Datasets:

hpprc
/

jawiki-books

Dataset card Data Studio Files Files and versions Community

Subset (2)

default · 13.3k rows

Split (1)

train · 13.3k rows

id int64 3 39.4k	title stringlengths 1 80	text stringlengths 2 313k	paragraphs listlengths 1 6.47k	abstract stringlengths 1 52k ⌀	wikitext stringlengths 10 330k ⌀	date_created stringlengths 20 20 ⌀	date_modified stringlengths 20 20	templates listlengths 0 20	url stringlengths 32 653
27,587	小学校総合学習	小学校の総合学習では、様々なことを学びます。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "小学校の総合学習では、様々なことを学びます。", "title": "" } ]	小学校(しょうがっこう)の総合学習(そうごうがくしゅう)では、様々(さまざま)なことを学(まな)びます。コンピュータ (2013-09-30) だれもがかかわりあえる社会 (2019-09-01) 調(しら)べ学習(がくしゅう) 私(わたし)たちの地域(ちいき) 環境(かんきょう)	{{Pathnav\|メインページ\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|frame=1}} {{ruby\|小学校\|しょうがっこう}}の{{ruby\|総合学習\|そうごうがくしゅう}}では、{{ruby\|様々\|さまざま}}なことを{{ruby\|学\|まな}}びます。 * [[小学校総合学習/コンピュータ\|コンピュータ]] {{進捗\|50%\|2013-09-30}} * [[小学校総合学習/だれもがかかわりあえる社会\|だれもがかかわりあえる社会]]{{進捗\|00%\|2019-09-01}} * [[小学校総合学習/調べ学習\|{{ruby\|調\|しら}}べ{{ruby\|学習\|がくしゅう}}]] * [[小学校総合学習/私たちの地域\|{{ruby\|私\|わたし}}たちの{{ruby\|地域\|ちいき}}]] * [[小学校総合学習/環境\|{{ruby\|環境\|かんきょう}}]] {{デフォルトソート:しようかつこうそうこうかくしゆう}} [[Category:小学校総合学習]]	null	2020-05-07T09:04:35Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%B7%8F%E5%90%88%E5%AD%A6%E7%BF%92
27,600	中学受験参考書/中学校別対策/灘中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/灘中灘中は、兵庫県神戸市にある私立の男子中高一貫校である。 1926年、「柔道の父」とも称される嘉納治五郎が設立。校訓にも柔道の考え方である『精力善用』『自他共栄』を採用した。校風は「自由」。 ※2日制です。社会の入試はありません。制限時間60分で、11~13問出題され、100点満点。1問目は計算問題(その年にまつわることが多い)で、最後の5問(4,6問の場合も)は図形問題であることが多い。なお、毎年のように整数問題が出題されている。制限時間40分で、6問出題され、80点満点。語句問題中心で、「俳句の季語」「漢字しりとり」などがよく出題されている。制限時間60分間で100点満点。毎年のように莫大な計算を要する問題が出題されている。制限時間60分で、大問が基本的に5問出題され(2018年度のみ4問だった)、100点満点。制限時間60分で、120点満点。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/灘中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "灘中は、兵庫県神戸市にある私立の男子中高一貫校である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1926年、「柔道の父」とも称される嘉納治五郎が設立。校訓にも柔道の考え方である『精力善用』『自他共栄』を採用した。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "校風は「自由」。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "※2日制です。社会の入試はありません。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "制限時間60分で、11~13問出題され、100点満点。1問目は計算問題(その年にまつわることが多い)で、最後の5問(4,6問の場合も)は図形問題であることが多い。なお、毎年のように整数問題が出題されている。", "title": "1日目" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "制限時間40分で、6問出題され、80点満点。語句問題中心で、「俳句の季語」「漢字しりとり」などがよく出題されている。", "title": "1日目" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "制限時間60分間で100点満点。毎年のように莫大な計算を要する問題が出題されている。", "title": "1日目" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "制限時間60分で、大問が基本的に5問出題され(2018年度のみ4問だった)、100点満点。", "title": "2日目" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "制限時間60分で、120点満点。", "title": "2日目" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/灘中灘中は、兵庫県神戸市にある私立の男子中高一貫校である。沿革 1926年、「柔道の父」とも称される嘉納治五郎が設立。校訓にも柔道の考え方である『精力善用』『自他共栄』を採用した。特徴校風は「自由」。 ※2日制です。社会の入試はありません。	{{Substub}} {{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} 灘中は、兵庫県神戸市にある私立の男子中高一貫校である。沿革 1926年、「柔道の父」とも称される[[w:嘉納治五郎\|嘉納治五郎]]が設立。校訓にも柔道の考え方である『精力善用』『自他共栄』を採用した。特徴校風は「自由」。 <!-- 執筆方針は [[トーク:中学受験参考書]] にあります。 --> ※2日制です。社会の入試はありません。 == 1日目 == === 算数 === 制限時間60分で、11～13問出題され、100点満点。1問目は計算問題(その年にまつわることが多い)で、最後の5問(4,6問の場合も)は図形問題であることが多い。なお、毎年のように整数問題が出題されている。 === 国語 === 制限時間40分で、6問出題され、80点満点。語句問題中心で、「俳句の季語」「漢字しりとり」などがよく出題されている。 === 理科 === 制限時間60分間で100点満点。毎年のように莫大な計算を要する問題が出題されている。 == 2日目 == === 算数 === 制限時間60分で、大問が基本的に5問出題され(2018年度のみ4問だった)、100点満点。 === 国語 === 制限時間60分で、120点満点。 [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/なたちゆう}}	null	2022-03-12T07:32:42Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E7%81%98%E4%B8%AD
27,605	中学受験参考書/中学校別対策/ラ・サール中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/ラ・サール中ラ・サール中は私立の男子中高一貫校である。カトリック教育修道会によって1950年に開校。 60分・100点満点。問題文は手書きで、大問6つで構成されている。やや難しめの漢字問題が約15題出題される。基本的には「文章読解2つ(それぞれ漢字5問含む)+漢字問題5問」の形である。 40分、50点満点。会話形式の問題がよく出題される。 40分・50点満点。時事問題や、NHK大河ドラマについて出題されることがある。ラ・サール中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/ラ・サール中ラ・サール中は私立の男子中高一貫校である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "カトリック教育修道会によって1950年に開校。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "60分・100点満点。問題文は手書きで、大問6つで構成されている。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "やや難しめの漢字問題が約15題出題される。基本的には「文章読解2つ(それぞれ漢字5問含む)+漢字問題5問」の形である。", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "40分、50点満点。会話形式の問題がよく出題される。", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "40分・50点満点。時事問題や、NHK大河ドラマについて出題されることがある。", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ラ・サール中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/ラ・サール中ラ・サール中は私立の男子中高一貫校である。沿革カトリック教育修道会によって1950年に開校。特徴	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} ラ・サール中は私立の男子中高一貫校である。沿革カトリック教育修道会によって1950年に開校。特徴 == 算数 == 60分・100点満点。問題文は手書きで、大問6つで構成されている。 :1番は計算問題、2番は文章題である。 == 国語 == やや難しめの漢字問題が約15題出題される。基本的には「文章読解2つ(それぞれ漢字5問含む)＋漢字問題5問」の形である。 == 理科 == 40分、50点満点。会話形式の問題がよく出題される。 == 社会 == 40分・50点満点。時事問題や、NHK大河ドラマについて出題されることがある。 == 関連ページ == [http://www.lasalle.ed.jp/ ラ・サール中オフィシャルサイト] {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/ら・さあるちゆう}}	null	2020-04-23T09:44:08Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AB%E4%B8%AD
27,621	中等教育前期の国語	中等教育前期(中学校)の教科書です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中等教育前期(中学校)の教科書です。", "title": "" } ]	中等教育前期(中学校)の教科書です。中等教育前期の国語/上巻中等教育前期の国語/下巻	中等教育前期(中学校)の教科書です。 * [[中等教育前期の国語/上巻]] * [[中等教育前期の国語/下巻]]	null	2020-04-09T08:17:18Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E5%9B%BD%E8%AA%9E
27,622	中等教育前期の英語	中等教育前期(中学校)の教科書です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中等教育前期(中学校)の教科書です。", "title": "" } ]	中等教育前期(中学校)の教科書です。中等教育前期の英語/上巻中等教育前期の英語/下巻	中等教育前期(中学校)の教科書です。 * [[中等教育前期の英語/上巻]] * [[中等教育前期の英語/下巻]] [[カテゴリ:英語]]	null	2022-11-20T10:13:40Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E8%8B%B1%E8%AA%9E
27,638	数独パズル	数独は、3×3の9つのブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れていくパズルです。空いているマスに1〜9のいずれかの数字を入れ、縦・横の各列及び、太線で囲まれた3×3のブロック内に同じ数字が複数入らないようにします。「ナンバープレース(ナンプレ)」とも呼ばれます。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "数独は、3×3の9つのブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れていくパズルです。空いているマスに1〜9のいずれかの数字を入れ、縦・横の各列及び、太線で囲まれた3×3のブロック内に同じ数字が複数入らないようにします。「ナンバープレース(ナンプレ)」とも呼ばれます。", "title": "" } ]	数独は、3×3の9つのブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れていくパズルです。空いているマスに1〜9のいずれかの数字を入れ、縦・横の各列及び、太線で囲まれた3×3のブロック内に同じ数字が複数入らないようにします。「ナンバープレース(ナンプレ)」とも呼ばれます。	{{stub}} 数独は、3×3の9つのブロックに区切られた 9×9の正方形の枠内に1〜9までの数字を入れていくパズルです。空いているマスに1〜9のいずれかの数字を入れ、縦・横の各列及び、太線で囲まれた3×3のブロック内に同じ数字が複数入らないようにします。「ナンバープレース(ナンプレ)」とも呼ばれます。 [[File:Sudoku-by-L2G-20050714.svg\|200px\|thumb\|数独の問題例]] ==解き方の一例== ==関連ページ== [[数独パズル/問題集\|数独パズル問題集]] [[数独パズル/問題集/解答\|数独パズル問題集の解答]] *[[数独パズル/作り方\|数独パズル作り方]] [[カテゴリ:数独]]	null	2022-12-07T12:33:52Z	[ "テンプレート:Stub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%95%B0%E7%8B%AC%E3%83%91%E3%82%BA%E3%83%AB
27,642	中学受験理科/生物/4年生	本ページは中学受験生むけの理科・生物の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・生物の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・生物の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・生物の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は4年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 4年生理科・生物分野 == [[中学受験理科/生物/季節ごとの生き物たち]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/こん虫の体と生活]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/植物の成長]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/動物とヒトのからだのつくり]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「生物」へのリンク === [[中学受験理科/生物/5年生]] [[中学受験理科/生物/6年生]] === 4年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/4年生]] [[中学受験理科/地学/4年生]] [[中学受験理科/物理/4年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん4ねんりかせいふつ}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|せいふつ4ねん]]	null	2020-08-29T02:27:27Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/4%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,645	中学受験理科/地学/4年生	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は4年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 4年生理科・地学分野 == [[中学受験理科/地学/太陽と月の動き]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/星座と星の動き]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/気象\|中学受験理科/地学/季節と天気の変化]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/流れる水がつくる地形]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「地学」へのリンク === [[中学受験理科/地学/5年生]] [[中学受験理科/地学/6年生]] === 4年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/生物/4年生]] [[中学受験理科/化学/4年生]] *[[中学受験理科/物理/4年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん4ねんりかちかく}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ちかく4ねん]]	null	2020-08-29T02:25:53Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%9C%B0%E5%AD%A6/4%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,646	中学受験理科/物理/4年生	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は4年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は4年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 4年生理科・物理分野 == [[中学受験理科/物理/鏡と光]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/磁石のはたらき]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/空気の力と水の力]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/電気のはたらき]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/水や空気の温度変化]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/重さをはかるもの]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「物理」へのリンク === [[中学受験理科/物理/5年生]] [[中学受験理科/物理/6年生]] === 4年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/生物/4年生]] [[中学受験理科/地学/4年生]] *[[中学受験理科/化学/4年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん4ねんりかふつり}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ふつり4ねん]]	null	2020-08-29T02:23:34Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/4%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,647	中学受験理科/生物/5年生	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は5年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 5年生理科・生物分野 == [[中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/動物とヒトのからだのつくり]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/動物とヒトの誕生]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/生き物同士のつながり]]{{進捗\|100%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「生物」へのリンク === [[中学受験理科/生物/4年生]] [[中学受験理科/生物/6年生]] === 5年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/5年生]] [[中学受験理科/地学/5年生]] *[[中学受験理科/物理/5年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん5ねんりかせいふつ}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|せいふつ5ねん]]	null	2020-08-29T02:32:20Z	[ "テンプレート:進捗", "テンプレート:進捗状況" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/5%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,649	中学受験理科/地学/5年生	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は5年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 5年生理科・地学分野 == [[中学受験理科/地学/気象]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/星座と星の動き]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/月の動きと満ち欠け]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/太陽]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「地学」へのリンク === [[中学受験理科/地学/4年生]] [[中学受験理科/地学/6年生]] === 5年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/5年生]] [[中学受験理科/生物/5年生]] *[[中学受験理科/物理/5年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん5ねんりかちかく}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ちかく5ねん]]	null	2020-08-29T02:35:30Z	[ "テンプレート:進捗", "テンプレート:進捗状況" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%9C%B0%E5%AD%A6/5%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,650	中学受験理科/物理/5年生	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象(たいしょう)学年は5年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。'''{{ruby\|対象\|たいしょう}}学年は5年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 5年生理科・物理分野 == [[中学受験理科/物理/てんびんとばね]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/物体の運動]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/てこ]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/水や空気の温度変化]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/熱の伝わり方]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/光]]{{進捗\|50%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/音]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/電流と抵抗]]{{進捗\|50%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/電流と磁界]]{{進捗\|50%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「物理」へのリンク === [[中学受験理科/物理/4年生]] [[中学受験理科/物理/6年生]] === 5年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/5年生]] [[中学受験理科/地学/5年生]] [[中学受験理科/生物/5年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん5ねんりかふつり}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ふつり5ねん]]	null	2020-08-29T02:49:39Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/5%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,651	中学受験理科/生物/6年生	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・生物分野の内容についてのページです。'''対象学年は6年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 6年生理科・生物分野 == [[中学受験理科/生物/さまざまな生物]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/生物/生態系と環境]]{{進捗\|50%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「生物」へのリンク === [[中学受験理科/生物/4年生]] [[中学受験理科/生物/5年生]] === 6年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/6年生]] [[中学受験理科/地学/6年生]] *[[中学受験理科/物理/6年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん6ねんりかせいふつ}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|せいふつ6ねん]]	null	2020-08-29T02:44:58Z	[ "テンプレート:進捗", "テンプレート:進捗状況" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/6%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,653	中学受験理科/地学/6年生	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・地学分野の内容についてのページです。'''対象学年は6年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 6年生理科・地学分野 == [[中学受験理科/地学/地球と宇宙]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/大地の変化]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/地学/気象]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「地学」へのリンク === [[中学受験理科/地学/4年生]] [[中学受験理科/地学/5年生]] === 6年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/6年生]] [[中学受験理科/生物/6年生]] [[中学受験理科/物理/6年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん6ねんりかちかく}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ちかく6ねん]]	null	2020-08-29T02:43:46Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%9C%B0%E5%AD%A6/6%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,654	中学受験理科/物理/6年生	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。対象学年は6年生です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。	本ページは中学受験生むけの理科・物理分野の内容についてのページです。'''対象学年は6年生'''です。学習したい内容についてそれぞれのリンク先に移動してください。 {{進捗状況}} == 6年生理科・物理分野 == [[中学受験理科/物理/滑車と輪軸]]{{進捗\|25%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/浮力と圧力]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} [[中学受験理科/物理/電流と熱]]{{進捗\|00%\|2020-08-29}} == 関連ページへのリンク == === 他学年「物理」へのリンク === [[中学受験理科/物理/4年生]] [[中学受験理科/物理/5年生]] === 6年生のほかの分野へのリンク === [[中学受験理科/化学/6年生]] [[中学受験理科/地学/6年生]] [[中学受験理科/生物/6年生]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけん6ねんりかふつり}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ふつり6ねん]]	null	2020-08-29T02:40:26Z	[ "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/6%E5%B9%B4%E7%94%9F
27,655	中学受験理科/分野	本ページは中学受験理科の内容を生物・化学・地学・物理の4分野ごとに学習するためのポータルページです。それぞれの分野を体系的に学習したい場合に活用してください。植物や動物のくらしや体のしくみ、環境については生物を学習しましょう。中学受験理科/生物物質の性質や水溶液については化学を学習しましょう。中学受験理科/化学太陽・月・星座や気象、その他地球のことについては地学を学習しましょう。中学受験理科/地学物体の運動やてこ、てんびん、音と光、電気と磁石については物理を学習しましょう。中学受験理科/物理	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験理科の内容を生物・化学・地学・物理の4分野ごとに学習するためのポータルページです。それぞれの分野を体系的に学習したい場合に活用してください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "植物や動物のくらしや体のしくみ、環境については生物を学習しましょう。", "title": "生物" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "中学受験理科/生物", "title": "生物" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "物質の性質や水溶液については化学を学習しましょう。", "title": "化学" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "中学受験理科/化学", "title": "化学" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "太陽・月・星座や気象、その他地球のことについては地学を学習しましょう。", "title": "地学" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "中学受験理科/地学", "title": "地学" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "物体の運動やてこ、てんびん、音と光、電気と磁石については物理を学習しましょう。", "title": "物理" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "中学受験理科/物理", "title": "物理" } ]	本ページは中学受験理科の内容を生物・化学・地学・物理の4分野ごとに学習するためのポータルページです。それぞれの分野を体系的に学習したい場合に活用してください。	本ページは中学受験理科の内容を生物・化学・地学・物理の4分野ごとに学習するためのポータルページです。それぞれの分野を体系的に学習したい場合に活用してください。 {{進捗状況}} == 生物 == 植物や動物のくらしや体のしくみ、環境については生物を学習しましょう。 [[中学受験理科/生物]] == 化学 == 物質の性質や水溶液については化学を学習しましょう。 [[中学受験理科/化学]] == 地学 == 太陽・月・星座や気象、その他地球のことについては地学を学習しましょう。 [[中学受験理科/地学]] == 物理 == 物体の運動やてこ、てんびん、音と光、電気と磁石については物理を学習しましょう。 [[中学受験理科/物理]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけんふんやのりか}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ふんやのりか]] [[Category:中学受験理科\|*]]	null	2020-08-29T02:08:36Z	[ "テンプレート:進捗状況" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%88%86%E9%87%8E
27,656	中学受験理科/生物	本ページは中学受験用の理科、特に生物分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験用の理科、特に生物分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験用の理科、特に生物分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	本ページは中学受験用の理科、特に生物分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。 == 4年生 == [[中学受験理科/生物/季節ごとの生き物たち]] [[中学受験理科/生物/こん虫の体と生活]] [[中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき\|中学受験理科/生物/植物の成長]] [[中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき]] [[中学受験理科/生物/動物とヒトのからだのつくり]] == 5年生 == [[中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき]] [[中学受験理科/生物/動物とヒトのからだのつくり]] [[中学受験理科/生物/動物とヒトの誕生]] [[中学受験理科/生物/生き物同士のつながり]] == 6年生 == [[中学受験理科/生物/さまざまな生物]] [[中学受験理科/生物/生態系と環境]] == 他の分野へのリンク == [[中学受験理科/化学]] [[中学受験理科/地学]] [[中学受験理科/物理]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけんせいふつ}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|せいふつ]] [[Category:中学受験理科\|せいふつ]]	null	2020-04-11T08:43:47Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9
27,658	中学受験理科/地学	本ページは中学受験用の理科、特に地学分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験用の理科、特に地学分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験用の理科、特に地学分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	本ページは中学受験用の理科、特に地学分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。 == 4年生 == [[中学受験理科/地学/太陽と月の動き]] [[中学受験理科/地学/星座と星の動き]] [[中学受験理科/地学/気象\|中学受験理科/地学/季節と天気の変化]] [[中学受験理科/地学/流れる水がつくる地形]] == 5年生 == [[中学受験理科/地学/気象]] [[中学受験理科/地学/星座と星の動き]] [[中学受験理科/地学/月の動きと満ち欠け]] [[中学受験理科/地学/太陽]] == 6年生 == [[中学受験理科/地学/地球と宇宙]] [[中学受験理科/地学/大地の変化]] [[中学受験理科/地学/気象]] == 他の分野へのリンク == [[中学受験理科/生物]] [[中学受験理科/化学]] [[中学受験理科/物理]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけんちかく}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ちかく]] [[Category:中学受験理科\|ちかく]]	null	2020-04-11T08:40:10Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%9C%B0%E5%AD%A6
27,659	中学受験理科/物理	本ページは中学受験用の理科、特に物理分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本ページは中学受験用の理科、特に物理分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。", "title": "" } ]	本ページは中学受験用の理科、特に物理分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。	本ページは中学受験用の理科、特に物理分野についての教科書です。学習したい内容をそれぞれ選んでください。 == 4年生 == [[中学受験理科/物理/鏡と光]] [[中学受験理科/物理/磁石のはたらき]] [[中学受験理科/物理/空気の力と水の力]] [[中学受験理科/物理/電気のはたらき]] [[中学受験理科/物理/水や空気の温度変化]] [[中学受験理科/物理/重さをはかるもの]] == 5年生 == [[中学受験理科/物理/てんびんとばね]] [[中学受験理科/物理/物体の運動]] [[中学受験理科/物理/てこ]] [[中学受験理科/物理/水や空気の温度変化]] [[中学受験理科/物理/熱の伝わり方]] [[中学受験理科/物理/光]] [[中学受験理科/物理/音]] [[中学受験理科/物理/電流と抵抗]] [[中学受験理科/物理/電流と磁界]] == 6年生 == [[中学受験理科/物理/滑車と輪軸]] [[中学受験理科/物理/空気の力と水の力\|中学受験理科/物理/浮力と圧力]] [[中学受験理科/物理/電流と熱]] == 他の分野へのリンク == [[中学受験理科/生物]] [[中学受験理科/地学]] *[[中学受験理科/化学]] {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけんふつり}} [[Category:小学校理科]] [[Category:中学受験参考書\|ふつり]] [[Category:中学受験理科\|ふつり]]	null	2020-04-11T09:01:48Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86
27,660	中学受験理科/生物/植物のつくりとはたらき	植物が土のなかから芽をだすことを発芽といいます。もしも、植物が発芽したあとに、光に当てずに、かげになる場所に置いていたり、肥料をあたえなかったりすれば、しっかりとした植物はできません。太陽の光のことを、日光といいます。植物の成長には、発芽で必要だった水・空気・適当な温度のほかに日光が必要になります。また、かならずしも必要ではないですが、肥料がくわえられると、育ちがよくなります。鉢植えなどに植えられた植物は、肥料がないと、外から土に栄養が流れ込まないので、植物の育ちが、かなり悪くなります。日当たりがわるいと、植物は、緑色にはなりません。日当たりがないと、くきも細く、葉も小さいです。植物は、葉で、日光を受けることで、栄養をつくっています。この栄養は、「でんぷん」という物質をつくっています。この日光をあびてデンプンをつくることを光合成といいます。光合成では、空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。葉の裏を、けんび鏡でよくみると、穴があります。この穴は、気孔といって、この穴から、空気が取り入れられ、光合成につかわれています。光合成は、葉の、緑色の「葉緑体」という部分でおこなわれています。植物が緑色をしているのは、この、光合成に必要である葉緑体の色が、緑色だからです。また、じゃがいもの切り口からでる白い汁にも、少しヨウ素をたらすと、青むらさき色になります。これは、デンプンという物質が含まれてていて、そのデンプンとヨウそが、反応をしたからです。このデンプンとヨウ素との反応をヨウ素デンプン反応といいます。このデンプンは、植物が成長するために、植物が作った栄養です。ヨウ素デンプン反応は、ある物が、デンプンなのか、それとも、デンプンではないのかを、しらべるのに利用されます。肥料には、さまざまな養分があるが、とくに肥料として有名な養分に、ちっ素とリンとカリウムがある。この3つの成分を、肥料の3要素とか「肥料の三大要素」などといいます。このほか、マグネシウムや鉄やカルシウムなども、肥料になる。とくに、3要素としてあげた養分(ちっ素・リン・カリウム)が、植物の生育に多く必要になる。花には、花びらと、花びらの根本のほうにある緑色の先のいくつか分かれたがくがあります。アサガオでは、がくは、5つに分かれています。アブラナでは、がくは、4枚です。植物の種類によってちがいはあるものの、ほとんどの植物の花には、花びらとがくとおしべとめしべがあります。この4つを花の4要素といいます。ただし、カボチャの花では、おしべは、お花にしかありませんし、めしべはめ花にしか、ありません。カボチャのお花には、花びらや、がくがあります。カボチャのめ花には、「花びら」と、「がく」と、「子房」があります。このように、お花やめ花に分かれていても、がくはあります。なお、カボチャのがくは5枚です。お花も、め花も、がくは5枚です。め花の子ぼうは、カボチャの実になります。ヘチマも、花が、お花とめ花に分かれています。お花のがくの下には、子ぼうがあります。ヘチマの子ぼうは、ヘチマの実になります。カボチャもヘチマもヒョウタンも、ウリ科の植物です。おしべの先には、ふくらんだ物が付いています。これには花粉がつまっています。このおしべの先にある、花粉のふくろを、やくといいます。「やく」のことを、「花粉ぶくろ」ということもあります。めしべは、柱頭と、花柱と、子房の3つの部分からなります。めしべの先にある、ふくらんだ部分です。多くの植物では、柱頭には、ねばねばとした液体がついています。この「ねばねば」は、花粉をつけやすくするためです。花粉が柱頭につくことを受粉といいます。花粉は、おしべの先の「やく」から出るのでしたね。めしべの根元にある、ふくらんだ部分です。子ぼうは、受粉のあとに、子ぼうが実になります。「受粉」とは、柱頭の先に、花粉がつくことでしたね。そして、花粉は、おしべの先の、「やく」から、出るのでしたね。柱頭に花粉がつかないと、子ぼうは、実になりません。子房は、植物によって、「花びら」や「がく」の上にある場合と、花びらの下にある場合があります。アサガオやアブラナでは、子ぼうは、花びらの上にあります。ヘチマやカボチャでは、子ぼうは、花びらの下にあります。柱頭と子ぼうとのあいだの、やや細い部分です。めしべにある柱頭に、花粉がつくことを受粉といいます。受粉をした花には、変化が起こります。柱頭いがいの場所についても、受粉ではありません。子房に花粉がついたのは、柱頭ではありません。子ぼうに花粉がついても、とくに変化は起きません。花柱に花粉がついても、とくに変化は起きません。受粉をして花に変化がおきるのは、柱頭に花粉がついた場合だけです。だから、柱頭に、花粉がついたばあいだけを、受粉といいます。柱頭は、ほとんどの植物では、柱頭は「ねばねば」していて、花粉がつきやすいようになっていることが多いです。「子ぼう」の中には、「胚珠」があります。柱頭に花粉がついて、受粉をすると、やがて子ぼうがふくらんでいき、そして実になります。実のなかには、種があります。この種は、元は、胚珠でした。アサガオでは、おしべとめしべが同じ花にあります。このような花の場合、花が開くと、おしべの花粉が、めしべにふりかかります。このような仕組みの受粉を自家受粉といいます。自家受粉では、虫や鳥などの助けは、必要ありません。めしべの柱頭が、ほかの株の花のおしべから出た花粉と、受粉をすることです。花粉を運ぶ方法は、虫によって運ばせる方法や、風によって飛ばす方法などがあります。虫によって、はこばせる方法は、花のみつを吸いにきた虫に、花粉がつくようにする方法です。このような仕組みで花粉を虫にはこばせる花を、虫媒花といいます。虫媒花は、他家受粉に、ふくまれます。虫媒花は、花粉がねばねばしていることが多いです。これは、虫の体に花粉がつくうえで、都合がよいです。また、虫媒花の、花の色や大きさは、目立つものが多いです。これは、虫に気づかれやすくするために、都合がよいと考えられています。虫媒花は、みつをだします。風によって花粉を運ばせる方法の花を、風媒花といいます。風媒花は、他家受粉に、ふくまれます。花粉は、さらさらしていて、軽いものが多いです。これは、風に飛ばされやすくて、都合がよいと考えられています。風媒花は、花が目立ちません。また、風媒花は、みつが少ないです。多くの植物で、虫媒花と風媒花のどちらかが、花粉の運び方ですが、植物のなかには、ほかの運び方で花粉を運ぶものも、あります。水媒花や、鳥媒花がある。他家受粉に関しては、水媒花も、鳥媒花も、他家受粉です。花粉を水に流させて、花粉をはこびます。この水ばい花は、水中に生えている植物で、みられることがあります。鳥の体に花粉をつけて、花粉をはこぶ花です。木に咲く花に多いです。冬ごろに咲く花が多いです。冬は、虫がすくないので、虫をエサにしている鳥は、少ない虫のかわりに、花のみつをすう場合があるのです。人間が、手作業で、花粉をめしべの柱頭にくっつける受粉のしかたを、人工受粉といいます。農業で、リンゴやナシなど、実を確実に作らせて、収穫を多く得たい場合に、人工受粉が使われることが多いです。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "植物が土のなかから芽をだすことを発芽といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "もしも、植物が発芽したあとに、光に当てずに、かげになる場所に置いていたり、肥料をあたえなかったりすれば、しっかりとした植物はできません。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "太陽の光のことを、日光といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "植物の成長には、発芽で必要だった水・空気・適当な温度のほかに日光が必要になります。また、かならずしも必要ではないですが、肥料がくわえられると、育ちがよくなります。鉢植えなどに植えられた植物は、肥料がないと、外から土に栄養が流れ込まないので、植物の育ちが、かなり悪くなります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "日当たりがわるいと、植物は、緑色にはなりません。日当たりがないと、くきも細く、葉も小さいです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "植物は、葉で、日光を受けることで、栄養をつくっています。この栄養は、「でんぷん」という物質をつくっています。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "この日光をあびてデンプンをつくることを光合成といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "光合成では、空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。葉の裏を、けんび鏡でよくみると、穴があります。この穴は、気孔といって、この穴から、空気が取り入れられ、光合成につかわれています。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "光合成は、葉の、緑色の「葉緑体」という部分でおこなわれています。植物が緑色をしているのは、この、光合成に必要である葉緑体の色が、緑色だからです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "また、じゃがいもの切り口からでる白い汁にも、少しヨウ素をたらすと、青むらさき色になります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "これは、デンプンという物質が含まれてていて、そのデンプンとヨウそが、反応をしたからです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このデンプンとヨウ素との反応をヨウ素デンプン反応といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "このデンプンは、植物が成長するために、植物が作った栄養です。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "ヨウ素デンプン反応は、ある物が、デンプンなのか、それとも、デンプンではないのかを、しらべるのに利用されます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "肥料には、さまざまな養分があるが、とくに肥料として有名な養分に、ちっ素とリンとカリウムがある。この3つの成分を、肥料の3要素とか「肥料の三大要素」などといいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "このほか、マグネシウムや鉄やカルシウムなども、肥料になる。とくに、3要素としてあげた養分(ちっ素・リン・カリウム)が、植物の生育に多く必要になる。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "花には、花びらと、花びらの根本のほうにある緑色の先のいくつか分かれたがくがあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "アサガオでは、がくは、5つに分かれています。アブラナでは、がくは、4枚です。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "植物の種類によってちがいはあるものの、ほとんどの植物の花には、花びらとがくとおしべとめしべがあります。この4つを花の4要素といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ただし、カボチャの花では、おしべは、お花にしかありませんし、めしべはめ花にしか、ありません。カボチャのお花には、花びらや、がくがあります。カボチャのめ花には、「花びら」と、「がく」と、「子房」があります。このように、お花やめ花に分かれていても、がくはあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "なお、カボチャのがくは5枚です。お花も、め花も、がくは5枚です。め花の子ぼうは、カボチャの実になります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "ヘチマも、花が、お花とめ花に分かれています。お花のがくの下には、子ぼうがあります。ヘチマの子ぼうは、ヘチマの実になります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "カボチャもヘチマもヒョウタンも、ウリ科の植物です。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "おしべの先には、ふくらんだ物が付いています。これには花粉がつまっています。このおしべの先にある、花粉のふくろを、やくといいます。「やく」のことを、「花粉ぶくろ」ということもあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "めしべは、柱頭と、花柱と、子房の3つの部分からなります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "めしべの先にある、ふくらんだ部分です。多くの植物では、柱頭には、ねばねばとした液体がついています。この「ねばねば」は、花粉をつけやすくするためです。花粉が柱頭につくことを受粉といいます。花粉は、おしべの先の「やく」から出るのでしたね。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "めしべの根元にある、ふくらんだ部分です。子ぼうは、受粉のあとに、子ぼうが実になります。「受粉」とは、柱頭の先に、花粉がつくことでしたね。そして、花粉は、おしべの先の、「やく」から、出るのでしたね。柱頭に花粉がつかないと、子ぼうは、実になりません。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "子房は、植物によって、「花びら」や「がく」の上にある場合と、花びらの下にある場合があります。アサガオやアブラナでは、子ぼうは、花びらの上にあります。ヘチマやカボチャでは、子ぼうは、花びらの下にあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "柱頭と子ぼうとのあいだの、やや細い部分です。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "めしべにある柱頭に、花粉がつくことを受粉といいます。受粉をした花には、変化が起こります。柱頭いがいの場所についても、受粉ではありません。子房に花粉がついたのは、柱頭ではありません。子ぼうに花粉がついても、とくに変化は起きません。花柱に花粉がついても、とくに変化は起きません。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "受粉をして花に変化がおきるのは、柱頭に花粉がついた場合だけです。だから、柱頭に、花粉がついたばあいだけを、受粉といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "柱頭は、ほとんどの植物では、柱頭は「ねばねば」していて、花粉がつきやすいようになっていることが多いです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "「子ぼう」の中には、「胚珠」があります。柱頭に花粉がついて、受粉をすると、やがて子ぼうがふくらんでいき、そして実になります。実のなかには、種があります。この種は、元は、胚珠でした。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "アサガオでは、おしべとめしべが同じ花にあります。このような花の場合、花が開くと、おしべの花粉が、めしべにふりかかります。このような仕組みの受粉を自家受粉といいます。自家受粉では、虫や鳥などの助けは、必要ありません。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "めしべの柱頭が、ほかの株の花のおしべから出た花粉と、受粉をすることです。花粉を運ぶ方法は、虫によって運ばせる方法や、風によって飛ばす方法などがあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "虫によって、はこばせる方法は、花のみつを吸いにきた虫に、花粉がつくようにする方法です。このような仕組みで花粉を虫にはこばせる花を、虫媒花といいます。虫媒花は、他家受粉に、ふくまれます。虫媒花は、花粉がねばねばしていることが多いです。これは、虫の体に花粉がつくうえで、都合がよいです。また、虫媒花の、花の色や大きさは、目立つものが多いです。これは、虫に気づかれやすくするために、都合がよいと考えられています。虫媒花は、みつをだします。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "風によって花粉を運ばせる方法の花を、風媒花といいます。風媒花は、他家受粉に、ふくまれます。花粉は、さらさらしていて、軽いものが多いです。これは、風に飛ばされやすくて、都合がよいと考えられています。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "風媒花は、花が目立ちません。また、風媒花は、みつが少ないです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "多くの植物で、虫媒花と風媒花のどちらかが、花粉の運び方ですが、植物のなかには、ほかの運び方で花粉を運ぶものも、あります。水媒花や、鳥媒花がある。他家受粉に関しては、水媒花も、鳥媒花も、他家受粉です。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "花粉を水に流させて、花粉をはこびます。この水ばい花は、水中に生えている植物で、みられることがあります。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "鳥の体に花粉をつけて、花粉をはこぶ花です。木に咲く花に多いです。冬ごろに咲く花が多いです。冬は、虫がすくないので、虫をエサにしている鳥は、少ない虫のかわりに、花のみつをすう場合があるのです。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "人間が、手作業で、花粉をめしべの柱頭にくっつける受粉のしかたを、人工受粉といいます。", "title": "植物のつくり" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "農業で、リンゴやナシなど、実を確実に作らせて、収穫を多く得たい場合に、人工受粉が使われることが多いです。", "title": "植物のつくり" } ]	null	== 植物のつくり == === 植物の種子 === ==== 植物の種子のつくり ==== ==== 種子の発芽と成長 ==== 植物が土のなかから芽をだすことを発芽といいます。もしも、植物が発芽したあとに、光に当てずに、かげになる場所に置いていたり、肥料をあたえなかったりすれば、しっかりとした植物はできません。太陽の光のことを、'''日光'''といいます。植物の成長には、発芽で必要だった水・空気・適当な温度のほかに '''日光''' が必要になります。また、かならずしも必要ではないですが、肥料がくわえられると、育ちがよくなります。{{ruby\|鉢植\|はちう}}えなどに植えられた植物は、肥料がないと、外から土に栄養が流れ込まないので、植物の育ちが、かなり悪くなります。日当たりがわるいと、植物は、緑色にはなりません。日当たりがないと、くきも細く、葉も小さいです。 [[ファイル:Leaf 1 web.jpg\|thumb\|right\|200px\|光合成は、主に植物の葉で、おこなわれる。]] 植物は、葉で、日光を受けることで、栄養をつくっています。この栄養は、「でんぷん」という物質をつくっています。この日光をあびてデンプンをつくることを '''光合成'''といいます。 [[Image:Stomata_open_close.jpg\|150px\|thumb\|シロイヌナズナの気孔。（上）開いた気孔、（下）閉じた気孔]] 光合成では、空気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。葉の裏を、けんび鏡でよくみると、穴があります。この穴は、 '''気{{ruby\|孔\|こう}}'''といって、この穴から、空気が取り入れられ、光合成につかわれています。光合成は、葉の、緑色の「{{ruby\|葉緑体\|ようりょくたい}}」という部分でおこなわれています。植物が緑色をしているのは、この、光合成に必要である葉緑体の色が、緑色だからです。 ;でんぷん [[File:Testing seed for starch.jpg\|thumb\|ヨウそデンプン反応]] また、じゃがいもの切り口からでる白い汁にも、少しヨウ素をたらすと、青むらさき色になります。これは、デンプンという物質が含まれてていて、そのデンプンとヨウそが、反応をしたからです。このデンプンとヨウ素との反応を '''ヨウ素デンプン反応''' といいます。このデンプンは、植物が成長するために、植物が作った栄養です。ヨウ素デンプン反応は、ある物が、デンプンなのか、それとも、デンプンではないのかを、しらべるのに利用されます。 * 肥料（ひりょう）肥料には、さまざまな養分があるが、とくに肥料として有名な養分に、 '''ちっ素''' と '''リン''' と '''カリウム''' がある。この３つの成分を、 '''肥料の3要素''' とか「肥料の三大要素」などといいます。このほか、マグネシウムや鉄やカルシウムなども、肥料になる。とくに、３要素としてあげた養分（ちっ素・リン・カリウム）が、植物の生育に多く必要になる。 === 花のつくり === [[ファイル:Petal-sepal.jpg\|thumb\|left\|花びら (petal) と、がく (sepal)]] 花には、 '''花びら''' と、花びらの根本のほうにある緑色の先のいくつか分かれた '''がく''' があります。アサガオでは、がくは、５つに分かれています。アブラナでは、がくは、４枚です。植物の種類によってちがいはあるものの、ほとんどの植物の花には、花びらとがくとおしべとめしべがあります。この４つを '''花の４要素''' といいます。ただし、カボチャの花では、おしべは、お花にしかありませんし、めしべはめ花にしか、ありません。カボチャのお花には、花びらや、がくがあります。カボチャのめ花には、「花びら」と、「がく」と、「{{ruby\|子房\|しぼう}}」があります。このように、お花やめ花に分かれていても、がくはあります。なお、カボチャのがくは５枚です。お花も、め花も、がくは５枚です。め花の子ぼうは、カボチャの実になります。ヘチマも、花が、お花とめ花に分かれています。お花のがくの下には、子ぼうがあります。ヘチマの子ぼうは、ヘチマの実になります。 ;ウリ科カボチャもヘチマもヒョウタンも、ウリ科の植物です。 [[File:Mature flower diagram.svg\|right\|thumb\|450px\|花の構造; :めしべ, Stigma:柱頭、Style:花柱、Ovary:子房、Ovule:はいしゅ。 :おしべ, Stamen]] * おしべ [[File:Tulip Stamen Tip.jpg\|thumb\|チューリップの、おしべの先についている花粉。]] おしべの先には、ふくらんだ物が付いています。これには花粉がつまっています。このおしべの先にある、花粉のふくろを、 '''やく''' といいます。「やく」のことを、「花粉ぶくろ」ということもあります。 * めしべめしべは、 '''柱頭'''と、 '''花柱''' と、 '''子房''' の3つの部分からなります。 :* 柱頭（ちゅうとう）めしべの先にある、ふくらんだ部分です。多くの植物では、柱頭には、ねばねばとした液体がついています。この「ねばねば」は、花粉をつけやすくするためです。花粉が柱頭につくことを'''受粉'''といいます。花粉は、おしべの先の「やく」から出るのでしたね。 :* 子ぼうめしべの根元にある、ふくらんだ部分です。子ぼうは、受粉のあとに、子ぼうが実になります。「受粉」とは、柱頭の先に、花粉がつくことでしたね。そして、花粉は、おしべの先の、「やく」から、出るのでしたね。柱頭に花粉がつかないと、子ぼうは、実になりません。子房は、植物によって、「花びら」や「がく」の上にある場合と、花びらの下にある場合があります。アサガオやアブラナでは、子ぼうは、花びらの上にあります。ヘチマやカボチャでは、子ぼうは、花びらの下にあります。 :* 花柱（かちゅう）柱頭と子ぼうとのあいだの、やや細い部分です。めしべにある柱頭に、花粉がつくことを '''受粉''' といいます。受粉をした花には、変化が起こります。柱頭いがいの場所についても、受粉ではありません。子房に花粉がついたのは、柱頭ではありません。子ぼうに花粉がついても、とくに変化は起きません。花柱に花粉がついても、とくに変化は起きません。受粉をして花に変化がおきるのは、柱頭に花粉がついた場合だけです。だから、柱頭に、花粉がついたばあいだけを、受粉といいます。柱頭は、ほとんどの植物では、柱頭は「ねばねば」していて、花粉がつきやすいようになっていることが多いです。「子ぼう」の中には、「{{ruby\|胚珠\|はいしゅ}}」があります。柱頭に花粉がついて、受粉をすると、やがて子ぼうがふくらんでいき、そして実になります。実のなかには、種があります。この種は、元は、胚珠でした。 ;受粉のしかた * 自家受粉アサガオでは、おしべとめしべが同じ花にあります。このような花の場合、花が開くと、おしべの花粉が、めしべにふりかかります。このような仕組みの受粉を '''自家受粉'''といいます。自家受粉では、虫や鳥などの助けは、必要ありません。 ::自家受粉の例：アサガオ、イネ、エンドウなど * 他家受粉 [[File:Strawberry flower and bee.JPG\|thumb\|right\|250px\|虫ばい花の例：イチゴの花とミツバチ]] めしべの柱頭が、ほかの株の花のおしべから出た花粉と、受粉をすることです。花粉を運ぶ方法は、虫によって運ばせる方法や、風によって飛ばす方法などがあります。 :* 虫媒花虫によって、はこばせる方法は、花のみつを吸いにきた虫に、花粉がつくようにする方法です。このような仕組みで花粉を虫にはこばせる花を、 '''{{ruby\|虫媒花\|ちゅうばいか}}'''といいます。虫媒花は、他家受粉に、ふくまれます。虫媒花は、花粉がねばねばしていることが多いです。これは、虫の体に花粉がつくうえで、都合がよいです。また、虫媒花の、花の色や大きさは、目立つものが多いです。これは、虫に気づかれやすくするために、都合がよいと考えられています。虫媒花は、みつをだします。 ::虫ばい花の例：　アブラナ、ヒマワリ、カボチャなど :* 風媒花 [[ファイル:Cryptomeria japonica cones.jpg\|thumb\|left\|250px\|風ばい花の例：スギのお花と、め花]] 風によって花粉を運ばせる方法の花を、 '''{{ruby\|風媒花\|ふうばいか}}'''といいます。風媒花は、他家受粉に、ふくまれます。花粉は、さらさらしていて、軽いものが多いです。これは、風に飛ばされやすくて、都合がよいと考えられています。風媒花は、花が目立ちません。また、風媒花は、みつが少ないです。 ::風媒花の例：　スギ、イネ、マツ、トウモロコシ、ムギ、ススキ、ヤナギなど多くの植物で、虫媒花と風媒花のどちらかが、花粉の運び方ですが、植物のなかには、ほかの運び方で花粉を運ぶものも、あります。{{ruby\|水媒花\|すいばいか}}や、{{ruby\|鳥媒花\|ちょうばいか}}がある。他家受粉に関しては、水媒花も、鳥媒花も、他家受粉です。 :* 水媒花 [[ファイル:Ceratophyllum demersum (inflorescence).jpg\|thumb\|right\|250px\|水ばい花の例：お花をつけたマツモ]] 花粉を水に流させて、花粉をはこびます。この水ばい花は、水中に生えている植物で、みられることがあります。 ::水ばい花の例：　クロモ、キンギョモなど :* 鳥媒花 [[ファイル:Hylocharis cyanus.jpg\|thumb\|left\|250px\|みつをすう、シロアゴサファイアハチドリ ]] 鳥の体に花粉をつけて、花粉をはこぶ花です。木に咲く花に多いです。冬ごろに咲く花が多いです。冬は、虫がすくないので、虫をエサにしている鳥は、少ない虫のかわりに、花のみつをすう場合があるのです。 ::鳥ばい花の例：ツバキ、サザンカ、ビワなど ;人工受粉人間が、手作業で、花粉をめしべの柱頭にくっつける受粉のしかたを、人工受粉といいます。農業で、リンゴやナシなど、実を確実に作らせて、収穫を多く得たい場合に、人工受粉が使われることが多いです。 === 呼吸 === === 光合成 === ==== 蒸散 ==== == 植物の冬ごし == == 森林の構成 == [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:55:03Z	[ "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8D
27,661	中学受験理科/生物/動物とヒトのからだのつくり	背骨がある動物のことをセキツイ動物といいます。セキツイ動物には、魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類の、全部で5種類がある。魚類というのは、いっぱんにいう「さかな」のことです。メダカなどが魚類です。魚類は、水中で生活しています。一生エラ呼吸をします。子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。両生類には、カエルなどがあります。カエルの子はオタマジャクシですが、オタマジャクシは水中で生活していて、エラで呼吸しています。オタマジャクシが成長するとカエルになりますが、カエルは肺で呼吸しています。カエルは陸地で生活しています。このような、子のときはエラ呼吸を、親になると肺呼吸をする動物を両生類といいます。子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。トカゲなどが、は虫類です。は虫類は、肺呼吸をします。子を生むときは、陸上で卵でうみます。変温動物です。鳥類とは、いっぱんにいう「とり」のことです。スズメやニワトリやハトが鳥類です。ペンギンも鳥類です。ほとんどの鳥類は、飛ぶことができますが、ダチョウ、ペンギンなど、飛べないものもいます。鳥類は、肺呼吸をします。鳥類には、くちばしがあるものが多いです。鳥類は、子を生むときは、陸上でたまごでうみます。恒温動物(まわりの温度によって体温が変化しない動物)です。母親が、子に乳をのませて育てるので、哺乳類といいます。哺乳類には、イヌやネコやウサギやウマやサルやウシやヒトなどがいます。哺乳類は、肺呼吸をします。哺乳類は、親に似た形の子を産みます。恒温動物です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "背骨がある動物のことをセキツイ動物といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "セキツイ動物には、魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類の、全部で5種類がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "魚類というのは、いっぱんにいう「さかな」のことです。メダカなどが魚類です。魚類は、水中で生活しています。一生エラ呼吸をします。子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "両生類には、カエルなどがあります。カエルの子はオタマジャクシですが、オタマジャクシは水中で生活していて、エラで呼吸しています。オタマジャクシが成長するとカエルになりますが、カエルは肺で呼吸しています。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "カエルは陸地で生活しています。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "このような、子のときはエラ呼吸を、親になると肺呼吸をする動物を両生類といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "トカゲなどが、は虫類です。は虫類は、肺呼吸をします。子を生むときは、陸上で卵でうみます。変温動物です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "鳥類とは、いっぱんにいう「とり」のことです。スズメやニワトリやハトが鳥類です。ペンギンも鳥類です。ほとんどの鳥類は、飛ぶことができますが、ダチョウ、ペンギンなど、飛べないものもいます。鳥類は、肺呼吸をします。鳥類には、くちばしがあるものが多いです。鳥類は、子を生むときは、陸上でたまごでうみます。恒温動物(まわりの温度によって体温が変化しない動物)です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "母親が、子に乳をのませて育てるので、哺乳類といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "哺乳類には、イヌやネコやウサギやウマやサルやウシやヒトなどがいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "哺乳類は、肺呼吸をします。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "哺乳類は、親に似た形の子を産みます。恒温動物です。", "title": "" } ]	null	=== 動物 === ==== セキツイ動物の分類 ==== 背骨がある動物のことを'''セキツイ動物'''といいます。セキツイ動物には、'''魚類'''、'''両生類'''、'''は虫類'''、'''鳥類'''、'''{{ruby\|哺\|ほ}}乳類'''の、全部で5種類がある。 * 魚類 [[ファイル:Salt water fish with Finnish text.jpg\|thumb\|300px\|魚類]] 魚類というのは、いっぱんにいう「さかな」のことです。メダカなどが魚類です。魚類は、水中で生活しています。一生エラ呼吸をします。子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。 {{clear}} [[ファイル:Amphibians.png\|thumb\|250px\|left\|両生類]] * 両生類両生類には、カエルなどがあります。カエルの子はオタマジャクシですが、オタマジャクシは水中で生活していて、エラで呼吸しています。オタマジャクシが成長するとカエルになりますが、カエルは肺で呼吸しています。カエルは陸地で生活しています。このような、子のときはエラ呼吸を、親になると肺呼吸をする動物を'''両生類'''といいます。子を生むときは、水中で卵でうみます。変温動物です。 [[ファイル:Extant reptilia.jpg\|thumb\|250px\|right\|は虫類]] * は虫類トカゲなどが、は虫類です。は虫類は、肺呼吸をします。子を生むときは、陸上で卵でうみます。変温動物です。 {{clear}} * 鳥類 [[ファイル:Bird Diversity 2011.png\|thumb\|left\|350px\|鳥類]] 鳥類とは、いっぱんにいう「とり」のことです。スズメやニワトリやハトが鳥類です。ペンギンも鳥類です。ほとんどの鳥類は、飛ぶことができますが、ダチョウ、ペンギンなど、飛べないものもいます。鳥類は、肺呼吸をします。鳥類には、くちばしがあるものが多いです。鳥類は、子を生むときは、陸上でたまごでうみます。{{ruby\|恒\|こう}}温動物(まわりの温度によって体温が変化しない動物)です。 {{clear}} * 哺乳類 [[ファイル:Cow and calf.jpg\|thumb\|250px\|right\|ほにゅう類のウシの母親が、子ウシに乳を、のませているところ。]] [[ファイル:Mammal Diversity 2011.png\|thumb\|400px\|left\|いろいろな、哺乳類]] 母親が、子に乳をのませて育てるので、哺乳類といいます。哺乳類には、イヌやネコやウサギやウマやサルやウシやヒトなどがいます。哺乳類は、肺呼吸をします。哺乳類は、親に似た形の子を産みます。恒温動物です。 :しかし、カモノハシなど、卵を産む哺乳類もいます。 {{clear}} ==== 節足動物 ==== ===== こん虫 ===== ==== 水中の微生物 ==== ==== メダカ ==== ==== 食物連鎖 ==== === 人体 === ==== 消化器官 ==== ==== 呼吸器官 ==== ==== 心臓と血液 ==== ==== 平衡器官 ==== ==== 生殖器官 ==== ==== 運動器官 ==== ==== 排出器官 ==== [[カテゴリ:中学受験理科]] [[カテゴリ:動物]] [[カテゴリ:人体]]	null	2023-02-03T04:37:54Z	[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:Clear" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%A8%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A
27,662	中学受験理科/生物/生態系と環境	主な原因は、石油などの化石燃料の大量使用によって、排気にふくまれる二酸化炭素により、空気中の二酸化炭素が増加したためと考えられている。酸性雨の原因は、化石燃料の排気にふくまれる窒素酸化物などの物質と考えられている。酸性雨により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする場合もある。フロンガスという物質が原因で、オゾン層が破壊されることが1980年代に分かった。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "主な原因は、石油などの化石燃料の大量使用によって、排気にふくまれる二酸化炭素により、空気中の二酸化炭素が増加したためと考えられている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "酸性雨の原因は、化石燃料の排気にふくまれる窒素酸化物などの物質と考えられている。酸性雨により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする場合もある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "フロンガスという物質が原因で、オゾン層が破壊されることが1980年代に分かった。", "title": "" } ]	null	=== 環境問題 === ==== 地球温暖化 ==== 主な原因は、石油などの化石燃料の大量使用によって、排気にふくまれる二酸化炭素により、空気中の二酸化炭素が増加したためと考えられている。 ==== 酸性雨 ==== 酸性雨の原因は、化石燃料の排気にふくまれる窒素酸化物などの物質と考えられている。酸性雨により、森林が枯れたり、湖や川の魚が死んだりする場合もある。 ==== オゾン層の破壊 ==== フロンガスという物質が原因で、オゾン層が破壊されることが1980年代に分かった。 ==== 砂漠化 ==== ==== 環境を守る取り組み ==== [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:55:07Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%94%9F%E7%89%A9/%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB%E3%81%A8%E7%92%B0%E5%A2%83
27,663	中学受験理科/地学/流れる水がつくる地形	流れる水には、土や砂などを、おしながす・けずりとる・つもらせるという三つのはたらきがあります。たとえば雨が降った日の水たまりなどをみると、最初は水がたまっていくだけですが、そのうち、水たまりから水があふれて、高いところから低いところに流れていき、とても小さな川のようになります。また、水たまりがいくつもあるので、小さな川もつながっていき、水たまりだったところも、いくつかつながっていきます。雨が上がってから、水が流れていた水たまりからつくられた小さな流れのあった場所を見ると分かるのですが、流れのあたっところが、けずりとられて、くぼんでいきます。雨の日の、土の上に出きた水たまりや水の流れなどでは、水が土をけずりとっているので、水は茶色く、にごっています。流れていった雨水や、水たまりにあった水は、そのあと、どこへ行くかというと、地下にしみこんで行ったり、あるいは、{ruby\|溝\|みぞ}}などに流れこんだりします。雨の日の水たまりからも、「おしながす・けずりとる・つもらせる」の三つの作用が確認できます。流れる水が地面を、けずり取る作用を侵食と言います。けずり取られた土や砂は、そのまま流れによって下流へと運ばれていきますが、この運ぶ作用を運搬といいます。この運ぱんは、水の流れが速いほど、大きな物が運べるようになります。水の流れがおそい場所では、運べなくなるので、その場所に、運んできた物が、たまっていきます。この、流れがおそい場所に、物がたまる作用を堆積と言います。けずる作用も、運ぶ作用も、流れが速いほど、強くなります。川の中での砂や石は、大きさや重さによって、流され方が、ちがう。砂と石なら、砂のほうが流されやすい。このように、つぶが小さな物ほど、ながされやすい。粘土は、つぶ自体は細かいので、かわいた粘土や、固まっていない粘土は、流されやすいです。石でも、小石と大きな石だったら、小さい石ほど流されやすいです。川には、曲がっているところがある場合もあります。曲がっている川では、外側ほど流れが速く、内側は流れがおそいです。このため、外側は、侵食によってけずられるので、がけのように水深が深くなっています。いっぽう、内側は、堆積によって、石や砂や粘土が積もっています。このようにして、川の曲がりの内側では、川原(河原)ができやすいです。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "流れる水には、土や砂などを、おしながす・けずりとる・つもらせるという三つのはたらきがあります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "たとえば雨が降った日の水たまりなどをみると、最初は水がたまっていくだけですが、そのうち、水たまりから水があふれて、高いところから低いところに流れていき、とても小さな川のようになります。また、水たまりがいくつもあるので、小さな川もつながっていき、水たまりだったところも、いくつかつながっていきます。雨が上がってから、水が流れていた水たまりからつくられた小さな流れのあった場所を見ると分かるのですが、流れのあたっところが、けずりとられて、くぼんでいきます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "雨の日の、土の上に出きた水たまりや水の流れなどでは、水が土をけずりとっているので、水は茶色く、にごっています。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "流れていった雨水や、水たまりにあった水は、そのあと、どこへ行くかというと、地下にしみこんで行ったり、あるいは、{ruby\|溝\|みぞ}}などに流れこんだりします。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "雨の日の水たまりからも、「おしながす・けずりとる・つもらせる」の三つの作用が確認できます。流れる水が地面を、けずり取る作用を侵食と言います。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "けずり取られた土や砂は、そのまま流れによって下流へと運ばれていきますが、この運ぶ作用を運搬といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "この運ぱんは、水の流れが速いほど、大きな物が運べるようになります。水の流れがおそい場所では、運べなくなるので、その場所に、運んできた物が、たまっていきます。この、流れがおそい場所に、物がたまる作用を堆積と言います。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "けずる作用も、運ぶ作用も、流れが速いほど、強くなります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "川の中での砂や石は、大きさや重さによって、流され方が、ちがう。砂と石なら、砂のほうが流されやすい。このように、つぶが小さな物ほど、ながされやすい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "粘土は、つぶ自体は細かいので、かわいた粘土や、固まっていない粘土は、流されやすいです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "石でも、小石と大きな石だったら、小さい石ほど流されやすいです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "川には、曲がっているところがある場合もあります。曲がっている川では、外側ほど流れが速く、内側は流れがおそいです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "このため、外側は、侵食によってけずられるので、がけのように水深が深くなっています。いっぽう、内側は、堆積によって、石や砂や粘土が積もっています。このようにして、川の曲がりの内側では、川原(河原)ができやすいです。", "title": "" } ]	null	==== 流水の働きと地形 ==== ===== 流れる水のはたらき ===== 流れる水には、土や砂などを、おしながす・けずりとる・つもらせるという三つのはたらきがあります。 [[ファイル:Vind i vand.jpg\|thumb\|right\|300px\|水たまり]] たとえば雨が降った日の水たまりなどをみると、最初は水がたまっていくだけですが、そのうち、水たまりから水があふれて、高いところから低いところに流れていき、とても小さな川のようになります。また、水たまりがいくつもあるので、小さな川もつながっていき、水たまりだったところも、いくつかつながっていきます。雨が上がってから、水が流れていた水たまりからつくられた小さな流れのあった場所を見ると分かるのですが、流れのあたっところが、けずりとられて、くぼんでいきます。雨の日の、土の上に出きた水たまりや水の流れなどでは、水が土をけずりとっているので、水は茶色く、にごっています。流れていった雨水や、水たまりにあった水は、そのあと、どこへ行くかというと、地下にしみこんで行ったり、あるいは、{ruby\|溝\|みぞ}}などに流れこんだりします。雨の日の水たまりからも、「おしながす・けずりとる・つもらせる」の三つの作用が確認できます。流れる水が地面を、けずり取る作用を '''{{ruby\|侵食\|しんしょく}}''' と言います。けずり取られた土や砂は、そのまま流れによって下流へと運ばれていきますが、この運ぶ作用を'''{{ruby\|運搬\|うんぱん}}'''といいます。この運ぱんは、水の流れが速いほど、大きな物が運べるようになります。水の流れがおそい場所では、運べなくなるので、その場所に、運んできた物が、たまっていきます。この、流れがおそい場所に、物がたまる作用を '''{{ruby\|堆積\|たいせき}}'''と言います。けずる作用も、運ぶ作用も、流れが速いほど、強くなります。 ===== 川の様子 ===== [[ファイル:鴨川デルタ.jpg\|thumb\|250px\|{{ruby\|鴨\|かも}}川（左）と、{{ruby\|高野\|たかの}}川（右）[どちらも京都府]]] 川の中での砂や石は、大きさや重さによって、流され方が、ちがう。砂と石なら、砂のほうが流されやすい。このように、つぶが小さな物ほど、ながされやすい。 {{ruby\|粘土\|ねんど}}は、つぶ自体は細かいので、かわいた粘土や、固まっていない粘土は、流されやすいです。石でも、小石と大きな石だったら、小さい石ほど流されやすいです。川には、曲がっているところがある場合もあります。曲がっている川では、外側ほど流れが速く、内側は流れがおそいです。このため、外側は、侵食によってけずられるので、がけのように水深が深くなっています。いっぽう、内側は、堆積によって、石や砂や粘土が積もっています。このようにして、川の曲がりの内側では、'''{{ruby\|川原(河原)\|かわら}}'''ができやすいです。 [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:54:21Z	[ "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%9C%B0%E5%AD%A6/%E6%B5%81%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%B0%B4%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E5%9C%B0%E5%BD%A2
27,665	中学受験理科/物理/光	光は直線的に進むことが知られている。例えば、暗い箱を作り、その壁に小さい穴をあけると、穴から入った光がそのまま、まっすぐにすすむ様子がわかる。光がまっすぐにすすむことを、光の直進と、いいます。この光が直進する性質は、空気中ではいつでも成り立ち、太陽や電球などから発せられた光は、発せられた方向に直進する。なお、暗い箱に2個の穴をあけたとき、そこから日光を差し込んだばあい、2本の光のみちすじは、平行である。これは、太陽からは、四方八方に光が発せられるのだが、豆電球の光とおなじように、太陽からは四方八方に光が発せられるのだが、太陽は、とても遠くにあるので、地球にとどく光は、太陽から発せられた光の一部なので、おなじ向きの光ばかりが、地球にとどくからである。だから、日光は、ほぼ平行なのである。算数では、平行とは、「どこまで、のばしても、ぜったいに、まじわらない」ということであった。日光は、こまかいことを言えば、地球と太陽とのキョリまで、のばせば、まじわってしまうので、正確には平行ではない。だが、地球上では、ほぼ平行なので、実用上は、日光は平行として、あつかうことが多い。ここでも、日光は平行であることとする。光が鏡などに当たった時には、光は反射します。反射面に垂直な直線(垂線または法線と、いう。)と入射した光とがなす角を入射角と呼び、法線と反射した光とがなす角を反射角と呼びます。このとき、が成り立ちます。上の図では θ i {\displaystyle \theta _{i}} が入射角に対応し、 θ r {\displaystyle \theta _{r}} が反射角に対応します。図でわかるとおり、入射角と反射角は等しいです。 θ {\displaystyle \theta } は「シータ」と読みます。「θ」はギリシャ文字です。また、例えば空気中を直進して来た光が水面を通過したときには、光は水面でその方向を変えることが知られています。この現象を光の屈折と呼びます。屈折した光と物質境界の垂直方向(法線)とがなす角度を屈折角と呼びます。例えば細長い棒を水の中に差し入れると、その棒は曲がって見える。これは、光の屈折によるものです。また、透明であるガラス瓶やコップが目に見えるのも、この屈折の効果によります。屈折率が大きいばいしつ媒質から小さい媒質に光が入るときに、入射光が境界面を透過せず、すべて反射する現象が起きる。これを全反射という。全反射は、入射角が大きくなると起こる。応用例として、光ファイバーでは光信号を全反射させることで信号を送っている。紙の表面や、板の表面など、ふつうのものの表面は、たいらに見えても、よくよく見ると、こまかいデコボコがいくつもあります。このデコボコの向きが、それぞれバラバラの向きなので、反射する光のむきも、バラバラになります。この、光が、バラバラな方向に反射する現象を乱反射と、いいます。乱反射のおかげで、わたしたちは、物体を、どの方向からでも、見ることができるのです。鏡(かがみ)が曲がっている場合、もとの大きさよりも、鏡にうつる像は、ちがった大きさで見えます。鏡の面が球面のように、でっぱっている鏡を凸面鏡といいます。とつ面鏡では、かがみのまわりの広い範囲をうつしますが、そのぶん、かがみにうつる像は、もとの大きさよりも小さく、うつります。ぎゃくに、鏡がへこんでいる鏡を凹面鏡といいます。おう面鏡では、うつす範囲は小さいですが、うつされたものは、大きくうつります。おう面鏡は、化粧用の鏡などで実用化されています。また、スプーンのさきの、へこんでいる部分を、おう面鏡のかわりにすることも出来ます。凹面鏡では、上下がさかさまに映る場合があります。これは鏡の焦点きょりと、観察する人と鏡とのきょりとの関係によってきまります。ここでは、レンズを用いたときに光が描く軌跡についてまとめる。ここでは、単純なレンズである凸レンズについて扱う。一般に、虫眼鏡や顕微鏡など物体を拡大して見るための器具は、光の方向を変えるために、凸レンズを用いている。また、遠視用の眼鏡にも用いられる。凸レンズは、レンズの真ん中がレンズの縁よりも厚くなっている。代表的な凸レンズである球面凸レンズは次のような形をしている。レンズの2つの面は、ある半径の球の一部を切り取った形をしている。このとき、元の球の半径をレンズの曲率半径と呼ぶ(曲率半径はレンズの焦点距離と関連してているが、焦点距離と曲率半径の関係について詳しく扱うことはしない。)。ここでは球面凸レンズを扱う。球面凸レンズは、レンズの両側に焦点と呼ばれる点を持つことが知られている。焦点とレンズの中心との距離はレンズの両側で等しい。この、レンズと焦点との距離を、焦点距離と呼ぶ。焦点距離の記号は、 f(F) で表すことが一般である。一般にレンズはプラスチックやガラスなどの材質で作られるが、これらは光を通す材質であると同時に、空気よりもw:屈折率が高いことが知られている。既に水と空気の例で説明した通り、光は異なる材質の境界を通過するときに、進む方向を変える。同様に、空気中からレンズを通過するときも、光は方向を変える。実際にレンズを抜けた後に光が向かう方向は、光がレンズに入射する方向と位置が分かれば、計算によってあらかじめ知ることができる。ここでは特に、光が向かう方向が簡単に定まる場合についてまとめる。球面凸レンズでは一般的に、以下の三つの性質が成り立つ。最初の例と最後の例は時間を反対に見ると、同じ事柄を指していることに注意が必要である。時間を反対にするとは、ここでは光の進行方向を逆向きにすることに他ならず、このとき両者は互いに移り変わる。上で述べたレンズの性質を利用して、レンズを通り抜けた光が結ぶ像の位置と大きさについて調べることができる。レンズが結ぶ像の性質は、対応する物体がレンズの焦点距離より遠くにあるかどうかで変化する。ここではまず物体がレンズの焦点距離より遠くにある場合について述べる。このとき、物体から放たれる光線は次のような軌跡をたどる。図の中で物体の先端からレンズを通過する光線を3本描いたが、この3本はそれぞれ上で挙げた3つの光線に対応している。これらは1点で交わる。ここで、物体から放たれた光は3本の光線が交わった点に像を作る。この像を実像という。実像は常に物体に対して上下、左右がともに逆(倒立)の向きで現れ、その大きさとレンズからの距離は、物体とレンズとの距離によって決まる。実像の大きさと現れる位置の性質は、物体とレンズの距離がレンズの焦点距離の2倍に達したときに変化する。ちょうど2倍のときには、実像の大きさはちょうど物体と同じになり、実像とレンズの距離は物体とレンズの距離と等しくなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より大きいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも小さくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズに近くなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より小さいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも大きくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズから遠くなる。一方、物体の位置がレンズの焦点距離よりもレンズに近い場合には、光線が像を結ぶ位置は変化する。このとき生じる像を虚像と呼ぶ。虚像は常に物体よりも大きくなる像であり、虫眼鏡で物体が拡大して見えるのは物体の虚像を観察していることに注意が必要である。虚像は実像の場合と違い正立で現れ、常にレンズに対して物体が存在する側に現れる。ピンホールカメラは、レンズを使わずに針穴(ピンホール)を利用したカメラである。針穴写真機ともいう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "光は直線的に進むことが知られている。例えば、暗い箱を作り、その壁に小さい穴をあけると、穴から入った光がそのまま、まっすぐにすすむ様子がわかる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "光がまっすぐにすすむことを、光の直進と、いいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "この光が直進する性質は、空気中ではいつでも成り立ち、太陽や電球などから発せられた光は、発せられた方向に直進する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なお、暗い箱に2個の穴をあけたとき、そこから日光を差し込んだばあい、2本の光のみちすじは、平行である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "これは、太陽からは、四方八方に光が発せられるのだが、豆電球の光とおなじように、太陽からは四方八方に光が発せられるのだが、太陽は、とても遠くにあるので、地球にとどく光は、太陽から発せられた光の一部なので、おなじ向きの光ばかりが、地球にとどくからである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "だから、日光は、ほぼ平行なのである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "算数では、平行とは、「どこまで、のばしても、ぜったいに、まじわらない」ということであった。日光は、こまかいことを言えば、地球と太陽とのキョリまで、のばせば、まじわってしまうので、正確には平行ではない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "だが、地球上では、ほぼ平行なので、実用上は、日光は平行として、あつかうことが多い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ここでも、日光は平行であることとする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "光が鏡などに当たった時には、光は反射します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "反射面に垂直な直線(垂線または法線と、いう。)と入射した光とがなす角を入射角と呼び、法線と反射した光とがなす角を反射角と呼びます。このとき、", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "が成り立ちます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "上の図では θ i {\\displaystyle \\theta _{i}} が入射角に対応し、 θ r {\\displaystyle \\theta _{r}} が反射角に対応します。図でわかるとおり、入射角と反射角は等しいです。 θ {\\displaystyle \\theta } は「シータ」と読みます。「θ」はギリシャ文字です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "また、例えば空気中を直進して来た光が水面を通過したときには、光は水面でその方向を変えることが知られています。この現象を光の屈折と呼びます。屈折した光と物質境界の垂直方向(法線)とがなす角度を屈折角と呼びます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "例えば細長い棒を水の中に差し入れると、その棒は曲がって見える。これは、光の屈折によるものです。また、透明であるガラス瓶やコップが目に見えるのも、この屈折の効果によります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "屈折率が大きいばいしつ媒質から小さい媒質に光が入るときに、入射光が境界面を透過せず、すべて反射する現象が起きる。これを全反射という。全反射は、入射角が大きくなると起こる。応用例として、光ファイバーでは光信号を全反射させることで信号を送っている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "紙の表面や、板の表面など、ふつうのものの表面は、たいらに見えても、よくよく見ると、こまかいデコボコがいくつもあります。このデコボコの向きが、それぞれバラバラの向きなので、反射する光のむきも、バラバラになります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "この、光が、バラバラな方向に反射する現象を乱反射と、いいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "乱反射のおかげで、わたしたちは、物体を、どの方向からでも、見ることができるのです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "鏡(かがみ)が曲がっている場合、もとの大きさよりも、鏡にうつる像は、ちがった大きさで見えます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "鏡の面が球面のように、でっぱっている鏡を凸面鏡といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "とつ面鏡では、かがみのまわりの広い範囲をうつしますが、そのぶん、かがみにうつる像は、もとの大きさよりも小さく、うつります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "ぎゃくに、鏡がへこんでいる鏡を凹面鏡といいます。おう面鏡では、うつす範囲は小さいですが、うつされたものは、大きくうつります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "おう面鏡は、化粧用の鏡などで実用化されています。また、スプーンのさきの、へこんでいる部分を、おう面鏡のかわりにすることも出来ます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "凹面鏡では、上下がさかさまに映る場合があります。これは鏡の焦点きょりと、観察する人と鏡とのきょりとの関係によってきまります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ここでは、レンズを用いたときに光が描く軌跡についてまとめる。ここでは、単純なレンズである凸レンズについて扱う。一般に、虫眼鏡や顕微鏡など物体を拡大して見るための器具は、光の方向を変えるために、凸レンズを用いている。また、遠視用の眼鏡にも用いられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "凸レンズは、レンズの真ん中がレンズの縁よりも厚くなっている。代表的な凸レンズである球面凸レンズは次のような形をしている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "レンズの2つの面は、ある半径の球の一部を切り取った形をしている。このとき、元の球の半径をレンズの曲率半径と呼ぶ(曲率半径はレンズの焦点距離と関連してているが、焦点距離と曲率半径の関係について詳しく扱うことはしない。)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ここでは球面凸レンズを扱う。球面凸レンズは、レンズの両側に焦点と呼ばれる点を持つことが知られている。焦点とレンズの中心との距離はレンズの両側で等しい。この、レンズと焦点との距離を、焦点距離と呼ぶ。焦点距離の記号は、 f(F) で表すことが一般である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "一般にレンズはプラスチックやガラスなどの材質で作られるが、これらは光を通す材質であると同時に、空気よりもw:屈折率が高いことが知られている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "既に水と空気の例で説明した通り、光は異なる材質の境界を通過するときに、進む方向を変える。同様に、空気中からレンズを通過するときも、光は方向を変える。実際にレンズを抜けた後に光が向かう方向は、光がレンズに入射する方向と位置が分かれば、計算によってあらかじめ知ることができる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "ここでは特に、光が向かう方向が簡単に定まる場合についてまとめる。球面凸レンズでは一般的に、以下の三つの性質が成り立つ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "最初の例と最後の例は時間を反対に見ると、同じ事柄を指していることに注意が必要である。時間を反対にするとは、ここでは光の進行方向を逆向きにすることに他ならず、このとき両者は互いに移り変わる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "上で述べたレンズの性質を利用して、レンズを通り抜けた光が結ぶ像の位置と大きさについて調べることができる。レンズが結ぶ像の性質は、対応する物体がレンズの焦点距離より遠くにあるかどうかで変化する。ここではまず物体がレンズの焦点距離より遠くにある場合について述べる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "このとき、物体から放たれる光線は次のような軌跡をたどる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "図の中で物体の先端からレンズを通過する光線を3本描いたが、この3本はそれぞれ上で挙げた3つの光線に対応している。これらは1点で交わる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "ここで、物体から放たれた光は3本の光線が交わった点に像を作る。この像を実像という。実像は常に物体に対して上下、左右がともに逆(倒立)の向きで現れ、その大きさとレンズからの距離は、物体とレンズとの距離によって決まる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "実像の大きさと現れる位置の性質は、物体とレンズの距離がレンズの焦点距離の2倍に達したときに変化する。ちょうど2倍のときには、実像の大きさはちょうど物体と同じになり、実像とレンズの距離は物体とレンズの距離と等しくなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より大きいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも小さくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズに近くなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より小さいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも大きくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズから遠くなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "一方、物体の位置がレンズの焦点距離よりもレンズに近い場合には、光線が像を結ぶ位置は変化する。このとき生じる像を虚像と呼ぶ。虚像は常に物体よりも大きくなる像であり、虫眼鏡で物体が拡大して見えるのは物体の虚像を観察していることに注意が必要である。虚像は実像の場合と違い正立で現れ、常にレンズに対して物体が存在する側に現れる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "ピンホールカメラは、レンズを使わずに針穴(ピンホール)を利用したカメラである。針穴写真機ともいう。", "title": "" } ]	null	=== 光 === ==== 光の進み方 ==== ==== 光の反射と鏡 ==== ==== 光の屈折 ==== ===== 光の屈折とレンズ ===== 光は直線的に進むことが知られている。例えば、暗い箱を作り、その壁に小さい穴をあけると、穴から入った光がそのまま、まっすぐにすすむ様子がわかる。光がまっすぐにすすむことを、光の '''直進''' と、いいます。この光が直進する性質は、空気中ではいつでも成り立ち、太陽や電球などから発せられた光は、発せられた方向に直進する。なお、暗い箱に２個の穴をあけたとき、そこから日光を差し込んだばあい、２本の光のみちすじは、平行である。これは、太陽からは、四方八方に光が発せられるのだが、豆電球の光とおなじように、太陽からは四方八方に光が発せられるのだが、太陽は、とても遠くにあるので、地球にとどく光は、太陽から発せられた光の一部なので、おなじ向きの光ばかりが、地球にとどくからである。だから、日光は、ほぼ平行なのである。算数では、平行とは、「どこまで、のばしても、ぜったいに、まじわらない」ということであった。日光は、こまかいことを言えば、地球と太陽とのキョリまで、のばせば、まじわってしまうので、正確には平行ではない。だが、地球上では、ほぼ平行なので、実用上は、日光は平行として、あつかうことが多い。ここでも、日光は平行であることとする。 === 反射と屈折 === 光が鏡などに当たった時には、光は '''反射''' します。反射面に垂直な直線（垂線または法線と、いう。）と入射した光とがなす角を '''{{ruby\|入射角\|にゅうしゃかく}}'''と呼び、法線と反射した光とがなす角を '''{{ruby\|反射角\|はんしゃかく}}''' と呼びます。 <br>このとき、 :; 入射角 = 反射角が成り立ちます。 :[[画像:Reflection angles.svg\|200px\|反射]] 上の図では <math>\theta _i</math> が入射角に対応し、 <math>\theta _r</math> が反射角に対応します。図でわかるとおり、入射角と反射角は等しいです。 <math>\theta </math>は「シータ」と読みます。「θ」はギリシャ文字です。 * 屈折また、例えば空気中を直進して来た光が水面を通過したときには、光は水面でその方向を変えることが知られています。この現象を光の '''{{ruby\|屈折\|くっせつ}}'''と呼びます。屈折した光と物質境界の垂直方向（法線）とがなす角度を '''屈折角'''と呼びます。 * 屈折の図 <gallery widths=300px heights=300px> ファイル:Pencil in a bowl of water.png\|水中に差し込んだ棒が上方に曲がって見える理由を説明する図<br> 棒上のxに由来する光は水面で屈折を起こす。このため、Xの見かけ上の位置はYになる。ファイル:Light dispersion of a mercury-vapor lamp with a flint glass prism IPNr°0125.jpg\|プリズムにより光は屈折する。このとき光の色ごとに屈折率が違うので、{{ruby\|虹\|にじ}}のようないくつもの色の帯ができる。 </gallery> 例えば細長い棒を水の中に差し入れると、その棒は曲がって見える。これは、光の屈折によるものです。また、透明であるガラス瓶やコップが目に見えるのも、この屈折の効果によります。 * 全反射 [[ファイル:Total internal reflection.jpg\|thumb\|250px\|left\|全反射]] [[ファイル:Fibreoptic.jpg\|thumb\|光ファイバー]] 屈折率が大きい{{ruby\|ばいしつ}}媒質から小さい媒質に光が入るときに、入射光が境界面を透過せず、すべて反射する現象が起きる。これを '''全反射''' という。全反射は、入射角が大きくなると起こる。応用例として、光ファイバーでは光信号を全反射させることで信号を送っている。 {{clear}} * 乱反射（らんはんしゃ） [[File:Diffuse reflection.PNG\|thumb\|でこぼこした表面からの乱反射]] 紙の表面や、板の表面など、ふつうのものの表面は、たいらに見えても、よくよく見ると、こまかいデコボコがいくつもあります。このデコボコの向きが、それぞれバラバラの向きなので、反射する光のむきも、バラバラになります。この、光が、バラバラな方向に反射する現象を '''乱反射'''と、いいます。乱反射のおかげで、わたしたちは、物体を、どの方向からでも、見ることができるのです。 {{clear}} * まがった鏡の反射 [[File:mirror.globe.arp.500pix.jpg\|thumb\|left\|とつ面鏡での反射。]] 鏡（かがみ）が曲がっている場合、もとの大きさよりも、鏡にうつる像は、ちがった大きさで見えます。鏡の面が球面のように、でっぱっている鏡を '''{{ruby\|凸\|とつ}}面{{ruby\|鏡\|きょう}}''' といいます。とつ面鏡では、かがみのまわりの広い{{ruby\|範囲\|はんい}}をうつしますが、そのぶん、かがみにうつる像は、もとの大きさよりも小さく、うつります。 [[File:Concavemirror raydiagram F.svg\|thumb\|300px\|おう面鏡での拡大のしくみ]] ぎゃくに、鏡がへこんでいる鏡を '''{{ruby\|凹\|とつ}}面鏡'''といいます。おう面鏡では、うつす範囲は小さいですが、うつされたものは、大きくうつります。おう面鏡は、化粧用の鏡などで実用化されています。また、スプーンのさきの、へこんでいる部分を、おう面鏡のかわりにすることも出来ます。 [[File:Concavemirror raydiagram 2F.svg\|thumb\|300px\|おう面鏡で、うつった像が、上下がさかさまになる場合]] 凹面鏡では、上下がさかさまに映る場合があります。これは鏡の {{ruby\|焦点\|しょうてん}}きょりと、観察する人と鏡とのきょりとの関係によってきまります。 ===== 光の屈折とレンズ ===== ここでは、レンズを用いたときに光が描く軌跡についてまとめる。ここでは、単純なレンズである凸レンズについて扱う。一般に、虫眼鏡や{{ruby\|顕微\|けんび}}鏡など物体を拡大して見るための器具は、光の方向を変えるために、凸レンズを用いている。また、遠視用の眼鏡にも用いられる。 :[[画像:Magnifying_glass.jpg\|180px]] 凸レンズは、レンズの真ん中がレンズの縁よりも厚くなっている。代表的な凸レンズである球面凸レンズは次のような形をしている。 :[[画像:junior_high_sci_lens.png]] レンズの2つの面は、ある半径の球の一部を切り取った形をしている。このとき、元の球の半径をレンズの曲率半径と呼ぶ(曲率半径はレンズの'''焦点距離'''と関連してているが、焦点距離と曲率半径の関係について詳しく扱うことはしない。)。 [[ファイル:Lens3-ja.svg\|thumb\|400px\|図1-2 物体が焦点距離より遠いときは実像ができる]] [[ファイル:Lens3b-ja.svg\|thumb\|400px\|図1-3 物体が焦点距離より近いときは虚像ができる]] ここでは球面凸レンズを扱う。球面凸レンズは、レンズの両側に'''焦点'''と呼ばれる点を持つことが知られている。焦点とレンズの中心との距離はレンズの両側で等しい。この、レンズと焦点との距離を、'''焦点距離'''と呼ぶ。焦点距離の記号は、 f(F) で表すことが{{ruby\|一般\|いっぱん}}である。一般にレンズはプラスチックやガラスなどの材質で作られるが、これらは光を通す材質であると同時に、空気よりも[[w:屈折率]]が高いことが知られている。既に水と空気の例で説明した通り、光は異なる材質の境界を通過するときに、進む方向を変える。同様に、空気中からレンズを通過するときも、光は方向を変える。実際にレンズを抜けた後に光が向かう方向は、光がレンズに入射する方向と位置が分かれば、計算によってあらかじめ知ることができる。ここでは特に、光が向かう方向が簡単に定まる場合についてまとめる。球面凸レンズでは一般的に、以下の三つの性質が成り立つ。 # レンズの軸に平行な光線は、レンズを抜けた後レンズの焦点を通る。 # レンズの中央を通る光線はレンズを抜けた後そのまま直進する。 # レンズの焦点を通過した光線は、レンズを抜けた後レンズの軸に平行な方向に直進する。 * 注意最初の例と最後の例は時間を反対に見ると、同じ事柄を指していることに注意が必要である。時間を反対にするとは、ここでは光の進行方向を逆向きにすることに他ならず、このとき両者は互いに移り変わる。上で述べたレンズの性質を利用して、レンズを通り抜けた光が結ぶ像の位置と大きさについて調べることができる。レンズが結ぶ像の性質は、対応する物体がレンズの焦点距離より遠くにあるかどうかで変化する。ここではまず物体がレンズの焦点距離より遠くにある場合について述べる。このとき、物体から放たれる光線は次のような{{ruby\|軌跡\|きせき}}をたどる。 * 図図の中で物体の先端からレンズを通過する光線を3本描いたが、この3本はそれぞれ上で挙げた3つの光線に対応している。これらは1点で交わる。ここで、物体から放たれた光は3本の光線が交わった点に像を作る。この像を'''実像'''という。実像は常に物体に対して上下、左右がともに逆({{ruby\|倒立\|とうりつ}})の向きで現れ、その大きさとレンズからの距離は、物体とレンズとの距離によって決まる。実像の大きさと現れる位置の性質は、物体とレンズの距離がレンズの焦点距離の2倍に達したときに変化する。ちょうど2倍のときには、実像の大きさはちょうど物体と同じになり、実像とレンズの距離は物体とレンズの距離と等しくなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より大きいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも小さくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズに近くなる。一方、物体とレンズの距離が焦点距離の2倍より小さいときには実像の大きさは実際の物体の大きさよりも大きくなり、実像の位置は、物体とレンズの距離よりもレンズから遠くなる。 <!--実際に実像を観察するときには物体がある面から観察する必要があることに注意が必要である。 --> 一方、物体の位置がレンズの焦点距離よりもレンズに近い場合には、光線が像を結ぶ位置は変化する。このとき生じる像を'''{{ruby\|虚像\|きょぞう}}'''と呼ぶ。虚像は常に物体よりも大きくなる像であり、虫眼鏡で物体が拡大して見えるのは物体の虚像を観察していることに注意が必要である。虚像は実像の場合と違い正立で現れ、常にレンズに対して物体が存在する側に現れる。 {\|class="wikitable" \|+物体とレンズとの距離と、結ばれる像の位置と大きさの関係 !物体とレンズとの距離!!結ばれる像の位置!!大きさと種類!!像の向き \|- \|焦点距離の内側(0-1倍)\|\|物体と同じ側\|\|物体より大きい虚像\|\|正立 \|- \|焦点距離の1-2倍\|\|物体と逆側\|\|物体より大きい実像\|\|倒立 \|- \|焦点距離の2倍以上\|\|物体と逆側\|\|物体より小さい実像\|\|倒立 \|} *ピンホールカメラの原理 [[ファイル:Pinhole-camera.png\|thumb\|ピンホールカメラの原理。物体から発した光は小さな穴をとおり像を結ぶ]] ピンホールカメラは、レンズを使わずに針穴（ピンホール）を利用したカメラである。針穴写真機ともいう。 {{clear}} ===== 光の屈折と水・ガラス ===== [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:54:32Z	[ "テンプレート:Clear", "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/%E5%85%89
27,669	中学受験理科/物理/てこ	てこがつりあっている時、「うでの長さ」と「物の重さ」をかけた量が、支点の左右で同じ大きさになっています。このことを、てこの原理と、いいます。てこの原理を利用すると、小さい力で、重い物を、もちあげることが、できます。てこで、人間が力を加えるために持つところを、力点と、いいます。てこを支えている、回転軸の、中心の部分を、支点と、いいます。そして、てこによって、持ちあげたい物に、力がくわえられる場所を作用点という。左の図で見れば、力 F1 と支点と力点との長さ d1 の、かけあわせの F1×d1 と、力 F2 と支点から作用点の長さ d2 の、かけあわせの F2×d2 との大きさは同じです。つまり、式で書くと、です。なので、少ない力で、てこで重いものを持ち上げるには、支点と力点の距離を長くすれば、そのぶん、力点に加える力は小さくなります。また、支点と作用点の長さを短くすれば、そのぶん、作用点に大きな力がくわえられるので、てこで持ち上げやすくなります。なお、ピンセットに、てこの原理を当てはめて、考えてみると、ピンセットの支点は、はじっこにあります。ピンセットの作用点は、ピンセットの先の、物をつまむ部分です。なお、力と、支点からの距離を、掛けた量を、モーメントと言います。たとえば力 F1 と支点と力点との長さを d1 とした場合、 F1×d1 はモーメントです。 F2×d2 も、モーメントです。支点・力点・作用点は、かならずしも、一直線上には、あるとは、かぎらない。身の回りのてこ	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "てこがつりあっている時、「うでの長さ」と「物の重さ」をかけた量が、支点の左右で同じ大きさになっています。このことを、てこの原理と、いいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "てこの原理を利用すると、小さい力で、重い物を、もちあげることが、できます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "てこで、人間が力を加えるために持つところを、力点と、いいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "てこを支えている、回転軸の、中心の部分を、支点と、いいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "そして、てこによって、持ちあげたい物に、力がくわえられる場所を作用点という。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "左の図で見れば、力 F1 と支点と力点との長さ d1 の、かけあわせの F1×d1 と、力 F2 と支点から作用点の長さ d2 の、かけあわせの F2×d2 との大きさは同じです。つまり、式で書くと、", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "なので、少ない力で、てこで重いものを持ち上げるには、支点と力点の距離を長くすれば、そのぶん、力点に加える力は小さくなります。また、支点と作用点の長さを短くすれば、そのぶん、作用点に大きな力がくわえられるので、てこで持ち上げやすくなります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "なお、ピンセットに、てこの原理を当てはめて、考えてみると、ピンセットの支点は、はじっこにあります。ピンセットの作用点は、ピンセットの先の、物をつまむ部分です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "なお、力と、支点からの距離を、掛けた量を、モーメントと言います。たとえば力 F1 と支点と力点との長さを d1 とした場合、 F1×d1 はモーメントです。 F2×d2 も、モーメントです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "支点・力点・作用点は、かならずしも、一直線上には、あるとは、かぎらない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "身の回りのてこ", "title": "" } ]	null	==== てこ ==== [[Image:Lever Principle 3D.png\|280px\|thumb\|left\|「てこ」の{{ruby\|概略\|がいりゃく}}図。三角形のところが支点に相当する。 :じっさいに、この形だと、支点の上の板がすべってしまうので、実物のてこでは、すべらないように、固定してある。]] てこがつりあっている時、「うでの長さ」と「物の重さ」をかけた量が、支点の左右で同じ大きさになっています。このことを、 '''てこの原理''' と、いいます。てこの原理を利用すると、小さい力で、重い物を、もちあげることが、できます。 {{clear}} [[Image:Levier soulever commode.svg\|thumb\|300px\|left\|この図で、人間が持ってるところが力点。箱に接触している場所が作用点。]] [[File:支点力点作用点.png\|thumb\|300px\|てこの原理における、支点, 力点, 作用点の位置。]] てこで、人間が力を加えるために持つところを、 '''力点''' と、いいます。てこを支えている、回転軸の、中心の部分を、 '''支点''' と、いいます。そして、てこによって、持ちあげたい物に、力がくわえられる場所を '''作用点'''という。左の図で見れば、力 F1 と支点と力点との長さ d1 の、かけあわせの F1×d1 と、力 F2 と支点から作用点の長さ d2 の、かけあわせの F2×d2 との大きさは同じです。つまり、式で書くと、 : F1×d1 = F2×d2 です。なので、少ない力で、てこで重いものを持ち上げるには、支点と力点の距離を長くすれば、そのぶん、力点に加える力は小さくなります。また、支点と作用点の長さを短くすれば、そのぶん、作用点に大きな力がくわえられるので、てこで持ち上げやすくなります。 {{clear}} [[Image:Tweezers-variety.jpg\|thumb\|350px\|様々なピンセット]] [[File:ピンセットの支点力点作用点.png\|thumb\|350px\|ピンセットでの、支点・力点・作用点の位置。]] なお、ピンセットに、てこの原理を当てはめて、考えてみると、ピンセットの支点は、はじっこにあります。ピンセットの作用点は、ピンセットの先の、物をつまむ部分です。 {{clear}} なお、力と、支点からの距離を、掛けた量を、モーメントと言います。たとえば力 F1 と支点と力点との長さを d1 とした場合、 F1×d1 はモーメントです。 F2×d2 も、モーメントです。 *くぎぬき [[File:Páčidlo.gif\|thumb\|200px\|left\|{{ruby\|釘抜\|くぎぬ}}き]] [[File:釘抜きの支点力点作用点.png\|thumb\|釘抜きでの、支点・力点・作用点の位置。]] 支点・力点・作用点は、かならずしも、一直線上には、あるとは、かぎらない。 '''身の回りのてこ''' [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:54:28Z	[ "テンプレート:Clear", "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/%E3%81%A6%E3%81%93
27,670	中学受験理科/物理/滑車と輪軸	輪軸とは、自動車のハンドルに似たしくみの物です。外側の輪をまわすと、くっついている内側の軸も、いっしょに、まわります。このような、ハンドルなどの力の仕組みを考えたものを、輪軸といいます。輪軸の、力のしくみは、てこの原理を使って、考えることができます。輪軸の、つりあいを考えるときは、で、かんがえる必要があります。ドライバーも輪軸になっています。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "輪軸とは、自動車のハンドルに似たしくみの物です。外側の輪をまわすと、くっついている内側の軸も、いっしょに、まわります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このような、ハンドルなどの力の仕組みを考えたものを、輪軸といいます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "輪軸の、力のしくみは、てこの原理を使って、考えることができます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "輪軸の、つりあいを考えるときは、", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "で、かんがえる必要があります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ドライバーも輪軸になっています。", "title": "" } ]	null	==== 輪軸 ==== [[ファイル:Wheelaxle quackenbos.gif\|thumb\|left\|輪じくの仕組みを活用した、巻き上げ機。]] [[File:Wheel-and-axle diagram.svg\|thumb\|{{ruby\|輪\|りん}}じくの原理図。力の関係を見やすくするため、ひもをつけて、おもりをつけてある。内側の輪から下がっているひもと、外側の輪から下がっているひもは、つながっていない。図の場合、内側のおもりは、軸を右回りに回そうとしている。外側のおもりは、輪を左回りに回そうとしている。図の場合、右回りの力と左回りの力は、つりあっている。]] 輪軸とは、自動車のハンドルに似たしくみの物です。外側の輪をまわすと、くっついている内側の軸も、いっしょに、まわります。このような、ハンドルなどの力の仕組みを考えたものを、輪軸といいます。輪軸の、力のしくみは、てこの原理を使って、考えることができます。輪軸の、つりあいを考えるときは、 :　　力 × 半径で、かんがえる必要があります。 {{-}} [[File:Yellow-flathead-screwdriver.jpg\|thumb\|300px\|left\|]] ドライバーも輪軸　になっています。 {{-}} [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:54:35Z	[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:-" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E7%89%A9%E7%90%86/%E6%BB%91%E8%BB%8A%E3%81%A8%E8%BC%AA%E8%BB%B8
27,672	中学受験理科/化学/実験道具の使い方	(鏡筒上下式顕微鏡と、ステージ上下式顕微鏡がある。鏡筒上下式顕微鏡の画像が無いので、参考書などを見てください。) 顕微鏡のレンズには、接眼レンズと対物レンズの2種類が必要である。顕微鏡の倍率は、である。たとえば接眼レンズの倍率が15倍であり、対物レンズの倍率が4倍なら、顕微鏡の倍率は60倍である(15×4=60より)。一般に小学校・中学校などで使うような形式の顕微鏡の倍率は、40倍から600倍までである。ミジンコやミドリムシなど、いわゆる「微生物」と言われるものは、虫めがねでは倍率が小さすぎて確認できない場合が多い。微生物などは、けんび鏡で観察しよう。まず、プレパラートの準備が必要である。鏡筒上下式顕微鏡と、ステージ上下式顕微鏡のどちらとも、プレパラートが必要にななる。このプレパラートの準備方法を、つぎに説明する。顕微鏡で観察する時は、プレパラートを使う必要がある。うすい物しか観察できない。厚い物を観察したい場合は、うすい切片にする必要がある。以上の手順で、観察を始められる。さらに高倍率で観察したい場合には、対物レンズをレボルバーを回して、高倍率の対物レンズに替える。顕微鏡で見える像は、上下左右が反対に見える顕微鏡が普通である。なので、プレパラートを動かすと、像は反対方向に動いて見える。よって、プレパラートを動かしたい場合には、動かしたい方向とは反対の方向に動かす。いきなり、高倍率の対物レンズで観察すると、視野がせまいので調整が難しくなる。そのため、まずは低倍率の対物レンズを使用する。また、高倍率にするほど、明るさは暗くなる。質量を測定するときは、上皿天びんなどの天びんを用いる。物質の質量を測定する場合は、片側に被測定物をのせ、反対側に分銅を載せる。分銅を質量の基準とする。両方の皿の釣り合いを見て、質量を判断する仕組みである。なので、皿に物を乗せる前に、両方の皿が釣り合っているかどうかを確認する必要がある。もし、釣り合っていなかったら天びん本体に調整用のねじ等が付いているので、それで両方の皿が吊り合うように調整してから、皿に物を乗せる。粉末などを測定する場合は、粉末が溢れたりしないように薬包紙などを用いる。この場合は薬包紙を分銅を載せる側の皿にも置いた上で上記の調整を施したり、もしくは薬包紙の質量をあらかじめ測定しておく。分銅は、あまり直接には、手で触らないようにする。手の皮脂などが分銅につくと、その皮脂などの質量が追加した分だけ、重さが変わってしまうからである。軽い分銅を皿に載せたりおろしたりする場合なら、専用のピンセットが天びんに付属していることがあるので、その付属のピンセットなどを用いる。上皿てんびんの手順(左利きの場合は、文中の「右」を「左」に、「左」を「右」に読みかえる。) 電子てんびんの場合、上皿てんびんとは違い、左右のうでは無い。電子てんびんの手順体積を測りたい液体を、少し少なく入れ、足りない分はスポイトで足す。アルコールを8分目くらいまで入れ、ななめ下から火をつける。火を消すときは、ふたをかぶせて消す。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "(鏡筒上下式顕微鏡と、ステージ上下式顕微鏡がある。鏡筒上下式顕微鏡の画像が無いので、参考書などを見てください。)", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "顕微鏡のレンズには、接眼レンズと対物レンズの2種類が必要である。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "顕微鏡の倍率は、", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "である。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "たとえば接眼レンズの倍率が15倍であり、対物レンズの倍率が4倍なら、顕微鏡の倍率は60倍である(15×4=60より)。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "一般に小学校・中学校などで使うような形式の顕微鏡の倍率は、40倍から600倍までである。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ミジンコやミドリムシなど、いわゆる「微生物」と言われるものは、虫めがねでは倍率が小さすぎて確認できない場合が多い。微生物などは、けんび鏡で観察しよう。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "まず、プレパラートの準備が必要である。鏡筒上下式顕微鏡と、ステージ上下式顕微鏡のどちらとも、プレパラートが必要にななる。このプレパラートの準備方法を、つぎに説明する。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "顕微鏡で観察する時は、プレパラートを使う必要がある。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "うすい物しか観察できない。厚い物を観察したい場合は、うすい切片にする必要がある。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "以上の手順で、観察を始められる。さらに高倍率で観察したい場合には、対物レンズをレボルバーを回して、高倍率の対物レンズに替える。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "顕微鏡で見える像は、上下左右が反対に見える顕微鏡が普通である。なので、プレパラートを動かすと、像は反対方向に動いて見える。よって、プレパラートを動かしたい場合には、動かしたい方向とは反対の方向に動かす。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "いきなり、高倍率の対物レンズで観察すると、視野がせまいので調整が難しくなる。そのため、まずは低倍率の対物レンズを使用する。また、高倍率にするほど、明るさは暗くなる。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "質量を測定するときは、上皿天びんなどの天びんを用いる。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "物質の質量を測定する場合は、片側に被測定物をのせ、反対側に分銅を載せる。分銅を質量の基準とする。両方の皿の釣り合いを見て、質量を判断する仕組みである。なので、皿に物を乗せる前に、両方の皿が釣り合っているかどうかを確認する必要がある。もし、釣り合っていなかったら天びん本体に調整用のねじ等が付いているので、それで両方の皿が吊り合うように調整してから、皿に物を乗せる。粉末などを測定する場合は、粉末が溢れたりしないように薬包紙などを用いる。この場合は薬包紙を分銅を載せる側の皿にも置いた上で上記の調整を施したり、もしくは薬包紙の質量をあらかじめ測定しておく。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "分銅は、あまり直接には、手で触らないようにする。手の皮脂などが分銅につくと、その皮脂などの質量が追加した分だけ、重さが変わってしまうからである。軽い分銅を皿に載せたりおろしたりする場合なら、専用のピンセットが天びんに付属していることがあるので、その付属のピンセットなどを用いる。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "上皿てんびんの手順(左利きの場合は、文中の「右」を「左」に、「左」を「右」に読みかえる。)", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "電子てんびんの場合、上皿てんびんとは違い、左右のうでは無い。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "電子てんびんの手順", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "体積を測りたい液体を、少し少なく入れ、足りない分はスポイトで足す。", "title": "実験器具とその使い方" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "アルコールを8分目くらいまで入れ、ななめ下から火をつける。火を消すときは、ふたをかぶせて消す。", "title": "実験器具とその使い方" } ]	null	== 実験器具とその使い方 == === いろいろな実験器具 === 液体などを入れるビーカーフラスコ === 顕微（けんび）鏡 === [[File:LaborMik2.jpg\|thumb\|200px\|left\|顕微鏡。　中学校のとは違うが、仕組みはだいたい同じであるはず。]] [[File:ステージ上下式顕微鏡イラスト.svg\|thumb\|ステージ上下式顕微鏡の各部の解説用のイラスト。]] [[File:鏡筒上下式顕微鏡イラスト.svg\|thumb\|鏡筒上下式顕微鏡の解説イラスト。]] （{{ruby\|鏡筒\|きょうとう}}上下式{{ruby\|顕微\|けんび}}鏡と、ステージ上下式顕微鏡がある。鏡筒上下式顕微鏡の画像が無いので、参考書などを見てください。）顕微鏡のレンズには、接眼レンズと対物レンズの2種類が必要である。顕微鏡の倍率は、 :　　接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率である。たとえば接眼レンズの倍率が15倍であり、対物レンズの倍率が4倍なら、顕微鏡の倍率は60倍である（15×4＝60より）。一般に小学校・中学校などで使うような形式の顕微鏡の倍率は、40倍から600倍までである。ミジンコやミドリムシなど、いわゆる「微生物」と言われるものは、虫めがねでは倍率が小さすぎて確認できない場合が多い。微生物などは、けんび鏡で観察しよう。けんび鏡の手順まず、'''プレパラート'''の準備が必要である。鏡筒上下式顕微鏡と、ステージ上下式顕微鏡のどちらとも、プレパラートが必要にななる。このプレパラートの準備方法を、つぎに説明する。 * プレパラート [[Image:Microscope slide.jpg\|thumb\|right\|250px\|プレパラートとカバーガラス。細長いプレパラートの上に、中央に正方形状のカバーガラスが乗っている。]] 顕微鏡で観察する時は、'''プレパラート'''を使う必要がある。うすい物しか観察できない。厚い物を観察したい場合は、うすい切片にする必要がある。 # スライドガラスの上に水を１滴たらし、観察したい対象を乗せる。必要に応じて、もう一度、対象物に水をスポイトなどで1滴たらして、水分を補う。 # {{ruby\|柄\|え}}付き針やピンセットで'''カバーガラス'''を乗せ、このとき気泡が入らないようにする。 # カバーガラスから、はみでた水を、ろ紙やすい取り紙で吸い取る。 :（※　柄つき針を使ってる画像を募集中。だれか作ってください。） {{clear}} * 一般的な、けんび鏡の使用手順 # まず、水平で直接日光の当たらない場所に、けんび鏡を置く。 # レンズを取り付ける時は、まずは'''接眼レンズ'''を取り付け、次に'''対物レンズ'''</span>を取り付ける。この順番を逆にすると、もし鏡筒の内部にホコリなどが入ってしまうと、対物レンズにホコリが落ちてしまい邪魔になる。（外すときは、逆の順序である。対物レンズを外し、接眼レンズを外す。） # 対物レンズを、もっとも低倍率の物にセットし、次に接眼レンズをのぞきながら、視野全体が明るく見えるように'''反射鏡'''としぼりを調節する。 # プレパラートをステージの上に乗せクリップで固定し、顕微鏡を横から見ながら、なるべく対物レンズとプレパラートを近づける。ピント合わせは、まだ行わない。なるべく近づける理由は、ピント合わせを行うとき、レンズとプレパラートとを離す方向でピント合わせを行うことで、ぶつからないようにするためである。 # 接眼レンズをのぞきながら、ピント合わせのため、対物レンズとプレパラートを離していくように、調節ねじをゆっくり回して調整する。以上の手順で、観察を始められる。さらに高倍率で観察したい場合には、対物レンズをレボルバーを回して、高倍率の対物レンズに替える。 [[File:顕微鏡での見たい方向と動かす方向.jpg\|400px\|thumb\|光学顕微鏡などでの、映像の動かしたい方向と、プレーパラートを動かす方向との関係を図示。]] 顕微鏡で見える像は、上下左右が反対に見える顕微鏡が普通である。なので、プレパラートを動かすと、像は反対方向に動いて見える。よって、プレパラートを動かしたい場合には、動かしたい方向とは反対の方向に動かす。いきなり、高倍率の対物レンズで観察すると、視野がせまいので調整が難しくなる。そのため、まずは低倍率の対物レンズを使用する。また、高倍率にするほど、明るさは暗くなる。 {{clear}} === 上皿てんびん === * 上皿てんびん [[ファイル:Balance de type Beranger 1kg.jpg\|上皿天秤\|thumb]] [[ファイル:Balance (PSF).jpg\|thumb\|上皿天秤に分銅を追加する図。<br />図では、薬包紙が見えませんが、理科の実験では、粉を乗せる時は薬包紙を使ってください。]] : （※　日本の中学校で使うような上皿てんびんの画像を募集中。だれか撮影するか描くかして作ってください。）質量を測定するときは、'''上皿天びん'''などの'''天びん'''を用いる。 ; 上皿天びんの操作方法物質の質量を測定する場合は、片側に被測定物をのせ、反対側に分銅を載せる。分銅を質量の基準とする。両方の皿の釣り合いを見て、質量を判断する仕組みである。なので、皿に物を乗せる前に、両方の皿が釣り合っているかどうかを確認する必要がある。もし、釣り合っていなかったら天びん本体に調整用のねじ等が付いているので、それで両方の皿が吊り合うように調整してから、皿に物を乗せる。粉末などを測定する場合は、粉末が溢れたりしないように薬包紙などを用いる。この場合は薬包紙を分銅を載せる側の皿にも置いた上で上記の調整を施したり、もしくは薬包紙の質量をあらかじめ測定しておく。分銅は、あまり直接には、手で触らないようにする。手の皮脂などが分銅につくと、その皮脂などの質量が追加した分だけ、重さが変わってしまうからである。軽い分銅を皿に載せたりおろしたりする場合なら、専用のピンセットが天びんに付属していることがあるので、その付属のピンセットなどを用いる。上皿てんびんの手順（左利きの場合は、文中の「右」を「左」に、「左」を「右」に読みかえる。） # 上皿てんびんを水平な台の上に置く。 # 両方のうでに、それぞれ皿をのせる。まだ、分銅も測りたい物も、のせない。 # 指針が目もりの中央をさすように、調節ねじで調整する。 # 右利きの場合、左の皿に、測りたい物をのせる。右の皿には、すこし質量が重そうな重りをのせ、つりあうように分銅を変えていく。（粉末の試料をのせる場合は、薬包紙を使う。） # 針のふれを見て、左右がつりあえば、そのときに左右のうでにかかる重さが、つりあっている。 # 使いおわったら、皿を片方のうでに、重ねておく。 *電子てんびん [[File:Analytical balance mettler ae-260.jpg\|thumb\|220px\|電子てんびん]] 電子てんびんの場合、上皿てんびんとは違い、左右のうでは無い。電子てんびんの手順 # 電子てんびんを水平な台の上に置く。 # 何ものせない時に、表示が 0g　になるようにセットする。重さの表示値が「0.0」や「0.00」などの表示になるようにする。 # 薬包紙を使う場合は、さきに表示を 0g にセットしてから、薬包紙をのせ、もう一度、表示を 0g にセットする。 # はかりたい物をのせる。薬品の重さをはかりたい場合は、静かに、少しずつ、のせる。 # 表示値を読み取る。表示値が、はかりたい物の重さである。 === メスシリンダー === 体積を測りたい液体を、少し少なく入れ、足りない分はスポイトで足す。 === アルコールランプ === アルコールを８分目くらいまで入れ、ななめ下から火をつける。火を消すときは、ふたをかぶせて消す。 === ガスバーナー === [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:54:03Z	[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:Clear" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%8C%96%E5%AD%A6/%E5%AE%9F%E9%A8%93%E9%81%93%E5%85%B7%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9
27,674	中学受験理科/化学/物の燃え方	特徴外炎水にぬらしたわりばしをさしこむと、外炎の部分から、こげ始めるため、外炎がいちばん温度が高いことが分かる。内炎内炎の温度は約1100°Cである。炎心ガラス管を炎心にさしこむと、ガラス管の先から白いけむりが出てくる。この白いけむりに火を近づけると、けむりが燃えるので、炎心は、まだ燃えきっていない物質があることが分かる。木を、火にはつけずに、試験管などに木を入れ、その試験管を加熱すると、中の木が燃えずに分解する。これを木の蒸し焼きという。木をむし焼きすると、白い気体が出てくる。蒸し焼きされた木から出る白い気体を木ガスといい、むし焼き実験での試験管の口にマッチをちかづけると燃えることから、この木ガスは燃えることが分かる。つまり、木ガスは燃える。また、蒸し焼きされた木から、黄色い液体木酢液と黒い液体木タールがたれてきて、試験管の出口のほうに、たまる。木酢液は、酸性である。蒸し焼きされた木は、黒い固体となり、木炭になる。木炭のおもな成分は炭素であり、空気中で加熱すると、あまり炎を出さずに、固体のまま、ゆっくり燃える。燃えるときに赤い光を出す。木炭は、バーベキューなどでも燃料として用いられる。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "特徴", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "外炎", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "水にぬらしたわりばしをさしこむと、外炎の部分から、こげ始めるため、外炎がいちばん温度が高いことが分かる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "内炎", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "内炎の温度は約1100°Cである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "炎心", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ガラス管を炎心にさしこむと、ガラス管の先から白いけむりが出てくる。この白いけむりに火を近づけると、けむりが燃えるので、炎心は、まだ燃えきっていない物質があることが分かる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "木を、火にはつけずに、試験管などに木を入れ、その試験管を加熱すると、中の木が燃えずに分解する。これを木の蒸し焼きという。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "木をむし焼きすると、白い気体が出てくる。蒸し焼きされた木から出る白い気体を木ガスといい、むし焼き実験での試験管の口にマッチをちかづけると燃えることから、この木ガスは燃えることが分かる。つまり、木ガスは燃える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "また、蒸し焼きされた木から、黄色い液体木酢液と黒い液体木タールがたれてきて、試験管の出口のほうに、たまる。木酢液は、酸性である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "蒸し焼きされた木は、黒い固体となり、木炭になる。木炭のおもな成分は炭素であり、空気中で加熱すると、あまり炎を出さずに、固体のまま、ゆっくり燃える。燃えるときに赤い光を出す。木炭は、バーベキューなどでも燃料として用いられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]	null	=== 燃焼 === ==== 燃焼の三大条件 ==== '''燃えるもの'''があること。 '''空気(酸素)'''があること。 '''発火点以上'''の温度があること ==== ろうそくの{{ruby\|炎\|ほのお}} ==== {{ruby\|外炎\|がいえん}}…炎の、いちばん外側の部分。色がうすくて、見えにくい。 * {{ruby\|内炎\|ないえん}}…一番、明るい。 * {{ruby\|炎心\|えんしん}}…{{ruby\|芯\|しん}}に近くて暗い。特徴 '''外炎''' :空気に、じゅうぶん、ふれているので、完全燃焼しており、そのため、温度はいちばん高くて約1400℃ である。水にぬらしたわりばしをさしこむと、外炎の部分から、こげ始めるため、外炎がいちばん温度が高いことが分かる。 [[File:ろうそく実験水でぬらした割り箸.png\|thumb\|300px\|ろうそく実験で、水でぬらした割り箸を炎にさしこむ実験。外炎のところから、わりばしは、こげはじめる。]] '''内炎''' :ろうそくから分解された炭素が、空気にふれていないので、炭素が燃えきらずにすすになっている。このすすが炎の高温でかがやいているので、内炎がいちばん明るくなっている。内炎の温度は約1100℃である。 '''炎心''' :酸素が少なく、あまり燃えていない。そのため、温度がひくく約1000℃ である。ガラス管を炎心にさしこむと、ガラス管の先から白いけむりが出てくる。この白いけむりに火を近づけると、けむりが燃えるので、炎心は、まだ燃えきっていない物質があることが分かる。 <gallery widths="300px" heights="300px"> File:炎心とガラス管.png\|ろうそくの炎心に、ガラス管を差し込んだ場合の説明図。 File:炎心の白いけむりに火をつけると燃える.png\|ろうそくの炎心にガラス管を差し込んだときに先端から出る白い煙に火をつけると燃えることの説明図。 </gallery> ==== 蒸し焼き（乾留） ==== [[File:木の蒸し焼き実験svg.svg\|thumb\|300px\|木の蒸し焼き。 :試験管の口は、'''すこし下げる'''。　熱せられた木から、{{ruby\|褐色\|かっしょく}}の液体が出てくるが、この液体で試験管が冷やされるので、口を少し下向きにしないと、液体が加熱部にもどってしまい、加熱部が一気にひやされて、試験管が割れてしまう。]] 木を、火にはつけずに、試験管などに木を入れ、その試験管を加熱すると、中の木が燃えずに分解する。これを木の '''蒸し焼き''' という。木をむし焼きすると、白い気体が出てくる。蒸し焼きされた木から出る白い気体を'''{{ruby\|木\|もく}}ガス'''といい、むし焼き実験での試験管の口にマッチをちかづけると燃えることから、この木ガスは燃えることが分かる。つまり、木ガスは燃える。また、蒸し焼きされた木から、黄色い液体'''木{{ruby\|酢\|さく}}液'''と黒い液体'''木タール'''がたれてきて、試験管の出口のほうに、たまる。木酢液は、酸性である。蒸し焼きされた木は、黒い固体となり、'''木炭'''になる。木炭のおもな成分は炭素であり、空気中で加熱すると、あまり炎を出さずに、固体のまま、ゆっくり燃える。燃えるときに赤い光を出す。木炭は、バーベキューなどでも燃料として用いられる。 {{-}} <gallery widths="200px" heights="200px"> 画像:Japanese Binchōtan (Japanese high-grade charcoal produced from ubame oak).jpg\|木炭 :（※　写真では木材の上に木炭がおいてあるが、こういう場所では使用すると木材に引火してしまうので、木材の上では使ってはならない。画像:Ogatan(JapaneseBriquetteCharcoal).jpg\|木炭の燃え方 File:Japanese_livecoals_stove.JPG\|木炭を用いたコンロ。 </gallery>	null	2022-11-21T00:20:10Z	[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:-" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E5%8C%96%E5%AD%A6/%E7%89%A9%E3%81%AE%E7%87%83%E3%81%88%E6%96%B9
