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大阪弁/進行・継続
動作が進行している状態(共通語の「~している」)を表すとき、動詞に「てる」または「とる」をつける。この時の動詞の活用は、過去形と同様である。 過去形にしたときに「だ」で終わる動詞のときは、「でる」、「どる」と濁らせて用いる。 過去のことについて述べる場合、「てる」→「てた」(「でる」→「でた」)、「とる」→「とった」(「どる」→「どった」)とする。 否定の進行形を作る場合、「てる」→「てへん」(「でる」→「でへん」)、「とる」→「とらへん」または「とらん」(「どる」→「どらへん」または「どらん」)とする。 進行形の過去の否定は、進行形の否定の形に「かった」をつける。 ある状態の継続(「~してある」)は、動詞+「たある」(活用は過去や進行と同様で、撥音便のときは「たある」→「だある」)で表す。 「たある」の「る」→「った」 「たある」の「る」→「らへん」または「らん」 否定の形に「かった」をつける
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "動作が進行している状態(共通語の「~している」)を表すとき、動詞に「てる」または「とる」をつける。この時の動詞の活用は、過去形と同様である。", "title": "進行" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "過去形にしたときに「だ」で終わる動詞のときは、「でる」、「どる」と濁らせて用いる。", "title": "進行" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "過去のことについて述べる場合、「てる」→「てた」(「でる」→「でた」)、「とる」→「とった」(「どる」→「どった」)とする。", "title": "進行" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "否定の進行形を作る場合、「てる」→「てへん」(「でる」→「でへん」)、「とる」→「とらへん」または「とらん」(「どる」→「どらへん」または「どらん」)とする。", "title": "進行" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "進行形の過去の否定は、進行形の否定の形に「かった」をつける。", "title": "進行" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ある状態の継続(「~してある」)は、動詞+「たある」(活用は過去や進行と同様で、撥音便のときは「たある」→「だある」)で表す。", "title": "継続" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "「たある」の「る」→「った」", "title": "継続" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "「たある」の「る」→「らへん」または「らん」", "title": "継続" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "否定の形に「かった」をつける", "title": "継続" } ]
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==進行== 動作が進行している状態(共通語の「~している」)を表すとき、動詞に'''「てる」または「とる」'''をつける。この時の動詞の活用は、[[大阪弁/過去|過去形と同様]]である。 :病院に毎日<ruby><rb>通</rb><rp>(</rp><rt>かよ</rt><rp>)</rp></ruby>てる。 HHHHH LHHL HHHH ::病院に毎日通っている。 :音楽を聴いとるで。もしくは音楽を聴いてるで。 LHLLL HHHLL ::音楽を聴いているよ。 過去形にしたときに「だ」で終わる動詞のときは、「でる」、「どる」と濁らせて用いる。 :本を読んどる。もしくは本を読んでる。 HLL LHHL ::本を読んでいる。 ===過去=== 過去のことについて述べる場合、「てる」→'''「てた」'''(「でる」→'''「でた」''')、「とる」→'''「とった」'''(「どる」→'''「どった」''')とする。 :去年までアメフトをやっとったわ。もしくは去年までアメフトをやってたわ。もしくはしてたわもある。 HLLLL LLLHH HHLL ::去年までアメフトをしていたよ。 :前回の授業は休んでてん。 HLLLL HLLL HHHLL ::前回の授業は休んでたんだ。 ===否定=== 否定の進行形を作る場合、「てる」→'''「てへん」'''(「でる」→'''「でへん」''')、「とる」→'''「とらへん」'''または'''「とらん」'''(「どる」→'''「どらへん」'''または'''「どらん」''')とする。 :その服<ruby><rb>洗</rb><rp>(</rp><rt>あろ</rt><rp>)</rp></ruby>てへんねん。あるいはその服は洗ってへんのや。 HHHL HHHLLLL ::その服は洗ってないんだ。 :今は働いとらん。もしくは今は働いてへん。 LHL HHHHHLL ::今は働いていない。 ===過去の否定=== 進行形の過去の否定は、進行形の否定の形に'''「かった」'''をつける。 :まだ言うとらんかったな。まだ言うてなかったな。もしくはまだ言うてへんかったな。 LH HHHHHLLL ::まだ言ってなかったね。 ==継続== ある状態の継続(「~してある」)は、動詞+'''「たある」'''(活用は過去や進行と同様で、撥音便のときは「たある」→'''「だある」''')で表す。 :ドアが開いたある。 HLL HHHLL ::ドアが開いてある。 :あんなとこにチャリ停めたあるで。 HHH HLL LH HHHLLL ::あんな所に自転車を停めてあるよ。 ===過去=== 「たある」の'''「る」→「った」''' :昨日もうた紙に書いたあったで。 HLL HLL HLL LLHHLL ::昨日もらった紙に書いてあったよ。 ===否定=== 「たある」の'''「る」→「らへん」または「らん」''' :ちゃんと閉まったあらんで。 LHL LHHLLLL ::ちゃんと閉まってないよ。 ===過去の否定=== 否定の形に'''「かった」'''をつける :紙に包んだあらんかったわ。 HLL HHHHLLL LLL ::紙に包まれてなかったよ。 [[Category:大阪弁|しんこうけいそく]]
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2022-12-04T01:22:28Z
[]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BC%81/%E9%80%B2%E8%A1%8C%E3%83%BB%E7%B6%99%E7%B6%9A
13,842
大阪弁/命令
相手にお願いするとき、動詞+「て」(活用は過去や進行と同様)で、過去形の最後が「だ」となる動詞には「て」の代わりに「で」をつける。 ここまでは共通語と同じであるが、後ろに「な」、「や」をつけることが出来る。 「な」よりも「や」の方が命令のニュアンスを含む。 動詞を次のような形にすることにより命令を表す。 軽い命令を表す。(伸ばして発音することが多い) 最後を下げ調子で発音すると、ややきつい意味になる。 最後に「や」をつけることもできる。 連用形よりもきつい意味となる。 「する」は「しろ」も可能であるが、「せえ」がよく使われる。 連用形と同様、最後に「や」をつけることもできる。 未然形+「んか」または「んかい」で更にきつい意味を作る。 「する」は「せんか」または「せんかい」の形で
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "相手にお願いするとき、動詞+「て」(活用は過去や進行と同様)で、過去形の最後が「だ」となる動詞には「て」の代わりに「で」をつける。", "title": "~て" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここまでは共通語と同じであるが、後ろに「な」、「や」をつけることが出来る。", "title": "~て" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "「な」よりも「や」の方が命令のニュアンスを含む。", "title": "~て" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "動詞を次のような形にすることにより命令を表す。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "軽い命令を表す。(伸ばして発音することが多い)", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "最後を下げ調子で発音すると、ややきつい意味になる。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "最後に「や」をつけることもできる。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "連用形よりもきつい意味となる。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "「する」は「しろ」も可能であるが、「せえ」がよく使われる。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "連用形と同様、最後に「や」をつけることもできる。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "未然形+「んか」または「んかい」で更にきつい意味を作る。", "title": "命令" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "「する」は「せんか」または「せんかい」の形で", "title": "命令" } ]
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==~て== 相手にお願いするとき、'''動詞+「て」'''(活用は[[大阪弁/過去|過去]]や[[大阪弁/進行・継続|進行]]と同様)で、過去形の最後が「だ」となる動詞には「て」の代わりに'''「で」'''をつける。 :肩もんで。 LH LLH ここまでは共通語と同じであるが、後ろに「な」、「や」をつけることが出来る。 :良かったら来てな。 HLLL HHH ::良かったら来てね。 :明日までに調べて来てや。 HHH HLL HHHH HHH (少しきつい言い方: HHH HLL HHHH HHL) ::明日までに調べて来てね。 「な」よりも「や」の方が命令のニュアンスを含む。 ==命令== 動詞を次のような形にすることにより命令を表す。 ===連用形=== 軽い命令を表す。(伸ばして発音することが多い) :そろそろ宿題しぃ。 LLHL HHHH HH ::そろそろ宿題して。 最後を下げ調子で発音すると、ややきつい意味になる。 :そろそろ宿題しぃ。 LLHL HHHH HL ::そろそろ宿題しなさい。 最後に「や」をつけることもできる。 :靴履きや。 HL HHH ::靴を履いてね。 :靴履きぃや。 HL HHLL ::靴を履きなさいよ。 ===命令形=== 連用形よりもきつい意味となる。 :ちゃんと食べろ。 LHL LHL 「する」は「しろ」も可能であるが、「せえ」がよく使われる。 :<ruby><rb>早</rb><rp>(</rp><rt>は</rt><rp>)</rp></ruby>よせえ。 LH HL ::早くしろ。 連用形と同様、最後に「や」をつけることもできる。 :しっかり勉強せえや。 LHL HHHH HLL ::しっかり勉強しろよ。 ===未然形=== '''未然形+「んか」または「んかい」'''で更にきつい意味を作る。 :話を聞かんかい。 HLLL HHHHL ::話を聞けよ。 「する」は「せんか」または「せんかい」の形で :しっかりせんか。 LHL HHL ::しっかりしろ。 [[Category:大阪弁|めいれい]]
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2022-12-04T01:22:28Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BC%81/%E5%91%BD%E4%BB%A4
13,844
オペレーティングシステム
本書を読むには予備知識としてアセンブラの知識と、X86系CPUのレジスタなどのアーキテクチャの知識が必要である。 一般的にプログラミングにおいて、ハードウェアの制御は、コンパイラが対応していない命令(特権命令やIO命令など)はアセンブリ言語で記述する事になる。 もし知らなければwikibooks記事『X86アセンブラ』などで解説してある。特に『X86アセンブラ/GASでの文法』『X86アセンブラ/x86アーキテクチャ』『X86アセンブラ/x86アセンブラ』では初心者むけに説明してある。 本書では触れてないが「カーネル」とか「ユーザランド」とかの用語についてはwikibooks『高等学校工業/ソフトウェア技術』などで触れてある。 本書はタイトルが今のところは「オペレーティングシステム」だが、実際はコンピュータアーキテクチャ理論やデジタル回路理論など低レイヤーの理論や実務的知識が混在したものになっている(あとで整理する)。大学の科目の分類が縦割りのタコツボ・時代おくれで、全体像が分かりづらいので、予定では、今後の構成でも、意識的にコンピュータアーキテクチャなど関連分野の説明を、整理後にも、ある程度は残しておく予定。 なのでOSと言うタイトルなのにマイコンCPU(Z80など)にも触れているという状況である。 オペレーティングシステムは、ユーザーがハードウェアレベルのプログラミングをする必要をなくし、パソコンをより使いやすくするために設計されています。UEFIを使用する場合、起動時にUEFIファームウェアがハードウェアを初期化し、UEFIブートローダーを使用してオペレーティングシステムを起動します。デバイスドライバは、オペレーティングシステム開発者が自分で作成する必要があります。 BIOSは古くから使われてきたブートストラップ方式で、起動時にハードウェアを初期化し、オペレーティングシステムを起動していました。しかし、BIOSにはいくつかの制限があり、セキュリティや機能性の向上が必要とされるようになりました。そのため、UEFIが開発され、BIOSからUEFIに移行することが決定されました。UEFIは、より高度なセキュリティ機能、拡張性、性能の向上など、多数の利点を提供しています。現在、多くのPCはUEFIを使用しており、BIOSよりも優れたブートストラップ方式として認められています。 ここでは、歴史的な経緯を紹介するためBIOSにも言及します。 PCに電源を入れた瞬間から順に、以下のようなプロセスが起こります。 UEFI/GPTの場合、PCに電源を入れた瞬間から順に、以下のようなプロセスが起こります。 UEFI/GPTの場合は、UEFIがBIOSよりも高度な機能を提供するため、より高速で信頼性の高いブートプロセスを提供します。 また、GPTはMBRよりも多数のパーティションをサポートし、パーティションのサイズ制限も緩和されます。 BIOSとUEFIは、システムの初期化やブートプロセスに必要なハードウェア情報の取得と管理を行うために、メモリマップを使用します。以下に、BIOSとUEFIのメモリマップの違いを説明します。 UEFIのメモリマップは、より柔軟性があり、より高度な機能を提供します。UEFIは、物理メモリのアドレッシングやデバイスドライバの管理により高度な機能を提供するため、BIOSよりも多数のOSに対応することができます。また、UEFIのメモリマップは、UEFIサービスを介して、システムの状態の取得や変更を行うことができるため、BIOSよりも柔軟性があります。 BIOSとUEFIは、ハードウェアの初期化やオペレーティングシステムの起動など、システムのブートプロセスに必要なタスクを実行するために、割り込みを使用します。以下に、BIOSとUEFIの割り込みの違いを説明します。 U EFIの割り込みは、BIOSと比較して、より高度な機能を提供することができます。UEFIは、C言語で書かれたサービスを呼び出すことによって、より高度な機能を提供できます。これにより、UEFIは、BIOSよりも柔軟性があり、より多数のオペレーティングシステムやアプリケーションに対応することができます。 UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、従来のBIOS(Basic Input/Output System)に代わる新しいファームウェア規格です。 UEFIは、従来のBIOSに比べていくつかの優れた機能を提供しています。本稿では、UEFIがなぜ必要になり、何が優れているのかについて説明します。 [UEFIとは何か、従来のBIOSとの違いは何かについて簡単に説明します。] UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、コンピュータの起動時に実行されるファームウェア規格です。従来のBIOS(Basic Input/Output System)に代わるものとして開発されました。BIOSは、1970年代に開発され、コンピュータの起動時に必要な基本的なハードウェア設定や起動ドライブの選択を行うために使用されていました。しかし、BIOSは時代遅れになり、UEFIが開発されるようになりました。 UEFIは、BIOSに比べて多数の優れた機能を提供しています。セキュリティ機能が強化されており、悪意のあるソフトウェアをブロックすることができます。拡張性が高く、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、機能追加が容易になっています。起動時間の短縮や大容量ストレージのサポート、グラフィカルインターフェイスの向上なども特徴的です。 従来のBIOSは、16ビットのアセンブリ言語で開発されており、拡張性が低かったため、UEFIは64ビットのC言語で開発されました。また、UEFIはBIOSよりも起動時間が短く、セキュリティ面でも優れているため、現代のコンピュータに必要な要件を満たすようになっています。 UEFIは、現代のコンピュータにとって欠かせない規格となっています。UEFIの普及により、コンピュータの起動時間が短くなり、セキュリティや機能性も向上するとともに、グラフィカルインターフェイスによってユーザーエクスペリエンスも向上しています。 [UEFIは、セキュリティ機能が強化されています。Secure BootやUEFI Secure Flashなど、UEFIにはセキュリティ機能が多数実装されています。これらの機能は、コンピュータの起動時に悪意のあるソフトウェアをブロックすることができます。] UEFIのセキュリティ機能の一つであるSecure Bootは、UEFIファームウェアが起動する前に、署名されたオペレーティングシステムやドライバーを認証することができます。これにより、起動時に悪意のあるソフトウェアが起動するのを防止し、システムのセキュリティを高めることができます。Secure Bootは、UEFIの機能の中でも特に重要なセキュリティ機能であり、WindowsやLinuxなどのオペレーティングシステムでもサポートされています。 また、UEFI Secure Flashは、UEFIファームウェアを保護する機能です。これにより、UEFIファームウェアが偽造されたり、マルウェアに感染したりすることを防止することができます。UEFI Secure Flashは、UEFIファームウェアの更新時にも役立ちます。署名されたファームウェアを使用することで、正当な更新プログラムであることを確認し、システムを保護することができます。 さらに、UEFIにはTrusted Platform Module(TPM)と呼ばれるセキュリティチップをサポートすることができます。TPMは、コンピュータに組み込まれた暗号キーを使用し、システムのセキュリティを強化するための機能です。TPMは、セキュリティに特に敏感な企業や政府機関などで広く使用されています。 TPMは、Windows 11 から必須要件となっています。 以上のように、UEFIはセキュリティ面でも優れた機能を提供しています。これらの機能により、悪意のあるソフトウェアからコンピュータを保護し、ユーザーの個人情報や重要なデータを守ることができます。 [UEFIは、BIOSよりも拡張性が高いです。UEFIは、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、従来のBIOSよりも機能追加が容易になっています。] UEFIの拡張性は、従来のBIOSと比べて大幅に向上しています。UEFIは、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、従来のBIOSよりも機能追加が容易になっています。これにより、UEFIのファームウェアに新しい機能を追加することができ、コンピュータの機能を拡張することができます。 また、UEFIはファームウェアに対して、エクステンシブル・ファームウェア・インターフェース(EFI)と呼ばれる標準インターフェースを提供します。このインターフェースは、ハードウェアとソフトウェアの間の橋渡しを行う役割を果たし、システムの拡張性を高めることができます。EFIは、ドライバーやアプリケーションが互換性のある方法でインストール、実行されることを保証することができます。 さらに、UEFIは、ファームウェアを実行するプラットフォーム上で動作するアプリケーションのためのフレームワークを提供することができます。これにより、ファームウェア上で直接アプリケーションを実行することができ、オペレーティングシステムが起動する前に必要な処理を行うことができます。UEFIアプリケーションは、UEFIの拡張性を高め、システム管理やユーティリティなどの機能を提供することができます。 以上のように、UEFIは、従来のBIOSよりも拡張性が高く、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、機能追加が容易になっています。さらに、UEFIはEFIやUEFIアプリケーションの提供により、システムの拡張性を高めることができます。 アーキテクチャ非依存のドライバとは、特定のCPUアーキテクチャに依存せず、複数のアーキテクチャに対応できるドライバのことです。これは、コンピュータのハードウェアが異なる場合でも、同じドライバを使用できるため、ドライバの開発や管理が簡素化され、互換性の向上につながります。 UEFIにおいても、アーキテクチャ非依存のドライバが使用されています。これらのドライバは、EDK II(EFI Development Kit II)に含まれており、プラットフォームのアーキテクチャに関係なく、UEFI上で動作することができます。 また、UEFIのアーキテクチャ依存のドライバと同様に、アーキテクチャ非依存のドライバもUEFIのドライバモデルに基づいて開発されています。UEFIのドライバモデルは、PEI(Pre-EFI Initialization)フェーズ、DXE(Driver Execution Environment)フェーズ、BDS(Boot Device Selection)フェーズ、そしてランタイムフェーズの4つのフェーズに分かれており、それぞれのフェーズで必要なドライバがロードされます。アーキテクチャ非依存のドライバは、これらのフェーズのうち、DXEフェーズでロードされます。 [UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現します。UEFIは、従来のBIOSに比べて、メモリの管理が効率的であるため、起動時間を短縮できます。] UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現することができます。これは、UEFIが従来のBIOSに比べて、メモリの管理が効率的であるためです。UEFIは、BIOSと比べて、より多くのメモリをサポートすることができます。また、UEFIは、メモリ管理において、従来のBIOSよりも優れたアルゴリズムを採用しています。これにより、起動時のメモリ管理がより効率的に行われ、起動時間が短縮されます。 さらに、UEFIは、ブートローダーの読み込みにおいても優れた性能を発揮します。UEFIは、従来のBIOSよりも大きなディスク容量をサポートしており、UEFIファームウェアによるブートローダーの読み込み速度が速いため、起動時間を短縮することができます。 また、UEFIは、ファームウェアにおいて、並列処理を採用することができます。これにより、UEFIは、複数のタスクを同時に処理することができます。従来のBIOSでは、タスクを順次処理する必要がありましたが、UEFIでは、並列処理により、タスクを同時に処理することができるため、起動時間が短縮されます。 以上のように、UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現することができます。これは、UEFIがメモリの管理が効率的であり、ブートローダーの読み込みにおいても優れた性能を発揮するためです。さらに、UEFIは、並列処理を採用することができるため、起動時間を短縮することができます。 [UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易です。UEFIは、GUID Partition Table(GPT)をサポートしているため、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。] UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易です。UEFIは、GUID Partition Table(GPT)をサポートしており、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。 従来のBIOSでは、Master Boot Record(MBR)を使用していたため、2TB以上のストレージをサポートすることができませんでした。MBRは、512バイトのサイズ制限があるため、2TB以上のストレージを使用する場合には、パーティションを複数に分割する必要がありました。しかし、UEFIは、GPTをサポートしているため、2TB以上のストレージを単一のパーティションとして認識することができます。これにより、大容量ストレージの管理が容易になり、ストレージの最適化がより簡単になります。 また、UEFIは、多くのストレージデバイスに対して、より高度な機能をサポートすることができます。UEFIは、Advanced Host Controller Interface(AHCI)やNVMeなどの高度なストレージインターフェースをサポートしており、SSDなどの高速なストレージデバイスの性能を最大限に引き出すことができます。 以上のように、UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易であるため、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。また、UEFIは、高度なストレージインターフェースをサポートすることができるため、ストレージデバイスの性能を最大限に引き出すことができます。 [UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。これにより、BIOSよりも視覚的な操作が可能になり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。] UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。従来のBIOSは、文字ベースのインターフェイスを使用しており、操作が限定されていました。しかし、UEFIは、グラフィカルインターフェイスを使用することができます。これにより、視覚的な操作が可能になり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。 UEFIのグラフィカルインターフェイスは、通常、マウスやタッチパッドを使用して操作することができます。また、キーボードでも操作することができます。グラフィカルインターフェイスを使用することで、UEFIの設定や構成をより簡単に行うことができます。また、グラフィカルインターフェイスを使用することで、BIOSよりも視覚的な情報を提供することができます。 さらに、UEFIのグラフィカルインターフェイスは、スクリーンリーダーや拡張性の高いアシスト技術をサポートすることができます。これにより、視覚障害者などのユーザーでも、UEFIを使用することができます。 以上のように、UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。グラフィカルインターフェイスを使用することで、UEFIの設定や構成をより簡単に行うことができ、視覚的な情報を提供することができます。また、スクリーンリーダーや拡張性の高いアシスト技術をサポートすることができるため、視覚障害者などのユーザーでもUEFIを使用することができます。 UEFI Shellとは、UEFIベースのシステムにおいて、UEFIファームウェアが提供するコマンドラインシェルのことです。UEFI Shellは、UEFIファームウェアによって提供される機能の一部であり、ユーザーがUEFIファームウェアを直接制御することができます。 UEFI Shellは、UEFIファームウェアによって提供されるため、UEFIベースのシステムにはすべて搭載されています。UEFI Shellは、UEFIの拡張性の高さを示す代表的な例であり、ドライバーやアプリケーションをシェルに統合することができます。また、UEFI Shellは、UEFIのセキュリティ機能を使用してシステムのセキュリティを確保することもできます。 UEFI Shellは、UEFIベースのシステムの設定やデバッグ、トラブルシューティングなどに使用されます。ユーザーは、UEFI Shellを使用して、ストレージデバイスの操作、ファイルシステムの操作、ネットワークの設定などを行うことができます。UEFI Shellは、コマンドラインインターフェースを提供するため、一般的なコマンドやスクリプトを使用してタスクを自動化することもできます。 UEFI Shellは、UEFIの機能を理解するために必要な知識を持つエンジニアや開発者にとって、非常に便利なツールです。UEFI Shellを使用することで、システムの動作やパフォーマンスを最適化することができます。 UEFIは、ネットワークブートに必要なプロトコルとサービスを提供することにより、ネットワークサポートを強化しています。UEFIネットワークスタックには、以下のようなプロトコルやサービスが含まれています。 UEFIのネットワークサポートは、OSに依存しないため、UEFI自体がネットワーク接続を確立でき、ネットワーク上のリソースにアクセスできることを意味しています。これにより、ネットワーク上のリモートサーバーからOSをブートすることができます。 UEFIは、複数のファイルシステムをサポートしており、主要なものとしてFAT32、NTFS、ISO 9660、UDFなどがあります。UEFIファームウェアには、これらのファイルシステムにアクセスするためのドライバーが組み込まれています。 特に、UEFIはFAT32ファイルシステムを必須としており、UEFIシステムパーティションにはFAT32が使用されます。このパーティションには、UEFIファームウェアや起動ローダー、設定ファイルなどが含まれています。UEFIファームウェアは、このパーティションを自動的に認識し、必要なファイルを読み込んでシステムを起動することができます。 また、UEFIはネットワークファイルシステムにも対応しており、PXEブートなどを利用して、ネットワーク上のサーバーからOSを起動することができます。これにより、大規模なサーバー環境でのOSのデプロイやメンテナンスが容易になります。 Macintoshは、UEFIの前身であるEFI(Extensible Firmware Interface)を採用しています。EFIは、Appleが1998年に開発したプラットフォームファームウェアで、Intelと共同で開発されました。当初はMacintoshのプラットフォームファームウェアとして採用され、後にUEFIの基礎となりました。 MacintoshのEFIは、標準的なPCのUEFIとは異なり、Macintosh固有の仕様があります。たとえば、MacintoshのEFIは、GPTスキームに基づくブートデバイスの選択方法が異なります。また、MacintoshのEFIには、OS XやmacOSの起動時に使用されるBoot Campなどの固有の機能が含まれています。 Macintoshは、UEFIを正式にサポートするようになったのは、2015年以降のMacモデルからとなりました。これにより、Macintoshも他のPCと同様に、UEFIの機能やセキュリティを活用することができるようになりました。 IBMは、UEFIの策定において重要な役割を果たしました。IBMは、PC BIOSの標準化を提唱しており、1990年代初頭にPC/AT互換機向けのPC BIOS規格を開発しました。しかし、PC BIOSは、コンピュータの機能拡張に対応できなくなってきたことから、IBMは新しいファームウェア規格の策定を提唱しました。 その結果、UEFIが開発され、2005年にはUEFIフォーラムが設立されました。IBMはUEFIフォーラムの設立メンバーの1つであり、UEFIの開発において重要な役割を果たしました。また、IBMは、x86_64アーキテクチャにおけるUEFIの開発にも取り組んでいます。 PowerPCは、UEFIのサポートを提供するアーキテクチャの1つです。UEFIは、x86アーキテクチャだけでなく、ARMやPowerPCなどの様々なアーキテクチャをサポートしています。PowerPCにおいても、UEFIを使用することで、従来のBIOSよりも高速な起動時間や、セキュリティ機能の強化などの恩恵を受けることができます。また、UEFIを使用することで、PowerPCに対するソフトウェア開発の容易化も期待されています。 Power Architectureは、サーバーや組み込みシステムで使用されるプロセッサアーキテクチャのファミリーで、PowerPCプロセッサを含んでいます。UEFIは、x86アーキテクチャに最初に導入されたが、その後、他のアーキテクチャにも広がっていきました。Power Architectureに対するUEFIのサポートは、2012年にUEFI Forumによって標準化されました。 Power Architectureにおいて、UEFIを実装する際には、EFIファームウェアをPowerPCアーキテクチャ向けに移植する必要があります。Power Architecture向けのUEFIの実装には、オープンソースのOpenPOWER FoundationとIBMのOpen Firmwareが利用されています。また、UEFIの実装には、Linuxカーネルのようなオープンソースソフトウェアも使用されています。 [UEFIは、BIOSに比べてセキュリティや拡張性、起動時間の短縮など多数の優れた機能を提供しています。今後も、UEFIはコンピュータ業界で重要な役割を果たすことが予想されます。] 以上のように、UEFIはBIOSよりも優れた機能を持ち、より高度なセキュリティや拡張性、起動時間の短縮などの面で優れています。さらに、UEFIは大容量ストレージのサポートや、より視覚的なグラフィカルインターフェイスも提供しています。これらの機能は、現代の高度なコンピュータシステムにとって必要不可欠であり、UEFIはその要件を満たすために開発されました。 UEFIがBIOSを置き換えることにより、コンピュータ業界はますます効率的になり、コンピュータの起動時間が短縮され、より高度なセキュリティ機能を持つことができます。UEFIは、現在のコンピュータシステムの基盤となっており、今後もますます重要な役割を果たすことが予想されます。 一般に、エミューレーターを使って実験します。 無料のフリーソフトでも、w:QEMUなどのエミュレータを使えるので、アセンブラのw:NASM(無料ソフト)などで(アセンブリコード入力を経由して)機械語を入力していきます。 ※ 次の節で、qemuの使い方を大まかに説明する。 原理的には、アセンブラを経由せずともバイナリエディタ(Hex editor)といわれるもので機械語を直接に書いてプログラムするのも、原理的には可能です。そもそもアセンブラ自体どうやって開発されたかを想像すれば、おそらくバイナリエディタを、流通しているCPU用のアセンブラ命令にあわせて特化してプログラミング用に作られたソフトウェア(がアセンブラ)なのでしょう。 原理の理解としてはバイナリエディタの存在に気づくことも重要ですが、しかしバイナリエディタによるプログラミングではコード記述が覚えづらく非現実的ですし、一目では内容が分かりづらいです。なので、一般にアセンブラで入力していくのが、OS製作では現実的でしょう。 さて、NASMは、あくまでエミュレーター上での仮想化なので、完全には仕組みを再現していませんが、しかし個人の学習では、止む(やむ)を得ません。 もしもエミュレータを使わずに、BIOSのブート設定を 毎回 書き換えて実機のパソコンでブートの実験などを毎回したとしたら、とてもメンドウです。なので、エミュレータを使って、手間を省きます。 なお、一般的なLinuxなどでは、リリース直前の開発の後半などで、確認のために最終的に開発者たちはDVDなどに書き込んでブートしてみたりするなどして、実験します(いわゆる「ベータテスト」などで、DVDのISOを無料配布している)。 なお余談ですが、OS自作でなくCPU自作をしたい場合、w:GNU Binutilsなどの無料のクロスアセンブラがありますので、そういうのを活用します。半導体製造工場などを個人は持ってないので、ソフト的にエミュレートするしかありません。 エミュレータにも種類や方式が色々とあります。 方式のひとつとして、ホストOSのインストールされているパソコンのCPUを間借りする方式があります。 別の方式として、ホスト側のCPUは間借りせずソフトウェア内に仮想のCPUを制作する方式のものなどもあります。 コミュニティ ベース の qemuやBochs というエミュレータは、(ホストCPUをあまり)間借りしないで、ソフト的に仮想のCPUを作る方式のものである いっぽう、オラクル社のVirtual Box やヴイエムウェア社のVMWare というエミュレータは、ホストPCのCPUを間借りする方式のものである。 私たちの学習の目的には、VirtualBox 的に複数のCPUが混ざり合うと学習的に分かりづらくなるので、qemuのようなソフト的にCPUの機能を再現するほうが分かりやすいと考え、qemuを優先して紹介することにする。 また、qemu はオープンソースである。 なお、Virtual Box は昔は非オープンソースだったが、現在はオープンソース版のVirtual Box がある。 なお、オラクル社のようなホストCPUを間借りする方式にも長所はあり、仮想化の中では処理速度を速くしやすいという長所もある。 本書では、とりあえず qemu を前提として説明する。 前提として、ダウンロードとインストールは既に終わっていると仮定する。 qemuは、コマンドプロンプトから使うソフトウェアである。 なので、まずパス(Path)を通さないといけない。 具体的には、環境変数PATHにqemuのあるフォルダーを追加する。 さて、パスが追加し終わったら、はたして本当にパスが通ってるの確認のため、Windwosのコマンド プロンプトを起動して というふうに、コマンド「qemu-img」でも入力してみよう。 なお、「qemu」というコマンドは無いので、「qemu」とコマンド入力しても。 さて qemu-imgコマンドは引数を指定して使用するコマンドなので、上記コマンド「qemu-img」を実行すれば、端末上で引数が足りないことをqemuから警告されるハズである。 のように、qemuから警告されれば、ひとまずqemuのインストールは成功である。 あらかじめ、起動したいファイルを機械語で作っておき、たとえば、testos.img とかの名前をつけて、ホームディレクトリーなどコマンド端末の認識できる場所に保存しておく。 そしてコマンド端末で のようにコマンド qemu-system-i386 を使えばいい。 では、そのOSイメージをどうやって作るか。 原理は、 まず、アセンブラの nasm で書く。(nasm は Netwide Assembler ともいう。) あらかじめアセンブラコード形式で、OSにしたいファイルをアセンブリコードで作っておいて、testos.asm などの名前で保存しておく必要がある。 nasmなら、testos.asm を(PEフォーマットでない、直訳の)機械語にするコマンドは だけで終わる。 そして、こうして作成したブートイメージをqemuで起動する方法は、ホームファイルに先ほど作成した testos.img を置いた上で、 のコマンドだけで終わる。 では、元になるアセンブリコードをどうやって調達するか? とりあえず、ネットで読者の勉強用に(彼らの)自作OSのブートローダーのアセンブリコードを公開してくれている人がチラホラといるので、彼らのコードで実験するのが良いだろう。 ネット上に Bochs の使い方の入門書がぜんぜん無いので、wikibook で教えることにする。 Bochsでは、アセンブルはできない。 Bochsの用途は、すでに別ツール(たとえば nasm んど)で作成ずみの img ファイルをBochsで起動するだけのものである。 asmファイルからimgファイルへのアセンブルは、あらかじめ nasm などで行っておく。 Bochsの利便性は、コマンドを覚えなくて言いことである。起動コマンドのBochsだけ押せばウィンドウが起動するので、あとはそのウィンドウ側でGUI的に操作してエミュレータの起動をできるという便利ツールなエミュレータが Bochs である。 さて、Boshs をインストールしてから、環境変数(パス)の設定を終えれば、 コマンドプロンプトで、コマンド bochs で起動する。つまり のように「bochs」の部分を入力する。 で、起動するとダイアログ画面が現れる。 さて、これだけでは、そもそも何のファイルを起動するかすらも設定されてない。なので、これから、このダイアログ画面で、それを設定する。 まず、真ん中の項目(中央ペイン)にある「Edit Option」 の「Disk & boot」をダブルクリックすると、画面が遷移して、 オプション画面である「Bochs Disk Options」画面になる。この項目で、何のファイルを起動するかを設定できる。 そのためには、 その「Bochs Disk Options」画面の中で、タブ「ATA Channel 0」> 子タブ「First HD/CD on Channel 0」 をクリックすると出てくる画面に、 上から2段目あたりに という項目があるので、その のなかに、起動したいimgファイル名を入れる。 たとえば、「testos.img」ファイルを起動したいなら、 のようになる。 こうして、(おそらく)あとはこのオプション画面を終了して(ダイアログ・ウィンドウの右上のクローズ用の×ボタンを押せばいい)メインメニュー画面に戻り、右ペインにあるStartボタンを押せばいい。 Panic ウィンドウが表示されて Message 欄に「specified geometry doesn't fit on disk」 と書いてあるが、このまま左下の欄にある Continue をクリックして、OKを押せばいい。 なお、Path or physical device name の設定をしてないで空欄のままにしておくと、Startの際に Message 欄に 「no bootable device」 と出る。 BochsのDtart>OKの後のエミュレート起動後の終了方法は、ウインドウの上部にあるメニューバーの右側のほうに、○印の中にタテ線「|」のある終了ボタン「(|)」があるので、これを押せばいい。(右上の×ボタンは使えない。×ボタンをクリックしても反応しない。) 一般的なアセンブラには DB 命令というのがあり、これはORG命令などで指定したメモリに値を書き込む命令であるが、これで機械語も書き込みできる。 もし、機械語を書き込む先を、メモリではなく、ハードディスクやUSBメモリやフロッピーディスクなどのブート可能なメディアにすれば、原理的には、これでブートローダを作れる。 なお、DB とは data byte の略だと言われている。 さて、では、OSを作るためには、まず、ブートセクタを書き込めばいいのですが、では、どういう内容のことを書き込めばいいのでしょうか。 まず、ブートローダを書き込むわけですが、 規格により、 また、 と決まっている。 なので、このために をどこかに書き込む必要があります。 times とは、nasm の擬似命令のひとつで、繰り返し命令のことです。 「aa55」の署名を書き込まずにQemu上で機械語を起動しても、いくつかのメッセージのあとに「No Bootable device」などと表示されるだけです。 さて、上記コードの場合は という命令です。 $ は、そのtimes命令が出されたときの現在のアドレスです。 $$ は、現在のセクションの最初のアドレスです。 間違えて、「55aa」(マチガイ!)を書き込まないようにしてください。詳しくは『w:リトルエンディアン』で調べてください。 MBRのサイズは512バイトと決まっており、その末尾2バイトに「aa55」と書き込むので、times 繰り返し命令 では「510」と2バイトぶん、余らせています。 なので、とりあえず下記のように書き込みましょう。 成功すれば、 qemu上で、「H」と表示されます。 int 0x10 とは、ディスプレイへの割り込み命令のひとつです。int でBIOSにより割り込み命令を指示しています。intの引数で、どんな割り込みをするかを指示しており、int 0x10 はビデオサービスの割り込みです。 ですが、int 0x10 だけでは、ディスプレイに文字も画像も表示できません。 int 0x10に加えて、さらに、何を割り込ませるかの指定を行う必要があり、 mov ah, 0x0e で文字割り込みを指定しています。(※ 詳しくは『en:w:INT 10H』(英語版ウィキペディア)などを参照してください。) int 0x10 の命令は、上記の手本コードのように、 アキュムレータ レジスタで指示しなければなりません。 なお、学校などで、もしかしたら、情報科学・計算機科学の教育では「アキュムレータ」とは「加減乗除などのためのレジスタ」とか習うかもしれませんが、しかし実際のCPUでは、(上記コード例のように)設定などの一時保存にもアキュムレータが流用されています。 。CR0の最下位ビットのが0ならリアルモードです。実際には、プロテクトモードの移行のためには、さらに グローバル デスクリプタ テーブル(GDT)というものを作成する必要があるが、初学者には当面は知らなくていいので、もうプロテウトモードの説明は後回しにする(※ 現時点では未記述)。 さて、この場合での int 0x10 は、alレジスタにある文字を表示できます。 「Hello 」と表示させたければ、「H」だけでなく、同様の操作を繰り返し、「e」「l」「l」「o」を追加で表示させればいいだけなので、 でブート後に「Hello」と表示できます。 ラベルやジャンプ命令を使うと、繰り返し命令を実装できる。 上の「Hello」のプログラムを、ラベルなどによる繰り返し処理でプログラムするとするなら、下記のようになるl org 0x7c00 とは、このようなテキスト処理をするのにBIOSに予約されている領域が7c00 なので、そこから書き始める必要がある。 org は擬似命令であり、これからの書き込みのメモリ位置を指定する命令である。 また、 mov si, greet は形式的には、あたかもラベルgreetの内容を代入するかのような表現ですが、 実際は、単にgreet ラベルの先頭のメモリを代入するだけです。 int 0x10 は、繰返し命令の中で、毎回、使用する必要がある。 次のようlodsb 命令とsiレジスタを使っても良い。lodsbは[ds:si]からalに1バイト読込む(ロード load)命令であり、さらに使用後に自動的にsiレジスタの指し示す位置を1バイトぶんだけインクリメント(DF=0の場合、DF=1の場合はデクリメント)してくれるので、手間が省ける。 ※ 2022年現在のx86プロセッサは、x86命令セットをマイクロ命令に分解し、マイクロ命令の組合せによっては複合的なマイクロ命令に合成し実行しています。ところが、lodsbの様な複雑な命令はマイクロ命令に翻訳されず固定的なマイクロコードにより実行されます。このため、かつて命令読込みのオーバーヘッドがなくせるという理由で「最適化」の代表だった複雑な命令を使うことは、現在は実行速度を低下させることになります。 解説 lodsb の内容は と等価である(DF=0の場合、また OF, SF, ZF, AF, PF は inc si の結果により修飾されるので厳密には異なる)。 の代わりに でも良い。 また test の代わりに でも良い。 ※ かつては、定数とレジスタの比較はレジスタファイルの読出しハザードがありストールの原因になりましたが、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ以降のプロセッサであればマイクロフュージョンの対象となり、test命令やor命令を使うメリットはなく、專ら可読性を損なうだけです。 まず、設定として、 というコードが必要です。 int 0x10 はグラフィック割り込みです。 グラフィック割り込みの場合、ahは0に固定するように規格で決まっています。 alによって、ビデオモードを指定しています。 alが0x13なら、320 x 200ドット x 16色モード(8bitカラー) という意味です。 一般的なパソコンではグラフィック描画用のVRAMアドレスは 0xa0000 から 0xaffffの領域が割り当てられています。 なので、mov命令で、このアドレスに書き込むと、VRAMに直書きできます。 で、問題は、通常の16ビットCPUモードのmov命令では、 メモリ番号は4ケタまでしかアクセスできない。「a0000」や「affff」は5ケタであることに注目。 で、しかも、ブートローダ起動中のリアルモードでは、この16ビットCPUのモードである(らしい) なので、ともかく、通常の方法ではアクセスできない。 5ケタのメモリ番号にアクセスするためには、 「セグメント方式」という手法を使う。 簡単に言うと、 なお、上式の数は十進数である。 16進数になおすと、単にセグメントベース×16は、末尾に0をつけたすだけである。 これらのセグメントベースを格納するために「セグメントレジスタ」と言う専用のレジスタを使う。 16ビットCPUのセグメントレジスタには の4つがある。 なおFSとGSは32ビットCPU以降のセグメントレジスタである。 CSは、CPUが実行するプログラムを格納するためのセグメントとして、CPUに使用させる。 DSは、メモリの読み書きといったデータ関係の手段のセグメントとして、CPUに使用させる。 SSはスタック関係のセグメントで使用。 「エクストラ」とは、「その他」とか「追加の」のような意味。 よく分からなければ「セグメントベース」でググると、詳しく紹介してくれている親切なITブロガー日本人さんが何人かネットにいるので、それらのページを参照してください。 で、書式は、[セグメントベース:オフセット]の書式である。 下記のようなコードで、ブート直後の画面の任意の場所にピクセル単位で色をぬれる。 さて、mov 命令でメモリに書き込むには mov BYTE [123], 0x4567 の書式で書き込みます。 この場合、メモリの123番地に、数値(16進数で)4567を書き込むわけです。 [ ] をつけると、メモリへの指示だとアセンブラなどが認識します。 ここでの「BYTE」 は1バイト長で書き込め、という命令です。 2バイト長なら(BYTE でなく) WORD になります。 4バイト長さなら DWORD になります。 なお のように書いた場合は、メモリ123番地にある内容をレジスタalに書き込め、という命令になります。 このように、(書き込みだけでなく)メモリからの読み込みにも [ ] は使えます。 つまり、 [ ] をつけると、メモリへの指示だとアセンブラなどが認識します。 0xa0000は画面の左上だが、そこに色を塗っても見づらいので、 上記コードでは 0xa1111 から色を塗り始めることにした。 なお 0xaffff は画面の右下である。 画面の真ん中の上のほうに、なんか緑色っぽい線が5ミリくらいの長さで水平に引かれている結果が表示されると思う。 上記のコードでは、分かりやすさを重視して、あえて繰り返し命令(ラベルやジャンプ命令で実装できる)を使わなかったが、実際に図形を書きたい場合は、ラベルを活用して繰り返し命令で処理するのが効率的だろう。 なお、上記コード例1で とあるが、 これを、(下記はエラーになる) とまとめても、なぜかエラーになる。 なので、手本のコードのように、レジスタを経由する必要がある。 一般的名パソコンでは、英数字などのテキスト出力も、ブート直後の段階では、専用のメモリ領域が用意されるので、このメモリを書き換えることで、テキスト文字を出力できます。(ただし、漢字や平仮名・カタカナなどは無理。) ブートプログラムの確認作業などに、便利な機能でしょう。 また、 int 命令によって、1文字ずつ書いていく方法は、原理は単純ですが、実装では、処理速度があまり速くないという問題があります。 ラベル命令やジャンプ命令などを使ってコードの行数を減らしても、int命令で書き込みをするよりも、テキスト用メモリを直に書き換えするほうが処理速度が速くなります。 一般的なパソコンでは 0xb800 からの領域がテキスト用メモリに割り当てられています。 なので、まず と指定します。 メモリ領域のうち、0xa0000 から0xfffff までの領域は通常のパソコンでは、BIOSがハードウェアを管理するために使用することになっています。 このため、それらハード管理以外のソフトウェア的な処理をするためにメモリ使用したい場合は、この領域を避けてメモリを使用する必要があります。 こういった用途には Linuxなどの現代のオープンソースOSでは、 メモリを使用する際には 0x100000 以降の領域を使うのが一般的です。 原理的には 0xa0000 未満の領域も使用可能ですが、使いすぎ等のミスによって0xa0000以降にハミ出る恐れがあるので、なるべく 0x100000 以降の領域だけを使うほうが安全でしょう。 まず、フロッピーディスクやハードディスクなどに読み書きのできる割り込み命令で、 int 0x13 というのがあります。 2000年代の現代では、これを大容量デバイス用に拡張した拡張 int 0x13 というのがあります。 どちらの int 0x13 とも、ドライブ番号は、DLレジスタ(データレジスタの下位(Low)の部分)で指定します。 このように、int 0x13 では、割り込み時におけるレジスタの役割が決められています。 さて、拡張 int 0x13 を使って、フロッピーディスクやハードディスクなどの記憶媒体に割り込みをできます。(USB対応については今後の見通しは不明。書き込みできるものもあるようだが、) int 13h は、レジスタなどの数値で 書き込みの方式や対象を指定します。拡張 int 13h と、非格調 int 13h では、レジスタの解釈が違っております。 格調 int 0x13 のほうの方式を LBA方式といいます。 格調 int 0x13 では、レジスタに収まりきらない様々な情報を、任にの Disk Addres Packet (DAP)という場所に配置しており、その形式も決まっています。 ※ 調査中 なお、拡張されてない int 0x13 は、ハードディスク容量などの小さい時代の古い規格のものであり、現代では、読み書きに時間が掛かったり、あるいは不可能です。 非拡張の int 0x13 では、ドライブ番号は、DLレジスタ(データレジスタの下位(Low)の部分)で指定します。 AHレジスタが 0x02 なら 読込み、AHレジスタが 0x03 なら 書込み です。 int 13hともいう。 まず、int命令で、キーボードサービスの割りこみがあり、 int 0x16 がキーボードサービスである。 さてint 0x16 を呼び出す際、 なら、ah = 0x00 は、キーボードのキー入力待ちである。ah = 0x10 だと拡張キーボード対応らしい 。 実は一般的なパソコンでは、アセンブリ言語の命令で、いくつかのハードウェアに読み書きのアクセスするための、専用の命令がある。 IN 命令と、 OUT命令である。 そして、キーボードなど、昔のどこのパソコンにも存在したハードウェアは、実はハードウェア番号が決められている(「I/Oポートアドレス」などという)。 たとえば、キーボードはハードウェア番号(I/Oポートアドレス)が十六進数で0x60 番である。(メモリマップとは別。メモリアドレスの0x0060などにdb命令で書き込んでも、目的のハードにはアクセスできない。 ) IN命令で、引数で指定したレジスタ(普通はALレジスタやAXレジスタを指定する)に、もうひとつの引数で指定した目的デバイスから送られた値が保存されます。(引数の順序はアセンブラの種類などによって異なるので、説明を除外。) また、OUT命令で、引数で指定したレジスタ(普通はALレジスタやAXレジスタを指定する)に格納されている値が、もうひとつの引数で目的デバイスに送られます。 たとえば、下記のようなコードで、キーボードの文字「E」または前後のWかRを押すと、1行ぶん下の位置に文字「G」が表示される。 in al, 0x60 を使えば、キーボードコントローラーから送られてきたキーも al に入力されます。 in al, 0x60 とは、けっして「レジスタ al に 60 を代入しろ!」(×、マチガイ)という意味ではなく(そもそも定数の代入だけなら mov 命令だけで可能である)、「ポートアドレス 0x60番 のポートから送信されてきたデータを、レジスタalに代入しろ」という意味です。勘違いしないでください。 そして、キーボードコントローラーのポートアドレスが 0x60 なので、めでたく、上記コードでキーボードから押されたボタンの情報を受け取れます。 さて、キーボードを押したとき、押したボタンに対応するスキャンコードが、パソコン内部にあるキーボードコントローラー(KBC)という装置に送信される仕組みになっています。 このスキャンコードは、アスキーコードとは異なります。 上記コード例にある cmp al, 18 の数値「18」とは、スキャンコードでの番号です。だいたいスキャンコードで18番のあたりが文字 W,E,R のどれかのあたりです。 また、アスキーでは「2」と「"」とは別の文字ですが、しかし日本語キーボードの場合、「2」と「"」はボタンが同じなので、スキャンコードでは同一になります。 このように、物理的に同じ位置にあるかどうかで、スキャンコードは決まります(なお、JIS配列キーボードやUS配列キーボードのように言語が違うキーボードでも、位置が同じなら、ほとんどのボタンのスキャンコードの内容も同じ場合が多い)。 また、スキャンコードは、押されている時に送信されるコード(「メイク コード」という)と、離した瞬間に送信されるコード(「ブレイク コード」という)とが、それぞれ違うコードです。 日本語キーボードは OADG という規格にほぼ統一されています。 ですが、世界的にスキャンコードの規格は、古いものでも3種類くらいあり、さらにUSBキーボードの規格は別です。このため、日本語 OADG のスキャンコードも、現在でも3種類くらいあります。 下記のリンクが詳しいです。 なお、一般的に「メイクコード/ブレイクコード」の書式です。 たとえば、ボタン「1」(「!」と同じ)のスキャンコードが「16 / F0 16」とかかれていれば、メイクコードが「16」であり、ブレイクコードが「FD 16」という意味です。(ある規格では、ブレイクコードは、メイクコードの先頭にF0がついたものになっている。) なお、キーボードコントローラーもインテルなどが製造していました。かつて Intel i8042 というキーボードコントローラーが有名でした。 より正確な仕組みとしては、シリアル通信(PS 2 信号)などで送られた信号をKBCあたりでスキャンコードに変換しているわけですが、CPUから見ればスキャンコードしか見えないので、あまり気にしなくていいでしょう。 0から作るOS開発 カーネルローダその3 プロテクティッドモードへの移行とA20 ※ 本wikibooksの当ページが完成するまでの間、上記の参考サイトが分かりやすくて役立つと思いますので勉強してください。 次のようなコードを使えばledが点滅するらしいのだが、しかしエミュレータでの実験では分からなかった(Windows起動により、すでにLEDが点灯しているので、区別しづらい)。 0xED というのは、LED点灯に関する命令の番号。 一般的なブートローダのいくつかには、ブートセクタに BIOS Parameter Block (BPB)というものが書かれており、これは BIOS への指示や設定を出すブロックです。 パソコンの電源を投入して、まず最初に起動するのは BIOS なのですから、このブロックが必要です。少なくとも Windows系OSのブートローダーでは、そうなっていると言われています。 このように、ブートセクタは、書式がほぼ決まっています。 という構成になっています。 ジャンプしてしまうので、BPB はプログラムカウンタでは読み取れず、BPBはBIOSしか読み取れないことに注目しましょう。 市販のOS自作本にある、DB命令で書き込む冒頭の 「DB 0xeb」 と言うのも、このJMP命令のことです。 JMP命令はX86系CPUの機械語では eb です。 『IA-32 インテル®アーキテクチャソフトウェア・デベロッパーズ・マニュアル』『中巻A:命令セット・リファレンスA-M』3-411 プロテクトモードとは、CPUの32ビットモード(および32ビット以上のモード)のこと。 32ビットモードには、アクセス権の無い状態からのアクセスを禁止するという、特権レベルによる保護機能などがあるので、プロテクトモードという。 プロテクトモードにいこうするためのコードの一部を抜粋すると、おおむね書きのような感じになる。 cr0レジスタの最下位ビット(PEビットという)が1だとプロテクトモードである、という仕様である。 の3行の処理で、cr0レジスタの最下位ビットを1に設定している。なお、このcr0の最下位ビットのことをプロテクト・エネーブルド pr0tect enebled という意味でPEビットという。 設定後にわざわざジャンプ命令 jmp を通す理由は、CPUの先読みした命令を破棄するためである 。ジャンプ命令には、先読みを破棄する機能がある。 なお、パイプラインという仕組みにより、CPUは先読みしている。このパイプラインの先読みを破棄することをフラッシュという。 実はCPUは、いくつか先の命令をすでに先読みしている(これがパイプライン)。プロテクトモード以降では、それが不具合の原因になるので、いったんフラッシュする(カラにする)必要がある。 なので、CPUのパイプラインをフラッシュするためにジャンプ命令を使っている。 さて、一般にWindowsやLinuxなどのOSには、パーティションという、インストール時にハードディスクの使用領域を決める機能がある。 実はCPU側に、メモリに関する機能だが、似たような動作を機能がある。 GDT(グローバル ディスクリプタ テーブル Global Descriptor Table)といって、メモリのアドレスのどこからどこまでがそのCPUで使える領域を定義する機能がある。 で、プロテクトモードでは、あらかじめ、このGDTを設定しないと動作しない。そういう仕様で、むかしのインテルあたりの人が決めてしまったので、従うしかない。 で、実はCPUにGDTレジスタ(GDTR)という、GDTの場所を保管する専用レジスタがあるので、このGDTレジスタにGDTのアドレスなどの情報を入れる必要がある。 さらに、このGDTレジスタに書き込むための専用の命令 lgdt (ロードgdt)があるので、これを使う必要がある。(「書き込みだから save では?」という疑問も、わくかもしれないが、こういう名前に決まってしまってるので、従うしかない。) 同様に IDT(Interrupt Descriptor Table)というのがある。 さらに、16ビット時代の昔はCPUのアドレスバスが20本までだったので、リアルモードでは利用するアドレスバスが20本までという制限が掛かっており、A00からA19までを使用している。A20以降はマスクされている。 この制限のことを「A20のマスク」という。プロテクトモードに以降するためには、このA20のマスクを解除しないといけない。 下記の順序で作業しないといけない。そういう仕様である。 A20マスクの解除には複数の方法がある。 キーボードコントローラから解除できる理由は、単に昔のインテルかどこかの人が設計したとき、たまたまキーボードコントローラ用のアドレスバスが余ってたからだけと言う理由らしく、あまり技術的な深い意味は無い。 なお作業の順番について、A20のマスク解除の順場は多少前倒しになっても平気なようである。 ある程度、理解が進むと、 Linux など実際に活用されているオープンソースOSのブートローダを調べたいと感じるかもしれません。 まずOSの起動で最初に動くのはブートローダだからです。 しかし Linux を開発している kernel.org のサイトには、ブートローダは無いのです。 Linux で仕様されているブートローダは、Gnu(グニュー)というオープンソース・ソフトウェア団体の作っている GRUB (グラブ)というソフトウェアです。 なのでブートローダをソースコードを探す場合も、Gru Grub のウェブサイトを探す必要があります。 書籍だとアスキー出版『Linuxのブートプロセスを見る』などの題名の書籍で Grub を紹介してるので、ついつい何となく、ソースコードを読むためにリーナスの管理している kernel.org を探しがちですが、しかし、よくよく考えたら、Grub は Linux ではありません(実際、Windows版Grubもある)。 もし『Grubのブートプロセスを見る』だと売れないので、出版社が「Linuxのブートプロセスを見る」という題名にしたのでしょう。 私たちOS開発をしたい読者は、けっして出版社にマインド・コントロールされたままでは、イケません。真実「Grub は Linux ではない」に気がつきましょう。 Grub のソースコードのダウンロードにgitコマンド(git clone などのコマンド)が必要なので、あらかじめインストールしておくか、Gitコマンドが最初から使える Ubuntu か Fedora などのLinuxをパソコンにインスト-ルしておきましょう。 Git コマンドのインストールと、Git Hub などのウェブサイトとは別物ですので、混同しないようにしましょう。 外部リンク: Gitの公式サイト なお Windows版のGitはVimエディターにしか対応してないとの情報がインストール時に出ますが、しかしわざわざvimを別途インストールしなくても、Win版GitをインストールすればWindwowsコマンドプロンプトでGitコマンドを使えるようになります。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本書を読むには予備知識としてアセンブラの知識と、X86系CPUのレジスタなどのアーキテクチャの知識が必要である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "一般的にプログラミングにおいて、ハードウェアの制御は、コンパイラが対応していない命令(特権命令やIO命令など)はアセンブリ言語で記述する事になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "もし知らなければwikibooks記事『X86アセンブラ』などで解説してある。特に『X86アセンブラ/GASでの文法』『X86アセンブラ/x86アーキテクチャ』『X86アセンブラ/x86アセンブラ』では初心者むけに説明してある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "本書では触れてないが「カーネル」とか「ユーザランド」とかの用語についてはwikibooks『高等学校工業/ソフトウェア技術』などで触れてある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "本書はタイトルが今のところは「オペレーティングシステム」だが、実際はコンピュータアーキテクチャ理論やデジタル回路理論など低レイヤーの理論や実務的知識が混在したものになっている(あとで整理する)。大学の科目の分類が縦割りのタコツボ・時代おくれで、全体像が分かりづらいので、予定では、今後の構成でも、意識的にコンピュータアーキテクチャなど関連分野の説明を、整理後にも、ある程度は残しておく予定。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "なのでOSと言うタイトルなのにマイコンCPU(Z80など)にも触れているという状況である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "オペレーティングシステムは、ユーザーがハードウェアレベルのプログラミングをする必要をなくし、パソコンをより使いやすくするために設計されています。UEFIを使用する場合、起動時にUEFIファームウェアがハードウェアを初期化し、UEFIブートローダーを使用してオペレーティングシステムを起動します。デバイスドライバは、オペレーティングシステム開発者が自分で作成する必要があります。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "BIOSは古くから使われてきたブートストラップ方式で、起動時にハードウェアを初期化し、オペレーティングシステムを起動していました。しかし、BIOSにはいくつかの制限があり、セキュリティや機能性の向上が必要とされるようになりました。そのため、UEFIが開発され、BIOSからUEFIに移行することが決定されました。UEFIは、より高度なセキュリティ機能、拡張性、性能の向上など、多数の利点を提供しています。現在、多くのPCはUEFIを使用しており、BIOSよりも優れたブートストラップ方式として認められています。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ここでは、歴史的な経緯を紹介するためBIOSにも言及します。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "PCに電源を入れた瞬間から順に、以下のようなプロセスが起こります。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "UEFI/GPTの場合、PCに電源を入れた瞬間から順に、以下のようなプロセスが起こります。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "UEFI/GPTの場合は、UEFIがBIOSよりも高度な機能を提供するため、より高速で信頼性の高いブートプロセスを提供します。 また、GPTはMBRよりも多数のパーティションをサポートし、パーティションのサイズ制限も緩和されます。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "BIOSとUEFIは、システムの初期化やブートプロセスに必要なハードウェア情報の取得と管理を行うために、メモリマップを使用します。以下に、BIOSとUEFIのメモリマップの違いを説明します。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "UEFIのメモリマップは、より柔軟性があり、より高度な機能を提供します。UEFIは、物理メモリのアドレッシングやデバイスドライバの管理により高度な機能を提供するため、BIOSよりも多数のOSに対応することができます。また、UEFIのメモリマップは、UEFIサービスを介して、システムの状態の取得や変更を行うことができるため、BIOSよりも柔軟性があります。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "BIOSとUEFIは、ハードウェアの初期化やオペレーティングシステムの起動など、システムのブートプロセスに必要なタスクを実行するために、割り込みを使用します。以下に、BIOSとUEFIの割り込みの違いを説明します。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "U EFIの割り込みは、BIOSと比較して、より高度な機能を提供することができます。UEFIは、C言語で書かれたサービスを呼び出すことによって、より高度な機能を提供できます。これにより、UEFIは、BIOSよりも柔軟性があり、より多数のオペレーティングシステムやアプリケーションに対応することができます。", "title": "総論" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、従来のBIOS(Basic Input/Output System)に代わる新しいファームウェア規格です。 UEFIは、従来のBIOSに比べていくつかの優れた機能を提供しています。本稿では、UEFIがなぜ必要になり、何が優れているのかについて説明します。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "[UEFIとは何か、従来のBIOSとの違いは何かについて簡単に説明します。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)は、コンピュータの起動時に実行されるファームウェア規格です。従来のBIOS(Basic Input/Output System)に代わるものとして開発されました。BIOSは、1970年代に開発され、コンピュータの起動時に必要な基本的なハードウェア設定や起動ドライブの選択を行うために使用されていました。しかし、BIOSは時代遅れになり、UEFIが開発されるようになりました。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "UEFIは、BIOSに比べて多数の優れた機能を提供しています。セキュリティ機能が強化されており、悪意のあるソフトウェアをブロックすることができます。拡張性が高く、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、機能追加が容易になっています。起動時間の短縮や大容量ストレージのサポート、グラフィカルインターフェイスの向上なども特徴的です。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "従来のBIOSは、16ビットのアセンブリ言語で開発されており、拡張性が低かったため、UEFIは64ビットのC言語で開発されました。また、UEFIはBIOSよりも起動時間が短く、セキュリティ面でも優れているため、現代のコンピュータに必要な要件を満たすようになっています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "UEFIは、現代のコンピュータにとって欠かせない規格となっています。UEFIの普及により、コンピュータの起動時間が短くなり、セキュリティや機能性も向上するとともに、グラフィカルインターフェイスによってユーザーエクスペリエンスも向上しています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "[UEFIは、セキュリティ機能が強化されています。Secure BootやUEFI Secure Flashなど、UEFIにはセキュリティ機能が多数実装されています。これらの機能は、コンピュータの起動時に悪意のあるソフトウェアをブロックすることができます。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "UEFIのセキュリティ機能の一つであるSecure Bootは、UEFIファームウェアが起動する前に、署名されたオペレーティングシステムやドライバーを認証することができます。これにより、起動時に悪意のあるソフトウェアが起動するのを防止し、システムのセキュリティを高めることができます。Secure Bootは、UEFIの機能の中でも特に重要なセキュリティ機能であり、WindowsやLinuxなどのオペレーティングシステムでもサポートされています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "また、UEFI Secure Flashは、UEFIファームウェアを保護する機能です。これにより、UEFIファームウェアが偽造されたり、マルウェアに感染したりすることを防止することができます。UEFI Secure Flashは、UEFIファームウェアの更新時にも役立ちます。署名されたファームウェアを使用することで、正当な更新プログラムであることを確認し、システムを保護することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "さらに、UEFIにはTrusted Platform Module(TPM)と呼ばれるセキュリティチップをサポートすることができます。TPMは、コンピュータに組み込まれた暗号キーを使用し、システムのセキュリティを強化するための機能です。TPMは、セキュリティに特に敏感な企業や政府機関などで広く使用されています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "TPMは、Windows 11 から必須要件となっています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIはセキュリティ面でも優れた機能を提供しています。これらの機能により、悪意のあるソフトウェアからコンピュータを保護し、ユーザーの個人情報や重要なデータを守ることができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "[UEFIは、BIOSよりも拡張性が高いです。UEFIは、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、従来のBIOSよりも機能追加が容易になっています。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "UEFIの拡張性は、従来のBIOSと比べて大幅に向上しています。UEFIは、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、従来のBIOSよりも機能追加が容易になっています。これにより、UEFIのファームウェアに新しい機能を追加することができ、コンピュータの機能を拡張することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "また、UEFIはファームウェアに対して、エクステンシブル・ファームウェア・インターフェース(EFI)と呼ばれる標準インターフェースを提供します。このインターフェースは、ハードウェアとソフトウェアの間の橋渡しを行う役割を果たし、システムの拡張性を高めることができます。EFIは、ドライバーやアプリケーションが互換性のある方法でインストール、実行されることを保証することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "さらに、UEFIは、ファームウェアを実行するプラットフォーム上で動作するアプリケーションのためのフレームワークを提供することができます。これにより、ファームウェア上で直接アプリケーションを実行することができ、オペレーティングシステムが起動する前に必要な処理を行うことができます。UEFIアプリケーションは、UEFIの拡張性を高め、システム管理やユーティリティなどの機能を提供することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIは、従来のBIOSよりも拡張性が高く、ドライバーやアプリケーションをファームウェアに統合できるため、機能追加が容易になっています。さらに、UEFIはEFIやUEFIアプリケーションの提供により、システムの拡張性を高めることができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "アーキテクチャ非依存のドライバとは、特定のCPUアーキテクチャに依存せず、複数のアーキテクチャに対応できるドライバのことです。これは、コンピュータのハードウェアが異なる場合でも、同じドライバを使用できるため、ドライバの開発や管理が簡素化され、互換性の向上につながります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "UEFIにおいても、アーキテクチャ非依存のドライバが使用されています。これらのドライバは、EDK II(EFI Development Kit II)に含まれており、プラットフォームのアーキテクチャに関係なく、UEFI上で動作することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "また、UEFIのアーキテクチャ依存のドライバと同様に、アーキテクチャ非依存のドライバもUEFIのドライバモデルに基づいて開発されています。UEFIのドライバモデルは、PEI(Pre-EFI Initialization)フェーズ、DXE(Driver Execution Environment)フェーズ、BDS(Boot Device Selection)フェーズ、そしてランタイムフェーズの4つのフェーズに分かれており、それぞれのフェーズで必要なドライバがロードされます。アーキテクチャ非依存のドライバは、これらのフェーズのうち、DXEフェーズでロードされます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "[UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現します。UEFIは、従来のBIOSに比べて、メモリの管理が効率的であるため、起動時間を短縮できます。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現することができます。これは、UEFIが従来のBIOSに比べて、メモリの管理が効率的であるためです。UEFIは、BIOSと比べて、より多くのメモリをサポートすることができます。また、UEFIは、メモリ管理において、従来のBIOSよりも優れたアルゴリズムを採用しています。これにより、起動時のメモリ管理がより効率的に行われ、起動時間が短縮されます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "さらに、UEFIは、ブートローダーの読み込みにおいても優れた性能を発揮します。UEFIは、従来のBIOSよりも大きなディスク容量をサポートしており、UEFIファームウェアによるブートローダーの読み込み速度が速いため、起動時間を短縮することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "また、UEFIは、ファームウェアにおいて、並列処理を採用することができます。これにより、UEFIは、複数のタスクを同時に処理することができます。従来のBIOSでは、タスクを順次処理する必要がありましたが、UEFIでは、並列処理により、タスクを同時に処理することができるため、起動時間が短縮されます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIは、BIOSよりも高速な起動時間を実現することができます。これは、UEFIがメモリの管理が効率的であり、ブートローダーの読み込みにおいても優れた性能を発揮するためです。さらに、UEFIは、並列処理を採用することができるため、起動時間を短縮することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "[UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易です。UEFIは、GUID Partition Table(GPT)をサポートしているため、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易です。UEFIは、GUID Partition Table(GPT)をサポートしており、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "従来のBIOSでは、Master Boot Record(MBR)を使用していたため、2TB以上のストレージをサポートすることができませんでした。MBRは、512バイトのサイズ制限があるため、2TB以上のストレージを使用する場合には、パーティションを複数に分割する必要がありました。しかし、UEFIは、GPTをサポートしているため、2TB以上のストレージを単一のパーティションとして認識することができます。これにより、大容量ストレージの管理が容易になり、ストレージの最適化がより簡単になります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "また、UEFIは、多くのストレージデバイスに対して、より高度な機能をサポートすることができます。UEFIは、Advanced Host Controller Interface(AHCI)やNVMeなどの高度なストレージインターフェースをサポートしており、SSDなどの高速なストレージデバイスの性能を最大限に引き出すことができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIは、BIOSよりも大容量ストレージのサポートが容易であるため、2TB以上のHDDやSSDなどの大容量ストレージをサポートすることができます。また、UEFIは、高度なストレージインターフェースをサポートすることができるため、ストレージデバイスの性能を最大限に引き出すことができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "[UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。これにより、BIOSよりも視覚的な操作が可能になり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。従来のBIOSは、文字ベースのインターフェイスを使用しており、操作が限定されていました。しかし、UEFIは、グラフィカルインターフェイスを使用することができます。これにより、視覚的な操作が可能になり、ユーザーエクスペリエンスが向上します。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "UEFIのグラフィカルインターフェイスは、通常、マウスやタッチパッドを使用して操作することができます。また、キーボードでも操作することができます。グラフィカルインターフェイスを使用することで、UEFIの設定や構成をより簡単に行うことができます。また、グラフィカルインターフェイスを使用することで、BIOSよりも視覚的な情報を提供することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "さらに、UEFIのグラフィカルインターフェイスは、スクリーンリーダーや拡張性の高いアシスト技術をサポートすることができます。これにより、視覚障害者などのユーザーでも、UEFIを使用することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIには、BIOSよりも優れたグラフィカルインターフェイスがあります。グラフィカルインターフェイスを使用することで、UEFIの設定や構成をより簡単に行うことができ、視覚的な情報を提供することができます。また、スクリーンリーダーや拡張性の高いアシスト技術をサポートすることができるため、視覚障害者などのユーザーでもUEFIを使用することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "UEFI Shellとは、UEFIベースのシステムにおいて、UEFIファームウェアが提供するコマンドラインシェルのことです。UEFI Shellは、UEFIファームウェアによって提供される機能の一部であり、ユーザーがUEFIファームウェアを直接制御することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "UEFI Shellは、UEFIファームウェアによって提供されるため、UEFIベースのシステムにはすべて搭載されています。UEFI Shellは、UEFIの拡張性の高さを示す代表的な例であり、ドライバーやアプリケーションをシェルに統合することができます。また、UEFI Shellは、UEFIのセキュリティ機能を使用してシステムのセキュリティを確保することもできます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "UEFI Shellは、UEFIベースのシステムの設定やデバッグ、トラブルシューティングなどに使用されます。ユーザーは、UEFI Shellを使用して、ストレージデバイスの操作、ファイルシステムの操作、ネットワークの設定などを行うことができます。UEFI Shellは、コマンドラインインターフェースを提供するため、一般的なコマンドやスクリプトを使用してタスクを自動化することもできます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "UEFI Shellは、UEFIの機能を理解するために必要な知識を持つエンジニアや開発者にとって、非常に便利なツールです。UEFI Shellを使用することで、システムの動作やパフォーマンスを最適化することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "UEFIは、ネットワークブートに必要なプロトコルとサービスを提供することにより、ネットワークサポートを強化しています。UEFIネットワークスタックには、以下のようなプロトコルやサービスが含まれています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "UEFIのネットワークサポートは、OSに依存しないため、UEFI自体がネットワーク接続を確立でき、ネットワーク上のリソースにアクセスできることを意味しています。これにより、ネットワーク上のリモートサーバーからOSをブートすることができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "UEFIは、複数のファイルシステムをサポートしており、主要なものとしてFAT32、NTFS、ISO 9660、UDFなどがあります。UEFIファームウェアには、これらのファイルシステムにアクセスするためのドライバーが組み込まれています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "特に、UEFIはFAT32ファイルシステムを必須としており、UEFIシステムパーティションにはFAT32が使用されます。このパーティションには、UEFIファームウェアや起動ローダー、設定ファイルなどが含まれています。UEFIファームウェアは、このパーティションを自動的に認識し、必要なファイルを読み込んでシステムを起動することができます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "また、UEFIはネットワークファイルシステムにも対応しており、PXEブートなどを利用して、ネットワーク上のサーバーからOSを起動することができます。これにより、大規模なサーバー環境でのOSのデプロイやメンテナンスが容易になります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "Macintoshは、UEFIの前身であるEFI(Extensible Firmware Interface)を採用しています。EFIは、Appleが1998年に開発したプラットフォームファームウェアで、Intelと共同で開発されました。当初はMacintoshのプラットフォームファームウェアとして採用され、後にUEFIの基礎となりました。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "MacintoshのEFIは、標準的なPCのUEFIとは異なり、Macintosh固有の仕様があります。たとえば、MacintoshのEFIは、GPTスキームに基づくブートデバイスの選択方法が異なります。また、MacintoshのEFIには、OS XやmacOSの起動時に使用されるBoot Campなどの固有の機能が含まれています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "Macintoshは、UEFIを正式にサポートするようになったのは、2015年以降のMacモデルからとなりました。これにより、Macintoshも他のPCと同様に、UEFIの機能やセキュリティを活用することができるようになりました。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "IBMは、UEFIの策定において重要な役割を果たしました。IBMは、PC BIOSの標準化を提唱しており、1990年代初頭にPC/AT互換機向けのPC BIOS規格を開発しました。しかし、PC BIOSは、コンピュータの機能拡張に対応できなくなってきたことから、IBMは新しいファームウェア規格の策定を提唱しました。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "その結果、UEFIが開発され、2005年にはUEFIフォーラムが設立されました。IBMはUEFIフォーラムの設立メンバーの1つであり、UEFIの開発において重要な役割を果たしました。また、IBMは、x86_64アーキテクチャにおけるUEFIの開発にも取り組んでいます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "PowerPCは、UEFIのサポートを提供するアーキテクチャの1つです。UEFIは、x86アーキテクチャだけでなく、ARMやPowerPCなどの様々なアーキテクチャをサポートしています。PowerPCにおいても、UEFIを使用することで、従来のBIOSよりも高速な起動時間や、セキュリティ機能の強化などの恩恵を受けることができます。また、UEFIを使用することで、PowerPCに対するソフトウェア開発の容易化も期待されています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "Power Architectureは、サーバーや組み込みシステムで使用されるプロセッサアーキテクチャのファミリーで、PowerPCプロセッサを含んでいます。UEFIは、x86アーキテクチャに最初に導入されたが、その後、他のアーキテクチャにも広がっていきました。Power Architectureに対するUEFIのサポートは、2012年にUEFI Forumによって標準化されました。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "Power Architectureにおいて、UEFIを実装する際には、EFIファームウェアをPowerPCアーキテクチャ向けに移植する必要があります。Power Architecture向けのUEFIの実装には、オープンソースのOpenPOWER FoundationとIBMのOpen Firmwareが利用されています。また、UEFIの実装には、Linuxカーネルのようなオープンソースソフトウェアも使用されています。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "[UEFIは、BIOSに比べてセキュリティや拡張性、起動時間の短縮など多数の優れた機能を提供しています。今後も、UEFIはコンピュータ業界で重要な役割を果たすことが予想されます。]", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "以上のように、UEFIはBIOSよりも優れた機能を持ち、より高度なセキュリティや拡張性、起動時間の短縮などの面で優れています。さらに、UEFIは大容量ストレージのサポートや、より視覚的なグラフィカルインターフェイスも提供しています。これらの機能は、現代の高度なコンピュータシステムにとって必要不可欠であり、UEFIはその要件を満たすために開発されました。 UEFIがBIOSを置き換えることにより、コンピュータ業界はますます効率的になり、コンピュータの起動時間が短縮され、より高度なセキュリティ機能を持つことができます。UEFIは、現在のコンピュータシステムの基盤となっており、今後もますます重要な役割を果たすことが予想されます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "一般に、エミューレーターを使って実験します。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "無料のフリーソフトでも、w:QEMUなどのエミュレータを使えるので、アセンブラのw:NASM(無料ソフト)などで(アセンブリコード入力を経由して)機械語を入力していきます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "※ 次の節で、qemuの使い方を大まかに説明する。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "原理的には、アセンブラを経由せずともバイナリエディタ(Hex editor)といわれるもので機械語を直接に書いてプログラムするのも、原理的には可能です。そもそもアセンブラ自体どうやって開発されたかを想像すれば、おそらくバイナリエディタを、流通しているCPU用のアセンブラ命令にあわせて特化してプログラミング用に作られたソフトウェア(がアセンブラ)なのでしょう。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "原理の理解としてはバイナリエディタの存在に気づくことも重要ですが、しかしバイナリエディタによるプログラミングではコード記述が覚えづらく非現実的ですし、一目では内容が分かりづらいです。なので、一般にアセンブラで入力していくのが、OS製作では現実的でしょう。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "さて、NASMは、あくまでエミュレーター上での仮想化なので、完全には仕組みを再現していませんが、しかし個人の学習では、止む(やむ)を得ません。 もしもエミュレータを使わずに、BIOSのブート設定を 毎回 書き換えて実機のパソコンでブートの実験などを毎回したとしたら、とてもメンドウです。なので、エミュレータを使って、手間を省きます。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "なお、一般的なLinuxなどでは、リリース直前の開発の後半などで、確認のために最終的に開発者たちはDVDなどに書き込んでブートしてみたりするなどして、実験します(いわゆる「ベータテスト」などで、DVDのISOを無料配布している)。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "なお余談ですが、OS自作でなくCPU自作をしたい場合、w:GNU Binutilsなどの無料のクロスアセンブラがありますので、そういうのを活用します。半導体製造工場などを個人は持ってないので、ソフト的にエミュレートするしかありません。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "エミュレータにも種類や方式が色々とあります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "方式のひとつとして、ホストOSのインストールされているパソコンのCPUを間借りする方式があります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "別の方式として、ホスト側のCPUは間借りせずソフトウェア内に仮想のCPUを制作する方式のものなどもあります。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "コミュニティ ベース の qemuやBochs というエミュレータは、(ホストCPUをあまり)間借りしないで、ソフト的に仮想のCPUを作る方式のものである", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "いっぽう、オラクル社のVirtual Box やヴイエムウェア社のVMWare というエミュレータは、ホストPCのCPUを間借りする方式のものである。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "私たちの学習の目的には、VirtualBox 的に複数のCPUが混ざり合うと学習的に分かりづらくなるので、qemuのようなソフト的にCPUの機能を再現するほうが分かりやすいと考え、qemuを優先して紹介することにする。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "また、qemu はオープンソースである。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "なお、Virtual Box は昔は非オープンソースだったが、現在はオープンソース版のVirtual Box がある。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "なお、オラクル社のようなホストCPUを間借りする方式にも長所はあり、仮想化の中では処理速度を速くしやすいという長所もある。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "本書では、とりあえず qemu を前提として説明する。", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "", "title": "UEFIはなぜ必要になり何が優れているのか?" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "前提として、ダウンロードとインストールは既に終わっていると仮定する。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "qemuは、コマンドプロンプトから使うソフトウェアである。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "なので、まずパス(Path)を通さないといけない。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "具体的には、環境変数PATHにqemuのあるフォルダーを追加する。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "さて、パスが追加し終わったら、はたして本当にパスが通ってるの確認のため、Windwosのコマンド プロンプトを起動して", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "というふうに、コマンド「qemu-img」でも入力してみよう。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "なお、「qemu」というコマンドは無いので、「qemu」とコマンド入力しても。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "さて qemu-imgコマンドは引数を指定して使用するコマンドなので、上記コマンド「qemu-img」を実行すれば、端末上で引数が足りないことをqemuから警告されるハズである。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "のように、qemuから警告されれば、ひとまずqemuのインストールは成功である。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "あらかじめ、起動したいファイルを機械語で作っておき、たとえば、testos.img とかの名前をつけて、ホームディレクトリーなどコマンド端末の認識できる場所に保存しておく。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "そしてコマンド端末で", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "のようにコマンド qemu-system-i386 を使えばいい。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "では、そのOSイメージをどうやって作るか。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "原理は、", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "まず、アセンブラの nasm で書く。(nasm は Netwide Assembler ともいう。)", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "あらかじめアセンブラコード形式で、OSにしたいファイルをアセンブリコードで作っておいて、testos.asm などの名前で保存しておく必要がある。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "nasmなら、testos.asm を(PEフォーマットでない、直訳の)機械語にするコマンドは", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "だけで終わる。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "そして、こうして作成したブートイメージをqemuで起動する方法は、ホームファイルに先ほど作成した testos.img を置いた上で、", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "のコマンドだけで終わる。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "では、元になるアセンブリコードをどうやって調達するか? とりあえず、ネットで読者の勉強用に(彼らの)自作OSのブートローダーのアセンブリコードを公開してくれている人がチラホラといるので、彼らのコードで実験するのが良いだろう。", "title": "qemuの設定方法と使用方法" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "ネット上に Bochs の使い方の入門書がぜんぜん無いので、wikibook で教えることにする。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "Bochsでは、アセンブルはできない。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "Bochsの用途は、すでに別ツール(たとえば nasm んど)で作成ずみの img ファイルをBochsで起動するだけのものである。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "asmファイルからimgファイルへのアセンブルは、あらかじめ nasm などで行っておく。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "Bochsの利便性は、コマンドを覚えなくて言いことである。起動コマンドのBochsだけ押せばウィンドウが起動するので、あとはそのウィンドウ側でGUI的に操作してエミュレータの起動をできるという便利ツールなエミュレータが Bochs である。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "さて、Boshs をインストールしてから、環境変数(パス)の設定を終えれば、 コマンドプロンプトで、コマンド bochs で起動する。