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中学受験参考書/中学校別対策/東海中
メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/東海中 東海中は愛知県名古屋市にある男子中高一貫校。 1888年、浄土宗学愛知支校として開校した。 平面図形においては、骨のある高難度問題が出題されることがある。 東海中オフィシャルサイト
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メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/東海中 東海中は愛知県名古屋市にある男子中高一貫校。 沿革 1888年、浄土宗学愛知支校として開校した。 特徴
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|中学受験参考書|中学受験参考書/中学校別対策}} '''東海中'''は愛知県名古屋市にある男子中高一貫校。 *沿革 1888年、浄土宗学愛知支校として開校した。 *特徴 == 算数 == 平面図形においては、骨のある高難度問題が出題されることがある。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == {{Substub}} == 関連ページ == [https://www.tokai-jh.ed.jp/index.html 東海中オフィシャルサイト] [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/とうかいちゆう}}
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JavaScript/イベント処理
Webページにおいて、ユーザの操作に対して適切な処理を行うことが重要です。そのためにJavaScriptでは、イベント処理という仕組みが用意されています。 イベント処理とは、ユーザがマウスをクリックしたり、キーボードを入力したりするなどの操作が発生した際に、それに応じた処理を実行することです。例えば、ボタンをクリックした際に別の画像を表示する、入力フォームに文字が入力された際にその内容を表示する、といった処理がイベント処理によって実現されます。 この章では、JavaScriptを使ってイベント処理を実装する方法について解説します。具体的には、イベントの種類や発生させる方法、イベントハンドラの書き方、イベントオブジェクトの扱い方などについて説明します。 JavaScriptにおけるイベント処理の基礎を理解し、Webページのインタラクティブ性を高めるためのスキルを身に付けましょう。 [イベントの概念と種類について説明する。] イベントとは、Webページ上でのユーザーの操作やブラウザの動作など、さまざまな出来事を指します。例えば、ボタンをクリックする、マウスを動かす、ページが読み込まれる、などです。JavaScriptを使うことで、これらのイベントに対して処理を行うことができます。 イベントは種類が多く、それぞれに固有の情報を持っています。例えば、クリックされた座標や、キー入力された文字などです。これらの情報を利用して、イベントに対して適切な処理を行うことができます。 [イベントを発生させる方法には、HTML要素に直接イベントを設定する方法や、JavaScriptからイベントを発生させる方法などがある。それぞれの方法について説明する。] イベントを発生させる方法には、HTML要素に直接イベントを設定する方法や、JavaScriptからイベントを発生させる方法などがあります。 HTML要素に直接イベントを設定する方法は、以下のように記述します。 これは、ボタンがクリックされたときに"Hello World!"というメッセージを表示する例です。 JavaScriptからイベントを発生させる場合は、以下のように記述します。 これは、ボタンがクリックされたときに"Hello World!"というメッセージを表示する例です。querySelectorメソッドを使ってボタン要素を取得し、addEventListenerメソッドでクリックイベントを登録しています。 [イベントハンドラとは、イベントが発生した際に実行される関数のことである。イベントハンドラの書き方や設定方法について解説する。] イベントハンドラとは、イベントが発生した際に実行される関数のことです。イベントハンドラは、以下のように書くことができます。 この例では、clickイベントが発生したときに実行される無名関数を定義しています。この無名関数には、クリックされたときに実行したい処理を記述します。 [イベントが発生した際には、イベントに関する情報を持ったオブジェクトが生成される。このオブジェクトについて説明し、どのように扱うかを解説する。] JavaScriptでイベントが発生すると、イベントオブジェクトが生成されます。このオブジェクトには、発生したイベントに関する情報が含まれます。例えば、クリックされたマウスの座標や、キーイベントの場合は押されたキーの種類などが含まれます。 以下は、マウスクリックイベントで生成されるイベントオブジェクトの例です。 イベントオブジェクトは、イベントが発生した要素によって異なるプロパティを持ちます。例えば、マウスクリックイベントの場合は、上記の例のようにclientXとclientYプロパティがあります。詳しいプロパティについては、公式ドキュメントを参照してください。 [イベントは親要素から子要素に伝播する。この伝播について詳しく説明し、伝播を停止する方法について解説する。] イベントは、親要素から子要素に伝播します。つまり、例えばボタン要素をクリックした場合、そのクリックイベントはボタン要素だけでなく、その親要素であるフォーム要素やドキュメント全体にも伝播します。 この伝播を「イベントバブリング」と呼びます。しかし、イベントが親要素から子要素に伝播するのを防ぐこともできます。これを「イベントキャプチャリング」と呼びます。 イベントキャプチャリングを利用する場合は、以下のようにしてイベントリスナーを設定します。 上記の例では、ドキュメント全体にクリックイベントリスナーを設定しており、第三引数にtrueを指定しています。これにより、イベントが子要素に伝播する前に、ドキュメント全体でのイベントハンドリングが先に実行されます。 [ボタンをクリックした際に、別の画像を表示する例など、実践的なイベント処理の例をいくつか紹介する。] ボタンをクリックした際に、別の画像を表示する例を紹介します。以下のコードは、HTMLに2つの画像と1つのボタンを設置し、ボタンをクリックした際に画像を切り替える処理をJavaScriptで実装したものです。 [本章で学んだ内容をまとめ、イベント処理についての基礎的な知識を確認する。] 本章では、JavaScriptにおけるイベント処理の基礎的な知識について学びました。イベントがどのように発生するか、どのようにイベントハンドラを設定するか、イベントオブジェクトやイベントの伝播について理解しました。また、実践的なイベント処理の例を紹介しました。これらの知識を活用して、インタラクティブなWebページを作成することができます。 以上が、JavaScriptでイベント処理を行う際によく使用されるチートシートです。
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Webページにおいて、ユーザの操作に対して適切な処理を行うことが重要です。そのためにJavaScriptでは、イベント処理という仕組みが用意されています。 イベント処理とは、ユーザがマウスをクリックしたり、キーボードを入力したりするなどの操作が発生した際に、それに応じた処理を実行することです。例えば、ボタンをクリックした際に別の画像を表示する、入力フォームに文字が入力された際にその内容を表示する、といった処理がイベント処理によって実現されます。 この章では、JavaScriptを使ってイベント処理を実装する方法について解説します。具体的には、イベントの種類や発生させる方法、イベントハンドラの書き方、イベントオブジェクトの扱い方などについて説明します。 JavaScriptにおけるイベント処理の基礎を理解し、Webページのインタラクティブ性を高めるためのスキルを身に付けましょう。
{{Nav}} Webページにおいて、ユーザの操作に対して適切な処理を行うことが重要です。そのためにJavaScriptでは、イベント処理という仕組みが用意されています。 イベント処理とは、ユーザがマウスをクリックしたり、キーボードを入力したりするなどの操作が発生した際に、それに応じた処理を実行することです。例えば、ボタンをクリックした際に別の画像を表示する、入力フォームに文字が入力された際にその内容を表示する、といった処理がイベント処理によって実現されます。 この章では、JavaScriptを使ってイベント処理を実装する方法について解説します。具体的には、イベントの種類や発生させる方法、イベントハンドラの書き方、イベントオブジェクトの扱い方などについて説明します。 JavaScriptにおけるイベント処理の基礎を理解し、Webページのインタラクティブ性を高めるためのスキルを身に付けましょう。 == イベントとは何か? == [イベントの概念と種類について説明する。] イベントとは、Webページ上でのユーザーの操作やブラウザの動作など、さまざまな出来事を指します。例えば、ボタンをクリックする、マウスを動かす、ページが読み込まれる、などです。JavaScriptを使うことで、これらのイベントに対して処理を行うことができます。 イベントは種類が多く、それぞれに固有の情報を持っています。例えば、クリックされた座標や、キー入力された文字などです。これらの情報を利用して、イベントに対して適切な処理を行うことができます。 == イベントを発生させる方法 == [イベントを発生させる方法には、HTML要素に直接イベントを設定する方法や、JavaScriptからイベントを発生させる方法などがある。それぞれの方法について説明する。] イベントを発生させる方法には、HTML要素に直接イベントを設定する方法や、JavaScriptからイベントを発生させる方法などがあります。 HTML要素に直接イベントを設定する方法は、以下のように記述します。 :<syntaxhighlight lang=html> <button onclick="alert('Hello World!')">Click Me</button> </syntaxhighlight> これは、ボタンがクリックされたときに"Hello World!"というメッセージを表示する例です。 JavaScriptからイベントを発生させる場合は、以下のように記述します。 :<syntaxhighlight lang=js> const button = document.querySelector('button'); button.addEventListener('click', () => { alert('Hello World!'); }); </syntaxhighlight> これは、ボタンがクリックされたときに"Hello World!"というメッセージを表示する例です。<code>querySelector</code>メソッドを使ってボタン要素を取得し、<code>addEventListener</code>メソッドでクリックイベントを登録しています。 == イベントハンドラの書き方 == [イベントハンドラとは、イベントが発生した際に実行される関数のことである。イベントハンドラの書き方や設定方法について解説する。] イベントハンドラとは、イベントが発生した際に実行される関数のことです。イベントハンドラは、以下のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=js> element.addEventListener('click', function() { // クリックされたときの処理 }); </syntaxhighlight> この例では、<code>click</code>イベントが発生したときに実行される無名関数を定義しています。この無名関数には、クリックされたときに実行したい処理を記述します。 == イベントオブジェクト == [イベントが発生した際には、イベントに関する情報を持ったオブジェクトが生成される。このオブジェクトについて説明し、どのように扱うかを解説する。] JavaScriptでイベントが発生すると、イベントオブジェクトが生成されます。このオブジェクトには、発生したイベントに関する情報が含まれます。例えば、クリックされたマウスの座標や、キーイベントの場合は押されたキーの種類などが含まれます。 以下は、マウスクリックイベントで生成されるイベントオブジェクトの例です。 :<syntaxhighlight lang=js> function handleClick(event) { console.log("Mouse clicked at:", event.clientX, event.clientY); } </syntaxhighlight> イベントオブジェクトは、イベントが発生した要素によって異なるプロパティを持ちます。例えば、マウスクリックイベントの場合は、上記の例のように<code>clientX</code>と<code>clientY</code>プロパティがあります。詳しいプロパティについては、公式ドキュメントを参照してください。 == イベントの伝播 == [イベントは親要素から子要素に伝播する。この伝播について詳しく説明し、伝播を停止する方法について解説する。] イベントは、親要素から子要素に伝播します。つまり、例えばボタン要素をクリックした場合、そのクリックイベントはボタン要素だけでなく、その親要素であるフォーム要素やドキュメント全体にも伝播します。 この伝播を「イベントバブリング」と呼びます。しかし、イベントが親要素から子要素に伝播するのを防ぐこともできます。これを「イベントキャプチャリング」と呼びます。 イベントキャプチャリングを利用する場合は、以下のようにしてイベントリスナーを設定します。 :<syntaxhighlight lang=js> document.addEventListener("click", function() { console.log("Document clicked first!"); }, true); </syntaxhighlight> 上記の例では、ドキュメント全体にクリックイベントリスナーを設定しており、第三引数に<code>true</code>を指定しています。これにより、イベントが子要素に伝播する前に、ドキュメント全体でのイベントハンドリングが先に実行されます。 == 実践的なイベント処理の例 == [ボタンをクリックした際に、別の画像を表示する例など、実践的なイベント処理の例をいくつか紹介する。] ボタンをクリックした際に、別の画像を表示する例を紹介します。以下のコードは、HTMLに2つの画像と1つのボタンを設置し、ボタンをクリックした際に画像を切り替える処理をJavaScriptで実装したものです。 :<syntaxhighlight lang=html> <!DOCTYPE html> <html> <head> <title>イベント処理の例</title> </head> <body> <img id="img1" src="img1.jpg"> <button id="btn">画像を変更</button> <img id="img2" src="img2.jpg" style="display: none;"> <script> // ボタン要素を取得する var btn = document.getElementById("btn"); // ボタン要素にクリックイベントを設定する btn.addEventListener("click", function(){ // 画像要素を取得する var img1 = document.getElementById("img1"); var img2 = document.getElementById("img2"); // 表示状態を切り替える if (img1.style.display == "none") { img1.style.display = "block"; img2.style.display = "none"; } else { img1.style.display = "none"; img2.style.display = "block"; } }); </script> </body> </html> </syntaxhighlight> == まとめ == [本章で学んだ内容をまとめ、イベント処理についての基礎的な知識を確認する。] 本章では、JavaScriptにおけるイベント処理の基礎的な知識について学びました。イベントがどのように発生するか、どのようにイベントハンドラを設定するか、イベントオブジェクトやイベントの伝播について理解しました。また、実践的なイベント処理の例を紹介しました。これらの知識を活用して、インタラクティブなWebページを作成することができます。 == 附録 == === チートシート === :<syntaxhighlight lang=js> // イベントリスナーの追加 element.addEventListener('event', function); // イベントリスナーの削除 element.removeEventListener('event', function); // イベントオブジェクトの取得 element.addEventListener('event', function(event) { // イベントオブジェクトを使用した処理 }); // イベント伝播の停止 event.stopPropagation(); // デフォルトアクションの防止 event.preventDefault(); // イベントの手動トリガー element.dispatchEvent(new Event('event')); // イベントリスナーの一時停止・再開 element.addEventListener('event', function(event) { if (/* 条件 */) { event.stopImmediatePropagation(); } }, true); // イベントデリゲーション(親要素でイベントを捕捉) parentElement.addEventListener('event', function(event) { if (event.target.matches('.child')) { // 子要素がクリックされた場合の処理 } }); </syntaxhighlight> 以上が、JavaScriptでイベント処理を行う際によく使用されるチートシートです。 === 用語集 === # イベント (Event):何らかのアクションによって発生する操作や状態のこと。例えば、クリック、ロード、マウスオーバーなど。 # イベントハンドラ (Event handler):イベントが発生したときに実行される関数のこと。 # イベントリスナー (Event listener):イベントを監視し、イベントが発生した場合にイベントハンドラを呼び出すオブジェクトのこと。 # イベントオブジェクト (Event object):イベントが発生したときに生成されるオブジェクトで、イベントに関する情報を持っています。例えば、クリック位置、キーの種類など。 # イベントの伝播 (Event propagation):イベントが発生した要素から、その親要素、更にその親要素といったように、親子関係にある要素に順にイベントが伝わること。 # イベントキャプチャリング (Event capturing):イベント伝播の最初の段階で、親要素から順にイベントが捕捉されること。 # イベントバブリング (Event bubbling):イベント伝播の最後の段階で、発生した要素から親要素に順にイベントが伝播されること。 # preventDefault():デフォルトのイベント動作をキャンセルするためのメソッド。 # stopPropagation():イベント伝播を停止するためのメソッド。 # addEventListener():要素にイベントリスナーを追加するためのメソッド。 # removeEventListener():要素からイベントリスナーを削除するためのメソッド。
2020-05-01T05:48:06Z
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中学受験社会/時事/過去/2015-2019年
※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 2019年4月1日に新元号「令和」が発表、5月1日に改元されました。この「令和」の出典は万葉集です。 4月30日に、平成における天皇・皇后が生前退位され、令和の天皇・皇后が即位されました。生前退位の事例はかなり珍しいです(202年ぶり)。また、これまでの天皇・皇后は「上皇・上皇后(陛下)」と呼ばれます。 香港は、中国の特別行政区で、一国二制度が適用されています。「逃亡犯条例改正案」の提出で大規模デモが発生し、参加者を「警察」が特定できないようにする役割もあったマスクの着用を禁止する覆面禁止法が施行されました(その結果、マスクはデモをはじめとした抗議活動の象徴になりました)。 2019年5月25日から28日にかけて、令和初の国賓としてアメリカのトランプ大統領が来日し、安倍首相との貿易交渉、天皇・皇后両陛下との会談、北朝鮮の拉致被害者との面会、大相撲の観戦(優勝した朝乃山に「トランプ杯」を手渡しました)、炉端焼き店での夕食などを行いました。 詳しくはBrexit参照。 日本と韓国は、元徴用工の賠償金や慰安婦の問題を巡り、関係が悪化しています。日本は、貿易面で優遇される「ホワイト国」から韓国を除外しました。軍事情報包括保護協定 (GSOMIA) は延長されています。 アメリカは、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を脱退し、NAFTA(北米自由貿易協定)をアメリカに有利なものになるように修正するなどしたことにより、アメリカと中国の間で貿易摩擦が発生しています(やや緩和されました)。電話会談も行われました。 2019年2月1日、日本とヨーロッパの間で、EPA(日本・EU経済連携協定)が発効されました。これによって、日本では、ワイン・チーズ・チョコレート菓子・衣類・かばんなどの関税が、EUでは、自動車・牛肉・水産物・緑茶・しょうゆなどの関税が即時または将来的に撤廃されることとなりました。 2019年7月、第25回参議院選挙が行われました。2018年、参議院の議員定数が変更されてから初めてのものです。「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」など多くの新党がありました。しかし、若い世代の投票率が低く、投票率は48.8%と、戦後2番目の低さとなりました。選挙日以前に投票できる「期日前投票」で投票した人は1706万人と、過去最高となりました。 2019年10月1日に、消費税が8%から10%に増税されました。社会保障費確保のためです。しかし、この増税では、軽減税率が適用され、酒類と外食(持ち帰りは8%のまま)以外の食料品の税率は8%で据え置かれました。また、新聞料金、水道料金などの税率も8%のままとなっています。また、2020年6月までキャッシュレス決済によるポイント還元制度も実施されます。 2018年の訪日外国人者数は3119万人で、3000万人を初めて超え、過去最高となりました。その内訳は、1位が中国、2位が韓国、3位が台湾となっています。 環境問題への対策を訴えるため、多くの若者が立ち上がっています。スウェーデンのグレタ・トゥーンベリは、毎週金曜日に学校をストライキし、世界で温暖化への抗議デモを行っていますが、今を未来より優先し温暖化対策を工業の二の次とする、アメリカのトランプ大統領などに皮肉を言われています。 そのさなかで、アメリカは2015年に締結された温暖化防止協定「パリ協定」を離脱しました。 2019年7月1日、日本は、国際的批判もありましたが、IWC (国際捕鯨委員会)を脱退し、商業捕鯨を再開しました(それまでも「調査捕鯨」として、わずかに捕鯨は行われていました)。これにより、規制を受けずに捕鯨が行えるようになりました。 2019年4月、新紙幣と新500円硬貨のデザインが発表されました。新1万円札には「資本主義の父」と呼ばれた実業家の渋沢栄一が、新5千円札には教育に影響を及ぼした津田梅子が、新1000円札には、医学者の北里柴三郎がそれぞれ描かれます。また、500円玉も2色のデザインになります。新紙幣は2024年から、新500円硬貨は2021年から発行される予定です。 研究者の吉野彰が、パソコンやスマートフォンに使用される「リチウムイオン電池」の開発への貢献で、ノーベル化学賞を受賞しました。 大阪府堺市の「百舌鳥・古市古墳群」が7月に世界遺産に登録されました。これで、日本の世界遺産登録数は23となりました。 2019年度のNHK大河ドラマは「いだてん」です。これは、2020年度に行われる予定だった東京オリンピックに関連し、1912年のストックホルムオリンピックで、日本人初のオリンピック選手となり、1940年の東京オリンピック開催を誘致した(第2次世界大戦の影響で、実際には開催されていません)「日本のマラソンの父」である、金栗四三と、東京オリンピック招致に尽力した、田畑政治を描いています。 2019年9月に上陸した台風15号は、首都圏、特に千葉県に、甚大な被害をもたらしました。2019年10月に上陸した台風19号では、東日本で記録的豪雨が発生しました。河川の決壊なども多く、1都11県で特別警報が発令され、甚大な被害をもたらしました。このような被害を最低限におさえるため、JRや各交通機関によって計画運休も行われました。 2019年、日本でラグビーワールドカップが開催されました。優勝国は南アフリカですが、日本はベスト8まで進出しました。これから「ONE TEAM」という言葉が生まれ、「流行語大賞」に選ばれました。
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== 2015年度 == ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 == 2016年度 == ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 == 2017年度 == ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 == 2018年度 == ※2020年4月、過去の時事ページを作ることが決定してから執筆したものです。 == 2019年度 == === 政治 === ==== 新元号「令和」 ==== 2019年4月1日に新元号「令和」が発表、5月1日に改元されました。この「令和」の出典は'''[[s:万葉集|万葉集]]'''です。[[File:Yoshihide Suga announcing new imperial era Reiwa 2 (cropped).jpg|thumb|200px|新元号「令和」を発表する {{ruby|菅義偉|すがよしひで}}内閣官房長官]] ==== 天皇陛下生前退位 ==== 4月30日に、平成における天皇・皇后が'''生前退位'''され、令和の天皇・皇后が即位されました。生前退位の事例はかなり珍しいです(202年ぶり)。また、これまでの天皇・皇后は「{{Ruby|上皇|じょうこう|・}}{{Ruby|上皇后|じょうこうごう}}(陛下)」と呼ばれます。 ==== 香港 ==== {{ruby|[[香港の歴史|香港]]|ホンコン}}は、中国の特別行政区で、[[w:一国二制度|'''一国二制度''']]が適用されています。「逃亡犯条例改正案」の提出で大規模デモが発生し、参加者を「警察」が特定できないようにする役割もあったマスクの着用を禁止する<b>[[w:覆面禁止法|覆面禁止法]]</b>が施行されました(その結果、マスクはデモをはじめとした抗議活動の象徴になりました)。 [[File:June9protestTreefong03.jpg|200px|thumb|2019年6月9日の様子]] ==== トランプ大統領来日 ==== 2019年5月25日から28日にかけて、令和初の{{ruby|国賓|こくひん}}としてアメリカのトランプ大統領が来日し、安倍首相との貿易交渉、天皇・皇后両陛下との会談、北朝鮮の{{ruby|拉致|らち}}被害者との面会、大{{ruby|相撲|ずもう}}の観戦(優勝した{{ruby|朝乃山|あさのやま}}に「トランプ杯」を手渡しました)、{{ruby|炉端|ろばた}}焼き店での夕食などを行いました。 ==== EUとイギリス ==== 詳しくは[[w:Brexit|Brexit]]参照。 ==== 日韓問題 ==== 日本と韓国は、元徴用工の賠償金や{{ruby|[[w:慰安婦|慰安婦]]|いあんふ}}の問題を巡り、関係が悪化しています。日本は、貿易面で{{ruby|優遇|ゆうぐう}}される「ホワイト国」から韓国を除外しました。軍事情報包括保護協定 ({{ruby|GSOMIA|ジーソミア}}) は延長されています。 ==== 貿易 ==== ===== 米中貿易摩擦 ===== アメリカは、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を脱退し、NAFTA(北米自由貿易協定)をアメリカに有利なものになるように修正するなどしたことにより、アメリカと中国の間で貿易摩擦が発生しています(やや{{ruby|緩和|かんわ}}されました)。電話会談も行われました。 ===== EPA発効 ===== 2019年2月1日、日本とヨーロッパの間で、EPA(日本・EU経済連携協定)が発効されました。これによって、日本では、ワイン・チーズ・チョコレート菓子・衣類・かばんなどの関税が、EUでは、自動車・牛肉・水産物・緑茶・しょうゆなどの関税が即時または将来的に撤廃されることとなりました。 ==== 2019年参議院選挙 ==== 2019年7月、第25回参議院選挙が行われました。2018年、参議院の議員定数が変更されてから初めてのものです。「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」など多くの新党がありました。しかし、若い世代の投票率が低く、投票率は48.8%と、戦後2番目の低さとなりました。選挙日以前に投票できる「期日前投票」で投票した人は1706万人と、過去最高となりました。 === 経済 === ==== 消費税増税 ==== 2019年10月1日に、消費税が8%から10%に増税されました。社会保障費確保のためです。しかし、この増税では、'''軽減税率'''が適用され、酒類と外食(持ち帰りは8%のまま)以外の食料品の税率は8%で{{Ruby|据|す|え}}置かれました。また、新聞料金、水道料金などの税率も8%のままとなっています。また、2020年6月までキャッシュレス決済によるポイント還元制度も実施されます。 ==== 訪日外国人 ==== 2018年の訪日外国人者数は3119万人で、3000万人を初めて超え、過去最高となりました。その内訳は、1位が中国、2位が韓国、3位が台湾となっています。 === 社会 === ==== 環境問題 ==== 環境問題への対策を訴えるため、多くの若者が立ち上がっています。スウェーデンの[[d:Q56434717|グレタ・トゥーンベリ<!-- 個人名に氏などをつけてはならないと定められている -->]]は、毎週金曜日に学校をストライキし、世界で温暖化への抗議デモを行っていますが、今を未来より優先し温暖化対策を工業の二の次とする、アメリカのトランプ大統領などに皮肉を言われています。 [[ファイル:Greta_Thunberg_4.jpg|代替文=|右|フレームなし|300x300ピクセル|グレタ・トゥーンベリ]]{{Clear}} そのさなかで、アメリカは2015年に締結された温暖化防止協定「[[s:パリ協定|パリ協定]]」を離脱しました。 :また、2019年6月にG20大阪サミットが開かれました。その宣言で、「'''2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減すること'''」が宣言されました。 ==== 日本、商業捕鯨再開 ==== 2019年7月1日、日本は、国際的批判もありましたが、[[w:IWC|IWC (国際{{ruby|捕鯨|ほげい}}委員会)]]を脱退し、商業捕鯨を再開しました(それまでも「調査捕鯨」として、わずかに捕鯨は行われていました)。これにより、規制を受けずに捕鯨が行えるようになりました。 [[File:Japan Factory Ship Nisshin Maru Whaling Mother and Calf.jpg|250px|捕鯨]] ==== 新紙幣デザイン発表 ==== 2019年4月、新紙幣と新500円硬貨のデザインが発表されました。新1万円札には「資本主義の父」と呼ばれた実業家の'''渋沢栄一'''が、新5千円札には教育に影響を及ぼした'''津田梅子'''が、新1000円札には、医学者の'''北里柴三郎'''がそれぞれ{{ruby|描|えが|かれます}}。また、500円玉も2色のデザインになります。新紙幣は2024年から、新500円硬貨は2021年から発行される予定です。 <gallery> :ファイル:10000 yen obverse scheduled to be issued 2024 front.jpg|200px|thumb|新1万円札(表) :File:10000 yen obverse scheduled to be issued 2024 back.jpg|200px|thumb|新1万円札(裏) :ファイル:5000 yen obverse scheduled to be issued 2024 front.jpg|200px|thumb|新5千円札(表) :File:5000 yen obverse scheduled to be issued 2024 back.jpg|200px|thumb||新5千円札(裏) :ファイル:1000 yen obverse scheduled to be issued 2024 front.jpg|200px|thumb|新1000円札(表) :File:1000 yen obverse scheduled to be issued 2024 back.jpg|200px|thumb|新1000円札(裏) :File:500 yen coin scheduled to be issued 2021.jpg|200px|thumb|新500円硬貨 </gallery> ==== ノーベル化学賞受賞者 ==== 研究者の{{ruby|吉野彰|よしのあきら}}が、パソコンやスマートフォンに使用される「リチウムイオン電池」の開発への貢献で、ノーベル化学賞を受賞しました。 [[File:Akira Yoshino cropped 2 Akira Yoshino 201911.jpg|250px|吉野彰]] ==== 日本の世界遺産 ==== 大阪府堺市の「{{Ruby|百舌鳥|もず|・}}{{ruby|古市|ふるいち|古墳群}}」が7月に[[Wikijunior:世界遺産|世界遺産]]に登録されました。これで、日本の世界遺産登録数は23となりました。 [[File:NintokuTomb Aerial photograph 2007.jpg|250px|百舌鳥・古市古墳群の1つ、大仙古墳]] === 文化 === ==== NHK大河ドラマ・朝ドラ ==== 2019年度のNHK大河ドラマは「[[w:いだてん|いだてん]]」です。これは、2020年度に行われる予定だった東京オリンピックに関連し、1912年のストックホルムオリンピックで、日本人初のオリンピック選手となり、1940年の東京オリンピック開催を誘致した(第2次世界大戦の影響で、実際には開催されていません)「日本のマラソンの父」である、[[w:金栗四三|{{ruby|金栗四三|かなくりしぞう}}]]と、東京オリンピック招致に尽力した、[[w:田畑政治|{{ruby|田畑政治|たばたまさじ}}]]を描いています。 :また、2019年度のNHK連続テレビ小説(「朝ドラ」)は、前期(4~9月)は、「[[w:なつぞら|なつぞら]]」です。舞台は北海道の農村で生まれ育った戦災孤児の少女・{{ruby|奥原|おくはら}}なつ(※架空の人物です) が、アニメーターを目指す道のりを描いています。後期(10月~2020年3月)は、[[w:スカーレット (テレビドラマ)|スカーレット]]です。これは、{{ruby|信楽|しがらき}}焼で有名な滋賀県信楽を舞台に、女性陶芸家 {{ruby|川原喜美子|かわはらきみこ}} (※架空の人物です)の半生を描いたものです。 === ※移動先を探しています === ==== あいつぐ災害 ==== 2019年9月に上陸した台風15号は、首都圏、特に千葉県に、{{ruby|甚大|じんたい}}な被害をもたらしました。2019年10月に上陸した台風19号では、東日本で記録的豪雨が発生しました。河川の決壊なども多く、1都11県で特別警報が発令され、{{ruby|甚大|じんたい}}な被害をもたらしました。このような被害を最低限におさえるため、JRや各交通機関によって'''計画運休'''も行われました。 ==== ラグビーワールドカップ ==== 2019年、日本でラグビーワールドカップが開催されました。優勝国は南アフリカですが、日本はベスト8まで進出しました。これから「{{ruby|ONE TEAM|ワンチーム}}」という言葉が生まれ、「流行語大賞」に選ばれました。 === そのほか === *小惑星探査機「はやぶさ2」、調査のため小惑星「リュウグウ」に着陸。 *テニスの{{ruby|大坂|おおさか}}なおみ選手、全豪オープン初優勝。 *ゴルフの{{ruby|渋野日向子|しぶのひなこ}}選手(愛称:「スマイリングシンデレラ」)、全英女子オープン優勝。 *新国立競技場完成。 *「[[w:アイヌ民族支援法|アイヌ民族支援法]]」成立。 *新地図記号「自然災害伝承碑」が作られる。 *地図記号の「新デザイン」整備(交番・郵便局などが、外国人に分かりやすくするため大幅デザイン変更)、また、新しく10種類の記号が採用。 *10月22日、「即位礼正殿の儀」が行われました。 *11月10日、天皇陛下のご即位を祝う「祝賀パレード」(皇居ー赤坂御所)が行われた。 *首相主催の「桜を見る会」、2020年は中止(もし首相が食事代を負担していたならば、それは公職選挙法違反に当たるため)。 *「表現の不自由展」、不適切表現が含まれていたとしてわずか3日で中止。 *ゴールデンウィーク、過去最高の最大10連休。 :2019年5月1日は「即位礼正殿の儀」が行われるため、祝日となりました。また、日本の法律で「祝日と祝日にはさまれた日は祝日とする」と決められています。そのためです。 *一部のコンビニエンスストアで、オーナーの負担を減らす目的で「時短営業」開始。 *フランスの[[w:ノートルダム大聖堂|ノートルダム大聖堂]]で火災。 *首里城炎上。 *「あおり運転」問題に。 *「タピオカ<ref>熱帯で栽培されているキャッサバの加工品です。</ref>」ブーム(流行語に「タピる」ノミネート) <references/> === 〇年前のできごと === :470年前:種子島に鉄砲伝来(1549年) :130年前:大日本帝国憲法発布(1889年) :100年前:ベルサイユ条約締結(1919年) :90年前:世界恐慌(1929年) :80年前:第二次世界大戦開始(1939年) :55年前:東京オリンピック(1964年) :30年前:平成時代始まる、消費税導入(3%)(1989年) :5年前:消費税8%に(2014年) [[Category:社会|ちゆうかくしゆけんしやかいししもんたいかこ]] [[Category:中学受験参考書|ししもんたいかこ]] [[カテゴリ:21世紀]] {{カテゴリ準備|中学受験社会|小学校社会|ししもんたいかこ}}
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28,006
中学受験理科/化学/酸素と二酸化炭素
酸素という気体は、空気中に約20%ふくまれています。物を燃やす働きがあります。
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28,007
小学校国語/漢字/特別な読み方
小学校では、45個の特別な読み方をする言葉を習います。は都道府県名です。
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小学校(しょうがっこう)では、45個(こ)の特別(とくべつ)な読(よ)み方(かた)をする言葉(ことば)を習(なら)います。は都道府県名(とどうふけんめい)です。
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|小学校国語|小学校国語/漢字|frame=1}} {{ruby|小学校|しょうがっこう}}では、45{{ruby|個|こ}}の{{ruby|特別|とくべつ}}な{{ruby|読|よ}}み{{ruby|方|かた}}をする{{ruby|言葉|ことば}}を{{ruby|習|なら}}います。<ref name="ken">都道府県名</ref>は{{ruby|都道府県名|とどうふけんめい}}です。 {| style="width:18em" |- |{{ruby|明日|あす}}||{{ruby|茨城|いばらき}}<ref name="ken"/>||{{Ruby|愛媛|えひめ}}<ref name="ken"/> |- |{{ruby|大分|おおいた}}<ref name="ken"/>||{{ruby|大阪|おおさか}}<ref name="ken"/>||{{ruby|大人|おとな}} |- |{{ruby|母|かあ}}さん||{{ruby|鹿児島|かごしま}}<ref name="ken"/>||{{ruby|神奈川|かながわ}}<ref name="ken"/> |- |{{Ruby|河原・川原|かわら}}||{{ruby|昨日|きのう}}||{{ruby|岐阜|ぎふ}}<ref name="ken"/> |- |{{Ruby|今日|きょう}}||{{Ruby|果物|くだもの}}||{{Ruby|今朝|けさ}} |- |{{Ruby|景色|けしき}}||{{Ruby|今年|ことし}}||{{ruby|滋賀|しが}}<ref name="ken"/> |- |{{ruby|清水|しみず}}||{{Ruby|上手|じょうず}}||{{Ruby|七夕|たなばた}} |- |{{Ruby|一日|ついたち}}||{{ruby|手伝|てつだ}}う||{{ruby|父|とう}}さん |- |{{ruby|時計|とけい}}||{{ruby|鳥取|とっとり}}<ref name="ken"/>||{{ruby|友達|ともだち}} |- |{{ruby|富山|とやま}}<ref name="ken"/>||{{Ruby|奈良|なら}}<ref name="ken"/>||{{Ruby|兄|にい}}さん |- |{{Ruby|姉|ねえ}}さん||{{ruby|博士|はかせ}}||{{ruby|二十日|はつか}} |- |{{Ruby|一人|ひとり}}||{{Ruby|二人|ふたり}}||{{ruby|二日|ふつか}} |- |{{ruby|下手|へた}}||{{Ruby|部屋|へや}}||{{ruby|迷子|まいご}} |- |{{ruby|真面目|まじめ}}||{{ruby|真|ま}}っ{{ruby|赤|か}}||{{ruby|真|ま}}っ{{ruby|青|さお}} |- |{{Ruby|宮城|みやぎ}}<ref name="ken"/>||{{Ruby|眼鏡|めがね}}||{{Ruby|八百屋|やおや}} |} ==関連項目== *[[中学校国語/特別な読み方]] - 中学で習う特殊な読み方をする漢字 ==脚注== {{reflist}} [[Category:漢字|特別な読み方をする漢字1]]
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中学受験参考書/中学校別対策/渋谷教育学園幕張中
メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/渋谷教育学園幕張中 21世紀の世界で活躍できる人材を育成するために1983年に高校が創立。1986年に中学校も創立。 ちなみに、入試では試験前に「リラックス体操」が行われる。 50分。 渋谷教育学園幕張中 オフィシャルサイト
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メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/渋谷教育学園幕張中 沿革 21世紀の世界で活躍できる人材を育成するために1983年に高校が創立。1986年に中学校も創立。 特徴 ちなみに、入試では試験前に「リラックス体操」が行われる。
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|中学受験参考書|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''渋谷教育学園幕張中'''(渋幕)は千葉県千葉市にある私立の中高一貫校である。 *沿革 21世紀の世界で活躍できる人材を育成するために1983年に高校が創立。1986年に中学校も創立。 *特徴 ちなみに、入試では試験前に「リラックス体操」が行われる。 == 算数 == 50分。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 関連ページ == [https://www.shibumaku.jp/ 渋谷教育学園幕張中 オフィシャルサイト] {{Substub}}
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28,023
トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語
booster dose:免疫追加の接種(注射) booster shot:免疫追加の予防接種(注射) booster injection:免疫追加の注射 (⇒ choc cytokinique) 遺伝子 ゲノム 手指消毒剤 (British) Alternative spelling of #immunization (⇒ vaccin) コロナウイルス不況
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{{Pathnav|メインページ|語学|トランスリンガル図鑑|新型コロナウイルス感染症|frame=1|small=1}} {| align="center" |- | colspan="2" style="background-color: gray; text-align: center; vertical-align: center; font-size: x-large; font-weight: bold; padding-bottom:10px;"| |- | colspan="2" style="text-align: left; vertical-align: bottom; font-family:Times New Roman; font-size: 20pt; font-weight: bold; "| |- | colspan="2" style="text-align:center;" |[[画像:Remember W-U-H-A-N.svg|600px]] |- | colspan="2" style="text-align:center;" |<span style="font-size:13pt;color:#555;">新型コロナウイルスの発生源である中国・[[w:武漢市|武漢(ウーハン)]]の英語表記 [[w:en:Wuhan|Wuhan]] をもじった感染予防啓発</span> |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" | Remember W-U-H-A-N |W U H A N (ウーハン)と覚えなさい。 |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  W - wash hands | W : 手を洗う |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  U - use mask properly | |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  H - have temperature checked regularly | |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  A - avoid large crowds | |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  N - never touch your face with unclean hands | |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" | | |- | colspan="2" style="background-color: gray; text-align: center; vertical-align: center; font-size: x-large; font-weight: bold; padding-bottom:10px;"| |} == Terminology == <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> === ADE === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:ADE#English|ADE]] : (medicine) Abbreviation of [[#antibody-dependent enhancement (ADE)|#antibody-dependent enhancement]].</span> : [[#antibody-dependent enhancement (ADE)|#antibody-dependent enhancement]] の略語。 === AIDS === === antibody === {{Wikipedia|en:Antibody|Antibody}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:antibody|antibody]] : ([[#immunology|immunology]]) A protein produced by B-lymphocytes that binds to a specific [[#antigen]].</span> *:[[w:抗体|抗体]]    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#anticorps|anticorps]]'''</span>) === antibody-dependent enhancement (ADE) === [[画像:Antibody dependent enhancement-en.svg||thumb|right|250px| In antibody-dependent enhancement, sub-optimal antibodies (the blue Y-shaped structures in the graphic) bind to both viruses and Fc gamma receptors (labeled FcγRII) expressed on immune cells promoting infection of these cells.<br> ]] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[w:en:Antibody-dependent enhancement|antibody-dependent enhancement]] (ADE) :  /ˈæn.ti.bɑdi/  </span> *:'''[[w:抗体依存性感染増強|抗体依存性感染増強]]'''       :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:11pt;">''see also'' [[w:en:COVID-19_misinformation#Antibody-dependent_enhancement|w: COVID-19_misinformation#Antibody-dependent_enhancement]]</span> :(⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#facilitation de l'infection par des anticorps|facilitation de l'infection par des anticorps]]'''</span>) === antigen === {{Wikipedia|en:Antigen|Antigen}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:antigen|antigen]] :([[#immunology|immunology]]) A substance that induces an [[#immune|immune]] response, usually foreign.</span> *:[[w:抗原|抗原]]    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#antigène|antigène]]'''</span>) === assay === *'''試験法''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/assay ライフサイエンス辞書 assay] などを参照。</ref> :用例 the currently used [[#RT-PCR assay]]s 現在用いられているRT-PCR試験法 === asymptomatic === ==== asymptomatic patient ==== === bacterium === === basic reproduction number === {{Wikipedia|en:Basic reproduction number|Basic reproduction number}} *[[w:基本再生産数|基本再生産数]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#nombre de reproduction de base|nombre de reproduction de base]]'''</span>, <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#taux de reproduction de base|taux de reproduction de base]]'''</span>) === booster === ==== booster dose ==== {{Wikipedia|en:Booster dose|Booster dose}} <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:booster dose|booster dose]]</span>:免疫追加の接種(注射) ==== booster shot ==== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:booster shot|booster shot]]</span>:免疫追加の予防接種(注射) ==== booster injection ==== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:booster injection|booster injection]]</span>:免疫追加の注射 === breakthrough infection === {{Wikipedia|en:Breakthrough infection|Breakthrough infection}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:breakthrough|breakthrough]] [[wikt:en:infection#English|infection]]  /ˈbɹeɪkθɹuː ɪnˈfɛkʃən/ :</span>  *:ブレイクスルー感染('''[[w:打ち抜き感染|打ち抜き感染]]''') *:   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#infection de percée|infection de percée]]'''</span>) === case === *(感染・病気の)症例    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#cas|cas]]'''</span>) **例文1  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">How is a COVID-19 <span style="color:red;">case</span> defined?</span> <ref name="OurWorldinData_covid-cases">[https://ourworldindata.org/covid-cases Coronavirus (COVID-19) Cases - Statistics and Research - Our World in Data] などを参照。</ref> **:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">COVID-19の<span style="color:red;">症例</span>は、どのように定義されていますか?</span> **例文2  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="color:red;">Cases</span> of COVID-19 – as with other diseases – are broadly defined under a three-tier system: [[#suspected case|#'''suspected''']], [[#probable case|#'''probable''']] and [[#confirmed case|#'''confirmed cases''']].</span> <ref name="OurWorldinData_covid-cases"/> **:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">COVID-19の<span style="color:red;">症例</span>は、他の病気と同様に、①疑わしい症例、②可能性が高い症例、③確認された症例(確定症例)、の三層システムのもとで広く定義されています。</span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="color:red;"></span></span> ==== active case ==== :現在の症例 ==== closed case ==== ==== confirmed case ==== :(感染・病気が)確認された症例、確定症例 ==== confirmed cases ==== :確定症例(数) ==== critical cases ==== ==== cumulative cases ==== ==== daily confirmed cases ==== ==== mild case ==== ==== number of confirmed cases ==== :確定症例数 ==== probable case ==== :(感染・病気の)可能性が高い症例 ==== severe cases ==== ==== suspected case ==== :(感染・病気の)疑わしい症例 === case fatality rate (CFR) === {{Wikipedia|en:Case fatality rate|Case fatality rate}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:case fatality rate|case fatality rate]]</span> : 致死率、病死率、致命率 (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#taux de létalité|taux de létalité]]'''</span>) === CFR === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">see [[#Case fatality rate]] </span> === collapse === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:collapse#English|collapse]]   /kəˈlæps/</span> : *:崩壊   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#effondrement|effondrement]]'''</span>) ==== collapse of the health system ==== :医療体制の崩壊 (医療崩壊)   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#effondrement du système de santé|effondrement du système de santé]]'''</span>) === communicable disease === === contact === :接触 :[[#reduce one's contact with the others]] === coronavirus (CoV) === [[画像:TEM of coronavirus OC43.jpg|thumb|right|250px|[[w:en:Human coronavirus OC43|Human coronavirus OC43 (HCoV-OC43)]]<br>[[w:ヒトコロナウイルスOC43|ヒトコロナウイルスOC43]] ]] {{Wikipedia|en:Coronavirus|Coronavirus}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:coronavirus#English|coronavirus]], &nbsp; [[wikt:en:Coronavirus#English|Coronavirus]]  :  /kəˈɹoʊnəˌvaɪɹəs/, /kəˈɹəʊnəˌvaɪɹəs/ :[[File:En-us-coronavirus.oga]] a group of [[#RNA virus]]es that constitute the subfamily Orthocoronavirinae, in the family Coronaviridae, order Nidovirales.</span> *:'''[[wikt:en:コロナウイルス|コロナウイルス]]'''   :  [[w:ニドウイルス目|ニドウイルス目]] [[w:コロナウイルス科|コロナウイルス科]]の[[w:オルトコロナウイルス亜科|オルトコロナウイルス亜科]]を構成する[[w:RNAウイルス|RNAウイルス]]のグループ   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#coronavirus (CoV)|coronavirus]]'''</span>) === Coronavirus disease 2019 === {{Wikipedia|en:Coronavirus disease 2019|Coronavirus disease 2019}} === COVID-19 === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:COVID-19|COVID-19]] :   /ˈkoʊ.vɪd naɪn.ˈtin/  :[[file:LL-Q1860 (eng)-Vealhurl-COVID-19.wav]]  A disease caused by a coronavirus discovered in 2019, in a zoonotic pandemic starting in Wuhan, Hubei, China.</span> *:[[wikt:en:新型コロナウイルス感染症|新型コロナウイルス感染症]]  ※「コウヴィッド ナインティーン」と読む。 :  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#coronavirus (CoV)|coronavirus]]'''</span>) :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#Coronavirus disease 2019]]</span></span> ==== COVID-19 testing ==== {{Wikipedia|en:COVID-19 testing|COVID-19 testing}} :  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#test diagnostique du SARS-CoV-2|test diagnostique du SARS-CoV-2]]'''</span>) === critical === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#mild]], [[#moderate]], [[#severe]], [[#serious]], [[#extreme]]</span></span> === cumulative === === cytokine === {{Wikipedia|en:Cytokine|Cytokine}} :[[w:サイトカイン|サイトカイン]]<ref>[https://bifidus-fund.jp/keyword/kw048.shtml サイトカイン(cytokine)|用語集|腸内細菌学会]((公法) 腸内細菌学会)などを参照。</ref>   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#cytokine|cytokine]]'''</span>) ==== cytokine storm ==== {{Wikipedia|en:Cytokine storm|Cytokine storm}}    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#choc cytokinique|choc cytokinique]]'''</span>) === death rate === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:death rate|death rate]] : The number of deaths per given unit of population over a given period of time.</span> *:死亡率 (致死率とは異なる) ⇒ <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">see [[#Mortality rate]]</span> === depression === === diagnosis === {{Wikipedia|en:Medical diagnosis|Medical diagnosis}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:diagnosis#English|diagnosis]] :   /daɪəɡˈnəʊsɪs/  : The identification of the nature and cause of an [[#illness|illness]].</span> *:診断   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#diagnostic|diagnostic]]'''</span>) === disinfectant === :消毒剤 === droplet === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:droplet#English|droplet]] :   米 /ˈdɹɑːplət/, 英 /ˈdɹɒplət/  </span> *:水[[wikt:fr:滴|滴]](しずく)、[[wikt:en:飛沫|飛沫]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#gouttelette|gouttelette]]'''</span>) **[[#respiratory droplet]] === emergency === :[[#medical emergency]] (救急医療) === envelope === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see'' [[#viral envelope]]</span> === epidemic === {{Wikipedia|en:Epidemic|Epidemic}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:epidemic#English|epidemic]] :  /ˌɛpɪˈdɛmɪk/ :  *# A widespread disease that affects many individuals in a population. *# ([[#epidemiology]]) An occurrence of a disease or disorder in a population at a frequency higher than that expected in a given time period.</span> *:〔名詞〕 病気の流行  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#épidémie|épidémie]]'''</span>) === epidemiologic === *'''疫学的な''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/epidemiologic ライフサイエンス辞書 epidemiologic] などを参照。</ref> ==== epidemiologic evidence ==== *'''疫学的証拠''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/epidemiologic%20evidence ライフサイエンス辞書 epidemiologic evidence] などを参照。</ref> === epidemiology === === excess death === === excess mortality === {{Wikipedia|en:Mortality displacement|Mortality displacement}}  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#surmortalité|surmortalité]]'''</span>) === explosion === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">an explosion in [[#COVID-19]] cases</span> *:COVID-19症例の爆発的増加 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">an explosion of new cases</span> *:新規感染者の爆発的増加 === explosive === === extreme === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#mild]], [[#moderate]], [[#severe]], [[#serious]], [[#critical]]</span></span> === face shield === {{Wikipedia|en:Face shield|Face shield}} :[[w:フェイスシールド|フェイスシールド]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#écran facial|écran facial]]'''</span>) === false negative === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:false negative#English|false negative]] : /ˈfɔls ˈnɛɡətɪv/, /ˈfɑls ˈnɛɡətɪv/, /-ɾɪv/ ; /ˈfɔːls ˈnɛɡətɪv/, /ˈfɒls ˈnɛɡətɪv/  :  </span> *:'''偽陰性'''の : 本来は陽性であるはずの検査で、誤って陰性と判定されてしまうこと。<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%B0%E6%80%A7-1829714 偽陰性(ギインセイ)とは - コトバンク]、[https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%B0%E6%80%A7/#jn-292558 偽陰性(ぎいんせい)の意味 - goo国語辞書] などを参照。</ref><ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性">医学的な検査には感度([[#sensitivity]])と特異度([[#specificity]])があり、例えば新型コロナウイルスを検出するPCR検査の感度は70%程度であるとされている。つまり、3割の検査では、感染しているのに「陰性」と判定される偽陰性、あるいは逆に、感染していないのに「陽性」と判定される偽陽性がありうるということである。⇒①[https://jeaweb.jp/covid/qa/index.html Q1:新型コロナウイルス検査は、どのくらい正確なのですか?;Q2:PCR検査とはどんなものですか?] ([[w:日本疫学会|日本疫学会]]) あるいは ②[https://kanagawa-med.or.jp/corona_news/pcr%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%AE%E7%89%B9%E6%80%A7%E3%81%A8%E9%99%90%E7%95%8C/ PCR検査の特性と限界 (神奈川県医師会)] などを参照。</ref>   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#faux négatif|faux négatif]]'''</span>) ==== false negativity ==== *'''偽陰性''' **例文 :  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Therefore, combining this [[#epidemiologic evidence|epidemiologic evidence]] with the analytical [[#sensitivity|sensitivity]] of the currently used [[#RT-PCR assay|RT-PCR assay]]s, it is not surprising that at least two gray zones could be identified, potentially plagued by <span style="color:red;">false</span> [[#SARS-CoV-2|SARS-CoV-2]] <span style="color:red;">negativity</span> attributable to the low [[#viral load|viral load]]s especially in [[#asymptomatic patient|asymptomatic]] or [[#mildly symptomatic patient|mildly symptomatic patient]]s. </span><ref name="degruyter2020-03-16">[https://www.degruyter.com/view/journals/cclm/ahead-of-print/article-10.1515-cclm-2020-0285/article-10.1515-cclm-2020-0285.xml Potential preanalytical and analytical vulnerabilities in the laboratory diagnosis of coronavirus disease 2019 (COVID-19)]([[w:en:Walter de Gruyter|De Gruyter GmbH]][[w:有限会社 (ドイツ)|有限会社]]刊行の論文)などを参照。 </ref> **:それゆえ、この疫学的証拠と現在用いられている RT-PCR 試験法の分析感度を組み合わせると、低いウイルス量(※血中のウイルス濃度)に起因する新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) の <span style="color:red;">偽陰性</span> に悩まされている少なくとも<u>2つのグレーゾーン</u>、とりわけ無症候性患者あるいは軽症の患者を識別することができることは、当然のことである。<ref group="注釈" name="degruyter2020-03-16fig1">'''図1''' ([https://www.degruyter.com/view/journals/cclm/ahead-of-print/article-10.1515-cclm-2020-0285/article-10.1515-cclm-2020-0285.xml#j_cclm-2020-0285_fig_001 Figure1]) で、'''横軸''' は症状の発症からの日数(Days from [[#symptom onset|symptom onset]])、'''縦軸''' は鼻やのどにおけるウイルス量([[#Viral load|Viral load]] in nose and throat)。 '''感染''' (Infection)から数日を経て、'''症状の発症''' ([[#symptom onset|Symptom onset]])が起こり、ウイルスの増殖によってウイルス量(=血中のウイルス濃度)が急増するが、発症から7~8日後頃にピークに達し、その後は抗体の働きとともにウイルス量は減少する。発症から約2週間で '''症状の緩和''' ([[#symptom relief|Symptom relief]]) となり、ウイルス量はごくわずかに減少してゆく。このように、感染の初期と末期では、ウイルス濃度が低すぎるために'''偽陰性'''と判定される<u>2つのグレーゾーン</u>が存在するのである。</ref> === false positive === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:false positive#English|false positive]] : [[wikt:fr:false positive|\fɔls pɒz.ɪ.tɪv\]]  :  </span> *:'''偽陽性'''の : 本来は陰性であるはずの検査で、誤って陽性と判定されてしまうこと。<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%BD%E6%80%A7-674743 偽陽性(ギヨウセイ)とは - コトバンク]、[https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%BD%E6%80%A7/#jn-253702 偽陽性(ぎようせい)の意味 - goo国語辞書] などを参照。</ref><ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/>    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#faux positif|faux positif]]'''</span>) **例文 : <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Dead virus fragments are causing COVID-19 [[#reinfection|reinfection]] <span style="color:red;">false positive</span>s</span> <ref name="MedicalNews20200504">[https://www.news-medical.net/news/20200504/Dead-virus-fragments-are-causing-COVID-19-reinfection-false-positives.aspx Dead virus fragments are causing COVID-19 reinfection false positives] [https://www.news-medical.net/ Medical News]2020年5月4日記事などを参照。</ref> **:死んだウイルスの断片が、COVID-19の再感染という<span style="color:red;">偽陽性</span>を引き起こしている。<ref name="東洋経済20200510">[https://toyokeizai.net/articles/-/349446 コロナ再感染は「偽陽性の公算」韓国で進む研究 ロイター 東洋経済オンライン]東洋経済オンライン2020年5月10日記事 などを参照。</ref> === false rumor === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see also'' [[#misinformation]] === fatality rate === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:fatality rate|fatality rate]] : The number of people that die per a number of cases</span> *: **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">see [[#Case fatality rate]] </span> === gargle, gargling === {{Wikipedia|en:Gargling|Gargling}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:gargle#English|gargle]] :  /ˈɡɑɹɡəl/ </span> :〔動詞〕うがいをする *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:gargling|gargling]]</span> :〔名詞〕うがい(をすること) ;例文1 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Myth: Drinking hot water, or '''gargling''', can prevent [[#coronavirus (CoV)|coronavirus]] [[#infection|infection]]</span> <ref name="covid19factscom83990">ttps://www.covid-19facts.com/?p=83990 (myth Drinking hot water, or gargling, can prevent coronavirus infection – COVID-19 FACTS)より、一部を抜粋して引用。</ref> *:お湯を飲むこと、あるいは'''うがい'''がコロナウイルス感染を予防できるという神話 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">There have been posts on social media of people advising each other to drink hot water or '''gargle''', to “wash away” coronavirus and prevent infection.</span><ref name="covid19factscom83990"/> *:ソーシャルメディア上では、コロナウイルスを「洗い流して」感染を予防するためにお湯を飲むこと、または、'''うがいをする'''ことを勧める人々の投稿があります。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Once the virus is in your body, drinking water or '''gargling''' is unlikely to help.</span><ref name="covid19factscom83990"/> *:ウイルスが一度あなたの体内に入ってしまうと、水を飲むことまたは、'''うがいをすること'''が助けになることはありそうもありません。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">In some countries in East Asia, '''gargling''' is a common practice and widely believed to reduce infection. </span><ref name="covid19factscom83990"/> *:東アジアの一部の国では、'''うがい'''は普通の習慣であり、感染を減らすと広く信じられています。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">It was even part of the recommended pandemic influenza response by the Japanese government.</span><ref name="covid19factscom83990"/> *:それは、日本政府によって推奨されるインフルエンザ大流行への対応の一部でさえありました。 ;例文2 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Myth 2: Regularly '''gargling''' with saltwater or [[w:enSaline (medicine):|saline]] can help prevent infection with the new coronavirus, as well as drinking water to “flush” the virus from your mouth.</span><ref name="harvard-edu-myths">[https://www.hsph.harvard.edu/india-center/myths-vs-facts/ Myths vs Facts – India Research Center] [[w:en:Harvard T.H. Chan School of Public Health|Harvard T.H. Chan School of Public Health]](ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院、2020年6月6日閲覧) を参照。</ref> *:'''神話''' 2:定期的に塩水や[[w:生理食塩水|生理食塩水]]で'''うがいすること'''は、新たなコロナウイルスの感染予防を助けることができます。あなたの口からウイルスを「洗い流す」ために水を飲むのと同様に。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">False. There is no [[#evidence|evidence]] that regularly '''gargling''' has protected people from infection with the new coronavirus. </span><ref name="harvard-edu-myths"/> *:'''虚偽です'''。定期的に'''うがいをすること'''が新たなコロナウイルスの感染から人々を防護したというエビデンス(証拠)はありません。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">While this may help soothe a [[#sore throat|sore throat]], </span><ref name="harvard-edu-myths"/> *:これがのどの痛みをやわらげるのに役立つとしても、 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">this practice will not prevent the virus from entering your [[#lung|lung]]s</span><ref name="harvard-edu-myths"/> *:この習慣は、ウイルスがあなたの肺に入るのを予防することはないでしょう。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">—neither will drinking frequent sips of water.</span><ref name="harvard-edu-myths"/> *:水を頻繁に一口ずつ飲むことも(ウイルス感染を予防することはないでしょう)。 {{コラム|「うがい がウイルスを洗い流す」という日本の神話?| 新型コロナウイルス感染症の流行で、日本では感染予防策として「手洗い」などとともに'''「うがい」'''が奨励されている。国・厚生労働省<ref>[https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html 新型コロナウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 脇田座長ご説明)|厚生労働省] より「小まめにうがい・手洗いをする」(2020年6月6日閲覧)</ref>・自治体<ref>[https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suido-kanri/coronavirus19.html 新型コロナウイルス等の予防について - 宮城県公式ウェブサイト](2020年6月6日閲覧)などを参照。</ref>・医療機関<ref>医療機関では、例えば [https://www.saitama.jrc.or.jp/news/%E3%80%90%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E6%89%8B%E6%B4%97%E3%81%84%E3%80%81%E3%81%86%E3%81%8C%E3%81%84%E3%80%81%E5%92%B3%E3%82%A8%E3%83%81%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B/ 【正しい手洗い、うがい、咳エチケットのご紹介】 | 日本赤十字社 埼玉県支部 さいたまの赤十字](2020年5月12日掲載)あるいは、病院・診療所のサイトなどを参照。</ref> など日本国内のさまざまな行政および医療業界やそれらのサイトから発信されている。 <br> しかしながら、うがいの感染予防効果については、欧米の研究者・研究機関は、確かな医学的研究やエビデンス(医学的根拠)に欠ける俗説とする場合が多い。うがい薬(マウスウォッシュ)については、効果があるかどうか調べた研究もあるようだが、確立された根拠はないようである。他方で、日本国内では、名だたる医学者や学会・医師会・医療機関などが大真面目にうがいを推奨している現状がある。 <br> うがいに限らず、日本独特の伝統的・慣習的な感染予防策には、俗説・民間信仰の類いのようなものが少なからず見受けられるようである。 }} === gene === {{Wikipedia|en:Gene|Gene}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:gene#English|gene]] :  /dʒiːn/ : </span> [[w:遺伝子|遺伝子]] :(⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#gène|gène]]'''</span>) === genome === {{Wikipedia|en:Genome|Genome}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:genome#English|genome]] :  /ˈdʒiː.noʊm/, /dʒɨˈnoʊm/, /ˈdʒiː.nəʊm/ : </span> [[w:ゲノム|ゲノム]] :(⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#génome|génome]]'''</span>) === genotype === {{Wikipedia|en:Genotype|Genotype}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:genotype#English|genotype]] : /ˈdʒiːn.oʊ.taɪp/, /ˈdʒɛn.əʊ.taɪp/ : </span> *:[[wikt:en:遺伝子型|遺伝子型]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#génotype|génotype]]'''</span>) === germ === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:germ#English|germ]] : /d͡ʒɜːm/, /d͡ʒɝm/ : A [[wikt:en:pathogenic#English|pathogenic]] [[wikt:en:microorganism#English|microorganism]]</span> *:病原性微生物、病原菌、細菌 === hand sanitizer === {{Wikipedia|en:Hand sanitizer|Hand sanitizer}} [[w:手指消毒剤|手指消毒剤]] === HIV === === hospitalisation === *[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:hospitalisation#English|hospitalisation]] </span> *:[[wikt:en:入院#Japanese|入院]]  ⇒[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#hospitalization]]</span> :(⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#hospitalisation|hospitalisation]]'''</span>) === hospitalization === *[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:hospitalization#English|hospitalization]] </span> *:[[wikt:en:入院#Japanese|入院]]  ⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#hospitalisation]]</span> === hygiene === {{Wikipedia|en:Hygiene|Hygiene}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:hygiene#English|hygiene]] :  /ˈhaɪˌdʒiːn/ :  *:衛生   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#hygiène|hygiène]]'''</span>) === Ig === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:Ig#English|Ig]] : (medicine) Abbreviation of [[#immunoglobulin]].</span> : [[#immunoglobulin]] の略語。 === illness === === immune system === {{Wikipedia|en:Immune system|Immune system}} :[[w:免疫系|免疫系]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#système immunitaire|système immunitaire]]'''</span>) ==== adaptive immune system ==== :獲得免疫系  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#système immunitaire adaptatif|système immunitaire adaptatif]]'''</span>) ==== innate immune system ==== :自然免疫系  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#système immunitaire inné|système immunitaire inné]]'''</span>) === immunisation === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''(British) Alternative spelling of'' [[#immunization]]</span> === immunity === {{Wikipedia|en:Immunity (medical)|Immunity (medical)}} :[[w:免疫 (医学)|免疫]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#immunité|immunité]]'''</span>) ==== herd immunity ==== {{Wikipedia|en:Herd immunity|Herd immunity}} :[[w:集団免疫|集団免疫]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#immunité grégaire|immunité grégaire]]'''</span>) ==== passive immunity ==== :[[w:受動免疫|受動免疫]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#immunité passive|immunité passive]]'''</span>) <!-- :  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語# | ]]'''</span>) --> === immunization === {{Wikipedia|en:Immunization|Immunization}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:immunization|immunization]] :</span> *:[[w:免疫化|免疫化(免疫付与)]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#immunisation|immunisation]]'''</span>) === immunoglobulin === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:immunoglobulin#English|immunoglobulin]] :</span> *:'''免疫グロブリン''' (抗体 ([[#antibody]]) としての構造・機能をもつ一群の血清たんぱく質<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%85%8D%E7%96%AB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3-165991 免疫グロブリン(めんえきグロブリン)とは - コトバンク] などを参照。</ref>)  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#immunoglobuline|immunoglobuline]]'''</span>) === immunology === === infection === {{Wikipedia|en:Infection|Infection}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:infection#English|infection]] : /ɪnˈfɛkʃən/ :  *# an infective agent or material contaminated with an infective agent<ref>[[#Merriam-Webster's Medical Dictionary (2016)]] の “infection” の項より一部引用。</ref> *# The process by which a disease is transmitted via micro-organisms from one person to another.<ref>[[#Black's Student Medical Dictionary (2011)]] の “infection” より一部引用。</ref></span> === infectious === === infectious disease === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:infectious disease#English|infectious disease]] : </span> === inoculation === {{Wikipedia|en:Inoculation|Inoculation}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:inoculation#English|inoculation]]   /ɪˌnɑkjəˈleɪʃən/, /ɪˌnɒkjʊˈleɪʃən/ :</span> *:[[w:接種|接種]]  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#inoculation|inoculation]]'''</span>) === lockdown === {{Wikipedia|en:Lockdown|Lockdown}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:lockdown#English|lockdown]] : /ˈlɑkˌdaʊn/, /ˈlɒkˌdaʊn/ : The [[wikt:en:confinement#English|confinement]] of people in their own rooms (e.g. in a school) or cells (in a prison), or to their own homes or areas (e.g. in the case of a city- or nation-wide issue) as a security measure after or amid a [[wikt:en:disturbance#English|disturbance]] or [[#pandemic|pandemic]], etc. *:[[w:ロックダウン (封鎖)|ロックダウン]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#confinement|confinement]]'''</span>) === medical === ==== medical emergency ==== {{Wikipedia|en:Medical emergency|Medical emergency}} :[[w:救急医療|救急医療]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#urgences|urgences]]'''</span>) === mild === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :'''軽症の''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/mild ライフサイエンス辞書 mild] などを参照。</ref> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#moderate]], [[#severe]], [[#serious]], [[#extreme]], [[#critical]]</span></span> ==== mild case ==== :'''軽症例''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/mild%20case ライフサイエンス辞書 mild case] などを参照。</ref> ==== mild symptom ==== :'''軽症''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/mild%20symptom ライフサイエンス辞書 mild symptom] などを参照。</ref> === mildly === ==== mildly symptomatic patient ==== === misinformation === {{Wikipedia|en:COVID-19 misinformation|COVID-19 misinformation}} *:[[w:誤報|誤情報]] :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see also'' [[#false rumor]] === moderate === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :'''中等症の''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/moderate ライフサイエンス辞書 moderate] などを参照。</ref> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#mild]], [[#severe]], [[#serious]], [[#extreme]], [[#critical]]</span></span> === mortality rate === {{Wikipedia|en:Mortality rate|Mortality rate}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">mortality rate</span> : [[w:死亡率|死亡率]] (致死率とは異なる) (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#taux de mortalité|taux de mortalité]]'''</span>) === N95 mask === {{Wikipedia|en:N95 mask|N95 mask}} :[[#respirator]] === pandemic === {{Wikipedia|en:Pandemic|Pandemic}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:pandemic#English|pandemic]] :  /pænˈdɛmɪk/ : </span> '''パンデミック(病気の世界的な大流行)''' <div style="background-color:#efe;"> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">an [[#epidemic|epidemic]] that has [[#spread|spread]] so widely that very many people in different countries are affected.<br> Examples include the Black Death ─ the epidemic [[#Plague|PLAGUE]], caused by the [[#bacterium|bacterium]] ''Yersinia pestis'', that devastated European populations in the Middle Ages, killing more than a third of the people ; and the [[#Influenza|Influenza]] pandemic of 1919-20 that killed more people than did the First World War.&nbsp; [[#AIDS|AIDS]]/[[#HIV|HIV]] is currently pandemic. <ref name="BSMD-pandemic">[[#Black's Student Medical Dictionary (2011)]] の “Pandemic” より引用。</ref></span><br> *:非常に広範囲に蔓延したエピデミック(伝染病の流行)で、さまざまな国々の人々が影響を受けるもの。<br>例としては、「黒死病」─<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Yersinia pestis''</span> という細菌によって引き起こされ、中世ヨーロッパの人口を破壊して3分の1の人々を死に至らしめた'''ペスト'''の伝染病流行がある。; そして、1919年~1920年の'''インフルエンザ・パンデミック'''は、第一次世界大戦より多くの人々を死に至らしめた。'''エイズ'''は現在のパンデミックである。 </div> *A pandemic disease; a disease that affects a wide geographical area and a large proportion of the population.</span> *:広域的 (全国的・世界的) 流行病 (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#pandémie|pandémie]]'''</span>) === pathogen === {{Wikipedia|en:Pathogen|Pathogen}} :[[w:病原体|病原体]] (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#agent infectieux|agent infectieux]]'''</span>) ==== pathogenic ==== === patient === *[[#asymptomatic patient]](s) *[[#symptomatic patient]](s) :[[#mildly symptomatic patient]](s) === PCR === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:PCR#English|PCR]] : </span> : [[#polymerase chain reaction]] の略語。<ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/PCR ライフサイエンス辞書 PCR] などを参照。</ref> ==== PCR assay ==== :'''PCR法''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/PCR%20assay ライフサイエンス辞書 PCR assay] などを参照。</ref> === personal protective equipment === {{Wikipedia|en:Personal protective equipment|Personal protective equipment}} :個人防護具   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#équipement de protection individuelle |équipement de protection individuelle]]'''</span>) === phase === {{Wikipedia|en:Phase|Phase}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:phase#English|phase]] :  /feɪz/ :  *:段階、局面、フェーズ   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#phase|phase]]'''</span>) === physical distancing === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Physical distancing: How to slow the spread of COVID-19 </span><ref>[https://www.canada.ca/en/public-health/services/publications/diseases-conditions/social-distancing.html Physical distancing How to slow the spread of COVID-19 - Canada.ca] を参照。</ref> *:フィジカル・ディスタンシング(身体的距離をとること):どのようにCOVID-19の広がりを遅らせるか。 === Plague === :ペスト === polymerase chain reaction === {{Wikipedia|en:Polymerase chain reaction|Polymerase chain reaction}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:polymerase chain reaction|polymerase chain reaction]] : (molecular biology) A technique in molecular biology for creating multiple copies of DNA from a sample; used in genetic fingerprinting etc.</span> *:[[w:ポリメラーゼ連鎖反応|ポリメラーゼ連鎖反応]](法)、'''PCR法''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/polymerase%20chain%20reaction ライフサイエンス辞書 polymerase chain reaction] などを参照。</ref> *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#amplification en chaîne par polymérase|amplification en chaîne par polymérase]]'''</span> または <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#réaction en chaîne par polymérase|réaction en chaîne par polymérase]]'''</span>) **[[#RT-PCR]], [[#reverse transcription polymerase chain reaction]] === PPE === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see'' [[#personal protective equipment]]</span> === quarantine === [[画像:ICS Lima.svg|thumb|right|150px|Signal flag means the ship is under '''[[w:en:Quarantine|quarantine]]''']] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:quarantine#English|quarantine]] : /ˈkwɔɹ.ən.tin/, /ˈkɔɹ.ən.tin/ ; /ˈkwɒɹ.ən.tiːn/, /ˈkwɒɹ.ən.taɪn/ : A sanitary measure to prevent the spread of a contagious plague by isolating those believed or feared to be infected.</span> *:[[wikt:en:検疫|検疫]]・防疫、隔離 (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#quarantaine|quarantaine]]''', '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#confinement|confinement]]'''</span>) === reduce === :減らす ==== reduce infection ==== :感染を抑える ==== reduce infectious morbidity ==== :感染死亡率が低下する ==== reduce mortality ==== :死亡率を低下させる ==== reduce one's contact with the others ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">reduce one's contact with the others (by ~ %)</span> *:他人との接触を(~%)減らす **例文 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Abe asked people to <span style="color:red;">reduce their contact with others by 70-80%</span>, saying successful social distancing could see infections peak in two weeks. </span> <ref>[https://www.theguardian.com/world/2020/apr/07/japan-shinzo-abe-declares-state-of-emergency-over-coronavirus Japan declares state of emergency over coronavirus World news The Guardian] [[w:ガーディアン|英ガーディアン紙]]([[w:en:The Guardian|The Guardian]]) 2020年4月7日記事などを参照。</ref> **:安倍(首相)は、<span style="color:red;">他人との接触を7~8割減らす</span>ことを(日本の)人々に求め、ソーシャル・ディスタンスが成功すれば2週間以内に感染のピークを見ることができる (=感染者数をピークアウトさせることができる) と述べた。 === reinfection === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:reinfection#English|reinfection]] : 再感染    (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#réinfection|réinfection]]'''</span>) **例文 : <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Dead virus fragments are causing COVID-19 <span style="color:red;">reinfection</span> [[#false positive|false positive]]s</span> <ref name="MedicalNews20200504"/> **:死んだウイルスの断片が、COVID-19の<span style="color:red;">再感染</span>という偽陽性を引き起こしている。<ref name="東洋経済20200510"/> === respirator === {{Wikipedia|en:Respirator|Respirator}} :[[#N95 mask]] === respiratory droplet === {{Wikipedia|en:Respiratory droplet|Respiratory droplet}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:droplet#English|droplet]] [[wikt:en:respiratory#English|respiratory]] :   米 /ˈɹɛspəɹəˌtɔɹi dɹɑːplət/, /ɹɪˈspaɪɹəˌtɔɹi dɹɑːplət/, 英 /ɹɪˈspɪɹət(ə)ɹi ˈdɹɒplət/  </span> *:呼吸[[wikt:en:飛沫|飛沫]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#gouttelette respiratoire|gouttelette respiratoire]]'''</span>) === response === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:response#English|response]] :   /ɹɪˈspɒns/ </span> *:対応、対処   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#riposte|riposte]]'''</span>) === reverse transcription polymerase chain reaction === {{Wikipedia|en:Reverse transcription polymerase chain reaction|Reverse transcription polymerase chain reaction}} :[[w:逆転写ポリメラーゼ連鎖反応|逆転写ポリメラーゼ連鎖反応]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#RT-PCR|RT-PCR]]'''</span>) === RT-PCR === : <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see'' [[#reverse transcription polymerase chain reaction]]</span> :[[w:逆転写ポリメラーゼ連鎖反応|逆転写ポリメラーゼ連鎖反応]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#RT-PCR|RT-PCR]]'''</span>) ==== RT-PCR assay ==== *[[#RT-PCR|RT-PCR]] [[#assay|assay]] *:'''RT-PCR試験法''' **例文1 :  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Therefore, combining this [[#epidemiologic evidence|epidemiologic evidence]] with the analytical [[#sensitivity|sensitivity]] of the currently used <span style="color:red;">RT-PCR assay</span>s, it is not surprising that at least two gray zones could be identified, potentially plagued by [[#false negativity|false]] [[#SARS-CoV-2|SARS-CoV-2]] [[#false negativity|negativity]] attributable to the low [[#viral load|viral load]]s especially in [[#asymptomatic patient|asymptomatic]] or [[#mildly symptomatic patient|mildly symptomatic patient]]s. </span><ref name="degruyter2020-03-16"/> **:それゆえ、この疫学的証拠と現在用いられている <span style="color:red;">RT-PCR 試験法</span> の分析感度を組み合わせると、低いウイルス量 <small>(訳注: 血中のウイルス濃度)</small> に起因する新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) の 偽陰性に悩まされている少なくとも<u>2つのグレーゾーン</u>、とりわけ無症候性患者あるいは軽症の患者を識別することができることは、当然のことである。<ref group="注釈" name="degruyter2020-03-16fig1"/> **例文2 :  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">The former would correspond to the initial phase of [[#infection|infection]], when the patient is still completely [[#asymptomatic patient|asymptomatic]] or only [[#mildly symptomatic patient|mildly symptomatic]]. &nbsp; Virus shedding may have already initiated during this period, thought its extent would probably be too low to be identified by some <span style="color:red;">RT-PCR assay</span>s.</span><ref name="degruyter2020-03-16"/> **:前者 <small>(訳注: 感染初期のグレーゾーン)</small> は、患者がまだ完全に無症状であるか、または軽症である感染の初期段階に対応する。ウイルスの排出は、この時期の間にすでに始まっている可能性があり、その範囲は、いくつかの <span style="color:red;">RT-PCR 試験法</span> により識別されるには、多分あまりにも低いと考えられた。<ref group="注釈" name="degruyter2020-03-16fig1"/> ==== rRT-PCR ==== === sanitizer === :[[#hand sanitizer]] (ハンドサニタイザー、手指消毒剤) :[[#disinfectant]](消毒剤) === SARS === ==== SARS-CoV ==== ==== SARS-CoV-2 ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:SARS-CoV-2#English|SARS-CoV-2]] :  /sɑɹs koʊ viː tu/  </span> *:''see'' &nbsp; <span style="font-family:Times New Roman;">[[#Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2]]</span> === serious === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :'''重篤な'''  <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/serious ライフサイエンス辞書 serious] などを参照。</ref> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#mild]], [[#moderate]], [[#severe]], [[#extreme]], [[#critical]]</span></span> ==== seriously ==== <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :重篤に  <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/seriously ライフサイエンス辞書 seriously] などを参照。</ref> === severe === <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :'''重症の'''、'''重症型の'''  <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/severe ライフサイエンス辞書 severe] などを参照。</ref> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#severity]], [[#mild]], [[#moderate]], [[#serious]], [[#extreme]], [[#critical]]</span></span> ==== severe case ==== ==== severe disease ==== *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;">severe disease</span></span> *:'''重症''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/severe%20disease ライフサイエンス辞書 severe disease] などを参照。</ref> === sensitivity === {{Wikipedia|en:Sensitivity and specificity|Sensitivity and specificity}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:sensitivity#English|sensitivity]] :  /sɛnsɪˈtɪvɪti/  </span> *: (検査の) 感度     <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/> (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#sensibilité|sensibilité]]'''</span>) === severity === [[画像:Severity-of-coronavirus-cases-in-China-1.png|thumb|right|250px| The severity of diagnosed [[#COVID-19|COVID-19]] cases in China (Death Rate is based on [[#confirmed case|CONFIRMED CASES]].)<br>中国でCOVID-19と診断された症例の重症度 (死亡率は、確定症例数に基づく)。]] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:severity#English|severity]] :   /səˈvɛɹɨti/  </span> *:(病気・症状の) '''重症度''' <ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/c/begin/severity ライフサイエンス辞書 severity] などを参照。</ref>      (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#sévérité|sévérité]]'''</span>) <span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> :<span style="font-family:Times New Roman;">''See also''  <span style="font-size:13pt;">[[#mild]], [[#moderate]], [[#severe]], [[#serious]], [[#extreme]], [[#critical]]</span></span> === sewage === {{Wikipedia|en:Sewage|Sewage}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:sewage#English|sewage]] :  米 \ˈsu.ɪdʒ\, 英 \ˈsuː.ɪdʒ\   </span> *: [[wikt:en:下水|下水]]   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#eaux usées|eaux usées]]'''</span>) *:類義語: <span style="font-family:Times New Roman;">[[#wastewater]]</span> **例文  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Countries Begin Large-Scale Screening for [[#SARS-CoV-2]] in <span style="color:red;">Sewage</span></span> <ref>[https://www.the-scientist.com/news-opinion/countries-begin-large-scale-screening-for-sars-cov-2-in-sewage-67535 Countries Begin Large-Scale Screening for SARS-CoV-2 in Sewage The Scientist Magazine®] ザ・サイエンティスト誌 ([[w:en:The Scientist (magazine)|The Scientist magazine]]) 2020年5月14日記事、などを参照。</ref> *:各国が、<span style="color:red;">下水</span>において、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の大規模なスクリーニング(医学検査)を開始 === social distancing === :<span style="font-family:Times New Roman;">''see also'' [[#physical distancing]]</span> === sore throat === === specificity === {{Wikipedia|en:Sensitivity and specificity|Sensitivity and specificity}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:specificity#English|specificity]] :  /spɛsɪˈfɪsɪti/ </span> *: (検査の) 特異度   <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/>  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#spécificité|spécificité]]'''</span>) === spread === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:spread#English|spread]] :  /spɹɛd/ </span> *:広がり、広まり、(病気の)蔓延  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#propagation|propagation]]'''</span>) ==== spread ot the virus ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">(the) spread of the [[#virus]]</span> *:ウイルスの広がり、蔓延  (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#propagation du virus|propagation du virus]]'''</span>) === strain === {{Wikipedia|en:Strain (biology)|Strain (biology)}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:strain#English|strain]] :  /stɹeɪ̯n/ </span> *: (細菌・ウイルスなどの) 変種、株     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#souche|souche]]'''</span>) **[[#viral strain]] (ウイルス株) **例文  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#coronavirus (CoV)|Coronavirus]] has mutated to become far deadlier in Europe than the milder <span style="color:red;">strain</span> that made its way to the US west coast, Chinese study claims</span> <ref>[https://www.dailymail.co.uk/health/article-8237849/Coronavirus-mutated-Strains-evolved-far-deadlier-spread-Europe-New-York.html coronavirus 30 strains have developed, most deadly in Europe Daily Mail Online] [[w:デイリー・メール|デイリー・メール紙]] 2020年4月21日記事、などを参照。</ref> *:コロナウイルスは、ヨーロッパで突然変異して、米国西海岸に進出したより穏やかな<span style="color:red;">株(変種)</span>よりもはるかに致命的なものになった、と中国の研究は主張。 === superinfect === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:superinfect|superinfect]] : To [[#infect|infect]] as a [[#superinfection|superinfection]].</span> === superinfection === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:superinfection|superinfection]] : An [[#infection|infection]] which follows or occurs during another infection or disease process</span> *:他の感染や病気の過程の間に生じたり、続いて起こる感染 === superspreader === {{Wikipedia|en:Superspreader|Superspreader}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:superspreader#English|superspreader]] : (medicine, [[#epidemiology|epidemiology]]) A [[#patient|patient]] responsible for [[#spread|spreading]] an [[#infection|infection]] to many other people.</span> *:[[w:スーパー・スプレッダー|スーパースプレッダー]]:多くの他の人々に感染を広げている責任のある患者     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#superinfecteur|superinfecteur]]''','''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#super-propagateur|super-propagateur]]'''</span>) === surgical mask === === symptom === {{Wikipedia|en:Symptom|Symptom}} *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;">[[wikt:en:symptom|symptom]] :  /ˈsɪmp.təm/, /ˈsɪm(p)təm/</span></span> *:'''症状'''     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#symptôme|symptôme]]'''</span>) :[[#mild symptom]] 軽症 ==== symptom onset ==== :症状の発症 ==== symptom relief ==== :症状の緩和 === symptomatic === ==== symptomatic patient ==== === testing === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''see also'' [[#COVID-19 testing]]</span> *例文 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Trump says he told his people too much coronavirus <span style="color:#f55;">testing</span> puts US at 'disadvantage,' contradicting staff</span> <ref><span style="font-family:Times New Roman;">[https://edition.cnn.com/2020/06/22/politics/donald-trump-testing-slow-down-response/index.html Trump says he told his people too much coronavirus testing puts US at 'disadvantage,' contradicting staff - CNNPolitics] [https://edition.cnn.com/politics CNNPolitics] 2020年6月23日記事</span> </ref> *:トランプ(米大統領)によると、彼は彼の(選挙運動集会に集まった)人々に、コロナウイルスの検査が多過ぎることは米国を「不利な立場」に置く、と語ったという。スタッフは否認。 === vaccine === {{Wikipedia|en:Vaccine|Vaccine}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:vaccine#English|vaccine]] /vækˈsiːn/, :  </span>「ヴァクスィーン」と読む。[[file:En-us-vaccine.ogg]]      (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#vaccin|vaccin]]'''</span>) ==== vaccine hesitancy ==== {{Wikipedia|en:Vaccine hesitancy|Vaccine hesitancy}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:vaccine#English|vaccine]] [[wikt:en:hesitancy|hesitancy]]  :  </span> <div style="text-align:left;">[[画像:Antivax protest in London 1.jpg|thumb|500px|A protest against COVID-19 vaccines, in [[w:en:Islington|Islington]], London, on 18 September 2021.<br>2021年9月18日、ロンドン・[[w:イズリントン|イズリントン地区]]におけるCOVID-19のワクチンに対する抗議デモ行進。]]</div> <br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br><br> === variant === {{Wikipedia|en:Ventilator|Variant (biology)}} {{Wikipedia|en:Ventilator|Variants of SARS-CoV-2}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:variant#English|variant]] :   /ˈvɛəɹi.ənt/, /ˈvæɹi.ənt/ </span> :変異体(変異株、変異ウイルス)     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#variant|variant]]'''</span>) ::(※「変異種」は誤用とされている<ref>[https://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=221 【重要】変異「種」の誤用について](日本感染症学会)</ref>) === variant of concern (VOC) === {{Wikipedia|en:Variant of concern|Variant of concern}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">variant of concern :  /ˈvɛəɹi.ənt ʌv kənˈsɝn/ </span> *:[[w:懸念される変異株|懸念される変異株]] *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#variant préoccupant|variant préoccupant]]'''</span>) === variant of interest (VOI) === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">variant of interest :  /ˈvɛəɹi.ənt ʌv ˈɪntəɹəst/ </span> *:[[w:懸念される変異株#注目すべき変異株|注目すべき変異株]] *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#variant à suivre|variant à suivre]]'''</span>) === ventilator === {{Wikipedia|en:Ventilator|Ventilator}} :[[w:人工呼吸器|人工呼吸器]]     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#respirateur artificiel|respirateur artificiel]]'''</span>、<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#ventilateur|ventilateur]]'''</span>) === viral === {{Wikipedia|en:Viral|Viral}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:viral#English|viral]] :   /ˈvaɪɹəl/ </span> *: (細菌・ウイルスなどの) 変種、株     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#viral|viral]]'''</span>) ==== viral envelope ==== {{Wikipedia|en:Viral envelope|Viral envelope}} :[[w:エンベロープ (ウイルス)|エンベロープ]]     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#enveloppe virale|enveloppe virale]]'''</span>) ==== viral infection ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#viral|viral]] [[#infection|infection]] :   /ˈvaɪɹəl ɪnˈfɛkʃən/ </span> ==== viral load ==== *'''ウイルス量''' (=血液中のウイルス濃度)<ref>[https://lsd-project.jp/weblsd/o/begin/viral%20load ライフサイエンス辞書 viral load] などを参照。</ref> ==== viral strain ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#viral|viral]] [[#strain|strain]] :   /ˈvaɪɹəl stɹeɪ̯n/ </span> *:ウイルス株     (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#souche virale|souche virale]]'''</span>) === virological === ==== virological assessment ==== === virologist === :ウイルス学者 === virology === :ウイルス学 === virulence === {{Wikipedia|en:Virulence|Virulence}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:virulence|virulence]] : /ˈvɪɹjələns/, /ˈvɪɹələns/ </span> *:毒性 *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#virulence|virulence]]'''</span>) === virulent === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:virulent#English|virulent]] : /ˈvɪɹ(j)ələnt/ </span> *:毒性のある *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#virulent|virulent]]'''</span>) === virus === === VOC === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:VOC#English|VOC]] : (medicine) Abbreviation of [[#variant of concern]].</span> : [[#variant of concern]] の略語。 === VOI === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:VOI#English|VOI]] : (medicine) Abbreviation of [[#variant of interest]].</span> : [[#variant of interest]] の略語。 === wastewater === {{Wikipedia|en:Wastewater|Wastewater}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:wastewater#English|wastewater]] :  米 \'westwɔtɚ\,  英 \ˈweɪst wɔːtə\   </span> *: [[wikt:en:汚水|汚水]]、廃水   *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#eaux usées|eaux usées]]'''</span>) *:類義語: <span style="font-family:Times New Roman;">[[#sewage]]</span>(下水) **例文  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">How <span style="color:red;">Wastewater</span> Could Help Track the [[#spread|#Spread]] of the New [[#coronavirus (CoV)|Coronavirus]]</span> <ref>[https://www.smithsonianmag.com/science-nature/how-wastewater-could-help-track-spread-new-coronavirus-180974858/ Can COVID-19 Spread Through Sewage Science Smithsonian Magazine]、 [[w:スミソニアン博物館|スミソニアン学術協会]]公式ジャーナル([[w:en:Smithsonian (magazine)|Smithsonian Magazine]]) 2020年5月14日記事、などを参照。</ref> *:<span style="color:red;">汚水(下水)</span>は、新たなコロナウイルスの蔓延をたどるのに、どのように役立つのか? === wave === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:wave#Etymology_2|wave]] &nbsp;&nbsp;&nbsp; /weɪv/ :</span> *:波 {| class="wikitable" |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:first#English|first]] wave |第一波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:second#English|second]] wave &nbsp;&nbsp; |第二波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:third#English|third]] wave |第三波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:fourth#English|fourth]] wave |第四波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:fifth#English|fifth]] wave |第五波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:sixth#English|sixth]] wave |第六波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:seventh#English|seventh]] wave |第七波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:eighth#English|eighth]] wave |第八波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:ninth#English|ninth]] wave |第九波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" |[[wikt:en:tenth#English|tenth]] wave |第十波 |} *: (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#vague|vague]]'''</span>) <div style="background-color:brown;"> === Black Lives Matter === {{Wikipedia|en:Black Lives Matter|Black Lives Matter}} ==== George Floyd protests ==== {| |- style="background-color:#ddd;" | style="vertical-align:top;text-align:right;" |[[画像:George Floyd mural Mauerpark Berlin 2020-05-30 03.jpg|300px]]<br>[[w:en:Killing of George Floyd|Killing of George Floyd]]<br>[[w:ジョージ・フロイドの死|ジョージ・フロイドの死]] | style="vertical-align:top;text-align:left;" |[[画像:Protest against police violence - Justice for George Floyd, May 26, 2020 11.jpg|330px]]<br>[[w:en:George Floyd protests|George Floyd protests]]<br>[[w:ジョージ・フロイド抗議運動|ジョージ・フロイド抗議運動]] |} : (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#Black Lives Matter​|Black Lives Matter​]]'''</span>) </div> <br> <div style="background-color:lightgray;"> === Coronavirus recession === {{Wikipedia|en:Coronavirus recession|Coronavirus recession}} コロナウイルス不況 {| |- style="background-color:#ddd;" | style="vertical-align:top;text-align:right;" |[[画像:Stock-indices-2020crash.svg|300px]]<br>[[w:en:2020 stock market crash|2020 stock market crash]]<br>[[w:2020年の株価大暴落|2020年の株価大暴落]] | style="vertical-align:top;text-align:left;" |[[画像:A nearly empty flight from PEK to LAX amid the COVID-19 pandemic 1.jpg|300px]]<br> An almost empty flight<br> (ほとんど空席のフライト) |} : (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#Crise économique du Covid-19|Crise économique du Covid-19​]]'''</span>) </div> <br> <div style="background-color:khaki;"> === 2019–20 locust infestation === {{Wikipedia|en:2019–20 locust infestation|2019–20 locust infestation}} {{Wikipedia|en:Desert locust|Desert locust}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:desert#English|desert]] [[wikt:en:locust#English|locust]]  :  /ˈdɛzɚt loʊ.kəst/, /ˈdezət ləʊ.kəst/ : </span> **例文 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">How do you fight a locust invasion amid coronavirus?</span> <ref>[https://www.bbc.com/news/world-africa-52394888 How do you fight a locust invasion amid coronavirus - BBC News] BBC 2020年4月25日記事、などを参照。</ref> **:コロナウイルスの最中に、バッタの侵入にどう対処しますか? {| |- | style="text-align:right;" |[[画像:Schistocerca gregaria - Wüstenheuschrecke.jpg|300px]]<br>[[w:en:Desert locust|Desert locust]] | style="text-align:left;" |[[画像:Schistocerca gregaria L1 hoppers.jpg|300px]]<br>[[w:サバクトビバッタ|サバクトビバッタ]] |} : (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#Invasion de criquets de 2019-2020|Invasion de criquets de 2019-2020]]'''</span>) </div> <!-- {{Wikipedia|en:Antibody|Antibody}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:en:|]] :   </span> :   (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語#|]]'''</span>) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;"></span></span> --> == 脚注 == === 注釈 === {{Reflist| group="注釈"}} === 出典等 === {{Reflist}} == 参考文献 == === Merriam-Webster's Medical Dictionary (2016) === *Merriam-Webster's Medical Dictionary, Newest Edition, **[[w:en:Merriam-Webster|Merriam-Webster, Inc.]], 2016, <nowiki>ISBN978-0-87779-294-9</nowiki> === Black's Student Medical Dictionary (2011) === *[[w:en:Black's Medical Dictionary|Black's Student Medical Dictionary]] 3rd Edition, **Edited by Dr Harvey Marcovitch, [[w:en:Bloomsbury Publishing|Bloomsbury Publishing]], 2011 **:(引用項目) [[#infection|Infection]], [[#pandemic|Pandemic]] == 関連項目 == *[[トランスリンガル図鑑]] == 外部リンク == === <span style="font-size:20pt;">WHO</span> (英語) === *[https://www.who.int/ www.who.int/] - 世界保健機関 (WHO) **[https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019 www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019] - Coronavirus disease 2019 (COVID-19) ***[https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/advice-for-public /advice-for-public] - (COVID-19) advice for the public ***[https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/technical-guidance /technical-guidance] - (COVID-19) Country & Technical Guidance === <span style="font-size:20pt;">CDC</span> (Centers for Disease Control and Prevention) === *[https://www.cdc.gov/ www.cdc.gov/] - [[w:en:Centers for Disease Control and Prevention|Centers for Disease Control and Prevention]] ([[w:アメリカ疾病予防管理センター|米疾病予防管理センター]]) **<span style="background-color:#ffa;font-size:15pt;">[https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/index.html /coronavirus/2019-ncov/] - Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) CDC</span> === <span style="font-size:20pt;">ECDC</span> (European Centre for Disease Prevention and Control) === *[https://www.ecdc.europa.eu/en https://www.ecdc.europa.eu/en] - [[w:en:European Centre for Disease Prevention and Control|European Centre for Disease Prevention and Control]]([[w:欧州疾病予防管理センター|欧州疾病予防管理センター]]:本部はストックホルム) **[https://www.ecdc.europa.eu/en/covid-19 COVID-19] **[https://qap.ecdc.europa.eu/public/extensions/COVID-19/COVID-19.html#global-overview-tab COVID-19] === Harvard T.H. Chan School of Public Health === *[https://www.hsph.harvard.edu/ www.hsph.harvard.edu/] *:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[w:en:Harvard T.H. Chan School of Public Health|the Harvard T.H. Chan School of Public Health]](ハーバード大学T.H.Chan公衆衛生大学院)</span> **[https://www.hsph.harvard.edu/coronavirus/ /coronavirus/] - <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Coronavirus (COVID-19) Guidance for Harvard Chan Community</span> === <span style="font-size:22pt;">COVID-19の統計データ・サイト</span> === ==== <span style="font-size:20pt;">COVID-19 Dashboard at Johns Hopkins University (JHU)</span> ==== *<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;">[https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6 gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/]</span> *:[[w:en:Johns Hopkins University|Johns Hopkins University (JHU)]](ジョンズ・ホプキンス大学)のシステム科学工学センター (CSSE) によるCOVID-19の統計データ・サイト ==== <span style="font-size:20pt;">WHO COVID-19 Dashboard</span> (英語のみ) ==== *<span style="background-color:#ffb;font-size:20pt;"><big>[https://covid19.who.int/ covid19.who.int/]</big> - WHO COVID-19 Dashboard : </span> *:COVID-19 の Confirmed Cases (確定症例数)・New Cases (新規症例数)・Deaths (死亡者数)を、Cumulative(累計)・Daily (日別)で、並びに、Globally (世界全体)・Regions (地域別)などで概観 (Overview) することができる。 **<span style="background-color:#ffc;font-size:15pt;">[https://covid19.who.int/explorer covid19.who.int/explorer] - WHO COVID-19 Data Explorer</span> **:Confirmed Cases (確定症例数)・Cumulative Cases (累積症例数)・Deaths (死亡者数)・Cumulative Deaths (累積死亡者数)・Population (人口)などの条件をX軸・Y軸・Z軸に選び、Countries, Territories, or Areas (国・領土・地域)を選ぶと、2020年3月6日以降の日ごとの推移を、立体的・動的に比較することができる優れもののグラフ。 *<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;"><big>[https://extranet.who.int/publicemergency extranet.who.int/publicemergency]</big> - WHO Health Emergency Dashboard : </span> *:世界の国々が、それぞれどのような健康上の緊急事態にあるのかを表示できる世界地図。世界各国がCOVID-19に限らず、さまざまな健康上の危機を抱えていることを知ることができる。 ==== <span style="font-size:20pt;">Our World in Data</span> (英語のみ) ==== *[https://ourworldindata.org/ ourworldindata.org/] : [[w:en:Our World in Data|Our World in Data (OWID)]] (世界統計データ・サイト) **<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;"><big>[https://ourworldindata.org/coronavirus ourworldindata.org/coronavirus]</big> : Coronavirus Pandemic (COVID-19) - Statistics and Research - Our World in Data</span> **:COVID-19 の数々の統計データが掲載されている。 ==== <span style="font-size:20pt;">Worldometer</span> (英語のみ) ==== *[https://www.worldometers.info/ www.worldometers.info/] : <u>[[w:en:Worldometer|Worldometer]]</u> - real time world statistics (リアルタイムの世界統計データ・サイト) **<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;"><big>[https://www.worldometers.info/coronavirus/ www.worldometers.info/coronavirus/]</big> : Coronavirus Update (Live) ○,○○○,○○○ Cases and ○○○,○○○ Deaths from COVID-19 Virus Pandemic - Worldometer</span> **:世界全体および国・地域別に、 Total Cases(累積確定症例数)、New Cases(新規確定症例数)、Total Deaths(累積死亡者数)、New Death(新規死亡者数)、Total Recovered(累積回復者数)、Active Cases(治療中の症例数)、Serious, Critical(重症・重篤症例数)、Total Tests(累積検査数)および 1M pop(百万人)当たりの割合、ならびに、Mortality Rate(致死率)、Symptoms(症状の割合)、Incubation Period(潜伏期の長さ)、Transmission(伝染経路)など、詳細な分析がある。 === ニュースサイト === ==== <span style="font-size:20pt;">The Guardian</span> ==== *<span style="background-color:#ffb;font-size:15pt;">[https://www.theguardian.com/international www.theguardian.com] - the Guardian's global edition [[w:en:The Guardian|The Guardian]]</span> : [[w:ガーディアン|ガーディアン]](イギリスの大手日刊紙) **<span style="background-color:#ffb;font-size:20pt;background-color:#ffc;">[https://www.theguardian.com/world/coronavirus-outbreak Coronavirus outbreak The Guardian]</span> [[Category:トランスリンガル図鑑|C]] [[カテゴリ:新型コロナウイルス感染症]] [[カテゴリ:英語]]
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2022-11-30T16:34:01Z
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トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/仏語
#acide désoxyribonucléique #acide ribonucléique (⇒ cytokine storm) (⇒ false rumour) (⇒ false rumor) (⇒ antibody-dependent enhancement (ADE)) voir #syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS) Voir #coronavirus du syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS-CoV) test d'amplification des acides nucléiques au Canada Voir aussi #ARN コロナウイルス経済危機(大不況)