27,678	外国の大学受験ガイド	大学受験ガイド > 外国の大学受験ガイド外国の大学受験ガイドでは外国の大学受験について解説します。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "大学受験ガイド > 外国の大学受験ガイド", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "外国の大学受験ガイドでは外国の大学受験について解説します。", "title": "" } ]	大学受験ガイド > 外国の大学受験ガイド外国の大学受験ガイドでは外国の大学受験について解説します。	'''''[[大学受験ガイド]] > 外国の大学受験ガイド''''' {{substub}} '''{{PAGENAME}}'''では外国の大学受験について解説します。	2020-04-11T10:11:03Z	2023-09-26T13:20:48Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
27,679	中学受験理科/資料	- はほとんど溶けないことを表す。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "- はほとんど溶けないことを表す。", "title": "化学" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "化学" } ]	null	== 生物 == === 植物の分類 === === 動物の分類 === == 地学 == === 水がつくる地形 === === 大地の変化による地形 === === 大気 === {\| class="wikitable" \|+ 地球の大気の主な成分 ! 気体 !! 割合 \|- ! ちっ素 \| 78.08% \|- ! 酸素 \| 20.95% \|- ! アルゴン \| 0.93% \|- ! 二酸化炭素 \| 0.04% \|} === 太陽 === === 月 === === 惑星 === === 星座 === == 化学 == === 物質が水にとける量 === {\| class="wikitable" \|+ 固体が水100gに溶ける量(g) ! 温度/物質 !! 0°C !! 20°C !! 40°C !! 60°C !! 80°C !! 100°C \|- ! 食塩(塩化ナトリウム) \| 35.7 \|\| 35.9 \|\| 36.4 \|\| 37.0 \|\| 37.9 \|\| 39.0 \|- ! ホウ酸 \| 2.5 \|\| 4.7 \|\| 8.1 \|\| 13.0 \|\| 19.1 \|\| 27.5 \|- ! 硝酸銀 \| 122 \|\| 216 \|\| 311 \|\| 440 \|\| 585 \|\| 733 \|- ! 硫酸銅 \| 23.1 \|\| 32 \|\| 44.6 \|\| 61.8 \|\| 83.8 \|\| 114.0 \|} {\| class="wikitable" \|+ 気体が水1ミリリットルに溶ける体積(ミリリットル)　 ! 温度/物質 !! 0°C !! 20°C !! 40°C !! 60°C !! 80°C \|- ! 水素 \| 0.0214 \|\| 0.0182 \|\| 0.0161 \|\| 0.0160 \|\| 0.0160 \|- ! ちっ素 \| 0.0231 \|\| 0.0152 \|\| 0.0116 \|\| 0.0102 \|\| 0.0096 \|- ! 酸素 \| 0.0489 \|\| 0.0310 \|\| 0.0231 \|\| 0.0195 \|\| 0.0176 \|- ! 二酸化炭素 \| 1.717 \|\| 0.873 \|\| 0.528 \|\| 0.366 \|\| 0.286 \|- ! 塩化水素 \| 517 \|\| 442 \|\| 386 \|\| 339 \|\| - \|- ! アンモニア \| 477 \|\| 319 \|\| 206 \|\| 130 \|\| 81.6 \|} - はほとんど溶けないことを表す。 === 融点と沸点 === === 密度 === {\| class="wikitable" \|+ 物質1cm<sup>3</sup>あたりの密度(g)　 ! 物質 !! 密度 \|- ! アルミニウム \| 2.70 \|- ! 鉄 \| 7.87 \|- ! 銅 \| 8.96 \|- ! 銀 \| 10.49 \|- ! 金 \| 19.32 \|- ! プラスチック(ポリエチレン) \| 0.94 \|} == 物理 == [[カテゴリ:中学受験理科]]	null	2022-11-25T06:55:13Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%90%86%E7%A7%91/%E8%B3%87%E6%96%99
27,685	民法第3条の2	法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第1編総則 (コンメンタール民法) (意思能力) 意思能力とは、意思表示などの法律上の判断において自己の行為の結果を判断することができる能力(精神状態・精神能力)をいう。一般的には、10歳未満の幼児や泥酔者、重い精神病や認知症にある者には、意思能力がないとされる。日本では、判例(大判明治38年5月11日民録11輯706頁)や学説によって意思無能力者の法律行為は無効とされてきたが、民法などの実定法には具体化されていなかった。2017年の改正で本条が追加された。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法学>民事法>民法>コンメンタール民法>第1編総則 (コンメンタール民法)", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(意思能力)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "意思能力とは、意思表示などの法律上の判断において自己の行為の結果を判断することができる能力(精神状態・精神能力)をいう。一般的には、10歳未満の幼児や泥酔者、重い精神病や認知症にある者には、意思能力がないとされる。", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "日本では、判例(大判明治38年5月11日民録11輯706頁)や学説によって意思無能力者の法律行為は無効とされてきたが、民法などの実定法には具体化されていなかった。2017年の改正で本条が追加された。", "title": "解説" } ]	法学＞民事法＞民法＞コンメンタール民法＞第1編総則 (コンメンタール民法)	[[法学]]＞[[民事法]]＞[[民法]]＞[[コンメンタール民法]]＞[[第1編総則 (コンメンタール民法)]] ==条文== （意思能力） ;第3条の2 :法律行為の当事者が意思表示をした時に意思能力を有しなかったときは、その法律行為は、無効とする。 ==解説== [[意思能力]]とは、[[民法第95条#「意思表示」とは\|意思表示]]などの法律上の判断において自己の行為の結果を判断することができる能力（精神状態・精神能力）<ref>近江幸治『民法講義Ⅰ 民法総則第5版』成文堂、2005年3月、37頁</ref><ref>川井健『民法概論1 民法総則第4版』有斐閣、2008年3月、21頁</ref><ref name="ishi">{{Cite web\|url=http://www.moj.go.jp/content/001255620.pdf \|title=意思能力制度の明文化 \|publisher=[[w:法務省\|法務省]] \|accessdate=2019-07-08}}</ref>をいう。一般的には、10歳未満の幼児や泥酔者、重い精神病や認知症にある者には、意思能力がないとされる。日本では、判例（大判明治38年5月11日民録11輯706頁）や学説によって意思無能力者の法律行為は[[無効と取消\|無効]]とされてきたが、民法などの[[実定法]]には具体化されていなかった<ref name="ishi" />。2017年の改正で本条が追加された。制限行為能力者の行為が取消しうるものであるのに対し、意思無能力者の法律行為は一層強い無効されるが、目的が意思表示者の保護にあるため、無効の主張は目的に叶う者のみに許されるとするのが、立法前からの学説上の通説である。一方、法定されている制限行為能力者の行為と異なり、法律行為時に当該行為の時点で意思無能力であったことは、実質的な観点からその有無を立証する必要がある。 ==脚注== {{reflist}} ---- {{前後 \|[[民法]] \|[[第1編総則 (コンメンタール民法)\|第1編総則]]<br> [[第1編総則 (コンメンタール民法)#第2章人 (第3条～第32条の2)\|第2章人]]<br> [[第1編総則 (コンメンタール民法)#2-2\|第2節意思能力]] \|[[民法第3条]]<br>（権利能力） \|[[民法第4条]]<br>（成年） }} {{stub\|law}} [[category:民法\|003の2]] [[category:民法 2017年改正\|003の2]]	2020-04-12T04:19:23Z	2024-01-04T05:03:47Z	[ "テンプレート:Reflist", "テンプレート:Cite web", "テンプレート:前後", "テンプレート:Stub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%B0%91%E6%B3%95%E7%AC%AC3%E6%9D%A1%E3%81%AE2
27,687	ロシア語/入門/文字と発音	ロシア語アルファベットは母音字10文字(硬母音・軟母音各5文字)、子音字21文字、記号文字2文字(硬音記号・軟音記号各1文字)から成り立ちます。ロシア語の発音は英語やフランス語の様に、前後の文字などによって発音が不規則に変化することは基本的にありません。つまり、ロシア語は発音を覚えればほとんどの単語は読めるようになります。その為、発音は非常に重要です。ロシア語の教科書には、アクセント記号(′)が書かれている場合があります。このアクセント記号には、記号が置かれた文字を長く発音する役割があります。また、Оは“オー”と発音するようになります。 (通常は“ア”と発音します。) ロシア語には巻き舌があります。この巻き舌は書籍によっては平仮名で“る”と表現される事があります。 (例:ручка→るーチカ) ロシア語には、軟音記号と硬音記号があります。軟音記号(ьミャーフキ・ズ・ナーク)には、軽くИ(イー)の音が加えられます。 (весь→本来は“ヴェース”と発音するが軟音記号が加わったことで“ヴェーシ”と発音する。)	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ロシア語アルファベットは母音字10文字(硬母音・軟母音各5文字)、子音字21文字、記号文字2文字(硬音記号・軟音記号各1文字)から成り立ちます。", "title": "文字" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ロシア語の発音は英語やフランス語の様に、前後の文字などによって発音が不規則に変化することは基本的にありません。つまり、ロシア語は発音を覚えればほとんどの単語は読めるようになります。その為、発音は非常に重要です。", "title": "発音" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ロシア語の教科書には、アクセント記号(′)が書かれている場合があります。このアクセント記号には、記号が置かれた文字を長く発音する役割があります。また、Оは“オー”と発音するようになります。 (通常は“ア”と発音します。)", "title": "発音" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ロシア語には巻き舌があります。この巻き舌は書籍によっては平仮名で“る”と表現される事があります。 (例:ручка→るーチカ)", "title": "発音" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ロシア語には、軟音記号と硬音記号があります。軟音記号(ьミャーフキ・ズ・ナーク)には、軽くИ(イー)の音が加えられます。 (весь→本来は“ヴェース”と発音するが軟音記号が加わったことで“ヴェーシ”と発音する。)", "title": "発音" } ]	null	== 文字 == ロシア語アルファベットは母音字10文字(硬母音・軟母音各5文字)、子音字21文字、記号文字2文字(硬音記号・軟音記号各1文字)から成り立ちます。 {\| class="wikitable" !大文字 !小文字 !名称 ![[w:国際発音記号\|IPA]] !読み方 !分類 !発音・補足 \|- \|А \|а \|アー \|/a/ \|ア \|硬母音 \|日本語の“あいうえお”の“あ”と同じように発音する。 \| \|- \|Б \|б \|ベー \|/b/もしくは/bʲ/ \|バ \|子音 \|日本語の“ばびぶべぼ”の“べ”と同じように発音する。 \| \|- \|В \|в \|ヴェー \|/v/もしくは/vʲ/ \|ヴァ \|子音 \|英語の“V”にやや近い。 \| \|- \|Г \|г \|ゲー \|/g/ \|ガ \|子音 \|日本語の“がぎぐげご”の“げ”と同じように発音する。 \| \|- \|Д \|д \|デー \|/d/もしくは/dʲ/ \|ダ \|子音 \|日本語の“だぢづでど”の“だ”と同じように発音する。 \| \|- \|Е \|е \|イェー \|/je/もしくは/ʲe/ \|ィエ \|軟母音 \| \|- \|Ё \|ё \|ィヨー \|/jo/もしくは/ʲo/ \|ィヨ \|軟母音 \|常にアクセントが置かれる。日本語の“やゆよ”の“や”にやや近い。 \| \|- \|Ж \|ж \|ジェー \|/ʐ/ \|ジ \|子音 \|口をすぼめ、舌をくぼませ息を吐いて発音する。 \| \|- \|З \|з \|ゼー \|/z/もしくは/zʲ/ \|ズ \|子音 \|英語の“z”と同じように発音する。 \| \|- \|И \|и \|イー \|/i/もしくは/ ʲi/ \|イ \|軟母音 \|日本語の“あいうえお”の“い”と同じように発音する。 \| \|- \|Й \|й \|イクラートカヤ \|/j/ \|ィ \|子音 \|Иより短く発音する。 \|- \|К \|к \|カー \|/k/もしくは/kʲ/ \|ク \|子音 \|英語の“K”と同じように発音する。 \| \|- \|Л \|л \|エル \|/l/もしくは/lʲ/ \|ル \|子音 \|巻き舌にしないで発音する。英語の“L”と同じように発音する。 \|- \|М \|м \|エム \|/m/もしくは/mʲ/ \|ム \|子音 \|英語の“M”と同じように発音する。 \| \|- \|Н \|н \|エヌ \|/n/もしくは/nʲ/ \|ヌ \|子音 \|英語の“N”と同じように発音する。 \| \|- \|О \|о \|オー \|/o/ \|オ \|硬母音 \|日本語の“あいうえお”の“お”と同じように発音する。 \| \|- \|П \|п \|ペー \|/p/もしくは/pʲ/ \|プ \|子音 \|日本語の“ぱぴぷぺぽ”の“ぺ”と同じように発音する。 \| \|- \|Р \|р \|エル \|/r/もしくは/rʲ/ \|ル \|子音 \|巻き舌で発音する。 \| \|- \|С \|с \|エス \|/s/もしくは/sʲ/ \|ス \|子音 \|英語の“s”と同じように発音する。 \| \|- \|Т \|т \|テー \|/t/もしくは/tʲ/ \|トゥ \|子音 \|日本語の“たちつてと”の“て”と同じように発音する。 \| \|- \|У \|у \|ウー \|/u/ \|ウ \|硬母音 \|日本語の“あいうえお”の“う”と同じように発音する。 \| \|- \|Ф \|ф \|エフ \|/f/もしくは/fʲ/ \|フ \|子音 \|英語の“F”と同じように発音する。 \| \|- \|Х \|х \|ハー \|/x/ \|フ \|子音 \|息を吹きかける時の口の形を作り発音する。 \| \|- \|Ц \|ц \|ツェー \|/t͡s/ \|ツ \|子音 \|日本語の“たちつてと”の“つ”と同じように発音する。 \| \|- \|Ч \|ч \|チェー \|/t͡ɕ/ \|チ \|子音 \|日本語の“たちつてと”の“ち”と同じように発音する。 \| \|- \|Ш \|ш \|シャー \|/ʂ/ \|シ \|子音 \|Жと同じ口の形を作り息だけを吐く。 \|[[w:無声そり舌摩擦音\|無声そり舌摩擦音]] \|- \|Щ \|щ \|ッシャー \|/ɕɕ/ \|シ \|子音 \|Шよりも長く発音される。 \|[[w:無声歯茎硬口蓋摩擦音\|無声歯茎硬口蓋摩擦音]] \|- \|Ъ \|ъ \|トビョール・ディ・ズ・ナーク \|無音 \|無音 \|硬音記号 \| \|- \|Ы \|ы \|ゥイ \|/ɨ/ \|ゥイ \|硬母音。 \|口を横に開いて発音する。 \|[[w:非円唇中舌狭母音\|非円唇中舌狭母音]] \|- \|Ь \|ь \|ミャーフキ・ズ・ナーク \|/ ʲ/ \|無音 \|軟音記号 \| \|- \|Э \|э \|エー \|/ɛ/ \|エ \|硬母音 \|日本語の“あいうえお”の“え”と同じように発音する。 \| \|- \|Ю \|ю \|ユー \|/ju/もしくは/ ʲu/ \|ユ \|軟母音 \|日本語の“やゆよ”の“ゆ”と同じように発音する。 \| \|- \|Я \|я \|ヤー \|/ja/もしくは/ ʲa/ \|ヤー \|軟母音 \|日本語の“やゆよ”の“や”と同じように発音する。 \| \|} == 発音 == ロシア語の発音は[[英語]]や[[フランス語]]の様に、前後の文字などによって発音が不規則に変化することは基本的にありません。つまり、ロシア語は発音を覚えればほとんどの単語は読めるようになります。その為、発音は非常に重要です。 ==== アクセント ==== ロシア語の教科書には、アクセント記号(′)が書かれている場合があります。このアクセント記号には、記号が置かれた文字を長く発音する役割があります。また、Оは“オー”と発音するようになります。（通常は“ア”と発音します。） ==== 巻き舌 ==== ロシア語には巻き舌があります。この巻き舌は書籍によっては平仮名で“る”と表現される事があります。 (例:ручка→るーチカ) ==== 記号 ==== ロシア語には、軟音記号と硬音記号があります。軟音記号(ьミャーフキ・ズ・ナーク)には、軽くИ（イー）の音が加えられます。（весь→本来は“ヴェース”と発音するが軟音記号が加わったことで“ヴェーシ”と発音する。） [[カテゴリ:ロシア語]]	2020-04-12T06:18:45Z	2024-01-29T12:42:40Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%AA%9E/%E5%85%A5%E9%96%80/%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%A8%E7%99%BA%E9%9F%B3
27,700	中等教育前期の社会地理	作成中です。申し訳ございません。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "作成中です。申し訳ございません。", "title": "" } ]	作成中です。申し訳ございません。	作成中です。申し訳ございません。 {{stub}}	null	2020-04-13T00:34:35Z	[ "テンプレート:Stub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A_%E5%9C%B0%E7%90%86
27,704	中学受験参考書/中学校別対策/開成中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/開成中開成中は、東京都荒川区にある私立中高一貫校で、男子校である。 1871年設立。初代校長はのちの総理大臣である高橋是清。大問3~4問で構成。すべて大問である場合と、1番が小問集合問題である場合がある。 85点満点。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/開成中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "開成中は、東京都荒川区にある私立中高一貫校で、男子校である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1871年設立。初代校長はのちの総理大臣である高橋是清。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "大問3~4問で構成。すべて大問である場合と、1番が小問集合問題である場合がある。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "85点満点。", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/開成中開成中は、東京都荒川区にある私立中高一貫校で、男子校である。沿革 1871年設立。初代校長はのちの総理大臣である高橋是清。特徴	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} 開成中は、東京都荒川区にある私立中高一貫校で、男子校である。沿革 1871年設立。初代校長はのちの総理大臣である[[w:高橋是清\|高橋是清]]。特徴 <!-- 執筆方針は [[トーク:中学受験参考書]] にあります。 --> == 算数 == 大問3～4問で構成。すべて大問である場合と、1番が小問集合問題である場合がある。 == 国語 == 85点満点。 == 理科 == == 社会 == {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/かいせいちゆう}}	null	2020-04-20T09:30:43Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E9%96%8B%E6%88%90%E4%B8%AD
27,715	ゲームプログラミング/Unity	だから読者でもしUnityに詳しい人がいたら、どうぞ躊躇なく、上書きしてしまってください。そっちのほうが助かります。 Unity は、Windows か mac OS で使わないと、挙動が不安定です。たとえば実際に LInux の Fedora 33 でインストールしようとすると、 Unity Hub まではインストールできるのですが、Unity をインストールしようとする段階で、容量が余ってるのに容量不足などのエラーメッセージが出て、インストールに失敗します。(2021年1月24日に Fedora33 でインストール失敗を確認。なお、UnityHub ダウンロード直後の UnityHub.AppImage の実行は、実行アインコンを右クリックし「アクセス権」のタブで、チェックボックス「プログラムとして実行可能」にチェックをいれれば、あとはアイコンのダブルクリックでUnityHubを起動できます。) なので、本ページでは主に、Windows版のセットアップに関して述べます。 Windows版のUnityの使用には、まず、事前に .NET Framework の最新版と、ひとつ古いバージョンをインストールしておく必要がありそうである。 Windows版の Unity は、 .NET Framework の機能を間借りしているようである。(Unityインストール時に、勝手に .NET Framework の Windows Update が出たりするので。) たとえば2020年4月現在の時点では、.NET Frameworkの最新版は ver 4.x 台だが、 Unityは ver 3.0 台を部分的に用いているようである。インストール時に公式サイトでのアカウント作成が必要だが、グーグルアカウントでもアカウント作成できるので、グーグルアカウントでUnityアカウント作成するのがラクチンである。 unity のインストールや起動には、けっこう時間が掛かる。ときどき、デスクトップを見に行こう。Unityのロゴ画面ウィンドウが表示中なら、まだバックで作業中である。さて、インストールに成功して、プロジェクト画面が出るようになったら、その中にあるProjectパネルにある項目「Assets」にマウスカーソルを合わせて左クリック。(メニューが表示されない。2023年7月25日に確認。) 表れるメニュー欄から「Create」→「C# Script」をマウスで選択。 ※ つまり、まず「Create」にマウスをあわせてクリックすると、続いて表れるサブメニュー欄に「C# Script」があるので、マウスで選択すればいい。すると、Assetsフォルダ内にC#コードのテンプレートが作成される。「NewBehaviourScript.cs」みたいな名前がついていると思うので、それがテンプレートである。まだ、テンプレートに何の追記もしてないので、これに命令文を追記する。 Assetsをクリックした直後なら、プロジェクトパネルの隣に、アセット内部の構成パネルがあるので、その選択フォルダ内のアイコン一覧に、 C#のアイコン画像でスクリプト新規ファイルが追加されているので、そのC#アイコンのあるファイルをクリック。すると、Visual Studio などのエディターが立ち上がるので、そのスクリプトを編集すればいい。編集後のように更新して保存する。 Visual Studio 側で実行しようがF5を押そうが、何も起きないか、まったく違う動作が起きるので、Visual Studio 側では保存より後のことはしなくていい。 class名はファイル名と同じ(ただし拡張子は抜き)でなければならない。なのでの「NewBehaviourScript」の部分をファイル名に変更する。たとえばファイル名が「HelloTest.cs」なら、クラス名を「HelloTest」に変更しなければならない。そうしないとUnityがコードを認識せず、あとで再生ボタンを押しても全く「Hello World」が表示されない。 (なお、上記ファイルを編集・保存した時点では、まだ再生ボタンを押しても、hello World は表示されない。) その後、unity側画面の左上にあるだろうHierarchy ウィンドウのほうで、これから目的として GameObject を作成するために、 Hierarchy パネル内で右クリックして「Create」→「Create Empty」を選択。(Createを右クリックすると出てくるCreate Empty項目をクリック。) そして、先ほど作成したC#ファイル(HelloTest.cs のような名前のファイル)のアイコンをマウスドラッグで(標準設定なら画面左側にあるだろう)GameObjectまでドラッグすると、自動でインポートしてくれ、画面にウィンドウメッセージで Importing とか出てくるので待機。このインポート作業をunity用語で「アタッチ」という。さて、デバッグログはコンソール欄でしか見られない。 Unityのコンソールパネルの場所については、画面左下のProject パネルのタブの真横の、コンソールのタブがあるので、そのコンソールのタブをクリックして、コンソール欄を開けばいい。もし無ければ、画面上部の「Window」メニューの「Panel」の先に「Console」があるので、それをクリックすればコンソールウィンドウが追加されるはずである。画面上部の右側に再生ボタンがあるので、ソレをクリックすると、プログラムを実行する。すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。なお、画面上部のゲーム画面のデモのほうには、いっしゅん色が変わるが、しかし Hello World はそこには表示されない。ゲーム画面ではなく(画面の左下側にある)コンソール画面を確認すること。プレイヤーは作者のコンソール画面なんて見れないので、プレイヤーにも見えるように文字を表示するには、コンソール画面でない方法を使う。とはいえ、作業は簡単である。 Hierarcy パネル内で右クリックし、「UI」→「Text」を選択。もしTextが無く「TextMeshPro」がある場合、それでもいい。初回の再生時にインポートの質問が出てくるが、許可してインポートすればいい。これだけで画面に文字を表示できるようになっている。初期設定では「New Text」の文字を表示する。再生ボタンを押せば、画面のどこかに表示されている(パソコン事情や個人設定などにより、表示位置が微妙に違う)。 (設定・バージョンによっては画面が暗くて見づらいかもしれないが、たぶん、画面のどこかに「New Text」とあるハズ) このプレビュ-画面では文字が見切れてるかもしれないが(たとえば「w Text」みたいに冒頭「Ne」が画面外に出てしまったり等の可能性もある)、しかし、あとでビルドしたときには「New Text」全体がきちんと画面内に表示されているだろうから(2023年に最新安定板で実験して確認済み)、現時点では気にしなくていい。しかし、上記の再生ボタンの作業だけでは、まだビルドしてないので、実行ファイル(windowsなら .exeファイル)になっておらず、ゲームとして配布できない状態である。(再生ボタンは、単にプレビュー的な確認作業でしかない) 画面上部のメニュー欄から「File」→「Build Settings」を選択。ボタン「Add Open Scenes」を押すと、そのUnity内で開いているsceneファイルを勝手に認識するので、「Add Open Scenes」を押す。画面下にボタン「Build and Run」があるので押す。保存先の選択ウィンドウが開くので、とにかく画面下のほうにある決定ボタンを押す。(そのウィンドウ内で、右クリックで保存先のフォルダをつくることもできる。) ともかく、成功すれば、ビルドが実行されていく。すると、勝手にビルドが始まる。けっこう時間が掛かるので(5分くらい)、もし一見して反応が無いように見えるなら、デスクトップ画面を見に行ったりして、ビルド中の表示欄が出てるか確かめよう。待ち時間のあいだ、読書するなり、パソコンを使わない別の軽作業とか家事や、職場なら書類事務でもして時間を潰そう。もし全画面モードで起動してしまった場合、ウィンドウズの場合ならでタスクマネージャが開くので、そのタスクマネージャを使って自作unityアプリをいったん終了させよう。さきほどの「Bulid and Run」実行によって、新たにファイルのようなファイルが、ビルド保存先(たとえばホームファイル内に(プロジェクト作成時に)自動作成された作成された「My Project」フォルダ内のサブフォルダ)に加わっているハズだ。ビルド保存先を忘れてしまった場合、もう一度ビルドの設定の途中までの操作をしてみて(ビルド前に途中でキャンセルすればいい)、場所を確認すればいい。バージョンによって、ハンドラが32ビットではなく64ビットなど、若干の変更はあるかもしれない。この3つのファイルを丸ごとコピーして、1つのフォルダに入れたものを、ゲームファイルとして配布すればいい。配布時には、フォルダ名をゲーム名にしたり、「New Unity Project.exe」に相当する実行ファイルの名前をゲームのファイル名などに変更しよう。ただし、上記のまま実行しても、全画面表示になってしまい、とても不便。なので、ウィンドウ「Build Settings」の左下にあるボタン「Player Settings」をクリックして、自動で開かれるウィンドウ「Project Settings」にある項目「Resolution and Presentation」(右下のほうにある)に、フルスクリーン化をしている「Fullscreen mode」に関するボックスがあるので、このボックス内容を「Windowed」に変更する。特に決定ボタンなどは無いので、設定が終わったら、右上の「x」ボタンでウィンドウ「Project Settings」を閉じる。このあと、ビルドしなおすのを忘れないように。まず、の void Update() 関数のほうのブロック内に、起動後の処理を書くので、キーボード入力の処理もこちら void Update() 関数のブロック内のほうに書く。のように書けばいい。 Unity側の再生ボタンを押してテストしてみると、たしかにキーボードの右ボタンを押すたびに、コンソール欄にデバッグ文「migi」が表示される。(時刻が秒単位で併記されるので、押すたびに更新表示されてるのが分かる。) ついでの確認作業として、上方向など他のボタンを押しても、コンソールの文字は更新されないことも確認しよう。なお、キーコードについてはUnity公式マニュアル『KeyCode』を参照せよ。コンソールに何を表示したところでゲームにならないので(そもそもアプリにならない)、ゲームにするためには最低限、キーボードからの入力に応じてプレイ画面にある画像を移動させるなどの反応のためのプログラムを作る必要がある。そうするためには、例えば、単に下記のように、文字列「New Text」の画面表示プログラムを作ったときのコードを加工して、のように書けばいい。「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の○○のところはオブジェクト名で、もし初期設定のままならば「gameObject」という名称になっているだろう。これを書いて保存しただけでは、まだ「New Text」は動かない。さらに、このコードを、画面左上の hierarchy ウィンドウにあるText(TMP)にアタッチする必要がある。アタッチの方法は単に、ドラッグ&ドロップで完了し、つまり、アセットパネルにある上記のC#コードを、ドラッグ&ドロップでhierarchyウィンドウにあるText(TMP)の上まで持ってきて、そこで通常のドラッグ&ドロップ操作の終わりのようにマウスボタンを離せば済む。 Unity の void Update() 関数は、自動的にコンマ数秒ごとに呼び出されるので、画像更新などをしたい場合には、ここに処理を書いておけば、あとは自動でUnityが処理してくれる。いちいち画像更新の処理命令を追加する必要は無い。余談だが、「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の、 2項目のtransformは、テキストオブジェクトなどにあるtransform プロパティを意味し、 3項目のtranslateはそれに対する増分命令である。プラスなら増加、マイナスなら減少である。 ※ 読者にもし詳しい人いたら、書くの手伝ってゲーム画面中に変数を文字表示できなければ、たとえばRPGならHPも表示できないので、ゲームになりません。方法は・・・(※ 調査中) RPGの場合、いろいろなモジュール間で、変数を共有する必要があります。たとえばRPGなら、変数 HP は、メニュー画面でもHP・MPの表示で使うし、マップ画面でもマップ移動中のダメージ床などでHPが減少するし、戦闘画面なら戦闘中にダメージを受けてHP現象したり又は回復アイテムでHP回復したりなど、・・・このように複数の別種類の画面でHPは共有されます。しかし、C#の場合、標準C言語的な意味でのグローバル変数が規格上では存在しません。なので上記HPの例なら、グローバル変数でHPをつくるわけにはいきません。(なお、unityコミュニティでは「グローバル変数」と呼ばれているものも存在しているが、しかし標準C言語のそれとは意味が違う。) どうすればいいかというと、方法は・・・(※ 調査中)	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "だから読者でもしUnityに詳しい人がいたら、どうぞ躊躇なく、上書きしてしまってください。そっちのほうが助かります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Unity は、Windows か mac OS で使わないと、挙動が不安定です。たとえば実際に LInux の Fedora 33 でインストールしようとすると、 Unity Hub まではインストールできるのですが、Unity をインストールしようとする段階で、容量が余ってるのに容量不足などのエラーメッセージが出て、インストールに失敗します。(2021年1月24日に Fedora33 でインストール失敗を確認。なお、UnityHub ダウンロード直後の UnityHub.AppImage の実行は、実行アインコンを右クリックし「アクセス権」のタブで、チェックボックス「プログラムとして実行可能」にチェックをいれれば、あとはアイコンのダブルクリックでUnityHubを起動できます。)", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "なので、本ページでは主に、Windows版のセットアップに関して述べます。", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "Windows版のUnityの使用には、まず、事前に .NET Framework の最新版と、ひとつ古いバージョンをインストールしておく必要がありそうである。", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Windows版の Unity は、 .NET Framework の機能を間借りしているようである。(Unityインストール時に、勝手に .NET Framework の Windows Update が出たりするので。)", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たとえば2020年4月現在の時点では、.NET Frameworkの最新版は ver 4.x 台だが、 Unityは ver 3.0 台を部分的に用いているようである。", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "インストール時に公式サイトでのアカウント作成が必要だが、", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "グーグルアカウントでもアカウント作成できるので、", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "グーグルアカウントでUnityアカウント作成するのがラクチンである。", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "unity のインストールや起動には、けっこう時間が掛かる。ときどき、デスクトップを見に行こう。Unityのロゴ画面ウィンドウが表示中なら、まだバックで作業中である。", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "セットアップの手順" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "さて、インストールに成功して、プロジェクト画面が出るようになったら、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "その中にあるProjectパネルにある項目「Assets」にマウスカーソルを合わせて左クリック。(メニューが表示されない。2023年7月25日に確認。)", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "表れるメニュー欄から「Create」→「C# Script」をマウスで選択。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "※ つまり、まず「Create」にマウスをあわせてクリックすると、続いて表れるサブメニュー欄に「C# Script」があるので、マウスで選択すればいい。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "すると、Assetsフォルダ内にC#コードのテンプレートが作成される。「NewBehaviourScript.cs」みたいな名前がついていると思うので、それがテンプレートである。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "まだ、テンプレートに何の追記もしてないので、これに命令文を追記する。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "Assetsをクリックした直後なら、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "プロジェクトパネルの隣に、アセット内部の構成パネルがあるので、その選択フォルダ内のアイコン一覧に、 C#のアイコン画像でスクリプト新規ファイルが追加されているので、そのC#アイコンのあるファイルをクリック。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "すると、Visual Studio などのエディターが立ち上がるので、そのスクリプトを編集すればいい。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "編集後", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "のように更新して保存する。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "Visual Studio 側で実行しようがF5を押そうが、何も起きないか、まったく違う動作が起きるので、Visual Studio 側では保存より後のことはしなくていい。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "class名はファイル名と同じ(ただし拡張子は抜き)でなければならない。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "なので", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "の「NewBehaviourScript」の部分をファイル名に変更する。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "たとえばファイル名が「HelloTest.cs」なら、クラス名を「HelloTest」に変更しなければならない。そうしないとUnityがコードを認識せず、あとで再生ボタンを押しても全く「Hello World」が表示されない。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "(なお、上記ファイルを編集・保存した時点では、まだ再生ボタンを押しても、hello World は表示されない。)", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "その後、unity側画面の左上にあるだろうHierarchy ウィンドウのほうで、これから目的として GameObject を作成するために、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "Hierarchy パネル内で右クリックして", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "「Create」→「Create Empty」を選択。(Createを右クリックすると出てくるCreate Empty項目をクリック。)", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "そして、先ほど作成したC#ファイル(HelloTest.cs のような名前のファイル)のアイコンをマウスドラッグで(標準設定なら画面左側にあるだろう)GameObjectまでドラッグすると、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "自動でインポートしてくれ、画面にウィンドウメッセージで Importing とか出てくるので待機。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "このインポート作業をunity用語で「アタッチ」という。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "さて、デバッグログはコンソール欄でしか見られない。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "Unityのコンソールパネルの場所については、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "画面左下のProject パネルのタブの真横の、コンソールのタブがあるので、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "そのコンソールのタブをクリックして、コンソール欄を開けばいい。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "もし無ければ、画面上部の「Window」メニューの「Panel」の先に「Console」があるので、それをクリックすればコンソールウィンドウが追加されるはずである。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "画面上部の右側に再生ボタンがあるので、ソレをクリックすると、", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "プログラムを実行する。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "なお、画面上部のゲーム画面のデモのほうには、いっしゅん色が変わるが、しかし Hello World はそこには表示されない。ゲーム画面ではなく(画面の左下側にある)コンソール画面を確認すること。", "title": "入門プログラム Hello World" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "プレイヤーは作者のコンソール画面なんて見れないので、プレイヤーにも見えるように文字を表示するには、コンソール画面でない方法を使う。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "とはいえ、作業は簡単である。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "Hierarcy パネル内で右クリックし、「UI」→「Text」を選択。もしTextが無く「TextMeshPro」がある場合、それでもいい。初回の再生時にインポートの質問が出てくるが、許可してインポートすればいい。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "これだけで画面に文字を表示できるようになっている。初期設定では「New Text」の文字を表示する。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "再生ボタンを押せば、画面のどこかに表示されている(パソコン事情や個人設定などにより、表示位置が微妙に違う)。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "(設定・バージョンによっては画面が暗くて見づらいかもしれないが、たぶん、画面のどこかに「New Text」とあるハズ)", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "このプレビュ-画面では文字が見切れてるかもしれないが(たとえば「w Text」みたいに冒頭「Ne」が画面外に出てしまったり等の可能性もある)、しかし、あとでビルドしたときには「New Text」全体がきちんと画面内に表示されているだろうから(2023年に最新安定板で実験して確認済み)、現時点では気にしなくていい。", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "しかし、上記の再生ボタンの作業だけでは、まだビルドしてないので、実行ファイル(windowsなら .exeファイル)になっておらず、ゲームとして配布できない状態である。(再生ボタンは、単にプレビュー的な確認作業でしかない)", "title": "ゲーム画面に文字を表示したい場合" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "画面上部のメニュー欄から「File」→「Build Settings」を選択。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "ボタン「Add Open Scenes」を押すと、そのUnity内で開いているsceneファイルを勝手に認識するので、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "「Add Open Scenes」を押す。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "画面下にボタン「Build and Run」があるので押す。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "保存先の選択ウィンドウが開くので、とにかく画面下のほうにある決定ボタンを押す。(そのウィンドウ内で、右クリックで保存先のフォルダをつくることもできる。)", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "ともかく、成功すれば、ビルドが実行されていく。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "すると、勝手にビルドが始まる。けっこう時間が掛かるので(5分くらい)、もし一見して反応が無いように見えるなら、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "デスクトップ画面を見に行ったりして、ビルド中の表示欄が出てるか確かめよう。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "待ち時間のあいだ、読書するなり、パソコンを使わない別の軽作業とか家事や、職場なら書類事務でもして時間を潰そう。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "もし全画面モードで起動してしまった場合、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "ウィンドウズの場合なら", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "でタスクマネージャが開くので、そのタスクマネージャを使って自作unityアプリをいったん終了させよう。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "さきほどの「Bulid and Run」実行によって、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "新たにファイル", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "のようなファイルが、ビルド保存先(たとえばホームファイル内に(プロジェクト作成時に)自動作成された作成された「My Project」フォルダ内のサブフォルダ)に加わっているハズだ。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ビルド保存先を忘れてしまった場合、もう一度ビルドの設定の途中までの操作をしてみて(ビルド前に途中でキャンセルすればいい)、場所を確認すればいい。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "バージョンによって、ハンドラが32ビットではなく64ビットなど、若干の変更はあるかもしれない。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "この3つのファイルを丸ごとコピーして、1つのフォルダに入れたものを、ゲームファイルとして配布すればいい。配布時には、フォルダ名をゲーム名にしたり、「New Unity Project.exe」に相当する実行ファイルの名前をゲームのファイル名などに変更しよう。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "ただし、上記のまま実行しても、全画面表示になってしまい、とても不便。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "なので、ウィンドウ「Build Settings」の左下にあるボタン「Player Settings」をクリックして、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "自動で開かれるウィンドウ「Project Settings」にある項目「Resolution and Presentation」(右下のほうにある)に、フルスクリーン化をしている「Fullscreen mode」に関するボックスがあるので、", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "このボックス内容を「Windowed」に変更する。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "特に決定ボタンなどは無いので、設定が終わったら、右上の「x」ボタンでウィンドウ「Project Settings」を閉じる。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "このあと、ビルドしなおすのを忘れないように。", "title": "ビルドの方法" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "まず、", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "の void Update() 関数のほうのブロック内に、起動後の処理を書くので、キーボード入力の処理もこちら void Update() 関数のブロック内のほうに書く。", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "のように書けばいい。", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "Unity側の再生ボタンを押してテストしてみると、たしかにキーボードの右ボタンを押すたびに、コンソール欄にデバッグ文「migi」が表示される。(時刻が秒単位で併記されるので、押すたびに更新表示されてるのが分かる。)", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "ついでの確認作業として、上方向など他のボタンを押しても、コンソールの文字は更新されないことも確認しよう。", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "なお、キーコードについてはUnity公式マニュアル『KeyCode』を参照せよ。", "title": "キーボード入力" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "コンソールに何を表示したところでゲームにならないので(そもそもアプリにならない)、ゲームにするためには最低限、キーボードからの入力に応じてプレイ画面にある画像を移動させるなどの反応のためのプログラムを作る必要がある。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "そうするためには、例えば、単に下記のように、文字列「New Text」の画面表示プログラムを作ったときのコードを加工して、", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "のように書けばいい。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の○○のところはオブジェクト名で、もし初期設定のままならば「gameObject」という名称になっているだろう。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "これを書いて保存しただけでは、まだ「New Text」は動かない。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "さらに、このコードを、画面左上の hierarchy ウィンドウにあるText(TMP)にアタッチする必要がある。アタッチの方法は単に、ドラッグ&ドロップで完了し、つまり、アセットパネルにある上記のC#コードを、ドラッグ&ドロップでhierarchyウィンドウにあるText(TMP)の上まで持ってきて、そこで通常のドラッグ&ドロップ操作の終わりのようにマウスボタンを離せば済む。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "Unity の void Update() 関数は、自動的にコンマ数秒ごとに呼び出されるので、画像更新などをしたい場合には、ここに処理を書いておけば、あとは自動でUnityが処理してくれる。いちいち画像更新の処理命令を追加する必要は無い。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "余談だが、「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の、", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "2項目のtransformは、テキストオブジェクトなどにあるtransform プロパティを意味し、", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "3項目のtranslateはそれに対する増分命令である。プラスなら増加、マイナスなら減少である。", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "", "title": "画像などを移動させたい場合" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "※ 読者にもし詳しい人いたら、書くの手伝って", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "ゲーム画面中に変数を文字表示できなければ、たとえばRPGならHPも表示できないので、ゲームになりません。", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "方法は・・・(※ 調査中)", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "RPGの場合、いろいろなモジュール間で、変数を共有する必要があります。たとえばRPGなら、変数 HP は、メニュー画面でもHP・MPの表示で使うし、マップ画面でもマップ移動中のダメージ床などでHPが減少するし、戦闘画面なら戦闘中にダメージを受けてHP現象したり又は回復アイテムでHP回復したりなど、・・・このように複数の別種類の画面でHPは共有されます。", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "しかし、C#の場合、標準C言語的な意味でのグローバル変数が規格上では存在しません。なので上記HPの例なら、グローバル変数でHPをつくるわけにはいきません。(なお、unityコミュニティでは「グローバル変数」と呼ばれているものも存在しているが、しかし標準C言語のそれとは意味が違う。)", "title": "※ 調査中" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "どうすればいいかというと、方法は・・・(※ 調査中)", "title": "※ 調査中" } ]	だから読者でもしUnityに詳しい人がいたら、どうぞ躊躇なく、上書きしてしまってください。そっちのほうが助かります。	{{substub}} :※ ページ作った人が、これから「Unity勉強しよう」と思ってこのページ作ったあとにUntyをいじり始めてみたら、、なんだかコンパイルに凄い時間（30分以上）掛かってしまいました。なので、現状ではこのページの著作を放棄しています。パソコンのスペック（メモリ2GB）が足りないのかハードとの相性が悪いのか（2012年くらいに購入したPC）、他の原因なのか、原因は分かりません。だから読者でもしUnityに詳しい人がいたら、どうぞ躊躇なく、上書きしてしまってください。そっちのほうが助かります。 == セットアップの手順 == :※ wikiの都合上、画像が不足してますので（仮に画像投稿しても、バージョンアップで使えなくなることや、画像の著作権の問題が複雑なので）、外部の解説サイトの画像なども併用してください。 Unity は、Windows か mac OS で使わないと、挙動が不安定です。たとえば実際に LInux の Fedora 33 でインストールしようとすると、 Unity Hub まではインストールできるのですが、Unity をインストールしようとする段階で、容量が余ってるのに容量不足などのエラーメッセージが出て、インストールに失敗します。（2021年1月24日に Fedora33 でインストール失敗を確認。なお、UnityHub ダウンロード直後の UnityHub.AppImage の実行は、実行アインコンを右クリックし「アクセス権」のタブで、チェックボックス「プログラムとして実行可能」にチェックをいれれば、あとはアイコンのダブルクリックでUnityHubを起動できます。）なので、本ページでは主に、Windows版のセットアップに関して述べます。 Windows版のUnityの使用には、まず、事前に .NET Framework の最新版と、ひとつ古いバージョンをインストールしておく必要がありそうである。 Windows版の Unity は、 .NET Framework の機能を間借りしているようである。（Unityインストール時に、勝手に .NET Framework の Windows Update が出たりするので。）たとえば2020年4月現在の時点では、.NET Frameworkの最新版は ver 4.x 台だが、 Unityは ver 3.0 台を部分的に用いているようである。インストール時に公式サイトでのアカウント作成が必要だが、グーグルアカウントでもアカウント作成できるので、グーグルアカウントでUnityアカウント作成するのがラクチンである。 unity のインストールや起動には、けっこう時間が掛かる。ときどき、デスクトップを見に行こう。Unityのロゴ画面ウィンドウが表示中なら、まだバックで作業中である。 == 入門プログラム Hello World == :※ プロジェクト作成のあたりで、2Dか3Dかモバイルか、どんな用途のプロジェクトを聞かれる。とりあえず2Dか3Dを選ぶのが入門的である。 :本ページの以降の解説では、2Dを選んだとして解説する。3Dやその他を選んだ場合とは、操作が多少、ちがっている可能性がある。さて、インストールに成功して、プロジェクト画面が出るようになったら、その中にあるProjectパネルにある項目「Assets」にマウスカーソルを合わせて左クリック。（メニューが表示されない。2023年7月25日に確認。）表れるメニュー欄から「Create」→「C# Script」をマウスで選択。 ※ つまり、まず「Create」にマウスをあわせてクリックすると、続いて表れるサブメニュー欄に「C# Script」があるので、マウスで選択すればいい。すると、Assetsフォルダ内にC#コードのテンプレートが作成される。「NewBehaviourScript.cs」みたいな名前がついていると思うので、それがテンプレートである。まだ、テンプレートに何の追記もしてないので、これに命令文を追記する。 Assetsをクリックした直後なら、プロジェクトパネルの隣に、アセット内部の構成パネルがあるので、その選択フォルダ内のアイコン一覧に、 C#のアイコン画像でスクリプト新規ファイルが追加されているので、そのC#アイコンのあるファイルをクリック。すると、Visual Studio などのエディターが立ち上がるので、そのスクリプトを編集すればいい。 ;編集前 <syntaxhighlight lang="c#" > using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour { // Start is called before the first frame update void Start() { } // Update is called once per frame void Update() { } } </syntaxhighlight> 編集後 <syntaxhighlight lang="c#" > using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class HelloTest : MonoBehaviour // ここも必要に応じて変える { // Start is called before the first frame update void Start() { Debug.Log("Hello World"); // ここに追加 } // Update is called once per frame void Update() { } } </syntaxhighlight> のように更新して保存する。 Visual Studio 側で実行しようがF5を押そうが、何も起きないか、まったく違う動作が起きるので、Visual Studio 側では保存より後のことはしなくていい。 class名はファイル名と同じ（ただし拡張子は抜き）でなければならない。なので public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour の「NewBehaviourScript」の部分をファイル名に変更する。たとえばファイル名が「HelloTest.cs」なら、クラス名を「HelloTest」に変更しなければならない。そうしないとUnityがコードを認識せず、あとで再生ボタン　[[File:Octicons-playback-play.svg\|x32px\|alt=A black isosceles triangle pointing right]] を押しても全く「Hello World」が表示されない。（なお、上記ファイルを編集・保存した時点では、まだ再生ボタンを押しても、hello World は表示されない。）その後、unity側画面の左上にあるだろうHierarchy ウィンドウのほうで、これから目的として GameObject を作成するために、 Hierarchy パネル内で右クリックして「Create」→「Create Empty」を選択。（Createを右クリックすると出てくるCreate Empty項目をクリック。） :（※ なお、2023年現在、右クリックで出てくるメニュー一覧で、直接に「Create Empty」を選べる。）そして、先ほど作成したC#ファイル（HelloTest.cs のような名前のファイル）のアイコンをマウスドラッグで（標準設定なら画面左側にあるだろう）GameObjectまでドラッグすると、自動でインポートしてくれ、画面にウィンドウメッセージで Importing とか出てくるので待機。このインポート作業をunity用語で「アタッチ」という。さて、デバッグログはコンソール欄でしか見られない。 Unityのコンソールパネルの場所については、画面左下のProject パネルのタブの真横の、コンソールのタブがあるので、そのコンソールのタブをクリックして、コンソール欄を開けばいい。もし無ければ、画面上部の「Window」メニューの「Panel」の先に「Console」があるので、それをクリックすればコンソールウィンドウが追加されるはずである。画面上部の右側に再生ボタン　[[File:Octicons-playback-play.svg\|x32px\|alt=A black isosceles triangle pointing right]] があるので、ソレをクリックすると、プログラムを実行する。すると、コンソール画面に「Hello World」と出ているハズだろう。なお、画面上部のゲーム画面のデモのほうには、いっしゅん色が変わるが、しかし Hello World はそこには表示されない。ゲーム画面ではなく（画面の左下側にある）コンソール画面を確認すること。 == ゲーム画面に文字を表示したい場合 == プレイヤーは作者のコンソール画面なんて見れないので、プレイヤーにも見えるように文字を表示するには、コンソール画面でない方法を使う。とはいえ、作業は簡単である。 Hierarcy パネル内で右クリックし、「UI」→「Text」を選択。もしTextが無く「TextMeshPro」がある場合、それでもいい。初回の再生時にインポートの質問が出てくるが、許可してインポートすればいい。これだけで画面に文字を表示できるようになっている。初期設定では「New Text」の文字を表示する。再生ボタンを押せば、画面のどこかに表示されている（パソコン事情や個人設定などにより、表示位置が微妙に違う）。（設定・バージョンによっては画面が暗くて見づらいかもしれないが、たぶん、画面のどこかに「New Text」とあるハズ）このプレビュ－画面では文字が見切れてるかもしれないが（たとえば「w Text」みたいに冒頭「Ne」が画面外に出てしまったり等の可能性もある）、しかし、あとでビルドしたときには「New Text」全体がきちんと画面内に表示されているだろうから（2023年に最新安定板で実験して確認済み）、現時点では気にしなくていい。しかし、上記の再生ボタンの作業だけでは、まだビルドしてないので、実行ファイル（windowsなら .exeファイル）になっておらず、ゲームとして配布できない状態である。（再生ボタンは、単にプレビュー的な確認作業でしかない） == ビルドの方法 == 画面上部のメニュー欄から「File」→「Build Settings」を選択。ボタン「Add Open Scenes」を押すと、そのUnity内で開いているsceneファイルを勝手に認識するので、「Add Open Scenes」を押す。画面下にボタン「Build and Run」があるので押す。保存先の選択ウィンドウが開くので、とにかく画面下のほうにある決定ボタンを押す。（そのウィンドウ内で、右クリックで保存先のフォルダをつくることもできる。）ともかく、成功すれば、ビルドが実行されていく。すると、勝手にビルドが始まる。けっこう時間が掛かるので（5分くらい）、もし一見して反応が無いように見えるなら、デスクトップ画面を見に行ったりして、ビルド中の表示欄が出てるか確かめよう。待ち時間のあいだ、読書するなり、パソコンを使わない別の軽作業とか家事や、職場なら書類事務でもして時間を潰そう。もし全画面モードで起動してしまった場合、ウィンドウズの場合なら Ctrl + Ald + Delete でタスクマネージャが開くので、そのタスクマネージャを使って自作unityアプリをいったん終了させよう。さきほどの「Bulid and Run」実行によって、新たにファイル :New Unity Project.exe :UnityCrashHandler32.exe :UnityPlayer.dll のようなファイルが、ビルド保存先（たとえばホームファイル内に（プロジェクト作成時に）自動作成された作成された「My Project」フォルダ内のサブフォルダ）に加わっているハズだ。ビルド保存先を忘れてしまった場合、もう一度ビルドの設定の途中までの操作をしてみて（ビルド前に途中でキャンセルすればいい）、場所を確認すればいい。バージョンによって、ハンドラが32ビットではなく64ビットなど、若干の変更はあるかもしれない。この3つのファイルを丸ごとコピーして、1つのフォルダに入れたものを、ゲームファイルとして配布すればいい。配布時には、フォルダ名をゲーム名にしたり、「New Unity Project.exe」に相当する実行ファイルの名前をゲームのファイル名などに変更しよう。 ;全画面でないウィンドウモードでビルドする方法ただし、上記のまま実行しても、全画面表示になってしまい、とても不便。なので、ウィンドウ「Build Settings」の左下にあるボタン「Player Settings」をクリックして、自動で開かれるウィンドウ「Project Settings」にある項目「Resolution and Presentation」（右下のほうにある）に、フルスクリーン化をしている「Fullscreen mode」に関するボックスがあるので、このボックス内容を「Windowed」に変更する。特に決定ボタンなどは無いので、設定が終わったら、右上の「x」ボタンでウィンドウ「Project Settings」を閉じる。このあと、ビルドしなおすのを忘れないように。 == キーボード入力 == まず、 <syntaxhighlight lang="c#" > using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class HelloTest : MonoBehaviour { // Start is called before the first frame update void Start() { Debug.Log("Hello World"); } // Update is called once per frame void Update() { } } </syntaxhighlight> の void Update() 関数のほうのブロック内に、起動後の処理を書くので、キーボード入力の処理もこちら void Update() 関数のブロック内のほうに書く。 <syntaxhighlight lang="c#" > using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class HelloTest : MonoBehaviour { // Start is called before the first frame update void Start() { Debug.Log("Hello World"); } // Update is called once per frame void Update() { if (Input.GetKey(KeyCode.RightArrow)) // この4行が追加 { // Debug.Log("migi"); // } // } } </syntaxhighlight> のように書けばいい。 Unity側の再生ボタンを押してテストしてみると、たしかにキーボードの右ボタンを押すたびに、コンソール欄にデバッグ文「migi」が表示される。（時刻が秒単位で併記されるので、押すたびに更新表示されてるのが分かる。）ついでの確認作業として、上方向など他のボタンを押しても、コンソールの文字は更新されないことも確認しよう。なお、キーコードについては[https://docs.unity3d.com/ja/2018.4/ScriptReference/KeyCode.html Unity公式マニュアル『KeyCode』] を参照せよ。 == 画像などを移動させたい場合 == コンソールに何を表示したところでゲームにならないので（そもそもアプリにならない）、ゲームにするためには最低限、キーボードからの入力に応じてプレイ画面にある画像を移動させるなどの反応のためのプログラムを作る必要がある。そうするためには、例えば、単に下記のように、文字列「New Text」の画面表示プログラムを作ったときのコードを加工して、 <syntaxhighlight lang="c#" > using System.Collections; using System.Collections.Generic; using UnityEngine; public class HelloTest : MonoBehaviour { // Start is called before the first frame update void Start() { Debug.Log("Hello World"); } // Update is called once per frame void Update() { // 右方向に移動するための命令文 if (Input.GetKey(KeyCode.RightArrow)) { //Debug.Log("migi"); gameObject.transform.Translate(0.5f, 0, 0); } // 左方向に移動するための命令文 if (Input.GetKey(KeyCode.LeftArrow)) { //Debug.Log("hidari"); gameObject.transform.Translate(-0.5f, 0, 0); } } } </syntaxhighlight> :（このプログラムの内容は、キーボードの右矢印（→）を押すと画像「New Text」が右に移動して、左矢印（左）を押すと画像「New Text」が左に移動する。）のように書けばいい。「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の○○のところはオブジェクト名で、もし初期設定のままならば「gameObject」という名称になっているだろう。これを書いて保存しただけでは、まだ「New Text」は動かない。さらに、このコードを、画面左上の hierarchy ウィンドウにあるText(TMP)にアタッチする必要がある。アタッチの方法は単に、ドラッグ＆ドロップで完了し、つまり、アセットパネルにある上記のC#コードを、ドラッグ＆ドロップでhierarchyウィンドウにあるText（TMP）の上まで持ってきて、そこで通常のドラッグ＆ドロップ操作の終わりのようにマウスボタンを離せば済む。 Unity の void Update() 関数は、自動的にコンマ数秒ごとに呼び出されるので、画像更新などをしたい場合には、ここに処理を書いておけば、あとは自動でUnityが処理してくれる。いちいち画像更新の処理命令を追加する必要は無い。余談だが、「○○.transform.Translate(0.5f, 0, 0);」の、 2項目のtransformは、テキストオブジェクトなどにあるtransform プロパティを意味し、 3項目のtranslateはそれに対する増分命令である。プラスなら増加、マイナスなら減少である。 == ※ 調査中 == ※ 読者にもし詳しい人いたら、書くの手伝って === 変数の表示 === ゲーム画面中に変数を文字表示できなければ、たとえばRPGならHPも表示できないので、ゲームになりません。方法は・・・（※ 調査中） === 変数の共有 === RPGの場合、いろいろなモジュール間で、変数を共有する必要があります。たとえばRPGなら、変数 HP は、メニュー画面でもHP・MPの表示で使うし、マップ画面でもマップ移動中のダメージ床などでHPが減少するし、戦闘画面なら戦闘中にダメージを受けてHP現象したり又は回復アイテムでHP回復したりなど、・・・このように複数の別種類の画面でHPは共有されます。しかし、C#の場合、標準C言語的な意味でのグローバル変数が規格上では存在しません。なので上記HPの例なら、グローバル変数でHPをつくるわけにはいきません。（なお、unityコミュニティでは「グローバル変数」と呼ばれているものも存在しているが、しかし標準C言語のそれとは意味が違う。）どうすればいいかというと、方法は・・・（※ 調査中）	2020-04-16T02:15:02Z	2023-07-26T01:09:10Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0/Unity
27,723	中学受験算数/濃度と売買	そもそも食塩水の問題とは、濃度と食塩と食塩水を求めることを言います(食塩以外のこともありますが)。食塩水とは、「水の中に食塩を溶かして、水溶液にしたもの」を言います。ここでは、溶けているものにはかたよりがないものとします。また、とけ残りはないものとします。濃度は、「食塩水□gの中の食塩△gの割合」を指します。そして、食塩はとけている食塩を言います。例えば、次のような問題です。このとき、食塩水の重さは90+10で100gになっています。よって、10gは100gの何倍かということになり、式としては、10÷100となり、答えは0.1となります。しかし、パーセント(百分率)はその割合の100倍にあたるので、 0.1×100をし、10%であると求められます。これを分数のかけ算としてあらわすと、 10 100 × 100 1 {\displaystyle {\frac {10}{100}}\times {\frac {100}{1}}} となり、10%と求められます。この場合は、次のような問題です。このとき、この食塩水は200gのうち20%は食塩であるということになります。すると、食塩は200g×(20÷100)という式で、答えは40gとなります。 (例1)原価が20円の卵10個それぞれに30%の利益を見込み定価をつけましたが、売れなかったので割り引いて売価をつけ売ったところ、合計で70円損しました。どれだけ割り引きましたか。百分率で答えなさい。 20円の卵に30%の利益をつけると、20×(1+0.3)=26円になります。そして、26円を何%か割り引くと、70÷10=7で、1個あたり7円損することがわかります。ということは、20-7=13で、13円で売ったということになり、13÷26=0.5なので、 50%割り引いたことになります。 (答え)50% (例2)ある本に、4割の利益を見込んで定価を付けました。売れなかったので、何円か定価から引いて売ると、原価の16%分の400円得しました。この本の原価は何円でしょう。また、何円定価から引いたでしょう。まず、原価を求めます。原価は、基準量=比かく量÷割合なので、400÷0.16で2500円です。だから、定価は、2500×1.4で3500円です。 3500円から何円か引くと、2500+400で2900円になるということは、 3500-2900で600円引いたことになります。 (答え)原価...2500円値引額...600円 (例)ある品物を定価で売ると300円の利益がありますが、定価の4分の3の値段で売ったので75円の利益が出ました。この品物の原価はいくらですか。 • 考え方定価の4分の1が、300-75で225円だとわかります。だから、定価は225×4で900円とわかります。定価で売ると、300円の利益があると書かれているので、原価は、900-300で600円だとわかります。 (答え)600円	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "そもそも食塩水の問題とは、濃度と食塩と食塩水を求めることを言います(食塩以外のこともありますが)。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "食塩水とは、「水の中に食塩を溶かして、水溶液にしたもの」を言います。ここでは、溶けているものにはかたよりがないものとします。また、とけ残りはないものとします。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "濃度は、「食塩水□gの中の食塩△gの割合」を指します。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "そして、食塩はとけている食塩を言います。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "例えば、次のような問題です。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "このとき、食塩水の重さは90+10で100gになっています。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "よって、10gは100gの何倍かということになり、式としては、10÷100となり、答えは0.1となります。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "しかし、パーセント(百分率)はその割合の100倍にあたるので、 0.1×100をし、10%であると求められます。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "これを分数のかけ算としてあらわすと、 10 100 × 100 1 {\\displaystyle {\\frac {10}{100}}\\times {\\frac {100}{1}}} となり、10%と求められます。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "この場合は、次のような問題です。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "このとき、この食塩水は200gのうち20%は食塩であるということになります。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "すると、食塩は200g×(20÷100)という式で、答えは40gとなります。", "title": "食塩水の問題" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "(例1)原価が20円の卵10個それぞれに30%の利益を見込み定価をつけましたが、売れなかったので割り引いて売価をつけ売ったところ、合計で70円損しました。どれだけ割り引きましたか。百分率で答えなさい。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "20円の卵に30%の利益をつけると、20×(1+0.3)=26円になります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "そして、26円を何%か割り引くと、70÷10=7で、1個あたり7円損することがわかります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "ということは、20-7=13で、13円で売ったということになり、13÷26=0.5なので、", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "50%割り引いたことになります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "(答え)50%", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "(例2)ある本に、4割の利益を見込んで定価を付けました。売れなかったので、何円か定価から引いて売ると、原価の16%分の400円得しました。この本の原価は何円でしょう。また、何円定価から引いたでしょう。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "まず、原価を求めます。原価は、基準量=比かく量÷割合なので、400÷0.16で2500円です。だから、定価は、2500×1.4で3500円です。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "3500円から何円か引くと、2500+400で2900円になるということは、 3500-2900で600円引いたことになります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "(答え)原価...2500円値引額...600円", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "(例)ある品物を定価で売ると300円の利益がありますが、定価の4分の3の値段で売ったので75円の利益が出ました。この品物の原価はいくらですか。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "• 考え方", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "定価の4分の1が、300-75で225円だとわかります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "だから、定価は225×4で900円とわかります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "定価で売ると、300円の利益があると書かれているので、", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "原価は、900-300で600円だとわかります。", "title": "売買" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "(答え)600円", "title": "売買" } ]	null	== 食塩水の問題 == ===食塩水の原理=== そもそも食塩水の問題とは、濃度と食塩と食塩水を求めることを言います（食塩以外のこともありますが）。食塩水とは、'''「水の中に食塩を溶かして、水溶液にしたもの」'''を言います。ここでは、溶けているものにはかたよりがないものとします。また、とけ残りはないものとします。濃度は、'''「食塩水□gの中の食塩△gの割合」'''を指します。そして、食塩はとけている食塩を言います。 ==== 濃度を求めるとき ==== 例えば、次のような問題です。 #水90gに、食塩を10gを混ぜました。濃度は何%ですか。このとき、'''食塩水の重さは90+10で100g'''になっています。よって、'''10gは100gの何倍か'''ということになり、式としては、10÷100となり、<br /> 答えは0.1となります。しかし、パーセント(百分率)はその割合の100倍にあたるので、<br /> 0.1×100をし、10%であると求められます。これを分数のかけ算としてあらわすと、 <math> \frac{10}{100} \times \frac{100}{1} </math> となり、10%と求められます。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''濃度を求める公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| 濃度(%)=食塩(g)÷食塩水の重さ(g)×100 \|} ==== 食塩の量を求めるとき ==== この場合は、次のような問題です。 #濃度20%の食塩水200gがあります。食塩は何g入っているでしょうか。このとき、この食塩水は'''200gのうち20%は食塩である'''ということになります。すると、食塩は200g×(20÷100)という式で、答えは40gとなります。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''食塩の量を求める公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| 食塩(g)=食塩水(g)÷濃度(%÷100) \|} ==== 食塩水同士を混ぜる ==== 8%の食塩水300gと、18%の食塩200gを混ぜると、濃度は何%になるか考えましょう。 :まず、8%の食塩水300gには24gの食塩が、18%の食塩200gには36%の食塩水がとけています。ですから、この2つの食塩水の食塩の量の合計は、60gです。 :また、2つの食塩水の量の合計は500gです。ですから、この2つの食塩水を混ぜると、「60gの食塩がとけた500gの食塩水」ができますね。 :ですから、その濃度は<math>60\div500\times100=12</math>より、12%となります。 == 売買 == === 用語 === {{ruby\|原価\|げんか}}：店などがものを仕入れた値段のこと。「仕入れ値」ともいう。 {{ruby\|定価\|ていか}}：店などが客に対してものを{{ruby\|販売\|はんばい}}する値段のこと。 {{ruby\|売価\|ばいか}}：実際に売った値段。売値を定価と変えたときに使う。 {{ruby\|利益\|りえき}}：店などがもうけた値段のこと。売り上げと原価の差である。 {{ruby\|損失\|そんしつ}}：店などが損した値段のこと。売り上げと原価の差である。 ==== 原価を考える ==== (例1)原価が20円の卵10個それぞれに30％の利益を見込み定価をつけましたが、売れなかったので割り引いて売価をつけ売ったところ、合計で70円損しました。どれだけ割り引きましたか。百分率で答えなさい。考え方 20円の卵に30％の利益をつけると、20×(1+0.3)=26円になります。そして、26円を何％か割り引くと、70÷10=7で、1個あたり7円損することがわかります。ということは、20-7=13で、13円で売ったということになり、13÷26=0.5なので、 50％割り引いたことになります。 (答え)50％ (例2)ある本に、4割の利益を見込んで定価を付けました。売れなかったので、何円か定価から引いて売ると、原価の16％分の400円得しました。この本の原価は何円でしょう。また、何円定価から引いたでしょう。考え方まず、原価を求めます。原価は、基準量=比かく量÷割合なので、400÷0.16で2500円です。だから、定価は、2500×1.4で3500円です。 3500円から何円か引くと、2500+400で2900円になるということは、 3500-2900で600円引いたことになります。 (答え)原価…2500円　　　値引額…600円 ==== 定価を考える ==== (例)ある品物を定価で売ると300円の利益がありますが、定価の4分の3の値段で売ったので75円の利益が出ました。この品物の原価はいくらですか。 • 考え方定価の4分の1が、300-75で225円だとわかります。だから、定価は225×4で900円とわかります。定価で売ると、300円の利益があると書かれているので、原価は、900-300で600円だとわかります。 (答え)600円 ==== 複数個売るとき ==== [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:56:07Z	[ "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E6%BF%83%E5%BA%A6%E3%81%A8%E5%A3%B2%E8%B2%B7
27,724	中学受験算数/計算	中学受験では、一見すると非常に難しい計算があります。もちろん、そのまま力づくで解くこともできます。しかし、それでは時間もかかりますし、計算ミスも増えてしまいます。そこで、ここでは工夫をすることで、簡単な式に直せる計算などを紹介(しょうかい)します。まず、計算の工夫で、もっとも基本となる分配の決まり(分配法則)をおさらいしましょう。これを使った計算をします。この二つをふつうに計算してもかまいません。しかし、分配法則を使うと、暗算でも解くことができます。1は、分配法則を使うと、25×4+24×4=100+96=196と計算できます。2は、16×8+12.5×8=128+100=228となります。次を解いてみましょう。いずれも分配法則を使いますが、今度は右辺と左辺を逆にした ◻ × △ + ◯ × △ = ( ◻ + ◯ ) × △ {\displaystyle \Box \times \triangle +\bigcirc \times \triangle =(\Box +\bigcirc )\times \triangle } を使います。1.について。これは、48×32+52×32=(48+52)×32=100×32=3200となります。2.も、108×58-8×58=(108-8)×58=5800です。3は「×12」の場所が変わっていますが、問題なく分配法則をつかえます。28.3×12-12×18.3=(28.3-18.3)×12=10×12=120となります。次に分配法則の応用を紹介します。では、この式を使って、次の計算問題を解いてみましょう。ふつうに計算すると、大きな数になり手間がかかります。しかし、先ほど紹介した式の変形を使えばわりとあっさりとけます。113×113-13×13=(113+13)×(113-13)=126×100=12600です。まず、分数の計算の工夫について、次の式を紹介します。これだけみても、ちょっとわかりにくいかもしれません。この式を使ってとく問題を見てみましょう。これもふつうに計算すると、 1 6 + 1 12 + 1 20 + 1 30 + 1 42 {\displaystyle {\frac {1}{6}}+{\frac {1}{12}}+{\frac {1}{20}}+{\frac {1}{30}}+{\frac {1}{42}}} となり、通分が大変です。では、ここで先ほど紹介した式を使って、この計算を変形してみましょう。 1 2 × 3 + 1 3 × 4 + 1 4 × 5 + 1 5 × 6 + 1 6 × 7 {\displaystyle {\frac {1}{2\times 3}}+{\frac {1}{3\times 4}}+{\frac {1}{4\times 5}}+{\frac {1}{5\times 6}}+{\frac {1}{6\times 7}}} = 1 2 − 1 3 + 1 3 − 1 4 + 1 4 − 1 5 + 1 5 − 1 6 + 1 6 − 1 7 {\displaystyle ={\frac {1}{2}}-{\frac {1}{3}}+{\frac {1}{3}}-{\frac {1}{4}}+{\frac {1}{4}}-{\frac {1}{5}}+{\frac {1}{5}}-{\frac {1}{6}}+{\frac {1}{6}}-{\frac {1}{7}}} となります。長い式ですが、よく見てください。 − 1 3 + 1 3 − 1 4 + 1 4 − 1 5 + 1 5 − 1 6 + 1 6 {\displaystyle -{\frac {1}{3}}+{\frac {1}{3}}-{\frac {1}{4}}+{\frac {1}{4}}-{\frac {1}{5}}+{\frac {1}{5}}-{\frac {1}{6}}+{\frac {1}{6}}} の部分は0になり、消えてしまいます。10-2+2=10となるのと同様に、ある数からひき算をした数と同じ数を足すとき、もとの数に戻るのと同じ理由です(厳密にはたし算の交換の決まり(交換法則)と中学1年で習う正負の数を知る必要があります)。そのため、この式は 1 2 − 1 7 {\displaystyle {\frac {1}{2}}-{\frac {1}{7}}} となります。この式を計算すると、 1 2 − 1 7 = 7 14 − 2 14 = 5 14 {\displaystyle {\frac {1}{2}}-{\frac {1}{7}}={\frac {7}{14}}-{\frac {2}{14}}={\frac {5}{14}}} となります。中学入試の計算にはちょっと変わった計算問題がよく出てきます。その一つが約束記号の問題といわれるものです。 2つの数の計算をある記号やカッコで表現したものを演算といいます。 1.から見ていきましょう。1(1)は約束記号の通りに計算しましょう。つまり、〈8◎2〉=8×2+6=22です。1(2)のような計算は、約束記号の計算から行います。〈1◎5〉=1×2+5=7、〈6◎2〉=6×2+2=14です。最後に二つを足すと、21となります。1(3)のように、約束記号の中に約束記号がある場合、中の約束記号から先に計算します。つまり、〈2◎3〉と〈3◎10〉を先に計算します。〈2◎3〉=2×2+3=7、〈3◎10〉=3×2+10=16です。そうすると、〈7◎16〉の形にできます。7×2+16=30です。 2.を見ていきましょう。この場合、「1に2をN回かけると64になる」といえます。ですから、64を2で素因数分解するとよさそうです。すると、2×2×2×2×2×2となります。この問題では何回かけたかが約束記号の答えとなります。これに「1×」をいれると、1×2×2×2×2×2×2となりますね。ですから、2を6回かけるので、2☆64=6です。 2-2も同じです。1×5×5×5×5となりますから、5☆625=4です。 2-3について。約束記号の形になっていない式は、約束記号の形になるように計算してから答えをもとめます。そのため、約束記号以外の部分から計算します。この時は6÷3から計算すると、2☆128とできます。あとは、これまでと同じように計算します。2☆128=7です。 3.は1・2とちがって、どういう計算かが書かれていません。このときは、自分で約束記号の計算方法をさぐる必要があります。計算方法を探るときは、記号の中の数を使って、答えの部分をかけ算かわり算してみましょう。もし、かけ算やわり算をしても規則が見つからない場合はひき算やたし算をします。【5◇2】=50について。50を2でわってみましょう。すると、25となります。これは、5×5です。したがって、【5◇2】=5×5×2です。【7◇2】=98も同じように計算すると、【7◇2】=7×7×2です。【2◇3】=24は、【2◇3】=8×3になりますね。この場合は、まだ2をつかっていませんし、8は2でわれます。8を2でわっていくと、【2◇3】=2×2×2×3となりました。そろそろ気づいたかもしれませんが、【2◇5】=160も考えてみましょう。同じように計算すると、【2◇5】=2×2×2×2×2×5となります。ですから、【A◇B】=(AをB個つかったかけ算)×Bがこの約束記号の計算です。そのため、【8◇3】=8×8×8×3=1536が答えです。 4について。約束記号の中の数をわり算・かけ算・ひき算・たし算しても、規則性は見つかりません。こういう場合には、二つの数の公約数や最小公倍数に注目します。そうしてみると、《2※3》=6は2と3の最小公倍数6、《2※4》=4は2と4の最小公倍数4、《3※6》=6は3と6の最小公倍数6、《6※8》=24は6と8の最小公倍数24と一致します。ですから、この約束記号の意味は「二つの最小公倍数をもとめよ」という問題と同じだと分かります。《8※10》は「8と10の最小公倍数は?」というのと同じですから、《8※10》=40です。 5について。ここで、約束記号の中で0がでてきました。計算式が書かれていない問題で0が出てきた場合、次のことに注意するといいでしょう。 [2△3]=0、[3△2]=1、[5△3]=1、[10△3]=3をみると、どれも右辺は左辺の商(あまりや小数点以下は切りすて)になっていますね。ですから、[10△2]=10÷2と等しいので、[10△2]=5となります。演算の問題では以下のことがポイントになります。演算は二つの数の関係に注目したものですが、ある一つの数の性質や意味だけを使った約束記号の問題があります。 1.について。これは、1からカッコの中の数までたし算していく問題です。1-1と1-2は、初項1、公差1の等差数列と同じです。そのため、等差数列の公式を使えば簡単にとけます。〈10〉=1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=10×(1+10)÷2=55です。〈20〉=20×(1+20)÷2=210となります。1-3は、約束記号の中に約束記号があります。これも、演算と同じように、約束記号の形になるように計算するところから始めます。〈3〉=1+2+3=6、〈4〉=1+2+3+4=10です。次に6×10を計算します。6×10=60ですから、〈60〉=60×(1+60)÷2=1830です。 2.について。この場合は、約束記号の意味を考えなければなりません。たし算するのはわかりますが、どんな数を足しているのでしょう。例の数をよく見ると、カッコの中の数の約数を足していますね。ですから、この約束記号は〔A〕=Aの約数をすべてたすとなっています。では、問題を解きましょう。〔5〕は、5の約数1と5のみですから、〔5〕=1+5=6です。〔45〕は45の約数を挙げていきましょう。1,3,5,9,15,45が45の約数ですから、〔45〕=1+3+5+9+15+45=78です。2-3も約束記号の形に直すところから始めます。〔9〕=1+3+9=13ですね。それに8を足すと、〔21〕となり、〔21〕=1+3+7+21=32となります。 3は途中の計算が書かれていないので、やはり、自分で規則性を考えなければなりません。関数の形の約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目します。特に、約数が重要です。2の約数は1,2、3の約数は1,3、4の約数は1,2,4、6の約数は1,2,3,6、7の約数は1,7、8の約数は1,2,4,8です。約数同士を計算してもあまり意味はなさそうです。しかし、約数の数に注目してください。2の約数は2個、3の約数も2個、4の約数は3個、6の約数は4個、7の約数も2個、8の約数も4個です。もうお気づきでしょうか。この問題では【A】=約数の個数だったのです。となると、後は簡単にとけます。【5】=2、【10】=4、【32】=6です。約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目して規則性を探すことが重要です。そのとき、ポイントになるのは次の点です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "中学受験では、一見すると非常に難しい計算があります。もちろん、そのまま力づくで解くこともできます。しかし、それでは時間もかかりますし、計算ミスも増えてしまいます。そこで、ここでは工夫をすることで、簡単な式に直せる計算などを紹介(しょうかい)します。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "まず、計算の工夫で、もっとも基本となる分配の決まり(分配法則)をおさらいしましょう。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "これを使った計算をします。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "この二つをふつうに計算してもかまいません。しかし、分配法則を使うと、暗算でも解くことができます。1は、分配法則を使うと、25×4+24×4=100+96=196と計算できます。2は、16×8+12.5×8=128+100=228となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "次を解いてみましょう。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "いずれも分配法則を使いますが、今度は右辺と左辺を逆にした ◻ × △ + ◯ × △ = ( ◻ + ◯ ) × △ {\\displaystyle \\Box \\times \\triangle +\\bigcirc \\times \\triangle =(\\Box +\\bigcirc )\\times \\triangle } を使います。1.について。これは、48×32+52×32=(48+52)×32=100×32=3200となります。2.も、108×58-8×58=(108-8)×58=5800です。3は「×12」の場所が変わっていますが、問題なく分配法則をつかえます。28.3×12-12×18.3=(28.3-18.3)×12=10×12=120となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "次に分配法則の応用を紹介します。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "では、この式を使って、次の計算問題を解いてみましょう。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ふつうに計算すると、大きな数になり手間がかかります。しかし、先ほど紹介した式の変形を使えばわりとあっさりとけます。113×113-13×13=(113+13)×(113-13)=126×100=12600です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "まず、分数の計算の工夫について、次の式を紹介します。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "これだけみても、ちょっとわかりにくいかもしれません。この式を使ってとく問題を見てみましょう。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "これもふつうに計算すると、 1 6 + 1 12 + 1 20 + 1 30 + 1 42 {\\displaystyle {\\frac {1}{6}}+{\\frac {1}{12}}+{\\frac {1}{20}}+{\\frac {1}{30}}+{\\frac {1}{42}}} となり、通分が大変です。では、ここで先ほど紹介した式を使って、この計算を変形してみましょう。 1 2 × 3 + 1 3 × 4 + 1 4 × 5 + 1 5 × 6 + 1 6 × 7 {\\displaystyle {\\frac {1}{2\\times 3}}+{\\frac {1}{3\\times 4}}+{\\frac {1}{4\\times 5}}+{\\frac {1}{5\\times 6}}+{\\frac {1}{6\\times 7}}}", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "= 1 2 − 1 3 + 1 3 − 1 4 + 1 4 − 1 5 + 1 5 − 1 6 + 1 6 − 1 7 {\\displaystyle ={\\frac {1}{2}}-{\\frac {1}{3}}+{\\frac {1}{3}}-{\\frac {1}{4}}+{\\frac {1}{4}}-{\\frac {1}{5}}+{\\frac {1}{5}}-{\\frac {1}{6}}+{\\frac {1}{6}}-{\\frac {1}{7}}} となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "長い式ですが、よく見てください。 − 1 3 + 1 3 − 1 4 + 1 4 − 1 5 + 1 5 − 1 6 + 1 6 {\\displaystyle -{\\frac {1}{3}}+{\\frac {1}{3}}-{\\frac {1}{4}}+{\\frac {1}{4}}-{\\frac {1}{5}}+{\\frac {1}{5}}-{\\frac {1}{6}}+{\\frac {1}{6}}} の部分は0になり、消えてしまいます。10-2+2=10となるのと同様に、ある数からひき算をした数と同じ数を足すとき、もとの数に戻るのと同じ理由です(厳密にはたし算の交換の決まり(交換法則)と中学1年で習う正負の数を知る必要があります)。そのため、この式は 1 2 − 1 7 {\\displaystyle {\\frac {1}{2}}-{\\frac {1}{7}}} となります。この式を計算すると、 1 2 − 1 7 = 7 14 − 2 14 = 5 14 {\\displaystyle {\\frac {1}{2}}-{\\frac {1}{7}}={\\frac {7}{14}}-{\\frac {2}{14}}={\\frac {5}{14}}} となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "中学入試の計算にはちょっと変わった計算問題がよく出てきます。その一つが約束記号の問題といわれるものです。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "2つの数の計算をある記号やカッコで表現したものを演算といいます。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "1.から見ていきましょう。1(1)は約束記号の通りに計算しましょう。つまり、〈8◎2〉=8×2+6=22です。1(2)のような計算は、約束記号の計算から行います。〈1◎5〉=1×2+5=7、〈6◎2〉=6×2+2=14です。最後に二つを足すと、21となります。1(3)のように、約束記号の中に約束記号がある場合、中の約束記号から先に計算します。つまり、〈2◎3〉と〈3◎10〉を先に計算します。〈2◎3〉=2×2+3=7、〈3◎10〉=3×2+10=16です。そうすると、〈7◎16〉の形にできます。7×2+16=30です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "2.を見ていきましょう。この場合、「1に2をN回かけると64になる」といえます。ですから、64を2で素因数分解するとよさそうです。すると、2×2×2×2×2×2となります。この問題では何回かけたかが約束記号の答えとなります。これに「1×」をいれると、1×2×2×2×2×2×2となりますね。ですから、2を6回かけるので、2☆64=6です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "2-2も同じです。1×5×5×5×5となりますから、5☆625=4です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "2-3について。約束記号の形になっていない式は、約束記号の形になるように計算してから答えをもとめます。そのため、約束記号以外の部分から計算します。この時は6÷3から計算すると、2☆128とできます。あとは、これまでと同じように計算します。2☆128=7です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "3.は1・2とちがって、どういう計算かが書かれていません。このときは、自分で約束記号の計算方法をさぐる必要があります。計算方法を探るときは、記号の中の数を使って、答えの部分をかけ算かわり算してみましょう。もし、かけ算やわり算をしても規則が見つからない場合はひき算やたし算をします。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "【5◇2】=50について。50を2でわってみましょう。すると、25となります。これは、5×5です。したがって、【5◇2】=5×5×2です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "【7◇2】=98も同じように計算すると、【7◇2】=7×7×2です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "【2◇3】=24は、【2◇3】=8×3になりますね。この場合は、まだ2をつかっていませんし、8は2でわれます。8を2でわっていくと、【2◇3】=2×2×2×3となりました。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "そろそろ気づいたかもしれませんが、【2◇5】=160も考えてみましょう。同じように計算すると、【2◇5】=2×2×2×2×2×5となります。ですから、【A◇B】=(AをB個つかったかけ算)×Bがこの約束記号の計算です。そのため、【8◇3】=8×8×8×3=1536が答えです。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "4について。約束記号の中の数をわり算・かけ算・ひき算・たし算しても、規則性は見つかりません。こういう場合には、二つの数の公約数や最小公倍数に注目します。そうしてみると、《2※3》=6は2と3の最小公倍数6、《2※4》=4は2と4の最小公倍数4、《3※6》=6は3と6の最小公倍数6、《6※8》=24は6と8の最小公倍数24と一致します。ですから、この約束記号の意味は「二つの最小公倍数をもとめよ」という問題と同じだと分かります。《8※10》は「8と10の最小公倍数は?」というのと同じですから、《8※10》=40です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "5について。ここで、約束記号の中で0がでてきました。計算式が書かれていない問題で0が出てきた場合、次のことに注意するといいでしょう。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "[2△3]=0、[3△2]=1、[5△3]=1、[10△3]=3をみると、どれも右辺は左辺の商(あまりや小数点以下は切りすて)になっていますね。ですから、[10△2]=10÷2と等しいので、[10△2]=5となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "演算の問題では以下のことがポイントになります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "演算は二つの数の関係に注目したものですが、ある一つの数の性質や意味だけを使った約束記号の問題があります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "1.について。これは、1からカッコの中の数までたし算していく問題です。1-1と1-2は、初項1、公差1の等差数列と同じです。そのため、等差数列の公式を使えば簡単にとけます。〈10〉=1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=10×(1+10)÷2=55です。〈20〉=20×(1+20)÷2=210となります。1-3は、約束記号の中に約束記号があります。これも、演算と同じように、約束記号の形になるように計算するところから始めます。〈3〉=1+2+3=6、〈4〉=1+2+3+4=10です。次に6×10を計算します。6×10=60ですから、〈60〉=60×(1+60)÷2=1830です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "2.について。この場合は、約束記号の意味を考えなければなりません。たし算するのはわかりますが、どんな数を足しているのでしょう。例の数をよく見ると、カッコの中の数の約数を足していますね。ですから、この約束記号は〔A〕=Aの約数をすべてたすとなっています。では、問題を解きましょう。〔5〕は、5の約数1と5のみですから、〔5〕=1+5=6です。〔45〕は45の約数を挙げていきましょう。1,3,5,9,15,45が45の約数ですから、〔45〕=1+3+5+9+15+45=78です。2-3も約束記号の形に直すところから始めます。〔9〕=1+3+9=13ですね。それに8を足すと、〔21〕となり、〔21〕=1+3+7+21=32となります。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "3は途中の計算が書かれていないので、やはり、自分で規則性を考えなければなりません。関数の形の約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目します。特に、約数が重要です。2の約数は1,2、3の約数は1,3、4の約数は1,2,4、6の約数は1,2,3,6、7の約数は1,7、8の約数は1,2,4,8です。約数同士を計算してもあまり意味はなさそうです。しかし、約数の数に注目してください。2の約数は2個、3の約数も2個、4の約数は3個、6の約数は4個、7の約数も2個、8の約数も4個です。もうお気づきでしょうか。この問題では【A】=約数の個数だったのです。となると、後は簡単にとけます。【5】=2、【10】=4、【32】=6です。", "title": "計算の工夫" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目して規則性を探すことが重要です。そのとき、ポイントになるのは次の点です。", "title": "計算の工夫" } ]	null	== 計算の工夫 == 中学受験では、一見すると非常に難しい計算があります。もちろん、そのまま力づくで解くこともできます。しかし、それでは時間もかかりますし、計算ミスも増えてしまいます。そこで、ここでは工夫をすることで、簡単な式に直せる計算などを紹介（しょうかい）します。 === 覚えておくべきこと === * <math>25\times4=4\times25=100</math> * <math>125\times8=8\times125=1000</math> * かけ算では、かけられる数を<math>x</math>倍して、かけられる数を<math>x</math>で割っても、その積は変わらない。 === 分配法則を使う === まず、計算の工夫で、もっとも基本となる分配の決まり(分配法則)をおさらいしましょう。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''分配法則''' \|- \| style="padding: 5px;" \| :<math> ( \Box + \bigcirc ) \times \triangle = \Box \times \triangle + \bigcirc \times \triangle </math> :<math> ( \Box - \bigcirc ) \times \triangle = \Box \times \triangle - \bigcirc \times \triangle </math> \|} これを使った計算をします。 #(25+24)×4 #(16+12.5)×8 この二つをふつうに計算してもかまいません。しかし、分配法則を使うと、暗算でも解くことができます。1は、分配法則を使うと、25×4+24×4=100+96=196と計算できます。2は、16×8+12.5×8=128+100=228となります。次を解いてみましょう。 #48×32+52×32 #108×58-8×58 #28.3×12-12×18.3 いずれも分配法則を使いますが、今度は右辺と左辺を逆にした<math> \Box \times \triangle + \bigcirc \times \triangle = ( \Box + \bigcirc ) \times \triangle</math>を使います。1.について。これは、48×32+52×32=(48+52)×32=100×32=3200となります。2.も、108×58-8×58=(108-8)×58=5800です。3は「×12」の場所が変わっていますが、問題なく分配法則をつかえます。28.3×12-12×18.3=(28.3-18.3)×12=10×12=120となります。次に分配法則の応用を紹介します。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''分配法則の応用''' \|- \| style="padding: 5px;" \| :<math> \Box \times \Box - \bigcirc \times \bigcirc = ( \Box + \bigcirc ) \times ( \Box - \bigcirc )</math> \|} では、この式を使って、次の計算問題を解いてみましょう。 113×113-13×13 ふつうに計算すると、大きな数になり手間がかかります。しかし、先ほど紹介した式の変形を使えばわりとあっさりとけます。113×113-13×13=(113+13)×(113-13)=126×100=12600です。 === 分数 === まず、分数の計算の工夫について、次の式を紹介します。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''分数の計算の工夫''' \|- \| style="padding: 5px;" \| :<math>\frac{1}{\Box \times (\Box+1)} = \frac{1}{\Box}-\frac{1}{\Box+1}</math> \|} これだけみても、ちょっとわかりにくいかもしれません。この式を使ってとく問題を見てみましょう。次の計算をしなさい。 **<math>\frac{1}{2 \times 3} + \frac{1}{3 \times 4} + \frac{1}{4 \times 5} + \frac{1}{5 \times 6} + \frac{1}{6 \times 7}</math> これもふつうに計算すると、<math>\frac{1}{6} + \frac{1}{12} + \frac{1}{20} + \frac{1}{30} + \frac{1}{42}</math>となり、通分が大変です。では、ここで先ほど紹介した式を使って、この計算を変形してみましょう。 <math>\frac{1}{2 \times 3} + \frac{1}{3 \times 4} + \frac{1}{4 \times 5} + \frac{1}{5 \times 6} + \frac{1}{6 \times 7}</math> <math>=\frac{1}{2} - \frac{1}{3}+ \frac{1}{3} - \frac{1}{4}+ \frac{1}{4} - \frac{1}{5} + \frac{1}{5} - \frac{1}{6} + \frac{1}{6} - \frac{1}{7}</math>となります。長い式ですが、よく見てください。<math> - \frac{1}{3}+ \frac{1}{3} - \frac{1}{4}+ \frac{1}{4} - \frac{1}{5} + \frac{1}{5} - \frac{1}{6} + \frac{1}{6} </math>の部分は0になり、消えてしまいます。10-2+2=10となるのと同様に、ある数からひき算をした数と同じ数を足すとき、もとの数に戻るのと同じ理由です(厳密にはたし算の交換の決まり(交換法則)と中学1年で習う正負の数を知る必要があります)。そのため、この式は<math>\frac{1}{2} - \frac{1}{7}</math>となります。この式を計算すると、<math>\frac{1}{2} - \frac{1}{7} = \frac{7}{14} - \frac{2}{14}=\frac{5}{14}</math>となります。 === 約束記号 === 中学入試の計算にはちょっと変わった計算問題がよく出てきます。その一つが約束記号の問題といわれるものです。 ==== 演算 ==== 2つの数の計算をある記号やカッコで表現したものを'''演算'''といいます。 #〈A◎B〉=A×2+Bとあらわすことにします。たとえば〈2◎5〉=2×2+5=9、〈5◎4〉=5×2+4=14です。次の計算をしなさい。 ##〈8◎2〉 ##〈1◎5〉＋〈6◎2〉 ##〈〈2◎3〉◎〈3◎10〉〉 #1にAをB回かけるとCになるとき、A☆C=Bとあらわすことにします。たとえば、4☆4=1、4☆16=2、4☆64=3です。次の計算をしなさい。 ##2☆64 ##5☆625 ##(6÷3)☆128 #【5◇2】=50、【7◇2】=98、【2◇3】=24、【2◇5】=160になりました。【8◇3】は何になりますか。 #《2※3》=6、《2※4》=4、《3※6》=6、《6※8》=24になりました。《8※10》は何になりますか。 #[2△3]=0、［3△2］=1、[5△3]=1、[10△3]=3になりました。[10△2]は何になりますか。 1.から見ていきましょう。1(1)は約束記号の通りに計算しましょう。つまり、〈8◎2〉=8×2+6=22です。1(2)のような計算は、約束記号の計算から行います。〈1◎5〉=1×2+5=7、〈6◎2〉=6×2+2=14です。最後に二つを足すと、21となります。1(3)のように、約束記号の中に約束記号がある場合、中の約束記号から先に計算します。つまり、〈2◎3〉と〈3◎10〉を先に計算します。〈2◎3〉=2×2+3=7、〈3◎10〉=3×2+10=16です。そうすると、〈7◎16〉の形にできます。7×2+16=30です。 2.を見ていきましょう。この場合、「1に2をN回かけると64になる」といえます。ですから、64を2で素因数分解するとよさそうです。すると、2×2×2×2×2×2となります。この問題では何回かけたかが約束記号の答えとなります。これに「1×」をいれると、1×2×2×2×2×2×2となりますね。ですから、2を6回かけるので、2☆64=6です。 2-2も同じです。1×5×5×5×5となりますから、5☆625=4です。 2-3について。約束記号の形になっていない式は、約束記号の形になるように計算してから答えをもとめます。そのため、約束記号以外の部分から計算します。この時は6÷3から計算すると、2☆128とできます。あとは、これまでと同じように計算します。2☆128=7です。 3.は1・2とちがって、どういう計算かが書かれていません。このときは、自分で約束記号の計算方法をさぐる必要があります。計算方法を探るときは、'''記号の中の数を使って、答えの部分をかけ算かわり算してみましょう'''。もし、かけ算やわり算をしても規則が見つからない場合はひき算やたし算をします。【5◇2】=50について。50を2でわってみましょう。すると、25となります。これは、5×5です。したがって、【5◇2】=5×5×2です。【7◇2】=98も同じように計算すると、【7◇2】=7×7×2です。【2◇3】=24は、【2◇3】=8×3になりますね。この場合は、まだ2をつかっていませんし、8は2でわれます。8を2でわっていくと、【2◇3】=2×2×2×3となりました。そろそろ気づいたかもしれませんが、【2◇5】=160も考えてみましょう。同じように計算すると、【2◇5】=2×2×2×2×2×5となります。ですから、【A◇B】=(AをB個つかったかけ算)×Bがこの約束記号の計算です。そのため、【8◇3】=8×8×8×3=1536が答えです。 4について。約束記号の中の数をわり算・かけ算・ひき算・たし算しても、規則性は見つかりません。こういう場合には、'''二つの数の公約数や最小公倍数に注目'''します。そうしてみると、《2※3》=6は2と3の最小公倍数6、《2※4》=4は2と4の最小公倍数4、《3※6》=6は3と6の最小公倍数6、《6※8》=24は6と8の最小公倍数24と一致します。ですから、この約束記号の意味は「二つの最小公倍数をもとめよ」という問題と同じだと分かります。《8※10》は「8と10の最小公倍数は?」というのと同じですから、《8※10》=40です。 5について。ここで、約束記号の中で0がでてきました。計算式が書かれていない問題で0が出てきた場合、次のことに注意するといいでしょう。 #二つの数の商やあまりに注目する。たとえば5÷7=0あまり5となり、0がでてくる。また、2÷2=1のときはあまりが0と考える。 #二つの数の約数を考える。特に公約数が1しかないときは0とすることがある。 #ひき算してみる。 [2△3]=0、［3△2］=1、[5△3]=1、[10△3]=3をみると、どれも右辺は左辺の商(あまりや小数点以下は切りすて)になっていますね。ですから、[10△2]=10÷2と等しいので、[10△2]=5となります。演算の問題では以下のことがポイントになります。 #計算式が書かれているなら、その通りに計算する。 #計算式が書かれていないなら、次のようにして二つの数の関係を探る。 ##二つの数をつかって、わり算・かけ算・ひき算・たし算してみる。(とくにわり算が有効なことが多い) ##二つの数の公約数や最小公倍数に注目する。 ##ある数の中に倍数はいくつあるかを考える。(例:1から10までの間に3の倍数は3,6,9の3個ある) ##約束記号で0が出てきたら、商、わり算のあまり、約数・公約数、ひき算を考える。 ==== 約束記号 ==== 演算は二つの数の関係に注目したものですが、ある一つの数の性質や意味だけを使った約束記号の問題があります。 #〈5〉=1+2+3+4+5、〈8〉=1+2+3+4+5+6+7+8とします。次の計算をしなさい。 ##〈10〉 ##〈20〉 ##〈〈3〉×〈4〉〉 #〔6〕=1+2+3+6、〔10〕=1+2+5+10、〔15〕=1+3+5+15とします。次の計算をしなさい。 ##〔5〕 ##〔45〕 ##〔〔9〕+8〕 #【2】=2、【3】=2、【4】=3、【6】=4　【7】=2　【8】=4のとき、次の数をもとめなさい。 ##【5】 ##【10】 ##【32】 1.について。これは、1からカッコの中の数までたし算していく問題です。1-1と1-2は、初項1、公差1の等差数列と同じです。そのため、等差数列の公式を使えば簡単にとけます。〈10〉=1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=10×(1+10)÷2=55です。〈20〉=20×(1+20)÷2=210となります。1-3は、約束記号の中に約束記号があります。これも、演算と同じように、約束記号の形になるように計算するところから始めます。〈3〉=1+2+3=6、〈4〉=1+2+3+4=10です。次に6×10を計算します。6×10=60ですから、〈60〉=60×(1+60)÷2=1830です。 2.について。この場合は、約束記号の意味を考えなければなりません。たし算するのはわかりますが、どんな数を足しているのでしょう。例の数をよく見ると、カッコの中の数の約数を足していますね。ですから、この約束記号は'''〔A〕=Aの約数をすべてたす'''となっています。では、問題を解きましょう。〔5〕は、5の約数1と5のみですから、〔5〕=1+5=6です。〔45〕は45の約数を挙げていきましょう。1,3,5,9,15,45が45の約数ですから、〔45〕=1+3+5+9+15+45=78です。2-3も約束記号の形に直すところから始めます。〔9〕=1+3+9=13ですね。それに8を足すと、〔21〕となり、〔21〕=1+3+7+21=32となります。 3は途中の計算が書かれていないので、やはり、自分で規則性を考えなければなりません。'''関数の形の約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目'''します。特に、約数が重要です。2の約数は1,2、3の約数は1,3、4の約数は1,2,4、6の約数は1,2,3,6、7の約数は1,7、8の約数は1,2,4,8です。約数同士を計算してもあまり意味はなさそうです。しかし、約数の数に注目してください。2の約数は2個、3の約数も2個、4の約数は3個、6の約数は4個、7の約数も2個、8の約数も4個です。もうお気づきでしょうか。この問題では'''【A】=約数の個数'''だったのです。となると、後は簡単にとけます。【5】=2、【10】=4、【32】=6です。約束記号の問題では、カッコの中の数の性質に注目して規則性を探すことが重要です。そのとき、ポイントになるのは次の点です。 #約数に注目する。さらに約数を使うのか、約数の個数を使うのかのちがいに注意する。 #素因数分解してみる。このとき、素数の種類と個数にも注意する。 #1からカッコの中の数までたし算またはかけ算してみる。 [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:56:16Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E8%A8%88%E7%AE%97
27,725	中学受験算数/文章題	古い中国の数学の本や江戸時代の数学の本にものっている問題です。もともとはウサギとキジの数をきく問題でしたが、江戸時代の数学の本でおめでたい生き物とされたツルとカメにかわったといわれています。それでは、問題を見ていきましょう。この問題では、まずカメしかいないとします。カメが10匹なら、足が40本ですね。では、ここでカメを1匹のぞいて、ツルを1羽いれてみましょう。すると、足の数は40-4+2=38本となります。さらに、ここからもう一匹、カメとツルを変えてみましょう。すると、38-4+2=36本ですね。もうお気づきでしょうか。すべてカメだとした時、一匹ずつカメとツルをかえていくと、足が2本ずつへっていくのです。問題を見ると、32本ですから、全てカメのときよりも8本へっています。ですから、4匹のカメをツルにかえたことがわかります。ですから、ツルは4羽、カメは6匹が答えとなります。つるかめ算の問題は、ツルとカメの数をきくだけとはかぎりません。次の問題も見ていきましょう。どれもつるかめ算の考え方を使います。まず、1から。全部190円のハンバーガーを買ったとすれば3800円となります。ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえると3800-190+160=3770円となります。ですから、ハンバーガーをサンドイッチにかえると、30円ずつへっていきます。ここで大切な点は、ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえたとき、へっていく値段はハンバーガーとサンドイッチの値段の差と等しいということです。全部ハンバーガーのときと問題になっている3650円の差は150円です。そのため、サンドイッチの個数□×30=150で、□=5となります。答えは、サンドイッチ5個とハンバーガー15個となります。 2.について。これまでと同じように、全部時給970円のアルバイトをしていれば、970×120=116400です。そして、970円のアルバイトと850円のアルバイトの差は970-850=120です。もらった給料は110400円でしたから、116400-110400=6000円へっています。ここで、850円のアルバイトの時間を□とすると、□×120=6000で、□=50となります。よって、こたえは時給850円のアルバイトが50時間、970円のアルバイトが70時間となります。なお、この計算では、ケタが多く、計算ミスしやすいです。この問題では一の位がすべて0ですから、途中式では0を消してもかまいませんし、その方が計算ミスが減ります。ただし、最後の計算は□=5となりますが、0をもどして50とすることを忘れないようにしましょう。 3について。ここでも全問正解したと考えると100点になります。この問題では1問まちがうと、もらえるはずの5点だけでなく、さらに3点引かれることに注意しましょう。たとえば、19問正解した場合、100-5-3=92点になります。ですから、1問まちがうたびに100点から8点ずつ引かれると考えましょう。花子さんの点数は68点でしたから、32点へっています。ということは、1問で8点引かれる→4問で32点引かれるといえます。ただし、これは間違えた問題の数ですが、答えなければならないのは正解した問題数です。したがって、答えは「花子さんは16問正解した」です。最後につるかめ算の公式を紹介しますが、これまでに見た考え方も忘れないようにしましょう。まず、実際に図を書いて考えてみましょう。\|を木、―を間の1mとします。 \|――\|――\|――\|――\|――\| これを見ると6本の木が必要になることがわかりますね。これも同じようにしてみましょう。 \|―――\|―――\|―――\|―――\| これから5本の木が必要になることがわかります。今度は図を書くのはたいへんです。しかし、前の2つの問題の図をよく見てみましょう。問1では間が5つあり、木が6本あることがわかります。問2では間が4つ、木が5本でした。このことから、つぎのことが言えます。「間の数=道の長さ÷間の長さ」「木の本数=間の数+1」この式を使うと、100÷4+1=26となり、答えは26本です。問3の公式を使いたくなりますが、ちょっと気をつけてください。今度は両はしには木が植えられません。ですから、今度はすぐには公式が使えません。問1・2の図を使って考えてみましょう。今度は電柱を「?」で書きます。 ?――\|――\|――\|――\|――? このとき、木は4本ですね。 ?―――\|―――\|―――\|―――? そして、こちらでは3本ですね。このことから、このようなことがいえます。「両はしに木を植えられないとき:木の本数=間の数-1」間の数の求め方は同じです。ですから、これは120÷5-1=23で、答えは23本です。今度も図を書いてみましょう。「・」を木、たて線とよこ線を1mとしてみてください。(レイアウトの都合からここでは図をのせません)そして、木の本数と線の本数を見てください。すると、間の数と木の本数が同じとなるはずです。このことからつぎのことが言えます。「円や四角形などのまわりに立っている場合:木の本数=間の数」。土地は1辺6mの正方形ですから、長さは6×4=24mです。間の求め方は同じですので、24÷2=12で、答えは12本です。公式を忘れそうになったら、自分でえんぴつやペンをならべてみるか、自分の手を見るといいでしょう。植木算はかならずしも木を植えたり、柱やコーンを立てたりする問題だけとは限りません。ここでは植木算の応用問題を見ていきます。これは「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じとき方です。このことは図をかいてみるとわかります。ですから、「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じ式を使うと切れ目の数がわかります。2mは200cmですから、200÷40=5で、切れ目が5つ入ります。そして、木を切るのに1分30秒、休みに30秒かかるので、一回の切れ目を入れるのに必要な時間は120秒(2分)として計算します。しかし、気をつけてください。最後の切れ目だけは休まなくてもいいので、90秒(1分30秒)で計算します。したがって、式は「120(秒)×4+90(秒)×1」となり、答えは570秒(9分30秒)となります。 1について。まず、同じ長さの5枚の短冊で簡単な図を書いてみましょう。「\|\|」を2cmののりしろ、「―」を1cm、両はしを「?」とします。 ?――――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――――? 両はしの短冊はのりしろが片方だけなので、のりしろのない部分は8cmですが、間の短冊はのりしろが2つあるので、のりしろのない部分は6cmとなります。そして短冊の数とのりしろのない部分は同じ数であること、のりしろのない部分は植木算の「間」と同じこと、のりしろの部分の数は「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないときの植木算」で求められることがわかります。ですから、10-1=9で、のりしろの数は9つです。そしてのりしろの長さは2cmでしたから、9つ×2cm=18cmとなります。つぎに、のりしろのない部分の長さを求めます。ここでは両はしを無視して考えます。なぜなら、両はしだけは長さがことなるからです。両はしの2枚をのぞいて考えるので、その間ののりしろのない部分は8つあることになります。そして、その長さは6cmでした。したがって、両はしではない部分の長さは8つ×6cm=48cmです。最後に両はしののりしろのない部分の長さは2つ×8cm=16cmです。これをまとめると、「(9×2)+(8×6)+(2×8)」という式が出来ます。よって、「18+48+16=82」で、答えは82cmです。 2について。まず、先ほどの式を使って、3枚、4枚、5枚の短冊をつなげたときの長さを求めてみましょう。このことから1枚つなげるごとに8cmずつ長くなっていますね。つまり短冊の枚数と長さには比例の関係があることがわかります。 1の答えから10枚のとき、82cmでした。130cmにするには、「130-82=48」で、あと48cm必要ですね。よって、「48÷8=6」で、答えは「10枚+6枚=16枚」となります。いきなりですが、例題を見てみましょう。ここで、えんぴつ1本の値段を(1)、ノート1冊の値段を[1]としてみましょう。ある仕事を終えるのにかかる時間がことなる人が数人あつまって共同作業をしたとき、仕事を終えるまでに要する時間はいくらかを求める問題のことを仕事算と言います。まず、問題を見ていきましょう。まず、仕事の量を1とします。そうすると、太郎さんが一日にする仕事は 1 10 {\displaystyle {\frac {1}{10}}} と書けます。同じように次郎さんの一日にする仕事は 1 15 {\displaystyle {\frac {1}{15}}} と書けます。二人がいっしょに仕事をするのですから、一日の仕事は 1 10 + 1 15 = 1 6 {\displaystyle {\frac {1}{10}}+{\frac {1}{15}}={\frac {1}{6}}} となりますね。仕事にかかる日数は仕事の量÷一日にする仕事で求められますから、 1 ÷ 1 6 = 6 {\displaystyle 1\div {\frac {1}{6}}=6} となります。ですから、答えは6日です。実際の仕事の量がどれだけかはわからないのですから、仕事の量を1にする必要はありません。計算の中で分数が出てこないようにするには、太郎さんの仕事の日数と次郎さんの仕事の日数の最小公倍数を求めます。この最小公倍数を仕事の量とするのです。10と15の最小公倍数は30です。この問題では30が仕事の量です。太郎さんは一日に3の仕事を、次郎さんは2の仕事をすることになります。二人で一緒に仕事をするのですから、3+2=5が一日にする仕事の量です。仕事の量は30でしたから、30÷5=6で、やはり答えは6日です。以上のように、この問題は整数・分数どちらでも解くことができます。ただ、中学受験の算数では分数を上手に使うことがもとめられるので、できれば分数を使った計算の方になれるようにしましょう。では、次に応用問題を見ていきましょう。まず、そうじの量を1とすると、花子さんが1分間にするそうじの量は 1 15 {\displaystyle {\frac {1}{15}}} 、梅子さんは 1 20 {\displaystyle {\frac {1}{20}}} です。梅子さんは6分間一人でそうじをしていたのですから、 1 20 × 6 = 3 10 {\displaystyle {\frac {1}{20}}\times 6={\frac {3}{10}}} のそうじをしたことになります。ですから、のこりの 7 10 {\displaystyle {\frac {7}{10}}} を二人でそうじしたことになります。二人でそうじをした場合、 1 15 + 1 20 = 4 60 + 3 60 = 7 60 {\displaystyle {\frac {1}{15}}+{\frac {1}{20}}={\frac {4}{60}}+{\frac {3}{60}}={\frac {7}{60}}} です。あとは、そうじの量÷一分間にするそうじの量で計算します。つまり、 7 10 ÷ 7 60 = 6 {\displaystyle {\frac {7}{10}}\div {\frac {7}{60}}=6} となり、答えは6分間です。ニュートン算という名前は、万有引力の法則を発見したニュートンが書いた数学の本にのっている問題から名付けられました。さっそく問題を見ていきましょう。ニュートンが書いた本に近いものは2の方ですが、1の方がやさしく、また、ニュートン算の基本を理解するのに向いています。では、1から。1分間に店を出るお客は5人ですが、1人ずつお店に来るので、1分間に減る人数は4人です。今、お店には100人のお客がいるので、100÷4=25で、25分後にお客がいなくなります。ですから、答えは午後8時55分となります。このように、はじめの量を実際にへる量(=へらす量 - ふえる量)でわることで、なくなるまでの時間を求めることができます。これが、ニュートン算の基本的な考え方です。 2について。1とちがって、はじめにどれだけの草が生えているのかわかりませんね。ここで重要なことは仕事算の考え方です。ここでは、牛1頭が一日で食べる草の量を1とします。そうすると、15頭の牛が30日で食べた草の量は15×30=450とすることができます。また、20頭の牛が20日で食べた草の量は20×20=400です。ここで重要なことは「もし、20頭の牛が草を食べつくした後で、牛がいなくなったらどうなるか」ということです。牛がいなくなるのですから、草はそのまま生えてきます。では、どれだけ増えるのでしょうか。このときに15頭の牛が30日で食べた草の量である450がカギとなります。そうです。450-400=50から、10日で50の草が生えることがわかります。このことから、1日に5の草が生えることもわかります。 15頭の牛が30日で食べた草の量450のうち、30日は草が生えたわけです。ですから、新しく生えた草の量は150、もともと生えていた草の量は300となります。では、いよいよ問題を解いていきましょう。2の1はニュートン算の公式から「もともと生えていた草の量300÷(牛が1日に食べる草の量 - 1日に生えてくる草の量)」で求めることができます。式は、300÷(55-5)=300÷50=6で、答えは6日です。 2の2について。この場合、牛の頭数はわかりませんから、□としましょう。先ほどのことから、最初に生えていた草は300、50日で生える草は5×50=250です。そのため、牛が食べる草の量は550となります。以上のことから、□×50=550となりますから、□=11となり、答えは11頭です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "古い中国の数学の本や江戸時代の数学の本にものっている問題です。もともとはウサギとキジの数をきく問題でしたが、江戸時代の数学の本でおめでたい生き物とされたツルとカメにかわったといわれています。それでは、問題を見ていきましょう。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この問題では、まずカメしかいないとします。カメが10匹なら、足が40本ですね。では、ここでカメを1匹のぞいて、ツルを1羽いれてみましょう。すると、足の数は40-4+2=38本となります。さらに、ここからもう一匹、カメとツルを変えてみましょう。すると、38-4+2=36本ですね。もうお気づきでしょうか。すべてカメだとした時、一匹ずつカメとツルをかえていくと、足が2本ずつへっていくのです。問題を見ると、32本ですから、全てカメのときよりも8本へっています。ですから、4匹のカメをツルにかえたことがわかります。ですから、ツルは4羽、カメは6匹が答えとなります。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "つるかめ算の問題は、ツルとカメの数をきくだけとはかぎりません。次の問題も見ていきましょう。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "どれもつるかめ算の考え方を使います。まず、1から。全部190円のハンバーガーを買ったとすれば3800円となります。ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえると3800-190+160=3770円となります。ですから、ハンバーガーをサンドイッチにかえると、30円ずつへっていきます。ここで大切な点は、ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえたとき、へっていく値段はハンバーガーとサンドイッチの値段の差と等しいということです。全部ハンバーガーのときと問題になっている3650円の差は150円です。そのため、サンドイッチの個数□×30=150で、□=5となります。答えは、サンドイッチ5個とハンバーガー15個となります。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "2.について。これまでと同じように、全部時給970円のアルバイトをしていれば、970×120=116400です。そして、970円のアルバイトと850円のアルバイトの差は970-850=120です。もらった給料は110400円でしたから、116400-110400=6000円へっています。ここで、850円のアルバイトの時間を□とすると、□×120=6000で、□=50となります。よって、こたえは時給850円のアルバイトが50時間、970円のアルバイトが70時間となります。なお、この計算では、ケタが多く、計算ミスしやすいです。この問題では一の位がすべて0ですから、途中式では0を消してもかまいませんし、その方が計算ミスが減ります。ただし、最後の計算は□=5となりますが、0をもどして50とすることを忘れないようにしましょう。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "3について。ここでも全問正解したと考えると100点になります。この問題では1問まちがうと、もらえるはずの5点だけでなく、さらに3点引かれることに注意しましょう。たとえば、19問正解した場合、100-5-3=92点になります。ですから、1問まちがうたびに100点から8点ずつ引かれると考えましょう。花子さんの点数は68点でしたから、32点へっています。ということは、1問で8点引かれる→4問で32点引かれるといえます。ただし、これは間違えた問題の数ですが、答えなければならないのは正解した問題数です。したがって、答えは「花子さんは16問正解した」です。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "最後につるかめ算の公式を紹介しますが、これまでに見た考え方も忘れないようにしましょう。", "title": "つるかめ算" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "まず、実際に図を書いて考えてみましょう。\|を木、―を間の1mとします。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "\|――\|――\|――\|――\|――\|", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "これを見ると6本の木が必要になることがわかりますね。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "これも同じようにしてみましょう。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "\|―――\|―――\|―――\|―――\|", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "これから5本の木が必要になることがわかります。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "今度は図を書くのはたいへんです。しかし、前の2つの問題の図をよく見てみましょう。問1では間が5つあり、木が6本あることがわかります。問2では間が4つ、木が5本でした。このことから、つぎのことが言えます。「間の数=道の長さ÷間の長さ」「木の本数=間の数+1」この式を使うと、100÷4+1=26となり、答えは26本です。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "問3の公式を使いたくなりますが、ちょっと気をつけてください。今度は両はしには木が植えられません。ですから、今度はすぐには公式が使えません。問1・2の図を使って考えてみましょう。今度は電柱を「?」で書きます。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "?――\|――\|――\|――\|――? このとき、木は4本ですね。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "?―――\|―――\|―――\|―――? そして、こちらでは3本ですね。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "このことから、このようなことがいえます。「両はしに木を植えられないとき:木の本数=間の数-1」間の数の求め方は同じです。ですから、これは120÷5-1=23で、答えは23本です。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "今度も図を書いてみましょう。「・」を木、たて線とよこ線を1mとしてみてください。(レイアウトの都合からここでは図をのせません)そして、木の本数と線の本数を見てください。すると、間の数と木の本数が同じとなるはずです。このことからつぎのことが言えます。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "「円や四角形などのまわりに立っている場合:木の本数=間の数」。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "土地は1辺6mの正方形ですから、長さは6×4=24mです。間の求め方は同じですので、24÷2=12で、答えは12本です。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "公式を忘れそうになったら、自分でえんぴつやペンをならべてみるか、自分の手を見るといいでしょう。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "植木算はかならずしも木を植えたり、柱やコーンを立てたりする問題だけとは限りません。ここでは植木算の応用問題を見ていきます。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "これは「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じとき方です。このことは図をかいてみるとわかります。ですから、「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じ式を使うと切れ目の数がわかります。2mは200cmですから、200÷40=5で、切れ目が5つ入ります。そして、木を切るのに1分30秒、休みに30秒かかるので、一回の切れ目を入れるのに必要な時間は120秒(2分)として計算します。しかし、気をつけてください。最後の切れ目だけは休まなくてもいいので、90秒(1分30秒)で計算します。したがって、式は「120(秒)×4+90(秒)×1」となり、答えは570秒(9分30秒)となります。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "1について。まず、同じ長さの5枚の短冊で簡単な図を書いてみましょう。「\|\|」を2cmののりしろ、「―」を1cm、両はしを「?」とします。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "?――――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――――?", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "両はしの短冊はのりしろが片方だけなので、のりしろのない部分は8cmですが、間の短冊はのりしろが2つあるので、のりしろのない部分は6cmとなります。そして短冊の数とのりしろのない部分は同じ数であること、のりしろのない部分は植木算の「間」と同じこと、のりしろの部分の数は「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないときの植木算」で求められることがわかります。ですから、10-1=9で、のりしろの数は9つです。そしてのりしろの長さは2cmでしたから、9つ×2cm=18cmとなります。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "つぎに、のりしろのない部分の長さを求めます。ここでは両はしを無視して考えます。なぜなら、両はしだけは長さがことなるからです。両はしの2枚をのぞいて考えるので、その間ののりしろのない部分は8つあることになります。そして、その長さは6cmでした。したがって、両はしではない部分の長さは8つ×6cm=48cmです。最後に両はしののりしろのない部分の長さは2つ×8cm=16cmです。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "これをまとめると、「(9×2)+(8×6)+(2×8)」という式が出来ます。よって、「18+48+16=82」で、答えは82cmです。