つまり", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "のように「bochs」の部分を入力する。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "で、起動するとダイアログ画面が現れる。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "さて、これだけでは、そもそも何のファイルを起動するかすらも設定されてない。なので、これから、このダイアログ画面で、それを設定する。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "まず、真ん中の項目(中央ペイン)にある「Edit Option」 の「Disk & boot」をダブルクリックすると、画面が遷移して、", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "オプション画面である「Bochs Disk Options」画面になる。この項目で、何のファイルを起動するかを設定できる。 そのためには、", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "その「Bochs Disk Options」画面の中で、タブ「ATA Channel 0」> 子タブ「First HD/CD on Channel 0」 をクリックすると出てくる画面に、", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "上から2段目あたりに", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "という項目があるので、その のなかに、起動したいimgファイル名を入れる。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "たとえば、「testos.img」ファイルを起動したいなら、", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "こうして、(おそらく)あとはこのオプション画面を終了して(ダイアログ・ウィンドウの右上のクローズ用の×ボタンを押せばいい)メインメニュー画面に戻り、右ペインにあるStartボタンを押せばいい。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "Panic ウィンドウが表示されて Message 欄に「specified geometry doesn't fit on disk」 と書いてあるが、このまま左下の欄にある Continue をクリックして、OKを押せばいい。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "なお、Path or physical device name の設定をしてないで空欄のままにしておくと、Startの際に Message 欄に 「no bootable device」 と出る。", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "BochsのDtart>OKの後のエミュレート起動後の終了方法は、ウインドウの上部にあるメニューバーの右側のほうに、○印の中にタテ線「|」のある終了ボタン「(|)」があるので、これを押せばいい。(右上の×ボタンは使えない。×ボタンをクリックしても反応しない。)", "title": "Bochs の使い方" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "一般的なアセンブラには DB 命令というのがあり、これはORG命令などで指定したメモリに値を書き込む命令であるが、これで機械語も書き込みできる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "もし、機械語を書き込む先を、メモリではなく、ハードディスクやUSBメモリやフロッピーディスクなどのブート可能なメディアにすれば、原理的には、これでブートローダを作れる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "なお、DB とは data byte の略だと言われている。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "さて、では、OSを作るためには、まず、ブートセクタを書き込めばいいのですが、では、どういう内容のことを書き込めばいいのでしょうか。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "まず、ブートローダを書き込むわけですが、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "規格により、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "また、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "と決まっている。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "なので、このために", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "をどこかに書き込む必要があります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "times とは、nasm の擬似命令のひとつで、繰り返し命令のことです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "「aa55」の署名を書き込まずにQemu上で機械語を起動しても、いくつかのメッセージのあとに「No Bootable device」などと表示されるだけです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "さて、上記コードの場合は", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "という命令です。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "$ は、そのtimes命令が出されたときの現在のアドレスです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "$$ は、現在のセクションの最初のアドレスです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "間違えて、「55aa」(マチガイ!)を書き込まないようにしてください。詳しくは『w:リトルエンディアン』で調べてください。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "MBRのサイズは512バイトと決まっており、その末尾2バイトに「aa55」と書き込むので、times 繰り返し命令 では「510」と2バイトぶん、余らせています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "なので、とりあえず下記のように書き込みましょう。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "成功すれば、 qemu上で、「H」と表示されます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "int 0x10 とは、ディスプレイへの割り込み命令のひとつです。int でBIOSにより割り込み命令を指示しています。intの引数で、どんな割り込みをするかを指示しており、int 0x10 はビデオサービスの割り込みです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "ですが、int 0x10 だけでは、ディスプレイに文字も画像も表示できません。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "int 0x10に加えて、さらに、何を割り込ませるかの指定を行う必要があり、 mov ah, 0x0e で文字割り込みを指定しています。(※ 詳しくは『en:w:INT 10H』(英語版ウィキペディア)などを参照してください。)", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "int 0x10 の命令は、上記の手本コードのように、 アキュムレータ レジスタで指示しなければなりません。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "なお、学校などで、もしかしたら、情報科学・計算機科学の教育では「アキュムレータ」とは「加減乗除などのためのレジスタ」とか習うかもしれませんが、しかし実際のCPUでは、(上記コード例のように)設定などの一時保存にもアキュムレータが流用されています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "。CR0の最下位ビットのが0ならリアルモードです。実際には、プロテクトモードの移行のためには、さらに グローバル デスクリプタ テーブル(GDT)というものを作成する必要があるが、初学者には当面は知らなくていいので、もうプロテウトモードの説明は後回しにする(※ 現時点では未記述)。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "さて、この場合での int 0x10 は、alレジスタにある文字を表示できます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "「Hello 」と表示させたければ、「H」だけでなく、同様の操作を繰り返し、「e」「l」「l」「o」を追加で表示させればいいだけなので、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "でブート後に「Hello」と表示できます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "ラベルやジャンプ命令を使うと、繰り返し命令を実装できる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "上の「Hello」のプログラムを、ラベルなどによる繰り返し処理でプログラムするとするなら、下記のようになるl", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "org 0x7c00 とは、このようなテキスト処理をするのにBIOSに予約されている領域が7c00 なので、そこから書き始める必要がある。 org は擬似命令であり、これからの書き込みのメモリ位置を指定する命令である。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "また、 mov si, greet は形式的には、あたかもラベルgreetの内容を代入するかのような表現ですが、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "実際は、単にgreet ラベルの先頭のメモリを代入するだけです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "int 0x10 は、繰返し命令の中で、毎回、使用する必要がある。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "次のようlodsb 命令とsiレジスタを使っても良い。lodsbは[ds:si]からalに1バイト読込む(ロード load)命令であり、さらに使用後に自動的にsiレジスタの指し示す位置を1バイトぶんだけインクリメント(DF=0の場合、DF=1の場合はデクリメント)してくれるので、手間が省ける。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "※ 2022年現在のx86プロセッサは、x86命令セットをマイクロ命令に分解し、マイクロ命令の組合せによっては複合的なマイクロ命令に合成し実行しています。ところが、lodsbの様な複雑な命令はマイクロ命令に翻訳されず固定的なマイクロコードにより実行されます。このため、かつて命令読込みのオーバーヘッドがなくせるという理由で「最適化」の代表だった複雑な命令を使うことは、現在は実行速度を低下させることになります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "解説", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "lodsb の内容は", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "と等価である(DF=0の場合、また OF, SF, ZF, AF, PF は inc si の結果により修飾されるので厳密には異なる)。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "の代わりに", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "でも良い。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "また test の代わりに", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "でも良い。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "※ かつては、定数とレジスタの比較はレジスタファイルの読出しハザードがありストールの原因になりましたが、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ以降のプロセッサであればマイクロフュージョンの対象となり、test命令やor命令を使うメリットはなく、專ら可読性を損なうだけです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "まず、設定として、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "というコードが必要です。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "int 0x10 はグラフィック割り込みです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "グラフィック割り込みの場合、ahは0に固定するように規格で決まっています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "alによって、ビデオモードを指定しています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "alが0x13なら、320 x 200ドット x 16色モード(8bitカラー)", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "という意味です。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "一般的なパソコンではグラフィック描画用のVRAMアドレスは 0xa0000 から 0xaffffの領域が割り当てられています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "なので、mov命令で、このアドレスに書き込むと、VRAMに直書きできます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "で、問題は、通常の16ビットCPUモードのmov命令では、 メモリ番号は4ケタまでしかアクセスできない。「a0000」や「affff」は5ケタであることに注目。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "で、しかも、ブートローダ起動中のリアルモードでは、この16ビットCPUのモードである(らしい)", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "なので、ともかく、通常の方法ではアクセスできない。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "5ケタのメモリ番号にアクセスするためには、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "「セグメント方式」という手法を使う。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "簡単に言うと、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "なお、上式の数は十進数である。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "16進数になおすと、単にセグメントベース×16は、末尾に0をつけたすだけである。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "これらのセグメントベースを格納するために「セグメントレジスタ」と言う専用のレジスタを使う。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "16ビットCPUのセグメントレジスタには", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "の4つがある。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "なおFSとGSは32ビットCPU以降のセグメントレジスタである。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "CSは、CPUが実行するプログラムを格納するためのセグメントとして、CPUに使用させる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "DSは、メモリの読み書きといったデータ関係の手段のセグメントとして、CPUに使用させる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "SSはスタック関係のセグメントで使用。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "「エクストラ」とは、「その他」とか「追加の」のような意味。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "よく分からなければ「セグメントベース」でググると、詳しく紹介してくれている親切なITブロガー日本人さんが何人かネットにいるので、それらのページを参照してください。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "で、書式は、[セグメントベース:オフセット]の書式である。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "下記のようなコードで、ブート直後の画面の任意の場所にピクセル単位で色をぬれる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "さて、mov 命令でメモリに書き込むには mov BYTE [123], 0x4567 の書式で書き込みます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "この場合、メモリの123番地に、数値(16進数で)4567を書き込むわけです。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "[ ] をつけると、メモリへの指示だとアセンブラなどが認識します。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "ここでの「BYTE」 は1バイト長で書き込め、という命令です。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "2バイト長なら(BYTE でなく) WORD になります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "4バイト長さなら DWORD になります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "なお", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "のように書いた場合は、メモリ123番地にある内容をレジスタalに書き込め、という命令になります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "このように、(書き込みだけでなく)メモリからの読み込みにも [ ] は使えます。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "つまり、 [ ] をつけると、メモリへの指示だとアセンブラなどが認識します。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "0xa0000は画面の左上だが、そこに色を塗っても見づらいので、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "上記コードでは 0xa1111 から色を塗り始めることにした。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "なお 0xaffff は画面の右下である。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "画面の真ん中の上のほうに、なんか緑色っぽい線が5ミリくらいの長さで水平に引かれている結果が表示されると思う。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "上記のコードでは、分かりやすさを重視して、あえて繰り返し命令(ラベルやジャンプ命令で実装できる)を使わなかったが、実際に図形を書きたい場合は、ラベルを活用して繰り返し命令で処理するのが効率的だろう。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "なお、上記コード例1で", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "とあるが、", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "これを、(下記はエラーになる)", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "とまとめても、なぜかエラーになる。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "なので、手本のコードのように、レジスタを経由する必要がある。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "一般的名パソコンでは、英数字などのテキスト出力も、ブート直後の段階では、専用のメモリ領域が用意されるので、このメモリを書き換えることで、テキスト文字を出力できます。(ただし、漢字や平仮名・カタカナなどは無理。)", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "ブートプログラムの確認作業などに、便利な機能でしょう。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "また、 int 命令によって、1文字ずつ書いていく方法は、原理は単純ですが、実装では、処理速度があまり速くないという問題があります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "ラベル命令やジャンプ命令などを使ってコードの行数を減らしても、int命令で書き込みをするよりも、テキスト用メモリを直に書き換えするほうが処理速度が速くなります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "一般的なパソコンでは 0xb800 からの領域がテキスト用メモリに割り当てられています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "なので、まず", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "と指定します。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "メモリ領域のうち、0xa0000 から0xfffff までの領域は通常のパソコンでは、BIOSがハードウェアを管理するために使用することになっています。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "このため、それらハード管理以外のソフトウェア的な処理をするためにメモリ使用したい場合は、この領域を避けてメモリを使用する必要があります。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "こういった用途には Linuxなどの現代のオープンソースOSでは、 メモリを使用する際には 0x100000 以降の領域を使うのが一般的です。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "原理的には 0xa0000 未満の領域も使用可能ですが、使いすぎ等のミスによって0xa0000以降にハミ出る恐れがあるので、なるべく 0x100000 以降の領域だけを使うほうが安全でしょう。", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "", "title": "擬似命令を使ってブートローダを作ろう" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "まず、フロッピーディスクやハードディスクなどに読み書きのできる割り込み命令で、 int 0x13 というのがあります。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "2000年代の現代では、これを大容量デバイス用に拡張した拡張 int 0x13 というのがあります。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "どちらの int 0x13 とも、ドライブ番号は、DLレジスタ(データレジスタの下位(Low)の部分)で指定します。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 258, "tag": "p", "text": "このように、int 0x13 では、割り込み時におけるレジスタの役割が決められています。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 259, "tag": "p", "text": "さて、拡張 int 0x13 を使って、フロッピーディスクやハードディスクなどの記憶媒体に割り込みをできます。(USB対応については今後の見通しは不明。書き込みできるものもあるようだが、)", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 260, "tag": "p", "text": "int 13h は、レジスタなどの数値で 書き込みの方式や対象を指定します。拡張 int 13h と、非格調 int 13h では、レジスタの解釈が違っております。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 261, "tag": "p", "text": "格調 int 0x13 のほうの方式を LBA方式といいます。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 262, "tag": "p", "text": "格調 int 0x13 では、レジスタに収まりきらない様々な情報を、任にの Disk Addres Packet (DAP)という場所に配置しており、その形式も決まっています。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 263, "tag": "p", "text": "※ 調査中", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 264, "tag": "p", "text": "", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 265, "tag": "p", "text": "なお、拡張されてない int 0x13 は、ハードディスク容量などの小さい時代の古い規格のものであり、現代では、読み書きに時間が掛かったり、あるいは不可能です。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 266, "tag": "p", "text": "非拡張の int 0x13 では、ドライブ番号は、DLレジスタ(データレジスタの下位(Low)の部分)で指定します。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 267, "tag": "p", "text": "AHレジスタが 0x02 なら 読込み、AHレジスタが 0x03 なら 書込み です。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 268, "tag": "p", "text": "", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 269, "tag": "p", "text": "int 13hともいう。", "title": "ハードディスクなどへのアクセス" }, { "paragraph_id": 270, "tag": "p", "text": "まず、int命令で、キーボードサービスの割りこみがあり、 int 0x16 がキーボードサービスである。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 271, "tag": "p", "text": "さてint 0x16 を呼び出す際、", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 272, "tag": "p", "text": "なら、ah = 0x00 は、キーボードのキー入力待ちである。ah = 0x10 だと拡張キーボード対応らしい 。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 273, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 274, "tag": "p", "text": "実は一般的なパソコンでは、アセンブリ言語の命令で、いくつかのハードウェアに読み書きのアクセスするための、専用の命令がある。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 275, "tag": "p", "text": "IN 命令と、 OUT命令である。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 276, "tag": "p", "text": "そして、キーボードなど、昔のどこのパソコンにも存在したハードウェアは、実はハードウェア番号が決められている(「I/Oポートアドレス」などという)。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 277, "tag": "p", "text": "たとえば、キーボードはハードウェア番号(I/Oポートアドレス)が十六進数で0x60 番である。(メモリマップとは別。メモリアドレスの0x0060などにdb命令で書き込んでも、目的のハードにはアクセスできない。 )", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 278, "tag": "p", "text": "IN命令で、引数で指定したレジスタ(普通はALレジスタやAXレジスタを指定する)に、もうひとつの引数で指定した目的デバイスから送られた値が保存されます。(引数の順序はアセンブラの種類などによって異なるので、説明を除外。)", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 279, "tag": "p", "text": "また、OUT命令で、引数で指定したレジスタ(普通はALレジスタやAXレジスタを指定する)に格納されている値が、もうひとつの引数で目的デバイスに送られます。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 280, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 281, "tag": "p", "text": "たとえば、下記のようなコードで、キーボードの文字「E」または前後のWかRを押すと、1行ぶん下の位置に文字「G」が表示される。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 282, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 283, "tag": "p", "text": "in al, 0x60 を使えば、キーボードコントローラーから送られてきたキーも al に入力されます。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 284, "tag": "p", "text": "in al, 0x60 とは、けっして「レジスタ al に 60 を代入しろ!」(×、マチガイ)という意味ではなく(そもそも定数の代入だけなら mov 命令だけで可能である)、「ポートアドレス 0x60番 のポートから送信されてきたデータを、レジスタalに代入しろ」という意味です。勘違いしないでください。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 285, "tag": "p", "text": "そして、キーボードコントローラーのポートアドレスが 0x60 なので、めでたく、上記コードでキーボードから押されたボタンの情報を受け取れます。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 286, "tag": "p", "text": "さて、キーボードを押したとき、押したボタンに対応するスキャンコードが、パソコン内部にあるキーボードコントローラー(KBC)という装置に送信される仕組みになっています。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 287, "tag": "p", "text": "このスキャンコードは、アスキーコードとは異なります。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 288, "tag": "p", "text": "上記コード例にある cmp al, 18 の数値「18」とは、スキャンコードでの番号です。だいたいスキャンコードで18番のあたりが文字 W,E,R のどれかのあたりです。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 289, "tag": "p", "text": "また、アスキーでは「2」と「\"」とは別の文字ですが、しかし日本語キーボードの場合、「2」と「\"」はボタンが同じなので、スキャンコードでは同一になります。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 290, "tag": "p", "text": "このように、物理的に同じ位置にあるかどうかで、スキャンコードは決まります(なお、JIS配列キーボードやUS配列キーボードのように言語が違うキーボードでも、位置が同じなら、ほとんどのボタンのスキャンコードの内容も同じ場合が多い)。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 291, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 292, "tag": "p", "text": "また、スキャンコードは、押されている時に送信されるコード(「メイク コード」という)と、離した瞬間に送信されるコード(「ブレイク コード」という)とが、それぞれ違うコードです。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 293, "tag": "p", "text": "日本語キーボードは OADG という規格にほぼ統一されています。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 294, "tag": "p", "text": "ですが、世界的にスキャンコードの規格は、古いものでも3種類くらいあり、さらにUSBキーボードの規格は別です。このため、日本語 OADG のスキャンコードも、現在でも3種類くらいあります。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 295, "tag": "p", "text": "下記のリンクが詳しいです。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 296, "tag": "p", "text": "なお、一般的に「メイクコード/ブレイクコード」の書式です。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 297, "tag": "p", "text": "たとえば、ボタン「1」(「!」と同じ)のスキャンコードが「16 / F0 16」とかかれていれば、メイクコードが「16」であり、ブレイクコードが「FD 16」という意味です。(ある規格では、ブレイクコードは、メイクコードの先頭にF0がついたものになっている。)", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 298, "tag": "p", "text": "なお、キーボードコントローラーもインテルなどが製造していました。かつて Intel i8042 というキーボードコントローラーが有名でした。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 299, "tag": "p", "text": "より正確な仕組みとしては、シリアル通信(PS 2 信号)などで送られた信号をKBCあたりでスキャンコードに変換しているわけですが、CPUから見ればスキャンコードしか見えないので、あまり気にしなくていいでしょう。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 300, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 301, "tag": "p", "text": "0から作るOS開発 カーネルローダその3 プロテクティッドモードへの移行とA20", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 302, "tag": "p", "text": "※ 本wikibooksの当ページが完成するまでの間、上記の参考サイトが分かりやすくて役立つと思いますので勉強してください。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 303, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 304, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 305, "tag": "p", "text": "次のようなコードを使えばledが点滅するらしいのだが、しかしエミュレータでの実験では分からなかった(Windows起動により、すでにLEDが点灯しているので、区別しづらい)。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 306, "tag": "p", "text": "0xED というのは、LED点灯に関する命令の番号。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 307, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 308, "tag": "p", "text": "一般的なブートローダのいくつかには、ブートセクタに BIOS Parameter Block (BPB)というものが書かれており、これは BIOS への指示や設定を出すブロックです。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 309, "tag": "p", "text": "パソコンの電源を投入して、まず最初に起動するのは BIOS なのですから、このブロックが必要です。少なくとも Windows系OSのブートローダーでは、そうなっていると言われています。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 310, "tag": "p", "text": "このように、ブートセクタは、書式がほぼ決まっています。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 311, "tag": "p", "text": "という構成になっています。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 312, "tag": "p", "text": "ジャンプしてしまうので、BPB はプログラムカウンタでは読み取れず、BPBはBIOSしか読み取れないことに注目しましょう。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 313, "tag": "p", "text": "市販のOS自作本にある、DB命令で書き込む冒頭の 「DB 0xeb」 と言うのも、このJMP命令のことです。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 314, "tag": "p", "text": "JMP命令はX86系CPUの機械語では eb です。", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 315, "tag": "p", "text": "『IA-32 インテル®アーキテクチャソフトウェア・デベロッパーズ・マニュアル』『中巻A:命令セット・リファレンスA-M』3-411", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 316, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 317, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボードサービス" }, { "paragraph_id": 318, "tag": "p", "text": "プロテクトモードとは、CPUの32ビットモード(および32ビット以上のモード)のこと。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 319, "tag": "p", "text": "32ビットモードには、アクセス権の無い状態からのアクセスを禁止するという、特権レベルによる保護機能などがあるので、プロテクトモードという。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 320, "tag": "p", "text": "プロテクトモードにいこうするためのコードの一部を抜粋すると、おおむね書きのような感じになる。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 321, "tag": "p", "text": "cr0レジスタの最下位ビット(PEビットという)が1だとプロテクトモードである、という仕様である。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 322, "tag": "p", "text": "の3行の処理で、cr0レジスタの最下位ビットを1に設定している。なお、このcr0の最下位ビットのことをプロテクト・エネーブルド pr0tect enebled という意味でPEビットという。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 323, "tag": "p", "text": "設定後にわざわざジャンプ命令 jmp を通す理由は、CPUの先読みした命令を破棄するためである 。ジャンプ命令には、先読みを破棄する機能がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 324, "tag": "p", "text": "なお、パイプラインという仕組みにより、CPUは先読みしている。このパイプラインの先読みを破棄することをフラッシュという。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 325, "tag": "p", "text": "実はCPUは、いくつか先の命令をすでに先読みしている(これがパイプライン)。プロテクトモード以降では、それが不具合の原因になるので、いったんフラッシュする(カラにする)必要がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 326, "tag": "p", "text": "なので、CPUのパイプラインをフラッシュするためにジャンプ命令を使っている。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 327, "tag": "p", "text": "", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 328, "tag": "p", "text": "", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 329, "tag": "p", "text": "さて、一般にWindowsやLinuxなどのOSには、パーティションという、インストール時にハードディスクの使用領域を決める機能がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 330, "tag": "p", "text": "実はCPU側に、メモリに関する機能だが、似たような動作を機能がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 331, "tag": "p", "text": "GDT(グローバル ディスクリプタ テーブル Global Descriptor Table)といって、メモリのアドレスのどこからどこまでがそのCPUで使える領域を定義する機能がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 332, "tag": "p", "text": "で、プロテクトモードでは、あらかじめ、このGDTを設定しないと動作しない。そういう仕様で、むかしのインテルあたりの人が決めてしまったので、従うしかない。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 333, "tag": "p", "text": "で、実はCPUにGDTレジスタ(GDTR)という、GDTの場所を保管する専用レジスタがあるので、このGDTレジスタにGDTのアドレスなどの情報を入れる必要がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 334, "tag": "p", "text": "さらに、このGDTレジスタに書き込むための専用の命令 lgdt (ロードgdt)があるので、これを使う必要がある。(「書き込みだから save では?」という疑問も、わくかもしれないが、こういう名前に決まってしまってるので、従うしかない。)", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 335, "tag": "p", "text": "", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 336, "tag": "p", "text": "同様に IDT(Interrupt Descriptor Table)というのがある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 337, "tag": "p", "text": "さらに、16ビット時代の昔はCPUのアドレスバスが20本までだったので、リアルモードでは利用するアドレスバスが20本までという制限が掛かっており、A00からA19までを使用している。A20以降はマスクされている。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 338, "tag": "p", "text": "この制限のことを「A20のマスク」という。プロテクトモードに以降するためには、このA20のマスクを解除しないといけない。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 339, "tag": "p", "text": "下記の順序で作業しないといけない。そういう仕様である。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 340, "tag": "p", "text": "A20マスクの解除には複数の方法がある。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 341, "tag": "p", "text": "キーボードコントローラから解除できる理由は、単に昔のインテルかどこかの人が設計したとき、たまたまキーボードコントローラ用のアドレスバスが余ってたからだけと言う理由らしく、あまり技術的な深い意味は無い。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 342, "tag": "p", "text": "なお作業の順番について、A20のマスク解除の順場は多少前倒しになっても平気なようである。", "title": "プロテクトモード" }, { "paragraph_id": 343, "tag": "p", "text": "ある程度、理解が進むと、 Linux など実際に活用されているオープンソースOSのブートローダを調べたいと感じるかもしれません。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 344, "tag": "p", "text": "まずOSの起動で最初に動くのはブートローダだからです。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 345, "tag": "p", "text": "しかし Linux を開発している kernel.org のサイトには、ブートローダは無いのです。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 346, "tag": "p", "text": "Linux で仕様されているブートローダは、Gnu(グニュー)というオープンソース・ソフトウェア団体の作っている GRUB (グラブ)というソフトウェアです。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 347, "tag": "p", "text": "なのでブートローダをソースコードを探す場合も、Gru Grub のウェブサイトを探す必要があります。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 348, "tag": "p", "text": "書籍だとアスキー出版『Linuxのブートプロセスを見る』などの題名の書籍で Grub を紹介してるので、ついつい何となく、ソースコードを読むためにリーナスの管理している kernel.org を探しがちですが、しかし、よくよく考えたら、Grub は Linux ではありません(実際、Windows版Grubもある)。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 349, "tag": "p", "text": "もし『Grubのブートプロセスを見る』だと売れないので、出版社が「Linuxのブートプロセスを見る」という題名にしたのでしょう。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 350, "tag": "p", "text": "私たちOS開発をしたい読者は、けっして出版社にマインド・コントロールされたままでは、イケません。真実「Grub は Linux ではない」に気がつきましょう。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 351, "tag": "p", "text": "Grub のソースコードのダウンロードにgitコマンド(git clone などのコマンド)が必要なので、あらかじめインストールしておくか、Gitコマンドが最初から使える Ubuntu か Fedora などのLinuxをパソコンにインスト-ルしておきましょう。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 352, "tag": "p", "text": "Git コマンドのインストールと、Git Hub などのウェブサイトとは別物ですので、混同しないようにしましょう。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 353, "tag": "p", "text": "外部リンク: Gitの公式サイト", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" }, { "paragraph_id": 354, "tag": "p", "text": "なお Windows版のGitはVimエディターにしか対応してないとの情報がインストール時に出ますが、しかしわざわざvimを別途インストールしなくても、Win版GitをインストールすればWindwowsコマンドプロンプトでGitコマンドを使えるようになります。", "title": "Linuxのブートローダはkernelには無い" } ]
本書を読むには予備知識としてアセンブラの知識と、X86系CPUのレジスタなどのアーキテクチャの知識が必要である。 一般的にプログラミングにおいて、ハードウェアの制御は、コンパイラが対応していない命令(特権命令やIO命令など)はアセンブリ言語で記述する事になる。 もし知らなければwikibooks記事『X86アセンブラ』などで解説してある。特に『X86アセンブラ/GASでの文法』『X86アセンブラ/x86アーキテクチャ』『X86アセンブラ/x86アセンブラ』では初心者むけに説明してある。 本書では触れてないが「カーネル」とか「ユーザランド」とかの用語についてはwikibooks『高等学校工業/ソフトウェア技術』などで触れてある。 本書はタイトルが今のところは「オペレーティングシステム」だが、実際はコンピュータアーキテクチャ理論やデジタル回路理論など低レイヤーの理論や実務的知識が混在したものになっている(あとで整理する)。大学の科目の分類が縦割りのタコツボ・時代おくれで、全体像が分かりづらいので、予定では、今後の構成でも、意識的にコンピュータアーキテクチャなど関連分野の説明を、整理後にも、ある程度は残しておく予定。 なのでOSと言うタイトルなのにマイコンCPU(Z80など)にも触れているという状況である。
この教科書は、コンピューターシステムの基本的な構成要素であるオペレーティングシステムに焦点を当てています。読者には、プロセス管理、メモリ管理、ファイルシステム、デバイス管理、セキュリティ、ケーパビリティ、プロセス間通信など、幅広いトピックを網羅的に理解することが期待されます。オペレーティングシステムがシステムの安定性、効率性、およびセキュリティに与える影響を考察し、現代のコンピューティング環境において不可欠な役割を果たしていることを強調します。著者は基本的な概念をわかりやすく説明し、実際のシステムに対する応用に焦点を当てています。この教科書は、学生、研究者、そしてプロフェッショナルがオペレーティングシステムの理論と実践を深く理解し、実用的なスキルを磨くための道しるべとなることを意図しています。 <!---- オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータのハードウェアとソフトウェアを制御するシステムソフトウェアの一種です。OSは、コンピュータの基本的な機能や、アプリケーションソフトウェアが実行するための環境を提供します。 OSの役割は、大きく分けて以下の3つです。 ;ハードウェアの管理:OSは、コンピュータのハードウェアを管理する役割を担っています。具体的には、メモリやプロセッサなどのハードウェアリソースの割り当てや、ハードウェアの障害処理などを行います。 ;アプリケーションソフトウェアの実行 :OSは、アプリケーションソフトウェアが実行するための環境を提供します。具体的には、アプリケーションソフトウェアがハードウェアリソースを安全かつ効率的に使用できるように、APIやABIなどのインタフェースを提供します。 ;ユーザーとのインタフェース :OSは、ユーザーとのインタフェースを提供します。具体的には、キーボードやマウスなどの入力デバイス、ディスプレイなどの出力デバイスを介して、ユーザーの操作を受け付け、処理結果を表示します。 OSは、コンピュータの基本的な機能を提供するソフトウェアであり、コンピュータの使用に不可欠なものです。 主なOSには、以下のようなものがあります。 ;PC向けOS :Windows :macOS :UNIX :Linuxディストーション ;モバイルディバイス向けOS :Android :iOS :iPadOS ;組み込みOS :QNX :VxWorks :μC/OS-II ;サーバー向けOS : Windows Server : FreeBSD : Solaris : AIX : Linuxディストーション ; メインフレーム向けOS : z/OS : z/VM : z/VSE : z/TPF OSは、コンピュータの種類や用途によって、さまざまな種類が存在します。 --> == 序論 == === コンピューターシステムの概要 === 現代社会において、コンピューターシステムは我々の日常生活やビジネス活動において不可欠な存在となっています。この章では、コンピューターシステムの根幹をなす基本構成要素に焦点を当て、その洗練された構造が如何にして機能するかを探求します。 ==== ハードウェアの役割 ==== プロセッサ、メモリ、デバイスなどのハードウェアは、コンピューターシステムの根幹をなす要素であり、計算とデータ処理の基盤を提供しています。プロセッサは高度な演算能力を有し、プログラムの実行やデータ処理を担当します。メモリは、プロセッサが効率的にアクセスできるようにデータや命令を一時的に保持し、効率的な処理を支えます。デバイスは、入出力を制御し、外部機器との連携を担当します。これらのハードウェアコンポーネントが連携することで、コンピューターシステムは多様なタスクを遂行し、我々の日常生活に欠かせない存在となっています。 ==== ソフトウェアの役割 ==== ソフトウェアは、ハードウェアを効果的に制御し、様々なタスクを実行します。オペレーティングシステムは、ハードウェア資源を管理し、アプリケーションソフトウェアが効果的に動作する環境を提供します。アプリケーションソフトウェアは、ユーザーのニーズに合わせて機能し、データの処理や情報の提供などを行います。ソフトウェアの協力により、ユーザーエクスペリエンスが向上し、リソースが最適に利用されます。 ==== 通信機構の役割 ==== ネットワーク技術や通信プロトコルは、異なるコンピューターシステム同士を結びつけ、情報の共有と連携を可能にします。これにより、データの移動やリモートアクセスが実現され、情報社会の基盤を支えています。通信機構によって、地理的な制約を超えてリソースや情報を利用できるようになり、グローバルなコネクティビティが形成されます。これらの要素が緊密に連携し、複雑な機能を実現しているコンピューターシステムの進化を探求します。 === オペレーティングシステムの役割と進化 === オペレーティングシステム(OS)は、コンピューターシステムにおいて不可欠な仲介者としての役割を果たしています。その基本的な役割は多岐にわたり、コンピュータの効率的な運用とユーザーエクスペリエンスの向上を担保します。この節では、オペレーティングシステムが果たす主要な役割に焦点を当て、その進化と歴史的変遷を明らかにします。 ; [[#プロセス管理|プロセス管理]] : オペレーティングシステムは、同時に複数のプロセスを実行し、リソースの適切な割り当てとスケジューリングを担当します。これにより、複数のタスクが同時に実行され、効率的な利用が可能となります。 ; [[#メモリ管理|メモリ管理]] : メモリの管理は、オペレーティングシステムが物理メモリを仮想メモリにマッピングし、アプリケーションが必要なメモリを確保できるようにする役割を果たします。ページングやセグメンテーションなどの手法が導入され、効率的なメモリ使用が可能となります。 ; [[#ファイルシステム|ファイルシステム]] : オペレーティングシステムは、データの永続的な保存やアクセスを管理するためにファイルシステムを提供します。ディレクトリ構造、ファイルの作成、読み書き、削除などの機能が含まれます。 ; [[#デバイス管理|デバイス管理]] : デバイスドライバや入出力の管理を通じて、オペレーティングシステムは様々なデバイスとの通信を取り持ちます。プリンタ、ハードディスク、ネットワークカードなど、異なるデバイスとの連携を調整し、シームレスな操作を提供します。 ==== 進化と挑戦 ==== オペレーティングシステムはその発展の中で、様々な進化と挑戦に直面してきました。時代とともに変わる技術や要件に順応し、新たな機能やアーキテクチャが取り入れられてきました。 以下はその進化の一端を探るものです。 ; 分散コンピューティングの台頭: インターネットの普及と共に、分散コンピューティングが注目を浴びました。オペレーティングシステムは、複数のコンピュータが連携して処理を行う分散環境に対応する必要があり、ネットワーキングや通信プロトコルの統合が求められました。 ; 仮想化技術の導入: 仮想化技術が台頭する中、オペレーティングシステムはハイパーバイザーといった仮想化層を介して、複数の仮想マシンをホストする能力を備えるようになりました。これにより、物理リソースの柔軟な利用や隔離が可能となりました。 ; クラウドコンピューティングの普及: クラウドコンピューティングの浸透により、オペレーティングシステムはクラウド環境に最適化されるよう進化しました。サービス提供者としての要件や、クラウド上で動作するアプリケーションの要求に対応するための新たな機能が組み込まれました。 ; セキュリティの強化: インターネットの普及に伴い、セキュリティの脅威も増加しました。オペレーティングシステムは、より堅牢でセキュアな動作を保証するための仕組みを導入し、ユーザーデータやシステムの安全性を向上させる方向に進化しました。 ; リアルタイム処理の要請: リアルタイム性が求められるシステムが増加する中、オペレーティングシステムはリアルタイム処理への対応が重要となりました。組み込みシステムや制御システムにおいて、時間的な制約を満たすことが要求されています。 ; モバイルデバイスへの適応: スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスが普及するにつれ、オペレーティングシステムはモバイルプラットフォームに特化した機能やエネルギー効率の向上などに焦点を当てました。 これらの進化と挑戦は、オペレーティングシステムが未来の技術とニーズに対応し続けるための基盤となっています。将来的な展望では、人工知能、量子コンピューティング、エッジコンピューティングなどが新たな課題となり、オペレーティングシステムはこれらの分野においてどのように進化していくかが注目されています。 === 基本的な概念と用語の紹介 === オペレーティングシステムの理解には、複数の基本的な概念や用語への理解が欠かせません。これらの用語の統一的な理解が、後の章で深化する知識の基盤となります。 ; プロセス: プロセスは、実行中のプログラムのインスタンスであり、メモリ上での実行状態を指します。オペレーティングシステムはプロセスの生成、スケジューリング、同期、通信などを管理し、複数のプロセスが協調して作業できるようにサポートします。 ; メモリ管理: メモリ管理は、プログラムやデータがメモリ内でどのように配置され、アクセスされるかを制御します。仮想メモリ、ページング、セグメンテーションなどの概念が含まれ、オペレーティングシステムがメモリリソースを最適に利用できるようにします。 ; ファイル: ファイルはデータを永続的に保存するための概念であり、オペレーティングシステムが提供するファイルシステムによって管理されます。ファイルはディレクトリに組織され、構造的に管理されます。 ; デバイス: デバイスは、コンピューターシステムと外部機器とのインターフェースを提供する要素です。デバイスはデバイスドライバによって制御され、オペレーティングシステムとの間で効果的な通信を実現します。 ; ファイルディスクリプタ: ファイルディスクリプタは、オープンされたファイルやデバイスへのアクセスを識別するための抽象的な概念です。プロセスはファイルディスクリプタを使用してファイルやデバイスにアクセスし、読み書きなどの操作を行います。 ; システムコール: システムコールは、ユーザープログラムがオペレーティングシステムのサービスを利用するための手段です。プロセスがオペレーティングシステムに対してリクエストを送り、必要なサービスを受けることができます。 これらの基本的な概念と用語への理解が、オペレーティングシステムにおけるさまざまな機能やメカニズムを理解する上での出発点となります。深い知識の構築に向けて、これらの概念を綿密に理解していきましょう。 {{コラム|最初のオペレーティングシステムは?|2=最初のオペレーティングシステム(OS)は、1950年代に開発された「GM-NAA I/O」(General Motors - North American Aviation Input/Output System)とされています。これは、IBM 701コンピューターのために開発されたもので、バッチ処理システムとして機能しました。 その後、1956年には「GM-NAA I/O」を拡張し、より洗練された機能を持つオペレーティングシステム「SHARE Operating System」が登場しました。これは、ユーザーが独自のプログラムを開発し、それを他のユーザーと共有するための環境を提供しました。 一方で、UNIVAC Iコンピューターのために開発された「EXEC I」も初期のオペレーティングシステムの一例です。これは、バッチ処理をサポートするもので、1950年代後半に登場しました。 最初のオペレーティングシステムの起源についての議論が存在しますが、Fortranモニタもその一例です。Fortranモニタは、1956年にIBM 704コンピューターのために開発されたもので、バッチ処理をサポートするためのものでした。これは、プログラムの実行順序やリソースの管理を行う初期のオペレーティングシステムの特徴を持っています。 ただし、同時期に他のシステムでもオペレーティングシステムに近い機能を果たるものが開発されており、最初のオペレーティングシステムが何であるかについては議論の余地があります。初期のコンピューターでは、プログラム実行やリソース管理に関する機能が、特定のプログラムやモニタープログラムなどに分散していたことが一般的でした。 これらの初期のオペレーティングシステムは、コンピューターのリソース(特にプリンタやテープドライブなどの入出力装置)を効率的に利用するためのもので、その後の発展に影響を与えました。 }} <!-- OSをモニタという慣習 "モニタ"(Monitor)という用語がオペレーティングシステムに関連して使われるようになったのは、初期のコンピュータシステムの時代に遡ります。この用語は、コンピュータ科学の歴史の中でいくつかの意味合いで使われてきました。 初期の時点では、"モニタ"はプログラムや処理の監視を指す言葉として使われていました。例えば、FortranモニタやIBM 704のGM-NAA I/Oモニタなどがその一例です。これらのモニタは、バッチ処理やジョブ制御、リソース管理を担当していました。 その後、"モニタ"の概念はオペレーティングシステム全体を指す一般的な用語へと発展しました。1960年代には、オペレーティングシステム全体を指して"モニタプログラム"(Monitor Program)と呼ばれ、これが次第に"オペレーティングシステム"としての意味を帯びるようになりました。 このような言葉の変遷は、初期のコンピュータ科学の発展とともに進み、異なるコンピュータ環境やプロジェクトでの用語の使い方が重なり合って形成されました。 ::リアルタイムモニタ・マルチタスクモニタなど --> == プロセス管理 == === プロセスの基本概念 === プロセスは、コンピュータシステム内で実行されるプログラムの実行単位です。それはプログラムのコード、データ、実行状態など、実行に必要な情報を含みます。プロセスには一意のプロセスIDが割り当てられ、オペレーティングシステムはこれらのプロセスを管理し、リソースの割り当てや制御を担当します。 === プロセスのスケジューリングと管理 === プロセスのスケジューリングと管理 プロセスのスケジューリングは、複数のプロセスが競合する場合に、どのプロセスを優先して実行するかを決定する仕組みです。スケジューリングアルゴリズムは、公平性、優先度、待ち時間などの要因を考慮して、効率的かつ公正なリソース利用を実現します。オペレーティングシステムはまた、プロセスの生成、終了、中断などを管理し、メモリやCPUの効率的な利用を促進します。 === プロセス同期と通信 === 複数のプロセスが同時に実行される際に、これらのプロセスが協調して動作するためには、プロセス同期と通信が必要です。同期は、プロセス間での相互の進捗状況を合わせ、競合状態やデータ不整合を防ぎます。通信は、プロセス間でデータを受け渡し、情報を共有するための仕組みです。これにより、連携してタスクを達成することが可能となります。 === プロセス間通信と同期の機構 === オペレーティングシステムは、異なるプロセス間でデータを共有し、同期を図るためにさまざまな機構を提供します。共有メモリ、パイプ、メッセージキュー、セマフォ、モニタなどがその例です。これらの機構を適切に使用することで、プロセス間の協調動作やデータの安全な受け渡しが可能となります。 プロセス管理はオペレーティングシステムの中核的な機能であり、効率的で安定したシステム運用を支えます。各概念や機構の理解は、システム設計やプログラミングにおいて重要です。 ==== BSD Socket ==== BSD Socket(Berkeley Software Distribution Socket)は、ネットワーク通信のためのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)です。BSD UNIXオペレーティングシステムにおいて開発され、後に標準的なネットワークプログラミングのインターフェースとして多くのオペレーティングシステムで採用されました。BSD Socketは、ソケットを用いてプロセス間通信やネットワーク通信を実現するための機能を提供します。 BSD UNIXではSocketを使ってパイプなどのIPC(プロセス間通信)も再実装されました。BSD UNIXが開発された際、Socketを通じたネットワーク通信だけでなく、プロセス間通信の手段としてもSocketが利用され、パイプなどが再構築されました。 BSD Socket APIはその後、SystemVを含む多くのUNIX系オペレーティングシステムに採用され、ネットワークとIPCの両方で幅広く使用されるようになりました。 ==== SystemV STREAMS ==== SystemV STREAMS(StreamS)は、UNIX System Vオペレーティングシステムで導入された通信機構です。STREAMSは、モジュール化された通信プロトコルスタックを提供し、柔軟で効率的なデータの受け渡しを可能にします。これは、プロセス間通信やデバイス制御において、標準的なインターフェースとして使用されました。 STREAMSはUNIXの派生版や一部の商用UNIXオペレーティングシステムでサポートされています。 {{コラム|BSDとSystem V|2=BSD(Berkeley Software Distribution)とSystem Vは、UNIXオペレーティングシステムの2つの主要な派生系統です。これらは、UNIXの発展と普及の過程で異なるアプローチや機能を取り入れ、それぞれの特徴を持っています。 ; BSD (Berkeley Software Distribution) : BSDは、カリフォルニア大学バークレー校で開発されたUNIXの派生です。BSD UNIXは、ネットワーク機能の強化やTCP/IPプロトコルの導入、さらにはパフォーマンスの向上など、多くの革新的な機能を提供しました。また、BSDはオープンソースのUNIXシステムとして、多くのUNIX系オペレーティングシステムに影響を与えました。 :主な特徴として、BSD Socket API(ネットワーク通信用のAPI)やファイルシステムの改善、プロセス間通信の機能の追加などがあります。 ; System V : System Vは、AT&T(アメリカン・テレフォン・アンド・テレグラフ)社が開発したUNIXの派生で、商業的なUNIXオペレーティングシステムの基盤として採用されました。System Vは、UNIXの標準規格であるPOSIXに強く準拠し、標準化されたAPIやサービスを提供しました。 : System Vの特徴として、System V IPC(プロセス間通信機構)、標準的なランレベルの導入、共有ライブラリのサポートなどが挙げられます。 ; 統合と相互影響 : UNIXの歴史では、これらの2つの系統が相互に影響を与え合いました。多くのUNIXオペレーティングシステムは、BSDとSystem Vの機能を組み合わせて採用しています。例えば、System V IPCとBSD Socket APIを同時にサポートするなどが行われています。 }} == メモリ管理 == オペレーティングシステムのメモリ管理は、コンピュータのメモリ資源を効果的に管理する仕組みです。これにより、複数のプログラムが同時に実行され、物理メモリを適切に利用できます。メモリ管理はプロセスの割り当てや解放、ページング、セグメンテーション、仮想メモリの導入などを含み、システムの安定性と性能を確保します。 === メモリの階層構造と管理 === メモリ管理は、コンピューターシステムにおける重要な側面であり、メモリは階層的な構造を有しています。この階層には、コンピュータがデータを処理する際に使用される異なるタイプのメモリが含まれます。最も高速で直接アクセス可能なのがレジスタであり、次にキャッシュ、主記憶(RAM)、そして補助記憶(ハードディスクなど)が続きます。この章では、各メモリ階層がどのように機能し、効果的に管理されるかを探求します。 レジスタはCPU内部にあり、非常に高速でありながらも容量が非常に小さいため、プロセッサが即座にアクセスできるデータを格納します。キャッシュは主記憶とプロセッサ間のデータ転送を高速化するための中間的なメモリであり、主記憶はプロセッサが直接アクセスする大容量のメモリです。補助記憶は永続的なデータの保存やプログラムの読み込みに用いられます。 === 仮想記憶とは? === 仮想記憶は、主記憶装置と補助記憶装置から構成される記憶領域であり、補助記憶装置を安価で大容量のデバイスとして使用することで、プログラマが仮想記憶上で大容量の主記憶装置が実装されているかのようにプログラミングを行うことができる概念です。 === ページングとセグメンテーション === ページングとセグメンテーションは、仮想記憶の管理手法であり、物理メモリの効率的な利用を目指しています。 ページングでは、メモリを固定サイズのページに分割し、プログラムの実行に必要なページだけを動的に読み込みます。これにより、物理メモリの空間が節約され、必要なページだけが物理メモリに配置されます。ページングは、デマンドページングの手法を使用し、プロセスがアクセスしようとするページが物理メモリに存在しない場合にページフォルトが発生し、必要なページが動的に読み込まれます。 一方、セグメンテーションでは、プログラムを論理的なセグメントに分割し、必要なセグメントだけを物理メモリに読み込むことでメモリを効果的に利用します。各セグメントは論理的なまとまりを持ち、柔軟なメモリ管理が可能です。 これらの手法は、コンピュータシステムのメモリ管理において重要であり、効率的なリソース利用と性能向上に寄与しています。 === 仮想記憶とページフォルト === 仮想記憶は、物理メモリを補完するための概念であり、プロセスにとっては拡張されたメモリ空間を提供します。通常、プロセスは必要なだけのメモリを仮想的に確保できるため、物理メモリよりも広範なメモリアクセスが可能です。しかし、すべての仮想記憶が物理メモリに常時格納されているわけではありません。 ページフォルトは、プログラムが物理メモリにアクセスしようとした際に発生します。もし必要なページが物理メモリに存在しない場合、オペレーティングシステムはページフォルトを検知し、必要なページをディスクや他の補助記憶装置から読み込みます。これにより、物理メモリの限られたスペースに必要なページだけを動的に配置することが可能となります。 ページフォルトのハンドリングは、仮想記憶の有効活用と効率的なメモリ使用を実現します。オペレーティングシステムは必要なページを要求された時点で読み込むため、大きなプログラムやデータセットを処理する際にも物理メモリを効果的に活用できます。 === デマンドページング方式の仮想記憶の仕組み ==== デマンドページング方式の仮想記憶は、ページングとPMMU(Paged Memory Management Unit)との連携によって実現されます。 以下に、その仕組みについて簡単に説明します。 ;仮想記憶の基本概念:仮想記憶は、物理メモリを補完するための概念であり、プロセスにとっては仮想的に拡張されたメモリ空間を提供します。プロセスが物理メモリよりも大きなメモリ空間を確保できるため、大規模なプログラムやデータセットを扱う際に柔軟性が向上します。 ;デマンドページング方式:デマンドページングでは、プロセスの実行に必要な部分だけが物理メモリに読み込まれます。 プロセスが初めてアクセスしようとするメモリ領域に対して、そのページが物理メモリに存在しない場合にページフォルトが発生します。ページフォルトが発生すると、オペレーティングシステムは必要なページを補完的に物理メモリに読み込みます。 ;PMMUの役割 : PMMU(Paged Memory Management Unit)は、プログラムが物理メモリにアクセスする際に、それを対応する物理メモリアドレスに変換する役割を果たします。 :仮想メモリ空間から物理メモリへのマッピングを行い、ページテーブルと呼ばれるデータ構造を使用して各ページの対応を管理します。 :ページフォルトが発生すると、PMMUはオペレーティングシステムに通知し、必要なページをディスクから読み込む手続きを開始します。 ;具体的な仕組み :プロセスがアクセスしようとする仮想メモリのページが物理メモリに存在しない場合、PMMUはページフォルトを検知し、オペレーティングシステムに制御を移譲します。 :オペレーティングシステムはディスク上にある対応するページを探し、必要なページを物理メモリに読み込みます。 :読み込まれたページの情報をページテーブルに更新し、PMMUが再度プロセスの実行を再開します。 仮想記憶、デマンドページング、PMMUが組み合わさることで、大容量の仮想メモリを有効に利用しながら、物理メモリを必要に応じて動的に確保し、効率的にプロセスを実行することが可能となります。 ==== デマンドページング方式以外の設計と実装 ==== 仮想記憶の実装には、デマンドページングとPMMU以外にもいくつかのアプローチが存在します。以下に、その一部を紹介します。 ;セグメンテーション :セグメンテーションは、プログラムやデータを論理的なセグメントに分割し、それぞれのセグメントを物理メモリ上に配置します。 :各セグメントは異なるサイズや属性を持ち、プロセスが必要なセグメントだけを物理メモリに読み込むことができます。 :セグメンテーションは、ページングと組み合わせて使用されることもあります。 ;ページングとセグメンテーションの組み合わせ: :ページングとセグメンテーションを組み合わせたアプローチでは、セグメンテーションで大まかなメモリ管理を行い、各セグメント内でページングを使用して詳細なメモリアクセスを制御します。 :これにより、柔軟性と効率の両方を備えた仮想メモリ管理が可能となります。 ;アドレススペースの共有: :複数のプロセスが同じ物理メモリ領域を共有するアプローチもあります。これにより、プロセス間でデータを共有しやすくなります。 :共有メモリとして知られるこの手法は、IPC(Inter-Process Communication)やスレッド間通信などに利用されることがあります。 ;スワッピング: :スワッピングは、物理メモリ上のページをディスク上に移動させる手法です。これにより、物理メモリの不足時にプロセスの一部をディスクにスワップアウトし、必要なページをスワップインすることができます。 :スワッピングはデマンドページングと併用され、物理メモリの制約に対処します。 これらの手法は、システムの要件や特性によって異なる利用があり、適切な組み合わせが選択されます。 ==== 初期の仮想記憶の実装例 ==== ===== Atlas Supervisorの仮想記憶 ===== 初期の仮想記憶の実装例として、Atlasコンピュータが挙げられます。Atlasは、1960年代初頭にイギリスのマンチェスター大学で開発された大型のコンピュータシステムで、仮想記憶の概念を実現しました。Atlasの仮想記憶システムは、当時のコンピュータシステムと比較して先進的で、ページング・ページテーブル・プロセス間の分離などの特徴がありました。 {{See|[[#Atlas Supervisor (1962)}}}} Atlasの仮想記憶システムは、その後のコンピュータアーキテクチャの発展に影響を与え、ページングや仮想記憶の考え方が広く受け入れられる基盤を築きました。 ===== MULTICS/GE645の仮想記憶 ===== MULTICS(Multiplexed Information and Computing Service)は、仮想記憶を採用した初期の商用オペレーティングシステムの一つです。MULTICSは、General Electric(GE)、Bell Labs(AT&T)、およびMIT(Massachusetts Institute of Technology)の共同開発プロジェクトとして始まり、GE-645メインフレームコンピュータ上で動作しました。 {{See|[[#MULTICS (Multiplexed Information and Computing Service) (1969)]]}} MULTICSは、セキュリティや拡張性の向上を含む様々な革新的な機能を持っていましたが、その中でも特に注目されたのが仮想記憶の導入でした。MULTICSの仮想記憶は、物理メモリよりも大きな仮想メモリ空間をプログラムに提供し、必要な部分だけを物理メモリに配置することで、大規模なプログラムや複数のプロセスを同時に実行できるようになりました。 MULTICSの仮想記憶は、ページングとセグメンテーションを組み合わせた方式を採用していました。これにより、プログラムやデータを効率的に管理し、ユーザーに対して広い仮想アドレス空間を提供できました。MULTICSの仮想記憶は、その後のオペレーティングシステムにおける仮想記憶の発展に影響を与えました。 ==== 最も古い商用仮想記憶実装 ==== 商用で最初に導入された仮想記憶システムの一つは、IBMの「System/360 Model 67」が含まれます。このシステムは、1966年に導入されました。System/360 Model 67は、プログラムが物理メモリに収まりきらなくても実行できるようにするために、仮想記憶の概念を採用していました。 System/360 Model 67の仮想記憶システムは、プログラムが実際の物理メモリよりも大きなサイズであっても実行でき、必要な部分だけを物理メモリに読み込む仕組みを持っていました。これにより、大規模で複雑なプログラムを効率的に実行できるようになりました。 === メモリ保護とアクセス制御 === メモリ保護は、プロセスがメモリを読み書きできるかどうかを管理します。アクセス権の設定やセグメンテーションにおけるセグメント保護など、様々な手法が存在します。これらの手法により、オペレーティングシステムはプロセスが正しくメモリにアクセスできるように制御します。 アクセス権は通常、読み取り専用、読み書き可能、実行可能などの形式で指定され、各プロセスが必要な権限を持つかどうかを管理します。セグメンテーションにおいては、各セグメントに対して保護フラグが設定され、プロセスはそれに基づいてメモリへのアクセスを制御します。これにより、異なるプロセスがお互いのメモリを不正にアクセスすることを防ぎ、システム全体のセキュリティを確保します。 === 用語集 === 以下は、OSのメモリ管理に関連する用語の一覧です。 ;メモリ管理 (Memory Management):コンピュータのメモリリソースを管理し、プロセスが必要なメモリを確保・解放する仕組み。 ; 物理メモリ (Physical Memory):コンピュータの本来のメモリ装置で、RAM(ランダムアクセスメモリ)などが該当。 ;仮想メモリ (Virtual Memory):物理メモリの拡張として、補助記憶装置(ハードディスクなど)を仮想的にメモリとして利用する概念。 ;ページング (Paging):メモリを固定サイズのページに分割し、プロセスの実行に必要なページだけを読み込む手法。 ;セグメンテーション (Segmentation):プログラムやデータを論理的なセグメントに分割し、必要なセグメントだけをメモリに読み込む手法。 ;ページフォルト (Page Fault):プログラムが物理メモリにアクセスしようとした際に、対応するページが物理メモリに読み込まれていない場合の例外。 ;デマンドページング (Demand Paging):プログラムが必要なページだけを必要な時点で読み込む方式。 ;MMU (Memory Management Unit):メモリアクセスの制御を担当するハードウェアユニット。 ;PMMU (Paged Memory Management Unit):ページングをサポートするためのハードウェアユニット。 ;メモリフラグメンテーション (Memory Fragmentation):メモリ領域が小さな断片に分かれることで、効率的なメモリ使用が難しくなる現象。 ;スワッピング (Swapping):プロセスが物理メモリからディスク上のスワップ領域に一時的に移動されること。 ;メモリプール (Memory Pool):メモリを効率的に管理するために、同一サイズのメモリ領域をまとめてプールとして管理する仕組み。 ;メモリマッピング (Memory Mapping):ファイルやデバイスをメモリに対応付け、メモリ上で直接アクセスできるようにする仕組み。 ;メモリキャッシュ (Memory Cache):メモリの一部をキャッシュとして使用し、高速なアクセスを可能にする手法。 ;メモリアロケーション (Memory Allocation):プロセスに必要なメモリ領域を確保する処理。 ;メモリ解放 (Memory Deallocation):プロセスが使用していたメモリ領域を解放し、再利用可能にする処理。 ;メモリオーバーヘッド (Memory Overhead):メモリ管理に伴う余分なコストやリソースの使用。 ;メモリ保護 (Memory Protection):プロセスが他のプロセスやオペレーティングシステムのメモリにアクセスできないようにする仕組み。 ;メモリマネージャ (Memory Manager):オペレーティングシステム内でメモリを管理するソフトウェアコンポーネント。 ;セグメントフォルト (Segmentation Fault):プログラムが許可されていないメモリにアクセスしようとした際に発生する例外。 == ファイルシステム == オペレーティングシステムのファイルシステムは、データを整理して保存する仕組みです。ファイルやディレクトリを階層的に管理し、アクセスや保護機能を提供します。これにより、ユーザーはデータを構造的に保存・取得でき、プログラムやシステムが必要な情報にアクセスできます。ファイルシステムはデータの整合性と永続性を保ち、効率的なデータ管理を実現します。 === ファイルとディレクトリの基本 === === ファイルシステムの構造と操作 === === ディスク管理とデータの永続性 === === ファイルシステムとディスクリプタ管理 === == デバイス管理 == オペレーティングシステムのデバイス管理は、コンピュータ内外のハードウェアデバイスとの効率的な通信を担当します。デバイスドライバを介し、異なるデバイスとのインタラクションを標準化し、アプリケーションやユーザーがハードウェアを利用できるようにします。デバイス管理はデバイスの初期化、資源割り当て、エラーハンドリングなどを通じてシステムの正確かつ円滑な動作を確保します。 === デバイスドライバとハードウェアインターフェース === === 入出力制御とバッファリング === === デバイスの割り込みとポーリング === === デバイスの仮想化とディスクリプタ管理 === == セキュリティとケーパビリティ == オペレーティングシステムのセキュリティは、機密性、整合性、可用性を保護し、不正なアクセスからシステムを守ります。一方で、ケーパビリティはユーザーやプロセスが持つ権限や操作可能な範囲を制御し、機能の適切な利用を促進します。セキュリティとケーパビリティの統合は、システム全体の信頼性と安定性を確保します。 === セキュリティの基本概念 === === セキュリティポリシーとメカニズム === === ケーパビリティと権限管理 === === セキュアなオペレーティングシステムの概念 === == プロセス間通信とネットワーキング == オペレーティングシステムのプロセス間通信(IPC)は、プロセス間で情報をやり取りするメカニズムで、共有メモリやメッセージパッシングなどが利用されます。ネットワーキングは、複数のシステムが通信してリソースを共有し、分散処理やデータ交換を可能にします。これらはオペレーティングシステムが異なるプロセスやシステム間で効果的なコミュニケーションをサポートする重要な機能です。 === プロセス間通信の基本概念とメカニズム === === ネットワーキングとオペレーティングシステムの連携 === === 分散オペレーティングシステムの概念 === == 実装と最適化 == オペレーティングシステムの実装と最適化は、カーネルの構造や設計、システムコールとAPIの効果的な提供、パフォーマンス向上と最適化の手法を含みます。カーネルはOSの中核で、システムコールやAPIはユーザーとOSのやり取りを制御します。最適化は効率的な動作やリソース利用を追求し、高いパフォーマンスを実現します。 === カーネルの構造と設計 === === システムコールとAPI === === パフォーマンス向上と最適化の手法 === == 実際のオペレーティングシステムの設計と実装 == ここからは、実在のオペレーティングシステムを題材に、その設計と実装について解説します。 === Atlas Supervisor (1962) === Atlas Supervisorは、Manchester Universityで開発された世界初のバッチ処理オペレーティングシステムの一つです。 Atlasコンピュータ向けに設計され、当初は並列処理やリアルタイム処理をサポートしていました。以下に、Atlas Supervisorが提供していた主な機能について見ていきましょう。 ;バッチ処理: Atlas Supervisorは、複数のジョブをまとめて処理するバッチ処理をサポートしていました。これにより、ユーザーはジョブを順次実行し、リソースを最適に利用することができました。 ;メモリ管理 :Atlasの仮想記憶システムは、当時のコンピュータシステムと比較して先進的で、以下の特徴がありました: :;ページング ::Atlasはページング方式を採用していました。メモリは固定サイズのページに分割され、プログラムがアクセスしようとするページが物理メモリに存在しない場合にページフォルトが発生しました。 ::ページングは物理メモリの効率的な利用を可能にし、大規模で複雑なプログラムを扱う際に重要な役割を果たしました。 :;プロセス間の分離: ::Atlasでは、各プログラム(プロセス)が独立した仮想記憶空間を持ち、他のプログラムのメモリにアクセスすることが制限されました。これにより、プロセス間のデータ保護が実現されました。 :;ページテーブル: ::Atlasでは、ページングを管理するためにページテーブルが使用されました。ページテーブルには各ページの物理アドレスと仮想アドレスの対応関係が格納され、ページフォルト時に参照されました。 ::Atlasの仮想記憶システムは、その後のコンピュータアーキテクチャの発展に影響を与え、ページングや仮想記憶の考え方が広く受け入れられる基盤を築きました。 ;プロセス管理: ジョブの実行は、プロセス管理の観点からも注目されました。Atlas Supervisorは、異なるジョブやプロセスが競合することなく実行されるように調整されていました。 ;ファイルシステム: ファイルシステムの概念は、Atlas Supervisorにおいても存在していました。ジョブがデータを永続的に保存し、後続のジョブでそれを利用できるようになっていました。 ;ユーザーコミュニケーション: 当初のバッチ処理向けのシステムではありますが、Atlas Supervisorはユーザーとの対話も可能でした。ユーザーはジョブのセットアップや結果の確認を行うことができました。 Atlas Supervisorは当時のハードウェアと調和して、計算機利用の合理性を追求した先進的なオペレーティングシステムであり、その後のオペレーティングシステムの発展に影響を与えました。 === CTSS (Compatible Time-Sharing System) (1961) === MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されたCTSSは、1961年に初めて導入されたオペレーティングシステムの一つで、仮想記憶の概念を取り入れていました。これにより、複数のユーザーが同時にメインフレームを使用できるようになりました。 === IBM System/360 Model 67 (1966) === IBM System/360 Model 67は、セグメンテーションとページングを組み合わせた仮想記憶をサポートしたメインフレームコンピュータでした。これにより、大規模な科学計算やビジネスアプリケーション向けに柔軟で効率的なメモリ管理が可能となりました。 === MULTICS (Multiplexed Information and Computing Service) (1969) === MULTICSは、ベル研究所、MIT、およびゼネラル・エレクトリック(GE)が共同で開発したオペレーティングシステムで、セグメンテーションとページングを採用し、仮想記憶の概念を拡張しました。MULTICSのアイディアは後にUNIXに影響を与えました。 MULTICSはUNIXに影響を与えた重要な要因の一つとされています。MULTICSプロジェクトに携わっていたKen Thompson、Dennis Ritchie、そしてその他の開発者たちが、MULTICSの経験から得た教訓を元に新しいオペレーティングシステムであるUNIXを開発しました。 UNIXは、MULTICSよりもシンプルで軽量な設計を持っており、小規模なマシンでも動作可能でした。MULTICSでの経験がUNIXの設計に影響を与え、シェル、ファイルシステム、プロセス管理などの概念が引き継がれました。UNIXは1970年代から広く普及し、その後のオペレーティングシステムの発展に大きな影響を与えました。 UNIXがMULTICSから模倣または影響を受けた具体的な機能や概念はいくつかあります。 以下はその一部です: ;コマンドインタプリタ(シェル) :;MULTICSの影響: MULTICSは、コマンドとプログラムの実行を補完する強力なコマンド言語を持っていました。 :;UNIXの実装: Ken ThompsonがMULTICSでの経験をもとに、UNIXにはシンプルながら柔軟で拡張可能なシェルが実装されました。初期のUNIXのシェルとしては、ThompsonシェルやBourneシェルがありました。 ;階層ファイルシステム: :;MULTICSの影響: MULTICSは階層型のファイルシステムを採用しており、ユーザーがデータやプログラムを整理しやすい構造を提供していました。 :;UNIXの実装: UNIXはこれを受けて、階層型ファイルシステムを採用しました。ディレクトリやサブディレクトリの概念がUNIXに取り入れられ、パス指定でのファイルアクセスが可能となりました。 ;プロセスとプロセス管理: :;MULTICSの影響: MULTICSでは、プロセスとメモリ管理が重要な概念でした。MULTICSは複数のプロセスを同時に実行し、各プロセスには独自のメモリ空間が割り当てられました。 :;UNIXの実装: UNIXもプロセスの概念を取り入れ、各プロセスが独立して動作することで、安定性やセキュリティが向上しました。 これらの機能や概念は、UNIXがMULTICSの経験から学びながら独自のアプローチで実装され、UNIXが普及する一因となりました。 これらの「UNIXらしさ」と言われる特徴は、MULTICSから影響を受けいますが、UNIXの仮想記憶システムは、MULTICSからの直接の影響は受けていません。UNIXの仮想記憶は、主にKen ThompsonとDennis Ritchieによる独自の設計に基づいています。UNIXが登場した時点では、コンピュータの物理メモリが非常に限られていたため、仮想記憶が導入されました。 MULTICSとUNIXの時代背景を考えると、MULTICSの影響は他の要素に比べて相対的に小さかったと言えます。UNIXは小型でリソースが限られたマシン上で動作することを重視し、シンプルで効率的な設計を採用しました。UNIXの仮想記憶の実装は、MULTICSの大規模かつ複雑な設計からは逸脱しています。 === UNIX (1969) === UNIXは、ベル研究所で開発されたオペレーティングシステムで、Ken Thompson、Dennis Ritchie、およびチームによって生み出されました。シンプルで柔軟な設計を持ち、C言語で記述されたことが特徴です。UNIXは、マルチユーザー、マルチタスク、およびポータブル性を重視し、その後のオペレーティングシステムの基盤となりました。 === OS-9 (1979) === OS-9は、Microware Systems Corporationが開発したリアルタイムオペレーティングシステムで、主に組み込みシステムや産業制御などの用途で利用されました。モジューラ設計を採用しています。8ビットプロセッサであるMC6809をターゲットとしましたがOS-9レベルIIでは仮想記憶をサポートしました。 === Mach (1985) === Machは、カーネギーメロン大学で開発されたマイクロカーネルベースのオペレーティングシステムで、仮想メモリやマルチプロセッシングをサポートしています。Machは、そのマイクロカーネルアーキテクチャから派生して、GNU/Hurdなどのプロジェクトに影響を与えました。 === OS/2 (1987) === OS/2は、IBMとマイクロソフトが共同で開発したオペレーティングシステムで、当初はPC向けに開発されました。マルチタスク、マルチスレッド、およびGUIサポートを提供し、Windowsとの互換性も備えていましたが、後にWindows NTに取って代わられました。 === Windows NT (1993) === Windows NTは、マイクロソフトが開発した32ビットのオペレーティングシステムで、企業向けに設計されました。安定性、セキュリティ、ネットワーキングの向上を重視し、Windowsファミリーの基盤となりました。 Windows 2000やXPなどのバージョンがこれを基にしています。 == 最新のトピックスと動向 == === 仮想化技術 === === コンテナ化 === === クラウドコンピューティングとオペレーティングシステム === == ケーススタディとプロジェクト == === 実際のオペレーティングシステムのケーススタディ === === プロジェクトや実習を通じての実践的な学習 === [[カテゴリ:オペレーティングシステム|*]]
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JavaScript/はじめに
まず、簡単なJavaScript (ジャバスクリプト)のプログラムの例と、どこにプログラムを書けばいいのかを解説します。 Hello World ハローワールド とは、画面に「Hello World!」と表示するプログラミングの本の最初に書いてあるプログラムです。 JavaScriptのHello Worldプログラムは次のようになります。 上記のコードをテキストエディタで書いて hello.html の名前で保存します。 少し長めですが、これ以上省略すると有効なHTML5文書でなくなり小さな変更で予想に反した挙動をする原因になります(例えば、文字列を日本語にしたら文字化けするなど)。 hello.html のアイコンをクリックするかウェブブラウザにドロップすると、結果は右図のようにHello World! が表示された警告ダイアログがポップアップします。 上記のコードをします。 JavaScriptのプログラムはHTML文書のSCRIPT要素の開始タグ<script>からSCRIPT要素の終了タグ</script>タグの間にきます。 alertメソッドは、ウェブページ上に警告ダイアログを表示します。 では、alertメソッドを例に、JavaScriptでのプログラムの記述方法を勉強しましょう。 文字列は、"または'で囲みます。"で始まったら"で終わる必要があります。'で始まったら'で終わる必要があります。 ;(セミコロン)は「文の終わり」を表します。 文の終わりにセミコロンがなくても曖昧さがない場合はセミコロンを省略出来ます(自動セミコロン挿入)。 HTMLドキュメントにJavaScriptのコードを埋め込むのではなく外部ファイルに分離できます。 hello.htmlを次のように変えます。 hello.html そして新規テキストファイルを作成し、以下のJavaScriptのコードをコピーし、hello.jsという名前でhello.htmlと同じディレクトリに保存してください。 hello.js hello.htmlを開くと、警告ポップアップが出て Hello World! が表示されます。 ブラウザにはHTMLファイルを作成しなくても、JavaScriptのコードをその場で書いて実行できるデベロッパー ツールと呼ばれるツールが搭載されています。 Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safariなど多くのブラウザでは、 または を押すとコンソールが起動します。 また、Chrombook など ChromeOS の場合は、ファンクションキーそのものがないので、 を押すとコンソールが起動します(最後の文字はI(アイ)です)。 あるいはウェブページの適当なところを右クリックして「要素を調査」を選択したり、ブラウザ上部のツール(開発)メニューをクリックしたりしてコンソールを起動できます。 ひとまずコンソールが起動できたとしましょう。 コンソールではalertメソッドを使わなくても、単にJavaScriptのコードをタイプするだけで実行結果を確認できます。 コンソールの出力例(⌨が実際に入力したコード、🖥が出力結果) コンソール上で↑キーを押すと、以前に入力したコードをもう一度編集して実行できます。 Shift+Enterを押すと改行でき、複数行のプログラムを入力できます。 console.logメソッドを使用すると、デベロッパー ツールのコンソール上に文字列を出力できます。たとえばプログラムの途中で結果を出力したり、hello.jsからコンソールに文字列を出力したりするのに使えます。 コンソールはプログラムのどの行でエラーが発生しているのかを確認するなど、JavaScriptプログラマにとって欠かせないツールです。hello.jsにプログラムを書く場合であっても、必ずコンソールを起動しエラーが出ていないかどうか確かめるようにしましょう。 プログラムは一発で完璧に書こうとするものではなく、少しずつ書いては実行しわざとエラーを出させてはそれを直すを繰り返して、「とりあえずここまではできた」「ここまでは間違っていない」という範囲を徐々に広げていって完成させるものなのでエラーを恐れないでください。 以降はコンソールにプログラムを書いても、hello.jsに書いてもかまいません。自分に合った方法でプログラミングを継続してください。 JavaScriptでは、//から行末までの部分、および/*〜*/で囲まれた部分はコメントとして扱われます。コメントは1文字の空白とみなされるので、コードの説明など好きな文章を書くことができます。 たとえば、 ならアラートは表示されず、単に「こんにちは 世界」がブラウザのウィンドウの左上に表示されます。 他の例 複数行コメントは次のようにアスタリスクを同じカラムカラムに書くとコメントの範囲がひと目で分かります。 これはJSDocと呼ばれる形式で、JavaScriptにおけるドキュメント方式の事実上の標準になっています。一般公開するプログラムでは、すべてのメソッド定義にJSDoc形式でドキュメントを書くことが推奨されます。JSDocの書き方を習得したい方は、GoogleのClosure Libraryの例をご覧ください。 JavaScriptに限りませんが、一般的に のようなコードをただ日本語に翻訳しただけの無意味なコメントは冗長な上、コードの更新にコメントが追いついていない場合などは深刻な誤解を与えます(コメント通りに直しがち)。それが何のための変数なのかなどクリエイティブな構想をコメントには書くべきです。 REPL(read–eval–print loop)とは、キャラクター指向の対話的な実行方式であり、コマンドプロンプトがその代表である。しかし、オンラインサービスにはキャラクター指向は馴染みにくく、TEXTAREA要素に代表されるFORMに複数行のテキストを書き、「実行」に類するイベント発火で評価する形式が取られるようになった2021年6月現在、様々なオンラインサービスとして提供されている。 BabelのREPLやCode Beautifier - HTML Viewer使うと上記のHello Worldプログラムを簡単に動かすことができます。 特に、Code Beautifier - HTML Viewerでは、HTML文書に含まれたJavaScriptをウェブブラウザでの表示そのままに再現できローカルファイルにHTML文書を用意する必要がなく、スマホートフォンやタブレットなどでの利用に適している。 ブラウザを使うのではなく、JavaScriptの処理系をインストールしてシェル(ターミナル)でJavaScriptを実行できます。シェルを使える方にはこの方法をおすすめします。 後述のNode.jsのほか、SpiderMonkey、Rhino、KJSなどがあります。 さまざまな処理系が存在しますが、GoogleのV8エンジンをベースにした、Node.jsランタイムを利用する方法を紹介します。 インストール方法 Node.jsの公式サイトからインストーラーをダウンロードしインストールしてください。なお、Linuxでは各種パッケージマネージャを使ってもインストールできます。 Ubuntuでは次のコマンドを実行してNode.jsをインストールできます(管理者権限が必要です)。 です。 Fedora では です(Fedora 32 で2020年4月20日に確認)。 また、macOSではHomebrewパッケージマネージャーをインストールし、brew を使ってインストールするとよいでしょう。 起動 Node.jsインタプリタを起動するには、シェルでnodeコマンドを実行します。 Hello World! の次の undefined は console.log() メソッドの戻り値です。 Node.js/V8以外の処理系にはSpiderMonkey、Rhino、KJSなどがあります。 JavaScriptではインデントのスペースの数、変数名の形式(例えばキャメルケース)、条件式の ) と 続くブロックの開始の { の間にスペースは必要か?そもそも次の行にすべきか?、if や while と (の間には?などのスタイルに幾つかの流儀があり、一概にどれが優れているとは言えない。ただ、1つソースプログラム、1つのプロジェクトでは一致している必要があるというのは最小限の合意事項と言える。 また、言語仕様が未だに成長途上にあるので、旧来のスタイル標準がひどく古臭くまた読みにくく感じることもある。