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{{Pathnav|メインページ|語学|トランスリンガル図鑑|新型コロナウイルス感染症|frame=1|small=1}} {| align="center" |- | colspan="2" style="background-color: gray; text-align: center; vertical-align: center; font-size: x-large; font-weight: bold; padding-bottom:10px;"| |- | colspan="2" style="text-align: left; vertical-align: bottom; font-family:Times New Roman; font-size: 20pt; font-weight: bold; "| |- | colspan="2" style="text-align:center;" |[[画像:OFSP affiche coronavirus distance.jpg|600px]] |- | colspan="2" style="text-align:center;" |<span style="font-size:13pt;color:#555;"></span> |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" | スウェーデン公衆衛生局によるCOVID-19予防啓発 | |- | style="text-align:left;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddd;color:#005;" |  W - wash hands | : | |- | colspan="2" style="background-color: gray; text-align: center; vertical-align: center; font-size: x-large; font-weight: bold; padding-bottom:10px;"| |} == Prévention des coronavirus COVID-19 == === Se protéger et protéger les autres de l'infection === [[画像:FHM-Covid-19-Undvik-smitta-a4-franska raster.svg|300px]] <br> === À propos du nouveau Coronavirus et du la maladie appelé COVID-19 === [[画像:FHM-Covid-19-Faktablad-covid-19-franska.pdf|300px]] <br> == Terminologie == === à domicile === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:à domicile|à domicile]]  :  \a dɔ.mi.sil\ </span> *:在宅での *# <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#hospitalisation à domicile]]</span> (在宅医療) *# <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#télétravail à domicile]]</span>   (在宅でのテレワーク) === acide désoxyribonucléique === === acide ribonucléique === === ACP === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:ACP|ACP]]  :  \a.se.pe\ </span> : [[#amplification en chaîne par polymérase]] の略語。 === ADN === [[#acide désoxyribonucléique]] === amplification en chaîne par polymérase === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:amplification en chaîne par polymérase|amplification en chaîne par polymérase]] (''f'' )</span>  \ɑ̃.pli.fi.ka.sjɔ̃ ɑ̃ ʃɛn paʁ po.li.me.ʁaz\ </span>:  *:[[w:ポリメラーゼ連鎖反応|ポリメラーゼ連鎖反応]] (<span style="font-family:Times New Roman;">[[#réaction en chaîne par polymérase]], [[#ACP]]</span> に同じ。)  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#polymerase chain reaction|polymerase chain reaction]]''') === agent infectieux === {{Wikipedia|fr:Agent infectieux|Agent infectieux}} :[[w:病原体|病原体]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#pathogen|pathogen]]''') === anticorps === {{Wikipedia|fr:Anticorps|Anticorps}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:anticorps#Français|anticorps]] (''m'')</span>  \ɑ̃.ti.kɔʁ\ </span>: *:[[w:抗体|抗体]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#antibody|antibody]]''') === antigène === {{Wikipedia|fr:Antigène|Antigène}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:antigène#Français|antigène]] (''m'')</span>  \ɑ̃.ti.ʒɛn\ </span>: *:[[w:抗原|抗原]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#antigen|antigen]]''') === ARN === [[#acide ribonucléique]] === cas === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:cas#Français|cas]] (''m'')</span>  \kɑ\ </span> *:症例、患者    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#case|case]]''') ==== cas confirmé ==== :確定症例 (確認された症例)、確認された患者    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#confirmed case|confirmed case]]''') ==== cas confirmés de Covid-19 ==== *:COVID-19の確定症例(数)    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#confirmed cases of COVID-19|confirmed cases of COVID-19]]''') ==== cas de contamination ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">cas de [[#contamination|contamination]]</span> :感染症例 ==== cas sévère ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[#cas|cas]] [[#sévère|sévère]] (''m'')</span>  \kɑ se.vɛʁ\ </span>:  *:'''重症例'''    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#severe case|severe case]]''') **(複数) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">(les) cas sévères</span> **⇒ '''重症'''   <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"> le [[#symptôme sévère|symptôme sévère]]</span> === choc cytokinique === {{Wikipedia|fr:Choc cytokinique|Choc cytokinique}} :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">choc [[#cytokinique]]</span>    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#cytokine storm|cytokine storm]]''') === confinement === {{Wikipedia|fr:Confinement (mesure sanitaire)|Confinement (mesure sanitaire)}} {{Wiktionary|fr:Thésaurus:confinement/français|Thésaurus:confinement}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:confinement#Français|confinement]] (''m'')</span>  \kɔ̃.fin.mɑ̃\, \kɔ̃.fi.nə.mɑ̃\ </span>: *: 閉じ込めること、閉じこもること、隔離 ;  *:(感染拡大にともなう)防疫隔離 (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#quarantine|quarantine]]''')、 *:封鎖措置・ロックダウン (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#lockdown|lockdown]]''') *: ⇒対義語 [[#déconfinement]] === confiner === ==== confiné ==== === contact === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Le contact avec des mains non lavées ou des surfaces souillées par des [[#gouttelette|gouttelette]]s est également à [[#risque de contamination]].</span><ref>[[#Info Coronavirus COVID-19 : Gouvernement.fr]] などを参照。</ref> *:洗っていない手での接触、あるいは、飛沫でぬれた表面との接触では、感染のリスクがあります。 ==== contact direct physique ==== ==== contact indirect ==== === contagion === === contamination === :[[#risque de contamination]] (感染のリスク) === coronavirus (CoV) === [[画像:TEM of coronavirus OC43.jpg|thumb|right|250px|<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:fr:Coronavirus humain OC43|Coronavirus humain OC43 (HCoV-OC43)]]</span><br>[[w:ヒトコロナウイルスOC43|ヒトコロナウイルスOC43]] ]] {{Wikipedia|fr:Coronavirus|Coronavirus}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:coronavirus#Français|coronavirus]]  (''m'')</span>    \kɔ.ʁɔ.na.vi.ʁys\  :[[File:LL-Q150 (fra)-Poslovitch-coronavirus.wav]] un groupe de [[#virus à ARN|Virus à ARN]] qui constituent la sous-famille des Orthocoronavirinae de la famille des [[wikt:fr:Coronaviridae|Coronaviridae]] de l'ordre des [[wikt:en:Nidovirales|Nidovirales]]. </span> *:'''[[wikt:fr:コロナウイルス|コロナウイルス]]'''  :  [[w:ニドウイルス目|ニドウイルス目]] [[w:コロナウイルス科|コロナウイルス科]]の[[w:オルトコロナウイルス亜科|オルトコロナウイルス亜科]]を構成する[[w:RNAウイルス|RNAウイルス]]のグループ   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#coronavirus (CoV)|coronavirus]]''') **例文  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Qu'est-ce qu'un <span style="color:red;">coronavirus</span> ?</span> <ref>[https://sante.journaldesfemmes.fr/fiches-maladies/2607859-definition-famille-coronavirus-origine-nom-virus-symptome-incubation-traitement-transmission/ Qu'est-ce qu'un coronavirus] [[w:fr:Le Journal des femmes|Le Journal des femmes]]([https://sante.journaldesfemmes.fr/ sante.journaldesfemmes.fr/])2020年4月23日記事、などを参照。</ref> **:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="color:red;">コロナウイルス</span>って何ですか?</span> ==== coronavirus de chauve-souris WIV1 lié au SRAS ==== {{Wikipedia|fr:Coronavirus de chauve-souris WIV1 lié au SRAS|Coronavirus de chauve-souris WIV1 lié au SRAS}} :SARS関連コウモリ・コロナウイルスWIV<sub>1</sub> ==== coronavirus du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV) ==== {{Wikipedia|fr:SARS-CoV|SARS-CoV}} ==== coronavirus 2 du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV-2) ==== {{Wikipedia|fr:Coronavirus 2 du syndrome respiratoire aigu sévère|Coronavirus 2 du syndrome respiratoire aigu sévère}} ==== coronavirus du syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS-CoV) ==== {{Wikipedia|fr:Coronavirus du syndrome respiratoire du Moyen-Orient|Coronavirus du syndrome respiratoire du Moyen-Orient}} ==== Coronavirus lié au syndrome respiratoire aigu sévère (SARSr-CoV) ==== {{Wikipedia|fr:Coronavirus lié au syndrome respiratoire aigu sévère|Coronavirus lié au syndrome respiratoire aigu sévère}} === Covid-19 === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:Covid-19#Français|Covid-19]]  (''féminin''</span> ''ou'' <span style="background-color:#bdf;">''masculin''</span> ''(l’usage hésite)'')   \kɔ.vid.diz.nœf\  : </span> 「コヴィド ディズヌフ」と読む。[[File:LL-Q150 (fra)-Fabricio Cardenas (Culex)-Covid-19.wav]] *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' <span style="font-size:13pt;">[[#maladie à coronavirus 2019 (Covid-19)]]</span></span> ;Variantes orthographiques *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:13pt;">COVID-19</span>   ''(Plus courant au Canada)''</span> *<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#nouveau coronavirus]]</span></span> *'''関連記事リンク''' *:"Covid-19", le nouveau coronavirus ([[w:fr:L'Express|L'Express]] レクスプレス誌)<ref name="L'Express_covid-19">[https://www.lexpress.fr/actualite/societe/sante/2019-ncv-le-nouveau-virus-venu-de-chine_2115677.html Covid-19, le nouveau coronavirus - L'Express] レクスプレス誌([[w:fr:L'Express|L'Express]])の解説記事。</ref> ==== covidé ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:covidé#Français|covidé]]      \kɔ.vi.de\ </span> *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Relatif au Covid-19.</span>   〔形容詞〕 [[#Covid-19]] に関連する、Covid-19 に罹患した *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Personne atteinte du Covid-19. </span>   〔名詞〕 Covid-19 に罹患した人 === cytokine === {{Wikipedia|fr:Cytokine|Cytokine}} :[[w:サイトカイン|サイトカイン]]<ref>[https://bifidus-fund.jp/keyword/kw048.shtml サイトカイン(cytokine)|用語集|腸内細菌学会]((公法) 腸内細菌学会)などを参照。</ref>   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#cytokine|cytokine]]''') === cytokinique === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#choc cytokinique]]</span> === déconfinement === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:déconfinement#Français|déconfinement]]  (''m'')</span>  \de.kɔ̃.fin.mɑ̃\, \de.kɔ̃.fi.nə.mɑ̃\  : Arrêt d’un confinement.</span> *:防疫隔離・封鎖措置(ロックダウン)の停止 *: ⇒対義語 [[#confinement]] === deuxième vague === :第二波 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Une deuxième vague de coronavirus </span> *:コロナウイルスの第二波 :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''voir ausii'' [[#vague]]</span> === diagnostic === {{Wikipedia|fr:Diagnostic (médecine)|Diagnostic (médecine)}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:diagnostic#Français|diagnostic]]  (''m'')</span>  \djaɡ.nɔs.tik\ : ''(Médecine)'' Partie de la médecine qui a pour objet la [[#distinction|distinction]] des [[#maladie|maladie]]s.</span> *:診断    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#diagnosis|diagnosis]]''') === diffusion === ==== diffusion explosif du virus ==== :ウイルスの爆発的広がり === désinfectant === :消毒剤 === eaux usées === {{Wikipedia|fr:Eaux usées|Eaux usées}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:eaux usées#Français|eaux usées]] (''f'' )</span>  \o y.ze\ </span> *:[[wikt:下水|下水]]、[[wikt:汚水|汚水]]、廃水 *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#sewage|sewage]]''', '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#wastewater|wastewater]]''') **例文  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#Covid-19]] : l'analyse des <span style="color:red;">eaux usées</span> [[wikt:fr:serait#Français|serait]] un bon indicateur de la [[#propagation]] du [[#virus]]</span> <ref>[https://www.ladepeche.fr/2020/05/19/covid-19-lanalyse-des-eaux-usees-serait-un-bon-indicateur-de-la-propagation-du-virus,8894227.php Covid-19 l'analyse des eaux usées serait un bon indicateur de la propagation du virus - ladepeche.fr] [[w:fr:La Dépêche du Midi|La Dépêche du Midi]](フランス南東部の日刊地方紙) 2020年5月19日記事、などを参照。</ref> **:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">COVID-19 : <span style="color:red;">下水</span>の検査は、ウイルスの広がりの良き指標となるだろう。</span> === éclosion de maladie === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Éclosions de maladies</span> : アウトブレイク **<small>カナダでは、英語の outbreak と同じ意味で éclosion を用いている。例えば、次のページなどを比べてみよ。</small> **:[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] [https://www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/2019-nouveau-coronavirus.html? Maladie à coronavirus (COVID-19) Mise à jour sur l’éclosion] **:[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] [https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html Coronavirus disease (COVID-19) Outbreak update] **éclosion という単語は、たいていは卵の[[w:孵化|孵化]] ([[w:fr:Éclosion|Éclosion]], [[w:en:Hatchling|Hatchling]]) の意味で用いられることが多い。 === écran facial === {{Wikipedia|fr:Écran facial|Écran facial}} :[[w:フェイスシールド|フェイスシールド]]  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#face shield|face shield]]''') === effondrement === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:effondrement#Français|effondrement]]  (''m'')</span>    \e.fɔ̃.dʁə.mɑ̃\  :</span> *:崩壊  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#collapse|collapse]]''') ==== effondrement de la médecine d'urgence ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:effondrement#Français|effondrement]]</span> de la [[#médecine|médecine]] d'[[#urgences|urgence]]   <span style="background-color:#bdf;">(''m'')</span>    \e.fɔ̃.dʁə.mɑ̃ də la dyʁʒɑ̃s\  :</span> <ref>[https://alt-rev.com/2020/05/28/au-japon-la-pandemie-a-brise-le-grand-reve-de-puissance-de-shinzo-abe/ Au Japon, la pandémie a brisé le grand rêve de puissance de Shinzo Abe - Alternative Révolutionnaire Communiste] などを参照。</ref> *:救急医療の崩壊 ==== effondrement du système de santé ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:effondrement#Français|effondrement]]</span> du [[wikt:fr:système#Français|système]] de [[wikt:fr:santé#Français|santé]]   <span style="background-color:#bdf;">(''m'')</span>    \e.fɔ̃.dʁə.mɑ̃ dy sis.tɛm də sɑ̃.te\  :</span> *:医療体制の崩壊 (医療崩壊)  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#collapse of the healthcare system|collapse of the healthcare system]]''') === enveloppe virale === [[画像:Influenza virus particle 8430 lores-Beschriftung-fr.jpg|thumb|right|200px|<div style="text-align:center;">L''''[[w:fr:Enveloppe virale|Enveloppe virale]]'''</div>]] :[[w:エンベロープ (ウイルス)|エンベロープ]]  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#viral envelope|viral envelope]]''') === EPI === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir''' [[#équipement de protection individuelle]]</span> === épidémie === {{Wikipedia|fr:Épidémie|Épidémie}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:épidémie|épidémie]] (''f'' )</span>  \e.pi.de.mi\ </span> : Maladie qui atteint en même temps et dans le même lieu un grand nombre de personnes ou d'animaux. *:(病気の)流行、蔓延。伝染病・流行病。   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#epidemic|epidemic]]''') === équipement de protection individuelle === {{Wikipedia|fr:Équipement de protection individuelle|Équipement de protection individuelle}} <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"> </span> *:個人防護具   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#personal protective equipment​|personal protective equipment​]]''') === évolution === === explosif === :爆発的な === fausse === ==== fausse rumeur ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[#faux|fausse]] [[#rumeur|rumeur]] (''f'' )</span>  \fos ʁy.mœʁ\ </span> : 虚偽のうわさ、デマ      (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#false rumour|false rumour]]''')      (⇒[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#false rumor|false rumor]]''') === facilitation de l'infection par des anticorps === {{Wikipedia|fr:Facilitation de l'infection par des anticorps|Facilitation de l'infection par des anticorps}} *<div style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:facilitation#Français|facilitation]]</span> de l'<span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:infection#Français|infection]]</span> par des <span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:anticorps|anticorps]]</span> *:\fa.si.li.ta.sjɔ̃.&nbsp; də.lɛ̃.fɛk.sjɔ̃.&nbsp; paʁ.de.&nbsp; zɑ̃.ti.kɔʁ\ :</div> **抗体による感染の容易化('''[[w:抗体依存性感染増強|抗体依存性感染増強]]''')      (⇒[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#antibody-dependent enhancement (ADE)|antibody-dependent enhancement (ADE)]]''') === faux === ==== faux négatif ==== {{Wikipedia|fr:Faux négatif|Faux négatif}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:faux négatif#Français|faux négatif]] (''m'')</span>  \fo ne.ga.tif\ </span> *:'''偽陰性''' : 本来は陽性であるはずの検査で、誤って陰性と判定されてしまうこと。<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%B0%E6%80%A7-1829714 偽陰性(ギインセイ)とは - コトバンク]、[https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%B0%E6%80%A7/#jn-292558 偽陰性(ぎいんせい)の意味 - goo国語辞書] などを参照。</ref><ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性">医学的な検査には感度([[#sensibilité]])と特異度([[#spécificité]])があり、例えば新型コロナウイルスを検出するPCR検査の感度は70%程度であるとされている。つまり、3割の検査では、感染しているのに「陰性」と判定される偽陰性、あるいは逆に、感染していないのに「陽性」と判定される偽陽性がありうるということである。⇒①[https://jeaweb.jp/covid/qa/index.html Q1:新型コロナウイルス検査は、どのくらい正確なのですか?;Q2:PCR検査とはどんなものですか?] ([[w:日本疫学会|日本疫学会]]) あるいは ②[https://kanagawa-med.or.jp/corona_news/pcr%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%AE%E7%89%B9%E6%80%A7%E3%81%A8%E9%99%90%E7%95%8C/ PCR検査の特性と限界 (神奈川県医師会)] などを参照。</ref>   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#false negative|false negative]]''') ==== faux positif ==== {{Wikipedia|fr:Faux positif|Faux positif}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:faux positif#Français|faux positif]] (''m'')</span>  \fo pɔ.zi.tif\ </span> *:'''偽陽性''' : 本来は陰性であるはずの検査で、誤って陽性と判定されてしまうこと。<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%BD%E6%80%A7-674743 偽陽性(ギヨウセイ)とは - コトバンク]、[https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%81%BD%E9%99%BD%E6%80%A7/#jn-253702 偽陽性(ぎようせい)の意味 - goo国語辞書] などを参照。</ref><ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/>  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#false positive|false positive]]''')  **用例 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Selon l’OMS, les cas de “[[#réinfection|réinfection]]” au Covid-19 seraient des <span style="color:red;">faux positif</span>s</span> **:世界保健機関(OMS)によれば、COVID-19の 「再感染」 は <span style="color:red;">偽陽性</span>であろうという。<ref name="siecle20200506">ウェブメディア [https://siecledigital.fr/ Siècle Digital] 2020年5月6日記事 [https://siecledigital.fr/2020/05/06/selon-loms-les-cas-de-reinfection-au-covid-19-seraient-des-faux-positifs/ Selon l'OMS, les cas de réinfection au Covid-19 seraient des faux positifs] などを参照。</ref><ref name="東洋経済20200510">[https://toyokeizai.net/articles/-/349446 コロナ再感染は「偽陽性の公算」韓国で進む研究 ロイター 東洋経済オンライン]東洋経済オンライン2020年5月10日記事 などを参照。</ref> === gène === {{Wikipedia|fr:Gène|Gène}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:gène#Français|gène]] (''m'' )</span>   \ʒɛn\ </span>:  *:[[w:遺伝子|遺伝子]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#gene|gene]]''') === génome === {{Wikipedia|fr:Génome|Génome}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:génome#Français|génome]] (''m'' )</span>   \ʒe.nom\ </span>:  *:[[w:ゲノム|ゲノム]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#genome|genome]]''') === génotype === {{Wikipedia|fr:Génotype|Génotype}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:génotype|génotype]] (''m'' )</span>   \ʒe.nɔ.tip\ </span>:  *:[[w:遺伝子型|遺伝子型]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#genotype|genotype]]''') === gouttelette === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:gouttelette|gouttelette]] (''f'' )</span>   \ɡut.lɛt\ </span>:  *:水[[wikt:fr:滴|滴]](しずく)、[[wikt:en:飛沫|飛沫]]     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#droplet|droplet]]''') ==== gouttelette respiratoire ==== {{Wikipedia|fr:Gouttelette respiratoire|Gouttelette respiratoire}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:gouttelette|gouttelette]] [[wikt:fr:respiratoire|respiratoire]]   (''f'' )</span>   \ɡut.lɛt ʁɛs.pi.ʁa.twaʁ\ </span>:  *:呼吸[[wikt:en:飛沫|飛沫]]     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#respiratory droplet|respiratory droplet]]''') === grippe === {{Wikipedia|fr:Grippe|Grippe}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Grippe et coronavirus en même temps, un cocktail explosif</span> <ref>[https://www.rts.ch/info/suisse/11306249-grippe-et-coronavirus-en-meme-temps-un-cocktail-explosif.html Grippe et coronavirus en même temps, un cocktail explosif - rts.ch - Suisse] などを参照。</ref> *:インフルエンザとコロナウイルスが同時に、爆発的なカクテル === grippe saisonnière === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *: === hospitalisation === {{Wikipedia|fr:Hospitalisation|Hospitalisation}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:hospitalisation|hospitalisation]] (''f'' )</span>   \ɔs.pi.ta.li.za.sjɔ̃\ </span>:  *:[[wikt:fr:入院#Japonais|入院]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#hospitalisation|hospitalisation]]'''、[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#hospitalization|hospitalization]]''') ==== hospitalisation à domicile ==== {{Wikipedia|fr:Hospitalisation à domicile|Hospitalisation à domicile}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[#hospitalisation|hospitalisation]] [[#à domicile|à domicile]] (''f'' )</span>   \ɔs.pi.ta.li.za.sjɔ̃ \a dɔ.mi.sil\ </span>:  *:[[w:在宅医療|在宅医療]] === hygiène === {{Wikipedia|fr:Hygiène|Hygiène}} {{Wiktionary|fr:Thésaurus:hygiène/français|Thésaurus:hygiène}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:hygiène|hygiène]] (''f'' )</span>   \i.ʒjɛn\ </span>:  *:衛生    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#hygiene|hygiene]]''') === Ig === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:Ig#Français|Ig]] : (Abréviation) de [[#immunoglobuline]].</span> : [[#immunoglobuline]] (免疫グロブリン)の略語。 === immunitaire === === immunisation === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:immunisation|immunisation]] (''f'' )</span>   \i.my.ni.za.sjɔ̃\ </span>: :[[w:免疫化|免疫化(免疫付与)]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#immunization|immunization]]''') === immunité === {{Wikipedia|fr:Immunité (médecine)|Immunité (médecine)}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:immunité|immunité]] (''f'' )</span>   \i.my.ni.te\ </span>: **[[w:免疫 (医学)|免疫]] *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#système immunitaire]]</span></span> ==== immunité adaptative ==== :獲得免疫(適応免疫) :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#système immunitaire adaptatif]]</span></span> ==== immunité innée ==== :自然免疫 :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#système immunitaire inné]]</span></span> <!-- ==== *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#]]</span></span> --> ==== immunité grégaire ==== {{Wikipedia|fr:Immunité grégaire|Immunité grégaire}} :[[w:集団免疫|集団免疫]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#herd immunity|herd immunity]]''') ==== immunité passive ==== {{Wikipedia|fr:Immunité passive|Immunité passive}} :[[w:受動免疫|受動免疫]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#passive immunity|passive immunity]]''') === immunoglobuline === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:immunoglobuline#Français|immunoglobuline]] (''f'' )</span>   \i.my.nɔ.ɡlɔ.by.lin\ </span>: *:'''免疫グロブリン''' (抗体 ([[#anticorps]]) としての構造・機能をもつ一群の血清たんぱく質<ref>[https://kotobank.jp/word/%E5%85%8D%E7%96%AB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3-165991 免疫グロブリン(めんえきグロブリン)とは - コトバンク] などを参照。</ref>)    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#immunoglobulin|immunoglobulin]]''') === infecteur === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[#infecteur|infecteur]] (''m'')</span>  \ɛ̃.fɛk.tœʁ\ : Celui qui propage une [[#infection|infection]], une [[#contagion|contagion]].</span> *:感染を広げる者 (スプレッダー?) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir aussi'' &nbsp; [[#superinfecteur]]</span>(スーパー・スプレッダー) === infectieuse === === infectieux === === infection === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:infection#Français|infection]] (''f'' )</span>   \ɛ̃.fɛk.sjɔ̃\ </span>: *:感染       (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#infection|infection]]''') ==== infection de percée ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[#infection|infection]]</span> de <span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:percée|percée]] (''f'' )</span>   \ɛ̃.fɛk.sjɔ̃&nbsp; də&nbsp; pɛʁ.se\ :</span> *:貫通感染('''[[w:打ち抜き感染|打ち抜き感染 (ブレイクスルー感染)]]''') *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#breakthrough infection|breakthrough infection]]''') ==== infection virale ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[#infection|infection]] [[#virale|virale]] (''f'' )</span>   \ɛ̃.fɛk.sjɔ̃ vi.ʁal\ </span>: *:ウイルス感染       (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#viral infection|viral infection]]''') === inoculation === {{Wikipedia|fr:Inoculation|Inoculation}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:inoculation#Français|inoculation]] (''f'' )</span>  \i.nɔ.ky.la.sjɔ̃\ </span>: *:[[w:接種|接種]]  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#inoculation|inoculation]]''') === laver === ;se laver les mains régulièrement === létalité === === maladie === === maladie à coronavirus 2019 (Covid-19) === {{Wikipedia|fr:Maladie à coronavirus 2019|Maladie à coronavirus 2019}} :[[File:LL-Q150 (fra)-Fabricio Cardenas (Culex)-maladie à coronavirus 2019.wav]] === maladie contagieuse === === maladie infectieuse === {{Wikipedia|fr:Maladie infectieuse|Maladie infectieuse}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:mortalité|mortalité]] (''f'' )</span>   \ma.la.di ɛ̃.fɛk.sjøz\ </span>:  **[[#maladie]] + [[#infectieuse]] ([[#infectieux]]) *:感染症 **: ⇒類義語 [[#épidémie]] ==== maladie infectieuse émergente (MIE) ==== {{Wikipedia|fr:Maladie infectieuse émergente|Maladie infectieuse émergente}} === masque === ==== masque chirurgical ==== ==== masque de protection FFP ==== {{Wikipedia|fr:Masque de protection FFP|Masque de protection FFP}} ==== masque N95 ==== {{Wikipedia|fr:Masque N95|Masque N95}} === MERS === <span style="font-family:Times New Roman;">''voir'' <span style="font-size:13pt;">[[#syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS)]]</span></span> ==== MERS-CoV ==== <span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' <span style="font-size:13pt;">[[#coronavirus du syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS-CoV)]]</span></span> === mortalité === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:mortalité|mortalité]] (''f'' )</span>  \mɔʁ.ta.li.te\ </span>: 死亡率 **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#taux de létalité]]</span> === mutation === {{Wikipedia|fr:Mutation (génétique)|Mutation}} :[[w:突然変異|突然変異]] *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#mutation|mutation]]''') *参考記事 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Mutation, variant, souche : le lexique pour comprendre les évolutions du coronavirus<ref name="parisien-2020-12-27">[https://www.leparisien.fr/societe/mutation-variant-souche-le-lexique-pour-comprendre-les-evolutions-du-coronavirus-27-12-2020-8416217.php Mutation, variant, souche : le lexique pour comprendre les évolutions du coronavirus](日刊紙[[w:ル・パリジャン|ル・パリジャン]] 2020年12月27日記事)</ref></span> === nombre de reproduction de base === {{Wikipedia|fr:Nombre de reproduction de base|Nombre de reproduction de base}} *[[w:基本再生産数|基本再生産数]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#basic reproduction number|basic reproduction number]]''') === nouveau === ==== nouveau coronavirus ==== {{Wikipedia|fr:Nouveau coronavirus|Nouveau coronavirus}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:nouveau|nouveau]] [[#coronavirus (CoV)|coronavirus]]   (''m'' )</span>   \nu.vo kɔ.ʁɔ.na.vi.ʁys\ </span> : 「ヌボ コロナヴィリュス」と読む。 *:[[wikt:fr:新型#Japonais|新型]] [[wikt:fr:コロナウイルス#Japonais|コロナウイルス]] *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#Covid-19]]</span></span> *'''関連記事リンク''' *:"Covid-19", le nouveau coronavirus ([[w:fr:L'Express|L'Express]] レクスプレス誌)<ref name="L'Express_covid-19"/> === pandémie === {{Wikipedia|fr:Pandémie|Pandémie}} {{Wiktionary|fr:Thésaurus:pandémie/français|Thésaurus:pandémie}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:pandémie|pandémie]] (''f'' )</span>   \pɑ̃.de.mi\ </span>: [[#épidémie|Épidémie]] qui affecte une partie significative des populations sur une région importante du globe, plusieurs pays voire plusieurs continents. *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#pandemic|pandemic]]''') === PCR === {{Wikipedia|fr:PCR|PCR}} *''Polymerase Chain Reaction'' de l'anglais : [[#Réaction en chaîne par polymérase]] *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#ACP]] ou [[#TAN]]</span></span> *:<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#RT-PCR]]</span></span> ==== ==== ==== PCR quantitative ==== {{Wikipedia|fr:PCR quantitative|PCR quantitative}} :[[w:定量PCR|定量PCR]] :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#réaction en chaîne par polymérase]]</span></span> === phase === {{Wikipedia|fr:Phase|Phase}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:phase#Français|phase]]  (''f'' )</span>  \fɑz\ , \faz\ </span> *:段階、局面、フェーズ   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#phase|phase]]''') *用例  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">la phase 2 du [[#déconfinement|déconfinement]]</span> <ref>[https://www.lexpress.fr/actualite/societe/sante/orange-ou-vert-decouvrez-la-nouvelle-carte-de-la-phase-2-du-deconfinement_2127009.html Orange ou vert découvrez la nouvelle carte de la phase 2 du déconfinement - L'Express] などを参照。</ref> *:封鎖解除の第二段階 === PPE === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir''' [[#équipement de protection individuelle]] ou [[EPI]]</span> === prévention === === projection === ==== projection de gouttelettes ==== === propagation === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:propagation#Français|propagation]]  (''f'' )</span>  \pʁɔ.pa.ɡa.sjɔ̃\ </span> *:蔓延、伝播、増殖 *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#spread|spread]]''') ==== propagation du virus ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">(la) propagation</span> du virus</span> *:ウイルスの蔓延  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#spread ot the virus|spread ot the virus]]''') === protéger === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:protéger#Français|protéger]]</span> *: ~ de : ~から守る、保護する、防護する === quarantaine === [[画像:ICS Lima.svg|thumb|right|150px|<div style="text-align:center;">Le drapeau de signal de la '''[[w:fr:Quarantaine|quarantaine]]'''</div>]] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:quarantaine#Français|quarantaine]]  (''f'' )</span>    \ka.ʁɑ̃.tɛn\ </span>: *:[[wikt:en:検疫|検疫]]、防疫隔離  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#quarantine|quarantine]]''') === réaction en chaîne par polymérase === {{Wikipedia|fr:Réaction en chaîne par polymérase|Réaction en chaîne par polymérase}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:réaction en chaîne par polymérase|réaction en chaîne par polymérase]]  (''f'' )</span>   \ʁe.ak.sjɔ̃ ɑ̃ ʃɛn paʁ pɔ.li.me.ʁaz\ </span>: *:[[w:ポリメラーゼ連鎖反応|ポリメラーゼ連鎖反応]] (<span style="font-family:Times New Roman;">[[#amplification en chaîne par polymérase]], [[#ACP]]</span>に同じ) *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#polymerase chain reaction|polymerase chain reaction]]''') === réinfection === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">réinfection (''f'' )</span>  \ʁe.ɛ̃.fɛk.sjɔ̃\ </span> *:再感染     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#reinfection|reinfection]]''') **用例 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Selon l’OMS, les cas de “<span style="color:red;">réinfection</span>” au Covid-19 seraient des [[#faux positif|faux positif]]s</span> **:世界保健機関(OMS)によれば、COVID-19の 「<span style="color:red;">再感染</span>」 は 偽陽性であろうという。<ref name="siecle20200506"/><ref name="東洋経済20200510"/> === respirateur artificiel === {{Wikipedia|fr:Respirateur artificiel|Respirateur artificiel}} *:[[w:人工呼吸器|人工呼吸器]]     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#ventilator|ventilator]]''') === riposte === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:riposte#Français|riposte]] (''f'' )</span>  \ʁi.pɔst\ </span> *:対応、対処     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#response|response]]''') === risque === ==== risque de contamination ==== === RT-PCR === :[[w:逆転写ポリメラーゼ連鎖反応|逆転写ポリメラーゼ連鎖反応]]     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#RT-PCR|RT-PCR]]''', '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#reverse transcription polymerase chain reaction|reverse transcription polymerase chain reaction]]''') === rumeur === <!-- [[画像:Honoré Daumier 003.jpg|thumb|right|240px|<div style="text-align:center;">[[w:fr:Rumeur|Rumeur]]</div>]] --> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:rumeur#Français|rumeur]] (''f'' )</span>  \ʁy.mœʁ\ </span> : うわさ :⇒ [[#fausse rumeur]] : === SARS-CoV === {{Wikipedia|fr:SARS-CoV|SARS-CoV}} :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' &nbsp; <span style="font-size:13pt;">[[#coronavirus du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV)]]</span></span> ==== SARS-CoV-2 ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:SARS-CoV-2#Français|SARS-CoV-2]] (''m'')</span>  \saʁs.kɔ.ve.dø\ </span> :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' &nbsp; <span style="font-size:13pt;">[[#coronavirus 2 du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV-2)]]</span></span> ==== SARSr-CoV ==== :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' &nbsp; <span style="font-size:13pt;">[[#Coronavirus lié au syndrome respiratoire aigu sévère (SARSr-CoV)]]</span></span> === sensibilité === {{Wikipedia|fr:Sensibilité et spécificité|Sensibilité et spécificité}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:sensibilité#Français|sensibilité]]  (''f'' )</span>   \sɑ̃.si.bi.li.te\ </span> *:(検査の) 感度  <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/> (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#sensitivity|sensitivity]]''') === sévère === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:sévère|sévère]]  \se.vɛʁ\ </span>:  *:(病気・症状の) '''重症の'''    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#severe|severe]]''') **'''重症'''   <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"> le [[#symptôme sévère|symptôme sévère]] (les symptômes sévères)</span> **'''重症例'''  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"> le [[#cas sévère|cas sévère]] (les cas sévères)</span> === sévérité === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:sévérité#Français|sévérité]] (''f'' )</span>  \se.ve.ʁi.te\ </span>:  :(病気・症状の) '''重症度'''    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#severity|severity]]''') *'''重症の''' [[#sévère]] === SIDA === === spécificité === {{Wikipedia|fr:Sensibilité et spécificité|Sensibilité et spécificité}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:spécificité#Français|spécificité]]  (''f'' )</span>   \spe.si.fi.si.te\ </span> *:(検査の) 特異度  <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/> (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#specificity|specificity]]''') === souche === {{Wikipedia|fr:Souche (biologie)|Souche (biologie)}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:souche#Français|souche]]  (''f'' )</span>   \suʃ\ </span> *:(細菌・ウイルスなどの) 変異株、変異体  <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/> (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#strain|strain]]''') *参考記事 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Mutation, variant, souche : le lexique pour comprendre les évolutions du coronavirus<ref name="parisien-2020-12-27"/></span> ==== souche virale ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:souche#Français|souche]] [[#viral|virale]]  (''f'' )</span>   \suʃ vi.ʁal\ </span> *:ウイルス株  <ref group="注釈" name="偽陰性と偽陽性"/> (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#viral strain|viral strain]]''') === SRAS === :<span style="font-family:Times New Roman;">''voir'' <span style="font-size:13pt;">[[#syndrome respiratoire aigu sévère (SRAS)]]</span></span> === SRAS-CoV === :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' &nbsp; <span style="font-size:13pt;">[[#coronavirus du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV)]]</span></span> ==== SRAS-CoV-2 ==== :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' &nbsp; <span style="font-size:13pt;">[[#coronavirus 2 du syndrome respiratoire aigu sévère (SARS-CoV-2)]]</span></span> === sûreté biologique === {{Wikipedia|fr:Sûreté biologique|Sûreté biologique}} :バイオセーフティー(生物学的安全性) === surmortalité === {{Wikipedia|fr:Surmortalité|Surmortalité}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:surmortalité#Français|surmortalité]] (''m'')</span>  \syʁ.mɔʁ.ta.li.te\ </span>: 超過死亡率   (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#excess mortality|excess mortality]]''') === superinfecteur === {{Wikipedia|fr:Superinfecteur|Superinfecteur}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">super[[#infecteur|infecteur]] (''m'')</span>  \sy.pɛʁ ɛ̃.fɛk.tœʁ\ &nbsp;(??) </span>: *:[[w:スーパー・スプレッダー|スーパー・スプレッダー]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#superspreader|superspreader]]''') **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir aussi'' &nbsp; [[#super-propagateur]]</span> === super-propagateur === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:super-propagateur#Français|super-propagateur]] (''m'')</span>  \sy.pɛʁ.pʁɔ.pa.ɡa.tœʁ\ </span>: *:[[w:スーパー・スプレッダー|スーパー・スプレッダー]]    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#superspreader|superspreader]]''') **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir aussi'' &nbsp; [[#superinfecteur]]</span> === symptôme === {{Wikipedia|fr:Symptôme|Symptôme}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:symptôme#Français|symptôme]] (''m'')</span>  \sɛ̃p.tom\ </span>:  *:(病気の) '''症状'''    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#symptom|symptom]]''') *⇒ '''重症'''  <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">le [[#symptôme sévère|symptôme sévère]]</span> ==== symptôme sévère ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[#symptôme|symptôme]] [[#sévère|sévère]] (''m'')</span> \sɛ̃p.tom se.vɛʁ\ </span>:  **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">(les) [[#symptôme|symptôme]]s sévères</span></span> :(病気・症状の) '''重症の'''    (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#severe|severe]]''') *⇒ '''重症例'''   <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"> le [[#cas sévère|cas sévère]]</span> === syndrome respiratoire aigu sévère (SRAS) === {{Wikipedia|fr:Syndrome respiratoire aigu sévère|Syndrome respiratoire aigu sévère}} === syndrome respiratoire du Moyen-Orient (MERS) === {{Wikipedia|fr:Syndrome respiratoire du Moyen-Orient|Syndrome respiratoire du Moyen-Orient}} === système immunitaire === {{Wikipedia|fr:Système immunitaire|Système immunitaire}} :[[w:免疫系|免疫系]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#immune system|immune system]]''') ==== système immunitaire adaptatif ==== {{Wikipedia|fr:Système immunitaire adaptatif|Système immunitaire adaptatif}} :獲得免疫系 (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#adaptive immune system|adaptive immune system]]''') ==== système immunitaire inné ==== {{Wikipedia|fr:Système immunitaire inné|Système immunitaire inné}} :自然免疫系 (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#innate immune system|innate immune system]]''') <!-- ==== {{Wikipedia|fr:|}} --> === TAN === '''test d'amplification des acides nucléiques''' au Canada :<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir aussi'' <span style="font-size:13pt;">[[#ACP]], [[#PCR]], [[#amplification en chaîne par polymérase]]</span></span> === taux === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:taux#Français|taux]] (''m'')</span>  /to/ </span>: 割合 **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#taux de létalité]]</span> (致死率) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#taux de mortalité]]</span> (死亡率) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#taux de reproduction de base]]</span> ([[w:基本再生産数|基本再生産数]]) ==== taux de létalité ==== {{Wikipedia|fr:Taux de létalité|Taux de létalité}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:taux de létalité#Français|taux de létalité]]  \to də le.ta.li.te\</span> : 致死率 (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#case fatality rate (CFR)|case fatality rate (CFR)]]''') ==== taux de mortalité ==== {{Wikipedia|fr:Taux de mortalité|Taux de mortalité}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:taux de mortalité#Français|taux de mortalité]]  \to də mɔʁ.ta.li.te\</span> : [[w:死亡率|死亡率]] (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#mortality rate|mortality rate]]''') ==== taux de reproduction de base ==== *<span style="font-family:Times New Roman;">''Voir'' [[#nombre de reproduction de base]]</span> ([[w:基本再生産数|基本再生産数]]) === télétravail === ==== télétravail à domicile ==== === test === ==== test diagnostique du SARS-CoV-2 ==== {{Wikipedia|fr:Test diagnostique du SARS-CoV-2|Test diagnostique du SARS-CoV-2}} === traitement === ==== traitement médical ==== {{Wikipedia|fr:Traitement (médecine)|Traitement (médecine)}} === transission === === urgences === {{Wikipedia|fr:Urgences|Urgences}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:urgences#Français|urgences]] (''f. pl.'')</span> :  \yʁ.ʒɑ̃s\  : </span> *:[[w:救急医療|救急医療]]  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#medical emergency|medical emergency]]''') === vaccin === {{Wikipedia|fr:Vaccin|Vaccin}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:vaccin#Français|vaccin]] (''m.'')</span> :   \vak.sɛ̃\   : </span>[[file:LL-Q150 (fra)-VictorDtmtc-vaccin.wav]] *:[[w:ワクチン|ワクチン]]  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#vaccine|vaccine]]''') === vaccination === === vague === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:vague#Nom_commun_3|vague]] (''f.'')</span> :  \vaɡ\    : </span> *:波 {| class="wikitable" |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:première#Français|première]] vague |\pʁə.mjɛʁ vaɡ\ |第一波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:deuxième vague|deuxième vague]] |\dø.zjɛm vaɡ\ |第二波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:troisième#Français|troisième]] vague |\tʁwɑ.zjɛm vaɡ\ |第三波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:quatrième#Français|quatrième]] vague |\ka.tʁi.jɛm vaɡ\ |第四波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:cinquième#Français|cinquième]] vague |\sɛ̃.kjɛm vaɡ\ |第五波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:sixième#Français|sixième]] vague |\si.zjɛm vaɡ\ |第六波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:septième#Français|septième]] vague |\sɛ.tjɛm vaɡ\ |第七波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:huitième#Français|huitième]] vague |\ɥi.tjɛm vaɡ\ |第八波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:neuvième#Français|neuvième]] vague |\nœ.vjɛm vaɡ\ |第九波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" |[[wikt:fr:dixième#Français|dixième]] vague |\di.zjɛm vaɡ\ |第十波 |- style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;" | style="background-color:#fdb;" | | | |} :  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#wave|wave]]'''</span>) :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''voir aussi'' [[#deuxième vague]]</span> === variant === {{Wikipedia|fr:Variants du SARS-CoV-2|Variants du SARS-CoV-2}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:variant#Nom_commun|variant]] (''m'')</span> :   \va.ʁjɑ̃\  </span> :変異体(変異株、変異ウイルス)     (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#variant|variant]]'''</span>) ::(※「変異種」は誤用とされている<ref>[https://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=221 【重要】変異「種」の誤用について](日本感染症学会)</ref>) *参考記事 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Mutation, variant, souche : le lexique pour comprendre les évolutions du coronavirus<ref name="parisien-2020-12-27"/></span> === variant préoccupant === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:variant#Nom_commun|variant]](s) [[wikt:fr:préoccupant|préoccupant]](s)  (''m'')</span> <ref name="oms-voc">[https://www.who.int/fr/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants Suivi des variants du SARS-CoV-2](OMS) 等を参照。</ref><ref name="voc">[https://www.santepubliquefrance.fr/dossiers/coronavirus-covid-19/coronavirus-circulation-des-variants-du-sars-cov-2 Coronavirus : circulation des variants du SARS-CoV-2] 等を参照。</ref><ref name="ca-voc">[https://www.gov.mb.ca/covid19/fundamentals/print,variants.fr.html Province du Manitoba | Variants préoccupants du virus responsable de la COVID-19] 等を参照。</ref>:   \va.ʁjɑ̃.pʁe.ɔ.ky.pɑ̃\  </span> *:[[w:懸念される変異株|懸念される変異株]] (VOC) *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#variant of concern (VOC)|variant of concern (VOC)]]'''</span>) === variant à suivre === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:variant#Nom_commun|variant]]</span> [[wikt:fr:à suivre|à suivre]] <span style="background-color:#bdf;">(''m'')</span> <ref name="oms-voc"/><ref name="voc"/><ref name="ca-voc"/>:   \va.ʁjɑ̃ a sɥivʁ\   </span> *:[[w:懸念される変異株#注目すべき変異株|注目すべき変異株]] (VOI) *:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#variant of interest (VOI)|variant of interest (VOI)]]'''</span>) === vecteur === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:vecteur#Français|vecteur]] (''m'')</span> :  /vɛk.tœʁ/  : Organisme qui ne provoque pas lui-même une maladie mais qui disperse l’infection en transportant les agents pathogènes d’un hôte à l'autre</span> **用例 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Les enfants, mauvais <span style="color:red;">vecteur</span>s du [[#coronavirus (CoV)|coronavirus]] ? (Le Figaro)</span><ref>フィガロ紙の2020年5月4日記事[https://www.lefigaro.fr/actualite-france/les-enfants-mauvais-vecteurs-du-coronavirus-20200504]を参照。</ref> *:子どもたちは、コロナウイルスの悪しき<span style="color:red;">媒介者</span>なのか?(フィガロ紙、2020年5月4日記事) === ventilateur === :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir''' [[#respirateur artificiel]]</span> === VIH === === viral === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:viral#Français|viral]] (''m.'')</span> :  \vi.ʁal\  : Relatif aux [[#virus]].</span> *:ウイルスの、ウイルスに関する    *: (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#viral|viral]]''') ==== virale ==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:virale#Français|virale]] (''f.'')</span> :  \vi.ʁal\  : Féminin singulier de [[#viral]].</span> *:<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#viral]]</span> の女性形 === virulence === {{Wikipedia|fr:Virulence|Virulence}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;">[[wikt:fr:virulence|virulence]] (''f.'')</span> :  \vi.ʁy.lɑ̃s\   : </span> *:毒性 *: (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#virulence|virulence]]''') === virulent === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:virulent#Français|virulent]], -e  :  \vi.ʁy.lɑ̃\, \vi.ʁy.lɑ̃t\ </span> *:毒性のある、発病性のある *: (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#virulent|virulent]]''') === virus === ==== virus à ARN ==== {{Wikipedia|fr:Virus à ARN|Virus à ARN}} :[[w:RNAウイルス|RNAウイルス]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">''Voir aussi'' [[#ARN]]</span> ==== virus de la grippe ==== {{Wikipedia|fr:Virus de la grippe|Virus de la grippe}} === vivre === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[wikt:fr:vivre#Français|vivre]] (''v'') :  \vivʁ\</span>   : 生きる、生活する、暮らす **用例 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[[#coronavirus (CoV)|Coronavirus]] - Philippe à l'Assemblée : '''"Nous allons devoir <span style="color:red;">vivre</span> avec le virus"'''</span><ref>[[w:France 24|フランス24]]2020年4月28日記事 [https://www.france24.com/fr/video/20200428-coronavirus-philippe-%C3%A0-l-assembl%C3%A9e-nous-allons-devoir-vivre-avec-le-virus Coronavirus] - [[w:fr:Édouard Philippe|Philippe]] à l'Assemblée Nous allons devoir vivre avec le virus - France 24などを参照。</ref> **:コロナウイルス:[[w:エドゥアール・フィリップ|フィリップ(首相)]]は議会で''' 「私たちは、ウイルスとともに<span style="color:red;">生き</span>なければなりません」''' <div style="background-color:brown;"> === Black Lives Matter === {{Wikipedia|fr:Black Lives Matter|Black Lives Matter}} ==== Manifestations et émeutes de mai-juin 2020 aux États-Unis ==== {| |- style="background-color:#ddd;" | style="vertical-align:top;text-align:right;" |[[画像:George Floyd mural Mauerpark Berlin 2020-05-30 03.jpg|300px]]<br>[[w:fr:Mort de George Floyd|Mort de George Floyd]]<br>[[w:ジョージ・フロイドの死|ジョージ・フロイドの死]] | style="vertical-align:top;text-align:left;" |[[画像:Protest against police violence - Justice for George Floyd, May 26, 2020 11.jpg|330px]]<br>[[w:fr:Manifestations et émeutes de mai-juin 2020 aux États-Unis|Manifestations et émeutes de mai-juin 2020<br> aux États-Unis]] (2020年5-6月 米国抗議と暴動)<br>[[w:ジョージ・フロイド抗議運動|ジョージ・フロイド抗議運動]] |} :(⇒[[画像:Flag of the United States.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#Black Lives Matter​|Black Lives Matter​]]''') </div> <br> <div style="background-color:lightgray;"> === Crise économique du Covid-19 === {{Wikipedia|fr:Crise économique du Covid-19|Crise économique du Covid-19}} コロナウイルス経済危機(大不況) {| |- style="background-color:#ddd;" | style="vertical-align:top;text-align:right;" |[[画像:Stock-indices-2020crash.svg|300px]]<br>[[w:fr:Krach boursier de 2020|Krach boursier de 2020]]<br>[[w:2020年の株価大暴落|2020年の株価大暴落]] | style="vertical-align:top;text-align:left;" |[[画像:A nearly empty flight from PEK to LAX amid the COVID-19 pandemic 1.jpg|300px]]<br> Un vol presque vide<br> (ほとんど空席のフライト) |} : (⇒[[画像:Flag of France.svg|border|25px]] <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">'''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#Coronavirus recession|Coronavirus recession​]]'''</span>) </div> <br> <div style="background-color:khaki;"> === Invasion de criquets de 2019-2020 === {{Wikipedia|fr:Invasion de criquets de 2019-2020 en Afrique de l'Est|Invasion de criquets de 2019-2020 en Afrique de l'Est}} {{Wikipedia|fr:Criquet pèlerin|Criquet pèlerin}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:criquet#Français|criquet]] [[wikt:fr:pèlerin|pèlerin]]  (''m'')</span>  \kʁi.kɛ pɛl.ʁɛ̃\ </span>: {| |- | style="vertical-align:top;text-align:right;" |[[画像:Schistocerca gregaria - Wüstenheuschrecke.jpg|300px]]<br>[[w:fr:Criquet pèlerin|Criquet pèlerin]] | style="vertical-align:top;text-align:left;" |[[画像:Schistocerca gregaria L1 hoppers.jpg|300px]]<br>[[w:サバクトビバッタ|サバクトビバッタ]] |} :(⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#2019–20 locust infestation|2019–20 locust infestation]]''') </div> <!-- {{Wikipedia|fr:Anticorps|Anticorps}} {{Wiktionary|fr:Thésaurus:pandémie/français|Thésaurus:pandémie/}} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;">[[wikt:fr:anticorps#Français|anticorps]]  (''m'')</span>  \ɑ̃.ti.kɔʁ\ </span>:  (⇒[[画像:Flag of the United Kingdom.svg|border|25px]] '''[[トランスリンガル図鑑/新型コロナウイルス感染症/英語#|]]''') *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;"> </span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;"> </span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#fdb;"> </span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;"> </span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;"> </span></span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"><span style="background-color:#bdf;"> </span></span> --> == 脚注 == === 注釈 === {{Reflist| group="注釈"}} === 出典等 === {{Reflist}} == 関連項目 == *[[トランスリンガル図鑑]] == 関連記事 == *ウィクショナリー仏語版 **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:fr:Thésaurus:pandémie/français]]</span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;"></span> == 外部リンク == === WHO === *[ ] - 世界保健機関 (WHO) === Canada.ca (Gouvernement du Canada) === *[[画像:Flag of Canada.svg|border|25px]] [https://www.canada.ca/fr.html www.canada.ca/fr.html] - Canada.ca : カナダ政府の電子ポータル(仏語版) **<span style="background-color:#ffc;">[https://www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/maladie-coronavirus-covid-19.html www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/maladie-coronavirus-covid-19.html] :<br> <span style="font-size:20pt;">Maladie à coronavirus (COVID-19) mise à jour sur l’éclosion, symptômes, prévention, voyage, préparations - Canada.ca</span></span> **:コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連の各種情報 ***[https://www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/2019-nouveau-coronavirus.html?topic=tilelink ?topic=tilelink] - Mise à jour sur l’éclosion - アウトブレイク・アップデート ***[https://www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/2019-nouveau-coronavirus/symptomes.html /symptomes.html] - Symptômes et traitement : 症状と治療 ***[https://www.canada.ca/fr/sante-publique/services/maladies/2019-nouveau-coronavirus/prevention-risques.html /prevention-risques.html] - Prévention et risques : 予防とリスク === Info Coronavirus COVID-19 : Gouvernement.fr === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus www.gouvernement.fr/info-coronavirus] - Info Coronavirus COVID-19 Gouvernement.fr</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">[https://www.gouvernement.fr/info-coronavirus/comprendre-le-covid-19 /comprendre-le-covid-19] - Info Coronavirus COVID-19 - Comprendre le covid-19 Gouvernement.fr</span> === Institut Pasteur === *[https://www.pasteur.fr/ www.pasteur.fr/]] - [[w:fr:Institut Pasteur|Institut Pasteur]] Pour la recherche, pour la santé, pour demain *:[[w:パスツール研究所|パストゥール研究所]]:「近代細菌学の祖」と呼ばれる[[w:ルイ・パスツール|ルイ・パストゥール]]が開設した民間研究機関で、世界各地に拠点を持つ。仏語、 **<span style="background-color:#ffc;">[https://www.pasteur.fr/fr/centre-medical/fiches-maladies/maladie-covid-19-nouveau-coronavirus www.pasteur.fr/fr/centre-medical/fiches-maladies/maladie-covid-19-nouveau-coronavirus] - <span style="font-size:15pt;">Maladie Covid-19 (nouveau coronavirus)</span></span> **:パストゥール研究所による新型コロナウイルス感染症の解説ページ(動画解説付き) [[Category:トランスリンガル図鑑|C]] [[カテゴリ:新型コロナウイルス感染症]]
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2022-12-26T14:15:05Z
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中学校家庭/家庭分野のガイダンス
ここでは、家庭科での学習上注意点などを解説していきます。 技術や家庭科では、日常生活で必要な知識や技能を、実際に行いながら学びます。 家庭科では、料理の仕方、布で製品を作る方法、幼児との関わり方などを学びます。例えば、調理実習では、茹でたり、焼いたり、蒸したりする方法を学びます。布制作では、ミシンなどの道具を使って、自分達の生活を向上させ、環境と資源に良い製品を作ります。幼児と直接関わる時は、幼児の表情や行動をよく見て、幼児の知識を深め、幼児と関わる方法を考えます。 衛生面に気をつけながら、楽しく安全に実習をこなして、実習内容を日常生活でも発揮出来るように頑張りましょう。 家庭分野の学習は、自分の目標を達成するために、自分の力で生活を向上させる力を身につけます。 中学生になるまで、家族・地域の人をはじめ、いろいろな人と知り合い、成長を支えてくれました。中学生になると自分の力でいろいろな活動が出来るようになり、周りの人を支えるようになりました。自分が生活者としての意識を持ち、食・衣・住・消費生活・環境などの知識・技能・実践力を伸ばしていきましょう。そうすると、周囲の人々も気持ちよく暮らせるようになります。 毎日の生活は、様々な判断・決定(意思決定)・実践から成り立っています。これらの手順を正しく行えば、初めてより良い生活を送れるようになります。家庭分野では、知識や技能に基づいて正しい意思決定を行います。その上で、その意思決定に基づいて行動すると、自分の生涯を通して生活をつくる力を培います。 中学生は、次世代に向けてより良い社会を築いていかなければなりません。社会はこれまで以上に私達に期待を寄せています。 さあ、家庭分野であらゆる知識を身につけ、自分自身・周囲の人々・次に続く人々のために、今よりもっと力強く生活出来る人になりましょう。 小学校の家庭科のように、中学校の家庭科は「衣食住の生活」、「消費生活・環境」、「家族・家庭生活」の3つに分かれています。これらは、全て結びついています。 小学校の家庭科は家族の1人として、自分に何が出来るのかを考え、工夫を加え、実行に移せるような力を身に付けてきました。どのような学習をしたか、振り返ってみましょう。 自分が生活の中で取り組んでいる内容を見つけ、問題点を挙げましょう。自分が中学生になり、生活の中でどんな内容が出来ているでしょうか。そして、3年後の自分は、どんな内容が出来るようになるでしょうか。 自分と家族が毎日どのように時間を過ごしているかを見てみましょう。家庭内の生活は、家族によって支えられています。家庭分野の学習を生かして、自分の生活や家族の生活をより豊かになるようにしましょう。 家族・家庭の基本的な役割が守られているかどうか、自分自身の生活や家族の生活を振り返ってみましょう。 家族・家庭の基本的な役割は、家族みんなに役割を分けると上手くいきます。そうすれば、家庭も地域もより過ごしやすい場所になります。また、これらの役割は、これから家庭分野で学んでいく「衣食住の生活」、「消費生活・環境」、「家族・家庭生活」の内容と深く関わっています。中学生になると、自立して人と上手く付き合おうとします。そういう成長していくと他の人から信頼されるようになります。家族や地域のためにもっと活動出来るように、家庭分野の学習をしましょう。
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 ここでは、家庭科での学習上注意点などを解説していきます。
[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[中学校の学習]]>[[中学校家庭]]>家庭分野のガイダンス  ここでは、家庭科での学習上注意点などを解説していきます。 == 実習を楽しく安全に進めよう! ==  技術や家庭科では、日常生活で必要な知識や技能を、実際に行いながら学びます。  家庭科では、料理の仕方、布で製品を作る方法、幼児との関わり方などを学びます。例えば、調理実習では、茹でたり、焼いたり、蒸したりする方法を学びます。布制作では、ミシンなどの道具を使って、自分達の生活を向上させ、環境と資源に良い製品を作ります。幼児と直接関わる時は、幼児の表情や行動をよく見て、幼児の知識を深め、幼児と関わる方法を考えます。  衛生面に気をつけながら、楽しく安全に実習をこなして、実習内容を日常生活でも発揮出来るように頑張りましょう。 === 実習前 === * それぞれの実習に合わせた動きやすい服装をしましょう。 * 怪我をしないように、出来るだけ腕や足を見せないようにしましょう。ただ、長袖だと火事になるかもしれないので、折りたたんでおくと安心です。 * 調理実習を始める時、最初にエプロン、三角巾、必要に応じてマスクを着け、石鹸で手を洗いましょう。また、爪も短く切りましょう。 * 幼児との触れ合い体験前では、清潔で動きやすい服装にしましょう。爪は短く切って、身に着ける名札などは安全な物にしましょう。 * お年寄りとの触れ合い体験前も、清潔で動きやすい服装にしましょう。爪は短く切って、身に着ける名札などは安全な物にしましょう。 === 実習中 === * 機械や器具を使う時は、先生の指示に従いましょう。 * 使用目的に合った機械や道具を選びましょう。 * 作業台の周りや作業台の上は、綺麗に整理整頓をしておきましょう。必要に応じて、椅子や筆記用具なども片付けておきましょう。 * 採光や換気に気をつけましょう。 === 実習後 === == 家庭分野のガイダンス == === 家庭分野の目標 === 家庭分野の学習は、自分の目標を達成するために、自分の力で生活を向上させる力を身につけます。 中学生になるまで、家族・地域の人をはじめ、いろいろな人と知り合い、成長を支えてくれました。中学生になると自分の力でいろいろな活動が出来るようになり、周りの人を支えるようになりました。自分が生活者としての意識を持ち、食・衣・住・消費生活・環境などの知識・技能・実践力を伸ばしていきましょう。そうすると、周囲の人々も気持ちよく暮らせるようになります。 毎日の生活は、様々な判断・決定(意思決定)・実践から成り立っています。これらの手順を正しく行えば、初めてより良い生活を送れるようになります。家庭分野では、知識や技能に基づいて正しい意思決定を行います。その上で、その意思決定に基づいて行動すると、自分の生涯を通して生活をつくる力を培います。 中学生は、次世代に向けてより良い社会を築いていかなければなりません。社会はこれまで以上に私達に期待を寄せています。 さあ、家庭分野であらゆる知識を身につけ、自分自身・周囲の人々・次に続く人々のために、今よりもっと力強く生活出来る人になりましょう。 == 自立と共生を目指そう == == 問題を解決する道筋と見方・考え方 == == 中学校家庭分野の学習内容を見てみよう == === 中学校家庭分野の学習内容 === 小学校の家庭科のように、中学校の家庭科は「衣食住の生活」、「消費生活・環境」、「家族・家庭生活」の3つに分かれています。これらは、全て結びついています。 === 小学校家庭科の学習内容 === 小学校の家庭科は家族の1人として、自分に何が出来るのかを考え、工夫を加え、実行に移せるような力を身に付けてきました。どのような学習をしたか、振り返ってみましょう。 == 自分の生活をチェックしよう == 自分が生活の中で取り組んでいる内容を見つけ、問題点を挙げましょう。自分が中学生になり、生活の中でどんな内容が出来ているでしょうか。そして、3年後の自分は、どんな内容が出来るようになるでしょうか。 == 自分と家族との生活を見つめよう == 自分と家族が毎日どのように時間を過ごしているかを見てみましょう。家庭内の生活は、家族によって支えられています。家庭分野の学習を生かして、自分の生活や家族の生活をより豊かになるようにしましょう。 == 家族・家庭の基本的な機能 == 家族・家庭の基本的な役割が守られているかどうか、自分自身の生活や家族の生活を振り返ってみましょう。 家族・家庭の基本的な役割は、家族みんなに役割を分けると上手くいきます。そうすれば、家庭も地域もより過ごしやすい場所になります。また、これらの役割は、これから家庭分野で学んでいく「衣食住の生活」、「消費生活・環境」、「家族・家庭生活」の内容と深く関わっています。中学生になると、自立して人と上手く付き合おうとします。そういう成長していくと他の人から信頼されるようになります。家族や地域のためにもっと活動出来るように、家庭分野の学習をしましょう。 [[カテゴリ:中学校家庭科|ちようりしつしゆうてのちゆういしこう]] [[カテゴリ:学習方法|ちゆうかつこうかてい]]
2020-05-06T03:10:00Z
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小説の書き方/基本/ライトノベル
ライトノベルのジャンルはほとんどが恋愛小説、若しくはファンタジーです。もちろん、他にも歴史物や、ホラー、SFなどもありますが、恋愛、ファンタジーが王道です。 王道であるが故、出版化などの倍率は高いことを覚悟して下さい。 近年、ライトノベルでは長文タイトルが流行っています。理由としては、長文にすることで、読者に伝えたい内容が一目で分かり、読み易くなるからです。 詳細は「小説の書き方/基本#書き方」を参照。 ライトノベルにおいては、常体の使用が一般的である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ライトノベルのジャンルはほとんどが恋愛小説、若しくはファンタジーです。もちろん、他にも歴史物や、ホラー、SFなどもありますが、恋愛、ファンタジーが王道です。", "title": "ジャンル" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "王道であるが故、出版化などの倍率は高いことを覚悟して下さい。", "title": "ジャンル" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "近年、ライトノベルでは長文タイトルが流行っています。理由としては、長文にすることで、読者に伝えたい内容が一目で分かり、読み易くなるからです。", "title": "タイトル" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "詳細は「小説の書き方/基本#書き方」を参照。", "title": "書き方" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ライトノベルにおいては、常体の使用が一般的である。", "title": "書き方" } ]
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{{Pathnav|メインページ|小説の書き方|小説の書き方/基本|frame=1}} <!-- このページには導入部がありません。適切な導入部を作成し、このコメントを除去してください。 --> == ジャンル == [[w:ライトノベル|ライトノベル]]のジャンルはほとんどが恋愛小説、若しくはファンタジーです。もちろん、他にも歴史物や、ホラー、SFなどもありますが、恋愛、ファンタジーが王道です。 王道であるが故、出版化などの倍率は高いことを覚悟して下さい。 == タイトル == 近年、ライトノベルでは長文タイトルが流行っています。理由としては、長文にすることで、読者に伝えたい内容が一目で分かり、読み易くなるからです。 {{コラム|最長のタイトル|2020年5月現在、'''恐らく'''最長のライトノベルタイトルは *「(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。」[[w:伊藤ヒロ|伊藤ヒロ]] *「縫い上げ! 脱がして? 着せかえる!! 彼女が高校デビューに失敗して引きこもりと化したので、俺が青春(ファッション)をコーディネートすることに。」うわみくるま である。2作品とも69文字と恐らく最長。ちなみに、世界最長の作品は「[[w:ロビンソン・クルーソー|ロビンソン・クルーソー]]」の原題である *「The Life and Strange Surprizing Adventures of Robinson Crusoe, of York, Mariner: Who lived Eight and Twenty Years, all alone in an un‐inhabited Island on the Coast of America, near the Mouth of the Great River of Oroonoque; Having been cast on Shore by Shipwreck, wherein all the Men perished but himself. With An Account how he was at last as strangely deliver’d by Pyrates」[[w:ダニエル・デフォー|ダニエル・デフォー]] で、半角374文字のタイトルである。}} == 書き方 == <blockquote>詳細は「[[小説の書き方/基本#書き方]]」を参照。</blockquote> === 文体 === ライトノベルにおいては、常体の使用が一般的である。 [[カテゴリ:小説の書き方|きほんらいとのべる]] {{デフォルトソート:しようせつのかきかた/きほん/らいとのへる}}
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2020-06-06T04:51:32Z
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アイスランド語/第一類/発音/導入/単語と音節
アイスランド語の単語は、英語もそうであるように、1つの音節(単音節)、2つの音節(複音節)、あるいはそれ以上の音節(多音節)から構成される。 たとえば、bók[bou:kh]《book「本」》は単音節、bækur[bai:khʏr̥]《book の複数形》は複音節、bókstafir[bou:khsta.vir̥]《letter「文字」の複数形》は多音節である。ほとんどの単語は語幹となる音節と語尾の音節とで構成されている。例えば sigl-a [sɪg̊.la]《sail「帆」》、vind-ur [vɪn.d̥ʏr̥]《wind「風」》。これらの単語は単一語(複合語ではない単語)である。一方 Ís-land[i:sland̥]《Iceland「アイスランド」》は複音節の複合語である。多音節単語の大部分は複合語である。例えば、Reykya-vík[rei:kjhvi:kh]《Smoke Bay「煙の湾」》、Hafnar-fjörður[hab̥.nar̥fjör.ðʏr̥] 《Haven Fyord「港のフィヨルド」》、Sel-tyarnar-nes[sɛl.thjad̥narnɛ:s]《Seal Pond Ness》 これらの単語は通常はハイフンで分割して記述されることはない。ただし、ハイフンは、単一語や複合語の音節の区切りを示すものとして伝統的に使用される。単一語の場合(sigl-a)、母音と母音の間にある子音は先行する母音に続けて発音される。複合語の場合(Ís-land)ハイフンはそれを構成する単一語と単一語の間を区切る。
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アイスランド語の単語は、英語もそうであるように、1つの音節(単音節)、2つの音節(複音節)、あるいはそれ以上の音節(多音節)から構成される。 たとえば、bók[bou:kʰ]《book「本」》は単音節、bækur[bai:kʰʏr̥]《book の複数形》は複音節、bókstafir[bou:kʰsta.vir̥]《letter「文字」の複数形》は多音節である。ほとんどの単語は語幹となる音節と語尾の音節とで構成されている。例えば sigl-a [sɪg̊.la]《sail「帆」》、vind-ur [vɪn.d̥ʏr̥]《wind「風」》。これらの単語は単一語(複合語ではない単語)である。一方 Ís-land[i:sland̥]《Iceland「アイスランド」》は複音節の複合語である。多音節単語の大部分は複合語である。例えば、Reykya-vík[rei:kjʰvi:kʰ]《Smoke Bay「煙の湾」》、Hafnar-fjörður[hab̥.nar̥fjör.ðʏr̥] 《Haven Fyord「港のフィヨルド」》、Sel-tyarnar-nes[sɛl.tʰjad̥narnɛ:s]《Seal Pond Ness》 これらの単語は通常はハイフンで分割して記述されることはない。ただし、ハイフンは、単一語や複合語の音節の区切りを示すものとして伝統的に使用される。単一語の場合(sigl-a)、母音と母音の間にある子音は先行する母音に続けて発音される。複合語の場合(Ís-land)ハイフンはそれを構成する単一語と単一語の間を区切る。 ↑
アイスランド語の単語は、英語もそうであるように、1つの音節(単音節)、2つの音節(複音節)、あるいはそれ以上の音節(多音節)から構成される。 たとえば、[[アイスランド語/共通単語帳#bók|''bók'']][bou:kʰ]《book「本」》は単音節、[[アイスランド語/共通単語帳#bók|''bækur'']]<ref>巻末単語集にあわせて修正。</ref>[bai:kʰʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]《book の複数形》は複音節、[[アイスランド語/共通単語帳#bókstafur|''bókstafir'']][bou:kʰsta.vi<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]《letter「文字」の複数形》は多音節である。ほとんどの単語は語幹となる音節と語尾の音節とで構成されている。例えば [[アイスランド語/共通単語帳#sigla|''sigl-a'']] [sɪ<span class ="Unicode">g&#x030a;</span>.la]《sail「帆」》、[[アイスランド語/共通単語帳#vindur|''vind-ur'']] [vɪn.<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>ʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]《wind「風」》。これらの単語は単一語(複合語ではない単語)である。一方 [[アイスランド語/共通単語帳#Ísland|''Ís-land'']][i:slan<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>]《Iceland「アイスランド」》は複音節の複合語である。多音節単語の大部分は複合語である。例えば、[[アイスランド語/共通単語帳#Reykyavík|''Reykya-vík'']][rei:k<sub>j</sub>ʰvi:kʰ]《Smoke Bay「煙の湾」》、[[アイスランド語/共通単語帳#Hafnarfjörður|''Hafnar-fjörður'']][ha<span class ="Unicode">b&#x0325;</span>.na<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>fjör.ðʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>] 《Haven Fyord「港のフィヨルド」》、[[アイスランド語/共通単語帳#Seltyarnarnes|''Sel-tyarnar-nes'']][sɛl.tʰja<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>narnɛ:s]《Seal Pond Ness》 これらの単語は通常はハイフンで分割して記述されることはない。ただし、ハイフンは、単一語や複合語の音節の区切りを示すものとして伝統的に使用される。単一語の場合([[アイスランド語/共通単語帳#sigla|''sigl-a'']])、母音と母音の間にある子音は先行する母音に続けて発音される。複合語の場合([[アイスランド語/共通単語帳#Ísland|''Ís-land'']])ハイフンはそれを構成する単一語と単一語の間を区切る。 [[カテゴリ:アイスランド語]]
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2022-11-22T16:58:23Z
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小学校総合学習/調べ学習
日本の図書館では、本が3けたの番号で分類されています。 インターネットは、検索したい単語を入力するだけで簡単に欲しい情報を調べられます。しかし、インターネットにはうその記事やうわさにすぎない記事などもあることを前提に考えてください。ですので、有名な情報サイトや、有名な新聞・ニュースを元としたサイトを利用しましょう。ウィキペディアやウィキブックスを使用することは大かんげいですが、正式なレポートに、これらのサイトを出典としてつかうのは不適切です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "日本の図書館では、本が3けたの番号で分類されています。", "title": "図書館の活用" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "インターネットは、検索したい単語を入力するだけで簡単に欲しい情報を調べられます。しかし、インターネットにはうその記事やうわさにすぎない記事などもあることを前提に考えてください。ですので、有名な情報サイトや、有名な新聞・ニュースを元としたサイトを利用しましょう。ウィキペディアやウィキブックスを使用することは大かんげいですが、正式なレポートに、これらのサイトを出典としてつかうのは不適切です。", "title": "インターネットの活用" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "インタビュー" } ]
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{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|小学校総合学習|frame=1}} == {{Ruby|図書館|としょかん}}の活用 == === 本の{{ruby|探|さが}}し方 === 日本の図書館では、本が3けたの番号で{{ruby|分類|ぶんるい}}されています。 [[File:NDC説明小学生用.png|thumb|250px|分類のイメージ]][[File:NDC小学生用.png|thumb|150px|たとえば、こん虫に関する本は「486」という番号に分類されています。]] :0:総記(図書館に関する本・百科事典・新聞など) :1:{{ruby|哲学|てつがく}}(哲学、{{ruby|宗教|しゅうきょう}}に関する本) :2:歴史(歴史や地理に関する本) :3:社会科学(社会に関する本) :4:自然科学(理科や算数・数学に関する本) :5:工業(工業に関する本) :6:産業(産業に関する本) :7:{{ruby|芸術|げいじゅつ}}(芸術に関する本) :8:言語(言語に関する本) :9:文学 == インターネットの活用 == :コンピュータやインターネットの使い方は[[小学校総合学習/コンピュータ]]にあります。 インターネットは、{{ruby|検索|けんさく}}したい{{ruby|単語|たんご}}を入力するだけで{{ruby|簡単|かんたん}}に{{ruby|欲|ほ}}しい{{ruby|情報|じょうほう}}を調べられます。しかし、インターネットには'''うその記事やうわさにすぎない記事などもある'''ことを{{ruby|前提|ぜんてい}}に考えてください。ですので、有名な情報サイトや、有名な新聞・ニュースを元としたサイトを利用しましょう。ウィキペディアやウィキブックスを使用することは大かんげいですが、正式なレポートに、これらのサイトを出典としてつかうのは不適切です。 == インタビュー == === インタビューのさいのマナー === *電話やファックスなどできちんとお願いし、勝手に行わないようにしましょう。終わったら、必ずお礼を言いましょう。 == アンケート == === アンケートのさいの注意 === * {{ruby|関係|かんけい}}ない{{ruby|質問|しつもん}}は入れない。 * 答えの{{ruby|誘導|ゆうどう}}にならないように注意する。 [[カテゴリ:小学校教育]]
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2022-12-02T13:07:24Z
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28,115
Wikijunior:インターネットとの付き合い方/タイトルページ
現在、いろいろなところでインターネットと触れ合う機会があります。インターネットはとても便利なものです。しかし一歩間違えれば、重大な被害にあってしまう、こわいものです。また、スマホなどがやめられなくなり、一生をだいなしにした人もいます。 ここでは、インターネットと上手に付き合う方法をお教えしていきます。 保護者の方へ この本は、情報化社会の今、インターネットと適切に付き合うための一種の「手引書」です。ぜひこの本を通してインターネットを上手く使いこなせるようになって頂ければ幸いです。 この本はまだ未完成であり完成まではさらに時間がかかると見込まれます。ご了承ください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "現在、いろいろなところでインターネットと触れ合う機会があります。インターネットはとても便利なものです。しかし一歩間違えれば、重大な被害にあってしまう、こわいものです。また、スマホなどがやめられなくなり、一生をだいなしにした人もいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、インターネットと上手に付き合う方法をお教えしていきます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "保護者の方へ この本は、情報化社会の今、インターネットと適切に付き合うための一種の「手引書」です。ぜひこの本を通してインターネットを上手く使いこなせるようになって頂ければ幸いです。 この本はまだ未完成であり完成まではさらに時間がかかると見込まれます。ご了承ください。", "title": "" } ]
現在、いろいろなところでインターネットと触れ合う機会があります。インターネットはとても便利なものです。しかし一歩間違えれば、重大な被害(ひがい)にあってしまう、こわいものです。また、スマホなどがやめられなくなり、一生をだいなしにした人もいます。 ここでは、インターネットと上手に付き合う方法をお教えしていきます。 保護者の方へ この本は、情報化社会の今、インターネットと適切に付き合うための一種の「手引書」です。ぜひこの本を通してインターネットを上手く使いこなせるようになって頂ければ幸いです。 この本はまだ未完成であり完成まではさらに時間がかかると見込まれます。ご了承ください。
現在、いろいろなところでインターネットと触れ合う機会があります。インターネットはとても便利なものです。しかし一歩間違えれば、重大な{{Ruby|被害|ひがい}}にあってしまう、こわいものです。また、スマホなどがやめられなくなり、一生をだいなしにした人もいます。 ここでは、インターネットと上手に付き合う方法をお教えしていきます。 ----- '''保護者の方へ''' この本は、情報化社会の今、インターネットと適切に付き合うための一種の「手引書」です。ぜひこの本を通してインターネットを上手く使いこなせるようになって頂ければ幸いです。 この本はまだ未完成であり完成まではさらに時間がかかると見込まれます。ご了承ください。 [[カテゴリ:インターネット]]
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2022-11-20T09:34:09Z
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28,122
Chrome OS入門
Chrome OSとは、2011年からGoogleが開発しているOS。Google Chromeと呼ばれるウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI)としている。主にウェブアプリケーションをサポートしている。ソフトウェアのダウンロードなどはできないが、一部のAndroidアプリがインストールできる。日本ではほとんど普及率していないが、海外ではやや普及している。よく教育現場で導入されている。また、オープンソース版の「Chromium OS」もある。これをインストールしたノートパソコン(ネットブック)を「Chromebook」と呼ぶ。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Chrome OSとは、2011年からGoogleが開発しているOS。Google Chromeと呼ばれるウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI)としている。主にウェブアプリケーションをサポートしている。ソフトウェアのダウンロードなどはできないが、一部のAndroidアプリがインストールできる。日本ではほとんど普及率していないが、海外ではやや普及している。よく教育現場で導入されている。また、オープンソース版の「Chromium OS」もある。これをインストールしたノートパソコン(ネットブック)を「Chromebook」と呼ぶ。", "title": "Chrome OSとは" } ]
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{{Pathnav|メインページ|情報技術|frame=1}} <!-- このページには導入部がありません。適切な導入部を作成し、このコメントを除去してください。 --> == Chrome OSとは == [[w:Google Chrome OS|Chrome OS]]とは、2011年から[[w:Google|Google]]が開発している[[w:オペレーティングシステム|OS]]。Google Chromeと呼ばれるウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI)としている。主にウェブアプリケーションをサポートしている。ソフトウェアのダウンロードなどはできないが、一部のAndroidアプリがインストールできる。日本ではほとんど普及率していないが、海外ではやや普及している。よく教育現場で導入されている。また、オープンソース版の「[[w:Chromium OS|Chromium OS]]」もある。これをインストールしたノートパソコン(ネットブック)を「[[w:Chromebook|Chromebook]]」と呼ぶ。 == 関連項目 == * [[OSとアプリケーション]] * [[拡張子ハンドブック]] {{Substub}} [[カテゴリ:{{#ifexist:カテゴリ:OS|OS|情報技術}}]] {{デフォルトソート:Chrome OSにゆうもん}}
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2020-05-09T02:44:26Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Substub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Chrome_OS%E5%85%A5%E9%96%80
28,132
地球温暖化防止対策/現状
地球温暖化防止対策/現状では、地球温暖化の現状について解説します。 地球の平均気温は、この100年間で0.74°C上昇しました。ヒマラヤの氷河は、対策が取られなければ2100年には3分の2が消滅するといわれています。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "地球温暖化防止対策/現状では、地球温暖化の現状について解説します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "地球の平均気温は、この100年間で0.74°C上昇しました。ヒマラヤの氷河は、対策が取られなければ2100年には3分の2が消滅するといわれています。", "title": "気温" } ]
地球温暖化防止対策/現状では、地球温暖化の現状について解説します。
{{Pathnav|メインページ|その他の本|frame=1}} '''{{PAGENAME}}'''では、地球温暖化の現状について解説します。 == 気温 == 地球の平均気温は、この100年間で0.74℃上昇しました。ヒマラヤの氷河は、対策が取られなければ2100年には3分の2が消滅するといわれています。 [[カテゴリ:環境問題]] [[カテゴリ:地球|*]]
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2022-12-18T08:20:17Z
[ "テンプレート:Pathnav" ]
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28,135
PHP/配列
PHPにおいて、配列は非常に重要なデータ構造の一つです。配列を使うことで、多くのデータを効率的かつ簡単に扱うことができます。PHPにおいては、狭義の配列と連想配列の2種類の配列があります。狭義の配列は、数値添字の配列を表し、連想配列は、文字列添字の配列を表します。この章では、狭義の配列と連想配列の基本的な使い方を学び、配列を使ったプログラムを作成するための基礎を身につけます。 配列( array )は、数値や文字列など任意の型の値を順番を持って保持するデータ型です。 配列リテラル( array literal )は、要素を ,(カンマ)で区切り全体を [ ](角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの,はあってもなくても構いません。 [0]: 月 [1]: 火 [2]: 水 [3]: 木 [4]: 金 [5]: 土 [6]: 日 $ary[] = 42 は array_push($ary, 42) と同じ意味で、配列変数 $ary の末尾に 42 が追加されます。 数学で、疎行列(スパース行列)と言うと殆どの要素が 0 の行列ですが、PHPの疎な配列は値のない要素がある配列です。 PHPの配列のインデックスに負の整数を使うのは合法です。 配列の中に配列を入れることができ、これは二次元配列になります。 配列の中に二次元配列を入れることができ、これは三次元配列になります。 配列の中に三次元配列を入れることができ、これは四次元配列になります。 ... 連想配列( associative array )は、キー(整数や文字列など任意のスカラー型値)と値(任意の型)をペアとした集合を保持するデータ型です。 値は重複して構いませんが、キーは1つの連想配列の中ではユニークでなければいけません。 PHPでは、配列と連想配列の区別がありません。配列は整数をキーとする連想配列です。 連想配列リテラル( associative array literal )は、キー => 値ペアを ,(カンマ)で区切り全体を [ ](角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの,はあってもなくても構いません。 Mon => 月 Tue => 火 Wed => 水 Thu => 木 Fri => 金 Sat => 土 Sun => 日 配列の項目で疎な配列と負のインデックスについて扱いましたが、配列がキーを整数に限定した特殊なケースであることがわかると、一見奇異な挙動が、連想配列の基本機能からくるものだったとわかります。このように連想配列のインフラを使って配列を実装している処理系に JavaScript があります。 この実装上の選択の理由はいくつかありますが ⇒ インデックス(=整数値)をハッシュキーとしハッシュテーブル(連想配列)のインフラを使い実装する
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PHPにおいて、配列は非常に重要なデータ構造の一つです。配列を使うことで、多くのデータを効率的かつ簡単に扱うことができます。PHPにおいては、狭義の配列と連想配列の2種類の配列があります。狭義の配列は、数値添字の配列を表し、連想配列は、文字列添字の配列を表します。この章では、狭義の配列と連想配列の基本的な使い方を学び、配列を使ったプログラムを作成するための基礎を身につけます。
PHPにおいて、配列は非常に重要なデータ構造の一つです。配列を使うことで、多くのデータを効率的かつ簡単に扱うことができます。PHPにおいては、狭義の配列と連想配列の2種類の配列があります。狭義の配列は、数値添字の配列を表し、連想配列は、文字列添字の配列を表します。この章では、狭義の配列と連想配列の基本的な使い方を学び、配列を使ったプログラムを作成するための基礎を身につけます。 == 配列 == '''[[w:配列|配列]]'''( ''array'' )は、数値や文字列など任意の型の値を[[w:順序集合|順番]]を持って保持するデータ型です。 === 配列リテラル === '''配列リテラル'''( ''array literal'' )は、要素を <code>,</code>(カンマ)で区切り全体を <code>[ ]</code>(角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの<code>,</code>はあってもなくても構いません。 ;[https://paiza.io/projects/EoXOChWE7lb778q0R8OQ8w?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $a = [1,3.14,"ABC",]; $b = array(1,3.14,"ABC"); echo 'gettype($a) --> ', gettype($a), PHP_EOL; echo 'get_debug_type($a) --> ', get_debug_type($a), PHP_EOL; echo PHP_EOL; var_dump($a == $b); ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> gettype($a) --> array get_debug_type($a) --> array bool(true) </syntaxhighlight> : 配列は、スカラーと同じく $a や $b のような変数に束縛できます。 :: $ が @ になったりはしません。 : <code>[ … ]</code>は<code>array( … )</code>の短縮表記です。 : gettype() と get_debug_type() は、オブジェクトの型を文字列で返す変数で、配列に関しては同じ結果を array を返します。 ;[https://paiza.io/projects/j_iYvlEIiZTJtaxKxEhf8g?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $wdays = ["月", "火", "水", "木", "金", "土", "日"]; ?> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"><html> <title>配列の例</title> </head> <body> <?php for ($i = 0, $len = count($wdays); $i < $len; $i++): ?> <p><?= "[$i]: $wdays[$i]" ?></p> <?php endfor; ?> <pre><?= var_export($wdays,true) ?></pre> </body> </html> </syntaxhighlight> ;実行結果(HTML):<syntaxhighlight lang=html5> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"><html> <title>配列の例</title> </head> <body> <p>[0]: 月</p> <p>[1]: 火</p> <p>[2]: 水</p> <p>[3]: 木</p> <p>[4]: 金</p> <p>[5]: 土</p> <p>[6]: 日</p> <pre>array ( 0 => '月', 1 => '火', 2 => '水', 3 => '木', 4 => '金', 5 => '土', 6 => '日', )</pre> </body> </html> </syntaxhighlight> ;レンダリング例 <dd> <p>[0]: 月</p> <p>[1]: 火</p> <p>[2]: 水</p> <p>[3]: 木</p> <p>[4]: 金</p> <p>[5]: 土</p> <p>[6]: 日</p> <pre>array ( 0 => '月', 1 => '火', 2 => '水', 3 => '木', 4 => '金', 5 => '土', 6 => '日', )</pre> </dd> : <code>var_export()</code> 関数は、変数の値を PHPのリテラルの形式で文字列化します、 :: なぜか => を使った形式ですが、これた配列が連想配列の特殊なケースだからで、詳しくは[[#連想配列|連想配列]]で解説します。 :組込み関数 count は、配列の要素個数を返します。 === $ary[] = 42 は array_push($ary, 42) === $ary[] = 42 は array_push($ary, 42) と同じ意味で、配列変数 $ary の末尾に 42 が追加されます。 ;[https://paiza.io/projects/JiBas0sivMy-ciDDeRB1oA?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $ary[] = 42; echo var_export($ary,1), PHP_EOL; array_push($ary, 42); echo var_export($ary,1), PHP_EOL; ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> array ( 0 => 42, ) array ( 0 => 42, 1 => 42, ) </syntaxhighlight> : ただし、配列がない時(からの配列があるのではなく $ary そのものがない時)は、<code>array_push($ary, 42);</code>はエラーになり、<code>$ary[] = 42;</code>は<code>$ary[0] = 42;</code>と解されます。 === 疎な配列 === 数学で、疎行列(スパース行列)と言うと殆どの要素が 0 の行列ですが、PHPの疎な配列は値のない要素がある配列です。 ;[https://paiza.io/projects/dBIwt9i17r7Ca7Gu4G83zA?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $ary = [2,3,5]; echo var_export($ary,1), PHP_EOL; $ary[100] = 123; echo var_export($ary,1), PHP_EOL; echo 'count($ary) --> ', count($ary), PHP_EOL; foreach ($ary as $el) { echo "$el "; } ?></syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> array ( 0 => 2, 1 => 3, 2 => 5, ) array ( 0 => 2, 1 => 3, 2 => 5, 100 => 123, ) count($ary) --> 4 2 3 5 123 </syntaxhighlight> :添字3から添字99までは対応する要素がないという状態です。 :これでは、foreachは機能しますが、for(;;)は機能しません。 :配列の順位を間違えると、疎行列を作ってしまうので配列の末尾に追加したい場合は<code>$配列変数[] = 値</code>の形式にするのが良いでしょう。 === 負のインデックス === PHPの配列のインデックスに負の整数を使うのは合法です。 ;[https://paiza.io/projects/OeG4ZWjbv4uOQGXQQsnbJw?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $ary[-12] = 12; echo var_export($ary,1), PHP_EOL; $ary[] = 123; $ary[] = 666; echo var_export($ary,1), PHP_EOL; echo 'count($ary) --> ', count($ary), PHP_EOL; foreach ($ary as $el) { echo "$el "; } ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> array ( -12 => 12, ) array ( -12 => 12, -11 => 123, -10 => 666, ) count($ary) --> 3 12 123 666 </syntaxhighlight> :負の順位の値を代入すると、負の順位を持つ要素ができます。 :この状態で、<code>$配列変数[] = 値</code>の形式でプッシュすると、最大の順位の次の順位(1つ大きい順位)に要素が作られます。 :疎配列と合わせて奇異な挙動ですが、一貫性はあります。 === 多次元配列 === 配列の中に配列を入れることができ、これは二次元配列になります。 配列の中に二次元配列を入れることができ、これは三次元配列になります。 配列の中に三次元配列を入れることができ、これは四次元配列になります。              ︙ ;[https://paiza.io/projects/vQ-O8y6ZUhrlGry1_FRWMg?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $ary1 = [0,1]; $ary2 = [[1,0],[0,1]]; $ary3 = [[[1,0],[0,1]],[[0,1],[1,0]]]; var_dump($ary1); echo PHP_EOL; var_dump($ary2); echo PHP_EOL; var_dump($ary3); echo PHP_EOL; ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } [1]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } } array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } [1]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } } [1]=> array(2) { [0]=> array(2) { [0]=> int(0) [1]=> int(1) } [1]=> array(2) { [0]=> int(1) [1]=> int(0) } } } </syntaxhighlight> == 連想配列 == '''[[w:連想配列|連想配列]]'''( ''associative array'' )は、キー(整数や文字列など任意のスカラー型値)と値(任意の型)をペアとした集合を保持するデータ型です。 値は重複して構いませんが、キーは1つの連想配列の中ではユニークでなければいけません。 PHPでは、配列と連想配列の区別がありません。配列は整数をキーとする連想配列です。 === 連想配列リテラル === '''連想配列リテラル'''( ''associative array literal'' )は、<code>キー => 値</code>ペアを <code>,</code>(カンマ)で区切り全体を <code>[ ]</code>(角括弧) で囲んで表します。 最後の要素のあとの<code>,</code>はあってもなくても構いません。 ;[https://paiza.io/projects/YvPvJRpXhGyT0NWgQupoSQ?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $hash = [ "pi" => 3.14159265359, "e" => 2.71828182846, 3.14159265359 => "pi", 2.71828182846 => "e", ]; echo 'gettype($hash) --> ', gettype($hash), PHP_EOL; echo 'get_debug_type($hash) --> ', get_debug_type($hash), PHP_EOL; echo "\$hash('pi') => ", $hash['pi'], PHP_EOL; echo PHP_EOL; foreach ($hash as $key => $value) { echo "\$key($key) => \$value($value)", PHP_EOL; } var_export($hash); ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> gettype($hash) --> array get_debug_type($hash) --> array $hash('pi') => 3.14159265359 $key(pi) => $value(3.14159265359) $key(e) => $value(2.71828182846) $key(3) => $value(pi) $key(2) => $value(e) array ( 'pi' => 3.14159265359, 'e' => 2.71828182846, 3 => 'pi', 2 => 'e', ) </syntaxhighlight> : 配列は、スカラーと同じく $hash のような変数に束縛できます。 :: $ が % になったりはしません。 : <code>[ … ]</code>は<code>array( … )</code>の短縮表記です。 : gettype() と get_debug_type() は、オブジェクトの型を文字列で返す変数で、連想配列に関しては同じ結果を array を返します。 : キーに数値を与えると、整数に丸められます(エラーにはなりません)。 ;[https://paiza.io/projects/8jG8v0zPg5ggiy7dTfd1CA?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php $wdaysE2J = [ "Mon" => "月", "Tue" => "火", "Wed" => "水", "Thu" => "木", "Fri" => "金", "Sat" => "土", "Sun" => "日", ]; ?> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"><html> <title>連想配列の例</title> </head> <body> <?php foreach ($wdaysE2J as $en => $ja): ?> <p><?= "$en => $ja" ?></p> <?php endforeach; ?> <pre><?= var_export($wdaysE2J, true) ?></pre> </body> </html> </syntaxhighlight> ;実行結果(HTML):<syntaxhighlight lang=html5> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"><html> <title>連想配列の例</title> </head> <body> <p>Mon => 月</p> <p>Tue => 火</p> <p>Wed => 水</p> <p>Thu => 木</p> <p>Fri => 金</p> <p>Sat => 土</p> <p>Sun => 日</p> <pre>array ( 'Mon' => '月', 'Tue' => '火', 'Wed' => '水', 'Thu' => '木', 'Fri' => '金', 'Sat' => '土', 'Sun' => '日', )</pre> </body> </html> </syntaxhighlight> ;レンダリング例 <dd> <p>Mon => 月</p> <p>Tue => 火</p> <p>Wed => 水</p> <p>Thu => 木</p> <p>Fri => 金</p> <p>Sat => 土</p> <p>Sun => 日</p> <pre>array ( 'Mon' => '月', 'Tue' => '火', 'Wed' => '水', 'Thu' => '木', 'Fri' => '金', 'Sat' => '土', 'Sun' => '日', )</pre> </dd> : <code>var_export()</code> 関数は、変数の値を PHPのリテラルの形式で文字列化します、 === 疎な配列と負のインデックスの意味と意義 === [[#配列|配列]]の項目で[[#疎な配列|疎な配列]]と[[#負のインデックス|負のインデックス]]について扱いましたが、配列がキーを整数に限定した特殊なケースであることがわかると、一見奇異な挙動が、連想配列の基本機能からくるものだったとわかります。このように連想配列のインフラを使って配列を実装している処理系に JavaScript があります。 この実装上の選択の理由はいくつかありますが * 動的言語は、実行時に配列要素が増えることがある(ほぼ確実に) ** PythonのようにListとTupleに分ける方法もありますが、PythonのListは名前に反してHash型の実装です。 * 添字によらず参照時間を一定にしたい ** 線形リストで実装するとインデックスが大きいと応答が遅くなり、アルゴリズムによっては理論値とかけ離れた性能劣化となる。 ** AVL木のような方法で平滑化されたアクセス時間を目指すと、メモリーフットプリントの増加が無視できない。 ⇒ インデックス(=整数値)をハッシュキーとしハッシュテーブル(連想配列)のインフラを使い実装する [[カテゴリ:PHP]] [[カテゴリ:配列]]
2020-05-13T11:13:46Z
2024-03-03T11:08:43Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/PHP/%E9%85%8D%E5%88%97
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アイスランド語/第一類/発音/導入/強勢
強勢、すなわちアクセントは(ここでのみのアクセントの表記として音節の前に ' を置くことで示すこととする)、アイスランド語では規則的に最初の音節の母音に置かれる。 例えば、'vindur《wind,「風」》、'Ís-land[i:sland̥]《Iceland「アイスランド」》など。複合語については、二番目あるいは三番目等の部分に副アクセントが置かれてもよい。例えば、'Hafnar'fjörður [hab̥.nar̥.fjör.ðʏr̥]、'Seltyarnar'nes [sɛl.thjad̥narnɛ:s]。英語でも語尾やそれと同様に短く短縮された部分には強勢は置かれないのと同じく、アイスランド語でも語尾(-a, -i, -u, -ar, -ir, -ur, -um 等)には決して強勢は置かれない。一般的にいってアイスランド語では、英語ほどアクセントのある音節とアクセントのない音節との差は大きくない。いくつかの接頭辞(hálf- [haulv]《half「半分の」》、jafn-[jab̥.n̥]《even「等しい」》、ó-[ou:]《un-, 否定を表す》)は強勢が置かれるのが普通だが、特定の条件では強勢が置かれない場合がある。接頭辞 all-[ad̥.l̥]《rather, quite, 「むしろ、実に」》は常に強勢は置かれない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "強勢、すなわちアクセントは(ここでのみのアクセントの表記として音節の前に ' を置くことで示すこととする)、アイスランド語では規則的に最初の音節の母音に置かれる。 例えば、'vindur《wind,「風」》、'Ís-land[i:sland̥]《Iceland「アイスランド」》など。複合語については、二番目あるいは三番目等の部分に副アクセントが置かれてもよい。例えば、'Hafnar'fjörður [hab̥.nar̥.fjör.ðʏr̥]、'Seltyarnar'nes [sɛl.thjad̥narnɛ:s]。英語でも語尾やそれと同様に短く短縮された部分には強勢は置かれないのと同じく、アイスランド語でも語尾(-a, -i, -u, -ar, -ir, -ur, -um 等)には決して強勢は置かれない。一般的にいってアイスランド語では、英語ほどアクセントのある音節とアクセントのない音節との差は大きくない。いくつかの接頭辞(hálf- [haulv]《half「半分の」》、jafn-[jab̥.n̥]《even「等しい」》、ó-[ou:]《un-, 否定を表す》)は強勢が置かれるのが普通だが、特定の条件では強勢が置かれない場合がある。接頭辞 all-[ad̥.l̥]《rather, quite, 「むしろ、実に」》は常に強勢は置かれない。", "title": "" } ]
強勢、すなわちアクセントは、アイスランド語では規則的に最初の音節の母音に置かれる。 例えば、'vindur《wind,「風」》、'Ís-land[i:sland̥]《Iceland「アイスランド」》など。複合語については、二番目あるいは三番目等の部分に副アクセントが置かれてもよい。例えば、'Hafnar'fjörður [hab̥.nar̥.fjör.ðʏr̥]、'Seltyarnar'nes [sɛl.tʰjad̥narnɛ:s]。英語でも語尾やそれと同様に短く短縮された部分には強勢は置かれないのと同じく、アイスランド語でも語尾には決して強勢は置かれない。一般的にいってアイスランド語では、英語ほどアクセントのある音節とアクセントのない音節との差は大きくない。いくつかの接頭辞は強勢が置かれるのが普通だが、特定の条件では強勢が置かれない場合がある。接頭辞 all-[ad̥.l̥]《rather, quite, 「むしろ、実に」》は常に強勢は置かれない。
強勢、すなわちアクセントは(ここでのみのアクセントの表記として音節の前に ' を置くことで示すこととする)、アイスランド語では規則的に最初の音節の母音に置かれる。 例えば、[[アイスランド語/共通単語帳#vindur|'''vindur'']]《wind,「風」》、[[アイスランド語/共通単語帳#Ísland|'''Ís-land'']][i:slan<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>]《Iceland「アイスランド」》など。複合語については、二番目あるいは三番目等の部分に副アクセントが置かれてもよい。例えば、[[アイスランド語/共通単語帳#Hafnarfjörður|'''Hafnar'fjörður'']] [ha<span class ="Unicode">b&#x0325;</span>.na<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>.fjör.ðʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]、[[アイスランド語/共通単語帳#Seltyarnarnes|'''Seltyarnar'nes'']] [sɛl.tʰja<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>narnɛ:s]。英語でも語尾やそれと同様に短く短縮された部分には強勢は置かれないのと同じく、アイスランド語でも語尾(''-a'', ''-i'', ''-u'', ''-ar'', ''-ir'', ''-ur'', ''-um'' 等)には決して強勢は置かれない。一般的にいってアイスランド語では、英語ほどアクセントのある音節とアクセントのない音節との差は大きくない。いくつかの接頭辞(''hálf-'' [haul''v'']《half「半分の」》、''jafn-''[ja<span class ="Unicode">b&#x0325;</span>.<span class ="Unicode">n&#x0325;</span>]《even「等しい」》、''ó-''[ou:]《un-, 否定を表す》)は強勢が置かれるのが普通だが、特定の条件では強勢が置かれない場合がある。接頭辞 ''all-''[a<span class ="Unicode">d&#x0325;</span>.<span class ="Unicode">l&#x0325;</span>]《rather, quite, 「むしろ、実に」》は常に強勢は置かれない。 [[カテゴリ:アイスランド語]]
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2022-11-22T16:58:27Z
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基本情報技術者試験
当ページ「基本情報技術者試験」はまもなく削除される予定です。理由は以下の通りです。 削除に同意されないのであれば、方針などを確認して、ページを適切なものに書き換えた上で、このテンプレートを取り除いてください。勝手に取り除いた場合、投稿ブロックされる恐れがあります。 基本情報技術者試験に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(略号FE、Fundamental Information Technology Engineer Examination)とは、平成13年度(2001年度)より実施されている情報処理技術者試験の区分の1つです。試験実施団体は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成センター国家資格・試験部(旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。ちなみに下位区分のITパスポート試験はスキルレベル1、上位区分の応用情報技術者試験はスキルレベル3です。 1970年(昭和45年)より第二種情報処理技術者試験として開始され、2001年(平成13年)より現在の試験名称に改められました。1985年(昭和60年)までは年1回の実施でしたが、1986年(昭和61年)より春期(4月第3日曜日)および秋期(10月第3日曜日)の年2回実施となっています。情報処理技術者試験の中では、応用情報技術者試験(旧・第一種情報処理技術者試験)と並び、最も歴史の長い区分です。 本試験の出題範囲は、「コンピュータ科学基礎・コンピュータシステム・システムの開発と運用・ネットワーク技術・データベース技術・セキュリティと標準化・情報化と経営」など多岐にわたります。また、コンピュータ言語のプログラミングに関する問題が出題されることから、主にプログラマ向けの能力認定試験として、情報産業界(IT業界)では昔から認知度および社会的評価の高い試験として有名です。 2009年(平成21年)以降はシステム開発者側だけでなく、旧初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)で対象にしていた利用者側にもある程度対応した試験となっています(例えば、午後試験でストラテジに関する内容が出題されたり、プログラミングに関する問題で言語の代わりに表計算ソフトを選択可能になった、など)。しかしながら、午後の擬似言語と呼ばれるアルゴリズムに関する問題は選択必須であり、また、表計算でもマクロ定義の問題が出題されることから、依然としてプログラマやシステムエンジニアへの登竜門と言われています。 年間10万人以上が受験する、人気の国家試験です。 この試験は名称に「基本」が含まれているため、簡単な資格だと誤解されがちですが、2006年(平成18年)秋試験以降の合格率は例年20%台です(ちなみに2006年春までの合格率は例年10%台で、難関国家資格でした。)。 下位区分であるITパスポート試験(合格率40〜50%)と比べると、格段に難易度の高い試験と言えるでしょう。尚、この合格率は最後まで採点された者の合格率であり、応募者の合格率は6%~18%と言われています。 また、基本情報技術者試験と同じスキルレベル2の区分として情報セキュリティマネジメント試験(セキュマネ)がありますが、実際の合格難易度はシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験の方が明らかに高いと言われることが多いです。 基本情報技術者試験では情報技術全般から幅広く出題されますが、セキュマネはあくまで一般IT利用者向けの試験であり基礎理論(数学、アルゴリズム)や開発技術に関する内容が出題されないからです。 当初、情報セキュリティマネジメント試験はスキルレベル1と2の間くらいの難易度で実施すると公言されていました。 IT以外の資格試験では、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)2級、日商簿記検定2級、実用英語技能検定2級などより少し難しく、不動産関係の資格である宅地建物取引士(宅建)試験とほぼ同じくらいの難易度と言われています。 日商簿記検定2級、実用英語技能検定2級の難易度は、基本情報技術者試験に合格できない者向けの情報システム試験(J検)に近いと言われています。なぜならば、もともと情報システム試験は情報処理活用能力検定(旧J検)2級と呼ばれていたことがあり、同じ文部科学省の後援資格である、日商簿記や実用英検の同じ級同士と同程度の難易度で作られていたからです。ちなみに旧J検の1級は基本情報技術者試験よりも難易度が高かったため、基本情報技術者試験は旧J検で言えば準1級に相当する試験だったと言われています。 また、基本情報技術者試験に出題形式が近い民間検定として、サーティファイという会社が実施している情報処理技術者能力認定試験というのが存在しますが、基本情報技術者試験はこの情報処理技術者能力認定試験2級よりも難易度は高く、情報処理技術者能力認定試験1級とほぼ同じくらいの難易度であると言われています(ただし問題の分量はサーティファイ1級の方が小さいです)。 2006年春までは宅地建物取引主任者(宅建)試験よりも難易度が高く、日商簿記1級や実用英検準1級に近い水準だったと言われています。2006年秋以降はそれ以前よりはだいぶ易化したものの、それでも難易度が高い試験であることに変わりはありません。 それだけでなく、基本情報技術者試験は旧公認会計士一次試験、地域限定通訳案内士、国内旅行業務取扱管理者と同じように実際に高等教育機関に入学していなくてもディプロマ程度の水準として国際認証されている事実があり、日商簿記検定2級とは一線を隔す水準の受験対象者となっています。 ちなみに、基本情報技術者試験の問題の出題水準は大学入試センター試験の科目「情報関係基礎」よりも高いとされています。また、高校の情報科目の授業だけで基本情報技術者試験に合格するのは難しいとされます(これが英検や漢検など学生向けの検定試験の2級以下との違いです)。 昔の第二種情報処理技術者試験では対象者像が「高校卒業程度の一般常識を有する者」「実務経験は1年以上3年未満」とされていましたが、実際の受験者は大学生や社会人が多く、受験は可能でも高校生が合格するのは難しい国家試験として認知されています。 尚、受験者の最終学歴の最頻は理工系の情報系専攻の大卒となっています。最近では文系の大卒が増加しています。その背景としては文学部や経済学部といった従来情報系とは関連の乏しい分野にも情報解析、情報処理を応用した講義が増加傾向にあることや情報メディアといった芸術職や広告業向けの専攻が増加したことにより、情報技術の普及とITリテラシーの高度化が理由となっています。 国家公務員の一般職の採用試験の情報学に関する範囲で基本情報技術者試験相当の範囲が出題されることがあります。以前は国家公務員総合職試験でも出題されていたことがありました。 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。 ITパスポート試験と同様に、情報技術全般から幅広く出題されますが、基本情報技術者試験ではITパスポートよりも深く掘り下げた内容が出題されます。 特に午後のアルゴリズムとソフトウェア開発(プログラミング)は、ITパスポートとは比べ物にならないくらいレベルが高い上に配点も大きいので、しっかり学習してください。 ちなみに応用情報技術者試験などより上位の区分では基本情報技術者よりもさらに深いことが問われますが、出題範囲としては基本情報技術者やITパスポートと同じです。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。 2009年(平成21年)春期以降はストラテジ系からの出題数が増えています。 全部で50問出題されます。近年は数学とセキュリティからの出題が増えています。 80問中10問はマネジメントに関する問題です。 80問中20問は経営戦略や企業活動に関する問題です。試験制度変更により、2008年(平成20年)までの試験よりも出題数が多くなっています。 回によっては出題されない分野もあります。完全にランダムです。特にマネジメントとストラテジは出題予想を立てるのが難しいので、なるべくテクノロジ系の問題を選ぶようにしましょう。 午前、午後の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて基本情報技術者の国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 試験時間は2時間30分(150分)です。四肢択一式(マークシート使用)で80問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。2009年(平成21年)春以降はストラテジ系列からの出題数が増えています。 テクノロジ系は基礎理論、数学、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、セキュリティ、開発技術などから幅広く出題されますが、近年は数学とセキュリティからの出題が増えているため、この2分野は重点的に勉強するようにしましょう。 午後を技能を試す試験とするならば、午前は知識を測る試験と言えるでしょう。 ちなみに午前は過去に出題された問題の使い回しがかなり多いです(余談ですが基本情報だけじゃなく、情報処理技術者試験の他の区分にも同じことが言えます。)。全く同じまたは選択肢アイウエの順番を入れ替えただけの問題もしばしば出題されます。だから最悪過去問の丸暗記だけでも午前は突破できます。しかし、この方法は正直オススメしません。(理由は後述します。) 試験時間は2時間30分(150分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 マークシート使用の多肢選択式ですが、午前と異なり、長文形式の大問を複数解く形式となっています。午前が知識問題ならば、午後は技能、応用力が問われます。 複数の必須問題と選択問題から構成されます。 先述の通り、セキュリティ、アルゴリズム(擬似言語)、ソフトウェア開発(プログラミング)は必須問題であり、特にアルゴリズムとソフトウェア開発は配点も非常に大きいため、徹底的に学習してください。 また、選択問題はなるべくテクノロジ系の問題(ネットワーク、データベースなど)を解くことをオススメします。マネジメントやストラテジは出題予想を立てにくいのであまりオススメしません。 午後は毎回テーマが異なる新作問題が出題されるため、読解力(国語力)や論理的思考力がかなり要求されます。そのため、午前を丸暗記だけで突破した人は午後は全く太刀打ちできません。合格したければ、ちゃんと知識を身につけてから受験するようにしましょう。 一部の大学、短期大学、専門学校、高校、資格予備校等ではIPAが認定した「免除対象科目履修講座」を受講した後、IPAが提供した「修了認定に係る試験」(修了試験)に合格することで、基本情報技術者試験の午前科目が1年間(2回分)免除されます。 この制度はお金はかかりますが、利用すれば本番は午後科目だけ受験すれば良いので、基本情報技術者試験の合格にかなり有利になります。修了試験さえ合格してしまえば、1年間(本番2回分)は午後のアルゴリズムとプログラミングに専念することができます。 修了試験は例年、6月、7月、12月、1月に実施されます(年4回)。形式は本番の午前に近いです(試験時間2時間30分、全80問出題)が、難易度は本番の午前よりやや低いと言われています。 午前免除についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。 ちなみに、「本番の午前で60点以上取ったけど午後が59点以下だった」という場合は午前免除の対象にはなりませんのでご注意ください。 基本情報技術者試験の合格者は以下の特典を受けることができる場合があります。 この試験は何度か試験制度が変更されています。 基本情報技術者試験は2019年(令和元年)秋期までは筆記試験として実施されてきましたが、2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を避けるため、2020年(令和2年)度は春期、秋期ともに筆記試験は中止となりました(春期は応用情報技術者試験などを含む全区分が、秋期は基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験のみが中止。)。 基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験については、今後はCBT方式(Computer Based Testing)にて随時実施される予定です。CBTとは、会場に用意されたパソコン上で試験を受験する形式のことで、ITパスポート試験では既に導入されています。 なお、身体障害者向けの筆記試験は引き続き実施する予定です。 CBT試験についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。
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基本情報技術者試験(きほんじょうほうぎじゅつしゃしけん)に関するコンテンツです。
{{即時削除|[[w:基本情報技術者試験|ウィキペディアの同名記事]]からのコピペによるインポート}} <div class="pathnavbox"> * {{Pathnav|メインページ|hide=1}} ** {{Pathnav|試験|資格試験}} ** {{Pathnav|情報技術}} </div> {{Wikipedia}} {{Ruby|'''基本情報技術者試験'''|きほんじょうほうぎじゅつしゃしけん}}に関するコンテンツです。 == 概要 == '''基本情報技術者試験'''(略号'''FE'''、''Fundamental Information Technology Engineer Examination'')とは、平成13年度(2001年度)より実施されている[[情報処理技術者試験]]の区分の1つです。試験実施団体は、[[w:経済産業省|経済産業省]]所管の独立行政法人[[w:情報処理推進機構|情報処理推進機構]](IPA)[[w:IT人材育成センター国家資格・試験部|IT人材育成センター国家資格・試験部]](旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた[[情報処理技術者試験]]制度の'''スキルレベル2'''(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。ちなみに下位区分の[[ITパスポート試験]]はスキルレベル1、上位区分の[[応用情報技術者試験]]はスキルレベル3です。 1970年(昭和45年)より'''第二種情報処理技術者試験'''として開始され、2001年(平成13年)より現在の試験名称に改められました。1985年(昭和60年)までは年1回の実施でしたが、1986年(昭和61年)より春期(4月第3日曜日)および秋期(10月第3日曜日)の年2回実施となっています。[[情報処理技術者試験]]の中では、[[応用情報技術者試験]](旧・[[第一種情報処理技術者試験]])と並び、最も歴史の長い区分です。 本試験の出題範囲は、「[[初級システムアドミニストレータ/基礎知識|コンピュータ科学基礎]]・[[初級システムアドミニストレータ/コンピュータシステム|コンピュータシステム]]・[[初級システムアドミニストレータ/システムの開発と運用|システムの開発と運用]]・[[初級システムアドミニストレータ/通信ネットワーク|ネットワーク]]技術・[[初級システムアドミニストレータ/データベース|データベース]]技術・[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]と[[初級システムアドミニストレータ/標準化|標準化]]・[[初級システムアドミニストレータ/情報化と経営|情報化と経営]]」など多岐にわたります。また、[[プログラミング言語|コンピュータ言語]]の[[プログラミング]]に関する問題が出題されることから、主にプログラマ向けの能力認定試験として、情報産業界(IT業界)では昔から認知度および社会的評価の高い試験として有名です。 2009年(平成21年)以降はシステム開発者側だけでなく、旧[[初級システムアドミニストレータ試験]](初級シスアド)で対象にしていた利用者側にもある程度対応した試験となっています(例えば、午後試験でストラテジに関する内容が出題されたり、プログラミングに関する問題で言語の代わりに[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算ソフト]]を選択可能になった、など)。しかしながら、午後の[[擬似言語]]と呼ばれるアルゴリズムに関する問題は選択必須であり、また、[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]でもマクロ定義の問題が出題されることから、依然としてプログラマやシステムエンジニアへの登竜門と言われています。 年間10万人以上が受験する、人気の国家試験です。 == 難易度 == この試験は名称に「基本」が含まれているため、簡単な資格だと誤解されがちですが、2006年(平成18年)秋試験以降の合格率は例年20%台です(ちなみに2006年春までの合格率は例年10%台で、難関国家資格でした。)。 下位区分である[[ITパスポート試験]](合格率40〜50%)と比べると、格段に難易度の高い試験と言えるでしょう。尚、この合格率は最後まで採点された者の合格率であり、応募者の合格率は6%~18%と言われています。 また、基本情報技術者試験と同じスキルレベル2の区分として[[情報セキュリティマネジメント試験]](セキュマネ)がありますが、実際の合格難易度はシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験の方が明らかに高いと言われることが多いです。 基本情報技術者試験では[[情報技術]]全般から幅広く出題されますが、セキュマネはあくまで一般IT利用者向けの試験であり[[情報科学の基礎理論|基礎理論]]([[数学]]、アルゴリズム)や[[開発技術]]に関する内容が出題されないからです。 当初、[[情報セキュリティマネジメント試験]]はスキルレベル1と2の間くらいの難易度で実施すると公言されていました。 [[情報技術|IT]]以外の資格試験では、[[ファイナンシャル・プランニング技能士]](FP)2級、[[日商簿記検定]]2級、[[実用英語技能検定]]2級などより少し難しく、不動産関係の資格である宅地建物取引士(宅建)試験とほぼ同じくらいの難易度と言われています。 [[日商簿記検定]]2級、[[実用英語技能検定]]2級の難易度は、基本情報技術者試験に合格できない者向けの[[情報システム試験]]([[J検]])に近いと言われています。なぜならば、もともと[[情報システム試験]]は[[情報処理活用能力検定]](旧J検)2級と呼ばれていたことがあり、同じ文部科学省の後援資格である、[[日商簿記]]や実用英検の同じ級同士と同程度の難易度で作られていたからです。ちなみに旧J検の1級は基本情報技術者試験よりも難易度が高かったため、基本情報技術者試験は旧J検で言えば準1級に相当する試験だったと言われています。 また、基本情報技術者試験に出題形式が近い民間検定として、[[w:サーティファイ|サーティファイ]]という会社が実施している[[情報処理技術者能力認定試験]]というのが存在しますが、基本情報技術者試験はこの[[情報処理技術者能力認定試験]]2級よりも難易度は高く、[[情報処理技術者能力認定試験]]1級とほぼ同じくらいの難易度であると言われています(ただし問題の分量はサーティファイ1級の方が小さいです)。 2006年春までは宅地建物取引主任者(宅建)試験よりも難易度が高く、日商簿記1級や実用英検準1級に近い水準だったと言われています。2006年秋以降はそれ以前よりはだいぶ易化したものの、それでも難易度が高い試験であることに変わりはありません。 それだけでなく、基本情報技術者試験は旧公認会計士一次試験、地域限定通訳案内士、国内旅行業務取扱管理者と同じように実際に高等教育機関に入学していなくてもディプロマ程度の水準として国際認証されている事実があり、[[日商簿記検定]]2級とは一線を隔す水準の受験対象者となっています。 ちなみに、基本情報技術者試験の問題の出題水準は[[センター試験 数学対策|大学入試センター試験の科目「情報関係基礎」]]よりも高いとされています。また、[[高等学校情報|高校の情報科目]]の授業だけで基本情報技術者試験に合格するのは難しいとされます(これが[[英検]]や[[漢検]]など学生向けの検定試験の2級以下との違いです)。 昔の第二種情報処理技術者試験では対象者像が「高校卒業程度の一般常識を有する者」「実務経験は1年以上3年未満」とされていましたが、実際の受験者は大学生や社会人が多く、受験は可能でも高校生が合格するのは難しい国家試験として認知されています。 尚、受験者の最終学歴の最頻は理工系の情報系専攻の大卒となっています。最近では文系の大卒が増加しています。その背景としては文学部や経済学部といった従来情報系とは関連の乏しい分野にも情報解析、情報処理を応用した講義が増加傾向にあることや情報メディアといった芸術職や広告業向けの専攻が増加したことにより、情報技術の普及とITリテラシーの高度化が理由となっています。 国家公務員の一般職の採用試験の情報学に関する範囲で基本情報技術者試験相当の範囲が出題されることがあります。以前は国家公務員総合職試験でも出題されていたことがありました。 == 基本情報技術者試験が対象とする人材像 == === 対象者像 === 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者 === 業務と役割 === 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に、次のいずれかの役割を果たす。 * 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略立案に参加する。 * システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスの実現に貢献する。 === 期待する技術水準 === * 情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ** 対象とする業種・業務に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 ** 上位者の指導の下に、情報戦略に関する予測・分析・評価ができる。 ** 上位者の指導の下に、提案活動に参加できる。 * システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 ** 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できる。 ** 上位者の指導の下に、システムの設計・開発・運用ができる。 ** 上位者の指導の下に、ソフトウェアを設計できる。 ** 上位者の方針を理解し、自らソフトウェアを開発できる。 == 出題範囲 == [[ITパスポート試験]]と同様に、[[情報技術]]全般から幅広く出題されますが、基本情報技術者試験ではITパスポートよりも深く掘り下げた内容が出題されます。 特に午後の[[擬似言語|アルゴリズム]]と[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|ソフトウェア開発]]([[プログラミング]])は、ITパスポートとは比べ物にならないくらいレベルが高い上に配点も大きいので、しっかり学習してください。 ちなみに[[応用情報技術者試験]]などより上位の区分では基本情報技術者よりもさらに深いことが問われますが、出題範囲としては基本情報技術者やITパスポートと同じです。 === 午前 === テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。 2009年(平成21年)春期以降はストラテジ系からの出題数が増えています。 ==== テクノロジ系 ==== 全部で50問出題されます。近年は[[数学]]と[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]からの出題が増えています。 ;[[情報科学の基礎理論|基礎理論]] * '''基礎的な[[数学]]([[確率論]]、[[統計学]]、[[線形代数学]])''' - 近年は出題数が多いです。 * 計算機科学に関する基礎理論 * アルゴリズムと[[プログラミング]] ;コンピュータシステム * コンピュータ構成要素 * システム構成要素 * ソフトウェア * ハードウェア ;技術要素 * ヒューマンインタフェース * マルチメディア * [[初級システムアドミニストレータ/データベース|データベース]] * [[初級システムアドミニストレータ/通信ネットワーク|ネットワーク]] * '''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]''' - 2014年(平成26年)度春期から出題数が増えています。例年(80問中)10問程度出題されます。 ;[[開発技術]] * システム開発技術 * ソフトウェア開発管理技術 ==== マネジメント系 ==== 80問中10問はマネジメントに関する問題です。 ;[[プロジェクトマネジメント]] * プロジェクトマネジメント ;[[サービスマネジメント]] * サービスマネジメント * システム監査 ==== ストラテジ系 ==== 80問中20問は経営戦略や企業活動に関する問題です。試験制度変更により、2008年(平成20年)までの試験よりも出題数が多くなっています。 ;[[システム戦略]] * システム戦略 * システム企画 ;[[経営戦略]] * 経営戦略マネジメント * 技術戦略マネジメント * ビジネスインダストリ ;[[企業と法務]] * 企業活動 * 法務 === 午後 === ;必須問題 * '''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]''' - 2014年(平成26年)春から必須問題になりました。2020年(令和2年)からは配点も大きくなるので注意が必要です。 * '''データ構造とアルゴリズム''' - '''[[擬似言語]]'''と呼ばれる架空のコンピュータ言語を用いた応用問題です。擬似言語の構文は[[C言語]]に近いです。基本情報技術者試験が難関と言われるのはこれが鬼門だからです。苦手な人が多いですが、配点がとても大きいので、ここで点数を稼げないと合格するのはきわめて厳しくなります。しっかり練習しましょう。 * '''[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|ソフトウェア開発]]''' - 所謂[[プログラミング]]の問題です。用意された5つの[[プログラミング言語]]のうち、1つを選択して解答します。擬似言語同様、こちらも配点がとても大きいので、しっかり練習しましょう。 ** [[C言語]]、[[Java]]、[[Python]]、アセンブリ言語、[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算ソフト]]の中から1つ選択します。初心者はアセンブラか表計算がオススメです。逆にC言語やJavaはプログラミング初心者にはオススメできません。 *** 2019年(令和元年)秋までは[[COBOL]]がありましたが、現在は出題されません。 *** アセンブラ(アセンブリ)言語は試験専用のオリジナル言語である[[CASL]]が出題されます。 *** [[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]は試験専用のオリジナルソフトです。関数、機能は[[Microsoft Excel]]に近いです。擬似言語を用いたマクロ定義の問題もあるため意外と難易度は高いです。ちなみに表計算は2009年(平成21年)春から追加されました。 ;選択問題 回によっては出題されない分野もあります。完全にランダムです。特にマネジメントとストラテジは出題予想を立てるのが難しいので、なるべくテクノロジ系の問題を選ぶようにしましょう。 * ソフトウェア、ハードウェア * データベース * ネットワーク * ソフトウェア設計 * マネジメント - プロジェクトマネジメントまたはサービスマネジメント * ストラテジ - 「システム戦略」または「経営戦略・企業と法務」 == 形式 == '''午前'''、'''午後'''の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて'''基本情報技術者'''の国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 === 午前 === 試験時間は2時間30分(150分)です。四肢択一式(マークシート使用)で80問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。2009年(平成21年)春以降はストラテジ系列からの出題数が増えています。 テクノロジ系は基礎理論、数学、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、セキュリティ、開発技術などから幅広く出題されますが、近年は[[数学]]と[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]からの出題が増えているため、この2分野は重点的に勉強するようにしましょう。 午後を技能を試す試験とするならば、午前は知識を測る試験と言えるでしょう。 ちなみに午前は過去に出題された問題の使い回しがかなり多いです(余談ですが基本情報だけじゃなく、[[情報処理技術者試験]]の他の区分にも同じことが言えます。)。全く同じまたは選択肢アイウエの順番を入れ替えただけの問題もしばしば出題されます。だから最悪過去問の丸暗記だけでも午前は突破できます。しかし、この方法は正直オススメしません。(理由は後述します。) === 午後 === 試験時間は2時間30分(150分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 マークシート使用の多肢選択式ですが、午前と異なり、長文形式の大問を複数解く形式となっています。午前が知識問題ならば、午後は技能、応用力が問われます。 複数の必須問題と選択問題から構成されます。 先述の通り、'''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]'''、'''アルゴリズム([[擬似言語]])'''、'''[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|ソフトウェア開発]]([[プログラミング]])'''は必須問題であり、特にアルゴリズムとソフトウェア開発は配点も非常に大きいため、徹底的に学習してください。 また、選択問題はなるべくテクノロジ系の問題(ネットワーク、データベースなど)を解くことをオススメします。マネジメントやストラテジは出題予想を立てにくいのであまりオススメしません。 午後は毎回テーマが異なる新作問題が出題されるため、読解力(国語力)や論理的思考力がかなり要求されます。そのため、午前を丸暗記だけで突破した人は午後は全く太刀打ちできません。合格したければ、ちゃんと知識を身につけてから受験するようにしましょう。 === 科目免除 === {{Wikipedia|基本情報技術者試験の午前試験免除制度}} 一部の大学、短期大学、専門学校、高校、資格予備校等ではIPAが認定した「免除対象科目履修講座」を受講した後、IPAが提供した「修了認定に係る試験」(修了試験)に合格することで、[[/午前試験免除制度|基本情報技術者試験の午前科目が1年間(2回分)免除されます]]。 この制度はお金はかかりますが、利用すれば本番は午後科目だけ受験すれば良いので、基本情報技術者試験の合格にかなり有利になります。修了試験さえ合格してしまえば、1年間(本番2回分)は午後のアルゴリズムとプログラミングに専念することができます。 修了試験は例年、6月、7月、12月、1月に実施されます(年4回)。形式は本番の午前に近いです(試験時間2時間30分、全80問出題)が、難易度は本番の午前よりやや低いと言われています。 [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_80tokurei/_index_tokurei.html 午前免除についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。] ちなみに、「本番の午前で60点以上取ったけど午後が59点以下だった」という場合は午前免除の対象にはなりませんのでご注意ください。 == 特典 == 基本情報技術者試験の合格者は以下の特典を受けることができる場合があります。 *基本情報技術者試験の合格者を入学試験(推薦、AO)での優遇や、入学後の単位認定の対象とする大学、短期大学があります。 *公務員採用試験(警察官など)で優遇される場合があります。特にIT関連職種では[[情報処理技術者試験]]の合格者しか採用しないケースが少なくありません。また、採用後も階級評価の対象となる場合があります。 *自衛隊の技術曹および予備自衛官補の任用資格です。階級は3等陸曹、3等海曹、3等空曹とされています。ちなみにもっと上位の試験に合格すると階級が上がります(例えば[[応用情報技術者試験]]なら2等)。 == 沿革 == この試験は何度か試験制度が変更されています。 *1970年(昭和45年)'''第二種情報処理技術者試験'''開始 **当時は年1回のみ実施。午後は上位の試験と同様に記述式でした。 **プログラミング言語は[[FORTRAN]]、[[ALGOL]]、[[PL/I]]、アセンブリ言語([[w:CAP-X|CAP-X]])の中から1つまたは2つ選択する形式でした。 ***なお[[ALGOL]]は1976年(昭和51年)の試験を最後に廃止されています。 **ちなみに第一種情報処理技術者試験はのちの[[ソフトウェア開発技術者試験]]、現在の[[応用情報技術者試験]]です。 *1986年(昭和61年)受験者数が増加したため、現在と同じ春期と秋期の年2回実施に変更されました。 **また、試験で出題されるアセンブリ言語が現在の[[CASL]]に変更されました。 *1992年(平成4年)秋期から[[C言語]]が選択可能になりました。 *1994年(平成6年)秋期から午後が現在と同じ多肢選択式(マークシート使用)に変更されました。 **プログラミング言語は[[FORTRAN]]、[[COBOL]]、[[C言語]]、アセンブリ言語([[CASL]])の中から1つまたは2つ選択する形式に。PL/Iは1994年(平成6年)春期を最後に廃止されました。 *2001年(平成13年)春期より名称を現在の'''基本情報技術者試験'''に変更しました。 **プログラミング言語は[[C言語]]、[[COBOL]]、アセンブラ([[CASL]])の中から1つまたは2つ選択する形式に。また、同年秋期から[[Java]]が追加されました。 ***第二種情報処理技術者試験にあった[[FORTRAN]]は廃止されました。 *2009年(平成21年)春期より試験制度を大きく変更。[[初級シスアド]]の内容の一部を吸収し、出題範囲を拡大。 **システム開発者だけでなく、利用者側(ITを利活用する者)にも対応した試験に生まれ変わりました。[[初級システムアドミニストレータ/情報化と経営|経営]]に関する問題(所謂ストラテジ)の出題も増えました。 **この回からプログラミング言語に[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]が追加されました。 ***プログラミング言語は[[C言語]]、[[COBOL]]、[[Java]]、[[CASL]]、[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]の中から1つ選択する形式になりました。 *2014年(平成26年)春期から、現在のように午後で[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]が必須問題になりました。また、午前でもセキュリティ分野からの出題数が増えています。 *2019年(令和元年)秋期を最後に[[COBOL]]の出題が廃止されました。 *2020年(令和2年)の試験より選択言語に[[Python]]が追加される予定です。 **プログラミング言語は[[C言語]]、[[Java]]、[[Python]]、[[CASL]]、[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]の中から1つ選択する形式になる予定です。 == 2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響 == 基本情報技術者試験は2019年(令和元年)秋期までは筆記試験として実施されてきましたが、2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を避けるため、2020年(令和2年)度は春期、秋期ともに筆記試験は中止となりました(春期は[[応用情報技術者試験]]などを含む全区分が、秋期は基本情報技術者試験と[[情報セキュリティマネジメント試験]]のみが中止。)。 基本情報技術者試験と[[情報セキュリティマネジメント試験]]については、今後は[[w:Computer Based Testing|CBT方式]](Computer Based Testing)にて随時実施される予定です。CBTとは、会場に用意されたパソコン上で試験を受験する形式のことで、[[ITパスポート試験]]では既に導入されています。 なお、身体障害者向けの筆記試験は引き続き実施する予定です。 [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/cbt_sg_fe.html CBT試験についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。] == 関連項目 == * [[情報処理技術者試験]][[情報処理技術者試験の概要|の概要]] ** [[ITパスポート試験]](IP) ** [[情報セキュリティマネジメント試験]](SG) ** [[応用情報技術者試験]](AP) == 関連外部リンク == * [https://www.jitec.ipa.go.jp 情報処理推進機構 IT人材育成センター国家資格・試験部] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html 情報処理技術者試験の概要] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html 基本情報技術者試験(FE)](情報処理技術者試験の概要 - 試験区分一覧) ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_enkaku.html 試験制度の沿革] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hanni_skill.html 試験要綱・シラバスなど] * [https://www.fe-siken.com 基本情報技術者試験ドットコム] {{stub}} {{デフォルトソート:きほんしようほうきしゆつしやしけん}} [[Category:情報処理技術者試験]] [[Category:基本情報技術者試験|*]] [[Category:資格試験]] [[Category:情報技術]]
2020-05-15T10:21:04Z
2023-09-28T15:52:24Z
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日商簿記検定
当ページ「日商簿記検定」はまもなく削除される予定です。理由は以下の通りです。 削除に同意されないのであれば、方針などを確認して、ページを適切なものに書き換えた上で、このテンプレートを取り除いてください。勝手に取り除いた場合、投稿ブロックされる恐れがあります。 日商簿記検定に関するコンテンツです。 日商簿記検定(The Official Business Skill Test in Book-keeping)とは、日本商工会議所および各地商工会議所が実施する簿記に関する資格試験です。正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。 1954年より開始され、1955年度からは年2回実施されていましたが、1997年(平成9年)度以降は年3回実施されるようになりました(ただし1級は年2回のみ)。試験は全国統一日程で6月、11月、2月に実施されます。ただし、2月は2級以下のみの実施です。 国家資格ではありませんが全国的に知名度の高い資格であり、経理や財務、一般事務職などへの就職・転職の際に有利な資格と言われています。また公認会計士や税理士などの難関国家資格への登竜門でもあります。受験者数も例年多く、TOEICや情報処理技術者試験と並ぶ人気の資格試験です。 この試験では一定の機能の制限はありますが、電卓の使用が認められています。また、マークシートは採用されていません。 ちなみに簿記に関する検定試験には日商簿記のほか、全国経理教育協会主催の簿記能力検定(全経簿記能力検定)や、商業高校生を対象とした全商簿記検定が実施されていますが、やはり認知度や社会的評価が高いのは日商簿記と言えるでしょう。 1級、2級、3級、初級の4つの級が用意されています。 大学程度の商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算について理解できるレベルと言われています。大企業の簿記に相当します。財務諸表規則・企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができるレベルとされています。 日商簿記1級の合格者は、税理士試験の受験資格を得ることができます。(これは全経簿記の上級も同じです。) 日商簿記1級の合格率は例年10%前後ですが、受験者の大部分は既に2級に合格できる実力を有している場合が多いため、かなりの難関資格であると言えます。また、2級以下とは異なり、合格率の大きな変動がさほど発生していないことから、採点方法は絶対評価ではなく相対評価であると言われています。 日商簿記1級と同じくらいの合格難易度と言われる他の資格試験(国家試験)としては、社会保険労務士(社労士)試験や中小企業診断士試験、土地家屋調査士試験、マンション管理士試験、行政書士試験、海事代理士試験、通関士試験、応用情報技術者試験、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)1級などがあげられます。 高校卒業程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)を理解できるレベルと言われています。商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な知識を有しているレベルとされます。財務諸表を読む力がつき、株式会社の経営状況を把握できるレベルとされています。中小企業の簿記に相当します。 日商簿記2級の近年の合格率は平均して20〜30%程度ですが、採点方法が絶対評価であるため、2015年(平成27年)11月実施の第141回試験(合格率11.8%)のように合格率が15%を下回った回から、逆に2013年(平成25年)2月実施の第133回試験(合格率47.6%)のように合格率が40%を上回った回まで、合格率の変動が非常に大きくなっています。 2016年度以降は出題内容改定の影響で難易度が以前に比べ大幅に上昇しており、特に商業簿記では、かつては1級の内容であった連結会計や税効果会計、外貨建取引などの内容が追加され、その出題内容は資格予備校の講師からも批判されたほどです。 商業簿記のみが問われる3級とは異なり、2級では工業簿記も問われ専門性が高くなります。そのため、簿記初学者がいきなり2級を受験して合格するのはかなり難しいと言われており、あまりオススメできません。やはり3級合格後のステップアップとして受験するのが良いでしょう。 ただし、商業簿記の問題難易度が近年著しく上昇しているのに対し、工業簿記の難易度は従来までと殆ど変わっていないと言われています。そのため、「工業簿記を制する者が日商簿記2級を制する」と言われることもあります。 日商簿記2級と同じくらいの合格難易度と言われる他の資格試験(国家試験)としては、宅地建物取引士(宅建)試験や管理業務主任者試験、総合旅行業務取扱管理者試験、基本情報技術者試験、FP2級などがあげられます。 日商簿記2級は公式では高校卒業レベルの試験とされていますが、実際には商業高校では卒業までに(在学中に)日商簿記2級に合格できる生徒はあまり多くないと言われています。 ちなみに、日商簿記2級の問題の出題水準は大学入試センター試験の科目「簿記・会計」よりも高いとされています。センター試験の「簿記・会計」では商業簿記のみが出題され、工業簿記は出題されません。 個人企業における経理担当者または経理補助者として必要な商業簿記に関する知識を有しているレベルとされています。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになるレベルとされています。 かつては個人商店を対象とする内容でしたが、2019年度から株式会社を対象としたものに変更されています。なお、3級では工業簿記は出題されません。 多くの場合、簿記初学者が学習をはじめるのはこの級からです。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えています。 日商簿記3級の近年の合格率は平均して40〜50%程度です。2015年(平成27年)11月実施の第141回試験(合格率26.1%)のように合格率が30%を下回った回もあります。日商簿記3級と同じくらいの合格難易度と言われる他の資格試験(国家試験)としては、ITパスポート試験や国内旅行業務取扱管理者試験、FP3級などがあげられます。 昔は4級と呼ばれていました。経理担当者だけでなく広く社会人全般を対象に簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、日常業務に利活用することができるレベルとされています(決算に関する部分は範囲外です)。 ちなみにこの級のみ、ネット試験で随時受験できるようになっています。 簿記検定の合格難易度は、一般的に、 日商1級 >> 全経上級 >> 日商2級 ≧ 全経1級 > 日商3級 ≒ 全経2級 ≒ 全商1級 > 日商初級、全経その他、全商その他 と言われています。 日商簿記検定1級と全経簿記能力検定上級はどちらも税理士試験の受験資格であるため同等の試験とみなされることもありますが、実際の難易度では日商簿記1級のほうが格段に高いと言われています。ただ全経上級は日商簿記2級よりは難易度が高いため、無理やり日商簿記で換算するならば準1級相当とも言えるでしょう。 ちなみに全商簿記は基本的に商業高校生向けであるため難易度はそれほど高くありません。一般的に全商1級が日商簿記3級と同じくらいと言われています。日商簿記は大学生や社会人も受験する試験なので3級でもそこそこ難易度が高いです。 すべての級で(100点満点中)70点以上獲得することで合格となります。 ただし、1級には総得点70点以上の条件に加え、科目ごとに足切り制度が存在するため注意が必要です。商業簿記(25点)会計学(25点)工業簿記(25点)原価計算(25点)の科目ごとにつき、40%(10点)以上の得点が必要です。1科目でも9点以下の科目がある場合は不合格となってしまいます(理論上84点でも不合格になる場合があります)。 1級は試験時間が2つに分割されており、「商業簿記・会計学」が90分、「工業簿記・原価計算」が90分で、合計180分となっています。 2級は商業簿記が60点分、工業簿記(原価計算を含む)が40点分出題されます。2級では1級のような科目ごとの足切り制度はありません。しかし、合格点の70点に達するには商業簿記が満点(60点)であっても工業簿記が最低10点は必要であり、工業簿記が満点(40点)であっても商業簿記が最低30点は必要です。2級の試験時間は120分です。 1級、2級とも科目合格制度はありません。 3級は商業簿記のみが出題されます。試験時間は120分です。 初級は試験時間40分のネット試験です。
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日商簿記検定(にっしょうぼきけんてい)に関するコンテンツです。
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サバイバル/中級
ここでは、サバイバルで生き抜く上で必要な事柄、特に積極的な行動を起こすにあたって必要な事柄についてまとめています。
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ここでは、サバイバルで生き抜く上で必要な事柄、特に積極的な行動を起こすにあたって必要な事柄についてまとめています。
{{Pathnav|メインページ|サバイバル|frame=1}} ここでは、サバイバルで生き抜く上で必要な事柄、特に積極的な行動を起こすにあたって必要な事柄についてまとめています。 == 書庫 == * [[サバイバル/怪我の対処の仕方|怪我の対処の仕方]] * [[サバイバル/動物に遭遇した時の対処の仕方|動物に遭遇した時の対処の仕方]] [[カテゴリ:書庫]] [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:さはいはるちゆうきゆう}}
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28,199
アイスランド語/第一類/発音/導入/長さ/母音の長さ・子音の長さ
アイスランド語では、母音も(ほとんどの)子音も、長さが違えば音として違うと扱われる。母音については綴りは長さを表していないが、子音については、子音が二重に置かれれば, それは長さが長いことを表す。例えば、ana [a:na]《rush forward「前に突進する」》と Anna [an:a]《Ann, アン(人名)》を比較せよ。anaは、幹母音である長音の a + 短子音 n + 長音の半分の長さの短母音語尾 a であり、 Anna は短母音 a + (二重の)長子音 n + 半長短母音で構成される。 【注意】 英語で慣習的に指すところの「長母音の a と短母音の a」(それは例えば英語の長母音 ale [eil] と短母音 back [bæk] の中に含まれる)と、アイスランド語でいう「長母音 a と長母音の半分の長さの短母音 a」とは幾分意味が異なる。英語では、長母音と短母音とでは長さが違うというよりは発音が質的に異なっているのであるが、一方アイスランド語では長母音と短母音とでは、二つ母音の発音は質的にほぼ同じで、違っているのはその発音の持続する長さということである。アイスランド語では、長母音は大体の短母音の二倍の長さになる。音符で書けば、長母音は ♩、短母音は ♪ に相当する。
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アイスランド語では、母音も(ほとんどの)子音も、長さが違えば音として違うと扱われる。母音については綴りは長さを表していないが、子音については、子音が二重に置かれれば, それは長さが長いことを表す。例えば、ana [a:na]《rush forward「前に突進する」》と Anna [an:a]《Ann, アン(人名)》を比較せよ。anaは、幹母音である長音の a + 短子音 n + 長音の半分の長さの短母音語尾 a であり、 Anna は短母音 a + (二重の)長子音 n + 半長短母音で構成される。 【注意】 英語で慣習的に指すところの「長母音の a と短母音の a」と、アイスランド語でいう「長母音 a と長母音の半分の長さの短母音 a」とは幾分意味が異なる。英語では、長母音と短母音とでは長さが違うというよりは発音が質的に異なっているのであるが、一方アイスランド語では長母音と短母音とでは、二つ母音の発音は質的にほぼ同じで、違っているのはその発音の持続する長さということである。アイスランド語では、長母音は大体の短母音の二倍の長さになる。音符で書けば、長母音は ♩、短母音は ♪ に相当する。
アイスランド語では、母音も(ほとんどの)子音も、長さが違えば音として違うと扱われる。母音については綴りは長さを表していないが、子音については、子音が二重に置かれれば, それは長さが長いことを表す。例えば、[[アイスランド語/共通単語帳#ana|''ana'']] [a:na]《rush forward「前に突進する」》と [[アイスランド語/共通単語帳#Anna|''Anna'']] [an:a]《Ann, アン(人名)》を比較せよ。[[アイスランド語/共通単語帳#ana|''ana'']]は、幹母音である長音の ''a'' + 短子音 ''n'' + 長音の半分の長さの短母音語尾 ''a'' であり、 [[アイスランド語/共通単語帳#Anna|''Anna'']] は短母音 ''a'' + (二重の)長子音 ''n'' + 半長短母音で構成される。 【注意】 英語で慣習的に指すところの「長母音の a と短母音の a」(それは例えば英語の長母音 ale [eil] と短母音 back [bæk] の中に含まれる)と、アイスランド語でいう「長母音 ''a'' と長母音の半分の長さの短母音 ''a''」とは幾分意味が異なる。英語では、長母音と短母音とでは長さが違うというよりは発音が質的に異なっているのであるが、一方アイスランド語では長母音と短母音とでは、二つ母音の発音は質的にほぼ同じで、違っているのはその発音の持続する長さということである。アイスランド語では、長母音は大体の短母音の二倍の長さになる。音符で書けば、長母音は ♩、短母音は ♪ に相当する。 [[カテゴリ:アイスランド語]]