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "2について。まず、先ほどの式を使って、3枚、4枚、5枚の短冊をつなげたときの長さを求めてみましょう。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "このことから1枚つなげるごとに8cmずつ長くなっていますね。つまり短冊の枚数と長さには比例の関係があることがわかります。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "1の答えから10枚のとき、82cmでした。130cmにするには、「130-82=48」で、あと48cm必要ですね。よって、「48÷8=6」で、答えは「10枚+6枚=16枚」となります。", "title": "植木算" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "いきなりですが、例題を見てみましょう。", "title": "消去算" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ここで、えんぴつ1本の値段を(1)、ノート1冊の値段を[1]としてみましょう。", "title": "消去算" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "ある仕事を終えるのにかかる時間がことなる人が数人あつまって共同作業をしたとき、仕事を終えるまでに要する時間はいくらかを求める問題のことを仕事算と言います。まず、問題を見ていきましょう。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "まず、仕事の量を1とします。そうすると、太郎さんが一日にする仕事は 1 10 {\\displaystyle {\\frac {1}{10}}} と書けます。同じように次郎さんの一日にする仕事は 1 15 {\\displaystyle {\\frac {1}{15}}} と書けます。二人がいっしょに仕事をするのですから、一日の仕事は 1 10 + 1 15 = 1 6 {\\displaystyle {\\frac {1}{10}}+{\\frac {1}{15}}={\\frac {1}{6}}} となりますね。仕事にかかる日数は仕事の量÷一日にする仕事で求められますから、 1 ÷ 1 6 = 6 {\\displaystyle 1\\div {\\frac {1}{6}}=6} となります。ですから、答えは6日です。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "実際の仕事の量がどれだけかはわからないのですから、仕事の量を1にする必要はありません。計算の中で分数が出てこないようにするには、太郎さんの仕事の日数と次郎さんの仕事の日数の最小公倍数を求めます。この最小公倍数を仕事の量とするのです。10と15の最小公倍数は30です。この問題では30が仕事の量です。太郎さんは一日に3の仕事を、次郎さんは2の仕事をすることになります。二人で一緒に仕事をするのですから、3+2=5が一日にする仕事の量です。仕事の量は30でしたから、30÷5=6で、やはり答えは6日です。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "以上のように、この問題は整数・分数どちらでも解くことができます。ただ、中学受験の算数では分数を上手に使うことがもとめられるので、できれば分数を使った計算の方になれるようにしましょう。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "では、次に応用問題を見ていきましょう。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "まず、そうじの量を1とすると、花子さんが1分間にするそうじの量は 1 15 {\\displaystyle {\\frac {1}{15}}} 、梅子さんは 1 20 {\\displaystyle {\\frac {1}{20}}} です。梅子さんは6分間一人でそうじをしていたのですから、 1 20 × 6 = 3 10 {\\displaystyle {\\frac {1}{20}}\\times 6={\\frac {3}{10}}} のそうじをしたことになります。ですから、のこりの 7 10 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}} を二人でそうじしたことになります。二人でそうじをした場合、 1 15 + 1 20 = 4 60 + 3 60 = 7 60 {\\displaystyle {\\frac {1}{15}}+{\\frac {1}{20}}={\\frac {4}{60}}+{\\frac {3}{60}}={\\frac {7}{60}}} です。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "あとは、そうじの量÷一分間にするそうじの量で計算します。つまり、 7 10 ÷ 7 60 = 6 {\\displaystyle {\\frac {7}{10}}\\div {\\frac {7}{60}}=6} となり、答えは6分間です。", "title": "仕事算" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "ニュートン算という名前は、万有引力の法則を発見したニュートンが書いた数学の本にのっている問題から名付けられました。さっそく問題を見ていきましょう。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ニュートンが書いた本に近いものは2の方ですが、1の方がやさしく、また、ニュートン算の基本を理解するのに向いています。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "では、1から。1分間に店を出るお客は5人ですが、1人ずつお店に来るので、1分間に減る人数は4人です。今、お店には100人のお客がいるので、100÷4=25で、25分後にお客がいなくなります。ですから、答えは午後8時55分となります。このように、はじめの量を実際にへる量(=へらす量 - ふえる量)でわることで、なくなるまでの時間を求めることができます。これが、ニュートン算の基本的な考え方です。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "2について。1とちがって、はじめにどれだけの草が生えているのかわかりませんね。ここで重要なことは仕事算の考え方です。ここでは、牛1頭が一日で食べる草の量を1とします。そうすると、15頭の牛が30日で食べた草の量は15×30=450とすることができます。また、20頭の牛が20日で食べた草の量は20×20=400です。ここで重要なことは「もし、20頭の牛が草を食べつくした後で、牛がいなくなったらどうなるか」ということです。牛がいなくなるのですから、草はそのまま生えてきます。では、どれだけ増えるのでしょうか。このときに15頭の牛が30日で食べた草の量である450がカギとなります。そうです。450-400=50から、10日で50の草が生えることがわかります。このことから、1日に5の草が生えることもわかります。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "15頭の牛が30日で食べた草の量450のうち、30日は草が生えたわけです。ですから、新しく生えた草の量は150、もともと生えていた草の量は300となります。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "では、いよいよ問題を解いていきましょう。2の1はニュートン算の公式から「もともと生えていた草の量300÷(牛が1日に食べる草の量 - 1日に生えてくる草の量)」で求めることができます。式は、300÷(55-5)=300÷50=6で、答えは6日です。", "title": "ニュートン算" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "2の2について。この場合、牛の頭数はわかりませんから、□としましょう。先ほどのことから、最初に生えていた草は300、50日で生える草は5×50=250です。そのため、牛が食べる草の量は550となります。以上のことから、□×50=550となりますから、□=11となり、答えは11頭です。", "title": "ニュートン算" } ]	null	== つるかめ算 == ===公式を使う方法=== 古い中国の数学の本や江戸時代の数学の本にものっている問題です。もともとはウサギとキジの数をきく問題でしたが、江戸時代の数学の本でおめでたい生き物とされたツルとカメにかわったといわれています。それでは、問題を見ていきましょう。ツルとカメがあわせて10匹います。そして、足が32本ありました。ツルとカメはそれぞれ、何匹ずついるでしょうか。この問題では、まず'''カメしかいない'''とします。カメが10匹なら、足が40本ですね。では、ここでカメを1匹のぞいて、ツルを1羽いれてみましょう。すると、足の数は40-4+2=38本となります。さらに、ここからもう一匹、カメとツルを変えてみましょう。すると、38-4+2=36本ですね。もうお気づきでしょうか。すべて'''カメだとした時、一匹ずつカメとツルをかえていくと、足が2本ずつへっていく'''のです。問題を見ると、32本ですから、全てカメのときよりも8本へっています。ですから、4匹のカメをツルにかえたことがわかります。ですから、ツルは4羽、カメは6匹が答えとなります。つるかめ算の問題は、ツルとカメの数をきくだけとはかぎりません。次の問題も見ていきましょう。 #160円のサンドイッチと190円のハンバーガーをあわせて20個買ったところ、3650円になりました。サンドイッチとハンバーガーはそれぞれ何個買いましたか。 #太郎さんは2つのアルバイトをしています。一つは時給850円で、もう一つは時給970円です。太郎さんは今月は120時間アルバイトをして、110400円の給料をもらいました。時給850円のアルバイトをした時間と時給970円のアルバイトをした時間をそれぞれこたえなさい。 #花子さんは正解すると5点もらえ、まちがうと3点引かれるクイズを20問行いました。結果は、68点でした。花子さんは何問正解したでしょうか。どれもつるかめ算の考え方を使います。まず、1から。全部190円のハンバーガーを買ったとすれば3800円となります。ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえると3800-190+160=3770円となります。ですから、ハンバーガーをサンドイッチにかえると、30円ずつへっていきます。ここで大切な点は、ハンバーガー1個をサンドイッチ1個におきかえたとき、'''へっていく値段はハンバーガーとサンドイッチの値段の差と等しい'''ということです。全部ハンバーガーのときと問題になっている3650円の差は150円です。そのため、サンドイッチの個数□×30=150で、□=5となります。答えは、サンドイッチ5個とハンバーガー15個となります。 2.について。これまでと同じように、全部時給970円のアルバイトをしていれば、970×120=116400です。そして、970円のアルバイトと850円のアルバイトの差は970-850=120です。もらった給料は110400円でしたから、116400-110400=6000円へっています。ここで、850円のアルバイトの時間を□とすると、□×120=6000で、□=50となります。よって、こたえは時給850円のアルバイトが50時間、970円のアルバイトが70時間となります。なお、この計算では、ケタが多く、計算ミスしやすいです。この問題では一の位がすべて0ですから、途中式では0を消してもかまいませんし、その方が計算ミスが減ります。ただし、最後の計算は□=5となりますが、0をもどして50とすることを忘れないようにしましょう。 3について。ここでも全問正解したと考えると100点になります。この問題では1問まちがうと、'''もらえるはずの5点だけでなく、さらに3点引かれる'''ことに注意しましょう。たとえば、19問正解した場合、100-5-3=92点になります。ですから、1問まちがうたびに100点から8点ずつ引かれると考えましょう。花子さんの点数は68点でしたから、32点へっています。ということは、1問で8点引かれる→4問で32点引かれるといえます。ただし、これは間違えた問題の数ですが、答えなければならないのは正解した問題数です。したがって、答えは「花子さんは16問正解した」です。最後につるかめ算の公式を紹介しますが、これまでに見た考え方も忘れないようにしましょう。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''つるかめ算の公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| 1個当たりの数量をa，bとし、a<bとする。(例:ツル(足2本)とカメ(足4本)なら、a=2,b=4) (全個数×b-実際の合計数)÷(b-a)=aの個数 \|} == 植木算 == === 植木算のきほん === 問1「10mの直線道路に2mごとに木を植えるとき、木は何本必要でしょうか。木は道の両はじにも植えます。」まず、実際に図を書いて考えてみましょう。\|を木、―を間の1mとします。 \|――\|――\|――\|――\|――\| これを見ると6本の木が必要になることがわかりますね。問2「12mの直線道路に3mごとに木を植えるとき、木は何本必要でしょうか。木は道の両はじにも植えます。」これも同じようにしてみましょう。 \|―――\|―――\|―――\|―――\| これから5本の木が必要になることがわかります。問3「100mの直線道路に4mごとに木を植えるとき、木は何本必要でしょうか。木は道の両はじにも植えます。」今度は図を書くのはたいへんです。しかし、前の2つの問題の図をよく見てみましょう。問1では間が5つあり、木が6本あることがわかります。問2では間が4つ、木が5本でした。このことから、つぎのことが言えます。「間の数=道の長さ÷間の長さ」「木の本数=間の数＋1」この式を使うと、100÷4+1=26となり、答えは26本です。問4「120mの直線道路に5mごとに木を植えるとき、木は何本必要でしょうか。なお、道の両はしには電柱があるので木は植えられません。」問3の公式を使いたくなりますが、ちょっと気をつけてください。'''今度は両はしには木が植えられません'''。ですから、今度はすぐには公式が使えません。問1・2の図を使って考えてみましょう。今度は電柱を「?」で書きます。 ?――\|――\|――\|――\|――? このとき、木は4本ですね。 ?―――\|―――\|―――\|―――? そして、こちらでは3本ですね。このことから、このようなことがいえます。「両はしに木を植えられないとき:木の本数=間の数－1」間の数の求め方は同じです。ですから、これは120÷5－1=23で、答えは23本です。問5「一辺が6mの正方形の土地の周りに2mごとに木を植えたい。木は何本必要でしょうか。」今度も図を書いてみましょう。「・」を木、たて線とよこ線を1mとしてみてください。(レイアウトの都合からここでは図をのせません)そして、木の本数と線の本数を見てください。すると、間の数と木の本数が同じとなるはずです。このことからつぎのことが言えます。「円や四角形などのまわりに立っている場合:木の本数＝間の数」。土地は1辺6mの正方形ですから、長さは6×4=24mです。間の求め方は同じですので、24÷2=12で、答えは12本です。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''植木算の公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| 間の数=道の長さ÷間の長さ一直線上に立っていて、'''両はしに木を植えるとき'''：木の本数＝木の間の数＋1 一直線上に立っていて、'''両はしに木を植えないとき'''：木の本数＝木の間の数－1 円などのまわりに立っている場合：木の本数＝間の数 \|} 公式を忘れそうになったら、自分でえんぴつやペンをならべてみるか、自分の手を見るといいでしょう。 === 植木算の応用問題 === 植木算はかならずしも木を植えたり、柱やコーンを立てたりする問題だけとは限りません。ここでは植木算の応用問題を見ていきます。「2mの丸太があるとします。この丸太40cmをごとに切っていきます。丸太を切るのに1分30秒かかり、一回切るごとに30秒休むことにします。この丸太を切るのに必要な時間を答えなさい。」これは「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じとき方です。このことは図をかいてみるとわかります。ですから、「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないとき」の植木算と同じ式を使うと切れ目の数がわかります。2mは200cmですから、200÷40=5で、切れ目が5つ入ります。そして、木を切るのに1分30秒、休みに30秒かかるので、一回の切れ目を入れるのに必要な時間は120秒(2分)として計算します。しかし、気をつけてください。'''最後の切れ目だけは休まなくてもいい'''ので、90秒(1分30秒)で計算します。したがって、式は「120(秒)×4+90(秒)×1」となり、答えは570秒(9分30秒)となります。「長さ10cmの短冊(たんざく)がたくさんあります。これを2cmののりしろをつけてつなげていきます。」 #10枚の短冊をつなげたときの長さを答えなさい。 #長さを130cmにするにはたんざくが何枚必要ですか。 1について。まず、同じ長さの5枚の短冊で簡単な図を書いてみましょう。「\|\|」を2cmののりしろ、「―」を1cm、両はしを「?」とします。 ?――――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――\|\|――――――――? 両はしの短冊は'''のりしろが片方だけなので、のりしろのない部分は8cm'''ですが、間の短冊は'''のりしろが2つあるので、のりしろのない部分は6cm'''となります。そして短冊の数とのりしろのない部分は同じ数であること、のりしろのない部分は植木算の「間」と同じこと、のりしろの部分の数は「一直線上に立っていて、両はしに木を植えないときの植木算」で求められることがわかります。ですから、10-1=9で、のりしろの数は9つです。そしてのりしろの長さは2cmでしたから、9つ×2cm=18cmとなります。つぎに、のりしろのない部分の長さを求めます。ここでは両はしを無視して考えます。なぜなら、両はしだけは長さがことなるからです。両はしの2枚をのぞいて考えるので、その間ののりしろのない部分は8つあることになります。そして、その長さは6cmでした。したがって、両はしではない部分の長さは8つ×6cm=48cmです。最後に両はしののりしろのない部分の長さは2つ×8cm=16cmです。これをまとめると、「(9×2)+(8×6)+(2×8)」という式が出来ます。よって、「18+48+16=82」で、答えは82cmです。 2について。まず、先ほどの式を使って、3枚、4枚、5枚の短冊をつなげたときの長さを求めてみましょう。 3枚のとき:(2×2)+(1×6)+(2×8)=26cm 4枚のとき:(3×2)+(2×6)+(2×8)=34cm 5枚のとき:(4×2)+(3×6)+(2×8)=42cm このことから'''1枚つなげるごとに8cmずつ長くなっています'''ね。つまり短冊の枚数と長さには比例の関係があることがわかります。 1の答えから10枚のとき、82cmでした。130cmにするには、「130-82=48」で、あと48cm必要ですね。よって、「48÷8=6」で、答えは「10枚+6枚=16枚」となります。 == 和差算 == == 差集め算 == == 過不足算 == == 消去算 == いきなりですが、例題を見てみましょう。例題　えんぴつ3本とノート2冊を買うと410円に、えんぴつ5本とノート7冊を買うと1050円になります。えんぴつ1本とノート1冊の値段は、それぞれ何円ですか。ここで、えんぴつ1本の値段を(1)、ノート1冊の値段を[1]としてみましょう。 <!-- 本当は使いたいのですが、〇１や□１などの囲み文字が使えないため、苦し紛れの手です。使う方法があれば、ご自由に編集してください。 --> == 仕事算 == ある仕事を終えるのにかかる時間がことなる人が数人あつまって共同作業をしたとき、仕事を終えるまでに要する時間はいくらかを求める問題のことを'''仕事算'''と言います。まず、問題を見ていきましょう。太郎さんは10日で仕事を終わらせます。次郎さんは15日で仕事を終わらせます。太郎さんと次郎さんがいっしょに仕事をしたら、何日で仕事を終わらせられますか。まず、仕事の量を'''1'''とします。そうすると、太郎さんが一日にする仕事は<math> \frac{1}{10}</math>と書けます。同じように次郎さんの一日にする仕事は<math> \frac{1}{15}</math>と書けます。二人がいっしょに仕事をするのですから、一日の仕事は<math> \frac{1}{10}+ \frac{1}{15} = \frac{1}{6}</math>となりますね。仕事にかかる日数は'''仕事の量÷一日にする仕事'''で求められますから、<math>1 \div \frac{1}{6} = 6</math>となります。ですから、'''答えは6日'''です。実際の仕事の量がどれだけかはわからないのですから、仕事の量を1にする必要はありません。計算の中で分数が出てこないようにするには、太郎さんの仕事の日数と次郎さんの仕事の日数の最小公倍数を求めます。'''この最小公倍数を仕事の量'''とするのです。10と15の最小公倍数は30です。この問題では30が仕事の量です。太郎さんは一日に3の仕事を、次郎さんは2の仕事をすることになります。二人で一緒に仕事をするのですから、3+2=5が一日にする仕事の量です。仕事の量は30でしたから、30÷5=6で、やはり答えは6日です。以上のように、この問題は整数・分数どちらでも解くことができます。ただ、中学受験の算数では分数を上手に使うことがもとめられるので、できれば分数を使った計算の方になれるようにしましょう。では、次に応用問題を見ていきましょう。教室をそうじするのに花子さんは15分、梅子さんは20分かかります。二人で一緒にそうじをしていましたが、途中で花子さんが6分間、先生に呼び出されました。そのあいだ、梅子さんが一人でそうじをしていました。先生に呼び出された花子さんが帰ってきたとき、ちょうどそうじが終わりました。二人が一緒にそうじをしていたのは何分ですか。先生に呼び出された花子さんが教室を出る時間や、教室に帰る時間は考えません。まず、そうじの量を1とすると、花子さんが1分間にするそうじの量は<math> \frac{1}{15}</math>、梅子さんは<math> \frac{1}{20}</math>です。梅子さんは6分間一人でそうじをしていたのですから、<math> \frac{1}{20} \times 6 = \frac{3}{10}</math>のそうじをしたことになります。ですから、のこりの<math>\frac{7}{10}</math>を二人でそうじしたことになります。二人でそうじをした場合、<math> \frac{1}{15} + \frac{1}{20} = \frac{4}{60} + \frac{3}{60} = \frac{7}{60}</math>です。あとは、そうじの量÷一分間にするそうじの量で計算します。つまり、<math>\frac{7}{10} \div \frac{7}{60} = 6</math>となり、答えは6分間です。 == ニュートン算 == ニュートン算という名前は、万有引力の法則を発見した[[w:アイザック・ニュートン\|ニュートン]]が書いた数学の本にのっている問題から名付けられました。さっそく問題を見ていきましょう。 #あるスーパーにお客が100人いました。午後8時30分となり、閉店時間が近くなったため、1分間に5人のお客が店を出ますが、あらたに1分間に1人のお客が店にやってきます。スーパーからお客がいなくなるのは何時何分ですか。 #ウィキ牧場に牛を15頭放牧すると、30日で草を食べつくします。また、20頭放牧すると、20日で草を食べつくします。ただし、草は毎日決まった数だけ生えてきて、牛1頭が1日に食べる草の量は全て同じだとします。 ##55頭の牛を放牧すると、何日で草を食べつくしますか。 ##50日で草を食べつくすようにするには、何頭の牛を放牧すればいいですか。ニュートンが書いた本に近いものは2の方ですが、1の方がやさしく、また、ニュートン算の基本を理解するのに向いています。では、1から。1分間に店を出るお客は5人ですが、1人ずつお店に来るので、1分間に減る人数は4人です。今、お店には100人のお客がいるので、100÷4＝25で、25分後にお客がいなくなります。ですから、答えは午後8時55分となります。このように、はじめの量を実際にへる量(＝へらす量－ふえる量)でわることで、なくなるまでの時間を求めることができます。これが、ニュートン算の基本的な考え方です。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''ニュートン算の公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| はじめの量÷(へらす量－ふえる量)＝はじめの量がなくなるまでの時間 \|} 2について。1とちがって、はじめにどれだけの草が生えているのかわかりませんね。ここで重要なことは'''仕事算の考え方'''です。ここでは、'''牛1頭が一日で食べる草の量を1'''とします。そうすると、15頭の牛が30日で食べた草の量は15×30＝450とすることができます。また、20頭の牛が20日で食べた草の量は20×20＝400です。ここで重要なことは「もし、20頭の牛が草を食べつくした後で、牛がいなくなったらどうなるか」ということです。牛がいなくなるのですから、草はそのまま生えてきます。では、どれだけ増えるのでしょうか。このときに15頭の牛が30日で食べた草の量である450がカギとなります。そうです。450-400＝50から、'''10日で50の草が生える'''ことがわかります。このことから、'''1日に5の草が生える'''こともわかります。 15頭の牛が30日で食べた草の量450のうち、30日は草が生えたわけです。ですから、新しく生えた草の量は150、'''もともと生えていた草の量は300'''となります。では、いよいよ問題を解いていきましょう。2の1はニュートン算の公式から「もともと生えていた草の量300÷(牛が1日に食べる草の量－ 1日に生えてくる草の量)」で求めることができます。式は、300÷(55－5)＝300÷50＝6で、答えは6日です。 2の2について。この場合、牛の頭数はわかりませんから、□としましょう。先ほどのことから、最初に生えていた草は300、50日で生える草は5×50＝250です。そのため、牛が食べる草の量は550となります。以上のことから、□×50＝550となりますから、□＝11となり、答えは11頭です。 [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:56:02Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E6%96%87%E7%AB%A0%E9%A1%8C
27,726	中学受験算数/比と割合	比 a : b {\displaystyle a:b} において、 a {\displaystyle a} が b {\displaystyle b} の何倍かを表すものを、比の値といいます。 a : b {\displaystyle a:b} の比の値は、 a b {\displaystyle {\frac {a}{b}}} です。比の値が等しい比を等しい比といいます。比 a : b {\displaystyle a:b} と比 c : d {\displaystyle c:d} の比の値が等しいとき、 a : b = c : d {\displaystyle a:b=c:d} とかきます。このように、等しい比を「=」でつないだ式を比例式といいます。比には a : b = c : d {\displaystyle a:b=c:d} のとき a × d = b × c {\displaystyle a\times d=b\times c} という性質があります。 2:1が400は,400【2:1】とする。この時比は2:1である。比は400倍であると云う。 2:1で400倍した数は,800:400で全体が1200といえる。2:1=3 400の3倍は1200で全体の割合を示せる。3は全体の割合。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "比 a : b {\\displaystyle a:b} において、 a {\\displaystyle a} が b {\\displaystyle b} の何倍かを表すものを、比の値といいます。 a : b {\\displaystyle a:b} の比の値は、 a b {\\displaystyle {\\frac {a}{b}}} です。比の値が等しい比を等しい比といいます。比 a : b {\\displaystyle a:b} と比 c : d {\\displaystyle c:d} の比の値が等しいとき、 a : b = c : d {\\displaystyle a:b=c:d} とかきます。このように、等しい比を「=」でつないだ式を比例式といいます。比には a : b = c : d {\\displaystyle a:b=c:d} のとき a × d = b × c {\\displaystyle a\\times d=b\\times c} という性質があります。", "title": "比と割合" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "2:1が400は,400【2:1】とする。この時比は2:1である。比は400倍であると云う。 2:1で400倍した数は,800:400で全体が1200といえる。2:1=3 400の3倍は1200で全体の割合を示せる。3は全体の割合。", "title": "比と割合" } ]	null	== 比と割合 == === 比の性質 === 比 <math>a:b</math>において、<math>a</math>が<math>b</math>の何倍かを表すものを、'''比の値'''といいます。<math>a:b</math>の比の値は、<math>\frac{a}{b}</math>です。比の値が等しい比を'''等しい比'''といいます。比<math>a:b</math>　と　比<math>c:d</math>　の比の値が等しいとき、<math>a:b=c:d</math>とかきます。このように、等しい比を「＝」でつないだ式を'''比例式'''といいます。比には <math>a:b=c:d</math>のとき <math>a \times d=b \times c</math>という性質があります。 :また、<Math>a:b</math>に、<Math>a:b</math>に等しい値をたしたりひいたりしても、比の値は変わりません。 ==== 連比 ==== === 比や割合を使った文章題(相当算) === ２：１が400は，400【２：１】とする。この時比は２：１である。比は400倍であると云う。２：１で400倍した数は，800：400で全体が1200といえる。２：１＝３ 400の３倍は1200で全体の割合を示せる。３は全体の割合。 [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:56:04Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E6%AF%94%E3%81%A8%E5%89%B2%E5%90%88
27,727	中学受験算数/規則性	数をならべたものを数列(すうれつ)といいます。中学受験では、とくにある決まりにしたがって数をならべる問題がでます。まず、この数列が「9,8,7」をくりかえしていることがわかりますね。そして、7は3の倍数番目に来ることが考えられます。 1から解いていきましょう。「7」は3の倍数番目に来ることから、50÷3の計算をします。こうすると「16あまり2」がでます。この計算ではあまりが大切です。なぜなら、3で割り切れる(あまりが0)なら、N番目の数は3の倍数となるからです。しかし、この計算で2あまりました。このことは「7」から2進んだ数が50番目の数であることをしめしています。ですから、「7」から2進んだ数、つまり「8」が答えとなります。 2も同じようにときます。「2014÷3=671あまり1」となるので、「7」から1進んだ数「9」が2014番目の数です。 3はどうでしょうか。「9,8,7」をくりかえしていますから、この和をもとめます。すると、24となります。つまり、「9,8,7,9,8,7,......」は「24,24,24,......」と書き直せるのです。ここで、「500÷24」の計算をします。すると、「500÷24=20あまり20」です。ここで、500からあまりを引いた480を考えます。商から20番目の「24」であることがわかるので、3×20=60で、60番目の数でここは「7」です。そして20×24=480となります。問題では「500より大きくなるとき」とありますから、480+9+8+7=504となる「7」が正解です。また、この「7」は63番目にあります。したがって答えは「63番目で、数は「7」」となります。まず3つの数列を見てみましょう 1の数列は3ずつ増えていることがわかります。このような数列を等差数列(とうさすうれつ)といいます。2の数列は次に行くたびに×2していることがわかります。この数列を等比数列(とうひすうれつ)といいます。3は一見、不規則なようですが、増え方をみると、「+1,+2,+3,+4,+5,......」となっています。このような増え方の数列を階差数列(かいさすうれつ)といいます。3の数列は、階差数列が等差数列である数列です。問題と解説に入る前に、少しむずかしいのですが、数列についての言葉を説明します。まず、数列のそれぞれの数を項(こう)といいます。そして最初の数を初項(しょこう)といいます(第1項といってもかまいませんが、「初項」の方がよく使われます)。それ以降の2番目・3番目・4番目......のことを第2項・第3項・第4項......といいます。また、項の数を項数(こうすう)といい、最後の項を末項(まっこう)といいます。また、等差数列のときの増え方を公差(こうさ)といい、等比数列のときの増え方を公比(こうひ)といいます。公差は「後の数-前の数」で、公比は「後の数÷前の数」で求められます。となり同士の数であれば、どこで計算しても公差と公比は求められます。では、確認しましょう。それぞれの言葉の意味を確認しておけばやさしい問題です。 1について。(1)は公差7の等差数列ですね。したがって、26のつぎは33です。(2)は公差が5です。したがって、12の前は5を引いた7となります。(3)は公差が4ですから、同じように41-4で出ます。答えは37です。 2について。(1)第20項ですから書いて求めることもできます。しかし、それは大変ですし、計算ミスしそうです。ここで、植木算の考えを使ってみましょう。数を木と同じように考えると間が19あることがわかります。そして、間の分だけ増えるのですから、初項7に19回4を足すのと同じです。よって、7+19×4=83となり、答えは83です。(2)先ほどの式「7+19×4=83」をもう一度見てみましょう。初項の7を引いてしまえば増え方だけがわかりそうです。増え方はまだわからないので、ここでは□(四角)としましょう。すると、「□×4=152」となります。ですから、これを逆算すると、「152÷4=□」となりますので、□は38となります。しかし、これは増え方(=植木算の間)でしたから、これに1を足さなければなりません。したがって、答えは38+1=39で、39番目(第39項)が答えです。 3について。(1)一つ一つ計算しては非常に大変です。ここで、いくつかのことに注目しましょう。まず、この式から+を取り除くと等差数列になるということです。そして、初項と末項、第2項と第19項、第3項と第18項を足していくと、すべて21となります。これをくりかえすと10(第10項)+11(第11項)まで同じ計算ができ、その和が21となることがわかります。そして、21は10個あるのですから、21×10=210となります。(2)も同じようにします。すると、44ができていきます。しかし、今度は20(第10項)と24(第12項)の間に22(第11項)があります。ですから先の式と似ていますが、22を足さねばなりません。よって、44×10+22=462となります。最後に等差数列の公式をのせます。実は先ほどの計算はこの公式を使えば簡単にとけます。しかし、中学受験では考え方が非常に重視されます。公式の丸暗記と当てはめだけではとけないものも多いのです。ですから、あえてここでは公式を使いませんでした。また、公式を忘れそうになったら、先ほどの考え方を使ってみるのも大切です。まず、等比数列の基本的な問題を見ていきましょう。 13, 12, 48, ( ) 28, 4, 2, 1, ( ) それぞれの問題を見ていきましょう。 1の1はそれぞれの項に4をかけ算していることから、初項3・公比4の等比数列であることがわかります。ですから、48×4=196がカッコの答えです。 1の2は減っているので少しわかりにくいのですが、よく見るとそれぞれの項に1/2をかけていることがわかりますね。そのため、1×1/2=1/2が答えです。 2は初項3公比2であることはわかります。しかし、192が第何項になるかはわかりませんね。ここで、等比数列の性質を考えてみましょう。等比数列は初項に次々と公比の数をかけたものです。ですから、こんどは逆に192を公比でわっていきましょう。公比でわっていくと、6回目に初項の3が出てきました。これから、3に2を6回かけたものであることがわかります。初項の分まで入れると、1+6=7で、第7項となります。この節の最後に等比数列の公式を紹介します。等差数列の公式よりも難しいですが、ぜひ身につけておくようにしてください。ここで、少し等比数列の和の公式について説明します。解説内容には中学・高校内容もふくまれます。とても難しいので、具体例の所だけを見てもかまいません。公比をr(rは1ではない)とする等比数列 a 1 , a 2 , ⋯ , a n {\displaystyle a_{1},a_{2},\cdots ,a_{n}} があるとします。この等比数列の和はわからないので、かりに和をSとします。すると、 S = a 1 + a 2 + ⋯ + a n {\displaystyle S=a_{1}+a_{2}+\cdots +a_{n}} という式を作れます。ここで、n+1番目の数 a n + 1 {\displaystyle a_{n+1}} を登場させます。このとき、第2項からn+1番目の数までの和はr×Sとなります。ですから、 r × S = a 2 + a 3 + ⋯ + a n + a n + 1 {\displaystyle r\times S=a_{2}+a_{3}+\cdots +a_{n}+a_{n+1}} という式が作れます。ここで、r×S-Sの計算をします。 r × S − S = ( a 2 + a 3 + ⋯ + a n + a n + 1 ) − ( a 1 + a 2 + ⋯ + a n ) {\displaystyle r\times S-S=(a_{2}+a_{3}+\cdots +a_{n}+a_{n+1})-(a_{1}+a_{2}+\cdots +a_{n})} こうすると、 a 2 + a 3 + ⋯ + a n {\displaystyle a_{2}+a_{3}+\cdots +a_{n}} が消えて、 ( r − 1 ) × S = a n + 1 − a 1 {\displaystyle (r-1)\times S=a_{n+1}-a_{1}} となります。等比数列の場合、n+1番目の数は、末項 a n {\displaystyle a_{n}} に公比rをかけたものですから、 a n + 1 {\displaystyle a_{n+1}} は a n × r {\displaystyle a_{n}\times r} とできます。また、両辺を(r-1)でわると、Sが出てきます。したがって、 S = ( a n × r − a 1 ) ÷ ( r − 1 ) {\displaystyle S=(a_{n}\times r-a_{1})\div (r-1)} となり、これを日本語にすると、等比数列の和=(末項×公比-初項)÷(公比-1)となおせます。正確な証明は以上の通りですが、中学・高校内容をふくむので、とても難しかったでしょう。以下では、具体的な例を紹介します。例1.3+9+27+81+243+729の計算。 S=3+9+27+81+243+729とする。公比は3なので、3×S=9+27+81+243+729+2187とできる。3×S-Sの計算をすると、3×S-S=(9+27+81+243+729+2187) - (3+9+27+81+243+729)となる。27+81+243+729の部分はひき算で消えるので、3×S-S=2187-3に整理できる。また、Sは1×Sとできるので、計算の決まりから、3×S-1×S=(3-1)×Sとできる。よって、2×S=2184となる。両辺を2でわると、S=1092となる。だから、3+9+27+81+243+729=1092 例2.1+4+16+64+256+1024+4096の計算。 S=1+4+16+64+256+1024+4096とする。公比は4なので、4×S=4+16+64+256+1024+4096+16384とできる。4×S-Sの計算をすると、4×S-S=(4+16+64+256+1024+4096+16384) - (1+4+16+64+256+1024+4096)となる。4+16+64+256+1024+4096はひき算できえるので、4×S-S=16384-1に整理される。計算の決まりから、4×S-S=3×Sなので、3×S=16383。両辺を3でわって、S=5461。よって、1+4+16+64+256+1024+4096=5461 はじめに見たように、増え方の数列を階差数列と言います。さっそく、階差数列の基本問題を見ていきましょう。どれも、階差数列を見ればごく普通の等差数列です。1の数列では最初に2、その後は4,6と増え方が変化していますね。増える数は2ずつ足されていますから、1のカッコに入るときには8増えているはずですから、16+8=24です。2は最初に3増え、その後は8、13、18と増え方が変わっています。このことから、増える数は5ずつ足されていることがわかります。2のカッコに入るときには23を足せばいいので、49+23=72となります。 3はあたえられた数列を見ると、26―+11―37―+13―50―+15―65と、やはり増え方が等差数列になっています。2ずつ増えていますから、カッコに入るとき7増えているはずです。よって、10+7=17で、カッコに入るのは17です。では、次は階差数列の応用問題です。この数列の階差数列が等差数列であることはわかるでしょう。しかし、第30項まで計算するのは難しそうです。ここでは、増え方に注目します。植木算の考え方を使うと、第30項ですから、29回増えますね。そして、増え方の方は、初項4、公差2の等差数列です。第29項は公式を使うと、4+(29-1)×2=60です。さらに等差数列の和の公式を使うと、29×(4+60)÷2=928となります。最後に、もとの数列の初項1と928を足します。答えは929です。次にちょっと変わった数列を見ていきましょう。これまで見てきた等差数列・等比数列・階差数列が等差数列のどれにも当てはまりませんね。しかし、よく見ると何か規則性がありそうです。この数列をカッコでくぎってみましょう。このようにすると、初項から第3項、第4項から第6項、第7項から第9項、第10項から第12項までが公差1の等差数列でグループ分けできました。また、第4、7、10項は初項、第4、第7項の数に2をかけたものであることがわかります。このように、グループ分けすることで解ける数列の問題を群数列(ぐんすうれつ)の問題と言います。群数列の問題には次のようなものもあります。これもくぎってみましょう。これは最初のグループが2のみ、第二のグループが2と4、第三のグループが2、4、6......というように、グループの順番と偶数の個数が同じになりますから、群数列の考え方を使うことができます。最後にもう一つ数列を見てみましょう。さきほどの数列のどれにも当てはまりませんね。でも、よく見ると何か規則性が見つかりませんか。そうです。つぎの数に行くときに前の数を足していることがわかりますね。このように「前の数+今の数=つぎの数」となるような数列をフィボナッチ数列といいます。フィボナッチ数列はとてもむずかしいので、それほど中学入試ででるわけではありませんが、この考え方を知っておくと便利です。なお、「場合の数」で、フィボナッチ数列やそれに似た数列が出てくることがあります。受験の問題として出題されるような数列は、たいていの場合ある規則性にしたがって、数がならんでいます。その規則性をみやぶることができるかどうかが問われています。数列の問題を解くためのポイントは次の通りです。暦(グレゴリオ暦)の知識を説明します。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "数をならべたものを数列(すうれつ)といいます。中学受験では、とくにある決まりにしたがって数をならべる問題がでます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "まず、この数列が「9,8,7」をくりかえしていることがわかりますね。そして、7は3の倍数番目に来ることが考えられます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1から解いていきましょう。「7」は3の倍数番目に来ることから、50÷3の計算をします。こうすると「16あまり2」がでます。この計算ではあまりが大切です。なぜなら、3で割り切れる(あまりが0)なら、N番目の数は3の倍数となるからです。しかし、この計算で2あまりました。このことは「7」から2進んだ数が50番目の数であることをしめしています。ですから、「7」から2進んだ数、つまり「8」が答えとなります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "2も同じようにときます。「2014÷3=671あまり1」となるので、「7」から1進んだ数「9」が2014番目の数です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "3はどうでしょうか。「9,8,7」をくりかえしていますから、この和をもとめます。すると、24となります。つまり、「9,8,7,9,8,7,......」は「24,24,24,......」と書き直せるのです。ここで、「500÷24」の計算をします。すると、「500÷24=20あまり20」です。ここで、500からあまりを引いた480を考えます。商から20番目の「24」であることがわかるので、3×20=60で、60番目の数でここは「7」です。そして20×24=480となります。問題では「500より大きくなるとき」とありますから、480+9+8+7=504となる「7」が正解です。また、この「7」は63番目にあります。したがって答えは「63番目で、数は「7」」となります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "まず3つの数列を見てみましょう", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "1の数列は3ずつ増えていることがわかります。このような数列を等差数列(とうさすうれつ)といいます。2の数列は次に行くたびに×2していることがわかります。この数列を等比数列(とうひすうれつ)といいます。3は一見、不規則なようですが、増え方をみると、「+1,+2,+3,+4,+5,......」となっています。このような増え方の数列を階差数列(かいさすうれつ)といいます。3の数列は、階差数列が等差数列である数列です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "問題と解説に入る前に、少しむずかしいのですが、数列についての言葉を説明します。まず、数列のそれぞれの数を項(こう)といいます。そして最初の数を初項(しょこう)といいます(第1項といってもかまいませんが、「初項」の方がよく使われます)。それ以降の2番目・3番目・4番目......のことを第2項・第3項・第4項......といいます。また、項の数を項数(こうすう)といい、最後の項を末項(まっこう)といいます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "また、等差数列のときの増え方を公差(こうさ)といい、等比数列のときの増え方を公比(こうひ)といいます。公差は「後の数-前の数」で、公比は「後の数÷前の数」で求められます。となり同士の数であれば、どこで計算しても公差と公比は求められます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "では、確認しましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "それぞれの言葉の意味を確認しておけばやさしい問題です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "1について。(1)は公差7の等差数列ですね。したがって、26のつぎは33です。(2)は公差が5です。したがって、12の前は5を引いた7となります。(3)は公差が4ですから、同じように41-4で出ます。答えは37です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "2について。(1)第20項ですから書いて求めることもできます。しかし、それは大変ですし、計算ミスしそうです。ここで、植木算の考えを使ってみましょう。数を木と同じように考えると間が19あることがわかります。そして、間の分だけ増えるのですから、初項7に19回4を足すのと同じです。よって、7+19×4=83となり、答えは83です。(2)先ほどの式「7+19×4=83」をもう一度見てみましょう。初項の7を引いてしまえば増え方だけがわかりそうです。増え方はまだわからないので、ここでは□(四角)としましょう。すると、「□×4=152」となります。ですから、これを逆算すると、「152÷4=□」となりますので、□は38となります。しかし、これは増え方(=植木算の間)でしたから、これに1を足さなければなりません。したがって、答えは38+1=39で、39番目(第39項)が答えです。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "3について。(1)一つ一つ計算しては非常に大変です。ここで、いくつかのことに注目しましょう。まず、この式から+を取り除くと等差数列になるということです。そして、初項と末項、第2項と第19項、第3項と第18項を足していくと、すべて21となります。これをくりかえすと10(第10項)+11(第11項)まで同じ計算ができ、その和が21となることがわかります。そして、21は10個あるのですから、21×10=210となります。(2)も同じようにします。すると、44ができていきます。しかし、今度は20(第10項)と24(第12項)の間に22(第11項)があります。ですから先の式と似ていますが、22を足さねばなりません。よって、44×10+22=462となります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "最後に等差数列の公式をのせます。実は先ほどの計算はこの公式を使えば簡単にとけます。しかし、中学受験では考え方が非常に重視されます。公式の丸暗記と当てはめだけではとけないものも多いのです。ですから、あえてここでは公式を使いませんでした。また、公式を忘れそうになったら、先ほどの考え方を使ってみるのも大切です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "まず、等比数列の基本的な問題を見ていきましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "13, 12, 48, ( ) 28, 4, 2, 1, ( )", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "それぞれの問題を見ていきましょう。 1の1はそれぞれの項に4をかけ算していることから、初項3・公比4の等比数列であることがわかります。ですから、48×4=196がカッコの答えです。 1の2は減っているので少しわかりにくいのですが、よく見るとそれぞれの項に1/2をかけていることがわかりますね。そのため、1×1/2=1/2が答えです。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "2は初項3公比2であることはわかります。しかし、192が第何項になるかはわかりませんね。ここで、等比数列の性質を考えてみましょう。等比数列は初項に次々と公比の数をかけたものです。ですから、こんどは逆に192を公比でわっていきましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "公比でわっていくと、6回目に初項の3が出てきました。これから、3に2を6回かけたものであることがわかります。初項の分まで入れると、1+6=7で、第7項となります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "この節の最後に等比数列の公式を紹介します。等差数列の公式よりも難しいですが、ぜひ身につけておくようにしてください。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ここで、少し等比数列の和の公式について説明します。解説内容には中学・高校内容もふくまれます。とても難しいので、具体例の所だけを見てもかまいません。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "公比をr(rは1ではない)とする等比数列 a 1 , a 2 , ⋯ , a n {\\displaystyle a_{1},a_{2},\\cdots ,a_{n}} があるとします。この等比数列の和はわからないので、かりに和をSとします。すると、 S = a 1 + a 2 + ⋯ + a n {\\displaystyle S=a_{1}+a_{2}+\\cdots +a_{n}} という式を作れます。ここで、n+1番目の数 a n + 1 {\\displaystyle a_{n+1}} を登場させます。このとき、第2項からn+1番目の数までの和はr×Sとなります。ですから、 r × S = a 2 + a 3 + ⋯ + a n + a n + 1 {\\displaystyle r\\times S=a_{2}+a_{3}+\\cdots +a_{n}+a_{n+1}} という式が作れます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "ここで、r×S-Sの計算をします。 r × S − S = ( a 2 + a 3 + ⋯ + a n + a n + 1 ) − ( a 1 + a 2 + ⋯ + a n ) {\\displaystyle r\\times S-S=(a_{2}+a_{3}+\\cdots +a_{n}+a_{n+1})-(a_{1}+a_{2}+\\cdots +a_{n})}", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "こうすると、 a 2 + a 3 + ⋯ + a n {\\displaystyle a_{2}+a_{3}+\\cdots +a_{n}} が消えて、 ( r − 1 ) × S = a n + 1 − a 1 {\\displaystyle (r-1)\\times S=a_{n+1}-a_{1}} となります。等比数列の場合、n+1番目の数は、末項 a n {\\displaystyle a_{n}} に公比rをかけたものですから、 a n + 1 {\\displaystyle a_{n+1}} は a n × r {\\displaystyle a_{n}\\times r} とできます。また、両辺を(r-1)でわると、Sが出てきます。したがって、 S = ( a n × r − a 1 ) ÷ ( r − 1 ) {\\displaystyle S=(a_{n}\\times r-a_{1})\\div (r-1)} となり、これを日本語にすると、等比数列の和=(末項×公比-初項)÷(公比-1)となおせます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "正確な証明は以上の通りですが、中学・高校内容をふくむので、とても難しかったでしょう。以下では、具体的な例を紹介します。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "例1.3+9+27+81+243+729の計算。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "S=3+9+27+81+243+729とする。公比は3なので、3×S=9+27+81+243+729+2187とできる。3×S-Sの計算をすると、3×S-S=(9+27+81+243+729+2187) - (3+9+27+81+243+729)となる。27+81+243+729の部分はひき算で消えるので、3×S-S=2187-3に整理できる。また、Sは1×Sとできるので、計算の決まりから、3×S-1×S=(3-1)×Sとできる。よって、2×S=2184となる。両辺を2でわると、S=1092となる。だから、3+9+27+81+243+729=1092", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "例2.1+4+16+64+256+1024+4096の計算。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "S=1+4+16+64+256+1024+4096とする。公比は4なので、4×S=4+16+64+256+1024+4096+16384とできる。4×S-Sの計算をすると、4×S-S=(4+16+64+256+1024+4096+16384) - (1+4+16+64+256+1024+4096)となる。4+16+64+256+1024+4096はひき算できえるので、4×S-S=16384-1に整理される。計算の決まりから、4×S-S=3×Sなので、3×S=16383。両辺を3でわって、S=5461。よって、1+4+16+64+256+1024+4096=5461", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "はじめに見たように、増え方の数列を階差数列と言います。さっそく、階差数列の基本問題を見ていきましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "どれも、階差数列を見ればごく普通の等差数列です。1の数列では最初に2、その後は4,6と増え方が変化していますね。増える数は2ずつ足されていますから、1のカッコに入るときには8増えているはずですから、16+8=24です。2は最初に3増え、その後は8、13、18と増え方が変わっています。このことから、増える数は5ずつ足されていることがわかります。2のカッコに入るときには23を足せばいいので、49+23=72となります。 3はあたえられた数列を見ると、26―+11―37―+13―50―+15―65と、やはり増え方が等差数列になっています。2ずつ増えていますから、カッコに入るとき7増えているはずです。よって、10+7=17で、カッコに入るのは17です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "では、次は階差数列の応用問題です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "この数列の階差数列が等差数列であることはわかるでしょう。しかし、第30項まで計算するのは難しそうです。ここでは、増え方に注目します。植木算の考え方を使うと、第30項ですから、29回増えますね。そして、増え方の方は、初項4、公差2の等差数列です。第29項は公式を使うと、4+(29-1)×2=60です。さらに等差数列の和の公式を使うと、29×(4+60)÷2=928となります。最後に、もとの数列の初項1と928を足します。答えは929です。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "次にちょっと変わった数列を見ていきましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "これまで見てきた等差数列・等比数列・階差数列が等差数列のどれにも当てはまりませんね。しかし、よく見ると何か規則性がありそうです。この数列をカッコでくぎってみましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "このようにすると、初項から第3項、第4項から第6項、第7項から第9項、第10項から第12項までが公差1の等差数列でグループ分けできました。また、第4、7、10項は初項、第4、第7項の数に2をかけたものであることがわかります。このように、グループ分けすることで解ける数列の問題を群数列(ぐんすうれつ)の問題と言います。群数列の問題には次のようなものもあります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "これもくぎってみましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "これは最初のグループが2のみ、第二のグループが2と4、第三のグループが2、4、6......というように、グループの順番と偶数の個数が同じになりますから、群数列の考え方を使うことができます。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "最後にもう一つ数列を見てみましょう。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "さきほどの数列のどれにも当てはまりませんね。でも、よく見ると何か規則性が見つかりませんか。そうです。つぎの数に行くときに前の数を足していることがわかりますね。このように「前の数+今の数=つぎの数」となるような数列をフィボナッチ数列といいます。フィボナッチ数列はとてもむずかしいので、それほど中学入試ででるわけではありませんが、この考え方を知っておくと便利です。なお、「場合の数」で、フィボナッチ数列やそれに似た数列が出てくることがあります。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "受験の問題として出題されるような数列は、たいていの場合ある規則性にしたがって、数がならんでいます。その規則性をみやぶることができるかどうかが問われています。数列の問題を解くためのポイントは次の通りです。", "title": "周期・数列" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "暦(グレゴリオ暦)の知識を説明します。", "title": "周期・数列" } ]	null	== 周期・数列 == 数をならべたものを数列(すうれつ)といいます。中学受験では、とくにある決まりにしたがって数をならべる問題がでます。 === 周期 === 問「数が「9,8,7,9,8,7,……」とならんでいるとします。」 #50番目の数は何でしょうか。 #2014番目の数は何でしょうか。 #この数の和が500より大きくなるときの数は何番目の数でしょうか。また、そのときの数を答えなさい。まず、この数列が「9,8,7」をくりかえしていることがわかりますね。そして、7は3の倍数番目に来ることが考えられます。 1から解いていきましょう。「7」は3の倍数番目に来ることから、50÷3の計算をします。こうすると「16あまり2」がでます。この計算ではあまりが大切です。なぜなら、3で割り切れる(あまりが0)なら、N番目の数は3の倍数となるからです。しかし、この計算で2あまりました。このことは「7」から2進んだ数が50番目の数であることをしめしています。ですから、「7」から2進んだ数、つまり「8」が答えとなります。 2も同じようにときます。「2014÷3=671あまり1」となるので、「7」から1進んだ数「9」が2014番目の数です。 3はどうでしょうか。「9,8,7」をくりかえしていますから、この和をもとめます。すると、24となります。つまり、「9,8,7,9,8,7,……」は「24,24,24,……」と書き直せるのです。ここで、「500÷24」の計算をします。すると、「500÷24=20あまり20」です。ここで、500からあまりを引いた480を考えます。商から20番目の「24」であることがわかるので、3×20=60で、60番目の数でここは「7」です。そして20×24=480となります。問題では「500より大きくなるとき」とありますから、480+9+8+7=504となる「7」が正解です。また、この「7」は63番目にあります。したがって答えは「63番目で、数は「7」」となります。 ===数列=== まず3つの数列を見てみましょう #「2,5,8,11,14,……」 #「1,2,4,8,16,……」 #「1,2,4,7,11,16,……」 1の数列は3ずつ増えていることがわかります。このような数列を'''等差数列'''(とうさすうれつ)といいます。2の数列は次に行くたびに×2していることがわかります。この数列を'''等比数列'''(とうひすうれつ)といいます。3は一見、不規則なようですが、増え方をみると、「+1,+2,+3,+4,+5,……」となっています。このような増え方の数列を'''階差数列'''(かいさすうれつ)といいます。3の数列は、階差数列が等差数列である数列です。問題と解説に入る前に、少しむずかしいのですが、数列についての言葉を説明します。まず、数列のそれぞれの数を'''項'''(こう)といいます。そして最初の数を'''初項'''(しょこう)といいます(第1項といってもかまいませんが、「初項」の方がよく使われます)。それ以降の2番目・3番目・4番目……のことを第2項・第3項・第4項……といいます。また、項の数を'''項数'''(こうすう)といい、最後の項を'''末項'''(まっこう)といいます。また、等差数列のときの増え方を'''公差'''(こうさ)といい、等比数列のときの増え方を'''公比'''(こうひ)といいます。公差は「後の数－前の数」で、公比は「後の数÷前の数」で求められます。となり同士の数であれば、どこで計算しても公差と公比は求められます。では、確認しましょう。 #等差数列「3,7,11,15,19,23」の、初項・末項・項数・公差を答えなさい。 #等比数列「2,8,32,128」の、初項・末項・項数・公比を答えなさい。 #等差数列「1,3,5,7,9,11,13」において、第3項・第5項・第7項の数を答えなさい。それぞれの言葉の意味を確認しておけばやさしい問題です。 1は初項3・末項23・項数6・公差4です。 2は初項2・末項128・項数4・公比4です。 3について。「第3項・第5項・第7項」は「3番目・5番目・7番目」と同じ意味です。ですから、第3項が5・第5項が9・第7項が13です。 ==== 等差数列 ==== #カッコに入る数は何ですか。(1)「5,12,19,26,(　　)」(2)「(　　),12,17,23,28」(3)「5,9,13,17,21,…,(　　),41」 #「7,13,19,25,…」と続く数列があります。(1)この20番目の数を答えなさい。(2)159は何番目に来ますか。 #つぎの計算をしなさい。(1)「1+2+3+…+18+19+20」(2)「2+4+6+…+40+42」 1について。(1)は公差7の等差数列ですね。したがって、26のつぎは33です。(2)は公差が5です。したがって、12の前は5を引いた7となります。(3)は公差が4ですから、同じように41-4で出ます。答えは37です。 2について。(1)第20項ですから書いて求めることもできます。しかし、それは大変ですし、計算ミスしそうです。ここで、植木算の考えを使ってみましょう。数を木と同じように考えると間が19あることがわかります。そして、間の分だけ増えるのですから、初項7に19回4を足すのと同じです。よって、7+19×4=83となり、答えは83です。(2)先ほどの式「7+19×4=83」をもう一度見てみましょう。初項の7を引いてしまえば増え方だけがわかりそうです。増え方はまだわからないので、ここでは□(四角)としましょう。すると、「□×4=152」となります。ですから、これを逆算すると、「152÷4=□」となりますので、□は38となります。しかし、これは増え方(=植木算の間)でしたから、これに1を足さなければなりません。したがって、答えは38+1=39で、39番目(第39項)が答えです。 3について。(1)一つ一つ計算しては非常に大変です。ここで、いくつかのことに注目しましょう。まず、この式から+を取り除くと等差数列になるということです。そして、初項と末項、第2項と第19項、第3項と第18項を足していくと、すべて21となります。これをくりかえすと10(第10項)+11(第11項)まで同じ計算ができ、その和が21となることがわかります。そして、21は10個あるのですから、21×10=210となります。(2)も同じようにします。すると、44ができていきます。しかし、今度は20(第10項)と24(第12項)の間に22(第11項)があります。ですから先の式と似ていますが、22を足さねばなりません。よって、44×10+22=462となります。最後に等差数列の公式をのせます。実は先ほどの計算はこの公式を使えば簡単にとけます。しかし、'''中学受験では考え方が非常に重視されます'''。公式の丸暗記と当てはめだけではとけないものも多いのです。ですから、あえてここでは公式を使いませんでした。また、公式を忘れそうになったら、先ほどの考え方を使ってみるのも大切です。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''等差数列の公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| N番目の数=初項+公差×(N-1) 等差数列の和=項数×(初項+末項)÷2 \|} ==== 等比数列 ==== まず、等比数列の基本的な問題を見ていきましょう。 #カッコに入る数をこたえなさい。 ①3, 12, 48, (　　) ②8, 4, 2, 1, (　　) #「3, 6, 12, 24,……」という数列があります。192は第何項ですか。それぞれの問題を見ていきましょう。 1の1はそれぞれの項に4をかけ算していることから、初項3・公比4の等比数列であることがわかります。ですから、48×4=196がカッコの答えです。 1の2は減っているので少しわかりにくいのですが、よく見るとそれぞれの項に1/2をかけていることがわかりますね。そのため、1×1/2=1/2が答えです。 2は初項3公比2であることはわかります。しかし、192が第何項になるかはわかりませんね。ここで、等比数列の性質を考えてみましょう。等比数列は初項に次々と公比の数をかけたものです。ですから、こんどは逆に192を公比でわっていきましょう。 192÷2=96 96 ÷2=48 48 ÷2=24 24 ÷2=12 12 ÷2=6 6 ÷2=3 公比でわっていくと、6回目に初項の3が出てきました。これから、3に2を6回かけたものであることがわかります。初項の分まで入れると、1＋6=7で、第7項となります。この節の最後に等比数列の公式を紹介します。等差数列の公式よりも難しいですが、ぜひ身につけておくようにしてください。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''等比数列の公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| N番目の数=初項に公比を(N-1)回かける公比が1ではないとき:等比数列の和=(末項×公比－初項)÷(公比－1) 公比が1のとき:N個の等比数列の和=初項×N \|} ===== 等比数列の和の公式について(発展) ===== ここで、少し等比数列の和の公式について説明します。解説内容には中学・高校内容もふくまれます。とても難しいので、具体例の所だけを見てもかまいません。公比をr(rは1ではない)とする等比数列<math>a_1 , a_2 , \cdots , a_n</math>があるとします。この等比数列の和はわからないので、かりに和をSとします。すると、<math>S = a_1 + a_2 + \cdots + a_n</math>という式を作れます。ここで、n+1番目の数<math>a_{n+1}</math>を登場させます。このとき、第2項からn+1番目の数までの和はr×Sとなります。ですから、<math>r \times S = a_2 + a_3 + \cdots + a_n + a_{n+1}</math>という式が作れます。ここで、r×S-Sの計算をします。<math>r \times S - S =( a_2 + a_3 + \cdots + a_n + a_{n+1} ) - ( a_1 + a_2 + \cdots + a_n )</math> こうすると、<math>a_2 + a_3 + \cdots + a_n</math>が消えて、<math>(r-1) \times S = a_{n+1} - a_1</math>となります。等比数列の場合、n+1番目の数は、末項<math>a_n</math>に公比rをかけたものですから、<math>a_{n+1}</math>は<math>a_n \times r </math>とできます。また、両辺を(r-1)でわると、Sが出てきます。したがって、<math>S = (a_n \times r - a_1) \div (r-1)</math>となり、これを日本語にすると、等比数列の和=(末項×公比－初項)÷(公比－1)となおせます。正確な証明は以上の通りですが、中学・高校内容をふくむので、とても難しかったでしょう。以下では、具体的な例を紹介します。例1.3+9+27+81+243+729の計算。 S=3+9+27+81+243+729とする。公比は3なので、3×S=9+27+81+243+729+2187とできる。3×S-Sの計算をすると、3×S-S=(9+27+81+243+729+2187) - (3+9+27+81+243+729)となる。27+81+243+729の部分はひき算で消えるので、3×S-S=2187-3に整理できる。また、Sは1×Sとできるので、計算の決まりから、3×S-1×S=(3-1)×Sとできる。よって、2×S=2184となる。両辺を2でわると、S=1092となる。だから、3+9+27+81+243+729=1092 例2.1+4+16+64+256+1024+4096の計算。 S=1+4+16+64+256+1024+4096とする。公比は4なので、4×S=4+16+64+256+1024+4096+16384とできる。4×S-Sの計算をすると、4×S-S=(4+16+64+256+1024+4096+16384) - (1+4+16+64+256+1024+4096)となる。4+16+64+256+1024+4096はひき算できえるので、4×S-S=16384-1に整理される。計算の決まりから、4×S-S=3×Sなので、3×S=16383。両辺を3でわって、S=5461。よって、1+4+16+64+256+1024+4096=5461 ==== 階差数列・その他の数列 ==== はじめに見たように、増え方の数列を階差数列と言います。さっそく、階差数列の基本問題を見ていきましょう。 #カッコに入る数をこたえなさい。 ##4, 6, 10, 16, (　) ##7, 10, 18, 31, 49, ( ) ##5, 10, ( ), 26, 37, 50, 65 どれも、階差数列を見ればごく普通の等差数列です。1の数列では最初に2、その後は4,6と増え方が変化していますね。増える数は2ずつ足されていますから、1のカッコに入るときには8増えているはずですから、16+8=24です。2は最初に3増え、その後は8、13、18と増え方が変わっています。このことから、増える数は5ずつ足されていることがわかります。2のカッコに入るときには23を足せばいいので、49+23=72となります。 3はあたえられた数列を見ると、26―+11―37―+13―50―+15―65と、やはり増え方が等差数列になっています。2ずつ増えていますから、カッコに入るとき7増えているはずです。よって、10+7=17で、カッコに入るのは17です。では、次は階差数列の応用問題です。 1, 5, 11, 19, 29, ……　と続く数列があります。 *第30項の数をこたえなさい。この数列の階差数列が等差数列であることはわかるでしょう。しかし、第30項まで計算するのは難しそうです。ここでは、増え方に注目します。植木算の考え方を使うと、第30項ですから、29回増えますね。そして、増え方の方は、初項4、公差2の等差数列です。第29項は公式を使うと、4+(29-1)×2=60です。さらに等差数列の和の公式を使うと、29×(4+60)÷2=928となります。最後に、もとの数列の初項1と928を足します。答えは929です。次にちょっと変わった数列を見ていきましょう。 2,3,4,4,5,6,8,9,10,16,17,18,…… これまで見てきた等差数列・等比数列・階差数列が等差数列のどれにも当てはまりませんね。しかし、よく見ると何か規則性がありそうです。この数列をカッコでくぎってみましょう。 {2,3,4},{4,5,6},{8,9,10},{16,17,18},…… このようにすると、初項から第3項、第4項から第6項、第7項から第9項、第10項から第12項までが公差1の等差数列でグループ分けできました。また、第4、7、10項は初項、第4、第7項の数に2をかけたものであることがわかります。このように、グループ分けすることで解ける数列の問題を'''群数列'''(ぐんすうれつ)の問題と言います。群数列の問題には次のようなものもあります。 2,2,4,2,4,6,2,4,6,8,2,4,6,8,10,…… これもくぎってみましょう。 {2},{2,4},{2,4,6},{2,4,6,8},{2,4,6,8,10},…… これは最初のグループが2のみ、第二のグループが2と4、第三のグループが2、4、6……というように、グループの順番と偶数の個数が同じになりますから、群数列の考え方を使うことができます。最後にもう一つ数列を見てみましょう。「1,1,2,3,5,8,13,21,34,……」さきほどの数列のどれにも当てはまりませんね。でも、よく見ると何か規則性が見つかりませんか。そうです。つぎの数に行くときに前の数を足していることがわかりますね。このように「前の数+今の数=つぎの数」となるような数列をフィボナッチ数列といいます。フィボナッチ数列はとてもむずかしいので、それほど中学入試ででるわけではありませんが、この考え方を知っておくと便利です。なお、「場合の数」で、フィボナッチ数列やそれに似た数列が出てくることがあります。受験の問題として出題されるような数列は、たいていの場合ある規則性にしたがって、数がならんでいます。その規則性をみやぶることができるかどうかが問われています。数列の問題を解くためのポイントは次の通りです。 #項同士の差を求める。 #項同士をわってみる。 #同じ数がどこかで出てこないか。出てきたのは何番目か。 #分数の数列は約分できるか、分子と分母を入れかえてみる(逆数)などをためしてみる。 #あとで紹介する素数など、特別な数列は覚えておく。 === {{ruby\|暦\|こよみ}} === 暦(グレゴリオ{{ruby\|暦\|れき}})の知識を説明します。月の長さ :4月・6月・9月・11月は30日です。 :2月は28日(うるう年は29日)です。 :それ以外は31日です。平年とうるう年 :365日ある年を'''平年'''といいます。 :2月29日がある、1年が366日ある年を'''うるう年'''といいます。 *暦について #西暦が4の倍数である年は、うるう年とする(それ以外は平年)。 #西暦が100の倍数である年は、平年とする。 #さらに、西暦が400の倍数である年はうるう年とする。 {{コラム\|グレゴリオ暦について\| 1582年、ローマではこれまで用いられてきた、誤差が多い「ユリウス暦」に変わり、この暦を用いるようになりました。日本では1873年に導入されました。この「グレゴリオ暦」は、誤差が約3300年に1日と、大変少なく、400年以上たった今でも用いられています。}} [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:56:14Z	[ "テンプレート:Ruby", "テンプレート:コラム" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E8%A6%8F%E5%89%87%E6%80%A7
27,729	中学受験算数/場合の数	例えば、次のような問題を考えてみましょう。まず、先頭に並ぶ人を考えましょう。Aさん、Bさん、Cさんの3通りがあります。次に2番目に並ぶ人を考えます。先頭に並んだ人はもう2番目に並べませんので、残りの2人のどちらかが並ぶ2通りがあります。では後ろに並ぶ人を考えましょう。先頭と2番目に並んだ2人はもう並べないので、余った1人が並ぶ1通りしかありません。したがって、3×2×1=6。答えは6通りです。 A.6通り左の図の4つの部分A、B、C、Dを、となり合った部分は同じ色を使わずに、青、赤、黄の3色でぬり分ける方法は何通りありますか。 Aから順に考えてみましょう。まず、Aはどの色をぬってもよいので、Aは3通りの塗り方があります。Bは、Aでぬった色は使えないので、Bは2通りの塗り方があります。CはBでぬった色は使えませんが、DはA、B、C全てととなり合っているので、A、B、Cをすべて異なる色にしてしまうと、Dでぬる色がなくなってしまいます。よってAとCは同じ色です。Cは1通りの塗り方しかありません。DはA、B、Cで使わなかった色を使わなければなりません。1色しか残っていませんから、Dも1通りの塗り方しかありません。よって、塗り分け方は 3 × 2 × 1 × 1 = 6 {\displaystyle 3\times 2\times 1\times 1=6} より、6通りあります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "例えば、次のような問題を考えてみましょう。", "title": "場合の数" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "まず、先頭に並ぶ人を考えましょう。Aさん、Bさん、Cさんの3通りがあります。次に2番目に並ぶ人を考えます。先頭に並んだ人はもう2番目に並べませんので、残りの2人のどちらかが並ぶ2通りがあります。では後ろに並ぶ人を考えましょう。先頭と2番目に並んだ2人はもう並べないので、余った1人が並ぶ1通りしかありません。したがって、3×2×1=6。答えは6通りです。 A.6通り", "title": "場合の数" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "左の図の4つの部分A、B、C、Dを、となり合った部分は同じ色を使わずに、青、赤、黄の3色でぬり分ける方法は何通りありますか。 Aから順に考えてみましょう。まず、Aはどの色をぬってもよいので、Aは3通りの塗り方があります。Bは、Aでぬった色は使えないので、Bは2通りの塗り方があります。CはBでぬった色は使えませんが、DはA、B、C全てととなり合っているので、A、B、Cをすべて異なる色にしてしまうと、Dでぬる色がなくなってしまいます。よってAとCは同じ色です。Cは1通りの塗り方しかありません。DはA、B、Cで使わなかった色を使わなければなりません。1色しか残っていませんから、Dも1通りの塗り方しかありません。よって、塗り分け方は 3 × 2 × 1 × 1 = 6 {\\displaystyle 3\\times 2\\times 1\\times 1=6} より、6通りあります。", "title": "場合の数" } ]	null	== 場合の数 == === 順列と組み合わせ === 例えば、次のような問題を考えてみましょう。 ==== Aさん,Bさん,Cさんの3人が一列に並ぶ方法は何通りありますか？ ==== まず、先頭に並ぶ人を考えましょう。Aさん、Bさん、Cさんの3通りがあります。次に2番目に並ぶ人を考えます。先頭に並んだ人はもう2番目に並べませんので、残りの2人のどちらかが並ぶ2通りがあります。では後ろに並ぶ人を考えましょう。先頭と2番目に並んだ2人はもう並べないので、余った1人が並ぶ1通りしかありません。したがって、3×2×1＝6。答えは6通りです。 A.6通り ==== ぬり分け ==== [[File:塗り分け.png]]左の図の4つの部分A、B、C、Dを、となり合った部分は同じ色を使わずに、青、赤、黄の3色でぬり分ける方法は何通りありますか。<br> Aから順に考えてみましょう。まず、Aはどの色をぬってもよいので、Aは3通りの塗り方があります。Bは、Aでぬった色は使えないので、Bは2通りの塗り方があります。CはBでぬった色は使えませんが、DはA、B、C全てととなり合っているので、A、B、Cをすべて異なる色にしてしまうと、Dでぬる色がなくなってしまいます。よってAとCは同じ色です。Cは1通りの塗り方しかありません。DはA、B、Cで使わなかった色を使わなければなりません。1色しか残っていませんから、Dも1通りの塗り方しかありません。よって、塗り分け方は<math>3\times2\times1\times1=6</math>より、6通りあります。 {{DEFAULTSORT:ちゆうかくしゆけんさんすうはあいのかす}} [[Category:小学校算数]] [[Category:中学受験参考書\|さんすう]] [[Category:中学受験算数\|*]]	null	2022-03-08T11:33:40Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AE%E6%95%B0
27,730	中学受験算数/速さ	ある決まった時間にどのくらいの距離を進んだのかをあらわしたものを速さといいます。具体的には、1時間に進む距離を時速、1分間に進む距離を分速、1秒間に進む距離を秒速といいます。たとえば、1時間で40キロメートル進む自動車の速さは時速40キロメートルです。1分間で50メートル歩く場合には分速50メートルです。1秒間で20センチメートル進む場合には秒速20センチメートルです。では、3時間で210キロメートル進む列車の速さはいくらでしょうか。速さは時速(分速・秒速)とは「1時間(または分や秒)あたりで進む距離」でした。そのため、割合の考え方を使って、「1時間あたりで進む距離」を求めてみましょう。つまり、距離を時間で割ります。すると、210 ÷ 3 = 70となり、答えは時速70キロメートルとなります。ダイヤグラムとも言います。グラフにすることで図形的な要素が生まれその性質を生かして解くことができます。進行グラフの利点は何が起きているかを視覚的に捉えることができることです。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ある決まった時間にどのくらいの距離を進んだのかをあらわしたものを速さといいます。具体的には、1時間に進む距離を時速、1分間に進む距離を分速、1秒間に進む距離を秒速といいます。", "title": "速さ" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "たとえば、1時間で40キロメートル進む自動車の速さは時速40キロメートルです。1分間で50メートル歩く場合には分速50メートルです。1秒間で20センチメートル進む場合には秒速20センチメートルです。", "title": "速さ" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "では、3時間で210キロメートル進む列車の速さはいくらでしょうか。速さは時速(分速・秒速)とは「1時間(または分や秒)あたりで進む距離」でした。そのため、割合の考え方を使って、「1時間あたりで進む距離」を求めてみましょう。つまり、距離を時間で割ります。すると、210 ÷ 3 = 70となり、答えは時速70キロメートルとなります。", "title": "速さ" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ダイヤグラムとも言います。グラフにすることで図形的な要素が生まれその性質を生かして解くことができます。進行グラフの利点は何が起きているかを視覚的に捉えることができることです。", "title": "応用問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "応用問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "応用問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "応用問題" } ]	null	== 速さ == === 速さについて === ある決まった時間にどのくらいの距離を進んだのかをあらわしたものを'''速さ'''といいます。具体的には、'''1時間に進む距離を時速'''、'''1分間に進む距離を分速'''、'''1秒間に進む距離を秒速'''といいます。たとえば、1時間で40キロメートル進む自動車の速さは時速40キロメートルです。1分間で50メートル歩く場合には分速50メートルです。1秒間で20センチメートル進む場合には秒速20センチメートルです。では、3時間で210キロメートル進む列車の速さはいくらでしょうか。速さは時速(分速・秒速)とは「1時間(または分や秒)あたりで進む距離」でした。そのため、割合の考え方を使って、「1時間あたりで進む距離」を求めてみましょう。つまり、'''距離を時間で割ります'''。すると、210 ÷ 3 = 70となり、答えは時速70キロメートルとなります。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''速さの公式''' \|- \| style="padding: 5px;" \| 速さ = 距離 ÷ 時間 \|} == 応用問題 == === 旅人算 === === 通過算 === === 流水算 === === 時計算 === 基本事項 :時計の長針は、1時間に1周します。ですから、1分当たり、<math>360\div60=6</math>より、6度進みます。<br> :時計の短針は、12時間に1周します。ですから、1分当たり、<math>360\div12\div60=\frac{1}{2}</math>より、<math>\frac{1}{2}</math>度進みます。<br> * 例題　(1)7時20分、(2)7時50分のとき、長針と短針が作る、小さいほうの角を求めなさい。 :7時のとき、長針と短針が作る、小さいほうの角は150度です。 === 進行グラフ === ダイヤグラムとも言います。グラフにすることで図形的な要素が生まれその性質を生かして解くことができます。進行グラフの利点は何が起きているかを視覚的に捉えることができることです。 ==== 鉄道ダイヤグラムの例 ==== :ダイヤグラムは鉄道の運行に用いられてきました。鉄道の運行状態を視覚的に表せます。鉄道で、運行状況や計画を「ダイヤ」といい「台風による一部運休でダイヤが乱れた」などとしばしば言い表します。 :以下にあげるのが、単純な鉄道ダイヤの例です。この鉄道路線は、駅Aと駅Bの間および駅Bと駅Cの間は単線で、すれ違いや追い越しができない、また、駅Bはすれ違い・追い越しのための待機の線路を持っているとします。 [[File:ダイヤグラム標準.png\|thumb\|500px\|図1]] :図1が表しているのは、 :#駅Aから、10:00に駅Bに向け出発。 :#60分間走行し、駅Bに11:00に到着。 :#駅Bに10分間停車し、11:10に駅Cに向け出発。 :#40分間走行し、駅Cに11:50に到着。 :#駅Cに20分間停車し、方向を変えて、駅Bに向け12:10に出発。 :#40分間走行し、駅Bに12:50に到着。 :#駅Bに10分間停車し、13:00に駅Aに向け出発。 :#60分間走行し、駅Bに14:00に到着。 :という事象です。 {{-}} [[File:ダイヤグラムすれ違い.png\|thumb\|500px\|図2、すれ違いのダイアグラムの模式図]] :複数の列車の運行を表してみます。まず、列車がすれ違う例を示します。 :図2が表しているのは、 :#列車①（青の線で示す）が駅Aから、10:00に駅Bに向け出発。 :#列車①は、60分間走行し、駅Bに11:00に到着。すれ違いのために停車。 :#列車②（オレンジの線で示す）が駅Cから、10:30に駅Bに向け出発。 :#列車②は、40分間走行し、駅Bに11:10に到着。すれ違いのために停車。 :#列車①は、駅Bに20分間停車し、11:20に駅Cに向け出発。 :#列車①は、40分間走行し、駅Cに12:00に到着。 :#列車②は、駅Bに20分間停車し、11:30に駅Aに向け出発。 :#列車②は、60分間走行し、駅Aに12:30に到着。 :という事象です。 {{-}} [[File:ダイヤグラム追い抜き.png\|thumb\|500px\|図3、追い抜きのダイアグラムの模式図]] :次に、列車が追い抜く例を示します。ここでは、普通列車①（青の線で示す）は、駅A・駅B・駅Cに止まりますが、急行列車②（オレンジの線で示す）は、駅Bには止まりません。 :図3が表しているのは、 :#普通列車①（青の線で示す）が駅Aから、10:00に駅Bに向け出発。 :#急行列車②（オレンジの線で示す）が駅Aから、10:30に駅Cに向け出発。 :#普通列車①は、60分間走行し、駅Bに11:00に到着。追い抜きのために停車。 :#急行列車②が、駅Bで停車中の普通列車①を追い越す。 :#普通列車①は、駅Bに20分間停車し、11:20に駅Cに向け出発。 :#急行列車②は、60分間走行し、駅Cに11:30に到着。 :#普通列車①は、40分間走行し、駅Cに12:00に到着。 :という事象です。 {{-}} :以上から理解できるのは、以下のことです。 :#動いている時は斜線で表され、停車している時は、横線で表される。 :#移動の斜線が緩やかであればスピードはゆっくりで、急であればスピードが速い。 :#単線のように、対象となるものが1個しか存在してはならない場合、ダイヤグラムが交差することはない。 :#この点が、ダイヤグラムが便利である理由のひとつです。 :#*:列車の運行計画を立てるときに、同じ線路で線が交差すると、それは、衝突していることを意味するので、そうならないように作成します。往復の複線であったり、追い抜きが別の線路ならば、同じダイヤグラム上に書く必要はありません。 [[カテゴリ:中学受験算数]]	2020-04-16T10:52:44Z	2023-08-10T19:28:35Z	[ "テンプレート:-" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E9%80%9F%E3%81%95
27,731	中学受験算数/平面図形	この図において、「角A」といっても、三角形ACMの角のことか、三角形ABMの角のことか、三角形ABCの角のことかわかりません。そこで、三角形ACMの角を「角CAM」ということがあります。多角形は、(頂点の数-2)個の三角形に分けられます。たとえば、五角形は3つの三角形に分けることができます。つねに360度です。ある頂点から、対角線は、その頂点自身とそれととなりあった頂点には引けません。ですから、 n {\displaystyle n} 角形では、ある頂点から、対角線は、 ( n − 3 ) {\displaystyle (n-3)} 本ひけます。このようにしてすべての対角線を引くことができますが、このままでは1本の対角線を2つの頂点から引いたことになります。ですから、これを2で割らなければいけません。左の直角三角形は、正三角形を2つに分けたうちの1つです。この直角三角形では、一番長い辺(両端に60度と30度の角がある辺)の長さが、一番短い辺(両端に90度と60度の角がある辺)の長さの2倍になっています。高さが等しい三角形同士だと三角形の底辺比は面積比に等しくなります。 (参考)底辺が等しい時は高さの比が面積比になります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "この図において、「角A」といっても、三角形ACMの角のことか、三角形ABMの角のことか、三角形ABCの角のことかわかりません。そこで、三角形ACMの角を「角CAM」ということがあります。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "多角形は、(頂点の数-2)個の三角形に分けられます。たとえば、五角形は3つの三角形に分けることができます。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "つねに360度です。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ある頂点から、対角線は、その頂点自身とそれととなりあった頂点には引けません。ですから、 n {\\displaystyle n} 角形では、ある頂点から、対角線は、 ( n − 3 ) {\\displaystyle (n-3)} 本ひけます。このようにしてすべての対角線を引くことができますが、このままでは1本の対角線を2つの頂点から引いたことになります。ですから、これを2で割らなければいけません。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "左の直角三角形は、正三角形を2つに分けたうちの1つです。この直角三角形では、一番長い辺(両端に60度と30度の角がある辺)の長さが、一番短い辺(両端に90度と60度の角がある辺)の長さの2倍になっています。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "高さが等しい三角形同士だと三角形の底辺比は面積比に等しくなります。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(参考)底辺が等しい時は高さの比が面積比になります。", "title": "平面図形" } ]	null	== 平面図形 == === 角 === ==== 角と平行線 ==== === 多角形 === 角の表し方 [[File:二等辺三角形.png]] この図において、「角A」といっても、三角形ACMの角のことか、三角形ABMの角のことか、三角形ABCの角のことかわかりません。そこで、三角形ACMの角を「角CAM」ということがあります。内角と外角 [[File:三角形の内角と外角.png]] 多角形の内角の和多角形は、（頂点の数-2）個の三角形に分けられます。たとえば、五角形は3つの三角形に分けることができます。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''<math>n</math>角形の内角の和''' \|- \| style="padding: 5px;" \| <math>180\times(n-2)</math> 度 \|} 多角形の外角の和つねに360度です。 *多角形の対角線の本数ある頂点から、対角線は、その頂点自身とそれととなりあった頂点には引けません。ですから、<math>n</math>角形では、ある頂点から、対角線は、<math>(n-3)</math>本ひけます。このようにしてすべての対角線を引くことができますが、このままでは1本の対角線を2つの頂点から引いたことになります。ですから、これを2で割らなければいけません。 {\| style="border: 2px solid skyblue; width: 80%; " cellspacing=0 \| style="background: skyblue;" \| '''<math>n</math>角形の対角線の本数''' \|- \| style="padding: 5px;" \| <math>(n-3)\times n\div2</math> 本 \|} === 面積 === ==== 図形の面積 ==== ==== 複合図形の面積 ==== ==== 求積の工夫 ==== === 特別な三角形 === [[File:Triangle ecolier.png]]左の直角三角形は、正三角形を2つに分けたうちの1つです。この直角三角形では、一番長い辺（両端に60度と30度の角がある辺）の長さが、一番短い辺（両端に90度と60度の角がある辺）の長さの2倍になっています。 :[[File:Isosceles right triangle-01.svg\|200px]]左の図のような、2辺の長さが等しく、その間の角が90度の三角形を、'''直角二等辺三角形'''といいます。直角でない2つの角の大きさは、ともに45度になっています。斜辺（一番長い辺）を一辺とする正方形の面積は、直角二等辺三角形の面積の4倍になります。よって、斜辺の長さが<math>a</math>の直角二等辺三角形の面積は、<math>a \times a \div 4</math>となります。　 === 底辺比と面積比 === 高さが等しい三角形同士だと三角形の底辺比は面積比に等しくなります。 (参考)底辺が等しい時は高さの比が面積比になります。 === 図形の回転と移動 === === 相似 === === 作図 === [[カテゴリ:中学受験算数]]	null	2022-11-25T06:55:56Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E5%9B%B3%E5%BD%A2
27,733	中学受験算数/論理と推理	問題 Aさん、Bさん、Cさんに、10問の〇×クイズを出しました。 1問10点で、100点満点です。すると、下のようになりました。では、Cさんの点数は何点でしょうか。解説 AさんとBさんは、2,3,5,8,9,10の六問で同じ回答をしています。しかし、得点は、90-50=40点差がついています。ということは、2人の答えが違う1,4,6,7でAさんが正解をして、Bさんが不正解だったことがわかります。ここでAさんが、90-50=40点分とっていて、Bさんの得点が50点ということは、同じ回答のうち、5問が正解ということがわかります。 AさんとCさんは、2,3,5,8,9,10で違う回答を、1,4,6,7で同じ回答をしています。だから、Cさんの得点は、〔60-50〕+40=50点とわかります。答え 50点	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "問題", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Aさん、Bさん、Cさんに、10問の〇×クイズを出しました。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1問10点で、100点満点です。すると、下のようになりました。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "では、Cさんの点数は何点でしょうか。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "解説", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "AさんとBさんは、2,3,5,8,9,10の六問で同じ回答をしています。しかし、得点は、90-50=40点差がついています。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ということは、2人の答えが違う1,4,6,7でAさんが正解をして、Bさんが不正解だったことがわかります。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ここでAさんが、90-50=40点分とっていて、Bさんの得点が50点ということは、同じ回答のうち、5問が正解ということがわかります。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "AさんとCさんは、2,3,5,8,9,10で違う回答を、1,4,6,7で同じ回答をしています。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "だから、Cさんの得点は、〔60-50〕+40=50点とわかります。", "title": "推理" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "答え 50点", "title": "推理" } ]	null	== 推理 == === 点数計算 === 問題 Aさん、Bさん、Cさんに、10問の〇×クイズを出しました。 1問10点で、100点満点です。すると、下のようになりました。 {\| class="wikitable" \|+ ! !１ !２ !３ !４ !５ !６ !７ !８ !９ !10 !得点 \|- \|A \|〇 \|〇 \|× \|× \|〇 \|〇 \|× \|× \|〇 \|× \|90点 \|- \|B \|× \|〇 \|× \|〇 \|〇 \|× \|〇 \|× \|〇 \|× \|50点 \|- \|C \|〇 \|× \|〇 \|× \|× \|〇 \|× \|〇 \|× \|〇 \| \|} では、Cさんの点数は何点でしょうか。解説 AさんとBさんは、2,3,5,8,9,10の六問で同じ回答をしています。しかし、得点は、90-50=40点差がついています。ということは、2人の答えが違う1,4,6,7でAさんが正解をして、Bさんが不正解だったことがわかります。ここでAさんが、90-50=40点分とっていて、Bさんの得点が50点ということは、同じ回答のうち、5問が正解ということがわかります。 AさんとCさんは、2,3,5,8,9,10で違う回答を、1,4,6,7で同じ回答をしています。だから、Ⅽさんの得点は、'''〔60-50〕+40'''=50点とわかります。答え　50点 [[カテゴリ:中学受験算数]]	2020-04-16T11:00:09Z	2023-12-09T14:50:53Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E7%AE%97%E6%95%B0/%E8%AB%96%E7%90%86%E3%81%A8%E6%8E%A8%E7%90%86
27,746	ガリア戦記/注解編/写本と校訂版	『ガリア戦記』の主要な写本、参照したおもな校訂版やアパラトゥス、校訂者や文献学者などを紹介する。下表に、『ガリア戦記』の校訂に用いられる主要な写本を一覧する。用いられる写本は、アパラトゥスが詳しいクロッツ(Klotz)とゼール(Seel)によるトイプナー叢書(Bibliotheca Teubneriana)版およびコンスタン(Constans)によるビュデ叢書(Collection Budé)版でほぼ同じであるが、写本を示す略記号がいくらか異なるので、併記した。『ガリア戦記』に関する写本の系図理論は、20世紀においてはトイプナー版もビュデ版もおおむね同じである。以下、トイプナー版の記号を用いて系図にふれる。クリティカル・アパラトゥス(critical apparatus) とは、テクストクリティーク(textual criticism、本文批評) についての注釈。古典作品のテキストにおける写本間の異同、校訂者による修正提案などを記したもの(異読一覧)。単にアパラトゥスとも呼ばれ、テキスト本文に対して、脚注欄に記されることが多い。以下に、よく使われる略号を挙げる。 Editio princeps (en: Editio princeps) 最初の印刷本	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記』の主要な写本、参照したおもな校訂版やアパラトゥス、校訂者や文献学者などを紹介する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "下表に、『ガリア戦記』の校訂に用いられる主要な写本を一覧する。用いられる写本は、アパラトゥスが詳しいクロッツ(Klotz)とゼール(Seel)によるトイプナー叢書(Bibliotheca Teubneriana)版およびコンスタン(Constans)によるビュデ叢書(Collection Budé)版でほぼ同じであるが、写本を示す略記号がいくらか異なるので、併記した。", "title": "主要な写本" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "『ガリア戦記』に関する写本の系図理論は、20世紀においてはトイプナー版もビュデ版もおおむね同じである。以下、トイプナー版の記号を用いて系図にふれる。", "title": "主要な写本" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "主要な写本" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "主要な写本" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "クリティカル・アパラトゥス(critical apparatus) とは、テクストクリティーク(textual criticism、本文批評) についての注釈。古典作品のテキストにおける写本間の異同、校訂者による修正提案などを記したもの(異読一覧)。単にアパラトゥスとも呼ばれ、テキスト本文に対して、脚注欄に記されることが多い。以下に、よく使われる略号を挙げる。", "title": "クリティカル・アパラトゥスとその略号" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "Editio princeps (en: Editio princeps) 最初の印刷本", "title": "クリティカル・アパラトゥスとその略号" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "クリティカル・アパラトゥスとその略号" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "クリティカル・アパラトゥスとその略号" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "", "title": "校訂版" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "校訂版" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "おもな校訂者（校訂版）などの人名" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "おもな校訂者（校訂版）などの人名" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "おもな校訂者（校訂版）などの人名" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "注釈書等" } ]	『ガリア戦記』の主要な写本、参照したおもな校訂版やアパラトゥス、校訂者や文献学者などを紹介する。	{\| id="toc" style="align:center;clear:all;" align="center" cellpadding="5" \|- ! style="background:#ccf; text-align:center;" \|  [[ガリア戦記/注解編\|ガリア戦記注解編]]   \| style="background:#eef; text-align:center;" \|  [[ガリア戦記第1巻/注解\|第1巻]] \|  [[ガリア戦記第2巻/注解\|第2巻]] \|  [[ガリア戦記第3巻/注解\|第3巻]] \|  [[ガリア戦記第4巻/注解\|第4巻]] \|  [[ガリア戦記第5巻/注解\|第5巻]] \|   \|} 『[[ガリア戦記]]』の主要な写本、参照したおもな校訂版や[[#クリティカル・アパラトゥスとその略号\|アパラトゥス]]、校訂者や文献学者などを紹介する。 == 主要な写本 == 下表に、『ガリア戦記』の校訂に用いられる主要な写本を一覧する。用いられる写本は、<u>[[#クリティカル・アパラトゥスとその略号\|アパラトゥス]]が詳しい</u> クロッツ（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Klotz</span>）とゼール（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Seel</span>）による<span style="font-size:13pt;">トイプナー叢書（<span style="font-family:Times New Roman;">[[w:la:Bibliotheca scriptorum Graecorum et Romanorum Teubneriana\|Bibliotheca Teubneriana]]</span>）版 </span> およびコンスタン（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Constans</span>）による<span style="font-size:13pt;">ビュデ叢書（<span style="font-family:Times New Roman;font-size:15pt;">[[w:la:Collection des Universités de France\|Collection Budé]]</span>）版</span> でほぼ同じであるが、写本を示す略記号がいくらか異なるので、併記した。 {\| class="wikitable" cellspacing=1 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! colspan="2" style="font-size:18pt;" \|Bibliotheca Teubneriana ! rowspan="15" \| ! colspan="2" style="font-size:18pt;" \|Collection Budé ! rowspan="15"\| ! colspan="2" \|日本語説明<ref name="kunihara">『ガリア戦記』の写本の事情については、日本語では[[w:国原吉之助\|國原吉之助]]訳『ガリア戦記』（[[w:講談社学術文庫\|講談社学術文庫]]、1994年）の巻末解説を参照。</ref> \|- !記号 ! style="width:23em;" \|写本説明（ラテン語） !記号 ! style="width:23em;" \|写本説明（ラテン語・仏語） ! style="width:5em;" \|写本名 ! style="width:8em;" \|所蔵図書館・登録番号、年代 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|A \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|codex Amstelodamensis 81 s. IX/X ! style="font-size:15pt;" \|A \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Bongarsianus''. Amsterdam, 81. IX<sup>e</sup>-X<sup>e</sup> siècle. !アムステ<br>ルダム本 \| style="font-size:9pt;" \|アムステルダム図書館蔵、81番、9～10世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|Q \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Parisinus<br> (olim Moysiacensis) Lat. 5056 s. XII ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|M \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Moysiacensis''. Paris, [[w:fr:Bibliothèque nationale de France\|Bibl. Nat.]], lat.5056. XII<sup>e</sup> siècle. !パリ本 \| style="font-size:9pt;" \|パリ、[[w:フランス国立図書館\|仏国立図書館]]蔵、5056番、12世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|B \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Parisinus Lat. 5763 s. X ! style="font-size:15pt;" \|B \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Parisinus''. Paris, [[w:fr:Bibliothèque nationale de France\|Bibl. Nat.]], lat.5763. IX<sup>e</sup>-X<sup>e</sup> siècle. !パリ本 \| style="font-size:9pt;" \|パリ、[[w:フランス国立図書館\|仏国立図書館]]蔵、5763番、9～10世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|C \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Vossianus Leidensis 53 s. XI \| colspan="2"\| !ライデン本 \| style="font-size:9pt;" \|[[w:ライデン\|ライデン]]、[[:c:Category:Leiden University Library\|図書館蔵]]、53番、11世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|M \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Vaticanus Lat. 3864 s. X ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|R \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Romanus''. [[w:fr:Rome\|Rome]], [[w:fr:Bibliothèque apostolique vaticane\|Bibl. Vat.]], 3864. X<sup>e</sup> siècle. !ヴァチカン本 \| style="font-size:9pt;" \|ローマ、[[w:バチカン図書館\|バチカン図書館]]蔵、3864番、10世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|S \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Laurentianus<br> (olim Ashburnhamensis) R33 s. X ! style="font-size:15pt;" \|S \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Ashburnhamianus''. [[w:fr:Florence\|Florence]], [[w:fr:Bibliothèque Laurentienne\|Bibl. Laur.]], Ashburn. R. 33. X<sup>e</sup> siècle. !アッシュバ<br>ンハム本 \| style="font-size:9pt;" \|フィレンツェ、[[w:en:Laurentian Library\|メディチ・ロレンツォ図書館]]蔵、R33番、10世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|L \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex [[w:la:Museum Britannicum\|musei Britannici]]<br> (olim Lovaniensis) Add. 10084 s. XI ! style="font-size:15pt;" \|L \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Louaniensis''. [[w:fr:Londres\|Londres]], [[w:fr:British Museum\|Brit. Mus.]], Add. MSS. 10084. XI<sup>e</sup> siècle. !大英博物館本 \| style="font-size:9pt;" \|ロンドン、[[w:大英博物館\|大英博物館]]蔵、追加10084番、11世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|N \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Neapolitanus IV c.11 s. XII/XIII ! style="font-size:15pt;" \|N \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Neapolitanus''. [[w:fr:Naples\|Naples]], [[w:fr:Biblioteca nazionale Vittorio Emanuele III\|Bibl. Nat.]], IV, c. 11. XII<sup>e</sup> siècle. !ナポリ本 \| style="font-size:9pt;" \|ナポリ、[[w:en:Biblioteca Nazionale Vittorio Emanuele III\|国立図書館]]蔵、IV c.11番、12～13世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|T \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Parisinus<br> (olim I.A.Thuani) Lat. 5764 s. XI ! style="font-size:15pt;" \|T \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Thuaneus''. Paris, [[w:fr:Bibliothèque nationale de France\|Bibl. Nat.]], lat. 5764. XI<sup>e</sup> siècle. !トゥー本 \| style="font-size:9pt;" \|パリ、[[w:フランス国立図書館\|仏国立図書館]]蔵、5764番、11世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|V \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Vindobonensis 95 s. XII ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|''f'' \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Vindobonensis''. [[w:fr:Vienne (Autriche)\|Vienne]], 95. XII<sup>e</sup> siècle. !ウィーン本 \| style="font-size:9pt;" \|ウィーン、[[w:オーストリア国立図書館\|国立図書館]]、95番、12世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;" \|U \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Vaticanus<br> (olim Fulvii Ursicini) Lat. 3324 s. XI/XII ! style="font-size:15pt;" \|U \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Ursinianus''. [[w:fr:Rome\|Rome]], [[w:fr:Bibliothèque apostolique vaticane\|Bibl. Vat.]], 3324. XI<sup>e</sup> siècle. !ウルシヌス本 \| style="font-size:9pt;" \|ローマ、[[w:バチカン図書館\|バチカン図書館]]蔵、3324番、11～12世紀 \|- style="font-family:Times New Roman;" ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|R \| style="font-size:13pt;background-color:#ffd;" \|codex Laurentianus Riccardianus 541 s. XI/XII ! style="font-size:15pt;color:#f55;" \|''l'' \| style="font-size:12pt;background-color:#ffd;" \|''Riccardianus''. [[w:fr:Florence\|Florence]], [[w:fr:Bibliothèque Laurentienne\|Bibl. Laur.]], Riccard. 541. XI<sup>e</sup>-XII<sup>e</sup> siècle. !リッカルド本 \| style="font-size:9pt;" \|フィレンツェ、図書館蔵、541番、11～12世紀 \|} === 写本の系図 === 『ガリア戦記』に関する写本の系図理論は、20世紀においてはトイプナー版もビュデ版もおおむね同じである。以下、トイプナー版の記号を用いて系図にふれる。 {\| class="wikitable" \|+ \|- ! colspan="4" style="color:#f0f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:30pt;" \|ω \|- ! colspan="2" style="color:#80f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:30pt;" \|α ! colspan="2" style="color:#80f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:30pt;" \|β \|- ! colspan="1" style="color:#00f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;" \|χ ! colspan="1" style="color:#00f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;" \|φ ! colspan="1" style="color:#00f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;" \|π ! colspan="1" style="color:#00f; font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;" \|ρ \|- \| style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;" \|A · Q \| style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;" \|B · M · S · L · N \| style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;" \|T · V \| style="font-family:Times New Roman;font-size:20pt;" \|U · R \|} <span style="color:#f0f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:30pt;">ω</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum omnium</span></span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">α</span>系と<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">β</span>系、すなわち、主要写本のほぼ全てが一致していることを示す。ビュデ版などでは <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:13pt;">codd.</span> と記す。 <span style="color:#80f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">α</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">χφ</span></span> ：　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">χ</span>系と<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">φ</span>系の写本がほぼ一致していることを示す。 <span style="color:#00f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">χ</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">AQ</span></span> ：写本<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">A Q</span> が一致していることを示す。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">A = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Amstelodamensis (''Bongarsianus'') 81</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">Q = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Parisinus (''Moysiacensis'') lat. 5056</span> ： <span style="color:#00f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">φ</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">BCMSLN</span></span> ：写本<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">B C M S L N</span> がおおむね一致していることを示す。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">B = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Parisinus lat. 5763</span> ： :<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">C = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Vossianus Leidensis 53</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">M = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Vaticanus (''Romanus'') 3864</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">S = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Laurentianus Ashburnhamensis (''Ashburnhamianus'') R. 33</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">L = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Lovaniensis Add. 10084</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">N = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Neapolitanus IV, c. 11</span> ： <span style="color:#80f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">β</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">πρ</span></span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">π</span>系と<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">ρ</span>系の写本がほぼ一致していることを示す。 *<span style="color:#00f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:20pt;">π</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">TV</span></span> ：写本<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">T V</span> が一致していることを示す。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">T = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Parisinus (''Thuaneus'') lat. 5764</span> ： <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">V = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Vindobonensis 95</span> ： <span style="color:#00f;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">ρ</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat consensum codicum </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">UR</span></span> ：写本<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">U R</span> が一致していることを示す。 *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">U = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex Vaticanus (''Ursinianus'') 3324</span> ： *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;">R = </span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">codex (Laurentianus) Riccardianus 541</span> ： <span style="color:#090;"><span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:25pt;">'''ζ'''</span><span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:13pt;">  significat recentiores codicum </span></span> ：上記の主要な諸写本よりも後代の写本を示す。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:bold;font-size:15pt;"></span> == クリティカル・アパラトゥスとその略号 == クリティカル・アパラトゥス（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Critical apparatus\|critical apparatus]]</span>）とは、テクストクリティーク（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Textual criticism\|textual criticism]]</span>、[[w:本文批評\|本文批評]]）についての注釈。古典作品のテキストにおける写本間の異同、校訂者による修正提案などを記したもの（'''異読一覧'''）。単に'''アパラトゥス'''とも呼ばれ、テキスト本文に対して、脚注欄に記されることが多い。以下に、よく使われる略号を挙げる<ref>「critical apparatus abbreviations」等で検索すれば、詳しく知ることができる。</ref><ref> 例えば、[https://www.loebclassics.com/page/abbreviations/common-abbreviations Common Abbreviations Loeb Classical Library] 参照。</ref><ref>例えば、[http://nttextualcriticism.blogspot.com/2014/11/standard-apparatus-latin-symbols-and.html NT Textual Criticism Standard Apparatus Latin Symbols and Lingo] 参照。</ref><ref>例えば、[https://udallasclassics.org/wp-content/uploads/maurer_files/APPARATUSABBREVIATIONS.pdf COMMONEST ABBREVIATIONS, SIGNS, ETC](PDF) 参照。</ref><ref>例えば、[https://didattica.uniroma2.it/files/scarica/insegnamento/178380-Linguistica-Latina/66007-Abbreviazioni-apparato-critico-in-inglese Abbreviations_in_Apparatus_Critici_(Maurer) (12).pdf](PDF) を参照。</ref> {\| class="wikitable" cellspacing=1 \|- !略号 !ラテン語 !英訳 !和訳 \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|add. \| style="font-size:15pt;" \|addidit \| style="font-size:12pt;" \|''added'' \| style="font-size:10pt;" \|付け加えた \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|cett. \| style="font-size:15pt;" \|[[wikt:en:ceteri#Latin\|ceteri]] \| style="font-size:12pt;" \|''other manuscripts'' \| style="font-size:10pt;" \|他の(写本)は \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|cf. \| style="font-size:15pt;" \|[[wikt:en:confer#Latin\|confer]] \| style="font-size:12pt;" \|''compare with'' ～ \| style="font-size:10pt;" \|～を比較・参照せよ \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|cod.<hr>codd. \| style="font-size:15pt;" \|codex<hr>codices \| style="font-size:10pt;" \|''MSS''<br> (''manuscripts'') \| style="font-size:10pt;" \|写本は \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|corr. \| style="font-size:15pt;" \|correctio,<br>correctiones \| style="font-size:12pt;" \|''correction<br>(corrected)'' \| style="font-size:10pt;" \|修正(した) \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|corr. recc. \| style="font-size:13pt;" \|correctiones recentiores \| style="font-size:12pt;" \|''later correction(s)'' \| style="font-size:10pt;" \|より後代の修正 \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|deest<hr>desunt \| style="font-size:15pt;" \|deest<hr>desunt \| style="font-size:12pt;" \|''(this word) is missing''<hr>''(these words) are missing'' \| style="font-size:10pt;" \|欠落している \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|def. \| style="font-size:15pt;" \|defendit \| style="font-size:12pt;" \|''defends,<br>defended'' \| style="font-size:10pt;" \|擁護した \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|del. \| style="font-size:15pt;" \|delevit \| style="font-size:12pt;" \|''deleted'' \| style="font-size:10pt;" \|削除した \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|dub. \| style="font-size:15pt;" \|dubius<hr>dubiter \| style="font-size:12pt;" \|''doubtful''<hr>''doubtfully'' \| style="font-size:10pt;" \|疑わしい \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|ed. pr. \| style="font-size:15pt;" \|[[wikt:en:editio princeps\|editio princeps,<br> editiones principes]] \| style="font-size:12pt;" \|''the first printed edition(s)<br>( of a work previously only<br> published as manuscript)'' \| style="font-size:10pt;" \|最初の<br>印刷本<ref group="注"><span style="font-size:13pt;">『ガリア戦記』の最初の印刷本（Editio princeps）は、1469年に、<span style="font-style:oblique;">[[w:en:Giovanni Andrea Bussi\|Giovanni Andrea Bussi]]</span> 編のものが、ローマで二人の印刷者 <span style="font-style:oblique;">[[w:en:Arnold Pannartz and Konrad Sweynheim\|Arnold Pannartz & Konrad Sweynheim]]</span> によって印刷・刊行された（[[w:en:Editio_princeps#Latin_works\|Editio princeps]] 参照）。</span></ref> \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|edd. \| style="font-size:15pt;" \|editores \| style="font-size:12pt;" \|''editors'' \| style="font-size:10pt;" \|編者たち<br>(校訂者たち) \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|edd. recc. \| style="font-size:15pt;" \|editores recentiores \| style="font-size:10pt;" \|''lated editors'',<br>''lated editions'' \| style="font-size:10pt;" \|より後代の刊本 \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|edd. vett.<hr>edd. vetust. \| style="font-size:15pt;" \|editores veteres \| style="font-size:10pt;" \|''old editors'',<br>''old editions'' \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|m.<hr>man. \| style="font-size:15pt;" \|manus \| style="font-size:10pt;" \|''hand'' i.e. ''copyist'' \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|marg.<hr>mg. \| style="font-size:15pt;" \|in [[wikt:en:margine#Latin\|margine]] \| style="font-size:12pt;" \|''in the margin'' \| style="font-size:10pt;" \|欄外に \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|om. \| style="font-size:15pt;" \|omittit,<br>omisit \| style="font-size:12pt;" \|''omits'',<br>''omitted'' \| style="font-size:10pt;" \|省いた \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|recc. \| style="font-size:15pt;" \|recentiores \| style="font-size:12pt;" \|''later (MSS)'' \| style="font-size:10pt;" \|より後代の \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|secl. \| style="font-size:15pt;" \|seclusit \| style="font-size:12pt;" \|''has bracketed as corrupt'' \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|sim. \| style="font-size:15pt;" \|similia \| style="font-size:12pt;" \|''similar (words)'' \| style="font-size:10pt;" \| \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|sc. \| style="font-size:15pt;" \|scilicet \| style="font-size:12pt;" \|''no doubt, certainly'' \| style="font-size:10pt;" \|疑いなく、確かに \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:15pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \|sq.<hr>sqq. \| style="font-size:15pt;" \|sequens<hr>sequentes \| style="font-size:12pt;" \|''following (word(s))'' \| style="font-size:10pt;" \|引き続く(語) \|- \| colspan="3" \| \|- style="font-family:Times New Roman;" \| style="font-size:20pt;font-style:oblique;background-color:#ffc;" \| \| style="font-size:15pt;" \| \| style="font-size:12pt;" \| \| style="font-size:10pt;" \| \|} ===Editio princeps=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:20pt;">[[w:la:Editio princeps\|Editio princeps]]</span> （<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:en:Editio princeps\|en: Editio princeps]]</span>）　最初の印刷本 <div style="width:55%;background-color:#ffd;"><references group="注" /></div> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:25pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"></span> == 校訂版 == == おもな校訂者（校訂版）などの人名 == ===Aldus=== {{Wikipedia\|アルドゥス・マヌティウス\|アルドゥス}} {{Wikipedia\|アルド印刷所\|アルド印刷所}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:en:Aldus Manutius\|Aldus Manutius]] (1449/1452-1515)</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Ald.</span>）　イタリア語名　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:it:Aldo Manuzio\|Aldo Manuzio]]</span> :15世紀ルネサンスのヴェネツィアの古典学者で、印刷・出版業者。 :カエサルなど、多くのギリシア･ラテンの書物を印刷・刊行した。 :アルドゥス名義で[[w:アルド印刷所\|アルド印刷所]]から発行された著作を含む。 :[[#Manutius]] も参照。 ===Barwick=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Karl Barwick\|Karl Barwick (1883-1965)]]</span>　　ドイツの古典文献学者。 :'''著作''': <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Caesars Commentarii und das Corpus Caesarianum (1938)</span> <ref>[https://www.persee.fr/doc/rbph_0035-0818_1941_num_20_1_1604_t1_0135_0000_3 Barwick (Karl). Caesars Commentarii und das Corpus Caesarianum - Persée]</ref> ===Ciacconius=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Petrus Ciacconius <ref>[[w:fr:Pedro Chacón]] などを参照。</ref> (1525-1581)</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Ciacc.</span>）　スペイン語名　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Pedro Chacón\|Pedro Chacón]]</span>（ペドロ・チャコン） :16世紀、スペインの数学者・神学者、[[w:サラマンカ大学\|サラマンカ大学]]ギリシア語教授。 :著作：<span style="font-family:Times New Roman;">C. Julii Caesaris et Auli Hirtii quae extant omnia</span> <ref>[https://www.worldcat.org/title/c-julii-caesaris-et-auli-hirtii-quae-extant-omnia/oclc/65084468 C. Julii Caesaris et Auli Hirtii quae extant omnia (書籍, 1727) [WorldCat.org] ]</ref> ===Daehne=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Johann Christoph Daehne (1776-1832)</span>　：　ドイツの文献学者<ref>[http://www.worldcat.org/identities/viaf-273408152/ Daehne, Johann Christoph [WorldCat Identities] ] などを参照。</ref>。 *'''校訂版'''： <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">C. Iulii Caesaris Commentarii de bello Gallico et civili. Accedunt libri De bello Alexandrino, Africano et Hispaniensi</span> <ref>[https://www.worldcat.org/title/c-iulii-caesaris-commentarii-de-bello-gallico-et-civili-accedunt-libri-de-bello-alexandrino-africano-et-hispaniensi/oclc/64710439 WorldCat(64710439)]を参照。</ref> <ref>[https://www.worldcat.org/title/ci-caesaris-commentarii-de-bello-gallico-et-civili-accedunt-libri-de-bello-alexandrino-africano-et-hispaniensi-aulus-hirtius/oclc/312032194 WorldCat(312032194)]を参照。</ref> <ref>[https://www.worldcat.org/title/commentarii-de-bello-gallico-et-civili-accedunt-de-bello-alexandrino-africano-et-hispaniensi/oclc/887713890 WorldCat(887713890)]を参照。</ref> ===Davisius=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Iohannes Davisius\|Iohannes Davisius (1567-1644)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Dav.</span>）　英語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:John Davies (Mallwyd)\|John Davies]]</span>　<!--　　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"> </span>　　--> :後期ルネサンス期ウェールズの指導的学者（文法学者・辞書編纂者・翻訳者）。 :著作：<span style="font-family:Times New Roman;">C. Julii Caesaris et Auli Hirtii quae extant omnia</span> <ref>[https://www.worldcat.org/title/c-julii-caesaris-et-auli-hirtii-quae-extant-omnia/oclc/65084468? C. Julii Caesaris et Auli Hirtii quae extant omnia (書籍, 1727) [WorldCat.org] ]</ref><ref>[https://www.worldcat.org/title/c-julii-caesaris-et-auli-hirtii-quae-exstant-omnia-recensuit-ac-selectis-petri-ciacconii-francisci-hotomanni-joannis-brantii-dionysii-vossii-et-aliorum-notis-suas-addidit-joannes-davisius-accedunt-ejusdem-curae-secundae-nec-non-metaphrasis-graeca-librorum-vii-de-bello-gallico/oclc/221348502? WorldCat]</ref>） ===Dinter=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Bernardus Dinter   ;   </span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">''Gottlob Bernhard Dinter'' （1825-?）</span><ref name="Dinter1">[http://www.worldcat.org/identities/lccn-no2008015312/ Dinter, Gottlob Bernhard 1825- [WorldCat Identities] ]</ref> <ref name="Dinter2">[http://worldcat.org/identities/lccn-no2002109382/ Dinter, Bernhard 1825- [WorldCat Identities] ]</ref> :'''校訂版'''： <span style="font-family:Times New Roman;">C. Iuli Caesaris Commentarii cum A. Hirti aliorumque supplentis. Recognovit Bernardus Dinter. Lipsiae, sumptibus et typis B. G. Teubneri, MDCCCLXXVI.</span>　（トイプナー、1876年） :(WorldCat <ref name="Dinter1"/> <ref name="Dinter2"/> などを参照せよ。) ===Ernout=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Alfred Ernout\|Alfred Ernout (1879-1973)]]</span> ：　フランスのラテン語の文献学者。 :'''執筆記事'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">A. Ernout : Revue de Philologie 27, 1953, 192-202</span> ===Estienne=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Robert Estienne (1503-1559) :<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[#Stephanus (Estienne)]]</span> を見よ。 ===Flodoardus=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Flodoardus Remensis\|Flodoardus Remensis (894-966)]]</span>（仏語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Flodoard\|Flodoard de Reims]]</span>） :[[w:西フランク王国\|西フランク王国]]の[[w:フランク人\|フランク人]]で、[[w:カロリング朝\|カロリング朝]]期の[[w:ランス (マルヌ県)\|ランス]]正教会の聖職者・年代記作者・ラテン詩人。 ===Frigell=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Andreas Frigell (1820-1897)</span>（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Frig. ; </span>スウェーデン名<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:sv:Anders Frigell (latinist)\|Anders Frigell]]</span> :スウェーデンの古典文献学者、[[w:ウプサラ大学\|ウプサラ大学]]助教授。著作についてはWorldCat<ref>[http://www.worldcat.org/identities/lccn-no2004048330/ Frigell, A. 1820-1897 (Anders) [WorldCat Identities] ]</ref>等を参照。 :'''校訂版'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><u>C. Iulii Caesaris De bello gallico libri septem cum libro octavo A. Hirtii.</u>, Recensuit codices contulit commentationibus, Instruxit <u>Dr. Andreas Frigell</u>, in Reg. Acad. Upsal. Lingu. Lat. Dog., Upsalae, typis descripserunt edquist et socii, MDCCCLXI.</span> <ref>[https://www.worldcat.org/title/c-iulii-caesaris-de-bello-gallico-libri-septem-cum-libro-octavo-a-hirtii/oclc/556360202 C. Iulii Caesaris De bello gallico libri septem cum libro octavo A. Hirtii (電子書籍, 1861) [WorldCat.org] ]</ref>（1861年） ===Fuchs=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Harald Fuchs (Altphilologe)\|Harald Fuchs (1900-1985)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Fu.</span>）　ドイツの古典文献学者。　　 :'''校訂版'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">C. Julius Caesar: <u>Commentarii Belli Gallici : cum A. Hirtii supplemento</u>, Huber, [[w:en:Frauenfeld\|Frauenfeld]], 1944</span> <ref>[https://www.worldcat.org/title/commentarii-belli-gallici-cum-a-hirtii-supplemento/oclc/18460252 Commentarii Belli Gallici cum A. Hirtii supplemento (書籍, 1944) [WorldCat.org] ]</ref> ===Gertz=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Martin Clarentius Gertz (1844-1929)</span><ref>[[w:da:Martin Clarentius Gertz]], [[c:Category:Martin Clarentius Gertz]]</ref> 19～20世紀デンマークの哲学者<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-n89640008/ Gertz, M. Cl [WorldCat Identities] ]</ref>。 ===Glandorpius (Glandorp)=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Johannes Glandorpius</span>（独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Johann Glandorp\|Johann Glandorp (1501-1564)]]</span>）：ドイツの人文学者・教育者・プロテスタントの神学者<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-nr2002024524/ Glandorp, Johann 1501-1564 [WorldCat Identities] ]</ref><ref>[https://www.deutsche-biographie.de/sfz21096.html Deutsche Biographie - Glandorp, Johann]</ref><ref>[https://www.lagis-hessen.de/pnd/122523806 Hessische Biografie : Erweiterte Suche : LAGIS Hessen]</ref>。 '''校訂版・注釈書''': <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">C. Julii Caesaris quae exstant : ex viri docti [J.J. Scaliger] accuratissima recognitione : accedit nunc vetus interpres Graecus librorum VII de bello Gallico, ex bibliotheca P. Petavii : praeterea notae, adnotationes, commentarii partim veteres, partim novi : adhaec indices rerum, et locorum utiles. ...</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/c-julii-caesaris-quae-exstant-ex-viri-docti-jj-scaliger-accuratissima-recognitione-accedit-nunc-vetus-interpres-graecus-librorum-vii-de-bello-gallico-ex-bibliotheca-p-petavii-praeterea-notae-adnotationes-commentarii-partim-veteres-partim-novi-adhaec-indices-rerum-et-locorum-utiles/oclc/13596308 C. Julii Caesaris quae exstant : ex viri docti [J.J. Scaliger] accuratissima recognitione : accedit nunc vetus interpres Graecus librorum VII de bello Gallico, ex bibliotheca P. Petavii : praeterea notae, adnotationes, commentarii partim veteres, partim novi : adhaec indices rerum, et locorum utiles. ... (書籍, 1669) [WorldCat.org] </ref> *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><ref>[https://openlibrary.org/authors/OL4855318A/Johann_Glandorp Johann Glandorp \| Open Library]</ref> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Johannis Glandorpii Adnotationes doctiss. in C. Iulii Caes. et Hircii vel Oppii de bello Gallico, civili, Alexandrino, Africano & Hispaniensi commentariorum et derelictorum libros</span><ref>[https://openlibrary.org/works/OL11537855W/Johannis_Glandorpii_Adnotationes_doctiss._in_C._Iulii_Caes._et_Hircii_vel_Oppii_de_bello_Gallico_civ Johannis Glandorpii Adnotationes doctiss. in C. Iulii Caes. et Hircii vel Oppii de bello Gallico, civili, Alexandrino, Africano & Hispaniensi commentariorum et derelictorum libros (1564 edition) \| Open Library]</ref><ref>[https://www.worldcat.org/title/johannis-glandorpii-adnotationes-doctiss-in-c-iulii-caes-et-hircii-vel-oppii-de-bello-gallico-civili-alexandrino-africano-hispaniensi-commentariorum-et-derelictorum-libros/oclc/221818490&referer=brief_results Johannis Glandorpii Adnotationes doctiss. in C. Iulii Caes. et Hircii vel Oppii de bello Gallico, civili, Alexandrino, Africano & Hispaniensi commentariorum et derelictorum libros (マイクロフォーム, 1564) [WorldCat.org] ]</ref> ===Gruter=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Janus Gruterus (1560-1627)</span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">; [[w:en:Jan Gruter\|Jan Gruter (Gruytère)]]</span> : [[w:南ネーデルラント\|南ネーデルラント]]出身の古典文献学者・司書。 ===Heller=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Ludwig Heller (Philologe)\|Ludwig Heller (1775/6-1826)]]</span>　：　ドイツの古典文献学者（[[w:フリードリヒ・アレクサンダー大学エアランゲン＝ニュルンベルク\|エアランゲン大学]]）。 ===Hotomanus=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:de:Franciscus Hotomanus\|Franciscus Hotomanus]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Hotm.</span>　；　仏語名　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:François Hotman\|François Hotman (1524-1590)]]</span>）　 :フランスの法律家・著述家。 ===Koller=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Rudolf Koller</span> :'''記　事''': <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Wien. Stud. 36(1914)143</span> :'''校訂版''': <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Commentarii de bello Gallico (1928, 1939)</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/commentarii-de-bello-gallico-auswahl/oclc/720996262 [Commentarii] de bello Gallico Auswahl (書籍, 1928) [WorldCat.org] ]</ref> <ref>[https://www.zvab.com/Julius-Caesar-Bello-Gallico-Sammlung-lateinischer/16208788923/bd https--www.zvab.com-Julius-Caesar-Bello-Gallico-Sammlung-lateinischer-16208788923-bd]</ref> ===Kuebler=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Bernardus Kuebler</span> （略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Kue.</span> ；独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Bernhard Kübler\|Bernhard (Gustav Adolf) Kübler (1859-1940)]]</span>）　 :ドイツの古典文献学者、法制史家。著作多数（WorldCat<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-no2011013800/ Kübler, Bernhard 1859-1940 [WorldCat Identities] ]</ref>、Wikisource<ref>[[s:de:Bernhard Kübler]]</ref> を参照）。 '''校訂版'''（『ガリア戦記』『内乱記』多数）: <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><u>C. Iulii Caesaris commentarii : cum A. Hirtii aliorumque supplementis 1, Commentarii de bello Gallico</u>, Lipsiae Teubner 1895</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/c-iulii-caesaris-commentarii-cum-a-hirtii-aliorumque-supplementis-1-commentarii-de-bello-gallico/oclc/1198880100 C. Iulii Caesaris commentarii : cum A. Hirtii aliorumque supplementis 1, Commentarii de bello Gallico (書籍, 1895) [WorldCat.org] ]</ref> *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><u>C. Iulii Caesaris Commentarii cum A. Hirtii aliorumque supplementis. Vol. 1, Commentarii de bello Gallico</u>, Lipsiae : in aedibus B. G. Teubneri, 1908.</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/c-iulii-caesaris-commentarii-cum-a-hirtii-aliorumque-supplementis-vol-1-commentarii-de-bello-gallico/oclc/441845921 C. Iulii Caesaris Commentarii cum A. Hirtii aliorumque supplementis. Vol. 1, Commentarii de bello Gallico (書籍, 1908) [WorldCat.]</ref>　ほか ===Lipsius=== {{Wikipedia\|ユストゥス・リプシウス\|リプシウス}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Iustus Lipsius\|Iustus Lipsius (1547-1606)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Lips.</span>） :現在のベルギーの人文学者・古典文献学者。[[w:フリードリヒ・シラー大学イェーナ\|イエナ大学]]、[[w:ライデン大学\|ライデン大学]](教授)、[[w:en:Old University of Leuven\|ルーヴェン大学]]等で教鞭をとる。<br>タキトゥスやセネカの校訂で知られる<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B9-149298 リプシウスとは - コトバンク]</ref> ===Manutius=== {{Wikipedia\|パウルス・マヌティウス\|パウルス・マヌティウス}} {{Wikipedia\|アルド印刷所\|アルド印刷所}} [[#Aldus]]　[[w:アルドゥス・マヌティウス\|アルドゥス・マヌティウス]] (<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:en:Aldus Manutius\|Aldus Manutius]] 1449/1452-1515</span>) の後継者たち、特に息子の[[w:パウルス・マヌティウス\|パウルス・マヌティウス]]（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Paulus Manutius\|Paulus Manutius]]</span> 1512-1574）のことか。アルドゥスとその後継者たちは、1513年～1588年まで13回にわたってカエサルの『ガリア戦記』を印刷した。1571年の版は、アルドゥスの子パウルスが現役のときに、その息子アルドゥス2世によって印刷された<ref>[https://grolierclub.omeka.net/exhibits/show/aldus-manutius/paulus-manutius Paulus Manutius · Aldus Manutius: A Legacy More Lasting Than Bronze · Grolier Club Exhibitions]等を参照。</ref>。 ===Meusel=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Henricus Meusel (1844-1916)</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Meu.</span> ：独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Heinrich Meusel\|Heinrich Meusel]]</span> ） :ドイツの古典文献学者。著作多数（<span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">WorldCat<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-no99006368/ Meusel, Heinrich 1844-1916 [WorldCat Identities] ]</ref>, Wikisource<ref>[[s:de:Heinrich Meusel]]</ref></span> 等を参照）。 '''校訂版''': *<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><u>C. Iulii Caesaris Belli Gallici libri VII cum A. Hirtii liber VIII.</u> Recensuit apparatu critico instruxit Henricus Meusel, Berlin, Bertolini, W. Weber, 1894.</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/c-iuli-caesaris-belli-gallici-libri-vii-cum-a-hirti-liber-viii/oclc/7620704 C. Iuli Caesaris Belli gallici libri VII cum A. Hirti liber VIII (書籍, 1894) [WorldCat.org] ]</ref> ===Mommsen=== {{Wikipedia\|テオドール・モムゼン\|モムゼン}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Theodorus Mommsen\|Theodorus Mommsen (1817-1903)]]</span>（独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Theodor Mommsen\|Theodor Mommsen]]</span>） :ドイツのローマ史家。1902年ノーベル文学賞受賞。 ===Morus=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Samuel Fridericus Nathanael Morus\|Samuel Fridericus Nathanael Morus (1736-1792)]]</span>（独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Samuel Friedrich Nathanael Morus\|Samuel Friedrich Nathanael Morus]]</span>） :ドイツの哲学者・神学者。 :'''校訂版'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">C. Julii Caesaris de bello Gallico et civili; accedunt libri de bello Alexandrino, Africano et Hispaniensi; e recensione Oudendorpii. Curavit editionem (et adnotationes atque indicem adiecit) etc. S. F. N. M. Lipsiae, 1780</span> ===Nicasius=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Nicasius Ellebodius Casletanus</span> （略号　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Nicas.</span>） :<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Nicaise Ellebaudt\|Nicaise Ellebaudt (1535-1577)]]</span> ： 16世紀の[[w:フランドル伯\|フランドル伯]]領出身の人文主義者。 ===Nipperdey=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Carl Nipperdey\|Carl Nipperdey (1821-1875)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Nipp.</span>）　ドイツの古典文献学者。『ガリア戦記』の近代的な校訂版を初めて著した。 :'''校訂版'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">C. Julii Caesaris Commentarii cum supplementis A. Hirtii et aliorum. Ex rec. Car. Nipperdeii (1847)</span> ===Oehler=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Franciscus Oehler (1817-1866)</span>　（独語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Franz Oehler (Öhler)</span>） :ドイツの古典文献学者、高校教員。著作については、WorldCat<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-no2007135649/ Oehler, Franz [WorldCat Identities] ]</ref>等を参照。 '''校訂版'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"><u>C. Iulii Caesaris Commentarii : cum supplementis A. Hirtii et aliorum.</u>, Recognovit <u>Franciscus Oehler.</u>, Lipsiae., typis et sumptibus B. G. Teubneri. MDCCCLX.</span> （トイプナー、1860年） :※Amazon.co.jp<ref>Amazon.co.jp：ペーパーバック版（[https://www.amazon.co.jp/C-Iulii-Caesaris-Commentarii-Supplementis/dp/B009JU6ONY C. Iulii Caesaris Commentarii Cum Supplementis A. Hirti Et Aliorum Caesar, Julius, Oehler, Franz]）およびハードカバー版。</ref>、Googleブックス<ref>Googleブックスで「C. Iulii Caesaris Commentarii Franz Oehler」で検索せよ。</ref>等で購入・閲覧ができる。 ===Orosius=== {{Wikipedia\|オロシウス\|オロシウス}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Orosius\|Paulus Orosius]]</span>（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Oros.</span>：英 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Orosius\|Orosius]] 375/385-420</span>頃） 4～5世紀頃の現在のスペイン出身のキリスト教の司祭、著述家・史家<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B9-41771 オロシウスとは - コトバンク] などを参照。</ref>。著作『異教徒に反論する歴史』全7巻（<span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Historiae adversum paganos\|Historiae adversum paganos]]</span>）の6巻7章10節が参照されている。 ===Oudendorp=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Franciscus Oudendorpius</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Oud.</span>）　<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Frans van Oudendorp\|Frans van Oudendorp (1696-1761)]]</span>　オランダの文献学者、[[w:ライデン大学\|ライデン大学]]教授。 '''校訂版'''： <span style="font-family:Times New Roman;font-size:13pt;">C. Julii Caesaris Commentarii de bello Gallico et Civili: Accedunt libri De bello Alexandrino, Africano, et Hispaniensi</span> : WorldCat <ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-n94091268/ Oudendorp, Frans van 1696-1761 [WorldCat Identities] ]</ref>, Vaif.org<ref>[https://viaf.org/viaf/37257920/ viaf.org(37257920)]</ref> などを参照せよ。 ===Plutarchus=== {{Wikipedia\|プルタルコス\|プルタルコス}} {{Wikipedia\|対比列伝\|対比列伝}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Plutarchus\|Plutarchus (Πλούταρχος)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Plut.</span>：英 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Plutarch\|Plutarch]] 46-122</span>頃） :プルータルコス：帝政ローマ期のギリシア人著述家・伝記作家<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9-127292 プルタルコスとは - コトバンク] などを参照。</ref>。著作『[[w:対比列伝\|対比列伝]]』（希 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Βίοι παράλληλοι,</span> 羅 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Vitae parallelae\|Vitae parallelae]]</span>）のうち、『カエサル伝』（羅 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:Vita Iulii Caesaris (Plutarchus)la:\|Vita Iulii Caesaris]]</span>, 英 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:en:Parallel Lives\|Parallel Lives]]</span>） ::などが、『ガリア戦記』の校訂においても重要な史料としてしばしば参照されている。 <!-- <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:\|]]</span> --> ===Rhenanus=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Beatus Rhenanus\|Beatus Rhenanus (1485-1547)]]</span>　（独語名も <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:de:Beatus Rhenanus\|Beatus Rhenanus]]</span>）　ドイツの人文主義者・古典学者・宗教改革者。 ===Rösch (Roesch)=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Jakob Friedrich von Rösch (Roesch)(1743-1841)</span><ref>[[w:de:Jakob Friedrich Rösch]]</ref><ref>[https://www.worldcat.org/title/commentar-uber-die-commentarien-des-caesar-als-eine-beantwortung-der-remarques-sur-cesar-des-hernn-general-major-von-w-nebst-beitraegen-zur-roemischen-taktik/oclc/759572811&referer=brief_results Commentar über die Commentarien des Caesar : als eine Beantwortung der Remarques sur Cesar des Hernn General-Major von W. ; nebst Beitraegen zur Roemischen Taktik (書籍, 1783) [WorldCat.org] ]の著者を参照。</ref> :18～19世紀･ドイツの数学者・軍事科学者・歴史家・建築家。古代史や芸術史の出版を行なっている。この人物であろう。 :※ <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Pontet</span> は <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Rösch</span> 、<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Constans, Seel</span> は <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Roesch</span> と表記して引用。 ::[[ガリア戦記第2巻/注解/17節\|『ガリア戦記』第2巻17節]]など。 ===R.Schneider=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Rudolf Schneider (Historiker)\|Rudolf Schneider (1852-1911)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">RSchn.</span>）　ドイツの軍事史家。 :'''著作集'''：<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[s:de:Rudolf Schneider]]</span> ===Scaliger=== {{Wikipedia\|ジュール・セザール・スカリジェ\|スカリジェ}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Iulius Caesar Scaliger\|Iulius Caesar Scaliger (1484-1558)]]</span>　（略号 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Scal.</span> ：仏語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Jules César Scaliger\|Jules César Scaliger]]</span>） :イタリア出身のフランスの人文主義者・医師。 ===Schiller=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Hermann Schiller\|Hermann Schiller (1839-1902)]]</span> :ドイツの教育者。文法学校長、のちに[[w:ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン\|ギーセン大学]]教授。<br>　『ローマ帝国史』（三部構成、全2巻）の著者。　『ガリア戦記』の校訂者ではない。 :'''著作''': <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">''Geschichte der Römischen Kaiserzeit''. 2 Bände in 3 Teilen. Perthes, Gotha 1883/1887.</span><ref>[https://www.worldcat.org/title/geschichte-der-romischen-kaiserzeit/oclc/781989391 Geschichte der römischen Kaiserzeit (書籍, 1883) [WorldCat.org] ]</ref> ===Spillmann=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Emil Spillmann</span> :<span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Caesariana, by Emil Spillmann (St. Gallen, 1878)</span> の著者。 ===Stephanus (Estienne)=== {{Wikipedia\|ロベール・エティエンヌ\|ロベール・エティエンヌ}} <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Robertus Stephanus</span>（仏語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Robert Estienne\|Robert Estienne (1503-1559)]]</span>; [[w:en:Robert Estienne\|en]]） :16世紀フランスの古典学者・印刷業者 ===Vascosanus=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">Michael Vascosanus</span>（仏語名 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:fr:Michel de Vascosan\|Michel de Vascosan (1500-1576/77)]]</span> ） :16世紀フランスの司書・印刷業者<ref>[http://worldcat.org/identities/lccn-nr95024401/ Vascosan, Michel de -approximately 1577 [WorldCat Identities] ]</ref><ref>[https://portail.biblissima.fr/ark:/43093/pdatac02439a6e1fbf35c63e1c29d7cf7a29f4001ed1a Michel de Vascosan (1500-1577) Biblissima] </ref><ref>[https://viaf.org/viaf/27118843/ 27118843 - VIAF]</ref>。 ===Whitte=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">Hans Kofod Whitte (1810-1894)</SPAN> :19世紀デンマークの古典学者・高校教師<ref>[https://www.ancestry.com/genealogy/records/hans-kofod-whitte-24-6l20z1 Hans Kofod Whitte, b.1810 d.1894 - Ancestry®]</ref>。1886年に『ガリア戦記』の注釈書を著わしている。 ;著作 <ref>[https://onlinebooks.library.upenn.edu/webbin/book/lookupname?key=Whitte%2C%20Hans%20Kofod%2C%201810%2D1894 Whitte, Hans Kofod, 1810-1894 \| The Online Books Page]</ref> # Collatio codicum II havniensium cum editione elberlingiana G. Julii Caesaris Commenttt. (B. Lunos, 1847) <ref>[https://catalog.hathitrust.org/Record/001724964 Catalog Record: Collatio codicum II havniensium cum editione... \| HathiTrust Digital Library]</ref> # Gaji Julii Caesaris De bello gallico commentariorum libri septem et octavus A. Hirtii; in usum scholarum (Impensis librariae Gyldendalianae (F. Hegel & fil), 1886)<ref>[https://catalog.hathitrust.org/Record/006540375 Catalog Record: Gaji Julii Caesaris De bello gallico... \| HathiTrust Digital Library]</ref> ===Zeuss=== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;">[[w:de:Johann Kaspar Zeuß\|Johann Kaspar Zeuß (Zeuss)(1806-1856)]]</span> *ドイツの文献学者・史家で、ケルト文献学の創始者。 <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"></span> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:oblique;font-size:15pt;"></span> ==注釈書等== :[[#オンライン注釈書等]]も参照。 == 脚注 == {{Reflist}} == 関連項目 == <span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記/注解編]]　{{進捗\|00%\|2020-03-27}}</span> <span style="background-color:#ffd;">[[ガリア戦記/用例集]]　{{進捗\|00%\|2020-03-29}}</span> == 外部リンク == ===オンライン注釈書等=== <div style="background-color:#eeeeee;"> ====Caesar's Gallic war : notes by F. W. Kelsey (1897)==== :C. Iuli Caesaris De bello gallico libri VII : ::Caesar's Gallic war : with an introduction, notes, and vocabulary ::: by [[w:en:Francis Kelsey\|Francis Willey Kelsey (1858-1927)]], Fifteenth Edition (1897) :::: (HathiTrust Digital Library　[[w:ハーティトラスト\|ハーティトラスト・デジタルライブラリ]]で電子化) :: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=19 Contents] (#19) ;:─TEXT─ :: '''Book 1''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=77 Commentarius Primus]    (#77) :: '''Book 2''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=119 Commentarius Secundus] (#119) :: '''Book 3''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=144 Commentarius Tertius]    (#144) :: '''Book 4''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=162 Commentarius Quartus]   (#162) :: '''Book 5''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=186 Commentarius Quintus]   (#186) :: '''Book 6''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=219 Commentarius Sextus]   (#219) :: '''Book 7''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=243 Commentarius Septimus]   (#243) ;:─NOTES─ :: '''Book 1''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=307 Book I.] (#307) ; [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=332 The Campaign against Ariovistus] (#322) :: '''Book 2''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=332 Book II.] (#332) :: '''Book 3''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=380 Book III.] (#380) :: '''Book 4''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=395 Book IV.] (#395) :: '''Book 5''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=416 BOOK V.] (#416) :: '''Book 6''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=441 BOOK VI.] (#441) :: '''Book 7''' ： [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=460 BOOK VII.] (#460) :::: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=494 The Routes of Caesar] (#494) :::: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=495 On the Study of Caesar] (#495) :::: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=497 Helps to the Study of Caesar] (#497) :: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=499 Idioms and Phrases] (#499), [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=506 #506], [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=507 #507], [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=508 #508] :: [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=515 Vocabulary] (#515); [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=517 Vocabulary Ａ] (#517), [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=529 Ｂ], ～ , [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn1tp9&seq=635 Ｖ]. </div> <div style="background-color:#eeeeee;"> ====Caesar's Gallic war : edited by F. W. Kelsey (1903)==== :C. Iulii Caesaris Commentarii rerum gestarum. ::Caesar's Commentaries: the Gallic war, books I-Iv, with selections from books V-VII and from the civil war; :::with an introduction, notes, a companion to Caesar and a vocabulary, :::: by [[w:en:Francis Kelsey\|Francis Willey Kelsey (1858-1927)]], Fifteenth Edition (1897) ::::: (HathiTrust Digital Library　[[w:ハーティトラスト\|ハーティトラスト・デジタルライブラリ]]で電子化) [https://catalog.hathitrust.org/Record/000441877 Catalog Record: C. Iulii Caesaris Commentarii rerum gestarum....] (HathiTrust Digital Library) </div> ====Harkness, Albert (1889)==== <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;"><span style="font-size:15pt;">Caesar's Commentaries on the Gallic War, 　</span><span style="font-size:13pt;">with notes, dictionary, and a map of Gaul.</span><br>　　<span style="font-size:15pt;"> 　　edited by <u>[[w:en:Albert Harkness\|Albert Harkness (1822-1907)]]</u> <ref>[http://onlinebooks.library.upenn.edu/webbin/book/lookupname?key=Harkness%2C%20Albert%2C%201822%2D1907 Harkness, Albert, 1822-1907 \| The Online Books Page]</ref>, New York, [[w:en:D. Appleton & Company\|D. Appleton and Company]], 1889 (Rivised Edition)</span></span> ::Caesar's commentaries on the Gallic war; with notes, dictionary, ... (Full View \| HathiTrust Digital Library) ;　BOOK FIRST # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=273 #273] ;　BOOK SECOND # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=316 #316] ;　BOOK THIRD # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=331 #331] ;　BOOK FOURTH # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=341 #341] ;　BOOK FIFTH # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=354 #354] ;　BOOK SIXTH # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=365 #365] ;　BOOK SEVENTH # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=373 #373] ;　DICTIONARY # [https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=hvd.hn3hve&view=1up&seq=387 #387] <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;"></span> <pre> </pre> ===そのほか=== [https://archive.org/ archive.org/] ([[w:インターネットアーカイブ\|Internet Archive]]) [https://archive.org/details/commentariidebel00caesuoft/page/n7/mode/2up Commentarii de bello Gallico et civili; accedunt libri de bello Alexandrino, Africano, et Hespaniensi; : Caesar, Julius : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive] [[Category:ガリア戦記\|#]]	2020-04-17T10:40:51Z	2024-02-29T15:00:44Z	[ "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Reflist", "テンプレート:進捗" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%82%A2%E6%88%A6%E8%A8%98/%E6%B3%A8%E8%A7%A3%E7%B7%A8/%E5%86%99%E6%9C%AC%E3%81%A8%E6%A0%A1%E8%A8%82%E7%89%88
27,750	中学受験参考書/中学校別対策/筑波大学附属駒場中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/筑波大学附属駒場中 40分・100点満点。40分という厳しい時間の中で、大問4つを解かなければならない(計算や文章題は一切ない)。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/筑波大学附属駒場中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "40分・100点満点。40分という厳しい時間の中で、大問4つを解かなければならない(計算や文章題は一切ない)。", "title": "算数" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/筑波大学附属駒場中	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :※筑波大学附属'''駒場'''中の対策ページです。筑波大学附属中の対策ページではありません。 == 算数 == 40分・100点満点。40分という厳しい時間の中で、大問4つを解かなければならない(計算や文章題は一切ない)。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/つくはたいかくふそくこまはちゅう}}	null	2020-04-17T13:04:46Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E7%AD%91%E6%B3%A2%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E9%A7%92%E5%A0%B4%E4%B8%AD
27,753	中学受験国語/漢字と熟語	漢字の成り立ちを分類したものを六書といいます。また、六書の考えを利用して日本独自の漢字もつくられました。このような漢字は国字、和字ともよばれます。例として、畑、働、峠、凪などがあります。ただし、中学受験において転注文字と仮借文字が問われることは多くありません。二字熟語の読み方には、次の4種類と、どれにも分類できない特殊なものがあります。公平、学校、空気など自腹、味方、王様など荷物、合図、手順など庭木、夕方、身近など漢字一字に対してではなく、その熟語に対して読みをつけたもの。上の4つのどれにも当てはまりません。中学受験国語/主要熟字訓一覧二字熟語の構成には、次のようなものがあります。例:雪月花、松竹梅、心技体など (1)最後の一字が前の二字を修飾(しゅうしょく)するもの例:音楽会、太陽系、不文律など (2)接尾語がつくもの(的、化、性) 例:革新的、近代化、可能性など四字熟語以上でも、ほぼ同じです。 ○自由自在:自\|由・在,右往左往:右・左\|往同じ漢字が組み遇う ○切磋琢磨・竜頭蛇尾・温故知新故事成語が元になる矢印にそって読むと熟語ができるように、□をうめなさい。このような問題では、「水」「公」で始まる熟語や、「日」「然」で終わる熟語を考えて、考えます。(ちなみに、この問題の答えは「平」です。)	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "漢字の成り立ちを分類したものを六書といいます。", "title": "漢字と構成" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "また、六書の考えを利用して日本独自の漢字もつくられました。このような漢字は国字、和字ともよばれます。", "title": "漢字と構成" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "例として、畑、働、峠、凪などがあります。", "title": "漢字と構成" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ただし、中学受験において転注文字と仮借文字が問われることは多くありません。", "title": "漢字と構成" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "二字熟語の読み方には、次の4種類と、どれにも分類できない特殊なものがあります。", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "公平、学校、空気など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "自腹、味方、王様など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "荷物、合図、手順など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "庭木、夕方、身近など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "漢字一字に対してではなく、その熟語に対して読みをつけたもの。上の4つのどれにも当てはまりません。", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "中学受験国語/主要熟字訓一覧", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "二字熟語の構成には、次のようなものがあります。", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "例:雪月花、松竹梅、心技体など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "(1)最後の一字が前の二字を修飾(しゅうしょく)するもの例:音楽会、太陽系、不文律など (2)接尾語がつくもの(的、化、性) 例:革新的、近代化、可能性など", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "四字熟語以上でも、ほぼ同じです。", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "○自由自在:自\|由・在,右往左往:右・左\|往", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "同じ漢字が組み遇う", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "○切磋琢磨・竜頭蛇尾・温故知新", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "故事成語が元になる", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "矢印にそって読むと熟語ができるように、□をうめなさい。", "title": "熟語" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "このような問題では、「水」「公」で始まる熟語や、「日」「然」で終わる熟語を考えて、考えます。(ちなみに、この問題の答えは「平」です。)", "title": "熟語" } ]	null	{{Pathnav\|メインページ\|小学校・中学校・高等学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験国語\|frame=1}} <!-- このページには導入部がありません。適切な導入部を作成し、このコメントを除去してください。 --> == 漢字と構成 == === 漢字の書き・読み === ［○兼・謙→ケン　○難・儺→なん］ * 同じ読み方の漢字もある　　［山・三：サン　差：サ］ * 構成：３画で読みが「さん」とみる→サ応答：こた｜える→読み仮名や綴りが同じ === 送りがな === === 同異音の音義と訓字 === ==== 同異語 ==== * 読み方が似てる * 意味が違う熟語 * 組み合せで自由な解釈が出来る ==== 音義 ==== かいしん：会・改｜心 * 似た意味で漢字が近い ==== 訓字 ==== かおる：薫・香｜る * 送り仮名が近い === 漢字の画数と筆順 === * つくりがモトになる * 漢字：刀・口・己・子・未・木 →2 - 5で画数が少ない * 例：金＋肖＝鎖・金＋立＋里＝鐘 === 部首 === * 旁：偏・冠・繞〈結尾に使う〉 * 意味其物に使う === {{ruby\|六書\|りくしょ}} === 漢字の成り立ちを分類したものを'''{{ruby\|六書\|りくしょ}}'''といいます。 * '''象形文字''' 物の形をかたどって作られた漢字です。日・月・木・耳など。 * '''指事文字''' 位置や状態といったかたちのないものを字の組み合わせで表したものです。上・下・本・末など。 * '''会意文字''' 漢字を組み合わせて新しい意味を表すようになった漢字です。男・林・炎など。 * '''形声文字''' 意味を表す部分と音を表す部分とを組み合わせてできた漢字です。以下で例を見ていきましょう。 * 「河」という文字は、水を意味するさんずいと音をあらわす「可」という文字を組み合わせて作られた文字です。 ** * 「草」という文字は、植物をあらわすくさかんむりと音をあらわす「早」という文字を組み合わせて作られた文字です。 ** このように、形成文字は、へん・つくり・かんむり・かまえ・あし・たれ・にょうの漢字の部首とそれ以外の部分に分けられます。 * '''転注文字''' ある漢字が別の意味を持つようになったものを指します。 * 「楽」という漢字は本来は「音楽」の意味でしたが、「音楽を聞くと楽しくなる」ことから「たのしい」という意味も持つようになりました。 ** * 「長」という漢字は本来「ながい」の意味でしたが、中国語で別の発音が生まれたことで「そだつ」という意味（熟語で言えば「成長」など）も持つようになりました。 * '''仮借文字''' 音をかりた当て字のことです。アメリカ→亜米利加・イギリス→英吉利・フランス→仏蘭西など。また、六書の考えを利用して日本独自の漢字もつくられました。このような漢字は'''国字'''、和字ともよばれます。例として、畑、働、{{ruby\|峠\|とうげ}}、{{ruby\|凪\|なぎ}}などがあります。ただし、中学受験において転注文字と仮借文字が問われることは多くありません。 === 同対と義語 === == 熟語 == === 読み === 二字熟語の読み方には、次の4種類と、どれにも分類できない特殊なものがあります。 * 音音読み公平、学校、空気など * 音訓読み（{{ruby\|重箱\|じゅうばこ}}読み）自腹、味方、王様など * 訓音読み（{{ruby\|湯桶\|ゆとう}}読み）荷物、合図、手順など * 訓訓読み庭木、夕方、身近など * 熟字訓漢字一字に対してではなく、その熟語に対して読みをつけたもの。上の４つのどれにも当てはまりません。 :例　{{ruby\|七夕\|たなばた}}（たとえば、「七夕」には、「七」と「夕」のそれぞれの読みはなく、「七夕」という熟語になってはじめて「たなばた」と読む。） [[中学受験国語/主要熟字訓一覧]] === 成立と条件 === * １文字ずつ［字が素の数］ * 接｜尾・頭｜語が入り混じる * 読みが同じで似た意味を組んだ ==== 二字熟語 ==== 二字熟語の構成には、次のようなものがあります。 # 似た意味の字を組み合わせたもの # 対の意味の字を組み合わせたもの # 前の字が後の漢字を修飾している熟語 # 前の字が動作などを、後ろの字が「～を・～に」を表すもの # 前の字が主語、後の漢字が述語の関係になっているもの # 後ろの字を「不・無・非・未」で打ち消したもの # 長い言葉を略したもの ==== 三字熟語 ==== * 三字全てが対等なもの例：雪月花、松竹梅、心技体など * 一字＋二字のもの　　 (1)最初の一字が後ろの二字を{{ruby\|修飾\|しゅうしょく}}するもの　　例：総選挙、大気圧、全世界など (2)最初の一字が後ろの二字を打ち消すもの（最初の一字が「不・無・非・未」）例：不可能、無条件、非常識など * 二字＋一字のもの　　(1)最後の一字が前の二字を修飾（しゅうしょく）するもの　　例：音楽会、太陽系、不文律など<br> 　　(2)接尾語がつくもの（的、化、性）　　例：革新的、近代化、可能性など四字熟語以上でも、ほぼ同じです。 ==== 四字熟語 ==== * ４〈１：１〉の割合 * 別々になる場合がある ○自由自在：自｜由・在，右往左往：右・左｜往<blockquote>同じ漢字が組み遇う</blockquote>○切磋琢磨・竜頭蛇尾・温故知新<blockquote>故事成語が元になる</blockquote> === 熟語パズル === * 矢印熟語矢印にそって読むと熟語ができるように、□をうめなさい。 [[ファイル:漢字パズル中学受験国語-漢字と熟語用.png\|サムネイル]] このような問題では、「水」「公」で始まる熟語や、「日」「然」で終わる熟語を考えて、考えます。（ちなみに、この問題の答えは「平」です。） [[カテゴリ:中学受験国語\|かんしとしゆくこ]] {{デフォルトソート:ちゅうかくしゆけんこくこかんしとしゆくこ}} [[カテゴリ:中学受験参考書\|かんしとしゆくこ]]	null	2022-08-31T03:20:26Z	[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E6%BC%A2%E5%AD%97%E3%81%A8%E7%86%9F%E8%AA%9E
27,755	中学受験国語/品詞	動詞は、主に動作や状態を表します。いい切りの形が○○いとなる物事の性質や状態を表す言葉。例忙しい美しい暗いいい切りの形が○○だとなる物事の性質や状態を表す言葉名詞は、おもに人の名前や地名、物の名前を表します。「京都」「夏目漱石」などのように、特定の地名や人名などをあらわす名詞のことを固有名詞といいます。「ボール」「茶」「人」「犬」「机」など、特定の人名や地名をあらわしていない、普通の名詞のことを普通名詞といいます。付属語であり、活用がない言葉と言葉をつなぐもの。例部屋が暗い。(主語であることを示す助詞「が」) 勉強するから遊ばない。(理由をあらわす助詞「から」) ここで遊ぶな。(禁止をあらわす助詞「な」) 助詞と副詞です。 ※詞は省略します。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "動詞は、主に動作や状態を表します。", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "いい切りの形が○○いとなる物事の性質や状態を表す言葉。例忙しい美しい暗い", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "いい切りの形が○○だとなる物事の性質や状態を表す言葉", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "名詞は、おもに人の名前や地名、物の名前を表します。", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "「京都」「夏目漱石」などのように、特定の地名や人名などをあらわす名詞のことを固有名詞といいます。", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "「ボール」「茶」「人」「犬」「机」など、特定の人名や地名をあらわしていない、普通の名詞のことを普通名詞といいます。", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "付属語であり、活用がない言葉と言葉をつなぐもの。例部屋が暗い。(主語であることを示す助詞「が」) 勉強するから遊ばない。(理由をあらわす助詞「から」) ここで遊ぶな。(禁止をあらわす助詞「な」)", "title": "品詞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "助詞と副詞です。 ※詞は省略します。", "title": "品詞" } ]	null	== 品詞 == === 品詞の種類 === ==== 動詞 ==== '''動詞'''は、主に動作や状態を表します。 ==== 形容詞 ==== いい切りの形が○○いとなる物事の性質や状態を表す言葉。例　忙しい　美しい　暗い ==== 形容動詞 ==== いい切りの形が○○だとなる物事の性質や状態を表す言葉 ==== 名詞 ==== '''名詞'''は、おもに人の名前や地名、物の名前を表します。 ===== 名詞の種類 ===== * 固有名詞「京都」「夏目漱石」などのように、特定の地名や人名などをあらわす名詞のことを'''{{ruby\|固有名詞\|こゆうめいし}}'''といいます。 * 普通名詞「ボール」「茶」「人」「犬」「机」など、特定の人名や地名をあらわしていない、普通の名詞のことを'''{{ruby\|普通名詞\|ふつうめいし}}'''といいます。 ==== 連体詞 ==== ==== 副詞 ==== ==== 接続詞 ==== ==== 感動詞 ==== ==== 助動詞 ==== ==== 助詞 ==== 付属語であり、活用がない言葉と言葉をつなぐもの。例　部屋が暗い。（主語であることを示す助詞「が」）　　勉強するから遊ばない。（理由をあらわす助詞「から」）　　ここで遊ぶな。（禁止をあらわす助詞「な」） ==== まちがえやすい品詞 ==== '''助詞'''と'''副詞'''です。 ※詞は省略します。 * '''助詞'''：程度・呼応・接述：接続・応答：感動 * '''副詞'''：対処価・原料価・引用・同時 * 〈感動も含む→〉この２つは種類が多く複雑です。 [[カテゴリ:文法]]	null	2022-11-29T16:56:48Z	[ "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E5%93%81%E8%A9%9E
27,756	中学受験国語/文法	[私は/学校に/行く][嘘を/つく][感情を/示す]:文 ○節脈がポイント ○関連度が高いかどうか [○役割:条件・変換・動機・関連・説明]がモトになる文は「,・。」で区切る。〔〜\|が・は:あ行\|〜〕で綴る時,主・述の関係が成り立つ。〔〜で〜\|〜と〜〕が,成分に当たる。基本的な文法で簡略が可能。接続の働きが単語に伴い変化する他の内容を詳しくする	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "[私は/学校に/行く][嘘を/つく][感情を/示す]:文 ○節脈がポイント ○関連度が高いかどうか", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "[○役割:条件・変換・動機・関連・説明]がモトになる", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "文は「,・。」で区切る。〔〜\|が・は:あ行\|〜〕で綴る時,主・述の関係が成り立つ。〔〜で〜\|〜と〜〕が,成分に当たる。基本的な文法で簡略が可能。", "title": "文法" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "接続の働きが単語に伴い変化する", "title": "関係" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "他の内容を詳しくする", "title": "関係" } ]	null	== 文法 == === 文の構造 === ［私は／学校に／行く］［嘘を／つく］［感情を／示す］：文 ○節脈がポイント　○関連度が高いかどうか〔は・で・を・に〕・〈では・にも・する〉 <blockquote>［○役割：条件・変換・動機・関連・説明］がﾓﾄになる</blockquote> ==== 独立–連文｜並立｜主・述｜用・体：言 ==== 文は「，・。」で区切る。〔〜｜が・は：あ行｜〜〕で綴る時，主・述の関係が成り立つ。〔〜で〜｜〜と〜〕が，成分に当たる。基本的な文法で簡略が可能。 == 関係 == === 接続 === ｛ので・だから・しかし・また｝ <blockquote>接続の働きが単語に伴い変化する</blockquote> === 修飾 === * ｛〜（な）〜｝ <blockquote>他の内容を詳しくする</blockquote> === 補助 === * ｛いる・ある・ない・みる・から｝ * 〈〜｜は・が＋補助〉の様に組む [[カテゴリ:文法]]	null	2022-11-26T04:30:44Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E6%96%87%E6%B3%95
27,759	中学受験国語/その他	•ほおずき •おおどおり •おおかみ •いなづま(稲妻) •さかずき(盃) •おうじさま •はなぢ •ちぢむ(縮む) •じしん(地震) •いもおと(妹) •おねえさん(お姉さん) •かんづめ(缶詰め) •かなづち(金槌) ローマ字についてですが、多くの学校では必要ありません。ローマ字表のばす音は、その文字の上に「^」がつくことがあるが、省略することが多い。固有名詞 (名前、地名など) の最初の文字は、大文字で書く。小さい「っ」(つまる音)は、そのあとの文字を、2つ続けて表す。 nのつぎに、a,i,u,e,o,y がくるときは、nのあとに「'」をつける。 1月お正月気分も抜けてますます寒さが厳しくなってきました。松もとれましたが、あいかわらず寒い日が続いています。松もとれ、厳しい寒さが続いています。年が明け、まだ来ぬ春が待ち遠しく感じられます。 2月立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております節分を過ぎましたのに、あいかわらず寒い日が続いています。春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。 3月桃の節句を過ぎ、ようやく春めいて参りました。寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。旅立ちの春を迎え、日増しにあたたかさを感じています。 4月桜の花のたよりが聞かれる頃になりました。花の色が美しい季節になりました。春もたけなわの頃となりました。 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 •古事記・・・712年成立。稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた日本の神話や伝説、歴史を太安万侶(おおのやすまろ)が記録。歴史よりも神話が中心になっている。 •風土記・・・713年以降、各地の地形、地名の由来、物産、伝説などを国ごとにまとめたもの。 •日本書紀・・・720年成立。舎人親王(とねりしんのう)によってまとめられた日本の神話、歴史の書だが、神話よりも歴史が中心になっている。 •万葉集・・・奈良時代末期に成立した、現存する日本最古の歌集。編者は大伴家持(おおとものやかもち)と言われているが未詳。 •竹取物語・・・平安時代前期の成立。作者未詳。平仮名で書かれた、日本最古の物語。月の都から来たかぐや姫の物語。 •古今和歌集・・・905年成立。醍醐天皇(だいごてんのう)の勅命でつくられた、最初の勅撰(天皇の命令でつくられた)和歌集。撰者は紀貫之(きのつらゆき)ら。 •土佐日記・・・935年頃成立。紀貫之(きのつらゆき)によって、平仮名で書かれた最初の日記で、女性が書いたという形式をとる。 •枕草子・・・11世紀のはじめの成立。清少納言(せいしょうなごん)によって書かれた随筆。 •源氏物語・・・11世紀のはじめの成立。紫式部(むらさきしきぶ)によって書かれた、光源氏と呼ばれる貴公子を主人公とした長編物語。 •今昔物語集・・・12世紀はじめに成立した説話集。芥川龍之介の「鼻」や「芋粥」、「羅生門」などはこの本に収められた話に取材している。 •新古今和歌集・・・1205年成立。後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命令により、藤原定家(ふじわらのていか)らによって作られた勅撰和歌集。 •方丈記・・・1212年成立。鴨長明(かものちょうめい)によって書かれた随筆。 •金槐和歌集・・・1213年成立。鎌倉幕府第3代将軍・源実朝(みなもとのさねとも)の歌集。 •平家物語・・・13世紀前半に成立。作者不明。平家の台頭と栄華、源氏との戦い、そして没落までを描く。琵琶法師(びわほうし)が琵琶の伴奏にあわせて語ったものを「平曲」という。 •徒然草・・・1331年頃成立。吉田兼好(よしだけんこう)によって書かれた随筆。 •太平記・・・1370年頃成立。小島法師(こじまほうし)の作と言われるが作者未詳。鎌倉幕府の滅亡から南北朝の内乱までを描く。 •御伽草子・・・作者、成立年不明。女性や子供を対象として書かれた短編物語。「浦島太郎」「一寸法師」「物臭太郎」など。 •日本永代蔵・・・1688年、井原西鶴(いはらさいかく)によって書かれた浮世草子。 •奥の細道・・・1689年、松尾芭蕉が関東、奥羽、北陸の旅で作った俳句を収めた紀行文。 •雨月物語・・・上田秋成(うえだあきなり)作、1766年刊行の怪談集。 •東海道中膝栗毛・・・十返舎一九(じっぺんしゃいっく)作、1802年刊。弥次さん喜多さんのコンビが失敗を繰り返しながら東海道を旅する話。 •南総里見八犬伝・・・1814 - 1842年刊。滝沢馬琴(たきざわばきん)作。八犬士が安房国里見家再興のため活躍する長編小説。 •おらが春・・・1819年成立の小林一茶の随筆・俳句集。福沢諭吉・・・「学問のすゝめ」「文明論之概略」幸田露伴・・・「五重塔」尾崎紅葉・・・「金色夜叉」樋口一葉・・・「たけくらべ」「にごりえ」国木田独歩・・・「武蔵野」「牛肉と馬鈴薯」「忘れえぬ人々」島崎藤村・・・「破壊」「夜明け前」詩集「若菜集」与謝野晶子・・・歌集「みだれ髪」石川啄木・・・歌集「一握の砂」「悲しき玩具」伊藤左千夫・・・「野菊の墓」夏目漱石・・・「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「草枕」「それから」「門」「こころ」「明暗」森鴎外・・・「山椒大夫」「高瀬舟」「舞姫」小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)・・・「怪談」芥川龍之介・・・「鼻」「羅生門」「芋粥」「杜子春」「トロッコ」「地獄変」「蜘蛛の糸」「蜜柑」「白」「魔術」「河童」「歯車」「或る阿呆の一生」中勘助・・・「銀の匙」菊池寛・・・「恩讐の彼方に」「父帰る」志賀直哉・・・「清兵衛と瓢箪」「小僧の神様」「城の崎にて」「暗夜行路」「和解」「網走まで」武者小路実篤・・・「友情」「お目出たき人」「真理先生」有島武郎・・・「小さき者へ」「一房の葡萄」「生まれ出づる悩み」宮沢賢治・・・「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「グスコーブドリの伝記」「よだかの星」「セロ弾きのゴージュ」「オツベルと象」「どんぐりと山猫」詩集「春と修羅」詩「雨ニモマケズ」小川未明・・・「赤い蝋燭と人魚」「野ばら」浜田広介・・・「泣いた赤鬼」高村光太郎・・・詩集「道程」「智恵子抄」斉藤茂吉・・・歌集「赤光」谷崎潤一郎・・・「刺青」「痴人の愛」「卍」「蓼食ふ虫」「細雪」「鍵」川端康成・・・「伊豆の踊子」「雪国」ノーベル文学賞受賞井伏鱒二・・・「屋根の上のサワン」戦後→「黒い雨」「山椒魚」太宰治・・・「走れメロス」「斜陽」「人間失格」「津軽」新見南吉・・・「ごんぎつね」「おじいさんとランプ」「牛をつないだ椿の木」「てぶくろを買いに」「屁」「うた時計」坪田譲治・・・「風の中の子供」「子供の四季」「お化けの世界」下村湖人・・・「次郎物語」椋鳩十・・・「月の輪グマ」「片耳の大鹿」「大造じいさんとガン」堀辰雄・・・「風立ちぬ」「菜穂子」竹山道雄・・・「ビルマの竪琴」壷井栄・・・「二十四の瞳」「母のない子と子のない母と」「柿の木のある家」「坂道」木下順二・・・「夕鶴」「彦一ばなし」「聴耳頭巾」「木龍うるし」井上靖・・・「しろばんば」「あすなろ物語」「天平の甍」三島由紀夫・・・「金閣寺」「潮騒」石森延男・・・「コタンの口笛」松谷みよ子・・・「龍の子太郎」北杜夫・・・「どくとるマンボウ航海記」今西祐行・・・「肥後の石工」遠藤周作・・・「海と毒薬」「沈黙」大江健三郎・・・「飼育」「万延元年のフットボール」「個人的な体験」ノーベル文学賞受賞灰谷健三郎・・・「太陽の子」「兎の目」今江祥智・・・「優しさごっこ」「ぼんぼん」開高健・・・「裸の王様」安岡章太郎・・・「サーカスの馬」「宿題」杉みき子・・・「小さな雪の町の物語」高木敏子・・・「ガラスの兎」角野栄子・・・「魔女の宅急便」吉川淳之介・・・「子供の領分」椎名誠・・・「岳物語」「続岳物語」「青い鳥」メーテルリンク「赤い子馬」スタインベック「赤毛のアン」モンゴメリー「あしながおじさん」ウェブスター「嵐が丘」エミリ・ブロンチ「アルプスの少女」ヨハンナ・スピリ「アンクル・トムの小屋」ストウ夫人「家なき子」エクトル・マロ「イワンのばか」トルストイ「嘔吐」サルトル「絵のない絵本」アンデルセン「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト「クオレ」デ・アミーチス「黒馬物語」アンナ・シュウェル「小鹿物語」マージョリ・キナン・ローリングス「昆虫記」ファーブル「最後の授業」ドーデ「最後の一葉」オー・ヘンリー「西遊記」呉承恩「車輪の下」ヘルマン・ヘッセ「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル「十五少年漂流記」ジュール・ベルヌ「小公子」バーネット「小公女」バーネット「白雪姫」グリム兄弟「即興詩人」アンデルセン「大草原の小さな家」ワイルダー「宝島」スティーブソン	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "•ほおずき", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "•おおどおり", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "•おおかみ", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "•いなづま(稲妻)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "•さかずき(盃)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "•おうじさま", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "•はなぢ", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "•ちぢむ(縮む)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "•じしん(地震)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "•いもおと(妹)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "•おねえさん(お姉さん)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "•かんづめ(缶詰め)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "•かなづち(金槌)", "title": "かなづかい" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ローマ字についてですが、多くの学校では必要ありません。", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "ローマ字表", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "のばす音は、その文字の上に「^」がつくことがあるが、省略することが多い。", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "固有名詞 (名前、地名など) の最初の文字は、大文字で書く。", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "小さい「っ」(つまる音)は、そのあとの文字を、2つ続けて表す。", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "nのつぎに、a,i,u,e,o,y がくるときは、nのあとに「'」をつける。", "title": "ローマ字" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "1月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "お正月気分も抜けてますます寒さが厳しくなってきました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "松もとれましたが、あいかわらず寒い日が続いています。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "松もとれ、厳しい寒さが続いています。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "年が明け、まだ来ぬ春が待ち遠しく感じられます。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "2月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "節分を過ぎましたのに、あいかわらず寒い日が続いています。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "3月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "桃の節句を過ぎ、ようやく春めいて参りました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "旅立ちの春を迎え、日増しにあたたかさを感じています。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "4月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "桜の花のたよりが聞かれる頃になりました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "花の色が美しい季節になりました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "春もたけなわの頃となりました。", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "5月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "6月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "7月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "8月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "9月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "10月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "11月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "12月", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "", "title": "季節のあいさつ" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "•古事記・・・712年成立。稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた日本の神話や伝説、歴史を太安万侶(おおのやすまろ)が記録。歴史よりも神話が中心になっている。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "•風土記・・・713年以降、各地の地形、地名の由来、物産、伝説などを国ごとにまとめたもの。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "•日本書紀・・・720年成立。舎人親王(とねりしんのう)によってまとめられた日本の神話、歴史の書だが、神話よりも歴史が中心になっている。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "•万葉集・・・奈良時代末期に成立した、現存する日本最古の歌集。編者は大伴家持(おおとものやかもち)と言われているが未詳。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "•竹取物語・・・平安時代前期の成立。作者未詳。平仮名で書かれた、日本最古の物語。月の都から来たかぐや姫の物語。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "•古今和歌集・・・905年成立。醍醐天皇(だいごてんのう)の勅命でつくられた、最初の勅撰(天皇の命令でつくられた)和歌集。撰者は紀貫之(きのつらゆき)ら。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "•土佐日記・・・935年頃成立。紀貫之(きのつらゆき)によって、平仮名で書かれた最初の日記で、女性が書いたという形式をとる。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "•枕草子・・・11世紀のはじめの成立。清少納言(せいしょうなごん)によって書かれた随筆。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "•源氏物語・・・11世紀のはじめの成立。紫式部(むらさきしきぶ)によって書かれた、光源氏と呼ばれる貴公子を主人公とした長編物語。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "•今昔物語集・・・12世紀はじめに成立した説話集。芥川龍之介の「鼻」や「芋粥」、「羅生門」などはこの本に収められた話に取材している。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "•新古今和歌集・・・1205年成立。後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)の命令により、藤原定家(ふじわらのていか)らによって作られた勅撰和歌集。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "•方丈記・・・1212年成立。鴨長明(かものちょうめい)によって書かれた随筆。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "•金槐和歌集・・・1213年成立。鎌倉幕府第3代将軍・源実朝(みなもとのさねとも)の歌集。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "•平家物語・・・13世紀前半に成立。作者不明。平家の台頭と栄華、源氏との戦い、そして没落までを描く。琵琶法師(びわほうし)が琵琶の伴奏にあわせて語ったものを「平曲」という。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "•徒然草・・・1331年頃成立。吉田兼好(よしだけんこう)によって書かれた随筆。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "•太平記・・・1370年頃成立。小島法師(こじまほうし)の作と言われるが作者未詳。鎌倉幕府の滅亡から南北朝の内乱までを描く。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "•御伽草子・・・作者、成立年不明。女性や子供を対象として書かれた短編物語。「浦島太郎」「一寸法師」「物臭太郎」など。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "•日本永代蔵・・・1688年、井原西鶴(いはらさいかく)によって書かれた浮世草子。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "•奥の細道・・・1689年、松尾芭蕉が関東、奥羽、北陸の旅で作った俳句を収めた紀行文。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "•雨月物語・・・上田秋成(うえだあきなり)作、1766年刊行の怪談集。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "•東海道中膝栗毛・・・十返舎一九(じっぺんしゃいっく)作、1802年刊。弥次さん喜多さんのコンビが失敗を繰り返しながら東海道を旅する話。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "•南総里見八犬伝・・・1814 - 1842年刊。滝沢馬琴(たきざわばきん)作。八犬士が安房国里見家再興のため活躍する長編小説。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "•おらが春・・・1819年成立の小林一茶の随筆・俳句集。", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "福沢諭吉・・・「学問のすゝめ」「文明論之概略」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "幸田露伴・・・「五重塔」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "尾崎紅葉・・・「金色夜叉」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "樋口一葉・・・「たけくらべ」「にごりえ」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "国木田独歩・・・「武蔵野」「牛肉と馬鈴薯」「忘れえぬ人々」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "島崎藤村・・・「破壊」「夜明け前」詩集「若菜集」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "与謝野晶子・・・歌集「みだれ髪」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "石川啄木・・・歌集「一握の砂」「悲しき玩具」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "伊藤左千夫・・・「野菊の墓」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "夏目漱石・・・「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「草枕」「それから」「門」「こころ」「明暗」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "森鴎外・・・「山椒大夫」「高瀬舟」「舞姫」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)・・・「怪談」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "芥川龍之介・・・「鼻」「羅生門」「芋粥」「杜子春」「トロッコ」「地獄変」「蜘蛛の糸」「蜜柑」「白」「魔術」「河童」「歯車」「或る阿呆の一生」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "中勘助・・・「銀の匙」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "菊池寛・・・「恩讐の彼方に」「父帰る」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "志賀直哉・・・「清兵衛と瓢箪」「小僧の神様」「城の崎にて」「暗夜行路」「和解」「網走まで」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "武者小路実篤・・・「友情」「お目出たき人」「真理先生」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "有島武郎・・・「小さき者へ」「一房の葡萄」「生まれ出づる悩み」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "宮沢賢治・・・「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「グスコーブドリの伝記」「よだかの星」「セロ弾きのゴージュ」「オツベルと象」「どんぐりと山猫」詩集「春と修羅」詩「雨ニモマケズ」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "小川未明・・・「赤い蝋燭と人魚」「野ばら」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "浜田広介・・・「泣いた赤鬼」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "高村光太郎・・・詩集「道程」「智恵子抄」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "斉藤茂吉・・・歌集「赤光」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "谷崎潤一郎・・・「刺青」「痴人の愛」「卍」「蓼食ふ虫」「細雪」「鍵」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "川端康成・・・「伊豆の踊子」「雪国」ノーベル文学賞受賞", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "井伏鱒二・・・「屋根の上のサワン」戦後→「黒い雨」「山椒魚」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "太宰治・・・「走れメロス」「斜陽」「人間失格」「津軽」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "新見南吉・・・「ごんぎつね」「おじいさんとランプ」「牛をつないだ椿の木」「てぶくろを買いに」「屁」「うた時計」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "坪田譲治・・・「風の中の子供」「子供の四季」「お化けの世界」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "下村湖人・・・「次郎物語」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "椋鳩十・・・「月の輪グマ」「片耳の大鹿」「大造じいさんとガン」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "堀辰雄・・・「風立ちぬ」「菜穂子」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "竹山道雄・・・「ビルマの竪琴」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "壷井栄・・・「二十四の瞳」「母のない子と子のない母と」「柿の木のある家」「坂道」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "木下順二・・・「夕鶴」「彦一ばなし」「聴耳頭巾」「木龍うるし」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "井上靖・・・「しろばんば」「あすなろ物語」「天平の甍」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "三島由紀夫・・・「金閣寺」「潮騒」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "石森延男・・・「コタンの口笛」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "松谷みよ子・・・「龍の子太郎」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "北杜夫・・・「どくとるマンボウ航海記」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "今西祐行・・・「肥後の石工」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "遠藤周作・・・「海と毒薬」「沈黙」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "大江健三郎・・・「飼育」「万延元年のフットボール」「個人的な体験」ノーベル文学賞受賞", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "灰谷健三郎・・・「太陽の子」「兎の目」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "今江祥智・・・「優しさごっこ」「ぼんぼん」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "開高健・・・「裸の王様」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "安岡章太郎・・・「サーカスの馬」「宿題」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "杉みき子・・・「小さな雪の町の物語」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "高木敏子・・・「ガラスの兎」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "角野栄子・・・「魔女の宅急便」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "吉川淳之介・・・「子供の領分」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "椎名誠・・・「岳物語」「続岳物語」", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "「青い鳥」メーテルリンク", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "「赤い子馬」スタインベック", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "「赤毛のアン」モンゴメリー", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "「あしながおじさん」ウェブスター", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "「嵐が丘」エミリ・ブロンチ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "「アルプスの少女」ヨハンナ・スピリ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "「アンクル・トムの小屋」ストウ夫人", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "「家なき子」エクトル・マロ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "「イワンのばか」トルストイ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "「嘔吐」サルトル", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "「絵のない絵本」アンデルセン", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "「クオレ」デ・アミーチス", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "「黒馬物語」アンナ・シュウェル", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "「小鹿物語」マージョリ・キナン・ローリングス", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "「昆虫記」ファーブル", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "「最後の授業」ドーデ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "「最後の一葉」オー・ヘンリー", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "「西遊記」呉承恩", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "「車輪の下」ヘルマン・ヘッセ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "「十五少年漂流記」ジュール・ベルヌ", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "「小公子」バーネット", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "「小公女」バーネット", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "「白雪姫」グリム兄弟", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "「即興詩人」アンデルセン", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "「大草原の小さな家」ワイルダー", "title": "文学史" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "「宝島」スティーブソン", "title": "文学史" } ]	null	{{Pathnav\|メインページ\|小学校・中学校・高等学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験国語\|frame=1}} <!-- このページには導入部がありません。適切な導入部を作成し、このコメントを除去してください。 --> == 敬語 == * 動作や物事を述べる表現 * 句が〈u→ℹ︎〉に変換し御用する時，文は長い * 接〔尾・頭〕語がある * で・ま｜す：基本形 === 丁寧（ていねい）語 === * 漢字が「丁」になる。 * 基本形を多く使う === 尊敬（そんけい）語 === * 接〔尾・頭〕語＋単語＋動作になる * ｛しゃる｝が多い === 謙譲（けんじょう）語 === * 漢字は「言」である。 * 句＋動作｜形になる == かなづかい == •ほおずき •おおどおり •おおかみ •いなづま（稲妻） •さかずき（盃） •おうじさま •はなぢ •ちぢむ（縮む） •じしん（地震） •いもおと（妹） •おねえさん（お姉さん） •かんづめ（缶詰め） •かなづち（金槌） == 文章の訂正 == * よくある誤りのパターン * 漢字や送り仮名の誤り * 敬語の誤り * かなづかいの誤り * 主語と述語のねじれ * 言葉の誤り * 話し言葉ら抜き言葉――「ら抜き言葉」とは、「見れる（正：見られる）のようなもののことです。接続後としての「なので」――「台風が来た。'''なので'''、休校になった」は話し言葉です。正しくは「台風'''なので'''休校になった」です。 ** 「{{ruby\|違\|ちが}}くて」――正しくは「違って」です。 == ローマ字 == ローマ字についてですが、多くの学校では必要ありません。 <p style="text-align:center">'''ローマ字表'''</p> {\| border="1" cellpadding="4" style="width:500px;" \|- \|  !あ(A,a)!!い(I,i)!!う(U,u)!!え(E,e)!!お(O,o)!!colspan="3"\| \|- !あ \|a あ\|\|i い\|\|u う\|\|e え\|\|o お\|\|colspan="3"\|  \|- !か(K,k) \|ka か\|\|ki き\|\|ku く\|\|ke け\|\|ko こ\|\|kya きゃ\|\|kyu きゅ\|\|kyo きょ \|- !さ(S,s) \|sa さ\|\|si (shi) し\|\|su す\|\|se せ\|\|so そ\|\|sya しゃ\|\|syu しゅ\|\|syo しょ \|- !た(T,t) \|ta た\|\|ti (chi) ち\|\|tu (tsu) つ\|\|te て\|\|to と\|\|tya ちゃ\|\|tyu ちゅ\|\|tyo ちょ \|- !な(N,n) \|na な\|\|ni に\|\|nu ぬ\|\|ne ね\|\|no の\|\|nya にゃ\|\|nyu にゅ\|\|nyo にょ \|- !は(H,h) \|ha は\|\|hi ひ\|\|hu (fu) ふ\|\|he へ\|\|ho ほ\|\|hya ひゃ\|\|hyu ひゅ\|\|hyo ひょ \|- !ま(M,m) \|ma ま\|\|mi み\|\|mu む\|\|me め\|\|mo も\|\|mya みゃ\|\|myu みゅ\|\|myo みょ \|- !や(Y,y) \|ya や\|\|(i)\|\|yu ゆ\|\|(e)\|\|yo よ\|\|colspan="3"\|  \|- !ら(R,r) \|ra ら\|\|ri り\|\|ru る\|\|re れ\|\|ro ろ\|\|rya りゃ\|\|ryu りゅ\|\|ryo りょ \|- !わ(W,w) \|wa わ\|\|(i)\|\| \|\|(e)\|\|o を\|\|colspan="3"\|  \|- !ん \|n ん \|- !が(G,g) \|ga が\|\|gi ぎ\|\|gu ぐ\|\|ge げ\|\|go ご\|\|gya ぎゃ\|\|gyu ぎゅ\|\|gyo ぎょ \|- !ざ(Z,z) \|za ざ\|\|zi (ji) じ\|\|zu ず\|\|ze ぜ\|\|zo ぞ\|\|zya (ja) じゃ\|\|zyu (ju) じゅ\|\|zyo (jo) じょ \|- !だ(D,d) \|da だ\|\|zi (ji)　ぢ\|\|zu づ\|\|de で\|\|do ど\|\|zya (ja) じゃ\|\|zyu (ju) じゅ\|\|zyo (jo) じょ \|- !ば(B,b) \|ba ば\|\|bi び\|\|bu ぶ\|\|be べ\|\|bo ぼ\|\|bya びゃ\|\|byu びゅ\|\|byo びょ \|- !ぱ(P,p) \|pa ぱ\|\|pi ぴ\|\|pu ぷ\|\|pe ぺ\|\|po ぽ\|\|pya ぴゃ\|\|pyu ぴゅ\|\|pyo ぴょ \|} * 書き方のルールのばす音は、その文字の上に「^」がつくことがあるが、省略することが多い。 :お父さん　otôsan :妹 imoto 固有名詞 (名前、地名など) の最初の文字は、大文字で書く。 :{{ruby\|北海道\|ほっかいどう}}　Hokkaidô :{{ruby\|富士山\|ふじさん}}　Fujisan :{{ruby\|山田太郎\|やまだたろう}}　Yamada Tarô　または　Tarô　Yamada 小さい「っ」（つまる音）は、そのあとの文字を、２つ続けて表す。 :日記 nikki :実験 jikken nのつぎに、a,i,u,e,o,y　がくるときは、nのあとに「'」をつける。 :店員　ten'in ::「tenin」だと、「てにん」に　なってしまう。 :本屋　hon'ya ::「honya」だと、「ほにゃ」に　なってしまう。 == ものの数え方 == == 手紙の書き方 == == 季節のあいさつ == '''1月''' お正月気分も抜けてますます寒さが厳しくなってきました。松もとれましたが、あいかわらず寒い日が続いています。松もとれ、厳しい寒さが続いています。年が明け、まだ来ぬ春が待ち遠しく感じられます。 '''2月''' 立春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続いております節分を過ぎましたのに、あいかわらず寒い日が続いています。春とは名ばかりの厳しい寒さが続いています。 '''3月''' 桃の節句を過ぎ、ようやく春めいて参りました。寒さの中に春の気配を感じる頃となりました。旅立ちの春を迎え、日増しにあたたかさを感じています。 '''4月''' 桜の花のたよりが聞かれる頃になりました。花の色が美しい季節になりました。春もたけなわの頃となりました。 '''5月''' '''6月''' '''7月''' '''8月''' '''9月''' '''10月''' '''11月''' '''12月''' == 文学史 == === 奈良時代 === •古事記･･･712年成立。稗田阿礼（ひえだのあれ）が暗誦していた日本の神話や伝説、歴史を太安万侶（おおのやすまろ）が記録。歴史よりも神話が中心になっている。 •風土記･･･713年以降、各地の地形、地名の由来、物産、伝説などを国ごとにまとめたもの。 •日本書紀･･･720年成立。舎人親王（とねりしんのう）によってまとめられた日本の神話、歴史の書だが、神話よりも歴史が中心になっている。 •万葉集･･･奈良時代末期に成立した、現存する日本最古の歌集。編者は大伴家持(おおとものやかもち)と言われているが未詳。 === 平安時代 === •竹取物語･･･平安時代前期の成立。作者未詳。平仮名で書かれた、日本最古の物語。月の都から来たかぐや姫の物語。 •古今和歌集･･･905年成立。醍醐天皇（だいごてんのう）の勅命でつくられた、最初の勅撰（天皇の命令でつくられた）和歌集。撰者は紀貫之（きのつらゆき）ら。 •土佐日記･･･935年頃成立。紀貫之（きのつらゆき）によって、平仮名で書かれた最初の日記で、女性が書いたという形式をとる。 •枕草子･･･11世紀のはじめの成立。清少納言（せいしょうなごん）によって書かれた随筆。 •源氏物語･･･11世紀のはじめの成立。紫式部（むらさきしきぶ）によって書かれた、光源氏と呼ばれる貴公子を主人公とした長編物語。 •今昔物語集･･･12世紀はじめに成立した説話集。芥川龍之介の「鼻」や「芋粥」、「羅生門」などはこの本に収められた話に取材している。 === 鎌倉時代 === •新古今和歌集･･･1205年成立。後鳥羽上皇（ごとばじょうこう）の命令により、藤原定家（ふじわらのていか）らによって作られた勅撰和歌集。 •方丈記･･･1212年成立。鴨長明（かものちょうめい）によって書かれた随筆。 •金槐和歌集･･･1213年成立。鎌倉幕府第3代将軍・源実朝（みなもとのさねとも）の歌集。 •平家物語･･･13世紀前半に成立。作者不明。平家の台頭と栄華、源氏との戦い、そして没落までを描く。琵琶法師（びわほうし）が琵琶の伴奏にあわせて語ったものを「平曲」という。 •徒然草･･･1331年頃成立。吉田兼好（よしだけんこう）によって書かれた随筆。 === 室町時代 === •太平記･･･1370年頃成立。小島法師（こじまほうし）の作と言われるが作者未詳。鎌倉幕府の滅亡から南北朝の内乱までを描く。 •御伽草子･･･作者、成立年不明。女性や子供を対象として書かれた短編物語。「浦島太郎」「一寸法師」「物臭太郎」など。 === 江戸時代 === •日本永代蔵･･･1688年、井原西鶴（いはらさいかく）によって書かれた浮世草子。 •奥の細道･･･1689年、松尾芭蕉が関東、奥羽、北陸の旅で作った俳句を収めた紀行文。 •雨月物語･･･上田秋成（うえだあきなり）作、1766年刊行の怪談集。 •東海道中膝栗毛･･･十返舎一九（じっぺんしゃいっく）作、1802年刊。弥次さん喜多さんのコンビが失敗を繰り返しながら東海道を旅する話。 •南総里見八犬伝･･･1814 - 1842年刊。滝沢馬琴（たきざわばきん）作。八犬士が安房国里見家再興のため活躍する長編小説。 •おらが春･･･1819年成立の小林一茶の随筆・俳句集。 === 明治時代 === '''福沢諭吉'''･･･「学問のすゝめ」「文明論之概略」 '''幸田露伴'''･･･「五重塔」 '''尾崎紅葉'''･･･「金色夜叉」 '''樋口一葉'''･･･「たけくらべ」「にごりえ」 '''国木田独歩'''･･･「武蔵野」「牛肉と馬鈴薯」「忘れえぬ人々」 '''島崎藤村'''･･･「破壊」「夜明け前」詩集「若菜集」 '''与謝野晶子'''･･･歌集「みだれ髪」　 '''石川啄木'''･･･歌集「一握の砂」「悲しき玩具」 '''伊藤左千夫'''･･･「野菊の墓」 '''夏目漱石'''･･･「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「草枕」「それから」「門」「こころ」「明暗」 '''森鴎外'''･･･「山椒大夫」「高瀬舟」「舞姫」 '''小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）'''･･･「怪談」 === 大正時代 === '''芥川龍之介'''･･･「鼻」「羅生門」「芋粥」「杜子春」「トロッコ」「地獄変」「蜘蛛の糸」「蜜柑」「白」「魔術」「河童」「歯車」「或る阿呆の一生」 '''中勘助'''･･･「銀の匙」 '''菊池寛'''･･･「恩讐の彼方に」「父帰る」 '''志賀直哉'''･･･「清兵衛と瓢箪」「小僧の神様」「城の崎にて」「暗夜行路」「和解」「網走まで」 '''武者小路実篤'''･･･「友情」「お目出たき人」「真理先生」 '''有島武郎'''･･･「小さき者へ」「一房の葡萄」「生まれ出づる悩み」 '''宮沢賢治'''･･･「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「グスコーブドリの伝記」「よだかの星」「セロ弾きのゴージュ」「オツベルと象」「どんぐりと山猫」詩集「春と修羅」詩「雨ニモマケズ」 '''小川未明'''･･･「赤い蝋燭と人魚」「野ばら」 '''浜田広介'''･･･「泣いた赤鬼」 '''高村光太郎'''･･･詩集「道程」「智恵子抄」 '''斉藤茂吉'''･･･歌集「赤光」 '''谷崎潤一郎'''･･･「刺青」「痴人の愛」「卍」「蓼食ふ虫」「細雪」「鍵」 === 昭和時代（戦前） === '''川端康成'''･･･「伊豆の踊子」「雪国」ノーベル文学賞受賞 '''井伏鱒二'''･･･「屋根の上のサワン」　　戦後→「黒い雨」「山椒魚」 '''太宰治'''･･･「走れメロス」「斜陽」「人間失格」「津軽」 '''新見南吉'''･･･「ごんぎつね」「おじいさんとランプ」「牛をつないだ椿の木」「てぶくろを買いに」「屁」「うた時計」 '''坪田譲治'''･･･「風の中の子供」「子供の四季」「お化けの世界」 '''下村湖人'''･･･「次郎物語」 '''椋鳩十'''･･･「月の輪グマ」「片耳の大鹿」「大造じいさんとガン」 '''堀辰雄'''･･･「風立ちぬ」「菜穂子」 === 昭和時代（戦後）・それ以降 === '''竹山道雄'''･･･「ビルマの竪琴」 '''壷井栄'''･･･「二十四の瞳」「母のない子と子のない母と」「柿の木のある家」「坂道」 '''木下順二'''･･･「夕鶴」「彦一ばなし」「聴耳頭巾」「木龍うるし」 '''井上靖'''･･･「しろばんば」「あすなろ物語」「天平の甍」 '''三島由紀夫'''･･･「金閣寺」「潮騒」 '''石森延男'''･･･「コタンの口笛」 '''松谷みよ子'''･･･「龍の子太郎」 '''北杜夫'''･･･「どくとるマンボウ航海記」 '''今西祐行'''･･･「肥後の石工」 '''遠藤周作'''･･･「海と毒薬」「沈黙」 '''大江健三郎'''･･･「飼育」「万延元年のフットボール」「個人的な体験」ノーベル文学賞受賞 '''灰谷健三郎'''･･･「太陽の子」「兎の目」 '''今江祥智'''･･･「優しさごっこ」「ぼんぼん」 '''開高健'''･･･「裸の王様」 '''安岡章太郎'''･･･「サーカスの馬」「宿題」 '''杉みき子'''･･･「小さな雪の町の物語」 '''高木敏子'''･･･「ガラスの兎」 '''角野栄子'''･･･「魔女の宅急便」 '''吉川淳之介'''･･･「子供の領分」 '''椎名誠'''･･･「岳物語」「続岳物語」 === 海外文学 === 「青い鳥」　　　　メーテルリンク「赤い子馬」　　　スタインベック「赤毛のアン」　　モンゴメリー「あしながおじさん」ウェブスター「嵐が丘」　　　　エミリ・ブロンチ「アルプスの少女」ヨハンナ・スピリ「アンクル・トムの小屋」ストウ夫人「家なき子」　　　エクトル・マロ「イワンのばか」　トルストイ「嘔吐」　　　　　サルトル「絵のない絵本」　アンデルセン「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト「クオレ」　　　　デ・アミーチス「黒馬物語」　　　アンナ・シュウェル「小鹿物語」　　　マージョリ・キナン・ローリングス「昆虫記」　　　　ファーブル「最後の授業」　　ドーデ「最後の一葉」　　オー・ヘンリー「西遊記」　　　　呉承恩「車輪の下」　　　ヘルマン・ヘッセ「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル「十五少年漂流記」ジュール・ベルヌ「小公子」　　　　バーネット「小公女」　　　　バーネット「白雪姫」　　　　グリム兄弟「即興詩人」　　　アンデルセン「大草原の小さな家」ワイルダー「宝島」　　　　　スティーブソン {{デフォルトソート:ちゅうかくしゆけんこくこそのた}} [[カテゴリ:中学受験参考書\|こくこそのた]]	null	2022-08-31T03:17:39Z	[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96
27,761	中学受験国語/作文対策	受ける学校によっては、300字から600字程度の作文が出題されることがあります。このページでは、作文のコツや書き方などを説明していきます。例えば、「あなたは小学校の昼食を弁当にすべきだと思いますか、給食にすべきだと思いますか、あなたの考えを〇〇〇字以内で書きなさい。」という問いがあった時、しっかりと問われていることに答えること(今回だと弁当派か給食派か答えること)が大前提になります。また、作文を書いているときに、途中で考えが変わったり、ブレたりすると、言っていることがちぐはぐな作文になってしまいます。だから、書く前に、何を書けばよいかを明確にしましょう。作文の1・2段落目に、意見に合った自分自身の体験や、意見に沿った具体的な例を書く場合があります。その時、「具体的に書く」ことが重要になってきます。では、その「具体」とは何なのでしょうか。例として、猫について考えてみましょう。猫は、動物の一種ですよね。この場合、「動物」が抽象、「猫」が具体です。抽象というのは、さまざまな物の共通点を抜き出したもののことを言います。また猫には様々な種類があります。この時、ペルシャ猫やマンチカン猫といったものは具体になり、単なる「猫」は抽象になります。このように、「猫」というものは場合によって抽象的なものだったり具体的なものだったりします。作文の場合、体験はなるべく具体的なもの、すなわち、情報がより詳しく書かれているものでなければいけません。逆に、意見はなるべく抽象的なものにしなければいけません。「文体」とは文章のスタイルのことを言います。例えば、「運動は毎日するべきである。」という文章には、「だ、である調」(正式名称を常体)が使われています。また、「朝ご飯は食べたほうがいいと思います。」という文章には、「です、ます調」(正式名称を敬体)が使われています。基本的にどちらを使ってもいいですが、一つの作文の中で二つの文体が混ざらないように注意しましょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "受ける学校によっては、300字から600字程度の作文が出題されることがあります。このページでは、作文のコツや書き方などを説明していきます。", "title": "作文について" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "例えば、「あなたは小学校の昼食を弁当にすべきだと思いますか、給食にすべきだと思いますか、あなたの考えを〇〇〇字以内で書きなさい。」という問いがあった時、", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "しっかりと問われていることに答えること(今回だと弁当派か給食派か答えること)が大前提になります。また、作文を書いているときに、途中で考えが変わったり、ブレたりすると、言っていることがちぐはぐな作文になってしまいます。だから、書く前に、何を書けばよいかを明確にしましょう。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "作文の1・2段落目に、意見に合った自分自身の体験や、意見に沿った具体的な例を書く場合があります。その時、「具体的に書く」ことが重要になってきます。では、その「具体」とは何なのでしょうか。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "例として、猫について考えてみましょう。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "猫は、動物の一種ですよね。この場合、「動物」が抽象、「猫」が具体です。抽象というのは、さまざまな物の共通点を抜き出したもののことを言います。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "また猫には様々な種類があります。この時、ペルシャ猫やマンチカン猫といったものは具体になり、単なる「猫」は抽象になります。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "このように、「猫」というものは場合によって抽象的なものだったり具体的なものだったりします。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "作文の場合、体験はなるべく具体的なもの、すなわち、情報がより詳しく書かれているものでなければいけません。逆に、意見はなるべく抽象的なものにしなければいけません。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "「文体」とは文章のスタイルのことを言います。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "例えば、「運動は毎日するべきである。」という文章には、「だ、である調」(正式名称を常体)が使われています。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "また、「朝ご飯は食べたほうがいいと思います。」という文章には、「です、ます調」(正式名称を敬体)が使われています。", "title": "作文のコツ" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "基本的にどちらを使ってもいいですが、一つの作文の中で二つの文体が混ざらないように注意しましょう。", "title": "作文のコツ" } ]	null	== 作文について == 　受ける学校によっては、300字から600字程度の作文が出題されることがあります。このページでは、作文のコツや書き方などを説明していきます。 == 作文のコツ == === ①何を書くかを明確にする === 　例えば、「あなたは小学校の昼食を弁当にすべきだと思いますか、給食にすべきだと思いますか、あなたの考えを〇〇〇字以内で書きなさい。」という問いがあった時、しっかりと'''問われていることに答えること'''(今回だと弁当派か給食派か答えること）が大前提になります。また、作文を書いているときに、途中で考えが変わったり、ブレたりすると、言っていることがちぐはぐな作文になってしまいます。だから、書く前に、何を書けばよいかを明確にしましょう。 === ②具体化 === 作文の1・2段落目に、意見に合った自分自身の体験や、意見に沿った具体的な例を書く場合があります。その時、'''｢具体的に書く」'''ことが重要になってきます。では、その「具体」とは何なのでしょうか。例として、猫について考えてみましょう。猫は、動物の一種ですよね。この場合、「動物」が'''抽象'''、｢猫」が'''具体'''です。抽象というのは、さまざまな物の共通点を抜き出したもののことを言います。また猫には様々な種類があります。この時、ペルシャ猫やマンチカン猫といったものは'''具体'''になり、単なる「猫」は'''抽象'''になります。このように、「猫」というものは場合によって抽象的なものだったり具体的なものだったりします。作文の場合、体験はなるべく具体的なもの、すなわち、'''情報がより詳しく書かれているもの'''でなければいけません。逆に、意見はなるべく抽象的なものにしなければいけません。 === ③文体の統一 === 「文体」とは文章のスタイルのことを言います。例えば、「運動は毎日するべき<u>である</u>。」という文章には、'''「だ、である調」'''（正式名称を'''常体'''）が使われています。また、「朝ご飯は食べたほうがいいと思い<u>ます。</u>」という文章には、'''「です、ます調」'''（正式名称を'''敬体'''）が使われています。基本的にどちらを使ってもいいですが、一つの作文の中で二つの文体が混ざらないように注意しましょう。	2020-04-17T22:29:35Z	2023-12-09T15:02:39Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E4%BD%9C%E6%96%87%E5%AF%BE%E7%AD%96
27,763	中学受験国語/プレゼンテーション対策	一部の中学校では、プレゼンテーションの問題が出題されます。たとえば、(可能であれば)スポーツなどの特技は、実演して示すのがよいでしょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "一部の中学校では、プレゼンテーションの問題が出題されます。", "title": "プレゼンテーション" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "たとえば、(可能であれば)スポーツなどの特技は、実演して示すのがよいでしょう。", "title": "プレゼンテーション" } ]	null	== プレゼンテーション == 一部の中学校では、プレゼンテーションの問題が出題されます。<br> :（注意）ここでは、効果的なプレゼンテーションの方法を説明するだけで、プレゼンテーション用の知識を説明するものではありません。 === 自己アピール === たとえば、（可能であれば）スポーツなどの特技は、実演して示すのがよいでしょう。 === 社会問題への意見 ===	null	2020-04-17T22:31:07Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%9B%BD%E8%AA%9E/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96
27,774	JavaScript/Canvas	Canvas API を使ってウェブブラウザにグラフィックスを描いてみましょう。 Plunkerで開く Canvasには、文字列を画像として描画することも出来ます。文字列を描画するプログラムの例 Plunkerで開くマンデルブロ集合の計算(と描画)は、演算性能を評価するベンチマークテストにも使われるほど膨大な計算時間を必要とするとともに、可視化するとフラクタルの持つ特有の美しさを持ち頻繁にプログラミングの題材とされます。 JavaScriptで描いてみます。マンデルブロ集合を描画するプログラム Plunkerで開くまとまった長さのプログラムなのでステップ・バイ・ステップの解説は行いませんが、要点だけ。 Loadが終わるまで(DOMが準備完了に成るまで)Canvasは使えないのでBODY要素のonload属性に初期化メソッドinitを設定します。 Canvasとは直接関係ありませんが、オブジェクトのプロパティの値を同名の変数に代入するイディオムです。と同じです。短くかけるとともに、ミスタイプの入り込む余地がなく元のオブジェクトのプロパティ名の変数の名付けを行う動機づけになります(別の名前の変数にプロパティを代入する構文もあります)。 Canvas オブジェクトの領域にあるピクセルデータ(ImageData オブジェクト)を得ています。 imageData.dataプロパティはUint8ClampedArrayオブジェクトです。このUint8ClampedArraオブジェクトは型付き配列の一種で、 U:符号なし int8:8ビット整数う Clamped:? Array:配列、というネーミングで符号なし整数の配列であろうということはわかりますがClamped が問題です。 Clamped は「強制された」と訳されますが、この場合の強制はという挙動を示します。のみならず、という動作をします(最近接偶数丸め)。このUint8ClampedArraオブジェクトのimageData.dataはという(二次元ではなく)一次元配列で、赤緑青透過率の4バイトの対が左から右・上から下の順で並んでいます。 imageDataに操作を行ったあと、putImageDataメソッドでCanvasで反映します。次の行のtoDataURLメソッドはCanvasの中のイメージを data: スキームで(ディフォルトでは img/png で)返します。この事で「名前をつけて画像を保存」を実現しています。このプログラムは、HAMLでコーディングしHTMLに変換しました。 Canvas は様々なグラフィックインスタンスや効果をJavaScriptから操作する機能があります。これを使いこなすには DOMの知識が必須です。また、Canvasのイメージバッファを直接操作する事ができます。この場合は、型付き配列の特性(特にUint8ClampedArrayの特性)を理解することが、処理速度の向上やコードの見通しの良さに繋がります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Canvas API を使ってウェブブラウザにグラフィックスを描いてみましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Plunkerで開く", "title": "長方形の描画" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Canvasには、文字列を画像として描画することも出来ます。", "title": "文字列の描画" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "文字列を描画するプログラムの例", "title": "文字列の描画" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Plunkerで開く", "title": "文字列の描画" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "マンデルブロ集合の計算(と描画)は、演算性能を評価するベンチマークテストにも使われるほど膨大な計算時間を必要とするとともに、可視化するとフラクタルの持つ特有の美しさを持ち頻繁にプログラミングの題材とされます。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "JavaScriptで描いてみます。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "マンデルブロ集合を描画するプログラム", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "Plunkerで開く", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "まとまった長さのプログラムなのでステップ・バイ・ステップの解説は行いませんが、要点だけ。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Loadが終わるまで(DOMが準備完了に成るまで)Canvasは使えないのでBODY要素のonload属性に初期化メソッドinitを設定します。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "Canvasとは直接関係ありませんが、オブジェクトのプロパティの値を同名の変数に代入するイディオムです。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "と同じです。短くかけるとともに、ミスタイプの入り込む余地がなく元のオブジェクトのプロパティ名の変数の名付けを行う動機づけになります(別の名前の変数にプロパティを代入する構文もあります)。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "Canvas オブジェクトの領域にあるピクセルデータ(ImageData オブジェクト)を得ています。 imageData.dataプロパティはUint8ClampedArrayオブジェクトです。このUint8ClampedArraオブジェクトは型付き配列の一種で、 U:符号なし int8:8ビット整数う Clamped:? Array:配列、というネーミングで符号なし整数の配列であろうということはわかりますがClamped が問題です。 Clamped は「強制された」と訳されますが、この場合の強制は", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "という挙動を示します。のみならず、", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "という動作をします(最近接偶数丸め)。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "このUint8ClampedArraオブジェクトのimageData.dataは", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "という(二次元ではなく)一次元配列で、赤緑青透過率の4バイトの対が左から右・上から下の順で並んでいます。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "imageDataに操作を行ったあと、putImageDataメソッドでCanvasで反映します。次の行のtoDataURLメソッドはCanvasの中のイメージを data: スキームで(ディフォルトでは img/png で)返します。この事で「名前をつけて画像を保存」を実現しています。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "このプログラムは、HAMLでコーディングしHTMLに変換しました。", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "", "title": "imageData へのアクセスを使った高速化" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "Canvas は様々なグラフィックインスタンスや効果をJavaScriptから操作する機能があります。これを使いこなすには DOMの知識が必須です。また、Canvasのイメージバッファを直接操作する事ができます。この場合は、型付き配列の特性(特にUint8ClampedArrayの特性)を理解することが、処理速度の向上やコードの見通しの良さに繋がります。", "title": "まとめ" } ]	Canvas API を使ってウェブブラウザにグラフィックスを描いてみましょう。	{{Nav}} Canvas API<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#the-canvas-element</ref> を使ってウェブブラウザにグラフィックスを描いてみましょう。 == 長方形の描画 == ;矩形を描画するプログラムの例:<syntaxhighlight lang=html line> <!DOCTYPE html> <html lang='ja'> <meta charset="utf-8"> <title>Canvas 要素に JavaScript で四角形を描く</title> <canvas id="myCanvas" width="300" height="300">HTML5のCANVAS要素に対応したウェブブラウザで御覧ください。</canvas> <script> // Canvas要素を取得 const myCanvas = document.querySelector("#myCanvas"); // 2Dコンテキストを取得 const context = myCanvas.getContext("2d"); // strokeRectメソッドを使って四角形を描画 // (20, 30)から始まり、幅150px、高さ200pxの四角形を描画 context.strokeRect(20, 30, 150, 200); </script> </html> </syntaxhighlight> <span style="font-weight:bold;border:3px solid blue;padding:5px; border-radius:5px">[https://plnkr.co/edit/Z1g4KXCM4IRrJQmo?preview Plunkerで開く]</span> # [[w:文書型宣言\|文書型宣言]]はHTML5を指定します。 # 言語は日本語 # エンコーディングは UTF-8 # タイトルは必須要素です # 今回の主役のCANVAS要素；サポートしていないウェブブラウザのケアも忘れずに<ref>https://momdo.github.io/html/dom.html#fallback-content</ref> # JavaScriptのプログラムはSCRIPT要素の中に書きます #* myCanvas は、CANVAS要素のElementオブジェクト<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#htmlcanvaselement</ref>、id属性を持つ要素はid属性の値を変数名としてJavaScriptからアクセスできます。継承関係 HTMLCanvasElement < HTMLElement < Element # 描画コンテキストを得ます<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#dom-canvas-getcontext</ref>。今回は "2d" コンテキストタイプを使いますが他に "wgl" や "wgl2" があります # strokeRectメソッド<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#dom-context-2d-strokerect</ref>は対角の座標を与えて矩形（Rectangle）を描画します == 文字列の描画 == Canvasには、文字列を画像として描画することも出来ます。 '''文字列を描画するプログラムの例''' <syntaxhighlight lang=html highlight="9-11" line> <!DOCTYPE html> <html lang='ja'> <meta charset="utf-8"> <title>Canvas 要素に JavaScript で文字列を描く</title> <canvas id="canvasTest" width="300" height="300">HTML5のCANVAS要素に対応したウェブブラウザで御覧ください。</canvas> <script> const context = canvasTest.getContext("2d"), text = "こんにちは Text"; context.font = "32px serif" context.fillText(text, 30, 50); </script> </html> </syntaxhighlight> <span style="font-weight:bold;border:3px solid blue;padding:5px; border-radius:5px">[https://plnkr.co/edit/SXJPhBwT9Zo13xgC?preview Plunkerで開く]</span> <ol> <li value="8">描画する文字列 <li>フォントサイズの指定<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#dom-context-2d-font</ref> <li>fillText<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#dom-context-2d-filltext</ref>のパラメータは描画する文字列、x 座標、y 座標、表示幅の上限の順で、最後の表示幅の上限は省略可能。座標は文字列の左下です。 </ol> == imageData へのアクセスを使った高速化 == [[w:マンデルブロ集合\|マンデルブロ集合]]の計算（と描画）は、演算性能を評価する[[w:ベンチマーク\|ベンチマークテスト]]にも使われるほど膨大な計算時間を必要とするとともに、可視化すると[[w:フラクタル\|フラクタル]]の持つ特有の美しさを持ち頻繁にプログラミングの題材とされます。 JavaScriptで描いてみます。 '''マンデルブロ集合を描画するプログラム''' <syntaxhighlight lang=html highlight="8,23,29-31" line> <!DOCTYPE html> <html lang='ja'> <head> <meta charset='utf-8'> <title>JavaScriptでマンデルブロー集合を描画してみた</title> <meta content='CANVAS要素のimageDataに直描するというやや野蛮な方法でマンデルブロ集合を描画してみました。' name='description'> </head> <body onload='init()'> <h1>JavaScriptでマンデルブロー集合を描画してみた</h1> <canvas height='800' id='canvas' width='800'>Canvas対応ブラウザを使用してください。</canvas> <div style='text-align: right; width: 800px'> <span id='laptime'></span> <a href='#' id='link'>画像を保存</a> </div> <script> function init() { let t = Date.now(); draw(); document.querySelector("#laptime").innerHTML = `描画処理時間: ${(Date.now() - t) / 1000}秒`; function draw() { const canvas = document.querySelector("#canvas"), context = canvas.getContext("2d"), {clientWidth, clientHeight} = canvas, rMin = -2, rMax = 2, rSpan = rMax - rMin, iMin = -2, iMax = 2, iSpan = iMax - iMin, nmax = 300, /* 収束判定の上限回数 / zLimit = 4, / 収束判定条件 / n = 5; let imageData = // Canvas要素から描画用ImageDataを取得 context.createImageData(clientWidth, clientHeight), index = 0; // buffer のインデックス左上が0 for (let j = 0; j < clientHeight; j++) { let ci = iMin + iSpan j / (clientHeight - 1); for (let i = 0; i < clientWidth; i++) { const cr = rMin + rSpan * i / (clientWidth - 1); let r = 0, im = 0; let k = 0, z2 = 0; for (k = 0; k < nmax; k++) { const zr = r * r - im * im + cr, zi = 2 * r * im + ci; r = zr; im = zi; z2 = r * r + im * im; if (z2 >= zLimit) { break; } } if (k == nmax) { /* 収束しなかった / imageData.data[index++] = z2 n * 4 // Red imageData.data[index++] = z2 * n * 16 // Green imageData.data[index++] = z2 * n * 64 // Bule } else { /* 収束した / imageData.data[index++] = z2 n * 2 // Red imageData.data[index++] = z2 * n * 4 // Green imageData.data[index++] = z2 * n * 8 // Bule } imageData.data[index++] = 255; // Alpha } } context.putImageData(imageData, 0, 0); document.querySelector("#link").setAttribute("href", canvas.toDataURL()); } } </script> </body> </html> </syntaxhighlight> <span style="font-weight:bold;border:3px solid blue;padding:5px; border-radius:5px">[http://plnkr.co/edit/OftprIudgMndnB84?preview Plunkerで開く]</span> まとまった長さのプログラムなのでステップ・バイ・ステップの解説は行いませんが、要点だけ。 <syntaxhighlight lang="javascript" start=8 line> <body onload='init()'> </syntaxhighlight> Loadが終わるまで（DOMが準備完了に成るまで）Canvasは使えないのでBODY要素のonload属性に初期化メソッドinitを設定します。 <syntaxhighlight lang="javascript" start=23 line> {clientWidth, clientHeight} = canvas, </syntaxhighlight> Canvasとは直接関係ありませんが、オブジェクトのプロパティの値を同名の変数に代入するイディオムです。 <syntaxhighlight lang="javascript" start=23 line> clientWidth = canvas.clientWidth, clientHeight = canvas.clientHeight, </syntaxhighlight> と同じです。<br> 短くかけるとともに、ミスタイプの入り込む余地がなく元のオブジェクトのプロパティ名の変数の名付けを行う動機づけになります（別の名前の変数にプロパティを代入する構文もあります）。 <syntaxhighlight lang="javascript" start=29 line> let imageData = // Canvas要素から描画用ImageDataを取得 context.createImageData(clientWidth, clientHeight), index = 0; // buffer のインデックス左上が0 </syntaxhighlight> Canvas オブジェクトの領域にあるピクセルデータ（ImageData オブジェクト）を得ています<ref>https://momdo.github.io/html/canvas.html#imagedata</ref>。 imageData.dataプロパティはUint8ClampedArrayオブジェクトです。このUint8ClampedArraオブジェクトは[[JavaScript/型付き配列\|型付き配列]]の一種で、 U:符号なし int8:8ビット整数う Clamped:？ Array:配列、というネーミングで符号なし整数の配列であろうということはわかりますがClamped が問題です。 Clamped は「強制された」と訳されますが、この場合の'''強制'''は 255以上の値が要素に代入されたら255に丸める。0未満の値が要素に代入されたら0に丸める。という挙動を示します。のみならず、浮動小数点数が代入されたら、端数が0.5より小さいなら切り捨て/端数が0.5より大きいならは切り上げ/端数がちょうど0.5なら切り捨て、と切り上げのうち結果が偶数となる方へ丸めるという動作をします（[[w:端数処理#偶数への丸め（round_to_even）\|最近接偶数丸め]]）。このUint8ClampedArraオブジェクトのimageData.dataは <syntaxhighlight lang="javascript"> [ R(0,0), G(0,0), B(0,0), A(0,0), R(1,0), G(1,0), B(1,0), A(1,0), ... R(width-1,0), G(width-1,0), B(width-1,0), A(width-1,0), R(0,1), G(0,1), B(0,1), A(0,1), R(1,1), G(1,1), B(1,1), A(1,1), ... R(width-1,1), G(width-1,1), B(width-1,1), A(width-1,1), : : R(0,height-1), G(0,height-1), B(0,height-1), A(0,height-1), ... R(width-1,height-1), G(width-1,height-1), B(width-1,height-1), A(width-1,height-1), ] </syntaxhighlight> という（二次元ではなく）一次元配列で、赤緑青透過率の4バイトの対が左から右・上から下の順で並んでいます。 <syntaxhighlight lang="javascript" start=61 line> context.putImageData(imageData, 0, 0); document.querySelector("#link").setAttribute("href", canvas.toDataURL()); </syntaxhighlight> imageDataに操作を行ったあと、putImageDataメソッドでCanvasで反映します。<br> 次の行のtoDataURLメソッドはCanvasの中のイメージを data: スキームで（ディフォルトでは img/png で）返します。この事で「名前をつけて画像を保存」を実現しています。 === HAMLソース === このプログラムは、[[HAML]]でコーディングし[[HTML]]に変換しました。 <syntaxhighlight lang="haml"> !!! :ruby CANVAS_DIM, RANGE = 800, 2 %html{:lang => "ja"} %head %meta{charset: "utf-8"}/ %title JavaScriptでマンデルブロー集合を描画してみた %meta{content: 'CANVAS要素のimageDataに直描するというやや野蛮な方法でマンデルブロ集合を描画してみました。', name: 'description'} %body{onload: "init()"} %h1 JavaScriptでマンデルブロー集合を描画してみた %canvas#canvas{height: CANVAS_DIM, width: CANVAS_DIM} Canvas対応ブラウザを使用してください。 %div{:style => "text-align: right; width: #{CANVAS_DIM}px"} %span#laptime %a#link{:href => "#"} 画像を保存 :javascript function init() { let t = Date.now(); draw(); document.querySelector("#laptime").innerHTML = `描画処理時間: ${(Date.now() - t) / 1000}秒`; function draw() { const canvas = document.querySelector("#canvas"), context = canvas.getContext("2d"), {clientWidth, clientHeight} = canvas, rMin = -#{RANGE}, rMax = #{RANGE}, rSpan = rMax - rMin, iMin = -#{RANGE}, iMax = #{RANGE}, iSpan = iMax - iMin, nmax = 300, /* 収束判定の上限回数 / zLimit = 4, / 収束判定条件 / n = 5; let imageData = // Canvas要素から描画用ImageDataを取得 context.createImageData(clientWidth, clientHeight), index = 0; // buffer のインデックス左上が0 for (let j = 0; j < clientHeight; j++) { let ci = iMin + iSpan j / (clientHeight - 1); for (let i = 0; i < clientWidth; i++) { const cr = rMin + rSpan * i / (clientWidth - 1); let r = 0, im = 0; let k = 0, z2 = 0; for (k = 0; k < nmax; k++) { const zr = r * r - im * im + cr, zi = 2 * r * im + ci; r = zr; im = zi; z2 = r * r + im * im; if (z2 >= zLimit) { break; } } if (k == nmax) { /* 収束しなかった / imageData.data[index++] = z2 n * 4 // Red imageData.data[index++] = z2 * n * 16 // Green imageData.data[index++] = z2 * n * 64 // Bule } else { /* 収束した / imageData.data[index++] = z2 n * 2 // Red imageData.data[index++] = z2 * n * 4 // Green imageData.data[index++] = z2 * n * 8 // Bule } imageData.data[index++] = 255; // Alpha } } context.putImageData(imageData, 0, 0); document.querySelector("#link").setAttribute("href", canvas.toDataURL()); } } </syntaxhighlight> ===マンデルブロ集合を描画するプログラム：実行例=== [[File:マンデルブロ集合.png]] == まとめ == Canvas は様々なグラフィックインスタンスや効果をJavaScriptから操作する機能があります。これを使いこなすには [[JavaScript/DOM\|DOM]]の知識が必須です。また、Canvasのイメージバッファを直接操作する事ができます。この場合は、[[JavaScript/型付き配列\|型付き配列]]の特性（特に[[JavaScript/型付き配列#Uint8ClampedArray\|Uint8ClampedArray]]の特性）を理解することが、処理速度の向上やコードの見通しの良さに繋がります。 == 脚注 == <references /> {{Nav}} [[カテゴリ:JavaScript]]	2020-04-18T06:25:31Z	2024-01-23T08:54:12Z	[ "テンプレート:Nav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/Canvas