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まず、簡単なJavaScript (ジャバスクリプト)のプログラムの例と、どこにプログラムを書けばいいのかを解説します。
{{Nav}} まず、簡単なJavaScript (ジャバスクリプト)のプログラムの例と、どこにプログラムを書けばいいのかを解説します。 == Hello World == [[File:スクリーンショット 2021-06-15 211631.png|thumb|right|400px|Windows 10 上の Google Chrome で表示した alert("Hello World!")]] [[:w:Hello World|Hello World]] ハローワールド とは、画面に「Hello World!」と表示するプログラミングの本の最初に書いてあるプログラムです。 <!-- ↓ Windows 10 の EOL を目処に削除 --> {{コラム|Internet Explorer について| Windows10のInternet Explorer (IE)は、2022年6月15日にサポート終了を迎えました<ref>[https://blogs.windows.com/japan/2021/05/19/the-future-of-internet-explorer-on-windows-10-is-in-microsoft-edge/ Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了] Japan Windows Blog, 2021-05-19</ref>。また、Windows11ではIEは利用できません<ref>[https://blogs.windows.com/japan/2022/02/21/internet-explorer-11-desktop-app-retirement-faq/ Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート]</ref>。 さらに、最新版(最終版)の Internet Explorer 11 も、下記の様にモダンブラウザとは呼べません。 * アロー関数に対応していない<ref>https://caniuse.com/arrow-functions</ref>。 * BigInt 型に対応していない<ref>https://caniuse.com/bigint</ref>。 * オブジェクトリテラルのメソッドの短縮記法に対応していない<ref>https://caniuse.com/mdn-javascript_operators_object_initializer_shorthand_method_names</ref>。 * for...of 文に対応していない<ref>https://caniuse.com/mdn-javascript_statements_for_of</ref>。 これらのことから、JavaScript を'''今から'''学習するには不向きです。 Microsoft EdgeやGoogle Chrome、Mozilla FirefoxやSafariなどのモダンブラウザ(HTML5/CSS3/ECMAScript/DOM等のウェブAPI/などの標準に準拠したブラウザの総称)を使うことを強めに推奨します。 }} JavaScriptのHello Worldプログラムは次のようになります。 :<syntaxhighlight lang=html> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Hello World!</title> <script> alert('Hello World!'); </script> </head> </html> </syntaxhighlight> 上記のコードをテキストエディタで書いて <code>hello.html</code> の名前で保存します。 少し長めですが、これ以上省略すると有効なHTML5文書でなくなり小さな変更で予想に反した挙動をする原因になります(例えば、文字列を日本語にしたら文字化けするなど)。 <code>hello.html</code> のアイコンをクリックするかウェブブラウザにドロップすると、結果は右図のように''Hello World!'' が表示された警告ダイアログがポップアップします。 === 解説 === 上記のコードをします。 JavaScriptのプログラムは[[HTML]]文書のSCRIPT要素の開始タグ<code><script></code>からSCRIPT要素の終了タグ<code></script></code>タグの間にきます。 <code>alert</code>メソッドは、ウェブページ上に警告ダイアログを表示します。 :<syntaxhighlight lang=js> alert("Hello World!"); </syntaxhighlight> では、alertメソッドを例に、JavaScriptでのプログラムの記述方法を勉強しましょう。 [[JavaScript/文字列|文字列]]は、<code>"</code>または<code><nowiki>'</nowiki></code>で囲みます。<code>"</code>で始まったら<code>"</code>で終わる必要があります。<code>'</code>で始まったら<code>'</code>で終わる必要があります。 <code>;</code>(セミコロン)は「文の終わり」を表します。 文の終わりにセミコロンがなくても曖昧さがない場合はセミコロンを省略出来ます([[JavaScript/自動セミコロン挿入|自動セミコロン挿入]])。 === 外部スクリプト === HTMLドキュメントにJavaScriptのコードを埋め込むのではなく外部ファイルに分離できます。 <code>hello.html</code>を次のように変えます。 ;hello.html :<syntaxhighlight lang=html line> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Hello World!</title> <script src="./hello.js"></script> </head> </html> </syntaxhighlight> そして新規テキストファイルを作成し、以下のJavaScriptのコードをコピーし、<code>hello.'''js'''</code>という名前で<code>hello.html</code>と同じディレクトリに保存してください。 ;hello.js :<syntaxhighlight lang=js> alert('Hello World!'); </syntaxhighlight> <code>hello.html</code>を開くと、警告ポップアップが出て Hello World! が表示されます。 == デベロッパー ツール == [[File:スクリーンショット_2021-06-15_203644.png||thumb|right|400px|Google Chromeの例。右がデベロッパー ツール]] ブラウザにはHTMLファイルを作成しなくても、JavaScriptのコードをその場で書いて実行できる'''デベロッパー ツール'''と呼ばれるツールが搭載されています<ref>Microsoft Edge:ウェブ開発ツール、Google Chrome:デベロッパー ツール、Mozilla Firefox:ウェブ開発ツール、Safari:開発ツール</ref><ref>ブラウザによって呼び方が異なりますが、基本的な機能的は共通しています</ref>。 Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、Safariなど多くのブラウザでは、 * <kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">F12</kbd> または * <kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">fn</kbd><span style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; xxx-background: #EDEDED; border-radius: 10px; xxx-box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">+</span><kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">F12</kbd> を押すとコンソールが起動します。 また、Chrombook など ChromeOS の場合は、ファンクションキーそのものがないので、 * <kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">ctrl</kbd><span style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; xxx-background: #EDEDED; border-radius: 10px; xxx-box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">+</span><kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">⇧</kbd><span style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; xxx-background: #EDEDED; border-radius: 10px; xxx-box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">+</span><kbd style="height: 41px; min-width: 20px; padding: 0 10px; margin: 5px 10px; background: #EDEDED; border-radius: 10px; box-shadow: 0px 1px 3px 1px rgba(0, 0, 0, 0.5); color: #808080; font: bold 18px arial; text-align: center; line-height: 41px; display: inline-block">I</kbd> を押すとコンソールが起動します(最後の文字はI(アイ)です)。 あるいはウェブページの適当なところを右クリックして「要素を調査」を選択したり、ブラウザ上部のツール(開発)メニューをクリックしたりしてコンソールを起動できます。 ひとまずコンソールが起動できたとしましょう。 コンソールでは<code>alert</code>メソッドを使わなくても、単にJavaScriptのコードをタイプするだけで実行結果を確認できます。 '''コンソールの出力例'''(&#x2328;が実際に入力したコード、&#x1f5a5;が出力結果) :<syntaxhighlight lang="text" style="font-family: Lucida Console, Courier, ui-monospace, monospace;font-size:1.2rem;background-color:ivory"> ⌨ 'Hello World!' 🖥 "Hello World!" ⌨ 1 + 1 🖥 2 ⌨ Math.pow(2, 1023) 🖥 8.98846567431158e+307 ⌨ 2 ** 1023 🖥 8.98846567431158e+307 ⌨ 2n ** 1023n 🖥 89884656743115795386465259539451236680898848947115328636715040578866337902750481566354238661203768010560056939935696678829394884407208311246423715319737062188883946712432742638151109800623047059726541476042502884419075341171231440736956555270413618581675255342293149119973622969239858152417678164812112068608n ⌨ let x = 2 🖥 undefined ⌨ x 🖥 2 ⌨ x + x === x * x 🖥 true ⌨ un-defined 🖥 VM400:1 Uncaught ReferenceError: un is not defined 🖥 at <anonymous>:1:1 🖥 (anonymous) @ VM400:1 ⌨ new Date() 🖥 Tue Jun 15 2021 19:41:59 GMT+0900 (日本標準時) </syntaxhighlight> コンソール上で<kbd>↑</kbd>キーを押すと、以前に入力したコードをもう一度編集して実行できます。 <kbd>Shift+Enter</kbd>を押すと改行でき、複数行のプログラムを入力できます。 <code>console.log</code>メソッドを使用すると、デベロッパー ツールのコンソール上に文字列を出力できます。たとえばプログラムの途中で結果を出力したり、<code>hello.js</code>からコンソールに文字列を出力したりするのに使えます。 :<syntaxhighlight lang=js> console.log('Hello World!'); </syntaxhighlight> コンソールはプログラムのどの行でエラーが発生しているのかを確認するなど、JavaScriptプログラマにとって欠かせないツールです。<code>hello.js</code>にプログラムを書く場合であっても、必ずコンソールを起動しエラーが出ていないかどうか確かめるようにしましょう。 プログラムは一発で完璧に書こうとするものではなく、少しずつ書いては実行しわざとエラーを出させてはそれを直すを繰り返して、「とりあえずここまではできた」「ここまでは間違っていない」という範囲を徐々に広げていって完成させるものなのでエラーを恐れないでください。 以降はコンソールにプログラムを書いても、<code>hello.js</code>に書いてもかまいません。自分に合った方法でプログラミングを継続してください。 == コメント == JavaScriptでは、<code>//</code>から行末までの部分、および<code>/*</code>〜<code>*/</code>で囲まれた部分はコメントとして扱われます。コメントは1文字の空白とみなされるので、コードの説明など好きな文章を書くことができます。 たとえば、 :<syntaxhighlight lang=html> <meta charset="utf-8"> <script> // alert('Hello World!'); document.write("こんにちは 世界"); </script> </syntaxhighlight> ならアラートは表示されず、単に「こんにちは 世界」がブラウザのウィンドウの左上に表示されます。 '''他の例''' :<syntaxhighlight lang=js> /* 1 から n までの整数の合計を求める(初期値は n = 10) 複数行のコメントを書くことが可能 */ var n = 10; console.log(n * (n + 1) / 2); // 一行コメント: ガウスのアルゴリズムを使用 </syntaxhighlight> 複数行コメントは次のようにアスタリスクを同じカラムカラムに書くとコメントの範囲がひと目で分かります。 :<syntaxhighlight lang=js> /** * @file JavaScript による円周率出力プログラム * @version 3.14 * @author ウィキブックス * @license パブリックドメイン */ console.log(Math.PI); </syntaxhighlight> これは[http://usejsdoc.org#block-tags JSDoc]と呼ばれる形式で、JavaScriptにおけるドキュメント方式の事実上の標準になっています。一般公開するプログラムでは、すべてのメソッド定義にJSDoc形式でドキュメントを書くことが推奨されます。JSDocの書き方を習得したい方は、Googleの[https://github.com/google/closure-library/blob/master/closure/goog/math/matrix.js Closure Library]の例をご覧ください。 JavaScriptに限りませんが、一般的に :<syntaxhighlight lang=js> var x = 1; // x を 1 で初期化 </syntaxhighlight> のようなコードをただ日本語に翻訳しただけの無意味なコメントは冗長な上、コードの更新にコメントが追いついていない場合などは深刻な誤解を与えます(コメント通りに直しがち)。それが何のための変数なのかなどクリエイティブな構想をコメントには書くべきです。 == 種々雑多な知識 == === REPL === [[w:REPL|REPL]](read–eval–print loop)とは、キャラクター指向の対話的な実行方式であり、コマンドプロンプトがその代表である。しかし、オンラインサービスにはキャラクター指向は馴染みにくく、TEXTAREA要素に代表されるFORMに複数行のテキストを書き、「実行」に類するイベント発火で評価する形式が取られるようになった<ref>。1970年代のコンピューティング環境を知っている人にとっては[[w:タイムシェアリングシステム|TSS]]から[[w:IBM 3270|IBM 3270]]端末への先祖がえりと感じられるかもしれない。</ref>2021年6月現在、様々なオンラインサービスとして提供されている。 [https://babeljs.io/repl/#code=alert%28%22Hello%20World!%22%29%3B%0A BabelのREPL]や[https://codebeautify.org/htmlviewer Code Beautifier - HTML Viewer]使うと上記のHello Worldプログラムを簡単に動かすことができます。 特に、[https://codebeautify.org/htmlviewer Code Beautifier - HTML Viewer]では、HTML文書に含まれたJavaScriptをウェブブラウザでの表示そのままに再現できローカルファイルにHTML文書を用意する必要がなく、スマホートフォンやタブレットなどでの利用に適している。 === ブラウザ以外の実行環境 === ブラウザを使うのではなく、JavaScriptの処理系をインストールしてシェル(ターミナル)でJavaScriptを実行できます。シェルを使える方にはこの方法をおすすめします。 後述のNode.jsのほか、[[:w:SpiderMonkey|SpiderMonkey]]、[[:w:Rhino|Rhino]]、[[:w:KJS|KJS]]などがあります。 ==== Node.js ==== {{Wikipedia|Node.js}} Node.jsはJavaScriptをサーバーサイドで実行するオープンソースのランタイム環境で、V8 JavaScriptエンジンを採用し、非同期イベント駆動の特徴を持っています。高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供し、広くウェブアプリケーション、API、マイクロサービスの開発で活用されています。Node.jsはnpmと呼ばれるパッケージ管理ツールを通じて多数のサードパーティのモジュールやライブラリが利用可能で、フロントエンドとの一貫性を図ることができます。 {{Main|Node.js}} ==== Node以外の処理系 ==== Node.js以外にも、JavaScriptを実行するための異なる処理系が存在します。例えば、ブラウザのJavaScriptエンジン(V8、SpiderMonkey、Chakraなど)は、クライアントサイドで動作します。また、DenoはNode.jsと同様にサーバーサイドでのJavaScript実行環境ですが、セキュリティの向上や標準モジュールの改良などがあります。ブラウザ以外では、RhinoやNashornがJava上でJavaScriptを実行します。さらに、JScriptはWindows Script Hostで利用されます。これらの処理系はそれぞれ異なる特性や利用ケースに適しており、JavaScriptが様々なプラットフォームで使用される要因となっています。 === スタイル === JavaScriptのコーディングスタイルは個々の開発者やプロジェクトによって異なりますが、以下は一般的なガイドラインのいくつかです。 # インデントとスペース: インデントにはスペースを使用し、通常は2つか4つのスペースが推奨されます。 # セミコロンの使用: セミコロンは文の終わりに必要です。自動セミコロン挿入があるため、省略しても動作しますが、クリアなコードを書くためにセミコロンの使用が一般的です。 # クォートの使用: シングルクォート(<code>'</code>)またはダブルクォート(<code>"</code>)のどちらを使用しても構いませんが、統一性が重要です。 # 変数命名: キャメルケース(例: <code>myVariable</code>)が一般的です。定数は通常大文字とアンダースコアを組み合わせて表現します(例: <code>MAX_VALUE</code>)。 # 関数命名: 関数名もキャメルケースが一般的です。関数は通常動詞で始まります(例: <code>calculateTotal()</code>)。 # コメント: コードの理解を助けるコメントを追加しますが、明らかな場合や適切な命名ができている場合は不要です。 # ブラケットの位置: インデントと同じ行にブラケットを配置するか、新しい行に配置するかに関しては異なるスタイルがあります。一貫性が重要です。 # オブジェクトリテラル: オブジェクトリテラルのプロパティはカンマで区切り、行末にはカンマが付かないようにします。 :<syntaxhighlight lang=js> // 例 function calculateTotal(price, quantity) { return price * quantity; } </syntaxhighlight> これらのガイドラインは一般的なものであり、特定のプロジェクトやチームによっては異なることがあります。プロジェクト内で一貫性を保つことが重要で、コーディングスタイルガイドを文書化して共有することが良い実践です。 {{Nav}} == 脚註 == <references/> [[Category:JavaScript|はしめに]]
2010-04-01T06:10:51Z
2024-01-23T12:59:49Z
[ "テンプレート:Nav", "テンプレート:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB
13,849
民事再生法第129条
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法 (権利変動の対抗要件の否認)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(権利変動の対抗要件の否認)", "title": "条文" } ]
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール民事再生法
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール民事再生法]] ==条文== (権利変動の対抗要件の否認) ;第129条 # 支払の停止等があった後権利の設定、移転又は変更をもって第三者に対抗するために必要な行為(仮登記又は仮登録を含む。)をした場合において、その行為が権利の設定、移転又は変更があった日から十五日を経過した後悪意でしたものであるときは、これを否認することができる。ただし、当該仮登記又は仮登録以外の仮登記又は仮登録があった後にこれらに基づいてされた本登記又は本登録は、この限りでない。 # 前項の規定は、権利取得の効力を生ずる登録について準用する。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール民事再生法|民事更生法]] |[[コンメンタール民事再生法#s6|第6章 再生債務者の財産の調査及び確保]]<br> [[コンメンタール民事再生法#s6-2|第2節 否認権]]<br> |[[民事再生法第128条]]<br>(手形債務支払の場合等の例外) |[[民事再生法第130条]]<br>(執行行為の否認) }} {{stub}} [[category:民事再生法|129]]
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13,850
破産法第161条
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール破産法 (相当の対価を得てした財産の処分行為の否認)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール破産法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(相当の対価を得てした財産の処分行為の否認)", "title": "条文" } ]
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール破産法
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール破産法]] ==条文== (相当の対価を得てした財産の処分行為の否認) ;第161条 # 破産者が、その有する財産を処分する行為をした場合において、その行為の相手方から相当の対価を取得しているときは、その行為は、次に掲げる要件のいずれにも該当する場合に限り、破産手続開始後、破産財団のために否認することができる。 #:一 当該行為が、不動産の金銭への換価その他の当該処分による財産の種類の変更により、破産者において隠匿、無償の供与その他の破産債権者を害する処分(以下この条並びに[[破産法第168条|第168条]]第2項及び第3項において「隠匿等の処分」という。)をするおそれを現に生じさせるものであること。 #:二 破産者が、当該行為の当時、対価として取得した金銭その他の財産について、隠匿等の処分をする意思を有していたこと。 #:三 相手方が、当該行為の当時、破産者が前号の隠匿等の処分をする意思を有していたことを知っていたこと。 # 前項の規定の適用については、当該行為の相手方が次に掲げる者のいずれかであるときは、その相手方は、当該行為の当時、破産者が同項第二号の隠匿等の処分をする意思を有していたことを知っていたものと推定する。 #:一 破産者が法人である場合のその理事、取締役、執行役、監事、監査役、清算人又はこれらに準ずる者 #:二 破産者が法人である場合にその破産者について次のイからハまでに掲げる者のいずれかに該当する者 #::イ 破産者である株式会社の総株主の議決権の過半数を有する者 #::ロ 破産者である株式会社の総株主の議決権の過半数を子株式会社又は親法人及び子株式会社が有する場合における当該親法人 #::ハ 株式会社以外の法人が破産者である場合におけるイ又はロに掲げる者に準ずる者 #:三 破産者の親族又は同居者 ==解説== ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール破産法|破産法]] |[[コンメンタール破産法#6|第6章 破産財団の管理]]<br> [[コンメンタール破産法#s6-2|第2節 否認権]] |[[破産法第160条]]<br>(破産債権者を害する行為の否認) |[[破産法第162条]]<br>(特定の債権者に対する担保の供与等の否認) }} {{stub}} [[category:破産法|161]]
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2010-04-03T22:01:36Z
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13,858
言語学
このページ (言語学) には、言語学の教科書が集められています。
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このページ (言語学) には、言語学の教科書が集められています。
{{Pathnav|メインページ|人文科学|frame=1}} {{Wikipedia|言語学}} {{wikiversity|School:言語学|言語学}} {{NDC|800}} {{進捗状況}} {{stub}} このページ ([[{{PAGENAME}}]]) には、言語学の教科書が集められています。 == 書庫 == === 言語学の分類 === * [[言語学概論]]{{進捗|00%|2023-09-25}} ** 言語を科学的に研究するとはどのようなことでしょうか。言語研究の目的、意義、分野、理論と方法について学びます。 * [[歴史言語学]] * [[音声学]]{{進捗|00%|2023-09-25}} * [[音韻論]] * [[形態論]] * [[統語論]]{{進捗|00%|2023-09-25}} * [[意味論]] * [[生成文法]]{{進捗|00%|2023-09-25}} * [[認知言語学]] * [[言語類型論]] * [[手話言語学]] * [[社会言語学]] * [[文字論]] * [[言語学史]] === 初歩 === * [[言語学の初歩]]{{進捗|00%|2023-09-25}} === 言語史 === * [[日本語史]]{{進捗|00%|2023-09-25}} [[Category:人文科学]] [[Category:言語学|*]] [[Category:書庫]] {{DEFAULTSORT:けんこかく}}
2010-04-02T10:58:21Z
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13,859
JavaScript/String/prototype/trim
trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。このメソッドはECMA-262第5版で規定され、JavaScript 1.8.1で初めて導入されました。 trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。空白文字とは正規表現のメタ文字\sにマッチする文字をいいます。これにはタブ ("\t")、改行 ("\n")、スペース ("\x20")、和字間隔 ("\u3000") などが含まれます。trimメソッドはユーザ入力のごみ取りなどに用いられます。 trimメソッドはJavaScript 1.8.1をサポートしていない処理系には実装されていない場合があります。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。このメソッドはECMA-262第5版で規定され、JavaScript 1.8.1で初めて導入されました。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。空白文字とは正規表現のメタ文字\\sにマッチする文字をいいます。これにはタブ (\"\\t\")、改行 (\"\\n\")、スペース (\"\\x20\")、和字間隔 (\"\\u3000\") などが含まれます。trimメソッドはユーザ入力のごみ取りなどに用いられます。", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "trimメソッドはJavaScript 1.8.1をサポートしていない処理系には実装されていない場合があります。", "title": "実装" } ]
trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。このメソッドはECMA-262第5版で規定され、JavaScript 1.8.1で初めて導入されました。
'''trim'''メソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。このメソッドはECMA-262第5版で規定され、JavaScript 1.8.1で初めて導入されました。 == 構文 == <syntaxhighlight lang="javascript"> var trimmedString = string.trim(); </syntaxhighlight> == 例 == <syntaxhighlight lang="javascript"> var trimmedString = " Hello, world! ".trim(); alert(trimmedString); // "Hello, world!" </syntaxhighlight> == 解説 == trimメソッドは文字列の先頭と末尾の空白文字を削除して返します。空白文字とは[[JavaScript/RegExp|正規表現]]のメタ文字\sにマッチする文字をいいます。これにはタブ ("\t")、改行 ("\n")、[[w:スペース|スペース]] ("\x20")、[[w:和字間隔|和字間隔]] ("\u3000") などが含まれます。trimメソッドはユーザ入力のごみ取りなどに用いられます。 == 実装 == trimメソッドはJavaScript 1.8.1をサポートしていない処理系には実装されていない場合があります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> if ( !String.prototype.trim ) { String.prototype.trim = function(){ return this.toString().replace(/^\s+|\s+$/g, ''); }; } </syntaxhighlight> == 関連項目 == * [[{{BASEPAGENAME}}/trimLeft|trimLeft]](非標準) * [[{{BASEPAGENAME}}/trimRight|trimRight]](非標準) * [[{{BASEPAGENAME}}/replace|replace]] [[Category:JavaScript|String prototype {{SUBPAGENAME}}]] {{stub}}
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2020-05-26T23:44:06Z
[ "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/String/prototype/trim
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JavaScript/配列
JavaScriptには、配列という便利なデータ構造があります。配列は、複数の値を一つのインスタンスに格納することができます。これにより、複数の値を扱う場合に便利です。配列には、文字列や数値などのプリミティブ型の値をはじめ、JavaScriptの全てのオブジェクトを格納することができます。 この章では、配列とその操作について学びます。配列の作成、要素の追加や削除、配列の検索など、配列に対する基本的な操作を学びます。また、配列を扱う上で役立つメソッドについても学びます。 配列はJavaScriptにおいて非常に重要なデータ構造であり、JavaScriptを学ぶ上で欠かせない部分です。この章を通じて、配列について深く理解し、JavaScriptのプログラミング能力を向上させてください。 JavaScriptでは、配列を作成するために配列リテラルと呼ばれる構文があります。配列リテラルは、角括弧( [ ] )で要素を囲んで定義されます。 以下は、配列リテラルを用いた配列の作成の例です。 上記の例では、fruitsという名前の配列を作成しています。配列リテラルの中に'apple'、'banana'、'orange'という3つの文字列が要素として含まれています。console.log()を用いて、配列の内容をコンソールに表示しています。 また、配列リテラルを使用することで、空の配列を作成することもできます。 異なる型のオブジェクトを含んだ配列を作ることも出来ます。 このように、配列リテラルは配列を簡単に作成するための便利な構文です。 JavaScriptの配列は、複数の値を格納できるデータ構造で、それぞれの値は配列内で一意のインデックス番号によって参照されます。インデックス番号は、0から始まる整数値で、配列内の要素の順序に従って割り当てられます。 配列の要素を参照するには、角括弧 [] 内に要素のインデックス番号を指定します。例えば、以下のように書くことで、配列aryの2番目の要素にアクセスすることができます。 C言語の配列のように、要素数を予め決め全ての要素の型が同じオブジェクトに型付き配列があります。 JavaScriptにおける配列は、Arrayコンストラクタ関数を使用して作成することができます。Arrayコンストラクタ関数は、以下のように使われます。 上記のコードのlengthは、配列の長さを表します。element0、element1、...、elementNは、配列に含める要素を表します。 また、Arrayコンストラクタ関数の代わりに、配列リテラルを使用することもできます。例えば、以下のように書くことができます。 こちらは、より簡潔で一般的に使用されます。 JavaScriptにおけるスプレッド構文は、配列の要素を展開するために使用されます。配列の要素を展開することにより、別の配列に追加することができます。スプレッド構文は、...という記号で表されます。 例えば、以下のように配列を作成して、スプレッド構文を使用して配列の要素を展開し、新しい配列に追加することができます。 上記の例では、...myArrayを使用して、myArrayの要素を新しい配列に追加しています。[...myArray, 4, 5, 6]は、myArrayの要素に4、5、6を追加した新しい配列を作成することになります。 また、スプレッド構文を使用して、配列を結合することもできます。 上記の例では、スプレッド構文を使用して、array1とarray2を結合し、新しい配列array3を作成しています。 スプレッド構文と Arrray.prototype.map メソッドを組み合わせたトリック このコードは、5つの要素を持つ配列を作成し、それをスプレッド演算子 ... を使って展開します。この結果、空で、要素数が5の配列が作成されます。 そして、mapメソッドが配列の各要素に対して繰り返し処理を実行します。ここで、第一引数 _ は無視され、第二引数 n には現在のインデックスが渡されます。このコードでは、繰り返し処理の中で、各要素にインデックス番号を割り当てています。 その結果、最終的に [0, 1, 2, 3, 4] という配列が作成されます。つまり、このコードは、0から始まり、5未満の整数を持つ配列を作成するための一般的な方法の一例です。 JavaScriptの配列をイテレーションする方法には、以下のような方法があります。 以上のように、JavaScriptの配列をイテレーションする方法は複数ありますが、どの方法でも同じ結果を得ることができます。 JavaScriptには、for...inループという構文があります。この構文は、オブジェクトのプロパティを列挙するためのものですが、配列でも使用することができます。 しかし、配列をfor...inループで列挙する場合、以下のような問題が発生することがあります。 上記のような問題があるため、配列を列挙する場合は、for...inループを使用せず、forループやforEachメソッド、for...ofループなど、適切な方法を使用することが推奨されます。 このコードは、まず空の配列 a を作成し、ループ内で Math.random() を使用して a 配列に999999個のランダムな数字を詰め込んでいます。 次に、a.reduce((a, b) => Math.max(a, b), -Infinity) を使用して、a 配列の最大値を取得しようとしています。 reduce メソッドは、配列の要素を1つずつ処理し、それらを単一の値にまとめるために使用されます。第1引数の関数は、2つの引数を受け取り、それらの中からどちらが大きいかを返します。ここでは -Infinity が初期値として渡されており、それはすべての値よりも小さいので、reduce メソッドは a 配列の最大値を返します。 Math.max は可変長引数を受け取るため、スプレッド構文を使用して配列 a をそのまま引数として渡すことができます。しかし、可変長引数には引数の数に上限があるため、巨大な配列を引数として渡すと RangeError: Maximum call stack size exceeded エラーが発生します。 一方、 reduce メソッドは引数として渡されるコールバック関数の第1引数に累積値を、第2引数に現在の要素を渡して順次処理を行うため、配列を引数として渡してもスタックオーバーフローは発生しません。 このコードは、配列aの最小値、最大値、算術平均、幾何平均を求めるものです。配列aは、Math.random()を用いて0以上100未満の数値が100個ランダムに生成されます。 reduceメソッドを使用して、配列aの要素を1つずつ処理していき、その過程で最小値、最大値、総和、無限積を計算しています。reduceメソッドは、第1引数にコールバック関数を取り、第2引数に初期値を取ります。このコードでは、初期値として、最小値には正の無限大、最大値には負の無限大、総和には0、無限積には1を指定しています。コールバック関数の第1引数には、前の処理結果のオブジェクトが、第2引数には現在処理している要素の値が渡されます。コールバック関数では、最小値、最大値、総和、無限積を更新した後、オブジェクトとして返します。 最後に、各値を求めたオブジェクトから取り出して、console.logで出力しています。算術平均は、ans.sumを要素数で割ったもので求められます。幾何平均は、無限積を要素数乗根で割ったもので求められます。 JavaScriptでは、配列の要素として、他の配列を含めることができます。このように、配列の中に配列が含まれる構造を「配列の配列」と呼びます。 以下は、配列の配列の例です。 この場合、matrix は3つの要素を持ち、それぞれが配列です。各配列の要素は、[行][列] のようにアクセスすることができます。たとえば、行番号が 1、列番号が 2 の要素にアクセスするには、以下のようにします。 また、配列の配列に対して、forループやforEachメソッド、for...ofループなどのイテレーションを行うこともできます。ただし、配列の配列を列挙する際には、二重のループが必要になるため、処理が複雑になることがあります。 at()の機能は、配列に対して .at(-2) のようにメソッド指定すると、末尾から2番目の値を返す配列の要素参照です(ただし[ ]のように左辺値化はできません)。つまり、マイナスのインデックス値を指定すると、末尾から数えた位置にある値を返します。 一方、atメソッドで0以上のインデックスを指定した場合は、通常の配列の数え方と同様に、前から数えた数え方をします。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "JavaScriptには、配列という便利なデータ構造があります。配列は、複数の値を一つのインスタンスに格納することができます。これにより、複数の値を扱う場合に便利です。配列には、文字列や数値などのプリミティブ型の値をはじめ、JavaScriptの全てのオブジェクトを格納することができます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この章では、配列とその操作について学びます。配列の作成、要素の追加や削除、配列の検索など、配列に対する基本的な操作を学びます。また、配列を扱う上で役立つメソッドについても学びます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "配列はJavaScriptにおいて非常に重要なデータ構造であり、JavaScriptを学ぶ上で欠かせない部分です。この章を通じて、配列について深く理解し、JavaScriptのプログラミング能力を向上させてください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "JavaScriptでは、配列を作成するために配列リテラルと呼ばれる構文があります。配列リテラルは、角括弧( [ ] )で要素を囲んで定義されます。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "以下は、配列リテラルを用いた配列の作成の例です。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "上記の例では、fruitsという名前の配列を作成しています。配列リテラルの中に'apple'、'banana'、'orange'という3つの文字列が要素として含まれています。console.log()を用いて、配列の内容をコンソールに表示しています。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "また、配列リテラルを使用することで、空の配列を作成することもできます。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "異なる型のオブジェクトを含んだ配列を作ることも出来ます。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "このように、配列リテラルは配列を簡単に作成するための便利な構文です。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "JavaScriptの配列は、複数の値を格納できるデータ構造で、それぞれの値は配列内で一意のインデックス番号によって参照されます。インデックス番号は、0から始まる整数値で、配列内の要素の順序に従って割り当てられます。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "配列の要素を参照するには、角括弧 [] 内に要素のインデックス番号を指定します。例えば、以下のように書くことで、配列aryの2番目の要素にアクセスすることができます。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "C言語の配列のように、要素数を予め決め全ての要素の型が同じオブジェクトに型付き配列があります。", "title": "配列リテラル" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "JavaScriptにおける配列は、Arrayコンストラクタ関数を使用して作成することができます。Arrayコンストラクタ関数は、以下のように使われます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "上記のコードのlengthは、配列の長さを表します。element0、element1、...、elementNは、配列に含める要素を表します。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 14, 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"paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "このコードは、5つの要素を持つ配列を作成し、それをスプレッド演算子 ... を使って展開します。この結果、空で、要素数が5の配列が作成されます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "そして、mapメソッドが配列の各要素に対して繰り返し処理を実行します。ここで、第一引数 _ は無視され、第二引数 n には現在のインデックスが渡されます。このコードでは、繰り返し処理の中で、各要素にインデックス番号を割り当てています。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "その結果、最終的に [0, 1, 2, 3, 4] という配列が作成されます。つまり、このコードは、0から始まり、5未満の整数を持つ配列を作成するための一般的な方法の一例です。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "JavaScriptの配列をイテレーションする方法には、以下のような方法があります。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "以上のように、JavaScriptの配列をイテレーションする方法は複数ありますが、どの方法でも同じ結果を得ることができます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "JavaScriptには、for...inループという構文があります。この構文は、オブジェクトのプロパティを列挙するためのものですが、配列でも使用することができます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "しかし、配列をfor...inループで列挙する場合、以下のような問題が発生することがあります。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 29, "tag": 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"text": "このコードは、配列aの最小値、最大値、算術平均、幾何平均を求めるものです。配列aは、Math.random()を用いて0以上100未満の数値が100個ランダムに生成されます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "reduceメソッドを使用して、配列aの要素を1つずつ処理していき、その過程で最小値、最大値、総和、無限積を計算しています。reduceメソッドは、第1引数にコールバック関数を取り、第2引数に初期値を取ります。このコードでは、初期値として、最小値には正の無限大、最大値には負の無限大、総和には0、無限積には1を指定しています。コールバック関数の第1引数には、前の処理結果のオブジェクトが、第2引数には現在処理している要素の値が渡されます。コールバック関数では、最小値、最大値、総和、無限積を更新した後、オブジェクトとして返します。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "最後に、各値を求めたオブジェクトから取り出して、console.logで出力しています。算術平均は、ans.sumを要素数で割ったもので求められます。幾何平均は、無限積を要素数乗根で割ったもので求められます。", "title": "Array" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "JavaScriptでは、配列の要素として、他の配列を含めることができます。このように、配列の中に配列が含まれる構造を「配列の配列」と呼びます。", "title": "配列の配列" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "以下は、配列の配列の例です。", "title": "配列の配列" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "この場合、matrix は3つの要素を持ち、それぞれが配列です。各配列の要素は、[行][列] のようにアクセスすることができます。たとえば、行番号が 1、列番号が 2 の要素にアクセスするには、以下のようにします。", "title": "配列の配列" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "また、配列の配列に対して、forループやforEachメソッド、for...ofループなどのイテレーションを行うこともできます。ただし、配列の配列を列挙する際には、二重のループが必要になるため、処理が複雑になることがあります。", "title": "配列の配列" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "at()の機能は、配列に対して .at(-2) のようにメソッド指定すると、末尾から2番目の値を返す配列の要素参照です(ただし[ ]のように左辺値化はできません)。つまり、マイナスのインデックス値を指定すると、末尾から数えた位置にある値を返します。", "title": "at()メソッドと仕様バグ" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "一方、atメソッドで0以上のインデックスを指定した場合は、通常の配列の数え方と同様に、前から数えた数え方をします。", "title": "at()メソッドと仕様バグ" } ]
JavaScriptには、配列という便利なデータ構造があります。配列は、複数の値を一つのインスタンスに格納することができます。これにより、複数の値を扱う場合に便利です。配列には、文字列や数値などのプリミティブ型の値をはじめ、JavaScriptの全てのオブジェクトを格納することができます。 この章では、配列とその操作について学びます。配列の作成、要素の追加や削除、配列の検索など、配列に対する基本的な操作を学びます。また、配列を扱う上で役立つメソッドについても学びます。 配列はJavaScriptにおいて非常に重要なデータ構造であり、JavaScriptを学ぶ上で欠かせない部分です。この章を通じて、配列について深く理解し、JavaScriptのプログラミング能力を向上させてください。
{{Nav}} JavaScriptには、配列という便利なデータ構造があります。配列は、複数の値を一つのインスタンスに格納することができます。これにより、複数の値を扱う場合に便利です。配列には、文字列や数値などのプリミティブ型の値をはじめ、JavaScriptの全てのオブジェクトを格納することができます。 この章では、配列とその操作について学びます。配列の作成、要素の追加や削除、配列の検索など、配列に対する基本的な操作を学びます。また、配列を扱う上で役立つメソッドについても学びます。 配列はJavaScriptにおいて非常に重要なデータ構造であり、JavaScriptを学ぶ上で欠かせない部分です。この章を通じて、配列について深く理解し、JavaScriptのプログラミング能力を向上させてください。 == 配列リテラル == JavaScriptでは、配列を作成するために配列リテラルと呼ばれる構文があります。配列リテラルは、角括弧( [ ] )で要素を囲んで定義されます。 以下は、配列リテラルを用いた配列の作成の例です。 :<syntaxhighlight lang=js> // 配列リテラルで配列を作成する const fruits = ['apple', 'banana', 'orange']; // 配列の中身を表示する console.log(fruits); // ['apple', 'banana', 'orange'] </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>fruits</code>という名前の配列を作成しています。配列リテラルの中に<code>'apple'</code>、<code>'banana'</code>、<code>'orange'</code>という3つの文字列が要素として含まれています。<code>console.log()</code>を用いて、配列の内容をコンソールに表示しています。 また、配列リテラルを使用することで、空の配列を作成することもできます。 :<syntaxhighlight lang=js> // 空の配列を作成する const emptyArray = []; </syntaxhighlight> 異なる型のオブジェクトを含んだ配列を作ることも出来ます。 :<syntaxhighlight lang=javascript line> const ary = [null, false, true, { a: 0, b: 1 }, 123, 3.14, 5n, [0, 1, 2], undefined]; console.log(ary); // ,false,true,[object Object],123,3.14,5,0,1,2, console.log(ary[4]); // 123 </syntaxhighlight> :# 配列<code>ary</code>を定義しています。配列の中には、<code>null</code>、<code>false</code>、<code>true</code>、オブジェクト <code>{ a: 0, b: 1 }</code>、数値 <code>123</code>、小数 <code>3.14</code>、BigInt <code>5n</code>、配列 <code>[0, 1, 2]</code>、<code>undefined</code> が含まれています。 :# <code>ary</code>配列を <code>console.log()</code> 関数を用いて表示しています。<code>console.log()</code> 関数は、与えられた値をコンソールに表示します。配列を表示する場合、要素が <code>,</code> で区切られて並べられます。オブジェクト <code>{ a: 0, b: 1 }</code> は <code>[object Object]</code> と表示されます。 :# <code>ary</code>配列の4番目の要素を <code>console.log()</code> 関数を用いて表示しています。配列のインデックスは、0から始まるため、4番目の要素は <code>123</code> です。<code>console.log()</code> 関数によって、 <code>123</code> がコンソールに表示されます。 このように、配列リテラルは配列を簡単に作成するための便利な構文です。 === 添字を使った要素の参照 === JavaScriptの配列は、複数の値を格納できるデータ構造で、それぞれの値は配列内で一意のインデックス番号によって参照されます。インデックス番号は、0から始まる整数値で、配列内の要素の順序に従って割り当てられます。 配列の要素を参照するには、角括弧 <code>[]</code> 内に要素のインデックス番号を指定します。例えば、以下のように書くことで、配列<code>ary</code>の2番目の要素にアクセスすることができます。 :<syntaxhighlight lang=javascript line> const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; const secondElement = ary[1]; // "banana" const noExistElement = ary[3]; // undefined </syntaxhighlight> :# このコードでは、文字列の配列 <code>ary</code> を定義しています。配列の各要素には、それぞれインデックス番号が割り当てられ、0から始まる整数値がインデックス番号になります。この場合、<code>ary</code> 配列の最初の要素は "apple" で、インデックス番号は 0 です。次の要素は "banana" で、インデックス番号は 1 です。最後の要素は "cherry" で、インデックス番号は 2 です。 :# 次に、<code>ary[1]</code> という表記を使用して、<code>ary</code> 配列の 1 番目の要素 "banana" にアクセスしています。この要素は、変数 <code>secondElement</code> に代入され、文字列 "banana" が格納されます。 :# さらに、<code>ary[3]</code> という表記を使用して、<code>ary</code> 配列の存在しないインデックス番号である 3 番目の要素にアクセスしています。この場合、配列に存在しない要素にアクセスしているため、<code>undefined</code> が返され、変数 <code>noExistElement</code> に代入されます。 ---- C言語の配列のように、要素数を予め決め全ての要素の型が同じオブジェクトに[[JavaScript/型付き配列|型付き配列]]があります。 {{コラム|疎な配列| 配列の length プロパティを変更したり、大きなインデックスを使って要素の書き換えを行ったらどうなるでしょう。 :<syntaxhighlight lang=javascript line> let ary = [1, 2, 3]; ary.length = 10; console.log(ary); // "1,2,3,,,,,,," console.log(ary[7]); // undefined ary[6] = 99; ary[8] = void 0; ary[100] = "str"; delete ary[1]; ary.forEach((x,i) => console.log(`${i}: ${x}`)); // 0: 1 // 2: 3 // 6: 99 // 8: undefined // 100: str </syntaxhighlight> * 3行目: 元々の配列 ary のlength 3 を超える 10 をlengthに代入 * 4行目: ary を文字列化すると "1,2,3,,,,,,," * 5行目: 拡大された範囲の要素は、 undefined (に見えます、本当?) * 6行目: 拡大された範囲の要素に数値を代入 * 7行目: 拡大された範囲の要素に void 0 を代入(undefinedを得るイディオム) * 8行目: 拡大された範囲すら超える遠い位置に文字列を代入 * 9行目: ary の二番目の要素を delete * 10行目: forEach メソッドでそれぞれの要素をインデックスとともに表示すると、削除された2番目の配列要素と代入していない 4,5,7,9..99番目要素は callback 関数の呼び出しそのものが有りません。<br>void 0 を代入した8番目の要素は callback 関数が呼び出されています(未代入と削除された要素が undefined に見えるのは表現上の問題です)。 このように初期化されていない要素を持つ配列の要素の事を、'''疎な配列'''と言います。数学の[[w:疎行列|疎行列]](要素の殆どが 0 な行列)とは異なる概念なので字面に騙されないようにして下さい。 }} == Array == {{See also|[[JavaScript/Array|Arrayオブジェクト]]}} JavaScriptにおける配列は、Arrayコンストラクタ関数を使用して作成することができます。Arrayコンストラクタ関数は、以下のように使われます。 :<syntaxhighlight lang=js> const myArray = new Array(); // 空の配列を作成 const myArray2 = new Array(length); // length要素の配列を作成 const myArray3 = new Array(element0, element1, ..., elementN); // element0, element1, ..., elementNを含む配列を作成 </syntaxhighlight> 上記のコードの<code>length</code>は、配列の長さを表します。<code>element0</code>、<code>element1</code>、...、<code>elementN</code>は、配列に含める要素を表します。 また、Arrayコンストラクタ関数の代わりに、配列リテラルを使用することもできます。例えば、以下のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=js> const myArray = []; // 空の配列を作成 const myArray2 = [element0, element1, ..., elementN]; // element0, element1, ..., elementNを含む配列を作成 </syntaxhighlight> こちらは、より簡潔で一般的に使用されます。 === スプレッド構文 === JavaScriptにおけるスプレッド構文は、配列の要素を展開するために使用されます。配列の要素を展開することにより、別の配列に追加することができます。スプレッド構文は、<code>...</code>という記号で表されます。 例えば、以下のように配列を作成して、スプレッド構文を使用して配列の要素を展開し、新しい配列に追加することができます。 :<syntaxhighlight lang=js> const myArray = [1, 2, 3]; const myNewArray = [...myArray, 4, 5, 6]; console.log(myNewArray); // [1, 2, 3, 4, 5, 6] </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>...myArray</code>を使用して、<code>myArray</code>の要素を新しい配列に追加しています。<code>[...myArray, 4, 5, 6]</code>は、<code>myArray</code>の要素に<code>4</code>、<code>5</code>、<code>6</code>を追加した新しい配列を作成することになります。 また、スプレッド構文を使用して、配列を結合することもできます。 :<syntaxhighlight lang=js> const array1 = [1, 2, 3]; const array2 = [4, 5, 6]; const array3 = [...array1, ...array2]; console.log(array3); // [1, 2, 3, 4, 5, 6] </syntaxhighlight> 上記の例では、スプレッド構文を使用して、<code>array1</code>と<code>array2</code>を結合し、新しい配列<code>array3</code>を作成しています。 スプレッド構文と Arrray.prototype.map メソッドを組み合わせたトリック :<syntaxhighlight lang=js> const ary = [...Array(5)].map((_, n) => n) // [ 0, 1, 2, 3, 4 ] </syntaxhighlight> このコードは、5つの要素を持つ配列を作成し、それをスプレッド演算子 <code>...</code> を使って展開します。この結果、空で、要素数が5の配列が作成されます。 そして、mapメソッドが配列の各要素に対して繰り返し処理を実行します。ここで、第一引数 <code>_</code> は無視され、第二引数 <code>n</code> には現在のインデックスが渡されます。このコードでは、繰り返し処理の中で、各要素にインデックス番号を割り当てています。 その結果、最終的に <code>[0, 1, 2, 3, 4]</code> という配列が作成されます。つまり、このコードは、0から始まり、5未満の整数を持つ配列を作成するための一般的な方法の一例です。 === 配列の反復処理 === JavaScriptの配列をイテレーションする方法には、以下のような方法があります。 # forループを使う #: forループは、配列のインデックス番号を使用して、配列の各要素を反復処理するための古典的な方法です。以下は、forループを使用して配列をイテレーションする例です。 #:<syntaxhighlight lang=js> const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; for (let i = 0; i < ary.length; i++) { console.log(ary[i]); } </syntaxhighlight> #: この場合、forループ内で <code>ary.length</code> プロパティを使用して、配列の長さを取得し、ループ回数を制御しています。 # forEachメソッドを使う #: 配列には、forEachメソッドが用意されており、このメソッドを使用すると、簡潔に配列の各要素を反復処理することができます。以下は、forEachメソッドを使用して配列をイテレーションする例です。 #:<syntaxhighlight lang=js> const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; ary.forEach((element) => { console.log(element); }); </syntaxhighlight> #:この場合、forEachメソッドには、コールバック関数が渡されます。コールバック関数は、配列の各要素に対して一度ずつ実行されます。この場合、各要素を <code>element</code> という引数で受け取り、<code>console.log()</code> メソッドで出力しています。 # for...ofループを使う #:ES6以降、for...ofループが導入されました。このループは、配列の各要素に対して反復処理を行うための構文です。以下は、for...ofループを使用して配列をイテレーションする例です。 #:<syntaxhighlight lang=js> const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; for (const element of ary) { console.log(element); } </syntaxhighlight> :# この場合、for...ofループにより、配列 <code>ary</code> の各要素が <code>element</code> という変数に順番に代入され、ループが実行されます。ループ本体では、各要素を <code>console.log()</code> メソッドで出力しています。 以上のように、JavaScriptの配列をイテレーションする方法は複数ありますが、どの方法でも同じ結果を得ることができます。 === for-in構文の罠 === JavaScriptには、for...inループという構文があります。この構文は、オブジェクトのプロパティを列挙するためのものですが、配列でも使用することができます。 しかし、配列をfor...inループで列挙する場合、以下のような問題が発生することがあります。 # 配列のインデックスは文字列型であるため、文字列型のプロパティも一緒に列挙される。 #:<syntaxhighlight lang=js> const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; ary.foo = "bar"; for (const index in ary) { console.log(index); } // Output: // 0 // 1 // 2 // foo </syntaxhighlight> #:この場合、配列に <code>foo</code> というプロパティを追加していますが、for...inループで列挙すると、配列のインデックスとともに、追加されたプロパティも列挙されます。 # 配列のプロトタイプチェーンにあるプロパティも列挙される。 #:<syntaxhighlight lang=js> Array.prototype.foo = "bar"; const ary = ["apple", "banana", "cherry"]; for (const index in ary) { console.log(index); } // Output: // 0 // 1 // 2 // foo </syntaxhighlight> :# この場合、配列のプロトタイプチェーンにある <code>foo</code> プロパティも列挙されます。 上記のような問題があるため、配列を列挙する場合は、for...inループを使用せず、forループやforEachメソッド、for...ofループなど、適切な方法を使用することが推奨されます。 === Array.prototype.reduceメソッド === ==== 配列の中から最大値を探す ==== :<syntaxhighlight lang=js> const a = []; //巨大配列を乱数で埋め尽くす for (let i = 0; i < 999999; i++) a[i] = Math.random() * 100; console.log(a.reduce((a, b) => Math.max(a, b), -Infinity)); //reduceは出来る! console.log(Math.max(...a)); // エラー! RangeError: Maximum call stack size exceeded </syntaxhighlight> このコードは、まず空の配列 <code>a</code> を作成し、ループ内で <code>Math.random()</code> を使用して <code>a</code> 配列に999999個のランダムな数字を詰め込んでいます。 次に、<code>a.reduce((a, b) => Math.max(a, b), -Infinity)</code> を使用して、<code>a</code> 配列の最大値を取得しようとしています。 <code>reduce</code> メソッドは、配列の要素を1つずつ処理し、それらを単一の値にまとめるために使用されます。第1引数の関数は、2つの引数を受け取り、それらの中からどちらが大きいかを返します。ここでは <code>-Infinity</code> が初期値として渡されており、それはすべての値よりも小さいので、<code>reduce</code> メソッドは <code>a</code> 配列の最大値を返します。 <code>Math.max</code> は可変長引数を受け取るため、スプレッド構文を使用して配列 <code>a</code> をそのまま引数として渡すことができます。しかし、可変長引数には引数の数に上限があるため、巨大な配列を引数として渡すと <code>RangeError: Maximum call stack size exceeded</code> エラーが発生します。 一方、 <code>reduce</code> メソッドは引数として渡されるコールバック関数の第1引数に累積値を、第2引数に現在の要素を渡して順次処理を行うため、配列を引数として渡してもスタックオーバーフローは発生しません。 ==== 最小値・最大値・合計・総積を一度に求める ==== :<syntaxhighlight lang=js> const a = []; for (let i = 0; i < 100; i++) a[i] = Math.random() * 100; ans = a.reduce(({min, max, sum, infProd}, n) => { min = Math.min(min, n); max = Math.max(max, n); sum += n; infProd *= n; return {min, max, sum, infProd}; }, { min: Infinity, max: -Infinity, sum: 0, infProd: 1, }); console.log(`最小値 = ${ans.min} 最大値 = ${ans.max} 算術平均 = ${ans.sum/a.length} 幾何平均 = ${Math.pow(ans.infProd, 1/a.length)} `); </syntaxhighlight> このコードは、配列<code>a</code>の最小値、最大値、算術平均、幾何平均を求めるものです。配列<code>a</code>は、<code>Math.random()</code>を用いて0以上100未満の数値が100個ランダムに生成されます。 <code>reduce</code>メソッドを使用して、配列<code>a</code>の要素を1つずつ処理していき、その過程で最小値、最大値、総和、無限積を計算しています。<code>reduce</code>メソッドは、第1引数にコールバック関数を取り、第2引数に初期値を取ります。このコードでは、初期値として、最小値には正の無限大、最大値には負の無限大、総和には0、無限積には1を指定しています。コールバック関数の第1引数には、前の処理結果のオブジェクトが、第2引数には現在処理している要素の値が渡されます。コールバック関数では、最小値、最大値、総和、無限積を更新した後、オブジェクトとして返します。 最後に、各値を求めたオブジェクトから取り出して、<code>console.log</code>で出力しています。算術平均は、<code>ans.sum</code>を要素数で割ったもので求められます。幾何平均は、無限積を要素数乗根で割ったもので求められます。 ;精度改善版 :<syntaxhighlight lang=js> const a = []; for (let i = 0; i < 100; i++) a[i] = Math.random() * 100; const ans = a.reduce(({min, max, sum, geoMean, c}, n) => { // Kahan Summation Algorithm を使用して合計を更新 const y = n - c; const t = sum + y; c = (t - sum) - y; sum = t; // 他の統計的な値も更新 min = Math.min(min, n); max = Math.max(max, n); // 幾何平均の計算(Math.hypot()を使用) if (isNaN(geoMean)) { geoMean = n; } else { geoMean = Math.hypot(geoMean, n); } return {min, max, sum, geoMean, c}; }, { min: Infinity, max: -Infinity, sum: 0, geoMean: NaN, c: 0, }); // 結果を出力 console.log(`最小値 = ${ans.min} 最大値 = ${ans.max} 算術平均 = ${ans.sum / a.length} 幾何平均 = ${ans.geoMean} `); </syntaxhighlight> * Kahan Summation Algorithmを使用しているため、数値の精度が向上しています。 * 幾何平均の計算に <code>Math.hypot()</code>を使用しており、数値のオーバーフローに対処しています。 * 初期状態で <code>geoMean</code> をNaNにしておくことで、非数値の場合にも適切に処理できます。 == 配列の配列 == JavaScriptでは、配列の要素として、他の配列を含めることができます。このように、配列の中に配列が含まれる構造を「配列の配列」と呼びます。 以下は、配列の配列の例です。 :<syntaxhighlight lang=js> const matrix = [ [1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9] ]; </syntaxhighlight> この場合、matrix は3つの要素を持ち、それぞれが配列です。各配列の要素は、[行][列] のようにアクセスすることができます。たとえば、行番号が 1、列番号が 2 の要素にアクセスするには、以下のようにします。 :<syntaxhighlight lang=js> console.log(matrix[1][2]); // Output: 6 </syntaxhighlight> また、配列の配列に対して、forループやforEachメソッド、for...ofループなどのイテレーションを行うこともできます。ただし、配列の配列を列挙する際には、二重のループが必要になるため、処理が複雑になることがあります。 == at()メソッドと仕様バグ == ;ECMA2022から <code>at() </code>メソッドが追加されましたが、引数を整数に変換するときに値の'''妥当性をチェックしない仕様'''なので、整数以外がわたらないことを'''プログラマが保証する'''必要があり、自明なリテラルを渡す以外の使い方は避けるべきです<ref>[https://github.com/tc39/proposal-relative-indexing-method/issues/49 Should it really be Math.trunc(n) || 0 #49]</ref>。 at()の機能は、配列に対して <code>.at(-2) </code>のようにメソッド指定すると、末尾から2番目の値を返す配列の要素参照です(ただし[ ]のように左辺値化は'''できません''')。つまり、マイナスのインデックス値を指定すると、末尾から数えた位置にある値を返します。 一方、atメソッドで0以上のインデックスを指定した場合は、通常の配列の数え方と同様に、前から数えた数え方をします。 ;[https://paiza.io/projects/qsALgeimU-_0GQYt1fA8FQ?language=javascript コード例]:<syntaxhighlight lang=js> const b = [15 ,3 ,7, 41]; console.log(b.at(-2) ); console.log(b.at(0) ); console.log(b.at("foo")); console.log(b.at(NaN)); console.log(b.at(1.5)); console.log(b["foo"]); console.log(b[NaN]); console.log(b[1.5]); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 7 15 15 15 3 undefined undefined undefined </syntaxhighlight> :; at()の引数に整数以外を与えた時の挙動が異常です。 : これは、負のインデックスに対応するために一度引数を整数に強制変換していることが原因です。 : ”foo” ⇒ 0, NaN ⇒ 0, 1.5 ⇒ 1 : この様な挙動をするので、at()を使う場合は、'''プログラマの責任で整数であることを保証する必要があります。''' {{コラム|Relative Indexing Method|2=「Relative Indexing Method」は、配列の中で負のインデックスを使って末尾からのインデックス指定ができるようにする提案です。 例えば、配列の末尾から2番目の要素を取得する場合、通常は<code>ary[ary.length - 2]</code>と記述する必要がありますが、この提案が採用されると<code>ary.at(-2)</code>と記述できるようになります。 このIssueでは、提案に関連する<code>at()</code>メソッドの仕様について議論されています。具体的には、以下のような問題が報告されています。 # <code>at()</code>メソッドに渡される引数が数値型ではない場合、エラーが発生するかどうかについての仕様が不明瞭である。 # <code>at()</code>メソッドに渡される引数がNaNである場合、エラーが発生するべきかどうかについての仕様が不明瞭である。 # <code>at()</code>メソッドに渡される引数が小数である場合、どのように振る舞うべきかについての仕様が不明瞭である。 このような問題が提起されたため、仕様の改善が求められています。 }} == 附録 == === チートシート === :<syntaxhighlight lang=js> // 配列の作成 const ary = [1, 2, 3]; const emptyArr = []; // 配列の要素数 const length = ary.length; // 配列の要素の取得 const firstElement = ary[0]; const lastElement = ary[ary.length - 1]; const secondToFourthElements = ary.slice(1, 4); // [2, 3] const lastTwoElements = ary.slice(-2); // [2, 3] // 配列の要素の変更 ary[0] = 0; ary.push(4); ary.pop(); ary.unshift(-1); ary.shift(); // 配列の要素の追加・削除 ary.push(4); ary.splice(1, 1); // [0, 2, 3, 4] ary.splice(1, 0, 1.5); // [0, 1.5, 2, 3, 4] // 配列の要素の検索 const index = ary.indexOf(2); const lastIndex = ary.lastIndexOf(2); const includes2 = ary.includes(2); // 配列の要素のフィルタリング・マッピング const filtered = ary.filter(num => num % 2 === 0); const mapped = ary.map(num => num * 2); // 配列の要素の結合 const ary1 = [1, 2]; const ary2 = [3, 4]; const concatArr = ary1.concat(ary2); // [1, 2, 3, 4] const spreadArr = [...ary1, ...ary2]; // [1, 2, 3, 4] // 配列の要素のソート const sorted = ary.sort((a, b) => a - b); const reversed = ary.reverse(); // 配列のイテレーション ary.forEach(num => console.log(num)); const result = ary.reduce((total, num) => total + num, 0); const mappedArr = ary.map(num => num * 2); const filteredArr = ary.filter(num => num % 2 === 0); const every = ary.every(num => num >= 0); const some = ary.some(num => num === 2); const found = ary.find(num => num > 2); const foundIndex = ary.findIndex(num => num > 2); // 配列の空要素の作成 const emptyArray = Array(5); // [empty × 5] const filledArray = Array(5).fill(0); // [0, 0, 0, 0, 0] </syntaxhighlight> === 用語集 === # 配列 (Array): 複数の値を一つの変数に格納するデータ構造。配列内の各要素にはインデックス番号が割り当てられており、各要素はそのインデックス番号で参照される。 # 要素 (Element): 配列内の各値のこと。インデックス番号によってアクセスされる。 # インデックス (Index): 配列内の各要素に割り当てられた番号。通常、0から始まる整数値である。 # 配列リテラル (Array Literal): 配列を作成するための簡潔な構文。[ ] の中に、カンマで区切った値を列挙する。 # 配列要素の追加 (Push): 配列の末尾に新しい要素を追加するメソッド。 # 配列要素の削除 (Pop): 配列の末尾の要素を削除するメソッド。 # 配列要素の取得 (Get): 配列内の要素にアクセスするための方法。添字演算子 [ ] を使用し、インデックス番号を指定する。 # 配列要素の変更 (Set): 配列内の要素を変更するための方法。添字演算子 [ ] を使用し、インデックス番号を指定し、新しい値を代入する。 # 配列の長さ (Length): 配列内の要素数を取得するプロパティ。配列の末尾のインデックス番号に 1 を加えたものと等しい。 # 配列の反復処理 (Iteration): 配列内の要素を順番に処理する方法。forループ、for...ofループ、forEachメソッドなどがある。 # スプレッド構文 (Spread Syntax): 配列を展開して、個々の要素を別々の引数や別の配列に挿入するための構文。 # 分割代入 (Destructuring Assignment): 配列内の要素を個別の変数に割り当てるための構文。配列の各要素が変数に一致するように、[ ] 内に変数を列挙する。 {{Nav}} [[Category:JavaScript|{{SUBPAGENAME}}]] [[カテゴリ:配列]]
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経済主体とその活動
経済学基礎 > 経済主体とその活動 経済は全ての人間のために存在する、全ての人間の共有物です。国会議員だけのものでも、社長だけのものでも、大人だけのものでもありません。なぜなら、経済を作っているのが全ての人間だからです。 家計・企業・政府という3つの経済主体によって国民経済が成り立っています。国民経済は同じ経済体制をとる1国内での経済活動のことです。また、自国の国民経済と外国の国民経済が物や金の取引をすることを貿易といいます。 家計は欲望の充足を図るために消費・貯蓄をする主体です。企業に労働や資本などを提供し、その対価として受け取る賃金や利子などの所得を貯蓄にまわしたり、企業が生産した財物を消費したりするのに使います。家計は、企業に比べ弱い立場にありました。そこで、アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソン(R. M. Nixon)は1969年の特別教書で消費者の4つの権利を提唱しました。 日本には消費者である家計を保護するために消費者保護基本法(1968年制定)があります。しかし、消費者保護基本法は表現が抽象的で、懲罰既定が無かったため他の先進国に比べて消費者保護行政に遅れをとりました。現在、製造物責任法(1995年施行)、消費者契約法(2001年施行)などの立法とともに、消費者保護行政や消費者教育が重要視されています。 食品・医薬品の欠陥は後を絶ちません。 商品の安全性を分かりやすく消費者に示すため、様々な基準が定められています。ただし、これらの基準が変わっても商品を販売できなくなるということはありません。 企業は生産をする主体です。家計から提供された労働や資本を活用して、財物の生産手段を組み立て、生産します。生産した財物は販売し、利潤を得ます。企業は利潤追求の度合いの強さ、あるいは公共性の高さから公企業・公私合同企業・私企業の3つに分けられています。 株式(株)を発行して資金を集める企業形態を株式会社といいます。株式会社では他の企業と異なり、必ず所有(所有者・株主)と経営(経営者)が分離されています。 世界で最初の株式会社は、17世紀にイギリスやオランダ、フランスに設立された東インド会社と見られています。東インド会社は東南アジアなどの地域で入手した香辛料を船でヨーロッパに運び売っていました。この船を建造するための資金が必要になったため、利潤を出資額に応じて出資者に分配する仕組みを編み出し、これを条件にした資金調達に成功したのです。もし利潤が無ければ出資者には分配金どころか出資金も帰ってきませんが、それ以上の損失はありません。これを有限責任といい、出資者を有限責任社員といいます。 現代では株式をできるだけ多くの人に購入してもらうため、ほとんどの株式のやりとりが証券会社を通されています。証券会社は顧客(株を買う人)の注文を受け株式市場で買い集めます。株式市場には、それぞれの株式市場の上場条件を満たした、株式を買ってもらいたいと思っている株式会社が上場しています。最近の株式市場は、制度変更やインターネット証券の普及から個人投資家が増加しており、株式会社側も自社の株式に対する個人投資家の見方を気にするようになっています。 全国におよそ510万社ある企業のうち99.4%が中小企業です。w:中小企業基本法では中小企業を次のように定義しています。 なお、製造業・卸売業は20人以下、小売業・サービス業では、5人以下の企業を小規模企業者と定義しています。中小企業は下請け、輸出(繊維・雑貨・精密機械 等)、小売りをする企業が多く、現代経済には欠かせない存在となっています。しかし、大企業との間で所得・生産性・賃金面での格差が大きく、日本企業における二重構造として問題になっています。 *日本では、企業復興の名のもと、小泉内閣から1円株式会社、有限会社の廃止が決まった。 有限会社は存在してる有限会社は存命とし、社の改変は自己資金に基ずくものとし、 1円株式会社は、株式が1000万資本から1円に改変された。* 近年の企業の合併と買収(M&A、Mergers and Acquisitions)は、一部門の専門性を高めるため他部門を売ったり、不得意分野を買い入れるなどどちらの企業も得をすることが多くなっています。2005年には株式会社ライブドアによる株式会社ニッポン放送の合併と買収が注目を集めました。 特に大企業には社会的責任(Corporate Social Responsibility)があるという考え方のもと、利潤を追求せずに社会的活動を行うことが求められています。アメリカ合衆国では企業の社会的貢献(フィロソピー(philanthropy))の一環として芸術・文化活動を支援する取り組み(メセナ(mecenat))が一般化しています。 政府は経済活動を調整する主体です。家計と企業から租税を徴収し、教育・社会保障などの公共サービスを社会全体に提供します。また、租税の徴収により所得の再分配も行います。
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経済学基礎 > 経済主体とその活動
[[経済学基礎]] > 経済主体とその活動 ---- __TOC__ <div style="margin:0px; padding:0px; background-color:#CCFF99; border:solid #00CC00 1px; width:100%;"> == 経済は誰のもの? == '''経済は全ての人間のために存在する、全ての人間の共有物です。国会議員だけのものでも、社長だけのものでも、大人だけのものでもありません。なぜなら、経済を作っているのが全ての人間だからです。''' </div> == 経済主体 == '''家計'''・'''企業'''・'''政府'''という3つの経済主体によって'''国民経済'''が成り立っています。国民経済は同じ経済体制をとる1国内での経済活動のことです。また、自国の国民経済と外国の国民経済が物や金の取引をすることを[[経済学_世界経済_貿易|'''貿易''']]といいます。 === 家計 === '''家計'''は欲望の充足を図るために消費・貯蓄をする主体です。企業に労働や資本などを提供し、その対価として受け取る賃金や利子などの所得を貯蓄にまわしたり、企業が生産した財物を消費したりするのに使います。家計は、企業に比べ弱い立場にありました。そこで、[[w:アメリカ合衆国|アメリカ合衆国]]大統領[[w:リチャード・ニクソン|リチャード・ニクソン(R. M. Nixon)]]は1969年の特別教書で消費者の4つの権利を提唱しました。 * 安全な商品を提供される権利 * 商品に関する情報を知らされる権利 * 商品を自由に選ぶ権利 * 消費者が意見を政策に反映させる権利 日本には消費者である家計を保護するために消費者保護基本法(1968年制定)があります。しかし、消費者保護基本法は表現が抽象的で、懲罰既定が無かったため他の先進国に比べて消費者保護行政に遅れをとりました。現在、製造物責任法(1995年施行)、消費者契約法(2001年施行)などの立法とともに、消費者保護行政や消費者教育が重要視されています。 ==== 消費者問題 ==== 食品・医薬品の欠陥は後を絶ちません。 ==== 安全な商品 ==== 商品の安全性を分かりやすく消費者に示すため、様々な基準が定められています。ただし、これらの基準が変わっても商品を販売できなくなるということはありません。 * [[w:日本工業規格|日本工業規格]]:工業標準化法(1949年制定)に基づく鉱工業製品の基準。合格するとJISマークをつけられる。 * [[w:日本農林規格|日本農林規格]]:農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(1950年公布)に基づく建材や加工食料品の基準。合格するとJASマークをつけられる。 * [[w:グッドデザイン賞|グッドデザイン賞]]:財団法人日本産業デザイン振興会が主催する。受賞するとGマークをつけられる。 * おもちゃの安全基準:社団法人日本玩具協会のおもちゃの安全基準(1971年制定)に基づく玩具の基準。合格するとST(安全玩具)マークをつけられる。 * ウールマーク:ザ・ウールマーク・カンパニー(国際羊毛事務局)が定めた国際基準。 ==== 消費者保護行政 ==== === 企業 === 企業は生産をする主体です。家計から提供された労働や資本を活用して、財物の生産手段を組み立て、生産します。生産した財物は販売し、利潤を得ます。企業は利潤追求の度合いの強さ、あるいは公共性の高さから公企業・公私合同企業・私企業の3つに分けられています。 *公企業:政府が出資・貸し付けをして設立した法人。 **日本郵政公社、林野、国立印刷局。 **公団:政府、地方自治体などが出資して設立する[[w:特殊法人|特殊法人]]形態の公共法人。日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団などで、多くは廃止・民営化が進められています。 **地方公営企業:地方公共団体が経営する企業。上下水道、電気、交通、ガスの各事業や公立病院など。 *公私合同企業 **株式会社形態:日本たばこ産業株式会社(JT)、日本電信電話株式会社(NTT)、国際電信電話株式会社(KDD、現KDDI)など **特殊法人形態:日本銀行、日本赤十字社、 *私企業 **個人企業 **会社企業 ***[[w:株式会社|株式会社]]:有限責任社員である多数の株主によって組織 ***[[w:合名会社|合名会社]]:出資者は無限責任社員(経営者)によって組織 ***[[w:合資会社|合資会社]]:出資者は有限責任社員と無限責任社員(経営者)によって組織 ***[[w:有限会社|有限会社]]:50人以下の有限責任社員によって組織 ==== 株式会社の仕組み ==== 株式(株)を発行して資金を集める企業形態を株式会社といいます。株式会社では他の企業と異なり、必ず所有(所有者・株主)と経営(経営者)が分離されています。 世界で最初の株式会社は、17世紀にイギリスやオランダ、フランスに設立された東インド会社と見られています。東インド会社は東南アジアなどの地域で入手した香辛料を船でヨーロッパに運び売っていました。この船を建造するための資金が必要になったため、利潤を出資額に応じて出資者に分配する仕組みを編み出し、これを条件にした資金調達に成功したのです。もし利潤が無ければ出資者には分配金どころか出資金も帰ってきませんが、それ以上の損失はありません。これを有限責任といい、出資者を有限責任社員といいます。 現代では株式をできるだけ多くの人に購入してもらうため、ほとんどの株式のやりとりが証券会社を通されています。証券会社は顧客(株を買う人)の注文を受け株式市場で買い集めます。株式市場には、それぞれの株式市場の上場条件を満たした、株式を買ってもらいたいと思っている株式会社が上場しています。最近の株式市場は、制度変更やインターネット証券の普及から個人投資家が増加しており、株式会社側も自社の株式に対する個人投資家の見方を気にするようになっています。 ==== 大企業と中小企業 ==== 全国におよそ510万社ある企業のうち99.4%が中小企業です。[[w:中小企業基本法]]では中小企業を次のように定義しています。 資本金 従業員数 製造業   3億円以下 300人以下 卸売業   1億円以下 100人以下 小売業   5000万円以下 50人以下 サービス業 5000万円以下 100人以下 なお、製造業・卸売業は20人以下、小売業・サービス業では、5人以下の企業を小規模企業者と定義しています。中小企業は下請け、輸出(繊維・雑貨・精密機械 等)、小売りをする企業が多く、現代経済には欠かせない存在となっています。しかし、大企業との間で所得・生産性・賃金面での格差が大きく、日本企業における二重構造として問題になっています。 *日本では、企業復興の名のもと、小泉内閣から1円株式会社、有限会社の廃止が決まった。 有限会社は存在してる有限会社は存命とし、社の改変は自己資金に基ずくものとし、 1円株式会社は、株式が1000万資本から1円に改変された。* ==== 現代の企業 ==== 近年の企業の合併と買収(M&A、Mergers and Acquisitions)は、一部門の専門性を高めるため他部門を売ったり、不得意分野を買い入れるなどどちらの企業も得をすることが多くなっています。2005年には株式会社ライブドアによる株式会社ニッポン放送の合併と買収が注目を集めました。 ==== 企業の社会的責任 ==== 特に大企業には社会的責任(Corporate Social Responsibility)があるという考え方のもと、利潤を追求せずに社会的活動を行うことが求められています。アメリカ合衆国では企業の社会的貢献(フィロソピー(philanthropy))の一環として芸術・文化活動を支援する取り組み(メセナ(mecenat))が一般化しています。 === 政府 === 政府は経済活動を調整する主体です。家計と企業から租税を徴収し、教育・社会保障などの公共サービスを社会全体に提供します。また、租税の徴収により所得の再分配も行います。 [[カテゴリ:経済学]]
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2022-11-29T06:54:21Z
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国民経済生産
経済学基礎 > 国民経済生産 国民経済生産(こくみんけいざいせいさん・SNA)とは、一国の経済の状況について、生産・消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストックを体系的に記録したもの。国際連合による基準である93SNA(1993)により、日本でも2000年に改定した。内閣府により年報が発表され、国勢調査などの1次統計や統計学を駆使した統計である2次統計がある。生産と所得の分配状況や所得・消費などの経済動向が判別できる。 国民経済生産を解釈する上で必要な用語を以下のように挙げてみた。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "経済学基礎 > 国民経済生産", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "国民経済生産(こくみんけいざいせいさん・SNA)とは、一国の経済の状況について、生産・消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストックを体系的に記録したもの。国際連合による基準である93SNA(1993)により、日本でも2000年に改定した。内閣府により年報が発表され、国勢調査などの1次統計や統計学を駆使した統計である2次統計がある。生産と所得の分配状況や所得・消費などの経済動向が判別できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "国民経済生産を解釈する上で必要な用語を以下のように挙げてみた。", "title": "用語集" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "用語集" } ]
経済学基礎 > 国民経済生産 国民経済生産(こくみんけいざいせいさん・SNA)とは、一国の経済の状況について、生産・消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストックを体系的に記録したもの。国際連合による基準である93SNA(1993)により、日本でも2000年に改定した。内閣府により年報が発表され、国勢調査などの1次統計や統計学を駆使した統計である2次統計がある。生産と所得の分配状況や所得・消費などの経済動向が判別できる。
[[経済学基礎]] > 国民経済生産 国民経済生産(こくみんけいざいせいさん・SNA)とは、一国の経済の状況について、生産・消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストックを体系的に記録したもの。国際連合による基準である93SNA(1993)により、日本でも2000年に改定した。内閣府により年報が発表され、国勢調査などの1次統計や統計学を駆使した統計である2次統計がある。生産と所得の分配状況や所得・消費などの経済動向が判別できる。 == 用語集 == 国民経済生産を解釈する上で必要な用語を以下のように挙げてみた。 * 三面等価:一国における経済活動の規模は、生産、支出、分配の3つ面から把握できるが、これらは等しくなる原則のこと。 * 国内総生産:GDP。国内で生産された付加価値額の合計。(国内総生産 = 雇用者所得 + 営業余剰 + 固定資本減耗 + 生産・輸入にかかわる税 – 補助金) ** 国内純生産 ** 国民総生産 ** 国民総所得 * 国内総支出:国内で生産された付加価値額が、家計最終消費や政府最終消費、資本形成などにどれくらいの額が支出されたかを示す。 * 県民経済生産 * 産業連関表:産業ごとの生産・販売等の取引額を行列形式にした指標。 * 消費物価指数:CPI。消費者が実際に購入する段階での、商品の小売価格(物価)の変動を表す指数。 ==外部リンク== *[http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/93snapamph/top.html 国民経済計算の解説(内閣府)] [[カテゴリ:経済学]]
