければならないのを見ることは、簡単です。
==== 中空円筒 ====
私たちは平板の壁のために使用したのと同じ仮定を使用してみましょう、この時を除いて、我々は無限に長い中空円筒を通しての伝熱を持っているときに何が起こるかを分析します。シリンダー内半径 R<sub>1</sub> 持つと外半径R<sub>2</sub>。内部の温度がTで一定のままであるという仮定の下に T<sub>1</sub>と外気温T<sub>2</sub>、ラプラス方程式は、まだ成立します。
:<math>{{\nabla} ^ 2}T = 0</math>
我々は円筒形状であるため、この時間は、しかし、それは、以下にラプラシアンを拡大する円筒座標を使用するのが最も理にかなっています:
:<math> {{\nabla} ^ 2}T = {1 \over r} {\partial \over \partial r}
\left( r {\partial T \over \partial r} \right)
+ {1 \over r^2} {\partial^2 T \over \partial \theta^2}
+ {\partial^2 T \over \partial z^2 }.
</math>
:シリンダーは無限に長いと対称であるので、方程式はに減少ので、Z及びθに関して偏微分はゼロです
:<math> {1 \over r} {\partial \over \partial r}
\left( r {\partial T \over \partial r} \right) =-q/k </math>
qはゼロとなる熱の発生がない場合に発熱がある場合、上記式は、有効です。境界条件と、この方程式を解くと T(R<sub>1</sub>) = T<sub>1</sub>とT(R<sub>2</sub>)=T<sub>2</sub>と私たちを示しています。
:<math> T(r) = \frac{T_2-T_1}{\ln{\frac{R_2}{R_1}}}(\ln(r)-\ln(R_1))+T_1 </math>
伝導のためにフーリエの法則にこれを代入すると、私たちを与える:
:<math> Q'' = \frac{-k(T_2-T_1)}{r\ln{\frac{R_2}{R_1}}} = \frac{k(T_1-T_2)}{r\ln{\frac{R_2}{R_1}}}=\frac{2k(T_1-T_2)}{\phi\ln{\frac{\phi_2}{\phi_1}}}</math>
気をつけてください、熱流は半径から独立していません。たとえば、シリンダー(円筒形の熱交換器を設計するとき)です。
今、私たちは無限に長くない有限長のシリンダーの近似値として、これを使用する方法を知っているように、単位長さ当たりの熱流束について、これを表現しましょう。我々は、シリンダの断面積が<math> A = 2{\pi}rL</math>だと知っています。:
:<math> Q' = \frac{Q}{L} =\frac{2{\pi}k(T_1-T_2)}{\ln{\frac{R_2}{R_1}}}=\frac{2{\pi}k(T_1-T_2)}{\ln{\frac{\phi_2}{\phi_1}}}</math>
したがって、単位長さ当たりの伝達された熱は密接半径の対数に関連しています。
==== 多層伝導と類推 ====
多くの場合、伝導ではなく単一の平面壁または単気筒を介して行われますが、複数のプレーン層を介して、または同軸円筒を通して。例えば、現代の家の壁は、その断熱性を高めるためのいくつかの層で構成されていますので、我々は外部の顔に向かって内部から、次の成層を見つけることができます:
# 内部塗装
# 石膏
# レンガ、例えばporothermタイプ
# 断熱材、ポリスチレンなど
# 中空空間(空気が良い絶縁体であります)
# 再びレンガ、石膏や絵画
そこで、8層を有し、方程式の解
:<math>{-k}{\frac{{d^2}T}{d{x^2}}} = 0</math>
尊重されるより多くの境界条件があるため、より複雑になります。問題を解決するための簡単な方法は電気回路計算との類推であす:平らな壁のために、そして、空洞のシリンダーのためにQの両方の表現力を観察するならば、我々はこれらが以下のように記述することができることに注意してください。:
:<math>Q=G\Delta T=\frac{\Delta T}{R}</math>
ここでG(またはRを好む人もいます)は幾何学的な形状に依存し、伝導率kを含んでいます。この手法は、オームの法則の類推です。
:<math>I=\frac{\Delta V}{R}</math>
したがって、熱伝導問題をモデル化することができる熱抵抗(又は熱伝導つが好む場合は、G = 1 / R):それぞれの熱抵抗は、そのノード上の異なる温度に維持されているオブジェクトであるため、熱がそれを通過し、同様にして、我々は電気抵抗に電圧の違いを適用した場合、それを介して電流が流れます。それは、直列に接続された抵抗の方式として、多層問題をモデル化することができるので、この類推が有用です。実際には、電気抵抗がBのエンドノードに直列に接続されている場合Bの開始ノードと同じ電圧である熱抵抗は(壁の層)が直列に接続されている場合(隣接します)熱抵抗B(他の層)に、共通ノード(インターフェイス)上では、温度勾配であるはずがありません。正しくは第i番目の平らな壁:
:<math>R_i=\frac{s_i}{k_iA_i}</math>
ここで、A壁部の領域です。だから我々は:
:<math>Q=\frac{T_{ext}-T_{int}}{\displaystyle\sum_{i=1}^{n}R_i}</math>
同軸中空円筒(例えば絶縁パイプ)のために、我々は同じ式を使用できますが、抵抗値は次式で与えられます。
:<math>R=\frac{\ln\frac{\phi_2}{\phi_1}}{2\pi kL}</math>
==== 有限差分法 ====
有限差分法では、代数式と微分項を推定することにより、微分方程式を解こうとします。方法は、四角形(デカルト座標)、シリンダー(円筒座標)、または球体(球面座標)に分けることができ、単純な幾何学的形状に最適です。そうでなければ、有限要素法を使用すべきです。有限差分法を用いることができる場合には、いくつかの精度を犠牲にし、有限要素法よりも実装がかなり容易です。
一次微分のための最も簡単な見積もり、
:<math> \frac{\partial x}{\partial y} = \frac{\Delta x}{\Delta y}</math>
なお、この近似を用いることにより生じる誤差は、 <math> {\Delta y}^2 </math> にほぼ比例することを示すことができます。
二次導関数を推定するためには、一次導関数の導関数として扱われ、上記の近似が連続して2回印加されます。
:<math> \frac{\partial^2 x}{{\partial y}^2} =
\frac{{(\frac{\partial x}{\partial y}})_2-(\frac{\partial x}{\partial y})_1}{\Delta y} =
\frac{(\frac{\Delta x}{\Delta y})_2 - (\frac{\Delta x}{\Delta y})_1}{\Delta y}
=\frac{x_3-2x_2+x_1}{{\Delta y}^2}
</math>
一次導関数を推定するのに2点だけが必要であるのに対し、二次導関数を推定するには3点が必要であることが明らかです。この特定の方法でも、<math> {\Delta y}</math>の二次であることを示すことができる 。
== 過渡伝導 ==
過渡伝導の問題では、完全なフーリエの方程式を解かなければなりません。
:<math>{k}\nabla^2T = \rho\cdot C_p \cdot\frac{\partial {T}}{\partial t}</math>
この方程式の解は、定常状態方程式より困難であるが、それは単純なケースならば可能です。そうでなければ、数値法を用いるべきです。
[[カテゴリ:工学]]
[[en:Heat Transfer/Introduction]]
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2013-10-16T19:13:42Z
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2024-03-09T06:04:40Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%B7%A5%E5%AD%A6/%E4%BC%9D%E7%86%B1%E5%B7%A5%E5%AD%A6
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18,435 |
民事執行法第154条
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(配当要求)
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
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[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(配当要求)
;第154条
# 執行力のある債務名義の正本を有する債権者及び文書により先取特権を有することを証明した債権者は、配当要求をすることができる。
# 前項の配当要求があつたときは、その旨を記載した文書は、第三債務者に送達しなければならない。
# 配当要求を却下する裁判に対しては、執行抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
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{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4|第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4-1|第1目 債権執行等]]
|[[民事執行法第153条]]<br>(差押禁止債権の範囲の変更)
|[[民事執行法第155条]]<br>(差押債権者の金銭債権の取立て)
}}
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[[category:民事執行法|154]]
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2013-10-16T22:04:39Z
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|
18,437 |
民事執行法第74条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(売却の許可又は不許可の決定に対する執行抗告)
|
[
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},
{
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"text": "(売却の許可又は不許可の決定に対する執行抗告)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(売却の許可又は不許可の決定に対する執行抗告)
;第74条
# 売却の許可又は不許可の決定に対しては、その決定により自己の権利が害されることを主張するときに限り、執行抗告をすることができる。
# 売却許可決定に対する執行抗告は、[[民事執行法第71条|第71条]]各号に掲げる事由があること又は売却許可決定の手続に重大な誤りがあることを理由としなければならない。
# [[民事訴訟法第338条]]第1項 各号に掲げる事由は、前二項の規定にかかわらず、売却の許可又は不許可の決定に対する執行抗告の理由とすることができる。
# 抗告裁判所は、必要があると認めるときは、抗告人の相手方を定めることができる。
# 売却の許可又は不許可の決定は、確定しなければその効力を生じない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]
|[[民事執行法第73条]]<br>(超過売却となる場合の措置)
|[[民事執行法第75条]]<br>(不動産が損傷した場合の売却の不許可の申出等)
}}
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[[category:民事執行法|074]]
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2013-10-17T04:48:59Z
|
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|
18,438 |
民事執行法第197条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(実施決定)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
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"text": "(実施決定)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(実施決定)
;第197条
# 執行裁判所は、次のいずれかに該当するときは、執行力のある債務名義の正本(債務名義が[[民事執行法第22条|第22条]]第二号、第三号の二、第四号若しくは第五号に掲げるもの又は確定判決と同一の効力を有する支払督促であるものを除く。)を有する金銭債権の債権者の申立てにより、債務者について、財産開示手続を実施する旨の決定をしなければならない。ただし、当該執行力のある債務名義の正本に基づく強制執行を開始することができないときは、この限りでない。
#:一 強制執行又は担保権の実行における配当等の手続(申立ての日より六月以上前に終了したものを除く。)において、申立人が当該金銭債権の完全な弁済を得ることができなかつたとき。
#:二 知れている財産に対する強制執行を実施しても、申立人が当該金銭債権の完全な弁済を得られないことの疎明があつたとき。
# 執行裁判所は、次のいずれかに該当するときは、債務者の財産について一般の先取特権を有することを証する文書を提出した債権者の申立てにより、当該債務者について、財産開示手続を実施する旨の決定をしなければならない。
#:一 強制執行又は担保権の実行における配当等の手続(申立ての日より六月以上前に終了したものを除く。)において、申立人が当該先取特権の被担保債権の完全な弁済を得ることができなかつたとき。
#:二 知れている財産に対する担保権の実行を実施しても、申立人が前号の被担保債権の完全な弁済を得られないことの疎明があつたとき。
# 前二項の規定にかかわらず、債務者(債務者に法定代理人がある場合にあつては当該法定代理人、債務者が法人である場合にあつてはその代表者。第一号において同じ。)が前二項の申立ての日前三年以内に財産開示期日(財産を開示すべき期日をいう。以下同じ。)においてその財産について陳述をしたものであるときは、財産開示手続を実施する旨の決定をすることができない。ただし、次に掲げる事由のいずれかがある場合は、この限りでない。
#:一 債務者が当該財産開示期日において一部の財産を開示しなかつたとき。
#:二 債務者が当該財産開示期日の後に新たに財産を取得したとき。
#:三 当該財産開示期日の後に債務者と使用者との雇用関係が終了したとき。
# 第一項又は第二項の決定がされたときは、当該決定(第二項の決定にあつては、当該決定及び同項の文書の写し)を債務者に送達しなければならない。
# 第一項又は第2項の申立てについての裁判に対しては、執行抗告をすることができる。
# 第一項又は第2項の決定は、確定しなければその効力を生じない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#4|第4章 産開示手続]]<br>
|[[民事執行法第196条]]<br>(管轄)
|[[民事執行法第198条]]<br>(期日指定及び期日の呼出し)
}}
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[[category:民事執行法|197]]
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2013-10-17T04:56:55Z
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|
18,439 |
民事執行法第12条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(取消決定等に対する執行抗告)
|
[
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"text": "",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(取消決定等に対する執行抗告)
;第12条
# 民事執行の手続を取り消す旨の決定に対しては、執行抗告をすることができる。民事執行の手続を取り消す執行官の処分に対する執行異議の申立てを却下する裁判又は執行官に民事執行の手続の取消しを命ずる決定に対しても、同様とする。
# 前項の規定により執行抗告をすることができる裁判は、確定しなければその効力を生じない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第11条]]<br>(執行異議)
|[[民事執行法第13条]]<br>(代理人)
}}
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[[category:民事執行法|012]]
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2013-10-17T05:00:46Z
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|
18,440 |
民事執行法第20条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(民事訴訟法 の準用)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(民事訴訟法 の準用)
;第20条
: 特別の定めがある場合を除き、民事執行の手続に関しては、民事訴訟法 の規定を準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第19条]]<br>(専属管轄)
|[[民事執行法第21条]]<br>(最高裁判所規則)
}}
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[[category:民事執行法|020]]
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2013-10-17T05:03:23Z
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[
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|
18,441 |
民事執行規則第8条
|
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
(執行異議の申立ての方式)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>民事執行法>民事執行規則",
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},
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}
] |
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]>民事執行規則
==条文==
(執行異議の申立ての方式)
;第8条
# 執行異議の申立ては、期日においてする場合を除き、書面でしなければならない。
# 執行異議の申立てをするときは、異議の理由を明らかにしなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行規則|民事執行規則]]
|[[コンメンタール民事執行規則#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行規則第7条の2]]<br>(民事執行事件記録の送付の特例)
|[[民事執行規則第9条]]<br>(代理人の許可の申立ての方式)
}}
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[[category:民事執行規則|008]]
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2013-10-27T22:30:30Z
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|
18,443 |
民事執行法第13条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(代理人)
|
[
{
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},
{
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"text": "(代理人)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(代理人)
;第13条
# [[民事訴訟法第54条]]第1項の規定により訴訟代理人となることができる者以外の者は、執行裁判所でする手続については、訴え又は執行抗告に係る手続を除き、執行裁判所の許可を受けて代理人となることができる。
# 執行裁判所は、いつでも前項の許可を取り消すことができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第12条]]<br>(取消決定等に対する執行抗告)
|[[民事執行法第14条]]<br>(費用の予納等)
}}
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[[category:民事執行法|013]]
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2016-07-18T08:01:51Z
|
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|
18,444 |
民事執行法第15条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(担保の提供)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
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"text": "(担保の提供)",
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(担保の提供)
;第15条
# 民事執行の手続について、執行裁判所に対し申立て、申出若しくは届出をし、又は執行裁判所から文書の送達を受けた者は、送達を受けるべき場所(日本国内に限る。)を執行裁判所に届け出なければならない。この場合においては、送達受取人をも届け出ることができる。
# [[民事訴訟法第104条]]第2項 及び第3項 並びに[[民事訴訟法第107条|第107条]]の規定は、前項前段の場合について準用する。
# 第1項前段の規定による届出をしない者(前項において準用する民事訴訟法第104条第3項に規定する者を除く。)に対する送達は、事件の記録に表れたその者の住所、居所、営業所又は事務所においてする。
# 前項の規定による送達をすべき場合において、[[民事執行法第20条|第20条]]において準用する[[民事訴訟法第106条]]の規定により送達をすることができないときは、裁判所書記官は、同項の住所、居所、営業所又は事務所にあてて、書類を書留郵便又は民間事業者による信書の送達に関する法律 (平成14年法律第99号)第2条第6項 に規定する一般信書便事業者若しくは同条第9項 に規定する特定信書便事業者の提供する同条第2項 に規定する信書便の役務のうち書留郵便に準ずるものとして最高裁判所規則で定めるものに付して発送することができる。この場合においては、民事訴訟法第107条第2項 及び第3項 の規定を準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第14条]]<br>(費用の予納等)
|[[民事執行法第16条]]<br>(送達の特例)
}}
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[[category:民事執行法|015]]
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2014-02-20T21:16:59Z
|
[
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] |
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|
18,445 |
民事執行法第17条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(民事執行の事件の記録の閲覧等)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
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"text": "(民事執行の事件の記録の閲覧等)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(民事執行の事件の記録の閲覧等)
;第17条
: 執行裁判所の行う民事執行について、利害関係を有する者は、裁判所書記官に対し、事件の記録の閲覧若しくは謄写、その正本、謄本若しくは抄本の交付又は事件に関する事項の証明書の交付を請求することができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#1|第1章 総則]]<br>
|[[民事執行法第16条]]<br>(送達の特例)
|[[民事執行法第18条]]<br>(官庁等に対する援助請求等)
}}
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[[category:民事執行法|017]]
| null |
2013-10-17T07:40:33Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC17%E6%9D%A1
|
18,446 |
民事訴訟法第72条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(和解の場合の費用額の確定手続)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法",
"title": ""
},
{
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"text": "(和解の場合の費用額の確定手続)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(和解の場合の費用額の確定手続)
;第72条
: 当事者が裁判所において和解をした場合において、和解の費用又は訴訟費用の負担を定め、その額を定めなかったときは、その額は、申立てにより、第一審裁判所([[民事訴訟法第275条|第275条]]の和解にあっては、和解が成立した裁判所)の裁判所書記官が定める。この場合においては、[[民事訴訟法第71条|前条]]第2項から第7項までの規定を準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#1|第1編 総則]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4|第4章 訴訟費用]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4-1|第1節 訴訟費用の負担]]
|[[民事訴訟法第71条|第71条]]<br>(訴訟費用額の確定手続)
|[[民事訴訟法第73条|第73条]]<br>(訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い)
}}
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[[category:民事訴訟法|072]]
| null |
2023-01-02T03:39:04Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC72%E6%9D%A1
|
18,447 |
民事訴訟法第73条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法",
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},
{
"paragraph_id": 1,
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"text": "(訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(訴訟が裁判及び和解によらないで完結した場合等の取扱い)
;第73条
# 訴訟が裁判及び和解によらないで完結したときは、申立てにより、第一審裁判所は決定で訴訟費用の負担を命じ、その裁判所の裁判所書記官はその決定が執行力を生じた後にその負担の額を定めなければならない。補助参加の申出の取下げ又は補助参加についての異議の取下げがあった場合も、同様とする。
# [[民事訴訟法第61条|第61条]]から[[民事訴訟法第66条|第66条]]まで及び[[民事訴訟法第71条|第71条]]第7項の規定は前項の申立てについての決定について、同条第2項及び第3項の規定は前項の申立てに関する裁判所書記官の処分について、同条第4項から第7項までの規定はその処分に対する異議の申立てについて準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#1|第1編 総則]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4|第4章 訴訟費用]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#1-4-1|第1節 訴訟費用の負担]]
|[[民事訴訟法第72条|第72条]]<br>(和解の場合の費用額の確定手続)
|[[民事訴訟法第74条|第74条]]<br>(費用額の確定処分の更正)
}}
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[[category:民事訴訟法|073]]
| null |
2023-01-02T03:39:20Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC73%E6%9D%A1
|
18,448 |
民事執行法第28条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行文の再度付与等)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(執行文の再度付与等)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行文の再度付与等)
;第28条
# 執行文は、債権の完全な弁済を得るため執行文の付された債務名義の正本が数通必要であるとき、又はこれが滅失したときに限り、更に付与することができる。
# 前項の規定は、少額訴訟における確定判決又は仮執行の宣言を付した少額訴訟の判決若しくは支払督促の正本を更に交付する場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第27条]]<br>(執行文の付与)
|[[民事執行法第29条]]<br>(債務名義等の送達)
}}
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[[category:民事執行法|028]]
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2020-05-03T18:10:01Z
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|
18,449 |
民事執行法第83条の2
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(占有移転禁止の保全処分等の効力)
|
[
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"text": "(占有移転禁止の保全処分等の効力)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(占有移転禁止の保全処分等の効力)
;第83条の2
# 強制競売の手続において、[[民事執行法第55条|第55条]]第5項第三号又は[[民事執行法第77条|第77条]]第1項第三号に掲げる保全処分及び公示保全処分を命ずる決定の執行がされ、かつ、買受人の申立てにより当該決定の被申立人に対して引渡命令が発せられたときは、買受人は、当該引渡命令に基づき、次に掲げる者に対し、不動産の引渡しの強制執行をすることができる。
#:一 当該決定の執行がされたことを知つて当該不動産を占有した者
#:二 当該決定の執行後に当該執行がされたことを知らないで当該決定の被申立人の占有を承継した者
# 前項の決定の執行後に同項の不動産を占有した者は、その執行がされたことを知つて占有したものと推定する。
# 第一項の引渡命令について同項の決定の被申立人以外の者に対する執行文が付与されたときは、その者は、執行文の付与に対する異議の申立てにおいて、買受人に対抗することができる権原により不動産を占有していること、又は自己が同項各号のいずれにも該当しないことを理由とすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第83条]]<br>(引渡命令)
|[[民事執行法第84条]]<br>(売却代金の配当等の実施)
}}
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[[category:民事執行法|083の2]]
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2014-05-02T21:45:28Z
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|
18,450 |
民事執行法第30条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(期限の到来又は担保の提供に係る場合の強制執行)
|
[
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"text": "(期限の到来又は担保の提供に係る場合の強制執行)",
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(期限の到来又は担保の提供に係る場合の強制執行)
;第30条
# 請求が確定期限の到来に係る場合においては、強制執行は、その期限の到来後に限り、開始することができる。
# 担保を立てることを強制執行の実施の条件とする債務名義による強制執行は、債権者が担保を立てたことを証する文書を提出したときに限り、開始することができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第29条]]<br>(債務名義等の送達)
|[[民事執行法第31条]]<br>(反対給付又は他の給付の不履行に係る場合の強制執行)
}}
{{stub}}
[[category:民事執行法|030]]
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2013-10-17T08:14:42Z
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|
18,451 |
無線従事者国家試験
|
無線従事者国家試験は総合無線通信士、海上無線通信士、海上特殊無線技士、航空無線通信士、航空特殊無線技士、陸上無線技術士、陸上特殊無線技士、アマチュア無線技士の8種類からなり、取り扱う無線によって総合無線通信士は第一級~第三級、海上無線通信士は第一級~第四級、海上特殊無線技士は第一級~第三級、レーダー級、陸上無線技術士は第一級~第二級、陸上特殊無線技士は第一級~第三級、国内電信級、アマチュア無線技士は第一級~第四級に分かれます。受験資格に制限はありません。
総合無線通信士第一級、第二級については
総合無線通信士第三級については
海上無線通信士第一級、第二級については
海上無線通信士第三級、海上特殊無線技士第一級、航空無線通信士については
海上無線通信第四級、海上特殊無線技士第二級、第三級、レーダー級、陸上特殊無線技士第一級、第二級、第三級、アマチュア無線技士第一級、第二級、第三級、第四級については
航空特殊無線技士については
陸上無線技術士第一級、第二級については
陸上特殊無線技士国内電信級については
|
[
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"text": "無線従事者国家試験は総合無線通信士、海上無線通信士、海上特殊無線技士、航空無線通信士、航空特殊無線技士、陸上無線技術士、陸上特殊無線技士、アマチュア無線技士の8種類からなり、取り扱う無線によって総合無線通信士は第一級~第三級、海上無線通信士は第一級~第四級、海上特殊無線技士は第一級~第三級、レーダー級、陸上無線技術士は第一級~第二級、陸上特殊無線技士は第一級~第三級、国内電信級、アマチュア無線技士は第一級~第四級に分かれます。受験資格に制限はありません。",
"title": "試験概要"
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"text": "総合無線通信士第一級、第二級については",
"title": "試験対策"
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"text": "総合無線通信士第三級については",
"title": "試験対策"
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"text": "海上無線通信士第一級、第二級については",
"title": "試験対策"
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"text": "海上無線通信士第三級、海上特殊無線技士第一級、航空無線通信士については",
"title": "試験対策"
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"title": "試験対策"
},
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"text": "航空特殊無線技士については",
"title": "試験対策"
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"text": "陸上無線技術士第一級、第二級については",
"title": "試験対策"
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"text": "陸上特殊無線技士国内電信級については",
"title": "試験対策"
}
] |
試験 > 資格試験 > 無線従事者国家試験
|
* [[試験]] > [[資格試験]] > '''無線従事者国家試験'''
== 試験概要 ==
無線従事者国家試験は[[w:総合無線通信士|総合無線通信士]]、[[w:海上無線通信士|海上無線通信士]]、[[w:海上特殊無線技士|海上特殊無線技士]]、[[w:航空無線通信士|航空無線通信士]]、[[w:航空特殊無線技士|航空特殊無線技士]]、[[w:陸上無線技術士|陸上無線技術士]]、[[w:陸上特殊無線技士|陸上特殊無線技士]]、[[w:アマチュア無線技士|アマチュア無線技士]]の8種類からなり、取り扱う無線によって総合無線通信士は第一級~第三級、海上無線通信士は第一級~第四級、海上特殊無線技士は第一級~第三級、レーダー級、陸上無線技術士は第一級~第二級、陸上特殊無線技士は第一級~第三級、国内電信級、アマチュア無線技士は第一級~第四級に分かれます。受験資格に制限はありません。
== 試験対策 ==
総合無線通信士第一級、第二級については
*[[無線従事者国家試験/無線工学の基礎]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学A]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学B]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/英語]]
*[[無線従事者国家試験/地理]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
総合無線通信士第三級については
*[[無線従事者国家試験/無線工学の基礎]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/英語]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
海上無線通信士第一級、第二級については
*[[無線従事者国家試験/無線工学の基礎]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学A]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学B]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/英語]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
海上無線通信士第三級、海上特殊無線技士第一級、航空無線通信士については
*[[無線従事者国家試験/無線工学]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/英語]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
海上無線通信第四級、海上特殊無線技士第二級、第三級、レーダー級、陸上特殊無線技士第一級、第二級、第三級、アマチュア無線技士第一級、第二級、第三級、第四級については
*[[無線従事者国家試験/無線工学]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
航空特殊無線技士については
*[[無線従事者国家試験/無線工学]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
陸上無線技術士第一級、第二級については
*[[無線従事者国家試験/無線工学の基礎]]
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学A]]
*[[無線従事者国家試験/無線工学B]]
陸上特殊無線技士国内電信級については
*[[無線従事者国家試験/法規]]
*[[無線従事者国家試験/電気通信術]]
{{stub}}
[[カテゴリ:国家試験|むせんじゅうじしゃこっかしけん]]
== 参考リンク ==
* [http://www.nichimu.or.jp/ 日本無線協会]
* [http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=2&H_NAME=&H_NAME_YOMI=%82%c4&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S25HO131&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=2&H_CTG_GUN=1 電波法]
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2022-12-05T17:55:46Z
|
[
"テンプレート:Stub"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%84%A1%E7%B7%9A%E5%BE%93%E4%BA%8B%E8%80%85%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%A9%A6%E9%A8%93
|
18,452 |
数学演習/中学校2年生/確率
|
数学演習/中学校2年生
中学校数学/2年生/数量/確率
解答はこちらにあります。
[1]・[2]・[3]・[4]のカードをよく切って2枚取り出すことを考えます。引いたカードは元に戻さない。以下、問題で使用する道具は全て同様に確からしいものとします。
(1)樹形図を作りなさい。
(2)引いた順番を考える場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は区別する)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。
(3)引いた順番を考えない場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は同じ扱い)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。
100円玉2枚と50円玉2枚を同時に投げます。
(1)4枚とも表になる確率を求めなさい。
(2)3枚が表・1枚が裏になる確率を求めなさい。
(3)表の出た金額を合計して200円以上になる確率を求めなさい。
(4)100円玉と50円玉がちょうど1枚ずつ表になる確率を求めなさい。
(5)少なくとも50円玉1枚が表になる確率を求めなさい。
乱数賽とは正二十面体に0〜9の数字が等しく2面ずつ書かれている道具である。これを数回振ることを考える。
(1)1回振って10が出る確率を求めなさい。
(2)1回振って素数の出る確率を求めなさい。
(3)2回振った時の目の最大公約数が1となる確率を求めなさい。
(4)2回振った時の目の和が一番出やすいと期待される数字を言いなさい。
(5)1回振って出た目の10倍の賞金を貰えるゲームがある。ただし、このゲームの参加費は50円である。このゲームは得であると言えますか。
10本中3本が当たりのくじをA・B・Cの3人がこの順で引きました。引いたくじは元に戻さない。
(1)Aが当たる確率を求めなさい。
(2)Bが当たる確率を求めなさい。
(3)Cが当たる確率を求めなさい。
(4)少なくとも誰か1人が当たる確率を求めなさい。
ジョーカーを除いた52枚のトランプから数枚引くことを考えます。引いたカードは元に戻しません。(2)以降は数値を計算や分数を約分しなくてかまいません。
(1)1枚引いてハートが出る確率を求めなさい。
(2)2枚引いて1枚目が絵札(J・Q・K)になり、2枚目が絵札以外となる確率を求めなさい。
(3)4枚引いてそれらが全て同じ数字になる確率を求めなさい。
|
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"text": "[1]・[2]・[3]・[4]のカードをよく切って2枚取り出すことを考えます。引いたカードは元に戻さない。以下、問題で使用する道具は全て同様に確からしいものとします。",
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"text": "(2)引いた順番を考える場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は区別する)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。",
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"text": "(3)引いた順番を考えない場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は同じ扱い)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。",
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"text": "100円玉2枚と50円玉2枚を同時に投げます。",
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"text": "(5)少なくとも50円玉1枚が表になる確率を求めなさい。",
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"text": "(2)1回振って素数の出る確率を求めなさい。",
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"text": "(5)1回振って出た目の10倍の賞金を貰えるゲームがある。ただし、このゲームの参加費は50円である。このゲームは得であると言えますか。",
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"text": "10本中3本が当たりのくじをA・B・Cの3人がこの順で引きました。引いたくじは元に戻さない。",
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"text": "(1)Aが当たる確率を求めなさい。",
"title": "確率(3)"
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"text": "(2)Bが当たる確率を求めなさい。",
"title": "確率(3)"
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"text": "(3)Cが当たる確率を求めなさい。",
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"text": "ジョーカーを除いた52枚のトランプから数枚引くことを考えます。引いたカードは元に戻しません。(2)以降は数値を計算や分数を約分しなくてかまいません。",
"title": "確率(4)"
},
{
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"text": "(1)1枚引いてハートが出る確率を求めなさい。",
"title": "確率(4)"
},
{
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"text": "(2)2枚引いて1枚目が絵札(J・Q・K)になり、2枚目が絵札以外となる確率を求めなさい。",
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},
{
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"tag": "p",
"text": "(3)4枚引いてそれらが全て同じ数字になる確率を求めなさい。",
"title": "確率(4)"
}
] |
数学演習/中学校2年生 中学校数学/2年生/数量/確率 解答はこちらにあります。
|
[[数学演習/中学校2年生]]
[[中学校数学/2年生/数量/確率]]
解答は[[数学演習/中学校2年生/確率/解答|こちら]]にあります。
== 場合の数 ==
[1]・[2]・[3]・[4]のカードをよく切って2枚取り出すことを考えます。引いたカードは元に戻さない。以下、問題で使用する道具は全て同様に確からしいものとします。
(1)樹形図を作りなさい。
(2)引いた順番を考える場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は区別する)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。
(3)引いた順番を考えない場合(例として[1]・[2]と[2]・[1]は同じ扱い)、カードの取り出し方は全部で何通りありますか。
== 確率(1) ==
100円玉2枚と50円玉2枚を同時に投げます。
(1)4枚とも表になる確率を求めなさい。
(2)3枚が表・1枚が裏になる確率を求めなさい。
(3)表の出た金額を合計して200円以上になる確率を求めなさい。
(4)100円玉と50円玉がちょうど1枚ずつ表になる確率を求めなさい。
(5)少なくとも50円玉1枚が表になる確率を求めなさい。
== 確率(2) ==
乱数{{ruby|賽|さい}}とは正二十面体に0〜9の数字が等しく2面ずつ書かれている道具である。これを数回振ることを考える。
(1)1回振って10が出る確率を求めなさい。
(2)1回振って素数の出る確率を求めなさい。
(3)2回振った時の目の最大公約数が1となる確率を求めなさい。
(4)2回振った時の目の和が一番出やすいと期待される数字を言いなさい。
(5)1回振って出た目の10倍の賞金を貰えるゲームがある。ただし、このゲームの参加費は50円である。このゲームは得であると言えますか。
== 確率(3) ==
10本中3本が当たりのくじをA・B・Cの3人がこの順で引きました。引いたくじは元に戻さない。
(1)Aが当たる確率を求めなさい。
(2)Bが当たる確率を求めなさい。
(3)Cが当たる確率を求めなさい。
(4)少なくとも誰か1人が当たる確率を求めなさい。
== 確率(4) ==
ジョーカーを除いた52枚のトランプから数枚引くことを考えます。引いたカードは元に戻しません。(2)以降は数値を計算や分数を約分しなくてかまいません。
(1)1枚引いてハートが出る確率を求めなさい。
(2)2枚引いて1枚目が絵札(J・Q・K)になり、2枚目が絵札以外となる確率を求めなさい。
(3)4枚引いてそれらが全て同じ数字になる確率を求めなさい。
[[カテゴリ:中学校数学演習|2年かくりつ]]
[[カテゴリ:確率]]
|
2013-10-18T04:38:54Z
|
2024-03-22T01:41:30Z
|
[
"テンプレート:Ruby"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A12%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E7%A2%BA%E7%8E%87
|
18,453 |
通訳案内士試験
|
通訳案内士試験は受験する外国語において英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10種類に分かれます。受験資格に制限はありません。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "通訳案内士試験は受験する外国語において英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10種類に分かれます。受験資格に制限はありません。",
"title": "試験概要"
}
] |
試験 > 資格試験 > 通訳案内士試験
試験 > 資格試験 > 通訳案内士試験
|
* [[試験]] > [[資格試験]] > '''通訳案内士試験'''
* [[試験]] > [[資格試験]] > '''通訳案内士試験'''
== 試験概要 ==
通訳案内士試験は受験する外国語において英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10種類に分かれます。受験資格に制限はありません。
== 試験対策 ==
* [[通訳案内士試験/外国語|外国語]]
* [[通訳案内士試験/日本地理|日本地理]]
* [[通訳案内士試験/日本歴史|日本歴史]]
* [[通訳案内士試験/産業、経済、政治及び文化に関する一般常識|産業、経済、政治及び文化に関する一般常識]]
* [[通訳案内士試験/口述試験|口述試験]]
{{stub}}
[[Category:語学系資格|つうやくあんないししけん]]
| null |
2020-05-17T10:57:26Z
|
[
"テンプレート:Stub"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%80%9A%E8%A8%B3%E6%A1%88%E5%86%85%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93
|
18,454 |
厚生年金保険法第3条
|
厚生年金保険法 (前)(次)
(用語の定義)
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "厚生年金保険法 (前)(次)",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(用語の定義)",
"title": "条文"
}
] |
厚生年金保険法 (前)(次)
|
[[厚生年金保険法]] ([[厚生年金保険法第2条の4|前]])([[厚生年金保険法第4条|次]])
==条文==
(用語の定義)
;第3条
#この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
#:一 保険料納付済期間 [[国民年金法第5条|国民年金法 (昭和三十四年法律第百四十一号)第5条]]第2項 に規定する保険料納付済期間をいう。
#:二 保険料免除期間 国民年金法第五条第三項 に規定する保険料免除期間をいう。
#:三 報酬 賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が、労働の対償として受けるすべてのものをいう。ただし、臨時に受けるもの及び三月を超える期間ごとに受けるものは、この限りでない。
#:四 賞与 賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が労働の対償として受けるすべてのもののうち、三月を超える期間ごとに受けるものをいう。
#この法律において、「配偶者」、「夫」及び「妻」には、婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含むものとする。
==解説==
*国民年金法 (昭和三十四年法律第百四十一号)第5条(用語の定義)
==参照条文==
==判例==
*[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=34239&hanreiKbn=02 遺族厚生年金不支給処分取消請求事件](最高裁判例 平成19年03月08日)[[厚生年金保険法第59条]]1項,[[民法第734条]]1項
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[[Category:厚生年金保険法|03]]
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|
18,455 |
税理士法第1条
|
(税理士の使命)
(税理士の職責)
本条は、申告納税制度の下における、税理士の果たすべき役割や、その社会的地位を明確にし、税理士法全体の精神を示したものであり、税理士法の基本となる規定である。
「独立した公正な立場において」とは、税理士業務の社会的・公共的性格に照らし、税理士は、委嘱者である納税義務者・税務当局のいずれにも偏しない立場を堅持すべきことが要求され、税務に関する専門家として、自己の信念に基づく公正な判断と良識に基づき行動しなければならないことを表している。「申告納税制度の理念にそつて」とは、税理士が納税義務者を援助することを通じて納税義務者がその納税義務を適正に実現し、これにより申告納税制度の円滑・適正な運営に資することを期待する趣旨をいう。「納税義務の適正な実現を図る」とは、租税法に規定される通りに過大でも過小でもなく納税することであり、これにより納税義務者はその租税債務の履行について不利益を被らず、結果として納税義務者の権利が保護されることになる。
この規定は、税理士のみならず、税理士法人や税理士業務を行う弁護士についても準用される。
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== 条文 ==
(税理士の使命)
; 第1条
: 税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。
: <small>(昭和55年4月14日法律第26号改正)</small>
=== 改正前 ===
==== 昭和26年6月15日法律第237号 ====
(税理士の職責)
; 第1条
: 税理士は、中正な立場において、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務を適正に実現し、納税に関する道義を高めるように努力しなければならない。
== 解説 ==
本条は、[[w:申告納税制度|申告納税制度]]の下における、[[w:税理士|税理士]]の果たすべき役割や、その社会的地位を明確にし、[[w:税理士法|税理士法]]全体の精神を示したものであり、税理士法の基本となる規定である。
「独立した公正な立場において」とは、税理士業務の社会的・公共的性格に照らし、税理士は、委嘱者である納税義務者・税務当局のいずれにも偏しない立場を堅持すべきことが要求され、税務に関する専門家として、自己の信念に基づく公正な判断と良識に基づき行動しなければならないことを表している。「申告納税制度の理念にそつて」とは、税理士が納税義務者を援助することを通じて納税義務者がその納税義務を適正に実現し、これにより申告納税制度の円滑・適正な運営に資することを期待する趣旨をいう。「納税義務の適正な実現を図る」とは、[[w:租税法|租税法]]に規定される通りに過大でも過小でもなく納税することであり、これにより納税義務者はその租税債務の履行について不利益を被らず、結果として納税義務者の権利が保護されることになる。
この規定は、税理士のみならず、税理士法人や税理士業務を行う[[w:弁護士|弁護士]]についても準用される。
== 参照条文 ==
* [[税理士法第48条の16]](税理士の権利及び義務等に関する規定の準用)
* [[税理士法第51条]](税理士業務を行う弁護士等)
== 判例 ==
* 最高裁判所第二小法廷判決、平成7年4月28日、平成6年(行ツ)第215号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=57070 所得税の重加算税賦課決定処分取消請求事件]』、最高裁判所民事判例集49巻4号1193頁。
* 最高裁判所第二小法廷判決、平成17年1月17日、平成14年(行ヒ)第103号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=52369 過少申告加算税賦課処分取消等請求事件]』、最高裁判所民事判例集59巻1号28頁。
* 最高裁判所第一小法廷判決、平成18年4月20日、平成17年(行ヒ)第9号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=32921 所得税更正処分等取消、国家賠償請求事件]』、最高裁判所民事判例集60巻4号1611頁。
* 最高裁判所第三小法廷判決、平成18年4月25日、平成16年(行ヒ)第86号・平成16年(行ヒ)第87号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=32929 所得税更正処分等取消請求上告、同附帯上告事件]』、最高裁判所民事判例集60巻4号1728頁。
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* {{Cite book |和書 |author=日本税理士会連合会編 |date=2016-09-30 |title=税理士法逐条解説 7訂版 |publisher=日本税理士会連合会}}
* {{Cite book |和書 |author=日本税理士会連合会編 |date=2019-09-01 |title=新税理士法 5訂版 |publisher=税務経理協会 |isbn=9784419066338}}
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{{前後
|[[税理士法]]
|第1章 総則
|-
|[[税理士法第2条]]<br />(税理士の業務)
}}
[[category:税理士法|01]]
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2021-02-24T14:04:18Z
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|
18,456 |
税理士法第41条の3
|
(助言義務)
税理士は納税義務の適正な実現を図ることを使命としていることから、納税義務者である委嘱者が不正に(故意に)国税・地方税の賦課・徴収を免れている事実を知った時は、委嘱者にその是正を助言しなければならない。なお、税理士が助言したにも関わらず委嘱者がそれに応じなかった場合には助言義務違反とはならないが、是正されないまま委嘱者の税理士業務を継続すると税理士法第45条に抵触するおそれがある。
|
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== 条文 ==
(助言義務)
; 第41条の3
: 税理士は、税理士業務を行うに当たつて、委嘱者が不正に国税若しくは地方税の賦課若しくは徴収を免れている事実、不正に国税若しくは地方税の還付を受けている事実又は国税若しくは地方税の課税標準等の計算の基礎となるべき事実の全部若しくは一部を隠ぺいし、若しくは仮装している事実があることを知つたときは、直ちに、その是正をするよう助言しなければならない。
: <small>(昭和55年4月14日法律第26号追加)</small>
== 解説 ==
[[w:税理士|税理士]]は納税義務の適正な実現を図ることを使命としていることから、納税義務者である委嘱者が不正に(故意に)国税・地方税の賦課・徴収を免れている事実を知った時は、委嘱者にその是正を助言しなければならない。なお、税理士が助言したにも関わらず委嘱者がそれに応じなかった場合には助言義務違反とはならないが、是正されないまま委嘱者の税理士業務を継続すると[[税理士法第45条]]に抵触するおそれがある。
== 判例 ==
* 最高裁判所第二小法廷判決、平成7年4月28日、平成6年(行ツ)第215号、『[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=57070 所得税の重加算税賦課決定処分取消請求事件]』、最高裁判所民事判例集49巻4号1193頁。
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* {{Cite book |和書 |author=日本税理士会連合会編 |date=2016-09-30 |title=税理士法逐条解説 7訂版 |publisher=日本税理士会連合会}}
* {{Cite book |和書 |author=日本税理士会連合会編 |date=2019-09-01 |title=新税理士法 5訂版 |publisher=税務経理協会 |isbn=9784419066338}}
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{{前後
|[[税理士法]]
|第4章 税理士の権利及び義務
|[[税理士法第41条の2]]<br />(使用人等に対する監督義務)
|[[税理士法第42条]]<br />(業務の制限)
}}
[[category:税理士法|41の3]]
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2021-02-24T07:06:42Z
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|
18,457 |
国民年金法施行令第1条
|
コンメンタール国民年金法施行令 (前)(次)
(共済組合等に行わせる事務)
|
[
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コンメンタール国民年金法施行令 (前)(次)
|
[[コンメンタール国民年金法施行令]] ([[国民年金法施行令第17条|前]])([[国民年金法施行令第2条|次]])
==条文==
(共済組合等に行わせる事務)
;第1条
#[[国民年金法第3条|国民年金法 (以下「法」という。)第3条]]第2項 の規定により、次に掲げる事務は、同項 に規定する共済組合(国家公務員共済組合連合会又は全国市町村職員共済組合連合会を組織する共済組合にあつては、それぞれ当該連合会)又は日本私立学校振興・共済事業団に行わせる。
#:一 一の法第三条第二項 に規定する共済組合(以下単に「共済組合」という。)の組合員(以下「組合員」という。)であつた期間又は法第十二条第六項 に規定する私学教職員共済制度の加入者(以下単に「私学教職員共済制度の加入者」という。)であつた期間のみを有する者(国家公務員共済組合連合会又は全国市町村職員共済組合連合会を組織する共済組合の組合員であつた期間のみを有する者を含む。)その他これに準ずる者として厚生労働省令で定める者に係る老齢基礎年金(法附則第九条の二第三項の規定により支給するものを除く。)を受ける権利の裁定の請求の受理及びその請求に係る事実についての審査に関する事務
#:二 組合員又は私学教職員共済制度の加入者であつた間に初診日がある傷病による障害に係る障害基礎年金(法第三十一条 の規定による障害基礎年金については、組合員又は私学教職員共済制度の加入者であつた間に後の障害に係る初診日がある傷病による障害に係るものに限る。)及び国民年金法 等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令(昭和六十一年政令第五十四号。以下「経過措置政令」という。)第二十九条第五項 又は第三十四条 から第三十八条 までの規定の適用を受けることにより支給される障害基礎年金を受ける権利の裁定の請求の受理及びその請求に係る事実についての審査、当該障害基礎年金の額の改定の請求の受理、当該障害基礎年金に係る障害の程度の診査並びに法第三十四条第四項 (国民年金法 等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令(平成元年政令第三百三十七号)第二条 の規定により読み替えられる場合を含む。)の規定による当該障害基礎年金の額の改定の請求に係る事実についての審査に関する事務
#:三 第一号に規定する者の死亡に係る遺族基礎年金を受ける権利の裁定の請求の受理及びその請求に係る事実についての審査に関する事務
#:四 第十五条第一項の規定により同項に規定する共済払いの基礎年金の支払に関する事務を行わせる場合にあつては、法第百五条第三項 及び第四項 に規定する届出等(第十五条第一項に規定する共済払いの基礎年金の受給権者に係るものに限る。)の受理及びその届出に係る事実についての審査に関する事務
#厚生労働大臣は、前項第一号に規定する厚生労働省令を定めるときは、共済組合(国家公務員共済組合連合会及び全国市町村職員共済組合連合会を組織するものを除く。)、国家公務員共済組合連合会及び全国市町村職員共済組合連合会並びに日本私立学校振興・共済事業団を所管する大臣に協議しなければならない
==解説==
*国民年金法 (以下「法」という。)第3条(管掌)
==参照条文==
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[[category:国民年金法施行令|01]]
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2013-10-19T05:48:30Z
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|
18,458 |
国民年金法第109条の4
|
国民年金法 (前)(次)
(機構への厚生労働大臣の権限に係る事務の委任)
|
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国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法第109条の3|前]])([[国民年金法第109条の5|次]])
==条文==
(機構への厚生労働大臣の権限に係る事務の委任)
;第109条の4
#次に掲げる厚生労働大臣の権限に係る事務(第三条第二項の規定により共済組合等が行うこととされたもの及び同条第三項の規定により市町村長が行うこととされたものを除く。)は、機構に行わせるものとする。ただし、第二十一号、第二十六号、第二十八号から第三十号まで、第三十一号、第三十二号及び第三十五号に掲げる権限は、厚生労働大臣が自ら行うことを妨げない。
#:一 第七条第二項の規定による認定並びに附則第五条第一項及び第二項の規定による申出の受理
#:二 第十条第一項の規定による承認及び附則第五条第五項の規定による申出の受理
#:三 第十二条第四項(第百五条第二項において準用する場合を含む。)の規定による報告の受理及び第十二条第五項の規定による届出の受理
#:四 第十三条第一項(附則第五条第四項において準用する場合を含む。)及び附則第七条の四第二項の規定による国民年金手帳の作成及び交付
#:五 第十六条(附則第九条の三の二第七項において準用する場合を含む。)の規定による請求の受理
#:六 第二十条第二項の規定による申請の受理
#:七 第二十条の二第一項の規定による申出の受理
#:八 第二十八条第一項(附則第九条の三第四項において準用する場合を含む。)の規定による申出の受理並びに附則第九条の二第一項(附則第九条の三第四項において準用する場合を含む。)及び第九条の二の二第一項の規定による請求の受理
#:九 第三十条の二第一項及び第三十条の四第二項の規定による請求の受理
#:十 第三十三条の二第四項の規定による認定
#:十一 第三十四条第二項及び第四項の規定による請求の受理
#:十二 第三十七条の二第三項(第四十九条第二項において準用する場合を含む。)の規定による認定
#:十三 第四十一条の二並びに第四十二条第一項及び第二項の規定による申請の受理
#:十四 第四十六条第一項の規定による申出の受理
#:十五 第八十七条の二第一項及び第三項の規定による申出の受理
#:十六 第九十条第一項、第九十条の二第一項から第三項まで及び第九十条の三第一項の規定による申請(第百九条の二第一項の規定による被保険者の委託に係る申請を含む。)の受理及び処分(これらの規定による指定を除く。)並びに第九十条第三項(第九十条の二第四項において準用する場合を含む。)の規定による申請の受理及び処分の取消し
#:十七 第九十二条の二の規定による申出の受理及び承認
#:十八 第九十二条の二の二第一項の規定による申出の受理及び同条第二項の規定による承認
#:十九 第九十二条の三第一項第三号の規定による申出の受理及び同条第四項の規定による届出の受理
#:二十 第九十二条の四第二項の規定による報告の受理
#:二十一 第九十二条の五第二項の規定による報告徴収及び同条第三項の規定による立入検査
#:二十二 第九十四条第一項の規定による承認
#:二十三 第九十五条の規定により国税徴収の例によるものとされる徴収に係る権限(国税通則法 (昭和三十七年法律第六十六号)第四十二条 において準用する民法第四百二十三条第一項 の規定の例による納付義務者に属する権利の行使、国税通則法第四十六条 の規定の例による納付の猶予その他の厚生労働省令で定める権限並びに次号に掲げる質問及び検査並びに捜索を除く。)
#:二十四 第九十五条の規定によりその例によるものとされる国税徴収法 (昭和三十四年法律第百四十七号)第百四十一条 の規定による質問及び検査並びに同法第百四十二条 の規定による捜索
#:二十五 第九十六条第四項の規定による国税滞納処分の例による処分及び同項の規定による市町村に対する処分の請求
#:二十六 第百四条の規定による戸籍事項に関する証明書の受領
#:二十七 第百五条第一項、第三項及び第四項(附則第九条の三の二第七項において準用する場合を含む。)の規定による届出の受理並びに第百五条第三項の規定による書類その他の物件の受領
#:二十八 第百六条第一項の規定による命令及び質問
#:二十九 第百七条第一項(附則第九条の三の二第七項において準用する場合を含む。)の規定による命令及び質問並びに第百七条第二項の規定による命令及び診断
#:三十 第百八条第一項及び第二項の規定による書類の閲覧及び資料の提供の求め、同項の規定による報告の求め並びに同条第三項の規定による協力の求め並びに附則第八条の規定による資料の提供の求め(第二十六号に掲げる証明書の受領を除く。)
#:三十の二 第百八条の二の二の規定による情報の受領
#:三十一 第百八条の三第二項の規定による情報の提供の求め
#:三十二 第百八条の四において読み替えて準用する住民基本台帳法第三十四条の二第一項 の規定による報告の求め及び立入検査
#:三十三 第百九条の二第一項の規定による指定の申請の受理
#:三十四 前条第一項の規定による申請の受理
#:三十五 次条第二項の規定による報告の受理
#:三十六 附則第七条の三第二項の規定による届出の受理
#:三十七 附則第九条の三の二第一項の規定による請求の受理
#:三十七の二 附則第九条の四の二第一項の規定による届出の受理
#:三十七の三 附則第九条の四の三第一項の規定による承認
#:三十八 前各号に掲げるもののほか、厚生労働省令で定める権限
#機構は、前項第二十四号に掲げる権限及び同項第二十五号に掲げる国税滞納処分の例による処分(以下「滞納処分等」という。)その他同項各号に掲げる権限のうち厚生労働省令で定める権限に係る事務を効果的に行うため必要があると認めるときは、厚生労働省令で定めるところにより、厚生労働大臣に当該権限の行使に必要な情報を提供するとともに、厚生労働大臣自らその権限を行うよう求めることができる。
#厚生労働大臣は、前項の規定による求めがあつた場合において必要があると認めるとき、又は機構が天災その他の事由により第一項各号に掲げる権限に係る事務の全部若しくは一部を行うことが困難若しくは不適当となつたと認めるときは、同項各号に掲げる権限の全部又は一部を自ら行うものとする。
#厚生労働大臣は、前項の規定により第一項各号に掲げる権限の全部若しくは一部を自ら行うこととし、又は前項の規定により自ら行つている第一項各号に掲げる権限の全部若しくは一部を行わないこととするとき(次項に規定する場合を除く。)は、あらかじめ、その旨を公示しなければならない。
#厚生労働大臣は、第三項の規定により自ら行うこととした滞納処分等について、機構から引き継いだ当該滞納処分等の対象となる者が特定されている場合には、当該者に対し、厚生労働大臣が当該者に係る滞納処分等を行うこととなる旨その他の厚生労働省令で定める事項を通知しなければならない。
#厚生労働大臣が、第三項の規定により第一項各号に掲げる権限の全部若しくは一部を自ら行うこととし、又は第三項の規定により自ら行つている第一項各号に掲げる権限の全部若しくは一部を行わないこととする場合における同項各号に掲げる権限に係る事務の引継ぎその他の必要な事項は、厚生労働省令で定める。
#前各項に定めるもののほか、機構による第一項各号に掲げる権限に係る事務の実施又は厚生労働大臣による同項各号に掲げる権限の行使に関し必要な事項は、厚生労働省令で定める。
==解説==
==参照条文==
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[[category:国民年金法|109の4]]
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2013-10-19T05:55:55Z
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|
18,459 |
国民年金法第94条の2
|
国民年金法 (前)(次)
(基礎年金拠出金)
|
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] |
国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法第94条|前]])([[国民年金法第94条の3|次]])
==条文==
(基礎年金拠出金)
;第94条の2
#厚生年金保険の管掌者たる政府は、毎年度、基礎年金の給付に要する費用に充てるため、基礎年金拠出金を負担する。
#年金保険者たる共済組合等は、毎年度、基礎年金の給付に要する費用に充てるため、基礎年金拠出金を納付する。
#財政の現況及び見通しが作成されるときは、厚生労働大臣は、厚生年金保険の管掌者たる政府が負担し、又は年金保険者たる共済組合等が納付すべき基礎年金拠出金について、その将来にわたる予想額を算定するものとする。
==解説==
==参照条文==
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[[category:国民年金法|94の2]]
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2013-10-19T06:49:27Z
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|
18,460 |
国民年金法第16条の2
|
国民年金法 (前)(次)
(調整期間)
|
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"text": "国民年金法 (前)(次)",
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国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法第16条|前]])([[国民年金法第17条|次]])
==条文==
(調整期間)
;第16条の2
#政府は、[[国民年金法第4条の3|第4条の3]]第1項の規定により財政の現況及び見通しを作成するに当たり、国民年金事業の財政が、財政均衡期間の終了時に給付の支給に支障が生じないようにするために必要な積立金(年金特別会計の国民年金勘定の積立金をいう。第五章において同じ。)を保有しつつ当該財政均衡期間にわたつてその均衡を保つことができないと見込まれる場合には、年金たる給付(付加年金を除く。)の額(以下この項において「給付額」という。)を調整するものとし、政令で、給付額を調整する期間(以下「調整期間」という。)の開始年度を定めるものとする。
#財政の現況及び見通しにおいて、前項の調整を行う必要がなくなつたと認められるときは、政令で、調整期間の終了年度を定めるものとする。
#政府は、調整期間において財政の現況及び見通しを作成するときは、調整期間の終了年度の見通しについても作成し、併せて、これを公表しなければならない。
==解説==
*第4条の3(財政の現況及び見通しの作成)
==参照条文==
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[[category:国民年金法|16の2]]
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2013-10-19T06:55:03Z
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|
18,461 |
国民年金法第75条
|
国民年金法 (前)(次)
(運用の目的)
|
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国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法第74条|前]])([[国民年金法第76条|次]])
==条文==
(運用の目的)
;第75条
:積立金の運用は、積立金が国民年金の被保険者から徴収された保険料の一部であり、かつ、将来の給付の貴重な財源となるものであることに特に留意し、専ら国民年金の被保険者の利益のために、長期的な観点から、安全かつ効率的に行うことにより、将来にわたつて、国民年金事業の運営の安定に資することを目的として行うものとする。
==解説==
==参照条文==
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[[category:国民年金法|75]]
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2013-10-19T06:57:40Z
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|
18,462 |
国民年金法第76条
|
国民年金法 (前)(次)
(積立金の運用)
|
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国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法第75条|前]])([[国民年金法第77条|次]])
==条文==
(積立金の運用)
;第76条
#積立金の運用は、厚生労働大臣が、前条の目的に沿つた運用に基づく納付金の納付を目的として、年金積立金管理運用独立行政法人に対し、積立金を寄託することにより行うものとする。
#厚生労働大臣は、前項の規定にかかわらず、同項の規定に基づく寄託をするまでの間、財政融資資金に積立金を預託することができる。
==解説==
==参照条文==
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[[category:国民年金法|76]]
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2013-10-19T06:58:40Z
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|
18,463 |
国民年金法附則(平成一六年六月一一日法律第一〇四号)第19条
|
国民年金法 (前)(次)
(国民年金の保険料の免除の特例)
|
[
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国民年金法 (前)(次)
|
{{半保護S}}
[[国民年金法]] ([[国民年金法附則(平成一六年六月一一日法律第一〇四号)第18条|前]])([[国民年金法附則(平成一六年六月一一日法律第一〇四号)第20条|次]])
==条文==
(国民年金の保険料の免除の特例)
;第19条
#平成十七年四月から平成十八年六月までの期間において、三十歳に達する日の属する月の前月までの被保険者期間がある第一号被保険者等([[国民年金法第7条]]第1項第一号に規定する第一号被保険者又は第一号被保険者であった者をいう。以下この条において同じ。)であって次の各号のいずれかに該当するものから申請があったときは、厚生労働大臣は、当該被保険者期間のうちその指定する期間(第2条の規定による改正後の[[国民年金法第90条]]第1項若しくは[[第90条の2]]第1項の規定の適用を受ける期間又は同法第90条第1項に規定する学生等(以下「学生等」という。)である期間若しくは学生等であった期間を除く。)に係る国民年金の保険料については、[[国民年金法第88条]]第1項の規定にかかわらず、既に納付されたもの及び[[国民年金法第93条|同法第93条]]第1項の規定により前納されたものを除き、これを納付することを要しないものとし、申請のあった日以後、当該保険料に係る期間を同法第五条第四項に規定する保険料全額免除期間(同法第94条第1項の規定により追納が行われた場合にあっては、当該追納に係る期間を除く。)に算入することができる。ただし、配偶者が次の各号のいずれにも該当しないときは、この限りでない。
#:一 当該保険料を納付することを要しないものとすべき月の属する年の前年の所得(一月から厚生労働省令で定める月までの月分の保険料については、前々年の所得とする。)が、その者の所得税法(昭和四十年法律第三十三号)に規定する控除対象配偶者及び扶養親族の有無及び数に応じて、政令で定める額以下であるとき。
#:二 第二条の規定による改正後の国民年金法第90条第1項第二号から第四号までに該当するとき。
#:三 国民年金の保険料を納付することが著しく困難である場合として天災その他の厚生労働省令で定める事由があるとき。
#平成十八年七月から平成三十七年六月までの期間において、三十歳に達する日の属する月の前月までの被保険者期間がある第一号被保険者等であって次の各号のいずれかに該当するものから申請があったときは、厚生労働大臣は、当該被保険者期間のうちその指定する期間(第4条の規定による改正後の国民年金法第90条第1項若しくは第90条の2第1項から第3項までの規定の適用を受ける期間又は学生等である期間若しくは学生等であった期間を除く。)に係る国民年金の保険料については、国民年金法第88条第1項の規定にかかわらず、既に納付されたものを除き、これを納付することを要しないものとし、申請のあった日以後、当該保険料に係る期間を同法第5条第4項に規定する保険料全額免除期間(第4条の規定による改正後の国民年金法第94条第1項の規定により追納が行われた場合にあっては、当該追納に係る期間を除く。)に算入することができる。ただし、配偶者が次の各号のいずれにも該当しないときは、この限りでない。
#:一 当該保険料を納付することを要しないものとすべき月の属する年の前年の所得(一月から厚生労働省令で定める月までの月分の保険料については、前々年の所得とする。)が、その者の所得税法に規定する控除対象配偶者及び扶養親族の有無及び数に応じて、政令で定める額以下であるとき。
#:二 第4条の規定による改正後の国民年金法第90条第1項第二号から第四号までに該当するとき。
#:三 国民年金の保険料を納付することが著しく困難である場合として天災その他の厚生労働省令で定める事由があるとき。
#国民年金法第90条第2項及び第3項の規定は、前2項の場合に準用する。
#第1項又は第2項の規定により保険料を納付することを要しないものとされた者及びこれらの規定により納付することを要しないものとされた保険料については、国民年金法その他の法令の規定を適用する場合においては、同法第90条の3第1項の規定により保険料を納付することを要しないものとされた者及び同項の規定により納付することを要しないものとされた保険料とみなすほか、これらの規定の適用に関し必要な事項は、政令で定める。
#[[国民年金法附則第5条]]第1項の規定による被保険者については、第1項及び第2項の規定を適用しない。
#第1項第一号及び第2項第一号に規定する所得の範囲及びその額の計算方法は、政令で定める。
==解説==
*国民年金法第7条(被保険者の資格)
*国民年金法附則第5条(任意加入被保険者)
==参照条文==
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[[category:国民年金法|附則19]]
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2022-10-11T01:26:25Z
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"テンプレート:半保護S",
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|
18,464 |
国民年金法附則(昭和六〇年五月一日法律第三四号)第31条
|
国民年金法 (前)(次)
(施行日において六十歳以上の者に係る国民年金の年金たる給付の特例)
|
[
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国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法附則(昭和六〇年五月一日法律第三四号)第30条|前]])([[国民年金法附則(昭和六〇年五月一日法律第三四号)第32条|次]])
==条文==
(施行日において六十歳以上の者に係る国民年金の年金たる給付の特例)
;第31条
#大正十五年四月一日以前に生まれた者又は大正十五年四月二日以後に生まれた者であつて施行日の前日において旧厚生年金保険法による老齢年金、旧船員保険法による老齢年金又は共済組合が支給する退職年金(同日においてその受給権者が五十五歳に達しているものに限る。)若しくは減額退職年金(同日においてその受給権者が五十五歳に達しているものに限る。)の受給権を有していたもの(寡婦年金にあつては、死亡したこれらの者の妻)については、附則第十五条及び第十八条並びに国民年金法第三章第二節、同章第五節第一款及び第二款並びに同法第三十七条第四号、附則第九条の二及び附則第九条の三の規定を適用せず、旧国民年金法中同法による老齢年金、通算老齢年金及び寡婦年金の支給要件に関する規定並びにこれらの年金たる給付の支給要件に関する規定であつてこの法律によつて廃止され又は改正されたその他の法律の規定(これらの規定に基づく命令の規定を含む。)は、これらの者について、なおその効力を有する。
#前項の規定によりなおその効力を有するものとされた旧国民年金法第二十九条の三の規定を適用する場合においては、同条第一号中「二十五年」とあるのは、「十年」とするほか、同項の規定によりなおその効力を有するものとされた規定の適用に関し必要な技術的読替えは、政令で定める。
==解説==
==参照条文==
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[[カテゴリ:国民年金法附則|31]]
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2022-12-09T10:42:44Z
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|
18,465 |
国民年金法附則第9条の3の2
|
国民年金法 (前)(次)
(日本国籍を有しない者に対する脱退一時金の支給)
対象月数 金額
六月以上一二月未満 四〇、七四〇円
一二月以上一八月未満 八一、四八〇円
一八月以上二四月未満 一二二、二二〇円
二四月以上三〇月未満 一六二、九六〇円
三〇月以上三六月未満 二〇三、七〇〇円
三六月以上 二四四、四四〇円
|
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"text": "六月以上一二月未満 四〇、七四〇円",
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"text": "一二月以上一八月未満 八一、四八〇円",
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"text": "一八月以上二四月未満 一二二、二二〇円",
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"text": "二四月以上三〇月未満 一六二、九六〇円",
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"text": "三〇月以上三六月未満 二〇三、七〇〇円",
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"text": "三六月以上 二四四、四四〇円",
"title": "条文"
}
] |
国民年金法 (前)(次)
|
[[国民年金法]] ([[国民年金法附則第9条の3|前]])([[国民年金法附則第9条の4|次]])
==条文==
(日本国籍を有しない者に対する脱退一時金の支給)
;第9条の3の2
#当分の間、請求の日の前日において請求の日の属する月の前月までの第一号被保険者としての被保険者期間に係る保険料納付済期間の月数、保険料四分の一免除期間の月数の四分の三に相当する月数、保険料半額免除期間の月数の二分の一に相当する月数及び保険料四分の三免除期間の月数の四分の一に相当する月数を合算した月数が六月以上である日本国籍を有しない者(被保険者でない者に限る。)であつて、第二十六条ただし書に該当するものその他これに準ずるものとして政令で定めるものは、脱退一時金の支給を請求することができる。ただし、その者が次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
#:一 日本国内に住所を有するとき。
#:二 障害基礎年金その他政令で定める給付の受給権を有したことがあるとき。
#:三 最後に被保険者の資格を喪失した日(同日において日本国内に住所を有していた者にあつては、同日後初めて、日本国内に住所を有しなくなつた日)から起算して二年を経過しているとき。
#:四 この法律による年金給付に相当する給付を行うことを目的とする外国の法令の適用を受ける者又は当該外国の法令の適用を受けたことがある者であつて政令で定めるものであるとき。
#前項の請求があつたときは、その請求をした者に脱退一時金を支給する。
#基準月(請求の日の属する月の前月までの第一号被保険者としての被保険者期間に係る保険料納付済期間、保険料四分の一免除期間、保険料半額免除期間又は保険料四分の三免除期間のうち請求の日の前日までに当該期間の各月の保険料として納付された保険料に係る月のうち直近の月をいう。第八項において同じ。)が平成十七年度に属する月である場合の脱退一時金の額は、次の表の上欄に掲げる請求の日の属する月の前月までの第一号被保険者としての被保険者期間に係る請求の日の前日における保険料納付済期間の月数、保険料四分の一免除期間の月数の四分の三に相当する月数、保険料半額免除期間の月数の二分の一に相当する月数及び保険料四分の三免除期間の月数の四分の一に相当する月数を合算した月数(以下この項において「対象月数」という。)に応じて、それぞれ同表の下欄に定める額とする。
対象月数 金額
六月以上一二月未満 四〇、七四〇円
一二月以上一八月未満 八一、四八〇円
一八月以上二四月未満 一二二、二二〇円
二四月以上三〇月未満 一六二、九六〇円
三〇月以上三六月未満 二〇三、七〇〇円
三六月以上 二四四、四四〇円
#脱退一時金の支給を受けたときは、支給を受けた者は、その額の計算の基礎となつた第一号被保険者としての被保険者であつた期間は、被保険者でなかつたものとみなす。