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アイスランド語/第一類/発音/導入/長さ/母音の長さの詳細
1.5.2 母音の長さの詳細 アイスランド語の母音は、すべて長母音か短母音のどちらかに属する。 長母音のルールは以下のとおり (a) 子音が後ろに続いていない場合 (b) 後ろに続いているのが単子音の場合 (c) 後ろに続いているのが二つの子音であって、一番目の子音は p, t, k, s [ph, th, kjh, kh, s] で二番目の子音は j, r, v [j, r, v] である場合 短母音のルールは次のとおり、すなわち、上記 (c) に該当する二つの連続する子音以外で、二つ以上の子音が母音の後に続く場合である。pp, tt, kk [hp:, ht:, hkj:, hk] の前にある母音、あるいは、母音の後に続く一番目の子音は p, t, k [hp., ht., hk.] でその後ろに二番目の子音として l または n [l, n] が続く場合は、前置気息音 [h]が特に顕著にみられるため、その母音は特に短く短縮されて発音する。 以下に例を示す。 長母音ルール(a):þú [þu:]《thou,二人称単数主格人称代名詞「汝」》、nú [nu:]《now, 今》、svo [svɔ:]《so, そのように、そのとおりに》、母音アルファベットの名前では、a [a:]、á [au:] など(1.1を参照せよ)。búa [bu:a]《farm, 農場》、lóa [lou:a]《plover, ちどり》 長母音ルール(b)、長母音になる場合と短母音になる場合を併置して比較する。 hatur [ha:thʏr̥]《hate, 憎しみ》 ~ hattur [haht:ʏr̥]《hat, 帽子》 Ása [au:sa] 女性固有名詞のひとつ ~
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "1.5.2 母音の長さの詳細", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "アイスランド語の母音は、すべて長母音か短母音のどちらかに属する。 長母音のルールは以下のとおり", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(a) 子音が後ろに続いていない場合", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(b) 後ろに続いているのが単子音の場合", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(c) 後ろに続いているのが二つの子音であって、一番目の子音は p, t, k, s [ph, th, kjh, kh, s] で二番目の子音は j, r, v [j, r, v] である場合", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "短母音のルールは次のとおり、すなわち、上記 (c) に該当する二つの連続する子音以外で、二つ以上の子音が母音の後に続く場合である。pp, tt, kk [hp:, ht:, hkj:, hk] の前にある母音、あるいは、母音の後に続く一番目の子音は p, t, k [hp., ht., hk.] でその後ろに二番目の子音として l または n [l, n] が続く場合は、前置気息音 [h]が特に顕著にみられるため、その母音は特に短く短縮されて発音する。 以下に例を示す。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "長母音ルール(a):þú [þu:]《thou,二人称単数主格人称代名詞「汝」》、nú [nu:]《now, 今》、svo [svɔ:]《so, そのように、そのとおりに》、母音アルファベットの名前では、a [a:]、á [au:] など(1.1を参照せよ)。búa [bu:a]《farm, 農場》、lóa [lou:a]《plover, ちどり》", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "長母音ルール(b)、長母音になる場合と短母音になる場合を併置して比較する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "hatur [ha:thʏr̥]《hate, 憎しみ》 ~ hattur [haht:ʏr̥]《hat, 帽子》", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "Ása [au:sa] 女性固有名詞のひとつ ~", "title": "" } ]
1.5.2 母音の長さの詳細 アイスランド語の母音は、すべて長母音か短母音のどちらかに属する。 長母音のルールは以下のとおり (a) 子音が後ろに続いていない場合 (b) 後ろに続いているのが単子音の場合 (c) 後ろに続いているのが二つの子音であって、一番目の子音は p, t, k, s [pʰ, tʰ, kjʰ, kʰ, s] で二番目の子音は j, r, v [j, r, v] である場合 短母音のルールは次のとおり、すなわち、上記 (c) に該当する二つの連続する子音以外で、二つ以上の子音が母音の後に続く場合である。pp, tt, kk [ʰp:, ʰt:, ʰkj:, ʰk] の前にある母音、あるいは、母音の後に続く一番目の子音は p, t, k [ʰp., ʰt., ʰk.] でその後ろに二番目の子音として l または n [l, n] が続く場合は、前置気息音 [ʰ]が特に顕著にみられるため、その母音は特に短く短縮されて発音する。 以下に例を示す。 長母音ルール(a):þú [þu:]《thou,二人称単数主格人称代名詞「汝」》、nú [nu:]《now, 今》、svo [svɔ:]《so, そのように、そのとおりに》、母音アルファベットの名前では、a [a:]、á [au:] など(1.1を参照せよ)。búa [bu:a]《farm, 農場》、lóa [lou:a]《plover, ちどり》 長母音ルール(b)、長母音になる場合と短母音になる場合を併置して比較する。 hatur [ha:tʰʏr̥]《hate, 憎しみ》 ~ hattur [haʰt:ʏr̥]《hat, 帽子》 Ása [au:sa] 女性固有名詞のひとつ ~
1.5.2 母音の長さの詳細 アイスランド語の母音は、すべて長母音か短母音のどちらかに属する。 長母音のルールは以下のとおり (a) 子音が後ろに続いていない場合 (b) 後ろに続いているのが単子音の場合 (c) 後ろに続いているのが二つの子音であって、一番目の子音は ''p'', ''t'', ''k'', ''s'' [pʰ, tʰ, k<sub>j</sub>ʰ, kʰ, s] で二番目の子音は ''j'', ''r'', ''v'' [j, r, v] である場合 短母音のルールは次のとおり、すなわち、上記 (c) に該当する二つの連続する子音以外で、二つ以上の子音が母音の後に続く場合である。''pp'', ''tt'', ''kk'' [ʰp:, ʰt:, ʰk<sub>j</sub>:, ʰk] の前にある母音、あるいは、母音の後に続く一番目の子音は ''p'', ''t'', ''k'' [ʰp., ʰt., ʰk.] でその後ろに二番目の子音として ''l'' または ''n'' [l, n] が続く場合は、前置気息音 [ʰ]が特に顕著にみられるため、その母音は特に短く短縮されて発音する。 以下に例を示す。 長母音ルール(a):[[アイスランド語/共通単語帳#þú|''þú'']] [þu:]《thou,二人称単数主格人称代名詞「汝」》、[[アイスランド語/共通単語帳#nú|''nú'']] [nu:]《now, 今》、[[アイスランド語/共通単語帳#svo|''svo'']] [svɔ:]《so, そのように、そのとおりに》、母音アルファベットの名前では、''a'' [a:]、''á'' [au:] など([[アイスランド語/第一類/発音/導入/アイスランド語のアルファベット|1.1]]を参照せよ)。[[アイスランド語/共通単語帳#búa|''búa'']] [bu:a]《farm, 農場》、[[アイスランド語/共通単語帳#lóa|''lóa'']] [lou:a]《plover, ちどり》 長母音ルール(b)、長母音になる場合と短母音になる場合を併置して比較する。 [[アイスランド語/共通単語帳#hatur|''hatur'']] [ha:tʰʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]《hate, 憎しみ》 ~ [[アイスランド語/共通単語帳#hattur|''hattur'']] [haʰt:ʏ<span class ="Unicode">r&#x0325;</span>]《hat, 帽子》 [[アイスランド語/共通単語帳#Ása|''Ása'']] [au:sa] 女性固有名詞のひとつ ~ [[カテゴリ:アイスランド語]]
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28,232
戦争史
戦争史に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。 大学の教科書 自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学 量子力学 - 化学; 無機化学 有機化学 - 生物学; 植物学 研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学 語学: 日本語 英語 エスペラント 朝鮮語 デンマーク語 ドイツ語 フランス語 ラテン語 ルーマニア語 人文科学: 歴史学; 日本史 中国史 世界史 歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽 美術 - 文学; 古典文学 漢詩 社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育 教育史 情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書 小学: 国語 社会 算数 理科 英語 中学: 国語 社会 数学 理科 英語 高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理 化学 地学 生物 - 外国語 - 情報 解説書・実用書・参考書 趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム 試験: 資格試験 - 入学試験 その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "戦争史に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "大学の教科書 自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学 量子力学 - 化学; 無機化学 有機化学 - 生物学; 植物学 研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学 語学: 日本語 英語 エスペラント 朝鮮語 デンマーク語 ドイツ語 フランス語 ラテン語 ルーマニア語 人文科学: 歴史学; 日本史 中国史 世界史 歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽 美術 - 文学; 古典文学 漢詩 社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育 教育史 情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書 小学: 国語 社会 算数 理科 英語 中学: 国語 社会 数学 理科 英語 高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理 化学 地学 生物 - 外国語 - 情報 解説書・実用書・参考書 趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム 試験: 資格試験 - 入学試験 その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集", "title": "書庫" } ]
戦争史に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。
<div class="pathnavbox"> * {{Pathnav|メインページ|社会科学}} * {{Pathnav|メインページ|社会科学|軍事学|軍事史}} </div> [[w:軍事史#戦争史概要|戦争史]]に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。 == 書庫 == {{進捗状況}}{{蔵書一覧}} * [[戦争史入門]] * [[戦争史概論]] * [[陸戦史]] * [[海戦史]] * [[空戦史]] [[カテゴリ:書庫]] [[カテゴリ:軍事学]] [[カテゴリ:戦争]] {{DEFAULTSORT:せんそうし}}
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2022-12-04T17:11:44Z
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28,233
戦争史入門
本書は、戦争史について学ぼうとする諸子の為の入門書である。軍事学の入門書と合わせて読むことで、より理解が深まるだろう。
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本書は、戦争史について学ぼうとする諸子の為の入門書である。軍事学の入門書と合わせて読むことで、より理解が深まるだろう。
{{Pathnav|メインページ|社会科学|軍事学|軍事史|戦争史|frame=1}} 本書は、戦争史について学ぼうとする諸子の為の入門書である。[[軍事入門|軍事学の入門書]]と合わせて読むことで、より理解が深まるだろう。 == 目次 == # [[戦争史入門/はじめに|はじめに]] # [[軍事入門/戦争とは何か|戦争とは何か]] [[カテゴリ:軍事学]] {{DEFAULTSORT:せんそうしにゆうもん}}
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2020-05-19T03:58:35Z
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28,241
経済学/経済とは何か
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。
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そもそも経済学とは ミクロ経済学とマクロ経済学 希少性と価格 機会費用 価格と需要と供給の関係 需要曲線 供給曲線 需要・供給の弾力性 家計の消費 所得効果 価格変化と代替効果 企業の目的 生産関数 費用曲線 利潤の最大化 完全競争
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} *[[経済学/経済とは何か/そもそも経済学とは|そもそも経済学とは]] <!-- 01 --> *[[経済学/経済とは何か/ミクロ経済学とマクロ経済学|ミクロ経済学とマクロ経済学]] <!-- 02 --> *[[経済学/経済とは何か/希少性と価格|希少性と価格]] <!-- 03 --> *[[経済学/経済とは何か/機会費用|機会費用]] <!-- 04 --> *[[経済学/経済とは何か/価格と需要と供給の関係|価格と需要と供給の関係]] <!-- 05 --> *[[経済学/経済とは何か/需要曲線|需要曲線]] <!-- 06 --> *[[経済学/経済とは何か/供給曲線|供給曲線]] <!-- 07 --> *[[経済学/経済とは何か/需要・供給の弾力性|需要・供給の弾力性]] <!-- 08 --> *[[経済学/経済とは何か/家計の消費|家計の消費]] <!-- 09 --> *[[経済学/経済とは何か/所得効果|所得効果]] <!-- 10 --> *[[経済学/経済とは何か/価格変化と代替効果|価格変化と代替効果]] <!-- 11 --> *[[経済学/経済とは何か/企業の目的|企業の目的]] <!-- 12 --> *[[経済学/経済とは何か/生産関数|生産関数]] <!-- 13 --> *[[経済学/経済とは何か/費用曲線|費用曲線]] <!-- 14 --> *[[経済学/経済とは何か/利潤の最大化|利潤の最大化]] <!-- 15 --> *[[経済学/経済とは何か/完全競争|完全競争]] <!-- 16 -->
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2020-07-11T04:18:51Z
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28,242
経済学/経済とは何か/そもそも経済学とは
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/そもそも経済学とは」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 そもそも経済学とは、何を考える学問なのだろうか。 ひと言でいえば、「様々な人や組織(=経済主体。家計、企業、政府など)が市場でモノ(=財、サービス)やお金を交換しあう行動(=経済活動)を、ある仮説をもとにモデル化し、シンプルかつ論理的に説明しようとする学問」である。 経済学は、経済主体が経済的に合理的な行動をすると想定している。平たくいえば、「人は常に正しく損得を計算して行動するだろう」ということである。 もちろん、我々もよく知っているとおり、人間は必ずしも常に経済的な動機のみで合理的に行動するわけではない。しかし世の中全体を長い間観察していくと、多くの経済活動は経済的な意味での合理的な行動を想定することで説明がつく。 では合理的な行動とはいったい何か? 正しく定義すると、合理的行動とは、「ある経済的な目的を達成するために、与えられた制約の中でもっとも望ましい行為を選択する行動(=最適化行動)」となる。 たとえば隣合わせで 2 軒並んでいるスーパーで、1 本 100 円のニンジンと 1 本 50 円のニンジンが売られていれば、誰であろうと 50 円のほうを買うだろう。 しかし 100 円のスーパーが家の目の前にあって、50 円のスーパーは車で片道 1 時間もかかる遠いところにあったらどうなるだろう? この場合 50 円のニンジンを買おうと遠出する者は、まずいないであろう。 普段の何気ない買い物ひとつとっても、我々は自分の使える時間やガソリン代といったお金の制約の中で最も安い買い物をする、という望ましい行動を選択しているのである。 経済学は、「制約付の最大化問題を用いて分析する学問」といわれている。そのために、経済活動を分析するにあたって、経済主体の行動にいくつか前提を置いている。 まず、それぞれの経済主体は経済活動の目的が何かを正確にわかっているということ。そして、経済主体がそれぞれの目的ごとの重要性を正しく理解していて、目的ごとにきちんと優先順位をつけているということである。 しかし、経済主体が目的について合理的な判断ができたとしても、行動を自分できめられなければ、目的を実現するための経済活動はできない。そこで経済学では、人々が自分の意思で自分にとって望ましいと思う行動をする、と考える。誰かから強制されて無理やりモノを買わされたり、自分の仕事を何にするかを無理やり周りに決められたりすることはない。ちょっと硬い言い方をすると、経済主体は「主体的な意思決定をしている。」と考える。 この、経済主体の主体的な意思決定を考えるときに重要なキーワードとなるのが「インセンティブ(誘因)」である。 インセンティブがあると、ある選択をする意欲が高まる。 たとえば、もらえる給料が高くなれば、より働こうという意欲が刺激されるだろう。しかし企業が残業代を支払わないで残業を求めても、これは働く側のインセンティブを無視した要求だからうまくいかない。また、政府が法律で雇用を強制しても、採算に見合わなければ実現しないだろう。これも、企業の側に雇用を行うインセンティブがないからである。
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そもそも経済学とは、何を考える学問なのだろうか。 ひと言でいえば、「様々な人や組織(=経済主体。家計、企業、政府など)が市場でモノ(=財、サービス)やお金を交換しあう行動(=経済活動)を、ある仮説をもとにモデル化し、シンプルかつ論理的に説明しようとする学問」である。 経済学は、経済主体が経済的に合理的な行動をすると想定している。平たくいえば、「人は常に正しく損得を計算して行動するだろう」ということである。 もちろん、我々もよく知っているとおり、人間は必ずしも常に経済的な動機のみで合理的に行動するわけではない。しかし世の中全体を長い間観察していくと、多くの経済活動は経済的な意味での合理的な行動を想定することで説明がつく。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} そもそも経済学とは、何を考える学問なのだろうか。 ひと言でいえば、「様々な人や組織(=経済主体。家計、企業、政府など)が市場でモノ(=財、サービス)やお金を交換しあう行動(=経済活動)を、ある仮説をもとにモデル化し、シンプルかつ論理的に説明しようとする学問」である。 経済学は、経済主体が経済的に合理的な行動をすると想定している。平たくいえば、「人は常に正しく損得を計算して行動するだろう」ということである。 もちろん、我々もよく知っているとおり、人間は必ずしも常に経済的な動機のみで合理的に行動するわけではない。しかし世の中全体を長い間観察していくと、多くの経済活動は経済的な意味での合理的な行動を想定することで説明がつく。 ===「一番安い買い物をしたい」=合理的=== では合理的な行動とはいったい何か? 正しく定義すると、合理的行動とは、「ある経済的な目的を達成するために、与えられた制約の中でもっとも望ましい行為を選択する行動(=最適化行動)」となる。 たとえば隣合わせで 2 軒並んでいるスーパーで、1 本 100 円のニンジンと 1 本 50 円のニンジンが売られていれば、誰であろうと 50 円のほうを買うだろう。 しかし 100 円のスーパーが家の目の前にあって、50 円のスーパーは車で片道 1 時間もかかる遠いところにあったらどうなるだろう? この場合 50 円のニンジンを買おうと遠出する者は、まずいないであろう。 普段の何気ない買い物ひとつとっても、我々は自分の使える時間やガソリン代といったお金の制約の中で最も安い買い物をする、という望ましい行動を選択しているのである。 経済学は、「制約付の最大化問題を用いて分析する学問」といわれている。そのために、経済活動を分析するにあたって、経済主体の行動にいくつか前提を置いている。 まず、それぞれの経済主体は経済活動の目的が何かを正確にわかっているということ。そして、経済主体がそれぞれの目的ごとの重要性を正しく理解していて、目的ごとにきちんと優先順位をつけているということである。 しかし、経済主体が目的について合理的な判断ができたとしても、行動を自分できめられなければ、目的を実現するための経済活動はできない。そこで経済学では、人々が自分の意思で自分にとって望ましいと思う行動をする、と考える。誰かから強制されて無理やりモノを買わされたり、自分の仕事を何にするかを無理やり周りに決められたりすることはない。ちょっと硬い言い方をすると、経済主体は「主体的な意思決定をしている。」と考える。 ===行動は「インセンティブ」によって決まる=== この、経済主体の主体的な意思決定を考えるときに重要なキーワードとなるのが「インセンティブ(誘因)」である。 インセンティブがあると、ある選択をする意欲が高まる。 たとえば、もらえる給料が高くなれば、より働こうという意欲が刺激されるだろう。しかし企業が残業代を支払わないで残業を求めても、これは働く側のインセンティブを無視した要求だからうまくいかない。また、政府が法律で雇用を強制しても、採算に見合わなければ実現しないだろう。これも、企業の側に雇用を行うインセンティブがないからである。
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経済学/経済とは何か/ミクロ経済学とマクロ経済学
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/ミクロ経済学とマクロ経済学」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 経済学は、大きく二つの専門分野に分かれている。「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」である。ミクロ経済学がひとつひとつの経済主体を個々に分析対象とするのに対して、マクロ経済学は国民経済全体を大きくひとくくりにして分析対象とする点で違いがある。 ミクロ経済学では、個々の家計や企業など個別(ミクロ)の経済主体の行動分析から始めて、市場全体の需要と供給の分析に積み上げて経済を説明しようとする。この後にも詳しく説明するように、家計であれば予算制約のもとで「効用」(簡単に言えば満足感のこと)を最大化するように行動すると考える。企業であれば、生産制約のもとで「利潤」(要は儲けのこと)を最大にするように行動すると考える。 ミクロ経済学は、個々の経済主体の主体的な最適化行動を前提として、ある個別の市場でどんな経済活動が行われているかを分析したり、産業の間の関連を考えたりするものである。 これに対してマクロ経済学では、個々の経済主体のミクロ的な行動よりも、物価、インフレーションや失業、国民総生産の決定、経済成長など国民経済全体(マクロ)の経済の動きに関心を寄せる。 日本経済全体では景気がどう変動するか、経済成長はどの程度実現するか、失業やデフレはどう克服できるか、世界金融危機はなぜ生じるのか、など、暮らしに密着した経済現象を取り上げる。 ミクロとマクロはお互いが補い合う関係にある。 マクロ的な分析を用いる場合であっても、ある程度ミクロ的な基礎(個々の経済主体の最適化行動を前提とした分析)が重要視される。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "削除依頼中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "当ページ「経済学/経済とは何か/ミクロ経済学とマクロ経済学」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "経済学は、大きく二つの専門分野に分かれている。「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」である。ミクロ経済学がひとつひとつの経済主体を個々に分析対象とするのに対して、マクロ経済学は国民経済全体を大きくひとくくりにして分析対象とする点で違いがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ミクロ経済学では、個々の家計や企業など個別(ミクロ)の経済主体の行動分析から始めて、市場全体の需要と供給の分析に積み上げて経済を説明しようとする。この後にも詳しく説明するように、家計であれば予算制約のもとで「効用」(簡単に言えば満足感のこと)を最大化するように行動すると考える。企業であれば、生産制約のもとで「利潤」(要は儲けのこと)を最大にするように行動すると考える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ミクロ経済学は、個々の経済主体の主体的な最適化行動を前提として、ある個別の市場でどんな経済活動が行われているかを分析したり、産業の間の関連を考えたりするものである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "これに対してマクロ経済学では、個々の経済主体のミクロ的な行動よりも、物価、インフレーションや失業、国民総生産の決定、経済成長など国民経済全体(マクロ)の経済の動きに関心を寄せる。 日本経済全体では景気がどう変動するか、経済成長はどの程度実現するか、失業やデフレはどう克服できるか、世界金融危機はなぜ生じるのか、など、暮らしに密着した経済現象を取り上げる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ミクロとマクロはお互いが補い合う関係にある。 マクロ的な分析を用いる場合であっても、ある程度ミクロ的な基礎(個々の経済主体の最適化行動を前提とした分析)が重要視される。", "title": "" } ]
経済学は、大きく二つの専門分野に分かれている。「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」である。ミクロ経済学がひとつひとつの経済主体を個々に分析対象とするのに対して、マクロ経済学は国民経済全体を大きくひとくくりにして分析対象とする点で違いがある。 ミクロ経済学では、個々の家計や企業など個別(ミクロ)の経済主体の行動分析から始めて、市場全体の需要と供給の分析に積み上げて経済を説明しようとする。この後にも詳しく説明するように、家計であれば予算制約のもとで「効用」(簡単に言えば満足感のこと)を最大化するように行動すると考える。企業であれば、生産制約のもとで「利潤」(要は儲けのこと)を最大にするように行動すると考える。 ミクロ経済学は、個々の経済主体の主体的な最適化行動を前提として、ある個別の市場でどんな経済活動が行われているかを分析したり、産業の間の関連を考えたりするものである。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} 経済学は、大きく二つの専門分野に分かれている。「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」である。ミクロ経済学がひとつひとつの経済主体を個々に分析対象とするのに対して、マクロ経済学は国民経済全体を大きくひとくくりにして分析対象とする点で違いがある。 ミクロ経済学では、個々の家計や企業など個別(ミクロ)の経済主体の行動分析から始めて、市場全体の需要と供給の分析に積み上げて経済を説明しようとする。この後にも詳しく説明するように、家計であれば予算制約のもとで「効用」(簡単に言えば満足感のこと)を最大化するように行動すると考える。企業であれば、生産制約のもとで「利潤」(要は儲けのこと)を最大にするように行動すると考える。 ミクロ経済学は、個々の経済主体の主体的な最適化行動を前提として、ある個別の市場でどんな経済活動が行われているかを分析したり、産業の間の関連を考えたりするものである。 ===マクロ経済学とはなにか=== これに対してマクロ経済学では、個々の経済主体のミクロ的な行動よりも、物価、インフレーションや失業、国民総生産の決定、経済成長など国民経済全体(マクロ)の経済の動きに関心を寄せる。 日本経済全体では景気がどう変動するか、経済成長はどの程度実現するか、失業やデフレはどう克服できるか、世界金融危機はなぜ生じるのか、など、暮らしに密着した経済現象を取り上げる。 ミクロとマクロはお互いが補い合う関係にある。 マクロ的な分析を用いる場合であっても、ある程度ミクロ的な基礎(個々の経済主体の最適化行動を前提とした分析)が重要視される。
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擬似言語
当ページ「擬似言語」はまもなく削除される予定です。理由は以下の通りです。 削除に同意されないのであれば、方針などを確認して、ページを適切なものに書き換えた上で、このテンプレートを取り除いてください。勝手に取り除いた場合、投稿ブロックされる恐れがあります。 基本情報技術者試験に出題される擬似言語(疑似言語)に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、擬似言語を用いた「データ構造とアルゴリズム」に関する問題が出題されています。擬似言語とはその名の通り擬似的なプログラミング言語のことで、自然言語などによる抽象度の高い記述などを交えることも許すことで、アルゴリズムの理解などを助けるなどの目的に使われる言語です。 FE午後に出題される擬似言語は、擬似的にアルゴリズムを簡略化して表現しています。構文はC言語に近いです。FE午後では擬似言語は必須問題であり、難易度も高く、配点も非常に大きいため、ソフトウェア開発(プログラミング)の問題とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 なお、ソフトウェア開発の選択問題である表計算の問題にも擬似言語を用いたマクロ定義の問題が出題されています。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "当ページ「擬似言語」はまもなく削除される予定です。理由は以下の通りです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "削除に同意されないのであれば、方針などを確認して、ページを適切なものに書き換えた上で、このテンプレートを取り除いてください。勝手に取り除いた場合、投稿ブロックされる恐れがあります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "基本情報技術者試験に出題される擬似言語(疑似言語)に関するコンテンツです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、擬似言語を用いた「データ構造とアルゴリズム」に関する問題が出題されています。擬似言語とはその名の通り擬似的なプログラミング言語のことで、自然言語などによる抽象度の高い記述などを交えることも許すことで、アルゴリズムの理解などを助けるなどの目的に使われる言語です。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "FE午後に出題される擬似言語は、擬似的にアルゴリズムを簡略化して表現しています。構文はC言語に近いです。FE午後では擬似言語は必須問題であり、難易度も高く、配点も非常に大きいため、ソフトウェア開発(プログラミング)の問題とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "なお、ソフトウェア開発の選択問題である表計算の問題にも擬似言語を用いたマクロ定義の問題が出題されています。", "title": "概要" } ]
基本情報技術者試験に出題される擬似言語(ぎじげんご)(疑似言語)に関するコンテンツです。
{{即時削除|[[w:擬似言語|ウィキペディアの同名記事]]からのコピペによるインポート}} {{Wikipedia}} [[基本情報技術者試験]]に出題される{{Ruby|'''擬似言語'''|ぎじげんご}}(疑似言語)に関するコンテンツです。 == 概要 == [[基本情報技術者試験]](FE)では午後の科目で、擬似言語を用いた「データ構造とアルゴリズム」に関する問題が出題されています。擬似言語とはその名の通り擬似的な[[プログラミング言語]]のことで、自然言語などによる抽象度の高い記述などを交えることも許すことで、アルゴリズムの理解などを助けるなどの目的に使われる言語です。 FE午後に出題される擬似言語は、擬似的にアルゴリズムを簡略化して表現しています。構文は[[C言語]]に近いです。FE午後では擬似言語は必須問題であり、難易度も高く、配点も非常に大きいため、[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|ソフトウェア開発]]([[プログラミング]])の問題とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 なお、ソフトウェア開発の選択問題である[[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]の問題にも擬似言語を用いたマクロ定義の問題が出題されています。 == 関連項目 == *[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発]] {{デフォルトソート:きしけんこ}} [[Category:基本情報技術者試験]] [[Category:計算機科学]]
2020-05-23T01:53:46Z
2023-09-28T15:56:27Z
[ "テンプレート:即時削除", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Ruby" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%93%AC%E4%BC%BC%E8%A8%80%E8%AA%9E
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基本情報技術者試験/ソフトウェア開発
基本情報技術者試験に出題されるソフトウェア開発(プログラミング)の問題に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発(プログラミング)に関する問題が出題されています。2009年(平成21年)度春期からは、5つのコンピュータ言語の中から一つ選択して解答するという内容になっています。 FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、擬似言語とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 FE午後で出題される言語は以下の5種類です。この中から一つ選択して解答します。 2019年(令和元年)度秋期まではCOBOLが出題されていましたが、廃止されました。(代わりにPythonを追加予定です。) 2008年(平成20年)度秋期までは、C言語、COBOL、Java、CASLから1つまたは2つ選択して解答する形式でした。この頃は表計算はありませんでした。(表計算は初級シスアドに出題されていました。) 第二種情報処理技術者試験の頃はFORTRANが選択言語に含まれていましたが、削除されました。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "基本情報技術者試験に出題されるソフトウェア開発(プログラミング)の問題に関するコンテンツです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発(プログラミング)に関する問題が出題されています。2009年(平成21年)度春期からは、5つのコンピュータ言語の中から一つ選択して解答するという内容になっています。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、擬似言語とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "FE午後で出題される言語は以下の5種類です。この中から一つ選択して解答します。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "2019年(令和元年)度秋期まではCOBOLが出題されていましたが、廃止されました。(代わりにPythonを追加予定です。)", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "2008年(平成20年)度秋期までは、C言語、COBOL、Java、CASLから1つまたは2つ選択して解答する形式でした。この頃は表計算はありませんでした。(表計算は初級シスアドに出題されていました。)", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "第二種情報処理技術者試験の頃はFORTRANが選択言語に含まれていましたが、削除されました。", "title": "概要" } ]
基本情報技術者試験に出題されるソフトウェア開発(プログラミング)の問題に関するコンテンツです。
[[基本情報技術者試験]]に出題されるソフトウェア開発([[プログラミング]])の問題に関するコンテンツです。 == 概要 == [[基本情報技術者試験]](FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発([[プログラミング]])に関する問題が出題されています。2009年(平成21年)度春期からは、5つの[[プログラミング言語|コンピュータ言語]]の中から一つ選択して解答するという内容になっています。 FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、[[擬似言語]]とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 FE午後で出題される言語は以下の5種類です。この中から一つ選択して解答します。 ; [[C言語]] : 高級言語(高水準言語)の代表格。システム記述に適しています。プログラムの実行にはコンパイルが必要です。 : メジャーな言語ですが、難易度は高いです。初心者にはあまりオススメしません。問題にアルゴリズムの要素が混じっている、ポインタという理解しにくい内容が含まれるなどといった特徴があります。 ; [[Java]] : 高級言語の一つ。プラットフォームを選ばないので、いろいろなコンピュータの機種やOS上で使えます。 : オブジェクト指向が絡んでくるので試験に出題される言語の中でも特に難しく、はっきり言って初心者お断りです。習得難易度、問題難易度ともに高いです。 ; [[Python]] : 2020年(令和2年)の試験から追加される予定の言語です。最近話題の高級言語で、[[w:モノのインターネット|IoT]]や[[w:人工知能|AI]]とも関連が深いです。 : 一般的に習得難易度はC言語やJavaよりは低いと言われています。プログラミング初心者にもオススメしたいです。ただし、Pythonは用途が多様であり、[[数学]]の要素も強いため、問題はCASLや表計算ほど簡単にはならない可能性が高いです。 ; [[CASL]] : [[CASL]]は基本情報技術者試験(旧・第二種情報処理技術者試験)専用に設定されたアセンブリ言語(アセンブラ)です。第二種の頃は前身の[[w:CAP-X|CAP-X]]が使われました。<!--CAP-XとCASLは別物--> : 他の言語と比べて命令文が単純で、プログラムの行数も少ないといった特徴があり、覚えやすい言語です。また問題自体も簡単であり、シミュレータも用意しやすいため、初心者がプログラミングを勉強するには丁度良い言語と言えます。 : [[CASL]]の仕様は試験実施者が予め発表するほか、試験問題中にも仕様書が示されるので、試験中にその場で仕様書を読んで理解し解答することも可能です。初心者が合格を狙うならば、後述の表計算ソフトと並びオススメの言語です。 ; [[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算ソフト]] : 2009年(平成21年)度春期より新たに追加されました。一応試験専用のオリジナルソフトと言われていますが、機能および関数は[[Microsoft Excel]]に近いです。パソコンを使っている人ならほとんどの人に馴染みがある言語と言えるかもしれません。また、Googleのスプレッドシートでも練習が可能です。 : 表計算の問題の前半で出題される関数は過去に実施されていた[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト|初級シスアド試験]]のものと同じです。表計算ソフトを多少やったことのある人ならば、すぐに得点が取れてしまうぐらい簡単といった傾向があります。CASLと並び初心者向けの言語としてオススメです。 : ただし、後半の[[擬似言語]]を用いたマクロ定義の問題はアルゴリズムの知識が必要であり、難易度が高いので注意が必要です(ちなみにマクロは初級シスアドには出題されていません。)。マクロの構文は[[Visual Basic for Applications/Excel|VBA]]に近いと言われています。マクロは問題自体が難しいだけでなく習得するのも時間がかかります。 : また、表計算は問題文も長いので国語力(読解力)も要求されます。舐めてかかると痛い目に遭うかもしれません。 === 過去の形式 === 2019年(令和元年)度秋期までは[[COBOL]]が出題されていましたが、廃止されました。(代わりに[[Python]]を追加予定です。) 2008年(平成20年)度秋期までは、[[C言語]]、COBOL、[[Java]]、[[CASL]]から1つまたは2つ選択して解答する形式でした。この頃は表計算はありませんでした。(表計算は[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト|初級シスアド]]に出題されていました。) 第二種情報処理技術者試験の頃は[[FORTRAN]]が選択言語に含まれていましたが、削除されました。 == 関連項目 == *[[擬似言語]] *[[プログラミング]] == 外部リンク == *[https://kijou-goukaku.com/gengo-nanido/ どの言語が簡単? 基本情報技術者試験のプログラミング言語について - 初心者も未経験者も。基本情報技術者試験 ~合格への道~] {{デフォルトソート:そふとうえあかいはつ}} [[Category:基本情報技術者試験]] [[Category:プログラミング|きほんしようほうきしゆつしやしけん]]
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2021-07-21T03:35:48Z
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基本情報技術者試験/表計算ソフト
基本情報技術者試験に出題される表計算ソフトの問題に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発(プログラミング)に関する問題が出題されています。C言語、Java、Python、CASL、表計算ソフトの5つのコンピュータ言語の中から一つ選択して解答するという内容になっています。 表計算ソフトは2009年(平成21年)度春期より新たにFE午後の選択言語として追加されました。一応試験専用のオリジナルソフトと言われていますが、機能および関数はMicrosoft Excelに近いです。 FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、擬似言語とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 表計算ソフトはソフトウェア開発に出題される言語のなかでは比較的難易度が低いため、プログラミング初心者にもオススメの言語です。 表計算はFE午後に出題される言語の中では比較的習得しやすい(少なくともC言語やJavaよりはずっと簡単でしょう)ため、手っ取り早く合格を狙うならばオススメの言語です。先述の通り機能および関数はMicrosoft Excelに近いですから、パソコンを使っている人ならほとんどの人に馴染みがある言語と言えるでしょう。また、Googleのスプレッドシートでも練習が可能です。FE午後の選択言語ではCASLと並び初心者にもオススメしたい言語と言えます。 表計算の問題の前半で出題される関数は過去に実施されていた初級シスアド試験のものと同じです。正直、表計算ソフトを多少やったことのある人ならば、すぐに得点が取れてしまうぐらい簡単です。 しかし、後半は注意が必要です。後半の擬似言語を用いたマクロ定義の問題はアルゴリズムの知識が必要であり、難易度も高いです(ちなみにマクロは初級シスアドには出題されていません。)。マクロの構文はVBAに近いと言われています。マクロは問題自体が難しいだけでなく、習得するのも時間がかかります。 また、表計算は問題文も長いので読解力(国語力)も要求されます。舐めてかかると痛い目に遭うかもしれません。
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基本情報技術者試験に出題される表計算ソフトの問題に関するコンテンツです。
{{wikipedia|表計算ソフト (情報処理技術者試験)}} [[基本情報技術者試験]]に出題される表計算ソフトの問題に関するコンテンツです。 == 概要 == [[基本情報技術者試験]](FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発([[プログラミング]])に関する問題が出題されています。[[C言語]]、[[Java]]、[[Python]]、[[CASL]]、表計算ソフトの5つの[[プログラミング言語|コンピュータ言語]]の中から一つ選択して解答するという内容になっています。 表計算ソフトは2009年(平成21年)度春期より新たにFE午後の選択言語として追加されました。一応試験専用のオリジナルソフトと言われていますが、機能および関数は[[Microsoft Excel]]に近いです。 FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、[[擬似言語]]とともに同試験の鬼門として名高いです。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 表計算ソフトはソフトウェア開発に出題される言語のなかでは比較的難易度が低いため、プログラミング初心者にもオススメの言語です。 == 難易度 == 表計算はFE午後に出題される言語の中では比較的習得しやすい(少なくとも[[C言語]]や[[Java]]よりはずっと簡単でしょう)ため、手っ取り早く合格を狙うならばオススメの言語です。先述の通り機能および関数は[[Microsoft Excel]]に近いですから、パソコンを使っている人ならほとんどの人に馴染みがある言語と言えるでしょう。また、Googleのスプレッドシートでも練習が可能です。FE午後の選択言語では[[CASL]]と並び初心者にもオススメしたい言語と言えます。 表計算の問題の前半で出題される関数は過去に実施されていた[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト|初級シスアド試験]]のものと同じです。正直、表計算ソフトを多少やったことのある人ならば、すぐに得点が取れてしまうぐらい簡単です。 しかし、後半は注意が必要です。後半の[[擬似言語]]を用いたマクロ定義の問題はアルゴリズムの知識が必要であり、難易度も高いです(ちなみにマクロは初級シスアドには出題されていません。)。マクロの構文は[[Visual Basic for Applications/Excel|VBA]]に近いと言われています。マクロは問題自体が難しいだけでなく、習得するのも時間がかかります。 また、表計算は問題文も長いので読解力(国語力)も要求されます。舐めてかかると痛い目に遭うかもしれません。 == 関連項目 == *[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発]] *[[初級システムアドミニストレータ/表計算ソフト]] == 外部リンク == *[https://kijou-goukaku.com/hyoukeisan-tyuui/ 表計算は意外に苦戦する。 - 初心者も未経験者も。基本情報技術者試験 ~合格への道~] *[https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hanni_skill.html IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験要綱・シラバスなど] *[https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20150423_hyoukeisan.html IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:「表計算ソフトの機能・用語」の仕様の一部改訂について] {{デフォルトソート:ひようけいさんそふと}} [[Category:基本情報技術者試験]] [[Category:プログラミング]]
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2021-06-26T10:43:23Z
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基本情報技術者試験/セキュリティ
基本情報技術者試験のセキュリティ分野に関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)はIT全般から幅広い知識や技能を問われる試験ですが、特に重点的に対策しておきたい分野が3つあります。それはアルゴリズム、ソフトウェア開発(プログラミング)、そしてセキュリティです。この項目ではセキュリティについて取り上げます。 情報処理技術者試験では、2014年(平成26年)度よりすべての試験区分において情報セキュリティに関する出題内容を強化しています。FEでも午前でのセキュリティの問題数が増えたり、午後でセキュリティが必須問題に変更されたりしています。 近年、FEの午前科目ではセキュリティ分野からの出題数が増えています。2014年(平成26年)度春期以降は全80問中10問がセキュリティに関する問題となっています。(それ以前は5〜6問程度でした。) 最近では、情報セキュリティの技術に関する問題だけでなく、コンピューター犯罪における罪や法律という問題も出題されているようです。また、セキュリティの問題は、他の分野に比べて新作問題が多いのも特徴です。(データベースやハードウェアなどは過去問の再出題が多いです。) 午前は1問あたり1.25点ですから、12.5点も配点があるセキュリティはかなり重要度の高い分野といえます。ちなみに午前は100点満点中60点以上(48問以上正解)で合格となります。 FEの午後科目では、2014年(平成26年)度春期からセキュリティに関する問題が必須問題となっています。(それ以前は選択問題でした。) また、2020年(令和2年)度からはセキュリティの配点が以前よりも大幅に上がるので、同じく必須問題であるアルゴリズムやプログラミングとともに特に重点的に学習する必要がある分野になると言えます。 午後科目では、 などといった、より実践的な問題が出題されます。午前が知識を測る試験ならば、午後は技能、応用力を試す試験です。 セキュリティはネットワークと関連の深い分野なので、ネットワークの勉強と並行して学習するとセキュリティの理解も深まります。また、それほど難しくはありませんが計算問題も時々出題されます。 用語を知らないと解けない問題も多いです。特に暗号鍵方式(共通鍵、公開鍵、秘密鍵)、各種攻撃方法(SQLインジェクション、DoS攻撃、総当たり攻撃など)、セキュリティ三要素(機密性、可用性、完全性)は必ず覚えましょう。 一般的にセキュリティはアルゴリズムやプログラミングよりは難易度が低いので、合格を狙うなら全問正解とまでは行かなくても、8割以上の正解を目指したいところです。 2020年(令和2年)度以降のFE午後の各分野の配点はこんな感じになっています。必須問題だけで70点分あります。FE午後の合格ラインは100点満点中60点以上です。 2014年(平成26年)度春期から2019年(令和元年)度秋期までのFE午後の各分野の配点 基本情報技術者試験(FE)のみならず、情報処理技術者試験の他の区分でも近年セキュリティに関する内容の出題が強化されています。応用情報技術者試験でも午前でセキュリティの出題が増えている他、午後はFE同様にセキュリティが必須問題になっています。そのため、FE対策でセキュリティをしっかり勉強しておくと、後で応用情報などより上位の区分を受験する際にも応用が効きます。(なお、応用情報の午後は記述式なので、マークシート方式のFE午後より難易度が高いです。) 2016年(平成28年)度春期からは情報セキュリティマネジメント試験という新しい区分が新設されたほか、2017年(平成29年)度春期からは情報セキュリティスペシャリスト試験が名称独占資格の情報処理安全確保支援士に生まれ変わるなど、近年は情報処理推進機構(略称IPA、情報処理技術者試験を実施する独立行政法人)もセキュリティ領域に力を入れているようです。ちなみに、情報セキュリティマネジメント試験はあくまでIT利用者側の区分でありFEよりやや難易度が低く、情報セキュリティスペシャリスト試験はセキュリティに特化した開発者側の区分であり難易度はFEや応用情報より高いです。 また、近年、情報セキュリティは益々重要性を増しています。コンピューターウイルスに始まり、不正ログイン、不正アクセス、スパムメールといった様々なリスクが身の回りで起こるようになっています。仕事でも私用でも私たちの所持している端末は、種類が増えて、数年前とは比べ物にならないぐらいセキュリティ面に注意を払う必要があります。そのためセキュリティについて勉強しておくことは、試験合格のみならず、実生活でも役に立つと思います。
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基本情報技術者試験のセキュリティ分野に関するコンテンツです。
[[基本情報技術者試験]]のセキュリティ分野に関するコンテンツです。 == 概要 == [[基本情報技術者試験]](FE)は[[情報技術|IT]]全般から幅広い知識や技能を問われる試験ですが、特に重点的に対策しておきたい分野が3つあります。それは[[擬似言語|アルゴリズム]]、[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|ソフトウェア開発]]([[プログラミング]])、そしてセキュリティです。この項目ではセキュリティについて取り上げます。 [[情報処理技術者試験]]では、2014年(平成26年)度よりすべての試験区分において情報セキュリティに関する出題内容を強化しています。FEでも午前でのセキュリティの問題数が増えたり、午後でセキュリティが必須問題に変更されたりしています。 === 午前 === 近年、FEの午前科目ではセキュリティ分野からの出題数が増えています。2014年(平成26年)度春期以降は全80問中10問がセキュリティに関する問題となっています。(それ以前は5〜6問程度でした。) 最近では、情報セキュリティの技術に関する問題だけでなく、コンピューター犯罪における罪や法律という問題も出題されているようです。また、セキュリティの問題は、他の分野に比べて新作問題が多いのも特徴です。(データベースやハードウェアなどは過去問の再出題が多いです。) 午前は1問あたり1.25点ですから、12.5点も配点があるセキュリティはかなり重要度の高い分野といえます。ちなみに午前は100点満点中60点以上(48問以上正解)で合格となります。 === 午後 === FEの午後科目では、2014年(平成26年)度春期からセキュリティに関する問題が必須問題となっています。(それ以前は選択問題でした。) また、2020年(令和2年)度からはセキュリティの配点が以前よりも大幅に上がるので、同じく必須問題である[[擬似言語|アルゴリズム]]や[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]とともに特に重点的に学習する必要がある分野になると言えます。 午後科目では、 *実際の会社で不正ログインが起きたら *会社間でのファイルの受け渡し方法について *自社サーバーや開発機へのアクセス内容について などといった、より実践的な問題が出題されます。午前が知識を測る試験ならば、午後は技能、応用力を試す試験です。 セキュリティは[[初級システムアドミニストレータ/通信ネットワーク|ネットワーク]]と関連の深い分野なので、ネットワークの勉強と並行して学習するとセキュリティの理解も深まります。また、それほど難しくはありませんが計算問題も時々出題されます。 用語を知らないと解けない問題も多いです。特に[[w:鍵 (暗号)|暗号鍵方式]](共通鍵、公開鍵、秘密鍵)、各種攻撃方法([[w:SQLインジェクション|SQLインジェクション]]、[[w:DoS攻撃|DoS攻撃]]、[[w:総当たり攻撃|総当たり攻撃]]など)、セキュリティ三要素(機密性、可用性、完全性)は必ず覚えましょう。 一般的にセキュリティはアルゴリズムやプログラミングよりは難易度が低いので、合格を狙うなら全問正解とまでは行かなくても、8割以上の正解を目指したいところです。 2020年(令和2年)度以降のFE午後の各分野の配点はこんな感じになっています。必須問題だけで70点分あります。FE午後の合格ラインは100点満点中60点以上です。 *'''セキュリティ(必須)''':'''20点''' *'''[[擬似言語|アルゴリズム]](必須)''':'''25点''' *'''[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]([[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]など)''':'''25点''' *その他選択問題(データベース、ネットワーク、システム設計、経営戦略など):2問選択で30点(各15点) ;参考 2014年(平成26年)度春期から2019年(令和元年)度秋期までのFE午後の各分野の配点 *'''セキュリティ(必須)''':12点 *'''[[擬似言語|アルゴリズム]](必須)''':'''20点''' *'''[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]([[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算]]など)''':'''20点''' *その他選択問題(データベース、ネットワーク、システム設計、経営戦略など):4問選択で48点(各12点) == その他 == [[基本情報技術者試験]](FE)のみならず、[[情報処理技術者試験]]の他の区分でも近年セキュリティに関する内容の出題が強化されています。[[応用情報技術者試験]]でも午前でセキュリティの出題が増えている他、午後はFE同様にセキュリティが必須問題になっています。そのため、FE対策でセキュリティをしっかり勉強しておくと、後で応用情報などより上位の区分を受験する際にも応用が効きます。(なお、応用情報の午後は記述式なので、マークシート方式のFE午後より難易度が高いです。) 2016年(平成28年)度春期からは[[情報セキュリティマネジメント試験]]という新しい区分が新設されたほか、2017年(平成29年)度春期からは[[情報セキュリティスペシャリスト試験]]が名称独占資格の[[w:情報処理安全確保支援士|情報処理安全確保支援士]]に生まれ変わるなど、近年は[[w:情報処理推進機構|情報処理推進機構]](略称IPA、情報処理技術者試験を実施する独立行政法人)もセキュリティ領域に力を入れているようです。ちなみに、[[情報セキュリティマネジメント試験]]はあくまでIT利用者側の区分でありFEよりやや難易度が低く、[[情報セキュリティスペシャリスト試験]]はセキュリティに特化した開発者側の区分であり難易度はFEや応用情報より高いです。 また、近年、情報セキュリティは益々重要性を増しています。コンピューターウイルスに始まり、不正ログイン、不正アクセス、スパムメールといった様々なリスクが身の回りで起こるようになっています。仕事でも私用でも私たちの所持している端末は、種類が増えて、数年前とは比べ物にならないぐらいセキュリティ面に注意を払う必要があります。そのためセキュリティについて勉強しておくことは、試験合格のみならず、実生活でも役に立つと思います。 == 関連項目 == *[[初級システムアドミニストレータ/セキュリティ]] *[[高等学校情報/社会と情報/情報通信のセキュリティ]] == 外部リンク == *[https://kijou-goukaku.com/security-point/ 解答必須で重要度は高い! 午後試験におけるセキュリティの重要ポイント|初心者も未経験者も。基本情報技術者試験 ~合格への道~] *[https://kijou-goukaku.com/security-juuyousei/ 出題率は80問中10問! セキュリティ問題の重要性|初心者も未経験者も。基本情報技術者試験 ~合格への道~] [[Category:基本情報技術者試験|せきゆりてい]] [[Category:セキュリティ(情報処理技術者試験)|きほんしようほうきしゆつしやしけん]]
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応用情報技術者試験
応用情報技術者試験に関するコンテンツです。 応用情報技術者試験(略号AP、Applied Information Technology Engineer Examination)とは、平成21年度(2009年度)より実施されている情報処理技術者試験の区分の1つです。試験実施団体は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成センター国家資格・試験部(旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた情報処理技術者試験制度のスキルレベル3(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。ちなみに下位区分の基本情報技術者試験はスキルレベル2、ITパスポート試験はスキルレベル1です。また、情報セキュリティスペシャリスト試験など上位の区分はスキルレベル4であり、高度情報処理技術者試験と総称されます。 第一種情報処理技術者試験(1970年-2000年実施)、ソフトウェア開発技術者試験(2001年-2008年実施)の後継にあたる区分です。2004年(平成16年)までは年1回の実施でしたが、2005年(平成17年)より春期(4月第3日曜日)および秋期(10月第3日曜日)の年2回実施となっています。 対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と規定しており、主に数年の経験を積んだシニアプログラマやシステムエンジニアを主対象としていますが、前身の第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験(ソフ開)とは異なり、システム開発者側だけでなく、従来シスアド試験で対象としていた利用者側にもある程度対応した試験となっています(この点は基本情報技術者試験も同様です)。 一般的に基本情報技術者試験に合格した人が次に目指す試験区分として知られています。また、高度情報処理技術者試験への登竜門的な試験区分でもあります。基本情報と同様に出題範囲は広いですが、より深い知識と応用力を試され、午後試験では記述式の設問が大幅に増えます。単純に知識をもとにした回答だけではなく、論理的な回答をアウトプットする能力が問われるため難易度はかなり高いです。 高度試験が各分野(セキュリティ、データベース、ネットワーク、組み込みシステムなど)に特化した試験である一方、応用情報はIT全般に関する総合的な知識が必要とされるゼネラリスト的な試験として認知されています(内容は基本情報よりはやや深いが高度試験よりは浅いです)。ただし午後問題は選択式のため、基礎理論やアルゴリズムといった数学的要素の強い問題を回避することも可能です。 応用情報は社会人の受験者が多いです。基本情報では大学生などの学生や入社3年以内の新人社員の受験者が比較的多いですが、応用情報では学生、新人の受験者は(全くいないわけではありませんが)比較的少ないです。 公表されている合格率は例年20%前後です。しかし、応用情報技術者試験の場合、受験者の大部分は既に基本情報技術者試験に合格できる実力を持っている場合が多いため、難易度は相対的に高くなっています。 2014年度(平成26年度)秋期試験より、試験方式の改訂で午後試験で経営戦略やプログラミングに関する問題が必須回答ではなくなったため、旧第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験(ソフ開)時代の開発者向け試験としての性格が薄れ、インフラ(ネットワーク)エンジニアなど経営やプログラミングとの関わりが薄い人でも挑戦できるようになりました。(ソフ開の頃はアルゴリズムやSQLに関する深い知識がないとどうしても合格することができませんでした。) 現在は午後試験は必須解答のセキュリティ以外の問題はすべて自由選択制となっており選択の幅が広いため、ある意味で基本情報よりも挑戦しやすいと言われることも多いですが、基本情報を受験せずにいきなり応用情報を受験する場合は、全問必須解答の午前試験の対策はより一層力を入れる必要があります。また、午後試験では下位区分(基本情報、ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験)とは異なり、記述式の問題が登場するため、既に下位区分に合格している人もしっかり対策する必要があります。 IT以外の資格試験では、行政書士試験や通関士試験、社会保険労務士(社労士)試験、FP技能士1級、日商簿記検定1級などと同じくらいの難易度と言われています。宅地建物取引士(宅建)試験やFP技能士2級、日商簿記検定2級よりは難易度が高いと言われることが多いです。 高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。 基本情報技術者試験と同様に、情報技術全般から幅広く出題されますが、応用情報技術者試験では基本情報よりも深く掘り下げた内容が出題されます。特に午後は基本情報と異なり、記述式の問題も登場するためしっかり学習してください。 ただし応用情報の午後は基本情報と異なり、セキュリティ以外はすべて選択問題です。そのため、アルゴリズム(プログラミング)の問題を回避することも可能です。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。 ソフトウェア開発技術者試験ではテクノロジ系が中心でしたが、2009年(平成21年)春期以降はマネジメント系、ストラテジ系からの出題数が増えています。 全部で50問出題されます。近年は数学とセキュリティからの出題が増えています。 80問中10問はマネジメントに関する問題です。ソフトウェア開発技術者試験の頃よりも配点が上がっています。 80問中20問は経営戦略や企業活動に関する問題です。ソフトウェア開発技術者試験の頃よりも大幅に配点が上がっています。 必須問題1問と選択問題4問の計5問を解答します。配点は各20点です(100点満点)。 以下の10分野から4分野を選択します。基本情報技術者試験と異なり、アルゴリズム(プログラミング)は必ずしも選択しなくても良くなっています。2014年(平成26年)春期まではストラテジとアルゴリズムのどちらか片方は必須でしたが、現在は完全自由選択となっています。 テクノロジ系が中心の基本情報と異なり、応用情報では商業系の問題(ストラテジ、マネジメント)が充実しているため、文系の人ならむしろ基本情報より勉強しやすいかもしれません。 午前、午後の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて応用情報技術者の国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 なお、応用情報技術者試験では午前が不合格だった場合、午後は採点されません(多段階選抜方式、足切り)。また、応用情報技術者試験では、基本情報技術者試験のような科目免除制度(午前免除)は存在しません。 試験時間は2時間30分(150分)です。四肢択一式(マークシート使用)で80問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験の頃より、マネジメント系やストラテジ系からの出題数が増えています。 テクノロジ系は基礎理論、数学、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、セキュリティ、開発技術などから幅広く出題されますが、近年は数学とセキュリティからの出題が増えているため、この2分野は重点的に勉強するようにしましょう。 基本情報技術者試験と同様にマークシート方式ですが、問題の難易度が若干高く設定されているので油断しないこと。 試験時間は2時間30分(150分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 長文形式の大問が11問出題され、そのうち必須問題1問(セキュリティ)と選択問題4問の計5問を解くことになっています。配点はそれぞれ各20点です。2014年(平成26年)度春期からはセキュリティが必須問題となっています。 午前が知識科目ならば、午後は技能、応用力が問われる科目です。そして応用情報技術者試験では下位区分(基本情報技術者試験など)と異なり、記述式の問題が登場するので、しっかり練習する必要があります。 セキュリティは必須問題で難易度もあまり高くないので必ず勉強してください。そして8割以上の正解を目指してください。残りの選択問題4問については最低でも2問以上は得意分野にしておくこと。プログラミングははっきり言って苦手な人は手を出さないほうが良いです。ストラテジも難易度が高いです。 2014年(平成26年)度春期まではストラテジとプログラミングのどちらかが必須解答問題でした(配点20点)。また、残りの選択問題は5問を選択する形式で、配点は各16点でした(2014春ではセキュリティは必須に変わったので選択問題は4問)。 ストラテジとプログラミングはどちらも難易度が高い分野なので、現在は完全自由選択になったことから、だいぶ受験しやすい試験になったと言えます。 応用情報技術者試験の合格者は以下の特典を受けることができる場合があります。 また、応用情報技術者試験に合格することで、一部の科目が免除になる国家試験があります。 この試験は何度か試験制度が変更されています。 2015年(平成27年)度までは基本情報技術者試験(スキルレベル2)合格後に応用情報技術者試験(スキルレベル3)へとステップアップするというのが王道ルートでしたが、基本情報は午後のアルゴリズムとプログラミングが必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人は合格するのが難しいため、応用情報の受験を諦めてしまう人も少なくありませんでした(一応念のため書きますが、制度上は基本情報を受けずにいきなり応用情報を受験することも可能です。)。しかし、2016年(平成28年)度からは基本情報と同じスキルレベル2の情報セキュリティマネジメント試験(セキュマネ)が新設されたため、セキュマネ合格後に(基本情報を経由せずに)応用情報へとステップアップするというルートも新たに追加されました。基本情報は午後のアルゴリズムとプログラミングが必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人はセキュマネ合格後にいきなり応用情報を受験するのも良いでしょう(応用情報の午後はプログラミングが選択問題であり回避することが可能です。)。また、先にセキュマネに合格しておくと、応用情報のセキュリティ対策にもなります。ただし、応用情報の午前ではセキュマネになかった基礎理論や開発技術の問題が出題される上に、午後が記述式になるため、その点は注意が必要です。
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"対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と規定しており、主に数年の経験を積んだシニアプログラマやシステムエンジニアを主対象としていますが、前身の第一種情報処理技術者試験やソフトウェア開発技術者試験(ソフ開)とは異なり、システム開発者側だけでなく、従来シスアド試験で対象としていた利用者側にもある程度対応した試験となっています(この点は基本情報技術者試験も同様です)。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "一般的に基本情報技術者試験に合格した人が次に目指す試験区分として知られています。また、高度情報処理技術者試験への登竜門的な試験区分でもあります。基本情報と同様に出題範囲は広いですが、より深い知識と応用力を試され、午後試験では記述式の設問が大幅に増えます。単純に知識をもとにした回答だけではなく、論理的な回答をアウトプットする能力が問われるため難易度はかなり高いです。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "高度試験が各分野(セキュリティ、データベース、ネットワーク、組み込みシステムなど)に特化した試験である一方、応用情報はIT全般に関する総合的な知識が必要とされるゼネラリスト的な試験として認知されています(内容は基本情報よりはやや深いが高度試験よりは浅いです)。ただし午後問題は選択式のため、基礎理論やアルゴリズムといった数学的要素の強い問題を回避することも可能です。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "応用情報は社会人の受験者が多いです。基本情報では大学生などの学生や入社3年以内の新人社員の受験者が比較的多いですが、応用情報では学生、新人の受験者は(全くいないわけではありませんが)比較的少ないです。", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": 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応用情報技術者試験(おうようじょうほうぎじゅつしゃしけん)に関するコンテンツです。
<div class="pathnavbox"> * {{Pathnav|メインページ|hide=1}} ** {{Pathnav|試験|資格試験}} ** {{Pathnav|情報技術}} </div> {{Wikipedia}} {{Ruby|'''応用情報技術者試験'''|おうようじょうほうぎじゅつしゃしけん}}に関するコンテンツです。 == 概要 == '''応用情報技術者試験'''(略号'''AP'''、''Applied Information Technology Engineer Examination'')とは、平成21年度(2009年度)より実施されている[[情報処理技術者試験]]の区分の1つです。試験実施団体は、[[w:経済産業省|経済産業省]]所管の独立行政法人[[w:情報処理推進機構|情報処理推進機構]](IPA)[[w:IT人材育成センター国家資格・試験部|IT人材育成センター国家資格・試験部]](旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた情報処理技術者試験制度の'''スキルレベル3'''(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。ちなみに下位区分の[[基本情報技術者試験]]はスキルレベル2、[[ITパスポート試験]]はスキルレベル1です。また、[[情報セキュリティスペシャリスト試験]]など上位の区分はスキルレベル4であり、[[高度情報処理技術者試験]]と総称されます。 '''第一種情報処理技術者試験'''(1970年-2000年実施)、'''[[ソフトウェア開発技術者試験]]'''(2001年-2008年実施)の後継にあたる区分です。2004年(平成16年)までは年1回の実施でしたが、2005年(平成17年)より春期(4月第3日曜日)および秋期(10月第3日曜日)の年2回実施となっています。 対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と規定しており、主に数年の経験を積んだシニアプログラマやシステムエンジニアを主対象としていますが、前身の第一種情報処理技術者試験や[[ソフトウェア開発技術者試験]](ソフ開)とは異なり、システム開発者側だけでなく、従来[[初級システムアドミニストレータ|シスアド試験]]で対象としていた利用者側にもある程度対応した試験となっています(この点は[[基本情報技術者試験]]も同様です)。 一般的に[[基本情報技術者試験]]に合格した人が次に目指す試験区分として知られています。また、[[高度情報処理技術者試験]]への登竜門的な試験区分でもあります。基本情報と同様に出題範囲は広いですが、より深い知識と応用力を試され、午後試験では記述式の設問が大幅に増えます。単純に知識をもとにした回答だけではなく、論理的な回答をアウトプットする能力が問われるため難易度はかなり高いです。 高度試験が各分野([[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]、データベース、ネットワーク、組み込みシステムなど)に特化した試験である一方、応用情報はIT全般に関する総合的な知識が必要とされるゼネラリスト的な試験として認知されています(内容は基本情報よりはやや深いが高度試験よりは浅いです)。ただし午後問題は選択式のため、[[情報科学の基礎理論|基礎理論]]や[[擬似言語|アルゴリズム]]といった[[数学]]的要素の強い問題を回避することも可能です。 応用情報は社会人の受験者が多いです。基本情報では大学生などの学生や入社3年以内の新人社員の受験者が比較的多いですが、応用情報では学生、新人の受験者は(全くいないわけではありませんが)比較的少ないです。 == 難易度 == 公表されている合格率は例年20%前後です。しかし、応用情報技術者試験の場合、受験者の大部分は既に[[基本情報技術者試験]]に合格できる実力を持っている場合が多いため、難易度は相対的に高くなっています。 2014年度(平成26年度)秋期試験より、試験方式の改訂で午後試験で[[経営戦略]]や[[プログラミング]]に関する問題が必須回答ではなくなったため、旧第一種情報処理技術者試験や[[ソフトウェア開発技術者試験]](ソフ開)時代の開発者向け試験としての性格が薄れ、インフラ(ネットワーク)エンジニアなど経営やプログラミングとの関わりが薄い人でも挑戦できるようになりました。(ソフ開の頃はアルゴリズムやSQLに関する深い知識がないとどうしても合格することができませんでした。) 現在は午後試験は必須解答のセキュリティ以外の問題はすべて自由選択制となっており選択の幅が広いため、ある意味で基本情報よりも挑戦しやすいと言われることも多いですが、基本情報を受験せずにいきなり応用情報を受験する場合は、全問必須解答の午前試験の対策はより一層力を入れる必要があります。また、午後試験では下位区分(基本情報、[[ITパスポート試験]]、[[情報セキュリティマネジメント試験]])とは異なり、記述式の問題が登場するため、既に下位区分に合格している人もしっかり対策する必要があります。 [[情報技術|IT]]以外の資格試験では、行政書士試験や通関士試験、社会保険労務士(社労士)試験、[[ファイナンシャル・プランニング技能士試験|FP技能士]]1級、[[日商簿記検定]]1級などと同じくらいの難易度と言われています。宅地建物取引士(宅建)試験やFP技能士2級、[[日商簿記検定]]2級よりは難易度が高いと言われることが多いです。 == 応用情報技術者試験が対象とする人材像 == === 対象者像 === 高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者 === 業務と役割 === 基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。 *需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略を立案する。 *システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスを実現する。 === 期待する技術水準 === *情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 **経営戦略・情報戦略の策定に際して、経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できる。 **経営戦略・情報戦略の評価に際して、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える。 **提案活動に際して、提案討議に参加し、提案書の一部を作成できる。 *システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。 **アーキテクチャの設計において、システムに対する要求を整理し適用できる技術の調査が行える。 **運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのメンバとして、担当分野におけるサービス提供と安定稼働の確保が行える。 **プロジェクトメンバとして、プロジェクトマネージャ(リーダ)の下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる。 **情報システム、ネットワーク、データベース、組込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できる。 == 出題範囲 == [[基本情報技術者試験]]と同様に、[[情報技術]]全般から幅広く出題されますが、応用情報技術者試験では基本情報よりも深く掘り下げた内容が出題されます。特に午後は基本情報と異なり、記述式の問題も登場するためしっかり学習してください。 ただし応用情報の午後は基本情報と異なり、[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]以外はすべて選択問題です。そのため、[[擬似言語|アルゴリズム]]([[プログラミング]])の問題を回避することも可能です。 === 午前 === テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。 [[ソフトウェア開発技術者試験]]ではテクノロジ系が中心でしたが、2009年(平成21年)春期以降はマネジメント系、ストラテジ系からの出題数が増えています。 ==== テクノロジ系 ==== 全部で50問出題されます。近年は[[数学]]と[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]からの出題が増えています。 ;[[情報科学の基礎理論|基礎理論]] * '''基礎的な[[数学]]([[確率論]]、[[統計学]]、[[線形代数学]])''' - 近年は出題数が多いです。 * 計算機科学に関する基礎理論 * アルゴリズムと[[プログラミング]] ;コンピュータシステム * コンピュータ構成要素 * システム構成要素 * ソフトウェア * ハードウェア ;技術要素 * ヒューマンインタフェース * マルチメディア * [[初級システムアドミニストレータ/データベース|データベース]] * [[初級システムアドミニストレータ/通信ネットワーク|ネットワーク]] * '''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]''' - 2014年(平成26年)度春期から出題数が増えています。例年(80問中)10問程度出題されます。 ;[[開発技術]] * システム開発技術 * ソフトウェア開発管理技術 ==== マネジメント系 ==== 80問中10問はマネジメントに関する問題です。[[ソフトウェア開発技術者試験]]の頃よりも配点が上がっています。 ;[[プロジェクトマネジメント]] * プロジェクトマネジメント ;[[サービスマネジメント]] * サービスマネジメント * システム監査 ==== ストラテジ系 ==== 80問中20問は経営戦略や企業活動に関する問題です。[[ソフトウェア開発技術者試験]]の頃よりも大幅に配点が上がっています。 ;[[システム戦略]] * システム戦略 * システム企画 ;[[経営戦略]] * 経営戦略マネジメント * 技術戦略マネジメント * ビジネスインダストリ ;[[企業と法務]] * 企業活動 * 法務 === 午後 === 必須問題1問と選択問題4問の計5問を解答します。配点は各20点です(100点満点)。 ;必須問題 * '''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]''' - 2014年(平成26年)春から必須問題になりました。他の分野よりは難易度が低いはずなので、全問正解とまでは行かなくても8割以上の正解は目指しましょう。 ;選択問題 以下の10分野から4分野を選択します。[[基本情報技術者試験]]と異なり、アルゴリズム(プログラミング)は必ずしも選択しなくても良くなっています。2014年(平成26年)春期まではストラテジとアルゴリズムのどちらか片方は必須でしたが、現在は完全自由選択となっています。 テクノロジ系が中心の基本情報と異なり、応用情報では商業系の問題(ストラテジ、マネジメント)が充実しているため、文系の人ならむしろ基本情報より勉強しやすいかもしれません。 *[[初級システムアドミニストレータ/情報化と経営|ストラテジ系]]([[経営戦略]]、[[システム戦略]]) - [[簿記]]に関する問題も出題されます。[[日商簿記]]2級に合格できるくらいの実力があるなら選択しても良いでしょう。そうでないならあまりオススメしません。 * アルゴリズム([[プログラミング]]) - [[擬似言語]]と呼ばれる架空のコンピュータ言語を用いた問題です。擬似言語の構文は[[C言語]]に近いです。全問マークシートの基本情報とは異なり、応用情報のプログラミングは記述式なので、はっきり言って苦手な人は回避したほうが賢明です。 *[[初級システムアドミニストレータ/コンピュータシステム|システムアーキテクチャ(設計)]] * データベース、SQL - 基本情報のそれよりも難易度がだいぶ高いです。 * ネットワーク *組み込みシステム - 基本情報のハードウェア・ソフトウェアの応用問題です。 *[[初級システムアドミニストレータ/システムの開発と運用|情報システム開発]] *[[プロジェクトマネジメント]] *[[サービスマネジメント]] *システム監査 == 形式 == '''午前'''、'''午後'''の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて'''応用情報技術者'''の国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 なお、応用情報技術者試験では午前が不合格だった場合、午後は採点されません(多段階選抜方式、足切り)。また、応用情報技術者試験では、[[基本情報技術者試験]]のような科目免除制度(午前免除)は存在しません。 === 午前 === 試験時間は2時間30分(150分)です。四肢択一式(マークシート使用)で80問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 テクノロジ系から50問、マネジメント系から10問、ストラテジ系から20問出題されます。第一種情報処理技術者試験や[[ソフトウェア開発技術者試験]]の頃より、マネジメント系やストラテジ系からの出題数が増えています。 テクノロジ系は基礎理論、数学、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、セキュリティ、開発技術などから幅広く出題されますが、近年は[[数学]]と[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]からの出題が増えているため、この2分野は重点的に勉強するようにしましょう。 [[基本情報技術者試験]]と同様にマークシート方式ですが、問題の難易度が若干高く設定されているので油断しないこと。 === 午後 === 試験時間は2時間30分(150分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 長文形式の大問が11問出題され、そのうち必須問題1問(セキュリティ)と選択問題4問の計5問を解くことになっています。配点はそれぞれ各20点です。2014年(平成26年)度春期からは[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]が必須問題となっています。 午前が知識科目ならば、午後は技能、応用力が問われる科目です。そして応用情報技術者試験では下位区分([[基本情報技術者試験]]など)と異なり、記述式の問題が登場するので、しっかり練習する必要があります。 '''[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]'''は必須問題で難易度もあまり高くないので必ず勉強してください。そして8割以上の正解を目指してください。残りの選択問題4問については最低でも2問以上は得意分野にしておくこと。[[プログラミング]]ははっきり言って苦手な人は手を出さないほうが良いです。ストラテジも難易度が高いです。 ;参考 2014年(平成26年)度春期まではストラテジとプログラミングのどちらかが必須解答問題でした(配点20点)。また、残りの選択問題は5問を選択する形式で、配点は各16点でした(2014春ではセキュリティは必須に変わったので選択問題は4問)。 ストラテジとプログラミングはどちらも難易度が高い分野なので、現在は完全自由選択になったことから、だいぶ受験しやすい試験になったと言えます。 == 特典 == 応用情報技術者試験の合格者は以下の特典を受けることができる場合があります。 *応用情報技術者試験の合格者を入学試験(推薦、AO)での優遇や、入学後の単位認定の対象とする大学、短期大学があります。 *公務員採用試験(警察官など)で優遇される場合があります。特にIT関連職種では[[情報処理技術者試験]]の合格者しか採用しないケースが少なくありません。また、採用後も階級評価の対象となる場合があります。 *自衛隊の技術曹および予備自衛官補の任用資格です。階級は2等陸曹、2等海曹、2等空曹とされています。 また、応用情報技術者試験に合格することで、一部の科目が免除になる国家試験があります。 *弁理士試験の選択科目 *中小企業診断士試験の「経営情報システム」 *[[高度情報処理技術者試験]]の午前I - 有効期間は応用情報技術者試験合格の日から2年間です。 == 沿革 == この試験は何度か試験制度が変更されています。 *1970年(昭和45年)'''第一種情報処理技術者試験'''開始 **当時は年1回のみの実施でした。 *2001年(平成13年)春期より'''[[ソフトウェア開発技術者試験]]'''開始 **第一種情報処理技術者試験よりも設計に関する問題が増えました。 *2005年(平成17年)受験者数増加に伴い、現在のような春期と秋期の年2回の実施に変更されました。 *2009年(平成21年)春期より'''応用情報技術者試験'''開始 **システム開発者だけでなく、利用者側(ITを利活用する者)にも対応した試験に生まれ変わりました。[[初級システムアドミニストレータ/情報化と経営|経営]]や[[プロジェクトマネジメント]]に関する問題が増えた他、午後ではアルゴリズム(プログラミング)とデータベース(SQL)が選択問題に変更されました。 *2014年(平成26年)春期から、現在のように午後で[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]が必須問題になりました。また、午前でもセキュリティ分野からの出題数が増えています。 **同年秋期から、午後の解答数が6問から5問に変更されています。 == その他 == 2015年(平成27年)度までは[[基本情報技術者試験]](スキルレベル2)合格後に[[応用情報技術者試験]](スキルレベル3)へとステップアップするというのが王道ルートでしたが、基本情報は午後の[[擬似言語|アルゴリズム]]と[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]が必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人は合格するのが難しいため、応用情報の受験を諦めてしまう人も少なくありませんでした(一応念のため書きますが、制度上は基本情報を受けずにいきなり応用情報を受験することも可能です。)。しかし、2016年(平成28年)度からは基本情報と同じスキルレベル2の[[情報セキュリティマネジメント試験]](セキュマネ)が新設されたため、セキュマネ合格後に(基本情報を経由せずに)応用情報へとステップアップするというルートも新たに追加されました。基本情報は午後の[[擬似言語|アルゴリズム]]と[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]が必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人はセキュマネ合格後にいきなり応用情報を受験するのも良いでしょう(応用情報の午後はプログラミングが選択問題であり回避することが可能です。)。また、先にセキュマネに合格しておくと、応用情報のセキュリティ対策にもなります。ただし、応用情報の午前ではセキュマネになかった[[情報科学の基礎理論|基礎理論]]や[[開発技術]]の問題が出題される上に、午後が記述式になるため、その点は注意が必要です。 == 関連項目 == * [[情報処理技術者試験]][[情報処理技術者試験の概要|の概要]] ** [[ITパスポート試験]](IP) ** [[情報セキュリティマネジメント試験]](SG) ** [[基本情報技術者試験]](FE) == 関連外部リンク == * [https://www.jitec.ipa.go.jp 情報処理推進機構 IT人材育成センター国家資格・試験部] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html 情報処理技術者試験の概要] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html 応用情報技術者試験(AP)](情報処理技術者試験の概要 - 試験区分一覧) ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_enkaku.html 試験制度の沿革] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hanni_skill.html 試験要綱・シラバスなど] * [https://www.ap-siken.com 応用情報技術者試験ドットコム] {{stub}} {{デフォルトソート:おうようしようほうきしゆつしやしけん}} [[Category:情報処理技術者試験]] [[Category:ソフトウェア開発技術者|*お]] [[Category:資格試験]] [[Category:情報技術]]
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2020-05-30T14:00:52Z
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経済学/経済とは何か/希少性と価格
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/希少性と価格」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 経済学では、「希少性」という考え方が重要である。 希少性とは、社会的な必要性の高さのことである。 希少性は、「需要」と「供給」の相対的な大きさで決まる。 皆が必要とする(需要が高い)ものであっても、ありふれた(供給が豊富な)モノであれば、希少性は下がる。 例えば、水はヒトの生存に絶対に必要であるが、もし街中で水道水のペットボトル 1 本を 1000 円で売っているのを見かけたら、きっと「高い」と思うだろう。 しかし、砂漠で道に迷って喉がカラカラの状態であればどうだろうか? この場合は 1 万円出してでも買いたいと思うかもしれない。 実際、中東の産油国に行くと、石油よりも水の希少性のほうが高かったりするものである。 ある財・サービスに対して世の中の人々の評価が高まると、その財の需要が増加する。これが価格の上昇を引き起こし、新しい企業がその財の市場に参入するインセンティブ(誘因)を与えることになる。 その結果、その財の供給が増加する。 このようにして、社会的な必要性の高い財・サービスの生産に、より多くの資源が投下されることになるのである。 また、供給のための「費用(コスト)」の変化も、同じく社会的な必要性を反映する。 需要が大きいままであれば、どんなにコストがかかってもその財を生産することが望ましいことになる。 しかし、価格が上昇して需要が減少するなら、価格の上昇によって他の財へと需要が逃げていく。 この場合、高いコストをかけてまでその財を生産するのは社会的に意味がないことになる。
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経済学では、「希少性」という考え方が重要である。 希少性とは、社会的な必要性の高さのことである。 希少性は、「需要」と「供給」の相対的な大きさで決まる。 皆が必要とする(需要が高い)ものであっても、ありふれた(供給が豊富な)モノであれば、希少性は下がる。 例えば、水はヒトの生存に絶対に必要であるが、もし街中で水道水のペットボトル 1 本を 1000 円で売っているのを見かけたら、きっと「高い」と思うだろう。 しかし、砂漠で道に迷って喉がカラカラの状態であればどうだろうか? この場合は 1 万円出してでも買いたいと思うかもしれない。 実際、中東の産油国に行くと、石油よりも水の希少性のほうが高かったりするものである。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} 経済学では、「希少性」という考え方が重要である。 希少性とは、社会的な必要性の高さのことである。 希少性は、「需要」と「供給」の相対的な大きさで決まる。 皆が必要とする(需要が高い)ものであっても、ありふれた(供給が豊富な)モノであれば、希少性は下がる。 例えば、水はヒトの生存に絶対に必要であるが、もし街中で水道水のペットボトル 1 本を 1000 円で売っているのを見かけたら、きっと「高い」と思うだろう。 しかし、砂漠で道に迷って喉がカラカラの状態であればどうだろうか? この場合は 1 万円出してでも買いたいと思うかもしれない。 実際、中東の産油国に行くと、石油よりも水の希少性のほうが高かったりするものである。 ===モノの値段は需要と供給で決まる=== ある財・サービスに対して世の中の人々の評価が高まると、その財の需要が増加する。これが価格の上昇を引き起こし、新しい企業がその財の市場に参入するインセンティブ(誘因)を与えることになる。 その結果、その財の供給が増加する。 このようにして、社会的な必要性の高い財・サービスの生産に、より多くの資源が投下されることになるのである。 また、供給のための「費用(コスト)」の変化も、同じく社会的な必要性を反映する。 需要が大きいままであれば、どんなにコストがかかってもその財を生産することが望ましいことになる。 しかし、価格が上昇して需要が減少するなら、価格の上昇によって他の財へと需要が逃げていく。 この場合、高いコストをかけてまでその財を生産するのは社会的に意味がないことになる。
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2020-07-03T18:32:13Z
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高等学校国語総合/漢文/送元二使安西
送元二使安西 元二の安西に使ひするを送る 渭城朝雨浥軽塵 渭城の朝雨 軽塵を浥し 客舎青青柳色新 客舎青青 柳色新たなり 勧君更尽一杯酒 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 西出陽関無故人 西のかた陽関を出づれば 故人無からん 盛唐期の詩人、王維の七言絶句。 詩の前半では、友人(元二)との別れの場面、すがすがしい朝の情景を描写している。 詩の後半、転句では手元の一杯の酒に目線が注がれる。「更に尽くせ」と酒を勧める行為に、作者の深い友情を感じることができる。 結句では視点をさらに西方に移し、遙か彼方の安西へ旅立つ友人との離別の悲しさを詠じている。
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{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|高等学校の学習|高等学校国語総合|漢文|frame=1}} <!-- このページには導入部がありません。適切な導入部を作成し、このコメントを除去してください。 --> == 本文 == [[ファイル:元二の安西に使ひするを送る_返り点.svg|400px|漢文『送元二使安西』]] == 白文 訓読文 == [[File:Willows_at_Weicheng_by_Ike_no_Taiga_(Niigata).jpg|right|400px|thumb|渭城柳色(池大雅筆)]] '''送元二使安西''' 元二の安西に使ひするを送る '''渭城朝雨浥軽塵''' 渭城の朝雨 軽塵を浥し '''客舎青青柳色新''' 客舎青青 柳色新たなり '''勧君更尽一杯酒''' 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 '''西出陽関無故人''' 西のかた陽関を出づれば 故人無からん == 現代語訳 == * (起句)渭城の街は朝の雨で土埃がしっとりと湿り、 * (承句)旅館の柳は雨に洗われて青々と鮮やかだ。 * (転句)君よ、別れの酒をもう一杯飲んでくれたまえ。 * (結句)西の陽関を過ぎたら、もう酒を飲み交わす友人もいないのだから。 == 鑑賞 == 盛唐期の詩人、王維の七言絶句。 詩の前半では、友人(元二)との別れの場面、すがすがしい朝の情景を描写している。 詩の後半、転句では手元の一杯の酒に目線が注がれる。「更に尽くせ」と酒を勧める行為に、作者の深い友情を感じることができる。 結句では視点をさらに西方に移し、遙か彼方の安西へ旅立つ友人との離別の悲しさを詠じている。 == 押韻 == * 塵・新・人 [[Category:高等学校教育_国語_漢文_漢詩|けんしのあんせいにつかいするをおくる]]
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2020-05-24T14:32:28Z
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経済学/経済とは何か/機会費用
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/機会費用」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 経済学では、「費用(コスト)」の概念も重要である。 費用とは、何らかの経済行為をする際にかかる損失のこと。 当たり前のことだが、どんな経済活動にも費用(コスト)はかかる。 例えば、家計が消費する(モノを買う)際には、市場価格で消費する財を購入する必要がある。その購入費用は、家計にとって消費行為にかかる損失=費用になる。 また、企業が生産活動を行うときには、労働、資本などの生産要素に支払う金額(賃金や利子)が、企業にとっての費用になる。 これに対して、「機会費用」というものがある。これは、見えない形でかかる費用である。 例えば、企業が自分で準備した資金で投資をするとする。自前ですでに用意してある資金なのだから、投資をする際に損は発生していないように見える。 しかし、もし企業が投資をする代わりに、その資金を誰かに貸していたらどうなるのだろうか。この場合、金利という形で何かしら利益が得られたはずである。 収入の機会があるにもかかわらず、それを利用しないで他のことに資金を回す場合、実際にはそれだけの収入をあきらめたことになる。 機会費用は、経済主体の状況によって異なる。例えば、A 氏、B 氏が裁判員裁判のために仕事を 1 日犠牲にしたとする。 A 氏の日当は 1 万円、B 氏の日当が 2 万円とすると、裁判員になって仕事を休んだ際の機会費用は A 氏が 1 万円、B 氏が 2 万円になり、日当の高い B 氏のほうが機会費用が高くなる。 つまり、同じ日当であれば機会費用の高い人ほど裁判員になりたがらない、ということが予想できる。
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経済学では、「費用(コスト)」の概念も重要である。 費用とは、何らかの経済行為をする際にかかる損失のこと。 当たり前のことだが、どんな経済活動にも費用(コスト)はかかる。 例えば、家計が消費する(モノを買う)際には、市場価格で消費する財を購入する必要がある。その購入費用は、家計にとって消費行為にかかる損失=費用になる。 また、企業が生産活動を行うときには、労働、資本などの生産要素に支払う金額(賃金や利子)が、企業にとっての費用になる。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} 経済学では、「費用(コスト)」の概念も重要である。 費用とは、何らかの経済行為をする際にかかる損失のこと。 当たり前のことだが、どんな経済活動にも費用(コスト)はかかる。 例えば、家計が消費する(モノを買う)際には、市場価格で消費する財を購入する必要がある。その購入費用は、家計にとって消費行為にかかる損失=費用になる。 また、企業が生産活動を行うときには、労働、資本などの生産要素に支払う金額(賃金や利子)が、企業にとっての費用になる。 ===費用には目にみえないものもある=== これに対して、「機会費用」というものがある。これは、見えない形でかかる費用である。 例えば、企業が自分で準備した資金で投資をするとする。自前ですでに用意してある資金なのだから、投資をする際に損は発生していないように見える。 しかし、もし企業が投資をする代わりに、その資金を誰かに貸していたらどうなるのだろうか。この場合、金利という形で何かしら利益が得られたはずである。 収入の機会があるにもかかわらず、それを利用しないで他のことに資金を回す場合、実際にはそれだけの収入をあきらめたことになる。 機会費用は、経済主体の状況によって異なる。例えば、A 氏、B 氏が裁判員裁判のために仕事を 1 日犠牲にしたとする。 A 氏の日当は 1 万円、B 氏の日当が 2 万円とすると、裁判員になって仕事を休んだ際の機会費用は A 氏が 1 万円、B 氏が 2 万円になり、日当の高い B 氏のほうが機会費用が高くなる。 つまり、同じ日当であれば機会費用の高い人ほど裁判員になりたがらない、ということが予想できる。
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2020-07-03T18:32:37Z
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料理本/米料理/チャーハン
チャーハンは、米飯を具材とともに炒めた中華料理です。 煽りとはフライパンから炒め物を放り上げる調理法です。 煽りは具を混ぜるだけではなく、水分を飛ばして仕上げをパラッとさせる効果があります。ぜひ身につけたい技ですね。 チャーハンは、具を変えることで沢山のバリエーションができます。以下に例を示します。
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チャーハンは、米飯を具材とともに炒めた中華料理です。
'''チャーハン'''は、米飯を具材とともに炒めた中華料理です。 ==材料(2人分)== *米飯 … 茶碗2杯分 *卵 … 1個 *ネギ … 1/3本 *チャーシュー … 適量 *味覇 … 小さじ1 *塩 … 適量 *コショウ … 少々 *油 … 大さじ3 ==作り方== #卵は溶きほぐし、ネギとチャーシューは刻んでおく。米飯がひやごはんの場合は、ほぐれやすくするために温めておくとよい。 #フライパンに油をひき、十分に熱する。 #卵を流し入れ、すかさずかき混ぜる。卵が半熟になったら米飯を入れて全体を混ぜ、よくほぐして煽る。 #チャーシューとネギを投入して煽る。具が焦げないように注意。 #塩、コショウ、味覇を入れて煽れば完成。 ==煽りについて== 煽りとはフライパンから炒め物を放り上げる調理法です。 煽りは具を混ぜるだけではなく、水分を飛ばして仕上げをパラッとさせる効果があります。ぜひ身につけたい技ですね。 ==バリエーション== チャーハンは、具を変えることで沢山のバリエーションができます。以下に例を示します。 *エビ *鶏肉 *高菜漬け *キムチ *カニカマ+レタス *梅干し+しらす {{デフォルトソート:りようりほん|こめりようり|ちやあはん}} [[カテゴリ:料理本|ちやあはん]] [[カテゴリ:炒め料理|ちやあはん]] [[カテゴリ:米料理|ちやあはん]] [[カテゴリ:中華料理|ちやあはん]]
2020-05-26T10:00:35Z
2023-10-31T16:17:57Z
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料理本/豚キムチ
豚キムチ(ぶたキムチ)とは、豚肉の薄切りとキムチを油で炒めた韓国料理である。 ニラやモヤシ、玉ねぎなどを追加してもよい。肉は鶏肉にかえてもおいしい。
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豚キムチ(ぶたキムチ)とは、豚肉の薄切りとキムチを油で炒めた韓国料理である。
'''豚キムチ'''(ぶたキムチ)とは、豚肉の薄切りとキムチを油で炒めた韓国料理である。 ==材料(4人分)== *豚薄切り肉 … 350g *白菜キムチ … 200g *油 … 大さじ1 *ごま油 … 大さじ1 *塩 … 適量 ==作り方== #フライパンに油とごま油をひき、よく熱する。 #豚肉を炒め、あらかた火が通ったらキムチを投入し、全体をなじませる。塩で好みの味に調えたら完成。 ==バリエーション== ニラやモヤシ、玉ねぎなどを追加してもよい。肉は鶏肉にかえてもおいしい。 {{デフォルトソート:りようりほん|ふたきむち}} [[カテゴリ:料理本|ふたきむち]] [[カテゴリ:炒め料理|ふたきむち]] [[Category:肉料理|ふたきむち]] [[Category:朝鮮料理|ふたきむち]]
2020-05-26T10:02:05Z
2023-11-03T09:53:57Z
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料理本/切干大根の煮物
切干大根の煮物(きりぼしだいこんのにもの)は、大根を乾燥させた保存食である切干大根を用いた日本の煮物です。 顆粒だし、砂糖、みりんを顆粒コンソメとコショウに替えて、ベーコンを加えれば切干大根の洋風煮のできあがり。切干大根は案外洋風でもおいしいものです。 顆粒だしではなく、自家製の出汁をつかってもいいですね。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "切干大根の煮物(きりぼしだいこんのにもの)は、大根を乾燥させた保存食である切干大根を用いた日本の煮物です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "顆粒だし、砂糖、みりんを顆粒コンソメとコショウに替えて、ベーコンを加えれば切干大根の洋風煮のできあがり。切干大根は案外洋風でもおいしいものです。", "title": "バリエーション" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "顆粒だしではなく、自家製の出汁をつかってもいいですね。", "title": "バリエーション" } ]
切干大根の煮物(きりぼしだいこんのにもの)は、大根を乾燥させた保存食である切干大根を用いた日本の煮物です。
'''切干大根の煮物'''(きりぼしだいこんのにもの)は、大根を乾燥させた保存食である切干大根を用いた日本の煮物です。 ==材料(3人分)== *切干大根 … 40g *にんじん … 1/3本 *油揚げ … 1枚 *しいたけ … 3個 *醤油 … 大さじ1と1/2 *砂糖 … 大さじ1と1/2 *油 … 適量 *煮汁 **水 … 300ml **みりん … 大さじ1 **酒 … 大さじ1 **顆粒だし … 小さじ1 ==作り方== #切干大根はよく洗い、10分ほど水に浸して戻す。戻ったら食べやすい長さに切る。 #にんじん、油揚げ、しいたけは細切りにする。 #フライパンに油をひいて熱し、切干大根、にんじん、油揚げ、しいたけを炒める。 #煮汁を加えて、汁気が減るまで煮る。 #醤油と砂糖を加えて炒め煮にすれば完成。 ==バリエーション== 顆粒だし、砂糖、みりんを顆粒コンソメとコショウに替えて、ベーコンを加えれば切干大根の洋風煮のできあがり。切干大根は案外洋風でもおいしいものです。 顆粒だしではなく、自家製の出汁をつかってもいいですね。 {{デフォルトソート:りようりほん|きりほしたいこんのにもの}} [[カテゴリ:料理本|きりほしたいこんのにもの]] [[カテゴリ:煮込み料理|きりほしたいこんのにもの]]
2020-05-26T11:05:07Z
2023-10-25T11:21:43Z
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古典ギリシア語/第一類/基本文法/アクセント
ギリシャ語のアクセントは単語の最後の 3 つの音節のどれかにある。 アクセントのある母音には記号をつける。 アクセント記号には次の 3 種類がある。 (1) 鋭アクセント 鋭アクセントのある音節は高く発音する。 ά, έ, ή, ί, ό, ύ, ώ (2) 曲アクセント 曲アクセントのある音節はいったん高い音で発音して、その後音を下げて発音する。また、短母音の ᾶ, ῖ, ῦ はそれぞれ長く発音する。 ᾶ, ῆ, ῖ, ῦ, ῶ (3) 重アクセント 最後の音節に鋭アクセントがある語に別の語が後続する場合、その後の鋭アクセントが重アクセントになる。重アクセントには音の上でのアクセントはない。 ὰ, ὲ, ὴ, ὶ, ὸ, ὺ, ὼ
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ギリシャ語のアクセントは単語の最後の 3 つの音節のどれかにある。 アクセントのある母音には記号をつける。 アクセント記号には次の 3 種類がある。 (1) 鋭アクセント 鋭アクセントのある音節は高く発音する。 ά, έ, ή, ί, ό, ύ, ώ (2) 曲アクセント 曲アクセントのある音節はいったん高い音で発音して、その後音を下げて発音する。また、短母音の ᾶ, ῖ, ῦ はそれぞれ長く発音する。 ᾶ, ῆ, ῖ, ῦ, ῶ (3) 重アクセント 最後の音節に鋭アクセントがある語に別の語が後続する場合、その後の鋭アクセントが重アクセントになる。重アクセントには音の上でのアクセントはない。 ὰ, ὲ, ὴ, ὶ, ὸ, ὺ, ὼ
ギリシャ語のアクセントは単語の最後の 3 つの音節のどれかにある。 アクセントのある母音には記号をつける。 アクセント記号には次の 3 種類がある。 (1) 鋭アクセント 鋭アクセントのある音節は高く発音する。 ά, έ, ή, ί, ό, ύ, ώ (2) 曲アクセント 曲アクセントのある音節はいったん高い音で発音して、その後音を下げて発音する。また、短母音の ᾶ, ῖ, ῦ はそれぞれ長く発音する。 ᾶ, ῆ, ῖ, ῦ, ῶ (3) 重アクセント 最後の音節に鋭アクセントがある語に別の語が後続する場合、その後の鋭アクセントが重アクセントになる。重アクセントには音の上でのアクセントはない。 ὰ, ὲ, <span class="Unicode">ὴ</span>, <span class="Unicode">ὶ</span>, <span class="Unicode">ὸ</span>, <span class="Unicode">ὺ</span>, <span class="Unicode">ὼ</span> [[カテゴリ:文法]] [[カテゴリ:古典ギリシア語]]
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2022-12-01T15:11:49Z
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28,291
料理本/ポトフ
ポトフは、フランスの伝統的な家庭料理のひとつです。ポトフはフランス語で「火にかけた鍋」を意味します。 ソーセージを鶏肉などに変えてもいいですね。
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ポトフは、フランスの伝統的な家庭料理のひとつです。ポトフはフランス語で「火にかけた鍋」を意味します。
'''ポトフ'''は、フランスの伝統的な家庭料理のひとつです。ポトフはフランス語で「火にかけた鍋」を意味します。 ==材料(2人分)== *じゃがいも … 1個 *にんじん … 1/3本 *玉ねぎ … 1玉 *キャベツ … 3枚 *ウインナー … 3本 *オリーブ油 … 大さじ1 *塩 … 小さじ1/2 *砂糖 … 小さじ1/2 *油 … 適量 *コンソメ … 1個 *コショウ … 少々 ==作り方== #じゃがいもとにんじんは乱切り、玉ねぎは櫛形切り、キャベツはざく切り、ウインナーは半分に切る。 #じゃがいもは水に浸してあくを抜く。 #鍋にオリーブ油をひいて、材料を全て炒める。 #半分くらい火が通ったら水を入れて煮込む。 #柔らかく煮えたら調味料を入れて、水分が減るまで煮たら完成。 == オプション == ソーセージを鶏肉などに変えてもいいですね。 {{デフォルトソート:りようりほん|ほとふ}} [[カテゴリ:料理本|ほとふ]] [[カテゴリ:煮込み料理|ほとふ]]
2020-05-27T06:16:10Z
2023-10-25T11:39:33Z
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28,323
中学受験ガイド/中学受験前後について
メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験ガイド > 中学受験ガイド/中学受験前後について 風邪、ケガなどをしないように注意しましょう。早くから小学校を休むことはおすすめしません。 勉強はしっかり(参考書をざっと読み返すなど)しましょう。でも、少しリラックスしましょう。受験会場への行き方も確認し、持ち物を準備しましょう。食事は、外食・生もの、脂っこいものなどはひかえましょう(おなかを壊さないため、外食はインフルエンザなどの感染を防ぐため)。そして、寝るのが遅い場合は、少し早めに寝ましょう。寝つけないときは、とにかく落ち着きましょう。「前日だ」ということを考えず、普通通りに過ごすのが一番です。 朝食は、必ず食べましょう。(食べなれたもので、おなかを壊さないものがいいでしょう)そして、再度、忘れ物がないかと、受験会場への行き方を確認しましょう。また、頭を働かせるため、何か問題などを解いておくとよいでしょう。行くときは、自家用車でもかまいませんが、混雑する可能性がありますから、公共交通機関を使うのもよいでしょう(乗り物酔いや、都市部では、満員電車に気を付けて)。また、寒い時期ですから、防寒具やカイロ(必要に応じてですが、おそらく必要です)を用意しましょう。 (*ICカードなど、常備薬) 持ち込み禁止物(分度器など)がないか確認しましょう。あれば預けましょう。 まず、問題用紙・解答用紙にざっと目を通しましょう(問題用紙の不足がないかの確認と、どの問題から解くか決めるため)。 [全教科] [特定教科] 当たり前ですが、あなたが中学受験をしたのは、中高一貫校に行くためです。これを忘れないようにしましょう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験ガイド > 中学受験ガイド/中学受験前後について", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "風邪、ケガなどをしないように注意しましょう。早くから小学校を休むことはおすすめしません。", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "勉強はしっかり(参考書をざっと読み返すなど)しましょう。でも、少しリラックスしましょう。受験会場への行き方も確認し、持ち物を準備しましょう。食事は、外食・生もの、脂っこいものなどはひかえましょう(おなかを壊さないため、外食はインフルエンザなどの感染を防ぐため)。そして、寝るのが遅い場合は、少し早めに寝ましょう。寝つけないときは、とにかく落ち着きましょう。「前日だ」ということを考えず、普通通りに過ごすのが一番です。", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "朝食は、必ず食べましょう。(食べなれたもので、おなかを壊さないものがいいでしょう)そして、再度、忘れ物がないかと、受験会場への行き方を確認しましょう。また、頭を働かせるため、何か問題などを解いておくとよいでしょう。行くときは、自家用車でもかまいませんが、混雑する可能性がありますから、公共交通機関を使うのもよいでしょう(乗り物酔いや、都市部では、満員電車に気を付けて)。また、寒い時期ですから、防寒具やカイロ(必要に応じてですが、おそらく必要です)を用意しましょう。", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(*ICカードなど、常備薬)", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "持ち込み禁止物(分度器など)がないか確認しましょう。あれば預けましょう。", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "まず、問題用紙・解答用紙にざっと目を通しましょう(問題用紙の不足がないかの確認と、どの問題から解くか決めるため)。", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "[全教科]", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "[特定教科]", "title": "入試直前の過ごし方・入試" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "当たり前ですが、あなたが中学受験をしたのは、中高一貫校に行くためです。これを忘れないようにしましょう。", "title": "受験後について" } ]
メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験ガイド > 中学受験ガイド/中学受験前後について
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|中学受験ガイド}} == 入試直前の過ごし方・入試 == === 1週間前~2日前 === 風邪、ケガなどをしないように注意しましょう。早くから小学校を休むことはおすすめしません{{個人の意見}}。 === 前日 === 勉強はしっかり(参考書をざっと読み返すなど)しましょう。でも、少しリラックスしましょう。受験会場への行き方も確認し、持ち物を準備しましょう。食事は、外食・生もの、{{ruby|脂|あぶら}}っこいものなどはひかえましょう(おなかを壊さないため、外食はインフルエンザなどの感染を防ぐため)。そして、寝るのが遅い場合は、少し早めに寝ましょう。寝つけないときは、とにかく落ち着きましょう。「前日だ」ということを考えず、普通通りに過ごすのが一番です。 === 当日 === ==== 自宅を出る前 ==== '''朝食は、必ず食べましょう。'''(食べなれたもので、おなかを壊さないものがいいでしょう)そして、再度、忘れ物がないかと、受験会場への行き方を確認しましょう。また、頭を働かせるため、何か問題などを解いておくとよいでしょう。行くときは、自家用車でもかまいませんが、混雑する可能性がありますから、公共交通機関を使うのもよいでしょう(乗り物酔いや、都市部では、満員電車に気を付けて)。また、寒い時期ですから、防寒具やカイロ(必要に応じてですが、おそらく必要です)を用意しましょう。 :'''用意しておくべきもの''' *'''受験票''' *鉛筆(必ず削ってください)(シャープペンシルでもよいですが、試験中の芯の交換時間はもったいないので鉛筆のほうがおすすめです)(丸い鉛筆だと転がってしまう可能性があるので六角形の鉛筆がおすすめです) *消しゴム *飲み物 *弁当(塾が用意してくれる場合もあります) *マスク *カイロ・防寒具 *上履きと袋(土足でよい学校もあります) *定規・コンパス(三角定規・分度器は禁止の場合が多いです) *'''時計'''(ある場合もありますが、ない場合もあります) *お菓子(持ち込み禁止の場合もありますが、あると便利) *セロハンテープ(机に貼った受験票の固定のため) *厚紙(机がガタガタしている場合にかみ合わせます) (*ICカードなど、常備薬) ==== 会場に着いたら ==== 持ち込み禁止物(分度器など)がないか確認しましょう。あれば預けましょう。 :受験番号と座席を確認し、着席しましょう。このとき、'''絶対にはしゃぎ回ってはいけません'''(実際に、受験会場をはしゃぎ回り、強制退場になった受験生もいます)着席したら、参考書を読むなり、{{ruby|瞑想|めいそう}}するなりして過ごしましょう。また、場合によってはカイロなどで体(とくに手(かじかんで文字が書けないことがないように))を温めましょう。 ==== 問題を解くときの注意 ==== まず、問題用紙・解答用紙にざっと目を通しましょう(問題用紙の不足がないかの確認と、どの問題から解くか決めるため)。 :方針を決めたら、解き始めましょう。 *解くとき [全教科] *名前・受験番号を書き忘れない *わからなければ後回しにして、分かる問題を取りこぼさないようにする *問題文は最後まで読む *選択問題は、分からなくてもどれかカンで選ぶ *鉛筆を落としても、絶対自分で拾わない *時間が余れば必ず見直しをする *最後まで{{ruby|諦|あきら}}めない [特定教科] *算数や理科の「単位」に注意 == 受験後について == === 不合格になった方へ === === 受験後の過ごし方 === 当たり前ですが、'''あなたが中学受験をしたのは、中高一貫校に行くためです。'''これを忘れないようにしましょう。 :ですから、中学受験後、時間に余裕ができると思いますが、気を抜かないようにしましょう。 :まず、1日に1~2時間は勉強を続けましょう。受験直前に1日何時間も勉強していたのと比べたら、かなり楽でしょう。まったく勉強せずにいると、中学入学後、他と比べて勉強が大切な学校でも、勉強がおっくうになり
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2020-05-27T11:59:36Z
[ "テンプレート:個人の意見", "テンプレート:Ruby" ]
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28,326
小説の書き方/作文のルール
難読漢字、あるいは読みづらい漢字はふりがなを振るべきですが、これはルールとは言い難いでしょう。読者のことを思うのならば振ることをお勧めします。 鍵括弧(「」)の後に、句読点(。 / 、)は付けません。句点は「、」でも「,」でも構いません。ただし、日本の公式文書においては「,」が正しいです。 三点リーダー(......)とダッシュ(――)は、それぞれ二つセットで使用します。それ以上にしたい場合も偶数にしましょう。 エクスクラメーションマーク(!)とクエスチョンマーク(?)の後には必ず全角の空白を作ります。 禁則処理もルールの一つですが、大抵のソフトやサイトでは標準で自動処理されるので、あまり気にする必要はありません。
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{{Pathnav|メインページ|その他の本|小説の書き方|frame=1}} == 文字の使い方 == === 難読漢字 === 難読漢字、あるいは読みづらい漢字はふりがなを振るべきですが、これはルールとは言い難いでしょう。読者のことを思うのならば振ることをお勧めします。 ; 振った場合 : 「心から{{Ruby|希|こいねが}}います」 ; 振らなかった場合 : 「心から希います」 === 句点・読点 === 鍵括弧(「」)の後に、句読点(。 / 、)は付けません。句点は「、」でも「,」でも構いません。ただし、日本の公式文書においては「,」が正しいです。 ; 良い例 : 「かしこまりました」 ; 悪い例 : 「かしこまりました。」 === 三点リーダー・ダッシュ === 三点リーダー(……)とダッシュ(――)は、それぞれ二つセットで使用します。それ以上にしたい場合も偶数にしましょう。 ; 良い例 : 「そうだったのか……」 ; 悪い例 : 「そうだったのか…」 === エクスクラメーションマーク・クエスチョンマーク === エクスクラメーションマーク(!)とクエスチョンマーク(?)の後には必ず全角の空白を作ります。 ; 良い例 : 「分かった! その次はどうすればいい?」 ; 悪い例 : 「分かった!その次はどうすればいい?」 == 禁則処理 == [[w:禁則処理|禁則処理]]もルールの一つですが、大抵のソフトやサイトでは標準で自動処理されるので、あまり気にする必要はありません。 [[カテゴリ:小説の書き方]] {{DEFAULTSORT:さくふんのるる}}
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2020-05-27T14:35:24Z
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C Sharp
本書は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語「C#」について解説しています。 C#は、先行するC、C++、Javaと同じファミリーに属するプログラミング言語で、マイクロソフト社の社員が.NET Foundationを通じて開発し、MITライセンスの下でリリースされている共通言語基盤 (Common Language Infrastructure; CLI)で動作することが特徴です。 C#は、多くの開発者によって広く使用されており、プログラミングの初学者から熟練者まで幅広い層に向けて設計されています。また、C#は.NET Frameworkや.NET Coreといったフレームワークを使用して開発することができ、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションなどの開発に適しています。 C# はGUIも作成できますが、本ページでは説明の初期のうちは、コンソールアプリ(コマンド プロンプトのような画面にテキスト表示するプログラムのこと)のプログラムを解説したいと思います。 C++になくてC#にある機能は多々ありますが、特にC++との違いが大きい話題を挙げたいと思います。 C#コードで実行中の.NETバージョンを調べるには、次のような方法があります。 C#コンパイラのバージョンを調べるには、次のような方法があります。 このC#のコードは、変数 a の値を文字列に埋め込んで出力するものです。これはC# 6.0から導入された補間文字列(interpolated string)と呼ばれる機能を使用しています。 上記の行は、$ 記号を文字列の前に付けることで補間文字列を作成しています。 C#の補間文字列では、波カッコ {} 内にプレースホルダーを配置します。 これにより、その場所に変数や式の値が埋め込まれます。 ここでは、波カッコ {} 内に変数 a を直接埋め込んでいます。 この記法を使うことで、文字列中に変数の値を直接埋め込むことができます。 補間文字列では単純な変数だけでなく、式も埋め込むことができます。例えば、数値の計算結果や関数の戻り値を埋め込むことができます。 この例では、{} 内に x + y という式があります。 これは変数 x と y の和を計算し、その結果が文字列に埋め込まれます。 補間文字列では、文字列の中に挿入する変数や式に対してフォーマット指定を行うことも可能です。例えば、小数点以下2桁まで表示する場合や日付のフォーマットを指定する場合などに有用です。 この例では、{pi:F2} の部分で pi の値が小数点以下2桁まで表示されます。 補間文字列は可読性が高く、動的な文字列の構築を直感的に行うことができます。 変数や式を {} 内に挿入することで、コードをわかりやすく保ちながら柔軟性を持たせることができます。 特殊文字 @ を前置した文字列リテラルは、逐語的文字列リテラルです。 逐語的文字列リテラルでは、単純なエスケープシーケンス(バックスラッシュを表す「 \ 」など)、16 進エスケープシーケンス(大文字の A を表す「 \x0041 」など)、および Unicode エスケープシーケンス (大文字の A を表す「 \u0041 」など) はそのまま解釈されます。引用符のエスケープシーケンス("")のみ文字通りに解釈されず、二重引用符が1つ生成されます。 C#における配列は、同じ型の複数の要素を保持するデータ構造です。配列は固定長であり、要素数が宣言時に決まります。以下に基本的な配列の使い方を示します。 配列の先頭の要素への添字は 0 です。 配列は要素の型と長さが固定されているため、初期化後に要素数を変更することはできません。要素へのアクセスは、配列名[添え字] のように添え字を用いて行います。配列の要素数は Length プロパティを使って取得できます。また、foreach ループを使って配列の要素を順番に処理することができます。 C#には、プログラミングを効率化するために、あらかじめ、よく使いそうなデータ構造を取り扱う仕組むが言語の機能として提供されています。 標準C言語やC++にない、よく使われる機能が、言語仕様として提供されています。 それを使わずとも、C言語などにある機能だけでもプログラミングは可能ですが、しかしC#の提供する専用機能を使うことで、コードが短くなったり、集団開発ではプログラマーたちによるバラツキが無くなるので品質が一様化して効率化が期待できます。また、コードの各部の意図も、C#の専用機能をつかうことで明確化するので効率化することが期待できます。 このコードでは、Main メソッド内でタプルを作成し、その要素にアクセスしています。 タプルは、異なるデータ型をまとめて1つの変数に格納するための便利な仕組みです。この例では、("John", "Doe") というタプルを作成しています。このタプルには2つの要素が含まれており、1つ目の要素は "John" であり、2つ目の要素は "Doe" です。 Item1 と Item2 は、タプルの要素を参照するためのデフォルトのプロパティ名です。この例では、Item1 は名前、Item2 は姓を表しています。これらの要素にアクセスしてコンソールに出力しています。 タプルは、関連するデータを1つにまとめて扱う際に役立ちます。しかし、要素の名前がないために、コードの読みやすさに影響を及ぼすこともあります。 このように、タプルと foreach ループを組み合わせることで、配列内の各要素を分解し、分かりやすく取り扱うことができます。また、タプルの分解により、コードがより簡潔になり可読性が向上します。 record 型は、C# 9.0で導入された新しいデータ型で、不変(immutable)なデータ構造を定義するのに役立ちます。record はデータのイミュータビリティをサポートし、簡潔なコードでデータの保持と操作を行うための手段となります。 以下は、C#でRecord型を使用したサンプルコードです。 このコードでは、Person Record型を定義する際に、C# 9.0(.NET 5)から導入された短縮構文を使用しています。record キーワードを使って、コンストラクターの引数をフィールドと同時に指定し、簡潔な記述を可能にしています。また、new Person("John", "Doe") のようにコンストラクターを呼び出してインスタンスを生成しています。 record を要素とする配列を作成し、その配列を繰り返し処理する方法を示します。 以下は、C#でRecord型の配列を作成し、それを繰り返し処理するサンプルコードです。 このコードでは、Record型を使ってシンプルなデータモデルを作成し、配列の要素を簡単に操作・表示する方法が示されています。 LINQ(Language Integrated Query)を使用して、Record型の配列要素を繰り返し処理する方法を示すコードを書いてみましょう。 このコードでは、LINQクエリを使ってRecord型の配列要素を繰り返し処理しています。from句を使用してpeople配列内のPerson Record型の要素を取り出し、select句で文字列に変換しています。その後、foreachループを使用してクエリ結果をコンソールに出力しています。 LINQを使うことで、より柔軟なデータのクエリや操作が可能になります。 C#におけるNull許容型(Nullable types)は、通常の値型にnullを許容するための機能です。nullが許容されない通常の値型(int、double、boolなど)では、変数にnullを代入することができませんが、Null許容型を使用することで、nullを含む値を代入できるようになります。 Null許容型は、C# 2.0で導入されました。主な目的は、データベースから取得したデータや他の外部ソースからのデータを扱う際に、nullを適切に処理することです。例えば、データベースの列がnull許容型である場合、その列の値がnullであることを表現できます。 C#では、Null許容型は値型の末尾に「?」を付けることで宣言されます。例えば、int型のNull許容型は「int?」となります。 ここで、"HasValue"プロパティはnullableIntがnullでないかどうかをチェックし、「Value」プロパティは実際の値を取得します。 Null許容型は、プログラムでnullを正しく扱うための重要なツールであり、特に外部リソースやデータベースとのやり取りなどで有用です。 C# 8.0から導入されたNullable Reference Types (null 許容参照型)は、null可能性を表現するための機能です。通常の参照型(クラス、インターフェースなど)はnullを許容しますが、Nullable Reference Typesを使用することで、nullが許容されるかどうかを厳密に指定できます。 この機能を有効にすると、コンパイラがnullに関する潜在的な問題を見つけてくれます。主な機能や使い方は次の通りです: Nullable Reference Typesは、null関連のバグを減らしたり、コードの安全性を向上させたりするのに役立ちます。しかし、全てのnull関連の問題を解決するわけではないため、コードの品質を維持するためにも、nullに関する適切な扱いが重要です。 以下に、C#のNullable Reference Typesのコード例とその解説を示します。 まず、Nullable Reference Typesを有効にするには、プロジェクトファイルに <Nullable>enable</Nullable> を追加します。 Nullable Reference Typesを使うことで、nullに関する潜在的な問題をコンパイル時に発見し、それらを回避するための対策を行うことができます。 拡張メソッドは、既存の型に新しいメソッドを追加するための仕組みです。これは静的クラスに定義され、対象の型(通常はクラスまたはインタフェース)に対してメソッドを追加します。ただし、拡張メソッドはインスタンスメソッドではなく、静的メソッドであり、そのインスタンスが実際に作成されていないため、ボックス化には直接的な影響を与えません。 このC#のコードは、文字列を逆順にする拡張メソッドを使用する単純な例です。コードの各部分を解説してみましょう。 このプログラムは、originalString の値を ReverseString() で逆順にし、reversedString に格納しています。そして Console.WriteLine() を使ってその逆順の文字列をコンソールに出力しています。 別の例、IntExtensions などのように、int 型に対して拡張メソッドを提供するためのクラスを定義することもできます。C#では、任意の型に対して拡張メソッドを定義することが可能です。 以下は、IntExtensions クラスを使用して int 型に対する拡張メソッドを定義した例です。 この例では、IntExtensions クラスが IsEven() という名前の拡張メソッドを提供しています。これは int 型の変数に対して偶数かどうかを判定する機能を追加します。そして Main() メソッドでこの拡張メソッドを使用して、与えられた整数が偶数か奇数かを判定し、コンソールに出力しています。
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メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > C Sharp 本書は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語「C#」について解説しています。 C#は、先行するC、C++、Javaと同じファミリーに属するプログラミング言語で、マイクロソフト社の社員が.NET Foundationを通じて開発し、MITライセンスの下でリリースされている共通言語基盤で動作することが特徴です。 C#は、多くの開発者によって広く使用されており、プログラミングの初学者から熟練者まで幅広い層に向けて設計されています。また、C#は.NET Frameworkや.NET Coreといったフレームワークを使用して開発することができ、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションなどの開発に適しています。
{{Wikipedia}} * <small>[[メインページ]] > [[工学]] > [[情報技術]] > [[プログラミング]] > [[C Sharp]]</small> 本書は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語「'''C#'''」について解説しています。 C#は、先行する[[C言語|C]]、[[C++]]、[[Java]]と同じファミリーに属するプログラミング言語で、マイクロソフト社の社員が[[W:.NET Foundation|.NET Foundation]]を通じて開発し、[[W:MIT License|MITライセンス]]の下でリリースされている[[W:共通言語基盤|共通言語基盤]] (Common Language Infrastructure; CLI)で動作することが特徴です。 C#は、多くの開発者によって広く使用されており、プログラミングの初学者から熟練者まで幅広い層に向けて設計されています。また、C#は[[W:.NET Framework|.NET Framework]]や[[W:.NET Core|.NET Core]]といったフレームワークを使用して開発することができ、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションなどの開発に適しています。 {{コラム|.NET Framework と .NET Core と .NET |2=.NET Framework、.NET Core、および.NETは、Microsoftが開発したプログラミングフレームワークの異なるバージョンやエディションを指す用語です。 ;.NET Framework: 最初にリリースされた.NET実行環境です。Windows向けのプラットフォームで、広く利用されています。Windowsが動作する環境で構築されたアプリケーションの開発や実行に使用されます。.NET Frameworkは、ASP.NETなどのWebアプリケーション、デスクトップアプリケーション、および一般的なWindowsアプリケーションの開発に使用されます。2019年4月にリリースされたバージョン4.8をもって.NET Frameworkのメジャーアップデートを終了することがアナウンスされました。 ;.NET Core: クロスプラットフォームの.NET実行環境で、Linux、macOS、Windowsなどの異なるプラットフォームで動作するアプリケーションを構築するための開発フレームワークです。軽量化されており、クロスプラットフォームでの開発、マイクロサービス、クラウドベースのアプリケーションの開発に適しています。.NET Coreは、.NET 5および. NET 6で統合され、以降のバージョンは.NETと呼ばれることになりました。 ;.NET: .NET 5以降、Microsoftは.NET Coreと.NET Frameworkを統合し、単一のプラットフォームとして提供しています。.NET 5は.NET Core 3.1の後継としてリリースされ、クロスプラットフォーム対応、高速性、新機能の提供が行われました。その後、.NET 6、.NET 7、.NET 8 などのバージョンがリリースされています。この単一の.NETは、クロスプラットフォームでの開発をサポートし、Windows、Linux、macOSなどのさまざまな環境で動作するアプリケーションの構築に使用されます。 これらのフレームワークは、異なる目的やプラットフォームでのアプリケーション開発に使用されますが、現在は.NETが将来のバージョンを統合しているため、従来の.NET Frameworkよりも.NET Coreおよび.NETを使用することが推奨されています。 }} == 目次 == * [[C Sharp/インストール方法|インストール方法とそれぞれの実行方法]] * [[C Sharp/Hello World]] * [[C Sharp/変数]] * [[C Sharp/クラスとメソッド]] * [[C Sharp/条件分岐]] * [[C Sharp/反復と反復子]] == ※編集中 == {{Special:Prefixindex/C Sharp}} C# はGUIも作成できますが、本ページでは説明の初期のうちは、コンソールアプリ(コマンド プロンプトのような画面にテキスト表示するプログラムのこと)のプログラムを解説したいと思います。 C++になくてC#にある機能は多々ありますが、特にC++との違いが大きい話題を挙げたいと思います。 {{コラム|C# の標準規格|2= プログラミング言語C#は、2000年にMicrosoft社のAnders Hejlsberg氏によって設計され、その後2002年にEcma(ECMA-334)、2003年にISO/IEC(ISO/IEC 23270)によって国際標準として承認されました。 2023年12月時点のC#標準 * ECMA-334:2023(VC#7.0相当) * ISO/IEC 23270:2023(VC#7.0相当) * JIS X 3015:2008『プログラム言語C#』(VC#2.0相当) C#には以下のような独立した実装があります。 ;クローズドなVC#:Visual Studio 2013 まで。 ;Roslyn:Microsoftが開発したApacheライセンスのオープンソースプロジェクト。GitHubで公開されています。Visual Studio 2015 以降のVC#。 ;シェアードソース共通言語基盤のC#コンパイラ:共通言語基盤 (CLI) とともにがソースコードが公開されたC#コンパイラ。 ;Mono Compiler Suite(mcs):Mono Projectが開発したMonoの一部を構成します。 ;the C-Sharp code compiler (cscc):DotGNU Projectが開発したPortable.NETの一部を構成します<ref>2012年12月時点で、DotGNUプロジェクトは廃止され、大規模な新しいボランティアの取り組みが生まれるまで再開される見込みはありません。ただし、例外としてlibjitコンポーネントは、現在は独立したlibjitパッケージとして存在しています。</ref>。 Microsoft以外の実装は、ECMA-334に基づいています。 ECMA-334の2023年12月時点での最新は VC#7.0 相当のECMA-334:2023なので、MicrosoftのVC#の比較的新しいバージョンでコンパイル出来るソースコードが、MonoなどMicrosoft以外の実装でコンパイル出来ない場合があります。 }} === C#のコードから.NETのバージョンを調べる === C#コードで実行中の.NETバージョンを調べるには、次のような方法があります。 :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=6> using System; using System.Runtime.InteropServices; class Class1 { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(RuntimeInformation.FrameworkDescription); } }</syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang=text> .NET 8.0.0 </syntaxhighlight> :これによって、実行中の.NETのバージョンがコンソールに表示されます。 === C#コンパイラーのバージョンを調べる === C#コンパイラのバージョンを調べるには、次のような方法があります。 :<syntaxhighlight lang=c# line> #error version</syntaxhighlight> ; コンパイル結果 :<syntaxhighlight lang=text line highlight=2> Compilation error (line 1, col 8): #error: 'version' Compilation error (line 1, col 8): Compiler version: '4.8.0-7.23558.1 (e0917286)'. Language version: latest (12.0). Compilation error (line 1, col 1): Program does not contain a static 'Main' method suitable for an entry point</syntaxhighlight> :これによって、C#コンパイラーのバージョンとC#言語のバージョンを確認出来ます。 === 文字表示 === ==== 文字列中での変数の表示 ==== :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=6> using System; class Hello { static void Main(string[] args) { var a = 14; Console.WriteLine($"トムは{a}歳です"); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang=text> トムは14歳です </syntaxhighlight> このC#のコードは、変数 <code>a</code> の値を文字列に埋め込んで出力するものです。これはC# 6.0から導入された補間文字列(interpolated string)<ref>[https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/standard/base-types/composite-formatting#format-string-component $ - string interpolation (C# reference)]</ref>と呼ばれる機能を使用しています。 ; 補間文字列(Interpolated Strings) :<syntaxhighlight lang=c# line highlight=1 start=6> Console.WriteLine($"トムは{a}歳です"); </syntaxhighlight> 上記の行は、<code>$</code> 記号を文字列の前に付けることで補間文字列を作成しています。 C#の補間文字列では、波カッコ <code>{}</code> 内にプレースホルダーを配置します。 これにより、その場所に変数や式の値が埋め込まれます。 ここでは、波カッコ <code>{}</code> 内に変数 <code>a</code> を直接埋め込んでいます。 この記法を使うことで、文字列中に変数の値を直接埋め込むことができます。 ===== 式の埋め込み ===== 補間文字列では単純な変数だけでなく、式も埋め込むことができます。例えば、数値の計算結果や関数の戻り値を埋め込むことができます。 :<syntaxhighlight lang=c# line> var x = 10; var y = 20; string result = $"合計は{x + y}です"; // 合計は30です </syntaxhighlight> この例では、<code>{}</code> 内に <code>x + y</code> という式があります。 これは変数 <code>x</code> と <code>y</code> の和を計算し、その結果が文字列に埋め込まれます。 ===== フォーマット指定 ===== 補間文字列では、文字列の中に挿入する変数や式に対してフォーマット指定を行うことも可能です。例えば、小数点以下2桁まで表示する場合や日付のフォーマットを指定する場合などに有用です。 :<syntaxhighlight lang=c# line> double pi = Math.PI; string formattedPi = $"円周率は{pi:F2}です"; // 円周率は3.14です </syntaxhighlight> この例では、<code>{pi:F2}</code> の部分で <code>pi</code> の値が小数点以下2桁まで表示されます。 補間文字列は可読性が高く、動的な文字列の構築を直感的に行うことができます。 変数や式を <code>{}</code> 内に挿入することで、コードをわかりやすく保ちながら柔軟性を持たせることができます。 ===== 基数の指定 ===== ;[https://paiza.io/projects/iXS1RA99F2XbPO1qSXFvxg?language=csharp コード例]:<syntaxhighlight lang=c#> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine($"3 + 5 = {3 + 5}"); // 十進数の11を変換するコード Console.WriteLine($"{11:x} "); // 16進数に変換 Console.WriteLine($"{Convert.ToString(11, 2)} ") ; // 2進数に変換 } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 3 + 5 = 8 b 1011 </syntaxhighlight> : 特に書式を宣言しない場合、数値は10進数として扱われます。 : が、10進数(decimal)の出力を明示したい場合、<code> {11:D} </code> のように「:D」をつけることで可能です。 ;整数は自動的に昇格し浮動小数点として扱われる:<syntaxhighlight lang=c#> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine($"0x{Int64.MaxValue:x}"); // Hex. Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:g}"); // general Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:e}"); // exp. Console.WriteLine($"{Int64.MaxValue:f}"); // float // Console.WriteLine($"{1.2:X}"); // コレはエラーになる Console.WriteLine($"{0b1101}"); // binary literal // Console.WriteLine($"{13:b}"); // これはエラーになる(.NET 8 からは有効) } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> 0x7fffffffffffffff 9223372036854775807 9.223372e+018 9223372036854775807.00 13 </syntaxhighlight> : 整数に書式化文字列の e や f を適用すると、浮動小数型に変換され表示されます。変態ですね。 : この仕様は、型を間違えて書式化文字列を与えたことに気づく機会を奪うので注意が必要です。 : なにもチェックしていないのかというと、$"{1.2:X}" はシッカリとエラーにします。一貫性がありませんね。 : 一貫性と言えば、C#7.2 から 0b1101 のような2進数リテラルに対応したのですが、書式化文字列は2進数に対応していません。一貫性がありませんね。 ==== @ 逐語的文字列リテラル ==== 特殊文字 <code>@</code> を前置した文字列リテラルは、逐語的文字列リテラルです。 逐語的文字列リテラルでは、単純なエスケープシーケンス(バックスラッシュを表す「 \ 」など)、16 進エスケープシーケンス(大文字の A を表す「 \x0041 」など)、および Unicode エスケープシーケンス (大文字の A を表す「 \u0041 」など) はそのまま解釈されます。引用符のエスケープシーケンス("")のみ文字通りに解釈されず、二重引用符が1つ生成されます<ref>[https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/csharp/language-reference/tokens/verbatim @]</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/nucHBjtah8fPBFFrlZGrzg?language=csharp コード例]:<syntaxhighlight lang=c#> using System; public class Hello { public static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(@" \ -- "" -- C:\temp\test.txt \x0041 \u0041 \n \t "); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> \ -- " -- C:\temp\test.txt \x0041 \u0041 \n \t </syntaxhighlight> === 配列 === C#における配列は、同じ型の複数の要素を保持するデータ構造です。配列は固定長であり、要素数が宣言時に決まります。以下に基本的な配列の使い方を示します。 ; 配列の宣言と初期化 :<syntaxhighlight lang=c#> // int型の要素を持つ配列を宣言して初期化する方法 int[] numbers = new int[5]; // 要素数5のint型配列を作成し、0で初期化 // 文字列の配列を宣言して初期化する方法(初期値を指定) string[] names = new string[] { "Alice", "Bob", "Charlie" }; // 初期化の省略記法(C# 3.0以降) char[] vowels = { 'a', 'e', 'i', 'o', 'u' }; </syntaxhighlight> ; 配列の要素へのアクセス :<syntaxhighlight lang=c#> using System; // 配列の要素にアクセスする方法 int[] numbers = { 10, 20, 30, 40, 50 }; Console.WriteLine(numbers[0]); // 最初の要素を取得して表示する(出力: 10) Console.WriteLine(numbers[2]); // 3番目の要素を取得して表示する(出力: 30) // 配列の要素に値を代入する numbers[1] = 42; // 1番目の要素を 42 に変更 Console.WriteLine(numbers[1]); // 1番目の要素を取得して表示する(出力: 42) </syntaxhighlight> 配列の先頭の要素への添字は 0 です。 ; 配列の長さと反復処理 :<syntaxhighlight lang=c#> // 配列の長さを取得する Console.WriteLine(numbers.Length); // 配列の要素数を取得して表示する(出力: 5) // 配列の要素を反復処理する foreach (var name in names) { Console.WriteLine(name); // 配列の要素を順番に表示する } </syntaxhighlight> 配列は要素の型と長さが固定されているため、初期化後に要素数を変更することはできません。要素へのアクセスは、<code>配列名[添え字]</code> のように添え字を用いて行います。配列の要素数は <code>Length</code> プロパティを使って取得できます。また、<code>foreach</code> ループを使って配列の要素を順番に処理することができます。 === 複合的なデータ構造 === C#には、プログラミングを効率化するために、あらかじめ、よく使いそうなデータ構造を取り扱う仕組むが言語の機能として提供されています。 標準C言語やC++にない、よく使われる機能が、言語仕様として提供されています。 それを使わずとも、C言語などにある機能だけでもプログラミングは可能ですが、しかしC#の提供する専用機能を使うことで、コードが短くなったり、集団開発ではプログラマーたちによるバラツキが無くなるので品質が一様化して効率化が期待できます。また、コードの各部の意図も、C#の専用機能をつかうことで明確化するので効率化することが期待できます。 ==== タプル ==== :<syntaxhighlight lang=c#> using System; class Program { static void Main(string[] args) { // タプルの作成 var person = ("John", "Doe"); // タプルの要素にアクセスしてコンソールに表示 Console.WriteLine($"First Name: {person.Item1}, Last Name: {person.Item2}"); } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> First Name: John, Last Name: Doe </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Main</code> メソッド内でタプルを作成し、その要素にアクセスしています。 タプルは、異なるデータ型をまとめて1つの変数に格納するための便利な仕組みです。この例では、<code>("John", "Doe")</code> というタプルを作成しています。このタプルには2つの要素が含まれており、1つ目の要素は <code>"John"</code> であり、2つ目の要素は <code>"Doe"</code> です。 <code>Item1</code> と <code>Item2</code> は、タプルの要素を参照するためのデフォルトのプロパティ名です。この例では、<code>Item1</code> は名前、<code>Item2</code> は姓を表しています。これらの要素にアクセスしてコンソールに出力しています。 タプルは、関連するデータを1つにまとめて扱う際に役立ちます。しかし、要素の名前がないために、コードの読みやすさに影響を及ぼすこともあります。 ;タプル配列と繰り返し :<syntaxhighlight lang=c#> using System; class Program { static void Main(string[] args) { // タプルの配列を作成 var people = new[] { ("John", "Doe"), ("Jane", "Smith"), ("Alice", "Johnson") }; // 配列の要素を繰り返し処理して表示 foreach (var (firstName, lastName) in people) { Console.WriteLine($"First Name: {firstName}, Last Name: {lastName}"); } } } </syntaxhighlight> ; 実行結果 :<syntaxhighlight lang="text"> First Name: John, Last Name: Doe First Name: Jane, Last Name: Smith First Name: Alice, Last Name: Johnson </syntaxhighlight> # <code>people</code> という名前のタプルの配列を作成しています。各タプルは名前と姓を表しており、例えば <code>("John", "Doe")</code> は John Doe の名前を持つタプルを表しています。 # <code>foreach</code> ループを使用して <code>people</code> 配列の要素を繰り返し処理しています。<code>foreach</code> ループの中で、<code>var (firstName, lastName)</code> のようにして、各タプルの要素を分解して <code>firstName</code> と <code>lastName</code> の名前付きの変数に格納しています。 # 各要素の名前と姓を <code>Console.WriteLine</code> を使ってコンソールに表示しています。<code>Console.WriteLine($"First Name: {firstName}, Last Name: {lastName}");</code> この行では文字列補間を使って、各人物の情報を表示しています。 このように、タプルと <code>foreach</code> ループを組み合わせることで、配列内の各要素を分解し、分かりやすく取り扱うことができます。また、タプルの分解により、コードがより簡潔になり可読性が向上します。 ==== record型 ==== <code>record</code> 型は、C# 9.0で導入された新しいデータ型で、不変(immutable)なデータ構造を定義するのに役立ちます。<code>record</code> はデータのイミュータビリティをサポートし、簡潔なコードでデータの保持と操作を行うための手段となります。 以下は、C#でRecord型を使用したサンプルコードです。 :<syntaxhighlight lang=c#> using System; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { var person1 = new Person("John", "Doe"); var person2 = new Person("John", "Doe"); bool areEqual = person1.Equals(person2); // 値ベースの等値比較 Console.WriteLine($"Are persons equal? {areEqual}"); // 出力: Are persons equal? True var updatedPerson = person1 with { LastName = "Smith" }; // 新しいインスタンスを作成 Console.WriteLine($"Updated person: {updatedPerson.FirstName} {updatedPerson.LastName}"); // 出力: Updated person: John Smith } } </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Person</code> Record型を定義する際に、C# 9.0(.NET 5)から導入された短縮構文を使用しています。<code>record</code> キーワードを使って、コンストラクターの引数をフィールドと同時に指定し、簡潔な記述を可能にしています。また、<code>new Person("John", "Doe")</code> のようにコンストラクターを呼び出してインスタンスを生成しています。 # <code>Person</code> Record型が定義されています。このRecord型は、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の2つのプロパティを持っています。 # <code>Main</code> メソッドでは、<code>Person</code> Record型のインスタンスを作成しています。<code>new Person("John", "Doe")</code> のようにコンストラクターを使用して、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の値を渡しています。 # <code>person1</code> と <code>person2</code> を <code>Equals</code> メソッドを使って比較し、値ベースの等値比較を行っています。この場合、同じ値を持つため <code>true</code> が返されます。 # <code>with</code> キーワードを使って、<code>person1</code> を元に <code>LastName</code> を更新した新しいインスタンス <code>updatedPerson</code> を作成しています。これにより、元のインスタンスは変更されず、新しいインスタンスが作成されます。 ===== Record型の配列と繰り返し ===== <code>record</code> を要素とする配列を作成し、その配列を繰り返し処理する方法を示します。 以下は、C#でRecord型の配列を作成し、それを繰り返し処理するサンプルコードです。 :<syntaxhighlight lang=c#> using System; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { // Person Record型の配列を作成 var people = new[] { new Person("John", "Doe"), new Person("Jane", "Smith"), new Person("Alice", "Johnson") }; // 配列の要素を繰り返し処理して表示 foreach (var person in people) { Console.WriteLine($"First Name: {person.FirstName}, Last Name: {person.LastName}"); } } } </syntaxhighlight> # <code>Person</code> Record型が定義されています。このRecord型は、<code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の2つのプロパティを持っています。 # <code>Main</code> メソッドでは、<code>Person</code> Record型のインスタンスを3つ作成し、それらを含む配列 <code>people</code> を作成しています。 # <code>foreach</code> ループを使用して、<code>people</code> 配列の要素を繰り返し処理しています。各 <code>person</code> の <code>FirstName</code> と <code>LastName</code> の値をコンソールに表示しています。 このコードでは、Record型を使ってシンプルなデータモデルを作成し、配列の要素を簡単に操作・表示する方法が示されています。 ===== Record型の配列と繰り返し(LINQ版) ===== LINQ(Language Integrated Query)を使用して、Record型の配列要素を繰り返し処理する方法を示すコードを書いてみましょう。 :<syntaxhighlight lang=c#> using System; using System.Linq; record Person(string FirstName, string LastName); class Program { static void Main(string[] args) { // Person Record型の配列を作成 var people = new[] { new Person("John", "Doe"), new Person("Jane", "Smith"), new Person("Alice", "Johnson") }; // LINQを使って配列の要素を繰り返し処理して表示 var query = from person in people select $"First Name: {person.FirstName}, Last Name: {person.LastName}"; foreach (var result in query) { Console.WriteLine(result); } } } </syntaxhighlight> このコードでは、LINQクエリを使ってRecord型の配列要素を繰り返し処理しています。<code>from</code>句を使用して<code>people</code>配列内の<code>Person</code> Record型の要素を取り出し、<code>select</code>句で文字列に変換しています。その後、<code>foreach</code>ループを使用してクエリ結果をコンソールに出力しています。 LINQを使うことで、より柔軟なデータのクエリや操作が可能になります。 === Null許容型 === C#におけるNull許容型(Nullable types)は、通常の値型にnullを許容するための機能です。nullが許容されない通常の値型(int、double、boolなど)では、変数にnullを代入することができませんが、Null許容型を使用することで、nullを含む値を代入できるようになります。 Null許容型は、C# 2.0で導入されました。主な目的は、データベースから取得したデータや他の外部ソースからのデータを扱う際に、nullを適切に処理することです。例えば、データベースの列がnull許容型である場合、その列の値がnullであることを表現できます。 C#では、Null許容型は値型の末尾に「?」を付けることで宣言されます。例えば、int型のNull許容型は「int?」となります。 ;[https://dotnetfiddle.net/knVpWJ Null許容型の使用例]:<syntaxhighlight lang=c#> using System; public class Program { public static void Main() { int ? nullableInt = null; if (nullableInt.HasValue) { Console.WriteLine("nullableIntの値は: " + nullableInt.Value); } else { Console.WriteLine("nullableIntはnullです"); } } }</syntaxhighlight> ここで、"HasValue"プロパティはnullableIntがnullでないかどうかをチェックし、「Value」プロパティは実際の値を取得します。 Null許容型は、プログラムでnullを正しく扱うための重要なツールであり、特に外部リソースやデータベースとのやり取りなどで有用です。 === Nullable Reference Types (null 許容参照型) === C# 8.0から導入されたNullable Reference Types (null 許容参照型)は、null可能性を表現するための機能です。通常の参照型(クラス、インターフェースなど)はnullを許容しますが、Nullable Reference Typesを使用することで、nullが許容されるかどうかを厳密に指定できます。 この機能を有効にすると、コンパイラがnullに関する潜在的な問題を見つけてくれます。主な機能や使い方は次の通りです: # null 許容注釈: <code>?</code>を型の末尾に追加することで、nullが許容されることを示します。例えば、<code>string? nullableString = null;</code>というように、nullableStringがnullを持つ可能性があることを宣言します。 # null 警告と注釈の付与: Nullable Reference Typesを有効にすると、null許容性に関する警告が出るようになります。変数やパラメータがnullを許容する場合、適切な注釈を付けることで、nullを許容することが意図されていることを示します。 # Nullable許容性のコンテキスト フロー: メソッドや式のコンテキストで、nullが許容されるかどうかを推論します。例えば、nullを返すメソッドが呼び出された場合、戻り値がnull許容かどうかを判断し、適切な警告を出します。 # Nullable Reference Typesの有効化: プロジェクト全体でNullable Reference Typesを有効にするには、プロジェクトファイルに <code><Nullable>enable</Nullable></code> を追加するか、コンパイラオプションを設定します。 Nullable Reference Typesは、null関連のバグを減らしたり、コードの安全性を向上させたりするのに役立ちます。しかし、全てのnull関連の問題を解決するわけではないため、コードの品質を維持するためにも、nullに関する適切な扱いが重要です。 以下に、C#のNullable Reference Typesのコード例とその解説を示します。 まず、Nullable Reference Typesを有効にするには、プロジェクトファイルに <code><Nullable>enable</Nullable></code> を追加します。 ;[https://dotnetfiddle.net/XktYhl Nullable Reference Typesのコード例]:<syntaxhighlight lang=c#> #nullable enable using System; class Program { static void Main() { string ? nullableString = null; // null 許容参照型を使用した nullableString 変数の宣言 ProcessString(nullableString); // メソッド呼び出し string regularString = "Hello!"; ProcessString(regularString); // 通常のstringを渡す // Nullable Reference Typesの機能を使った場合の例外処理 string nonNullableString = "This is not nullable"; nullableString = nonNullableString; // Nullableの変数に非Nullableの値を代入する Console.WriteLine(nullableString.ToUpper()); // コンパイルエラーになる可能性があります(Nullableの変数を使用する前にnullチェックが必要) } static void ProcessString(string ? text) { if (text != null) { Console.WriteLine(text.ToUpper()); // null チェック後の安全な参照 } else { Console.WriteLine("Input string is null"); } } } </syntaxhighlight> # <code>#nullable enable</code>: Nullable Reference Types を有効にするためのディレクティブです。これにより、null 許容参照型が有効になります。 # <code>string? nullableString = null;</code>: <code>nullableString</code> という変数を null 許容参照型として宣言し、nullで初期化します。<code>string?</code>はnullを含むことを示しています。 # <code>ProcessString(nullableString);</code>: <code>ProcessString</code> メソッドに <code>nullableString</code> を渡します。このメソッド内では、null チェックを行って安全に参照を行っています。 # <code>string nonNullableString = "This is not nullable"; nullableString = nonNullableString;</code>: 非nullableの <code>nonNullableString</code> を <code>nullableString</code> に代入しようとすると、Nullable Reference Typesのチェックによって警告が出たり、コンパイルエラーになる可能性があります。 # <code>Console.WriteLine(nullableString.ToUpper());</code>: コンパイラは <code>nullableString</code> がnullの可能性があるため、これを呼び出す前にnullチェックが必要であることを示します。明示的なnullチェックが行われていないため、コンパイルエラーになるかもしれません。 Nullable Reference Typesを使うことで、nullに関する潜在的な問題をコンパイル時に発見し、それらを回避するための対策を行うことができます。 == 拡張メソッド == 拡張メソッドは、既存の型に新しいメソッドを追加するための仕組みです。これは静的クラスに定義され、対象の型(通常はクラスまたはインタフェース)に対してメソッドを追加します。ただし、拡張メソッドはインスタンスメソッドではなく、静的メソッドであり、そのインスタンスが実際に作成されていないため、ボックス化には直接的な影響を与えません。 このC#のコードは、文字列を逆順にする拡張メソッドを使用する単純な例です。コードの各部分を解説してみましょう。 :<syntaxhighlight lang=c#> using System; public static class StringExtensions { public static string ReverseString(this string input) { char[] charArray = input.ToCharArray(); Array.Reverse(charArray); return new string(charArray); } } public class Program { public static void Main() { string originalString = "Hello, world!"; string reversedString = originalString.ReverseString(); Console.WriteLine(reversedString); // 出力: "!dlrow ,olleH" } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> !dlrow ,olleH </syntaxhighlight> * <code>using System;</code>: <code>System</code> 名前空間を使うためのディレクティブ。<code>Console</code> クラスなど、基本的な入出力機能を提供します。 * <code>StringExtensions</code> クラス: <code>StringExtensions</code> は静的クラスです。<code>this string input</code> という引数を持つ <code>ReverseString</code> という名前の拡張メソッドが含まれています。このメソッドは、文字列を逆順にして新しい文字列を返すものです。 * <code>public class Program</code>: <code>Program</code> クラスは通常のクラスであり、C#のアプリケーションは <code>Main()</code> メソッドを持つクラスで始まります。このクラスには <code>Main()</code> メソッドが含まれています。 * <code>public static void Main()</code>: C#のプログラムのエントリーポイントである <code>Main()</code> メソッド。<code>void</code> は戻り値がないことを意味し、<code>static</code> は <code>Main()</code> メソッドが静的であることを示しています。このメソッドは、文字列を逆順にする拡張メソッド <code>ReverseString()</code> を使用して、元の文字列を逆順にしてコンソールに出力します。 このプログラムは、<code>originalString</code> の値を <code>ReverseString()</code> で逆順にし、<code>reversedString</code> に格納しています。そして <code>Console.WriteLine()</code> を使ってその逆順の文字列をコンソールに出力しています。 別の例、<code>IntExtensions</code> などのように、<code>int</code> 型に対して拡張メソッドを提供するためのクラスを定義することもできます。C#では、任意の型に対して拡張メソッドを定義することが可能です。 以下は、<code>IntExtensions</code> クラスを使用して <code>int</code> 型に対する拡張メソッドを定義した例です。 :<syntaxhighlight lang=c#> using System; public static class IntExtensions { public static bool IsEven(this int number) { return number % 2 == 0; } } public class Program { public static void Main() { int num = 6; // 拡張メソッドを使って奇数か偶数かを判定する if (num.IsEven()) { Console.WriteLine("Even number"); } else { Console.WriteLine("Odd number"); } } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> Even number </syntaxhighlight> この例では、<code>IntExtensions</code> クラスが <code>IsEven()</code> という名前の拡張メソッドを提供しています。これは <code>int</code> 型の変数に対して偶数かどうかを判定する機能を追加します。そして <code>Main()</code> メソッドでこの拡張メソッドを使用して、与えられた整数が偶数か奇数かを判定し、コンソールに出力しています。 {{コラム|C#のアップデートやトピック|2=バージョンごとのアップデートやトピック ; C# 9.0 (2020年11月リリース) # Records (レコード) #* <code>record</code> キーワードを使用して、イミュータブルで値型のオブジェクトを定義できます。 #* パターンマッチングや分解などの便利な機能を提供します。 # パターンマッチングの拡張 #* <code>switch</code> ステートメントや <code>if</code> 式にパターンマッチングを使用する際に、新しいパターンが追加されました。 #* より柔軟なパターンマッチングが可能になりました。 # init アクセサー #* イミュータブルなオブジェクトの初期化時に使用される <code>init</code> アクセサーが導入されました。 #* 設定は初期化時のみ可能で、その後は読み取り専用になります。 ; C# 10.0 (2021年11月リリース) # Global Usings (グローバル Using) #* グローバルな <code>using</code> 宣言が可能になり、全てのファイルで共通のusingを指定できるようになりました。 # File-scoped Namespace Declarations (ファイルスコープのネームスペース宣言) #* <code>namespace</code> 宣言をファイルスコープで行えるようになりました。 #* ファイル全体で共通のネームスペースを宣言できます。 # コンストラクタにおける <code>field</code> 宣言の簡略化 #* コンストラクタでの <code>this</code> キーワードの省略や、フィールドの初期化と宣言を同時に行えるようになりました。 # Newline characters in string interpolation (文字列補間での改行文字のサポート) #* 文字列補間内での改行文字 (<code>\n</code>) の使用が可能になりました。 これらのアップデートはC#の使いやすさや柔軟性を向上させ、コーディングをより効率的にするための機能を提供しています。 }} == 脚註 == <references /> [[Category:C Sharp|*]] [[Category:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}}
2020-05-28T16:15:15Z
2024-02-28T05:12:34Z
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情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験に関するコンテンツです。 情報セキュリティマネジメント試験(略称セキュマネ、略号SG、Information Security Management Examination)とは、平成28年度(2016年度)より実施されている情報処理技術者試験の区分の1つです。試験実施団体は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)IT人材育成センター国家資格・試験部(旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。ITパスポート(スキルレベル1)の上位区分にあたります。ちなみに同じスキルレベル2の試験区分に基本情報技術者試験があります。 上位区分の情報セキュリティスペシャリスト試験(略称セキュスペ、スキルレベル4)は主にシステム開発技術者を対象としていますが、セキュマネはITを利用する全ての人材を対象としている区分です。また、スキルレベル2の試験は、2015年(平成27年)度まではシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験(FE)しかありませんでしたが、当試験の新設により、ITパスポート試験(スキルレベル1)合格者の次のステップアップ試験として注目されています。 2016(平成28)年度春期に新設され、春期・秋期の年2回実施されています。 試験制度上は基本情報技術者試験(FE)と同じスキルレベル2に設定されていますが、FEと異なり数学やアルゴリズム、開発に関する内容が出題されないので、実質的にはFEよりだいぶ合格しやすい試験と言われています。合格率もFEは例年20%台であり30%を上回ることはきわめて稀ですが、セキュマネは現在のところ合格率が40%を下回ったことがありません。一般的には、FEよりは難易度が低く、ITパスポートよりはやや難易度が高いとされます。 ただし、セキュマネはセキュリティ分野に特化した試験であるため、範囲が狭い分、セキュリティ分野に限定すればFEより深い内容が問われる可能性もありますのでその点は注意が必要です。また、午後の長文問題は文章がFEのセキュリティの問題より長くなる傾向にあります。 なお、セキュマネはあくまで一般のIT利用者向けの試験であるため技術的な要素はあまり問われませんが、上位の情報セキュリティスペシャリスト試験はセキュリティが専門のエンジニアのための試験ですからかなり難易度が高いです。 情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシを含む組織内諸規程)の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者 情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の業務と役割を果たす。 情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の知識・実践能力が要求される。 試験名称の通り、セキュリティに特化した出題内容となっています。 基本情報技術者試験と異なり、情報科学の基礎理論(数学、アルゴリズム)やプログラミング、開発技術に関する問題は出題されません。 午前、午後の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて情報セキュリティマネジメントの国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 なお、情報セキュリティマネジメント試験では、基本情報技術者試験のような科目免除制度(午前免除)は存在しません。 試験時間は1時間30分(90分)です。四肢択一式(マークシート使用)で50問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。基本情報技術者試験に比べ試験時間は短く、問題数も少ないです。 大まかな出題比率としては、セキュリティ分野から30問(60点分)、法務分野から6問(12点分)、その他関連分野(データベース、ネットワーク、監査、経営など)から14問(28点分)出題されます。 先述の通り出題範囲が狭い分、セキュリティ分野に特化した試験になるため、セキュリティ分野に関しては基本情報以上にしっかり対策しておく必要があります。 午後を技能を試す試験とするならば、午前は知識を測る試験と言えます。 試験時間は1時間30分(90分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 マークシート使用の多肢選択式ですが、午前と異なり、長文形式の大問を複数解く形式となっています。午前が知識問題ならば、午後は技能、応用力が問われます。 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関連する中規模の問題(本文とそれに関する複数の設問から構成されます)が3問出題されます。選択問題はなく、全問必須解答です。 基本情報技術者試験と異なりアルゴリズムやプログラミングの問題が出題されないのでその点では楽ですが、反面、出題内容そのものは基本情報のセキュリティの問題よりレベルが高くなっているため注意が必要です。また、情報セキュリティマネジメント試験では問題の文章が基本情報より長いため読解力(国語力)が低いと苦しいです。 情報セキュリティマネジメント試験は2019年(令和元年)秋期までは筆記試験として実施されてきましたが、2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を避けるため、2020年(令和2年)度は春期、秋期ともに筆記試験は中止となりました(春期は応用情報技術者試験などを含む全区分が、秋期は基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験のみが中止。)。 基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験については、今後はCBT方式(Computer Based Testing)にて随時実施される予定です。CBTとは、会場に用意されたパソコン上で試験を受験する形式のことで、ITパスポート試験では既に導入されています。 なお、身体障害者向けの筆記試験は引き続き実施する予定です。 CBT試験についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。 情報セキュリティマネジメント試験の上位の区分として応用情報技術者試験(スキルレベル3)があります。2015年(平成27年)度まではスキルレベル2の区分はシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験しかなかったため、基本情報合格後に応用情報へとステップアップするというのが王道ルートでした(一応念のため書きますが、制度上は基本情報を受けずにいきなり応用情報を受験することも可能です。)が、2016年(平成28年)度からは当試験(セキュマネ)が新設されたため、セキュマネ合格後に(基本情報を経由せずに)応用情報や情報セキュリティスペシャリスト試験(セキュスペ)へとステップアップするというルートも新たに追加されました。基本情報は午後のアルゴリズムとプログラミングが必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人はセキュマネ合格後にいきなり応用情報を受験するのも良いでしょう(応用情報の午後はプログラミングが選択問題であり回避することが可能です。)。また、先にセキュマネに合格しておくと、応用情報のセキュリティ対策にもなります。ただし、応用情報の午前ではセキュマネになかった基礎理論や開発技術の問題が出題される上に、午後が記述式になるため、その点は注意が必要です。
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情報セキュリティマネジメント試験(じょうほうせきゅりてぃまねじめんとしけん)に関するコンテンツです。