27,779	中学受験参考書/中学校別対策/武蔵中	60分で100点満点。問題文は手書きで、計算問題などは出題されない。式や考え方を重視していると思われる。なお、単純な計算などでは答えを導けない、「地道に調べる」問題も出題されている。 60分。長文1題のみで、記述問題が多い。 40分。例年3題出題される。「知識」より、「思考力」を重視しているといえる。また、受験生に問題用紙と一緒にゴムやネジや磁石などを配り、その場で性質を発見し、受験後はそのままそれを持ち帰るいわゆる「おみやげ問題」も出題されている(大問3)。長文を読み、関連することをひたすら出題している。1問制。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "60分で100点満点。問題文は手書きで、計算問題などは出題されない。式や考え方を重視していると思われる。なお、単純な計算などでは答えを導けない、「地道に調べる」問題も出題されている。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "60分。長文1題のみで、記述問題が多い。", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "40分。例年3題出題される。「知識」より、「思考力」を重視しているといえる。また、受験生に問題用紙と一緒にゴムやネジや磁石などを配り、その場で性質を発見し、受験後はそのままそれを持ち帰るいわゆる「おみやげ問題」も出題されている(大問3)。", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "長文を読み、関連することをひたすら出題している。1問制。", "title": "社会" } ]	null	== 算数 == 60分で100点満点。問題文は手書きで、計算問題などは出題されない。式や考え方を重視していると思われる。なお、単純な計算などでは答えを導けない、「地道に調べる」問題も出題されている。 == 国語 == 60分。長文1題のみで、記述問題が多い。 == 理科 == 40分。例年3題出題される。「知識」より、「思考力」を重視しているといえる。また、受験生に問題用紙と一緒にゴムやネジや磁石などを配り、その場で性質を発見し、受験後はそのままそれを持ち帰るいわゆる「おみやげ問題」も出題されている(大問3)。 == 社会 == 長文を読み、関連することをひたすら出題している。1問制。 [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/むさしちゆう}}	null	2020-04-18T11:13:17Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E4%B8%AD
27,782	中学受験参考書/中学校別対策/久留米大学附設中	その場で考える問題がよく出題される。3:4:5の直角三角形を利用することがある。放送問題や漫画の読解など、独特の問題が出題されている。その場で考える問題が多い。場合によっては捨て問にしてもよいだろう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "その場で考える問題がよく出題される。3:4:5の直角三角形を利用することがある。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "放送問題や漫画の読解など、独特の問題が出題されている。", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "その場で考える問題が多い。場合によっては捨て問にしてもよいだろう。", "title": "理科" } ]	null	== 算数 == その場で考える問題がよく出題される。3:4:5の直角三角形を利用することがある。 == 国語 == 放送問題や漫画の読解など、独特の問題が出題されている。 == 理科 == その場で考える問題が多い。場合によっては捨て問にしてもよいだろう。 == 社会 == {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/くるめたいかくふせつちゆう}}	null	2020-04-18T13:38:12Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E4%B9%85%E7%95%99%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E8%A8%AD%E4%B8%AD
27,786	中学受験参考書/中学校別対策/西大和学園中	※県外会場には東京、東海、岡山があります。本校とは入試問題が異なります。ただし、英語重視型は東京のみ、21世紀型は本校のみです。独特な図形問題が出題される。 ※以下2つは独特な入試の型への対応です。普通に受験される方は見なくてかまいません。問題文も英語です。前年度問題ダウンロード(公式)	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "※県外会場には東京、東海、岡山があります。本校とは入試問題が異なります。ただし、英語重視型は東京のみ、21世紀型は本校のみです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "独特な図形問題が出題される。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "※以下2つは独特な入試の型への対応です。普通に受験される方は見なくてかまいません。", "title": "県外入試" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "問題文も英語です。", "title": "英語重視型入試" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "前年度問題ダウンロード(公式)", "title": "参考" } ]	※県外会場には東京、東海、岡山があります。本校とは入試問題が異なります。ただし、英語重視型は東京のみ、21世紀型は本校のみです。	※県外会場には東京、東海、岡山があります。本校とは入試問題が異なります。ただし、英語重視型は東京のみ、21世紀型は本校のみです。 == 算数 == === 本校 === 独特な図形問題が出題される。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 県外入試 == === 算数 === === 国語 === === 理科 === === 社会 === === 英語重視型入試 === ※以下2つは独特な入試の型への対応です。普通に受験される方は見なくてかまいません。 == 英語重視型入試 == 問題文も英語です。 == 21世紀型特色入試 == == 参考 == [http://www.nishiyamato.ed.jp/ny/admission/dl_q.html 前年度問題ダウンロード(公式)] [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/にしやまとかくえんちゆう}}	null	2020-04-18T22:37:44Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E5%92%8C%E5%AD%A6%E5%9C%92%E4%B8%AD
27,789	Swift	メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > Swift Swiftは、Appleが、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、および watchOS のために開発したオープンソースのプログラミング言語です。ローカルにコンパイル実行環境を作るのが困難、すぐにコンパイルと実行を試してみたい。そんな場合には、オンラインコンパイル実行環境を使うことも検討に値します。公式サイトの、Download Swiftからインストーラーを入手するのが基本です。公式サイトの、Download SwiftからTARBALLをダウンロードしてインストールします。パッケージマネージャによってパッケージ名と依存関係、インストールに使用するコマンドが異なります。公式では、RPMでも提供されていますが experimental use only との位置づけです最新のあるいはリリース前のバージョンのSwiftをインストールしたい場合は、ソースコードを入手しビルドします。インストールに成功したと思ったら、バージョン確認など簡単なコマンドを実行してみましょう。で確認できます。実行結果の一例(WindowsのPowershellから実行) コードはの1行です。これをテキストエディターでコードを書き、ファイル名 hello.swift 保存します。swiftのソースファイルの拡張子には .swift が使われます。実行方法は、まずコンパイルのためにを実行します。すると、標準設定ならカレントディレクトリなどシステム標準の場所にファイル名の実行ファイルが出来るので、あとはそれを通常の実行ファイルと同じ方法で実行します。 MS-DOSやWindowsでは、PATHが通っていなくてもカレントフォルダのファイルを名前を打つだけで実行できますが、他のプラットフォームの場合はのようなに ./ を前置してカレントディレクトのファイルであることを明示して実行します。コマンドで、コンパイルと実行を行えます。かつては「swift run ファイル名.swift」というコマンドでしたが、いまでは廃止され、上のようなコマンドになっています。で対話モードになります。終了したい場合、Ctrl + D ボタンで終了します。変数は、値と結びついた識別子で初期化や代入によって結びつく値を変えることが出来ます。変数は、キーワード var を使って宣言します。定数は、一度しか値を初期化あるいは代入できない変数です。定数は、キーワード let を使って宣言します。型 Int は冒頭が大文字でなければなりません。Swiftでは大文字と小文字は区別されます。定数や変数の名前のことを識別子( identifier )と言います(他にも関数・メソッド・クラス・クラスのメンバーなどの名前も識別子で、同じ名前空間の中では識別子は重複できません)。この規則に違反したコードはコンパイルエラーになります。ただし、識別子を `(バッククオーテーション)で括るとキーワードも識別子に使うことができます。定数と変数は宣言時に初期化を省略できますが、初期化を省略した変数の値を参照するとコンパイル時にエラーになります。初期値を伴って変数か定数が宣言された場合、型アノテーション(type annotation; : 型名の部分)を省略することができます。これを型推論( type inference )と呼びます。一般に定数と変数は宣言に初期化することは良い習慣だと考えられています。このため、多くのシチュエーションで型推定が可能となり型アノテーションが省略できます。型アノテーションを省略すると、『コードの意図が読みにくくなる』とコードレビューで指摘されることがありますが、全部の宣言に型アノテーションを追加すると、『型アノテーションが冗長』とコードレビュー指摘されます。「どのような場合に、型アノテーションを書くべきか」一般則はありませんが let str = "abc" に型アノテーションを書くべきだと主張する人はまれなので、定数と変数の名前えらびは重要で、単に a や b の様な「色のない」名前は選ぶべきではありません。なお、いかなる数値型の変数についても暗黙の型変換( implicit conversion )が行われることはなく、型の違う数値同士の演算、右辺と左辺で型の異なる代入は全てコンパイルエラーとなります。 Swiftには、整数、浮動小数点数、真理値型、文字列型などの基本的なデータ型があります。これらのデータ型は、Swiftのプログラミングにおいて非常に重要な役割を果たします。本稿では、Swiftの基本データ型について、その特徴や使い方について解説していきます。以下はSwiftにおける整数とそのバリエーションとリテラルに関する表です。 Swiftには、整数のリテラルに使用できる多くのオプションがあります。以下に、Swiftで使用できる整数のリテラル構文の例を示します。これらのリテラルの前には、マイナス記号を使用して、負の整数を表すことができます。また、アンダースコア(_)を使用して、リテラルの読みやすさを向上させることができます。以下はSwiftの浮動小数点数とそのバリエーション、およびリテラルの表です。以下はSwiftのコード例です。 Swiftでは、真を表すのにtrue、偽を表すのにfalseを使用します。これらは、Boolというデータ型の値です。例えば、以下のように使用します。以下はSwiftで使用可能な文字型、バリエーション、およびリテラルの表です: こちらはSwiftでの文字型の実際のコード例です: 以下はSwiftの文字列と文字列の連結の方法です。まず、+演算子を使用して文字列を連結することができます。また、+=演算子を使用して文字列を更新することもできます。以下は、Swiftで文字列に値を埋め込む方法の例です。\(value)のように、文字列内に変数を\( )で囲んで埋め込みます。また、String(format: "%@", value)のように、Stringクラスのformatメソッドを使用することもできます。以下は例です。どちらの方法でも同じ結果が得られます。このSwiftのコードは、文字列をUTF-8形式およびUTF-16形式でそれぞれカウントする方法と、文字列長を計算する方法を示しています。このコードでは、Foundationフレームワークがインポートされているため、NSStringのメソッドであるlengthメソッドにアクセスできます。また、character(at:)はNSStringにも実装されていますが、Swiftの組み込みのString型でも提供されています。 Swiftにおける配列は、複数の値を一箇所に保持することができるデータ構造です。Swiftでは、配列を宣言するために2つの方法があります。以下の表では、それぞれの方法について解説します。以下は、Swiftにおける配列のバリエーションとリテラルのコード例です。空の配列を定義する場合ここで、Array<Int>()と[Int]()は、空の配列を宣言するための方法で、それぞれemptyArrayとemptyArray2に割り当てられます。同様に、[]は空の配列を宣言する省略形で、emptyArray3に割り当てられます。配列のリテラルを使用する場合ここで、[1, 2, 3]と[4, 5, 6]は、配列のリテラルと呼ばれるもので、それぞれarrayWithLiteral1とarrayWithLiteral2に割り当てられます。配列にアクセスする方法配列には、各要素に対応するインデックスがあります。上の例では、fruitsの最初の要素にアクセスするには、fruits[0]と書きます。インデックスは0から始まり、配列の最後の要素にアクセスするインデックスは(配列の要素数 - 1)となります。 +演算子を使うと、2つの配列を結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。 +=演算子を使うと、配列自身を変更して結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。 Swiftの配列は値型であるため、代入する場合にはコピーが作成されます。つまり、元の配列に影響を与えずに別の配列に代入することができます。例えば、以下のように書くことができます。ただし、配列内の要素が参照型である場合は、代入先の配列でも同じオブジェクトが参照されるため、元の配列の要素に変更を加えた場合には代入先の配列にも同じ変更が反映されます。このコードは、Swift言語で配列に対して行うことができるいくつかの操作を示しています。最初に、配列の要素を追加する方法が示されています。append()メソッドは、配列の末尾に要素を追加します。+=演算子は、別の配列を末尾に追加することもできます。次に、配列内の要素を挿入したり、置き換えたり、削除したりする方法が示されています。insert()メソッドは、特定の位置に要素を挿入します。要素を置き換えるには、要素のインデックスを指定して値を割り当てます。remove()メソッドは、指定したインデックスの要素を削除します。removeLast()メソッドは、配列の末尾の要素を削除します。また、配列スライスを使用して、複数の要素を一度に置き換えることもできます。次に、配列を操作して新しい配列を作成する方法が示されています。map()メソッドは、配列内のすべての要素に対して関数を適用し、新しい配列を返します。filter()メソッドは、配列内の要素をフィルタリングし、指定した条件を満たす要素だけを含む新しい配列を返します。sorted()メソッドは、配列内の要素をソートし、新しい配列を返します。reduce()メソッドは、配列内の要素を畳み込んで単一の値を返します。forEach()メソッドは、配列内のすべての要素に対して、指定されたクロージャを実行します。最後に、多次元配列に対して操作を行う方法が示されています。map()メソッドは、多次元配列内のすべての配列に対して、それぞれの要素の順序を反転した新しい配列を返します。flatMap()メソッドは、多次元配列内のすべての要素を1つの配列に平坦化します。また、オプショナル型の値を含む配列に対しても動作します。map()メソッドはオプショナル型の値を含む配列に対しては動作しますが、flatMap()メソッドはnil値を削除して新しい配列を返します。 Swiftの集合(Set)は、ユニークで順序がない要素のコレクションです。それぞれの要素は同じ型でなければなりません。重複した要素は1つの要素として扱われます。以下は、Swiftの集合に関する基本的な機能の例です。 Swiftの集合(Set)には、forループや高階関数を使用して要素を処理することができます。まず、forループを使用する場合は、次のように記述します。この例では、Setの要素をfor-inループで1つずつ取り出し、それぞれの要素を処理しています。次に、高階関数を使用する場合は、map()、filter()、reduce()のような関数が使用できます。例えば、map()関数を使用して、Setの各要素に対して操作を行い、新しいSetを作成することができます。この例では、Setの各要素を2倍して、新しいSetを作成しています。map()関数は、クロージャーを引数として受け取り、そのクロージャーでSetの各要素を操作しています。また、filter()関数を使用して、Setの要素をフィルタリングすることができます。この例では、Setの要素を2で割った余りが0のものだけを取り出し、新しいSetを作成しています。最後に、reduce()関数を使用して、Setの要素を畳み込むことができます。この例では、Setの各要素を合計しています。reduce()関数は、初期値とクロージャーを引数として受け取り、Setの各要素を畳み込んで、1つの値を生成しています。 Swiftの辞書(Dictionary)は、キーと値のペアを保存するためのコレクションです。キーと値はそれぞれ異なるデータ型である必要があります。辞書は、値を取得するためのキーを使用してアクセスできます。辞書は、以下のように宣言されます。ここで、KeyTypeはキーのデータ型を表し、ValueTypeは値のデータ型を表します。例えば、文字列をキーに持ち整数を値に持つ辞書は以下のように宣言できます。辞書の要素にアクセスするには、キーを使用します。存在しないキーにアクセスすると、nilが返されます。辞書にキーが存在するかどうかを確認するには、containsメソッドを使用します。辞書に要素を追加するには、新しいキーと値のペアを辞書に追加します。辞書から要素を削除するには、キーを指定してremoveValue(forKey:)メソッドを使用します。辞書の要素を変更するには、新しい値をキーに割り当てます。辞書のキーと値を反復処理するには、for-inループを使用します。辞書のキーを反復処理するには、keysプロパティを使用します。辞書の値を反復処理するには、valuesプロパティを使用します。辞書にも、配列や集合と同様に map、filter、reduce などの高階関数が使用できます。 map は辞書の各要素に対して、変換処理を適用し、新しい辞書を作成するメソッドです。変換処理は、クロージャーの引数として、各要素の (key, value) のタプルを取ります。以下は、辞書 dict の各要素の値を2倍にした新しい辞書を作成する例です。 filter は辞書の各要素に対して、指定した条件を満たす要素だけを抽出して、新しい辞書を作成するメソッドです。条件は、クロージャーの引数として、各要素の (key, value) のタプルを取り、条件式を返します。以下は、値が奇数の要素だけを抽出した新しい辞書を作成する例です。 reduce は辞書の各要素を畳み込んで、1つの値を生成するメソッドです。初期値と、畳み込み処理をクロージャーの引数として渡します。畳み込み処理は、初期値と各要素の (key, value) のタプルを引数として受け取り、新しい値を返します。以下は、辞書 dict の全要素の値の和を求める例です。 Swiftのタプルは、複数の異なるデータ型を一つのグループにまとめることができます。タプルは、複数の値を返すときにも便利です。以下は、タプルの例です。タプルには、複数の要素をカンマ区切りで指定し、丸括弧で囲みます。タプルの各要素は、インデックスを指定してアクセスすることができます。また、タプルの各要素に名前を付けることもできます。タプルは、関数の戻り値としても利用できます。複数の値を返す場合、タプルを使うとコードを簡潔に記述することができます。この例では、findMinMax関数がタプルを返し、そのタプルには、最小値と最大値の値が含まれます。戻り値を受け取ったresultは、タプルであるため、.minと.maxを使って値を取得することができます。 Swiftにおけるオプショナル(Optional)は、値が存在する場合にはその値を持ち、存在しない場合にはnilという値を持つ特殊な型です。つまり、オプショナルは存在しない値を表現するための型です。例えば、Int型の変数xを宣言したとき、その初期値はnilとなります。このようにオプショナルを使うことで、変数に値が入るまで型を決めずに宣言することができます。オプショナルの値にアクセスするには、アンラップ(unwrapping)が必要です。アンラップとは、オプショナルの値がnilでないことを確認してから、値にアクセスすることです。以下は、オプショナルの値にアクセスする方法の例です。上記の例では、オプショナル型の変数optionalIntに値10を代入しています。その後、if let文でoptionalIntがnilでないことを確認し、unwrappedIntにアンラップした値を代入しています。また、!演算子を使って強制的にアンラップすることもできます。ただし、optionalIntがnilである場合にはランタイムエラーが発生します。また、オプショナル型には、guard let文を使ってもアンラップすることができます。この例では、foo関数の引数optionalStrがnilでない場合には、unwrappedStrにアンラップされた値を使って処理を行い、nilである場合にはguard文の中の処理を行っています。オプショナル型には、Null合体演算子( Nil-Coalescing Operator )?? を使用して、オプショナルの値がnilである場合に、デフォルト値を返すこともできます。 Swiftにおいて、オプショナルの値に対して簡潔かつ安全にアクセスする方法の1つに、「オプショナル連鎖 (Optional chaining)」があります。オプショナル連鎖は、オプショナルのプロパティにアクセスする際に使用する「?」を使って、プロパティの存在を確認しながらアクセスを行うことができます。オプショナル連鎖が適用された式の値は、オプショナル値として評価されます。以下は、オプショナル連鎖の例です。上記の例では、personはPerson型のオプショナル値であり、そのageプロパティもオプショナルです。let age = person?.ageとすることで、personがnilでない場合に限り、ageにアクセスされます。ageの型は、Int?となります。また、オプショナル連鎖は、プロパティだけでなくメソッドやサブスクリプトにも適用することができます。以下は、オプショナル連鎖を使用したメソッドの例です。上記の例では、carはCar型のオプショナル値です。car?.drive()とすることで、carがnilでない場合に限り、driveメソッドが実行されます。オプショナル連鎖の利用により、アンラップ処理を簡潔かつ安全に行うことができます。ただし、オプショナル値を使用する場合は、値が存在しない場合に備えたハンドリングを行うことが重要です。 Swiftにおいて、式はプログラムで何かしらの値を生成するための構成要素です。式は、変数やリテラル、関数呼び出し、演算子、そしてそれらを組み合わせたものから構成されます。演算子は、式内で値を操作するために使用されます。 Swiftには、算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子、範囲演算子、ビット演算子など、さまざまな種類の演算子があります。演算子は、変数や定数、リテラル値などのオペランドに対して、特定の操作を実行するために使用されます。演算子は、一般的に、単項演算子(1つのオペランドを取る)、二項演算子(2つのオペランドを取る)または三項演算子(3つのオペランドを取る)に分類されます。Swiftでは、いくつかの演算子は、オプショナルや範囲、タプルなどの機能に特化しています。このセクションでは、Swiftで使用できる演算子について詳しく説明します。演算子の優先順位、結合性、および使用例を示し、適切な演算子を使用して式を組み立てる方法を紹介します。識別子にはUnicode文字を用いることができます。文字列リテラルの中にある\(...)には、式の結果が展開されるヒアドキュメントには、ダブルクォーテーション3つを使用します。ヒアドキュメント内の行頭の空白は自動的にトリミングされます。数値リテラルのプレフィックスは"0b"で2進数、"0o"で8進数、"0x"で16進数を表す。浮動小数点リテラルは、通常の十進数表記に加え16進数表記もサポートしています。整数型と浮動小数点型のどちらでも、コードの見やすさのためにアンダースコア _ を桁の区切りとして挿入できます。アンダースコアは、代入文で代入する値を無視したいときに、仮の代入先として使用できます。エラトステネスの篩を、若干 Swift らしく書いてみました。最大公約数と最小公倍数を、若干 Swift らしく書いてみました。二分法を、若干 Swift らしく書いてみました。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > Swift", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "Swiftは、Appleが、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、および watchOS のために開発したオープンソースのプログラミング言語です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ローカルにコンパイル実行環境を作るのが困難、すぐにコンパイルと実行を試してみたい。そんな場合には、オンラインコンパイル実行環境を使うことも検討に値します。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "公式サイトの、Download Swiftからインストーラーを入手するのが基本です。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "公式サイトの、Download SwiftからTARBALLをダウンロードしてインストールします。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "パッケージマネージャによってパッケージ名と依存関係、インストールに使用するコマンドが異なります。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "公式では、RPMでも提供されていますが experimental use only との位置づけです", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "最新のあるいはリリース前のバージョンのSwiftをインストールしたい場合は、ソースコードを入手しビルドします。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "インストールに成功したと思ったら、バージョン確認など簡単なコマンドを実行してみましょう。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "で確認できます。", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "実行結果の一例(WindowsのPowershellから実行)", "title": "環境準備" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "コードは", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "の1行です。これをテキストエディターでコードを書き、ファイル名 hello.swift 保存します。swiftのソースファイルの拡張子には .swift が使われます。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "実行方法は、まずコンパイルのために", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "を実行します。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "すると、標準設定ならカレントディレクトリなどシステム標準の場所にファイル名の実行ファイルが出来るので、あとはそれを通常の実行ファイルと同じ方法で実行します。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "MS-DOSやWindowsでは、PATHが通っていなくてもカレントフォルダのファイルを名前を打つだけで実行できますが、他のプラットフォームの場合は", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "のようなに ./ を前置してカレントディレクトのファイルであることを明示して実行します。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "コマンド", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "で、コンパイルと実行を行えます。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "かつては「swift run ファイル名.swift」というコマンドでしたが、いまでは廃止され、上のようなコマンドになっています。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "で対話モードになります。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "終了したい場合、Ctrl + D ボタンで終了します。", "title": "実行方法" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "変数は、値と結びついた識別子で初期化や代入によって結びつく値を変えることが出来ます。変数は、キーワード var を使って宣言します。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "定数は、一度しか値を初期化あるいは代入できない変数です。定数は、キーワード let を使って宣言します。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "型 Int は冒頭が大文字でなければなりません。Swiftでは大文字と小文字は区別されます。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "定数や変数の名前のことを識別子( identifier )と言います(他にも関数・メソッド・クラス・クラスのメンバーなどの名前も識別子で、同じ名前空間の中では識別子は重複できません)。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "この規則に違反したコードはコンパイルエラーになります。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "ただし、識別子を `(バッククオーテーション)で括るとキーワードも識別子に使うことができます。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "定数と変数は宣言時に初期化を省略できますが、初期化を省略した変数の値を参照するとコンパイル時にエラーになります。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "初期値を伴って変数か定数が宣言された場合、型アノテーション(type annotation; : 型名の部分)を省略することができます。これを型推論( type inference )と呼びます。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "一般に定数と変数は宣言に初期化することは良い習慣だと考えられています。このため、多くのシチュエーションで型推定が可能となり型アノテーションが省略できます。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "型アノテーションを省略すると、『コードの意図が読みにくくなる』とコードレビューで指摘されることがありますが、全部の宣言に型アノテーションを追加すると、『型アノテーションが冗長』とコードレビュー指摘されます。「どのような場合に、型アノテーションを書くべきか」一般則はありませんが let str = \"abc\" に型アノテーションを書くべきだと主張する人はまれなので、定数と変数の名前えらびは重要で、単に a や b の様な「色のない」名前は選ぶべきではありません。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "なお、いかなる数値型の変数についても暗黙の型変換( implicit conversion )が行われることはなく、型の違う数値同士の演算、右辺と左辺で型の異なる代入は全てコンパイルエラーとなります。", "title": "定数と変数" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "Swiftには、整数、浮動小数点数、真理値型、文字列型などの基本的なデータ型があります。これらのデータ型は、Swiftのプログラミングにおいて非常に重要な役割を果たします。本稿では、Swiftの基本データ型について、その特徴や使い方について解説していきます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "以下はSwiftにおける整数とそのバリエーションとリテラルに関する表です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "Swiftには、整数のリテラルに使用できる多くのオプションがあります。以下に、Swiftで使用できる整数のリテラル構文の例を示します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "これらのリテラルの前には、マイナス記号を使用して、負の整数を表すことができます。また、アンダースコア(_)を使用して、リテラルの読みやすさを向上させることができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "以下はSwiftの浮動小数点数とそのバリエーション、およびリテラルの表です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "以下はSwiftのコード例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "Swiftでは、真を表すのにtrue、偽を表すのにfalseを使用します。これらは、Boolというデータ型の値です。例えば、以下のように使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "以下はSwiftで使用可能な文字型、バリエーション、およびリテラルの表です:", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "こちらはSwiftでの文字型の実際のコード例です:", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "以下はSwiftの文字列と文字列の連結の方法です。まず、+演算子を使用して文字列を連結することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "また、+=演算子を使用して文字列を更新することもできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "以下は、Swiftで文字列に値を埋め込む方法の例です。\\(value)のように、文字列内に変数を\\( )で囲んで埋め込みます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "また、String(format: \"%@\", value)のように、Stringクラスのformatメソッドを使用することもできます。以下は例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "どちらの方法でも同じ結果が得られます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "このSwiftのコードは、文字列をUTF-8形式およびUTF-16形式でそれぞれカウントする方法と、文字列長を計算する方法を示しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "このコードでは、Foundationフレームワークがインポートされているため、NSStringのメソッドであるlengthメソッドにアクセスできます。また、character(at:)はNSStringにも実装されていますが、Swiftの組み込みのString型でも提供されています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "Swiftにおける配列は、複数の値を一箇所に保持することができるデータ構造です。Swiftでは、配列を宣言するために2つの方法があります。以下の表では、それぞれの方法について解説します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "以下は、Swiftにおける配列のバリエーションとリテラルのコード例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "空の配列を定義する場合", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "ここで、Array<Int>()と[Int]()は、空の配列を宣言するための方法で、それぞれemptyArrayとemptyArray2に割り当てられます。同様に、[]は空の配列を宣言する省略形で、emptyArray3に割り当てられます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "配列のリテラルを使用する場合", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ここで、[1, 2, 3]と[4, 5, 6]は、配列のリテラルと呼ばれるもので、それぞれarrayWithLiteral1とarrayWithLiteral2に割り当てられます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "配列にアクセスする方法", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "配列には、各要素に対応するインデックスがあります。上の例では、fruitsの最初の要素にアクセスするには、fruits[0]と書きます。インデックスは0から始まり、配列の最後の要素にアクセスするインデックスは(配列の要素数 - 1)となります。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "+演算子を使うと、2つの配列を結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "+=演算子を使うと、配列自身を変更して結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "Swiftの配列は値型であるため、代入する場合にはコピーが作成されます。つまり、元の配列に影響を与えずに別の配列に代入することができます。例えば、以下のように書くことができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "ただし、配列内の要素が参照型である場合は、代入先の配列でも同じオブジェクトが参照されるため、元の配列の要素に変更を加えた場合には代入先の配列にも同じ変更が反映されます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "このコードは、Swift言語で配列に対して行うことができるいくつかの操作を示しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "最初に、配列の要素を追加する方法が示されています。append()メソッドは、配列の末尾に要素を追加します。+=演算子は、別の配列を末尾に追加することもできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "次に、配列内の要素を挿入したり、置き換えたり、削除したりする方法が示されています。insert()メソッドは、特定の位置に要素を挿入します。要素を置き換えるには、要素のインデックスを指定して値を割り当てます。remove()メソッドは、指定したインデックスの要素を削除します。removeLast()メソッドは、配列の末尾の要素を削除します。また、配列スライスを使用して、複数の要素を一度に置き換えることもできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "次に、配列を操作して新しい配列を作成する方法が示されています。map()メソッドは、配列内のすべての要素に対して関数を適用し、新しい配列を返します。filter()メソッドは、配列内の要素をフィルタリングし、指定した条件を満たす要素だけを含む新しい配列を返します。sorted()メソッドは、配列内の要素をソートし、新しい配列を返します。reduce()メソッドは、配列内の要素を畳み込んで単一の値を返します。forEach()メソッドは、配列内のすべての要素に対して、指定されたクロージャを実行します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "最後に、多次元配列に対して操作を行う方法が示されています。map()メソッドは、多次元配列内のすべての配列に対して、それぞれの要素の順序を反転した新しい配列を返します。flatMap()メソッドは、多次元配列内のすべての要素を1つの配列に平坦化します。また、オプショナル型の値を含む配列に対しても動作します。map()メソッドはオプショナル型の値を含む配列に対しては動作しますが、flatMap()メソッドはnil値を削除して新しい配列を返します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "Swiftの集合(Set)は、ユニークで順序がない要素のコレクションです。それぞれの要素は同じ型でなければなりません。重複した要素は1つの要素として扱われます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "以下は、Swiftの集合に関する基本的な機能の例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "Swiftの集合(Set)には、forループや高階関数を使用して要素を処理することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "まず、forループを使用する場合は、次のように記述します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "この例では、Setの要素をfor-inループで1つずつ取り出し、それぞれの要素を処理しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "次に、高階関数を使用する場合は、map()、filter()、reduce()のような関数が使用できます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "例えば、map()関数を使用して、Setの各要素に対して操作を行い、新しいSetを作成することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "この例では、Setの各要素を2倍して、新しいSetを作成しています。map()関数は、クロージャーを引数として受け取り、そのクロージャーでSetの各要素を操作しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "また、filter()関数を使用して、Setの要素をフィルタリングすることができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "この例では、Setの要素を2で割った余りが0のものだけを取り出し、新しいSetを作成しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "最後に、reduce()関数を使用して、Setの要素を畳み込むことができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "この例では、Setの各要素を合計しています。reduce()関数は、初期値とクロージャーを引数として受け取り、Setの各要素を畳み込んで、1つの値を生成しています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "Swiftの辞書(Dictionary)は、キーと値のペアを保存するためのコレクションです。キーと値はそれぞれ異なるデータ型である必要があります。辞書は、値を取得するためのキーを使用してアクセスできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "辞書は、以下のように宣言されます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ここで、KeyTypeはキーのデータ型を表し、ValueTypeは値のデータ型を表します。例えば、文字列をキーに持ち整数を値に持つ辞書は以下のように宣言できます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "辞書の要素にアクセスするには、キーを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "存在しないキーにアクセスすると、nilが返されます。辞書にキーが存在するかどうかを確認するには、containsメソッドを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "辞書に要素を追加するには、新しいキーと値のペアを辞書に追加します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "辞書から要素を削除するには、キーを指定してremoveValue(forKey:)メソッドを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "辞書の要素を変更するには、新しい値をキーに割り当てます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "辞書のキーと値を反復処理するには、for-inループを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "辞書のキーを反復処理するには、keysプロパティを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "辞書の値を反復処理するには、valuesプロパティを使用します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "辞書にも、配列や集合と同様に map、filter、reduce などの高階関数が使用できます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "map は辞書の各要素に対して、変換処理を適用し、新しい辞書を作成するメソッドです。変換処理は、クロージャーの引数として、各要素の (key, value) のタプルを取ります。以下は、辞書 dict の各要素の値を2倍にした新しい辞書を作成する例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "filter は辞書の各要素に対して、指定した条件を満たす要素だけを抽出して、新しい辞書を作成するメソッドです。条件は、クロージャーの引数として、各要素の (key, value) のタプルを取り、条件式を返します。以下は、値が奇数の要素だけを抽出した新しい辞書を作成する例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "reduce は辞書の各要素を畳み込んで、1つの値を生成するメソッドです。初期値と、畳み込み処理をクロージャーの引数として渡します。畳み込み処理は、初期値と各要素の (key, value) のタプルを引数として受け取り、新しい値を返します。以下は、辞書 dict の全要素の値の和を求める例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "Swiftのタプルは、複数の異なるデータ型を一つのグループにまとめることができます。タプルは、複数の値を返すときにも便利です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "以下は、タプルの例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "タプルには、複数の要素をカンマ区切りで指定し、丸括弧で囲みます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "タプルの各要素は、インデックスを指定してアクセスすることができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "また、タプルの各要素に名前を付けることもできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "タプルは、関数の戻り値としても利用できます。複数の値を返す場合、タプルを使うとコードを簡潔に記述することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "この例では、findMinMax関数がタプルを返し、そのタプルには、最小値と最大値の値が含まれます。戻り値を受け取ったresultは、タプルであるため、.minと.maxを使って値を取得することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "Swiftにおけるオプショナル(Optional)は、値が存在する場合にはその値を持ち、存在しない場合にはnilという値を持つ特殊な型です。つまり、オプショナルは存在しない値を表現するための型です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "例えば、Int型の変数xを宣言したとき、その初期値はnilとなります。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "このようにオプショナルを使うことで、変数に値が入るまで型を決めずに宣言することができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "オプショナルの値にアクセスするには、アンラップ(unwrapping)が必要です。アンラップとは、オプショナルの値がnilでないことを確認してから、値にアクセスすることです。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "以下は、オプショナルの値にアクセスする方法の例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "上記の例では、オプショナル型の変数optionalIntに値10を代入しています。その後、if let文でoptionalIntがnilでないことを確認し、unwrappedIntにアンラップした値を代入しています。また、!演算子を使って強制的にアンラップすることもできます。ただし、optionalIntがnilである場合にはランタイムエラーが発生します。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "また、オプショナル型には、guard let文を使ってもアンラップすることができます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "この例では、foo関数の引数optionalStrがnilでない場合には、unwrappedStrにアンラップされた値を使って処理を行い、nilである場合にはguard文の中の処理を行っています。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "オプショナル型には、Null合体演算子( Nil-Coalescing Operator )?? を使用して、オプショナルの値がnilである場合に、デフォルト値を返すこともできます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "Swiftにおいて、オプショナルの値に対して簡潔かつ安全にアクセスする方法の1つに、「オプショナル連鎖 (Optional chaining)」があります。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "オプショナル連鎖は、オプショナルのプロパティにアクセスする際に使用する「?」を使って、プロパティの存在を確認しながらアクセスを行うことができます。オプショナル連鎖が適用された式の値は、オプショナル値として評価されます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "以下は、オプショナル連鎖の例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "上記の例では、personはPerson型のオプショナル値であり、そのageプロパティもオプショナルです。let age = person?.ageとすることで、personがnilでない場合に限り、ageにアクセスされます。ageの型は、Int?となります。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "また、オプショナル連鎖は、プロパティだけでなくメソッドやサブスクリプトにも適用することができます。以下は、オプショナル連鎖を使用したメソッドの例です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "上記の例では、carはCar型のオプショナル値です。car?.drive()とすることで、carがnilでない場合に限り、driveメソッドが実行されます。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "オプショナル連鎖の利用により、アンラップ処理を簡潔かつ安全に行うことができます。ただし、オプショナル値を使用する場合は、値が存在しない場合に備えたハンドリングを行うことが重要です。", "title": "基本データ型" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "Swiftにおいて、式はプログラムで何かしらの値を生成するための構成要素です。式は、変数やリテラル、関数呼び出し、演算子、そしてそれらを組み合わせたものから構成されます。", "title": "演算子" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "演算子は、式内で値を操作するために使用されます。 Swiftには、算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子、範囲演算子、ビット演算子など、さまざまな種類の演算子があります。演算子は、変数や定数、リテラル値などのオペランドに対して、特定の操作を実行するために使用されます。", "title": "演算子" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "演算子は、一般的に、単項演算子(1つのオペランドを取る)、二項演算子(2つのオペランドを取る)または三項演算子(3つのオペランドを取る)に分類されます。Swiftでは、いくつかの演算子は、オプショナルや範囲、タプルなどの機能に特化しています。", "title": "演算子" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "このセクションでは、Swiftで使用できる演算子について詳しく説明します。演算子の優先順位、結合性、および使用例を示し、適切な演算子を使用して式を組み立てる方法を紹介します。", "title": "演算子" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "識別子にはUnicode文字を用いることができます。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "文字列リテラルの中にある\\(...)には、式の結果が展開される", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "ヒアドキュメントには、ダブルクォーテーション3つを使用します。ヒアドキュメント内の行頭の空白は自動的にトリミングされます。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "数値リテラルのプレフィックスは\"0b\"で2進数、\"0o\"で8進数、\"0x\"で16進数を表す。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "浮動小数点リテラルは、通常の十進数表記に加え16進数表記もサポートしています。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "整数型と浮動小数点型のどちらでも、コードの見やすさのためにアンダースコア _ を桁の区切りとして挿入できます。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "アンダースコアは、代入文で代入する値を無視したいときに、仮の代入先として使用できます。", "title": "その他" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "エラトステネスの篩を、若干 Swift らしく書いてみました。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "最大公約数と最小公倍数を、若干 Swift らしく書いてみました。", "title": "附録" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "二分法を、若干 Swift らしく書いてみました。", "title": "附録" } ]	メインページ > 工学 > 情報技術 > プログラミング > Swift Swiftは、Appleが、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、および watchOS のために開発したオープンソースのプログラミング言語です。	{{Wikipedia\|Swift (プログラミング言語)}} {{Pathnav\|メインページ\|工学\|情報技術\|プログラミング}} [[w:Swift_(プログラミング言語)\|Swift]]は、[[w:アップル (企業)\|Apple]]が、iOS、iPadOS、macOS、tvOS、および watchOS のために開発したオープンソースのプログラミング言語です。 == 目次 == * Swift/ * [[Swift/文法]] - 主に制御構造、関数定義について * [[Swift/オブジェクト指向]] - 主に列挙体、クラス、構造体について * [[Swift/非同期処理]] - 主にGrand Central Dispatchによる非同期処理について == 環境準備 == {{先頭に戻る}} === オンラインコンパイル実行 === ローカルにコンパイル実行環境を作るのが困難、すぐにコンパイルと実行を試してみたい。そんな場合には、オンラインコンパイル実行環境を使うことも検討に値します。 ; [https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/ Swift Playgrounds] : 公式のオンラインコンパイル実行環境です。 ; [https://paiza.io/ja/projects/new?language=swift paiza.io] : 複数のプログラミン言語に対応しており、Swiftにも対応しています。 === ビルド済みバイナリーの導入 === 公式サイトの、[https://www.swift.org/download/ Download Swift]からインストーラーを入手するのが基本です。 ; iPadOS : Appleから、「[[W:Swift Playgrounds\|Swift Playgrounds]]」が学生を対象に公開されています。 : Swift Playgroundsは開発環境であるとともに、Swiftの基本を習得するためのチュートリアルを含んでいます。 ; macOS : Swiftを開発したAppleのプラットフォームです。 : macOS 10.9 以降をサポートしています。 : Xcodeに統合されています。 : 複数のツールチェインがSwiftをサポートしているので、目的に応じて切り替えて使用します。 ; Windows : Windows10以降をサポートしています（Windows8.1以前はサポート対象外）。swift公式サイトではwingetなどパッケージマネージャを用いてインストールすることを推奨している<ref>[https://www.swift.org/download/] </ref>（※2023年現在、公式サイトのwinget関連のコマンドを使っても、うまく行かなかった）。なおそのダウンロード内容は、swift公式サイトのSDKのインストールに加えて、さらに Visual Studio 2019 以降をインストールして『C++によるデスクトップ開発』の標準設定をインストールする必要がある。なお、Powershellからでもコマンドプロンプトからでも、どちらかでもコマンド実行できる。 ; GNU/Linuxのディストリビューション : GNU/Linuxのディストリビューションの場合、公式にサポートされているディストリビューションと公式にはサポートされず独自にパッケージを用意していディストリビューションがあります。 ==== 公式にサポートされているディストリビューション ==== 公式サイトの、[https://www.swift.org/download/ Download Swift]からTARBALLをダウンロードしてインストールします。 ; Ubuntu : 18.04 以降をサポートしています。 ; CentOS : 7 以降をサポートしています。 ; Amazon Linux : 2 以降をサポートしています。 ==== 公式にサポートされていないディストリビューション ==== パッケージマネージャによってパッケージ名と依存関係、インストールに使用するコマンドが異なります。公式では、RPMでも提供されていますが experimental use only との位置づけです ; Fedoraの場合 : Fedora 独自のパッケージリポジトリーから非公式版をインストールします。 :: 最新の利用可能なバージョンへインストール済みパッケージを同期する :: <syntaxhighlight lang="bash">$ sudo dnf distro-sync</syntaxhighlight> :: インストール :: <syntaxhighlight lang="bash">$ sudo dnf install swift-lang</syntaxhighlight> === ソースコードからのビルド === 最新のあるいはリリース前のバージョンのSwiftをインストールしたい場合は、ソースコードを入手しビルドします。 # ソースコードの入手 #: https://github.com/apple/swift から clone します。 # ビルド環境の構築 #: ビルド環境の構築のために build-toolchain スクリプトが用意されています。--help で全てのオプションの説明を見ることが出来ます。 # コンフィギュレーション # ビルド # テスト # インストール === バージョン確認コマンド === インストールに成功したと思ったら、バージョン確認など簡単なコマンドを実行してみましょう。 <pre> swift --version </pre> で確認できます。実行結果の一例（WindowsのPowershellから実行） <pre> PS C:\Users\ユーザー名> swift -version compnerd.org Swift version 5.8.1 (swift-5.8.1-RELEASE) Target: x86_64-unknown-windows-msvc </pre> == 実行方法 == {{先頭に戻る}} === Hello World === コードは ;[https://paiza.io/projects/jQf1nn3WevpSPxGi3wtxww?language=swift hello.swift]:<syntaxhighlight lang=swift> print( "Hello, World!" ) </syntaxhighlight> の１行です。これをテキストエディターでコードを書き、ファイル名 <code>hello.swift</code> 保存します。swiftのソースファイルの拡張子には <code>.swift</code> が使われます。 === コンパイルする場合 === 実行方法は、まずコンパイルのために :<syntaxhighlight lang=bash> $ swiftc ファイル名.swift </syntaxhighlight> を実行します。すると、標準設定ならカレントディレクトリなどシステム標準の場所に ''ファイル名'' の実行ファイルが出来るので、あとはそれを通常の実行ファイルと同じ方法で実行します。 MS-DOSやWindowsでは、PATHが通っていなくてもカレントフォルダのファイルを名前を打つだけで実行できますが、他のプラットフォームの場合は :<syntaxhighlight lang=bash> $ ./ファイル名 </syntaxhighlight> のようなに <code>./</code> を前置してカレントディレクトのファイルであることを明示して実行します。 === インタプリタの場合 === コマンド :<syntaxhighlight lang=bash> $ swift ファイル名.swift </syntaxhighlight> で、コンパイルと実行を行えます。かつては「swift run ファイル名.swift」というコマンドでしたが、いまでは廃止され、上のようなコマンドになっています。 === 対話モードの場合 === :<syntaxhighlight lang=bash> $ swift </syntaxhighlight> で対話モードになります。終了したい場合、Ctrl + D ボタンで終了します。 == 定数と変数 == {{先頭に戻る}} === 変数 === 変数は、値と結びついた識別子で初期化や代入によって結びつく値を変えることが出来ます。変数は、キーワード <code>var</code> を使って宣言します。 ;変数の宣言:<syntaxhighlight lang=swift> var 変数名: 型 = 式 </syntaxhighlight> === 定数 === 定数は、一度しか値を初期化あるいは代入できない変数です。定数は、キーワード <code>let</code> を使って宣言します。 ;定数の宣言:<syntaxhighlight lang=swift> let 定数名: 型 = 式 </syntaxhighlight> ;[https://paiza.io/projects/sImpqWxj8ncj3fETs6oc5w?language=swift 変数の値を参照]:<syntaxhighlight lang=swift> var a: Int = 47 print( a ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 47 </syntaxhighlight> 型 <code>Int</code> は冒頭が大文字でなければなりません。Swiftでは大文字と小文字は区別されます。 === 識別子 === 定数や変数の名前のことを識別子( ''identifier'' )と言います（他にも関数・メソッド・クラス・クラスのメンバーなどの名前も識別子で、同じ名前空間の中では識別子は重複できません）。 * 識別子には以下の文字セットが使えます。英数字（a-z, A-Z, 0-9）アンダースコア（_） $ 記号 Unicode文字 * 識別子の先頭に数字（0-9）を使うことは出来ません。 * <code>var</code> のようなSwiftのキーワードは識別子に使用できません。 * <code>print</code> のような標準ライブラリー関数は識別子に使用すべきではありません。この規則に違反したコードはコンパイルエラーになります。 ;[https://paiza.io/projects/MEqayjud3SgpX4oyMzN8hQ?language=swift 標準ライブラリー関数の名前を定数の名前に使った]:<syntaxhighlight lang=swift> let print = 0 print(print) </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang="text"> main.swift:2:1: error: cannot call value of non-function type 'Int' print(print) </syntaxhighlight> ただし、識別子を `（バッククオーテーション）で括るとキーワードも識別子に使うことができます。 ;[https://paiza.io/projects/cnnl6j6eVBxpSEY2VHU2Qw?language=swift `（バッククオーテーション）で括りキーワードを識別子に使う]:<syntaxhighlight lang=swift> let `var` = 42 print(`var`) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 42 </syntaxhighlight> === 初期化と参照 === ;[https://paiza.io/projects/twUAZ8qPyXnS7Tf5Bf4IOQ?language=swift 定数と変数は宣言時の初期化を省略できます]:<syntaxhighlight lang=swift> var a: Int a = 31 print( a ) let b: Int b = 42 print( b ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 31 42 </syntaxhighlight> 定数と変数は宣言時に初期化を省略できますが、初期化を省略した変数の値を参照するとコンパイル時にエラーになります。 ;[https://paiza.io/projects/XztA-lHHfU7rMUOG6ixdOA?language=swift 宣言時に初期化を省略した変数の値を参照（コンパイル時にエラーになります）]:<syntaxhighlight lang=swift> var a: Int print( a ) </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang="text"> main.swift:2:8: error: variable 'a' used before being initialized print( a ) ^ </syntaxhighlight> === 型推論 === 初期値を伴って変数か定数が宣言された場合、型アノテーション(''type annotation''; <code>: 型名</code>の部分)を省略することができます。これを[[型推論]]( ''type inference'' )と呼びます。 ;[https://paiza.io/projects/Hj4gcLxMdsNMQPR2gGlmlQ?language=swift 型推論]:<syntaxhighlight lang=swift> let a = 31 print( a, String(describing: type(of: a)) ) let b = "abc" print( b, String(describing: type(of: b)) ) let c = 3.1415926536 print( c, String(describing: type(of: c)) ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 31 Int abc String 3.1415926536 Double </syntaxhighlight> : <code>String(describing: type(of: 式)</code>は、式の型を文字列で返します。一般に定数と変数は宣言に初期化することは良い習慣だと考えられています。このため、多くのシチュエーションで型推定が可能となり型アノテーションが省略できます。型アノテーションを省略すると、『コードの意図が読みにくくなる』とコードレビューで指摘されることがありますが、全部の宣言に型アノテーションを追加すると、『型アノテーションが冗長』とコードレビュー指摘されます。「どのような場合に、型アノテーションを書くべきか」一般則はありませんが <code>let str = "abc"</code> に型アノテーションを書くべきだと主張する人はまれなので、定数と変数の名前えらびは重要で、単に <var>a</var> や <var>b</var> の様な「色のない」名前は選ぶべきではありません。 === 暗黙の型変換は行われない === なお、いかなる数値型の変数についても'''暗黙の型変換'''( ''implicit conversion'' )が行われることはなく、型の違う数値同士の演算、右辺と左辺で型の異なる代入は全てコンパイルエラーとなります。 ;符号の有無の違う定数による初期化:<syntaxhighlight lang=swift> let signed: Int = 1 let unsigned: UInt = signed </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang="text"> main.swift:2:22: error: cannot convert value of type 'Int' to specified type 'UInt' let unsigned: UInt = signed ^~~~~~ UInt( ) </syntaxhighlight> : 数値リテラル<code>1</code>は、UIntの範囲内ですが swift は型の不整合を理由にエラーにします。 ;型の異なる定数と数値リテラルからなる式:<syntaxhighlight lang=swift> let signed: Int = 1 let number = signed + 1.0 </syntaxhighlight> ;コンパイル結果:<syntaxhighlight lang="text"> main.swift:2:8: error: binary operator '+' cannot be applied to operands of type 'Int' and 'Double' signed + 1.0 ~~~~~~ ^ ~~~ main.swift:2:8: note: overloads for '+' exist with these partially matching parameter lists: (Double, Double), (Int, Int) signed + 1.0 ^ </syntaxhighlight> ;型の異なる数値リテラル同士からなる式:<syntaxhighlight lang=swift> let number = 1 + 1.0 print( number, String(describing: type(of: number)) ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 2.0 Double </syntaxhighlight> : これは暗黙の型変換に似ていますが、数値リテラルのみからなる式（＝コンパイル時定数式）で、コンパイル時に静的に評価されます。 ;Double.piは数値リテラル扱い？:<syntaxhighlight lang=swift> let rad_to_deg_factor = Double.pi / 180 print( rad_to_deg_factor, String(describing: type(of: rad_to_deg_factor)) ) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> 0.017453292519943295 Double </syntaxhighlight> : なぜ？ == 基本データ型 == Swiftには、整数、浮動小数点数、真理値型、文字列型などの基本的なデータ型があります。これらのデータ型は、Swiftのプログラミングにおいて非常に重要な役割を果たします。本稿では、Swiftの基本データ型について、その特徴や使い方について解説していきます。 === 整数 === 以下はSwiftにおける整数とそのバリエーションとリテラルに関する表です。 :{\| class="wikitable" !タイプ !範囲 !大きさ !リテラルの例 \|- \|Int8 (符号付き) \| -128 〜 127 \|8ビット \|<code>let myInt8: Int8 = -12</code> \|- \|UInt8 (符号なし) \|0 〜 255 \|8ビット \|<code>let myUInt8: UInt8 = 42</code> \|- \|Int16 (符号付き) \| -32,768 〜 32,767 \|16ビット \|<code>let myInt16: Int16 = -1234</code> \|- \|UInt16 (符号なし) \|0 〜 65,535 \|16ビット \|<code>let myUInt16: UInt16 = 5678</code> \|- \|Int32 (符号付き) \| -2,147,483,648 〜 2,147,483,647 \|32ビット \|<code>let myInt32: Int32 = -123456</code> \|- \|UInt32 (符号なし) \|0 〜 4,294,967,295 \|32ビット \|<code>let myUInt32: UInt32 = 123456</code> \|- \|Int64 (符号付き) \| -9,223,372,036,854,775,808 〜 9,223,372,036,854,775,807 \|64ビット \|<code>let myInt64: Int64 = -1234567890</code> \|- \|UInt64 (符号なし) \|0 〜 18,446,744,073,709,551,615 \|64ビット \|<code>let myUInt64: UInt64 = 1234567890</code> \|- \|Int (符号付き) \| -2,147,483,648 〜 2,147,483,647 (32ビットまたは 64ビット) \|32ビットまたは64ビット（環境による） \|<code>let myInt: Int = -1234567890</code> \|- \|UInt (符号なし) \|0 〜 4,294,967,295 (32ビットまたは 64ビット) \|32ビットまたは64ビット（環境による） \|<code>let myUInt: UInt = 1234567890</code> \|} Swiftには、整数のリテラルに使用できる多くのオプションがあります。以下に、Swiftで使用できる整数のリテラル構文の例を示します。 :<syntaxhighlight lang=swift> let decimalInt = 17 // 10進数 let binaryInt = 0b10001 // 2進数 let octalInt = 0o21 // 8進数 let hexInt = 0x11 // 16進数 </syntaxhighlight> これらのリテラルの前には、マイナス記号を使用して、負の整数を表すことができます。また、アンダースコア（_）を使用して、リテラルの読みやすさを向上させることができます。 === 浮動小数点数 === 以下はSwiftの浮動小数点数とそのバリエーション、およびリテラルの表です。 :{\| class="wikitable" !データ型 !ビット !最小値 !最大値 !リテラル \|- \|<code>Float</code> \|32 \|1.175494e-38 \|3.402823e+38 \|<code>3.14</code>, <code>0.1e2</code>, <code>1.25E-2</code> \|- \|<code>Double</code> \|64 \|2.2250738585072014e-308 \|1.7976931348623157e+308 \|<code>3.14</code>, <code>0.1e2</code>, <code>1.25E-2</code> \|- \|<code>Float80</code> \|80 \|3.36210314311209350626e-4932 \|1.18973149535723176505e+4932 \|<code>3.14</code>, <code>0.1e2</code>, <code>1.25E-2</code> \|} 以下はSwiftのコード例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> let a: Float = 3.14 let b: Double = 0.1e2 let c: Float80 = 1.25E-2 print(a) // 3.14 print(b) // 10.0 print(c) // 0.0125 </syntaxhighlight> === 真理値 === Swiftでは、真を表すのにtrue、偽を表すのにfalseを使用します。これらは、Boolというデータ型の値です。例えば、以下のように使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> let happy: Bool = true let hungry = false print(happy) // true print(hungry) // false </syntaxhighlight> === 文字と文字列 === 以下はSwiftで使用可能な文字型、バリエーション、およびリテラルの表です： :{\| class="wikitable" !型 !バリエーション !リテラルの例 \|- \|Character \|Unicodeスカラー値 \|<code>"A"</code> \|- \|String \|Unicodeスカラー値または文字列 \|<code>"Hello, world!"</code> \|} こちらはSwiftでの文字型の実際のコード例です： :<syntaxhighlight lang=swift> let letterA: Character = "A" let message: String = "Hello, world!" </syntaxhighlight> ==== 文字列と文字列の連結 ==== 以下はSwiftの文字列と文字列の連結の方法です。まず、+演算子を使用して文字列を連結することができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let str1 = "Hello" let str2 = "world" let str3 = str1 + " " + str2 print(str3) // "Hello world" </syntaxhighlight> また、+=演算子を使用して文字列を更新することもできます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var str4 = "Hello" str4 += " world" print(str4) // "Hello world" var str4 = "Hello" str4 += " world" print(str4) // "Hello world" </syntaxhighlight> ==== 文字列に値を埋め込む方法 ==== 以下は、Swiftで文字列に値を埋め込む方法の例です。\(value)のように、文字列内に変数を\( )で囲んで埋め込みます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var name = "John" var age = 25 var message = "\(name) is \(age) years old." print(message) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> John is 25 years old. </syntaxhighlight> また、String(format: "%@", value)のように、Stringクラスのformatメソッドを使用することもできます。以下は例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> var name = "John" var age = 25 var message = String(format: "%@ is %d years old.", name, age) print(message) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> John is 25 years old. </syntaxhighlight> どちらの方法でも同じ結果が得られます。 ==== サロゲートペア ==== このSwiftのコードは、文字列をUTF-8形式およびUTF-16形式でそれぞれカウントする方法と、文字列長を計算する方法を示しています。 :<syntaxhighlight lang=swift> import Foundation // Foundationフレームワークをインポート let str = "aαあ𪚲" // 文字列を定義（ASCII, ギリシャ文字, ひらがな, 片仮名, および漢字等を含む） print(str.utf8.count) // UTF-8形式での文字列の長さをカウント（バイト単位）：10 print(str.utf16.count) // UTF-16形式での文字列の長さをカウント（16ビット単位）：5 print((str as NSString).length) // UTF-16形式での文字列の長さを計算：5 print(str._bridgeToObjectiveC().length) // 上と同様にUTF-16形式での文字列の長さを計算：5 let char = str.character(at:3) // 4番目の文字のUnicode scalarを見つける print(type(of: char)) // UInt16（16ビット符号なし整数型） print(String(format:"%x", char)) // d869（4番目の文字のUnicode scalarを16進数表記で出力） </syntaxhighlight> このコードでは、<code>Foundation</code>フレームワークがインポートされているため、<code>NSString</code>のメソッドである<code>length</code>メソッドにアクセスできます。また、<code>character(at:)</code>は<code>NSString</code>にも実装されていますが、<code>Swift</code>の組み込みの<code>String</code>型でも提供されています。 === 配列 === Swiftにおける配列は、複数の値を一箇所に保持することができるデータ構造です。Swiftでは、配列を宣言するために2つの方法があります。以下の表では、それぞれの方法について解説します。 :{\| class="wikitable" !配列の宣言方法 !説明 \|- \|<code>Array<要素の型>()</code> \|空の配列を定義する方法です。 \|- \|<code>[要素の型]()</code> \|空の配列を定義する省略形です。 \|} 以下は、Swiftにおける配列のバリエーションとリテラルのコード例です。空の配列を定義する場合 :<syntaxhighlight lang=swift> var emptyArray: Array<Int> = Array<Int>() var emptyArray2: [Int] = [Int]() var emptyArray3: [Int] = [] </syntaxhighlight> ここで、<code>Array<Int>()</code>と<code>[Int]()</code>は、空の配列を宣言するための方法で、それぞれ<code>emptyArray</code>と<code>emptyArray2</code>に割り当てられます。同様に、<code>[]</code>は空の配列を宣言する省略形で、<code>emptyArray3</code>に割り当てられます。配列のリテラルを使用する場合 :<syntaxhighlight lang=swift> var arrayWithLiteral1: [Int] = [1, 2, 3] var arrayWithLiteral2 = [4, 5, 6] </syntaxhighlight> ここで、<code>[1, 2, 3]</code>と<code>[4, 5, 6]</code>は、配列のリテラルと呼ばれるもので、それぞれ<code>arrayWithLiteral1</code>と<code>arrayWithLiteral2</code>に割り当てられます。配列にアクセスする方法 :<syntaxhighlight lang=swift> var fruits = ["apple", "banana", "orange"] print(fruits[0]) // "apple" print(fruits[1]) // "banana" print(fruits[2]) // "orange" </syntaxhighlight> 配列には、各要素に対応するインデックスがあります。上の例では、<code>fruits</code>の最初の要素にアクセスするには、<code>fruits[0]</code>と書きます。インデックスは0から始まり、配列の最後の要素にアクセスするインデックスは<code>(配列の要素数 - 1)</code>となります。 ==== 配列の結合 ==== ===== <code>+</code>演算子を使った配列の結合 ===== <code>+</code>演算子を使うと、2つの配列を結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let array1 = [1, 2, 3] let array2 = [4, 5, 6] let joinedArray = array1 + array2 print(joinedArray) // => [1, 2, 3, 4, 5, 6]</syntaxhighlight> ===== <code>+=</code>演算子を使った配列の結合 ===== <code>+=</code>演算子を使うと、配列自身を変更して結合することができます。例えば、以下のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var array3 = [7, 8, 9] array3 += [10, 11, 12] print(array3) // => [7, 8, 9, 10, 11, 12] </syntaxhighlight> ==== 配列の代入 ==== Swiftの配列は値型であるため、代入する場合にはコピーが作成されます。つまり、元の配列に影響を与えずに別の配列に代入することができます。例えば、以下のように書くことができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var array4 = [13, 14, 15] var array5 = array4 array5.append(16) print(array4) // => [13, 14, 15] print(array5) // => [13, 14, 15, 16] </syntaxhighlight> ただし、配列内の要素が参照型である場合は、代入先の配列でも同じオブジェクトが参照されるため、元の配列の要素に変更を加えた場合には代入先の配列にも同じ変更が反映されます。 ==== 基本操作 ==== :<syntaxhighlight lang=swift> var arr = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6] arr.append(7) print(arr) // [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7] arr += [8, 9, 10] print(arr) // [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] arr.insert(11, at:2) print(arr) // [0, 1, 11, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] arr[2] = 12 print(arr) // [0, 1, 12, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] arr[2...2] = [11, 12, 13] print(arr) // [0, 1, 11, 12, 13, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] arr.remove(at:0) print(arr) // [1, 11, 12, 13, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] arr.removeLast() print(arr) // [1, 11, 12, 13, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9] arr[5...] = [99] print(arr) // [1, 11, 12, 13, 2, 99] let index13 = arr.index(of: 13) print(index13) // Optional(3) let squared = arr.map{ i in i * i } print(squared) // [1, 121, 144, 169, 4, 9801] let filtered = arr.filter{ n in n > 3 } print(filtered) // [11, 12, 13, 99] let sorted = arr.sorted{ (a, b) in a > b } print(sorted) // [99, 13, 12, 11, 2, 1] let sum = arr.reduce(0){ (s, n) in s + n } print(sum) // 138 arr.forEach{ n in print(n) } // 1↵121↵144↵169↵4↵9801 let arr1 = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]] let arr1_1 = arr1.map{ a -> [Int] in a.reversed() } print(arr1_1) // [[3, 2, 1], [6, 5, 4], [9, 8, 7]] let arr1_2 = arr1.flatMap{ a -> [Int] in a.reversed() } print(arr1_2) // [3, 2, 1, 6, 5, 4, 9, 8, 7] let arr2 = [1, 2, nil, 4] let arr2_1 = arr2.map{ n -> Int? in n } print(arr2_1) // [Optional(1), Optional(2), nil, Optional(4)] let arr2_2 = arr2.flatMap{ n -> Int? in n } print(arr2_2) // [1, 2, 4] </syntaxhighlight> このコードは、Swift言語で配列に対して行うことができるいくつかの操作を示しています。最初に、配列の要素を追加する方法が示されています。<code>append()</code>メソッドは、配列の末尾に要素を追加します。<code>+=</code>演算子は、別の配列を末尾に追加することもできます。次に、配列内の要素を挿入したり、置き換えたり、削除したりする方法が示されています。<code>insert()</code>メソッドは、特定の位置に要素を挿入します。要素を置き換えるには、要素のインデックスを指定して値を割り当てます。<code>remove()</code>メソッドは、指定したインデックスの要素を削除します。<code>removeLast()</code>メソッドは、配列の末尾の要素を削除します。また、配列スライスを使用して、複数の要素を一度に置き換えることもできます。次に、配列を操作して新しい配列を作成する方法が示されています。<code>map()</code>メソッドは、配列内のすべての要素に対して関数を適用し、新しい配列を返します。<code>filter()</code>メソッドは、配列内の要素をフィルタリングし、指定した条件を満たす要素だけを含む新しい配列を返します。<code>sorted()</code>メソッドは、配列内の要素をソートし、新しい配列を返します。<code>reduce()</code>メソッドは、配列内の要素を畳み込んで単一の値を返します。<code>forEach()</code>メソッドは、配列内のすべての要素に対して、指定されたクロージャを実行します。最後に、多次元配列に対して操作を行う方法が示されています。<code>map()</code>メソッドは、多次元配列内のすべての配列に対して、それぞれの要素の順序を反転した新しい配列を返します。<code>flatMap()</code>メソッドは、多次元配列内のすべての要素を1つの配列に平坦化します。また、オプショナル型の値を含む配列に対しても動作します。<code>map()</code>メソッドはオプショナル型の値を含む配列に対しては動作しますが、<code>flatMap()</code>メソッドは<code>nil</code>値を削除して新しい配列を返します。 === 集合 === Swiftの集合（Set）は、ユニークで順序がない要素のコレクションです。それぞれの要素は同じ型でなければなりません。重複した要素は1つの要素として扱われます。以下は、Swiftの集合に関する基本的な機能の例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> // 空の集合を作成する var setA = Set<Int>() print(setA) // [] // 初期値を指定して集合を作成する var setB: Set<Int> = [1, 2, 3] print(setB) // [1, 2, 3] // 集合に要素を追加する setA.insert(1) setA.insert(2) setA.insert(3) setA.insert(4) print(setA) // [1, 2, 3, 4] // 集合から要素を削除する setA.remove(3) print(setA) // [1, 2, 4] // 集合の要素数を取得する print(setA.count) // 3 // 集合に要素が含まれているかを調べる print(setA.contains(1)) // true print(setA.contains(3)) // false // 集合を空にする setA.removeAll() print(setA) // [] // 集合の演算 let set1: Set<Int> = [1, 2, 3, 4] let set2: Set<Int> = [3, 4, 5, 6] // 和集合を取得する let unionSet = set1.union(set2) print(unionSet) // [1, 2, 3, 4, 5, 6] // 積集合を取得する let intersectionSet = set1.intersection(set2) print(intersectionSet) // [3, 4] // 差集合を取得する let subtractingSet = set1.subtracting(set2) print(subtractingSet) // [1, 2] // 対称差集合を取得する let symmetricDifferenceSet = set1.symmetricDifference(set2) print(symmetricDifferenceSet) // [1, 2, 5, 6] </syntaxhighlight> Swiftの集合(Set)には、forループや高階関数を使用して要素を処理することができます。まず、forループを使用する場合は、次のように記述します。 :<syntaxhighlight lang=swift> let set: Set = ["apple", "orange", "banana"] for element in set { print(element) } // apple // orange // banana </syntaxhighlight> この例では、<code>Set</code>の要素を<code>for-in</code>ループで1つずつ取り出し、それぞれの要素を処理しています。次に、高階関数を使用する場合は、<code>map()</code>、<code>filter()</code>、<code>reduce()</code>のような関数が使用できます。例えば、<code>map()</code>関数を使用して、<code>Set</code>の各要素に対して操作を行い、新しい<code>Set</code>を作成することができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let set: Set = [1, 2, 3, 4, 5] let mappedSet = set.map { $0 * 2 } print(mappedSet) // [2, 4, 10, 8, 6] </syntaxhighlight> この例では、<code>Set</code>の各要素を2倍して、新しい<code>Set</code>を作成しています。<code>map()</code>関数は、クロージャーを引数として受け取り、そのクロージャーで<code>Set</code>の各要素を操作しています。また、<code>filter()</code>関数を使用して、<code>Set</code>の要素をフィルタリングすることができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let set: Set = [1, 2, 3, 4, 5] let filteredSet = set.filter { $0 % 2 == 0 } print(filteredSet) // [4, 2] </syntaxhighlight> この例では、<code>Set</code>の要素を2で割った余りが0のものだけを取り出し、新しい<code>Set</code>を作成しています。最後に、<code>reduce()</code>関数を使用して、<code>Set</code>の要素を畳み込むことができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let set: Set = [1, 2, 3, 4, 5] let sum = set.reduce(0) { $0 + $1 } print(sum) // 15 </syntaxhighlight> この例では、<code>Set</code>の各要素を合計しています。<code>reduce()</code>関数は、初期値とクロージャーを引数として受け取り、<code>Set</code>の各要素を畳み込んで、1つの値を生成しています。 === 辞書 === Swiftの辞書(Dictionary)は、キーと値のペアを保存するためのコレクションです。キーと値はそれぞれ異なるデータ型である必要があります。辞書は、値を取得するためのキーを使用してアクセスできます。辞書は、以下のように宣言されます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var dict: [KeyType: ValueType] = [KeyType: ValueType]() </syntaxhighlight> ここで、KeyTypeはキーのデータ型を表し、ValueTypeは値のデータ型を表します。例えば、文字列をキーに持ち整数を値に持つ辞書は以下のように宣言できます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var numberDict: [String: Int] = ["one": 1, "two": 2, "three": 3] </syntaxhighlight> 辞書の要素にアクセスするには、キーを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> print(numberDict["one"]) // Optional(1) print(numberDict["four"]) // nil </syntaxhighlight> 存在しないキーにアクセスすると、nilが返されます。辞書にキーが存在するかどうかを確認するには、<code>contains</code>メソッドを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> if numberDict.contains(where: { $0.key == "one" }) { print("Key exists") } else { print("Key does not exist") } </syntaxhighlight> 辞書に要素を追加するには、新しいキーと値のペアを辞書に追加します。 :<syntaxhighlight lang=swift> numberDict["four"] = 4 </syntaxhighlight> 辞書から要素を削除するには、キーを指定して<code>removeValue(forKey:)</code>メソッドを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> numberDict.removeValue(forKey: "four") </syntaxhighlight> 辞書の要素を変更するには、新しい値をキーに割り当てます。 :<syntaxhighlight lang=swift> numberDict["one"] = 10 </syntaxhighlight> 辞書のキーと値を反復処理するには、<code>for-in</code>ループを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> for (key, value) in numberDict { print("\(key): \(value)") } </syntaxhighlight> 辞書のキーを反復処理するには、<code>keys</code>プロパティを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> for key in numberDict.keys { print(key) } </syntaxhighlight> 辞書の値を反復処理するには、<code>values</code>プロパティを使用します。 :<syntaxhighlight lang=swift> for value in numberDict.values { print(value) } </syntaxhighlight> 辞書にも、配列や集合と同様に <code>map</code>、<code>filter</code>、<code>reduce</code> などの高階関数が使用できます。 <code>map</code> は辞書の各要素に対して、変換処理を適用し、新しい辞書を作成するメソッドです。変換処理は、クロージャーの引数として、各要素の <code>(key, value)</code> のタプルを取ります。以下は、辞書 <code>dict</code> の各要素の値を2倍にした新しい辞書を作成する例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> let dict = ["a": 1, "b": 2, "c": 3] let doubled = dict.map { (key, value) in (key, value * 2) } print(doubled) // ["a": 2, "b": 4, "c": 6] </syntaxhighlight> <code>filter</code> は辞書の各要素に対して、指定した条件を満たす要素だけを抽出して、新しい辞書を作成するメソッドです。条件は、クロージャーの引数として、各要素の <code>(key, value)</code> のタプルを取り、条件式を返します。以下は、値が奇数の要素だけを抽出した新しい辞書を作成する例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> let dict = ["a": 1, "b": 2, "c": 3] let oddValues = dict.filter { (key, value) in value % 2 != 0 } print(oddValues) // ["a": 1, "c": 3] </syntaxhighlight> <code>reduce</code> は辞書の各要素を畳み込んで、1つの値を生成するメソッドです。初期値と、畳み込み処理をクロージャーの引数として渡します。畳み込み処理は、初期値と各要素の <code>(key, value)</code> のタプルを引数として受け取り、新しい値を返します。以下は、辞書 <code>dict</code> の全要素の値の和を求める例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> let dict = ["a": 1, "b": 2, "c": 3] let sum = dict.reduce(0) { (result, keyValue) in let (_, value) = keyValue return result + value } print(sum) // 6 </syntaxhighlight> === タプル === Swiftのタプルは、複数の異なるデータ型を一つのグループにまとめることができます。タプルは、複数の値を返すときにも便利です。以下は、タプルの例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> let myTuple = ("apple", 3.14, true) print(myTuple) // 出力: ("apple", 3.14, true) </syntaxhighlight> タプルには、複数の要素をカンマ区切りで指定し、丸括弧で囲みます。タプルの各要素は、インデックスを指定してアクセスすることができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let myTuple = ("apple", 3.14, true) print(myTuple.0) // 出力: apple print(myTuple.1) // 出力: 3.14 print(myTuple.2) // 出力: true </syntaxhighlight> また、タプルの各要素に名前を付けることもできます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let myTuple = (name: "apple", price: 100, isOnSale: true) print(myTuple.name) // 出力: apple print(myTuple.price) // 出力: 100 print(myTuple.isOnSale) // 出力: true </syntaxhighlight> タプルは、関数の戻り値としても利用できます。複数の値を返す場合、タプルを使うとコードを簡潔に記述することができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> func findMinMax(array: [Int]) -> (min: Int, max: Int) { var min = array[0] var max = array[0] for value in array { if value < min { min = value } if value > max { max = value } } return (min, max) } let result = findMinMax(array: [3, 5, 2, 8, 1]) print("最小値: \(result.min), 最大値: \(result.max)") // 出力: 最小値: 1, 最大値: 8 </syntaxhighlight> この例では、<code>findMinMax</code>関数がタプルを返し、そのタプルには、最小値と最大値の値が含まれます。戻り値を受け取った<code>result</code>は、タプルであるため、<code>.min</code>と<code>.max</code>を使って値を取得することができます。 === オプショナル型 === Swiftにおけるオプショナル（Optional）は、値が存在する場合にはその値を持ち、存在しない場合には<code>nil</code>という値を持つ特殊な型です。つまり、オプショナルは存在しない値を表現するための型です。例えば、<code>Int</code>型の変数<code>x</code>を宣言したとき、その初期値は<code>nil</code>となります。 :<syntaxhighlight lang=swift> var x: Int? </syntaxhighlight> このようにオプショナルを使うことで、変数に値が入るまで型を決めずに宣言することができます。オプショナルの値にアクセスするには、アンラップ（unwrapping）が必要です。アンラップとは、オプショナルの値が<code>nil</code>でないことを確認してから、値にアクセスすることです。以下は、オプショナルの値にアクセスする方法の例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> var optionalInt: Int? = 10 // optionalIntがnilでないことを確認してからアクセスする if let unwrappedInt = optionalInt { print(unwrappedInt) } // 強制的にアンラップする let unwrappedInt2 = optionalInt! print(unwrappedInt2) </syntaxhighlight> 上記の例では、オプショナル型の変数<code>optionalInt</code>に値<code>10</code>を代入しています。その後、<code>if let</code>文で<code>optionalInt</code>が<code>nil</code>でないことを確認し、<code>unwrappedInt</code>にアンラップした値を代入しています。また、<code>!</code>演算子を使って強制的にアンラップすることもできます。ただし、<code>optionalInt</code>が<code>nil</code>である場合にはランタイムエラーが発生します。また、オプショナル型には、<code>guard let</code>文を使ってもアンラップすることができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> func foo(optionalStr: String?) { guard let unwrappedStr = optionalStr else { print("optionalStr is nil") return } print(unwrappedStr) } foo(optionalStr: "Hello, world!") // Hello, world! foo(optionalStr: nil) // optionalStr is nil </syntaxhighlight> この例では、<code>foo</code>関数の引数<code>optionalStr</code>が<code>nil</code>でない場合には、<code>unwrappedStr</code>にアンラップされた値を使って処理を行い、<code>nil</code>である場合には<code>guard</code>文の中の処理を行っています。オプショナル型には、Null合体演算子( Nil-Coalescing Operator )<code>??</code> を使用して、オプショナルの値がnilである場合に、デフォルト値を返すこともできます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var optionalStr: String? = nil let unwrappedStr = optionalStr ?? "" </syntaxhighlight> ; オプショナル連鎖 Swiftにおいて、オプショナルの値に対して簡潔かつ安全にアクセスする方法の1つに、「オプショナル連鎖 (Optional chaining)」があります。オプショナル連鎖は、オプショナルのプロパティにアクセスする際に使用する「?」を使って、プロパティの存在を確認しながらアクセスを行うことができます。オプショナル連鎖が適用された式の値は、オプショナル値として評価されます。以下は、オプショナル連鎖の例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> struct Person { var name: String var age: Int? } let person: Person? = Person(name: "John", age: 30) // オプショナル連鎖を使用せずにageにアクセスすると、コンパイルエラーになる // let age = person.age // オプショナル連鎖を使用してageにアクセスする let age = person?.age print(age) // Optional(30) </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>person</code>は<code>Person</code>型のオプショナル値であり、その<code>age</code>プロパティもオプショナルです。<code>let age = person?.age</code>とすることで、<code>person</code>が<code>nil</code>でない場合に限り、<code>age</code>にアクセスされます。<code>age</code>の型は、<code>Int?</code>となります。また、オプショナル連鎖は、プロパティだけでなくメソッドやサブスクリプトにも適用することができます。以下は、オプショナル連鎖を使用したメソッドの例です。 :<syntaxhighlight lang=swift> struct Car { var name: String func drive() { print("\(name) is driving.") } } var car: Car? = Car(name: "Tesla") // オプショナル連鎖を使用してdriveメソッドにアクセスする car?.drive() // "Tesla is driving." car = nil // オプショナル連鎖を使用してdriveメソッドにアクセスする car?.drive() // 何も出力されない </syntaxhighlight> 上記の例では、<code>car</code>は<code>Car</code>型のオプショナル値です。<code>car?.drive()</code>とすることで、<code>car</code>が<code>nil</code>でない場合に限り、<code>drive</code>メソッドが実行されます。オプショナル連鎖の利用により、アンラップ処理を簡潔かつ安全に行うことができます。ただし、オプショナル値を使用する場合は、値が存在しない場合に備えたハンドリングを行うことが重要です。 == 演算子 == Swiftにおいて、式はプログラムで何かしらの値を生成するための構成要素です。式は、変数やリテラル、関数呼び出し、演算子、そしてそれらを組み合わせたものから構成されます。演算子は、式内で値を操作するために使用されます。 Swiftには、算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子、範囲演算子、ビット演算子など、さまざまな種類の演算子があります。演算子は、変数や定数、リテラル値などのオペランドに対して、特定の操作を実行するために使用されます。演算子は、一般的に、単項演算子（1つのオペランドを取る）、二項演算子（2つのオペランドを取る）または三項演算子（3つのオペランドを取る）に分類されます。Swiftでは、いくつかの演算子は、オプショナルや範囲、タプルなどの機能に特化しています。このセクションでは、Swiftで使用できる演算子について詳しく説明します。演算子の優先順位、結合性、および使用例を示し、適切な演算子を使用して式を組み立てる方法を紹介します。 === 算術演算子 === {\| class="wikitable" \|+ 二項演算子 \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>+</code> \|\| 加算 \|- \| <code>-</code> \|\| 減算 \|- \| <code></code> \|\| 乗算 \|- \| <code>/</code> \|\| 除算（整数型のゼロ除算はエラーとなります） \|- \| <code>%</code> \|\| 剰余（整数型のゼロでの剰余演算はエラーとなります） \|- \| <code>&+</code> \|\| 加算（オーバーフローを無視します） \|- \| <code>&-</code> \|\| 減算（オーバーフローを無視します） \|- \| <code>&</code> \|\| 乗算（オーバーフローを無視します） \|- \| <code>&/</code> \|\| 除算（オーバーフローを無視し、ゼロ除算の結果は<code>0</code>となります）（※廃止済み） \|- \| <code>&%</code> \|\| 剰余（オーバーフローを無視し、ゼロでの剰余演算の結果は<code>0</code>となります）（※廃止済み） \|} {\| class="wikitable" \|+ 単項演算子（前置） \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>+</code> \|\| 単項プラス \|- \| <code>-</code> \|\| 単項マイナス（符号反転） \|- \| <code>++</code> \|\| インクリメント（式はインクリメントされた'''後'''の値を返す）※Swift 3.0で廃止<ref name="SE-0004">[https://github.com/apple/swift-evolution#accepted-proposals-for-swift-30 Accepted proposals for Swift 3.0]</ref> \|- \| <code>--</code> \|\| デクリメント（式はデクリメントされた'''後'''の値を返す）※Swift 3.0で廃止<ref name="SE-0004">[https://github.com/apple/swift-evolution#accepted-proposals-for-swift-30 Accepted proposals for Swift 3.0]</ref> \|} {\| class="wikitable" \|+ 単項演算子（後置） \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>++</code> \|\| インクリメント（式はインクリメントされる'''前'''の値を返す）※Swift 3.0で廃止<ref name="SE-0004">[https://github.com/apple/swift-evolution#accepted-proposals-for-swift-30 Accepted proposals for Swift 3.0]</ref> \|- \| <code>--</code> \|\| デクリメント（式はデクリメントされる'''前'''の値を返す）※Swift 3.0で廃止<ref name="SE-0004">[https://github.com/apple/swift-evolution#accepted-proposals-for-swift-30 Accepted proposals for Swift 3.0]</ref> \|} === 比較演算子 === {\| \|+ 比較演算 \|- \| valign="top" \| {\| class="wikitable" \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code><</code> \|\| より小さい \|- \| <code><=</code> \|\| 以下 \|- \| <code>></code> \|\| より大きい \|- \| <code>>=</code> \|\| 以上 \|- \|} \| \| valign="top" \| {\| class="wikitable" \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>==</code> \|\| 等しい \|- \| <code>!=</code> \|\| 等しくない \|- \| <code>===</code> \|\| 同じオブジェクトへの参照 \|- \| <code>!==</code> \|\| 別のオブジェクトへの参照 \|- \|} \| \| valign="top" \| {\| class="wikitable" \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>~=</code> \|\| パターンマッチ（左辺の範囲内に右辺が有ればtrue) \|} \|} :<syntaxhighlight lang=swift> print(1...5 ~= 3) // true </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=swift> var str = "mission control" print(str.range(of: "control")! ~= str.index(of: "c")!) // true </syntaxhighlight> === 論理演算子 === {\| class="wikitable" \|+ 論理演算子 \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>&&</code> \|\| 論理AND \|- \| <code>\|\|</code> \|\| 論理OR \|- \| <code>!</code> \|\| 論理NOT \|} === 三項演算子 === {\| class="wikitable" \|+ 三項演算子 \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>''条件'' ? ''式1'' : ''式2''</code> \|\| ''条件''が真のとき''式1''の値を、偽のとき''式2''の値を返す \|} === nil結合演算子 === {\| class="wikitable" \|+ nil結合演算子( ''Nil Coalescing Operator'' ) \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>??</code> \|\| 左オペランドには<code>T?</code>型、右オペランドには<code>T</code>型の値をとり、<br />左オペランドに値が存在していればアンラップしてその値を返し、左オペランドが<code>nil</code>であれば右オペランドの値を返す \|} :<syntaxhighlight lang=swift> "x".toInt() ?? 0 // 0 "5".toInt() ?? 0 // 5 </syntaxhighlight> === ビット演算子 === {\| class="wikitable" \|+ ビット演算子 \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code><<</code> \|\| 左シフト \|- \| <code>>></code> \|\| 右シフト（左オペランドが符号付き整数の場合は算術シフト、符号無し整数の場合は論理シフト） \|- \| <code>&</code> \|\|AND \|- \| <code>\|</code> \|\|OR \|- \| <code>^</code> \|\| XOR \|- \| <code>~</code> \|\| NOT（ビット反転） \|} === 代入演算子 === {\| \|+ 代入演算子 \|- \| valign="top" \| {\| class="wikitable" \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>=</code> \|\| 代入 \|- \| <code>+=</code> \|\| 加算と代入 \|- \| <code>-=</code> \|\| 減算と代入 \|- \| <code>=</code> \|\| 乗算と代入 \|- \| <code>%=</code> \|\| 剰余演算と代入 \|- \| <code>/=</code> \|\| 除算と代入 \|} \| valign="top" \| {\| class="wikitable" \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code><<=</code> \|\| 左ビットシフトと代入 \|- \| <code>>>=</code> \|\| 右ビットシフトと代入 \|- \| <code>&=</code> \|\| ビット演算ANDと代入 \|- \| <code>^=</code> \|\| ビット演算XORと代入 \|- \| <code>\|=</code> \|\| ビット演算ORと代入 \|- \| <code>&&=</code> \|\| 論理ANDと代入 \|- \| <code>\|\|=</code> \|\| 論理ORと代入 \|} \|} === 範囲演算子 === {\| class="wikitable" \|+ 範囲演算子( ''Range operators'' ) \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>..<</code> \|\| 半分開いた範囲（終端を'''含まない'''）：半開区間 \|- \| <code>...</code> \|\| 閉じた範囲（終端を'''含む'''）：閉区間 \|} === キャスト演算子 === {\| class="wikitable" \|+ キャスト演算子 \|- ! 文法 !! 意味 \|- \| <code>is</code> \|\| 型検査 \|- \| <code>as</code> \|\| 型キャスト \|- \| <code>as?</code> \|\| オプショナル型へのキャストキャストできない場合はnilとなる \|- \| <code>as!</code> \|\| 強制型キャストキャストできない場合は実行時エラーとなる \|} ;キャスト演算子:<syntaxhighlight lang=swift> var arr:[Any] = [1, 2.0, "3", -4] for item in arr { let intItem = item as? Int print(intItem) } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang="text"> Optional(1) nil nil Optional(-4) </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=swift> import Foundation var array1 = [1, 2, 3, 4] as NSArray var mutableArray1 = array1 as? NSMutableArray // ダウンキャストできないので、nilになる // ※補足: 上記の例の場合、Mutableな状態で取得したければ array1.mutableCopy() を行うべき。 var mutableArray2 = [1, 2, 3, 4] as NSMutableArray var array2 = mutableArray2 as NSArray var mutableArray2_2 = array2 as? NSMutableArray // 元々mutableArray2の型はNSMutableArrayなので、キャストに成功する </syntaxhighlight> == その他 == {{先頭に戻る}} 識別子にはUnicode文字を用いることができます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let リンゴの数 = 3 let みかんの数 = 5 </syntaxhighlight> 文字列リテラルの中にある<code>\(...)</code>には、式の結果が展開される :<syntaxhighlight lang=swift> let リンゴ説明 = "私は\(リンゴの数)個のリンゴを持っています。" // ”私は3個のリンゴを持っています。" let 果物説明 = "私は\(リンゴの数 + みかんの数)個の果物を持っています。" //"私は8個の果物を持っています。" </syntaxhighlight> '''ヒアドキュメント'''には、ダブルクォーテーション3つを使用します。ヒアドキュメント内の行頭の空白は自動的にトリミングされます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let tanka = """ 田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ """ print(tanka) </syntaxhighlight> '''数値リテラル'''のプレフィックスは"<code>0b</code>"で2進数、"<code>0o</code>"で8進数、"<code>0x</code>"で16進数を表す。 :<syntaxhighlight lang=swift> let dec = 29 let bin = 0b11101 // 2進数で29 let oct = 0o35 // 8進数で29 let hex = 0x1D // 16進数で29 </syntaxhighlight> '''浮動小数点リテラル'''は、通常の十進数表記に加え16進数表記もサポートしています。 :<syntaxhighlight lang=swift> let π = 3.1415926535897931 let pi = 0x1.921fb54442d18p+1 // NSString(format:"%a", π) の出力と同様 </syntaxhighlight> 整数型と浮動小数点型のどちらでも、コードの見やすさのためにアンダースコア '''_''' を桁の区切りとして挿入できます。 :<syntaxhighlight lang=swift> let threeHundledMillion = 300_000_000 let bitMask: UInt8 = 0b0010_0000 </syntaxhighlight> アンダースコアは、代入文で代入する値を無視したいときに、仮の代入先として使用できます。 :<syntaxhighlight lang=swift> var s:String? = "String" if let _ = s { print("sはnilではありません。") } </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=swift> for _ in 0..<5 { print("repeat") } </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=swift> let result = (404, "Not Found", false) let (_, message, _) = result </syntaxhighlight> == 他言語との比較 == {{先頭に戻る}} === C言語との類似点 === ほとんどのC言語の演算子はSwiftでも使用できます。 ** ただし、Swiftではオーバーフローを伴う数値演算のサポートのための演算子が追加されています。 * 中括弧は、文をグループ化するために使用されます。 * 等号1つ<code>=</code>は代入、2つ<code>==</code>は等価比較を意味します。 ** この他に、Swiftでは等号3つ<code>===</code>は同じオブジェクトを参照しているかどうかを確認するための演算子を意味します。 * <code>while</code>、<code>if</code>、<code>for</code>等の制御文が類似しています。 ** ただし、Swiftでは拡張機能を有します。例えば、<code>while</code>、<code>if</code>文はパターンマッチングや条件付きOptionalアンラップをサポートします。 * 角括弧は、配列の宣言と配列の要素取得の両方で使用されます。 === Objective-Cとの類似点 === * 基本的な数値型<code>Int</code>、<code>UInt</code>、<code>Float</code>、<code>Double</code>等のサポート。 * クラスメソッドは、インスタンスメソッドと同様に継承されます。クラスメソッド内の<code>self</code>は、メソッドが呼び出されたクラスを意味します。 * <code>for</code>...<code>in</code>列挙構文のサポート。 === Objective-Cとの相違点 === * 文はセミコロン（<code>;</code>）で終わる必要はありません。しかし、1行に複数の文を記述する際に使用することができます。 * ヘッダーファイルが存在しません。 * <code>/</code>～<code>/</code>によるコメントはネスト'''できます'''。 * 型推論のサポート。 * ジェネリックプログラミングのサポート。 * 関数は第一級オブジェクトです。 * 演算子はクラスに対して再定義（演算子のオーバーロード）でき、新しい演算子を定義できます。 * 文字列はUnicodeを完全にサポートします。ほとんどのUnicode文字は識別子や演算子でも使用できます。 * 例外処理は存在しません。Swift 2では例外処理とは互換性のない別のエラー処理モデルが導入されています。 * バグの原因となるC言語ファミリーの特徴がいくつか削除されています。デフォルトでは、ポインタは公開されていません。プログラマが参照の管理をする必要はありません。変数割り当ては値を返しません。これにより、<code>=</code>と<code>==</code>の誤用を防ぐことができます。 <code>switch</code>文内で<code>break</code>を行う必要はありません。明示的に<code>fallthrough</code>を行わない限り次の<code>case</code>にフォールスルーすることはありません。変数と定数は常に初期化され、配列の境界は常にチェックされます。 ** 算術オーバーフローは実行時エラーとしてトラップされます。オーバーフローを許可する演算子は<code>&+</code>、<code>&-</code>、<code>&</code>、<code>&/</code>、<code>&%</code>として定義されます。また、全ての整数型にはプロパティ<code>min</code>、<code>max</code>が定義されており、潜在的なオーバーフローのチェックに利用することができます。 * ブロックを用いない1行の<code>if</code>文、<code>while</code>文はサポートされていません。 Off-by-oneエラーの原因となるC言語スタイルの<code>for (int i = 0; i < c; i++)</code>文は、Swift 3で削除されました。インクリメント演算子<code>++</code>、デクリメント演算子<code>--</code>は、Swift 3で削除されました。 {{コラム\|SwiftにGCはありますか？\|2=Swiftにはガベージコレクション（Garbage Collection, GC）はありません。代わりに、Swiftは自動参照カウント（Automatic Reference Counting, ARC）と呼ばれるメモリ管理手法を採用しています。ARCは、オブジェクトが参照されている限りメモリを保持し、参照がなくなった時点で自動的にメモリを解放する仕組みです。ARCは、Objective-Cでも採用されており、SwiftはObjective-Cランタイムを利用することができるため、Objective-Cで使用されるARCと互換性があります。}} == 脚註 == {{先頭に戻る}} <references /> == 外部リンク == * [https://swift.org/ 公式ウェブサイト] * [http://online.swiftplayground.run/ Online Swift Playground] * [https://swiftfiddle.com/ SwiftFiddle - Swift Online Playground] == 附録 == {{先頭に戻る}} === コードギャラリー === {{先頭に戻る\|title=附録に戻る\|label=附録\|style=border-top:1px solid gray;}} :<syntaxhighlight lang=Swift highlight=18> </syntaxhighlight> :<syntaxhighlight lang=text> </syntaxhighlight> ==== エラトステネスの篩 ==== {{先頭に戻る\|title=コード・ギャラリーに戻る\|label=コードギャラリー\|style=border-top:1px solid gray;}} エラトステネスの篩を、若干 Swift らしく書いてみました。 ;エラトステネスの篩:<syntaxhighlight lang=Swift line> import Foundation func sieveOfEratosthenes(_ n: Int) -> [Int] { var sieve = Array(repeating: true, count: n + 1) sieve[0] = false sieve[1] = false let sqrtN = Int(sqrt(Double(n))) for i in 2...sqrtN { if sieve[i] { for j in stride(from: i * i, through: n, by: i) { sieve[j] = false } } } return sieve.enumerated().compactMap { $1 ? $0 : nil } } print(sieveOfEratosthenes(100)) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> [2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97] </syntaxhighlight> ==== 最大公約数と最小公倍数 ==== {{先頭に戻る\|title=コード・ギャラリーに戻る\|label=コードギャラリー\|style=border-top:1px solid gray;}} 最大公約数と最小公倍数を、若干 Swift らしく書いてみました。 ;最大公約数と最小公倍数:<syntaxhighlight lang=Swift line> func gcd2(_ m: Int, _ n: Int) -> Int { n == 0 ? m : gcd2(n, m % n) } func gcd(_ args: Int...) -> Int { guard let first = args.first else { return 0 } return args.suffix(args.count - 1).reduce(first){ gcd2($0, $1) } } func lcm2(_ m: Int, _ n: Int) -> Int { m * n / gcd2(m, n) } func lcm(_ args: Int...) -> Int { guard let first = args.first else { return 0 } return args.suffix(args.count - 1).reduce(first){ lcm2($0, $1) } } print("gcd2(30, 45) => \(gcd2(30, 45))") print("gcd(30, 72, 12) => \(gcd(30, 72, 12))") print("lcm2(30, 72) => \(lcm2(30, 72))") print("lcm(30, 42, 72) => \(lcm(30, 42, 72))") </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> gcd2(30, 45) => 15 gcd(30, 72, 12) => 6 lcm2(30, 72) => 360 lcm(30, 42, 72) => 2520 </syntaxhighlight> ==== 二分法 ==== {{先頭に戻る\|title=コード・ギャラリーに戻る\|label=コードギャラリー\|style=border-top:1px solid gray;}} [[W:二分法\|二分法]]を、若干 Swift らしく書いてみました。 ;二分法:<syntaxhighlight lang=Swift line> func bisection(low: Double, high: Double, f: (Double) -> Double) -> Double { var low = low var high = high var x = (low + high) / 2.0 var fx = f(x) if abs(fx) < 1.0e-10 { return x } if fx < 0.0 { low = x } else { high = x } return bisection(low: low, high: high, f: f) } let result1 = bisection(low: 0, high: 3) { x in return x - 1 } print(result1) let result2 = bisection(low: 0, high: 3) { x in return x * x - 1 } print(result2) </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 0.9999999999417923 1.0000000000291038 </syntaxhighlight> : [[旧課程(-2012年度)高等学校数学B/数値計算とコンピューター#2分法]]の例を Swift に移植しました。 [[Category:Swift\|*]] [[Category:プログラミング言語]] {{NDC\|007.64}}	2020-04-19T08:48:50Z	2023-12-06T04:41:16Z	[ "テンプレート:NDC", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:先頭に戻る", "テンプレート:コラム" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/Swift