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2022-11-27T17:32:06Z
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貸金業法第17条
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール貸金業法 (契約締結時の書面の交付)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール貸金業法", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(契約締結時の書面の交付)", "title": "条文" } ]
法学>民事法>コンメンタール>コンメンタール貸金業法
[[法学]]>[[民事法]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール貸金業法]] ==条文== (契約締結時の書面の交付) ;第17条 # 貸金業者は、貸付けに係る契約(極度方式基本契約を除く。第四項において同じ。)を締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項についてその契約の内容を明らかにする書面をその相手方に交付しなければならない。 #:一 貸金業者の商号、名称又は氏名及び住所 #:二 契約年月日 #:三 貸付けの金額 #:四 貸付けの利率 #:五 返済の方式 #:六 返済期間及び返済回数 #:七 賠償額の予定(違約金を含む。以下同じ。)に関する定めがあるときは、その内容 #:八 日賦貸金業者である場合にあつては、第十四条第五号に掲げる事項 #:九 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項 # 貸金業者は、極度方式基本契約を締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項についてその極度方式基本契約の内容を明らかにする書面をその相手方に交付しなければならない。 #:一 貸金業者の商号、名称又は氏名及び住所 #:二 契約年月日 #:三 極度額 #:四 貸付けの利率 #:五 返済の方式 #:六 賠償額の予定に関する定めがあるときは、その内容 #:七 日賦貸金業者である場合にあつては、第十四条第五号に掲げる事項 #:八 前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項 # 貸金業者は、貸付けに係る契約について保証契約を締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、当該保証契約の内容を明らかにする事項で第十六条の二第一項各号に掲げる事項(一定の範囲に属する不特定の貸付けに係る債務を主たる債務とする保証契約にあつては、同項第三号に掲げる事項を除く。)その他の内閣府令で定めるものを記載した書面を当該保証契約の保証人に交付しなければならない。 # 貸金業者は、貸付けに係る契約について保証契約を締結したとき、又は貸付けに係る契約で保証契約に係るものを締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、第一項各号に掲げる事項についてこれらの貸付けに係る契約の内容を明らかにする書面をこれらの保証契約の保証人に交付しなければならない。 # 貸金業者は、極度方式保証契約を締結したときは、遅滞なく、内閣府令で定めるところにより、第二項各号に掲げる事項について当該極度方式保証契約に係る極度方式基本契約の内容を明らかにする書面を当該極度方式保証契約の保証人に交付しなければならない。 # 貸金業者は、極度方式貸付けに係る契約(当該契約で定める利息の額が利息制限法第一条第一項 に定める利息の制限額を超えないものに限る。)を締結した場合において、その相手方又は当該契約の基本となる極度方式基本契約に係る極度方式保証契約の保証人に対し、これらの者の承諾を得て、内閣府令で定めるところにより、一定期間における貸付け及び弁済その他の取引の状況を記載した書面として内閣府令で定めるものを交付するときは、第一項又は第四項の規定による書面の交付に代えて、次に掲げる事項を記載した書面をこれらの者に交付することができる。この場合において、貸金業者は、第一項又は第四項の規定による書面の交付を行つたものとみなす。 #:一 契約年月日 #:二 貸付けの金額(極度方式保証契約にあつては、保証に係る貸付けの金額) #:三 前二号に掲げるもののほか、内閣府令で定める事項 # 貸金業者は、貸付けに係る契約又は保証契約に係る貸付けに係る契約で定める利息の額が利息制限法第一条第一項 に定める利息の制限額を超えない場合には、第一項から第五項までの規定による書面の交付又は前項の内閣府令で定める書面の交付若しくは同項の規定により第一項若しくは第四項の規定による書面の交付に代えて交付する書面の交付に代えて、政令で定めるところにより、当該貸付けに係る契約又は保証契約の相手方の承諾を得て、前各項に規定する事項又は前項の内閣府令で定める書面に記載すべき事項を電磁的方法により提供することができる。この場合において、貸金業者は、これらの書面の交付を行つたものとみなす。 ==解説== ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール貸金業法|貸金業法]] |[[コンメンタール貸金業法#s2|第2章 貸金業者]]<br> [[コンメンタール貸金業法#s2-2|第2節 業務]] |[[貸金業法第16条の3]]<br>(生命保険契約に係る同意前の書面の交付) |[[貸金業法第18条]]<br>(受取証書の交付) }} {{stub}} [[category:貸金業法|17]]
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2010-04-03T22:08:48Z
[ "テンプレート:前後", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%B2%B8%E9%87%91%E6%A5%AD%E6%B3%95%E7%AC%AC17%E6%9D%A1
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コンメンタール介護保険法
コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則 介護保険法(最終改正:平成二一年七月一五日法律第七七号)の逐条解説書。
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コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則 介護保険法(最終改正:平成二一年七月一五日法律第七七号)の逐条解説書。
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]>[[コンメンタール介護保険法施行令]]>[[コンメンタール介護保険法施行規則]] 介護保険法(最終改正:平成二一年七月一五日法律第七七号)の逐条解説書。 {{Wikipedia|介護保険法}} ==第1章 総則(第1条~第8条の2)== :[[介護保険法第1条|第1条]](目的) :[[介護保険法第2条|第2条]](介護保険) :[[介護保険法第3条|第3条]](保険者) :[[介護保険法第4条|第4条]](国民の努力及び義務) :[[介護保険法第5条|第5条]](国及び都道府県の責務) :[[介護保険法第6条|第6条]](医療保険者の協力) :[[介護保険法第7条|第7条]](定義) :[[介護保険法第8条|第8条]] :[[介護保険法第8条の2|第8条の2]] ==第2章 被保険者(第9条~第13条)== :[[介護保険法第9条|第9条]](被保険者) :[[介護保険法第10条|第10条]](資格取得の時期) :[[介護保険法第11条|第11条]](資格喪失の時期) :[[介護保険法第12条|第12条]](届出等) :[[介護保険法第13条|第13条]](住所地特例対象施設に入所又は入居中の被保険者の特例) ==第3章 介護認定審査会(第14条~第17条)== :[[介護保険法第14条|第14条]](介護認定審査会) :[[介護保険法第15条|第15条]](委員) :[[介護保険法第16条|第16条]](共同設置の支援) :[[介護保険法第17条|第17条]](政令への委任規定) ==第4章 保険給付== ===第1節 通則(第18条~第26条)=== :[[介護保険法第18条|第18条]](保険給付の種類) :[[介護保険法第19条|第19条]](市町村の認定) :[[介護保険法第20条|第20条]](他の法令による給付との調整) :[[介護保険法第21条|第21条]](損害賠償請求権) :[[介護保険法第22条|第22条]](不正利得の徴収等) :[[介護保険法第23条|第23条]](文書の提出等) :[[介護保険法第24条|第24条]](帳簿書類の提示等) :[[介護保険法第24条の2|第24条の2]](指定市町村事務受託法人) :[[介護保険法第25条|第25条]](受給権の保護) :[[介護保険法第26条|第26条]](租税その他の公課の禁止) ===第2節 認定(第27条~第39条)=== :[[介護保険法第27条|第27条]](要介護認定) :[[介護保険法第28条|第28条]](要介護認定の更新) :[[介護保険法第29条|第29条]](要介護状態区分の変更の認定) :[[介護保険法第30条|第30条]] :[[介護保険法第31条|第31条]](要介護認定の取消し) :[[介護保険法第32条|第32条]](要支援認定) :[[介護保険法第33条|第33条]](要支援認定の更新) :[[介護保険法第33条の2|第33条の2]](要支援状態区分の変更の認定) :[[介護保険法第33条の3|第33条の3]] :[[介護保険法第34条|第34条]](要支援認定の取消し) :[[介護保険法第35条|第35条]](要介護認定等の手続の特例) :[[介護保険法第36条|第36条]](住所移転後の要介護認定及び要支援認定) :[[介護保険法第37条|第37条]](介護給付等対象サービスの種類の指定) :[[介護保険法第38条|第38条]](都道府県の援助等) :[[介護保険法第39条|第39条]](厚生労働省令への委任) ===第3節 介護給付(第40条~第51条の4)=== :[[介護保険法第40条|第40条]](介護給付の種類) :[[介護保険法第41条|第41条]](居宅介護サービス費の支給) :[[介護保険法第42条|第42条]](特例居宅介護サービス費の支給) :[[介護保険法第42条の2|第42条の2]](地域密着型介護サービス費の支給) :[[介護保険法第42条の3|第42条の3]](特例地域密着型介護サービス費の支給) :[[介護保険法第43条|第43条]](居宅介護サービス費等に係る支給限度額) :[[介護保険法第44条|第44条]](居宅介護福祉用具購入費の支給) :[[介護保険法第45条|第45条]](居宅介護住宅改修費の支給) :[[介護保険法第46条|第46条]](居宅介護サービス計画費の支給) :[[介護保険法第47条|第47条]](特例居宅介護サービス計画費の支給) :[[介護保険法第48条|第48条]](施設介護サービス費の支給) :[[介護保険法第49条|第49条]](特例施設介護サービス費の支給) :[[介護保険法第50条|第50条]](居宅介護サービス費等の額の特例) :[[介護保険法第51条|第51条]](高額介護サービス費の支給) :[[介護保険法第51条の2|第51条の2]](高額医療合算介護サービス費の支給) :[[介護保険法第51条の3|第51条の3]](特定入所者介護サービス費の支給) :[[介護保険法第51条の4|第51条の4]](特例特定入所者介護サービス費の支給) ===第4節 予防給付(第52条~第61条の4)=== :[[介護保険法第52条|第52条]](予防給付の種類) :[[介護保険法第53条|第53条]](介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第54条|第54条]](特例介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第54条の2|第54条の2]](地域密着型介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第54条の3|第54条の3]](特例地域密着型介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第55条|第55条]](介護予防サービス費等に係る支給限度額) :[[介護保険法第56条|第56条]](介護予防福祉用具購入費の支給) :[[介護保険法第57条|第57条]](介護予防住宅改修費の支給) :[[介護保険法第58条|第58条]](介護予防サービス計画費の支給) :[[介護保険法第59条|第59条]](特例介護予防サービス計画費の支給) :[[介護保険法第60条|第60条]](介護予防サービス費等の額の特例) :[[介護保険法第61条|第61条]](高額介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第61条の2|第61条の2]](高額医療合算介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第61条の3|第61条の3]](特定入所者介護予防サービス費の支給) :[[介護保険法第61条の4|第61条の4]](特例特定入所者介護予防サービス費の支給) ===第5節 市町村特別給付(第62条)=== :[[介護保険法第62条|第62条]] ===第6節 保険給付の制限等(第63条~第69条)=== :[[介護保険法第63条|第63条]](保険給付の制限) :[[介護保険法第64条|第64条]] :[[介護保険法第65条|第65条]] :[[介護保険法第66条|第66条]](保険料滞納者に係る支払方法の変更) :[[介護保険法第67条|第67条]](保険給付の支払の一時差止) :[[介護保険法第68条|第68条]] :[[介護保険法第69条|第69条]](保険料を徴収する権利が消滅した場合の保険給付の特例) ==第5章 介護支援専門員並びに事業者及び施設== ===第1節 介護支援専門員=== ====第1款 登録等(第69条の2~第69条の10)==== :[[介護保険法第69条の2|第69条の2]](介護支援専門員の登録) :[[介護保険法第69条の3|第69条の3]](登録の移転) :[[介護保険法第69条の4|第69条の4]](登録事項の変更の届出) :[[介護保険法第69条の5|第69条の5]](死亡等の届出) :[[介護保険法第69条の6|第69条の6]](申請等に基づく登録の消除) :[[介護保険法第69条の7|第69条の7]](介護支援専門員証の交付等) :[[介護保険法第69条の8|第69条の8]](介護支援専門員証の有効期間の更新) :[[介護保険法第69条の9|第69条の9]](介護支援専門員証の提示) :[[介護保険法第69条の10|第69条の10]](厚生労働省令への委任) ====第2款 登録試験問題作成機関の登録、指定試験実施機関及び指定研修(第69条の11~第69条の33)==== :[[介護保険法第69条の11|第69条の11]](登録試験問題作成機関の登録) :[[介護保険法第69条の12|第69条の12]](欠格条項) :[[介護保険法第69条の13|第69条の13]](登録の基準) :[[介護保険法第69条の14|第69条の14]](登録の公示等) :[[介護保険法第69条の15|第69条の15]](役員の選任及び解任) :[[介護保険法第69条の16|第69条の16]](試験委員の選任及び解任) :[[介護保険法第69条の17|第69条の17]](秘密保持義務等) :[[介護保険法第69条の18|第69条の18]](試験問題作成事務規程) :[[介護保険法第69条の19|第69条の19]](財務諸表等の備付け及び閲覧等) :[[介護保険法第69条の20|第69条の20]](帳簿の備付け等) :[[介護保険法第69条の21|第69条の21]](適合命令) :[[介護保険法第69条の22|第69条の22]](報告及び検査) :[[介護保険法第69条の23|第69条の23]](試験問題作成事務の休廃止) :[[介護保険法第69条の24|第69条の24]](登録の取消し等) :[[介護保険法第69条の25|第69条の25]](委任都道府県知事による試験問題作成事務の実施) :[[介護保険法第69条の26|第69条の26]](試験問題作成事務に係る手数料) :[[介護保険法第69条の27|第69条の27]](指定試験実施機関の指定) :[[介護保険法第69条の28|第69条の28]](秘密保持義務等) :[[介護保険法第69条の29|第69条の29]](監督命令等) :[[介護保険法第69条の30|第69条の30]](報告及び検査) :[[介護保険法第69条の31|第69条の31]](合格の取消し等) :[[介護保険法第69条の32|第69条の32]](政令への委任) :[[介護保険法第69条の33|第69条の33]](指定研修実施機関の指定等) ====第3款 義務等(第69条の34~第69条の39)==== :[[介護保険法第69条の34|第69条の34]](介護支援専門員の義務) :[[介護保険法第69条の35|第69条の35]](名義貸しの禁止等) :[[介護保険法第69条の36|第69条の36]](信用失墜行為の禁止) :[[介護保険法第69条の37|第69条の37]](秘密保持義務) :[[介護保険法第69条の38|第69条の38]](報告等) :[[介護保険法第69条の39|第69条の39]](登録の消除) ===第2節 指定居宅サービス事業者(第70条~第78条)=== :[[介護保険法第70条|第70条]](指定居宅サービス事業者の指定) :[[介護保険法第70条の2|第70条の2]](指定の更新) :[[介護保険法第71条|第71条]](指定居宅サービス事業者の特例) :[[介護保険法第72条|第72条]] :[[介護保険法第73条|第73条]](指定居宅サービスの事業の基準) :[[介護保険法第74条|第74条]] :[[介護保険法第75条|第75条]](変更の届出等) :[[介護保険法第75条の2|第75条の2]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第76条|第76条]](報告等) :[[介護保険法第76条の2|第76条の2]](勧告、命令等) :[[介護保険法第77条|第77条]](指定の取消し等) :[[介護保険法第78条|第78条]](公示) ===第3節 指定地域密着型サービス事業者(第78条の2~第78条の12)=== :[[介護保険法第78条の2|第78条の2]](指定地域密着型サービス事業者の指定) :[[介護保険法第78条の3|第78条の3]](指定地域密着型サービスの事業の基準) :[[介護保険法第78条の4|第78条の4]] :[[介護保険法第78条の5|第78条の5]](変更の届出等) :[[介護保険法第78条の6|第78条の6]](市町村長等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第78条の7|第78条の7]](報告等) :[[介護保険法第78条の8|第78条の8]](指定の辞退) :[[介護保険法第78条の9|第78条の9]](勧告、命令等) :[[介護保険法第78条の10|第78条の10]](指定の取消し等) :[[介護保険法第78条の11|第78条の11]](公示) :[[介護保険法第78条の12|第78条の12]](準用) ===第4節 指定居宅介護支援事業者(第79条~第85条)=== :[[介護保険法第79条|第79条]](指定居宅介護支援事業者の指定) :[[介護保険法第79条の2|第79条の2]](指定の更新) :[[介護保険法第80条|第80条]](指定居宅介護支援の事業の基準) :[[介護保険法第81条|第81条]] :[[介護保険法第82条|第82条]](変更の届出等) :[[介護保険法第82条の2|第82条の2]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第83条|第83条]](報告等) :[[介護保険法第83条の2|第83条の2]](勧告、命令等) :[[介護保険法第84条|第84条]](指定の取消し等) :[[介護保険法第85条|第85条]](公示) ===第5節 介護保険施設=== ====第1款 指定介護老人福祉施設(第86条~第93条)==== :[[介護保険法第86条|第86条]](指定介護老人福祉施設の指定) :[[介護保険法第86条の2|第86条の2]](指定の更新) :[[介護保険法第87条|第87条]](指定介護老人福祉施設の基準) :[[介護保険法第88条|第88条]] :[[介護保険法第89条|第89条]](変更の届出) :[[介護保険法第89条の2|第89条の2]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第90条|第90条]](報告等) :[[介護保険法第91条|第91条]](指定の辞退) :[[介護保険法第91条の2|第91条の2]](勧告、命令等) :[[介護保険法第92条|第92条]](指定の取消し等) :[[介護保険法第93条|第93条]](公示) ====第2款 介護老人保健施設(第94条~第106条)==== :[[介護保険法第94条|第94条]](開設許可) :[[介護保険法第94条の2|第94条の2]](許可の更新) :[[介護保険法第95条|第95条]](介護老人保健施設の管理) :[[介護保険法第96条|第96条]](介護老人保健施設の基準) :[[介護保険法第97条|第97条]] :[[介護保険法第98条|第98条]](広告制限) :[[介護保険法第99条|第99条]](変更の届出等) :[[介護保険法第99条の2|第99条の2]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第100条|第100条]](報告等) :[[介護保険法第101条|第101条]](設備の使用制限等) :[[介護保険法第102条|第102条]](変更命令) :[[介護保険法第103条|第103条]](業務運営の勧告、命令等) :[[介護保険法第104条|第104条]](許可の取消し等) :[[介護保険法第104条の2|第104条の2]](公示) :[[介護保険法第105条|第105条]](医療法 の準用) :[[介護保険法第106条|第106条]](医療法 との関係等) ====第3款 指定介護療養型医療施設(第107条~第115条)==== :[[介護保険法第107条|第107条]](指定介護療養型医療施設の指定) :[[介護保険法第107条の2|第107条の2]](指定の更新) :[[介護保険法第108条|第108条]](指定の変更) :[[介護保険法第109条|第109条]](指定介護療養型医療施設の基準) :[[介護保険法第110条|第110条]] :[[介護保険法第111条|第111条]](変更の届出) :[[介護保険法第111条の2|第111条の2]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第112条|第112条]](報告等) :[[介護保険法第113条|第113条]](指定の辞退) :[[介護保険法第113条の2|第113条の2]](勧告、命令等) :[[介護保険法第114条|第114条]](指定の取消し等) :[[介護保険法第115条|第115条]](公示) ===第6節 指定介護予防サービス事業者(第115条の2~第115条の11)=== :[[介護保険法第115条の2|第115条の2]](指定介護予防サービス事業者の指定) :[[介護保険法第115条の3|第115条の3]](指定介護予防サービスの事業の基準) :[[介護保険法第115条の4|第115条の4]] :[[介護保険法第115条の5|第115条の5]](変更の届出等) :[[介護保険法第115条の6|第115条の6]](都道府県知事等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第115条の7|第115条の7]](報告等) :[[介護保険法第115条の8|第115条の8]](勧告、命令等) :[[介護保険法第115条の9|第115条の9]](指定の取消し等) :[[介護保険法第115条の10|第115条の10]](公示) :[[介護保険法第115条の11|第115条の11]](準用) ===第7節 指定地域密着型介護予防サービス事業者(第115条の12~第115条の21)=== :[[介護保険法第115条の12|第115条の12]](指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定) :[[介護保険法第115条の13|第115条の13]](指定地域密着型介護予防サービスの事業の基準) :[[介護保険法第115条の14|第115条の14]] :[[介護保険法第115条の15|第115条の15]](変更の届出等) :[[介護保険法第115条の16|第115条の16]](市町村長等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第115条の17|第115条の17]](報告等) :[[介護保険法第115条の18|第115条の18]](勧告、命令等) :[[介護保険法第115条の19|第115条の19]](指定の取消し等) :[[介護保険法第115条の20|第115条の20]](公示) :[[介護保険法第115条の21|第115条の21]](準用) ===第8節 指定介護予防支援事業者(第115条の22~第115条の31)=== :[[介護保険法第115条の22|第115条の22]](指定介護予防支援事業者の指定) :[[介護保険法第115条の23|第115条の23]](指定介護予防支援の事業の基準) :[[介護保険法第115条の24|第115条の24]] :[[介護保険法第115条の25|第115条の25]](変更の届出等) :[[介護保険法第115条の26|第115条の26]](市町村長等による連絡調整又は援助) :[[介護保険法第115条の27|第115条の27]](報告等) :[[介護保険法第115条の28|第115条の28]](勧告、命令等) :[[介護保険法第115条の29|第115条の29]](指定の取消し等) :[[介護保険法第115条の30|第115条の30]](公示) :[[介護保険法第115条の31|第115条の31]](準用) ===第9節 業務管理体制の整備(第115条の32~第115条の34)=== :[[介護保険法第115条の32|第115条の32]](業務管理体制の整備等) :[[介護保険法第115条の33|第115条の33]](報告等) :[[介護保険法第115条の34|第115条の34]](勧告、命令等) ===第10節 介護サービス情報の公表(第115条の35~第115条の40三)=== :[[介護保険法第115条の35|第115条の35]](介護サービス情報の報告及び公表) :[[介護保険法第115条の36|第115条の36]](指定調査機関の指定) :[[介護保険法第115条の37|第115条の37]](調査員) :[[介護保険法第115条の38|第115条の38]](秘密保持義務等) :[[介護保険法第115条の39|第115条の39]](帳簿の備付け等) :[[介護保険法第115条の40|第115条の40]](報告等) :[[介護保険法第115条の41|第115条の41]](業務の休廃止等) :[[介護保険法第115条の42|第115条の42]](指定情報公表センターの指定) :[[介護保険法第115条の43|第115条の43]](政令への委任) ==第6章 地域支援事業等(第115条の44~第115条の47)== :[[介護保険法第115条の44|第115条の44]](地域支援事業) :[[介護保険法第115条の45|第115条の45]](地域包括支援センター) :[[介護保険法第115条の46|第115条の46]](実施の委託) :[[介護保険法第115条の47|第115条の47]](保健福祉事業) ==第7章 介護保険事業計画(第116条~第120条)== :[[介護保険法第116条|第116条]](基本指針) :[[介護保険法第117条|第117条]](市町村介護保険事業計画) :[[介護保険法第118条|第118条]](都道府県介護保険事業支援計画) :[[介護保険法第119条|第119条]](都道府県知事の助言等) :[[介護保険法第120条|第120条]](国の援助) ==第8章 費用等== ===第1節 費用の負担(第121条~第146条)=== :[[介護保険法第121条|第121条]](国の負担) :[[介護保険法第122条|第122条]](調整交付金等) :[[介護保険法第122条の2|第122条の2]] :[[介護保険法第123条|第123条]](都道府県の負担等) :[[介護保険法第124条|第124条]](市町村の1般会計における負担) :[[介護保険法第125条|第125条]](介護給付費交付金) :[[介護保険法第126条|第126条]](地域支援事業支援交付金) :[[介護保険法第127条|第127条]](国の補助) :[[介護保険法第128条|第128条]](都道府県の補助) :[[介護保険法第129条|第129条]](保険料) :[[介護保険法第130条|第130条]](賦課期日) :[[介護保険法第131条|第131条]](保険料の徴収の方法) :[[介護保険法第132条|第132条]](普通徴収に係る保険料の納付義務) :[[介護保険法第133条|第133条]](普通徴収に係る保険料の納期) :[[介護保険法第134条|第134条]](年金保険者の市町村に対する通知) :[[介護保険法第135条|第135条]](保険料の特別徴収) :[[介護保険法第136条|第136条]](特別徴収額の通知等) :[[介護保険法第137条|第137条]](特別徴収の方法によって徴収した保険料額の納入の義務等) :[[介護保険法第138条|第138条]](被保険者資格喪失等の場合の市町村の特別徴収義務者等に対する通知) :[[介護保険法第139条|第139条]](普通徴収保険料額への繰入) :[[介護保険法第140条|第140条]](仮徴収) :[[介護保険法第141条|第141条]](住所地特例対象施設に入所又は入居中の被保険者の特例に係る特別徴収義務者への通知) :[[介護保険法第141条の2|第141条の2]](政令への委任) :[[介護保険法第142条|第142条]](保険料の減免等) :[[介護保険法第143条|第143条]](地方税法 の準用) :[[介護保険法第144条|第144条]](滞納処分) :[[介護保険法第144条の2|第144条の2]](保険料の収納の委託) :[[介護保険法第145条|第145条]](保険料納付原簿) :[[介護保険法第146条|第146条]](条例等への委任) ===第2節 財政安定化基金等(第147条~第149条)=== :[[介護保険法第147条|第147条]](財政安定化基金) :[[介護保険法第148条|第148条]](市町村相互財政安定化事業) :[[介護保険法第149条|第149条]] ===第3節 医療保険者の納付金(第150条~第159条)=== :[[介護保険法第150条|第150条]](納付金の徴収及び納付義務) :[[介護保険法第151条|第151条]](納付金の額) :[[介護保険法第152条|第152条]](概算納付金) :[[介護保険法第153条|第153条]](確定納付金) :[[介護保険法第154条|第154条]](医療保険者が合併、分割及び解散をした場合における納付金の額の特例) :[[介護保険法第155条|第155条]](納付金の額の決定、通知等) :[[介護保険法第156条|第156条]](督促及び滞納処分) :[[介護保険法第157条|第157条]](延滞金) :[[介護保険法第158条|第158条]](納付の猶予) :[[介護保険法第159条|第159条]](通知) ==第9章 社会保険診療報酬支払基金の介護保険関係業務(第160条~第175条)== :[[介護保険法第160条|第160条]](支払基金の業務) :[[介護保険法第161条|第161条]](業務の委託) :[[介護保険法第162条|第162条]](業務方法書) :[[介護保険法第163条|第163条]](報告等) :[[介護保険法第164条|第164条]](区分経理) :[[介護保険法第165条|第165条]](予算等の認可) :[[介護保険法第166条|第166条]](財務諸表等) :[[介護保険法第167条|第167条]](利益及び損失の処理) :[[介護保険法第168条|第168条]](借入金及び債券) :[[介護保険法第169条|第169条]](政府保証) :[[介護保険法第170条|第170条]](余裕金の運用) :[[介護保険法第170条の2|第170条の2]](協議) :[[介護保険法第171条|第171条]](厚生労働省令への委任) :[[介護保険法第172条|第172条]](報告の徴収等) :[[介護保険法第173条|第173条]](社会保険診療報酬支払基金法 の適用の特例) :[[介護保険法第174条|第174条]](審査請求) :[[介護保険法第175条|第175条]] ==第10章 国民健康保険団体連合会の介護保険事業関係業務(第176条~第178条)== :[[介護保険法第176条|第176条]](連合会の業務) :[[介護保険法第177条|第177条]](議決権の特例) :[[介護保険法第178条|第178条]](区分経理) ==第11章 介護給付費審査委員会(第179条~第182条)== :[[介護保険法第179条|第179条]](給付費審査委員会) :[[介護保険法第180条|第180条]](給付費審査委員会の組織) :[[介護保険法第181条|第181条]](給付費審査委員会の権限) :[[介護保険法第182条|第182条]](厚生労働省令への委任) ==第12章 審査請求(第183条~第196条)== :[[介護保険法第183条|第183条]](審査請求) :[[介護保険法第184条|第184条]](介護保険審査会の設置) :[[介護保険法第185条|第185条]](組織) :[[介護保険法第186条|第186条]](委員の任期) :[[介護保険法第187条|第187条]](会長) :[[介護保険法第188条|第188条]](専門調査員) :[[介護保険法第189条|第189条]](合議体) :[[介護保険法第190条|第190条]] :[[介護保険法第191条|第191条]](管轄保険審査会) :[[介護保険法第192条|第192条]](審査請求の期間及び方式) :[[介護保険法第193条|第193条]](市町村に対する通知) :[[介護保険法第194条|第194条]](審理のための処分) :[[介護保険法第195条|第195条]](政令への委任) :[[介護保険法第196条|第196条]](審査請求と訴訟との関係) ==第13章 雑則(第197条~第204条)== :[[介護保険法第197条|第197条]](報告の徴収等) :[[介護保険法第197条の2|第197条の2]] :[[介護保険法第198条|第198条]](連合会に対する監督) :[[介護保険法第199条|第199条]](先取特権の順位) :[[介護保険法第200条|第200条]](時効) :[[介護保険法第201条|第201条]](期間の計算) :[[介護保険法第202条|第202条]](被保険者等に関する調査) :[[介護保険法第203条|第203条]](資料の提供等) :[[介護保険法第203条の2|第203条の2]](緊急時における厚生労働大臣の事務執行) :[[介護保険法第203条の3|第203条の3]](事務の区分) :[[介護保険法第203条の4|第203条の4]](権限の委任) :[[介護保険法第204条|第204条]](実施規定) ==第14章 罰則(第205条~第215条)== :[[介護保険法第205条|第205条]] :[[介護保険法第205条の2|第205条の2]] :[[介護保険法第206条|第206条]] :[[介護保険法第206条の2|第206条の2]] :[[介護保険法第207条|第207条]] :[[介護保険法第208条|第208条]] :[[介護保険法第209条|第209条]] :[[介護保険法第210条|第210条]] :[[介護保険法第211条|第211条]] :[[介護保険法第211条の2|第211条の2]] :[[介護保険法第212条|第212条]] :[[介護保険法第213条|第213条]] :[[介護保険法第214条|第214条]] :[[介護保険法第215条|第215条]] {{stub}} [[Category:コンメンタール|かいこほけんほう こんめんたある]] [[Category:介護保険法|*こんめんたあるかいこほけんほう]]
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2012-07-15T03:44:32Z
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介護保険法施行令
コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則 介護保険法施行令(最終改正:平成二一年一二月二八日政令第三一〇号)の逐条解説書。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "介護保険法施行令(最終改正:平成二一年一二月二八日政令第三一〇号)の逐条解説書。", "title": "" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法>コンメンタール介護保険法施行令>コンメンタール介護保険法施行規則 介護保険法施行令(最終改正:平成二一年一二月二八日政令第三一〇号)の逐条解説書。
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]>[[コンメンタール介護保険法施行令]]>[[コンメンタール介護保険法施行規則]] 介護保険法施行令(最終改正:平成二一年一二月二八日政令第三一〇号)の逐条解説書。 {{Wikipedia|介護保険法施行令}} ==第1章 総則(第1条~第4条)== :[[介護保険法施行令第1条|第1条]](特別会計の勘定) :[[介護保険法施行令第2条|第2条]](特定疾病) :[[介護保険法施行令第3条|第3条]](法第8条第2項 及び第8条の2第2項 の政令で定める者) :[[介護保険法施行令第3条の2|第3条の2]](福祉用具の貸与の方法等) :[[介護保険法施行令第4条|第4条]](法第8条第26項 の政令で定める療養病床等) ==第2章 介護認定審査会(第5条~第10条)== :[[介護保険法施行令第5条|第5条]](介護認定審査会の委員の定数の基準) :[[介護保険法施行令第6条|第6条]](委員の任期) :[[介護保険法施行令第7条|第7条]](会長) :[[介護保険法施行令第8条|第8条]](会議) :[[介護保険法施行令第9条|第9条]](合議体) :[[介護保険法施行令第10条|第10条]](都道府県介護認定審査会に関する読替え) ==第3章 保険給付== ===第1節 他の法令による給付との調整(第11条)=== :[[介護保険法施行令第11条|第11条]](法第20条 に規定する政令で定める給付等) ===第2節 指定市町村事務受託法人の指定(第11条の2~第11条の6)=== :[[介護保険法施行令第11条の2|第11条の2]](指定市町村事務受託法人の指定) :[[介護保険法施行令第11条の3|第11条の3]](変更の届出等) :[[介護保険法施行令第11条の4|第11条の4]](報告) :[[介護保険法施行令第11条の5|第11条の5]](指定の取消し等) :[[介護保険法施行令第11条の6|第11条の6]](公示) ===第3節 認定(第11条の7~第14条)=== :[[介護保険法施行令第11条の7|第11条の7]](要介護状態区分の変更の認定に関する読替え) :[[介護保険法施行令第12条|第12条]] :[[介護保険法施行令第13条|第13条]](要介護認定の取消しに関する読替え) :[[介護保険法施行令第13条の2|第13条の2]](要支援状態区分の変更の認定に関する読替え) :[[介護保険法施行令第13条の3|第13条の3]] :[[介護保険法施行令第14条|第14条]](要支援認定の取消しに関する読替え) ===第4節 介護給付(第15条~第22条の5)=== :[[介護保険法施行令第15条|第15条]](特例居宅介護サービス費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第15条の2|第15条の2]](地域密着型介護サービス費及び指定地域密着型サービス事業者に関する読替え) :[[介護保険法施行令第15条の3|第15条の3]](特例地域密着型介護サービス費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第16条|第16条]] :[[介護保険法施行令第17条|第17条]] :[[介護保険法施行令第18条|第18条]] :[[介護保険法施行令第19条|第19条]](居宅介護サービス計画費に関する読替え) :[[介護保険法施行令第20条|第20条]](特例居宅介護サービス計画費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第21条|第21条]](施設介護サービス費及び介護保険施設に関する読替え) :[[介護保険法施行令第22条|第22条]](特例施設介護サービス費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第22条の2|第22条の2]](高額介護サービス費) :[[介護保険法施行令第22条の3|第22条の3]](高額医療合算介護サービス費) :[[介護保険法施行令第22条の4|第22条の4]](特定入所者介護サービス費及び特定介護保険施設等に関する読替え) :[[介護保険法施行令第22条の5|第22条の5]](特例特定入所者介護サービス費を支給する場合) ===第5節 予防給付(第23条~第29条の5)=== :[[介護保険法施行令第23条|第23条]](介護予防サービス費及び指定介護予防サービス事業者に関する読替え) :[[介護保険法施行令第24条|第24条]](特例介護予防サービス費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第24条の2|第24条の2]] :[[介護保険法施行令第24条の3|第24条の3]](特例地域密着型介護予防サービス費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第25条|第25条]] :[[介護保険法施行令第26条|第26条]] :[[介護保険法施行令第27条|第27条]] :[[介護保険法施行令第28条|第28条]](介護予防サービス計画費及び指定介護予防支援事業者に関する読替え) :[[介護保険法施行令第29条|第29条]](特例介護予防サービス計画費を支給する場合) :[[介護保険法施行令第29条の2|第29条の2]](高額介護予防サービス費) :[[介護保険法施行令第29条の3|第29条の3]](高額医療合算介護予防サービス費) :[[介護保険法施行令第29条の4|第29条の4]](第1項及び第8項を除く。) :[[介護保険法施行令第29条の5|第29条の5]](特例特定入所者介護予防サービス費を支給する場合) ===第6節 保険給付の制限等(第30条~第35条)=== :[[介護保険法施行令第30条|第30条]](法第66条第1項 に規定する政令で定める特別の事情) :[[介護保険法施行令第31条|第31条]](法第66条第3項 に規定する政令で定める特別の事情) :[[介護保険法施行令第32条|第32条]](法第67条 及び第68条 に規定する政令で定める特別の事情) :[[介護保険法施行令第33条|第33条]](保険料徴収権消滅期間の算定方法) :[[介護保険法施行令第34条|第34条]](給付額減額期間の算定方法) :[[介護保険法施行令第35条|第35条]](法第69条第1項 ただし書に規定する政令で定める特別の事情) ==第4章 介護支援専門員並びに事業者及び施設== ===第1節 通則(第35条の2~第1項 )=== :[[介護保険法施行令第35条の2|第35条の2]](登録の拒否等に係る法律) :[[介護保険法施行令第35条の3|第35条の3]](指定の拒否等に係る使用人の範囲) :[[介護保険法施行令第35条の4|第35条の4]](指定の取消し等に係る法律) :[[介護保険法施行令第35条の5|第35条の5]](指定地域密着型サービス事業者の指定の更新に関する読替え) :[[介護保険法施行令第35条の6|第35条の6]](指定介護予防サービス事業者の指定の更新及び特例に関する読替え) :[[介護保険法施行令第35条の7|第35条の7]](指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定の更新に関する読替え) :[[介護保険法施行令第35条の8|第35条の8]](指定介護予防支援事業者の指定の更新に関する読替え) ===第2節 介護支援専門員(第35条の9~第35条の10)=== :[[介護保険法施行令第35条の9|第35条の9]](指定試験実施機関の指定の要件等) :[[介護保険法施行令第35条の10|第35条の10]](指定研修実施機関の指定の要件等) ===第3節 介護老人保健施設(第36条~第37条)=== :[[介護保険法施行令第36条|第36条]](介護老人保健施設に関する読替え) :[[介護保険法施行令第37条|第37条]](法第106条 の政令で定める規定等) ===第4節 介護サービス情報の公表(第37条の2~第37条の12)=== :[[介護保険法施行令第37条の2|第37条の2]](介護サービス情報の報告に関する計画等) :[[介護保険法施行令第37条の3|第37条の3]](指定調査機関の指定の基準) :[[介護保険法施行令第37条の4|第37条の4]](指定調査機関の指定の公示等) :[[介護保険法施行令第37条の5|第37条の5]](調査の方法) :[[介護保険法施行令第37条の6|第37条の6]](調査事務規程) :[[介護保険法施行令第37条の7|第37条の7]](調査員の要件) :[[介護保険法施行令第37条の8|第37条の8]](改善命令) :[[介護保険法施行令第37条の9|第37条の9]](指定調査機関の業務の休廃止の許可の公示) :[[介護保険法施行令第37条の10|第37条の10]](指定調査機関の指定の取消し等) :[[介護保険法施行令第37条の11|第37条の11]](指定情報公表センターの指定等についての準用) :[[介護保険法施行令第37条の12|第37条の12]](指定情報公表センターに関する読替え) ==第5章 地域支援事業(第37条の13~第37条の15)== :[[介護保険法施行令第37条の13|第37条の13]](地域支援事業の額) :[[介護保険法施行令第37条の14|第37条の14]](地域包括支援センターに関する読替え) :[[介護保険法施行令第37条の15|第37条の15]](地域包括支援センターの職員に対する研修) ==第6章 保険料(第38条~第45条の7)== :[[介護保険法施行令第38条|第38条]](保険料率の算定に関する基準) :[[介護保険法施行令第39条|第39条]](特別の基準による保険料率の算定) :[[介護保険法施行令第40条|第40条]](法第131条 に規定する政令で定める年金給付等) :[[介護保険法施行令第41条|第41条]](特別徴収の対象となる年金額) :[[介護保険法施行令第41条の2|第41条の2]](年金保険者の市町村に対する通知の経由の順序) :[[介護保険法施行令第42条|第42条]](特別徴収対象年金給付の順位) :[[介護保険法施行令第42条の2|第42条の2]](市町村の年金保険者に対する通知の経由の順序) :[[介護保険法施行令第43条|第43条]] :[[介護保険法施行令第44条|第44条]](仮徴収に関する読替え) :[[介護保険法施行令第45条|第45条]](介護保険施設に入所中の被保険者の特例に関する技術的読替え) :[[介護保険法施行令第45条の2|第45条の2]](四月一日後の事項の通知に係る特別徴収額の通知等の取扱い) :[[介護保険法施行令第45条の3|第45条の3]] :[[介護保険法施行令第45条の4|第45条の4]] :[[介護保険法施行令第45条の5|第45条の5]] :[[介護保険法施行令第45条の6|第45条の6]] :[[介護保険法施行令第45条の7|第45条の7]](保険料の収納の委託) ==第7章 審査請求(第46条~第51条)== :[[介護保険法施行令第46条|第46条]](公益を代表する委員の員数の基準) :[[介護保険法施行令第47条|第47条]](審査請求書の記載事項等) :[[介護保険法施行令第48条|第48条]](移送の通知) :[[介護保険法施行令第49条|第49条]](保険者等に対する通知) :[[介護保険法施行令第50条|第50条]](裁決書の記載事項) :[[介護保険法施行令第51条|第51条]](関係人に対する旅費等) ==第8章 雑則(第51条の2)== :[[介護保険法施行令第51条の2|第51条の2]](事業の実施状況の報告) ==第9章 施行法 の経過措置に関する規定(第52条~第59条)== :[[介護保険法施行令第52条|第52条]](施行法第1条第1項 の政令で定める日) :[[介護保険法施行令第53条|第53条]](施行法第16条第1項第一号 の政令で定める額) :[[介護保険法施行令第54条|第54条]](施行日前の特別徴収に係る年金保険者の市町村に対する通知に関する読替え) :[[介護保険法施行令第55条|第55条]](平成十二年度における特別徴収の仮徴収の額) :[[介護保険法施行令第56条|第56条]](平成十二年度における特別徴収の仮徴収に関する読替え) :[[介護保険法施行令第57条|第57条]](平成十二年度における特別徴収の仮徴収に係る特別徴収対象年金給付の順位) :[[介護保険法施行令第58条|第58条]](指定居宅サービス事業者に関する経過措置) :[[介護保険法施行令第59条|第59条]](保険審査会の委員の任期の経過措置) {{stub}} [[Category:コンメンタール|かいこほけんほうしこうれい こんめんたある]] [[Category:介護保険法施行令|*こんめんたあるかいこほけんほうしこうれい]]
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2011-01-25T08:06:20Z
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13,867
介護保険法第2条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (介護保険)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(介護保険)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第1条|前]])([[介護保険法第3条|次]]) ==条文== (介護保険) ;第2条   #介護保険は、被保険者の要介護状態又は要支援状態に関し、必要な保険給付を行うものとする。 #前項の保険給付は、要介護状態又は要支援状態の軽減又は悪化の防止に資するよう行われるとともに、医療との連携に十分配慮して行われなければならない。 #第1項の保険給付は、被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、被保険者の選択に基づき、適切な保健医療サービス及び福祉サービスが、多様な事業者又は施設から、総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならない。 #第一項の保険給付の内容及び水準は、被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|02]]
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2010-04-04T00:57:58Z
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13,868
介護保険法第3条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (保険者)
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コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第2条|前]])([[介護保険法第4条|次]]) ==条文== (保険者) ;第3条   #市町村及び特別区は、この法律の定めるところにより、介護保険を行うものとする。 #市町村及び特別区は、介護保険に関する収入及び支出について、政令で定めるところにより、特別会計を設けなければならない。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|03]]
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2010-04-04T00:59:34Z
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13,869
介護保険法第5条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (国及び都道府県の責務)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(国及び都道府県の責務)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第4条|前]])([[介護保険法第6条|次]]) ==条文== (国及び都道府県の責務) ;第5条   #国は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるよう保健医療サービス及び福祉サービスを提供する体制の確保に関する施策その他の必要な各般の措置を講じなければならない。 #都道府県は、介護保険事業の運営が健全かつ円滑に行われるように、必要な助言及び適切な援助をしなければならない。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|05]]
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2010-04-04T01:00:42Z
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13,870
介護保険法第15条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (委員)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(委員)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第14条|前]])([[介護保険法第16条|次]]) ==条文== (委員) ;第15条   #認定審査会の委員の定数は、政令で定める基準に従い条例で定める数とする。 #委員は、要介護者等の保健、医療又は福祉に関する学識経験を有する者のうちから、市町村長(特別区にあっては、区長。以下同じ。)が任命する。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|15]]
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2010-04-04T01:02:09Z
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13,871
介護保険法第18条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (保険給付の種類)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(保険給付の種類)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第17条|前]])([[介護保険法第19条|次]]) ==条文== (保険給付の種類) ;第18条   :この法律による保険給付は、次に掲げる保険給付とする。 :一  被保険者の要介護状態に関する保険給付(以下「介護給付」という。) :二  被保険者の要支援状態に関する保険給付(以下「予防給付」という。) :三  前二号に掲げるもののほか、要介護状態又は要支援状態の軽減又は悪化の防止に資する保険給付として条例で定めるもの(第五節において「市町村特別給付」という。) ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|18]]
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2010-04-04T01:03:14Z
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13,872
介護保険法第23条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (文書の提出等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(文書の提出等)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第22条|前]])([[介護保険法第24条|次]]) ==条文== (文書の提出等) ;第23条   :市町村は、保険給付に関して必要があると認めるときは、当該保険給付を受ける者若しくは当該保険給付に係る居宅サービス等(居宅サービス(これに相当するサービスを含む。)、地域密着型サービス(これに相当するサービスを含む。)、居宅介護支援(これに相当するサービスを含む。)、施設サービス、介護予防サービス(これに相当するサービスを含む。)、地域密着型介護予防サービス(これに相当するサービスを含む。)若しくは介護予防支援(これに相当するサービスを含む。)をいう。以下同じ。)を担当する者若しくは保険給付に係る第四十五条第一項に規定する住宅改修を行う者又はこれらの者であった者(第二十四条の二第一項第一号において「照会等対象者」という。)に対し、文書その他の物件の提出若しくは提示を求め、若しくは依頼し、又は当該職員に質問若しくは照会をさせることができる。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|22]]
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2010-04-04T01:04:42Z
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13,873
介護保険法第22条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (不正利得の徴収等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(不正利得の徴収等)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第21条|前]])([[介護保険法第23条|次]]) ==条文== (不正利得の徴収等) ;第22条   #偽りその他不正の行為によって保険給付を受けた者があるときは、市町村は、その者からその給付の価額の全部又は一部を徴収することができる。 #前項に規定する場合において、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション若しくは短期入所療養介護又は介護予防訪問看護、介護予防訪問リハビリテーション、介護予防通所リハビリテーション若しくは介護予防短期入所療養介護についてその治療の必要の程度につき診断する医師その他居宅サービス若しくはこれに相当するサービス、施設サービス又は介護予防サービス若しくはこれに相当するサービスに従事する医師又は歯科医師が、市町村に提出されるべき診断書に虚偽の記載をしたため、その保険給付が行われたものであるときは、市町村は、当該医師又は歯科医師に対し、保険給付を受けた者に連帯して同項の徴収金を納付すべきことを命ずることができる。 #市町村は、第四十一条第一項に規定する指定居宅サービス事業者、第四十二条の二第一項に規定する指定地域密着型サービス事業者、第四十六条第一項に規定する指定居宅介護支援事業者、介護保険施設、第五十三条第一項に規定する指定介護予防サービス事業者、第五十四条の二第一項に規定する指定地域密着型介護予防サービス事業者又は第五十八条第一項に規定する指定介護予防支援事業者(以下この項において「指定居宅サービス事業者等」という。)が、偽りその他不正の行為により第四十一条第六項、第四十二条の二第六項、第四十六条第四項、第四十八条第四項、第五十一条の三第四項、第五十三条第四項、第五十四条の二第六項、第五十八条第四項又は第六十一条の三第四項の規定による支払を受けたときは、当該指定居宅サービス事業者等から、その支払った額につき返還させるべき額を徴収するほか、その返還させるべき額に百分の四十を乗じて得た額を徴収することができる。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|22]]
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2010-04-04T01:06:13Z
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13,874
介護保険法第27条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (要介護認定)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(要介護認定)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第26条|前]])([[介護保険法第28条|次]]) ==条文== (要介護認定) ;第27条   #要介護認定を受けようとする被保険者は、厚生労働省令で定めるところにより、申請書に被保険者証を添付して市町村に申請をしなければならない。この場合において、当該被保険者は、厚生労働省令で定めるところにより、第四十六条第一項に規定する指定居宅介護支援事業者、地域密着型介護老人福祉施設若しくは介護保険施設であって厚生労働省令で定めるもの又は第百十五条の四十五第一項に規定する地域包括支援センターに、当該申請に関する手続を代わって行わせることができる。 #市町村は、前項の申請があったときは、当該職員をして、当該申請に係る被保険者に面接させ、その心身の状況、その置かれている環境その他厚生労働省令で定める事項について調査をさせるものとする。この場合において、市町村は、当該被保険者が遠隔の地に居所を有するときは、当該調査を他の市町村に嘱託することができる。 #市町村は、第一項の申請があったときは、当該申請に係る被保険者の主治の医師に対し、当該被保険者の身体上又は精神上の障害の原因である疾病又は負傷の状況等につき意見を求めるものとする。ただし、当該被保険者に係る主治の医師がないときその他当該意見を求めることが困難なときは、市町村は、当該被保険者に対して、その指定する医師又は当該職員で医師であるものの診断を受けるべきことを命ずることができる。 #市町村は、第二項の調査(第二十四条の二第一項第二号の規定により委託された場合にあっては、当該委託に係る調査を含む。)の結果、前項の主治の医師の意見又は指定する医師若しくは当該職員で医師であるものの診断の結果その他厚生労働省令で定める事項を認定審査会に通知し、第一項の申請に係る被保険者について、次の各号に掲げる被保険者の区分に応じ、当該各号に定める事項に関し審査及び判定を求めるものとする。 #:一  第一号被保険者 要介護状態に該当すること及びその該当する要介護状態区分 #:二  第二号被保険者 要介護状態に該当すること、その該当する要介護状態区分及びその要介護状態の原因である身体上又は精神上の障害が特定疾病によって生じたものであること。 #認定審査会は、前項の規定により審査及び判定を求められたときは、厚生労働大臣が定める基準に従い、当該審査及び判定に係る被保険者について、同項各号に規定する事項に関し審査及び判定を行い、その結果を市町村に通知するものとする。この場合において、認定審査会は、必要があると認めるときは、次に掲げる事項について、市町村に意見を述べることができる。 #:一  当該被保険者の要介護状態の軽減又は悪化の防止のために必要な療養に関する事項 #:二  第四十一条第一項に規定する指定居宅サービス、第四十二条の二第一項に規定する指定地域密着型サービス又は第四十八条第一項に規定する指定施設サービス等の適切かつ有効な利用等に関し当該被保険者が留意すべき事項 #認定審査会は、前項前段の審査及び判定をするに当たって必要があると認めるときは、当該審査及び判定に係る被保険者、その家族、第三項の主治の医師その他の関係者の意見を聴くことができる。 #市町村は、第五項前段の規定により通知された認定審査会の審査及び判定の結果に基づき、要介護認定をしたときは、その結果を当該要介護認定に係る被保険者に通知しなければならない。この場合において、市町村は、次に掲げる事項を当該被保険者の被保険者証に記載し、これを返付するものとする。 #:一  該当する要介護状態区分 #:二  第五項第二号に掲げる事項に係る認定審査会の意見 #要介護認定は、その申請のあった日にさかのぼってその効力を生ずる。 #市町村は、第五項前段の規定により通知された認定審査会の審査及び判定の結果に基づき、要介護者に該当しないと認めたときは、理由を付して、その旨を第一項の申請に係る被保険者に通知するとともに、当該被保険者の被保険者証を返付するものとする。 #市町村は、第一項の申請に係る被保険者が、正当な理由なしに、第二項の規定による調査(第二十四条の二第一項第二号の規定により委託された場合にあっては、当該委託に係る調査を含む。)に応じないとき、又は第三項ただし書の規定による診断命令に従わないときは、第一項の申請を却下することができる。 #第一項の申請に対する処分は、当該申請のあった日から三十日以内にしなければならない。ただし、当該申請に係る被保険者の心身の状況の調査に日時を要する等特別な理由がある場合には、当該申請のあった日から三十日以内に、当該被保険者に対し、当該申請に対する処分をするためになお要する期間(次項において「処理見込期間」という。)及びその理由を通知し、これを延期することができる。 #第一項の申請をした日から三十日以内に当該申請に対する処分がされないとき、若しくは前項ただし書の通知がないとき、又は処理見込期間が経過した日までに当該申請に対する処分がされないときは、当該申請に係る被保険者は、市町村が当該申請を却下したものとみなすことができる。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|27]]
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2010-04-04T01:08:47Z
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13,875
介護保険法第41条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (居宅介護サービス費の支給)
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コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第40条|前]])([[介護保険法第42条|次]]) ==条文== (居宅介護サービス費の支給) ;第41条   #市町村は、要介護認定を受けた被保険者(以下「要介護被保険者」という。)のうち居宅において介護を受けるもの(以下「居宅要介護被保険者」という。)が、都道府県知事が指定する者(以下「指定居宅サービス事業者」という。)から当該指定に係る居宅サービス事業を行う事業所により行われる居宅サービス(以下「指定居宅サービス」という。)を受けたときは、当該居宅要介護被保険者に対し、当該指定居宅サービスに要した費用(特定福祉用具の購入に要した費用を除き、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護及び特定施設入居者生活介護に要した費用については、食事の提供に要する費用、滞在に要する費用その他の日常生活に要する費用として厚生労働省令で定める費用を除く。以下この条において同じ。)について、居宅介護サービス費を支給する。ただし、当該居宅要介護被保険者が、第三十七条第一項の規定による指定を受けている場合において、当該指定に係る種類以外の居宅サービスを受けたときは、この限りでない。 #居宅介護サービス費は、厚生労働省令で定めるところにより、市町村が必要と認める場合に限り、支給するものとする。 #指定居宅サービスを受けようとする居宅要介護被保険者は、厚生労働省令で定めるところにより、自己の選定する指定居宅サービス事業者について、被保険者証を提示して、当該指定居宅サービスを受けるものとする。 #居宅介護サービス費の額は、次の各号に掲げる居宅サービスの区分に応じ、当該各号に定める額とする。 #:一  訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーション及び福祉用具貸与これらの居宅サービスの種類ごとに、当該居宅サービスの種類に係る指定居宅サービスの内容、当該指定居宅サービスの事業を行う事業所の所在する地域等を勘案して算定される当該指定居宅サービスに要する平均的な費用(通所介護及び通所リハビリテーションに要する費用については、食事の提供に要する費用その他の日常生活に要する費用として厚生労働省令で定める費用を除く。)の額を勘案して厚生労働大臣が定める基準により算定した費用の額(その額が現に当該指定居宅サービスに要した費用の額を超えるときは、当該現に指定居宅サービスに要した費用の額とする。)の百分の九十に相当する額 #:二  短期入所生活介護、短期入所療養介護及び特定施設入居者生活介護これらの居宅サービスの種類ごとに、要介護状態区分、当該居宅サービスの種類に係る指定居宅サービスの事業を行う事業所の所在する地域等を勘案して算定される当該指定居宅サービスに要する平均的な費用(食事の提供に要する費用、滞在に要する費用その他の日常生活に要する費用として厚生労働省令で定める費用を除く。)の額を勘案して厚生労働大臣が定める基準により算定した費用の額(その額が現に当該指定居宅サービスに要した費用の額を超えるときは、当該現に指定居宅サービスに要した費用の額とする。)の百分の九十に相当する額 #厚生労働大臣は、前項各号の基準を定めようとするときは、あらかじめ社会保障審議会の意見を聴かなければならない。 #居宅要介護被保険者が指定居宅サービス事業者から指定居宅サービスを受けたとき(当該居宅要介護被保険者が第四十六条第四項の規定により指定居宅介護支援を受けることにつきあらかじめ市町村に届け出ている場合であって、当該指定居宅サービスが当該指定居宅介護支援の対象となっている場合その他の厚生労働省令で定める場合に限る。)は、市町村は、当該居宅要介護被保険者が当該指定居宅サービス事業者に支払うべき当該指定居宅サービスに要した費用について、居宅介護サービス費として当該居宅要介護被保険者に対し支給すべき額の限度において、当該居宅要介護被保険者に代わり、当該指定居宅サービス事業者に支払うことができる。 #前項の規定による支払があったときは、居宅要介護被保険者に対し居宅介護サービス費の支給があったものとみなす。 #指定居宅サービス事業者は、指定居宅サービスその他のサービスの提供に要した費用につき、その支払を受ける際、当該支払をした居宅要介護被保険者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、領収証を交付しなければならない。 #市町村は、指定居宅サービス事業者から居宅介護サービス費の請求があったときは、第四項各号の厚生労働大臣が定める基準及び第七十四条第二項に規定する指定居宅サービスの事業の設備及び運営に関する基準(指定居宅サービスの取扱いに関する部分に限る。)に照らして審査した上、支払うものとする。 #市町村は、前項の規定による審査及び支払に関する事務を連合会に委託することができる。 #前項の規定による委託を受けた連合会は、当該委託をした市町村の同意を得て、厚生労働省令で定めるところにより、当該委託を受けた事務の一部を、営利を目的としない法人であって厚生労働省令で定める要件に該当するものに委託することができる。 #前各項に規定するもののほか、居宅介護サービス費の支給及び指定居宅サービス事業者の居宅介護サービス費の請求に関して必要な事項は、厚生労働省令で定める。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|41]]
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2010-04-04T01:11:31Z
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13,876
介護保険法第78条の2
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (指定地域密着型サービス事業者の指定)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(指定地域密着型サービス事業者の指定)", "title": "条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第78条|前]])([[介護保険法第79条|次]]) ==条文== (指定地域密着型サービス事業者の指定) ;第78条の2   #第四十二条の二第一項本文の指定は、厚生労働省令で定めるところにより、地域密着型サービス事業を行う者(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護を行う事業にあっては、老人福祉法第二十条の五 に規定する特別養護老人ホームであって、その入所定員が二十九人以下であるものの開設者)の申請により、地域密着型サービスの種類及び当該地域密着型サービスの種類に係る地域密着型サービス事業を行う事業所(以下この節において「事業所」という。)ごとに行い、当該指定をする市町村長がその長である市町村の行う介護保険の被保険者に対する地域密着型介護サービス費及び特例地域密着型介護サービス費の支給について、その効力を有する。 #市町村長は、第四十二条の二第一項本文の指定をしようとするときは、厚生労働省令で定めるところにより、あらかじめその旨を都道府県知事に届け出なければならない。 #都道府県知事は、地域密着型特定施設入居者生活介護につき市町村長から前項の届出があった場合において、当該申請に係る事業所の所在地を含む区域(第百十八条第二項第一号の規定により当該都道府県が定める区域とする。)における介護専用型特定施設入居者生活介護の利用定員の総数及び地域密着型特定施設入居者生活介護の利用定員の総数の合計数が、同条第一項の規定により当該都道府県が定める都道府県介護保険事業支援計画において定めるその区域の介護専用型特定施設入居者生活介護の必要利用定員総数及び地域密着型特定施設入居者生活介護の必要利用定員総数の合計数に既に達しているか、又は当該申請に係る事業者の指定によってこれを超えることになると認めるとき、その他の当該都道府県介護保険事業支援計画の達成に支障を生ずるおそれがあると認めるときは、当該市町村長に対し、必要な助言又は勧告をすることができる。 #市町村長は、第一項の申請があった場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、第四十二条の二第一項本文の指定をしてはならない。 #:一  申請者が法人でないとき。 #:二  当該申請に係る事業所の従業者の知識及び技能並びに人員が、第七十八条の四第一項の厚生労働省令で定める基準若しくは同項の厚生労働省令で定める員数又は同条第四項に規定する指定地域密着型サービスに従事する従業者に関する基準を満たしていないとき。 #:三  申請者が、第七十八条の四第二項又は第四項に規定する指定地域密着型サービスの事業の設備及び運営に関する基準に従って適正な地域密着型サービス事業の運営をすることができないと認められるとき。 #:四  当該申請に係る事業所が当該市町村の区域の外にある場合であって、その所在地の市町村長の同意を得ていないとき。 #:五  申請者が、この法律その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 #:五の二  申請者が、健康保険法 、船員保険法 、地方公務員等共済組合法 、私立学校教職員共済法 又は厚生年金保険法 の定めるところにより納付義務を負う保険料、負担金又は掛金(以下この号、第七十九条第二項第四号の二、第百十五条の十二第二項第五号の二及び第百十五条の二十二第二項第四号の二において「保険料等」という。)について、当該申請をした日の前日までに、これらの法律の規定に基づく滞納処分を受け、かつ、当該処分を受けた日から正当な理由なく三月以上の期間にわたり、当該処分を受けた日以降に納期限の到来した保険料等のすべて(当該処分を受けた者が、当該処分に係る保険料等の納付義務を負うことを定める法律によって納付義務を負う保険料等に限る。第七十九条第二項第四号の二、第百十五条の十二第二項第五号の二及び第百十五条の二十二第二項第四号の二において同じ。)を引き続き滞納している者であるとき。 #:六  申請者(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者を除く。)が、第七十八条の十(第二号から第五号までを除く。)の規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定を除く。)を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者であるとき。ただし、当該指定の取消しが、指定地域密着型サービス事業者の指定の取消しのうち当該指定の取消しの処分の理由となった事実及び当該事実の発生を防止するための当該指定地域密着型サービス事業者による業務管理体制の整備についての取組の状況その他の当該事実に関して当該指定地域密着型サービス事業者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する指定の取消しに該当しないこととすることが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 #:六の二  申請者(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者に限る。)が、第七十八条の十(第二号から第五号までを除く。)の規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定に限る。)を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者であるとき。ただし、当該指定の取消しが、指定地域密着型サービス事業者の指定の取消しのうち当該指定の取消しの処分の理由となった事実及び当該事実の発生を防止するための当該指定地域密着型サービス事業者による業務管理体制の整備についての取組の状況その他の当該事実に関して当該指定地域密着型サービス事業者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する指定の取消しに該当しないこととすることが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 #:六の三  申請者と密接な関係を有する者(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者と密接な関係を有する者を除く。)が、第七十八条の十(第二号から第五号までを除く。)の規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過していないとき。ただし、当該指定の取消しが、指定地域密着型サービス事業者の指定の取消しのうち当該指定の取消しの処分の理由となった事実及び当該事実の発生を防止するための当該指定地域密着型サービス事業者による業務管理体制の整備についての取組の状況その他の当該事実に関して当該指定地域密着型サービス事業者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する指定の取消しに該当しないこととすることが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 #:七  申請者が、第七十八条の十(第二号から第五号までを除く。)の規定による指定の取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日から当該処分をする日又は処分をしないことを決定する日までの間に第七十八条の五第二項 の規定による事業の廃止の届出をした者(当該事業の廃止について相当の理由がある者を除く。)又は第七十八条の八 の規定による指定の辞退をした者(当該指定の辞退について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出又は指定の辞退の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:八  申請者が、指定の申請前五年以内に居宅サービス等に関し不正又は著しく不当な行為をした者であるとき。 #:九  申請者の役員等のうちに次のイからニまで又はヘ(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者の役員等にあっては、次のイからハまで、ホ又はヘ)のいずれかに該当する者があるとき。 #::イ 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者 #::ロ 第五号又は前号に該当する者 #::ハ この法律、船員保険法 、国民健康保険法 又は国民年金法 の定めるところにより納付義務を負う保険料(地方税法 の規定による国民健康保険税を含む。以下このハ、第七十九条第二項第八号ハ、第八十六条第二項第七号ハ、第百十五条の十二第二項第九号ハ及び第百十五条の二十二第二項第八号ハにおいて「保険料等」という。)について、当該申請をした日の前日までに、これらの法律の規定に基づく滞納処分を受け、かつ、当該処分を受けた日から正当な理由なく三月以上の期間にわたり、当該処分を受けた日以降に納期限の到来した保険料等のすべて(当該処分を受けた者が、当該処分に係る保険料等の納付義務を負うことを定める法律によって納付義務を負う保険料等に限る。第七十九条第二項第八号ハ、第八十六条第二項第七号ハ、第百十五条の十二第二項第九号ハ及び第百十五条の二十二第二項第八号ハにおいて同じ。)を引き続き滞納している者 #::ニ 第七十八条の十(第二号から第五号までを除く。)の規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定を除く。)を取り消された法人において、当該取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日前六十日以内にその役員等であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないもの #::ホ 第七十八条の十 (第二号から第五号までを除く。)の規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定に限る。)を取り消された法人において、当該取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日前六十日以内にその役員等であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないもの #::ヘ 第七号 に規定する期間内に第七十八条の五第二項 の規定による事業の廃止の届出をした法人(当該事業の廃止について相当の理由がある法人を除く。)又は第七十八条の八 の規定による指定の辞退をした法人(当該指定の辞退について相当の理由がある法人を除く。)において、同号 の通知の日前六十日以内にその役員等であった者で当該届出又は指定の辞退の日から起算して五年を経過しないもの #市町村長は、第一項の申請があった場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、第四十二条の二第一項本文の指定をしないことができる。 #:一  申請者(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者を除く。)が、第七十八条の十第二号から第五号までの規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定を除く。)を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者であるとき。 #:一の二  申請者(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者に限る。)が、第七十八条の十第二号から第五号までの規定により指定(認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定に限る。)を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者であるとき。 #:一の三  申請者と密接な関係を有する者(地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護に係る指定の申請者と密接な関係を有する者を除く。)が、第七十八条の十第二号から第五号までの規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過していないとき。 #:二  申請者が、第七十八条の十第二号から第五号までの規定による指定の取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日から当該処分をする日又は処分をしないことを決定する日までの間に第七十八条の五第二項 の規定による事業の廃止の届出をした者(当該事業の廃止について相当の理由がある者を除く。)又は第七十八条の八 の規定による指定の辞退をした者(当該指定の辞退について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出又は指定の辞退の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:二の二  申請者が、第七十八条の七第一項の規定による検査が行われた日から聴聞決定予定日(当該検査の結果に基づき第七十八条の十の規定による指定の取消しの処分に係る聴聞を行うか否かの決定をすることが見込まれる日として厚生労働省令で定めるところにより市町村長が当該申請者に当該検査が行われた日から十日以内に特定の日を通知した場合における当該特定の日をいう。)までの間に第七十八条の五第二項の規定による事業の廃止の届出をした者(当該事業の廃止について相当の理由がある者を除く。)又は第七十八条の八の規定による指定の辞退をした者(当該指定の辞退について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出又は指定の辞退の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:三  申請者の役員等のうちに次のいずれかに該当する者があるとき。 #::イ 第七十八条の十第二号から第五号までの規定により指定を取り消された法人において、当該取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日前六十日以内にその役員等であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないもの #::ロ 第二号 に規定する期間内に第七十八条の五第二項 の規定による事業の廃止の届出をした法人(当該事業の廃止について相当の理由がある法人を除く。)又は第七十八条の八 の規定による指定の辞退をした法人(当該指定の辞退について相当の理由がある法人を除く。)において、同号 の通知の日前六十日以内にその役員等であった者で当該届出又は指定の辞退の日から起算して五年を経過しないもの #:四  認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護又は地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護につき第一項の申請があった場合において、当該市町村又は当該申請に係る事業所の所在地を含む区域(第百十七条第二項第一号の規定により当該市町村が定める区域とする。以下この号において「日常生活圏域」という。)における当該地域密着型サービスの利用定員の総数が、同条第一項の規定により当該市町村が定める市町村介護保険事業計画において定める当該市町村又は当該日常生活圏域の当該地域密着型サービスの必要利用定員総数に既に達しているか、又は当該申請に係る事業者の指定によってこれを超えることになると認めるとき、その他の当該市町村介護保険事業計画の達成に支障を生ずるおそれがあると認めるとき。 #市町村長は、第四十二条の二第一項本文の指定を行おうとするとき又は前項第四号の規定により同条第一項本文の指定をしないこととするときは、あらかじめ、当該市町村が行う介護保険の被保険者その他の関係者の意見を反映させるために必要な措置を講じなければならない。 #市町村長は、第四十二条の二第一項本文の指定を行うに当たって、当該事業の適正な運営を確保するために必要と認める条件を付することができる。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|78の2]]
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13,877
介護保険法第94条
コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次) (開設許可)
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コンメンタール>コンメンタール介護保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール介護保険法]]([[介護保険法第93条|前]])([[介護保険法第95条|次]]) ==条文== (開設許可) ;第94条   #介護老人保健施設を開設しようとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、都道府県知事の許可を受けなければならない。 #介護老人保健施設を開設した者(以下「介護老人保健施設の開設者」という。)が、当該介護老人保健施設の入所定員その他厚生労働省令で定める事項を変更しようとするときも、前項と同様とする。 #都道府県知事は、前二項の許可の申請があった場合において、次の各号(前項の申請にあっては、第二号又は第三号)のいずれかに該当するときは、前二項の許可を与えることができない。 #:一  当該介護老人保健施設を開設しようとする者が、地方公共団体、医療法人、社会福祉法人その他厚生労働大臣が定める者でないとき。 #:二  当該介護老人保健施設が第九十七条第一項に規定する施設又は同条第二項に規定する人員を有しないとき。 #:三  第九十七条第三項に規定する介護老人保健施設の設備及び運営に関する基準に従って適正な介護老人保健施設の運営をすることができないと認められるとき。 #:四  申請者が、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 #:五  申請者が、この法律その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律で政令で定めるものの規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなるまでの者であるとき。 #:五の二  申請者が、保険料等について、当該申請をした日の前日までに、納付義務を定めた法律の規定に基づく滞納処分を受け、かつ、当該処分を受けた日から正当な理由なく三月以上の期間にわたり、当該処分を受けた日以降に納期限の到来した保険料等のすべてを引き続き滞納している者であるとき。 #:六  申請者が、第百四条第一項又は第百十五条の三十五第六項の規定により許可を取り消され、その取消しの日から起算して五年を経過しない者(当該許可を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日前六十日以内に当該法人の役員又はその開設した介護老人保健施設を管理する者(以下「介護老人保健施設の管理者」という。)であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないものを含み、当該許可を取り消された者が第一号の厚生労働大臣が定める者のうち法人でないものである場合においては、当該通知があった日前六十日以内に当該者の開設した介護老人保健施設の管理者であった者で当該取消しの日から起算して五年を経過しないものを含む。)であるとき。ただし、当該許可の取消しが、介護老人保健施設の許可の取消しのうち当該許可の取消しの処分の理由となった事実及び当該事実の発生を防止するための当該介護老人保健施設の開設者による業務管理体制の整備についての取組の状況その他の当該事実に関して当該介護老人保健施設の開設者が有していた責任の程度を考慮して、この号本文に規定する許可の取消しに該当しないこととすることが相当であると認められるものとして厚生労働省令で定めるものに該当する場合を除く。 #:七  申請者が、第百四条第一項又は第百十五条の三十五第六項の規定による許可の取消しの処分に係る行政手続法第十五条 の規定による通知があった日から当該処分をする日又は処分をしないことを決定する日までの間に第九十九条第二項 の規定による廃止の届出をした者(当該廃止について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:七の二  申請者が、第百条第一項の規定による検査が行われた日から聴聞決定予定日(当該検査の結果に基づき第百四条第一項の規定による許可の取消しの処分に係る聴聞を行うか否かの決定をすることが見込まれる日として厚生労働省令で定めるところにより都道府県知事が当該申請者に当該検査が行われた日から十日以内に特定の日を通知した場合における当該特定の日をいう。)までの間に第九十九条第二項の規定による廃止の届出をした者(当該廃止について相当の理由がある者を除く。)で、当該届出の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:八  第七号に規定する期間内に第九十九条第二項の規定による廃止の届出があった場合において、申請者が、同号の通知の日前六十日以内に当該届出に係る法人(当該廃止について相当の理由がある法人を除く。)の役員若しくはその開設した介護老人保健施設の管理者又は当該届出に係る第一号の厚生労働大臣が定める者のうち法人でないもの(当該廃止について相当の理由がある者を除く。)の開設した介護老人保健施設の管理者であった者で、当該届出の日から起算して五年を経過しないものであるとき。 #:九  申請者が、許可の申請前五年以内に居宅サービス等に関し不正又は著しく不当な行為をした者であるとき。 #:十  申請者が、法人で、その役員等のうちに第四号から前号までのいずれかに該当する者のあるものであるとき。 #:十一  申請者が、第一号の厚生労働大臣が定める者のうち法人でないもので、その事業所を管理する者その他の政令で定める使用人のうちに第四号から第九号までのいずれかに該当する者のあるものであるとき。 #都道府県知事は、営利を目的として、介護老人保健施設を開設しようとする者に対しては、第一項の許可を与えないことができる。 #都道府県知事は、第一項の許可又は第二項の許可(入所定員の増加に係るものに限る。以下この項及び次項において同じ。)の申請があった場合において、当該申請に係る施設の所在地を含む区域(第百十八条第二項第一号の規定により当該都道府県が定める区域とする。)における介護老人保健施設の入所定員の総数が、同条第一項の規定により当該都道府県が定める都道府県介護保険事業支援計画において定めるその区域の介護老人保健施設の必要入所定員総数に既に達しているか、又は当該申請に係る施設の開設若しくは入所定員の増加によってこれを超えることになると認めるとき、その他の当該都道府県介護保険事業支援計画の達成に支障を生ずるおそれがあると認めるときは、第一項の許可又は第二項の許可を与えないことができる。 #都道府県知事は、第一項の許可又は第二項の許可をしようとするときは、関係市町村長に対し、厚生労働省令で定める事項を通知し、相当の期間を指定して、当該関係市町村の第百十七条第一項に規定する市町村介護保険事業計画との調整を図る見地からの意見を求めなければならない。 ==解説== ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:介護保険法|94]]
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2010-04-04T01:22:32Z
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13,878
国民健康保険法第110条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (時効)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第109条|前]])([[国民健康保険法第111条|次]]) ==条文== (時効) ;第110条   #保険料その他この法律の規定による徴収金を徴収し、又はその還付を受ける権利及び保険給付を受ける権利は、二年を経過したときは、時効によつて消滅する。 #保険料その他この法律の規定による徴収金の徴収の告知又は督促は、[[民法第153条|民法 (明治二十九年法律第八十九号)第153条]] の規定にかかわらず、時効中断の効力を生ずる。 ==解説== *[[民法第153条]](催告) *[[健康保険法第193条]](時効) ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:国民健康保険法|110]]
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2010-04-04T01:34:57Z
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13,879
厚生年金保険法第92条
コンメンタール>厚生年金保険法 (前)(次) (時効)
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コンメンタール>厚生年金保険法 (前)(次)
[[コンメンタール]]>[[厚生年金保険法]] ([[厚生年金保険法第91条|前]])([[厚生年金保険法第93条|次]]) ==条文== (時効) ;第92条   #保険料その他この法律の規定による徴収金を徴収し、又はその還付を受ける権利は、二年を経過したとき、保険給付を受ける権利(当該権利に基づき支払期月ごとに又は一時金として支払うものとされる保険給付の支給を受ける権利を含む。第四項において同じ。)は、五年を経過したときは、時効によつて、消滅する。 #年金たる保険給付を受ける権利の時効は、当該年金たる保険給付がその全額につき支給を停止されている間は、進行しない。 #保険料その他この法律の規定による徴収金の納入の告知又は第八十六条第一項の規定による督促は、[[民法第153条|民法 (明治二十九年法律第八十九号)第153条]] の規定にかかわらず、時効中断の効力を有する。 #保険給付を受ける権利については、[[会計法第31条|会計法 (昭和二十二年法律第三十五号)第31条]] の規定を適用しない。 ==解説== *民法第153条(催告) *会計法第31条 ==参照条文== ==判例== *[](最高裁判例 )[[]],[[]] {{stub}} [[category:厚生年金保険法|92]]
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2020-04-26T11:02:34Z
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13,880
プロジェクトマネジメント
ITパスポート試験 > プロジェクトマネジメント プロジェクトは、定常業務とは反対の語です。具体的な語義としては、有用性と独自性の2つの特徴を持っている会社の業務活動という意味になります。このプロジェクトに共通する制約事項として、スコープ、タイム、コストという3つの変数を管理することが必要です。これがプロジェクトマネジメントということになります。このとき、ステークホルダーと言われる利害関係者の存在が、マネジメントの策定において重要です。 PMBOKとは、PMI(プロジェクトマネジメント協会)が定めるBOK(Body of knowledge:知識体系)のことです。PMBOKでは、5つのプロセスを定めています。これらは、全て覚えましょう。 プロジェクトスコープマネジメントは、プロジェクトの最終的な成果物と作業範囲を分析し、管理するマネジメント手法のことです。 最終的な成果物と成果物獲得に必要なプロジェクトにおける作業範囲をスコープと呼びます。業務で、このスコープを定義するときには、WBSを用います。 WBSにより作業内容から大まかな工程を見積もります。このとき、スケジュール計画を立てるために、アローダイアグラムやPERT図が用いられます。アローダイアグラムでは、クリティカルパスが計算されます。計画されたスケジュールを図に表すのには、ガントチャートを用います。 EVMS(アーンドヴァリューマネジメントシステム・Earned Value Management System)とは、予算と作業の進捗を比較し、プロジェクトの進み具合を定量的に評価する手法のことです。コストの評価を実施し、スケジュールとの乖離を調べます。 WBSから成果物についての情報を洗い出し、品質マネジメント計画書としてまとめます。 プロジェクトチームを構成するメンバーを集めるために、次のような点を考慮する必要があります。 電子メール、メーリングリストやグループウェアを使用し、ミーティングなどを通じて、プロジェクトメンバ同士やマネージャー、ステークホルダーとの意思疎通や情報共有を図ります。適切なタイミングや手段で、問題や課題を共有し、プロジェクトの進捗状況を確認します。 WBSなどからリスクの発生予想、損失確率、被害予想などを行います。このとき優先度をリスクそれぞれについて判定し、優先度の高いものからリスク回避の対策を講じます。プロジェクトマネージャーは、メンバーからの報告によりリスクの監視とコントロールを行い、リスクが発生した場合は、リスク分析と対策で計画された方針に従い処理します。 プロジェクトを遂行するにあたって、必要な技術やサービスを外部から移入します。調達の候補の選定(引合)では、入札や見積もり、指名などで選定します。また、調達するに際しては、発注や契約処理、検収などを管理します。 すべての作業を統合し、全体の調整を行います。計画変更や新技術の登場、スケジュールに遅延、納期の延期、コストの高騰に対処します。最終的に目標とする成果物が得られるように全体を管理するのです。
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ITパスポート試験 > プロジェクトマネジメント
[[ITパスポート試験]] > プロジェクトマネジメント == プロジェクトマネジメント == === プロジェクトマネジメント === [[プロジェクト]]は、定常業務とは反対の語です。具体的な語義としては、有用性と独自性の2つの特徴を持っている会社の業務活動という意味になります。このプロジェクトに共通する制約事項として、[[スコープ]]、[[タイム]]、[[コスト]]という3つの変数を管理することが必要です。これがプロジェクトマネジメントということになります。このとき、[[ステークホルダー]]と言われる利害関係者の存在が、マネジメントの策定において重要です。 === PMBOK === [[PMBOK]]とは、PMI(プロジェクトマネジメント協会)が定めるBOK(Body of knowledge:知識体系)のことです。PMBOKでは、5つのプロセスを定めています。これらは、全て覚えましょう。 # 立上げプロセス群:目標やスコープを定義し、プロジェクトの認可を経てプロセスを立ち上げるプロセス群のことです。 # 計画プロセス群:スコープ、タイム、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達などの観点から、プロジェクトを適切に運営する上で必要な計画を策定するプロセス群のことです。 # 実行プロセス群:計画に基づき作業を実施するプロセス群のことです。 # 終結プロセス群:成果物の検収によりプロジェクトを公式に終了させるプロセス群です。 # 監視コントロールプロセス群:計画と作業の実施を監視し、差異が発見された場合には、差異を解消するためのプロセス群です。 == プロジェクトスコープマネジメント == プロジェクトスコープマネジメントは、プロジェクトの最終的な成果物と作業範囲を分析し、管理するマネジメント手法のことです。 === スコープ === 最終的な成果物と成果物獲得に必要なプロジェクトにおける作業範囲をスコープと呼びます。業務で、このスコープを定義するときには、[[WBS]]を用います。 === 時間 === WBSにより作業内容から大まかな工程を見積もります。このとき、スケジュール計画を立てるために、[[アローダイアグラム]]や[[PERT図]]が用いられます。アローダイアグラムでは、[[クリティカルパス]]が計算されます。計画されたスケジュールを図に表すのには、[[ガントチャート]]を用います。 === コスト === [[EVMS]](アーンドヴァリューマネジメントシステム・Earned Value Management System)とは、予算と作業の進捗を比較し、プロジェクトの進み具合を定量的に評価する手法のことです。コストの評価を実施し、スケジュールとの乖離を調べます。 === 品質 === WBSから成果物についての情報を洗い出し、[[品質マネジメント計画書]]としてまとめます。 === 人的資源 === プロジェクトチームを構成するメンバーを集めるために、次のような点を考慮する必要があります。 * プロジェクトに参加可能な期間 * 能力や専門知識の有無 * 過去のプロジェクト経験 * プロジェクトへの関心度 * プロジェクトメンバの調達のコスト === コミュニケーション === [[電子メール]]、[[メーリングリスト]]や[[グループウェア]]を使用し、ミーティングなどを通じて、プロジェクトメンバ同士やマネージャー、ステークホルダーとの意思疎通や情報共有を図ります。適切なタイミングや手段で、問題や課題を共有し、プロジェクトの進捗状況を確認します。 === リスク === WBSなどからリスクの発生予想、損失確率、被害予想などを行います。このとき優先度を[[リスク]]それぞれについて判定し、優先度の高いものからリスク回避の対策を講じます。プロジェクトマネージャーは、メンバーからの報告によりリスクの監視とコントロールを行い、リスクが発生した場合は、リスク分析と対策で計画された方針に従い処理します。 === 調達 === プロジェクトを遂行するにあたって、必要な技術やサービスを外部から移入します。調達の候補の選定(引合)では、入札や見積もり、指名などで選定します。また、調達するに際しては、発注や契約処理、検収などを管理します。 === 統合 === すべての作業を統合し、全体の調整を行います。計画変更や新技術の登場、スケジュールに遅延、納期の延期、コストの高騰に対処します。最終的に目標とする成果物が得られるように全体を管理するのです。 == 関連項目 == *[[初級システムアドミニストレータ/システムの開発と運用]] {{デフォルトソート:ふろしえくとまねしめんと}} [[Category:情報処理技術者試験]]