<div class="pathnavbox"> * {{Pathnav|メインページ|hide=1}} ** {{Pathnav|試験|資格試験}} ** {{Pathnav|情報技術}} </div> {{Wikipedia}} {{Ruby|'''情報セキュリティマネジメント試験'''|じょうほうせきゅりてぃまねじめんとしけん}}に関するコンテンツです。 == 概要 == '''情報セキュリティマネジメント試験'''(略称'''セキュマネ'''、略号'''SG'''、''Information Security Management Examination'')とは、平成28年度(2016年度)より実施されている[[情報処理技術者試験]]の区分の1つです。試験実施団体は、[[w:経済産業省|経済産業省]]所管の独立行政法人[[w:情報処理推進機構|情報処理推進機構]](IPA)[[w:IT人材育成センター国家資格・試験部|IT人材育成センター国家資格・試験部]](旧・情報処理技術者試験センター)です。 IPAが定めた情報処理技術者試験制度の'''スキルレベル2'''(スキルレベルは1から4が設定されています。)に相当する国家試験です。[[ITパスポート]](スキルレベル1)の上位区分にあたります。ちなみに同じスキルレベル2の試験区分に[[基本情報技術者試験]]があります。 上位区分の[[情報セキュリティスペシャリスト試験]](略称セキュスペ、'''スキルレベル4''')は主にシステム開発技術者を対象としていますが、セキュマネはITを利用する全ての人材を対象としている区分です。また、'''スキルレベル2'''の試験は、2015年(平成27年)度まではシステム開発技術者向けの[[基本情報技術者試験]](FE)しかありませんでしたが、当試験の新設により、[[ITパスポート試験]](スキルレベル1)合格者の次のステップアップ試験として注目されています。 2016(平成28)年度春期に新設され、春期・秋期の年2回実施されています。 == 難易度 == 試験制度上は[[基本情報技術者試験]](FE)と同じスキルレベル2に設定されていますが、FEと異なり[[数学]]や[[擬似言語|アルゴリズム]]、[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|開発]]に関する内容が出題されないので、実質的にはFEよりだいぶ合格しやすい試験と言われています。合格率もFEは例年20%台であり30%を上回ることはきわめて稀ですが、セキュマネは現在のところ合格率が40%を下回ったことがありません。一般的には、FEよりは難易度が低く、[[ITパスポート]]よりはやや難易度が高いとされます。 ただし、セキュマネは[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]分野に特化した試験であるため、範囲が狭い分、セキュリティ分野に限定すればFEより深い内容が問われる可能性もありますのでその点は注意が必要です。また、午後の長文問題は文章がFEのセキュリティの問題より長くなる傾向にあります。 なお、セキュマネはあくまで一般のIT利用者向けの試験であるため技術的な要素はあまり問われませんが、上位の[[情報セキュリティスペシャリスト試験]]はセキュリティが専門のエンジニアのための試験ですからかなり難易度が高いです。 == 情報セキュリティマネジメント試験が対象とする人材像 == === 対象者像 === 情報システムの利用部門にあって、情報セキュリティリーダとして、部門の業務遂行に必要な情報セキュリティ対策や組織が定めた情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシを含む組織内諸規程)の目的・内容を適切に理解し、情報及び情報システムを安全に活用するために、情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善する者 === 業務と役割 === 情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の業務と役割を果たす。 *部門における情報資産の情報セキュリティを維持するために必要な業務を遂行する。 *部門の情報資産を特定し、情報セキュリティリスクアセスメントを行い、リスク対応策をまとめる。 *部門の情報資産に関する情報セキュリティ対策及び情報セキュリティ継続の要求事項を明確にする。 *情報システムの調達に際して、利用部門として必要となる情報セキュリティ要求事項を明確にする。また、業務の外部委託に際して、情報セキュリティ対策の要求事項を契約で明確化し、その実施状況を確認する。 *部門における情報セキュリティを確実に運用する。 *部門のメンバの情報セキュリティ意識、コンプライアンスを向上させ、内部不正などの情報セキュリティインシデントの発生を未然に防止する。 *情報セキュリティインシデントの発生又はそのおそれがあるときに、情報セキュリティ諸規程、法令・ガイドライン・規格などに基づいて、適切に対処する。 *部門又は組織全体における情報セキュリティに関する意見・問題点について担当部署に提起する。 === 期待する技術水準 === 情報システムの利用部門において情報セキュリティが確保された状況を実現し、維持・改善するために、次の知識・実践能力が要求される。 *部門の情報セキュリティマネジメントの一部を独力で遂行できる。 *情報セキュリティインシデントの発生又はそのおそれがあるときに、情報セキュリティリーダとして適切に対処できる。 *情報技術全般に関する基本的な用語・内容を理解できる。 *情報セキュリティ技術や情報セキュリティ諸規程に関する基本的な知識をもち、情報セキュリティ機関、他の企業などから動向や事例を収集し、部門の環境への適用の必要性を評価できる。 == 出題範囲 == 試験名称の通り、セキュリティに特化した出題内容となっています。 [[基本情報技術者試験]]と異なり、[[情報科学の基礎理論]]([[数学]]、アルゴリズム)や[[プログラミング]]、[[開発技術]]に関する問題は出題されません。 === 重点分野 === ==== 情報セキュリティ ==== ;[[基本情報技術者試験/セキュリティ|情報セキュリティ]]全般 *機密性、完全性、可用性 *情報セキュリティの重要性 *脅威 *脆弱性 *不正のトライアングル(機会、動機、正当化) *サイバー攻撃手法 *暗号化 *認証 *利用者認証 *生体認証(バイオメトリクス) *公開鍵基盤(PKI) ;情報セキュリティ管理 *情報資産 *リスクの種類 *リスクアセスメント *リスクマネジメント *事業継続計画(BCP) *情報セキュリティポリシー *情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS) *インシデント管理など各種管理策 *CSIRTなど情報セキュリティ関連組織・機関 ;セキュリティ技術評価 *セキュリティ評価 ;情報セキュリティ対策 *マルウェア対策 *不正アクセス対策 *情報漏洩対策 *アクセス管理 *情報セキュリティ啓発 *RASIS ;セキュリティ実装技術 *セキュアプロトコル *ネットワークセキュリティ *データベースセキュリティ *アプリケーションセキュリティ ==== 法務 ==== ;情報セキュリティ関連法規 *[[サイバーセキュリティ基本法]] *[[個人情報保護法]] *[[不正アクセス禁止法]] *[[刑法]] *その他のセキュリティ関連法規 *情報セキュリティに関する標準 ;知的財産権 *[[知的財産権]] *[[不正競争防止法]] ;労働関連・取引関連法規 *[[労働基準法]] *[[労働者派遣法]] *企業間の取引に関わる契約 ;その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 *その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 ;[[初級システムアドミニストレータ/標準化|標準化]]関連 *標準・規格と標準化団体 === 関連分野 === ;テクノロジ *[[初級システムアドミニストレータ/通信ネットワーク|ネットワーク]] *[[初級システムアドミニストレータ/データベース|データベース]] *[[初級システムアドミニストレータ/コンピュータシステム|システム構成要素]] ;マネジメント *システム監査 *[[サービスマネジメント]] *[[プロジェクトマネジメント]] ;[[初級システムアドミニストレータ/情報化と経営|ストラテジ]] *経営管理、[[企業と法務|企業活動]] *[[システム戦略]] *システム企画 == 形式 == '''午前'''、'''午後'''の二部構成です。両方とも正解率60%以上で合格となり、晴れて'''情報セキュリティマネジメント'''の国家資格を得ることができます(逆に言えば、例えば午前で100点満点を獲得できたとしても、午後で59点しか取れなかった場合は不合格となってしまいますので注意してください)。 なお、情報セキュリティマネジメント試験では、[[基本情報技術者試験]]のような科目免除制度(午前免除)は存在しません。 === 午前 === 試験時間は1時間30分(90分)です。四肢択一式(マークシート使用)で50問出題されます。すべて必須解答です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。[[基本情報技術者試験]]に比べ試験時間は短く、問題数も少ないです。 大まかな出題比率としては、セキュリティ分野から30問(60点分)、法務分野から6問(12点分)、その他関連分野(データベース、ネットワーク、監査、経営など)から14問(28点分)出題されます。 先述の通り出題範囲が狭い分、[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]分野に特化した試験になるため、セキュリティ分野に関しては基本情報以上にしっかり対策しておく必要があります。 午後を技能を試す試験とするならば、午前は知識を測る試験と言えます。 === 午後 === 試験時間は1時間30分(90分)です。素点形式で採点され60点以上で合格です(満点は100点)。 マークシート使用の多肢選択式ですが、午前と異なり、長文形式の大問を複数解く形式となっています。午前が知識問題ならば、午後は技能、応用力が問われます。 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関連する中規模の問題(本文とそれに関する複数の設問から構成されます)が3問出題されます。選択問題はなく、全問必須解答です。 [[基本情報技術者試験]]と異なり[[擬似言語|アルゴリズム]]や[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]の問題が出題されないのでその点では楽ですが、反面、出題内容そのものは基本情報の[[基本情報技術者試験/セキュリティ|セキュリティ]]の問題よりレベルが高くなっているため注意が必要です。また、情報セキュリティマネジメント試験では問題の文章が基本情報より長いため読解力(国語力)が低いと苦しいです。 == 2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響 == 情報セキュリティマネジメント試験は2019年(令和元年)秋期までは筆記試験として実施されてきましたが、2019年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を避けるため、2020年(令和2年)度は春期、秋期ともに筆記試験は中止となりました(春期は[[応用情報技術者試験]]などを含む全区分が、秋期は[[基本情報技術者試験]]と情報セキュリティマネジメント試験のみが中止。)。 [[基本情報技術者試験]]と情報セキュリティマネジメント試験については、今後は[[w:Computer Based Testing|CBT方式]](Computer Based Testing)にて随時実施される予定です。CBTとは、会場に用意されたパソコン上で試験を受験する形式のことで、[[ITパスポート試験]]では既に導入されています。 なお、身体障害者向けの筆記試験は引き続き実施する予定です。 [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/cbt_sg_fe.html CBT試験についての詳細はIPAの公式ホームページをご覧ください。] == その他 == 情報セキュリティマネジメント試験の上位の区分として[[応用情報技術者試験]]('''スキルレベル3''')があります。2015年(平成27年)度まではスキルレベル2の区分はシステム開発技術者向けの[[基本情報技術者試験]]しかなかったため、基本情報合格後に応用情報へとステップアップするというのが王道ルートでした(一応念のため書きますが、制度上は基本情報を受けずにいきなり応用情報を受験することも可能です。)が、2016年(平成28年)度からは当試験(セキュマネ)が新設されたため、セキュマネ合格後に(基本情報を経由せずに)応用情報や[[情報セキュリティスペシャリスト試験]](セキュスペ)へとステップアップするというルートも新たに追加されました。基本情報は午後の[[擬似言語|アルゴリズム]]と[[基本情報技術者試験/ソフトウェア開発|プログラミング]]が必須問題であり配点も大きいため、これらが苦手な人はセキュマネ合格後にいきなり応用情報を受験するのも良いでしょう(応用情報の午後はプログラミングが選択問題であり回避することが可能です。)。また、先にセキュマネに合格しておくと、応用情報のセキュリティ対策にもなります。ただし、応用情報の午前ではセキュマネになかった[[情報科学の基礎理論|基礎理論]]や[[開発技術]]の問題が出題される上に、午後が記述式になるため、その点は注意が必要です。 == 関連項目 == * [[情報処理技術者試験]][[情報処理技術者試験の概要|の概要]] ** [[ITパスポート試験]](IP) ** [[基本情報技術者試験]](FE) ** [[応用情報技術者試験]](AP) ** [[情報セキュリティスペシャリスト試験]](SC) == 関連外部リンク == * [https://www.jitec.ipa.go.jp 情報処理推進機構 IT人材育成センター国家資格・試験部] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html 情報処理技術者試験の概要] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sg.html 情報セキュリティマネジメント試験(SG)](情報処理技術者試験の概要 - 試験区分一覧) ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_enkaku.html 試験制度の沿革] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_hanni_skill.html 試験要綱・シラバスなど] ** [https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/ 情報セキュリティマネジメント試験とは] * [https://www.sg-siken.com 情報セキュリティマネジメント試験ドットコム] {{stub}} {{デフォルトソート:しようほうせきゆりていまねしめんとしけん}} [[Category:情報処理技術者試験]] [[Category:セキュリティ(情報処理技術者試験)]] [[Category:資格試験]] [[Category:情報技術]]
2020-05-30T09:40:53Z
2024-01-01T00:45:59Z
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Java/アノテーション
Java > Java/アノテーション Javaのアノテーション( annotation )は、コンパイラやランタイムに情報を提供するための仕組みであり、Javaのプログラマが自分でカスタムアノテーションを定義することもできます。 アノテーションは、クラス、フィールド、メソッド、パラメータなどに適用でき、コードの意味や振る舞いを変更することができます。 アノテーションは、Java 1.5で導入されました。 利点: 欠点: 以下は、Javaのアノテーションの例と同等なアノテーションを使わない例とアノテーションの定義の例です。 アノテーションは、Javaの強力な機能の1つであり、コードをより詳細に文書化し、静的解析によって問題を事前に発見することができます。 ただし、アノテーションが過剰に使用されると、コードが複雑になり、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 したがって、開発者は、アノテーションを適切に使用し、コードをシンプルかつ効率的に保つことが重要です。 javax.annotationパッケージに含まれる主要なアノテーションの一覧をすべて含めた表を以下に示します。 これらのアノテーションは、開発者がコードをより明確にし、理解しやすくするために使用されます。例えば、@NonNullアノテーションは、引数、戻り値、フィールドがnullでないことを示し、@CheckForNullアノテーションは、nullチェックが行われることを表します。これにより、コードの品質や安全性が向上します。
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Java > Java/アノテーション Javaのアノテーション( annotation )は、コンパイラやランタイムに情報を提供するための仕組みであり、Javaのプログラマが自分でカスタムアノテーションを定義することもできます。 アノテーションは、クラス、フィールド、メソッド、パラメータなどに適用でき、コードの意味や振る舞いを変更することができます。 アノテーションは、Java 1.5で導入されました。 利点: アノテーションにより、コードにメタデータを追加できます。これにより、コードをより詳細に文書化し、理解しやすくすることができます。 アノテーションにより、コンパイラが静的解析を実行し、コードの問題を発見することができます。たとえば、NotNullアノテーションを使用すると、パラメータまたは戻り値がnullである可能性がある場合に、コンパイル時に警告が表示されます。 アノテーションにより、ランタイムに特定の動作を実行することができます。たとえば、JUnitフレームワークでは、@Testアノテーションを使用して、テストメソッドを宣言し、テストを自動的に実行します。 欠点: アノテーションが多用されると、コードが読みにくくなります。 アノテーションが使われすぎると、実行時のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 アノテーションが多用されると、開発者がコードの構造をより詳細に理解する必要があります。 以下は、Javaのアノテーションの例と同等なアノテーションを使わない例とアノテーションの定義の例です。 アノテーションは、Javaの強力な機能の1つであり、コードをより詳細に文書化し、静的解析によって問題を事前に発見することができます。 ただし、アノテーションが過剰に使用されると、コードが複雑になり、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 したがって、開発者は、アノテーションを適切に使用し、コードをシンプルかつ効率的に保つことが重要です。 javax.annotationパッケージに含まれる主要なアノテーションの一覧をすべて含めた表を以下に示します。 これらのアノテーションは、開発者がコードをより明確にし、理解しやすくするために使用されます。例えば、@NonNullアノテーションは、引数、戻り値、フィールドがnullでないことを示し、@CheckForNullアノテーションは、nullチェックが行われることを表します。これにより、コードの品質や安全性が向上します。
{{Pathnav|Java}} Javaのアノテーション( ''annotation'' )は、コンパイラやランタイムに情報を提供するための仕組みであり、Javaのプログラマが自分でカスタムアノテーションを定義することもできます。 アノテーションは、クラス、フィールド、メソッド、パラメータなどに適用でき、コードの意味や振る舞いを変更することができます。 アノテーションは、Java 1.5で導入されました。 利点: #アノテーションにより、コードにメタデータを追加できます。これにより、コードをより詳細に文書化し、理解しやすくすることができます。 #アノテーションにより、コンパイラが静的解析を実行し、コードの問題を発見することができます。たとえば、NotNullアノテーションを使用すると、パラメータまたは戻り値がnullである可能性がある場合に、コンパイル時に警告が表示されます。 #アノテーションにより、ランタイムに特定の動作を実行することができます。たとえば、JUnitフレームワークでは、@Testアノテーションを使用して、テストメソッドを宣言し、テストを自動的に実行します。 欠点: #アノテーションが多用されると、コードが読みにくくなります。 #アノテーションが使われすぎると、実行時のパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 #アノテーションが多用されると、開発者がコードの構造をより詳細に理解する必要があります。 以下は、Javaのアノテーションの例と同等なアノテーションを使わない例とアノテーションの定義の例です。 :<syntaxhighlight lang=java> // アノテーションを使った例 @NotNull public String getName() { return this.name; } // アノテーションを使わない例 public String getName() { if (this.name == null) { throw new NullPointerException("Name cannot be null"); } return this.name; } // アノテーションの定義の例 @Retention(RetentionPolicy.RUNTIME) @Target(ElementType.METHOD) public @interface Test { String value() default ""; Class<? extends Throwable> expected() default None.class; long timeout() default 0; } </syntaxhighlight> : 上記の例では、最初の例ではNotNullアノテーションを使用して、メソッドがnullを返さないことを示しています。 : 2番目の例では、if文を使用して、同じ機能を実現しています。ただし、アノテーションを使用することで、コンパイラによる静的解析によってnullポインタ例外が発生する可能性を事前に検出できます。 : 最後の例では、@Testアノテーションの定義を示しています。このアノテーションは、JUnitフレームワークで使用され、テストメソッドを宣言し、テストを自動的に実行します。このアノテーションは、@Retentionアノテーションによって、実行時に保持されることが示されています。@Targetアノテーションによって、このアノテーションがメソッドにのみ適用されることが示されています。 アノテーションは、Javaの強力な機能の1つであり、コードをより詳細に文書化し、静的解析によって問題を事前に発見することができます。 ただし、アノテーションが過剰に使用されると、コードが複雑になり、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 したがって、開発者は、アノテーションを適切に使用し、コードをシンプルかつ効率的に保つことが重要です。 ---- <code>javax.annotation</code>パッケージに含まれる主要なアノテーションの一覧をすべて含めた表を以下に示します。 :{| class="wikitable" |+ <code>javax.annotation</code>パッケージに含まれる主要なアノテーション !アノテーション !説明 |- |<code>Generated</code> |コードが生成されたことを示すために使用される。 |- |<code>PostConstruct</code> |オブジェクトが生成された後に実行される初期化メソッドをマークする。 |- |<code>PreDestroy</code> |オブジェクトが破棄される前に実行されるメソッドをマークする。 |- |<code>Resource</code> |リソースの注入を示すために使用される。 |- |<code>WillClose</code> |メソッドがリソースを閉じることを示す。 |- |<code>WillNotClose</code> |メソッドがリソースを閉じないことを示す。 |- |<code>CheckForNull</code> |nullチェックが行われることを表す。 |- |<code>NonNull</code> |引数、戻り値、フィールドがnullでないことを表す。 |- |<code>Nullable</code> |nullが許容されることを表す。 |- |<code>ParametersAreNonnullByDefault</code> |パッケージのすべてのメソッドの引数がnullでないことをデフォルトで指定する。 |- |<code>ParametersAreNullableByDefault</code> |パッケージのすべてのメソッドの引数がnullであることをデフォルトで指定する。 |- |<code>ReturnValueIgnored</code> |戻り値が無視されることを表す。 |} これらのアノテーションは、開発者がコードをより明確にし、理解しやすくするために使用されます。例えば、<code>@NonNull</code>アノテーションは、引数、戻り値、フィールドがnullでないことを示し、<code>@CheckForNull</code>アノテーションは、nullチェックが行われることを表します。これにより、コードの品質や安全性が向上します。 [[カテゴリ:Java]]
2020-05-30T12:28:41Z
2024-02-02T15:04:56Z
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世界遺産検定
世界遺産検定 は、文字通り世界遺産の検定です。 級には 4級・3級・2級・1級・マイスターの5つがあります。
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世界遺産検定 は、文字通り世界遺産の検定です。 級には 4級・3級・2級・1級・マイスターの5つがあります。
{{Pathnav|メインページ|試験|資格試験|frame=1}} '''世界遺産検定''' は、文字通り世界遺産の検定です。 級には 4級・3級・2級・1級・マイスターの5つがあります。 [[カテゴリ:試験]] [[カテゴリ:資格試験]]
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2022-09-18T04:13:51Z
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料理本/エビマヨ
エビマヨは、揚げたえびにマヨネーズを使ったソースを絡めた中華料理。 ソースを多めにして、ゆでたブロッコリーやにんじんなどを加えてもおいしい。
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エビマヨは、揚げたえびにマヨネーズを使ったソースを絡めた中華料理。
'''エビマヨ'''は、揚げたえびにマヨネーズを使ったソースを絡めた中華料理。 ==材料(2人分)== *えび … 200g *片栗粉 … 適量 *油 … 適量 *ソース **マヨネーズ … 大さじ5 **ケチャップ … 大さじ1 **牛乳 … 大さじ1 **酢 … 小さじ2 **砂糖 … 小さじ1 ==作り方== #えびは下処理をして、片栗粉をまぶしておく。 #ソースの材料を全てボウルで混ぜる。 #フライパンで油を熱し、1のえびを揚げ焼きにする。 #揚がったえびをボウルに入れ、ソースをからめれば完成。 ==バリエーション== ソースを多めにして、ゆでたブロッコリーやにんじんなどを加えてもおいしい。 {{デフォルトソート:りようりほん|えひまよ}} [[カテゴリ:料理本|えひまよ]] [[カテゴリ:炒め料理|えひまよ]] [[カテゴリ:中華料理|えひまよ]]
2020-05-31T02:10:37Z
2023-10-31T16:20:52Z
[]
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トランプ/大富豪
大富豪(大富豪・大貧民)はトランプゲームの1つです。一昔前に人気になり、現在では日本の定番トランプゲームだ。 1プレイ人数 このゲームには多数のローカルルールが存在し、地域などによって大きくルールが異なることもしばしばです。そのため、ゲーム開始前にローカルルールについて確認しておきましょう。なお、太字は日本大富豪連盟の基本ルールまたはローカルルールとして定められたものです。 都落ち継続 を出した人が出すことができます。 6を3枚出すとそのゲーム中革命が発生しなくなるというルールである場合もあります。
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大富豪(だいふごう)(大富豪・大貧民)はトランプゲームの1つです。一昔前に人気になり、現在では日本の定番トランプゲームだ。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}} {{Wikipedia|大富豪}} {{Ruby|[[{{FULLPAGENAME}}|大富豪]]|だいふごう|'''(大富豪・大貧民)'''}}はトランプゲームの1つです。一昔前に人気になり、現在では日本の定番トランプゲームだ。 == 基本的なルール == === 所要 === 1プレイ人数 ** 3~8人ほど *** おすすめは4~5人ほど * 使用カード ** 52枚のカード+ジョーカー1枚(ジョーカーの枚数はルールにより変動します) * カードの強さ ** 強い順に ジョーカー > 2 > A > K > Q > J > 10 … 3です。2はAより強いことに注意してください。なお、マークは関係ありませんが、そのマークの数字が1枚ずつ2枚以上連続出せばマークの強い数字カードしか出せなくるマーク縛りや同じマークで、連続する数字のカードが出されると、それ以降、同じマークで1大きい数(革命時は1小さい数)しか出せなくなる激マーク縛りなどという縛りローカルルールがあります。 === 手順 === # 親はすべてのカードを均等に配ります。 # 最初にカードを出す人を決めます。ただし、「あるマーク(基本的に♦)の3」を持っている人から始めることもあります。 # 最初にカードを出す人は、同じ数字のカードの組を1~4枚(ジョーカーを含めると5枚以上となることもあります)、手札から場に出します。 # 次に、次の人は同じ枚数で、より強い同じ数字のカードの組を出します。ジョーカーはどのカードの代わりとしても使えます。 # 出せるカードがないときや、戦略上の理由がありカードを出したくない場合は「パス」をします。パスの回数に制限はありません。 # あるターンにおいて、自分以外全員がパスをしたとき、場にあるカードが流れます。 # 次は、その人が同じ要領でカードを出すことができます。 # こうして、カードを出し続け、最初に手札がなくなってあがりとなった人が「'''大富豪'''」です。以降あがった順に「'''富豪'''」「'''平民'''」「'''貧民'''」「'''大貧民'''」となります。人数によっては、平民の数を増減しましょう(「王様」「奴隷」などを増やす場合もあります)。 # 2回目以降を行うときは、カードの交換を行います。大貧民は手札の中で最も強いカード2枚を大富豪に渡し、大富豪はいらないカード2枚を大貧民に渡します。貧民は手札の中で最も強いカード1枚を富豪に渡し、富豪はいらないカード1枚を貧民に渡します。また、2回目以降は大貧民から始める場合があります。 == ローカルルールについて == このゲームには多数のローカルルールが存在し、地域などによって大きくルールが異なることもしばしばです。そのため、ゲーム開始前にローカルルールについて確認しておきましょう。なお、'''太字'''は[http://daifugojapan.com/rules/ 日本大富豪連盟の基本ルールまたはローカルルール]として定められたものです。 === ローカルルール === * '''階段 同じマークで数字が連続している3枚以上のカード(シークエンス)をまとめて出すことができます。ただし、KとAはつながっているものと考えますが、2と3はつながっているものとは考えません。次の人は、同じ枚数でより強い同じ数字のカードを出します。''' * '''スート(マーク)しばり 同じマークのカードが2回連続で出されると、その場が流れるまでそのマークのカードしか出せなくなります。複数枚の場合はそのマークの組となります。''' ** (しばりの派生) *** マークしばり 同じマークのカードが2回連続で出されると、その場が流れるまでそのマークのカードしか出せなくなります。 *** 階段しばり(数字縛り) 連続する数字のカードが出されると、それ以降、1大きい数(革命時は1小さい数)しか出せなくなります。例えば、10とJが連続で出されたときはQしか出せず、次はKしか出せなくなります。 *** 山手線 場札のカードより2大きいカードが出されると、それ以降、2大きい数(革命時は2小さい数)しか出せなくなります。例えば、9とJが連続で出されたときはKしか出せず、次は2しか出せなくなります。 *** 激しばり 同じマークで、連続する数字のカードが出されると、それ以降、同じマークで1大きい数(革命時は1小さい数)しか出せなくなります。例えば、♥4と♥5が連続で出されたときは♥6しか出せず、次は♥7しか出せなくなります。 *** 片しばり 直前に2枚以上場に出されたカードに対して、どれかのマークを「しばる」ことができます。例えば、♠5・♣5と♠9・♦9が連続して出されると、以降は2枚ペアのどちらか1枚に♠のカードを含めなければならなくなります。 * '''革命 同じ数字のカードを4枚以上出すと、カードの強さが逆転(基本的にジョーカーは除く)し、2が最弱、3が最強になります。重ねてより強い数字のカードが出したり(革命返し)、再び革命を起こしたり、1ゲームが終わったりすると元に戻ります。''' ** (革命の派生) *** 階段革命 「階段」を適用しているとき、4枚の階段(シークエンス)で革命が発生します。 *** 飛び連番革命 同じ数だけ離れた同じスートのカードを4枚以上場に出すことで革命が発生します。[例:♠︎3,♠︎5,♠︎7,♠︎9] 通常の状態ではこの組み合わせで出す事が出来ませんが、この革命ルールを採用し、革命を起こせる状況で、場に何もない時自分の番である場合のみ行うことができます。ただし、飛び連番革命に対する革命返しの時であれば、スートの共通する、革命に使われたカードと同じ枚数で同じ数だけ離れた強いカードを重ねて出す事ができる。(例えば、♠︎4♠︎7♠︎10♠︎Kで飛び連番革命をおこされた時、♦︎3♦︎6♦︎9♦︎Qであれば重ねて革命返しをする事ができる) *** エンペラー マークがすべて異なる4枚の階段(シークエンス)[例:♣9,♥10,♠J,♦Q]で革命が発生します。 *** サザンクロス 3396の数の組み合わせでカードを出すと革命が発生します。 *** 死の宣告 4で革命を起こした時、一人を指定して大貧民にし、これ以降指定した人物をそのゲーム中参加できなくする。 *** ナナサン革命 7を3枚出すと革命が発生します。 *** ラッキーセブン 7で革命を起こした後、それがそのまま残り自分の手番を迎えて流れると勝利する。 *** クーデター 9を3枚出すと革命が発生します。 *** 宗教革命 Kを3枚出すとKを最強とした強さ順になります。(K>Q>J>……>2>1) 以降、革命を起こせなくなるというルールの場合と、革命をした場合逆順になる(1>2>3>……>Q>K)という場合と、通常の並びに戻る場合と、通常の革命をした後の状態になる場合があります。同時に、この方法で革命したプレイヤーが偶数を出すと次のそのプレイヤーの番が来るまで偶数のカードしか出せず、奇数を出すと同様のタイミングまで奇数しか出せなくなるというルールが追加される場合もあります。 *** 大革命 2で革命を起こすとその時点で勝利する。 *** ジョーカー革命 ジョーカーを2枚以上使用するルールを適応しているとき、ジョーカーを2枚以上出すと革命が発生します。 *** 超革命 5枚以上のカードを使って革命を起こすと、そのゲームでは革命(返し)ができなくなります。 *** 絶対革命 5枚以上のカードを使って革命を起こすと、そのゲームではそのカードを最強のカードとした並びになります。(例えば、6を5枚で絶対革命を起こした場合、6>5>4>3>2>……>7のような強さ順になる) 以降、革命は起こせなくなります。 *** 核爆弾 6枚以上にカードで革命を起こした時、革命返しを含め、以降革命が起こせなくなります。 *** 革命選択 4枚以上のカードを出した時、革命を起こせるかどうか選択できます。 *** 融合革命 前の順のプレイヤーが出したカードと自分の手札のカードを組み合わせて革命が起こせる組み合わせが作れる場合、自分の手札の必要なカードを出すことで革命を起こして場を流す事ができる。(例えば、前のプレイヤーがジョーカーと♠︎2を出した時、自分がジョーカーと2を出すことで革命を起こせる) その後、前のプレイヤーの番を2回飛ばす自分の番を1回飛ばす、という場合もある。 *** ジョーカー最弱 革命の時ジョーカーを強さの逆転に含める場合、ジョーカーは色とスートを持たない革命を起こされた状態での2より弱いカードとして扱い、他のカードの代用としては使えなくなります。 *** 6切り 通常と強さが逆順になっている時のみ、6を出すと強制的に場が流れ、次のカードはその6を出した人が出すことができます。 *** 7切り 通常と強さが逆順になっている時のみ、7を出すと強制的に場が流れ、次のカードはその7を出した人が出すことができます。 *** 黒い7(ブラックセブン) 通常と強さが逆順になっている時のみ、♣︎7と♠︎7が全ての数字カードの中で最強になります。通常時は普通の7として扱います。 *** 赤い7(レッドセブン) 通常時、♦︎7と❤︎7が全ての数字カードで最強になります。通常と強さが逆順の時は、普通の7として扱います。 *** 7-6 7:手札交換「7」を出したプレイヤーは他のプレイヤーを1人選び、その人と手札を全て交換します。6:全員手札交換 誰かが「6」を出したら、全員自分の手札を全て今ゲームが進行している方向で次のプレイヤーに渡します。 *** 8切りなし 通常と強さが逆順になっている時のみ、8切りの効果が消えます。 *** オーメン 6を3枚出すと革命が発生します。この革命以降革命(返し)が起こせなくなるというルールでもあります。また、この効果で革命を起こすと、カードの特殊効果はなくなります。 * 禁止上がり 特定のカードで上がることを禁止します。上がってしまった場合、そのから順に最下位となります。 ** 禁止カード 2(革命時は3),ジョーカー,8(8切り適用時)など * '''都落ち 大富豪が1位であがれなかった場合、大富豪は大貧民となり、大富豪はそれ以降このゲームに参加できなくなります。''' ** 賠償金 都落ちしたプレイヤーにも参加の継続を認め、次のゲームでは都落ちしたプレイヤーより先に上がったプレイヤー全員が1枚ずつ大貧民とカードを交換してもらえます。 * 都民ファースト 都落ちが発生した場合、次のゲームは貧民から始めます。都落ちしたプレイヤーは最初の親になれません。 * 仇討ち禁止令 都落ちしたプレイヤーは、自分を都落ちさせた相手を都落ちさせて上がってはいけません。これを行おうとした場合は大貧民になります。 * 治安維持法 都落ちしたプレイヤーは、革命を起こしてはいけない。なお、他のプレイヤーが発生させた革命の効果を受けることは可能。 都落ち継続 * 下剋上 大貧民が1位であがった場合、そのゲームは強制的に終了し、大貧民は大富豪となり、全員の順位が逆転します。 * 取引 平民が2人以上いるときは、同じ数字の異なるマークのカードを平民同士で交換できます。 * モノポリー 4人でプレイする場合に、手札の中にA~Kが1枚ずつあれば、この時点で自動的に大富豪となります。 * 天和 カード交換前の時点で手札の全てのカードが同じ数字2枚ずつのペアになっている場合、すぐに上がることができる。 * テポドン 4枚の同じ数字のカードとジョーカー2枚以上を組み合わせて出した場合、その時点で自分の上りとなる。 * '''スペ3返し 単独のジョーカーに対してスペードの3を出すことができ、次の場はスペードの3を出した人が最初にカードを出せます。'''革命時はスペードの2とすることもあります。 * サルベージ 自分が3を出した場が流れた時、このゲーム中に流れた全てのカードの中から1枚手札に加える。 * 砂嵐 どんな状況でも3を3枚出すと場が流れ、次の場は3枚の3を出した人が最初にカードを出せます。「スペ3返し」と同じ扱いになることもあります。 * ゾンビ 3を3枚出すと、流されたカードから任意のカードを1枚選んで他プレイヤーに押しつける事ができます。 * サンダーボルト 3を含むカードが出された場でパスをするとパスしたプレイヤーは1ターン休みになります。 * 4切り 4を出すと強制的に場が流れ、次のカードはその4を出した人が出すことができます。 * シーフ 4を3枚出した時、自分の利き手側の隣のプレイヤーのカードを強い方から貰う。自分が大貧民の場合は2枚貰え、大富豪の場合は貰えず、それ以外の場合は1枚もらえます。 * DEATH(デス) 4を3枚出した時、自分以外のプレイヤーは最強のカードを捨てます。 * 終焉のカウントダウン 大貧民が4を一枚出した時、任意の数字を決めます。パスするたびにその数字は減っていき、0の時にパスしたプレイヤーはその時点で敗北します。0の時にパスをした一人が敗北してこのルールが終わる場合と、このゲーム中0になってからそれ以降パスすると敗北する場合があります。 * 5スキップ 5を出すと出した枚数分を飛ばす(出せなくする)。 * 赤い5 ❤︎か♦(ダイヤは赤)の5を出した時、好きなプレイヤーを一人選んで自分のものと手札を合わせて配り直します。奇数になる場合、合わせる前少なかった方に少ない手札を渡します。 * 5縛り 出した5と同じスートのカードしか出せなくなります。同じ色のカードであれば良い場合もあります。 * 2桁封じ 6を出すと、J、Q、Kが出せなくなる。 * ろくろ首 6を2枚出すと強制的に場が流れ、次のカードはその6 を出した人が出すことができます。 * サタン 6を3枚出すとこのゲーム中に流れた全てのカードの中から1枚手札に加える。 6を3枚出すとそのゲーム中革命が発生しなくなるというルールである場合もあります。 * 7渡し 7を出すと出した枚数分だけ次の人に不要なカードを渡せます。 * 7付け 7を出すと出した枚数分だけ手札のカードを捨てます。好きなカードを捨てられる場合と、7よりも強いカードしか捨てられない場合があります。 * 黒7 ♠7または♣7が含まれたカードを出すと、流されたカードから任意のカードを1枚選んで他プレイヤーに押しつける事ができます。 * ラッキー7 3枚の7を出した時、それがそのまま上にカードを重ねられる事なく出したプレイヤーの番まで戻ってきて場が流れた場合、そのプレイヤーはその時点で上りとなる。 * ラッキーセブン 3枚の7を出すと、その時点で上がりとなる。このカードの出し方にジョーカーを用いてはならない。 * '''8切り 8を出すと強制的に場が流れ、次のカードはその8を出した人が出すことができます。''' **(8切り派生) *** 4止め 8切りされたとき、出された8の2倍の枚数の4を出すことで対抗でき、次の場は4を出した人が最初にカードを出せます *** 7カウンター 8切りされた時、♦︎7をターンに関わらず出す事ができ、8を出したプレイヤーの次の順の人からその場を続行する。 * 9リバース 9を出すと順番が反対回りになります。奇数枚の場合のみ反対回りになる場合と、9を含んでいると枚数に関係なく反対回りになる場合があります。 * ズルカルナインの鉄壁 9を出すと、出された9と同じスートのカードしか出せなくなり、場が流れる迄カードの特殊効果が無効になります。 *銀河鉄道 9を3枚出すと自分の手札の2枚とこのゲーム中に流れた全てのカードの中の2枚を交換する。 * 9シャッフル 9を2枚出すと自由に席順を変更できます。 * 9クイック 9を1枚出すともう一度連続で手札を出せるようになる * 9拾い 9を出した枚数と同じだけ、このゲーム中に流れた全てのカードの中から手札に加える。 * 10捨て 10を出したとき、出した枚数分だけ不要なカードを捨てられます。 * 10スキップ 10を出すと出した枚数分を飛ばす(カードを出せなくする)。 * J(11)バック Jを出すとその場が流れるまで一時的に「革命」状態となり、10以下のカードしか出せなくなり、小さい数字ほど強くなります(ジョーカーは最強のままで、革命のときはQ,K,A,2の順となる)。 **(Jバックの派生) *** 6戻し Jバック中に6を出すと、場が流れずとも通常の状態に戻ります。 *** 強化11バック Jを3枚出すと、「革命」状態になる期間が1ターン長くなる * Qボンバー Qを出した枚数分だけ数字を宣言し、その数字のカードを持っている人はそのカードを捨てます。次の手番の人はそのQを出した次の人となります。 * ブラッディ・メアリー Qを3枚出すと出したプレイヤー以外のプレイヤーは手札から最も強い2枚を捨てなければなりません。また、Qを2枚以上でそのゲーム中は革命が起こせなくなるというルールもあります。 * Kスキップ Kを出すと次の人を飛ばす(出せなくする)ことができます。 * A税収 Aのカードを出すと、前のプレイヤーが出したカードを自分の手札に加えることができます。 * 暗殺(3返し) 2に対して3を出す事ができる、出した後は4または8切りと同じように場を流す、革命時は3に対し2を出す事ができる。 * 暴君 2を出すと発動、使用者を除く全てのプレイヤーは捨て札の中からランダムに1枚選び手札に加える、革命中に使用した場合、相手プレイヤーではなく自分に効果が返ってくる、捨て札が既定の枚数より足りない場合効果は不発になる。 * ホットミルク 3が場に出た直後に9を出すと、場が流れるまで赤色のスート(ダイヤとハート)しか出せなくなる。 {{カテゴリ準備|トランプ|ゲーム}} {{デフォルトソート:たいふこう}}
2020-05-31T02:11:40Z
2024-03-02T01:33:26Z
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トランプ/基本知識
トランプ/基本知識では、トランプに関する基本知識を紹介しています。 トランプは、中国など東方で誕生したものがイスラム圏に、そしてヨーロッパに伝えられた、とするのが、ひとつの有力な説だといわれています。世界的にもよく遊ばれています。 A,2から10までの数札,J , Q , Kの札が(Aを数札に含めることも多い)、スペード(♠)・ハート(♥)・ダイヤ(♦)・クラブ(クローバー)(♣)のそれぞれのマーク(スート、スーツ)に各1枚ずつ、全部で52枚のカードと、1~2枚のジョーカーから構成されています。♥と♦は「赤」で、 一般に、カードの強さは、数字においては A > K > Q > J > 10 ... 2 となります。また、マークにおいては ♠ > ♥ > ♦ > ♣ となります。また、ジョーカーは、使わないゲームもありますが、使うゲームにおいては、どのカードよりも強い最強のカードとなったり、どのカードとしての代わりとしても使えるワイルドカードの役目をしたりします(ただしババ抜きなどは例外です)。 カードをよく混ぜることをシャッフルといいます。 カットとは、カードの上半分を持ち上げ、上下を入れ替えることです。 ゲームによってはチップと呼ばれるものを使うこともあります。なくてもおはじきなどで代用できます。
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トランプ/基本知識では、トランプに関する基本知識を紹介しています。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}} '''{{PAGENAME}}'''では、トランプに関する基本知識を紹介しています。 == トランプとは? == トランプは、中国など東方で誕生したものがイスラム圏に、そしてヨーロッパに伝えられた、とするのが、ひとつの有力な説だといわれています。世界的にもよく遊ばれています。 == 構成 == [[File:Set of playing cards 52.JPG|thumb|200px|トランプの例(ジョーカーを除く)]] '''{{Ruby|A|エース}}''',2から10までの'''数札''','''{{ruby|J|ジャック}}''' , '''{{Ruby|Q|クイーン}}''' , '''{{Ruby|K|キング}}'''の札が(Aを数札に含めることも多い)、[[w:スペード (シンボル)|スペード]](♠)・[[w:ハート (シンボル)|ハート]](♥)・[[w:ダイヤ (シンボル)|ダイヤ]](♦)・[[w:クラブ (シンボル)|クラブ(クローバー)]](♣)のそれぞれのマーク(スート、スーツ)に各1枚ずつ、全部で52枚のカードと、1~2枚の[[w:ジョーカー|ジョーカー]]から構成されています。♥と♦は「赤」で、 一般に、カードの強さは、数字においては A > K > Q > J > 10 … 2 となります。また、マークにおいては ♠ > ♥ > ♦ > ♣ となります。また、ジョーカーは、使わないゲームもありますが、使うゲームにおいては、どのカードよりも強い最強のカードとなったり、どのカードとしての代わりとしても使えるワイルドカードの役目をしたりします(ただし[[トランプ/ババ抜き|ババ抜き]]などは例外です)。 <gallery> Ace playing cards.jpg|4枚のA Jack playing cards.jpg|4枚のJ Queen playing cards.jpg|4枚のQ King playing cards.jpg|4枚のK Joker playing cards.jpg|4枚のジョーカー ※一般的なトランプにはジョーカーは4枚存在しません。 </gallery> == 用語 == * 親 ** カードの配布及び、ゲームの仕切りを行うプレイヤーです。 * 子 ** 親以外のプレイヤーです。 * 切り札 ** 特権的な役割のあるカードのことです。 * スペキュレーション/オールマイティー ** ♠Aのことです。 * パス ** 自分の手番を休むことです。一般に、場にカードを出したくないときに用います。 == シャッフル == カードをよく混ぜることを'''[[w:シャッフル|シャッフル]]'''といいます。 * シャッフルの種類 ** ヒンズーシャッフル *** 右手に持ったカードの上の部分を前方に動かして右手から左手に移し、続いて右手に残ったものを左の上に移し取ります。カードがある程度まとまって移動します。 == カット == カットとは、カードの上半分を持ち上げ、上下を入れ替えることです。 == チップについて == ゲームによってはチップと呼ばれるものを使うこともあります。なくてもおはじきなどで代用できます。 {{コラム|トランプの豆知識| ;4つのマークとジョーカーの意味 ♠は「剣」および「騎士」を意味し、ほかにも「不幸・困難」を意味します。 ♥は「聖杯」および「聖職者」を意味し、ほかにも「愛情」を意味します。 ♦は「貨幣」および「商人」を意味し、ほかにも「お金」を意味します。 ♣は「{{Ruby|棍|こん}}棒」および「農民」を意味し、ほかにも「知識・誠実さ」を意味します。 ジョーカーにはのちに加えられたため、モチーフとされたものはありません。 ;カードの枚数の意味 トランプは各マーク13枚、ジョーカーを除いて全部で52枚ありますが、これは1年が52週(364日)あることを意味します。4つのマークは季節を表しており、1つのマークにはA(1)からK(13)まで13枚のカードがありますが、この1から13を全て足すと91となり、さらにそれを4倍(四季を表す4つのマーク)すると、やはり1年を意味しているようです。そこにジョーカーを加えると1年365日となります。しかし一般的にトランプにはもう1枚のジョーカーがありますが、これは閏年(366日目)を意味するようです。 ;スペードのA [[File:Bicycle Ace of spaces Air-cushion finish.jpg|thumb|スペードのAの例]] ♠Aは、いくつかのゲームにおいては最強のカード、オールマイティーであるカードとなっています。そんな♠Aですが、ほかの3枚のAと異なり、スペードの模様が大きく複雑となっています。これは、18世紀ごろのイギリスで、ギャンブル用として用いられ、流行していたトランプ1組あたりに税金をかけました(トランプ税)。その税金の支払いの証拠として、出荷時に1セットのカードの一番上に置かれていた♠Aに、偽造(トランプ税の脱税)防止の目的で複雑な模様の納税証明印が押された名残であるといわれています。|}} {{カテゴリ準備|トランプ|ゲーム|とらんふ/きほんちしき|**}}
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2023-01-08T12:58:07Z
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中学受験参考書/中学校別対策/高槻中
高槻中は大阪府高槻市にある私立の中高一貫校である。 藤堂献三(元大阪医科大学理事長)が教育に関する保護者の声にこたえるべく1940年に設立。入試にはA日程(算国理社)・B日程(算国理社)・英語選択型(算国英)の3種類がある。 全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。「国家・社会を担う人物の育成」を目標としており、校訓は「真面目に 強く 上品に」 正三角形を題材にした問題や、回転体に関する問題がよく出題される。文章題はあまり出題されない。 高槻中 オフィシャルサイト 過去問(公式)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "高槻中は大阪府高槻市にある私立の中高一貫校である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "藤堂献三(元大阪医科大学理事長)が教育に関する保護者の声にこたえるべく1940年に設立。入試にはA日程(算国理社)・B日程(算国理社)・英語選択型(算国英)の3種類がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。「国家・社会を担う人物の育成」を目標としており、校訓は「真面目に 強く 上品に」", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "正三角形を題材にした問題や、回転体に関する問題がよく出題される。文章題はあまり出題されない。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "英語(選択)" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "高槻中 オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "過去問(公式)", "title": "関連ページ" } ]
高槻中は大阪府高槻市にある私立の中高一貫校である。 沿革 藤堂献三(元大阪医科大学理事長)が教育に関する保護者の声にこたえるべく1940年に設立。入試にはA日程(算国理社)・B日程(算国理社)・英語選択型(算国英)の3種類がある。 特徴 全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。「国家・社会を担う人物の育成」を目標としており、校訓は「真面目に 強く 上品に」
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|中学受験参考書|中学受験参考書/中学校別対策|frame=1}} '''高槻中'''は大阪府高槻市にある私立の中高一貫校である。 *沿革 藤堂献三(元大阪医科大学理事長)が教育に関する保護者の声にこたえるべく1940年に設立。入試にはA日程(算国理社)・B日程(算国理社)・英語選択型(算国英)の3種類がある。 *特徴 全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。「国家・社会を担う人物の育成」を目標としており、校訓は「真面目に 強く 上品に」 == 算数 == 正三角形を題材にした問題や、回転体に関する問題がよく出題される。文章題はあまり出題されない。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 英語(選択) == == 関連ページ == [https://www.takatsuki.ed.jp/ 高槻中 オフィシャルサイト] [https://www.takatsuki.ed.jp/admission/past 過去問(公式)] {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]]
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2020-05-31T03:02:26Z
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トランプ/うすのろ
うすのろはトランプゲームの1つです。比較的簡単で、遊びやすいとされています。
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うすのろはトランプゲームの1つです。比較的簡単で、遊びやすいとされています。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}}{{Wikipedia|うすのろ}} '''うすのろ'''はトランプゲームの1つです。比較的簡単で、遊びやすいとされています{{個人の意見}}。 == 基本的なルール == === 所要 === * プレイ人数 ** 3~10人ほど *** おすすめは5人ほど * 使用カード ** 同じ数字のカード4枚×人数分 *** 例えば、5人の場合は A,2,3,4,5 各4枚 など * カードのほかに、人数より1つ少ない「駒」を用意します。「駒」は安全でつかみやすいもの(チップ、おはじき、マッチ[引火に注意]、碁石など)にしましょう。 === 手順 === # 親は1人4枚ずつすべてのカードを配ります。 # 全員カードを1枚選び、「いっせいのー」「1、2の3」などの掛け声とともに右隣のプレイヤーにそのカードを裏返しにして渡します。 # これを繰り返し、同じ数字のカードが4枚そろった人は、すぐに「駒」を取ります。それに合わせてほかのプレイヤーも「駒」を取ります。このとき、必ず取れない人が1人出ますが、取れなかった人が負けです。 # 繰り返していき、1回負けた人は「う」、2回負けた人は「うす」、3回負けた人は「うすの」となります。4回負けて「うすのろ」となってしまった人が負けです。 == 関連項目 == {{デフォルトソート:うすのろ}} [[カテゴリ:ゲーム]]
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2020-06-05T11:08:57Z
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トランプ/たこ焼き
たこ焼きはトランプゲームの1つです。親子で楽しめるゲームとして人気です。 ジョーカーを含める場合もあります。ジョーカーが出た場合、どの数字のカードとしても使えます(ジョーカーが出ても手番は終わりません)。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "たこ焼きはトランプゲームの1つです。親子で楽しめるゲームとして人気です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ジョーカーを含める場合もあります。ジョーカーが出た場合、どの数字のカードとしても使えます(ジョーカーが出ても手番は終わりません)。", "title": "ルール" } ]
たこ焼きはトランプゲームの1つです。親子で楽しめるゲームとして人気です。
{{#ifexist:料理本/たこ焼き|このページでは[[トランプ]]ゲームとしての「たこ焼き」を紹介しています。[[料理本|料理]]としての「たこ焼き」は「[[料理本/たこ焼き]]」をご参照ください。 ---- |}} {{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}} [[{{PAGENAME}}|たこ焼き]]はトランプゲームの1つです。親子で楽しめるゲームとして人気です{{要出典}}。 == ルール == === 所要 === * プレイ人数 ** 2~3人ほど *** おすすめは2人 * 使用カード ** ジョーカーを除く52枚 *** ルールによってはジョーカーを含む * カードの強さ ** このゲームにはカードの強さはありません。 [[ファイル:トランプたこ焼き説明.png|thumb|200px]] === 手順 === # 親は右図のように、1列に5枚、2列にカードを配ります。このカードの並びがたこ焼き機 (ホットプレート) に見えます。 # 順番を決め、自分のターンになったら山札からカードを1枚引きます。そのカードがA~10であれば表向きに右図の数字の位置に置き、その位置にあったカードをめくります(これがたこ焼きをひっくり返す動作です)。こうして、J・Q・Kまたは一度めくられて数字が出た場合、自分の番は終わり、次の人のターンとなります。 # こうしてA~10をすべてそろえた人が勝ちです。 ==== ジョーカーを含める場合 ==== ジョーカーを含める場合もあります。ジョーカーが出た場合、どの数字のカードとしても使えます(ジョーカーが出ても手番は終わりません)。 == 関連項目 == {{デフォルトソート:たこやき}} [[カテゴリ:トランプ]]
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2020-06-21T11:18:00Z
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トランプ/戦争
戦争はトランプゲームの1つです。文字通り、戦争です。 プレイ人数:2~8人ほど(おすすめは2~5人) 使用カード: つまり、1人あたりの枚数が均等になるようにします。 カードの強さ:(ジョーカー) > A > K > Q > J > 10 > 9 ... 2 なお、場に出たカードはわきにどけ、勝った回数(獲得した枚数)が最も多い人が勝ちです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "戦争はトランプゲームの1つです。文字通り、戦争です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "プレイ人数:2~8人ほど(おすすめは2~5人)", "title": "ルール" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "使用カード:", "title": "ルール" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "つまり、1人あたりの枚数が均等になるようにします。", "title": "ルール" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "カードの強さ:(ジョーカー) > A > K > Q > J > 10 > 9 ... 2", "title": "ルール" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "なお、場に出たカードはわきにどけ、勝った回数(獲得した枚数)が最も多い人が勝ちです。", "title": "ルール" } ]
戦争はトランプゲームの1つです。文字通り、戦争です。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}} '''戦争'''はトランプゲームの1つです。文字通り、戦争です{{要出典}}。 == ルール == プレイ人数:2~8人ほど(おすすめは2~5人) 使用カード: * 2人または4人:ジョーカーを除く52枚 * 3人:2を1枚除いた51枚またはジョーカーを2枚加えた54枚 * 5人:2を2枚除いた50枚 * 6人:2を4枚除いた48枚またはジョーカーを2枚加えた54枚 * 7人:2を3枚除いた49枚 * 8人:2を4枚除いた48枚 つまり、1人あたりの枚数が均等になるようにします。 カードの強さ:(ジョーカー) > A > K > Q > J > 10 > 9 … 2 #親はすべてのカードを配ります。プレイヤーは手札を見てはいけません。 #一斉に裏向きのままカードを1枚選んで出します。 #場に最も強い数字のカードを出した人が場に出たカードをすべてもらいます。裏向きにして、手札に加えることができます。 #場に最も強い数字のカードを出した人が2人以上いる場合は、その人全員でカードを選んで出し、ここで最も強い数字を出した人がすべてのカードをもらえます。 #こうして、誰かのカードがなくなった時点で終了となります。最も多くのカードを持っていた人が勝ちです。 なお、場に出たカードはわきにどけ、勝った回数(獲得した枚数)が最も多い人が勝ちです。 {{デフォルトソート:せんそう}} [[カテゴリ:ゲーム]]
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2020-06-03T11:12:46Z
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CASL
当ページ「CASL」はまもなく削除される予定です。理由は以下の通りです。 削除に同意されないのであれば、方針などを確認して、ページを適切なものに書き換えた上で、このテンプレートを取り除いてください。勝手に取り除いた場合、投稿ブロックされる恐れがあります。 基本情報技術者試験に出題されるCASLに関するコンテンツです。 基本情報技術者試験(FE)では午後の科目で、選択必須問題としてソフトウェア開発(プログラミング)に関する問題が出題されています。C言語、Java、Python、CASL、表計算ソフトの5つのプログラミング言語の中から一つ選択して解答するという内容になっています。令和元年度秋季まではCOBOLも選ぶことができましたが、Pythonと置き換わる形で廃止されました。 FE午後ではソフトウェア開発の問題は配点が非常に大きいため、擬似言語とともに同試験の鬼門として扱われることがあります。合格するためには擬似言語とソフトウェア開発の問題に関しては特に重点的に対策する必要があります。 CASLはC言語やJavaなどに比べて命令文が単純で、プログラムの行数も少ないといった特徴があり、覚えやすい言語です。問題自体も簡単であり、シミュレータも用意しやすいため、初心者がプログラミングを勉強するには丁度良い言語と言えます。 CASLの仕様は試験実施者が予め発表してくれるほか、試験問題中にも仕様書を示してくれるので、試験中にその場で仕様書を読んで理解し解答することも可能です。初心者が合格を狙うならば、表計算と並びオススメの言語です。 CASL(キャスル)は、基本情報技術者試験におけるプログラミングの試験のために、CAP-Xの後継として1986年(昭和61年)に仕様が策定されたアセンブリ(アセンブラ)言語です。 基本情報技術者試験ではプログラミング能力に関する問題が出題されますが、これでは幾つかのプログラミング言語のなかから、受験者はそれぞれが最も得意とする言語による試験を選択することで、特定の言語のプログラマが有利になることを防いでいます。 この試験で使用するアセンブリ言語としてCASLが開発されました。アセンブリ言語には、ハードウェアのアーキテクチャとの関連性が強いという特徴があります。特定の実在するアーキテクチャを試験に採用した場合、それを利用する受験者に有利に働いてしまうという問題がある。このため、実在するどのアーキテクチャとも関連性がない単純化した仮想の計算機COMP-Xと、そのアセンブリ言語の仕様CAP-Xを策定することで、この問題を解消しました。その後継の仮想計算機をCOMETと呼び、アセンブリ言語の仕様をCASLと名付けました。 COMETは、最低限の機能のみを実装した仮想機械であり、そのためCASLも非常に簡素なアセンブリ言語となっています。初期の仕様ではCOMETの各機械語命令を除けば4種類の擬似命令と3種類のマクロしかありません。COMETとCASLの仕様は試験実施者が予め発表するほか、試験問題中にも示し、試験中にその場で仕様を理解し解答することも可能です。 2001年(平成13年)に第二種情報処理技術者試験が基本情報処理技術者試験に改称された際に、COMETとCASLの仕様改訂も行われており、改訂後はそれぞれCOMET II、CASL IIと呼ばれています。なおIT人材育成センター国家資格・試験部(旧・情報処理技術者試験センター)から、WindowsのJava環境で動作するCASL-IIシミュレータが学習用に提供されています。(この他にも非公式のシミュレータがいくつか開発されています。) 情報処理技術者試験の開始当初には、同様にCAP-XおよびCOMP-Xが用いられていましたが、主にマイクロプロセッサの登場と普及に伴う主流アーキテクチャの変化に伴い、変化に対応した新しいアセンブリ言語および仮想計算機としてCASLおよびCOMETが定義されています。 ここでは、COMET IIに改訂される前のCOMETの仕様について述べます。COMET IIとの違いについては#仕様改訂による変更点を参照してください。 COMETは、1ワード長が16ビットの固定長語で表現され、処理の対象となるデータは全てワード単位で行われます。1ワードを構成するビットの並びは、最上位ビットを0番、最下位ビットを15番とします(COMET IIで変更されています)。制御方式は逐次処理方式であり、命令語は2ワードの固定長で表現されます。扱うデータは算術データ、論理データ、文字データの3種類があり、算術データは 1ワードのデータを2の補数表現で表現し、論理データは符号無し整数として扱います。文字データはJIS X 0201規格「7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合」を採用しています。 レジスタは次の通りです。 前述の通りCASLは命令語を2ワードの固定長として扱います。命令語の構成は先頭から順に OPフィールド(8ビット)、GRフィールド(4ビット)、XRフィールド(4ビット)、ADRフィールド(16ビット)のデータアドレスと続きます。COMETの前身であるCOMP-Xとほぼ同様の構成ですが各フィールドのビット数が違うことに注意してください。 OP フィールドは命令の種類を表すコード(オペコード部)であり、初期のCOMETでは23種類の命令が用意されており、COMET IIでは 28種類に拡張されています。GR フィールドでは演算で使用する GR の番号が指定されます。分岐命令やスタック操作の場合は GRを指定することはないので、これらの命令ではこの部分は無視されます(何を指定しても問題ありません)。XR フィールドではアドレス修飾を行う GR の番号が指定され、内容が0の場合はGR0を意味するのではなく、GR によるアドレス修飾をしないGRフィールドと同様、アドレス修飾を持たない命令においては無視されます。ADRフィールドは処理対象となるアドレスが指定され、このアドレスにXRフィールドのアドレス修飾を施したものが実行アドレスとして使用されます。 なお、COMP-Xと異なり、COMETでは命令の具体的なオペコードは定義されていません(定義の後に、定義の一部でないと明示のうえで参考資料として示されています)。 命令コードと各命令の概要は以下の通りです。なお、書き方の[]は省略可能を意味しています。 CASL は1行に、ラベル、命令コード、オペランドの順に記述します。ラベルは記述しない場合もあります。ラベルは3文字以内で、先頭は英大文字、それ以外は英大文字または数字でし。オペランドでアドレスを指定する際に数値の代わりにラベルを記述できます。 CASL には次の擬似命令があります。 また、CASLには入出力を表すマクロ命令が用意されています。内容は以下の通りです。 2001年のCOMET II、CASL IIの改訂によってCASL COMETに比べていくつかの変更が行われています。具体的には以下の通りです。 COMET IIに追加された命令は以下の通りです。 CASL IIに追加された命令は以下の通りです。 以下は CASL II による再帰呼び出しを用いて、ハノイの塔(パズルの一種)を解くサンプルコードの一例です。 このコードを実行すると以下の結果が得られます(ここで、from A to C は A の一番上にある円盤を C に移すことを意味しています)。
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基本情報技術者試験に出題されるCASL(きゃする)に関するコンテンツです。
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LD GR, adr[, XR] - LoaD : 有効アドレスの内容を指定した GRアドレスに設定します。 ; ST GR, adr[, XR] - STore : GRレジスタに設定された内容を実行アドレスに格納します。 ; LEA GR, adr[, XR] - Load Effective Address : 有効アドレスの番地をGRに格納します。実行後、格納された値に応じて、FRに01、10、00を設定します。COMET IIの改訂後にこの命令は廃止され、代わりにFRレジスタを更新しないLAD命令が追加されました。 ; ADD GR, adr[, XR] - ADD arithmetic : GRの内容と有効アドレスの内容を加算し、結果をGRに格納します。このとき、FRの設定も行います。COMET IIの改訂後に、名称をADDAと改称しています。 ; SUB GR, adr[, XR] - SUBtract arithmetic : GRの内容から有効アドレスの内容を減算し、結果をGRに格納します。このとき、FRの設定も行います。ADDと同様、COMET IIの改訂後に名称をSUBAと改称しています。 ; AND GR, adr[, XR] : GRの内容と有効アドレスの内容の論理積をGRに格納します。このとき、FRの設定も行います。 ; OR GR, adr[, XR] : GRの内容と有効アドレスの内容の論理和をGRに格納します。このとき、FRの設定も行います。 ; EOR GR, adr[, XR] - Exclusive OR : GRの内容と有効アドレスの内容の排他的論理和をGRに格納します。このとき、FRの設定も行います。COMET IIの改訂後に、名称をXORと改称しています。 ; CPA GR, adr[, XR] - ComPare Arithmetic : GRの内容と有効アドレスの内容を算術比較し、GRの内容の方が大きければ、FRに00を、等しければ01を、小さければ10を設定します。 ; CPL GR, adr[, XR] - ComPare Logic : CPAと同様ですが、内容を算術データではなく論理データとして扱います。 ; SLL GR, adr[, XR] - Shift Left Logic : 左に有効アドレス分シフトします、シフトにより欠落したデータは捨てられ、空いたビットには0が入ります。シフト後の内容により、FRに値が設定されます。 ; SLA GR, adr[, XR] - Shift Left Arithmetic : 符号を表すビット(第0ビット、COMET IIでは第15ビット)を除いて左に有効アドレス分シフトします。シフトにより欠落したデータは捨てられ、空いたビットには 0が入ります。シフト後の内容により、FRに値が更新されます。 ; SRL GR, adr[, XR] - Shift Right Logic : SLLの右シフト版です。 ; SRA GR, adr[, XR] - Shift Right Arithmetic : SLAの右シフト版です。 ; JPZ adr[, XR] - Jump on Plus or Zero : FRの値が00か01の場合は有効アドレスに分岐します。COMET IIの改訂により廃止されました。 ; JMI adr[, XR] - Jump on MInus : FRの値が10の場合は有効アドレスに分岐します。 ; JNZ adr[, XR] - Jump on Non Zero : FRの値が10か01の場合は有効アドレスに分岐します。 ; JZE adr[, XR] - Jump on ZEro : FRの値が00の場合は有効アドレスに分岐します。 ; JMP adr[, XR] - unconditional JuMP : 無条件に有効アドレスに分岐します。 ; PUSH adr[, XR] - PUSH effective address : 有効アドレスをスタックに格納します。このとき GR4にスタックの先頭アドレスが設定されます。 ; POP GR - POP up : スタックの先頭に格納されているアドレスを GRに設定します。GR4に新しいスタックの先頭アドレスが設定されます。 ; CALL adr[, XR] - CALL subroutine : サブルーチンを呼び出します。 ; RET - RETurn form subroutine : サブルーチンから呼び出し、呼び出し元に復帰します。 == CASL の仕様 == CASL は1行に、ラベル、命令コード、オペランドの順に記述します。ラベルは記述しない場合もあります。ラベルは3文字以内で、先頭は英大文字、それ以外は英大文字または数字でし。オペランドでアドレスを指定する際に数値の代わりにラベルを記述できます。 CASL には次の擬似命令があります。 ; START [実行開始番地] : プログラムの先頭に必ず書かれます。実行開始番地は[エントリーポイント]が指定されます、省略された場合は先頭から実行を開始します。 ; END : プログラムの終了を意味します。プログラムの最後に必ず書かれなければなりません。 ; DC n - Define Constant : nで指定した10進数の数値を1ワードの2進数データとして格納します。ただし、n が算術データの範囲(-32768から32767まで)に無い場合は、下位16ビットが格納されます。 ; DS n - Define Storage : nワード語長の領域を確保します。 また、CASLには入出力を表すマクロ命令が用意されています。内容は以下の通りです。 ; IN 入力領域, 入力文字長 : この命令が実行されると入力待ちが発生します。データが入力されると入力されたデータを文字型として入力領域に入力します、入力は1文字を1ワードに格納します。COMETでは文字データはJIS X 0201(8ビット)のため、1文字1ワード(16ビット)では空きが発生することになりますが、入力データは 8ビット目以降に入力され、0から7ビット目までには0が格納されます。また入力長には入力したデータの長さが格納されます。入力領域、入力長はともにラベル名で指定します。 ; OUT 出力領域, 出力文字長 : 出力領域に格納されているデータを出力文字長分、文字として表示します。IN 命令と同様 1ワード1文字に対応します。 ; EXIT : プログラムの実行を終了します。CASL IIの改訂により廃止されました。 == 仕様改訂による変更点 == 2001年のCOMET II、CASL IIの改訂によってCASL COMETに比べていくつかの変更が行われています。具体的には以下の通りです。 * ビットの数え方が変更されています。COMETでは最上位ビットを0番、最下位ビットを15番としていましたが、COMET IIでは最上位ビットが15番、最下位ビットが0番です。 * GRの数がGR0からGR7までに拡張されています。 * スタックポインタ専用のレジスタ SPが追加されています。これにより、スタックポインタとGR4の関係が無くなりました。 * FRが3ビットに変更されています。最上位ビットにあたる部分が算術命令等で算術オーバーフローが発生した場合は1、それ以外が0が格納されるフラグとして追加されます。 * ADD、SUBがそれぞれADDA、SUBAという名称に変更されています。 * EORがXORという名称に変更されています。 * JMPがJUMPという名称に変更されています。 * レジスタ同士の演算が可能になりました。具体的には "命令 GR1, GR2"という書き方で有効アドレスではなく GR2の内容から演算を行う。この書き方が採用された命令は以下の通りです。 ** LD ** ADDA(ADD) ** SUBA(SUB) ** AND ** OR ** XOR(EOR) ** CPA ** CPL * LD 命令の実行後 FRが設定されるようになりました。 * COMETのLEAとJPZ命令、CASLのEXIT命令が廃止されました。 * COMET II、CASL II共に追加された命令があります。 COMET IIに追加された命令は以下の通りです。 ; LAD GR, adr[, XR] - Load ADress : 廃止された LEA 命令と同様の機能を持ちますが、実行後に FRレジスタを更新しない点が異なります。 ; ADDL GR, adr[, XR]、ADDL GR1, GR2 - ADD Logic : ADDA とほぼ同様ですが、データを算術データではなく論理データ(符号無し整数)として扱います。 ; SUBL GR, adr[, XR]、SUBL GR1, GR2 - SUBtract Logic : SUBA と同様ですがデータを算術データではなく論理データ(符号無し整数)として扱います。 ; JPL adr[, XR] - Jump on PLus : FRの値が *00 の場合、有効アドレスに分岐します。 ; JOV adr[, XR] - Jump on OVerflow : FRの値が 1** の場合、有効アドレスに分岐します。 ; SVC adr[, XR] - SuperVisor Call : 実行アドレスを引数としてシステムコールを行います。実行後のGRとFRは不定となります。 ; NOP - No OPeration : 何もしない命令です。 CASL IIに追加された命令は以下の通りです。 ; RPUSH : GR1からGR7の順で内容をスタックに順次格納します。 ; RPOP : スタックから順次値を取り出し、GR7からGR1の順に格納します。 == サンプルコード == 以下は CASL II による再帰呼び出しを用いて、[[w:ハノイの塔|ハノイの塔]](パズルの一種)を解くサンプルコードの一例です。 ; ハノイの塔を解くプログラム MAIN START LD GR0,N LD GR1,A LD GR2,B LD GR3,C CALL HANOI ; hanoi(3, A, B, C) RET ; hanoi(N, X, Y, Z) HANOI CPA GR0,=1 ; if N == 1 then JZE DISP ; move it, return SUBA GR0,=1 ; N - 1 PUSH 0,GR2 ; swap GR2 GR3 LD GR2,GR3 POP GR3 CALL HANOI ; hanoi(N-1, X, Z, Y) ST GR1,MSG1 ST GR2,MSG2 ; now GR2 holds Z OUT MSG,LNG ; 'from X to Z' PUSH 0,GR2 ; rotate registers LD GR2,GR1 LD GR1,GR3 POP GR3 CALL HANOI ; hanoi(N-1, Y, X, Z) PUSH 0,GR2 ; restore registers LD GR2,GR1 POP GR1 ADDA GR0,=1 ; also N has restored RET DISP ST GR1,MSG1 ; 'from X to Z' ST GR3,MSG2 OUT MSG,LNG RET N DC 3 ; 輪の総数 LNG DC 11 ; メッセージの長さ A DC 'A' B DC 'B' C DC 'C' MSG DC 'from ' MSG1 DS 1 DC ' to ' MSG2 DS 1 END このコードを実行すると以下の結果が得られます(ここで、from A to C は A の一番上にある円盤を C に移すことを意味しています)。 from A to C from A to B from C to B from A to C from B to A from B to C from A to C == 注釈 == <references group="注" /> == 関連項目 == * [[擬似言語]] * [[基本情報技術者試験/表計算ソフト|表計算ソフト]] {{Stub}} {{デフォルトソート:きやする}} [[Category:アセンブリ言語]] [[Category:基本情報技術者試験]]
2020-05-31T08:29:49Z
2023-09-28T15:57:36Z
[ "テンプレート:Stub", "テンプレート:即時削除", "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Ruby" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/CASL
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トランプ/51
51はトランプゲームの1つです。やや難しいですが、極めると面白いです。 できるだけ早く同じマークで高得点のカードを揃える。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "51はトランプゲームの1つです。やや難しいですが、極めると面白いです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "できるだけ早く同じマークで高得点のカードを揃える。", "title": "基本的なルール" } ]
51はトランプゲームの1つです。やや難しいですが、極めると面白いです。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}}{{Wikipedia|51 (トランプゲーム)}} '''51'''はトランプゲームの1つです。やや難しいですが、極めると面白いです{{要出典}}。 == 基本的なルール == === 目的 === できるだけ早く同じマークで高得点のカードを揃える。 === 所要 === * プレイ人数…2~5人ほど ** おすすめは3~5人ほど * 使用カード…ジョーカーを1枚含む53枚 * カードの点数 ** 2~10:数字通りの点数 ** 絵札(J・Q・K):10点 ** A:11点 ** ジョーカー:10点または11点 === 手順 === # 親は1人5枚ずつカードを配り、さらに5枚を場に置き、残ったカードを山札とします。 # 1巡目は手元にある不要なカードを場にあるカードと交換します。パスはできません。 # 2巡目各プレイヤーは、自分のターンになったとき、次のいずれかを行います。 #* 手札のうち不要な1枚のカードを、場にある1枚のカードと交換する。 #* 手札の5枚のカード全てを、場にある5枚のカードと総入れかえする。 #* 場の5枚のカードを流し、山から新たな5枚のカードを表向きに置く #* パス(2巡目からは可) # こうして、'''同一マークで'''高得点の5枚のカードがそろい、勝てる自信があると思ったら、「ストップ(コール)」と宣言します。それ以降、カードは1人1回しか交換できません。 # ストップがかかったら、それぞれの点数を確認し、一番順位が高い人が勝ちとなります。マークが異なると0点です。 == 関連項目 == *[[トランプ/29]]…こちらは、場に出ているカードを29点にするゲームである。 {{デフォルトソート:51}} [[カテゴリ:トランプ]]
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2020-07-31T16:02:29Z
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経済学/経済とは何か/価格と需要と供給の関係
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/価格と需要と供給の関係」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 さきほど、モノの値段は需要と供給の相対的な関係で決まる、ということを話した。 需要曲線と供給曲線が交わって価格が決まるというグラフは、初等中等教育できっと多くの人が目にしたことがあるだろう。 しかし、ある財の需要量と供給量はあらかじめ決まっているわけではない。 需要量と供給量もまた、価格の変化から影響を受ける。 そこで、価格が家計の消費行動にどんな影響を与えるのか、考えてみることにする。 まず、価格が需要に与える影響とはどのようなものだろうか。 家計が、ある財(例えばリンゴ)を購入する場合を想定する。 その財の 1 単位あたりのコストが、その財の価格(例えばリンゴ 1 個 100 円)になる。 一人一人の消費者から見ると、価格は売る側によってあらかじめ決められている。 したがって、リンゴの市場価格は、消費者が買う量とは無関係に決まる。 経済学的な言い方をすると、「市場価格は購入量とは独立の一定値を取る」わけである。 この場合、家計は、「ある与えられた価格のもとで、どれだけの総コストをかけてその財を購入し、消費するべきか」、という意思決定の問題に直面することになる。 簡単にいえば「リンゴを買うときに、いったい何個買うのが一番得になるか」ということである。 このことを考えるには、まず「限界」という概念を理解しておくことが必要である。 「限界」とは、増加分のこと。ミクロ経済学では「限界」という概念がとても重要である。 数学の得意な人には「微分」という概念が近いというとイメージしやすいかもしれない。 例えば、1 個 100 円のリンゴを、すでにあなたが 3 個購入していたとする。 もう 1 個追加でリンゴを買うことがあなたにとって得になるか損になるかを、この限界概念を適用して考えてみよう。 あなたはすでに 3 個のリンゴを購入しているので、もう 1 個リンゴを追加して購入すると、購入総金額は 300 円から 400 円に増える。 このとき、限界購入金額はいくらか。 限界購入金額は、1 単位だけ余計にその財を購入したときにかかる総コストの増加分(=限界コスト=総コストの微分)を意味する。 このときの限界購入金額は、400 - 300 = 100 円。このように、限界購入金額の 100 円は、リンゴの価格に等しくなる。 つまり、価格はその財を消費する際の限界コストの指標になる。 一方、ある消費財の購入量を拡大すると、購入総コストが増加するが、消費から得られる満足度も増加する。 要は、リンゴ 2 個よりも 3 個買うほうが満足度が高くなる、ということである。 しかし、リンゴを買うたびに、リンゴを 1 個買うことで得られる満足度は少なくなる。 例えば 1 個目を買うことで得られる満足度が 200 としたら、2 個目を買うことで得られる満足度は 180、3 個は 150 とすくなくなっていく。 このように、財をひとつ買うごとで得られる満足度を金銭的な大きさに置きなおしたものを限界メリットという。 もちろん限界メリットは消費者の頭の中での主観的な評価だが、ここでは金銭で表示できると考える。 このように見たとき、最適な消費決定の条件は、限界メリットと限界コストが一致することである。 さきほどの例であれば、リンゴを購入する際の限界コスト(=総コストの微分=価格)は何個目でも 100 円である。 もしあなたが 3 個目のリンゴを買ってたべたときの限界メリットが 150 円だとすると、100 個だしても得られる満足度のほうが高いのだから、あなたの得になる。 しかしさらにもう 1 個、4 個目のリンゴを購入したときの限界的なメリットが 50 円だとしたらどうだろうか。 限界的なコストよりも得られる満足度は低いから、買うのは損。つまり、家計にとってはリンゴ 100 円で 3 個まで購入し、4 個目は購入しないのが最も望ましい消費行動ということになる。 それでは、リンゴの価格が 200 円に上昇した場合、消費行動にはどのような影響がでるだろうか。 価格が 200 円に上がれば、限界コストも 200 円に上昇する。したがって、2 個目ですでに限界メリットよりも高くなり、家計にとっては損することになる。 リンゴの価格が 200 円に上がった場合、リンゴの購入は 1 個までに抑えたほうがいいことになる。 このように消費行動を分析すると、リンゴの価格が上昇すると限界コストが上昇するので、リンゴの需要は減少すると予想できる。 こうした価格と購入したい量(需要量)との組み合わせを、縦軸に価格、横軸に数量を取る図で表したのが需要曲線である。 新古典派を代表する英経済学者。我々が現在もよく目にする供給需要曲線の形式は、彼によって確立されたもの。 ケインズやピグーを育てた師匠でもある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "削除依頼中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "当ページ「経済学/経済とは何か/価格と需要と供給の関係」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "さきほど、モノの値段は需要と供給の相対的な関係で決まる、ということを話した。 需要曲線と供給曲線が交わって価格が決まるというグラフは、初等中等教育できっと多くの人が目にしたことがあるだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "しかし、ある財の需要量と供給量はあらかじめ決まっているわけではない。 需要量と供給量もまた、価格の変化から影響を受ける。 そこで、価格が家計の消費行動にどんな影響を与えるのか、考えてみることにする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "まず、価格が需要に与える影響とはどのようなものだろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "家計が、ある財(例えばリンゴ)を購入する場合を想定する。 その財の 1 単位あたりのコストが、その財の価格(例えばリンゴ 1 個 100 円)になる。 一人一人の消費者から見ると、価格は売る側によってあらかじめ決められている。 したがって、リンゴの市場価格は、消費者が買う量とは無関係に決まる。 経済学的な言い方をすると、「市場価格は購入量とは独立の一定値を取る」わけである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "この場合、家計は、「ある与えられた価格のもとで、どれだけの総コストをかけてその財を購入し、消費するべきか」、という意思決定の問題に直面することになる。 簡単にいえば「リンゴを買うときに、いったい何個買うのが一番得になるか」ということである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "このことを考えるには、まず「限界」という概念を理解しておくことが必要である。 「限界」とは、増加分のこと。ミクロ経済学では「限界」という概念がとても重要である。 数学の得意な人には「微分」という概念が近いというとイメージしやすいかもしれない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "例えば、1 個 100 円のリンゴを、すでにあなたが 3 個購入していたとする。 もう 1 個追加でリンゴを買うことがあなたにとって得になるか損になるかを、この限界概念を適用して考えてみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "あなたはすでに 3 個のリンゴを購入しているので、もう 1 個リンゴを追加して購入すると、購入総金額は 300 円から 400 円に増える。 このとき、限界購入金額はいくらか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "限界購入金額は、1 単位だけ余計にその財を購入したときにかかる総コストの増加分(=限界コスト=総コストの微分)を意味する。 このときの限界購入金額は、400 - 300 = 100 円。このように、限界購入金額の 100 円は、リンゴの価格に等しくなる。 つまり、価格はその財を消費する際の限界コストの指標になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "一方、ある消費財の購入量を拡大すると、購入総コストが増加するが、消費から得られる満足度も増加する。 要は、リンゴ 2 個よりも 3 個買うほうが満足度が高くなる、ということである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "しかし、リンゴを買うたびに、リンゴを 1 個買うことで得られる満足度は少なくなる。 例えば 1 個目を買うことで得られる満足度が 200 としたら、2 個目を買うことで得られる満足度は 180、3 個は 150 とすくなくなっていく。 このように、財をひとつ買うごとで得られる満足度を金銭的な大きさに置きなおしたものを限界メリットという。 もちろん限界メリットは消費者の頭の中での主観的な評価だが、ここでは金銭で表示できると考える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "このように見たとき、最適な消費決定の条件は、限界メリットと限界コストが一致することである。 さきほどの例であれば、リンゴを購入する際の限界コスト(=総コストの微分=価格)は何個目でも 100 円である。 もしあなたが 3 個目のリンゴを買ってたべたときの限界メリットが 150 円だとすると、100 個だしても得られる満足度のほうが高いのだから、あなたの得になる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "しかしさらにもう 1 個、4 個目のリンゴを購入したときの限界的なメリットが 50 円だとしたらどうだろうか。 限界的なコストよりも得られる満足度は低いから、買うのは損。つまり、家計にとってはリンゴ 100 円で 3 個まで購入し、4 個目は購入しないのが最も望ましい消費行動ということになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "それでは、リンゴの価格が 200 円に上昇した場合、消費行動にはどのような影響がでるだろうか。 価格が 200 円に上がれば、限界コストも 200 円に上昇する。したがって、2 個目ですでに限界メリットよりも高くなり、家計にとっては損することになる。 リンゴの価格が 200 円に上がった場合、リンゴの購入は 1 個までに抑えたほうがいいことになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "このように消費行動を分析すると、リンゴの価格が上昇すると限界コストが上昇するので、リンゴの需要は減少すると予想できる。 こうした価格と購入したい量(需要量)との組み合わせを、縦軸に価格、横軸に数量を取る図で表したのが需要曲線である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "新古典派を代表する英経済学者。我々が現在もよく目にする供給需要曲線の形式は、彼によって確立されたもの。 ケインズやピグーを育てた師匠でもある。", "title": "" } ]
さきほど、モノの値段は需要と供給の相対的な関係で決まる、ということを話した。 需要曲線と供給曲線が交わって価格が決まるというグラフは、初等中等教育できっと多くの人が目にしたことがあるだろう。 しかし、ある財の需要量と供給量はあらかじめ決まっているわけではない。 需要量と供給量もまた、価格の変化から影響を受ける。 そこで、価格が家計の消費行動にどんな影響を与えるのか、考えてみることにする。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} さきほど、モノの値段は需要と供給の相対的な関係で決まる、ということを話した。 需要曲線と供給曲線が交わって価格が決まるというグラフは、初等中等教育できっと多くの人が目にしたことがあるだろう。 しかし、ある財の需要量と供給量はあらかじめ決まっているわけではない。 需要量と供給量もまた、価格の変化から影響を受ける。 そこで、価格が家計の消費行動にどんな影響を与えるのか、考えてみることにする。 ===リンゴを何個買えば得になる?=== まず、価格が需要に与える影響とはどのようなものだろうか。 家計が、ある財(例えばリンゴ)を購入する場合を想定する。 その財の 1 単位あたりのコストが、その財の価格(例えばリンゴ 1 個 100 円)になる。 一人一人の消費者から見ると、価格は売る側によってあらかじめ決められている。 したがって、リンゴの市場価格は、消費者が買う量とは無関係に決まる。 経済学的な言い方をすると、「市場価格は購入量とは独立の一定値を取る」わけである。 この場合、家計は、「ある与えられた価格のもとで、どれだけの総コストをかけてその財を購入し、消費するべきか」、という意思決定の問題に直面することになる。 簡単にいえば「リンゴを買うときに、いったい何個買うのが一番得になるか」ということである。 このことを考えるには、まず「限界」という概念を理解しておくことが必要である。 「限界」とは、増加分のこと。ミクロ経済学では「限界」という概念がとても重要である。 数学の得意な人には「微分」という概念が近いというとイメージしやすいかもしれない。 ===限界コストとは何か=== 例えば、1 個 100 円のリンゴを、すでにあなたが 3 個購入していたとする。 もう 1 個追加でリンゴを買うことがあなたにとって得になるか損になるかを、この限界概念を適用して考えてみよう。 あなたはすでに 3 個のリンゴを購入しているので、もう 1 個リンゴを追加して購入すると、購入総金額は 300 円から 400 円に増える。 このとき、限界購入金額はいくらか。 限界購入金額は、1 単位だけ余計にその財を購入したときにかかる総コストの増加分(=限界コスト=総コストの微分)を意味する。 このときの限界購入金額は、400 - 300 = 100 円。このように、限界購入金額の 100 円は、リンゴの価格に等しくなる。 つまり、価格はその財を消費する際の限界コストの指標になる。 ===限界メリットとは何か=== 一方、ある消費財の購入量を拡大すると、購入総コストが増加するが、消費から得られる満足度も増加する。 要は、リンゴ 2 個よりも 3 個買うほうが満足度が高くなる、ということである。 しかし、リンゴを買うたびに、リンゴを 1 個買うことで得られる満足度は少なくなる。 例えば 1 個目を買うことで得られる満足度が 200 としたら、2 個目を買うことで得られる満足度は 180、3 個は 150 とすくなくなっていく。 このように、財をひとつ買うごとで得られる満足度を金銭的な大きさに置きなおしたものを限界メリットという。 もちろん限界メリットは消費者の頭の中での主観的な評価だが、ここでは金銭で表示できると考える。 ===最適な消費行動とは=== このように見たとき、最適な消費決定の条件は、限界メリットと限界コストが一致することである。 さきほどの例であれば、リンゴを購入する際の限界コスト(=総コストの微分=価格)は何個目でも 100 円である。 もしあなたが 3 個目のリンゴを買ってたべたときの限界メリットが 150 円だとすると、100 個だしても得られる満足度のほうが高いのだから、あなたの得になる。 しかしさらにもう 1 個、4 個目のリンゴを購入したときの限界的なメリットが 50 円だとしたらどうだろうか。 限界的なコストよりも得られる満足度は低いから、買うのは損。つまり、家計にとってはリンゴ 100 円で 3 個まで購入し、4 個目は購入しないのが最も望ましい消費行動ということになる。 ===価格があがると需要は下がる=== それでは、リンゴの価格が 200 円に上昇した場合、消費行動にはどのような影響がでるだろうか。 価格が 200 円に上がれば、限界コストも 200 円に上昇する。したがって、2 個目ですでに限界メリットよりも高くなり、家計にとっては損することになる。 リンゴの価格が 200 円に上がった場合、リンゴの購入は 1 個までに抑えたほうがいいことになる。 このように消費行動を分析すると、リンゴの価格が上昇すると限界コストが上昇するので、リンゴの需要は減少すると予想できる。 こうした価格と購入したい量(需要量)との組み合わせを、縦軸に価格、横軸に数量を取る図で表したのが需要曲線である。 ===[[アルフレッド・マーシャル]]=== 新古典派を代表する英経済学者。我々が現在もよく目にする供給需要曲線の形式は、彼によって確立されたもの。 ケインズやピグーを育てた師匠でもある。
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2020-07-03T18:33:02Z
[ "テンプレート:Sakujo" ]
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ガリア戦記/用例集/第一変化名詞
第一変化 (羅 Prima declinatio ; 英 First declension ; 仏 Première déclinaison ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。 ラテン語の辞書で、たとえば amīca という単語を引くと、見出し語は 「 amīca, amīcae 」 または 「 amīca, -ae 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -a 、単数・属格の語尾が -ae であることを示している。 この単語は、「 amīc- 」 という決まった語幹と第一変化の語尾から成っており、このように第一変化は語幹が変わらないため、とても分かりやすい。 下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第一変化 (羅 Prima declinatio ; 英 First declension ; 仏 Première déclinaison ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ラテン語の辞書で、たとえば amīca という単語を引くと、見出し語は 「 amīca, amīcae 」 または 「 amīca, -ae 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -a 、単数・属格の語尾が -ae であることを示している。 この単語は、「 amīc- 」 という決まった語幹と第一変化の語尾から成っており、このように第一変化は語幹が変わらないため、とても分かりやすい。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "ギリシア系第一変化名詞" } ]
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== 第一変化名詞 == '''第一変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Prima declinatio|Prima declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin first declension|First declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Première déclinaison en latin|Première déclinaison]]'' ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。 ラテン語の辞書で、たとえば amīca という単語を引くと、見出し語は 「 amīca, amīcae 」 または 「 amīca, -ae 」 と記されており、これは <u>単数・主格の語尾が -a</u> 、<u>単数・属格の語尾が -ae</u> であることを示している。 この単語は、「 amīc- 」 という決まった語幹と第一変化の語尾から成っており、このように第一変化は語幹が変わらないため、とても分かりやすい。 下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第一変化''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | amīc'''a''' | 一人の女友達 '''が''' | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 複数の女友達 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 一人の女友達 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | amīc'''ārum''' | 複数の女友達 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | amīc'''am''' | 一人の女友達 '''を''' | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | amīc'''ās''' | 複数の女友達 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 一人の女友達 '''に''' | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の女友達 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | amīc'''ā''' | 一人の女友達 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の女友達 '''から''' |} *<span style="background-color:#ffc;">[[/固有名詞]]    {{進捗|00%|2020-06-01}} </span> === おもな第一変化名詞 === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;"><span style="background-color:#fcc;">[[/copia]]</span>    {{進捗|00%|2020-06-28}} </span> ===そのほかの第一変化名詞=== ====amīcitia==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:amicitia#Latin|amīcitia, -ae]]</span>  友好・盟約 ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1.3.1]]) ====fossa==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:fossa#Latin|fossa, -ae]]</span>  友好・盟約 ([[ガリア戦記 第1巻/注解/8節#1項|1.8.1]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fff;"> </span> == ギリシア系第一変化名詞 == == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第一変化]]    {{進捗|00%|2020-03-20}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin first declension]] (第一変化) **[[wikt:en:Category:Latin first declension nouns]] (第一変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Première déclinaison en latin]] (第一変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 1]] (第一変化) [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-07-27T15:01:27Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E7%94%A8%E4%BE%8B%E9%9B%86/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
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ガリア戦記/用例集/第二変化名詞
第二変化 (羅 Secunda Declinatio ; 英 Second declension ; 仏 Deuxième déclinaison ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。これらは、形容詞の男性形・中性形にも同じ形が頻出するポピュラーなもので、第一変化と並んで重要である。 辞書で、たとえば amīcus という男性名詞を引くと、見出し語は 「 amīcus, amīcī 」 または 「 amīcus, -ī 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -us 、単数・属格の語尾が -ī であることを示している。 この単語も、「 amīc- 」 という決まった語幹と第二変化(-us型)の語尾から成っており、このように第二変化の男性名詞の多くは語幹が変わらないため、比較的分かりやすい。 以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。 辞書で verbum という中性名詞を引くと、見出し語は 「 verbum, verbī 」 または 「 verbum, -ī 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -um 、単数・属格の語尾が -ī であることを示している。 この単語も、「 verb- 」という決まった語幹と第二変化(-um型)の語尾から成っており、このように第二変化の中性名詞も語幹が変わらないため分かりやすい。 以下に、第二変化の -um 型の語尾と、中性名詞 verbum, -ī 「言葉」 の変化例を示す。 (1巻2節1項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第二変化 (羅 Secunda Declinatio ; 英 Second declension ; 仏 Deuxième déclinaison ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。これらは、形容詞の男性形・中性形にも同じ形が頻出するポピュラーなもので、第一変化と並んで重要である。", "title": "名詞の第二変化" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "辞書で、たとえば amīcus という男性名詞を引くと、見出し語は 「 amīcus, amīcī 」 または 「 amīcus, -ī 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -us 、単数・属格の語尾が -ī であることを示している。 この単語も、「 amīc- 」 という決まった語幹と第二変化(-us型)の語尾から成っており、このように第二変化の男性名詞の多くは語幹が変わらないため、比較的分かりやすい。", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "辞書で verbum という中性名詞を引くと、見出し語は 「 verbum, verbī 」 または 「 verbum, -ī 」 と記されており、これは 単数・主格の語尾が -um 、単数・属格の語尾が -ī であることを示している。 この単語も、「 verb- 」という決まった語幹と第二変化(-um型)の語尾から成っており、このように第二変化の中性名詞も語幹が変わらないため分かりやすい。", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "以下に、第二変化の -um 型の語尾と、中性名詞 verbum, -ī 「言葉」 の変化例を示す。", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -er 型(1)" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -er 型(2)" } ]
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== 名詞の第二変化 == '''第二変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Secunda Declinatio|Secunda Declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin second declension|Second declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Deuxième déclinaison en latin|Deuxième déclinaison]]'' ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。これらは、形容詞の男性形・中性形にも同じ形が頻出するポピュラーなもので、第一変化と並んで重要である。 *<span style="background-color:#ffc;font-size:20pt;">[[/固有名詞]]    {{進捗|00%|2020-06-04}} </span> ;特殊な単語 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/locus]]    {{進捗|00%|2020-06-18}} </span> == 第二変化 -us 型 == 辞書で、たとえば amīcus という男性名詞を引くと、見出し語は 「 amīcus, amīcī 」 または 「 amīcus, -ī 」 と記されており、これは <u>単数・主格の語尾が -us</u> 、<u>単数・属格の語尾が -ī</u> であることを示している。 この単語も、「 amīc- 」 という決まった語幹と第二変化(-us型)の語尾から成っており、このように第二変化の男性名詞の多くは語幹が変わらないため、比較的分かりやすい。 以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第二変化 (-us 型)''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | amīc'''us''' | 一人の男友達 '''が''' | 主格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | amīc'''ī''' | 複数の男友達 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | amīc'''ī''' | 一人の男友達 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | amīc'''ōrum''' | 複数の男友達 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | amīc'''um''' | 一人の男友達 '''を''' | 対格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | amīc'''ōs ''' | 複数の男友達 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | amīc'''ō''' | 一人の男友達 '''に''' | 与格 | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の男友達 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | amīc'''ō''' | 一人の男友達 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の男友達 '''から''' |} ===おもな-us型=== *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#ccf;">[[/populus]]</span>    民衆・平民・人民・国民  {{進捗|00%|2020-07-26}} </span> ===そのほかの-us型の名詞=== ====annus==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddf;">[[wikt:en:annus#Latin|annus, annī]]</span>  年  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#2項|1巻3節2項]]、[[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]、 など数回) ====carrus==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddf;">[[wikt:en:carrus#Latin|carrus, -ī]]</span>  四輪戦車  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ====fīlius==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddf;">[[wikt:en:filius#Latin|fīlius, -iī]]</span>  息子  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]、など) ====mūrus==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddf;">[[wikt:en:murus#Latin|mūrus, -ī]]</span>  壁  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/8節#1項|1巻8節1項]]、など) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fff;"> </span> <!-- *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/bellum]]    {{進捗|00%|2020-06-25}} </span> --> == 第二変化 -um 型 == 辞書で verbum という中性名詞を引くと、見出し語は 「 verbum, verbī 」 または 「 verbum, -ī 」 と記されており、これは <u>単数・主格の語尾が -um</u> 、<u>単数・属格の語尾が -ī</u> であることを示している。 この単語も、「 verb- 」という決まった語幹と第二変化(-um型)の語尾から成っており、このように第二変化の中性名詞も語幹が変わらないため分かりやすい。 以下に、第二変化の -um 型の語尾と、中性名詞 verbum, -ī 「言葉」 の変化例を示す。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第二変化 (-um 型)''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | verb'''um''' | 一つの言葉 '''が''' | 主格 | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | verb'''a''' | 複数の言葉 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | verb'''ī''' | 一つの言葉 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | verb'''ōrum''' | 複数の言葉 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | verb'''um''' | 一つの言葉 '''を''' | 対格 | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | verb'''a''' | 複数の言葉 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | verb'''ō''' | 一つの言葉 '''に''' | 与格 | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | verb'''īs''' | 複数の言葉 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | verb'''ō''' | 一つの言葉 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | verb'''īs''' | 複数の言葉 '''から''' |} === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#cfc;">rēgnum,_rēgnī</span> === {| class=wikitable |+ style="background-color:#cfc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:regnum#Latin|rēgnum, rēgnī]]</span> <br>(中性) 「支配、王権・王位、王国」 !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''um'''</span> | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''a'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''ōrum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''um'''</span> | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''a'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | rēgn<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |} ====regni==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#dfd;">[[wikt:en:regni#Latin|rēgnī]]</span> (単数・属格)  **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus <span style="color:#f55;">rēgnī</span> cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit </span> **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ===おもな-um型=== *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/bellum]]</span>    戦争     {{進捗|00%|2020-06-25}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/consilium]]</span>  考え・作戦・会議  {{進捗|00%|2020-07-13}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/frumentum]]</span>  穀物  {{進捗|00%|2020-06-29}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/imperium]]</span>  命令・支配  {{進捗|00%|2020-07-05}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/regnum]]</span>  支配・統治、王権・王位・王国  {{進捗|00%|2020-07-19}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;"><span style="font-size:25pt;background-color:#cfc;">[[/tormentum]]</span>  射出機・飛び道具、巻揚げ機、拷問(の道具)  {{進捗|00%|2021-10-27}} </span> ====そのほかの-um型の名詞==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#dfd;">[[wikt:en:aedificium#Latin|aedificium, -ī]]</span>  建物  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/5節#2項|1巻5節2項]]) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#dfd;">[[wikt:en:biennium#Latin|biennium, bienn(i)ī]]</span>  2年間  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#2項|1巻3節2項]]) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#dfd;">[[wikt:en:iumentum#Latin|iūmentum, -ī]]</span>  荷物を運ぶための[[w:駄獣|駄獣]]  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#dfd;">[[wikt:en:oppidum#Latin|oppidum, -ī]]</span>  オッピドゥム(城壁都市)  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/5節#2項|1巻5節2項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fff;"> </span> <!-- {| border="1" class="wikitable" |+ '''名詞のおもな語尾変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! 第1変化 ! colspan="2" | 第2変化 ! colspan="2" | 第3変化 ! colspan="2" | 第4変化 ! 第5変化 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fcf;"| 男・女 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) | style="background-color:#fdd;"| amīca<br>(女友達) | style="background-color:#ddf;"| amīcus<br>(男友達) | style="background-color:#dfd;"| verbum<br>(言葉) | style="background-color:#fcf;"| homō<br>(人間) | style="background-color:#dfd;"| corpus<br>(身体) | style="background-color:#ddf;"| ūsus<br>(経験) | style="background-color:#dfd;"| cornū<br>(つの) | style="background-color:#fdd;"| rēs<br>(物事) |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -''(?)'' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#fcf;"| -'''is''' | style="background-color:#dfd;"| -'''is''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ūs''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -'''em''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#ddf;"| -'''uī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''e''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''ū''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fbf;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#ccf;"| -'''uum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''uum''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |} --> == 第二変化 -er 型(1) == ===おもな-erm型(1)=== <!-- *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/ager]]    {{進捗|00%|2020-06-21}} </span> --> == 第二変化 -er 型(2) == ===おもな-erm型(2)=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/ager]]    {{進捗|00%|2020-06-21}} </span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第二変化]]    {{進捗|00%|2020-3-20}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin second declension]] (第二変化) **[[wikt:en:Category:Latin second declension nouns]] (第二変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Deuxième déclinaison en latin]] (第二変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 2]] (第二変化) == 外部リンク == <!-- {| border="1" class="wikitable" |+ '''名詞のおもな語尾変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! 第1変化 ! colspan="2" | 第2変化 ! colspan="2" | 第3変化 ! colspan="2" | 第4変化 ! 第5変化 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fcf;"| 男・女 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) | style="background-color:#fdd;"| amīca<br>(女友達) | style="background-color:#ddf;"| amīcus<br>(男友達) | style="background-color:#dfd;"| verbum<br>(言葉) | style="background-color:#fcf;"| homō<br>(人間) | style="background-color:#dfd;"| corpus<br>(身体) | style="background-color:#ddf;"| ūsus<br>(経験) | style="background-color:#dfd;"| cornū<br>(つの) | style="background-color:#fdd;"| rēs<br>(物事) |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -''(?)'' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#fcf;"| -'''is''' | style="background-color:#dfd;"| -'''is''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ūs''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -'''em''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#ddf;"| -'''uī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''e''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''ū''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fbf;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#ccf;"| -'''uum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''uum''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |} --> [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2021-10-27T13:43:13Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E7%94%A8%E4%BE%8B%E9%9B%86/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
28,401
ガリア戦記/用例集/第四変化名詞
第四変化 (羅 Quarta Declinatio ; 英 Fourth declension ; 仏 Quatrième déclinaison ) は、名詞の数が多くはなく、第一変化~第三変化に比べると重要な変化ではないが、不規則な例外も少ない。 おもに、男性・女性名詞の 「 -ūs 型 」と、中性名詞の 「 -ū 型 」 からなる。 passus, passūs は、-ūs型の男性名詞で、歩幅に基づく長さの単位「パッスス」(約1.48メートル)を表わす。ペース (歩尺) の5倍。『ガリア戦記』では、1000パッススを表わす mīlle passuum として用いられることが多い。 mīlle passuum を参照。 (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第四変化 (羅 Quarta Declinatio ; 英 Fourth declension ; 仏 Quatrième déclinaison ) は、名詞の数が多くはなく、第一変化~第三変化に比べると重要な変化ではないが、不規則な例外も少ない。 おもに、男性・女性名詞の 「 -ūs 型 」と、中性名詞の 「 -ū 型 」 からなる。", "title": "名詞の第四変化" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞の第四変化" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "-ūs型" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "-ūs型" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "passus, passūs は、-ūs型の男性名詞で、歩幅に基づく長さの単位「パッスス」(約1.48メートル)を表わす。ペース (歩尺) の5倍。『ガリア戦記』では、1000パッススを表わす mīlle passuum として用いられることが多い。 mīlle passuum を参照。", "title": "-ūs型" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "-ū 型" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
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== 名詞の第四変化 == '''第四変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Quarta Declinatio|Quarta Declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin fourth declension|Fourth declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Quatrième déclinaison en latin|Quatrième déclinaison]]'' ) は、名詞の数が多くはなく、第一変化~第三変化に比べると重要な変化ではないが、不規則な例外も少ない。 おもに、男性・女性名詞の 「 -ūs 型 」と、中性名詞の 「 -ū 型 」 からなる。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第四変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! colspan="3" | -ūs 型 | rowspan="13" | ! colspan="3" | -ū 型 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | colspan="3" style="background-color:#fdf;"| 男・女 | colspan="3" style="background-color:#dfd;"| 中性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) ! style="background-color:#fdf;" |語尾 | colspan="2"| manus, -ūs 「手」 ! style="background-color:#dfd;" | 語尾 | colspan="2" | cornū, -ū 「角(つの)」 | rowspan="11" | ! colspan="3" |語尾比較 |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdf;"| -'''us''' | man'''us''' | 一つの手'''が''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | corn'''ū''' |一つの角'''が''' ! 主格 | style="background-color:#fdf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ūs''' | man'''ūs''' | 一つの手'''の''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ūs''' | corn'''ūs''' |一つの角'''の''' ! 属格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ūs''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdf;"| -'''um''' | man'''um''' | 一つの手'''を''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | corn'''ū''' |一つの角'''を''' | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdf;"| -'''uī''' | man'''uī''' | 一つの手'''に''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | corn'''ū''' |一つの角'''に''' | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdf;"| -'''uī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ū''' | man'''ū''' | 一つの手'''で''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | corn'''ū''' |一つの角'''で''' | style="text-align:center;" | 奪格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ū''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ūs''' | man'''ūs''' | 複数の手'''が''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | corn'''ua''' |複数の角'''が''' | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcf;"| -'''uum''' | man'''uum''' | 複数の手'''の''' | style="background-color:#cfc;"| -'''uum''' | corn'''uum''' |複数の角'''の''' ! 属格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''uum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ūs''' | man'''ūs''' | 複数の手'''を''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | corn'''ua''' |複数の角'''を''' | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ibus''' | man'''ibus''' | 複数の手'''に''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | corn'''ibus''' |複数の角'''に''' | style="text-align:center;" | 与格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ibus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ibus''' | man'''ibus''' | 複数の手'''で''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | corn'''ibus''' |複数の角'''で''' | style="text-align:center;" | 奪格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ibus''' |} == -ūs型 == ===おもな-ūs型=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;"><span style="background-color:#ccf;">[[/exercitus]]</span>    {{進捗|00%|2020-07-06}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;"><span style="background-color:#ccf;">[[/senatus]]</span>    {{進捗|00%|2020-07-26}} </span> ====そのほかの属格 -ūs型の名詞==== ;  男性名詞 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:aditus#Latin|aditus, aditūs]]</span> 「出入口、アプローチ」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/12節|第3巻12節1項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:adventus#Latin|adventus, adventūs]]</span> 「'''到着、到来、接近'''」・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/20節|第3巻20節]]、など多数 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:aestus#Latin|aestus, aestūs]]</span> 「潮」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/12節|第3巻12節1項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:casus#Latin|cāsus, cāsūs]]</span> 「落下」「災難、危機」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/22節|第3巻22節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:circuitus#Etymology_2|circuitus, circuitūs]]</span> 「回り道」「周囲」など・・・[[ガリア戦記 第5巻/注解/13節|第5巻13節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:commeatus#Latin|commeātus, -ūs]]</span> 「糧秣、糧食」「輸送」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/2節|第3巻2節3項]]、ほか *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:concursus#Etymology_2|concursus, concursūs]]</span> 「騒動」など・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/14節|第4巻14節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:conspectus#Noun_2|cōnspectus, cōnspectūs]]</span> 「眺望」「眼前」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/14節|第3巻14節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:cursus#Noun_4|cursus, cursūs]]</span> 「駆けること」など・・・[[ガリア戦記 第5巻/注解/5節|第5巻5節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:discessus#Noun|discessus, discessūs]]</span> 「分離」など「出発、撤退」・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/4節|第4巻4節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:equitatus#Latin|equitātus, equitātūs]]</span> 「'''騎兵隊'''」 多数 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:eventus#Latin|ēventus, ēventūs]]</span> 「出来事、事件」「結果」・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/31節|第4巻31節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:exitus#Latin|exitus, exitūs]]</span> 「結果」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/8節|第3巻8節3項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:fremitus#Latin|fremitus, fremitūs]]</span> 「どよめき」など・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/14節|第4巻14節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:impetus#Latin|impetus, impetūs]]</span> 「'''突進、攻撃'''」「激しい動き、勢い」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/8節|第3巻8節1項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:interventus#Latin|interventus, -ūs]]</span> 「介在、介入」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/15節|第3巻15節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:lacus#Latin|lacus, lacūs]]</span> 「湖」 (ガリア戦記では、まれな単語) ・・・ [[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]、[[ガリア戦記 第1巻/注解/8節#1項|1巻8節1項]]、第3巻など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:metus#Latin|metus, metūs]]</span> 「恐怖、不安」など・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/4節|第4巻4節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:occasus#Latin|occāsus, occāsūs]]</span> 「沈むこと」「西」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/15節|第3巻15節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:passus#Etymology_2|passus, passūs]]</span> 「パッスス(長さの単位)」(後述) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:peditatus#Latin|peditātus, peditātūs]]</span> 「'''歩兵隊'''」・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/34節|第4巻34節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:portus#Latin|portus, portūs]]</span> 「'''港'''」・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/8節|第3巻8節2項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:pulsus#Latin|pulsus, pulsūs]]</span> 「打つこと」「(櫂で)こぐこと」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/13節|第3巻13節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:situs#Etymology_2_2|situs, sitūs]]</span> 「位置」「状況」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/12節|第3巻12節1項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:traiectus#Noun|trāiectus, trāiectūs]]</span>[https://latinlexicon.org/definition.php?p1=1016574&p2=t] 「渡ること」「通り過ぎること」など・・・[[ガリア戦記 第5巻/注解/2節|第5巻2節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:transmissus#Noun|trānsmissus, trānsmissūs]]</span>[https://latinlexicon.org/definition.php?p1=1016626&p2=t] 「渡ること」「通り過ぎること」など・・・[[ガリア戦記 第5巻/注解/2節|第5巻2節]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:usus#Latin|ūsus, ūsūs]]</span> 「経験」など・・・[[ガリア戦記 第3巻/注解/8節|第3巻8節1項]]、など *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#eef;">[[wikt:en:vestitus#Noun|vestītus, vestītūs]]</span> 「衣服」など・・・[[ガリア戦記 第4巻/注解/1節|第4巻1節]]、など <br> ;  女性名詞 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fee;">[[wikt:en:manus#Latin|manus, manūs]] <span style="font-size:9pt;">(女性名詞)</span></span> 「手、部隊」 多数 ===passus=== <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:passus#Etymology_2|passus, passūs]]</span>  は、<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">-ūs</span>型の男性名詞で、歩幅に基づく長さの単位「[[w:パッスス|パッスス]]」(約1.48メートル)を表わす。[[w:ペース (長さ)|ペース (歩尺)]] の5倍。『ガリア戦記』では、1000パッススを表わす <span style="background-color:#cfc;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">mīlle passuum</span> として用いられることが多い。 <span style="background-color:#cfc;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[ガリア戦記/用例集/数詞/mille#mīlle passuum|mīlle passuum]]</span> を参照。 {| class=wikitable |+ style="background-color:#ccf; color:red;" |<span style="font-family:Times New Roman; font-size:20pt;">[[wikt:en:passus#Etymology_2|passus, -ūs]]</span> (男性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt; background-color:#ccf;" | pass<span style="color:#f55;">'''us'''</span> | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ūs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ūs'''</span> | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''uum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''um'''</span> | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ūs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''uī'''</span> | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ū'''</span> <!--,<br>mont<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> --> | style="font-size:20pt;" | pass<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |} == -ū 型 == ===おもな-ū型=== ====そのほかの-ū 型の名詞==== <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == == == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第四変化]]    {{進捗|00%|2022-05-07}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin fourth declension]] (第四変化) **[[wikt:en:Category:Latin fourth declension nouns]] (第四変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Quatrième déclinaison en latin]] (第四変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 4]] (第四変化のカテゴリ) == 外部リンク == <!-- {| border="1" class="wikitable" |+ '''名詞のおもな語尾変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! 第1変化 ! colspan="2" | 第2変化 ! colspan="2" | 第3変化 ! colspan="2" | 第4変化 ! 第5変化 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fcf;"| 男・女 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) | style="background-color:#fdd;"| amīca<br>(女友達) | style="background-color:#ddf;"| amīcus<br>(男友達) | style="background-color:#dfd;"| verbum<br>(言葉) | style="background-color:#fcf;"| homō<br>(人間) | style="background-color:#dfd;"| corpus<br>(身体) | style="background-color:#ddf;"| ūsus<br>(経験) | style="background-color:#dfd;"| cornū<br>(つの) | style="background-color:#fdd;"| rēs<br>(物事) |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -''(?)'' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#fcf;"| -'''is''' | style="background-color:#dfd;"| -'''is''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ūs''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -'''em''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#ddf;"| -'''uī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''e''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''ū''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fbf;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#ccf;"| -'''uum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''uum''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |} --> [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
2020-06-01T11:24:39Z
2023-11-06T22:06:41Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E7%94%A8%E4%BE%8B%E9%9B%86/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E5%A4%89%E5%8C%96%E5%90%8D%E8%A9%9E
28,402
ガリア戦記/用例集/第五変化名詞
第五変化 (羅 Quinta Declinatio ; 英 Fifth declension ; 仏 Cinquième déclinaison ) は、名詞の数が少なく、あまり重要ではないグループだが、頻出語の rēs や diēs が含まれる。 (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第五変化 (羅 Quinta Declinatio ; 英 Fifth declension ; 仏 Cinquième déclinaison ) は、名詞の数が少なく、あまり重要ではないグループだが、頻出語の rēs や diēs が含まれる。", "title": "名詞の第五変化" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞の第五変化" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "名詞の第五変化" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "名詞の第五変化" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -eī 型" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -eī 型" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -eī 型" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "属格 -ēī 型" } ]
null
== 名詞の第五変化 == '''第五変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Quinta Declinatio|Quinta Declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin fifth declension|Fifth declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Cinquième déclinaison en latin|Cinquième déclinaison]]'' ) は、名詞の数が少なく、あまり重要ではないグループだが、頻出語の [[wikt:en:res#Latin|rēs]] や [[wikt:en:dies#Latin|diēs]] が含まれる。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第五変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! colspan="3" | 属格 -eī 型 | rowspan="13" | ! colspan="3" | 属格 -ēī 型 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | colspan="3" style="background-color:#fdd;"| 女性 | colspan="3" style="background-color:#fdf;"| 女性 (男性) |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) ! style="background-color:#fdd;" |語尾 | colspan="2"| rēs, -eī 「物、事」 ! style="background-color:#fdf;" | 語尾 | colspan="2" | diēs, -ēī 「日、昼間」 | rowspan="11" | ! colspan="3" |語尾比較 |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' | 一つの物事'''が''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |一つの日'''が''' ! 主格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | r'''eī''' | 一つの物事'''の''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' | di'''ēī''' |一つの日'''の''' ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' | r'''em''' | 一つの物事'''を''' | style="background-color:#fdf;"| -'''em''' | di'''em''' |一つの日'''を''' | style="text-align:center;" | 対格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | r'''eī''' | 一つの物事'''に''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' | di'''ēī''' |一つの日'''に''' | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' | r'''ē''' | 一つの物事'''で''' | style="background-color:#fdf;"| -'''ē''' | di'''ē''' |一つの日'''で''' | style="text-align:center;" | 奪格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' | 複数の物事'''が''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |複数の日々'''が''' | style="text-align:center;" | 主格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' | r'''ērum''' | 複数の物事'''の''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ērum''' | di'''ērum''' |複数の日々'''の''' ! 属格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' | 複数の物事'''を''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |複数の日々'''を''' | style="text-align:center;" | 対格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' | r'''ēbus''' | 複数の物事'''に''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēbus''' | di'''ēbus''' |複数の日々'''に''' | style="text-align:center;" | 与格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' | r'''ēbus''' | 複数の物事'''で''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ēbus''' | di'''ēbus''' |複数の日々'''で''' | style="text-align:center;" | 奪格 | colspan="2" style="text-align:center;" | -'''ēbus''' |} <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 属格 -eī 型 == {| border="1" class="wikitable" |+ '''第五変化 (属格 -eī 型)''' |- align="center" | colspan="2" | ! colspan="3" | 属格 -eī 型 | rowspan="13" | |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | colspan="3" style="background-color:#fdd;"| 女性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) ! style="background-color:#fdd;" |語尾 | colspan="2"|rēs, -eī<br>「物、事」 |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | r'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' | r'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' | r'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' | r'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' | r'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' | r'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' | r'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' | r'''ēbus''' |} === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcc;">rēs, reī</span> === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/res]]    {{進捗|00%|2020-06-22}} </span> {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;color:red;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:res#Latin|rēs, reī]]</span> (女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt; background-color:#dedede;" | r<span style="color:#f55;">'''eī'''</span> | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ērum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt; background-color:#dedede;" | r<span style="color:#f55;">'''eī'''</span> | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ēbus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ē'''</span> | style="font-size:20pt;" | r<span style="color:#f55;">'''ēbus'''</span> |} *関連:[[wikt:en:res#Latin|en:rēs]], [[wikt:fr:res#Latin|fr:rēs]], [[wikt:la:res#Latine|la:rēs]] ===そのほかの属格 -eī 型の名詞=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:fides#Latin|fidēs, fid<u>eī</u>]]</span> 「信頼、信義、忠誠」 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:spes#Latin|spēs, sp<u>eī</u>]]</span> 「希望、期待」 <pre> </pre> == 属格 -ēī 型 == {| border="1" class="wikitable" |+ '''第五変化 (属格 -ēī 型)''' |- align="center" | colspan="2" | ! colspan="3" | 属格 -ēī 型 | rowspan="13" | |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | colspan="3" style="background-color:#fdf;"| 女性 (男性) |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) ! style="background-color:#fdf;" | 語尾 | colspan="2" |diēs, -ēī<br> 「日、昼間」 |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' | di'''ēī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdf;"| -'''em''' | di'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ēī''' | di'''ēī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdf;"| -'''ē''' | di'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ērum''' | di'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ēs''' | di'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ēbus''' | di'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcf;"| -'''ēbus''' | di'''ēbus''' |} === <span style="font-size:20pt;">diēs, diēī</span> === {| class=wikitable |+ style="color:violet;" |<span style="font-size:15pt;">diēs, diēī</span><br> (男性・女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt; background-color:#dedede;" | di<span style="color:#f55;">'''ēī'''</span> | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ērum'''</span> |- align="center" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- align="center" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt; background-color:#dedede;" background-color:#dedede;| di<span style="color:#f55;">'''ēī'''</span> | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ēbus'''</span> |- align="center" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ē'''</span> | style="font-size:20pt;" | di<span style="color:#f55;">'''ēbus'''</span> |} *関連:[[wikt:en:dies#Latin|en:diēs]], [[wikt:fr:dies#Latin|fr:diēs]], [[wikt:la:dies#Latine|la:diēs]] ===そのほかの属格 -ēī 型の名詞=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:acies#Latin|aciēs, aci<u>ēī</u>]]</span> 「戦列」 ※頻出語 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:planities#Latin|plānitiēs, plāniti<u>ēī</u>]]</span> 「平地」  ・・・ [[ガリア戦記 第3巻/注解/1節#5項|3巻1節5項]] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#fdd;">[[wikt:en:species#Latin|speciēs, speciēī]]</span> 「外観、見かけ」ほか ・・・ [[ガリア戦記 第3巻/注解/25節|3巻25節]]ほか <pre> </pre> <!-- {| border="1" class="wikitable" |+ '''名詞のおもな語尾変化''' |- align="center" | colspan="2" | ! 第1変化 ! colspan="2" | 第2変化 ! colspan="2" | 第3変化 ! colspan="2" | 第4変化 ! 第5変化 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (名詞の性) | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fcf;"| 男・女 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 |- style="text-align:center;" | colspan="2" style="text-align:right;"| (単語例) | style="background-color:#fdd;"| amīca<br>(女友達) | style="background-color:#ddf;"| amīcus<br>(男友達) | style="background-color:#dfd;"| verbum<br>(言葉) | style="background-color:#fcf;"| homō<br>(人間) | style="background-color:#dfd;"| corpus<br>(身体) | style="background-color:#ddf;"| ūsus<br>(経験) | style="background-color:#dfd;"| cornū<br>(つの) | style="background-color:#fdd;"| rēs<br>(物事) |- ! rowspan="5"| 単数 ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -''(?)'' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#fcf;"| -'''is''' | style="background-color:#dfd;"| -'''is''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ūs''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | style="background-color:#fcf;"| -'''em''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''em''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''ī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | style="background-color:#ddf;"| -'''uī''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''eī''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | style="background-color:#fcf;"| -'''e''' | style="background-color:#dfd;"| -''(?)'' | style="background-color:#ddf;"| -'''ū''' | style="background-color:#dfd;"| -'''ū''' | style="background-color:#fdd;"| -'''ē''' |- ! rowspan="5"| 複数 | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | style="background-color:#fbf;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) um''' | style="background-color:#ccf;"| -'''uum''' | style="background-color:#cfc;"| -'''uum''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ērum''' |- | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ēs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''(i) a''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ūs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ua''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēs''' |- | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |- | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | style="background-color:#fbf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#ccf;"| -'''ibus''' | style="background-color:#cfc;"| -'''ibus''' | style="background-color:#fcc;"| -'''ēbus''' |} --> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第五変化]]    {{進捗|00%|2020-06-01}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin fifth declension]] (第五変化) **[[wikt:en:Category:Latin fifth declension nouns]] (第五変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Cinquième déclinaison en latin]] (第五変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 5]] (第五変化のカテゴリ) == 外部リンク == [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2023-01-09T10:45:29Z
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ガリア戦記/用例集/第一変化名詞/固有名詞
第一変化 (羅 Prima declinatio ; 英 First declension ; 仏 Première déclinaison ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。 下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。 (編集中) ガッリアの (1巻2節2項) (1巻1節6項) (1巻1節5項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第一変化 (羅 Prima declinatio ; 英 First declension ; 仏 Première déclinaison ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ガッリアの (1巻2節2項)", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻1節6項)", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻1節5項)", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "ギリシア系第一変化名詞" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "ギリシア系第一変化名詞" } ]
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== 第一変化名詞 == '''第一変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Prima declinatio|Prima declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin first declension|First declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Première déclinaison en latin|Première déclinaison]]'' ) は、名詞の最も基本的な変化の一つで、そのほとんどが女性名詞に当てはまる。さらに、形容詞の女性形にも同じ形が頻出するポピュラーなものである。 下表に、第一変化の語尾と、amīca, -ae 「女友達」の変化例を示す。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第一変化''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#fdd;"| -'''a''' | amīc'''a''' | 一人の女友達 '''が''' | 主格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 複数の女友達 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 一人の女友達 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ārum''' | amīc'''ārum''' | 複数の女友達 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#fdd;"| -'''am''' | amīc'''am''' | 一人の女友達 '''を''' | 対格 | style="background-color:#fcc;"| -'''ās''' | amīc'''ās''' | 複数の女友達 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ae''' | amīc'''ae''' | 一人の女友達 '''に''' | 与格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の女友達 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#fdd;"| -'''ā''' | amīc'''ā''' | 一人の女友達 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#fcc;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の女友達 '''から''' |} === <span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Gallia, Galliae</span> === {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:Gallia#Latin|Gallia, Galliae]]</span> <br>(女性名詞) !格 !! 単 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Gallia#Latin|Gallia]] |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Galliae|Galli]]<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Galliam|Galli]]<span style="color:#f55;">'''am'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Galliae|Galli]]<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Gallia#Latin|Galli]]<span style="color:#f55;">'''ā'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |処格 | style="font-size:20pt;" | [[wikt:en:Galliae|Galli]]<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> |} ====Gallia==== *<span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallia</span> (単数・主格) ガッリアは **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="color:#f00;>Gallia</span> est omnis dīvīsa in partēs trēs</span>  **:<span style="color:#f00;>ガッリア</span>は、全体として三つの地域に分けられている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#1項|1巻1節1項]]) ====Galliā==== *<span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Galliā</span> (単数・奪格)  <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> ====Galliae==== *<span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Galliae</span> (単数・属格) ガッリアの *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Belgae ab extrēmīs <span style="color:#f00;>Galliae</span> fīnibus oriuntur,</span>  *#: <span style="color:#f00;>ガッリアの</span>([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">perfacile esse, cum virtūte omnibus praestārent, tōtīus <span style="color:#f00;>Galliae</span> imperiō potīrī.</span>  *#: <span style="color:#f00;>ガッリアの</span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#2項|1巻2節2項]]) === <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Belgae, Belgārum</span> === {| class=wikitable |+ style="background-color:#ccf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:de:Belgae|Belgae, -ārum]]</span> <br>ベルガエ人たち !格 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Belg<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Belg<span style="color:#f55;">'''ārum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Belg<span style="color:#f55;">'''ās'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Belg<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Belg<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |} ====Belgae==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Belgae</span> (複数・主格) ベルガエ人たち(は) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallia est omnis dīvīsa in partēs trēs, quārum ūnam incolunt <span style="color:#f00;>Belgae</span></span>  **:ガッリアは全体として三つの地域に分けられており、それらの一つには<span style="color:#f00;>ベルガエ人たちが</span>住んでいる。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#1項|1巻1節1項]]) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Hōrum omnium fortissimī sunt <span style="color:#f00;>Belgae</span></span>  **:これらの(部族の)すべてのうちで最も屈強なのは<span style="color:#f00;>ベルガエ人たち</span>である。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="color:#f00;>Belgae</span> ab extrēmīs Galliae fīnibus oriuntur, pertinent ad īnferiōrem partem flūminis Rhēnī, spectant in septentriōnem et orientem sōlem. </span> **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) ====Belgarum==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Belgārum</span> (複数・属格) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam Gallōs obtinēre dictum est, initium capit ā flūmine Rhodanō, continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, fīnibus <span style="color:#f00;>Belgārum</span>, attingit etiam ab Sēquanīs et Helvētiīs flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs. </span>  **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) ====Belgīs==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Belgīs</span> (複数・与格、複数・奪格) **(複数・奪格) ***<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallōs ab Aquītānīs Garunna flūmen, ā <span style="color:#f00;>Belgīs</span> Mātrona et Sēquana dīvidit.</span>  ***:ガルンナ川が、ガッリア人たちをアクィーターニア人たちから、マートロナ川とセークアナ川が<span style="color:#f00;>ベルガエ人たちから</span>分け隔てている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#2項|1巻1節2項]]) <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == ギリシア系第一変化名詞 == == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第一変化]]    {{進捗|00%|2020-03-20}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin first declension]] (第一変化) **[[wikt:en:Category:Latin first declension nouns]] (第一変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Première déclinaison en latin]] (第一変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 1]] (第一変化) [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-06-15T14:46:55Z
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経済学/経済とは何か/需要曲線
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/需要曲線」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 それでは、需要曲線とはどんな特徴があるのか見ていく。 価格が上昇するほど需要は小さくなり、価格が下がれば需要量は大きくなる。 したがって、縦軸に価格、横軸に需要量を取ると、需要曲線は右下がりの曲線として描ける。 通常、需要曲線は右下がりであるが、その形状はいろいろな形があり得る。例えば漸近線が直角の双曲線が一例となる。 需要は、家計の可処分所得(実際に消費に回せる所得)にも依存する。 皆、貰っているお給料が増えて懐具合がよくなると、いままで買っていなかったモノをかいたくなるだろう。それと同じことである。 さきほどのリンゴの例でいえば、可処分所得が増えると、家計は同じ価格であっても前よりもたくさんリンゴを買いたいと思うだろう。 例えばリンゴの価格が 100 円の場合、3 個ではなく 5 個解体と思うとする。 すると、先に描いた需要曲線は右方に移動するように見える。 この新しい需要曲線は古い需要曲線よりも右上方に押し上げられている。この需要曲線の移動を、需要曲線のシフトという。 可処分所得以外にも、ある財と競合関係にあるような財の価格も需要に影響する。 例えば、ミカンなど他の果物の価格はリンゴの需要に影響する。 また、ある財の嗜好の変化も同じように需要に影響する。
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それでは、需要曲線とはどんな特徴があるのか見ていく。 価格が上昇するほど需要は小さくなり、価格が下がれば需要量は大きくなる。 したがって、縦軸に価格、横軸に需要量を取ると、需要曲線は右下がりの曲線として描ける。 通常、需要曲線は右下がりであるが、その形状はいろいろな形があり得る。例えば漸近線が直角の双曲線が一例となる。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} それでは、需要曲線とはどんな特徴があるのか見ていく。 価格が上昇するほど需要は小さくなり、価格が下がれば需要量は大きくなる。 したがって、縦軸に価格、横軸に需要量を取ると、需要曲線は右下がりの曲線として描ける。 通常、需要曲線は右下がりであるが、その形状はいろいろな形があり得る。例えば漸近線が直角の双曲線が一例となる。 ===可処分所得が増えるとリンゴの需要は増える=== 需要は、家計の可処分所得(実際に消費に回せる所得)にも依存する。 皆、貰っているお給料が増えて懐具合がよくなると、いままで買っていなかったモノをかいたくなるだろう。それと同じことである。 さきほどのリンゴの例でいえば、可処分所得が増えると、家計は同じ価格であっても前よりもたくさんリンゴを買いたいと思うだろう。 例えばリンゴの価格が 100 円の場合、3 個ではなく 5 個解体と思うとする。 すると、先に描いた需要曲線は右方に移動するように見える。 この新しい需要曲線は古い需要曲線よりも右上方に押し上げられている。この需要曲線の移動を、需要曲線のシフトという。 可処分所得以外にも、ある財と競合関係にあるような財の価格も需要に影響する。 例えば、ミカンなど他の果物の価格はリンゴの需要に影響する。 また、ある財の嗜好の変化も同じように需要に影響する。
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2020-07-03T18:33:31Z
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経済学/経済とは何か/供給曲線
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/供給曲線」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 次のような曲線を考えてみる。 ある財(例えばリンゴ)の販売価格と企業が供給したい数量との関係をまとめる。 縦軸に価格、横軸に数量を取り、販売価格と企業の供給量の関係を図で表したものが、供給曲線である。 家計の需要曲線と同様の手法で企業の供給曲線を描いてみると、右上がりの曲線になる。 企業は市場で成立する価格のもとで、この供給曲線上の生産量を市場に供給する! 企業が生産するある財(リンゴ)の供給は、その財(リンゴ)の価格以外の経済変数としてはどのようなものに依存しているのだろうか。 リンゴの限界的な生産コストに影響を与えるような経済変数が変化すれば、もちろん限界コストも変化するので、同じリンゴの価格のもとでも企業の供給したい数量は変化する。 生産コストに影響する要因として重要なものは、生産要素の価格である。例えば賃金が上昇すれば生産コストも上昇するので、いままでよりも限界コストが上昇する。 すると、いままでと同じ市場価格では採算がとれなくなるから、その財(リンゴ)の供給は減少するだろう。その財(リンゴ)の供給曲線は左上方に押し上げられる。 これが供給曲線のシフトである。 また、天候不順や予想外の技術的なトラブルなどが発生して、いままでよりもある財(リンゴ)を生産するのにコストがかかりすぎる場合にも、供給曲線は左上方にシフトする。
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次のような曲線を考えてみる。 ある財(例えばリンゴ)の販売価格と企業が供給したい数量との関係をまとめる。 縦軸に価格、横軸に数量を取り、販売価格と企業の供給量の関係を図で表したものが、供給曲線である。 家計の需要曲線と同様の手法で企業の供給曲線を描いてみると、右上がりの曲線になる。 企業は市場で成立する価格のもとで、この供給曲線上の生産量を市場に供給する!