27,796	ウィキデータ	メインページ > その他の本 > ウィキデータウィキデータ(うぃきでーた)とは、ウィキメディア財団が提供している、データベースのことである。ここでは、その存在意義と使い方について解説する。このウィキブックス以外にも姉妹プロジェクトがあることをご存じでしょうか。まず姉妹プロジェクトとは、簡単に言うと、同じ財団が行っている、別のサービスのことを指します。ウィキブックスを運営しているウィキメディア財団は、ウィキペディアやコモンズも運営を行っています。一方で、各サイトでそれぞれの項目について、ページを作ることができます。例えば、ウィキブックス上に「日本漢字能力検定」という項目があれば、ウィキペディアにも「日本漢字能力検定」というページがあります。更にウィキペディア上には、ほかの言語で書かれた記事もあります。例えば、「ほかの言語で書かれて記事を見てみたい」「他プロジェクトではどう書かれているだろうか」と思って探そうとしても、特に(他言語の場合)探すのが大変です。そこで、役に立つのが「ウィキデータ」になります。ウィキデータは、ウィキメディア財団上にある記事を紐づけすることにより、関連した項目について簡単に閲覧することができます。実際のデータを早速見てみましょう。左のメニューの「ツールボックス」にある、「ウィキデータ項目」をクリックしてみましょう(このページを参照しながら見たい場合は、リンクの上で右クリックし、新しいダブで開いてください)。もし、「ウィキデータ項目」が見当たらない場合、「ページ情報」をクリックし、その項目が紐づけられているか確認しましょう。「ウィキデータ項目ID」が「なし」になっている場合、紐づけられていないので、ほかの項目で見てみましょう。「Qxxxx」となっている場合は、紐づけられている状態になっています。このリンクをクリックしても、ウィキデータのページに飛ぶことができます。すると、次のようなページにアクセスできます。ウィキデータは基本的に英語で書かれていることが多いですが、日本語用の説明には、日本語を用います。また、ログインしていれば、多くの説明を日本語で行うことができますので、ログインして作業を行うことをおすすめします。まず、タイトル部分に注目しましょう。表題が書かれています。この表題は、日本語が設定されていれば日本語で表示され、設定されていない場合は、英語もしくは「No label defined」と表示されます。そして、その横にQから始まる番号があります。この番号がウィキ・プロジェクト上で、その項目に対する共通の番号になっています。例えば、この「ウィキデータ」は"Q2013"となっています。そして、右(ページ幅によっては一番下)にあるのがその項目と紐づけられている項目・言語となります。例えば、この「ウィキデータ」という項目に対し、ウィキペディアに紐づけられている言語は99言語(2020年4月現在)になっていることがわかります。ほかのプロジェクトの紐づけ状況も見ることができ、ウィキニュースは4言語、ウィキクォートは2言語などとなっています(全て2020年4月現在)。各リンクをクリックすると、そのページに飛ぶことができます。 (準備中) 各プロジェクト間を連携させるためには、ウィキデータに紐づけすることが大切です。ウィキブックスで新規項目を作成したときは、ぜひウィキデータに紐づけするようにしましょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > その他の本 > ウィキデータウィキデータ(うぃきでーた)とは、ウィキメディア財団が提供している、データベースのことである。ここでは、その存在意義と使い方について解説する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "このウィキブックス以外にも姉妹プロジェクトがあることをご存じでしょうか。まず姉妹プロジェクトとは、簡単に言うと、同じ財団が行っている、別のサービスのことを指します。ウィキブックスを運営しているウィキメディア財団は、ウィキペディアやコモンズも運営を行っています。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一方で、各サイトでそれぞれの項目について、ページを作ることができます。例えば、ウィキブックス上に「日本漢字能力検定」という項目があれば、ウィキペディアにも「日本漢字能力検定」というページがあります。更にウィキペディア上には、ほかの言語で書かれた記事もあります。例えば、「ほかの言語で書かれて記事を見てみたい」「他プロジェクトではどう書かれているだろうか」と思って探そうとしても、特に(他言語の場合)探すのが大変です。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "そこで、役に立つのが「ウィキデータ」になります。ウィキデータは、ウィキメディア財団上にある記事を紐づけすることにより、関連した項目について簡単に閲覧することができます。", "title": "はじめに" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "実際のデータを早速見てみましょう。左のメニューの「ツールボックス」にある、「ウィキデータ項目」をクリックしてみましょう(このページを参照しながら見たい場合は、リンクの上で右クリックし、新しいダブで開いてください)。もし、「ウィキデータ項目」が見当たらない場合、「ページ情報」をクリックし、その項目が紐づけられているか確認しましょう。", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "「ウィキデータ項目ID」が「なし」になっている場合、紐づけられていないので、ほかの項目で見てみましょう。「Qxxxx」となっている場合は、紐づけられている状態になっています。このリンクをクリックしても、ウィキデータのページに飛ぶことができます。", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "すると、次のようなページにアクセスできます。", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ウィキデータは基本的に英語で書かれていることが多いですが、日本語用の説明には、日本語を用います。また、ログインしていれば、多くの説明を日本語で行うことができますので、ログインして作業を行うことをおすすめします。", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "まず、タイトル部分に注目しましょう。表題が書かれています。この表題は、日本語が設定されていれば日本語で表示され、設定されていない場合は、英語もしくは「No label defined」と表示されます。そして、その横にQから始まる番号があります。この番号がウィキ・プロジェクト上で、その項目に対する共通の番号になっています。例えば、この「ウィキデータ」は\"Q2013\"となっています。そして、右(ページ幅によっては一番下)にあるのがその項目と紐づけられている項目・言語となります。例えば、この「ウィキデータ」という項目に対し、ウィキペディアに紐づけられている言語は99言語(2020年4月現在)になっていることがわかります。ほかのプロジェクトの紐づけ状況も見ることができ、ウィキニュースは4言語、ウィキクォートは2言語などとなっています(全て2020年4月現在)。各リンクをクリックすると、そのページに飛ぶことができます。", "title": "まずは見てみよう" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "(準備中)", "title": "実際に紐付けしてみよう" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "各プロジェクト間を連携させるためには、ウィキデータに紐づけすることが大切です。ウィキブックスで新規項目を作成したときは、ぜひウィキデータに紐づけするようにしましょう。", "title": "まとめ" } ]	メインページ > その他の本 > ウィキデータウィキデータ（うぃきでーた）とは、ウィキメディア財団が提供している、データベースのことである。ここでは、その存在意義と使い方について解説する。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本}} {{NDC\|007.6}} '''ウィキデータ'''（うぃきでーた）とは、[[w:ウィキメディア財団\|ウィキメディア財団]]が提供している、[[w:データベース\|データベース]]のことである。ここでは、その存在意義と使い方について解説する。 ==はじめに== この[[w:ウィキブックス\|ウィキブックス]]以外にも姉妹プロジェクトがあることをご存じでしょうか。まず姉妹プロジェクトとは、簡単に言うと、同じ財団が行っている、別のサービスのことを指します。ウィキブックスを運営しているウィキメディア財団は、[[w:ウィキペディア\|ウィキペディア]]や[[w:Wikipedia:ウィキメディア・コモンズ\|コモンズ]]も運営を行っています。一方で、各サイトでそれぞれの項目について、ページを作ることができます。例えば、ウィキブックス上に「[[日本漢字能力検定]]」という項目があれば、ウィキペディアにも「[[w:日本漢字能力検定\|日本漢字能力検定]]」というページがあります。更にウィキペディア上には、ほかの言語で書かれた記事もあります。例えば、「ほかの言語で書かれて記事を見てみたい」「他プロジェクトではどう書かれているだろうか」と思って探そうとしても、特に(他言語の場合)探すのが大変です。そこで、役に立つのが「ウィキデータ」になります。ウィキデータは、ウィキメディア財団上にある記事を紐づけすることにより、関連した項目について簡単に閲覧することができます。 ==まずは見てみよう== [[File:Wikipedia-ja page-info01a.jpg\|thumb\|right\|300px\|写真の14を確認。Qから始まる番号があるはずです。<small>(写真はWikipediaのもの)</small>]] 実際のデータを早速見てみましょう。左のメニューの「ツールボックス」にある、「ウィキデータ項目」をクリックしてみましょう(このページを参照しながら見たい場合は、リンクの上で右クリックし、新しいダブで開いてください)。もし、「ウィキデータ項目」が見当たらない場合、「ページ情報」をクリックし、その項目が紐づけられているか確認しましょう。「ウィキデータ項目ID」が「なし」になっている場合、紐づけられていないので、ほかの項目で見てみましょう。「Qxxxx」となっている場合は、紐づけられている状態になっています。このリンクをクリックしても、ウィキデータのページに飛ぶことができます。すると、次のようなページにアクセスできます。 [[File:Jimmy-wales-yellow.png\|thumb\|500px\|left\|ウィキデータの画面(Q181:ジミー・ウェールズ)]]{{-}} ウィキデータは基本的に英語で書かれていることが多いですが、日本語用の説明には、日本語を用います。また、ログインしていれば、多くの説明を日本語で行うことができますので、ログインして作業を行うことをおすすめします。まず、タイトル部分に注目しましょう。表題が書かれています。この表題は、日本語が設定されていれば日本語で表示され、設定されていない場合は、英語もしくは「No label defined」と表示されます。そして、その横にQから始まる番号があります。この番号がウィキ・プロジェクト上で、その項目に対する共通の番号になっています。例えば、この「ウィキデータ」は"Q2013"となっています。そして、右(ページ幅によっては一番下)にあるのがその項目と紐づけられている項目・言語となります。例えば、この「ウィキデータ」という項目に対し、ウィキペディアに紐づけられている言語は99言語(2020年4月現在)になっていることがわかります。ほかのプロジェクトの紐づけ状況も見ることができ、ウィキニュースは4言語、ウィキクォートは2言語などとなっています(全て2020年4月現在)。各リンクをクリックすると、そのページに飛ぶことができます。 ==実際に紐付けしてみよう== (準備中) ==まとめ== 各プロジェクト間を連携させるためには、ウィキデータに紐づけすることが大切です。ウィキブックスで新規項目を作成したときは、ぜひウィキデータに紐づけするようにしましょう。 {{stub}} {{DEFAULTSORT:ういきてえた}} [[Category:ウィキメディア財団]]	2020-04-19T17:28:39Z	2023-09-28T15:31:23Z	[ "テンプレート:NDC", "テンプレート:-", "テンプレート:Stub", "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF
27,799	JavaScript/JScript	JScriptの文法はECMAScript 3 (1999)当時のものです。この本で紹介している多くの機能は正しく動作しません。ファイル書き込みをする場合、Webブラウザからは不可能である。この場合、WindowsならコマンドプロンプトあるいはWindows Terminalを使い、Windows標準で初期状態から付属している JScript(ジェイ・スクリプト)などを使うことになる(インストールなしで使える)。起動コマンドは、コマンドプロンプト画面にて、のようになる。またコードはユーザープロファイルに置く(デスクトップ・フォルダーだと作業の手間が増える)。 OpenTextFile("ファイル名", 開き方のモード); 開き方のモードについては、「1」だと読み込みモード、「2」だと上書きモード、「8」だと追加書き込みモードである。追加書き込みは、改行して書き込まれる(C言語の追加書き込みと同じ)。 node.js や rhino など、JScript以外のJavaScript 実行環境の解説を、このページでしばらく間借りする。書店では、サーバー関連の本でこれらのツールの説明があるが、しかしサーバーが無くても、一般のパソコンでも、これらのツールの使用は可能である。オープンソースである。 Fedora ならで入る。 Windows の場合、公式サイトからインストーラーをダウンロードしてきて実行すればインストールできる。しかし、これだけだと環境変数が通ってないので、インストーラーを再度立ち上げ、「Add to PATH」みたいな項目があるのでクリックすると、サブメニューで「will be installed on local hard drive」をクリックしたあとに、ウィンドウ下の「Next」を押することで、パスを自動的に通せる。 Windowsでの使用は、コマンド端末で使用が可能である。たとえばコード例どのOSでもコマンド端末にてで、作成したJavaScriptファイルを起動できる。なお、htmlファイルは起動できない。(もちろん、HTMLタグなども認識しないでエラーになる。) Windowsの場合、環境変数(Path)は初期設定ではパス先がユーザープロファイルになるので、ソースコードの置き場所もユーザープロファイルにしておくのがラクである。ファイル「kakikomi.txt」が作成されているはず。そのファイル中に、「ザ・書き込みテスト」と書いてあるはず。 var textTest = "ザ・書き込みテスト\n" ; 末尾の\n は改行のためのエスケープシーケンス(標準のjavascriptのエスケープシーケンスと使い方は同じ)。この\nがないと、次回のファイル実行以降、文字列が改行されずに、どんどん長くなってしまい、となってしまう。エスケープシーケンスがあるので、これを3回実行してもとできる。 node.js は対応している文字コードが UTF-8 なので、ソースコードが別の文字コードだと、文字化けします。伝統的な古い Windows の標準的な文字コードは SHIFT-JIS という別の文字コードですので、このままだと文字化けします。文字コードの変更はテキストエディタだけで、簡単に可能です。ソースコードをテキストエディタで開き、「名前をつけて保存」を押すと、保存時の文字コードを選択する項目欄が良く見るとウィンドウのどこかにあるので、そこで UTF-8 を保存後の文字コードとして選べば、Windowsがそのソースコードを自動で UTF-8 のものに変換してくれます。 console.log が node.js でも利用可能である。オープンソースである。 console.logは Rhino では使用不可能。(×) 代わりに print が Rhino で使用できる。(◯) Rhino は Javaを流用している。そのため、JAVAのAPIを流用している。しかし、Rhino の print 関数は、Javaの System.out.print 関数とは意味が違う。 Rhino の print 関数は、使用時に文末に改行が自動的に挿入される。しかし、Javaの System.out.print 関数では、文末に改行が挿入されない。 Javaでも System.out.println 関数なら、文末に自動的に改行が挿入されるが、しかし Rhino の println 関数は無い。なお1990年代後半、JavaScript を作ったネットスケープ(いまのMozillaの前身の企業) と Java を作ったサン・マイクロシステム(当時)は、業務提携していた(なお、サン・マイクロシステムは既にオラクルに買収されて消滅した)。そのネットスケープの開発したツール。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "JScriptの文法はECMAScript 3 (1999)当時のものです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この本で紹介している多くの機能は正しく動作しません。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ファイル書き込みをする場合、Webブラウザからは不可能である。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "この場合、WindowsならコマンドプロンプトあるいはWindows Terminalを使い、Windows標準で初期状態から付属している JScript(ジェイ・スクリプト)などを使うことになる(インストールなしで使える)。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "起動コマンドは、コマンドプロンプト画面にて、", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "またコードはユーザープロファイルに置く(デスクトップ・フォルダーだと作業の手間が増える)。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "OpenTextFile(\"ファイル名\", 開き方のモード);", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "開き方のモードについては、「1」だと読み込みモード、「2」だと上書きモード、「8」だと追加書き込みモードである。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "追加書き込みは、改行して書き込まれる(C言語の追加書き込みと同じ)。", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "ファイル入出力" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "node.js や rhino など、JScript以外のJavaScript 実行環境の解説を、このページでしばらく間借りする。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "書店では、サーバー関連の本でこれらのツールの説明があるが、しかしサーバーが無くても、一般のパソコンでも、これらのツールの使用は可能である。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "オープンソースである。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "Fedora なら", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "で入る。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "Windows の場合、公式サイトからインストーラーをダウンロードしてきて実行すればインストールできる。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "しかし、これだけだと環境変数が通ってないので、インストーラーを再度立ち上げ、「Add to PATH」みたいな項目があるのでクリックすると、サブメニューで「will be installed on local hard drive」をクリックしたあとに、ウィンドウ下の「Next」を押することで、パスを自動的に通せる。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "Windowsでの使用は、コマンド端末で使用が可能である。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "たとえば", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "コード例", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "どのOSでもコマンド端末にて", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "で、作成したJavaScriptファイルを起動できる。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "なお、htmlファイルは起動できない。(もちろん、HTMLタグなども認識しないでエラーになる。)", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "Windowsの場合、環境変数(Path)は初期設定ではパス先がユーザープロファイルになるので、ソースコードの置き場所もユーザープロファイルにしておくのがラクである。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "ファイル「kakikomi.txt」が作成されているはず。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "そのファイル中に、「ザ・書き込みテスト」と書いてあるはず。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "var textTest = \"ザ・書き込みテスト\\n\" ; 末尾の\\n は改行のためのエスケープシーケンス(標準のjavascriptのエスケープシーケンスと使い方は同じ)。この\\nがないと、次回のファイル実行以降、文字列が改行されずに、どんどん長くなってしまい、", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "となってしまう。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "エスケープシーケンスがあるので、これを3回実行しても", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "とできる。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "node.js は対応している文字コードが UTF-8 なので、ソースコードが別の文字コードだと、文字化けします。伝統的な古い Windows の標準的な文字コードは SHIFT-JIS という別の文字コードですので、このままだと文字化けします。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "文字コードの変更はテキストエディタだけで、簡単に可能です。ソースコードをテキストエディタで開き、「名前をつけて保存」を押すと、保存時の文字コードを選択する項目欄が良く見るとウィンドウのどこかにあるので、そこで UTF-8 を保存後の文字コードとして選べば、Windowsがそのソースコードを自動で UTF-8 のものに変換してくれます。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "console.log が node.js でも利用可能である。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "オープンソースである。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "console.logは Rhino では使用不可能。(×)", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "代わりに print が Rhino で使用できる。(◯)", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "Rhino は Javaを流用している。そのため、JAVAのAPIを流用している。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "しかし、Rhino の print 関数は、Javaの System.out.print 関数とは意味が違う。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "Rhino の print 関数は、使用時に文末に改行が自動的に挿入される。しかし、Javaの System.out.print 関数では、文末に改行が挿入されない。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "Javaでも System.out.println 関数なら、文末に自動的に改行が挿入されるが、しかし Rhino の println 関数は無い。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "なお1990年代後半、JavaScript を作ったネットスケープ(いまのMozillaの前身の企業) と Java を作ったサン・マイクロシステム(当時)は、業務提携していた(なお、サン・マイクロシステムは既にオラクルに買収されて消滅した)。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "そのネットスケープの開発したツール。", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "", "title": "※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境" } ]	JScriptの文法はECMAScript 3 (1999)当時のものです。この本で紹介している多くの機能は正しく動作しません。	{{Nav}} '''JScriptの文法はECMAScript 3 (1999)当時のものです。''' '''この本で紹介している多くの機能は正しく動作しません。''' == ファイル入出力 == ファイル書き込みをする場合、Webブラウザからは不可能である。この場合、WindowsならコマンドプロンプトあるいはWindows Terminalを使い、Windows標準で初期状態から付属している JScript(ジェイ・スクリプト)などを使うことになる(インストールなしで使える)。起動コマンドは、コマンドプロンプト画面にて、 C:\Users\ユーザー名>WScript kakikomi.js のようになる。またコードはユーザープロファイルに置く(デスクトップ・フォルダーだと作業の手間が増える)。 ;コード例 <syntaxhighlight lang="JavaScript"> // ファイルシステム関連オブジェクトの作成 var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject"); // ファイルを開く var fileTarget = fso.OpenTextFile("FileTest.txt", 2); // ファイルに文字列を書き込む fileTarget.WriteLine( "12345" ); // ファイルを閉じる fileTarget.Close(); WScript.Echo( "終了しました" ); </syntaxhighlight> ;解説 <code> OpenTextFile("ファイル名", 開き方のモード); </code> 開き方のモードについては、「1」だと読み込みモード、「2」だと上書きモード、「8」だと追加書き込みモードである。追加書き込みは、改行して書き込まれる(C言語の追加書き込みと同じ)。 == ※ 間借り: Windows以外のJavaScript実行環境 == node.js や rhino など、JScript以外のJavaScript 実行環境の解説を、このページでしばらく間借りする。書店では、サーバー関連の本でこれらのツールの説明があるが、しかしサーバーが無くても、一般のパソコンでも、これらのツールの使用は可能である。 === node.js === オープンソースである。 ==== インストール方法 ==== ;Linuxの場合 Fedora なら sudo dnf install nodejs で入る。 ;Windowsの場合 Windows の場合、公式サイトからインストーラーをダウンロードしてきて実行すればインストールできる。しかし、これだけだと環境変数が通ってないので、インストーラーを再度立ち上げ、「Add to PATH」みたいな項目があるのでクリックすると、サブメニューで「will be installed on local hard drive」をクリックしたあとに、ウィンドウ下の「Next」を押することで、パスを自動的に通せる。 Windowsでの使用は、コマンド端末で使用が可能である。たとえば <pre> Microsoft Windows [Version 6.1.7601] Copyright (c) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\ユーザー名>node -v v12.16.2 C:\Users\ユーザー名> </pre> ==== コード例など ==== コード例 <syntaxhighlight lang="JavaScript"> // ファイル機能の呼出は、こう書くと決まっている。 const fs = require('fs') // 単なる文字列変数の定義 var textTest = "ザ・書き込みテスト\n" ; // ファイルの追加書き込み fs.appendFileSync("kakikomi.txt" , textTest ); </syntaxhighlight> ;起動の方法どのOSでもコマンド端末にて node ソースコードのファイル名で、作成したJavaScriptファイルを起動できる。なお、htmlファイルは起動できない。（もちろん、HTMLタグなども認識しないでエラーになる。） Windowsの場合、環境変数（Path）は初期設定ではパス先がユーザープロファイルになるので、ソースコードの置き場所もユーザープロファイルにしておくのがラクである。 ;結果ファイル「kakikomi.txt」が作成されているはず。そのファイル中に、「ザ・書き込みテスト」と書いてあるはず。 ;解説 <code> var textTest = "ザ・書き込みテスト\n" ; </code> 末尾の<code>\n</code> は改行のためのエスケープシーケンス(標準のjavascriptのエスケープシーケンスと使い方は同じ)。この<code>\n</code>がないと、次回のファイル実行以降、文字列が改行されずに、どんどん長くなってしまい、ザ・書き込みテストザ・書き込みテストザ・書き込みテストとなってしまう。エスケープシーケンスがあるので、これを3回実行してもザ・書き込みテストザ・書き込みテストザ・書き込みテストとできる。 ;Windowsでの文字化けの対処法 node.js は対応している文字コードが UTF-8 なので、ソースコードが別の文字コードだと、文字化けします。伝統的な古い Windows の標準的な文字コードは SHIFT-JIS という別の文字コードですので、このままだと文字化けします。文字コードの変更はテキストエディタだけで、簡単に可能です。ソースコードをテキストエディタで開き、「名前をつけて保存」を押すと、保存時の文字コードを選択する項目欄が良く見るとウィンドウのどこかにあるので、そこで UTF-8 を保存後の文字コードとして選べば、Windowsがそのソースコードを自動で UTF-8 のものに変換してくれます。 ;備考 <code>console.log</code> が node.js でも利用可能である。 === Rhino === オープンソースである。 ;備考 <code>console.log</code>は Rhino では使用不可能。(×) 代わりに <code>print</code> が Rhino で使用できる。(◯) Rhino は Javaを流用している。そのため、JAVAのAPIを流用している。しかし、Rhino の print 関数は、Javaの <code>System.out.print</code> 関数とは意味が違う。 Rhino の print 関数は、使用時に文末に改行が自動的に挿入される。しかし、Javaの System.out.print 関数では、文末に改行が挿入されない。 Javaでも System.out.println 関数なら、文末に自動的に改行が挿入されるが、しかし Rhino の println 関数は無い。なお1990年代後半、JavaScript を作ったネットスケープ(いまの[[w:Mozilla\|Mozilla]]の前身の企業) と Java を作ったサン・マイクロシステム(当時)は、業務提携していた(なお、サン・マイクロシステムは既にオラクルに買収されて消滅した)。そのネットスケープの開発したツール。 === SpiderMonkey === === KJS === [[カテゴリ:JavaScript]]	null	2021-10-24T23:07:58Z	[ "テンプレート:Nav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/JavaScript/JScript
27,800	Python/GUIアプリの作成	PythonでGUIアプリを作りたいなら、公式サイトからのpythonインストーラーのインストール後に、tkinterパッケージをインストールする必要がある。 tkinterパッケージ(「Tkインターフェース」)は、Tcl/Tk GUIツールキットの標準的なPythonインターフェースです。 Tk と tkinter は共に、macOS を含むほとんどの Unix プラットフォームと Windows システムで利用可能です。 Windows版の公式pythonではpythonインストール時にtkinterも標準インストールされているので、Windowsでは追加のインストール作業は不要である。しかし、Linuxでは、インストールされていない場合もあるので、下記のようなインストールコマンドでインストールする。 Fedora Linux の場合、でtkinterがインストールされる。 pythonでは、下記のコードを実行するだけでGUIウィンドウを表示する。 .Tk()のピリオド「.」の次の英字「T」は、大文字のティー「T」でなければならない(よくあるミスで、これを小文字tにしてしまい、エラーになり実行できないミスが、よくあります)。このように、tkinter.Tk() 以降から mainloopの前までのあいだに命令を書くことで、ウィンドウの設定を指示できる。なお、日本語でコメントする場合、環境によってはエラーが起きる場合があるので、その場合には # coding: utf-8 で文字コードを指定する必要がある。図形を描画する前までに、まず描画可能な範囲としてキャンバスを設定しないといけない。 tkinter.Canvas により、キャンバスの設定をできるが、しかし、これだけでは、まだキャンバスは作成されていない(まだ設定しただけ)。キャンバス設定後には、つづけて〇〇.place(x=0, y=0) により、ウィンドウにキャンバスを貼り付ける必要がある。なお、座標は開始位置で、通常設定ならキャンバスの左上の位置。もちろん、(x=0, y=0)とは相対座標で、ウィンドウ内の表示欄の左上を基点とした相対座標。(デスクトップ座標ではない) なお tkinter.Canvas の引数のなかにある bg="blue" とは背景色の設定であり、このコードの場合なら青色 (blue) に設定している。のようになる。 tkinterはPNGに対応している。いっぽう JPEGには対応してないらしい。 .PhotoImage(file="pygra.png") tkinter.PhotoImage(file="pygra.png") の .PhotoImage は、メソッド名なので、このまま「.PhotoImage」という名前で使う必要がある(ここは変更してはならない)。いっぽう、 pygra.png の部分は、読み込みたいファイル名なので、ファイル名に合わせて自由に変更してよい(ただし、ファイル名も一緒に変更して、同じ名前にする必要がある)。なお、実行ファイルと同じ場所を起点にしているので、この画像ファイルを置くフォルダは、実行ファイルのあるフォルダと同じフォルダに置けばいい。下記のようにラベルを作成して張り付けるコードで、テキスト文字列を座標指定で表示できる。この場合、x座標で50, y座標が30の位置から「Hello World」を表示するプログラムである。もちろん、canvasやgeometryや画像表示などともラベルは共存できる。なお、pythonにかぎらず、WindowsのVisual C# などでも、ラベルというモノが定義されており、似たような機能である。なお、文字の背景を設定していない場合、ウィンドウ標準色で背景を塗りつぶすので、結果の画像は、キャンバスの青色の上に、灰色みの色の長方形があり、その長方形に「test string」と書かれているだろう。 python の tkinter の解説書は、とても少ない。 tkinterを勉強できる本として比較的にオススメなのは、日本では『12歳からはじめるゼロからのpythonゲームプログラミング教室』(株式会社ラトルズ、2017年5月20日第1刷発行)に、tkinterの使い方の解説が比較的に詳しく、易しめに書いてある。いっぽう、オライリー社の『入門 python3』(Bill Luvanovic, 2017年2月3日初版第6刷)の本を見ても、tkinter のコード例は1個だけで(434ページ目にコードが1個あるだけ)、ロクに使い方の説明が無い。カットシステム社『やさしい python 入門』(日向俊二、2012年3月10日初版第1刷発行)にも、tkinterの使い方の説明があるが、残念なことに、tkinterの解説の部分だけ、やさしくない(この本では後半でtkinterについて、前半のマトメのために説明してるので、あいにくtkinterの節だけ予備知識が多く、やさしくない)。 GUIプログラムに対応しているモジュールをインポートする。 tkinterが、対応している。Windows版のpythonでは、標準設定でpythonインストール時に同時にtkinterも(あくまでWindows版では)インストールされるので、 Linuxでも互換性のため、python製のGUIアプリ作成時にはなるべく tkinter をLinuxでも使うのが望ましいだろう。 linuxの場合、例えば(fedoraの場合なら、)、tkinterのインストールはのようにコマンド実行する。まず、GUIプログラム用の該当モジュールを、OS自体にインストールしていないと、プログラム中にtkinterモジュールを使えない。標準状態ではtkinterはOSには入っていないので、自分で追加インストールする必要がある。その後、pythonプログラムで、のようにすると、GUIウィンドウが自動的に表示される。ウィンドウの大きさは、自動的に設定される。ウィンドウのタイトルは、root.title("◯◯")の、二重引用符""の中の文字列である。その他の使い方は、Windows 版と同じである。なので、Windows用に書かれたtkinter使用のpythonコードは、Linuxでも、普通に動作する場合が多い。たとえば上記コードなら、「mainloop()」を最後に書くことで、実際にGUI対象物を作成表示する作業が実行される。もし、mainloop()を書いてないと、プログラムを実行しても、なにも表示せずに終了する。 Linux版pythonでの画像の表示やテキストラベルなどの機能も、Windows版と同様のコードで動作でき、表示結果としてWindows同様のGUI結果が表示される。(ただし、ウィンドウの形などは、各OSに合わせた形に調整されているが。)	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "PythonでGUIアプリを作りたいなら、公式サイトからのpythonインストーラーのインストール後に、tkinterパッケージをインストールする必要がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "tkinterパッケージ(「Tkインターフェース」)は、Tcl/Tk GUIツールキットの標準的なPythonインターフェースです。 Tk と tkinter は共に、macOS を含むほとんどの Unix プラットフォームと Windows システムで利用可能です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Windows版の公式pythonではpythonインストール時にtkinterも標準インストールされているので、Windowsでは追加のインストール作業は不要である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "しかし、Linuxでは、インストールされていない場合もあるので、下記のようなインストールコマンドでインストールする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Fedora Linux の場合、", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "でtkinterがインストールされる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "pythonでは、下記のコードを実行するだけでGUIウィンドウを表示する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": ".Tk()のピリオド「.」の次の英字「T」は、大文字のティー「T」でなければならない(よくあるミスで、これを小文字tにしてしまい、エラーになり実行できないミスが、よくあります)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "このように、tkinter.Tk() 以降から mainloopの前までのあいだに命令を書くことで、", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ウィンドウの設定を指示できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "なお、日本語でコメントする場合、環境によってはエラーが起きる場合があるので、その場合には # coding: utf-8 で文字コードを指定する必要がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "図形を描画する前までに、まず描画可能な範囲としてキャンバスを設定しないといけない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "tkinter.Canvas により、キャンバスの設定をできるが、しかし、これだけでは、まだキャンバスは作成されていない(まだ設定しただけ)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "キャンバス設定後には、つづけて〇〇.place(x=0, y=0) により、ウィンドウにキャンバスを貼り付ける必要がある。なお、座標は開始位置で、通常設定ならキャンバスの左上の位置。もちろん、(x=0, y=0)とは相対座標で、ウィンドウ内の表示欄の左上を基点とした相対座標。(デスクトップ座標ではない)", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "なお tkinter.Canvas の引数のなかにある bg=\"blue\" とは背景色の設定であり、このコードの場合なら青色 (blue) に設定している。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "のようになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "tkinterはPNGに対応している。いっぽう JPEGには対応してないらしい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": ".PhotoImage(file=\"pygra.png\")", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "tkinter.PhotoImage(file=\"pygra.png\") の .PhotoImage は、メソッド名なので、このまま「.PhotoImage」という名前で使う必要がある(ここは変更してはならない)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "いっぽう、 pygra.png の部分は、読み込みたいファイル名なので、ファイル名に合わせて自由に変更してよい(ただし、ファイル名も一緒に変更して、同じ名前にする必要がある)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "なお、実行ファイルと同じ場所を起点にしているので、この画像ファイルを置くフォルダは、実行ファイルのあるフォルダと同じフォルダに置けばいい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "下記のようにラベルを作成して張り付けるコードで、テキスト文字列を座標指定で表示できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "この場合、x座標で50, y座標が30の位置から「Hello World」を表示するプログラムである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "もちろん、canvasやgeometryや画像表示などともラベルは共存できる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "なお、pythonにかぎらず、WindowsのVisual C# などでも、ラベルというモノが定義されており、似たような機能である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "なお、文字の背景を設定していない場合、ウィンドウ標準色で背景を塗りつぶすので、", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "結果の画像は、", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "キャンバスの青色の上に、", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "灰色みの色の長方形があり、その長方形に「test string」と書かれているだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "python の tkinter の解説書は、とても少ない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "tkinterを勉強できる本として比較的にオススメなのは、日本では『12歳からはじめるゼロからのpythonゲームプログラミング教室』(株式会社ラトルズ、2017年5月20日第1刷発行)に、tkinterの使い方の解説が比較的に詳しく、易しめに書いてある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "いっぽう、オライリー社の『入門 python3』(Bill Luvanovic, 2017年2月3日初版第6刷)の本を見ても、tkinter のコード例は1個だけで(434ページ目にコードが1個あるだけ)、ロクに使い方の説明が無い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "カットシステム社『やさしい python 入門』(日向俊二、2012年3月10日初版第1刷発行)にも、tkinterの使い方の説明があるが、残念なことに、tkinterの解説の部分だけ、やさしくない(この本では後半でtkinterについて、前半のマトメのために説明してるので、あいにくtkinterの節だけ予備知識が多く、やさしくない)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "GUIプログラムに対応しているモジュールをインポートする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "tkinterが、対応している。Windows版のpythonでは、標準設定でpythonインストール時に同時にtkinterも(あくまでWindows版では)インストールされるので、 Linuxでも互換性のため、python製のGUIアプリ作成時にはなるべく tkinter をLinuxでも使うのが望ましいだろう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "linuxの場合、例えば(fedoraの場合なら、)、tkinterのインストールは", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "のようにコマンド実行する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "まず、GUIプログラム用の該当モジュールを、OS自体にインストールしていないと、プログラム中にtkinterモジュールを使えない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "標準状態ではtkinterはOSには入っていないので、自分で追加インストールする必要がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "その後、pythonプログラムで、", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "のようにすると、GUIウィンドウが自動的に表示される。ウィンドウの大きさは、自動的に設定される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "ウィンドウのタイトルは、root.title(\"◯◯\")の、二重引用符\"\"の中の文字列である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "その他の使い方は、Windows 版と同じである。なので、Windows用に書かれたtkinter使用のpythonコードは、Linuxでも、普通に動作する場合が多い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "たとえば上記コードなら、「mainloop()」を最後に書くことで、実際にGUI対象物を作成表示する作業が実行される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "もし、mainloop()を書いてないと、プログラムを実行しても、なにも表示せずに終了する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "Linux版pythonでの画像の表示やテキストラベルなどの機能も、Windows版と同様のコードで動作でき、表示結果としてWindows同様のGUI結果が表示される。(ただし、ウィンドウの形などは、各OSに合わせた形に調整されているが。)", "title": "" } ]	null	{{Nav}} === GUI === ==== 入門 ==== PythonでGUIアプリを作りたいなら、公式サイトからのpythonインストーラーのインストール後に、tkinterパッケージをインストールする必要がある。 tkinterパッケージ（「Tkインターフェース」）は、Tcl/Tk GUIツールキットの標準的なPythonインターフェースです。 Tk と tkinter は共に、macOS を含むほとんどの Unix プラットフォームと Windows システムで利用可能です。 Windows版の公式pythonではpythonインストール時にtkinterも標準インストールされているので、Windowsでは追加のインストール作業は不要である。しかし、Linuxでは、インストールされていない場合もあるので、下記のようなインストールコマンドでインストールする。 Fedora Linux の場合、 sudo dnf install python3-tkinter でtkinterがインストールされる。 pythonでは、下記のコードを実行するだけでGUIウィンドウを表示する。 :<syntaxhighlight lang="Python"> import tkinter root = tkinter.Tk() root.mainloop() </syntaxhighlight> <code>.Tk()</code>のピリオド「.」の次の英字「T」は、大文字のティー「T」でなければならない(よくあるミスで、これを小文字tにしてしまい、エラーになり実行できないミスが、よくあります)。 ==== ウィンドウの設定 ==== :<syntaxhighlight lang="Python"> # coding: utf-8 import tkinter root = tkinter.Tk() # ここに設定を書く root.title('Hello Window') root.geometry('300x400') root.mainloop() </syntaxhighlight> このように、tkinter.Tk() 以降から mainloopの前までのあいだに命令を書くことで、ウィンドウの設定を指示できる。なお、日本語でコメントする場合、環境によってはエラーが起きる場合があるので、その場合には <code> # coding: utf-8 </code> で文字コードを指定する必要がある。 ==== キャンバス ==== 図形を描画する前までに、まず描画可能な範囲としてキャンバスを設定しないといけない。 :<syntaxhighlight lang="Python"> # coding: utf-8 import tkinter root = tkinter.Tk() root.title('Hello Window') root.geometry('300x400') # キャンバスの設定と貼り付け canvasD = tkinter.Canvas(root, width=100, height = 150, bg = "blue") canvasD.place(x=0, y=0) root.mainloop() </syntaxhighlight> <code> tkinter.Canvas </code> により、キャンバスの設定をできるが、しかし、これだけでは、まだキャンバスは作成されていない(まだ設定しただけ)。キャンバス設定後には、つづけて<code> 〇〇.place(x=0, y=0) </code> により、ウィンドウにキャンバスを貼り付ける必要がある。なお、座標は開始位置で、通常設定ならキャンバスの左上の位置。もちろん、(x=0, y=0)とは相対座標で、ウィンドウ内の表示欄の左上を基点とした相対座標。(デスクトップ座標ではない) なお<code> tkinter.Canvas </code> の引数のなかにある<code> bg="blue" </code> とは背景色の設定であり、このコードの場合なら青色 (blue) に設定している。 ==== 画像の貼り付け ==== :<syntaxhighlight lang="Python"> # coding: utf-8 import tkinter root = tkinter.Tk() root.title('Hello Window') root.geometry('800x900') canvasDummy = tkinter.Canvas(root, width = 600, height = 750, bg = "blue") canvasDummy.place(x=0, y=0) # 画像の設定と貼り付け imgD = tkinter.PhotoImage(file="pygra.png") canvasDummy.create_image(0, 0, image=imgD) root.mainloop() </syntaxhighlight> のようになる。 tkinterはPNGに対応している。いっぽう JPEGには対応してないらしい。 .PhotoImage(file="pygra.png") <code> tkinter.PhotoImage(file="pygra.png") </code> の <code> .PhotoImage </code> は、メソッド名なので、このまま「.PhotoImage」という名前で使う必要がある(ここは変更してはならない)。いっぽう、 <code> pygra.png </code>の部分は、読み込みたいファイル名なので、ファイル名に合わせて自由に変更してよい(ただし、ファイル名も一緒に変更して、同じ名前にする必要がある)。なお、実行ファイルと同じ場所を起点にしているので、この画像ファイルを置くフォルダは、実行ファイルのあるフォルダと同じフォルダに置けばいい。 ==== テキストを座標指定して表示したい場合 ==== 下記のようにラベルを作成して張り付けるコードで、テキスト文字列を座標指定で表示できる。 :<syntaxhighlight lang="Python"> # coding: utf-8 import tkinter root = tkinter.Tk() # ここがテキストの座標指定での表示の処理 label = tkinter.Label(root, text = "test string") label.place(x=50, y=30) root.mainloop() </syntaxhighlight> この場合、x座標で50, y座標が30の位置から「Hello World」を表示するプログラムである。もちろん、canvasやgeometryや画像表示などともラベルは共存できる。なお、pythonにかぎらず、WindowsのVisual C# などでも、ラベルというモノが定義されており、似たような機能である。 :<syntaxhighlight lang="Python"> # coding: utf-8 import tkinter root = tkinter.Tk() # ウィンドウの設定 root.title('Hello Window') root.geometry('800x900') # キャンバスの設定と貼り付け canvasDummy = tkinter.Canvas(root, width=600, height=750, bg="blue") canvasDummy.place(x=0, y=0) # ラベル関係 label = tkinter.Label(root, text="test string") label.place(x=50, y=30) root.mainloop() </syntaxhighlight> なお、文字の背景を設定していない場合、ウィンドウ標準色で背景を塗りつぶすので、結果の画像は、キャンバスの青色の上に、灰色みの色の長方形があり、その長方形に「test string」と書かれているだろう。 ;参考文献 python の tkinter の解説書は、とても少ない。 tkinterを勉強できる本として比較的にオススメなのは、日本では『12歳からはじめるゼロからのpythonゲームプログラミング教室』（株式会社ラトルズ、2017年5月20日第1刷発行）に、tkinterの使い方の解説が比較的に詳しく、易しめに書いてある。いっぽう、オライリー社の『入門 python3』（Bill Luvanovic, 2017年2月3日初版第6刷）の本を見ても、tkinter のコード例は1個だけで（434ページ目にコードが1個あるだけ）、ロクに使い方の説明が無い。カットシステム社『やさしい python 入門』（日向俊二、2012年3月10日初版第1刷発行）にも、tkinterの使い方の説明があるが、残念なことに、tkinterの解説の部分だけ、やさしくない（この本では後半でtkinterについて、前半のマトメのために説明してるので、あいにくtkinterの節だけ予備知識が多く、やさしくない）。 ==== Linuxの場合のGUIプログラム ==== GUIプログラムに対応しているモジュールをインポートする。 tkinterが、対応している。Windows版のpythonでは、標準設定でpythonインストール時に同時にtkinterも（あくまでWindows版では）インストールされるので、 Linuxでも互換性のため、python製のGUIアプリ作成時にはなるべく tkinter をLinuxでも使うのが望ましいだろう。 linuxの場合、例えば(fedoraの場合なら、)、tkinterのインストールは sudo dnf install python3-tkinter のようにコマンド実行する。まず、GUIプログラム用の該当モジュールを、OS自体にインストールしていないと、プログラム中にtkinterモジュールを使えない。標準状態ではtkinterはOSには入っていないので、自分で追加インストールする必要がある。その後、pythonプログラムで、 :<syntaxhighlight lang="Python"> import tkinter root = tkinter.Tk() root.title("タイトル") root.mainloop() </syntaxhighlight> のようにすると、GUIウィンドウが自動的に表示される。ウィンドウの大きさは、自動的に設定される。ウィンドウのタイトルは、root.title("◯◯")の、二重引用符""の中の文字列である。その他の使い方は、Windows 版と同じである。なので、Windows用に書かれたtkinter使用のpythonコードは、Linuxでも、普通に動作する場合が多い。たとえば上記コードなら、「mainloop()」を最後に書くことで、実際にGUI対象物を作成表示する作業が実行される。もし、mainloop()を書いてないと、プログラムを実行しても、なにも表示せずに終了する。 Linux版pythonでの画像の表示やテキストラベルなどの機能も、Windows版と同様のコードで動作でき、表示結果としてWindows同様のGUI結果が表示される。（ただし、ウィンドウの形などは、各OSに合わせた形に調整されているが。） {{Nav}}	null	2021-11-18T11:59:27Z	[ "テンプレート:Nav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/Python/GUI%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%88%90
27,802	サバイバル	ここは、サバイバル環境下において生き残るために必要な手段、スキルに関連した書籍を収めておく書庫です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここは、サバイバル環境下において生き残るために必要な手段、スキルに関連した書籍を収めておく書庫です。", "title": "" } ]	ここは、サバイバル環境下において生き残るために必要な手段、スキルに関連した書籍を収めておく書庫です。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|frame=1}}{{サバイバル}} ここは、[[w:サバイバル\|サバイバル]]環境下において生き残るために必要な手段、スキルに関連した書籍を収めておく書庫です。 == 書庫 == ===[[サバイバル/基本]]=== * [[サバイバル/安全の確保の仕方\|安全の確保の仕方]] * [[サバイバル/食料の確保の仕方\|食料の確保の仕方]] * [[サバイバル/水分の確保の仕方\|水分の確保の仕方]] * [[サバイバル/適切な体温の確保の仕方\|適切な体温の確保の仕方]] * [[サバイバル/火の確保の仕方\|火の確保の仕方]] [[サバイバル/SOSの出し方\|SOSの出し方]] === [[サバイバル/初級]] === [[サバイバル/方角の確認の仕方\|方角の確認の仕方]] === [[サバイバル/中級]] === * [[サバイバル/怪我の対処の仕方\|怪我の対処の仕方]] [[サバイバル/動物に遭遇した時の対処の仕方\|動物に遭遇した時の対処の仕方]] === [[サバイバル/上級]] === [[サバイバル/具体的なステップ\|具体的なステップ]] * [[サバイバル/天候の予測の仕方\|天候の予測の仕方]] === [[サバイバル/物の作り方]] === * [[サバイバル/物の作り方/シェルター\|シェルター]] * [[サバイバル/物の作り方/銛\|{{Ruby\|銛\|もり}}]] [[カテゴリ:書庫]] [[カテゴリ:生活]] [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:さはいはる}}	null	2020-05-17T04:30:26Z	[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:サバイバル", "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB
27,803	サバイバル/基本	サバイバル環境下において、原則的に必要、重要になる事柄です。 STOPとは、「Stop」「Think」「Observation」「Plan」の略で、止まる、考える、観察する、計画する、という意味です。サバイバル環境下という非日常的な環境にある以上、パニックになる可能性もありますが、STOPを大切にして冷静に対処しましょう。 3の法則とは、過酷なサバイバル環境下において、重要になる物資が調達出来ない場合に人間が生きられる時間を表したもので、それぞれという意味です。この他にも、適切な体温を維持出来ないと3時間で死ぬこともあります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "サバイバル環境下において、原則的に必要、重要になる事柄です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "STOPとは、「Stop」「Think」「Observation」「Plan」の略で、止まる、考える、観察する、計画する、という意味です。サバイバル環境下という非日常的な環境にある以上、パニックになる可能性もありますが、STOPを大切にして冷静に対処しましょう。", "title": "STOPが大切" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "3の法則とは、過酷なサバイバル環境下において、重要になる物資が調達出来ない場合に人間が生きられる時間を表したもので、それぞれ", "title": "3の法則" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "という意味です。", "title": "3の法則" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "この他にも、適切な体温を維持出来ないと3時間で死ぬこともあります。", "title": "3の法則" } ]	サバイバル環境下において、原則的に必要、重要になる事柄です。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|サバイバル\|frame=1}} [[w:サバイバル\|サバイバル]]環境下において、原則的に必要、重要になる事柄です。 == 書庫 == * [[サバイバル/安全の確保の仕方\|安全の確保の仕方]] * [[サバイバル/食料の確保の仕方\|食料の確保の仕方]] * [[サバイバル/水分の確保の仕方\|水分の確保の仕方]] * [[サバイバル/適切な体温の確保の仕方\|適切な体温の確保の仕方]] * [[サバイバル/火の確保の仕方\|火の確保の仕方]] *[[サバイバル/SOSの出し方\|SOSの出し方]] == STOPが大切 == STOPとは、「'''S'''top」「'''T'''hink」「'''O'''bservation」「'''P'''lan」の略で、止まる、考える、観察する、計画する、という意味です。サバイバル環境下という非日常的な環境にある以上、パニックになる可能性もありますが、STOPを大切にして冷静に対処しましょう。 == 3の法則 == 3の法則とは、過酷なサバイバル環境下において、重要になる物資が調達出来ない場合に人間が生きられる時間を表したもので、それぞれ # 呼吸が出来ない状態で人間が生きられる時間は3分 # 水分補給が出来ない状態で人間が生きられる時間は3日 # 食料補給、栄養補給の出来ない状態で人間が生きられる時間は3週間という意味です。この他にも、適切な体温を維持出来ないと3時間で死ぬこともあります。 [[カテゴリ:書庫]] [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:さはいはるのきほん}}	null	2020-05-16T22:46:45Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E5%9F%BA%E6%9C%AC
27,804	サバイバル/食料の確保の仕方	サバイバルの基本でも触れているように、食料の確保は水分の確保に次いで重要な事項です。野草は食物繊維を摂取出来るため、サバイバル環境下において貴重な栄養源となります。しかし、ほとんどの人は野草の種類と、毒を持たないか、についての知識を持ってないことが多いです。その為、食べられるかの確信が持てない場合は世界標準可食テスト (後述) というテストを行い、食べられるかを確認しましょう。きのこ類は栄養価も低く、ほとんどの種類が毒性を持っている為、サバイバル環境下において食べる必要性はありません。人体が皮膚が薄いほど毒に対して、過敏な反応を見せることを利用した可食テスト。皮膚アレルギー診断、パッチテストとも呼ばれる。方法としては、以下のような方法である。尚、テスト対象のことを「対象」と呼称する。動物の狩猟を無許可で行うと鳥獣保護法 (鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律) (もしくは諸外国の動物保護関係の法令) で違法と見なされることもあります。ご注意下さい。タンパク源として、サバイバル環境下において必要となります。この方法の長所はエサなどの収集を必要としないことです。短所は海に入るため体温を奪われることと、銛を必要とすることです。この方法の長所は時間を掛けずに作れる所と、そのまま生け簀として使えば捕獲したまま新鮮な状態を維持出来ることです、短所は常に見張っていなくてはならないことです。サバイバル環境下において、最も確保しやすい食料と言えるでしょう。貝類は基本的に動かず、また浅瀬にも居る為、体力と体温を失わずに済みます。しかし一方で、貝類は貝毒や、ノロウイルスの危険性がある為、火を通して食した方が安全の為になります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "サバイバルの基本でも触れているように、食料の確保は水分の確保に次いで重要な事項です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "野草は食物繊維を摂取出来るため、サバイバル環境下において貴重な栄養源となります。しかし、ほとんどの人は野草の種類と、毒を持たないか、についての知識を持ってないことが多いです。その為、食べられるかの確信が持てない場合は世界標準可食テスト (後述) というテストを行い、食べられるかを確認しましょう。", "title": "植物" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "きのこ類は栄養価も低く、ほとんどの種類が毒性を持っている為、サバイバル環境下において食べる必要性はありません。", "title": "植物" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "人体が皮膚が薄いほど毒に対して、過敏な反応を見せることを利用した可食テスト。皮膚アレルギー診断、パッチテストとも呼ばれる。方法としては、以下のような方法である。尚、テスト対象のことを「対象」と呼称する。", "title": "植物" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "動物の狩猟を無許可で行うと鳥獣保護法 (鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律) (もしくは諸外国の動物保護関係の法令) で違法と見なされることもあります。ご注意下さい。", "title": "動物" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "タンパク源として、サバイバル環境下において必要となります。", "title": "動物" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "この方法の長所はエサなどの収集を必要としないことです。短所は海に入るため体温を奪われることと、銛を必要とすることです。", "title": "動物" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "この方法の長所は時間を掛けずに作れる所と、そのまま生け簀として使えば捕獲したまま新鮮な状態を維持出来ることです、短所は常に見張っていなくてはならないことです。", "title": "動物" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "サバイバル環境下において、最も確保しやすい食料と言えるでしょう。貝類は基本的に動かず、また浅瀬にも居る為、体力と体温を失わずに済みます。しかし一方で、貝類は貝毒や、ノロウイルスの危険性がある為、火を通して食した方が安全の為になります。", "title": "動物" } ]	サバイバルの基本でも触れているように、食料の確保は水分の確保に次いで重要な事項です。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|サバイバル\|サバイバル基本\|frame=1}}{{サバイバル}} [[サバイバルの基本]]でも触れているように、食料の確保は[[サバイバル/水分の確保の仕方\|水分の確保]]に次いで重要な事項です。 == 植物 == === 野草 === 野草は食物繊維を摂取出来るため、サバイバル環境下において貴重な栄養源となります。しかし、ほとんどの人は野草の種類と、毒を持たないか、についての知識を持ってないことが多いです。その為、食べられるかの確信が持てない場合は'''[[サバイバル/食料の確保の仕方#世界標準可食テスト\|世界標準可食テスト]]''' (後述) というテストを行い、食べられるかを確認しましょう。 === きのこ類 === きのこ類は栄養価も低く、ほとんどの種類が毒性を持っている為、サバイバル環境下において食べる必要性はありません。 === 世界標準可食テスト === 人体が皮膚が薄いほど毒に対して、過敏な反応を見せることを利用した可食テスト。皮膚アレルギー診断、パッチテストとも呼ばれる。方法としては、以下のような方法である。尚、テスト対象のことを「対象」と呼称する。{{Wikipedia\|世界標準可食テスト}} # 対象を少量、腕に塗り付ける。 # 15分ほど待ち、何らかの影響が出れば毒。何もなければ3へ移行。 # 対象を少量、唇に塗り付ける。 # 15分ほど待ち、何らかの影響が出れば毒。何もなければ5へ移行。 # 対象を少量、舌に塗り付ける。この時、飲み込んでしまわないよう注意。 # 15分ほど待ち、何らかの影響が出れば毒。何もなければ無害である。 == 動物 == 動物の狩猟を無許可で行うと'''[[s:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律\|鳥獣保護法 (鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律) ]]<sup>([[w:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律\|wp]])</sup> (もしくは諸外国の動物保護関係の法令) で違法と見なされる'''こともあります。ご注意下さい。 === 魚類 === タンパク源として、サバイバル環境下において必要となります。 ==== 潜水し銛を使う方法 ==== この方法の長所はエサなどの収集を必要としないことです。短所は海に入るため体温を奪われることと、銛を必要とすることです。 # [[サバイバル物の作り方/銛\|銛]]と（あれば）潜水ゴーグルを用意する。 # 海に入る。 # （潜水ゴーグルがない場合）目の上に手で遠くを見るような形を作り、そこに吐き出した空気を溜め水面を作る。そうすることで裸眼よりもくっきりと水中が見える。 # 主に海底にいる動いていない魚にそっと近づき、一気に突き刺す。 ==== ため池を使う方法 ==== この方法の長所は時間を掛けずに作れる所と、そのまま生け簀として使えば捕獲したまま新鮮な状態を維持出来ることです、短所は常に見張っていなくてはならないことです。 # 幼虫やミミズなど魚のエサとなるものを集める。 # 海岸沿い（岩場）にため池を作り、そこにエサを入れる。 # 魚が入ったのを確認したら入り口を塞ぐ。 # （上級）木の葉などで返しを付ければ見張っていなくても済む。 === 貝類 === [[w:サバイバル\|サバイバル]]環境下において、最も確保しやすい食料と言えるでしょう。貝類は基本的に動かず、また浅瀬にも居る為、体力と体温を失わずに済みます。しかし一方で、貝類は貝毒や、ノロウイルスの危険性がある為、火を通して食した方が安全の為になります。 [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:しよくりようのかくほのしかた}}	null	2020-05-16T16:04:39Z	[ "テンプレート:サバイバル", "テンプレート:Wikipedia", "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E9%A3%9F%E6%96%99%E3%81%AE%E7%A2%BA%E4%BF%9D%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9
27,806	サバイバル/方角の確認の仕方	方角を知ることで、自らの位置を確認し、場合によっては目的の方向が分かることもあります。現在の時刻が分かる場合は、太陽を利用することでほぼ確実な方角を確認することが出来ます。太陽は東から昇り、西に沈むので、朝は太陽のある方が東、夕方は西ということになります。正午に近い場合は太陽のある方が南になります。木の年輪は、太陽に当たっている方が早く成長します。故に、木の年輪の幅が広い方が南になります。アナログ時計の短針を太陽に向けると、短針と長針の狭い方の角の間が南になります。この場合、午前は左側が南、午後は右側が南になることを留意しましょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "方角を知ることで、自らの位置を確認し、場合によっては目的の方向が分かることもあります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "現在の時刻が分かる場合は、太陽を利用することでほぼ確実な方角を確認することが出来ます。", "title": "手段1 太陽を利用する" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "太陽は東から昇り、西に沈むので、朝は太陽のある方が東、夕方は西ということになります。正午に近い場合は太陽のある方が南になります。", "title": "手段1 太陽を利用する" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "木の年輪は、太陽に当たっている方が早く成長します。故に、木の年輪の幅が広い方が南になります。", "title": "手段2 木の年輪を利用する" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "アナログ時計の短針を太陽に向けると、短針と長針の狭い方の角の間が南になります。この場合、午前は左側が南、午後は右側が南になることを留意しましょう。", "title": "手段3 アナログ時計を利用する" } ]	方角を知ることで、自らの位置を確認し、場合によっては目的の方向が分かることもあります。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[サバイバル]]\|[[サバイバル初級]]\|'''方角の確認の仕方'''\|frame=1\|hide=1}} 方角を知ることで、自らの位置を確認し、場合によっては目的の方向が分かることもあります。 == 手段1 太陽を利用する == 現在の時刻が分かる場合は、太陽を利用することでほぼ確実な方角を確認することが出来ます。太陽は東から昇り、西に沈むので、朝は太陽のある方が東、夕方は西ということになります。正午に近い場合は太陽のある方が南になります。 == 手段2 木の年輪を利用する == 木の年輪は、太陽に当たっている方が早く成長します。故に、木の年輪の幅が広い方が南になります。 == 手段3 アナログ時計を利用する == アナログ時計の短針を太陽に向けると、短針と長針の狭い方の角の間が南になります。この場合、午前は左側が南、午後は右側が南になることを留意しましょう。 [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:ほうかくのかくにんのしかた}}	null	2020-04-22T03:41:39Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E6%96%B9%E8%A7%92%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9
27,809	サバイバル/動物に遭遇した時の対処の仕方	無人島にしろ内陸にしろ海の上にしろ、野生動物に遭遇する危険性は如何なる場合にもつきまといます。ここでは様々な動物に遭遇した時の対処の仕方を記載します。アメリカグマは都市部を除くほぼ全ての北アメリカ大陸に生息しています。アメリカグマは基本的に人間を怖がり、自ら逃げていきます。しかし、一部のクマは人間に餌付けされるなどして人間への恐怖心を失っており、襲ってこようとします。その場合には手を大きく振り上げ、自分を大きく見せて大声で叫んでください。そうすると大抵の場合は逃げ出します。ハイイログマ(アメリカヒグマ、グリズリー)は北アメリカ大陸の西部に生息しています。ハイイログマについては、死んだふりが最も効果的です。死んだふりをして、ハイイログマが興味をなくすまで待ちましょう。もし出血し、俊敏に動けなさそうな時はそのまま死んだふりを続けてください。ハイイログマは何度も確認しに来ます。ツキノワグマはアジアを中心に生息しています。ツキノワグマは一般的なクマ同様、急激な動作をしない、大声を出さないことです。クマは人間を見ると一瞬躊躇するそうです。その場合、背を見せずにゆっくりと後ろに下がるか、うつ伏せになって両手で首を守って下さい。間違っても走って逃げてはいけません。サメは待ち伏せをし襲い、獲物を食べる動物です。その為、背中を壁や珊瑚などに付け、常にサメと目を合わせ続ければ、自ずと興味を失います。また、単に目の前を通り過ぎるだけの場合は身を屈め、自分を小さく見せて下さい。また、サメの鼻にはロレンチーニ器官と呼ばれる器官があります。これは微弱な電流も感知する敏感な器官なので、例えばガラケーのバッテリーなどを目の前に投げ入れれば強烈な電気ショックでサメは逃げていきます。ヘビは積極的な攻撃をしません。ヘビが攻撃するのは人間に追い詰められ、自らの防衛をする為です。「シャー」という音を出したり、尻尾を振ったりした場合は、ヘビがパーソナルスペースに侵入した人間に対して警告をしているので、ヘビに近づかないことが最善手です。ワニは触角で相手の位置を判断します。なので、ワニにはまず触らないことです。万一追い駆けられた場合はジグザグに走りましょう。これは、ワニが方向転換が苦手なことを利用した逃げ方です。また、もし噛みつかれても、慌てず、そのまま頭にしがみついて、離れないようにして下さい。これは、ワニの口を開ける力が割と弱いことを利用しています。こうすることで、いずれワニも体力を使い切りますので、そのタイミングで脱出し、ジグザグで逃げましょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "無人島にしろ内陸にしろ海の上にしろ、野生動物に遭遇する危険性は如何なる場合にもつきまといます。ここでは様々な動物に遭遇した時の対処の仕方を記載します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "アメリカグマは都市部を除くほぼ全ての北アメリカ大陸に生息しています。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "アメリカグマは基本的に人間を怖がり、自ら逃げていきます。しかし、一部のクマは人間に餌付けされるなどして人間への恐怖心を失っており、襲ってこようとします。その場合には手を大きく振り上げ、自分を大きく見せて大声で叫んでください。そうすると大抵の場合は逃げ出します。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ハイイログマ(アメリカヒグマ、グリズリー)は北アメリカ大陸の西部に生息しています。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ハイイログマについては、死んだふりが最も効果的です。死んだふりをして、ハイイログマが興味をなくすまで待ちましょう。もし出血し、俊敏に動けなさそうな時はそのまま死んだふりを続けてください。ハイイログマは何度も確認しに来ます。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ツキノワグマはアジアを中心に生息しています。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ツキノワグマは一般的なクマ同様、急激な動作をしない、大声を出さないことです。クマは人間を見ると一瞬躊躇するそうです。その場合、背を見せずにゆっくりと後ろに下がるか、うつ伏せになって両手で首を守って下さい。間違っても走って逃げてはいけません。", "title": "クマ" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "サメは待ち伏せをし襲い、獲物を食べる動物です。その為、背中を壁や珊瑚などに付け、常にサメと目を合わせ続ければ、自ずと興味を失います。また、単に目の前を通り過ぎるだけの場合は身を屈め、自分を小さく見せて下さい。", "title": "サメ" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "また、サメの鼻にはロレンチーニ器官と呼ばれる器官があります。これは微弱な電流も感知する敏感な器官なので、例えばガラケーのバッテリーなどを目の前に投げ入れれば強烈な電気ショックでサメは逃げていきます。", "title": "サメ" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ヘビは積極的な攻撃をしません。ヘビが攻撃するのは人間に追い詰められ、自らの防衛をする為です。", "title": "ヘビ" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "「シャー」という音を出したり、尻尾を振ったりした場合は、ヘビがパーソナルスペースに侵入した人間に対して警告をしているので、ヘビに近づかないことが最善手です。", "title": "ヘビ" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ワニは触角で相手の位置を判断します。なので、ワニにはまず触らないことです。", "title": "ワニ" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "万一追い駆けられた場合はジグザグに走りましょう。これは、ワニが方向転換が苦手なことを利用した逃げ方です。", "title": "ワニ" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "また、もし噛みつかれても、慌てず、そのまま頭にしがみついて、離れないようにして下さい。これは、ワニの口を開ける力が割と弱いことを利用しています。こうすることで、いずれワニも体力を使い切りますので、そのタイミングで脱出し、ジグザグで逃げましょう。", "title": "ワニ" } ]	無人島にしろ内陸にしろ海の上にしろ、野生動物に遭遇する危険性は如何なる場合にもつきまといます。ここでは様々な動物に遭遇した時の対処の仕方を記載します。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[サバイバル]]\|[[サバイバル中級]]\|'''動物に遭遇した時の対処の仕方'''\|frame=1\|hide=1}} 無人島にしろ内陸にしろ海の上にしろ、野生動物に遭遇する危険性は如何なる場合にもつきまといます。ここでは様々な動物に遭遇した時の対処の仕方を記載します。 == クマ == [[ファイル:01 Schwarzbär.jpg\|サムネイル\|[[w:アメリカグマ\|アメリカグマ]]]] === アメリカグマ === [[w:アメリカグマ\|アメリカグマ]]は都市部を除くほぼ全ての北アメリカ大陸に生息しています。アメリカグマは基本的に人間を怖がり、自ら逃げていきます。しかし、一部のクマは人間に餌付けされるなどして人間への恐怖心を失っており、襲ってこようとします。その場合には手を大きく振り上げ、'''自分を大きく見せて大声で叫んでください'''。そうすると大抵の場合は逃げ出します。 [[ファイル:Grizzlybears ChrisServheenUSFWS.jpg\|左\|サムネイル\|[[w:ハイイログマ\|ハイイログマ]]]] === ハイイログマ === [[w:ハイイログマ\|ハイイログマ]]（アメリカヒグマ、'''グリズリー'''）は北アメリカ大陸の西部に生息しています。ハイイログマについては、死んだふりが最も効果的です。死んだふりをして、ハイイログマが興味をなくすまで待ちましょう。もし出血し、俊敏に動けなさそうな時はそのまま死んだふりを続けてください。ハイイログマは'''何度も確認しに来ます'''。[[ファイル:Ursus thibetanus 3 (Wroclaw zoo).JPG\|サムネイル\|[[w:ツキノワグマ\|ツキノワグマ]]]] === ツキノワグマ === [[w:ツキノワグマ\|ツキノワグマ]]はアジアを中心に生息しています。ツキノワグマは一般的なクマ同様、'''急激な動作をしない'''、'''大声を出さないことです'''。クマは人間を見ると一瞬躊躇するそうです。その場合、背を見せずにゆっくりと後ろに下がるか、うつ伏せになって両手で首を守って下さい。間違っても'''走って逃げてはいけません'''。 == サメ == サメは待ち伏せをし襲い、獲物を食べる動物です。その為、背中を壁や珊瑚などに付け、常にサメと目を合わせ続ければ、自ずと興味を失います。また、単に目の前を通り過ぎるだけの場合は身を屈め、自分を小さく見せて下さい。また、サメの鼻には[[w:ロレンチーニ器官\|ロレンチーニ器官]]と呼ばれる器官があります。これは微弱な電流も感知する敏感な器官なので、例えばガラケーのバッテリーなどを目の前に投げ入れれば強烈な電気ショックでサメは逃げていきます。 == ヘビ == ヘビは積極的な攻撃をしません。ヘビが攻撃するのは人間に追い詰められ、自らの防衛をする為です。「シャー」という音を出したり、尻尾を振ったりした場合は、ヘビがパーソナルスペースに侵入した人間に対して警告をしているので、ヘビに近づかないことが最善手です。 == ワニ == ワニは触角で相手の位置を判断します。なので、ワニにはまず触らないことです。万一追い駆けられた場合はジグザグに走りましょう。これは、ワニが方向転換が苦手なことを利用した逃げ方です。また、もし噛みつかれても、慌てず、そのまま頭にしがみついて、離れないようにして下さい。これは、ワニの口を開ける力が割と弱いことを利用しています。こうすることで、いずれワニも体力を使い切りますので、そのタイミングで脱出し、ジグザグで逃げましょう。 [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:とうふつにそうくうしたときのたいしよのしかた}}	null	2020-04-21T14:35:25Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AB%E9%81%AD%E9%81%87%E3%81%97%E3%81%9F%E6%99%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9
27,810	サバイバル/怪我の対処の仕方	食料の確保、水分の確保、火の確保。いずれの行動を起こすにしても出血、骨折する危険があります。出血したら、まず綺麗な水で洗ってガーゼや布で、圧迫して患部に巻き付けます。定期的に布を外して、綺麗な状態に保ちましょう。また、出血量が酷い場合は患部を心臓より高くして安静にしてください。骨折したら、患部の大きさに合った大きさの棒(足なら大きめ、指なら割り箸程度)を用意して、患部に固定します。すぐには治りませんので、安静にしてください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "食料の確保、水分の確保、火の確保。いずれの行動を起こすにしても出血、骨折する危険があります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "出血したら、まず綺麗な水で洗ってガーゼや布で、圧迫して患部に巻き付けます。定期的に布を外して、綺麗な状態に保ちましょう。また、出血量が酷い場合は患部を心臓より高くして安静にしてください。", "title": "出血" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "骨折したら、患部の大きさに合った大きさの棒(足なら大きめ、指なら割り箸程度)を用意して、患部に固定します。すぐには治りませんので、安静にしてください。", "title": "骨折" } ]	食料の確保、水分の確保、火の確保。いずれの行動を起こすにしても出血、骨折する危険があります。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[サバイバル]]\|[[サバイバル中級]]\|'''怪我の対処の仕方'''\|frame=1\|hide=1}} [[サバイバル/食料の確保の仕方\|食料の確保]]、[[サバイバル/水分の確保の仕方\|水分の確保]]、[[サバイバル/火の確保の仕方\|火の確保]]。いずれの行動を起こすにしても出血、骨折する危険があります。 == 出血 == 出血したら、まず綺麗な水で洗ってガーゼや布で、圧迫して患部に巻き付けます。定期的に布を外して、綺麗な状態に保ちましょう。また、出血量が酷い場合は患部を心臓より高くして安静にしてください。 == 骨折 == 骨折したら、患部の大きさに合った大きさの棒(足なら大きめ、指なら割り箸程度)を用意して、患部に固定します。すぐには治りませんので、安静にしてください。 [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:けかのたいしよのしかた}}	null	2020-05-16T22:34:55Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E6%80%AA%E6%88%91%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E3%81%AE%E4%BB%95%E6%96%B9
27,813	PHP/ファイル入出力	PHPには、(サーバー側にある)ファイルを読書きする機能があります。 PHPをウェブサーバー上で動かしている場合のファイル書込みは、セキュリティ上の驚異に直結するので慎重になるべきです。ここでは、ごく小さな永続オブジェクトが必要な、アクセスカウンターを例に取ります。このコードには以下のような欠点があり、アジャイルにはともかく実務には使えません。 PHPでダウンロードをブラウザに問いかけるには、下記のように header 関数というのを使って、ブラウザに問い掛けできます。書式はです。実験のさいには、あらかじめ画像データを作成しておいてください。そして、ブラウザから、上記のPHPを実行します。(コマンドラインから実行しても、意味不明の文字列が表示されるだけです。) 成功すれば、ページ起動時にと出て、「キャンセル」または「OK」のボタンが出てきます。 Content-Type: application/octet-stream の「octet-stream 」は、種類を特定しないバイナリデータであることを宣言しています。画像データなどをダウンロードさせたい場合は画像ならバイナリ形式ですので、この「octet-stream」を指定してもダウンロード可能です。ダウンロードしたいファイルのファイル形式によっては、Content-Type で具体的に指定することもできます。画像の場合、画像以外でも、さて、は、ダウンロードしたときのファイル名を上記コードでは $fname で指定しています。なので、ほかの名称でも構いません。たとえばとすれば、ダウンロードされたファイル名は「test」になります。ダウンロード開始は readfile関数でなくても、 file_get_contents 関数でもダウンロード問い掛けを出来ます。環境や、アップロードするファイルの種類によってはが必要です。これがないと、ファイルにバッファ内の余計なデータがついたままブラウザに送信されてしまい、ダウンロード自体はできても、読込みエラーになってしまい、さっかくダウンロードした価値が無くなってしまいます。上記のコードだと、ページが表示される前にダウンロードが始まってしまう。そのため、とても見づらくなります。上記のPHPコードにprintなどの命令を書いても、うまく動作しないです。(基本的に、ダウンロード用のリンクでは、画像表示や文字表示は、あまり機能しないです。) 実務的な方法としては、別のHTMLファイルで上記PHPコードにアクセスするリンクを配置し、のようにして、このHTMLファイルに先にリンクしてもらうようにするのが良い。すると、先にこのHTMLだけが表示されます。そして、「ダウンロード」リンクをクリックすると、ページはそのままで(このHTMLが表示されたままで)、ダウンロードのポップアップが出るので、あとはブラウザ側でユーザーにダウンロードしてもらえば済む。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "PHPには、(サーバー側にある)ファイルを読書きする機能があります。", "title": "ファイルとHTMLフォーム" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "", "title": "ファイル読込み" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "PHPをウェブサーバー上で動かしている場合のファイル書込みは、セキュリティ上の驚異に直結するので慎重になるべきです。", "title": "書込み" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ここでは、ごく小さな永続オブジェクトが必要な、アクセスカウンターを例に取ります。", "title": "書込み" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "書込み" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "このコードには以下のような欠点があり、アジャイルにはともかく実務には使えません。", "title": "書込み" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "PHPでダウンロードをブラウザに問いかけるには、下記のように header 関数というのを使って、ブラウザに問い掛けできます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "書式は", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "です。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "実験のさいには、あらかじめ画像データを作成しておいてください。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "そして、ブラウザから、上記のPHPを実行します。(コマンドラインから実行しても、意味不明の文字列が表示されるだけです。)", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "成功すれば、ページ起動時に", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "と出て、「キャンセル」または「OK」のボタンが出てきます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "Content-Type: application/octet-stream の「octet-stream 」は、種類を特定しないバイナリデータであることを宣言しています。画像データなどをダウンロードさせたい場合は画像ならバイナリ形式ですので、この「octet-stream」を指定してもダウンロード可能です。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ダウンロードしたいファイルのファイル形式によっては、Content-Type で具体的に指定することもできます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "画像の場合、", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "画像以外でも、", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "さて、", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "は、ダウンロードしたときのファイル名を上記コードでは $fname で指定しています。なので、ほかの名称でも構いません。たとえば", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "とすれば、ダウンロードされたファイル名は「test」になります。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ダウンロード開始は readfile関数でなくても、 file_get_contents 関数でもダウンロード問い掛けを出来ます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "環境や、アップロードするファイルの種類によっては", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "が必要です。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "これがないと、ファイルにバッファ内の余計なデータがついたままブラウザに送信されてしまい、ダウンロード自体はできても、読込みエラーになってしまい、さっかくダウンロードした価値が無くなってしまいます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "上記のコードだと、ページが表示される前にダウンロードが始まってしまう。そのため、とても見づらくなります。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "上記のPHPコードにprintなどの命令を書いても、うまく動作しないです。(基本的に、ダウンロード用のリンクでは、画像表示や文字表示は、あまり機能しないです。)", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "実務的な方法としては、別のHTMLファイルで上記PHPコードにアクセスするリンクを配置し、", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "のようにして、このHTMLファイルに先にリンクしてもらうようにするのが良い。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "すると、先にこのHTMLだけが表示されます。", "title": "サーバーからのダウンロード" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "そして、「ダウンロード」リンクをクリックすると、ページはそのままで(このHTMLが表示されたままで)、ダウンロードのポップアップが出るので、あとはブラウザ側でユーザーにダウンロードしてもらえば済む。", "title": "サーバーからのダウンロード" } ]	null	<includeonly> = ファイル入出力 = </includeonly> == ファイルとHTMLフォーム == PHPには、（サーバー側にある）ファイルを読書きする機能があります。 == ファイル読込み == ;[https://paiza.io/projects/AmzIAGAuiJdPMHsiMV7rdw?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php declare(strict_types=1); header("Content-Type: text/plain"); $fp = fopen("/etc/motd", "r"); if (!$fp) { die('Fail: fopen("/etc/motd", "r");'); } var_dump($fp); while ($line = fgets($fp)) { echo "> $line"; } fclose($fp); </syntaxhighlight> ;実行結果（/etc/motdが開けた場合）:<syntaxhighlight lang=text> resource(5) of type (stream) > System Maintenance Notice > > This weekend, we will shut down at 3:00 p.m. on Saturday for system updates. </syntaxhighlight> ;実行結果（/etc/motdが開けなかった場合）:<syntaxhighlight lang=text> PHP Warning: fopen(/etc/motd): Failed to open stream: No such file or directory in /workspace/Main.php on line 5 Fail: fopen("/etc/motd", "r"); </syntaxhighlight> ;/etc/motd:<syntaxhighlight lang=text> System Maintenance Notice This weekend, we will shut down at 3:00 p.m. on Saturday for system updates. </syntaxhighlight> : fopen()関数は、Cと同じ名前ですが大きく機能が拡張されており、ネットワーク上のリソースも開くことができます。 : ここではローカルファイルシステムの /etc/motd を読出し、内容を表示しようとしています。 :: /etc/motd は、UNIXにログインした時に表示するメッセージが保存されているファイルです。 : fopen() に限らず、関数は戻値で成功/失敗を表しています。 ::ここで失敗を無視すると、それ以後の $fp を使った処理はことごとくエラーとなり、開けなかったハンドルで fclose() するという醜態に至ります。 : var_dump()の結果から、fopen() が返す値は、リソース型だとわかります。 === 例外によるエラーハンドリング === ;[https://paiza.io/projects/IvgsHfa2T7RFyeQ4HvgOVg?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php declare(strict_types=1); header("Content-Type: text/plain"); set_error_handler(function ($errno, $errstr, $errfile, $errline) { throw new ErrorException($errstr, 0, $errno, $errfile, $errline); }); try { $fp = fopen("/etc/motd", "r"); var_dump($fp); while ($readString = fgets($fp)) { echo "> $readString"; } fclose($fp); } catch (Exception $e) { echo sprintf("%s(%d): %s", $e->getFile(), $e->getLine(), $e->getMessage()), PHP_EOL; } </syntaxhighlight> == 書込み == PHPをウェブサーバー上で動かしている場合のファイル書込みは、セキュリティ上の脅威に直結するので慎重になるべきです。ここでは、ごく小さな永続オブジェクトが必要な、アクセスカウンターを例に取ります。 ;例:<syntaxhighlight lang=php line> <?php header("Content-Type: text/plain"); $fp = fopen("counter.txt", "c+"); if (!$fp) { die('Fail: fopen("counter.txt", "c+");'); } if (flock($fp, LOCK_EX)) { $counter = (int) fgets($fp); $counter++; rewind($fp); if (fwrite($fp, $counter) === false) { print "ファイル書き込みに失敗しました"; } flock($fp, LOCK_UN); } else { echo "flock: error"; } fclose($fp); echo "COUNT: ", $counter; </syntaxhighlight> ;実行結果(1):<syntaxhighlight lang=text> COUNT: 1 </syntaxhighlight> ;実行結果(2):<syntaxhighlight lang=text> COUNT: 2 </syntaxhighlight> ;実行結果(3):<syntaxhighlight lang=text> COUNT: 3 </syntaxhighlight> : fopen()のモード "c+" はR/Wで開き、ファイルがなければ新規に作ります。 : flock()は、ファイルへのアクセスをアトミックにする関数です。 : ロックを掴んだあと、ファイルから１行読み出し、整数に変換しインクリメントしたあと先頭まで seek() しインクリメントした値を書込みます。 === シンプルでダーティーなログインフォーム === ;login.php:<syntaxhighlight lang="php" line> <!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>シンプルでダーティーなログインフォーム</title> </head> <body> <?php ?> <?php if (!array_key_exists('username', $_POST)): ?> <!-- GET Method --> <form action="login.php" method="POST""> <div><label for="username">ユーザー名:</label><input type="text" name="username" id="username"></div> <div><label for="password">パスワード:</label><input type="password" name="password" id="password"></div> <input type="submit" value="ログイン"> </form> <?php elseif ($_POST['username'] == "UserID" && $_POST['password'] == "PassWord" ): ?> <!-- POST Method --> <p>ログイン成功</p> <?php else: ?> <!-- POST Method --> <p>ユーザー名またはパスワードが違います。<p> <?php endif; ?> </body> </html> </syntaxhighlight> : このスクリプトは、ファーム入力とフォームの両方が含まれており :;分岐コード:<syntaxhighlight lang="php" line highlight=999> <?php if (!array_key_exists('username', $_POST)): ?> </syntaxhighlight> :: スーパーグローバル変数 <var>$_POST</var> が（間違っていないかではなく）あるのかをテストして、なければGETメソッドと判断しています。 :GETメソッドならばフォーム ::<syntaxhighlight lang=text> <!-- GET Method --> <form action="index.php" method="POST""> <div><label for="username">ユーザー名:</label><input type="text" name="username" id="username"></div> <div><label for="password">パスワード:</label><input type="password" name="password" id="password"></div> <input type="submit" value="ログイン"> </form> </syntaxhighlight> ::を生成します。 :POSTメソッドならば ::ユーザー名とパスワードの両方が一致したら ::<syntaxhighlight lang=text> <!-- POST Method --> <p>ログイン成功</p> </syntaxhighlight> ::を生成します。 ::片方でも一致しなければ ::<syntaxhighlight lang=text> <!-- POST Method --> <p>ユーザー名またはパスワードが違います。<p> </syntaxhighlight> ::を生成します。 :::（ここでどちらが不一致だったかを教えてはいけません。ブルートフォース攻撃が格段に易しくなります。） ; ファームのレンダリング例 <div><span style="font-size:1.1rem">ユーザー名:</span><span style="border:2px solid #333;border-radius:4px;background-color:#fff;padding:1px;font-weight: bold"> 　　　　　　　　</span></div> <div><span style="font-size:1.1rem">パスワード:</span><span style="border:2px solid #333;border-radius:4px;background-color:#fff;padding:1px;font-weight: bold"> 　　　　　　　　</span></div> <div><span style="border: 2px solid #333;;border-radius:4px;padding:1px 8px">登録</span></div> ==== どこがダーティーか？ ==== このコードには以下のような欠点があり、アジャイルにはともかく実務には使えません。 ; スクリプトに認証情報がハードコードされている : サーバーに侵入されなければ、JavaScript のように丸見えにはなりませんが「サーバーに侵入されない」前提で認証関係のコードを書いてはいけません。 ; メソッドを拠り所にフォームと認証を切り替えている : 細工したユーザーエージェントからならば、メソッドを自由に切替えてチャレンジできます。 ; チャレンジ回数に限界がない : ブルートフォース攻撃に遭った時に、回数制限がないのは致命的な欠点です。 == サーバーからのダウンロード == === 概要 === PHPでダウンロードをブラウザに問いかけるには、下記のように header 関数というのを使って、ブラウザに問い掛けできます。 ;コード例 :<syntaxhighlight lang=php> <?php // 画像のパスとファイル名 (拡張子ごと) $fpath = "/var/www/html/phpgra2.png"; $fname = "phpgra2.png"; // ヘッダーの設定 header('Content-Type: application/octet-stream'); header('Content-Length: ' . filesize($fpath)); header('Content-Disposition: attachment; filename="' . $fname . '"'); // 環境によっては必要 ob_end_clean(); // 画像のダウンロード readfile($fpath); ?> </syntaxhighlight> 書式は :<syntaxhighlight lang=php> <?php $パス変数 = 'パスのアドレス'; $ファイル変数 = 'ファイル名'; header('Content-Type: application/octet-stream'); header('Content-Length: ' . filesize($パス変数)); header('Content-Disposition: attachment; filename="' . $ファイル変数 . '"'); ob_end_clean(); readfile($パス変数); ?> </syntaxhighlight> です。実験のさいには、あらかじめ画像データを作成しておいてください。そして、ブラウザから、上記のPHPを実行します。（コマンドラインから実行しても、意味不明の文字列が表示されるだけです。）成功すれば、ページ起動時に :「次のファイルを開こうとしています:」と出て、「キャンセル」または「OK」のボタンが出てきます。 Content-Type: application/octet-stream の「octet-stream 」は、種類を特定しないバイナリデータであることを宣言しています。画像データなどをダウンロードさせたい場合は画像ならバイナリ形式ですので、この「octet-stream」を指定してもダウンロード可能です。ダウンロードしたいファイルのファイル形式によっては、Content-Type で具体的に指定することもできます。画像の場合、 :PNG画像なら image/png をつかって <code> Content-Type: image/png </code> と指定しても、かまいません。 :もしGIF画像なら image/gif で <code> Content-Type: image/gif </code> とも書けます。 :JPEG画像なら <code> Content-Type: image/jpeg </code> とも書けます。画像以外でも、 :もしPDFをダウンロードさせるなら application/pdf のようになり、<code> Content-Type: application/pdf </code> とも書けます。 :あるいは、もしテキストファイルなら text/plain で、<code> Content-Type: text/plain </code> とも書けます。さて、 header('Content-Disposition: attachment; filename="' . $fname . '"'); は、ダウンロードしたときのファイル名を上記コードでは $fname で指定しています。なので、ほかの名称でも構いません。たとえば header('Content-Disposition: attachment; filename="' . "test" . '"'); とすれば、ダウンロードされたファイル名は「test」になります。ダウンロード開始は readfile関数でなくても、 file_get_contents 関数でもダウンロード問い掛けを出来ます。環境や、アップロードするファイルの種類によっては ob_end_clean(); が必要です。これがないと、ファイルにバッファ内の余計なデータがついたままブラウザに送信されてしまい、ダウンロード自体はできても、読込みエラーになってしまい、さっかくダウンロードした価値が無くなってしまいます。 === 実際の例 === 上記のコードだと、ページが表示される前にダウンロードが始まってしまう。そのため、とても見づらくなります。上記のPHPコードにprintなどの命令を書いても、うまく動作しないです。（基本的に、ダウンロード用のリンクでは、画像表示や文字表示は、あまり機能しないです。）実務的な方法としては、別のHTMLファイルで上記PHPコードにアクセスするリンクを配置し、 ;コード例 <syntaxhighlight lang="HTML"> <a href="dlTest.php">ダウンロード</a> </syntaxhighlight> ::（※ これはHTMLファイルです。PHP'''ではありません'''）のようにして、このHTMLファイルに先にリンクしてもらうようにするのが良い。すると、先にこのHTMLだけが表示されます。そして、「ダウンロード」リンクをクリックすると、ページはそのままで（このHTMLが表示されたままで）、ダウンロードのポップアップが出るので、あとはブラウザ側でユーザーにダウンロードしてもらえば済む。 [[カテゴリ:PHP]]	2020-04-21T08:52:04Z	2024-01-28T09:38:42Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/PHP/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%85%A5%E5%87%BA%E5%8A%9B
27,815	サバイバル/上級	ここではサバイバルで生き抜く上では必要ないが、知っておくと便利な事柄についてまとめています。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここではサバイバルで生き抜く上では必要ないが、知っておくと便利な事柄についてまとめています。", "title": "" } ]	ここではサバイバルで生き抜く上では必要ないが、知っておくと便利な事柄についてまとめています。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[サバイバル]]\|'''サバイバル上級'''\|frame=1\|hide=1}} ここではサバイバルで生き抜く上では必要ないが、知っておくと便利な事柄についてまとめています。 == 書庫 == * [[サバイバル/具体的なステップ\|具体的なステップ]] * [[サバイバル/天候の予測の仕方\|天候の予測の仕方]] [[カテゴリ:書庫]] [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:さはいはるしようきゆう}}	null	2020-05-16T22:48:07Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/%E4%B8%8A%E7%B4%9A
27,816	サバイバル/SOSの出し方	ヘリコプターや船舶、飛行機などを見つけたら、いずれかの方法でSOSを出しましょう。モールス信号においては「・・・ーーー・・・」(トトト・ツーツーツー・トトト)がSOSを表すものとなります。何らかの方法でモールス信号ができる場合はこれを使いましょう。大きな煙を三本、正三角形に並べると国際的な救難信号になります。海面着色剤を持っている場合はこれを海に撒きます。これはアメリカとカナダの救難信号なので日本や中国などの人には気付いてもらいにくいでしょう。アメリカや、中国など上下逆さにすると特異性の増すものを逆さに掲揚すると相手に気付いてもらいやすくなります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ヘリコプターや船舶、飛行機などを見つけたら、いずれかの方法でSOSを出しましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "モールス信号においては「・・・ーーー・・・」(トトト・ツーツーツー・トトト)がSOSを表すものとなります。何らかの方法でモールス信号ができる場合はこれを使いましょう。", "title": "モールス信号" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "大きな煙を三本、正三角形に並べると国際的な救難信号になります。", "title": "煙" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "海面着色剤を持っている場合はこれを海に撒きます。これはアメリカとカナダの救難信号なので日本や中国などの人には気付いてもらいにくいでしょう。", "title": "海面着色剤" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "アメリカや、中国など上下逆さにすると特異性の増すものを逆さに掲揚すると相手に気付いてもらいやすくなります。", "title": "国旗などの逆さ掲揚" } ]	ヘリコプターや船舶、飛行機などを見つけたら、いずれかの方法でSOSを出しましょう。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[サバイバル]]\|[[サバイバル基本]]\|'''SOSの出し方'''\|frame=1\|hide=1}}{{Wikipedia\|遭難信号}} ヘリコプターや船舶、飛行機などを見つけたら、いずれかの方法でSOSを出しましょう。 == モールス信号 == モールス信号においては「・・・　ーーー　・・・」（トトト・ツーツーツー・トトト）がSOSを表すものとなります。何らかの方法でモールス信号ができる場合はこれを使いましょう。 == 煙 == 大きな煙を三本、正三角形に並べると国際的な救難信号になります。 == 海面着色剤 == 海面着色剤を持っている場合はこれを海に撒きます。これはアメリカとカナダの救難信号なので日本や中国などの人には気付いてもらいにくいでしょう。 == 国旗などの逆さ掲揚 == アメリカや、中国など上下逆さにすると特異性の増すものを逆さに掲揚すると相手に気付いてもらいやすくなります。 [[カテゴリ:サバイバル]] {{DEFAULTSORT:えすおうえすのたしかた}}	null	2020-04-22T03:41:11Z	[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Wikipedia" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%AB/SOS%E3%81%AE%E5%87%BA%E3%81%97%E6%96%B9
27,822	日本語能力試験	日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん、英語:Japanese Language Proficiency Test)は公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が行っている資格試験である。この試験は日本語検定と異なり、外国人(日本語非母語話者)向けの試験である。略称はJLPT、日能試。この試験は基本、7月の第一回試験と12月の第二回試験の2回行われる。しかし、一部の海外では7月と12月の一方のみの開催されている都市もある。申込み方法は2020年度よりインターネットのみでの受付となった。受験料の支払い方法はクレジットカード支払い、銀行振込、コンビニでの支払いがある。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん、英語:Japanese Language Proficiency Test)は公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が行っている資格試験である。この試験は日本語検定と異なり、外国人(日本語非母語話者)向けの試験である。略称はJLPT、日能試。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この試験は基本、7月の第一回試験と12月の第二回試験の2回行われる。しかし、一部の海外では7月と12月の一方のみの開催されている都市もある。", "title": "受験方法" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "申込み方法は2020年度よりインターネットのみでの受付となった。受験料の支払い方法はクレジットカード支払い、銀行振込、コンビニでの支払いがある。", "title": "受験方法" } ]	日本語能力試験は公益財団法人日本国際教育支援協会と独立行政法人国際交流基金が行っている資格試験である。この試験は日本語検定と異なり、外国人（日本語非母語話者）向けの試験である。略称はJLPT、日能試。	{{Wikipedia\|日本語能力試験}} '''日本語能力試験'''（にほんごのうりょくしけん、英語：'''Japanese Language Proficiency Test'''）は[[w:公益財団法人\|公益財団法人]][[w:日本国際教育支援協会\|日本国際教育支援協会]]と[[w:独立行政法人国際交流基金\|独立行政法人国際交流基金]]が行っている[[資格試験]]である。この試験は[[日本語検定]]と異なり、外国人（日本語非母語話者）向けの試験である。略称は'''JLPT'''、'''日能試'''。 == レベルと目安 == {\| class="wikitable" !レベル !目安（公式サイト） !目安（独自） \|- \|N1 \|幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。 \|通訳が出来る \|- \|N2 \|日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる。 \|ビジネス用語なども使える \|- \|N3 \|日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。 \|一人で仕事ができる \|- \|N4 \|基本的な日本語を理解することができる。 \|日常会話が出来る \|- \|N5 \|基本的な日本語をある程度理解することができる。 \|挨拶などが出来る \|} == 受験方法 == この試験は基本、7月の第一回試験と12月の第二回試験の2回行われる。しかし、一部の海外では7月と12月の一方のみの開催されている都市もある。 === 受験申込みの流れ === 申込み方法は2020年度よりインターネットのみでの受付となった。受験料の支払い方法はクレジットカード支払い、銀行振込、コンビニでの支払いがある。 == 関連リンク == * [https://www.jlpt.jp/ 日本語能力試験公式サイト] [[カテゴリ:語学系資格]] [[カテゴリ:日本語]] {{DEFAULTSORT:にほんこのうりよくしけん}}	null	2022-09-18T05:09:24Z	[ "テンプレート:Wikipedia" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E8%83%BD%E5%8A%9B%E8%A9%A6%E9%A8%93
27,824	制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理	いままでの議論から分かるように,線形定常な連立微分方程式の解法においては, ( s I − A ) − 1 {\displaystyle (sI-A)^{-1}} の原像を求めることがすべてである. そのとき中心的な役割を果たすのが Cayley-Hamilton の定理である.よく知られているように, s I − A {\displaystyle sI-A} の行列式を A {\displaystyle A} の固有多項式あるいは特性多項式という. A {\displaystyle A} が n {\displaystyle n} 次の行列ならば,それも s {\displaystyle s} の n {\displaystyle n} 次の多項式となる.いまそれを, とおくことにしよう.このとき, が成立する.これが Cayley-Hamilton の定理である. 定理 5. 1 (Cayley-Hamilton) 行列 A {\displaystyle A} の固有多項式を p ( s ) {\displaystyle p(s)} とすると, が成立する. 証明 s I − A {\displaystyle sI-A} の余因子行列を B ( s ) {\displaystyle B(s)} とすると, と書ける. B ( s ) {\displaystyle B(s)} の要素は高々 n − 1 {\displaystyle n-1} 次の s {\displaystyle s} の多項式であるので, と表すことができる.これと式 (5.16) とから, とおいて,左右の s {\displaystyle s} のべきの係数を等置すると, を得る.これらの式から B i {\displaystyle B_{i}} を消去すれば, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 式 (5.19) から B i {\displaystyle B_{i}} を消去する方法は, 上から順に A n , A n − 1 , A n − 2 , ⋯ A 2 , A , I {\displaystyle A^{n},A^{n-1},A^{n-2},\cdots A^{2},A,I} を掛けて,それらをすべて加えればよい. もう一つの方法は上の段の結果を下の段に代入し, B 0 , B 1 , B 2 , ⋯ {\displaystyle B_{0},B_{1},B_{2},\cdots } の順に逐次消去してもよい. この方法をまとめておこう. と逐次多項式 p i {\displaystyle p_{i}} を定義すれば, と書くことができる. ただし, B 0 = p 0 ( A ) = I {\displaystyle B_{0}=p_{0}(A)=I} である.この結果より式 (5.18) は, となり,したがってまた, を得る. 注意式 (5.19) は受験数学でなじみ深い組立除法, にほかならない. p ( A ) {\displaystyle p(A)} は余りである.式 (5.18) を見ると p ( s ) I {\displaystyle p(s)I} が ( s I − A ) {\displaystyle (sI-A)} で割り切れることを示している.よって剰余の定理より, を得る.つまり, Cayley-Hamilton の定理は剰余の定理や因数定理と同じものである.それでは式 (5.18) の s {\displaystyle s} を A {\displaystyle A} とおいていきなり p ( A ) I = O {\displaystyle p(A)I=O} としてよいかという疑問が起きる.結論をいえばそれでよいのである.ただ注意しなければならないのは,式 (5.18) の等式は s {\displaystyle s} と B i {\displaystyle B_{i}} と交換できることが前提になって成立している. s {\displaystyle s} にある行列を代入したとき,その行列と B i {\displaystyle B_{i}} が交換可能のときのみ,左右の式が等しくなる.式 (5.20) から明らかなように, A {\displaystyle A} と B i {\displaystyle B_{i}} とは交換可能である.それゆえ式 (5.18) に A {\displaystyle A} を代入して,この定理を証明してもよい.しかし,この証明法に従うときには, A {\displaystyle A} と B i {\displaystyle B_{i}} の交換可能性を前もって別に証明しておかねばならない. 例115 {\displaystyle \quad } 式 (5.20) を用いずに, A {\displaystyle A} と B i {\displaystyle B_{i}} が交換可能であることを示せ. 解答例 A {\displaystyle A} の逆行列が存在するならば, より, 式 (5.16) , を代入して両辺に p ( s ) {\displaystyle p(s)} を掛ければ, を代入して、両辺にあらわれる同じ s {\displaystyle s} のべき乗の係数を等置すると, すなわち, A {\displaystyle A} と B i {\displaystyle B_{i}} は可換である. ♢ {\displaystyle \diamondsuit }	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "いままでの議論から分かるように,線形定常な連立微分方程式の解法においては, ( s I − A ) − 1 {\\displaystyle (sI-A)^{-1}} の原像を求めることがすべてである. そのとき中心的な役割を果たすのが Cayley-Hamilton の定理である.よく知られているように, s I − A {\\displaystyle sI-A} の行列式を A {\\displaystyle A} の固有多項式あるいは特性多項式という. A {\\displaystyle A} が n {\\displaystyle n} 次の行列ならば,それも s {\\displaystyle s} の n {\\displaystyle n} 次の多項式となる.いまそれを,", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "とおくことにしよう.このとき,", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "が成立する.これが Cayley-Hamilton の定理である.", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "定理 5. 1 (Cayley-Hamilton)", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "行列 A {\\displaystyle A} の固有多項式を p ( s ) {\\displaystyle p(s)} とすると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "が成立する.", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "証明", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "s I − A {\\displaystyle sI-A} の余因子行列を B ( s ) {\\displaystyle B(s)} とすると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "と書ける. B ( s ) {\\displaystyle B(s)} の要素は高々 n − 1 {\\displaystyle n-1} 次の s {\\displaystyle s} の多項式であるので,", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "と表すことができる.これと式 (5.16) とから,", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "とおいて,左右の s {\\displaystyle s} のべきの係数を等置すると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "を得る.これらの式から B i {\\displaystyle B_{i}} を消去すれば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "式 (5.19) から B i {\\displaystyle B_{i}} を消去する方法は, 上から順に A n , A n − 1 , A n − 2 , ⋯ A 2 , A , I {\\displaystyle A^{n},A^{n-1},A^{n-2},\\cdots A^{2},A,I} を掛けて,それらをすべて加えればよい.", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "もう一つの方法は上の段の結果を下の段に代入し, B 0 , B 1 , B 2 , ⋯ {\\displaystyle B_{0},B_{1},B_{2},\\cdots } の順に逐次消去してもよい. この方法をまとめておこう.", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "と逐次多項式 p i {\\displaystyle p_{i}} を定義すれば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "と書くことができる. ただし, B 0 = p 0 ( A ) = I {\\displaystyle B_{0}=p_{0}(A)=I} である.この結果より式 (5.18) は,", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "となり,したがってまた,", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "を得る.", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "注意", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "式 (5.19) は受験数学でなじみ深い組立除法,", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "にほかならない. p ( A ) {\\displaystyle p(A)} は余りである.式 (5.18) を見ると p ( s ) I {\\displaystyle p(s)I} が ( s I − A ) {\\displaystyle (sI-A)} で割り切れることを示している.よって剰余の定理より,", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "を得る.つまり, Cayley-Hamilton の定理は剰余の定理や因数定理と同じものである.それでは式 (5.18) の s {\\displaystyle s} を A {\\displaystyle A} とおいていきなり p ( A ) I = O {\\displaystyle p(A)I=O} としてよいかという疑問が起きる.結論をいえばそれでよいのである.ただ注意しなければならないのは,式 (5.18) の等式は s {\\displaystyle s} と B i {\\displaystyle B_{i}} と交換できることが前提になって成立している. s {\\displaystyle s} にある行列を代入したとき,その行列と B i {\\displaystyle B_{i}} が交換可能のときのみ,左右の式が等しくなる.式 (5.20) から明らかなように, A {\\displaystyle A} と B i {\\displaystyle B_{i}} とは交換可能である.それゆえ式 (5.18) に A {\\displaystyle A} を代入して,この定理を証明してもよい.しかし,この証明法に従うときには, A {\\displaystyle A} と B i {\\displaystyle B_{i}} の交換可能性を前もって別に証明しておかねばならない.", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "例115 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "式 (5.20) を用いずに, A {\\displaystyle A} と B i {\\displaystyle B_{i}} が交換可能であることを示せ.", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "解答例", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "A {\\displaystyle A} の逆行列が存在するならば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "より,", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "式 (5.16) ,", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "を代入して両辺に p ( s ) {\\displaystyle p(s)} を掛ければ,", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "を代入して、両辺にあらわれる同じ s {\\displaystyle s} のべき乗の係数を等置すると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "すなわち, A {\\displaystyle A} と B i {\\displaystyle B_{i}} は可換である.", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" } ]	いままでの議論から分かるように，線形定常な連立微分方程式の解法においては， − 1 の原像を求めることがすべてである．そのとき中心的な役割を果たすのが Cayley-Hamilton の定理である．よく知られているように， s I − A の行列式を A の固有多項式あるいは特性多項式という． A が n 次の行列ならば，それも s の n 次の多項式となる．いまそれを，とおくことにしよう．このとき，が成立する．これが Cayley-Hamilton の定理である．	いままでの議論から分かるように，線形定常な連立微分方程式の解法においては，<math>(sI-A)^{-1}</math> の原像を求めることがすべてである．そのとき中心的な役割を果たすのが [[w:%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\| Cayley-Hamilton の定理]]である．よく知られているように，<math>sI - A</math> の行列式を <math>A</math> の固有多項式あるいは特性多項式という． <math>A</math> が <math>n</math> 次の行列ならば，それも <math>s</math> の <math>n</math> 次の多項式となる．いまそれを， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(s) := \det(sI - A) = s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_{n-1}s + a_n</math>\|tag=(5.15)\|label=eq:5.15}} とおくことにしよう．このとき， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(A)I = O</math>}} が成立する．これが[[w:%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\| Cayley-Hamilton の定理]]である． <!-- theorem:5.1:start--> <div id = "theorem:5.1> <strong>定理 5. 1 (Cayley-Hamilton)</strong> 行列 <math>A</math> の固有多項式を <math>p(s)</math> とすると， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(A)I = A^n + a_1A^{n-1} + a_2A^{n-2} + \cdots + a_{n-1}A + a_nI = O</math>}} が成立する． <strong>証明</strong> <math>sI-A</math> の余因子行列を <math>B(s)</math> とすると， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(sI-A)^{-1} = \frac{B(s)}{p(s)}</math>\|tag=(5.16)\|label=eq:5.16}} と書ける．<math>B(s)</math> の要素は高々 <math>n-1</math> 次の <math>s</math> の多項式であるので， {{制御と振動の数学/equation\|<math>B(s) = B_0s^{n-1} + B_1s^{n-2} + B_2s^{n-3} + \cdots + B_{n-2}s + B_{n-1}</math>\|tag=(5.17)\|label=eq:5.17}} と表すことができる．これと[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.16\|式 (5.16) ]]とから， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(s)I = (sI-A)(B_0s^{n-1} + B_1s^{n-2} + B_2s^{n-3} + \cdots + B_{n-1})</math>\|tag=(5.18)\|label=eq:5.18}} とおいて<ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.16\|式 (5.16) ]]の両辺に <math>p(s)(sI-A)</math> を左から掛ける． </ref>，左右の <math>s</math> のべきの係数を等置すると， {{制御と振動の数学/equation\|<math> \begin{cases} B_0 = I \\ B_1 = AB_0 + a_1I \\ B_2 = AB_1 + a_2I \\ \vdots \\ B_{n-1} = AB_{n-2}+a_{n-1}I \\ O = AB_{n-1}+a_nI \end{cases} </math>\|tag=(5.19)\|label=eq:5.19}} を得る<ref><math>p(s)I=(sI-A)(B_0s^{n-1}+B_1s^{n-2}+B_2s^{n-3}+\cdots+B_{n-2}s + B_{n-1})</math><br /> 実際に展開すると、<br /> :<math>(s^n+a_1s^{n-1}+a_2s^{n-2}+\cdots+a_{n-1}s+a_n)I = B_0s^n+B_1s^{n-1}+B_2s^{n-2}+\cdots+B_{n-2}s^2 + B_{n-1}s</math><br /> :<math>-AB_0s^{n-1}-AB_1s^{n-2}-\cdots-AB_{n-2}s-AB_{n-1}</math><br /> :<math>=B_0s^n + (B_1-AB_0)s^{n-1} + (B_2-AB_1)s^{n-2}+\cdots+(B_{n-1}-AB_{n-2})s - AB_{n-1}</math><br /> <math>s^i (i=0 \cdots n-1)</math> の係数を比較して，<br /> :<math>\begin{cases} I &=& B_0 \\ a_1I &=& B_1-AB_0 \\ a_2I &=& B_2-AB_1 \\ \vdots \\ a_{n-1}I &=& B_{n-1}-AB_{n-2} \\ a_nI &=& -AB_{n-1} \end{cases}</math><br /> したがって <math>AB_i</math> の項を移項して<br /> <math>\begin{cases} I &=& B_0 \\ AB_0 + a_1I &=& B_1 \\ AB_1 + a_2I &=& B_2 \\ \vdots \\ AB_{n-2}+a_{n-1}I &=& B_{n-1} \\ AB_{n-1}+a_nI &=& O \end{cases}</math><br /><br /> </ref>．これらの式から <math>B_i</math> を消去すれば， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(A)I = O</math>}} が得られる． <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:5.1:end--> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.19\|式 (5.19) ]]から <math>B_i</math> を消去する方法は，上から順に <math>A^n, A^{n-1}, A^{n-2}, \cdots A^2, A, I</math> を掛けて，それらをすべて加えればよい<ref><math>\begin{cases} {\cancel{\color{red}A^nB_0}} &= A^n \\ {\cancel{\color{blue}A^{n-1}B_1}} &= {\cancel{\color{red}A^{n}B_0}} &+ a_1A^{n-1} \\ {\cancel{\color{green}A^{n-2}B_2}} &= {\cancel{\color{blue}A^{n-1}B_1}} &+ a_2A^{n-2} \\ {\cancel{\color{red}A^{n-3}B_3}} &= {\cancel{\color{green}A^{n-2}B_2}} &+ a_3A^{n-3} \\ \quad\quad\vdots \\ {\cancel{\color{blue}AB_{n-1}}} &= {\cancel{\color{red}A^2B_{n-2}}} &+ a_{n-1}A \\ O &= {\cancel{\color{blue}AB_{n-1}}} &+ a_nI \end{cases} </math> </ref>． <references /> もう一つの方法は上の段の結果を下の段に代入し，<math>B_0, B_1, B_2, \cdots</math> の順に逐次消去してもよい．この方法をまとめておこう． {{制御と振動の数学/equation\|<math> \begin{cases} p_0(s) = 1 \\ p_{i+1}(s) = sp_i(s) + a_{i + 1} \\ (i = 0, 1, \cdots, n-1) \end{cases} </math>}} と逐次多項式 <math>p_i</math> を定義すれば， {{制御と振動の数学/equation\|<math>B_i = p_i(A)I</math>\|tag=(5.20)\|label=eq:5.20}} と書くことができる<ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.19\|式 (5.19) ]] の <math>B_{i+1}</math> を <math>p_{i+1}(s)</math>，したがって，<math>B_i</math> を <math>p_i(s)</math>， <math>s</math> を <math>A</math> を置き換える．<math>B_i</math> を <math>A</math> で表現することから，<math>p_i(s)</math> を <math>s</math> の関数とし，<math>s</math> に <math>A</math> を代入する見通しである．</ref>．ただし，<math>B_0 = p_0(A) = I</math> である．この結果より[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.18\|式 (5.18) ]]は， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(s)I = (sI - A) \{ Is^{n-1} + p_1(A)s^{n-2} + p_2(A)s^{n-3} + \cdots + p_{n-2}(A)s + p_{n-1}(A) \}</math>\|tag=(5.21)\|label=eq:5.21}} となり，したがってまた， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(sI-A)^{-1} = \left\{ I\frac{s^{n-1}}{p(s)} + p_1(A)\frac{s^{n-2}}{p(s)} + p_2(A)\frac{s^{n-3}}{p(s)} + \cdots +p_{n-2}(A)\frac{s}{p(s)} + p_{n-1}(A)\cdot\frac{1}{p(s)}\right\}</math>\|tag=(5.22)\|label=eq:5.22}} を得る<ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.21\|式 (5.21) ]]の両辺を <math>p(s)</math>でわると，<br /> :<math>I = (sI-A)\left\{ I\frac{s^{n-1}}{p(s)} + p_1(A)\frac{s^{n-2}}{p(s)} + p_2(A)\frac{s^{n-3}}{p(s)} + \cdots +p_{n-2}(A)\frac{s}{p(s)} + p_{n-1}(A)\cdot\frac{1}{p(s)} \right\}</math><br /> すなわち <br /> :<math>(sI-A)^{-1} = I\frac{s^{n-1}}{p(s)} + p_1(A)\frac{s^{n-2}}{p(s)} + p_2(A)\frac{s^{n-3}}{p(s)} + \cdots +p_{n-2}(A)\frac{s}{p(s)} + p_{n-1}(A)\cdot\frac{1}{p(s)}</math><br /> </ref>． <references /> <strong>注意</strong> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.19\|式 (5.19) ]]は受験数学でなじみ深い[[w:en:Synthetic_division\|組立除法]]， {{制御と振動の数学/equation\|<math> \begin{array}{lcl} & I & a_1I & a_2I & a_3I & \cdots & a_{n-1}I & a_nI & \| A \\ +) & & AB_0 & AB_1 & AB_2 & \cdots & AB_{n-2} & AB_{n-1} & \\ \hline & B_0 & B_1 & B_2 & B_3 & \cdots & B_{n-1} & p(A) & \\ \end{array} </math>}} にほかならない．<math>p(A)</math> は余りである．[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.18\|式 (5.18) ]]を見ると <math>p(s)I</math> が <math>(sI-A)</math> で割り切れることを示している．よって剰余の定理より， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(A)I = O</math>}} を得る．つまり，[[w:%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\| Cayley-Hamilton の定理]]は[[w:%E5%89%B0%E4%BD%99%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\|剰余の定理]]や[[w:%E5%9B%A0%E6%95%B0%E5%AE%9A%E7%90%86\|因数定理]]と同じものである．それでは[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.18\|式 (5.18) ]]の <math>s</math> を <math>A</math> とおいていきなり <math>p(A)I = O</math> としてよいかという疑問が起きる．結論をいえばそれでよいのである．ただ注意しなければならないのは，[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.18\|式 (5.18) ]]の等式は <math>s</math> と <math>B_i</math> と交換できることが前提になって成立している．<math>s</math> にある行列を代入したとき，その行列と <math>B_i</math> が交換可能のときのみ，左右の式が等しくなる．[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.20\|式 (5.20) ]]から明らかなように，<math>A</math> と <math>B_i</math> とは交換可能である<ref> <math>p_1(s) = sI + a_1I, \therefore B_1 = p_1(A) = A + a_1I</math> で <math>A^{n+1} = A\cdot A^n = A^n\cdot A</math> であるから <math>B_1</math> と <math>A</math> は可換，<br /> <math>p_2(s) = sp_1(s) + a_2I = s(sI + a_1I) + a_2I = s^2I + sa_1I + a_2I, \therefore B_2 = A^2 + a_1A + a_2I</math> より，同様の理由で <math>B_2</math> と <math>A</math> は可換．<br /> 以下必要なだけ帰納的に続ければ <math>B_i</math> と <math>A</math> は可換であることがわかる． </ref>．それゆえ[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.18\|式 (5.18) ]]に <math>A</math> を代入して，この定理を証明してもよい．しかし，この証明法に従うときには，<math>A</math> と <math>B_i</math> の交換可能性を前もって別に証明しておかねばならない． <references /> <!-- ex:115:start--> <div id="ex:115"> <strong>例115</strong><math>\quad</math> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.20\|式 (5.20) ]]を用いずに，<math>A</math> と <math>B_i</math> が交換可能であることを示せ． <strong>解答例</strong> <math>A</math> の逆行列が存在するならば， :<math>A\cdot A^{-1} = A^{-1}\cdot A = I</math><br /> より，<br /> :<math>(sI-A)^{-1}(sI-A) = (sI-A)(sI-A)^{-1}</math><br /> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.16\|式 (5.16) ]]，<br /> :<math>(sI-A)^{-1} = \frac{B(s)}{p(s)}</math><br /> を代入して両辺に <math>p(s)</math> を掛ければ， :<math>B(s)(sI-A) = (sI-A)B(s)</math>，<br /> :<math>B(s) = B_0s^{n-1} + B_1s^{n-2} + B_2s^{n-3} + \cdots + B_{n-3}s^2 + B_{n-2}s + B_{n-1}</math><br /> を代入して、両辺にあらわれる同じ <math>s</math> のべき乗の係数を等置すると， :<math>\begin{cases} s^n : & B_0 &= B_0 \\ s^{n-1} : & -B_0A + B_1 &= -AB_0 + B_1 \\ s^{n-2} : & -B_1A + B_2 &= -AB_1 + B_2 \\ s^{n-3} : & -B_2A + B_3 &= -AB_2 + B_3 \\ & \quad\quad\vdots \\ s^2 : & -B_{n-3}A + B_{n-2} &= -AB_{n-3} + B_{n-2} \\ s : & -B_{n-2}A + B_{n-1} &= -AB_{n-2} + B_{n-1} \\ 1 : & -B_{n-1}A &= -AB_{n-1} \end{cases}</math><br /> すなわち，<math>A</math> と <math>B_i</math> は可換である．<br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:115:end--> [[カテゴリ:微分方程式]]	null	2022-11-23T12:10:25Z	[ "テンプレート:制御と振動の数学/equation" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/(sI-A)%5E-1%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%83%8F/Cayley-Hamilton_%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86