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2020-05-15T11:56:36Z
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13,882
健康保険法施行規則第40条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (介護保険第二号被保険者に該当しなくなった場合の届出)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第39条|前]])([[健康保険法施行規則第41条|次]]) ==条文== (介護保険第二号被保険者に該当しなくなった場合の届出) ;第40条   #被保険者は、被保険者又はその被扶養者が介護保険第二号被保険者(介護保険法 (平成九年法律第百二十三号)第九条第二号 に該当する被保険者をいう。以下同じ。)に該当しなくなったときは、遅滞なく、次に掲げる事項を記載した届書を事業主を経由して厚生労働大臣又は健康保険組合に届け出なければならない。ただし、被保険者又はその被扶養者が六十五歳に達したときは、この限りでない。 #:一  事業所整理記号及び被保険者整理番号 #:二  被保険者(被扶養者に係る場合にあっては、被保険者及びその被扶養者)の氏名及び生年月日 #:三  該当しなくなった年月日及びその理由 #前項の場合において、被保険者が任意継続被保険者であるときは、同項中「事業主を経由して厚生労働大臣又は健康保険組合」とあるのは、「保険者」とする。 #第一項の場合において、事業主の命により被保険者が外国に勤務することとなったため、いずれの市町村又は特別区の区域内にも住所を有しなくなったときは、当該事業主は、被保険者に代わって同項の届書を厚生労働大臣又は健康保険組合に届け出ることができる。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|40]]
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2010-04-04T02:01:58Z
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13,883
健康保険法施行規則第51条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (被保険者証の返納)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第50条の2|前]])([[健康保険法施行規則第52条|次]]) ==条文== (被保険者証の返納) ;第51条   #事業主は、被保険者が資格を喪失したとき、その保険者に変更があったとき、又はその被扶養者が異動したときは、遅滞なく、被保険者証を回収して、これを保険者に返納しなければならない。この場合(被保険者が任意継続被保険者である場合を除く。)において、協会に返納するときは厚生労働大臣を経由して行うものとする。 #前項の場合において、被保険者が任意継続被保険者であるときは、当該被保険者は、五日以内に、これを保険者に返納しなければならない。 #被保険者(任意継続被保険者を除く。次項において同じ。)の資格喪失により事業主が返納すべき被保険者証は、やむを得ない場合を除き、資格喪失届に添えなければならない。この場合においては、その理由を資格喪失届に付記しなければならない。 #被保険者は、その資格を喪失したとき、その保険者に変更があったとき、又はその被扶養者が異動したときは、五日以内に、被保険者証を事業主に提出しなければならない。 #第一項の資格喪失の原因が死亡であるとき、又は前項の規定により被保険者証を提出すべき者が死亡したときは、埋葬料又は埋葬に要した費用に相当する金額の支給を受けるべき者は、その申請の際、被保険者証を保険者に返納しなければならない。ただし、埋葬料又は埋葬に要した費用に相当する金額の支給を受けるべき者がないときは、埋葬を行った者において被保険者証を返納しなければならない。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|51]]
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2010-04-04T02:05:43Z
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13,884
健康保険法施行規則第26条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (報酬月額の変更の届出)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第25条|前]])([[健康保険法施行規則第26条の2|次]]) ==条文== (報酬月額の変更の届出) ;第26条   #[[健康保険法第43条|法第43条]]第1項 に該当する場合の被保険者の報酬月額に関する届出は、速やかに、様式第五号による健康保険被保険者報酬月額変更届を機構又は健康保険組合に提出することによって行うものとする。この場合において、協会が管掌する健康保険の被保険者が同時に厚生年金保険の被保険者であるときは、健康保険被保険者報酬月額変更届に第三種被保険者に該当することの有無及び厚生年金保険の従前の標準報酬月額を付記しなければならない。 #[[健康保険法施行規則第24条|第24条]]第3項及び第4項の規定は、前項の届出について準用する。 ==解説== *法第43条(改定) *第24条(被保険者の資格取得の届出) ==参照条文== *[[厚生年金保険法施行規則第19条]](報酬月額変更の届出) {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|26]]
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2011-01-30T02:55:16Z
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13,885
健康保険法第43条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法(前)(次) (改定)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法]]([[健康保険法第42条|前]])([[健康保険法第43条の2|次]]) ==条文== (改定) ;第43条   #保険者等は、被保険者が現に使用される事業所において継続した三月間(各月とも、報酬支払の基礎となった日数が、十七日以上でなければならない。)に受けた報酬の総額を三で除して得た額が、その者の標準報酬月額の基礎となった報酬月額に比べて、著しく高低を生じた場合において、必要があると認めるときは、その額を報酬月額として、その著しく高低を生じた月の翌月から、標準報酬月額を改定することができる。 #前項の規定によって改定された標準報酬月額は、その年の八月(七月から十二月までのいずれかの月から改定されたものについては、翌年の八月)までの各月の標準報酬月額とする。 ==解説== ==参照条文== *[[健康保険法第41条]](定時決定) *[[健康保険法施行規則第26条]](報酬月額の変更の届出) ==判例== {{stub}} [[category:健康保険法|43]]
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2022-05-14T12:21:56Z
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13,886
健康保険法施行規則第57条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (入院時食事療養費の支払)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第56条|前]])([[健康保険法施行規則第58条|次]]) ==条文== (入院時食事療養費の支払) ;第57条   :被保険者が[[健康保険法施行規則第53条|第53条]]第1項の規定により[[健康保険法第63条|法第63条]]第3項第一号 又は第二号 に掲げる病院又は診療所から入院時食事療養費に係る療養を受けた場合においては、[[健康保険法第85条|法第85条]]第5項 の規定によりその被保険者に支給すべき入院時食事療養費は当該病院又は診療所に対して支払うものとする。 ==解説== *第53条(被保険者証の提出) *法第63条(療養の給付) *法第85条(入院時食事療養費) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|57]]
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2010-04-04T02:24:08Z
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13,887
健康保険法施行規則第62条の3
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (生活療養標準負担額の減額の対象者)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第62条の2|前]])([[健康保険法施行規則第62条の4|次]]) ==条文== (生活療養標準負担額の減額の対象者) ;第62条の3   :[[健康保険法第85条の2|法第85条の2]]第2項 の厚生労働省令で定める者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。 :一  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第一号 ハの規定の適用を受ける者 :二  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第二号 ハの規定の適用を受ける者 :三  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第二号 ニの規定の適用を受ける者 :四  病状の程度が重篤な者又は常時の若しくは集中的な医学的処置、手術その他の治療を要する者として厚生労働大臣が定める者 ==解説== *法第85条の2(入院時生活療養費) *令第43条(その他高額療養費の支給に関する事項) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|62の3]]
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2010-04-04T02:33:55Z
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13,888
健康保険法第85条の2
コンメンタール>コンメンタール健康保険法>健康保険法第85条の2(前)(次) (入院時生活療養費)
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コンメンタール>コンメンタール健康保険法>健康保険法第85条の2(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法]]>[[健康保険法第85条の2]]([[健康保険法第85条|前]])([[健康保険法第86条|次]]) ==条文== (入院時生活療養費) ;第85条の2   #'''<u>特定長期入院被保険者</u>'''が、厚生労働省令で定めるところにより、[[健康保険法第63条|第六十三条]]第三項各号に掲げる病院又は診療所のうち自己の選定するものから同条第一項第五号に掲げる療養の給付と併せて受けた生活療養に要した費用について、'''入院時生活療養費'''を支給する。 #入院時生活療養費の額は、当該生活療養につき生活療養に要する平均的な費用の額を勘案して厚生労働大臣が定める基準により算定した費用の額(その額が現に当該生活療養に要した費用の額を超えるときは、当該現に生活療養に要した費用の額)から、平均的な家計における'''食費及び光熱水費'''の状況並びに病院及び診療所における生活療養に要する費用について介護保険法第五十一条の三第二項第一号 に規定する食費の基準費用額及び同項第二号 に規定する居住費の基準費用額に相当する費用の額を勘案して厚生労働大臣が定める額(所得の状況、病状の程度、治療の内容その他の事情をしん酌して厚生労働省令で定める者については、別に定める額。以下「生活療養標準負担額」という。)を控除した額とする。 #厚生労働大臣は、前項の基準を定めようとするときは、[[中央社会保険医療協議会]]に諮問するものとする。 #厚生労働大臣は、生活療養標準負担額を定めた後に勘案又はしん酌すべき事項に係る事情が著しく変動したときは、速やかにその額を改定しなければならない。 #[[健康保険法第63条|第六十三条]]第四項、[[健康保険法第64条|第六十四条]]、[[健康保険法第70条|第七十条]]第一項、[[健康保険法第72条|第七十二条]]第一項、[[健康保険法第73条|第七十三条]]、[[健康保険法第76条|第七十六条]]第三項から第六項まで、[[健康保険法第78条|第七十八条]]、[[健康保険法第84条|第八十四条]]第一項及び[[健康保険法第85条|前条]]第五項から第八項までの規定は、第六十三条第三項各号に掲げる病院又は診療所から受けた生活療養及びこれに伴う入院時生活療養費の支給について準用する。 ==解説== ===特定長期入院被保険者=== *医療法第七条第二項第四号に規定する'''療養病床'''への入院及びその療養に伴う世話その他の看護であって、当該療養を受ける際、六十五歳に達する日の属する月の翌月以後である被保険者 *;「療養病床」(医療法第七条第二項第四号) *:精神病床、感染症病床及び結核病床以外の病床であって、主として長期にわたり療養を必要とする患者を入院させるための病床 *::構造設備基準 *:::居室面積6.4平方メートル以上(1室4人以下・廊下幅1.8m以上・両側に病室ある時2.7m以上)、一般病床において必要な施設の他、40平方メートル以上の機能訓練室、1人平方メートル以上の食堂、談話室、浴室を備える。 ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:健康保険法|85の2]]
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2012-06-05T04:43:34Z
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13,889
健康保険法施行規則第63条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (保険外併用療養費の支払)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(保険外併用療養費の支払)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第62条の5|前]])([[健康保険法施行規則第64条|次]]) ==条文== (保険外併用療養費の支払) ;第63条   :被保険者が第五十三条第一項の規定により法第六十三条第三項第一号 又は第二号 に掲げる病院若しくは診療所又は薬局から保険外併用療養費に係る療養を受けた場合においては、法第八十六条第四項 において準用する法第八十五条第五項 の規定によりその被保険者に支給すべき保険外併用療養費は当該病院若しくは診療所又は薬局に対して支払うものとする。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|63]]
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2010-04-04T02:40:06Z
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13,890
健康保険法施行規則第64条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (保険外併用療養費に係る領収証)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(保険外併用療養費に係る領収証)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第63条|前]])([[健康保険法施行規則第65条|次]]) ==条文== (保険外併用療養費に係る領収証) ;第64条   :保険医療機関等又は保険薬局等は、[[健康保険法第86条|法第86条]]第4項 において準用する[[健康保険法第85条|法第85条]]第8項 の規定により交付しなければならない領収証には、保険外併用療養費に係る療養について被保険者から支払を受けた費用の額のうち当該療養に食事療養及び生活療養が含まれないときは第一号に規定する額とその他の費用の額とを、当該療養に食事療養及び生活療養が含まれるときは第一号に規定する額と第二号に規定する額とその他の費用の額とを、当該療養に生活療養が含まれるときは第一号に規定する額と第三号に規定する額とその他の費用の額とを、それぞれ区分して記載しなければならない。 :一  当該療養(食事療養及び生活療養を除く。)につき算定した費用の額(その額が現に当該療養に要した費用の額を超えるときは、現に当該療養に要した費用の額)から当該療養につき保険外併用療養費として支給される額に相当する額を控除した額 :二  当該食事療養に係る食事療養標準負担額 :三  当該生活療養に係る生活療養標準負担額 ==解説== *法第86条(保険外併用療養費) *第85条(入院時食事療養費) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|64]]
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2010-04-04T02:45:55Z
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13,891
健康保険法施行規則第67条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (法第88条第1項 の厚生労働省令で定める基準)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(法第88条第1項 の厚生労働省令で定める基準)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第66条|前]])([[健康保険法施行規則第68条|次]]) ==条文== ([[健康保険法第88条|法第88条]]第1項 の厚生労働省令で定める基準) ;第67条   :法第88条第1項 の厚生労働省令で定める基準は、病状が安定し、又はこれに準ずる状態にあり、かつ、居宅において看護師等(看護師その他次条に規定する者をいう。[[健康保険法施行規則第74条|第74条]]第1項第九号において同じ。)が行う療養上の世話及び必要な診療の補助を要することとする。 ==解説== *法第88条(訪問看護療養費) *第74条(指定訪問看護事業者に係る指定の申請) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|67]]
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2010-04-04T02:52:27Z
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13,892
JavaScript/Math
Mathオブジェクトはいくつかの数学関数と定数を提供します。Mathは静的なオブジェクトで、MathコンストラクタやMathプロトタイプオブジェクトは存在しません。すべてのプロパティやメソッドはMath.EやMath.absのように、必ずMath.を付けて呼び出します。 Mathオブジェクトにはいくつかの基本的な数学定数と数学関数が定義されています。 数学定数 数学関数 特別:Prefixindex/JavaScript/Math/
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Mathオブジェクトはいくつかの数学関数と定数を提供します。Mathは静的なオブジェクトで、MathコンストラクタやMathプロトタイプオブジェクトは存在しません。すべてのプロパティやメソッドはMath.EやMath.absのように、必ずMath.を付けて呼び出します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Mathオブジェクトにはいくつかの基本的な数学定数と数学関数が定義されています。", "title": "Math" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "数学定数", "title": "Math" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "数学関数", "title": "Math" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "特別:Prefixindex/JavaScript/Math/", "title": "サブページ" } ]
Mathオブジェクトはいくつかの数学関数と定数を提供します。Mathは静的なオブジェクトで、MathコンストラクタやMathプロトタイプオブジェクトは存在しません。すべてのプロパティやメソッドはMath.EやMath.absのように、必ずMath.を付けて呼び出します。
{{Nav}} '''Math'''オブジェクトはいくつかの[[w:関数一覧|数学関数]]と[[w:数学定数|定数]]を提供します。Mathは静的なオブジェクトで、MathコンストラクタやMathプロトタイプオブジェクトは存在しません。すべてのプロパティやメソッドは[[{{PAGENAME}}/E|Math.E]]や[[{{PAGENAME}}/abs|Math.abs]]のように、必ず'''Math.'''を付けて呼び出します。 == Math == '''Math'''オブジェクトにはいくつかの基本的な数学定数と数学関数が定義されています<ref>https://tc39.es/ecma262/#sec-value-properties-of-the-math-object ECMA-262::21.3.1 Value Properties of the Math Object</ref>。 === 静的プロパティ === [[w:数学定数|数学定数]] <!-- a = [] for (const p in Object.getOwnPropertyDescriptors(Math)) if (typeof Math[p] != "function") a.push(`; [[{{PAGENAME}}/${p}|Math.${p}]]`) console.log(a.sort().join("\n")) ; [[{{PAGENAME}}/E|Math.E]] ; [[{{PAGENAME}}/LN10|Math.LN10]] ; [[{{PAGENAME}}/LN2|Math.LN2]] ; [[{{PAGENAME}}/LOG10E|Math.LOG10E]] ; [[{{PAGENAME}}/LOG2E|Math.LOG2E]] ; [[{{PAGENAME}}/PI|Math.PI]] ; [[{{PAGENAME}}/SQRT1_2|Math.SQRT1_2]] ; [[{{PAGENAME}}/SQRT2|Math.SQRT2]] --> ; [[{{PAGENAME}}/E|Math.E]] : [[w:ネイピア数|ネイピア数]]e([[w:自然対数|自然対数]]の底) : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/LN2|Math.LN2]](書き込み不可、列挙不可、設定不可) : [[w:2の自然対数|2の自然対数]] : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/LN10|Math.LN10]] : 10の自然対数<code>Math.log(10)</code>と同値です。 : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/LOG2E|Math.LOG2E]] : 2と底とするeの[[w:対数|対数]]([[w:二進対数|二進対数]]) : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/LOG10E|Math.LOG10E]] : 10を底とするeの対数([[w:常用対数|常用対数]]) : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/PI|Math.PI]] : [[w:円周率|円周率]]π : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/SQRT1_2|Math.SQRT1_2]] : [[w:1/2|1/2]]の正の[[w:平方根|平方根]] : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; [[{{PAGENAME}}/SQRT2|Math.SQRT2]] : 2の平方根 : 書き込み不可、列挙不可、設定不可 ; Symbol(Symbol.toStringTag) : "Math" : 書き込み不可、列挙不可、設定可 === 静的メソッド === [[w:関数 (数学)|数学関数]] <!-- a = [] for (const p in Object.getOwnPropertyDescriptors(Math)) if (typeof Math[p] === "function") a.push(`; [[{{PAGENAME}}/${p}|Math.${p}]]`) console.log(a.sort().join("\n")) ; [[{{PAGENAME}}/abs|Math.abs]] ; [[{{PAGENAME}}/acosh|Math.acosh]] ; [[{{PAGENAME}}/acos|Math.acos]] ; [[{{PAGENAME}}/asinh|Math.asinh]] ; [[{{PAGENAME}}/asin|Math.asin]] ; [[{{PAGENAME}}/atan2|Math.atan2]] ; [[{{PAGENAME}}/atanh|Math.atanh]] ; [[{{PAGENAME}}/atan|Math.atan]] ; [[{{PAGENAME}}/cbrt|Math.cbrt]] ; [[{{PAGENAME}}/ceil|Math.ceil]] ; [[{{PAGENAME}}/clz32|Math.clz32]] ; [[{{PAGENAME}}/cosh|Math.cosh]] ; [[{{PAGENAME}}/cos|Math.cos]] ; [[{{PAGENAME}}/expm1|Math.expm1]] ; [[{{PAGENAME}}/exp|Math.exp]] ; [[{{PAGENAME}}/floor|Math.floor]] ; [[{{PAGENAME}}/fround|Math.fround]] ; [[{{PAGENAME}}/hypot|Math.hypot]] ; [[{{PAGENAME}}/imul|Math.imul]] ; [[{{PAGENAME}}/log10|Math.log10]] ; [[{{PAGENAME}}/log1p|Math.log1p]] ; [[{{PAGENAME}}/log2|Math.log2]] ; [[{{PAGENAME}}/log|Math.log]] ; [[{{PAGENAME}}/max|Math.max]] ; [[{{PAGENAME}}/min|Math.min]] ; [[{{PAGENAME}}/pow|Math.pow]] ; [[{{PAGENAME}}/random|Math.random]] ; [[{{PAGENAME}}/round|Math.round]] ; [[{{PAGENAME}}/sign|Math.sign]] ; [[{{PAGENAME}}/sinh|Math.sinh]] ; [[{{PAGENAME}}/sin|Math.sin]] ; [[{{PAGENAME}}/sqrt|Math.sqrt]] ; [[{{PAGENAME}}/tanh|Math.tanh]] ; [[{{PAGENAME}}/tan|Math.tan]] ; [[{{PAGENAME}}/trunc|Math.trunc]] --> ; [[{{PAGENAME}}/abs|Math.abs]] : [[w:絶対値|絶対値]]を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/acos|Math.acos]] : [[w:三角関数#逆三角関数|逆余弦]]を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/acosh|Math.acosh]] ; [[{{PAGENAME}}/asin|Math.asin]] : 逆正弦を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/asinh|Math.asinh]] ; [[{{PAGENAME}}/atan|Math.atan]] : 逆正接を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/atan2|Math.atan2]] : <code>Math.atan(''y''/''x'')</code>の逆正接を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/atanh|Math.atanh]] ; [[{{PAGENAME}}/cbrt|Math.cbrt]] ; [[{{PAGENAME}}/ceil|Math.ceil]] : 与えられた数値以上の最小の整数を返します([[w:床関数と天井関数#天井関数|天井関数]])。 ; [[{{PAGENAME}}/clz32|Math.clz32]] ; [[{{PAGENAME}}/cos|Math.cos]] : 余弦を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/cosh|Math.cosh]] ; [[{{PAGENAME}}/expm1|Math.expm1]] ; [[{{PAGENAME}}/exp|Math.exp]] : e<sup>x</sup>を返します(eを底とする[[w:指数関数|指数関数]])。 ; [[{{PAGENAME}}/floor|Math.floor]] : 与えられた数値以下の最大の整数を返します([[w:床関数と天井関数#床関数|床関数]])。 ; [[{{PAGENAME}}/fround|Math.fround]] ; [[{{PAGENAME}}/hypot|Math.hypot]] ; [[{{PAGENAME}}/imul|Math.imul]] ; [[{{PAGENAME}}/log10|Math.log10]] ; [[{{PAGENAME}}/log1p|Math.log1p]] ; [[{{PAGENAME}}/log2|Math.log2]] ; [[{{PAGENAME}}/log|Math.log]] : 自然対数を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/max|Math.max]] : [[w:最大と最小#統計の最大値最小値|最大値]]を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/min|Math.min]] : 最小値を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/pow|Math.pow]] : [[w:冪乗|冪乗]]を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/random|Math.random]] : [[w:擬似乱数|擬似乱数]]を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/round|Math.round]] : 与えられた数値を[[w:端数処理#四捨五入|四捨五入]]して返します。 ; [[{{PAGENAME}}/sign|Math.sign]]<ref>https://tc39.es/ecma262/#sec-function.prototype.tostring 21.3.2.29 Math.sign ( x )</ref> : 引数が数値でなければ、暗黙の変換を行います。 : 引数がNaNもしくは0もしくは-0なら、引数を返します。 : 引数が+0よりも小さいならば、-1を返します。 : それ以外は、-1を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/sin|Math.sin]] : 正弦を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/sinh|Math.sinh]] ; [[{{PAGENAME}}/sqrt|Math.sqrt]] : 正の平方根を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/tan|Math.tan]] : 正接を返します。 ; [[{{PAGENAME}}/tanh|Math.tanh]] ; [[{{PAGENAME}}/trunc|Math.trunc]] <!-- ECMA-262 に Math.Math の定義は有りませんし、モダンブラウザでも undefined が返ります。 ; [[{{PAGENAME}}/toSource|toSource]](非標準) : <code>"Math"</code> を返します。--> == 例 == <syntaxhighlight lang="javascript"> const zero = Math.sin( Math.PI ); alert(zero); // 1.2246467991473532e-16 </syntaxhighlight> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == * [[JavaScript/Number|Number]] * [[JavaScript/Number/prototype|Number.prototype]] == サブページ == {{Special:Prefixindex/{{FULLPAGENAME}}/}} == 外部リンク == * [https://tc39.es/ecma262/#sec-math-object ECMA-262::21.3 The Math Object] [[Category:JavaScript|{{SUBPAGENAME}}]] {{stub}}
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2022-06-19T00:28:33Z
[ "テンプレート:Nav", "特別:前方一致ページ一覧/JavaScript/Math/", "テンプレート:Stub" ]
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13,893
アルパカの飼育
飼育法 > アルパカの飼育 個人でアルパカを購入するには、日本国内では、アルパカ牧場があります。 また、血統書つきなどで変わることもありますが、アルパカ一匹あたりの値段は、約250万円します。 また、アルパカは単頭で飼育するのには、向いていないので、複数頭飼ったほうがよいです。 最低でも飼育環境は、 などをそろえる必要があるため、個人で飼育するのはあまりお勧めできません。 毎日やることは、たくさんあります。 アルパカは、決まったところに排泄します。 排泄物は、あまり臭くありません。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "飼育法 > アルパカの飼育", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "個人でアルパカを購入するには、日本国内では、アルパカ牧場があります。 また、血統書つきなどで変わることもありますが、アルパカ一匹あたりの値段は、約250万円します。 また、アルパカは単頭で飼育するのには、向いていないので、複数頭飼ったほうがよいです。", "title": "入手方法" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "最低でも飼育環境は、", "title": "飼育環境" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "などをそろえる必要があるため、個人で飼育するのはあまりお勧めできません。", "title": "飼育環境" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "毎日やることは、たくさんあります。", "title": "毎日の世話" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "アルパカは、決まったところに排泄します。 排泄物は、あまり臭くありません。", "title": "毎日の世話" } ]
飼育法 > アルパカの飼育
<small>[[飼育法]] > アルパカの飼育</small> ==入手方法== 個人でアルパカを購入するには、日本国内では、[https://nasubigfarm.com/ アルパカ牧場]があります。 また、血統書つきなどで変わることもありますが、アルパカ一匹あたりの値段は、約250万円します。 また、アルパカは単頭で飼育するのには、向いていないので、複数頭飼ったほうがよいです。 ==飼育環境== 最低でも飼育環境は、 * (屋外の場合)牧草の生えた広大な敷地。 * (屋内の場合)1頭当たり2畳以上の小屋。 * 砂場 などをそろえる必要があるため、個人で飼育するのはあまりお勧めできません。 ==毎日の世話== 毎日やることは、たくさんあります。 * 餌やり * 水やり * トイレの掃除 ==== 主食 ==== * 干し草(1キログラム) ==== 補充食 ==== * 麦やオーツ、コーンなどの穀物 * 水 === トイレ === アルパカは、決まったところに排泄します。 排泄物は、あまり臭くありません。 == 外部リンク == * [http://www.nasubigfarm.com/ アルパカ王国] [[Category:飼育法|あるはか]]
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2022-12-05T01:03:14Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%91%E3%82%AB%E3%81%AE%E9%A3%BC%E8%82%B2
13,894
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の4の5
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (輸入の許可)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(輸入の許可)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (輸入の許可) ;第15条の4の5 # 廃棄物(航行廃棄物及び携帯廃棄物を除く。第3項において同じ。)を輸入しようとする者は、環境大臣の許可を受けなければならない。 # 前項の規定は、国その他の環境省令で定める者には、適用しない。 # 環境大臣は、第1項の許可の申請が次の各号に適合していると認めるときでなければ、同項の許可をしてはならない。 #:一 その輸入に係る廃棄物(以下「国外廃棄物」という。)が国内におけるその国外廃棄物の処理に関する設備及び技術に照らし、国内において適正に処理されると認められるものであること。 #:二 申請者が次のいずれかに該当する者であること。 #::イ 産業廃棄物処分業者又は特別管理産業廃棄物処分業者であつて、その国外廃棄物の処分をその事業の範囲に含むもの #::ロ 産業廃棄物処理施設であつて、その国外廃棄物を処分することができるものを有する者(イに掲げるものを除く。) #::ハ その他環境省令で定める者 # 第1項の許可には、生活環境の保全上必要な条件を付することができる。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-7|第7節 産業廃棄物の輸入及び輸出]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の4の4|第15条の4の4]]<br>(産業廃棄物の無害化処理に係る特例) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の4の6|第15条の4の6]]<br>(国外廃棄物を輸入した者の特例) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|15の4の5]]
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2010-04-05T09:03:52Z
[ "テンプレート:前後", "テンプレート:Stub" ]
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13,895
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (事業者の責務)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(事業者の責務)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (事業者の責務) ;第3条 # 事業者は、その事業活動に伴つて生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない。 # 事業者は、その事業活動に伴つて生じた廃棄物の再生利用等を行うことによりその減量に努めるとともに、物の製造、加工、販売等に際して、その製品、容器等が廃棄物となつた場合における処理の困難性についてあらかじめ自ら評価し、適正な処理が困難にならないような製品、容器等の開発を行うこと、その製品、容器等に係る廃棄物の適正な処理の方法についての情報を提供すること等により、その製品、容器等が廃棄物となつた場合においてその適正な処理が困難になることのないようにしなければならない。 # 事業者は、前二項に定めるもののほか、廃棄物の減量その他その適正な処理の確保等に関し国及び地方公共団体の施策に協力しなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-7|第7節 産業廃棄物の輸入及び輸出]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条の3|第2条の3]]<br>(国民の責務) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第4条|第4条]]<br>(国及び地方公共団体の責務) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|03]]
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2010-04-05T09:18:36Z
[ "テンプレート:前後", "テンプレート:Stub" ]
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13,899
More C++ Idioms/Contents
注意: 各イディオムの別名は括弧内に列挙されている。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "注意: 各イディオムの別名は括弧内に列挙されている。", "title": "目次" } ]
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== 目次 == {{進捗状況}} ''注意: 各イディオムの別名は括弧内に列挙されている。'' # [[More C++ Idioms/Adapter Template|Adapter Template]] # [[More C++ Idioms/Address Of|Address Of]] # [[More C++ Idioms/代数的階層(Algebraic Hierarchy)|代数的階層(Algebraic Hierarchy)]] {{進捗簡易|75%|2008-06-28}} # [[More C++ Idioms/Attach by Initialization|Attach by Initialization]] # [[More C++ Idioms/Barton-Nackman トリック(Barton-Nackman trick)|Barton-Nackman トリック(Barton-Nackman trick)]] # [[More C++ Idioms/メンバによる基本クラスの初期化(Base-from-Member)|メンバによる基本クラスの初期化(Base-from-Member)]] {{進捗簡易|75%|2007-10-31}} # [[More C++ Idioms/Boost mutant|Boost mutant]] # [[More C++ Idioms/初期化中の仮想関数呼び出し(Calling Virtuals During Initialization)|初期化中の仮想関数呼び出し(Calling Virtuals During Initialization)]] {{進捗簡易|75%|2008-03-28}} # [[More C++ Idioms/能力照会(Capability Query)|能力照会(Capability Query)]] {{進捗簡易|75%|2008-06-12}} # [[More C++ Idioms/チェック付きdelete(Checked delete)|チェック付きdelete(Checked delete)]] {{進捗簡易|75%|2008-04-15}} # [[More C++ Idioms/空にして最小化(Clear-and-minimize)|空にして最小化(Clear-and-minimize)]] {{進捗簡易|75%|2008-04-08}} # 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2010-06-12T08:32:52Z
[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗簡易", "テンプレート:Stage short" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/More_C%2B%2B_Idioms/Contents
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More C++ Idioms/具象データ型(Concrete Data Type)
フリーストア(ヒープ)を用いた動的な割り当てを許可あるいは禁止する事でオブジェクトのスコープと生存期間を制御する。 C++ にはオブジェクトの生存期間の制御とプログラムレベルでの識別子(変数)への束縛に対して 2 つの方法がある。1 つ目は、スコープ変数とオブジェクトであり、スコープが終了した後速やかに破棄される(例えば 関数スコープの整数変数等)。2 つ目は、スコープ変数(しばしばポインタ)とフリーストアに動的に割り当てられたオブジェクトである。この場合、変数のスコープが終了した際に変数自体は存在しなくなるがオブジェクトの生存期間は継続する(例えば シングルトンやウィンドウオブジェクト等)。 具象データ型(Concrete Data Type)イディオムを用いる事で、生存期間に対する上記 2 つの選択のいずれかを強制する事が出来る。 このイディオムは、目的を達成する為に単純にクラスレベルのアクセス指定子(private, protected)を使う。以下のコードは MouseEventHandler クラスに動的な割り当てを強制する方法を示す。 動的な割り当てを強制する別の方法として、コンストラクタへの直接のアクセスをさせず代わりに動的に割り当てられたオブジェクトを返す静的関数 instance() を提供する方法がある。これはシングルトンデザインパターンとよく似ている。さらに言えば、メモリを解放するのに多態的な delete は必ずしも必要ではない。メンバ関数 destroy() によって仮想関数テーブルポインタに必要な領域を節約した上で目的を達成する事が出来る。 このイディオムの対極に当たるのがスコープ変数(自動変数)の強制である。これは private な new 演算子を用いる事で実現できる。 ScopedLock オブジェクトは標準的な new 演算子、nothrow な new、配置形式(placement) new のいずれによっても動的に割り当てる事が出来ない。
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=<center>具象データ型(Concrete Data Type)</center>= === 意図 === フリーストア(ヒープ)を用いた動的な割り当てを許可あるいは禁止する事でオブジェクトのスコープと生存期間を制御する。 === 別名 === === 動機 === C++ にはオブジェクトの生存期間の制御とプログラムレベルでの識別子(変数)への束縛に対して 2 つの方法がある。1 つ目は、スコープ変数とオブジェクトであり、スコープが終了した後速やかに破棄される(''例えば'' 関数スコープの整数変数等)。2 つ目は、スコープ変数(しばしばポインタ)とフリーストアに動的に割り当てられたオブジェクトである。この場合、変数のスコープが終了した際に変数自体は存在しなくなるがオブジェクトの生存期間は継続する(''例えば'' シングルトンやウィンドウオブジェクト等)。 具象データ型(Concrete Data Type)イディオムを用いる事で、生存期間に対する上記 2 つの選択のいずれかを強制する事が出来る。 === 解法とサンプルコード === このイディオムは、目的を達成する為に単純にクラスレベルのアクセス指定子(private, protected)を使う。以下のコードは MouseEventHandler クラスに動的な割り当てを強制する方法を示す。 <source lang="cpp"> class EventHandler { public: virtual ~EventHandler () {} }; class MouseEventHandler : public EventHandler // 継承に注目。 { protected: ~MouseEventHandler () {} // protected な仮想デストラクタ。 public: MouseEventHandler () {} // public なコンストラクタ。 }; int main (void) { MouseEventHandler m; // デストラクタが protected なのでスコープ変数は許可されない。 EventHandler *e = new MouseEventHandler (); // 動的な割り当ては許可される。 delete e; // 多態的な delete はメモリリークを起こさない。 } </source> 動的な割り当てを強制する別の方法として、コンストラクタへの直接のアクセスをさせず代わりに動的に割り当てられたオブジェクトを返す静的関数 instance() を提供する方法がある。これはシングルトンデザインパターンとよく似ている。さらに言えば、メモリを解放するのに多態的な delete は必ずしも必要ではない。メンバ関数 destroy() によって仮想関数テーブルポインタに必要な領域を節約した上で目的を達成する事が出来る。 <source lang="cpp"> class MouseEventHandler // 継承がない点に注目。 { protected: MouseEventHandler () {} // protected なコンストラクタ。 ~MouseEventHandler () {} // protected で非仮想なデストラクタ。 public: static MouseEventHandler * instance () { return new MouseEventHandler(); } void destroy () { delete this; } // メモリを解放する。 }; </source> このイディオムの対極に当たるのがスコープ変数(自動変数)の強制である。これは private な new 演算子を用いる事で実現できる。 <source lang="cpp"> class ScopedLock { private: static void * operator new (unsigned int size); // 動的な割り当てを許可しない。 static void * operator new (unsigned int size, void * mem); // 配置形式(placement) new も同様に許可しない。 }; int main (void) { ScopedLock s; // 可能。 ScopedLock * sl = new ScopedLock (); // 標準の new 及び nothrow な new は許可されない。 void * buf = ::operator new (sizeof (ScopedLock)); ScopedLock * s2 = new(buf) ScopedLock; // 配置形式(placement) new も許可されない。 } </source> ScopedLock オブジェクトは標準的な new 演算子、nothrow な new、配置形式(placement) new のいずれによっても動的に割り当てる事が出来ない。 === 既知の利用 === === 関連するイディオム === === References === * [http://users.rcn.com/jcoplien/Patterns/C++Idioms/EuroPLoP98.html#ConcreteDataType Concrete Data Type] - J. Coplien. <noinclude> [[en:More C++ Idioms/Concrete Data Type]] </noinclude> [[Category:{{BASEPAGENAME}}|くしようてーたかた]]
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2010-05-03T04:49:19Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/More_C%2B%2B_Idioms/%E5%85%B7%E8%B1%A1%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%9E%8B(Concrete_Data_Type)
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More C++ Idioms/多態的例外(Polymorphic Exception)
よく知られたオブジェクト指向ソフトウェア設計のガイドラインである依存関係逆転の原則(Dependency Inversion Principle (DIP))によれば、より高位のモジュールはより低位のモジュールに直接依存するべきではない。代わりに、双方とも(しっかりと定義されたインタフェースの形で取り込まれた)共通の抽象に依存するべきである。例えば、ある Person 型のオブジェクト(John とする) は HondaCivic 型のオブジェクトを作成したり使うべきではない。代わりに、John は単純に Car インタフェース、HondaCivic の抽象基本クラスに委ねるべきである。これにより、John は将来簡単に Person クラスを変更することなく Corvette にアップグレードする事が出来る。John は依存性注入(dependency injection)技法を使って(任意の)車の具体的なインスタンスによって設定する事が出来る。DIP を用いる事で、簡単にユニットテストでき自由度が高く拡張可能なモジュールとなる。依存性注入によって実際のオブジェクトを簡単にモックオブジェクトに置き換えられる為、ユニットテストは DIP によって単純化される。 しかし、DIP が侵害されているタイミングもある。1 つは Singleton パターンの使用時であり、もう一つは例外の送出時である。Singleton パターンは静的な instance() 関数にアクセスする際、具体的なクラス名の使用を強制する為 DIP に違反する。Singleton は関数やコンストラクタを呼び出す際パラメータとして渡されるべきである。似たような状況が C++ で例外を取り扱う際に発生する。C++ の throw 節は例外を送出する為に具体的な型名(クラス)を必要とする。例えば、 このように例外を送出するモジュールは直ちに DIP の違反となる。もちろん、実際の例外オブジェクトを簡単にモックの例外オブジェクトに置き換えられない為、そのようなモジュールではユニットテストはより困難になる。下記のような解法は不幸にも失敗する。なぜなら C++ の throw は静的な型付けを使用し多態性について何も考慮しないからである。 多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムはこの問題に対処する。 多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムは単純に、仮想関数 raise() を使うことで派生クラスに例外送出を委譲する。 仮想関数中に throw 文が移動している。関数 foo 中で呼び出される raise 関数は多態的であり、ExceptionBase か ExceptionDerived の実装がパラメータとして渡されたものによって選択される(依存性注入)。this の型はコンパイル時に明らかに分かる為、多態的な例外が送出される事になる。このイディオムの構造は仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)イディオムに非常によく似ている。 多態的例外の伝播 一つの例外が、プログラムやライブラリの異なる階層で異なったやり方で複数の catch 文で処理されることは非常に良くある。そのような場合、より外側の catch ブロックが(存在するならば)必要な処理を行えるように先行する catch ブロックは例外を再送する必要がある。多態的な例外が関係する場合、内側の catch ブロックは外側の catch ブロックに渡す前に例外オブジェクトを変更するかも知れない。そのような場合、確実にオリジナルの例外オブジェクトが伝播されるよう注意を払わねばならない。一見した所無害に見えるが失敗している以下のプログラムを考えてみよう。 文 throw e はオリジナルの例外オブジェクトを送出していない。代わりに、オリジナルのオブジェクトの一部分(ExceptionBase の部分)だけ切り出されたコピー(sliced copy)を送出する。なぜなら目の前にある例外の静的な型を考慮するからである。無言のうちに、派生された例外オブジェクトは失われるだけでなく基本型の例外オブジェクトに変換されてしまう。外側の catch ブロックでは、この catch が持っていたものと同じ情報にアクセスすることができない。この問題に対処する方法が二つある。 仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "よく知られたオブジェクト指向ソフトウェア設計のガイドラインである依存関係逆転の原則(Dependency Inversion Principle (DIP))によれば、より高位のモジュールはより低位のモジュールに直接依存するべきではない。代わりに、双方とも(しっかりと定義されたインタフェースの形で取り込まれた)共通の抽象に依存するべきである。例えば、ある Person 型のオブジェクト(John とする) は HondaCivic 型のオブジェクトを作成したり使うべきではない。代わりに、John は単純に Car インタフェース、HondaCivic の抽象基本クラスに委ねるべきである。これにより、John は将来簡単に Person クラスを変更することなく Corvette にアップグレードする事が出来る。John は依存性注入(dependency injection)技法を使って(任意の)車の具体的なインスタンスによって設定する事が出来る。DIP を用いる事で、簡単にユニットテストでき自由度が高く拡張可能なモジュールとなる。依存性注入によって実際のオブジェクトを簡単にモックオブジェクトに置き換えられる為、ユニットテストは DIP によって単純化される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "しかし、DIP が侵害されているタイミングもある。1 つは Singleton パターンの使用時であり、もう一つは例外の送出時である。Singleton パターンは静的な instance() 関数にアクセスする際、具体的なクラス名の使用を強制する為 DIP に違反する。Singleton は関数やコンストラクタを呼び出す際パラメータとして渡されるべきである。似たような状況が C++ で例外を取り扱う際に発生する。C++ の throw 節は例外を送出する為に具体的な型名(クラス)を必要とする。例えば、", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このように例外を送出するモジュールは直ちに DIP の違反となる。もちろん、実際の例外オブジェクトを簡単にモックの例外オブジェクトに置き換えられない為、そのようなモジュールではユニットテストはより困難になる。下記のような解法は不幸にも失敗する。なぜなら C++ の throw は静的な型付けを使用し多態性について何も考慮しないからである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムはこの問題に対処する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムは単純に、仮想関数 raise() を使うことで派生クラスに例外送出を委譲する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "仮想関数中に throw 文が移動している。関数 foo 中で呼び出される raise 関数は多態的であり、ExceptionBase か ExceptionDerived の実装がパラメータとして渡されたものによって選択される(依存性注入)。this の型はコンパイル時に明らかに分かる為、多態的な例外が送出される事になる。このイディオムの構造は仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)イディオムに非常によく似ている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "多態的例外の伝播", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "一つの例外が、プログラムやライブラリの異なる階層で異なったやり方で複数の catch 文で処理されることは非常に良くある。そのような場合、より外側の catch ブロックが(存在するならば)必要な処理を行えるように先行する catch ブロックは例外を再送する必要がある。多態的な例外が関係する場合、内側の catch ブロックは外側の catch ブロックに渡す前に例外オブジェクトを変更するかも知れない。そのような場合、確実にオリジナルの例外オブジェクトが伝播されるよう注意を払わねばならない。一見した所無害に見えるが失敗している以下のプログラムを考えてみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "文 throw e はオリジナルの例外オブジェクトを送出していない。代わりに、オリジナルのオブジェクトの一部分(ExceptionBase の部分)だけ切り出されたコピー(sliced copy)を送出する。なぜなら目の前にある例外の静的な型を考慮するからである。無言のうちに、派生された例外オブジェクトは失われるだけでなく基本型の例外オブジェクトに変換されてしまう。外側の catch ブロックでは、この catch が持っていたものと同じ情報にアクセスすることができない。この問題に対処する方法が二つある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)", "title": "" } ]
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=<center>多態的例外(Polymorphic Exception)</center>= === 意図 === * 例外オブジェクトを多態的に作成する。 * 送出されるかも知れない例外の具体的な詳細からモジュールを分離する。 === 別名 === === 動機 === よく知られたオブジェクト指向ソフトウェア設計のガイドラインである[http://en.wikipedia.org/wiki/Dependency_inversion_principle 依存関係逆転の原則(Dependency Inversion Principle (DIP))]によれば、より高位のモジュールはより低位のモジュールに直接依存するべきではない。代わりに、双方とも(しっかりと定義されたインタフェースの形で取り込まれた)共通の抽象に依存するべきである。例えば、ある ''Person'' 型のオブジェクト(John とする) は ''HondaCivic'' 型のオブジェクトを作成したり使うべきではない。代わりに、John は単純に ''Car'' インタフェース、''HondaCivic'' の抽象基本クラスに委ねるべきである。これにより、John は将来簡単に ''Person'' クラスを変更することなく ''Corvette'' にアップグレードする事が出来る。John は[http://en.wikipedia.org/wiki/Dependency_injection 依存性注入(dependency injection)]技法を使って(任意の)車の具体的なインスタンスによって設定する事が出来る。DIP を用いる事で、簡単にユニットテストでき自由度が高く拡張可能なモジュールとなる。依存性注入によって実際のオブジェクトを簡単にモックオブジェクトに置き換えられる為、ユニットテストは DIP によって単純化される。 しかし、DIP が侵害されているタイミングもある。1 つは Singleton パターンの使用時であり、もう一つは例外の送出時である。Singleton パターンは静的な ''instance()'' 関数にアクセスする際、具体的なクラス名の使用を強制する為 DIP に違反する。Singleton は関数やコンストラクタを呼び出す際パラメータとして渡されるべきである。似たような状況が C++ で例外を取り扱う際に発生する。C++ の ''throw'' 節は例外を送出する為に具体的な型名(クラス)を必要とする。例えば、 <source lang="cpp"> throw MyConcreteException("Big Bang!"); </source> このように例外を送出するモジュールは直ちに DIP の違反となる。もちろん、実際の例外オブジェクトを簡単にモックの例外オブジェクトに置き換えられない為、そのようなモジュールではユニットテストはより困難になる。下記のような解法は不幸にも失敗する。なぜなら C++ の ''throw'' は静的な型付けを使用し多態性について何も考慮しないからである。 <source lang="cpp"> struct ExceptionBase { }; struct ExceptionDerived : ExceptionBase { }; void foo(ExceptionBase& e) { throw e; // 例外送出時の e の静的な型が使用される。 } int main (void) { ExceptionDerived e; try { foo(e); } catch (ExceptionDerived& e) { // foo の中で送出された例外はこの catch には合致しない。 } catch (...) { // foo の中で送出された例外はここで捕捉される。 } } </source> 多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムはこの問題に対処する。 === 解法とサンプルコード === 多態的例外(Polymorphic Exception)イディオムは単純に、仮想関数 ''raise()'' を使うことで派生クラスに例外送出を委譲する。 <source lang="cpp"> struct ExceptionBase { virtual void raise() { throw *this; } virtual ~ExceptionBase() {} }; struct ExceptionDerived : ExceptionBase { virtual void raise() { throw *this; } }; void foo(ExceptionBase& e) { e.raise(); // 例外送出時の e の動的な型が使用される。 } int main (void) { ExceptionDerived e; try { foo(e); } catch (ExceptionDerived& e) { // foo の中で送出された例外は今やこの catch に合致する。 } catch (...) { // もはやここには来ない! } } </source> 仮想関数中に ''throw'' 文が移動している。関数 ''foo'' 中で呼び出される ''raise'' 関数は多態的であり、''ExceptionBase'' か ''ExceptionDerived'' の実装がパラメータとして渡されたものによって選択される(依存性注入)。''this'' の型はコンパイル時に明らかに分かる為、多態的な例外が送出される事になる。このイディオムの構造は[[More C++ Idioms/仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)|仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)]]イディオムに非常によく似ている。 '''多態的例外の伝播''' 一つの例外が、プログラムやライブラリの異なる階層で異なったやり方で複数の catch 文で処理されることは非常に良くある。そのような場合、より外側の catch ブロックが(存在するならば)必要な処理を行えるように先行する catch ブロックは例外を再送する必要がある。多態的な例外が関係する場合、内側の catch ブロックは外側の catch ブロックに渡す前に例外オブジェクトを変更するかも知れない。そのような場合、確実にオリジナルの例外オブジェクトが伝播されるよう注意を払わねばならない。一見した所無害に見えるが失敗している以下のプログラムを考えてみよう。 <source lang="cpp"> try { foo(e);// 前述のように ExceptionDerived クラスのインスタンスが送出される。 } catch (ExceptionBase& e)// 基本クラスException は多態的に捕捉される事に注意。 { // 例外を処理する。オリジナルの例外オブジェクトを変更するかも知れない。 throw e; // 警告!オブジェクトのスライシングが発生している。 } </source> 文 ''throw e'' はオリジナルの例外オブジェクトを送出していない。代わりに、オリジナルのオブジェクトの一部分(ExceptionBase の部分)だけ切り出されたコピー(sliced copy)を送出する。なぜなら目の前にある例外の静的な型を考慮するからである。無言のうちに、派生された例外オブジェクトは失われるだけでなく基本型の例外オブジェクトに変換されてしまう。外側の catch ブロックでは、この catch が持っていたものと同じ情報にアクセスすることができない。この問題に対処する方法が二つある。 * 単純に(いかなる式も続かない形で) ''throw'' を使う。これはオリジナルの例外オブジェクトを再送する。 * 再度、多態的な例外イディオムを使用する。''raise()'' 仮想関数が ''throw *this'' を使うためオリジナルの例外オブジェクトのコピーが送出される。 <source lang="cpp"> try { foo(e);// 前述のように ExceptionDerived クラスのインスタンスが送出される。 } catch (ExceptionBase& e)// 基本クラスException は多態的に捕捉される事に注意。 { // 例外を処理する。オリジナルの例外オブジェクトを変更するかも知れない。 // 以下の二つの内いずれか一方のみを使用する。 throw; // 選択肢1:オリジナルの派生型例外が送出される。 e.raise(); // 選択肢2:オリジナルの派生型例外オブジェクトのコピーが送出される。 } </source> === 既知の利用 === === 関連するイディオム === [[More C++ Idioms/仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)|仮想コンストラクタ(Virtual Constructor)]] === References === * [http://www.parashift.com/c++-faq-lite/exceptions.html#faq-17.10 How do I throw polymorphically?(parashift)] * [http://www.cis.nctu.edu.tw/chinese/doc/research/c++/C++FAQ-English/exceptions.html#faq-17.10 How do I throw polymorphically?(NCTU)] <noinclude> [[en:More C++ Idioms/Polymorphic Exception]] </noinclude> [[Category:{{BASEPAGENAME}}|{{SUBPAGENAME}}]]
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2010-04-05T22:07:25Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/More_C%2B%2B_Idioms/%E5%A4%9A%E6%85%8B%E7%9A%84%E4%BE%8B%E5%A4%96(Polymorphic_Exception)
13,905
JavaScript/例外処理
例外処理(れいがいしょり、exception handling)とは、プログラムに異常が発生した場合に現在の処理を中断し、エラーメッセージを表示するなどの処理を行うことをいいます。 throw文は例外を発生させます。 throw文にはどんな値でも渡すことができますが、一般的にはErrorなどの例外オブジェクトを渡します。例外オブジェクトは生成されるときに例外発生時の状況を記録するため、デバッグが容易になるからです。特にReferenceErrorオブジェクトやSyntaxErrorオブジェクト、TypeErrorオブジェクトなどの例外オブジェクトは、エラーの種類(参照エラーや構文エラー、型エラーなど)を明示するのに用いられます。 throw文で例外が投げられると、以降のプログラムの実行は中断され、処理系のエラーコンソールにエラーが表示されます。 try文のブロックの中で例外が発生すると、catch節のブロックが実行され、例外が捕捉されます。try文のブロックで例外が発生しなかった場合は、catch節のブロックは実行されません。catch節のブロックが実行された後も、catch節のブロックの中で例外が発生しなければ、プログラムは中断せずに以降の処理を継続します。 catch節は複数置くことができます。また、catch節は必ずthrow文のパラメータeを受け取らなければなりません。eの変数名は任意の識別子。 finally節は事後処理を行います。catch節の後にfinally節を書くと、例外が発生してもしなくてもfinally節が実行されます。 例外が発生した場合は、catch節が実行された後にfinally節が実行されます。finally節が実行された後は以降の処理を継続します。 try文の後にはcatch節またはfinally節のいずれか、もしくは両方を置かなければなりません。catch節を除いたtry-finally節では、例外が発生してもしなくてもfinally節は実行されますが、catch節によって例外が捕捉されないので、例外が発生した場合は以降の処理を中断します。 例外は大域脱出に使うこともできます。大域脱出とは、入れ子になった制御構造の内側から外側に制御を戻すことです。ラベルを伴わないbreakやreturnは最内側の制御構造(for/while/switchと関数)を抜け出すだけですが、例外をthrowすると文や関数を超えて制御が移ります。 この性質を利用すると二重以上のループや関数を脱出することができるのです。 しかし、大域脱出目的の例外の使用には慎重になってください。breakやreturnをラベルと共に使用することで、ほとんどの場合は例外を使うことなく大域脱出を達成できます。
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例外処理とは、プログラムに異常が発生した場合に現在の処理を中断し、エラーメッセージを表示するなどの処理を行うことをいいます。
{{Nav}} '''[[w:例外処理|例外処理]]'''(れいがいしょり、''exception handling'')とは、プログラム実行中に予期せぬ異常が発生した場合に、通常の実行フローを中断し、エラーメッセージの表示や適切な処理を行うプログラムの手法です。 == throw == throw文は、プログラムの実行中に発生したエラーや問題を示し、その場で例外を引き起こします。例えば、条件に合致しない場合や予期せぬ状況であれば、throw文を使って例外を発生させることができます。 :<syntaxhighlight lang=js highlight=3> function reduce(array, callback, initialValue) { if (typeof callback != 'function') { throw new Error(callback + " is not a function"); } // ... } reduce([], null); // "null is not a function" とエラー </syntaxhighlight> 後述の<code>try/catch</code> ブロックなしで <code>throw</code> を実行すると、エラーが現在のコンテキストから伝播し、エラーが発生したポイントからコードの実行が停止されます。これにより、通常の実行フローが中断され、エラーがコンソールに表示されたり、上位の呼び出し元でエラーがキャッチされるまで、エラーが伝播します。 throw文では、あらゆる種類の値を渡すことができますが、通常は例外オブジェクト(<code>Error</code>など)を渡します。例外オブジェクトは例外が発生した際の状況を記録し、デバッグを容易にします。特に、[[JavaScript/ReferenceError|ReferenceError]]、[[JavaScript/SyntaxError|SyntaxError]]、[[JavaScript/TypeError|TypeError]]などの例外オブジェクトは、エラーのタイプ(参照エラー、構文エラー、型エラーなど)を明確に示すために利用されます。 :<syntaxhighlight lang=js highlight=3> function reduce( array, callback, initialValue ) { if ( typeof callback != 'function' ) { throw new TypeError( callback + " is not a function" ); } // ... } reduce( [], null ); // "TypeError: null is not a function" とエラー </syntaxhighlight> throw文で例外が投げられると、以降のプログラムの実行は中断され、処理系のエラーコンソールにエラーが表示されます。 == try-catch == try文のブロックの中で例外が発生すると、catch節のブロックが実行され、例外が捕捉されます。try文のブロックで例外が発生しなかった場合は、catch節のブロックは実行されません。catch節のブロックが実行された後も、catch節のブロックの中で例外が発生しなければ、プログラムは中断せずに以降の処理を継続します。 :<syntaxhighlight lang=js> try { throw new Error( "エラー!" ); } catch (e) { console.log(e.message); // "エラー!" と表示 } console.log("しかし処理は続行…"); </syntaxhighlight> catch節は複数置くことができます。また、catch節は必ずthrow文のパラメータ''e''を受け取らなければなりません。''e''の変数名は任意の識別子。 == finally == finally節は事後処理を行います。catch節の後にfinally節を書くと、例外が発生してもしなくてもfinally節が実行されます。 :<syntaxhighlight lang=js highlight='7-9'> try { console.log("try"); // 0. "try" と表示 } catch (e) { console.log("catch"); } finally { console.log("finally"); // 1. "finally" と表示 } console.log("outside"); // 2. "outside" と表示 </syntaxhighlight> 例外が発生した場合は、catch節が実行された後にfinally節が実行されます。finally節が実行された後は以降の処理を継続します。 :<syntaxhighlight lang=js> try { console.log("try"); // 0. "try" と表示 throw new Error(); } catch (e) { console.log("catch"); // 1. "catch" と表示 } finally { console.log("finally"); // 2. "finally" と表示 } console.log("outside"); // 3. "outside" と表示 </syntaxhighlight> try文の後にはcatch節またはfinally節のいずれか、もしくは両方を置かなければなりません。catch節を除いたtry-finally節では、例外が発生してもしなくてもfinally節は実行されますが、catch節によって例外が捕捉されないので、例外が発生した場合は以降の処理を中断します。 === return と finally === ;[https://paiza.io/projects/NmoKJECDSL3JI1WMdO3a5Q?language=javascript return と finally] :<syntaxhighlight lang=js> function div(n, d) { try { return n / d } catch (e) { console.log(e) } finally { console.log(`div(${n}, ${d}) -- finally`) } } console.log(`div(1, 2) = ${div(1, 2)}`) console.log(`div(1, 0) = ${div(1, 0)}`) console.log(`div(0, 0) = ${div(0, 0)}`) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> div(1, 2) -- finally div(1, 2) = 0.5 div(1, 0) -- finally div(1, 0) = Infinity div(0, 0) -- finally div(0, 0) = NaN </syntaxhighlight> :try文にfinally節を持つ言語では「tryブロックで例外を出さずのreturn文に達したとき、finally節を実行するか?」が問題になります。 :ES/JSでは、return文に達してもfinally節が実行されます。 ==大域脱出== {{Main|JavaScript/制御構造#ラベル}} 例外は大域脱出に使うこともできます。大域脱出とは、入れ子になった制御構造の内側から外側に制御を戻すことです。ラベルを伴わない<code>break</code>や<code>return</code>は最内側の制御構造(<code>for</code>/<code>while</code>/<code>switch</code>と関数)を抜け出すだけですが、例外を<code>throw</code>すると文や関数を超えて制御が移ります。 この性質を利用すると二重以上のループや関数を脱出することができるのです。 しかし、大域脱出目的の例外の使用には慎重になってください。breakやreturnをラベルと共に使用することで、ほとんどの場合は例外を使うことなく大域脱出を達成できます。 ;イテレーションメソッドからの脱出 :Array.prototype.forEach メソッドの様にcallbackの反復処理を行うイテレーションはbreakやreturnでは脱出ができないので、例外による大域脱出が適用なケースです。 :この場合も、for文に置換えるほうが可読性は向上するでしょう。 ;関数外のラベルにはbreakできません(動かない例):<syntaxhighlight lang=js> const ary = new Array(10).fill(0).map((_, i) => i) LABEL: ary.forEach(function(x) { if (x > 5) break LABEL; // SyntaxError: Undefined label 'LABEL' console.log(x) }) </syntaxhighlight> ;[https://paiza.io/projects/0HdEI0i8b0OJNy-HToq1Ig?language=javascript 例外を使ったイテレーションメソッドからの脱出]:<syntaxhighlight lang=js> const ary = new Array(10).fill(0).map((_, i) => i); try { ary.forEach(function(x) { if (x > 5) { throw new Error(`x = ${x}`); } console.log(x) }); } catch {} </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0 1 2 3 4 5 </syntaxhighlight> ;[https://paiza.io/projects/UEkdNTXcxK-a6b5TFrNaTA?language=javascript Array.prototype.every() を使ったイテレーションの中断]:<syntaxhighlight lang=js> const ary = new Array(10).fill(0).map((_, i) => i); ary.every(function(x) { if (x > 5) { return false } console.log(x) return true }); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0 1 2 3 4 5 </syntaxhighlight> {{Nav}} [[Category:JavaScript|れいかいしより]] {{stub}}
2010-04-05T16:12:52Z
2024-01-07T23:28:48Z
[ "テンプレート:Nav", "テンプレート:Main", "テンプレート:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/%E4%BE%8B%E5%A4%96%E5%87%A6%E7%90%86
13,910
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の3
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (産業廃棄物管理票)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(産業廃棄物管理票)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (産業廃棄物管理票) ;第12条の3 # その事業活動に伴い産業廃棄物を生ずる事業者(中間処理業者を含む。)は、その産業廃棄物(中間処理産業廃棄物を含む。[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の5|第12条の5]]第1項において同じ。)の運搬又は処分を他人に委託する場合(環境省令で定める場合を除く。)には、環境省令で定めるところにより、当該委託に係る産業廃棄物の引渡しと同時に当該産業廃棄物の運搬を受託した者(当該委託が産業廃棄物の処分のみに係るものである場合にあつては、その処分を受託した者)に対し、当該委託に係る産業廃棄物の種類及び数量、運搬又は処分を受託した者の氏名又は名称その他環境省令で定める事項を記載した産業廃棄物管理票(以下単に「管理票」という。)を交付しなければならない。 # 産業廃棄物の運搬を受託した者(以下「運搬受託者」という。)は、当該運搬を終了したときは、前項の規定により交付された管理票に環境省令で定める事項を記載し、環境省令で定める期間内に、同項の規定により管理票を交付した者(以下「管理票交付者」という。)に当該管理票の写しを送付しなければならない。この場合において、当該産業廃棄物について処分を委託された者があるときは、当該処分を委託された者に管理票を回付しなければならない。 # 産業廃棄物の処分を受託した者(以下「処分受託者」という。)は、当該処分を終了したときは、第1項の規定により交付された管理票又は前項後段の規定により回付された管理票に環境省令で定める事項(当該処分が最終処分である場合にあつては、当該環境省令で定める事項及び最終処分が終了した旨)を記載し、環境省令で定める期間内に、当該処分を委託した管理票交付者に当該管理票の写しを送付しなければならない。この場合において、当該管理票が同項後段の規定により回付されたものであるときは、当該回付をした者にも当該管理票の写しを送付しなければならない。 # 処分受託者は、前項前段、この項又は第12条の5第5項の規定により当該処分に係る中間処理産業廃棄物について最終処分が終了した旨が記載された管理票の写しの送付を受けたときは、環境省令で定めるところにより、第一項の規定により交付された管理票又は第二項後段の規定により回付された管理票に最終処分が終了した旨を記載し、環境省令で定める期間内に、当該処分を委託した管理票交付者に当該管理票の写しを送付しなければならない。 # 管理票交付者は、前三項又は第12条の5第5項の規定による管理票の写しの送付を受けたときは、当該運搬又は処分が終了したことを当該管理票の写しにより確認し、かつ、当該管理票の写しを当該送付を受けた日から環境省令で定める期間保存しなければならない。 # 管理票交付者は、環境省令で定めるところにより、当該管理票に関する報告書を作成し、これを都道府県知事に提出しなければならない。 # 管理票交付者は、環境省令で定める期間内に、第2項から第4項まで又は第12条の5第5項の規定による管理票の写しの送付を受けないとき、又はこれらの規定に規定する事項が記載されていない管理票の写し若しくは虚偽の記載のある管理票の写しの送付を受けたときは、速やかに当該委託に係る産業廃棄物の運搬又は処分の状況を把握するとともに、環境省令で定めるところにより、適切な措置を講じなければならない。 # 運搬受託者は、第2項前段の規定により管理票の写しを送付したとき(同項後段の規定により管理票を回付したときを除く。)は当該管理票を当該送付の日から、第三項後段の規定による管理票の写しの送付を受けたときは当該管理票の写しを当該送付を受けた日から、それぞれ環境省令で定める期間保存しなければならない。 # 処分受託者は、第3項前段、第4項又は第12条の5第五項の規定により管理票の写しを送付したときは、当該管理票を当該送付の日から環境省令で定める期間保存しなければならない。 # 前各項に定めるもののほか、管理票に関し必要な事項は、環境省令で定める。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-1|第1節 産業廃棄物の処理]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の2|第12条の2]]<br>(事業者の特別管理産業廃棄物に係る処理) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条の4|第12条の4]]<br>(虚偽の管理票の交付等の禁止) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|12の3]]
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2010-04-06T01:06:16Z
[ "テンプレート:前後", "テンプレート:Stub" ]
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13,914
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (一般廃棄物処理計画)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(一般廃棄物処理計画)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (一般廃棄物処理計画) ;第6条 # 市町村は、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関する計画(以下「一般廃棄物処理計画」という。)を定めなければならない。 # 一般廃棄物処理計画には、環境省令で定めるところにより、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関し、次に掲げる事項を定めるものとする。 #:一 一般廃棄物の発生量及び処理量の見込み #:二 一般廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 #:三 分別して収集するものとした一般廃棄物の種類及び分別の区分 #:四 一般廃棄物の適正な処理及びこれを実施する者に関する基本的事項 #:五 一般廃棄物の処理施設の整備に関する事項 #:六 その他一般廃棄物の処理に関し必要な事項 # 市町村は、[[w:地方自治法]](昭和22年法律第67号)[[地方自治法第2条|第2条]]第4項 の基本構想に即して、一般廃棄物処理計画を定めるものとする。 # 市町村は、その一般廃棄物処理計画を定めるに当たつては、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関し関係を有する他の市町村の一般廃棄物処理計画と調和を保つよう努めなければならない。 # 市町村は、一般廃棄物処理計画を定め、又はこれを変更したときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s2|第2章 一般廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s2-1|第1節 一般廃棄物の処理]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第5条の8|第5条の8]]<br>(廃棄物減量等推進員) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条の2|第6条の2]]<br>(市町村の処理等) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|06]]
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13,915
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条の2
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (市町村の処理等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(市町村の処理等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (市町村の処理等) ;第6条の2 # 市町村は、一般廃棄物処理計画に従つて、その区域内における一般廃棄物を生活環境の保全上支障が生じないうちに収集し、これを運搬し、及び処分(再生することを含む。[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条|第7条]]第3項、第5項第四号ハからホまで及び第8項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条の3|第7条の3]]第一号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条の4|第7条の4]]第1項第二号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条の2|第8条の2]]第6項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条|第9条]]第2項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の2|第9条の2]]第2項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の2の2|第9条の2の2]]第1項第二号及び第3項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の3|第9条の3]]第11項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第13条の11|第13条の11]]第1項第三号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条|第14条]]第3項及び第8項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条の3の2|第14条の3の2]]第1項第二号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条の4|第14条の4]]第3項及び第8項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の3|第15条の3]]第1項第二号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の12|第15条の12]]、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の15|第15条の15]]第1項第三号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条の2|第16条の2]]第二号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条の3|第16条の3]]第二号、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第23条の3|第23条の3]]第二項、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第24条の2|第24条の2]]第2項並びに附則第2条第2項を除き、以下同じ。)しなければならない。 # 市町村が行うべき一般廃棄物(特別管理一般廃棄物を除く。以下この項において同じ。)の収集、運搬及び処分に関する基準(当該基準において海洋を投入処分の場所とすることができる一般廃棄物を定めた場合における当該一般廃棄物にあつては、その投入の場所及び方法が海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律(昭和45年法律第136号)に基づき定められた場合におけるその投入の場所及び方法に関する基準を除く。以下「一般廃棄物処理基準」という。)並びに市町村が一般廃棄物の収集、運搬又は処分を市町村以外の者に委託する場合の基準は、政令で定める。 # 市町村が行うべき特別管理一般廃棄物の収集、運搬及び処分に関する基準(当該基準において海洋を投入処分の場所とすることができる特別管理一般廃棄物を定めた場合における当該特別管理一般廃棄物にあつては、その投入の場所及び方法が海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律 に基づき定められた場合におけるその投入の場所及び方法に関する基準を除く。以下「特別管理一般廃棄物処理基準」という。)並びに市町村が特別管理一般廃棄物の収集、運搬又は処分を市町村以外の者に委託する場合の基準は、政令で定める。 # 土地又は建物の占有者は、その土地又は建物内の一般廃棄物のうち、生活環境の保全上支障のない方法で容易に処分することができる一般廃棄物については、なるべく自ら処分するように努めるとともに、自ら処分しない一般廃棄物については、その一般廃棄物処理計画に従い当該一般廃棄物を適正に分別し、保管する等市町村が行う一般廃棄物の収集、運搬及び処分に協力しなければならない。 # 市町村長は、その区域内において事業活動に伴い多量の一般廃棄物を生ずる土地又は建物の占有者に対し、当該一般廃棄物の減量に関する計画の作成、当該一般廃棄物を運搬すべき場所及びその運搬の方法その他必要な事項を指示することができる。 # 事業者は、一般廃棄物処理計画に従つてその一般廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合その他その一般廃棄物の運搬又は処分を他人に委託する場合には、その運搬については第七条第十二項に規定する一般廃棄物収集運搬業者その他環境省令で定める者に、その処分については同項に規定する一般廃棄物処分業者その他環境省令で定める者にそれぞれ委託しなければならない。 # 事業者は、前項の規定によりその一般廃棄物の運搬又は処分を委託する場合には、政令で定める基準に従わなければならない。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s2|第2章 一般廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s2-1|第1節 一般廃棄物の処理]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条|第6条]]<br>(一般廃棄物処理計画) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条の3|第6条の3]]<br>(事業者の協力) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|06の2]]
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2022-06-03T06:12:52Z
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13,916
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第11条
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (事業者及び地方公共団体の処理)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(事業者及び地方公共団体の処理)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "解説" } ]
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (事業者及び地方公共団体の処理) ;第11条 # 事業者は、その産業廃棄物を自ら処理しなければならない。 # 市町村は、単独に又は共同して、一般廃棄物とあわせて処理することができる産業廃棄物その他市町村が処理することが必要であると認める産業廃棄物の処理をその事務として行なうことができる。 # 都道府県は、産業廃棄物の適正な処理を確保するために都道府県が処理することが必要であると認める産業廃棄物の処理をその事務として行うことができる。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-1|第1節 産業廃棄物の処理]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第10条|第10条]]<br>(一般廃棄物の輸出) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第12条|第12条]]<br>(事業者の処理) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|11]]
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2012-08-02T08:44:17Z
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13,917
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (産業廃棄物処理施設)