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} 次のような曲線を考えてみる。 ある財(例えばリンゴ)の販売価格と企業が供給したい数量との関係をまとめる。 縦軸に価格、横軸に数量を取り、販売価格と企業の供給量の関係を図で表したものが、供給曲線である。 家計の需要曲線と同様の手法で企業の供給曲線を描いてみると、右上がりの曲線になる。 企業は市場で成立する価格のもとで、この供給曲線上の生産量を市場に供給する! ===賃金が上がるとリンゴの供給は減る=== 企業が生産するある財(リンゴ)の供給は、その財(リンゴ)の価格以外の経済変数としてはどのようなものに依存しているのだろうか。 リンゴの限界的な生産コストに影響を与えるような経済変数が変化すれば、もちろん限界コストも変化するので、同じリンゴの価格のもとでも企業の供給したい数量は変化する。 生産コストに影響する要因として重要なものは、生産要素の価格である。例えば賃金が上昇すれば生産コストも上昇するので、いままでよりも限界コストが上昇する。 すると、いままでと同じ市場価格では採算がとれなくなるから、その財(リンゴ)の供給は減少するだろう。その財(リンゴ)の供給曲線は左上方に押し上げられる。 これが供給曲線のシフトである。 また、天候不順や予想外の技術的なトラブルなどが発生して、いままでよりもある財(リンゴ)を生産するのにコストがかかりすぎる場合にも、供給曲線は左上方にシフトする。
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2022-08-18T06:09:45Z
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経済学/経済とは何か/需要・供給の弾力性
削除依頼中 当ページ「経済学/経済とは何か/需要・供給の弾力性」の削除依頼が提出されています。今後当ページに加えられた編集は無駄となる可能性がありますのでご注意頂くとともに、削除の方針に基づき削除の可否に関する議論への参加をお願いします。なお、依頼の理由等については削除依頼の該当する節やこのページのトークページなどをご覧ください。 例えば、もし読者が会社で値段を決める担当だったとしたら、「この商品を何円値上げしたら、買ってくれるお客さんはどれくらい減ってしまうのか」という判断は、まさに死活問題であろう。 こうしたことを判断するのに重要なのが、需要曲線・供給曲線の傾きである。 経済学ではこれらの曲線が急であるのか、あるいは緩やかであるのかを判断するために、弾力性という概念を用いる。 需要の弾力性とは、価格が 1% 上昇したときに需要が何 % 減少するかを示したものである。 となる。 例えば、価格が 10 から 50 に 40 増加したとき、需要が 5 から 4 に 1 だけ減少するとしたら、価格の上昇幅は 400% (40/10 = 4) で、需要の減少幅は 20% (1/5 = 0.2)。 したがって、価格弾力性は 20/400 = 0.05 となる。 弾力性が 1 よりも大きな曲線は、価格が変化したときに需要量がそれ以上に変化するので、弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは緩やかになる。 逆に、弾力性が 1 よりも小さい曲線は、価格が変化したときに需要量はそれほど変化しないので、非弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは急になる。 価格に対して需要が弾力的な財は、贅沢品に多くみられる。 例えば、宝石は日常生活で特に必要なものではないのだから、価格が高ければ無理して買おうとまでは思わない人が多いだろう。 しかし、価格が安くなれば買いたいと思う家計が増える。 価格が低下すれば需要は大きく増加し、逆に、価格が上昇すれば需要は大きく落ち込むことになる。 価格に対して需要は弾力的である。 趣味などの嗜好品で、しかし他に似たような代替品が多くあり得るようなもの、例えばゴルフ用品、テニス用品などのスポーツ用品も価格の弾力性が高くなる。 代替的、競争的な財が他にたくさんあると、ある財の価格が少しでも上がると、需要は他の財に逃げていきやすくなる。 逆にその財の価格が下がれば、その財に対する需要は大きく増加する。 価格弾力性がかなり高いことになる。 一方、非弾力的な財の代表は生活必需品、かつ、他に似たような財がないために、あまり代替の利かないものである。 例えば塩。料理に塩は必要不可欠だから、値段が高くなっても買わないわけにはいかない。また、塩のかわりに砂糖を使うわけにもいかないので、代替が利かない。 逆に、たとえ塩が安くなったとしても、塩だけを大量に買うメリットはあまりないだろう。だから、塩の価格が変動しても料理に使われる塩の消費量はほとんど変化しない。 つまり、塩の価格弾力性はかなり小さいということになる。 また、特殊な用途に限定されている財も価格段両性が低くなる。 例えば、専門性の高い学術書は、その分野の専門の研究者や図書館くらいしか需要がない。価格が安くなっても一般の読書がそうした本を購入する要因はほとんどない。 逆に、価格が高くても、専門の研究者や図書館にとっては必要と判断すれば買わざるを得ない。このように代替性の利かない財は弾力性がかなり小さくなる。 需要の弾力性と同様に、供給の弾力性という考え方もある。供給の弾力性は、価格が 1% 上昇するときに供給が何 % 増加するかで定義できる。つまり、 となる。 例えば、価格が 100 円から 200 円に 100 円だけ上昇したときに、供給も 1 から 2 に 1 だけ増加するとすれば、価格の上昇幅(比率)は、(200-100)/100 = 1 で、供給の増加幅(比率)は (2-1)/1 = 1、供給の弾力性は 1/1 = 1、つまり 1 となる。 供給の弾力性が大きいほど、価格が上昇したときに供給量が大きく増加するので、供給曲線は緩やかになります。逆に、供給の弾力性が小さい場合には、価格が上昇してもあまり供給量は増えず、供給曲線の傾きは急になる。 一般的に、短期的な需要あるいは供給の変化は、価格の変化に比べて小さくなる。コーヒーの値段が上がっても、コーヒー愛好家が急に紅茶に乗り換えるのは難しいかもしれない。企業の方も、価格が上昇したからといって、すぐに供給を拡大させるには生産能力的にも限界があるだろう。しかし、長期的には価格の変化に対して消費者が他の似た代替財を見つけることは簡単であるし、企業の方も生産能力を拡大させることがより可能になる。 したがって短期的には非弾力的な需要あるいは供給も、長期的にはより弾力的になる。その結果、短期より長期で考えるほうが、需要曲線も供給曲線もその傾きは緩やかになる。需要や供給の弾力性を議論するときには、短期か長期かの区別が重要なのである。
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例えば、もし読者が会社で値段を決める担当だったとしたら、「この商品を何円値上げしたら、買ってくれるお客さんはどれくらい減ってしまうのか」という判断は、まさに死活問題であろう。 こうしたことを判断するのに重要なのが、需要曲線・供給曲線の傾きである。 経済学ではこれらの曲線が急であるのか、あるいは緩やかであるのかを判断するために、弾力性という概念を用いる。
{{sakujo|経済学/経済とは何か - トーク 以下の一連の記事}} 例えば、もし読者が会社で値段を決める担当だったとしたら、「この商品を何円値上げしたら、買ってくれるお客さんはどれくらい減ってしまうのか」という判断は、まさに死活問題であろう。 こうしたことを判断するのに重要なのが、需要曲線・供給曲線の傾きである。 経済学ではこれらの曲線が急であるのか、あるいは緩やかであるのかを判断するために、弾力性という概念を用いる。 ===需要の弾力性とは=== 需要の弾力性とは、価格が 1% 上昇したときに需要が何 % 減少するかを示したものである。 :需要の価格弾力性=需要の減少幅(%)/価格の上昇幅(%) となる。 例えば、価格が 10 から 50 に 40 増加したとき、需要が 5 から 4 に 1 だけ減少するとしたら、価格の上昇幅は 400% (40/10 = 4) で、需要の減少幅は 20% (1/5 = 0.2)。 したがって、価格弾力性は 20/400 = 0.05 となる。 弾力性が 1 よりも大きな曲線は、価格が変化したときに需要量がそれ以上に変化するので、弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは緩やかになる。 逆に、弾力性が 1 よりも小さい曲線は、価格が変化したときに需要量はそれほど変化しないので、非弾力的な需要曲線と呼ばれる。 この場合、需要曲線の傾きは急になる。 ===弾力的な財、非弾力的な財=== 価格に対して需要が弾力的な財は、贅沢品に多くみられる。 例えば、宝石は日常生活で特に必要なものではないのだから、価格が高ければ無理して買おうとまでは思わない人が多いだろう。 しかし、価格が安くなれば買いたいと思う家計が増える。 価格が低下すれば需要は大きく増加し、逆に、価格が上昇すれば需要は大きく落ち込むことになる。 価格に対して需要は弾力的である。 趣味などの嗜好品で、しかし他に似たような代替品が多くあり得るようなもの、例えばゴルフ用品、テニス用品などのスポーツ用品も価格の弾力性が高くなる。 代替的、競争的な財が他にたくさんあると、ある財の価格が少しでも上がると、需要は他の財に逃げていきやすくなる。 逆にその財の価格が下がれば、その財に対する需要は大きく増加する。 価格弾力性がかなり高いことになる。 一方、非弾力的な財の代表は生活必需品、かつ、他に似たような財がないために、あまり代替の利かないものである。 例えば塩。料理に塩は必要不可欠だから、値段が高くなっても買わないわけにはいかない。また、塩のかわりに砂糖を使うわけにもいかないので、代替が利かない。 逆に、たとえ塩が安くなったとしても、塩だけを大量に買うメリットはあまりないだろう。だから、塩の価格が変動しても料理に使われる塩の消費量はほとんど変化しない。 つまり、塩の価格弾力性はかなり小さいということになる。 また、特殊な用途に限定されている財も価格段両性が低くなる。 例えば、専門性の高い学術書は、その分野の専門の研究者や図書館くらいしか需要がない。価格が安くなっても一般の読書がそうした本を購入する要因はほとんどない。 逆に、価格が高くても、専門の研究者や図書館にとっては必要と判断すれば買わざるを得ない。このように代替性の利かない財は弾力性がかなり小さくなる。 ===供給の弾力性とは=== 需要の弾力性と同様に、供給の弾力性という考え方もある。供給の弾力性は、価格が 1% 上昇するときに供給が何 % 増加するかで定義できる。つまり、 :供給の弾力性=供給の増加の幅(%) / 価格の上昇の幅 (%) となる。 例えば、価格が 100 円から 200 円に 100 円だけ上昇したときに、供給も 1 から 2 に 1 だけ増加するとすれば、価格の上昇幅(比率)は、(200-100)/100 = 1 で、供給の増加幅(比率)は (2-1)/1 = 1、供給の弾力性は 1/1 = 1、つまり 1 となる。 供給の弾力性が大きいほど、価格が上昇したときに供給量が大きく増加するので、供給曲線は緩やかになります。逆に、供給の弾力性が小さい場合には、価格が上昇してもあまり供給量は増えず、供給曲線の傾きは急になる。 一般的に、短期的な需要あるいは供給の変化は、価格の変化に比べて小さくなる。コーヒーの値段が上がっても、コーヒー愛好家が急に紅茶に乗り換えるのは難しいかもしれない。企業の方も、価格が上昇したからといって、すぐに供給を拡大させるには生産能力的にも限界があるだろう。しかし、長期的には価格の変化に対して消費者が他の似た代替財を見つけることは簡単であるし、企業の方も生産能力を拡大させることがより可能になる。 したがって短期的には非弾力的な需要あるいは供給も、長期的にはより弾力的になる。その結果、短期より長期で考えるほうが、需要曲線も供給曲線もその傾きは緩やかになる。需要や供給の弾力性を議論するときには、短期か長期かの区別が重要なのである。
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小学校社会/6学年/歴史編/上巻
このページでは、日本の歴史について、安土桃山時代までを学びましょう。江戸時代以降についての下巻はこちらです。 また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」はこちらです。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」はこちらです。 いまから1万5000年ほど前になると、氷河期が終わり、地球の気候があたたかくなりました。 そして、いまから1万2000年ほど前のころ、日本列島に住んでいる人たちは、海や川の近くに住んで、石や骨でつくった刃物や槍や矢をつかって、シカやイノシシなどの動物を、とらえて食料にしていました。 同じころ、日本列島に住んでいた人たちは、土器をつくるようになりました。その土器に縄の模様がついているので、この時代に作られた土器を 縄文土器 といいます。 この土器は、食べ物を煮炊きしたりするための、今でいう なべ のような物です。 今から約1万2000年前から約3,000年前までの時代のことを、 縄文時代 といいます。 縄文時代の人の家の建物は、竪穴住居 といい地面に穴をほりさげたあとに、柱を立て、草ぶきの屋根をかけただけの住居にすんでいました。 縄文時代の人の集落があったと思われる場所からは、多くの貝がらが発掘されています。 この貝がらが多く発掘された、集落だったと思われる場所を 貝塚 といいます。貝塚からは、貝がら以外にも、動物の骨や、魚の骨などが出土することもよくあります。 なお、貝塚には、たとえば東京都の大森貝塚や、福井県の鳥浜貝塚や、千葉県の加曽利貝塚などがあります。 なお、貝塚や石器などに限らず古い時代の物が見つかる場所のことを、 遺跡 といいます。 遺跡などから出土する物によって、その時代の暮らしもわかります。 魚釣りに必要な、「釣り針」と「もり」が、縄文時代の遺跡から出土することも多く、漁もしていたことがわかります。 なお、動物の骨は、とがらせて使うことが多く、とがらせたものを 骨角器 といいます。骨角器のようなとがった骨も出土することがあります。狩りなどで、槍の先の武器として使ったりすることが多かったものと思われます。 縄文の遺跡から、土偶 という、土を焼き固めた、女性のような形の人形が見つかる場合があります。 土偶は、食料が増えることや女性の安産をいのったものだと考えられています。 青森県の 三内丸山遺跡 は、約5500年前から約1500年前の間の集落だったということがわかっています。 この三内丸山遺跡から、木を栽培した形跡が見つかっています。 つまり、すでにこの時代から農業をしていたことがわかります。 また、多くの土器や石器のあとも見つかっています。 大型の、掘立て柱も、見つかっています。掘立て柱の用途はまだ分かっていません。 ヒスイの玉や、黒曜石でできた刃物のようなものも見つかっています。 ヒスイは、この地ではとれず、新潟県の糸魚川などの他の土地でとれるので、他の地域と交易があったのだろう、と考えられています。 この三内丸山遺跡は、縄文時代を知る遺跡として代表的な遺跡です。 縄文時代の次の時代は、弥生時代です。 ~米づくりがはじまる~ いまから2400年ぐらい前のころ、ユーラシア大陸や朝鮮半島あたりの人々から、米による稲作が、日本に伝わりました。 米作りは、まず西日本につたわり、西日本から東日本へと、米作りが広がっていき、東北地方にまで広がりました。 この時代の農具の多くは、まだ木製です。ただし、米作りとともに鉄器の技術も日本に伝わっているので、一部では鉄を用いた農具も見つかっています。 穂から米をとるときに、 石包丁 が、使われました。 高床倉庫が高いのは、ねずみ などの動物が入りづらくするためです。なお、風通しをよくするため、という理由も考えられます。ねずみの害を防ぐという理由の有力な根拠として、地面から床までの柱の、柱のてっぺんに、「かえし」がついていて、動物などが登れないように工夫した高床倉庫が見つかっています。 弥生時代の多くの住まいは、竪穴住居です。 大陸や朝鮮半島から米作りがつたわるとともに、青銅器や鉄器などの金属器が、伝わります。そして、日本でも、弥生時代中に、金属器がつくられるようになりました。 青銅とは、銅 と すず(金属の1つ)を、とかしてまぜあわせた金属でつくられた、合金です。 青銅器には、銅剣や、銅矛、銅鐸、銅鏡などが、あります。 青銅器は、おもに祭りに使われるようになります。 いっぽう、鉄器は、農具や武器などの実用品につかわれるようになります。 静岡県にある、登呂遺跡からは、竪穴住居と、高床倉庫が見つかっています。水田のあともあります。 佐賀県にあります。 まわりを濠でかこまれた 環壕集落 です。 矢がささった人骨も見つかっています。これらのことから、人々のあいだで争いがあったことが予想できます。 濠の内側からは、多くの高床倉庫が見つかっています。 おそらくは、米作りによって、食料生産が増えたので人口が多くなって、 このような争いが、身分の差を作っていった理由の一つだとも、思われています。 この吉野ケ里遺跡は、弥生時代を知る遺跡として、代表的な遺跡です。 中国大陸の3世紀ごろの歴史書では、日本の3世紀ごろは、国の数が30あまりになっていることが分かりました。 そして、日本にはこれら30あまりの国をしたがえた 邪馬台国 がありました。邪馬台国で、代表的な地位にあった人物は、卑弥呼 という女性です。彼女の政治は、まじないやうらないによるものだったようです。 邪馬台国の場所は、わかっていません。 邪馬台国は、魏 に、外交の使いを送りました。 57年、日本は、魏の皇帝から、金印などを受け取りました。 3世紀から4世紀ごろになると、王や豪族をほうむる大きな墓がつくられはじめました。 このような、大きな王などをほうむった大きな墓を 古墳といいます。 古墳は,特に近畿地方から瀬戸内海沿岸の地域に見られます。 この、3世紀ごろから7世紀ごろの時代を 古墳時代 といいます。 古墳時代の文化のことを 古墳文化 といいます。 古墳には、いろいろな形のものがあります。円形に盛り上がった古墳を円墳といいます。四角く盛り上がった古墳を方墳 といいます。円墳と方墳があわさったような、かぎ穴のような形の古墳を 前方後円墳 といいます。 大阪府堺市にある 大仙(大山)古墳 は、日本で最大の面積の古墳です。 大仙古墳は、まわりが3重の濠で、かこまれています。 古墳からは、鏡や玉、剣などの副葬品が発見されている。ほかにも、はにわ という、土を焼いて作られた人型や馬型などの置き物が発見されています。 奈良県の大和地方には、大きな古墳が多く発見されています。このことからこの地方に、有力な勢力があったと考えられている。この地方の有力な豪族たちの政治勢力を 大和政権 といいます。 この大和政権の政府を 大和朝廷 と言い、その最高権力者を 大王 といいます。 埼玉県の稲荷山古墳から見つかった鉄剣には、「ワカタケル大王」という名が刻まれた文が発見されました。この文から、この地方の王は、ワカタケル大王に使えていたことがわかります。 熊本県の 江田船山古墳 にも、一部が読めなくなっていましたが、「ワ□□□ル大王」という同じ名の刻まれた鉄刀があり、ワカタケル大王の支配する領域が、関東地方から九州までの広い範囲におよんでいたことがわかります。 また、仏教も、外国から伝わりました。538年に、朝鮮半島の百済という国の王から、仏像や経典が、日本の天皇に送られました。 ~聖徳太子の登場~ 日本では、6世紀ごろから、豪族の影響力が強まりました。豪族の反乱や、豪族どうしの争いも起こり始めました。 この、豪族どうしの争いで、最終的に587年ごろ、蘇我馬子が勝ちました。 そして、女性である 推古天皇 による政治が行われましたが、蘇我氏の影響下にありました。 聖徳太子(厩戸王)は、おばの推古天皇の政治を補助する 摂政という仕事につきました。 聖徳太子は蘇我馬子と協力し、これらの改革をすすめました。 聖徳太子らによる改革のひとつに、十七条の憲法の制定があります。 役人の心がまえを記したものです。豪族などに対して、役人としての心がまえを述べたものでしょう。 聖徳太子らの行った重要な政策には、外交政策もあります。ユーラシア大陸の一部を支配していた 隋 という国との外交です。 607年に、外交の使者として 小野妹子 たちを 隋に送ります。この使者を 遣隋使 といいます。 なお、小野妹子は男だと考えられています。 外交の結果、日本は隋と国交を結びました。また、隋の文化や制度は日本よりも進んでいたので、日本は多くの文化や制度を取り入れました。 聖徳太子らによる改革には、冠位十二階の制というものもあります。これは、家がらに関係なく有能な役人を採用するための制度です。能力や手がらによって、役人に位が与えられます。位は、一代かぎりです。 役人の位を12段階に分けたので、このような名前で呼ばれます。 聖徳太子は、607年に, 現在の奈良県に法隆寺を建てさせました。法隆寺は、現存する木造建築としては世界最古です。法隆寺は、1993年に世界文化遺産に登録されました。 622年に、聖徳太子が亡くなりました。聖徳太子の死後には、蘇我氏の権力が強まりました。 蘇我馬子も、626年に、なくなりました。 まず、蘇我馬子の子である蘇我蝦夷の権力が強まりました。さらに、馬子の孫であり、蝦夷の子である 蘇我入鹿 の権力が強まりました。 645年に皇族の中大兄皇子と、豪族の 中臣鎌足 との協力により、蘇我入鹿は殺害されました。蝦夷は、この事件を知り、自殺しました。 このあと、中大兄皇子らが権力を取り、さまざまな政治改革を行いました。この改革を 大化の改新 といいます。645年に元号を「大化」と定めたので、この一連の改革は大化の改新と呼ばれています。 「大化」という元号により、日本では、はじめて元号が定められました。これは、中国を手本としたものでした。 これまでは豪族や皇族たちが持っていた土地は、すべて朝廷のもの(朝廷が管理管理する)になりました。これを 公地公民 といいます。 人民の 戸籍 を作り、それにもとづいて国が人々に土地を与え、仕事をさせました。 この当時の戸籍は、人民を1人ずつ、公文書に登録することで、住所や家族の名や年齢、家の世帯主などを把握するためのものでした。 税の種類です。 このほかに、防人という、九州で兵士として警備を行う、兵役の仕事がありました。 この防人のつらさを歌った歌として、つぎのような歌が残っています。 さきもりの歌 (『万葉集』より ) 701年に、 大宝律令 という、税金や都についての法律が完成しました。 710年に、都が奈良の 平城京 へと移りました。 この都が平城京にあった時代を 奈良時代 といいます。 平城京は、碁盤の目のように、区画が整理されています。 712年に『古事記』という天皇家や貴族などに伝わる、神話の時代をまとめた書がつくられました。 古事記には、神話の時代から推古天皇にいたるまでの出来事が書かれています。 また、日本の歴史書である『日本書紀』が720年に完成しました。神話の時代の伝説から、7世紀末ごろの持統天皇に至るまでの国家と天皇の歴史について書いた書です。 8世紀のなかごろ、都では病気が流行し、多くの死者が出たり、さらに、貴族の反乱が起きたりしたため、世の中が混乱しました。 仏教を信じた聖武天皇は、仏教の力を借りて人々の不安をしずめ、社会を安定させようとしました。 まず741年に国(今でいう都道府県)ごとに 国分寺 を建てさせました。 都には 東大寺を建てさせ、そのなかに大仏を作らせました。 このころ、行基という僧がいました。かれは、渡来人の子孫で、民衆のために用水の池や橋を造りながら、諸国をまわって教えを説いていたので、多くの人々にしたわれていました。 しかし、朝廷は、はじめは、行基の行動をとりしまりました。当時は、民衆への仏教の布教は禁止されていました。 朝廷からは、行基は危険な人物だろうと思われていたのです。 大仏を作るのは、とても多くの労働力を必要とするので、朝廷には、人々の支持が必要でした。このため、民衆にしたわれていた僧の行基の活動を認めました。 中国の帝国が唐に変わっても、かつての遣隋使と同様に、日本から中国の唐に、外交の使者の 遣唐使 を送りました。 遣唐使として有名な人物には、阿倍仲麻呂 や、吉備真備 などがいます。 阿倍仲麻呂は、日本に帰国するために乗った船が難破したため日本に帰国できず、最終的に唐の皇帝に仕えることになりました。 吉備真備は日本に帰れました。吉備真備は2回唐にわたり、2回とも日本に帰国できました。 日本の朝廷らは、唐の有名な僧の 鑑真 に、日本でも仏教をひろめてほしいと、鑑真を日本へ招きました。これを受け、鑑真は日本へわたりましたが、5回も失敗し、6回目にようやく日本に着きました。6回目に日本についたころには、失明しました。 鑑真は、奈良に 唐招提寺 を開き,そして多くの日本人の僧を育てました。 東大寺にある 正倉院 には、奈良時代の美術品や、聖武天皇が愛用した道具などが収められています。 ※「螺鈿紫檀五絃琵」(図参照)や「瑠璃杯」などの宝物も保存されているのですが、画像を用意できません。外部サイトや参考書などで、画像を探してください。 (これらはあくまで参考です。) 和歌をまとめた 万葉集 が759年ごろから編纂されました。 貴族だけでなく、農民や防人など様々な身分の者が作ったと思われる和歌も収録されています。 合計で4500首の歌が収録されています。 ~貴族がさかえた時代~ 奈良から平安京への寺院の移転は禁止されました。 他にも、社会の変化で、もはや、公地公民による昔の政治がうまくいかなくなり、政治のしかたを改める必要もあったのだと思われます。 政治の中心地が平安京であった、約400年間の時代を 平安時代 といいます。 9世紀の中ごろになると藤原鎌足(中臣鎌足)の子孫の一族である 藤原氏 が、権力を強めました。 藤原氏の一族は、代々、娘を天皇の きさき(妻)にしています。 すると、藤原氏は天皇の母方の親せきということになるので、藤原一族の権力が強まる、という仕組みで、さらに権力を強めました。 藤原氏は、天皇が幼いときは、藤原氏の者が摂政となり政治の実権をにぎり、天皇が成人しても藤原氏は関白という地位になり実権をにぎり、政治を行いつづける、という手法で権力を強めました。 道長は、次の歌をよみました。 「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」 (この世は、望月(満月)のように欠けているものがなく、まるで私(道長)の物のようだ。) 道長の子である 藤原頼通 は、京都に 平等院鳳凰堂 を建てさせました。現在の10円玉の表面にもえがかれています。 菅原道真の進言により、894年に遣唐使が中止されました。 遣唐使の廃止の理由は、すでに唐から多くのことを学んであること、ユーラシア大陸で内乱が多く唐が弱っていること、船の遭難など死の危険が多く有能な人材の命を損ないかねないこと、経済的な負担が大きい、などです。 この遣唐使の廃止により、日本の貴族文化では、だんだんユーラシア大陸の文化の影響がうすれたかわりに、国風文化と呼ばれる日本独自の貴族文化が発展しました。 ひらがな や カタカナ などの かな文字 が、平安時代に発明されました。 ひらがなは、漢字の形をくずして発明されました。カタカナは漢字の へん や つくり などの一部をもとに発明されました。 ほかにも、歌集である古今和歌集 や 竹取物語 は、かな文字を用いた作品です。 平安時代には、貴族の衣服(正装)が変わります。 男の貴族の服は 束帯 になり、女の貴族の服は 十二単 となりました。 貴族の住居の形が 寝殿造 になりました。 文学の物語では『源氏物語』という創作の物語が、貴族である紫式部によって書かれました。貴族の「光源氏」という人物を主人公にして貴族の恋愛などを書いています。 「源氏物語絵巻」も描かれました。 随筆では、貴族である清少納言が『枕草子』を記しました。清少納言が、日常生活や自然を観察して、感想をつづったものです。 絵画には、日本の風景などを書いた 大和絵 が現れ、寝殿造の屋敷の屏風や ふすま などに描かれました。さきほど紹介した源氏物語絵巻も、大和絵です。 平安時代には、地方の豪族たちが私有地を広げていきました。 9世紀の中ごろから、豪族や有力な農民たちは、自分たちの土地や財産をまもるためには、兵力をたくわえました。一族の者や、手下の農民たちに武装させるようになりました。 このようにして、武士ができていきました。武士たちは、一族の かしら をリーダーとして、それぞれの一族ごとに 武士団 を結成しました。 この時代に、天皇の座をめぐって皇族どうしで権力争いが起きると、武士たちは、これらの戦いに加わりました。 その結果、 平清盛の加わっていた 平氏 の側が勝利したので、清盛が権力をにぎっていきました。 そして1167年には、平清盛は、武士としては初めて 太政大臣 の位につきました。 平清盛は、清盛のむすめを、天皇の后(妻)にさせました。 このようにして、平氏の一族が、朝廷での重要な役職を得ていき、権力を強めました。 清盛は 海の神をまつっている 厳島神社 を敬いました。厳島神社は、今でいう広島県の瀬戸内海の側にあります。 そして厳島神社の神を、平氏一族がまつるべき氏神としました。 しかし、平氏の独裁的な政治に、ほかの貴族やほかの武士などからの不満が高まっていきました。 それらがのちに、平氏をたおすことへとつながりました。 ついに1180年、皇族は、平氏をほろぼすように命令を下しました。 源頼朝 は、関東で兵をあげました。富士川の戦いで平氏をやぶったあと、頼朝は関東の鎌倉に、とどまって、勢力の基盤をかためました。 そして頼朝は、平氏に不満をもっている武士の北条氏など関東の武士とも協力して、勢力をのばしていきました。 頼朝は、自らは鎌倉にとどまり、代わりに弟の 源義経 の兵を借りて、平氏を西へと追いつめていきました。 1185年、源義経らはついに本州の西の端である今の山口県の下関で起こった 壇ノ浦の戦いで、ついに平氏をほろぼしました。 これらの源氏と平氏との一連の戦いを「源平の戦い」あるいは「源平合戦」といいます。 平氏の滅亡後、頼朝が朝廷に要求したことより、新しい制度として、国ごとに守護が1人ずつ置かれ、荘園や公領には 地頭 が置かれました。 守護の役割は、その国の軍や警察の管理者でした。地頭の役割は、荘園および公領の管理や、税である年貢の取り立てでした。 頼朝は1185(1192)年に朝廷から 征夷大将軍 に任命されました。 頼朝は鎌倉(現在の神奈川県)に、武家による政治の拠点である 鎌倉幕府を開きました。鎌倉に幕府があった時代を 鎌倉時代 といいます。 この鎌倉時代から、政治の権力が朝廷から幕府へと移っていき、武家政治の時代となっていきました。 幕府の行政の仕組みは、朝廷による制度とは 異なります。 将軍の家来の武士のことを 御家人 といいます。 将軍は、「ご恩」と呼ばれる、御家人たちの土地の権利を保証する政策をとるかわりに、奉公と呼ばれる、御家人たちは将軍のために警備を行ったり、戦争の時には戦ったりするという主従関係を、 ご恩と奉公 といいます。 「いざ鎌倉」といって、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていました。 この主従関係は、土地を仲立ちとしています。 御家人たちの屋敷は、武家造という作りで、屋敷のまわりに堀があったり、塀で囲まれていたりと、戦いにそなえたつくりになっています。 「一所懸命」という言葉がありますが、これは、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子からできた言葉です。なお、これが転じて「一生懸命」となりました。 頼朝の死後は、頼朝の長男である頼家が次の将軍となり、さらに次の将軍は頼朝の次男である実朝となりましたが、幕府の実権は、有力な御家人である北条氏の一族がにぎっていました。頼朝の妻は 北条政子 で、その父である 北条時政 が 執権 という役職につき、北条時政らが幕府の実権をにぎりました。 北条氏のように、執権として政治の実権をにぎる政治の方法を 執権政治 といいます。 頼朝の死後、1221年に朝廷は、政治の実権を武士から取りかえそうとして、幕府をたおせという命令を出しました。 このとき、北条政子は、武士たちに、「あなたたちに頼朝があたえたご恩は、山よりも高く、海よりも深いものです。その恩にむくいようとするものは、力を合わせて敵軍をうちとり、幕府をまもるでしょう。」と、武士たちによびかけ、武士たちをまとめた。 この結果、北条氏の幕府軍と、朝廷の軍との戦争になり、北条氏の側が勝利しました。 そして、幕府の権力は、朝廷をしのぐほどになりました。 また、幕府は、武士のための法律をととのえました。 武士は、日ごろから やぶさめ などの武芸にはげんでいました。「やぶさめ」とは、馬にのって走りながら、いくつもある板の的をつぎつぎに射る武芸のことです。 13世紀、中国をふくむユーラシア大陸の広い地域では モンゴル民族が モンゴル帝国を築いていました。 モンゴル帝国はユーラシア大陸を制圧すると、モンゴルの国号(国名)を 元 に変えました。 モンゴルは、まず朝鮮をしたがえました。つづいて、日本にも、モンゴルに従えと、元は使者を日本によこしました。 しかし、ときの執権であった北条時宗は、これを断りました。 そして、元は、1274年と1281年の2度にわたって、軍隊とともに日本にせめこみました。 最終的には暴風雨のえいきょうにより元軍が引き上げたので日本が勝利しましたが、元との戦いでは元軍の火薬を用いた新兵器(日本では「てつはう」と呼ばれた)、毒矢、元軍の集団戦に苦戦しました。 右の合戦の絵は、蒙古襲来絵詞という絵巻物の一部の絵です。 「蒙古」とはモンゴルのことです。 1度目の戦いのあと、幕府は次のモンゴル軍がせめこんでくるのに備え、今の福岡県にある博多湾の沿岸に こうげきを防ぐための石垣である石塁を築かせました。 1281年に、元の軍勢は、14万人もの大軍を率いてふたたび日本に おそいかかりましたが、日本が勝利しました。 この2度の元軍の襲来を あわせて 元寇 といいます。 御家人は元寇で多くの費用を使いましたが、幕府は ご恩としてのほうびの土地を、十分に用意できなかったので、御家人は幕府に不満を持つようになりました。 鎌倉時代には、彫刻で 金剛力士像がつくられました。 ※金剛力士像の画像が用意できないので、ここには画像をのせません。 金剛力士像は、奈良県の東大寺の南大門にあります。 1336年、今の京都の室町に室町幕府ができました。 1394年、室町幕府の3代将軍である足利義満は、京都の北山に 金閣 を建てました。金閣には、金ぱくがはられています。 1482年、室町幕府の8代将軍である足利義政は、京都の東山に 銀閣 を建てました。銀閣には、銀ぱくは はられていません。 色々な村で、用水路や共用地の管理など村の運営のしかたについて、寺社などに集まって自主的に相談しあって決めるようにするなど、農民どうしの集まりが開かれるようになりました。 室町時代には、農民は、厳しい領主に対しては、集団で対立するようになりました。 年貢が重い場合は、集団で領主におしかけてうったえでたり、全員が村から逃亡したりして対抗しました。 書院造という、和室の様式が出てきました。 特ちょうは、 などです。 これが、今の和室の様式につながっています。 鎌倉時代に、中国から 水墨画 の技法が日本に伝わりました。 はじめ日本では、水墨画は、仏教の世界をえがくためにえがかれました。 しかし、室町時代になり、雪舟は、水墨画と仏教を分けて考え、仏教にとらわれずに、自然の風景などの水墨画をえがきました。 書院造の部屋で、おちついた作法にしたがって茶を飲む、茶の湯が始まりました。茶の湯は、今でも茶道として、受けつがれています。 観阿弥と世阿弥の親子が、芸能のひとつである 能 を形成しました。 1543年に,現在の鹿児島県の島である種子島に,ポルトガル人を乗せた船が流れ着きました。 このとき, ポルトガル人から鉄砲が日本に伝わりました。それまでの日本では鉄砲は知られておらず, 日本にとっては鉄砲は新しい兵器でした。 やがて日本の各地に鉄砲の情報が広がり、大量に鉄砲が作られるようになりました。 鉄砲が日本に伝わってから少しあとのころ,キリスト教が日本に伝わりました。 1549年にはスペイン人の宣教師であるザビエルが日本の鹿児島に来て,キリスト教を伝えました。 そのあと,他の宣教師も,次々と日本にやってきました。 宣教師は,日本とヨーロッパとのあいだの貿易の世話もしたので,大名たち(特に西日本)の中にはキリスト教を保護する者もいました。 このようなことをきっかけに,日本は,ポルトガルやスペインとの貿易を始めました。ポルトガル人・スペイン人の商船が,九州の長崎や平戸や,大阪の堺の港などを訪れて貿易をするようになりました。 ~織田信長・豊臣秀吉・徳川家康~ 戦国時代には各地に大名がおり,多くの大名どうしが争っていた。1560年以降から,まず,尾張(現在の愛知県の西部)の大名であった 織田信長が勢力を拡大し始めました。 1560年に,愛知県にいる織田の領地に,となりの静岡県の今川義元がせめこみ、桶狭間の戦い が起こりました。 この戦いで,今川義元を織田らの軍が討ち取り,今川義元は亡くなりました。このため,今川軍は命令の系統がくずれてしまい,敗北しました。 桶狭間の戦い以降,信長は西へと勢力を拡大しました。1568年には,室町幕府の足利氏の一族である足利義昭を支援して京都に入りました。義昭はのちに,室町幕府の15代将軍となりました。 1569年,信長は,キリスト教の宣教師と初めて出会い,かれにキリスト教の布教を許可しました。信長本人はキリスト教の信者ではなく,信長のねらいは宣教師のもたらす情報などがねらい,あるいは当時に信長と敵対していた仏教勢力への対策などと,いっぱんに言われています。 1571年には, 仏教勢力である延暦寺が織田を裏切ったことから、織田信長は,比叡山延暦寺 を焼き討ちにしました。 そして,1573年ごろ,室町幕府は ほろびました。 1575年に三河(現在の愛知県の東部)で、織田・徳川の同盟と,甲斐の大名の武田勝頼らの戦争である 長篠の戦いが起きました。この戦いでは,織田・徳川の同盟が勝利し,武田は敗北しました。 1576年,織田信長は近江(現在の滋賀県)にある小高い山の上に 安土城 を築かせました。 安土城の城下町では,自由に商売をできるようにしたので,とてももうかりました。 また,安土の城下町には,キリスト教の学校や教会も建てられました。 安土城の城下町付近では、商業をさかんにするため,関所で通行税をとることを廃止しました。 なお、このような政策を 楽市楽座といいます。 織田信長を、家臣の 明智光秀が裏切り,明智の軍が信長におそいかかり,この本能寺で信長は死亡しました。 なお、この一連の事件を 本能寺の変 といいます。 信長は,天下統一をなしとげられませんでした。 信長は,天下統一をしていません。 天下統一ならず,信長は死亡します。 信長の死を聞いた豊臣秀吉は,ただちに毛利との停戦をし,そして京都・大阪に向かい,明智光秀をたおしました。 その後も,秀吉にさからう大名をつぎつぎとたおし,支配をかためていきました。 このようにして,しだいに秀吉の地位は高まっていき,信長の領地を受けついでいきました。 1583年に秀吉は,大阪城を築かせ,そこを本拠地にしました。 そのあと,秀吉は各地の大名たちを平定して従えていきました。 そして1590年には,秀吉に従わなかった北条氏の治める関東の小田原をせめ,北条氏政をほろぼしました。 1590年,秀吉に従っていなかった東北の伊達氏など東北の大名も,秀吉に従いました。こうして、秀吉が天下統一をなしとげました。 農民からねんぐを取るための土地の調査を検地といいます。 検地は信長の時代からも行われていたが,秀吉は各地でちがっていた長さや面積などの単位を全国で統一させました。 そして記録によって,田畑の面積や,田の収穫高である石高,その田畑を耕す農民の名前などが記録される 検地帳 が作られました。 検地帳によって耕作者がはっきりしたので,農民は田畑を持つ権利を認められましたが,同時にねんぐを納める義務を負うことになり,土地を勝手に はなれることができなくなりました。また,かつての荘園のように土地の権利がはっきりしない土地がなくなりました。 1588年に、豊臣秀吉は刀狩令という、農民から刀や鉄砲などの武器を没収する命令を出しました。 表向きの理由は,京都の方広寺に大仏を作るので材料の鉄が必要であるためですが、秀吉の実際のねらいは,一揆を防ぐためといわれています。 日本を統一した秀吉は,つぎに,外国を征服しようとしました。そのため,中国を征服しようとしました。このための足がかりとして,まず朝鮮に通行の許可や協力などをもとめたが,朝鮮に断られたため,朝鮮との戦争になり,2度にわたって朝鮮に兵を送って戦争をしました。 この戦争を,朝鮮出兵 とか 朝鮮侵略といいます。 秀吉の朝鮮出兵は2度あります。 最終的に日本は朝鮮・明の連合軍に敗北しました。 1598年に日本国内で秀吉が病死し,日本軍は日本にひきあげ,朝鮮出兵は終わりました。 1590年,秀吉の命令によって,家康の領地が関東に移され,江戸城が家康の拠点となりました。家康が江戸に移る前は,三河(今でいう愛知県の東部)の大名でした。 豊臣秀吉が亡くなると,徳川家康の勢力が強まりました。 1600年、関ヶ原(今の岐阜県)で、徳川家康が率いる軍と,豊臣秀吉が率いる軍が戦いました。これを 関ヶ原の戦い といいます。結果は,徳川家康が率いる軍の勝利でした。 そして,この戦いに敗れた豊臣氏は,ほろぼされました。 江戸のまちは,江戸幕府より前は,政治の中心地になったことがなかったので,やや不便でした。 そのため家康は,日本全国の大名に資金や人手を提供させて,江戸の町を広げる工事をさせました。江戸城を広げる工事も行われました。 つぎのような句があります。 「羽柴」とは,豊臣秀吉のことです。秀吉は,「豊臣秀吉」と名乗る前には,「羽柴秀吉」と長く名乗っていました。 「織田」とは,織田信長のことです。 「徳川」とは,徳川家康のことです。 なぜ,このような歌で説明されるようになったのか,「ヒント」をもとに自分の言葉で説明してみましょう。 ヒント:織田は「もちをついて」、つまりもちをやわらかくしています。羽柴は「もちをこね」、つまり織田がついたもちをさらにやわらかくしています。そして徳川は「すわりしままに食う」、つまりもち作りに協力していないのに、優雅にもちを食べています。 また、かれらの性格をあらわした,つぎのような句があります。 織田信長は「逆らうものは排除する」という姿勢をとり、豊臣秀吉は「逆らうものは従わせる」という姿勢をとり、徳川家康は「逆らうものは従うまで待つ」、つまりチャンスを探るという姿勢をとっています。 当時の日本人がヨーロッパ人を「南蛮人」と呼んだので,日本によるヨーロッパとの貿易を南蛮貿易といいます。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "このページでは、日本の歴史について、安土桃山時代までを学びましょう。江戸時代以降についての下巻はこちらです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」はこちらです。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」はこちらです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "いまから1万5000年ほど前になると、氷河期が終わり、地球の気候があたたかくなりました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "そして、いまから1万2000年ほど前のころ、日本列島に住んでいる人たちは、海や川の近くに住んで、石や骨でつくった刃物や槍や矢をつかって、シカやイノシシなどの動物を、とらえて食料にしていました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "同じころ、日本列島に住んでいた人たちは、土器をつくるようになりました。その土器に縄の模様がついているので、この時代に作られた土器を 縄文土器 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "この土器は、食べ物を煮炊きしたりするための、今でいう なべ のような物です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "今から約1万2000年前から約3,000年前までの時代のことを、 縄文時代 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "縄文時代の人の家の建物は、竪穴住居 といい地面に穴をほりさげたあとに、柱を立て、草ぶきの屋根をかけただけの住居にすんでいました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "縄文時代の人の集落があったと思われる場所からは、多くの貝がらが発掘されています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "この貝がらが多く発掘された、集落だったと思われる場所を 貝塚 といいます。貝塚からは、貝がら以外にも、動物の骨や、魚の骨などが出土することもよくあります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "なお、貝塚には、たとえば東京都の大森貝塚や、福井県の鳥浜貝塚や、千葉県の加曽利貝塚などがあります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "なお、貝塚や石器などに限らず古い時代の物が見つかる場所のことを、 遺跡 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "遺跡などから出土する物によって、その時代の暮らしもわかります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "魚釣りに必要な、「釣り針」と「もり」が、縄文時代の遺跡から出土することも多く、漁もしていたことがわかります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "なお、動物の骨は、とがらせて使うことが多く、とがらせたものを 骨角器 といいます。骨角器のようなとがった骨も出土することがあります。狩りなどで、槍の先の武器として使ったりすることが多かったものと思われます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "縄文の遺跡から、土偶 という、土を焼き固めた、女性のような形の人形が見つかる場合があります。 土偶は、食料が増えることや女性の安産をいのったものだと考えられています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "青森県の 三内丸山遺跡 は、約5500年前から約1500年前の間の集落だったということがわかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "この三内丸山遺跡から、木を栽培した形跡が見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "つまり、すでにこの時代から農業をしていたことがわかります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "また、多くの土器や石器のあとも見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "大型の、掘立て柱も、見つかっています。掘立て柱の用途はまだ分かっていません。 ヒスイの玉や、黒曜石でできた刃物のようなものも見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ヒスイは、この地ではとれず、新潟県の糸魚川などの他の土地でとれるので、他の地域と交易があったのだろう、と考えられています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "この三内丸山遺跡は、縄文時代を知る遺跡として代表的な遺跡です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "縄文時代の次の時代は、弥生時代です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "~米づくりがはじまる~", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "いまから2400年ぐらい前のころ、ユーラシア大陸や朝鮮半島あたりの人々から、米による稲作が、日本に伝わりました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "米作りは、まず西日本につたわり、西日本から東日本へと、米作りが広がっていき、東北地方にまで広がりました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "この時代の農具の多くは、まだ木製です。ただし、米作りとともに鉄器の技術も日本に伝わっているので、一部では鉄を用いた農具も見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "穂から米をとるときに、 石包丁 が、使われました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "高床倉庫が高いのは、ねずみ などの動物が入りづらくするためです。なお、風通しをよくするため、という理由も考えられます。ねずみの害を防ぐという理由の有力な根拠として、地面から床までの柱の、柱のてっぺんに、「かえし」がついていて、動物などが登れないように工夫した高床倉庫が見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "弥生時代の多くの住まいは、竪穴住居です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "大陸や朝鮮半島から米作りがつたわるとともに、青銅器や鉄器などの金属器が、伝わります。そして、日本でも、弥生時代中に、金属器がつくられるようになりました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "青銅とは、銅 と すず(金属の1つ)を、とかしてまぜあわせた金属でつくられた、合金です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "青銅器には、銅剣や、銅矛、銅鐸、銅鏡などが、あります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "青銅器は、おもに祭りに使われるようになります。 いっぽう、鉄器は、農具や武器などの実用品につかわれるようになります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "静岡県にある、登呂遺跡からは、竪穴住居と、高床倉庫が見つかっています。水田のあともあります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "佐賀県にあります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "まわりを濠でかこまれた 環壕集落 です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "矢がささった人骨も見つかっています。これらのことから、人々のあいだで争いがあったことが予想できます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "濠の内側からは、多くの高床倉庫が見つかっています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "おそらくは、米作りによって、食料生産が増えたので人口が多くなって、", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "このような争いが、身分の差を作っていった理由の一つだとも、思われています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "この吉野ケ里遺跡は、弥生時代を知る遺跡として、代表的な遺跡です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "中国大陸の3世紀ごろの歴史書では、日本の3世紀ごろは、国の数が30あまりになっていることが分かりました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "そして、日本にはこれら30あまりの国をしたがえた 邪馬台国 がありました。邪馬台国で、代表的な地位にあった人物は、卑弥呼 という女性です。彼女の政治は、まじないやうらないによるものだったようです。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "邪馬台国の場所は、わかっていません。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "邪馬台国は、魏 に、外交の使いを送りました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "57年、日本は、魏の皇帝から、金印などを受け取りました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "3世紀から4世紀ごろになると、王や豪族をほうむる大きな墓がつくられはじめました。 このような、大きな王などをほうむった大きな墓を 古墳といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "古墳は,特に近畿地方から瀬戸内海沿岸の地域に見られます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "この、3世紀ごろから7世紀ごろの時代を 古墳時代 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "古墳時代の文化のことを 古墳文化 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "古墳には、いろいろな形のものがあります。円形に盛り上がった古墳を円墳といいます。四角く盛り上がった古墳を方墳 といいます。円墳と方墳があわさったような、かぎ穴のような形の古墳を 前方後円墳 といいます。 大阪府堺市にある 大仙(大山)古墳 は、日本で最大の面積の古墳です。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "大仙古墳は、まわりが3重の濠で、かこまれています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "古墳からは、鏡や玉、剣などの副葬品が発見されている。ほかにも、はにわ という、土を焼いて作られた人型や馬型などの置き物が発見されています。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "奈良県の大和地方には、大きな古墳が多く発見されています。このことからこの地方に、有力な勢力があったと考えられている。この地方の有力な豪族たちの政治勢力を 大和政権 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "この大和政権の政府を 大和朝廷 と言い、その最高権力者を 大王 といいます。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "埼玉県の稲荷山古墳から見つかった鉄剣には、「ワカタケル大王」という名が刻まれた文が発見されました。この文から、この地方の王は、ワカタケル大王に使えていたことがわかります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "熊本県の 江田船山古墳 にも、一部が読めなくなっていましたが、「ワ□□□ル大王」という同じ名の刻まれた鉄刀があり、ワカタケル大王の支配する領域が、関東地方から九州までの広い範囲におよんでいたことがわかります。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "また、仏教も、外国から伝わりました。538年に、朝鮮半島の百済という国の王から、仏像や経典が、日本の天皇に送られました。", "title": "大昔の暮らしとくにづくり" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "~聖徳太子の登場~", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "日本では、6世紀ごろから、豪族の影響力が強まりました。豪族の反乱や、豪族どうしの争いも起こり始めました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "この、豪族どうしの争いで、最終的に587年ごろ、蘇我馬子が勝ちました。 そして、女性である 推古天皇 による政治が行われましたが、蘇我氏の影響下にありました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "聖徳太子(厩戸王)は、おばの推古天皇の政治を補助する 摂政という仕事につきました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "聖徳太子は蘇我馬子と協力し、これらの改革をすすめました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "聖徳太子らによる改革のひとつに、十七条の憲法の制定があります。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "役人の心がまえを記したものです。豪族などに対して、役人としての心がまえを述べたものでしょう。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "聖徳太子らの行った重要な政策には、外交政策もあります。ユーラシア大陸の一部を支配していた 隋 という国との外交です。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "607年に、外交の使者として 小野妹子 たちを 隋に送ります。この使者を 遣隋使 といいます。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "なお、小野妹子は男だと考えられています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "外交の結果、日本は隋と国交を結びました。また、隋の文化や制度は日本よりも進んでいたので、日本は多くの文化や制度を取り入れました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "聖徳太子らによる改革には、冠位十二階の制というものもあります。これは、家がらに関係なく有能な役人を採用するための制度です。能力や手がらによって、役人に位が与えられます。位は、一代かぎりです。 役人の位を12段階に分けたので、このような名前で呼ばれます。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "聖徳太子は、607年に, 現在の奈良県に法隆寺を建てさせました。法隆寺は、現存する木造建築としては世界最古です。法隆寺は、1993年に世界文化遺産に登録されました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "622年に、聖徳太子が亡くなりました。聖徳太子の死後には、蘇我氏の権力が強まりました。 蘇我馬子も、626年に、なくなりました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "まず、蘇我馬子の子である蘇我蝦夷の権力が強まりました。さらに、馬子の孫であり、蝦夷の子である 蘇我入鹿 の権力が強まりました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "645年に皇族の中大兄皇子と、豪族の 中臣鎌足 との協力により、蘇我入鹿は殺害されました。蝦夷は、この事件を知り、自殺しました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "このあと、中大兄皇子らが権力を取り、さまざまな政治改革を行いました。この改革を 大化の改新 といいます。645年に元号を「大化」と定めたので、この一連の改革は大化の改新と呼ばれています。 「大化」という元号により、日本では、はじめて元号が定められました。これは、中国を手本としたものでした。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "これまでは豪族や皇族たちが持っていた土地は、すべて朝廷のもの(朝廷が管理管理する)になりました。これを 公地公民 といいます。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "人民の 戸籍 を作り、それにもとづいて国が人々に土地を与え、仕事をさせました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "この当時の戸籍は、人民を1人ずつ、公文書に登録することで、住所や家族の名や年齢、家の世帯主などを把握するためのものでした。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "税の種類です。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "このほかに、防人という、九州で兵士として警備を行う、兵役の仕事がありました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "この防人のつらさを歌った歌として、つぎのような歌が残っています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "さきもりの歌 (『万葉集』より )", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "701年に、 大宝律令 という、税金や都についての法律が完成しました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "710年に、都が奈良の 平城京 へと移りました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "この都が平城京にあった時代を 奈良時代 といいます。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "平城京は、碁盤の目のように、区画が整理されています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "712年に『古事記』という天皇家や貴族などに伝わる、神話の時代をまとめた書がつくられました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "古事記には、神話の時代から推古天皇にいたるまでの出来事が書かれています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "また、日本の歴史書である『日本書紀』が720年に完成しました。神話の時代の伝説から、7世紀末ごろの持統天皇に至るまでの国家と天皇の歴史について書いた書です。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "8世紀のなかごろ、都では病気が流行し、多くの死者が出たり、さらに、貴族の反乱が起きたりしたため、世の中が混乱しました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "仏教を信じた聖武天皇は、仏教の力を借りて人々の不安をしずめ、社会を安定させようとしました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "まず741年に国(今でいう都道府県)ごとに 国分寺 を建てさせました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "都には 東大寺を建てさせ、そのなかに大仏を作らせました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "このころ、行基という僧がいました。かれは、渡来人の子孫で、民衆のために用水の池や橋を造りながら、諸国をまわって教えを説いていたので、多くの人々にしたわれていました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "しかし、朝廷は、はじめは、行基の行動をとりしまりました。当時は、民衆への仏教の布教は禁止されていました。 朝廷からは、行基は危険な人物だろうと思われていたのです。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "大仏を作るのは、とても多くの労働力を必要とするので、朝廷には、人々の支持が必要でした。このため、民衆にしたわれていた僧の行基の活動を認めました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "中国の帝国が唐に変わっても、かつての遣隋使と同様に、日本から中国の唐に、外交の使者の 遣唐使 を送りました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "遣唐使として有名な人物には、阿倍仲麻呂 や、吉備真備 などがいます。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "阿倍仲麻呂は、日本に帰国するために乗った船が難破したため日本に帰国できず、最終的に唐の皇帝に仕えることになりました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "吉備真備は日本に帰れました。吉備真備は2回唐にわたり、2回とも日本に帰国できました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "日本の朝廷らは、唐の有名な僧の 鑑真 に、日本でも仏教をひろめてほしいと、鑑真を日本へ招きました。これを受け、鑑真は日本へわたりましたが、5回も失敗し、6回目にようやく日本に着きました。6回目に日本についたころには、失明しました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "鑑真は、奈良に 唐招提寺 を開き,そして多くの日本人の僧を育てました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "東大寺にある 正倉院 には、奈良時代の美術品や、聖武天皇が愛用した道具などが収められています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "※「螺鈿紫檀五絃琵」(図参照)や「瑠璃杯」などの宝物も保存されているのですが、画像を用意できません。外部サイトや参考書などで、画像を探してください。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "(これらはあくまで参考です。)", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "和歌をまとめた 万葉集 が759年ごろから編纂されました。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "貴族だけでなく、農民や防人など様々な身分の者が作ったと思われる和歌も収録されています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "合計で4500首の歌が収録されています。", "title": "天皇を中心とした国づくり" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "~貴族がさかえた時代~", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "奈良から平安京への寺院の移転は禁止されました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "他にも、社会の変化で、もはや、公地公民による昔の政治がうまくいかなくなり、政治のしかたを改める必要もあったのだと思われます。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "政治の中心地が平安京であった、約400年間の時代を 平安時代 といいます。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "9世紀の中ごろになると藤原鎌足(中臣鎌足)の子孫の一族である 藤原氏 が、権力を強めました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "藤原氏の一族は、代々、娘を天皇の きさき(妻)にしています。 すると、藤原氏は天皇の母方の親せきということになるので、藤原一族の権力が強まる、という仕組みで、さらに権力を強めました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "藤原氏は、天皇が幼いときは、藤原氏の者が摂政となり政治の実権をにぎり、天皇が成人しても藤原氏は関白という地位になり実権をにぎり、政治を行いつづける、という手法で権力を強めました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "道長は、次の歌をよみました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "(この世は、望月(満月)のように欠けているものがなく、まるで私(道長)の物のようだ。)", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "道長の子である 藤原頼通 は、京都に 平等院鳳凰堂 を建てさせました。現在の10円玉の表面にもえがかれています。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "菅原道真の進言により、894年に遣唐使が中止されました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "遣唐使の廃止の理由は、すでに唐から多くのことを学んであること、ユーラシア大陸で内乱が多く唐が弱っていること、船の遭難など死の危険が多く有能な人材の命を損ないかねないこと、経済的な負担が大きい、などです。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "この遣唐使の廃止により、日本の貴族文化では、だんだんユーラシア大陸の文化の影響がうすれたかわりに、国風文化と呼ばれる日本独自の貴族文化が発展しました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "ひらがな や カタカナ などの かな文字 が、平安時代に発明されました。 ひらがなは、漢字の形をくずして発明されました。カタカナは漢字の へん や つくり などの一部をもとに発明されました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "ほかにも、歌集である古今和歌集 や 竹取物語 は、かな文字を用いた作品です。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "平安時代には、貴族の衣服(正装)が変わります。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "男の貴族の服は 束帯 になり、女の貴族の服は 十二単 となりました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "貴族の住居の形が 寝殿造 になりました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "文学の物語では『源氏物語』という創作の物語が、貴族である紫式部によって書かれました。貴族の「光源氏」という人物を主人公にして貴族の恋愛などを書いています。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "「源氏物語絵巻」も描かれました。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "随筆では、貴族である清少納言が『枕草子』を記しました。清少納言が、日常生活や自然を観察して、感想をつづったものです。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "絵画には、日本の風景などを書いた 大和絵 が現れ、寝殿造の屋敷の屏風や ふすま などに描かれました。さきほど紹介した源氏物語絵巻も、大和絵です。", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "", "title": "貴族のくらしと文化" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "平安時代には、地方の豪族たちが私有地を広げていきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "9世紀の中ごろから、豪族や有力な農民たちは、自分たちの土地や財産をまもるためには、兵力をたくわえました。一族の者や、手下の農民たちに武装させるようになりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "このようにして、武士ができていきました。武士たちは、一族の かしら をリーダーとして、それぞれの一族ごとに 武士団 を結成しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "この時代に、天皇の座をめぐって皇族どうしで権力争いが起きると、武士たちは、これらの戦いに加わりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "その結果、 平清盛の加わっていた 平氏 の側が勝利したので、清盛が権力をにぎっていきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "そして1167年には、平清盛は、武士としては初めて 太政大臣 の位につきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "平清盛は、清盛のむすめを、天皇の后(妻)にさせました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "このようにして、平氏の一族が、朝廷での重要な役職を得ていき、権力を強めました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "清盛は 海の神をまつっている 厳島神社 を敬いました。厳島神社は、今でいう広島県の瀬戸内海の側にあります。 そして厳島神社の神を、平氏一族がまつるべき氏神としました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "しかし、平氏の独裁的な政治に、ほかの貴族やほかの武士などからの不満が高まっていきました。 それらがのちに、平氏をたおすことへとつながりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "ついに1180年、皇族は、平氏をほろぼすように命令を下しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "源頼朝 は、関東で兵をあげました。富士川の戦いで平氏をやぶったあと、頼朝は関東の鎌倉に、とどまって、勢力の基盤をかためました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "そして頼朝は、平氏に不満をもっている武士の北条氏など関東の武士とも協力して、勢力をのばしていきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "頼朝は、自らは鎌倉にとどまり、代わりに弟の 源義経 の兵を借りて、平氏を西へと追いつめていきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "1185年、源義経らはついに本州の西の端である今の山口県の下関で起こった 壇ノ浦の戦いで、ついに平氏をほろぼしました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "これらの源氏と平氏との一連の戦いを「源平の戦い」あるいは「源平合戦」といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "平氏の滅亡後、頼朝が朝廷に要求したことより、新しい制度として、国ごとに守護が1人ずつ置かれ、荘園や公領には 地頭 が置かれました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "守護の役割は、その国の軍や警察の管理者でした。地頭の役割は、荘園および公領の管理や、税である年貢の取り立てでした。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "頼朝は1185(1192)年に朝廷から 征夷大将軍 に任命されました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "頼朝は鎌倉(現在の神奈川県)に、武家による政治の拠点である 鎌倉幕府を開きました。鎌倉に幕府があった時代を 鎌倉時代 といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "この鎌倉時代から、政治の権力が朝廷から幕府へと移っていき、武家政治の時代となっていきました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "幕府の行政の仕組みは、朝廷による制度とは 異なります。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "将軍の家来の武士のことを 御家人 といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "将軍は、「ご恩」と呼ばれる、御家人たちの土地の権利を保証する政策をとるかわりに、奉公と呼ばれる、御家人たちは将軍のために警備を行ったり、戦争の時には戦ったりするという主従関係を、 ご恩と奉公 といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "「いざ鎌倉」といって、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "この主従関係は、土地を仲立ちとしています。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "御家人たちの屋敷は、武家造という作りで、屋敷のまわりに堀があったり、塀で囲まれていたりと、戦いにそなえたつくりになっています。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "「一所懸命」という言葉がありますが、これは、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子からできた言葉です。なお、これが転じて「一生懸命」となりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "頼朝の死後は、頼朝の長男である頼家が次の将軍となり、さらに次の将軍は頼朝の次男である実朝となりましたが、幕府の実権は、有力な御家人である北条氏の一族がにぎっていました。頼朝の妻は 北条政子 で、その父である 北条時政 が 執権 という役職につき、北条時政らが幕府の実権をにぎりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "北条氏のように、執権として政治の実権をにぎる政治の方法を 執権政治 といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "頼朝の死後、1221年に朝廷は、政治の実権を武士から取りかえそうとして、幕府をたおせという命令を出しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "このとき、北条政子は、武士たちに、「あなたたちに頼朝があたえたご恩は、山よりも高く、海よりも深いものです。その恩にむくいようとするものは、力を合わせて敵軍をうちとり、幕府をまもるでしょう。」と、武士たちによびかけ、武士たちをまとめた。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "この結果、北条氏の幕府軍と、朝廷の軍との戦争になり、北条氏の側が勝利しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "そして、幕府の権力は、朝廷をしのぐほどになりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "また、幕府は、武士のための法律をととのえました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "武士は、日ごろから やぶさめ などの武芸にはげんでいました。「やぶさめ」とは、馬にのって走りながら、いくつもある板の的をつぎつぎに射る武芸のことです。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "13世紀、中国をふくむユーラシア大陸の広い地域では モンゴル民族が モンゴル帝国を築いていました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "モンゴル帝国はユーラシア大陸を制圧すると、モンゴルの国号(国名)を 元 に変えました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "モンゴルは、まず朝鮮をしたがえました。つづいて、日本にも、モンゴルに従えと、元は使者を日本によこしました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "しかし、ときの執権であった北条時宗は、これを断りました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "そして、元は、1274年と1281年の2度にわたって、軍隊とともに日本にせめこみました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "最終的には暴風雨のえいきょうにより元軍が引き上げたので日本が勝利しましたが、元との戦いでは元軍の火薬を用いた新兵器(日本では「てつはう」と呼ばれた)、毒矢、元軍の集団戦に苦戦しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "右の合戦の絵は、蒙古襲来絵詞という絵巻物の一部の絵です。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "「蒙古」とはモンゴルのことです。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "1度目の戦いのあと、幕府は次のモンゴル軍がせめこんでくるのに備え、今の福岡県にある博多湾の沿岸に こうげきを防ぐための石垣である石塁を築かせました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "1281年に、元の軍勢は、14万人もの大軍を率いてふたたび日本に おそいかかりましたが、日本が勝利しました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "この2度の元軍の襲来を あわせて 元寇 といいます。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "御家人は元寇で多くの費用を使いましたが、幕府は ご恩としてのほうびの土地を、十分に用意できなかったので、御家人は幕府に不満を持つようになりました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "鎌倉時代には、彫刻で 金剛力士像がつくられました。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "※金剛力士像の画像が用意できないので、ここには画像をのせません。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "金剛力士像は、奈良県の東大寺の南大門にあります。", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "", "title": "武士の世の中へ" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "1336年、今の京都の室町に室町幕府ができました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "1394年、室町幕府の3代将軍である足利義満は、京都の北山に 金閣 を建てました。金閣には、金ぱくがはられています。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "1482年、室町幕府の8代将軍である足利義政は、京都の東山に 銀閣 を建てました。銀閣には、銀ぱくは はられていません。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "色々な村で、用水路や共用地の管理など村の運営のしかたについて、寺社などに集まって自主的に相談しあって決めるようにするなど、農民どうしの集まりが開かれるようになりました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "室町時代には、農民は、厳しい領主に対しては、集団で対立するようになりました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "年貢が重い場合は、集団で領主におしかけてうったえでたり、全員が村から逃亡したりして対抗しました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "書院造という、和室の様式が出てきました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "特ちょうは、", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "などです。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "これが、今の和室の様式につながっています。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "鎌倉時代に、中国から 水墨画 の技法が日本に伝わりました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "はじめ日本では、水墨画は、仏教の世界をえがくためにえがかれました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "しかし、室町時代になり、雪舟は、水墨画と仏教を分けて考え、仏教にとらわれずに、自然の風景などの水墨画をえがきました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "書院造の部屋で、おちついた作法にしたがって茶を飲む、茶の湯が始まりました。茶の湯は、今でも茶道として、受けつがれています。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "観阿弥と世阿弥の親子が、芸能のひとつである 能 を形成しました。", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "", "title": "今に伝わる室町文化" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "1543年に,現在の鹿児島県の島である種子島に,ポルトガル人を乗せた船が流れ着きました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "このとき, ポルトガル人から鉄砲が日本に伝わりました。それまでの日本では鉄砲は知られておらず, 日本にとっては鉄砲は新しい兵器でした。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "やがて日本の各地に鉄砲の情報が広がり、大量に鉄砲が作られるようになりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "鉄砲が日本に伝わってから少しあとのころ,キリスト教が日本に伝わりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "1549年にはスペイン人の宣教師であるザビエルが日本の鹿児島に来て,キリスト教を伝えました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "そのあと,他の宣教師も,次々と日本にやってきました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "宣教師は,日本とヨーロッパとのあいだの貿易の世話もしたので,大名たち(特に西日本)の中にはキリスト教を保護する者もいました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "このようなことをきっかけに,日本は,ポルトガルやスペインとの貿易を始めました。ポルトガル人・スペイン人の商船が,九州の長崎や平戸や,大阪の堺の港などを訪れて貿易をするようになりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "~織田信長・豊臣秀吉・徳川家康~", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "戦国時代には各地に大名がおり,多くの大名どうしが争っていた。1560年以降から,まず,尾張(現在の愛知県の西部)の大名であった 織田信長が勢力を拡大し始めました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "1560年に,愛知県にいる織田の領地に,となりの静岡県の今川義元がせめこみ、桶狭間の戦い が起こりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "この戦いで,今川義元を織田らの軍が討ち取り,今川義元は亡くなりました。このため,今川軍は命令の系統がくずれてしまい,敗北しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "桶狭間の戦い以降,信長は西へと勢力を拡大しました。1568年には,室町幕府の足利氏の一族である足利義昭を支援して京都に入りました。義昭はのちに,室町幕府の15代将軍となりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "1569年,信長は,キリスト教の宣教師と初めて出会い,かれにキリスト教の布教を許可しました。信長本人はキリスト教の信者ではなく,信長のねらいは宣教師のもたらす情報などがねらい,あるいは当時に信長と敵対していた仏教勢力への対策などと,いっぱんに言われています。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "1571年には, 仏教勢力である延暦寺が織田を裏切ったことから、織田信長は,比叡山延暦寺 を焼き討ちにしました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "そして,1573年ごろ,室町幕府は ほろびました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "1575年に三河(現在の愛知県の東部)で、織田・徳川の同盟と,甲斐の大名の武田勝頼らの戦争である 長篠の戦いが起きました。この戦いでは,織田・徳川の同盟が勝利し,武田は敗北しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "1576年,織田信長は近江(現在の滋賀県)にある小高い山の上に 安土城 を築かせました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "安土城の城下町では,自由に商売をできるようにしたので,とてももうかりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "また,安土の城下町には,キリスト教の学校や教会も建てられました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "安土城の城下町付近では、商業をさかんにするため,関所で通行税をとることを廃止しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "なお、このような政策を 楽市楽座といいます。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "織田信長を、家臣の 明智光秀が裏切り,明智の軍が信長におそいかかり,この本能寺で信長は死亡しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "なお、この一連の事件を 本能寺の変 といいます。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "信長は,天下統一をなしとげられませんでした。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "信長は,天下統一をしていません。 天下統一ならず,信長は死亡します。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "信長の死を聞いた豊臣秀吉は,ただちに毛利との停戦をし,そして京都・大阪に向かい,明智光秀をたおしました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "その後も,秀吉にさからう大名をつぎつぎとたおし,支配をかためていきました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "このようにして,しだいに秀吉の地位は高まっていき,信長の領地を受けついでいきました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "1583年に秀吉は,大阪城を築かせ,そこを本拠地にしました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "そのあと,秀吉は各地の大名たちを平定して従えていきました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "そして1590年には,秀吉に従わなかった北条氏の治める関東の小田原をせめ,北条氏政をほろぼしました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "1590年,秀吉に従っていなかった東北の伊達氏など東北の大名も,秀吉に従いました。こうして、秀吉が天下統一をなしとげました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "農民からねんぐを取るための土地の調査を検地といいます。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "検地は信長の時代からも行われていたが,秀吉は各地でちがっていた長さや面積などの単位を全国で統一させました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "そして記録によって,田畑の面積や,田の収穫高である石高,その田畑を耕す農民の名前などが記録される 検地帳 が作られました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 258, "tag": "p", "text": "検地帳によって耕作者がはっきりしたので,農民は田畑を持つ権利を認められましたが,同時にねんぐを納める義務を負うことになり,土地を勝手に はなれることができなくなりました。また,かつての荘園のように土地の権利がはっきりしない土地がなくなりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 259, "tag": "p", "text": "1588年に、豊臣秀吉は刀狩令という、農民から刀や鉄砲などの武器を没収する命令を出しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 260, "tag": "p", "text": "表向きの理由は,京都の方広寺に大仏を作るので材料の鉄が必要であるためですが、秀吉の実際のねらいは,一揆を防ぐためといわれています。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 261, "tag": "p", "text": "日本を統一した秀吉は,つぎに,外国を征服しようとしました。そのため,中国を征服しようとしました。このための足がかりとして,まず朝鮮に通行の許可や協力などをもとめたが,朝鮮に断られたため,朝鮮との戦争になり,2度にわたって朝鮮に兵を送って戦争をしました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 262, "tag": "p", "text": "この戦争を,朝鮮出兵 とか 朝鮮侵略といいます。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 263, "tag": "p", "text": "秀吉の朝鮮出兵は2度あります。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 264, "tag": "p", "text": "最終的に日本は朝鮮・明の連合軍に敗北しました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 265, "tag": "p", "text": "1598年に日本国内で秀吉が病死し,日本軍は日本にひきあげ,朝鮮出兵は終わりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 266, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 267, "tag": "p", "text": "1590年,秀吉の命令によって,家康の領地が関東に移され,江戸城が家康の拠点となりました。家康が江戸に移る前は,三河(今でいう愛知県の東部)の大名でした。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 268, "tag": "p", "text": "豊臣秀吉が亡くなると,徳川家康の勢力が強まりました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 269, "tag": "p", "text": "1600年、関ヶ原(今の岐阜県)で、徳川家康が率いる軍と,豊臣秀吉が率いる軍が戦いました。これを 関ヶ原の戦い といいます。結果は,徳川家康が率いる軍の勝利でした。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 270, "tag": "p", "text": "そして,この戦いに敗れた豊臣氏は,ほろぼされました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 271, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 272, "tag": "p", "text": "江戸のまちは,江戸幕府より前は,政治の中心地になったことがなかったので,やや不便でした。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 273, "tag": "p", "text": "そのため家康は,日本全国の大名に資金や人手を提供させて,江戸の町を広げる工事をさせました。江戸城を広げる工事も行われました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 274, "tag": "p", "text": "", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 275, "tag": "p", "text": "つぎのような句があります。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 276, "tag": "p", "text": "「羽柴」とは,豊臣秀吉のことです。秀吉は,「豊臣秀吉」と名乗る前には,「羽柴秀吉」と長く名乗っていました。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 277, "tag": "p", "text": "「織田」とは,織田信長のことです。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 278, "tag": "p", "text": "「徳川」とは,徳川家康のことです。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 279, "tag": "p", "text": "なぜ,このような歌で説明されるようになったのか,「ヒント」をもとに自分の言葉で説明してみましょう。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 280, "tag": "p", "text": "ヒント:織田は「もちをついて」、つまりもちをやわらかくしています。羽柴は「もちをこね」、つまり織田がついたもちをさらにやわらかくしています。そして徳川は「すわりしままに食う」、つまりもち作りに協力していないのに、優雅にもちを食べています。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 281, "tag": "p", "text": "また、かれらの性格をあらわした,つぎのような句があります。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 282, "tag": "p", "text": "織田信長は「逆らうものは排除する」という姿勢をとり、豊臣秀吉は「逆らうものは従わせる」という姿勢をとり、徳川家康は「逆らうものは従うまで待つ」、つまりチャンスを探るという姿勢をとっています。", "title": "戦国の世の統一" }, { "paragraph_id": 283, "tag": "p", "text": "当時の日本人がヨーロッパ人を「南蛮人」と呼んだので,日本によるヨーロッパとの貿易を南蛮貿易といいます。", "title": "戦国の世の統一" } ]
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;大昔の{{Ruby|暮|く}}らし [[File:Jomon Vessel with Flame-like Ornamentation, attributed provenance Umataka, Nagaoka-shi, Niigata, Jomon period, 3000-2000 BC - Tokyo National Museum - DSC05620.JPG|thumb|250px|縄文土器]] いまから1万5000年ほど前になると、{{ruby|氷河|ひょうが}}期が終わり、地球の気候があたたかくなりました。 そして、いまから1万2000年ほど前のころ、日本列島に住んでいる人たちは、海や川の近くに住んで、石や{{ruby|骨|ほね}}でつくった{{ruby|刃|は}}物や{{ruby|槍|やり}}や矢をつかって、シカやイノシシなどの動物を、とらえて食料にしていました。 同じころ、日本列島に住んでいた人たちは、'''{{ruby|土器|どき}}'''をつくるようになりました。その土器に縄の{{ruby|模様|もよう}}がついているので、この時代に作られた土器を {{ruby|縄文|じょうもん}}土器 といいます。 この土器は、食べ物を{{ruby|煮炊|にた}}きしたりするための、今でいう なべ のような物です。 今から約1万2000年前から約3,000年前までの時代のことを、 '''{{Ruby|縄文|じょうもん}}時代''' といいます。 [[File:Yoshinogari-iseki tateanashiki-juukyo.JPG|thumb|250px|right|弥生時代の竪穴住居の復元、{{ruby|佐賀|さが}}県{{ruby|吉野ヶ里|よしのがり}}遺跡]] 縄文時代の人の家の建物は、'''{{ruby|竪穴|たてあな}}住居''' といい地面に穴をほりさげたあとに、柱を立て、草ぶきの屋根をかけただけの住居にすんでいました。 [[File:Kasori midden preserve north.jpg|thumb|200px|加曽利貝塚、北貝{{ruby|層|そう}}断面]] 縄文時代の人の集落があったと思われる場所からは、多くの貝がらが{{ruby|発掘|はっくつ}}されています。 この貝がらが多く発掘された、集落だったと思われる場所を {{ruby|貝塚|かいづか}} といいます。貝塚からは、貝がら以外にも、動物の{{ruby|骨|ほね}}や、魚の骨などが出土することもよくあります。 なお、貝塚には、たとえば{{ruby|東京|とうきょう}}都の{{ruby|大森|おおもり}}貝塚や、{{ruby|福井|ふくい}}県の{{ruby|鳥浜|とりはま}}貝塚や、{{ruby|千葉|ちば}}県の{{ruby|加曽利|かそり}}貝塚などがあります。 なお、貝塚や石器などに限らず古い時代の物が見つかる場所のことを、 '''{{ruby|遺跡|いせき}}''' といいます。 遺跡などから出土する物によって、その時代の{{ruby|暮|く}}らしもわかります。 魚{{ruby|釣|つ}}りに必要な、「釣り{{ruby|針|ばり}}」と「もり」が、縄文時代の遺跡から出土することも多く、漁もしていたことがわかります。 なお、動物の骨は、とがらせて使うことが多く、とがらせたものを {{ruby|骨角器|こっかくき}} といいます。骨角器のようなとがった骨も出土することがあります。狩りなどで、槍の先の武器として使ったりすることが多かったものと思われます。 [[Image:JomonStatue.JPG|thumb|right|200px|土偶({{ruby|亀ヶ岡|かめがおか}}遺跡)]] 縄文の{{ruby|遺跡|いせき}}から、'''{{ruby|土偶|どぐう}}''' という、土を焼き固めた、女性のような形の人形が見つかる場合があります。 土偶は、食料が増えることや女性の安産をいのったものだと考えられています。 [[ファイル:Reconstructed Pillar Supported Structure.jpg|right|thumb|300px|六本柱建物(復元)]] {{ruby|青森|あおもり}}県の '''{{ruby|三内丸山遺跡|さんないまるやまいせき}}''' は、約5500年前から約1500年前の間の集落だったということがわかっています。 この三内丸山遺跡から、木を{{ruby|栽培|さいばい}}した{{ruby|形跡|けいせき}}が見つかっています。 つまり、すでにこの時代から農業をしていたことがわかります。 また、多くの土器や石器のあとも見つかっています。 大型の、{{ruby|掘立|ほった}}て柱も、見つかっています。掘立て柱の{{ruby|用途|ようと}}はまだ分かっていません。 ヒスイの玉や、{{ruby|黒曜石|こくようせき}}でできた{{ruby|刃|は}}物のようなものも見つかっています。 ヒスイは、この地ではとれず、新潟県の{{ruby|糸魚|いとい}}川などの他の土地でとれるので、他の{{ruby|地域|ちいき}}と交易があったのだろう、と考えられています。 この三内丸山遺跡は、縄文時代を知る遺跡として代表的な遺跡です。 {{ruby|縄文|じょうもん}}時代の次の時代は、{{ruby|弥生|やよい}}時代です。 ;{{ruby|弥生|やよい}}時代 '''~米づくりがはじまる~''' [[Image:YayoiJar.JPG|right|250px|thumb|{{ruby|弥生|やよい}}土器]] いまから2400年ぐらい前のころ、ユーラシア大陸や{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島あたりの人々から、米による{{ruby|稲作|いなさく}}が、日本に伝わりました。 米作りは、まず西日本につたわり、西日本から東日本へと、米作りが広がっていき、東北地方にまで広がりました。 この時代の農具の多くは、まだ木製です。ただし、米作りとともに鉄器の技術も日本に伝わっているので、一部では鉄を用いた農具も見つかっています。 {{ruby|穂|ほ}}から米をとるときに、 {{ruby|石包丁|いしぼうちょう}} が、使われました。 * {{ruby|弥生|やよい}}土器 ** また、このころ、土器は、{{ruby|縄文|じょうもん}}土器よりも うすくて かたい '''{{ruby|弥生|やよい}}土器''' をつくるようになりました。「{{ruby|弥生|やよい}}」とは、学者が発見した場所が、{{ruby|東京|とうきょう}}の弥生町(現在の{{ruby|文京|ぶんきょう}}区)だったので、弥生の土器という意味で、「弥生土器」とよばれています。 ** 縄文土器と弥生土器の形のちがいについては、弥生時代のころには、土器をつくる技術が進歩したので、土器の形が かわったのだろう、と考えられています。 * {{ruby|高床|たかゆか}}倉庫 ** 米は、 '''{{ruby|高床|たかゆか}}倉庫''' で保管されていました。 高床倉庫が高いのは、ねずみ などの動物が入りづらくするためです。なお、風通しをよくするため、という理由も考えられます。ねずみの害を防ぐという理由の有力な{{ruby|根拠|こんきょ}}として、地面から床までの柱の、柱のてっぺんに、「かえし」がついていて、動物などが登れないように工夫した高床倉庫が見つかっています。 <gallery widths="200px" heights="200px"> Image:Takayukasikisouko.JPG|高床倉庫 妻側より(復元、{{ruby|神奈川|かながわ}}県、{{ruby|大塚|おおつか}}・{{ruby|歳勝土遺跡|さいかちどいせき}}) File:Yoshinogari-iseki takayukashiki-souko.JPG|高床倉庫(復元、{{ruby|佐賀|さが}}県{{ruby|吉野ヶ里遺跡|よしのがりいせき}}) </gallery> {{ruby|弥生|やよい}}時代の多くの住まいは、{{ruby|竪穴|たてあな}}住居です。 {{clear}} * 金属器 [[ファイル:DotakuBronzeBellLateYayoi3rdCenturyCE.jpg|thumb|銅鐸]] 大陸や{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島から米作りがつたわるとともに、青銅器や鉄器などの金属器が、伝わります。そして、日本でも、弥生時代中に、金属器がつくられるようになりました。 青銅とは、銅 と すず(金属の1つ)を、とかしてまぜあわせた金属でつくられた、合金です。 青銅器には、銅{{ruby|剣|けん}}や、銅{{ruby|矛|ほこ}}、銅{{ruby|鐸|たく}}、銅{{ruby|鏡|きょう}}などが、あります。 <gallery widths="200px" heights="200px"> File:Koujindani Remains 03.JPG|銅矛とともに出土した銅鐸({{ruby|島根|しまね}}県・{{ruby|出雲|いづも}}市の{{ruby|荒神谷|こうじんだに}}遺跡)。{{ruby|古墳|こふん}}時代の遺跡。 ファイル:YayoiBronzeSpearTip1-2ndCenturyKyushu.jpg|弥生時代の銅矛(九州で出土、1~2世紀) </gallery> 青銅器は、おもに祭りに使われるようになります。 いっぽう、鉄器は、農具や武器などの実用品につかわれるようになります。 * {{ruby|登呂遺跡|とろいせき}} [[File:2004年08月25日竪02.JPG|thumb|240px|right|登呂遺跡。復元、竪穴住居。]] {{ruby|静岡|しずおか}}県にある、{{ruby|登呂遺跡|とろいせき}}からは、{{ruby|竪穴|たてあな}}住居と、{{ruby|高床|たかゆか}}倉庫が見つかっています。{{ruby|水田|すいでん}}のあともあります。 * {{ruby|吉野ケ里遺跡|よしのがりいせき}} [[File:Yoshinogari-iseki zenkei.JPG|thumb|440px|right|吉野ケ里遺跡,遠景]] {{ruby|佐賀|さが}}県にあります。 まわりを{{ruby|濠|ほり}}でかこまれた {{ruby|環壕|かんごう}}集落 です。 矢がささった{{ruby|人骨|じんこつ}}も見つかっています。これらのことから、人々のあいだで争いがあったことが予想できます。 濠の内側からは、多くの高床倉庫が見つかっています。 おそらくは、米作りによって、食料生産が増えたので人口が多くなって、 :それぞれの集落で、多くの人口を養うために米の生産量を増やす必要が生じて、 :そのため、土地や水が必要になり、 :集落どうしで、土地や水をめぐっての争いが起きたのだろうと思われています。 このような争いが、身分の差を作っていった理由の一つだとも、思われています。 この吉野ケ里遺跡は、弥生時代を知る遺跡として、代表的な遺跡です。 ;日本の統一へ * 邪馬台国 中国大陸の3世紀ごろの歴史書では、日本の3世紀ごろは、国の数が30あまりになっていることが分かりました。 そして、日本にはこれら30あまりの国をしたがえた {{ruby|邪馬台国|やまたいこく}} がありました。邪馬台国で、代表的な地位にあった人物は、'''{{ruby|卑弥呼|ひみこ}}''' という女性です。{{ruby|彼女|かのじょ}}の政治は、まじないやうらないによるものだったようです。 邪馬台国の場所は、わかっていません。 邪馬台国は、{{ruby|魏|ぎ}} に、外交の使いを送りました。 <!-- 「魏」という国名は、検定教科書に無く、範囲外だが、検定教科書どおりに「中国」というのも紛らわしいので(日本の中国・四国地方と混同の恐れあり)、本wikiでは「魏」を使う。なお、日本文教出版でこの時代を紹介し、chinaについては日本文教出版は「中国」と表記。東京書籍は他の時代だが「大陸」などで表現をゴマかす。 隋や唐について、光村は「中国(隋)」や「中国(唐)」の表記。--> [[File:King of Na gold seal.jpg|260px|thumb|left|金印。]] 57年、日本は、{{ruby|魏|ぎ}}の{{ruby|皇帝|こうてい}}から、'''金印'''などを受け取りました。 <!-- 日本文教出版『日本の歩み』検定教科書で、金印を紹介。 --> {{-}} ;{{ruby|古墳|こふん}}時代 [[画像:NintokuTomb Aerial photograph 2007.jpg|thumb|{{ruby|仁徳天皇陵|てんのうりょう}}と思われている{{ruby|大山|だいせん}}古墳。前方後円墳、{{ruby|大阪|おおさか}}府{{ruby|堺|さかい}}市]] 3世紀から4世紀ごろになると、王や{{ruby|豪族|ごうぞく}}をほうむる大きな墓がつくられはじめました。 このような、大きな王などをほうむった大きな墓を '''{{ruby|古墳|こふん}}'''といいます。 古墳は,特に{{ruby|近畿|きんき}}地方から{{ruby|瀬戸内海沿岸|せとないかいえんがん}}の{{ruby|地域|ちいき}}に見られます。 この、3世紀ごろから7世紀ごろの時代を '''古墳時代''' といいます。 古墳時代の文化のことを 古墳文化 といいます。 古墳には、いろいろな形のものがあります。円形に{{ruby|盛|も}}り上がった古墳を{{ruby|円墳|えんふん}}といいます。四角く盛り上がった古墳を{{ruby|方墳|ほうふん}} といいます。円墳と方墳があわさったような、かぎ{{ruby|穴|あな}}のような形の古墳を {{ruby|前方後円墳|ぜんぽうこうえんふん}} といいます。 {{ruby|大阪|おおさか}}府{{ruby|堺|さかい}}市にある {{ruby|大仙|だいせん}}(大山)古墳 は、日本で最大の面積の古墳です。 大仙古墳は、まわりが3重の{{ruby|濠|ほり}}で、かこまれています。 * 古墳の{{ruby|副葬|ふくそう}}品 [[File:KofunSoldier.jpg|thumb|left|140px|はにわ。{{ruby|武装|ぶそう}}男子立像({{ruby|群馬|ぐんま}}県{{ruby|太田|おおた}}市出土)]] [[画像:HaniwaHorse.JPG|thumb|190px|はにわ。(馬形{{ruby|埴輪|はにわ}})]] 古墳からは、鏡や玉、{{ruby|剣|つるぎ}}などの副葬品が発見されている。ほかにも、'''はにわ''' という、土を焼いて作られた人型や馬型などの置き物が発見されています。 {{clear}} ==== {{ruby|大和政権|やまとせいけん}} ==== {{ruby|奈良|なら}}県の{{ruby|大和|やまと}}地方には、大きな{{ruby|古墳|こふん}}が多く発見されています。このことからこの地方に、有力な勢力があったと考えられている。この地方の有力な{{ruby|豪族|ごうぞく}}たちの政治勢力を '''{{ruby|大和政権|やまとせいけん}}''' といいます。 この大和政権の政府を 大和{{ruby|朝廷|ちょうてい}} と言い、その最高{{ruby|権力|けんりょく}}者を {{ruby|大王|おおきみ}} といいます。 [[File:Inariyama sword.JPG|thumb|350px|right|真ん中の、{{ruby|縦|たて}}に長いものが、{{ruby|発掘|はっくつ}}された{{ruby|鉄剣|てっけん}}。]] {{ruby|埼玉|さいたま}}県の{{ruby|稲荷山|いなりやま}}古墳から見つかった{{ruby|鉄剣|てっけん}}には、「ワカタケル大王」という名が{{ruby|刻|きざ}}まれた文が発見されました。この文から、この地方の王は、ワカタケル大王に使えていたことがわかります。 {{ruby|熊本|くまもと}}県の {{ruby|江田船山|えだふなやま}}古墳 にも、一部が読めなくなっていましたが、「ワ□□□ル大王」という同じ名の刻まれた鉄刀があり、ワカタケル大王の支配する{{ruby|領域|りょういき}}が、{{ruby|関東|かんとう}}地方から{{ruby|九州|きゅうしゅう}}までの広い{{ruby|範囲|はんい}}におよんでいたことがわかります。 {{コラム|ヤマトタケルの物語| {{ruby|皇子|おうじ}}であるヤマトタケルノミコトは、{{ruby|武勇|ぶゆう}}にすぐれていました。かれは父の命令で九州に行き、{{ruby|朝廷|ちょうてい}}にしたがわない{{ruby|豪族|ごうぞく}}である クマソ をたおしました。 それから{{ruby|関東|かんとう}}に行き、広い野原で焼きうちにあってしまいましたが、きりぬけて、関東を{{ruby|征服|せいふく}}しました。 しかし、タケルは帰る{{ruby|途中|とちゅう}}で、病気で なくなりました。そして、タケルは大きな白い鳥になって、{{ruby|大和|やまと}}のほうへ飛んでいきました。 }} * {{ruby|仏教|ぶっきょう}}の伝来 また、{{ruby|仏教|ぶっきょう}}も、外国から伝わりました。538年に、{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島の{{ruby|百済|くだら}}という国の王から、仏像や{{Ruby|経典|きょうてん}}が、日本の{{ruby|天皇|てんのう}}に送られました。 {{clear}} == {{ruby|天皇|てんのう}}を中心とした国づくり == ~{{ruby|聖徳太子|しょうとくたいし}}の登場~ {| class="wikitable" style="float:right" |+ {{ruby|聖徳太子|しょうとくたいし}} | 年 || 年{{ruby|齢|れい}} || {{ruby|行|おこな}}ったこと || 社会のできごと |- ! style="text-align: left;" colspan="4" | 6世紀 |- | || || || {{ruby|豪族|ごうぞく}}どうしが争う |- |574 || 1才 || 聖徳太子が生まれる || |- | || || || {{ruby|蘇我|そが}}氏が{{ruby|権力|けんりょく}}をにぎる |- |589 || || || {{ruby|隋|ずい}}が中国を統一する |- |593 || 20才 || 聖徳太子が{{ruby|摂政|せっせい}}になる || |- ! style="text-align: left;" colspan="4" |7世紀 |- |603 || 30才 || {{ruby|冠位十二階|かんいじゅうにかい}}を定める || |- |604 || 31才 || {{ruby|十七条|じゅうななじょう}}の{{ruby|憲法|けんぽう}}を定める || |- |607 || 34才 || {{ruby|小野妹子|おののいもこ}}を{{ruby|遣隋使|けんずいし}}として送る || |- |618 || || || {{ruby|隋|ずい}}がほろんで{{ruby|唐|とう}}になる |- |622 || 49才 || 聖徳太子がなくなる || |- |645 || || || {{ruby|大化|たいか}}の改新 |- |} <!-- ネットではデマで「今の検定教科書に『聖徳太子』の名前は無く、『厩戸王』になっている。」というデマがありますが、 日本文教出版、『日本の歩み 小学校の社会6上』、平成22年3月10日 検定済み版、平成25年2月10日発行、30ページ・31ページ、 東京書籍、『新しい社会6上』、27ページ、平成22年2月10日 検定済み版、平成26年1月15日 発行、27ページ、 光村書店、『社会6』、平成22年3月10日 検定版、平成26年2月5日 発行、32ページ、 などに、堂々と『聖徳太子』と書いてあります。デマに騙されないようにしましょう。 --> 日本では、6世紀ごろから、{{ruby|豪族|ごうぞく}}の{{ruby|影響力|えいきょうりょく}}が強まりました。豪族の{{ruby|反乱|はんらん}}や、豪族どうしの争いも起こり始めました。 この、豪族どうしの争いで、最終的に587年ごろ、{{ruby|蘇我馬子|そがのうまこ}}が勝ちました。 そして、女性である '''{{ruby|推古天皇|すいこてんのう}}''' による政治が行われましたが、蘇我氏の{{ruby|影響|えいきょう}}下にありました。 [[File:Prince Shotoku face2.svg|180px|thumb|聖徳太子]] '''{{ruby|聖徳太子|しょうとくたいし}}'''({{ruby|厩戸王|うまやどのおう}})は、おばの推古天皇の政治を{{ruby|補助|ほじょ}}する {{ruby|摂政|せっしょう}}という仕事につきました。 :※ なお当時、「摂政」という用語は無い。のちの時代に、幼少の天皇や女性天皇などを助ける仕事のことを「摂政」と呼ぶようになった。 聖徳太子は蘇我馬子と協力し、これらの{{ruby|改革|かいかく}}をすすめました。 聖徳太子らによる改革のひとつに、'''{{ruby|十七条|じゅうしちじょう}}の{{ruby|憲法|けんぽう}}'''の制定があります。 * 十七条の憲法 役人の心がまえを記したものです。豪族などに対して、役人としての心がまえを述べたものでしょう。 {| style="border:1px solid #777; background-color:#ffffff; width:100%; margin:0.25em 0" | style="padding:0.25em 0.5em" |'''十七条の憲法(要約)''' 1条 争いをやめ、なかよくしなさい。 2条 仏教を厚く保護しなさい。 3条 {{Ruby|天皇|てんのう}}の命令には{{ruby|従|したが}}いなさい。 5条 {{Ruby|裁判|さいばん}}は、公正に行いなさい。 12条 農民などの{{ruby|民|たみ}}から、勝手に税やみつぎ物をとってはいけません。 17条 重要なことを決めるときには、話し合いで決めなさい。 |} 聖徳太子らの行った重要な{{ruby|政策|せいさく}}には、外交政策もあります。ユーラシア大陸の一部を支配していた '''{{ruby|隋|ずい}}''' という国との外交です。 607年に、外交の使者として '''{{ruby|小野妹子|おののいもこ}}''' たちを 隋に送ります。この使者を '''{{ruby|遣隋使|けんずいし}}''' といいます。 なお、小野妹子は男だと考えられています。 外交の結果、日本は隋と国交を結びました。また、隋の文化や制度は日本よりも進んでいたので、日本は多くの文化や制度を取り入れました。 * {{ruby|冠位十二階|かんいじゅうにかい}}の制 聖徳太子らによる改革には、'''{{ruby|冠位十二階|かんいじゅうにかい}}の制'''というものもあります。これは、家がらに関係なく有能な役人を採用するための制度です。能力や手がらによって、役人に位が与えられます。位は、一代かぎりです。 役人の位を12{{ruby|段階|だんかい}}に分けたので、このような名前で{{ruby|呼|よ}}ばれます。 <!-- 東京書籍の教科書で、冠位十二階を紹介している。 --> * {{Ruby|法隆寺|ほうりゅうじ}}の{{Ruby|建立|こんりゅう}} [[ファイル:Horyu-ji08s3200.jpg|thumb|法隆寺。{{ruby|金堂|きんどう}}と{{ruby|五重塔|ごじゅうのとう}}]] [[File:Shakyamuni Triad Horyuji2.JPG|thumb|法隆寺の{{ruby|釈迦三尊像|しゃかさんぞんぞう}}(金堂)]] 聖徳太子は、607年に, 現在の{{ruby|奈良|なら}}県に{{Ruby|法隆寺|ほうりゅうじ}}を建てさせました。法隆寺は、現存する木造建築としては世界最古です。法隆寺は、1993年に世界文化{{ruby|遺産|いさん}}に登録されました。 ;さまざまな{{ruby|改革|かいかく}} 622年に、{{ruby|聖徳太子|しょうとくたいし}}が{{ruby|亡|な}}くなりました。聖徳太子の死後には、{{ruby|蘇我|そが}}氏の{{Ruby|権力|けんりょく}}が強まりました。 {{ruby|蘇我馬子|そがのうまこ}}も、626年に、なくなりました。 まず、蘇我馬子の子である{{ruby|蘇我蝦夷|そがのえみし}}の権力が強まりました。さらに、馬子の孫であり、蝦夷の子である 蘇我{{Ruby|入鹿|いるか}} の権力が強まりました。 '''645年'''に{{ruby|皇族|こうぞく}}の'''{{ruby|中大兄皇子|なかのおおえのおうじ}}'''と、{{ruby|豪族|ごうぞく}}の '''{{ruby|中臣鎌足|なかとみのかまたり}}''' との協力により、蘇我入鹿は殺害されました。蝦夷は、この事件を知り、自殺しました。 * {{Ruby|大化|たいか}}の{{Ruby|改新|かいしん}} このあと、中大兄皇子らが権力を取り、さまざまな政治{{Ruby|改革|かいかく}}を行いました。この改革を {{Ruby|大化|たいか}}の{{Ruby|改新|かいしん}} といいます。645年に元号を「大化」と定めたので、この一連の改革は大化の改新と呼ばれています。 「大化」という元号により、日本では、はじめて元号が定められました。これは、中国を手本としたものでした。 * {{Ruby|公地公民|こうちこうみん}} これまでは{{ruby|豪|ごう}}族や皇族たちが持っていた土地は、すべて朝廷のもの(朝廷が管理する)になりました。これを '''{{Ruby|公地公民|こうちこうみん}}''' といいます。 * {{Ruby|戸籍|こせき}}をつくる 人民の {{Ruby|戸籍|こせき}} を作り、それにもとづいて国が人々に土地を{{Ruby|与|あた}}え、仕事をさせました。 この当時の戸籍は、人民を1人ずつ、{{Ruby|公文書|こうぶんしょ}}に登録することで、住所や家族の名や年{{ruby|齢|れい}}、家の世帯主などを{{ruby|把握|はあく}}するためのものでした。 * {{Ruby|租|そ}}・{{Ruby|調|ちょう}}・{{ruby|庸|よう}} {| class="wikitable" style="float:right" |+ <span style="font-size: large;">{{ruby|一般|いっぱん}}の人々の{{ruby|負担|ふたん}}</span> ! colspan="2" | <span style="font-size: large;">種類</span> ||<span style="font-size: large;">内容</span> |- | rowspan="3" |<span style="font-size: large;"> 税 </span> |<span style="font-size: large;">{{Ruby|租|そ}}</span> |{{ruby|収穫|しゅうかく}}の約3~10%の{{ruby|稲|いね}}を{{ruby|納|おさ}}める。 |- |<span style="font-size: large;">調</span> |地方の特産物(糸、{{Ruby|絹|きぬ}}、わた、塩、<br />魚、海そう、鉄など)を納める。 |- |<span style="font-size: large;">庸</span> |都で年10日ほど働くか、布を納める。 |- | rowspan="1" |<span style="font-size: large;"> {{ruby|兵役|へいえき}} </span> |<span style="font-size: large;">{{ruby|防人|さきもり}}</span> |九州北部で兵士を3年行う。 |- |} 税の種類です。 :{{Ruby|租|そ}}とは、田の{{ruby|収穫|しゅうかく}}量の、約3~10%を、国に{{ruby|納|おさ}}める税です。 :{{Ruby|調|ちょう}}とは、地方の特産物を、国に納める税です。 :{{Ruby|庸|よう}}とは、都に出てきて年10日ほど働くか、布を納める税です このほかに、{{Ruby|防人|さきもり}}という、九州で兵士として{{ruby|警備|けいび}}を行う、{{Ruby|兵役|へいえき}}の仕事がありました。 この防人のつらさを歌った歌として、つぎのような歌が残っています。 <div style="border:1px solid #000000;">  '''さきもりの歌'''  (『{{Ruby|万葉集|まんようしゅう}}』より ) :: {{中付きルビ|3|唐|から|衣|ころも|裾|すそ}}に取りつき泣く子らを置きてそ来ぬや{{Ruby|母|おも}}なしにして ::(現代語{{Ruby|訳|やく}})唐衣のにすがって泣きつく子どもたちを、(防人に出るため)置いてきてしまったなあ。あの子たちには母もいないのに。 </div> {{clear}} * {{Ruby|大宝律令|たいほうりつりょう}} 701年に、 '''{{Ruby|大宝律令|たいほうりつりょう}}''' という、税金や都についての{{ruby|法律|ほうりつ}}が完成しました。 <!-- ※日本文教出版の教科書で、「大宝律令」という言葉が紹介されている。--> ;{{ruby|奈良|なら}}時代 [[File:Heijokyo.jpg|right|500px|平城京のイメージ図]] 710年に、都が{{ruby|奈良|なら}}の {{ruby|平城京|へいじょうきょう}} へと移りました。 この都が平城京にあった時代を '''{{ruby|奈良|なら}}時代''' といいます。 <!-- 厳密にはのちの794年に平安京に移る前に、長岡京に移っています。 --> 平城京は、{{ruby|碁盤|ごばん}}の目のように、区画が整理されています。 {{clear}} {{clear}} * 古事記と日本書紀 712年に『'''{{ruby|古事記|こじき}}'''』という{{Ruby|天皇家|てんのう}}や{{Ruby|貴族|きぞく}}などに伝わる、神話の時代をまとめた書がつくられました。 <!-- 日本文教出版の教科書で、古事記と日本書紀が紹介されている。--> 古事記には、神話の時代から{{Ruby|推古|すいこ}}天皇にいたるまでの出来事が書かれています。 また、日本の歴史書である『{{ruby|日本書紀|にほんしょき}}』が720年に完成しました。神話の時代の伝説から、7世紀末ごろの持統天皇に{{Ruby|至|いた}}るまでの国家と天皇の歴史について書いた書です。 {{clear}} === 大仏づくり === [[File:Daibutsu of Todaiji 3.jpg|thumb|right|300px|東大寺の大仏]] [[File:Emperor Shomu Face2.svg|thumb|聖武天皇]] 8世紀のなかごろ、都では病気が流行し、多くの死者が出たり、さらに、{{ruby|貴族|きぞく}}の{{Ruby|反乱|はんらん}}が起きたりしたため、世の中が混乱しました。 {{Ruby|仏教|ぶっきょう}}を信じた'''{{ruby|聖武天皇|しょうむてんのう}}'''は、仏教の力を借りて人々の不安をしずめ、社会を安定させようとしました。 まず741年に国(今でいう都道府県)ごとに {{ruby|国分寺|こくぶんじ}} を建てさせました。 都には {{ruby|東大寺|とうだいじ}}を建てさせ、そのなかに大仏を作らせました。 [[ファイル:Gyouki Face2.svg|thumb|行基]] このころ、'''{{ruby|行基|ぎょうき}}'''という{{ruby|僧|そう}}がいました。かれは、{{ruby|渡来人|とらいじん}}の子孫で、{{Ruby|民衆|みんしゅう}}のために用水の池や橋を造りながら、{{Ruby|諸国|しょこく}}をまわって教えを説いていたので、多くの人々にしたわれていました。 しかし、{{Ruby|朝廷|ちょうてい}}は、はじめは、行基の行動をとりしまりました。当時は、{{Ruby|民衆|みんしゅう}}への仏教の布教は禁止されていました。 朝廷からは、行基は{{Ruby|危険|きけん}}な人物だろうと思われていたのです。 大仏を作るのは、とても多くの労働力を必要とするので、朝廷には、人々の支持が必要でした。このため、民衆にしたわれていた僧の行基の活動を{{Ruby|認|みと}}めました。 {{-}} === {{Ruby|遣唐使|けんとうし}}と{{Ruby|鑑真|がんじん}} === 中国の{{Ruby|帝国|ていこく}}が{{Ruby|唐|とう}}に変わっても、かつての{{Ruby|遣隋使|けんずいし}}と同様に、日本から中国の唐に、外交の使者の {{Ruby|遣唐使|けんとうし}} を送りました。 遣唐使として有名な人物には、{{Ruby|阿倍仲麻呂|あべのなかまろ}} や、{{Ruby|吉備真備|きびのまきび}} などがいます。 <!--※ 安倍仲麻呂は、教育出版の教科書で、章末のコラムで名前を紹介している。また、日本文教出版の教科書で、阿倍仲麻呂や吉備真備の名前を紹介している。--> 阿倍仲麻呂は、日本に帰国するために乗った船が{{ruby|難破|なんぱ}}したため日本に帰国できず、最終的に唐の{{Ruby|皇帝|こうてい}}に仕えることになりました。 吉備真備は日本に帰れました。吉備真備は2回唐にわたり、2回とも日本に帰国できました。 * {{Ruby|鑑真|がんじん}} 日本の朝廷らは、唐の有名な僧の '''{{Ruby|鑑真|がんじん}}''' に、日本でも仏教をひろめてほしいと、鑑真を日本へ招きました。これを受け、鑑真は日本へわたりましたが、5回も失敗し、6回目にようやく日本に着きました。6回目に日本についたころには、失明しました。 鑑真は、{{Ruby|奈良|なら}}に '''{{Ruby|唐招提寺|とうしょうだいじ}}''' を開き,そして多くの日本人の僧を育てました。 {{clear}} * 正倉院 [[Image:Shoso-in.jpg|thumb|300px|正倉院正倉]] [[Image:Azekura-dukuri JPN.JPG|thumb|right|230px|正倉院の宝物庫]] {{Ruby|東大寺|とうだいじ}}にある {{Ruby|正倉院|しょうそういん}} には、{{ruby|奈良|なら}}時代の美術品や、{{Ruby|聖武天皇|しょうむてんのう}}が愛用した道具などが{{Ruby|収|おさ}}められています。 ※「{{Ruby|螺鈿紫檀五絃琵|らでんしたんごげんのびわ}}」(図参照)や「{{Ruby|瑠璃杯|るりのつき}}」などの{{Ruby|宝物|ほうもつ}}も{{Ruby|保存|ほぞん}}されているのですが、画像を用意できません。外部サイトや参考書などで、画像を{{ruby|探|さが}}してください。 <gallery widths="250px"> Image:RED LACQUERED CABINET Shosoin N2.JPG|{{Ruby|赤漆文欟木御厨子|せきしつぶんかんぼくのおんずし}} Image:8Lobed Mirror Inlay Shosoin.jpg|{{Ruby|平螺鈿背八角鏡|へいらでんはいのはっかくきょう}} Image:Silver Backed Bronze Mirror Shosoin.JPG|{{Ruby|金銀山水八卦背八角鏡|きんぎんさんすいはっけはいのはっかくきょう}} Image:LADIES UNDER TREES SCREEN4th Shosoin.JPG|{{Ruby|鳥毛立女屏風|とりげりつじょのびょうぶ}}第4(部分) Image:ROCHECHI Screen Panel Shosoin NH44.JPG|{{Ruby|羊木臈纈屏風|ひつじきろうけちのびょうぶ}} Image:Silver Incense Burner Shosoin.JPG|{{Ruby|銀薫炉|ぎんのくんろ}} Image:Gold Silver Painted BOX Shosoin.JPG|{{Ruby|蘇芳地金銀絵箱蓋|すおうじきんぎんえのはこ}} </gallery> (これらはあくまで参考です。) * 万葉集 和歌をまとめた {{Ruby|万葉集|まんようしゅう}} が759年ごろから{{Ruby|編纂|へんさん}}されました。 {{Ruby|貴族|きぞく}}だけでなく、農民や{{Ruby|防人|さきもり}}など様々な身分の者が作ったと思われる和歌も{{Ruby|収録|しゅうろく}}されています。 合計で4500首の歌が収録されています。 {{clear}} == 貴族のくらしと文化 == ~{{ruby|貴族|きぞく}}がさかえた時代~ :{{Ruby|桓武天皇|かんむてんのう}}は794年に都を{{ruby|京都|きょうと}}の '''{{ruby|平安京|へいあんきょう}}''' にうつしました。 [[画像:HeiankyouMapJapanese.svg|800px]] 奈良から平安京への寺院の移転は禁止されました。 他にも、社会の変化で、もはや、{{ruby|公地公民|こうちこうみん}}による昔の政治がうまくいかなくなり、政治のしかたを改める必要もあったのだと思われます。 政治の中心地が平安京であった、約400年間の時代を '''{{Ruby|平安|へいあん}}時代''' といいます。 * {{Ruby|摂関|せっかん}}政治 9世紀の中ごろになると{{Ruby|藤原鎌足|ふじわらのかまたり}}({{ruby|中臣|なかとみの}}鎌足)の子孫の一族である '''藤原氏''' が、{{Ruby|権力|けんりょく}}を強めました。 藤原氏の一族は、代々、{{Ruby|娘|むすめ}}を{{ruby|天皇|てんのう}}の きさき(妻)にしています。 すると、藤原氏は天皇の母方の親せきということになるので、藤原一族の権力が強まる、という仕組みで、さらに権力を強めました。 [[File:Fujiwara no Michinaga Face2.svg|thumb|{{Ruby|藤原道長|ふじわらのみちなが}}]] 藤原氏は、天皇が{{Ruby|幼|おさな}}いときは、藤原氏の者が{{Ruby|摂政|せっしょう}}となり政治の{{ruby|実権|じっけん}}をにぎり、天皇が成人しても藤原氏は{{Ruby|関白|かんぱく}}という地位になり実権をにぎり、政治を行いつづける、という手法で権力を強めました。 <!-- 日本文教出版の教科書で、藤原の一族について「関白」という言葉が紹介されている。--> 道長は、次の歌をよみました。 '''「この世をば わが世とぞ思{{ruby|ふ|(う)}} {{ruby|望月|もちづき}}の 欠けたることも なしと思{{Ruby|へ|(え)}}ば」''' (この世は、望月(満月)のように欠けているものがなく、まるで{{ruby|私|わたし}}(道長)の物のようだ。) [[ファイル:Byodoin Phoenix Hall Uji 2009.jpg|300px|thumb|left|平等院鳳凰堂]] {{Ruby|道長|みちなが}}の子である {{ruby|藤原頼通|ふじわらのよりみち}} は、{{Ruby|京都|きょうと}}に '''{{Ruby|平等院鳳凰堂|びょうどういんほうおうどう}}''' を建てさせました。現在の10円玉の表面にもえがかれています。 [[ファイル:10JPY.JPG|thumb|現在の10円玉]] {{clear}} ;平安時代の文化 * {{ruby|遣唐使|けんとうし}}の中止と国風文化 {{ruby|菅原道真|すがわらのみちざね}}の進言により、894年に{{ruby|遣唐使|けんとうし}}が中止されました。 [[File:Sugawara Michizane.jpg|thumb|200px|菅原道真]] 遣唐使の廃止の理由は、すでに唐から多くのことを学んであること、ユーラシア大陸で{{Ruby|内乱|ないらん}}が多く唐が弱っていること、船の{{Ruby|遭難|そうなん}}など死の{{Ruby|危険|きけん}}が多く有能な人材の命を損ないかねないこと、{{Ruby|経済|けいざい}}的な{{Ruby|負担|ふたん}}が大きい、などです。 この遣唐使の廃止により、日本の{{中付きルビ|2|貴|き|族|ぞく}}文化では、だんだんユーラシア大陸の文化の{{ruby|影響|えいきょう}}がうすれたかわりに、{{ruby|国風文化|こくふうぶんか}}と{{ruby|呼|よ}}ばれる日本独自の貴族文化が{{Ruby|発展|はってん}}しました。 [[画像:Hiragana origin.svg|thumb|right|300px|漢字からひらがなへの変化]] * かな文字の発明 ひらがな や カタカナ などの '''かな文字''' が、平安時代に発明されました。 ひらがなは、漢字の形をくずして発明されました。カタカナは漢字の へん や つくり などの一部をもとに発明されました。 [[ファイル:Katakana origine.svg|thumb|left|300px|カタカナの由来]] {{clear}} ほかにも、歌集である'''{{Ruby|古今和歌集|こきんわかしゅう}}''' や '''{{Ruby|竹取物語|たけとりものがたり}}''' は、かな文字を用いた作品です。 * その他の文化 [[Image:Miniature Model of HigashiSanjoDono.jpg|thumb|375px|典型的な寝殿造である{{ruby|東三条殿|ひがしさんじょうどの}}の復元{{ruby|模型|もけい}}(京都}文化博物館) ---- 1. {{ruby|寝殿|しんでん}}、2. {{ruby|北対|きたのたい}}、3. {{Ruby|細殿|ほそどの}}、4. {{Ruby|東対|ひがしのたい}}、5. {{Ruby|東北対|ひがしきたのたい}}、6. {{ruby|侍所|さむらいどころ}}、7. {{ruby|渡殿|わたどの}}、8. {{Ruby|中門廊|ちゅうもんろう}}、9. {{ruby|釣殿|つりどの}}]] [[image:Abe Masahiro Portrait.png|thumb|left|150px|{{Ruby|江戸|えど}}時代の束帯]] [[File:十二単です.JPG|thumb|150px|left|十二単、京都{{Ruby|御所|ごしょ}}にて]] {{Ruby|平安|へいあん}}時代には、貴族の衣服({{Ruby|正装|せいそう}})が変わります。 男の{{ruby|貴族|きぞく}}の服は {{ruby|束帯|そくたい}} になり、女の貴族の服は {{ruby|十二単|じゅうにひとえ}} となりました。 <!-- 一部の教科書が、束帯および十二単について紹介している --> 貴族の住居の形が {{ruby|寝殿造|しんでんづくり}} になりました。 {{clear}} [[画像:Genji emaki azumaya.jpg|thumb|300px|right|大和絵『源氏物語絵巻』 <br> 源氏物語は人気作となり、絵巻物まで作られるほどになりました。この絵は、源氏物語の作品のなかの場面をえがいたものです。]] 文学の物語では『{{ruby|源氏|げんじ}}物語』という{{ruby|創作|そうさく}}の物語が、貴族である{{ruby|紫式部|むらさきしきぶ}}によって書かれました。貴族の「{{ruby|光源氏|ひかるげんじ}}」という人物を主人公にして貴族の{{ruby|恋愛|れんあい}}などを書いています。 「源氏物語{{ruby|絵巻|えまき}}」も{{ruby|描|えが}}かれました。 {{ruby|随|ずい}}筆では、貴族である{{ruby|清少納言|せいしょうなごん}}が『枕草子』を記しました。清少納言が、日常生活や自然を観察して、感想をつづったものです。 絵画には、日本の風景などを書いた {{ruby|大和絵|やまとえ}} が現れ、寝殿造の{{ruby|屋敷|やしき}}の{{ruby|屏風|びょうぶ}}や ふすま などに描かれました。さきほど紹介した源氏物語絵巻も、大和絵です。 <!-- 「大和絵」は、教育出版が紹介している --> {{clear}} == 武士の世の中へ == ;平安時代の武士たち 平安時代には、地方の{{ruby|豪族|ごうぞく}}たちが{{ruby|私有|しゆう}}地を広げていきました。 9世紀の中ごろから、豪族や有力な農民たちは、自分たちの土地や財産をまもるためには、兵力をたくわえました。一族の者や、手下の農民たちに{{ruby|武装|ぶそう}}させるようになりました。 このようにして、'''武士'''ができていきました。武士たちは、一族の かしら をリーダーとして、それぞれの一族ごとに 武士団 を結成しました。 * 平氏 [[ファイル:Taira no Kiyomori.jpg|thumb|200px|平清盛]] この時代に、{{ruby|天皇|てんのう}}の{{ruby|座|ざ}}をめぐって{{ruby|皇族|こうぞく}}どうしで{{ruby|権力|けんりょく}}争いが起きると、武士たちは、これらの戦いに加わりました。 その結果、 '''{{ruby|平清盛|たいらのきよもり}}'''の加わっていた '''{{ruby|平氏|へいし}}''' の側が勝利したので、清盛が権力をにぎっていきました。 そして1167年には、平清盛は、武士としては初めて {{ruby|太政大臣|だいじょうだいじん}} の位につきました。 平清盛は、清盛のむすめを、天皇の{{ruby|后|きさき}}(妻)にさせました。 このようにして、平氏の一族が、{{ruby|朝廷|ちょうてい}}での重要な役職を得ていき、権力を強めました。 [[File:Itsukushima Hiroshima.JPG|thumb|250px|厳島神社。平氏の一族は、一族の{{ruby|繁栄|はんえい}}を厳島神社に願った。{{ruby|国宝|こくほう}}。世界{{ruby|遺産|いさん}}。]] 清盛は 海の神をまつっている {{ruby|厳島|いつくしま}}神社 を{{ruby|敬|うやま}}いました。厳島神社は、今でいう{{ruby|広島|ひろしま}}県の{{ruby|瀬戸内海|せとないかい}}の側にあります。 そして厳島神社の神を、平氏一族がまつるべき{{ruby|氏神|うじがみ}}としました。 しかし、平氏の{{ruby|独裁|どくさい}}的な政治に、ほかの貴族やほかの武士などからの不満が高まっていきました。 それらがのちに、平氏をたおすことへとつながりました。 * {{ruby|源氏|げんじ}}と{{ruby|平氏|へいし}}の戦い ついに1180年、{{ruby|皇族|こうぞく}}は、{{ruby|平氏|へいし}}をほろぼすように命令を下しました。 [[File:Minamoto2.jpg|thumb|250px|源頼朝と伝えられる人物 :頼朝が子供のころ、{{ruby|平治|へいじ}}の{{ruby|乱|らん}}で頼朝の父の{{ruby|義朝|よしとも}}が平氏と戦って敗北したので、小さいころに源頼朝は、伊豆に流されていた。やがて成人して大人になった頼朝が、平氏への反乱をした。]] {| class="wikitable" style="float:right" |+ 源氏と平氏の戦い ! 年 !! おもなできごと |- | 1180 || 源頼朝が{{ruby|伊豆|いず}}(現在の{{ruby|静岡|しずおか}}県)で挙兵するが、{{ruby|石橋山|いしばしやま}}の戦い で平氏にやぶれる<br>  源頼朝が富士川の戦いで平氏をやぶる |- | 1181 || {{ruby|平清盛|たいらのきよもり}}がなくなる |- | 1183 || {{ruby|源義仲|みなもとのよしなか}}が、{{ruby|倶利伽羅峠|くりからとうげ}}の戦いで平氏をやぶる |- | 1184 || {{ruby|源義経|みなもとの よしつね}}が {{ruby|一ノ谷|いちのたに}}の戦い で平氏をやぶる |- | 1185 || 源義経が{{ruby|八島|やしま}}の戦いで平氏をやぶる <br> 源義経が{{ruby|壇ノ浦|だんのうら}}の戦いで平氏をやぶる <br> 平氏がほろびる |- |} {{-}} * {{ruby|源平|げんぺい}}の戦い {{ruby|源頼朝|みなもとのよりとも}} は、関東で兵をあげました。{{ruby|富士|ふじ}}川の戦いで平氏をやぶったあと、頼朝は関東の{{ruby|鎌倉|かまくら}}に、とどまって、勢力の{{ruby|基盤|きばん}}をかためました。 そして頼朝は、平氏に不満をもっている武士の{{ruby|北条氏|ほうじょうし}}など関東の武士とも協力して、勢力をのばしていきました。 頼朝は、自らは鎌倉にとどまり、代わりに弟の '''{{ruby|源義経|みなもとのよしつね}}''' の兵を借りて、平氏を西へと追いつめていきました。 1185年、{{ruby|源義経|みなもとのよしつね}}らはついに本州の西の{{ruby|端|はし}}である今の{{ruby|山口|やまぐち}}県の{{ruby|下関|しものせき}}で起こった {{Ruby|壇ノ浦|だんのうら}}の戦いで、ついに平氏をほろぼしました。 これらの源氏と平氏との一連の戦いを「{{ruby|源平|げんぺい}}の戦い」あるいは「源平合戦」といいます。 [[File:Minamoto no Yoshitsune Face2.svg|thumb|源義経]] ;{{ruby|鎌倉|かまくら}}時代 {{ruby|平氏|へいし}}の{{ruby|滅亡|めつぼう}}後、頼朝が{{ruby|朝廷|ちょうてい}}に要求したことより、新しい制度として、国ごとに守護が1人ずつ置かれ、{{ruby|荘園|しょうえん}}や公領には '''{{ruby|地頭|じとう}}''' が置かれました。 守護の{{ruby|役割|やくわり}}は、その国の軍や{{ruby|警察|けいさつ}}の管理者でした。地頭の役割は、{{ruby|荘園|しょうえん}}および公領の管理や、税である{{ruby|年貢|ねんぐ}}の取り立てでした。 頼朝は1185(1192)年に朝廷から '''{{ruby|征夷大将軍|せいいたいしょうぐん}}''' に任命されました。 頼朝は{{ruby|鎌倉|かまくら}}(現在の{{ruby|神奈川|かながわ}}県)に、武家による政治の{{ruby|拠点|きょてん}}である {{ruby|鎌倉幕府|かまくらばくふ}}を開きました。鎌倉に幕府があった時代を '''{{ruby|鎌倉|かまくら}}時代''' といいます。 この鎌倉時代から、政治の{{ruby|権力|けんりょく}}が朝廷から幕府へと移っていき、武家政治の時代となっていきました。 幕府の行政の仕組みは、朝廷による制度とは {{ruby|異|こと}}なります。 {{ruby|将軍|しょうぐん}}の家来の武士のことを '''{{ruby|御家人|ごけにん}}''' といいます。 将軍は、「'''ご{{ruby|恩|おん}}'''」と{{ruby|呼|よ}}ばれる、御家人たちの土地の{{ruby|権利|けんり}}を保証する{{ruby|政策|せいさく}}をとるかわりに、{{ruby|奉公|ほうこう}}と呼ばれる、御家人たちは将軍のために{{ruby|警備|けいび}}を行ったり、戦争の時には戦ったりするという{{ruby|主従|しゅじゅう}}関係を、 '''ご恩と奉公''' といいます。 [[File:ご恩と奉公.svg|thumb|400px|ご恩と奉公]] 「'''いざ{{ruby|鎌倉|かまくら}}'''」といって、御家人は戦いが起きれば、すぐに鎌倉へと行って将軍に指示を聞き、将軍のために戦うべき、とされていました。<!-- 東京書籍などが紹介 --> この主従関係は、土地を仲立ちとしています。 御家人たちの{{ruby|屋敷|やしき}}は、{{ruby|武家造|ぶけづくり}}という作りで、屋敷のまわりに{{ruby|堀|ほり}}があったり、{{ruby|塀|へい}}で囲まれていたりと、戦いにそなえたつくりになっています。 「{{ruby|一所懸命|いっしょけんめい}}」という言葉がありますが、これは、御家人たちが自分たちの領地を守るために命がけで戦う様子からできた言葉です。なお、これが転じて「{{ruby|一生|いっしょう}}懸命」となりました。 [[ファイル:Hojo Masako.jpg|thumb|200px|北条政子({{ruby|菊池容斎|きくちようさい}} 画、{{ruby|江戸|えど}}時代)]] 頼朝の死後は、頼朝の長男である{{ruby|頼家|よりいえ}}が次の{{ruby|将軍|しょうぐん}}となり、さらに次の将軍は頼朝の次男である{{ruby|実朝|さねとも}}となりましたが、幕府の{{ruby|実権|じっけん}}は、有力な御家人である北条氏の一族がにぎっていました。頼朝の妻は '''{{ruby|北条政子|ほうじょう まさこ}}''' で、その父である {{ruby|北条時政|ほうじょうときまさ}} が {{ruby|執権|しっけん}} という役職につき、北条時政らが幕府の実権をにぎりました。 北条氏のように、執権として政治の実権をにぎる政治の方法を {{ruby|執権|しっけん}}政治 といいます。 * {{ruby|承久|じょうきゅう}}の{{ruby|乱|らん}} 頼朝の死後、1221年に{{ruby|朝廷|ちょうてい}}は、政治の{{ruby|実権|じっけん}}を武士から取りかえそうとして、幕府をたおせという命令を出しました。 このとき、{{ruby|北条政子|ほうじょうまさこ}}は、武士たちに、「あなたたちに頼朝があたえたご{{ruby|恩|おん}}は、山よりも高く、海よりも深いものです。その恩にむくいようとするものは、力を合わせて{{ruby|敵軍|てきぐん}}をうちとり、{{ruby|幕府|ばくふ}}をまもるでしょう。」と、武士たちによびかけ、武士たちをまとめた。 この結果、北条氏の幕府軍と、朝廷の軍との戦争になり、北条氏の側が勝利しました。 そして、幕府の権力は、{{ruby|朝廷|ちょうてい}}をしのぐほどになりました。 また、幕府は、武士のための{{ruby|法律|ほうりつ}}をととのえました。 * 武士のくらし [[Image:Yabusame 02.jpg|thumb|やぶさめ]] 武士は、日ごろから [[w:流鏑馬|やぶさめ]] などの武芸にはげんでいました。「やぶさめ」とは、馬にのって走りながら、いくつもある板の的をつぎつぎに{{ruby|射|い}}る武芸のことです。 {{-}} * モンゴルとの戦い * モンゴル{{ruby|帝国|ていこく}}の{{ruby|元|もと}} 13世紀、中国をふくむユーラシア大陸の広い{{ruby|地域|ちいき}}では モンゴル民族が モンゴル{{ruby|帝国|ていこく}}を築いていました。 モンゴル帝国はユーラシア大陸を制圧すると、モンゴルの国号(国名)を {{ruby|元|げん}} に変えました。 * {{ruby|元寇|げんこう}} モンゴルは、まず{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}をしたがえました。つづいて、日本にも、モンゴルに{{ruby|従|したが}}えと、元は使者を日本によこしました。 しかし、ときの{{ruby|執権|しっけん}}であった{{ruby|北条時宗|ほうじょうときむね}}は、これを断りました。 そして、元は、1274年と1281年の2度にわたって、軍隊とともに日本にせめこみました。 最終的には暴風雨のえいきょうにより元軍が引き上げたので日本が勝利しましたが、元との戦いでは元軍の火薬を用いた新兵器(日本では「てつはう」と{{ruby|呼|よ}}ばれた)、毒矢、元軍の集団戦に苦戦しました。 [[ファイル:Mōko Shūrai Ekotoba.jpg|thumb|700px|1274年のモンゴル軍の{{ruby|襲来|しゅうらい}}において、矢が飛びかい、てつはうが{{ruby|炸裂|さくれつ}}する中を、モンゴル軍へこうげきする御家人の {{ruby|竹崎季長|たけさきすえなが}} と、応戦・{{ruby|逃亡|とうぼう}}するモンゴル兵]] 右の合戦の絵は、{{ruby|蒙古襲来絵詞|もうこしゅうらいえことば}}という絵巻物の一部の絵です。 「蒙古」とはモンゴルのことです。 {{clear}} 1度目の戦いのあと、幕府は次のモンゴル軍がせめこんでくるのに備え、今の{{ruby|福岡|ふくおか}}県にある{{ruby|博多|はかた}}湾の{{ruby|沿岸|えんがん}}に こうげきを防ぐための{{ruby|石垣|いしがき}}である'''{{ruby|石塁|せきるい}}'''を築かせました。 1281年に、元の軍勢は、14万人もの大軍を率いてふたたび日本に おそいかかりましたが、日本が勝利しました。 この2度の元軍の{{ruby|襲来|しゅうらい}}を あわせて '''{{ruby|元寇|げんこう}}''' といいます。 御家人は元寇で多くの費用を使いましたが、幕府は ご{{ruby|恩|おん}}としてのほうびの土地を、十分に用意できなかったので、{{ruby|御家人|ごけにん}}は{{ruby|幕府|ばくふ}}に不満を持つようになりました。 * その他 {{ruby|鎌倉|かまくら}}時代には、{{ruby|彫刻|ちょうこく}}で {{ruby|金剛力士像|こんごうりきしぞう}}がつくられました。<!-- 教育出版の教科書で紹介している--> ※金剛力士像の画像が用意できないので、ここには画像をのせません。 金剛力士像は、{{ruby|奈良|なら}}県の{{ruby|東大寺|とうだいじ}}の{{ruby|南大門|なんだいもん}}にあります。 {{-}} == 今に伝わる室町文化 == [[File:Kinkaku Yoshimitsu2.svg|thumb|left|300px|金閣と足利義満]] [[File:Ginkaku yoshimasa2.svg|thumb|center|300px|銀閣と足利義政]] <!-- 検定教科書に「鹿苑寺」や「慈照寺」などの名称は無いです。「金閣」「銀閣」のみです。東京書籍『新しい社会6』、光村書店『社会6』および、日本文教出版『日本の歩み 小学生の社会6上』で確認。 --> {{-}} 1336年、今の{{ruby|京都|きょうと}}の{{Ruby|室町|むろまち}}に{{ruby|室町|むろまち}}幕府ができました。 1394年、室町幕府の3代{{ruby|将軍|しょうぐん}}である{{ruby|足利義満|あしかがよしみつ}}は、京都の{{Ruby|北山|きたやま}}に '''{{Ruby|金閣|きんかく}}''' を建てました。金閣には、金ぱくがはられています。 1482年、室町幕府の8代将軍である{{Ruby|足利義政|あしかがよしまさ}}は、京都の{{Ruby|東山|ひがしやま}}に '''{{ruby|銀閣|ぎんかく}}''' を建てました。銀閣には、銀ぱくは はられていません。 {{-}} * 生活 [[File:Tukinami huuzoku taue.jpg|thumb|400px|室町時代の田植えの様子。『{{ruby|月次風俗図屏風|つきなみふうぞくずびょうぶ}}』より]] 色々な村で、用水路や共用地の管理など村の運営のしかたについて、寺社などに集まって自主的に相談しあって決めるようにするなど、農民どうしの集まりが開かれるようになりました。 室町時代には、農民は、{{Ruby|厳|きび}}しい領主に対しては、集団で対立するようになりました。 {{ruby|年貢|ねんぐ}}が重い場合は、集団で領主におしかけてうったえでたり、全員が村から{{ruby|逃亡|とうぼう}}したりして{{ruby|対抗|たいこう}}しました。 {{-}} * 室町文化 * {{Ruby|書院造|しょいんづくり}} [[File:Takagike Kashihara JPN 001.jpg|thumb|400px|書院造]] '''{{Ruby|書院造|しょいんづくり}}'''という、和室の様式が出てきました。 特ちょうは、 * {{ruby|違|ちが}}い{{ruby|棚|だな}}という、{{ruby|段差|だんさ}}になった棚がある * {{ruby|障子|しょうじ}}やふすまがある * {{ruby|畳|たたみ}}の{{ruby|床|ゆか}}がある などです。 これが、今の和室の様式につながっています。 * 水墨画 [[ファイル:SesshuToyo.jpg|left|thumb|180px|水墨画。秋冬山水図のうち秋景(東京国立博物館)]] [[ファイル:Portrait of Sesshu.jpg|thumb|220px|雪舟]] 鎌倉時代に、中国から '''{{ruby|水墨画|すいぼくが}}''' の技法が日本に伝わりました。 はじめ日本では、水墨画は、仏教の世界をえがくためにえがかれました。 しかし、室町時代になり、{{ruby|雪舟|せっしゅう}}は、水墨画と仏教を分けて考え、仏教にとらわれずに、自然の風景などの水墨画をえがきました。 {{コラム|雪舟|雪舟は、{{ruby|幼|おさな}}いとき、今の{{ruby|岡山|おかやま}}県の{{ruby|興福寺|こうふくじ}}に{{ruby|預|あず}}けられていました。しかし雪舟はそこで{{ruby|修行|しゅぎょう}}をせず絵ばかりかいていました。そこでおこった{{ruby|和尚|おしょう}}は雪舟を柱にしばりつけました。しばらくして和尚が様子を見に行くと、雪舟の足元にねずみがいたので、追いはらおうとしましたが、ねずみは動きません。雪舟が、なみだでかいたねずみだったのです。和尚は、それ{{ruby|以降|いこう}}、絵をかくのを{{Ruby|認|みと}}めました。}} [[File:Sesshu - View of Ama-no-Hashidate.jpg|thumb|600px|雪舟の水墨画、『{{ruby|天橋立図|あまのはしだてず}}』]] {{-}} * 茶の湯 書院造の部屋で、おちついた作法にしたがって茶を飲む、'''{{ruby|茶|ちゃ}}の{{ruby|湯|ゆ}}'''が始まりました。茶の湯は、今でも{{ruby|茶道|さどう}}として、受けつがれています。 * {{Ruby|能|のう}} {{ruby|観阿弥|かんあみ}}と{{Ruby|世阿弥|ぜあみ}}の親子が、芸能のひとつである '''{{ruby|能|のう}}''' を形成しました。 {{clear}} == {{Ruby|戦国|せんごく}}の世の統一 == * {{ruby|鉄砲|てっぽう}}とキリスト教の伝来 {{-}} * {{ruby|鉄砲|てっぽう}} [[ファイル:Arquebus.jpg|thumb|right|300px|種子島{{ruby|火縄銃|ひなわじゅう}}<br>当時の鉄砲は,つつ先から火薬とたまをいれるものでした。なお,たまがとどくきょりは,100mほどだといわれています。]] 1543年に,現在の鹿児島県の島である{{ruby|種子島|たねがしま}}に,ポルトガル人を乗せた船が流れ着きました。 このとき, ポルトガル人から'''{{ruby|鉄砲|てっぽう}}'''が日本に伝わりました。それまでの日本では鉄砲は知られておらず, 日本にとっては鉄砲は新しい兵器でした。 やがて日本の各地に鉄砲の情報が広がり、大量に鉄砲が作られるようになりました。 鉄砲が日本に伝わってから少しあとのころ,キリスト教が日本に伝わりました。 [[File:Xabier face2.svg|thumb|250px|ザビエル]] 1549年にはスペイン人の{{ruby|宣教師|せんきょうし}}である'''ザビエル'''が日本の{{ruby|鹿児島|かごしま}}に来て,'''キリスト教'''を伝えました。 そのあと,他の宣教師も,次々と日本にやってきました。 宣教師は,日本とヨーロッパとのあいだの貿易の世話もしたので,大名たち(特に西日本)の中にはキリスト教を保護する者もいました。 このようなことをきっかけに,日本は,ポルトガルやスペインとの貿易を始めました。ポルトガル人・スペイン人の商船が,{{Ruby|九州|きゅうしゅう}}の{{ruby|長崎|ながさき}}や{{ruby|平戸|ひらど}}や,{{ruby|大阪|おおさか}}の{{ruby|堺|さかい}}の港などを{{ruby|訪|おとず}}れて貿易をするようになりました。 ;天下統一へ ~'''織田信長・豊臣秀吉・徳川家康'''~ * 織田信長 * 桶狭間の戦い [[File:Odanobunaga.jpg|250px|thumb|織田信長]] [[File:Sengoku period 1565.png|thumb|500px|1565年の領地の様子]] <!-- ※教育出版の教科書に書いてあります。 --> {{ruby|戦国|せんごく}}時代には各地に大名がおり,多くの大名どうしが争っていた。1560年{{ruby|以降|いこう}}から,まず,{{ruby|尾張|おわり}}(現在の愛知県の西部)の大名であった '''{{ruby|織田信長|おだのぶなが}}'''が勢力を{{ruby|拡大|かくだい}}し始めました。 1560年に,愛知県にいる織田の領地に,となりの静岡県の{{ruby|今川義元|いまがわよしもと}}がせめこみ、{{ruby|桶狭間|おけはざま}}の戦い が起こりました。 この戦いで,今川義元を織田らの軍が{{ruby|討|う}}ち取り,今川義元は{{ruby|亡|な}}くなりました。このため,今川軍は命令の{{ruby|系統|けいとう}}がくずれてしまい,敗北しました。 桶狭間の戦い以降,信長は西へと勢力を拡大しました。1568年には,{{ruby|室町幕府|むろまちばくふ}}の{{ruby|足利|あしかが}}氏の一族である{{ruby|足利義昭|あしかがよしあき}}を{{ruby|支援|しえん}}して京都に入りました。義昭はのちに,室町幕府の15代{{ruby|将軍|しょうぐん}}となりました。 1569年,信長は,キリスト教の{{ruby|宣教師|せんきょうし}}と初めて出会い,かれにキリスト教の布教を許可しました。信長本人はキリスト教の信者ではなく,信長のねらいは宣教師のもたらす情報などがねらい,あるいは当時に信長と{{ruby|敵対|てきたい}}していた仏教勢力への{{ruby|対策|たいさく}}などと,いっぱんに言われています。 1571年には, 仏教勢力である{{ruby|延暦寺|えんりゃくじ}}が織田を{{Ruby|裏|うら}}切ったことから、織田信長は,{{ruby|比叡山延暦寺|ひえいざんえんりゃくじ}} を焼き{{ruby|討|う}}ちにしました。 <!-- ※ 日本文教出版の教科書『日本のあゆみ』で,延暦寺の焼き討ちなどを紹介しています。 --> そして,1573年ごろ,室町幕府は ほろびました。 * 長篠の戦い [[File:Battle of Nagashino word2.svg|700px|thumb|長篠の戦い。左側が織田・徳川の連合軍。右側が武田軍。]] 1575年に{{ruby|三河|みかわ}}(現在の{{ruby|愛知|あいち}}県の東部)で、{{ruby|織田|おだ}}・{{ruby|徳川|とくがわ}}の{{ruby|同盟|どうめい}}と,{{ruby|甲斐|かい}}の大名の{{ruby|武田勝頼|たけだかつより}}らの戦争である '''{{ruby|長篠|ながしの}}の戦い'''が起きました。この戦いでは,織田・徳川の同盟が勝利し,武田は敗北しました。 {{-}} {{Clear}} * {{Ruby|安土城|あづちじょう}} <!-- ※ 小学の範囲内です。検定教科書に想像図や復元図などがかいてあります。 --> 1576年,織田信長は{{ruby|近江|おうみ}}(現在の{{ruby|滋賀|しが}}県)にある小高い山の上に '''{{ruby|安土城|あづちじょう}}''' を築かせました。 安土城の城下町では,自由に商売をできるようにしたので,とてももうかりました。 また,安土の城下町には,キリスト教の学校や教会も建てられました。 安土城の城下町付近では、商業をさかんにするため,関所で通行税をとることを{{ruby|廃止|はいし}}しました。 なお、このような政策を {{ruby|楽市楽座|らくいちらくざ}}といいます。 * 本能寺の変 [[File:Sengoku period 1582.png|thumb|400px|1582年の領地の様子]] {{Ruby|織田信長|おだのぶなが}}を、家臣の '''{{ruby|明智光秀|あけちみつひで}}'''が{{ruby|裏|うら}}切り,明智の軍が信長におそいかかり,この本能寺で信長は{{ruby|死亡|しぼう}}しました。 なお、この一連の事件を '''本能寺の{{Ruby|変|へん}}''' といいます。 '''信長は,天下統一をなしとげられませんでした。''' '''信長は,天下統一をしていません。''' 天下統一ならず,信長は死亡します。 {{-}} ;豊臣秀吉の{{Ruby|台頭|たいとう}} [[File:Toyotomi_Hideyoshi_c1598_Kodai-ji_Temple.png|thumb|250px|豊臣秀吉。秀吉は,もともと農民でしたが,武士になりました。そして,信長に{{Ruby|認|みと}}められ,信長の部下になりました。]] [[File:Osaka Castle Keep tower of 「A figure of camp screen of the Osaka summer」.jpg|thumb|大阪城]] 信長の死を聞いた'''{{ruby|豊臣秀吉|とよとみひでよし}}'''は,ただちに毛利との停戦をし,そして京都・大阪に向かい,{{Ruby|明智光秀|あけちみつひで}}をたおしました。 その後も,秀吉にさからう大名をつぎつぎとたおし,支配をかためていきました。 このようにして,しだいに秀吉の地位は高まっていき,信長の領地を受けついでいきました。 1583年に秀吉は,大阪城を築かせ,そこを{{Ruby|本拠地|ほんきょち}}にしました。 そのあと,秀吉は各地の大名たちを平定して{{Ruby|従|したが}}えていきました。 そして1590年には,秀吉に従わなかった{{Ruby|北条|ほうじょう}}氏の治める関東の{{Ruby|小田原|おだわら}}をせめ,{{ruby|北条氏政|ほうじょううじまさ}}をほろぼしました。 1590年,秀吉に従っていなかった東北の{{Ruby|伊達|だて}}氏など東北の大名も,秀吉に従いました。こうして、'''秀吉が天下統一をなしとげました。''' ;秀吉の政策 * {{Ruby|検地|けんち}} 農民からねんぐを取るための土地の調査を'''{{Ruby|検地|けんち}}'''といいます。 検地は信長の時代からも行われていたが,秀吉は各地でちがっていた長さや面積などの単位を全国で統一させました。 そして記録によって,田畑の面積や,田の{{Ruby|収穫高|しゅうかくだか}}である'''{{ruby|石高|こくだか}}''',その田畑を耕す農民の名前などが記録される {{Ruby|検地帳|けんちちょう}} が作られました。 検地帳によって耕作者がはっきりしたので,農民は田畑を持つ{{Ruby|権利|けんり}}を{{Ruby|認|みと}}められましたが,同時にねんぐを{{Ruby|納|おさ}}める義務を負うことになり,土地を勝手に はなれることができなくなりました。また,かつての{{Ruby|荘園|しょうえん}}のように土地の権利がはっきりしない土地がなくなりました。 * '''{{Ruby|刀狩|かたながり}}''' 1588年に、豊臣秀吉は'''{{Ruby|刀狩令|かたながりれい}}'''という、農民から刀や{{Ruby|鉄砲|てっぽう}}などの武器を{{Ruby|没収|ぼっしゅう}}する命令を出しました。 表向きの理由は,{{Ruby|京都|きょうと}}の{{Ruby|方広寺|ほうこうじ}}に大仏を作るので材料の鉄が必要であるためですが、秀吉の実際のねらいは,{{Ruby|一揆|いっき}}を防ぐためといわれています。 <div style="border:1px solid #000000;"> :'''{{Ruby|刀狩令|かたながりれい}}''' :{{Ruby|百姓|ひゃくしょう}}が刀・やり・鉄砲などの武器をもつことを禁止する。ねんぐを出ししぶり,一揆をおこすものは,{{Ruby|厳|きび}}しくばっする。 :とりあげた刀は,大仏をつくるためのくぎなどにするから,百姓は仏のめぐみで,この世だけでなく,あの世でも救われるだろう。 </div> ;朝鮮出兵 日本を統一した秀吉は,つぎに,外国を{{Ruby|征服|せいふく}}しようとしました。そのため,中国を征服しようとしました。このための足がかりとして,まず{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}に通行の許可や協力などをもとめたが,朝鮮に断られたため,朝鮮との戦争になり,2度にわたって朝鮮に兵を送って戦争をしました。 この戦争を,'''朝鮮出兵''' とか '''朝鮮{{Ruby|侵略|しんりゃく}}'''といいます。 秀吉の朝鮮出兵は2度あります。 最終的に日本は朝鮮・明の連合軍に敗北しました。 1598年に日本国内で秀吉が病死し,日本軍は日本にひきあげ,朝鮮出兵は終わりました。 {{-}} {{コラム|朝鮮出兵の結果|朝鮮出兵の結果として、 * 日本の{{Ruby|諸|しょ}}大名などからの豊臣氏への信用が弱まり,のちに,豊臣氏がほろしていくきっかけの一つになる。 * 朝鮮に大きな{{Ruby|被害|ひがい}}をあたえた。 * 戦争でほろんだ明の力も弱まる。 などのことが起こりました。}} ;徳川家康 [[File:Tokugawa_Ieyasu2.JPG|thumb|300px|徳川家康]] 1590年,秀吉の命令によって,家康の領地が関東に移され,{{Ruby|江戸城|えどじょう}}が家康の{{Ruby|拠点|きょてん}}となりました。家康が江戸に移る前は,{{Ruby|三河|みかわ}}(今でいう愛知県の東部)の大名でした。 豊臣秀吉が{{Ruby|亡|な}}くなると,徳川家康の勢力が強まりました。 * {{Ruby|関ヶ原|せきがはら}}の戦い [[File:Sekigaharascreen.jpg|thumb|500px|関ヶ原の戦い<br>絵の右側にいるのが徳川軍。絵の左側にいるのが豊臣軍。]] 1600年、{{Ruby|関ヶ原|せきがはら}}(今の岐阜県)で、徳川家康が率いる軍と,豊臣秀吉が率いる軍が戦いました。これを '''関ヶ原の戦い''' といいます。結果は,徳川家康が率いる軍の勝利でした。 * {{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}} :1603年,{{Ruby|朝廷|ちょうてい}}から{{Ruby|徳川家康|とくがわいえやす}}は {{Ruby|征夷大将軍|せいいたいしょうぐん}} に任命されました。 :家康は{{Ruby|江戸|えど}}(現在の東京)に'''{{Ruby|幕府|ばくふ}}'''を開きました。これが'''江戸幕府'''であり,この時から'''江戸時代'''が始まりました。江戸時代は260年ほど続きます。 * 大阪城をせめる :1614年 家康により,{{Ruby|豊臣|とよとみ}}氏をほろぼすための戦争を始めました。 そして,この戦いに敗れた豊臣氏は,ほろぼされました。 * 江戸の工事 [[File:Edo P detail.jpg|500px|thumb|江戸城]] 江戸のまちは,江戸幕府より前は,政治の中心地になったことがなかったので,やや不便でした。 そのため家康は,日本全国の大名に資金や人手を{{Ruby|提供|ていきょう}}させて,江戸の町を広げる工事をさせました。江戸城を広げる工事も行われました。 {{-}} ;まとめ : 信長・秀吉・家康 {| class="wikitable" style="float:right" |+ {{ruby|信長|のぶなが}}・{{Ruby|秀吉|ひでよし}}・{{Ruby|家康|いえやす}}の時代 | 織田信長 <br>[[File:Odanobunaga face.png|150px|織田信長の顔。]]|| 豊臣秀吉 <br>[[File:Toyotomi hideyoshi face.png|150px|豊臣秀吉の顔。]]|| 徳川家康 <br>[[File:Tokugawa Ieyasu2 face.png|150px|徳川家康の顔。]] |- | 1534 {{Ruby|尾張|おわり}}(現在の{{Ruby|愛知|あいち}}県の西部)の大名の子として生まれる || 1537 尾張に農民の子として生まれる || 1542 三河(現在の愛知県の東部)の大名の子として生まれる |- | 1560 {{Ruby|今川|いまがわ}}氏を破る || || |- | 1562 家康と連合する || || 1562 信長と連合する |- | 1573年 {{Ruby|足利|あしかが}}氏を{{Ruby|京都|きょうと}}から追い出す<br />(室町幕府をほろぼす) || || |- | style="text-align: left;" colspan="3" | 1575 '''{{Ruby|長篠|ながしの}}の戦い'''で,信長と家康の連合軍が,武田の軍をたおす |- | 1576 {{Ruby|安土城|あづちじょう}}を築く || || |- | 1582 {{Ruby|明智光秀|あけちみつひで}}におそわれ,<br />信長は自害する({{ruby|本能寺|ほんのうじ}}の変) || <br>1582 秀吉が光秀をたおす || |- | || 1583 {{Ruby|大阪城|おおさかじょう}}を築く || |- | || 1588 '''{{Ruby|刀狩|かたながり}}'''を命じる || |- | || 1590 日本を統一する || 1590 秀吉の命令で,関東に領地をうつす |- | || 1592 {{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}をせめる || |- | || 1597 ふたたび朝鮮をせめる || |- | || 1598 病死する || |- | || || 1600 関ヶ原の戦いで勝つ |- | || || 1603 {{Ruby|征夷大将軍|せいいたいしょうぐん}}になり,'''{{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}}'''をひらく |- | || || 1615 豊臣氏をほろぼす |- | || || 1618 病死する |- |} {{clear}} つぎのような句があります。 '''{{Ruby|織田|おだ}}がつき {{Ruby|羽柴|はしば}}がこねし 天下もち''' '''すわりしままに 食うは{{Ruby|徳川|とくがわ}}''' 「{{Ruby|羽柴|はしば}}」とは,豊臣秀吉のことです。秀吉は,「豊臣秀吉」と名乗る前には,「羽柴秀吉」と長く名乗っていました。 「織田」とは,織田信長のことです。 「徳川」とは,徳川家康のことです。 なぜ,このような歌で説明されるようになったのか,「ヒント」をもとに自分の言葉で説明してみましょう。 ヒント:織田は「もちをついて」、つまりもちをやわらかくしています。羽柴は「もちをこね」、つまり織田がついたもちをさらにやわらかくしています。そして徳川は「すわりしままに食う」、つまりもち作りに協力していないのに、{{Ruby|優雅|ゆうが}}にもちを食べています。 {{clear}} また、かれらの性格をあらわした,つぎのような句があります。 {| class="wikitable" |+ | 織田信長 <br>[[File:Odanobunaga face.png|150px|織田信長の顔。]]|| 豊臣秀吉 <br>[[File:Toyotomi hideyoshi face.png|150px|豊臣秀吉の顔。]]|| 徳川家康 <br>[[File:Tokugawa Ieyasu2 face.png|150px|徳川家康の顔。]] |- | 鳴かぬなら <br> 殺してしまえ <br>  ホトトギス || 鳴かぬなら <br> 鳴かせてみせよう <br>  ホトトギス || 鳴かぬなら <br> 鳴くまで待とう <br>  ホトトギス |- |} 織田信長は「逆らうものは{{Ruby|排除|はいじょ}}する」という{{Ruby|姿勢|しせい}}をとり、豊臣秀吉は「逆らうものは{{Ruby|従|したが}}わせる」という姿勢をとり、徳川家康は「逆らうものは従うまで待つ」、つまりチャンスを{{Ruby|探|さぐ}}るという姿勢をとっています。 {{clear}} <!-- ここにヨーロッパから伝わった言葉の記述がありましたが、2020年度教科書では削除されているため削除しました --> 当時の日本人がヨーロッパ人を'''「{{Ruby|南蛮人|なんばんじん}}」'''と{{Ruby|呼|よ}}んだので,日本によるヨーロッパとの貿易を'''{{Ruby|南蛮貿易|なんばんぼうえき}}'''といいます。 <!-- ※ 小学教科書の章末コラムなどで,「南蛮」の用語がある。日本文教出版,教育出版など --> [[File:Nanbansen Carrack by Kano Naizen.jpg|thumb|left|350px|{{Ruby|南蛮屏風|なんばんびょうぶ}}(※ 一部分)<br>南蛮貿易のようすがかかれています。日本人がえがいたものです。]] [[カテゴリ:小学校社会|6れきし1]]
2020-06-03T13:32:21Z
2024-01-08T02:56:18Z
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小学校社会/6学年/歴史編/下巻
小学校社会/6学年/歴史編/下巻では、日本の歴史について、江戸時代以降を学びましょう。なお、安土桃山時代までについての上巻はこちらです。 また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」はこちらです。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」はこちらです。 江戸時代のはじめごろ、江戸幕府は、日本全国の大名を、徳川家の親類である親藩・古くから徳川家に従っていた譜代・関ヶ原の戦いのころから従った外様の3つに分け、それぞれ都合のよい地域に配置しました。江戸時代に大名の支配する領地のことを 藩 といいます。 親藩や譜代は、重要な地域や江戸の近くなどに配置されました。一方で、外様は、江戸から遠いところなどに配置されました。 江戸幕府での「大名」とは、領地の米の収穫量が一定以上の武士のことです。 また、江戸・大阪・長崎などの地域は、幕府が直接治めました。幕府の直接おさめた地域は、日本全国の4分の1ほどにわたります。 1615年, 江戸幕府の2代将軍である徳川秀忠によって, 大名を取りしまるための法律が作られました。これを 武家諸法度 といいます。この法度に違反すると、領地の没収・領地の変更などの厳しい処分がされました。 以降、将軍が交代するごとに修正されました。 (※)は3代将軍 徳川家光が加えたものです。 こうして、幕府に逆らうことは難しくなりました。 1635年、3代将軍の徳川家光は、武家諸法度に大名には一年ごとに江戸と領地に半数ずつ住まわせるという 参勤交代 という決まりを付け加えました。 また、大名の妻子は、江戸に人質として住まわせられました。 大勢の家来を江戸と領地に往復させるので、大名に多くの費用がかかり、大名の経済力を弱められました。 参勤交代のときの大名の一行は長い行列ができるので、これを 大名行列 といいます。 参勤交代によって、道路や宿場町も整備されていきました。 徳川家光は、「生まれながらの将軍」と言われており、つぎのような話が残っています。 家光は、諸国の大名を江戸城に集め、 「わたしの祖父の家康や父の秀忠は、もともとは、お前たちと同じ大名で、ともに戦った仲間だったから、お前たちへのえんりょがあった。だが、私は、生まれながらの将軍だ。だから、お前たちを家来として、あつかう。これに不満のある者は、領地に帰って戦いの準備をするがよい。戦いの相手をしてやろう。」 と宣言をしました。 徳川家康は、はじめ、外国との貿易を許可していました。 そのため、貿易船の多くは、東南アジアまで出かけることも、多くありました。 しかし、幕府はキリスト教の信者が団結して幕府に逆らうことをおそれて、幕府はキリスト教を信じることを禁止しました。 さらに、3代将軍の徳川家光のころに、日本人が海外に行くことや、外国にいる日本人が日本に帰国することを禁止しました。 この島原・天草の一揆の目的は、キリスト教の禁止によるキリシタンへの弾圧および領主による重いねんぐなどへの反乱でした。 反乱軍の中心人物は、当時16才という若さだった 天草四郎という少年です。 幕府は12万人ほどの大軍を送り、4か月ほどかかってこれをしずめました。 これを 島原・天草一揆 または 島原の乱 といいます。 この戦いのあと、キリスト教への取りしまりは、いっそう厳しくなりました。 キリスト教を発見するためには、踏み絵を用いた絵踏みが行われました。 そして江戸幕府は、貿易の相手を、キリスト教を広めないオランダと中国だけにかぎり、長崎で貿易を行うことにしました。 長崎には、オランダとの貿易のために出島という人工の島がつくられました。 オランダとの貿易は、この出島の中のみで行われました。また、オランダ人は、この出島にしか住めませんでした。 幕府は、出島に入れる日本人は、幕府の役人や、許可を得た日本人のみに制限していました。 このような、江戸幕府による、外国人と日本人との交流を減らす政策を 鎖国 といいます。 江戸幕府は長崎のオランダ商館長に、外国のようすを幕府に報告させるための報告書の提出を義務づけました。 このように日本でのヨーロッパ人と日本人とのかかわりを制限していった結果、日本では、江戸幕府が貿易の利益と西洋についての情報を独占しました。 江戸時代、北海道は「えぞ」とよばれており、アイヌ民族と呼ばれる民族も住んでいました。 アイヌは、現在の北海道の南部にある 松前藩と貿易をさせられており、アイヌのサケやコンブを、わずかな米などと交換していたといいます。 このような不公平な貿易におこったアイヌの人たちが、17世紀の中ごろ、シャクシャインという人物を中心に反乱を起こしました。 江戸時代、いまの沖縄県は「琉球」という王国でした。 江戸時代の初めごろ、琉球王国は薩摩藩(現在の鹿児島県の西部)によって支配されていました。そして、薩摩藩によって、琉球は年貢を取られるようになりました。 薩摩藩は、以前から琉球が行っていた中国との貿易を続けさせ、その貿易の利益を薩摩藩が手に入れました。 江戸時代より前に、刀狩などによって農民や武士とのあいだの身分の区別が決まっていきました。江戸幕府も、身分の区別を受けつぎました。 武士は、城のまわりに住んで、役人として仕事をすることがふつうでした。 江戸時代は、武士の身分が最も高くなっており、続いて農民・職人・商人となっていました。 農民の身分が2番目に高いとされました。 江戸時代、農民は毎年米などの年貢を取られていました。 農民や漁民をまとめて、百姓といいます。 いっぽう、職人や商人など、町人の多くは城下町などの都市に住んでいました。 このような、職人や商人のことを、町民といいます。 町民は、年貢のかわりに、町づくりのための費用などを納める必要がありました。 これらとはべつに、条件のわるい土地にすまわされたり、祭りへの参加を禁じられるなど、身分上厳しく差別をされた人々がいました。 江戸時代の日本の人口における武士の割合は人口の7%ほどです。なお江戸時代の人口の数は 約3000万人 です。 江戸時代の日本の農民の人口の割合は、人口の約84%です。 また、職業を勝手に変えることは、許されませんでした。 また、女性の地位は、男性よりも低いとされていました。 農民のくらしは、ぜいたくをしないように、厳しく管理されました。 農民への おふれ書き ほかにも、5~6けんの農民ごとに 五人組 をつくらせ、ねんぐや犯罪などに、共同で責任を負わせました。 幕府や藩は、新田の開発に力を入れました。その結果、開こんが進み、田畑の耕地面積は大きく広がりました。 幕府や藩の財政は農民からのねんぐにたよっており、財政を豊かにするために農業を発達させる必要がありました。 江戸時代は貨幣が全国的に流通していたので、武士はねんぐの米を売って貨幣に現金化していました。 ねんぐの米は江戸や大阪にある 蔵屋敷 に運ばれ、商人によって売りさばかれ現金化されました。 全国各地の海産物や、各地の特産物も、ほとんどは大阪にあつめられました。 そして、大阪から、集められた産物が全国各地に売り飛ばされました。 なたね油やごま油の しぼりかす が、肥料として使われました。 「ほしか」と呼ばれる、イワシを乾燥させて固めた肥料が使われていました。 農民が売ることを目的に、綿・なたね・茶・麻・あい・しょうゆ などの商品作物が作られるようになりました。 農村でも貨幣が使われるようになっていきました。 徳川家康をはじめとして幕府は、幕府を保ちつづけるには儒学と呼ばれる道徳的な学問が必要だと考え、武士に儒学を学ばせました。 農民や町民などの庶民は、寺子屋で文字の読み書きやそろばんなどを学びました。 当時の外国では、文字の読み書きのできる庶民は少なく、世界各国の中でも、日本は識字率(文字を読める人の割合)が高い国でした。 ヨーロッパの学問は、危険な学問だと考えられており、禁止されていました。 一方、日本の古典や歴史を学ぶことは認められていました。そのため、万葉集などの古典や、古事記・日本書紀などの歴史書について学んだり、研究したりする者も現れました。 ヨーロッパの医学や農学や科学技術など、キリスト教や政治道徳以外のヨーロッパの学問を学ぶことは、18世紀の初めごろ、8代将軍である徳川吉宗の改革などにより、認められました。 当時はオランダ語を通して西洋の科学を学んでいたので、ヨーロッパから取り入れた学問のことを 蘭学 といいました。「蘭」とはオランダのことです。 18世紀のおわりごろ、医者の 杉田玄白 と、前野良沢 の二人がかりである。オランダの医学書が日本語へと翻訳されて出版されました。 杉田たちは、オランダの医学書『ターヘル・アナトミア』を見て、人体の内蔵の解剖図が、とても正確であることにおどろき、翻訳を決意しました。 これが、西洋の本を日本語に訳した本のうち、日本では初めての本格的な翻訳書となりました。 その当時は、日本語で書かれたオランダ語の辞書はなかったため、非常に時間がかかり、この医学書の「ウェインブラーウ(まゆ)は、目の上に生えている毛である。」というような一文でさえ、翻訳するのにまる1日かかったといいます。翻訳が終わるまでには4年ほどがかかりました。 また、杉田と前野は、翻訳のときの苦労話などを『蘭学事始』に記しました。 江戸時代の半ばごろから、国学と呼ばれる、儒教や仏教の考えにとらわれない立場で、日本古来の古典や文化の研究をする学問が生まれてきました。 本居宣長は、『古事記』の研究を行い、『古事記伝』を記しました。 伊能忠敬は、日本全国を地図をつくるために測量する旅を通して、正確な日本地図である『大日本沿海輿地全図』を作りました。 絵画では、えがかれる対象が町人や女性などのようすになり、それらの絵を版画を利用して印刷する 浮世絵 が、画家の菱川師宣によって広まりました。浮世絵は、何度も印刷できたため、安く売られ、町人も簡単に入手できました。 また、風景画では歌川広重、葛飾北斎などの人物が活やくしました。 浮世絵は、貿易をとおして外国にも紹介され、ゴッホなどの西洋の画家にもえいきょうをあたえました。 三味線などを伴奏にしてリズミカルに節をつけて、操り人形をうごかしながら物語を語るという人形浄瑠璃が流行しました。 人形浄瑠璃の脚本家である 近松門左衛門 が活やくしました。近松の作品には、『曽根崎心中』や『国性爺合戦』など, 実際の歴史上の事件などをえがいた作品があります。 ほかにも、江戸時代にはすもう、花火、川柳(季語の入っていない俳句)が流行しました。 1853年にアメリカ合衆国の軍艦が今の神奈川県の浦賀にあらわれアメリカ人の ペリー 日本の開国を求めるアメリカ大統領からの国書を幕府にわたしました。 このようなアメリカの船と、ペリーの態度を見て、日本人はおどろきました。そこでペリーに、返事を出すまで時間がかかるので、1年後にもう一度日本に来てもらうようにたのみました。 幕府は、事態を重くみて、朝廷にも報告をして、諸国の大名にも相談をしました。 いっぽう、アメリカが日本に開国をせまった目的は、日本で燃料や水の補給を行うために立ち寄ることができるようにすることでした。 そして1年後の1854年に、ペリーが再び日本に現れました。1854年の交渉では、幕府はアメリカの開国要求を断りきれず、ついに日本は開国をしました。 日本とアメリカとの間で 日米和親条約 が結ばれました。この日米和親条約により、今の静岡県にあるの下田と今の北海道にある函館が開港され、アメリカ船に燃料や水・食料などを補給することが決まりました。また、下田にアメリカの領事館がおかれました。 さらに1858年に、幕府の大老であった 井伊直弼 はアメリカと 日米修好通商条約 を結びました。しかし、この条約は朝廷}の許可をとらないまま結ばれた条約でした。また幕府は、イギリス・オランダ・ロシア・フランスとも、同様の条約を結びました。 日米修好通商条約の内容は、日本にとって不利な内容で、不平等な条約でした。 日本への輸入品に税をかける権利が日本にはありませんでした。輸入品にかける税を 関税といい、国が関税を自由に決められる権利を 関税自主権 といいます。日本には、関税自主権がありませんでした。 日本国内で外国人が犯罪をおかしても、日本の法律では処罰できませんでした。アメリカ人など外国人が、日本の法律では処罰されないことを 領事裁判権 または 治外法権 といいます。 輸出品として、生糸や茶が輸出されたので、それらの産業が発展しました。国内で品物が不足し、物価が上がりました。輸出によって、国外に品物を多く輸出しすぎたり、買いしめなどが起こったりしたからです。貿易をしていない米や麦の値段も上がりました。貿易によって、日本の金が流出しました。このため、幕府は金貨の質を下げたので、ますます物価は上がりました。 このような品不足や物価の上昇などにより、庶民のくらしは苦しくなっていったため 一揆 や 打ちこわし が起きました。 庶民だけでなく下級武士にも、開国に不満を持つ者が増えていきました。 また、日本の世間から、欧米の国をやっつけようとする考えが出始めました。このような考え方を攘夷といいます。 攘夷論だけでなく、朝廷や天皇を盛り上げて敬おうという考え方が出てきました。 のちに、これらの考え方は、朝廷に許可を得ず勝手に開国した幕府への批判にかわり、やがて幕府をたおそうという運動へと変わっていきました。 1862年に神奈川県の生麦で、薩摩藩(現在の鹿児島県の西部)の大名行列の前を横切ったイギリス人を薩摩藩の武士が殺害するという 生麦事件 が起こりました。イギリスからの犯人の処罰要求を薩摩藩が受け入れなかったので、翌年の1863年にイギリスは薩摩藩と戦争をしました。これを 薩英戦争 といいます。この戦争で薩摩は敗北し、大きな被害を受け、薩摩はイギリスの実力を知ることになりました。 戦後、薩摩では政治の方針を切りかえ、イギリスなどから制度を学び、藩の強さを高める方針へと変わりました。そして薩摩藩では、下級武士であった西郷隆盛や大久保利通らが、イギリスの援助も受けて、彼らが改革の中心になっていった。 長州藩は、下級武士であった高杉晋作や木戸孝允・伊藤博文らが、イギリスの援助も受けて、彼らが改革の中心となっていきました。 このようにして、薩摩や長州は、実戦から、欧米の実力を知ることに知ることになりました。単純な尊皇攘夷運動は誤りだと気づくようになりました。まずは、軍隊の近代化が必要と考え、そのためには改革が必要であり、そのためには改革をさまたげている幕府をたおす必要があるという気運が薩摩や長州を中心に高まってきました。 薩摩と長州は、過去の歴史的な関係から、対立していました。 1866年に、土佐藩(今の高知県)の 坂本竜馬(「竜」という漢字ではなく「龍」を使うこともあります) が両藩の仲立ちをして薩長同盟を結ばせました。 幕府は、薩長同盟を倒すため長州と戦争をしましたが、幕府が敗北しました。 イギリスが薩摩や長州の支援をしていましたが、いっぽう、幕府はフランスの支援を受け、軍備や技術の改革をしました。 江戸幕府の15代将軍であった 徳川慶喜 は、1867年に政権を朝廷にかえしました。 これを 大政奉還 といいます。 こうして、約260年続いた江戸幕府の時代は終わりました。 また、鎌倉時代から約700年間つづいた武士の支配は、こうして終わりました。 ~西洋に学べ~ 1868年、新政府は元号を「明治」と改め、新政府は「江戸」の地名を「東京」と改めました。1869年に、新政府は京都から東京に都(首都)を移しました。この年号が明治の時代を 明治時代 といいます。 新政府は武士などに対して政治の方針をしめすため、五箇条の御誓文 を出しました。 1871年には、明治政府は、藩を廃止し、かわりに県や府をおきました。そして、それらの県や府の地方政治では、政府の任命した役人を知事として送りました。これを 廃藩置県といいます。 このような、幕末から明治時代のはじめごろに行われた一連の改革を 明治維新といいます。 1871年、江戸時代の身分制度はなくなり、農民や町民・差別を受けていた人は「平民」となり、身分上は解放されました(四民平等)。 平民は、江戸時代とはちがい、職業や住む場所を変えられるようになりました。名字を、平民も持てるようになりました。 武士は士族と変わりました。士族は、刀を差すことを禁じられるなど、江戸時代のころの特権を失いました。また、公家と大名は華族となりました。そして、天皇の一族は、「皇族」となりました。 明治時代の日本では、日本を強い軍隊を持った国にしようという動きが高まりました。これを富国強兵といいます。 政府は、欧米の軍制にならった改革として、1873年に 徴兵令 を出し、ほぼすべての満20才以上の男子に、身分に関係なく3年間兵役の義務を課しました。 江戸時代の税は米などの農産物などであり、農作物のできなどによって税の収入が増減するので、政府にとっては不安定な制度だったため、政府は税の制度をあらため、土地をもつことにかかる税金がかかるようにしました。豊作でも不作でも同じ金額を納めるため、農民にとっては大変なものとなりました。 これを「地租」といいます。 1872年に、日本全国の子どもに義務教育を受けさせるため、欧米の制度を参考に6才以上の男女に義務教育を受けさせるという学制を発布しました。 しかし、学校の建設費や授業料の負担が大きく、また当時の子供は働き手であったので労働力をうばわれることから反発がありました。 このような理由で就学率(学校に通った者の割合)は低く、実際に学校に通った者は、一部でした。 さて、明治のはじめは就学率が低かったものの、明治の終わりごろには就学率は高くなり、ほぼ100%になりました。 西洋の学問を学ぶ熱が高まっていき、それに応ずる思想も現れました。 福沢諭吉は、下級武士の家の生まれだったが、蘭学を学んでいました。かれは西洋の知識が深かったので、明治政府の使節団に参加させてもらい、ますます西洋の知識を深めました。 かれは『学問のすすめ』を書きました。その冒頭には 「天は 人の上に 人を造らず 人の下に 人を造らず と いへり」 という文があり、 人は生まれながらにして平等であるという考え方を紹介しました。 明治のはじめごろ、江戸時代ごろのちょんまげではなく、ざんぎり頭が流行し,「ざんぎり頭を たたいてみれば 文明開化の音がする」などと、ちまたで言われていました。 東京や横浜、大阪などの大きな町には、ガス灯がつきはじめました。江戸時代には仏教の関係で禁止されていた牛肉やぶた肉などをたべる習慣がでてきて、牛肉屋や洋食屋が出てきました。 また、牛乳やパンなども、しだいに食べるようになった。 1871年に郵便制度ができました。数年後には、全国一律の料金制度ができました。 1872年には、新橋~横浜間に、日本で最初の鉄道が開通しました。 印刷の技術は幕末のころより輸入されていましたが、明治になって、出版活動がさかんになりました。 1870年には、日本で最初の日刊の新聞が発行されました。そのあと、次々と新しい新聞が発行されていきました。 工業の近代化も必要だったため、政府が経営する 官営工場 を建てました。機械は外国から買いました。また、工場労働者を育成する技師は、外国から招きました。 中でも、群馬県の富岡製糸場では、フランスから技師を招きました。また、働き手には、全国から女性が集められました。このような官営工場を手本に、民間の工業を近代化させていきました。なお、富岡製糸場は 2014(平成26)年に世界遺産に登録されました。なお、このように工場などを建設し、西洋の技術などを取り入れていった動きを 殖産興業 といいます。 西郷隆盛は、もとは新政府の中心的な人物のひとりでしたが、政治の進め方に不満を持ち、新政府を去りました。 1874年ごろから九州の各地で、士族による反乱が起きました。 ほかにも、反乱がおき、不満を持った士族たちの指導者として、西郷隆盛が担ぎ出されました。西郷も、その不平を持った士族とともに、1877年、鹿児島で反乱を起こしました。これを 西南戦争 といいます。 しかし、政府軍が勝利したため、それ以降、士族の反乱はなくなりました。 いっぽう、政治のすすめかたをめぐって政府を去った 板垣退助 は、西南戦争の前から、言論活動によって、政府を批判しました。 1874年に、板垣は、政府に対して、選挙で選ばれた政治家による政治をおこなう国会を、すぐに設立するように求めました。 当時の日本の政治には、まだ選挙制度がなかったので、薩摩藩や長州藩の出身者など影響力のあった藩の出身者たちのみで行われていました。少数の政治家によって政治が決まっていたのです。 この国会設立の要求のように、国民が政治に参加できる社会をもとめる運動を 自由民権運動 いいます。 自由民権運動は、はじめのうちは不平士族を中心とした運動でしたが、しだいに農民や商工業者などにも支持されていきました。 しかし、1881年には、まだ、国会をひらくために必要になる、憲法や法律がありませんでした。 このような理由もあり、政府は、すぐには国会を開かず、10年以内に国会を開くことを国民に約束しました。 国会が開かれるのにそなえて、板垣退助は自由党を、大隈重信は立憲改進党を作りました。 明治政府は、伊藤博文らをヨーロッパに送り、ヨーロッパ各国の憲法や政治のしくみを調べさせました。 そして、伊藤は、日本に帰国してから、皇帝の権力が強いドイツの憲法を手本にして、新しい憲法の案をつくりました。 そして1889年、明治天皇が国民にあたえるという形で 大日本帝国憲法が発布されました。 大日本帝国憲法の主な内容 (現代語訳) 憲法発布の翌年1890年には、国会での議員を選ぶための選挙が行われ、国会である 帝国議会 が開かれました。 帝国議会は 衆議院 と 貴族院 の2つの議院からなっていましたが、選挙で選ばれたのは 衆議院の議員のみでした。一方、貴族院の議員は、皇族や華族などの有力者から天皇が任命していました。 1890年の衆議院議員選挙の選挙権は、税金を一定以上納めた25才以上の男子にのみあたえられ、有権者は国民の約1.1%となっていました。 このようにして、日本は、アジアで初めて、憲法にもとづいて議会政治を行う近代国家となった。 1894年、朝鮮半島で、朝鮮国内の改革をもとめる内乱が起きました。 中国(清)が、朝鮮国のもとめに応じて援軍をおくると、日本もこれに対抗して、軍隊を送りました。 そして、日本軍と中国軍との戦争が起こりました。これを 日清戦争 といいます。 1895年、日清戦争の講和条約として、次のことが決定されました。 朝鮮が独立国となったことにより、朝鮮が中国の属国でなくなったので、1897年に、朝鮮は国名を「大韓帝国」と改めました。 ロシアは、日本の勢力が中国に拡大することで、ロシアに日本の勢力が近づくことをおそれました。 ロシアは、ドイツとフランスと組んで、日本にリャオトン半島を中国に返還するように要求しました。 日本は、三国干渉の要求に従い、中国にリャオトン半島を返還しました。 (発展:)義和団の事件のあとも、ロシアは兵力をひかず、ロシア軍は満州にい続けました。 そして、ロシアは冬でも凍らない港が、軍事上の理由で必要だったため、朝鮮半島や中国に勢力を拡大することを目指しました。 いっぽう、中国に利権を持つイギリスにとっては、この政策が不都合でした。 さらに当時のロシアは、ロシア国内で東西に長いシベリア鉄道を建設していました。もしシベリア鉄道が完成すると、軍隊の兵士や軍事物資も、すばやく送れるようになるので、イギリスにとっては、ロシアはとても危険な国でした。 そこでイギリスは、この政策に対抗するため、1902年に日本とイギリスとの間で 日英同盟 を結びました。 ロシアの勢力の拡大をおそれ、日本の政府は戦争を決意しました。一方、ロシアの政府も、大国であるロシアとすれば小国にすぎない日本をおそれる必要はないので、日本との戦争もかまわないという強硬な姿勢を強めていきました。 1904年、日本は日露戦争の開戦にふみきりました。陸地での戦争では、日本は苦戦の末、ロシアに勝利しました。 日本海海戦では、海軍の 東郷平八郎率いる連合艦隊が、ロシアの艦隊をやぶりました。 しかし、日本は大きく戦力を消耗しており、軍事費を使いきっていたため、戦争の続行が難しくなりました。 いっぽうのロシアでも政府に反対する革命の動きが起き始め、ロシア政府も戦争の続行が難しくなりました。 そこで日本は状況が日本に有利なうちに講和をしようと考え、アメリカに仲立ちをしてもらって、アメリカのポーツマスで日本とロシアは講和条約をむすんだことで、日露戦争が終わりました。 アメリカ大統領であるルーズベルト(ローズベルト)が仲立ちとなり、日本の代表は外務大臣の 小村寿太郎 で、ロシアの代表はヴィッテでした。 1895年、日露戦争の講和条約として、次のことが決定されました。 日本は講和を急いだため、賠償金をとりませんでした。このことが国民の反発を呼び、東京の日比谷では焼き討ち事件が起きました。国民からすれば、戦争で多くの負担をしたにもかかわらず、賠償金をとれないことを不満に感じたのであった。 日露戦争前、開戦を多くの国民が支持しましたが、開戦に反対する意見もありました。 歌人の 与謝野晶子は、「君死にたまふことなかれ」という、戦場にいる弟を思いやる詩を書きました。 君死にたまふことなかれ (以下省略) 与謝野晶子の詩は、当時の日本国民の多くから、反戦の気持ちを遠回しにうたった詩として受け止められました。 1886年には、和歌山県の沖合いの海上で、イギリス船のノルマントン号が沈没する事件が起きました。このとき、船長をはじめとしたイギリス人は、イギリス人の乗員だけをボートで助けて、日本人は助けませんでした。日本人の乗客は、全員死亡しました。 この事件の裁判は、領事裁判権(治外法権)にもとづき、イギリス人の領事によって日本国内で行われました。 船長は軽い罪に問われただけで、日本人の多くは、日本への差別的な判決だと感じました。 この一連の事件を ノルマントン号事件 といいます。 この事件をきっかけに、国民のあいだで、条約改正をのぞむ声が、大きくなりました。 日清戦争の直前の1894年に、外務大臣の陸奥宗光が、イギリスとのあいだで条約の一部改正に成功し、日本での領事裁判権(治外法権)をなくすことに成功した。 そのあと、日清戦争で日本が勝利すると、ロシア・フランスなども領事裁判権(治外法権)をなくすことに同意しましたが、日本の関税自主権は認めませんでした。 そのあと、日露戦争で日本が勝利したことにより日本の国際的な地位が高まると、外務大臣の小村寿太郎の各国との交渉により、1911年に日本の関税自主権は回復しました。 日露戦争のあと、韓国では、日本の支配が強まりました。 その後、日本政府内では、韓国を日本の領土にしようという意見が強まりました。 そして、1910年に、韓国は日本に併合されました。 併合後は、日本が韓国の政治のありかたを支配するようにしたため、韓国では、日本の支配への反発も高まり、1919年には韓国で日本の支配に反対する独立運動も起こりましたが、この独立運動は失敗しました。 学校では朝鮮ではなく日本語や日本の歴史が教えられるようになり、朝鮮の人々のほこりは傷つけられました。 イギリスなどから輸入した機械をもとに、生糸などを生産しました。 原料の綿などは、併合した韓国や、獲得した満州などから安い値段のものが輸入されたため、日本の農家は打撃を受けました。 生糸や綿製品は、日本の輸出品になりました。 1901年、日清戦争の賠償金をもとにして福岡県の北九州で八幡製鉄所が操業されました。 農業では、小作人が増えました。 農村などで収入が少ない農民は、都市に出稼ぎに行くこともありましたが、せんい工場などで働く女性は、長時間労働で、安い賃金で、働かされました。しかし、日本の輸出品の生糸や綿製品などは、この女工などの、安い賃金の労働によって、ささえられていました。 栃木県にある足尾銅山では、明治時代ごろには、全国の約3分の1の銅を生産していました。 しかし、鉱石の処理の安全対策が不十分なまま、工場からの排水中に有毒物質の「鉱毒」が周辺の渡良瀬川に流れこみ、川の魚が死に、農作物などはかれていきました。 作物だけでなく、目や胃などの内臓の病気にかかっていった人が増え、死者も出ました。 衆議院議員の 田中正造は、これらの原因は足尾銅山の鉱毒のせいであるとして議会でうったえましたが、政府は対策をとりませんでした。 田中正造は、世論にうったえるため、議員を辞め、天皇に直訴しようとしましたが、天皇の近くで警官に取りおさえられました。 しかし、直訴のことが新聞などに報道され、この足尾銅山の鉱毒事件が世間に広く知られました。 北里柴三郎は、ドイツに留学し、そこでドイツの医学者コッホといっしょに研究し、伝染病である破傷風の治療法を発見しました。そして北里の名前は世界に広まり、日本の医学も世界に認められていきました。 北里は帰国したあと、研究所をつくりました。この研究所から、赤痢菌を発見した志賀潔や、へび毒などの研究で活やくした野口英世など多くの医学者が育ちました。 野口は、北里の研究所で学んだのち、アメリカにわたり、ヘビ毒の研究で、大きな成果をあげました。その後、アフリカのガーナにわたり、医療活動および、黄熱病などについて研究しましたが、野口自らが黄熱病に感染してしまい、1928(昭和3)年に亡くなりました。 明治時代には、小説が流行し、夏目漱石や樋口一葉などの小説家が登場しました。 夏目漱石は、小説家でした。もともとは教師として働いており、主に英語を教えていました。なので、彼の作品には、教師としての経験などをいかした作品もあります。漱石の作品としては、『坊っちゃん』『吾輩は猫である』などがあります。 樋口一葉は女性の小説家で、作品には『たけくらべ』、『にごりえ』などがあります。 1914(大正3)年、ヨーロッパで 第一次世界大戦 がおきました。 日本も、日英同盟を理由に、この戦いに参加して、イギリスを助けました。 この戦いでは、日本は、直接の被害を受けませんでした。 この第一次世界大戦で、イギリスの陣営 が勝利したので、日本も戦勝国のひとつとなりました。 また、この戦争の間、日本は好景気でした。 しかし、米をはじめとして物価があがり、暮らしが苦しくなったため、米騒動と呼ばれる騒動が、日本の各地で起きました。 しかし、戦争が終わると日本は不景気になりました。 その後、日本は好景気と不景気をくりかえしていきました。 なお、1922年、ロシアで革命が起き、 ソビエト社会主義共和国連邦 が成立しました。なお、「ソビエト連邦」「ソ連」などと言われることもあります。 平塚らいてうは、女性の地位の向上や、女子の選挙権の獲得を目指す女性解放運動を主張しました。 平塚らいてうは市川房江と協力して、新婦人協会 をつくりました。 1922年に、明治時代に身分上は平等となってからも差別をされつづけてきた地域の人たちが、差別をなくす運動をするために全国水平社を結成しました。 1925(大正14)年、選挙制度が改正され、25才以上のすべての男子が、選挙権を手に入れました。 また、同じ1925年、政府は 治安維持法を制定して、政治や社会のしくみの改革運動を取りしまりました。 大正時代の終わりまでには、東京や大阪など大都市では、バスやデパートなどが、日本に、すでに登場していました。 とくに、大きな駅のちかくに、デパートや劇場などが、ありました。 バスでは、女性がバスの乗務員(バスガール)として働いていました。 1925(大正14)年には、日本でラジオ放送が開始しました。 1923年、関東地方で大きな地震が発生し、死者・行方不明者は14万人以上にのぼりました。この地震を 関東大震災 といいます。 なお、このとき、「朝鮮人が反乱をくわだてている」といううわさが飛びかい、多くの朝鮮人が殺害される事件が起きました。 中国大陸の東北部にある満州で、日本軍により1931年に満州国が建国されました。 日本の一部の軍人は、中国北部の満州に出張していた日本軍を指揮して、中国の満州を占領しようとたくらみました。 そして日本軍は1931年に、満州を占領する口実をもうけようとして、自作自演の事件を起こしました。 日本軍は、この事件を中国側のしわざだと断定し、日本軍は、中国の都市を占領しました。 そして1932年に、日本軍は満州国の建国を宣言しました。 これを、 満州事変 といいます。 このころ、日本政府は満州の問題を、中国との話し合いで解決しようとしていました。しかし1932年の5月15日、日本軍の一部の軍人らが総理官邸に乱入して、総理たちを殺害する事件が起こりました。この一部の軍人が総理を殺害した殺人事件を 五・一五事件 といいます。 しかし、当時の一般の人々は、ひどい不景気のため、政治家に絶望していたため、犯行におよんだ軍人を、一般の人々は支持しました。 また、このため日本は、まるで軍人が政治を支配しているかのような状況になっていました。 1936年の2月26日にも、軍人が大臣たちを殺害する事件が起きました。この事件を二・二六事件といいます。 1933年、 日中戦争 が始まりました。 1939年にヨーロッパで、ドイツがポーランドにせめこんで、第二次世界大戦が始まりました。 ポーランドの西半分は占領されてしまいましたが、イギリスとフランスが、ドイツを相手に戦いました。なお、このころソビエト連邦は、ポーランドの東半分を占領しました。なお1941年からソ連はドイツを相手に戦いましました。 このころ日本は、ドイツ・イタリアと同盟を結んでいました。 その後、ドイツ軍がフランスにせめこみ、フランス軍は敗北しました。ドイツ軍はフランスを占領しました。 フランスがドイツに降伏したので、ドイツの同盟国の日本は、東南アジアでフランスの植民地にされていたベトナムを占領しました。 日本にとっても、中国を支援しているフランスの拠点を占領でき、東南アジアの資源も手に入るので、ベトナム占領には好都合な面もありました。 しかし、日本がベトナムを占領すると、アメリカは、日本に対して、(アメリカからの)石油や鉄の輸出を禁止しました。イギリスも、アメリカの動きと同じように、日本との貿易を制限しました。 これによって、日本とアメリカとの対立は、ますます深まりました。 その直後、日本はアメリカとの戦争をおそれ、アメリカとの戦争にならないように交渉しますが、アメリカから満州事変よりも前の状態に日本の海外領土をもどすように要求されました。 日本は、アメリカの要求を飲まなかったので、日米の交渉はまとまりませんでした。 そして、石油がないと、兵器が動かせないので、日本が危機におちいることを恐れた日本政府は、1941年12月にハワイの真珠湾にあるアメリカ軍基地を攻撃し、同じ時期に日本軍は東南アジアのイギリス領マレー半島も攻撃して、日本とアメリカ・イギリスとの戦争が始まりました。 こうして戦場は、中国だけでなく、東南アジアや太平洋にも広がっていきました。 なお、これらの周辺地域での戦争のことを、太平洋戦争といいます。 日本軍は、太平洋戦争のはじめごろは、東南アジア各地をどんどんと占領して、勢力を拡大していきました。 しかし、日本軍による東南アジアの占領地では、現地の住民を強制的に重労働させたりしたので、いくつかの地域では日本に対する反対運動も高まりました。 また、日本軍は物資の補給に苦労したので、占領した場所で、食料や資源などを取り立てました。 初めのうちは勝利していた日本軍も、アメリカが体勢をたてなおして反撃に出てくると、日本軍は各地で負けはじめました。 また、日本軍は補給にますます苦労するようになり、戦うまえに亡くなった日本兵も、東南アジアの各地で出てきました。 日本の新聞やラジオなどでは、情報の操作が行われており、日本が負けていることは、かくされていました。ほとんどの日本人は、正しい戦争であると信じて戦争に協力しました。 また、日本国内で、徴兵のため、それまで日本で働いていた日本人の労働者が不足したので、朝鮮半島や台湾から、朝鮮の人々を労働者として日本に連れてきて、日本の工場や鉱山などで厳しい労働をさせました。 1938年、国民全員を戦争に総動員させるために 国家総動員法 が出されました。また、隣組など、主に集団で行動するようになりました。 戦争への協力ができない人々もいましたが、「非国民」と非難されました。 戦争が長引き、日本では物資が不足したので、日本では米などの食料品や日用品などは 配給制 になりました。 鉄などの金属も、使用が制限されました。 このため、例えばアイロンは陶器製になりました。また、ランドセルは、竹製になりました。 そして、配給される量もしだいに減っていき、生活はますます苦しくなっていきました。 日本では、「ほしがりません、勝つまでは」・「ぜいたくは敵だ」・「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」のような標語ができました。 一定の年齢に達した男子は、徴兵されたり、工場などで働かされたりしました。 男子大学生も、「学徒出陣」といって、兵士にとられました。 女学生や女性も、工場や農場などで働きました。 中学生も、工場や農場などで働かされました。 小学校でも、軍事教練 が行われるようになりました。 衣類などが不足してきたことや、ぜいたくを取りしまる意味もあり、男子の服装として国民服が定められるなど、服装に対する制限も厳しくなりました。 1943年ごろからアメリカ軍は、太平洋で日本の海軍をどんどんとたおし、アメリカ軍は太平洋の島々を占領していきました。 そして、1944年から、アメリカ軍による空襲が激しくなりました。 空襲では、とくに、東京や大阪などの都市が攻撃の対象にされることが多かったので、都市に住んでいる子どもたちは、親元からはなれて地方へと移り住む、集団疎開をしなければなりませんでした。なお、「学童疎開」ということもあります。 そして1945年3月10日に起こった 東京大空襲 では、数万人もの人が 亡くなりました。 その後も、全国各地で空襲は行われ、日本全国で約20~30万人が空襲で亡くなりました。 1945年4月には、アメリカ軍が沖縄島に上陸し、3か月ちかくもの地上戦になり、住民も巻きこまれ、多くの人が 亡くなりました。 沖縄の男子学生は、中学生でも、日本軍として、いっしょに戦いました。 女子学生は、看護師として、負傷兵の看護などの仕事に当たりました。 この沖縄での戦闘により、沖縄県民の10万人ちかくが、なくなりました。なお、それまでの沖縄県民の人口は約60万人です。 そして、沖縄はアメリカ軍によって占領されました。 そして1945年7月、連合国は、日本に降伏するように宣言を出しました。 しかし、日本は、降伏の決断をできず、そのまま戦争を続けました。 すると、1945年の8月6日に、アメリカが、広島に原子爆弾(原爆)を投下しました。広島の街は一瞬で焼きつくされて破壊され、広島では10万人以上が亡くなりました。