#脱退一時金に関する処分に不服がある者は、社会保険審査会に対して審査請求をすることができる。
#第百一条第三項から第五項まで及び第百一条の二の規定は、前項の審査請求について準用する。この場合において、これらの規定に関し必要な技術的読替えは、政令で定める。
#第十六条、第十九条第一項、第四項及び第五項、第二十三条、第二十四条、第百五条第四項、第百七条第一項並びに第百十一条の規定は、脱退一時金について準用する。この場合において、これらの規定に関し必要な技術的読替えは、政令で定める。
#基準月が平成十八年度以後の年度に属する月である場合の脱退一時金の額は、毎年度、第三項の表の下欄に定める額に当該年度に属する月分の保険料の額の平成十七年度に属する月分の保険料の額に対する比率を乗じて得た額を基準として、政令で定める。
==解説==
==参照条文==
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[[category:国民年金法附則|09の3の2]]
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2013-10-19T07:30:21Z
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[
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18,466 |
中学校技術/エネルギー変換機器の仕組みと保守点検
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You Tube にどこかの教材DVD製作会社のつくった中学技術用のこの単元の動画が、無料公開されてるので、それを試聴したほうが早いのでリンク。
歯車(はぐるま)とは、主に動力の伝達にもちいられる機械要素である。英語では「gear」である。(ギヤやギアなどと呼ばれる場合もある。)歯車の用途は、減速や増速といった変速や、回転軸の向きを変えたり回転の方向を変えたり、ほかにも動力の分割などに用いる。
平歯車(ひらはぐるま、spur gear)は、歯を回転軸に平行に切った歯車で、円筒面上に歯筋が軸と平行になっている。製作が容易であるため動力伝達用に最も多く使われている。その種類には、ピッチ円筒半径を無限大にしたラックと、円筒面上に歯筋を設けずに、円筒の内面に歯筋を設けた内歯車がある。
大小2つの平歯車を組み合わせる時に、大きい方をギヤといい、小さい方をピニオン(pinion )という。ピニオンに組み合わされる大歯車は外歯車に限定されず、内歯車やラック(rack)とも組み合わされる。
(helical gear)歯が傾斜しているため回転軸方向に延長すると螺旋になる。多くの平歯車を少しずつずらして組み合わせたものと考えることができる。歯当たりが分散されるので音が静かで、トルクの変動が少ない。トルクがかかるとスラストが発生するので、歯車の組み合わせ方を工夫し、歯車装置の内部でスラストを打ち消しあうように設計するのが基本である。減速機構では原動機側のトルクは小さいので傾きを大きく、最終段ではトルクが大きいので傾きを小さくする。
(double helical gear)はすば歯車を2つ組み合わせた形をしている。はすば歯車のスラストが発生するという問題を逆向きにも同じスラストを発生させ自動で打ち消しあう構造とすることで解決している。
(rack)歯を直線状に配置した物。車輪状ではなく純粋な意味では歯車ではないが歯車に分類され「直線歯車」ともいう。工作機械の位置送りや自動車のステアリング装置が知られている。歯車を切リ出す工具はラックの歯形を利用している。
(ベベルギヤ、bevel gear)動力の伝達方向を同一平面上の直交する伝達軸へ伝達する場合に用いられる。形状は円錐状で周囲に歯が刻まれている。
冠歯車(クラウンギヤ)はかさ歯車の一種で歯が回転軸に対し垂直につけられたもの。歯の形状が王冠に似ている。かさ歯車と組み合わせられる。平歯車とも組み合わされる。
曲がりかさ歯車に近い形状であるが、かさ歯車と異なり、互いのギヤ中心軸がずれている。自動車の駆動軸に使用される。
ねじ歯車(ウォーム、worm)とそれに合うはすば歯車(ウォームホイール、worm wheel)を組み合わせたもので、1段で大きな減速比が得られる。
筒っぽいほうがウォーム。見た目が平歯車っぽいのがウォームホイール。(※ 開隆堂の検定教科書に「ウォーム」と「歯車」(ウォームホ0-ルに相当)の区別あり。)
ウォームギヤによる減速の結果として、トルクが大きくなる。よってウォームギヤによって、トルクを増大させることができる(※ トルク増大の結果だけ、開隆堂の検定教科書に書いてある。)。
つまり、ウォームギヤは、トルクの増大装置としても働く。
用途としては、身の回りだと、家庭用の調理器具にあるハンドミキサーに、ウォームギヤが使われている(※ 東京書籍の検定教科書に記述あり)。
どのような機械でも、もし、部品ごとに分解していくと、歯車やネジなどのような、比較的に単純な部品へと行き着きます 。
歯車やネジなどを 機械要素(きかいようそ、machine element)と、いいます。他にも機械要素として、あつかわれる部品には、カム(cam)やベルト車(ベルトしゃ)やカムやバネや軸(じく、シャフトのこと)やリンク機構(リンクきこう)などがあります。
機械要素とは、いっぱんには、 歯車 ・ カム ・ ベルト車 ・ ねじ ・ バネ ・ 軸 ・ リンク機構 、これらが機械要素です。
機械要素ではないものをあげると、コンピュータや電池や映像モニターなどは、機械要素ではありません。
ここでは、とりあえず、「機械要素」という言葉があることを、おぼえてください。 機械要素の分類については、べつに、細かくはおぼえなくても、工場の実務(じつむ)では、問題ありません。
歯車の分類は、2つの歯車を組み合わせた際の2本の歯車軸の相対位置で分類するのが一般的である。
ピッチ円(ピッチえん)とは何か。歯の接触してる接触点と軸中心との間の距離は、歯の部分によって異なるので、回転中に接触点と軸中心との間の距離が変わるので、これでは計算が煩雑であり、不便である。なので、この距離に変わる、代表的な直径を他に選びたい。
歯車を、近似モデルで、摩擦車のような転がり摩擦をする円柱で近似すると、直径の計算が便利である。 このように歯車を転がり摩擦で伝動する円柱に近似したときの、その円柱の円周をピッチ円(pitch circle)といい、そのピッチ円の直径をピッチ円直径という。 ピッチ円のことを、基準円(きじゅんえん)とも言う。
ピッチ円の直径のこと。dで現すことが多い。基準円直径(きじゅんえん ちょっけい)ともいう。 名前が基礎円直径(きそえん ちょっけい)と似てるが、基準円と基礎円とは、別物なので注意。
複数の歯車を噛みあわせた時の回転比を計算する場合などは、ピッチ円直径を計算に用いる。なお、長さの単位をミリメートル mm にしたことに特に断りがなかったが、このように歯車の計算の単位には、原則的に長さの単位には mm を用いる。
また、半径ではなく、直径でピッチ円の径を定義する理由は、測定での都合である。ノギスなどを使って直接的に測定できるのは直径である。半径は直径の測定結果から、歯車が対称に作られているという仮定のもと、計算で半径を求めることになる。半径を直接的に測定するのは不可能である。つまり半径は、直径の測定値から間接的・派生的に半径を求めることになる。
計算での誤差を、なるべく少なくしたいという理由から、半径の算出のような派生的な計算の介在を嫌うので、歯車計算での径を用いた計算には、なるべく直径を用いる。どうしても半径の値を求める必要があるとき以外は、なるべく直径で計算を行う。
半径で計算しようにも、そもそも歯車が対称に作られている保証はないし、あらためて考えてみれば、完全に左右対象・上下対称な歯車を作るのは不可能である。
メートル系の規格を採用してる国では、歯車の歯の大きさを表すのに、これから説明するモジュールという値を用いるのが一般である。定義は、歯数をzとして基礎円直径をd[mm]とした場合、モジュールを m とすれば、モジュール m は、
である。2つの歯車を噛み合わせる場合は、両歯車のモジュールを等しくさせる必要がある。 歯の大きさとモジュールの関係は規格化されていて、モジュールの値が大きいほど歯の大きさが大きくなるように規格化されている。 またモジュールには単位がない。いわゆる「無次元」の量である。
速度伝達比は、 駆動軸と従動軸との回転速度の比である。自転している回転物体の速度は、直径と回転速度の積に比例する。なので噛み合ってる歯車どうしの、ピッチ円と回転速度との積は等しくなる。
数式で表すなら、
駆動歯車のピッチ円をd1とし、駆動歯車の回転速度をn1とし、駆動歯車の歯数をz1として、
従動歯車のピッチ円をd2とし、従動歯車の回転速度をn2とし、従動歯車の歯数をz2としたとすれば、
ピッチ円と歯数が d=mz と比例するので、直径 d を歯数 z で置き換えることもできる。
まず覚えるべき式は、上の2つの式であり、速度伝達比は、上の2つの式から式変形で求める。
これより、速度伝達比 i {\displaystyle i} は次式で定義される。
読者が、速度伝達比の式を覚える余裕があるなら、覚えても良い。もし忘れたときは、直径と回転速度の積の式から導けば良い。 駆動歯車と従動歯車のどちらが分母にくるかを間違えやすいので、なるべく確認で直径と回転速度の積の式や、図などで確認したほうが良い。
なお噛みあう歯車が伝達するものは、速度の他にもトルクなどを伝達する。トルクの比の式と、速度の比の式とは異なるので、混同しないように注意のこと。
ベルト伝導は、離れた2軸をつなげて便利である。平ベルトには滑りがある。
ベルトとプーリにに歯をもたせ、噛みあうようにして滑りを防いだ、歯付ベルトがある。
ベルトの掛け方には、平行がけの他に、たすきがけ(「十字がけ」とも言う)などがある。
カム(cam)は、回転軸に取り付けられる機械要素の一種である。形が非対称な輪郭を持つ板状の物あるいは立体形状の物で、カムを回転させることで、カムに接触したフォロワ(follower)と言われる機械要素に、様々な運動をさせる機械要素である。
カムの側を、他のものを動かすことから、原動節あるいは原節という。フォロワのように他の原動節の動きによって、動きを与えられる側を、従動節あるいは従節という。
カムとフォロワなどをまとめて、カム機構やカム装置などと呼ぶ。カムの輪郭曲線を平面曲線で表せるものを平面カムという。輪郭曲線が平面内に無く、輪郭曲線が3次元曲線になるカムを立体カムという。
平面カムのうち、回転板をかむとした物を板カムという。 フォロワの先端には、摩耗を減らすため、ころを付ける場合がある。
従動節を往復運動させるカム機構を直道カム(translation cam)という。 従動節に特殊形状を持たせたカム機構を反対カム(reverse cam)や逆カムなどという。
円筒に溝を彫ったカム。円柱カムともいう。
円錐に溝を彫ったカム。
急に溝を彫ったカム。
円筒などの回転体の端面が特殊な形状のカム。
回転軸に対して、斜めに板を取り付けたカム。
両てこ機構、平行クランク機構、てこクランク機構、往復スライダクランク機構、などがある。 このうち、両てこ機構、平行クランク機構、てこクランク機構、は4本のリンクで成り立っている。
ガソリンエンジンのクランクは往復スライダクランク機構である。
4サイクルガソリン機関(four cycle gasoline engine)の作動は、吸気・圧縮・膨張・排出(きゅうき、あっしゅく、ぼうちょう、はいしゅつ。)の4行程である。
クランク軸の2回転で吸気・圧縮・膨張・排出を行う。 吸気弁の開閉により、混合ガスの吸気を行う。排気弁の開閉により燃焼ガスの排出を行う。 弁の開閉タイミングの制御は、カムまたはコンピュータ制御で行われている。点火タイミングの制御はコンピュータ制御などで行う。
4サイクル機関(英: Four-stroke cycle engine)の行程はつぎの4行程からなる。
吸気弁が開く時期は、シリンダ内のピストンが上死点(最も押し込まれた位置)付近の位置から、下死点(もっともピストン内が広くなる位置)までの間の時期に、吸気弁が開く。吸気によって空気と燃料の混合気体を吸い込む。吸い込んだ後に弁は閉じて、圧縮行程に移る。
吸気弁を閉じ、そしてピストンがシリンダ内を圧縮する。(ピストンが下死点から上死点へと向かう。) この行程の間は、吸気弁、排気弁は閉じたままである。
圧縮行程の終わりの、ピストンが上死点に達する直前または直後に、電気火花で混合気に点火して燃焼させる。燃焼ガスの膨張により推進力を得る。そのシリンダ内圧の圧力でピストンを押してクランクを回し仕事をする。この行程では、吸気弁、排気弁は閉じている。
膨張行程の終わりに排気弁を開く。ピストンの回転に伴い、燃焼済みのガスが押し出される。 排気行程が終わると共に、排気弁を閉じる。この行程では、吸気弁は閉じている。
排出行程のあと、再び吸気・圧縮・膨張(爆発)・排出の行程が、以上と同様に行われる。 上死点および下死点での、クランクの回転の持続はフライホイールにより蓄えられた回転エネルギーに頼る。
ガソリンエンジンのように、 燃料を機械の内部で燃やして、そのエネルギーを機械の運動に変える機関を 内燃機関(ないねんきかん) という。
内燃機関のエンジンには、ガソリンエンジンのほかにも、ディーゼルエンジンやロータリーエンジンやレシプロエンジンなどがある。
ガソリンエンジンでの、ピストンシリンダとクランク機構について考える。
クランクが伸びきった状態の瞬間では、そのピストンに膨張・圧縮などの力が加わっても、クランクへの回転トルクとして寄与しない。 クランク機構などの回転機構につながったピストンの位置について、このような、内部気体の膨張や圧縮が、クランクの回転には寄与しない位置にある状態を 死点(してん、dead center) という。
クランク機構などの回転機構につながったピストンがシリンダ内のもっとも奥に押し込まれ、クランク軸側から遠い状態を状態を状態を 上死点(じょうしてん、top dead center,略称はTDC) という。 ピストンがシリンダ内のもっとも手前側に引き出されクランク軸側に近い状態を状態を 下死点(かしてん、bottom dead center略称はBDC) という。 ピストンが上死点から下死点へと移動する距離を 行程(こうてい、stroke、ストローク) という。行程という言葉は別の意味にも用いられる事があるので、場合によっては区別のため、上死点から下死点までのピストンの移動距離のことを、「ピストン行程」とか「行程距離」などと呼ぶ場合もある。
ピストンが上死点から下死点へ移動するまでの間に、ピストンが押しのける容積を行程容積という。ピストン内の気体が排気弁などから排出される際、その気体の容積を、行程容積に換算した値を排気量という。一般に排気量は行程容積に等しい。
ピストンの断面積を A として、上死点から下死点までの距離を S とした場合、行程容積 V_s は次の式になる。
なお、内燃機関などの燃焼機関で排気量という用語を用いることが多いが、燃焼機関でなくてもピストンが押しのける容積に排気量という言葉を用いる場合がある。たとえば気体用のポンプなどで排気量という言葉を用いる場合がある。
ピストンが上死点にあるときに、シリンダ内に残っている隙間の容積をすきま容積という。内燃機関の場合は、すきま容積のことを燃焼室容積ともいう。内燃機関では、ピストンが上死点にあるときのシリンダ内の残りの空間のことを燃焼室という。 行程容積とすきま容積を合わせた容積をシリンダ容積という場合がある。 行程容積にすきま容積を足した容積を、すきま容積で割った値を圧縮比(あっしゅくひ、compression ratio)という。
圧縮比の式について
としたとき、圧縮比εの式は
となる。圧縮比は、ガソリン機関では4~10の程度であり、ディーゼル機関では12~24の程度である。 ディーゼル機関では圧縮点火という仕組みから圧縮比がガソリン機関よりも大きくなる。
エンジンでは、燃焼室(ねんしょうしつ)よりも前に、キャブレターをおいて、そのキャブレターをつかって、燃料に空気をまぜて、混合気にしてから、燃焼室におくっています。
回転軸を支える部分を、軸受(じくうけ;bearing、ベアリング)と言う。軸受の役目は軸を滑らかに回転させ摩擦を減らす役割と、軸に加わる荷重を支える役目がある。
転がる部分にはボールを用いてる玉軸受(たまじくうけ 、ball bearing、ボールベアリング) と、円柱のような形のものを用いているころ軸受け(ころじくうけ、roller bearing) などがある。
高校の理科の物理で習う『力学』(りきがく)では、バネは伸ばすこともできるし、ちぢませることもできる。
また、実際にバネを伸ばしても、ちぢませでも、どちらの場合でも復元力が発生して、バネは もとの長さに戻ろうとする。(物理実験でも、実際にどちらの場合でも、復元力が発生することが確認できるので、この法則は妥当である。)
だが機械設計では実用上、引張り用のバネと、圧縮用のバネとは、別々の部品として存在している。
引っ張り用のバネである『引張コイルばね』(ひっぱりコイルばね)には、両端に取手(とって)としてフックがついている。
いっぽう、圧縮用のバネである『圧縮コイルばね』(あっしゅくコイルばね)は、両端にはフックが無い。
たとえば、自転車のイスの部分のすぐ下にあるバネが、圧縮コイルばね である(※ 東京書籍の教科書に記述あり)。
「コイルばね」のように「コイル」と呼ぶ理由は、巻かれているから「コイル」という。(※ けっして電磁石コイルではないので、誤解しないように。)
なお、バネには、上述のバネ2種類のほかにも、『渦巻きばね』(うずまきばね、spiral index)や重ね板バネ(laminated spring)や皿バネ(さらバネ)など、さまざまなバネがある。(※ 教育書籍(会社名)の検定教科書に、『渦巻きばね』が書いてある。)
なお、JIS規格では、『ばね』と平仮名で書く。(本wikiでは、読みやすさを考えてカタカナで「バネ」とところどころ表記した。)
また、一般に引張り用のバネ(引張コイルばね)は、コイルが密である。
いっぽう、圧縮用のバネ(圧縮コイルばね)は、コイルが疎(そ)である。
ねじや歯車などの大量生産を行う部品などは規格によって、寸法などが定められている。 この規格があることによって、品質が安定し、また異なる会社どうしが作った部品でも、組み合わせて用いることが可能になっている。(いわゆる「互換性」のこと。)したがって、規格のある分野は、なるべく規格にしたがって作ることが望ましいだろう。
この規格化により、もし部品が故障しても、その部品の代用の部品が見つかりやすくなる。このような理由から、規格化された部品は、より多くの用途が見込めるので、企業にとっては経営的にも大量生産をしやすくなる。 日本国の工業規格では公的な工業規格として、日本工業規格であるJIS規格(ジスきかく)が制定されている。「JIS」とはJapanese Industrial Standards の略である。 「JIS規格」が工業の分野での、日本国の国家標準規格である。
この他、工業の業界それぞれごとに各種の規格がある。それらの規格はなるべくJISを反映するようになっているのが一般的である。 工業以外の分野では別の国家規格がある場合もある。たとえば農業では日本農林規格であるJAS規格(ジャスきかく)がある。
2019年、日本工業規格の名前が「日本産業規格」に変わった。英語はそのままJIS規格である。
国家の規格とは別に、国際規格がある。ISO(アイ・エス・オー)などの国際規格がある。 ISOとは工業などの分野で国際規格を制定している国際標準化機構(こくさい ひょうじゅんか きこう)のことである。ISOの公用語はフランス語、英語、ロシア語だが、国際標準化機構のことを英語では”International Organization for Standardization”という。 英語の正式名称の各語の頭文字 I,O,S とISOとで2文字目と3文字目で語順が違っているのが、別に「ISO」の語順は誤植ではなく、そのように機構の名称が規定されている。
日本の工業規格のJIS規格も、なるべくISO規格に内容を共通化している。日本国もISOの加盟国であり、日本からもISOに規格の提案を行っている。
最近(執筆時点は2013年。)の専門的な規格の解説書などを読めば、ISOを反映しているのが一般である。 ただし古い規格の解説書だと、まだISO規格を反映されてない場合もあるので、文献調査をする場合は注意。
国際規格には、ISOの他にもある。たとえば電気業界の国際規格のIEC規格などのように、業界ごとの規格がある。IECは国際電気標準会議のこと。
それらの各種の業界の国際規格も、なるべくISOなどの他の国際規格と内容が共通化するように調整している。
ISO規格の内容は工業の多くにわたり、ネジや歯車などの機械要素の規格や、写真のフィルムのISO感度など、ISOのいろいろな規格がある。
一般の書店や図書館などでは、ISOというと、ISO9000シリーズ(品質マネジメントシステムに関する規格)やISO14000シリーズ(環境マネジメントシステムに関する規格)などのマネジメント関係の解説本が多いかもしれないが、なにもISOの規格内容はマネジメント関係だけに限らない。 文献調査をする場合には注意。 各国は、もし自国の規格が国際規格に採用されると国際競争に有利なので、自国の規格を各国にも普及させようと熱心である。
点検は、定期的に行う必要がある。(定期点検(ていき てんけん))
商品によっては(たとえば自転車など)、取り扱い説明書に点検すべき項目が書いてある場合があるので、点検のさいには説明書を読んでおいて、点検すべき項目を確認しておく。
もし不具合が見つかったら、整備や修理などが必要になる。なので、販売店などに修理・整備を依頼するか、または自分で修理・整備をすることになるだろう。
点検の最終目的は、保守することである。
けっして、点検だけをしたままで放置しないように。
東京書籍の教科書(平成23年 検定版)では、さらに、企業などでの整備点検の際の、「整備マニュアル」の存在まで説明している。
企業でも、機器の点検を定期的に行う必要がある。
(※ 範囲外)なお、定期的に点検を行うためのノウハウとして、たとえば次のようにして点検スケジュールを決める。
電流とは、電子(でんし、electron、エレクトロン)の流れのこと。電子の電荷(でんか)がマイナスなので、電流の向きは、電子の動きの向きとは、反対の向きにとる。大きい電流ほど、多くの電子が、おおきく動いている。小さい電流は、うごく電子の数がすくなく、電子のうごきも小さい。 電流の単位は、アンペアといい、単位の記号はAであらわす。アンペアのAは大文字である。 この名は、物理学者のアンペールの名にもとづいている。
実際に、電流I[アンペア]に、電圧V[ボルト]をかけた VI[ワット] は、電力(でんりょく、power)という物理量(ぶつりりょう)である。
また、中学では習わないが、電子の電荷の大きさ q[クーロン] に、電圧V[ボルト]をかけた量である qV[ジュール] は、電子の静電気力による位置エネルギーである。なので、電圧は、単位電荷の1クーロンあたりの、静電気力による位置エネルギーとも考えられる。
発電所(はつでんしょ)などでの発電(はつでん)のしくみや、発電所からの送電(そうでん)のしくみについては、理科や社会科の書籍を参考にせよ。
電気製品には、安全のため、流しても良い限度の電流の大きさや、加えても良い限度の電圧の大きさが規定されている。このような限度の電流や電圧のうち、最大限の大きさの電流や電圧を、 定格電流(ていかく でんりゅう) および 定格電圧(ていかく でんあつ) という。 つまり、
安全性の確認された電気用品には、電気用品安全法に基づきPSEマークが付けられる。PSEマークには2種類あり、「特定特定電気用品」と、特定電気用品以外の電気用品がある。 「特定特定電気用品」の認定のマークと、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークは、それぞれ、異なったマークがある。
特定電気用品とは、間違った使い方をして事故を置こした時の被害の大きさが特に大きいとされる電気製品である。
(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークが紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事から、特定電気製品以外の電気製品のPSEマークを閲覧してください)
テーブルタップや延長コードなどを使うときは、定格を超えないように注意をする。 また、テーブルタップを多段に用いること(俗に「タコ足配線」という。)は定格を超えやすく、火災を引き起こす原因になるのでなるべく慎む(つつしむ)べきである。
電気が過大に流れているときは漏電や短絡(ショート)などの不具合の可能性がある。このような不具合は、感電や火災などの事故につながるおそれがある。 事故を防ぐ目的で、屋内配線には、過大な電流が流れた場合には、電流を遮断するブレーカという装置が分電盤の内部に組み込まれている。
ブレーカには電力会社との契約電流を超えた時に流れる電流制限器と、ほかにも事故防止用の漏電遮断機や配線用遮断機が取り付けられている。 仮定で電気を使い過ぎた時に遮断されるのが電流制限器である。
漏電(ろうでん)とは、回路部品以外の場所に電気が流れることである。濡れていたり故障したりしていると漏電する。 感電とは、人体に電気が流れる事故のことである。 短絡(ショート)とは、正常時では回路上では接触していないはずの場所が、故障などによって接触しまう不具合である。
大きな電流や電圧を用いる装置では、万が一、漏電をしても、人間には流れないように地中に線をのばし、漏電した場合は、その地中への線に流れるようにしている。このような線を接地線という。アース線とも言う。 アース線に電流が流れることで、ブレーカに過大な電流が流れ、ブレーカが電流を遮断する仕組みにもなっている。 (したがって、ブレーカをきちんと使用していないと、接地線の効果はない。)
電力会社から家庭に送られる電気は、交流(こうりゅう)電流である。交流とは、波形のように、電流の大きさが周期的で、時間によって大きさの違う電流である。
交流の周波数は、日本では地域によってことなり、50Hzか60Hzである。 1Hzとは1秒の間に振動する回数のことである。
家庭用交流電源の電圧の大きさは100V用と200V用がある。
リード線の被覆を切り外して芯線を出すには、ワイヤーストリッパや穴あきニッパなどを用いて被覆を切り外す。
ワイヤーストリッパ(英: wire stripper)とは、リード線の被覆を切って芯線を出すための工具である。 使い方は、ワイヤストリッパにはリード線の径ごとの穴が何種類かあるので、径にあった穴で被覆を切る。このとき、芯線まで切らないように注意して用いる。
(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、ワイヤストリッパの画像が紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事「ワイヤーストリッパー」から、画像を閲覧してください)
電気回路の接続用の端子で、端子先端は電気設備の端子盤にネジ止めできるように穴が開いている。 圧着端子と電線との接続には専用の工具を用いる。
1. まずリード線から芯線を出すためにワイヤストリッパや穴あきニッパなどを用いてリード線の被覆を切り外す。
2. 芯線を端子の筒の部分に入れ、専用工具の圧着工具(あっちゃくこうぐ)で圧着する。圧着工具は圧着ペンチ(crimper)や電工ペンチ(でんこうペンチ)とも呼ばれる。
3. 圧着したあとは、コードが抜けないようにきちんと固定されていることを確認するため、コードを引っ張って確認する。
抵抗器(ていこうき、resistor)は、通常は単に抵抗(ていこう)と呼ばれる回路素子であり、与えられた電気エネルギーを単純に消費する素子である。回路図記号はあるいはであるが、本書では、両者とも抵抗の回路図記号として用いることにする。
日本では、抵抗器の図記号は、従来はギザギザの線状の図記号で図示されていたが、現在の国際規格のIEC 60617を元に作成されたJIS C 0617(1997-1999年制定)ではギザギザ型の図記号は示されなくなり、長方形の箱状の図記号で図示することになっている。
読者が回路図を書くときは、原則的に新規号の箱型の記号を用いるべきである。 古い文献や古い回路図などでは旧記号が残っている場合がある。
オームの法則などの、電気回路の計算法については、理科の教科書や、高校物理の書籍などを参考にせよ。
ダイオード(diode)という半導体素子はp極とn極とがあり、電気が流れるのは、p極に加えた電圧がn極の電圧よりも高い時だけである。それ以外の場合は電気が流れないので、交流から直流への整流などに用いられる場合もある。 他にも様々な用途がある。
ダイオードのうち、電流が流れた時にPN接合面が発光するものを発光ダイオード(はっこうダイオード)という。 ダイオードには過大な電流が流れると故障するので、回路には抵抗器を加えるのが一般である。
以下の真空管(しんくうかん)は、発展的記述である。電子部品の歴史の学習として読んでいただきたい。
電気回路の整流には今でこそ半導体ダイオードを用いているが、1960年ごろまでは、昔は、整流などに真空管を用いていた時代もあった。 そもそも半導体ダイオードの「ダイオード」の語源が真空管の一種の、2極(ダイ・オード) 真空管のことが、由来である。
真空管(しんくうかん、vacuum tube)とは、ガラス管の中を真空(しんくう)にしたガラス管の中で、電源のマイナス極に結びついた電極と、電源のプラス極に結びついた電極を取り付け、マイナス極を熱することで電子を放電させることで電気をながすという、大きな電気部品です。 この2極真空管で、整流が出来ます。
コンピュータに計算させる部品には、今でこそ半導体ICを用いているが、1940年ごろのアメリカでは、真空管(しんくうかん)というを用いていた時代もあった。
2極真空管の整流の仕組みは、離れた陽極(ようきょく)と陰極(いんきょく)に大きな電圧差をかけ、このとき陰極に高温を加えると電子が放出するという、陰極線(いんきょくせん)を利用したものである。
そもそも陰極線(いんきょくせん、cathode ray、カソード・レイ)の発見そのものが、放電管では陰極からしか電子が放電されないという実験事実によるものです。 電子の放電は、マイナス極を熱したときにしか、おきません。プラス極を熱しても、電子は放電しません。
(※ 範囲外: )ちなみに熱すると電子が放出しやすくなるので、このような電子を熱電子(ねつでんし、thermo electron)という。熱すると熱電子が出やすくなる、この現象のことをエジソン効果(エジソンこうか,Edison effect)という。
電子の電荷(でんか)は、マイナスの符号であることに注意してください。電子がマイナスなので、電流の向き電子の動く向きとは反対になります。なので真空管での電流の向きは、陽極から陰極への向きです。
この陰極からしか電子が出ないという仕組みを使うと、電流を一方向のみに流す整流(せいりゅう)ができます。 整流によって、陽極から陰極へ電流が流れます。(電子は陰極から放出され陽極に到達する。)
この加熱するという理由から、真空管は耐久性に欠陥があった。また、小型化も難しかった。半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなく、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになった。
この真空管に、さらに、もう一本、マイナス極の近くに、金属の網状のグリッド電極を取り付けます。3本目の電極であるグリッド電極の電圧の大きさを変えると、陰極から放電される電子の量が変わります。3本目の電極の電圧をかえるのに流した電流の大きさ以上に、陰極からの電流の大きさを変えることができます。これによって、3極真空管には、少ない電流の変化を、大きな変化に変える 増幅(ぞうふく)が可能になります。(増幅といっても、べつに無から有の電流を作るわけでは無く、外部電源は必要になる。)
3極真空管は、半導体の実用化後は、半導体トランジスタ(transistor)に置き換えられていった。
陰極線が発見されたばかりのころは、まだコンピュータへの応用には、気づかれていませんでした。それから時代が変わって1940年ごろに、第二次世界大戦のため、アメリカでは高性能の計算機が必要になり、新型の計算機の開発が進みます。この時代に、陰極線を用いた真空管で計算機が作れる、ということが、気づかれます。
アメリカ軍は、真空管を用いた電子式の計算機の開発に、巨額の資金(しきん)を、つぎ込みます。 そうして、完成した電子計算機が、エニアック ENIAC というコンピュータです。
真空管は、陰極を加熱するという理由から、耐久性に欠陥があった。たとえば電球のフィラメントが焼き切れるように、真空管が熱で電極が焼き切れたりなどして、故障するということが多かった。
また、真空管は小型化も難しかった。
しばらく年月がたち、半導体という物質に、いくつかの物質をまぜると、一方向にしか電子が流れないという現象が発見されます。半導体の中を、一方向にのみ、電子が流れます。半導体素子(はんどうたい そし)での整流の発見です。
しかも、半導体により一方向に流すばあいは、真空管とはちがい、熱する必要がありませんでした。材料の中を電子がながれるので、放電をさせる必要もなくなります。 なので、熱で故障することが無くなります。おまけに加熱のためのヒータを取り付ける必要も無くなります。
また、3極真空管のように、3つの電極を作って、増幅作用があることなども発見されます。
半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなくなり、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになりました。
トランジスタの場合は、電極の端子が3つあり、それぞれエミッタ(emitter)、ベース(base)、コレクタ(collector)と言います。ベースに電圧が加わらないと、トランジスタのエミッタ-コレクタ間には電流が流れません。
このようにトランジスタでは、ベース電圧により、エミッタ-コレクタ間の電流のオン・オフを切り替えられます。この仕組みをトランジスタの スイッチング作用(スイッチングさよう,switching) と言います。
ICとは、集積回路(しゅうせきかいろ)とも言われ、数mmのチップに、電子素子(でんしそし)を、とても多く、つめこんだ部品です。コンピュータ部品にICが使われます。パソコンだけでなく、計算する機能をもっている「デジタル家電」(デジタルかでん)などの製品のほとんどに、ICは入っています。
IC産業や電子産業が、半導体(はんどうたい)産業と言われることもあります。ICの材料に、半導体(はんどうたい)という材料が使われることが多いからです。
半導体(はんどうたい)とは、電気の流しやすさが、電気を流す金属などの導体(どうたい)と、電気を流さないゴムなどの絶縁体(ぜつえんたい)とのあいだの、半分くらいの流しやすさの材料なので、半導体(はんどうたい、semiconductor,セミコンダクター)といいます。 元素のケイ素(元素記号:Si)であるシリコンなどが半導体です。
高機能のICの製造には、とても、お金がかかります。どれだけ多くの素子をICチップに多く組み込めるかで性能がきまるので、最先端の精密(せいみつ)技術を持った大企業でないと、製造も開発も、出来ません。
ICの配線の加工は、とても細かいので、手では不可能です。おもに、光を用いています。 たとえば写真の業界では、銀塩写真(ぎんえんしゃしん)は、光を用いて、化学反応を制御しています。半導体の製造でも、光を用いて、シリコンウエハにぬられた感光剤(かんこうざい)の化学反応を制御して、ICを作っています。
なので、半導体製造装置(はんどうたいせいぞうそうち)には、レンズなどの光学部品が、ついています。 シリコンウエハに、写真のように回路図をうつして、ICの配線をつくっているのです。
LSI(「エル・エス・アイ」、大規模集積回路)とは、ICの中でも、1つのチップの中の電子部品の数が、とても多いICです。
日本の小惑星探査機「はやぶさ」の動力源は、「イオンエンジン」という動力源を用いているのだが、実は、このイオンエンジンの原理は、三極真空管の機構と似ている。
まず、電子工学の真空管は、グリッドと呼ばれる電極が、陽極と陰極のあいだの位置にあり、グリッドで電流を減らすなどの制御をしており、これを計算機に利用していた。
いっぽう、イオンエンジンは、電流を流すかわりに、キセノンという元素をイオン化させて、それを放出している。
ロケットがガスを噴出するのと飛ぶのと同様に、キセノンを噴出して宇宙空間中を飛ぶのが、イオンエンジンである。
イオンエンジンにもグリッドと呼ばれる電極が介在しているが、イオンエンジンでは、キセノンイオンの加速のために用いている。
このほか、分子生物学においてノーベル賞をとった、日本の島津製作所の田中耕一(たなか こういち)らの研究開発にもとづく MALDI/TOF 質量分析法の原理も、グリッドといわれる網状の極番に比較的に高い電圧をかける事により、試料固体であるタンパク質の試料分子(「マトリクス」といわれる)に電圧をかけてイオン化させた試料分子タンパク質を管のなかで飛行させて、最終的に抽出する方法である。MALDI/TOF法では、真空管と違って熱を加えるのではなく、レーザー光を照射することで試料分子からイオンが飛び出しやすくしている。(熱を加えてしまうと、試料分子の有機物質などが崩壊してしまうので、高熱は不適切である。) その測定管は、試料とグリッド以外は真空の密閉状態である(つまり、気体は無い)。
なおMALDIとは「マトリクス支援レーザーだ脱離イオン化法」の略称。TOFとは「飛行時間型」のことで、検出器の種類を表している。 「質量分析法」と言われるが、正確には(タンパク質分子の)「分子量」(ぶんしりょう)というパラメータを測定している。分子量については高校理科の化学1で習う。
なお、飛行時間を計測する事でイオンの質量を分析しているが、なぜ飛行時間を計測すると質量を分析できるかは高校物理の知識が必要になるので、説明を省略。詳しくは高校物理の、ローレンツ力や比電荷(質量電荷比)などの項目を学習すれば分かる。専門書では、一般的な質量分析法の書籍(専門書だが)を読めば普通に書いてある事なので、当wikiページでの説明は省略する。レーザーを照射する理由は、高校 物理2の「光電効果」(こうでん こうか)の単元を勉強すれば理解できるようになる。
上述のイオンエンジン や MALDI/TOF 質量分析法 のように、真空管そのものは現代では使われなくなったが、しかし部分的に類似の技術が、現代でも先端的な科学のさまざまな場面で用いられている場合もある。
高温になると物体は発光するので、それを利用している。そのため、フィラメントに電流を流す。フィラメントを2重コイル状にしているのは、線の密度を上げて、なるべく少ない電流でも狭い箇所に多くの熱エネルギーを集中させて温度を上げて温度効率を高めるためである。このようにして発光効率を上げている。 あまり温度を高めすぎると、フィラメントが焼き切れてしまうので、温度効率を高める工夫が必要である。 高温時の酸化を防ぐため、ガラス管の中には窒素(ちっそ)やアルゴンなどの反応しづらい不活性(ふかっせい)のガスが、封入(ふうにゅう)してある。
蛍光灯と比べると電力消費が多いなどエネルギー効率が悪く、寿命も短いので、現在では(2013年)、白熱電球はあまり用いられなくなっている。
まず、放電をさせ、その電子をガラス内の蛍光物質(けいこうぶっしつ)に衝突させて蛍光物質を発光させている。発光しているのは蛍光物質である。べつに放電電子そのものは大して発光していない。蛍光灯の管内には、アルゴンガスや水銀蒸気などが封入してある。
発光ダイオードのことである。Light Emitting Diode(ライト・エミッティング・ダイオード)の略である。放電を行ってはおらず、寿命は蛍光灯より長い。消費電力も、蛍光灯よりもLEDのほうが消費電力が少ない。
スピーカはスピーカ内の紙(コーン紙、という)を振動させることで、空気を振動させている。なぜ空気が振動すると音が出るのかというと、そもそも音とは空気の振動である。(例えば太鼓の膜の振動などを考えれば、わかりやすいだろう。)
電磁石の可動コイルを利用して、電流の大きさを磁力の大きさに変え、その力の変化によって可動コイルが動くが、可動コイルとコーン紙とが一体で連動する構造なので、そのコーン紙が振動して、音を出している。
スピーカは、このようにして、電気を音に変換している。
マイクロホンの仕組みは、振動板の動きを電気回路に連動させ、それによってコイルやコンデンサの抵抗が変わるので、電流の流れ方も変わり、結果として回路の共振周波数が変わることを利用している。 マイクロホンは、このようにして、音を電気に変換している。
電圧の大きさを周波数に変換するFM変調の原理は、コイルとコンデンサのLC共振回路に、コンデンサと並列にダイオードを合わせることで、ダイオードは電圧が順方向の時にしか電流が流れないから、結果としてダイオードが順方向電圧で導通している時と逆電圧で非導通との時とで、合成抵抗が変わることになる。この結果、電圧の大きさによって回路の合成抵抗が変わることになるので、その結果、共振周波数が変わることを利用している。
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"text": "You Tube にどこかの教材DVD製作会社のつくった中学技術用のこの単元の動画が、無料公開されてるので、それを試聴したほうが早いのでリンク。",
"title": "※ 動画資料"
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"title": "※ 動画資料"
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"text": "歯車(はぐるま)とは、主に動力の伝達にもちいられる機械要素である。英語では「gear」である。(ギヤやギアなどと呼ばれる場合もある。)歯車の用途は、減速や増速といった変速や、回転軸の向きを変えたり回転の方向を変えたり、ほかにも動力の分割などに用いる。",
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"text": "平歯車(ひらはぐるま、spur gear)は、歯を回転軸に平行に切った歯車で、円筒面上に歯筋が軸と平行になっている。製作が容易であるため動力伝達用に最も多く使われている。その種類には、ピッチ円筒半径を無限大にしたラックと、円筒面上に歯筋を設けずに、円筒の内面に歯筋を設けた内歯車がある。",
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"text": "大小2つの平歯車を組み合わせる時に、大きい方をギヤといい、小さい方をピニオン(pinion )という。ピニオンに組み合わされる大歯車は外歯車に限定されず、内歯車やラック(rack)とも組み合わされる。",
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"text": "(helical gear)歯が傾斜しているため回転軸方向に延長すると螺旋になる。多くの平歯車を少しずつずらして組み合わせたものと考えることができる。歯当たりが分散されるので音が静かで、トルクの変動が少ない。トルクがかかるとスラストが発生するので、歯車の組み合わせ方を工夫し、歯車装置の内部でスラストを打ち消しあうように設計するのが基本である。減速機構では原動機側のトルクは小さいので傾きを大きく、最終段ではトルクが大きいので傾きを小さくする。",
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"text": "(double helical gear)はすば歯車を2つ組み合わせた形をしている。はすば歯車のスラストが発生するという問題を逆向きにも同じスラストを発生させ自動で打ち消しあう構造とすることで解決している。",
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"text": "(rack)歯を直線状に配置した物。車輪状ではなく純粋な意味では歯車ではないが歯車に分類され「直線歯車」ともいう。工作機械の位置送りや自動車のステアリング装置が知られている。歯車を切リ出す工具はラックの歯形を利用している。",
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"text": "(ベベルギヤ、bevel gear)動力の伝達方向を同一平面上の直交する伝達軸へ伝達する場合に用いられる。形状は円錐状で周囲に歯が刻まれている。",
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"text": "冠歯車(クラウンギヤ)はかさ歯車の一種で歯が回転軸に対し垂直につけられたもの。歯の形状が王冠に似ている。かさ歯車と組み合わせられる。平歯車とも組み合わされる。",
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"text": "曲がりかさ歯車に近い形状であるが、かさ歯車と異なり、互いのギヤ中心軸がずれている。自動車の駆動軸に使用される。",
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"text": "ねじ歯車(ウォーム、worm)とそれに合うはすば歯車(ウォームホイール、worm wheel)を組み合わせたもので、1段で大きな減速比が得られる。",
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"text": "筒っぽいほうがウォーム。見た目が平歯車っぽいのがウォームホイール。(※ 開隆堂の検定教科書に「ウォーム」と「歯車」(ウォームホ0-ルに相当)の区別あり。)",
"title": "歯車"
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"paragraph_id": 14,
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"text": "ウォームギヤによる減速の結果として、トルクが大きくなる。よってウォームギヤによって、トルクを増大させることができる(※ トルク増大の結果だけ、開隆堂の検定教科書に書いてある。)。",
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"text": "つまり、ウォームギヤは、トルクの増大装置としても働く。",
"title": "歯車"
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"text": "用途としては、身の回りだと、家庭用の調理器具にあるハンドミキサーに、ウォームギヤが使われている(※ 東京書籍の検定教科書に記述あり)。",
"title": "歯車"
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"title": "歯車"
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"text": "どのような機械でも、もし、部品ごとに分解していくと、歯車やネジなどのような、比較的に単純な部品へと行き着きます 。",
"title": "歯車"
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"text": "歯車やネジなどを 機械要素(きかいようそ、machine element)と、いいます。他にも機械要素として、あつかわれる部品には、カム(cam)やベルト車(ベルトしゃ)やカムやバネや軸(じく、シャフトのこと)やリンク機構(リンクきこう)などがあります。",
"title": "歯車"
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"text": "機械要素とは、いっぱんには、 歯車 ・ カム ・ ベルト車 ・ ねじ ・ バネ ・ 軸 ・ リンク機構 、これらが機械要素です。",
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"text": "機械要素ではないものをあげると、コンピュータや電池や映像モニターなどは、機械要素ではありません。",
"title": "歯車"
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"text": "ここでは、とりあえず、「機械要素」という言葉があることを、おぼえてください。 機械要素の分類については、べつに、細かくはおぼえなくても、工場の実務(じつむ)では、問題ありません。",
"title": "歯車"
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"text": "歯車の分類は、2つの歯車を組み合わせた際の2本の歯車軸の相対位置で分類するのが一般的である。",
"title": "歯車"
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"text": "ピッチ円(ピッチえん)とは何か。歯の接触してる接触点と軸中心との間の距離は、歯の部分によって異なるので、回転中に接触点と軸中心との間の距離が変わるので、これでは計算が煩雑であり、不便である。なので、この距離に変わる、代表的な直径を他に選びたい。",
"title": "歯車用語の基礎"
},
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"text": "歯車を、近似モデルで、摩擦車のような転がり摩擦をする円柱で近似すると、直径の計算が便利である。 このように歯車を転がり摩擦で伝動する円柱に近似したときの、その円柱の円周をピッチ円(pitch circle)といい、そのピッチ円の直径をピッチ円直径という。 ピッチ円のことを、基準円(きじゅんえん)とも言う。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "ピッチ円の直径のこと。dで現すことが多い。基準円直径(きじゅんえん ちょっけい)ともいう。 名前が基礎円直径(きそえん ちょっけい)と似てるが、基準円と基礎円とは、別物なので注意。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "複数の歯車を噛みあわせた時の回転比を計算する場合などは、ピッチ円直径を計算に用いる。なお、長さの単位をミリメートル mm にしたことに特に断りがなかったが、このように歯車の計算の単位には、原則的に長さの単位には mm を用いる。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "また、半径ではなく、直径でピッチ円の径を定義する理由は、測定での都合である。ノギスなどを使って直接的に測定できるのは直径である。半径は直径の測定結果から、歯車が対称に作られているという仮定のもと、計算で半径を求めることになる。半径を直接的に測定するのは不可能である。つまり半径は、直径の測定値から間接的・派生的に半径を求めることになる。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "計算での誤差を、なるべく少なくしたいという理由から、半径の算出のような派生的な計算の介在を嫌うので、歯車計算での径を用いた計算には、なるべく直径を用いる。どうしても半径の値を求める必要があるとき以外は、なるべく直径で計算を行う。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "半径で計算しようにも、そもそも歯車が対称に作られている保証はないし、あらためて考えてみれば、完全に左右対象・上下対称な歯車を作るのは不可能である。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"title": "歯車用語の基礎"
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"paragraph_id": 33,
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"text": "メートル系の規格を採用してる国では、歯車の歯の大きさを表すのに、これから説明するモジュールという値を用いるのが一般である。定義は、歯数をzとして基礎円直径をd[mm]とした場合、モジュールを m とすれば、モジュール m は、",
"title": "歯車用語の基礎"
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"tag": "p",
"text": "である。2つの歯車を噛み合わせる場合は、両歯車のモジュールを等しくさせる必要がある。 歯の大きさとモジュールの関係は規格化されていて、モジュールの値が大きいほど歯の大きさが大きくなるように規格化されている。 またモジュールには単位がない。いわゆる「無次元」の量である。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"title": "歯車用語の基礎"
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"paragraph_id": 36,
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"text": "速度伝達比は、 駆動軸と従動軸との回転速度の比である。自転している回転物体の速度は、直径と回転速度の積に比例する。なので噛み合ってる歯車どうしの、ピッチ円と回転速度との積は等しくなる。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "数式で表すなら、",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "駆動歯車のピッチ円をd1とし、駆動歯車の回転速度をn1とし、駆動歯車の歯数をz1として、",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "従動歯車のピッチ円をd2とし、従動歯車の回転速度をn2とし、従動歯車の歯数をz2としたとすれば、",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "ピッチ円と歯数が d=mz と比例するので、直径 d を歯数 z で置き換えることもできる。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "まず覚えるべき式は、上の2つの式であり、速度伝達比は、上の2つの式から式変形で求める。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "これより、速度伝達比 i {\\displaystyle i} は次式で定義される。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "読者が、速度伝達比の式を覚える余裕があるなら、覚えても良い。もし忘れたときは、直径と回転速度の積の式から導けば良い。 駆動歯車と従動歯車のどちらが分母にくるかを間違えやすいので、なるべく確認で直径と回転速度の積の式や、図などで確認したほうが良い。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "なお噛みあう歯車が伝達するものは、速度の他にもトルクなどを伝達する。トルクの比の式と、速度の比の式とは異なるので、混同しないように注意のこと。",
"title": "歯車用語の基礎"
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"text": "ベルト伝導は、離れた2軸をつなげて便利である。平ベルトには滑りがある。",
"title": "ベルト"
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"text": "ベルトとプーリにに歯をもたせ、噛みあうようにして滑りを防いだ、歯付ベルトがある。",
"title": "ベルト"
},
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"paragraph_id": 47,
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"text": "ベルトの掛け方には、平行がけの他に、たすきがけ(「十字がけ」とも言う)などがある。",
"title": "ベルト"
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"paragraph_id": 48,
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"text": "カム(cam)は、回転軸に取り付けられる機械要素の一種である。形が非対称な輪郭を持つ板状の物あるいは立体形状の物で、カムを回転させることで、カムに接触したフォロワ(follower)と言われる機械要素に、様々な運動をさせる機械要素である。",
"title": "カム"
},
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"text": "カムの側を、他のものを動かすことから、原動節あるいは原節という。フォロワのように他の原動節の動きによって、動きを与えられる側を、従動節あるいは従節という。",
"title": "カム"
},
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"text": "カムとフォロワなどをまとめて、カム機構やカム装置などと呼ぶ。カムの輪郭曲線を平面曲線で表せるものを平面カムという。輪郭曲線が平面内に無く、輪郭曲線が3次元曲線になるカムを立体カムという。",
"title": "カム"
},
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"text": "平面カムのうち、回転板をかむとした物を板カムという。 フォロワの先端には、摩耗を減らすため、ころを付ける場合がある。",
"title": "カム"
},
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"text": "従動節を往復運動させるカム機構を直道カム(translation cam)という。 従動節に特殊形状を持たせたカム機構を反対カム(reverse cam)や逆カムなどという。",
"title": "カム"
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"text": "円筒に溝を彫ったカム。円柱カムともいう。",
"title": "カム"
},
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"text": "円錐に溝を彫ったカム。",
"title": "カム"
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"paragraph_id": 55,
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"text": "急に溝を彫ったカム。",
"title": "カム"
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"paragraph_id": 56,
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"text": "円筒などの回転体の端面が特殊な形状のカム。",
"title": "カム"
},
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"paragraph_id": 57,
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"text": "回転軸に対して、斜めに板を取り付けたカム。",
"title": "カム"
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"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "両てこ機構、平行クランク機構、てこクランク機構、往復スライダクランク機構、などがある。 このうち、両てこ機構、平行クランク機構、てこクランク機構、は4本のリンクで成り立っている。",
"title": "リンク機構"
},
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"text": "ガソリンエンジンのクランクは往復スライダクランク機構である。",
"title": "リンク機構"
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"paragraph_id": 60,
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"text": "4サイクルガソリン機関(four cycle gasoline engine)の作動は、吸気・圧縮・膨張・排出(きゅうき、あっしゅく、ぼうちょう、はいしゅつ。)の4行程である。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "クランク軸の2回転で吸気・圧縮・膨張・排出を行う。 吸気弁の開閉により、混合ガスの吸気を行う。排気弁の開閉により燃焼ガスの排出を行う。 弁の開閉タイミングの制御は、カムまたはコンピュータ制御で行われている。点火タイミングの制御はコンピュータ制御などで行う。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 62,
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"text": "4サイクル機関(英: Four-stroke cycle engine)の行程はつぎの4行程からなる。",
"title": "リンク機構"
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"text": "吸気弁が開く時期は、シリンダ内のピストンが上死点(最も押し込まれた位置)付近の位置から、下死点(もっともピストン内が広くなる位置)までの間の時期に、吸気弁が開く。吸気によって空気と燃料の混合気体を吸い込む。吸い込んだ後に弁は閉じて、圧縮行程に移る。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 64,
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"text": "吸気弁を閉じ、そしてピストンがシリンダ内を圧縮する。(ピストンが下死点から上死点へと向かう。) この行程の間は、吸気弁、排気弁は閉じたままである。",
"title": "リンク機構"
},
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"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "圧縮行程の終わりの、ピストンが上死点に達する直前または直後に、電気火花で混合気に点火して燃焼させる。燃焼ガスの膨張により推進力を得る。そのシリンダ内圧の圧力でピストンを押してクランクを回し仕事をする。この行程では、吸気弁、排気弁は閉じている。",
"title": "リンク機構"
},
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"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "膨張行程の終わりに排気弁を開く。ピストンの回転に伴い、燃焼済みのガスが押し出される。 排気行程が終わると共に、排気弁を閉じる。この行程では、吸気弁は閉じている。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "排出行程のあと、再び吸気・圧縮・膨張(爆発)・排出の行程が、以上と同様に行われる。 上死点および下死点での、クランクの回転の持続はフライホイールにより蓄えられた回転エネルギーに頼る。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "ガソリンエンジンのように、 燃料を機械の内部で燃やして、そのエネルギーを機械の運動に変える機関を 内燃機関(ないねんきかん) という。",
"title": "リンク機構"
},
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"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "内燃機関のエンジンには、ガソリンエンジンのほかにも、ディーゼルエンジンやロータリーエンジンやレシプロエンジンなどがある。",
"title": "リンク機構"
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"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "ガソリンエンジンでの、ピストンシリンダとクランク機構について考える。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "クランクが伸びきった状態の瞬間では、そのピストンに膨張・圧縮などの力が加わっても、クランクへの回転トルクとして寄与しない。 クランク機構などの回転機構につながったピストンの位置について、このような、内部気体の膨張や圧縮が、クランクの回転には寄与しない位置にある状態を 死点(してん、dead center) という。",
"title": "リンク機構"
},
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"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "クランク機構などの回転機構につながったピストンがシリンダ内のもっとも奥に押し込まれ、クランク軸側から遠い状態を状態を状態を 上死点(じょうしてん、top dead center,略称はTDC) という。 ピストンがシリンダ内のもっとも手前側に引き出されクランク軸側に近い状態を状態を 下死点(かしてん、bottom dead center略称はBDC) という。 ピストンが上死点から下死点へと移動する距離を 行程(こうてい、stroke、ストローク) という。行程という言葉は別の意味にも用いられる事があるので、場合によっては区別のため、上死点から下死点までのピストンの移動距離のことを、「ピストン行程」とか「行程距離」などと呼ぶ場合もある。",
"title": "リンク機構"
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{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "ピストンが上死点から下死点へ移動するまでの間に、ピストンが押しのける容積を行程容積という。ピストン内の気体が排気弁などから排出される際、その気体の容積を、行程容積に換算した値を排気量という。一般に排気量は行程容積に等しい。",
"title": "リンク機構"
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"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "ピストンの断面積を A として、上死点から下死点までの距離を S とした場合、行程容積 V_s は次の式になる。",
"title": "リンク機構"
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{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "なお、内燃機関などの燃焼機関で排気量という用語を用いることが多いが、燃焼機関でなくてもピストンが押しのける容積に排気量という言葉を用いる場合がある。たとえば気体用のポンプなどで排気量という言葉を用いる場合がある。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "ピストンが上死点にあるときに、シリンダ内に残っている隙間の容積をすきま容積という。内燃機関の場合は、すきま容積のことを燃焼室容積ともいう。内燃機関では、ピストンが上死点にあるときのシリンダ内の残りの空間のことを燃焼室という。 行程容積とすきま容積を合わせた容積をシリンダ容積という場合がある。 行程容積にすきま容積を足した容積を、すきま容積で割った値を圧縮比(あっしゅくひ、compression ratio)という。",
"title": "リンク機構"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "圧縮比の式について",
"title": "リンク機構"
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{
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"text": "としたとき、圧縮比εの式は",
"title": "リンク機構"
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{
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"text": "となる。圧縮比は、ガソリン機関では4~10の程度であり、ディーゼル機関では12~24の程度である。 ディーゼル機関では圧縮点火という仕組みから圧縮比がガソリン機関よりも大きくなる。",
"title": "リンク機構"
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"text": "エンジンでは、燃焼室(ねんしょうしつ)よりも前に、キャブレターをおいて、そのキャブレターをつかって、燃料に空気をまぜて、混合気にしてから、燃焼室におくっています。",
"title": "リンク機構"
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"title": "リンク機構"
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"tag": "p",
"text": "回転軸を支える部分を、軸受(じくうけ;bearing、ベアリング)と言う。軸受の役目は軸を滑らかに回転させ摩擦を減らす役割と、軸に加わる荷重を支える役目がある。",
"title": "軸受"
},
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"text": "転がる部分にはボールを用いてる玉軸受(たまじくうけ 、ball bearing、ボールベアリング) と、円柱のような形のものを用いているころ軸受け(ころじくうけ、roller bearing) などがある。",
"title": "軸受"
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"text": "",
"title": "軸受"
},
{
"paragraph_id": 85,
"tag": "p",
"text": "高校の理科の物理で習う『力学』(りきがく)では、バネは伸ばすこともできるし、ちぢませることもできる。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 86,
"tag": "p",
"text": "また、実際にバネを伸ばしても、ちぢませでも、どちらの場合でも復元力が発生して、バネは もとの長さに戻ろうとする。(物理実験でも、実際にどちらの場合でも、復元力が発生することが確認できるので、この法則は妥当である。)",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 87,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 88,
"tag": "p",
"text": "だが機械設計では実用上、引張り用のバネと、圧縮用のバネとは、別々の部品として存在している。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 89,
"tag": "p",
"text": "引っ張り用のバネである『引張コイルばね』(ひっぱりコイルばね)には、両端に取手(とって)としてフックがついている。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 90,
"tag": "p",
"text": "いっぽう、圧縮用のバネである『圧縮コイルばね』(あっしゅくコイルばね)は、両端にはフックが無い。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 91,
"tag": "p",
"text": "たとえば、自転車のイスの部分のすぐ下にあるバネが、圧縮コイルばね である(※ 東京書籍の教科書に記述あり)。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 92,
"tag": "p",
"text": "「コイルばね」のように「コイル」と呼ぶ理由は、巻かれているから「コイル」という。(※ けっして電磁石コイルではないので、誤解しないように。)",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 93,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 94,
"tag": "p",
"text": "なお、バネには、上述のバネ2種類のほかにも、『渦巻きばね』(うずまきばね、spiral index)や重ね板バネ(laminated spring)や皿バネ(さらバネ)など、さまざまなバネがある。(※ 教育書籍(会社名)の検定教科書に、『渦巻きばね』が書いてある。)",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 95,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 96,
"tag": "p",
"text": "なお、JIS規格では、『ばね』と平仮名で書く。(本wikiでは、読みやすさを考えてカタカナで「バネ」とところどころ表記した。)",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 97,
"tag": "p",
"text": "また、一般に引張り用のバネ(引張コイルばね)は、コイルが密である。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 98,
"tag": "p",
"text": "いっぽう、圧縮用のバネ(圧縮コイルばね)は、コイルが疎(そ)である。",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 99,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "バネ"
},
{
"paragraph_id": 100,
"tag": "p",
"text": "ねじや歯車などの大量生産を行う部品などは規格によって、寸法などが定められている。 この規格があることによって、品質が安定し、また異なる会社どうしが作った部品でも、組み合わせて用いることが可能になっている。(いわゆる「互換性」のこと。)したがって、規格のある分野は、なるべく規格にしたがって作ることが望ましいだろう。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 101,
"tag": "p",
"text": "この規格化により、もし部品が故障しても、その部品の代用の部品が見つかりやすくなる。このような理由から、規格化された部品は、より多くの用途が見込めるので、企業にとっては経営的にも大量生産をしやすくなる。 日本国の工業規格では公的な工業規格として、日本工業規格であるJIS規格(ジスきかく)が制定されている。「JIS」とはJapanese Industrial Standards の略である。 「JIS規格」が工業の分野での、日本国の国家標準規格である。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 102,
"tag": "p",
"text": "この他、工業の業界それぞれごとに各種の規格がある。それらの規格はなるべくJISを反映するようになっているのが一般的である。 工業以外の分野では別の国家規格がある場合もある。たとえば農業では日本農林規格であるJAS規格(ジャスきかく)がある。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 103,
"tag": "p",
"text": "2019年、日本工業規格の名前が「日本産業規格」に変わった。英語はそのままJIS規格である。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 104,
"tag": "p",
"text": "国家の規格とは別に、国際規格がある。ISO(アイ・エス・オー)などの国際規格がある。 ISOとは工業などの分野で国際規格を制定している国際標準化機構(こくさい ひょうじゅんか きこう)のことである。ISOの公用語はフランス語、英語、ロシア語だが、国際標準化機構のことを英語では”International Organization for Standardization”という。 英語の正式名称の各語の頭文字 I,O,S とISOとで2文字目と3文字目で語順が違っているのが、別に「ISO」の語順は誤植ではなく、そのように機構の名称が規定されている。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 105,
"tag": "p",
"text": "日本の工業規格のJIS規格も、なるべくISO規格に内容を共通化している。日本国もISOの加盟国であり、日本からもISOに規格の提案を行っている。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 106,
"tag": "p",
"text": "最近(執筆時点は2013年。)の専門的な規格の解説書などを読めば、ISOを反映しているのが一般である。 ただし古い規格の解説書だと、まだISO規格を反映されてない場合もあるので、文献調査をする場合は注意。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 107,
"tag": "p",
"text": "国際規格には、ISOの他にもある。たとえば電気業界の国際規格のIEC規格などのように、業界ごとの規格がある。IECは国際電気標準会議のこと。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 108,
"tag": "p",
"text": "それらの各種の業界の国際規格も、なるべくISOなどの他の国際規格と内容が共通化するように調整している。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 109,
"tag": "p",
"text": "ISO規格の内容は工業の多くにわたり、ネジや歯車などの機械要素の規格や、写真のフィルムのISO感度など、ISOのいろいろな規格がある。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 110,
"tag": "p",
"text": "一般の書店や図書館などでは、ISOというと、ISO9000シリーズ(品質マネジメントシステムに関する規格)やISO14000シリーズ(環境マネジメントシステムに関する規格)などのマネジメント関係の解説本が多いかもしれないが、なにもISOの規格内容はマネジメント関係だけに限らない。 文献調査をする場合には注意。 各国は、もし自国の規格が国際規格に採用されると国際競争に有利なので、自国の規格を各国にも普及させようと熱心である。",
"title": "工業規格"
},
{
"paragraph_id": 111,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 112,
"tag": "p",
"text": "点検は、定期的に行う必要がある。(定期点検(ていき てんけん))",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 113,
"tag": "p",
"text": "商品によっては(たとえば自転車など)、取り扱い説明書に点検すべき項目が書いてある場合があるので、点検のさいには説明書を読んでおいて、点検すべき項目を確認しておく。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 114,
"tag": "p",
"text": "もし不具合が見つかったら、整備や修理などが必要になる。なので、販売店などに修理・整備を依頼するか、または自分で修理・整備をすることになるだろう。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 115,
"tag": "p",
"text": "点検の最終目的は、保守することである。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 116,
"tag": "p",
"text": "けっして、点検だけをしたままで放置しないように。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 117,
"tag": "p",
"text": "東京書籍の教科書(平成23年 検定版)では、さらに、企業などでの整備点検の際の、「整備マニュアル」の存在まで説明している。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 118,
"tag": "p",
"text": "企業でも、機器の点検を定期的に行う必要がある。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 119,
"tag": "p",
"text": "(※ 範囲外)なお、定期的に点検を行うためのノウハウとして、たとえば次のようにして点検スケジュールを決める。",
"title": "保守点検の意義"
},
{
"paragraph_id": 120,
"tag": "p",
"text": "電流とは、電子(でんし、electron、エレクトロン)の流れのこと。電子の電荷(でんか)がマイナスなので、電流の向きは、電子の動きの向きとは、反対の向きにとる。大きい電流ほど、多くの電子が、おおきく動いている。小さい電流は、うごく電子の数がすくなく、電子のうごきも小さい。 電流の単位は、アンペアといい、単位の記号はAであらわす。アンペアのAは大文字である。 この名は、物理学者のアンペールの名にもとづいている。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 121,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 122,
"tag": "p",
"text": "実際に、電流I[アンペア]に、電圧V[ボルト]をかけた VI[ワット] は、電力(でんりょく、power)という物理量(ぶつりりょう)である。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 123,
"tag": "p",
"text": "また、中学では習わないが、電子の電荷の大きさ q[クーロン] に、電圧V[ボルト]をかけた量である qV[ジュール] は、電子の静電気力による位置エネルギーである。なので、電圧は、単位電荷の1クーロンあたりの、静電気力による位置エネルギーとも考えられる。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 124,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 125,
"tag": "p",
"text": "発電所(はつでんしょ)などでの発電(はつでん)のしくみや、発電所からの送電(そうでん)のしくみについては、理科や社会科の書籍を参考にせよ。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 126,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 127,
"tag": "p",
"text": "電気製品には、安全のため、流しても良い限度の電流の大きさや、加えても良い限度の電圧の大きさが規定されている。このような限度の電流や電圧のうち、最大限の大きさの電流や電圧を、 定格電流(ていかく でんりゅう) および 定格電圧(ていかく でんあつ) という。 つまり、",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 128,
"tag": "p",
"text": "安全性の確認された電気用品には、電気用品安全法に基づきPSEマークが付けられる。PSEマークには2種類あり、「特定特定電気用品」と、特定電気用品以外の電気用品がある。 「特定特定電気用品」の認定のマークと、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークは、それぞれ、異なったマークがある。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 129,
"tag": "p",
"text": "特定電気用品とは、間違った使い方をして事故を置こした時の被害の大きさが特に大きいとされる電気製品である。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 130,
"tag": "p",
"text": "(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークが紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事から、特定電気製品以外の電気製品のPSEマークを閲覧してください)",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 131,
"tag": "p",
"text": "テーブルタップや延長コードなどを使うときは、定格を超えないように注意をする。 また、テーブルタップを多段に用いること(俗に「タコ足配線」という。)は定格を超えやすく、火災を引き起こす原因になるのでなるべく慎む(つつしむ)べきである。",
"title": "電気製品"
},
{
"paragraph_id": 132,
"tag": "p",
"text": "電気が過大に流れているときは漏電や短絡(ショート)などの不具合の可能性がある。このような不具合は、感電や火災などの事故につながるおそれがある。 事故を防ぐ目的で、屋内配線には、過大な電流が流れた場合には、電流を遮断するブレーカという装置が分電盤の内部に組み込まれている。",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 133,
"tag": "p",
"text": "ブレーカには電力会社との契約電流を超えた時に流れる電流制限器と、ほかにも事故防止用の漏電遮断機や配線用遮断機が取り付けられている。 仮定で電気を使い過ぎた時に遮断されるのが電流制限器である。",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 134,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 135,
"tag": "p",
"text": "漏電(ろうでん)とは、回路部品以外の場所に電気が流れることである。濡れていたり故障したりしていると漏電する。 感電とは、人体に電気が流れる事故のことである。 短絡(ショート)とは、正常時では回路上では接触していないはずの場所が、故障などによって接触しまう不具合である。",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 136,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 137,
"tag": "p",
"text": "大きな電流や電圧を用いる装置では、万が一、漏電をしても、人間には流れないように地中に線をのばし、漏電した場合は、その地中への線に流れるようにしている。このような線を接地線という。アース線とも言う。 アース線に電流が流れることで、ブレーカに過大な電流が流れ、ブレーカが電流を遮断する仕組みにもなっている。 (したがって、ブレーカをきちんと使用していないと、接地線の効果はない。)",
"title": "電気製品の事故防止"
},
{
"paragraph_id": 138,
"tag": "p",
"text": "電力会社から家庭に送られる電気は、交流(こうりゅう)電流である。交流とは、波形のように、電流の大きさが周期的で、時間によって大きさの違う電流である。",
"title": "電源"
},
{
"paragraph_id": 139,
"tag": "p",
"text": "交流の周波数は、日本では地域によってことなり、50Hzか60Hzである。 1Hzとは1秒の間に振動する回数のことである。",
"title": "電源"
},
{
"paragraph_id": 140,
"tag": "p",
"text": "家庭用交流電源の電圧の大きさは100V用と200V用がある。",
"title": "電源"
},
{
"paragraph_id": 141,
"tag": "p",
"text": "リード線の被覆を切り外して芯線を出すには、ワイヤーストリッパや穴あきニッパなどを用いて被覆を切り外す。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 142,
"tag": "p",
"text": "ワイヤーストリッパ(英: wire stripper)とは、リード線の被覆を切って芯線を出すための工具である。 使い方は、ワイヤストリッパにはリード線の径ごとの穴が何種類かあるので、径にあった穴で被覆を切る。このとき、芯線まで切らないように注意して用いる。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 143,
"tag": "p",
"text": "(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、ワイヤストリッパの画像が紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事「ワイヤーストリッパー」から、画像を閲覧してください)",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 144,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 145,
"tag": "p",
"text": "電気回路の接続用の端子で、端子先端は電気設備の端子盤にネジ止めできるように穴が開いている。 圧着端子と電線との接続には専用の工具を用いる。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 146,
"tag": "p",
"text": "1. まずリード線から芯線を出すためにワイヤストリッパや穴あきニッパなどを用いてリード線の被覆を切り外す。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 147,
"tag": "p",
"text": "2. 芯線を端子の筒の部分に入れ、専用工具の圧着工具(あっちゃくこうぐ)で圧着する。圧着工具は圧着ペンチ(crimper)や電工ペンチ(でんこうペンチ)とも呼ばれる。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 148,
"tag": "p",
"text": "3. 圧着したあとは、コードが抜けないようにきちんと固定されていることを確認するため、コードを引っ張って確認する。",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 149,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "リード線の加工方法"
},
{
"paragraph_id": 150,
"tag": "p",
"text": "抵抗器(ていこうき、resistor)は、通常は単に抵抗(ていこう)と呼ばれる回路素子であり、与えられた電気エネルギーを単純に消費する素子である。回路図記号はあるいはであるが、本書では、両者とも抵抗の回路図記号として用いることにする。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 151,
"tag": "p",
"text": "日本では、抵抗器の図記号は、従来はギザギザの線状の図記号で図示されていたが、現在の国際規格のIEC 60617を元に作成されたJIS C 0617(1997-1999年制定)ではギザギザ型の図記号は示されなくなり、長方形の箱状の図記号で図示することになっている。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 152,
"tag": "p",
"text": "読者が回路図を書くときは、原則的に新規号の箱型の記号を用いるべきである。 古い文献や古い回路図などでは旧記号が残っている場合がある。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 153,
"tag": "p",
"text": "オームの法則などの、電気回路の計算法については、理科の教科書や、高校物理の書籍などを参考にせよ。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 154,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 155,
"tag": "p",
"text": "ダイオード(diode)という半導体素子はp極とn極とがあり、電気が流れるのは、p極に加えた電圧がn極の電圧よりも高い時だけである。それ以外の場合は電気が流れないので、交流から直流への整流などに用いられる場合もある。 他にも様々な用途がある。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 156,
"tag": "p",
"text": "ダイオードのうち、電流が流れた時にPN接合面が発光するものを発光ダイオード(はっこうダイオード)という。 ダイオードには過大な電流が流れると故障するので、回路には抵抗器を加えるのが一般である。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 157,
"tag": "p",
"text": "以下の真空管(しんくうかん)は、発展的記述である。電子部品の歴史の学習として読んでいただきたい。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 158,
"tag": "p",
"text": "電気回路の整流には今でこそ半導体ダイオードを用いているが、1960年ごろまでは、昔は、整流などに真空管を用いていた時代もあった。 そもそも半導体ダイオードの「ダイオード」の語源が真空管の一種の、2極(ダイ・オード) 真空管のことが、由来である。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 159,
"tag": "p",
"text": "真空管(しんくうかん、vacuum tube)とは、ガラス管の中を真空(しんくう)にしたガラス管の中で、電源のマイナス極に結びついた電極と、電源のプラス極に結びついた電極を取り付け、マイナス極を熱することで電子を放電させることで電気をながすという、大きな電気部品です。 この2極真空管で、整流が出来ます。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 160,
"tag": "p",
"text": "コンピュータに計算させる部品には、今でこそ半導体ICを用いているが、1940年ごろのアメリカでは、真空管(しんくうかん)というを用いていた時代もあった。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 161,
"tag": "p",
"text": "2極真空管の整流の仕組みは、離れた陽極(ようきょく)と陰極(いんきょく)に大きな電圧差をかけ、このとき陰極に高温を加えると電子が放出するという、陰極線(いんきょくせん)を利用したものである。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 162,
"tag": "p",
"text": "そもそも陰極線(いんきょくせん、cathode ray、カソード・レイ)の発見そのものが、放電管では陰極からしか電子が放電されないという実験事実によるものです。 電子の放電は、マイナス極を熱したときにしか、おきません。プラス極を熱しても、電子は放電しません。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 163,
"tag": "p",
"text": "(※ 範囲外: )ちなみに熱すると電子が放出しやすくなるので、このような電子を熱電子(ねつでんし、thermo electron)という。熱すると熱電子が出やすくなる、この現象のことをエジソン効果(エジソンこうか,Edison effect)という。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 164,
"tag": "p",
"text": "電子の電荷(でんか)は、マイナスの符号であることに注意してください。電子がマイナスなので、電流の向き電子の動く向きとは反対になります。なので真空管での電流の向きは、陽極から陰極への向きです。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 165,
"tag": "p",