27,825	制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像	さて Cayley-Hamilton の定理を用いると, A {\displaystyle A} の関数は高々 n − 1 {\displaystyle n-1} 次の A {\displaystyle A} の多項式で表されることがわかる. それで ( s I − A ) − 1 {\displaystyle (sI-A)^{-1}} を A {\displaystyle A} の多項式で表してみよう. 式 (5.21) をスカラで表した式, と, s {\displaystyle s} と α {\displaystyle \alpha } を入れ替えた式, が成り立つであることは明らかであろう.前の式において α {\displaystyle \alpha } を A {\displaystyle A} とおくと, p ( A ) = 0 {\displaystyle p(A)=0} であるから,式 (5.21) が得られ,後の式で α {\displaystyle \alpha } を A {\displaystyle A} とおくと, となる.もちろん p ( A ) = 0 {\displaystyle p(A)=0} である.よって次の結果を得る. 定理 5.2 {\displaystyle \quad } A {\displaystyle A} の固有方程式をとすれば, が成立する.ここに, である.ただし, p 0 ( s ) = 1 , p n ( s ) = p ( s ) {\displaystyle p_{0}(s)=1,p_{n}(s)=p(s)} とする . ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 系 ( s I − A ) − 1 {\displaystyle (sI-A)^{-1}} の原像 Φ ( t ) {\displaystyle {\mathit {\Phi }}(t)} は, ここに, で与えられる. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } ( s I − A ) − 1 {\displaystyle (sI-A)^{-1}} を求めるには, A {\displaystyle A} の固有方程式が分かっているときには,この定理によるのが一番簡単なようである. しかし,その原像を求めるときには必ずしも一番簡単とはいえない. 例116 {\displaystyle \quad } を式の変形によって証明せよ. 解答例 ♢ {\displaystyle \diamondsuit }	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "さて Cayley-Hamilton の定理を用いると, A {\\displaystyle A} の関数は高々 n − 1 {\\displaystyle n-1} 次の A {\\displaystyle A} の多項式で表されることがわかる. それで ( s I − A ) − 1 {\\displaystyle (sI-A)^{-1}} を A {\\displaystyle A} の多項式で表してみよう. 式 (5.21) をスカラで表した式,", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "と, s {\\displaystyle s} と α {\\displaystyle \\alpha } を入れ替えた式,", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "が成り立つであることは明らかであろう.前の式において α {\\displaystyle \\alpha } を A {\\displaystyle A} とおくと, p ( A ) = 0 {\\displaystyle p(A)=0} であるから,式 (5.21) が得られ,後の式で α {\\displaystyle \\alpha } を A {\\displaystyle A} とおくと,", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "となる.もちろん p ( A ) = 0 {\\displaystyle p(A)=0} である.よって次の結果を得る.", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "定理 5.2 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "A {\\displaystyle A} の固有方程式を", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "とすれば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "が成立する.ここに,", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "である.ただし, p 0 ( s ) = 1 , p n ( s ) = p ( s ) {\\displaystyle p_{0}(s)=1,p_{n}(s)=p(s)} とする .", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "系", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "( s I − A ) − 1 {\\displaystyle (sI-A)^{-1}} の原像 Φ ( t ) {\\displaystyle {\\mathit {\\Phi }}(t)} は,", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ここに,", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "で与えられる.", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "( s I − A ) − 1 {\\displaystyle (sI-A)^{-1}} を求めるには, A {\\displaystyle A} の固有方程式が分かっているときには,この定理によるのが一番簡単なようである. しかし,その原像を求めるときには必ずしも一番簡単とはいえない.", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "例116 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "を式の変形によって証明せよ.", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "解答例", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" } ]	さて Cayley-Hamilton の定理を用いると， A の関数は高々 n − 1 次の A の多項式で表されることがわかる．それで − 1 を A の多項式で表してみよう．式 (5.21) をスカラで表した式，と， s と α を入れ替えた式，が成り立つであることは明らかであろう．前の式において α を A とおくと， p = 0 であるから，式 (5.21) が得られ，後の式で α を A とおくと，となる．もちろん p = 0 である．よって次の結果を得る． ↑ ↑ ↑ ↑	さて[[w:%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\| Cayley-Hamilton の定理]]を用いると，<math>A</math> の関数は高々 <math>n-1</math> 次の <math>A</math> の多項式で表されることがわかる．それで <math>(sI-A)^{-1}</math> を <math>A</math> の多項式で表してみよう． [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.21\|式 (5.21) ]]をスカラで表した式， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(s)-p(\alpha) = (s-\alpha)\left\{s^{n-1} + p_1(\alpha)s^{n-2} + p_2(\alpha)s^{n-3} + \cdots + p_{n-3}(\alpha)s^2 + p_{n-2}(\alpha)s + p_{n-1}(\alpha)\right\}</math>\|tag=(5.22b)\|label=eq:5.22b}} と，<math>s</math> と <math>\alpha</math> を入れ替えた式， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(\alpha)-p(s) = (\alpha-s)\left\{\alpha^{n-1} + p_1(s)\alpha^{n-2} + p_2(s)\alpha^{n-3} + \cdots + p_{n-3}(s)\alpha^2 + p_{n-2}(s)\alpha + p_{n-1}(s)\right\}</math>\|tag=(5.22c)\|label=eq:5.22c}} が成り立つであることは明らかであろう<ref>その理由は直後に記述されている，念のため．</ref>．[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22b\|前の式]]において <math>\alpha</math> を <math>A</math> とおくと，<math>p(A)=0</math> であるから，[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/Cayley-Hamilton の定理#eq:5.21\|式 (5.21) ]]が得られ，[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22c\|後の式]]で <math>\alpha</math> を <math>A</math> とおくと， {{制御と振動の数学/equation\|<math>-p(s)I = (A-sI)\left\{A^{n-1} + p_1(s)A^{n-2} + p_2(s)A^{n-3} + \cdot + p_{n-3}(s)A^2 + p_{n-2}(s)A + p_{n-1}(s)I\right\}</math>\|tag=(5.22d)\|label=eq:5.22d}} となる．もちろん <math>p(A)=0</math> である．よって次の結果を得る． <!-- theorem:5.2:start--> <div id="theorem:5.2"> <strong>定理 5.2</strong><math>\quad</math> <math>A</math> の固有方程式を {{制御と振動の数学/equation\|<math>p(s) = s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_{n-2}s^2 + a_{n-1}s + a_n</math>}} とすれば， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(sI-A)^{-1} = \frac{p_0(s)}{p(s)}A^{n-1} + \frac{p_1(s)}{p(s)}A^{n-2} + \frac{p_2(s)}{p(s)}A^{n-3} + \cdots + \frac{p_{n-3}}{p(s)}A^2 + \frac{p_{n-2}}{p(s)}A + \frac{p_{n-1}}{p(s)}I</math>\|tag=(5.22e)\|label=eq:5.22e}} が成立する．ここに， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_i(s) = sp_{i-1}(s) + a_i \quad (i = 1, \cdots n)</math>}} である．ただし，<math>p_0(s) = 1, p_n(s) = p(s)</math> とする <ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22d\|式 (5.22d) ]]の両辺を <math>-p(s)</math> で割ると，<br /> :<math>I = (sI-A)\left\{\frac{1 = p_0(s)}{p(s)}A^{n-1} + \frac{p_1(s)}{p(s)}A^{n-2} + \frac{p_2(s)}{p(s)}A^{n-3} + \cdot + \frac{p_{n-3(s)}}{p(s)}A^2 + \frac{p_{n-2}(s)}{p(s)}A + \frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}I\right\}</math>．<br /> :<math>\therefore (sI-A)^{-1} = \frac{p_0(s)}{p(s)}A^{n-1} + \frac{p_1(s)}{p(s)}A^{n-2} + \frac{p_2(s)}{p(s)}A^{n-3} + \cdot + \frac{p_{n-3}(s)}{p(s)}A^2 + \frac{p_{n-2}(s)}{p(s)}A + \frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}I</math>．<br /> </ref><ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像#eq:5.21\|式 (5.21) ]]⇒ [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22b\|式 (5.22b) ]]⇒ [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22c\|式 (5.22c) ]]⇒ [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22d\|式 (5.22d) ]]⇒ [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22e\|式 (5.22e) ]] の展開である． </ref>． <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:5.2:end--> <!-- theorem:5.2corollary:start--> <div id="theorem:5.2corollary"> <strong>系</strong> <math>(sI-A)^{-1}</math> の原像 <math>\mathit{\Phi}(t)</math> は， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\mathit{\Phi}(t) = \alpha_0(t)A^{n-1} + \alpha_1(t)A^{n-2} + \alpha_2(t)A^{n-3} + \cdots + \alpha_{n-3}(t)A^2 + \alpha_{n-2}(t)A + \alpha_{n-1}(t)I</math>}} ここに， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\alpha_i(t) \sqsupset \frac{p_i(s)}{p(s)}, \quad (i = 0, \cdots, n-1)</math>}} で与えられる<ref> <math>A</math> は <math>s</math> を含まない定数，よって[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#eq:5.22e\|式 (5.22e) ]]の原像を求めればこの式となる． </ref>． <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:5.2corollary:end--> <math>(sI-A)^{-1}</math> を求めるには，<math>A</math> の固有方程式が分かっているときには，この定理によるのが一番簡単なようである．しかし，その原像を求めるときには必ずしも一番簡単とはいえない． <!-- ex:116:start--> <div id="ex:116"> <strong>例116</strong><math>\quad</math> {{制御と振動の数学/equation\|<math> s^{n-1}I + p_1(A)s^{n-2} + p_2(A)s^{n-3} + \cdots + p_{n-3}(A)s^2 + p_{n-2}(A)s + p_{n-1}(A)</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math> = A^{n-1} + p_1(s)A^{n-2} + p_2(s)A^{n-3} + \cdots + p_{n-3}(s)A^2 + p_{n-2}(s)A + p_{n-1}(s)I</math>}} を式の変形によって証明せよ． <strong>解答例</strong> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:116:end--> [[カテゴリ:微分方程式]]	null	2022-11-23T12:10:20Z	[ "テンプレート:制御と振動の数学/equation" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/(sI-A)%5E-1%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%83%8F/(sI-A)%5E-1%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%83%8F
27,826	中等教育前期の数学/幾何編/上巻/三角形の辺と角	三角形の辺と角の大小関係について、次のようなことが言える。 A B < A C {\displaystyle AB<AC} とし、辺AC上に点Dを、 A D = A B {\displaystyle AD=AB} となるようにとればところで、 ∠ A D B {\displaystyle \angle ADB} は △ D B C {\displaystyle \triangle DBC} の ∠ B D C {\displaystyle \angle BDC} の外角だからまた、点Dは辺AC上にあるから (1),(2),(3)より、 ∠ B > ∠ C {\displaystyle \angle B>\angle C} ∠ B > ∠ C {\displaystyle \angle B>\angle C} であって、 A B < A C {\displaystyle AB<AC} ではないとすると、次のどちらかが成り立つ。 (1)が成り立つとすると、二等辺三角形になるので、 ∠ B = ∠ C {\displaystyle \angle B=\angle C} (2)が成り立つとすると、前半で示したとおり、 ∠ B < ∠ C {\displaystyle \angle B<\angle C} どちらの場合も、仮定 ∠ B > ∠ C {\displaystyle \angle B>\angle C} に反する。よって、 A B < A C {\displaystyle AB<AC} でなければならない。(証明終) よって、逆も成立する。なお、このような証明法を転換法という。三角形の3辺について、次のようなことが言える。 △ A B C {\displaystyle \triangle ABC} において、 A B + A C > B C {\displaystyle AB+AC>BC} を証明する。辺BAをAの方に延長し、その上に点Dを、 A D = A C {\displaystyle AD=AC} となるようにとる。 △ A C D {\displaystyle \triangle ACD} は二等辺三角形であるから △ B C D {\displaystyle \triangle BCD} において、点Aは辺BD上にあるからよって、三角形の辺と角の大小関係より △ A B C {\displaystyle \triangle ABC} の3辺の長さを、 B C = a , C A = b , A B = c {\displaystyle BC=a\ ,\ CA=b\ ,\ AB=c} とすると、上の定理より次のことがわかる。であるから、 b ≧ c {\displaystyle b\geqq c} のとき、 c + a > b {\displaystyle c+a>b} より b < c {\displaystyle b<c} のとき、 a + b > c {\displaystyle a+b>c} よりが成り立つ。 2つの定理より、三角形の3辺が a , b , c {\displaystyle a\ ,\ b\ ,\ c} であるとき、が成り立つことがわかる。( \| \| {\displaystyle \|\|} は絶対値を表す記号。例えば \| − 2 \| = 2 {\displaystyle \|-2\|=2} ) 逆に、正の数 a , b , c {\displaystyle a\ ,\ b\ ,\ c} が不等式 \| b − c \| < a < b + c {\displaystyle \|b-c\|<a<b+c} を満たすとき、3辺の長さが a , b , c {\displaystyle a\ ,\ b\ ,\ c} である三角形が存在する。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "三角形の辺と角の大小関係について、次のようなことが言える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "A B < A C {\\displaystyle AB<AC} とし、辺AC上に点Dを、 A D = A B {\\displaystyle AD=AB} となるようにとれば", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ところで、 ∠ A D B {\\displaystyle \\angle ADB} は △ D B C {\\displaystyle \\triangle DBC} の ∠ B D C {\\displaystyle \\angle BDC} の外角だから", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "また、点Dは辺AC上にあるから", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(1),(2),(3)より、 ∠ B > ∠ C {\\displaystyle \\angle B>\\angle C}", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "∠ B > ∠ C {\\displaystyle \\angle B>\\angle C} であって、 A B < A C {\\displaystyle AB<AC} ではないとすると、次のどちらかが成り立つ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(1)が成り立つとすると、二等辺三角形になるので、 ∠ B = ∠ C {\\displaystyle \\angle B=\\angle C}", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "(2)が成り立つとすると、前半で示したとおり、 ∠ B < ∠ C {\\displaystyle \\angle B<\\angle C}", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "どちらの場合も、仮定 ∠ B > ∠ C {\\displaystyle \\angle B>\\angle C} に反する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "よって、 A B < A C {\\displaystyle AB<AC} でなければならない。(証明終)", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "よって、逆も成立する。なお、このような証明法を転換法という。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "三角形の3辺について、次のようなことが言える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "△ A B C {\\displaystyle \\triangle ABC} において、 A B + A C > B C {\\displaystyle AB+AC>BC} を証明する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "辺BAをAの方に延長し、その上に点Dを、 A D = A C {\\displaystyle AD=AC} となるようにとる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "△ A C D {\\displaystyle \\triangle ACD} は二等辺三角形であるから", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "△ B C D {\\displaystyle \\triangle BCD} において、点Aは辺BD上にあるから", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "よって、三角形の辺と角の大小関係より", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "△ A B C {\\displaystyle \\triangle ABC} の3辺の長さを、 B C = a , C A = b , A B = c {\\displaystyle BC=a\\ ,\\ CA=b\\ ,\\ AB=c} とすると、上の定理より次のことがわかる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "であるから、 b ≧ c {\\displaystyle b\\geqq c} のとき、 c + a > b {\\displaystyle c+a>b} より", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "b < c {\\displaystyle b<c} のとき、 a + b > c {\\displaystyle a+b>c} より", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "が成り立つ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "2つの定理より、三角形の3辺が a , b , c {\\displaystyle a\\ ,\\ b\\ ,\\ c} であるとき、", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "が成り立つことがわかる。( \| \| {\\displaystyle \|\|} は絶対値を表す記号。例えば \| − 2 \| = 2 {\\displaystyle \|-2\|=2} )", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "逆に、正の数 a , b , c {\\displaystyle a\\ ,\\ b\\ ,\\ c} が不等式 \| b − c \| < a < b + c {\\displaystyle \|b-c\|<a<b+c} を満たすとき、3辺の長さが a , b , c {\\displaystyle a\\ ,\\ b\\ ,\\ c} である三角形が存在する。", "title": "" } ]	null	==== 三角形の辺と角 ==== 三角形の辺と角の大小関係について、次のようなことが言える。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の辺と角の大小''' \|- \|style="padding:5px"\| <math>\triangle ABC</math> において <center><math>AB<AC</math> ならば <math>\angle B > \angle C</math></center> \|} * 証明 <math>AB<AC</math> とし、辺AC上に点Dを、 <math>AD=AB</math> となるようにとれば :<math>\angle ABD = \angle ADB</math> ……(1) ところで、<math>\angle ADB</math> は <math>\triangle DBC</math> の <math>\angle BDC</math> の外角だから :<math>\angle ADB > \angle C</math> ……(2) また、点Dは辺AC上にあるから :<math>\angle B > \angle ABD</math> ……(3) (1),(2),(3)より、<math>\angle B > \angle C</math> * 逆(<math>\angle B > \angle C</math> ならば <math> AB<AC</math>　の証明） <math>\angle B > \angle C</math> であって、<math>AB<AC</math> ではないとすると、次のどちらかが成り立つ。 :<math>AB=AC</math> ……(1) :<math>AB>AC</math> ……(2) (1)が成り立つとすると、二等辺三角形になるので、<math>\angle B = \angle C</math> (2)が成り立つとすると、前半で示したとおり、<math>\angle B < \angle C</math> どちらの場合も、仮定 <math>\angle B > \angle C</math> に反する。よって、<math>AB<AC</math>でなければならない。(証明終) よって、逆も成立する。なお、このような証明法を '''転換法''' という。三角形の3辺について、次のようなことが言える。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の2辺の和''' \|- \|style="padding:5px"\| 三角形の2辺の和は、残りの辺よりも大きい。 \|} * 証明 <math>\triangle ABC</math> において、<math>AB+AC>BC</math> を証明する。辺BAをAの方に延長し、その上に点Dを、<math>AD=AC</math> となるようにとる。 <math>\triangle ACD</math> は二等辺三角形であるから :<math>\angle D = \angle ACD</math> <math>\triangle BCD</math> において、点Aは辺BD上にあるから :<math>\angle BCD > \angle ACD = \angle D</math> よって、三角形の辺と角の大小関係より :<math>AB+AC=AB+AD=DB>BC</math> <math>\triangle ABC</math> の3辺の長さを、<math>BC=a\ ,\ CA=b\ ,\ AB=c</math> とすると、上の定理より次のことがわかる。 :<math>b+c>a\ ,\ c+a>b\ ,\ a+b>c</math> {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の2辺の差''' \|- \|style="padding:5px"\| 三角形の2辺の差は、残りの辺よりも小さい。 \|} * 証明 :<math>b+c>a\ ,\ c+a>b\ ,\ a+b>c</math> であるから、<math>b \geqq c</math> のとき、<math>c+a>b</math> より :<math>a>b-c</math> <math>b<c</math> のとき、<math>a+b>c</math> より :<math>a>c-b</math> が成り立つ。 2つの定理より、三角形の3辺が <math>a\ ,\ b\ ,\ c</math> であるとき、 :<math>\|b-c\|<a<b+c</math> が成り立つことがわかる。(<math>\|\|</math>は絶対値を表す記号。例えば<math>\|-2\|=2</math>) 逆に、正の数 <math>a\ ,\ b\ ,\ c</math> が不等式 <math>\|b-c\|<a<b+c</math> を満たすとき、3辺の長さが <math>a\ ,\ b\ ,\ c</math> である三角形が存在する。 :特に、最大のものが<math>c</math>ならば、<math>a+b<c</math> のみを満たせばよい。 [[カテゴリ:幾何学]]	null	2022-11-23T17:09:47Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E5%B9%BE%E4%BD%95%E7%B7%A8/%E4%B8%8A%E5%B7%BB/%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%BD%A2%E3%81%AE%E8%BE%BA%E3%81%A8%E8%A7%92
27,827	中等教育前期の数学/幾何編/下巻/線分の比と計量	ここでは、三角形の重心、外心、内心などについて説明する。更に、四角形が円に内接する条件や方べきの定理などについても扱う。三角形の頂点から相対する辺の中点に対して下ろした線分のことを中線 (ちゅうせん)という。右図では、点Gが△ABCの重心である。 △ ABC を取りBC,ACの中点をそれぞれ D, E とする。また、線分AD,BEの交点を G とする。ここで、点Eから線分ADに向かって辺BCに平行な線分を取り、線分ADとの交点を L とする。このとき、三角形 GEL と、GBDは相似であり互いの相似比は 1:2 であることを示す。 LEとBCが平行であることから、となり、2角が等しいことから△ GEL と △ GBD は相似である。更に、LEとBCが平行であることから△ALEと△ADCも相似であり、その相似比は点Eが線分ACの中点であることを考えると、1:2である。よって、が成立し、△GELと△GBDの相似比は1:2であることがわかった。また、△ALEと△ADCの相似からが得られる。これらのことからAGとADの比を計算すると、となり、確かに G はADを2:1に内分する点になっている。同様にして、頂点Cから線分ABにむかって中線AKを引き、中線AKとADとの交点をHとすると、上記の証明と同様の論理でADは点Hにより 2:1 に内分される。内分の比率が同じなので、点Hと点Gは一致する。 △ABCを取り、辺AB,AC のそれぞれに対して垂直二等分線を取り、2直線の交点をOとする。このとき、点OがAB,ACのそれぞれに対する垂直2等分線上にあることからであるので、が成り立つ。よって点Oは辺BCの垂直二等分線上にある。 (証明おわり) 上の証明から、 O A = O B = O C {\displaystyle OA=OB=OC} であるので、この点は三角形の3つの頂点から等距離にあることが分かるので、この点Oを中心として円を書くと、三角形ABCの頂点3つを通る円を書くことができる。このように、三角形の3つの頂点を通る円(右図では赤線の部分)のことを外接円(がいせつえん、英:circumscribed circle)という。そして、外接円の中心(右図の点Oの部分)のことを、その三角形の外心(がいしん)という。 △ABCを取り、角A,Bについて角の2等分線を取り2直線の交点をIと呼ぶ。さらに、点Iから辺BC,CA,ABに下ろした垂線とそれぞれの辺の交点をそれぞれ D,E,F と呼ぶとする。このとき、角Aの二等分線の性質からが成り立ち、同様に角Bの2等分線の性質からが成り立つので、よってである。したがって、点Iは角Cの二等分線上にある。(証明おわり) ID=IE=IF なので、図のように三角形の三辺に接する円を書くことができ。この円を △ABCの内接円 (ないせつえん、英:inscribed circle)といい、その中心Iを内心(ないしん)という。なお、三角形の内接円の半径をrとすると、面積Sと三辺の長さa,b,cとの間にの関係式が成り立つ(△ABI、△BCI、△CAIの3つの三角形の面積を考えてみよ)。面積Sはヘロンの公式を用いれば三辺の長さから計算できるので、結局三辺の長さがわかっていれば内接円の半径は計算できることがわかる。外心の性質を利用して、次の定理が証明できる。点Aを通り辺BCに平行な直線、点Bを通り辺CAに平行な直線、点Cを通り辺ABに平行な直線をかき、これらの直線の交点を図のようにP,Q,Rとする。すると、四角形RBCA は平行四辺形なので、 RA = BC である。同様に、四角形ABCQ も平行四辺形なので BC=AQ である。よって RA=BC かつ BC=AQ なので、 RA = AQ である。次に、点Aから対辺BCまたはその延長上に垂線ADを引く。すると、 RQ // BC の仮定により、平行な2直線の同位角が等しい事を利用して、が導かれる。したがって、この線分ADは、△RQPの辺RQの垂直二等分線である。同様に考えると、頂点Bから辺ACまたはその延長上に降ろした垂線BEは辺RPの垂直二等分線であり、頂点Cから辺ABまたはその延長上に降ろした垂線CFは辺PQの垂直二等分線であることがわかる。この3本の垂直二等分線は、△RQPの外心で交わる。すなわち△ABCの各頂点から対辺に引いた3本の垂線 AD,BE,CF は一点で交わる。三角形の角の二等分線に関して、次のことが成り立つ。 ∠ A {\displaystyle \angle A} の2等分線と辺BCとの交点がDだから Cを通りADに平行な直線とBAの延長との交点をEとする。 ADとECは平行であるから上の3つの式からよってまた、ADとECは平行であるから (1)と(2)より三角形の外角の2等分線に関して、次のことが成り立つ。 Cを通りADに平行な直線とABの延長との交点をEとすると、上の定理と同様に円周上に3点A,B,Cがある。直線ABについて点Cと同じ側に点Pをとり、 ∠ A P B {\displaystyle \angle APB} と ∠ A C B {\displaystyle \angle ACB} の大きさを比べる。点Pについては、のいずれかである。 (2)の場合、三角形の外角と内角の間の大小関係より (3)の場合も、三角形の外角と内角の間の大小関係よりこの結果、次のことがいえる。このことから、次のようなことがいえる。上の議論から三角形に外接する円はどのような三角形を取ったとしても常に存在することが分かった。しかし、四角形に関してはそれに対して外接するような円は常に存在するわけではない。一般に円に内接するような四角形に関しては以下の性質が成り立つ。内接する四角形の頂点を反時計回りにA,B,C,Dとする。このとき、角A,角Cはそれぞれ点B,Dを対応する端点とする円弧に対する円周角となっている。ただし、角Aと角Cは互いに逆の円弧を対応する弧としているため、2つの弧を合わせるとそれらの弧はちょうど円周をおおうことになる。このため、これらの2つの弧に対応する中心角の和は 360 ∘ {\displaystyle 360^{\circ }} に対応し、同じ弧に対応する円周角の和は 180 ∘ {\displaystyle 180^{\circ }} に対応するのである。また、円に内接する四角形に関して以下の性質も成り立つ。円に内接する四角形ABCDにおいて、上の定理よりまた、頂点Cにおける外角を ∠ D C E {\displaystyle \angle DCE} とすると、 ∠ D C E + ∠ C = 180 ∘ {\displaystyle \angle DCE+\angle C=180^{\circ }} であるから円に内接する四角形の性質の逆について考えてみよう。 (1)の証明四角形ABCDで、とする。 △ A B C {\displaystyle \triangle ABC} の外接円Oを書き、円Oに内接する四角形ABCD'を作ると (1),(2)よりしたがって、円周角の定理の逆から、点Dはこの円Oの周上にある。よって、四角形ABCDは円に内接する。 (2)の証明四角形ABCDで、頂点Cにおける外角を ∠ D C E {\displaystyle \angle DCE} として、とする。であるから四角形が円に内接する条件(1)より、向かい合う内角の和が 180 ∘ {\displaystyle 180^{\circ }} であるから、四角形ABCDは円に内接する。円Oの外の点Aからその円に2本の接線を引ける。その接点をP,Qとするとき、線分AP,AQの長さを、円Oの外の点Aから円Oに引いた接線の長さという。 2つの接線の長さについて、次のことがいえる。直角三角形APO,AQOにおいて (I),(II)よりよって、対応する辺APとAQは等しい。円周上の点Aを通る接線ATがあって、円周上に2点B,Cをとるとき、 ∠ T A B {\displaystyle \angle TAB} と円周角 ∠ A C B {\displaystyle \angle ACB} の大きさには、次のような関係がある。 ∠ T A B {\displaystyle \angle TAB} が鋭角の場合について考える。直径ADを引くと、 ∠ T A D = 90 ∘ {\displaystyle \angle TAD=90^{\circ }} であるから、また、ADは直径であるから ∠ B A D {\displaystyle \angle BAD} と ∠ B C D {\displaystyle \angle BCD} は弧BDに対する円周角であるから (1),(2),(3)より ∠ T A B {\displaystyle \angle TAB} が直角、鈍角の場合についても同様に証明できる。中心Oとする円について次の定理が成り立つ。まず、点Eが円の外部にある場合を考える。このとき、直線AB上で点Eに近い点を点B, 直線CD上で点Eに近い点を点Cとおいたとき、三角形ECBと三角形EADが相似であることを示す。まず、四角形ABCDは円に内接していることから、について、が成立する。これは円に内接する四角形の相対する角の和が 180 ∘ {\displaystyle 180^{\circ }} になることによっている。同様にしてが成立し、2角が等しいことから三角形ECBと三角形EADは相似となる。このことから、となるが、このことはに等しい。次に、点Eが円の内部にある場合を考える。このとき三角形EADと三角形EBCが互いに相似であることを示す。最初にについてこれらが互いの対頂角であることからが成り立つ。次に、についてこれらが円周BDの円周角であることからが成り立つ。よって、2角が等しいことから三角形EADと三角形EBCは互いに相似である。このことからとなるが、このことはに等しい。よって、どちらの場合にも方べきの定理が示された。また、中心Oとする円の弦と接線について次の定理が成り立つ。 △ P A T {\displaystyle \triangle PAT} と △ P T B {\displaystyle \triangle PTB} において接弦定理よりだから、 △ P A T {\displaystyle \triangle PAT} と △ P T B {\displaystyle \triangle PTB} は相似よって、したがって、 2つの円を取ったときこれらはいくつかの仕方で関係する。2つの円の関係は2つの円の中心間の距離と、2円の半径によって定まる。 2円の距離をそれぞれ r 1 {\displaystyle r_{1}} , r 2 {\displaystyle r_{2}} ( r 1 > r 2 {\displaystyle r_{1}>r_{2}} ),中心間の距離を l {\displaystyle l} とすると、2円の位置関係としてがある。 2つの円がただ1つの共有点をもつとき、この2つの円は接するといい、この共有点を接点(せってん、英:point of contact)という。 1つの直線が、2つの円に接しているとき、この直線を、2つの円の共通接線という。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここでは、三角形の重心、外心、内心などについて説明する。更に、四角形が円に内接する条件や方べきの定理などについても扱う。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "三角形の頂点から相対する辺の中点に対して下ろした線分のことを中線 (ちゅうせん)という。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "右図では、点Gが△ABCの重心である。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "△ ABC を取りBC,ACの中点をそれぞれ D, E とする。また、線分AD,BEの交点を G とする。ここで、点Eから線分ADに向かって辺BCに平行な線分を取り、線分ADとの交点を L とする。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "このとき、三角形 GEL と、GBDは相似であり互いの相似比は 1:2 であることを示す。 LEとBCが平行であることから、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "となり、2角が等しいことから△ GEL と △ GBD は相似である。更に、LEとBCが平行であることから△ALEと△ADCも相似であり、その相似比は点Eが線分ACの中点であることを考えると、1:2である。よって、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "が成立し、△GELと△GBDの相似比は1:2であることがわかった。また、△ALEと△ADCの相似から", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "が得られる。これらのことからAGとADの比を計算すると、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "となり、確かに G はADを2:1に内分する点になっている。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "同様にして、頂点Cから線分ABにむかって中線AKを引き、中線AKとADとの交点をHとすると、上記の証明と同様の論理でADは点Hにより 2:1 に内分される。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "内分の比率が同じなので、点Hと点Gは一致する。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "△ABCを取り、辺AB,AC のそれぞれに対して垂直二等分線を取り、2直線の交点をOとする。このとき、点OがAB,ACのそれぞれに対する垂直2等分線上にあることから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "であるので、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "が成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "よって点Oは辺BCの垂直二等分線上にある。 (証明おわり)", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "上の証明から、 O A = O B = O C {\\displaystyle OA=OB=OC} であるので、この点は三角形の3つの頂点から等距離にあることが分かるので、この点Oを中心として円を書くと、三角形ABCの頂点3つを通る円を書くことができる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "このように、三角形の3つの頂点を通る円(右図では赤線の部分)のことを外接円(がいせつえん、英:circumscribed circle)という。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "そして、外接円の中心(右図の点Oの部分)のことを、その三角形の外心(がいしん)という。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "△ABCを取り、角A,Bについて角の2等分線を取り2直線の交点をIと呼ぶ。さらに、点Iから辺BC,CA,ABに下ろした垂線とそれぞれの辺の交点をそれぞれ D,E,F と呼ぶとする。このとき、角Aの二等分線の性質から", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "が成り立ち、同様に角Bの2等分線の性質から", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "が成り立つので、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "よって", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "である。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "したがって、点Iは角Cの二等分線上にある。(証明おわり)", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "ID=IE=IF なので、図のように三角形の三辺に接する円を書くことができ。この円を △ABCの内接円 (ないせつえん、英:inscribed circle)といい、その中心Iを内心(ないしん)という。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "なお、三角形の内接円の半径をrとすると、面積Sと三辺の長さa,b,cとの間に", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "の関係式が成り立つ(△ABI、△BCI、△CAIの3つの三角形の面積を考えてみよ)。面積Sはヘロンの公式を用いれば三辺の長さから計算できるので、結局三辺の長さがわかっていれば内接円の半径は計算できることがわかる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "外心の性質を利用して、次の定理が証明できる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "点Aを通り辺BCに平行な直線、点Bを通り辺CAに平行な直線、点Cを通り辺ABに平行な直線をかき、これらの直線の交点を図のようにP,Q,Rとする。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "すると、四角形RBCA は平行四辺形なので、 RA = BC である。同様に、四角形ABCQ も平行四辺形なので BC=AQ である。よって RA=BC かつ BC=AQ なので、 RA = AQ である。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "次に、点Aから対辺BCまたはその延長上に垂線ADを引く。すると、 RQ // BC の仮定により、平行な2直線の同位角が等しい事を利用して、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "が導かれる。したがって、この線分ADは、△RQPの辺RQの垂直二等分線である。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "同様に考えると、頂点Bから辺ACまたはその延長上に降ろした垂線BEは辺RPの垂直二等分線であり、頂点Cから辺ABまたはその延長上に降ろした垂線CFは辺PQの垂直二等分線であることがわかる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "この3本の垂直二等分線は、△RQPの外心で交わる。すなわち△ABCの各頂点から対辺に引いた3本の垂線 AD,BE,CF は一点で交わる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "三角形の角の二等分線に関して、次のことが成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "∠ A {\\displaystyle \\angle A} の2等分線と辺BCとの交点がDだから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "Cを通りADに平行な直線とBAの延長との交点をEとする。 ADとECは平行であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "上の3つの式から", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "よって", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "また、ADとECは平行であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "(1)と(2)より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "三角形の外角の2等分線に関して、次のことが成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "Cを通りADに平行な直線とABの延長との交点をEとすると、上の定理と同様に", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "円周上に3点A,B,Cがある。直線ABについて点Cと同じ側に点Pをとり、 ∠ A P B {\\displaystyle \\angle APB} と ∠ A C B {\\displaystyle \\angle ACB} の大きさを比べる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "点Pについては、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "のいずれかである。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "(2)の場合、三角形の外角と内角の間の大小関係より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "(3)の場合も、三角形の外角と内角の間の大小関係より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "この結果、次のことがいえる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "このことから、次のようなことがいえる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "上の議論から三角形に外接する円はどのような三角形を取ったとしても常に存在することが分かった。しかし、四角形に関してはそれに対して外接するような円は常に存在するわけではない。一般に円に内接するような四角形に関しては以下の性質が成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "内接する四角形の頂点を反時計回りにA,B,C,Dとする。このとき、角A,角Cはそれぞれ点B,Dを対応する端点とする円弧に対する円周角となっている。ただし、角Aと角Cは互いに逆の円弧を対応する弧としているため、2つの弧を合わせるとそれらの弧はちょうど円周をおおうことになる。このため、これらの2つの弧に対応する中心角の和は 360 ∘ {\\displaystyle 360^{\\circ }} に対応し、同じ弧に対応する円周角の和は 180 ∘ {\\displaystyle 180^{\\circ }} に対応するのである。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "また、円に内接する四角形に関して以下の性質も成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "円に内接する四角形ABCDにおいて、上の定理より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "また、頂点Cにおける外角を ∠ D C E {\\displaystyle \\angle DCE} とすると、 ∠ D C E + ∠ C = 180 ∘ {\\displaystyle \\angle DCE+\\angle C=180^{\\circ }} であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "円に内接する四角形の性質の逆について考えてみよう。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "(1)の証明", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "四角形ABCDで、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "とする。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "△ A B C {\\displaystyle \\triangle ABC} の外接円Oを書き、円Oに内接する四角形ABCD'を作ると", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "(1),(2)より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "したがって、円周角の定理の逆から、点Dはこの円Oの周上にある。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "よって、四角形ABCDは円に内接する。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "(2)の証明", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "四角形ABCDで、頂点Cにおける外角を ∠ D C E {\\displaystyle \\angle DCE} として、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "とする。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "四角形が円に内接する条件(1)より、向かい合う内角の和が 180 ∘ {\\displaystyle 180^{\\circ }} であるから、四角形ABCDは円に内接する。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "円Oの外の点Aからその円に2本の接線を引ける。その接点をP,Qとするとき、線分AP,AQの長さを、円Oの外の点Aから円Oに引いた接線の長さという。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "2つの接線の長さについて、次のことがいえる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "直角三角形APO,AQOにおいて", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "(I),(II)より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "よって、対応する辺APとAQは等しい。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "円周上の点Aを通る接線ATがあって、円周上に2点B,Cをとるとき、 ∠ T A B {\\displaystyle \\angle TAB} と円周角 ∠ A C B {\\displaystyle \\angle ACB} の大きさには、次のような関係がある。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "∠ T A B {\\displaystyle \\angle TAB} が鋭角の場合について考える。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "直径ADを引くと、 ∠ T A D = 90 ∘ {\\displaystyle \\angle TAD=90^{\\circ }} であるから、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "また、ADは直径であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "∠ B A D {\\displaystyle \\angle BAD} と ∠ B C D {\\displaystyle \\angle BCD} は弧BDに対する円周角であるから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "(1),(2),(3)より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "∠ T A B {\\displaystyle \\angle TAB} が直角、鈍角の場合についても同様に証明できる。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "中心Oとする円について次の定理が成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "まず、点Eが円の外部にある場合を考える。このとき、直線AB上で点Eに近い点を点B, 直線CD上で点Eに近い点を点Cとおいたとき、三角形ECBと三角形EADが相似であることを示す。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "まず、四角形ABCDは円に内接していることから、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "について、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "が成立する。これは円に内接する四角形の相対する角の和が 180 ∘ {\\displaystyle 180^{\\circ }} になることによっている。同様にして", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "が成立し、2角が等しいことから三角形ECBと三角形EADは相似となる。このことから、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "となるが、このことは", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "に等しい。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "次に、点Eが円の内部にある場合を考える。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "このとき三角形EADと三角形EBCが互いに相似であることを示す。最初に", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "についてこれらが互いの対頂角であることから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "が成り立つ。次に、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "についてこれらが円周BDの円周角であることから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "が成り立つ。よって、2角が等しいことから三角形EADと三角形EBCは互いに相似である。このことから", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "となるが、このことは", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "に等しい。よって、どちらの場合にも方べきの定理が示された。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "また、中心Oとする円の弦と接線について次の定理が成り立つ。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "△ P A T {\\displaystyle \\triangle PAT} と △ P T B {\\displaystyle \\triangle PTB} において", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "接弦定理より", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "だから、 △ P A T {\\displaystyle \\triangle PAT} と △ P T B {\\displaystyle \\triangle PTB} は相似", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "よって、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "したがって、", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "2つの円を取ったときこれらはいくつかの仕方で関係する。2つの円の関係は2つの円の中心間の距離と、2円の半径によって定まる。 2円の距離をそれぞれ r 1 {\\displaystyle r_{1}} , r 2 {\\displaystyle r_{2}} ( r 1 > r 2 {\\displaystyle r_{1}>r_{2}} ),中心間の距離を l {\\displaystyle l} とすると、2円の位置関係として", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "がある。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "2つの円がただ1つの共有点をもつとき、この2つの円は接するといい、この共有点を接点(せってん、英:point of contact)という。", "title": "平面図形" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "1つの直線が、2つの円に接しているとき、この直線を、2つの円の共通接線という。", "title": "平面図形" } ]	null	== 平面図形 == ここでは、三角形の重心、外心、内心などについて説明する。更に、四角形が円に内接する条件や方べきの定理などについても扱う。 === 三角形の性質 === ==== 三角形の重心 ==== 三角形の頂点から相対する辺の中点に対して下ろした線分のことを '''中線''' （ちゅうせん）という。 :三角形の3つの中線の交点のことを、その三角形の '''重心''' （じゅうしん）という。右図では、点Gが△ABCの重心である。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の重心''' \|- \|style="padding:5px"\| [[File:Gravity center triangle.svg\|thumb\|三角形の重心]] ;定理三角形の3本の中線は1点で交わる。また、その交点は中線を 2:1 に内分する。 \|} * 証明 [[File:Gravity center triangle ABC.svg\|thumb\|]] △ ABC を取りBC,ACの中点をそれぞれ D, E とする。また、線分AD,BEの交点を G とする。ここで、点Eから線分ADに向かって辺BCに平行な線分を取り、線分ADとの交点を L とする。このとき、三角形 GEL と、GBDは相似であり互いの相似比は 1:2 であることを示す。 LEとBCが平行であることから、 :<math> \angle GBD = \angle GEL </math> :<math> \angle GDB = \angle GLE </math> となり、2角が等しいことから△ GEL と △ GBD は相似である。更に、LEとBCが平行であることから△ALEと△ADCも相似であり、その相似比は点Eが線分ACの中点であることを考えると、1:2である。よって、 :<math> LE: DC = 1:2 </math> が成立し、△GELと△GBDの相似比は1:2であることがわかった。また、△ALEと△ADCの相似から :<math> AL = LD </math> が得られる。これらのことからAGとADの比を計算すると、 :<math> AG = AL + LG = \frac 1 2 AD + \frac 1 3 LD </math> :<math> = \frac 1 2 AD + \frac 1 6 AD = \frac 2 3 AD </math> となり、確かに G はADを2:1に内分する点になっている。 [[File:Gravity center triangle ABC 2.svg\|thumb\|]] 同様にして、頂点Cから線分ABにむかって中線AKを引き、中線AKとADとの交点をHとすると、上記の証明と同様の論理でADは点Hにより 2:1 に内分される。内分の比率が同じなので、点Hと点Gは一致する。 {{-}} {{コラム\|（※ 高校数学の範囲外）「重心」の力学的なバランス\| [[File:Ballance gravity center.svg\|thumb\|]] :※ 2019年現在では高校の理科で重心の力学的な習うが、過去のカリキュラムでは中学の数学で後述の話題を扱ってた時代がある。厚めの画用紙などで三角形をつくり、その三角形を水平にして、右図のように三角形の重心の部分で、棒で支えると、水平方向の重さのバランスがとれるので、三角形を水平に保つことができる。そもそも、このように重さのバランスを取れる場所であるので「重心」という名前がついている。重心の英語の center of gravity という英単語も、「重力の中心」という意味である。理科の「物理」科目で習う「重心」とは、この例のように、重さのバランスを取れる部分という意味である。なお、このような力学的な「重心」については、三角形だけでなく四角形や五角形などでも、同様に水平方向の重さのつりあいをとれる点として、力学的に「重心」を定義できる。また、平面図形だけでなく立体図形でも同様、力学的に「重心」を定義できる。 }} ==== 三角形と面積比 ==== ===== チェバの定理 ===== ===== メネラウスの定理 ===== ==== 三角形の外心 ==== [[File:Perpendicular Bisector.svg\|thumb\|]] :※ 検定教科書では、辺の両端の2つの頂点から等距離にある点を結んだ線分が垂直二等分線である事は、証明の不要な事実として扱っている。この性質を利用して、下記の定理が証明される。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の外心''' \|- \|style="padding:5px"\| ;定理三角形の3つの辺の垂直二等分線は1点で交わる。 \|} [[File:Circumcenter triangle proof.svg\|thumb\|]] ;証明 △ABCを取り、辺AB,AC のそれぞれに対して垂直二等分線を取り、2直線の交点をOとする。このとき、点OがAB,ACのそれぞれに対する垂直2等分線上にあることから :<math>AO = OB</math> 　かつ　 <math>AO = OC</math> であるので、 :<math>OB = OC</math> が成り立つ。よって点Oは辺BCの垂直二等分線上にある。　　（証明おわり） [[File:Circumcenter triangle.svg\|thumb\|300px]] 上の証明から、<math>OA = OB = OC</math> であるので、この点は三角形の3つの頂点から等距離にあることが分かるので、この点Oを中心として円を書くと、三角形ABCの頂点3つを通る円を書くことができる。このように、三角形の3つの頂点を通る円（右図では赤線の部分）のことを'''外接円'''(がいせつえん、英：circumscribed circle)という。そして、外接円の中心（右図の点Oの部分）のことを、その三角形の '''外心'''（がいしん）という。 {{-}} ==== 三角形の内心 ==== {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の内心''' \|- \|style="padding:5px"\| 三角形の3角のそれぞれに対して角の2等分線を取ったとき、それぞれの直線は1点で交わる。 \|} * 証明 [[File:Inner center triangle.svg\|thumb\|300px]] △ABCを取り、角A,Bについて角の2等分線を取り2直線の交点をIと呼ぶ。さらに、点Iから辺BC,CA,ABに下ろした垂線とそれぞれの辺の交点をそれぞれ D,E,F と呼ぶとする。このとき、角Aの二等分線の性質から :<math> IE=IF </math> が成り立ち、同様に角Bの2等分線の性質から :<math> IF=ID </math> が成り立つので、よって :<math> ID=IE </math> である。したがって、点Iは角Cの二等分線上にある。（証明おわり） [[File:Inner center triangle proof.svg\|thumb\|300px]] ID＝IE＝IF なので、図のように三角形の三辺に接する円を書くことができ。この円を △ABCの'''内接円''' （ないせつえん、英：inscribed circle）といい、その中心Iを'''内心'''（ないしん）という。 {{-}} * 研究なお、三角形の内接円の半径を''r''とすると、面積''S''と三辺の長さ''a'',''b'',''c''との間に :<math>S=\frac{1}{2}r(a+b+c)</math> の関係式が成り立つ（△ABI、△BCI、△CAIの3つの三角形の面積を考えてみよ）。面積''S''は[[w:ヘロンの公式\|ヘロンの公式]]を用いれば三辺の長さから計算できるので、結局三辺の長さがわかっていれば内接円の半径は計算できることがわかる。 ==== 三角形の垂心 ==== [[File:Orthocenter triangle.svg\|thumb\|]] 外心の性質を利用して、次の定理が証明できる。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の垂心''' \|- \|style="padding:5px"\| ;定理三角形の各頂点から対辺またはその延長に降ろした垂線は、1点で交わる。 \|} ;証明 [[File:Orthocenter triangle proof.svg\|thumb\|400px]] 点Aを通り辺BCに平行な直線、点Bを通り辺CAに平行な直線、点Cを通り辺ABに平行な直線をかき、これらの直線の交点を図のようにP,Q,Rとする。すると、四角形RBCA は平行四辺形なので、 RA ＝ BC である。同様に、四角形ABCQ も平行四辺形なので BC＝AQ である。よって RA＝BC かつ BC＝AQ なので、 RA ＝ AQ である。次に、点Aから対辺BCまたはその延長上に垂線ADを引く。すると、 RQ // BC の仮定により、平行な2直線の同位角が等しい事を利用して、 :AD ⊥ RQ が導かれる。したがって、この線分ADは、△RQPの辺RQの垂直二等分線である。同様に考えると、頂点Bから辺ACまたはその延長上に降ろした垂線BEは辺RPの垂直二等分線であり、頂点Cから辺ABまたはその延長上に降ろした垂線CFは辺PQの垂直二等分線であることがわかる。この3本の垂直二等分線は、△RQPの外心で交わる。すなわち△ABCの各頂点から対辺に引いた3本の垂線 AD,BE,CF は一点で交わる。 ==== 三角形の角の二等分線と辺の比 ==== 三角形の角の二等分線に関して、次のことが成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の角の2等分線と辺の比''' \|- \|style="padding:5px"\| <math>\triangle ABC</math> の <math>\angle A</math> の二等分線と辺BCとの交点をDとすると、<math>AB:AC=BD:DC</math> となる。 \|} * 証明 <math>\angle A</math> の2等分線と辺BCとの交点がDだから :<math>\angle BAD = \angle DAC</math> Cを通りADに平行な直線とBAの延長との交点をEとする。<br> ADとECは平行であるから :<math>\angle BAD = \angle AEC</math> :<math>\angle DAC = \angle ACE</math> 上の3つの式から :<math>\angle AEC = \angle ACE</math> よって :<math>AE=AC</math> ……(1) また、ADとECは平行であるから :<math>BD:DC=BA:AE</math> ……(2) (1)と(2)より :<math>AB:AC=BD:DC</math> 三角形の外角の2等分線に関して、次のことが成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''三角形の外角の二等分線と辺の比''' \|- \|style="padding:5px"\| <math>\triangle ABC</math> の <math>\angle A</math> の外角の二等分線と辺BCの延長との交点をDとすると、<math>AB:AC=BD:DC</math> となる。ただし、<math>AB \ne AC</math> とする。 \|} * 証明 Cを通りADに平行な直線とABの延長との交点をEとすると、上の定理と同様に :<math>BD:DC=BA:AE=AB:AC</math> === 円の性質 === ==== 円周角の定理の逆 ==== 円周上に3点A,B,Cがある。直線ABについて点Cと同じ側に点Pをとり、<math>\angle APB</math> と <math>\angle ACB</math> の大きさを比べる。点Pについては、 :(1)　Pが円周上にある :(2)　Pが円の内部にある :(3)　Pが円の外部にあるのいずれかである。 (2)の場合、三角形の外角と内角の間の大小関係より :<math> \angle APB > \angle ACB </math> (3)の場合も、三角形の外角と内角の間の大小関係より :<math> \angle APB < \angle ACB </math> この結果、次のことがいえる。 :(1)　Pが円周上にある <math>\Rightarrow \angle APB = \angle ACB </math> :(2)　Pが円の内部にある <math>\Rightarrow \angle APB > \angle ACB </math> :(3)　Pが円の外部にある <math>\Rightarrow \angle APB < \angle ACB </math> このことから、次のようなことがいえる。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''円周角の定理の逆''' \|- \|style="padding:5px"\| 2点C,Pが直線ABについて同じ側にあるとき、<math>\angle APB = \angle ACB </math> ならば、4点A,B,C,Pは同じ円周上にある。 \|} ==== 円に内接する四角形 ==== 上の議論から三角形に外接する円はどのような三角形を取ったとしても常に存在することが分かった。しかし、四角形に関してはそれに対して外接するような円は常に存在するわけではない。一般に円に内接するような四角形に関しては以下の性質が成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''円に内接する四角形の性質(1)''' \|- \|style="padding:5px"\| 円に内接する四角形の相対する角の和は<math>180^\circ</math>となる。 \|} * 証明内接する四角形の頂点を反時計回りにA,B,C,Dとする。このとき、角A,角Cはそれぞれ点B,Dを対応する端点とする円弧に対する円周角となっている。ただし、角Aと角Cは互いに逆の円弧を対応する弧としているため、2つの弧を合わせるとそれらの弧はちょうど円周をおおうことになる。このため、これらの2つの弧に対応する中心角の和は<math>360^\circ</math>に対応し、同じ弧に対応する円周角の和は <math>180^\circ</math>に対応するのである。また、円に内接する四角形に関して以下の性質も成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''円に内接する四角形の性質(2)''' \|- \|style="padding:5px"\| 円に内接する四角形において、1つの内角は、それに向かい合う内角の隣にある外角に等しい。 \|} * 導出円に内接する四角形ABCDにおいて、上の定理より :<math> \angle A + \angle C = 180^\circ </math> また、頂点Cにおける外角を <math>\angle DCE</math> とすると、<math>\angle DCE + \angle C = 180^\circ</math> であるから :<math> \angle A = \angle DCE </math> 円に内接する四角形の性質の逆について考えてみよう。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''四角形が円に内接する条件''' \|- \|style="padding:5px"\| (1)　向かい合う内角の和が<math>180^\circ</math>の四角形は、円に内接する。 (2)　1つの内角が、それに向かい合う内角の隣にある外角に等しい四角形は、円に内接する。 \|} * 証明 '''(1)の証明''' 四角形ABCDで、 :<math>\angle B + \angle D = 180^\circ</math> …(1) とする。 <math>\triangle ABC</math>の外接円Oを書き、円Oに内接する四角形ABCD'を作ると :<math>\angle B + \angle D' = 180^\circ</math> …(2) (1),(2)より :<math> \angle D = \angle D' </math> したがって、円周角の定理の逆から、点Dはこの円Oの周上にある。よって、四角形ABCDは円に内接する。 '''(2)の証明''' 四角形ABCDで、頂点Cにおける外角を <math>\angle DCE</math> として、 :<math> \angle A = \angle DCE </math> とする。 :<math> \angle DCE + \angle C = 180^\circ </math> であるから :<math> \angle A + \angle C = 180^\circ </math> 四角形が円に内接する条件(1)より、向かい合う内角の和が<math>180^\circ</math>であるから、四角形ABCDは円に内接する。 ==== 接線の長さ ==== 円Oの外の点Aからその円に2本の接線を引ける。その接点をP,Qとするとき、線分AP,AQの長さを、円Oの外の点Aから円Oに引いた'''接線の長さ'''という。 2つの接線の長さについて、次のことがいえる。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''接線の長さ''' \|- \|style="padding:5px"\| 円外の点からその円に引いた2本の接線の長さは等しい。 \|} * 導出直角三角形APO,AQOにおいて :<math>PO=QO</math> …(I) :<math>AO</math>は共通 …(II) (I),(II)より :<math> \triangle APO \equiv \triangle AQO </math> よって、対応する辺APとAQは等しい。 ==== 接弦定理 ==== 円周上の点Aを通る接線ATがあって、円周上に2点B,Cをとるとき、<math>\angle TAB </math> と円周角 <math>\angle ACB </math> の大きさには、次のような関係がある。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''接弦定理''' \|- \|style="padding:5px"\| 円の弦とその一端から引いた接線とのなす角は、その角内にある弧に対する円周角に等しい。 \|} * 証明 <math>\angle TAB </math> が鋭角の場合について考える。直径ADを引くと、<math>\angle TAD = 90^\circ</math> であるから、 :<math>\angle TAB = 90^\circ - \angle BAD</math> …(1) また、ADは直径であるから :<math>\angle ACD = 90^\circ</math> :<math>\angle ACB = 90^\circ - \angle BCD</math> …(2) <math>\angle BAD</math> と <math>\angle BCD</math> は弧BDに対する円周角であるから :<math>\angle BAD = \angle BCD</math> …(3) (1),(2),(3)より :<math> \angle TAB = \angle ACB </math> <math>\angle TAB </math> が直角、鈍角の場合についても同様に証明できる。 ==== 方べきの定理 ==== 中心Oとする円について次の定理が成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''方べきの定理''' \|- \|style="padding:5px"\| 円周上に異なった2点A,Bを取りその2点を通る直線を取る。また、同様に A,Bと異なった2点C,Dを通りそれらを通過する直線を取り、直線ABと直線CDの交点をEと取る。このとき、 :<math> AE \times BE = CE \times DE </math> が成り立つ。この定理を'''方べきの定理'''と呼ぶ。 \|} * 証明まず、点Eが円の外部にある場合を考える。このとき、直線AB上で点Eに近い点を点B, 直線CD上で点Eに近い点を点Cとおいたとき、三角形ECBと三角形EADが相似であることを示す。 * 図まず、四角形ABCDは円に内接していることから、 :<math> \angle DAE, \angle BCE </math> について、 :<math> \angle DAE= \angle BCE </math> が成立する。これは円に内接する四角形の相対する角の和が<math>180^\circ</math>になることによっている。同様にして :<math> \angle ADE= \angle CBE </math> が成立し、2角が等しいことから三角形ECBと三角形EADは相似となる。このことから、 :<math> EC : EA = EB : ED </math> となるが、このことは :<math> EA \times EB = EC \times ED </math> に等しい。次に、点Eが円の内部にある場合を考える。 * 図このとき三角形EADと三角形EBCが互いに相似であることを示す。最初に :<math> \angle AED,\angle CEB </math> についてこれらが互いの対頂角であることから :<math> \angle AED= \angle CEB </math> が成り立つ。次に、 :<math> \angle EAD,\angle ECB </math> についてこれらが円周BDの円周角であることから :<math> \angle EAD=\angle ECB </math> が成り立つ。よって、2角が等しいことから三角形EADと三角形EBCは互いに相似である。このことから :<math> EC : EA = EB : ED </math> となるが、このことは :<math> EA \times EB = EC \times ED </math> に等しい。よって、どちらの場合にも方べきの定理が示された。また、中心Oとする円の弦と接線について次の定理が成り立つ。 {\| style="border:2px solid yellow;width:80%" cellspacing=0 \|style="background:yellow"\|'''方べきの定理(2)''' \|- \|style="padding:5px"\| 円の弦ABの延長上の点Pから円に引いた接線をPTとする。このとき、 :<math> PA \times PB = PT^2 </math> が成り立つ。 \|} * 証明 <math>\triangle PAT</math> と <math>\triangle PTB</math> において接弦定理より :<math>\angle ATP = \angle TBP</math> …(II) :<math>\angle APT = \angle TPB</math>（共通） …(II) だから、<math>\triangle PAT</math> と <math>\triangle PTB</math> は相似よって、 :<math> PA:PT=PT:PB </math> したがって、 :<math> PA \times PB = PT^2 </math> ==== 2つの円の位置関係 ==== 2つの円を取ったときこれらはいくつかの仕方で関係する。2つの円の関係は2つの円の中心間の距離と、2円の半径によって定まる。 2円の距離をそれぞれ<math>r _1</math>,<math>r _2</math>(<math>r _1>r _2</math>),中心間の距離を<math>l</math>とすると、2円の位置関係として :<math>l < r _1 - r _2 </math>のとき、円2は円1に含まれている。 :<math>r _1 - r _2 = l</math>のとき、2つの円は'''内接'''している。 :<math>r _1 - r _2 < l < r _1 + r _2</math>のとき、円2と円1は互いに交わっている。 :<math>r _1 + r _2 = l</math>のとき、2つの円は'''外接'''している。 :<math>r _1 + r _2 < l</math>のとき、2円は離れている。がある。 2つの円がただ1つの共有点をもつとき、この2つの円は'''接する'''といい、この共有点を'''接点'''（せってん、英：point of contact）という。 1つの直線が、2つの円に接しているとき、この直線を、2つの円の'''共通接線'''という。 :<math>l < r _1 - r _2 </math>のとき、共通接線はない。 :<math>r _1 - r _2 = l</math>のとき、共通接線は1本。 :<math>r _1 - r _2 < l < r _1 + r _2</math>のとき、共通接線は2本。 :<math>r _1 + r _2 = l</math>のとき、共通接線は3本。 :<math>r _1 + r _2 < l</math>のとき、共通接線は4本。 [[カテゴリ:幾何学]]	null	2022-11-23T17:10:04Z	[ "テンプレート:-", "テンプレート:コラム" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E5%B9%BE%E4%BD%95%E7%B7%A8/%E4%B8%8B%E5%B7%BB/%E7%B7%9A%E5%88%86%E3%81%AE%E6%AF%94%E3%81%A8%E8%A8%88%E9%87%8F
27,828	制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解	これで我々の所期の目的は達成された. しかし,念のため, が, の解であることを確認しておこう.そのため若干の準備をする. 定理 5.3 (初期値定理) {\displaystyle \quad } F ( s ) {\displaystyle F(s)} を真の分数とするとき, ならばが成立する. 証明既述のように, F ( s ) {\displaystyle F(s)} の分母の根を α i ( i = 1 , ⋯ μ ) {\displaystyle \alpha _{i}\quad (i=1,\cdots \mu )} とすれば, と書けるから, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } この初期値定理を用いると, であることが分かる.この結果から次の事実を示すことができる. [補題 5.1] 定理 5.2の系の α i ( t ) {\displaystyle \alpha _{i}(t)} に対して, すなわち, が成立する.ただし, α n = 0 {\displaystyle \alpha _{n}=0} とする. 証明と α i ( 0 ) = 0 , ( i = 0 , ⋯ , n − 2 ) {\displaystyle \alpha _{i}(0)=0,\quad (i=0,\cdots ,n-2)} より, が得られる.その原像が, である. i = n − 1 {\displaystyle i=n-1} のときは, p n ( s ) = p ( s ) {\displaystyle p_{n}(s)=p(s)} を念頭におけば式 (5.24) から, α n − 1 ( 0 ) = 1 {\displaystyle \alpha _{n-1}(0)=1} であったから, を得る. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 以上の準備の下に,次の結論を得る. [補題 5.2] とおけば, が成立する. 証明に Cayley-Hamilton の定理, を用いると, となる.ここで補題 5.1を考慮すれば,さらにであることが分かる.また, は式 5.23 より明らか. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 定理 5.4 {\displaystyle \quad } は, の解である. 証明また ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 例117 {\displaystyle \quad } のとき, したがって, よって, となり,以前の結果(元々の問題は例 104)と一致する. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 例118 {\displaystyle \quad } ♢ {\displaystyle \diamondsuit } のとき, であるから, ところで, よって,	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "これで我々の所期の目的は達成された. しかし,念のため,", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "が,", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "の解であることを確認しておこう.そのため若干の準備をする.", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "定理 5.3 (初期値定理) {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "F ( s ) {\\displaystyle F(s)} を真の分数とするとき,", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ならば", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "が成立する.", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "証明", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "既述のように, F ( s ) {\\displaystyle F(s)} の分母の根を α i ( i = 1 , ⋯ μ ) {\\displaystyle \\alpha _{i}\\quad (i=1,\\cdots \\mu )} とすれば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "と書けるから,", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "この初期値定理を用いると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "であることが分かる.この結果から次の事実を示すことができる.", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "[補題 5.1]", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "定理 5.2の系の α i ( t ) {\\displaystyle \\alpha _{i}(t)} に対して,", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "すなわち,", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "が成立する.ただし, α n = 0 {\\displaystyle \\alpha _{n}=0} とする.", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "証明", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "と α i ( 0 ) = 0 , ( i = 0 , ⋯ , n − 2 ) {\\displaystyle \\alpha _{i}(0)=0,\\quad (i=0,\\cdots ,n-2)} より,", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "が得られる.その原像が,", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "である.", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "i = n − 1 {\\displaystyle i=n-1} のときは, p n ( s ) = p ( s ) {\\displaystyle p_{n}(s)=p(s)} を念頭におけば式 (5.24) から,", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "α n − 1 ( 0 ) = 1 {\\displaystyle \\alpha _{n-1}(0)=1} であったから,", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "を得る.", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "以上の準備の下に,次の結論を得る.", "title": "" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "[補題 5.2]", "title": "" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "とおけば,", "title": "" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "が成立する.", "title": "" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "証明", "title": "" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "に Cayley-Hamilton の定理,", "title": "" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "を用いると,", "title": "" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "となる.ここで補題 5.1を考慮すれば,さらに", "title": "" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "であることが分かる.また,", "title": "" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "は式 5.23 より明らか.", "title": "" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "定理 5.4 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "は,", "title": "" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "の解である.", "title": "" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "証明", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "また", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "例117 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "のとき,", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "したがって,", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "よって,", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "となり,以前の結果(元々の問題は例 104)と一致する.", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "例118 {\\displaystyle \\quad }", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "のとき,", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "であるから,", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "ところで,", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "よって,", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]	これで我々の所期の目的は達成された．しかし，念のため，が，の解であることを確認しておこう．そのため若干の準備をする．	これで我々の所期の目的は達成された．しかし，念のため， {{制御と振動の数学/equation\|<math> \boldsymbol{x} = \mathit{\Phi}(t)\boldsymbol{\xi}</math><ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/行列表示と解法#eq:5.14b\|式 (5.14b)]] において，<br /> :<math>\boldsymbol{\xi} = \boldsymbol{x}(0), \boldsymbol{f} = \boldsymbol{0}</math><br /> とおいた．<br /> </ref>}} が， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\boldsymbol{x}}{dt} = A\boldsymbol{x}, \ \ \boldsymbol{x}(0) = \boldsymbol{\xi}</math>}} の解であることを確認しておこう．そのため若干の準備をする． <!-- theorem:5.3:start--> <div id="theorem:5.3"> <strong>定理 5.3 (初期値定理）</strong><math>\quad</math> <math>F(s)</math> を真の分数とするとき， {{制御と振動の数学/equation\|<math>f(t) \sqsupset F(s)</math>}} ならば {{制御と振動の数学/equation\|<math>f(0) = \lim_{s \to \infty}sF(s)</math>}} が成立する． <strong>証明</strong> 既述のように<ref> [[制御と振動の数学/第一類/複素数値関数の Laplace 変換/Laplace 変換/微分方程式の解法\|制御と振動の数学/第一類/複素数値関数の Laplace 変換/Laplace 変換/微分方程式の解法]], 特に [[制御と振動の数学/第一類/複素数値関数の Laplace 変換/Laplace 変換/微分方程式の解法#eq:4.12\|式 (4.12) ]]を参照せよ． </ref>，<math>F(s)</math> の分母の根を <math>\alpha_i\quad (i = 1, \cdots \mu)</math> とすれば， {{制御と振動の数学/equation\|<math>F(s) = \sum_{i=1}^{\mu} \left\{ \frac{A_{i1}}{s-\alpha_i} + \frac{A_{i2}}{(s-\alpha_i)^2} + \frac{A_{i3}}{(s-\alpha_i)^3} + \cdots + \frac{A_{il_i}}{(s-\alpha_i)^{l_i}} \right\}</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>\sqsubset \sum_{i=1}^{\mu} \left\{ A_{i1} + A_{i2}\frac{t}{1!} + A_{i3}\frac{t^2}{2!} + \cdots + A_{il_i}\frac{t^{l_i - 1}}{(l_i - 1)!} \right\}e^{\alpha_i t} = f(t)</math>}} と書けるから， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\lim_{s\to\infty}sF(s) = \sum_{i=1}^{\mu} A_{i1} = f(0)</math><ref> この式中の <math>A</math> は，この章で扱っている連立微分方程式 <math>\frac{d\boldsymbol{x}}{dt}=A\boldsymbol{x}</math> の行列 <math>A</math> ではなく，特性方程式の <math>i</math> 番目の根 <math>\alpha_i</math> についての部分分数展開に現れる係数としての 2 引数の定数 <math>A_{ij}</math> である．<br /> :<math>sF(s) = \sum_{i=1}^{\mu} \left\{ \frac{A_{i1}s}{s-\alpha_i} + \frac{A_{i2}s}{(s-\alpha_i)^2} + \frac{A_{i3}s}{(s-\alpha_i)^3} + \cdots + \frac{A_{il_i}s}{(s-\alpha_i)^{l_i}} \right\}</math><br /> において，<math>\sum</math> の中の第二項以降，<math>\frac{A_{in}s}{(s-\alpha_i)^n},\ n \geqq 2</math> は <math>s\to\infty</math> のとき <math>0</math> に収束する．<br /> 第一項 <math>\frac{A_{i1}s}{s-\alpha_i}</math> については， :<math>\sum_i\frac{A_{i1}s}{s-\alpha_i} = \sum_i\frac{A_{i1}(s-\alpha_i) + A_{i1}\alpha_i}{s-\alpha_i}</math><br /> :<math>=\sum_i A_{i1}\left(1 + \frac{\alpha_i}{s - \alpha_i}\right)</math><br /> :<math>=\sum_i A_{i1} + \sum_i A_{i1}\frac{\alpha_i}{s-\alpha_i}</math><br /> よって <math>s \to \infty</math> のとき <math>\sum_i \frac{A_{i1}s}{s-\alpha_i} \to \sum_i A_{i1} + 0 \ \big( \because \frac{\alpha_i}{s-\alpha_i} \to 0 \big)</math>．<br /> ここで <math>f(t) = \sum_{i=1}^{\mu} \left\{ A_{i1} + A_{i2}\frac{t}{1!} + A_{i3}\frac{t^2}{2!} + \cdots + A_{il_i}\frac{t^{l_i - 1}}{(l_i - 1)!} \right\}e^{\alpha_i t}</math> だから<br /> :<math>f(0) = \sum_{i=1}^{\mu} A_{i1}</math><br /> :<math>\therefore s \to \infty</math> のとき <math>\sum_i^{\mu}\frac{A_{i1}s}{s-\alpha_i} \to \sum_{i=1}^{\mu} A_{i1} = f(0)</math><br /> :<math>\therefore s \to \infty</math> のとき <math>sF(s) \to f(0)</math><br /> </ref>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:5.3:end--> <references /> この初期値定理を用いると， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\alpha_i(0) = \lim_{s\to\infty} s\frac{p_i(s)}{p(s)} = 0\ \ (i = 0, \cdots, n-2)</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>\alpha_{n-1}(0) = \lim_{s\to\infty} s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)} = 1</math>\|tag=(5.23)\|label=eq:5.23}} であることが分かる<ref> <math>p_i(s)</math> は [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#theorem:5.2\|定理5.2]] のもの．<br /> <math>p_i(s)</math> はこれを定義する逐次多項式の定義から <math>s</math> の最高次数は <math>i</math> であり <math>s^i</math> の係数は <math>1</math>。<br /> </ref>．この結果から次の事実を示すことができる． <div id="lemma:5.1"> <strong>[補題 5.1]</strong> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#theorem:5.2corollary\|定理 5.2の系]]の <math>\alpha_i(t)</math> に対して， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\alpha_i}{dt} = \alpha_{i+1} - a_{i+1}\alpha_0\ \ \ (i = 0, \cdots, n-1)</math>}} すなわち， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d}{dt}\begin{pmatrix} \alpha_0 \\ \alpha_1 \\ \alpha_2 \\ \cdots \\ \alpha_{n-1} \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -a_1 & 1 & & & \\ -a_2 & & \ddots & & \\ \vdots & & & 1 & \\ -a_n & & \cdots & 0 & \end{pmatrix}\begin{pmatrix} \alpha_0 \\ \alpha_1 \\ \alpha_2 \\ \cdots \\ \alpha_{n-1} \end{pmatrix}</math>}} が成立する．ただし，<math>\alpha_n = 0</math> とする． <strong>証明</strong> {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_{i+1}(s) = sp_i(s) + a_{i+1}</math>\|tag=(5.24)\|label=eq:5.24}} と <math>\alpha_i(0) = 0, \quad (i = 0, \cdots, n-2)</math> より， {{制御と振動の数学/equation\|<math>s\frac{p_i(s)}{p(s)} - \alpha_i(0) = \frac{p_{i+1}}{p(s)} - \frac{\alpha_{i+1}}{p(s)}</math>}} が得られる．その原像が， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\alpha_i}{dt} = \alpha_{i+1} - a_{i+1}\alpha_0</math>}} である．<ref> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#eq:5.24\|式 (5.24)]] の両辺を <math>p(s)</math> で割って移項を施す．<br /> :<math>\frac{p_{i+1}}{p(s)} - \frac{a_{i+1}}{p(s)} = s\frac{p_i}{p(s)}</math><br /> <math>\alpha_i(0) = 0</math> より :<math>\frac{p_{i+1}}{p(s)} - \frac{a_{i+1}}{p(s)} = s\frac{p_i}{p(s)} - \alpha_i(0)</math>…①<br /> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#theorem:5.2corollary\|定理 5.2 系]] 中の定義より，<br /> :<math>\alpha_{i+1}(t) \sqsupset \frac{p_{i+1}(s)}{p(s)}</math><br /> また <math>\alpha_0 \sqsupset \frac{p_0}{p(s)} = \frac{1}{p(s)} \ \ \because p_0 = 1</math> より①の原像は，<br /> :<math>\frac{d}{dt}\alpha_i = \alpha_{i+1} - a_{i+1}\alpha_0</math><br /> </ref> <math>i = n - 1</math> のときは，<math>p_n(s) = p(s)</math> を念頭におけば [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#eq:5.24\|式 (5.24)]] から， {{制御と振動の数学/equation\|<math>s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)} - 1 = -\frac{a_n}{p(s)}</math>}} <math>\alpha_{n-1}(0) = 1</math> であったから， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\alpha_{n-1}}{dt} = -a_n\alpha_0</math>}} を得る．<ref>[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#eq:5.24\|式 (5.24)]] より， :<math>p_n(s) = sp_{n-1}(s) + a_n</math><br /> 両辺を <math>p(s)</math> で割って， :<math>\frac{p_n(s)}{p(s)} = s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)} + \frac{a_n}{p(s)}</math><br /> 移項して<br /> :<math>-\frac{a_n}{p(s)} = s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}-\frac{p_n(s)}{p(s)}</math><br /> <math>p_n(s) = p(s)</math> であるから，<br /> :<math>-\frac{a_n}{p(s)} = s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}-1</math>…②<br /> [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#eq:5.23\|式 (5.23)]] より<br /> :<math>\alpha_{n-1}(0) = 1</math><br /> よって， :<math>s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}-1 = s\frac{p_{n-1}(s)}{p(s)}-\alpha_{n-1}(0) \sqsubset \frac{d}{dt}\alpha_{n-1}</math><br /> また <math>\alpha_0 \sqsupset \frac{p_0}{p(s)} = \frac{1}{p(s)} \ \ \because p_0 = 1</math> より②の原像は，<br /> :<math>\frac{d}{dt}\alpha_{n-1} = -a_n\alpha_0</math><br /> </ref> <math>\diamondsuit</math> <!-- lemma:5.1:end--> <references /> 以上の準備の下に，次の結論を得る． <div id="lemma:5.2"> <strong>[補題 5.2]</strong> {{制御と振動の数学/equation\|<math>\mathit{\Phi}(t) = \alpha_0(t)A^{n-1} + \alpha_1(t)A^{n-2} + \alpha_2(t)A^{n-3} + \cdots + \alpha_{n-2}(t)A + \alpha_{n-1}(t)I</math>}} とおけば， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\mathit{\Phi}}{dt} = A\mathit{\Phi}, \quad \mathit{\Phi}(0) = I</math>}} が成立する． <strong>証明</strong> {{制御と振動の数学/equation\|<math>A\mathit{\Phi} = \alpha_0A^n + \alpha_1A^{n-1} + \alpha_2A^{n-2} + \cdots + \alpha_{n-2}A^2 + \alpha_{n-1}A</math>}} に [[w:%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%90%86\| Cayley-Hamilton の定理]]， {{制御と振動の数学/equation\|<math>A^n = -a_1A^{n-1} -a_2A^{n-2} - \cdots - a_{n-1}A - a_nI</math>}} を用いると， {{制御と振動の数学/equation\|<math>A\mathit{\Phi} = (\alpha_1-a_1\alpha_0)A^{n-1} + (\alpha_2-a_2\alpha_0)A^{n-2} + (\alpha_3-a_3\alpha_0)A^{n-3} + \cdots + (\alpha_{n-1} - a_{n-1}\alpha_0)A - a_n\alpha_0I</math>}} となる．ここで[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#lemma:5.1\|補題 5.1]]を考慮すれば，さらに {{制御と振動の数学/equation\|<math>A\mathit{\Phi} = \frac{d\alpha_0}{dt}A^{n-1} + \frac{d\alpha_1}{dt}A^{n-2} + \frac{d\alpha_2}{dt}A^{n-3} + \cdots + \frac{d\alpha_{n-2}}{dt}A - \frac{d\alpha_{n-1}}{dt}I = \frac{d\mathit{\Phi}}{dt}</math>}} であることが分かる．また， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\mathit{\Phi}(0) = I</math>}} は [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#eq:5.23\|式 5.23]] より明らか． <math>\diamondsuit</math> <!-- lemma:5.2:end--> <references /> <!-- theorem:5.4:start--> <div id="theorem:5.4"> <strong>定理 5.4 </strong><math>\quad</math> {{制御と振動の数学/equation\|<math>\boldsymbol{x} = \mathit{\Phi}(t)\boldsymbol{\xi}</math>}} は， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\boldsymbol{x}}{dt} = A\boldsymbol{x}, \quad \boldsymbol{x}(0) = \boldsymbol{\xi}</math>}} の解である<ref><math>\mathit{\Phi}(t)</math> は[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/(sI-A)^-1の原像#theorem:5.2\|定理 5.2]], [[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/連立微分方程式の解法/(sI-A)^-1の原像/dxdt=Ax の解#lemma:5.2\|補題 5.2]] でも定義されていたもの．</ref>． <strong>証明</strong> {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{d\boldsymbol{x}}{dt} = \frac{d\mathit{\Phi}}{dt}\boldsymbol{xi} = A\mathit{\Phi}\boldsymbol{xi} = A\boldsymbol{x}</math>}} また {{制御と振動の数学/equation\|<math>\boldsymbol{x}(0) = \mathit{\Phi}(0)\boldsymbol{\xi} = \boldsymbol{\xi}</math><ref> <math>\because \mathit{\Phi}(0) = I</math><br /> </ref>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:5.4:end--> <!-- ex:117:start--> <div id="ex:117"> <strong>例117</strong><math>\quad</math> {{制御と振動の数学/equation\|<math>A = \begin{pmatrix} 0 & -1 \\ 1 & 0 \end{pmatrix}</math>}} のとき， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\det (sI-A) = s^2 + 1</math><ref> <math>\because sI - A = \begin{pmatrix} s & 1 \\ -1 & s \end{pmatrix}</math> </ref>}} したがって， {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_0(s) = 1</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_1(s) = s</math><ref> <math>p(s) = s^2 + a_1s + a_2</math> において，この場合は <math>a_1 = 0, \ \ a_2 = 1</math>．<br /> 漸化式の初期値より <math>p_0(s) = 1, \ \ p_1(s) = sp_0(s) + a_1 = s + 0 = s</math>．<br /> </ref>}} よって， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(sI - A)^{-1} = \frac{1}{s^2+1}A + \frac{s}{s^2+1}I \sqsubset A\sin t + I\cos t</math>}} となり，[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/例題による考察/(sI-A)^-1の計算\|以前の結果]]（元々の問題は[[制御と振動の数学/第一類/連立微分方程式の解法/例題による考察/同次微分方程式#ex:104\|例 104]]）と一致する． <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:117:end--> <references /> <!-- ex:118:start--> <div id="ex:118"> <strong>例118</strong><math>\quad</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:118:end--> {{制御と振動の数学/equation\|<math>A=\begin{pmatrix} 0 & 0 & 1 \\ 0 & 1 & 1 \\ 1 & 0 & 0 \end{pmatrix}</math>}} のとき， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\det(sI-A) = (s-1)^2(s+1) = s^3-s^2-s+1</math><ref> :<math>sI-A = \begin{pmatrix} s & 0 & -1 \\ 0 & s-1 & -1 \\ -1 & 0 & s \end{pmatrix}</math><br /> より，第一列を縦にみて<br /> :<math>\det(sI-A) = s\ \det\begin{pmatrix} s-1 & -1 \\ 0 & s \end{pmatrix} - 0 \cdot \det\begin{pmatrix} 0 & -1 \\ 0 & s \end{pmatrix} + (-1)\det\begin{pmatrix} 0 & -1 \\ s-1 & -1 \end{pmatrix}</math><br /> <math> = s^2(s-1)-(s-1) = (s+1)(s-1)^2</math><br /> </ref>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_0(s) = 1</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_1(s) = s-1</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>p_2(s) = s^2-s-1</math><ref> <math>p(s) = s^3 + a_1s^2 + a_2s + a_3</math> において，この場合は <math>a_1 = -1, \ \ a_2 = -1</math>．<br /> <math>p_0(s) = 1, \ \ p_1(s) = sp_0 + a_1 = s - 1</math><br /> <math>p_2(s) = sp_1 + a_2 = s^2 - s - 1</math><br /> </ref>}} であるから， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(sI-A)^{-1} = \frac{A^2+(s-1)A + (s^2-s-1)I}{(s-1)^2(s+1)}</math>}} ところで， {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{1}{(s-1)^2(s+1)} \sqsubset \alpha_0(t) = \frac{1}{4}\left\{e^{-t}-(1-2t)e^t\right\}</math><ref><math>\frac{1}{(s-1)^2(s+1)} = \frac{-\frac{1}{4}}{s-1} + \frac{\frac{1}{2}}{(s-1)^2} + \frac{\frac{1}{4}}{s+1}</math><br /> よってその原像は <math>\frac{1}{4}\left\{e^{-t} - e^t + 2te^t\right\}</math><br /> </ref>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{s-1}{(s-1)^2(s+1)}\sqsubset \alpha_1(t) = \frac{1}{2}\left(e^t-e^{-t}\right)</math><ref> <math>\frac{s-1}{(s-1)^2(s+1)}=\frac{1}{(s-1)(s+1)}=\frac{\frac{1}{2}}{s-1}+\frac{-\frac{1}{2}}{s+1}</math><br /> よってその原像は <math>\frac{1}{2}\left(e^t-e^{-t}\right)</math><br /> </ref>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>\frac{s^2-s-1}{(s-1)^2(s+1)}\sqsubset \alpha_2(t) = \frac{1}{4}\left\{e^{-t}+(3-2t)e^t\right\}</math><ref> <math>\frac{s^2-s-1}{(s-1)^2(s+1)} = \frac{\frac{3}{4}}{s-1} + \frac{-\frac{1}{2}}{(s-1)^2}+\frac{\frac{1}{4}}{s+1}</math><br /> よってその原像は <math>\frac{1}{4}\left\{e^{-t} + 3e^t - 2te^t\right\}</math><br /> </ref>}} よって， {{制御と振動の数学/equation\|<math>(I-A)^{-1} \sqsubset \alpha_0(t)A^2 + \alpha_1(t)A + \alpha_2(t)I</math>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>=\frac{1}{4}\left\{[e^{-t}+(-1+2t)e^t]\begin{pmatrix}1&0&0\\1&1&1\\0&0&1\end{pmatrix}+[-2e^{-t}+2e^t]\begin{pmatrix}0&0&1\\0&1&1\\1&0&0\end{pmatrix}+[e^{-t}+(3-2t)e^t]\begin{pmatrix}1&0&0\\0&1&0\\0&0&1\end{pmatrix}\right\}</math><ref> :<math>A^2 = \begin{pmatrix}0&0&1\\0&1&1\\1&0&0\end{pmatrix}^2 = \begin{pmatrix}1&0&0\\1&1&1\\0&0&1\end{pmatrix}</math><br /> </ref>}} {{制御と振動の数学/equation\|<math>=\frac{1}{4}\left\{e^{-t}\begin{pmatrix}2&0&-2\\1&0&-1\\-2&0&2\end{pmatrix}+e^t\begin{pmatrix}2&0&2\\-1+2t&4&1+2t\\2&0&2\end{pmatrix}\right\}</math>}} <references /> [[カテゴリ:微分方程式]]	null	2022-11-23T12:10:29Z	[ "テンプレート:制御と振動の数学/equation" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/%E9%80%A3%E7%AB%8B%E5%BE%AE%E5%88%86%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%B3%95/(sI-A)%5E-1%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%83%8F/dxdt%3DAx_%E3%81%AE%E8%A7%A3
27,830	中学受験参考書/中学校別対策/海城中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海城中 1891年に海軍予備校として創立。かつての「東大スパルタ受験校」などというイメージは一新。グローバル人材の育成を目標としている。場合の数などは頻出。海城中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海城中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1891年に海軍予備校として創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "かつての「東大スパルタ受験校」などというイメージは一新。グローバル人材の育成を目標としている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "場合の数などは頻出。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "海城中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海城中沿革 1891年に海軍予備校として創立。特徴かつての「東大スパルタ受験校」などというイメージは一新。グローバル人材の育成を目標としている。	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''海城中'''は東京都新宿区にある私立の男子中高一貫校である。沿革 1891年に海軍予備校として創立。特徴かつての「東大スパルタ受験校」などというイメージは一新。グローバル人材の育成を目標としている。 == 算数 == 場合の数などは頻出。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 関連ページ == [https://www.kaijo.ed.jp/ 海城中オフィシャルサイト] {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/かいしようちゆう}}	null	2020-04-24T13:47:09Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E6%B5%B7%E5%9F%8E%E4%B8%AD