また8月9日には長崎にも原子爆弾が投下され、8万人ほどが亡くなりました。 8月8日、ソビエトは条約をやぶって満州や樺太にせめこみました。 こうした中、日本は降伏の決断をし、アメリカ・イギリス・ソビエトの代表が決めた日本の降伏の条件であるポツダム宣言を受け入れ、1945年の8月14日に降伏しました。 そして1945年8月15日には、昭和天皇がラジオ放送で国民に日本の降伏(終戦)を発表しました。 こうして、日中戦争や太平洋戦争をふくむ第二次世界大戦が終わりました。 日本の敗戦により、朝鮮や台湾の人々は、日本の支配から解放されたので、喜んだといわれています。 第2次世界大戦の全体の死者は約6000万人にのぼると言われています。 満州は、いったんソビエト連邦軍の占領下に入り、そのあと中国にわたされ、国家としての「満州国」は、消滅しました。満州の地に取り残された日本人は、戦争が終わっても、日本にもどれなかった人もいました(中国残留)。このような人々の中には、今でも肉親に会えない人もおり、今でも肉親探しが続けられています。 広島や長崎では、なんとか原子爆弾投下を生きのびても原子爆弾の放射線による被害によって、後遺症に苦しむ人がでました。 原子爆弾の後遺症による死者も、多数出ました。 1945年8月に日本が降伏し、日本は、アメリカ軍を中心とした連合国軍に統治されました。 そして連合国軍は、日本政府に民主化のための指令を出し、日本政府は民主化のための改革を次々と実行していきました。 また、日本軍は解散させられました。 1945年の終戦によって憲法を改正することが決まったのですが、内容を考えるのに時間がかかり、すぐには作れませんでした。 また、農業の改革では、それまで大きな農地をもっていて人を雇っていた地主からは、政府はいったん農地をとりあげ、それらを実際にその農地を耕していた人たちに安い{{Ruby|値段|ねだん}]であたえました(農地改革)。 また、1945年の選挙制度の改革では、女性にも選挙権があたえられました。また、選挙に投票できる年齢が男女とも20才以上になりました。なお、現在は2015年の改正により男女とも18才以上となっています。 1946年4月に、衆議院選挙が行われ、女性も選挙に投票と立候補ができるようになりました。そして、数十人ほどの女性議員が当選しました。 そして1946(昭和21年11月3日には 日本国憲法 が制定され、1947年の5月3日に公布された。日本国憲法では、これまで制限されていた言論の自由が保障され、また、男女平等が原則になりました。 当時、食料は国から配給されていましたが、量が足りず、ほとんどの人は、食べものに困っていたので、都市の人は、鉄道にのって、遠くの農家などに、食べ物を買いにいきました。 また、「やみ市」と呼ばれるふつうの価格の数十倍もの値段で食料や日用品などを売る市が開かれましたが、それでも買う人がたくさんいました。 焼けあとなどの野原で、野菜をつくる人などもいました。 日本兵として外国に行っていた人や、戦時中に仕事などとして外国に行っていた人たちが、しだいに日本に引き上げてきました。 1946年11月3日に公布された新しい憲法である日本国憲法では、 主権者は国民であること (国民主権)、 軍隊をもたず永久に戦争をしないこと (平和主義・戦争放棄)、 すべての日本国民は人間としての基本的な権利をもっている (基本的人権の尊重)、 という3つの原則が決められました。 なお、天皇は日本の象徴とされました。 空襲などで、学校の校舎が焼けてしまったので、終戦後には、授業を校庭などで行うことが多くなりました。このような、戦後の屋外での授業のことを 青空教室 といいます。 学校での教育内容も、平和や民主主義を大切にする内容にされました。しかし、教科書をあたらしく作るのが間に合わなかったので、戦前の教科書のうちの軍国的な記述をすみで黒くぬりつぶした教科書をしばらく使いました(「すみぬり教科書」)。 学校での教育期間の制度が、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間など現在に近い制度になりました。戦後の義務教育は、小学校6年間と中学校3年間の合計9年間です。 また、それまで学校では男女別々の教室で学んでいましたが、戦後は、男女とも同じ教室で学ぶようになりました。 そして、学校給食の制度が始まりました。 第二次世界大戦後、戦前まで国際社会の平和をめざすための話し合いの場所であった国際連盟が、戦後は、戦時中の連合国を中心とする 国際連合(国連) として作りかえられました。 第二次世界大戦後、植民地とされていたアジアやアフリカで、多くの国が独立しました。 第二次世界大戦後は、国際社会のありかた などをめぐって、ソビエト連邦とアメリカが激しく対立しました。 そして世界各国は、アメリカを中心とする陣営と、ソ連を中心とする陣営とに、わかれました。 第二次世界大戦後、日本の支配から独立していた朝鮮では、朝鮮半島の南北で、北はソビエト連邦が占領し、南はアメリカが占領しました。 朝鮮半島の北には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がつくられ、南には大韓民国(韓国)がつくられ、2つの国家に分かれました。 そして朝鮮半島では1950年に、北朝鮮と韓国との間で、朝鮮戦争 が起きました。 この戦争のとき、アメリカ軍を主力とする国連軍が、韓国を援助し、ソ連は、北朝鮮を援助しました。この戦争は現在まで続いていますが、現在は休戦中です。 朝鮮戦争によるアメリカの苦戦によって、アメリカは日本を西側の陣営に加えようと考えました。そのためアメリカは、日本にあるアメリカ軍基地の存続を条件として、日本の独立を早めようとしました。 いっぽう、1951(昭和26)年、国際社会では、日本の国際社会への復帰についての講和会議が、アメリカのサンフランシスコで開かれました。日本は、アメリカ・イギリスなどの48か国と平和条約を結びました。これを サンフランシスコ平和条約 といいます。 しかし、当時はソ連などとは国交を結べませんでした。 また、サンフランシスコでの平和条約といっしょに、日本とアメリカとのあいだで、日本国内のアメリカ軍基地に、引き続きアメリカ軍がとどまるための条約である 日米安全保障条約 が結ばれました。なお、略して「安保」などということもあります。 そして1952年には、日本は独立し、主権を回復しました。 しかし沖縄は, 1972年まで, ひきつづきアメリカの統治下におかれることになりました。 1956年にはソ連との国交を回復し、日本は国際連合に加盟しました。 第二次世界大戦のあと、日本の産業は、工業を中心に成長していき、「もはや戦後ではない」ともいわれました。 日本経済は復興していき、工業は戦前の水準にまでもどりました。 1950年代のなかごろから日本では、鉄鋼や自動車などの工業が発達していきました。 また、主なエネルギー源が石炭から石油に変わりました。 その他、プラスチック製品などの石油化学製品もつくられるようになっていったため、石油化学工場も増えていきました。 また、1950年代には「三種の神器」と呼ばれた 白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫などが普及していきました。 1960年代には、「3C」と呼ばれるクーラー・カラーテレビ・カラーテレビなどが普及していきました。 この1950年代ごろから1970年代ごろまでの経済成長を 高度経済成長 といいます。 1964年、東京でアジア初のオリンピックが開かれました。これは復興の象徴となったともいわれ、人々に希望をあたえました。また、同じ年に東京で、障がい者のスポーツ大会である パラリンピック も開かれました。 この東京オリンピックのころ、東海道新幹線が開通しました。 地方の農村で生まれ育った若者が、仕事などを求めて、都市部に移住するようになりました。 やがて、大都市では、人が多すぎて住む場所が足りなくなり、その周辺の地域へも、農村から来た人たちが移住するようになりました。 いっぽう、この1950~1960年代のころから、日本では、公害が目立ってきました。 都市部を中心として、大気や水がよごれ、被害をうけた人もでてきました。 また、各地で、自然破壊も行われました。 このため、環境の改善や自然保護などを求める運動が起こりました。 日本は韓国と、1965年に国交を回復しました。しかし、韓国は島根県にある竹島を1954年から不法に占拠しています。 北朝鮮とは、2002年に日本と北朝鮮の首脳どうしで会議(日朝首脳会談)をしましたが、国交回復はしていません。 なお、この会議で、北朝鮮の首脳は、北朝鮮が日本人を拉致(むりやり連れていくこと)したことを公式に認めました。 1972年に沖縄はアメリカから日本に返還されました。そして沖縄は、日本の領土になりました。沖縄には今も、アメリカ軍の基地があります。 ロシアは択捉島, 国後島, 色丹島, 歯舞群島からなる北方領土を不法に占拠しています。 1972年に、日本と中国との国交が正常化しました。1978年には、日中平和友好条約を結びました。しかし、日本固有の領土である沖縄県にある尖閣諸島の領有を主張しています。 日本は戦後に奇跡的な復興をとげ、非常に平和で豊かな国となりました。 しかし、日本や世界には環境問題、人権問題などまだまだ課題が山積みになっています。 そのために、日本や世界はこのような課題の解決を目指さなければなりません、 さて、日本や世界の歴史は中学校や高校でまだまだくわしく学びますが、小学校でならう歴史はここまでです。 歴史は、先人の知を学んだうえで、それを通して現代について考えるものでもあります。 では、「世界の中の日本」に進み、日本の世界とのかかわりについて学びましょう。「世界の中の日本」はこちらです。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "小学校社会/6学年/歴史編/下巻では、日本の歴史について、江戸時代以降を学びましょう。なお、安土桃山時代までについての上巻はこちらです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」はこちらです。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」はこちらです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "江戸時代のはじめごろ、江戸幕府は、日本全国の大名を、徳川家の親類である親藩・古くから徳川家に従っていた譜代・関ヶ原の戦いのころから従った外様の3つに分け、それぞれ都合のよい地域に配置しました。江戸時代に大名の支配する領地のことを 藩 といいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "親藩や譜代は、重要な地域や江戸の近くなどに配置されました。一方で、外様は、江戸から遠いところなどに配置されました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "江戸幕府での「大名」とは、領地の米の収穫量が一定以上の武士のことです。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "また、江戸・大阪・長崎などの地域は、幕府が直接治めました。幕府の直接おさめた地域は、日本全国の4分の1ほどにわたります。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "1615年, 江戸幕府の2代将軍である徳川秀忠によって, 大名を取りしまるための法律が作られました。これを 武家諸法度 といいます。この法度に違反すると、領地の没収・領地の変更などの厳しい処分がされました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "以降、将軍が交代するごとに修正されました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "(※)は3代将軍 徳川家光が加えたものです。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "こうして、幕府に逆らうことは難しくなりました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "1635年、3代将軍の徳川家光は、武家諸法度に大名には一年ごとに江戸と領地に半数ずつ住まわせるという 参勤交代 という決まりを付け加えました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "また、大名の妻子は、江戸に人質として住まわせられました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "大勢の家来を江戸と領地に往復させるので、大名に多くの費用がかかり、大名の経済力を弱められました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "参勤交代のときの大名の一行は長い行列ができるので、これを 大名行列 といいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "参勤交代によって、道路や宿場町も整備されていきました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "徳川家光は、「生まれながらの将軍」と言われており、つぎのような話が残っています。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "家光は、諸国の大名を江戸城に集め、", 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"幕府は、出島に入れる日本人は、幕府の役人や、許可を得た日本人のみに制限していました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "このような、江戸幕府による、外国人と日本人との交流を減らす政策を 鎖国 といいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "江戸幕府は長崎のオランダ商館長に、外国のようすを幕府に報告させるための報告書の提出を義務づけました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "このように日本でのヨーロッパ人と日本人とのかかわりを制限していった結果、日本では、江戸幕府が貿易の利益と西洋についての情報を独占しました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "江戸時代、北海道は「えぞ」とよばれており、アイヌ民族と呼ばれる民族も住んでいました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "アイヌは、現在の北海道の南部にある 松前藩と貿易をさせられており、アイヌのサケやコンブを、わずかな米などと交換していたといいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "このような不公平な貿易におこったアイヌの人たちが、17世紀の中ごろ、シャクシャインという人物を中心に反乱を起こしました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "江戸時代、いまの沖縄県は「琉球」という王国でした。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "江戸時代の初めごろ、琉球王国は薩摩藩(現在の鹿児島県の西部)によって支配されていました。そして、薩摩藩によって、琉球は年貢を取られるようになりました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "薩摩藩は、以前から琉球が行っていた中国との貿易を続けさせ、その貿易の利益を薩摩藩が手に入れました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "江戸時代より前に、刀狩などによって農民や武士とのあいだの身分の区別が決まっていきました。江戸幕府も、身分の区別を受けつぎました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "武士は、城のまわりに住んで、役人として仕事をすることがふつうでした。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "江戸時代は、武士の身分が最も高くなっており、続いて農民・職人・商人となっていました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "農民の身分が2番目に高いとされました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "江戸時代、農民は毎年米などの年貢を取られていました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "農民や漁民をまとめて、百姓といいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "いっぽう、職人や商人など、町人の多くは城下町などの都市に住んでいました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "このような、職人や商人のことを、町民といいます。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "町民は、年貢のかわりに、町づくりのための費用などを納める必要がありました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "これらとはべつに、条件のわるい土地にすまわされたり、祭りへの参加を禁じられるなど、身分上厳しく差別をされた人々がいました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "江戸時代の日本の人口における武士の割合は人口の7%ほどです。なお江戸時代の人口の数は 約3000万人 です。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "江戸時代の日本の農民の人口の割合は、人口の約84%です。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "また、職業を勝手に変えることは、許されませんでした。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "また、女性の地位は、男性よりも低いとされていました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "農民のくらしは、ぜいたくをしないように、厳しく管理されました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "農民への おふれ書き", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "ほかにも、5~6けんの農民ごとに 五人組 をつくらせ、ねんぐや犯罪などに、共同で責任を負わせました。", "title": "幕府による政治の安定" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "幕府や藩は、新田の開発に力を入れました。その結果、開こんが進み、田畑の耕地面積は大きく広がりました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "幕府や藩の財政は農民からのねんぐにたよっており、財政を豊かにするために農業を発達させる必要がありました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "江戸時代は貨幣が全国的に流通していたので、武士はねんぐの米を売って貨幣に現金化していました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ねんぐの米は江戸や大阪にある 蔵屋敷 に運ばれ、商人によって売りさばかれ現金化されました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "全国各地の海産物や、各地の特産物も、ほとんどは大阪にあつめられました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "そして、大阪から、集められた産物が全国各地に売り飛ばされました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "なたね油やごま油の しぼりかす が、肥料として使われました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "「ほしか」と呼ばれる、イワシを乾燥させて固めた肥料が使われていました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "農民が売ることを目的に、綿・なたね・茶・麻・あい・しょうゆ などの商品作物が作られるようになりました。 農村でも貨幣が使われるようになっていきました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "徳川家康をはじめとして幕府は、幕府を保ちつづけるには儒学と呼ばれる道徳的な学問が必要だと考え、武士に儒学を学ばせました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "農民や町民などの庶民は、寺子屋で文字の読み書きやそろばんなどを学びました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "当時の外国では、文字の読み書きのできる庶民は少なく、世界各国の中でも、日本は識字率(文字を読める人の割合)が高い国でした。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "ヨーロッパの学問は、危険な学問だと考えられており、禁止されていました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "一方、日本の古典や歴史を学ぶことは認められていました。そのため、万葉集などの古典や、古事記・日本書紀などの歴史書について学んだり、研究したりする者も現れました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "ヨーロッパの医学や農学や科学技術など、キリスト教や政治道徳以外のヨーロッパの学問を学ぶことは、18世紀の初めごろ、8代将軍である徳川吉宗の改革などにより、認められました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "当時はオランダ語を通して西洋の科学を学んでいたので、ヨーロッパから取り入れた学問のことを 蘭学 といいました。「蘭」とはオランダのことです。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "18世紀のおわりごろ、医者の 杉田玄白 と、前野良沢 の二人がかりである。オランダの医学書が日本語へと翻訳されて出版されました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "杉田たちは、オランダの医学書『ターヘル・アナトミア』を見て、人体の内蔵の解剖図が、とても正確であることにおどろき、翻訳を決意しました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "これが、西洋の本を日本語に訳した本のうち、日本では初めての本格的な翻訳書となりました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "その当時は、日本語で書かれたオランダ語の辞書はなかったため、非常に時間がかかり、この医学書の「ウェインブラーウ(まゆ)は、目の上に生えている毛である。」というような一文でさえ、翻訳するのにまる1日かかったといいます。翻訳が終わるまでには4年ほどがかかりました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "また、杉田と前野は、翻訳のときの苦労話などを『蘭学事始』に記しました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "江戸時代の半ばごろから、国学と呼ばれる、儒教や仏教の考えにとらわれない立場で、日本古来の古典や文化の研究をする学問が生まれてきました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "本居宣長は、『古事記』の研究を行い、『古事記伝』を記しました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "伊能忠敬は、日本全国を地図をつくるために測量する旅を通して、正確な日本地図である『大日本沿海輿地全図』を作りました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "絵画では、えがかれる対象が町人や女性などのようすになり、それらの絵を版画を利用して印刷する 浮世絵 が、画家の菱川師宣によって広まりました。浮世絵は、何度も印刷できたため、安く売られ、町人も簡単に入手できました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "また、風景画では歌川広重、葛飾北斎などの人物が活やくしました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "浮世絵は、貿易をとおして外国にも紹介され、ゴッホなどの西洋の画家にもえいきょうをあたえました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "三味線などを伴奏にしてリズミカルに節をつけて、操り人形をうごかしながら物語を語るという人形浄瑠璃が流行しました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "人形浄瑠璃の脚本家である 近松門左衛門 が活やくしました。近松の作品には、『曽根崎心中』や『国性爺合戦』など, 実際の歴史上の事件などをえがいた作品があります。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "ほかにも、江戸時代にはすもう、花火、川柳(季語の入っていない俳句)が流行しました。", "title": "新しい文化と学問" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "1853年にアメリカ合衆国の軍艦が今の神奈川県の浦賀にあらわれアメリカ人の ペリー 日本の開国を求めるアメリカ大統領からの国書を幕府にわたしました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "このようなアメリカの船と、ペリーの態度を見て、日本人はおどろきました。そこでペリーに、返事を出すまで時間がかかるので、1年後にもう一度日本に来てもらうようにたのみました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "幕府は、事態を重くみて、朝廷にも報告をして、諸国の大名にも相談をしました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "いっぽう、アメリカが日本に開国をせまった目的は、日本で燃料や水の補給を行うために立ち寄ることができるようにすることでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "そして1年後の1854年に、ペリーが再び日本に現れました。1854年の交渉では、幕府はアメリカの開国要求を断りきれず、ついに日本は開国をしました。 日本とアメリカとの間で 日米和親条約 が結ばれました。この日米和親条約により、今の静岡県にあるの下田と今の北海道にある函館が開港され、アメリカ船に燃料や水・食料などを補給することが決まりました。また、下田にアメリカの領事館がおかれました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "さらに1858年に、幕府の大老であった 井伊直弼 はアメリカと 日米修好通商条約 を結びました。しかし、この条約は朝廷}の許可をとらないまま結ばれた条約でした。また幕府は、イギリス・オランダ・ロシア・フランスとも、同様の条約を結びました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "日米修好通商条約の内容は、日本にとって不利な内容で、不平等な条約でした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "日本への輸入品に税をかける権利が日本にはありませんでした。輸入品にかける税を 関税といい、国が関税を自由に決められる権利を 関税自主権 といいます。日本には、関税自主権がありませんでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "日本国内で外国人が犯罪をおかしても、日本の法律では処罰できませんでした。アメリカ人など外国人が、日本の法律では処罰されないことを 領事裁判権 または 治外法権 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "輸出品として、生糸や茶が輸出されたので、それらの産業が発展しました。国内で品物が不足し、物価が上がりました。輸出によって、国外に品物を多く輸出しすぎたり、買いしめなどが起こったりしたからです。貿易をしていない米や麦の値段も上がりました。貿易によって、日本の金が流出しました。このため、幕府は金貨の質を下げたので、ますます物価は上がりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "このような品不足や物価の上昇などにより、庶民のくらしは苦しくなっていったため 一揆 や 打ちこわし が起きました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "庶民だけでなく下級武士にも、開国に不満を持つ者が増えていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "また、日本の世間から、欧米の国をやっつけようとする考えが出始めました。このような考え方を攘夷といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "攘夷論だけでなく、朝廷や天皇を盛り上げて敬おうという考え方が出てきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "のちに、これらの考え方は、朝廷に許可を得ず勝手に開国した幕府への批判にかわり、やがて幕府をたおそうという運動へと変わっていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "1862年に神奈川県の生麦で、薩摩藩(現在の鹿児島県の西部)の大名行列の前を横切ったイギリス人を薩摩藩の武士が殺害するという 生麦事件 が起こりました。イギリスからの犯人の処罰要求を薩摩藩が受け入れなかったので、翌年の1863年にイギリスは薩摩藩と戦争をしました。これを 薩英戦争 といいます。この戦争で薩摩は敗北し、大きな被害を受け、薩摩はイギリスの実力を知ることになりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "戦後、薩摩では政治の方針を切りかえ、イギリスなどから制度を学び、藩の強さを高める方針へと変わりました。そして薩摩藩では、下級武士であった西郷隆盛や大久保利通らが、イギリスの援助も受けて、彼らが改革の中心になっていった。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "長州藩は、下級武士であった高杉晋作や木戸孝允・伊藤博文らが、イギリスの援助も受けて、彼らが改革の中心となっていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "このようにして、薩摩や長州は、実戦から、欧米の実力を知ることに知ることになりました。単純な尊皇攘夷運動は誤りだと気づくようになりました。まずは、軍隊の近代化が必要と考え、そのためには改革が必要であり、そのためには改革をさまたげている幕府をたおす必要があるという気運が薩摩や長州を中心に高まってきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "薩摩と長州は、過去の歴史的な関係から、対立していました。 1866年に、土佐藩(今の高知県)の 坂本竜馬(「竜」という漢字ではなく「龍」を使うこともあります) が両藩の仲立ちをして薩長同盟を結ばせました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "幕府は、薩長同盟を倒すため長州と戦争をしましたが、幕府が敗北しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "イギリスが薩摩や長州の支援をしていましたが、いっぽう、幕府はフランスの支援を受け、軍備や技術の改革をしました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "江戸幕府の15代将軍であった 徳川慶喜 は、1867年に政権を朝廷にかえしました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "これを 大政奉還 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "こうして、約260年続いた江戸幕府の時代は終わりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "また、鎌倉時代から約700年間つづいた武士の支配は、こうして終わりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "~西洋に学べ~", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "1868年、新政府は元号を「明治」と改め、新政府は「江戸」の地名を「東京」と改めました。1869年に、新政府は京都から東京に都(首都)を移しました。この年号が明治の時代を 明治時代 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "新政府は武士などに対して政治の方針をしめすため、五箇条の御誓文 を出しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "1871年には、明治政府は、藩を廃止し、かわりに県や府をおきました。そして、それらの県や府の地方政治では、政府の任命した役人を知事として送りました。これを 廃藩置県といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "このような、幕末から明治時代のはじめごろに行われた一連の改革を 明治維新といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "1871年、江戸時代の身分制度はなくなり、農民や町民・差別を受けていた人は「平民」となり、身分上は解放されました(四民平等)。 平民は、江戸時代とはちがい、職業や住む場所を変えられるようになりました。名字を、平民も持てるようになりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "武士は士族と変わりました。士族は、刀を差すことを禁じられるなど、江戸時代のころの特権を失いました。また、公家と大名は華族となりました。そして、天皇の一族は、「皇族」となりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "明治時代の日本では、日本を強い軍隊を持った国にしようという動きが高まりました。これを富国強兵といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "政府は、欧米の軍制にならった改革として、1873年に 徴兵令 を出し、ほぼすべての満20才以上の男子に、身分に関係なく3年間兵役の義務を課しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "江戸時代の税は米などの農産物などであり、農作物のできなどによって税の収入が増減するので、政府にとっては不安定な制度だったため、政府は税の制度をあらため、土地をもつことにかかる税金がかかるようにしました。豊作でも不作でも同じ金額を納めるため、農民にとっては大変なものとなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "これを「地租」といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "1872年に、日本全国の子どもに義務教育を受けさせるため、欧米の制度を参考に6才以上の男女に義務教育を受けさせるという学制を発布しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "しかし、学校の建設費や授業料の負担が大きく、また当時の子供は働き手であったので労働力をうばわれることから反発がありました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "このような理由で就学率(学校に通った者の割合)は低く、実際に学校に通った者は、一部でした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "さて、明治のはじめは就学率が低かったものの、明治の終わりごろには就学率は高くなり、ほぼ100%になりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "西洋の学問を学ぶ熱が高まっていき、それに応ずる思想も現れました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "福沢諭吉は、下級武士の家の生まれだったが、蘭学を学んでいました。かれは西洋の知識が深かったので、明治政府の使節団に参加させてもらい、ますます西洋の知識を深めました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "かれは『学問のすすめ』を書きました。その冒頭には", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "「天は 人の上に 人を造らず 人の下に 人を造らず と いへり」", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "という文があり、 人は生まれながらにして平等であるという考え方を紹介しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "明治のはじめごろ、江戸時代ごろのちょんまげではなく、ざんぎり頭が流行し,「ざんぎり頭を たたいてみれば 文明開化の音がする」などと、ちまたで言われていました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "東京や横浜、大阪などの大きな町には、ガス灯がつきはじめました。江戸時代には仏教の関係で禁止されていた牛肉やぶた肉などをたべる習慣がでてきて、牛肉屋や洋食屋が出てきました。 また、牛乳やパンなども、しだいに食べるようになった。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "1871年に郵便制度ができました。数年後には、全国一律の料金制度ができました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "1872年には、新橋~横浜間に、日本で最初の鉄道が開通しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "印刷の技術は幕末のころより輸入されていましたが、明治になって、出版活動がさかんになりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "1870年には、日本で最初の日刊の新聞が発行されました。そのあと、次々と新しい新聞が発行されていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "工業の近代化も必要だったため、政府が経営する 官営工場 を建てました。機械は外国から買いました。また、工場労働者を育成する技師は、外国から招きました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "中でも、群馬県の富岡製糸場では、フランスから技師を招きました。また、働き手には、全国から女性が集められました。このような官営工場を手本に、民間の工業を近代化させていきました。なお、富岡製糸場は 2014(平成26)年に世界遺産に登録されました。なお、このように工場などを建設し、西洋の技術などを取り入れていった動きを 殖産興業 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "西郷隆盛は、もとは新政府の中心的な人物のひとりでしたが、政治の進め方に不満を持ち、新政府を去りました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "1874年ごろから九州の各地で、士族による反乱が起きました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "ほかにも、反乱がおき、不満を持った士族たちの指導者として、西郷隆盛が担ぎ出されました。西郷も、その不平を持った士族とともに、1877年、鹿児島で反乱を起こしました。これを 西南戦争 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "しかし、政府軍が勝利したため、それ以降、士族の反乱はなくなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "いっぽう、政治のすすめかたをめぐって政府を去った 板垣退助 は、西南戦争の前から、言論活動によって、政府を批判しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "1874年に、板垣は、政府に対して、選挙で選ばれた政治家による政治をおこなう国会を、すぐに設立するように求めました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "当時の日本の政治には、まだ選挙制度がなかったので、薩摩藩や長州藩の出身者など影響力のあった藩の出身者たちのみで行われていました。少数の政治家によって政治が決まっていたのです。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "この国会設立の要求のように、国民が政治に参加できる社会をもとめる運動を 自由民権運動 いいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "自由民権運動は、はじめのうちは不平士族を中心とした運動でしたが、しだいに農民や商工業者などにも支持されていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "しかし、1881年には、まだ、国会をひらくために必要になる、憲法や法律がありませんでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "このような理由もあり、政府は、すぐには国会を開かず、10年以内に国会を開くことを国民に約束しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "国会が開かれるのにそなえて、板垣退助は自由党を、大隈重信は立憲改進党を作りました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "明治政府は、伊藤博文らをヨーロッパに送り、ヨーロッパ各国の憲法や政治のしくみを調べさせました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "そして、伊藤は、日本に帰国してから、皇帝の権力が強いドイツの憲法を手本にして、新しい憲法の案をつくりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "そして1889年、明治天皇が国民にあたえるという形で 大日本帝国憲法が発布されました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "大日本帝国憲法の主な内容 (現代語訳)", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "憲法発布の翌年1890年には、国会での議員を選ぶための選挙が行われ、国会である 帝国議会 が開かれました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "帝国議会は 衆議院 と 貴族院 の2つの議院からなっていましたが、選挙で選ばれたのは 衆議院の議員のみでした。一方、貴族院の議員は、皇族や華族などの有力者から天皇が任命していました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "1890年の衆議院議員選挙の選挙権は、税金を一定以上納めた25才以上の男子にのみあたえられ、有権者は国民の約1.1%となっていました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "このようにして、日本は、アジアで初めて、憲法にもとづいて議会政治を行う近代国家となった。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "1894年、朝鮮半島で、朝鮮国内の改革をもとめる内乱が起きました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "中国(清)が、朝鮮国のもとめに応じて援軍をおくると、日本もこれに対抗して、軍隊を送りました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "そして、日本軍と中国軍との戦争が起こりました。これを 日清戦争 といいます。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "1895年、日清戦争の講和条約として、次のことが決定されました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "朝鮮が独立国となったことにより、朝鮮が中国の属国でなくなったので、1897年に、朝鮮は国名を「大韓帝国」と改めました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "ロシアは、日本の勢力が中国に拡大することで、ロシアに日本の勢力が近づくことをおそれました。 ロシアは、ドイツとフランスと組んで、日本にリャオトン半島を中国に返還するように要求しました。 日本は、三国干渉の要求に従い、中国にリャオトン半島を返還しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "(発展:)義和団の事件のあとも、ロシアは兵力をひかず、ロシア軍は満州にい続けました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "そして、ロシアは冬でも凍らない港が、軍事上の理由で必要だったため、朝鮮半島や中国に勢力を拡大することを目指しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "いっぽう、中国に利権を持つイギリスにとっては、この政策が不都合でした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "さらに当時のロシアは、ロシア国内で東西に長いシベリア鉄道を建設していました。もしシベリア鉄道が完成すると、軍隊の兵士や軍事物資も、すばやく送れるようになるので、イギリスにとっては、ロシアはとても危険な国でした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "そこでイギリスは、この政策に対抗するため、1902年に日本とイギリスとの間で 日英同盟 を結びました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "ロシアの勢力の拡大をおそれ、日本の政府は戦争を決意しました。一方、ロシアの政府も、大国であるロシアとすれば小国にすぎない日本をおそれる必要はないので、日本との戦争もかまわないという強硬な姿勢を強めていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "1904年、日本は日露戦争の開戦にふみきりました。陸地での戦争では、日本は苦戦の末、ロシアに勝利しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "日本海海戦では、海軍の 東郷平八郎率いる連合艦隊が、ロシアの艦隊をやぶりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "しかし、日本は大きく戦力を消耗しており、軍事費を使いきっていたため、戦争の続行が難しくなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "いっぽうのロシアでも政府に反対する革命の動きが起き始め、ロシア政府も戦争の続行が難しくなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "そこで日本は状況が日本に有利なうちに講和をしようと考え、アメリカに仲立ちをしてもらって、アメリカのポーツマスで日本とロシアは講和条約をむすんだことで、日露戦争が終わりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "アメリカ大統領であるルーズベルト(ローズベルト)が仲立ちとなり、日本の代表は外務大臣の 小村寿太郎 で、ロシアの代表はヴィッテでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "1895年、日露戦争の講和条約として、次のことが決定されました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "日本は講和を急いだため、賠償金をとりませんでした。このことが国民の反発を呼び、東京の日比谷では焼き討ち事件が起きました。国民からすれば、戦争で多くの負担をしたにもかかわらず、賠償金をとれないことを不満に感じたのであった。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "日露戦争前、開戦を多くの国民が支持しましたが、開戦に反対する意見もありました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "歌人の 与謝野晶子は、「君死にたまふことなかれ」という、戦場にいる弟を思いやる詩を書きました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "君死にたまふことなかれ", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "(以下省略)", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "与謝野晶子の詩は、当時の日本国民の多くから、反戦の気持ちを遠回しにうたった詩として受け止められました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "1886年には、和歌山県の沖合いの海上で、イギリス船のノルマントン号が沈没する事件が起きました。このとき、船長をはじめとしたイギリス人は、イギリス人の乗員だけをボートで助けて、日本人は助けませんでした。日本人の乗客は、全員死亡しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "この事件の裁判は、領事裁判権(治外法権)にもとづき、イギリス人の領事によって日本国内で行われました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "船長は軽い罪に問われただけで、日本人の多くは、日本への差別的な判決だと感じました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "この一連の事件を ノルマントン号事件 といいます。 この事件をきっかけに、国民のあいだで、条約改正をのぞむ声が、大きくなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "日清戦争の直前の1894年に、外務大臣の陸奥宗光が、イギリスとのあいだで条約の一部改正に成功し、日本での領事裁判権(治外法権)をなくすことに成功した。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "そのあと、日清戦争で日本が勝利すると、ロシア・フランスなども領事裁判権(治外法権)をなくすことに同意しましたが、日本の関税自主権は認めませんでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "そのあと、日露戦争で日本が勝利したことにより日本の国際的な地位が高まると、外務大臣の小村寿太郎の各国との交渉により、1911年に日本の関税自主権は回復しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "日露戦争のあと、韓国では、日本の支配が強まりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "その後、日本政府内では、韓国を日本の領土にしようという意見が強まりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "そして、1910年に、韓国は日本に併合されました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "併合後は、日本が韓国の政治のありかたを支配するようにしたため、韓国では、日本の支配への反発も高まり、1919年には韓国で日本の支配に反対する独立運動も起こりましたが、この独立運動は失敗しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "学校では朝鮮ではなく日本語や日本の歴史が教えられるようになり、朝鮮の人々のほこりは傷つけられました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "イギリスなどから輸入した機械をもとに、生糸などを生産しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "原料の綿などは、併合した韓国や、獲得した満州などから安い値段のものが輸入されたため、日本の農家は打撃を受けました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "生糸や綿製品は、日本の輸出品になりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "1901年、日清戦争の賠償金をもとにして福岡県の北九州で八幡製鉄所が操業されました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "農業では、小作人が増えました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "農村などで収入が少ない農民は、都市に出稼ぎに行くこともありましたが、せんい工場などで働く女性は、長時間労働で、安い賃金で、働かされました。しかし、日本の輸出品の生糸や綿製品などは、この女工などの、安い賃金の労働によって、ささえられていました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "栃木県にある足尾銅山では、明治時代ごろには、全国の約3分の1の銅を生産していました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "しかし、鉱石の処理の安全対策が不十分なまま、工場からの排水中に有毒物質の「鉱毒」が周辺の渡良瀬川に流れこみ、川の魚が死に、農作物などはかれていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "作物だけでなく、目や胃などの内臓の病気にかかっていった人が増え、死者も出ました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "衆議院議員の 田中正造は、これらの原因は足尾銅山の鉱毒のせいであるとして議会でうったえましたが、政府は対策をとりませんでした。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "田中正造は、世論にうったえるため、議員を辞め、天皇に直訴しようとしましたが、天皇の近くで警官に取りおさえられました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "しかし、直訴のことが新聞などに報道され、この足尾銅山の鉱毒事件が世間に広く知られました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "北里柴三郎は、ドイツに留学し、そこでドイツの医学者コッホといっしょに研究し、伝染病である破傷風の治療法を発見しました。そして北里の名前は世界に広まり、日本の医学も世界に認められていきました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "北里は帰国したあと、研究所をつくりました。この研究所から、赤痢菌を発見した志賀潔や、へび毒などの研究で活やくした野口英世など多くの医学者が育ちました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "野口は、北里の研究所で学んだのち、アメリカにわたり、ヘビ毒の研究で、大きな成果をあげました。その後、アフリカのガーナにわたり、医療活動および、黄熱病などについて研究しましたが、野口自らが黄熱病に感染してしまい、1928(昭和3)年に亡くなりました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "明治時代には、小説が流行し、夏目漱石や樋口一葉などの小説家が登場しました。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "夏目漱石は、小説家でした。もともとは教師として働いており、主に英語を教えていました。なので、彼の作品には、教師としての経験などをいかした作品もあります。漱石の作品としては、『坊っちゃん』『吾輩は猫である』などがあります。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "樋口一葉は女性の小説家で、作品には『たけくらべ』、『にごりえ』などがあります。", "title": "明治の国づくり" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "1914(大正3)年、ヨーロッパで 第一次世界大戦 がおきました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "日本も、日英同盟を理由に、この戦いに参加して、イギリスを助けました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "この戦いでは、日本は、直接の被害を受けませんでした。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "この第一次世界大戦で、イギリスの陣営 が勝利したので、日本も戦勝国のひとつとなりました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "また、この戦争の間、日本は好景気でした。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "しかし、米をはじめとして物価があがり、暮らしが苦しくなったため、米騒動と呼ばれる騒動が、日本の各地で起きました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 254, "tag": "p", "text": "しかし、戦争が終わると日本は不景気になりました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 255, "tag": "p", "text": "その後、日本は好景気と不景気をくりかえしていきました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 256, "tag": "p", "text": "なお、1922年、ロシアで革命が起き、 ソビエト社会主義共和国連邦 が成立しました。なお、「ソビエト連邦」「ソ連」などと言われることもあります。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 257, "tag": "p", "text": "", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 258, "tag": "p", "text": "平塚らいてうは、女性の地位の向上や、女子の選挙権の獲得を目指す女性解放運動を主張しました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 259, "tag": "p", "text": "平塚らいてうは市川房江と協力して、新婦人協会 をつくりました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 260, "tag": "p", "text": "1922年に、明治時代に身分上は平等となってからも差別をされつづけてきた地域の人たちが、差別をなくす運動をするために全国水平社を結成しました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 261, "tag": "p", "text": "1925(大正14)年、選挙制度が改正され、25才以上のすべての男子が、選挙権を手に入れました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 262, "tag": "p", "text": "また、同じ1925年、政府は 治安維持法を制定して、政治や社会のしくみの改革運動を取りしまりました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 263, "tag": "p", "text": "", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 264, "tag": "p", "text": "大正時代の終わりまでには、東京や大阪など大都市では、バスやデパートなどが、日本に、すでに登場していました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 265, "tag": "p", "text": "とくに、大きな駅のちかくに、デパートや劇場などが、ありました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 266, "tag": "p", "text": "バスでは、女性がバスの乗務員(バスガール)として働いていました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 267, "tag": "p", "text": "1925(大正14)年には、日本でラジオ放送が開始しました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 268, "tag": "p", "text": "", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 269, "tag": "p", "text": "1923年、関東地方で大きな地震が発生し、死者・行方不明者は14万人以上にのぼりました。この地震を 関東大震災 といいます。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 270, "tag": "p", "text": "なお、このとき、「朝鮮人が反乱をくわだてている」といううわさが飛びかい、多くの朝鮮人が殺害される事件が起きました。", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 271, "tag": "p", "text": "", "title": "国際社会を目指した日本" }, { "paragraph_id": 272, "tag": "p", "text": "中国大陸の東北部にある満州で、日本軍により1931年に満州国が建国されました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 273, "tag": "p", "text": "日本の一部の軍人は、中国北部の満州に出張していた日本軍を指揮して、中国の満州を占領しようとたくらみました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 274, "tag": "p", "text": "そして日本軍は1931年に、満州を占領する口実をもうけようとして、自作自演の事件を起こしました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 275, "tag": "p", "text": "日本軍は、この事件を中国側のしわざだと断定し、日本軍は、中国の都市を占領しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 276, "tag": "p", "text": "そして1932年に、日本軍は満州国の建国を宣言しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 277, "tag": "p", "text": "これを、 満州事変 といいます。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 278, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 279, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 280, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 281, "tag": "p", "text": "このころ、日本政府は満州の問題を、中国との話し合いで解決しようとしていました。しかし1932年の5月15日、日本軍の一部の軍人らが総理官邸に乱入して、総理たちを殺害する事件が起こりました。この一部の軍人が総理を殺害した殺人事件を 五・一五事件 といいます。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 282, "tag": "p", "text": "しかし、当時の一般の人々は、ひどい不景気のため、政治家に絶望していたため、犯行におよんだ軍人を、一般の人々は支持しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 283, "tag": "p", "text": "また、このため日本は、まるで軍人が政治を支配しているかのような状況になっていました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 284, "tag": "p", "text": "1936年の2月26日にも、軍人が大臣たちを殺害する事件が起きました。この事件を二・二六事件といいます。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 285, "tag": "p", "text": "1933年、 日中戦争 が始まりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 286, "tag": "p", "text": "1939年にヨーロッパで、ドイツがポーランドにせめこんで、第二次世界大戦が始まりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 287, "tag": "p", "text": "ポーランドの西半分は占領されてしまいましたが、イギリスとフランスが、ドイツを相手に戦いました。なお、このころソビエト連邦は、ポーランドの東半分を占領しました。なお1941年からソ連はドイツを相手に戦いましました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 288, "tag": "p", "text": "このころ日本は、ドイツ・イタリアと同盟を結んでいました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 289, "tag": "p", "text": "その後、ドイツ軍がフランスにせめこみ、フランス軍は敗北しました。ドイツ軍はフランスを占領しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 290, "tag": "p", "text": "フランスがドイツに降伏したので、ドイツの同盟国の日本は、東南アジアでフランスの植民地にされていたベトナムを占領しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 291, "tag": "p", "text": "日本にとっても、中国を支援しているフランスの拠点を占領でき、東南アジアの資源も手に入るので、ベトナム占領には好都合な面もありました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 292, "tag": "p", "text": "しかし、日本がベトナムを占領すると、アメリカは、日本に対して、(アメリカからの)石油や鉄の輸出を禁止しました。イギリスも、アメリカの動きと同じように、日本との貿易を制限しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 293, "tag": "p", "text": "これによって、日本とアメリカとの対立は、ますます深まりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 294, "tag": "p", "text": "その直後、日本はアメリカとの戦争をおそれ、アメリカとの戦争にならないように交渉しますが、アメリカから満州事変よりも前の状態に日本の海外領土をもどすように要求されました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 295, "tag": "p", "text": "日本は、アメリカの要求を飲まなかったので、日米の交渉はまとまりませんでした。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 296, "tag": "p", "text": "そして、石油がないと、兵器が動かせないので、日本が危機におちいることを恐れた日本政府は、1941年12月にハワイの真珠湾にあるアメリカ軍基地を攻撃し、同じ時期に日本軍は東南アジアのイギリス領マレー半島も攻撃して、日本とアメリカ・イギリスとの戦争が始まりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 297, "tag": "p", "text": "こうして戦場は、中国だけでなく、東南アジアや太平洋にも広がっていきました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 298, "tag": "p", "text": "なお、これらの周辺地域での戦争のことを、太平洋戦争といいます。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 299, "tag": "p", "text": "日本軍は、太平洋戦争のはじめごろは、東南アジア各地をどんどんと占領して、勢力を拡大していきました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 300, "tag": "p", "text": "しかし、日本軍による東南アジアの占領地では、現地の住民を強制的に重労働させたりしたので、いくつかの地域では日本に対する反対運動も高まりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 301, "tag": "p", "text": "また、日本軍は物資の補給に苦労したので、占領した場所で、食料や資源などを取り立てました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 302, "tag": "p", "text": "初めのうちは勝利していた日本軍も、アメリカが体勢をたてなおして反撃に出てくると、日本軍は各地で負けはじめました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 303, "tag": "p", "text": "また、日本軍は補給にますます苦労するようになり、戦うまえに亡くなった日本兵も、東南アジアの各地で出てきました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 304, "tag": "p", "text": "日本の新聞やラジオなどでは、情報の操作が行われており、日本が負けていることは、かくされていました。ほとんどの日本人は、正しい戦争であると信じて戦争に協力しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 305, "tag": "p", "text": "また、日本国内で、徴兵のため、それまで日本で働いていた日本人の労働者が不足したので、朝鮮半島や台湾から、朝鮮の人々を労働者として日本に連れてきて、日本の工場や鉱山などで厳しい労働をさせました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 306, "tag": "p", "text": "1938年、国民全員を戦争に総動員させるために 国家総動員法 が出されました。また、隣組など、主に集団で行動するようになりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 307, "tag": "p", "text": "戦争への協力ができない人々もいましたが、「非国民」と非難されました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 308, "tag": "p", "text": "戦争が長引き、日本では物資が不足したので、日本では米などの食料品や日用品などは 配給制 になりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 309, "tag": "p", "text": "鉄などの金属も、使用が制限されました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 310, "tag": "p", "text": "このため、例えばアイロンは陶器製になりました。また、ランドセルは、竹製になりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 311, "tag": "p", "text": "そして、配給される量もしだいに減っていき、生活はますます苦しくなっていきました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 312, "tag": "p", "text": "日本では、「ほしがりません、勝つまでは」・「ぜいたくは敵だ」・「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」のような標語ができました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 313, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 314, "tag": "p", "text": "一定の年齢に達した男子は、徴兵されたり、工場などで働かされたりしました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 315, "tag": "p", "text": "男子大学生も、「学徒出陣」といって、兵士にとられました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 316, "tag": "p", "text": "女学生や女性も、工場や農場などで働きました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 317, "tag": "p", "text": "中学生も、工場や農場などで働かされました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 318, "tag": "p", "text": "小学校でも、軍事教練 が行われるようになりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 319, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 320, "tag": "p", "text": "衣類などが不足してきたことや、ぜいたくを取りしまる意味もあり、男子の服装として国民服が定められるなど、服装に対する制限も厳しくなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 321, "tag": "p", "text": "1943年ごろからアメリカ軍は、太平洋で日本の海軍をどんどんとたおし、アメリカ軍は太平洋の島々を占領していきました。 そして、1944年から、アメリカ軍による空襲が激しくなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 322, "tag": "p", "text": "空襲では、とくに、東京や大阪などの都市が攻撃の対象にされることが多かったので、都市に住んでいる子どもたちは、親元からはなれて地方へと移り住む、集団疎開をしなければなりませんでした。なお、「学童疎開」ということもあります。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 323, "tag": "p", "text": "そして1945年3月10日に起こった 東京大空襲 では、数万人もの人が 亡くなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 324, "tag": "p", "text": "その後も、全国各地で空襲は行われ、日本全国で約20~30万人が空襲で亡くなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 325, "tag": "p", "text": "", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 326, "tag": "p", "text": "1945年4月には、アメリカ軍が沖縄島に上陸し、3か月ちかくもの地上戦になり、住民も巻きこまれ、多くの人が 亡くなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 327, "tag": "p", "text": "沖縄の男子学生は、中学生でも、日本軍として、いっしょに戦いました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 328, "tag": "p", "text": "女子学生は、看護師として、負傷兵の看護などの仕事に当たりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 329, "tag": "p", "text": "この沖縄での戦闘により、沖縄県民の10万人ちかくが、なくなりました。なお、それまでの沖縄県民の人口は約60万人です。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 330, "tag": "p", "text": "そして、沖縄はアメリカ軍によって占領されました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 331, "tag": "p", "text": "そして1945年7月、連合国は、日本に降伏するように宣言を出しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 332, "tag": "p", "text": "しかし、日本は、降伏の決断をできず、そのまま戦争を続けました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 333, "tag": "p", "text": "すると、1945年の8月6日に、アメリカが、広島に原子爆弾(原爆)を投下しました。広島の街は一瞬で焼きつくされて破壊され、広島では10万人以上が亡くなりました。また8月9日には長崎にも原子爆弾が投下され、8万人ほどが亡くなりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 334, "tag": "p", "text": "8月8日、ソビエトは条約をやぶって満州や樺太にせめこみました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 335, "tag": "p", "text": "こうした中、日本は降伏の決断をし、アメリカ・イギリス・ソビエトの代表が決めた日本の降伏の条件であるポツダム宣言を受け入れ、1945年の8月14日に降伏しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 336, "tag": "p", "text": "そして1945年8月15日には、昭和天皇がラジオ放送で国民に日本の降伏(終戦)を発表しました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 337, "tag": "p", "text": "こうして、日中戦争や太平洋戦争をふくむ第二次世界大戦が終わりました。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 338, "tag": "p", "text": "日本の敗戦により、朝鮮や台湾の人々は、日本の支配から解放されたので、喜んだといわれています。", "title": "戦争と人々の暮らし" }, { "paragraph_id": 339, "tag": "p", "text": "第2次世界大戦の全体の死者は約6000万人にのぼると言われています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 340, "tag": "p", "text": "満州は、いったんソビエト連邦軍の占領下に入り、そのあと中国にわたされ、国家としての「満州国」は、消滅しました。満州の地に取り残された日本人は、戦争が終わっても、日本にもどれなかった人もいました(中国残留)。このような人々の中には、今でも肉親に会えない人もおり、今でも肉親探しが続けられています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 341, "tag": "p", "text": "広島や長崎では、なんとか原子爆弾投下を生きのびても原子爆弾の放射線による被害によって、後遺症に苦しむ人がでました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 342, "tag": "p", "text": "原子爆弾の後遺症による死者も、多数出ました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 343, "tag": "p", "text": "1945年8月に日本が降伏し、日本は、アメリカ軍を中心とした連合国軍に統治されました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 344, "tag": "p", "text": "そして連合国軍は、日本政府に民主化のための指令を出し、日本政府は民主化のための改革を次々と実行していきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 345, "tag": "p", "text": "また、日本軍は解散させられました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 346, "tag": "p", "text": "1945年の終戦によって憲法を改正することが決まったのですが、内容を考えるのに時間がかかり、すぐには作れませんでした。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 347, "tag": "p", "text": "また、農業の改革では、それまで大きな農地をもっていて人を雇っていた地主からは、政府はいったん農地をとりあげ、それらを実際にその農地を耕していた人たちに安い{{Ruby|値段|ねだん}]であたえました(農地改革)。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 348, "tag": "p", "text": "また、1945年の選挙制度の改革では、女性にも選挙権があたえられました。また、選挙に投票できる年齢が男女とも20才以上になりました。なお、現在は2015年の改正により男女とも18才以上となっています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 349, "tag": "p", "text": "1946年4月に、衆議院選挙が行われ、女性も選挙に投票と立候補ができるようになりました。そして、数十人ほどの女性議員が当選しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 350, "tag": "p", "text": "そして1946(昭和21年11月3日には 日本国憲法 が制定され、1947年の5月3日に公布された。日本国憲法では、これまで制限されていた言論の自由が保障され、また、男女平等が原則になりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 351, "tag": "p", "text": "当時、食料は国から配給されていましたが、量が足りず、ほとんどの人は、食べものに困っていたので、都市の人は、鉄道にのって、遠くの農家などに、食べ物を買いにいきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 352, "tag": "p", "text": "また、「やみ市」と呼ばれるふつうの価格の数十倍もの値段で食料や日用品などを売る市が開かれましたが、それでも買う人がたくさんいました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 353, "tag": "p", "text": "焼けあとなどの野原で、野菜をつくる人などもいました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 354, "tag": "p", "text": "日本兵として外国に行っていた人や、戦時中に仕事などとして外国に行っていた人たちが、しだいに日本に引き上げてきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 355, "tag": "p", "text": "1946年11月3日に公布された新しい憲法である日本国憲法では、 主権者は国民であること (国民主権)、", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 356, "tag": "p", "text": "軍隊をもたず永久に戦争をしないこと (平和主義・戦争放棄)、 すべての日本国民は人間としての基本的な権利をもっている (基本的人権の尊重)、", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 357, "tag": "p", "text": "という3つの原則が決められました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 358, "tag": "p", "text": "なお、天皇は日本の象徴とされました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 359, "tag": "p", "text": "空襲などで、学校の校舎が焼けてしまったので、終戦後には、授業を校庭などで行うことが多くなりました。このような、戦後の屋外での授業のことを 青空教室 といいます。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 360, "tag": "p", "text": "学校での教育内容も、平和や民主主義を大切にする内容にされました。しかし、教科書をあたらしく作るのが間に合わなかったので、戦前の教科書のうちの軍国的な記述をすみで黒くぬりつぶした教科書をしばらく使いました(「すみぬり教科書」)。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 361, "tag": "p", "text": "学校での教育期間の制度が、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間など現在に近い制度になりました。戦後の義務教育は、小学校6年間と中学校3年間の合計9年間です。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 362, "tag": "p", "text": "また、それまで学校では男女別々の教室で学んでいましたが、戦後は、男女とも同じ教室で学ぶようになりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 363, "tag": "p", "text": "そして、学校給食の制度が始まりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 364, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 365, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦後、戦前まで国際社会の平和をめざすための話し合いの場所であった国際連盟が、戦後は、戦時中の連合国を中心とする 国際連合(国連) として作りかえられました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 366, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦後、植民地とされていたアジアやアフリカで、多くの国が独立しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 367, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦後は、国際社会のありかた などをめぐって、ソビエト連邦とアメリカが激しく対立しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 368, "tag": "p", "text": "そして世界各国は、アメリカを中心とする陣営と、ソ連を中心とする陣営とに、わかれました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 369, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦後、日本の支配から独立していた朝鮮では、朝鮮半島の南北で、北はソビエト連邦が占領し、南はアメリカが占領しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 370, "tag": "p", "text": "朝鮮半島の北には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がつくられ、南には大韓民国(韓国)がつくられ、2つの国家に分かれました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 371, "tag": "p", "text": "そして朝鮮半島では1950年に、北朝鮮と韓国との間で、朝鮮戦争 が起きました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 372, "tag": "p", "text": "この戦争のとき、アメリカ軍を主力とする国連軍が、韓国を援助し、ソ連は、北朝鮮を援助しました。この戦争は現在まで続いていますが、現在は休戦中です。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 373, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 374, "tag": "p", "text": "朝鮮戦争によるアメリカの苦戦によって、アメリカは日本を西側の陣営に加えようと考えました。そのためアメリカは、日本にあるアメリカ軍基地の存続を条件として、日本の独立を早めようとしました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 375, "tag": "p", "text": "いっぽう、1951(昭和26)年、国際社会では、日本の国際社会への復帰についての講和会議が、アメリカのサンフランシスコで開かれました。日本は、アメリカ・イギリスなどの48か国と平和条約を結びました。これを サンフランシスコ平和条約 といいます。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 376, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 377, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 378, "tag": "p", "text": "しかし、当時はソ連などとは国交を結べませんでした。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 379, "tag": "p", "text": "また、サンフランシスコでの平和条約といっしょに、日本とアメリカとのあいだで、日本国内のアメリカ軍基地に、引き続きアメリカ軍がとどまるための条約である 日米安全保障条約 が結ばれました。なお、略して「安保」などということもあります。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 380, "tag": "p", "text": "そして1952年には、日本は独立し、主権を回復しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 381, "tag": "p", "text": "しかし沖縄は, 1972年まで, ひきつづきアメリカの統治下におかれることになりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 382, "tag": "p", "text": "1956年にはソ連との国交を回復し、日本は国際連合に加盟しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 383, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦のあと、日本の産業は、工業を中心に成長していき、「もはや戦後ではない」ともいわれました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 384, "tag": "p", "text": "日本経済は復興していき、工業は戦前の水準にまでもどりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 385, "tag": "p", "text": "1950年代のなかごろから日本では、鉄鋼や自動車などの工業が発達していきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 386, "tag": "p", "text": "また、主なエネルギー源が石炭から石油に変わりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 387, "tag": "p", "text": "その他、プラスチック製品などの石油化学製品もつくられるようになっていったため、石油化学工場も増えていきました。 また、1950年代には「三種の神器」と呼ばれた 白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫などが普及していきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 388, "tag": "p", "text": "1960年代には、「3C」と呼ばれるクーラー・カラーテレビ・カラーテレビなどが普及していきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 389, "tag": "p", "text": "この1950年代ごろから1970年代ごろまでの経済成長を 高度経済成長 といいます。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 390, "tag": "p", "text": "1964年、東京でアジア初のオリンピックが開かれました。これは復興の象徴となったともいわれ、人々に希望をあたえました。また、同じ年に東京で、障がい者のスポーツ大会である パラリンピック も開かれました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 391, "tag": "p", "text": "この東京オリンピックのころ、東海道新幹線が開通しました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 392, "tag": "p", "text": "地方の農村で生まれ育った若者が、仕事などを求めて、都市部に移住するようになりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 393, "tag": "p", "text": "やがて、大都市では、人が多すぎて住む場所が足りなくなり、その周辺の地域へも、農村から来た人たちが移住するようになりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 394, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 395, "tag": "p", "text": "いっぽう、この1950~1960年代のころから、日本では、公害が目立ってきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 396, "tag": "p", "text": "都市部を中心として、大気や水がよごれ、被害をうけた人もでてきました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 397, "tag": "p", "text": "また、各地で、自然破壊も行われました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 398, "tag": "p", "text": "このため、環境の改善や自然保護などを求める運動が起こりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 399, "tag": "p", "text": "日本は韓国と、1965年に国交を回復しました。しかし、韓国は島根県にある竹島を1954年から不法に占拠しています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 400, "tag": "p", "text": "北朝鮮とは、2002年に日本と北朝鮮の首脳どうしで会議(日朝首脳会談)をしましたが、国交回復はしていません。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 401, "tag": "p", "text": "なお、この会議で、北朝鮮の首脳は、北朝鮮が日本人を拉致(むりやり連れていくこと)したことを公式に認めました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 402, "tag": "p", "text": "1972年に沖縄はアメリカから日本に返還されました。そして沖縄は、日本の領土になりました。沖縄には今も、アメリカ軍の基地があります。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 403, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 404, "tag": "p", "text": "ロシアは択捉島, 国後島, 色丹島, 歯舞群島からなる北方領土を不法に占拠しています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 405, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 406, "tag": "p", "text": "1972年に、日本と中国との国交が正常化しました。1978年には、日中平和友好条約を結びました。しかし、日本固有の領土である沖縄県にある尖閣諸島の領有を主張しています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 407, "tag": "p", "text": "", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 408, "tag": "p", "text": "日本は戦後に奇跡的な復興をとげ、非常に平和で豊かな国となりました。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 409, "tag": "p", "text": "しかし、日本や世界には環境問題、人権問題などまだまだ課題が山積みになっています。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 410, "tag": "p", "text": "そのために、日本や世界はこのような課題の解決を目指さなければなりません、", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 411, "tag": "p", "text": "さて、日本や世界の歴史は中学校や高校でまだまだくわしく学びますが、小学校でならう歴史はここまでです。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 412, "tag": "p", "text": "歴史は、先人の知を学んだうえで、それを通して現代について考えるものでもあります。", "title": "新しい日本へ" }, { "paragraph_id": 413, "tag": "p", "text": "では、「世界の中の日本」に進み、日本の世界とのかかわりについて学びましょう。「世界の中の日本」はこちらです。", "title": "新しい日本へ" } ]
小学校社会/6学年/歴史編/下巻では、日本の歴史について、江戸(えど)時代以降(いこう)を学びましょう。なお、安土桃山(あづちももやま)時代までについての上巻(じょうかん)はこちらです。 また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」はこちらです。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」はこちらです。
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|小学校の学習|小学校社会|小学校社会/6学年|小学校社会/6学年/歴史編|frame=1}}<!-- 当ページを編集される方は、学習指導要領解説社会編や検定教科書を参考に編集してください。また、小学生向けであることに留意してください。 --> '''{{PAGENAME}}'''では、日本の歴史について、{{Ruby|江戸|えど}}時代{{Ruby|以降|いこう}}を学びましょう。なお、{{Ruby|安土桃山|あづちももやま}}時代までについての{{ruby|上巻|じょうかん}}は[[小学校社会/6学年/歴史編/上巻|こちら]]です。 また、人物についてくわしく学ぶ「人物事典」は[[小学校社会/6学年/歴史編/人物事典|こちら]]です。政治や日本の世界へのかかわりについて学ぶ「政治・国際編」は[[小学校社会/6学年/政治・国際編|こちら]]です。 == {{Ruby|幕府|ばくふ}}による政治の安定 == ;江戸時代初期の政治 {{ruby|江戸|えど}}時代のはじめごろ、{{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}}は、日本全国の{{Ruby|大名|だいみょう}}を、徳川家の親類である{{Ruby|親藩|しんぱん}}・古くから徳川家に{{Ruby|従|したが}}っていた{{Ruby|譜代|ふだい}}・関ヶ原の戦いのころから従った{{Ruby|外様|とざま}}の3つに分け、それぞれ都合のよい{{Ruby|地域|ちいき}}に配置しました。江戸時代に大名の支配する領地のことを '''{{Ruby|藩|はん}}''' といいます。 <!-- ※「親藩」・「譜代」・「外様」は、小学校の範囲です。東京書籍や教育出版の日本文教出版の教科書などに書いてあります。 --> 親藩や譜代は、重要な地域や江戸の近くなどに配置されました。一方で、外様は、江戸から遠いところなどに配置されました。 江戸幕府での「大名」とは、領地の米の{{Ruby|収穫|しゅうかく}}量が一定以上の武士のことです。 また、江戸・大阪・長崎などの{{Ruby|地域|ちいき}}は、幕府が直接治めました。幕府の直接おさめた地域は、日本全国の4分の1ほどにわたります。 * {{Ruby|武家諸法度|ぶけしょはっと}} 1615年, 江戸幕府の2代{{Ruby|将軍|しょうぐん}}である{{ruby|徳川秀忠|とくがわひでただ}}によって, 大名を取りしまるための{{ruby|法律|ほうりつ}}が作られました。これを '''{{ruby|武家諸法度|ぶけしょはっと}}''' といいます。この法度に{{ruby|違反|いはん}}すると、領地の{{ruby|没収|ぼっしゅう}}・領地の{{Ruby|変更|へんこう}}などの{{Ruby|厳|きび}}しい{{Ruby|処分|しょぶん}}がされました。 {{ruby|以降|いこう}}、将軍が交代するごとに修正されました。 <div style="border:1px solid #000000;"> * '''武家諸法度''' ** 一. (武士は)学問や武芸の道に、ひたすら{{Ruby|専念|せんねん}}すること。 ** 一. 新しく城を築くことは、かたく禁止する。修理する場合であっても、必ず幕府に申し出ること。 ** 一. 大名は、毎年、きめられた月に江戸に{{Ruby|参勤|さんきん}}すること(参勤交代)。 (※) ** 一. 大きな船を作ってはならない。(※) ** 一. 大名は、幕府の許可なしに勝手に{{Ruby|結婚|けっこん}}をしてはならない。 </div> (※)は3代将軍 徳川家光が加えたものです。 こうして、{{Ruby|幕府|ばくふ}}に逆らうことは{{Ruby|難|むずか}}しくなりました。 * {{Ruby|参勤交代|さんきんこうたい}} [[File:Iemitu Face2.svg|thumb|徳川家光]] [[File:NikkoYomeimon5005.jpg|thumb|400px|{{ruby|日光東照宮|にっこうとうしょうぐう}}(栃木県)。<br>家光によって建てられた、{{Ruby|徳川家康|とくがわいえやす}}をまつっている神社です。世界文化{{ruby|遺産|いさん}}および{{Ruby|国宝|こくほう}}です。]] 1635年、3代{{Ruby|将軍|しょうぐん}}の{{Ruby|徳川家光|とくがわいえみつ}}は、{{Ruby|武家諸法度|ぶけしょはっと}}に大名には一年ごとに江戸と領地に半数ずつ住まわせるという '''{{Ruby|参勤交代|さんきんこうたい}}''' という決まりを付け加えました。 また、大名の妻子は、江戸に{{Ruby|人質|ひとじち}}として住まわせられました。 大勢の家来を江戸と領地に往復させるので、大名に多くの費用がかかり、大名の{{Ruby|経済|けいざい}}力を弱められました。 参勤交代のときの大名の一行は長い行列ができるので、これを '''大名行列''' といいます。 [[ファイル:Sankiko01.jpg|thumb|600px|none|{{Ruby|園部|そのべ}}藩(現在の{{Ruby|京都府|きょうとふ}})参勤交代行列図 (1) ({{ruby|南丹|なんたん}}市文化博物館{{Ruby|蔵|ぞう}})]] [[ファイル:Sankiko02.jpg|thumb|600px|none|園部藩参勤交代行列図 (2) (南丹市文化博物館蔵)]] [[ファイル:Sankiko03.jpg|thumb|600px|none|園部藩参勤交代行列図 (3) (南丹市文化博物館蔵)]] 参勤交代によって、道路や{{Ruby|宿場町|しゅくばまち}}も整備されていきました。 {{コラム|{{ruby|関所|せきしょ}}| * {{Ruby|関所|せきしょ}} [[画像:Ishibe shukubanosato02s3200.jpg|thumb|280px|関所の様式の門。観光テーマパークでの復元。]] {{Ruby|警備|けいび}}上の理由から、街道には、通行を制限する {{Ruby|関所|せきしょ}}がおかれました。関所では、通行者は、関所の役人に、通行許可証である手形を見せる必要がありました。 関所では、とくに江戸に入る{{Ruby|鉄砲|てっぽう}}と{{Ruby|出女|でおんな}}は、{{Ruby|厳|きび}}しく調べられました。鉄砲は{{Ruby|反乱|はんらん}}をおそれたためです。「出女」は、参勤交代で{{Ruby|人質|ひとじち}}として江戸に住まわせた女(妻)のことで、こっそりと帰国することをおそれたためです。}} 徳川家光は、「生まれながらの{{Ruby|将軍|しょうぐん}}」と言われており、つぎのような話が残っています。 家光は、{{ruby|諸国|しょこく}}の大名を{{Ruby|江戸城|えどじょう}}に集め、 '''「わたしの祖父の{{Ruby|家康|いえやす}}や父の{{Ruby|秀忠|ひでただ}}は、もともとは、お前たちと同じ大名で、ともに戦った仲間だったから、お前たちへのえんりょがあった。だが、私は、生まれながらの将軍だ。だから、お前たちを家来として、あつかう。これに不満のある者は、領地に帰って戦いの準備をするがよい。戦いの相手をしてやろう。」''' と{{ruby|宣言|せんげん}}をしました。 ;キリスト教の禁止と貿易 {| class="wikitable" style="float:right" |+ {{ruby|鎖国|さこく}}への歩み | 年 || おもなできごと |- | 1613 || 幕府がキリスト教の禁止令を出す |- | 1616 || 外国船との貿易を{{Ruby|長崎|ながさき}}と{{Ruby|平戸|ひらど}}に制限する |- | 1624 || スペイン人の来日を禁止する |- | 1635 || 日本人の海外{{ruby|渡航|とこう}}の禁止,海外にいる日本人の帰国の禁止 |- | 1637 || {{Ruby|島原|しまばら}}・{{ruby|天草一揆|あまくさいっき}}(島原の{{ruby|乱|らん}})が起きる |- | 1639 || ポルトガル船の来航を禁止する |- | 1641 || 平戸にあったオランダ人の商館を、長崎の{{ruby|出島|でじま}}に移す<br />({{ruby|鎖国|さこく}}の完成) |- |} 徳川家康は、はじめ、外国との貿易を許可していました。 そのため、貿易船の多くは、東南アジアまで出かけることも、多くありました。 しかし、{{Ruby|幕府|ばくふ}}はキリスト教の信者が団結して幕府に逆らうことをおそれて、幕府はキリスト教を信じることを禁止しました。 [[Image:Jesus on cross to step on.jpg|thumb|300px|キリストの踏み絵]] さらに、3代{{Ruby|将軍|しょうぐん}}の{{Ruby|徳川家光|とくがわいえみつ}}のころに、日本人が海外に行くことや、外国にいる日本人が日本に帰国することを禁止しました。 :このころ、現在の長崎県にある{{Ruby|島原|しまばら}}半島や現在の熊本県にある{{Ruby|天草島|あまくさじま}}で、キリスト教の信者の農民3万人あまりによる、大きな{{Ruby|一揆|いっき}}が起きました。 この島原・天草の一揆の目的は、キリスト教の禁止によるキリシタンへの{{Ruby|弾圧|だんあつ}}および領主による重いねんぐなどへの{{Ruby|反乱|はんらん}}でした。 反乱軍の中心人物は、当時16才という{{ruby|若|わか}}さだった {{Ruby|天草四郎|あまくさしろう}}という少年です。 幕府は12万人ほどの大軍を送り、4か月ほどかかってこれをしずめました。 これを '''{{Ruby|島原|しまばら}}・{{Ruby|天草一揆|あまくさいっき}}''' または '''島原の{{Ruby|乱|らん}}''' といいます。 <!-- 全会社が「島原・天草一揆」という表記を用いています--> この戦いのあと、キリスト教への取りしまりは、いっそう{{Ruby|厳|きび}}しくなりました。 キリスト教を発見するためには、{{Ruby|踏|ふ}}み絵を用いた絵踏みが行われました。 {{コラム|踏み絵による絵踏み| この時代、キリスト教は禁止されていましたが、かくれてキリスト教を信じる人たちがいました。このような人を取りしまるため、{{Ruby|幕府|ばくふ}}は人々にキリスト教の神であるイエス・キリストがえがかれた銅板の踏み絵を踏ませるという 絵踏み をさせて、踏めなかった者はキリスト教徒であるとして{{Ruby|処罰|しょばつ}}しました。 }} [[ファイル:Plattegrond van Deshima.jpg|thumb|300px|出島の鳥かん図(空から見た図)。]] そして{{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}}は、貿易の相手を、キリスト教を広めないオランダと中国だけにかぎり、長崎で貿易を行うことにしました。 長崎には、オランダとの貿易のために{{Ruby|出島|でじま}}という人工の島がつくられました。 オランダとの貿易は、この出島の中のみで行われました。また、オランダ人は、この出島にしか住めませんでした。 幕府は、出島に入れる日本人は、幕府の役人や、許可を得た日本人のみに制限していました。 このような、江戸幕府による、外国人と日本人との交流を減らす{{Ruby|政策|せいさく}}を '''{{Ruby|鎖国|さこく}}''' といいます。 江戸幕府は長崎のオランダ{{Ruby|商館長|しょうかんちょう}}に、外国のようすを幕府に報告させるための報告書の提出を義務づけました。 このように日本でのヨーロッパ人と日本人とのかかわりを制限していった結果、日本では、江戸幕府が貿易の利益と西洋についての情報を{{Ruby|独占|どくせん}}しました。 {{コラム|{{Ruby|発展|はってん}}:オランダとの貿易| オランダとの貿易での輸入品のほとんどは、{{Ruby|生糸|きいと}}・{{Ruby|砂糖|さとう}}・毛織物でした。ときどき、ガラスや望遠鏡や時計などの、めずらしいものも輸入されました。 日本からの輸出品は、金・銀・銅などの金属や{{Ruby|陶磁器|とうじき}}などでした。 }} ;江戸時代の北海道と沖縄 * {{Ruby|北海道|ほっかいどう}} {{ruby|江戸|えど}}時代、{{Ruby|北海道|ほっかいどう}}は「えぞ」とよばれており、アイヌ民族と{{Ruby|呼|よ}}ばれる民族も住んでいました。 アイヌは、現在の北海道の南部にある {{Ruby|松前藩|まつまえはん}}と貿易をさせられており、アイヌのサケやコンブを、わずかな米などと{{Ruby|交換|こうかん}}していたといいます。 このような不公平な貿易におこったアイヌの人たちが、17世紀の中ごろ、'''シャクシャイン'''という人物を中心に{{Ruby|反乱|はんらん}}を起こしました。 <!-- ※ シャクシャインは小学校でも習う。教育出版の教科書で、章末コラムに書いてある。琉球も同様に習う。--> * {{Ruby|琉球|りゅうきゅう}}王国 江戸時代、いまの{{Ruby|沖縄|おきなわ}}県は「{{Ruby|琉球|りゅうきゅう}}」という王国でした。 江戸時代の初めごろ、琉球王国は{{ruby|薩摩藩|さつまはん}}(現在の{{Ruby|鹿児島|かごしま}}県の西部)によって支配されていました。そして、薩摩藩によって、琉球は{{Ruby|年貢|ねんぐ}}を取られるようになりました。 薩摩藩は、以前から琉球が行っていた中国との貿易を続けさせ、その貿易の利益を薩摩藩が手に入れました。 ;身分による支配 {{Ruby|江戸|えど}}時代より前に、{{Ruby|刀狩|かたながり}}などによって農民や武士とのあいだの身分の区別が決まっていきました。{{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}}も、身分の区別を受けつぎました。 武士は、城のまわりに住んで、役人として仕事をすることがふつうでした。 江戸時代は、武士の身分が最も高くなっており、続いて農民・職人・商人となっていました。 [[File:江戸時代の人口割合.svg|thumb|400px|江戸時代の身分別の人口{{Ruby|割合|わりあい}}。<br>なお、「{{Ruby|公家|くげ}}」とは、朝廷の関係者のこと。]] 農民の身分が2番目に高いとされました。 江戸時代、農民は毎年米などの{{Ruby|年貢|ねんぐ}}を取られていました。 農民や漁民をまとめて、{{Ruby|百姓|ひゃくしょう}}といいます。 いっぽう、職人や商人など、町人の多くは城下町などの都市に住んでいました。 このような、職人や商人のことを、'''町民'''といいます。 町民は、年貢のかわりに、町づくりのための費用などを{{Ruby|納|おさ}}める必要がありました。 これらとはべつに、条件のわるい土地にすまわされたり、祭りへの参加を禁じられるなど、身分上{{Ruby|厳|きび}}しく差別をされた人々がいました。 江戸時代の日本の人口における武士の{{ruby|割合|わりあい}}は人口の7%ほどです。なお江戸時代の人口の数は 約3000万人 です。 江戸時代の日本の農民の人口の割合は、人口の約84%です。 また、職業を勝手に変えることは、許されませんでした。 また、女性の地位は、男性よりも低いとされていました。 * 農民への おふれ書き 農民のくらしは、ぜいたくをしないように、{{Ruby|厳|きび}}しく管理されました。 <div style="border:1px solid #000000;">  '''農民への おふれ書き''' * 一. 朝は早起きをして草をかり、昼には田畑の耕作をして、夜には縄をつくって{{ruby|俵|たわら}}を編むなど、それぞれの仕事をしっかりと行うこと。 * 一. 幕府の法令をおこたったり、地頭や代官のことをそまつに考えず、また名主(村長)や組頭のことは真の親のように思って{{Ruby|尊敬|そんけい}}すること。 * 一. 酒や茶を買って飲まないこと。 * 一. 農民は麦・ひえ・あわ などの{{Ruby|雑穀|ざっこく}}などを食べ、なるべく米を食べないこと。 * 一. 農民の服は、{{Ruby|麻|あさ}}と{{ruby|木綿|もめん}}のみとし、ほかの服は着てはいけない。{{Ruby|裏地|うらじ}}にも他の布を使ってはならない。 * 一. タバコを{{Ruby|吸|す}}わないこと。 </div> * {{Ruby|五人組|ごにんぐみ}} ほかにも、5~6けんの農民ごとに {{Ruby|五人組|ごにんぐみ}} をつくらせ、ねんぐや犯罪などに、共同で責任を負わせました。 == 新しい文化と学問 == ;産業 * 農業 {{Ruby|幕府|ばくふ}}や{{Ruby|藩|はん}}は、{{Ruby|新田|しんでん}}の開発に力を入れました。その結果、開こんが進み、田畑の耕地面積は大きく広がりました。 幕府や藩の財政は農民からのねんぐにたよっており、財政を豊かにするために農業を発達させる必要がありました。 {{Ruby|江戸|えど}}時代は{{ruby|貨幣|かへい}}が全国的に流通していたので、武士はねんぐの米を売って貨幣に現金化していました。 ねんぐの米は江戸や{{Ruby|大阪|おおさか}}にある {{Ruby|蔵屋敷|くらやしき}} に運ばれ、商人によって売りさばかれ現金化されました。<!-- ※ 教育出版の教科書で、「蔵屋敷」を紹介 --> 全国各地の海産物や、各地の特産物も、ほとんどは大阪にあつめられました。 そして、大阪から、集められた産物が全国各地に売り飛ばされました。 * 肥料 なたね油やごま油の しぼりかす が、肥料として使われました。 「ほしか」と{{Ruby|呼|よ}}ばれる、イワシを{{Ruby|乾燥|かんそう}}させて固めた肥料が使われていました。 * 商品作物 <!-- ※ 教育出版や日本文教出版の教科書で紹介。 --> 農民が売ることを目的に、綿・なたね・茶・{{Ruby|麻|あさ}}・あい・しょうゆ などの商品作物が作られるようになりました。 農村でも{{ruby|貨幣|かへい}}が使われるようになっていきました。 ;教育・学問 * {{Ruby|儒学|じゅがく}} {{Ruby|徳川家康|とくがわいえやす}}をはじめとして{{ruby|幕府|ばくふ}}は、幕府を保ちつづけるには'''{{Ruby|儒学|じゅがく}}'''と{{ruby|呼|よ}}ばれる道徳的な学問が必要だと考え、武士に儒学を学ばせました。 * 教育 [[File:Bungaku-Bandai_no-Takara-Terakoya-School-by-Issunshi-Hanasato.png|thumb|right|寺子屋のようす。]] 農民や町民などの{{Ruby|庶民|しょみん}}は、'''{{Ruby|寺子屋|てらこや}}'''で文字の読み書きやそろばんなどを学びました。 当時の外国では、文字の読み書きのできる庶民は少なく、世界各国の中でも、日本は{{ruby|識字率|しきじりつ}}(文字を読める人の{{Ruby|割合|わりあい}})が高い国でした。 * 儒学以外の学問 ヨーロッパの学問は、{{ruby|危険|きけん}}な学問だと考えられており、禁止されていました。 一方、日本の古典や歴史を学ぶことは{{ruby|認|みと}}められていました。そのため、{{Ruby|万葉集|まんようしゅう}}などの古典や、{{Ruby|古事記|こじき}}・{{ruby|日本書紀|にほんしょき}}などの歴史書について学んだり、研究したりする者も現れました。 * {{Ruby|蘭学|らんがく}} ヨーロッパの医学や農学や科学技術など、キリスト教や政治道徳以外のヨーロッパの学問を学ぶことは、18世紀の初めごろ、8代{{Ruby|将軍|しょうぐん}}である{{ruby|徳川吉宗|とくがわよしむね}}の{{Ruby|改革|かいかく}}などにより、{{Ruby|認|みと}}められました。 当時はオランダ語を通して西洋の科学を学んでいたので、ヨーロッパから取り入れた学問のことを '''{{Ruby|蘭学|らんがく}}''' といいました。「蘭」とはオランダのことです。 * 医学書『ターヘル・アナトミア』の{{Ruby|翻訳|ほんやく}} [[画像:Kaitai shinsyo01.jpg|right|thumb|500px|『解体新書』。とびら絵は『ターヘル・アナトミア』のとびら絵とはまったく{{Ruby|異|こと}}なっている。]] [[File:Ontleedkundige Tafelen replica.jpg|thumb|240px|right|『ターヘル・アナトミア』(複製)。]] 18世紀のおわりごろ、医者の '''{{Ruby|杉田玄白|すぎたげんぱく}}''' と、'''{{Ruby|前野良沢|まえのりょうたく}}''' の二人がかりである。オランダの医学書が日本語へと{{Ruby|翻訳|ほんやく}}されて出版されました。 杉田たちは、オランダの医学書『ターヘル・アナトミア』を見て、人体の{{Ruby|内蔵|ないぞう}}の{{Ruby|解剖|かいぼう}}図が、とても正確であることにおどろき、翻訳を決意しました。 [[File:Sugita_Genpaku.jpg|thumb|left|杉田玄白]] これが、西洋の本を日本語に訳した本のうち、日本では初めての本格的な翻訳書となりました。 その当時は、日本語で書かれたオランダ語の辞書はなかったため、非常に時間がかかり、この医学書の「ウェインブラーウ(まゆ)は、目の上に生えている毛である。」というような一文でさえ、翻訳するのにまる1日かかったといいます。翻訳が終わるまでには4年ほどがかかりました。 また、杉田と前野は、翻訳のときの苦労話などを『{{Ruby|蘭学事始|らんがくことはじめ}}』に記しました。 * {{Ruby|国学|こくがく}} 江戸時代の半ばごろから、{{Ruby|国学|こくがく}}と{{Ruby|呼|よ}}ばれる、{{ruby|儒教|じゅぎょう}}や仏教の考えにとらわれない立場で、日本古来の古典や文化の研究をする学問が生まれてきました。 [[File:本居宣長02.jpg|thumb|本居宣長]] {{Ruby|本居宣長|もとおりのりなが}}は、『{{Ruby|古事記|こじき}}』の研究を行い、『'''古事記{{ruby|伝|でん}}'''』を記しました。 {{clear}} [[ファイル:Ino Tadataka stamp.jpg|thumb|left|伊能忠敬がえがかれた切手]] * 測量 [[File:Land-Surveyors-Edo-Period-Katsushika-Hokusai.png|thumb|400px|江戸時代の測量のようす]] '''{{ruby|伊能忠敬|いのうただたか}}'''は、日本全国を地図をつくるために測量する旅を通して、正確な日本地図である『{{Ruby|大日本沿海輿地全図|だいにほんえんかいよちぜんず}}』を作りました。 {{コラム|伊能忠敬| 伊能忠敬は、50才のときに、天文学や測量のための勉強をはじめました。そして、55才のときに、自費で北海道の南岸の測量を行いました。56才のとき、地図づくりのための測量を、{{Ruby|幕府|ばくふ}}に願いでました。幕府は、忠敬の地図づくりの才能を{{Ruby|認|みと}}め、忠敬に地図づくりの許可を出しました。 それから17年間、忠敬は、地図づくりのため、日本の全国各地を歩きました。忠敬が歩いたきょりは3万km以上になります。 地図の完成の前に、71才で忠敬は{{Ruby|亡|な}}くなりましたが、弟子たちが、日本全国の地図を完成させました。 そして、忠敬の弟子たちにより、とても正確な日本地図が、できあがりました。 }} ;江戸時代の文化 * 絵画 [[ファイル:Beauty looking back.jpg|thumb|210px|『見返り美人図』菱川師宣]] 絵画では、えがかれる対象が町人や女性などのようすになり、それらの絵を版画を利用して印刷する {{Ruby|浮世絵|うきよえ}} が、画家の{{Ruby|菱川師宣|ひしかわもろのぶ}}によって広まりました。浮世絵は、何度も印刷できたため、安く売られ、町人も簡単に入手できました。 また、風景画では{{Ruby|歌川広重|うたがわひろしげ}}、{{Ruby|葛飾北斎|かつしかほくさい}}などの人物が活やくしました。 <gallery> ファイル:Nihonbashi bridge in Edo.jpg|葛飾北斎『{{ruby|富嶽三十六景|ふがくさんじゅうろっけい}}』 1. {{Ruby|江戸日本橋|えどにほんばし}} ファイル:Lightnings below the summit.jpg|『富嶽三十六景』 32. {{Ruby|山下白雨|さんかはくう}} ファイル:Red Fuji southern wind clear morning.jpg|『富嶽三十六景』 33. {{Ruby|凱風快晴|がいふうかいせい}} File:東海道五十三次之内 川崎 六郷渡舟-Ferry Boat Crossing the Rokugo River MET DP122176.jpg|歌川広重『{{ruby|東海道五十三次|とうかいどうごじゅうさんつぎ}}』 </gallery> 浮世絵は、貿易をとおして外国にも紹介され、ゴッホなどの西洋の画家にもえいきょうをあたえました。 <gallery widths="500px" heights="500px"> 画像:Hiroshige Van Gogh 2.JPG|歌川広重の絵(左)と、ゴッホの{{Ruby|模写|もしゃ}}(右) </gallery> <gallery widths="250px" heights="250px"> Van Gogh - Portrait of Pere Tanguy 1887-8.JPG |ゴッホの作品。人物の後ろに、浮世絵がえがかれている。 </gallery> * 人形浄瑠璃 {{Ruby|三味線|しゃみせん}}などを{{Ruby|伴奏|ばんそう}}にしてリズミカルに節をつけて、{{Ruby|操|あやつ}}り人形をうごかしながら物語を語るという{{ruby|人形浄瑠璃|にんぎょうじょうるり}}が流行しました。 [[File:Chikamatsu Monzaemon.jpg|thumb|近松門左衛門]] 人形浄瑠璃の{{ruby|脚本|きゃくほん}}家である '''{{ruby|近松門左衛門|ちかまつもんざえもん}}''' が活やくしました。近松の作品には、『{{ruby|曽根崎心中|そねざきしんじゅう}}』や『{{ruby|国性爺合戦|こくせんやかっせん}}』など, 実際の歴史上の事件などをえがいた作品があります。 ほかにも、江戸時代にはすもう、花火、{{ruby|川柳|せんりゅう}}(季語の入っていない{{ruby|俳句|はいく}})が流行しました。 {{clear}} == 明治の国づくり == * ペリーの来航と開国 [[ファイル:Commodore-Perry-Visit-Kanagawa-1854.jpg|thumb|300px|left|黒船来航]] [[ファイル:Commodore Matthew Calbraith Perry.jpg|thumb|300px|ペリー]] [[画像:Matthewperry.jpg|200px|thumb|日本の{{Ruby|浮世絵|うきよえ}}にえがかれたペリー。]] 1853年にアメリカ合衆国の{{ruby|軍艦|ぐんかん}}が今の{{Ruby|神奈川|かながわ}}県の{{Ruby|浦賀|うらが}}にあらわれアメリカ人の '''ペリー''' 日本の開国を求めるアメリカ大統領からの国書を{{Ruby|幕府|ばくふ}}にわたしました。 このようなアメリカの船と、ペリーの態度を見て、日本人はおどろきました。そこでペリーに、返事を出すまで時間がかかるので、1年後にもう一度日本に来てもらうようにたのみました。 幕府は、事態を重くみて、{{ruby|朝廷|ちょうてい}}にも報告をして、{{Ruby|諸国|しょこく}}の大名にも相談をしました。 いっぽう、アメリカが日本に開国をせまった目的は、日本で燃料や水の{{ruby|補給|ほきゅう}}を行うために立ち寄ることができるようにすることでした。 そして1年後の1854年に、ペリーが再び日本に現れました。1854年の交渉では、幕府はアメリカの開国要求を断りきれず、ついに日本は開国をしました。 日本とアメリカとの間で '''{{ruby|日米和親条約|にちべいわしんじょうやく}}''' が結ばれました。この日米和親条約により、今の{{ruby|静岡|しずおか}}県にあるの下田と今の{{Ruby|北海道|ほっかいどう}}にある{{ruby|函館|はこだて}}が開港され、アメリカ船に燃料や水・食料などを補給することが決まりました。また、下田にアメリカの領事館がおかれました。 [[ファイル:Ii Naosuke.jpg|thumb|right|250px|井伊直弼]] さらに1858年に、{{Ruby|幕府|ばくふ}}の{{Ruby|大老|たいろう}}であった {{Ruby|井伊直弼|いいなおすけ}} はアメリカと {{ruby|日米修好通商条約|にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく}} を結びました。しかし、この条約は{{Ruby|朝廷|ちょうてい}}}の許可をとらないまま結ばれた条約でした。また幕府は、イギリス・オランダ・ロシア・フランスとも、同様の条約を結びました。 * 不平等条約 日米修好通商条約の内容は、日本にとって不利な内容で、不平等な条約でした。 * 日本に関税自主権がない 日本への輸入品に税をかける{{Ruby|権利|けんり}}が日本にはありませんでした。輸入品にかける税を {{ruby|関税|かんぜい}}といい、国が関税を自由に決められる権利を '''{{Ruby|関税自主権|かんぜいじしゅけん}}''' といいます。日本には、関税自主権がありませんでした。 * アメリカ人の{{ruby|領事裁判権|りょうじさいばんけん}}({{Ruby|治外法権|ちがいほうけん}})がある。 日本国内で外国人が犯罪をおかしても、日本の{{Ruby|法律|ほうりつ}}では{{Ruby|処罰|しょばつ}}できませんでした。アメリカ人など外国人が、日本の法律では処罰されないことを '''{{ruby|領事裁判権|りょうじさいばんけん}}''' または '''{{Ruby|治外法権|ちがいほうけん}}''' といいます。 * 開国による{{ruby|経済|けいざい}}の変化 輸出品として、{{Ruby|生糸|きいと}}や茶が輸出されたので、それらの産業が{{ruby|発展|はってん}}しました。国内で品物が不足し、物価が上がりました。輸出によって、国外に品物を多く輸出しすぎたり、買いしめなどが起こったりしたからです。貿易をしていない米や麦の{{Ruby|値段|ねだん}}も上がりました。貿易によって、日本の金が流出しました。このため、{{Ruby|幕府|ばくふ}}は金貨の質を下げたので、ますます物価は上がりました。 このような品不足や物価の{{ruby|上昇|じょうしょう}}などにより、{{Ruby|庶民|しょみん}}のくらしは苦しくなっていったため {{ruby|一揆|いっき}} や 打ちこわし が起きました。 庶民だけでなく下級武士にも、開国に不満を持つ者が増えていきました。 また、日本の世間から、欧米の国をやっつけようとする考えが出始めました。このような考え方を{{ruby|攘夷|じょうい}}といいます。 攘夷{{Ruby|論|ろん}}だけでなく、{{Ruby|朝廷|ちょうてい}}や{{Ruby|天皇|てんのう}}を{{Ruby|盛|も}}り上げて{{Ruby|敬|うやま}}おうという考え方が出てきました。 のちに、これらの考え方は、朝廷に許可を得ず勝手に開国した幕府への{{Ruby|批判|ひはん}}にかわり、やがて幕府をたおそうという運動へと変わっていきました。 * {{Ruby|幕末|ばくまつ}}の武士たち <gallery widths="200px" heights="200px"> File:Sakamoto Ryoma.jpg|坂本龍馬 File:Saigo Takamori.jpg|西郷隆盛 File:Shinsaku Takasugi.jpg|高杉晋作 </gallery> <!-- ※ 教育出版と日本文教出版の教科書で、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟、大久保利通の紹介あり。 ※ 教育出版の教科書に、桂小五郎、高杉晋作、後藤象二郎の紹介あり。 ※ 日本文教出版の教科書に、岩倉具視の紹介あり。 --> * {{Ruby|生麦|なまむぎ}}事件・{{Ruby|薩英|さつえい}}戦争 1862年に{{Ruby|神奈川|かながわ}}県の{{Ruby|生麦|なまむぎ}}で、{{Ruby|薩摩藩|さつまはん}}(現在の{{Ruby|鹿児島|かごしま}}県の西部)の大名行列の前を横切ったイギリス人を薩摩藩の武士が殺害するという 生麦事件 が起こりました。イギリスからの犯人の{{Ruby|処罰|しょばつ}}要求を薩摩藩が受け入れなかったので、{{ruby|翌年|よくとし}}の1863年にイギリスは薩摩藩と戦争をしました。これを {{Ruby|薩英|さつえい}}戦争 といいます。この戦争で薩摩は敗北し、大きな被害を受け、薩摩はイギリスの実力を知ることになりました。 戦後、薩摩では政治の{{Ruby|方針|ほうしん}}を切りかえ、イギリスなどから制度を学び、藩の強さを高める方針へと変わりました。そして薩摩藩では、下級武士であった'''{{Ruby|西郷隆盛|さいごうたかもり}}'''や'''{{Ruby|大久保利通|おおくぼとしみち}}'''らが、イギリスの援助も受けて、彼らが改革の中心になっていった。 * {{Ruby|発展|はってん}}:{{Ruby|長州藩|ちょうしゅうはん}}の{{Ruby|下関|しものせき}}戦争     [[ファイル:Choshu-Battery-Capture-Shimonoseki-1864.jpg|thumb|300px|欧米の連合艦隊の兵隊に占拠された下関の砲台]] :1863年に、今の{{Ruby|山口|やまぐち}}県にある{{Ruby|下関海峡|しものせきかいきょう}}を通る外国船に、{{Ruby|長州藩|ちょうしゅうはん}}が、いきなり{{Ruby|砲撃|ほうげき}}を始めました。翌年、外国の連合{{Ruby|艦隊|かんたい}}、アメリカ・イギリス・フランス・オランダの4か国からなる連合軍により{{Ruby|反撃|はんげき}}を受け、下関の砲台を{{Ruby|占拠|せんきょ}}され、長州は負けました。 長州藩は、下級武士であった{{ruby|高杉晋作|たかすぎしんさく}}や{{ruby|木戸孝允|きどたかよし}}・{{Ruby|伊藤博文|いとうひろぶみ}}らが、イギリスの{{Ruby|援助|えんじょ}}も受けて、彼らが{{Ruby|改革|かいかく}}の中心となっていきました。 このようにして、薩摩や長州は、実戦から、欧米の実力を知ることに知ることになりました。単純な{{Ruby|尊皇攘夷|そんのうじょうい}}運動は{{Ruby|誤|あやま}}りだと気づくようになりました。まずは、軍隊の近代化が必要と考え、そのためには改革が必要であり、そのためには改革をさまたげている幕府をたおす必要があるという気運が薩摩や長州を中心に高まってきました。 * {{ruby|薩長同盟|さっちょうどうめい}} [[ファイル:Sakamoto_Ryōma.jpg|thumb|200px|{{Ruby|坂本竜馬|さかもとりょうま}}]] {{Ruby|薩摩|さつま}}と{{Ruby|長州|ちょうしゅう}}は、過去の歴史的な関係から、対立していました。 1866年に、{{ruby|土佐藩|とさはん}}(今の{{Ruby|高知|こうち}}県)の {{Ruby|坂本竜馬|さかもとりょうま}}(「竜」という漢字ではなく「龍」を使うこともあります) が両藩の仲立ちをして{{ruby|薩長同盟|さっちょうどうめい}}を結ばせました。 幕府は、薩長同盟を倒すため長州と戦争をしましたが、幕府が敗北しました。 イギリスが薩摩や長州の{{Ruby|支援|しえん}}をしていましたが、いっぽう、幕府はフランスの支援を受け、軍備や技術の{{Ruby|改革|かいかく}}をしました。 {{clear}} * {{Ruby|大政奉還|たいせいほうかん}} [[ファイル:Tokugawa yoshinobu.jpg|thumb|300px|徳川慶喜]] {{Ruby|江戸幕府|えどばくふ}}の15代{{Ruby|将軍|しょうぐん}}であった {{ruby|徳川慶喜|とくがわよしのぶ}} は、1867年に{{ruby|政権|せいけん}}を{{ruby|朝廷|ちょうてい}}にかえしました。 これを '''{{Ruby|大政奉還|たいせいほうかん}}''' といいます。 こうして、約260年続いた江戸幕府の時代は終わりました。 また、{{Ruby|鎌倉|かまくら}}時代から約700年間つづいた武士の支配は、こうして終わりました。 {{clear}} ;{{Ruby|明治|めいじ}}時代 * {{Ruby|明治維新|めいじいしん}}と自由{{Ruby|民権|みんけん}}運動 ~西洋に学べ~ 1868年、新政府は元号を「{{Ruby|明治|めいじ}}」と改め、新政府は「{{Ruby|江戸|えど}}」の地名を「{{Ruby|東京|とうきょう}}」と改めました。1869年に、新政府は{{Ruby|京都|きょうと}}から{{Ruby|東京|とうきょう}}に{{Ruby|都|みやこ}}(首都)を移しました。この年号が明治の時代を '''明治時代''' といいます。 新政府は武士などに対して政治の{{Ruby|方針|ほうしん}}をしめすため、'''{{Ruby|五箇条|ごかじょう}}の{{Ruby|御誓文|ごせいもん}}''' を出しました。 {| style="border:1px solid #777; background-color:#ffffff; width:100%; margin:0.25em 0" | style="padding:0.25em 0.5em" |<span style="font-size:117%; color: #000">'''五箇条の御誓文(現代語{{Ruby|訳|やく}})'''</span>: * 政治は、会議で広く意見を聞いて行おう。 * 身分の上下によらず、みんなで心を合わせて、政治や仕事を行っていこう。 * みんなの願いを実現しよう。 * 古い、よくないしきたりはやめよう。 * 知識を外国からも学び、日本を{{Ruby|発展|はってん}}させていこう。 |} 1871年には、明治政府は、{{ruby|藩|はん}}を{{Ruby|廃止|はいし}}し、かわりに県や府をおきました。そして、それらの県や府の地方政治では、政府の任命した役人を{{Ruby|知事|ちじ}}として送りました。これを {{Ruby|廃藩置県|はいはんちけん}}といいます。 このような、{{Ruby|幕末|ばくまつ}}から明治時代のはじめごろに行われた一連の{{ruby|改革|かいかく}}を {{Ruby|明治維新|めいじいしん}}といいます。 1871年、{{Ruby|江戸|えど}}時代の身分制度はなくなり、農民や町民・差別を受けていた人は「平民」となり、身分上は解放されました({{ruby|四民平等|しみんびょうどう}})。 平民は、{{Ruby|江戸|えど}}時代とはちがい、職業や住む場所を変えられるようになりました。名字を、平民も持てるようになりました。 武士は{{ruby|士族|しぞく}}と変わりました。士族は、刀を差すことを禁じられるなど、江戸時代のころの{{Ruby|特権|とっけん}}を失いました。また、公家と大名は{{Ruby|華族|かぞく}}となりました。そして、{{Ruby|天皇|てんのう}}の一族は、「{{Ruby|皇族|こうぞく}}」となりました。 {{コラム|{{Ruby|岩倉具視|いわくらともみ}}らの視察団| [[画像:Iwakura mission.jpg|thumb|300px|使節団の人々<br>左から{{Ruby|木戸孝允|きどたかよし}}、{{Ruby|山口尚芳|やまぐちなおよし}}、岩倉具視、{{Ruby|伊藤博文|いとうひろぶみ}}、{{ruby|大久保利通|おおくぼとしみち}}]] 1871年に、明治政府は、{{Ruby|欧米諸国|おうべいしょこく}}の政治や産業のしくみや産業のしくみを勉強するために、{{Ruby|岩倉具視|いわくらともみ}}など50人の日本人による使節団を欧米諸国に送りました。 帰国後、使節団にいた人たちは、欧米の政治の知識など、国づくりの知識を、日本に持ちかえりました。 また、この使節団といっしょに、60人の留学生も同行して、欧米のようすを学びました。 [[File:First female study-abroad students.jpg|thumb|同行した女子留学生]] この留学生のなかには、女子留学生も5人いました。その中には、{{ruby|津田梅子|つだうめこ}}という当時6才の少女もいました。 女子留学生は帰国後、女子のための学校をつくるなど、女子のための教育の分野で活やくしました。 }} * {{ruby|富国強兵|ふこくきょうへい}} 明治時代の日本では、日本を強い軍隊を持った国にしようという動きが高まりました。これを{{ruby|富国強兵|ふこくきょうへい}}といいます。 * 軍制の{{Ruby|改革|かいかく}} 政府は、{{Ruby|欧米|おうべい}}の軍制にならった{{Ruby|改革|かいかく}}として、1873年に '''{{Ruby|徴兵令|ちょうへいれい}}''' を出し、ほぼすべての満20才以上の男子に、身分に関係なく3年間{{Ruby|兵役|へいえき}}の義務を課しました。 * {{Ruby|地租|ちそ}} 江戸時代の税は米などの農産物などであり、農作物のできなどによって税の{{Ruby|収入|しゅうにゅう}}が増減するので、政府にとっては不安定な制度だったため、政府は税の制度をあらため、土地をもつことにかかる税金がかかるようにしました。豊作でも不作でも同じ金額を{{Ruby|納|おさ}}めるため、農民にとっては大変なものとなりました。 これを「{{ruby|地租|ちそ}}」といいます。 ;義務教育 [[File:明治日本での学校に通った子どもの割合.svg|thumb|400px|学校に通った子どもの{{ruby|割合|わりあい}}(※「1973年」は「1873年」の{{ruby|誤|あやま}}りです)]] 1872年に、日本全国の子どもに義務教育を受けさせるため、{{Ruby|欧米|おうべい}}の制度を参考に6才以上の男女に義務教育を受けさせるという{{Ruby|学制|がくせい}}を{{Ruby|発布|はっぷ}}しました。 しかし、学校の建設費や授業料の{{ruby|負担|ふたん}}が大きく、また当時の子供は働き手であったので労働力をうばわれることから反発がありました。 このような理由で{{Ruby|就学率|しゅうがくりつ}}(学校に通った者の{{Ruby|割合|わりあい}})は低く、実際に学校に通った者は、一部でした。 さて、明治のはじめは就学率が低かったものの、明治の終わりごろには就学率は高くなり、ほぼ100%になりました。 * 福沢諭吉 [[File:Yukichi Fukuzawa 1891.jpg|200px|thumb|{{Ruby|福沢諭吉|ふくざわゆきち}}]] 西洋の学問を学ぶ熱が高まっていき、それに応ずる思想も現れました。 {{Ruby|福沢諭吉|ふくざわゆきち}}は、下級武士の家の生まれだったが、{{Ruby|蘭学|らんがく}}を学んでいました。かれは西洋の知識が深かったので、明治政府の使節団に参加させてもらい、ますます西洋の知識を深めました。 かれは『学問のすすめ』を書きました。その{{Ruby|冒頭|ぼうとう}}には 「天は 人の上に 人を造らず 人の下に 人を造らず と いへり」 という文があり、 人は生まれながらにして平等であるという考え方を{{Ruby|紹介|しょうかい}}しました。 ;{{Ruby|文明開化|ぶんめいかいか}} {| class="wikitable" style="float:right" |+ 文明開化 ! 年 !! おもなできごと |- | 1869(明治2) || {{Ruby|東京|とうきょう}}~{{Ruby|横浜|よこはま}}間に電信が開通する |- | 1870 || 人力車が使われ始める<br> 日刊新聞の{{Ruby|創刊|そうかん}} |- | 1871 || 制度が始まる |- | 1872 || {{ruby|新橋|しんばし}}~横浜間に鉄道が開通<br> ガス灯がつく(横浜) |- | 1874 || {{Ruby|銀座|ぎんざ}}がレンガ街になる |- | 1890 || 東京~横浜間に電話が開通する |- |} 明治のはじめごろ、江戸時代ごろのちょんまげではなく、ざんぎり頭が流行し,「ざんぎり頭を たたいてみれば {{Ruby|文明開化|ぶんめいかいか}}の音がする」などと、ちまたで言われていました。 {{Ruby|東京|とうきょう}}や{{Ruby|横浜|よこはま}}、{{Ruby|大阪|おおさか}}などの大きな町には、ガス灯がつきはじめました。江戸時代には仏教の関係で禁止されていた牛肉やぶた肉などをたべる習慣がでてきて、牛肉屋や洋食屋が出てきました。 また、{{Ruby|牛乳|ぎゅうにゅう}}やパンなども、しだいに食べるようになった。 * {{Ruby|郵便|ゆうびん}} 1871年に{{Ruby|郵便|ゆうびん}}制度ができました。数年後には、全国{{Ruby|一律|いちりつ}}の料金制度ができました。 * 鉄道 1872年には、{{ruby|新橋|しんばし}}~{{Ruby|横浜|よこはま}}間に、日本で最初の鉄道が開通しました。 * 新聞の発行 印刷の技術は{{Ruby|幕末|ばくまつ}}のころより輸入されていましたが、明治になって、出版活動がさかんになりました。 1870年には、日本で最初の日刊の新聞が発行されました。そのあと、次々と新しい新聞が発行されていきました。 * 官営工場 [[File:上州富岡製糸場之図 PNG.png|thumb|700px|当時の富岡製糸場]] 工業の近代化も必要だったため、政府が経営する '''{{Ruby|官営|かんえい}}工場''' を建てました。機械は外国から買いました。また、工場労働者を育成する技師は、外国から招きました。 中でも、{{Ruby|群馬|ぐんま}}県の{{Ruby|富岡製糸場|とみおかせいしじょう}}では、フランスから技師を招きました。また、働き手には、全国から女性が集められました。このような官営工場を手本に、民間の工業を近代化させていきました。なお、富岡製糸場は 2014({{Ruby|平成|へいせい}}26)年に世界{{Ruby|遺産|いさん}}に登録されました。なお、このように工場などを建設し、西洋の技術などを取り入れていった動きを {{Ruby|殖産興業|しょくさんこうぎょう}} といいます。 ;西南戦争 {{Ruby|西郷隆盛|さいごうたかもり}}は、もとは新政府の中心的な人物のひとりでしたが、政治の進め方に不満を持ち、新政府を去りました。 1874年ごろから九州の各地で、士族による{{Ruby|反乱|はんらん}}が起きました。 [[File:Battle-of-Tabaruzaka.jpg|thumb|400px|西南戦争のようす。左が官軍、右が西郷軍。]] ほかにも、反乱がおき、不満を持った士族たちの指導者として、西郷隆盛が{{Ruby|担|かつ}}ぎ出されました。西郷も、その不平を持った士族とともに、1877年、鹿児島で反乱を起こしました。これを {{Ruby|西南|せいなん}}戦争 といいます。 しかし、政府軍が勝利したため、それ{{Ruby|以降|いこう}}、士族の反乱はなくなりました。 * 国会を開く運動 [[File:Eiri jiyuu sinbun 1.jpg|thumb|板垣退助の演説と、それをとりしまる{{Ruby|警官|けいかん}}。]] [[File:Taisuke ITAGAKI.jpg|thumb|200px|板垣退助]] いっぽう、政治のすすめかたをめぐって政府を去った {{Ruby|板垣退助|いたがきたいすけ}} は、西南戦争の前から、{{Ruby|言論|げんろん}}活動によって、政府を{{Ruby|批判|ひはん}}しました。 1874年に、板垣は、政府に対して、選挙で選ばれた政治家による政治をおこなう国会を、すぐに設立するように求めました。 当時の日本の政治には、まだ選挙制度がなかったので、{{Ruby|薩摩藩|さつまはん}}や{{Ruby|長州|ちょうしゅう}}藩の出身者など{{Ruby|影響|えいきょう}}力のあった藩の出身者たちのみで行われていました。少数の政治家によって政治が決まっていたのです。 この国会設立の要求のように、国民が政治に参加できる社会をもとめる運動を '''自由{{Ruby|民権|みんけん}}運動''' いいます。 自由民権運動は、はじめのうちは不平士族を中心とした運動でしたが、しだいに農民や商工業者などにも支持されていきました。 しかし、1881年には、まだ、国会をひらくために必要になる、{{Ruby|憲法|けんぽう}}や{{ruby|法律|ほうりつ}}がありませんでした。 このような理由もあり、政府は、すぐには国会を開かず、10年以内に国会を開くことを国民に約束しました。 [[File:OKUMA_Shigenobu.jpg|thumb|left|大隈重信]] 国会が開かれるのにそなえて、板垣退助は自由{{Ruby|党|とう}}を、{{Ruby|大隈重信|おおくましげのぶ}}は{{Ruby|立憲改進党|りっけんかいしんとう}}を作りました。 [[ファイル:Itō Hirobumi.jpg|thumb|left|250px|伊藤博文]] 明治政府は、{{Ruby|伊藤博文|いとうひろぶみ}}らをヨーロッパに送り、ヨーロッパ各国の憲法や政治のしくみを調べさせました。 そして、伊藤は、日本に帰国してから、{{Ruby|皇帝|こうてい}}の{{ruby|権力|けんりょく}}が強いドイツの{{Ruby|憲法|けんぽう}}を手本にして、新しい憲法の案をつくりました。 そして1889年、{{Ruby|明治天皇|めいじてんのう}}が国民にあたえるという形で '''{{Ruby|大日本帝国憲法|だいにっぽんていこくけんぽう}}'''が{{ruby|発布|はっぷ}}されました。 <div style="border:1px solid #000000;">  '''大日本帝国憲法'''の主な内容 (現代語{{Ruby|訳|やく}}) * 第1条 大日本帝国は、永久に続く同じ{{Ruby|家系|かけい}}の{{Ruby|天皇|ほうりつ}}が治める。 * 第3条 天皇は神のように{{Ruby|尊|とうと}}い。 * 第5条 天皇は議会の協力で{{ruby|法律|ほうりつ}}をつくる。 * 第11条 天皇が陸海軍を{{Ruby|統率|とうそつ}}する。 * 第29条 国民は、法律の{{Ruby|範囲|はんい}}内で、{{Ruby|言論|げんろん}}・集会および結社の自由をもつ。 </div> * 議会 憲法発布の{{Ruby|翌年|よくとし}}1890年には、国会での議員を選ぶための選挙が行われ、国会である '''{{Ruby|帝国|ていこく}}議会''' が開かれました。 帝国議会は '''{{Ruby|衆議院|しゅうぎいん}}''' と '''{{Ruby|貴族院|きぞくいん}}''' の2つの議院からなっていましたが、選挙で選ばれたのは 衆議院の議員のみでした。一方、貴族院の議員は、{{Ruby|皇族|こうぞく}}や{{Ruby|華族|かぞく}}などの有力者から天皇が任命していました。 1890年の衆議院議員選挙の選挙{{Ruby|権|けん}}は、税金を一定以上{{Ruby|納|おさ}}めた25才以上の男子にのみあたえられ、{{Ruby|有権者|ゆうけんしゃ}}は国民の約1.1%となっていました。 このようにして、日本は、アジアで初めて、憲法にもとづいて議会政治を行う近代国家となった。 ;{{ruby|日清|にっしん}}戦争 * {{ruby|日清|にっしん}}戦争について [[ファイル:Une-Partie-De-Peche-Rus-Jpn-Qing-Dispute-Korea-Feb-15-1887.png|250px|right|thumb|日清戦争のころの{{Ruby|風刺|ふうし}}画 「魚{{Ruby|釣|つ}}り遊び」」<br>魚(={{ruby|朝鮮|ちょうせん}}を釣り上げようとする日本と中国(清)、横どりをたくらむロシア]] 1894年、{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島で、朝鮮国内の{{Ruby|改革|かいかく}}をもとめる{{Ruby|内乱|ないらん}}が起きました。 中国({{Ruby|清|しん}})が、朝鮮国のもとめに応じて{{Ruby|援軍|えんぐん}}をおくると、日本もこれに{{Ruby|対抗|たいこう}}して、軍隊を送りました。 そして、日本軍と中国軍との戦争が起こりました。これを '''{{Ruby|日清|にっしん}}戦争''' といいます。 [[画像:Location-of-Liaodong-Peninsula.png|thumb|200px|リャオトン半島の位置]] [[File:《马关条约》签字时的情景.jpg|thumb|right|300px|none|下関条約の調印の様子。 向かって左に着席するのが日本の伊藤全権、右が清国の李全権]] 1895年、日清戦争の講和条約として、次のことが決定されました。 * 中国({{Ruby|清|しん}})は、{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}の独立を{{Ruby|認|みと}}めること。 * リャオトン({{Ruby|遼東|りょうとう}}半島を日本にゆずる。 * {{Ruby|台湾|たいわん}}を日本にゆずる。 * 中国は、{{Ruby|賠償|ばいしょう}}金として3億円をはらう。なお、これは当時の日本の財政{{Ruby|収入|しゅうにゅう}}の約3倍の金額であった。 朝鮮が独立国となったことにより、朝鮮が中国の属国でなくなったので、1897年に、朝鮮は国名を「{{Ruby|大韓帝国|だいかんていこく}}」と改めました。 <!-- 教育出版や日本文教出版などには「大韓帝国」の国名も書いてある。 --> * {{Ruby|三国干渉|さんごくかんしょう}} ロシアは、日本の勢力が中国に{{Ruby|拡大|かくだい}}することで、ロシアに日本の勢力が近づくことをおそれました。 ロシアは、ドイツとフランスと組んで、日本にリャオトン半島を中国に{{Ruby|返還|へんかん}}するように要求しました。 日本は、三国干渉の要求に{{ruby|従|したが}}い、中国にリャオトン半島を返還しました。 ;{{Ruby|日露|にちろ}}戦争 * {{Ruby|日露|にちろ}}戦争 * {{ruby|日英同盟|にちえいどうめい}} ({{Ruby|発展|はってん}}:)義和団の事件のあとも、ロシアは兵力をひかず、ロシア軍は満州にい続けました。 そして、ロシアは冬でも凍らない港が、軍事上の理由で必要だったため、{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島や中国に勢力を{{Ruby|拡大|かくだい}}することを目指しました。 いっぽう、中国に{{Ruby|利権|りけん}}を持つイギリスにとっては、この{{Ruby|政策|せいさく}}が不都合でした。 さらに当時のロシアは、ロシア国内で東西に長いシベリア鉄道を建設していました。もしシベリア鉄道が完成すると、軍隊の兵士や軍事物資も、すばやく送れるようになるので、イギリスにとっては、ロシアはとても{{Ruby|危険|きけん}}な国でした。 そこでイギリスは、この政策に{{Ruby|対抗|たいこう}}するため、1902年に日本とイギリスとの間で '''{{Ruby|日英同盟|にちえいどうめい}}''' を結びました。 ロシアの勢力の拡大をおそれ、日本の政府は戦争を決意しました。一方、ロシアの政府も、大国であるロシアとすれば小国にすぎない日本をおそれる必要はないので、日本との戦争もかまわないという{{Ruby|強硬|きょうこう}}な{{Ruby|姿勢|しせい}}を強めていきました。 * {{ruby|日露|にちろ}}戦争 1904年、日本は{{ruby|日露|にちろ}}戦争の開戦にふみきりました。陸地での戦争では、日本は苦戦の末、ロシアに勝利しました。 [[ファイル:Tsushima battle map-ja.svg|thumb|300px|right|ロシア艦隊は日本海南西部で撃破された。]] 日本海海戦では、海軍の {{Ruby|東郷平八郎|とうごうへいはちろう}}率いる連合{{Ruby|艦隊|かんたい}}が、ロシアの艦隊をやぶりました。 しかし、日本は大きく戦力を{{Ruby|消耗|しょうもう}}しており、軍事費を使いきっていたため、戦争の続行が{{Ruby|難|むずか}}しくなりました。 いっぽうのロシアでも政府に反対する{{Ruby|革命|かくめい}}の動きが起き始め、ロシア政府も戦争の続行が難しくなりました。 そこで日本は{{Ruby|状況|じょうきょう}}が日本に有利なうちに講和をしようと考え、アメリカに仲立ちをしてもらって、アメリカのポーツマスで日本とロシアは講和条約をむすんだことで、日露戦争が終わりました。 * 講和条約 [[ファイル:Jutaro Komura.jpg|thumb|200px|小村寿太郎]] アメリカ大統領であるルーズベルト(ローズベルト)が仲立ちとなり、日本の代表は外務大臣の '''{{ruby|小村寿太郎|こむらじゅたろう}}''' で、ロシアの代表はヴィッテでした。 <!-- ※ 日本文教出版の教科書で、ルーズベルトやヴィッテの名前を紹介しています。 --> 1895年、日露戦争の講和条約として、次のことが決定されました。 * 日本の朝鮮での{{Ruby|優越権|ゆうえつけん}}を{{Ruby|認|みと}}めること。 * 日本に南満州の鉄道の{{Ruby|権利|けんり}}をゆずりわたすこと。 * 日本は、ロシアから{{Ruby|樺太|からふと}}の南半分の領土をゆずり受けること。 * 日本は、リャオトン半島の一部の権利を得ること。 日本は講和を急いだため、{{Ruby|賠償|ばいしょう}}金をとりませんでした。このことが国民の反発を{{Ruby|呼|よ}}び、{{Ruby|東京|とうきょう}}の{{Ruby|日比谷|ひびや}}では焼き{{Ruby|討|う}}ち事件が起きました。国民からすれば、戦争で多くの{{ruby|負担|ふたん}}をしたにもかかわらず、賠償金をとれないことを不満に感じたのであった。 日露戦争前、開戦を多くの国民が支持しましたが、開戦に反対する意見もありました。 [[ファイル:Akiko Yosano younger.jpg|thumb|200px|与謝野晶子(よさの あきこ)]] 歌人の {{Ruby|与謝野晶子|よさのあきこ}}は、「君死にた{{Ruby|まふ|(もう)}}ことなかれ」という、戦場にいる弟を思いやる詩を書きました。 <div style="border:1px solid #000000;"> '''君死にた{{Ruby|まふ|(もう)}}ことなかれ''' あ{{Ruby|ゝ|(あ)}} {{Ruby|を|お}}とうとよ 君を泣く 君 死にた{{Ruby|まふ|(もう)}}こと なかれ 末に 生まれし 君なれば 親の なさけは まさりしも 親は {{Ruby|刃|やいば}}を にぎらせて 人を殺せと {{Ruby|を|(お)}}しえしや 人を殺して 死ねよとて 二十四までを そだてしや </div> (以下省略) 与謝野晶子の詩は、当時の日本国民の多くから、反戦の気持ちを遠回しにうたった詩として受け止められました。 ;条約改正への歩み {| class="wikitable" style="float:right" |+ 条約改正への流れ | 年 || おもなできごと |- | 1858 || 江戸幕府が不平等な条約を結んだ |- | 1868 || 明治時代が始まる |- | 1871 || 日本の使節団が{{Ruby|欧米|おうべい}}を{{ruby|視察|しさつ}}する<br />視察のさい、条約改正をうったえたが、取り下げられた |- | 1876 || 日本は1858年に結んだ条約と似た条約を{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}と結ぶ<!-- 日朝修好条規 --> |- | 1883 || {{Ruby|鹿鳴館|ろくめいかん}}を開き、{{ruby|舞踏会|ぶとうかい}}を行う |- | 1886 || ノルマントン号事件が起こる |- | 1889 || ({{ruby|大日本帝国憲法|だいにっぽんていこくけんぽう}}が{{ruby|発布|はっぷ}}される) |- | 1894 || {{Ruby|陸奥宗光|むつむねみつ}}によってイギリスとの間で{{ruby|領事裁判権|りょうじさいばんけん}}({{Ruby|治外法権|ちがいほうけん}}が{{ruby|撤廃|てっぱい}}される<br />{{ruby|日清|にっしん}}戦争が起こる(~1895) |- | 1904 || {{ruby|日露|にちろ}}戦争が起こる(~1905) |- | 1911 || {{ruby|小村寿太郎|こむらじゅたろう}}が{{Ruby|関税自主権|かんぜいじしゅけん}}の回復を達成する |- |} {{-}} {{コラム|{{Ruby|岩倉具視|いわくらともみ}}らの視察団| [[画像:Iwakura mission.jpg|thumb|300px|使節団の人々<br>左から{{Ruby|木戸孝允|きどたかよし}}、{{ruby|山口尚芳|やまぐち なおよし}}、岩倉具視、{{Ruby|伊藤博文|いとうひろぶみ}}、{{Ruby|大久保利通|おおくぼとしみち}}]] 1871年には、{{ruby|欧米諸国|おうべいしょこく}}に{{Ruby|視察|しさつ}}のため送られた{{Ruby|岩倉具視|いわくらともみ}}らの視察団が条約を改正してほしいと{{Ruby|交渉|こうしょう}}したが、欧米は、日本が近代化されていないことなどを理由にして、条約の改正を断りました。 <!-- ※ 検定教科書では、傍注などで使節団について紹介されている。結局、使節団は条約改正には失敗するので、紹介の優先順位が低いのだろう --> }} {{-}} {{コラム|{{Ruby|鹿鳴館|ろくめいかん}}| [[File:Chikamatsu Kiken buto no ryakuke.jpg|thumb|400px|鹿鳴館における舞踏会を描いた絵]] 1883年には、東京に、洋風の建物である{{Ruby|鹿鳴館|ろくめいかん}}を建て、{{Ruby|欧米|おうべい}}}人もまねいて社交のための洋風のダンス・パーティーなどを日々開いたが、まったく条約改正は進まず、失敗しました。 <!-- ※ 日本文教出版の教科書に、章末コラムで、鹿鳴館のダンスパーティーの紹介あり。 --> }} {{-}} * ノルマントン号事件 [[ファイル:Normanton Incident(1886).jpg|280px|thumb|ノルマントン号事件をえがいた絵。]] 1886年には、{{Ruby|和歌山|わかやま}}県の沖合いの海上で、イギリス船のノルマントン号が{{Ruby|沈没|ちんぼつ}}する事件が起きました。このとき、船長をはじめとしたイギリス人は、イギリス人の乗員だけをボートで助けて、日本人は助けませんでした。日本人の乗客は、全員{{Ruby|死亡|しぼう}}しました。 この事件の{{ruby|裁判|さいばん}}は、{{Ruby|領事裁判権|りょうじさいばんけん}}({{ruby|治外法権|ちがいほうけん}})にもとづき、イギリス人の領事によって日本国内で行われました。 船長は軽い罪に問われただけで、日本人の多くは、日本への差別的な判決だと感じました。 この一連の事件を '''ノルマントン号事件''' といいます。 <!-- ※日本文教出版と教育出版の教科書に、ノルマントン号事件の紹介あり。 --> この事件をきっかけに、国民のあいだで、条約改正をのぞむ声が、大きくなりました。 {{-}} * 関税自主権の回復 [[ファイル:Mutsu Munemitsu.jpg|thumb|150px|陸奥宗光]] [[ファイル:Jutaro Komura.jpg|thumb|150px|小村寿太郎]] {{ruby|日清|にっしん}}戦争の直前の1894年に、外務大臣の{{Ruby|陸奥宗光|むつむねみつ}}が、イギリスとのあいだで条約の一部改正に成功し、日本での{{Ruby|領事裁判権|りょうじさいばんけん}}({{ruby|治外法権|ちがいほうけん}})をなくすことに成功した。 そのあと、日清戦争で日本が勝利すると、ロシア・フランスなども領事裁判権(治外法権)をなくすことに同意しましたが、日本の関税自主{{Ruby|権|けん}}は{{Ruby|認|みと}}めませんでした。 そのあと、{{Ruby|日露|にちろ}}戦争で日本が勝利したことにより日本の国際的な地位が高まると、外務大臣の{{Ruby|小村寿太郎|こむらじゅたろう}}の各国との{{ruby|交渉|こうしょう}}により、1911年に日本の関税自主権は回復しました。 {{clear}} ;韓国併合 日露戦争のあと、韓国では、日本の支配が強まりました。 その後、日本政府内では、韓国を日本の領土にしようという意見が強まりました。 そして、1910年に、韓国は日本に{{Ruby|併合|へいごう}}されました。 併合後は、日本が韓国の政治のありかたを支配するようにしたため、韓国では、日本の支配への反発も高まり、1919年には韓国で日本の支配に反対する独立運動も起こりましたが、この独立運動は失敗しました。 学校では朝鮮ではなく日本語や日本の歴史が教えられるようになり、朝鮮の人々のほこりは{{Ruby|傷|きず}}つけられました。 ;明治時代の{{ruby|経済|けいざい}}の変化 イギリスなどから輸入した機械をもとに、{{Ruby|生糸|きいと}}などを生産しました。 原料の綿などは、{{ruby|併合|へいごう}}した{{Ruby|韓国|かんこく}}や、{{Ruby|獲得|かくとく}}した{{Ruby|満州|まんしゅう}}などから安い{{Ruby|値段|ねだん}}のものが輸入されたため、日本の農家は{{Ruby|打撃|だげき}}を受けました。 生糸や綿製品は、日本の輸出品になりました。 1901年、{{Ruby|日清|にっしん}}戦争の{{ruby|賠償|ばいしょう}}金をもとにして{{Ruby|福岡|ふくおか}}県の{{Ruby|北九州|きたきゅうしゅう}}で{{Ruby|八幡製鉄所|やはたせいてつじょ}}が{{Ruby|操業|そうぎょう}}されました。 農業では、小作人が増えました。 農村などで{{Ruby|収入|しゅうにゅう}}が少ない農民は、都市に出稼ぎに行くこともありましたが、せんい工場などで働く女性は、長時間労働で、安い{{Ruby|賃金|ちんぎん}}で、働かされました。しかし、日本の輸出品の生糸や綿製品などは、この女工などの、安い賃金の労働によって、ささえられていました。 * {{Ruby|足尾銅山|あしおどうざん}}の{{Ruby|鉱毒|こうどく}}事件 [[Image:Ashio Copper Mine circa 1895.JPG|thumb|250px|1895年頃の足尾銅山]] {{Ruby|栃木|とちぎ}}県にある{{Ruby|足尾銅山|あしおどうざん}}では、{{Ruby|明治|めいじ}}時代ごろには、全国の約3分の1の銅を生産していました。 しかし、鉱石の{{Ruby|処理|しょり}}の安全{{Ruby|対策|たいさく}}が不十分なまま、工場からの{{Ruby|排水|はいすい}}中に有毒物質の「{{ruby|鉱毒|こうどく}}」が周辺の{{Ruby|渡良瀬川|わたらせがわ}}に流れこみ、川の魚が死に、農作物などはかれていきました。 作物だけでなく、目や{{Ruby|胃|い}}などの{{Ruby|内臓|ないぞう}}の病気にかかっていった人が増え、死者も出ました。 [[ファイル:Shozo Tanaka.jpg|thumb|200px|田中 正造]] {{Ruby|衆議院|しゅうぎいん}}議員の {{Ruby|田中正造|たなかしょうぞう}}は、これらの原因は足尾銅山の鉱毒のせいであるとして議会でうったえましたが、政府は対策をとりませんでした。 田中正造は、{{Ruby|世論|せろん/よろん}}にうったえるため、議員を辞め、{{Ruby|天皇|てんのう}}に{{Ruby|直訴|じきそ}}しようとしましたが、天皇の近くで{{ruby|警官|けいかん}}に取りおさえられました。 しかし、直訴のことが新聞などに報道され、この足尾銅山の鉱毒事件が世間に広く知られました。 ;明治の学問や文化 * 医学 [[ファイル:Kitasato Shibasaburo.jpg|thumb|130px|北里 柴三郎]] * {{Ruby|北里柴三郎|きたざとしばさぶろう}} {{Ruby|北里柴三郎|きたざとしばさぶろう}}は、ドイツに留学し、そこでドイツの医学者コッホといっしょに研究し、{{ruby|伝染|でんせん}}病である{{Ruby|破傷風|はしょうふう}}の{{Ruby|治療|ちりょう}}法を発見しました。そして北里の名前は世界に広まり、日本の医学も世界に{{Ruby|認|みと}}められていきました。 北里は帰国したあと、研究所をつくりました。この研究所から、{{Ruby|赤痢菌|せきりきん}}を発見した{{ruby|志賀潔|しがきよし}}や、へび毒などの研究で活やくした{{Ruby|野口英世|のぐちひでよ}}など多くの医学者が育ちました。 <gallery widths="100px" heights="130px"> ファイル:Kitasato Shibasaburo.jpg|北里柴三郎 ファイル:Kiyoshi Shiga.jpg|志賀潔 ファイル:Noguchi Hideyo.jpg|野口英世 </gallery> [[ファイル:Noguchi Hideyo.jpg|thumb|130px|野口英世]] * {{Ruby|野口英世|のぐちひでよ}} 野口は、北里の研究所で学んだのち、アメリカにわたり、ヘビ毒の研究で、大きな成果をあげました。その後、アフリカのガーナにわたり、{{Ruby|医療|いりょう}}活動および、{{Ruby|黄熱病|おうねつびょう}}などについて研究しましたが、野口自らが黄熱病に{{Ruby|感染|かんせん}}してしまい、1928({{ruby|昭和|しょうわ}}3)年に{{Ruby|亡|な}}くなりました。 [[File:Ghana (orthographic projection).svg|thumb|left|ガーナ]] {{clear}} * 文学 明治時代には、小説が流行し、{{Ruby|夏目漱石|なつめそうせき}}や{{Ruby|樋口一葉|ひぐちいちよう}}などの小説家が登場しました。 <gallery widths="130px" heights="160px"> ファイル:Natsume Soseki photo.jpg|夏目漱石 ファイル:Portrait-of-Ichiyo-Higuchi.png|樋口一葉 </gallery> {{Ruby|夏目漱石|なつめそうせき}}は、小説家でした。もともとは教師として働いており、主に英語を教えていました。なので、彼の作品には、教師としての経験などをいかした作品もあります。漱石の作品としては、『{{Ruby|坊|ぼ}}っちゃん』『{{Ruby|吾輩|わがはい}}は{{Ruby|猫|ねこ}}である』などがあります。 {{clear}} {{Ruby|樋口一葉|ひぐちいちよう}}は女性の小説家で、作品には『たけくらべ』、『にごりえ』などがあります。 {{clear}} == 国際社会を目指した日本 == ;{{Ruby|大正|たいしょう}}時代 == * 第一次世界大戦 1914(大正3)年、ヨーロッパで 第一次世界大戦 がおきました。 日本も、{{Ruby|日英同盟|にちえいどうめい}}を理由に、この戦いに参加して、イギリスを助けました。 この戦いでは、日本は、直接の{{ruby|被害|ひがい}}を受けませんでした。 この第一次世界大戦で、イギリスの{{Ruby|陣営|じんえい}} が勝利したので、日本も戦勝国のひとつとなりました。 また、この戦争の間、日本は好景気でした。 しかし、米をはじめとして物価があがり、{{Ruby|暮|く}}らしが苦しくなったため、{{ruby|米騒動|こめそうどう}}と{{Ruby|呼|よ}}ばれる騒動が、日本の各地で起きました。 しかし、戦争が終わると日本は不景気になりました。 その後、日本は好景気と不景気をくりかえしていきました。 なお、1922年、ロシアで革命が起き、 ソビエト社会主義共和国{{ruby|連邦|れんぽう}} が成立しました。なお、「ソビエト連邦」「ソ連」などと言われることもあります。 <!-- 日本文教出版の検定教科書では正式名称を紹介していますが、日常語などでは「ソビエト連邦」「ソ連」のほうが一般的であるため、両方とも併記しています --> ; 平等な社会をめざす運動 * 平塚らい{{Ruby|て|(ちょ)}}う・市川房江 [[ファイル:Raicho Hiratsuka.jpg|thumb|200px|平塚らいてう<br>らいてうは、{{Ruby|雑誌|ざっし}}において「もともと、女性は太陽であった。しかし今、女性は月である。ほかの光によって かがやく、病人のような青白い月である。{{ruby|私|わたし}}たちは、かくれてしまった私たちの太陽をさがさなければならない」と述べました。<br>]] <!-- Wikibooksでは検定教科書と同じ「らいてう」を採用することとします --> 平塚らい{{Ruby|て|(ちょ)}}うは、女性の地位の向上や、女子の選挙{{Ruby|権|けん}}の{{Ruby|獲得|かくとく}}を目指す女性解放運動を主張しました。 平塚らいてうは{{Ruby|市川房江|いちかわふさえ}}と協力して、{{Ruby|新婦人協会|しんふじんきょうかい}} をつくりました。 * 全国水平社 1922年に、明治時代に身分上は平等となってからも差別をされつづけてきた{{Ruby|地域|ちいき}}の人たちが、差別をなくす運動をするために'''{{ruby|全国水平社|ぜんこくすいへいしゃ}}'''を結成しました。 ; 選挙権 1925({{Ruby|大正|たいしょう}}14)年、選挙制度が改正され、25才以上のすべての男子が、{{Ruby|選挙|せんきょ}}権を手に入れました。 また、同じ1925年、政府は {{Ruby|治安維持法|ちあんいじほう}}を制定して、政治や社会のしくみの{{Ruby|改革|かいかく}}運動を取りしまりました。 * 大正時代の{{Ruby|暮|く}}らし 大正時代の終わりまでには、{{ruby|東京|とうきょう}}や{{Ruby|大阪|おおさか}}など大都市では、バスやデパートなどが、日本に、すでに登場していました。 とくに、大きな駅のちかくに、デパートや劇場などが、ありました。 バスでは、女性がバスの乗務員(バスガール)として働いていました。 <!-- 教育出版の教科書で、バスガールなどを習う --> 1925(大正14)年には、日本でラジオ放送が開始しました。 <!-- 東京書籍・教育出版の教科書で、ラジオ放送など習う --> * {{Ruby|関東大震災|かんとうだいしんさい}} 1923年、関東地方で大きな{{Ruby|地震|じしん}}が発生し、死者・行方不明者は14万人以上にのぼりました。この地震を {{Ruby|関東大震災|かんとうだいしんさい}} といいます。 <!-- 日本文教出版や東京書籍の教科書で、関東大震災などを習う。 --> なお、このとき、「{{ruby|朝鮮|ちょうせん}}人が{{Ruby|反乱|はんらん}}をくわだてている」といううわさが飛びかい、多くの{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}人が殺害される事件が起きました。 {{clear}} == 戦争と人々の{{Ruby|暮|く}}らし == ;満州事変 [[File:Manchukuo map 1939.svg|thumb|600px|満州国の位置。Manchukuoが満州国。]] 中国大陸の東北部にある満州で、日本軍により1931年に{{ruby|満州国|まんしゅうこく}}が建国されました。 日本の一部の軍人は、中国北部の満州に出張していた日本軍を{{Ruby|指揮|しき}}して、中国の満州を{{Ruby|占領|せんりょう}}しようとたくらみました。 そして日本軍は1931年に、満州を占領する口実をもうけようとして、自作自演の事件を起こしました。 日本軍は、この事件を中国側のしわざだと断定し、日本軍は、中国の都市を占領しました。 そして1932年に、日本軍は満州国の建国を{{Ruby|宣言|せんげん}}しました。 これを、 '''{{Ruby|満州事変|まんしゅうじへん}}''' といいます。 {{-}} {| class="wikitable" style="float:right" |+ 中国との戦争中のできごと | 年 || おもなできごと |- | 1931 || {{Ruby|満州|まんしゅう}}事変が起きる |- | 1932 || 満州国が成立<br />同じ年に、日本で軍人たちが大臣らを殺害する事件(五・一五事件)が起きる |- | 1936 || 日本で軍人たちが大臣らを殺害する事件(二・二六事件)が起きる |- | 1937 || 日中戦争が始まる<br />日本軍はペキンやナンキンなどを{{Ruby|占領|せんりょう}}する |- |} * {{ruby|五|ご}}・{{Ruby|一五|いちご}}事件 [[ファイル:Tsuyoshi Inukai May 15 Incident Asahi Shimbun.png|thumb|400px|五・一五事件を報じる新聞]] このころ、日本政府は{{Ruby|満州|まんしゅう}}の問題を、中国との話し合いで解決しようとしていました。しかし1932年の5月15日、日本軍の一部の軍人らが総理{{Ruby|官邸|かんてい}}に乱入して、総理たちを殺害する事件が起こりました。この一部の軍人が総理を殺害した殺人事件を '''{{ruby|五|ご}}・{{Ruby|一五|いちご}}事件''' といいます。 <!-- ※ 「五・一五事件」の名称は検定教科書の範囲内。日本文教出版の教科書に記載あり --> しかし、当時の{{Ruby|一般|いっぱん}}の人々は、ひどい不景気のため、政治家に絶望していたため、犯行におよんだ軍人を、一般の人々は支持しました。 また、このため日本は、'''まるで軍人が政治を支配しているかのような状況になっていました。''' * {{Ruby|二|に}}・{{Ruby|二六|にろく}}事件 1936年の2月26日にも、軍人が大臣たちを殺害する事件が起きました。この事件を'''{{Ruby|二|に}}・{{Ruby|二六|にろく}}事件'''といいます。 ;日中戦争 * 日中戦争の開戦 1933年、 {{ruby|日中|にっちゅう}}戦争 が始まりました。 * 広がる戦場 1939年にヨーロッパで、ドイツがポーランドにせめこんで、第二次世界大戦が始まりました。 ポーランドの西半分は{{Ruby|占領|せんりょう}}されてしまいましたが、イギリスとフランスが、ドイツを相手に戦いました。なお、このころソビエト連邦は、ポーランドの東半分を占領しました。なお1941年からソ連はドイツを相手に戦いましました。 このころ日本は、ドイツ・イタリアと{{Ruby|同盟|どうめい}}を結んでいました。 その後、ドイツ軍がフランスにせめこみ、フランス軍は敗北しました。ドイツ軍はフランスを占領しました。 フランスがドイツに{{Ruby|降伏|こうふく}}したので、ドイツの同盟国の日本は、東南アジアでフランスの植民地にされていたベトナムを占領しました。 日本にとっても、中国を支援しているフランスの拠点を占領でき、東南アジアの{{Ruby|資源|しげん}}も手に入るので、ベトナム占領には好都合な面もありました。 しかし、日本がベトナムを占領すると、アメリカは、日本に対して、(アメリカからの)石油や鉄の輸出を禁止しました。イギリスも、アメリカの動きと同じように、日本との貿易を制限しました。 これによって、日本とアメリカとの対立は、ますます深まりました。 [[ファイル:Second world war asia 1937-1942 map en6.png|thumb|300px|日本による占領{{Ruby|地域|ちいき}}の{{Ruby|拡大|かくだい}}(1937年から1942年) :※英語で書かれた画像です。参考程度にしてください。]] [[ファイル:USS West Virginia;014824.jpg|300px|thumb|真珠湾攻撃で燃え上がるアメリカ軍の軍艦'[[w:ウェストバージニア (戦艦)|ウェストバージニア]])。]] その直後、日本はアメリカとの戦争をおそれ、アメリカとの戦争にならないように{{Ruby|交渉|こうしょう}}しますが、アメリカから満州事変よりも前の状態に日本の海外領土をもどすように要求されました。 日本は、アメリカの要求を飲まなかったので、日米の交渉はまとまりませんでした。 そして、石油がないと、兵器が動かせないので、日本が{{Ruby|危機|きき}}におちいることを恐れた日本政府は、1941年12月にハワイの{{Ruby|真珠湾|しんじゅわん}}にあるアメリカ軍基地を攻撃し、同じ時期に日本軍は東南アジアのイギリス領マレー半島も攻撃して、日本とアメリカ・イギリスとの戦争が始まりました。 こうして戦場は、中国だけでなく、東南アジアや太平洋にも広がっていきました。 なお、これらの周辺{{Ruby|地域|ちいき}}での戦争のことを、{{Ruby|太平洋|たいへいよう}}戦争といいます。 <!-- ※ 最近では「アジア・太平洋戦争」と呼ぶ提案もされているが、2020年現在どの教科書にもないのでここでは触れないこととする --> 日本軍は、太平洋戦争のはじめごろは、東南アジア各地をどんどんと{{Ruby|占領|せんりょう}}して、勢力を{{Ruby|拡大|かくだい}}していきました。 しかし、日本軍による東南アジアの占領地では、現地の住民を強制的に重労働させたりしたので、いくつかの地域では日本に対する反対運動も高まりました。 また、日本軍は物資の{{Ruby|補給|ほきゅう}}に苦労したので、占領した場所で、食料や{{Ruby|資源|しげん}}などを取り立てました。 初めのうちは勝利していた日本軍も、アメリカが体勢をたてなおして{{Ruby|反撃|はんげき}}に出てくると、日本軍は各地で負けはじめました。 また、日本軍は補給にますます苦労するようになり、戦うまえに{{Ruby|亡|な}}くなった日本兵も、東南アジアの各地で出てきました。 日本の新聞やラジオなどでは、情報の{{Ruby|操作|そうさ}}が行われており、日本が負けていることは、かくされていました。ほとんどの日本人は、正しい戦争であると信じて戦争に協力しました。 ;戦時中の{{Ruby|暮|く}}らし * {{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}や{{Ruby|台湾|たいわん}}などの人々 また、日本国内で、{{Ruby|徴兵|ちょうへい}}のため、それまで日本で働いていた日本人の労働者が不足したので、{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島や{{Ruby|台湾|たいわん}}から、朝鮮の人々を労働者として日本に連れてきて、日本の工場や鉱山などで{{ruby|厳|きび}}しい労働をさせました。 * 日本の人々 {| class="wikitable" style="float:right" |+ 戦争中のできごと | 年 || おもなできごと |- | 1938<br>昭和13 || 国家総動員法ができる<br> ガソリンの使用が制限される |- | 1939 || (第二次世界大戦が始まる) <br> パーマネントが禁止される |- | 1940 || {{Ruby|砂糖|さとう}}・塩・しょうゆ・マッチなどが配給制になる<br> 国民服が制定される |- | 1941 || 米が配給制になる |- | 1942 || 衣類が配給制になる |- | 1944 || {{ruby|学童疎開|がくどうそかい}}が始まる |- |} 1938年、国民全員を戦争に総動員させるために {{Ruby|国家総動員法|こっかそうどういんほう}} が出されました。また、{{Ruby|隣組|となりぐみ}}など、主に集団で行動するようになりました。 戦争への協力ができない人々もいましたが、「非国民」と{{Ruby|非難|ひなん}}されました。 戦争が長引き、日本では物資が不足したので、日本では米などの食料品や日用品などは 配給制 になりました。 鉄などの金属も、使用が制限されました。 このため、例えばアイロンは{{Ruby|陶器|とうき}}製になりました。また、ランドセルは、竹製になりました。 そして、配給される量もしだいに減っていき、生活はますます苦しくなっていきました。 日本では、「ほしがりません、勝つまでは」・「ぜいたくは{{Ruby|敵|てき}}だ」・「足らぬ足らぬは{{ruby|工夫|くふう}}が足らぬ」のような標語ができました。 <gallery> Image:Luxury is our enemy.JPG|標語「ぜいたくは敵だ」 </gallery> 一定の年{{Ruby|齢|れい}}に達した男子は、{{Ruby|徴兵|ちょうへい}}されたり、工場などで働かされたりしました。 [[Image:Gakuto shutsujin.jpg|thumb|400px|学徒出陣(1943(昭和18)年)]] 男子大学生も、「{{Ruby|学徒出陣|がくとしゅつじん}}」といって、兵士にとられました。 女学生や女性も、工場や農場などで働きました。 中学生も、工場や農場などで働かされました。 小学校でも、{{ruby|軍事教練|ぐんじきょうれん}} が行われるようになりました。 [[Image:Kokumin-Fuku.JPG|thumb|250px|国民服。]] 衣類などが不足してきたことや、ぜいたくを取りしまる意味もあり、男子の{{Ruby|服装|ふくそう}}として国民服が定められるなど、服装に対する制限も{{Ruby|厳|きび}}しくなりました。 {{clear}} ;{{Ruby|激|はげ}}しくなった戦争 * {{Lang|ja|{{ruby|空襲|くうしゅう}}と{{ruby|疎開|そかい}}}} 1943年ごろからアメリカ軍は、太平洋で日本の海軍をどんどんとたおし、アメリカ軍は太平洋の島々を占領していきました。 そして、1944年から、アメリカ軍による{{Ruby|空襲|くうしゅう}}が{{Ruby|激|はげ}}しくなりました。 空襲では、とくに、東京や大阪などの都市が{{Ruby|攻撃|こうげき}}の対象にされることが多かったので、都市に住んでいる子どもたちは、親元からはなれて地方へと移り住む、{{Ruby|集団疎開|しゅうだんそかい}}をしなければなりませんでした。なお、「学童疎開」ということもあります。 [[File:After Bombing of Tokyo on March 1945 19450310.jpg|thumb|400px|東京大空襲で焼け野原となった東京。]] そして1945年3月10日に起こった '''{{Ruby|東京大空襲|とうきょうだいくうしゅう}}''' では、数万人もの人が {{Ruby|亡|な}}くなりました。 その後も、全国各地で空襲は行われ、日本全国で約20~30万人が空襲で亡くなりました。 {{-}} * 沖縄 1945年4月には、アメリカ軍が{{ruby|沖縄|おきなわ}}島に上陸し、3か月ちかくもの地上戦になり、住民も{{Ruby|巻|ま}}きこまれ、多くの人が {{Ruby|亡|な}}くなりました。 沖縄の男子学生は、中学生でも、日本軍として、いっしょに戦いました。 女子学生は、{{Ruby|看護|かんご}}師として、{{ruby|負傷|ふしょう}}兵の{{Ruby|看護|かんご}}などの仕事に当たりました。 この沖縄での戦闘により、沖縄県民の10万人ちかくが、なくなりました。なお、それまでの沖縄県民の人口は約60万人です。 [[File:Himeyuri Students.jpg|200px|thumb|看護部隊「ひめゆり部隊」]] [[File:Himeyuri Monument-2.jpg|200px|thumb|ひめゆり部隊の{{Ruby|慰霊碑|いれいひ}}(ひめゆりの{{ruby|塔|とう}})]] そして、沖縄はアメリカ軍によって{{Ruby|占領|せんりょう}}されました。 {{clear}} * {{Ruby|原爆|げんばく}}の投下と終戦 [[ファイル:Nagasakibomb.jpg|thumb|left|170px|長崎に投下された原子爆弾の「キノコ雲」<br/>1945年8月9日]] [[ファイル:AtomicEffects-Hiroshima.jpg|thumb|420px|原爆投下後の広島のようす。]] そして1945年7月、連合国は、日本に降伏するように{{Ruby|宣言|せんげん}}を出しました。 しかし、日本は、降伏の決断をできず、そのまま戦争を続けました。 すると、1945年の8月6日に、アメリカが、広島に{{Ruby|原子爆弾|げんしばくだん}}(原爆)を投下しました。広島の街は{{Ruby|一瞬|いっしゅん}}で焼きつくされて{{Ruby|破壊|はかい}}され、広島では10万人以上が{{Ruby|亡|な}}くなりました。また8月9日には長崎にも原子爆弾が投下され、8万人ほどが亡くなりました。 {{clear}} 8月8日、ソビエトは条約をやぶって{{Ruby|満州|まんしゅう}}や{{Ruby|樺太|からふと}}にせめこみました。 こうした中、日本は{{Ruby|降伏|こうふく}}の決断をし、アメリカ・イギリス・ソビエトの代表が決めた日本の降伏の条件であるポツダム{{Ruby|宣言|せんげん}}を受け入れ、1945年の8月14日に降伏しました。 そして'''1945年8月15日'''には、{{ruby|昭和天皇|しょうわてんのう}}がラジオ放送で国民に日本の降伏(終戦)を発表しました。 こうして、日中戦争や太平洋戦争をふくむ第二次世界大戦が終わりました。 [[File:Imperial Rescript on the Termination of the War.ogg|thumb|終戦を知らせるラジオ放送({{ruby|玉音|ぎょくおん}}放送)の{{Ruby|音源|おんげん}}]] * {{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}や{{ruby|台湾|たいわん}} 日本の敗戦により、{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}や{{ruby|台湾|たいわん}}の人々は、日本の支配から解放されたので、喜んだといわれています。 == 新しい日本へ == ;戦争が終わっても… * 各国の第二次世界大戦での{{Ruby|犠牲者|ぎせいしゃ}}数 * 中国 - 約1000万人 * {{ruby|朝鮮|ちょうせん}} - 約20万人 * ソビエト{{Ruby|連邦|れんぽう}} - 約2000万人 * 日本 - 約310万人、そのうち軍人が約230万人、民間人が約80万人 第2次世界大戦の全体の死者は約6000万人にのぼると言われています。 * {{Ruby|満州国|まんしゅうこく}}の{{Ruby|消滅|しょうめつ}} {{Ruby|満州|まんしゅう}}は、いったんソビエト{{Ruby|連邦|れんぽう}}軍の{{Ruby|占領|せんりょう}}下に入り、そのあと中国にわたされ、国家としての「満州国」は、{{Ruby|消滅|しょうめつ}}しました。満州の地に取り残された日本人は、戦争が終わっても、日本にもどれなかった人もいました(中国残留)。このような人々の中には、今でも肉親に会えない人もおり、今でも肉親{{Ruby|探|さが}}しが続けられています。 {{clear}} * 原子{{Ruby|爆弾|ばくだん}}の{{ruby|後遺症|こういしょう}} {{Ruby|広島|ひろしま}}や{{ruby|長崎|ながさき}}では、なんとか原子{{Ruby|爆弾|ばくだん}}投下を生きのびても原子爆弾の{{Ruby|放射線|ほうしゃせん}}による{{Ruby|被害|ひがい}}によって、後遺症に苦しむ人がでました。 原子爆弾の{{ruby|後遺症|こういしょう}}による死者も、多数出ました。 ;戦後の日本 * 新しい国づくり 1945年8月に日本が{{Ruby|降伏|こうふく}}し、日本は、アメリカ軍を中心とした連合国軍に統治されました。 そして連合国軍は、日本政府に民主化のための指令を出し、日本政府は民主化のための{{Ruby|改革|かいかく}}を次々と実行していきました。 また、日本軍は解散させられました。 1945年の終戦によって{{Ruby|憲法|けんぽう}}を改正することが決まったのですが、内容を考えるのに時間がかかり、すぐには作れませんでした。 また、農業の改革では、それまで大きな農地をもっていて人を{{Ruby|雇|やと}}っていた地主からは、政府はいったん農地をとりあげ、それらを実際にその農地を耕していた人たちに安い{{Ruby|値段|ねだん}]であたえました(農地改革)。 また、1945年の選挙制度の改革では、女性にも選挙{{Ruby|権|けん}}があたえられました。また、選挙に投票できる年{{Ruby|齢|れい}}が男女とも20才以上になりました。なお、現在は2015年の改正により男女とも18才以上となっています。 1946年4月に、{{Ruby|衆議院|しゅうぎいん}}選挙が行われ、女性も選挙に投票と{{Ruby|立候補|りっこうほ}}ができるようになりました。そして、数十人ほどの女性議員が当選しました。 そして1946({{ruby|昭和|しょうわ}}21年11月3日には '''{{Ruby|日本国憲法|にほんこくけんぽう}}''' が制定され、1947年の5月3日に{{ruby|公布|こうふ}}された。日本国憲法では、これまで制限されていた{{Ruby|言論|げんろん}}の自由が{{Ruby|保障|ほしょう}}され、また、男女平等が原則になりました。 ;戦後の{{Ruby|暮|く}}らし * 買い物 当時、食料は国から配給されていましたが、量が足りず、ほとんどの人は、食べものに{{Ruby|困|こま}}っていたので、都市の人は、鉄道にのって、遠くの農家などに、食べ物を買いにいきました。 また、「やみ{{Ruby|市|いち}}」と{{Ruby|呼|よ}}ばれるふつうの{{Ruby|価格|かかく}}の数十倍もの{{Ruby|値段|ねだん}}で食料や日用品などを売る{{Ruby|市|いち}}が開かれましたが、それでも買う人がたくさんいました。 焼けあとなどの野原で、野菜をつくる人などもいました。 * 海外からの引き上げ 日本兵として外国に行っていた人や、戦時中に仕事などとして外国に行っていた人たちが、しだいに日本に引き上げてきました。 ; 日本国{{ruby|憲法|けんぽう}} [[File:あたらしい憲法の話 三原則.png|thumb|当時の社会科教科書『あたらしい憲法のはなし』での日本国憲法の3原則を表したさし絵。]] [[File:あたらしい憲法のはなし 戦争放棄.png|thumb|当時の社会科教科書『あたらしい憲法のはなし』での平和主義(戦争放棄)の原則を表したさし絵。]] 1946年11月3日に公布された新しい{{Ruby|憲法|けんぽう}}である'''日本国憲法'''では、   {{ruby|主権者|しゅけんしゃ}}は国民であること ('''国民主権''')、 軍隊をもたず永久に戦争をしないこと ('''平和主義・戦争{{Ruby|放棄|ほうき}}''')、 すべての日本国民は人間としての基本的な{{Ruby|権利|けんり}}をもっている ('''基本的{{Ruby|人権|じんけん}}の{{Ruby|尊重|そんちょう}}''')、  という3つの原則が決められました。 なお、{{Ruby|天皇|てんのう}}は日本の{{Ruby|象徴|しょうちょう}}とされました。 * 戦後の学校 {{Ruby|空襲|くうしゅう}}などで、学校の校舎が焼けてしまったので、終戦後には、授業を校庭などで行うことが多くなりました。このような、戦後の屋外での授業のことを '''青空教室''' といいます。 学校での教育内容も、平和や民主主義を大切にする内容にされました。しかし、教科書をあたらしく作るのが間に合わなかったので、戦前の教科書のうちの軍国的な記述をすみで黒くぬりつぶした教科書をしばらく使いました(「すみぬり教科書」)。 学校での教育期間の制度が、小学校6年間、中学校3年間、高校3年間など現在に近い制度になりました。戦後の義務教育は、小学校6年間と中学校3年間の合計9年間です。 また、それまで学校では男女別々の教室で学んでいましたが、戦後は、男女とも同じ教室で学ぶようになりました。 そして、学校給食の制度が始まりました。 {{-}} * 戦後の国際社会 第二次世界大戦後、戦前まで国際社会の平和をめざすための話し合いの場所であった{{Ruby|国際連盟|こくさいれんめい}}が、戦後は、戦時中の連合国を中心とする '''{{Ruby|国際連合|こくさいれんごう}}'''(国連) として作りかえられました。 第二次世界大戦後、植民地とされていたアジアやアフリカで、多くの国が独立しました。 第二次世界大戦後は、国際社会のありかた などをめぐって、ソビエト{{Ruby|連邦|れんぽう}}とアメリカが{{Ruby|激|はげ}}しく対立しました。 そして世界各国は、アメリカを中心とする{{Ruby|陣営|じんえい}}と、ソ連を中心とする{{ruby|陣営|じんえい}}とに、わかれました。 第二次世界大戦後、日本の支配から独立していた{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}では、朝鮮半島の南北で、北はソビエト連邦が{{ruby|占領|せんりょう}}し、南はアメリカが占領しました。 朝鮮半島の北には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)がつくられ、南には{{Ruby|大韓民国|だいかんみんこく}}(韓国)がつくられ、2つの国家に分かれました。 そして朝鮮半島では1950年に、北朝鮮と韓国との間で、'''朝鮮戦争''' が起きました。 この戦争のとき、アメリカ軍を主力とする国連軍が、韓国を{{Ruby|援助|えんじょ}}し、ソ連は、北朝鮮を援助しました。この戦争は現在まで続いていますが、現在は休戦中です。 [[ファイル:Yoshida signs San Francisco Peace Treaty.jpg|thumb|300px|サンフランシスコ平和条約での調印]] {{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}戦争によるアメリカの苦戦によって、アメリカは日本を西側の{{Ruby|陣営|じんえい}}に加えようと考えました。そのためアメリカは、日本にあるアメリカ軍基地の{{Ruby|存続|そんぞく}}を条件として、日本の独立を早めようとしました。 いっぽう、1951(昭和26)年、国際社会では、日本の国際社会への復帰についての講和会議が、アメリカのサンフランシスコで開かれました。日本は、アメリカ・イギリスなどの48か国と平和条約を結びました。これを '''サンフランシスコ平和条約''' といいます。 <div style="border:1px solid #000000;"> ; 平和条約の主な内容 * 日本は、{{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}の独立を{{Ruby|認|みと}}める。 * {{Ruby|台湾|たいわん}}、{{Ruby|千島|ちしま}}列島、{{Ruby|樺太|からふと}}の南半分を{{Ruby|放棄|ほうき}}する。 * {{Ruby|沖縄|おきなわ}}、{{Ruby|奄美諸島|あまみしょとう}}、{{Ruby|小笠原諸島|おがさわらしょとう}}については、アメリカが治めることに同意する。 ※現在はアメリカの統治は{{Ruby|終了|しゅうりょう}}しています。 </div> しかし、当時はソ連などとは国交を結べませんでした。 また、サンフランシスコでの平和条約といっしょに、日本とアメリカとのあいだで、日本国内のアメリカ軍基地に、引き続きアメリカ軍がとどまるための条約である {{Ruby|日米安全保障条約|にちべいあんぜんほしょうじょうやく}} が結ばれました。なお、略して「{{Ruby|安保|あんぽ}}」などということもあります。 そして1952年には、日本は独立し、{{Ruby|主権|しゅけん}}を回復しました。 しかし{{Ruby|沖縄|おきなわ}}は, 1972年まで, ひきつづきアメリカの統治下におかれることになりました。 1956年にはソ連との国交を回復し、日本は国際連合に{{Ruby|加盟|かめい}}しました。 ;戦後の{{Ruby|発展|はってん}} 第二次世界大戦のあと、日本の産業は、工業を中心に成長していき、「もはや戦後ではない」ともいわれました。 日本経済は復興していき、工業は戦前の水準にまでもどりました。 1950年代のなかごろから日本では、{{Ruby|鉄鋼|てっこう}}や自動車などの工業が発達していきました。 また、主なエネルギー{{Ruby|源|げん}}が石炭から石油に変わりました。 その他、プラスチック製品などの石油化学製品もつくられるようになっていったため、石油化学工場も増えていきました。 また、1950年代には「三種の神器」と{{Ruby|呼|よ}}ばれた 白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫などが{{Ruby|普及|ふきゅう}}していきました。 1960年代には、「3C」と呼ばれるクーラー・カラーテレビ・カラーテレビなどが普及していきました。 この1950年代ごろから1970年代ごろまでの{{Ruby|経済|けいざい}}成長を 高度経済成長 といいます。 {{clear}} [[ファイル:BillyMills Crossing Finish Line 1964Olympics.jpg|thumb|250px|東京オリンピック。10,000m走で{{Ruby|優勝|ゆうしょう}}したアメリカの選手]] * 東京オリンピック・パラリンピックと万国博覧会 1964年、東京でアジア初のオリンピックが開かれました。これは復興の{{Ruby|象徴|しょうちょう}}となったともいわれ、人々に希望をあたえました。また、同じ年に東京で、{{Ruby|障|しょう}}がい者のスポーツ大会である パラリンピック も開かれました。 この東京オリンピックのころ、{{Ruby|東海道|とうかいどう}}新幹線が開通しました。 * 農村から都市への移住 地方の農村で生まれ育った{{Ruby|若者|わかもの}}が、仕事などを求めて、都市部に移住するようになりました。 やがて、大都市では、人が多すぎて住む場所が足りなくなり、その周辺の地域へも、農村から来た人たちが移住するようになりました。 * 公害や自然破壊 いっぽう、この1950~1960年代のころから、日本では、公害が目立ってきました。 都市部を中心として、大気や水がよごれ、{{Ruby|被害|ひがい}}をうけた人もでてきました。 また、各地で、自然{{Ruby|破壊|はかい}}も行われました。 このため、{{Ruby|環境|かんきょう}}の{{ruby|改善|かいぜん}}や自然保護などを求める運動が起こりました。 {{clear}} ;日本の外交 * {{Ruby|朝鮮|ちょうせん}}半島 日本は{{Ruby|韓国|かんこく}}と、1965年に国交を回復しました。しかし、韓国は{{Ruby|島根|しまね}}県にある{{Ruby|竹島|たけしま}}を1954年から不法に{{Ruby|占拠|せんきょ}}しています。 {{Ruby|北朝鮮|きたちょうせん}}とは、2002年に日本と北朝鮮の{{Ruby|首脳|しゅのう}}どうしで会議(日朝首脳会談)をしましたが、国交回復はしていません。 なお、この会議で、北朝鮮の首脳は、北朝鮮が日本人を{{ruby|拉致|らち}}(むりやり連れていくこと)したことを公式に{{Ruby|認|みと}}めました。 * アメリカ 1972年に{{ruby|沖縄|おきなわ}}はアメリカから日本に{{Ruby|返還|へんかん}}されました。そして沖縄は、日本の領土になりました。沖縄には今も、アメリカ軍の基地があります。 * ロシア(ソビエト{{Ruby|連邦|れんぽう}}) ロシアは{{Ruby|択捉|えとろふ}}島, {{Ruby|国後|くなしり}}島, {{Ruby|色丹|しこたん}}島, {{ruby|歯舞|はぼまい}}群島からなる北方領土を不法に占拠しています。 * 中国 1972年に、日本と中国との国交が正常化しました。1978年には、日中平和友好条約を結びました。しかし、日本固有の領土である{{Ruby|沖縄|おきなわ}}県にある{{Ruby|尖閣諸島|せんかくしょとう}}の領有を主張しています。 ;おわりに 日本は戦後に{{Ruby|奇跡的|きせきてき}}な復興をとげ、非常に平和で豊かな国となりました。 しかし、日本や世界には{{Ruby|環境|かんきょう}}問題、{{Ruby|人権|じんけん}}問題などまだまだ課題が山積みになっています。 そのために、日本や世界はこのような課題の解決を目指さなければなりません、 さて、日本や世界の歴史は中学校や高校でまだまだくわしく学びますが、小学校でならう歴史はここまでです。 歴史は、先人の知を学んだうえで、それを通して現代について考えるものでもあります。 では、「世界の中の日本」に進み、日本の世界とのかかわりについて学びましょう。「世界の中の日本」は[[小学校社会/6学年/政治・国際編#世界の中の日本|こちら]]です。 [[カテゴリ:小学校社会|6れきし2]]
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古典ギリシア語/第一類/基本文法/語頭母音の有気記号と無気記号
(1)ギリシャ語には h の音を表す文字はない。 しかし、h の音で始まる単語はある。 そこで、h の音で始まることを表すためには、語頭の母音に有気記号( ̔)をつける。 有気記号は小文字の上または大文字の左肩に置く。 なお、語頭の υ, Υ には必ず有気記号がついて ὑ, Ὑ となり「ヒュ」という音になる。 (2)母音で始まる単語には無気記号( ̓)をつける。 無気記号の位置は有気記号と同じである。 (3)単語が二重母音で始まるときは、有気記号と無気記号は二番目の文字につける。 (4) ρは子音字だが、語頭では必ず有気記号がついて、ῥ となる。 (5)語頭の母音にアクセントがある場合には、有気記号または無気記号と鋭アクセント記号を並べて表記する。有気記号または無気記号→鋭アクセント記号の順番である。 (6)曲アクセント記号は、有気記号・無気記号の上に書く。 (7)大文字だけで単語を綴る場合には、アクセント記号、有気記号・無気記号をつける必要はない。
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(1)ギリシャ語には h の音を表す文字はない。 しかし、h の音で始まる単語はある。 そこで、h の音で始まることを表すためには、語頭の母音に有気記号(῾)をつける。 有気記号は小文字の上または大文字の左肩に置く。 なお、語頭の υ, Υ には必ず有気記号がついて ὑ, Ὑ となり「ヒュ」という音になる。 (2)母音で始まる単語には無気記号(᾽)をつける。 無気記号の位置は有気記号と同じである。 (3)単語が二重母音で始まるときは、有気記号と無気記号は二番目の文字につける。 (4) ρは子音字だが、語頭では必ず有気記号がついて、ῥ となる。 (5)語頭の母音にアクセントがある場合には、有気記号または無気記号と鋭アクセント記号を並べて表記する。有気記号または無気記号→鋭アクセント記号の順番である。 (6)曲アクセント記号は、有気記号・無気記号の上に書く。 (7)大文字だけで単語を綴る場合には、アクセント記号、有気記号・無気記号をつける必要はない。 [[カテゴリ:文法]] [[カテゴリ:古典ギリシア語]]
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ガリア戦記/用例集/第二変化名詞/固有名詞
第二変化 (羅 Secunda Declinatio ; 英 Second declension ; 仏 Deuxième déclinaison ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。 以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。 ガッリア人たちが (1巻1節5項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第二変化 (羅 Secunda Declinatio ; 英 Second declension ; 仏 Deuxième déclinaison ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。", "title": "名詞の第二変化" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ガッリア人たちが (1巻1節5項)", "title": "第二変化 -us 型" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -um 型" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -er 型(1)" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -er 型(2)" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "第二変化 -er 型(2)" } ]