"text": "この陰極からしか電子が出ないという仕組みを使うと、電流を一方向のみに流す整流(せいりゅう)ができます。 整流によって、陽極から陰極へ電流が流れます。(電子は陰極から放出され陽極に到達する。)",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 166,
"tag": "p",
"text": "この加熱するという理由から、真空管は耐久性に欠陥があった。また、小型化も難しかった。半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなく、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになった。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 167,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 168,
"tag": "p",
"text": "この真空管に、さらに、もう一本、マイナス極の近くに、金属の網状のグリッド電極を取り付けます。3本目の電極であるグリッド電極の電圧の大きさを変えると、陰極から放電される電子の量が変わります。3本目の電極の電圧をかえるのに流した電流の大きさ以上に、陰極からの電流の大きさを変えることができます。これによって、3極真空管には、少ない電流の変化を、大きな変化に変える 増幅(ぞうふく)が可能になります。(増幅といっても、べつに無から有の電流を作るわけでは無く、外部電源は必要になる。)",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 169,
"tag": "p",
"text": "3極真空管は、半導体の実用化後は、半導体トランジスタ(transistor)に置き換えられていった。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 170,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 171,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 172,
"tag": "p",
"text": "陰極線が発見されたばかりのころは、まだコンピュータへの応用には、気づかれていませんでした。それから時代が変わって1940年ごろに、第二次世界大戦のため、アメリカでは高性能の計算機が必要になり、新型の計算機の開発が進みます。この時代に、陰極線を用いた真空管で計算機が作れる、ということが、気づかれます。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 173,
"tag": "p",
"text": "アメリカ軍は、真空管を用いた電子式の計算機の開発に、巨額の資金(しきん)を、つぎ込みます。 そうして、完成した電子計算機が、エニアック ENIAC というコンピュータです。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 174,
"tag": "p",
"text": "真空管は、陰極を加熱するという理由から、耐久性に欠陥があった。たとえば電球のフィラメントが焼き切れるように、真空管が熱で電極が焼き切れたりなどして、故障するということが多かった。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 175,
"tag": "p",
"text": "また、真空管は小型化も難しかった。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 176,
"tag": "p",
"text": "しばらく年月がたち、半導体という物質に、いくつかの物質をまぜると、一方向にしか電子が流れないという現象が発見されます。半導体の中を、一方向にのみ、電子が流れます。半導体素子(はんどうたい そし)での整流の発見です。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 177,
"tag": "p",
"text": "しかも、半導体により一方向に流すばあいは、真空管とはちがい、熱する必要がありませんでした。材料の中を電子がながれるので、放電をさせる必要もなくなります。 なので、熱で故障することが無くなります。おまけに加熱のためのヒータを取り付ける必要も無くなります。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 178,
"tag": "p",
"text": "また、3極真空管のように、3つの電極を作って、増幅作用があることなども発見されます。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 179,
"tag": "p",
"text": "半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなくなり、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになりました。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 180,
"tag": "p",
"text": "トランジスタの場合は、電極の端子が3つあり、それぞれエミッタ(emitter)、ベース(base)、コレクタ(collector)と言います。ベースに電圧が加わらないと、トランジスタのエミッタ-コレクタ間には電流が流れません。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 181,
"tag": "p",
"text": "このようにトランジスタでは、ベース電圧により、エミッタ-コレクタ間の電流のオン・オフを切り替えられます。この仕組みをトランジスタの スイッチング作用(スイッチングさよう,switching) と言います。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 182,
"tag": "p",
"text": "ICとは、集積回路(しゅうせきかいろ)とも言われ、数mmのチップに、電子素子(でんしそし)を、とても多く、つめこんだ部品です。コンピュータ部品にICが使われます。パソコンだけでなく、計算する機能をもっている「デジタル家電」(デジタルかでん)などの製品のほとんどに、ICは入っています。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 183,
"tag": "p",
"text": "IC産業や電子産業が、半導体(はんどうたい)産業と言われることもあります。ICの材料に、半導体(はんどうたい)という材料が使われることが多いからです。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 184,
"tag": "p",
"text": "半導体(はんどうたい)とは、電気の流しやすさが、電気を流す金属などの導体(どうたい)と、電気を流さないゴムなどの絶縁体(ぜつえんたい)とのあいだの、半分くらいの流しやすさの材料なので、半導体(はんどうたい、semiconductor,セミコンダクター)といいます。 元素のケイ素(元素記号:Si)であるシリコンなどが半導体です。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 185,
"tag": "p",
"text": "高機能のICの製造には、とても、お金がかかります。どれだけ多くの素子をICチップに多く組み込めるかで性能がきまるので、最先端の精密(せいみつ)技術を持った大企業でないと、製造も開発も、出来ません。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 186,
"tag": "p",
"text": "ICの配線の加工は、とても細かいので、手では不可能です。おもに、光を用いています。 たとえば写真の業界では、銀塩写真(ぎんえんしゃしん)は、光を用いて、化学反応を制御しています。半導体の製造でも、光を用いて、シリコンウエハにぬられた感光剤(かんこうざい)の化学反応を制御して、ICを作っています。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 187,
"tag": "p",
"text": "なので、半導体製造装置(はんどうたいせいぞうそうち)には、レンズなどの光学部品が、ついています。 シリコンウエハに、写真のように回路図をうつして、ICの配線をつくっているのです。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 188,
"tag": "p",
"text": "LSI(「エル・エス・アイ」、大規模集積回路)とは、ICの中でも、1つのチップの中の電子部品の数が、とても多いICです。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 189,
"tag": "p",
"text": "日本の小惑星探査機「はやぶさ」の動力源は、「イオンエンジン」という動力源を用いているのだが、実は、このイオンエンジンの原理は、三極真空管の機構と似ている。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 190,
"tag": "p",
"text": "まず、電子工学の真空管は、グリッドと呼ばれる電極が、陽極と陰極のあいだの位置にあり、グリッドで電流を減らすなどの制御をしており、これを計算機に利用していた。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 191,
"tag": "p",
"text": "いっぽう、イオンエンジンは、電流を流すかわりに、キセノンという元素をイオン化させて、それを放出している。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 192,
"tag": "p",
"text": "ロケットがガスを噴出するのと飛ぶのと同様に、キセノンを噴出して宇宙空間中を飛ぶのが、イオンエンジンである。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 193,
"tag": "p",
"text": "イオンエンジンにもグリッドと呼ばれる電極が介在しているが、イオンエンジンでは、キセノンイオンの加速のために用いている。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 194,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 195,
"tag": "p",
"text": "このほか、分子生物学においてノーベル賞をとった、日本の島津製作所の田中耕一(たなか こういち)らの研究開発にもとづく MALDI/TOF 質量分析法の原理も、グリッドといわれる網状の極番に比較的に高い電圧をかける事により、試料固体であるタンパク質の試料分子(「マトリクス」といわれる)に電圧をかけてイオン化させた試料分子タンパク質を管のなかで飛行させて、最終的に抽出する方法である。MALDI/TOF法では、真空管と違って熱を加えるのではなく、レーザー光を照射することで試料分子からイオンが飛び出しやすくしている。(熱を加えてしまうと、試料分子の有機物質などが崩壊してしまうので、高熱は不適切である。) その測定管は、試料とグリッド以外は真空の密閉状態である(つまり、気体は無い)。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 196,
"tag": "p",
"text": "なおMALDIとは「マトリクス支援レーザーだ脱離イオン化法」の略称。TOFとは「飛行時間型」のことで、検出器の種類を表している。 「質量分析法」と言われるが、正確には(タンパク質分子の)「分子量」(ぶんしりょう)というパラメータを測定している。分子量については高校理科の化学1で習う。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 197,
"tag": "p",
"text": "なお、飛行時間を計測する事でイオンの質量を分析しているが、なぜ飛行時間を計測すると質量を分析できるかは高校物理の知識が必要になるので、説明を省略。詳しくは高校物理の、ローレンツ力や比電荷(質量電荷比)などの項目を学習すれば分かる。専門書では、一般的な質量分析法の書籍(専門書だが)を読めば普通に書いてある事なので、当wikiページでの説明は省略する。レーザーを照射する理由は、高校 物理2の「光電効果」(こうでん こうか)の単元を勉強すれば理解できるようになる。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 198,
"tag": "p",
"text": "上述のイオンエンジン や MALDI/TOF 質量分析法 のように、真空管そのものは現代では使われなくなったが、しかし部分的に類似の技術が、現代でも先端的な科学のさまざまな場面で用いられている場合もある。",
"title": "電気回路部品"
},
{
"paragraph_id": 199,
"tag": "p",
"text": "高温になると物体は発光するので、それを利用している。そのため、フィラメントに電流を流す。フィラメントを2重コイル状にしているのは、線の密度を上げて、なるべく少ない電流でも狭い箇所に多くの熱エネルギーを集中させて温度を上げて温度効率を高めるためである。このようにして発光効率を上げている。 あまり温度を高めすぎると、フィラメントが焼き切れてしまうので、温度効率を高める工夫が必要である。 高温時の酸化を防ぐため、ガラス管の中には窒素(ちっそ)やアルゴンなどの反応しづらい不活性(ふかっせい)のガスが、封入(ふうにゅう)してある。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 200,
"tag": "p",
"text": "蛍光灯と比べると電力消費が多いなどエネルギー効率が悪く、寿命も短いので、現在では(2013年)、白熱電球はあまり用いられなくなっている。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 201,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 202,
"tag": "p",
"text": "まず、放電をさせ、その電子をガラス内の蛍光物質(けいこうぶっしつ)に衝突させて蛍光物質を発光させている。発光しているのは蛍光物質である。べつに放電電子そのものは大して発光していない。蛍光灯の管内には、アルゴンガスや水銀蒸気などが封入してある。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 203,
"tag": "p",
"text": "発光ダイオードのことである。Light Emitting Diode(ライト・エミッティング・ダイオード)の略である。放電を行ってはおらず、寿命は蛍光灯より長い。消費電力も、蛍光灯よりもLEDのほうが消費電力が少ない。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 204,
"tag": "p",
"text": "スピーカはスピーカ内の紙(コーン紙、という)を振動させることで、空気を振動させている。なぜ空気が振動すると音が出るのかというと、そもそも音とは空気の振動である。(例えば太鼓の膜の振動などを考えれば、わかりやすいだろう。)",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 205,
"tag": "p",
"text": "電磁石の可動コイルを利用して、電流の大きさを磁力の大きさに変え、その力の変化によって可動コイルが動くが、可動コイルとコーン紙とが一体で連動する構造なので、そのコーン紙が振動して、音を出している。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 206,
"tag": "p",
"text": "スピーカは、このようにして、電気を音に変換している。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 207,
"tag": "p",
"text": "マイクロホンの仕組みは、振動板の動きを電気回路に連動させ、それによってコイルやコンデンサの抵抗が変わるので、電流の流れ方も変わり、結果として回路の共振周波数が変わることを利用している。 マイクロホンは、このようにして、音を電気に変換している。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 208,
"tag": "p",
"text": "電圧の大きさを周波数に変換するFM変調の原理は、コイルとコンデンサのLC共振回路に、コンデンサと並列にダイオードを合わせることで、ダイオードは電圧が順方向の時にしか電流が流れないから、結果としてダイオードが順方向電圧で導通している時と逆電圧で非導通との時とで、合成抵抗が変わることになる。この結果、電圧の大きさによって回路の合成抵抗が変わることになるので、その結果、共振周波数が変わることを利用している。",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
},
{
"paragraph_id": 209,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "身の回りの電気製品の仕組み"
}
] | null |
== ※ 動画資料 ==
You Tube にどこかの教材DVD製作会社のつくった中学技術用のこの単元の動画が、無料公開されてるので、それを試聴したほうが早いのでリンク。
:[https://www.youtube.com/watch?v=6vKMoJF4pfs&feature=youtu.be ものづくり中学技術DVD 力を伝える機械の仕組み ダイジェスト版 ] 千葉エデュケーショナル株式会社
== 歯車 ==
'''歯車'''(はぐるま)とは、主に動力の伝達にもちいられる機械要素である。英語では「gear」である。(ギヤやギアなどと呼ばれる場合もある。)歯車の用途は、減速や増速といった変速や、回転軸の向きを変えたり回転の方向を変えたり、ほかにも動力の分割などに用いる。
<gallery widths=150px heights=150px>
File:Gears animation.gif|平歯車の動き
File:Helical Gears.jpg|はすば歯車
File:Engrenages - 85.488 -.jpg|やまば歯車
File:Rack and pinion animation.gif|ラックギヤ(下)とピニオンギヤ
File:Worm Gear and Pinion.jpg|ウォームギヤ
</gallery>
* 平歯車
[[File:Gears animation.gif|thumb|平歯車の動き]]
平歯車(ひらはぐるま、spur gear)は、歯を回転軸に平行に切った歯車で、円筒面上に歯筋が軸と平行になっている。製作が容易であるため動力伝達用に最も多く使われている。その種類には、ピッチ円筒半径を無限大にしたラックと、円筒面上に歯筋を設けずに、円筒の内面に歯筋を設けた内歯車がある。
{{コラム|歯車と「たがいに素」(そ)|
2枚の平歯車をかみ合わせて使用する場合、2枚の歯数はなるべく、「たがいに素(そ)」になるようにする。
「たがいに素」とは、最大公約数が1である、数の組み合わせのことである。
たとえば、歯数10の歯車には、あまり歯数20の歯車をかみあわせないほうが良い。(10と20の最大公約数は10である。10と20は、「たがいに素」ではない。)
「たがいの素」のほうが好ましい理由は、もし「たがいに素」でないと、2枚の歯車は、1周するたび、いつも同じ歯と歯の組み合わせどうしで接触するので、摩耗が均等ではなく、特定の歯が早く消耗しやすいからである。
もし歯数10の歯車にくみあわせるなら、歯数11や歯数7などの歯車を噛み合わせるべきである。(10と11の最大公約数は1。10と11は「たがいに素」である。10と7も「たがいに素」である。)
:※ 1990年代の昔の中学では、数学の検定教科書で、この歯車と素数についての関係の話題も習ったが、しかし2019年の現在では習ってない。2019年現在、「公倍数」や「公約数」の単元が高校に移動しており、「たがいに素」どころか、そもそも最小公倍数や最大公約数を中学では習わない。
高校数学のほうでは、機械工学などの応用は習わないので、この話題(歯車と素数の話題)は今は中学→普通科高校の進路では習わなくなってしまっている(2019年の時点)。
}}
* ピニオン
大小2つの平歯車を組み合わせる時に、大きい方を'''ギヤ'''といい、小さい方を'''ピニオン'''(pinion )という。ピニオンに組み合わされる大歯車は外歯車に限定されず、内歯車やラック(rack)とも組み合わされる。
* はすば歯車
[[File:Helical Gears.jpg|thumb|150px|はすば歯車]]
(helical gear)歯が傾斜しているため回転軸方向に延長すると螺旋になる。多くの平歯車を少しずつずらして組み合わせたものと考えることができる。<br />歯当たりが分散されるので音が静かで、トルクの変動が少ない。トルクがかかるとスラストが発生するので、歯車の組み合わせ方を工夫し、歯車装置の内部でスラストを打ち消しあうように設計するのが基本である。<br />減速機構では原動機側のトルクは小さいので傾きを大きく、最終段ではトルクが大きいので傾きを小さくする。
{{-}}
* やまば歯車
[[File:Engrenages - 85.488 -.jpg|thumb|150px|やまば歯車]]
(double helical gear)はすば歯車を2つ組み合わせた形をしている。はすば歯車のスラストが発生するという問題を逆向きにも同じスラストを発生させ自動で打ち消しあう構造とすることで解決している。<br />
{{-}}
* ラック
[[File:Rack and pinion animation.gif|thumb|152px|ラックギヤ(下)とピニオンギヤ]]
(rack)歯を直線状に配置した物。車輪状ではなく純粋な意味では歯車ではないが歯車に分類され「直線歯車」ともいう。工作機械の位置送りや自動車のステアリング装置が知られている。歯車を切リ出す工具はラックの歯形を利用している。
{{-}}
* かさ歯車
[[File:Bevel gear.jpg|thumb|150px|かさ歯車の使用例]]
(ベベルギヤ、bevel gear)動力の伝達方向を同一平面上の直交する伝達軸へ伝達する場合に用いられる。形状は円錐状で周囲に歯が刻まれている。
{{-}}
* 冠歯車
[[File:Crown gear.png|thumb|150px|冠歯車(クラウンギヤ)]]
冠歯車(クラウンギヤ)はかさ歯車の一種で歯が回転軸に対し垂直につけられたもの。歯の形状が王冠に似ている。かさ歯車と組み合わせられる。平歯車とも組み合わされる。
{{-}}
* ハイポイドギヤ (hypoid gears)
曲がりかさ歯車に近い形状であるが、かさ歯車と異なり、互いのギヤ中心軸がずれている。自動車の駆動軸に使用される。
* ウォームギヤ(worm gears)
[[File:Worm Gear and Pinion.jpg|thumb|200px|ウォームギヤ]]
[[画像:Handheld Electric Beater.jpg|thumb|right|200px|ハンドミキサー]]
ねじ歯車(ウォーム、worm)とそれに合うはすば歯車(ウォームホイール、worm wheel)を組み合わせたもので、1段で大きな減速比が得られる。
:※ ここでいう「減速比」とは、回転速度の減速のこと。
筒っぽいほうがウォーム。見た目が平歯車っぽいのがウォームホイール。(※ 開隆堂の検定教科書に「ウォーム」と「歯車」(ウォームホ0-ルに相当)の区別あり。)
:※ 教育図書は、ウォームホイールを紹介していない。東京書籍と開隆堂が、ウォームギヤを扱っている。
ウォームギヤによる減速の結果として、トルクが大きくなる。よってウォームギヤによって、トルクを増大させることができる(※ トルク増大の結果だけ、開隆堂の検定教科書に書いてある。)。
:(たとえば回転速度が10分の1になったら、逆にトルクは単純計算では10倍になる。(※ 実際には伝達効率などの問題もあり、もっとトルクは下がる。))
つまり、ウォームギヤは、トルクの増大装置としても働く。
用途としては、身の回りだと、家庭用の調理器具にあるハンドミキサーに、ウォームギヤが使われている(※ 東京書籍の検定教科書に記述あり)。
{{コラム|(※ wiki独自の記述)|
オルゴールの調速機(ガバナー)、自動車のステアリング、天体望遠鏡の赤道儀、などにウォームギヤが採用されている。
ウォームギアの長所として、装置が小型化しやすい割には、大きな減速を出来る。しかし欠点として、伝達エネルギーなどの効率が悪く、そのせいで強力な伝達には使えない。(※ 工業高校『機械設計2』にそう書いてある、)
なお、減速機構には、
:ウォームギア方式のほかにも、
:平歯車方式と、
:はすば歯車方式
との3種類がある。(※ 工業高校『機械設計2』にそう書いてある、)
ウォームギアは、他の歯車機構に比べてバックラッシュも小さくできる(要出典)。
一般的にはウォームの駆動による回転により、被動として「ウォームホイール」が回転する。
(このため、(回転速度の)減速用に用いられる。(加速用には用いないのが一般。) )
(例外としてウォームホイール側の駆動回転をする場合もあるが、あまり用いない。
ウォームの進み角が十分に大きくないと、ウォームホイールを駆動してウォームに回転を伝えようとしても、歯面の摩擦が大きすぎるためウォームに回転させることができない。
:※ なんだか力学の『作用・反作用の法則』の直感に一見すると反するような事例だが、しかし現実として、ウォームギアの特性はこうである。世の中、そんなに単純ではない。
なお、もしウォームホイールを駆動側にした場合は、回転速度の伝達は、減速ではなく加速になるのが普通。つまり、もし逆にウォームホイールで駆動した場合には増速装置になる(※ 工業高校の教科書に記載あり)。 )
:(※ 参考: )例外的に、条件により逆(ウォームホイールを駆動にすること)も可能である。もし、ウォームのねじり角(厳密には「進み角」という)が比較的に大きければ(※ 工業高校の教科書に記載あり)、逆駆動は可能である。その要件として、
ウォームの条数を多くする方法で(1条ネジでなく2条ネジや3条ネジなどの「条数」)、 ウォームの進み角が大きくする場合が多い。
}}
{{-}}
=== 機械要素 ===
どのような機械でも、もし、部品ごとに分解していくと、歯車やネジなどのような、比較的に単純な部品へと行き着きます
。
歯車やネジなどを <big>機械要素</big>(きかいようそ、machine element)と、いいます。他にも機械要素として、あつかわれる部品には、カム(cam)やベルト車(ベルトしゃ)やカムやバネや軸(じく、シャフトのこと)やリンク機構(リンクきこう)などがあります。
機械要素とは、いっぱんには、 歯車 ・ カム ・ ベルト車 ・ ねじ ・ バネ ・ 軸 ・ リンク機構 、これらが機械要素です。
機械要素では'''ない'''ものをあげると、コンピュータや電池や映像モニターなどは、機械要素では'''ありません'''。
ここでは、とりあえず、「機械要素」という言葉があることを、おぼえてください。
機械要素の分類については、べつに、細かくはおぼえなくても、工場の実務(じつむ)では、問題ありません。
<gallery widths=150px heights=150px>
File:Helical Gears.jpg|はすば歯車
File:Flachriemen.png|一般的なフラットベルト(平ベルト)。
File:Cam Profile.JPG|板カム
Image:Coil spring.JPG|圧縮コイルばね
Image:FeatherKeyMounted.png|軸(じく)の、先端部分。
File:Ball bearing.jpg|ボールベアリング軸受け(じくうけ)
</gallery>
=== 歯車の分類 ===
歯車の分類は、2つの歯車を組み合わせた際の2本の歯車軸の相対位置で分類するのが一般的である。
; 平行軸
: 2軸が平行となるもので、平歯車(スパーギヤとピニオンギヤ)、はすば歯車(ヘリカルギヤ)、やまば歯車(ダブルヘリカルギヤ)、ラックギヤなどが該当する。外側に歯がある歯車2つがかみ合っていれば、回転方向が逆。
; 交差軸
: 2軸が交差するもので、かさ歯車(ベベルギヤ)などが該当する。
; 食い違い軸
: 2軸がくいちがうもので、ウォームギヤ、ハイポイドギヤなどが該当する。
== 歯車用語の基礎 ==
[[File:Gear words.png|600px|right|歯車用語(英語版より)]]
* ピッチ円とは
ピッチ円(ピッチえん)とは何か。歯の接触してる接触点と軸中心との間の距離は、歯の部分によって異なるので、回転中に接触点と軸中心との間の距離が変わるので、これでは計算が煩雑であり、不便である。なので、この距離に変わる、代表的な直径を他に選びたい。
歯車を、近似モデルで、摩擦車のような転がり摩擦をする円柱で近似すると、直径の計算が便利である。
このように歯車を転がり摩擦で伝動する円柱に近似したときの、その円柱の円周を'''ピッチ円'''(pitch circle)といい、そのピッチ円の直径を'''ピッチ円直径'''という。
ピッチ円のことを、基準円(きじゅんえん)とも言う。
* ピッチ円直径(pitch diameter)
ピッチ円の直径のこと。dで現すことが多い。基準円直径(きじゅんえん ちょっけい)ともいう。
名前が基礎円直径(きそえん ちょっけい)と似てるが、基準円と基礎円とは、別物なので注意。
複数の歯車を噛みあわせた時の回転比を計算する場合などは、ピッチ円直径を計算に用いる。なお、長さの単位をミリメートル mm にしたことに特に断りがなかったが、このように歯車の計算の単位には、原則的に長さの単位には mm を用いる。
また、半径ではなく、直径でピッチ円の径を定義する理由は、測定での都合である。ノギスなどを使って直接的に測定できるのは直径である。半径は直径の測定結果から、歯車が対称に作られているという仮定のもと、計算で半径を求めることになる。半径を直接的に測定するのは不可能である。つまり半径は、直径の測定値から間接的・派生的に半径を求めることになる。
計算での誤差を、なるべく少なくしたいという理由から、半径の算出のような派生的な計算の介在を嫌うので、歯車計算での径を用いた計算には、なるべく直径を用いる。どうしても半径の値を求める必要があるとき以外は、なるべく直径で計算を行う。
半径で計算しようにも、そもそも歯車が対称に作られている保証はないし、あらためて考えてみれば、完全に左右対象・上下対称な歯車を作るのは不可能である。
* モジュール (module)
メートル系の規格を採用してる国では、歯車の歯の大きさを表すのに、これから説明する'''モジュール'''という値を用いるのが一般である。定義は、歯数をzとして基礎円直径をd[mm]とした場合、モジュールを m とすれば、モジュール m は、
:m=d/z
である。2つの歯車を噛み合わせる場合は、両歯車のモジュールを等しくさせる必要がある。
歯の大きさとモジュールの関係は規格化されていて、モジュールの値が大きいほど歯の大きさが大きくなるように規格化されている。
またモジュールには単位がない。いわゆる「無次元」の量である。
* 速度伝達比
速度伝達比は、 駆動軸と従動軸との回転速度の比である。自転している回転物体の速度は、直径と回転速度の積に比例する。なので噛み合ってる歯車どうしの、ピッチ円と回転速度との積は等しくなる。
:(駆動歯車のピッチ円直径)×(駆動歯車の回転速度) = (従動歯車のピッチ円直径)×(従動歯車の回転速度)
数式で表すなら、
駆動歯車のピッチ円をd<sub>1</sub>とし、駆動歯車の回転速度をn<sub>1</sub>とし、駆動歯車の歯数をz<sub>1</sub>として、
従動歯車のピッチ円をd<sub>2</sub>とし、従動歯車の回転速度をn<sub>2</sub>とし、従動歯車の歯数をz<sub>2</sub>としたとすれば、
:n<sub>1</sub>×d<sub>1</sub> = n<sub>2</sub>×d<sub>2</sub>
ピッチ円と歯数が d=mz と比例するので、直径 d を歯数 z で置き換えることもできる。
:n<sub>1</sub>× z<sub>1</sub> = n<sub>2</sub>× z<sub>2</sub>
まず覚えるべき式は、上の2つの式であり、速度伝達比は、上の2つの式から式変形で求める。
これより、速度伝達比 <math>i</math> は次式で定義される。
: <math>i = </math> 駆動歯車の回転速度 / 従動歯車の回転速度 = n<sub>1</sub> / n<sub>2</sub>
: <math>i = </math> 従動歯車の歯数 / 駆動歯車の歯数 = z<sub>2</sub> / z<sub>1</sub>
: <math>i = </math> 従動歯車のピッチ円直径 / 駆動歯車のピッチ円直径 = d<sub>2</sub> / d<sub>1</sub>
読者が、速度伝達比の式を覚える余裕があるなら、覚えても良い。もし忘れたときは、直径と回転速度の積の式から導けば良い。
駆動歯車と従動歯車のどちらが分母にくるかを間違えやすいので、なるべく確認で直径と回転速度の積の式や、図などで確認したほうが良い。
なお噛みあう歯車が伝達するものは、速度の他にもトルクなどを伝達する。トルクの比の式と、速度の比の式とは異なるので、混同しないように注意のこと。
== ベルト ==
ベルト伝導は、離れた2軸をつなげて便利である。平ベルトには滑りがある。
ベルトとプーリにに歯をもたせ、噛みあうようにして滑りを防いだ、'''歯付ベルト'''がある。
ベルトの掛け方には、'''平行がけ'''の他に、たすきがけ(「十字がけ」とも言う)などがある。
<gallery widths=250px heights=250px>
File:Pulio.png|歯付きベルトとプーリー。図の2番や4番が歯付きベルト。
File:Flachriemen.png|一般的なフラットベルト(平ベルト)。
File:Belt (PSF).svg|ベルトの掛け方。一番左が平行がけ。真ん中が十字がけ。
</gallery>
{{clear}}
== カム ==
[[File:Nockenwelle ani.gif|thumb|200px|回転するカム(上側)と、往復運動をするカムフォロワ(下側)を示す動画。]]
'''カム'''(cam)は、回転軸に取り付けられる機械要素の一種である。形が非対称な輪郭を持つ板状の物あるいは立体形状の物で、カムを回転させることで、カムに接触した'''フォロワ'''(follower)と言われる機械要素に、様々な運動をさせる機械要素である。
カムの側を、他のものを動かすことから、'''原動節'''あるいは原節という。フォロワのように他の原動節の動きによって、動きを与えられる側を、'''従動節'''あるいは従節という。
カムとフォロワなどをまとめて、カム機構やカム装置などと呼ぶ。カムの輪郭曲線を平面曲線で表せるものを'''平面カム'''という。輪郭曲線が平面内に無く、輪郭曲線が3次元曲線になるカムを'''立体カム'''という。
平面カムのうち、回転板をかむとした物を'''板カム'''という。
フォロワの先端には、摩耗を減らすため、ころを付ける場合がある。
従動節を往復運動させるカム機構を'''直道カム'''(translation cam)という。
従動節に特殊形状を持たせたカム機構を'''反対カム'''(reverse cam)や逆カムなどという。
<gallery widths=400px heights=400px>
File:Cams1.svg|カム機構の、さまざまな種類。<br>第6番のようなカムが反対カム。第7番のようなカムが円筒カム。<br>第5番は溝つき板カムで、溝にフォロワの先端が挟まってる構造になってる。<br>第1から第6まで、全て平面カム。図中では立体カムは第7のみ。
File:Cam Profile.JPG|板カム
</gallery>
{{clear}}
=== 立体カム ===
* 円筒カム(cylindrical cam)
円筒に溝を彫ったカム。円柱カムともいう。
* 円錐カム(conical cam)
円錐に溝を彫ったカム。
* 球面カム(spherical cam)
急に溝を彫ったカム。
* 端面カム(end cam)
円筒などの回転体の端面が特殊な形状のカム。
* 斜板カム(swash cam)
回転軸に対して、斜めに板を取り付けたカム。
== リンク機構 ==
[[File:Linkage four bar-2-jp.svg|thumb|700px|left|いろいろなリンク機構]]
[[File:Slider-crank linkage daiagram japanese.svg|thumb|400px|left|往復スライダクランク機構]]
{{clear}}
'''両てこ機構'''、'''平行クランク機構'''、'''てこクランク機構'''、'''往復スライダクランク機構'''、などがある。
このうち、両てこ機構、平行クランク機構、てこクランク機構、は4本のリンクで成り立っている。
=== ガソリンエンジン ===
:※注意 ガソリンは、とても引火性(いんかせい)が高く、危険であり、ガソリンエンジンの実験は'''しない'''ことを、おすすめする。もし、実験で事故にあわれても、ウィキブックスの免責事項により、ウィキブックスは責任を負わない。
ガソリンエンジンのクランクは往復スライダクランク機構である。
[[ファイル:4-Stroke-Engine.gif|154px|thumb|left|4サイクルガソリン機関</br> (1)吸入</br> (2)圧縮</br> (3)燃焼・膨張</br> (4)排気]]
4サイクルガソリン機関(four cycle gasoline engine)の作動は、'''吸気'''・'''圧縮'''・'''膨張'''・'''排出'''(きゅうき、あっしゅく、ぼうちょう、はいしゅつ。)の4行程である。
クランク軸の2回転で吸気・圧縮・膨張・排出を行う。
吸気弁の開閉により、混合ガスの吸気を行う。排気弁の開閉により燃焼ガスの排出を行う。
弁の開閉タイミングの制御は、カムまたはコンピュータ制御で行われている。点火タイミングの制御はコンピュータ制御などで行う。
4サイクル機関(英: Four-stroke cycle engine)の行程はつぎの4行程からなる。
* 吸気(きゅうき,intake)
吸気弁が開く時期は、シリンダ内のピストンが上死点(最も押し込まれた位置)付近の位置から、下死点(もっともピストン内が広くなる位置)までの間の時期に、吸気弁が開く。吸気によって空気と燃料の混合気体を吸い込む。吸い込んだ後に弁は閉じて、圧縮行程に移る。
* 圧縮(あっしゅく,compression)
吸気弁を閉じ、そしてピストンがシリンダ内を圧縮する。(ピストンが下死点から上死点へと向かう。)
この行程の間は、吸気弁、排気弁は閉じたままである。
* 膨張(ぼうちょう,power)
圧縮行程の終わりの、ピストンが上死点に達する直前または直後に、電気火花で混合気に点火して燃焼させる。燃焼ガスの膨張により推進力を得る。そのシリンダ内圧の圧力でピストンを押してクランクを回し仕事をする。この行程では、吸気弁、排気弁は閉じている。
* 排出(はいしゅつ,exhaust)
膨張行程の終わりに排気弁を開く。ピストンの回転に伴い、燃焼済みのガスが押し出される。
排気行程が終わると共に、排気弁を閉じる。この行程では、吸気弁は閉じている。
排出行程のあと、再び吸気・圧縮・膨張(爆発)・排出の行程が、以上と同様に行われる。
上死点および下死点での、クランクの回転の持続はフライホイールにより蓄えられた回転エネルギーに頼る。
ガソリンエンジンのように、 燃料を機械の内部で燃やして、そのエネルギーを機械の運動に変える機関を <big>内燃機関</big>(ないねんきかん) という。
内燃機関のエンジンには、ガソリンエンジンのほかにも、ディーゼルエンジンやロータリーエンジンやレシプロエンジンなどがある。
=== ピストンの死点 ===
:(発展的記述).
ガソリンエンジンでの、ピストンシリンダとクランク機構について考える。
クランクが伸びきった状態の瞬間では、そのピストンに膨張・圧縮などの力が加わっても、クランクへの回転トルクとして寄与しない。
クランク機構などの回転機構につながったピストンの位置について、このような、内部気体の膨張や圧縮が、クランクの回転には寄与しない位置にある状態を '''死点'''(してん、dead center) という。
:(※ 範囲外: )死点で静止せずに回り続けるためにどういう仕組みになっているかというと、回転の勢いで回り続ける仕組みである。このため、そのような回転力を蓄えられる部品として「フライ ホイール」というものがエンジンの回転軸に一緒についている。もしかしたら他にも死点対策の工夫が自動車エンジンにはあるかもしれないが、専門的になりすぎるので深入りしない。
クランク機構などの回転機構につながったピストンがシリンダ内のもっとも奥に押し込まれ、クランク軸側から遠い状態を状態を状態を '''上死点'''(じょうしてん、top dead center,略称はTDC) という。
ピストンがシリンダ内のもっとも手前側に引き出されクランク軸側に近い状態を状態を '''下死点'''(かしてん、bottom dead center略称はBDC) という。
ピストンが上死点から下死点へと移動する距離を '''行程'''(こうてい、stroke、ストローク) という。行程という言葉は別の意味にも用いられる事があるので、場合によっては区別のため、上死点から下死点までのピストンの移動距離のことを、「ピストン行程」とか「行程距離」などと呼ぶ場合もある。
ピストンが上死点から下死点へ移動するまでの間に、ピストンが押しのける容積を'''行程容積'''という。ピストン内の気体が排気弁などから排出される際、その気体の容積を、行程容積に換算した値を'''排気量'''という。一般に排気量は行程容積に等しい。
ピストンの断面積を A として、上死点から下死点までの距離を S とした場合、行程容積 V_s は次の式になる。
:<math>V_s=AS</math>
なお、内燃機関などの燃焼機関で排気量という用語を用いることが多いが、燃焼機関でなくてもピストンが押しのける容積に排気量という言葉を用いる場合がある。たとえば気体用のポンプなどで排気量という言葉を用いる場合がある。
ピストンが上死点にあるときに、シリンダ内に残っている隙間の容積を'''すきま容積'''という。内燃機関の場合は、すきま容積のことを燃焼室容積ともいう。内燃機関では、ピストンが上死点にあるときのシリンダ内の残りの空間のことを'''燃焼室'''という。
行程容積とすきま容積を合わせた容積をシリンダ容積という場合がある。
行程容積にすきま容積を足した容積を、すきま容積で割った値を'''圧縮比'''(あっしゅくひ、compression ratio)という。
圧縮比の式について
* 圧縮比:ε
* すきま容積:V<sub>c</sub>
* 行程容積: V<sub>s</sub>
としたとき、圧縮比εの式は
:'''ε'''<math>=\frac{V_c+V_s}{V_c}= \frac{V_s}{V_c} + 1</math>
となる。圧縮比は、ガソリン機関では4~10の程度であり、ディーゼル機関では12~24の程度である。
ディーゼル機関では圧縮点火という仕組みから圧縮比がガソリン機関よりも大きくなる。
エンジンでは、燃焼室(ねんしょうしつ)よりも前に、キャブレターをおいて、そのキャブレターをつかって、燃料に空気をまぜて、混合気にしてから、燃焼室におくっています。
[[Image:Carburetor.svg|thumb|right|キャブレターの基本概要図]]
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== 軸受 ==
[[File:Ball bearing.jpg|thumb|right|200px|ボールベアリング]]
回転軸を支える部分を、'''軸受'''(じくうけ;bearing、'''ベアリング''')と言う。軸受の役目は軸を滑らかに回転させ摩擦を減らす役割と、軸に加わる荷重を支える役目がある。
転がる部分にはボールを用いてる'''玉軸受'''(たまじくうけ 、ball bearing、'''ボールベアリング''') と、円柱のような形のものを用いている'''ころ軸受け'''(ころじくうけ、roller bearing) などがある。
<gallery widths=150px heights=150px>
ファイル:Angular-contact-ball-bearing single-row din628 type-b 120.png|玉軸受の断面
ファイル:Radial-deep-groove-ball-bearing din625-t1 2rs 120.png|保持器付きの玉軸受
ファイル:Cylindrical-roller-bearing din5412-t1 type-n ex.png|ころ軸受
</gallery>
== バネ ==
[[File:Spring05.jpg|thumb|圧縮コイルばね。]]
[[File:Springs 009.jpg|thumb|引張コイルばね]]
:※ 中学の範囲です。開隆堂や東京書籍の検定教科書で、写真や『引張コイルばね』などの用語あり。
高校の理科の物理で習う『力学』(りきがく)では、バネは伸ばすこともできるし、ちぢませることもできる。
また、実際にバネを伸ばしても、ちぢませでも、どちらの場合でも復元力が発生して、バネは もとの長さに戻ろうとする。(物理実験でも、実際にどちらの場合でも、復元力が発生することが確認できるので、この法則は妥当である。)
だが機械設計では実用上、引張り用のバネと、圧縮用のバネとは、別々の部品として存在している。
引っ張り用のバネである『引張コイルばね』(ひっぱりコイルばね)には、両端に取手(とって)としてフックがついている。
いっぽう、圧縮用のバネである『圧縮コイルばね』(あっしゅくコイルばね)は、両端にはフックが無い。
たとえば、自転車のイスの部分のすぐ下にあるバネが、圧縮コイルばね である(※ 東京書籍の教科書に記述あり)。
「コイルばね」のように「コイル」と呼ぶ理由は、巻かれているから「コイル」という。(※ けっして電磁石コイル'''ではない'''ので、誤解しないように。)
[[ファイル:Clock Mainspring.png|thumb|渦巻きばね<br>(いわゆる『ゼンマイ』)]]
なお、バネには、上述のバネ2種類のほかにも、『渦巻きばね』(うずまきばね、spiral index)や重ね板バネ(laminated spring)や皿バネ(さらバネ)など、さまざまなバネがある。(※ 教育書籍(会社名)の検定教科書に、『渦巻きばね』が書いてある。)
[[Image:Sattelkerze.jpg|thumb|自転車のサドル(いす)の下に コイルばね がある。<br>(写真のはどうか知らないが、通常、サドルの下の ばね は 圧縮コイルばね であるのが普通。)]]
:※ 自転車には、他の部分に 引張コイルばね も使われてるので、混同しないように。(詳しくは東京書籍の検定教科書を確認してください。)
なお、JIS規格では、『ばね』と平仮名で書く。(本wikiでは、読みやすさを考えてカタカナで「バネ」とところどころ表記した。)
また、一般に引張り用のバネ(引張コイルばね)は、コイルが密である。
いっぽう、圧縮用のバネ(圧縮コイルばね)は、コイルが疎(そ)である。
{{-}}
== 工業規格 ==
=== 公式の規格 ===
==== 国家の規格 ====
[[画像:JIS_mark.svg|thumb|right|125px|現行(2013年時点に確認)でのJISマーク(鉱工業品用)]]
ねじや歯車などの大量生産を行う部品などは規格によって、寸法などが定められている。
この規格があることによって、品質が安定し、また異なる会社どうしが作った部品でも、組み合わせて用いることが可能になっている。(いわゆる「互換性」のこと。)したがって、規格のある分野は、なるべく規格にしたがって作ることが望ましいだろう。
この規格化により、もし部品が故障しても、その部品の代用の部品が見つかりやすくなる。このような理由から、規格化された部品は、より多くの用途が見込めるので、企業にとっては経営的にも大量生産をしやすくなる。
日本国の工業規格では公的な工業規格として、日本工業規格であるJIS規格(ジスきかく)が制定されている。「JIS」とはJapanese Industrial Standards の略である。
「JIS規格」が工業の分野での、日本国の国家標準規格である。
この他、工業の業界それぞれごとに各種の規格がある。それらの規格はなるべくJISを反映するようになっているのが一般的である。
工業以外の分野では別の国家規格がある場合もある。たとえば農業では日本農林規格であるJAS規格(ジャスきかく)がある。
2019年、日本工業規格の名前が「日本産業規格」に変わった。英語はそのままJIS規格である。
==== 国際規格 ====
国家の規格とは別に、国際規格がある。ISO(アイ・エス・オー)などの国際規格がある。
ISOとは工業などの分野で国際規格を制定している国際標準化機構(こくさい ひょうじゅんか きこう)のことである。ISOの公用語はフランス語、英語、ロシア語だが、国際標準化機構のことを英語では”International Organization for Standardization”という。
英語の正式名称の各語の頭文字 I,O,S とISOとで2文字目と3文字目で語順が違っているのが、別に「ISO」の語順は誤植ではなく、そのように機構の名称が規定されている。
日本の工業規格のJIS規格も、なるべくISO規格に内容を共通化している。日本国もISOの加盟国であり、日本からもISOに規格の提案を行っている。
最近(執筆時点は2013年。)の専門的な規格の解説書などを読めば、ISOを反映しているのが一般である。
ただし古い規格の解説書だと、まだISO規格を反映されてない場合もあるので、文献調査をする場合は注意。
国際規格には、ISOの他にもある。たとえば電気業界の国際規格のIEC規格などのように、業界ごとの規格がある。IECは国際電気標準会議のこと。
それらの各種の業界の国際規格も、なるべくISOなどの他の国際規格と内容が共通化するように調整している。
ISO規格の内容は工業の多くにわたり、ネジや歯車などの機械要素の規格や、写真のフィルムのISO感度など、ISOのいろいろな規格がある。
一般の書店や図書館などでは、ISOというと、ISO9000シリーズ(品質マネジメントシステムに関する規格)やISO14000シリーズ(環境マネジメントシステムに関する規格)などのマネジメント関係の解説本が多いかもしれないが、なにもISOの規格内容はマネジメント関係だけに限らない。
文献調査をする場合には注意。
各国は、もし自国の規格が国際規格に採用されると国際競争に有利なので、自国の規格を各国にも普及させようと熱心である。
== 保守点検の意義 ==
=== 個人宅での点検・整備 ===
;自転車の点検
:※ 検定教科書では、自転車などを例にして、保守点検の重要性が説明されている。
:wikibooksでは、残念ながら自転車の整備の画像を用意するのが困難なので、説明は省略する。
:
;保守点検と定期点検
点検は、定期的に行う必要がある。('''定期点検'''(ていき てんけん))
商品によっては(たとえば自転車など)、取り扱い説明書に点検すべき項目が書いてある場合があるので、点検のさいには説明書を読んでおいて、点検すべき項目を確認しておく。
もし不具合が見つかったら、整備や修理などが必要になる。なので、販売店などに修理・整備を依頼するか、または自分で修理・整備をすることになるだろう。
点検の最終目的は、保守することである。
けっして、点検だけをしたままで放置しないように。
=== 企業での点検・整備 ===
;企業での整備マニュアル
東京書籍の教科書(平成23年 検定版)では、さらに、企業などでの整備点検の際の、「整備マニュアル」の存在まで説明している。
:(※ 範囲外)ある程度大きい規模の企業なら、「整備マニュアル」のようなマニュアル類の書籍があるので、新人の際はそれらのマニュアル類を読んで勉強しておくように。また、職場にも可能なかぎり、その職場用のマニュアル類を持ち込み、分からない箇所があった時などには手順書を確認することになるだろう。
;国家資格の必要な業種もある
:整備作業の中には、業種によって国家資格が必要なものもある。(※ 東京書籍の検定教科書で紹介されている。)
;定期点検
企業でも、機器の点検を定期的に行う必要がある。
(※ 範囲外)なお、定期的に点検を行うためのノウハウとして、たとえば次のようにして点検スケジュールを決める。
:前回の点検時を、書類などに記録しておく(点検の台帳を作成しておく)。そして、前回の点検から一定の年月(たとえば「2年」)が経過したら再点検を行うというふうにスケジュール化の手順をマニュアルで決めておく。(後述する「整備マニュアル」に、こういうスケジュールの決め方も書いておく。)
:もし前回の点検の日時が不明な機器があれば、「ずっと点検されてない」と判断し、即座に点検をする等の対応をする。
:可能なら、前回の点検の日時をシールなどに記載し、それを製品に貼り付ける。整備対象が複数個ある場合などに、混同しやすいので、それを防ぐために製品に型番などを記載したシールなどを貼り付けておく。それと一緒に、前回の点検日時のシールも貼り付けておく。(「整備マニュアル」に、こういう手順も書いておく。)
== 電気製品 ==
=== 電流と電圧 ===
* 電流(でんりゅう)とは
電流とは、電子(でんし、electron、'''エレクトロン''')の流れのこと。電子の電荷(でんか)がマイナスなので、電流の向きは、電子の動きの向きとは、反対の向きにとる。大きい電流ほど、多くの電子が、おおきく動いている。小さい電流は、うごく電子の数がすくなく、電子のうごきも小さい。
電流の単位は、'''アンペア'''といい、単位の記号はAであらわす。アンペアのAは大文字である。
この名は、物理学者のアンペールの名にもとづいている。
* 電圧(でんあつ)とは
* 電圧は、電流を流そうとするエネルギーのようなもの、である。電圧の単位はボルトといい、記号はVであらわす。
実際に、電流I[アンペア]に、電圧V[ボルト]をかけた VI[ワット] は、電力(でんりょく、power)という物理量(ぶつりりょう)である。
また、中学では習わないが、電子の電荷の大きさ q[クーロン] に、電圧V[ボルト]をかけた量である qV[ジュール] は、電子の静電気力による位置エネルギーである。なので、電圧は、単位電荷の1クーロンあたりの、静電気力による位置エネルギーとも考えられる。
発電所(はつでんしょ)などでの発電(はつでん)のしくみや、発電所からの送電(そうでん)のしくみについては、理科や社会科の書籍を参考にせよ。
=== 定格 ===
電気製品には、安全のため、流しても良い限度の電流の大きさや、加えても良い限度の電圧の大きさが規定されている。このような限度の電流や電圧のうち、最大限の大きさの電流や電圧を、 定格電流(ていかく でんりゅう) および 定格電圧(ていかく でんあつ) という。
つまり、
* 定格電流:流しても良い限度の電流のうちの、最大限の大きさ
* 定格電圧:加えても良い限度の電圧のうちの、最大限の大きさ
;特定電気用品
[[Image:PSE symbol.svg|thumb|right|特定PSE]]
安全性の確認された電気用品には、電気用品安全法に基づきPSEマークが付けられる。PSEマークには2種類あり、「特定特定電気用品」と、特定電気用品以外の電気用品がある。
「特定特定電気用品」の認定のマークと、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークは、それぞれ、異なったマークがある。
特定電気用品とは、間違った使い方をして事故を置こした時の被害の大きさが特に大きいとされる電気製品である。
(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、特定電気用品以外の電気用品の認定のマークが紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事から、特定電気製品以外の電気製品のPSEマークを閲覧してください)
{{wikipedia|電気用品安全法}}
{{clear}}
[[Image:US-power-strip-rotated.jpg|thumb|250px|テーブルタップ(北米アメリカ用)]]
テーブルタップや延長コードなどを使うときは、定格を超えないように注意をする。
また、テーブルタップを多段に用いること(俗に「タコ足配線」という。)は定格を超えやすく、火災を引き起こす原因になるのでなるべく慎む(つつしむ)べきである。
== 電気製品の事故防止 ==
[[ファイル:配線用遮断器(MCB).jpg|thumb|100px|ブレーカのスイッチ部分(電灯20A)<br />家庭などで最もよく見かけるタイプ]]
電気が過大に流れているときは漏電や短絡(ショート)などの不具合の可能性がある。このような不具合は、感電や火災などの事故につながるおそれがある。
事故を防ぐ目的で、屋内配線には、過大な電流が流れた場合には、電流を遮断する'''ブレーカ'''という装置が分電盤の内部に組み込まれている。
ブレーカには電力会社との契約電流を超えた時に流れる電流制限器と、ほかにも事故防止用の漏電遮断機や配線用遮断機が取り付けられている。
仮定で電気を使い過ぎた時に遮断されるのが電流制限器である。
;事故の種類
漏電(ろうでん)とは、回路部品以外の場所に電気が流れることである。濡れていたり故障したりしていると漏電する。</br>
感電とは、人体に電気が流れる事故のことである。</br>
短絡(ショート)とは、正常時では回路上では接触していないはずの場所が、故障などによって接触しまう不具合である。</br>
* 接地線
大きな電流や電圧を用いる装置では、万が一、漏電をしても、人間には流れないように地中に線をのばし、漏電した場合は、その地中への線に流れるようにしている。このような線を接地線という。アース線とも言う。
アース線に電流が流れることで、ブレーカに過大な電流が流れ、ブレーカが電流を遮断する仕組みにもなっている。
(したがって、ブレーカをきちんと使用していないと、接地線の効果はない。)
== 電源 ==
[[画像:3 phase AC waveform.svg|thumb|三相交流の波形]]
電力会社から家庭に送られる電気は、交流(こうりゅう)電流である。交流とは、波形のように、電流の大きさが周期的で、時間によって大きさの違う電流である。
交流の周波数は、日本では地域によってことなり、50Hzか60Hzである。
1Hzとは1秒の間に振動する回数のことである。
家庭用交流電源の電圧の大きさは100V用と200V用がある。
== リード線の加工方法 ==
;安全上の注意
* 家庭にある一般の電気製品などは加工しないでください。一般の電気製品の修理が必要な場合は、製造業者や修理業者などに相談してください。
* 中学生が電気部品の工作の作業するときは、学校の先生の指導と監督下のもと、作業をおこなってください。
* リード線を加工するときは、かならず電源を外していて電気を加えていない状態で行ってください。
リード線の被覆を切り外して芯線を出すには、ワイヤーストリッパや穴あきニッパなどを用いて被覆を切り外す。
;ワイヤーストリッパの使い方
ワイヤーストリッパ(英: wire stripper)とは、リード線の被覆を切って芯線を出すための工具である。
使い方は、ワイヤストリッパにはリード線の径ごとの穴が何種類かあるので、径にあった穴で被覆を切る。このとき、芯線まで切らないように注意して用いる。
(※ ウィキブックスのシステムの都合上、一部のウィキペディアの画像がウィキブックスで紹介できません。そのため、ワイヤストリッパの画像が紹介できません。かわりにウィキペディア日本語版の記事「ワイヤーストリッパー」から、画像を閲覧してください)
{{wikipedia|ワイヤーストリッパー}}
;圧着端子(あっちゃくたんし)
電気回路の接続用の端子で、端子先端は電気設備の端子盤にネジ止めできるように穴が開いている。
圧着端子と電線との接続には専用の工具を用いる。
1. まずリード線から芯線を出すためにワイヤストリッパや穴あきニッパなどを用いてリード線の被覆を切り外す。
2. 芯線を端子の筒の部分に入れ、専用工具の圧着工具(あっちゃくこうぐ)で圧着する。圧着工具は圧着ペンチ(crimper)や電工ペンチ(でんこうペンチ)とも呼ばれる。
3. 圧着したあとは、コードが抜けないようにきちんと固定されていることを確認するため、コードを引っ張って確認する。
<gallery widths="300px" perrow="2">
File:Plier electric.jpg|圧着ペンチ
File:Quetschhülsen.JPG|圧着ペンチと圧着端子。
</gallery>
== 電気回路部品 ==
;抵抗器(ていこうき)
[[File:3 Resistors.jpg|thumb|抵抗]]
'''抵抗器'''(ていこうき、resistor)は、通常は単に'''抵抗'''(ていこう)と呼ばれる回路素子であり、与えられた電気エネルギーを単純に消費する素子である。回路図記号は[[File:Resistor symbol IEC.svg|60px|負荷]]あるいは[[File:Resistor symbol America.svg|60px|抵抗]]であるが、本書では、両者とも抵抗の回路図記号として用いることにする。
;抵抗器の図記号
日本では、抵抗器の図記号は、従来はギザギザの線状の図記号で図示されていたが、現在の国際規格のIEC 60617を元に作成されたJIS C 0617(1997-1999年制定)ではギザギザ型の図記号は示されなくなり、長方形の箱状の図記号で図示することになっている。
<gallery>
ファイル:Resistor_symbol_IEC.svg|新規格の図記号
ファイル:Resistor_symbol_America.svg|従来規格の図記号
</gallery>
読者が回路図を書くときは、原則的に新規号の箱型の記号を用いるべきである。
古い文献や古い回路図などでは旧記号が残っている場合がある。
;電気回路図記号の例
<gallery>
ファイル:固定抵抗器.svg|固定抵抗器
File:Variable resistor as rheostat symbol GOST.svg|可変抵抗器
ファイル:電池.svg|電池、直流電源(長い方が正極)
File:Voltage Source (AC).svg|交流電源
ファイル:SPST-Switch.svg|スイッチ
ファイル:コンデンサ.svg|コンデンサ
File:Inductor h wikisch.svg|コイル
File:Symbole amperemetre.png|電流計
File:Symbole voltmetre.png|電圧計
File:Earth Ground.svg|接地
ファイル:Fuse.svg|ヒューズ(fuse)
File:3wayswitch.svg|3極スイッチ
File:Symbole moteur.png|モータ
File:Wire Junction.svg|接続している交点
File:Wire Cross.svg|配線が接続せず、十字状に重なっているだけの場合。
File:Diode symbol.svg|ダイオード。(画像では文字が書いてあるが、一般には回路図には、この文字は書かない。)
File:LED symbol.svg|発光ダイオード。(画像では文字が書いてあるが、一般には回路図には、この文字は書かない。)
File:Symbol Visual indicator1.svg|電球
</gallery>
;電気回路部品
[[ファイル:Photo-SMDcapacitors.jpg|400px|thumb|コンデンサ一覧<br />足のあるものを「リード形」、長方体のものを「チップ形」と呼ぶ。]]
<gallery>
ファイル:Condensador electrolitico 150 microF 400V.jpg|代表的なリード形電解コンデンサ
File:On-Off Switch.jpg|トグルスイッチ(toggle switch)
File:Gluehlampe 01 KMJ.jpg|白熱電球
</gallery>
[[画像:Alkali battery 5.jpg|thumb|300px|left|乾電池。左から、単2・単3・単4・単5・9V形]]
オームの法則などの、電気回路の計算法については、理科の教科書や、高校物理の書籍などを参考にせよ。
{{clear}}
;ダイオード
[[File:Diodos LED foto.png|thumb|300px|right|発光ダイオード]]
ダイオード(diode)という半導体素子はp極とn極とがあり、電気が流れるのは、p極に加えた電圧がn極の電圧よりも高い時だけである。それ以外の場合は電気が流れないので、交流から直流への整流などに用いられる場合もある。
他にも様々な用途がある。
ダイオードのうち、電流が流れた時にPN接合面が発光するものを'''発光ダイオード'''(はっこうダイオード)という。
ダイオードには過大な電流が流れると故障するので、回路には抵抗器を加えるのが一般である。
[[ファイル:PnJunction-Diode-ForwardBias.PNG|thumb|left|300px|順方向バイアス時のpn接合ダイオード]]
{{clear}}
=== 半導体と真空管 ===
==== 2極真空管と半導体ダイオード ====
以下の真空管(しんくうかん)は、発展的記述である。電子部品の歴史の学習として読んでいただきたい。
;真空管(しんくうかん)
[[File:Elektronenroehren-auswahl.jpg|thumb|300px|left|いろいろな真空管]]
[[Image:Diode vacuum tube.png|thumb|200px|right|二極真空管の模式図]]
電気回路の整流には今でこそ半導体ダイオードを用いているが、1960年ごろまでは、昔は、整流などに真空管を用いていた時代もあった。
そもそも半導体ダイオードの「ダイオード」の語源が真空管の一種の、2極(ダイ・オード) 真空管のことが、由来である。
{{-}}
{{コラム|(※ 理解の確認)|半導体ダイオードには、向き(「極性」という)があります。向きが正しくないと、電流が流れません。というか、そういう仕組みがあるので、ダイオードを整流に使えるわけです。電子工学でいう「整流」とは、特定の向きにしか流さない、という意味です。
;:また、電流を大きく流しすぎるとダイオードが壊れてしまいますので、抵抗器が必要です。抵抗器によって、電流を小さくします。電流の大きさを求める計算は、理科で習う「オームの法則」で可能です。
:ダイオードなどの素子において、「電流をここまで流していい」という電流の限界値のことを「許容電流」と言います<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=wTLcY3yVMnI 『『教育ICT推進の裏側 ~ICT浸透の秘策にせまる!~』(後編)|藤田 大輔(阪南大学高等学校)|iTeachers TV 〜教育ICTの実践者たち〜【Vol.395】』 11:00 ごろ]</ref>。
:「LED」というのも、ダイオードの一種である発光ダイオードというものであり、電流を極性を正しく流すと光るダイオードのことですので、極性や抵抗器などの理解が必要です。
}}
さて、真空管(しんくうかん、vacuum tube)とは、ガラス管の中を真空(しんくう)にしたガラス管の中で、電源のマイナス極に結びついた電極と、電源のプラス極に結びついた電極を取り付け、マイナス極を熱することで電子を放電させることで電気をながすという、大きな電気部品です。
この2極真空管で、整流が出来ます。
コンピュータに計算させる部品には、今でこそ半導体ICを用いているが、1940年ごろのアメリカでは、真空管(しんくうかん)というを用いていた時代もあった。
2極真空管の整流の仕組みは、離れた陽極(ようきょく)と陰極(いんきょく)に大きな電圧差をかけ、このとき陰極に高温を加えると電子が放出するという、陰極線(いんきょくせん)を利用したものである。
そもそも陰極線(いんきょくせん、cathode ray、'''カソード・レイ''')の発見そのものが、放電管では陰極からしか電子が放電されないという実験事実によるものです。
電子の放電は、マイナス極を熱したときにしか、おきません。プラス極を熱しても、電子は放電しません。
(※ 範囲外: )ちなみに熱すると電子が放出しやすくなるので、このような電子を熱電子(ねつでんし、thermo electron)という。熱すると熱電子が出やすくなる、この現象のことをエジソン効果(エジソンこうか,Edison effect)という。
電子の電荷(でんか)は、マイナスの符号であることに注意してください。電子がマイナスなので、電流の向き電子の動く向きとは反対になります。なので真空管での電流の向きは、陽極から陰極への向きです。
この陰極からしか電子が出ないという仕組みを使うと、電流を一方向のみに流す整流(せいりゅう)ができます。
整流によって、陽極から陰極へ電流が流れます。(電子は陰極から放出され陽極に到達する。)
この加熱するという理由から、真空管は耐久性に欠陥があった。また、小型化も難しかった。半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなく、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになった。
==== 三極真空管と半導体トランジスタ ====
[[Image:Triode vacuum tube.png|thumb|200px|right|三極真空管の模式図]]
[[ファイル:Transistor-photo.JPG|thumb|right|250px|様々なパッケージのトランジスタ]]
この真空管に、さらに、もう一本、マイナス極の近くに、金属の網状のグリッド電極を取り付けます。3本目の電極であるグリッド電極の電圧の大きさを変えると、陰極から放電される電子の量が変わります。3本目の電極の電圧をかえるのに流した電流の大きさ以上に、陰極からの電流の大きさを変えることができます。これによって、3極真空管には、少ない電流の変化を、大きな変化に変える 増幅(ぞうふく)が可能になります。(増幅といっても、べつに無から有の電流を作るわけでは無く、外部電源は必要になる。)
3極真空管は、半導体の実用化後は、半導体トランジスタ(transistor)に置き換えられていった。
==== 真空管とコンピュータ ====
[[ファイル:Glen Beck and Betty Snyder program the ENIAC in building 328 at the Ballistic Research Laboratory.jpg|250px|thumb|プログラミングされるENIAC]]
[[ファイル:Two women operating ENIAC.gif|thumb|250px|left|2人のプログラマがENIACの制御パネルを操作しているところ]]
陰極線が発見されたばかりのころは、まだコンピュータへの応用には、気づかれていませんでした。それから時代が変わって1940年ごろに、第二次世界大戦のため、アメリカでは高性能の計算機が必要になり、新型の計算機の開発が進みます。この時代に、陰極線を用いた真空管で計算機が作れる、ということが、気づかれます。
アメリカ軍は、真空管を用いた電子式の計算機の開発に、巨額の資金(しきん)を、つぎ込みます。
そうして、完成した電子計算機が、エニアック ENIAC というコンピュータです。
真空管は、陰極を加熱するという理由から、耐久性に欠陥があった。たとえば電球のフィラメントが焼き切れるように、真空管が熱で電極が焼き切れたりなどして、故障するということが多かった。
また、真空管は小型化も難しかった。
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[[ファイル:Replica-of-first-transistor.jpg|left|250px|thumb|1947年12月23日に発明された最初のトランジスタ(複製品)]]
[[ファイル:Transistor description ja.svg|right|frame|NPN型トランジスタの模式図]]
しばらく年月がたち、半導体という物質に、いくつかの物質をまぜると、一方向にしか電子が流れないという現象が発見されます。半導体の中を、一方向にのみ、電子が流れます。半導体素子(はんどうたい そし)での整流の発見です。
しかも、半導体により一方向に流すばあいは、真空管とはちがい、熱する必要がありませんでした。材料の中を電子がながれるので、放電をさせる必要もなくなります。
なので、熱で故障することが無くなります。おまけに加熱のためのヒータを取り付ける必要も無くなります。
また、3極真空管のように、3つの電極を作って、増幅作用があることなども発見されます。
半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなくなり、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになりました。
トランジスタの場合は、電極の端子が3つあり、それぞれ'''エミッタ'''(emitter)、'''ベース'''(base)、'''コレクタ'''(collector)と言います。ベースに電圧が加わらないと、トランジスタのエミッタ-コレクタ間には電流が流れません。
[[Image:Transistor as switch.svg|thumb|150px|スイッチング作用の例。]]
このようにトランジスタでは、ベース電圧により、エミッタ-コレクタ間の電流のオン・オフを切り替えられます。この仕組みをトランジスタの <big>スイッチング作用</big>(スイッチングさよう,switching) と言います。
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==== 半導体産業 ====
[[ファイル:Integrated circuit on microchip.jpg|thumb|300px|left|SOPパッケージに封入された標準ロジックICの例]]
[[画像:Monokristalines Silizium für die Waferherstellung.jpg|thumb|110px|right|ケイ素(けいそ)の単結晶(たんけっしょう)の、かたまり。シリコン・インゴットと言う。<br>これをうすく切断して、シリコンウエハ ( silicon wafer)にする。]]
ICとは、集積回路(しゅうせきかいろ)とも言われ、数mmのチップに、電子素子(でんしそし)を、とても多く、つめこんだ部品です。コンピュータ部品にICが使われます。パソコンだけでなく、計算する機能をもっている「デジタル家電」(デジタルかでん)などの製品のほとんどに、ICは入っています。
IC産業や電子産業が、半導体(はんどうたい)産業と言われることもあります。ICの材料に、半導体(はんどうたい)という材料が使われることが多いからです。
<big>半導体</big>(はんどうたい)とは、電気の流しやすさが、電気を流す金属などの導体(どうたい)と、電気を流さないゴムなどの絶縁体(ぜつえんたい)とのあいだの、半分くらいの流しやすさの材料なので、<big>半導体</big>(はんどうたい、semiconductor,セミコンダクター)といいます。
元素のケイ素(元素記号:Si)である'''シリコン'''などが半導体です。
[[ファイル:Cleanroom1.jpg|thumb|300px|建設中の半導体製造工場用のクリーンルーム。半導体の配線(はいせん)は、とても細かいので、すこしでもホコリがつくと、配線が断線(だんせん)して故障(こしょう)して使えなくなってしまう。なので、ホコリがつかないように、特別なクリーンルームで半導体を製造(せいぞう)する必要がある。]]
高機能のICの製造には、とても、お金がかかります。どれだけ多くの素子をICチップに多く組み込めるかで性能がきまるので、最先端の精密(せいみつ)技術を持った大企業でないと、製造も開発も、出来ません。
ICの配線の加工は、とても細かいので、手では不可能です。おもに、光を用いています。
たとえば写真の業界では、銀塩写真(ぎんえんしゃしん)は、光を用いて、化学反応を制御しています。半導体の製造でも、光を用いて、シリコンウエハにぬられた感光剤(かんこうざい)の化学反応を制御して、ICを作っています。
なので、半導体製造装置(はんどうたいせいぞうそうち)には、レンズなどの光学部品が、ついています。
シリコンウエハに、写真のように回路図をうつして、ICの配線をつくっているのです。
LSI(「エル・エス・アイ」、大規模集積回路)とは、ICの中でも、1つのチップの中の電子部品の数が、とても多いICです。
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=== ※ 範囲外: 真空管グリッドに似た技術手法 ===
==== 宇宙船「はやぶさ」のイオンエンジンは真空管に似ている ====
[[ファイル:IonThruster_principle_ja.png|right|thumb|320px|イオン推進の概念図]]
日本の小惑星探査機「はやぶさ」の動力源は、「イオンエンジン」という動力源を用いているのだが、実は、このイオンエンジンの原理は、三極真空管の機構と似ている。
まず、電子工学の真空管は、グリッドと呼ばれる電極が、陽極と陰極のあいだの位置にあり、グリッドで電流を減らすなどの制御をしており、これを計算機に利用していた。
いっぽう、イオンエンジンは、電流を流すかわりに、キセノンという元素をイオン化させて、それを放出している。
ロケットがガスを噴出するのと飛ぶのと同様に、キセノンを噴出して宇宙空間中を飛ぶのが、イオンエンジンである。
イオンエンジンにもグリッドと呼ばれる電極が介在しているが、イオンエンジンでは、キセノンイオンの加速のために用いている。
==== 島津製作所のノーベル賞の技術 ====
このほか、分子生物学においてノーベル賞をとった、日本の島津製作所の田中耕一(たなか こういち)らの研究開発にもとづく MALDI/TOF 質量分析法の原理も、グリッドといわれる網状の極番に比較的に高い電圧をかける事により、試料固体であるタンパク質の試料分子(「マトリクス」といわれる)に電圧をかけてイオン化させた試料分子タンパク質を管のなかで飛行させて、最終的に抽出する方法である<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P782</ref>。MALDI/TOF法では、真空管と違って熱を加えるのではなく、レーザー光を照射することで試料分子からイオンが飛び出しやすくしている<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P782</ref>。(熱を加えてしまうと、試料分子の有機物質などが崩壊してしまうので、高熱は不適切である。)
その測定管は、試料とグリッド以外は真空<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P781</ref>の密閉状態である(つまり、気体は無い)。
なおMALDIとは「マトリクス支援レーザーだ脱離イオン化法」の略称。TOFとは「飛行時間型」のことで、検出器の種類を表している<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P781</ref>。
「質量分析法」と言われるが、正確には(タンパク質分子の)「分子量」(ぶんしりょう)というパラメータを測定している<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P782</ref>。分子量については高校理科の化学1で習う。
なお、飛行時間を計測する事でイオンの質量を分析しているが<ref>David P.Clark 原著『クラーク分子生物学』、田沼靖一 監訳、平成19年12月10日 発行、丸善、P782</ref>、なぜ飛行時間を計測すると質量を分析できるかは高校物理の知識が必要になるので、説明を省略。詳しくは高校物理の、ローレンツ力や比電荷(質量電荷比)などの項目を学習すれば分かる。専門書では、一般的な質量分析法の書籍(専門書だが)を読めば普通に書いてある事なので、当wikiページでの説明は省略する。レーザーを照射する理由は、高校 物理2の「光電効果」(こうでん こうか)の単元を勉強すれば理解できるようになる。
:(※ 高校理科での教育事情: )高校の理科の「生物」科目でも、MALDI/TOF 質量分析法 は、名前はともかく、日本では有名(ノーベル賞をとった研究だから)なので参考書などでは紹介されるが、しかし真空管との関連性までは紹介されてない。
上述のイオンエンジン や MALDI/TOF 質量分析法 のように、真空管そのものは現代では使われなくなったが、しかし部分的に類似の技術が、現代でも先端的な科学のさまざまな場面で用いられている場合もある。
== 身の回りの電気製品の仕組み ==
=== 照明器具 ===
;白熱電球
[[File:Incandescent light bulb.svg|thumb|right|150px|白熱電球の構造<br/>{{nowrap|1. バルブ}} {{nowrap|2. 不活性ガス}} {{nowrap|3. フィラメント}} {{nowrap|4. 5. 内部導入線}} {{nowrap|6. 吊り子}} {{nowrap|7. マウント}} {{nowrap|8. 外部導入線(ヒューズ線)}} {{nowrap|9. 口金}} {{nowrap|10. 絶縁材}} {{nowrap|11. 中心電極}}]]
<gallery widths=250px heights=250px>
File:Gluehlampe 01 KMJ.jpg|白熱電球
Image:Leuchtstofflampen-chtaube050409.jpg|さまざまな蛍光灯
</gallery>
高温になると物体は発光するので、それを利用している。そのため、フィラメントに電流を流す。フィラメントを2重コイル状にしているのは、線の密度を上げて、なるべく少ない電流でも狭い箇所に多くの熱エネルギーを集中させて温度を上げて温度効率を高めるためである。このようにして発光効率を上げている。
あまり温度を高めすぎると、フィラメントが焼き切れてしまうので、温度効率を高める工夫が必要である。
高温時の酸化を防ぐため、ガラス管の中には窒素(ちっそ)やアルゴンなどの反応しづらい不活性(ふかっせい)のガスが、封入(ふうにゅう)してある。
蛍光灯と比べると電力消費が多いなどエネルギー効率が悪く、寿命も短いので、現在では(2013年)、白熱電球はあまり用いられなくなっている。
;蛍光灯
まず、放電をさせ、その電子をガラス内の蛍光物質(けいこうぶっしつ)に衝突させて蛍光物質を発光させている。発光しているのは蛍光物質である。べつに放電電子そのものは大して発光していない。蛍光灯の管内には、アルゴンガスや水銀蒸気などが封入してある。
;LED
発光ダイオードのことである。Light Emitting Diode(ライト・エミッティング・ダイオード)の略である。放電を行ってはおらず、寿命は蛍光灯より長い。消費電力も、蛍光灯よりもLEDのほうが消費電力が少ない。
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=== 音響機器 ===
;スピーカ
[[ファイル:Loudspeaker.arp.500pix.jpg|thumb|200px|スピーカ]]
[[Image:Loudspeaker side fr.svg|thumbnail|right|スピーカの内部構造]]
スピーカはスピーカ内の紙(コーン紙、という)を振動させることで、空気を振動させている。なぜ空気が振動すると音が出るのかというと、そもそも音とは空気の振動である。(例えば太鼓の膜の振動などを考えれば、わかりやすいだろう。)
電磁石の可動コイルを利用して、電流の大きさを磁力の大きさに変え、その力の変化によって可動コイルが動くが、可動コイルとコーン紙とが一体で連動する構造なので、そのコーン紙が振動して、音を出している。
スピーカは、このようにして、電気を音に変換している。
;マイクロホン
[[File:Kondensatormikrofon.svg|thumb|left|250px|コンデンサマイクロホンの概略図]]
マイクロホンの仕組みは、振動板の動きを電気回路に連動させ、それによってコイルやコンデンサの抵抗が変わるので、電流の流れ方も変わり、結果として回路の共振周波数が変わることを利用している。
マイクロホンは、このようにして、音を電気に変換している。
{{clear}}
=== テレビやラジオ ===
[[File:Frequency-modulation.png|thumb|right|250px|'''FM変調の各波形''' <br>上carrier:変調前の搬送波、<br>上signal:変調に用いる信号波、<br>下:送信波]]
;FM
電圧の大きさを周波数に変換するFM変調の原理は、コイルとコンデンサのLC共振回路に、コンデンサと並列にダイオードを合わせることで、ダイオードは電圧が順方向の時にしか電流が流れないから、結果としてダイオードが順方向電圧で導通している時と逆電圧で非導通との時とで、合成抵抗が変わることになる。この結果、電圧の大きさによって回路の合成抵抗が変わることになるので、その結果、共振周波数が変わることを利用している。
{{-}}
== 参考文献 ==
[[Category:中学校教育|えねるきいへんかんききのしくみとほしゆてんけん]]
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2013-10-19T12:39:27Z
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2024-02-10T08:06:29Z
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[
"テンプレート:コラム",
"テンプレート:-",
"テンプレート:Clear",
"テンプレート:Wikipedia",
"テンプレート:Nowrap"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%8A%80%E8%A1%93/%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%A4%89%E6%8F%9B%E6%A9%9F%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF%E3%81%A8%E4%BF%9D%E5%AE%88%E7%82%B9%E6%A4%9C
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18,469 |
数学演習/中学校2年生/確率/解答
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数学演習 中学校2年生
中学校数学 2年生-数量/確率
問題はこちらにあります。
(1)略
(2)[1,2][1,3][1,4][2,1][2,3][2,4][3,1][3,2][3,4][4,1][4,2][4,3]の12通り
(3)[1,2][1,3][1,4][2,3][2,4][3,4]の6通り
全ての場合を書き出してみる。表=100ないし50、裏=Nとする。左の2枚は100円玉、右の2枚は50円玉である。
(1)上を見ると全て表の出方は1通り。全ての出方は16通りなので、 1 16 {\displaystyle {\frac {1}{16}}} となる。
(2)同様に3枚表の出方は4通り。 4 16 = 1 4 {\displaystyle {\frac {4}{16}}={\frac {1}{4}}} となる。
(3)200円以上となる条件は3枚以上表であるか[100,100,N,N]の場合。 6 16 = 3 8 {\displaystyle {\frac {6}{16}}={\frac {3}{8}}} となる。
(4)100円玉と50円玉がちょうど1枚ずつ表である条件は2枚表の部分で[100,100,N,N][N,N,50,50]以外の場合である。 4 16 = 1 4 {\displaystyle {\frac {4}{16}}={\frac {1}{4}}} となる。
(5)上の出方を見るよりは、全体から50円玉が全く表にならなかった確率を引いたほうがよい。50円玉が全く表にならない場合は[100,100,N,N][100,N,N,N][N,100,N,N][N,N,N,N]の4通り。 1 − 4 16 = 12 16 = 3 4 {\displaystyle 1-{\frac {4}{16}}={\frac {12}{16}}={\frac {3}{4}}} となる。
(1)乱数賽に10の目はないので、確率は0である。
(2)素数は2・3・5・7の4通りがそれぞれ2面あるので 8 20 = 2 5 {\displaystyle {\frac {8}{20}}={\frac {2}{5}}} である。
(3)一見では分かりにくいので、表にまとめてみる。GCDは最大公約数の英語の略称である。
以上の表より、 228 400 = 57 100 {\displaystyle {\frac {228}{400}}={\frac {57}{100}}} である。
(4)(3)に同じく表にまとめてみる。SUMは和を英語で表したものである。
この表を見れば、右上から左下にのびる「9」が最も出やすい(と期待される)ことが分かる。逆に最も出にくい(と期待される)数は「0」と「18」である。
(5)得であるとは言えない
このゲーム1回で貰える賞金の平均を計算してみよう。
0円・10円・20円・30円・40円・50円・60円・70円・80円・90円が等率で出ると期待されるから、以下のように計算できる。
計算結果は、このゲーム1回あたりの賞金の平均が45円であることを意味している。
このゲームの参加費が50円であることから、1ゲームにつき平均5円分損をしているだろうと考えることができる。
確率の分野では平均と言わずに、期待値という言葉を用いる。期待値(きたいち)とは、1試行で出る値の平均を示す指標で、この問題の場合は「それぞれの目の数値×その目の出る確率」の総和で求められる。(期待値について詳しくは、高校で学習する。)
例えばサイコロは1〜6の面が均等に出る(と期待される)から、その期待値は
となる。詳しくはここでは説明しないが、n回振った時の目の総和の平均が 3.5 n {\displaystyle 3.5n} になることも意味している。
(1)Aが当たる確率は 3 10 {\displaystyle {\frac {3}{10}}} である。
(2)Aが当たった場合とAが外れた場合を分けて考える必要がある。以前の人が引いたらくじの本数が減っていることに注意。
3 10 {\displaystyle {\frac {3}{10}}} (A当たり) × 2 9 {\displaystyle \times {\frac {2}{9}}} (B当たり) = 6 90 = 1 15 {\displaystyle ={\frac {6}{90}}={\frac {1}{15}}}
7 10 {\displaystyle {\frac {7}{10}}} (A外れ) × 3 9 {\displaystyle \times {\frac {3}{9}}} (B当たり) = 21 90 = 7 30 {\displaystyle ={\frac {21}{90}}={\frac {7}{30}}}
これら2つの確率はAが当たりと外れが同時に起こらないことから足してよいので、 1 15 + 7 30 = 9 30 = 3 10 {\displaystyle {\frac {1}{15}}+{\frac {7}{30}}={\frac {9}{30}}={\frac {3}{10}}}
(3)結論から言うと、Cの当たる確率も 3 10 {\displaystyle {\frac {3}{10}}} なのである。
3 10 {\displaystyle {\frac {3}{10}}} (A当たり) × 2 9 {\displaystyle \times {\frac {2}{9}}} (B当たり) × 1 8 {\displaystyle \times {\frac {1}{8}}} (C当たり) = 6 720 = 1 120 {\displaystyle ={\frac {6}{720}}={\frac {1}{120}}}
3 10 {\displaystyle {\frac {3}{10}}} (A当たり) × 7 9 {\displaystyle \times {\frac {7}{9}}} (B外れ) × 2 8 {\displaystyle \times {\frac {2}{8}}} (C当たり) = 42 720 = 7 120 {\displaystyle ={\frac {42}{720}}={\frac {7}{120}}}
7 10 {\displaystyle {\frac {7}{10}}} (A外れ) × 3 9 {\displaystyle \times {\frac {3}{9}}} (B当たり) × 2 8 {\displaystyle \times {\frac {2}{8}}} (C当たり) = 42 720 = 7 120 {\displaystyle ={\frac {42}{720}}={\frac {7}{120}}}
7 10 {\displaystyle {\frac {7}{10}}} (A外れ) × 6 9 {\displaystyle \times {\frac {6}{9}}} (B外れ) × 3 8 {\displaystyle \times {\frac {3}{8}}} (C当たり) = 126 720 = 21 120 {\displaystyle ={\frac {126}{720}}={\frac {21}{120}}}
同様に確率の和は 1 120 + 7 120 + 7 120 + 21 120 = 36 120 = 3 10 {\displaystyle {\frac {1}{120}}+{\frac {7}{120}}+{\frac {7}{120}}+{\frac {21}{120}}={\frac {36}{120}}={\frac {3}{10}}}
以上の結果から分かる通り、当たる確率はくじを引く順番によらないのである。
(4)少なくとも誰か1人当たる確率は「1-全員外れる確率」で求められる。全員外れる確率は 7 10 × 6 9 × 5 8 = 210 720 = 7 24 {\displaystyle {\frac {7}{10}}\times {\frac {6}{9}}\times {\frac {5}{8}}={\frac {210}{720}}={\frac {7}{24}}} 。よって 1 − 7 24 = 17 24 {\displaystyle 1-{\frac {7}{24}}={\frac {17}{24}}}
(1)トランプ52枚の中にハートは13枚あるから、 13 52 = 1 4 {\displaystyle {\frac {13}{52}}={\frac {1}{4}}} である。
(2)「1枚目が絵札になる確率×(カードの総数が1枚減って)2枚目が絵札にならない確率」で求められるから、 12 52 × 40 51 {\displaystyle {\frac {12}{52}}\times {\frac {40}{51}}} となる。
(3) 2枚目を引くときに1枚目と同じ数字、さらに3枚目のときにも同じ数字、さらに4枚目のときも同じ数字を引けばよいので、 3 51 × 2 50 × 1 49 {\displaystyle {\frac {3}{51}}\times {\frac {2}{50}}\times {\frac {1}{49}}} となる。
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"text": "(2)素数は2・3・5・7の4通りがそれぞれ2面あるので 8 20 = 2 5 {\\displaystyle {\\frac {8}{20}}={\\frac {2}{5}}} である。",
"title": "確率(2)"
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"text": "(3)一見では分かりにくいので、表にまとめてみる。GCDは最大公約数の英語の略称である。",
"title": "確率(2)"
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"text": "以上の表より、 228 400 = 57 100 {\\displaystyle {\\frac {228}{400}}={\\frac {57}{100}}} である。",
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"text": "(4)(3)に同じく表にまとめてみる。SUMは和を英語で表したものである。",
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"text": "この表を見れば、右上から左下にのびる「9」が最も出やすい(と期待される)ことが分かる。逆に最も出にくい(と期待される)数は「0」と「18」である。",
"title": "確率(2)"
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"text": "(5)得であるとは言えない",
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"text": "このゲーム1回で貰える賞金の平均を計算してみよう。",
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"text": "0円・10円・20円・30円・40円・50円・60円・70円・80円・90円が等率で出ると期待されるから、以下のように計算できる。",
"title": "確率(2)"
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"text": "計算結果は、このゲーム1回あたりの賞金の平均が45円であることを意味している。",
"title": "確率(2)"
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"text": "このゲームの参加費が50円であることから、1ゲームにつき平均5円分損をしているだろうと考えることができる。",
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"tag": "p",
"text": "確率の分野では平均と言わずに、期待値という言葉を用いる。期待値(きたいち)とは、1試行で出る値の平均を示す指標で、この問題の場合は「それぞれの目の数値×その目の出る確率」の総和で求められる。(期待値について詳しくは、高校で学習する。)",