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法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (産業廃棄物処理施設) ;第15条 # 産業廃棄物処理施設(廃プラスチック類処理施設、産業廃棄物の最終処分場その他の産業廃棄物の処理施設で政令で定めるものをいう。以下同じ。)を設置しようとする者は、当該産業廃棄物処理施設を設置しようとする地を管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない。 # 前項の許可を受けようとする者は、環境省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を提出しなければならない。 #:一 氏名又は名称及び住所並びに法人にあつては、その代表者の氏名 #:二 産業廃棄物処理施設の設置の場所 #:三 産業廃棄物処理施設の種類 #:四 産業廃棄物処理施設において処理する産業廃棄物の種類 #:五 産業廃棄物処理施設の処理能力(産業廃棄物の最終処分場である場合にあつては、産業廃棄物の埋立処分の用に供される場所の面積及び埋立容量) #:六 産業廃棄物処理施設の位置、構造等の設置に関する計画 #:七 産業廃棄物処理施設の維持管理に関する計画 #:八 産業廃棄物の最終処分場である場合にあつては、災害防止のための計画 #:九 その他環境省令で定める事項 # 前項の申請書には、環境省令で定めるところにより、当該産業廃棄物処理施設を設置することが周辺地域の生活環境に及ぼす影響についての調査の結果を記載した書類を添付しなければならない。ただし、当該申請書に記載した同項第二号から第七号までに掲げる事項が、過去になされた第一項の許可に係る当該事項と同一である場合その他の環境省令で定める場合は、この限りでない。 # 都道府県知事は、産業廃棄物処理施設(政令で定めるものに限る。)について第一項の許可の申請があつた場合には、遅滞なく、第二項第一号から第四号までに掲げる事項、申請年月日及び縦覧場所を告示するとともに、同項の申請書及び前項の書類(同項ただし書に規定する場合にあつては、第2項の申請書)を当該告示の日から一月間公衆の縦覧に供しなければならない。 # 都道府県知事は、前項の規定による告示をしたときは、遅滞なく、その旨を当該産業廃棄物処理施設の設置に関し生活環境の保全上関係がある市町村の長に通知し、期間を指定して当該市町村長の生活環境の保全上の見地からの意見を聴かなければならない。 # 第4項の規定による告示があつたときは、当該産業廃棄物処理施設の設置に関し利害関係を有する者は、同項の縦覧期間満了の日の翌日から起算して二週間を経過する日までに、当該都道府県知事に生活環境の保全上の見地からの意見書を提出することができる。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-5|第5節 産業廃棄物処理施設]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条の7|第14条の7]]<br>(名義貸しの禁止) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2|第15条の2]]<br>(許可の基準等) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|15]]
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2010-04-06T22:49:40Z
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13,918
廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第7条
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令 (産業廃棄物処理施設)
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法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令]] ==条文== (産業廃棄物処理施設) ;第7条 : [[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条|法第15条]]第1項 の政令で定める産業廃棄物の処理施設は、次のとおりとする。 ::一 汚泥の脱水施設であつて、一日当たりの処理能力が十立方メートルを超えるもの ::二 汚泥の乾燥施設であつて、一日当たりの処理能力が十立方メートル(天日乾燥施設にあつては、百立方メートル)を超えるもの ::三 汚泥(ポリ塩化ビフェニル汚染物及びポリ塩化ビフェニル処理物であるものを除く。)の焼却施設であつて、次のいずれかに該当するもの :::イ 一日当たりの処理能力が五立方メートルを超えるもの :::ロ 一時間当たりの処理能力が二百キログラム以上のもの :::ハ 火格子面積が二平方メートル以上のもの ::四 廃油の油水分離施設であつて、一日当たりの処理能力が十立方メートルを超えるもの(海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律第3条第十四号 の廃油処理施設を除く。) ::五 廃油(廃ポリ塩化ビフェニル等を除く。)の焼却施設であつて、次のいずれかに該当するもの(海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律第3条第十四号 の廃油処理施設を除く。) :::イ 一日当たりの処理能力が一立方メートルを超えるもの :::ロ 一時間当たりの処理能力が二百キログラム以上のもの :::ハ 火格子面積が二平方メートル以上のもの ::六 廃酸又は廃アルカリの中和施設であつて、一日当たりの処理能力が五十立方メートルを超えるもの ::七 廃プラスチック類の破砕施設であつて、一日当たりの処理能力が五トンを超えるもの ::八 廃プラスチック類(ポリ塩化ビフェニル汚染物及びポリ塩化ビフェニル処理物であるものを除く。)の焼却施設であつて、次のいずれかに該当するもの :::イ 一日当たりの処理能力が百キログラムを超えるもの :::ロ 火格子面積が二平方メートル以上のもの :::八の二  第二条第二号に掲げる廃棄物(事業活動に伴つて生じたものに限る。)又はがれき類の破砕施設であつて、一日当たりの処理能力が五トンを超えるもの ::九 別表第三の三に掲げる物質又はダイオキシン類を含む汚泥のコンクリート固型化施設 ::十 水銀又はその化合物を含む汚泥のばい焼施設 ::十一 汚泥、廃酸又は廃アルカリに含まれるシアン化合物の分解施設 ::十一の二 廃石綿等又は石綿含有産業廃棄物の溶融施設 ::十二 廃ポリ塩化ビフェニル等、ポリ塩化ビフェニル汚染物又はポリ塩化ビフェニル処理物の焼却施設 ::十二の二 廃ポリ塩化ビフェニル等(ポリ塩化ビフェニル汚染物に塗布され、染み込み、付着し、又は封入されたポリ塩化ビフェニルを含む。)又はポリ塩化ビフェニル処理物の分解施設 ::十三 ポリ塩化ビフェニル汚染物又はポリ塩化ビフェニル処理物の洗浄施設又は分離施設 ::十三の二 産業廃棄物の焼却施設(第三号、第五号、第八号及び第十二号に掲げるものを除く。)であつて、次のいずれかに該当するもの :::イ 一時間当たりの処理能力が二百キログラム以上のもの :::ロ 火格子面積が二平方メートル以上のもの ::十四  産業廃棄物の最終処分場であつて、次に掲げるもの :::イ 第六条第一項第三号ハ(1)から(5)まで及び第六条の五第一項第三号イ(1)から(6)までに掲げる産業廃棄物の埋立処分の用に供される場所 :::ロ 安定型産業廃棄物の埋立処分の用に供される場所(水面埋立地を除く。) :::ハ イに規定する産業廃棄物及び安定型産業廃棄物以外の産業廃棄物の埋立処分の用に供される場所(水面埋立地にあつては、主としてイに規定する産業廃棄物及び安定型産業廃棄物以外の産業廃棄物の埋立処分の用に供される場所として環境大臣が指定する区域に限る。) ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令|廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第6条の15|第6条の15]]<br>(特別管理産業廃棄物処分業の許可の更新期間) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第7条の2|第7条の2]]<br>(縦覧等を要する産業廃棄物処理施設) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令|07]]
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13,919
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2の5
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (変更の許可等)
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法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (変更の許可等) ;第15条の2の5 # 産業廃棄物処理施設の設置者は、当該許可に係る第15条第2項第四号から第七号までに掲げる事項の変更をしようとするときは、環境省令で定めるところにより、都道府県知事の許可を受けなければならない。ただし、その変更が環境省令で定める軽微な変更であるときは、この限りでない。 # [[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条|第15条]]第3項から第6項まで及び[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2|第15条の2]]第1項から第4項までの規定は、前項の許可について、同条第5項の規定は、前項の許可を受けた者について準用する。 # [[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条|第9条]]第3項から第6項までの規定は、産業廃棄物処理施設の設置者について準用する。この場合において、同条第3項中「第1項ただし書」とあるのは「第15条の2の5第1項ただし書」と、「同条第2項第一号」とあるのは「第15条第2項第一号」と、「当該許可に係る一般廃棄物処理施設」とあるのは「当該産業廃棄物処理施設」と、「一般廃棄物の」とあるのは「産業廃棄物の」と、「一般廃棄物処理施設を」とあるのは「産業廃棄物処理施設を」と、同条第4項及び第5項中「当該許可に係る一般廃棄物処理施設」とあるのは「当該産業廃棄物処理施設」と、「一般廃棄物の」とあるのは「産業廃棄物の」と、同条第6項中「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条|第7条]]第5項第四号イからヘまで又はチからヌまで(同号チからヌまでに掲げる者にあつては、同号ト」とあるのは「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条|第14条]]第5項第二号イ([[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条|第7条]]第5項第四号トに係るものを除く。)又は第14条第5項第二号ハからホまで(第7条第5項第四号ト又は第14条第5項第二号ロ」と読み替えるものとする。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-5|第5節 産業廃棄物処理施設]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2の4|第15条の2の4]]<br>(産業廃棄物処理施設の設置者に係る一般廃棄物処理施設の設置についての特例) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2の6|第15条の2の6]]<br>(改善命令等) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|15の2の5]]
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13,920
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の4
法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (準用)
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法学>コンメンタール>コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律
[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] ==条文== (準用) ;第15条の4 : [[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の4|第9条の4]]の規定は産業廃棄物処理施設の設置者について、[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の4|第9条の5]]から[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の7|第9条の7]]までの規定は産業廃棄物処理施設について準用する。この場合において、第9条の4中「一般廃棄物処理施設」とあるのは「産業廃棄物処理施設」と、第9条の5第1項中「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条|第8条]]第1項」とあるのは「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条|第15条]]第1項」と、同条第2項及び[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第9条の6|第9条の6]]第2項中「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第8条の2|第8条の2]]第1項」とあるのは「[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の2|第15条の2]]第1項」と読み替えるものとする。 ==解説== ==参照条文== ---- {{前後 |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律|廃棄物の処理及び清掃に関する法律]] |[[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3|第3章 産業廃棄物]]<br> 特例]]<br> [[コンメンタール廃棄物の処理及び清掃に関する法律#s3-5|第5節 産業廃棄物処理施設]]<br> |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の3|第15条の3]]<br>(許可の取消し) |[[廃棄物の処理及び清掃に関する法律第15条の4の2|第15条の4の2]]<br>(産業廃棄物の再生利用に係る特例) }} {{stub}} [[category:廃棄物の処理及び清掃に関する法律|15の4]]
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無機化学の基礎/化学結合/イオン結合
2個以上の原子がたがいに結びついて分子が形成される。 このとき原子間を結びつけているものが化学結合である。 化学結合は機構によって、イオン結合、共有結合、金属結合、ファン・デル・ワールス(van der Waals)結合に分類される。 実際の化学結合は、これらのいろいろな結合様式が混ざり合っていることが多い。 イオン結合では、2個の原子間で電子の授受が行われることにより陽イオンと陰イオンが生じ、その陽イオンと陰イオンの間に静電引力が働き、結合が形成される。 一般に、イオン結合は電気陰性度の差が大きい原子の間で、また、イオン化エネルギーが小さい原子と電子親和力の大きな原子の間で形成されやすい。 イオン結合で主に構成された結晶はイオン結晶とよばれる。
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2個以上の原子がたがいに結びついて分子が形成される。 このとき原子間を結びつけているものが化学結合である。 化学結合は機構によって、イオン結合、共有結合、金属結合、ファン・デル・ワールス結合に分類される。 実際の化学結合は、これらのいろいろな結合様式が混ざり合っていることが多い。 イオン結合では、2個の原子間で電子の授受が行われることにより陽イオンと陰イオンが生じ、その陽イオンと陰イオンの間に静電引力が働き、結合が形成される。 一般に、イオン結合は電気陰性度の差が大きい原子の間で、また、イオン化エネルギーが小さい原子と電子親和力の大きな原子の間で形成されやすい。 イオン結合で主に構成された結晶はイオン結晶とよばれる。
2個以上の原子がたがいに結びついて分子が形成される。 このとき原子間を結びつけているものが化学結合である。 化学結合は機構によって、イオン結合、共有結合、金属結合、ファン・デル・ワールス(van der Waals)結合に分類される。 実際の化学結合は、これらのいろいろな結合様式が混ざり合っていることが多い。 イオン結合では、2個の原子間で電子の授受が行われることにより陽イオンと陰イオンが生じ、その陽イオンと陰イオンの間に静電引力が働き、結合が形成される。 一般に、イオン結合は電気陰性度の差が大きい原子の間で、また、イオン化エネルギーが小さい原子と電子親和力の大きな原子の間で形成されやすい。 イオン結合で主に構成された結晶はイオン結晶とよばれる。 [[カテゴリ:無機化学]]
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JavaScript/演算子
演算子(えんざんし、operator)とは、2 + 3の+のように、演算を表す記号のことです。2や3は被演算子(ひえんざんし、operand、オペランド)といいます。JavaScriptには算術演算子以外にもさまざまな演算子があります。変数の代入で使用した=も演算子の一種ですし、コンマ,も演算子の一種です。 演算子はメソッドでは有りません。 演算子はメソッドと異なりオーバーロード出来ません。 加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) の四則演算をはじめとする基本的な算術演算子が存在します。数値は常に浮動小数点数として扱われます。 BigIntにも演算子を適用できますが、算術演算子の場合両方のオペランドがBigIntである必要があり異なる型が渡されると、暗黙の型変換は行われず TypeErroe となります。 数値の演算で NaN を返すケースは、BigIntではErrorとなります(例えばゼロ除算は数値ではNaNを返しますが、BigInt同士ではRangeErrorがthrowされます)。 加算演算子(かさんえんざんし、addition operator)は+です。 減算演算子(げんざんえんざんし、げんさんえんざんし、subtraction operator)は-です。 乗算演算子(じょうざんえんざんし、じょうさんえんざんし、multiplication operator)は*です。 除算演算子(じょざんえんざんし、じょさんえんざんし、division operator)は/です。 ゼロ除算(ゼロじょざん、ゼロじょさん、division by zero)は例外ではなくInfinity(あるいは-Infinity)を返します。 BigInt 同士のゼロ除算は RangeError となります。 除数・被除数ともゼロの除算はNaNを返します。 BigInt 同士の除数・被除数ともゼロの除算は RangeError となります。 剰余演算子(じょうよえんざんし、REMAINDER operator)は%です。割り算の余りを求めます。 結果は必ず左オペランドの被除数(割られる数)と同じ符号になります。 ゼロ剰余(ゼロじょうよ、REMAINDER by zero)は例外ではなくNaNを返します。 BigInt 同士の剰余は RangeError となります。 a % bはa - b * Math.trunc(a / b)と等価です。 Perl や Ruby のようにa - b * Math.floor(a / b)と等価ではありません。これは IEEE754 の Remainder に定義された挙動で C 言語の libm にある fmod() と同じ動作です。 除数は浮動小数点数でもかまいません(元々 Number は64ビット倍精度浮動小数点数です)。 単項プラス演算子(たんこうプラスえんざんし、unary plus operator)は式を評価し、数値でなかった場合は暗黙な変換に従い数値に変換します。 単項マイナス演算子(たんこうマイナスえんざんし、unary negation operator)は符号を反転させた数(反数)を返します。符号反転演算子(ふごうはんてんえんざんし)、算術否定演算子(さんじゅつひていえんざんし)などという言い方をする人もいます。 a * -1と似ていますが BigInt が渡されても TypeError とはならない点が異なります。 インクリメント演算子(インクリメントえんざんし、increment operator)は変数の値を1増やします。 インクリメント演算子は後置++すると増やす前の値を返し、 ++前置すると増やした後の値を返します。 複数のインクリメント演算子を同時に適用することはできません。 x++はx += 1、すなわちx = x + 1と等価です。インクリメント演算子は変数の値を増加させるので、1++のようにリテラル(定数)に対して適用することはできません。 デクリメント演算子(デクリメントえんざんし、decrement operator)は変数の値を1減らします。 デクリメント演算子は後置--すると減らす前の値を返し、 --前置すると減らした後の値を返します。 複数のデクリメント演算子を同時に適用することはできません。 x--はx -= 1、すなわちx = x - 1と等価です。デクリメント演算子は変数の値を減少させるので、1--のようにリテラル(定数)に対して適用することはできません。 冪乗演算子(べきじょうえんざんし)は、第1オペランドを第2オペランドの累乗した結果を返します。Math.pow と同等ですが、オペランドとして BigInt を受け入れることができます。 なお、^はビットごとのXOR演算子です。 ビット演算子(ビットえんざんし、bitwise operator)は、ビット演算の演算子です。ビット演算とは数値を32ビット整数変換し、各ビットに対して行う演算のことです。 a >>> bは捨てられたビットの分だけ左から0を詰めます。 ' >>> は BigInt に適用すると TypeError になります。 ビット演算子は算術演算子よりも優先順位が低いことに注意してください。 +は加算演算子であると同時に、文字列連結演算子(もじれつれんけつえんざんし、string concatenation operator)でもあります。 文字列と数値を連結すると、文字列の方が強いので数値は文字列に変換されます。 これは足し算をしようとして文字列がまじっていると厄介なことになります。 文字列の連結よりも数値の加算を優先させるには、文字列を数値に変換した上で加算しなければなりません。文字列を数値に変換するには、教科書的にはparseInt関数やparseFloat関数、Numberオブジェクトのコンストラクタなどを使いますが、 一般的には単項プラス演算子を使用した方が高速です。 ほかにも1を掛ける (one * 1)、0を引く (one - 0))などの方法があります。 これらの演算子は数値にしか適用できないので、処理系が被演算子を自動的に数値に変換(暗黙的な型変換)するためです。 かつてこの本で、0で符号なし右シフトをする (one >>> 0)あるいは 補数の補数を得る(~~one) を文字列を数値に変換する方法として紹介されていましたが、前者は32ビット符号なし整数に、後者は32ビット符号付き整数への変換となり浮動小数点数を表す文字列に適用すると、、 の様になります。興味深い挙動ですが文字列を数値に変換する方法としては妥当とは言えません。 加算と暗黙の型変換の結果を表にしました。 この表は、二項演算子(+)と様々な値の組み合わせについて見てみました。 if文の条件式などのブーリアンコンテキストでの真理値への変換や、単項+の数値への変換は、また別の規則になります。 代入演算子(だいにゅうえんざんし、assignment operator)は変数に値を代入します。代入した値を返し、結合は右から左です。 複合代入演算子(ふくごうだいにゅうえんざんし、Compound assignment operators)は、x = x OPERATOR yの形式をx OPERATOR= yの形式に短縮表記したものです。代入演算子と同じ優先度を持ち、演算し代入した値を返し、結合は右から左です。OPERATOR=で1つのトークンで、OPERATORと=の間に空白を含めることはできません。 例えば、x *= yはx = x * yと等価です。 分割代入(ぶんかつだいにゅう、Destructuring assignment)は、配列の値やオブジェクトのプロパティを個別の変数に展開することができるJavaScriptの表現方法です。 JavaScriptには、様々な種類の分割代入があります。以下に代表的なものを示します。 このコードは、JavaScriptにおける分割代入の様々な使い方を示しています。 最初の例では、配列の分割代入を使用して、3つの変数 a、b、c にそれぞれ配列 [1, 2, 3] の要素を代入しています。 次に、オブジェクトの分割代入を使用して、オブジェクト person のプロパティ name と age を変数 name と age に代入しています。 その後、別名を指定してオブジェクトの分割代入を行い、変数 firstName と years に person オブジェクトのプロパティ name と age をそれぞれ代入しています。 次に、デフォルト値を指定してオブジェクトの分割代入を行い、空のオブジェクトから name プロパティが Anonymous、age プロパティが 0 のデフォルト値を持つ変数 names と ages を作成しています。 次に、関数の引数としての分割代入を示しています。 foo 関数は、オブジェクト { x, y } を引数として受け取り、そのプロパティを console.log で表示するように定義されています。この関数は、point オブジェクトを引数として呼び出され、その結果、1 2 が表示されます。 最後に、可変長引数を受け取る関数 sum を定義し、 1 と 2 を最初の2つの引数として、残りの引数を可変長引数 rest に代入しています。console.log を使用して、最初の2つの引数の合計値と残りの引数を表示します。sum(1, 2, 3, 4, 5) が呼び出されると、3 と [3, 4, 5] が表示されます。 論理演算子(ろんりえんざんし、logical operator)とは、真偽値を返す論理的な演算子です。短絡評価と副作用に注意してください。 論理積演算子は、両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。 論理和演算子は、片方または両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。 否定演算子は、オペランドを論理型に変換した後、true であったら false を、false であったら true を返します。 JavaScriptに排他的論理和演算子は存在しませんが、 と真偽値に変換した後、不一致を評価する式で実現できます。 でも可。 関係演算子(かんけいえんざんし、Relational operator)とは、大小関係あるいは包含関係を比較して真偽値を返す演算子です。 =< や => のようなに = が先にくる関係演算子は存在しないので気をつけてください(特に => はアロー関数の構文で書き方によっては SyntaxError とならず発見困難なバグの原因になります)。大小比較は必ず手前に大なり小なり、後にイコールが来ます。 in 演算子は、プロパティがオブジェクトに含まれると true を返します。for in 文の in とは違います。 instanceof 演算子は、コンストラクタのprototype プロパティがオブジェクトのプロトタイプ・チェーンのどこかに現れるかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。 小なり演算子は、左辺が右辺より小さいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。 小なりイコール演算子は、左辺が右辺より小さいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。 大なり演算子は、左辺が右辺より大きいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。 大なりイコール演算子は、左辺が右辺より大きいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。 等値演算子(とうかえんざんし、equality operators)とは、比較して真偽値を返す演算子です。 等価演算子は、左辺が右辺と等しいかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。 不等価演算子は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。 同値演算子(厳密一致演算子)は、左辺が右辺と等しいかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。N 不同値演算子(厳密不一致演算子)は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。 プロパティアクセサ(property accessor)とは、オブジェクトの(メソッドを含む)プロパティにアクセスするための演算子式で、左辺値式です。 ドット記法のプロパティアクセサは、object . propertyの構文で、.を挟んだ二項式です。 ドット記法では、propertyが識別子として有効なときにのみ使え識別子以外を用いると SyntaxError を throw します。 ブラケット記法のプロパティアクセサは、object [ property ]の構文で、[ ]を使った配列アクセス似の記法です。文字列の他、Symbol もキーにできます。 条件が真なら式1を評価しその値を返す、条件が真でなければ式2を評価しその値を返します。 カンマで区切られた式を左から順に評価し、最後の式の値を返す グループ化演算子は、評価の優先順位を制御します。最上位の優先度を有しますが、短絡評価の影響を受けます。 delete演算子 はオブジェクトからプロパティを取り除きます。 関数名に続く括弧はグループ化演算子ではなく、関数呼び出しです。 new 演算子は、ユーザー定義のオブジェクト型や、コンストラクタ機能を持つ組み込みオブジェクト型のインスタンスを作成します。 式を評価し(結果に関わらず)undefined を返します。 yieldキーワードは、ジェネレータ機能(function*)を一時停止および再開するために使用します。 yield*式は、別のジェネレータやイテレート可能なオブジェクトに処理を委譲します。 typeof演算子(タイプオブえんざんし、typeof operator)はデータ型を返します。 同じ優先順位の演算子(下表参照)が連なった時の評価順序を結合性(けつごうせい、associativity)といいます。 たとえば、a - b - cはa - (b - c)ではなく(a - b) - cと左から右に評価されるため、減算演算子は左結合です。また、a = b = cは(a = b) = cではなくa = (b = c)と評価されるため、代入演算子は右結合です。インクリメント演算子++やデクリメント演算子--は、左辺値式ではないので x++ ++ とすると SyntaxErroor となり結合性は定義されません。 次の式の演算子の結合性を述べ、それに従い括弧を補ってください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "演算子(えんざんし、operator)とは、2 + 3の+のように、演算を表す記号のことです。2や3は被演算子(ひえんざんし、operand、オペランド)といいます。JavaScriptには算術演算子以外にもさまざまな演算子があります。変数の代入で使用した=も演算子の一種ですし、コンマ,も演算子の一種です。 演算子はメソッドでは有りません。 演算子はメソッドと異なりオーバーロード出来ません。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "加算 (+)、減算 (-)、乗算 (*)、除算 (/) の四則演算をはじめとする基本的な算術演算子が存在します。数値は常に浮動小数点数として扱われます。 BigIntにも演算子を適用できますが、算術演算子の場合両方のオペランドがBigIntである必要があり異なる型が渡されると、暗黙の型変換は行われず TypeErroe となります。 数値の演算で NaN を返すケースは、BigIntではErrorとなります(例えばゼロ除算は数値ではNaNを返しますが、BigInt同士ではRangeErrorがthrowされます)。", "title": "算術演算子" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "加算演算子(かさんえんざんし、addition operator)は+です。", "title": "算術演算子" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "減算演算子(げんざんえんざんし、げんさんえんざんし、subtraction operator)は-です。", "title": "算術演算子" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "乗算演算子(じょうざんえんざんし、じょうさんえんざんし、multiplication operator)は*です。", "title": "算術演算子" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": 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operator)は、ビット演算の演算子です。ビット演算とは数値を32ビット整数変換し、各ビットに対して行う演算のことです。", "title": "ビット演算子" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "a >>> bは捨てられたビットの分だけ左から0を詰めます。 ' >>> は BigInt に適用すると TypeError になります。 ビット演算子は算術演算子よりも優先順位が低いことに注意してください。", "title": "ビット演算子" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "+は加算演算子であると同時に、文字列連結演算子(もじれつれんけつえんざんし、string concatenation operator)でもあります。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "文字列と数値を連結すると、文字列の方が強いので数値は文字列に変換されます。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "これは足し算をしようとして文字列がまじっていると厄介なことになります。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "文字列の連結よりも数値の加算を優先させるには、文字列を数値に変換した上で加算しなければなりません。文字列を数値に変換するには、教科書的にはparseInt関数やparseFloat関数、Numberオブジェクトのコンストラクタなどを使いますが、", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "一般的には単項プラス演算子を使用した方が高速です。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "ほかにも1を掛ける (one * 1)、0を引く (one - 0))などの方法があります。 これらの演算子は数値にしか適用できないので、処理系が被演算子を自動的に数値に変換(暗黙的な型変換)するためです。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "かつてこの本で、0で符号なし右シフトをする (one >>> 0)あるいは 補数の補数を得る(~~one) を文字列を数値に変換する方法として紹介されていましたが、前者は32ビット符号なし整数に、後者は32ビット符号付き整数への変換となり浮動小数点数を表す文字列に適用すると、、", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "の様になります。興味深い挙動ですが文字列を数値に変換する方法としては妥当とは言えません。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "加算と暗黙の型変換の結果を表にしました。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "この表は、二項演算子(+)と様々な値の組み合わせについて見てみました。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "if文の条件式などのブーリアンコンテキストでの真理値への変換や、単項+の数値への変換は、また別の規則になります。", "title": "文字列連結演算子" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "代入演算子(だいにゅうえんざんし、assignment operator)は変数に値を代入します。代入した値を返し、結合は右から左です。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "複合代入演算子(ふくごうだいにゅうえんざんし、Compound assignment operators)は、x = x OPERATOR yの形式をx OPERATOR= yの形式に短縮表記したものです。代入演算子と同じ優先度を持ち、演算し代入した値を返し、結合は右から左です。OPERATOR=で1つのトークンで、OPERATORと=の間に空白を含めることはできません。 例えば、x *= yはx = x * yと等価です。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "分割代入(ぶんかつだいにゅう、Destructuring assignment)は、配列の値やオブジェクトのプロパティを個別の変数に展開することができるJavaScriptの表現方法です。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "JavaScriptには、様々な種類の分割代入があります。以下に代表的なものを示します。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "このコードは、JavaScriptにおける分割代入の様々な使い方を示しています。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "最初の例では、配列の分割代入を使用して、3つの変数 a、b、c にそれぞれ配列 [1, 2, 3] の要素を代入しています。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "次に、オブジェクトの分割代入を使用して、オブジェクト person のプロパティ name と age を変数 name と age に代入しています。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "その後、別名を指定してオブジェクトの分割代入を行い、変数 firstName と years に person オブジェクトのプロパティ name と age をそれぞれ代入しています。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "次に、デフォルト値を指定してオブジェクトの分割代入を行い、空のオブジェクトから name プロパティが Anonymous、age プロパティが 0 のデフォルト値を持つ変数 names と ages を作成しています。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "次に、関数の引数としての分割代入を示しています。 foo 関数は、オブジェクト { x, y } を引数として受け取り、そのプロパティを console.log で表示するように定義されています。この関数は、point オブジェクトを引数として呼び出され、その結果、1 2 が表示されます。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "最後に、可変長引数を受け取る関数 sum を定義し、 1 と 2 を最初の2つの引数として、残りの引数を可変長引数 rest に代入しています。console.log を使用して、最初の2つの引数の合計値と残りの引数を表示します。sum(1, 2, 3, 4, 5) が呼び出されると、3 と [3, 4, 5] が表示されます。", "title": "代入演算子" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "論理演算子(ろんりえんざんし、logical operator)とは、真偽値を返す論理的な演算子です。短絡評価と副作用に注意してください。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "論理積演算子は、両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "論理和演算子は、片方または両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "否定演算子は、オペランドを論理型に変換した後、true であったら false を、false であったら true を返します。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "JavaScriptに排他的論理和演算子は存在しませんが、", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "と真偽値に変換した後、不一致を評価する式で実現できます。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "でも可。", "title": "論理演算子" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "関係演算子(かんけいえんざんし、Relational operator)とは、大小関係あるいは包含関係を比較して真偽値を返す演算子です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "=< や => のようなに = が先にくる関係演算子は存在しないので気をつけてください(特に => はアロー関数の構文で書き方によっては SyntaxError とならず発見困難なバグの原因になります)。大小比較は必ず手前に大なり小なり、後にイコールが来ます。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "in 演算子は、プロパティがオブジェクトに含まれると true を返します。for in 文の in とは違います。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "instanceof 演算子は、コンストラクタのprototype プロパティがオブジェクトのプロトタイプ・チェーンのどこかに現れるかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "小なり演算子は、左辺が右辺より小さいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "小なりイコール演算子は、左辺が右辺より小さいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "大なり演算子は、左辺が右辺より大きいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "大なりイコール演算子は、左辺が右辺より大きいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。", "title": "関係演算子" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "等値演算子(とうかえんざんし、equality operators)とは、比較して真偽値を返す演算子です。", "title": "等値演算子" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "等価演算子は、左辺が右辺と等しいかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。", "title": "等値演算子" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "不等価演算子は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。", "title": "等値演算子" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "同値演算子(厳密一致演算子)は、左辺が右辺と等しいかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。N", "title": "等値演算子" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "不同値演算子(厳密不一致演算子)は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。", "title": "等値演算子" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "プロパティアクセサ(property accessor)とは、オブジェクトの(メソッドを含む)プロパティにアクセスするための演算子式で、左辺値式です。", "title": "プロパティアクセサ" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "ドット記法のプロパティアクセサは、object . propertyの構文で、.を挟んだ二項式です。 ドット記法では、propertyが識別子として有効なときにのみ使え識別子以外を用いると SyntaxError を throw します。", "title": "プロパティアクセサ" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ブラケット記法のプロパティアクセサは、object [ property ]の構文で、[ ]を使った配列アクセス似の記法です。文字列の他、Symbol もキーにできます。", "title": "プロパティアクセサ" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "条件が真なら式1を評価しその値を返す、条件が真でなければ式2を評価しその値を返します。", "title": "条件演算子" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "カンマで区切られた式を左から順に評価し、最後の式の値を返す", "title": "カンマ演算子" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "グループ化演算子は、評価の優先順位を制御します。最上位の優先度を有しますが、短絡評価の影響を受けます。", "title": "グループ化演算子" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "delete演算子 はオブジェクトからプロパティを取り除きます。", "title": "delete演算子" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "関数名に続く括弧はグループ化演算子ではなく、関数呼び出しです。", "title": "関数呼び出し演算子" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "new 演算子は、ユーザー定義のオブジェクト型や、コンストラクタ機能を持つ組み込みオブジェクト型のインスタンスを作成します。", "title": "new演算子" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "式を評価し(結果に関わらず)undefined を返します。", "title": "void 演算子" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "yieldキーワードは、ジェネレータ機能(function*)を一時停止および再開するために使用します。", "title": "yield 演算子" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "yield*式は、別のジェネレータやイテレート可能なオブジェクトに処理を委譲します。", "title": "yield* 演算子" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "typeof演算子(タイプオブえんざんし、typeof operator)はデータ型を返します。", "title": "typeof 演算子" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "同じ優先順位の演算子(下表参照)が連なった時の評価順序を結合性(けつごうせい、associativity)といいます。", "title": "結合性" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "たとえば、a - b - cはa - (b - c)ではなく(a - b) - cと左から右に評価されるため、減算演算子は左結合です。また、a = b = cは(a = b) = cではなくa = (b = c)と評価されるため、代入演算子は右結合です。インクリメント演算子++やデクリメント演算子--は、左辺値式ではないので x++ ++ とすると SyntaxErroor となり結合性は定義されません。", "title": "結合性" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "次の式の演算子の結合性を述べ、それに従い括弧を補ってください。", "title": "結合性" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "", "title": "結合性" } ]
演算子(えんざんし、operator)とは、2 + 3の+のように、演算を表す記号のことです。2や3は被演算子(ひえんざんし、operand、オペランド)といいます。JavaScriptには算術演算子以外にもさまざまな演算子があります。変数の代入で使用した=も演算子の一種ですし、コンマ,も演算子の一種です。 演算子はメソッドでは有りません。 演算子はメソッドと異なりオーバーロード出来ません。
{{Nav}} '''[[w:演算子|演算子]]'''(えんざんし、''operator'')とは、<code>2 + 3</code>の<code>+</code>のように、[[w:演算|演算]]を表す記号のことです。2や3は'''被演算子'''(ひえんざんし、''operand''、'''オペランド''')といいます。JavaScriptには算術演算子以外にもさまざまな演算子があります。[[JavaScript/var|変数]]の代入で使用した<code>=</code>も演算子の一種ですし、コンマ<code>,</code>も演算子の一種です。 演算子はメソッドでは有りません。 演算子はメソッドと異なりオーバーロード出来ません。 == 算術演算子 == {{See|[[JavaScript/Number|数値]]}} [[w:加法|加算]] (<code>+</code>)、[[w:減法|減算]] (<code>-</code>)、[[w:乗算|乗算]] (<code>*</code>)、[[w:除算|除算]] (<code>/</code>) の四則演算をはじめとする基本的な算術演算子が存在します。[[JavaScript/Number|数値]]は常に浮動小数点数として扱われます。 BigIntにも演算子を適用できますが、算術演算子の場合両方のオペランドがBigIntである必要があり異なる型が渡されると、暗黙の型変換は行われず TypeErroe となります。 数値の演算で NaN を返すケースは、BigIntではErrorとなります(例えばゼロ除算は数値ではNaNを返しますが、BigInt同士ではRangeErrorがthrowされます)。 {| class="wikitable" |+ JavaScriptの算術演算子 ! 演算子 ! 意味 |- | <code>''a'' + ''b''</code> | 加算 |- | <code>''a'' - ''b''</code> | 減算 |- | <code>''a'' * ''b''</code> | 乗算 |- | <code>''a'' / ''b''</code> | 除算 |- | <code>''a'' % ''b''</code> | 剰余 |- | <code>''a'' ** ''b''</code> | べき乗 |- | <code>+''a''</code> | 単項プラス(数値化) |- | <code>-''a''</code> | 単項マイナス(算術否定) |- | <code>''a''++</code> または <code>++''a''</code> | インクリメント |- | <code>''a''--</code> または <code>--''a''</code> | デクリメント |} === 加算演算子 (+) === '''加算演算子'''(かさんえんざんし、''addition operator'')は<code>+</code>です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-addition-operator-plus ECMA-262::13.8.1 The Addition Operator ( + )]</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/ySNs2SNCO4Eko8b0HPCE-g 変数twoを1+1で初期化するとtwoの値は2となる]:<syntaxhighlight lang="javascript"> const two = 1 + 1; console.log(two); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 2 </syntaxhighlight> === 減算演算子 (-) === '''減算演算子'''(げんざんえんざんし、げんさんえんざんし、''subtraction operator'')は<code>-</code>です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-subtraction-operator-minus ECMA-262::13.8.2 The Subtraction Operator ( - )]</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/wxzLEVD2-1eOuxIr9L3tXA?language=javascript 変数minus_oneを0-1で初期化するとminus_oneの値は-1となる]:<syntaxhighlight lang="javascript"> const minus_one = 0 - 1; console.log(minus_one); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> -1 </syntaxhighlight> === 乗算演算子 (*) === '''乗算演算子'''(じょうざんえんざんし、じょうさんえんざんし、''multiplication operator'')は<code>*</code>です。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const four = 2 * 2; // 変数fourを2×2で初期化するとfourは4となる console.log(four); // 4 </syntaxhighlight> === 除算演算子 (/) === '''除算演算子'''(じょざんえんざんし、じょさんえんざんし、''division operator'')は<code>/</code>です。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one_half = 1 / 2; // 変数one_halfを1÷2で初期化するとone_halfは0.5となる console.log(one_half); // 0.5 </syntaxhighlight> ゼロ除算(ゼロじょざん、ゼロじょさん、''division by zero'')は[[JavaScript/例外処理|例外]]ではなく<code>[[JavaScript/Number#Infinity|Infinity]]</code>(あるいは<code>-Infinity</code>)を返します。 BigInt 同士のゼロ除算は RangeError となります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> console.log( 1 / 0 ); // Infinity console.log( -2 / 0 ); // -Infinity console.log( 3 /-0 ); // -Infinity console.log( -3 /-0 ); // Infinity console.log( 1n / 0n ); // RangeError: Division by zero </syntaxhighlight> 除数・被除数ともゼロの除算は<code>[[JavaScript/Number#NaN|NaN]]</code>を返します。 BigInt 同士の除数・被除数ともゼロの除算は RangeError となります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> console.log( 0 / 0 ); // NaN console.log( 0n / 0n ); // RangeError: Division by zero </syntaxhighlight> === 剰余演算子 (%) === '''剰余演算子'''(じょうよえんざんし、''REMAINDER operator'')は<code>%</code>です。割り算の余りを求めます。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one = 10 % 3; // 10÷3は3余り1なので変数oneは1となる console.log(one); // 1 </syntaxhighlight> 結果は必ず左オペランドの被除数(割られる数)と同じ符号になります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const minus_one = -10 % 3; console.log(minus_one); // -1 </syntaxhighlight> ゼロ剰余(ゼロじょうよ、''REMAINDER by zero'')は例外ではなく<code>NaN</code>を返します。 BigInt 同士の剰余は RangeError となります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> console.log( 10 % 0 ); // NaN console.log( 10n % 0n ); // RangeError: Division by zero </syntaxhighlight> <code>''a'' % ''b''</code>は<code>''a'' - ''b'' * [[JavaScript/Math/trunc|Math.trunc]](''a'' / ''b'')</code>と等価です。 Perl や Ruby のように<code>''a'' - ''b'' * [[JavaScript/Math/floor|Math.floor]](''a'' / ''b'')</code>と等価ではありません。これは IEEE754 の Remainder に定義された挙動で C 言語の libm にある fmod() と同じ動作です。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const remainder = (a,b) => (a - b * Math.trunc(a/b)); for (let i = -1.2; i <= 1.2; i += 1.2) for (let j = -1.3; j <= 1.3; j += 1.3) console.log(`${i} % ${j}= ${i%j} (=${remainder(i,j)}), ${i} / ${j} = ${i / j}`); /* -1.2 % -1.3= -1.2 (=-1.2), -1.2 / -1.3 = 0.923076923076923 -1.2 % 0= NaN (=NaN), -1.2 / 0 = -Infinity -1.2 % 1.3= -1.2 (=-1.2), -1.2 / 1.3 = -0.923076923076923 0 % -1.3= 0 (=0), 0 / -1.3 = 0 0 % 0= NaN (=NaN), 0 / 0 = NaN 0 % 1.3= 0 (=0), 0 / 1.3 = 0 1.2 % -1.3= 1.2 (=1.2), 1.2 / -1.3 = -0.923076923076923 1.2 % 0= NaN (=NaN), 1.2 / 0 = Infinity 1.2 % 1.3= 1.2 (=1.2), 1.2 / 1.3 = 0.923076923076923 */ </syntaxhighlight> 除数は浮動小数点数でもかまいません(元々 Number は64ビット倍精度浮動小数点数です)。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const theta = Math.PI / 4; console.log(Math.sin(theta) === Math.sin(theta % (2 * Math.PI))); // true </syntaxhighlight> === 単項プラス演算子 +() === '''単項プラス演算子'''(たんこうプラスえんざんし、''unary plus operator'')は式を評価し、数値でなかった場合は暗黙な変換に従い数値に変換します。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const two = "2"; console.log(+two); // 2 </syntaxhighlight> ==== 単項プラスと暗黙の型変換 ==== <syntaxhighlight lang="javascript"> const ary = [undefined, null, false, true, 0, 1, "", "1", [], [2]] const json = ary.map(x => x === undefined ? "undefined" : JSON.stringify(x)) let s = "" s += `{| class="wikitable" |+ 単項プラスと暗黙の型変換 ! ${json.join("!!")} ` s += `|- | ${ary.map(x => `${+x}:${typeof(+x)}` ).join("||")} ` s += `|}` console.log(s) </syntaxhighlight> {| class="wikitable" |+ 単項プラスと暗黙の型変換 ! undefined!!null!!false!!true!!0!!1!!""!!"1"!![]!![2] |- | NaN:number||0:number||0:number||1:number||0:number||1:number||0:number||1:number||0:number||2:number |} === 単項マイナス演算子 -() === '''単項マイナス演算子'''(たんこうマイナスえんざんし、''unary negation operator'')は符号を反転させた数([[w:反数|反数]])を返します。'''符号反転演算子'''(ふごうはんてんえんざんし)、'''算術否定演算子'''(さんじゅつひていえんざんし)などという言い方をする人もいます。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one = 1; console.log(-one); // -1 </syntaxhighlight> <code>''a'' * -1</code>と似ていますが BigInt が渡されても TypeError とはならない点が異なります。 <!-- 単項マイナス演算子は、デクリメント演算子と異なり左辺値式を取らない <code>-''a''</code>は<code>''a'' *= -1</code>、すなわち<code>''a'' = ''a'' * -1</code>と等価です。--> === インクリメント演算子 (++) === '''インクリメント演算子'''(インクリメントえんざんし、''increment operator'')は変数の値を1増やします。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; x++; console.log(x); // 1 </syntaxhighlight> インクリメント演算子は後置<code>++</code>すると増やす前の値を返し、 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; const y = x++; console.log(y); // 0 console.log(x); // 1 </syntaxhighlight> <code>++</code>前置すると増やした後の値を返します。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; const y = ++x; console.log(y); // 1 console.log(x); // 1 </syntaxhighlight> 複数のインクリメント演算子を同時に適用することはできません。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; (x++)++; // SyntaxError: Invalid left-hand side expression in postfix operation </syntaxhighlight> <code>''x''++</code>は<code>''x'' += 1</code>、すなわち<code>''x'' = ''x'' + 1</code>と等価です。インクリメント演算子は変数の値を増加させるので、<code>1++</code>のようにリテラル(定数)に対して適用することはできません。 === デクリメント演算子 (--) === '''デクリメント演算子'''(デクリメントえんざんし、''decrement operator'')は変数の値を1減らします。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; x--; console.log(x); // -1 </syntaxhighlight> デクリメント演算子は後置<code>--</code>すると減らす前の値を返し、 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; const y = x--; console.log(y); // 0 console.log(x); // -1 </syntaxhighlight> <code>--</code>前置すると減らした後の値を返します。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; const y = --x; console.log(y); // -1 console.log(x); // -1 </syntaxhighlight> 複数のデクリメント演算子を同時に適用することはできません。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 0; (x--)--; // SyntaxError: Invalid left-hand side expression in postfix operation </syntaxhighlight> <code>''x''--</code>は<code>''x'' -= 1</code>、すなわち<code>''x'' = ''x'' - 1</code>と等価です。デクリメント演算子は変数の値を減少させるので、<code>1--</code>のようにリテラル(定数)に対して適用することはできません。 === 冪乗演算子 (**) === 冪乗演算子(べきじょうえんざんし)は、第1オペランドを第2オペランドの累乗した結果を返します。[[JavaScript/Math/pow|Math.pow]] と同等ですが、オペランドとして BigInt を受け入れることができます。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const power = 2 ** 10; console.log(power); // 1024 </syntaxhighlight> なお、<code>^</code>はビットごとのXOR演算子です。 == ビット演算子 == '''ビット演算子'''(ビットえんざんし、''bitwise operator'')は、[[w:ビット演算|ビット演算]]の演算子です。ビット演算とは数値を32ビット整数変換し、各ビットに対して行う演算のことです。 {| class="wikitable" |+ JavaScriptのビット演算子 ! 演算子 ! 意味 |- | <code>''a'' & ''b''</code> | ビットごとのAND |- | <code>''a'' <nowiki>|</nowiki> ''b''</code> | ビットごとのOR |- | <code>''a'' ^ ''b''</code> | ビットごとのXOR |- | <code>~''a''</code> | ビットごとのNOT(補数) |- | <code>''a'' << ''b''</code> | 左シフト |- | <code>''a'' >> ''b''</code> | 右シフト |- | <code>''a'' >>> ''b''</code> | 符号なし右シフト |} <code>''a'' >>> ''b''</code>は捨てられたビットの分だけ左から0を詰めます。 <code>' >>> </code>は BigInt に適用すると TypeError になります。 ビット演算子は算術演算子よりも優先順位が低いことに注意してください。 {{See also|[[JavaScript/ビット演算]]}} == 文字列連結演算子 == <code>+</code>は加算演算子であると同時に、'''文字列連結演算子'''(もじれつれんけつえんざんし、''string concatenation operator'')でもあります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const str = "Wiki" + "books"; console.log(str); // "Wikibooks" </syntaxhighlight> 文字列と数値を連結すると、文字列の方が強いので数値は文字列に変換されます。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const str = "JavaScript " + 1.5; console.log(str); // "JavaScript 1.5" </syntaxhighlight> これは足し算をしようとして文字列がまじっていると厄介なことになります。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one = "1"; const two = one + 1; console.log(two); // "11" -- console.log()メソッドではわかりにくいですが、2文字の文字列です。 </syntaxhighlight> 文字列の連結よりも数値の加算を優先させるには、文字列を数値に変換した上で加算しなければなりません。文字列を数値に変換するには、教科書的には[[JavaScript/parseInt|parseInt]]関数や[[JavaScript/parseFloat|parseFloat]]関数、[[JavaScript/Number|Number]]オブジェクトのコンストラクタなどを使いますが、 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one = "1"; const two = parseInt(one) + 1; console.log(two); // 2 </syntaxhighlight> 一般的には単項プラス演算子を使用した方が高速です。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const one = "1"; const two = +one + 1; console.log(two); // 2 </syntaxhighlight> ほかにも1を掛ける (<code>one * 1</code>)、0を引く (<code>one - 0</code>))などの方法があります。 これらの演算子は数値にしか適用できないので、処理系が被演算子を自動的に数値に変換(暗黙的な型変換)するためです。 かつてこの本で、'''0で符号なし右シフトをする (<code>one >>> 0</code>)'''あるいは '''補数の補数を得る(<code>~~one</code>)''' を'''文字列を数値に変換する方法'''として紹介されていましたが、前者は32ビット符号なし整数に、後者は32ビット符号付き整数への変換となり浮動小数点数を表す文字列に適用すると、、 <syntaxhighlight lang="javascript"> "3.14" >>> 0 === 3 "-3.14" >>> 0 === 4294967293 ~~"3.14" === 3 ~~"-3.14" === -3 </syntaxhighlight> の様になります。興味深い挙動ですが'''文字列を数値に変換する方法'''としては妥当とは言えません。 === 加算と暗黙の型変換 === 加算と暗黙の型変換の結果を表にしました。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const ary = [undefined, null, false, true, 0, 1, "", "1", [], [2]] const json = ary.map(x => x === undefined ? "undefined" : JSON.stringify(x)) let s = "" s += `{| class="wikitable" |+ 加算と暗黙の型変換 ! ${["左辺\右辺",...json].join("!!")} ` for (const y of ary) { s += `|- ! ${y === undefined ? "undefined" : JSON.stringify(y)} | ${ary.map(x => `${y + x}:${typeof(y + x)}` ).join("||")} ` } s += `|}` console.log(s) </syntaxhighlight> {| class="wikitable" |+ 加算と暗黙の型変換 ! 左辺\右辺!!undefined!!null!!false!!true!!0!!1!!""!!"1"!![]!![2] |- ! undefined | NaN:number||NaN:number||NaN:number||NaN:number||NaN:number||NaN:number||undefined:string||undefined1:string||undefined:string||undefined2:string |- ! null | NaN:number||0:number||0:number||1:number||0:number||1:number||null:string||null1:string||null:string||null2:string |- ! false | NaN:number||0:number||0:number||1:number||0:number||1:number||false:string||false1:string||false:string||false2:string |- ! true | NaN:number||1:number||1:number||2:number||1:number||2:number||true:string||true1:string||true:string||true2:string |- ! 0 | NaN:number||0:number||0:number||1:number||0:number||1:number||0:string||01:string||0:string||02:string |- ! 1 | NaN:number||1:number||1:number||2:number||1:number||2:number||1:string||11:string||1:string||12:string |- ! "" | undefined:string||null:string||false:string||true:string||0:string||1:string||:string||1:string||:string||2:string |- ! "1" | 1undefined:string||1null:string||1false:string||1true:string||10:string||11:string||1:string||11:string||1:string||12:string |- ! [] | undefined:string||null:string||false:string||true:string||0:string||1:string||:string||1:string||:string||2:string |- ! [2] | 2undefined:string||2null:string||2false:string||2true:string||20:string||21:string||2:string||21:string||2:string||22:string |} この表は、二項演算子(+)と様々な値の組み合わせについて見てみました。 if文の条件式などのブーリアンコンテキストでの真理値への変換や、単項+の数値への変換は、また別の規則になります。 == 代入演算子 == {{See|[[JavaScript/変数]]}} '''代入演算子'''(だいにゅうえんざんし、''assignment operator'')は変数に値を代入します。代入した値を返し、結合は右から左です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-assignment-operators ECMA-262::13.15 Assignment Operators] </ref>。 <syntaxhighlight lang="javascript" line> let x = 0; console.log(x = 1); // 1 let a, b; a = b = 0; </syntaxhighlight> === 複合代入演算子 === 複合代入演算子(ふくごうだいにゅうえんざんし、Compound assignment operators)は、<syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x OPERATOR y</syntaxhighlight>の形式を<syntaxhighlight lang="javascript" inline>x OPERATOR= y</syntaxhighlight>の形式に短縮表記したものです。代入演算子と同じ優先度を持ち、演算し代入した値を返し、結合は右から左です。<syntaxhighlight lang="javascript" inline>OPERATOR=</syntaxhighlight>で1つのトークンで、<syntaxhighlight lang="javascript" inline>OPERATOR</syntaxhighlight>と<syntaxhighlight lang="javascript" inline>=</syntaxhighlight>の間に空白を含めることはできません。 例えば、<syntaxhighlight lang="javascript" inline>x *= y</syntaxhighlight>は<syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x * y</syntaxhighlight>と等価です。 <syntaxhighlight lang="javascript"> let x = 1; x += 1; // x = x + 1 console.log(x); // 2 </syntaxhighlight> {| class="wikitable" |+ JavaScriptの代入演算子の短縮表記 ! 短縮表記 ! 等価な表記 ! 意味 |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x += y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x + y</syntaxhighlight> | 加算代入演算子 (Addition assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x -= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x - y</syntaxhighlight> | 減算代入演算子 (Subtraction assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x *= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x * y</syntaxhighlight> | 乗算代入演算子 (Multiplication assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x /= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x / y</syntaxhighlight> | 除算代入演算子 (Division assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x %= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x % y</syntaxhighlight> | 剰余代入演算子 (Remainder assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x **= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x ** y</syntaxhighlight> | 冪乗代入演算子 (Exponentiation assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x <<= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x << y</syntaxhighlight> | 左シフト代入演算子 (Left shift assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x >>= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x >> y</syntaxhighlight> | 右シフト代入演算子 (Right shift assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x >>>= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x >>> y</syntaxhighlight> | 符号なし右シフト代入演算子 (Unsigned right shift assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x &= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x & y</syntaxhighlight> | ビット間論理積代入演算子 (Bitwise AND assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x ^= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x ^ y</syntaxhighlight> | ビット間排他的論理和代入演算子 (Bitwise XOR assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x |= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x | y</syntaxhighlight> | ビット間論理和代入演算子 (Bitwise OR assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x &&= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x && y</syntaxhighlight> | 論理積代入演算子 (Logical AND assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x ||= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x || y</syntaxhighlight> | 論理和代入演算子 (Logical OR assignment operator) |- | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x ??= y</syntaxhighlight> | <syntaxhighlight lang="javascript" inline>x = x ?? y</syntaxhighlight> | 論理Null合体代入演算子 (Logical nullish assignment operator) |} === 分割代入 === 分割代入(ぶんかつだいにゅう、''Destructuring assignment'')は、配列の値やオブジェクトのプロパティを個別の変数に展開することができるJavaScriptの表現方法です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-destructuring-assignment ECMA-262::13.15.5 Destructuring Assignment]</ref>。 JavaScriptには、様々な種類の分割代入があります。以下に代表的なものを示します。 ;[https://paiza.io/projects/ijm6a3Z0cMjbRoJGJUUo3w?language=javascript 分割代入の例]:<syntaxhighlight lang="javascript" line> // 配列の分割代入 const [a, b, c] = [1, 2, 3]; console.log(a); // => 1 console.log(b); // => 2 console.log(c); // => 3 // オブジェクトの分割代入 const person = { name: 'Alice', age: 20 }; const { name, age } = person; console.log(name); // => 'Alice' console.log(age); // => 20 // 別名の指定 const { name: firstName, age: years } = person; console.log(firstName); // => 'Alice' console.log(years); // => 20 // デフォルト値の指定 const { name: names = 'Anonymous', age: ages = 0 } = {}; console.log(names); // => 'Anonymous' console.log(ages); // => 0 // 関数の引数としての分割代入 function foo({ x, y }) { console.log(x, y); } const point = { x: 1, y: 2 }; foo(point); // => 1 2 // 可変長引数の受け取り function sum(a, b, ...rest) { console.log(a + b); console.log(rest); } sum(1, 2, 3, 4, 5); // => 3 // => [3, 4, 5] </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 1 2 3 Alice 20 Alice 20 Anonymous 0 1 2 3 [ 3, 4, 5 ] </syntaxhighlight> このコードは、JavaScriptにおける分割代入の様々な使い方を示しています。 最初の例では、配列の分割代入を使用して、3つの変数 <code>a</code>、<code>b</code>、<code>c</code> にそれぞれ配列 <code>[1, 2, 3]</code> の要素を代入しています。 次に、オブジェクトの分割代入を使用して、オブジェクト <code>person</code> のプロパティ <code>name</code> と <code>age</code> を変数 <code>name</code> と <code>age</code> に代入しています。 その後、別名を指定してオブジェクトの分割代入を行い、変数 <code>firstName</code> と <code>years</code> に <code>person</code> オブジェクトのプロパティ <code>name</code> と <code>age</code> をそれぞれ代入しています。 次に、デフォルト値を指定してオブジェクトの分割代入を行い、空のオブジェクトから <code>name</code> プロパティが <code>Anonymous</code>、<code>age</code> プロパティが <code>0</code> のデフォルト値を持つ変数 <code>names</code> と <code>ages</code> を作成しています。 次に、関数の引数としての分割代入を示しています。 <code>foo</code> 関数は、オブジェクト <code>{ x, y }</code> を引数として受け取り、そのプロパティを <code>console.log</code> で表示するように定義されています。この関数は、<code>point</code> オブジェクトを引数として呼び出され、その結果、<code>1 2</code> が表示されます。 最後に、可変長引数を受け取る関数 <code>sum</code> を定義し、 <code>1</code> と <code>2</code> を最初の2つの引数として、残りの引数を可変長引数 <code>rest</code> に代入しています。<code>console.log</code> を使用して、最初の2つの引数の合計値と残りの引数を表示します。<code>sum(1, 2, 3, 4, 5)</code> が呼び出されると、<code>3</code> と <code>[3, 4, 5]</code> が表示されます。 == 論理演算子 == '''論理演算子'''(ろんりえんざんし、''logical operator'')とは、真偽値を返す論理的な演算子です。[[w:短絡評価|短絡評価]]と[[w:副作用 (プログラム)|副作用]]に注意してください<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-binary-logical-operators ECMA-262::13.13 Binary Logical Operators]</ref>。 === 論理積演算子 (&&) === 論理積演算子は、両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。 ==== 論理積演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left && right</syntaxhighlight> === 論理和演算子 (||) === 論理和演算子は、片方または両方のオペランドが true であったら true を、それ以外は false を返します。 ==== 論理和演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left || right</syntaxhighlight> === 否定演算子 (!) === 否定演算子は、オペランドを論理型に変換した後、true であったら false を、false であったら true を返します。 ==== 否定演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">! bool</syntaxhighlight> JavaScriptに[[w:排他的論理和|排他的論理和]]演算子は存在しませんが、 * <code>Boolean(''p'') != Boolean(''q'')</code> と真偽値に変換した後、不一致を評価する式で実現できます。 * <code>!''p'' != !''q''</code> でも可。 == 関係演算子 == '''関係演算子'''(かんけいえんざんし、''Relational operator'')とは、大小関係あるいは包含関係を比較して[[JavaScript/Boolean|真偽値]]を返す演算子です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-relational-operators ECMA-262::13.10 Relational Operators]</ref>。 <code>=<</code> や <code>=></code> のようなに <code>=</code> が先にくる関係演算子は存在しないので気をつけてください(特に <code>=></code> はアロー関数の構文で書き方によっては SyntaxError とならず発見困難なバグの原因になります)。大小比較は必ず手前に大なり小なり、後にイコールが来ます。 === in 演算子 === in 演算子は、プロパティがオブジェクトに含まれると true を返します。for in 文の in とは違います。 ==== in 演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">prop in obj</syntaxhighlight> === instanceof 演算子 === instanceof 演算子は、コンストラクタのprototype プロパティがオブジェクトのプロトタイプ・チェーンのどこかに現れるかどうかをテストします。戻り値は、論理値です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-instanceofoperator ECMA-262::13.10.2 InstanceofOperator ( V, target )]</ref>。 ==== instanceof 演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">obj1 instanceof obj2</syntaxhighlight> === 小なり演算子 === 小なり演算子は、左辺が右辺より小さいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。 ==== 小なり演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left < right</syntaxhighlight> === 小なりイコール演算子 === 小なりイコール演算子は、左辺が右辺より小さいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。 ==== 小なりイコール演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left <= right</syntaxhighlight> === 大なり演算子 === 大なり演算子は、左辺が右辺より大きいかどうかをテストします。戻り値は、論理値です。 ==== 大なり演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left > right</syntaxhighlight> === 大なりイコール演算子 === 大なりイコール演算子は、左辺が右辺より大きいあるいは等しいかをテストします。戻り値は、論理値です。 ==== 大なりイコール演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left >= right</syntaxhighlight> == 等値演算子 == '''等値演算子'''(とうかえんざんし、''equality operators'')とは、比較して[[JavaScript/Boolean|真偽値]]を返す演算子です<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-equality-operators ECMA-262::13.11 Equality Operators]</ref>。 === 等価演算子 (==) === 等価演算子は、左辺が右辺と等しいかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。 ==== 等価演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left == right</syntaxhighlight> === 不等価演算子 (!=) === 不等価演算子は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。比較は暗黙の型変換の後に行われます。戻り値は、論理値です。 ==== 不等価演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left != right</syntaxhighlight> === 同値演算子 (===) === 同値演算子(厳密一致演算子)は、左辺が右辺と等しいかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。N ==== 同値演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left === right</syntaxhighlight> === 不同値演算子 (!==) === 不同値演算子(厳密不一致演算子)は、左辺が右辺と等しくないかをテストします。型が異なれば直ちに不一致を返します。戻り値は、論理値です。 ==== 不同値演算子の構文 ==== <syntaxhighlight lang="javascript">left !== right</syntaxhighlight> {{コラム|0と-0の比較| <syntaxhighlight lang="javascript"> 0 == -0; // ES6 では true 0 === -0; // ES6 では true </syntaxhighlight> ES6より前は 0 と -0 は一致しませんでしたが、ES6 以降は 0 と -0 は一致するようになりました。これは厳密一致についても同じです。 }} == プロパティアクセサ == '''プロパティアクセサ'''(''property accessor'')とは、オブジェクトの(メソッドを含む)プロパティにアクセスするための演算子式で、左辺値式です。 === ドット記法のプロパティアクセサ === ドット記法のプロパティアクセサは、<code>object '''.''' property</code>の構文で、<code>'''.'''</code>を挟んだ二項式です。 ドット記法では、<code>property</code>が識別子として有効なときにのみ使え識別子以外を用いると SyntaxError を throw します。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const object = {}; object.myName = "tom"; // 正常 object.123 = 0; // SyntaxError: object.my-name = "lisa"; // SyntaxError: </syntaxhighlight> === ブラケット記法のプロパティアクセサ === ブラケット記法のプロパティアクセサは、<code>''object'' '''[''' ''property'' ''']'''</code>の構文で、<code>'''[ ]'''</code>を使った配列アクセス似の記法です。文字列の他、Symbol もキーにできます。 <syntaxhighlight lang="javascript"> const object = {}; object["myName"] = "tom"; // 正常 object["123"] = 0; // 正常 object["my-name"] = "lisa"; // 正常 </syntaxhighlight> == 条件演算子 == 条件が真なら式1を評価しその値を返す、条件が真でなければ式2を評価しその値を返します。 <syntaxhighlight lang="js"> 条件 ? 式1 : 式2 </syntaxhighlight> == カンマ演算子 == カンマで区切られた式を左から順に評価し、最後の式の値を返す <syntaxhighlight lang="js"> 式1, 式2, 式3, 式4, 式5 ...,式n</syntaxhighlight> == グループ化演算子 == グループ化演算子は、評価の優先順位を制御します。最上位の優先度を有しますが、短絡評価の影響を受けます<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-grouping-operator ECMA-262::13.2.9 The Grouping Operator]</ref>。 <syntaxhighlight lang="js"> ( 式 )</syntaxhighlight> == delete演算子 == delete演算子 はオブジェクトからプロパティを取り除きます。 <syntaxhighlight lang="js">delete プロパティ</syntaxhighlight> == 関数呼び出し演算子 == 関数名に続く括弧はグループ化演算子ではなく、関数呼び出しです。 <syntaxhighlight lang="js"> 関数名 ( 引数列 ) </syntaxhighlight> == new演算子 == new 演算子は、ユーザー定義のオブジェクト型や、コンストラクタ機能を持つ組み込みオブジェクト型のインスタンスを作成します<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-new-operator ECMA-262::13.3.5 The new Operator]</ref>。 === new演算子の構文 === ;構文:<syntaxhighlight lang="js"> new コンストラクタ [ ( [ パラメータ列 ] ) ]</syntaxhighlight> ;[https://paiza.io/projects/dWM8oB-5HTzZe7vbjg29Jw?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang="js"> /* * function 製のコンストラクタに適用した例 */ const T = function(x = 0) { this.x = x; } T.prototype.value = function() { return this.x; } const t = new T(42); console.log(t.value()) /* * class に適用した例 */ class C { constructor(x = 0) { this.x = x; } value() { return this.x; } } const c = new C(13); console.log(c.value()) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 42 13 </syntaxhighlight> == void 演算子 == 式を評価し(結果に関わらず)undefined を返します。 <syntaxhighlight lang="js"> void 式 </syntaxhighlight> == yield 演算子 == yieldキーワードは、ジェネレータ機能([[JavaScript/関数#ジェネレーター関数|function*]])を一時停止および再開するために使用します<ref>[https://tc39.es/ecma262/#prod-YieldExpression ECMA-262::YieldExpression]</ref>。 <syntaxhighlight lang="js"> yeild 式 </syntaxhighlight> == yield* 演算子 == yield*式は、別のジェネレータやイテレート可能なオブジェクトに処理を委譲します<ref>[https://tc39.es/ecma262/#sec-generator-function-definitions-runtime-semantics-evaluation ECMA-262::15.5.5 Runtime Semantics: Evaluation]</ref>。 <syntaxhighlight lang="js"> yeild* 式 </syntaxhighlight> == typeof 演算子 == '''typeof演算子'''(タイプオブえんざんし、''typeof operator'')はデータ型を返します。 <syntaxhighlight lang="js"> typeof 式 </syntaxhighlight> <syntaxhighlight lang="javascript"> typeof 42; // "number" typeof "Hello, world!"; // "string" typeof [1,2,3]; // "object"; Arrayラッパーオブジェクト typeof new Array(); // "object"; Arrayラッパーオブジェクト typeof new String("ab");// "object"; Stringラッパーオブジェクト typeof new RegExp(); // "object"; RegExpラッパーオブジェクト typeof new Set(); // "object"; Setラッパーオブジェクト typeof new WeakSet(); // "object"; WeakSetラッパーオブジェクト typeof new Map(); // "object"; Mapラッパーオブジェクト typeof new WeakMap(); // "object"; WeakMapラッパーオブジェクト typeof function(){}; // "function" typeof true; // "boolean" typeof void 0; // "undefined" typeof null; // "object"; ラッパーではなく互換性のための仕様 typeof 123n; // "bigint" typeof Symbol(); // "symbol" typeof {}; // "object" </syntaxhighlight> == 結合性 == 同じ優先順位の演算子(下表参照)が連なった時の評価順序を'''結合性'''(けつごうせい、associativity)といいます。 ; '''左結合'''(ひだりけつごう、left-associative) : '''左から右'''に評価される演算 : <syntaxhighlight lang="js" inline>( expr1 OP1 expr2 ) OP2 expr3</syntaxhighlight>と解釈される : 典型的には四則 ; '''右結合'''(みぎけつごう、right-associative) : '''右から左'''に評価される演算 : <syntaxhighlight lang="js" inline>expr1 OP1 ( expr2 OP2 expr3 )</syntaxhighlight>と解釈される : 典型的には代入 たとえば、<syntaxhighlight lang="js" inline>a - b - c</syntaxhighlight>は<syntaxhighlight lang="js" inline>a - (b - c)</syntaxhighlight>ではなく<syntaxhighlight lang="js" inline>(a - b) - c</syntaxhighlight>と左から右に評価されるため、減算演算子は左結合です。また、<syntaxhighlight lang="js" inline>a = b = c</syntaxhighlight>は<syntaxhighlight lang="js" inline>(a = b) = c</syntaxhighlight>ではなく<syntaxhighlight lang="js" inline>a = (b = c)</syntaxhighlight>と評価されるため、代入演算子は右結合です。インクリメント演算子<syntaxhighlight lang="js" inline>++</syntaxhighlight>やデクリメント演算子<syntaxhighlight lang="js" inline>--</syntaxhighlight>は、左辺値式ではないので <syntaxhighlight lang="js" inline>x++ ++</syntaxhighlight> とすると SyntaxErroor となり結合性は定義されません。 === 結合性の例題 === 次の式の演算子の結合性を述べ、それに従い括弧を補ってください。 # <syntaxhighlight lang="js" inline>typeof typeof object</syntaxhighlight> # <syntaxhighlight lang="js" inline>p == q == r</syntaxhighlight> # <syntaxhighlight lang="js" inline>a > 0 ? 1 : a < 0 ? -1 : 0</syntaxhighlight> # <syntaxhighlight lang="js" inline>a, b, c</syntaxhighlight> === 結合性の例題の解答 === # 右結合:<syntaxhighlight lang="js" inline>typeof ( typeof object )</syntaxhighlight>と解釈されます。 # 左結合:<syntaxhighlight lang="js" inline>p == q == r</syntaxhighlight>は<syntaxhighlight lang="js" inline>( p == q ) == r</syntaxhighlight>と解釈されます。 # 右結合:<syntaxhighlight lang="js" inline>a > 0 ? 1 : ( a < 0 ? -1 : 0 )</syntaxhighlight>と解釈される<ref>条件演算子は短絡評価されるので、条件式が真であった場合には第三項は評価されないです。</ref>。 # 左結合:<syntaxhighlight lang="js" inline>( a, b ), c</syntaxhighlight>と解釈されます(式の値は、c となります)。 == 演算子の優先順位 == {| class="sortable wikitable" |+ JavaScriptの演算子の優先順位と結合性<ref>スプレッド構文は演算子ではないので含めていません。</ref> |- style="position:sticky; top:0" !優先順位!!演算子のタイプ!!結合性!!構文 |- ! rowspan=1 | 21 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | グループ化 | style="text-align:center;padding: 0 1em" | なし | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ( ... ) |- ! rowspan=5 | 20 | style="text-align:left;padding: 0 1em" |ドット記法プロパティアクセサ | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... . ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ブラケット記法プロパティアクセサ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... [ ... ] |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | new(引数リスト付き) | rowspan=1 style="text-align:center;padding: 0 1em" | なし | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | new ... ( ... ) |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 関数の呼び出し | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ( ... ) |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | オプショナルチェイニング | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ?. |- ! rowspan=1 | 19 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | new (引数リストなし) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | new ... |- ! rowspan=2 | 18 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 後置インクリメント | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" | なし | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ++ |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 後置 デクリメント | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... -- |- ! rowspan=10 | 17 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ロジカルNOT (!) | rowspan=4 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ! ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ビット単位のNOT (~) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ~ ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 単項プラス (+) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | + ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 単項マイナス (-) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | - ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 前置インクリメント | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" | なし | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ++ ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 前置 デクリメント | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | -- ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | typeof | rowspan=4 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | typeof ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | void | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | void ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | delete | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | delete ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | await | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | await ... |- ! rowspan=1 | 16 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 累乗(**) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ** ... |- ! rowspan=3 | 15 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 乗算(*) | rowspan=3 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... * ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 除算(/) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... / ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 剰余(%) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... % ... |- ! rowspan=2 | 14 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 加算(+) | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... + ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 減算(-) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... - ... |- ! rowspan=3 | 13 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 左シフト(<<) | rowspan=3 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... << ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 右シフト (>>) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... >> ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 符号なし右シフト (>>>) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... >>> ... |- ! rowspan=6 | 12 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 小さい (<) | rowspan=6 style="text-align:center;padding: 0 1em" |左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... < ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 小さいか同じ (<=) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... <= ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 大きい (>) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... > ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 大きいか同じ (>=) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... >= ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | in | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... in ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | instanceof | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... instanceof ... |- ! rowspan=4 | 11 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 等式(==) | rowspan=4 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... == ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 不等式(!=) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... != ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 厳密な等式(===) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... === ... |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 厳密な不等式(!==) | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... !== ... |- ! rowspan=1 | 10 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ビット単位の論理積(&) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... & ... |- ! rowspan=1 | 9 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ビット単位の排他的論理和(^) | style="text-align:center;padding: 0 1em"| 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ^ ... |- ! rowspan=1 | 8 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | ビット単位の論理和(<nowiki>|</nowiki>) | style="text-align:center;padding: 0 1em"| 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... <nowiki>|</nowiki> ... |- ! rowspan=1 | 7 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 論理積(&&) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... && ... |- ! rowspan=1 | 6 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 論理和(<nowiki>||</nowiki>) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... <nowiki>||</nowiki> ... |- ! rowspan=1 | 5 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | Null合体 | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ?? ... |- ! rowspan=1 | 4 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | 条件演算子(?:) | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... ? ... : ... |- ! rowspan=16 | 3 | rowspan=16 style="text-align:left;padding: 0 1em" | 代入演算子 | rowspan=16 style="text-align:center;padding: 0 1em" | 右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … = … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … += … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … -= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … **= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … *= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … /= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … %= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … <<= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … >>= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … >>>= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … &= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … ^= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … <nowiki>|</nowiki>= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … &&= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … <nowiki>||</nowiki>= … |- | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | … ??= … |- ! rowspan=2 | 2 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | yield | rowspan=2 style="text-align:center;padding: 0 1em" |右から左へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | yield … |- | style="text-align:left;padding: 0 1em" | yield* | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | yield* … |- ! rowspan=1 | 1 | style="text-align:left;padding: 0 1em" | カンマ演算子 | style="text-align:center;padding: 0 1em" | 左から右へ | style="text-align: center ;padding: 0 1em" | ... , ... |} {{Nav}} == 脚註 == <references /> [[Category:JavaScript|えんさんし]] {{stub}}
2010-04-07T09:52:19Z
2023-09-12T10:45:03Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90
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JavaScript/制御構造
プログラムはしばしば、特定の条件に基づいた決定や同じコードの反復が必要な場面に直面します。JavaScriptでは、このような状況に対処するために「制御構造」が利用されます。制御構造は、プログラムの実行フローを操作し、条件に応じてコードを分岐させたり、同じ処理を繰り返すための手段です。 JavaScriptの制御構造を理解することは、効果的で効率的なプログラミングの基本となります。これにより、コードの柔軟性が向上し、複雑なタスクにも対応できるようになります。次のステップでは、具体的な例を通じて制御構造の活用方法を学び、より高度なプログラミングスキルを養っていきましょう。 次のプログラムは、、 このコードは、「NaN(Not a Number)」という特殊な数値を扱うものです。まず、「use strict」が指定されているため、コードは厳密モードで実行されます。 次に、0を0で割った結果がnに格納されています。JavaScriptでは、0を0で割るとNaNが返ります。その後、nが負の数より小さいか、正の数より大きいか、0より大きいか、以上の条件分岐が行われます。 しかし、NaNは数値としては未定義であるため、比較演算子(<、>、=)を使って大小を比較することはできません。そのため、if文の条件式は一つでも成り立たなくなり、最後のelse節が実行されます。その結果、コンソールには「NaN」と出力されます。 この様な、分岐を始めとする制御構造はプログラミングを行う上で欠かせません。 if文( if statement )は「もし〜ならば」を表す条件分岐構文です。 if文では()の中に書かれた条件が truthy であるとき続く文が実行されます。 次のプログラムは、n < 0(nが0より小さい)という条件が真であるときのみ「負の数」と表示します。 if文のあとにelse節( else clause )を置くと、else節の文はif文の条件が falsy であるときのみ実行されます。 次のプログラムは、n < 0(nが0より小さい)という条件が真であれば「負の数」、さもなくば「自然数」と表示します。 if文とelse節をあわせてif/else文と呼びます。 else節の文をif文とすることで、次のように何個もつらねることができます。 なお、この場合は条件演算子を用いて簡潔に書くことができます。 if文の条件式はすべてtrueかfalseの真偽値として評価されます。たとえば、数値の0は真偽値に変換するとfalseになるので、次のif文のブロックは絶対に実行されません(デッドコード)。 整数の偶奇判別プログラムを書け。 if/else文を用いる場合は、 または 条件演算子を用いる場合は、 または または または など。 [から]までは省略可能を意味し、この場合は「else節は省略可能」を意味します。 switch文( switch statement )は、if/else文を何個もつらねて書くことが冗長な場合にもちいられます。 これはswitch文を使って次のように書くことができます。 必ずcase節の最後にbreak文を書くのを忘れないでください。 なお、たいていのケースではswitch文を使わなくても、連想配列を応用したディスパッチテーブルで事足ります。 switch文はここぞというときに使ってください。 switch文に与えられた式に一致するcase句の値を上から順に厳密一致厳密比較演算子で評価され、true を返すcase句に対応する文が実行され、break文などの中断制御文が見つからない限り次の文が実行されます。 いよいよループの登場です。while文( while statement )は条件が真である間、文を実行しつづけます。 10回ループが回るとiが10になり、i < 10がfalseになるのでループを抜けます。 このようにwhile文はi < 10がtrueである間、ブロックを実行しつづけます。 このようにして、プログラムは0から9までの数字を表示します(10に達するとループから脱出します)。 while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。 do-while文( do-while statement )は、まずdo文のブロックを実行し、次にwhile文の条件式を確認してループします。次のプログラムは0から9までの数字を表示します。 まず文を無条件に実行し、while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。 for文( for statement )は、いわゆるC言語スタイルのfor文です。 let i = 0のような変数の初期化と、i < 10のような条件式と、i++のような変数の更新を一行で書く制御構文です。 JavaScriptではwhile文やdo-while文はあまり使われませんが、for文はループを簡潔に書けるので非常に重宝します。 次のプログラムは0から9までの数字を表示します。 結果、i < 10がtruthyである間、ブロックの実行と変数の更新が行われます。 ブロック文は文の特殊なケースで単文でももちろん有効です。 後置インクリメント演算子は変数の値を1増やし、増やす前の値を返すので、次のように書けます。 このような書き方を好み人もいますが、文意を汲むなら... のような、iterableオブジェクトのイテレーションメソッドを使うことも検討に値します。 for-in 文は、オブジェクトのプロパティのうちキーが文字列で列挙可能なもの全てに反復処理を行います。 for-of 文は、Iterableオブジェクト(たとえば String Array や NodeList)に対して、反復処理を行います。 Iterableでないオブジェクトが右の項に与えらてた場合、TypeError が throw されます。 for await-of 文は、非同期関数用の for-of です。 for each-in 文はJavaScript 1.6でECMAScript for XML(E4X)のサポートの一環で導入されましたが、E4Xの廃止を受け非推奨を経て廃止されました。 下のプログラム例もモダンブラウザでは SyntaxError となります。for ... of 文を使うようにして下さい。 JavaScript 1.6で追加されたfor each-in文はオブジェクトの値を順番に取り出して反復処理します。 反復処理中に、反復を中断したり、「次の」反復にすぐに移りたい場合があります。 このようなときは、反復制御構文を使います。 break文( break statement )はループまたはswitch文を途中で抜けます。 次のプログラムはiが5になった時点でfor文のループを抜けるので、0から4までの数字を表示します。 continue文( continue statement )はループを次に進めます。 次のプログラムは0から9までの数字のうち3の倍数だけ表示します。 ラベルを使用すると深いループを一気に抜けることができます。 曖昧さを持ち込むためwith 文の使用は推奨されない。 また、strictモードでは SyntaxError となります。 with文の用途は、実際のコードを見ると良い。次の2つの関数は同じ意味です。 この様に、あらかじめオブジェクトをwith文で指定することで、それに続くブロックの間では、オブジェクトの名前を省略することが出来ます。 これは Pascal などの言語から移入されたものです。 with は、with により修飾名が省略されたことにより識別子に曖昧さを持ち込む事で、意図しないプロパティが使われるなど問題を生じることが知られており、with 文の使用は推奨されない。 また、strictモードでは SyntaxError となります。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "プログラムはしばしば、特定の条件に基づいた決定や同じコードの反復が必要な場面に直面します。JavaScriptでは、このような状況に対処するために「制御構造」が利用されます。制御構造は、プログラムの実行フローを操作し、条件に応じてコードを分岐させたり、同じ処理を繰り返すための手段です。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "JavaScriptの制御構造を理解することは、効果的で効率的なプログラミングの基本となります。これにより、コードの柔軟性が向上し、複雑なタスクにも対応できるようになります。次のステップでは、具体的な例を通じて制御構造の活用方法を学び、より高度なプログラミングスキルを養っていきましょう。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "次のプログラムは、、", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "このコードは、「NaN(Not a Number)」という特殊な数値を扱うものです。まず、「use strict」が指定されているため、コードは厳密モードで実行されます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "次に、0を0で割った結果がnに格納されています。JavaScriptでは、0を0で割るとNaNが返ります。その後、nが負の数より小さいか、正の数より大きいか、0より大きいか、以上の条件分岐が行われます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "しかし、NaNは数値としては未定義であるため、比較演算子(<、>、=)を使って大小を比較することはできません。そのため、if文の条件式は一つでも成り立たなくなり、最後のelse節が実行されます。その結果、コンソールには「NaN」と出力されます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "この様な、分岐を始めとする制御構造はプログラミングを行う上で欠かせません。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "if文( if statement )は「もし〜ならば」を表す条件分岐構文です。 if文では()の中に書かれた条件が truthy であるとき続く文が実行されます。 次のプログラムは、n < 0(nが0より小さい)という条件が真であるときのみ「負の数」と表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "if文のあとにelse節( else clause )を置くと、else節の文はif文の条件が falsy であるときのみ実行されます。 次のプログラムは、n < 0(nが0より小さい)という条件が真であれば「負の数」、さもなくば「自然数」と表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "if文とelse節をあわせてif/else文と呼びます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "else節の文をif文とすることで、次のように何個もつらねることができます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "なお、この場合は条件演算子を用いて簡潔に書くことができます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "if文の条件式はすべてtrueかfalseの真偽値として評価されます。たとえば、数値の0は真偽値に変換するとfalseになるので、次のif文のブロックは絶対に実行されません(デッドコード)。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "整数の偶奇判別プログラムを書け。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "if/else文を用いる場合は、", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "または", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "条件演算子を用いる場合は、", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "または", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "または", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "または", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "など。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "[から]までは省略可能を意味し、この場合は「else節は省略可能」を意味します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "switch文( switch statement )は、if/else文を何個もつらねて書くことが冗長な場合にもちいられます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "これはswitch文を使って次のように書くことができます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "必ずcase節の最後にbreak文を書くのを忘れないでください。 なお、たいていのケースではswitch文を使わなくても、連想配列を応用したディスパッチテーブルで事足ります。 switch文はここぞというときに使ってください。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "switch文に与えられた式に一致するcase句の値を上から順に厳密一致厳密比較演算子で評価され、true を返すcase句に対応する文が実行され、break文などの中断制御文が見つからない限り次の文が実行されます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "いよいよループの登場です。while文( while statement )は条件が真である間、文を実行しつづけます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "10回ループが回るとiが10になり、i < 10がfalseになるのでループを抜けます。 このようにwhile文はi < 10がtrueである間、ブロックを実行しつづけます。 このようにして、プログラムは0から9までの数字を表示します(10に達するとループから脱出します)。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "do-while文( do-while statement )は、まずdo文のブロックを実行し、次にwhile文の条件式を確認してループします。次のプログラムは0から9までの数字を表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "まず文を無条件に実行し、while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "for文( for statement )は、いわゆるC言語スタイルのfor文です。 let i = 0のような変数の初期化と、i < 10のような条件式と、i++のような変数の更新を一行で書く制御構文です。 JavaScriptではwhile文やdo-while文はあまり使われませんが、for文はループを簡潔に書けるので非常に重宝します。 次のプログラムは0から9までの数字を表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "結果、i < 10がtruthyである間、ブロックの実行と変数の更新が行われます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ブロック文は文の特殊なケースで単文でももちろん有効です。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "後置インクリメント演算子は変数の値を1増やし、増やす前の値を返すので、次のように書けます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "このような書き方を好み人もいますが、文意を汲むなら...", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "のような、iterableオブジェクトのイテレーションメソッドを使うことも検討に値します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "for-in 文は、オブジェクトのプロパティのうちキーが文字列で列挙可能なもの全てに反復処理を行います。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "for-of 文は、Iterableオブジェクト(たとえば String Array や NodeList)に対して、反復処理を行います。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "Iterableでないオブジェクトが右の項に与えらてた場合、TypeError が throw されます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "for await-of 文は、非同期関数用の for-of です。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "for each-in 文はJavaScript 1.6でECMAScript for XML(E4X)のサポートの一環で導入されましたが、E4Xの廃止を受け非推奨を経て廃止されました。 下のプログラム例もモダンブラウザでは SyntaxError となります。for ... of 文を使うようにして下さい。 JavaScript 1.6で追加されたfor each-in文はオブジェクトの値を順番に取り出して反復処理します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "反復処理中に、反復を中断したり、「次の」反復にすぐに移りたい場合があります。 このようなときは、反復制御構文を使います。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "break文( break statement )はループまたはswitch文を途中で抜けます。 次のプログラムはiが5になった時点でfor文のループを抜けるので、0から4までの数字を表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "continue文( continue statement )はループを次に進めます。 次のプログラムは0から9までの数字のうち3の倍数だけ表示します。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "ラベルを使用すると深いループを一気に抜けることができます。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "曖昧さを持ち込むためwith 文の使用は推奨されない。 また、strictモードでは SyntaxError となります。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "with文の用途は、実際のコードを見ると良い。次の2つの関数は同じ意味です。", "title": "条件分岐" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "この様に、あらかじめオブジェクトをwith文で指定することで、それに続くブロックの間では、オブジェクトの名前を省略することが出来ます。 これは Pascal などの言語から移入されたものです。 with は、with により修飾名が省略されたことにより識別子に曖昧さを持ち込む事で、意図しないプロパティが使われるなど問題を生じることが知られており、with 文の使用は推奨されない。 また、strictモードでは SyntaxError となります。", "title": "条件分岐" } ]
null
# {{Nav}} = 制御構造 = プログラムはしばしば、特定の条件に基づいた決定や同じコードの反復が必要な場面に直面します。JavaScriptでは、このような状況に対処するために「制御構造」が利用されます。制御構造は、プログラムの実行フローを操作し、条件に応じてコードを分岐させたり、同じ処理を繰り返すための手段です。 ; 条件分岐: : 条件分岐は、ある条件が成り立つかどうかに応じて、異なるコードブロックを実行します。これにより、プログラムはさまざまな状況に対応でき、柔軟性を持たせることができます。if文やelse文それにswitch文を利用して条件分岐を行います。 ; ループ構造: : ループ構造は、同じ処理を何度も繰り返すための仕組みです。これにより、反復的な作業やデータの処理が容易になります。for文やwhile文を使用して、プログラムが指定された条件を満たす限り繰り返し処理を行います。 JavaScriptの制御構造を理解することは、効果的で効率的なプログラミングの基本となります。これにより、コードの柔軟性が向上し、複雑なタスクにも対応できるようになります。次のステップでは、具体的な例を通じて制御構造の活用方法を学び、より高度なプログラミングスキルを養っていきましょう。 == 条件分岐 == 次のプログラムは、、 * ''n''が0より小さいときには「負の数」 * ''n''が0より大きいときには「正の数」 * ''n''が0のときには「零」 * いづれにもあてはまらないなら、''n''自身を表示します。 ;[https://paiza.io/projects/PVQmLtgKSbojqVJ52Z7FLA?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = 0 / 0; if (n < 0) { console.log("負の数"); } else if (n > 0) { console.log("正の数"); } else if (n > 0) { console.log("零"); } else { console.log(n); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> NaN </syntaxhighlight> このコードは、「NaN(Not a Number)」という特殊な数値を扱うものです。まず、「use strict」が指定されているため、コードは厳密モードで実行されます。 次に、0を0で割った結果がnに格納されています。JavaScriptでは、0を0で割るとNaNが返ります<ref><code>0 / 0</code>は、除数がゼロであると考えれば無限大ですが、被除数がゼロと考えるとゼロというパラドックス持ちで、ISO/IEC/IEEE 60559:2011 ではこのケースを NaN 非数とします。 </ref>。その後、nが負の数より小さいか、正の数より大きいか、0より大きいか、以上の条件分岐が行われます。 しかし、NaNは数値としては未定義であるため、比較演算子(<、>、=)を使って大小を比較することはできません。そのため、if文の条件式は一つでも成り立たなくなり、最後のelse節が実行されます。その結果、コンソールには「NaN」と出力されます。 この様な、分岐を始めとする制御構造はプログラミングを行う上で欠かせません。 === if-else === '''[[w:if文|if文]]'''( ''if statement'' )は「もし〜ならば」を表す条件分岐構文です。 if文では{{code|()}}の中に書かれた条件が [[JavaScript/truthy|truthy]] であるとき続く文が実行されます。 次のプログラムは、''n'' < 0(''n''が0より小さい)という条件が真であるときのみ「負の数」と表示します。 ;[https://paiza.io/projects/MH-qBPF-5NoFfr8RE9pNgw?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = -1; if (n < 0) { console.log("負の数"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 負の数 </syntaxhighlight> if文のあとに'''else節'''( ''else clause'' )を置くと、else節の文はif文の条件が [[JavaScript/falsy|falsy]] であるときのみ実行されます。 次のプログラムは、''n'' < 0(''n''が0より小さい)という条件が真であれば「負の数」、さもなくば「自然数」と表示します<ref>計算機科学では一般に0を自然数に含め、曖昧さを避けたいときは非負整数とも言います</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/4xFIs20boohxUskXETRF5A?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = 0; if (n < 0) { console.log("負の数"); } else { console.log("自然数"); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 自然数 </syntaxhighlight> if文とelse節をあわせてif/else文と呼びます。 else節の文をif文とすることで、次のように何個もつらねることができます。 ;[https://paiza.io/projects/eFR9IgcwfDGYVdzdSraJsg?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = 0; if (n < 0) { console.log("負の数"); } else if (n > 0) { console.log("正の数"); } else if (n == 0) { console.log("零"); } else { console.log(n); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 零 </syntaxhighlight> : このプログラムは''n'' < 0ならば「負の数」、そうでなく''n'' > 0ならば「正の数」、そうでなく''n'' == 0ならば「零」、そうでもないならば n の値が表示されます。 : <code>else if</code>という部分に注目してください。 : 何通りもの条件で処理を分岐したい場合は、このelse ifを何個も増やしていくことになります。 : if文やelse節の文はブロックである必要はありません。 : 単文(1つの文)しか入っていない場合は、次のように書いても同じことです。 ;例:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = 0; if (n < 0) console.log("負の数"); else if (n > 0) console.log("正の数"); else if (n == 0) console.log("零"); else console.log(n); </syntaxhighlight> なお、この場合は条件演算子を用いて簡潔に書くことができます。 ;例:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const n = 0; console.log(n < 0 ? "負の数" : n > 0 ? "正の数" : n == 0 ? "零" : n); </syntaxhighlight> if文の条件式はすべてtrueかfalseの[[JavaScript/Boolean|真偽値]]として評価されます。たとえば、数値の0は真偽値に変換するとfalseになるので<ref>falsy</ref>、次のif文のブロックは絶対に実行されません([[w:到達不能コード|デッドコード]])。 :<syntaxhighlight lang=js line> if (0) { // たどり着くことはない } </syntaxhighlight> {{コラム|0以外にもfailyが|他の言語(例えばC言語)では、''n''が0に等しいかどうかは <syntaxhighlight lang="c">if (n == 0) { /* ... */ } </syntaxhighlight> のほかに :<syntaxhighlight lang="c">if (!n) { /* ... */ }</syntaxhighlight> と書けます、同様に ''n''が0に等しくないかどうかは :<syntaxhighlight lang="c">if (n != 0) { /* ... */ }</syntaxhighlight> のほかに <syntaxhighlight lang="c">if (n) { /* ... */ }</syntaxhighlight> とも書けます。 しかし、JavaScript では「0以外にも falsy な値がある」(例えば !"<!---->" は真になります)ので上記のC言語流のブールコンテキストのイディオムは使えません。 JavaScriptでは''n''が0に等しいかどうかは ''n'' {{=}}{{=}}{{=}} 0 のように {{=}}{{=}}{{=}}(厳密比較演算子)を使います。 {{=}}{{=}}{{=}} は{{=}}{{=}}(比較演算子)とは異なり暗黙の型変換は行われず厳密に(この場合は 0 と)等しいかを評価します。}} * '''例題''' 整数の偶奇判別プログラムを書け。<!--設問としてこれって...--> * '''解答''' if/else文を用いる場合は、 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; if (n % 2 == 0) { console.log("偶数"); } else { console.log("奇数"); } </syntaxhighlight> または :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; if (n % 2) { console.log("奇数"); } else { console.log("偶数"); } </syntaxhighlight> 条件演算子を用いる場合は、 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; console.log(n % 2 == 0 ? "偶数" : "奇数"); </syntaxhighlight> または :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; console.log(n % 2 ? "奇数" : "偶数"); </syntaxhighlight> または :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; console.log((n % 2 ? "奇" : "偶") + "数"); </syntaxhighlight> または :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; console.log("偶奇"[n % 2] + "数"); </syntaxhighlight> など。 === if-else 文の構文=== :<syntaxhighlight lang=js> if ( 条件式 ) 文1 [ else 文2 ] </syntaxhighlight> {{code|[}}から{{code|]}}までは省略可能を意味し、この場合は「else節は省略可能」を意味します。 === switch === '''[[w:switch文|switch文]]'''( ''switch statement'' )は、if/else文を何個もつらねて書くことが冗長な場合にもちいられます。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; if (keyCode == 37) { console.log("←"); } else if (keyCode == 38) { console.log("↑"); } else if (keyCode == 39) { console.log("→"); } else if (keyCode == 40) { console.log("↓"); } else { console.log("?"); } </syntaxhighlight> これはswitch文を使って次のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; switch (keyCode) { case 37: console.log("←"); break; case 38: console.log("↑"); break; case 39: console.log("→"); break; case 40: console.log("↓"); break; default: console.log("?"); } </syntaxhighlight> 必ずcase節の最後にbreak文を書くのを忘れないでください。 なお、たいていのケースではswitch文を使わなくても、連想配列を応用したディスパッチテーブルで事足ります。 switch文はここぞというときに使ってください<ref>JavaScriptのswitch文は、動的なのに静的なC言語の構文を倣ったので'''[[#switch文の限界と限界突破|コラム:switch文の限界と限界突破]]'''の様なハックを使わない限り恩恵を受けられません。</ref>。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; console.log( { 37: "←", 38: "↑", 39: "→", 40: "↓" }[keyCode] || "?" ); </syntaxhighlight> === switch 文の構文=== :<syntaxhighlight lang=js> switch (式) { case 値1 : 文1 case 値2 : 文2 ︙ ︙ case 値n : 文n [default : 文x] } </syntaxhighlight> switch文に与えられた式に一致するcase句の値を上から順に厳密一致厳密比較演算子で評価され、true を返すcase句に対応する文が実行され、'''break文などの中断制御文が見つからない限り次の文が実行されます'''。 {{コラム|{{Anchor|switch文の限界と限界突破}}| swicth文は、上記の通り与えられた式と厳密に一致するケースに対応する文を実行します。 この為、式に対応する範囲や正規表現を直接的に表現することはできません。 この制限はややトリッキーな方法で回避できます。 :<syntaxhighlight lang=js highlight=3 line> let age = prompt("年齢は?"), text = ""; switch (true) { case age < 3: text = "baby"; break; case age < 7: text = "little child"; break; case age < 13: text = "child"; break; case age < 18: text = "youth"; break; default : text = "adult"; break; } console.log(text); </syntaxhighlight> ポイントは :<syntaxhighlight lang=js start=3 highlight=1 line> switch (true) { </syntaxhighlight> と式として true を与えているところで 真となっている式を持ったケース節を上から探す と言う動作を<del>悪用</del><ins>利用</ins>しています。 }} == ループ構造 == === while === いよいよループの登場です。'''[[w:while文|while文]]'''( ''while statement'' )は条件が真である間、文を実行しつづけます。 ;[https://paiza.io/projects/rmb98IyjUuJlXVceEotPtw?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; let i = 0; while (i < 10) { console.log(i); i++; } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 </syntaxhighlight> # strictモードは常に使うべきです。 # &nbsp; # 変数''i''に0を代入 # ''i'' < 10がtrueでれば以下を実行します #: そうでなければ、このwhile文の次に進みます # ''i''を表示します # ''i''を1増やします。 10回ループが回ると''i''が10になり、''i'' < 10がfalseになるのでループを抜けます。 このようにwhile文は''i'' < 10がtrueである間、ブロックを実行しつづけます。 このようにして、プログラムは0から9までの数字を表示します(10に達するとループから脱出します)。 === while 文の構文 === :<syntaxhighlight lang=js> while ( 式 ) 文 </syntaxhighlight> while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。 === do-while === '''[[w:do-while文|do-while文]]'''( ''do-while statement'' )は、まずdo文のブロックを実行し、次にwhile文の条件式を確認してループします。次のプログラムは0から9までの数字を表示します。 :<syntaxhighlight lang=js line> let i = 0; do { console.log(i); i++; } while (i < 10); </syntaxhighlight> === do-while 文の構文 === :<syntaxhighlight lang=js> do 文 while ( 式 ) </syntaxhighlight> まず文を無条件に実行し、while文に与えられた式が truthy の間、繰り返し文を実行します。 === for === '''[[w:文|for文]]'''( ''for statement'' )は、いわゆる[[C言語/制御文#for文|C言語スタイルのfor文]]です。 let ''i'' = 0のような変数の初期化と、''i'' < 10のような条件式と、''i''++のような変数の更新を一行で書く制御構文です。 JavaScriptではwhile文やdo-while文はあまり使われませんが、for文はループを簡潔に書けるので非常に重宝します。 次のプログラムは0から9までの数字を表示します。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; for (let i = 0; i < 10; i++) { console.log(i); } </syntaxhighlight> : 最初の項、let ''i'' = 0はループに入る前に一度だけ実行されます。 : 二番目の式、''i'' < 10がtruthyならばブロックを実行します。 : 三番目の式''i''++を実行して再び条件式に戻ります。 結果、''i'' < 10がtruthyである間、ブロックの実行と変数の更新が行われます。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const array = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]; for (let i = 0, len = array.length; i < len; i++) { console.log(array[i]); } </syntaxhighlight> ブロック文は文の特殊なケースで単文でももちろん有効です<ref>文 ⊇ ブロック文</ref>。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const array = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]; for (let i = 0, len = array.length; i < len; i++) console.log(array[i]); </syntaxhighlight> 後置インクリメント演算子は変数の値を1増やし、増やす前の値を返すので、次のように書けます。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const array = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]; for (let i = 0, len = array.length; i < len; console.log(array[i++])); </syntaxhighlight> このような書き方を好み人もいますが、文意を汲むなら... :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9].forEach((x) => console.log(x)); </syntaxhighlight> のような、iterableオブジェクト<ref>この場合は Array オブジェクト</ref>の[[JavaScript/イテレーションメソッド|イテレーションメソッド]]を使うことも検討に値します。 === for 文の構文 === :<syntaxhighlight lang=js> for ( 項1 ; 式2 ; 式3 ) 文 </syntaxhighlight> * 項1を評価します * 式2が turuthy な間、以下を繰り返します ** 文 を実行します ** 式3 を評価します <!--スコープについて要加筆--> === for-in === for-in 文は、オブジェクトのプロパティのうちキーが文字列で列挙可能なもの全てに反復処理を行います。 ;[https://paiza.io/projects/ZmkzUwnrzEgyff8eb60gEg?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const obj = { x: 2, y: 3, z: 5 }; for (const prop in obj) { console.log(`${prop}: ${obj[prop]}`); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x: 2 y: 3 z: 5 </syntaxhighlight> === for-of === for-of 文は、Iterableオブジェクト(たとえば String Array や NodeList)に対して、反復処理を行います<ref>ES2015で追加</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/GnxH5dTKhRA8Mcz24mIHTQ?language=javascript for-of]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const ary = [..."XYZ"]; for (const el of ary) { console.log(el); } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> X Y Z </syntaxhighlight> Iterableでないオブジェクトが右の項に与えらてた場合、TypeError が throw されます。 ;Objectはfor-of不可:<syntaxhighlight lang=js highlight=3 line> "use strict"; const obj = { a: 0, b: 1, c: 2 }; for (const el of obj) { console.log(el); } </syntaxhighlight> :Object はItableではないので ;実行時エラー:<syntaxhighlight lang=text> /workspace/Main.js:8 for (const el of obj) { ^ TypeError: obj is not iterable at Object.<anonymous> (/workspace/Main.js:8:18) at Module._compile (node:internal/modules/cjs/loader:1126:14) at Object.Module._extensions..js (node:internal/modules/cjs/loader:1180:10) at Module.load (node:internal/modules/cjs/loader:1004:32) at Function.Module._load (node:internal/modules/cjs/loader:839:12) at Function.executeUserEntryPoint [as runMain] (node:internal/modules/run_main:81:12) at node:internal/main/run_main_module:17:47 </syntaxhighlight> :となります。 ;[https://paiza.io/projects/8oFPy97Ozwg9nv4VPeWcTw?language=javascript for-ofとObjectの分割代入の併用]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; const AddrBook = [ { name: "tom", postnumber: "420-2410", age: 18 }, { name: "joe", postnumber: "420-0824", age: 17 } ]; for (const { name, age } of AddrBook) { console.log(`${name}: ${age}`); } /** 同じコンセプトのArray::forEach */ AddrBook.forEach(({ name, age }) => console.log(`${name}: ${age}`)); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> tom: 18 joe: 17 tom: 18 joe: 17 </syntaxhighlight> === for await-of === for await-of 文は、非同期関数用の for-of です。 ;[https://paiza.io/projects/nvHmwLQTDhA1cKqZGsKpTg?language=javascript 例]:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; async function* asyncShift() { for (let i = 1, len = 2 ** 16; i < len; yield (i <<= 3)); } (async function () { for await (const num of asyncShift()) { console.log(num); } })(); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 8 64 512 4096 32768 262144 </syntaxhighlight> === for each-in === for each-in 文はJavaScript 1.6で[[w:ECMAScript for XML|ECMAScript for XML]](E4X)のサポートの一環で導入されましたが、E4Xの廃止を受け非推奨を経て'''廃止'''されました。 下のプログラム例もモダンブラウザでは SyntaxError となります。[[#for … of|for … of]] 文を使うようにして下さい。<br> JavaScript 1.6で追加されたfor each-in文はオブジェクトの値を順番に取り出して反復処理します。 :<syntaxhighlight lang=js line> var sales = <sales vendor="John"> <item type="peas" price="4" quantity="6"/> <item type="carrot" price="3" quantity="10"/> <item type="chips" price="5" quantity="3"/> </sales>; for each(var price in sales..@price) { console.log(price); } /* 4 3 5 */ </SyntaxHighlight> == 反復制御 == 反復処理中に、反復を中断したり、「次の」反復にすぐに移りたい場合があります。 このようなときは、反復制御構文を使います。 === break === '''[[w:break文|break文]]'''( ''break statement'' )はループまたはswitch文を途中で抜けます。 次のプログラムは''i''が5になった時点でfor文のループを抜けるので、0から4までの数字を表示します。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; for (let i = 0; i < 10; i++) { if (i == 5) break; console.log(i); } </syntaxhighlight> === continue === '''[[w:continue文|continue文]]'''( ''continue statement'' )はループを次に進めます。 次のプログラムは0から9までの数字のうち3の倍数だけ表示します。 :<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; for (let i = 0; i < 10; i++) { if (i % 3) continue; console.log(i); } </syntaxhighlight> === ラベル === ラベルを使用すると深いループを一気に抜けることができます。 ;ラベルの使用例:<syntaxhighlight lang=js line> "use strict"; let LOOP = "Global variable"; LOOP: for (let x = 0; x < 10; x++) { for (let y = 0; y < 10; y++) { if (y === 5) break LOOP; console.log([x, y]); } } console.log(LOOP); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [ 0, 0 ] [ 0, 1 ] [ 0, 2 ] [ 0, 3 ] [ 0, 4 ] Global variable </syntaxhighlight> :二重ループからの脱出(大域脱出)ができていることが判ると思います。 :ラベルも識別子のルールに従います(先頭一文字は英字あるいは '_'、英数字あるいは '_') :関数と変数やクラス名は同じ名前空間なので名前の衝突はできませんが、ラベルは別の名前空間なので衝突しても構いません。 {{コラム|URLが有効なJavaScript?| 次は有効な JavaScript のコードです。 ;URLが有効なJavaScript?:<syntaxhighlight lang=js highlight=="3" line> "use strict"; https://ja.wikibooks.org/ for (let i = 0; i < 3; i++) { console.log(i); } </syntaxhighlight> 1行目の URL がエラーになりません。 この行は 識別名 https のラベル と // で始まる単行コメント と解されます。 重大なバグにはなりそうにないですが、モヤモヤしますね。 }} === その他の制御文 === <!-- 関数呼び出しと return文はここに含めるべき? --> <!-- with文が制御構造であるかは疑問、非推奨で有ることを強調するために残した。 --> === with文 === 曖昧さを持ち込むため'''with 文の使用は推奨されない'''。 また、[[JavaScript/strictモード|strictモード]]では SyntaxError となります。 with文の用途は、実際のコードを見ると良い。次の2つの関数は同じ意味です。 ;[https://paiza.io/projects/tEknwwCpEg4jt7y9lcNPTw?language=javascript withの使用例]:<syntaxhighlight lang=js line> function math1() { console.log(Math.ceil(10.5)); // 小数点切り上げの値を表示 console.log(Math.PI); // 円周率πを表示 } function math2() { with (Math) { console.log(ceil(10.5)); // 小数点切り上げの値を表示 console.log(PI); // 円周率πを表示 } } math1(); math2(); </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 11 3.141592653589793 11 3.141592653589793 </syntaxhighlight> この様に、あらかじめオブジェクトをwith文で指定することで、それに続くブロックの間では、オブジェクトの名前を省略することが出来ます。 これは Pascal などの言語から移入されたものです。 with は、with により修飾名が省略されたことにより識別子に曖昧さを持ち込む事で、意図しないプロパティが使われるなど問題を生じることが知られており、'''with 文の使用は推奨されない'''。 また、[[JavaScript/strictモード|strictモード]]では SyntaxError となります。 {{コラム|with文非推奨の理由|2=JavaScriptのwith文は、オブジェクトをスコープチェーンの先頭に置くことで、そのオブジェクトのプロパティを直接参照できるようにする機能です。 しかし、with文は次のような問題があるため、推奨されないことが多くなっています。 # スコープの曖昧さ:with文を使うと、変数がどこで定義されているか分からなくなることがあります。プロパティ名が変数名と同じ場合には、予期しない変数の値を参照することになることがあります。 # パフォーマンスの低下:with文を使うと、コンパイラがコードを最適化しにくくなります。特に、動的にオブジェクトを変更する場合には、パフォーマンスの低下が顕著になることがあります。 # セキュリティリスク:with文を使うと、コードを実行する際に使用されるオブジェクトが制御できなくなることがあります。外部から渡されたオブジェクトをwith文で参照する場合、そのオブジェクトが悪意のあるプロパティを持っている場合、コードの動作が予期しないものになることがあります。 そのため、一般的にはwith文の使用は推奨されず、代わりに明示的にオブジェクトのプロパティを参照するようにコードを書くことが望ましいです。 }} == 附録 == === チートシート === :<syntaxhighlight lang=js> // strictモード "use strict"; // if文 if (condition) { // trueの場合の処理 } else { // falseの場合の処理 } // switch文 switch (expression) { case value1: // value1の場合の処理 break; case value2: // value2の場合の処理 break; default: // 上記の値に当てはまらない場合の処理 } // for文 for (let i = 0; i < length; i++) { // 繰り返す処理 } // for...of文 for (let item of iterable) { // 繰り返す処理 } // while文 while (condition) { // 条件がtrueの場合の処理 } // do...while文 do { // 条件がtrueの場合の処理 } while (condition); // break文 break; // continue文 continue; // ラベル付き文 label: { // ラベル付きの処理 } // throw文 throw expression; // try...catch文 try { // 処理 } catch (error) { // エラーが発生した場合の処理 } finally { // 最後に実行する処理 } // with文 with (expression) { // 処理 } </syntaxhighlight> === 用語集 === # 制御構造 (Control structures): プログラムの実行を制御するための構造。 # 分岐構造 (Branching structures): 条件に応じてプログラムの実行を変更するための構造。if文、switch文などがある。 # 繰り返し構造 (Looping structures): 同じ処理を繰り返し実行するための構造。for文、while文、do-while文などがある。 # break文 (break statement): ループやswitch文の処理から脱出するために使用する文。 # continue文 (continue statement): ループの現在のイテレーションをスキップし、次のイテレーションに進むために使用する文。 # ラベル (Label): コードブロックに名前を付け、break文やcontinue文でジャンプするために使用する識別子。 # throw文 (throw statement): 例外を投げるために使用する文。 # try-catch文 (try-catch statement): 例外をキャッチし、例外が発生した場合に代替処理を実行するために使用する文。 # finally節 (finally clause): try-catch文の最後に実行される節。 # return文 (return statement): 関数から値を返すために使用する文。 == 脚註 == <references /> == 外部リンク == * [https://tc39.es/ecma262/#sec-if-statement ECMA-262::14.6 The if Statement] * [https://tc39.es/ecma262/#sec-iteration-statements ECMA-262::14.7 Iteration Statements] {{Nav}} [[Category:JavaScript|せいきよこうそう]] {{stub}}
2010-04-07T10:47:21Z
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刑法第133条
(信書開封) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(信書開封)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (信書開封) ; 第133条 : 正当な理由がないのに、封をしてある信書を開けた者は、1年以下の拘禁刑又は20万円以下の罰金に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-13|第13章 秘密を侵す罪]]<br> |[[刑法第132条]]<br>(未遂罪)<br> |[[刑法第134条]]<br>(秘密漏示)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|133]]
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刑法第134条
(秘密漏示) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(秘密漏示)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (秘密漏示) ; 第134条 # 医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6カ月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金に処する。 # 宗教、祈{{ruby|祷|とう}}若しくは祭{{ruby|祀|し}}の職にある者又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときも、前項と同様とする。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|秘密を侵す罪#秘密漏示罪}} ==参照条文== ==判例== {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-13|第13章 秘密を侵す罪]]<br> |[[刑法第133条]]<br>(信書開封) |[[刑法第135条]]<br>(親告罪) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|134]] [[Category:身分犯|134]]
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刑法第135条
(親告罪)
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法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (親告罪) ; 第135条 : [[コンメンタール刑法#2-13|この章]]の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-13|第13章 秘密を侵す罪]]<br> |[[刑法第134条]]<br>(秘密漏示)<br> |[[刑法第136条]]<br>(あへん煙輸入等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|135]]
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2022-10-05T16:45:22Z
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刑法第136条
(あへん煙輸入等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(あへん煙輸入等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (あへん煙輸入等) ; 第136条 : あへん煙を輸入し、製造し、販売し、又は販売の目的で所持した者は、6月以上7年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|あへん煙に関する罪}} ;あへん煙:吸食用として製造されたあへん煙膏をいい、その原料である生あへんを含まない。生あへんについては[[あへん法]]によって取り締まられる。 *;あへん:けしの液汁が凝固したもの及びこれに加工を施したもの(医薬品として加工を施したものを除く。)をいう。([[あへん法第3条]]第2号) :原料あへんについては、特別法あへん法において、詳細に取り扱い他が規定されており、本章は将来的にそれら特別法([[#薬物4法|薬物4法]]参照)に吸収される方向である([[改正刑法草案]]など)。 ==参照条文== あへん煙に関する罪 *本条(あへん煙輸入等) *[[刑法第137条|第137条]](あへん煙吸食器具輸入等) *[[刑法第138条|第138条]](税関職員によるあへん煙輸入等) *[[刑法第139条|第139条]](あへん煙吸食及び場所提供) *[[刑法第140条|第140条]](あへん煙等所持) *[[刑法第141条|第141条]](未遂罪) *:未遂は、罰する。 <span id="薬物4法"/>薬物4法 *[[あへん法]] *[[覚醒剤取締法]] *[[麻薬及び向精神薬取締法]] *[[大麻取締法]] ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第135条]]<br>(親告罪) |[[刑法第137条]]<br>(あへん煙吸食器具輸入等) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|136]]
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刑法第137条
(あへん煙吸食器具輸入等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
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法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (あへん煙吸食器具輸入等) ; 第137条 : あへん煙を吸食する器具を輸入し、製造し、販売し、又は販売の目的で所持した者は、3月以上5年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== *[[刑法第141条|第141条]](未遂罪) :未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第136条]]<br>(あへん煙輸入等)<br> |[[刑法第138条]]<br>(税関職員によるあへん煙輸入等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|137]]
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刑法第138条
(税関職員によるあへん煙輸入等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
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*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (税関職員によるあへん煙輸入等) ; 第138条 : 税関職員が、あへん煙又はあへん煙を吸食するための器具を輸入し、又はこれらの輸入を許したときは、1年以上10年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== *[[刑法第141条|第141条]](未遂罪) :未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第137条]]<br>(あへん煙吸食器具輸入等) |[[刑法第139条]]<br>(あへん煙吸食及び場所提供) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|138]] [[Category:身分犯|138]]
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刑法第139条
(あへん煙吸食及び場所提供) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
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*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (あへん煙吸食及び場所提供) ; 第139条 # あへん煙を吸食した者は、3年以下の拘禁刑に処する。 # あへん煙の吸食のため建物又は室を提供して利益を図った者は、6月以上7年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== *[[刑法第141条|第141条]](未遂罪) :未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第138条]]<br>(税関職員によるあへん煙輸入等)<br> |[[刑法第140条]]<br>(あへん煙等所持)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|139]]
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刑法第140条
(あへん煙等所持) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
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*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (あへん煙等所持) ; 第140条 : あへん煙又はあへん煙を吸食するための器具を所持した者は、1年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== *[[刑法第141条|第141条]](未遂罪) :未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第139条]]<br>(あへん煙吸食及び場所提供) |[[刑法第141条]]<br>(未遂罪) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|140]]
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(未遂罪)
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*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (未遂罪) ; 第141条 : [[コンメンタール刑法#2-14|この章]]の罪の未遂は、罰する。 == 解説 == ==参照条文== ==判例== {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-14|第14章 あへん煙等に関する罪]]<br> |[[刑法第140条]]<br>(あへん煙等所持)<br> |[[刑法第142条]]<br>(浄水汚染)<br> }} ---- {{stub|law}} [[Category:刑法|141]] [[Category:未遂罪|141]]
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13,939
刑法第142条
(浄水汚染) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(浄水汚染)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (浄水汚染) ; 第142条 : 人の飲料に供する浄水を汚染し、よって使用することができないようにした者は、6月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == :'''人の飲料に供する浄水''' :*典型は、個人宅における井戸水や飲用に用いる貯水タンクをいう。集合住宅等における貯水槽などは、公衆に供給することを目的とするため次条の水道に該当する。 ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第141条]]<br>(未遂罪) |[[刑法第143条]]<br>(水道汚染) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|142]]
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刑法第143条
(水道汚染) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(水道汚染)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (水道汚染) ; 第143条 : 水道により公衆に供給する飲料の浄水又はその水源を汚染し、よって使用することができないようにした者は、6月以上7年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第142条]]<br>(浄水汚染)<br> |[[刑法第144条]]<br>(浄水毒物等混入)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|143]]
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2023-11-21T03:24:33Z
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刑法第144条
(浄水毒物等混入) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(浄水毒物等混入)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (浄水毒物等混入) ; 第144条 : 人の飲料に供する浄水に毒物その他人の健康を害すべき物を混入した者は、3年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第143条]]<br>(水道汚染) |[[刑法第145条]]<br>(浄水汚染等致死傷) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|144]]
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刑法第145条
(浄水汚染等致死傷) 傷害の罪 前三条の罪
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(浄水汚染等致死傷)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "傷害の罪", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "前三条の罪", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (浄水汚染等致死傷) ; 第145条 : 前三条【[[刑法第142条|第142条]]、[[刑法第143条|第143条]]、[[刑法第144条|第144条]]】の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する。 == 解説 == 傷害の罪 *[[刑法第204条|第204条]](傷害)15年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金 *[[刑法第205条|第205条]](傷害致死)3年以上の有期拘禁刑 前三条の罪 *[[刑法第142条|第142条]](浄水汚染)6月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金 *:→(致傷)15年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金 *:→(致死)3年以上の有期拘禁刑 *[[刑法第143条|第143条]](水道汚染)6月以上7年以下の拘禁刑 *:→(致傷)15年以下の拘禁刑 *:→(致死)3年以上の有期拘禁刑 *[[刑法第144条|第144条]](浄水毒物等混入)3年以下の拘禁刑 *:→(致傷)15年以下の拘禁刑 *:→(致死)3年以上の有期拘禁刑 ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第144条]]<br>(浄水毒物等混入)<br> |[[刑法第146条]]<br>(水道毒物等混入及び同致死)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|145]] [[Category:結果的加重犯|145]]
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刑法第146条
(水道毒物等混入及び同致死) 2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(水道毒物等混入及び同致死)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (水道毒物等混入及び同致死) ; 第146条 : 水道により公衆に供給する飲料の浄水又はその水源に毒物その他人の健康を害すべき物を混入した者は、2年以上の有期懲役に処する。よって人を死亡させた者は、死刑又は無期若しくは5年以上の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第145条]]<br>(浄水汚染等致死傷) |[[刑法第147条]]<br>(水道損壊及び閉塞) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|146]] [[Category:結果的加重犯|146]]
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刑法第147条
(水道損壊及び閉塞) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(水道損壊及び閉塞)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (水道損壊及び閉塞) ; 第147条 : 公衆の飲料に供する浄水の水道を損壊し、又は閉塞した者は、1年以上10年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-15|第15章 飲料水に関する罪]]<br> |[[刑法第146条]]<br>(水道毒物等混入及び同致死)<br> |[[刑法第148条]]<br>(通貨偽造及び行使等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|147]]
2010-04-08T01:41:53Z
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13,945
刑法第148条
(通貨偽造及び行使等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 本罪の客体は、「通用する貨幣、紙幣又は銀行券」である。また、「通用する」とは、我が国において強制通用力があることをいう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(通貨偽造及び行使等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "本罪の客体は、「通用する貨幣、紙幣又は銀行券」である。また、「通用する」とは、我が国において強制通用力があることをいう。", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (通貨偽造及び行使等) ; 第148条 # 行使の目的で、通用する貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、無期又は3年以上の拘禁刑に処する。 # 偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|通貨偽造の罪}} 本罪の客体は、「通用する貨幣、紙幣又は銀行券」である。また、「通用する」とは、我が国において強制通用力があることをいう。 ==参照条文== *[[刑法第151条|第151条]](未遂罪) *:未遂は、罰する。 ==判例== #大審院明治43年3月10日判決 兌換券偽造行使ノ件 ##重罪事件の公判に於て弁護人か被告の人違なきや否やを確むる為めの訊問に立会せさるも被告の利害に消長する所なけれは訴訟手続に違法ありと云ふを得す ##刑法第148条第2項に行使の目的を以て之を人に交付しとあるは偽貨を流通に置く意思を以て他人に交付するの謂なり従て交付者か被交付者に其偽貨なる実を告けて交付すると他人の行使する情を知て交付するとは問ふ所に非す ##刑法第148条第2項は偽貨なる実を告け他人をして行使せしむる為め之を交付する所為を以て独立罪と為したるものとす故に被交付者か行使の目的を実行せさるも交付者は尚ほ同条項の責任を免るることを得す又之を実行したるときと雖も教唆の法条を適用すへきものに非す ##:(偽造通貨を行使させるため他人に交付した場合は交付罪のみが成立し、被交付者が当該偽貨を行使しても、教唆は成立しない) #大審院昭和7年6月15日判決 偽造又ハ変造通貨行使罪ノ成立 #:偽造又は変造したる通貨を真正の通貨として其の用法に従ひ使用する以上は之か対価を得さるも偽造又は変造通貨行使罪を構成す ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第147条]]<br>(水道損壊及び閉塞) |[[刑法第149条]]<br>(外国通貨偽造及び行使等) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|148]]