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== 名詞の第二変化 == '''第二変化''' (羅 [[wikt:la:Auxilium:Declinatio Latina#Secunda Declinatio|Secunda Declinatio]] ; 英 ''[[wikt:en:Appendix:Latin second declension|Second declension]]'' ; 仏 ''[[wikt:fr:Annexe:Deuxième déclinaison en latin|Deuxième déclinaison]]'' ) も、名詞の基本的な変化で、男性名詞・中性名詞に当てはまる 「 -us 」「 -um 」 という二つの型が中心である。 == 第二変化 -us 型 == 以下に、第二変化の -us 型の語尾と、男性名詞 amīcus, -ī 「友人、男友達」 の変化例を示す。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''第二変化 (-us 型)''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#ddf;"| -'''us''' | amīc'''us''' | 一人の男友達 '''が''' | 主格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ī''' | amīc'''ī''' | 複数の男友達 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ī''' | amīc'''ī''' | 一人の男友達 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōrum''' | amīc'''ōrum''' | 複数の男友達 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#ddf;"| -'''um''' | amīc'''um''' | 一人の男友達 '''を''' | 対格 | style="background-color:#ccf;"| -'''ōs''' | amīc'''ōs ''' | 複数の男友達 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | amīc'''ō''' | 一人の男友達 '''に''' | 与格 | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の男友達 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#ddf;"| -'''ō''' | amīc'''ō''' | 一人の男友達 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#ccf;"| -'''īs''' | amīc'''īs''' | 複数の男友達 '''から''' |} === おもな-us 型の固有名詞 === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;"><span style="background-color:#ccf;">[[/Gallus]]</span>    {{進捗|00%|2020-07-10}} </span> === そのほかの-us 型の固有名詞 === *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#ddf;">[[wikt:en:Casticus#Latin|Casticus, -ī]]</span>  カスティクス ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#項|1.3.4]]) === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ccf;">Gallus, Gallī</span> === {| class=wikitable |+ style="background-color:#ccf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Gallus#Latin|Gallus, -ī]]</span>  ガッリア人(男性) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''us'''</span> | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ōrum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''um'''</span> | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ōs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | Gall<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |} ==== Gallī ==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Galli#Latin|Gallī]] </span> (複数・主格、単数・属格) **(複数・主格) ***例文 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">quārum ~ incolunt ~ tertiam quī ipsōrum linguā Celtae, nostrā <span style="color:#f00;>Gallī</span> appellantur.</span>  ***:(ガリアの三区分のうち)三つ目には、彼ら自身の言葉でケルタエ、我ら(の言葉)で<span style="color:#f00;>ガッリア人</span>と呼ばれている者たちが住んでいる。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#1項|1巻1節1項]]) ==== Gallōs ==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Gallos#Latin|Gallōs]] </span> (複数・対格) ガッリア人たちを *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="color:#f00;>Gallōs</span> ab Aquītānīs Garunna flūmen, ā Belgīs Mātrona et Sēquana dīvidit.</span>  *#:ガルンナ川が、<span style="color:#f00;>ガッリア人たちを</span>アクィーターニア人たちから、マートロナ川とセークアナ川がベルガエ人たちから分け隔てている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#2項|1巻1節2項]]) ====1巻1節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Quā dē causā Helvētiī quoque reliquōs <span style="color:#f00;>Gallōs</span> virtūte praecēdunt</span>  *:そのような理由から、ヘルウェーティイー族もまた、他の<span style="color:#f00;>ガッリア人たちを</span>武勇の点でまさっているのである。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#4項|1巻1節4項]]) ====1巻1節5項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam <span style="color:#f00;>Gallōs</span> obtinēre dictum est, initium capit ā flūmine Rhodanō, continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, fīnibus Belgārum, attingit etiam ab Sēquanīs et Helvētiīs flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs.</span>  *: <span style="color:#f00;>ガッリア人たちが</span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) === <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ccf;">Marcus,_Marci</span> === {| class=wikitable |+ style="background-color:#ccf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Marcus#Latin|Mārcus, -ī]]</span> マールクス(男性) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''us'''</span> | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ōrum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''um'''</span> | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ōs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> | style="font-size:20pt;" | Mārc<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |} ====Marco==== *<span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Marco#Latin|Mārcō]] </span> (単数・与格/奪格) マールクスにとって、マールクスによって **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="color:#f00;>Mārcō</span> Messalā <span style="color:#f00;>Mārcō</span> Pīsōne [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/consul型#consulibus|cōnsulibus]] </span>  **:<span style="color:#f00;>マールクス</span>・メッサラと<span style="color:#f00;>マールクス</span>・ピーソーが執政官であったとき(年)に ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) **:そのときの二人の執政官の名前を絶対奪格で並べて年を表わす('''[[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/ラテン語の紀年法|ラテン語の紀年法]]''' を参照)。 == 第二変化 -um 型 == {| border="1" class="wikitable" |+ '''第二変化 (-um 型)''' |- align="center" | rowspan="2"| ! colspan="3"|単数 | rowspan="7"| | rowspan="2"| ! colspan="3"|複数 |- style="text-align:center;" | 語尾 | colspan="2"| 変化例 | 語尾 | colspan="2"| 変化例 |- ! 主格 | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | verb'''um''' | 一つの言葉 '''が''' | 主格 | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | verb'''a''' | 複数の言葉 '''が''' |- ! 属格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ī''' | verb'''ī''' | 一つの言葉 '''の''' ! 属格 | style="background-color:#cfc;"| -'''ōrum''' | verb'''ōrum''' | 複数の言葉 '''の''' |- | 対格 | style="background-color:#dfd;"| -'''um''' | verb'''um''' | 一つの言葉 '''を''' | 対格 | style="background-color:#cfc;"| -'''a''' | verb'''a''' | 複数の言葉 '''を''' |- | 与格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | verb'''ō''' | 一つの言葉 '''に''' | 与格 | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | verb'''īs''' | 複数の言葉 '''に''' |- | 奪格 | style="background-color:#dfd;"| -'''ō''' | verb'''ō''' | 一つの言葉 '''から''' | 奪格 | style="background-color:#cfc;"| -'''īs''' | verb'''īs''' | 複数の言葉 '''から''' |} == 第二変化 -er 型(1) == == 第二変化 -er 型(2) == == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/名詞の変化/第二変化]]    {{進捗|00%|2020-3-20}} </span> == 関連記事 == === 英語版 === *英語版ウィクショナリー **[[wikt:en:Appendix:Latin second declension]] (第二変化) **[[wikt:en:Category:Latin second declension nouns]] (第二変化名詞のカテゴリ) === 仏語版 === *仏語版ウィクショナリー **[[wikt:fr:Annexe:Deuxième déclinaison en latin]] (第二変化) === ラテン語版 === *ラテン語版ウィクショナリー **[[wikt:la:Categoria:Nomina Latina declinationis 2]] (第二変化) [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-07-10T14:15:30Z
[ "テンプレート:進捗" ]
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28,442
トランプ/ブラックジャック
ブラックジャックはトランプゲームの1つです。ポーカーなどと並び、カジノで定番のゲームとなっています(当然、実際のゲームで賭博はしないでください)。 カードの数字の合計を21に近づけましょう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ブラックジャックはトランプゲームの1つです。ポーカーなどと並び、カジノで定番のゲームとなっています(当然、実際のゲームで賭博はしないでください)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "カードの数字の合計を21に近づけましょう。", "title": "基本的なルール" } ]
ブラックジャックはトランプゲームの1つです。ポーカーなどと並び、カジノで定番のゲームとなっています(当然、実際のゲームで賭博はしないでください)。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}}{{Wikipedia|ブラックジャック}} '''ブラックジャック'''はトランプゲームの1つです。ポーカーなどと並び、カジノで定番のゲームとなっています(当然、実際のゲームで賭博はしないでください)。 == 基本的なルール == === 目標 === カードの数字の合計を21に近づけましょう。 === 所要 === * プレイ人数 ** 2~6人ほど *** おすすめは2~6人ほど * 使用カード ** ジョーカーを除いた52枚 * カードの点数 ** A:1点または11点 ※都合の良いほうとすることとできます。途中で切り替えることもできます。 ** 2~10:数字通り ** J・Q・K:10点 * このゲームは親と子の対決です。 * チップ(なければ碁石・マッチ[引火に注意]・おはじきなど)を約100点分用意しましょう。ただしなくてもゲームとしては成立します。 === 手順 === # 親は全員に1人2枚ずつカードを配ります。 # 子はチップを賭けます(ベット)。 # 子は親からもう1枚カードをもらう(ヒット)か、もうこれ以上もらわない(スタンド)かを選びます。 # このとき、カードの合計が22を超えてしまうとドボン(バスト)となり、チップは親に没収されます。 # 親も同じようにカードを追加していきます。ただし、合計が16以下の時は必ずカードを追加しなければならず、17以上になると追加できません。 # ドボンではなく、親より点数が高い場合または親がドボンの場合は「勝ち」となり、賭けたチップと同額のチップがもらえます。 # ドボンの場合または親より点数が低い場合は負けとなり、チップは親に没収されます。 # ドボンしておらず、親と同じ点数である場合は引き分けとなり、チップのやり取りはありません。 == 関連項目 == {{デフォルトソート:ふらつくしやつく}} [[カテゴリ:ゲーム]]
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2020-06-05T11:38:45Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Wikipedia" ]
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28,443
ガリア戦記/用例集/前置詞
古典ラテン語の 前置詞 (praepositiō, -ōnis) には、対格支配 と 奪格支配 などがある。 ab (ā), dē, ex (ē), cum などが最も基本的な奪格支配の前置詞。prō, sine なども頻出する。 (編集中) ad, per などが最も基本的な対格支配の前置詞。ante, apud, inter, post なども頻出する重要単語。このほか、prope, contrā, trāns など種類が多い。 (編集中) in が最も基本的な対格・奪格支配の前置詞。種類は少ないが、対格支配と奪格支配の区別に注意が必要。 (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "古典ラテン語の 前置詞 (praepositiō, -ōnis) には、対格支配 と 奪格支配 などがある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ab (ā), dē, ex (ē), cum などが最も基本的な奪格支配の前置詞。prō, sine なども頻出する。", "title": "奪格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "奪格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "奪格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ad, per などが最も基本的な対格支配の前置詞。ante, apud, inter, post なども頻出する重要単語。このほか、prope, contrā, trāns など種類が多い。", "title": "対格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "対格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "対格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "in が最も基本的な対格・奪格支配の前置詞。種類は少ないが、対格支配と奪格支配の区別に注意が必要。", "title": "対格・奪格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "対格・奪格支配の前置詞" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "対格・奪格支配の前置詞" } ]
古典ラテン語の 前置詞 には、対格支配 と 奪格支配 などがある。
古典ラテン語の '''前置詞''' (<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[wikt:en:praepositio|praepositiō, -ōnis]]</span>) には、'''対格支配''' と '''奪格支配''' などがある。 == 奪格支配の前置詞 == ab (ā), dē, ex (ē), cum などが最も基本的な奪格支配の前置詞。prō, sine なども頻出する。 :関連:[[w:en:Ablative_(Latin)#Ablative_with_prepositions|Ablative with prepositions]] *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/ab|/ā, ab]]  {{進捗|00%|2020-07-26}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/cum]]  {{進捗|00%|2020-06-15}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/de|/dē]]   {{進捗|00%|2020-06-15}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/ex|/ē, ex]]  {{進捗|00%|2020-06-19}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/pro|/prō]]   {{進捗|00%|2020-06-24}} </span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 対格支配の前置詞 == ad, per などが最も基本的な対格支配の前置詞。ante, apud, inter, post なども頻出する重要単語。このほか、prope, contrā, trāns など種類が多い。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;">[[/ad]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;">[[/apud]]  {{進捗|00%|2020-06-12}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;">[[/inter]]  {{進捗|00%|2020-06-00}} </span> <!--2節3項 --> ===副詞としても用いられる対格支配の前置詞=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;">[[ガリア戦記/用例集/post|post]]    {{進捗|00%|2020-07-13}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;">[[ガリア戦記/用例集/praeter|praeter]]  {{進捗|00%|2020-07-13}} </span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 対格・奪格支配の前置詞 == in が最も基本的な対格・奪格支配の前置詞。種類は少ないが、対格支配と奪格支配の区別に注意が必要。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ffc;>[[/in]]    {{進捗|00%|2020-06-27}} </span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffa;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[w:la:Praepositio (grammatica Latina)]] *[[b:fr:Latin/Vocabulaire/Prépositions]] *[[w:en:Latin_grammar#Prepositions]] *[[ラテン語 前置詞]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-07-26T11:55:21Z
[ "テンプレート:進捗" ]
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ガリア戦記/用例集/前置詞/ab
前置詞 ā, ab, abs は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 ā は母音や h の前では用いられず、 ab が多く用いられる。abs はまれにしか用いられない。 ā は母音や h の前では用いられない。 ā かあるいは ab か、校訂者によって、または出て来る箇所によって両方の用例が混在している場合は、こちらに掲げた。 (1巻1節3項) (1巻1節5項) (1巻1節7項) (1巻2節3項) (1巻3節4項) (編集中) ab は、母音や h の前で、あるいはその他の子音の前であろうが、多く用いられる。 (1巻1節6項) (1巻2節3項) vergit ad septentriōnēs. (1巻1節5項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前置詞 ā, ab, abs は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。", "title": "前置詞 ā, ab, abs" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ā は母音や h の前では用いられず、 ab が多く用いられる。abs はまれにしか用いられない。", "title": "前置詞 ā, ab, abs" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ā は母音や h の前では用いられない。", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ā かあるいは ab か、校訂者によって、または出て来る箇所によって両方の用例が混在している場合は、こちらに掲げた。", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻1節3項)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻1節5項)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1巻1節7項)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "(1巻3節4項)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "ā" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ab は、母音や h の前で、あるいはその他の子音の前であろうが、多く用いられる。", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "(1巻1節6項)", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "vergit ad septentriōnēs.", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "(1巻1節5項)", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "", "title": "ab" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "ab" } ]
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== 前置詞 ā, ab, abs == 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:a#Latin|ā]], [[wikt:en:ab#Latin|ab]], ''[[wikt:de:abs#Latin|abs]]''</span> は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:a#Latin|ā]]</span> は母音や <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">h</span> の前では用いられず、 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:ab#Latin|ab]]</span> が多く用いられる。<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">''[[wikt:de:abs#Latin|abs]]''</span> はまれにしか用いられない。 {| class="wikitable" |- ! ! 前置詞 (奪格支配) ! 場 所 ! 時 間 !その他の意味 ! colspan="2" |備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#ffdac0; font-size:30pt;" |[[wikt:en:ab#Latin|ā, ab <small>(abs)</small>]] | style="background-color:#ffebd8;" |~から、<br>~のそばで | style="background-color:#ffebd8;" |~から、<br>~以来 | style="background-color:#ffebd8;" |~によって<br>(手段・媒介) | colspan="2" |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">ā</span> は母音・<span style="font-family:Times New Roman;">h</span> の前では用いない。<br><span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">abs</span> は<span style="font-family:Times New Roman;">te</span> の前で。 |} == ā == <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:a#Latin|ā]]</span> は母音や <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">h</span> の前では用いられない。 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:a#Latin|ā]]</span> かあるいは <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:ab#Latin|ab]]</span> か、校訂者によって、または出て来る箇所によって両方の用例が混在している場合は、こちらに掲げた。 ===a Belgis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā [[ガリア戦記/用例集/第一変化名詞/固有名詞#Belgīs​|Belgīs]]</span>  ベルガエ人たちから **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallōs <span style="background-color:#ff9;>ab Aquītānīs</span> Garunna flūmen, <span style="color:#f00;>ā Belgīs</span> Mātrona et Sēquana dīvidit.</span>  **:ガルンナ川が、ガッリア人たちをアクィーターニア人たちから、マートロナ川とセークアナ川が<span style="color:#f00;>ベルガエ人たちから</span>分け隔てている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#2項|1巻1節2項]]) ===a_cultu_atque_humanitate=== ====1巻1節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā [[wikt:en:cultu|cultū]] atque [[wikt:en:humanitate|hūmānitāte]]</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">proptereā quod <span style="color:#f00;>ā cultū atque hūmānitāte</span> prōvinciae longissimē absunt, </span>  **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ===a_flumine_Rhodano=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā flūmine Rhodanō</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam Gallōs obtinēre dictum est, initium capit <span style="color:#f00;>ā flūmine Rhodanō</span> continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, fīnibus Belgārum, attingit etiam <span style="background-color:#ff9;>ab Sēquanīs et Helvētiīs</span> flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs. </span> **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) ===ā Garunnā flūmine=== ====1巻1節7項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā Garunnā flūmine</span> ガルンナ川から **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Aquītānia <span style="color:#f00;>ā Garunnā flūmine</span> ad Pyrēnaeōs montēs et eam partem Ōceanī, quae est ad Hispāniam, pertinet ; spectat inter occāsum sōlis et septentriōnēs. </span> **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#7項|1巻1節7項]]) ===ā Germānīs=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā [[wikt:en:Germanis#Latin|Germānīs]]</span> ゲルマーニア人たちから ====1巻2節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ūnā ex parte flūmine Rhēnō lātissimō atque altissimō, quī agrum Helvētium <span style="color:#f00;>ā Germānīs</span> dīvidit ;</span> *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ===ā senātū=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ā</span> <span style="background-color:#ddf;>[[wikt:en:ガリア戦記/用例集/第四変化名詞/senatus#senātū|senātū]]</span></span>  元老院によって ====1巻3節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">In eō itinere persuādet Casticō, Catamantaloedis fīliō, Sēquanō, cuius pater rēgnum in Sēquanīs multōs annōs obtinuerat et <span style="background-color:#ff9;><span style="color:#f00;>ā (ab)</span> senātū</span> populī Rōmānī amīcus appellātus erat, ut rēgnum in cīvitāte suā occupāret, quod pater ante habuerat ; </span> *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == ab == <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:ab#Latin|ab]]</span> は、母音や <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">h</span> の前で、あるいはその他の子音の前であろうが、多く用いられる。 ===ab Aquitanis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ab Aquītānīs</span>  アクィーターニア人たちから **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallōs <span style="color:#f00;>ab Aquītānīs</span> Garunna flūmen, <span style="background-color:#ff9;>ā Belgīs</span> Mātrona et Sēquana dīvidit.</span>  **:ガルンナ川が、ガッリア人たちを<span style="color:#f00;>アクィーターニア人たちから</span>、マートロナ川とセークアナ川がベルガエ人たちから分け隔てている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#2項|1巻1節2項]]) ===ab extremis Galliae finibus=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ab extrēmīs Galliae fīnibus</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Belgae <span style="background-color:#ff9;>ab extrēmīs Galliae fīnibus</span> oriuntur, </span> **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) ===ab_Helvetiis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ab Helvētiīs</span> ====ab1巻2節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">tertiā 《ex parte》 lacū Lemannō et flūmine Rhodanō, quī prōvinciam nostram <span style="color:#f55;>ab Helvētiīs</span> dīvidit.</span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ===ab_Sequanis_et_Helvetiis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ab Sēquanīs</span>  セークァニー族から **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam Gallōs obtinēre dictum est, initium capit <span style="background-color:#ff9;>ā flūmine Rhodanō</span>, continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, fīnibus Belgārum, attingit etiam <span style="color:#f00;>ab Sēquanīs et Helvētiīs</span> flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs. </span>  **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[w:la:Praepositio (grammatica Latina)]] *[[b:fr:Latin/Vocabulaire/Prépositions]] *[[ラテン語 前置詞]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-07-26T12:42:17Z
[ "テンプレート:進捗" ]
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ガリア戦記/用例集/接続詞
古典ラテン語の 接続詞 (coniūnctiō, -ōnis) には、二つの文を並列につなぐ 等位接続詞 と、主文と従属文をつなぐ 従属接続詞 がある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "古典ラテン語の 接続詞 (coniūnctiō, -ōnis) には、二つの文を並列につなぐ 等位接続詞 と、主文と従属文をつなぐ 従属接続詞 がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "等位接続詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "等位接続詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "等位接続詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "従属接続詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "従属接続詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "従属接続詞" } ]
古典ラテン語の 接続詞 には、二つの文を並列につなぐ 等位接続詞 と、主文と従属文をつなぐ 従属接続詞 がある。
古典ラテン語の '''接続詞''' (<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[wikt:en:coniunctio|coniūnctiō, -ōnis]]</span>) には、二つの文を並列につなぐ '''等位接続詞''' と、主文と従属文をつなぐ '''従属接続詞''' がある。 == 等位接続詞 == {| class="wikitable" |+ 等位接続詞の機能 |- !追加 |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:et#Latin|et]], [[wikt:en:atque#Latin|atque]] ([[wikt:en:ac#Latin|ac]]), </span><small>後置詞</small> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:-que#Latin|-que]]</span><hr><span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:neque#Latin|neque]] ([[wikt:en:nec#Latin|nec]]) </span> |- !理由 |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:nam#Latin|nam]]</span> <small>(文頭に置く)</small>, <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:enim#Latin|enim]]</span> <small>(文頭の次に置く)</small> |- !結果 |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:itaque#Latin|itaque]], [[wikt:en:ergo#Latin|ergō]], [[wikt:en:igitur#Latin|igitur]]</span> |- !反対 |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:sed#Latin|sed]], [[wikt:en:tamen#Latin|tamen]], [[wikt:en:at#Latin|at]], [[wikt:en:autem#Latin|autem]]</span> |- !選択 |<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:aut#Latin|aut]], [[wikt:en:vel#Latin|vel]], [[wikt:en:sive#Latin|sīve]], [[wikt:en:seu#Latin|seu]]</span> |} *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/atque]]  {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/autem]]  {{進捗|00%|2020-06-24}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/et]]     {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/-que]]   {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/tamen]]  {{進捗|00%|2020-07-20}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ffc;>[[/二詞一意]]   {{進捗|00%|2020-06-25}} </span> == 従属接続詞 == *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/cum]]   {{進捗|00%|2020-06-06}} </span> *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:25pt;background-color:#ffc;>[[/quod]]  {{進捗|00%|2020-06-18}} </span> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;"></span> <span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;"></span> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *[[ガリア戦記/用例集]] **<span style="background-color:#ffc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffa;">[[古典ラテン語/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-04-09}} </span> == 関連記事 == *[[w:la:Coniunctio (grammatica)]] *[[b:fr:Latin/Vocabulaire/Conjonctions]] *[[ラテン語 接続詞]] [[Category:ガリア戦記 用例集|接続詞]]
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2020-07-20T14:27:27Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E7%94%A8%E4%BE%8B%E9%9B%86/%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E8%A9%9E
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ガリア戦記/用例集/接続詞/atque
接続詞 atque, ac atque (1巻1節3項) (1巻1節3項) (1巻2節3項) (1巻2節5項) (編集中) ac (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "接続詞 atque, ac", "title": "接続詞 atque, ac" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "接続詞 atque, ac" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "atque", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻1節3項)", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻1節3項)", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1巻2節5項)", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "atque の用例" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ac", "title": "ac" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "ac" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "ac" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "ac" } ]
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== 接続詞 atque, ac == 接続詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:atque#Latin|atque]], [[wikt:en:ac#Latin|ac]]</span> {| class="wikitable" |- ! ! 等位接続詞 ! 意 味 ! colspan="2" | 備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#ffb; font-size:25pt;" |[[wikt:en:atque#Latin|atque]],<br> [[wikt:en:ac#Latin|ac]] | style="background-color:#ffc;" |~と・・・、<br>そして | colspan="2" |前置詞[[wikt:en:ad#Latin|ad]]+接尾辞[[wikt:en:-que#Latin|-que]]から。<br>[別形]<span style="font-size:15pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:adque|adque]]</span>,<span style="font-size:20pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:&|&]]</span>(中世以降の合字) <br>[類義語] <span style="font-size:15pt;font-family:Times New Roman;">[[wikt:en:et#Latin|et]], [[wikt:en:-que#Latin|-que]]</span>(後置詞) |} == atque の用例 == <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:atque#Latin|atque]]</span> ===1巻1節3項1=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ā [[wikt:en:cultu|cultū]] <span style="color:#f00;>atque</span> [[wikt:en:humanitate|hūmānitāte]]</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">proptereā quod <span style="background-color:#ffc;">ā cultū <span style="color:#f00;>atque</span> hūmānitāte</span> prōvinciae longissimē absunt, </span>  **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ===1巻1節3項2=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">minimēque ad eōs mercātōrēs saepe commeant <span style="color:#f00;>atque</span> ea, quae ad effēminandōs animōs pertinent, important</span> **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ===1巻2節3項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/中性名詞 異数音節語/flumen#flumine|flūmine]] [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/中性名詞 異数音節語/flumen/河川の固有名#Rhenō|Rhenō]] [[wikt:en:latissimo|lātissimō]] <span style="color:#f00;>atque</span> [[wikt:en:altissimo#Latin|altissimō]]</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ūnā ex parte <span style="background-color:#ffa;>flūmine Rhēnō lātissimō <span style="color:#f00;>atque</span> altissimō</span>, quī agrum Helvētium ā Germānīs dīvidit ;</span> **: <span style="background-color:#ffa;> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ===1巻2節5項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/pro#1巻2節5項|prō]] [[wikt:en:gloria#Latin|glōriā]] <span style="background-color:#ffc;>[[ガリア戦記/用例集/第二変化名詞/bellum#1巻2節5項|bellī]] <span style="color:#f00;>atque</span> [[wikt:en:fortitudinis#Latin|fortitūdinis]]</span></span>  <span style="background-color:#ffc;>戦争<span style="color:#f00;>の</span>強さ</span>の栄光に比べて **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Prō multitūdine autem hominum et prō glōriā <span style="background-color:#ffc;>bellī <span style="color:#f00;>atque</span> fortitūdinis</span> angustōs sē fīnēs habēre arbitrābantur, quī in longitūdinem mīlia passuum ducenta et quadrāgintā (CCXL), in lātitūdinem centum et octōgintā (CLXXX) patēbant. </span> **: <span style="background-color:#ffa;> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#5項|1巻2節5項]]) <span style="background-color:#ffa;> <span style="color:#f00;></span> </span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == ac == <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:ac#Latin|ac]]</span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> **<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> **<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/atque]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> **<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/et]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> **<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/-que]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> ***<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/二詞一意]]    {{進捗|00%|2020-06-25}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-04-09}} </span> == 関連記事 == *Wiktionary **[[wikt:en:atque#Latin]] **[[wikt:en:ac#Latin]] *fr **[[wikt:fr:atque]] **[[wikt:fr:ac#Latin]] *la **[[wikt:la:atque]] **[[wikt:la:ac]] [[Category:ガリア戦記 用例集|接続詞]]
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2020-06-25T14:31:06Z
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ガリア戦記/用例集/接続詞/-que
接続詞 -que ※冒頭で、ベルガエ人がガリア最強の部族集団であることが述べられ、proptereā quod 以下では、その理由が三つ述べられる。二つの -que は三つの理由文を並列につないで重文を構成する役割を果たしている。なお、二つ目の理由文も重文になっているが、これは atque によってつながれている。 (1巻3節7項) (1巻7節4項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "接続詞 -que", "title": "接続詞 -que" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "※冒頭で、ベルガエ人がガリア最強の部族集団であることが述べられ、proptereā quod 以下では、その理由が三つ述べられる。二つの -que は三つの理由文を並列につないで重文を構成する役割を果たしている。なお、二つ目の理由文も重文になっているが、これは atque によってつながれている。", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻3節7項)", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻7節4項)", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "-queの用例" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "-queの用例" } ]
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== 接続詞 -que == 接続詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:-que#Latin|-que]]</span> == -queの用例 == ===1巻1節3項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[ガリア戦記/用例集/不規則的に変化する副詞#1巻1節3項|minimē]]<span style="color:#f00;>que</span> ; [[wikt:en:proximi#Latin|proximī]]<span style="color:#f00;>que</span></span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Hōrum omnium fortissimī sunt Belgae, <span style="background-color:#cff;">proptereā quod</span> ā cultū atque hūmānitāte prōvinciae longissimē absunt, <span style="background-color:#ffc;">minimē<span style="color:#f00;><u>que</u></span></span> ad eōs mercātōrēs saepe commeant <span style="background-color:#ffc;"><u>atque</u></span> ea, quae ad effēminandōs animōs pertinent, important <span style="background-color:#ffc;">proximī<span style="color:#f00;><u>que</u></span></span> sunt Germānīs, quī trāns Rhēnum incolunt, quibuscum continenter bellum gerunt. </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ※冒頭で、ベルガエ人がガリア最強の部族集団であることが述べられ、<span style="font-family:Times New Roman;background-color:#cff;">proptereā quod</span> 以下では、その理由が三つ述べられる。二つの <span style="font-family:Times New Roman;color:#f00;font-size:15pt;">-que</span> は三つの理由文を並列につないで重文を構成する役割を果たしている。なお、二つ目の理由文も重文になっているが、これは <span style="font-family:Times New Roman;background-color:#ffc;font-size:15pt;"><u>[[ガリア戦記/用例集/接続詞/atque#1巻1節3項2​|atque]]</u></span> によってつながれている。 ;対訳 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Hōrum omnium fortissimī sunt Belgae, </span> *:これらの(ガッリアの部族の)すべてのうちで、ベルガエ人が最強であるが、 *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">proptereā quod </span> *:それは以下の理由のためである。 *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ā cultū atque hūmānitāte prōvinciae longissimē absunt, </span> *#:(理由1) *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;">minimē<span style="color:#f00;><u>que</u></span></span> ad eōs mercātōrēs saepe commeant </span> *#:(理由2) *#*<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;"><u>atque</u></span> ea, quae ad effēminandōs animōs pertinent, important </span> *#*: *#<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;">proximī<span style="color:#f00;><u>que</u></span></span> sunt Germānīs, quī trāns Rhēnum incolunt, </span> *#:(理由3) *#*<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">quibuscum continenter bellum gerunt.</span> *#*: ===1巻3節7項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">sē <span style="background-color:#ffa;"><u>suīs cōpiīs</u> <u>suō</u><span style="color:#f00;>que</span> <u>exercitū</u></span> illīs rēgna conciliātūrum cōnfīrmat. </span> *: <u></u> <u></u><span style="color:#f00;></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#7項|1巻3節7項]]) ===1巻7節4項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Caesar, quod memoriā tenēbat <span style="background-color:#ffa;"><u>Lūcium Cassium cōnsulem occīsum 《esse》</u> <u>exercitum</u><span style="color:#f00;>que</span> <u>ēius ab Helvētiīs pulsum 《esse》 et sub iugum missum 《esse》</u></span>, concēdendum 《esse》 nōn putābat ; </span> *: <u></u> <u></u><span style="color:#f00;></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/7節#4項|1巻7節4項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/atque]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/et]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-04-09}} </span> == 関連記事 == *Wiktionary **[[wikt:en:-que#Latin]] *fr **[[wikt:fr:-que]] *la **[[wikt:la:-que]] [[Category:ガリア戦記 用例集|接続詞]]
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2020-07-20T13:35:00Z
[ "テンプレート:進捗" ]
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中学校英語/3年/単語
中学校英語/3年/単語は、3年生が中学校英語科で学習する単語の一覧です。単語には、熟語や連語なども含まれます。多くの生徒が高校受験を控える重要な年、時期ですので、しっかり学習しましょう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中学校英語/3年/単語は、3年生が中学校英語科で学習する単語の一覧です。単語には、熟語や連語なども含まれます。多くの生徒が高校受験を控える重要な年、時期ですので、しっかり学習しましょう。", "title": "" } ]
中学校英語/3年/単語は、3年生が中学校英語科で学習する単語の一覧です。単語には、熟語や連語なども含まれます。多くの生徒が高校受験を控える重要な年、時期ですので、しっかり学習しましょう。
{{Pathnav|メインページ|小学校・中学校・高等学校の学習|中学校の学習|中学校英語|中学校英語/3年|frame=1}} [[{{PAGENAME}}]]は、3年生が中学校英語科で学習する単語の一覧です。単語には、熟語や連語なども含まれます。多くの生徒が高校受験を控える重要な年、時期ですので、しっかり学習しましょう。 {{発音}} == 3年新規内容の一覧 == {{Wordヘッダ}} {{Word|able|形容詞|することができる|éibɭ}} {{Word|ability|名詞|能力|}} {{Word|accept|動詞|受け入れる|əksépt}} {{Word|actually|副詞|実際に/実のところは|}} {{Word|add|動詞|加える|}} {{Word|adventure|名詞|冒険|ədvéntʃər}} {{Word|advertisement|名詞|広告/宣伝|ædvərtáizmənt}} {{Word|affect|動詞|影響を及ぼす|}} {{Word|afraid|形容詞|怖がって|əfréid}} {{Word|afterwards|副詞|その後|}} {{Word|against|前置詞|反対して|əɡénst}} {{Word|agree|動詞|(賛成/意見が一致/賛同)する|əɡríː}} {{Word|allow|動詞|許す、認める|}} |} == これまで学習したものと合わせた一覧 == == 関連項目 == {{Substub}} [[カテゴリ:中学校英語|3たんこ]]
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2021-11-09T09:13:21Z
[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:発音", "テンプレート:Wordヘッダ", "テンプレート:Word", "テンプレート:Substub" ]
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ガリア戦記/用例集/接続詞/et
接続詞 -et atque, ac ; -que と (1巻1節5項) (1巻1節6項) (1巻1節7項) (1巻2節1項) (1巻2節3項) (1巻2節4項) (1巻2節5項) (1巻3節1項) (1巻3節4項)
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== 接続詞 et == 接続詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:et#Latin|-et]]</span> ;類義語 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/atque|atque, ac]] ; [[ガリア戦記/用例集/接続詞/-que|-que]]</span> == et ~ et ・・・ == *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#dfd;">et ~ et ・・・</span> *:~も・・・も、 ~でもあり、・・・でもある ;et ~ et ・・・ の用例 # [[#1巻2節4項]] == etの用例 (第1巻) == ===1巻1節2項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Mātrona et Sēquana</span> マートロナ(川)とセークアナ(川)が **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Gallōs ab Aquītānīs Garunna flūmen, ā Belgīs <span style="background-color:#ffa;">Mātrona <span style="color:#f00;>et</span> Sēquana</span> dīvidit.</span>  **:ガルンナ川が、ガッリア人たちをアクィーターニア人たちから、<span style="background-color:#ffa;">マートロナ川<span style="color:#f00;>と</span>セークアナ川が</span>分け隔てている。([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#2項|1巻1節2項]]) ===1巻1節5項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">ab Sēquanīs et Helvētiīs</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam Gallōs obtinēre dictum est, initium capit ā flūmine Rhodanō, continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, fīnibus Belgārum, attingit etiam <span style="background-color:#ffa;">ab Sēquanīs <span style="color:#f00;>et</span> Helvētiīs</span> flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs.</span> **: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>と</span></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) ===1巻1節6項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">in septentriōnem et orientem sōlem</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Belgae ab extrēmīs Galliae fīnibus oriuntur, pertinent ad īnferiōrem partem flūminis Rhēnī, spectant <span style="background-color:#ffa;">in septentriōnem <span style="color:#f00;>et</span> orientem sōlem</span>.</span> **: <span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;></span></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) ===1巻1節7項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Aquītānia ā Garunnā flūmine <span style="background-color:#ffa;">ad Pyrēnaeōs montēs <span style="color:#f00;>et</span> eam partem Ōceanī, quae est ad Hispāniam</span>, pertinet ; spectat inter occāsum sōlis et septentriōnēs. </span> **: <span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;></span></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#7項|1巻1節7項]]) ===1巻2節1項=== #<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs <span style="background-color:#ffa;">longē nōbilissimus fuit <span style="color:#f00;>et</span> dītissimus</span> Orgetorīx.</span> #: #<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus <span style="background-color:#ffa;">coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit <span style="color:#f00;>et</span> cīvitātī persuāsit</span>, ut dē fīnibus suīs cum omnibus cōpiīs exīrent :</span> #: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ===1巻2節3項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">alterā ex parte monte Iūrā altissimō, quī est <span style="background-color:#ffa;">inter Sēquanōs <span style="color:#f00;>et</span> Helvētiōs</span> ; tertiā 《ex parte》 <span style="background-color:#ffa;">lacū Lemannō <span style="color:#f00;>et</span> flūmine Rhodanō</span>, quī prōvinciam nostram ab Helvētiīs dīvidit.</span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> </span> <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ===1巻2節4項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">hīs rēbus fiēbat ut <span style="background-color:#dfd;"><span style="color:#f00;>et</span> minus lātē vagārentur <span style="color:#f00;>et</span> minus facile fīnitimīs bellum īnferre possent</span> ; </span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#4項|1巻2節4項]]) ===1巻2節5項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;">Prō multitūdine autem hominum <span style="color:#f00;>et</span> prō glōriā bellī atque fortitūdinis</span> angustōs sē fīnēs habēre arbitrābantur,quī in longitūdinem mīlia passuum <span style="background-color:#ffa;">ducenta <span style="color:#f00;>et</span> quadrāgintā (CCXL)</span>, in lātitūdinem <span style="background-color:#ffa;">centum <span style="color:#f00;>et</span> octōgintā (CLXXX)</span> patēbant. </span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> <span style="color:#f00;></span> </span> <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> </span> <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#5項|1巻2節5項]]) ===1巻3節1項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;">Hīs rēbus adductī <span style="color:#f00;>et</span> auctōritāte Orgetorīgis permōtī</span> cōnstituērunt ea, quae ad proficīscendum pertinērent, comparāre, <span style="background-color:#ffc;">iūmentōrum <span style="color:#f00;>et</span> carrōrum</span> quam māximum numerum coemere, sēmentēs quam māximās facere, ut in itinere cōpia frūmentī suppeteret, cum proximīs cīvitātibus <span style="background-color:#ffc;">pācem <span style="color:#f00;>et</span> amīcitiam</span> cōnfīrmāre. </span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ===1巻3節4項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">In eō itinere persuādet Casticō, Catamantaloedis fīliō, Sēquanō, <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">{</span><span style="background-color:#ffc;">cuius pater rēgnum in Sēquanīs multōs annōs obtinuerat <span style="color:#f00;>et</span> ab senātū populī Rōmānī amīcus appellātus erat</span><span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">}</span>, ut rēgnum in cīvitāte suā occupāret, quod pater ante habuerat ; </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/atque]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/-que]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-04-09}} </span> == 関連記事 == *Wiktionary **[[wikt:en:et#Latin]] *fr **[[wikt:fr:et#Latin]] *la **[[wikt:la:et#Latine]] [[Category:ガリア戦記 用例集|接続詞]]
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2020-07-19T14:54:20Z
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ガリア戦記/用例集/前置詞/ad
前置詞 ad は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。 (1巻3節3項) (1巻1節7項) (1巻1節6項) (1巻3節1項) (1巻1節7項) (1巻1節5項) (編集中) 動名詞が対格の目的語を持つ場合、その動名詞そのものは対格の形を取れない。このため、その動名詞の代用として動形容詞が用いられる。前置詞 ad は対格の語を取るため、 という形がしばしば用いられる。 (1巻1節3項) (1巻3節2項) (1巻3節3項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前置詞 ad は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。", "title": "前置詞 ad" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "前置詞 ad" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻1節7項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻1節6項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "(1巻1節7項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(1巻1節5項)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "ad の用例" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "動名詞が対格の目的語を持つ場合、その動名詞そのものは対格の形を取れない。このため、その動名詞の代用として動形容詞が用いられる。前置詞 ad は対格の語を取るため、", "title": "ad の用例 (動名詞の代用)" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "という形がしばしば用いられる。", "title": "ad の用例 (動名詞の代用)" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "(1巻1節3項)", "title": "ad の用例 (動名詞の代用)" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "(1巻3節2項)", "title": "ad の用例 (動名詞の代用)" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "ad の用例 (動名詞の代用)" } ]
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== 前置詞 ad == 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:ad#Latin|ad]]</span> は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。 {| class="wikitable" |- ! ! 前置詞 (対格支配) ! 場 所 ! 時 間 !その他の意味 ! colspan="2" |備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#fcf; font-size:30pt;" |[[wikt:en:ad#Latin|ad]] | style="background-color:#fef;" |~へ、~の方へ、<br>~に向かって、~のところまで、<br>~のそばに、~の辺りに | style="background-color:#fef;" |~まで | style="background-color:#fef;" |~のために、<br>およそ~ | | |} == ad の用例 == ===ad cīvitātēs=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/civitas#cīvitātēs|cīvitātēs]]</span>  諸部族のもとへ ====1巻3節3項b==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Is sibi lēgātiōnem <span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/civitas#1巻3節3項|cīvitātēs]]</span> suscēpit.</span>  *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) ===ad eos=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[wikt:en:eos#Latin|eōs]]</span>  彼らのもとへ ====1巻1節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">minimē[[ガリア戦記/用例集/接続詞/-que|que]] <span style="color:#f00;>ad eōs</span> mercātōrēs saepe commeant</span>  *:<span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ===ad Hispaniam=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[wikt:en:Hispaniam#Latin|Hispāniam]]</span>  ヒスパーニアへ **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#7項|1巻1節7項]]) ===ad inferiorem partem=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[wikt:en:inferiorem#Latin|īnferiōrem]] partem</span> 下流域に   **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) ===ad proficīscendum=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[wikt:en:proficiscendum#Latin|proficīscendum]]</span> (デポネンティア動詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> の動名詞) ====1巻3節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ea, quae <span style="color:#f00;>ad proficīscendum</span> pertinērent, comparāre, </span> **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ===ad Pyrenaeos montes=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> ''[[wikt:fr:Pyrenaeus|Pyrenaeōs]]'' [[wikt:en:montes#Latin|montēs]]</span>   **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#7項|1巻1節7項]]) ===ad septentriones=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> [[wikt:en:septentriones#Latin|septentriōnēs]]</span>  北方を **: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == ad の用例 (動名詞の代用) == 動名詞が対格の目的語を持つ場合、その動名詞そのものは対格の形を取れない。このため、その動名詞の代用として動形容詞が用いられる。前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ad</span> は対格の語を取るため、 :<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ad</span> + 動形容詞(対格) + 目的語(対格) という形がしばしば用いられる。 ===ad effeminandos animos=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> <span style="background-color:#ddf;">[[wikt:en:effeminandos#Latin|effēminandōs]] [[wikt:en:animos#Latin|animōs]]</span></span>  心を軟弱にすることに ====1巻1節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">ea, quae <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>ad</span> effēminandōs animōs</span> pertinent, important </span> *: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;></span></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#3項|1巻1節3項]]) ===ad eās rēs cōnficiendās=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>ad</span> <span style="background-color:#fdd;">[[ガリア戦記/用例集/指示代名詞・形容詞/is#eās|eās]] [[ガリア戦記/用例集/第五変化名詞/res#rēs|rēs]] [[wikt:en:conficiendas#Latin|cōnficiendās]]</span></span> ====1巻3節2項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>ad</span> eās rēs cōnficiendās</span> biennium sibi satis esse dūxērunt ;</span> *: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;></span></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#2項|1巻3節2項]]) ====1巻3節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>ad</span> eās rēs cōnficiendās</span> Orgetorīx dēligitur. </span> *: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;></span></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ab]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[wikt:en:ad#Latin]] *[[wikt:fr:ad#Latin]] *[[wikt:la:ad]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-07-05T10:20:47Z
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ガリア戦記/用例集/接続詞/cum
従属接続詞 cum 前置詞 cum とのちがいに注意! (1巻1節4項) (1巻2節2項) (1巻7節1項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "従属接続詞 cum", "title": "接続詞 cum" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "前置詞 cum とのちがいに注意!", "title": "接続詞 cum" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻1節4項)", "title": "cum + 動詞(直接法)の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻2節2項)", "title": "cum + 動詞(接続法)の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻7節1項)", "title": "cum + 動詞(接続法)の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "cum + 動詞(接続法)の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "cum + 動詞(接続法)の用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "cum + 動詞(接続法)の用例" } ]
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== 接続詞 cum == 従属接続詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:cum#Etymology_2_2|cum]]</span> ;注意事項 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:cum#Etymology_1_2|cum]]</span> とのちがいに注意! == cum + 動詞(直接法)の用例 == ===1巻1節4項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>cum</span> ~</span> : <span style="background-color:#ffc;">~する<span style="color:#f00;>たびに</span></span> (反復を表わす cum)</span> **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Quā dē causā Helvētiī quoque reliquōs Gallōs virtūte praecēdunt, quod ferē cotīdiānīs proeliīs cum Germānīs contendunt, <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>cum</span> aut suīs fīnibus eōs prohibent aut ipsī in eōrum fīnibus bellum gerunt. </span></span>  **: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#4項|1巻1節4項]]) == cum + 動詞(接続法)の用例 == *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>cum</span> ~(接続法)</span> : <span style="background-color:#ffc;">~する<span style="color:#f00;>であるから</span></span> (理由を表わす cum)</span> ===1巻2節2項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā [et P.] Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et cīvitātī persuāsit, ut dē fīnibus suīs cum omnibus cōpiīs exīrent : perfacile esse, <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;">cum</span> virtūte omnibus <span style="background-color:#cfc;">praestārent</span>,</span> tōtīus Galliae imperiō potīrī. </span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> <span style="background-color:#dfd;"></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#2項|1巻2節2項]]) ===1巻7節1項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Caesarī <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>cum</span> id <span style="background-color:#cfc;">nūntiātum esset</span>, eōs per prōvinciam nostram iter facere cōnārī,</span>mātūrat ab urbe proficīscī et quam maximīs potest itineribus in Galliam ulteriōrem contendit et ad Genāvam pervenit. </span> *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> <span style="background-color:#dfd;"></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/7節#1項|1巻7節1項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/接続詞]]    {{進捗|00%|2020-04-09}} </span> == 関連記事 == *Wiktionary **[[wikt:en:cum#Etymology_2_2]] *fr **[[wikt:fr:cum#Latin]] *la **[[wikt:la:cum#Latine_I]] [[Category:ガリア戦記 用例集|接続詞]]
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トランプ/29
29はトランプゲームの1つです。場に出ているカードの合計を29にしましょう。
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29はトランプゲームの1つです。場に出ているカードの合計を29にしましょう。
{{Pathnav|メインページ|ゲーム|トランプ|frame=1}}{{Wikipedia|29 (トランプゲーム)}} '''29'''はトランプゲームの1つです。場に出ているカードの合計を29にしましょう。 == 基本的なルール == === 所要 === * プレイ人数 ** 2~8人ほど *** おすすめは4~7人ほど * 使用カード ** 2人または4人:ジョーカーを除く52枚 ** 3人:10を1枚除いた51枚 ** 5人:10を2枚除いた50枚 ** 6人または8人:10を4枚除いた48枚 ** 7人:10を3枚除いた49枚 * カードの点数 ** A:1点 ** 2~10:数字通りの点数 ** 絵札(J・Q・K):1点 === 手順 === # 親はすべてのカードを均等に配ります。 # 順番を決め、順番にカードを出していきます。このとき、場に出ているカードの点数の合計を宣言していきます。たとえば、7とQが出ているときに5を出せば、(7+1+5=13より)「13」と宣言します。基本的にパスはできませんが、どの手札を出してもカードの点数の合計が30点以上になってしまう場合は「パス」となります。ただし、全員がパスした場合はノーゲームとなり、場札はすべて流します。 # 場に出ているカードの合計が29点になれば、場に出たカードをすべてもらい、手札に加えることができます。 # こうして誰かの手札がなくなったとき、ゲームが終了します。このとき、一番手札が多くなっていた人が勝ちです。 == 関連項目 == [[カテゴリ:トランプ]]
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2020-06-27T08:53:39Z
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軍事兵器開発史
軍事兵器開発史に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。 大学の教科書 自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学 量子力学 - 化学; 無機化学 有機化学 - 生物学; 植物学 研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学 語学: 日本語 英語 エスペラント 朝鮮語 デンマーク語 ドイツ語 フランス語 ラテン語 ルーマニア語 人文科学: 歴史学; 日本史 中国史 世界史 歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽 美術 - 文学; 古典文学 漢詩 社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育 教育史 情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書 小学: 国語 社会 算数 理科 英語 中学: 国語 社会 数学 理科 英語 高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理 化学 地学 生物 - 外国語 - 情報 解説書・実用書・参考書 趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム 試験: 資格試験 - 入学試験 その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集
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軍事兵器開発史に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。
{{Pathnav|メインページ|社会科学|軍事学|frame=1}} '''[[w:軍事|軍事]][[w:兵器|兵器]]開発史'''に関する文書・資料・教科書が収められる書庫です。収録内容は以下をご覧ください。 {{蔵書一覧}} == 書庫 == * [[戦車開発史]] * [[軍用車両開発史]] * [[艦艇開発史]] * [[船舶開発史]] * [[航空機開発史]] [[カテゴリ:軍事学]] [[カテゴリ:書庫]] {{DEFAULTSORT:くんしへいきかいはつし}}
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小学校の検定教科書
このページでは、小学校の教科書番号について説明します。教科書番号については、検定教科書をご覧ください。 本内容は令和6年度からの教科書目録をまとめています。 略称は「国語」です。学校図書の新課程教科書はなくなり、3社のみとなっています。 また、教育出版のみ全学年2分冊となります。 略称は「書写」です。学校図書、日本文教出版の新課程教科書はなくなり、3社のみとなっています。 略称は「社会」です。 略称は「地図」です。 略称は「算数」です。 略称は「理科」です。 略称は「生活」です。 略称は「音楽」です。 略称は「図工」です。 略称は「家庭」です。 略称は「保健」です。 略称は「英語」です。 略称は「道徳」です。
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このページでは、小学校の教科書番号について説明します。教科書番号については、検定教科書をご覧ください。 本内容は令和6年度からの教科書目録をまとめています。
[[メインページ]]>[[小学校・中学校・高等学校の学習]]>[[小学校の学習]]>[[検定教科書]]>小学校の検定教科書 このページでは、'''小学校の教科書番号'''について説明します。教科書番号については、[[検定教科書|検定教科書]]をご覧ください。 本内容は令和6年度からの教科書目録をまとめています。 ==国語== === 国語 === 略称は「'''国語'''」です。学校図書の新課程教科書はなくなり、3社のみとなっています。 また、教育出版のみ全学年2分冊となります。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |109 |東京書籍 |新編 あたらしい こくご 一上 |1年 |344 |B5判 |146 |- |110 |東京書籍 |新編 あたらしい こくご 一下 |2年 |409 |B5判 |174 |- |209 |東京書籍 |新編 新しい 国語 二上 |2年 |424 |B5判 |162 |- |210 |東京書籍 |新編 新しい 国語 二下 |2年 |444 |B5判 |170 |- |309 |東京書籍 |新編 新しい国語 三上 |3年 |431 |B5判 |170 |- |310 |東京書籍 |新編 新しい国語 三下 |3年 |437 |B5判 |172 |- |409 |東京書籍 |新編 新しい国語 四上 |4年 |355 |B5判 |170 |- |410 |東京書籍 |新編 新しい国語 四下 |4年 |339 |B5判 |162 |- |509 |東京書籍 |新編 新しい国語 五 |5年 |694 |B5判 |298 |- |609 |東京書籍 |新編 新しい国語 六 |6年 |694 |B5判 |298 |- |111 |教育出版 |ひろがることば しょうがくこくご 一上 |1年 |329 |B5判 |137 |- |112 |教育出版 |ひろがることば しょうがくこくご 一下 |1年 |424 |B5判 |177 |- |211 |教育出版 |ひろがることば 小学国語 二上 |2年 |429 |B5判 |165 |- |212 |教育出版 |ひろがることば 小学国語 二下 |2年 |439 |B5判 |169 |- |311 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 三上 |3年 |439 |B5判 |165 |- |312 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 三下 |3年 |429 |B5判 |161 |- |411 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 四上 |4年 |353 |B5判 |177 |- |412 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 四下 |4年 |341 |B5判 |171 |- |511 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 五上 |5年 |323 |B5判 |161 |- |512 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 五下 |5年 |371 |B5判 |185 |- |611 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 六上 |6年 |339 |B5判 |161 |- |612 |教育出版 |ひろがる言葉 小学国語 六下 |6年 |355 |B5判 |169 |- |113 |光村図書 |こくご一上 かざぐるま |1年 |377 |B5判 |133 |- |114 |光村図書 |こくご一下 ともだち |1年 |376 |B5判 |140 |- |213 |光村図書 |こくご二上 たんぽぽ |2年 |434 |B5判 |164 |- |214 |光村図書 |こくご二下 赤とんぼ |2年 |434 |B5判 |168 |- |313 |光村図書 |国語三上 わかば |3年 |434 |B5判 |164 |- |314 |光村図書 |国語三下 あおぞら |3年 |434 |B5判 |168 |- |413 |光村図書 |国語四上 かがやき |4年 |347 |B5判 |160 |- |414 |光村図書 |国語四下 はばたき |4年 |347 |B5判 |176 |- |513 |光村図書 |国語五 銀河 |5年 |694 |B5判 |294 |- |613 |光村図書 |国語六 創造 |6年 |694 |B5判 |312 |} === 書写 === 略称は「'''書写'''」です。学校図書、日本文教出版の新課程教科書はなくなり、3社のみとなっています。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- | 106 || 東京書籍 ||新編 あたらしい しょしゃ 一|| 1年 |167 |B5判変型 |52 |- | 206 || 東京書籍 ||新編 新しい しょしゃ 二|| 2年 |167 |B5判変型 |48 |- | 306 || 東京書籍 ||新編 新しい 書写 三|| 3年 |167 |B5判変型 |58 |- | 406 || 東京書籍 ||新編 新しい 書写 四|| 4年 |167 |B5判変型 |54 |- | 506 || 東京書籍 ||新編 新しい 書写 五|| 5年 |167 |B5判変型 |54 |- | 606 || 東京書籍 ||新編 新しい 書写 六|| 6年 |167 |B5判変型 |54 |- | 107 || 教育出版 ||しょうがく しょしゃ 一ねん|| 1年 |167 |B5判 |52 |- | 207 || 教育出版 ||小学 しょしゃ 二年|| 2年 |167 |B5判 |44 |- | 307 || 教育出版 ||小学 書写 三年|| 3年 |167 |B5判 |62 |- | 407 || 教育出版 ||小学 書写 四年|| 4年 |167 |B5判 |62 |- | 507 || 教育出版 ||小学 書写 五年|| 5年 |167 |B5判 |54 |- | 607 || 教育出版 ||小学 書写 六年|| 6年 |167 |B5判 |54 |- | 108 || 光村図書 ||しょしゃ 一ねん|| 1年 |167 |B5判変型 |52 |- | 208 || 光村図書 ||しょしゃ 二年|| 2年 |167 |B5判変型 |44 |- | 308 || 光村図書 ||書写 三年|| 3年 |167 |B5判変型 |66 |- | 408 || 光村図書 ||書写 四年|| 4年 |167 |B5判変型 |54 |- | 508 || 光村図書 ||書写 五年|| 5年 |167 |B5判変型 |50 |- | 608 || 光村図書 ||書写 六年|| 6年 |167 |B5判変型 |58 |} == 社会 == === 社会 === 略称は「'''社会'''」です。 {| class="sortable wikitable" |- ! 番号 !! 出版社 !!教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- | 305 || 東京書籍 ||新編 新しい社会3 |3年 |725 |AB判 |142 |- | 405 || 東京書籍 ||新編 新しい社会4 |4年 |725 |AB判 |170 |- | 505 || 東京書籍 ||新編 新しい社会5上 |5年 |336 |AB判 |126 |- | 506 || 東京書籍 ||新編 新しい社会5下 |5年 |358 |AB判 |134 |- | 605 || 東京書籍 ||新編 新しい社会6 政治・国際編 |6年 |307 |AB判 |114 |- | 606 || 東京書籍 ||新編 新しい社会6 歴史編 |6年 |446 |AB判 |166 |- | 307 || 教育出版 ||小学社会3 |3年 |725 |AB判 |179 |- | 407 || 教育出版 ||小学社会4 |4年 |725 |AB判 |225 |- | 507 || 教育出版 ||小学社会5 |5年 |694 |AB判 |265 |- | 607 || 教育出版 ||小学社会6 |6年 |753 |AB判 |307 |- | 308 || 日本文教出版 ||小学社会 3年 |3年 |725 |AB判 |174 |- | 408 || 日本文教出版 ||小学社会 4年 |4年 |725 |AB判 |220 |- | 508 || 日本文教出版 ||小学社会 5年 |5年 |694 |AB判 |296 |- | 608 || 日本文教出版 ||小学社会 6年 |6年 |753 |AB判 |296 |} ===地図=== 略称は「'''地図'''」です。 {| class="sortable wikitable" |- ! 番号 !! 出版社 !!教科書名 !! 使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- | 303 || 東京書籍 || 新編 新しい地図帳 || 3~6年 |492 |A4判 |102 |- | 304 || 帝国書院 || 楽しく学ぶ 小学生の地図帳 3・4・5・6年 || 3~6年 |492 |A4判 |132 |} ==算数== 略称は「'''算数'''」です。 {| class="sortable wikitable"   |- !番号!! 出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |112|| 東京書籍 |新編 あたらしい さんすう 1① はじめよう!さんすう |1年 |83 |A4判 |42 |- |113|| 東京書籍 |新編 あたらしい さんすう 1② みつけよう!さんすう |1年 |259 |B5判 |132 |- |212|| 東京書籍 |新編 新しい算数 2上 考えるって おもしろい! |2年 |369 |B5判 |134 |- |213|| 東京書籍 |新編 新しい算数 2下 考えるって おもしろい! |2年 |325 |B5判 |118 |- |312|| 東京書籍 |新編 新しい算数 3上 考えたことが つながるね! |3年 |440 |B5判 |152 |- |313|| 東京書籍 |新編 新しい算数 3下 考えたことが つながるね! |3年 |370 |B5判 |128 |- |412|| 東京書籍 |新編 新しい算数 4上 考えたことが つながるね! |4年 |325 |B5判 |156 |- |413|| 東京書籍 |新編 新しい算数 4下 考えたことが つながるね! |4年 |317 |B5判 |152 |- |512|| 東京書籍 |新編 新しい算数 5上 考えたことが つながるね! |5年 |352 |B5判 |150 |- |513|| 東京書籍 |新編 新しい算数 5下 考えたことが つながるね! |5年 |342 |B5判 |146 |- |612|| 東京書籍 |新編 新しい算数 6 数学へジャンプ! |6年 |694 |B5判 |270 |- |114|| 大日本図書 |新版 たのしいさんすう1ねん① |1年 |77 |A4判 |41 |- |115|| 大日本図書 |新版 たのしいさんすう1ねん② |1年 |265 |B5判 |141 |- |214|| 大日本図書 |新版 たのしい算数2年 |2年 |694 |B5判 |251 |- |314|| 大日本図書 |新版 たのしい算数3年 |3年 |810 |B5判 |271 |- |414|| 大日本図書 |新版 たのしい算数4年 |4年 |642 |B5判 |295 |- |514|| 大日本図書 |新版 たのしい算数5年 |5年 |694 |B5判 |293 |- |614 |大日本図書 |新版 たのしい算数6年 |6年 |694 |B5判 |273 |- |116|| 学校図書 |みんなとまなぶ しょうがっこう さんすう 1ねん上 |1年 |185 |AB判 |104 |- |117|| 学校図書 |みんなとまなぶ しょうがっこう さんすう 1ねん下 |1年 |157 |AB判 |110 |- |216|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 2年上 |2年 |361 |AB判 |170 |- |217|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 2年下 |2年 |333 |AB判 |146 |- |316|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 3年上 |3年 |406 |AB判 |154 |- |317|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 3年下 |3年 |404 |AB判 |176 |- |416|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 4年上 |4年 |335 |AB判 |164 |- |417|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 4年下 |4年 |307 |AB判 |186 |- |516|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 5年上 |5年 |340 |AB判 |180 |- |517|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 5年下 |5年 |354 |AB判 |184 |- |616|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 6年 |6年 |582 |AB判 |264 |- |617|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 算数 6年 中学校へのかけ橋 |6年 |112 |AB判 |52 |- |118|| 教育出版 |しょうがくさんすう1 |1年 |342 |B5判 |190 |- |218|| 教育出版 |小学算数2上 |2年 |379 |B5判 |156 |- |219|| 教育出版 |小学算数2下 |2年 |315 |B5判 |130 |- |318|| 教育出版 |小学算数3上 |3年 |423 |B5判 |162 |- |319|| 教育出版 |小学算数3下 |3年 |387 |B5判 |148 |- |418|| 教育出版 |小学算数4上 |4年 |323 |B5判 |180 |- |419|| 教育出版 |小学算数4下 |4年 |319 |B5判 |178 |- |518|| 教育出版 |小学算数5 |5年 |694 |B5判 |314 |- |618|| 教育出版 |小学算数6 |6年 |694 |B5判 |292 |- |120|| 啓林館 |わくわく さんすう1 すたあと ぶっく |1年 |87 |A4判 |50 |- |121|| 啓林館 |わくわく さんすう1 |1年 |255 |B5判 |146 |- |220|| 啓林館 |わくわく 算数2上 |2年 |347 |B5判 |138 |- |221|| 啓林館 |わくわく 算数2下 |2年 |347 |B5判 |138 |- |320|| 啓林館 |わくわく 算数3上 |3年 |431 |B5判 |150 |- |321|| 啓林館 |わくわく 算数3下 |3年 |379 |B5判 |132 |- |420|| 啓林館 |わくわく 算数4上 |4年 |353 |B5判 |164 |- |421|| 啓林館 |わくわく 算数4下 |4年 |289 |B5判 |134 |- |520 |啓林館 |わくわく 算数5 |5年 |694 |B5判 |284 |- |620|| 啓林館 |わくわく 算数6 |6年 |694 |B5判 |274 |- |122|| 日本文教出版 |しょうがく さんすう1① |1年 |85 |B5判 |48 |- |123|| 日本文教出版 |しょうがく さんすう1② |1年 |257 |B5判 |150 |- |222|| 日本文教出版 |小学算数2上 |2年 |373 |B5判 |166 |- |223|| 日本文教出版 |小学算数2下 |2年 |321 |B5判 |142 |- |322|| 日本文教出版 |小学算数3上 |3年 |434 |B5判 |174 |- |323|| 日本文教出版 |小学算数3下 |3年 |376 |B5判 |150 |- |422|| 日本文教出版 |小学算数4上 |4年 |319 |B5判 |172 |- |423|| 日本文教出版 |小学算数4下 |4年 |323 |B5判 |174 |- |522|| 日本文教出版 |小学算数5 |5年 |694 |B5判 |330 |- |622|| 日本文教出版 |小学算数6 |6年 |694 |B5判 |300 |} == 理科 == 略称は「'''理科'''」です。 {| class="sortable wikitable"   |- !番号!! 出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |307|| 東京書籍 |新編 新しい理科 3 |3年 |666 |A4判 |178 |- |407|| 東京書籍 |新編 新しい理科 4 |4年 |920 |A4判 |202 |- |507|| 東京書籍 |新編 新しい理科 5 |5年 |1018 |A4判 |170 |- |607|| 東京書籍 |新編 新しい理科 6 |6年 |1018 |A4判 |202 |- |308|| 大日本図書 |新版 たのしい理科3年 |3年 |666 |A4判 |205 |- |408|| 大日本図書 |新版 たのしい理科4年 |4年 |920 |A4判 |229 |- |508|| 大日本図書 |新版 たのしい理科5年 |5年 |1018 |A4判 |197 |- |608|| 大日本図書 |新版 たのしい理科6年 |6年 |1018 |A4判 |233 |- |309|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 理科 3年 |3年 |666 |AB判 |188 |- |409|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 理科 4年 |4年 |920 |AB判 |208 |- |509|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 理科 5年 |5年 |1018 |AB判 |196 |- |609|| 学校図書 |みんなと学ぶ 小学校 理科 6年 |6年 |1018 |AB判 |236 |- |310 |教育出版 |みらいをひらく 小学理科3 |3年 |666 |A4判変型 |193 |- |410 |教育出版 |未来をひらく 小学理科4 |4年 |920 |A4判変型 |233 |- |510 |教育出版 |未来をひらく 小学理科5 |5年 |1018 |A4判変型 |209 |- |610 |教育出版 |未来をひらく 小学理科6 |6年 |1018 |A4判変型 |225 |- |311|| 信州教育出版社 |楽しい理科 3年 |3年 |666 |AB判 |164 |- |411|| 信州教育出版社 |楽しい理科 4年 |4年 |920 |AB判 |192 |- |511|| 信州教育出版社 |楽しい理科 5年 |5年 |1018 |AB判 |156 |- |611|| 信州教育出版社 |楽しい理科 6年 |6年 |1018 |AB判 |188 |- |312|| 啓林館 |わくわく理科 3 |3年 |666 |AB判 |190 |- |412|| 啓林館 |わくわく理科 4 |4年 |920 |AB判 |202 |- |512|| 啓林館 |わくわく理科 5 |5年 |1018 |AB判 |194 |- |612|| 啓林館 |わくわく理科 6 |6年 |1018 |AB判 |218 |} == 生活 == 略称は「'''生活'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |117 |東京書籍 |どきどき わくわく 新編 あたらしい せいかつ 上 |1~2年 |957 |A4判 |130 |- |118 |東京書籍 |あしたへ ジャンプ 新編 新しい 生活 下 |1~2年 |898 |A4判 |122 |- |119 |大日本図書 |新版 たのしいせいかつ 上 だいすき |1~2年 |969 |A4判 |140 |- |120 |大日本図書 |新版 たのしいせいかつ 下 ひろがれ |1~2年 |886 |A4判 |128 |- |121 |学校図書 |みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 上 |1~2年 |929 |A4判変型 |140 |- |122 |学校図書 |みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 下 |1~2年 |926 |A4判変型 |132 |- |123 |教育出版 |せいかつ上 みんな なかよし |1~2年 |928 |A4判 |130 |- |124 |教育出版 |せいかつ下 なかよし ひろがれ |1~2年 |927 |A4判 |130 |- |125 |信州教育出版社 |せいかつ 上 あおぞら |1~2年 |929 |AB判 |128 |- |126 |信州教育出版社 |せいかつ 下 そよかぜ |1~2年 |926 |AB判 |104 |- |127 |光村図書 |せいかつ たんけんたい 上 はじめてが いっぱい |1~2年 |928 |A4判 |137 |- |128 |光村図書 |せいかつ たんけんたい 下 はっけん だいすき |1~2年 |927 |A4判 |127 |- |129 |啓林館 |わくわく せいかつ上 |1~2年 |978 |AB判 |148 |- |130 |啓林館 |いきいき せいかつ下 |1~2年 |877 |AB判 |138 |} == 音楽 == 略称は「'''音楽'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |103 |教育出版 |小学音楽 おんがくのおくりもの1 |1年 |229 |AB判変型 |82 |- |204 |教育出版 |小学音楽 音楽のおくりもの2 |2年 |229 |AB判変型 |82 |- |303 |教育出版 |小学音楽 音楽のおくりもの3 |3年 |229 |AB判変型 |86 |- |403 |教育出版 |小学音楽 音楽のおくりもの4 |4年 |229 |AB判変型 |88 |- |503 |教育出版 |小学音楽 音楽のおくりもの5 |5年 |229 |AB判変型 |88 |- |603 |教育出版 |小学音楽 音楽のおくりもの6 |6年 |229 |AB判変型 |88 |- |104 |教育芸術社 |小学生のおんがく 1 |1年 |229 |AB判変型 |82 |- |204 |教育芸術社 |小学生の音楽 2 |2年 |229 |AB判変型 |82 |- |304 |教育芸術社 |小学生の音楽 3 |3年 |229 |AB判変型 |86 |- |404 |教育芸術社 |小学生の音楽 4 |4年 |229 |AB判変型 |86 |- |504 |教育芸術社 |小学生の音楽 5 |5年 |229 |AB判変型 |86 |- |604 |教育芸術社 |小学生の音楽 6 |6年 |229 |AB判変型 |86 |} == 図画工作 == 略称は「'''図工'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |105 |開隆堂 |ずがこうさく1・2上 わくわくするね |1~2年 |228 |A4判 |64 |- |106 |開隆堂 |ずがこうさく1・2下  みつけたよ |1~2年 |227 |A4判 |64 |- |305 |開隆堂 |図画工作3・4上 できたらいいな |3~4年 |228 |A4判 |64 |- |306 |開隆堂 |図画工作3・4下  力を合わせて |3~4年 |227 |A4判 |64 |- |505 |開隆堂 |図画工作5・6上 心をひらいて |5~6年 |228 |A4判 |64 |- |506 |開隆堂 |図画工作5・6下 つながる思い |5~6年 |227 |A4判 |68 |- |107 |日本文教出版 |ずがこうさく1・2上 まるごと たのしもう |1~2年 |228 |A4判 |68 |- |108 |日本文教出版 |ずがこうさく1・2下 まるごと たのしもう |1~2年 |227 |A4判 |64 |- |307 |日本文教出版 |図画工作3・4上 ためす 見つける |3~4年 |228 |A4判 |64 |- |308 |日本文教出版 |図画工作3・4下 ためす 見つける |3~4年 |227 |A4判 |64 |- |507 |日本文教出版 |図画工作5・6上 わたしとひびき合う |5~6年 |228 |A4判 |70 |- |508 |日本文教出版 |図画工作5・6下 わたしとひびき合う |5~6年 |227 |A4判 |68 |} == 家庭 == 略称は「'''家庭'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |503 |東京書籍 |新編 新しい家庭 5・6 私がつくる みんなでつくる 明日をつくる |5~6年 |292 |A4判 |150 |- |504 |開隆堂 |わたしたちの家庭科 5・6 |5~6年 |292 |A4判 |154 |} == 保健 == 略称は「'''保健'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |306 |東京書籍 |新編 新しいほけん 3・4 |3~4年 |222 |A4判 |46 |- |506 |東京書籍 |新編 新しい保健 5・6 |5~6年 |222 |A4判 |78 |- |307 |大日本図書 |新版 たのしいほけん3・4年 |3~4年 |222 |A4判 |46 |- |507 |大日本図書 |新版 たのしい保健5・6年 |5~6年 |222 |A4判 |70 |- |308 |大修館書店 |新 小学校ほけん 3・4年 |3~4年 |222 |A4判変型 |50 |- |508 |大修館書店 |新 小学校保健 5・6年 |5~6年 |222 |A4判変型 |74 |- |309 |文教社 |新わたしたちのほけん 3・4年 |3~4年 |222 |A4判 |38 |- |509 |文教社 |新わたしたちの保健 5・6年 |5~6年 |222 |A4判 |84 |- |310 |光文書院 |小学ほけん 3・4年 |3~4年 |222 |A4判 |42 |- |510 |光文書院 |小学保健 5・6年 |5~6年 |222 |A4判 |66 |- |311 |学研教育みらい |新・みんなのほけん3・4年 |3~4年 |222 |A4判 |50 |- |511 |学研教育みらい |新・みんなの保健5・6年 |5~6年 |222 |A4判 |90 |} == 英語 == 略称は「'''英語'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |509 |東京書籍 |NEW HORIZON Elementary English Course 5 |5年 |277 |A4判 |106 |- |510 |東京書籍 |NEW HORIZON Elementary English Course My Picture Dictionary |5~6年 |77 |A4判 |50 |- |609 |東京書籍 |NEW HORIZON Elementary English Course 6 |6年 |277 |A4判 |106 |- |511 |開隆堂 |Junior Sunshine 5 |5年 |278 |A4判 |138 |- |512 |開隆堂 |Junior Sunshine 5 Word Book |5年 |76 |A4判 |34 |- |611 |開隆堂 |Junior Sunshine 6 |6年 |278 |A4判 |138 |- |612 |開隆堂 |Junior Sunshine 6 Word Book |6年 |76 |A4判 |34 |- |513 |三省堂 |CROWN Jr. 5 |5年 |319 |A4判 |122 |- |514 |三省堂 |CROWN Jr. My Dictionary |5~6年 |35 |AB判 |50 |- |613 |三省堂 |CROWN Jr. 6 |6年 |319 |A4判 |122 |- |515 |教育出版 |ONE WORLD Smiles 5 |5年 |354 |AB判 |140 |- |615 |教育出版 |ONE WORLD Smiles 6 |6年 |354 |AB判 |140 |- |516 |光村図書 |Here We Go! 5 |5年 |354 |AB判 |153 |- |616 |光村図書 |Here We Go! 6 |6年 |354 |AB判 |145 |- |517 |啓林館 |Blue Sky elementary 5 |5年 |354 |A4判 |152 |- |617 |啓林館 |Blue Sky elementary 6 |6年 |354 |A4判 |152 |} == 道徳 == 略称は「'''道徳'''」です。 {| class="sortable wikitable" !番号 !出版社 !教科書名 !使用学年 !価格 !判型 !ページ数 |- |112 |東京書籍 |新編 あたらしい どうとく 1 |1年 |323 |AB判 |146 |- |212 |東京書籍 |新編 新しい どうとく 2 |2年 |352 |AB判 |162 |- |312 |東京書籍 |新編 新しいどうとく 3 |3年 |389 |AB判 |178 |- |412 |東京書籍 |新編 新しいどうとく 4 |4年 |407 |AB判 |180 |- |512 |東京書籍 |新編 新しい道徳 5 |5年 |428 |AB判 |188 |- |612 |東京書籍 |新編 新しい道徳 6 |6年 |445 |AB判 |196 |- |113 |教育出版 |しょうがくどうとく1 はばたこうあすへ |1年 |323 |AB判 |161 |- |213 |教育出版 |小学どうとく2 はばたこう明日へ |2年 |352 |AB判 |161 |- |313 |教育出版 |小学どうとく3 はばたこう明日へ |3年 |389 |AB判 |169 |- |413 |教育出版 |小学道徳4 はばたこう明日へ |4年 |407 |AB判 |169 |- |513 |教育出版 |小学道徳5 はばたこう明日へ |5年 |428 |AB判 |185 |- |613 |教育出版 |小学道徳6 はばたこう明日へ |6年 |445 |AB判 |185 |- |114 |光村図書 |どうとく 1 きみが いちばん ひかるとき |1年 |323 |B5判変型 |135 |- |214 |光村図書 |どうとく 2 きみが いちばん ひかるとき |2年 |352 |B5判変型 |167 |- |314 |光村図書 |どうとく 3 きみが いちばん ひかるとき |3年 |389 |B5判変型 |185 |- |414 |光村図書 |道徳 4 きみが いちばん ひかるとき |4年 |407 |B5判変型 |193 |- |514 |光村図書 |道徳 5 きみが いちばん ひかるとき |5年 |428 |B5判変型 |197 |- |614 |光村図書 |道徳 6 きみが いちばん ひかるとき |6年 |445 |B5判変型 |215 |- |115 |日本文教出版 |しょうがく どうとく いきる ちから 1 |1年 |259 |AB判 |154 |- |116 |日本文教出版 |しょうがく どうとく いきる ちから 1 どうとくノート |1年 |64 |AB判 |46 |- |215 |日本文教出版 |小学 どうとく 生きる 力 2 |2年 |288 |AB判 |170 |- |216 |日本文教出版 |小学 どうとく 生きる 力 2 どうとくノート |2年 |64 |AB判 |46 |- |315 |日本文教出版 |小学どうとく 生きる力 3 |3年 |325 |AB判 |186 |- |316 |日本文教出版 |小学どうとく 生きる力 3 どうとくノート |3年 |64 |AB判 |46 |- |415 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 4 |4年 |343 |AB判 |190 |- |416 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 4 道徳ノート |4年 |64 |AB判 |46 |- |515 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 5 |5年 |364 |AB判 |186 |- |516 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 5 道徳ノート |5年 |64 |AB判 |46 |- |615 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 6 |6年 |381 |AB判 |194 |- |616 |日本文教出版 |小学道徳 生きる力 6 道徳ノート |6年 |64 |AB判 |46 |- |117 |光文書院 |しょうがく どうとく ゆたかな こころ 1ねん |1年 |323 |AB判 |162 |- |217 |光文書院 |小学 どうとく ゆたかな こころ 2年 |2年 |352 |AB判 |178 |- |317 |光文書院 |小学どうとく ゆたかな心 3年 |3年 |389 |AB判 |186 |- |417 |光文書院 |小学道徳 ゆたかな心 4年 |4年 |407 |AB判 |190 |- |517 |光文書院 |小学道徳 ゆたかな心 5年 |5年 |428 |AB判 |194 |- |617 |光文書院 |小学道徳 ゆたかな心 6年 |6年 |445 |AB判 |194 |- |118 |学研教育みらい |新版 みんなのどうとく1 |1年 |323 |AB判 |142 |- |218 |学研教育みらい |新版 みんなのどうとく2 |2年 |352 |AB判 |150 |- |318 |学研教育みらい |新版 みんなのどうとく3 |3年 |389 |AB判 |158 |- |418 |学研教育みらい |新版 みんなの道徳4 |4年 |407 |AB判 |166 |- |518 |学研教育みらい |新版 みんなの道徳5 |5年 |428 |AB判 |162 |- |618 |学研教育みらい |新版 みんなの道徳6 |6年 |445 |AB判 |170 |} ==参考文献== * [https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/mokuroku.htm 教科書目録(発行予定の教科書の一覧)],文部科学省. [[カテゴリ:小学校教育|けんていきょうかしょ01]]
2020-06-10T13:10:04Z
2024-03-14T02:43:12Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E6%A4%9C%E5%AE%9A%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8
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Go
Goは、Googleが開発したオープンソースの汎用プログラミング言語であり、システムプログラミングを主な目的として設計されています。 静的型付け言語であるため、高速で効率的なプログラムを作成することができ、また、並行処理を簡単に実装できるため、高い並行性を持ちます。 Goの文法はシンプルで読みやすく、効率的にコーディングできるため、開発者は迅速に新しいコードを書くことができます。 Goは自動的にメモリを管理するため、メモリ管理に関する手間を減らすことができます。 さらに、Windows、macOS、Linuxなど、多くのプラットフォームで動作し、標準ライブラリが豊富であり、多くの外部ライブラリが存在するため、広範な用途に対応することができます。 Goのコミュニティは活発であり、多くの開発者が参加しているため、質問や問題解決のためのリソースが豊富であり、新しい機能やライブラリが定期的にリリースされています。 この教科書では、初めてGoを学ぶ人から、より高度なトピックに興味のある人まで、幅広い読者を対象に、Goの基本から応用までを網羅的に解説します。 Go は、約半年に1度のペースで新しいバージョンがリリースされています。 バージョンが変わると、言語仕様に追加変更があったり、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装に変更が加えられることがあり、稀にですが既存のプログラムに影響が出ることもあります。 この項目は『チュートリアル』にも『リファレンス』にもなじまないので、教科書の目次ページにバージョンの新しい順に変更点を記載しました。 Go 1.21が、2023年8月にリリースされました。 Go 1.21では、リリースの番号付けにわずかな変更が導入されました。Go 1.Nは、過去にGo言語のバージョン全体とリリースファミリー、およびそのファミリー内の最初のリリースを指すために使用されていました。しかし、Go 1.21から、最初のリリースはGo 1.N.0となりました。今日、Go 1.21言語とその初期実装であるGo 1.21.0リリースが公開されています。これらのノートは「Go 1.21」と呼ばれますが、go versionなどのツールは「go1.21.0」と報告されます(Go 1.21.1にアップグレードするまで)。 Go 1.21の言語変更点: また、Go 1.21では、goroutineがパニックしてrecoverが直接遅延関数から呼び出された場合、recoverの戻り値がnilではないことが保証されました。そして、nilインターフェース値(または未指定のnil)でpanicを呼び出すと、*runtime.PanicNilError型の実行時パニックが発生します。 Go 1.20が、2023年2月にリリースされました。 Go 1.20では、スライスから配列への変換が可能になりました。また、unsafeパッケージには新しい関数が追加され、スライスや文字列の値を構築および分解する完全な機能が提供されるようになりました。また、新しい仕様により、構造体のフィールドと配列の要素の比較が最初の不一致で停止するようになり、厳密に比較できない型引数を持つ型パラメータを使用して、比較制約に制限された型をインスタンス化することが可能になりました。 Go 1.19が、2022年8月にリリースされました。 Go 1.19では、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装に変更が加えられています。言語にはわずかな修正があり、既存のプログラムには影響がないです。メモリモデルも更新され、C、C ++、Java、JavaScript、Rust、Swiftなどのメモリモデルに合わせられた。Go 1.19では、sync/atomicパッケージに新しい型が導入され、atomic.Int64やatomic.Pointer[T]などのatomic値をより簡単に使用できるようになっています。Go 1の互換性を維持しており、ほとんどのGoプログラムは引き続き従前どおりにコンパイルおよび実行されることが予想されます。 Go 1.18が、2022年3月にリリースされました。 Go 1.18 には、型パラメータプロポーザルで説明されたジェネリック機能の実装が含まれています。 以下は、最も目に付く変更点のリストです。 ジェネリックを使った実験的なパッケージが3つあり、便利かもしれません。これらのパッケージは x/exp リポジトリにあります。これらのパッケージの API は Go 1 の保証の対象外であり、ジェネリックの経験を積むにつれて変更される可能性があります。 Go 1.18は、言語、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリに変更があり、互換性が保たれている。最大の変更点は、ジェネリックスの導入である。ジェネリックスはバックワード互換性があるが、実際に多くの人が書き、使用して初めて本番環境で十分にテストされる。ジェネリックスの使用は推奨されるが、本番環境で使用する場合は注意が必要である。ジェネリックスにはいくつかの制限があるが、これらは将来的に改善される可能性がある。これらの変更により、Goエコシステム全体に影響があり、完全なサポートには時間がかかるだろう。 Go 1.17が、2021年8月にリリースされました。 Go 1.17は、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装の変更が中心で、ほとんどの変更は互換性が維持されています。言語自体には3つの小さな強化があり、スライスから配列ポインタへの変換、unsafe.Add、unsafe.Sliceが追加されました。このうち、スライスから配列ポインタへの変換が実行時にpanicを引き起こす場合があるため、タイプ変換が実行時にpanicを引き起こす可能性があることを考慮する必要があります。新しいプログラムを書く場合も、以前と同様に、unsafe.Pointerの安全ルールに従う必要があります。 Go 1.16が、2021年2月にリリースされました。 Go 1.16では、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリの実装が変更されています。Go 1の互換性を維持しながら、ほとんどのプログラムが従来通りにコンパイルおよび実行できるようになっています。言語には変更はありません。 Go 1.15が、2020年8月にリリースされました。 Go 1.15では、リンカーの大幅な改良、高いコア数での小規模オブジェクトの割り当ての改善、X.509 CommonNameの非推奨化、そして新しい埋め込みtzdataパッケージの追加が含まれています。 Go 1.14が、2020年2月にリリースされました。 Go 1.14では、オーバーラップするインターフェースの提案により、埋め込まれたインターフェースで同じ名前とシグネチャを持つメソッドを許可するようになりました。しかし、インターフェース内で宣言されたメソッドは以前と同様にユニークである必要があります。 Go 1.13が、2019年2月にリリースされました。 Go 1.13では、数字リテラルの接頭辞が変更され、バイナリ整数、8進数整数、16進数浮動小数点数、虚数リテラル、数字区切りが使用できるようになりました。さらに、符号付きシフトカウントの制限が撤廃され、制限がなくなりました。これらの変更は、コンパイラの変更によって実現されました。Go 1.13を使用するには、go.modファイルで言語バージョンを指定する必要があります。 Go 1.12が、2019年2月にリリースされました。 Go 1.12では、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリの実装が変更されています。Go 1の互換性を維持しながら、ほとんどのプログラムが従来通りにコンパイルおよび実行できるようになっています。言語には変更はありません。
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"text": "Go 1.21では、リリースの番号付けにわずかな変更が導入されました。Go 1.Nは、過去にGo言語のバージョン全体とリリースファミリー、およびそのファミリー内の最初のリリースを指すために使用されていました。しかし、Go 1.21から、最初のリリースはGo 1.N.0となりました。今日、Go 1.21言語とその初期実装であるGo 1.21.0リリースが公開されています。これらのノートは「Go 1.21」と呼ばれますが、go versionなどのツールは「go1.21.0」と報告されます(Go 1.21.1にアップグレードするまで)。", "title": "バージョン間の変更点" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "Go 1.21の言語変更点:", "title": "バージョン間の変更点" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "また、Go 1.21では、goroutineがパニックしてrecoverが直接遅延関数から呼び出された場合、recoverの戻り値がnilではないことが保証されました。そして、nilインターフェース値(または未指定のnil)でpanicを呼び出すと、*runtime.PanicNilError型の実行時パニックが発生します。", "title": "バージョン間の変更点" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "Go 1.20が、2023年2月にリリースされました。", "title": "バージョン間の変更点" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "Go 1.20では、スライスから配列への変換が可能になりました。また、unsafeパッケージには新しい関数が追加され、スライスや文字列の値を構築および分解する完全な機能が提供されるようになりました。また、新しい仕様により、構造体のフィールドと配列の要素の比較が最初の不一致で停止するようになり、厳密に比較できない型引数を持つ型パラメータを使用して、比較制約に制限された型をインスタンス化することが可能になりました。", "title": "バージョン間の変更点" }, { 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Goは、Googleが開発したオープンソースの汎用プログラミング言語であり、システムプログラミングを主な目的として設計されています。 静的型付け言語であるため、高速で効率的なプログラムを作成することができ、また、並行処理を簡単に実装できるため、高い並行性を持ちます。 Goの文法はシンプルで読みやすく、効率的にコーディングできるため、開発者は迅速に新しいコードを書くことができます。 Goは自動的にメモリを管理するため、メモリ管理に関する手間を減らすことができます。 さらに、Windows、macOS、Linuxなど、多くのプラットフォームで動作し、標準ライブラリが豊富であり、多くの外部ライブラリが存在するため、広範な用途に対応することができます。 Goのコミュニティは活発であり、多くの開発者が参加しているため、質問や問題解決のためのリソースが豊富であり、新しい機能やライブラリが定期的にリリースされています。 この教科書では、初めてGoを学ぶ人から、より高度なトピックに興味のある人まで、幅広い読者を対象に、Goの基本から応用までを網羅的に解説します。
:{{Pathnav|メインページ|工学|情報技術|プログラミング}} Goは、Googleが開発したオープンソースの汎用プログラミング言語であり、システムプログラミングを主な目的として設計されています<ref name="Introduction">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Introduction | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Introduction¶ | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }}</ref>。 静的型付け言語であるため、高速で効率的なプログラムを作成することができ、また、並行処理を簡単に実装できるため、高い並行性を持ちます。 Goの文法はシンプルで読みやすく、効率的にコーディングできるため、開発者は迅速に新しいコードを書くことができます。 Goは自動的にメモリを管理するため、メモリ管理に関する手間を減らすことができます。 さらに、Windows、macOS、Linuxなど、多くのプラットフォームで動作し、標準ライブラリが豊富であり、多くの外部ライブラリが存在するため、広範な用途に対応することができます。 Goのコミュニティは活発であり、多くの開発者が参加しているため、質問や問題解決のためのリソースが豊富であり、新しい機能やライブラリが定期的にリリースされています。 この教科書では、初めてGoを学ぶ人から、より高度なトピックに興味のある人まで、幅広い読者を対象に、Goの基本から応用までを網羅的に解説します。 __TOC__ == 目次 == ;チュートリアル篇 : [[/環境構築|環境構築]] : [[/実行の方法|実行の方法]] {{---}} [[Go/実行の方法#Hello, World|Hello, World]] : [[/文法の概要|文法の概要]] : [[/変数|変数と型変換]] : [[/算術演算と数学関数|算術演算と数学関数]] : [[/条件分岐と繰り返し|条件分岐と繰り返し]] {{---}} if, switch, select, for, break, continue, return : [[/関数|関数]] : [[/メソッドとインターフェース|メソッドとインターフェース]] : [[/ジェネリクス|ジェネリクス]] : [[/再帰的関数呼出し|再帰的関数呼出し]] : [[/メソッドチェイン|メソッドチェイン]] : [[/defer,panicとrecover|defer,panicとrecover]] : [[/並行処理|並行処理]] : [[/配列とスライス|配列型とスライス型]] : [[/マップ|マップ型]] : [[/構造体|構造体型と構造体スライス]] : [[/Goのプログラムがどんなアセンブリにコンパイルされるか?|Goのプログラムがどんなアセンブリにコンパイルされるか?]] {{---}} go tool objdump : [[/クロスコンパイル|クロスコンパイル]] {{---}} GOOS, GOARCH : [[/cgoでGoのコードからCの関数を利用する|cgoでGoのコードからCの関数を利用する]] {{---}} cgo : [[/Goのコードでgoのバージョンを調べる方法|Goのコードでgoのバージョンを調べる方法]] : [[/HTTP|HTTP]] : [[/ファイル入出力|ファイル入出力]] : [[/コードギャラリー|コードギャラリー]] ;リファレンス篇 : [[/ソースコードの表現方法|ソースコードの表現方法]] : [[/キーワードと宣言済み識別子|キーワードと宣言済み識別子]] {{---}} [[/キーワードと宣言済み識別子#キーワード|キーワード]]・[[/キーワードと宣言済み識別子#宣言済み識別子|宣言済み識別子]]([[/キーワードと宣言済み識別子#組込み型|組込み型]]・[[/キーワードと宣言済み識別子#組込み関数|組込み関数]]) : [[/字句的要素|字句的要素]] : [[/定数と変数|定数と変数]] {{---}} [[/定数と変数#定数|定数]]([[/定数と変数#iota|iota]])・[[/定数と変数#変数|変数]] : [[/型|型]] : [[/型と値の特性|型と値の特性]] : [[/ブロック・宣言とスコープ|ブロック・宣言とスコープ]] {{---}} [[/ブロック・宣言とスコープ#ブロック|ブロック]]・[[/ブロック・宣言とスコープ#宣言とスコープ|宣言とスコープ]]・ : [[/式|式]] {{---}} [[/式#演算子|演算子]] : [[/文|文]] : [[/パッケージ|パッケージ]] : [[/プログラムの初期化と実行|プログラムの初期化と実行]] : [[/エラー|エラー]] : [[/EBNF|EBNF]] ;[[/標準ライブラリー|標準ライブラリー篇]] == バージョン間の変更点 == Go は、約半年に1度のペースで新しいバージョンがリリースされています。 バージョンが変わると、言語仕様に追加変更があったり、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装に変更が加えられることがあり、稀にですが既存のプログラムに影響が出ることもあります。 この項目は『チュートリアル』にも『リファレンス』にもなじまないので、教科書の目次ページにバージョンの新しい順に変更点を記載しました。 === Go 1.22 === Go 1.22が、2024年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.22 | title = Go 1.22 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2024/02/06 | accessdate = 2024/02/11 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.22 | title = Go 1.21 is released! - The Go Programming Language | date = 2024/02/06 | accessdate = 2024/02/11 }}</ref>。 Go 1.22のリリースでは、いくつかの重要な新機能と改善が含まれています。最も注目すべき変更点は以下です。 {{Main|[https://go.dev/doc/go1.22 Go 1.22 Release Notes - The Go Programming Language]|[https://go.dev/blog/go1.22 Go 1.22 is released! The Go Blog]}} ; 言語の変更点: # 長らく問題視されてきた「for」ループの落とし穴が解決されました。Go 1.22以降、ループ変数がイテレーション間で意図せず共有される問題が解消されました。 # 整数の範囲に対する<code>range</code>のサポートが追加されました。これにより、整数をカウントダウンするプログラムなどで簡潔に記述できるようになります。 ; パフォーマンスの改善点: # Goランタイムのメモリ最適化により、CPUパフォーマンスが1-3%向上し、ほとんどのGoプログラムのメモリオーバーヘッドが約1%削減されました。 # Go 1.21で導入されたプロファイル誘導最適化(PGO)の機能が引き続き改善されています。PGOを有効にすることで、より多くのインターフェースメソッド呼び出しの静的ディスパッチが可能になり、ほとんどのプログラムで2-14%の改善が見られます。 ; 標準ライブラリの追加: # 新しいmath/rand/v2パッケージが追加され、よりクリーンで一貫性のあるAPIが提供されます。 # net/http.ServeMuxのパターンがメソッドとワイルドカードを受け入れるようになりました。例えば、GET /task/{id}/というパターンはGETリクエストのみを受け入れ、{id}セグメントの値を取得できるようになりました。 また、database/sqlパッケージにはNull[T]型が追加され、nullableカラムをスキャンする方法が提供されます。slicesパッケージには複数のスライスを連結するConcat関数が追加されました。 === Go 1.21 === Go 1.21が、2023年8月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.21 | title = Go 1.21 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2023/08/08 | accessdate = 2023-11-28 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.21 | title = Go 1.21 is released! - The Go Programming Language 5| date = 2023/08/08 | accessdate = 2023-11-28 }}</ref>。 {{Main|[https://go.dev/doc/go1.21 Go 1.21 Release Notes - The Go Programming Language]|[https://go.dev/blog/go1.21 Go 1.21 is released! The Go Blog]}} Go 1.21では、リリースの番号付けにわずかな変更が導入されました。Go 1.Nは、過去にGo言語のバージョン全体とリリースファミリー、およびそのファミリー内の最初のリリースを指すために使用されていました。しかし、Go 1.21から、最初のリリースはGo 1.N.0となりました。今日、Go 1.21言語とその初期実装であるGo 1.21.0リリースが公開されています。これらのノートは「Go 1.21」と呼ばれますが、go versionなどのツールは「go1.21.0」と報告されます(Go 1.21.1にアップグレードするまで)。 ; ツールの改善点: * Profile Guided Optimization(PGO)機能が一般利用可能になりました。<code>default.pgo</code>という名前のファイルがメインパッケージのディレクトリにある場合、<code>go</code>コマンドはそれを使用してPGOビルドを有効にします。 * <code>go</code>ツールは今後の言語の後方互換性と前方互換性をサポートします。 ; 言語の変更点: * 新しい組み込み関数 <code>min</code>、<code>max</code>、<code>clear</code> が追加されました。 * ジェネリック関数の型推論がいくつか改善され、仕様書の型推論の説明が拡張されました。 * Goプログラミングの最も一般的な落とし穴の1つに取り組む予定で、そのプレビューがGo 1.21に含まれています。これは環境変数を使用してコードで有効にできます。詳細はLoopvarExperiment wikiページを参照してください。 ;標準ライブラリの追加点: * 構造化ログのための新しいlog/slogパッケージが追加されました。 * 任意の要素型のスライスに対する共通操作のための新しいslicesパッケージが追加されました。これには、一般的により高速で使いやすいソート関数も含まれています。 * 任意のキーまたは要素型のマップに対する共通操作のための新しいmapsパッケージが追加されました。 * 順序付けられた値を比較するための新しいユーティリティを提供するcmpパッケージが追加されました。 ; 性能の改善点: * PGOを有効にした際のパフォーマンス向上に加えて、以下のような改善があります。 * Goコンパイラ自体がPGOを有効にして再ビルドされ、ホストアーキテクチャによってはプログラムのビルドが2〜4%高速化されました。 * ガベージコレクターの調整により、一部のアプリケーションではテールレイテンシーが最大40%削減される場合があります。 * runtime/traceでトレースを収集する際のCPUコストが、amd64およびarm64で大幅に低減されました。 ; 新しいWASIポート: * Go 1.21には、WebAssembly System Interface(WASI)の実験的なポートが追加されました(GOOS=wasip1、GOARCH=wasm)。 * より一般的なWebAssembly(Wasm)コードの記述を容易にするために、コンパイラはWasmホストからの関数のインポートのための新しい指令 <code>go:wasmimport</code> をサポートしています。 === Go 1.20 === Go 1.20が、2023年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.20 | title = Go 1.20 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2023/02/01 | accessdate = 2023-03-05 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.20 | title = Go 1.20 is released! - The Go Programming Language | date = 2023/02/01 | accessdate = 2023-03-05 }}</ref>。 Go 1.20では、スライスから配列への変換が可能になりました。また、unsafeパッケージには新しい関数が追加され、スライスや文字列の値を構築および分解する完全な機能が提供されるようになりました。また、新しい仕様により、構造体のフィールドと配列の要素の比較が最初の不一致で停止するようになり、厳密に比較できない型引数を持つ型パラメータを使用して、比較制約に制限された型をインスタンス化することが可能になりました。 === Go 1.19 === Go 1.19が、2022年8月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.19 | title = Go 1.19 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2022/08/02 | accessdate = 2022-08-04 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.19 | title = Go 1.19 is released! - The Go Programming Language | date = 2022/08/02 | accessdate = 2022-08-04 }}</ref>。 Go 1.19では、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装に変更が加えられています。言語にはわずかな修正があり、既存のプログラムには影響がないです。メモリモデルも更新され、C、C ++、Java、JavaScript、Rust、Swiftなどのメモリモデルに合わせられた。Go 1.19では、sync/atomicパッケージに新しい型が導入され、atomic.Int64やatomic.Pointer[T]などのatomic値をより簡単に使用できるようになっています。Go 1の互換性を維持しており、ほとんどのGoプログラムは引き続き従前どおりにコンパイルおよび実行されることが予想されます。 === Go 1.18 === Go 1.18が、2022年3月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.18 | title = Go 1.18 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2022/03/10 | accessdate = 2022-08-04 }}</ref>。 Go 1.18 には、型パラメータプロポーザル<ref>{{cite book | url=https://go.googlesource.com/proposal/+/refs/heads/master/design/43651-type-parameters.md | title=Type Parameters Proposal | accessdate=2021-09-30 }}</ref>で説明されたジェネリック機能の実装が含まれています。 以下は、最も目に付く変更点のリストです。 * 関数と型宣言の構文に型パラメータが使えるようになりました。⇒ [[/関数#ジェネリック関数]] * パラメータ化された関数や型は、その後に角括弧で型引数のリストを記述することでインスタンス化することができます。 * 新しいトークン ~ が演算子および区切子(punctuation)に追加されました。⇒ [[/字句的要素#演算子と区切子]] * インターフェイス型の構文では、任意の型(インターフェイスの型名だけでなく)、unionや~T型要素を埋め込むことができるようになりました。このようなインターフェースは、型制約としてのみ使用することができます。インターフェイスはメソッドと同様に型の集合を定義するようになりました。⇒ [[/型#インターフェース型]] * 新しい事前宣言された識別子<code>any</code>は空のインターフェースの別名です。これは <code>interface{} </code>の代わりに使用することができます。 * 新しい宣言済み識別子 <code>comparable</code> は <code>==</code> や <code>!=</code> を使って比較できる全ての型の集合を表すインターフェースです. ジェネリックを使った実験的なパッケージが3つあり、便利かもしれません。これらのパッケージは x/exp リポジトリにあります。これらのパッケージの API は Go 1 の保証の対象外であり、ジェネリックの経験を積むにつれて変更される可能性があります。 ;golang.org/x/exp/constraints :<code>constraints.Ordered</code>のようなジェネリックコードに便利な制約です。 ;golang.org/x/exp/slices :任意の要素タイプのスライス上で操作するジェネリック関数のコレクションです。 ;golang.org/x/exp/maps :任意のキーや要素タイプのマップ上で操作するジェネリック関数のコレクションです。 ---- Go 1.18は、言語、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリに変更があり、互換性が保たれている。最大の変更点は、ジェネリックスの導入である。ジェネリックスはバックワード互換性があるが、実際に多くの人が書き、使用して初めて本番環境で十分にテストされる。ジェネリックスの使用は推奨されるが、本番環境で使用する場合は注意が必要である。ジェネリックスにはいくつかの制限があるが、これらは将来的に改善される可能性がある。これらの変更により、Goエコシステム全体に影響があり、完全なサポートには時間がかかるだろう。 === Go 1.17 === Go 1.17が、2021年8月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.17 | title = Go 1.17 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2021/08/16 | accessdate = 2023-03-06 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.17 | title = Go 1.17 is released! - The Go Programming Language | date = 2021/08/16 | accessdate = 2023-03-06 }}</ref>。 Go 1.17は、ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリの実装の変更が中心で、ほとんどの変更は互換性が維持されています。言語自体には3つの小さな強化があり、スライスから配列ポインタへの変換、unsafe.Add、unsafe.Sliceが追加されました。このうち、スライスから配列ポインタへの変換が実行時にpanicを引き起こす場合があるため、タイプ変換が実行時にpanicを引き起こす可能性があることを考慮する必要があります。新しいプログラムを書く場合も、以前と同様に、unsafe.Pointerの安全ルールに従う必要があります。 === Go 1.16 === Go 1.16が、2021年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.16 | title = Go 1.16 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2021/02/16 | accessdate = 2023-03-06 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.16 | title = Go 1.16 is released! - The Go Programming Language | date = 2021/02/16 | accessdate = 2023-03-06 }}</ref>。 Go 1.16では、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリの実装が変更されています。Go 1の互換性を維持しながら、ほとんどのプログラムが従来通りにコンパイルおよび実行できるようになっています。言語には変更はありません。 === Go 1.15 === Go 1.15が、2020年8月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.15 | title = Go 1.15 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2020/08/11 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.15 | title = Go 1.15 is released! - The Go Programming Language | date = 2020/08/11 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref>。 Go 1.15では、リンカーの大幅な改良、高いコア数での小規模オブジェクトの割り当ての改善、X.509 CommonNameの非推奨化、そして新しい埋め込みtzdataパッケージの追加が含まれています。 === Go 1.14 === Go 1.14が、2020年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.14 | title = Go 1.14 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2020/02/25 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.14 | title = Go 1.14 is released! - The Go Programming Language | date = 2020/02/25 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref>。 Go 1.14では、オーバーラップするインターフェースの提案により、埋め込まれたインターフェースで同じ名前とシグネチャを持つメソッドを許可するようになりました。しかし、インターフェース内で宣言されたメソッドは以前と同様にユニークである必要があります。 === Go 1.13 === Go 1.13が、2019年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.13 | title = Go 1.13 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2019/09/03 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.13 | title = Go 1.13 is released! - The Go Programming Language | date = 2019/09/03 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref>。 Go 1.13では、数字リテラルの接頭辞が変更され、バイナリ整数、8進数整数、16進数浮動小数点数、虚数リテラル、数字区切りが使用できるようになりました。さらに、符号付きシフトカウントの制限が撤廃され、制限がなくなりました。これらの変更は、コンパイラの変更によって実現されました。Go 1.13を使用するには、go.modファイルで言語バージョンを指定する必要があります。 === Go 1.12 === Go 1.12が、2019年2月にリリースされました<ref>{{cite book | url = https://go.dev/doc/go1.12 | title = Go 1.12 Release Notes - The Go Programming Language | date = 2019/02/25 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref><ref>{{cite book | url = https://go.dev/blog/go1.12 | title = Go 1.12 is released! - The Go Programming Language | date = 2019/02/25 | accessdate = 2023-03-12 }}</ref>。 Go 1.12では、ツールチェーン、ランタイム、ライブラリの実装が変更されています。Go 1の互換性を維持しながら、ほとんどのプログラムが従来通りにコンパイルおよび実行できるようになっています。言語には変更はありません。 ==脚註 == <references /> == 参考文献 == *{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec | title = The Go Programming Language Specification | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }} **{{cite book | url = https://hiwane.github.io/gospec-ja/ | title = Go プログラミング言語仕様 | date = 2021/02/10 }} == 外部リンク == {{Wikipedia|Go (プログラミング言語)|Go}} {{Wikiversity|Topic:Go|Go}} * [https://golang.org/ The Go Programming Language] - 公式サイト * [https://play.golang.org/ The Go Playground] {{DEFAULTSORT:GO}} [[カテゴリ:Go|*]] [[Category:プログラミング言語]] {{NDC|007.64}}
2020-06-11T01:17:09Z
2024-02-10T22:24:08Z
[ "テンプレート:---", "テンプレート:Cite book", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Wikiversity", "テンプレート:NDC", "テンプレート:Pathnav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go
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Go/文法の概要
Goでは、ソースファイルの冒頭に package 文があります。これに続いて import 文があります。 プログラムの開始点は、エントリーポイントと呼ばれます。 Goでは、エントリーポイントは「main パッケージの main関数」と決まっています。 関数は、プログラム内で再利用可能なコードのブロックを表します。 Goは静的型付けのプログラミング言語であり、変数を使用する前に必ず宣言する必要があります。Goの変数には、以下のような特徴があります。 Goにおける定数は、実行時に変更できない値のことを指します。変数と異なり、定数は宣言時に初期化する必要があります。 定数の宣言には const キーワードを使用します。定数の命名規則は変数と同様で、アルファベットまたはアンダースコアで始まり、その後に数字や文字列を含むことができます。 import, var, const の宣言は ( ) でグループ化できます。 Go言語には、以下のような演算子があります。 算術演算子は、数値型の値の加算、減算、乗算、除算、剰余を行います。 比較演算子は、二つの値の比較を行い、真偽値を返します。 論理演算子は、論理値のAND、OR、NOT演算を行います。 ビット演算子は、整数型の値のビット毎のAND、OR、XOR、左シフト、右シフト、ビットクリア演算を行います。 代入演算子は、左辺の変数に右辺の値を代入し、その後演算を行います。 また、Goには以下のような演算子もあります。 アドレス演算子は、変数のアドレスを取得します。 ポインタ演算子は、ポインタの指す先の値を参照します。 参照演算子は、構造体やインターフェイスのメンバーにアクセスするために使用します。 これらの演算子を組み合わせることで、複雑な演算が可能になります。 Goの構文要素には文・式・演算子があり、代入は文に分類されます。C言語系の言語では代入は式に分類されますが、Goでは異なります。 代入が文であることにより、a = b = 42; の様な代入はできず、if文などの構造構文の条件式で代入はできません。 このことで、右結合であるか左結合であるかへの配慮を必要とする状況を劇的に少なくなりました。 C言語系のプログラムには、n++ という構文があります。これは、変数nに1を足すことを表します。C言語系の言語では、この構文は式として扱われますが、Go言語では文として扱われます。 Go言語のインクリメント文は、後置インクリメントのみが存在します。これは、変数に1を足すことを意味します。式ではないため、インクリメントと値の参照の順序について心配する必要はありません。 Go言語でインクリメントを行う方法は、C言語系のプログラムと似ていますが、細かい点では異なる点があります。これらの違いを理解して、Go言語を使用する際には注意してコードを書く必要があります。 選択文には、if文とswitch文とselect文があります。 これだけだと「C言語と同じアレか」と思われるでしょうが、Goでは、 のように条件式を囲むカッコが要らず { } が必須です(擬似コードではなく、動くプログラムの一部です)。また、 のように、条件式の前に「単純な文」を置くことができ、とりわけ上の例のように「短い変数宣言」で宣言された変数はif文スコープになります。 Goの反復文はfor文だけです。これもC言語とは異なる文法で このように、Goの構文や意味論はC言語やC++、あるいはJavaとは大きく異なるため、ユーザーには事前にC言語などの知識が必要ありません。逆に、C言語ファミリーのプログラマーは、同じキーワードが別の意味を持つことが多く、常にその違いを意識する必要があるため、転換教育には頭の切り替えが必要です。 一方、JavaScriptなどのスクリプト言語の経験者は、自動的にセミコロンが挿入されるなど、馴染みの深い文法機能に親近感を持つかもしれません(JSからC/C++への転換教育では、このような機能が1つの大きなハードルになることがあります)。 構文は異なるものの、制約のある文法という点では、PythonとGoは近いものがあります。 は また、Goには三項演算子 a ? b : c もありません。 このように、同じロジックを書くと大きな差異を生じないよう慎重に言語設計がなされています。 Go言語には、オブジェクト指向言語におけるクラス概念がありませんが、型に対してメソッドを定義することができます。具体的には、構造体を定義してその構造体に関数を紐付けることで、メソッドを定義することができます。 つぎの例では、 Abs メソッドは cmplx という名前の Complex 型のレシーバを持つことを意味しています。 また、Goはインターフェース型を持ちます。インターフェース型はインターフェース (interface) と呼ばれるメソッド集合を指定する機能で、クラス階層における継承の機能を受け持ちます(アプローチは全く異なります)。 また、入れ子の構造体の入れ子側の構造体(埋め込み構造体)のフィールドは、埋め込み親のフィールドの構文で参照できるので、継承的な使い勝手を提供します。 インターフェースの例として、以下のような Shape インターフェースを定義し、Rectangle 構造体と Circle 構造体に Shape インターフェースを実装する例を示します。 また、埋め込み構造体の例として、以下のような Person 構造体と Employee 構造体を定義し、Employee 構造体に Person 構造体を埋め込む例を示します。 Employee 構造体に Person 構造体を埋め込むことで、Employee 構造体は Person 構造体のフィールドにアクセスできるようになります。Introduce メソッドは Person 構造体のメソッドであるため、Employee 構造体でも使用できます。 Goでは、 // から行末までがコメントになります。 また、/*と*/で複数行に渡るコメントを書くこともできます。 Go Doc Comment は、パッケージ、変数、関数、メソッドなどの説明を記述するコメントです。これらのコメントは godoc ツールによって抽出され、Goのドキュメントを生成するために使用されます。 Go Doc Comment は、// または /* */ のいずれかで記述できます。// を使用する場合は、コメントを上に書き、/* */ を使用する場合は、コメントを左側に書きます。 以下は、パッケージと関数の Go Doc Comment の例です。 Go Doc Comment には、以下のようなルールがあります。 Go Doc Comment は、パッケージのドキュメントを生成するために非常に重要な役割を果たします。適切な Go Doc Comment を書くことで、他の開発者があなたのコードを理解しやすくなり、また、ドキュメントを参照することで、コードの使い方を学ぶことができます。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Goでは、ソースファイルの冒頭に package 文があります。これに続いて import 文があります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "プログラムの開始点は、エントリーポイントと呼ばれます。 Goでは、エントリーポイントは「main パッケージの main関数」と決まっています。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "関数は、プログラム内で再利用可能なコードのブロックを表します。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "Goは静的型付けのプログラミング言語であり、変数を使用する前に必ず宣言する必要があります。Goの変数には、以下のような特徴があります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Goにおける定数は、実行時に変更できない値のことを指します。変数と異なり、定数は宣言時に初期化する必要があります。 定数の宣言には const キーワードを使用します。定数の命名規則は変数と同様で、アルファベットまたはアンダースコアで始まり、その後に数字や文字列を含むことができます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "import, var, const の宣言は ( ) でグループ化できます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "Go言語には、以下のような演算子があります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "算術演算子は、数値型の値の加算、減算、乗算、除算、剰余を行います。 比較演算子は、二つの値の比較を行い、真偽値を返します。 論理演算子は、論理値のAND、OR、NOT演算を行います。 ビット演算子は、整数型の値のビット毎のAND、OR、XOR、左シフト、右シフト、ビットクリア演算を行います。 代入演算子は、左辺の変数に右辺の値を代入し、その後演算を行います。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "また、Goには以下のような演算子もあります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "アドレス演算子は、変数のアドレスを取得します。 ポインタ演算子は、ポインタの指す先の値を参照します。 参照演算子は、構造体やインターフェイスのメンバーにアクセスするために使用します。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "これらの演算子を組み合わせることで、複雑な演算が可能になります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "Goの構文要素には文・式・演算子があり、代入は文に分類されます。C言語系の言語では代入は式に分類されますが、Goでは異なります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "代入が文であることにより、a = b = 42; の様な代入はできず、if文などの構造構文の条件式で代入はできません。 このことで、右結合であるか左結合であるかへの配慮を必要とする状況を劇的に少なくなりました。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "C言語系のプログラムには、n++ という構文があります。これは、変数nに1を足すことを表します。C言語系の言語では、この構文は式として扱われますが、Go言語では文として扱われます。 Go言語のインクリメント文は、後置インクリメントのみが存在します。これは、変数に1を足すことを意味します。式ではないため、インクリメントと値の参照の順序について心配する必要はありません。 Go言語でインクリメントを行う方法は、C言語系のプログラムと似ていますが、細かい点では異なる点があります。これらの違いを理解して、Go言語を使用する際には注意してコードを書く必要があります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "選択文には、if文とswitch文とselect文があります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "これだけだと「C言語と同じアレか」と思われるでしょうが、Goでは、", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "のように条件式を囲むカッコが要らず { } が必須です(擬似コードではなく、動くプログラムの一部です)。また、", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "のように、条件式の前に「単純な文」を置くことができ、とりわけ上の例のように「短い変数宣言」で宣言された変数はif文スコープになります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "Goの反復文はfor文だけです。これもC言語とは異なる文法で", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "このように、Goの構文や意味論はC言語やC++、あるいはJavaとは大きく異なるため、ユーザーには事前にC言語などの知識が必要ありません。逆に、C言語ファミリーのプログラマーは、同じキーワードが別の意味を持つことが多く、常にその違いを意識する必要があるため、転換教育には頭の切り替えが必要です。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "一方、JavaScriptなどのスクリプト言語の経験者は、自動的にセミコロンが挿入されるなど、馴染みの深い文法機能に親近感を持つかもしれません(JSからC/C++への転換教育では、このような機能が1つの大きなハードルになることがあります)。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "構文は異なるものの、制約のある文法という点では、PythonとGoは近いものがあります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "は", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "また、Goには三項演算子 a ? b : c もありません。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "このように、同じロジックを書くと大きな差異を生じないよう慎重に言語設計がなされています。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "Go言語には、オブジェクト指向言語におけるクラス概念がありませんが、型に対してメソッドを定義することができます。具体的には、構造体を定義してその構造体に関数を紐付けることで、メソッドを定義することができます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "つぎの例では、 Abs メソッドは cmplx という名前の Complex 型のレシーバを持つことを意味しています。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "また、Goはインターフェース型を持ちます。インターフェース型はインターフェース (interface) と呼ばれるメソッド集合を指定する機能で、クラス階層における継承の機能を受け持ちます(アプローチは全く異なります)。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "また、入れ子の構造体の入れ子側の構造体(埋め込み構造体)のフィールドは、埋め込み親のフィールドの構文で参照できるので、継承的な使い勝手を提供します。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "インターフェースの例として、以下のような Shape インターフェースを定義し、Rectangle 構造体と Circle 構造体に Shape インターフェースを実装する例を示します。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "また、埋め込み構造体の例として、以下のような Person 構造体と Employee 構造体を定義し、Employee 構造体に Person 構造体を埋め込む例を示します。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "Employee 構造体に Person 構造体を埋め込むことで、Employee 構造体は Person 構造体のフィールドにアクセスできるようになります。Introduce メソッドは Person 構造体のメソッドであるため、Employee 構造体でも使用できます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "Goでは、 // から行末までがコメントになります。 また、/*と*/で複数行に渡るコメントを書くこともできます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "Go Doc Comment は、パッケージ、変数、関数、メソッドなどの説明を記述するコメントです。これらのコメントは godoc ツールによって抽出され、Goのドキュメントを生成するために使用されます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "Go Doc Comment は、// または /* */ のいずれかで記述できます。// を使用する場合は、コメントを上に書き、/* */ を使用する場合は、コメントを左側に書きます。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "以下は、パッケージと関数の Go Doc Comment の例です。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "Go Doc Comment には、以下のようなルールがあります。", "title": "Hello World" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "Go Doc Comment は、パッケージのドキュメントを生成するために非常に重要な役割を果たします。適切な Go Doc Comment を書くことで、他の開発者があなたのコードを理解しやすくなり、また、ドキュメントを参照することで、コードの使い方を学ぶことができます。", "title": "Hello World" } ]