"title": "確率(2)"
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"text": "例えばサイコロは1〜6の面が均等に出る(と期待される)から、その期待値は",
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"tag": "p",
"text": "となる。詳しくはここでは説明しないが、n回振った時の目の総和の平均が 3.5 n {\\displaystyle 3.5n} になることも意味している。",
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"text": "",
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"text": "(1)Aが当たる確率は 3 10 {\\displaystyle {\\frac {3}{10}}} である。",
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},
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"text": "(2)Aが当たった場合とAが外れた場合を分けて考える必要がある。以前の人が引いたらくじの本数が減っていることに注意。",
"title": "確率(3)"
},
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"tag": "p",
"text": "3 10 {\\displaystyle {\\frac {3}{10}}} (A当たり) × 2 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {2}{9}}} (B当たり) = 6 90 = 1 15 {\\displaystyle ={\\frac {6}{90}}={\\frac {1}{15}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "7 10 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}} (A外れ) × 3 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {3}{9}}} (B当たり) = 21 90 = 7 30 {\\displaystyle ={\\frac {21}{90}}={\\frac {7}{30}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "これら2つの確率はAが当たりと外れが同時に起こらないことから足してよいので、 1 15 + 7 30 = 9 30 = 3 10 {\\displaystyle {\\frac {1}{15}}+{\\frac {7}{30}}={\\frac {9}{30}}={\\frac {3}{10}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
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"text": "(3)結論から言うと、Cの当たる確率も 3 10 {\\displaystyle {\\frac {3}{10}}} なのである。",
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},
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"tag": "p",
"text": "3 10 {\\displaystyle {\\frac {3}{10}}} (A当たり) × 2 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {2}{9}}} (B当たり) × 1 8 {\\displaystyle \\times {\\frac {1}{8}}} (C当たり) = 6 720 = 1 120 {\\displaystyle ={\\frac {6}{720}}={\\frac {1}{120}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "3 10 {\\displaystyle {\\frac {3}{10}}} (A当たり) × 7 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {7}{9}}} (B外れ) × 2 8 {\\displaystyle \\times {\\frac {2}{8}}} (C当たり) = 42 720 = 7 120 {\\displaystyle ={\\frac {42}{720}}={\\frac {7}{120}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "7 10 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}} (A外れ) × 3 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {3}{9}}} (B当たり) × 2 8 {\\displaystyle \\times {\\frac {2}{8}}} (C当たり) = 42 720 = 7 120 {\\displaystyle ={\\frac {42}{720}}={\\frac {7}{120}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "7 10 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}} (A外れ) × 6 9 {\\displaystyle \\times {\\frac {6}{9}}} (B外れ) × 3 8 {\\displaystyle \\times {\\frac {3}{8}}} (C当たり) = 126 720 = 21 120 {\\displaystyle ={\\frac {126}{720}}={\\frac {21}{120}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "同様に確率の和は 1 120 + 7 120 + 7 120 + 21 120 = 36 120 = 3 10 {\\displaystyle {\\frac {1}{120}}+{\\frac {7}{120}}+{\\frac {7}{120}}+{\\frac {21}{120}}={\\frac {36}{120}}={\\frac {3}{10}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "以上の結果から分かる通り、当たる確率はくじを引く順番によらないのである。",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "(4)少なくとも誰か1人当たる確率は「1-全員外れる確率」で求められる。全員外れる確率は 7 10 × 6 9 × 5 8 = 210 720 = 7 24 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}\\times {\\frac {6}{9}}\\times {\\frac {5}{8}}={\\frac {210}{720}}={\\frac {7}{24}}} 。よって 1 − 7 24 = 17 24 {\\displaystyle 1-{\\frac {7}{24}}={\\frac {17}{24}}}",
"title": "確率(3)"
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "(1)トランプ52枚の中にハートは13枚あるから、 13 52 = 1 4 {\\displaystyle {\\frac {13}{52}}={\\frac {1}{4}}} である。",
"title": "確率(4)"
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "(2)「1枚目が絵札になる確率×(カードの総数が1枚減って)2枚目が絵札にならない確率」で求められるから、 12 52 × 40 51 {\\displaystyle {\\frac {12}{52}}\\times {\\frac {40}{51}}} となる。",
"title": "確率(4)"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "(3) 2枚目を引くときに1枚目と同じ数字、さらに3枚目のときにも同じ数字、さらに4枚目のときも同じ数字を引けばよいので、 3 51 × 2 50 × 1 49 {\\displaystyle {\\frac {3}{51}}\\times {\\frac {2}{50}}\\times {\\frac {1}{49}}} となる。",
"title": "確率(4)"
}
] |
数学演習 中学校2年生 中学校数学 2年生-数量/確率 問題はこちらにあります。
|
[[数学演習 中学校2年生]]
[[中学校数学 2年生-数量/確率]]
問題は[[数学演習 中学校2年生 確率|こちら]]にあります。
== 場合の数 ==
(1)略
(2)[1,2][1,3][1,4][2,1][2,3][2,4][3,1][3,2][3,4][4,1][4,2][4,3]の12通り
(3)[1,2][1,3][1,4][2,3][2,4][3,4]の6通り
== 確率(1) ==
全ての場合を書き出してみる。表=100ないし50、裏=Nとする。左の2枚は100円玉、右の2枚は50円玉である。
*[100,100,50,50]・・・全て表
*[100,100,50,N][100,100,N,50][100,N,50,50][N,100,50,50]・・・3枚表で1枚裏
*[100,100,N,N][100,N,50,N][N,100,50,N][100,N,N,50][N,100,N,50][N,N,50,50]・・・2枚表で2枚裏
*[100,N,N,N][N,100,N,N][N,N,50,N][N,N,N,50]・・1枚表で3枚裏
*[N,N,N,N]・・・全て裏
(1)上を見ると全て表の出方は1通り。全ての出方は16通りなので、<math>\frac{1}{16}</math>となる。
(2)同様に3枚表の出方は4通り。<math>\frac{4}{16} = \frac{1}{4}</math>となる。
(3)200円以上となる条件は'''3枚以上表であるか[100,100,N,N]の場合'''。<math>\frac{6}{16} = \frac{3}{8}</math>となる。
(4)100円玉と50円玉がちょうど1枚ずつ表である条件は'''2枚表の部分で[100,100,N,N][N,N,50,50]以外の場合'''である。<math>\frac{4}{16} = \frac{1}{4}</math>となる。
(5)上の出方を見るよりは、全体から50円玉が全く表にならなかった確率を引いたほうがよい。50円玉が全く表にならない場合は[100,100,N,N][100,N,N,N][N,100,N,N][N,N,N,N]の4通り。<br><math>1 - \frac{4}{16} = \frac{12}{16} = \frac{3}{4}</math>となる。
== 確率(2) ==
(1)乱数賽に10の目はないので、確率は0である。
(2)素数は2・3・5・7の4通りがそれぞれ2面あるので<math>\frac{8}{20} = \frac{2}{5}</math>である。
(3)一見では分かりにくいので、表にまとめてみる。GCDは最大公約数の英語の略称である。
<table border="1">
<tr align="center">
<th>GCD</th>
<td colspan="2">'''0'''</td>
<td colspan="2">'''1'''</td>
<td colspan="2">'''2'''</td>
<td colspan="2">'''3'''</td>
<td colspan="2">'''4'''</td>
<td colspan="2">'''5'''</td>
<td colspan="2">'''6'''</td>
<td colspan="2">'''7'''</td>
<td colspan="2">'''8'''</td>
<td colspan="2">'''9'''</td>
</tr>
<th>0</th>
<td colspan="2">×</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
</tr>
<th>1</th>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>2</th>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>3</th>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">3</td>
</tr>
<th>4</th>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>5</th>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>6</th>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
</tr>
<th>7</th>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>8</th>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">1</td>
</tr>
<th>9</th>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">9</td>
</tr>
</table>
以上の表より、<math>\frac{228}{400} = \frac{57}{100}</math>である。
(4)(3)に同じく表にまとめてみる。SUMは和を英語で表したものである。
<table border="1">
<tr align="center">
<th>SUM</th>
<td colspan="2">'''0'''</td>
<td colspan="2">'''1'''</td>
<td colspan="2">'''2'''</td>
<td colspan="2">'''3'''</td>
<td colspan="2">'''4'''</td>
<td colspan="2">'''5'''</td>
<td colspan="2">'''6'''</td>
<td colspan="2">'''7'''</td>
<td colspan="2">'''8'''</td>
<td colspan="2">'''9'''</td>
</tr>
<th>0</th>
<td colspan="2">0</td>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
</tr>
<th>1</th>
<td colspan="2">1</td>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
</tr>
<th>2</th>
<td colspan="2">2</td>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
</tr>
<th>3</th>
<td colspan="2">3</td>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
</tr>
<th>4</th>
<td colspan="2">4</td>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
</tr>
<th>5</th>
<td colspan="2">5</td>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
<td colspan="2">14</td>
</tr>
<th>6</th>
<td colspan="2">6</td>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
<td colspan="2">14</td>
<td colspan="2">15</td>
</tr>
<th>7</th>
<td colspan="2">7</td>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
<td colspan="2">14</td>
<td colspan="2">15</td>
<td colspan="2">16</td>
</tr>
<th>8</th>
<td colspan="2">8</td>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
<td colspan="2">14</td>
<td colspan="2">15</td>
<td colspan="2">16</td>
<td colspan="2">17</td>
</tr>
<th>9</th>
<td colspan="2">9</td>
<td colspan="2">10</td>
<td colspan="2">11</td>
<td colspan="2">12</td>
<td colspan="2">13</td>
<td colspan="2">14</td>
<td colspan="2">15</td>
<td colspan="2">16</td>
<td colspan="2">17</td>
<td colspan="2">18</td>
</tr>
</table>
この表を見れば、右上から左下にのびる「9」が最も出やすい(と期待される)ことが分かる。逆に最も出にくい(と期待される)数は「0」と「18」である。
(5)得であるとは言えない
このゲーム1回で貰える賞金の平均を計算してみよう。
0円・10円・20円・30円・40円・50円・60円・70円・80円・90円が等率で出ると期待されるから、以下のように計算できる。
:<math>
\frac{1}{10} \times 0 +\frac{1}{10} \times 10 +\frac{1}{10} \times 20 + \cdots + \frac{1}{10} \times 90 = 45
</math>
計算結果は、このゲーム1回あたりの賞金の平均が45円であることを意味している。
このゲームの参加費が50円であることから、1ゲームにつき'''平均5円分損をしているだろう'''と考えることができる。
確率の分野では平均と言わずに、期待値という言葉を用いる。'''期待値'''(きたいち)とは、1試行で出る値の平均を示す指標で、この問題の場合は「'''それぞれの目の数値×その目の出る確率'''」の総和で求められる。(期待値について詳しくは、高校で学習する。)
例えばサイコロは1〜6の面が均等に出る(と期待される)から、その期待値は
:<math>
\frac 1 6 \times 1 +\frac 1 6 \times 2+\frac 1 6 \times 3+\frac 1 6 \times 4+\frac 1 6 \times 5+\frac 1 6 \times 6 = 3.5
</math>
となる。詳しくはここでは説明しないが、n回振った時の目の総和の平均が<math>3.5n</math>になることも意味している。
== 確率(3) ==
(1)Aが当たる確率は<math>\frac{3}{10}</math>である。
(2)Aが当たった場合とAが外れた場合を分けて考える必要がある。以前の人が引いたらくじの本数が減っていることに注意。
*Aが当たった場合
<math>\frac{3}{10}</math>(A当たり)<math>\times \frac{2}{9}</math>(B当たり)<math> = \frac{6}{90} = \frac{1}{15}</math>
*Aが外れた場合
<math>\frac{7}{10}</math>(A外れ)<math>\times \frac{3}{9}</math>(B当たり)<math> = \frac{21}{90} = \frac{7}{30}</math>
これら2つの確率はAが当たりと外れが同時に起こらないことから足してよいので、<math>\frac{1}{15} + \frac{7}{30} = \frac{9}{30} = \frac{3}{10}</math>
(3)結論から言うと、Cの当たる確率も<math>\frac{3}{10}</math>なのである。
*AもBも当たった場合
<math>\frac{3}{10}</math>(A当たり)<math>\times \frac{2}{9}</math>(B当たり)<math> \times \frac{1}{8}</math>(C当たり)<math> = \frac{6}{720} = \frac{1}{120}</math>
*Aが当たりBが外れた場合
<math>\frac{3}{10}</math>(A当たり)<math>\times \frac{7}{9}</math>(B外れ)<math> \times \frac{2}{8}</math>(C当たり)<math> = \frac{42}{720} = \frac{7}{120}</math>
*Bが当たりAが外れた場合
<math>\frac{7}{10}</math>(A外れ)<math>\times \frac{3}{9}</math>(B当たり)<math> \times \frac{2}{8}</math>(C当たり)<math> = \frac{42}{720} = \frac{7}{120}</math>
*AもBも外れた場合
<math>\frac{7}{10}</math>(A外れ)<math>\times \frac{6}{9}</math>(B外れ)<math> \times \frac{3}{8}</math>(C当たり)<math> = \frac{126}{720} = \frac{21}{120}</math>
同様に確率の和は<math>\frac{1}{120} + \frac{7}{120} + \frac{7}{120} + \frac{21}{120} = \frac{36}{120} = \frac{3}{10}</math>
以上の結果から分かる通り、'''当たる確率はくじを引く順番によらない'''のである。
(4)少なくとも誰か1人当たる確率は「1-全員外れる確率」で求められる。全員外れる確率は<math>\frac{7}{10} \times \frac{6}{9} \times \frac{5}{8} = \frac{210}{720} = \frac{7}{24}</math>。よって<math>1- \frac{7}{24} = \frac{17}{24}</math>
== 確率(4) ==
(1)トランプ52枚の中にハートは13枚あるから、<math>\frac{13}{52} = \frac{1}{4}</math>である。
(2)「1枚目が絵札になる確率×(カードの総数が1枚減って)2枚目が絵札にならない確率」で求められるから、<math>\frac{12}{52} \times \frac{40}{51}</math>となる。
(3) 2枚目を引くときに1枚目と同じ数字、さらに3枚目のときにも同じ数字、さらに4枚目のときも同じ数字を引けばよいので、<math>\frac{3}{51}\times\frac{2}{50}\times\frac{1}{49}</math>となる。
[[カテゴリ:中学校数学演習|2年かくりつこたえ]]
[[カテゴリ:確率]]
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2013-10-20T01:41:42Z
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2024-03-16T06:39:43Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A12%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E7%A2%BA%E7%8E%87/%E8%A7%A3%E7%AD%94
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18,470 |
民事訴訟法第232条
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(検証の目的の提示等)
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"text": "(検証の目的の提示等)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(検証の目的の提示等)
;第232条
# [[民事訴訟法第219条|第219条]]、[[民事訴訟法第223条|第223条]]、[[民事訴訟法第224条|第224条]]、[[民事訴訟法第226条|第226条]]及び[[民事訴訟法第227条|第227条]]の規定は、検証の目的の提示又は送付について準用する。
# 第三者が正当な理由なく前項において準用する[[民事訴訟法第223条|第223条]]第1項の規定による提示の命令に従わないときは、裁判所は、決定で、20万円以下の過料に処する。
# 前項の決定に対しては、即時抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#2|第2編 第一審の訴訟手続]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#2-4|第4章 証拠]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#2-4-6|第6節 検証]]
|[[民事訴訟法第231条|第231条]]<br>(文書に準ずる物件への準用)
|[[民事訴訟法第233条|第233条]]<br>(検証の際の鑑定)
}}
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[[category:民事訴訟法|232]]
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2023-01-02T04:39:09Z
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|
18,471 |
民事訴訟法第301条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(攻撃防御方法の提出等の期間)
|
[
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"text": "(攻撃防御方法の提出等の期間)",
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(攻撃防御方法の提出等の期間)
;第301条
# 裁判長は、当事者の意見を聴いて、攻撃若しくは防御の方法の提出、請求若しくは請求の原因の変更、反訴の提起又は選定者に係る請求の追加をすべき期間を定めることができる。
# 前項の規定により定められた期間の経過後に同項に規定する訴訟行為をする当事者は、裁判所に対し、その期間内にこれをすることができなかった理由を説明しなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#3|第3編 上訴]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#3-1|第1章 控訴]]<br>
|[[民事訴訟法第300条|第300条]]<br>(反訴の提起等)
|[[民事訴訟法第302条|第302条]]<br>(控訴棄却)
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[[category:民事訴訟法|301]]
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2023-01-03T00:28:25Z
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|
18,472 |
民事訴訟法第214条
|
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(忌避)
|
[
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] |
法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(忌避)
;第214条
# 鑑定人について誠実に鑑定をすることを妨げるべき事情があるときは、当事者は、その鑑定人が鑑定事項について陳述をする前に、これを忌避することができる。鑑定人が陳述をした場合であっても、その後に、忌避の原因が生じ、又は当事者がその原因があることを知ったときは、同様とする。
# 忌避の申立ては、受訴裁判所、受命裁判官又は受託裁判官にしなければならない。
# 忌避を理由があるとする決定に対しては、不服を申し立てることができない。
# 忌避を理由がないとする決定に対しては、即時抗告をすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#2|第2編 第一審の訴訟手続]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#2-4|第4章 証拠]]<br>
[[コンメンタール民事訴訟法#2-4-4|第4節 鑑定]]
|[[民事訴訟法第213条|第213条]]<br>(鑑定人の指定)
|[[民事訴訟法第215条|第215条]]<br>(鑑定人の陳述の方式等)
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[[category:民事訴訟法|214]]
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2023-01-02T04:33:26Z
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|
18,473 |
民事執行法第31条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(反対給付又は他の給付の不履行に係る場合の強制執行)
|
[
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"text": "(反対給付又は他の給付の不履行に係る場合の強制執行)",
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] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(反対給付又は他の給付の不履行に係る場合の強制執行)
;第31条
# 債務者の給付が反対給付と引換えにすべきものである場合においては、強制執行は、債権者が反対給付又はその提供のあつたことを証明したときに限り、開始することができる。
# 債務者の給付が、他の給付について強制執行の目的を達することができない場合に、他の給付に代えてすべきものであるときは、強制執行は、債権者が他の給付について強制執行の目的を達することができなかつたことを証明したときに限り、開始することができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第30条]]<br>(期限の到来又は担保の提供に係る場合の強制執行)
|[[民事執行法第32条]]<br>(執行文の付与等に関する異議の申立て)
}}
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[[category:民事執行法|031]]
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2013-10-21T23:45:06Z
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|
18,474 |
民事執行法第32条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行文の付与等に関する異議の申立て)
|
[
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"text": "(執行文の付与等に関する異議の申立て)",
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行文の付与等に関する異議の申立て)
;第32条
# 執行文の付与の申立てに関する処分に対しては、裁判所書記官の処分にあつてはその裁判所書記官の所属する裁判所に、公証人の処分にあつてはその公証人の役場の所在地を管轄する地方裁判所に異議を申し立てることができる。
# 執行文の付与に対し、異議の申立てがあつたときは、裁判所は、異議についての裁判をするまでの間、担保を立てさせ、若しくは立てさせないで強制執行の停止を命じ、又は担保を立てさせてその続行を命ずることができる。急迫の事情があるときは、裁判長も、これらの処分を命ずることができる。
# 第1項の規定による申立てについての裁判及び前項の規定による裁判は、口頭弁論を経ないですることができる。
# 前項に規定する裁判に対しては、不服を申し立てることができない。
# 前各項の規定は、[[民事執行法第28条|第28条]]第2項の規定による少額訴訟における確定判決又は仮執行の宣言を付した少額訴訟の判決若しくは支払督促の正本の交付について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第31条]]<br>(反対給付又は他の給付の不履行に係る場合の強制執行)
|[[民事執行法第33条]]<br>(執行文付与の訴え)
}}
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[[category:民事執行法|032]]
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2013-10-21T23:51:44Z
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|
18,475 |
民事執行法第34条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(執行文付与に対する異議の訴え)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
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"text": "(執行文付与に対する異議の訴え)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(執行文付与に対する異議の訴え)
;第34条
# [[民事執行法第27条|第27条]]の規定により執行文が付与された場合において、債権者の証明すべき事実の到来したこと又は債務名義に表示された当事者以外の者に対し、若しくはその者のために強制執行をすることができることについて異議のある債務者は、その執行文の付された債務名義の正本に基づく強制執行の不許を求めるために、執行文付与に対する異議の訴えを提起することができる。
# 異議の事由が数個あるときは、債務者は、同時に、これを主張しなければならない。
# 前条第2項の規定は、第1項の訴えについて準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第33条]]<br>(執行文付与の訴え)
|[[民事執行法第35条]]<br>(請求異議の訴え)
}}
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[[category:民事執行法|034]]
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2023-01-08T08:19:20Z
|
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|
18,476 |
数学演習/中学校3年生/2次方程式
|
数学演習/中学校3年生
教科書:中学校数学/3年生/数量/2次方程式
2次方程式と解の関係は発展(高校1年の内容)ですので今はできなくても構いません。
解答はこちらにあります。
以下の方程式を解きなさい。
(1) x 2 + 11 = 36 {\displaystyle x^{2}+11=36}
(2) x 2 − 10 = 0 {\displaystyle x^{2}-10=0}
(3) x ( x − 2 ) = 0 {\displaystyle x(x-2)=0}
(4) ( x + 3 ) 2 = 0 {\displaystyle (x+3)^{2}=0}
(5) ( x − 4 ) 2 = 8 {\displaystyle (x-4)^{2}=8}
以下の方程式を因数分解して解きなさい。
(1) x 2 + 5 x + 6 = 0 {\displaystyle x^{2}+5x+6=0}
(2) x 2 + 14 x + 49 = 0 {\displaystyle x^{2}+14x+49=0}
(3) x 2 − 9 = − 6 x + 18 {\displaystyle x^{2}-9=-6x+18}
(4) 12 x 2 − 7 x + 1 = 0 {\displaystyle 12x^{2}-7x+1=0}
(5) x 2 − 2 2 x + 2 = 0 {\displaystyle x^{2}-2{\sqrt {2}}x+2=0}
以下の方程式を平方根の考えを用いて解きなさい。
(1) x 2 − 2 x − 4 = 0 {\displaystyle x^{2}-2x-4=0}
(2) x 2 + 4 x − 6 = 0 {\displaystyle x^{2}+4x-6=0}
(3) x 2 − x − 5 = 0 {\displaystyle x^{2}-x-5=0}
以下の方程式を解の公式を用いて解きなさい。
(1) x 2 − 2 x − 4 = 0 {\displaystyle x^{2}-2x-4=0}
(2) x 2 + 4 x − 6 = 0 {\displaystyle x^{2}+4x-6=0}
(3) x 2 − x − 5 = 0 {\displaystyle x^{2}-x-5=0}
注:問題自体は2次方程式(3)と同じです。求めた解が等しいことを確かめてください。
(1)ある正方形の縦の長さを3cm短くし、横の長さを1cm長くすると面積は60cmとなりました。元の正方形の1辺の長さを求めなさい。
(1) x 2 − 2 x + a = 0 {\displaystyle x^{2}-2x+a=0} が解を持つようなaの範囲を求めなさい。
(2) x 2 + b x + 10 = 0 {\displaystyle x^{2}+bx+10=0} が解を持つようなbの範囲を求めなさい。
(3) x 2 + c x − 10 = 0 {\displaystyle x^{2}+cx-10=0} が解を持つようなcの範囲を求めなさい。
|
[
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"title": "2次方程式(1)"
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"text": "(2) x 2 + 14 x + 49 = 0 {\\displaystyle x^{2}+14x+49=0}",
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"title": "2次方程式(3)"
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"title": "2次方程式(3)"
},
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"text": "以下の方程式を解の公式を用いて解きなさい。",
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"title": "2次方程式(4)"
},
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"text": "(2) x 2 + 4 x − 6 = 0 {\\displaystyle x^{2}+4x-6=0}",
"title": "2次方程式(4)"
},
{
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"text": "(3) x 2 − x − 5 = 0 {\\displaystyle x^{2}-x-5=0}",
"title": "2次方程式(4)"
},
{
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"text": "注:問題自体は2次方程式(3)と同じです。求めた解が等しいことを確かめてください。",
"title": "2次方程式(4)"
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"text": "(1)ある正方形の縦の長さを3cm短くし、横の長さを1cm長くすると面積は60cmとなりました。元の正方形の1辺の長さを求めなさい。",
"title": "2次方程式の利用"
},
{
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"text": "(1) x 2 − 2 x + a = 0 {\\displaystyle x^{2}-2x+a=0} が解を持つようなaの範囲を求めなさい。",
"title": "2次方程式と解の関係(発展)"
},
{
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"tag": "p",
"text": "(2) x 2 + b x + 10 = 0 {\\displaystyle x^{2}+bx+10=0} が解を持つようなbの範囲を求めなさい。",
"title": "2次方程式と解の関係(発展)"
},
{
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"text": "(3) x 2 + c x − 10 = 0 {\\displaystyle x^{2}+cx-10=0} が解を持つようなcの範囲を求めなさい。",
"title": "2次方程式と解の関係(発展)"
}
] |
数学演習/中学校3年生 教科書:中学校数学/3年生/数量/2次方程式 2次方程式と解の関係は発展(高校1年の内容)ですので今はできなくても構いません。 解答はこちらにあります。
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<div class="pathnavbox">
* {{Pathnav|メインページ|中学校数学}}
* {{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小・中・高等学校演習|初等数学演習}}
</div>
[[数学演習/中学校3年生]]
教科書:[[中学校数学/3年生/数量/2次方程式]]
2次方程式と解の関係は発展(高校1年の内容)ですので今はできなくても構いません。
解答は[[数学演習/中学校3年生/2次方程式/解答|こちら]]にあります。
== 2次方程式(1) ==
以下の方程式を解きなさい。
(1)<math>x^2 + 11 = 36</math>
(2)<math>x^2 - 10 = 0</math>
(3)<math>x(x-2) = 0</math>
(4)<math>(x+3)^2 = 0</math>
(5)<math>(x-4)^2 = 8</math>
== 2次方程式(2) ==
以下の方程式を因数分解して解きなさい。
(1)<math>x^2+5x+6 = 0</math>
(2)<math>x^2+14x+49 = 0</math>
(3)<math>x^2-9 = -6x+18</math>
(4)<math>12x^2-7x+1 = 0</math>
(5)<math>x^2-2 \sqrt{2}x+2 = 0</math>
== 2次方程式(3) ==
以下の方程式を平方根の考えを用いて解きなさい。
(1)<math>x^2-2x-4 = 0</math>
(2)<math>x^2+4x-6 = 0</math>
(3)<math>x^2-x-5 = 0</math>
== 2次方程式(4) ==
以下の方程式を解の公式を用いて解きなさい。
(1)<math>x^2-2x-4 = 0</math>
(2)<math>x^2+4x-6 = 0</math>
(3)<math>x^2-x-5 = 0</math>
注:問題自体は2次方程式(3)と同じです。求めた解が等しいことを確かめてください。
== 2次方程式の利用 ==
* 以下の問題に答えなさい。
(1)ある正方形の縦の長さを3cm短くし、横の長さを1cm長くすると面積は60cm<sup>2</sup>となりました。元の正方形の1辺の長さを求めなさい。
== 2次方程式と解の関係(発展) ==
(1)<math>x^2-2x+a = 0</math>が解を持つようなaの{{ruby|範|はん}}囲を求めなさい。
(2)<math>x^2+bx+10 = 0</math>が解を持つようなbの範囲を求めなさい。
(3)<math>x^2+cx-10 = 0</math>が解を持つようなcの範囲を求めなさい。
[[カテゴリ:中学校数学演習|3年にじほうていしき]]
|
2013-10-22T03:40:18Z
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2024-03-16T06:37:30Z
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[
"テンプレート:Ruby",
"テンプレート:Pathnav"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A13%E5%B9%B4%E7%94%9F/2%E6%AC%A1%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F
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18,478 |
中学校技術/情報通信ネットワークと情報モラル
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コンピュータにどのような情報処理をさせようにも、まずはコンピュータに情報を入力させないといけない。したがって、コンピュータには外部から電気信号を取り込む機能が必要である。このような機能を入力機能という。
複数のデータを組み合わせて演算処理をする場合などは、演算結果を蓄えておく記憶機能が必要がある。そうしないと、つねに入力装置から情報を送り続けてもらう必要が生じる。通信のための電力も余計に掛かり良くない。入力データが膨大になると、記憶がないと、入力信号の負担が膨大になり、事実上は処理が不可能になる。 また、記憶機能があることで、演算を分割することもできる。
これらの機能をどのように組み合わせて処理を行うかを定める機能も必要であり、このような機能を制御機能という。
コンピュータでは機能ごとに部品が個別なのが通常である。 たとえば画面の映像表示はディスプレイが行い、でディスプレイの機能は映像表示と、他の部品からの映像信号を受け取る機能である。 ディスプレイでは記憶などの他の処理は原則として行わないし、ディスプレイには記憶などを行う機能も基本的には、ついていない。
キーボードも、機能は文字の入力と、入力された文字の信号を他の部品に送る機能だけである。
記憶などは、磁気を利用したハードディスクに情報を蓄えていることが多い。また、ハードディスクは読み込みに時間がかかるので、ハードディスクから直接、演算部に情報を送ると処理速度が低下してしまう。 この対策のため、演算の際には、半導体電子回路を利用して記憶をするメモリという部品に、ハードディスクに記憶された情報の中から演算に必要な情報をコピーする。 メモリの記憶の維持には電力が必要であり、電源を切ると情報が失われてしまうが、裏を返せば、不要になった情報を消すときは電気を流さなければ簡単に消せるので、それがメモリの処理速度が早い理由の一つでもある。
コンピュータの機能を、大まかに分類すると、以下の5つの機能に分解される。
コンピュータの部品のうち、キーボードやスキャナーなどの入力装置や、ディスプレイやプリンタやスピーカなどの出力装置、通信ケーブルや、電力ケーブルや電源装置、基板の部分や、ハードディスクなど、実際に、物体として存在している部品をハードウェアという。
パソコンの筐体(四角い箱)の中にはハードディスクや基板(パソコンの基板はマザーボードと呼ばれる)やメモリ(主記憶装置)などが入っている。
HDDは「エイチディーディー」と読み、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)のことである。ハードディスクドライブは、磁性材料を用いた円盤が中に入っており、データの記憶をする装置である。
最近では、記憶装置ではHDD(ハードディスクドライブ)のかわりに、SSD(ソリッドステートドライブ)が使われているパソコンもある。(※ 最近の検定教科書ではSSDを説明しているらしい。)
SSDはフラッシュメモリを用いた記憶装置である。SSDは「エスエスディー」と読み、Solid State Drive のことである。SSDは回転部分が無いこともあり衝撃に強い。また一般にSSDは(HDDよりも)高速である。一般にSSDは、HDDの代わりに用いる。
プリンタやスキャナなど、無くてもパソコンの基本的な動作ができるが、その機器をつけたすことで、機能が増える機器を周辺機器という。
ハードウェアにたいして、ハードディスクなどで記憶した演算の手順やデータなど、また通信ケーブルから受け取った演算の手順やデータなど、演算の手順や制御の手順やデータなどをソフトウェアという。
ソフトウェアには、たいていのソフトウェアでは、なんらかの出力が必要である。文字を表示することも多いだろう。 文章の内容はともかく、文字を表示する機能がソフトウェアに必要であることが多い。 また、計算をするソフトウェアも多いだろう。すると、基本的な計算に関する機能もソフトウェアは必要だろう。 ハードウェアの制御の指示も、ソフトウェアで指示を行う場合もあるだろう。どのハードウェアにどの指示を出すかと言った具体的な指示はともかく、必要に応じてハードウェアに指示を出す機能じたいはソフトウェアにも必要になる。ソフトウェアは直接にはディスプレイには指示をせず、CPUやマザーボードなどの演算装置を通して出力の指示を出すが、ともかく、ハードウェアとのやりとりをする機能がソフトウェアには必要である。
ソフトウェアとハードウェアとのやりとりの仕方や、文字の表示や、計算の機能など、ほとんどのソフトウェアで必要な機能は、別個のソフトウェアではなく、オペレーティングシステム(operating system、略称はOS)と呼ばれる、基本機能をまとめたソフトウェアで処理をする。
オペレーティングシステムで共通化することで、ソフトウェアを作る手間を減らせる。また、ハードウェアを開発する際も、オペレーティングシステムとの互換性を考えることで、互換性の検証の手間が省ける。
オペレーティングシステムだけでは、基本的な機能しかないので、必要に応じてソフトウェアを追加できるような仕組みが必要である。個別の処理手順を定めたソフトウェアを応用ソフトウェアあるいはアプリケーションソフトウェアという。 コンピュータを起動した場合に起動するソフトウェアは、まずオペレーティングシステムが起動をする。アプリケーションソフトは、操作者またはOSが必要に応じて、OSの起動後に、アプリケーションを起動する。
アプリケーションソフトを起動しても、オペレーティングシステムは消えずに、OSは活動を続けられる仕組みになっている。不要になったアプリケーションは処理を終了できる仕組みになっている。アプリケーションを終了しても、OSの活動は終了せず、アプリケーションが必要になったら、またOSにアプリケーション起動の指示を出すことでアプリケーションを起動できる仕組みになっている。
コンピュータ上のデータで、何らかの役割を持った、まとまったデータの集まりの一つをファイル(file)という。ファイルには、たとえば文書ファイルや画像ファイルや音声ファイルや動画ファイルなどがある。 画像ファイルについて例をあげれば、たとえばデジタルカメラで撮影した写真画像は、1個の画像ファイルになる。 文書作成ソフトで文書を書き、そのデータを保存したら1個の文書ファイルになる。
ファイルにはファイル名が付き、またファイルの種類が区別できるように拡張子が付いている。拡張子の画面上での表示は、ファイル名の後ろに表示される。たとえばファイル名が「下書き」の文書ファイルで拡張子が「.doc」だったら「下書き.doc」のように表示される。拡張子は、表示と非表示の切り替えができるので、設定によっては表示されない場合も有る。
拡張子によって判別できるファイルの種類をファイル形式という。たとえば、画像ファイルで用いられるファイルで、拡張子が.jpgや.jpegといったファイルは、ファイル形式がJPEG(「ジェイペグ」と読む)という種類である。
PNGの読みは「ピング」あるいは「ピン」あるいは「ピーエヌジー」である。
JPEGは「Joint Photographic Experts Group」の略だが、長いので、読む時はジェイペグと略して読むのが一般である。 PNGも、Portable Network Graphicsの略だが、長いので、ピングなどと略して読む。
MIDIは電子楽器のためのデータ形式で、楽器への演奏方法の指示を記録したファイルである。MIDIに保存されてるのは、けっして音声データ自身ではない。
ファイル形式や拡張子はこの他にも有る。 また、ほかにも、アプリケーションごとに独自のファイル形式と拡張子を設けている場合も有る。
ファイルを似たファイルごとにまとめて分類できたら便利である。このようなことがフォルダ(folder)で可能である。 フォルダの中にファイルを入れることが可能である。
コンピュータは、ある基準の電圧よりも高いか低いかで、信号入力の違いを判断する。 このため、コンピュータは入力信号に対して信号が高いか低いかといった2種類の判断しかしない。 この信号の有無を、人間が判断しやすいように数値に対応させる。 数字の0と1を用いる。 このうち、信号電圧が基準電圧より高いと判断される信号を1とする。信号電圧が基準電圧より低い場合は0である。
なお、信号の有無の判断基準となる電圧の大きさの基準値を閾値(しきいち)という。閾値に近い電圧で信号が処理されるとデータが誤って判断される場合があるので、通常のコンピュータでは誤判断がおきないように、閾値から離れた大きさの電圧で信号がやりとりされる。
このような信号電圧の閾値の判断には、基板上の集積回路などに作られた半導体トランジスタや半導体ダイオードなどが利用されている。この半導体トランジスタや半導体ダイオードなどの特性を、信号の閾値の基準に利用している。
半導体ダイオードのPNダイオードでは、P側の電圧がN側の電圧よりも高いときに電流が流れるのであった。P側よりも、どれだけの大きさほど高いかは電流が流れるか否かには関係が無く、とにかく、N側の電圧よりもP側の電圧が高ければ電流が流れるのであった。 これを閾値という言葉で表せば、N側に加えられた電圧を閾値として、P側の電圧がそれより高い場合だけ電流が流れるのである。
コンピュータの閾値の判断には、このような半導体の仕組みを利用している。
閾値によって判断することで、誤差の影響を受けにくくなる。
このような閾値の仕組みから、コンピュータ内での信号処理を数値的に表す場合は、2進数で表しやすい。
2進数の1文字では「0」と「1」の2通りになり、2通りの情報に対応させることで2通りの区別ができる。 2進数が2文字になると、「00」、「01」、「10」、「11」と4通りになり、4通りの情報に対応させることで4通りの区別ができる。 このように文字数が多くなるほど、区別できる情報が多くなる。
コンピュータの情報の単位をビット(bit)と言う。1ビットは2通りに相当し、2ビットは4通りに対応する。
8ビットは、2進数の8文字分であり、情報量は 2×2×2×2×2×2×2×2 = 256であり、256通りに対応する情報量のことである。 8ビットのことを1バイト(byte)という。 大きな情報を扱うときはバイトを単位として扱う。バイトの単位は大文字のBで表す。 1000バイト(=10バイト)のことをキロバイトといいkBで表す。 100万バイト(=1000000=10)のことをメガバイトといい、MBで表す。 同様に10バイトのことをギガバイトと言い、GBで表す。
(主にパソコンなどの)コンピュータの終了は、ソフトウェアで行う。あらかじめアプリケーションを終了させたあと、OSにコンピュータ本体の終了のためのプログラムがあるので、終了プログラムを起動すると、コンピュータが自動的に終了のための設定やデータの保存を行い、最後に電源が自動的に切れる。
電源ボタンを数秒間、押しつづけると、コンピュータが強制終了になり電源が切れる。強制終了は、データが破損したり、設定に矛盾が出る場合があり、回復が必要になるので、一般には強制終了は行わない。 OS本体が故障するなどして、終了プログラムが機能しない場合以外を除いて、強制終了は行わない。
操作はキーボード及びマウスで行うのが一般的である。 キーボードおよびマウスによる操作方法はOSの種類や設定によって異なる場合があるが、おおむね、次のような操作方法である。
マウスがボール式の場合はマウスを動かすことによって、同じ方向にマウスボールが転がり、マウスボールの転がりの方向と量に応じて、画面上のカーソルが動く。 (光学レーザー式マウスではレーザーで読み取った情報から方向を計算してカーソルを動かしている)
マウスのボタンを押すことをクリックという。マウスカーソルを画面上のボタンなどに合わせて、マウスの左上のボタンを押すと、そのボタンを決定したことになる。ボタンに対応するプログラムが起動する。
マウスの右上のボタンを押すと、メニューバーなどが表示されるのが一般である。 なお、マウスの右上のボタンを押すことを一般に「右クリック」という。
マウスのひとつのボタンを素早く2回続けて押すことをダブルクリックという。プログラムによっては1回押しただけのクリックとダブルクリックとを区別することが有る。
マウスのボタンを押し続けたまま、マウスを動かすことをドラッグという。
文字の入力は、文字入力の機能があるプログラムを起動したあとに、キーボードで入力できる。
マウスやペンタブレットなどでも文字を入力できる場合もあるが、一般的には、キーボードから入力するのが一般的である。
入力する文字には種類があり、「半角/全角」のボタンを押すと半角と全角との切り替えができる。「カタカナ/ひらがな/ローマ字」などと書かれたボタンを押すと、それらの切り替えができる。入力内容を決定する時は「Enter」などと書かれたエンターキーを押すと、入力が決定する。決定前の入力を取り消す場合は、「Esc」と書かれたエスケープボタンで取り消せる。ひらがなを感じに変換する場合は、ひらがなを入力したあとにスペースキーを押すと漢字の変換候補が画面に表示されるので、候補の中から用いる字を選ぶ。
まずオペレーティングシステムが日本語入力に対応しているのが前提である。 日本国内で市販されているオペレーティングシステムの場合は、すでに日本語入力に対応している状態で市販されているのが一般である。 中学校のコンピュータ実習でのパソコンの場合も、すでに日本語入力の機能がシステムに組み込まれているのが一般であるので、中学生は、あまり気にする必要は無い。
ひらがなの入力方式はローマ字入力とかな入力とが有る。 漢字の入力は、かな入力からの変換でも可能だし、ローマ字入力からの変換でも可能であるのが一般である。 英数字などの入力からひらがな入力へ切り替えるには、「カタカナ/ひらがな/ローマ字」ボタンを押す。
文字列の中から、文字の入力する位置を変えたい場合は、キーボードの「↑」「←」「↓」「→」などの直線矢印が書かれたカーソルキーを押すと、入力位置のキーボードカーソルが矢印の方向に動くので、入力位置に調節する。なお、キーボードカーソルとマウスカーソルは別のカーソルである。キーボードカーソルを動かしてもマウスカーソルは動かないし、同様にマウスカーソルを動かしてもキーボードカーソルは動かない。
文字の削除は、「Back Space」と書かれたバックスペースキーか、あるいは「Delete」と書かれたデリートキーで行う。バックスペースを押すと、キーボードカーソルより前の文字が削除される。デリートを押すとキーボードカーソルより後ろ側の文字が消える。
文字の移動をするには、マウスのドラッグで複数の文字を選択して、マウス右上のボタンを押してメニューバーを開いたあとに、メニュー一覧から「切り取り」を選ぶと、切り取られるので、貼り付けたい場所に貼り付ける。貼り付けを行いたい場所に文字の入力カーソルを移動したあとに、メニューバーの貼り付けを押す。
「切り取り」のことをカット(cut)とも言う 貼り付けのことをペースト(paste)とも言う。 切り取りと貼り付けの一連の手順をカットアンドペースト(cut and paste)という。
「切り取り」をされた文字列は元の場所からは消える。
ワープロソフトの場合は、マウスのメニューバーから貼り付けや切り取りを行う他にも、画面の上にメニューボタンが表示されている場合が有るので、それを用いても良い。
元の文字列を消さずに、同じ文字列を複製したい場合は、複写したい文字列をドラッグし、メニューバーから「コピー」を選択する。そのあと、貼り付けをする。
コピーと貼り付けの一連の手順をコピーアンドペースト(copy and paste)という。
家庭内などで複数のパソコンでデータを共有したり、わざわざ全世界に開かれたインターネットを用いるのは手間がかかるしセキュリティ上にも問題があるので、家庭内などの狭い組織内での通信を行う際、パソコン用の通信機器はインターネットとは別にLAN(「ラン」、Local Area Networkの略)というネットワークを構築できるようになっている。
LANとLANを組み合わせた、LANよりも広いネットワークのことをWAN(「ワン」、Wide Area Networkの略)という。
全世界と共有されたコンピュータ通信ネットワークがインターネット(Internet)である。 実際に、日本国内のインターネットの情報は、サイト管理者などによる閲覧制限などが無ければ、原則として外国からも閲覧ができる。
ネットワークのサービスを提供するコンピュータおよびソフトウェアのことをサーバ(server)と言う。 インターネットとのアクセスは、WWWサーバと呼ばれる、インターネットのサービスを行うコンピュータとアクセスを行っている。サーバは各所にある。
WWWとはworld wide web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略である。
家庭用のパソコンからインターネットにアクセスするには、まず「プロバイダ」と呼ばれるインターネット通信サービスを提供する業者との契約が必要である。
通信信号に関する制御機器で、通信信号を必要な場所にだけ流し、情報が不必要な場所には流れないようにするための制御機器。 インターネット接続をするには、まずパソコンをLANケーブルなどでルータに接続し、ルータがインターネット回線につながるのが一般である。
パソコンからインターネットを閲覧するにはウェブ・ブラウザ(Web browser)というソフトウェアを起動する。単にブラウザ(browser)とも呼ばれる。 ウェブブラウザには閲覧先のウェブページを表すURL(ユー・アール・エル、Uniform Resource Locatorの略)の表示欄がある。 URLの表示欄は、たいていブラウザの上の方にあり、「http://www.」などで始まる文字列がURLであることが多い。
httpとは通信方式を表している。
インターネットの通信には、どのようなOSのコンピュータでも通信がし合えるように、通信の際の約束事が決められている。このような通信の規約をプロトコルという。一般的に利用されるプロトコルには TCP/IP(ティーシーピー・アイピー)がある。
インターネットでデータを送信するときは、データを分割して送信している。このようなデータの分割の一個一個の単位をパケット(packet)という。パケットのひとつずつには、ヘッダ(header)と呼ばれる、送り先とパケットの順序についての情報がついている。パケットは、そのヘッダの送り先の情報に従って、運ばれていく。
パケットごとに分割して送ることで、もしデータが破損しても、その破損したデータだけを再送信すればよく、効率的になる。また、空いている通信網を効率的に利用できる利点が有る。
受信側で、分割されたパケットを組み合わせて、元のデータを復元している。パケットは、かならずしも順番どおりに届くとは限らないが、しかし順番についての情報がパケットのひとつずつに付いているので、受信側で、ヘッダのその情報に従って、元のデータを復元していく。
このように、パケットのひとつひとつに送り先の情報があるため、もし、ひとつの回線に他の人の送ったデータがあっても、それぞれの送り先に届く。そのため、パケットによるデータ送信の方式を用いれば、ひとつの回線でも、同時に複数の人がデータを送ることが出来る。 パケットをハガキに例えれば、ヘッダとは、ハガキに書かれた郵便番号と、読む順番のようなものである。
わたしたちの住居には住所が割り当てられていて、郵便物が住所にとどくような仕組みが、現実にはある。
インターネットでも、各家庭のルーターおよびサーバ(このサーバはプロパイダが用意しているので、家庭には置かれてないのが普通)にIPアドレス(発音:「アイピーアドレス」)というインターネットにおける住所のような意味をもつ番号が割り当てられている。
IPアドレスは数字だけの並びなので、人間には覚えにくい。
そこで、たとえばWikibooksのホームページにアクセスするなら、WikibooksのIPアドレス(ちなみに 198.35.26.96 が過去のWikibooksのIPアドレスである. 現在ではアクセスできない)を入力するかわりに、ブラウザの検索先の入力欄に「 http://ja.wikibooks.org/」と入力して決定すれば、目的のWikibooksのホームページにアクセスして閲覧できるようになっている。
この仕組みは、WikiBooksのIPアドレスに、対応する「ja.wikibooks.org」という名前をつけるという仕組みになっている。
ウェブブラウザとWebサーバの やりとり のプロトコルがHTTP(発音:「エイチティーピーピー」)である。(「HTTPS」ということもある。)「http://」の「http」とは、このHTTPのプロトコルのこと。
「http://ja.wikibooks.org/」のように http://ドメイン名 を URL (発音:「ユーアールエル」)という。
このURLによって、個々のWebページが指定されている。
なお「URL」とは、ユニフォーム・リソース・ロケータ、Uniform Resource Locator の略。
例ではWikibooksを例にしたが、なにもWikibooksのサイトにかぎらず、世界中でインターネット上に公開されている、ほぼ全てのホームページに、固有のドメイン名がつけられている。
たとえばウェブブラウザの検索先の入力欄に「http://ja.wikibooks.org/」と入力した場合、普通のブラウザなら、まずは、ブラウザがサーバーにアクセスして、このドメイン名のIPアドレスをさがし、そしてそのIPアドレスのホームページを表示する、という順序で、最終的にブラウザに目的のホームページが表示される、という仕組みになっている。
ホームページによっては、ドメイン名に国名が無く、かわりに、企業なら「com」(「co」とも)、教育機関なら「edu」(「ed」とも)、その他さまざまな団体なら「or」 などが書かれている形式もある。
ホームページによっては、国別コード(日本なら「jp」、アメリカなら「us」、フランスなら「fr」など)などが書かれていることもある。
国別TLD
電子メールの宛先を一般に「メールアドレス」または「電子メールアドレス」という。
メールアドレスの書式は、たとえば「[email protected]」のような書式になっている。
メールアドレスは
の書式になっている。
メールアドレスには、ユーザ名とドメイン名のあいだに@(アットマーク)が入っている。
たとえば「[email protected]」の場合なら、「foo」がユーザ名であり、「example.com」がドメイン名である。
ドメイン名は、宛先の人がメール受信に使用しているサーバーの名前である。
例えとして、学生どうしで下駄箱の中に、「ラブレター」なり「果たし状」(はたしじょう)(決闘を申し込む手紙のこと)なりを入れることを、想像してみよう(男子校や女子校の方は、すみません)。
まず、ドメイン名が「◯年△組」と言った情報に相当する。「2年3組のスズキくん」の下駄箱に、何かの知らせのレターを投函する場合、まずは2年3組の下駄箱を探すわけだ。2年3組の下駄箱に到着してから、相手の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。
そして、ユーザー名が、ラブレターなり果たし状なりを投函(とうかん)された相手の氏名に相当する。
ドメイン名に相当する「◯年△組」の下駄箱に到着したあと、投函先の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。
電子メールの場合、まず、送信者のメールは、その送信者の使っているサーバに送られる。(インターネットに加入したときなどに、すでにプロパイダが用意してくれているのが普通。)
そして一般に、送信者用のサーバから、宛先のメール受信者がメール管理に使っているサーバに送られる。(このメール受信用のサーバは、宛先の相手が用意している。宛先の相手が一般の家庭のユーザーなら、その宛先の人がインターネットに加入したときなどに、その宛先の人が契約しているプロパイダが用意してくれているのが普通。)
つまり、一般に、
というふうに、メールが送られる。
そして、受信者がメールソフトなどで自分あての電子メールを確認するときは、自分の用意しているメール用サーバに新着メールがあるかどうかを確認している。
受信者にとっては、もしメール用サーバに自分あての新着メールがあれば、その新着メールを受信者のコンピュータに送ってもらうようになっている。
送信者がメールを送信した瞬間に自動的に送られる先は、受信者が用意してるメール用サーバまで、である。送信した瞬間には、受信者の手元のコンピューターにはメールが自動的には送られない。
受信者用のメール用サーバにせよ、送信者用のメール用サーバにせよ、電子メール用のサーバをまとめて「メールサーバ」などという。
他人が勝手に自分のコンピューターを操作したりしないように、そのコンピューターを操作している人が、操作する権利のある人かそうでないかを特定する仕組みが必要です。
そのため、パスワード(password )という仕組みがあります。パスワードは自分しか知らないようにします。そしてパスワードを入力しないと、そのコンピューターやソフトウェアを操作できないという仕組みにします。こうすれば、自分以外の人が勝手に自分のパソコンを使うことを防げます。
1台のコンピューターを2人以上のユーザが使う場合もあり、その場合はユーザーごとにパスワードが異なります。
だからユーザーごとに、ユーザー名に対応する英数字からなるIDと、パスワードが必要になります。
IDとパスワードが正しい組み合わせだと、そのパソコンを利用できる、という仕組みです。
なお、インターネット上のあるウェブサイトなどで、インターネット上で共同作業する場合に、そのウェブサイトを利用する権利のあるユーザが、そのウェブサイトへの登録時に与えられたIDとパスワードを入力させられる場合もあります。
メールを初めて利用するときにも、プロパイダなどから用意されたIDとパスワードの入力が必要になるのが一般的です。
検定教科書にはない用語ですが、パスワードを入力してシステムに接続することを「ログイン」(log in )と言います。
「ログオン」(log on )という場合もあります。
※ この単語 log in / log on は大学入試センター試験の英語科目に出題された実績のある単語らしいので、当ページでは中学段階でもう教えておきます。
パソコンの立ち上げだけでなく、メールのソフトを使う場合にも別のパスワードが必要になることがあります。そういったメールソフトに接続することも英語で「ログイン」log in または 「ログオン」 log on と言います。
インターネット通信は、自分だけのものではないので、他人に迷惑をかけないように注意する。 書き込みをするときは、違法な書き込みをしない。犯罪予告などの違法な書き込みをすると法的に処罰されることもある。
また、文章や画像、音楽などを公開するときは、インターネット上での公開にも著作権法などが適用されるので、他人の著作権を侵害しないようにする。
インターネット上には、他社の情報の盗み見や、他社のパソコンの無許可の遠隔操作などの、悪意に基づいて開発されたソフトウェアを利用している者もいる。悪意にもとづいたソフトウェアをコンピュータ・ウイルスという。このようなコンピュータ・ウイルスは、パソコンの利用者の知らないうちに、かってにOS内部などのパソコンのソフトウェアの内部に入り込み、かってにシステム設定を書き換えたりしてウイルス開発者が悪事をしやすいように書き換えてしまったりする。
このようなコンピュータウイルスからのコンピュータへの感染を防ぐため、セキュリティ・ソフトというアプリケーションが用いられる。
セキュリティソフトは、コンピュータのシステムを監視し、ウイルスがシステム内に入りこんでいないかを検知し、もしコンピュータウイルスが入り込んでいたら、隔離(かくり)または駆除をする。
コンピュータ・ウイルスは、ほぼ毎日、新しいウイルスが開発されています。これに対抗して、セキュリティ・ソフトも開発が進められています。
インターネット上で詐欺行為などの犯罪行為を行おうとする不心得者も、世には存在する。 このような不心得な悪者に騙されないよう、インターネット上には、むやみに自分の名前や住所などの個人情報を書いてはいけない。 他人のプライバシーなどの個人情報も、同意がない限り、書いてはいけない。
コンピュータウイルスが有ると思われるウェブサイトや、あるいは閲覧者に不適切と思われる情報の記載されているサイトには、アクセスしてもウェブページの起動や閲覧が出来ないように設定する機能が、セキュリティソフトなどには有る。このように、不適切なウェブページを表示させないようにする機能をフィルタリングという。
このため、フィルタリングソフトをつかうと、閲覧できるページが制限されるので、閲覧できるページが少なくなる。
コンピュータ上のデータは、コンピュータの故障などによって、データが失われてしまうことが有る。このため、失われたら困るデータは他の場所にも複製し保存をする対策が必要である。 こうすることで、たとえ使用中のパソコンからデータが故障やご操作で消えても、他の場所に複製したデータから復元ができる。 このような復元のための複製をバックアップという。
バックアップのデータ保存先は、使用しているコンピュータとは別のコンピュータや、USBメモリや外付けハードディスクやCD-ROM、DVD-ROMなどの外部の記憶メディアに保存するのが良い。
(元のコンピュータと同じコンピュータ内にバックアップすると、もし元のコンピュータが故障してデータが消失したとき、その消失したデータのなかにバックアップも含まれていたら、そのバックアップも一緒に消失してしまう。なので、同じコンピューターの中にバックアップを入れておくのは、不合理である。)
コンピュータ・ウイルスの作成者の中には、偽物の偽(にせ)セキュリティ・ソフトを作る人すらも存在します。偽セキュリティ・ソフトの中には、ウイルスが仕込まれていたりします。
偽セキュリティ・ソフトを使わないようにするため、セキュリティ・ソフトの入手方法は、中高生のうちは、家電量販店や、デパートの家電コーナーなど、現実の商店から購入するのが安全でしょう。家電量販店などで、コンピューターのセキュリティソフトも販売している場合があります。
コンピュータ・ウイルス感染は、パソコンの利用者が気づかなくても、ウイルスに感染している場合がある。
なお、コンピュータが発明されたころの古いSF映画などでは、コンピュータ・ウイルスの感染の場面で、パソコン画面に、おどろおどろしい画像が表示されたりなどの演出がある。 だが、実際には、そのような感染を目立たせるウイルスは少ない。
なぜなら、もし、ウイルス作成者が感染の目立つウイルスを開発しても、感染したパソコンの所有者にウイルスを気づかせてウイルス対策を取らせてしまうだけなので、感染が目立つウイルスはウイルス開発者にメリットが無い。実際のウイルスは、感染を目立ちにくくしている。
何事もないように動作しているパソコンでも、ウイルスに感染している場合がありうる。なので、定期的にセキュリティ・ソフトなどによるパソコンの状態の確認が必要である。
もし家庭用のパソコンがウイルスに感染してしまった場合、次の対策をとる。
こうして、ウイルス作成者などがインターネットを介してパソコンを操作できないようにする。また、感染したパソコンが、インターネットを介して、他のコンピュータに悪さをしないようにする。
電源ケーブルやマウスケーブルは、抜かなくていいです。インターネットとの通信を中断することが目的なので、電源ケーブルは、そのままで、かまいません。
前提として、コンピュータの初期化をできるよう、初期化ソフトが必要です。
だから、事前に初期化ソフトをつくっておきます。パソコンを購入したさい、初期化ソフトをつくるための機能がついていますので、あらかじめ初期化ソフトをつくっておいてください。
ウイルス作成者が、けっして親切に「このソフトはウイルスです」などと教えてくれるわけはありません。
そのウイルスソフトが、あたかもウイルスでないかのように装(よそお)って、だますのが通常です。
なので、まず、不信なファイルをダウンロードしないようにしましょう。
また、ウイルスを添付したメールを、ウイルス作成者などが一方的に送り付けてくる場合があるので、不信なメールが届いたら、添付ファイルを開かないようにしましょう。
まず、インターネットに、他人のプライバシーなどの個人情報は、相手の許可がないかぎり、書いてはいけません。
人々には、私生活の情報をみだりに公開されない権利があります。
友達の氏名や電話番号など、友達どうしでは秘密でない情報であっても、インターネット上では友達でない人も見ているので、友達の氏名や住所や電話番号も、けっして書いてはいけません。
また、他人を撮影した写真は、撮影された人に肖像権(しょうぞうけん)があるので、けっして、撮影された本人の許可なく勝手に公開してはいけません。
また、たとえ自分じしんについての情報でも、情報が犯罪などに悪用されることを防ぐため、なるべく自分の個人情報も、ネットに書き込まないほうがよいでしょう。
人間が書いた文章や、人間がつくった音楽、さらには人間が考えてつくった工業製品、人間がつくったコンピュータソフトウェアなど、人間が考えて公表したアイデアはすべて知的財産(ちてき ざいさん)です。
法律では、その知的財産を考えた人の権利を、知的財産権として守っています。
知的財産権は、発明などにかかわる産業財産権(さんぎょう ざいさんけん)と、小説や音楽や絵画などにかかわる著作権(ちょさくけん)とに分かれます。
人間がつくった文章や、人間がつくった音楽や歌詞、人間が描いた絵やアニメーション、人間が撮影した写真やテレビ映像や映画などの動画には、すべて著作権(ちょさくけん)があり、勝手に他人が公開してはいけません。
著作権法(ちょさくけんほう)という法律によって、著作権のありかたが決められています。
著作権は、その作品をさいしょにつくった人に、権利があります。 なので、たとえ他人がつくった作品を書き写したりしても、著作権はさいしょにつくった人にあるままです。
さて、たとえお金を出してお店で買ったイラスト集や音楽CDや映画DVDなどでも、著作権のため、けっしてインターネットなどで公開してはいけません。
イラスト集や音楽CDなどを買ったときに購入品とともに付いてくる権利は、単に、その作品を自分が見てもいいという権利と、自分の家族などがその作品を見てもいいという権利だけなので、インターネットの第三者には勝手に作品を公開してはいけません。
著作権のある物を、著作者以外が許可なく利用することは、法律できびしく罰せられる場合があります。
インターネット上でデジタル化された文章や音楽や映像にも、著作権があります。
また、大人や子どもの区別なく、作品をつくれば、その作品についての著作者になります。たとえば、中学生でも、何か作品をつくって発表すれば、つくった作品についての著作権をもちます。
なお、写真を撮影した場合は、撮影した人のもつ著作権とは別に、撮影された被写体の人に肖像権(しょうぞうけん)があります。
なお、丸Rのマークは(著作権ではなく)商標権(しょうひょうけん)です(※ 丸Rのマークについては中学公民の教育出版の検定教科書で紹介している)。
著作権者には、著作物を公開するかどうかを決める権利、公開するさいに自分の氏名を公表するかを決めたり、公開するさいに自分の名称(ペンネームなど)をどう表記するかを決める権利があり、これらの権利を著作者人格権(ちょさくしゃ じんかくけん)という。
この他にも、著作物を許可なく改変されない権利も、著作者人格権にふくまれる。
たとえば、音楽作品のレコード製作者やCD製作者などの、著作物を伝達する仕事の人にも、著作隣接権(ちょさく りんせつけん)という権利がある。
このため、たとえばベートーベンやバッハなどの、中世や近世のクラシック音楽を、現代の人が演奏したCDやレコードなどは、 たとえ作曲家がずっと昔に死んで著作権がきれていても、現代のCD製作者の著作隣接権は切れてないし、そのCDに演奏を提供した演奏者の著作隣接権もまだ切れていないのが普通なので、クラシックCDであっても、決してCD製作者などの権利者に無許可で第三者に公開してはいけない。
文章で書かれた書籍などの文章作品は、必要最低限なら、評論や紹介などの正当な目的なら、一定の条件を守れば、著作者の許可がなくても、自分の作品のいちぶに組み入れて発表できます。
このような、他人に著作物を、正当な手続きのうえで、著作者の許可なく、自分の著作物にとりこむ行為を引用(いんよう)といいます。
引用の際には、次のことが必要になります。
現代の慣習では、音楽や絵画などは、引用が認められていません。また、歌詞も、引用が認められていません。
なので引用をするさいは、書籍の文章だけを引用するのが、安全でしょう。
著作者が、自分の作ったその著作物を、読者などの利用者が自由に利用してもいいと認める場合には、その意志を表示するためのマークがあります。
たとえば、文化庁のさだめた「自由利用マーク」があります。(※ 検定教科書の範囲内)
※ 検定教科書では、その他の情報関係の法律も多数、紹介されています。
情報関係の法律は多数あるので、検定教科書では名前と概要を列記するだけに留めています(開隆堂のサイトで確認)。
情報関係の法律として、主なものは、下記の法律があります。
おもに個人の権利を保護するための法律としては
があります。
基盤整備に関する法律や刑法としては
などがあります。
多すぎて具体的な解説は出来ませんし、検定教科書でも深入りしてないので、中学生・高校生の段階では名前だけ知っておけば十分でしょう。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "コンピュータにどのような情報処理をさせようにも、まずはコンピュータに情報を入力させないといけない。したがって、コンピュータには外部から電気信号を取り込む機能が必要である。このような機能を入力機能という。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "複数のデータを組み合わせて演算処理をする場合などは、演算結果を蓄えておく記憶機能が必要がある。そうしないと、つねに入力装置から情報を送り続けてもらう必要が生じる。通信のための電力も余計に掛かり良くない。入力データが膨大になると、記憶がないと、入力信号の負担が膨大になり、事実上は処理が不可能になる。 また、記憶機能があることで、演算を分割することもできる。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 2,
"tag": "p",
"text": "これらの機能をどのように組み合わせて処理を行うかを定める機能も必要であり、このような機能を制御機能という。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 3,
"tag": "p",
"text": "コンピュータでは機能ごとに部品が個別なのが通常である。 たとえば画面の映像表示はディスプレイが行い、でディスプレイの機能は映像表示と、他の部品からの映像信号を受け取る機能である。 ディスプレイでは記憶などの他の処理は原則として行わないし、ディスプレイには記憶などを行う機能も基本的には、ついていない。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 4,
"tag": "p",
"text": "キーボードも、機能は文字の入力と、入力された文字の信号を他の部品に送る機能だけである。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 5,
"tag": "p",
"text": "記憶などは、磁気を利用したハードディスクに情報を蓄えていることが多い。また、ハードディスクは読み込みに時間がかかるので、ハードディスクから直接、演算部に情報を送ると処理速度が低下してしまう。 この対策のため、演算の際には、半導体電子回路を利用して記憶をするメモリという部品に、ハードディスクに記憶された情報の中から演算に必要な情報をコピーする。 メモリの記憶の維持には電力が必要であり、電源を切ると情報が失われてしまうが、裏を返せば、不要になった情報を消すときは電気を流さなければ簡単に消せるので、それがメモリの処理速度が早い理由の一つでもある。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 6,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの機能を、大まかに分類すると、以下の5つの機能に分解される。",
"title": "コンピュータの機能"
},
{
"paragraph_id": 7,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの部品のうち、キーボードやスキャナーなどの入力装置や、ディスプレイやプリンタやスピーカなどの出力装置、通信ケーブルや、電力ケーブルや電源装置、基板の部分や、ハードディスクなど、実際に、物体として存在している部品をハードウェアという。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 8,
"tag": "p",
"text": "パソコンの筐体(四角い箱)の中にはハードディスクや基板(パソコンの基板はマザーボードと呼ばれる)やメモリ(主記憶装置)などが入っている。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 9,
"tag": "p",
"text": "HDDは「エイチディーディー」と読み、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)のことである。ハードディスクドライブは、磁性材料を用いた円盤が中に入っており、データの記憶をする装置である。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 10,
"tag": "p",
"text": "最近では、記憶装置ではHDD(ハードディスクドライブ)のかわりに、SSD(ソリッドステートドライブ)が使われているパソコンもある。(※ 最近の検定教科書ではSSDを説明しているらしい。)",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "SSDはフラッシュメモリを用いた記憶装置である。SSDは「エスエスディー」と読み、Solid State Drive のことである。SSDは回転部分が無いこともあり衝撃に強い。また一般にSSDは(HDDよりも)高速である。一般にSSDは、HDDの代わりに用いる。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 12,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 13,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 14,
"tag": "p",
"text": "プリンタやスキャナなど、無くてもパソコンの基本的な動作ができるが、その機器をつけたすことで、機能が増える機器を周辺機器という。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 15,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 16,
"tag": "p",
"text": "ハードウェアにたいして、ハードディスクなどで記憶した演算の手順やデータなど、また通信ケーブルから受け取った演算の手順やデータなど、演算の手順や制御の手順やデータなどをソフトウェアという。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 17,
"tag": "p",
"text": "ソフトウェアには、たいていのソフトウェアでは、なんらかの出力が必要である。文字を表示することも多いだろう。 文章の内容はともかく、文字を表示する機能がソフトウェアに必要であることが多い。 また、計算をするソフトウェアも多いだろう。すると、基本的な計算に関する機能もソフトウェアは必要だろう。 ハードウェアの制御の指示も、ソフトウェアで指示を行う場合もあるだろう。どのハードウェアにどの指示を出すかと言った具体的な指示はともかく、必要に応じてハードウェアに指示を出す機能じたいはソフトウェアにも必要になる。ソフトウェアは直接にはディスプレイには指示をせず、CPUやマザーボードなどの演算装置を通して出力の指示を出すが、ともかく、ハードウェアとのやりとりをする機能がソフトウェアには必要である。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "ソフトウェアとハードウェアとのやりとりの仕方や、文字の表示や、計算の機能など、ほとんどのソフトウェアで必要な機能は、別個のソフトウェアではなく、オペレーティングシステム(operating system、略称はOS)と呼ばれる、基本機能をまとめたソフトウェアで処理をする。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "オペレーティングシステムで共通化することで、ソフトウェアを作る手間を減らせる。また、ハードウェアを開発する際も、オペレーティングシステムとの互換性を考えることで、互換性の検証の手間が省ける。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 20,
"tag": "p",
"text": "オペレーティングシステムだけでは、基本的な機能しかないので、必要に応じてソフトウェアを追加できるような仕組みが必要である。個別の処理手順を定めたソフトウェアを応用ソフトウェアあるいはアプリケーションソフトウェアという。 コンピュータを起動した場合に起動するソフトウェアは、まずオペレーティングシステムが起動をする。アプリケーションソフトは、操作者またはOSが必要に応じて、OSの起動後に、アプリケーションを起動する。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "アプリケーションソフトを起動しても、オペレーティングシステムは消えずに、OSは活動を続けられる仕組みになっている。不要になったアプリケーションは処理を終了できる仕組みになっている。アプリケーションを終了しても、OSの活動は終了せず、アプリケーションが必要になったら、またOSにアプリケーション起動の指示を出すことでアプリケーションを起動できる仕組みになっている。",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ハードウェアとソフトウェア"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "コンピュータ上のデータで、何らかの役割を持った、まとまったデータの集まりの一つをファイル(file)という。ファイルには、たとえば文書ファイルや画像ファイルや音声ファイルや動画ファイルなどがある。 画像ファイルについて例をあげれば、たとえばデジタルカメラで撮影した写真画像は、1個の画像ファイルになる。 文書作成ソフトで文書を書き、そのデータを保存したら1個の文書ファイルになる。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "ファイルにはファイル名が付き、またファイルの種類が区別できるように拡張子が付いている。拡張子の画面上での表示は、ファイル名の後ろに表示される。たとえばファイル名が「下書き」の文書ファイルで拡張子が「.doc」だったら「下書き.doc」のように表示される。拡張子は、表示と非表示の切り替えができるので、設定によっては表示されない場合も有る。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "拡張子によって判別できるファイルの種類をファイル形式という。たとえば、画像ファイルで用いられるファイルで、拡張子が.jpgや.jpegといったファイルは、ファイル形式がJPEG(「ジェイペグ」と読む)という種類である。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "PNGの読みは「ピング」あるいは「ピン」あるいは「ピーエヌジー」である。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "JPEGは「Joint Photographic Experts Group」の略だが、長いので、読む時はジェイペグと略して読むのが一般である。 PNGも、Portable Network Graphicsの略だが、長いので、ピングなどと略して読む。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "MIDIは電子楽器のためのデータ形式で、楽器への演奏方法の指示を記録したファイルである。MIDIに保存されてるのは、けっして音声データ自身ではない。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "ファイル形式や拡張子はこの他にも有る。 また、ほかにも、アプリケーションごとに独自のファイル形式と拡張子を設けている場合も有る。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "ファイルを似たファイルごとにまとめて分類できたら便利である。このようなことがフォルダ(folder)で可能である。 フォルダの中にファイルを入れることが可能である。",
"title": "ファイルとフォルダ"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "コンピュータは、ある基準の電圧よりも高いか低いかで、信号入力の違いを判断する。 このため、コンピュータは入力信号に対して信号が高いか低いかといった2種類の判断しかしない。 この信号の有無を、人間が判断しやすいように数値に対応させる。 数字の0と1を用いる。 このうち、信号電圧が基準電圧より高いと判断される信号を1とする。信号電圧が基準電圧より低い場合は0である。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "なお、信号の有無の判断基準となる電圧の大きさの基準値を閾値(しきいち)という。閾値に近い電圧で信号が処理されるとデータが誤って判断される場合があるので、通常のコンピュータでは誤判断がおきないように、閾値から離れた大きさの電圧で信号がやりとりされる。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "このような信号電圧の閾値の判断には、基板上の集積回路などに作られた半導体トランジスタや半導体ダイオードなどが利用されている。この半導体トランジスタや半導体ダイオードなどの特性を、信号の閾値の基準に利用している。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "半導体ダイオードのPNダイオードでは、P側の電圧がN側の電圧よりも高いときに電流が流れるのであった。P側よりも、どれだけの大きさほど高いかは電流が流れるか否かには関係が無く、とにかく、N側の電圧よりもP側の電圧が高ければ電流が流れるのであった。 これを閾値という言葉で表せば、N側に加えられた電圧を閾値として、P側の電圧がそれより高い場合だけ電流が流れるのである。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの閾値の判断には、このような半導体の仕組みを利用している。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "閾値によって判断することで、誤差の影響を受けにくくなる。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "このような閾値の仕組みから、コンピュータ内での信号処理を数値的に表す場合は、2進数で表しやすい。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "2進数の1文字では「0」と「1」の2通りになり、2通りの情報に対応させることで2通りの区別ができる。 2進数が2文字になると、「00」、「01」、「10」、「11」と4通りになり、4通りの情報に対応させることで4通りの区別ができる。 このように文字数が多くなるほど、区別できる情報が多くなる。",