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13,946
刑法第149条
(外国通貨偽造及び行使等) 2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(外国通貨偽造及び行使等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (外国通貨偽造及び行使等) ; 第149条 # 行使の目的で、日本国内に流通している外国の貨幣、紙幣又は銀行券を偽造し、又は変造した者は、2年以上の有期拘禁刑に処する。 # 偽造又は変造の外国の貨幣、紙幣又は銀行券を行使し、又は行使の目的で人に交付し、若しくは輸入した者も、前項と同様とする。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|通貨偽造の罪}} ==参照条文== *[[刑法第151条|第151条]](未遂罪) *:未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第148条]]<br>(通貨偽造及び行使等)<br> |[[刑法第150条]]<br>(偽造通貨等収得)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|149]]
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刑法第150条
(偽造通貨等収得) 2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(偽造通貨等収得)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年改正により、以下のとおり改正。施行日については未定(2022年10月6日時点)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (偽造通貨等収得) ; 第150条 : 行使の目的で、偽造又は変造の貨幣、紙幣又は銀行券を収得した者は、3年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|通貨偽造の罪}} ==参照条文== *[[刑法第151条|第151条]](未遂罪) *:未遂は、罰する。 ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第149条]]<br>(外国通貨偽造及び行使等) |[[刑法第151条]]<br>(未遂罪) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|150]]
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刑法第151条
(未遂罪)
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法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (未遂罪) ; 第151条 : 前三条【[[刑法第148条|第148条]]、[[刑法第149条|第149条]]、[[刑法第150条|第150条]]】の罪の未遂は、罰する。 == 解説 == *[[刑法第148条]](通貨偽造及び行使等) *[[刑法第149条]](外国通貨偽造及び行使等) *刑法第150条(偽造通貨等収得) ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第150条]]<br>(偽造通貨等収得)<br> |[[刑法第152条]]<br>(収得後知情行使等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|151]] [[Category:未遂罪|151]]
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13,949
刑法第152条
(収得後知情行使等) 通貨を収得した後にそれが偽造通貨であることを知って行使した場合に成立する罪である。 通貨を入手した者が、偽造であることに気付いた場合、その責任を他に転嫁しようとすることはやむを得ないと考えられるため、刑は軽いものとなっている。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(収得後知情行使等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "通貨を収得した後にそれが偽造通貨であることを知って行使した場合に成立する罪である。", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "通貨を入手した者が、偽造であることに気付いた場合、その責任を他に転嫁しようとすることはやむを得ないと考えられるため、刑は軽いものとなっている。", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (収得後知情行使等) ; 第152条 : 貨幣、紙幣又は銀行券を収得した後に、それが偽造又は変造のものであることを知って、これを行使し、又は行使の目的で人に交付した者は、その額面価格の3倍以下の罰金又は科料に処する。ただし、2千円以下にすることはできない。 == 解説 == 通貨を収得した後にそれが偽造通貨であることを知って行使した場合に成立する罪である。 通貨を入手した者が、偽造であることに気付いた場合、その責任を他に転嫁しようとすることはやむを得ないと考えられるため、刑は軽いものとなっている。 ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第151条]]<br>(未遂罪) |[[刑法第153条]]<br>(通貨偽造等準備) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|152]]
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13,950
刑法第153条
(通貨偽造等準備) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 通貨偽造の準備は「器械又は原料を準備した」場合に限定されている。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(通貨偽造等準備)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "通貨偽造の準備は「器械又は原料を準備した」場合に限定されている。", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (通貨偽造等準備) ; 第153条 : 貨幣、紙幣又は銀行券の偽造又は変造の用に供する目的で、器械又は原料を準備した者は、3月以上5年以下の拘禁刑に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == 通貨偽造の準備は「器械又は原料を準備した」場合に限定されている。 ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-16|第16章 通貨偽造の罪]]<br> |[[刑法第152条]]<br>(収得後知情行使等)<br> |[[刑法第154条]]<br>(詔書偽造等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|153]] [[Category:予備・陰謀罪|153]]
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13,951
刑法第154条
(詔書偽造等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(詔書偽造等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (詔書偽造等) ; 第154条 # 行使の目的で、御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造し、又は偽造した御璽、国璽若しくは御名を使用して詔書その他の文書を偽造した者は、無期又は3年以上の拘禁刑に処する。 # 御璽若しくは国璽を押し又は御名を署した詔書その他の文書を変造した者も、前項と同様とする。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|文書偽造罪#詔書偽造等の罪}} ==参照条文== ==判例== ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-17|第17章 文書偽造の罪]]<br> |[[刑法第153条]]<br>(通貨偽造等準備) |[[刑法第155条]]<br>(公文書偽造等) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|154]]
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2023-11-21T03:34:07Z
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13,952
刑法第155条
(公文書偽造等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 作成権限のない者が公文書を作成し、又は真正な公文書の本質的部分を改ざんすることを処罰する規定である。つまり公文書の有形偽造に関する規定である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(公文書偽造等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "作成権限のない者が公文書を作成し、又は真正な公文書の本質的部分を改ざんすることを処罰する規定である。つまり公文書の有形偽造に関する規定である。", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (公文書偽造等) ; 第155条 # 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、1年以上10年以下の拘禁刑に処する。 # 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。 # 前二項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、3年以下の拘禁刑又は20万円以下の罰金に処する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|文書偽造罪#公文書偽造等の罪}} 作成権限のない者が公文書を作成し、又は真正な公文書の本質的部分を改ざんすることを処罰する規定である。つまり公文書の有形偽造に関する規定である。 ==参照条文== *[[旅券法第13条]](一般旅券の発給等の制限) ==判例== #[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=56726&hanreiKbn=02 偽造公文書行使、公文書偽造、詐欺、収賄](最高裁判決 昭和25年02月28日) #;公務員による公文書僞造罪の成否 #:'''行使の目的を以て、作成權限がないにかかわらず公務所亦は公務員の印章若くは署名を冒用して公務所亦は公務員の作るべき文書を作成'''すれば、たとえ該文書を作成した者が公務員であつても刑法第159條第1項の罪が成立する。 #[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=50894 有印公文書偽造、同行使、道路交通法違反](最高裁判所大法廷判決昭和44年6月18日)[[刑法第45条|刑法45条]],[[刑法第54条|刑法54条]],[[刑法第158条|刑法158条]],[[道路交通法第95条|道路交通法95条]] #;牽連犯を構成する二罪の中間に別罪の確定裁判が介在する場合と刑法54条の適用 #:牽連犯を構成する手段となる犯罪と結果となる犯罪との中間に別罪の確定裁判が介在する場合においても、なお刑法54条の適用がある。 (少数意見がある。) #:*①昭和40年1月28日有印公文書である福岡県公安委員会作成名義の大型自動車運転免許証1通を偽造した事実([[刑法第155条|第155条]]-公文書等偽造が成立)と②昭和42年10月22日から同年12月1日までの間19回にわたり、タクシー運転手として営業用普通自動車を運転した際右偽造運転免許証を携帯行使した事実(本条-偽造公文書行使が成立)との間に昭和41年1月26日宣告、同年2月10日確定の窃盗、有印私文書偽造、同行使罪による懲役一年の確定裁判があった事例。 #[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=51827&hanreiKbn=02 有印公文書偽造、同行使](最高裁判決 昭和51年05月06日) #;補助公務員による手続違反の公文書作成につき公文書偽造罪の成立が否定された事例 #:<u>市長の代決者である課長を補助し、一定の手続に従つて印鑑証明書の作成にあたつていた補助公務員</u>が、右手続の要求する申請書の提出と手数料の納付をせずに、自己の用に供するため印鑑証明書を作成した行為は、判示の事情のもとにおいては、作成権限に基づくものとして、公文書偽造罪を構成しない。 ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-17|第17章 文書偽造の罪]]<br> |[[刑法第154条]]<br>(詔書偽造等)<br> |[[刑法第156条]]<br>(虚偽公文書作成等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|155]]
2010-04-08T02:10:52Z
2023-11-21T04:00:16Z
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13,953
刑法第156条
(虚偽公文書作成等) 作成権限のある公務員が虚偽内容の公文書(詔書を含む)を作成し、又は真正な公文書に変更を加えて内容虚偽にすることを処罰する規定である。つまり公文書の無形偽造に対する規定である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(虚偽公文書作成等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "作成権限のある公務員が虚偽内容の公文書(詔書を含む)を作成し、又は真正な公文書に変更を加えて内容虚偽にすることを処罰する規定である。つまり公文書の無形偽造に対する規定である。", "title": "解説" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (虚偽公文書作成等) ; 第156条 : 公務員が、その職務に関し、行使の目的で、虚偽の文書若しくは図画を作成し、又は文書若しくは図画を変造したときは、印章又は署名の有無により区別して、前二条【[[刑法第154条|第154条]]、[[刑法第155条|第155条]]】の例による。 == 解説 == {{wikipedia|文書偽造罪#虚偽公文書作成等の罪}} 作成権限のある公務員が虚偽内容の公文書(詔書を含む)を作成し、又は真正な公文書に変更を加えて内容虚偽にすることを処罰する規定である。つまり公文書の無形偽造に対する規定である。 ==参照条文== ==判例== #[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=53379  虚偽公文書作成、同行使、詐欺](最高裁判所第一小法廷昭和27年12月25日判決) ##'''公務員の身分を有しない者が虚偽の申立をなし情を知らない公務員をして虚偽の証明書を作成させた行為と刑法第156条の間接正犯''' ##:公務員の身分を有しない者が、虚偽の内容を記載した証明願を村役場の係員に提出し、情を知らない同係員をして村長名義の虚偽の証明書を作成させた行為は、刑法第156条の間接正犯として処罰すべきではない。 ##'''公務員の身分を有しない者が虚偽の申立をなし情を知らない公務員をして作成させた虚偽の証明書を行使した行為と虚偽公文書行使罪の成否''' ##:公務員の身分を有しない者が、虚偽の内容を記載した証明願を村役場の係員に提出し、情を知らない同係員をして作成させた村長名義の虚偽の証明書を行使しても、虚偽公文書行使罪にあたらない。 ##'''係員を欺罔して旅券の下附を受ける行為と詐欺罪の成否''' ##:係員を欺罔して旅券の下附を受ける行為は、詐欺罪にあたらない。 ##'''アメリカ領事館員と刑法にいわゆる「公務員」''' ##:アメリカ領事館員は、刑法にいわゆる「公務員」にあたらない。 #[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51372 虚偽公文書作成行使詐欺、収賄](最高裁判所第二小法廷昭和32年10月4日判決) #;補助者たる公務員が情を知らない上司を利用して虚偽の公文書を作成した場合の罪責 #:作成権限者たる公務員を補佐して公文書の起案を担当する公務員が、行使の目的で内容虚偽の公文書を起案し、情を知らない右上司を利用してこれを完成した場合は、虚偽公文書作成罪の間接正犯が成立する。 #[https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51827 有印公文書偽造、同行使](最高裁判決 昭和51年05月06日) #;補助公務員による手続違反の公文書作成につき公文書偽造罪の成立が否定された事例 #:市長の代決者である課長を補助し、一定の手続に従つて印鑑証明書の作成にあたつていた補助公務員が、右手続の要求する申請書の提出と手数料の納付をせずに、自己の用に供するため印鑑証明書を作成した行為は、判示の事情のもとにおいては、作成権限に基づくものとして、公文書偽造罪を構成しない。 ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-17|第17章 文書偽造の罪]]<br> |[[刑法第155条]]<br>(公文書偽造等) |[[刑法第157条]]<br>(公正証書原本不実記載等) }} {{stub|law}} [[Category:刑法|156]]
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13,954
刑法第157条
(公正証書原本不実記載等) 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(公正証書原本不実記載等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。", "title": "条文" } ]
法学>刑事法>刑法>コンメンタール刑法 法学>コンメンタール>コンメンタール刑法
*[[法学]]>[[刑事法]]>[[刑法]]>[[コンメンタール刑法]] *[[法学]]>[[コンメンタール]]>[[コンメンタール刑法]] == 条文 == (公正証書原本不実記載等) ; 第157条 # 公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、5年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金に処する。 # 公務員に対し虚偽の申立てをして、免状、鑑札又は旅券に不実の記載をさせた者は、1年以下の懲役又は20万円以下の拘禁刑に処する。 # 前二項の罪の未遂は、罰する。 ===改正経緯=== 2022年、以下のとおり改正(施行日2025年6月1日)。 :(改正前)懲役 :(改正後)拘禁刑 == 解説 == {{wikipedia|文書偽造罪#公正証書原本不実記載等の罪}} ==参照条文== ==判例== #[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=37501&hanreiKbn=02 電磁的公正証書原本不実記録,同供用,横領被告事件](最高裁決定 平成21年03月26日) #;他人所有の建物を同人のために預かり保管していた者が,金銭的利益を得ようとして,同建物の電磁的記録である登記記録に不実の抵当権設定仮登記を了したことにつき,電磁的公正証書原本不実記録罪及び同供用罪とともに,横領罪が成立するとされた事例 #:甲会社から乙及び丙に順次譲渡されたものの,所有権移転登記が未了のため甲会社が登記簿上の所有名義人であった建物を,甲会社の実質的代表者として丙のために預かり保管していた被告人が,甲会社が名義人であることを奇貨とし,乙及び丙から原状回復にしゃ口して解決金を得ようと企て,上記建物に係る電磁的記録である登記記録に不実の抵当権設定仮登記を了した場合には,電磁的公正証書原本不実記録罪及び同供用罪とともに,横領罪が成立する。 ---- {{前後 |[[コンメンタール刑法|刑法]] |[[コンメンタール刑法#2|第2編 罪]]<br> [[コンメンタール刑法#2-17|第17章 文書偽造の罪]]<br> |[[刑法第156条]]<br>(虚偽公文書作成等)<br> |[[刑法第158条]]<br>(偽造公文書行使等)<br> }} {{stub|law}} [[Category:刑法|157]]
2010-04-08T02:18:41Z
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13,962
コンメンタール確定給付企業年金法
法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法(最終改正:平成二一年五月一日法律第三六号)の逐条解説書。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "確定給付企業年金法(最終改正:平成二一年五月一日法律第三六号)の逐条解説書。", "title": "" } ]
法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法(最終改正:平成二一年五月一日法律第三六号)の逐条解説書。
[[法学]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行令]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行規則]] 確定給付企業年金法(最終改正:平成二一年五月一日法律第三六号)の逐条解説書。 {{Wikipedia|確定給付企業年金法}} ==第1章 総則(第1条~第2条)== :[[確定給付企業年金法第1条|第1条]](目的) :[[確定給付企業年金法第2条|第2条]](定義) ==第2章 確定給付企業年金の開始== ===第1節 通則(第3条)=== :[[確定給付企業年金法第3条|第3条]](確定給付企業年金の実施) ===第2節 規約の承認(第4条~第7条)=== :[[確定給付企業年金法第4条|第4条]](規約で定める事項) :[[確定給付企業年金法第5条|第5条]](規約の承認の基準等) :[[確定給付企業年金法第6条|第6条]](規約の変更等) :[[確定給付企業年金法第7条|第7条]] ===第3節 企業年金基金(第8条~第24条)=== :[[確定給付企業年金法第8条|第8条]](組織) :[[確定給付企業年金法第9条|第9条]](法人格) :[[確定給付企業年金法第10条|第10条]](名称) :[[確定給付企業年金法第11条|第11条]](基金の規約で定める事項) :[[確定給付企業年金法第12条|第12条]](基金の設立認可の基準等) :[[確定給付企業年金法第13条|第13条]](成立の時期) :[[確定給付企業年金法第14条|第14条]](理事長が選任されるまでの間の理事長の職務) :[[確定給付企業年金法第15条|第15条]](公告) :[[確定給付企業年金法第16条|第16条]](基金の規約の変更等) :[[確定給付企業年金法第17条|第17条]] :[[確定給付企業年金法第18条|第18条]](代議員会) :[[確定給付企業年金法第19条|第19条]] :[[確定給付企業年金法第20条|第20条]](政令への委任) :[[確定給付企業年金法第21条|第21条]](役員) :[[確定給付企業年金法第22条|第22条]](役員の職務) :[[確定給付企業年金法第23条|第23条]](理事長の代表権の制限) :[[確定給付企業年金法第24条|第24条]](政令への委任) ==第3章 加入者(第25条~第28条)== :[[確定給付企業年金法第25条|第25条]](加入者) :[[確定給付企業年金法第26条|第26条]](資格取得の時期) :[[確定給付企業年金法第27条|第27条]](資格喪失の時期) :[[確定給付企業年金法第28条|第28条]](加入者期間) ==第4章 給付== ===第1節 通則(第29条~第35条)=== :[[確定給付企業年金法第29条|第29条]](給付の種類) :[[確定給付企業年金法第30条|第30条]](裁定) :[[確定給付企業年金法第31条|第31条]](受給要件) :[[確定給付企業年金法第32条|第32条]](給付の額) :[[確定給付企業年金法第33条|第33条]](年金給付の支給期間等) :[[確定給付企業年金法第34条|第34条]](受給権の譲渡等の禁止等) :[[確定給付企業年金法第35条|第35条]](政令への委任) ===第2節 老齢給付金(第36条~第40条)=== :[[確定給付企業年金法第36条|第36条]](支給要件) :[[確定給付企業年金法第37条|第37条]](支給の繰下げ) :[[確定給付企業年金法第38条|第38条]](支給の方法) :[[確定給付企業年金法第39条|第39条]](支給停止) :[[確定給付企業年金法第40条|第40条]](失権) ===第3節 脱退一時金(第41条~第42条)=== :[[確定給付企業年金法第41条|第41条]](脱退一時金) :[[確定給付企業年金法第42条|第42条]](支給の方法) ===第4節 障害給付金(第43条~第46条)=== :[[確定給付企業年金法第43条|第43条]](支給要件) :[[確定給付企業年金法第44条|第44条]](支給の方法) :[[確定給付企業年金法第45条|第45条]](支給停止) :[[確定給付企業年金法第46条|第46条]](失権) ===第5節 遺族給付金(第47条~第51条)=== :[[確定給付企業年金法第47条|第47条]](支給要件) :[[確定給付企業年金法第48条|第48条]](遺族の範囲) :[[確定給付企業年金法第49条|第49条]](支給の方法) :[[確定給付企業年金法第50条|第50条]](年金として支給する遺族給付金の支給期間) :[[確定給付企業年金法第51条|第51条]](失権) ===第6節 給付の制限(第52条~第54条)=== :[[確定給付企業年金法第52条|第52条]] :[[確定給付企業年金法第53条|第53条]] :[[確定給付企業年金法第54条|第54条]] ==第5章 掛金(第55条~第58条)== :[[確定給付企業年金法第55条|第55条]](掛金) :[[確定給付企業年金法第56条|第56条]](掛金の納付) :[[確定給付企業年金法第57条|第57条]](掛金の額の基準) :[[確定給付企業年金法第58条|第58条]](財政再計算) ==第6章 積立金の積立て及び運用(第59条~第68条)== :[[確定給付企業年金法第59条|第59条]](積立金の積立て) :[[確定給付企業年金法第60条|第60条]](積立金の額) :[[確定給付企業年金法第61条|第61条]](決算における責任準備金の額等の計算) :[[確定給付企業年金法第62条|第62条]](積立不足に伴う掛金の再計算) :[[確定給付企業年金法第63条|第63条]](積立不足に伴う掛金の拠出) :[[確定給付企業年金法第64条|第64条]](積立上限額を超える場合の掛金の控除) :[[確定給付企業年金法第65条|第65条]](事業主の積立金の管理及び運用に関する契約) :[[確定給付企業年金法第66条|第66条]](基金の積立金の運用に関する契約) :[[確定給付企業年金法第67条|第67条]](積立金の運用) :[[確定給付企業年金法第68条|第68条]](政令への委任) ==第7章 行為準則(第69条~第73条)== :[[確定給付企業年金法第69条|第69条]](事業主の行為準則) :[[確定給付企業年金法第70条|第70条]](基金の理事の行為準則) :[[確定給付企業年金法第71条|第71条]](資産管理運用機関の行為準則) :[[確定給付企業年金法第72条|第72条]](基金が締結した基金資産運用契約の相手方の行為準則) :[[確定給付企業年金法第73条|第73条]](業務概況の周知) ==第8章 確定給付企業年金間の移行等(第74条~第82条)== :[[確定給付企業年金法第74条|第74条]](規約型企業年金の統合) :[[確定給付企業年金法第75条|第75条]](規約型企業年金の分割) :[[確定給付企業年金法第76条|第76条]](基金の合併) :[[確定給付企業年金法第77条|第77条]](基金の分割) :[[確定給付企業年金法第78条|第78条]](実施事業所の増減) :[[確定給付企業年金法第79条|第79条]] :[[確定給付企業年金法第80条|第80条]](規約型企業年金から基金への移行) :[[確定給付企業年金法第81条|第81条]](基金から規約型企業年金への移行) :[[確定給付企業年金法第81条の2|第81条の2]](他の確定給付企業年金への脱退一時金相当額の移換) :[[確定給付企業年金法第82条|第82条]](政令への委任) ==第9章 確定給付企業年金の終了及び清算(第83条~第91条の8)== :[[確定給付企業年金法第83条|第83条]](確定給付企業年金の終了) :[[確定給付企業年金法第84条|第84条]](厚生労働大臣の承認による終了) :[[確定給付企業年金法第85条|第85条]](基金の解散) :[[確定給付企業年金法第86条|第86条]](規約型企業年金の規約の失効) :[[確定給付企業年金法第87条|第87条]](終了時の掛金の1括拠出) :[[確定給付企業年金法第88条|第88条]](支給義務等の消滅) :[[確定給付企業年金法第88条の2|第88条の2]](清算中の基金の能力) :[[確定給付企業年金法第89条|第89条]](清算人等) :[[確定給付企業年金法第89条の2|第89条の2]](清算人の職務及び権限) :[[確定給付企業年金法第89条の3|第89条の3]](債権の申出の催告等) :[[確定給付企業年金法第89条の4|第89条の4]](期間経過後の債権の申出) :[[確定給付企業年金法第90条|第90条]](清算に係る報告の徴収等) :[[確定給付企業年金法第91条|第91条]](政令への委任) :[[確定給付企業年金法第91条の2|第91条の2]](中途脱退者に係る措置) :[[確定給付企業年金法第91条の3|第91条の3]](終了制度加入者等に係る措置) :[[確定給付企業年金法第91条の4|第91条の4]] :[[確定給付企業年金法第91条の5|第91条の5]] :[[確定給付企業年金法第91条の6|第91条の6]](裁定) :[[確定給付企業年金法第91条の7|第91条の7]](準用規定) :[[確定給付企業年金法第91条の8|第91条の8]](政令への委任) ==第10章 確定給付企業年金についての税制上の措置(第92条)== :[[確定給付企業年金法第92条|第92条]] ==第11章 雑則(第93条~第106条)== :[[確定給付企業年金法第93条|第93条]](業務の委託) :[[確定給付企業年金法第93条の2|第93条の2]](連合会の業務の特例) :[[確定給付企業年金法第93条の3|第93条の3]](区分経理) :[[確定給付企業年金法第93条の4|第93条の4]](厚生年金保険法 の適用) :[[確定給付企業年金法第94条|第94条]](福祉事業) :[[確定給付企業年金法第95条|第95条]](財務) :[[確定給付企業年金法第96条|第96条]](年金数理) :[[確定給付企業年金法第97条|第97条]](年金数理関係書類の年金数理人による確認) :[[確定給付企業年金法第98条|第98条]](書類等の提出) :[[確定給付企業年金法第99条|第99条]](届出) :[[確定給付企業年金法第100条|第100条]](報告書の提出) :[[確定給付企業年金法第101条|第101条]](報告の徴収等) :[[確定給付企業年金法第102条|第102条]](事業主等に対する監督) :[[確定給付企業年金法第103条|第103条]](期間の計算) :[[確定給付企業年金法第104条|第104条]](権限の委任) :[[確定給付企業年金法第105条|第105条]](実施規定) :[[確定給付企業年金法第106条|第106条]](経過措置) ==第12章 他の年金制度との間の移行等== ===第1節 確定給付企業年金と厚生年金基金との間の移行等(第107条~第116条)=== :[[確定給付企業年金法第107条|第107条]](実施事業所に係る給付の支給に関する権利義務の厚生年金基金への移転) :[[確定給付企業年金法第108条|第108条]](規約型企業年金から厚生年金基金への移行) :[[確定給付企業年金法第109条|第109条]](基金から厚生年金基金への移行) :[[確定給付企業年金法第110条|第110条]](移行等の際に厚生年金基金の加入員とならない者に係る厚生年金保険法 の適用) :[[確定給付企業年金法第110条の2|第110条の2]] :[[確定給付企業年金法第111条|第111条]](厚生年金基金から規約型企業年金への移行) :[[確定給付企業年金法第112条|第112条]](厚生年金基金から基金への移行) :[[確定給付企業年金法第113条|第113条]](解散厚生年金基金等からの責任準備金相当額の徴収等) :[[確定給付企業年金法第114条|第114条]](解散厚生年金基金等に係る責任準備金相当額の1部の物納) :[[確定給付企業年金法第115条|第115条]](移行後の厚生年金基金が支給する死亡を支給理由とする給付等の取扱い) :[[確定給付企業年金法第115条の2|第115条の2]](確定給付企業年金から厚生年金基金への脱退一時金相当額の移換) :[[確定給付企業年金法第115条の3|第115条の3]](厚生年金基金から確定給付企業年金への脱退一時金相当額の移換) :[[確定給付企業年金法第115条の4|第115条の4]](連合会から確定給付企業年金への積立金の移換) :[[確定給付企業年金法第115条の5|第115条の5]](連合会から厚生年金基金への積立金の移換) :[[確定給付企業年金法第116条|第116条]](政令への委任) ===第2節 確定給付企業年金から確定拠出年金への移行等(第117条~第117条の4)=== :[[確定給付企業年金法第117条|第117条]](確定拠出年金を実施する場合における手続等) :[[確定給付企業年金法第117条の2|第117条の2]](確定給付企業年金から確定拠出年金への脱退一時金相当額の移換) :[[確定給付企業年金法第117条の3|第117条の3]](連合会から確定拠出年金への積立金の移換) :[[確定給付企業年金法第117条の4|第117条の4]](政令への委任) ==第13章 罰則(第118条~第123条)== :[[確定給付企業年金法第118条|第118条]] :[[確定給付企業年金法第119条|第119条]] :[[確定給付企業年金法第120条|第120条]] :[[確定給付企業年金法第121条|第121条]] :[[確定給付企業年金法第122条|第122条]] :[[確定給付企業年金法第123条|第123条]] [[Category:コンメンタール|かくていきゆうふききようねんきんほう]]
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2010-04-10T03:25:45Z
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13,963
確定給付企業年金法施行令
法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法施行令(最終改正:平成二〇年一一月六日政令第三四四号)の逐条解説書。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "確定給付企業年金法施行令(最終改正:平成二〇年一一月六日政令第三四四号)の逐条解説書。", "title": "" } ]
法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法施行令(最終改正:平成二〇年一一月六日政令第三四四号)の逐条解説書。
[[法学]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行令]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行規則]] 確定給付企業年金法施行令(最終改正:平成二〇年一一月六日政令第三四四号)の逐条解説書。 {{Wikipedia|確定給付企業年金法施行令}} ==第1章 確定給付企業年金の開始(第1条~第20条)== :[[確定給付企業年金法施行令第1条|第1条]](複数の確定給付企業年金を実施できる場合) :[[確定給付企業年金法施行令第2条|第2条]](規約型企業年金の規約で定めるその他の事項) :[[確定給付企業年金法施行令第3条|第3条]](企業年金制度等) :[[確定給付企業年金法施行令第4条|第4条]](規約型企業年金の規約の承認の基準に関するその他の要件) :[[確定給付企業年金法施行令第5条|第5条]](基金の規約で定めるその他の事項) :[[確定給付企業年金法施行令第6条|第6条]](基金の設立に必要な被用者年金被保険者等の数) :[[確定給付企業年金法施行令第7条|第7条]](基金の設立認可に当たってのその他の要件) :[[確定給付企業年金法施行令第8条|第8条]](基金の設立の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第9条|第9条]](変更の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第10条|第10条]](公告の方法) :[[確定給付企業年金法施行令第11条|第11条]](代議員の任期) :[[確定給付企業年金法施行令第12条|第12条]](代議員会の招集) :[[確定給付企業年金法施行令第13条|第13条]](代議員会招集の手続) :[[確定給付企業年金法施行令第14条|第14条]](定足数) :[[確定給付企業年金法施行令第15条|第15条]](代議員会の議事等) :[[確定給付企業年金法施行令第16条|第16条]](代議員の除斥) :[[確定給付企業年金法施行令第17条|第17条]](代理) :[[確定給付企業年金法施行令第18条|第18条]](会議録) :[[確定給付企業年金法施行令第19条|第19条]](役員) :[[確定給付企業年金法施行令第20条|第20条]](加入者原簿の備付け) ==第2章 加入者(第21条~第22条)== :[[確定給付企業年金法施行令第21条|第21条]](再加入者の加入者期間の合算に関する基準) :[[確定給付企業年金法施行令第22条|第22条]](加入者期間に算入することができる加入者となる前の期間) ==第3章 給付(第23条~第34条)== :[[確定給付企業年金法施行令第23条|第23条]](給付の額の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第24条|第24条]](給付の額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行令第25条|第25条]](支給期間及び支払期月) :[[確定給付企業年金法施行令第26条|第26条]](未支給の給付) :[[確定給付企業年金法施行令第27条|第27条]](脱退一時金の支給要件及び失権) :[[確定給付企業年金法施行令第28条|第28条]](老齢給付金の支給を開始できる年齢) :[[確定給付企業年金法施行令第29条|第29条]](老齢給付金を一時金として支給する場合の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第30条|第30条]](老齢給付金の支給停止の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第31条|第31条]](障害等級) :[[確定給付企業年金法施行令第32条|第32条]](障害給付金の支給停止の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第33条|第33条]](遺族給付金の給付対象者) :[[確定給付企業年金法施行令第34条|第34条]](給付の制限) ==第4章 掛金(第35条~第36条)== :[[確定給付企業年金法施行令第35条|第35条]](加入者が掛金の1部を負担する場合の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第36条|第36条]](上場株式による掛金の納付) ==第5章 積立金の積立て及び運用(第37条~第48条)== :[[確定給付企業年金法施行令第37条|第37条]](過去の加入者期間に係る給付の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第38条|第38条]](事業主が締結する信託、生命保険及び生命共済の契約) :[[確定給付企業年金法施行令第39条|第39条]](事業主が締結する投資一任契約) :[[確定給付企業年金法施行令第40条|第40条]](基金が締結する信託の契約) :[[確定給付企業年金法施行令第41条|第41条]](基金が締結する生命保険及び生命共済の契約並びに投資一任契約) :[[確定給付企業年金法施行令第42条|第42条]](自家運用を行う基金の管理運用体制) :[[確定給付企業年金法施行令第43条|第43条]](基金の自家運用に関する契約の相手方) :[[確定給付企業年金法施行令第44条|第44条]](基金の積立金の運用) :[[確定給付企業年金法施行令第45条|第45条]](運用の基本方針) :[[確定給付企業年金法施行令第46条|第46条]](分散投資義務及び運用体制の整備) :[[確定給付企業年金法施行令第47条|第47条]](資産管理運用契約等に基づく権利の譲渡等の禁止) :[[確定給付企業年金法施行令第48条|第48条]](省令への委任) ==第6章 確定給付企業年金間の移行等(第49条~第54条)== :[[確定給付企業年金法施行令第49条|第49条]](実施事業所の1部について行う給付の支給に関する権利義務の移転) :[[確定給付企業年金法施行令第49条の2|第49条の2]](中途脱退者の加入者であった期間) :[[確定給付企業年金法施行令第50条|第50条]](実施事業所に係る給付の支給に関する権利義務の移転を申し出る際の手続等) :[[確定給付企業年金法施行令第50条の2|第50条の2]](脱退一時金相当額の移換の申出) :[[確定給付企業年金法施行令第50条の3|第50条の3]](脱退一時金相当額を移換した場合における加入者期間の取扱い) :[[確定給付企業年金法施行令第50条の4|第50条の4]](中途脱退者等への事業主等の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行令第51条|第51条]](規約型企業年金の統合又は分割があった場合の加入者期間の合算) :[[確定給付企業年金法施行令第52条|第52条]] :[[確定給付企業年金法施行令第53条|第53条]] :[[確定給付企業年金法施行令第54条|第54条]](合併又は分割の公告) ==第7章 確定給付企業年金の終了及び清算(第55条~第165条 )== :[[確定給付企業年金法施行令第55条|第55条]](清算人になることができない者) :[[確定給付企業年金法施行令第56条|第56条]](残余財産のうち分配を要しないもの) :[[確定給付企業年金法施行令第57条|第57条]](終了した確定給付企業年金の残余財産の分配) :[[確定給付企業年金法施行令第58条|第58条]](解散の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第59条|第59条]](清算人の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第60条|第60条]](財産の目録等の承認) :[[確定給付企業年金法施行令第61条|第61条]](給付の供託) :[[確定給付企業年金法施行令第62条|第62条]](残余財産の処分の制限) :[[確定給付企業年金法施行令第63条|第63条]](決算報告書の承認) :[[確定給付企業年金法施行令第64条|第64条]](解散等の公告の方法) :[[確定給付企業年金法施行令第65条|第65条]](地位の承継) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の2|第65条の2]](老齢給付金等の額の基準) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の3|第65条の3]](連合会が支給する遺族給付金等に関する読替え) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の4|第65条の4]](準用規定) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の5|第65条の5]](連合会への脱退一時金相当額の移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の6|第65条の6]](差別的取扱いの禁止) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の7|第65条の7]](中途脱退者への事業主等又は連合会の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行令第65条の8|第65条の8]] ==第8章 雑則(第66条~第72条)== :[[確定給付企業年金法施行令第66条|第66条]](事業主等が業務を委託する場合の要件) :[[確定給付企業年金法施行令第67条|第67条]](指定法人) :[[確定給付企業年金法施行令第68条|第68条]](会計の区分経理) :[[確定給付企業年金法施行令第69条|第69条]](事業年度) :[[確定給付企業年金法施行令第70条|第70条]](余裕金の運用) :[[確定給付企業年金法施行令第71条|第71条]](借入金の制限) :[[確定給付企業年金法施行令第72条|第72条]](権限の委任) ==第9章 他の年金制度との間の移行等(第73条~第94条)== :[[確定給付企業年金法施行令第73条|第73条]](準用規定) :[[確定給付企業年金法施行令第74条|第74条]](基金から厚生年金基金への移行の際の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第74条の2|第74条の2]](現価相当額の計算) :[[確定給付企業年金法施行令第75条|第75条]](確定給付企業年金への移行時に厚生年金基金が徴収する掛金の額) :[[確定給付企業年金法施行令第76条|第76条]](解散の認可があったものとみなされた場合の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第77条|第77条]](解散の認可があったものとみなされた場合の供託) :[[確定給付企業年金法施行令第78条|第78条]](厚生年金基金から基金への移行の際の公告) :[[確定給付企業年金法施行令第79条|第79条]](消滅した厚生年金基金の財産の目録等の承認) :[[確定給付企業年金法施行令第80条|第80条]](消滅した厚生年金基金の決算報告書の承認) :[[確定給付企業年金法施行令第81条|第81条]](厚生年金基金から基金への移行時に当該基金が徴収する掛金の額) :[[確定給付企業年金法施行令第82条|第82条]](物納の許可の申請等) :[[確定給付企業年金法施行令第83条|第83条]](共同物納をする場合における責任準備金相当額に充てる有価証券の価額) :[[確定給付企業年金法施行令第84条|第84条]](物納に充てることができる有価証券の種類) :[[確定給付企業年金法施行令第85条|第85条]](物納に充てることができる有価証券の単位) :[[確定給付企業年金法施行令第86条|第86条]](物納に充てる有価証券の移換) :[[確定給付企業年金法施行令第87条|第87条]](物納に係る有価証券の価額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行令第88条|第88条]](物納に係る有価証券の価額として算定した額を寄託したものとみなす日) :[[確定給付企業年金法施行令第88条の2|第88条の2]](積立金の移換の申出) :[[確定給付企業年金法施行令第88条の3|第88条の3]] :[[確定給付企業年金法施行令第89条|第89条]](確定拠出年金を実施する場合の積立金の移換) :[[確定給付企業年金法施行令第90条|第90条]](確定拠出年金を実施する場合の残余財産の移換) :[[確定給付企業年金法施行令第91条|第91条]](資産の移換をする場合の掛金の1括拠出) :[[確定給付企業年金法施行令第92条|第92条]](確定拠出年金への移行に伴う閉鎖型確定給付企業年金) :[[確定給付企業年金法施行令第93条|第93条]](中途脱退者等への事業主等又は厚生年金基金の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行令第94条|第94条]](連合会に行わせる事務) [[Category:コンメンタール|かくていきゆうふききようねんきんほうしこうれい]]
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2010-09-12T21:39:54Z
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13,964
確定給付企業年金法施行規則
法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法施行規則(最終改正:平成二二年二月二六日厚生労働省令第二〇号)の逐条解説書。
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法学>コンメンタール確定給付企業年金法>コンメンタール確定給付企業年金法施行令>コンメンタール確定給付企業年金法施行規則 確定給付企業年金法施行規則(最終改正:平成二二年二月二六日厚生労働省令第二〇号)の逐条解説書。
[[法学]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行令]]>[[コンメンタール確定給付企業年金法施行規則]] 確定給付企業年金法施行規則(最終改正:平成二二年二月二六日厚生労働省令第二〇号)の逐条解説書。 {{Wikipedia|確定給付企業年金法施行規則}} ==第1章 確定給付企業年金の開始(第1条~第21条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第1条|第1条]](複数の確定給付企業年金を実施できるその他の場合) :[[確定給付企業年金法施行規則第2条|第2条]](労働組合の同意を得た場合の添付書類) :[[確定給付企業年金法施行規則第3条|第3条]](過半数代表者) :[[確定給付企業年金法施行規則第4条|第4条]](規約の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第5条|第5条]](給付減額の理由) :[[確定給付企業年金法施行規則第6条|第6条]](給付減額の手続) :[[確定給付企業年金法施行規則第7条|第7条]](規約の軽微な変更等) :[[確定給付企業年金法施行規則第8条|第8条]](規約の変更の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第9条|第9条]](規約の軽微な変更の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第10条|第10条]](届出の必要のない規約の軽微な変更) :[[確定給付企業年金法施行規則第11条|第11条]](基金の設立の認可の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第12条|第12条]](基金の給付減額の理由) :[[確定給付企業年金法施行規則第13条|第13条]](基金の給付減額の手続) :[[確定給付企業年金法施行規則第14条|第14条]](基金の規約で定めるその他の事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第15条|第15条]](基金の規約の軽微な変更) :[[確定給付企業年金法施行規則第16条|第16条]](基金の規約の変更の認可の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第17条|第17条]](基金の規約の軽微な変更の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第18条|第18条]](届出の必要のない基金の規約の軽微な変更) :[[確定給付企業年金法施行規則第19条|第19条]](理事長の就任等の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第20条|第20条]](会議録の謄本等の添付) :[[確定給付企業年金法施行規則第21条|第21条]](加入者原簿) ==第2章 加入者等(第22条~第23条の3)== :[[確定給付企業年金法施行規則第22条|第22条]](基金の加入者の資格取得の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第23条|第23条]](基金の加入者の資格喪失の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第23条の2|第23条の2]](事業主が行う基金への氏名変更の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第23条の3|第23条の3]](受給権者の氏名変更の届出等) ==第3章 給付(第24条~第36条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第24条|第24条]](令第23条第2項 の厚生労働省令で定める要件) :[[確定給付企業年金法施行規則第24条の2|第24条の2]](令第23条第3項 の厚生労働省令で定める要件) :[[確定給付企業年金法施行規則第24条の3|第24条の3]](給付の現価相当額の計算方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第24条の4|第24条の4]](予想額の現価の計算方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第25条|第25条]](給付の額のその他の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第26条|第26条]](規約で定める数値の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第27条|第27条]](規約で定める数値のその他の算定基礎) :[[確定給付企業年金法施行規則第28条|第28条]](給付の額の再評価等の方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第29条|第29条]](給付の額の再評価等に用いる率) :[[確定給付企業年金法施行規則第30条|第30条]](老齢給付金について一時金を選択することができる特別の事情) :[[確定給付企業年金法施行規則第31条|第31条]](加入者又は加入者であった者の責めに帰すべき重大な理由) :[[確定給付企業年金法施行規則第32条|第32条]](給付を制限するその他の場合) :[[確定給付企業年金法施行規則第32条の2|第32条の2]](脱退一時金相当額等の移換に係る者に支給する給付) :[[確定給付企業年金法施行規則第32条の3|第32条の3]](脱退一時金相当額の支給の特例) :[[確定給付企業年金法施行規則第33条|第33条]](給付の裁定の請求) :[[確定給付企業年金法施行規則第34条|第34条]](未支給の給付の請求) :[[確定給付企業年金法施行規則第35条|第35条]] :[[確定給付企業年金法施行規則第36条|第36条]](給付に関する通知等) ==第4章 掛金(第37条~第52条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第37条|第37条]](加入者が掛金を負担する場合の同意) :[[確定給付企業年金法施行規則第38条|第38条]](掛金の額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第39条|第39条]](上場株式による掛金の納付) :[[確定給付企業年金法施行規則第40条|第40条]](納付する株式の価額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第41条|第41条]](既運用株式等の価額等の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第42条|第42条]](既運用株式等の株式数) :[[確定給付企業年金法施行規則第43条|第43条]](掛金の額の計算に用いる基礎率) :[[確定給付企業年金法施行規則第44条|第44条]](次回の財政再計算までに発生する積立不足の予想額) :[[確定給付企業年金法施行規則第45条|第45条]](掛金の額の計算に関する基準) :[[確定給付企業年金法施行規則第46条|第46条]](特別掛金額) :[[確定給付企業年金法施行規則第47条|第47条]](次回の財政再計算までに発生する積立不足の予想額の償却) :[[確定給付企業年金法施行規則第48条|第48条]](積立金の額の評価の方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第49条|第49条]](財政計算の計算基準日) :[[確定給付企業年金法施行規則第50条|第50条]](財政再計算を行う場合) :[[確定給付企業年金法施行規則第51条|第51条]](財政再計算の報告) :[[確定給付企業年金法施行規則第52条|第52条]](簡易な基準に基づく確定給付企業年金の掛金の額の算定) ==第5章 積立金の積立て及び運用== ===第1節 積立金の積立て(第53条~第66条)=== :[[確定給付企業年金法施行規則第53条|第53条]](責任準備金の額) :[[確定給付企業年金法施行規則第54条|第54条]](最低保全給付の計算方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第55条|第55条]](最低積立基準額) :[[確定給付企業年金法施行規則第56条|第56条]](責任準備金の額に照らして算定した額) :[[確定給付企業年金法施行規則第57条|第57条]](積立不足が生じたことによる財政再計算) :[[確定給付企業年金法施行規則第58条|第58条]](積立不足に伴い拠出すべき掛金の額) :[[確定給付企業年金法施行規則第59条|第59条]](積立不足に伴う掛金の拠出方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第60条|第60条]](積立上限額を超える場合の掛金の控除額) :[[確定給付企業年金法施行規則第61条|第61条]](掛金の控除の方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第62条|第62条]](積立上限額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第63条|第63条]](積立金の額の評価) :[[確定給付企業年金法施行規則第64条|第64条]](積立金の額が給付に関する事業に要する費用に不足する場合の取扱い) :[[確定給付企業年金法施行規則第65条|第65条]](簡易な基準に基づく確定給付企業年金の最低積立基準額) :[[確定給付企業年金法施行規則第66条|第66条]](簡易な基準に基づく確定給付企業年金の積立上限額) ===第2節 積立金の運用(第67条~第85条)=== :[[確定給付企業年金法施行規則第67条|第67条]](事業主等に報告する書類) :[[確定給付企業年金法施行規則第68条|第68条]](事業主が信託の契約において定めるべき事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第69条|第69条]](事業主から保険料として受け入れる配当金等の額) :[[確定給付企業年金法施行規則第70条|第70条]](事業主が生命保険又は生命共済の契約において定めるべき事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第71条|第71条]](基金が信託の契約において定めるべき事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第72条|第72条]](基金の保険又は共済の契約) :[[確定給付企業年金法施行規則第73条|第73条]](基金の生命保険又は生命共済の契約の際に定めるべき事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第74条|第74条]](自家運用を開始するときの届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第75条|第75条]](投資証券等を発行する投資法人等) :[[確定給付企業年金法施行規則第76条|第76条]](運用の対象となる有価証券) :[[確定給付企業年金法施行規則第77条|第77条]](有価証券の貸付け) :[[確定給付企業年金法施行規則第78条|第78条]](債券オプション) :[[確定給付企業年金法施行規則第79条|第79条]](先物外国為替の取引から除かれる取引) :[[確定給付企業年金法施行規則第80条|第80条]](有価証券指標等の変動と一致させる運用) :[[確定給付企業年金法施行規則第81条|第81条]](先物及びオプションによる運用) :[[確定給付企業年金法施行規則第82条|第82条]](基本方針を定めることを要しない規約型企業年金の要件) :[[確定給付企業年金法施行規則第83条|第83条]](運用の基本方針に定めるべき事項) :[[確定給付企業年金法施行規則第84条|第84条]](年金給付等積立金の運用) :[[確定給付企業年金法施行規則第85条|第85条]](退職年金等積立金に対する法人税の算定に係る事項等の通知) ==第6章 行為準則(第86条~第87条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第86条|第86条]](事業主の禁止行為) :[[確定給付企業年金法施行規則第87条|第87条]](業務概況の周知) ==第7章 確定給付企業年金間の移行等(第87条の2~第96条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第87条の2|第87条の2]](確定給付企業年金の分割時に移換する積立金の額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第88条|第88条]](実施事業所の減少に係る掛金の1括拠出) :[[確定給付企業年金法施行規則第89条|第89条]](実施事業所の一部に係る事業に主として従事していた者) :[[確定給付企業年金法施行規則第89条の2|第89条の2]] :[[確定給付企業年金法施行規則第89条の3|第89条の3]](脱退一時金相当額の他の確定給付企業年金への移換の申出) :[[確定給付企業年金法施行規則第89条の4|第89条の4]] :[[確定給付企業年金法施行規則第89条の5|第89条の5]](中途脱退者等への事業主等の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行規則第89条の6|第89条の6]](脱退一時金相当額の移換を受けた旨の通知) :[[確定給付企業年金法施行規則第90条|第90条]](規約型企業年金の統合の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第91条|第91条]](規約型企業年金の分割の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第92条|第92条]](基金の合併の認可の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第93条|第93条]](基金の分割の認可等の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第94条|第94条]](他の確定給付企業年金への権利義務の移転の申出の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第95条|第95条]](規約型企業年金から基金への移行の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第96条|第96条]](基金から規約型企業年金への移行の申請) ==第8章 確定給付企業年金の終了及び清算(第97条~第104条の9)== :[[確定給付企業年金法施行規則第97条|第97条]](規約型企業年金の終了の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第98条|第98条]](基金の解散の認可の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第98条の2|第98条の2]](終了時の掛金の1括拠出) :[[確定給付企業年金法施行規則第99条|第99条]](最低積立基準額を上回る残余財産の分配方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第100条|第100条]](財産目録等の提出) :[[確定給付企業年金法施行規則第101条|第101条]](給付の供託) :[[確定給付企業年金法施行規則第102条|第102条]](清算人の就任等の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第103条|第103条]](決算報告書の承認の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条|第104条]](地位の承継の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の2|第104条の2]](給付金の額の算定に関する基準) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の3|第104条の3]](脱退一時金相当額の連合会への移換の申出) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の4|第104条の4]](中途脱退者への事業主等又は連合会の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の5|第104条の5]](老齢給付金又は遺族給付金の支給等の通知等) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の6|第104条の6]](残余財産の移換の申出) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の7|第104条の7]](障害給付金又は遺族給付金の裁定の請求) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の8|第104条の8]](準用規定) :[[確定給付企業年金法施行規則第104条の9|第104条の9]](法の規定により連合会の業務が行われる場合における厚生年金基金規則 の適用) ==第9章 指定法人(第105条~第109条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第105条|第105条]](指定の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第106条|第106条]](変更の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第107条|第107条]](受託業務規程) :[[確定給付企業年金法施行規則第108条|第108条]](事業計画書等) :[[確定給付企業年金法施行規則第109条|第109条]](帳簿) ==第10章 雑則(第110条~第122条の2)== :[[確定給付企業年金法施行規則第110条|第110条]](経理の原則) :[[確定給付企業年金法施行規則第111条|第111条]](年金経理から業務経理への繰入れ) :[[確定給付企業年金法施行規則第112条|第112条]](剰余金の処分等) :[[確定給付企業年金法施行規則第113条|第113条]](事業年度を一年としないことができる場合) :[[確定給付企業年金法施行規則第114条|第114条]](余裕金の運用) :[[確定給付企業年金法施行規則第115条|第115条]](借入金の承認) :[[確定給付企業年金法施行規則第116条|第116条]](年金数理に関する業務に係る書類) :[[確定給付企業年金法施行規則第117条|第117条]](事業及び決算に関する報告書) :[[確定給付企業年金法施行規則第118条|第118条]](死亡の届出) :[[確定給付企業年金法施行規則第119条|第119条]](立入検査等の場合の証票) :[[確定給付企業年金法施行規則第120条|第120条]](地方厚生局長等の経由) :[[確定給付企業年金法施行規則第121条|第121条]](権限の委任) :[[確定給付企業年金法施行規則第122条|第122条]](管轄地方厚生局長等) :[[確定給付企業年金法施行規則第122条の2|第122条の2]](日本年金機構への事務の委託) ==第11章 他の年金制度との間の移行等(第123条~第143条)== :[[確定給付企業年金法施行規則第123条|第123条]](厚生年金基金への権利義務の移転の申出の申請等) :[[確定給付企業年金法施行規則第124条|第124条]](規約型企業年金から厚生年金基金への移行の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第125条|第125条]](基金から厚生年金基金への移行の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第125条の2|第125条の2]](厚生年金基金から確定給付企業年金への権利義務の移転の申出の申請等) :[[確定給付企業年金法施行規則第125条の3|第125条の3]](厚生年金基金から確定給付企業年金への権利義務の移転に伴う事務の引継ぎ) :[[確定給付企業年金法施行規則第126条|第126条]](厚生年金基金から規約型企業年金への移行の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第127条|第127条]](厚生年金基金から規約型企業年金への移行に伴う事務の引継ぎ等) :[[確定給付企業年金法施行規則第128条|第128条]](厚生年金基金から基金への移行の申請) :[[確定給付企業年金法施行規則第129条|第129条]](厚生年金基金から基金への移行に伴う事務の引継ぎ等) :[[確定給付企業年金法施行規則第130条|第130条]](消滅した厚生年金基金の財産目録等の提出) :[[確定給付企業年金法施行規則第131条|第131条]](物納の許可の申請等) :[[確定給付企業年金法施行規則第132条|第132条]](令第84条 に規定する厚生労働省令で定める有価証券) :[[確定給付企業年金法施行規則第132条の2|第132条の2]](物納に充てることができる有価証券の運用に係る有価証券指標) :[[確定給付企業年金法施行規則第133条|第133条]](物納に充てることができる有価証券の要件) :[[確定給付企業年金法施行規則第134条|第134条]](物納に係る有価証券の価額の算定方法) :[[確定給付企業年金法施行規則第135条|第135条]](脱退一時金相当額の厚生年金基金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第136条|第136条]](厚生年金基金脱退一時金相当額の確定給付企業年金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第137条|第137条]](脱退一時金相当額の確定拠出年金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第138条|第138条]](積立金の確定給付企業年金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第139条|第139条]](積立金の厚生年金基金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第140条|第140条]](積立金の確定拠出年金への移換の申出等) :[[確定給付企業年金法施行規則第141条|第141条]] :[[確定給付企業年金法施行規則第142条|第142条]](中途脱退者等への事業主等又は厚生年金基金の説明義務) :[[確定給付企業年金法施行規則第143条|第143条]](連合会から移換する積立金の額) [[Category:コンメンタール|かくていきゆうふききようねんきんほうしこうきそく]]
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2019-10-21T08:09:39Z
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13,965
健康保険法施行規則第65条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (第三者の行為による被害の届出)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(第三者の行為による被害の届出)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第64条|前]])([[健康保険法施行規則第66条|次]]) ==条文== (第三者の行為による被害の届出) ;第65条   :療養の給付に係る事由又は入院時食事療養費、入院時生活療養費若しくは保険外併用療養費の支給に係る事由が第三者の行為によって生じたものであるときは、被保険者は、遅滞なく、次に掲げる事項を記載した届書を保険者に提出しなければならない。 :一  届出に係る事実 :二  第三者の氏名及び住所又は居所(氏名又は住所若しくは居所が明らかでないときは、その旨) :三  被害の状況 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|65]]
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2010-04-10T03:36:42Z
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13,966
健康保険法施行規則第89条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) 第八十九条 1 法第百八条第三項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき障害厚生年金の額(当該障害厚生年金と同一の支給事由に基づき障害基礎年金の支給を受けることができるときは、当該障害厚生年金の額と当該障害基礎年金の額との合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。 2 法第百八条第五項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき老齢退職年金給付の額(当該老齢退職年金給付が二以上あるときは、当該二以上の老齢退職年金給付の額の合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "第八十九条", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1 法第百八条第三項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき障害厚生年金の額(当該障害厚生年金と同一の支給事由に基づき障害基礎年金の支給を受けることができるときは、当該障害厚生年金の額と当該障害基礎年金の額との合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "2 法第百八条第五項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき老齢退職年金給付の額(当該老齢退職年金給付が二以上あるときは、当該二以上の老齢退職年金給付の額の合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第88条|前]])([[健康保険法施行規則第90条|次]]) ==条文== 第八十九条 1 法第百八条第三項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき障害厚生年金の額(当該障害厚生年金と同一の支給事由に基づき障害基礎年金の支給を受けることができるときは、当該障害厚生年金の額と当該障害基礎年金の額との合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。 2 法第百八条第五項ただし書の厚生労働省令で定めるところにより算定した額は、同項に規定する者の受けるべき老齢退職年金給付の額(当該老齢退職年金給付が二以上あるときは、当該二以上の老齢退職年金給付の額の合算額)を三百六十で除して得た額(その額に一円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。 ==解説== *法第108条(傷病手当金又は出産手当金と報酬等との調整) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|89]]
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2019-04-05T01:37:35Z
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13,967
健康保険法施行規則第80条
法学>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (移送費の額)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(移送費の額)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "判例" } ]
法学>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[法学]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第79条|前]])([[健康保険法施行規則第81条|次]]) ==条文== (移送費の額) ;第80条   :[[健康保険法第97条|法第97条]]第1項 の厚生労働省令で定めるところにより算定した金額は、最も経済的な通常の経路及び方法により移送された場合の費用により算定した金額とする。ただし、現に移送に要した費用の金額を超えることができない。 ==解説== *法第97条 ==参照条文== ==判例== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|080]]
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2010-04-10T03:48:21Z
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13,968
健康保険法施行規則第109条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (高額療養費の支給の申請)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(高額療養費の支給の申請)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第108条|前]])([[健康保険法施行規則第109条の2|次]]) ==条文== (高額療養費の支給の申請) ;第109条   #[[健康保険法第105条|法第105条]] の規定により高額療養費の支給を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した申請書を保険者に提出しなければならない。 #:一  被保険者証の記号及び番号 #:二  同一の月にそれぞれ一の病院、診療所、薬局その他の者から受けた療養(七十歳に達する日の属する月以前の療養に係るものにあっては、[[健康保険法施行令第41条|令第41条]]第1項第一号 イからヘまでに掲げる額が二万千円([[健康保険法施行令第42条|令第42条]]第5項 に規定する七十五歳到達時特例対象療養に係るものにあっては、一万五百円)以上であるものに限る。)について、それぞれ次に掲げる事項 #::イ その療養を受けた者の氏名及び生年月日 #::ロ その療養を受けた病院、診療所、薬局その他の者の名称及び所在地 #::ハ 傷病名 #::ニ 療養期間 #::ホ その療養につき支払った令第41条第一項第一号 イからヘまでに掲げる額 #::ヘ その療養が令第41条第一項第二号 に規定する特定給付対象療養であるときは、その旨及び同項 に規定する費用として支払った額 #:三  支給を受けようとする高額療養費に係る療養があった月以前の十二月間に受けた療養について、その者の保険者より令第41条第一項 から第四項 までの規定による高額療養費の支給を既に三月以上受けたときは、その旨及びその高額療養費に係る療養があった年月 #高額療養費に係る療養が令第41条第1項第二号 に規定する特定給付対象療養であるときは、被保険者は、前項の申請書に同項第二号ヘに掲げる額に関する証拠書類を添付しなければならない。 #高額療養費に係る療養が令第42条第1項第三号 又は第三項第三号 若しくは第四号 のいずれかに該当するときは、被保険者は、第一項の申請書にその旨を証する書類を添付しなければならない。 ==解説== *法第105条(資格喪失後の死亡に関する給付) *令第41条(高額療養費の支給要件及び支給額) *令第42条(高額療養費算定基準額) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|109]]
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2010-04-10T03:57:43Z
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13,969
健康保険法施行規則第68条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (法第88条第1項 の厚生労働省令で定める者)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(法第88条第1項 の厚生労働省令で定める者)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第67条|前]])([[健康保険法施行規則第69条|次]]) ==条文== ([[健康保険法第88条|法第88条]]第1項 の厚生労働省令で定める者) ;第68条   :法第88条第1項 の厚生労働省令で定める者は、保健師、助産師、准看護師、理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士とする。 ==解説== *法第88条(訪問看護療養費) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|68]]
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2010-04-10T04:06:21Z
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13,970
健康保険法施行規則第103条の2
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (限度額適用認定の申請等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(限度額適用認定の申請等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第103条|前]])([[健康保険法施行規則第104条|次]]) ==条文== (限度額適用認定の申請等) ;第103条の2   #[[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第一号 イ又はロの規定による保険者の認定(以下この条において「認定」という。)を受けようとするときは、被保険者は、次に掲げる事項を記載した申請書を、保険者に提出しなければならない。 #:一  被保険者証の記号及び番号 #:二  認定を受けようとする者の氏名及び生年月日 #保険者は、前項の申請に基づき認定を行ったときは、様式第十三号の二による限度額適用認定証を有効期限を定めて交付しなければならない。 #限度額適用認定証の交付を受けた被保険者は、次の各号のいずれかに該当するに至ったときは、遅滞なく、限度額適用認定証を保険者に返納しなければならない。 #:一  被保険者の資格を喪失したとき。 #:二  保険者に変更があったとき。 #:三  被扶養者がその要件を欠くに至ったとき。 #:四  令第四十三条第一項第一号 イに掲げる場合に該当している旨の認定を受けている被保険者が同号 イに掲げる場合に該当しなくなったとき又は同号 ロに掲げる場合に該当している旨の認定を受けている被保険者が同号 ロに掲げる場合に該当しなくなったとき。 #:五  限度額適用認定証の有効期限に至ったとき。 #被保険者は、限度額適用認定証の交付その他の手続を事業主を経由して行おうとするときは、事業主及び保険者に対し、その旨の意思を表示しなければならない。 #認定を受けた者は、保険医療機関等から療養(令第四十三条第一項第一号 に掲げる入院療養等に限る。)を受けようとするときは、被保険者証に添えて、限度額適用認定証を当該保険医療機関等に提出しなければならない。ただし、やむを得ない理由があるときは、この限りでない。 #前項ただし書の場合においては、その理由がなくなったときは、遅滞なく、限度額適用認定証を当該保険医療機関等に提出しなければならない。 #第四十七条第三項及び第四項、第四十八条から第五十条まで並びに第五十一条第三項から第五項までの規定は、限度額適用認定証について準用する。この場合において、これらの規定(第五十条第五項を除く。)中「任意継続被保険者」とあるのは「任意継続被保険者又は第百三条の二第四項の意思を表示しない者」と、第五十条第二項中「被保険者に」とあるのは「被保険者(第百三条の二第四項の意思を表示しない者を除く。)に」と、同条第三項中「被保険者は」とあるのは「被保険者(第百三条の二第四項の意思を表示しない者を除く。)は」と、同条第五項中「任意継続被保険者」とあるのは「任意継続被保険者若しくは第百三条の二第四項の意思を表示しない者」と読み替えるものとする。 ==解説== *令第43条(その他高額療養費の支給に関する事項) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|103の2]]
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2010-04-10T04:13:52Z
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13,971
健康保険法施行規則第58条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (食事療養標準負担額の減額の対象者)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(食事療養標準負担額の減額の対象者)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第57条|前]])([[健康保険法施行規則第59条|次]]) ==条文== (食事療養標準負担額の減額の対象者) ;第58条   :[[健康保険法第85条|法第85条]]第2項 の厚生労働省令で定める者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。 :一  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第一号 ハの規定の適用を受ける者 :二  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第二号 ハの規定の適用を受ける者 :三  [[健康保険法施行令第43条|令第43条]]第1項第二号 ニの規定の適用を受ける者 ==解説== *法第85条(入院時食事療養費) *令第43条(その他高額療養費の支給に関する事項) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|58]]
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2010-04-10T04:19:18Z
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13,972
健康保険法施行規則第52条
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次) (高齢受給者証の交付等)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(高齢受給者証の交付等)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール健康保険法施行規則(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール健康保険法施行規則]]([[健康保険法施行規則第51条|前]])([[健康保険法施行規則第53条|次]]) ==条文== (高齢受給者証の交付等) ;第52条   #保険者は、被保険者が[[健康保険法第74条|法第74条]]第1項第二号 若しくは第三号 の規定の適用を受けるとき、又はその被扶養者が法第百十条第二項第一号 ハ若しくはニの規定の適用を受けるときは、当該被保険者に様式第十号による高齢受給者証を有効期限を定めて交付しなければならない。ただし、被保険者証に一部負担金の割合又は百分の百から法第百十条第二項第一号 ハ若しくはニに定める割合を控除して得た割合及び高齢受給者証を兼ねる旨を明記した場合は、この限りでない。 #前項の被保険者が次の各号のいずれかに該当したときは、事業主は、遅滞なく、高齢受給者証を回収して、これを保険者に返納しなければならない。この場合(被保険者が任意継続被保険者である場合を除く。)において、協会の管掌する健康保険の被保険者が第一号から第三号までのいずれかに該当したときは、厚生労働大臣を経由して行うものとする。 #:一  被保険者の資格を喪失したとき。 #:二  保険者に変更があったとき。 #:三  法第百十条第二項第一号 ハ又はニの規定の適用を受ける被扶養者に異動があったとき。 #:四  高齢受給者証に記載されている一部負担金の割合が変更されるとき。 #:五  高齢受給者証の有効期限に至ったとき。 #前項の場合において、被保険者が任意継続被保険者であるときは、当該被保険者は、五日以内に、これを保険者に返納しなければならない。 #第四十七条第三項及び第四項、第四十八条から第五十条まで並びに前条第三項から第五項までの規定は、高齢受給者証について準用する。 ==解説== *法第74条(一部負担金) ==参照条文== {{stub}} [[category:健康保険法施行規則|52]]
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2010-04-10T04:24:16Z
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13,973
国民健康保険法第3条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (保険者)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第2条|前]])([[国民健康保険法第4条|次]]) ==条文== (保険者) ;第3条   #市町村及び特別区は、この法律の定めるところにより、国民健康保険を行うものとする。 #国民健康保険組合は、この法律の定めるところにより、国民健康保険を行うことができる。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:国民健康保険法|003]]
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2010-04-10T04:32:57Z
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13,974
国民健康保険法第4条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (国及び都道府県の義務)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第3条|前]])([[国民健康保険法第5条|次]]) ==条文== (国及び都道府県の義務) ;第4条   #国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない。 #都道府県は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるように、必要な指導をしなければならない。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:国民健康保険法|004]]
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2010-04-10T04:33:46Z
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13,975
国民健康保険法第5条
コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (被保険者)
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コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第4条|前]])([[国民健康保険法第6条|次]]) ==条文== (被保険者) ;第5条   :市町村又は特別区(以下単に「市町村」という。)の区域内に住所を有する者は、当該市町村が行う国民健康保険の被保険者とする。 ==解説== ==参照条文== *[[国民健康保険法第116条]](修学中の被保険者の特例) ==判例== *[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52363&hanreiKbn=02 損害賠償請求事件](最高裁判例 平成16年01月15日[[国民健康保険法第7条]],出入国管理及び難民認定法第(平成11年法第律第135号による改正前のもの)24条,[[出入国管理及び難民認定法第2条の2,[[出入国管理及び難民認定法第20条]] {{stub}} [[category:国民健康保険法|005]]
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2012-07-21T02:01:30Z
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13,976
国民健康保険法第6条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (適用除外)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(適用除外)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "参照条文" } ]
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第5条|前]])([[国民健康保険法第7条|次]]) ==条文== (適用除外) ;第6条   :前条の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する者は、市町村が行う国民健康保険の被保険者としない。 :一  健康保険法 (大正十一年法律第七十号)の規定による被保険者。ただし、[[健康保険法第3条|同法第3条]]第2項 の規定による日雇特例被保険者を除く。 :二  船員保険法 (昭和十四年法律第七十三号)の規定による被保険者 :三  国家公務員共済組合法 (昭和三十三年法律第百二十八号)又は地方公務員等共済組合法 (昭和三十七年法律第百五十二号)に基づく共済組合の組合員 :四  私立学校教職員共済法 (昭和二十八年法律第二百四十五号)の規定による私立学校教職員共済制度の加入者 :五  健康保険法 の規定による被扶養者。ただし、同法第3条第2項 の規定による日雇特例被保険者の同法 の規定による被扶養者を除く。 :六  船員保険法 、国家公務員共済組合法 (他の法律において準用する場合を含む。)又は地方公務員等共済組合法 の規定による被扶養者。ただし、高齢者の医療の確保に関する法律 (昭和五十七年法律第八十号)の規定による被保険者の被扶養者を除く。 :七  [[健康保険法第126条]] の規定により日雇特例被保険者手帳の交付を受け、その手帳に健康保険印紙をはり付けるべき余白がなくなるに至るまでの間にある者及び同法 の規定によるその者の被扶養者。ただし、同法第3条第2項 ただし書の規定による承認を受けて同項 の規定による日雇特例被保険者とならない期間内にある者及び同法第百二十六条第三項 の規定により当該日雇特例被保険者手帳を返納した者並びに同法 の規定によるその者の被扶養者を除く。 :八  高齢者の医療の確保に関する法律 の規定による被保険者 :九  生活保護法 (昭和二十五年法律第百四十四号)による保護を受けている世帯(その保護を停止されている世帯を除く。)に属する者 :十  国民健康保険組合の被保険者 :十一  その他特別の理由がある者で厚生労働省令で定めるもの ==解説== *同法第3条(定義) *健康保険法第126条(日雇特例被保険者手帳) ==参照条文== *[[国民健康保険法第19条]](被保険者) {{stub}} [[category:国民健康保険法|006]]
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2010-04-10T04:54:49Z
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13,978
国民健康保険法第7条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (資格取得の時期)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第6条|前]])([[国民健康保険法第8条|次]]) ==条文== (資格取得の時期) ;第7条   :市町村が行う国民健康保険の被保険者は、当該市町村の区域内に住所を有するに至つた日又は前条各号のいずれにも該当しなくなつた日から、その資格を取得する。 ==解説== ==参照条文== ==判例== *[http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=52363&hanreiKbn=02 損害賠償請求事件](最高裁判例 平成16年01月15日)[[国民健康保険法第5条]],出入国管理及び難民認定法第(平成11年法第律第135号による改正前のもの)24条,出入国管理及び難民認定法第2条の2,[[出入国管理及び難民認定法第20条]] {{stub}} [[category:国民健康保険法|007]]
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13,979
国民健康保険法第9条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (届出等)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第8条|前]])([[国民健康保険法第10条|次]]) ==条文== (届出等) ;第9条   #被保険者の属する世帯の世帯主(以下単に「世帯主」という。)は、厚生労働省令の定めるところにより、その世帯に属する被保険者の資格の取得及び喪失に関する事項その他必要な事項を市町村に届け出なければならない。 #世帯主は、市町村に対し、その世帯に属するすべての被保険者に係る被保険者証の交付を求めることができる。 #市町村は、保険料(地方税法 (昭和二十五年法律第二百二十六号)の規定による国民健康保険税を含む。以下この項、第七項、第六十三条の二、附則第七条第一項第三号並びに附則第二十一条第三項第三号及び第四項第三号において同じ。)を滞納している世帯主(その世帯に属するすべての被保険者が原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律 (平成六年法律第百十七号)による一般疾病医療費の支給その他厚生労働省令で定める医療に関する給付(第六項及び第八項において「原爆一般疾病医療費の支給等」という。)を受けることができる世帯主を除く。)が、当該保険料の納期限から厚生労働省令で定める期間が経過するまでの間に当該保険料を納付しない場合においては、当該保険料の滞納につき災害その他の政令で定める特別の事情があると認められる場合を除き、厚生労働省令で定めるところにより、当該世帯主に対し被保険者証の返還を求めるものとする。 #市町村は、前項に規定する厚生労働省令で定める期間が経過しない場合においても、同項に規定する世帯主に対し被保険者証の返還を求めることができる。ただし、同項に規定する政令で定める特別の事情があると認められるときは、この限りでない。 #前二項の規定により被保険者証の返還を求められた世帯主は、市町村に当該被保険者証を返還しなければならない。 #前項の規定により世帯主が被保険者証を返還したときは、市町村は、当該世帯主に対し、その世帯に属する被保険者(原爆一般疾病医療費の支給等を受けることができる者及び十五歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある者を除く。)に係る被保険者資格証明書(その世帯に属する被保険者の一部が原爆一般疾病医療費の支給等を受けることができる者又は十五歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある者であるときは当該被保険者資格証明書及びそれらの者に係る被保険者証(十五歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある者(原爆一般疾病医療費の支給等を受けることができる者を除く。)にあつては、有効期間を六月とする被保険者証。以下この項において同じ。)、その世帯に属するすべての被保険者が原爆一般疾病医療費の支給等を受けることができる者又は十五歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある者であるときはそれらの者に係る被保険者証)を交付する。 #市町村は、被保険者資格証明書の交付を受けている世帯主が滞納している保険料を完納したとき又はその者に係る滞納額の著しい減少、災害その他の政令で定める特別の事情があると認めるときは、当該世帯主に対し、その世帯に属するすべての被保険者に係る被保険者証を交付する。 #世帯主が被保険者資格証明書の交付を受けている場合において、その世帯に属する被保険者が原爆一般疾病医療費の支給等を受けることができる者となつたときは、市町村は、当該世帯主に対し、当該被保険者に係る被保険者証を交付する。 #世帯主は、その世帯に属するすべての被保険者がその資格を喪失したときは、厚生労働省令の定めるところにより、速やかに、市町村にその旨を届け出るとともに、被保険者証又は被保険者資格証明書を返還しなければならない。 #市町村は、被保険者証及び被保険者資格証明書の有効期間を定めることができる。この場合において、この法律の規定による保険料(地方税法 の規定による国民健康保険税を含む。)を滞納している世帯主(第三項の規定により市町村が被保険者証の返還を求めるものとされる者を除く。)、国民年金法 (昭和三十四年法律第百四十一号)の規定による保険料を滞納している世帯主(同法第八十八条第二項 の規定により保険料を納付する義務を負う者を含み、厚生労働大臣が厚生労働省令で定める要件に該当するものと認め、その旨を市町村に通知した者に限る。)その他厚生労働省令で定める者の被保険者証については、特別の有効期間を定めることができる。 #市町村は、前項の規定により被保険者証又は被保険者資格証明書の有効期間を定める場合(被保険者証につき特別の有効期間を定める場合を含む。)には、同一の世帯に属するすべての被保険者(厚生労働省令で定める者を除く。)について同一の有効期間を定めなければならない。 #第十項の規定による厚生労働大臣の通知の権限に係る事務は、日本年金機構に行わせるものとする。 #国民年金法第百九条の四第三項 、第四項、第六項及び第七項の規定は、前項の通知の権限について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 #住民基本台帳法 (昭和四十二年法律第八十一号)第二十二条 から第二十四条 まで又は第二十五条 の規定による届出があつたとき(当該届出に係る書面に同法第二十八条 の規定による付記がされたときに限る。)は、その届出と同一の事由に基づく第一項又は第九項の規定による届出があつたものとみなす。 #前各項に規定するもののほか、被保険者に関する届出並びに被保険者証及び被保険者資格証明書に関して必要な事項は、厚生労働省令で定める。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:国民健康保険法|009]]
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国民健康保険法第10条
コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次) (特別会計)
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コンメンタール>コンメンタール国民健康保険法(前)(次)
[[コンメンタール]]>[[コンメンタール国民健康保険法]]([[国民健康保険法第9条|前]])([[国民健康保険法第11条|次]]) ==条文== (特別会計) ;第10条   :市町村は、国民健康保険に関する収入及び支出について、政令の定めるところにより、特別会計を設けなければならない。 ==解説== ==参照条文== {{stub}} [[category:国民健康保険法|010]]
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