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{{Nav}} = 文法の概要 = == Hello World == ;[https://paiza.io/projects/GfcBh0hMYX1nrXOk45L2_g?language=go コード例]:<syntaxhighlight lang="go" line> package main import "fmt" func main() { fmt.Println("Hello, World") } </syntaxhighlight> == 文法のあらまし == === ソースファイルのトップレベルの構造 === Goでは、ソースファイルの冒頭に <code>package</code> 文があります。これに続いて <code>import</code> 文があります。 # <code>package</code>文: ファイルの冒頭にあります。 # <code>import</code>文: <code>package</code>文の直後に配置します。複数の <code>import</code> 文がある場合、括弧 <code>()</code> を使用してまとめることができます。 # その他の実装: <code>import</code>文の後に、関数やその他のコードが続きます。 ;例 :<syntaxhighlight lang=go> package main import ( "fmt" "os" ) func main() { fmt.Println("Hello, Go!") os.Exit(0) } </syntaxhighlight> === エントリーポイント === プログラムの開始点は、エントリーポイントと呼ばれます。 Goでは、エントリーポイントは「main パッケージの main関数」と決まっています。 == 関数 == 関数は、プログラム内で再利用可能なコードのブロックを表します。 関数の宣言は <code>func</code> キーワードを使用します。 ; [https://play.golang.org/p/K3NPx1Bbnsa 関数の例] : <syntaxhighlight lang="go" highlight="9" line> package main import "fmt" func main() { fmt.Println(subr(3, 2)) } func subr(x, y int) (int, int) { return x + y, x - y } </syntaxhighlight> ; 実行結果 : <syntaxhighlight lang=text> 5 1 </syntaxhighlight> ; 解説 : <syntaxhighlight lang="go" start=9 line> func subr(x, y int) (int , int) { </syntaxhighlight> : <var>x</var> と <var>y</var> が(int型の)仮パラメーターで、戻値をそれぞれintで返します。 : subrの呼び出しは前方参照となっていますが、Go ではパッケージ内の識別子の参照とその依存関係は宣言などのプログラミング上の負荷なく解決されます。もし循環参照があればコンパイル時に診断されます。 == 変数 == Goは静的型付けのプログラミング言語であり、変数を使用する前に必ず宣言する必要があります。Goの変数には、以下のような特徴があります。 * 変数の宣言方法は、<code>var</code>を使った方法と、短縮形の<code>:=</code>を使った方法があります。 * 変数の型は、明示的に指定することも、型推論によって自動的に決定されることもあります。 * 宣言した変数は、初期値を指定しない場合はゼロ値が自動的に代入されます。数値型のゼロ値は0、文字列型のゼロ値は空文字列、ブーリアン型のゼロ値はfalseです。 * 宣言した変数は、宣言したスコープ内でのみ有効です。関数の外で宣言された変数は、パッケージレベルの変数として扱われます。 * 変数名は、アルファベット、数字、アンダースコアの組み合わせで構成されます。ただし、先頭の文字はアルファベットまたはアンダースコアである必要があります。 * 変数に対して、算術演算や比較演算、論理演算などを行うことができます。 ;[https://play.golang.org/p/azt6UNdI79c 例]:<syntaxhighlight lang="go" highlight="5,6,7,10" line> package main import "fmt" var i int var j int = 42 var k = 69 func main() { a := 2.0 fmt.Println(i, j, k, a) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 0 42 69 2 </syntaxhighlight> ;変数宣言:<syntaxhighlight lang="go" start=5 line> var i int </syntaxhighlight> :のように '''var''' キーワードを使い、C言語系とは語順が違います([[W:Pascal|Pascal]]に近い語順)。 ;初期化を伴った変数宣言:<syntaxhighlight lang="go" start=6 line> var j int = 42 </syntaxhighlight> :変数は、宣言と同時に初期化できます(初期化しない変数の値はゼロ値になります)。 ;型推論:<syntaxhighlight lang="go" start=7 line> var k = 69 </syntaxhighlight> :宣言と同時に初期化した場合、型名を省略できます。その場合の変数の型は初期化した値から型推論<ref>''The Go Programming Language Specificationでは、''型推論(''type inference'')という用語の使用は慎重に避けていて、型なし(''untyped'')という用語が型推論の文脈で多く使われ、例えば 123 のようなリテラルを型なし定数(''untyped constant'')と呼んでいます。</ref>されます。 ;短い変数宣言:<syntaxhighlight lang="go" start=10 line> a := 2.0 </syntaxhighlight> :[[Go/ブロック・宣言とスコープ#短い変数宣言|短い変数宣言]]は関数の中でだけ許されます、この場合の i の型は初期値 123 から int と型推論されます。 : {{code|1=:=}} はPascalの代入を彷彿とさせますが、Goでは関数スコープあるいは制御構文スコープの変数宣言です。 :;C++では:<syntaxhighlight lang="cpp"> auto i = 123; </syntaxhighlight> :のようにキーワード auto を型名の位置に使い型推論を表現しますが、キーワードを増やさないことが特徴の Go では、単に型名を省略したり専用の初期化付宣言構文で表現します。 :また auto がないので戻り値を型推論することはできません。 == 定数 == Goにおける定数は、実行時に変更できない値のことを指します。変数と異なり、定数は宣言時に初期化する必要があります。 定数の宣言には <code>const</code> キーワードを使用します。定数の命名規則は変数と同様で、アルファベットまたはアンダースコアで始まり、その後に数字や文字列を含むことができます。 ;[https://play.golang.org/p/jYUBq2RQ-KS 例]:<syntaxhighlight lang=go line> package main import "fmt" // const i int ← 定数は初期化が必須なのでこれはエラー(ゼロ値とはならない) const j int = 42 const k = 69 const ( zero = iota one two three _ five ) func main() { // const a := 2.0 短い変数宣言で定数は宣言できない fmt.Println(j, k) fmt.Println(zero, one, two, three, five) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 42 69 0 1 2 3 5 </syntaxhighlight> ; 解説 : <code>const j int = 42</code>: 定数<code>j</code>を宣言し、初期値を<code>42</code>に設定しています。 : <code>const k = 69</code>: 定数<code>k</code>を宣言し、初期値を<code>69</code>に設定しています。型が指定されていないため、自動的に型が推定されます。 : <code>const (zero = iota one two three _ five)</code>: <code>iota</code>を使用して、0から始まる連続した値を定義しています。 <code>_</code>はブランク識別子で、使用しない定数を無視するために使用されます。 : <code>fmt.Println(j, k)</code>: 定数<code>j</code>と<code>k</code>を出力しています。 : <code>fmt.Println(zero, one, two, three, five)</code>: 定数<code>zero</code>、<code>one</code>、<code>two</code>、<code>three</code>、および<code>five</code>の値を出力しています。<code>iota</code>により、<code>zero</code>は0、<code>one</code>は1、<code>two</code>は2、<code>three</code>は3、<code>_</code>に対応する値は無視され、<code>five</code>は5となります。 == データ型 == Goでは、変数や関数の戻り値、関数のパラメータなどに対して型を指定する必要があります。 以下に、Goで利用できる主要なデータ型を紹介します。 :<syntaxhighlight lang=go line> // 基本データ型: // // 整数型 (int): 符号付き整数。例: int, int8, int16, int32, int64. var age int age = 25 // 符号なし整数型 (uint): 符号なし整数。例: uint, uint8, uint16, uint32, uint64. var count uint count = 10 // 浮動小数点型 (float): 浮動小数点数。例: float32, float64. var price float64 price = 3.14 // 論理型 (bool): 真偽値。true または false のいずれか。 var isOpen bool isOpen = true // 文字列型 (string): 文字列。 var message string message = "Hello, Go!" // 複合データ型: // // 配列 (Array): 固定長の同じ型の要素を保持するデータ構造。 var numbers [3]int numbers = [3]int{1, 2, 3} // スライス (Slice): 動的なサイズの配列。配列よりも柔軟。 var fruits []string fruits = []string{"apple", "banana", "orange"} // マップ (Map): キーと値のペアを保持するデータ構造。 var ages map[string]int ages = map[string]int{"Alice": 25, "Bob": 30} // 構造体 (Struct): 異なる型のフィールドを組み合わせて定義されたデータ構造。 type Person struct { Name string Age int } var p Person p.Name = "Alice" p.Age = 25 // その他: // // ポインタ (Pointer): メモリ上のアドレスを保持する変数。 var x int var ptr *int ptr = &x // 関数型 (Function): 関数を変数に代入したり、関数を返すことができる。 var add func(int, int) int add = func(a, b int) int { return a + b } </syntaxhighlight> === 型推論 === Goでは、型推論がサポートされており、変数の型をコンパイラが自動的に推測することができます。型推論を使用すると、冗長な型宣言を省略し、コードを簡潔にすることができます。 ただし、パッケージのトップレベルの変数では型推論出来ません。 以下は型推論の例です: :<syntaxhighlight lang=go line> // 基本データ型: // // 整数型 (int): 符号付き整数。例: int, int8, int16, int32, int64. age := 25 // 符号なし整数型 (uint): 符号なし整数。例: uint, uint8, uint16, uint32, uint64. count := uint(10) // 浮動小数点型 (float): 浮動小数点数。例: float32, float64. price := 3.14 // 論理型 (bool): 真偽値。true または false のいずれか。 isOpen := true // 文字列型 (string): 文字列。 message := "Hello, Go!" // 複合データ型: // // 配列 (Array): 固定長の同じ型の要素を保持するデータ構造。 numbers := [3]int{1, 2, 3} // スライス (Slice): 動的なサイズの配列。配列よりも柔軟。 fruits := []string{"apple", "banana", "orange"} // マップ (Map): キーと値のペアを保持するデータ構造。 ages := map[string]int{"Alice": 25, "Bob": 30} // 構造体 (Struct): 異なる型のフィールドを組み合わせて定義されたデータ構造。 type Person struct { Name string Age int } p := Person{Name: "Alice", Age: 25} // その他: // // ポインタ (Pointer): メモリ上のアドレスを保持する変数。 x := 0 ptr := &x // 関数型 (Function): 関数を変数に代入したり、関数を返すことができる。 add := func(a, b int) int { return a + b } </syntaxhighlight> 上記のコードでは、変数の型を明示的に宣言せずに、初期値から型が推論されています。型推論を利用することで、冗長な型宣言を省略し、コードの記述量を減らすことができます。 == グループ化 == {{code|import}}, {{code|var}}, {{code|const}} の宣言は {{code|(}} {{code|)}} でグループ化できます。 ;[https://play.golang.org/p/mX5TOG1ZOF- 例]:<syntaxhighlight lang="go" line> package main import ( "fmt" "math" ) var ( f float64 i int ) const ( PI_2 = math.Pi / 2 PI_4 = math.Pi / 4 ) func main() { fmt.Println(f, i, PI_2, PI_4) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 0 0 1.5707963267948966 0.7853981633974483 </syntaxhighlight> == 演算子 == Go言語には、以下のような演算子があります。 * 算術演算子: <code>+</code>, <code>-</code>, <code>*</code>, <code>/</code>, <code>%</code> * 比較演算子: <code>==</code>, <code>!=</code>, <code><</code>, <code><=</code>, <code>></code>, <code>>=</code> * 論理演算子: <code>&&</code>, <code>||</code>, <code>!</code> * ビット演算子: <code>&</code>, <code>|</code>, <code>^</code>, <code><<</code>, <code>>></code>, <code>&^</code> * 代入演算子: <code>=</code>, <code>+=</code>, <code>-=</code>, <code>*=</code>, <code>/=</code>, <code>%=</code>, <code><<=</code>, <code>>>=</code>, <code>&=</code>, <code>|=</code>, <code>^=</code>, <code>&^=</code> 算術演算子は、数値型の値の加算、減算、乗算、除算、剰余を行います。 比較演算子は、二つの値の比較を行い、真偽値を返します。 論理演算子は、論理値のAND、OR、NOT演算を行います。 ビット演算子は、整数型の値のビット毎のAND、OR、XOR、左シフト、右シフト、ビットクリア演算を行います。 代入演算子は、左辺の変数に右辺の値を代入し、その後演算を行います。 また、Goには以下のような演算子もあります。 * アドレス演算子: <code>&</code> * ポインタ演算子: <code>*</code> * 参照演算子: <code>.</code> アドレス演算子は、変数のアドレスを取得します。 ポインタ演算子は、ポインタの指す先の値を参照します。 参照演算子は、構造体やインターフェイスのメンバーにアクセスするために使用します。 これらの演算子を組み合わせることで、複雑な演算が可能になります。 ;[https://play.golang.org/p/EPK8h9q9qVK 演算子の例]:<syntaxhighlight lang="go"> package main import "fmt" func main() { a, b, c := 42, 12, 3 t, f := true, false /* 単項演算子 */ fmt.Println(+c) // 単項プラス fmt.Println(-c) // 単項マイナス fmt.Println(^c) // ビット反転(C言語系の ~ ではなく ^) fmt.Println(!t) // 論理否定 /* 二項演算子 */ fmt.Println(a * b) // 乗算 fmt.Println(a / b) // 除算 fmt.Println(a % b) // 剰余 fmt.Println(a << c) // 左シフト fmt.Println(a >> c) // 右シフト fmt.Println(a & c) // ビットごとの論理積 fmt.Println(a &^ c) // ビットクリア( &^ でトークン) fmt.Println(a & ^c) // ビットクリア(これとおなじ) fmt.Println(a + c) // 加算 fmt.Println(a - c) // 減算 fmt.Println(a | c) // ビットごとの論理和 fmt.Println(a ^ c) // ビットごとの排他的論理和 fmt.Println(a == b) // 一致 fmt.Println(a != b) // 不一致 fmt.Println(a < b) // より小 fmt.Println(a <= b) // より小または一致 fmt.Println(a > b) // より大 fmt.Println(a >= b) // より大または一致 fmt.Println(t && f) // 論理積(短絡評価あり) fmt.Println(t || f) // 論理和(短絡評価あり) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 3 -3 -4 false 504 3 6 336 5 2 40 40 45 39 43 41 false true false false true true false true </syntaxhighlight> * [[#代入|代入]]は、演算子ではなく文です。 * インクリメントおよびデクリメントは、演算子ではなく文です。 * Goには三項演算子(条件演算子; 式 ? 値1 : 値2 )はありません。 * 冪乗演算子もないので、Goでは結合方向(同じ優先度の二項演算子が続いた場合の評価順序)は左からです。 == 代入 == Goの構文要素には文・式・演算子があり、代入は文に分類されます。C言語系の言語では代入は式に分類されますが、Goでは異なります。 代入が文であることにより、{{code|1=a = b = 42;}} の様な代入はできず、if文などの構造構文の条件式で代入はできません。 このことで、右結合であるか左結合であるかへの配慮を必要とする状況を劇的に少なくなりました。 ;[https://play.golang.org/p/VZxaH9yQ3qJ 代入の例]:<syntaxhighlight lang="go"> package main import "fmt" func main() { x, y := 42, 123 // 2つの変数を宣言し型なしの定数で初期化 fmt.Println("x =", x) fmt.Println("y =", y) // x = y = 10 ・・・ Go では(代入は文なので)は構文エラー x, y = y, x // Go では多重代入が可能 fmt.Println("x =", x) fmt.Println("y =", y) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 42 y = 123 x = 123 y = 42 </syntaxhighlight> ;解説 :このコードでは、2つの変数 <code>x</code> と <code>y</code> を宣言して、それぞれを <code>42</code> と <code>123</code> で初期化します。<code>:=</code>演算子を使用して宣言された変数は型が自動的に決定され、Goの仕様に基づいて、初期値から型が推論されます。 <code>fmt.Println</code>関数を使用して、<code>x</code>と<code>y</code>の値を出力します。 :次に、変数 <code>x</code>と<code>y</code>の値を交換するために、<code>x, y = y, x</code> を実行します。この多重代入文では、右側の値の評価が左側の変数に対して代入されます。つまり、<code>y</code>の値が<code>x</code>に代入され、<code>x</code>の値が<code>y</code>に代入されます。このような多重代入は、一時変数を使用せずに値を交換するために便利です。 :最後に、交換後の<code>x</code>と<code>y</code>の値を再度出力します。 == インクリメント・デクリメント == C言語系のプログラムには、n++ という構文があります。これは、変数nに1を足すことを表します。C言語系の言語では、この構文は式として扱われますが、Go言語では文として扱われます。 Go言語のインクリメント文は、後置インクリメントのみが存在します。これは、変数に1を足すことを意味します。式ではないため、インクリメントと値の参照の順序について心配する必要はありません。 Go言語でインクリメントを行う方法は、C言語系のプログラムと似ていますが、細かい点では異なる点があります。これらの違いを理解して、Go言語を使用する際には注意してコードを書く必要があります。 ;[https://play.golang.org/p/x90ntiwmUrs インクリメント・デクリメントの例]:<syntaxhighlight lang="go"> package main import "fmt" func main() { x, y := 42, 123 // 2つの変数を宣言し型なしの定数で初期化 fmt.Println("x =", x) fmt.Println("y =", y) // x = y++  ・・・ Go ではインクリメントは文なので構文エラー x++ // ++y インクリメントは後置のみ y-- fmt.Println("x =", x) fmt.Println("y =", y) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = 42 y = 123 x = 43 y = 122 </syntaxhighlight> == 構造構文 == === 選択文 === '''選択文'''には、[[Go/文#If文|if文]]と[[Go/文#Switch文|switch文]]と[[Go/文#Select文|select文]]があります。 ==== if文 ==== これだけだと「C言語と同じアレか」と思われるでしょうが、Goでは、 ;if文:<syntaxhighlight lang="go"> if x > max { max = x } </syntaxhighlight> のように条件式を囲むカッコが要らず { } が必須です(擬似コードではなく、動くプログラムの一部です)。また、 ;if文スコープの変数:<syntaxhighlight lang="go"> if x := f(); x < y { return -1 } else if x > y { return +1 } else { return 0 } </syntaxhighlight> のように、条件式の前に「単純な文」を置くことができ、とりわけ上の例のように「短い変数宣言」で宣言された変数はif文スコープになります。 {{コラム|懸垂else問題|2= C言語のような、if分に(ブロック { ... } だけではなく)単文を許す言語では :<syntaxhighlight lang=C> if (a) if (b) x(); else // ← 懸垂else y(); </syntaxhighlight> :は、実際には :<syntaxhighlight lang=C> if (a) { if (b) { x(); } else { y(); } } </syntaxhighlight> とelseは最寄りのifと結合します。 Goでは、{ … } を必須とし懸垂else問題を回避し、if文スコープの変数と単文の組合わせの座りの悪さ<ref>C++のAT&T2.0ではfor文で宣言された変数のスコープはfor文の外でしたがANSIC++ではfor文の中になりました。それはそれで問題ないのですが、for文の本体は複文だけでなく短文も許すので一見するとスコープがわかりにくいと不評です。for文で変数を宣言できる仕様はC言語にもそのままバックポートされたので、現在ではC言語のfor文もスコープ(とシャドーイング)に注意が必要です。Goのfor文はif文同様 { … } が必須なのでfor文×短文のややこしさはありません。</ref>を回避するとともに、"if" と "{" に条件式(とオプショナルな単純な文)があると決め打ちできるので構文解析の簡素化に役立っています。 }} ==== switch文 ==== ;switch文:<syntaxhighlight lang="go" line> switch oct { default: error() case 0, 2, 4, 6: even() case 1, 3, 5, 7: odd() } switch x := f(); { // 条件式は省略されると true とみなす。この場合 ; は必須。 case x < 0: return -x default: return x } switch { case x < y: lt() case x > y: gt() case x == y: eq() } </syntaxhighlight> : C言語と異なり、case節の式は定数式でなくても構いません。 : if文と同じ様に条件式のカッコは不要で、条件式の前に「単純な文」を書けます(必須ではありません)。 : 条件式は省略可能で、省略すると true が仮定されます。 : また [[Go/文#Break文|break]] するのが標準動作で、次のcase節に対応する文に処理を継続する場合は、[[Go/文#Fallthrough文|fallthrough文]] を使います。 === 反復文 === Goの'''反復文'''はfor文だけです。これもC言語とは異なる文法で ;for文:<syntaxhighlight lang="go"> for a < b { // C言語の while文 に相当しますが、やはり条件式にカッコは不要です a *= 2 } for i := 0; i < 10; i++ { // ここでも :=を使った短い変数宣言 f(i) } for { // C言語の for (;;) あるいは while(1) ⇒ 無限ループ f2(i) } var a [10]string for i, s := range a { // range句は Go独特 // i の型は int // s の型は string // s == a[i] g(i, s) } for _, s := range a { // range句は Go独特 // インデックスが不要なら、 _ に置きかえる // s の型は string // s == a[i] h(s) } </syntaxhighlight> : rangeは、stringの他、配列・スライス・マップ・チャンネルとも組合わせることができます。 == 小まとめ == このように、Goの構文や意味論はC言語やC++、あるいはJavaとは大きく異なるため、ユーザーには事前にC言語などの知識が必要ありません。逆に、C言語ファミリーのプログラマーは、同じキーワードが別の意味を持つことが多く、常にその違いを意識する必要があるため、転換教育には頭の切り替えが必要です。 一方、JavaScriptなどのスクリプト言語の経験者は、自動的にセミコロンが挿入されるなど、馴染みの深い文法機能に親近感を持つかもしれません(JSからC/C++への転換教育では、このような機能が1つの大きなハードルになることがあります)。 構文は異なるものの、制約のある文法という点では、PythonとGoは近いものがあります。 ;else節を伴ったif文:<syntaxhighlight lang="go" highlight=3 line> if x < 0 { fmt.Println("マイナス") } else { fmt.Println("プラス") } </syntaxhighlight> は ;elseの前では改行できない:<syntaxhighlight lang="go" highlight="3-4" line> if x < 0 { fmt.Println("マイナス") } else { fmt.Println("プラス") } </syntaxhighlight> : とelseの前で改行すると :<syntaxhighlight lang=text> ./prog.go:11:3: syntax error: unexpected else, expecting } </syntaxhighlight> : の様に文法的に違法となります(改行すると、; が自動挿入されます)。 : また if の行末の { の前も改行不能です(改行すると、やはり ; が自動挿入されます)。 また、Goには三項演算子 <syntaxhighlight lang=c inline> a ? b : c </syntaxhighlight> もありません。 このように、同じロジックを書くと大きな差異を生じないよう慎重に言語設計がなされています。 == クラスはないがメソッドはある == Go言語には、オブジェクト指向言語におけるクラス概念がありませんが、型に対してメソッドを定義することができます。具体的には、構造体を定義してその構造体に関数を紐付けることで、メソッドを定義することができます。 つぎの例では、 Abs メソッドは cmplx という名前の Complex 型のレシーバを持つことを意味しています。 ;[https://go.dev/play/p/KuB3DbtVPIO メソッドの例]:<syntaxhighlight lang=go> // main パッケージは Go メソッドをデモンストレーションするためのシンプルな例を提供します。 package main import ( "fmt" "math" ) // Complex は実部と虚部を持つ複素数を表す構造体です。 type Complex struct { Real, Imag float64 } // Abs は複素数の絶対値(大きさ)を返します。 func (c Complex) Abs() float64 { return math.Hypot(c.Real, c.Imag) } func main() { // Complex 構造体を使った例 c := Complex{3, 4} fmt.Println(c.Abs()) // 絶対値を表示します。 } </syntaxhighlight> また、Goはインターフェース型を持ちます。インターフェース型はインターフェース (interface) と呼ばれるメソッド集合を指定する機能で、クラス階層における継承の機能を受け持ちます(アプローチは全く異なります)。<!-- Unixのディバイスドライバーの先頭にあるテーブルを彷彿とさせます。--> また、入れ子の構造体の入れ子側の構造体(埋め込み構造体)のフィールドは、埋め込み親のフィールドの構文で参照できるので、継承的な使い勝手を提供します。 インターフェースの例として、以下のような <code>Shape</code> インターフェースを定義し、<code>Rectangle</code> 構造体と <code>Circle</code> 構造体に <code>Shape</code> インターフェースを実装する例を示します。 :<syntaxhighlight lang=go> package main import ( "fmt" "math" ) // Shape インターフェースは、面積と周囲長を計算するメソッドを持つ図形を表します。 type Shape interface { Area() float64 // 面積を計算するメソッド Perimeter() float64 // 周囲長を計算するメソッド } // Rectangle 構造体は、幅と高さを持つ長方形を表します。 type Rectangle struct { Width, Height float64 // 幅と高さ } // Area メソッドは、長方形の面積を計算します。 func (r Rectangle) Area() float64 { return r.Width * r.Height } // Perimeter メソッドは、長方形の周囲長を計算します。 func (r Rectangle) Perimeter() float64 { return 2*r.Width + 2*r.Height } // Circle 構造体は、半径を持つ円を表します。 type Circle struct { Radius float64 // 半径 } // Area メソッドは、円の面積を計算します。 func (c Circle) Area() float64 { return math.Pi * c.Radius * c.Radius } // Perimeter メソッドは、円の周囲長を計算します。 func (c Circle) Perimeter() float64 { return 2 * math.Pi * c.Radius } func main() { r := Rectangle{Width: 3, Height: 4} c := Circle{Radius: 5} shapes := []Shape{r, c} for _, shape := range shapes { fmt.Printf("Area: %f, Perimeter: %f\n", shape.Area(), shape.Perimeter()) } } </syntaxhighlight> また、埋め込み構造体の例として、以下のような <code>Person</code> 構造体と <code>Employee</code> 構造体を定義し、<code>Employee</code> 構造体に <code>Person</code> 構造体を埋め込む例を示します。 :<syntaxhighlight lang=go> package main import "fmt" // Person は人を表す構造体です。 type Person struct { Name string // 名前 Age int // 年齢 } // Introduce は自己紹介するメソッドです。 func (p Person) Introduce() { fmt.Printf("My name is %s, and I'm %d years old.\n", p.Name, p.Age) } // Employee は従業員を表す構造体です。 type Employee struct { Person // 埋め込みにより、Person型のフィールドが継承されます。 Department string // 部署 } func main() { // Employee型の変数を初期化します。 e := Employee{Person{Name: "Alice", Age: 25}, "Sales"} // 自己紹介をします。 e.Introduce() // 部署名を表示します。 fmt.Printf("I work in the %s department.\n", e.Department) } </syntaxhighlight> <code>Employee</code> 構造体に <code>Person</code> 構造体を埋め込むことで、<code>Employee</code> 構造体は <code>Person</code> 構造体のフィールドにアクセスできるようになります。<code>Introduce</code> メソッドは <code>Person</code> 構造体のメソッドであるため、<code>Employee</code> 構造体でも使用できます。 <!-- Goの設計を行っているロブ・パイクとケン・トンプソンは、Unix/C/C++の総本山ベル研究所の出身であるにもかかわらず、C++どころかC言語とも違う構文を採用したのは興味深いです。--> == 型パラメータ == 型パラメータ(Type Parameter)は、プログラムで使われる型を抽象化し、柔軟性をもたせるための概念です。型パラメータを使用することで、特定の型に依存しない、汎用的なコードを記述することができます。これにより、同じロジックを異なる型に対して再利用できるようになります。 具体的なプログラミング言語やコンセプトによっては、ジェネリクス(Generics)や型引数(Type Arguments)とも呼ばれることがあります。Go言語では、ジェネリクスのサポートが追加され、その際に型パラメータの概念が導入されました。 型パラメータを使用して、任意の数型を複素数にできるように修正した例を以下に示します。 :<syntaxhighlight lang=go> // main パッケージは Go メソッドをデモンストレーションするためのシンプルな例を提供します。 package main import ( "fmt" "math" ) // Complex は実部と虚部を持つ複素数を表す構造体です。 type Complex[T Number] struct { Real, Imag T } // Number は数値型のためのインターフェースです。 type Number interface { ~int | ~int32 | ~int64 | ~float32 | ~float64 } // Abs は複素数の絶対値(大きさ)を返します。 func (c Complex[T]) Abs() float64 { // float64 への型変換を行います。 return math.Hypot(float64(c.Real), float64(c.Imag)) } func main() { // Complex 構造体を使った例 c := Complex[int]{3, 4} fmt.Println(c.Abs()) // 絶対値を表示します。 // 別の数値型を使用した例 d := Complex[float64]{1.5, 2.5} fmt.Println(d.Abs()) // 絶対値を表示します。 } </syntaxhighlight> 型パラメータを使用して、<code>Complex</code> 構造体が任意の数値型を受け入れるようにしました。<code>Number</code> インターフェースには <code>int</code> および <code>float</code> の具体的な型が指定されており、これにより特定の数値型に制約を与えています。<code>Complex</code> 構造体の型パラメータ <code>T</code> は <code>Number</code> インターフェースを満たす必要があり、この仕組みにより異なる数値型が <code>Complex</code> 構造体で利用できます。 == コメント == Goでは、<code> // </code>から行末までがコメントになります。 また、<code>/*</code>と<code>*/</code>で複数行に渡るコメントを書くこともできます。 == Go Doc コメント == Go Doc Comment は、パッケージ、変数、関数、メソッドなどの説明を記述するコメントです。これらのコメントは <code>godoc</code> ツールによって抽出され、Goのドキュメントを生成するために使用されます。 Go Doc Comment は、<code>//</code> または <code>/* */</code> のいずれかで記述できます。<code>//</code> を使用する場合は、コメントを上に書き、<code>/* */</code> を使用する場合は、コメントを左側に書きます。 以下は、パッケージと関数の Go Doc Comment の例です。 :<syntaxhighlight lang=go> // Package math は、基本的な数学関数を提供します。 package math // Add は、aとbを加算して結果を返します。 func Add(a, b int) int { return a + b } </syntaxhighlight> Go Doc Comment には、以下のようなルールがあります。 * パッケージの Go Doc Comment は、<code>// Package</code> で始まります。 * 変数、定数、関数、メソッドの Go Doc Comment は、<code>//</code> または <code>/* */</code> で始まります。 * 各行は、80文字以下になるようにします。 * コメントの最初の文は、短く、パッケージ、関数、またはメソッドの概要を説明します。 * 2番目の文以降は、詳細な説明、引数、戻り値、エラー、例などを提供します。 * コメント中の単語は、大文字で始め、句読点を含みません。 * コメント内の引用符は、"ダブルクォート" を使用します。 Go Doc Comment は、パッケージのドキュメントを生成するために非常に重要な役割を果たします。適切な Go Doc Comment を書くことで、他の開発者があなたのコードを理解しやすくなり、また、ドキュメントを参照することで、コードの使い方を学ぶことができます。 {{Nav}} == 脚註 == <references />
2020-06-11T07:25:21Z
2024-01-16T07:24:04Z
[ "テンプレート:Nav", "テンプレート:Code", "テンプレート:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go/%E6%96%87%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
28,511
リモート実務検定
テンプレートのループを検出しました: テンプレート:資格 リモート実務検定(りもーとじつむけんてい)は、リモート実務検定協会が認定するリモート実務に関する民間資格である。 就活生、転職活動者や企業のためのリモート業務に必要な知識とノウハウ 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 受験資格-学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 試験方式-CBT(Computer Based Testing) 随時実施 自宅等 リモート実務検定協会は、昨今の社会情勢の変化を鑑み、リモート社会の実現に向け、就活生、転職活動者、企業のため、リモート業務に関する必要な知識、ノウハウを身につける機会を広く提供し、これからの社会に適応する人材づくりに貢献する。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "テンプレートのループを検出しました: テンプレート:資格 リモート実務検定(りもーとじつむけんてい)は、リモート実務検定協会が認定するリモート実務に関する民間資格である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "就活生、転職活動者や企業のためのリモート業務に必要な知識とノウハウ", "title": "概要" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。", "title": "受験資格" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "受験資格-学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 試験方式-CBT(Computer Based Testing)", "title": "受験資格" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "随時実施", "title": "検定実施日" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "自宅等", "title": "試験会場" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "リモート実務検定協会は、昨今の社会情勢の変化を鑑み、リモート社会の実現に向け、就活生、転職活動者、企業のため、リモート業務に関する必要な知識、ノウハウを身につける機会を広く提供し、これからの社会に適応する人材づくりに貢献する。", "title": "沿革" } ]
リモート実務検定(りもーとじつむけんてい)は、リモート実務検定協会が認定するリモート実務に関する民間資格である。
{{資格 |名称 = リモート実務検定 |英名 = remote working examination |略称 = R検・リモート検定 |実施国 = {{JPN}} |分野 = コンピュータ・情報処理 |資格種類 = 民間資格 |試験形式 = [[CBT]](Computer Based Testing) |認定団体 = リモート実務検定協会 |後援 = |認定開始年月日 = 2020年 |等級・称号 = 3級 |公式サイト = http://remotejitsumu.work/ |特記事項 = 検定の実施・運営は、リモート実務検定協会が担当。 }} '''リモート実務検定'''(りもーとじつむけんてい)は、リモート実務検定協会が認定するリモート実務に関する民間資格である。 == 概要 == 就活生、転職活動者や企業のためのリモート業務に必要な知識とノウハウ ==受験資格== 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 === 検定級 === * 3級 これからリモート業務を行う就活生、転職活動者、企業のための入門的な基礎知識 受験資格-学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 試験方式-[[CBT]](Computer Based Testing) == 検定実施日 == 随時実施 == 試験会場 == 自宅等 == 沿革 == リモート実務検定協会は、昨今の社会情勢の変化を鑑み、リモート社会の実現に向け、就活生、転職活動者、企業のため、リモート業務に関する必要な知識、ノウハウを身につける機会を広く提供し、これからの社会に適応する人材づくりに貢献する。 == 外部リンク == * [http://remotejitsumu.work/ リモート実務検定試験公式ホームページ] [[カテゴリ:資格試験]]
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2022-12-07T12:17:36Z
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28,513
Go/配列とスライス
Goでは、配列を宣言するときは、 で宣言します。 配列の各要素の値にアクセスする場合、 fmt.Printf(" x.last = %v\n", x[len(x)-1]) の第2引数のように、 でアクセスします。この場合、配列xの末尾にアクセスという意味です。 なお、配列の要素の順位は0番から数えます。 Goでは配列とは別に、スライスという要素数を実行時に変更できる可変長の構造があります。 配列をもとにスライスを作ることもできます。 たとえばxという配列のある場合、 下記コードの x[1:4] は xの1番目から4番目までを取り出して、新たにスライスをつくる事を意味します。 スライスの数値を省略して [:] とすると、配列をスライスに変換します。 スライスの各要素にアクセスするには、配列と同様に、 でアクセスできます。 スライス [9 7 5] のインデックス番号1に相当する 7 が、書き換えにより 888 に置換わっています。 スライスに要素を追加するには組込み関数 append を使います。 もし追加内容が2個以上の場合は、 のようにカンマ(,)で区切って記述していきます。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Goでは、配列を宣言するときは、", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "で宣言します。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "配列の各要素の値にアクセスする場合、 fmt.Printf(\" x.last = %v\\n\", x[len(x)-1]) の第2引数のように、", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "でアクセスします。この場合、配列xの末尾にアクセスという意味です。 なお、配列の要素の順位は0番から数えます。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Goでは配列とは別に、スライスという要素数を実行時に変更できる可変長の構造があります。 配列をもとにスライスを作ることもできます。 たとえばxという配列のある場合、 下記コードの x[1:4] は xの1番目から4番目までを取り出して、新たにスライスをつくる事を意味します。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "スライスの数値を省略して [:] とすると、配列をスライスに変換します。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "スライスの各要素にアクセスするには、配列と同様に、", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "でアクセスできます。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "スライス [9 7 5] のインデックス番号1に相当する 7 が、書き換えにより 888 に置換わっています。", "title": "配列とスライス" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "スライスに要素を追加するには組込み関数 append を使います。", "title": "スライスと配列の性能の違い" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "もし追加内容が2個以上の場合は、", "title": "スライスと配列の性能の違い" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "のようにカンマ(,)で区切って記述していきます。", "title": "スライスと配列の性能の違い" } ]
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{{Nav}} == 配列とスライス == === 配列 === Goでは、配列を宣言するときは、 配列名 := [...]要素型{ 初期化リスト } で宣言します。 ;[https://play.golang.org/p/3AF7CziUR1T 配列の例]:<syntaxhighlight lang="go"> package main import "fmt" func main() { x := [...]int{7, 5, 3} fmt.Printf("x ⇒ %#v(%T)\n", x, x) for i, v := range x { fmt.Printf("x[%d] ⇒ %v\n", i, v) } fmt.Printf(" x.last = %v\n", x[len(x)-1]) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x ⇒ [3]int{7, 5, 3}([3]int) x[0] ⇒ 7 x[1] ⇒ 5 x[2] ⇒ 3 x.last = 3 </syntaxhighlight > 配列の各要素の値にアクセスする場合、 fmt.Printf(" x.last = %v\n", x[len(x)-1]) の第2引数のように、 配列名[整数式] でアクセスします。この場合、配列xの末尾にアクセスという意味です。 なお、配列の要素の順位は0番から数えます。 === スライス === Goでは配列とは別に、スライスという要素数を実行時に変更できる可変長の構造があります。 配列をもとにスライスを作ることもできます。 たとえばxという配列のある場合、 下記コードの <syntaxhighlight lang=go inline> x[1:4] </syntaxhighlight> は xの1番目から4番目までを取り出して、新たにスライスをつくる事を意味します。 ;[https://play.golang.org/p/gkQgOJ6QhMa コード例]:<syntaxhighlight lang="go" highlight=6 line> package main import "fmt" func main() { x := []int{11, 9, 7, 5, 3, 1} fmt.Println("x =", x) fmt.Printf("x[1:4] = %v(%T)\n", x[1:4], x[1:4]) fmt.Printf("x[2:4] = %v(%T)\n", x[2:4], x[2:4]) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = [11 9 7 5 3 1] x[1:4] = [9 7 5] x[2:4] = [7 5] </syntaxhighlight> スライスの数値を省略して<nowiki> [:] </nowiki> とすると、配列をスライスに変換します。 ;[https://play.golang.org/p/e5O-gAxjVd8 コード例]:<syntaxhighlight lang="go" highlight=6 line> package main import "fmt" func main() { x := []int{11, 9, 7, 5, 3, 1} fmt.Printf("x = %v(%T)\n", x, x) fmt.Printf("x[:] = %v(%T)\n", x[:], x[:]) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x = [11 9 7 5 3 1]([6]int) x[:] = [11 9 7 5 3 1]([]int) </syntaxhighlight> ==== スライスの各要素へのアクセス ==== スライスの各要素にアクセスするには、配列と同様に、 スライス[インデックス] でアクセスできます。 ;[https://play.golang.org/p/oPuJKJ-q-ix コード例]:<syntaxhighlight lang="go" highlight=6 line> package main import "fmt" func main() { x := []int{11, 9, 7, 5, 3, 1} fmt.Printf("x ⇒ %v(%T)\n", x, x) s := x[1:4] fmt.Printf("s := x[1:4] ⇒%v\n", s) s[1] = 888 fmt.Println("s[1] = 888") fmt.Printf("s ⇒ %v\n", s) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x ⇒ [11 9 7 5 3 1]([6]int) s := x[1:4] ⇒[9 7 5] s[1] = 888 s ⇒ [9 888 5] </syntaxhighlight> スライス <nowiki>[9 7 5]</nowiki> のインデックス番号1に相当する 7 が、書き換えにより 888 に置換わっています。 == スライスと配列の性能の違い == <!-- https://paiza.io/projects/mIt3Quz2RLmnEmcQxHmOVQ?language=go --> ;[https://play.golang.org/p/WxnwsRGQoD8 エラトステネスの篩]:<syntaxhighlight lang="go" highlight="21,38" line> package main import "fmt" import "time" const n = 1000 func main() { start := time.Now() slice := SliceEratosthenes1000() fmt.Println(slice) fmt.Println("所要時間:", time.Since(start)) start = time.Now() array := ArrayEratosthenes1000() fmt.Println(array) fmt.Println("所要時間:", time.Since(start)) } func SliceEratosthenes1000() []int { sieve := make([]bool, n+1) for i := 2; i <= n; i++ { sieve[i] = true } result := []int{} for i := 2; i <= n; i++ { if sieve[i] { for j := i * 2; j <= n; j += i { sieve[j] = false } result = append(result, i) } } return result } func ArrayEratosthenes1000() []int { var sieve [n + 1]bool for i := 2; i <= n; i++ { sieve[i] = true } result := []int{} for i := 2; i <= n; i++ { if sieve[i] { for j := i * 2; j <= n; j += i { sieve[j] = false } result = append(result, i) } } return result } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 101 103 107 109 113 127 131 137 139 149 151 157 163 167 173 179 181 191 193 197 199 211 223 227 229 233 239 241 251 257 263 269 271 277 281 283 293 307 311 313 317 331 337 347 349 353 359 367 373 379 383 389 397 401 409 419 421 431 433 439 443 449 457 461 463 467 479 487 491 499 503 509 521 523 541 547 557 563 569 571 577 587 593 599 601 607 613 617 619 631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 691 701 709 719 727 733 739 743 751 757 761 769 773 787 797 809 811 821 823 827 829 839 853 857 859 863 877 881 883 887 907 911 919 929 937 941 947 953 967 971 977 983 991 997] 所要時間: 90.578µs [2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 67 71 73 79 83 89 97 101 103 107 109 113 127 131 137 139 149 151 157 163 167 173 179 181 191 193 197 199 211 223 227 229 233 239 241 251 257 263 269 271 277 281 283 293 307 311 313 317 331 337 347 349 353 359 367 373 379 383 389 397 401 409 419 421 431 433 439 443 449 457 461 463 467 479 487 491 499 503 509 521 523 541 547 557 563 569 571 577 587 593 599 601 607 613 617 619 631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 691 701 709 719 727 733 739 743 751 757 761 769 773 787 797 809 811 821 823 827 829 839 853 857 859 863 877 881 883 887 907 911 919 929 937 941 947 953 967 971 977 983 991 997] 所要時間: 32.963µs </syntaxhighlight> :1000までの素数の一覧を求めるプログラムです : sieve がスライスなのか配列なのかが違います。 : スライス版も配列版も戻値はスライスなので、単なる素数表の作成は配列版の方がより高速と言えます。 :スライスより配列の方が(この例では)3倍程度速いということがわかります。 ==== スライスの追加 ==== スライスに要素を追加するには組込み関数 '''append''' を使います。 append(追加される側のスライス, 追加内容) もし追加内容が2個以上の場合は、 append(追加される側のスライス, 追加内容1,追加内容2,追加内容3) のようにカンマ(,)で区切って記述していきます。 ;[https://play.golang.org/p/Si5R8o8ljED コード例]:<syntaxhighlight lang="go"> package main import "fmt" func main() { x := [6]int{11, 9, 7, 5, 3, 1} fmt.Printf("x ⇒ %v(%T)\n", x, x) s := x[:] fmt.Printf("s := x[:] ⇒ %v(%T)\n", s, s) s = append(s, -4, 23) fmt.Println("s = append(s, -4, 23)") fmt.Printf("s ⇒ %v\n", s) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> x ⇒ [11 9 7 5 3 1]([6]int) s := x[:] ⇒ [11 9 7 5 3 1]([]int) s = append(s, -4, 23) s ⇒ [11 9 7 5 3 1 -4 23] </syntaxhighlight> [[カテゴリ:配列]]
2020-06-11T10:01:22Z
2024-02-07T07:35:50Z
[ "テンプレート:Nav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go/%E9%85%8D%E5%88%97%E3%81%A8%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9
28,514
ガリア戦記 第1巻/注解/地名
『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の地名解説。 カエサルは、このようにガッリアを三区分としたが、このほか の沿海諸部族を内陸の部族とは別物として四区分とする見方も成り立つ。以上の諸部族は、長髪のガッリアまたはガッリア・コマータ (Gallia comāta) と呼ばれるが、これに対して、すでにローマ人の属領であったガッリア・トランサルピナ(Gallia Transalpina)およびガッリア・キサルピナ(Gallia Cisalpina)にすむガッリア人は、長衣(トガ)を着たガッリアまたはガッリア・トガータ(Gallia togāta)と呼ばれる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の地名解説。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "カエサルは、このようにガッリアを三区分としたが、このほか", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "の沿海諸部族を内陸の部族とは別物として四区分とする見方も成り立つ。以上の諸部族は、長髪のガッリアまたはガッリア・コマータ (Gallia comāta) と呼ばれるが、これに対して、すでにローマ人の属領であったガッリア・トランサルピナ(Gallia Transalpina)およびガッリア・キサルピナ(Gallia Cisalpina)にすむガッリア人は、長衣(トガ)を着たガッリアまたはガッリア・トガータ(Gallia togāta)と呼ばれる。", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "第1巻の情勢地図(BC58年)" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "地名解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "地名解説" } ]
『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の地名解説。
<span style="font-size:13pt;">『<span style="background-color:#ffc;">[[ガリア戦記 第1巻]]</span>』の単語や構文を詳しく読み解く <span style="background-color:#fc8;font-size:15pt;">'''[[ガリア戦記/注解編|注解編]]'''</span> の地名解説。</span> __notoc__ == 第1巻の情勢地図(BC58年) == [[画像:Gaule -58.png|700px|]] <div style="width:700px;">ガリア戦記 第1巻の情勢地図(BC58年)。<span style="background-color:yellow;">黄色の領域</span>は、ローマの属州領。<br>ローマ領の北辺近くを西方へ移動しようとする<span style="color:green;">ヘルウェーティイー族(緑色の線)</span>に対し、<span style="color:red;">カエサル(赤色の線)</span>は領土侵犯の言いがかりをつけ、攻撃をしかけて押し戻し、ガッリアへ侵攻する野望のきっかけをつかむ。<br>↓の拡大図を参照。([[w:アラル川の戦い]])</div> [[画像:Campagne Helvètes -58.png|300px|]] <pre> </pre> ===ガッリア区分図=== [[画像:Peuples gaulois.jpg|530px|]] <div style="width:530px;">ガッリア(ガリア)の区分。 *<span style="background-color:orange;">オレンジ色の領域</span> : ベルガエ人の居住地 *<span style="background-color:palegreen;">緑色の領域</span> : ケルタエ人の居住地 *<span style="background-color:#fbb;">朱色の領域</span> : アクィーターニア人の居住地 カエサルは、このようにガッリアを三区分としたが、このほか *<span style="background-color:#c8f;">紫色の領域</span> : [[w:アルモリカ|アルモリカ]]人の居住地([[w:la:Armorica|Armorica]]) の沿海諸部族を内陸の部族とは別物として四区分とする見方も成り立つ。<br>以上の諸部族は、'''長髪のガッリア'''または'''ガッリア・コマータ''' ([[w:la:Gallia Comata|Gallia comāta]]) と呼ばれるが、これに対して、すでにローマ人の属領であった'''ガッリア・トランサルピナ'''([[w:en:Gallia Narbonensis|Gallia Transalpina]])および'''ガッリア・キサルピナ'''([[w:la:Gallia Cisalpina|Gallia Cisalpina]])にすむガッリア人は、'''長衣([[w:トガ|トガ]])を着たガッリア'''または'''ガッリア・トガータ'''([[wikt:en:Gallia#Latin|Gallia]] [[wikt:en:togata#Latin|togāta]])と呼ばれる。 </div> == 地名解説 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記/用例集]] {{進捗|00%|2020-03-29}}</span> (2020年3月29日から) <br><div style="font-size:20pt;"> Ā Ē Ī Ō Ū ā ē ī ō ū </div> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 第1巻|地名]]
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2020-06-11T14:56:34Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98_%E7%AC%AC1%E5%B7%BB/%E6%B3%A8%E8%A7%A3/%E5%9C%B0%E5%90%8D
28,516
Go/マップ
Goでは連想配列(ハッシュテーブル)のことをmapと呼びます。 単価表を1つの型として定義して、様々な操作をメソッドにしてみました。 メソッドチェーンができるよう、自分自身を戻値にしました。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Goでは連想配列(ハッシュテーブル)のことをmapと呼びます。", "title": "脚註" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "単価表を1つの型として定義して、様々な操作をメソッドにしてみました。 メソッドチェーンができるよう、自分自身を戻値にしました。", "title": "脚註" } ]
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{{Nav}} = Map型 = Goでは[[W:連想配列|連想配列]](ハッシュテーブル)のことをmapと呼びます。 === マップの生成と様々な操作 === ;[https://play.golang.org/p/wBEMW8lWmnj マップの生成と様々な操作]:<syntaxhighlight lang=go line> package main import "fmt" func main() { m := map[string]int{ "アップルジュース": 150, "牛乳": 100, "サイダー": 180, } printEntry(m, "牛乳") printEntry(m, "レモンジュース") m["レモンジュース"] = 110 printEntry(m, "レモンジュース") delete(m, "牛乳") printEntry(m, "牛乳") delete(m, "コーヒー") fmt.Println("m =", m) fmt.Printf("%%v = %v\n", m) fmt.Printf("%%+v = %+v\n", m) fmt.Printf("%%#v = %#v\n", m) fmt.Println("len(m) =", len(m)) for k, v := range m { fmt.Printf("for::%v は %v 円です。\n", k, v) } } func printEntry(m map[string]int, key string) { if v, ok := m[key]; ok { fmt.Printf("%v は %v 円です。\n", key, v) } else { fmt.Printf("%v の取り扱いは有りません。\n", key) } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 牛乳 は 100 円です。 レモンジュース の取り扱いは有りません。 レモンジュース は 110 円です。 牛乳 の取り扱いは有りません。 m = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %v = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %+v = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %#v = map[string]int{"アップルジュース":150, "サイダー":180, "レモンジュース":110} len(m) = 3 for::アップルジュース は 150 円です。 for::サイダー は 180 円です。 for::レモンジュース は 110 円です。 </syntaxhighlight> ;解説:<syntaxhighlight lang=go start=6 line> m := map[string]int{ "アップルジュース": 150, "牛乳": 100, "サイダー": 180, } </syntaxhighlight> : stringをキーにintを値に持つMap型の変数 m を宣言し、3エントリーのリストで初期化しています。 ;値の参照:<syntaxhighlight lang=go start=31 line> func printEntry(m map[string]int, key string) { if v, ok := m[key]; ok { fmt.Printf("%v は %v 円です。\n", key, v) } else { fmt.Printf("%v の取り扱いは有りません。\n", key) } } </syntaxhighlight> :マップからキーに対する値を参照するときのイディオムです。 :頻回に使うので関数にしました。 :Goでは関数の前方参照を関数宣言なしにできます(そもそも関数定義を伴わない関数宣言はGoにはありません)。 :単に<syntaxhighlight lang=go inline>v := m[key]</syntaxhighlight>とするとkeyに対応するエントリがなかった場合、vには値の初期値が返ります(この場合はintの初期値の 0 で nil ではありません) :このため2つ目の戻り値(この場合は ok)を評価してエントリーの有無を調べる必要があります。 ;エントリーの追加:<syntaxhighlight lang=go start=11 line> printEntry(m, "レモンジュース") m["レモンジュース"] = 110 printEntry(m, "レモンジュース") </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> レモンジュース の取り扱いは有りません。 レモンジュース は 110 円です。 </syntaxhighlight> :元はエントリーがなかった状態から、新たなキーと値を与えると、エントリーを追加できます。 ;エントリーの削除:<syntaxhighlight lang=go start=15 line> delete(m, "牛乳") printEntry(m, "牛乳") </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 牛乳 の取り扱いは有りません。 </syntaxhighlight> :エントリーの削除は組込み関数 '''delete''' を使います。 ;存在しないキーを使った削除:<syntaxhighlight lang=go start=17 line> delete(m, "コーヒー") </syntaxhighlight> :存在しないキーを使って削除しても何も起こりません(panic も投げられません)。 ;マップなるごと文字列化:<syntaxhighlight lang=go start=19 line> fmt.Println("m =", m) fmt.Printf("%%v = %v\n", m) fmt.Printf("%%+v = %+v\n", m) fmt.Printf("%%#v = %#v\n", m) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> m = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %v = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %+v = map[アップルジュース:150 サイダー:180 レモンジュース:110] %#v = map[string]int{"アップルジュース":150, "サイダー":180, "レモンジュース":110} </syntaxhighlight> : fmt.Printf の %v は fmt.Println と同じフォーマットです。 : %+v も同じです(%+vは、構造体の場合フィールド名も表示します) : %#v は、複合リテラルのフォーマットです ;エントリー数を得る:<syntaxhighlight lang=go start=24 line> fmt.Println("len(m) =", len(m)) </syntaxhighlight> :エントリー数は組込み関数 '''len''' を使って得ます。 ;イテレーション:<syntaxhighlight lang=go start=26 line> for k, v := range m { fmt.Printf("for::%v は %v 円です。\n", k, v) } </syntaxhighlight> : マップもコレクションの一種なので for 文の range 句の対象にできます。 : サンプルコードの通りキーと値をペアごとに繰り返します。 === 様々な操作をメソッド化 === 単価表を1つの型として定義して、様々な操作をメソッドにしてみました。 メソッドチェーンができるよう、自分自身を戻値にしました。 ;[https://play.golang.org/p/E3yD8hqd0O6 様々な操作をメソッド化]:<syntaxhighlight lang=go line> package main import "fmt" type PriceTable map[string]int func main() { PriceTable{ "アップルジュース": 150, "牛乳": 100, "サイダー": 180, }. print("牛乳"). print("レモンジュース"). set("レモンジュース", 110). print("レモンジュース"). remove("牛乳"). print("牛乳"). remove("コーヒー"). each(func(k string, v int) { fmt.Printf(" each::%v は %v 円です。\n", k, v) }) } func (pt PriceTable) get(key string) int { return pt[key] } func (pt PriceTable) set(key string, v int) PriceTable { pt[key] = v return pt } func (pt PriceTable) print(key string) PriceTable { if v, ok := pt[key]; ok { fmt.Printf("%v は %v 円です。\n", key, v) } else { fmt.Printf("%v の取り扱いは有りません。\n", key) } return pt } func (pt PriceTable) remove(key string) PriceTable { delete(pt, key) return pt } func (pt PriceTable) len() int { return len(pt) } func (pt PriceTable) each(f func(k string, v int)) PriceTable { for k, v := range pt { f(k, v) } return pt } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 牛乳 は 100 円です。 レモンジュース の取り扱いは有りません。 レモンジュース は 110 円です。 牛乳 の取り扱いは有りません。 each::アップルジュース は 150 円です。 each::サイダー は 180 円です。 each::レモンジュース は 110 円です。 </syntaxhighlight> ;解説 ;型定義:<syntaxhighlight lang=go start=5 line> type PriceTable map[string]int </syntaxhighlight> :メソッドは(組込み型ではなく)定義された型にしか定義できないので <code>map[string]int</code> の別名 <code>PriceTable</code>を用意します。 ;複合リテラルとしてインスタンス化:<syntaxhighlight lang=go start=8 line> PriceTable{ "アップルジュース": 150, "牛乳": 100, "サイダー": 180, }. </syntaxhighlight> :最後の行の行末の .(ピリオド)がポイントでメソッド(あるいはフィールド)が続く事を表します(ここに . がないと ; が自動的に挿入されてしまう)。 ;メソッドチェイン:<syntaxhighlight lang=go start=13 line> print("牛乳"). print("レモンジュース"). set("レモンジュース", 110). print("レモンジュース"). remove("牛乳"). print("牛乳"). remove("コーヒー"). each(func(k string, v int) { fmt.Printf(" each::%v は %v 円です。\n", k, v) }) </syntaxhighlight> : 様々な操作を(チェイン可能な)メソッドにしました。 : each は繰り返し処理を抽象化しました。 == 脚註 == <references />
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2021-09-30T08:37:37Z
[ "テンプレート:Nav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97
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Python/辞書
Pythonの辞書(Dictionary)は、任意個のキーとコレクションです。 Pythonでは、辞書のキーの重複は許されず、最後の値で上書きされます。 これは辞書リテラルにも当てはまり、同じキーの最も右の値がリテラル内のキーの値となります。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Pythonの辞書(Dictionary)は、任意個のキーとコレクションです。", "title": "コンストラクターとリテラル" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Pythonでは、辞書のキーの重複は許されず、最後の値で上書きされます。 これは辞書リテラルにも当てはまり、同じキーの最も右の値がリテラル内のキーの値となります。", "title": "コンストラクターとリテラル" } ]
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{{Nav}} = 辞書 = Pythonの辞書(''Dictionary'')は、任意個のキーとコレクションです。 == コンストラクターとリテラル == ;[https://paiza.io/projects/fnbjyIZnkWhfNcXQ82ufEA?language=python3 リストリテラル]:<syntaxhighlight lang="python"> print(f"""\ { {}=} { dict()=} { dict(((1, 1),(2, 4),(3,9)))=} { dict((i,2**i) for i in range(5))=} { {i:2**i for i in range(5)}=} { {10,"ABC", 20, "XYZ"}=} { {1:"one", 2:"two",3:"three"}=} { { 1: "壱", 2: "弐", 3: "参" }=} """) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="python"> {}={} dict()={} dict(((1, 1),(2, 4),(3,9)))={1: 1, 2: 4, 3: 9} dict((i,2**i) for i in range(5))={0: 1, 1: 2, 2: 4, 3: 8, 4: 16} {i:2**i for i in range(5)}={0: 1, 1: 2, 2: 4, 3: 8, 4: 16} {10,"ABC", 20, "XYZ"}={10, 'XYZ', 'ABC', 20} {1:"one", 2:"two",3:"three"}={1: 'one', 2: 'two', 3: 'three'} { 1: "壱", 2: "弐", 3: "参" }={1: '壱', 2: '弐', 3: '参'} </syntaxhighlight> :空の辞書は、空の辞書リテラル<code> {} </code>あるいはコンストラクターである組込み関数<code>dict()</code>を引数無しで呼出し生成します。 :dict()の引数は、キーと値をを要素とするコレクションを要素とするコレクションです(文章だとややこしいですが、<code>dict(((1, 1),(2, 4),(3,9)))=={1: 1, 2: 4, 3: 9}</code>です)。 :dict()には、ジェネレーション式などのイテレーターを渡す事もできます(<code>dict((i,2**i) for i in range(5))=={0: 1, 1: 2, 2: 4, 3: 8, 4: 16}</code>) :辞書にも内包表記があります(<code>{i:2**i for i in range(5)}=={0: 1, 1: 2, 2: 4, 3: 8, 4: 16}</code>)。 :辞書リテラルは、キーと値を : で区切ったペアをカンマ , で区切り、全体を { } で囲みます(: を , と間違えると(エラーにならず)セット(集合)のリテラルになり、気が付き遅れがちです。逆に<code> {} </code>を空集合∅のつもりで書き、辞書であることに気づかないケースもあります)。 ==== キーの重複 ==== Pythonでは、辞書のキーの重複は許されず、最後の値で上書きされます。 これは辞書リテラルにも当てはまり、同じキーの最も右の値がリテラル内のキーの値となります<ref>{{Cite web |url=https://docs.python.org/3/reference/expressions.html#dictionary-displays |title=Python 3.10.6 Documentation » The Python Language Reference » 6. Expressions » 6.2.7. Dictionary displays |accessdate=2022-08-10 |quote=If a comma-separated sequence of key/datum pairs is given, they are evaluated from left to right to define the entries of the dictionary: each key object is used as a key into the dictionary to store the corresponding datum. This means that you can specify the same key multiple times in the key/datum list, and the final dictionary’s value for that key will be the last one given. ---- カンマで区切られた一連のキー/データペアが与えられると、それらは左から右へと評価されて辞書のエントリーを定義します。各キーオブジェクトは、対応するデータを格納する辞書のキーとして使用されます。つまり、key/datumリストで同じキーを複数回指定しても、そのキーに対する最終的な辞書の値は、最後に指定されたものになります。 }}</ref>。 ;[https://paiza.io/projects/h1THUneTs4yTk-kzEwIEFQ?language=python3 キーが重複した辞書リテラル]:<syntaxhighlight lang="python"> # 国語が重複している dic = {"国語": 80, "氏名": "山田タロウ", "国語": 70 } print(dic["国語"]) print(dic) </syntaxhighlight> ;実行結果 :<syntaxhighlight lang="python"> 70 {'国語': 70, '氏名': '山田タロウ'} </syntaxhighlight> :Pythinの辞書は順位を保存するので、重複したキーの効果の痕跡が順位に出ています。 == 辞書のフィールド一覧 == ;[https://paiza.io/projects/OojNp1OYCq9Gou16EyIzqQ?language=python3 辞書のフィールド一覧]:<syntaxhighlight lang="python3"> obj = dict() for i in dir(obj): print(i, eval(f"type({obj}.{i})")) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="python3"> __class__ <class 'type'> __contains__ <class 'builtin_function_or_method'> __delattr__ <class 'method-wrapper'> __delitem__ <class 'method-wrapper'> __dir__ <class 'builtin_function_or_method'> __doc__ <class 'str'> __eq__ <class 'method-wrapper'> __format__ <class 'builtin_function_or_method'> __ge__ <class 'method-wrapper'> __getattribute__ <class 'method-wrapper'> __getitem__ <class 'builtin_function_or_method'> __gt__ <class 'method-wrapper'> __hash__ <class 'NoneType'> __init__ <class 'method-wrapper'> __init_subclass__ <class 'builtin_function_or_method'> __iter__ <class 'method-wrapper'> __le__ <class 'method-wrapper'> __len__ <class 'method-wrapper'> __lt__ <class 'method-wrapper'> __ne__ <class 'method-wrapper'> __new__ <class 'builtin_function_or_method'> __reduce__ <class 'builtin_function_or_method'> __reduce_ex__ <class 'builtin_function_or_method'> __repr__ <class 'method-wrapper'> __reversed__ <class 'builtin_function_or_method'> __setattr__ <class 'method-wrapper'> __setitem__ <class 'method-wrapper'> __sizeof__ <class 'builtin_function_or_method'> __str__ <class 'method-wrapper'> __subclasshook__ <class 'builtin_function_or_method'> clear <class 'builtin_function_or_method'> copy <class 'builtin_function_or_method'> fromkeys <class 'builtin_function_or_method'> get <class 'builtin_function_or_method'> items <class 'builtin_function_or_method'> keys <class 'builtin_function_or_method'> pop <class 'builtin_function_or_method'> popitem <class 'builtin_function_or_method'> setdefault <class 'builtin_function_or_method'> update <class 'builtin_function_or_method'> values <class 'builtin_function_or_method'> </syntaxhighlight> == 脚註 == <references /> {{Nav}}
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2022-08-10T10:25:30Z
[ "テンプレート:Cite web", "テンプレート:Nav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Python/%E8%BE%9E%E6%9B%B8
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Go/構造体
構造体は、フィールドと呼ばれる名前の付いた要素の集まりで、それぞれのフィールドは名前と型を持っています。 フィールド名は、明示的に(IdentifierList)または暗黙的に(EmbeddedField)指定できます。 構造体の中では、空白でないフィールド名は一意でなければなりません。 これらの、様々な表示フォーマットはデバッグの為に埋め込むときに役立ちます。 型宣言は、識別子である型名を型に結びつけるものです。型宣言には、エイリアス宣言と型定義の2つの形式があります。。 識別子のスコープ内では、型のエイリアスとして機能します。 新しい型は、定義された型と呼ばれます。この型は、作成元の型も含め、他の型とは異なります。 Go1.18から、型定義も型パラメータを伴うことが出来る様になりました。 型定義の構文に構造体の構文を適用すると、構造体型の定義になります。 変数宣言では、1つまたは複数の変数を作成し、対応する識別子を結合し、それぞれに型と初期値を与えます。 配列とは、要素の種類と呼ばれる単一の型の要素の番号付けされた列のことです。要素の数は配列の長さと呼ばれ、決して負の値にはなりません。 https://golang.org/ref/spec#Slice_types スライスは、基礎となる配列の連続したセグメントの記述子であり、その配列の要素の番号付けされたシーケンスへのアクセスを提供します。スライスタイプは、その要素タイプの配列のすべてのスライスのセットを表します。要素の数はスライスの長さと呼ばれ、決して負ではありません。初期化されていないスライスの値はnilです。 Goでは、他の言語の構造体配列の役割を表す方法に、構造体スライスと構造体配列があります。 スライスと配列の違いは、宣言で [ と ] の間に何もなければスライス。要素数か ... (初期化リストの要素数)が [ と ] の間にあったら配列です。 これだけの違いで、要素へのアクセスやfor文による反復など、多くの機能がスライスと配列に共通しています。 大きな違いは、スライスは実行時に要素数が変えられる点で、配列の要素数は宣言したときに確定します。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "構造体は、フィールドと呼ばれる名前の付いた要素の集まりで、それぞれのフィールドは名前と型を持っています。 フィールド名は、明示的に(IdentifierList)または暗黙的に(EmbeddedField)指定できます。 構造体の中では、空白でないフィールド名は一意でなければなりません。", "title": "構造体" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "これらの、様々な表示フォーマットはデバッグの為に埋め込むときに役立ちます。", "title": "構造体" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "型宣言は、識別子である型名を型に結びつけるものです。型宣言には、エイリアス宣言と型定義の2つの形式があります。。", "title": "型定義" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "識別子のスコープ内では、型のエイリアスとして機能します。", "title": "型定義" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "新しい型は、定義された型と呼ばれます。この型は、作成元の型も含め、他の型とは異なります。 Go1.18から、型定義も型パラメータを伴うことが出来る様になりました。", "title": "型定義" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "型定義の構文に構造体の構文を適用すると、構造体型の定義になります。", "title": "構造体型" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "変数宣言では、1つまたは複数の変数を作成し、対応する識別子を結合し、それぞれに型と初期値を与えます。", "title": "変数宣言" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "配列とは、要素の種類と呼ばれる単一の型の要素の番号付けされた列のことです。要素の数は配列の長さと呼ばれ、決して負の値にはなりません。", "title": "配列" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "https://golang.org/ref/spec#Slice_types スライスは、基礎となる配列の連続したセグメントの記述子であり、その配列の要素の番号付けされたシーケンスへのアクセスを提供します。スライスタイプは、その要素タイプの配列のすべてのスライスのセットを表します。要素の数はスライスの長さと呼ばれ、決して負ではありません。初期化されていないスライスの値はnilです。", "title": "スライス型" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "Goでは、他の言語の構造体配列の役割を表す方法に、構造体スライスと構造体配列があります。", "title": "スライス型" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "スライスと配列の違いは、宣言で [ と ] の間に何もなければスライス。要素数か ... (初期化リストの要素数)が [ と ] の間にあったら配列です。 これだけの違いで、要素へのアクセスやfor文による反復など、多くの機能がスライスと配列に共通しています。 大きな違いは、スライスは実行時に要素数が変えられる点で、配列の要素数は宣言したときに確定します。", "title": "スライス型" } ]
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{{Nav}} == 構造体 == 構造体は、フィールドと呼ばれる名前の付いた要素の集まりで、それぞれのフィールドは名前と型を持っています。 フィールド名は、明示的に(IdentifierList)または暗黙的に(EmbeddedField)指定できます。 構造体の中では、空白でないフィールド名は一意でなければなりません<ref name="Struct_types">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Struct_types | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Struct types ¶ | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }} </ref>。 ;[https://play.golang.org/p/gfRxgy8zeG_S 構造体の例]:<syntaxhighlight lang=go line> package main import "fmt" func main() { item := struct { Name string Price int }{ Name: "牛乳", Price: 150, } fmt.Println("品名は ", item.Name) fmt.Println("単価は ", item.Price) fmt.Println(item) fmt.Printf("%%v: %v\n", item) fmt.Printf("%%+v: %+v\n", item) fmt.Printf("%%#v: %#v\n", item) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 品名は 牛乳 単価は 150 {牛乳 150} %v: {牛乳 150} %+v: {Name:牛乳 Price:150} %#v: struct { Name string; Price int }{Name:"牛乳", Price:150} </syntaxhighlight> ;構造体変数の宣言:<syntaxhighlight lang=go start=6 line> item := struct { Name string Price int }{ Name: "牛乳", Price: 150, } </syntaxhighlight> : 2つのフィールドを持つ匿名の構造体を型とする変数 <var>item</var> を宣言して、初期化リストで初期化しています。 ;フィールドへのアクセス:<syntaxhighlight lang=go start=14 line> fmt.Println("品名は ", item.Name) fmt.Println("単価は ", item.Price) </syntaxhighlight> : 構造体変数のフィールドの値を参照するには、構造体変数名とフィールド名を .(ピリオド)を中置した式を用います。 ;様々な表示フォーマット:<syntaxhighlight lang=go start=6 line> fmt.Println(item) fmt.Printf("%%v: %v\n", item) fmt.Printf("%%+v: %+v\n", item) fmt.Printf("%%#v: %#v\n", item) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> {牛乳 150} %v: {牛乳 150} %+v: {Name:牛乳 Price:150} %#v: struct { Name string; Price int }{Name:"牛乳", Price:150} </syntaxhighlight> : fmt.Printlnに構造体変数を単純に渡しただけで、文字列化して表示されます。 : fmt.Printfの %v 指定子 では fmt.Println と同じフォーマット。 : %+v 指定子では、フィールド名付きで : %#v 指定子では、複合リテラルの書式で表示されます。 これらの、様々な表示フォーマットはデバッグの為に埋め込むときに役立ちます。 == 型定義 == 型宣言は、識別子である型名を型に結びつけるものです。型宣言には、エイリアス宣言と型定義の2つの形式があります。<ref name="Type_declarations">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Type_declarations | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Type declarations ¶ | date = March 10, 2022 | publisher = The Go website }}</ref>。 ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> TypeDecl = "type" ( TypeSpec | "(" { TypeSpec ";" } ")" ) ; TypeSpec = AliasDecl | TypeDef ; </syntaxhighlight> ;エイリアス宣言:エイリアス宣言は、識別子を与えられた型に結びつけるものです。 ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> AliasDecl = identifier "=" Type ; </syntaxhighlight> 識別子のスコープ内では、型のエイリアスとして機能します。 ;型定義:型定義は、与えられた型と同じ基本的な型と操作を持つ新しい別個の型を作成し、識別子である型名をそれに結びつけます ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> TypeDef = identifier [ TypeParameters ] ; </syntaxhighlight> 新しい型は、定義された型と呼ばれます。この型は、作成元の型も含め、他の型とは異なります。 Go1.18から、型定義も型パラメータを伴うことが出来る様になりました。 == 構造体型 == 型定義の構文に構造体の構文を適用すると、構造体型の定義になります。 ;例:<syntaxhighlight lang="go"> type Complex struct { real, image float32 } </syntaxhighlight> == 変数宣言 == 変数宣言では、1つまたは複数の変数を作成し、対応する識別子を結合し、それぞれに型と初期値を与えます<ref name="Declarations_and_scope">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Declarations_and_scope | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Declarations_and scope ¶ | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }}</ref>。 ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> VarDecl = "var" ( VarSpec | "(" { VarSpec ";" } ")" ) ; VarSpec = IdentifierList ( Type [ "=" ExpressionList ] | "=" ExpressionList ) ; </syntaxhighlight> ;例:<syntaxhighlight lang="go"> type Complex struct { real, imag float64 } var cmplx Complex{ 2.4, 3.2 } </syntaxhighlight> ;[https://play.golang.org/p/Z17Zfzq6U2j コード例]:<syntaxhighlight lang=go> package main import "fmt" type Item struct { Name string // 品名 Price int // 単価 } func main() { item := new(Item) item.Name = "牛乳" item.Price = 150 fmt.Println("品名は", item.Name) fmt.Println("単価は", item.Price) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 品名は 牛乳 単価は 150 </syntaxhighlight> == 配列 == 配列とは、要素の種類と呼ばれる単一の型の要素の番号付けされた列のことです。要素の数は配列の長さと呼ばれ、決して負の値にはなりません<ref name="Array_types">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Array_types | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Array types ¶ | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }}</ref>。 ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> ArrayType = "[" ArrayLength "]" ElementType ; ArrayLength = Expression ; ElementType = Type ; </syntaxhighlight> == スライス型 == https://golang.org/ref/spec#Slice_types スライスは、基礎となる配列の連続したセグメントの記述子であり、その配列の要素の番号付けされたシーケンスへのアクセスを提供します。スライスタイプは、その要素タイプの配列のすべてのスライスのセットを表します。要素の数はスライスの長さと呼ばれ、決して負ではありません。初期化されていないスライスの値はnilです<ref name="Slice_types">{{cite book | url = https://golang.org/ref/spec#Slice_types | title = The Go Programming Language Specification | chapter = Slice types ¶ | date = Jul 26, 2021 | publisher = The Go website }}</ref>。 ;構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> SliceType = "[" "]" ElementType ; </syntaxhighlight> === 構造体スライスと構造体配列 === Goでは、他の言語の構造体配列の役割を表す方法に、構造体スライスと構造体配列があります。 スライスと配列の違いは、宣言で [ と ] の間に何もなければスライス。要素数か ... (初期化リストの要素数)が [ と ] の間にあったら配列です。 これだけの違いで、要素へのアクセスやfor文による反復など、多くの機能がスライスと配列に共通しています。 大きな違いは、スライスは実行時に要素数が変えられる点で、配列の要素数は宣言したときに確定します。 ==== 構造体スライス ==== ;[https://play.golang.org/p/o88wC-V0JfB 構造体スライス]:<syntaxhighlight lang="go" highlight=6 line> package main import "fmt" func main() { collection := []struct { name string `label:"品名"` price int `label:"単価"` }{ {name: "牛乳", price: 150}, {name: "りんごジュース", price: 120}, } for _, item := range collection { fmt.Println("商品名は ", item.name) fmt.Println("価格は ", item.price) } fmt.Printf("%%v = %v\n", collection) fmt.Printf("%%+v = %+v\n", collection) fmt.Printf("%%#v = %#v\n", collection) fmt.Printf("%T\n", collection) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 商品名は 牛乳 価格は 150 商品名は りんごジュース 価格は 120 %v = [{牛乳 150} {りんごジュース 120}] %+v = [{name:牛乳 price:150} {name:りんごジュース price:120}] %#v = []struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{name:"牛乳", price:150}, struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{name:"りんごジュース", price:120}} []struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" } </syntaxhighlight> ==== 構造体配列 ==== ;[https://play.golang.org/p/kg3UlMxX3m9 構造体配列]:<syntaxhighlight lang="go" highlight=6 line> package main import "fmt" func main() { collection := [...]struct { name string `label:"品名"` price int `label:"単価"` }{ {name: "牛乳", price: 150}, {name: "りんごジュース", price: 120}, } for _, item := range collection { fmt.Println("商品名は ", item.name) fmt.Println("価格は ", item.price) } fmt.Printf("%%v = %v\n", collection) fmt.Printf("%%+v = %+v\n", collection) fmt.Printf("%%#v = %#v\n", collection) fmt.Printf("%T\n", collection) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 商品名は 牛乳 価格は 150 商品名は りんごジュース 価格は 120 %v = [{牛乳 150} {りんごジュース 120}] %+v = [{name:牛乳 price:150} {name:りんごジュース price:120}] %#v = [2]struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{name:"牛乳", price:150}, struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" }{name:"りんごジュース", price:120}} [2]struct { name string "label:\"品名\""; price int "label:\"単価\"" } </syntaxhighlight> == 脚註 == <references />
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2022-06-05T01:45:47Z
[ "テンプレート:Nav", "テンプレート:Cite book" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E4%BD%93
28,558
ガリア戦記/用例集/前置詞/apud
前置詞 apud は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。 (1巻2節1項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前置詞 apud は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。", "title": "前置詞 apud" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "前置詞 apud" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "apud の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "apud の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "apud の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "apud の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "apud の用例" } ]
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== 前置詞 apud == 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:apud#Latin|apud]]</span> は「対格支配」で、対格の名詞・形容詞とともに用いられる。 {| class="wikitable" |- ! ! 前置詞 (対格支配) ! 場 所 ! 時 間 !その他の意味 ! colspan="2" |備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#fbf; font-size:30pt;" |[[wikt:en:apud#Latin|apud]] | style="background-color:#fdf;" |~のもとに、~のところに、<br>~の家に、~の中に、<br>~の前に、~の近辺に | | |[類義語]<br> [[wikt:fr:apud#Latin|ad, coram, in, inter, prope]] | |} == apud の用例 == ===apud_Helvetios​=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">apud [[wikt:en:Helvetios#Latin|Helvētiōs]]</span> ヘルウェーティイー族のもとに **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffb;><span style="color:#f00;>Apud</span> Helvētiōs</span> longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. </span> **:<span style="background-color:#ffb;>ヘルウェーティイー族<span style="color:#f00;>のもとに</span>、 </span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ab]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[wikt:en:apud#Latin]] *[[wikt:fr:apud#Latin]] *[[wikt:la:apud]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-06-19T13:28:59Z
[ "テンプレート:進捗" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E7%94%A8%E4%BE%8B%E9%9B%86/%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E/apud
28,562
ガリア戦記 第1巻/注解/人名
『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の人名解説。 ここでは、『ガリア戦記』第1巻でのみ言及される人名について取り上げる。 Casticus, Casticī は、第二変化・男性名詞。 (1巻3節4項) Catamantaloedēs は、第三変化・男性名詞。 (1巻3節4項) Dīviciācus, -ī は、第二変化・男性名詞。 (1巻3節5項) Messala -ae は、第一変化・女性名詞で、ローマ人の家名。 Messalla とつづられることが多い。『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・ウァレリウス・メッサラ・ニゲル (Marcus Valerius Messalla Niger) で、西暦の前61年の執政官。ルフス(赤い)と呼ばれた同名の従兄弟と区別してニゲル(黒い)と呼ばれた。 Orgetorīx は、第三変化・男性名詞で、Ambiorīx と同様に格変化する。語末の rīx は、語幹 rig- +語尾 -s ⇒ rīx となっている。 (1巻3節1項) (1巻2節1項) (1巻3節3項) Pīsō, Pīsōnis は、第三変化・女性名詞で、ローマ人の家名。『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・プーピウス・ピーソー・フルーギー・カルプルニアーヌス (Marcus Pupius Piso Frugi Calpurnianus) は、西暦の前61年の執政官。カルプルニウス氏族に生まれてプーピウス氏族の養子になったので、カルプルニアーヌス(カルプルニウス氏出身の)という添え名がある。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の人名解説。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、『ガリア戦記』第1巻でのみ言及される人名について取り上げる。", "title": "人名解説" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Casticus, Casticī は、第二変化・男性名詞。", "title": "Casticus" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "Casticus" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "Casticus" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻3節4項)", "title": "Casticus" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "Catamantaloedēs は、第三変化・男性名詞。", "title": "Catamantaloedes" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "Catamantaloedes" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "Catamantaloedes" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(1巻3節4項)", "title": "Catamantaloedes" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Dīviciācus, -ī は、第二変化・男性名詞。", "title": "Diviciacus" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "Diviciacus" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "Diviciacus" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "(1巻3節5項)", "title": "Diviciacus" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "Dumnorix" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "Messala -ae は、第一変化・女性名詞で、ローマ人の家名。 Messalla とつづられることが多い。『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・ウァレリウス・メッサラ・ニゲル (Marcus Valerius Messalla Niger) で、西暦の前61年の執政官。ルフス(赤い)と呼ばれた同名の従兄弟と区別してニゲル(黒い)と呼ばれた。", "title": "Messala" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "", "title": "Messala" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "Orgetorīx は、第三変化・男性名詞で、Ambiorīx と同様に格変化する。語末の rīx は、語幹 rig- +語尾 -s ⇒ rīx となっている。", "title": "Orgetorix,_Orgetorigis" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "Orgetorix,_Orgetorigis" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "Orgetorix,_Orgetorigis" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "Orgetorix,_Orgetorigis" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "Pīsō, Pīsōnis は、第三変化・女性名詞で、ローマ人の家名。『ガリア戦記』1巻2節1項で言及されるのは、マールクス・プーピウス・ピーソー・フルーギー・カルプルニアーヌス (Marcus Pupius Piso Frugi Calpurnianus) は、西暦の前61年の執政官。カルプルニウス氏族に生まれてプーピウス氏族の養子になったので、カルプルニアーヌス(カルプルニウス氏出身の)という添え名がある。", "title": "Piso" } ]
『ガリア戦記 第1巻』の単語や構文を詳しく読み解く 注解編 の人名解説。
<span style="font-size:13pt;">『<span style="background-color:#ffc;">[[ガリア戦記 第1巻]]</span>』の単語や構文を詳しく読み解く <span style="background-color:#fc8;font-size:15pt;">'''[[ガリア戦記/注解編|注解編]]'''</span> の人名解説。</span> == 人名解説 == ここでは、『ガリア戦記』第1巻でのみ言及される人名について取り上げる。 ==Casticus== {{Wikipedia|en:Casticus|en:Casticus}} <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Casticus, Casticī</span> は、第二変化・男性名詞。 {| class="wikitable" |+ style="background-color:#ddf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> Castic</span> (語幹) !格 !! 単 数 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Castic<span style="color:#f55;">'''us'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Castic<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Castic<span style="color:#f55;">'''um'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Castic<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Castic<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> |} ===Castico=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ddf;">'''Casticō'''</span> (単数・与格) カスティクスに ====1巻3節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> <span style="color:#f55;"></span> </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]) ==Catamantaloedes== {{Wikipedia|la:Catamantaloedes|la:Catamantaloedes}} {{Wikipedia|en:Catamantaloedes|en:Catamantaloedes}} <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Catamantaloedēs</span> は、第三変化・男性名詞。 {| class="wikitable" |+ style="background-color:#ddf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Catamantaloed</span> (語幹) !格 !! 単 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Catamantaloed<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Catamantaloed<span style="color:#f55;">'''is'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Catamantaloed<span style="color:#f55;">'''em'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Catamantaloed<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Catamantaloed<span style="color:#f55;">'''e'''</span> |} ===Catamantaloedis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ddf;">'''Catamantaloedis'''</span> (単数・属格) カタマンタロエデースの ====1巻3節4項Catamantaloedis==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> <span style="color:#f55;"></span> </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]) ==Diviciacus== {{Wikipedia|la:Diviciacus|la:Diviciacus}} {{Wikipedia|en:Diviciacus (Aedui)|en:Diviciacus}} <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Diviciacus#Latin|Dīviciācus, -ī]]</span> は、第二変化・男性名詞。 {| class="wikitable" |+ style="background-color:#ddf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> Dīviciāc</span> (語幹) !格 !! 単 数 |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Dīviciāc<span style="color:#f55;">'''us'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Dīviciāc<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Dīviciāc<span style="color:#f55;">'''um'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Dīviciāc<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Dīviciāc<span style="color:#f55;">'''ō'''</span> |} ===Dīviciācī=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ddf;">'''Dīviciācī'''</span> (単数・属格) ディーウィキアークスの ====1巻3節5項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> <span style="color:#f55;"></span> </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#5項|1巻3節5項]]) ==Dumnorix== {{Wikipedia|la:Dumnorix|la:Dumnorix}} {{Wikipedia|en:Dumnorix|en:Dumnorix}} ==Messala== <span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:fr:Messala#Latin|Messala -ae]]</span> は、第一変化・女性名詞で、ローマ人の家名。 <br><span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:Messalla|Messalla]]</span> とつづられることが多い。<br>『ガリア戦記』[[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]で言及されるのは、'''マールクス'''・ウァレリウス・'''メッサラ'''・ニゲル ([[w:en:Marcus Valerius Messalla Niger|Marcus Valerius Messalla Niger]]) で、西暦の前61年の執政官。ルフス(赤い)と呼ばれた同名の従兄弟と区別してニゲル(黒い)と呼ばれた。 {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:fr:Messala#Latin|Messala -ae]]</span> <br>(女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''a'''</span> | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ārum'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''am'''</span> | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ās'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ae'''</span> | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''ā'''</span> | style="font-size:20pt;" | Messal<span style="color:#f55;">'''īs'''</span> |} ===Messalā=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Mārcō <span style="color:#f55;">Messalā</span> Mārcō Pīsōne cōnsulibus </span> *:マールクス・<span style="color:#f55;">メッサーラ</span>とマールクス・ピーソーが執政官のとき(年)に ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ==Orgetorix,_Orgetorigis== {{Wikipedia|la:Orgetorix|la:Orgetorix}} {{Wikipedia|en:Orgetorix|en:Orgetorix}} [[画像:Orgetorix-coin.jpg|thumb|right|350px|オルゲトリークスの執政下(?)で鋳造された硬貨。彼の名前は、カエサルが記した <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">Orgetorix</span> ではなく、<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">ORCHTIRIX</span> (オルクティリークス)と判読される。]] <span style="background-color:#ccf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">Orgetorīx</span> は、第三変化・男性名詞で、<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:Ambiorix#Latin|Ambiorīx]]</span> と同様に格変化する。<br>語末の <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">rīx</span> は、語幹 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">rig-</span> +語尾 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">-s</span> ⇒ <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">rīx</span> となっている。 {| class="wikitable" |+ style="background-color:#ddf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Orgetorīg</span> (語幹) !格 !! 単 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Orgetorīx |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Orgetorīg<span style="color:#f55;">'''is'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Orgetorīg<span style="color:#f55;">'''em'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Orgetorīg<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Orgetorīg<span style="color:#f55;">'''e'''</span> |} ===Orgetorigis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ddf;">'''Orgetorīgis'''</span> (単数・属格) オルゲトリークスの ====1巻3節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Hīs rēbus adductī et auctōritāte <span style="color:#f55;">Orgetorīgis</span> permōtī </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ===Orgetorix=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ddf;">'''Orgetorīx'''</span> (単数・主格) オルゲトリークスは ====1巻2節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus <span style="color:#f55;">Orgetorīx</span>.</span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ====1巻3節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ad#1巻3節3項|ad eās rēs cōnficiendās]] <span style="color:#f55;">Orgetorīx</span> dēligitur.</span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) ==Piso== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcc;">[[wikt:fr:Piso#Latin|Pīsō, Pīsōnis]]</span> は、第三変化・女性名詞で、ローマ人の家名。<br>『ガリア戦記』[[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]で言及されるのは、'''マールクス'''・プーピウス・'''ピーソー'''・フルーギー・カルプルニアーヌス ([[w:en:Marcus Pupius Piso Frugi Calpurnianus|Marcus Pupius Piso Frugi Calpurnianus]]) は、西暦の前61年の執政官。カルプルニウス氏族に生まれてプーピウス氏族の養子になったので、カルプルニアーヌス(カルプルニウス氏出身の)という添え名がある。 {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:fr:Piso#Latin|Pīsō, Pīsōnis]]</span> <br>(女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | Pīsō | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''is'''</span> | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''um'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''īs'''</span>) --> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''e'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''ī'''</span>) --> | style="font-size:20pt;" | Pīsōn<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |} ===Pisone=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Mārcō Messalā Mārcō <span style="color:#f55;">Pīsōne</span> cōnsulibus </span> *:マールクス・メッサーラとマールクス・<span style="color:#f55;">ピーソー</span>が執政官のとき(年)に ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記/用例集]] {{進捗|00%|2020-03-29}}</span> (2020年3月29日から) <br><div style="font-size:20pt;"> Ā Ē Ī Ō Ū ā ē ī ō ū </div> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 第1巻|人名]]
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2020-07-12T13:19:06Z
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28,563
ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/civitas
cīvitās, -ātis は、第三変化・黙音幹・女性名詞。 (1巻3節3項) (1巻2節1項) (1巻3節1項) (1巻3節6項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "cīvitās, -ātis は、第三変化・黙音幹・女性名詞。", "title": "cīvitās, cīvitātis" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "cīvitātēs" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "cīvitātī" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "cīvitātibus" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻3節6項)", "title": "cīvitātis" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "関連記事" } ]
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== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcc;">cīvitās, cīvitātis</span> == <span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitas#Latin|cīvitās, -ātis]]</span> は、第三変化・黙音幹・女性名詞。 {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitas#Latin|cīvitās, -ātis]]</span> (女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | cīvitās | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''is'''</span> | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''um'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''īs'''</span>) --> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''e'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''ī'''</span>) --> | style="font-size:20pt;" | cīvitāt<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |} ==cīvitātēs== *<span style="font-family:Times New Roman;background-color:#fdd;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitates#Latin|cīvitātēs]]</span> (複数・主格/対格/呼格) ===複数・対格=== ====1巻3節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Is sibi lēgātiōnem <span style="background-color:#ffa;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ad#1巻3節3項b|ad]] <span style="color:#f00;>cīvitātēs</span></span> suscēpit.</span>  *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) ==cīvitātī== *<span style="font-family:Times New Roman;background-color:#fdd;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitati#Latin|cīvitātī]]</span> (単数・与格) ===単数・与格=== ====1巻2節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>cīvitātī</span> persuāsit, ut</span> dē fīnibus suīs cum omnibus cōpiīs exīrent : </span>  *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ==cīvitātibus== *<span style="font-family:Times New Roman;background-color:#fdd;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitatibus#Latin|cīvitātibus]]</span> (複数・与格/奪格) ===複数・奪格=== ====1巻3節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">cum <span style="background-color:#fdd;">[[wikt:en:proximis#Latin|proximīs]] <span style="color:#f00;>cīvitātibus</span></span> pācem et amīcitiam cōnfīrmāre</span> *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ==cīvitātis== *<span style="font-family:Times New Roman;background-color:#fdd;font-size:20pt;">[[wikt:en:civitatis#Latin|cīvitātis]]</span> (単数・属格) ===単数・属格=== ====1巻3節6項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Perfacile factū esse illīs probat cōnāta perficere, proptereā quod ipse <span style="background-color:#fdd;">suae <span style="color:#f00;>cīvitātis</span></span> imperium obtentūrus esset : </span> *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#6項|1巻3節6項]]) == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> == 関連記事 == <pre> </pre> [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-07-05T12:35:16Z
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ガリア戦記/用例集/前置詞/de
前置詞 dē は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 (1巻2節1項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前置詞 dē は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。", "title": "前置詞 dē" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "dē の用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "dē の用例" } ]
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== 前置詞 dē == 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:de#Etymology_2_5|dē]] は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 {| class="wikitable" |- ! ! 前置詞 (奪格支配) ! 場 所 ! 時 間 !その他の意味 ! colspan="2" |備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#ffdac0; font-size:30pt;" |[[wikt:en:de#Etymology_2_5|dē]] | style="background-color:#ffebd8;" |~から、<br>~から(分離して)下に | style="background-color:#ffebd8;" |~の直後に、<br>~の間に | style="background-color:#ffebd8;" |~について | | style="background-color:#efd;" |[副詞的用法]<br>[[wikt:fr:de#Adverbe|dē]] 下に、その場所に |} == dē の用例 == ===de_finibus_suis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>dē</span> fīnibus suīs</span>  自分たちの領土から、自分たちの領土について **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et cīvitātī persuāsit, ut <span style="background-color:#ff9;><span style="color:#f00;>dē</span> fīnibus suīs</span> cum omnibus cōpiīs exīrent :</span>  **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ab]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[w:la:Praepositio (grammatica Latina)]] *[[b:fr:Latin/Vocabulaire/Prépositions]] *[[ラテン語 前置詞]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-06-15T10:41:24Z
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28,566
ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/civis型/finis
fīnis, -is は、第三変化・i幹(等数音節)・男性名詞(または女性名詞)。 (1巻2節5項) (1巻1節4項) (1巻1節5項) (1巻1節6項) (1巻2節1項) (1巻2節1項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "fīnis, -is は、第三変化・i幹(等数音節)・男性名詞(または女性名詞)。", "title": "fīnis, fīnis" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "fīnis, fīnis" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "fīnis, fīnis" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "fīnis, fīnis" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻2節5項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1巻1節4項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1巻1節5項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(1巻1節6項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "用例" } ]
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== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcf;">fīnis, fīnis</span> == <span style="background-color:#fcf;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:finis#Latin|fīnis, -is]]</span> は、第三変化・i幹(等数音節)・男性名詞(または女性名詞)。 # 境界、終わり # (複数形で) 領域、領土 {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcf;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:finis#Latin|fīnis, -is]]</span> (男性・女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''is'''</span> | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''is'''</span> | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ium'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> (-<span style="color:#f55;">'''īs'''</span>) |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''e'''</span> (-<span style="color:#f55;">'''ī'''</span>) | style="font-size:20pt;" | fīn<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |} ==用例== ===fīnēs=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:fines#Latin|fīnēs]]</span> (複数・主格/対格/呼格) ====1巻2節5項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Prō multitūdine autem hominum et prō glōriā bellī atque fortitūdinis <span style="background-color:#ffc;">angustōs sē <span style="color:#f00;>fīnēs</span> arbitrābantur, </span> </span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#5項|1巻2節5項]]) ===fīnibus=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:finibus#Latin|fīnibus]]</span> (複数・与格/奪格) ====1巻1節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Quā dē causā Helvētiī quoque reliquōs Gallōs virtūte praecēdunt, quod ferē cotīdiānīs proeliīs cum Germānīs contendunt, cum aut <span style="background-color:#ffc;">suīs <span style="color:#f00;>fīnibus</span></span> eōs prohibent aut ipsī <span style="background-color:#ffc;">in eōrum <span style="color:#f00;>fīnibus</span></span> bellum gerunt. </span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#4項|1巻1節4項]]) ====1巻1節5項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Eōrum ūna pars, quam Gallōs obtinēre dictum est, initium capit ā flūmine Rhodanō, continētur Garunnā flūmine, Ōceanō, <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;>fīnibus</span> Belgārum</span>, attingit etiam ab Sēquanīs et Helvētiīs flūmen Rhēnum, vergit ad septentriōnēs.</span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#5項|1巻1節5項]]) ====1巻1節6項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Belgae <span style="background-color:#ffc;">ab extrēmīs Galliae <span style="color:#f00;>fīnibus</span></span> oriuntur, pertinent ad īnferiōrem partem flūminis Rhēnī, spectant in septentriōnem et orientem sōlem.</span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/1節#6項|1巻1節6項]]) ====1巻2節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et cīvitātī persuāsit, ut <span style="background-color:#ffc;">dē <span style="color:#f00;>fīnibus</span> suīs</span> cum omnibus cōpiīs exīrent : </span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> </span>  *: <span style="background-color:#ffc;"> <span style="color:#f00;></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-06-25T14:57:50Z
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28,567
ガリア戦記/用例集/前置詞/cum
前置詞 cum は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 (1巻2節1項) (1巻3節1項) (編集中)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前置詞 cum は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。", "title": "前置詞 cum" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1巻2節1項)", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "cum の用例" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(編集中)", "title": "cum の用例" } ]
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== 前置詞 cum == 前置詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[wikt:en:cum#Etymology_1_2|cum]]</span> は「奪格支配」で、奪格の名詞・形容詞とともに用いられる。 :接続詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[ガリア戦記/用例集/接続詞/cum|cum]]</span> との違いに注意が必要。 {| class="wikitable" |- ! ! 前置詞 (奪格支配) ! 場 所 ! 時 間 !その他の意味 ! colspan="2" |備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="background-color:#ffdac0; font-size:30pt;" |[[wikt:en:cum#Etymology_1_2|cum]] | | | style="background-color:#ffebd8;" |~と、~とともに、<br>~と一緒に、<br>~を伴って。<br>~の状態で。 | colspan="2" |※接続詞 [[wikt:en:cum#Etymology_2_2|cum]] との区別に注意する。 |} == cum の用例 == ===cum_omnibus_copiis=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>cum</span> <span style="background-color:#fdd;>omnibus cōpiīs</span></span>  すべての軍勢とともに ====1巻2節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et cīvitātī persuāsit, ut dē fīnibus suīs <span style="background-color:#ffa;><span style="color:#f00;>cum</span> omnibus cōpiīs</span> exīrent : </span>  *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#1項|1巻2節1項]]) ===cum proximīs cīvitātibus=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;"><span style="color:#f00;>cum</span> <span style="background-color:#fdd;>[[wikt:en:proximis#Latin|proximīs]] [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/civitas#cīvitātibus|cīvitātibus]]</span></span>  近隣の諸部族とともに ====1巻3節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;>cum</span> [[wikt:en:proximis#Latin|proximīs]] [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/civitas#1巻3節1項|cīvitātibus]]</span> pācem et amīcitiam cōnfīrmāre</span> *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"></span> <br><span style="background-color:yellow;">(編集中)</span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/ab]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/前置詞]]    {{進捗|00%|2020-03-25}} </span> == 関連記事 == *[[w:la:Praepositio (grammatica Latina)]] *[[b:fr:Latin/Vocabulaire/Prépositions]] *[[ラテン語 前置詞]] [[Category:ガリア戦記 用例集|前置詞]]
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2020-06-29T12:25:13Z
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28,569
ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/dux型/virtus
virtūs, -ūtis は、第三変化・黙音幹・女性名詞。 (1巻2節2項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "virtūs, -ūtis は、第三変化・黙音幹・女性名詞。", "title": "virtūs, virtūtis" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1巻2節2項)", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "用例" } ]
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== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcc;">virtūs, virtūtis</span> == <span style="background-color:#fcc;font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:virtus#Latin|virtūs, -ūtis]]</span> は、第三変化・黙音幹・女性名詞。 {| class=wikitable |+ style="background-color:#fcc;" |<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:virtus#Latin|virtūs, -ūtis]]</span> (女性名詞) !格 !! 単 数 !! 複 数 |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |主格 | style="font-size:20pt;" | virtūs | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> |- style="font-family:Times New Roman;" align="center" ! style="text-align:center; background-color:#dedede;" |属格 | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''is'''</span> | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''um'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |対格 | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''em'''</span> | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''ēs'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''īs'''</span>) --> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |与格 | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''ī'''</span> | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |- style="font-family:Times New Roman; text-align:center;" ! style="text-align:center;" |奪格 | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''e'''</span> <!-- (-<span style="color:#f55;">'''ī'''</span>) --> | style="font-size:20pt;" | virtūt<span style="color:#f55;">'''ibus'''</span> |} ==用例== ===virtūte=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:virtute#Latin|virtūte]]</span> (単数・奪格) ====1巻2節2項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Apud Helvētiōs longē nōbilissimus fuit et dītissimus Orgetorīx. Is Mārcō Messalā Mārcō Pīsōne cōnsulibus rēgnī cupiditāte inductus coniūrātiōnem nōbilitātis fēcit et cīvitātī persuāsit, ut dē fīnibus suīs cum omnibus cōpiīs exīrent : perfacile esse, <span style="background-color:#ffc;">cum <span style="color:#f00;>virtūte</span> omnibus praestārent,</span> tōtīus Galliae imperiō potīrī.</span>  *: <span style="color:#f00;></span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#2項|1巻2節2項]]) == 脚注 == <references /> == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[ガリア戦記/用例集]]    {{進捗|00%|2020-06-05}} </span> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 用例集|名詞]]
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2020-06-15T14:24:37Z
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28,584
Go/並行処理
goroutine (ゴルーチン)は、Goのランタイムに管理される軽量なスレッドです。 スレッドは並行処理の方式の1つですが、プロセスやタスクと異なり、複数の並行処理単位が同じメモリー空間を共有することで特徴です。OSから見るとメモリー管理の処理が必要なくスレッドの生成・切替を手早くできるという特徴がある一方、他のスレッドとメモリーオブジェクトのアクセス競合が起こらないことの保証はプログラマーの責任になります。 C11(標準C言語の2011年版)にも thread.h と stdatmic.h が用意されたように、近年のコンピューティングではスループットが重視される傾向が強まっています。 この部分が goroutine で、匿名関数(関数リテラル)の即時実行(即時評価)で実装しています。 は、goroutine の完了まちです。 main関数が属する goroutine が終われば 他の goroutine が実行中であってもプログラムは終了します。 このため、15行目がないと: の前にプログラムが終了します。 処理を並列化しても、プログラムの終了前に goroutine が完了していることをタイマーで保証していたのでは、プログラム全体の処理時間はタイマー律速になってしまい並列化した意味がありません。 このような問題の解決のために、Go ではチャンネル型が用意されています。 チャネルは、同時に実行される関数が、指定された要素タイプの値を送受信することで通信するためのメカニズムを提供します。 チェンネルを使って同期を取ってみます。 これで goroutine の完了後、(無駄な待ち合わせ時間なく)即時にプログラムを完了できます。 時間内に処理が終わらないというシチュエーションはよくあります。 この様な問題には、Select文を使った問題解決が可能です。 このように Go では通信操作の枠組みで同期やタイムアウトの仕組みを統合しています。 time.After は指定された時刻を経過するとチャネルからメッセージが送られてきますが、time.NewTicker は与えられた間隔で time オブジェクトを返します。 signal パッケージは、OSシグナルをチャンネルにルーティングします。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "goroutine (ゴルーチン)は、Goのランタイムに管理される軽量なスレッドです。", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "スレッドは並行処理の方式の1つですが、プロセスやタスクと異なり、複数の並行処理単位が同じメモリー空間を共有することで特徴です。OSから見るとメモリー管理の処理が必要なくスレッドの生成・切替を手早くできるという特徴がある一方、他のスレッドとメモリーオブジェクトのアクセス競合が起こらないことの保証はプログラマーの責任になります。", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "C11(標準C言語の2011年版)にも thread.h と stdatmic.h が用意されたように、近年のコンピューティングではスループットが重視される傾向が強まっています。", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "この部分が goroutine で、匿名関数(関数リテラル)の即時実行(即時評価)で実装しています。", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "は、goroutine の完了まちです。 main関数が属する goroutine が終われば 他の goroutine が実行中であってもプログラムは終了します。 このため、15行目がないと:", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "の前にプログラムが終了します。", "title": "goroutine" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "処理を並列化しても、プログラムの終了前に goroutine が完了していることをタイマーで保証していたのでは、プログラム全体の処理時間はタイマー律速になってしまい並列化した意味がありません。", "title": "チェンネルを使った同期" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "このような問題の解決のために、Go ではチャンネル型が用意されています。", "title": "チェンネルを使った同期" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "チャネルは、同時に実行される関数が、指定された要素タイプの値を送受信することで通信するためのメカニズムを提供します。", "title": "チェンネルを使った同期" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "チェンネルを使って同期を取ってみます。", "title": "チェンネルを使った同期" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "これで goroutine の完了後、(無駄な待ち合わせ時間なく)即時にプログラムを完了できます。", "title": "チェンネルを使った同期" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "時間内に処理が終わらないというシチュエーションはよくあります。", "title": "Select文を使ったタイムアウト" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "この様な問題には、Select文を使った問題解決が可能です。", "title": "Select文を使ったタイムアウト" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このように Go では通信操作の枠組みで同期やタイムアウトの仕組みを統合しています。", "title": "Select文を使ったタイムアウト" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "time.After は指定された時刻を経過するとチャネルからメッセージが送られてきますが、time.NewTicker は与えられた間隔で time オブジェクトを返します。", "title": "Ticker と Signal" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "signal パッケージは、OSシグナルをチャンネルにルーティングします。", "title": "Ticker と Signal" } ]
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{{Nav}} == goroutine == '''goroutine'''<ref>言うまでもありませんが、[[W:en:coroutine|coroutine]]([[W:コルーチン|コルーチン]]の捩󠄁りです。)</ref> (ゴルーチン)は、Goのランタイムに管理される軽量なスレッドです。 スレッドは並行処理の方式の1つですが、プロセスやタスクと異なり、複数の並行処理単位が同じメモリー空間を共有することで特徴です。OSから見るとメモリー管理の処理が必要なくスレッドの生成・切替を手早くできるという特徴がある一方、他のスレッドとメモリーオブジェクトのアクセス競合が起こらないことの保証はプログラマーの責任になります。 C11(標準C言語の2011年版)にも [[C言語/標準ライブラリ/threads.h|thread.h]] と [[C言語/標準ライブラリ/stdatomic.h|stdatmic.h]] が用意されたように、近年のコンピューティングではスループットが重視される傾向が強まっています。 ;Go文の構文:<syntaxhighlight lang="ebnf"> GoStmt = "go" Expression ; </syntaxhighlight> : 式(<syntaxhighlight lang="ebnf" inline>Expression</syntaxhighlight>)は、関数またはメソッドの呼び出しでなければならず、括弧でくくることは'''できません'''。[[Go/キーワードと宣言済み識別子#組込み関数|組込み関数]]の呼び出しは[[Go/文#式文|式文]]と同様に制限されます。 : 関数名で示される関数は呼び出される goroutine 側のスレッドですが、引数列の評価は生成元の goroutine で行われます。 ;コード例:<syntaxhighlight lang="go" highlight="9-13,15" line> package main import ( "fmt" "time" ) func main() { go func() { fmt.Println("goroutine .. start") time.Sleep(3 * time.Second) fmt.Println("goroutine .. done") }() report() time.Sleep(5 * time.Second) } func report() { time.Sleep(1 * time.Second) fmt.Println("report .. done") } </syntaxhighlight> ;実行例:<syntaxhighlight lang="text"> report .. done goroutine .. start goroutine .. done </syntaxhighlight> ;解説:<syntaxhighlight lang="go" start=9 line> go func() { fmt.Println("goroutine .. start") time.Sleep(3 * time.Second) fmt.Println("goroutine .. done") }() </syntaxhighlight> この部分が goroutine で、匿名関数(関数リテラル)の即時実行(即時評価)で実装しています。 :<syntaxhighlight lang="go" start=15 line> time.Sleep(5 * time.Second) </syntaxhighlight> は、goroutine の完了まちです。 main関数が属する goroutine が終われば 他の goroutine が実行中であってもプログラムは終了します。 このため、15行目がないと: :<syntaxhighlight lang="go" start=12 line> fmt.Println("goroutine .. done") </syntaxhighlight> の前にプログラムが終了します。 == チェンネルを使った同期 == 処理を並列化しても、プログラムの終了前に goroutine が完了していることをタイマーで保証していたのでは、プログラム全体の処理時間はタイマー律速になってしまい並列化した意味がありません。 このような問題の解決のために、Go ではチャンネル型が用意されています。 チャネルは、同時に実行される関数が、指定された要素タイプの値を送受信することで通信するためのメカニズムを提供します。 チェンネルを使って同期を取ってみます。 ;[https://paiza.io/projects/r4JynnqpzyGwpXrp-P69ng?language=go チェンネルを使った同期]:<syntaxhighlight lang="go" highlight="9,14,16" line> package main import ( "fmt" "time" ) func main() { done := make(chan bool) go func(s int) { fmt.Printf("#%d..do\n", s) time.Sleep(time.Duration(s) * time.Second) fmt.Printf("#%d..done\n", s) done <- true }(2) <-done fmt.Println("Done!") } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> #2..do #2..done Done! </syntaxhighlight> ;解説:<syntaxhighlight lang="go" start=9 line> done := make(chan bool) </syntaxhighlight> :チェンネル型の変数 done を宣言しています。 :要素型は bool ですが、今回は同期をとるだけなので要素は何であっても構いません。 ;完了待ち:<syntaxhighlight lang="go" start=16 line> <-done </syntaxhighlight> : 説明の順番が前後しますが、main 側はチェンネル done の読み込みができたことで goroutine の処理完了をチェックします。 : 値は読んでいませんが、goroutine がチェンネル done に書き込みを行うまで、main はブロックされます。 ;完了通知:<syntaxhighlight lang="go" start=14 line> done <- true </syntaxhighlight> : coroutine の処理が完了したらチェンネル done に書き込みます。 : これをきっかけに main のブロックは解除され(Done! と表示した後)プログラムを終了します。 これで goroutine の完了後、(無駄な待ち合わせ時間なく)即時にプログラムを完了できます。 == Select文を使ったタイムアウト == 時間内に処理が終わらないというシチュエーションはよくあります。 この様な問題には、Select文を使った問題解決が可能です。 ;[https://paiza.io/projects/WoJ_v8HVA9Apbht5JtDckQ?language=go Select文を使ったタイムアウト]:<syntaxhighlight lang="go" highlight="16-21" line> package main import ( "fmt" "time" ) func main() { done := make(chan bool) go func(s int) { fmt.Printf("#%d..do\n", s) time.Sleep(time.Duration(s) * time.Second) fmt.Printf("#%d..done\n", s) done <- true }(2) select { case <-done: fmt.Println("Done!") case <-time.After(1 * time.Second): fmt.Println("Timeout!") } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> #2..do Timeout! </syntaxhighlight> ;解説:<syntaxhighlight lang="go" start=16 highlight=4 line> select { case <-done: fmt.Println("Done!") case <-time.After(1 * time.Second): fmt.Println("Timeout!") } </syntaxhighlight> :Select文は、一連の可能な送信または受信操作のうち、どの操作を行うかを選択します。Switch文と似ていますが、ケースがすべて通信操作になっています。 :19行目のtime.After は指定された時刻を経過するとチャネルからメッセージが送られてきます。 このように Go では通信操作の枠組みで同期やタイムアウトの仕組みを統合しています。 == Ticker と Signal == time.After は指定された時刻を経過するとチャネルからメッセージが送られてきますが、time.NewTicker は与えられた間隔で time オブジェクトを返します。 signal パッケージは、OSシグナルをチャンネルにルーティングします。 ;[https://paiza.io/projects/tm7MmaQ3NyfuLMfmgq5HCQ?language=go Ticker と Signal]:<syntaxhighlight lang="go" highlight="12-13,15-22,25-35" line> package main import ( "fmt" "os" "os/signal" "syscall" "time" ) func main() { ticker := time.NewTicker(time.Second) defer ticker.Stop() sig := make(chan os.Signal, 1) signal.Notify(sig, syscall.SIGHUP, syscall.SIGINT, syscall.SIGTERM, syscall.SIGQUIT, ) defer signal.Stop(sig) for { select { case now := <-ticker.C: fmt.Println(now) case s := <-sig: switch s { case syscall.SIGHUP, syscall.SIGINT, syscall.SIGTERM, syscall.SIGQUIT: fmt.Println(s) fmt.Println("Done") return } } } } </syntaxhighlight> ;実行結果(3秒経過したところで [CTRL] + C で中断した):<syntaxhighlight lang=text> 2021-09-21 11:04:43.522706401 +0900 JST m=+1.031904806 2021-09-21 11:04:44.522783142 +0900 JST m=+2.031989090 2021-09-21 11:04:45.522671031 +0900 JST m=+3.031881449 ^Cinterrupt Done </syntaxhighlight> ;解説:<syntaxhighlight lang="go" start=12 line> ticker := time.NewTicker(time.Second) defer ticker.Stop() </syntaxhighlight> : ticker オブジェクトを生成します <code>time.Second</code> は、<code>1 * time.Second</code> と同義です。 : defer 遅延処理で、この場合 <code>ticker.Stop()</code> はmain関数が return したときに実行されます。 : (開いたファイルを自動で閉じるなど)C++のデストラクターの様な振る舞いが求められるときに便利です。 ;シグナルの前処理:<syntaxhighlight lang="go" start=15 line> sig := make(chan os.Signal, 1) signal.Notify(sig, syscall.SIGHUP, syscall.SIGINT, syscall.SIGTERM, syscall.SIGQUIT, ) defer signal.Stop(sig) </syntaxhighlight> : Go のシグナル通知は、チャネルに os.Signal 値を送信することで行います。 : signal.Notify で、指定されたシグナル通知を受信するために、チャネル <var>sig</var> を登録します。 : 着信シグナルの中継を停止する処理を、defer で登録します。 ;TickerとSignalの並列待ち:<syntaxhighlight lang="go" start=25 line> select { case now := <-ticker.C: fmt.Println(now) case s := <-sig: switch s { case syscall.SIGHUP, syscall.SIGINT, syscall.SIGTERM, syscall.SIGQUIT: fmt.Println(s) fmt.Println("Done") return } } </syntaxhighlight> : Select文でインターバル発火とシグナルを並列に待っています。 : チャンネル ticker.C からは与えられたインターバルで時刻が送信されます。 : チャンネル sig からがOSのシグナルが中継されます。 : このSelect文の外周の for{ の無限ループは :<syntaxhighlight lang="go" start=33switch」 line> return </syntaxhighlight> : が唯一の脱出点なので、シグナルが来ないと止まりません。 ; 課題 : 上のプログラムを編集して、「15秒経ったら自動的にプログラムを終了する」機能を追加してみましょう。 == 脚註 == <references /> == 関連項目 == * [[../文#Go文|Go文]] * [[../式#関数リテラル|関数リテラル]]
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2021-10-19T07:15:59Z
[ "テンプレート:Nav" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/Go/%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E5%87%A6%E7%90%86
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ガリア戦記/用例集/指示代名詞・形容詞/is
指示代名詞・形容詞 is, ea, id は、三人称の人称代名詞を兼ねる。古典ラテン語において最も頻出する重要な基本単語のひとつである。 (1巻3節1項) (1巻3節2項) (1巻3節3項) (1巻3節4項) (1巻2節3項) (1巻5節1項) (1巻2節3項) (1巻3節3項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "指示代名詞・形容詞 is, ea, id は、三人称の人称代名詞を兼ねる。古典ラテン語において最も頻出する重要な基本単語のひとつである。", "title": "is, ea, id  それ、その" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "ea" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "ea" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻3節2項)", "title": "eās" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "eās" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻3節4項)", "title": "eō" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "id" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1巻5節1項)", "title": "id" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "iīs" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "(1巻3節3項)", "title": "is" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "is" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "is" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "is" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "is" } ]
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== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30px;">is, ea, id</span>  それ、その == 指示代名詞・形容詞 is, ea, id は、三人称の人称代名詞を兼ねる。古典ラテン語において最も頻出する重要な基本単語のひとつである。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''指示代名詞・指示形容詞''' [[wikt:en:is#Latin|is, ea, id]] |- align="center" ! colspan="4" | 単数 | rowspan="7" | ! colspan="4" | 複数 |- style="text-align:center;" | style="text-align:right;"| (性) | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="text-align:right;"| | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" ! 主格 | style="background-color:#ddf;"| '''is''' | style="background-color:#fdd;"| '''ea''' | style="background-color:#dfd;"| '''id ''' | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#ccf;"| eī, iī | style="background-color:#fcc;"| eae | style="background-color:#cfc;"| ea |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | 属格 | style="background-color:#ffd;" colspan="3"| eius | 属格 | style="background-color:#ccf;"| eōrum | style="background-color:#fcc;"| eārum | style="background-color:#cfc;"| eōrum |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ddf;"| eum | style="background-color:#fdd;"| eam | style="background-color:#dfd;"| id | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ccf;"| eōs | style="background-color:#fcc;"| eās | style="background-color:#cfc;"| ea |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ffd;" colspan="3"| eī | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ffc;" colspan="3"| eīs, iīs |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ddf;"| eō | style="background-color:#fdd;"| eā | style="background-color:#dfd;"| eō | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ffc;" colspan="3"| eīs, iīs |} ==ea== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#dfd;">&nbsp;[[wikt:en:ea#Latin|ea]] </span> (中性・複数・主格/対格) ===1巻3節1項=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Hīs rēbus adductī et auctōritāte Orgetorīgis permōtī<br> cōnstituērunt <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">【</span><u><span style="font-size:20pt;background-color:#cfc;">ea</span></u>, <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">{</span><span style="font-size:20pt;background-color:#cfc;">[[ガリア戦記/用例集/関係詞・疑問詞/qui#1巻3節1項|quae]]</span> ad proficīscendum pertinērent<span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">}</span>, comparāre<span style="font-family:Times New Roman;font-size:30pt;">】</span>, </span> **先行詞 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#cfc;">ea</span> は、中性・複数・対格で、<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">comparāre</span> の目的語。 【 】 は不定法句。 *: <span style="background-color:#fcc;"> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ==eā== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fdd;">&nbsp;[[wikt:en:ea#Latin|eā]] </span> (女性・単数・奪格) ==eās== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fdd;">&nbsp;[[wikt:en:eas#Latin|eās]] </span> (女性・複数・対格) ===eās rēs=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fdd;"><span style="color:#f00;">eās</span> [[ガリア戦記/用例集/第五変化名詞/res#eās rēs|rēs]]</span> (女性・複数・対格) ====1巻3節2項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;">ad <span style="color:#f00;>eās</span> rēs cōnficiendās</span> biennium sibi satis esse dūxērunt ;</span> *: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;></span></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#2項|1巻3節2項]]) ====1巻3節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffc;">ad <span style="color:#f00;>eās</span> rēs cōnficiendās</span> Orgetorīx dēligitur. </span> *: <span style="background-color:#ffc;"><span style="color:#f00;></span></span>  ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) ==eō== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ffa;">&nbsp;[[wikt:en:eo#Etymology_3_2|eō]]</span> (男性/中性 ・単数・奪格) ===男性・単数・奪格=== ===中性・単数・奪格=== ====1巻3節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;">[[ガリア戦記/用例集/前置詞/in#1巻3節4項|In]] <span style="color:#f00;">eō</span> [[ガリア戦記/用例集/第三変化名詞/iter#1巻3節4項|itinere]]</span> persuādet Casticō, ~, ut rēgnum in cīvitāte suā occupāret </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#4項|1巻3節4項]]) ==id== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#cfc;">&nbsp;[[wikt:en:id#Latin|id]] </span> (中性・単数・主格/対格) ===中性・単数・主格=== ===中性・単数・対格=== ====1巻2節3項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#cfc;color:#f00;">Id</span> hōc facilius iīs persuāsit, quod ...</span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ====1巻5節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Post eius mortem nihilominus Helvetii <span style="background-color:#cfc;color:#f00;">id</span> <span style="background-color:#cfc;">quod</span> constituerant facere conantur, ut e finibus suis exeant. </span> *: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/5節#1項|1巻5節1項]]) ==iīs== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ffc;">[[wikt:en:iis#Latin|iīs]] &nbsp;</span><span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"> (= [[wikt:en:eis#Latin|eīs]])</span> (男 女 中性 ・ 複数 ・ 与格/奪格) **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Id hōc facilius <span style="color:#f00;">iīs</span> persuāsit, quod ...</span> **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) ==is== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ccf;">[[wikt:en:is#Latin|is]] &nbsp;</span> (男性・単数・主格) ===1巻3節3項is=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="color:#f00;">Is</span> sibi lēgātiōnem ad cīvitātēs suscēpit.</span> **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#3項|1巻3節3項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#cfc;"> <span style="color:#f00;"> </span> </span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/代名詞・形容詞の変化]]    {{進捗|00%|2020-06-18}} </span> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 用例集|代名詞]]
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2020-07-13T12:43:49Z
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ガリア戦記/用例集/指示代名詞・形容詞/hic
指示代名詞・形容詞 hic, haec, hoc は、近称および一人称的な指示詞であり、非常に頻出する重要な基本単語のひとつである。 (1巻3節8項) (1巻2節4項) (1巻3節1項) (1巻2節3項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "指示代名詞・形容詞 hic, haec, hoc は、近称および一人称的な指示詞であり、非常に頻出する重要な基本単語のひとつである。", "title": "hic, haec, hoc  これ、この" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "hic, haec, hoc  これ、この" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(1巻3節8項)", "title": "hāc" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻2節4項)", "title": "hīs" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻3節1項)", "title": "hīs" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "hōc" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "hōc" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "hōc" } ]
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== <span style="font-family:Times New Roman;font-size:30px;">hic, haec, hoc</span>  これ、この == 指示代名詞・形容詞 hic, haec, hoc は、近称および一人称的な指示詞であり、非常に頻出する重要な基本単語のひとつである。 {| border="1" class="wikitable" |+ '''指示代名詞・指示形容詞''' [[wikt:en:hic#Latin|hic, haec, hoc]] |- align="center" ! colspan="4" | 単数 | rowspan="7" | ! colspan="4" | 複数 |- style="text-align:center;" | style="text-align:right;"| (性) | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 | style="text-align:right;"| | style="background-color:#ddf;"| 男性 | style="background-color:#fdd;"| 女性 | style="background-color:#dfd;"| 中性 |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" ! 主格 | style="background-color:#ddf;"| '''hic''' | style="background-color:#fdd;"| '''haec''' | style="background-color:#dfd;"| '''hoc''' | style="text-align:center;" | 主格 | style="background-color:#ccf;"| hī | style="background-color:#fcc;"| hae | style="background-color:#cfc;"| haec |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | 属格 | style="background-color:#ffd;" colspan="3"| huius | 属格 | style="background-color:#ccf;"| hōrum | style="background-color:#fcc;"| hārum | style="background-color:#cfc;"| hōrum |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ddf;"| hunc | style="background-color:#fdd;"| hanc | style="background-color:#dfd;"| hoc | style="text-align:center;" | 対格 | style="background-color:#ccf;"| hōs | style="background-color:#fcc;"| hās | style="background-color:#cfc;"| haec |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ffd;" colspan="3"| huic | style="text-align:center;" | 与格 | style="background-color:#ffc;" colspan="3"| hīs |- style="font-family:Times New Roman;text-align:center;font-size:20px;" | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ddf;"| hōc | style="background-color:#fdd;"| hāc | style="background-color:#dfd;"| hōc | style="text-align:center;" | 奪格 | style="background-color:#ffc;" colspan="3"| hīs |} ==hāc== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fcc;">[[wikt:en:hac#Latin|hāc]]</span> (女性・単数・奪格) ===hāc ōrātiōne=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fdd;"><span style="color:#f00;">hāc</span> [[wikt:en:oratione|ōrātiōne]]</span> ====1巻3節8項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#fdd;"><span style="color:#f00;">hāc</span> ōrātiōne</span> adductī</span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;"></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#8項|1巻3節8項]]) ==hīs== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#ffa;">[[wikt:en:his#Latin|hīs]]</span> (男/女/中性・複数・与格/奪格) ===hīs rēbus=== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#fdd;">hīs [[ガリア戦記/用例集/第五変化名詞/res#hīs rēbus|rēbus]]</span> (女性・複数・与格/奪格) ====1巻2節4項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;">hīs</span> rēbus</span> fiēbat ut et minus lātē vagārentur et minus facile fīnitimīs bellum īnferre possent ; </span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;"></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#4項|1巻2節4項]]) ====1巻3節1項==== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;"><span style="background-color:#ffa;"><span style="color:#f00;">hīs</span> rēbus</span> adductī </span> *: <span style="background-color:#ffa;"> <span style="color:#f00;"></span> </span> ([[ガリア戦記 第1巻/注解/3節#1項|1巻3節1項]]) ==hōc== *<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;background-color:#cfc;">[[wikt:en:hoc#Latin|hōc]]</span> (中性・単数・奪格) ===1巻2節3項=== **<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">Id <span style="color:#f00;">hōc</span> facilius iīs persuāsit, quod ...</span> **: ([[ガリア戦記 第1巻/注解/2節#3項|1巻2節3項]]) <span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;background-color:#cfc;"> <span style="color:#f00;"> </span> </span> == 脚注 == <references /> == 参考文献 == == 関連項目 == *<span style="background-color:#ffffcc;">[[古典ラテン語/代名詞・形容詞の変化]]    {{進捗|00%|2020-06-18}} </span> == 関連記事 == [[Category:ガリア戦記 用例集|代名詞]]
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2020-07-06T14:35:30Z
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ガリア戦記/用例集/規則的に変化する副詞
変化する副詞(declinable adverbs)は、さらに規則的変化と不規則的変化に分けられる。 規則的変化には、形容詞の語幹に語尾 -ē, -iter (-ter), -ō などを付したものなどがある。 語尾は、比較級では-ius に、最上級では-issimē に換えることが多い。 (1巻2節4項) (1巻2節3項) (1巻2節4項)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "変化する副詞(declinable adverbs)は、さらに規則的変化と不規則的変化に分けられる。", "title": "規則的に変化する副詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "規則的変化には、形容詞の語幹に語尾 -ē, -iter (-ter), -ō などを付したものなどがある。", "title": "規則的に変化する副詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "語尾は、比較級では-ius に、最上級では-issimē に換えることが多い。", "title": "規則的に変化する副詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(1巻2節4項)", "title": "facile, facilius, facillimē" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1巻2節3項)", "title": "facile, facilius, facillimē" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "facile, facilius, facillimē" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "facile, facilius, facillimē" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1巻2節4項)", "title": "late" } ]
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== 規則的に変化する副詞 == '''変化する副詞'''(declinable adverbs)は、さらに規則的変化と不規則的変化に分けられる。 '''規則的変化'''には、形容詞の語幹に語尾 <span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:-e#Latin|-ē]], [[wikt:en:-iter#Latin|-iter]] ([[wikt:en:-ter#Latin|-ter]]), [[wikt:en:-o#Latin-adverb|-ō]]</span> などを付したものなどがある。 語尾は、比較級では<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:-ius#Etymology_3|-ius]]</span> に、最上級では<span style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;">[[wikt:en:-issime#Latin|-issimē]]</span> に換えることが多い。 {| class="wikitable" |- ! ! 原 級 ! 比較級 ! 最上級 ! 意 味 ! 備 考 |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="font-size:21pt;" |[[wikt:en:acriter|ācriter]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:acrius|ācrius]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:acerrime#Latin|ācerrimē]] | 激しく |形容詞[[wikt:en:acer#Latin|ācer]]の語幹ācr+語尾[[wikt:en:-iter#Latin|-iter]] |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="font-size:21pt;" |[[wikt:en:aegre|aegrē]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:aegrius|aegrius]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:aegrissime|aegrissimē]] | 辛うじて |形容詞[[wikt:en:aeger#Latin|aeger]]の語幹aegr+語尾[[wikt:en:-e#Latin|-ē]] |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="font-size:21pt;" |[[wikt:en:alte#Etymology_1|altē]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:altius#Adverb|altius]] | style="font-size:14pt;" |[[wikt:en:altissime#Latin|altissimē]] | 高く |形容詞[[wikt:en:altus#Etymology_1|altus]]の語幹alt+語尾[[wikt:en:-e#Latin|-ē]] |- style="font-family:Times New Roman;" | | style="font-size:21pt; 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