"title": "情報のデジタル化"
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの情報の単位をビット(bit)と言う。1ビットは2通りに相当し、2ビットは4通りに対応する。",
"title": "情報量の単位"
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "情報量の単位"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "8ビットは、2進数の8文字分であり、情報量は 2×2×2×2×2×2×2×2 = 256であり、256通りに対応する情報量のことである。 8ビットのことを1バイト(byte)という。 大きな情報を扱うときはバイトを単位として扱う。バイトの単位は大文字のBで表す。 1000バイト(=10バイト)のことをキロバイトといいkBで表す。 100万バイト(=1000000=10)のことをメガバイトといい、MBで表す。 同様に10バイトのことをギガバイトと言い、GBで表す。",
"title": "情報量の単位"
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "(主にパソコンなどの)コンピュータの終了は、ソフトウェアで行う。あらかじめアプリケーションを終了させたあと、OSにコンピュータ本体の終了のためのプログラムがあるので、終了プログラムを起動すると、コンピュータが自動的に終了のための設定やデータの保存を行い、最後に電源が自動的に切れる。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 44,
"tag": "p",
"text": "電源ボタンを数秒間、押しつづけると、コンピュータが強制終了になり電源が切れる。強制終了は、データが破損したり、設定に矛盾が出る場合があり、回復が必要になるので、一般には強制終了は行わない。 OS本体が故障するなどして、終了プログラムが機能しない場合以外を除いて、強制終了は行わない。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 45,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "操作はキーボード及びマウスで行うのが一般的である。 キーボードおよびマウスによる操作方法はOSの種類や設定によって異なる場合があるが、おおむね、次のような操作方法である。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "マウスがボール式の場合はマウスを動かすことによって、同じ方向にマウスボールが転がり、マウスボールの転がりの方向と量に応じて、画面上のカーソルが動く。 (光学レーザー式マウスではレーザーで読み取った情報から方向を計算してカーソルを動かしている)",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "マウスのボタンを押すことをクリックという。マウスカーソルを画面上のボタンなどに合わせて、マウスの左上のボタンを押すと、そのボタンを決定したことになる。ボタンに対応するプログラムが起動する。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "マウスの右上のボタンを押すと、メニューバーなどが表示されるのが一般である。 なお、マウスの右上のボタンを押すことを一般に「右クリック」という。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "マウスのひとつのボタンを素早く2回続けて押すことをダブルクリックという。プログラムによっては1回押しただけのクリックとダブルクリックとを区別することが有る。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "マウスのボタンを押し続けたまま、マウスを動かすことをドラッグという。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 52,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 53,
"tag": "p",
"text": "文字の入力は、文字入力の機能があるプログラムを起動したあとに、キーボードで入力できる。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 54,
"tag": "p",
"text": "マウスやペンタブレットなどでも文字を入力できる場合もあるが、一般的には、キーボードから入力するのが一般的である。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 55,
"tag": "p",
"text": "入力する文字には種類があり、「半角/全角」のボタンを押すと半角と全角との切り替えができる。「カタカナ/ひらがな/ローマ字」などと書かれたボタンを押すと、それらの切り替えができる。入力内容を決定する時は「Enter」などと書かれたエンターキーを押すと、入力が決定する。決定前の入力を取り消す場合は、「Esc」と書かれたエスケープボタンで取り消せる。ひらがなを感じに変換する場合は、ひらがなを入力したあとにスペースキーを押すと漢字の変換候補が画面に表示されるので、候補の中から用いる字を選ぶ。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 57,
"tag": "p",
"text": "まずオペレーティングシステムが日本語入力に対応しているのが前提である。 日本国内で市販されているオペレーティングシステムの場合は、すでに日本語入力に対応している状態で市販されているのが一般である。 中学校のコンピュータ実習でのパソコンの場合も、すでに日本語入力の機能がシステムに組み込まれているのが一般であるので、中学生は、あまり気にする必要は無い。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "ひらがなの入力方式はローマ字入力とかな入力とが有る。 漢字の入力は、かな入力からの変換でも可能だし、ローマ字入力からの変換でも可能であるのが一般である。 英数字などの入力からひらがな入力へ切り替えるには、「カタカナ/ひらがな/ローマ字」ボタンを押す。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 59,
"tag": "p",
"text": "文字列の中から、文字の入力する位置を変えたい場合は、キーボードの「↑」「←」「↓」「→」などの直線矢印が書かれたカーソルキーを押すと、入力位置のキーボードカーソルが矢印の方向に動くので、入力位置に調節する。なお、キーボードカーソルとマウスカーソルは別のカーソルである。キーボードカーソルを動かしてもマウスカーソルは動かないし、同様にマウスカーソルを動かしてもキーボードカーソルは動かない。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 60,
"tag": "p",
"text": "文字の削除は、「Back Space」と書かれたバックスペースキーか、あるいは「Delete」と書かれたデリートキーで行う。バックスペースを押すと、キーボードカーソルより前の文字が削除される。デリートを押すとキーボードカーソルより後ろ側の文字が消える。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 62,
"tag": "p",
"text": "文字の移動をするには、マウスのドラッグで複数の文字を選択して、マウス右上のボタンを押してメニューバーを開いたあとに、メニュー一覧から「切り取り」を選ぶと、切り取られるので、貼り付けたい場所に貼り付ける。貼り付けを行いたい場所に文字の入力カーソルを移動したあとに、メニューバーの貼り付けを押す。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 63,
"tag": "p",
"text": "「切り取り」のことをカット(cut)とも言う 貼り付けのことをペースト(paste)とも言う。 切り取りと貼り付けの一連の手順をカットアンドペースト(cut and paste)という。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 64,
"tag": "p",
"text": "「切り取り」をされた文字列は元の場所からは消える。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "ワープロソフトの場合は、マウスのメニューバーから貼り付けや切り取りを行う他にも、画面の上にメニューボタンが表示されている場合が有るので、それを用いても良い。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "元の文字列を消さずに、同じ文字列を複製したい場合は、複写したい文字列をドラッグし、メニューバーから「コピー」を選択する。そのあと、貼り付けをする。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "コピーと貼り付けの一連の手順をコピーアンドペースト(copy and paste)という。",
"title": "操作方法"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "家庭内などで複数のパソコンでデータを共有したり、わざわざ全世界に開かれたインターネットを用いるのは手間がかかるしセキュリティ上にも問題があるので、家庭内などの狭い組織内での通信を行う際、パソコン用の通信機器はインターネットとは別にLAN(「ラン」、Local Area Networkの略)というネットワークを構築できるようになっている。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "LANとLANを組み合わせた、LANよりも広いネットワークのことをWAN(「ワン」、Wide Area Networkの略)という。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "全世界と共有されたコンピュータ通信ネットワークがインターネット(Internet)である。 実際に、日本国内のインターネットの情報は、サイト管理者などによる閲覧制限などが無ければ、原則として外国からも閲覧ができる。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "ネットワークのサービスを提供するコンピュータおよびソフトウェアのことをサーバ(server)と言う。 インターネットとのアクセスは、WWWサーバと呼ばれる、インターネットのサービスを行うコンピュータとアクセスを行っている。サーバは各所にある。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "WWWとはworld wide web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略である。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "家庭用のパソコンからインターネットにアクセスするには、まず「プロバイダ」と呼ばれるインターネット通信サービスを提供する業者との契約が必要である。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "通信信号に関する制御機器で、通信信号を必要な場所にだけ流し、情報が不必要な場所には流れないようにするための制御機器。 インターネット接続をするには、まずパソコンをLANケーブルなどでルータに接続し、ルータがインターネット回線につながるのが一般である。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "パソコンからインターネットを閲覧するにはウェブ・ブラウザ(Web browser)というソフトウェアを起動する。単にブラウザ(browser)とも呼ばれる。 ウェブブラウザには閲覧先のウェブページを表すURL(ユー・アール・エル、Uniform Resource Locatorの略)の表示欄がある。 URLの表示欄は、たいていブラウザの上の方にあり、「http://www.」などで始まる文字列がURLであることが多い。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "httpとは通信方式を表している。",
"title": "ネットワーク"
},
{
"paragraph_id": 78,
"tag": "p",
"text": "インターネットの通信には、どのようなOSのコンピュータでも通信がし合えるように、通信の際の約束事が決められている。このような通信の規約をプロトコルという。一般的に利用されるプロトコルには TCP/IP(ティーシーピー・アイピー)がある。",
"title": "インターネットでのデータの通信のしくみ"
},
{
"paragraph_id": 79,
"tag": "p",
"text": "インターネットでデータを送信するときは、データを分割して送信している。このようなデータの分割の一個一個の単位をパケット(packet)という。パケットのひとつずつには、ヘッダ(header)と呼ばれる、送り先とパケットの順序についての情報がついている。パケットは、そのヘッダの送り先の情報に従って、運ばれていく。",
"title": "インターネットでのデータの通信のしくみ"
},
{
"paragraph_id": 80,
"tag": "p",
"text": "パケットごとに分割して送ることで、もしデータが破損しても、その破損したデータだけを再送信すればよく、効率的になる。また、空いている通信網を効率的に利用できる利点が有る。",
"title": "インターネットでのデータの通信のしくみ"
},
{
"paragraph_id": 81,
"tag": "p",
"text": "受信側で、分割されたパケットを組み合わせて、元のデータを復元している。パケットは、かならずしも順番どおりに届くとは限らないが、しかし順番についての情報がパケットのひとつずつに付いているので、受信側で、ヘッダのその情報に従って、元のデータを復元していく。",
"title": "インターネットでのデータの通信のしくみ"
},
{
"paragraph_id": 82,
"tag": "p",
"text": "このように、パケットのひとつひとつに送り先の情報があるため、もし、ひとつの回線に他の人の送ったデータがあっても、それぞれの送り先に届く。そのため、パケットによるデータ送信の方式を用いれば、ひとつの回線でも、同時に複数の人がデータを送ることが出来る。 パケットをハガキに例えれば、ヘッダとは、ハガキに書かれた郵便番号と、読む順番のようなものである。",
"title": "インターネットでのデータの通信のしくみ"
},
{
"paragraph_id": 83,
"tag": "p",
"text": "わたしたちの住居には住所が割り当てられていて、郵便物が住所にとどくような仕組みが、現実にはある。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 84,
"tag": "p",
"text": "インターネットでも、各家庭のルーターおよびサーバ(このサーバはプロパイダが用意しているので、家庭には置かれてないのが普通)にIPアドレス(発音:「アイピーアドレス」)というインターネットにおける住所のような意味をもつ番号が割り当てられている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 85,
"tag": "p",
"text": "IPアドレスは数字だけの並びなので、人間には覚えにくい。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 86,
"tag": "p",
"text": "そこで、たとえばWikibooksのホームページにアクセスするなら、WikibooksのIPアドレス(ちなみに 198.35.26.96 が過去のWikibooksのIPアドレスである. 現在ではアクセスできない)を入力するかわりに、ブラウザの検索先の入力欄に「 http://ja.wikibooks.org/」と入力して決定すれば、目的のWikibooksのホームページにアクセスして閲覧できるようになっている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 87,
"tag": "p",
"text": "この仕組みは、WikiBooksのIPアドレスに、対応する「ja.wikibooks.org」という名前をつけるという仕組みになっている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 88,
"tag": "p",
"text": "ウェブブラウザとWebサーバの やりとり のプロトコルがHTTP(発音:「エイチティーピーピー」)である。(「HTTPS」ということもある。)「http://」の「http」とは、このHTTPのプロトコルのこと。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 89,
"tag": "p",
"text": "「http://ja.wikibooks.org/」のように http://ドメイン名 を URL (発音:「ユーアールエル」)という。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 90,
"tag": "p",
"text": "このURLによって、個々のWebページが指定されている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 91,
"tag": "p",
"text": "なお「URL」とは、ユニフォーム・リソース・ロケータ、Uniform Resource Locator の略。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 92,
"tag": "p",
"text": "例ではWikibooksを例にしたが、なにもWikibooksのサイトにかぎらず、世界中でインターネット上に公開されている、ほぼ全てのホームページに、固有のドメイン名がつけられている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 93,
"tag": "p",
"text": "たとえばウェブブラウザの検索先の入力欄に「http://ja.wikibooks.org/」と入力した場合、普通のブラウザなら、まずは、ブラウザがサーバーにアクセスして、このドメイン名のIPアドレスをさがし、そしてそのIPアドレスのホームページを表示する、という順序で、最終的にブラウザに目的のホームページが表示される、という仕組みになっている。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 94,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 95,
"tag": "p",
"text": "ホームページによっては、ドメイン名に国名が無く、かわりに、企業なら「com」(「co」とも)、教育機関なら「edu」(「ed」とも)、その他さまざまな団体なら「or」 などが書かれている形式もある。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 96,
"tag": "p",
"text": "ホームページによっては、国別コード(日本なら「jp」、アメリカなら「us」、フランスなら「fr」など)などが書かれていることもある。",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 97,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 98,
"tag": "p",
"text": "国別TLD",
"title": "IPアドレス"
},
{
"paragraph_id": 99,
"tag": "p",
"text": "電子メールの宛先を一般に「メールアドレス」または「電子メールアドレス」という。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 100,
"tag": "p",
"text": "メールアドレスの書式は、たとえば「[email protected]」のような書式になっている。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 101,
"tag": "p",
"text": "メールアドレスは",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 102,
"tag": "p",
"text": "の書式になっている。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 103,
"tag": "p",
"text": "メールアドレスには、ユーザ名とドメイン名のあいだに@(アットマーク)が入っている。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 104,
"tag": "p",
"text": "たとえば「[email protected]」の場合なら、「foo」がユーザ名であり、「example.com」がドメイン名である。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 105,
"tag": "p",
"text": "ドメイン名は、宛先の人がメール受信に使用しているサーバーの名前である。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 106,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 107,
"tag": "p",
"text": "例えとして、学生どうしで下駄箱の中に、「ラブレター」なり「果たし状」(はたしじょう)(決闘を申し込む手紙のこと)なりを入れることを、想像してみよう(男子校や女子校の方は、すみません)。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 108,
"tag": "p",
"text": "まず、ドメイン名が「◯年△組」と言った情報に相当する。「2年3組のスズキくん」の下駄箱に、何かの知らせのレターを投函する場合、まずは2年3組の下駄箱を探すわけだ。2年3組の下駄箱に到着してから、相手の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 109,
"tag": "p",
"text": "そして、ユーザー名が、ラブレターなり果たし状なりを投函(とうかん)された相手の氏名に相当する。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 110,
"tag": "p",
"text": "ドメイン名に相当する「◯年△組」の下駄箱に到着したあと、投函先の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 111,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 112,
"tag": "p",
"text": "電子メールの場合、まず、送信者のメールは、その送信者の使っているサーバに送られる。(インターネットに加入したときなどに、すでにプロパイダが用意してくれているのが普通。)",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 113,
"tag": "p",
"text": "そして一般に、送信者用のサーバから、宛先のメール受信者がメール管理に使っているサーバに送られる。(このメール受信用のサーバは、宛先の相手が用意している。宛先の相手が一般の家庭のユーザーなら、その宛先の人がインターネットに加入したときなどに、その宛先の人が契約しているプロパイダが用意してくれているのが普通。)",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 114,
"tag": "p",
"text": "つまり、一般に、",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 115,
"tag": "p",
"text": "というふうに、メールが送られる。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 116,
"tag": "p",
"text": "そして、受信者がメールソフトなどで自分あての電子メールを確認するときは、自分の用意しているメール用サーバに新着メールがあるかどうかを確認している。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 117,
"tag": "p",
"text": "受信者にとっては、もしメール用サーバに自分あての新着メールがあれば、その新着メールを受信者のコンピュータに送ってもらうようになっている。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 118,
"tag": "p",
"text": "送信者がメールを送信した瞬間に自動的に送られる先は、受信者が用意してるメール用サーバまで、である。送信した瞬間には、受信者の手元のコンピューターにはメールが自動的には送られない。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 119,
"tag": "p",
"text": "受信者用のメール用サーバにせよ、送信者用のメール用サーバにせよ、電子メール用のサーバをまとめて「メールサーバ」などという。",
"title": "電子メールの仕組み"
},
{
"paragraph_id": 120,
"tag": "p",
"text": "他人が勝手に自分のコンピューターを操作したりしないように、そのコンピューターを操作している人が、操作する権利のある人かそうでないかを特定する仕組みが必要です。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 121,
"tag": "p",
"text": "そのため、パスワード(password )という仕組みがあります。パスワードは自分しか知らないようにします。そしてパスワードを入力しないと、そのコンピューターやソフトウェアを操作できないという仕組みにします。こうすれば、自分以外の人が勝手に自分のパソコンを使うことを防げます。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 122,
"tag": "p",
"text": "1台のコンピューターを2人以上のユーザが使う場合もあり、その場合はユーザーごとにパスワードが異なります。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 123,
"tag": "p",
"text": "だからユーザーごとに、ユーザー名に対応する英数字からなるIDと、パスワードが必要になります。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 124,
"tag": "p",
"text": "IDとパスワードが正しい組み合わせだと、そのパソコンを利用できる、という仕組みです。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 125,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 126,
"tag": "p",
"text": "なお、インターネット上のあるウェブサイトなどで、インターネット上で共同作業する場合に、そのウェブサイトを利用する権利のあるユーザが、そのウェブサイトへの登録時に与えられたIDとパスワードを入力させられる場合もあります。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 127,
"tag": "p",
"text": "メールを初めて利用するときにも、プロパイダなどから用意されたIDとパスワードの入力が必要になるのが一般的です。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 128,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 129,
"tag": "p",
"text": "検定教科書にはない用語ですが、パスワードを入力してシステムに接続することを「ログイン」(log in )と言います。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 130,
"tag": "p",
"text": "「ログオン」(log on )という場合もあります。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 131,
"tag": "p",
"text": "※ この単語 log in / log on は大学入試センター試験の英語科目に出題された実績のある単語らしいので、当ページでは中学段階でもう教えておきます。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 132,
"tag": "p",
"text": "パソコンの立ち上げだけでなく、メールのソフトを使う場合にも別のパスワードが必要になることがあります。そういったメールソフトに接続することも英語で「ログイン」log in または 「ログオン」 log on と言います。",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 133,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "パスワード"
},
{
"paragraph_id": 134,
"tag": "p",
"text": "インターネット通信は、自分だけのものではないので、他人に迷惑をかけないように注意する。 書き込みをするときは、違法な書き込みをしない。犯罪予告などの違法な書き込みをすると法的に処罰されることもある。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 135,
"tag": "p",
"text": "また、文章や画像、音楽などを公開するときは、インターネット上での公開にも著作権法などが適用されるので、他人の著作権を侵害しないようにする。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 136,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 137,
"tag": "p",
"text": "インターネット上には、他社の情報の盗み見や、他社のパソコンの無許可の遠隔操作などの、悪意に基づいて開発されたソフトウェアを利用している者もいる。悪意にもとづいたソフトウェアをコンピュータ・ウイルスという。このようなコンピュータ・ウイルスは、パソコンの利用者の知らないうちに、かってにOS内部などのパソコンのソフトウェアの内部に入り込み、かってにシステム設定を書き換えたりしてウイルス開発者が悪事をしやすいように書き換えてしまったりする。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 138,
"tag": "p",
"text": "このようなコンピュータウイルスからのコンピュータへの感染を防ぐため、セキュリティ・ソフトというアプリケーションが用いられる。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 139,
"tag": "p",
"text": "セキュリティソフトは、コンピュータのシステムを監視し、ウイルスがシステム内に入りこんでいないかを検知し、もしコンピュータウイルスが入り込んでいたら、隔離(かくり)または駆除をする。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 140,
"tag": "p",
"text": "コンピュータ・ウイルスは、ほぼ毎日、新しいウイルスが開発されています。これに対抗して、セキュリティ・ソフトも開発が進められています。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 141,
"tag": "p",
"text": "インターネット上で詐欺行為などの犯罪行為を行おうとする不心得者も、世には存在する。 このような不心得な悪者に騙されないよう、インターネット上には、むやみに自分の名前や住所などの個人情報を書いてはいけない。 他人のプライバシーなどの個人情報も、同意がない限り、書いてはいけない。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 142,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 143,
"tag": "p",
"text": "コンピュータウイルスが有ると思われるウェブサイトや、あるいは閲覧者に不適切と思われる情報の記載されているサイトには、アクセスしてもウェブページの起動や閲覧が出来ないように設定する機能が、セキュリティソフトなどには有る。このように、不適切なウェブページを表示させないようにする機能をフィルタリングという。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 144,
"tag": "p",
"text": "このため、フィルタリングソフトをつかうと、閲覧できるページが制限されるので、閲覧できるページが少なくなる。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 145,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 146,
"tag": "p",
"text": "コンピュータ上のデータは、コンピュータの故障などによって、データが失われてしまうことが有る。このため、失われたら困るデータは他の場所にも複製し保存をする対策が必要である。 こうすることで、たとえ使用中のパソコンからデータが故障やご操作で消えても、他の場所に複製したデータから復元ができる。 このような復元のための複製をバックアップという。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 147,
"tag": "p",
"text": "バックアップのデータ保存先は、使用しているコンピュータとは別のコンピュータや、USBメモリや外付けハードディスクやCD-ROM、DVD-ROMなどの外部の記憶メディアに保存するのが良い。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 148,
"tag": "p",
"text": "(元のコンピュータと同じコンピュータ内にバックアップすると、もし元のコンピュータが故障してデータが消失したとき、その消失したデータのなかにバックアップも含まれていたら、そのバックアップも一緒に消失してしまう。なので、同じコンピューターの中にバックアップを入れておくのは、不合理である。)",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 149,
"tag": "p",
"text": "コンピュータ・ウイルスの作成者の中には、偽物の偽(にせ)セキュリティ・ソフトを作る人すらも存在します。偽セキュリティ・ソフトの中には、ウイルスが仕込まれていたりします。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 150,
"tag": "p",
"text": "偽セキュリティ・ソフトを使わないようにするため、セキュリティ・ソフトの入手方法は、中高生のうちは、家電量販店や、デパートの家電コーナーなど、現実の商店から購入するのが安全でしょう。家電量販店などで、コンピューターのセキュリティソフトも販売している場合があります。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 151,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 152,
"tag": "p",
"text": "コンピュータ・ウイルス感染は、パソコンの利用者が気づかなくても、ウイルスに感染している場合がある。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 153,
"tag": "p",
"text": "なお、コンピュータが発明されたころの古いSF映画などでは、コンピュータ・ウイルスの感染の場面で、パソコン画面に、おどろおどろしい画像が表示されたりなどの演出がある。 だが、実際には、そのような感染を目立たせるウイルスは少ない。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 154,
"tag": "p",
"text": "なぜなら、もし、ウイルス作成者が感染の目立つウイルスを開発しても、感染したパソコンの所有者にウイルスを気づかせてウイルス対策を取らせてしまうだけなので、感染が目立つウイルスはウイルス開発者にメリットが無い。実際のウイルスは、感染を目立ちにくくしている。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 155,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 156,
"tag": "p",
"text": "何事もないように動作しているパソコンでも、ウイルスに感染している場合がありうる。なので、定期的にセキュリティ・ソフトなどによるパソコンの状態の確認が必要である。",
"title": "通信マナーとセキュリティ"
},
{
"paragraph_id": 157,
"tag": "p",
"text": "もし家庭用のパソコンがウイルスに感染してしまった場合、次の対策をとる。",
"title": "もしウイルスに感染してしまったら"
},
{
"paragraph_id": 158,
"tag": "p",
"text": "こうして、ウイルス作成者などがインターネットを介してパソコンを操作できないようにする。また、感染したパソコンが、インターネットを介して、他のコンピュータに悪さをしないようにする。",
"title": "もしウイルスに感染してしまったら"
},
{
"paragraph_id": 159,
"tag": "p",
"text": "電源ケーブルやマウスケーブルは、抜かなくていいです。インターネットとの通信を中断することが目的なので、電源ケーブルは、そのままで、かまいません。",
"title": "もしウイルスに感染してしまったら"
},
{
"paragraph_id": 160,
"tag": "p",
"text": "前提として、コンピュータの初期化をできるよう、初期化ソフトが必要です。",
"title": "もしウイルスに感染してしまったら"
},
{
"paragraph_id": 161,
"tag": "p",
"text": "だから、事前に初期化ソフトをつくっておきます。パソコンを購入したさい、初期化ソフトをつくるための機能がついていますので、あらかじめ初期化ソフトをつくっておいてください。",
"title": "もしウイルスに感染してしまったら"
},
{
"paragraph_id": 162,
"tag": "p",
"text": "ウイルス作成者が、けっして親切に「このソフトはウイルスです」などと教えてくれるわけはありません。",
"title": "ウイルスの手口"
},
{
"paragraph_id": 163,
"tag": "p",
"text": "そのウイルスソフトが、あたかもウイルスでないかのように装(よそお)って、だますのが通常です。",
"title": "ウイルスの手口"
},
{
"paragraph_id": 164,
"tag": "p",
"text": "なので、まず、不信なファイルをダウンロードしないようにしましょう。",
"title": "ウイルスの手口"
},
{
"paragraph_id": 165,
"tag": "p",
"text": "また、ウイルスを添付したメールを、ウイルス作成者などが一方的に送り付けてくる場合があるので、不信なメールが届いたら、添付ファイルを開かないようにしましょう。",
"title": "ウイルスの手口"
},
{
"paragraph_id": 166,
"tag": "p",
"text": "まず、インターネットに、他人のプライバシーなどの個人情報は、相手の許可がないかぎり、書いてはいけません。",
"title": "インターネットと個人情報"
},
{
"paragraph_id": 167,
"tag": "p",
"text": "人々には、私生活の情報をみだりに公開されない権利があります。",
"title": "インターネットと個人情報"
},
{
"paragraph_id": 168,
"tag": "p",
"text": "友達の氏名や電話番号など、友達どうしでは秘密でない情報であっても、インターネット上では友達でない人も見ているので、友達の氏名や住所や電話番号も、けっして書いてはいけません。",
"title": "インターネットと個人情報"
},
{
"paragraph_id": 169,
"tag": "p",
"text": "また、他人を撮影した写真は、撮影された人に肖像権(しょうぞうけん)があるので、けっして、撮影された本人の許可なく勝手に公開してはいけません。",
"title": "インターネットと個人情報"
},
{
"paragraph_id": 170,
"tag": "p",
"text": "また、たとえ自分じしんについての情報でも、情報が犯罪などに悪用されることを防ぐため、なるべく自分の個人情報も、ネットに書き込まないほうがよいでしょう。",
"title": "インターネットと個人情報"
},
{
"paragraph_id": 171,
"tag": "p",
"text": "人間が書いた文章や、人間がつくった音楽、さらには人間が考えてつくった工業製品、人間がつくったコンピュータソフトウェアなど、人間が考えて公表したアイデアはすべて知的財産(ちてき ざいさん)です。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 172,
"tag": "p",
"text": "法律では、その知的財産を考えた人の権利を、知的財産権として守っています。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 173,
"tag": "p",
"text": "知的財産権は、発明などにかかわる産業財産権(さんぎょう ざいさんけん)と、小説や音楽や絵画などにかかわる著作権(ちょさくけん)とに分かれます。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 174,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 175,
"tag": "p",
"text": "人間がつくった文章や、人間がつくった音楽や歌詞、人間が描いた絵やアニメーション、人間が撮影した写真やテレビ映像や映画などの動画には、すべて著作権(ちょさくけん)があり、勝手に他人が公開してはいけません。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 176,
"tag": "p",
"text": "著作権法(ちょさくけんほう)という法律によって、著作権のありかたが決められています。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 177,
"tag": "p",
"text": "著作権は、その作品をさいしょにつくった人に、権利があります。 なので、たとえ他人がつくった作品を書き写したりしても、著作権はさいしょにつくった人にあるままです。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 178,
"tag": "p",
"text": "さて、たとえお金を出してお店で買ったイラスト集や音楽CDや映画DVDなどでも、著作権のため、けっしてインターネットなどで公開してはいけません。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 179,
"tag": "p",
"text": "イラスト集や音楽CDなどを買ったときに購入品とともに付いてくる権利は、単に、その作品を自分が見てもいいという権利と、自分の家族などがその作品を見てもいいという権利だけなので、インターネットの第三者には勝手に作品を公開してはいけません。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 180,
"tag": "p",
"text": "著作権のある物を、著作者以外が許可なく利用することは、法律できびしく罰せられる場合があります。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 181,
"tag": "p",
"text": "インターネット上でデジタル化された文章や音楽や映像にも、著作権があります。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 182,
"tag": "p",
"text": "また、大人や子どもの区別なく、作品をつくれば、その作品についての著作者になります。たとえば、中学生でも、何か作品をつくって発表すれば、つくった作品についての著作権をもちます。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 183,
"tag": "p",
"text": "なお、写真を撮影した場合は、撮影した人のもつ著作権とは別に、撮影された被写体の人に肖像権(しょうぞうけん)があります。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 184,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 185,
"tag": "p",
"text": "なお、丸Rのマークは(著作権ではなく)商標権(しょうひょうけん)です(※ 丸Rのマークについては中学公民の教育出版の検定教科書で紹介している)。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 186,
"tag": "p",
"text": "著作権者には、著作物を公開するかどうかを決める権利、公開するさいに自分の氏名を公表するかを決めたり、公開するさいに自分の名称(ペンネームなど)をどう表記するかを決める権利があり、これらの権利を著作者人格権(ちょさくしゃ じんかくけん)という。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 187,
"tag": "p",
"text": "この他にも、著作物を許可なく改変されない権利も、著作者人格権にふくまれる。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 188,
"tag": "p",
"text": "たとえば、音楽作品のレコード製作者やCD製作者などの、著作物を伝達する仕事の人にも、著作隣接権(ちょさく りんせつけん)という権利がある。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 189,
"tag": "p",
"text": "このため、たとえばベートーベンやバッハなどの、中世や近世のクラシック音楽を、現代の人が演奏したCDやレコードなどは、 たとえ作曲家がずっと昔に死んで著作権がきれていても、現代のCD製作者の著作隣接権は切れてないし、そのCDに演奏を提供した演奏者の著作隣接権もまだ切れていないのが普通なので、クラシックCDであっても、決してCD製作者などの権利者に無許可で第三者に公開してはいけない。",
"title": "インターネットと知的財産"
},
{
"paragraph_id": 190,
"tag": "p",
"text": "文章で書かれた書籍などの文章作品は、必要最低限なら、評論や紹介などの正当な目的なら、一定の条件を守れば、著作者の許可がなくても、自分の作品のいちぶに組み入れて発表できます。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 191,
"tag": "p",
"text": "このような、他人に著作物を、正当な手続きのうえで、著作者の許可なく、自分の著作物にとりこむ行為を引用(いんよう)といいます。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 192,
"tag": "p",
"text": "引用の際には、次のことが必要になります。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 193,
"tag": "p",
"text": "現代の慣習では、音楽や絵画などは、引用が認められていません。また、歌詞も、引用が認められていません。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 194,
"tag": "p",
"text": "なので引用をするさいは、書籍の文章だけを引用するのが、安全でしょう。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 195,
"tag": "p",
"text": "著作者が、自分の作ったその著作物を、読者などの利用者が自由に利用してもいいと認める場合には、その意志を表示するためのマークがあります。",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 196,
"tag": "p",
"text": "たとえば、文化庁のさだめた「自由利用マーク」があります。(※ 検定教科書の範囲内)",
"title": "引用や二次利用"
},
{
"paragraph_id": 197,
"tag": "p",
"text": "※ 検定教科書では、その他の情報関係の法律も多数、紹介されています。",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 198,
"tag": "p",
"text": "情報関係の法律は多数あるので、検定教科書では名前と概要を列記するだけに留めています(開隆堂のサイトで確認)。",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 199,
"tag": "p",
"text": "情報関係の法律として、主なものは、下記の法律があります。",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 200,
"tag": "p",
"text": "おもに個人の権利を保護するための法律としては",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 201,
"tag": "p",
"text": "があります。",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 202,
"tag": "p",
"text": "基盤整備に関する法律や刑法としては",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 203,
"tag": "p",
"text": "などがあります。",
"title": "※ 範囲外"
},
{
"paragraph_id": 204,
"tag": "p",
"text": "多すぎて具体的な解説は出来ませんし、検定教科書でも深入りしてないので、中学生・高校生の段階では名前だけ知っておけば十分でしょう。",
"title": "※ 範囲外"
}
] | null |
== コンピュータの機能 ==
[[Image:Desktop computer clipart - Yellow theme.svg|thumb|250px|デスクトップパソコンの概略]]
コンピュータにどのような情報処理をさせようにも、まずはコンピュータに情報を入力させないといけない。したがって、コンピュータには外部から電気信号を取り込む機能が必要である。このような機能を入力機能という。
複数のデータを組み合わせて演算処理をする場合などは、演算結果を蓄えておく記憶機能が必要がある。そうしないと、つねに入力装置から情報を送り続けてもらう必要が生じる。通信のための電力も余計に掛かり良くない。入力データが膨大になると、記憶がないと、入力信号の負担が膨大になり、事実上は処理が不可能になる。
また、記憶機能があることで、演算を分割することもできる。
これらの機能をどのように組み合わせて処理を行うかを定める機能も必要であり、このような機能を制御機能という。
コンピュータでは機能ごとに部品が個別なのが通常である。
たとえば画面の映像表示はディスプレイが行い、でディスプレイの機能は映像表示と、他の部品からの映像信号を受け取る機能である。
ディスプレイでは記憶などの他の処理は原則として行わないし、ディスプレイには記憶などを行う機能も基本的には、ついていない。
キーボードも、機能は文字の入力と、入力された文字の信号を他の部品に送る機能だけである。
記憶などは、磁気を利用したハードディスクに情報を蓄えていることが多い。また、ハードディスクは読み込みに時間がかかるので、ハードディスクから直接、演算部に情報を送ると処理速度が低下してしまう。
この対策のため、演算の際には、半導体電子回路を利用して記憶をするメモリという部品に、ハードディスクに記憶された情報の中から演算に必要な情報をコピーする。
メモリの記憶の維持には電力が必要であり、電源を切ると情報が失われてしまうが、裏を返せば、不要になった情報を消すときは電気を流さなければ簡単に消せるので、それがメモリの処理速度が早い理由の一つでもある。
コンピュータの機能を、大まかに分類すると、以下の5つの機能に分解される。
* 入力機能
* 出力機能
* 演算
* 記憶
* 制御
== ハードウェアとソフトウェア ==
;ハードウェア
コンピュータの部品のうち、キーボードやスキャナーなどの入力装置や、ディスプレイやプリンタやスピーカなどの出力装置、通信ケーブルや、電力ケーブルや電源装置、基板の部分や、ハードディスクなど、実際に、物体として存在している部品を'''ハードウェア'''という。
<gallery widths="200px" heights="200px">
ファイル:ModelM.jpg|米国で主流の101拡張キーボード (IBM Model M)
ファイル:External display connected by usb.jpg|ノートパソコンにUSB接続の液晶ディスプレイをつなげたところ
File:3-Tasten-Maus Microsoft.jpg|マウス
</gallery>
パソコンの筐体(四角い箱)の中にはハードディスクや基板(パソコンの基板はマザーボードと呼ばれる)やメモリ(主記憶装置)などが入っている。
<gallery widths="200px" heights="200px">
ファイル:Seagate ST36531A face 20050821.jpg|AT互換機用内蔵3.5インチHDD
Image:Elixir M2U51264DS8HC3G-5T 20060320.jpg|主記憶装置の一種(RAM)
ファイル:MSI K7T266 motherboard.jpg
</gallery>
HDDは「エイチディーディー」と読み、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)のことである。ハードディスクドライブは、磁性材料を用いた円盤が中に入っており、データの記憶をする装置である。
[[File:Ssd IMGP9342 wp.jpg|thumb|right|220px|2.5インチサイズの標準的なSSD]]
最近では、記憶装置ではHDD(ハードディスクドライブ)のかわりに、SSD(ソリッドステートドライブ)が使われているパソコンもある。(※ 最近の検定教科書ではSSDを説明しているらしい。)
SSDはフラッシュメモリを用いた記憶装置である。SSDは「エスエスディー」と読み、Solid State Drive のことである。SSDは回転部分が無いこともあり衝撃に強い。また一般にSSDは(HDDよりも)高速である。一般にSSDは、HDDの代わりに用いる。
:※ 教科書では説明されてないようだが、。SSDには欠点として、書き換え回数に制限がある。このため、何度も書き換える必要のあるメモリ(主記憶装置)の代替にはSSDは用いないのが一般的である。
;周辺機器
プリンタやスキャナなど、無くてもパソコンの基本的な動作ができるが、その機器をつけたすことで、機能が増える機器を周辺機器という。
<gallery widths="200px" heights="200px">
ファイル:Epson PM-700C.jpg|プリンタ(コンピュータ内の画像などを印刷できる。)
ファイル:Canon_9950F03.jpg|イメージスキャナの一種、フラットベッドスキャナ(コンピュータに絵などを取り込むことができる。)
Image:Pen Tablet.jpg|ペンタブレット(ペンのようなもので、ポインタ操作ができる。(「タブレット端末」は別のもの。)
</gallery>
;ソフトウェア
ハードウェアにたいして、ハードディスクなどで記憶した演算の手順やデータなど、また通信ケーブルから受け取った演算の手順やデータなど、演算の手順や制御の手順やデータなどを'''ソフトウェア'''という。
ソフトウェアには、たいていのソフトウェアでは、なんらかの出力が必要である。文字を表示することも多いだろう。
文章の内容はともかく、文字を表示する機能がソフトウェアに必要であることが多い。
また、計算をするソフトウェアも多いだろう。すると、基本的な計算に関する機能もソフトウェアは必要だろう。
ハードウェアの制御の指示も、ソフトウェアで指示を行う場合もあるだろう。どのハードウェアにどの指示を出すかと言った具体的な指示はともかく、必要に応じてハードウェアに指示を出す機能じたいはソフトウェアにも必要になる。ソフトウェアは直接にはディスプレイには指示をせず、CPUやマザーボードなどの演算装置を通して出力の指示を出すが、ともかく、ハードウェアとのやりとりをする機能がソフトウェアには必要である。
ソフトウェアとハードウェアとのやりとりの仕方や、文字の表示や、計算の機能など、ほとんどのソフトウェアで必要な機能は、別個のソフトウェアではなく、'''オペレーティングシステム'''(operating system、略称は'''OS''')と呼ばれる、基本機能をまとめたソフトウェアで処理をする。
オペレーティングシステムで共通化することで、ソフトウェアを作る手間を減らせる。また、ハードウェアを開発する際も、オペレーティングシステムとの互換性を考えることで、互換性の検証の手間が省ける。
オペレーティングシステムだけでは、基本的な機能しかないので、必要に応じてソフトウェアを追加できるような仕組みが必要である。個別の処理手順を定めたソフトウェアを応用ソフトウェアあるいはアプリケーションソフトウェアという。
コンピュータを起動した場合に起動するソフトウェアは、まずオペレーティングシステムが起動をする。アプリケーションソフトは、操作者またはOSが必要に応じて、OSの起動後に、アプリケーションを起動する。
アプリケーションソフトを起動しても、オペレーティングシステムは消えずに、OSは活動を続けられる仕組みになっている。不要になったアプリケーションは処理を終了できる仕組みになっている。アプリケーションを終了しても、OSの活動は終了せず、アプリケーションが必要になったら、またOSにアプリケーション起動の指示を出すことでアプリケーションを起動できる仕組みになっている。
{{-}}
== ファイルとフォルダ ==
;ファイル
コンピュータ上のデータで、何らかの役割を持った、まとまったデータの集まりの一つを'''ファイル'''(file)という。ファイルには、たとえば文書ファイルや画像ファイルや音声ファイルや動画ファイルなどがある。
画像ファイルについて例をあげれば、たとえばデジタルカメラで撮影した写真画像は、1個の画像ファイルになる。
文書作成ソフトで文書を書き、そのデータを保存したら1個の文書ファイルになる。
ファイルにはファイル名が付き、またファイルの種類が区別できるように拡張子が付いている。拡張子の画面上での表示は、ファイル名の後ろに表示される。たとえばファイル名が「下書き」の文書ファイルで拡張子が「.doc」だったら「下書き.doc」のように表示される。拡張子は、表示と非表示の切り替えができるので、設定によっては表示されない場合も有る。
{| class="wikitable" style="float: right;"
|+ 主なファイル形式の種類
|-
! 画像ファイル
| BMP(ビットマップ), JPEG(ジェイペグ), PNG など
|-
! 動画ファイル
| MPEG(エムペグ) など
|-
! 音声ファイル
| MP3(エムピースリー), MIDI(ミディ) など
|-
|}
拡張子によって判別できるファイルの種類を'''ファイル形式'''という。たとえば、画像ファイルで用いられるファイルで、拡張子が.jpgや.jpegといったファイルは、ファイル形式がJPEG(「ジェイペグ」と読む)という種類である。
PNGの読みは「ピング」あるいは「ピン」あるいは「ピーエヌジー」である。
{| class="wikitable" style="float: right;"
|+ 主な拡張子の種類
|-
! 文書ファイル
| .txt .doc .odt など
|-
! 画像ファイル
| .jpg .bmp .png など
|-
! 動画ファイル
| .mp4 .flv .wmv など
|-
! 音声ファイル
| .mp3 .wav .ogg など
|-
|}
* 画像ファイル
JPEGは「Joint Photographic Experts Group」の略だが、長いので、読む時はジェイペグと略して読むのが一般である。
PNGも、Portable Network Graphicsの略だが、長いので、ピングなどと略して読む。
* 音楽ファイル
MIDIは電子楽器のためのデータ形式で、楽器への演奏方法の指示を記録したファイルである。MIDIに保存されてるのは、けっして音声データ自身ではない。
ファイル形式や拡張子はこの他にも有る。
また、ほかにも、アプリケーションごとに独自のファイル形式と拡張子を設けている場合も有る。
;フォルダ
ファイルを似たファイルごとにまとめて分類できたら便利である。このようなことが'''フォルダ'''(folder)で可能である。
フォルダの中にファイルを入れることが可能である。
== 情報のデジタル化 ==
[[File:Switch 1 bool.svg|thumb|300px|デジタル信号の「1」の説明図<br />スイッチが閉まっているので、電球の明かりがつく状態。]]
[[File:Switch 0 bool.svg|thumb|300px|デジタル信号の「0」の説明図<br />スイッチが開いているので、電球の明かりがつかない状態。]]
コンピュータは、ある基準の電圧よりも高いか低いかで、信号入力の違いを判断する。
このため、コンピュータは入力信号に対して信号が高いか低いかといった2種類の判断しかしない。
この信号の有無を、人間が判断しやすいように数値に対応させる。
数字の0と1を用いる。
このうち、信号電圧が基準電圧より高いと判断される信号を1とする。信号電圧が基準電圧より低い場合は0である。
なお、信号の有無の判断基準となる電圧の大きさの基準値を閾値(しきいち)という。閾値に近い電圧で信号が処理されるとデータが誤って判断される場合があるので、通常のコンピュータでは誤判断がおきないように、閾値から離れた大きさの電圧で信号がやりとりされる。
:(※ 範囲外:)「閾値」は分野によって読み方が違い、生物系などでは「いきち」と読む。だが、電気系・機械系では「しきいち」が一般的である。
このような信号電圧の閾値の判断には、基板上の集積回路などに作られた半導体トランジスタや半導体ダイオードなどが利用されている。この半導体トランジスタや半導体ダイオードなどの特性を、信号の閾値の基準に利用している。
半導体ダイオードのPNダイオードでは、P側の電圧がN側の電圧よりも高いときに電流が流れるのであった。P側よりも、どれだけの大きさほど高いかは電流が流れるか否かには関係が無く、とにかく、N側の電圧よりもP側の電圧が高ければ電流が流れるのであった。
これを閾値という言葉で表せば、N側に加えられた電圧を閾値として、P側の電圧がそれより高い場合だけ電流が流れるのである。
コンピュータの閾値の判断には、このような半導体の仕組みを利用している。
閾値によって判断することで、誤差の影響を受けにくくなる。
このような閾値の仕組みから、コンピュータ内での信号処理を数値的に表す場合は、2進数で表しやすい。
2進数の1文字では「0」と「1」の2通りになり、2通りの情報に対応させることで2通りの区別ができる。
2進数が2文字になると、「00」、「01」、「10」、「11」と4通りになり、4通りの情報に対応させることで4通りの区別ができる。
このように文字数が多くなるほど、区別できる情報が多くなる。
== 情報量の単位 ==
{| class="wikitable" style="float:right"
|+ 情報量の単位
|単位 || 読みかた || 内容
|-
|bit || ビット || -
|-
|B || バイト || 1B=8bit
|-
|KB || キロバイト || 1KB=1024B
|-
|MB || メガバイト || 1MB=1024KB
|-
|GB || ギガバイト || 1GB=1024MB
|-
|TB || テラバイト || 1TB=1024GB
|-
|}
コンピュータの情報の単位を'''ビット'''(bit)と言う。1ビットは2通りに相当し、2ビットは4通りに対応する。
:1ビットは、2進数の「0」と「1」といった、2進数の一文字分の情報量に対応する。
:2ビットは2進数の2文字の情報量に対応する。つまり、2ビットなら「00」「01」「10」「11」という4つの数に対応する。
:3ビットは2進数の3文字の情報量に相当する。2進数の3文字で表せる情報量は 2×2×2=8 で分かるように、8通りの情報が表せる。
:4ビットの情報量は、2×2×2×2=16 のように、16通りである。
8ビットは、2進数の8文字分であり、情報量は 2×2×2×2×2×2×2×2 = 256であり、256通りに対応する情報量のことである。
8ビットのことを1'''バイト'''(byte)という。
大きな情報を扱うときはバイトを単位として扱う。バイトの単位は大文字のBで表す。
1000バイト(=10<sup>3</sup>バイト)のことをキロバイトといいkBで表す。
100万バイト(=1000000=10<sup>6</sup>)のことをメガバイトといい、MBで表す。
同様に10<sup>9</sup>バイトのことをギガバイトと言い、GBで表す。
== 操作方法 ==
=== 起動と終了 ===
;起動
:1. コンピュータの起動は、コンピュータ本体の電源ボタンを押して電源を入れる。
:2. 電源を入れると、OSが立ち上がり、起動が始まる。
:3. しばらくすると、起動後の設定が終了し、操作が開始できるようになる。
:4.必要に応じて、操作者がキーボードやマウスでコンピュータに指示を送る。
;終了
(主にパソコンなどの)コンピュータの終了は、ソフトウェアで行う。あらかじめアプリケーションを終了させたあと、OSにコンピュータ本体の終了のためのプログラムがあるので、終了プログラムを起動すると、コンピュータが自動的に終了のための設定やデータの保存を行い、最後に電源が自動的に切れる。
:(※ 範囲外: )家電などの終了方法は、そうでないものもある。(いきなり電源ボタンをポチっと押して切る方式の家電もある。) 検定教科書には「パソコン」ではなく「コンピュータ」と記載されているが、しかし教科書中のイラストを見ると、どうみてもパソコンである。おそらく大人の色々な事情により「パソコン」という言葉を使えないのだろう。
;強制終了
電源ボタンを数秒間、押しつづけると、コンピュータが強制終了になり電源が切れる。強制終了は、データが破損したり、設定に矛盾が出る場合があり、回復が必要になるので、一般には強制終了は行わない。
OS本体が故障するなどして、終了プログラムが機能しない場合以外を除いて、強制終了は行わない。
=== 入力方法 ===
操作はキーボード及びマウスで行うのが一般的である。
キーボードおよびマウスによる操作方法はOSの種類や設定によって異なる場合があるが、おおむね、次のような操作方法である。
* マウスの操作方法
[[File:Mouse mechanism diagram.svg|right|200px|]]
マウスがボール式の場合はマウスを動かすことによって、同じ方向にマウスボールが転がり、マウスボールの転がりの方向と量に応じて、画面上のカーソルが動く。
(光学レーザー式マウスではレーザーで読み取った情報から方向を計算してカーソルを動かしている)
マウスのボタンを押すことを'''クリック'''という。マウスカーソルを画面上のボタンなどに合わせて、マウスの左上のボタンを押すと、そのボタンを決定したことになる。ボタンに対応するプログラムが起動する。
マウスの右上のボタンを押すと、メニューバーなどが表示されるのが一般である。
なお、マウスの右上のボタンを押すことを一般に「右クリック」という。
マウスのひとつのボタンを素早く2回続けて押すことを'''ダブルクリック'''という。プログラムによっては1回押しただけのクリックとダブルクリックとを区別することが有る。
マウスのボタンを押し続けたまま、マウスを動かすことを'''ドラッグ'''という。
* キーボードの操作方法
文字の入力は、文字入力の機能があるプログラムを起動したあとに、キーボードで入力できる。
マウスやペンタブレットなどでも文字を入力できる場合もあるが、一般的には、キーボードから入力するのが一般的である。
入力する文字には種類があり、「半角/全角」のボタンを押すと半角と全角との切り替えができる。「カタカナ/ひらがな/ローマ字」などと書かれたボタンを押すと、それらの切り替えができる。入力内容を決定する時は「Enter」などと書かれたエンターキーを押すと、入力が決定する。決定前の入力を取り消す場合は、「Esc」と書かれたエスケープボタンで取り消せる。ひらがなを感じに変換する場合は、ひらがなを入力したあとにスペースキーを押すと漢字の変換候補が画面に表示されるので、候補の中から用いる字を選ぶ。
* 日本語の入力
まずオペレーティングシステムが日本語入力に対応しているのが前提である。
日本国内で市販されているオペレーティングシステムの場合は、すでに日本語入力に対応している状態で市販されているのが一般である。
中学校のコンピュータ実習でのパソコンの場合も、すでに日本語入力の機能がシステムに組み込まれているのが一般であるので、中学生は、あまり気にする必要は無い。
;ひらがなの入力
ひらがなの入力方式はローマ字入力とかな入力とが有る。
漢字の入力は、かな入力からの変換でも可能だし、ローマ字入力からの変換でも可能であるのが一般である。
英数字などの入力からひらがな入力へ切り替えるには、「カタカナ/ひらがな/ローマ字」ボタンを押す。
* 文字の入力位置の移動
文字列の中から、文字の入力する位置を変えたい場合は、キーボードの「↑」「←」「↓」「→」などの直線矢印が書かれたカーソルキーを押すと、入力位置のキーボードカーソルが矢印の方向に動くので、入力位置に調節する。なお、キーボードカーソルとマウスカーソルは別のカーソルである。キーボードカーソルを動かしてもマウスカーソルは動かないし、同様にマウスカーソルを動かしてもキーボードカーソルは動かない。
* 文字の削除
文字の削除は、「Back Space」と書かれたバックスペースキーか、あるいは「Delete」と書かれたデリートキーで行う。バックスペースを押すと、キーボードカーソルより前の文字が削除される。デリートを押すとキーボードカーソルより後ろ側の文字が消える。
* 文字の移動
;切り取り
文字の移動をするには、マウスのドラッグで複数の文字を選択して、マウス右上のボタンを押してメニューバーを開いたあとに、メニュー一覧から「切り取り」を選ぶと、切り取られるので、貼り付けたい場所に貼り付ける。貼り付けを行いたい場所に文字の入力カーソルを移動したあとに、メニューバーの貼り付けを押す。
「切り取り」のことをカット(cut)とも言う
貼り付けのことをペースト(paste)とも言う。
切り取りと貼り付けの一連の手順をカットアンドペースト(cut and paste)という。
「切り取り」をされた文字列は元の場所からは消える。
ワープロソフトの場合は、マウスのメニューバーから貼り付けや切り取りを行う他にも、画面の上にメニューボタンが表示されている場合が有るので、それを用いても良い。
;貼り付け
元の文字列を消さずに、同じ文字列を複製したい場合は、複写したい文字列をドラッグし、メニューバーから「コピー」を選択する。そのあと、貼り付けをする。
コピーと貼り付けの一連の手順をコピーアンドペースト(copy and paste)という。
== ネットワーク ==
* LAN
家庭内などで複数のパソコンでデータを共有したり、わざわざ全世界に開かれたインターネットを用いるのは手間がかかるしセキュリティ上にも問題があるので、家庭内などの狭い組織内での通信を行う際、パソコン用の通信機器はインターネットとは別に'''LAN'''(「ラン」、Local Area Networkの略)というネットワークを構築できるようになっている。
* WAN
LANとLANを組み合わせた、LANよりも広いネットワークのことを'''WAN'''(「ワン」、Wide Area Networkの略)という。
* インターネット
全世界と共有されたコンピュータ通信ネットワークが'''インターネット'''(Internet)である。
実際に、日本国内のインターネットの情報は、サイト管理者などによる閲覧制限などが無ければ、原則として外国からも閲覧ができる。
ネットワークのサービスを提供するコンピュータおよびソフトウェアのことを'''サーバ'''(server)と言う。
インターネットとのアクセスは、WWWサーバと呼ばれる、インターネットのサービスを行うコンピュータとアクセスを行っている。サーバは各所にある。
WWWとはworld wide web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略である。
家庭用のパソコンからインターネットにアクセスするには、まず「プロバイダ」と呼ばれるインターネット通信サービスを提供する業者との契約が必要である。
* ルータ
[[ファイル:SPOF.png|right|460px]]
通信信号に関する制御機器で、通信信号を必要な場所にだけ流し、情報が不必要な場所には流れないようにするための制御機器。
インターネット接続をするには、まずパソコンをLANケーブルなどでルータに接続し、ルータがインターネット回線につながるのが一般である。
パソコンからインターネットを閲覧するには'''ウェブ・ブラウザ'''(Web browser)というソフトウェアを起動する。単に'''ブラウザ'''(browser)とも呼ばれる。
ウェブブラウザには閲覧先のウェブページを表すURL(ユー・アール・エル、Uniform Resource Locatorの略)の表示欄がある。
URLの表示欄は、たいていブラウザの上の方にあり、「http://www.」などで始まる文字列がURLであることが多い。
httpとは通信方式を表している。
== インターネットでのデータの通信のしくみ ==
;プロトコル
インターネットの通信には、どのようなOSのコンピュータでも通信がし合えるように、通信の際の約束事が決められている。このような通信の規約を'''プロトコル'''という。一般的に利用されるプロトコルには TCP/IP(ティーシーピー・アイピー)がある。
;パケット
インターネットでデータを送信するときは、データを分割して送信している。このようなデータの分割の一個一個の単位を'''パケット'''(packet)という。パケットのひとつずつには、ヘッダ(header)と呼ばれる、送り先とパケットの順序についての情報がついている。パケットは、そのヘッダの送り先の情報に従って、運ばれていく。
:(※ パケットの「ヘッダ」は範囲内。東京書籍や開隆堂などの検定教科書に記述あり。)
パケットごとに分割して送ることで、もしデータが破損しても、その破損したデータだけを再送信すればよく、効率的になる。また、空いている通信網を効率的に利用できる利点が有る。
受信側で、分割されたパケットを組み合わせて、元のデータを復元している。パケットは、かならずしも順番どおりに届くとは限らないが、しかし順番についての情報がパケットのひとつずつに付いているので、受信側で、ヘッダのその情報に従って、元のデータを復元していく。
このように、パケットのひとつひとつに送り先の情報があるため、もし、ひとつの回線に他の人の送ったデータがあっても、それぞれの送り先に届く。そのため、パケットによるデータ送信の方式を用いれば、ひとつの回線でも、同時に複数の人がデータを送ることが出来る。
パケットをハガキに例えれば、ヘッダとは、ハガキに書かれた郵便番号と、読む順番のようなものである。
:※ 「パケット」(packet)とは、もともとは小包(こづつみ)という意味。
== IPアドレス ==
=== IPアドレス ===
[[ファイル:Ipv4 address ja.svg|thumb|250px|IPv4の構造。十進法を二進法に変換し、8桁の数字(8ビット)で1バイトとなる。その8ビットが4つに区切られ、合計で32ビット(= 4バイト)となっている。]]
わたしたちの住居には住所が割り当てられていて、郵便物が住所にとどくような仕組みが、現実にはある。
インターネットでも、各家庭のルーターおよびサーバ(このサーバはプロパイダが用意しているので、家庭には置かれてないのが普通)に'''IPアドレス'''(発音:「アイピーアドレス」)というインターネットにおける住所のような意味をもつ番号が割り当てられている。
=== ドメイン名 ===
IPアドレスは数字だけの並びなので、人間には覚えにくい。
そこで、たとえばWikibooksのホームページにアクセスするなら、WikibooksのIPアドレス(ちなみに 198.35.26.96 が過去のWikibooksのIPアドレスである. 現在ではアクセスできない)を入力するかわりに、ブラウザの検索先の入力欄に「 <nowiki>http://ja.wikibooks.org/</nowiki>」と入力して決定すれば、目的のWikibooksのホームページにアクセスして閲覧できるようになっている。
この仕組みは、WikiBooksのIPアドレスに、対応する「ja.wikibooks.org」という名前をつけるという仕組みになっている。
:(※ なお、「http」とかは、プロトコルの種類を表している。)
ウェブブラウザとWebサーバの やりとり のプロトコルが'''HTTP'''(発音:「エイチティーピーピー」)である。(「HTTP'''S'''」ということもある。)「<nowiki>http://</nowiki>」の「<nowiki>http</nowiki>」とは、このHTTPのプロトコルのこと。
「<nowiki>http://ja.wikibooks.org/</nowiki>」のように <nowiki>http://ドメイン名</nowiki> を URL (発音:「ユーアールエル」)という。
このURLによって、個々のWebページが指定されている。
なお「URL」とは、ユニフォーム・リソース・ロケータ、Uniform Resource Locator の略。
例ではWikibooksを例にしたが、なにもWikibooksのサイトにかぎらず、世界中でインターネット上に公開されている、ほぼ全てのホームページに、固有のドメイン名がつけられている。
たとえばウェブブラウザの検索先の入力欄に「<nowiki>http://ja.wikibooks.org/</nowiki>」と入力した場合、普通のブラウザなら、まずは、ブラウザがサーバーにアクセスして、このドメイン名のIPアドレスをさがし、そしてそのIPアドレスのホームページを表示する、という順序で、最終的にブラウザに目的のホームページが表示される、という仕組みになっている。
{{-}}
ホームページによっては、ドメイン名に国名が無く、かわりに、企業なら「com」(「co」とも)、教育機関なら「edu」(「ed」とも)、その他さまざまな団体なら「or」 などが書かれている形式もある。
ホームページによっては、国別コード(日本なら「jp」、アメリカなら「us」、フランスなら「fr」など)などが書かれていることもある。
[[w:トップレベルドメイン一覧#国別コードトップレベルドメイン|国別TLD]]{{-}}
== 電子メールの仕組み ==
=== メールアドレスの仕組み ===
電子メールの宛先を一般に「'''メールアドレス'''」または「電子メールアドレス」という。
メールアドレスの書式は、たとえば「<nowiki>[email protected]</nowiki>」のような書式になっている。
メールアドレスは
:ユーザ名@ドメイン名
の書式になっている。
メールアドレスには、ユーザ名とドメイン名のあいだに@(アットマーク)が入っている。
たとえば「<nowiki>[email protected]</nowiki>」の場合なら、「foo」がユーザ名であり、「example.com」がドメイン名である。
ドメイン名は、宛先の人がメール受信に使用しているサーバーの名前である。
;イメージ: 下駄箱にラブレターの場合
例えとして、学生どうしで下駄箱の中に、「ラブレター」なり「果たし状」(はたしじょう)({{ruby|決闘|けっとう}}を申し込む手紙のこと)なりを入れることを、想像してみよう(男子校や女子校の方は、すみません)。
まず、ドメイン名が「◯年△組」と言った情報に相当する。「2年3組のスズキくん」の下駄箱に、何かの知らせのレターを投函する場合、まずは2年3組の下駄箱を探すわけだ。2年3組の下駄箱に到着してから、相手の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。
そして、ユーザー名が、ラブレターなり果たし状なりを投函(とうかん)された相手の氏名に相当する。
ドメイン名に相当する「◯年△組」の下駄箱に到着したあと、投函先の「スズキくん」の下駄箱を探すわけだ。
:※ ちなみに検定教科書では「メールボックス」の比喩で例えていたが、マンションとかに住んでないと「メールボックス」じたいを家庭生活では使わないので、このウィキブックス教科書では下駄箱でたとえた。なお「メールボックス」ってのは、マンションの1階とかにある、受け入れポストの集合体。宛先の家庭ごとに、べつべつのポストに投函してもらうようになっている。
=== 電子メールの運ばれる順序 ===
電子メールの場合、まず、送信者のメールは、その送信者の使っているサーバに送られる。(インターネットに加入したときなどに、すでにプロパイダが用意してくれているのが普通。)
そして一般に、送信者用のサーバから、宛先のメール受信者がメール管理に使っているサーバに送られる。(このメール受信用のサーバは、宛先の相手が用意している。宛先の相手が一般の家庭のユーザーなら、その宛先の人がインターネットに加入したときなどに、その宛先の人が契約しているプロパイダが用意してくれているのが普通。)
つまり、一般に、
:送信者 → 送信者の用意してるメール用サーバ → 宛先の受信者が用意してるメール用サーバ
というふうに、メールが送られる。
そして、受信者がメールソフトなどで自分あての電子メールを確認するときは、自分の用意しているメール用サーバに新着メールがあるかどうかを確認している。
受信者にとっては、もしメール用サーバに自分あての新着メールがあれば、その新着メールを受信者のコンピュータに送ってもらうようになっている。
送信者がメールを送信した瞬間に自動的に送られる先は、受信者が用意してるメール用サーバまで、である。送信した瞬間には、受信者の手元のコンピューターにはメールが自動的には送られない。
受信者用のメール用サーバにせよ、送信者用のメール用サーバにせよ、電子メール用のサーバをまとめて「'''メールサーバ'''」などという。
== パスワード ==
他人が勝手に自分のコンピューターを操作したりしないように、そのコンピューターを操作している人が、操作する権利のある人かそうでないかを特定する仕組みが必要です。
そのため、'''パスワード'''(password <ref>桐原書店編集部 編著『データベース3000 基本英単語・熟語<nowiki>[5th Edition]</nowiki>』、桐原書店、2017年9月30日 第5版第3刷発行、P262 の項目 consist</ref>)という仕組みがあります。パスワードは自分しか知らないようにします。そしてパスワードを入力しないと、そのコンピューターやソフトウェアを操作できないという仕組みにします。こうすれば、自分以外の人が勝手に自分のパソコンを使うことを防げます。
1台のコンピューターを2人以上のユーザが使う場合もあり、その場合はユーザーごとにパスワードが異なります。
だからユーザーごとに、ユーザー名に対応する英数字からなる'''ID'''と、'''パスワード'''が必要になります。
IDとパスワードが正しい組み合わせだと、そのパソコンを利用できる、という仕組みです。
:・ パスワードは、人に見つかっては無意味なので、けっして見つかりやすい場所にはパスワードのメモを置かないようにしましょう。
:・ また、自分の氏名や生年月日、単純な数(例:「1111」「9876」)、キーボードの文字の並び(例:「QWERTY」)など、推測されやすい単語をパスワードにしては、いけません。
:・ また、パスワードを入力するときは、他人に入力した文字を見られないように、しましょう。
なお、インターネット上のあるウェブサイトなどで、インターネット上で共同作業する場合に、そのウェブサイトを利用する権利のあるユーザが、そのウェブサイトへの登録時に与えられたIDとパスワードを入力させられる場合もあります。
メールを初めて利用するときにも、プロパイダなどから用意されたIDとパスワードの入力が必要になるのが一般的です。
* (※ 範囲外 : ) 「ログイン」「ログオン」
検定教科書にはない用語ですが、パスワードを入力してシステムに接続することを「ログイン」(log in <ref>桐原書店編集部 編著『データベース3000 基本英単語・熟語<nowiki>[5th Edition]</nowiki>』、桐原書店、2017年9月30日 第5版第3刷発行、P292 の項目 </ref>)と言います。
「ログオン」(log on )という場合もあります。
※ この単語 log in / log on は大学入試センター試験の英語科目に出題された実績のある単語らしいので、当ページでは中学段階でもう教えておきます。
パソコンの立ち上げだけでなく、メールのソフトを使う場合にも別のパスワードが必要になることがあります。そういったメールソフトに接続することも英語で「ログイン」log in または 「ログオン」 log on と言います<ref>宇佐美光昭・浦田文夫 著『ターゲット編集部『英単語ターゲット1900 <nowiki>[6訂版]</nowiki>』、旺文社、2021年 重版発行、P.282</ref>。
== 通信マナーとセキュリティ ==
;マナー
インターネット通信は、自分だけのものではないので、他人に迷惑をかけないように注意する。
書き込みをするときは、違法な書き込みをしない。犯罪予告などの違法な書き込みをすると法的に処罰されることもある。
;著作権(ちょさくけん)
また、文章や画像、音楽などを公開するときは、インターネット上での公開にも著作権法などが適用されるので、他人の著作権を侵害しないようにする。
;セキュリティ
* コンピュータ・ウイルス と セキュリティ・ソフト
インターネット上には、他社の情報の盗み見や、他社のパソコンの無許可の遠隔操作などの、悪意に基づいて開発されたソフトウェアを利用している者もいる。悪意にもとづいたソフトウェアを'''コンピュータ・ウイルス'''という。このようなコンピュータ・ウイルスは、パソコンの利用者の知らないうちに、かってにOS内部などのパソコンのソフトウェアの内部に入り込み、かってにシステム設定を書き換えたりしてウイルス開発者が悪事をしやすいように書き換えてしまったりする。
このようなコンピュータウイルスからのコンピュータへの感染を防ぐため、'''セキュリティ・ソフト'''というアプリケーションが用いられる。
セキュリティソフトは、コンピュータのシステムを監視し、ウイルスがシステム内に入りこんでいないかを検知し、もしコンピュータウイルスが入り込んでいたら、'''隔離'''(かくり)または駆除をする。
コンピュータ・ウイルスは、ほぼ毎日、新しいウイルスが開発されています。これに対抗して、セキュリティ・ソフトも開発が進められています。
* ネット犯罪への対策
インターネット上で詐欺行為などの犯罪行為を行おうとする不心得者も、世には存在する。
このような不心得な悪者に騙されないよう、インターネット上には、むやみに自分の名前や住所などの個人情報を書いてはいけない。
他人のプライバシーなどの個人情報も、同意がない限り、書いてはいけない。
===== SNSを使うときは =====
;フィルタリング
コンピュータウイルスが有ると思われるウェブサイトや、あるいは閲覧者に不適切と思われる情報の記載されているサイトには、アクセスしてもウェブページの起動や閲覧が出来ないように設定する機能が、セキュリティソフトなどには有る。このように、不適切なウェブページを表示させないようにする機能を'''フィルタリング'''という。
このため、フィルタリングソフトをつかうと、閲覧できるページが制限されるので、閲覧できるページが少なくなる。
;バックアップ
コンピュータ上のデータは、コンピュータの故障などによって、データが失われてしまうことが有る。このため、失われたら困るデータは他の場所にも複製し保存をする対策が必要である。
こうすることで、たとえ使用中のパソコンからデータが故障やご操作で消えても、他の場所に複製したデータから復元ができる。
このような復元のための複製をバックアップという。
バックアップのデータ保存先は、使用しているコンピュータとは別のコンピュータや、USBメモリや外付けハードディスクやCD-ROM、DVD-ROMなどの外部の記憶メディアに保存するのが良い。
(元のコンピュータと同じコンピュータ内にバックアップすると、もし元のコンピュータが故障してデータが消失したとき、その消失したデータのなかにバックアップも含まれていたら、そのバックアップも一緒に消失してしまう。なので、同じコンピューターの中にバックアップを入れておくのは、不合理である。)
=== コンピュータ・ウイルスへの対策 ===
* 偽(にせ)セキュリティ・ソフトに注意。
コンピュータ・ウイルスの作成者の中には、偽物の偽(にせ)セキュリティ・ソフトを作る人すらも存在します。偽セキュリティ・ソフトの中には、ウイルスが仕込まれていたりします。
偽セキュリティ・ソフトを使わないようにするため、セキュリティ・ソフトの入手方法は、中高生のうちは、家電量販店や、デパートの家電コーナーなど、現実の商店から購入するのが安全でしょう。家電量販店などで、コンピューターのセキュリティソフトも販売している場合があります。
* ウイルス感染は目立たない。
コンピュータ・ウイルス感染は、パソコンの利用者が気づかなくても、ウイルスに感染している場合がある。
なお、コンピュータが発明されたころの古いSF映画などでは、コンピュータ・ウイルスの感染の場面で、パソコン画面に、おどろおどろしい画像が表示されたりなどの演出がある。
だが、実際には、そのような感染を目立たせるウイルスは少ない。
なぜなら、もし、ウイルス作成者が感染の目立つウイルスを開発しても、感染したパソコンの所有者にウイルスを気づかせてウイルス対策を取らせてしまうだけなので、感染が目立つウイルスはウイルス開発者にメリットが無い。実際のウイルスは、感染を目立ちにくくしている。
* 定期的にセキュリティ・ソフトで確認するべき。
何事もないように動作しているパソコンでも、ウイルスに感染している場合がありうる。なので、定期的にセキュリティ・ソフトなどによるパソコンの状態の確認が必要である。
== もしウイルスに感染してしまったら ==
:(参考文献: 開隆堂『技術・家庭 技術分野』、検定教科書)
もし家庭用のパソコンがウイルスに感染してしまった場合、次の対策をとる。
:1 まず、LANケーブルなどのネットワーク通信のケーブルを抜くことで、インターネットとの通信を中止する。
こうして、ウイルス作成者などがインターネットを介してパソコンを操作できないようにする。また、感染したパソコンが、インターネットを介して、他のコンピュータに悪さをしないようにする。
電源ケーブルやマウスケーブルは、抜かなくていいです。インターネットとの通信を中断することが目的なので、電源ケーブルは、そのままで、かまいません。
:2 ワクチンソフトを実行し、ウイルスを駆除する。
:3 駆除できない場合、コンピュータを初期化する。
前提として、コンピュータの初期化をできるよう、初期化ソフトが必要です。
だから、事前に初期化ソフトをつくっておきます。パソコンを購入したさい、初期化ソフトをつくるための機能がついていますので、あらかじめ初期化ソフトをつくっておいてください。
== ウイルスの手口 ==
ウイルス作成者が、けっして親切に「このソフトはウイルスです」などと教えてくれるわけはありません。
そのウイルスソフトが、あたかもウイルスでないかのように装(よそお)って、だますのが通常です。
なので、まず、不信なファイルをダウンロードしないようにしましょう。
また、ウイルスを添付したメールを、ウイルス作成者などが一方的に送り付けてくる場合があるので、不信なメールが届いたら、添付ファイルを開かないようにしましょう。
== インターネットと個人情報 ==
=== プライバシーなど ===
まず、インターネットに、他人のプライバシーなどの個人情報は、相手の許可がないかぎり、書いてはいけません。
人々には、私生活の情報をみだりに公開されない権利があります。
友達の氏名や電話番号など、友達どうしでは秘密でない情報であっても、インターネット上では友達でない人も見ているので、友達の氏名や住所や電話番号も、けっして書いてはいけません。
また、他人を撮影した写真は、撮影された人に'''肖像権'''(しょうぞうけん)があるので、けっして、撮影された本人の許可なく勝手に公開してはいけません。
また、たとえ自分じしんについての情報でも、情報が犯罪などに悪用されることを防ぐため、なるべく自分の個人情報も、ネットに書き込まないほうがよいでしょう。
== インターネットと知的財産 ==
人間が書いた文章や、人間がつくった音楽、さらには人間が考えてつくった工業製品、人間がつくったコンピュータソフトウェアなど、人間が考えて公表したアイデアはすべて'''知的財産'''(ちてき ざいさん)です。
法律では、その知的財産を考えた人の権利を、'''知的財産権'''として守っています。
知的財産権は、発明などにかかわる'''産業財産権'''(さんぎょう ざいさんけん)と、小説や音楽や絵画などにかかわる'''著作権'''(ちょさくけん)とに分かれます。
=== 著作権 ===
人間がつくった文章や、人間がつくった音楽や歌詞、人間が描いた絵やアニメーション、人間が撮影した写真やテレビ映像や映画などの動画には、すべて'''著作権'''(ちょさくけん)があり、勝手に他人が公開してはいけません。
'''著作権法'''(ちょさくけんほう)という法律によって、著作権のありかたが決められています。
著作権は、その作品をさいしょにつくった人に、権利があります。
なので、たとえ他人がつくった作品を書き写したりしても、著作権はさいしょにつくった人にあるままです。
さて、たとえお金を出してお店で買ったイラスト集や音楽CDや映画DVDなどでも、著作権のため、けっしてインターネットなどで公開してはいけません。
イラスト集や音楽CDなどを買ったときに購入品とともに付いてくる権利は、単に、その作品を自分が見てもいいという権利と、自分の家族などがその作品を見てもいいという権利だけなので、インターネットの第三者には勝手に作品を公開してはいけません。
著作権のある物を、著作者以外が許可なく利用することは、法律できびしく罰せられる場合があります。
インターネット上でデジタル化された文章や音楽や映像にも、著作権があります。
また、大人や子どもの区別なく、作品をつくれば、その作品についての著作者になります。たとえば、中学生でも、何か作品をつくって発表すれば、つくった作品についての著作権をもちます。
なお、写真を撮影した場合は、撮影した人のもつ著作権とは別に、撮影された被写体の人に肖像権(しょうぞうけん)があります。
{{コラム|©とは何か|
[[File:Copyright.svg|thumb|著作権を表すマーク]]
:※ 東京書籍の教科書で丸Cマークを紹介。東京書籍では丸Cマークについて調べてみようと薦めているだけで、マークの意味は解説してない。
:※ 公民科目のほうで、教育出版が丸Cマーク(著作権マーク)と丸Rマーク(商標権マーク)について説明している。
よく、何かの商品とかに、
: © 2019 wuikibukkusu Co., Ltd.,
のような © から始まる文字がありますが、
これは、この商品の著作権(または各種の権利)が、丸Cの直後にある団体にあることを主張しています。
例文の場合だと、wikibukkusu 社 という会社に著作権などがあると主張しています。
「©」とは著作権を意味するCopyright(コピーライト)の略だと考えられています。
Co., Ltd., とは、カンパニー・リミテッドのことで、いわゆる「会社」のことです。
このような丸Cマークで始まる著作権の表記は、日本だけでなく国際的に通用する表記ですので、知っておきましょう。
なお、その他の表記として
:Copyright © 2019 wikibukkusu Co., Ltd., All rights reserved.
のように冒頭に「Copyright」とつけて、著作権表示であることを明確化する場合もあります。
また、
: © 2019 wuikibukkusu Co., Ltd., All rights reserved.
のように末尾に「All rights reserved.」とつける場合もあります。
}}
[[File:RegisteredTM.svg|thumb|これは商標権のマーク]]
なお、丸Rのマークは(著作権ではなく)商標権(しょうひょうけん)です(※ 丸Rのマークについては中学公民の教育出版の検定教科書で紹介している)。
* 範囲外
:※ じっさいには、衣服など工業製品の形にも、その形を考えた人の権利( 意匠権(「いしょうけん」と読む)など )があったりする場合があるのだが、かといって衣服を撮影できないと裸を撮影するハメになってしまうので、慣習では、衣服の場合は例外的に、人物の写真などを公開するという目的なら、インターネットにも公開しても良いという慣習になっている。
:また、他人の作品の公開するかどうかの有無にかかわらず、他人がつくった作品を「自分が作りました」という行為は、法律で罰せられる場合がある。
=== 著作権以外の権利 ===
:・ 商標権(しょうひょうけん) ・・・ ブランド名やロゴマークなどの権利。
:・ 意匠権(いしょうけん) ・・・ 工業製品の形や模様などのデザインの権利。
:
:・ 特許権(とっきょけん) ・・・ たとえば液晶に関する発明や、リチウムイオン電池に関する発明など、発明のうち高度なものについての権利。
:・ 実用新案権(じつようしんあんけん) ・・・ 製品の形状や構造などの発明についての権利。
:
=== 発展的な説明 ===
==== 著作権にかかわる権利 ====
* 著作者人格権(ちょさくしゃ じんかくけん)
著作権者には、著作物を公開するかどうかを決める権利、公開するさいに自分の氏名を公表するかを決めたり、公開するさいに自分の名称(ペンネームなど)をどう表記するかを決める権利があり、これらの権利を'''著作者人格権'''(ちょさくしゃ じんかくけん)という。
この他にも、著作物を許可なく改変されない権利も、著作者人格権にふくまれる。
* 著作隣接権(ちょさく りんせつけん)
たとえば、音楽作品のレコード製作者やCD製作者などの、著作物を伝達する仕事の人にも、'''著作隣接権'''(ちょさく りんせつけん)という権利がある。
このため、たとえばベートーベンやバッハなどの、中世や近世のクラシック音楽を、現代の人が演奏したCDやレコードなどは、
たとえ作曲家がずっと昔に死んで著作権がきれていても、現代のCD製作者の著作隣接権は切れてないし、そのCDに演奏を提供した演奏者の著作隣接権もまだ切れていないのが普通なので、クラシックCDであっても、決してCD製作者などの権利者に無許可で第三者に公開してはいけない。
== 引用や二次利用 ==
=== 引用の際のルール ===
文章で書かれた書籍などの文章作品は、必要最低限なら、評論や紹介などの正当な目的なら、一定の条件を守れば、著作者の許可がなくても、自分の作品のいちぶに組み入れて発表できます。
このような、他人に著作物を、正当な手続きのうえで、著作者の許可なく、自分の著作物にとりこむ行為を'''引用'''(いんよう)といいます。
引用の際には、次のことが必要になります。
:もとの著作物の題名および著作者の名称などを明示すること。出所(でどころ)を明示するため。
:引用された文章は、かぎ括弧(『』や「」など)を付けるなどして、引用された部分を、自分の著作した部分と区別できるようにすること。
:必要最低限の量だけ、引用している事。
現代の慣習では、音楽や絵画などは、引用が認められていません。また、歌詞も、引用が認められていません。
なので引用をするさいは、書籍の文章だけを引用するのが、安全でしょう。
=== 著作物の二次利用の許可 ===
[[File:Freedom mark.png|thumb|400px|自由利用マーク]]
著作者が、自分の作ったその著作物を、読者などの利用者が自由に利用してもいいと認める場合には、その意志を表示するためのマークがあります。
たとえば、文化庁のさだめた「自由利用マーク」があります。(※ 検定教科書の範囲内)
:※ もし、文化庁の「自由利用マーク」を実際に利用する場合には、文化庁のホームページに細かい決まりが書いてあるので、それを確認のこと。(検定教科書でも、そういった感じのことを呼びかけている。)
== ※ 範囲外 ==
※ 検定教科書では、その他の情報関係の法律も多数、紹介されています。
情報関係の法律は多数あるので、検定教科書では名前と概要を列記するだけに留めています(開隆堂のサイトで確認)。
情報関係の法律として、主なものは、下記の法律があります。
おもに個人の権利を保護するための法律としては
:電子署名法
:電子消費者契約法
:預金者保護法
:特定電子メール法
:青少年インターネット環境整備法
があります。
基盤整備に関する法律や刑法としては
:IT基本法、
:電波法、
:プロパイダ制限責任法
:有線電気通信法、
:電気通信事業法
:個人情報保護法、
:不正アクセス行為の禁止等に関する法律、
:電子署名および認証業務に関する法律、
:コンピュータ犯罪を防止するための刑法、
などがあります。
多すぎて具体的な解説は出来ませんし、検定教科書でも深入りしてないので、中学生・高校生の段階では名前だけ知っておけば十分でしょう。
[[Category:中学校技術|しようほうつうしんねつとわあくとしようほうもらる]]
|
2013-10-22T20:50:58Z
|
2023-10-13T14:36:09Z
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[
"テンプレート:-",
"テンプレート:Ruby",
"テンプレート:コラム"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%8A%80%E8%A1%93/%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%80%9A%E4%BF%A1%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%A8%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%AB
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18,479 |
民事訴訟法第381条
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
(過料)
|
[
{
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法学>民事法>コンメンタール民事訴訟法
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[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事訴訟法]]
==条文==
(過料)
;第381条
# 少額訴訟による審理及び裁判を求めた者が[[民事訴訟法第368条|第368条]]第3項の回数について虚偽の届出をしたときは、裁判所は、決定で、10万円以下の過料に処する。
# 前項の決定に対しては、即時抗告をすることができる。
# [[民事訴訟法第189条|第189条]]の規定は、第1項の規定による過料の裁判について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事訴訟法|民事訴訟法]]
|[[コンメンタール民事訴訟法#6|第6編 少額訴訟に関する特則]]<br>
|[[民事訴訟法第380条|第380条]]<br>(異議後の判決に対する不服申立て)
|[[民事訴訟法第382条|第382条]]<br>(支払督促の要件)
}}
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[[category:民事訴訟法|381]]
| null |
2023-01-03T00:50:21Z
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[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E6%B3%95%E7%AC%AC381%E6%9D%A1
|
18,480 |
中学校技術/プログラムによる計測・制御
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コンピュータの処理の手順をプログラムという。 プログラムを記述するための言語をプログラミング言語という。
コンピュータは、特に指示がない限りは、前から順番通りに実行する。これを順次という。
コンピュータは、条件によって(あるいは条件によらず)実行する順序を変えることができる。これを分岐という。
コンピュータは、同じ処理を繰り返すこともできる。これを反復という。
分岐と反復を組み合わせて、条件が満たされている間だけ処理を反復するような手順も、プログラムで指示できる。
プログラミング言語には様々な種類があるが、多くのプログラミング言語は、分岐や反復や順次処理などを利用している。
プログラムでの、順次や分岐や反復の組み合わせ方を、人間が理解しやすいように図示したものとしてフローチャートが有る。 横長のひし形(図では◇の横長のもの)で、条件分岐を表し、ひし形の中に、条件の内容を記述している。
順次処理は、横長の長方形で書かれる。処理内容は、四角の中に書かれる。
順番は、原則として、プログラムの最初が、フローチャートの一番上にあり、一番下が、最後の処理である。
プログラミング言語には多くの種類があるが、1960年代ごろからある古典的な言語では、BASIC(ベーシック)とC言語(シーげんご)とFORTRAN(フォートラン)やCOBOL(コボル)がある。
外界からの情報を信号として出力する装置をセンサという。 以下、コンピュータに取り付けられるセンサについて記述する。
センサとは別に、コンピュータなどからの信号に基づき外界の物体を動かす装置をアクチュエータという。
センサとアクチュエータをコンピュータに取り付ければ、センサで外界の状況を確認できるので、外界の状況が変わっても、センサで外界を確認しなおして、プログラムの判断基準(プログラムの条件分岐の機能を、アクチュエータの判断基準に応用できる。)に従い、アクチュエータで外界の物体をプログラム通りに動かせる。 このように、コンピュータ制御のアクチュエータを、センサと連動させることで、外界の環境変化に対応するアクチュエータを作ることができる。
一般に、パソコンの単体には、センサやアクチュエータは付属していないので、もしセンサやアクチュエータが必要な場合は、パソコン用のセンサやアクチュエータを購入などで入手してから、それらをパソコンに取り付けることになる。
コンピュータの分岐機能での条件判定では、次のような判定が出来ます。
センサーなどを用いてアクチュエータ制御の条件判定を行う場合は、センサーの信号を数値に置き換えて行います。
また、複数の条件判定を組み合わせた条件判定もあります。次に示す、論理積や論理和などです。
たとえば、条件Xと条件Yの両方が満たされている時にのみ、ある行動を実行する条件判定をAND(アンド)という。このANDとは英語の接続詞の 「and」 のことである。式では、
などと書く。
仮に条件が満たされていない場合を数字の0として、条件が満たされている場合を1とすると、andの性質が、掛け算に似ているので、そのことからAND演算を論理積(ろんりせき)ともいう。 ある条件Xが満たされていることを真(しん)と言う。ある条件が満たされていない場合を偽(ぎ)と言う。 条件が真の時、これを数値の1で表すことができる。条件が偽のとき、数値の0で表すことができる。なお、このように、条件の数値を数値の1と0に置き換えて計算する代数学をブール代数(ブールだいすう)という。
条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方が満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をOR(オア)という。このORとは英語の接続詞の 「or」 のことである。式では、
などと書く。OR演算のことを論理和(ろんりわ)ともいう。
他にも、条件Xが満たされていない場合に、(その他の条件Yなどについては不問)、ある行動を実行する条件判定をNOT(ノット)と言う。式では、
などと書く。NOT演算のことを否定(ひてい)と言う。
他にも、条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方のみが満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をXOR(エクスクルーシブ/オア)という。式では、
などと書く。XOR演算のことを、排他的論理和(はいたてき ろんりわ)とも言う。
条件判定のANDやORなどを回路図の一部として図示したものとして、論理回路がある。条件が満たされた時を、回路に電流が流せる時と同一している。 たとえば、AND回路では、A and B なら、Aに対応するスイッチとBに対応するスイッチが閉じることで、回路に電流が流せるようになる。 NOT回路では、not Aなら、普段はスイッチが閉じていて、条件Aが満たされた時に対応するスイッチAが開き、電流が流せなくなる。
コンピュータのハードウェア内部では、半導体素子の一種であるトランジスタのスイッチング機能を用いて、論理回路を実現している。このようなハードウェアの仕組みを利用して、コンピュータは論理演算を行っている。なおトランジスタが実用化される前には、パラメトロンや三極真空管を、更に真空管が実用化される前には、継電器(リレー)を用いて、スイッチング機能を実現していた。
(トランジスタのスイッチング機能については工業高校や工学系大学の教育内容になる。)
プログラミング言語の具体的な文法については、ウィキブックス内には、記事プログラミングなどに解説があります。 実習などで用いる言語は、時代によって変わるかもしれません。また、実習の内容によっても変わります。 たとえばウェブページを作る場合のプログラムはHTML(エイチ・ティー。エム・エル)という言語で記述を行う場合が多いです。
また、学校で用意された実習キットなどを用いてプログラミングを行う場合は、そのキット用に開発された独自の教育用のプログラミング言語を用いる場合もあります。
中学の段階なら、BASICか、その派生言語を使うことが、あるかもしれません。
プログラミングでは、とりあえず一応のプログラムを書けたら、今度はそのプログラムを実験的に動作させてみて、本当に安全かつ正常に動くかどうかを確認する必要があります。
人間の入力ミスや、勘違いなどによって、プログラムが異常な動作をしてしまう場合もあります。
なんらかの原因で、プログラムが異常な動作をすることを「バグ」と言います。
プログラムにもしもバグがあったら、つまり、なにか異常な動作、正常でない動作をするなら、これは修正しないといけません。このように、バグを取り除いて、プログラムを正常に直すことをデバッグ(debug)といいます。
前提として、プログラムを作った後は、まず開発企業などが自分たちで、本当にそのプログラムが正常かどうかを実際にプログラムを動作させる実験によって試す必要があります(この工程を「テスト」と言います。)。もちろん、時間の制限などもあって、完全には確認しきれませんが、なるべく時間の許すかぎり、プログラムを確認する必要があります。
また、プログラムのエラーだけを除くのではなく、たとえば画面のあるシステムを作っている場合なら、画面が第三者の利用者にも見やすいかのチェックや、操作が分かりやすいかなどもチェックもデバッグにおいて確認する場合もあります(※ 開隆堂の検定教科書)。
なお、テストのために動作確認をする前提として、まず、その製品の正常な動作を、決める必要があります。(これをIT業界で「仕様」(しよう)などと言います。)
「〇〇の条件のときに、このプログラムは△△の動作をする」という仕様でしたら、果たして本当にプログラムがそのとおりに動作をできているか、実験をして確認をします。
※ なお、温度を電流に変換するための電子素子としては、PTCサーミスタという素子があります(※ ネットの教科書画像でPTCサーミスタの紹介を確認。教育図書の教科書とのこと)。
バグを見つけて除くデバッグも重要ですが、万が一、バグを見過ごしてしまった場合でも、人が死ぬことや怪我などの取り返しのつかない大被害が出ないように設計することも必要です。
そのように、もしバグや故障などの誤動作などがあっても、システムが安全に稼働するように設計することをフェールセーフ(fail-safe)またはフェールプルーフ(fail-proof)と言います(※ 2022年代の中学技術の検定教科書にフェールセーフが書いてあるらしい)。
「フェイル」fail とは、「失敗する」・「失敗」などの意味の英語です。
たとえば、機械工場で生産システムを管理しているコンピュータの場合、もしシステムが異常を感知したら、そもそも通常起動をしないようにするべきです。
なぜなら、異常のある状態で高圧プレスなどを制御されたら、もしかしたら事故で作業員が死ぬ可能性があります。
かといって、すでに稼働している最中でシステムが級に故障した場合に、果たして急停止するべきかといわれたら、それは場合によっては疑問です。
もしシステムが急停止したことで、逆に人がケガをする事故が起きては困ります。
なので、システム稼働中の事故に対しては、たとえば徐々に減速していく、とかの設計になるでしょうか(職場や製品やシステムによって、適切な設計は変わります)。
ともかく、システムの異常時には、事故防止のため、安全にするための処理が自動的に起動して動作するような感じの設計、または、安全だと認められる処理以外の手作業での入力をシステムが受け付けないように設計するなど、安全措置(あんぜん そち)以外をできないようにする必要があります。
このように、安全側にシステムのモードを移行するための仕組みを組み込むような設計のことが、フェイル・セーフまたはフェイル・プルーフと言われるものです。
なお、仮にプログラムにバグが無くても、部品の故障によってエラーが起きる場合もあります。なので、工場などで使うプログラムでは、フェイル・セーフも必要です。
さて、ある検定教科書では、サーバ・クライアント通信のプログラムを、アクティビティ図を用いて設計する手法を紹介しています。
果たして中学でそこまで必要になるかは不明ですし、そもそも中学レベルの技術力でそういう通信プログラムが書けるのか不明ですが、しかしとりあえず、(※教科書では説明していませんが、)一般的なプログラミングにおける設計技法として、自分の作ろうとしているモノが何なのかを、箇条書き(かじょうがき)などで紙にまとめる必要はあります。
なぜなら、検定教科書では説明されていませんが、
仕事などだと、上司や部下・同僚など他人が読んでもわかるように設計書を書く必要があります。(おそらく、検定教科書が意識してるのはコッチ。)
設計書では、大まかな要件を先に決定していき(ただし、比較的に短期間かつ自力たちで実現できる具体的な目標)、それを元に段階的に、追加の文書により細部を決めていきます。
どちらにせよ、まず、設計目標が何なのかを明確に文書に起こす必要があります。別に文体が美文である必要はありません。
そして、その目標に必要な最低限の技術的に実装すべき対象が何なのかを明確にしていきます。
プログラマーとしては事前にメモ書きのようなものでいいので、紙またはテキストファイルなどに、作りたいプログラムの満たすべき要件をまとめておくなどしておくと、いちいち目標を定期的に思い出す手間が省け、思考力を節約できるので、プログラミングに集中しやすくなります。(検定教科書では紹介されない用語ですが、こういうのを「To doリスト」とか「作業リスト」とか「タスクリスト」とか「やることリスト」などといいます。)
ともかく、プログラミングの入力の前に、まず「自分たちは何を設計したいのか」を具体的に紙または画像データに書き起こすことです。検定教科書ではフローチャートの書き方などを教えていますが、それはあくまで、入力したいものを明確にする手段のひとつです。
そうやって具体的に見て分かるように文章化または印刷化・画像化をしておけば、打ち合わせをするにしても、あるいは忘れないようにするためにメモ代わりにするにしても、どちらにも役立ちます。
要は、「何を入力したいのか?」を読みやすい形式でメモ的に書いておけばいいのです。
並び順を変えることを「ソート」と言います。
ソートには、選択ソートや交換ソートがあります(※開隆堂のサイトで確認)。開隆堂サイトでは、トランプ(カードゲームのほう。カード4枚)の並び替えをしていました。
ゲーム業界の例なのですが、ゲーム業界では「仕様書」(しようしょ)として、ある画面の動作の条件をすべて具体的に書きます。
また、基本的に具体的な画面を使って動作説明すことで、客観的に誰でも分かるように説明しています。
たとえば、ある画面では、
のように具体的に書きます。(※ なお、製図などとは違い、仕様書では日本共通の書き方というのは存在しません。仕様書の規格も存在しません(2023年の時点ではそう)。)
前の画面に戻るためのボタンのように、文脈から分かることでも、上記のように具体的に書きます。
イラストのように、クリックしても何も起こらない場合ですら、何も起こらないことを仕様書では明記します。そうすることで、その仕様書のそのページさえ読めば、これからプログラミングで作るべき動作のゴール地点が分かるようにします。
もちろん、変更ボタンのように、クリックすると変更が起きる場合は、
のように何をどう表示するかも具体的に書きます。
このように、ソフトウェアの設計(デザイン)というのは、先にゴール地点を具体的かつ客観的に決めて、あとから細部をデザインしていきます。一般にゲームも同様、ゴール設定を先に行い、あとから細部を決めていきます。アイデアは、「なんのために」というゴールを達成するための手段です。
ゲームデザインではない単元ですが、教育図書(教科書会社)の検定教科書でも木工などの単元で、目的や条件から逆に(設計の)構想を考えるように指導しています。なお、実用品などの場合は、問題を先に見つけ、その問題を解決するために上記の目的や条件を考えます(※ 教育図書の見解)。
また、設計のための書類で使われれる文章のレベルも、中学卒業したレベルの知識さえあれば、とりあえず内容は分かるような文章で書く必要があります。
|
[
{
"paragraph_id": 0,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの処理の手順をプログラムという。 プログラムを記述するための言語をプログラミング言語という。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 2,
"tag": "p",
"text": "コンピュータは、特に指示がない限りは、前から順番通りに実行する。これを順次という。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 3,
"tag": "p",
"text": "コンピュータは、条件によって(あるいは条件によらず)実行する順序を変えることができる。これを分岐という。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 4,
"tag": "p",
"text": "コンピュータは、同じ処理を繰り返すこともできる。これを反復という。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 5,
"tag": "p",
"text": "分岐と反復を組み合わせて、条件が満たされている間だけ処理を反復するような手順も、プログラムで指示できる。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 6,
"tag": "p",
"text": "プログラミング言語には様々な種類があるが、多くのプログラミング言語は、分岐や反復や順次処理などを利用している。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 7,
"tag": "p",
"text": "プログラムでの、順次や分岐や反復の組み合わせ方を、人間が理解しやすいように図示したものとしてフローチャートが有る。 横長のひし形(図では◇の横長のもの)で、条件分岐を表し、ひし形の中に、条件の内容を記述している。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 8,
"tag": "p",
"text": "順次処理は、横長の長方形で書かれる。処理内容は、四角の中に書かれる。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 9,
"tag": "p",
"text": "順番は、原則として、プログラムの最初が、フローチャートの一番上にあり、一番下が、最後の処理である。",
"title": "プログラム"
},
{
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"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 11,
"tag": "p",
"text": "プログラミング言語には多くの種類があるが、1960年代ごろからある古典的な言語では、BASIC(ベーシック)とC言語(シーげんご)とFORTRAN(フォートラン)やCOBOL(コボル)がある。",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 12,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 13,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラム"
},
{
"paragraph_id": 14,
"tag": "p",
"text": "外界からの情報を信号として出力する装置をセンサという。 以下、コンピュータに取り付けられるセンサについて記述する。",
"title": "アクチュエータへの応用"
},
{
"paragraph_id": 15,
"tag": "p",
"text": "センサとは別に、コンピュータなどからの信号に基づき外界の物体を動かす装置をアクチュエータという。",
"title": "アクチュエータへの応用"
},
{
"paragraph_id": 16,
"tag": "p",
"text": "センサとアクチュエータをコンピュータに取り付ければ、センサで外界の状況を確認できるので、外界の状況が変わっても、センサで外界を確認しなおして、プログラムの判断基準(プログラムの条件分岐の機能を、アクチュエータの判断基準に応用できる。)に従い、アクチュエータで外界の物体をプログラム通りに動かせる。 このように、コンピュータ制御のアクチュエータを、センサと連動させることで、外界の環境変化に対応するアクチュエータを作ることができる。",
"title": "アクチュエータへの応用"
},
{
"paragraph_id": 17,
"tag": "p",
"text": "一般に、パソコンの単体には、センサやアクチュエータは付属していないので、もしセンサやアクチュエータが必要な場合は、パソコン用のセンサやアクチュエータを購入などで入手してから、それらをパソコンに取り付けることになる。",
"title": "アクチュエータへの応用"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "アクチュエータへの応用"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの分岐機能での条件判定では、次のような判定が出来ます。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 20,
"tag": "p",
"text": "センサーなどを用いてアクチュエータ制御の条件判定を行う場合は、センサーの信号を数値に置き換えて行います。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "また、複数の条件判定を組み合わせた条件判定もあります。次に示す、論理積や論理和などです。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "たとえば、条件Xと条件Yの両方が満たされている時にのみ、ある行動を実行する条件判定をAND(アンド)という。このANDとは英語の接続詞の 「and」 のことである。式では、",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "などと書く。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "仮に条件が満たされていない場合を数字の0として、条件が満たされている場合を1とすると、andの性質が、掛け算に似ているので、そのことからAND演算を論理積(ろんりせき)ともいう。 ある条件Xが満たされていることを真(しん)と言う。ある条件が満たされていない場合を偽(ぎ)と言う。 条件が真の時、これを数値の1で表すことができる。条件が偽のとき、数値の0で表すことができる。なお、このように、条件の数値を数値の1と0に置き換えて計算する代数学をブール代数(ブールだいすう)という。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方が満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をOR(オア)という。このORとは英語の接続詞の 「or」 のことである。式では、",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "などと書く。OR演算のことを論理和(ろんりわ)ともいう。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "他にも、条件Xが満たされていない場合に、(その他の条件Yなどについては不問)、ある行動を実行する条件判定をNOT(ノット)と言う。式では、",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "などと書く。NOT演算のことを否定(ひてい)と言う。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "他にも、条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方のみが満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をXOR(エクスクルーシブ/オア)という。式では、",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "などと書く。XOR演算のことを、排他的論理和(はいたてき ろんりわ)とも言う。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "条件判定のANDやORなどを回路図の一部として図示したものとして、論理回路がある。条件が満たされた時を、回路に電流が流せる時と同一している。 たとえば、AND回路では、A and B なら、Aに対応するスイッチとBに対応するスイッチが閉じることで、回路に電流が流せるようになる。 NOT回路では、not Aなら、普段はスイッチが閉じていて、条件Aが満たされた時に対応するスイッチAが開き、電流が流せなくなる。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "コンピュータのハードウェア内部では、半導体素子の一種であるトランジスタのスイッチング機能を用いて、論理回路を実現している。このようなハードウェアの仕組みを利用して、コンピュータは論理演算を行っている。なおトランジスタが実用化される前には、パラメトロンや三極真空管を、更に真空管が実用化される前には、継電器(リレー)を用いて、スイッチング機能を実現していた。",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "(トランジスタのスイッチング機能については工業高校や工学系大学の教育内容になる。)",
"title": "(※ 範囲外: )論理代数"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "プログラミング言語の具体的な文法については、ウィキブックス内には、記事プログラミングなどに解説があります。 実習などで用いる言語は、時代によって変わるかもしれません。また、実習の内容によっても変わります。 たとえばウェブページを作る場合のプログラムはHTML(エイチ・ティー。エム・エル)という言語で記述を行う場合が多いです。",
"title": "補足"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "また、学校で用意された実習キットなどを用いてプログラミングを行う場合は、そのキット用に開発された独自の教育用のプログラミング言語を用いる場合もあります。",
"title": "補足"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "中学の段階なら、BASICか、その派生言語を使うことが、あるかもしれません。",
"title": "補足"
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "補足"
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "プログラミングでは、とりあえず一応のプログラムを書けたら、今度はそのプログラムを実験的に動作させてみて、本当に安全かつ正常に動くかどうかを確認する必要があります。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "人間の入力ミスや、勘違いなどによって、プログラムが異常な動作をしてしまう場合もあります。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "なんらかの原因で、プログラムが異常な動作をすることを「バグ」と言います。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "プログラムにもしもバグがあったら、つまり、なにか異常な動作、正常でない動作をするなら、これは修正しないといけません。このように、バグを取り除いて、プログラムを正常に直すことをデバッグ(debug)といいます。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 44,
"tag": "p",
"text": "前提として、プログラムを作った後は、まず開発企業などが自分たちで、本当にそのプログラムが正常かどうかを実際にプログラムを動作させる実験によって試す必要があります(この工程を「テスト」と言います。)。もちろん、時間の制限などもあって、完全には確認しきれませんが、なるべく時間の許すかぎり、プログラムを確認する必要があります。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 45,
"tag": "p",
"text": "また、プログラムのエラーだけを除くのではなく、たとえば画面のあるシステムを作っている場合なら、画面が第三者の利用者にも見やすいかのチェックや、操作が分かりやすいかなどもチェックもデバッグにおいて確認する場合もあります(※ 開隆堂の検定教科書)。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "なお、テストのために動作確認をする前提として、まず、その製品の正常な動作を、決める必要があります。(これをIT業界で「仕様」(しよう)などと言います。)",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "「〇〇の条件のときに、このプログラムは△△の動作をする」という仕様でしたら、果たして本当にプログラムがそのとおりに動作をできているか、実験をして確認をします。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "※ なお、温度を電流に変換するための電子素子としては、PTCサーミスタという素子があります(※ ネットの教科書画像でPTCサーミスタの紹介を確認。教育図書の教科書とのこと)。",
"title": "デバッグ"
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "バグを見つけて除くデバッグも重要ですが、万が一、バグを見過ごしてしまった場合でも、人が死ぬことや怪我などの取り返しのつかない大被害が出ないように設計することも必要です。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "そのように、もしバグや故障などの誤動作などがあっても、システムが安全に稼働するように設計することをフェールセーフ(fail-safe)またはフェールプルーフ(fail-proof)と言います(※ 2022年代の中学技術の検定教科書にフェールセーフが書いてあるらしい)。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 52,
"tag": "p",
"text": "「フェイル」fail とは、「失敗する」・「失敗」などの意味の英語です。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 53,
"tag": "p",
"text": "たとえば、機械工場で生産システムを管理しているコンピュータの場合、もしシステムが異常を感知したら、そもそも通常起動をしないようにするべきです。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 54,
"tag": "p",
"text": "なぜなら、異常のある状態で高圧プレスなどを制御されたら、もしかしたら事故で作業員が死ぬ可能性があります。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 55,
"tag": "p",
"text": "かといって、すでに稼働している最中でシステムが級に故障した場合に、果たして急停止するべきかといわれたら、それは場合によっては疑問です。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "もしシステムが急停止したことで、逆に人がケガをする事故が起きては困ります。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 57,
"tag": "p",
"text": "なので、システム稼働中の事故に対しては、たとえば徐々に減速していく、とかの設計になるでしょうか(職場や製品やシステムによって、適切な設計は変わります)。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "ともかく、システムの異常時には、事故防止のため、安全にするための処理が自動的に起動して動作するような感じの設計、または、安全だと認められる処理以外の手作業での入力をシステムが受け付けないように設計するなど、安全措置(あんぜん そち)以外をできないようにする必要があります。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 59,
"tag": "p",
"text": "このように、安全側にシステムのモードを移行するための仕組みを組み込むような設計のことが、フェイル・セーフまたはフェイル・プルーフと言われるものです。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 60,
"tag": "p",
"text": "なお、仮にプログラムにバグが無くても、部品の故障によってエラーが起きる場合もあります。なので、工場などで使うプログラムでは、フェイル・セーフも必要です。",
"title": "フェイル・セーフ"
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "さて、ある検定教科書では、サーバ・クライアント通信のプログラムを、アクティビティ図を用いて設計する手法を紹介しています。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 62,
"tag": "p",
"text": "果たして中学でそこまで必要になるかは不明ですし、そもそも中学レベルの技術力でそういう通信プログラムが書けるのか不明ですが、しかしとりあえず、(※教科書では説明していませんが、)一般的なプログラミングにおける設計技法として、自分の作ろうとしているモノが何なのかを、箇条書き(かじょうがき)などで紙にまとめる必要はあります。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 63,
"tag": "p",
"text": "なぜなら、検定教科書では説明されていませんが、",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 64,
"tag": "p",
"text": "仕事などだと、上司や部下・同僚など他人が読んでもわかるように設計書を書く必要があります。(おそらく、検定教科書が意識してるのはコッチ。)",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "設計書では、大まかな要件を先に決定していき(ただし、比較的に短期間かつ自力たちで実現できる具体的な目標)、それを元に段階的に、追加の文書により細部を決めていきます。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "どちらにせよ、まず、設計目標が何なのかを明確に文書に起こす必要があります。別に文体が美文である必要はありません。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "そして、その目標に必要な最低限の技術的に実装すべき対象が何なのかを明確にしていきます。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "プログラマーとしては事前にメモ書きのようなものでいいので、紙またはテキストファイルなどに、作りたいプログラムの満たすべき要件をまとめておくなどしておくと、いちいち目標を定期的に思い出す手間が省け、思考力を節約できるので、プログラミングに集中しやすくなります。(検定教科書では紹介されない用語ですが、こういうのを「To doリスト」とか「作業リスト」とか「タスクリスト」とか「やることリスト」などといいます。)",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "ともかく、プログラミングの入力の前に、まず「自分たちは何を設計したいのか」を具体的に紙または画像データに書き起こすことです。検定教科書ではフローチャートの書き方などを教えていますが、それはあくまで、入力したいものを明確にする手段のひとつです。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "そうやって具体的に見て分かるように文章化または印刷化・画像化をしておけば、打ち合わせをするにしても、あるいは忘れないようにするためにメモ代わりにするにしても、どちらにも役立ちます。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "要は、「何を入力したいのか?」を読みやすい形式でメモ的に書いておけばいいのです。",
"title": "設計技法の初歩"
},
{
"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "並び順を変えることを「ソート」と言います。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "ソートには、選択ソートや交換ソートがあります(※開隆堂のサイトで確認)。開隆堂サイトでは、トランプ(カードゲームのほう。カード4枚)の並び替えをしていました。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "ゲーム業界の例なのですが、ゲーム業界では「仕様書」(しようしょ)として、ある画面の動作の条件をすべて具体的に書きます。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "また、基本的に具体的な画面を使って動作説明すことで、客観的に誰でも分かるように説明しています。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "たとえば、ある画面では、",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 78,
"tag": "p",
"text": "のように具体的に書きます。(※ なお、製図などとは違い、仕様書では日本共通の書き方というのは存在しません。仕様書の規格も存在しません(2023年の時点ではそう)。)",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 79,
"tag": "p",
"text": "前の画面に戻るためのボタンのように、文脈から分かることでも、上記のように具体的に書きます。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 80,
"tag": "p",
"text": "イラストのように、クリックしても何も起こらない場合ですら、何も起こらないことを仕様書では明記します。そうすることで、その仕様書のそのページさえ読めば、これからプログラミングで作るべき動作のゴール地点が分かるようにします。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 81,
"tag": "p",
"text": "もちろん、変更ボタンのように、クリックすると変更が起きる場合は、",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 82,
"tag": "p",
"text": "のように何をどう表示するかも具体的に書きます。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 83,
"tag": "p",
"text": "このように、ソフトウェアの設計(デザイン)というのは、先にゴール地点を具体的かつ客観的に決めて、あとから細部をデザインしていきます。一般にゲームも同様、ゴール設定を先に行い、あとから細部を決めていきます。アイデアは、「なんのために」というゴールを達成するための手段です。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 84,
"tag": "p",
"text": "ゲームデザインではない単元ですが、教育図書(教科書会社)の検定教科書でも木工などの単元で、目的や条件から逆に(設計の)構想を考えるように指導しています。なお、実用品などの場合は、問題を先に見つけ、その問題を解決するために上記の目的や条件を考えます(※ 教育図書の見解)。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 85,
"tag": "p",
"text": "また、設計のための書類で使われれる文章のレベルも、中学卒業したレベルの知識さえあれば、とりあえず内容は分かるような文章で書く必要があります。",
"title": "プログラミング的な知識"
},
{
"paragraph_id": 86,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プログラミング的な知識"
}
] | null |
== プログラム ==
コンピュータの処理の手順を'''プログラム'''という。
プログラムを記述するための言語を'''プログラミング言語'''という。
;順次、分岐、反復
[[File:フローチャート 順次.svg|thumb|250px|フローチャート、順次の例]]
[[File:フローチャート 分岐.svg|thumb|250px|フローチャート、分岐の例]]
[[File:フローチャート 条件繰り返しの例.svg|thumb|250px|フローチャート、条件繰り返し(反復)の例]]
コンピュータは、特に指示がない限りは、前から順番通りに実行する。これを'''順次'''という。
コンピュータは、条件によって(あるいは条件によらず)実行する順序を変えることができる。これを'''分岐'''という。
コンピュータは、同じ処理を繰り返すこともできる。これを'''反復'''という。
[[File:Jis-flowchart-fixed.png|thumb|left|簡易なフローチャート これはsに1から10までの数字を足しこむ処理を表した図である。]]
[[ファイル:FlowchartExample.png|thumb|right|left|Nの階乗 N! を計算するフローチャート]]
分岐と反復を組み合わせて、条件が満たされている間だけ処理を反復するような手順も、プログラムで指示できる。
プログラミング言語には様々な種類があるが、多くのプログラミング言語は、分岐や反復や順次処理などを利用している。
;フローチャート
プログラムでの、順次や分岐や反復の組み合わせ方を、人間が理解しやすいように図示したものとして'''フローチャート'''が有る。
横長のひし形(図では◇の横長のもの)で、条件分岐を表し、ひし形の中に、条件の内容を記述している。
順次処理は、横長の長方形で書かれる。処理内容は、四角の中に書かれる。
順番は、原則として、プログラムの最初が、フローチャートの一番上にあり、一番下が、最後の処理である。
;プログラミング言語
プログラミング言語には多くの種類があるが、1960年代ごろからある古典的な言語では、BASIC(ベーシック)とC言語(シーげんご)とFORTRAN(フォートラン)やCOBOL(コボル)がある。
:BASICは初心者向けとして有名であった。
:C言語は、コンピュータで処理しやすいように文法が厳密である。歴史的にはオペレーティングシステムのプログラムの記述のために開発されたため、OSの開発など、システムの深い部分の処理にも利用しやすい。
:C言語はコンピュータ技術者にとっては有用だが、それ以外の職業の用途では無用な特徴も多く、そのため、ほかの業界に合わせて開発されたプログラミング言語がある。
{{-}}
{{コラム|1=(※ 範囲外)フローチャートの作図とオフィスソフト|
2=
Microsoft Word や PowerPoint 、あるいは Google スライドなどに、あらかじめ、フローチャートでよく使う図形が、基本的な図形として登録されています。(ただしGoogle ドキュメントには初期設定では用意されていません。)
いちいち線を1本1本、マウスなどで引いていく必要はありません。作図の際は、なるべく、オフィスソフト(WordやExcelやPowerPointのような機能のソフトの事)側で用意されている図形を活用しましょう。
文科省の動画教材でも、動画教材で図形を書くとき、PowerPointが準備済みの基本図形を活用して作図しています。[https://www.youtube.com/watch?v=J12CkVYtPEY 文部科学省『【情報Ⅰ】コミュニケーションと情報デザイン(1)「情報デザインの要!情報の構造化」』]
}}
== アクチュエータへの応用 ==
外界からの情報を信号として出力する装置を'''センサ'''という。
以下、コンピュータに取り付けられるセンサについて記述する。
センサとは別に、コンピュータなどからの信号に基づき外界の物体を動かす装置を'''アクチュエータ'''という。
センサとアクチュエータをコンピュータに取り付ければ、センサで外界の状況を確認できるので、外界の状況が変わっても、センサで外界を確認しなおして、プログラムの判断基準(プログラムの条件分岐の機能を、アクチュエータの判断基準に応用できる。)に従い、アクチュエータで外界の物体をプログラム通りに動かせる。
このように、コンピュータ制御のアクチュエータを、センサと連動させることで、外界の環境変化に対応するアクチュエータを作ることができる。
一般に、パソコンの単体には、センサやアクチュエータは付属していないので、もしセンサやアクチュエータが必要な場合は、パソコン用のセンサやアクチュエータを購入などで入手してから、それらをパソコンに取り付けることになる。
== (※ 範囲外: )論理代数 ==
:※ 2019年現在の中学技術の検定教科書では、下記のような条件判定については習わない。
:ただし、資料集などで紹介される可能性があるので、wikibooksに残しておく。
コンピュータの分岐機能での条件判定では、次のような判定が出来ます。
{| class="wikitable"
! 条件 !! 数学の記号
|-
| AとBは等しい || <math>A = B</math>
|-
| AはBより大きい || <math>A > B</math>
|-
| AはBより小さい || <math>A < B</math>
|-
| AはB以上 || <math>A \geqq B</math>
|-
| AはB以下 || <math>A \leqq B</math>
|-
| AとBは等しくない|| <math>A \neq B</math>
|}
センサーなどを用いてアクチュエータ制御の条件判定を行う場合は、センサーの信号を数値に置き換えて行います。
また、複数の条件判定を組み合わせた条件判定もあります。次に示す、論理積や論理和などです。
* 論理積
[[File:AND circuit for beginners.svg|thumb|300px|AND回路の説明図。この図は X and Y の図である。<br />電球がつくのは、スイッチXとスイッチYの両方が閉まっている時だけである。(スイッチが閉まっている状態を1とする。スイッチが開いている状態を0とする。)]]
たとえば、条件Xと条件Yの両方が満たされている時にのみ、ある行動を実行する条件判定をAND(アンド)という。このANDとは英語の接続詞の 「and」 のことである。式では、
: X and Y
などと書く。
仮に条件が満たされていない場合を数字の0として、条件が満たされている場合を1とすると、andの性質が、掛け算に似ているので、そのことからAND演算を'''論理積'''(ろんりせき)ともいう。
ある条件Xが満たされていることを'''真'''(しん)と言う。ある条件が満たされていない場合を'''偽'''(ぎ)と言う。
条件が真の時、これを数値の1で表すことができる。条件が偽のとき、数値の0で表すことができる。なお、このように、条件の数値を数値の1と0に置き換えて計算する代数学を'''ブール代数'''(ブールだいすう)という。
{| class="wikitable"
|+ 論理積の真理値表
|- style="background-color:#cccccc"
! 条件 ''P'' !! 条件 ''Q'' !! ''P'' and ''Q''
|- align="center"
| 真 || 真 || 真
|- align="center"
| 真 || 偽 || 偽
|- align="center"
| 偽 || 真 || 偽
|- align="center"
| 偽 || 偽 || 偽
|}
<!-- 蛇足
{| class="wikitable"
|- style="background-color:#cccccc"
! 変数 ''P'' !! 変数 ''Q'' !! ''P'' × ''Q''
|- align="center"
| 1 || 1 || 1×1= '''1'''
|- align="center"
| 1 || 0 || 1×0= '''0'''
|- align="center"
| 0 || 1 || 0×1= '''0'''
|- align="center"
| 0 || 0 || 0×0= '''0'''
|}-->
* 論理和
条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方が満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をOR(オア)という。このORとは英語の接続詞の 「or」 のことである。式では、
: X or Y
などと書く。OR演算のことを'''論理和'''(ろんりわ)ともいう。
{| class="wikitable"
|- style="background-color:#cccccc"
! 命題 ''P'' !! 命題 ''Q'' !! ''P'' or ''Q''
|- align="center"
| 真 || 真 || 真
|- align="center"
| 真 || 偽 || 真
|- align="center"
| 偽 || 真 || 真
|- align="center"
| 偽 || 偽 || 偽
|}
* 否定
他にも、条件Xが満たされていない場合に、(その他の条件Yなどについては不問)、ある行動を実行する条件判定をNOT(ノット)と言う。式では、
: not X
などと書く。NOT演算のことを'''否定'''(ひてい)と言う。
{| class="wikitable"
|- style="background-color:#cccccc"
! 命題 ''P'' !! not''P''
|- align="center"
| 真 || 偽
|- align="center"
| 偽 || 真
|}
* 排他的論理和
他にも、条件Xと条件Yの少なくとも、どちらか片方'''のみ'''が満たされている時に、ある行動を実行する条件判定をXOR(エクスクルーシブ/オア)という。式では、
: X xor Y
などと書く。XOR演算のことを、'''排他的論理和'''(はいたてき ろんりわ)とも言う。
条件判定のANDやORなどを回路図の一部として図示したものとして、論理回路がある。条件が満たされた時を、回路に電流が流せる時と同一している。
たとえば、AND回路では、A and B なら、Aに対応するスイッチとBに対応するスイッチが閉じることで、回路に電流が流せるようになる。
NOT回路では、not Aなら、普段はスイッチが閉じていて、条件Aが満たされた時に対応するスイッチAが開き、電流が流せなくなる。
<gallery widths=200px heights=200px>
File:Relay and.svg|'''AND回路'''<br> A and B
File:Relay or.svg|'''OR回路'''<br>A or B
File:Relay xor.svg|'''XOR回路'''<br>A xor B
</gallery>
コンピュータのハードウェア内部では、半導体素子の一種であるトランジスタのスイッチング機能を用いて、論理回路を実現している。このようなハードウェアの仕組みを利用して、コンピュータは論理演算を行っている。なおトランジスタが実用化される前には、パラメトロンや三極真空管を、更に真空管が実用化される前には、継電器(リレー)を用いて、スイッチング機能を実現していた。
(トランジスタのスイッチング機能については工業高校や工学系大学の教育内容になる。)
:中学の段階では、トランジスタの仕組みについて、まだ知らなくても良い。
== 補足 ==
プログラミング言語の具体的な文法については、ウィキブックス内には、記事[[プログラミング]]などに解説があります。
実習などで用いる言語は、時代によって変わるかもしれません。また、実習の内容によっても変わります。
たとえばウェブページを作る場合のプログラムはHTML(エイチ・ティー。エム・エル)という言語で記述を行う場合が多いです。
また、学校で用意された実習キットなどを用いてプログラミングを行う場合は、そのキット用に開発された独自の教育用のプログラミング言語を用いる場合もあります。
中学の段階なら、BASICか、その派生言語を使うことが、あるかもしれません。
== デバッグ ==
:※ 令和3年度から、デバッグの話題がこの単元に加わります。(東京書籍などのwebサイトの技術科教材のカタログPDFで確認。)
プログラミングでは、とりあえず一応のプログラムを書けたら、今度はそのプログラムを実験的に動作させてみて、本当に安全かつ正常に動くかどうかを確認する必要があります。
人間の入力ミスや、勘違いなどによって、プログラムが異常な動作をしてしまう場合もあります。
なんらかの原因で、プログラムが異常な動作をすることを「バグ」と言います。
プログラムにもしもバグがあったら、つまり、なにか異常な動作、正常でない動作をするなら、これは修正しないといけません。このように、バグを取り除いて、プログラムを正常に直すことを'''デバッグ'''(debug)といいます。
前提として、プログラムを作った後は、まず開発企業などが自分たちで、本当にそのプログラムが正常かどうかを実際にプログラムを動作させる実験によって試す必要があります(この工程を「テスト」と言います。)。もちろん、時間の制限などもあって、完全には確認しきれませんが、なるべく時間の許すかぎり、プログラムを確認する必要があります。
また、プログラムのエラーだけを除くのではなく、たとえば画面のあるシステムを作っている場合なら、画面が第三者の利用者にも見やすいかのチェックや、操作が分かりやすいかなどもチェックもデバッグにおいて確認する場合もあります(※ 開隆堂の検定教科書)。
:(※ たぶん範囲外: )説明の都合上、プログラムを例にして説明していますが、コンピュータ業界以外の製品開発なども同様に、安全性などを実際に動作させることでテストする必要があります。
:自動車会社なら実際に走行試験や衝突実験(エアバッグの動作などの確認)をしています。製薬会社では、実際にネズミやイヌなどの動物を使って実験をしたり(動物実験)、最終段階には人間を希望者をあつめて新薬の実験の被験者になってもらいます(人間を被験者にした新薬の実験のことを「治験」(ちけん)と言います)。
なお、テストのために動作確認をする前提として、まず、その製品の正常な動作を、決める必要があります。(これをIT業界で「仕様」(しよう)などと言います。)
「〇〇の条件のときに、このプログラムは△△の動作をする」という仕様でしたら、果たして本当にプログラムがそのとおりに動作をできているか、実験をして確認をします。
{{コラム|「検証」の要求水準|
※ たとえば、東京書籍の教科書の例ですが(※ 教科書では断言はしてないが)、「温度が25℃以上に高くなったら、扇風機を回す」というプログラムならば、実際に室温などの温度を25℃以上に上昇させる実験をする必要もあります。そして、その温度(25℃以上)になったら、本当に扇風機が回ってるかどうかを確認します。
けっして、「実際の物理実験ではなく、情報技術を駆使して、25℃以上のデータ入力信号をプログラムに送ってみる」みたいな信号処理だけで済ますのではなく、最終的には実際に室温を25℃以上にします。そこまで実験するのが、製造業では当然です。(※ 教科書では断言してないが、しかし製造業では、最低限でも このくらい以上の確認をするのが常識。)
製造業でも、コンピュータなどで強度計算シミュレーションなどをする事もありますが、最終段階では、自動車会社なら衝突実験などの物理的な実験で、どの程度で壊れるか/壊れないかなどを物理的な実験で検証します。また、自動車会社での流体解析でも、試作の初期の段階ではコンピュータを援用することもありますが、さらに風洞実験(ふうどうじっけん)などで確認し、さらに最終的には走行試験などでも検証します。
コンピュータや理論家が、どんなに立派な数式を用いてシミュレーションしていても、それはその予想が正しいことの証明になりません。
(歴史でも、数学の方程式をもちいた理論にもとづく予想が外れたこともある(高校レベルなら「タコマ橋の崩壊」など。大学レベルなら、流体力学のナヴィエ・ストークス方程式で有名な土木工学者ナヴィエの設計した橋もあっけなく崩壊した。)。
中学校・高校では、当たった予想だけを習うので、ついつい勘違い(「数式にもとづく予想は絶対に正しい」(×)という勘違い)しがちになるが、しかし現実はそうではない。)
工業などにおける、シミュレーションや理論・数式の正しさの検証は、最終的には、じっさいに物理的な実験によって確認が行われなければなりません。(※ 日本のJAXA(航空宇宙関係の国立研究所)や産総研(産業技術総合研究所)なども、そういう見解です。JAXAのそういう見解については、たしか書籍の 講談社ブルーバックス『小惑星探査機「はやぶさ」の超技術』で確認できたと思います。産総研のほうは、出典はあるのですが、教科書では事情で出せません。<!-- 産総研のほうについては、テレビ番組のTBSの科学番組『夢の扉』でメタンハイドレート採掘の産総研の研究者が、そうシミュレーションの問題点を指摘しました -->)
:たとえば2011年(東北大地震)の原発事故のあとの国の研究所の対応でも、そうです。災害復旧ロボットなどの試験では、国の試験場(実験試験のための広いこ国有地がある)などにガレキの山を用意して、そういう不整地な足場のわるい場所であっても実際にうまくロボットが動作して目的の活動をできるかもテストしたという実例もあります。
:論文が多いかどうかとか、そういうのは無関係です。
外国の例でも、アメリカ合衆国のNASAや米軍研究所(DARPAなど)でも同様、最終的には、物理的な実験で確認します。(日経サイエンスの増刊号『ロボット・イノベーション』に、ここら辺の話題が書いてある。なお日経サイエンスはじつはアメリカの科学雑誌『サイエンティフック・アメリカン』の日本語版。米国のロボット試験場には、ガレキなどの山があったり暴風雨(大量のシャワー放水 と 多数の大型扇風機(工業用) などで暴風雨を再現したりする)のようなテスト環境も用意されており、こういった過酷環境を再現したロボット試験場のことを英語で「ディスアスター・フィールド」(disaster field ? (※ 翻訳がネットで見つからず))と言います。米国の軍用ロボットなどは、この過酷なディズアスター・フィールドで実験的に試験されています。)
:※ 福島ロボット・テストフィールドというのが今度の令和3年度教科書で紹介されるらしいですが、ロボットのテストのフィールドというのは、分野によってはこういうレベルである。
中学校なら、設備などの制約もあるので、そこまで本格的には実験する必要は無いです。しかし、せめて最低限でも、25℃の扇風機プログラムの検証なら、ためしにエアコンでも使って実際に室温を25℃以上にしてみるぐらいの確認実験はするのが望ましいでしょう。
きびしめの事を書きましたが、大学生でも、ここまで考えられてるかどうかアヤシイので、あまり深刻にならず、頭の片隅にでも入れておきましょう。
なお、芸術系の大学などであっても、美大生などが家具とかをデザインする際、教授がその家具を普通の使い方をしてみて(強度不足などの理由で)壊れたら、その科目の学生の成績評価は『不合格』とするという言い伝えもあるくらいです。
}}
※ なお、温度を電流に変換するための電子素子としては、PTCサーミスタという素子があります(※ ネットの教科書画像でPTCサーミスタの紹介を確認。教育図書の教科書とのこと)。
== フェイル・セーフ ==
バグを見つけて除くデバッグも重要ですが、万が一、バグを見過ごしてしまった場合でも、人が死ぬことや怪我などの取り返しのつかない大被害が出ないように設計することも必要です。
そのように、もしバグや故障などの誤動作などがあっても、システムが安全に稼働するように設計することをフェールセーフ(fail-safe)またはフェールプルーフ(fail-proof)と言います(※ 2022年代の中学技術の検定教科書にフェールセーフが書いてあるらしい)。
「フェイル」fail とは、「失敗する」・「失敗」などの意味の英語です。
たとえば、機械工場で生産システムを管理しているコンピュータの場合、もしシステムが異常を感知したら、そもそも通常起動をしないようにするべきです。
なぜなら、異常のある状態で高圧プレスなどを制御されたら、もしかしたら事故で作業員が死ぬ可能性があります。
かといって、すでに稼働している最中でシステムが級に故障した場合に、果たして急停止するべきかといわれたら、それは場合によっては疑問です。
もしシステムが急停止したことで、逆に人がケガをする事故が起きては困ります。
なので、システム稼働中の事故に対しては、たとえば徐々に減速していく、とかの設計になるでしょうか(職場や製品やシステムによって、適切な設計は変わります)。
ともかく、システムの異常時には、事故防止のため、安全にするための処理が自動的に起動して動作するような感じの設計、または、安全だと認められる処理以外の手作業での入力をシステムが受け付けないように設計するなど、安全措置(あんぜん そち)以外をできないようにする必要があります。
このように、安全側にシステムのモードを移行するための仕組みを組み込むような設計のことが、フェイル・セーフまたはフェイル・プルーフと言われるものです。
なお、仮にプログラムにバグが無くても、部品の故障によってエラーが起きる場合もあります。なので、工場などで使うプログラムでは、フェイル・セーフも必要です。
== 設計技法の初歩 ==
さて、ある検定教科書では、サーバ・クライアント通信のプログラムを、アクティビティ図を用いて設計する手法を紹介しています。
果たして中学でそこまで必要になるかは不明ですし、そもそも中学レベルの技術力でそういう通信プログラムが書けるのか不明ですが、しかしとりあえず、(※教科書では説明していませんが、)一般的なプログラミングにおける設計技法として、自分の作ろうとしているモノが何なのかを、箇条書き(かじょうがき)などで紙にまとめる必要はあります。
なぜなら、検定教科書では説明されていませんが、
:プログラミングは集中力を使うので、いちいち「何を作ろうかな」と考えながらプログラミング作業するのは難しいからです(※ 検定教科書では説明していませんが).
:また、会社や組織などの集団でプログラム製作をする場合は、個々人でイメージしている目標や指示などに食い違いが出ないように、目標などを文書で具体化する必要もあります。
=== 要件定義 ===
仕事などだと、上司や部下・同僚など他人が読んでもわかるように設計書を書く必要があります。(おそらく、検定教科書が意識してるのはコッチ。)
設計書では、大まかな要件を先に決定していき(ただし、比較的に短期間かつ自力たちで実現できる具体的な目標)、それを元に段階的に、追加の文書により細部を決めていきます。
どちらにせよ、まず、設計目標が何なのかを明確に文書に起こす必要があります。別に文体が美文である必要はありません。
そして、その目標に必要な最低限の技術的に実装すべき対象が何なのかを明確にしていきます。
:※ 検定教科書にはない用語ですが、こういった作業を「要件定義」(ようけん ていぎ)などと言います。アクティビティ図などを紹介するその検定教科書が説明しようとしているのは、おそらく要件定義の方法でしょう。
:※ ただし、中学生では、そもそもプログラミングでどんなことが出来て、何が出来ないかも知らないので、要件定義をするのは難しいかもしれません。だから、とりあえず知識として、仕事などでは要件定義のような手法が必要になる場合も多い、ということを知っていただければ十分かもしれません。
=== (※ 範囲外: )やることリスト ===
プログラマーとしては事前にメモ書きのようなものでいいので、紙またはテキストファイルなどに、作りたいプログラムの満たすべき要件をまとめておくなどしておくと、いちいち目標を定期的に思い出す手間が省け、思考力を節約できるので、プログラミングに集中しやすくなります。(検定教科書では紹介されない用語ですが、こういうのを「To doリスト」とか「作業リスト」とか「タスクリスト」とか「やることリスト」などといいます。)
:※ ただし、検定教科書の論点は、どちらかというと自分の思考の整理よりも、他人に設計を伝えるための手法としてアクティビティ図などを紹介していますが。だから「先生や友達」が読んでもわかるように書こう、などと検定教科書で説明しています。
ともかく、プログラミングの入力の前に、まず「自分たちは何を設計したいのか」を具体的に紙または画像データに書き起こすことです。検定教科書ではフローチャートの書き方などを教えていますが、それはあくまで、入力したいものを明確にする手段のひとつです。
そうやって具体的に見て分かるように文章化または印刷化・画像化をしておけば、打ち合わせをするにしても、あるいは忘れないようにするためにメモ代わりにするにしても、どちらにも役立ちます。
要は、「何を入力したいのか?」を読みやすい形式でメモ的に書いておけばいいのです。
== プログラミング的な知識 ==
=== ソート ===
並び順を変えることを「ソート」と言います。
ソートには、選択ソートや交換ソートがあります(※開隆堂のサイトで確認)。開隆堂サイトでは、トランプ(カードゲームのほう。カード4枚)の並び替えをしていました。
=== ゲームの「仕様書」 ===
:※ 出版社は未確認だが、ゲーム版のラブライブのゲーム(スマホゲー)を例に検定教科書で仕様書の書き方を説明している教科書があるとのこと。
ゲーム業界の例なのですが、ゲーム業界では「仕様書」(しようしょ)として、ある画面の動作の条件をすべて具体的に書きます。
また、基本的に具体的な画面を使って動作説明すことで、客観的に誰でも分かるように説明しています。
:※ ゲーム産業だけでなく一般のIT産業の多くでも似たような書類での説明方法が用いられる。なので教科書では
たとえば、ある画面では、
* 「Backボタン」→「呼び出し元の画面へ遷移する」、
* 「部員のイラスト」→「クリックしても何も起こらない」
* 「変更ボタン」→「自分のプロフィールの場合」→「クリックすると自己紹介ポップアップを表示する」
:(「変更ボタン」)→「他ユーザーのプロフィールの場合」→「変更ボタンを表示しない」
のように具体的に書きます。(※ なお、製図などとは違い、仕様書では日本共通の書き方というのは存在しません。仕様書の規格も存在しません(2023年の時点ではそう)。)
:(※ wiki注)上記の仕様の「呼び出し元の画面へ遷移する」などの文章は教科書画像からの引用。なので、決して上記文章の言い回しを変えないでください。
前の画面に戻るためのボタンのように、文脈から分かることでも、上記のように具体的に書きます。
イラストのように、クリックしても何も起こらない場合ですら、何も起こらないことを仕様書では明記します。そうすることで、その仕様書のそのページさえ読めば、これからプログラミングで作るべき動作のゴール地点が分かるようにします。
もちろん、変更ボタンのように、クリックすると変更が起きる場合は、
:「自分のプロフィールの場合」→「クリックすると自己紹介ポップアップを表示する」
のように何をどう表示するかも具体的に書きます。
このように、ソフトウェアの設計(デザイン)というのは、先にゴール地点を具体的かつ客観的に決めて、あとから細部をデザインしていきます。一般にゲームも同様、ゴール設定を先に行い、あとから細部を決めていきます<ref>塩川洋介『ゲームデザインプロフェッショナル 誰もが成果を生み出せる「FGO」クリエイターの仕事術』、技術評論社、2020年10月3日 初版 第1刷発行、P91、<br>※ ただしラブライブの会社とは、FGOの会社の人らは別会社なので、本当に作り方が同じかは不明</ref>。アイデアは、「なんのために」というゴールを達成するための手段です。
ゲームデザインではない単元ですが、教育図書(教科書会社)の検定教科書でも木工などの単元で、目的や条件から逆に(設計の)構想を考えるように指導しています。なお、実用品などの場合は、問題を先に見つけ、その問題を解決するために上記の目的や条件を考えます(※ 教育図書の見解)<ref>[https://www.kyoiku-tosho.co.jp/textbook_list/1394/ 技術分野教科書 - 教育図書教育図書 ]</ref>。
また、設計のための書類で使われれる文章のレベルも、中学卒業したレベルの知識さえあれば、とりあえず内容は分かるような文章で書く必要があります。
:※ なお、同じコラムで、フローチャートの代わりにUMlを教えてる。ラブライブのゲームの仕様設計では、UMLを使っているらしい。
== ※ 範囲外 ==
=== ロボット教材など ===
{{コラム|(※暗記は不要)ロボチャートなど|
:※ 実習などで習う範囲です。
フローチャート形式で表示されるファイルを編集することでロボットのプログラミングを行える、「ロボチャート」(スズキ教育ソフトの製品)というロボット・プログラミング言語があります[https://www.suzukisoft.co.jp/products/robochart/ プログラミング入門ソフト〈ロボチャート〉 - スズキ教育ソフト]
現代日本の中学技術の教育でも、こういった会社のソフトウェアがすでに実習などで使われています。
なぜ紹介したかというと、じつは教育だけでなく、製造業などの工場でも似たような発想の、C言語などが分からなくてもフローチャートなどさえ分かればプログラミングできるようなソフトウェアが存在しており、よく製造業などで使われます。
C言語など一般のプログラミング言語だと、機能が高度すぎるので学習に年月が掛かり過ぎてしまうので、土木技術者や機械技術者など非・情報系の技術者にはプログラミング言語として不適切なのです。
そこで、ロボチャート的な、C言語を使わなくてもフローチャートなどの画像のある編集ソフトでプログラミングできるソフトウェアが、じつは大手の電子機械(メカトロニクス)系などの会社などでは使われています。
(※ 範囲外:)ロボチャートのほかの会社にも、そういった発想の制御系のプログラミング用ソフトは多々あります。
外資製品で有名なのだと、米国ナショナルインスツルメンツ社の「ラボビュー」というソフトが測定機器の業界でよく使われており、これもフローチャート的な画面を編集することでデジタル・センサーの入力データの処理をプログラミングするソフトウェアです。
このラボビューは、ロボット制御の業界でも使われています。なぜなら、ロボットにはセンサーが大量に必要なので、なのでラボビューによる測定機器の制御によってロボット制御も実行できるのです。
(※ 範囲外:)Windowsを作っているマイクロソフト社が、こういった測定機器の制御ツールのための簡易的なプログラミング言語を2010年代に作っていました。上記のようなロボット制御と簡易的なプログラミングの関係の話を聞けば、マイクロソフトの意図は想像がつくでしょう。
なお、マイクロソフト社は、日本の自動車会社など大手製造業とも業務提携しています。
経済は分業で成り立つので、専門分野をもつのは好ましいですが、しかし決して専門だけにとらわれて異分野をまったく勉強しないなんてことは、しないようにしましょう。(つまり、少しは異分野も勉強しましょう。)
上記のように、製造業とソフトウェア産業は、意外なところで提携していたりします。消費者からは目に見えづらいところで、業務提携している大企業はあります。
ほか、日本の学校などでよく使われるロボットプログラミング教材のひとつとして、
レゴ マインドストームがあります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P81</ref>。おもちゃのレゴブロックを作ってる欧米の会社のです。当然、このマインドストームにも、センサーやモータなどが組み込まれたブロックがあります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P89</ref>。
なお、こういったロボット教材に使うCPUは、パソコン用のものとは違います。 本wiki調査にて、小中高ロボット教材で使われていることが確認されている CPU としては arduino <ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P90</ref>(アルディーノ) や ARM(アーム) などがあります。ARMは、携帯電話などにも使われるCPUです。
ほか、CPU形式ではなく、教育用のマイコン基盤としてボードに組み込まれた形式で販売されている場合もあり、 micro:bit<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P81</ref> や、Rasberry Pi (ラズベリーパイ)<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P96</ref>があります。日本企業のロボット教育用のマイコン基盤としては IchigoJam(イチゴ ジャム)もあります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P97</ref>。
なお、micro:bit および Raspberry PiのCPUはARMです。
ほか、Arduino Uno というマイコンボードもあり<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P121</ref>、CPUはその名の通り Arduino であり、これも日本の学校での使用実績があります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P121</ref>。
さて、読者はもしかしたら小学校や幼稚園などで Scratch とかVISCUIT とかのプログラミングを習ったかもしれませんが、2020年の時点では、これらは一般のIT企業などの実務では使われません。
Scratch とか VISCUIT とか、ああいうプログラミングは、「ビジュアルプログラミング」と言われています<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P84</ref>が、「ブロックプログラミング」<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P90</ref>と言う場合もあります。
:※ マイクロソフトの Visual Basic や Visual C++ などとは違います。Visual Basic などは、幼児教育用には設計されていません。
さてに、Scratch などのブロックプログラミングを、ロボットプログラミングにも使えるのでは?と考えている人が既にいて、そういうブロックプログラミングできるロボット教材を販売している日本企業もすでにあります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P90</ref>(アーテックロボ<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P34</ref>)。
書籍での文献は見つからなかったのですが、ソニー系のKOOVというロボット教材でも、webサイトで調べたかぎりでは、ブロックプログラミングがあります<ref>[https://www.koov.io/virtual 『VIRTUAL KOOVの特徴』]2023年9月25日に確認,</ref>。
マイコン基盤のラブベリーパイにも、Scratchでプログラミングできるソフトウェアがあります<ref>松村太郎 ほか著『プログラミング教育が変える子どもの未来』、翔泳社、2018年2月15日 初版 第1刷 発行、P96</ref>。
なお、いずれのロボットも、ロボットのプログラミングにはパソコンが必要です。ロボット本体のコンピュータとは別に、パソコンが必要になります。(もしかしたらスマホでも出来るのかもしれないが、些末なツッコミになるので省略する。)
おおむねの手順として、
:パソコンに専用ソフトをインストールしてロボット用プログラムを書き、
:そのプログラムを通信ケーブルなどでロボットに書き込む、
ような手順になっているだろうと思います。
詳しくは、それぞれのロボット教材をお調べください。
}}
{{コラム|つくりながら学ぶ|
技術を学ぶさい、安全などに配慮した上で、実際に作ってみるのが、いちばんラクに学べる方法であり、これはロボットなどを作る場合でも同じです<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P36</ref>。
とりあえずの機能だけでいいので、つくるための最低限の勉強だけをして、あとは実際に手を動かしてみて作るのがコツです。
大きなものを作る場合は、まずミニチュアを作ってみるのが良いでしょう。
ロボット教育の教材では、レゴブロックのような再利用の可能なブロックを構造材にしているものもあります。こういうブロックを活用すれば、資源の無駄も無くなります。
作っている途中、どうしても分からないところが出てきたら、そこでネットを確認したり、関連書籍を確認したりすると、効率的に知識を獲得できます<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P36</ref>。
:※ きみたち、スマホでも何でもいいけど、家電を使うときに、いちいち説明書を全部読まないでしょ?(例外的に読む人もいるが) それと同じです。 先に操作してみて、あとで気になった知識を学ぶのです。
:※ 例外的に、危険物をあつかう業界などでは、安全対策などのための知識が先に必要です。ですが、中学レベルのロボット学習では、そこまで危険なものを扱わないと思います。裏を返すと、安全対策などの知識は、先に学んでおいてください。
[[File:Helix.svg|thumb|ここでいう「らせん」とは、こういう3次元の らせん のこと]]
技術的な知識は、それを単に字面を覚えるだけでは駄目であり、自分の理論的な知識が本当かどうかを、実際にものを作ってみて確認してみるという、理論と実験が必要です<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P53</ref>。。
そして、実際に手を動かして確認してみることで、今までの自分の知識の理解が深まります。そうなることで、さらに深い学習をできるようになり、前よりも上の知識を効率的に獲得できるようになります。
人生で、まるで、らせん階段を上っていくかのように、理論と実験を繰り返していくことになります。<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P53</ref>。
<gallery perrow="5">
Image:Uni-Mannheim_Neubau_Rettungsleiter.jpg|親柱付非常階段(マンハイム大学)
Image:Killesbergturm.JPG|キレスベルク塔の二重螺旋階段<ref> 『世界の美しい階段』エクスナレッジ、2015年、200頁。ISBN 978-4-7678-2042-2。</ref>
Image:Vor_Frelsers_Kirke_Copenhagen_spire.jpg|コペンハーゲンの螺旋階段
</gallery>
そして、いちど実験をしてみて新たな知識が獲得できたので、それをもとに新しいアイデアが浮かび、さらに新しいものを作ることにつながります。こうして、一段階上の知識すら、また実験によって検証されます。
そして、実験によって自分の知識が検証されたことで、ますます理解が深まり、実用的な知識が増えていきます。そして、そのますます上達した知識をもとに、もっと新しいものを作れる・・・の繰り返しです。
}}
[[Category:中学校教育|ふろくらむによるけいそくせいきよ]]
|
2013-10-23T17:53:32Z
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2023-10-04T04:15:06Z
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18,481 |
医師国家試験
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メインページ > 試験 > 資格試験 > 医師国家試験
日本国内で歯科治療や薬品の調合以外の医療行為を行うのに必要な免許を医学部で6年間受講して医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
科目ごとではなく解剖学、生理学などの基礎医学や内科学、外科学などの臨床医学、衛生学、疫学などの社会医学などを混ぜ合わせて出題される総合問題形式となっていて、AからIのブロックに分けて3日間行われる。出題基準は以下のとおりである。
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"text": "科目ごとではなく解剖学、生理学などの基礎医学や内科学、外科学などの臨床医学、衛生学、疫学などの社会医学などを混ぜ合わせて出題される総合問題形式となっていて、AからIのブロックに分けて3日間行われる。出題基準は以下のとおりである。",
"title": "試験の内容"
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メインページ > 試験 > 資格試験 > 医師国家試験 日本国内で歯科治療や薬品の調合以外の医療行為を行うのに必要な免許を医学部で6年間受講して医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
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{{Pathnav|メインページ|試験|資格試験}}
日本国内で歯科治療や薬品の調合以外の医療行為を行うのに必要な免許を[[w:医学部|医学部]]で6年間受講して[[w:医師国家試験|医師国家試験]]に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
== 試験の内容 ==
科目ごとではなく解剖学、生理学などの基礎医学や内科学、外科学などの臨床医学、衛生学、疫学などの社会医学などを混ぜ合わせて出題される総合問題形式となっていて、AからIのブロックに分けて3日間行われる。出題基準は以下のとおりである。
*必修の基本的事項
*医学総論
*医学各論
[[カテゴリ:国家試験|いしこっかしけん]]
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2022-12-05T18:01:36Z
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18,482 |
歯科医師国家試験
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メインページ > 試験 > 資格試験 > 歯科医師国家試験
日本国内で歯科治療のみの医療行為を行うのに必要な免許を歯学部で6年間受講して歯科医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
科目ごとにA領域、B領域、C領域、必修問題、禁忌肢問題選択数に分かれ、それぞれA問題からD問題に分けて出題される。出題基準は以下のとおりである。
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"text": "科目ごとにA領域、B領域、C領域、必修問題、禁忌肢問題選択数に分かれ、それぞれA問題からD問題に分けて出題される。出題基準は以下のとおりである。",
"title": "試験の内容"
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メインページ > 試験 > 資格試験 > 歯科医師国家試験 日本国内で歯科治療のみの医療行為を行うのに必要な免許を歯学部で6年間受講して歯科医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
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{{Pathnav|メインページ|試験|資格試験}}
日本国内で歯科治療のみの医療行為を行うのに必要な免許を[[w:歯学部|歯学部]]で6年間受講して[[w:歯科医師国家試験|歯科医師国家試験]]に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
== 試験の内容 ==
科目ごとにA領域、B領域、C領域、必修問題、禁忌肢問題選択数に分かれ、それぞれA問題からD問題に分けて出題される。出題基準は以下のとおりである。
*必修の基本的事項
*歯科医学総論
*歯科医学各論
[[カテゴリ:国家試験|しかいしこっかしけん]]
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2022-12-05T18:06:02Z
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18,483 |
獣医師国家試験
|
メインページ > 試験 > 資格試験 > 獣医師国家試験
日本国内で獣医療を行うのに必要な免許を獣医学部で6年間受講して獣医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
科目ごとに必須問題、学説試験A、学説試験B、実技試験C、実技試験Dに分かれて出題される。出題基準は以下のとおりである。
|
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"text": "科目ごとに必須問題、学説試験A、学説試験B、実技試験C、実技試験Dに分かれて出題される。出題基準は以下のとおりである。",
"title": "試験の内容"
}
] |
メインページ > 試験 > 資格試験 > 獣医師国家試験 日本国内で獣医療を行うのに必要な免許を獣医学部で6年間受講して獣医師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
|
{{Pathnav|メインページ|試験|資格試験}}
日本国内で獣医療を行うのに必要な免許を[[w:獣医学部|獣医学部]]で6年間受講して[[w:獣医師国家試験|獣医師国家試験]]に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
== 試験の内容 ==
科目ごとに必須問題、学説試験A、学説試験B、実技試験C、実技試験Dに分かれて出題される。出題基準は以下のとおりである。
*獣医療の基本的事項
*獣医学の基本的事項
*衛生学に関する事項
*獣医学の臨床的事項
[[カテゴリ:国家試験|しゆういしこつかしけん]]
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2022-12-05T18:06:02Z
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|
18,486 |
薬剤師国家試験
|
メインページ > 試験 > 資格試験 > 薬剤師国家試験
日本国内で薬品の調合のみの医療行為を行うのに必要な免許を薬学部で6年間受講して薬剤師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
必須問題試験、一般問題試験に分かれ、一般問題試験はさらに薬学理論問題試験、薬学実践問題試験に分かれる。それぞれの出題範囲は次の通り
|
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"text": "日本国内で薬品の調合のみの医療行為を行うのに必要な免許を薬学部で6年間受講して薬剤師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。",
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"text": "必須問題試験、一般問題試験に分かれ、一般問題試験はさらに薬学理論問題試験、薬学実践問題試験に分かれる。それぞれの出題範囲は次の通り",
"title": "試験の内容"
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] |
メインページ > 試験 > 資格試験 > 薬剤師国家試験 日本国内で薬品の調合のみの医療行為を行うのに必要な免許を薬学部で6年間受講して薬剤師国家試験に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
|
{{Pathnav|メインページ|試験|資格試験}}
日本国内で薬品の調合のみの医療行為を行うのに必要な免許を[[w:薬学部|薬学部]]で6年間受講して[[w:薬剤師国家試験|薬剤師国家試験]]に合格し取得する試験である。実技試験は行われず大学内部の実技や臨床実習で採点される。
== 試験の内容 ==
必須問題試験、一般問題試験に分かれ、一般問題試験はさらに薬学理論問題試験、薬学実践問題試験に分かれる。それぞれの出題範囲は次の通り
*必須問題試験
**物理・化学・生物
**衛生
**薬理
**薬剤
**病態・薬物治療
**法規・制度・倫理
**実務
*一般問題試験
**薬学理論問題試験
***物理・化学・生物
***衛生
***薬理
***薬剤
***病態・薬物治療
***法規・制度・倫理
**薬学実践問題試験
***物理・化学・生物
***衛生
***薬理
***薬剤
***病態・薬物治療
***法規・制度・倫理
***実務
[[カテゴリ:国家試験|やくざいしこっかしけん]]
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2022-12-05T17:55:46Z
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|
18,487 |
民事執行法第37条
|
(終局判決における執行停止の裁判等)
|
[
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"text": "(終局判決における執行停止の裁判等)",
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==条文==
(終局判決における執行停止の裁判等)
;第37条
# 受訴裁判所は、執行文付与に対する異議の訴え又は請求異議の訴えについての終局判決において、前条第1項に規定する処分を命じ、又は既にした同項の規定による裁判を取り消し、変更し、若しくは認可することができる。この裁判については、仮執行の宣言をしなければならない。
# 前項の規定による裁判に対しては、不服を申し立てることができない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第36条]]<br>(執行文付与に対する異議の訴え等に係る執行停止の裁判)
|[[民事執行法第38条]]<br>(第三者異議の訴え)
}}
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[[category:民事執行法|037]]
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2013-10-27T20:37:47Z
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|
18,488 |
民事執行法第36条
|
(執行文付与に対する異議の訴え等に係る執行停止の裁判)
|
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"text": "(執行文付与に対する異議の訴え等に係る執行停止の裁判)",
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==条文==
(執行文付与に対する異議の訴え等に係る執行停止の裁判)
;第36条
# 執行文付与に対する異議の訴え又は請求異議の訴えの提起があつた場合において、異議のため主張した事情が法律上理由があるとみえ、かつ、事実上の点について疎明があつたときは、受訴裁判所は、申立てにより、終局判決において次条第1項の裁判をするまでの間、担保を立てさせ、若しくは立てさせないで強制執行の停止を命じ、又はこれとともに、担保を立てさせて強制執行の続行を命じ、若しくは担保を立てさせて既にした執行処分の取消しを命ずることができる。急迫の事情があるときは、裁判長も、これらの処分を命ずることができる。
# 前項の申立てについての裁判は、口頭弁論を経ないですることができる。
# 第1項に規定する事由がある場合において、急迫の事情があるときは、執行裁判所は、申立てにより、同項の規定による裁判の正本を提出すべき期間を定めて、同項に規定する処分を命ずることができる。この裁判は、執行文付与に対する異議の訴え又は請求異議の訴えの提起前においても、することができる。
# 前項の規定により定められた期間を経過したとき、又はその期間内に第一項の規定による裁判が執行裁判所若しくは執行官に提出されたときは、前項の裁判は、その効力を失う。
# 第1項又は第3項の申立てについての裁判に対しては、不服を申し立てることができない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
|[[民事執行法第35条]]<br>(請求異議の訴え)
|[[民事執行法第37条]]<br>(終局判決における執行停止の裁判等)
}}
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[[category:民事執行法|036]]
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2013-10-27T20:42:04Z
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[
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|
18,489 |
民事執行法第58条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(評価)
|
[
{
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"text": "(評価)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(評価)
;第58条
# 執行裁判所は、評価人を選任し、不動産の評価を命じなければならない。
# 評価人は、近傍同種の不動産の取引価格、不動産から生ずべき収益、不動産の原価その他の不動産の価格形成上の事情を適切に勘案して、遅滞なく、評価をしなければならない。この場合において、評価人は、強制競売の手続において不動産の売却を実施するための評価であることを考慮しなければならない。
# 評価人は、[[民事執行法第6条|第6条]]第2項の規定により執行官に対し援助を求めるには、執行裁判所の許可を受けなければならない。
# [[民事執行法第18条|第18条]]第2項並びに[[民事執行法第57条|前条]]第2項、第4項及び第5項の規定は、評価人が評価をする場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第57条]]<br>(現況調査)
|[[民事執行法第59条]]<br>(売却に伴う権利の消滅等)
}}
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[[category:民事執行法|058]]
| null |
2013-10-27T22:46:44Z
|
[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
] |
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|
18,490 |
民事執行規則第21条
|
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
(強制執行の申立書の記載事項及び添付書類)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>民事執行法>民事執行規則",
"title": ""
},
{
"paragraph_id": 1,
"tag": "p",
"text": "(強制執行の申立書の記載事項及び添付書類)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]>民事執行規則
==条文==
(強制執行の申立書の記載事項及び添付書類)
;第21条
: 強制執行の申立書には、次に掲げる事項を記載し、執行力のある債務名義の正本を添付しなければならない。
::一 債権者及び債務者の氏名又は名称及び住所並びに代理人の氏名及び住所
::二 債務名義の表示
::三 第五号に規定する場合を除き、強制執行の目的とする財産の表示及び求める強制執行の方法
::四 金銭の支払を命ずる債務名義に係る請求権の一部について強制執行を求めるときは、その旨及びその範囲
::五 [[民法第414条]]第2項本文又は第3項に規定する請求に係る強制執行を求めるときは、求める裁判
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行規則|民事執行規則]]
|[[コンメンタール民事執行規則#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行規則#2-1|第1節 総則]]
|[[民事執行規則第20条]]<br>(公証人法第57条ノ二第1項の最高裁判所規則で定める執行証書の正本等の送達方法)
|[[民事執行規則第22条]]<br>(強制執行開始後の申立債権者の承継)
}}
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[[category:民事執行規則|021]]
| null |
2013-10-27T22:31:48Z
|
[
"テンプレート:Stub",
"テンプレート:前後"
] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E8%A6%8F%E5%89%87%E7%AC%AC21%E6%9D%A1
|
18,491 |
民事執行法第68条の2
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(買受けの申出をした差押債権者のための保全処分等)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
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"tag": "p",
"text": "(買受けの申出をした差押債権者のための保全処分等)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(買受けの申出をした差押債権者のための保全処分等)
;第68条の2
# 執行裁判所は、裁判所書記官が入札又は競り売りの方法により売却を実施させても買受けの申出がなかつた場合において、債務者又は不動産の占有者が不動産の売却を困難にする行為をし、又はその行為をするおそれがあるときは、差押債権者(配当要求の終期後に強制競売又は競売の申立てをした差押債権者を除く。次項において同じ。)の申立てにより、買受人が代金を納付するまでの間、担保を立てさせて、次に掲げる事項を内容とする保全処分(執行裁判所が必要があると認めるときは、公示保全処分を含む。)を命ずることができる。
#:一 債務者又は不動産の占有者に対し、不動産に対する占有を解いて執行官又は申立人に引き渡すことを命ずること。
#:二 執行官又は申立人に不動産の保管をさせること。
# 差押債権者は、前項の申立てをするには、買受可能価額以上の額(以下この項において「申出額」という。)を定めて、次の入札又は競り売りの方法による売却の実施において申出額に達する買受けの申出がないときは自ら申出額で不動産を買い受ける旨の申出をし、かつ、申出額に相当する保証の提供をしなければならない。
# 事情の変更があつたときは、執行裁判所は、申立てにより又は職権で、第一項の規定による決定を取り消し、又は変更することができる。
# [[民事執行法第55条|第55条]]第2項の規定は第1項に規定する保全処分について、同条第3項の規定は第1項の規定による決定について、同条第6項の規定は第1項の申立てについての裁判、前項の規定による裁判又は同項の申立てを却下する裁判について、同条第7項の規定は前項の規定による決定について、同条第8項及び第9項並びに[[民事執行法第55条の2|第55条の2]]の規定は第1項に規定する保全処分を命ずる決定について、第55条第10項の規定は第1項の申立て又は同項の規定による決定の執行に要した費用について、[[民事執行法第63条|第63条]]第4項の規定は第2項の保証の提供について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第67条]]<br>(債務者の買受けの申出の禁止)
|[[民事執行法第68条の3]]<br>(売却の見込みのない場合の措置)
}}
{{stub}}
[[category:民事執行法|068の2]]
| null |
2013-10-27T21:47:35Z
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[
"テンプレート:前後",
"テンプレート:Stub"
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC68%E6%9D%A1%E3%81%AE2
|
18,492 |
民事執行法第56条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(地代等の代払の許可)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法",
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},
{
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"text": "(地代等の代払の許可)",
"title": "条文"
}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(地代等の代払の許可)
;第56条
# 建物に対し強制競売の開始決定がされた場合において、その建物の所有を目的とする地上権又は賃借権について債務者が地代又は借賃を支払わないときは、執行裁判所は、申立てにより、差押債権者(配当要求の終期後に強制競売又は競売の申立てをした差押債権者を除く。)がその不払の地代又は借賃を債務者に代わつて弁済することを許可することができる。
# [[民事執行法第55条|第55条]]第10項の規定は、前項の申立てに要した費用及び同項の許可を得て支払つた地代又は借賃について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第55条の2]]<br>(相手方を特定しないで発する売却のための保全処分等)
|[[民事執行法第57条]]<br>(現況調査)
}}
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[[category:民事執行法|056]]
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2013-10-27T22:45:43Z
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|
18,493 |
民事執行法第66条
|
(買受けの申出の保証)
|
[
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}
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==条文==
(買受けの申出の保証)
;第66条
: 不動産の買受けの申出をしようとする者は、最高裁判所規則で定めるところにより、執行裁判所が定める額及び方法による保証を提供しなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第65条]]<br>(売却の場所の秩序維持)
|[[民事執行法第67条]]<br>(次順位買受けの申出)
}}
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[[category:民事執行法|066]]
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2013-10-27T22:13:38Z
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|
18,494 |
民事執行規則第39条
|
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
(期日入札における買受けの申出の保証の額)
|
[
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法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]>民事執行規則
==条文==
(期日入札における買受けの申出の保証の額)
;第39条
# 期日入札における買受けの申出の保証の額は、売却基準価額の十分の二とする。
# 執行裁判所は、相当と認めるときは、前項の額を超える保証の額を定めることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行規則|民事執行規則]]
|[[コンメンタール民事執行規則#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行規則#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]
[[コンメンタール民事執行規則#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]
[[コンメンタール民事執行規則#2-2-1-1|第1目 強制競売]]
|[[民事執行規則第38条]]<br>(期日入札における入札)
|[[民事執行規則第40条]]<br>(期日入札における買受けの申出の保証の提供方法)
}}
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[[category:民事執行規則|039]]
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2013-10-27T22:28:38Z
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|
18,495 |
民事執行法第67条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(次順位買受けの申出)
|
[
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}
] |
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(次順位買受けの申出)
;第67条
: 最高価買受申出人に次いで高額の買受けの申出をした者は、その買受けの申出の額が、買受可能価額以上で、かつ、最高価買受申出人の申出の額から買受けの申出の保証の額を控除した額以上である場合に限り、売却の実施の終了までに、執行官に対し、最高価買受申出人に係る売却許可決定が[[民事執行法第80条|第80条]]第1項の規定により効力を失うときは、自己の買受けの申出について売却を許可すべき旨の申出(以下「次順位買受けの申出」という。)をすることができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第66条]]<br>(買受けの申出の保証)
|[[民事執行法第68条]]<br>(債務者の買受けの申出の禁止)
}}
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[[category:民事執行法|067]]
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2013-10-27T22:36:50Z
|
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|
18,496 |
民事執行法第80条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(代金不納付の効果)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(代金不納付の効果)
;第80条
# 買受人が代金を納付しないときは、売却許可決定は、その効力を失う。この場合においては、買受人は、[[民事執行法第45条|第66条]]の規定により提供した保証の返還を請求することができない。
# 前項前段の場合において、次順位買受けの申出があるときは、執行裁判所は、その申出について売却の許可又は不許可の決定をしなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-1|第1節 総則]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第79条]]<br>(不動産の取得の時期)
|[[民事執行法第81条]]<br>(法定地上権)
}}
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[[category:民事執行法|080]]
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2013-10-27T22:40:01Z
|
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|
18,497 |
民事執行法第128条
|
(超過差押えの禁止等)
|
[
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==条文==
(超過差押えの禁止等)
;第128条
# 動産の差押えは、差押債権者の債権及び執行費用の弁済に必要な限度を超えてはならない。
# 差押えの後にその差押えが前項の限度を超えることが明らかとなつたときは、執行官は、その超える限度において差押えを取り消さなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-3|第3款 動産に対する強制執行 ]]<br>
|[[民事執行法第127条]]<br>(差押物の引渡命令)
|[[民事執行法第129条]]<br>(剰余を生ずる見込みのない場合の差押えの禁止等)
}}
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[[category:民事執行法|128]]
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2013-10-27T22:48:59Z
|
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|
18,498 |
中学校技術/ディジタル作品の設計・制作
|
ここで紹介した制作手法は、あくまでも一例にすぎません。読者が中学生で、もし学校の先生が別の手法を要求した場合は、読者は学校の先生の指示に従ってください。
作品と言っても、いろいろとあるが、ここでは想定する作品として、中学校でも使いそうな、学校の宣伝ポスターや文化祭のクラスの出し物の宣伝ポスターをコンピュータグラフィックスで描く場合や、あるいは他科目での自由研究の成果発表プレゼンテーション用の報告ファイルなどを考えるとする。
大まかな流れ。
企画 → 見本の作成 (→ 契約のためのプレゼン)→ デザインの決定 → デザインの制作 (→ 依頼人によるチェック) → 印刷
企画は文字だけではなく、最終的に見本にまとめられるようにすることが必要です。見本では細部は未定ですが、しかし第三者が視覚で見ればデザインが大まかに分かるようにします。
※ 「企画」とは、作品の実物を作るよりも前に、アイデア出しのために大まかな構想をまとめたものです。一般的に、現代のポスター制作・パンフレット制作などといった実務の仕事でも、(実物を作るよりも前に)先に企画を先に立てます。
企画が先です。本格的なデザインはその後です。
企画のさいの下書きや、見本を作る際、
絵の配置や、文字の大きさがどれくらいか、といったことを重視します。
絵だけで説明するのが難しいなら、必要に応じて説明の文章を付け足します(10文字~15文字程度まで)。この説明の文章は、完成品には無いものです。
※ 缶コーヒー『BOSS』の企画スケッチが実際にそうです。絵の「BOSS」というロゴに、説明文として絵の外に「はっきりとした(※改行) ロゴタイプ」と線で結んで、どの説明文が絵のどの部分に対応しているか、誤解ないようにスケッチで明確に図示しています。
※ マンガの下書きである「ネーム」、アニメの「絵コンテ」、などでも一般に、細部ではなく、絵の人物など被写体の大きさを先に決めます。マンガの下書き(ネーム)の場合なら、(ストーリーを先に考えるのはもちろん、)絵の細部ではなくコマの大きさ・吹き出しの大きさとか、そういったことをネームで検討するのが先です。関連づけて、頭の中に整理しましょう。(※ 本ページはマンガ・アニメの教科書ではないので、マンガ・アニメ業界の実務とは多少、違っているかもしれません)
学校行事などの公的なパンフレットでは不要な考えですが、一般に商業系のデザインでは「主に誰に買ってもらいたいか?」などのターゲット層をしぼるのもコツです。少なくとも缶コーヒー業界、缶ジュース業界はそういうやり方で、パッケージの絵をデザインしています。缶コーヒー『BOSS』ならタクシードライバーやトラックドライバーなど、一人で(屋外で)働く男を想定している、との事です。なぜ、わざわざターゲットを絞るのかというと、商品を買わない人たちにウケる広告を作っても意味が無いのです。
中学美術の教師用の指導書でも、デザインでは「使用者(ターゲット)」の設定が必要だと説明しています。なお、ターゲットの設定のほか、「目的」の設定も必要だと教師用指導書では言っています。たとえば、遊具をデザインするなら、「幼児~小学生を対象に(ターゲット)、楽しく安全に遊んでもらう(目的)」のようにです。
一般向けのデザイン入門書では、「目的」と言う代わりに「ゴール」と呼んでいるかもしれません。高校の検定教科書(日本文教出版の情報IIでも、「ゴール」という言い方はしていませんが、「目標」という言葉で、ゴール設定と同じことを紹介しています。)
ともかく、予算に限りがあるので、ターゲットを絞る必要があるのです。
たとえば、極端な話、日本人以外にもブラジル人やインド人や中国人や(以下略)を対象にして、ポスター中の文字の説明をそれぞれの国の言語すべてで解説していたら、ポスターが文字だらけになってしまい、絵を載せられなくなってしまいます。
さて、企画やプレゼンなどのさい、コンセプトは、依頼人が理解できるように、きちんと言語化する必要があります。少なくとも、日本の『すみだ水族館』のデザイナーはそういう流儀で仕事をしています。この水族館のデザイナーは「ワード化」と言っています、ワードとは「語句」という意味です。1語か2語といった短めの文字で、依頼人が理解できるように言語化しましょう。
中学高校の美術の授業だと、文字や言語を使わないので、てっきり言語を使わない仕事かと誤解するかもしれません。しかし、そんな無言のだまりこくった態度では、依頼人がお金を出してくれません。
「自分さえ分かればいい」という態度の人にも、仕事は来ません(なお、これは他の業界でもそうです。たとえばマンガ業界でもそうです)。
もし自分が外国人などで言葉が苦手なら、代わりに通訳を雇うのでも何でもいいですが、その場合でも、他人が理解できるように伝えようとするコミュニケーションの態度は必要になります。
あるいは、どうしても、「利用者に考えてもらいたいので、あえて分かりづらく作る」などの態度なら、その場合は、「観客がふつうに考えれば、多くの観客が分かるようにデザインしなければなならない」という事であり、決してラクなデザインではありません。
班などのメンバーで共同制作をする時は、相手に礼儀を尽くしてください。あなたの班のメンバーは、けっして、あなたの部下ではありません。 共同制作では、あなたの企画が通らないこともあります。けっして自分の意見を押し付けるようなことはしないでください。
まず、作品で最も伝えたい内容を明確にして、優先順位を考えたり等の しぼり込み(しぼりこみ) をする。なぜ しぼり込み の必要が有るかというと、構想段階でやろうと思ったことが、必ずしも全て実現できるとは限らないからである。
ポスターやパンフレットなどの物理的な幅の問題があるので、まず情報が入りきらない。ここまでは小学校あたりの図画工作などの経験からも分かるだろう。
だが、これから大人になるために意識すべきはそれだけでなく、さらにたとえば用事が入ったりして作業が遅れたり、時間が足りなくなったりする場合もありうる。あるいは構想では見落としていたことが製作中に問題になり、方針を修正するのに時間を費やしたりするかもしれない。
あるいは、必要な資料やソフトウェアや素材が見つからない、集まらないかもしれない。
こういった想定外のトラブルにそなえるため、構想段階でやりたかったことの全てが、何らかの実現できなくなった場合、やろうと思ったことのどれかを省く(はぶく)必要が生じる。
だから、最も作品で伝えたいことは何か(※ 範囲外: これがいわゆる「コンセプト」とか「テーマ」とかにある)を明確にする必要が有る。
この際、構想段階で「やろう」と思ってることを順位化すると、自然と、コンセプトがはっきりとしやすい。また、トラブル時のスケジュール調整の際にも、「やろう」と思ってたことを事前に順位化していたことは役立つ。
さて、作品で最も伝えたいことは、人にもよるだろうが、おおむね、ジャンルによって、伝えるべき内容は決まっている。
たとえば、自由研究の発表用のプレゼンテーション・ファイルの制作だったら、まずは研究成果の報告内容が、最も伝えるべきことである。 研究成果を、まずは文章でも良いから、下書き(手書きや文書ソフトなどで)で明確に書くのが先である。
また、人前で発表する場合は発表時間が限られているので、その場合も、真っ先に発表するべき優先事項を明確化して、その優先事項から発表するべきである。
自由研究で、なるべく先に発表するべき優先事項は、研究して、あなたが分かった研究成果である。なにが研究成果かは人それぞれだが、たとえば理科実験を行った自由研究なら、大まかな実験結果と、その原因の考察を、概略でいいから、冒頭のほうで伝えるべきである。
もし、出来事を実際に起きた順番どおりに説明しようとすると、実験結果や考察はプレゼンの最後になってしまうが、それだと、もし時間分配を間違えると、結論の発表段階で時間不足になり、大事な研究結果を伝えられなくなるおそれが有る。
というわけで、伝えるべき主張を明確化する必要が有るのである。
なにも自由研究の発表だけに限らない。
たとえば、学校の宣伝ポスターの制作だったら、ポスターに学校名か学校の画像などが入ってないと、宣伝対象が不明なので、閲覧者に宣伝のしようがない。
ほかにも、たとえば文化祭の学校全体の広報用の宣伝ポスターだったら、学校名と文化祭の開催日時がポスター内に入ってないと、広報用ポスターとしては価値がない。
構想を練るため、作品を手書きで下書きする。
たとえば、パソコンでポスターイラストを書きたいのだったら、2分程度で書いた鉛筆描きで良いから下書きを考える。
下書きで大事なのは、けっして名作や大作を、いきなり狙わないことである。最初から名作を狙って、たとえばポスターイラストの下書き段階だったら名画を描こうと構想したりすると、制作段階で頓挫をして、結局は方針の修正に時間を浪費することになる。
ポスターイラストが文化祭の広報イラストなら、ポスター中に、開催日時や学校名を見やすいサイズの文字で書かなければいけないだろうから、イラストが掲載できるスペースは限られるだろう。ポスターのレイアウトなどを下書きして検討・検証する必要がある。(けっして頭の中で考えるだけでなく、下書きでいいので実際に書いてみて、簡単な試作品をつくりアイデアに欠陥がないかを確かめる必要がある。)
頭の中だけで考えているだけでは見落としやすい部分があるので、手書きでもいいから、なるべく下書きを書き残すことが大事である。
このように、作品に要求される仕様(しよう)を満たすように下書きを描く。
また、高価なソフトウェアに頼らなくても、多機能なソフトウェアに頼らなくても、広く出回ってるソフトウェアで作れる範囲の作品を考えるべきである。
時間にも限りがあるので、あまりソフトウェアについては調べる必要ありません。学校にある制作ソフトを数分さわって(授業などで事前に習うでしょう)、だいたいソフトでどんな感じのことができるかを確認しておけば、とりあえずは中学生としては十分でしょう。
「作品制作用のソフトウェアについて細かく調べなくてもいいのか?」と不安に思う読者もいるかもしれないが、ソフトウェアの操作方法は、心配しなくても、たとえば画像制作のソフトなら手書きのノウハウが活かせるようにソフト業者が設計してあるし、同様に音楽制作のソフトも手や口での演奏のノウハウが活かせるように設計してある。
制作手法の細かな検討より、下書きを先に済ませるのは理由が有る。
もし、作品の方針とか全体像とかに、根本的なところに矛盾があると、後から根本方針を修正すると、修正に時間を大幅に費やすことになるので、先に全体像に問題が無いかを確認する必要が有る。
また、複数人で作業する場合は、制作よりも先に、打ち合わせをしてから、大まかでいいから「何を作るか?」を決めて、それから制作にとりかかる必要が有るので、その場合も、打ち合わせのために下書きが必要になる。
2014年以降、デザインとは、デザイナーと依頼人(クライアント)とが協力して作り上げるものだと言われており、これを Design with people と言います。
下書きや打ち合わせが終わったら、次に、その作品をコンピュータ上で実現する手段を考える。
自由研究のプレゼンテーション用の作品制作なら、プレゼンテーション用のソフトが使えそうである。 文書作成ソフトを用いるという方法もある。
一般のソフトなら、文書作成ソフトに入力した文字データをプレゼンテーション用ソフトに貼り付けることが可能なので、あまり悩む必要はない。
文書作成ソフトのことを通称でワープロソフトという。
文書作成ソフトでは、文字の大きさの設定や、明朝体やゴシック体と言ったフォントの設定もできるが、あとからでも変更できる設定なので、最初から悩む必要は無い。
文書作成ソフトの拡張子は .doc や .odt などがある。
プレゼンテーション用のソフトでは、説明対象を画像で説明する必要があるから、写真画像を用いることもあるだろう。 写真画像はデジタルカメラで撮影すれば、デジタルデータで保存してくれるので、それを利用すれば良い。 写真データのファイル形式とではJPEGが有名である。拡張子は .jpg などである。
コンピュータの画面の画像などを、パソコン外部の映写機を使って、白色スクリーン幕などに投影することが可能です。
一般に、このような機械をもちいて、なにかの発表をすることをプレゼンテーションといいます。
パソコン画面の映写では、プレゼン用ソフト(パワーポイント)のほかに、パソコン接続のできる映写機が必要です。一般に「プロジェクタ」などの商品名で、パソコン接続のできる映写機が家電量販店などで市販されています。
ソフトだけでは、映像を投影できません。
一般に、白色のスクリーン幕などに、プロジェクタの映像を投影します。(スクリーン幕は、学校側に置いてあると思います。)もしスクリーン幕が無くても、民間企業ではホワイトボードなどに投影する場合もあります。
世の中には身体や健康に障害を持った人がいます。なるべく、そういった障害のある人でも鑑賞しやすいように作品をつくるべきです。 たとえば、作品中に文字を書く場合は、なるべく見やすく書くべきです。たとえば、小さく書くと視力に不自由がある人が、その文字を読めなくなる場合があります。
このように、なるべく多くの人が利用できるように作品や製品を設計することをユニバーサルデザインと言います。
また、自分にしか分からないような表現や、友達どうしでしか分からないような表現などは、作品では避けるべきです。 たとえば文化祭の広報ポスターだったら、学外の人も訪問するかもしれないのだから、学外の人が見ても主張が伝わるように描くべきです。
別の例では、たとえば自由研究のプレゼンテーションなら、たとえクラス内での発表でも、後日に他のクラスの人に紹介されるかもしれません。他にも、もしかしたら、後日、学外にもプレゼン資料が発表されることもあるかもしれません。 もしクラス内でしか通用しない表現をプレゼン資料に組み込むと、修正に手間が掛かります。
障碍者対応に限らず一般にデザイン界隈の基礎的な考えとして、自分の好きなように作る美術とは違って、デザインとは人のために作るものです。
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"tag": "p",
"text": "中学美術の教師用の指導書でも、デザインでは「使用者(ターゲット)」の設定が必要だと説明しています。なお、ターゲットの設定のほか、「目的」の設定も必要だと教師用指導書では言っています。たとえば、遊具をデザインするなら、「幼児~小学生を対象に(ターゲット)、楽しく安全に遊んでもらう(目的)」のようにです。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 17,
"tag": "p",
"text": "一般向けのデザイン入門書では、「目的」と言う代わりに「ゴール」と呼んでいるかもしれません。高校の検定教科書(日本文教出版の情報IIでも、「ゴール」という言い方はしていませんが、「目標」という言葉で、ゴール設定と同じことを紹介しています。)",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 18,
"tag": "p",
"text": "ともかく、予算に限りがあるので、ターゲットを絞る必要があるのです。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 19,
"tag": "p",
"text": "たとえば、極端な話、日本人以外にもブラジル人やインド人や中国人や(以下略)を対象にして、ポスター中の文字の説明をそれぞれの国の言語すべてで解説していたら、ポスターが文字だらけになってしまい、絵を載せられなくなってしまいます。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 20,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 21,
"tag": "p",
"text": "さて、企画やプレゼンなどのさい、コンセプトは、依頼人が理解できるように、きちんと言語化する必要があります。少なくとも、日本の『すみだ水族館』のデザイナーはそういう流儀で仕事をしています。この水族館のデザイナーは「ワード化」と言っています、ワードとは「語句」という意味です。1語か2語といった短めの文字で、依頼人が理解できるように言語化しましょう。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 22,
"tag": "p",
"text": "中学高校の美術の授業だと、文字や言語を使わないので、てっきり言語を使わない仕事かと誤解するかもしれません。しかし、そんな無言のだまりこくった態度では、依頼人がお金を出してくれません。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 23,
"tag": "p",
"text": "「自分さえ分かればいい」という態度の人にも、仕事は来ません(なお、これは他の業界でもそうです。たとえばマンガ業界でもそうです)。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 24,
"tag": "p",
"text": "もし自分が外国人などで言葉が苦手なら、代わりに通訳を雇うのでも何でもいいですが、その場合でも、他人が理解できるように伝えようとするコミュニケーションの態度は必要になります。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 25,
"tag": "p",
"text": "あるいは、どうしても、「利用者に考えてもらいたいので、あえて分かりづらく作る」などの態度なら、その場合は、「観客がふつうに考えれば、多くの観客が分かるようにデザインしなければなならない」という事であり、決してラクなデザインではありません。",
"title": "※ 範囲外のノウハウ"
},
{
"paragraph_id": 26,
"tag": "p",
"text": "班などのメンバーで共同制作をする時は、相手に礼儀を尽くしてください。あなたの班のメンバーは、けっして、あなたの部下ではありません。 共同制作では、あなたの企画が通らないこともあります。けっして自分の意見を押し付けるようなことはしないでください。",
"title": "集団作業について"
},
{
"paragraph_id": 27,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "集団作業について"
},
{
"paragraph_id": 28,
"tag": "p",
"text": "まず、作品で最も伝えたい内容を明確にして、優先順位を考えたり等の しぼり込み(しぼりこみ) をする。なぜ しぼり込み の必要が有るかというと、構想段階でやろうと思ったことが、必ずしも全て実現できるとは限らないからである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 29,
"tag": "p",
"text": "ポスターやパンフレットなどの物理的な幅の問題があるので、まず情報が入りきらない。ここまでは小学校あたりの図画工作などの経験からも分かるだろう。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 30,
"tag": "p",
"text": "だが、これから大人になるために意識すべきはそれだけでなく、さらにたとえば用事が入ったりして作業が遅れたり、時間が足りなくなったりする場合もありうる。あるいは構想では見落としていたことが製作中に問題になり、方針を修正するのに時間を費やしたりするかもしれない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 31,
"tag": "p",
"text": "あるいは、必要な資料やソフトウェアや素材が見つからない、集まらないかもしれない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 32,
"tag": "p",
"text": "こういった想定外のトラブルにそなえるため、構想段階でやりたかったことの全てが、何らかの実現できなくなった場合、やろうと思ったことのどれかを省く(はぶく)必要が生じる。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 33,
"tag": "p",
"text": "だから、最も作品で伝えたいことは何か(※ 範囲外: これがいわゆる「コンセプト」とか「テーマ」とかにある)を明確にする必要が有る。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 34,
"tag": "p",
"text": "この際、構想段階で「やろう」と思ってることを順位化すると、自然と、コンセプトがはっきりとしやすい。また、トラブル時のスケジュール調整の際にも、「やろう」と思ってたことを事前に順位化していたことは役立つ。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 35,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 36,
"tag": "p",
"text": "さて、作品で最も伝えたいことは、人にもよるだろうが、おおむね、ジャンルによって、伝えるべき内容は決まっている。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 37,
"tag": "p",
"text": "たとえば、自由研究の発表用のプレゼンテーション・ファイルの制作だったら、まずは研究成果の報告内容が、最も伝えるべきことである。 研究成果を、まずは文章でも良いから、下書き(手書きや文書ソフトなどで)で明確に書くのが先である。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 38,
"tag": "p",
"text": "また、人前で発表する場合は発表時間が限られているので、その場合も、真っ先に発表するべき優先事項を明確化して、その優先事項から発表するべきである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 39,
"tag": "p",
"text": "自由研究で、なるべく先に発表するべき優先事項は、研究して、あなたが分かった研究成果である。なにが研究成果かは人それぞれだが、たとえば理科実験を行った自由研究なら、大まかな実験結果と、その原因の考察を、概略でいいから、冒頭のほうで伝えるべきである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 40,
"tag": "p",
"text": "もし、出来事を実際に起きた順番どおりに説明しようとすると、実験結果や考察はプレゼンの最後になってしまうが、それだと、もし時間分配を間違えると、結論の発表段階で時間不足になり、大事な研究結果を伝えられなくなるおそれが有る。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 41,
"tag": "p",
"text": "というわけで、伝えるべき主張を明確化する必要が有るのである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 42,
"tag": "p",
"text": "なにも自由研究の発表だけに限らない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 43,
"tag": "p",
"text": "たとえば、学校の宣伝ポスターの制作だったら、ポスターに学校名か学校の画像などが入ってないと、宣伝対象が不明なので、閲覧者に宣伝のしようがない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 44,
"tag": "p",
"text": "ほかにも、たとえば文化祭の学校全体の広報用の宣伝ポスターだったら、学校名と文化祭の開催日時がポスター内に入ってないと、広報用ポスターとしては価値がない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 45,
"tag": "p",
"text": "構想を練るため、作品を手書きで下書きする。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 46,
"tag": "p",
"text": "たとえば、パソコンでポスターイラストを書きたいのだったら、2分程度で書いた鉛筆描きで良いから下書きを考える。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 47,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 48,
"tag": "p",
"text": "下書きで大事なのは、けっして名作や大作を、いきなり狙わないことである。最初から名作を狙って、たとえばポスターイラストの下書き段階だったら名画を描こうと構想したりすると、制作段階で頓挫をして、結局は方針の修正に時間を浪費することになる。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 49,
"tag": "p",
"text": "ポスターイラストが文化祭の広報イラストなら、ポスター中に、開催日時や学校名を見やすいサイズの文字で書かなければいけないだろうから、イラストが掲載できるスペースは限られるだろう。ポスターのレイアウトなどを下書きして検討・検証する必要がある。(けっして頭の中で考えるだけでなく、下書きでいいので実際に書いてみて、簡単な試作品をつくりアイデアに欠陥がないかを確かめる必要がある。)",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 50,
"tag": "p",
"text": "頭の中だけで考えているだけでは見落としやすい部分があるので、手書きでもいいから、なるべく下書きを書き残すことが大事である。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 51,
"tag": "p",
"text": "このように、作品に要求される仕様(しよう)を満たすように下書きを描く。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 52,
"tag": "p",
"text": "また、高価なソフトウェアに頼らなくても、多機能なソフトウェアに頼らなくても、広く出回ってるソフトウェアで作れる範囲の作品を考えるべきである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 53,
"tag": "p",
"text": "時間にも限りがあるので、あまりソフトウェアについては調べる必要ありません。学校にある制作ソフトを数分さわって(授業などで事前に習うでしょう)、だいたいソフトでどんな感じのことができるかを確認しておけば、とりあえずは中学生としては十分でしょう。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 54,
"tag": "p",
"text": "「作品制作用のソフトウェアについて細かく調べなくてもいいのか?」と不安に思う読者もいるかもしれないが、ソフトウェアの操作方法は、心配しなくても、たとえば画像制作のソフトなら手書きのノウハウが活かせるようにソフト業者が設計してあるし、同様に音楽制作のソフトも手や口での演奏のノウハウが活かせるように設計してある。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 55,
"tag": "p",
"text": "制作手法の細かな検討より、下書きを先に済ませるのは理由が有る。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 56,
"tag": "p",
"text": "もし、作品の方針とか全体像とかに、根本的なところに矛盾があると、後から根本方針を修正すると、修正に時間を大幅に費やすことになるので、先に全体像に問題が無いかを確認する必要が有る。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 57,
"tag": "p",
"text": "また、複数人で作業する場合は、制作よりも先に、打ち合わせをしてから、大まかでいいから「何を作るか?」を決めて、それから制作にとりかかる必要が有るので、その場合も、打ち合わせのために下書きが必要になる。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 58,
"tag": "p",
"text": "2014年以降、デザインとは、デザイナーと依頼人(クライアント)とが協力して作り上げるものだと言われており、これを Design with people と言います。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 59,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 60,
"tag": "p",
"text": "下書きや打ち合わせが終わったら、次に、その作品をコンピュータ上で実現する手段を考える。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 61,
"tag": "p",
"text": "自由研究のプレゼンテーション用の作品制作なら、プレゼンテーション用のソフトが使えそうである。 文書作成ソフトを用いるという方法もある。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 62,
"tag": "p",
"text": "一般のソフトなら、文書作成ソフトに入力した文字データをプレゼンテーション用ソフトに貼り付けることが可能なので、あまり悩む必要はない。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 63,
"tag": "p",
"text": "文書作成ソフトのことを通称でワープロソフトという。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 64,
"tag": "p",
"text": "文書作成ソフトでは、文字の大きさの設定や、明朝体やゴシック体と言ったフォントの設定もできるが、あとからでも変更できる設定なので、最初から悩む必要は無い。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 65,
"tag": "p",
"text": "文書作成ソフトの拡張子は .doc や .odt などがある。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 66,
"tag": "p",
"text": "プレゼンテーション用のソフトでは、説明対象を画像で説明する必要があるから、写真画像を用いることもあるだろう。 写真画像はデジタルカメラで撮影すれば、デジタルデータで保存してくれるので、それを利用すれば良い。 写真データのファイル形式とではJPEGが有名である。拡張子は .jpg などである。",
"title": "構想"
},
{
"paragraph_id": 67,
"tag": "p",
"text": "コンピュータの画面の画像などを、パソコン外部の映写機を使って、白色スクリーン幕などに投影することが可能です。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 68,
"tag": "p",
"text": "一般に、このような機械をもちいて、なにかの発表をすることをプレゼンテーションといいます。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 69,
"tag": "p",
"text": "パソコン画面の映写では、プレゼン用ソフト(パワーポイント)のほかに、パソコン接続のできる映写機が必要です。一般に「プロジェクタ」などの商品名で、パソコン接続のできる映写機が家電量販店などで市販されています。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 70,
"tag": "p",
"text": "ソフトだけでは、映像を投影できません。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 71,
"tag": "p",
"text": "一般に、白色のスクリーン幕などに、プロジェクタの映像を投影します。(スクリーン幕は、学校側に置いてあると思います。)もしスクリーン幕が無くても、民間企業ではホワイトボードなどに投影する場合もあります。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 72,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 73,
"tag": "p",
"text": "世の中には身体や健康に障害を持った人がいます。なるべく、そういった障害のある人でも鑑賞しやすいように作品をつくるべきです。 たとえば、作品中に文字を書く場合は、なるべく見やすく書くべきです。たとえば、小さく書くと視力に不自由がある人が、その文字を読めなくなる場合があります。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 74,
"tag": "p",
"text": "このように、なるべく多くの人が利用できるように作品や製品を設計することをユニバーサルデザインと言います。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 75,
"tag": "p",
"text": "",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 76,
"tag": "p",
"text": "また、自分にしか分からないような表現や、友達どうしでしか分からないような表現などは、作品では避けるべきです。 たとえば文化祭の広報ポスターだったら、学外の人も訪問するかもしれないのだから、学外の人が見ても主張が伝わるように描くべきです。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 77,
"tag": "p",
"text": "別の例では、たとえば自由研究のプレゼンテーションなら、たとえクラス内での発表でも、後日に他のクラスの人に紹介されるかもしれません。他にも、もしかしたら、後日、学外にもプレゼン資料が発表されることもあるかもしれません。 もしクラス内でしか通用しない表現をプレゼン資料に組み込むと、修正に手間が掛かります。",
"title": "プレゼンテーション"
},
{
"paragraph_id": 78,
"tag": "p",
"text": "障碍者対応に限らず一般にデザイン界隈の基礎的な考えとして、自分の好きなように作る美術とは違って、デザインとは人のために作るものです。",
"title": "プレゼンテーション"
}
] |
ここで紹介した制作手法は、あくまでも一例にすぎません。読者が中学生で、もし学校の先生が別の手法を要求した場合は、読者は学校の先生の指示に従ってください。 作品と言っても、いろいろとあるが、ここでは想定する作品として、中学校でも使いそうな、学校の宣伝ポスターや文化祭のクラスの出し物の宣伝ポスターをコンピュータグラフィックスで描く場合や、あるいは他科目での自由研究の成果発表プレゼンテーション用の報告ファイルなどを考えるとする。
|
;注意
ここで紹介した制作手法は、あくまでも一例にすぎません。読者が中学生で、もし学校の先生が別の手法を要求した場合は、読者は学校の先生の指示に従ってください。
作品と言っても、いろいろとあるが、ここでは想定する作品として、中学校でも使いそうな、学校の宣伝ポスターや文化祭のクラスの出し物の宣伝ポスターをコンピュータグラフィックスで描く場合や、あるいは他科目での自由研究の成果発表プレゼンテーション用の報告ファイルなどを考えるとする。
:(※ 範囲外:)なお、現代の商業でのポスターデザインの制作、パンフレットデザインの制作は、もうすでにコンピュ-タを用いています<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P6</ref>。
:※ 決して、「ぼくの将来志望はイラスト系・美術系だから、コンピュータとか関係ないもん」とか思って中学の勉強とか、サボってはいけません。中学卒業までの教育内容はほぼすべて、日本国内なら、ほとんどの仕事で活用できるものです。中学の苦手科目は苦手でもいいので、とりあえず勉強しておくことが大事です。
:そもそも高校のデザイン科とかある専門学科の高校でも、1年の授業で国語や数学などの必修(ひっしゅう)<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P34</ref>科目を習います。(※ なお、教育行政的には必履修(ひつりしゅう)科目という)
:(※ 範囲外:)なお、グラフィックデザインでも印刷業界<ref>美術出版社「クリエイターズバイブル」編集室(※ここまで著者)、『印刷編集デザインの基本2 印刷に適した原稿づくり』(※書籍名)、美術出版社、2000年11月15日 第1刷 、P.72 および P.84 および P.94</ref>でもよく用いられる代表的なソフトは、Photoshop(フォトショップ) と illustrator (イラストレーター)です<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P38</ref>。ロゴの編集はiluustratorで、写真やイラストの編集はPhotoshopで行うのが一般的ですす<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P38</ref>。
:商業では、「DTP」(ディーティーピー)と言われるお仕事で、上記のようなパソコンと専用セフトを使って印刷物の画像やロゴなどを編集する仕事して、印刷所で印刷できるデータを出力して持っていくのがDTPの仕事です<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P6</ref>。
:(※ 範囲外:) DTP用の専用ソフトは値段が高いので、中学校では似た機能のあるフリーソフトなどで対応することになるでしょうか。たとえば有料の illustrator ではなく 無料フリーソフトの inkscape(インクスケープ) など。有料で高額な Photoshopの代わりに、ネット上に無料または低価格販売のお絵かき系のフリーソフト、またはフリーソフトの GIMP(ギンプ) などで代用でしょうか。
:なお映像系の業界のパソコンの場合(※ ポスターと動画は微妙に違う業界だが置いとく)、使用するオペレーテングシステムは、mac または windows が普通です<ref>『動画制作の教科書 企画づくりから撮影技術の基礎、編集と公開まで』、技術評論社、P.117</ref>。
== 大まかな流れ ==
大まかな流れ<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P11</ref>。
企画 → 見本の作成 (→ 契約のためのプレゼン)→ デザインの決定 → デザインの制作 (→ 依頼人によるチェック) → 印刷
:※ 学校内制作なのでプレゼンは省略できる。
:※ 学校内の発注なので、依頼人のチェックは無い。
企画は文字だけではなく、最終的に見本にまとめられるようにすることが必要です。見本では細部は未定ですが、しかし第三者が視覚で見ればデザインが大まかに分かるようにします。
※ 「企画」とは、作品の実物を作るよりも前に、アイデア出しのために大まかな構想をまとめたものです。一般的に、現代のポスター制作・パンフレット制作などといった実務の仕事でも、(実物を作るよりも前に)先に企画を先に立てます<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P11</ref>。
企画が先です。本格的なデザインはその後です<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P11</ref>。
:(※ 範囲外)なお、商業では、一人のデザイナーが、印刷・納品(のうひん)まで立ち合います<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P14</ref>。
:(※ 範囲外)商業では、見本を作ってから、お金を出してくれる人(依頼主など)にプレゼンです<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P11</ref>。
:もし、見本の絵が無いのに言葉だけを並べても、どんなに立派な言葉でも、企業は画像系・映像系のデザインの分野において、絵が無いアイデアを信用しないのです。グラフィックデザインに限らず、世の中の多くのデザイン職はそうであり、画像などのある見本が必要です。
:このためもあって、企画の段階などでも、デザイナーが1~2分で書ける下書きでいいので、絵を使ってグループ内でのアイデアの確認をするのが必要です。
:絵がうまくなくてもいいので、きちんと絵を下書きとして書いて、確認をしながら企画などの工程をいきましょう。
== ※ 範囲外のノウハウ ==
企画のさいの下書きや、見本を作る際、
絵の配置や、文字の大きさがどれくらいか、といったことを重視します。
:(※ 範囲外)缶コーヒー『BOSS』の企画スケッチが実際にそうです。完成品の絵にある顔は、企画段階のスケッチでは、顔が書かれていないですし、そもそも誰の顔を書くかも検討中であり「海の男」「農園主」「喫茶店マスター」など色々なアイデア出しをしていて未決定ですが、しかし缶に顔を書くことだけは決まっており、どれくらいの大きさで顔を書くかの説明をスケッチ中でしています<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P20</ref>。BOSSスケッチでは、表情すら未定です。
絵だけで説明するのが難しいなら、必要に応じて説明の文章を付け足します(10文字~15文字程度まで)。この説明の文章は、完成品には無いものです。
:※ ポスターデザインだけでなく、アニメ業界などの制作の指示書などでも、絵だけでなく必要に応じて文章を追加しています。
:文章で絵のアイデアを説明する際、どの文が絵のどの部分を説明しているのかを分かりやすくするため、図面のように絵と文字をむすぶ矢印を追加するとよい場合もあります。
※ 缶コーヒー『BOSS』の企画スケッチが実際にそうです。絵の「BOSS」というロゴに、説明文として絵の外に「はっきりとした(※改行) ロゴタイプ」と線で結んで、どの説明文が絵のどの部分に対応しているか、誤解ないようにスケッチで明確に図示しています<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P20</ref>。
:※ ただし、アニメなどでは、絵と文字を線で結ぶことは、しないのが普通です。
:※ 缶コーヒー『BOSS』スケッチでも、文字・絵の配置がスケッチと完成品で変わってます。スケッチでは直線的に「COFFEE」と書かれてたのが、完成品では顔を描いた円の周囲に沿うように曲線上に「COFFEE」と書く、といった変更もあります<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P20</ref>。
:ただし、変更の場合でも、文字の大きさはスケッチの通りですし、絵の円の大きさも、スケッチの通りです。このように、なるべく、問題のない限り、スケッチに従います。なるべく、後戻りをしないようにするのです。
※ マンガの下書きである「ネーム」、アニメの「絵コンテ」、などでも一般に、細部ではなく、絵の人物など被写体の大きさを先に決めます。マンガの下書き(ネーム)の場合なら、(ストーリーを先に考えるのはもちろん、)絵の細部ではなくコマの大きさ・吹き出しの大きさとか、そういったことをネームで検討するのが先です。関連づけて、頭の中に整理しましょう。(※ 本ページはマンガ・アニメの教科書ではないので、マンガ・アニメ業界の実務とは多少、違っているかもしれません)
:(※ 範囲外)色を決める前に、その色で「何を表現したいのか?」といった意図・コンセプトを具体的に決めます。近コーヒー『BOSS』ならスケッチ中のコンセプトで「ノスタルジ-」(※ 抒情(じょじょう)感という意味 )、「昔からあるような信頼感」とスケッチに書いてあり、そのスケッチ中でその直前に「金銀で飾らない」「単純化された色彩」と具体的な色の方針があります。
:「昔からあるような信頼感」→、「単純化された色彩」、「ノスタルジ-」→「金銀で飾らない」と、コンセプトと具体的な色の方針が対応しています。
:具体的な色の方針だけでなく、さらにコンセプトを併記・対応させことで、あとの工程でまんがいちのトラブルなどの発生がおきて設計変更があっても、変更が最小限・短時間で済み、ラクになります。良い仕事術です。字面は暗記しなくても良いですが、お手本となる仕事術ですので、ぜひ覚えましょう。
::(※ 範囲外) 色について、いきなり大きなデザインを描いて印刷をする前に、色の試作として、プリンタ出力で、小さい紙でいいので、1枚だけ印刷して、本当に意図通りの色が出てるのかを、確認しましょう。
:なぜなら一般に、パソコンモニター上の色と、プリンタの出力する色は、微妙に違います。
:裏を返すと、モニターとプリンタにこういう色味の違いがあるので、それに気づかず、モニター上だけを見て、細かく色を吟味して「う~ん」とか悩んでいても、あまり価値ないです。
:実務でも、印刷所に外注しても、デザイナー・クリエイター側の要求のすべては印刷所が満たせない場合もよくあります<ref>美術出版社「クリエイターズバイブル」編集室(※ここまで著者)、『印刷編集デザインの基本2 印刷に適した原稿づくり』(※書籍名)、美術出版社、2000年11月15日 第1刷 、P.89</ref>。
:中学校なら、ポスターなどのサイズにあったプリンタが手元にない場合など、あるいは学外の印刷機を使う場合など、モニター上の色と印刷出力の色とが違っている可能性を覚悟しましょう。その色の違いを想定して、大まかに色を決めましょう。
:「校正刷り」(こうせいずり)、「ゲラ刷り」と言って、大量印刷する前に、まず1枚だけ印刷して、問題が無いかを確かめるのが普通です。
学校行事などの公的なパンフレットでは不要な考えですが、一般に商業系のデザインでは「主に誰に買ってもらいたいか?」などのターゲット層をしぼるのもコツです。少なくとも缶コーヒー業界、缶ジュース業界はそういうやり方で、パッケージの絵をデザインしています<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P20</ref>。缶コーヒー『BOSS』ならタクシードライバーやトラックドライバーなど、一人で(屋外で)働く男を想定している<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P20</ref>、との事です。なぜ、わざわざターゲットを絞るのかというと、商品を買わない人たちにウケる広告を作っても意味が無いのです。
:※ 高校の検定教科書でもターゲットの設定は紹介されています(※ 日本文教出版の情報IIの検定教科書)。
:他のデザイン入門書を読んでも同様、ターゲット層を絞るのが、デザインの基本テクニックとされています<ref>坂本伸二 著『デザイン入門教科書』、SBクリエイティブ、2015年7月30日 初版 第2刷 発行、P20</ref><ref>ARENSKI 著『どこで、誰に、何を見せる? 映えるデザイン』、日貿出版社、2020年9月14日 初版発行、P11、</ref><ref>平本久美子 著『失敗しないデザイン』翔泳社、2020年7月15日 初版 第1刷発行、P35</ref>。
:缶飲料の業界だけなく、多くの商品の業界で、中心的なターゲット層を絞っています。たとえば、日本のゲーム業界もそうです。
中学美術の教師用の指導書でも、デザインでは「使用者(ターゲット)」の設定が必要だと説明しています<ref>山崎正明『中学校美術 指導スキル大全』、明治図書、2022年5月初版第1刷刊、P51</ref>。なお、ターゲットの設定のほか、「目的」の設定も必要だと教師用指導書では言っています。たとえば、遊具をデザインするなら、「幼児~小学生を対象に(ターゲット)、楽しく安全に遊んでもらう(目的)」のようにです。
一般向けのデザイン入門書では、「目的」と言う代わりに「ゴール」と呼んでいるかもしれません。高校の検定教科書(日本文教出版の情報IIでも、「ゴール」という言い方はしていませんが、「目標」という言葉で、ゴール設定と同じことを紹介しています。)
ともかく、予算に限りがあるので、ターゲットを絞る必要があるのです。
たとえば、極端な話、日本人以外にもブラジル人やインド人や中国人や(以下略)を対象にして、ポスター中の文字の説明をそれぞれの国の言語すべてで解説していたら、ポスターが文字だらけになってしまい、絵を載せられなくなってしまいます。
さて、企画やプレゼンなどのさい、コンセプトは、依頼人が理解できるように、きちんと言語化する必要があります。少なくとも、日本の『すみだ水族館』のデザイナーはそういう流儀で仕事をしています<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P24</ref>。この水族館のデザイナーは「ワード化」と言っています、ワードとは「語句」という意味です。1語か2語といった短めの文字で、依頼人が理解できるように言語化しましょう。
中学高校の美術の授業だと、文字や言語を使わないので、てっきり言語を使わない仕事かと誤解するかもしれません。しかし、そんな無言のだまりこくった態度では、依頼人がお金を出してくれません。
「自分さえ分かればいい」という態度の人にも、仕事は来ません(なお、これは他の業界でもそうです。たとえばマンガ業界でもそうです)。
もし自分が外国人などで言葉が苦手なら、代わりに通訳を雇うのでも何でもいいですが、その場合でも、他人が理解できるように伝えようとするコミュニケーションの態度は必要になります。
あるいは、どうしても、「利用者に考えてもらいたいので、あえて分かりづらく作る」などの態度なら、その場合は、「観客がふつうに考えれば、多くの観客が分かるようにデザインしなければなならない」という事であり、決してラクなデザインではありません。
== 集団作業について ==
班などのメンバーで共同制作をする時は、相手に礼儀を尽くしてください。あなたの班のメンバーは、けっして、あなたの部下ではありません。
共同制作では、あなたの企画が通らないこともあります。けっして自分の意見を押し付けるようなことはしないでください。
:※ 企画が通らないとは、文字的な意見が通らないどころか、手を動かした描いた絵のデザイン案が通らない場合すら、あります。商業はそうです。複数のデザイナーによる複数のデザイン案から、たった一つのデザインだけが選ばれます<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P21</ref>。裏を返すと、選ばれなかった、残りの無数の没(ボツ)のデザインがあるのです。自分のデザインが選ばれないデザインになっても、それでもプロは めげずに、これからの仕事でも いくつものデザイン案を出していくのが、お仕事です。
:一般に、「商業デザイン」「グラフィックデザイン」などと言われる仕事でも、(一人でデザインする場合もありますが、多くはそうではなく)集団作業なので、協調性が必要です<ref>ヴィットインターナショナル企画室『知りたい!なりたい!職業ガイド 視覚表現する仕事 』、ほるぷ出版、1998年3月20日 第1刷、P79およびP75 </ref>。なお、「商業デザイン」と「グラフィックデザイン」はほぼ同じ仕事を意味しています。
== 構想 ==
=== 優先事項の明確化 ===
まず、作品で最も伝えたい内容を明確にして、優先順位を考えたり等の しぼり込み(しぼりこみ) をする。なぜ しぼり込み の必要が有るかというと、構想段階でやろうと思ったことが、必ずしも全て実現できるとは限らないからである。
ポスターやパンフレットなどの物理的な幅の問題があるので、まず情報が入りきらない。ここまでは小学校あたりの図画工作などの経験からも分かるだろう。
だが、これから大人になるために意識すべきはそれだけでなく、さらにたとえば用事が入ったりして作業が遅れたり、時間が足りなくなったりする場合もありうる。あるいは構想では見落としていたことが製作中に問題になり、方針を修正するのに時間を費やしたりするかもしれない。
あるいは、必要な資料やソフトウェアや素材が見つからない、集まらないかもしれない。
こういった想定外のトラブルにそなえるため、構想段階でやりたかったことの全てが、何らかの実現できなくなった場合、やろうと思ったことのどれかを省く(はぶく)必要が生じる。
だから、最も作品で伝えたいことは何か(※ 範囲外: これがいわゆる「コンセプト」とか「テーマ」とかにある)を明確にする必要が有る。
この際、構想段階で「やろう」と思ってることを順位化すると、自然と、コンセプトがはっきりとしやすい。また、トラブル時のスケジュール調整の際にも、「やろう」と思ってたことを事前に順位化していたことは役立つ。
さて、作品で最も伝えたいことは、人にもよるだろうが、おおむね、ジャンルによって、伝えるべき内容は決まっている。
たとえば、自由研究の発表用のプレゼンテーション・ファイルの制作だったら、まずは研究成果の報告内容が、最も伝えるべきことである。
研究成果を、まずは文章でも良いから、下書き(手書きや文書ソフトなどで)で明確に書くのが先である。
:(※ 範囲外:)コピーライターのお仕事もそうで、少ない文字で、宣伝の内容を明確に伝えるのも仕事です。コピーライターの仕事のひとつとして、商品などの宣伝のために人々の注意を引き付ける言葉「キャッチコピー」を考えるのが仕事ですが、しかし仕事内容はそれだけなく、さらに、きちんと商品の説明を短めの語句・文でするのも仕事です(専門用語で「ボディコピー」と言います)。キャッチコピーではなく、ポスターなどにある商品・イベントなどの説明のほうを「ボディコピー」と言い、ボディコピーのほうが「本文」です<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P.15</ref>。キャッチコピーは「見出し」です。けっしてキャッチコピーだけに気を取られて本文のボディコピーを見落としてはいけません。きちんと街中のポスターや、テレビの広告などを観察しましょう。
:※ グラフィック・デザインの仕事でも、もし分かりやすい情報伝達のために文章が必要なら、ふつうにポスターなどの作品中に文章も使います<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P10およびP11</ref>。視覚だけで分かるように絵や写真などがポスターなどの中心的な表現ですが、しかしそれは決して文字を使わないことを意味しません。
:※ 何度も言うが、作家や画家などになる場合でも、中学校の卒業までに習う国語や英語なども含めて、全教科を勉強しておいてください。中学卒業までに習う内容は、日本のすべてのお仕事で、基礎的に使うことができるものです。
:(※ 範囲外:)なお、実際の仕事では分業をすることもあって、キャッチコピーは(デザイナーではなく)コピーライターが考えることもありますす<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P.15</ref>。
また、人前で発表する場合は発表時間が限られているので、その場合も、真っ先に発表するべき優先事項を明確化して、その優先事項から発表するべきである。
自由研究で、なるべく先に発表するべき優先事項は、研究して、あなたが分かった研究成果である。なにが研究成果かは人それぞれだが、たとえば理科実験を行った自由研究なら、大まかな実験結果と、その原因の考察を、概略でいいから、冒頭のほうで伝えるべきである。
もし、出来事を実際に起きた順番どおりに説明しようとすると、実験結果や考察はプレゼンの最後になってしまうが、それだと、もし時間分配を間違えると、結論の発表段階で時間不足になり、大事な研究結果を伝えられなくなるおそれが有る。
というわけで、伝えるべき主張を明確化する必要が有るのである。
なにも自由研究の発表だけに限らない。
たとえば、学校の宣伝ポスターの制作だったら、ポスターに学校名か学校の画像などが入ってないと、宣伝対象が不明なので、閲覧者に宣伝のしようがない。
ほかにも、たとえば文化祭の学校全体の広報用の宣伝ポスターだったら、学校名と文化祭の開催日時がポスター内に入ってないと、広報用ポスターとしては価値がない。
=== 下書き ===
構想を練るため、作品を手書きで下書きする。
たとえば、パソコンでポスターイラストを書きたいのだったら、2分程度で書いた鉛筆描きで良いから下書きを考える。
:※ 児童向けのグラフィックデザインの紹介の専門書でも、企画中にグラフィックデザイナーが実際にペンで下書きをしている写真があります<ref>スタジオ248 編『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』、六曜社、2016年2月25日 初版 第1刷 発行、P11</ref>。
下書きで大事なのは、けっして名作や大作を、いきなり狙わないことである。最初から名作を狙って、たとえばポスターイラストの下書き段階だったら名画を描こうと構想したりすると、制作段階で頓挫をして、結局は方針の修正に時間を浪費することになる。
ポスターイラストが文化祭の広報イラストなら、ポスター中に、開催日時や学校名を見やすいサイズの文字で書かなければいけないだろうから、イラストが掲載できるスペースは限られるだろう。ポスターのレイアウトなどを下書きして検討・検証する必要がある。(けっして頭の中で考えるだけでなく、下書きでいいので実際に書いてみて、簡単な試作品をつくりアイデアに欠陥がないかを確かめる必要がある。)
頭の中だけで考えているだけでは見落としやすい部分があるので、手書きでもいいから、なるべく下書きを書き残すことが大事である。
このように、作品に要求される仕様(しよう)を満たすように下書きを描く。
また、高価なソフトウェアに頼らなくても、多機能なソフトウェアに頼らなくても、広く出回ってるソフトウェアで作れる範囲の作品を考えるべきである。
時間にも限りがあるので、あまりソフトウェアについては調べる必要ありません。学校にある制作ソフトを数分さわって(授業などで事前に習うでしょう)、だいたいソフトでどんな感じのことができるかを確認しておけば、とりあえずは中学生としては十分でしょう。
「作品制作用のソフトウェアについて細かく調べなくてもいいのか?」と不安に思う読者もいるかもしれないが、ソフトウェアの操作方法は、心配しなくても、たとえば画像制作のソフトなら手書きのノウハウが活かせるようにソフト業者が設計してあるし、同様に音楽制作のソフトも手や口での演奏のノウハウが活かせるように設計してある。
制作手法の細かな検討より、下書きを先に済ませるのは理由が有る。
もし、作品の方針とか全体像とかに、根本的なところに矛盾があると、後から根本方針を修正すると、修正に時間を大幅に費やすことになるので、先に全体像に問題が無いかを確認する必要が有る。
=== 打ち合わせ ===
また、複数人で作業する場合は、制作よりも先に、打ち合わせをしてから、大まかでいいから「何を作るか?」を決めて、それから制作にとりかかる必要が有るので、その場合も、打ち合わせのために下書きが必要になる。
:(※ 範囲外: )ディジタル作品ではないが、映像作品とかの集団製作なら、「企画」に相当するだろう。このように、大人の仕事は、実作業に取り掛かえるために、まず打ち合わせである。「打ち合わせ」と「下書き」の順序は業界によって異なるかもしれないが、どちらにせよ、本番よりも前に「打ち合わせ」と「下書き」を終わらせておく必要があるだろう。
2014年以降、デザインとは、デザイナーと依頼人(クライアント)とが協力して作り上げるものだと言われており、これを Design with people と言います<ref>中島幸子『知識ゼロからのSTEAM教育』、幻冬舎、2022年11月25日 第1刷 発行、P73</ref>。
{{コラム|(※ 範囲外)依頼人も絵でデザインする必要がある|
デザインの依頼をする場合、少なくとも2010年以降の現代では、依頼人も実際に手を動かして絵を描いて制作してアイデアを伝える必要があります。
今や、「俺は芸術・美術に興味ないから。絵なんて描けなくても関係ねえ」という時代ではないのです。外注しようにも、絵を描かないと、絵の注文自体が困難になる場合があるのです。
注文の際、うまい絵である必要は無いですが、依頼人にデザイン絵を描いてもらいように現代はなっているようです。その絵も、デザインの注文なら基本的にはITツールを使ったデザイン画である必要があります。
そうでないと(依頼人が絵も使って説明しないと)、デザイナーが依頼を受け付けてくれなくなりやすいのです。
}}
{{コラム|(※ 範囲外) Design with people |
アメリカのデザイン学者リズ・サーンダースが Design with people の用語を提唱しています。
リズが言うには、
かつて1984年ごろは、デザイナーが依頼人のことを考えて作る(依頼人は手を動かさない)、Design for people の時代でした。
そして、2014年、これは依頼人も手を動かしてもらって専門家のデザイナーの手を借りて協力しあって作る Desgin with people の時代。
リズの未来予想では、すべての人がデザインに取り組む 2044年ごろには Design by people の時代になるだろうとよそプしています。
}}
=== 制作手法を考える ===
下書きや打ち合わせが終わったら、次に、その作品をコンピュータ上で実現する手段を考える。
自由研究のプレゼンテーション用の作品制作なら、プレゼンテーション用のソフトが使えそうである。
文書作成ソフトを用いるという方法もある。
一般のソフトなら、文書作成ソフトに入力した文字データをプレゼンテーション用ソフトに貼り付けることが可能なので、あまり悩む必要はない。
文書作成ソフトのことを通称でワープロソフトという。
文書作成ソフトでは、文字の大きさの設定や、明朝体やゴシック体と言ったフォントの設定もできるが、あとからでも変更できる設定なので、最初から悩む必要は無い。
文書作成ソフトの拡張子は .doc や .odt などがある。
プレゼンテーション用のソフトでは、説明対象を画像で説明する必要があるから、写真画像を用いることもあるだろう。
写真画像はデジタルカメラで撮影すれば、デジタルデータで保存してくれるので、それを利用すれば良い。
写真データのファイル形式とではJPEGが有名である。拡張子は .jpg などである。
== プレゼンテーション ==
コンピュータの画面の画像などを、パソコン外部の映写機を使って、白色スクリーン幕などに投影することが可能です。
一般に、このような機械をもちいて、なにかの発表をすることをプレゼンテーションといいます。
パソコン画面の映写では、プレゼン用ソフト(パワーポイント)のほかに、パソコン接続のできる映写機が必要です。一般に「プロジェクタ」などの商品名で、パソコン接続のできる映写機が家電量販店などで市販されています。
ソフトだけでは、映像を投影できません。
一般に、白色のスクリーン幕などに、プロジェクタの映像を投影します。(スクリーン幕は、学校側に置いてあると思います。)もしスクリーン幕が無くても、民間企業ではホワイトボードなどに投影する場合もあります。
=== ユニバーサルデザイン ===
世の中には身体や健康に障害を持った人がいます。なるべく、そういった障害のある人でも鑑賞しやすいように作品をつくるべきです。
たとえば、作品中に文字を書く場合は、なるべく見やすく書くべきです。たとえば、小さく書くと視力に不自由がある人が、その文字を読めなくなる場合があります。
このように、なるべく多くの人が利用できるように作品や製品を設計することをユニバーサルデザインと言います。
;自分にしか分からない表現などは避ける
また、自分にしか分からないような表現や、友達どうしでしか分からないような表現などは、作品では避けるべきです。
たとえば文化祭の広報ポスターだったら、学外の人も訪問するかもしれないのだから、学外の人が見ても主張が伝わるように描くべきです。
別の例では、たとえば自由研究のプレゼンテーションなら、たとえクラス内での発表でも、後日に他のクラスの人に紹介されるかもしれません。他にも、もしかしたら、後日、学外にもプレゼン資料が発表されることもあるかもしれません。
もしクラス内でしか通用しない表現をプレゼン資料に組み込むと、修正に手間が掛かります。
障碍者対応に限らず一般にデザイン界隈の基礎的な考えとして、自分の好きなように作る美術とは違って、デザインとは人のために作るものです<ref>ヴィットインターナショナル企画室『知りたい!なりたい!職業ガイド 視覚表現する仕事 』、ほるぷ出版、1998年3月20日 第1刷、P.95 </ref>。
== 出典・脚注 ==
::※ なお参考文献の『時代をつくるグラフィック・デザイナーになりたい!! グラフィックデザイナー』(六曜社)は児童書。中学生のオトナだったら、小学生の児童よりかは頭よくて当然でしょ。
[[Category:中学校教育|ていしたるさくひんのせつけいせいさく]]
|
2013-10-27T22:51:25Z
|
2023-10-07T00:47:35Z
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"テンプレート:コラム"
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|
18,499 |
民事執行法第146条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(差押えの範囲)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(差押えの範囲)
;第146条
# 執行裁判所は、差し押さえるべき債権の全部について差押命令を発することができる。
# 差し押さえた債権の価額が差押債権者の債権及び執行費用の額を超えるときは、執行裁判所は、他の債権を差し押さえてはならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4|第4款 債権及びその他の財産権に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-4-1|第1目 債権執行等 ]]<br>
|[[民事執行法第145条]]<br>(差押命令)
|[[民事執行法第147条]]<br>(第三債務者の陳述の催告)
}}
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[[category:民事執行法|146]]
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2013-10-27T23:15:20Z
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|
18,500 |
民事執行法第70条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(売却の許可又は不許可に関する意見の陳述)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(売却の許可又は不許可に関する意見の陳述)
;第70条
: 不動産の売却の許可又は不許可に関し利害関係を有する者は、次条各号に掲げる事由で自己の権利に影響のあるものについて、売却決定期日において意見を陳述することができる。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
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|[[民事執行法第71条]]<br>(売却不許可事由)
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|
18,501 |
民事執行法第76条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(買受けの申出後の強制競売の申立ての取下げ等)
|
[
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
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[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(買受けの申出後の強制競売の申立ての取下げ等)
;第76条
# 買受けの申出があつた後に強制競売の申立てを取り下げるには、最高価買受申出人又は買受人及び次順位買受申出人の同意を得なければならない。ただし、他に差押債権者(配当要求の終期後に強制競売又は競売の申立てをした差押債権者を除く。)がある場合において、取下げにより[[民事執行法第62条|第62条]]第1項第二号に掲げる事項について変更が生じないときは、この限りでない。
# 前項の規定は、買受けの申出があつた後に[[民事執行法第39条|第39条]]第1項第四号又は第五号に掲げる文書を提出する場合について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第75条]]<br>(不動産が損傷した場合の売却の不許可の申出等)
|[[民事執行法第77条]]<br>(最高価買受申出人又は買受人のための保全処分等)
}}
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[[category:民事執行法|076]]
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2013-10-27T23:24:50Z
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18,502 |
民事執行法第72条
|
(売却の実施の終了後に執行停止の裁判等の提出があつた場合の措置)
|
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"text": "(売却の実施の終了後に執行停止の裁判等の提出があつた場合の措置)",
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==条文==
(売却の実施の終了後に執行停止の裁判等の提出があつた場合の措置)
;第72条
# 売却の実施の終了から売却決定期日の終了までの間に[[民事執行法第39条|第39条]]第1項第七号に掲げる文書の提出があつた場合には、執行裁判所は、他の事由により売却不許可決定をするときを除き、売却決定期日を開くことができない。この場合においては、最高価買受申出人又は次順位買受申出人は、執行裁判所に対し、買受けの申出を取り消すことができる。
# 売却決定期日の終了後に前項に規定する文書の提出があつた場合には、その期日にされた売却許可決定が取り消され、若しくは効力を失つたとき、又はその期日にされた売却不許可決定が確定したときに限り、第39条の規定を適用する。
# 売却の実施の終了後に第39条第1項第八号に掲げる文書の提出があつた場合には、その売却に係る売却許可決定が取り消され、若しくは効力を失つたとき、又はその売却に係る売却不許可決定が確定したときに限り、同条の規定を適用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第71条]]<br>(売却不許可事由)
|[[民事執行法第73条]]<br>(超過売却となる場合の措置)
}}
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[[category:民事執行法|072]]
| null |
2013-10-27T23:29:10Z
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"テンプレート:前後",
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E4%BA%8B%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%B3%95%E7%AC%AC72%E6%9D%A1
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18,503 |
民事執行規則第51条
|
法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
(入札又は競り売り以外の方法による売却)
|
[
{
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"text": "法学>民事法>民事執行法>民事執行規則",
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},
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"text": "(入札又は競り売り以外の方法による売却)",
"title": "条文"
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法学>民事法>民事執行法>民事執行規則
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]>民事執行規則
==条文==
(入札又は競り売り以外の方法による売却)
;第51条
# 裁判所書記官は、入札又は競り売りの方法により売却を実施させても適法な買受けの申出がなかつたとき(買受人が代金を納付しなかつたときを含む。)は、執行官に対し、やむを得ない事由がある場合を除き、三月以内の期間を定め、他の方法により不動産の売却を実施すべき旨を命ずることができる。この場合においては、売却の実施の方法その他の条件を付することができる。
# 裁判所書記官は、前項の規定により売却の実施を命じようとするときは、あらかじめ、差押債権者の意見を聴かなければならない。ただし、その者が、強制競売の申立てに際し、当該売却の実施について意見を述べたときは、この限りでない。
# 前項本文に規定する場合には、執行裁判所は、買受けの申出の保証の額を定めなければならない。
# 前項の買受けの申出の保証は、買受けの申出の際に金銭又は執行裁判所が相当と認める有価証券を執行官に提出する方法により提供しなければならない。
# 裁判所書記官は、第1項の規定により売却の実施を命じたときは、各債権者及び債務者に対し、その旨を通知しなければならない。
# 執行官は、第一項の規定による裁判所書記官の処分に基づいて不動産の売却を実施した場合において、買受けの申出があつたときは、速やかに、不動産の表示、買受けの申出をした者の氏名又は名称及び住所並びに買受けの申出の額及び年月日を記載した調書を作成し、保証として提出された金銭又は有価証券と共にこれを執行裁判所に提出しなければならない。
# 前項の調書が提出されたときは、執行裁判所は、遅滞なく、売却決定期日を定めなければならない。
# 前項の規定により売却決定期日が定められたときは、裁判所書記官は、[[民事訴訟法第37条|第37条]]各号に掲げる者及び買受けの申出をした者に対し、その期日を開く日時及び場所を通知しなければならない。
# [[民事訴訟法第44条|第44条]]第2項の規定は、第6項の調書について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行規則|民事執行規則]]
|[[コンメンタール民事執行規則#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行規則#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]
[[コンメンタール民事執行規則#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]
[[コンメンタール民事執行規則#2-2-1-1|第1目 強制競売]]
|[[民事執行規則第50条]]<br>(競り売り)
|[[民事執行規則第51条の2]]<br>(内覧実施命令)
}}
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[[category:民事執行規則|051]]
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18,505 |
ガロア理論
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この項目では、ガロア理論について解説する。
以下二つはガロアの基本定理など、先の節での内容を要する。
この節にある内容はガロア理論の大筋には不要であるため読み飛ばしても構わない。
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この項目では、ガロア理論について解説する。
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この項目では、ガロア理論について解説する。
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== 用語・記法の準備 ==
*[[ガロア理論/環論からの準備]]
*[[ガロア理論/準備]]
== 体の拡大 ==
*[[ガロア理論/代数拡大]]
*[[ガロア理論/代数的閉体]]
*[[ガロア理論/最小分解体]]
*[[ガロア理論/分離拡大]]
*[[ガロア理論/正規拡大]]
*[[ガロア理論/単拡大]]
*[[ガロア理論/Galois拡大]]
以下二つはガロアの基本定理など、先の節での内容を要する。
*[[ガロア理論/Abel拡大]]
*[[ガロア理論/巡回拡大]]
== 種々の話題 ==
この節にある内容はガロア理論の大筋には不要であるため読み飛ばしても構わない。
*[[ガロア理論/有限体]]
*[[ガロア理論/終結式と判別式]]
== ガロアの基本定理 ==
*[[ガロア理論/Artinの定理]]
*[[ガロア理論/Galoisの基本定理]]
*[[ガロア理論/Galoisの推進定理]]
== ガロア理論の応用例1 ==
*[[ガロア理論/代数方程式の可解性]]
*[[ガロア理論/作図可能性]]
== その他の定理 ==
*[[ガロア理論/Hilbertの定理90]]
*[[ガロア理論/Kummer拡大]]
*[[ガロア理論/Artin–Schreier拡大]]
== ガロア理論の応用例2 ==
*[[ガロア理論/円分体]]
== 索引 ==
*[[ガロア理論/記号]]
*[[ガロア理論/索引]]
== 参考文献 ==
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数学演習/中学校3年生/2次方程式/解答
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数学演習/中学校3年生
中学校数学/3年生/数量/2次方程式
問題はこちらにあります。
(1)
(2)
(3)
(4) x + 3 = A {\displaystyle x+3=A} としている。
(5) x − 4 = B {\displaystyle x-4=B} としている。
(1)
(2)
(3)
(3)別解
(4)
(5)乗法公式 a 2 − 2 a b + b 2 = ( a − b ) 2 {\displaystyle a^{2}-2ab+b^{2}=(a-b)^{2}} に a = x , b = 2 {\displaystyle a=x,b={\sqrt {2}}} を代入した形になっている。
(1)
(2)
(3)
x = − b ± b 2 − 4 a c 2 a {\displaystyle x={\frac {-b\pm {\sqrt {b^{2}-4ac}}}{2a}}} を利用する。
(1)a=1,b=-2,c=-4を代入すると、
(2)a=1,b=4,c=-6を代入すると、
(3)a=1,b=-1,c=-5を代入すると、
(2)もとの正方形の1辺の長さをx(cm)とする。
(x-3)(x+1)=60 となるから、これを解くとx=9 となる。(答え)9cm
※高校1年の範囲なので読み飛ばしてよい。
2次方程式が解を持つ条件は解の公式の根号が b 2 − 4 a c ≥ 0 {\displaystyle b^{2}-4ac\geq 0} であればよい。正の場合は解は異なる2数、0ならば重解の1数である。負の場合は根号の中がマイナスとなってしまうため解が存在しない(高校2年になるとこのような数も学習する)。
解の判定に使用される式 D = b 2 − 4 a c {\displaystyle D=b^{2}-4ac} のことを判別式と呼ぶ。
(1) x 2 − 2 x + a = 0 {\displaystyle x^{2}-2x+a=0} が解を持つようなaの範囲は 2 2 − 4 × 1 × a ≥ 0 {\displaystyle 2^{2}-4\times 1\times a\geq 0} である。 − 4 a ≥ − 4 {\displaystyle -4a\geq -4} となり不等式の両辺に負の数をかけると不等号が入れ替わることに注意すると、 a ≤ 1 {\displaystyle a\leq 1} となる。
(2) x 2 + b x + 10 = 0 {\displaystyle x^{2}+bx+10=0} が解を持つようなbの範囲は b 2 − 4 × 1 × 10 ≥ 0 {\displaystyle b^{2}-4\times 1\times 10\geq 0} である。つまり b 2 − 40 ≥ 0 {\displaystyle b^{2}-40\geq 0} である。 b 2 − 40 = 0 {\displaystyle b^{2}-40=0} の解が b = ± 2 10 {\displaystyle b=\pm 2{\sqrt {10}}} であることを頭の片隅に入れておくと b 2 − 40 ≥ 0 {\displaystyle b^{2}-40\geq 0} の解は b ≥ 2 10 , b ≤ − 2 10 {\displaystyle b\geq 2{\sqrt {10}},b\leq -2{\sqrt {10}}} となる。
(2) x 2 + c x − 10 = 0 {\displaystyle x^{2}+cx-10=0} が解を持つようなbの範囲は c 2 − 4 × 1 × ( − 10 ) ≥ 0 {\displaystyle c^{2}-4\times 1\times (-10)\geq 0} である。つまり c 2 ≥ − 40 {\displaystyle c^{2}\geq -40} となるが、2乗した数は負になり得ないので必然的に c 2 ≥ 0 {\displaystyle c^{2}\geq 0} である。 c 2 ≥ 0 {\displaystyle c^{2}\geq 0} ということはcに何を入れてもよいということが分かる。
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] |
数学演習/中学校3年生 中学校数学/3年生/数量/2次方程式 問題はこちらにあります。
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[[数学演習/中学校3年生]]
[[中学校数学/3年生/数量/2次方程式]]
問題は[[数学演習/中学校3年生/2次方程式|こちら]]にあります。
== 2次方程式(1) ==
(1)
:<math>\begin{matrix}
x^2 &=& 36-11 &=& 25 \\
x &=& \pm 5
\end{matrix}</math>
(2)
:<math>\begin{matrix}
x^2 - 10 &=& 0 \\
x^2 &=& 10 \\
x &=& \pm \sqrt{10}
\end{matrix}</math>
(3)
:<math>\begin{matrix}
x(x-2) &=& 0 \\
x &=& 0, 2
\end{matrix}</math>
(4)<math>x+3 = A</math>としている。
:<math>\begin{matrix}
(x+3)^2 &=& 0 \\
A^2 &=& 0 \\
A &=& 0 \\
x+3 &=& 0 \\
x &=& -3
\end{matrix}</math>
(5)<math>x-4 = B</math>としている。
:<math>\begin{matrix}
(x-4)^2 &=& 8 \\
B^2 &=& 8 \\
B &=& \pm 2\sqrt{2} \\
x-4 &=& \pm 2\sqrt{2} \\
x &=& 4 \pm 2\sqrt{2}
\end{matrix}</math>
== 2次方程式(2) ==
(1)
:<math>\begin{matrix}
x^2+5x+6 &=& 0 \\
(x+2)(x+3) &=& 0 \\
x &=& -2,-3
\end{matrix}</math>
(2)
:<math>\begin{matrix}
x^2+14x+49 &=& 0 \\
(x+7)^2 &=& 0 \\
x &=& -7
\end{matrix}</math>
(3)
:<math>\begin{matrix}
x^2-9 &=& -6x+18 \\
x^2+6x-27 &=& 0 \\
(x+9)(x-3) &=& 0 \\
x &=& -9,3
\end{matrix}</math>
(3)別解
:<math>\begin{matrix}
x^2-9 &=& -6x+18 \\
(x+3)(x-3) &=& -6(x-3) \\
(x+3+6)(x-3) &=& 0 \\
(x+9)(x-3) &=& 0 \\
x &=& -9,3
\end{matrix}</math>
(4)
:<math>\begin{matrix}
12x^2-7x+1 &=& 0 \\
(3x-1)(4x-1) &=& 0 \\
x &=& \frac{1}{3}, \frac{1}{4}
\end{matrix}</math>
(5)乗法公式<math>a^2-2ab+b^2 = (a-b)^2</math>に<math>a = x,b = \sqrt{2}</math>を代入した形になっている。
:<math>\begin{matrix}
x^2-2 \sqrt{2}x +2 &=& 0 \\
x^2 - 2 \times x \times \sqrt{2} + (\sqrt{2})^2 &=& 0 \\
(x- \sqrt{2})^2 &=& 0 \\
x &=& \sqrt{2}
\end{matrix}</math>
== 2次方程式(3) ==
(1)
:<math>\begin{matrix}
x^2-2x-4 &=& 0 \\
x^2-2x-4+5 &=& 5 \\
x^2-2x+1 &=& 5 \\
(x-1)^2 &=& 5 \\
x-1 &=& \pm \sqrt{5} \\
x &=& 1 \pm \sqrt{5}
\end{matrix}</math>
(2)
:<math>\begin{matrix}
x^2+4x-6 &=& 0 \\
x^2+4x-6+10 &=& 10 \\
x^2+4x+4 &=& 10 \\
(x+2)^2 &=& 10 \\
x+2 &=& \pm \sqrt{10} \\
x &=& -2 \pm \sqrt{10}
\end{matrix}</math>
(3)
:<math>\begin{matrix}
x^2-x-5 &=& 0 \\
x^2- 2 \times \frac{1}{2} \times x + \frac{1}{4} -5 &=& \frac{1}{4} \\
(x- \frac{1}{2})^2 &=& \frac{1}{4} +5 \\
(x- \frac{1}{2})^2 &=& \frac{21}{4} \\
x- \frac{1}{2} &=& \pm \frac{\sqrt{21}}{2} \\
x &=& \frac{1 \pm \sqrt{21}}{2}
\end{matrix}</math>
== 2次方程式(4) ==
<math>x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}</math>を利用する。
(1)a=1,b=-2,c=-4を代入すると、
:<math>\begin{matrix}
x &=& \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2-4 \times 1 \times (-4)}}{2 \times 1} \\
&=& \frac{2 \pm \sqrt{20}}{2} \\
&=& \frac{2 \pm 2\sqrt{5}}{2} \\
&=& 1 \pm \sqrt{5}
\end{matrix}</math>
(2)a=1,b=4,c=-6を代入すると、
:<math>\begin{matrix}
x &=& \frac{-4 \pm \sqrt{4^2-4 \times 1 \times (-6)}}{2 \times 1} \\
&=& \frac{-4 \pm \sqrt{40}}{2} \\
&=& \frac{-4 \pm 2\sqrt{10}}{2} \\
&=& -2 \pm \sqrt{10}
\end{matrix}</math>
(3)a=1,b=-1,c=-5を代入すると、
:<math>\begin{matrix}
x &=& \frac{-(-1)\pm\sqrt{(-1)^2-4\times 1 \times(-5)}}{2\times 1} \\
&=& \frac{1 \pm \sqrt{21}}{2} \\
\end{matrix}</math>
== 2次方程式の利用 ==
(2)もとの正方形の1辺の長さをx(cm)とする。
(x-3)(x+1)=60 となるから、これを解くとx=9 となる。(答え)9cm
== 2次方程式と解の関係 ==
※高校1年の範囲なので読み飛ばしてよい。
2次方程式が解を持つ条件は解の公式の根号が<math>b^2-4ac \ge 0</math>であればよい。正の場合は解は異なる2数、0ならば重解の1数である。負の場合は根号の中がマイナスとなってしまうため解が存在しない(高校2年になるとこのような数も学習する)。
解の判定に使用される式<math>D = b^2-4ac</math>のことを'''判別式'''と呼ぶ。
(1)<math>x^2-2x+a = 0</math>が解を持つようなaの範囲は<math>2^2 -4 \times 1 \times a \ge 0</math>である。<math>-4a \ge -4</math>となり不等式の両辺に負の数をかけると不等号が入れ替わることに注意すると、<math>a \le 1</math>となる。
(2)<math>x^2+bx+10 = 0</math>が解を持つようなbの範囲は<math>b^2 - 4 \times 1 \times 10 \ge 0</math>である。つまり<math>b^2 - 40 \ge 0</math>である。<math>b^2 - 40 = 0</math>の解が<math>b = \pm 2 \sqrt{10}</math>であることを頭の片隅に入れておくと<math>b^2 - 40 \ge 0</math>の解は<math>b \ge 2 \sqrt{10}, b \le -2 \sqrt{10}</math>となる。
(2)<math>x^2+cx-10 = 0</math>が解を持つようなbの範囲は<math>c^2 - 4 \times 1 \times (-10) \ge 0</math>である。つまり<math>c^2 \ge -40</math>となるが、2乗した数は負になり得ないので必然的に<math>c^2 \ge 0</math>である。<math>c^2 \ge 0</math>ということはcに何を入れてもよいということが分かる。
[[カテゴリ:中学校数学演習|3年にじほうていしきこたえ]]
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2013-10-31T09:29:54Z
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2024-03-16T06:36:50Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A13%E5%B9%B4%E7%94%9F/2%E6%AC%A1%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F/%E8%A7%A3%E7%AD%94
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18,512 |
信長公記
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信長公記は、安土桃山時代の戦国大名である織田信長の一代記で、信長の直臣であった太田牛一が著わした歴史書または記録資料。
1568年(永禄11年)から1582年(天正10年)までの出来事を年毎にまとめた15巻と、信長の出生から1568年までの首巻の全16巻からなる。
巻首 天文三年~永禄十一年
巻一 永禄十一年
巻二 永禄十二年
巻三 元亀元年
巻四 元亀二年
巻五 元亀三年
巻六 天正元年
巻七 天正二年
巻八 天正三年
巻九 天正四年
巻十 天正五年
巻十一 天正六年
巻十二 天正七年
巻十三 天正八年
巻十四 天正九年
巻十五 天正十年
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信長公記(しんちょうこうきまたはのぶながこうき)は、安土桃山時代の戦国大名である織田信長の一代記で、信長の直臣であった太田牛一が著わした歴史書または記録資料。 1568年(永禄11年)から1582年(天正10年)までの出来事を年毎にまとめた15巻と、信長の出生から1568年までの首巻の全16巻からなる。
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1568年(永禄11年)から1582年(天正10年)までの出来事を年毎にまとめた15巻と、信長の出生から1568年までの首巻の全16巻からなる。
{{-}}
== 構成 ==
巻首 天文三年~永禄十一年
* 吉法師殿御元服の事
* 今川義元討死の事
巻一 [[w:1568年|永禄十一年]]
巻二 [[w:1569年|永禄十二年]]
巻三 [[w:1570年|元亀元年]]
巻四 [[w:1571年|元亀二年]]
巻五 [[w:1572年|元亀三年]]
巻六 [[w:1573年|天正元年]]
巻七 [[w:1574年|天正二年]]
巻八 [[w:1575年|天正三年]]
巻九 [[w:1576年|天正四年]]
巻十 [[w:1577年|天正五年]]
巻十一 [[w:1578年|天正六年]]
巻十二 [[w:1579年|天正七年]]
巻十三 [[w:1580年|天正八年]]
巻十四 [[w:1581年|天正九年]]
巻十五 [[w:1582年|天正十年]]
* {{ruby|明智|あけち}}{{ruby|日向守|ひゅうがのかみ}}逆心之事
* 信長公本能寺にて御腹めされ候事
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[[Category:日本の歴史]]
[[Category:歴史書]]
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2013-11-03T07:58:02Z
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18,513 |
民事執行法第86条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(売却代金)
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
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[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(売却代金)
;第86条
# 売却代金は、次に掲げるものとする。
#:一 不動産の代金
#:二 [[民事執行法第63条|第63条]]第2項第二号の規定により提供した保証のうち申出額から代金の額を控除した残額に相当するもの
#:三 [[民事執行法第80条|第80条]]第1項後段の規定により買受人が返還を請求することができない保証
# [[民事執行法第61条|第61条]]の規定により不動産が一括して売却された場合において、各不動産ごとに売却代金の額を定める必要があるときは、その額は、売却代金の総額を各不動産の売却基準価額に応じて案分して得た額とする。各不動産ごとの執行費用の負担についても、同様とする。
# [[民事執行法第78条|第78条]]第3項の規定は、第1項第二号又は第三号に規定する保証が金銭の納付以外の方法で提供されている場合の換価について準用する。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第85条]]<br>(配当表の作成)
|[[民事執行法第87条]]<br>(配当等を受けるべき債権者の範囲)
}}
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[[category:民事執行法|086]]
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18,514 |
民事執行法第89条
|
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
(配当異議の申出)
|
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法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事執行法
|
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事執行法]]
==条文==
(配当異議の申出)
;第89条
# 配当表に記載された各債権者の債権又は配当の額について不服のある債権者及び債務者は、配当期日において、異議の申出(以下「配当異議の申出」という。)をすることができる。
# 執行裁判所は、配当異議の申出のない部分に限り、配当を実施しなければならない。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第88条]]<br>(期限付債権の配当等)
|[[民事執行法第90条]]<br>(配当異議の訴え等)
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[[category:民事執行法|089]]
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18,515 |
民事執行法第90条
|
(配当異議の訴え等)
|
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==条文==
(配当異議の訴え等)
;第90条
# 配当異議の申出をした債権者及び執行力のある債務名義の正本を有しない債権者に対し配当異議の申出をした債務者は、配当異議の訴えを提起しなければならない。
# 前項の訴えは、執行裁判所が管轄する。
# 第一項の訴えは、原告が最初の口頭弁論期日に出頭しない場合には、その責めに帰することができない事由により出頭しないときを除き、却下しなければならない。
# 第一項の訴えの判決においては、配当表を変更し、又は新たな配当表の調製のために、配当表を取り消さなければならない。
# 執行力のある債務名義の正本を有する債権者に対し配当異議の申出をした債務者は、請求異議の訴え又は[[民事訴訟法第117条]]第1項 の訴えを提起しなければならない。
# 配当異議の申出をした債権者又は債務者が、配当期日(知れていない抵当証券の所持人に対する配当異議の申出にあつては、その所持人を知つた日)から一週間以内(買受人が[[民事執行法第78条|第78条]]第4項ただし書の規定により金銭を納付すべき場合にあつては、二週間以内)に、執行裁判所に対し、第1項の訴えを提起したことの証明をしないとき、又は前項の訴えを提起したことの証明及びその訴えに係る執行停止の裁判の正本の提出をしないときは、配当異議の申出は、取り下げたものとみなす。
==解説==
==参照条文==
----
{{前後
|[[コンメンタール民事執行法|民事執行法]]
|[[コンメンタール民事執行法#2|第2章 強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2|第2節 金銭の支払を目的とする債権についての強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1|第1款 不動産に対する強制執行]]<br>
[[コンメンタール民事執行法#2-2-1-2|第2目 強制競売]]<br>
|[[民事執行法第89条]]<br>(配当異議の申出)
|[[民事執行法第91条]]<br>(配当等の額の供託)
}}
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[[category:民事執行法|090]]
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2021-10-06T04:09:10Z
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18,536 |
数学演習/中学校2年生/連立方程式
|
数学演習/中学校2年生
中学校数学/2年生/数量/連立方程式
解答はこちらにあります。
以下の方程式を代入法で解きなさい。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
以下の方程式を加減法で解きなさい。
(1)
(2)
(3)
(4)
以下の方程式を解きなさい。
(1)
(2)
以下の問に答えなさい。
(1)容積が280リットルの浴槽に水を一杯まで入れる。最初に毎分8リットルで水を入れ続け、その後毎分12リットルに変更し水を入れ続けたところ32分で満杯となった。毎分8リットルで入れた時間と毎分12リットルで入れた時間を求めなさい。
(2)食塩水A,Bがあり、それらの濃度がそれぞれ10%,15%である。これらを混ぜ、13%の食塩水を500g作りたい。このとき、これらの食塩水をそれぞれどれだけ混ぜればよいか求めなさい。
(5) 3ケタの自然数がある。この自然数の百の位と一の位は同じで、3ケタすべての和は20になる。また、一の位の数をそのままに、百の位と十の位の数を入れ替えてできる自然数は元の数より180大きい。元の自然数の百の位と一の位の数を x {\displaystyle x} 、十の位の数を y {\displaystyle y} として連立方程式をつくり元の自然数を求めなさい。
|
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"text": "(1)容積が280リットルの浴槽に水を一杯まで入れる。最初に毎分8リットルで水を入れ続け、その後毎分12リットルに変更し水を入れ続けたところ32分で満杯となった。毎分8リットルで入れた時間と毎分12リットルで入れた時間を求めなさい。",
"title": "連立方程式の利用"
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"text": "(2)食塩水A,Bがあり、それらの濃度がそれぞれ10%,15%である。これらを混ぜ、13%の食塩水を500g作りたい。このとき、これらの食塩水をそれぞれどれだけ混ぜればよいか求めなさい。",
"title": "連立方程式の利用"
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"text": "(5) 3ケタの自然数がある。この自然数の百の位と一の位は同じで、3ケタすべての和は20になる。また、一の位の数をそのままに、百の位と十の位の数を入れ替えてできる自然数は元の数より180大きい。元の自然数の百の位と一の位の数を x {\\displaystyle x} 、十の位の数を y {\\displaystyle y} として連立方程式をつくり元の自然数を求めなさい。",
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数学演習/中学校2年生 中学校数学/2年生/数量/連立方程式 解答はこちらにあります。
|
[[数学演習/中学校2年生]]
[[中学校数学/2年生/数量/連立方程式]]
解答は[[数学演習/中学校2年生/連立方程式/解答|こちら]]にあります。
== 連立方程式(1) ==
以下の方程式を代入法で解きなさい。
(1)
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=-x \\ x-y=4 \end{matrix}\right.</math>
(2)
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=3x \\ x+2y=7 \end{matrix}\right.</math>
(3)
:<math>\left\{ \begin{matrix} x=-2y \\ 2x+y=-9 \end{matrix}\right.</math>
(4)
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=\frac{1}{3}x \\ 2x+3y=1 \end{matrix}\right.</math>
(5)
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=2x+3 \\ 3x+2y=20 \end{matrix}\right.</math>
== 連立方程式(2) ==
以下の方程式を加減法で解きなさい。
(1)
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+y=5 \\ x-y=9 \end{matrix}\right.</math>
(2)
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+3y=14 \\ 3x+3y=24 \end{matrix}\right.</math>
(3)
:<math>\left\{ \begin{matrix} 3x+2y=0 \\ 5x-y=-13 \end{matrix}\right.</math>
(4)
:<math>\left\{ \begin{matrix} 2x+5y=27 \\ 3x+2y=2 \end{matrix}\right.</math>
== 連立方程式(3) ==
以下の方程式を解きなさい。
(1)
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+y=z \\ x+2y+3z=11 \\ 3x-2y-z=11 \end{matrix}\right.</math>
(2)
:<math>\left\{ \begin{matrix} 2x-3y+5z=-21 \\ 5x+4y-2z=-1 \\ -3x+2y+3z=35 \end{matrix}\right.</math>
== 連立方程式の利用 ==
以下の問に答えなさい。
(1)容積が280リットルの浴槽に水を一杯まで入れる。最初に毎分8リットルで水を入れ続け、その後毎分12リットルに変更し水を入れ続けたところ32分で満杯となった。毎分8リットルで入れた時間と毎分12リットルで入れた時間を求めなさい。
(2)食塩水A,Bがあり、それらの濃度がそれぞれ10%,15%である。これらを混ぜ、13%の食塩水を500g作りたい。このとき、これらの食塩水をそれぞれどれだけ混ぜればよいか求めなさい。<br>
<!-- (3)(どなたか書き込んでください)に参加した大人55人と子ども133人を、大人2人と子ども5人の班何班かと、大人3人と子ども7人の班何班かに分けた。それぞれ何班できたか求めなさい。
(4)ある清掃ボランティアの去年の人数は225人でしたが、今年の人数は去年の人数と比べて、男子は20%減り、女子は10%増え、全体では9人減りました。去年の男子と女子の人数は何人ですか。(余裕があれば、今年の人数も求めなさい。)
-->
(5) 3ケタの自然数がある。この自然数の百の位と一の位は同じで、3ケタすべての和は20になる。また、一の位の数をそのままに、百の位と十の位の数を入れ替えてできる自然数は元の数より180大きい。元の自然数の百の位と一の位の数を<math>x</math>、十の位の数を<math>y</math>として連立方程式をつくり元の自然数を求めなさい。
[[カテゴリ:中学校数学演習|2年れんりつほうていしき]]
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2013-11-29T15:26:18Z
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2024-03-16T06:53:45Z
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[] |
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%BC%94%E7%BF%92/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A12%E5%B9%B4%E7%94%9F/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F
|
18,537 |
数学演習/中学校2年生/連立方程式/解答
|
数学演習 中学校2年生
中学校数学 2年生-数量/連立方程式
問題はこちらにあります。
(1) ( x , y ) = ( 2 , − 2 ) {\displaystyle (x,y)=(2,-2)}
上の式を下のyに代入する。
となり2x=4、つまりx=2が求められる。上の式に戻りx=2を代入するとy=-2となる。
(2) ( x , y ) = ( 1 , 3 ) {\displaystyle (x,y)=(1,3)}
ここでも上の式を下のyに代入する。
となり7x=7、つまりx=1が求められる。上の式に戻りx=1を代入するとy=3となる。
(3) ( x , y ) = ( − 6 , 3 ) {\displaystyle (x,y)=(-6,3)}
x=...という形になっているため下のxに入れたほうが楽。
となり-3y=-9、つまりy=3が求められる。上の式に戻りy=3を代入するとx=-6となる。
(4) ( x , y ) = ( 1 3 , 1 9 ) {\displaystyle (x,y)=({\frac {1}{3}},{\frac {1}{9}})}
上の式の両辺3倍して 3 y = x {\displaystyle 3y=x} とし下のxに代入してもよいが、ここでは素直に下のyに代入してみる。
となり3x=1、つまり x = 1 3 {\displaystyle x={\frac {1}{3}}} が求められる。上の式に戻り x = 1 3 {\displaystyle x={\frac {1}{3}}} を代入すると y = 1 9 {\displaystyle y={\frac {1}{9}}} となる。
(5) ( x , y ) = ( 2 , 7 ) {\displaystyle (x,y)=(2,7)}
上の式を下のyに代入する。
となり7x=14、つまりx=2が求められる。上の式に戻りx=2を代入するとy=7となる。
(1) ( x , y ) = ( 7 , − 2 ) {\displaystyle (x,y)=(7,-2)}
上の式と下の式を足すとyが消去できる。また、上の式から下の式を引くとxが消去できる。好きなほうを消去してよいが、ここではyを消去する。
xが求まったので元の上下どちらかの式にx=7を代入するとy=-2となる。
(2) ( x , y ) = ( 5 , 3 ) {\displaystyle (x,y)=(5,3)}
係数が合っている場合はその文字を消去すると簡単。上の式から下の式を引いてyを消去する。
xが求まったので元の上の式か下の式のどちらか(上の式のほうが簡単)にx=5を代入するとy=3となる。
(3) ( x , y ) = ( − 2 , 3 ) {\displaystyle (x,y)=(-2,3)}
上下の式を足したり引いたりするだけでは文字を消去できないので、この場合はどちらかの式を整数倍して係数を揃える。ここでは下の式を2倍する。
ここで上の式と下の式を足すことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-2、y=3となる。
(4) ( x , y ) = ( − 4 , 7 ) {\displaystyle (x,y)=(-4,7)}
これはどちらかの式を整数倍しても係数が合わない形である。xを 3 2 {\displaystyle {\frac {3}{2}}} 倍もしくはyを 5 2 {\displaystyle {\frac {5}{2}}} 倍すればどちらかを消去できるが式に分数が入り面倒な形になるのでおすすめはしない。この場合は上の式を3倍、下の式を2倍にしxの係数を揃える。
ここで上の式から下の式を引くことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-4、y=7となる。
ごく一部の例外を除けば以下の法則が成り立つ。
ごく一部の例外は連立されている式のうち少なくとも2式が、グラフを書いた際同一の直線であることを示す場合である。例えば以下のようなものは上記の例外で式が複数存在する連立方程式となる。解は x + 2 y = 6 {\displaystyle x+2y=6} を満たす(x,y)の組全てである。
(1) ( x , y , z ) = ( 4 , − 1 , 3 ) {\displaystyle (x,y,z)=(4,-1,3)}
文字と式が3組以上になっても行うことは変数を1つずつ消去していくことである。この場合は上の式がx+y=zとなっているので代入法を用いて中央の式と下の式のzを消去する。
この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。
下’の式を2倍する。
ここで上’の式から下’の式を引くことでyを消去できる形になった。11y=-11なのでy=-1、2式の連立の場所まで戻ってx=4、元の3式まで戻ってz=3となる。
(2) ( x , y , z ) = ( − 5 , 7 , 2 ) {\displaystyle (x,y,z)=(-5,7,2)}
代入法で解くには分数が出てくることから少々苦しいので、加減法を利用する。式をうまくいじって文字を1つ消去する。ここではyを消去することを考えてみる。上の式を4倍したものと中央の式を3倍したものを足す式が1つ目、中央の式から下の式の2倍したものを引く式が2つ目である。この2つの式を計算してyを消去した2式を作る。
この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。
上’の式を4倍、下’の式を7倍する。
ここで上’の式と下’の式を足すことでzを消去できる形になった。169x=-845なのでx=-5、2式の連立の場所まで戻ってz=2、元の3式まで戻ってy=7となる。
(1)(答)毎分8リットルで入れた時間は26分、毎分12リットルで入れた時間は6分
毎分8リットルで入れた時間をx分、毎分12リットルで入れた時間をy分として連立方程式を立てる。
まずは時間で式を作る。x分とy分の時間の合計が32分なので、
である。
続いて流量で式を作る。毎分8リットルでx分、毎分12リットルでy分流して280リットルの浴槽が満杯となったとあるから、
となる。これらの式を連立して解く。ここでは時間の式を x = 32 − y {\displaystyle x=32-y} に変形してから代入法を用いる。
となり、 y = 6 {\displaystyle y=6} である。時間の式に戻れば x = 26 {\displaystyle x=26} と求められる。
(2)解答:食塩水Aが300グラム、食塩水Bが200グラム
解説:(ここでは食塩水Aの量を x {\displaystyle x} グラム、食塩水Bの量を y {\displaystyle y} グラムとする。ただし、問題文に規定がないため、これらの文字を読みかえてほしい。)まず、「10%の食塩水Aに含まれる食塩の量xグラム」を「 0.1 x {\displaystyle 0.1x} 」とし、「15%の食塩水Bに含まれる食塩の量yグラム」を「 0.15 y {\displaystyle 0.15y} 」とする。次に、これらを足すと「12%の食塩水500グラムに含まれる食塩の量」を「 12 × 5 {\displaystyle 12\times 5} 」、計算して60とする。さらに、この x {\displaystyle x} と y {\displaystyle y} は合計すると500グラムになることが分かるので「 x + y = 500 {\displaystyle x+y=500} 」とできる。この2つの式で連立方程式を立てて計算することによりそれぞれが求まる。
{ 0.1 x + 0.15 y = 60 x + y = 500 {\displaystyle {\begin{cases}0.1x+0.15y=60\\x+y=500\end{cases}}}
→ 5000 − 10 y + 15 y = 6000 5 y = 1000 y = 200 {\displaystyle {\begin{array}{lcl}\rightarrow 5000-10y+15y&=&6000\\5y&=&1000\\y&=&200\end{array}}}
以上より、Bの量は200グラムであると分かる(誤ってAの量にしないように注意)。さらに計算すると x = 300 {\displaystyle x=300} と分かる。この場合は代入法で求めたが、加減法を使用したり、先に食塩水Bの量を求めても連立方程式の性格上同じ答えになる。
(3)
大人2人と子ども5人の班の大人の人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の大人の人数の合計の和は、55人である。 また、大人2人と子ども5人の班の子どもの人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の子どもの人数の合計の和は、133人である。 このことから連立方程式をつくると、 { 2 x + 5 y = 55 3 x + 7 y = 133 {\displaystyle {\begin{cases}2x+5y=55\\3x+7y=133\end{cases}}} となる。
(4)
(5)
|
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"text": "数学演習 中学校2年生",
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"text": "中学校数学 2年生-数量/連立方程式",
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"text": "(1) ( x , y ) = ( 2 , − 2 ) {\\displaystyle (x,y)=(2,-2)}",
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"text": "上の式を下のyに代入する。",
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"text": "となり2x=4、つまりx=2が求められる。上の式に戻りx=2を代入するとy=-2となる。",
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"text": "となり7x=7、つまりx=1が求められる。上の式に戻りx=1を代入するとy=3となる。",
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"text": "(3) ( x , y ) = ( − 6 , 3 ) {\\displaystyle (x,y)=(-6,3)}",
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"text": "x=...という形になっているため下のxに入れたほうが楽。",
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"text": "となり-3y=-9、つまりy=3が求められる。上の式に戻りy=3を代入するとx=-6となる。",
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"text": "(4) ( x , y ) = ( 1 3 , 1 9 ) {\\displaystyle (x,y)=({\\frac {1}{3}},{\\frac {1}{9}})}",
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"text": "上の式の両辺3倍して 3 y = x {\\displaystyle 3y=x} とし下のxに代入してもよいが、ここでは素直に下のyに代入してみる。",
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"text": "となり3x=1、つまり x = 1 3 {\\displaystyle x={\\frac {1}{3}}} が求められる。上の式に戻り x = 1 3 {\\displaystyle x={\\frac {1}{3}}} を代入すると y = 1 9 {\\displaystyle y={\\frac {1}{9}}} となる。",
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"text": "(1) ( x , y ) = ( 7 , − 2 ) {\\displaystyle (x,y)=(7,-2)}",
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"text": "上の式と下の式を足すとyが消去できる。また、上の式から下の式を引くとxが消去できる。好きなほうを消去してよいが、ここではyを消去する。",
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"text": "xが求まったので元の上下どちらかの式にx=7を代入するとy=-2となる。",
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"text": "係数が合っている場合はその文字を消去すると簡単。上の式から下の式を引いてyを消去する。",
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"text": "xが求まったので元の上の式か下の式のどちらか(上の式のほうが簡単)にx=5を代入するとy=3となる。",
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"text": "(3) ( x , y ) = ( − 2 , 3 ) {\\displaystyle (x,y)=(-2,3)}",
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"text": "上下の式を足したり引いたりするだけでは文字を消去できないので、この場合はどちらかの式を整数倍して係数を揃える。ここでは下の式を2倍する。",
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"text": "ここで上の式と下の式を足すことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-2、y=3となる。",
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"text": "これはどちらかの式を整数倍しても係数が合わない形である。xを 3 2 {\\displaystyle {\\frac {3}{2}}} 倍もしくはyを 5 2 {\\displaystyle {\\frac {5}{2}}} 倍すればどちらかを消去できるが式に分数が入り面倒な形になるのでおすすめはしない。この場合は上の式を3倍、下の式を2倍にしxの係数を揃える。",
"title": "連立方程式(2)"
},
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"text": "ここで上の式から下の式を引くことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-4、y=7となる。",
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"text": "ごく一部の例外を除けば以下の法則が成り立つ。",
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"text": "ごく一部の例外は連立されている式のうち少なくとも2式が、グラフを書いた際同一の直線であることを示す場合である。例えば以下のようなものは上記の例外で式が複数存在する連立方程式となる。解は x + 2 y = 6 {\\displaystyle x+2y=6} を満たす(x,y)の組全てである。",
"title": "連立方程式(3)"
},
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"text": "(1) ( x , y , z ) = ( 4 , − 1 , 3 ) {\\displaystyle (x,y,z)=(4,-1,3)}",
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"text": "文字と式が3組以上になっても行うことは変数を1つずつ消去していくことである。この場合は上の式がx+y=zとなっているので代入法を用いて中央の式と下の式のzを消去する。",
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"text": "この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。",
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"text": "下’の式を2倍する。",
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"text": "ここで上’の式から下’の式を引くことでyを消去できる形になった。11y=-11なのでy=-1、2式の連立の場所まで戻ってx=4、元の3式まで戻ってz=3となる。",
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"text": "(2) ( x , y , z ) = ( − 5 , 7 , 2 ) {\\displaystyle (x,y,z)=(-5,7,2)}",
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"text": "代入法で解くには分数が出てくることから少々苦しいので、加減法を利用する。式をうまくいじって文字を1つ消去する。ここではyを消去することを考えてみる。上の式を4倍したものと中央の式を3倍したものを足す式が1つ目、中央の式から下の式の2倍したものを引く式が2つ目である。この2つの式を計算してyを消去した2式を作る。",
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"text": "この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。",
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"text": "上’の式を4倍、下’の式を7倍する。",
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"text": "ここで上’の式と下’の式を足すことでzを消去できる形になった。169x=-845なのでx=-5、2式の連立の場所まで戻ってz=2、元の3式まで戻ってy=7となる。",
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"text": "(1)(答)毎分8リットルで入れた時間は26分、毎分12リットルで入れた時間は6分",
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"text": "毎分8リットルで入れた時間をx分、毎分12リットルで入れた時間をy分として連立方程式を立てる。",
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"text": "まずは時間で式を作る。x分とy分の時間の合計が32分なので、",
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"text": "である。",
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"text": "続いて流量で式を作る。毎分8リットルでx分、毎分12リットルでy分流して280リットルの浴槽が満杯となったとあるから、",
"title": "連立方程式の利用"
},
{
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"tag": "p",
"text": "となる。これらの式を連立して解く。ここでは時間の式を x = 32 − y {\\displaystyle x=32-y} に変形してから代入法を用いる。",
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{
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"tag": "p",
"text": "となり、 y = 6 {\\displaystyle y=6} である。時間の式に戻れば x = 26 {\\displaystyle x=26} と求められる。",
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"text": "(2)解答:食塩水Aが300グラム、食塩水Bが200グラム",
"title": "連立方程式の利用"
},
{
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"text": "解説:(ここでは食塩水Aの量を x {\\displaystyle x} グラム、食塩水Bの量を y {\\displaystyle y} グラムとする。ただし、問題文に規定がないため、これらの文字を読みかえてほしい。)まず、「10%の食塩水Aに含まれる食塩の量xグラム」を「 0.1 x {\\displaystyle 0.1x} 」とし、「15%の食塩水Bに含まれる食塩の量yグラム」を「 0.15 y {\\displaystyle 0.15y} 」とする。次に、これらを足すと「12%の食塩水500グラムに含まれる食塩の量」を「 12 × 5 {\\displaystyle 12\\times 5} 」、計算して60とする。さらに、この x {\\displaystyle x} と y {\\displaystyle y} は合計すると500グラムになることが分かるので「 x + y = 500 {\\displaystyle x+y=500} 」とできる。この2つの式で連立方程式を立てて計算することによりそれぞれが求まる。",
"title": "連立方程式の利用"
},
{
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"text": "{ 0.1 x + 0.15 y = 60 x + y = 500 {\\displaystyle {\\begin{cases}0.1x+0.15y=60\\\\x+y=500\\end{cases}}}",
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"text": "→ 5000 − 10 y + 15 y = 6000 5 y = 1000 y = 200 {\\displaystyle {\\begin{array}{lcl}\\rightarrow 5000-10y+15y&=&6000\\\\5y&=&1000\\\\y&=&200\\end{array}}}",
"title": "連立方程式の利用"
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"text": "以上より、Bの量は200グラムであると分かる(誤ってAの量にしないように注意)。さらに計算すると x = 300 {\\displaystyle x=300} と分かる。この場合は代入法で求めたが、加減法を使用したり、先に食塩水Bの量を求めても連立方程式の性格上同じ答えになる。",
"title": "連立方程式の利用"
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"text": "(3)",
"title": "連立方程式の利用"
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"text": "大人2人と子ども5人の班の大人の人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の大人の人数の合計の和は、55人である。 また、大人2人と子ども5人の班の子どもの人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の子どもの人数の合計の和は、133人である。 このことから連立方程式をつくると、 { 2 x + 5 y = 55 3 x + 7 y = 133 {\\displaystyle {\\begin{cases}2x+5y=55\\\\3x+7y=133\\end{cases}}} となる。",
"title": "連立方程式の利用"
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"title": "連立方程式の利用"
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"title": "連立方程式の利用"
}
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数学演習 中学校2年生 中学校数学 2年生-数量/連立方程式 問題はこちらにあります。
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[[数学演習 中学校2年生]]
[[中学校数学 2年生-数量/連立方程式]]
問題は[[数学演習 中学校2年生 連立方程式|こちら]]にあります。
== 連立方程式(1) ==
(1)<math>(x,y) = (2,-2)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=-x \\ x-y=4 \end{matrix}\right.</math>
上の式を下のyに代入する。
:<math>x-(-x)=4</math>
となり2x=4、つまりx=2が求められる。上の式に戻りx=2を代入するとy=-2となる。
(2)<math>(x,y) = (1,3)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=3x \\ x+2y=7 \end{matrix}\right.</math>
ここでも上の式を下のyに代入する。
:<math>x+2(3x)=7</math>
となり7x=7、つまりx=1が求められる。上の式に戻りx=1を代入するとy=3となる。
(3)<math>(x,y) = (-6,3)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} x=-2y \\ 2x+y=-9 \end{matrix}\right.</math>
x=...という形になっているため下のxに入れたほうが楽。
:<math>2(-2y)+y=-9</math>
となり-3y=-9、つまりy=3が求められる。上の式に戻りy=3を代入するとx=-6となる。
(4)<math>(x,y) = (\frac{1}{3},\frac{1}{9})</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=\frac{1}{3}x \\ 2x+3y=1 \end{matrix}\right.</math>
上の式の両辺3倍して<math>3y=x</math>とし下のxに代入してもよいが、ここでは素直に下のyに代入してみる。
:<math>2x+3(\frac{1}{3}x)=1</math>
となり3x=1、つまり<math>x = \frac{1}{3}</math>が求められる。上の式に戻り<math>x = \frac{1}{3}</math>を代入すると<math>y = \frac{1}{9}</math>となる。
(5)<math>(x,y) = (2,7)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} y=2x+3 \\ 3x+2y=20 \end{matrix}\right.</math>
上の式を下のyに代入する。
:<math>3x+2(2x+3)=20</math>
となり7x=14、つまりx=2が求められる。上の式に戻りx=2を代入するとy=7となる。
== 連立方程式(2) ==
(1)<math>(x,y) = (7,-2)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+y=5 \\ x-y=9 \end{matrix}\right.</math>
上の式と下の式を足すとyが消去できる。また、上の式から下の式を引くとxが消去できる。好きなほうを消去してよいが、ここではyを消去する。
:<math>\begin{matrix}
(x+y)+(x-y) &=& 5+9 \\
2x &=& 14 \\
x &=& 7
\end{matrix}</math>
xが求まったので元の上下どちらかの式にx=7を代入するとy=-2となる。
(2)<math>(x,y) = (5,3)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+3y=14 \\ 3x+3y=24 \end{matrix}\right.</math>
係数が合っている場合はその文字を消去すると簡単。上の式から下の式を引いてyを消去する。
:<math>\begin{matrix}
(x+3y)-(3x+3y) &=& 14-24 \\
-2x &=& -10 \\
x &=& 5
\end{matrix}</math>
xが求まったので元の上の式か下の式のどちらか(上の式のほうが簡単)にx=5を代入するとy=3となる。
(3)<math>(x,y) = (-2,3)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} 3x+2y=0 \\ 5x-y=-13 \end{matrix}\right.</math>
上下の式を足したり引いたりするだけでは文字を消去できないので、この場合はどちらかの式を整数倍して係数を揃える。ここでは下の式を2倍する。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 3x+2y=0 \\ 10x-2y=-26 \end{matrix}\right.</math>
ここで上の式と下の式を足すことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-2、y=3となる。
(4)<math>(x,y) = (-4,7)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} 2x+5y=27 \\ 3x+2y=2 \end{matrix}\right.</math>
これはどちらかの式を整数倍しても係数が合わない形である。xを<math>\frac{3}{2}</math>倍もしくはyを<math>\frac{5}{2}</math>倍すればどちらかを消去できるが式に分数が入り面倒な形になるのでおすすめはしない。この場合は上の式を3倍、下の式を2倍にしxの係数を揃える。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 6x+15y=81 \\ 6x+4y=4 \end{matrix}\right.</math>
ここで上の式から下の式を引くことで文字を消去できる形になった。ここまで来れば(2)までの解き方と同様。x=-4、y=7となる。
== 連立方程式(3) ==
ごく一部の例外を除けば以下の法則が成り立つ。
*式の本数と未知数の数が等しいならば解は一意に定まる。
*未知数の数が式の本数より多ければ解は複数存在する。
*式の本数が未知数の数より多ければ解は存在しない。
ごく一部の例外は連立されている式のうち少なくとも2式が、グラフを書いた際同一の直線であることを示す場合である。例えば以下のようなものは上記の例外で式が複数存在する連立方程式となる。解は<math> x+2y=6 </math>を満たす(x,y)の組全てである。
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+2y=6 \\ 2x+4y=12 \end{matrix}\right.</math>
(1)<math>(x,y,z) = (4,-1,3)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} x+y=z \\ x+2y+3z=11 \\ 3x-2y-z=11 \end{matrix}\right.</math>
文字と式が3組以上になっても行うことは変数を1つずつ消去していくことである。この場合は上の式がx+y=zとなっているので代入法を用いて中央の式と下の式のzを消去する。
:(中央)<math>x+2y+3(x+y)=11</math>よって<math>4x+5y=11</math>
:(下)<math>3x-2y-(x+y)=11</math>よって<math>2x-3y=11</math>
この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 4x+5y=11 \\ 2x-3y=11 \end{matrix}\right.</math>
下’の式を2倍する。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 4x+5y=11 \\ 4x-6y=22 \end{matrix}\right.</math>
ここで上’の式から下’の式を引くことでyを消去できる形になった。11y=-11なのでy=-1、2式の連立の場所まで戻ってx=4、元の3式まで戻ってz=3となる。
(2)<math>(x,y,z) = (-5,7,2)</math>
:<math>\left\{ \begin{matrix} 2x-3y+5z=-21 \\ 5x+4y-2z=-1 \\ -3x+2y+3z=35 \end{matrix}\right.</math>
代入法で解くには分数が出てくることから少々苦しいので、加減法を利用する。式をうまくいじって文字を1つ消去する。ここではyを消去することを考えてみる。上の式を4倍したものと中央の式を3倍したものを足す式が1つ目、中央の式から下の式の2倍したものを引く式が2つ目である。この2つの式を計算してyを消去した2式を作る。
:(1つ目)<math>4(2x-5y+5z)+3(5x+4y-2z)=4 \times (-21)+3 \times (-1) </math>よって<math>23x+14z=-87</math>
:(2つ目)<math>(5x+4y-2z)-2(-3x+2y+3z)=-1-2 \times 35</math>よって<math>11x-8z=-71</math>
この2式を更に連立して解く。元の3式と区別するために連立させた2式を上’、下’とする。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 23x+14z=-87 \\ 11x-8z=-71 \end{matrix}\right.</math>
上’の式を4倍、下’の式を7倍する。
:<math>\left\{ \begin{matrix} 92x+56z=-348 \\ 77x-56z=-497 \end{matrix}\right.</math>
ここで上’の式と下’の式を足すことでzを消去できる形になった。169x=-845なのでx=-5、2式の連立の場所まで戻ってz=2、元の3式まで戻ってy=7となる。
== 連立方程式の利用 ==
(1)(答)毎分8リットルで入れた時間は26分、毎分12リットルで入れた時間は6分
毎分8リットルで入れた時間をx分、毎分12リットルで入れた時間をy分として連立方程式を立てる。
まずは時間で式を作る。x分とy分の時間の合計が32分なので、
:<math>x+y = 32</math>
である。
続いて流量で式を作る。毎分8リットルでx分、毎分12リットルでy分流して280リットルの浴槽が満杯となったとあるから、
:<math>8x+12y = 280</math>
となる。これらの式を連立して解く。ここでは時間の式を<math>x = 32-y</math>に変形してから代入法を用いる。
:<math>\begin{matrix}
8(32-y)+12y &=& 280 \\
256-8y+12y &=& 280 \\
4y &=& 280-256 \\
4y &=& 24 \\
y &=& 6
\end{matrix}</math>
となり、<math>y = 6</math>である。時間の式に戻れば<math>x = 26</math>と求められる。
(2)解答:食塩水Aが300グラム、食塩水Bが200グラム
解説:(ここでは食塩水Aの量を <math>x</math> グラム、食塩水Bの量を <math>y</math> グラムとする。ただし、問題文に規定がないため、これらの文字を読みかえてほしい。)まず、「10%の食塩水Aに含まれる食塩の量xグラム」を「<math>0.1x</math>」とし、「15%の食塩水Bに含まれる食塩の量yグラム」を「<math>0.15y</math>」とする。次に、これらを足すと「12%の食塩水500グラムに含まれる食塩の量」を「<math>12\times 5</math>」、計算して60とする。さらに、この<math>x</math>と<math>y</math>は合計すると500グラムになることが分かるので「<math>x+y=500</math>」とできる。この2つの式で連立方程式を立てて計算することによりそれぞれが求まる。
<math>\begin{cases} 0.1x+0.15y=60 \\ x+y=500 \end{cases}</math>
<math>\begin{array}{lcl}
\rightarrow 5000 - 10y + 15y & = & 6000 \\
5y & = & 1000 \\
y & = & 200
\end{array}</math>
以上より、Bの量は200グラムであると分かる(誤ってAの量にしないように注意)。さらに計算すると
<math>x=300</math>
と分かる。この場合は代入法で求めたが、加減法を使用したり、先に食塩水Bの量を求めても連立方程式の性格上同じ答えになる。
(3)
:解答:大人2人と子ども5人の班14班、大人3人と子ども7人の班9班
:解説:大人2人と子ども5人の班を<math>x</math>班、大人3人と子ども7人の班を<math>y</math>班として連立方程式を作るには、大人と子供の数に注目すればいい。<br>
大人2人と子ども5人の班の大人の人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の大人の人数の合計の和は、55人である。<br>
また、大人2人と子ども5人の班の子どもの人数の合計と、大人3人と子ども7人の班の子どもの人数の合計の和は、133人である。<br>
このことから連立方程式をつくると、<br>
<math>\begin{cases} 2x+5y=55 \\ 3x+7y=133 \end{cases}</math><br>
となる。
(4)
:解答:105人、120ninn
:解説:
(5)
:解答:686
:解説:
:<math>\begin{cases} x+y+x=20 \\ 100y+10x+x=100x+10y+x+180 \end{cases}</math>
:なお、<math>100y+10x+x</math>は百の位と十の位を入れ替えた数である。
:<math>\begin{cases} 2x+y=20 \\ y=x+2 \end{cases}</math>
:<math>2x+x+2=20</math>
:<math>3x=18</math>
:<math>x=6</math>
:このようにして、<math>x</math>が<math>6</math>であることを求めることができる。また、同様にするか、代入するかして<math>y</math>が<math>8</math>であることも求められる。元の自然数は<math>10x+10y+x</math>であるので、この自然数は<math>686</math>であると分かる。
[[カテゴリ:中学校数学演習|2年れんりつほうていしきこたえ]]
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2013-11-29T15:42:57Z
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2024-03-16T06:30:51Z
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18,544 |
建築士法第22条の2
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(定期講習)
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==条文==
(定期講習)
;第22条の2
:次の各号に掲げる建築士は、三年以上五年以内において国土交通省令で定める期間ごとに、次条第1項の規定及び同条第2項において準用する[[建築士法第10条の23|第10条の23]]から[[建築士法第10条の25|第10条の25]]までの規定の定めるところにより国土交通大臣の登録を受けた者(次条において「登録講習機関」という。)が行う当該各号に定める講習を受けなければならない。
::一 一級建築士([[建築士法第23条|第23条]]第1項の建築士事務所に属するものに限る。) 別表第二(一)の項講習の欄に掲げる講習
::二 二級建築士(第23条第1項の建築士事務所に属するものに限る。) 別表第二(二)の項講習の欄に掲げる講習
::三 木造建築士(第23条第1項の建築士事務所に属するものに限る。) 別表第二(三)の項講習の欄に掲げる講習
::四 構造設計一級建築士 別表第二(四)の項講習の欄に掲げる講習
::五 設備設計一級建築士 別表第二(五)の項講習の欄に掲げる講習
==解説==
==参照条文==
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{{前後
|[[建築士法|建築士法]]
|[[建築士法#s4|第4章 業務]]<br>
|[[建築士法第22条]]<br>(知識及び技能の維持向上)
|[[建築士法第22条の3]]<br>(定期講習の講習機関の登録)
}}
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[[category:建築士法|22の2]]
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18,545 |
商標法第43条の5の2
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商標法第43条の5の2
登録異議申立事件における審判書記官について規定する。
第43条の5の2 特許庁長官は、各登録異議申立事件について審判書記官を指定しなければならない。
2 第56条第1項において準用する特許法第144条の2第3項から第5項までの規定は、前項の審判書記官に準用する。
登録異議申立事件においても審判事件と同様、審判書記官が各種事務を行う。
なお、2項で特144条の2第2項を準用していないのは、当該規定は1回準用すれば済む条文だからである。
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商標法第43条の5の2 登録異議申立事件における審判書記官について規定する。
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'''商標法第43条の5の2'''
登録異議申立事件における審判書記官について規定する。
== 条文 ==
第43条の5の2 [[w:特許庁長官|特許庁長官]]は、各登録異議申立事件について審判書記官を指定しなければならない。
2 [[商標法第56条|第56条]]第1項において準用する[[特許法第144条の2]]第3項から第5項までの規定は、前項の審判書記官に準用する。
== 解説 ==
{{See|特許法第144条の2#解説}}
登録異議申立事件においても審判事件と同様、審判書記官が各種事務を行う。
なお、2項で[[特許法第144条の2|特144条の2]]第2項を準用していないのは、当該規定は1回準用すれば済む条文だからである。
== 改正履歴 ==
* 平成11年法律第41号 - 追加
== 関連条文 ==
* [[特許法第144条の2]]
* [[特許法第117条]] - [[商標法第43条の5の2]]
* 裁判所法第60条
{{前後
|[[コンメンタール商標法|商標法]]
|第4章の2 特許異議の申立て
|[[商標法第43条の5|43条の5]]
|[[商標法第43条の6|43条の6]]
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[[カテゴリ:商標法|43-05-2]]
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2016-09-20T08:07:36Z
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18,546 |
特許法第117条
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特許法第117条
特許異議申立事件における審判書記官について規定している。なお、昭和41年改正以前の本条はコンメンタール特許法/特許発明実施審議会を、平成6年改正から平成15年改正前の本条は特許法第118条を参照のこと。
第117条 特許庁長官は、各特許異議申立事件について審判書記官を指定しなければならない。
2 第144条の2第3項から第5項までの規定は、前項の審判書記官に準用する。
特許異議申立事件においても審判事件と同様、審判書記官が各種事務を行う。
なお、2項で144条の2第2項を準用していないのは、当該規定は1回規定すれば済む条文だからである。
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特許法第117条 特許異議申立事件における審判書記官について規定している。なお、昭和41年改正以前の本条はコンメンタール特許法/特許発明実施審議会を、平成6年改正から平成15年改正前の本条は特許法第118条を参照のこと。
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'''特許法第117条'''
特許異議申立事件における審判書記官について規定している。なお、昭和41年改正以前の本条は[[コンメンタール特許法/特許発明実施審議会]]を、平成6年改正から平成15年改正前の本条は[[特許法第118条]]を参照のこと。
== 条文 ==
第117条 [[w:特許庁長官|特許庁長官]]は、各特許異議申立事件について審判書記官を指定しなければならない。
2 [[特許法第144条の2|第144条の2]]第3項から第5項までの規定は、前項の審判書記官に準用する。
== 解説 ==
{{See|特許法第144条の2#解説}}
特許異議申立事件においても審判事件と同様、審判書記官が各種事務を行う。
なお、2項で[[特許法第144条の2|144条の2]]第2項を準用していないのは、当該規定は1回規定すれば済む条文だからである。
== 改正履歴 ==
* 平成11年法律第41号 - 追加(116条の2)
* 平成15年法律第47号 - 削除
* 平成26年法律第36号 - 再追加
== 関連条文 ==
* [[特許法第144条の2]]
* [[特許法第117条]] - [[商標法第43条の5の2]]
* 裁判所法第60条
{{前後
|[[コンメンタール特許法|特許法]]
|第5章 特許異議の申立て
|[[特許法第116条|116条]]
|[[特許法第118条|118条]]
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18,547 |
労働安全衛生法第57条の5
|
労働安全衛生法 (前)(次)
(国の援助等)
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労働安全衛生法 (前)(次)
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[[労働安全衛生法]] ([[労働安全衛生法第57条の4|前]])([[労働安全衛生法第59条|次]])
==条文==
(国の援助等)
;第57条の5
:国は、前2条の規定による有害性の調査の適切な実施に資するため、化学物質について、有害性の調査を実施する施設の整備、資料の提供その他必要な援助に努めるほか、自ら有害性の調査を実施するよう努めるものとする。
==解説==
==参照条文==
*[[労働安全衛生法第19条の3]](国の援助)
*[[労働安全衛生法第63条]](国の援助)
*[[労働安全衛生法第71条]](国の援助)
*[[労働安全衛生法第71条の4]](国の援助)
*[[労働安全衛生法第106条]](国の援助)
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|
Subsets and Splits
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