27,833	PHP/データベースとの連動	PHPは、Webアプリケーションを開発する上で欠かせないデータベースの扱いに非常に優れたプログラミング言語です。本章では、PHPと様々なRDBMSを連携させる方法について解説します。 PHPは、複数のRDBMSと連携することができます。そのための方法として、ベンダー固有モジュールと抽象化レイヤーの2つが存在します。ベンダー固有モジュールは、ベンダーが提供する機能やデータ構造を直接PHPにマッピングすることで、RDBMSの機能を十分に活用できるという特徴があります。ただし、この方法では特定のRDBMSに依存してしまうため、別のRDBMSに移行する場合に手間がかかる可能性があります。一方、抽象化レイヤーにはDBA、ODBC、PDOの3種類があります。これらは、RDBMSの共通機能を抽出し、機能やデータ構造を抽象化することで、移行時の手直しを最小限に抑えることができます。さらに、新しいRDBMSに対しても容易に対応できるというメリットがあります。 SQLiteは、データベースエンジンであり、サーバーを必要とせずに利用できます。また、PHPとの相互運用性が高いため、広く利用されています。本書では、PHPとSQLiteを連携させる方法について説明します。なお、PHP5.4以降のバージョンには、SQLiteへのインタフェースが標準で付属しています。 SQLiteは、学習用途に適しており、以下のような特徴を持っています。 PHPは、SQLite3クラスでSQLite をサポートしています。次のコードは、SQLite3クラスを使用して仮想メモリ上にSQLite3データベースを作成し、そのデータベースにテーブルを作成し、データを挿入し、そのデータを取得して表示するものです。 PDO(PHP Data Objects)は、PHPの標準的なデータベースアクセスレイヤーであり、データベースサーバーに対して安全な、拡張性のある接続を提供します。 PDOは、MySQL、PostgreSQL、SQLite、Microsoft SQL Serverなどの主要なデータベースサーバーと互換性があります。 PDOは、オブジェクト指向のAPIを提供します(手続き指向のAPIはありません)。次のコードは、PHPのPDO(PHP Data Objects)を使用してSQLiteデータベースを操作する方法を示しています。具体的には、都道府県のコードと名前をSQLiteデータベースに格納し、格納されたデータを表示するためのものです。同内容で、HTMLに出力してみましょう。 PHPとMySQLを連携するには、MySQLのインストールとセットアップが必要です。 MySQLiは、PHPからMySQLデータベースにアクセスするための拡張モジュールです。MySQLiは、以前のMySQLに比べて、より高度なセキュリティ機能、トランザクションサポート、ストアドプロシージャのサポート、エラー処理機能などを提供しています。MySQLiは、MySQL 4.1以上で提供される機能を利用できるようにするために開発されました。 MySQLiは、PHP本体とは別にインストールする必要があるため、オペレーティングシステムやディストリビューションのパッケージ管理システムでパッケージの検索・インストールを行った後にセットアップを行います。 MySQLiには、オブジェクト指向のAPIと手続き指向のAPIの2つのAPIがあります。オブジェクト指向のAPIは、MySQLiオブジェクトを使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。一方、手続き指向のAPIは、MySQLi関数を使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。どちらのAPIを使用するかは、開発者の好みやプロジェクトのニーズに応じて決定されます。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "PHPは、Webアプリケーションを開発する上で欠かせないデータベースの扱いに非常に優れたプログラミング言語です。本章では、PHPと様々なRDBMSを連携させる方法について解説します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "PHPは、複数のRDBMSと連携することができます。そのための方法として、ベンダー固有モジュールと抽象化レイヤーの2つが存在します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ベンダー固有モジュールは、ベンダーが提供する機能やデータ構造を直接PHPにマッピングすることで、RDBMSの機能を十分に活用できるという特徴があります。ただし、この方法では特定のRDBMSに依存してしまうため、別のRDBMSに移行する場合に手間がかかる可能性があります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "一方、抽象化レイヤーにはDBA、ODBC、PDOの3種類があります。これらは、RDBMSの共通機能を抽出し、機能やデータ構造を抽象化することで、移行時の手直しを最小限に抑えることができます。さらに、新しいRDBMSに対しても容易に対応できるというメリットがあります。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "SQLiteは、データベースエンジンであり、サーバーを必要とせずに利用できます。また、PHPとの相互運用性が高いため、広く利用されています。本書では、PHPとSQLiteを連携させる方法について説明します。なお、PHP5.4以降のバージョンには、SQLiteへのインタフェースが標準で付属しています。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "SQLiteは、学習用途に適しており、以下のような特徴を持っています。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "PHPは、SQLite3クラスでSQLite をサポートしています。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "次のコードは、SQLite3クラスを使用して仮想メモリ上にSQLite3データベースを作成し、そのデータベースにテーブルを作成し、データを挿入し、そのデータを取得して表示するものです。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "PDO(PHP Data Objects)は、PHPの標準的なデータベースアクセスレイヤーであり、データベースサーバーに対して安全な、拡張性のある接続を提供します。 PDOは、MySQL、PostgreSQL、SQLite、Microsoft SQL Serverなどの主要なデータベースサーバーと互換性があります。 PDOは、オブジェクト指向のAPIを提供します(手続き指向のAPIはありません)。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "次のコードは、PHPのPDO(PHP Data Objects)を使用してSQLiteデータベースを操作する方法を示しています。具体的には、都道府県のコードと名前をSQLiteデータベースに格納し、格納されたデータを表示するためのものです。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "同内容で、HTMLに出力してみましょう。", "title": "SQLite" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "PHPとMySQLを連携するには、MySQLのインストールとセットアップが必要です。", "title": "MySQL" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "MySQLiは、PHPからMySQLデータベースにアクセスするための拡張モジュールです。MySQLiは、以前のMySQLに比べて、より高度なセキュリティ機能、トランザクションサポート、ストアドプロシージャのサポート、エラー処理機能などを提供しています。MySQLiは、MySQL 4.1以上で提供される機能を利用できるようにするために開発されました。", "title": "MySQL" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "MySQLiは、PHP本体とは別にインストールする必要があるため、オペレーティングシステムやディストリビューションのパッケージ管理システムでパッケージの検索・インストールを行った後にセットアップを行います。", "title": "MySQL" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "MySQLiには、オブジェクト指向のAPIと手続き指向のAPIの2つのAPIがあります。オブジェクト指向のAPIは、MySQLiオブジェクトを使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。一方、手続き指向のAPIは、MySQLi関数を使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。どちらのAPIを使用するかは、開発者の好みやプロジェクトのニーズに応じて決定されます。", "title": "MySQL" } ]	PHPは、Webアプリケーションを開発する上で欠かせないデータベースの扱いに非常に優れたプログラミング言語です。本章では、PHPと様々なRDBMSを連携させる方法について解説します。 PHPは、複数のRDBMSと連携することができます。そのための方法として、ベンダー固有モジュールと抽象化レイヤーの２つが存在します。ベンダー固有モジュールは、ベンダーが提供する機能やデータ構造を直接PHPにマッピングすることで、RDBMSの機能を十分に活用できるという特徴があります。ただし、この方法では特定のRDBMSに依存してしまうため、別のRDBMSに移行する場合に手間がかかる可能性があります。一方、抽象化レイヤーにはDBA、ODBC、PDOの３種類があります。これらは、RDBMSの共通機能を抽出し、機能やデータ構造を抽象化することで、移行時の手直しを最小限に抑えることができます。さらに、新しいRDBMSに対しても容易に対応できるというメリットがあります。	<includeonly> = PHPとデータベースとの連動 = </includeonly> PHPは、Webアプリケーションを開発する上で欠かせないデータベースの扱いに非常に優れたプログラミング言語です。本章では、PHPと様々な[[W:関係データベース管理システム\|RDBMS]]を連携させる方法について解説します。 PHPは、複数のRDBMSと連携することができます。そのための方法として、ベンダー固有モジュールと抽象化レイヤーの２つが存在します。ベンダー固有モジュールは、ベンダーが提供する機能やデータ構造を直接PHPにマッピングすることで、RDBMSの機能を十分に活用できるという特徴があります。ただし、この方法では特定のRDBMSに依存してしまうため、別のRDBMSに移行する場合に手間がかかる可能性があります。一方、抽象化レイヤーにはDBA、ODBC、PDOの３種類があります。これらは、RDBMSの共通機能を抽出し、機能やデータ構造を抽象化することで、移行時の手直しを最小限に抑えることができます。さらに、新しいRDBMSに対しても容易に対応できるというメリットがあります。 == SQLite == SQLiteは、データベースエンジンであり、サーバーを必要とせずに利用できます。また、PHPとの相互運用性が高いため、広く利用されています。本書では、PHPとSQLiteを連携させる方法について説明します。なお、PHP5.4以降のバージョンには、SQLiteへのインタフェースが標準で付属しています。 SQLiteは、学習用途に適しており、以下のような特徴を持っています。 * MySQLのようなサーバークライアントモデルを採用していないため、アプリケーションプログラムにライブラリとしてリンクされます。 * MySQLのように、サーバーのセットアップが不要であり、ポートの開放や認証情報のセットアップ、パーミッションの整合性の維持などの手間が省けます。 * SQLiteは弱い型付けであり、MySQLのように強い型付けではありませんが、個々のフィールドに制約をかけることは可能です。 * sqlite3は、SQLite3のデータベースの保守管理を行うコマンドラインインターフェースであり、アプリケーションプログラムがリンクされるわけではありません。また、sqlite3自身も、SQLite3がリンクされたアプリケーションプログラムの一部と見なすことができます。 {{Main\|SQLite}} === ベンダー固有モジュール　=== ==== SQLite3 ==== PHPは、SQLite3クラスでSQLite をサポートしています。次のコードは、SQLite3クラスを使用して仮想メモリ上にSQLite3データベースを作成し、そのデータベースにテーブルを作成し、データを挿入し、そのデータを取得して表示するものです。 ;[https://paiza.io/projects/HDr1FhD_JfxNf2kq7hYO9w?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php> <?php // SQLite3クラスを使用したデータベースハンドリング header("Content-Type: text/plain"); $prefs = [ [01, "北海道", "Hokkaido"], [02, "青森県", "Aomori"], [03, "岩手県", "Iwate"], ]; $db = new SQLite3(":memory:"); $db->exec( "CREATE TABLE 都道府県コード一覧表 (都道府県コード INTEGER, 都道府県 STRING, prefectures STRING)" ); try { $db->enableExceptions(true); $insert = $db->prepare( "INSERT INTO 都道府県コード一覧表 VALUES (:n,:ja,:en)" ); foreach ($prefs as $pref) { $insert->bindParam(":n", $pref[0]); $insert->bindParam(":ja", $pref[1]); $insert->bindParam(":en", $pref[2]); $insert->execute(); } } catch (Exception $e) { echo sprintf("%s(%d): %s", $e->getFile(), $e->getLine(), $e->getMessage()), PHP_EOL; } $insert = null; $query = "SELECT * FROM 都道府県コード一覧表;"; echo "$query", PHP_EOL; $result = $db->query($query); while ($assoc = $result->fetchArray(SQLITE3_ASSOC)) { array_walk($assoc, function (&$v, $k) { $v = "$k:$v"; }); $v = null; echo implode(",", $assoc), PHP_EOL; } echo PHP_EOL; </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> SELECT * FROM 都道府県コード一覧表; 都道府県コード:1, 都道府県:北海道, prefectures:Hokkaido 都道府県コード:2, 都道府県:青森県, prefectures:Aomori 都道府県コード:3, 都道府県:岩手県, prefectures:Iwate </syntaxhighlight> # <code>$prefs</code>という都道府県の配列を定義します。それぞれの都道府県は、都道府県コード、日本語名、英語名の3つの要素を持っています。 # <code>new SQLite3(":memory:")</code>という記述により、仮想メモリ上にSQLite3データベースを作成します。 # <code>$db->exec()</code>メソッドを使用して、上記のデータベース内に<code>都道府県コード一覧表</code>というテーブルを作成します。このテーブルは、都道府県コード、日本語名、英語名の3つのカラムを持っています。 # <code>try-catch</code>文を使用して、例外処理を有効にします。これにより、後続の処理で発生した例外をキャッチし、エラーメッセージを出力することができます。 # <code>$db->prepare()</code>メソッドを使用して、INSERT文を準備します。ここで、<code>:n</code>、<code>:ja</code>、<code>:en</code>というプレースホルダを使用しています。プレースホルダは、後続の<code>bindParam()</code>メソッドで値をバインドすることができます。 # <code>foreach</code>文を使用して、<code>$prefs</code>配列の要素を1つずつ取り出し、<code>bindParam()</code>メソッドを使用して、プレースホルダに値をバインドします。そして、<code>execute()</code>メソッドを使用して、SQL文を実行してテーブルにデータを挿入します。 # <code>$query</code>という文字列変数に、<code>SELECT * FROM 都道府県コード一覧表;</code>というSQL文を格納します。 # <code>$db->query()</code>メソッドを使用して、上記のSQL文を実行し、その結果を<code>$result</code>変数に格納します。 # <code>while</code>ループを使用して、<code>$result</code>から1行ずつデータを取り出し、<code>$assoc</code>変数に連想配列形式で格納します。その後、<code>array_walk()</code>関数を使用して、各要素の値の前にキーを付加します。 # <code>implode()</code>関数を使用して、連想配列をカンマ区切りの文字列に変換し、それを表示します。最後に、改行文字を出力します。 :機能的には不足はないのですが、次に示すPDOバージョンの方が、それを元に他のRDBMSにも対応できるので、より汎用的です。 :SQLite3クラスとPDOを比較してみてください。 === 抽象化レイヤー === ==== PDO ==== PDO（PHP Data Objects）は、PHPの標準的なデータベースアクセスレイヤーであり、データベースサーバーに対して安全な、拡張性のある接続を提供します。 PDOは、MySQL、PostgreSQL、SQLite、Microsoft SQL Serverなどの主要なデータベースサーバーと互換性があります。 PDOは、オブジェクト指向のAPIを提供します（手続き指向のAPIはありません）。 ;PDOのインストール :PDOは、PHP 5.1以降で標準的にインストールされています。ただし、PDOを使用するには、適切なデータベースドライバーがインストールされている必要があります。たとえば、MySQLを使用する場合は、mysqlドライバーが必要です。通常、これらのドライバーはPHP拡張機能として提供されています。次のコードは、PHPのPDO（PHP Data Objects）を使用してSQLiteデータベースを操作する方法を示しています。具体的には、都道府県のコードと名前をSQLiteデータベースに格納し、格納されたデータを表示するためのものです。 ;[https://paiza.io/projects/0iXYFiinoEGs30obRgKgDA?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php line> <?php // PDOを使用したデータベースハンドリング header('Content-Type: text/plain'); $prefs = [ [01, "北海道", "Hokkaido"], [02, "青森県", "Aomori"], [03, "岩手県", "Iwate"], ]; $db = new PDO("sqlite::memory:"); $db->exec( "CREATE TABLE 都道府県コード一覧表 (都道府県コード INTEGER, 都道府県 STRING, prefectures STRING)" ); $insert = $db->prepare("INSERT INTO 都道府県コード一覧表 VALUES (:n,:ja,:en)"); $db->beginTransaction(); try { foreach ($prefs as $pref) { $insert->bindParam(":n", $pref[0]); $insert->bindParam(":ja", $pref[1]); $insert->bindParam(":en", $pref[2]); $insert->execute(); } $db->commit(); } catch (PDOException $e) { echo $e; $db->rollback(); throw $e; } $insert = null; foreach ( $db->query("SELECT * FROM 都道府県コード一覧表")->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC) as $assoc ) { echo implode( ", ", array_map( fn($k, $v) => "$k:$v", array_keys($assoc), array_values($assoc) ) ); echo PHP_EOL; } ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 都道府県コード:1, 都道府県:北海道, prefectures:Hokkaido 都道府県コード:2, 都道府県:青森県, prefectures:Aomori 都道府県コード:3, 都道府県:岩手県, prefectures:Iwate </syntaxhighlight> # <code>$prefs</code> という配列を作成して、都道府県コード、日本語名、英語名の3つの要素を持つ都道府県のリストを格納しています。 # <code>$db</code> というPDOインスタンスを作成して、<code>sqlite::memory:</code> を引数に渡すことで、メモリ上にSQLiteデータベースを作成します。 # <code>$db->exec()</code> メソッドを使用して、<code>CREATE TABLE</code> ステートメントを実行して、都道府県情報を格納するためのテーブルを作成します。 # <code>$insert</code> というPDOステートメントを作成して、<code>INSERT INTO</code> ステートメントを準備します。このステートメントは、都道府県情報をテーブルに挿入するために使用されます。 # <code>$db->beginTransaction()</code> メソッドを呼び出して、トランザクションを開始します。 # <code>foreach</code> ループを使用して、配列 <code>$prefs</code> の各要素を順に取り出し、<code>$insert</code> ステートメントを実行します。これにより、都道府県情報がテーブルに挿入されます。 # <code>$db->commit()</code> メソッドを呼び出して、トランザクションをコミットして、変更を確定します。もしエラーが発生した場合は、<code>$db->rollback()</code> メソッドを呼び出して、トランザクションをロールバックします。 # <code>$insert</code> ステートメントを null に設定して、PDOステートメントを解放します。 # <code>foreach</code> ループを使用して、<code>SELECT</code> ステートメントを実行して、テーブルに格納された都道府県情報を取得します。取得した情報は、<code>PDO::FETCH_ASSOC</code> モードで連想配列に変換されます。 # <code>array_map()</code> 関数を使用して、各連想配列の要素について、キーと値をペアにした文字列を生成します。 # <code>implode()</code> 関数を使用して、各連想配列の要素をカンマで区切って、１行に表示します。<code>PHP_EOL</code> 定数を使用して、各行の最後に改行を追加します。 : PDOを使い抽象化することで、SQLiteとMySQLの違いを吸収しています。 : queryメソッドではなく、prepareメソッドを使っているのは名前付きプレースホルダーを使いたかったためで、これはSQLインジェクションへの配慮です。 === ウェブレンダリング === 同内容で、HTMLに出力してみましょう。 ;[https://paiza.io/projects/3QpLRKaAvWbFQHzJqi859g?language=php 例]:<syntaxhighlight lang=php line> <?php // PDOを使用したデータベースハンドリング // phpinfo(); declare(strict_types=1); header('Content-Type: text/html'); $prefs = [ [01, "北海道", "Hokkaido"], [02, "青森県", "Aomori"], [03, "岩手県", "Iwate"], ]; $db = new PDO("sqlite::memory:"); $db->exec( "CREATE TABLE 都道府県コード一覧表 (都道府県コード INTEGER, 都道府県 STRING, prefectures STRING)" ); $insert = $db->prepare("INSERT INTO 都道府県コード一覧表 VALUES (:n,:ja,:en)"); $db->beginTransaction(); try { foreach ($prefs as $pref) { $insert->bindParam(":n", $pref[0]); $insert->bindParam(":ja", $pref[1]); $insert->bindParam(":en", $pref[2]); $insert->execute(); } $db->commit(); } catch (PDOException $e) { echo $e; $db->rollback(); throw $e; } $insert = null; ?> <table class=wikitable> <caption>都道府県コード一覧表</caption> <tr><?php foreach ($db->query("PRAGMA table_info('都道府県コード一覧表')")->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC) as $assoc) : ?><th><?= $assoc['name'] ?><?php endforeach ?></tr> <?php foreach ($db->query("SELECT * FROM 都道府県コード一覧表")->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC) as $assoc) : ?> <tr><?php foreach (array_values($assoc) as $value) { ?><td><?= $value ?><?php } ?></tr> <?php endforeach ?> </table> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=html5> <table class=wikitable> <caption>都道府県コード一覧表</caption> <tr><th>都道府県コード<th>都道府県<th>prefectures</tr> <tr><td>1<td>北海道<td>Hokkaido</tr> <tr><td>2<td>青森県<td>Aomori</tr> <tr><td>3<td>岩手県<td>Iwate</tr> </table> </syntaxhighlight> ;レンダリング結果 <dd> <table class=wikitable> <caption>都道府県コード一覧表</caption> <tr><th>都道府県コード<th>都道府県<th>prefectures</tr> <tr><td>1<td>北海道<td>Hokkaido</tr> <tr><td>2<td>青森県<td>Aomori</tr> <tr><td>3<td>岩手県<td>Iwate</tr> </table> </dd> :この例では、見出し語をそのままテーブルのフィールド名にしているのでスキーマーの情報をそのままレンダリングに使っていますが、フィールド名を英数字に限定している場合は、フィールド名⇒見出し語のテーブルを作り、その情報でイテレーションすると良いでしょう。 == MySQL == PHPとMySQLを連携するには、MySQLのインストールとセットアップが必要です。 {{Main\|[[CGI]]\|[[MySQL]]}} === ベンダー固有モジュール === ==== MySQLi ==== MySQLiは、PHPからMySQLデータベースにアクセスするための拡張モジュールです。MySQLiは、以前のMySQLに比べて、より高度なセキュリティ機能、トランザクションサポート、ストアドプロシージャのサポート、エラー処理機能などを提供しています。MySQLiは、MySQL 4.1以上で提供される機能を利用できるようにするために開発されました。 MySQLiは、PHP本体とは別にインストールする必要があるため、オペレーティングシステムやディストリビューションのパッケージ管理システムでパッケージの検索・インストールを行った後にセットアップを行います。 MySQLiには、オブジェクト指向のAPIと手続き指向のAPIの2つのAPIがあります。オブジェクト指向のAPIは、MySQLiオブジェクトを使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。一方、手続き指向のAPIは、MySQLi関数を使用してデータベースにアクセスするための方法を提供します。どちらのAPIを使用するかは、開発者の好みやプロジェクトのニーズに応じて決定されます。 ===== MySQLデータベースからデータを取得して表示（オブジェクト指向） ===== ;例:<syntaxhighlight lang=php> <?php $mysqli = new mysqli("localhost", "root", "", "testmysql"); foreach ( $mysqli->query("SELECT * FROM testTable")->fetch_array(MYSQLI_ASSOC) as $key => $value ) { echo "$key:$value", PHP_EOL; } $mysqli->close(); $mysqli = null; ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 原子番号:1 元素名:Hydrogen 元素記号:H </syntaxhighlight> : このPHPコードは、MySQLデータベースからデータを取得して、取得したデータをキーと値の形式で表示するものです。 :まず、mysqliオブジェクトを作成し、"localhost"というホスト名、"root"というユーザ名、""というパスワード、そして"testmysql"というデータベース名でMySQLデータベースに接続しています。 :次に、query()メソッドを使用して、"SELECT * FROM testTable"というSQL文を実行し、その結果をfetch_array()メソッドで取得しています。fetch_array()メソッドは、取得したデータを配列で返します。また、MYSQLI_ASSOCを引数として渡すことで、連想配列として取得できます。 :その後、foreachループを使用して、取得した連想配列の各要素を順番に取り出し、キーと値を表示しています。最後に、mysqliオブジェクトをclose()メソッドでクローズし、nullを代入してメモリリークを防止しています。 ;全レコードの読取り:<syntaxhighlight lang=php> <?php $mysqli = new mysqli("localhost", "root", "", "testmysql"); foreach ( $mysqli->query("SELECT * FROM testTable")->fetch_all(MYSQLI_ASSOC) as $assoc ) { foreach ($assoc as $key => $value) { echo "$key:$value", PHP_EOL; } } $mysqli->close(); $mysqli = null; ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 原子番号:1 元素名:Hydrogen 元素記号:H 原子番号:2 元素名:Helium 元素記号: </syntaxhighlight> ===== MySQLデータベースからデータを取得して表示（手続き指向） ===== ;例:<syntaxhighlight lang=php> <?php $connect = mysqli_connect("localhost", "root", "", "testmysql"); $result = mysqli_query($connect, "SELECT * FROM testTable"); foreach (mysqli_fetch_array($result, MYSQLI_ASSOC) as $key => $value) { echo "$key:$value", PHP_EOL; } ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 原子番号:1 元素名:Hydrogen 元素記号:H </syntaxhighlight> : オブジェクト指向版に比べて、手続き指向版のほうがメソッドチェインを使えない関係で中間変数が増えコードが長くなる傾向にあります。 ;全レコードの読取り:<syntaxhighlight lang=php> <?php $connect = mysqli_connect("localhost", "root", "", "testmysql"); $result = mysqli_query($connect, "SELECT * FROM testTable"); foreach (mysqli_fetch_all($result, MYSQLI_ASSOC) as $assoc) { foreach ($assoc as $key => $value) { echo "$key:$value", PHP_EOL; } } ?> </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 原子番号:1 元素名:Hydrogen 元素記号:H 原子番号:2 元素名:Helium 元素記号: </syntaxhighlight> === 抽象化レイヤー === ==== PDO ==== ;例:<syntaxhighlight lang=php> <?php $pdo = new PDO( "mysql:host=localhost;dbname=testmysql;charset=utf8", "root", "" ); foreach ( $pdo->query("SELECT * FROM testTable")->fetchAll(PDO::FETCH_ASSOC) as $assoc ) { foreach ($assoc as $key => $value) { echo "$key:$value", PHP_EOL; } } </syntaxhighlight> ;実行結果:<syntaxhighlight lang=text> 原子番号:1 元素名:Hydrogen 元素記号:H 原子番号:2 元素名:Helium 元素記号: </syntaxhighlight> : ベンダー固有モジュール版のMySQLiには、手続き指向版のAPIがありましたが、PDOにはオブジェクト指向版しかありません。 {{コラム\|PHPの手続き指向APIとオブジェクト指向APIの比較\|2=PHPには手続き指向APIとオブジェクト指向APIの両方があります。手続き指向APIは、関数と手続きの集合で構成され、一般的にグローバルスコープで使用されます。一方、オブジェクト指向APIは、クラスとオブジェクトの概念に基づいて構築され、複数のインスタンスを持つことができます。以下は、手続き指向APIとオブジェクト指向APIの主な比較です。 ;再利用性 :オブジェクト指向APIは再利用性が高いです。同じクラスの複数のインスタンスを作成できます。 :一方、手続き指向APIは再利用性が低く、同じコードを複数回書く必要がある場合があります。 ;可読性 :オブジェクト指向APIは通常、より読みやすく、理解しやすいコードを生成します。クラスとメソッドの名前は意味を持ち、コードの構造は明確であるため、開発者がコードをより迅速に理解できます。 :一方、手続き指向APIは、複数のグローバル関数を組み合わせた複雑なコードを生成することがあり、可読性が低い場合があります。 ;拡張性 :オブジェクト指向APIは、クラスを継承して新しいクラスを作成することができ、継承、多重継承、ポリモーフィズムなどの機能があります。これにより、コードをより簡単に拡張できます。 :一方、手続き指向APIは、コードを機能ごとに分割して再利用することができますが、新しい関数を作成するためには手順を実行する必要がある場合があり、拡張性が低い場合があります。 ;メンテナンス性 :オブジェクト指向APIは、変更を加える場合にも影響を受けないコードの部分が多く、メンテナンス性が高いと言えます。 :一方、手続き指向APIは、グローバル変数を多用するため、変更によって予期しないエラーが発生する場合があります。総じて、オブジェクト指向APIは、手続き指向APIよりも優れた開発体験を提供することができます。一方、手続き指向APIは、過去に書かれたコードの保守・改造を中心に今後も利用され続けるでしょう。 }} [[カテゴリ:PHP]] [[カテゴリ:データベース]]	2020-04-25T02:01:51Z	2024-03-03T11:06:57Z	[ "テンプレート:Main", "テンプレート:コラム" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/PHP/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%80%A3%E5%8B%95
27,835	中学受験参考書/中学校別対策/麻布中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/麻布中麻布中は、東京都港区にある私立中高一貫校で、男子校である。 1895年設立。初代校長は鳥羽伏見の戦いでも戦った江原素六。速さや濃度は頻出。知識を問う問題より、その場で考える問題が多く出題されている。記述問題も出題されている。麻布中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/麻布中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "麻布中は、東京都港区にある私立中高一貫校で、男子校である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1895年設立。初代校長は鳥羽伏見の戦いでも戦った江原素六。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "速さや濃度は頻出。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "知識を問う問題より、その場で考える問題が多く出題されている。", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "記述問題も出題されている。", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "麻布中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/麻布中麻布中は、東京都港区にある私立中高一貫校で、男子校である。沿革 1895年設立。初代校長は鳥羽伏見の戦いでも戦った江原素六。特徴	{{Substub}} {{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} 麻布中は、東京都港区にある私立中高一貫校で、男子校である。沿革 1895年設立。初代校長は鳥羽伏見の戦いでも戦った[[w:江原素六\|江原素六]]。特徴 <!-- 執筆方針は [[トーク:中学受験参考書]] にあります。 --> == 算数 == 速さや濃度は頻出。 == 国語 == == 理科 == 知識を問う問題より、その場で考える問題が多く出題されている。 == 社会 == 記述問題も出題されている。 == 関連ページ == [https://www.azabu-jh.ed.jp/prospective/ 麻布中オフィシャルサイト] [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/あさふちゆう}}	null	2020-08-22T04:55:34Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E9%BA%BB%E5%B8%83%E4%B8%AD
27,837	中学受験参考書/中学校別対策/神戸女学院中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/神戸女学院中神戸女学院中は、兵庫県神戸市にあるプロテスタントの私立中高一貫校で、女子高である。 1873年、キリスト教の禁止が撤廃されて間もなく、はじまってすぐに、アメリカから女性宣教師イライザ・タルカットとジュリア・ダッドレーが来日し、グリーンら神戸の宣教師団の支援のもと、開校した。週5日制。立体図形(直方体と立方体)は頻出。神戸女学院中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/神戸女学院中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "神戸女学院中は、兵庫県神戸市にあるプロテスタントの私立中高一貫校で、女子高である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "1873年、キリスト教の禁止が撤廃されて間もなく、はじまってすぐに、アメリカから女性宣教師イライザ・タルカットとジュリア・ダッドレーが来日し、グリーンら神戸の宣教師団の支援のもと、開校した。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "週5日制。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "立体図形(直方体と立方体)は頻出。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "神戸女学院中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/神戸女学院中神戸女学院中は、兵庫県神戸市にあるプロテスタントの私立中高一貫校で、女子高である。沿革 1873年、キリスト教の禁止が撤廃されて間もなく、はじまってすぐに、アメリカから女性宣教師イライザ・タルカットとジュリア・ダッドレーが来日し、グリーンら神戸の宣教師団の支援のもと、開校した。特徴週5日制。	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} 神戸女学院中は、兵庫県神戸市にあるプロテスタントの私立中高一貫校で、女子高である。沿革 1873年、キリスト教の禁止が撤廃されて間もなく、はじまってすぐに、アメリカから女性宣教師イライザ・タルカットとジュリア・ダッドレーが来日し、グリーンら神戸の宣教師団の支援のもと、開校した。特徴週5日制。 <!-- 執筆方針は [[トーク:中学受験参考書]] にあります。 --> == 算数 == 立体図形(直方体と立方体)は頻出。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == {{Substub}} == 関連ページ == [http://www.kobejogakuin-h.ed.jp/ 神戸女学院中オフィシャルサイト] [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/こうへしよしかくいんちゆう}}	null	2020-04-25T07:15:46Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E9%99%A2%E4%B8%AD
27,838	ウィキペディアの書き方/中級編	大学の教科書自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学量子力学 - 化学; 無機化学有機化学 - 生物学; 植物学研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学語学: 日本語英語エスペラント朝鮮語デンマーク語ドイツ語フランス語ラテン語ルーマニア語人文科学: 歴史学; 日本史中国史世界史歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽美術 - 文学; 古典文学漢詩社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育教育史情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書小学: 国語社会算数理科英語中学: 国語社会数学理科英語高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理化学地学生物 - 外国語 - 情報解説書・実用書・参考書趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム試験: 資格試験 - 入学試験その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集ここでは、入門編をマスターした方に、より高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編を読んでいない方は、先に入門編をご覧ください。中級編をよく読んで理解したら、上級編に進みましょう。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "大学の教科書自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学量子力学 - 化学; 無機化学有機化学 - 生物学; 植物学研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学語学: 日本語英語エスペラント朝鮮語デンマーク語ドイツ語フランス語ラテン語ルーマニア語人文科学: 歴史学; 日本史中国史世界史歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽美術 - 文学; 古典文学漢詩社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育教育史情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書小学: 国語社会算数理科英語中学: 国語社会数学理科英語高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理化学地学生物 - 外国語 - 情報解説書・実用書・参考書趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム試験: 資格試験 - 入学試験その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、入門編をマスターした方に、より高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編を読んでいない方は、先に入門編をご覧ください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "中級編をよく読んで理解したら、上級編に進みましょう。", "title": "目次" } ]	ここでは、入門編をマスターした方に、より高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編を読んでいない方は、先に入門編をご覧ください。	{{進捗状況}} {{蔵書一覧}} {{Ombox\|text=この文書は公式な[[w:ja:Wikipedia:方針とガイドライン\|方針やガイドライン]]ではありません。}} ここでは、[[ウィキペディアの書き方入門編\|入門編]]をマスターした方に、より高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編を読んでいない方は、先に入門編をご覧ください。 == {{int:toc}} == #[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理\|内容の整理]]{{進捗\|50%\|2020-04-25}} ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#記事の分割\|記事の分割]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#分割を行うべき場合\|分割を行うべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#分割提案\|分割提案]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#分割提案\|分割の方法]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#記事の統合\|記事の統合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#統合を行うべき場合\|統合を行うべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#統合提案\|統合提案]] ###[[ウィキペディアの書き方中級編-内容の整理#統合提案\|統合の方法]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#一部転記\|一部転記]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#一部転記を行うべき場合\|一部転記を行うべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#一部転記提案\|一部転記提案]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#一部転記の方法\|一部転記の方法]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#記事の改名\|記事の改名]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#改名を行うべき場合\|改名を行うべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#改名提案\|改名提案]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#改名提案\|改名の方法]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#過剰な内容の除去\|過剰な内容の除去]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#何が過剰な内容か\|何が過剰な内容か]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理#除去する前に\|除去する前に]] #[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック\|便利なテクニック]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#ちょっと複雑なウィキ文法\|ちょっと複雑なウィキ文法]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#特殊なリンク\|特殊なリンク]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#特殊な脚注\|特殊な脚注]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#色の使用\|色の使用]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#高度な画像テクニック\|高度な画像テクニック]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#表やグラフ\|表やグラフ]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#他の利用者にお願いする\|他の利用者にお願いする]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#各種依頼\|各種依頼]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#記事上でお願いする\|記事上でお願いする]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#ショートカット\|ショートカット]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#ショートカットとは何か\|ショートカットとは何か]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック#ショートカット一覧\|ショートカット一覧]] #[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ\|特別なページ]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#一覧記事\|一覧記事]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#一覧記事の目的\|一覧記事の目的]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#一覧記事の構成\|一覧記事の構成]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#不適切な一覧記事\|不適切な一覧記事]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#曖昧さ回避\|曖昧さ回避]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#曖昧さ回避を行うべき場合\|曖昧さ回避を行うべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#平等な曖昧さ回避\|平等な曖昧さ回避]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#特定のページを中心とする曖昧さ回避\|特定のページを中心とする曖昧さ回避]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#リダイレクト\|リダイレクト]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#リダイレクト機能とは\|リダイレクト機能とは]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#リダイレクトをすべき場合\|リダイレクトをすべき場合]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#ソフトリダイレクト\|ソフトリダイレクト]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#カテゴリ\|カテゴリ]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#カテゴリ機能とは\|カテゴリ機能とは]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#記事に合ったカテゴリ\|記事に合ったカテゴリ]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#不適切なカテゴリ\|不適切なカテゴリ]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#テンプレート\|テンプレート]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#テンプレート機能とは\|テンプレート機能とは]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#基礎情報テンプレート\|基礎情報テンプレート]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#ナビゲーションテンプレート\|ナビゲーションテンプレート]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/特別なページ#いろいろなテンプレート\|いろいろなテンプレート]] #[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門\|管理作業入門]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#管理作業をする前に\|管理作業をする前に]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#管理作業はあくまでもサブ\|管理作業はあくまでもサブ]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#方針をよく理解する\|方針をよく理解する]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#注意されたら\|注意されたら]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#荒らし対応\|荒らし対応]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#荒らしとは何か\|荒らしとは何か]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#荒らしを発見するには\|荒らしを発見するには]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#荒らしを発見したら\|荒らしを発見したら]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#管理者伝言板\|管理者伝言板]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#保護依頼\|保護依頼]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#削除関連\|削除関連]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#削除とは何か\|削除とは何か]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#即時削除\|即時削除]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#削除依頼\|削除依頼]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#復帰依頼\|復帰依頼]] ##[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#投稿ブロック関連\|投稿ブロック関連]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#投稿ブロックとは何か\|投稿ブロックとは何か]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#投稿ブロック依頼を出す前に\|投稿ブロック依頼を出す前に]] ###[[ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門#投稿ブロック依頼の提出\|投稿ブロック依頼の提出]] 中級編をよく読んで理解したら、[[ウィキペディアの書き方/上級編\|上級編]]に進みましょう。 {{stub}} {{DEFAULTSORT:ういきへていあのかきかた}} [[Category:ウィキペディアの書き方\|ちゅうきゅう00]] {{NDC\|021.4}}	null	2020-05-06T05:08:39Z	[ "テンプレート:蔵書一覧", "テンプレート:Ombox", "テンプレート:進捗", "テンプレート:Stub", "テンプレート:NDC", "テンプレート:進捗状況" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E4%B8%AD%E7%B4%9A%E7%B7%A8
27,839	ウィキペディアの書き方/上級編	大学の教科書自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学量子力学 - 化学; 無機化学有機化学 - 生物学; 植物学研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学語学: 日本語英語エスペラント朝鮮語デンマーク語ドイツ語フランス語ラテン語ルーマニア語人文科学: 歴史学; 日本史中国史世界史歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽美術 - 文学; 古典文学漢詩社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育教育史情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書小学: 国語社会算数理科英語中学: 国語社会数学理科英語高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理化学地学生物 - 外国語 - 情報解説書・実用書・参考書趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム試験: 資格試験 - 入学試験その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集ここでは、入門編と中級編をマスターした方に、さらに高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編・中級編を読んでいない方は、先に入門編・中級編をご覧ください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "大学の教科書自然科学: 数学 - 物理学; 古典力学量子力学 - 化学; 無機化学有機化学 - 生物学; 植物学研究技術 - 地球科学 - 医学; 解剖学語学: 日本語英語エスペラント朝鮮語デンマーク語ドイツ語フランス語ラテン語ルーマニア語人文科学: 歴史学; 日本史中国史世界史歴史観 - 心理学 - 哲学 - 芸術; 音楽美術 - 文学; 古典文学漢詩社会科学: 法学 - 経済学 - 地理学 - 教育学; 学校教育教育史情報技術: 情報工学; MS-DOS/PC DOS UNIX/Linux TeX/LaTeX CGI - プログラミング; BASIC C言語 C++ D言語 HTML Java JavaScript Lisp Mizar Perl PHP Python Ruby Scheme SVG 小・中・高校の教科書小学: 国語社会算数理科英語中学: 国語社会数学理科英語高校: 国語 - 地歴 - 公民 - 数学; 公式集 - 理科; 物理化学地学生物 - 外国語 - 情報解説書・実用書・参考書趣味: 料理本 - スポーツ - ゲーム試験: 資格試験 - 入学試験その他の本: 防災 - 生活と進路 - ウィキペディアの書き方 - ジョーク集", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここでは、入門編と中級編をマスターした方に、さらに高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編・中級編を読んでいない方は、先に入門編・中級編をご覧ください。", "title": "" } ]	ここでは、入門編と中級編をマスターした方に、さらに高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編・中級編を読んでいない方は、先に入門編・中級編をご覧ください。	{{進捗状況}} {{蔵書一覧}} {{Ombox\|text=この文書は公式な[[w:ja:Wikipedia:方針とガイドライン\|方針やガイドライン]]ではありません。}} ここでは、[[ウィキペディアの書き方入門編\|入門編]]と[[ウィキペディアの書き方中級編\|中級編]]をマスターした方に、さらに高度なウィキペディアの書き方をお教えします。入門編・中級編を読んでいない方は、先に入門編・中級編をご覧ください。 == 目次 == #[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#メインページ関係の選考\|メインページ関係の選考]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#メインページ新着記事\|メインページ新着記事]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#メインページ強化記事\|メインページ強化記事]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#その他の選考\|その他の選考]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#月間新記事賞\|月間新記事賞]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#秀逸な記事\|秀逸な記事]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#良質な記事\|良質な記事]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#秀逸な一覧\|秀逸な一覧]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#珍項目\|珍項目]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#画像の選考\|画像の選考]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/記事の選考#番外編:感謝賞\|番外編:感謝賞]] #[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#複雑な表\|複雑な表]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#レイアウトの調整\|レイアウトの調整]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#サイズの調整\|サイズの調整]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#背景色・文字色の調整\|背景色・文字色の調整]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#様々なグラフ\|様々なグラフ]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#円グラフ\|円グラフ]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#折れ線グラフ\|折れ線グラフ]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#面グラフ\|面グラフ]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#数式を書く\|数式を書く]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#HTML方式\|HTML方式]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#Tex方式\|Tex方式]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#音声・動画ファイル\|音声・動画ファイル]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#音声ファイルの作り方\|音声ファイルの作り方]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#動画ファイルの作り方\|動画ファイルの作り方]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度なウィキ文法#音声・動画ファイルの表示\|音声・動画ファイルの表示]] #[[ウィキペディアの書き方/上級編/テンプレートとモジュール]] ##(作成中) #[[ウィキペディアの書き方/上級編/ボット]] ## (作成中) #[[ウィキペディアの書き方/上級編/カスタムJS/CSS]] ## (作成中) #[[ウィキペディアの書き方/上級編/高度な管理活動]] ## (作成中) #[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#外部サイト\|外部サイト]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#IRC\|IRC]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#メーリングリスト\|メーリングリスト]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#Twitter\|Twitter]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#5ちゃんねる\|5ちゃんねる]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#オフライン\|オフライン]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#オフラインミーティング\|オフラインミーティング]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#ウィキペディアタウン\|ウィキペディアタウン]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/ウィキペディア外でのウィキペディアンのコミュニティ#ウィキマニア\|ウィキマニア]] #[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者とは\|管理者とは]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者ができること\|管理者ができること]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者ができないこと\|管理者ができないこと]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者権限の一部を行使できる利用者\|管理者権限の一部を行使できる利用者]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#編集フィルター編集者とインターフェース管理者\|編集フィルター編集者とインターフェース管理者]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者になるには\|管理者になるには]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者に求められるもの\|管理者に求められるもの]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者への立候補\|管理者への立候補]] ##[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者になったら\|管理者になったら]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#権限行使の注意点\|権限行使の注意点]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#権限行使について注意されたら\|権限行使について注意されたら]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#更なる権限を目指す\|更なる権限を目指す]] ###[[ウィキペディアの書き方/上級編/管理者を目指す方へ#管理者をやめたいときは\|管理者をやめたいときは]] {{stub}}	null	2020-12-29T09:24:19Z	[ "テンプレート:Ombox", "テンプレート:Stub", "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:蔵書一覧" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E7%B7%A8
27,841	MySQL/基本操作	XAMPPのコントロールパネル画面で、Apache と MySQLを両方とも「Start」起動したあとに、MySQL関連項目の「Admin」を押すことで、 phpmyadmin というアプリを起動できる。この phpmyadmin というアプリが、webブラウザを使ってMySQLを編集するツールである。(PHP作成ツールではない。)名前にPHPとついている理由は単に、このツールがPHPで作成されているからという理由にすぎない。という機能もあるのだが、これを使わずとも MySQL を起動できる。( phpmyadmin は画面の表示項目がとても多く、初心者には、けっこう難しい。むしろ中級~上級者向け。) Windowsの場合、コマンドプロンプトでの入力後、である。もしくは環境変数で、を追加する方法もある。また、このフォルダ構成のように、XXAMPPでは、XAMPPのフォルダ内にMySQL(mariaDB)のバイナリを内部に含んでいる仕組みになっており、MySQLの使用のさいには、その内部保管しているMwSQLを呼びだす仕組みになっている。 mariaDB公式サイトにWindowsのインストーラーがあるので、これをダウンロードしてきてもいい。 Windows版の mairDB をインストールしたら、一緒に HeidiSQL もインストールされますが、しばらくは HeidiSQL を起動する必要はありません。インストーラーの指示どおりにインストールしたら、通常は下記の場所にmaiaDBの実行ファイルがインストールされる。インストーラーを実行して終わったら、起動のためにはコマンドプロンプトを立ち上げ、下記のようにコマンド入力これで起動する。インストールできたと思ったら、バージョン確認をしよう。終了の方法は・・・(※調査中) コマンドラインから起動するのは難しいので、windowsタスクバーのスタートメニューからアイコンクリックで起動しよう。「MySQL Client」というアプリが登録されているので、それを起動すると、インストール時の求められたMySQLパスワードを入力するコマンド画面が出てくるので、そのパスワードを入れてMySQL(mariaDB)に接続する。 MySQLサーバーを終了する場合は、単にで良い。もういちど「exit」すると、MySQLクライアント側も終了し、アプリのウィンドウが閉じてアプリ終了になる。先にMySQLサーバー(mariadb-server)を起動する必要があります。もしサーバーを起動せずにmariadbだけ起動してもエラーになりのようなエラーメッセージが表示されるだけです。起動コマンドでmariaDBサーバーが立ち上がります。立ち上がるのはサーバーなので、インストールするのは mariadb だけでなく、加えて mariadb-server もインストールしないと、失敗してしまい、「Fail」などとmariaDB が返事をします。なので mariadb-server もインストールしましょう。起動状態の確認コマンドは、です。これを押すと、ターミナル(コマンド端末)画面に、確認結果の情報が列記されます。なお、確認画面の終了方法は、qボタンです。 mariaDBサーバー終了はです。クライアント側はで起動します。クライアント側の起動を成功させるためには、先にmariadb-server を起動させておく必要があります。mariadb-serverを起動させないと、データベースへの接続エラーになり、クライアント側も起動できないです。さて、MySQL(または mariaDB)を起動してからでないと、データベースの作成や編集などは、できないです。 mariaDB の起動に成功すると、のようなメッセージが表示されます。コマンドはの > の後ろ以降に入力します。そもそも、キーボードの矢印キーでカーソルを移動しても、 > の前には移動できないです。終了の方法は、 exit または quit で終了します。と、MySQLからのログアウト時にサヨナラ(Bye)を言われるハズです。でmysqlを起動した後に、で、データベース作成できます。セミコロン「;」を付け忘れないように、気をつけてください。もし、セミコロン「;」を付け忘れた場合、mysql が「まだコマンド入力が終わってない」と判断して、続きの入力を待機しますので、「;」を追加するなど修正してください。またはデタラメな文字を入力したあとにワザとセミコロンを付けて終了させてから、入力をやりなおしてください。結果として、のように「OK」という返事が現れます。 Query(クエリ)とは、データベース用語のひとつです。で、手元のパソコンでの MySQL 環境に存在しているデータベースの情報を閲覧できます。たとえば「testmysql」を作成してから show databases; すると、下記のようになります。となります。以降に、ユーザーの作成したデータベース名が追加されます。たとえば、さらに追加で「tesu2db」というデータベースを作成したとしましょう。 show databases; すると、下記のようになります。いっぽう、データベースを削除する方法は、 drop databese コマンドで、このコマンドの直後に下記のように削除したいデータベース名を記述します。つまりです。削除に成功すると、のように、OKの返事が出ます。実際、show databese で確かめてみるとのように、たしかに指定した「test2db」が削除されるハズです。で、そのデータベースに接続して、ユーザー(プログラマーであるアナタのこと)が使用や編集などをできるようになります。接続に成功するとのように Database changed と表示されます。 create database コマンドだけでは、データベースの入れ物を作っただけです。まだ、中身は無い状態です。 MySQL では、右図のような、テーブル的なデータベースを作れます。(ただし、SQLだけでは画像的には表示されないです。右図は、説明のために載せています。) MySQL でテーブルを作成する場合には手順として、useによる接続後は、まず、右図の「元素番号」,「元素名」、「元素記号」に相当するような、タイトル部分を作らないといけません。次のようなコマンドで作ります。書式はです。なお、テーブルの削除の方法はです。作成したテーブル構造の情報を見る方法は、です。テーブルへのデータの登録のコマンドは、のような書式になります。たとえば、のようになります。テーブルに登録されたデータ内容を表示するには select 列名 from テーブル名; で表示できます。たとえば、下記のようになります。「 * 」とは、この場合では「すべて」を意味する、コンピュータ業界の慣用句であり、このような意味での「」の呼び名を『ワイルドカード』と言います。まだ、1行目しか登録してないので、1行ぶんしか表示されないですが、もし2行目以降を登録すれば、2行目以降も select で表示されるようになります。なお、このようにして登録された「 1, Hydrogen, H 」のような、SQLテーブルの中身の情報の行(ぎょう)のことを「レコード」と言います。さて、もしアナタが文献調査か何かで「『Helium』(ヘリウム)という元素があるという事が分かり、元素記号も「He」だと分かったが、しかし元素番号が分からない」というように、部分的にしか情報が分からなくても、部分的にだけデータを登録することも可能です。タイトルすべてを列記する必要はなく、のように、最初のカッコで、分かった項目の列タイトルだけを書いておけば、vaules の中身をその順番どおりに登録します。また、select すれば、表示結果はとなります。上記のように、未登録のデータの部分には「NULL」と表示されます。特定のデータを検索したい場合、例えば下記のようになります。この例では、元素番号が2のものだけを検索しています。書式はです。たとえば、ヘリウムのgensomeiデータ「Helium」の行(レコード)を削除したい場合、となります。これをすると、消えるのは、Helium という名前に加えて、gensobangou(元素番号)の「2」も消えます。実際、delete のあとに show してみるとのように、Helium だけでなく、元素番号「2」も消えています。まず、use コマンドで作成済みデータベースに接続する。その後、私たちの例なら select * from testTable; のように入力すれば良い。のように表示される。なお、設定の保存先は windows の場合、 C:\Program Files\MariaDB 11.1\data である。(バージョン番号のところは、ダウンロードしたバージョンによって違う。) そのフォルダに、私たちの作っている testtable もあるはず。バックアップするときやコピーするときなどは、このフォルダをコピーすればいい。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "XAMPPのコントロールパネル画面で、Apache と MySQLを両方とも「Start」起動したあとに、MySQL関連項目の「Admin」を押すことで、 phpmyadmin というアプリを起動できる。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "この phpmyadmin というアプリが、webブラウザを使ってMySQLを編集するツールである。(PHP作成ツールではない。)名前にPHPとついている理由は単に、このツールがPHPで作成されているからという理由にすぎない。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "という機能もあるのだが、これを使わずとも MySQL を起動できる。( phpmyadmin は画面の表示項目がとても多く、初心者には、けっこう難しい。むしろ中級~上級者向け。)", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "Windowsの場合、コマンドプロンプトで", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "の入力後、", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "である。もしくは環境変数で、", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "を追加する方法もある。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "また、このフォルダ構成のように、XXAMPPでは、XAMPPのフォルダ内にMySQL(mariaDB)のバイナリを内部に含んでいる仕組みになっており、MySQLの使用のさいには、その内部保管しているMwSQLを呼びだす仕組みになっている。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "mariaDB公式サイトにWindowsのインストーラーがあるので、これをダウンロードしてきてもいい。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "Windows版の mairDB をインストールしたら、一緒に HeidiSQL もインストールされますが、しばらくは HeidiSQL を起動する必要はありません。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "インストーラーの指示どおりにインストールしたら、通常は下記の場所にmaiaDBの実行ファイルがインストールされる。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "インストーラーを実行して終わったら、起動のためにはコマンドプロンプトを立ち上げ、下記のようにコマンド入力", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "これで起動する。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "インストールできたと思ったら、バージョン確認をしよう。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "終了の方法は・・・(※調査中)", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "コマンドラインから起動するのは難しいので、windowsタスクバーのスタートメニューからアイコンクリックで起動しよう。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "「MySQL Client」というアプリが登録されているので、それを起動すると、インストール時の求められたMySQLパスワードを入力するコマンド画面が出てくるので、そのパスワードを入れてMySQL(mariaDB)に接続する。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "MySQLサーバーを終了する場合は、単に", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "で良い。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "もういちど「exit」すると、MySQLクライアント側も終了し、アプリのウィンドウが閉じてアプリ終了になる。", "title": "Windowsの場合" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "先にMySQLサーバー(mariadb-server)を起動する必要があります。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "もしサーバーを起動せずにmariadbだけ起動してもエラーになり", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "のようなエラーメッセージが表示されるだけです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "起動コマンド", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "でmariaDBサーバーが立ち上がります。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "立ち上がるのはサーバーなので、インストールするのは mariadb だけでなく、加えて mariadb-server もインストールしないと、失敗してしまい、「Fail」などとmariaDB が返事をします。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "なので mariadb-server もインストールしましょう。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "起動状態の確認コマンドは、", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "です。これを押すと、ターミナル(コマンド端末)画面に、確認結果の情報が列記されます。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "なお、確認画面の終了方法は、qボタンです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "mariaDBサーバー終了は", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "です。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "クライアント側は", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "で起動します。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "クライアント側の起動を成功させるためには、先にmariadb-server を起動させておく必要があります。mariadb-serverを起動させないと、データベースへの接続エラーになり、クライアント側も起動できないです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "さて、MySQL(または mariaDB)を起動してからでないと、データベースの作成や編集などは、できないです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "mariaDB の起動に成功すると、", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "のようなメッセージが表示されます。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "コマンドは", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "の > の後ろ以降に入力します。そもそも、キーボードの矢印キーでカーソルを移動しても、 > の前には移動できないです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "終了の方法は、 exit または quit で終了します。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "と、MySQLからのログアウト時にサヨナラ(Bye)を言われるハズです。", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "", "title": "非XAMPPの場合の起動と終了(Linux)" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "でmysqlを起動した後に、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "で、データベース作成できます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "セミコロン「;」を付け忘れないように、気をつけてください。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "もし、セミコロン「;」を付け忘れた場合、mysql が「まだコマンド入力が終わってない」と判断して、続きの入力を待機しますので、「;」を追加するなど修正してください。またはデタラメな文字を入力したあとにワザとセミコロンを付けて終了させてから、入力をやりなおしてください。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "結果として、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "のように「OK」という返事が現れます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "Query(クエリ)とは、データベース用語のひとつです。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "で、手元のパソコンでの MySQL 環境に存在しているデータベースの情報を閲覧できます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "たとえば「testmysql」を作成してから show databases; すると、下記のようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "となります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "以降に、ユーザーの作成したデータベース名が追加されます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "たとえば、さらに追加で「tesu2db」というデータベースを作成したとしましょう。 show databases; すると、下記のようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "いっぽう、データベースを削除する方法は、 drop databese コマンドで、このコマンドの直後に下記のように削除したいデータベース名を記述します。つまり", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "削除に成功すると、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "のように、OKの返事が出ます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "実際、show databese で確かめてみると", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "のように、たしかに指定した「test2db」が削除されるハズです。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "で、そのデータベースに接続して、ユーザー(プログラマーであるアナタのこと)が使用や編集などをできるようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "接続に成功すると", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "のように Database changed と表示されます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "create database コマンドだけでは、データベースの入れ物を作っただけです。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "まだ、中身は無い状態です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "MySQL では、右図のような、テーブル的なデータベースを作れます。(ただし、SQLだけでは画像的には表示されないです。右図は、説明のために載せています。)", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "MySQL でテーブルを作成する場合には手順として、useによる接続後は、まず、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "右図の「元素番号」,「元素名」、「元素記号」に相当するような、タイトル部分を作らないといけません。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "次のようなコマンドで作ります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "書式は", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "なお、テーブルの削除の方法は", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "作成したテーブル構造の情報を見る方法は、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "テーブルへのデータの登録のコマンドは、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "のような書式になります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "たとえば、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "のようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "テーブルに登録されたデータ内容を表示するには select 列名 from テーブル名; で表示できます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "たとえば、下記のようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "「 * 」とは、この場合では「すべて」を意味する、コンピュータ業界の慣用句であり、このような意味での「」の呼び名を『ワイルドカード』と言います。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "まだ、1行目しか登録してないので、1行ぶんしか表示されないですが、もし2行目以降を登録すれば、2行目以降も select で表示されるようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "なお、このようにして登録された「 1, Hydrogen, H 」のような、SQLテーブルの中身の情報の行(ぎょう)のことを「レコード」と言います。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "さて、もしアナタが文献調査か何かで「『Helium』(ヘリウム)という元素があるという事が分かり、元素記号も「He」だと分かったが、しかし元素番号が分からない」というように、部分的にしか情報が分からなくても、部分的にだけデータを登録することも可能です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "タイトルすべてを列記する必要はなく、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "のように、最初のカッコで、分かった項目の列タイトルだけを書いておけば、vaules の中身をその順番どおりに登録します。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "また、select すれば、表示結果は", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "となります。上記のように、未登録のデータの部分には「NULL」と表示されます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "特定のデータを検索したい場合、例えば下記のようになります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "この例では、元素番号が2のものだけを検索しています。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "書式は", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "です。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "たとえば、ヘリウムのgensomeiデータ「Helium」の行(レコード)を削除したい場合、", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "となります。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "これをすると、消えるのは、Helium という名前に加えて、gensobangou(元素番号)の「2」も消えます。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "実際、delete のあとに show してみると", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "のように、Helium だけでなく、元素番号「2」も消えています。", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "", "title": "基本操作" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "まず、use コマンドで作成済みデータベースに接続する。", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "その後、私たちの例なら select * from testTable; のように入力すれば良い。", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "のように表示される。", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "なお、設定の保存先は windows の場合、", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "C:\\Program Files\\MariaDB 11.1\\data", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "である。(バージョン番号のところは、ダウンロードしたバージョンによって違う。)", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "そのフォルダに、私たちの作っている testtable もあるはず。", "title": "終了後に再開するとき" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "バックアップするときやコピーするときなどは、このフォルダをコピーすればいい。", "title": "終了後に再開するとき" } ]	null	== Windowsの場合 == === XAMPPの場合 === XAMPPのコントロールパネル画面で、Apache と MySQLを両方とも「Start」起動したあとに、MySQL関連項目の「Admin」を押すことで、 phpmyadmin というアプリを起動できる。この phpmyadmin というアプリが、webブラウザを使ってMySQLを編集するツールである。（'''PHP作成ツールではない'''。）名前にPHPとついている理由は単に、このツールがPHPで作成されているからという理由にすぎない。という機能もあるのだが、これを使わずとも MySQL を起動できる。( phpmyadmin は画面の表示項目がとても多く、初心者には、けっこう難しい。むしろ中級～上級者向け。) Windowsの場合、コマンドプロンプトで t>cd c:\xampp\mysql\bin の入力後、 l\bin>mysql -u root である。もしくは環境変数で、 C:\xampp\mysql\bin を追加する方法もある。 <pre> Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g. Your MariaDB connection id is 8 Server version: 10.4.11-MariaDB mariadb.org binary distribution Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. MariaDB [(none)]> </pre> また、このフォルダ構成のように、XXAMPPでは、XAMPPのフォルダ内にMySQL(mariaDB)のバイナリを内部に含んでいる仕組みになっており、MySQLの使用のさいには、その内部保管しているMwSQLを呼びだす仕組みになっている。 === mariaDB公式サイトから直接ダウンロードした場合 === [https://mariadb.com/ mariaDB公式サイト] にWindowsのインストーラーがあるので、これをダウンロードしてきてもいい。 Windows版の mairDB をインストールしたら、一緒に HeidiSQL もインストールされますが、しばらくは HeidiSQL を起動する必要はありません。インストーラーの指示どおりにインストールしたら、通常は下記の場所にmaiaDBの実行ファイルがインストールされる。 C:\Program Files\MariaDB 11.1\bin インストーラーを実行して終わったら、起動のためにはコマンドプロンプトを立ち上げ、下記のようにコマンド入力 <pre> C:\>cd C:\Program Files\MariaDB 11.1\bin C:\Program Files\MariaDB 11.1\bin>start mariadbd </pre> これで起動する。インストールできたと思ったら、バージョン確認をしよう。 <pre> C:\Program Files\MariaDB 11.1\bin>mariadbd --version mariadbd Ver 11.1.2-MariaDB for Win64 on AMD64 (mariadb.org binary distribution) C:\Program Files\MariaDB 11.1\bin>mariadb --version mariadb from 11.1.2-MariaDB, client 15.2 for Win64 (AMD64), source revision </pre> 終了の方法は・・・（※調査中）コマンドラインから起動するのは難しいので、windowsタスクバーのスタートメニューからアイコンクリックで起動しよう。「MySQL Client」というアプリが登録されているので、それを起動すると、インストール時の求められたMySQLパスワードを入力するコマンド画面が出てくるので、そのパスワードを入れてMySQL（mariaDB）に接続する。 MySQLサーバーを終了する場合は、単に exit で良い。もういちど「exit」すると、MySQLクライアント側も終了し、アプリのウィンドウが閉じてアプリ終了になる。 == 非XAMPPの場合の起動と終了(Linux) == 先にMySQLサーバー(mariadb-server)を起動する必要があります。もしサーバーを起動せずにmariadbだけ起動してもエラーになり <pre> ERROR 2002 (HY000): Can't connect to local MySQL server through socket '/var/lib/mysql/mysql.sock' (2) </pre> のようなエラーメッセージが表示されるだけです。 === サーバーの起動 === 起動コマンド $ systemctl start mariadb でmariaDBサーバーが立ち上がります。立ち上がるのはサーバーなので、インストールするのは mariadb だけでなく、加えて mariadb-server もインストールしないと、失敗してしまい、「Fail」などとmariaDB が返事をします。なので mariadb-server もインストールしましょう。起動状態の確認コマンドは、 $ systemctl status mariadb です。これを押すと、ターミナル（コマンド端末）画面に、確認結果の情報が列記されます。なお、確認画面の終了方法は、qボタンです。 mariaDBサーバー終了は $ systemctl stop mariadb です。 === クライアント／共通部分の起動 === クライアント側は $ sudo mysql で起動します。クライアント側の起動を成功させるためには、先にmariadb-server を起動させておく必要があります。mariadb-serverを起動させないと、データベースへの接続エラーになり、クライアント側も起動できないです。さて、MySQL(または mariaDB)を起動してからでないと、データベースの作成や編集などは、できないです。 mariaDB の起動に成功すると、 [ユーザー名@localhost ~]$ sudo mysql Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g. Your MariaDB connection id is 9 Server version: 10.4.12-MariaDB MariaDB Server Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others. Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement. MariaDB [(none)]> のようなメッセージが表示されます。コマンドは MariaDB [(none)]> の<nowiki> > </nowiki>の後ろ以降に入力します。そもそも、キーボードの矢印キーでカーソルを移動しても、<nowiki> > </nowiki>の前には移動できないです。終了の方法は、<code> exit </code> または <code> quit </code> で終了します。 MariaDB [testmysql]> exit Bye と、MySQLからのログアウト時にサヨナラ(Bye)を言われるハズです。 == 基本操作 == === 全体的な決まり === * MySQLの命令文は、大文字と小文字を区別しない。 * 命令の文末はセミコロン「;」である。 === データベースの作成 === $ sudo mysql でmysqlを起動した後に、 create database 作成したいデータベース名 ; で、データベース作成できます。セミコロン「;」を付け忘れないように、気をつけてください。もし、セミコロン「;」を付け忘れた場合、mysql が「まだコマンド入力が終わってない」と判断して、続きの入力を待機しますので、「;」を追加するなど修正してください。またはデタラメな文字を入力したあとにワザとセミコロンを付けて終了させてから、入力をやりなおしてください。 create database testmysql ; 結果として、 ;コマンドと結果の例 MariaDB [(none)]> create database testmysql ; Query OK, 1 row affected (0.143 sec) のように「OK」という返事が現れます。 Query（クエリ）とは、データベース用語のひとつです。 show databases; で、手元のパソコンでの MySQL 環境に存在しているデータベースの情報を閲覧できます。たとえば「testmysql」を作成してから <code>show databases;</code> すると、下記のようになります。 :※ 実行例 <pre> MariaDB [(none)]> show databases; +--------------------+ \| Database \| +--------------------+ \| information_schema \| \| mysql \| \| performance_schema \| \| testmysql \| +--------------------+ 4 rows in set (0.325 sec) </pre> となります。 performance_schema 以降に、ユーザーの作成したデータベース名が追加されます。たとえば、さらに追加で「tesu2db」というデータベースを作成したとしましょう。 <code>show databases;</code> すると、下記のようになります。 <pre> mariaDB [(none)]> create database test2db ; Query OK, 1 row affected (0.087 sec) MariaDB [(none)]> show databases; +--------------------+ \| Database \| +--------------------+ \| information_schema \| \| mysql \| \| performance_schema \| \| test2db \| \| testmysql \| +--------------------+ 5 rows in set (0.001 sec) MariaDB [(none)]> </pre> いっぽう、データベースを削除する方法は、<code> drop databese </code> コマンドで、このコマンドの直後に下記のように削除したいデータベース名を記述します。つまり MariaDB [(none)]> drop database test2db; です。削除に成功すると、 :※ コマンドと結果の例 MariaDB [(none)]> drop database test2db; Query OK, 0 rows affected (1.918 sec) のように、OKの返事が出ます。実際、show databese で確かめてみると <pre> mariaDB [(none)]> show databases; +--------------------+ \| Database \| +--------------------+ \| information_schema \| \| mysql \| \| performance_schema \| \| testmysql \| +--------------------+ 4 rows in set (0.098 sec) </pre> のように、たしかに指定した「test2db」が削除されるハズです。 === データベースへの接続 === use データベース名; で、そのデータベースに接続して、ユーザー（プログラマーであるアナタのこと）が使用や編集などをできるようになります。接続に成功すると :※ コマンドと結果の例 <pre> MariaDB [(none)]> use testmysql; Database changed </pre> のように<code> Database changed</code> と表示されます。 === テーブル === ==== テーブルの作成 ==== <code>create database </code> コマンドだけでは、データベースの入れ物を作っただけです。まだ、中身は無い状態です。 {\| class="wikitable" style="float: right; text-align: center; margin: 2pt;" \|- ! style="text-align: center;" \| 元素番号 !! 元素名 !! 元素記号 \|- \| 1 \|\| 水素 \|\| H \|- \| 6 \|\| 炭素 \|\| C \|- \| 7 \|\| 窒素 \|\| N \|- \| 8 \|\| 酸素 \|\| O \|- \| 16 \|\| 硫黄 \|\| S \|- \| 20 \|\| カルシウム \|\| Ca \|- \| 26 \|\| 鉄 \|\| Fe \|- \| 29 \|\| 銅 \|\| Cu \|- \| 47 \|\| 銀 \|\| Ag \|- \| 79 \|\| 金 \|\| Au \|} MySQL では、右図のような、テーブル的なデータベースを作れます。（ただし、SQLだけでは画像的には表示されないです。右図は、説明のために載せています。） MySQL でテーブルを作成する場合には手順として、useによる接続後は、まず、右図の「元素番号」,「元素名」、「元素記号」に相当するような、タイトル部分を作らないといけません。次のようなコマンドで作ります。 create table testTable( gensobangou int,gensomei text,gensokigou text ); 書式は create table 接続中のテーブル名( 1列目の名称データ型 , 2列目の名称データ型, 3列目の名称データ型 ); です。 ==== テーブルの削除 ==== なお、テーブルの削除の方法は drop table 削除したいテーブル名; です。 ;コマンドと結果の例 <pre> MariaDB [testmysql]> drop table testTable; Query OK, 0 rows affected (2.125 sec) </pre> ==== テーブルの情報閲覧 ==== 作成したテーブル構造の情報を見る方法は、 desc 調べたいテーブル名; です。 :※ コマンドと結果の例 <pre> MariaDB [testmysql]> desc testTable; +-------------+---------+------+-----+---------+-------+ \| Field \| Type \| Null \| Key \| Default \| Extra \| +-------------+---------+------+-----+---------+-------+ \| gensobangou \| int(11) \| YES \| \| NULL \| \| \| gensomei \| text \| YES \| \| NULL \| \| \| gensokigou \| text \| YES \| \| NULL \| \| +-------------+---------+------+-----+---------+-------+ 3 rows in set (0.033 sec) </pre> ==== テーブルへのデータの登録 ==== テーブルへのデータの登録のコマンドは、 :<code> insert into テーブル名 (登録ずみの列名1, 登録ずみの列名2, 登録ずみの列名3) values( 登録するデータ1, 登録するデータ2, 登録するデータ3 ); </code> のような書式になります。たとえば、 :※ コマンドと結果の例 <pre> MariaDB [testmysql]> insert into testTable (gensobangou,gensomei,gensokigou) values(1, "Hydrogen", "H" ); Query OK, 1 row affected (0.486 sec) </pre> のようになります。テーブルに登録されたデータ内容を表示するには <code>select 列名 from テーブル名;</code> で表示できます。たとえば、下記のようになります。 <pre> MariaDB [testmysql]> select * from testTable; +-------------+----------+------------+ \| gensobangou \| gensomei \| gensokigou \| +-------------+----------+------------+ \| 1 \| Hydrogen \| H \| +-------------+----------+------------+ 1 row in set (0.079 sec) </pre> 「<code> * </code>」とは、この場合では「すべて」を意味する、コンピュータ業界の慣用句であり、このような意味での「」の呼び名を『ワイルドカード』と言います。まだ、1行目しか登録してないので、1行ぶんしか表示されないですが、もし2行目以降を登録すれば、2行目以降も select で表示されるようになります。なお、このようにして登録された「 1, Hydrogen, H 」のような、SQLテーブルの中身の情報の行（ぎょう）のことを「レコード」と言います。さて、もしアナタが文献調査か何かで「『Helium』（ヘリウム）という元素があるという事が分かり、元素記号も「He」だと分かったが、しかし元素番号が分からない」というように、部分的にしか情報が分からなくても、部分的にだけデータを登録することも可能です。タイトルすべてを列記する必要はなく、 <pre> MariaDB [testmysql]> insert into testTable (gensobangou, gensomei) values(2, "Helium" ); Query OK, 1 row affected (0.183 sec) </pre> のように、最初のカッコで、分かった項目の列タイトルだけを書いておけば、vaules の中身をその順番どおりに登録します。また、select すれば、表示結果は <pre> MariaDB [testmysql]> select * from testTable; +-------------+----------+------------+ \| gensobangou \| gensomei \| gensokigou \| +-------------+----------+------------+ \| 1 \| Hydrogen \| H \| \| 2 \| Helium \| NULL \| +-------------+----------+------------+ 2 rows in set (0.000 sec) </pre> となります。上記のように、未登録のデータの部分には「NULL」と表示されます。特定のデータを検索したい場合、例えば下記のようになります。 <pre> MariaDB [testmysql]> SELECT * FROM testTable WHERE gensobangou = '2'; +-------------+----------+------------+ \| gensobangou \| gensomei \| gensokigou \| +-------------+----------+------------+ \| 2 \| Helium \| NULL \| +-------------+----------+------------+ 1 row in set (0.001 sec) MariaDB [testmysql]> </pre> この例では、元素番号が2のものだけを検索しています。書式は SELECT 表示したい項目 FROM 検索対象のテーブル WHERE 条件式 ; です。 === データの部分削除 === たとえば、ヘリウムのgensomeiデータ「Helium」の行（レコード）を削除したい場合、 <pre> MariaDB [testmysql]> delete from testTable where gensomei = "Helium"; Query OK, 1 row affected (0.214 sec) </pre> となります。これをすると、消えるのは、Helium という名前に加えて、gensobangou（元素番号）の「2」も消えます。実際、delete のあとに show してみると <pre> MariaDB [testmysql]> select * from testTable; +-------------+----------+------------+ \| gensobangou \| gensomei \| gensokigou \| +-------------+----------+------------+ \| 1 \| Hydrogen \| H \| +-------------+----------+------------+ 1 row in set (0.000 sec) </pre> のように、Helium だけでなく、元素番号「2」も消えています。 == 終了後に再開するとき == まず、use コマンドで作成済みデータベースに接続する。 <pre> MariaDB [(none)]> use testmysql Database changed MariaDB [testmysql]> </pre> その後、私たちの例なら <code> select * from testTable; </code> のように入力すれば良い。 <pre> MariaDB [testmysql]> select * from testTable; +-------------+----------+------------+ \| gensobangou \| gensomei \| gensokigou \| +-------------+----------+------------+ \| 1 \| Hydrogen \| H \| \| 2 \| Helium \| NULL \| +-------------+----------+------------+ 2 rows in set (0.001 sec) MariaDB [testmysql]> </pre> のように表示される。なお、設定の保存先は windows の場合、 C:\Program Files\MariaDB 11.1\data である。（バージョン番号のところは、ダウンロードしたバージョンによって違う。）そのフォルダに、私たちの作っている testtable もあるはず。バックアップするときやコピーするときなどは、このフォルダをコピーすればいい。 [[カテゴリ:MySQL]]	2020-04-25T10:06:17Z	2023-11-08T01:34:25Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/MySQL/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%93%8D%E4%BD%9C
27,842	ウィキペディアの書き方/中級編/内容の整理	ウィキペディアの書き方中級編入門編では、記事をどのように育てていくか、ということを主に説明してきました。しかし、ウィキペディアの記事は必ずしも望ましい方向に育っていくとは限りません。雑多な内容が羅列されたり、記事が細切れにされすぎて情報を一覧しにくくなる、など、間違った方向に成長してしまうことも多々あります。ここでは、間違った方向に育ってしまった記事を矯正し、より良い記事にするための方法を、いくつか紹介します。記事の分割とは、ある記事の一部を、独立した記事にすることをいいます。記事の分割は、次のような場合に適しています。次のような場合は、記事の分割を行うべきではありません。基本的に、分割は無断で行ってはいけません。ノートページで分割提案を行う必要があります。手順は以下の通りです。分割の際には、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。記事の統合とは、複数の記事をまとめて、1つの記事にすることをいいます。記事の統合は、以下のような場合に適しています。次のような場合、統合を行うべきではありません。基本的に、統合も無断で行ってはいけません。基本的な流れは分割提案と同じです。統合の際にも、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ウィキペディアの書き方中級編", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "入門編では、記事をどのように育てていくか、ということを主に説明してきました。しかし、ウィキペディアの記事は必ずしも望ましい方向に育っていくとは限りません。雑多な内容が羅列されたり、記事が細切れにされすぎて情報を一覧しにくくなる、など、間違った方向に成長してしまうことも多々あります。ここでは、間違った方向に育ってしまった記事を矯正し、より良い記事にするための方法を、いくつか紹介します。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "記事の分割とは、ある記事の一部を、独立した記事にすることをいいます。", "title": "記事の分割" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "記事の分割は、次のような場合に適しています。", "title": "記事の分割" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "次のような場合は、記事の分割を行うべきではありません。", "title": "記事の分割" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "基本的に、分割は無断で行ってはいけません。ノートページで分割提案を行う必要があります。手順は以下の通りです。", "title": "記事の分割" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "分割の際には、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。", "title": "記事の分割" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "記事の統合とは、複数の記事をまとめて、1つの記事にすることをいいます。", "title": "記事の統合" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "記事の統合は、以下のような場合に適しています。", "title": "記事の統合" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "次のような場合、統合を行うべきではありません。", "title": "記事の統合" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "基本的に、統合も無断で行ってはいけません。基本的な流れは分割提案と同じです。", "title": "記事の統合" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "統合の際にも、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。", "title": "記事の統合" } ]	ウィキペディアの書き方中級編入門編では、記事をどのように育てていくか、ということを主に説明してきました。しかし、ウィキペディアの記事は必ずしも望ましい方向に育っていくとは限りません。雑多な内容が羅列されたり、記事が細切れにされすぎて情報を一覧しにくくなる、など、間違った方向に成長してしまうことも多々あります。ここでは、間違った方向に育ってしまった記事を矯正し、より良い記事にするための方法を、いくつか紹介します。	'''[[ウィキペディアの書き方中級編]]''' 入門編では、記事をどのように育てていくか、ということを主に説明してきました。しかし、ウィキペディアの記事は必ずしも望ましい方向に育っていくとは限りません。雑多な内容が羅列されたり、記事が細切れにされすぎて情報を一覧しにくくなる、など、間違った方向に成長してしまうことも多々あります。ここでは、間違った方向に育ってしまった記事を矯正し、より良い記事にするための方法を、いくつか紹介します。 == 記事の分割 == 記事の分割とは、ある記事の一部を、独立した記事にすることをいいます。 === 分割を行うべき場合 === 記事の分割は、次のような場合に適しています。ある記事の中で、特定の内容についての記述が占める割合が大きくなりすぎて、バランスが悪くなった場合ある記事の分量が大きくなりすぎて、見通しが悪くなった場合次のような場合は、記事の分割を行うべきではありません。分割する部分が短すぎる場合分割する部分が[[w:Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか]]に該当する場合 === 分割提案 === 基本的に、分割は無断で行ってはいけません。ノートページで分割提案を行う必要があります。手順は以下の通りです。 #分割元記事の本文の前に、以下の文章を張り付けます。<nowiki>{{分割提案\|分割先のページ名\|date=yyyy年m月}}</nowiki> #ここで、「yyyy年m月」部分には張り付け時点での年を西暦で、月を0詰めせずに（「01月」などとせずに）記入してください。（統合・改名・一部転記も同様） #もし、分割元のノートページ以外のページで議論を行う場合は、<nowiki>{{分割提案\|分割先のページ名\|t=議論を行うページ名\|yyyy年m月}}</nowiki>を張り付けます。ウィキプロジェクトのノートページで、特定の系統の記事について、まとめて分割を行う場合が考えられます。 #特定の節のみについて分割を行う場合は、その節の冒頭に<nowiki>{{分割提案\|分割先のページ名（\|t=議論を行うページ名）\|yyyy年m月\|section=1}}</nowiki>を張り付けます。 #こうすることで、分割元の記事が[[w:Category:分割提案]]に掲載されます。 #分割元記事のノートページで、「話題追加」を押し、題に「分割提案」、本文に「<nowiki>この記事の（分割する部分）の部分を[[分割先記事名]]に分割することを提案します。理由は、（理由）からです。--~~~~</nowiki>」と入力し、投稿してください。 #[[w:Wikipedia:分割提案]]の、今日の日付が属するところの末尾に、「<nowiki>[[分割元の記事名]]を[[分割先の記事名]]へ分割。議論は[[ノート:分割元記事名]]にて。--~~~~</nowiki>」と入力し、投稿してください。 #1週間待って反対意見がなければ、分割してかまいません。 #反対意見があった場合は、よく話し合い、妥協案を探るようにしてください。 #分割を行わないことになった場合は、告知文を除去し、[[w:Wikipedia:分割提案]]にもこの旨を報告してください。 === 分割の方法 === 分割の際には、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。 #分割元記事の編集画面から、分割する部分を切り取ります。案内文は除去します。 #余裕があれば、分割する部分の概略を残しておきましょう。 #要約欄に分割先の記事名を全て記入し、投稿します。 #分割先の記事にアクセスし、1.で切り取った部分を張り付けます。 #'''重要・要約欄に「<nowiki>[[分割元記事名]]（分割部分を除去する「直前」の版の投稿日時。「UTC」をつけ忘れない。くれぐれも、分割部分を除去した版の投稿日時を書かないように!）より分割</nowiki>」'''と記入し、投稿します。 #分割先の記事を再編集し、独立記事としての体裁を整えます。 #ノートページと分割提案のページに、分割を行った旨を報告します。 == 記事の統合 == 記事の統合とは、複数の記事をまとめて、1つの記事にすることをいいます。 === 統合を行うべき場合 === 記事の統合は、以下のような場合に適しています。「日本」と「日本の歴史」のように、「親記事と子記事」の関係にある記事で、子記事の記述量が極端に少なく、成長の見込みがない場合→ある記事の内容を全て別の記事に移す「吸収統合」を行います。「アメリカ英語」と「イギリス英語」のように、類縁関係のある記事で、双方ともに記述量が少ない場合→複数の記事の内容を、新設する記事に移す「新設統合」を行います。次のような場合、統合を行うべきではありません。統合を行うと統合先の記事が極端に長くなる場合統合を行うと統合先の記事で、統合元の記事に関する内容が不釣合に大きい割合を占める場合明らかに、統合元と統合先の記事に内容の関連性がない場合 === 統合提案 === 基本的に、統合も無断で行ってはいけません。基本的な流れは分割提案と同じです。 #統合元記事全ての本文の前に、<nowiki>{{Mergeto\|統合先記事名\|議論を行うページ名（「ノート:」の部分は省く、以下同様。「ノート:」で始まらないページ名の場合は、「t=ページ名」とします）\|date=yyyy年m月}}</nowiki>と記入します。統合先の候補が2つある場合は、「\|」で区切って記入します。 #吸収統合の場合は、統合先記事の本文の前に、<nowiki>{{Mergefrom\|統合元記事名\|議論を行うページ名\|date=yyyy年m月}}</nowiki>と記入します。統合元の記事が複数ある場合は、「\|」で区切って記入します。 #もし、どちらをどちらに統合するか決定していない場合は、統合元と統合先のそれぞれ全ての記事（現時点で存在する記事のみ）の本文の前に、<nowiki>{{統合提案\|統合相手の記事名\|議論を行うページ名\|date=yyyy年m月}}</nowiki>と記入します。統合候補の記事が複数ある場合は、「\|」で区切って記入します。 #こうすることで、告知を行った記事が[[w:Category:統合提案]]に掲載されます。 #統合元または統合先の記事のノートページで、「話題追加」を押し、題に「統合提案」、本文に「<nowiki>[[統合元記事名]]を[[統合先記事名]]に統合することを提案します。理由は、（理由）からです。--~~~~</nowiki>」と入力し、投稿してください。 #[[w:Wikipedia:統合提案]]の、今日の日付が属するところの末尾に、「<nowiki>[[統合元の記事名]]を[[統合先の記事名]]へ統合。議論は[[ノート:議論を行う場所]]にて。--~~~~</nowiki>」と入力し、投稿してください。 #1週間待って反対意見がなければ、統合してかまいません。 #反対意見があった場合は、よく話し合い、妥協案を探るようにしてください。 #*統合を行わないことになった場合は、告知文を除去し、[[w:Wikipedia:統合提案]]にもこの旨を報告してください。 === 統合の方法 === 統合の際にも、ウィキペディアのライセンス要件上、要約欄への記入が重要になります。 #統合元記事の編集画面から、全文を切り取り、<nowiki>「#転送 [[統合先の記事名]]」</nowiki>と書きます。 #要約欄に統合先の記事名を記入し、投稿します。 #統合先の記事にアクセスし、1.で切り取った部分を張り付けます。 #'''重要・要約欄に「<nowiki>[[統合元記事名]]（全文を除去する「直前」の版の投稿日時。「UTC」をつけ忘れない。くれぐれも、全文を除去した版の投稿日時を書かないように!）より統合</nowiki>」'''と記入し、投稿します。 #統合先の記事を再編集し、告知文を除去し、重複する導入文などを整理します。 #ノートページと統合提案のページに、統合を行った旨を報告します。 == 一部転記 == ===一部転記を行うべき場合=== ===一部転記提案=== ===一部転記の方法=== ==記事の改名== ===改名を行うべき場合=== ===改名提案=== ===改名の方法=== ==過剰な内容の除去== ===何が過剰な内容か=== ===除去する前に=== [[Category:ウィキペディアの書き方\|ちゆうきゆう01]]	null	2020-05-19T07:10:12Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E4%B8%AD%E7%B4%9A%E7%B7%A8/%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AE%E6%95%B4%E7%90%86
27,843	中学受験参考書/中学校別対策/桜蔭中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/桜蔭中 1924年に創立。宗教系ではない。品性と学識を備えた人間形成につとめている。 50分。立体の把握などの高度な能力が必要な問題も出題されている。桜蔭中オフィシャルサイト※正しく表示されない可能性もあります	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/桜蔭中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1924年に創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "宗教系ではない。品性と学識を備えた人間形成につとめている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "50分。立体の把握などの高度な能力が必要な問題も出題されている。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "桜蔭中オフィシャルサイト※正しく表示されない可能性もあります", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/桜蔭中沿革 1924年に創立。特徴宗教系ではない。品性と学識を備えた人間形成につとめている。	{{Substub}} {{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''桜蔭中'''は東京都文京区にある私立の女子中高一貫校である。沿革 1924年に創立。特徴宗教系ではない。品性と学識を備えた人間形成につとめている。 == 算数 == 50分。立体の把握などの高度な能力が必要な問題も出題されている。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 関連ページ == [http://www.oin.ed.jp/ 桜蔭中オフィシャルサイト]※正しく表示されない可能性もあります	null	2020-08-22T04:56:56Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E6%A1%9C%E8%94%AD%E4%B8%AD
27,844	中学受験参考書/中学校別対策/女子学院中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/女子学院中 1870年、ジュリア・カルゾロスにより創立。週5日制。 40分で6問。[1]は基本的な問題の出題が多い。女子学院中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/女子学院中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1870年、ジュリア・カルゾロスにより創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "週5日制。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "40分で6問。[1]は基本的な問題の出題が多い。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "女子学院中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/女子学院中沿革 1870年、ジュリア・カルゾロスにより創立。特徴週5日制。	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''女子学院中'''は東京都千代田区にある私立のプロテスタント女子中高一貫校である。沿革 1870年、ジュリア・カルゾロスにより創立。特徴週5日制。 == 算数 == 40分で6問。[1]は基本的な問題の出題が多い。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 関連ページ == [https://www.joshigakuin.ed.jp/index.php 女子学院中オフィシャルサイト] {{Substub}}	null	2020-04-25T13:45:05Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%AD%A6%E9%99%A2%E4%B8%AD
27,845	ウィキペディアの書き方/中級編/管理作業入門	ここまでウィキペディアの記事の書き方や、編集方法などについて述べてきました。しかしこの章では、ウィキペディアの記事を執筆する、加筆する以外の方法で、ウィキペディアをより良いものへとしていく方法の一つ、管理作業について述べていきます。ここで言う管理作業とは、管理者権限を持たずとも行えるウィキペディアの整備のことです。具体的には荒らし対応、不適切な投稿の差し戻し、管理作業はあくまでサブであり、メインは記事の執筆であることを心に留めておいて下さい。管理作業をするにあたって、Wikipedia:方針やガイドラインを理解し、遵守して下さい。 Wikipedia:個人攻撃をしないにもあるように、注意されても感情的にならず、冷静に対処して下さい。管理作業をする上で何らかの失敗をし、それを注意された場合は、間違いを認め、正直に謝罪しましょう。注意されて個人攻撃をしてしまったりした場合は、すぐに謝りましょう。彼らも一人のウィキペディアンです。ウィキペディアの編集者が減ることは望んでいません。繰り返しになりますが、冷静に対処しましょう。荒らしとは、Wikipedia:荒らし#荒らしの類型に挙げられる様な行動、そしてその行動を取ったユーザーに対して使われる言葉です。荒らしは、面白半分で内容を下らないジョークや、卑猥な言葉に書き換えたりし、その行動に特に意味はありません。荒らしの発見に最も役立つのは特別:最近の更新です。最近の更新では直近に更新されたページと、編集者、日時と要約、そして追加されたバイト数が表示されます。荒らしとして怪しいのは以下の様な更新です。荒らしを発見したら荒らされた版を取り消し、もしくは差し戻して下さい(方法についてはHelp:以前の版にページを戻す方法を参照)。取り消し、差し戻しを行った場合は以下のいずれかを要約欄に記入しましょう。以下の言葉の前にその理由(荒らし、意味不明な記述、など)を書き込むとより他のウィキペディアンに認知されやすくなります。差し戻しを行い、荒らしを取り除いたのち、荒らしたユーザーの更新履歴を確認し、他に行為がないか確認します。万一、同様の荒らし行為を発見したら、即座に対応して下さい。そしてユーザーの会話ページにTemplate:Testを残してください。これは荒らしユーザーに対する警告テンプレートで、最初はTemplate:Test0から始め、段階的にTemplate:Test4へと警告を強めていくものです。既に会話ページに、このテンプレートが貼ってあった場合は、さらに一段階強めるテンプレートを貼ります。以上の警告を行い、既にTemplate:Test4により警告している場合は、Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックに報告して下さい。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここまでウィキペディアの記事の書き方や、編集方法などについて述べてきました。しかしこの章では、ウィキペディアの記事を執筆する、加筆する以外の方法で、ウィキペディアをより良いものへとしていく方法の一つ、管理作業について述べていきます。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ここで言う管理作業とは、管理者権限を持たずとも行えるウィキペディアの整備のことです。具体的には荒らし対応、不適切な投稿の差し戻し、", "title": "管理作業をする前に" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "管理作業はあくまでサブであり、メインは記事の執筆であることを心に留めておいて下さい。", "title": "管理作業をする前に" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "管理作業をするにあたって、Wikipedia:方針やガイドラインを理解し、遵守して下さい。", "title": "管理作業をする前に" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Wikipedia:個人攻撃をしないにもあるように、注意されても感情的にならず、冷静に対処して下さい。管理作業をする上で何らかの失敗をし、それを注意された場合は、間違いを認め、正直に謝罪しましょう。", "title": "管理作業をする前に" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "注意されて個人攻撃をしてしまったりした場合は、すぐに謝りましょう。彼らも一人のウィキペディアンです。ウィキペディアの編集者が減ることは望んでいません。繰り返しになりますが、冷静に対処しましょう。", "title": "管理作業をする前に" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "荒らしとは、Wikipedia:荒らし#荒らしの類型に挙げられる様な行動、そしてその行動を取ったユーザーに対して使われる言葉です。荒らしは、面白半分で内容を下らないジョークや、卑猥な言葉に書き換えたりし、その行動に特に意味はありません。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "荒らしの発見に最も役立つのは特別:最近の更新です。最近の更新では直近に更新されたページと、編集者、日時と要約、そして追加されたバイト数が表示されます。荒らしとして怪しいのは以下の様な更新です。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "荒らしを発見したら荒らされた版を取り消し、もしくは差し戻して下さい(方法についてはHelp:以前の版にページを戻す方法を参照)。取り消し、差し戻しを行った場合は以下のいずれかを要約欄に記入しましょう。以下の言葉の前にその理由(荒らし、意味不明な記述、など)を書き込むとより他のウィキペディアンに認知されやすくなります。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "差し戻しを行い、荒らしを取り除いたのち、荒らしたユーザーの更新履歴を確認し、他に行為がないか確認します。万一、同様の荒らし行為を発見したら、即座に対応して下さい。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "そしてユーザーの会話ページにTemplate:Testを残してください。これは荒らしユーザーに対する警告テンプレートで、最初はTemplate:Test0から始め、段階的にTemplate:Test4へと警告を強めていくものです。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "既に会話ページに、このテンプレートが貼ってあった場合は、さらに一段階強めるテンプレートを貼ります。", "title": "荒らし対応" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "以上の警告を行い、既にTemplate:Test4により警告している場合は、Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックに報告して下さい。", "title": "荒らし対応" } ]	ここまでウィキペディアの記事の書き方や、編集方法などについて述べてきました。しかしこの章では、ウィキペディアの記事を執筆する、加筆する以外の方法で、ウィキペディアをより良いものへとしていく方法の一つ、管理作業について述べていきます。	{{Pathnav\|[[メインページ]]\|[[ウィキペディアの書き方中級編]]\|'''ウィキペディアの書き方中級編-管理作業入門'''\|frame=1\|hide=1}} ここまでウィキペディアの記事の書き方や、編集方法などについて述べてきました。しかしこの章では、ウィキペディアの記事を執筆する、加筆する以外の方法で、ウィキペディアをより良いものへとしていく方法の一つ、管理作業について述べていきます。 == 管理作業をする前に == ここで言う管理作業とは、管理者権限を持たずとも行えるウィキペディアの整備のことです。具体的には'''荒らし対応'''、'''不適切な投稿の差し戻し'''、 === 管理作業はあくまでもサブ === 管理作業はあくまでサブであり、メインは[[ウィキペディアの書き方入門編-書いてみよう (加筆編)\|記事の執筆]]であることを心に留めておいて下さい。 === 方針をよく理解する === 管理作業をするにあたって、[[w:Wikipedia:方針とガイドラインの一覧\|Wikipedia:方針やガイドライン]]を理解し、遵守して下さい。 === 注意されたら === [[w:Wikipedia:個人攻撃をしない\|Wikipedia:個人攻撃をしない]]にもあるように、注意されても感情的にならず、冷静に対処して下さい。管理作業をする上で何らかの失敗をし、それを注意された場合は、間違いを認め、正直に謝罪しましょう。注意されて個人攻撃をしてしまったりした場合は、すぐに謝りましょう。彼らも一人のウィキペディアンです。ウィキペディアの編集者が減ることは望んでいません。繰り返しになりますが、'''冷静に対処しましょう'''。 == 荒らし対応 == === 荒らしとは何か === 荒らしとは、[[w:Wikipedia:荒らし#荒らしの類型\|Wikipedia:荒らし#荒らしの類型]]に挙げられる様な行動、そしてその行動を取ったユーザーに対して使われる言葉です。荒らしは、面白半分で内容を下らないジョークや、卑猥な言葉に書き換えたりし、その行動に特に意味はありません。 === 荒らしを発見するには === 荒らしの発見に最も役立つのは[[w:特別:最近の更新\|特別:最近の更新]]です。最近の更新では直近に更新されたページと、編集者、日時と要約、そして追加されたバイト数が表示されます。荒らしとして怪しいのは以下の様な更新です。 # 追加されたバイト数が極端に少ない更新 # IPユーザー（IPユーザー全てを疑え、という訳ではありません）の更新 # 時事問題の記事の更新 === 荒らしを発見したら === ==== 発見段階 ==== 荒らしを発見したら荒らされた版を取り消し、もしくは差し戻して下さい（方法については[[w:Help:以前の版にページを戻す方法\|Help:以前の版にページを戻す方法]]を参照）。取り消し、差し戻しを行った場合は以下のいずれかを要約欄に記入しましょう。以下の言葉の前にその理由（荒らし、意味不明な記述、など）を書き込むとより他のウィキペディアンに認知されやすくなります。 # 差し戻し（取り消し） # revert # rv 差し戻しを行い、荒らしを取り除いたのち、荒らしたユーザーの更新履歴を確認し、他に行為がないか確認します。万一、同様の荒らし行為を発見したら、即座に対応して下さい。 ==== 警告段階 ==== そしてユーザーの会話ページに[[w:Template:Test\|Template:Test]]を残してください。これは荒らしユーザーに対する警告テンプレートで、最初は[[w:Template:Test0\|Template:Test0]]から始め、段階的に[[w:Template:Test4\|Template:Test4]]へと警告を強めていくものです。既に会話ページに、このテンプレートが貼ってあった場合は、さらに一段階強めるテンプレートを貼ります。 === 管理者伝言板 === 以上の警告を行い、既に[[w:Template:Test4\|Template:Test4]]により警告している場合は、[[w:Wikipedia:管理者伝言板#%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF\|Wikipedia:管理者伝言板#投稿ブロック]]に報告して下さい。 === 保護依頼 === == 削除関連 == === 削除とは何か === === 即時削除 === === 削除依頼 === === 復帰依頼 === == 投稿ブロック関連 == === 投稿ブロックとは何か === === 投稿ブロック依頼を出す前に === === 投稿ブロック依頼の提出 === {{DEFAULTSORT:ちゆうきゆうへんかんりさきようにゆうもん}} [[カテゴリ:ウィキペディアの書き方]]	null	2020-05-06T04:54:44Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E4%B8%AD%E7%B4%9A%E7%B7%A8/%E7%AE%A1%E7%90%86%E4%BD%9C%E6%A5%AD%E5%85%A5%E9%96%80
27,847	小説の書き方	ここは、小説の書き方に関連した書籍をまとめる書庫です。基本である程度の知識を付け、初級から徐々に上級まで目を通すことをおすすめします。つまり、基本が「Step-1」で上級が「Step-4」なのです。それぞれのステップを進める目安です。あくまで目安であることを忘れないで下さい。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ここは、小説の書き方に関連した書籍をまとめる書庫です。基本である程度の知識を付け、初級から徐々に上級まで目を通すことをおすすめします。つまり、基本が「Step-1」で上級が「Step-4」なのです。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "それぞれのステップを進める目安です。あくまで目安であることを忘れないで下さい。", "title": "ステップについて" } ]	ここは、小説の書き方に関連した書籍をまとめる書庫です。基本である程度の知識を付け、初級から徐々に上級まで目を通すことをおすすめします。つまり、基本が「Step-1」で上級が「Step-4」なのです。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|frame=2}}ここは、小説の書き方に関連した書籍をまとめる書庫です。[[小説の書き方/基本\|基本]]である程度の知識を付け、[[小説の書き方/初級\|初級]]から徐々に[[小説の書き方/上級\|上級]]まで目を通すことをおすすめします。つまり、[[小説の書き方/基本\|基本]]が「Step-1」で[[小説の書き方/上級\|上級]]が「Step-4」なのです。 == 書庫 == {{進捗状況}} === 「書く」編 === #[[小説の書き方/基本\|基本]]{{進捗\|50%\|2020-05-08}} ##[[小説の書き方/基本#ジャンル\|ジャンル]] ##[[小説の書き方/基本#タイトル\|タイトル]] ##[[小説の書き方/基本#書き出し\|書き出し]] ##[[小説の書き方/基本#書き方\|書き方]] ##[[小説の書き方/基本#伏線\|伏線]] ##[[小説の書き方/基本#締め方\|締め方]] ##[[小説の書き方/基本/ライトノベル\|ライトノベル]] ##[[小説の書き方/基本/二次創作\|二次創作]] #[[小説の書き方/初級\|初級]] ##[[小説の書き方/作文のルール\|作文のルール]] ##[[小説の書き方/初級#何で書く\|なにで書く]] ##[[小説の書き方/初級#世界観\|世界観]] ##[[小説の書き方/初級#プロット\|プロット]] ##[[小説の書き方/初級#キャラクターメイキング\|キャラクター]] ##[[小説の書き方/初級#テンプレート\|テンプレート]] ##[[小説の書き方/初級/ライトノベル\|ライトノベル]] ##[[小説の書き方/初級/二次創作\|二次創作]] #[[小説の書き方/中級\|中級]] #[[小説の書き方/上級\|上級]] ##[[小説の書き方/上級#推敲\|推敲]] ##[[小説の書き方/上級#見てもらおう\|見てもらおう]] === 「見てもらう」編 === #[[小説の書き方/公募\|公募]] #[[小説の書き方/小説投稿サイト\|小説投稿サイト]]{{進捗\|50%\|2020-05-08}} == ステップについて == それぞれのステップを進める目安です。あくまで目安であることを忘れないで下さい。 {\| class="wikitable" !順番!!ステップ!!始める目安!!内容の要約 \|- \|1 \|[[小説の書き方/基本\|基本]] \| \|小説を書くにあたって<br />まず知っておくべき事について \|- \|2 \|[[小説の書き方/初級\|初級]] \|[[小説の書き方/基本\|基本]]をある程度理解したら \|小説を書く前に、決めておくべきことについて \|- \|3 \|[[小説の書き方/作文のルール\|作文のルール]] \|[[小説の書き方/初級\|初級]]をある程度理解したら \|作文のルールについて \|- \|4 \|[[小説の書き方/中級\|中級]] \|[[小説の書き方/初級\|初級]]と[[小説の書き方/作文のルール\|作文のルール]]をある程度理解し、全て決めたら \|小説の書き方について \|- \|5 \|[[小説の書き方/上級\|上級]] \|小説を書き切ったら \|小説を書いた後について \|- \| rowspan="2" \|6 \|[[小説の書き方/公募\|公募]] \|[[小説の書き方/上級\|上級]]を実行したら \|公募の方法について \|- \|[[小説の書き方/小説投稿サイト\|小説投稿サイト]] \|[[小説の書き方/上級\|上級]]を実行したら \|小説投稿サイトへの投稿の仕方について \|} {{DEFAULTSORT:しようせつのかきかた}} {{NDC\|901}} [[カテゴリ:小説]] [[カテゴリ:小説の書き方\|*]]	null	2020-05-08T15:49:17Z	[ "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:進捗状況", "テンプレート:進捗", "テンプレート:NDC" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9
27,848	小説の書き方/小説投稿サイト	公募とは別の小説公開方法です。基本的に無料で使用でき、一部のサイトでは二次創作を書くことも出来ます。小説家になろう(外部リンク)は、ヒナプロジェクトの運営する日本最大級の小説投稿サイトです。日本最大級というだけあって、他の作品に埋もれてしまうこともありますが、ランキングに載るなどすると、高い評価と多数の感想を得られます。また、各レーベルより運営を通して書籍化の声が掛かることもあります。一方で、原則として二次創作の投稿を禁止している為、二次創作小説を書きたいユーザーには向きません。カクヨム(外部リンク)は、KADOKAWAの運営する小説投稿サイトです。特徴は、KADOKAWAの有名作品の二次創作が許可されていることと、一部の書籍化されている小説が公開されていることです。また、カクヨムロイヤリティと名付け、一定の閲覧数があると、収益が得られるシステムを採用しているので、お小遣い稼ぎにも使えるサイトです。ノベルアップ+(外部リンク)は、ホビージャパンの運営する小説投稿サイトです。特徴は、アバター、レベル、ジョブ、称号といったゲーム性の高い機能です。独自の大賞を持っており、そこで大賞を取れば書籍化も夢ではありません。株式会社アルファポリス(Wikipedia)が運営している小説サイトです。同社のポータルサイトにて小説投稿が可能である。エブリスタ(外部リンク)は、DeNAとNTTドコモの運営する小説投稿サイトです。ハーメルン(外部リンク)は、個人の運営する「小説家になろう」に次ぐ規模の小説投稿サイトです。特徴は、pixiv同様、二次創作の投稿がメインだということです。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "公募とは別の小説公開方法です。基本的に無料で使用でき、一部のサイトでは二次創作を書くことも出来ます。", "title": "小説投稿サイトとは" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "小説家になろう(外部リンク)は、ヒナプロジェクトの運営する日本最大級の小説投稿サイトです。日本最大級というだけあって、他の作品に埋もれてしまうこともありますが、ランキングに載るなどすると、高い評価と多数の感想を得られます。また、各レーベルより運営を通して書籍化の声が掛かることもあります。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "一方で、原則として二次創作の投稿を禁止している為、二次創作小説を書きたいユーザーには向きません。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "カクヨム(外部リンク)は、KADOKAWAの運営する小説投稿サイトです。特徴は、KADOKAWAの有名作品の二次創作が許可されていることと、一部の書籍化されている小説が公開されていることです。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "また、カクヨムロイヤリティと名付け、一定の閲覧数があると、収益が得られるシステムを採用しているので、お小遣い稼ぎにも使えるサイトです。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ノベルアップ+(外部リンク)は、ホビージャパンの運営する小説投稿サイトです。特徴は、アバター、レベル、ジョブ、称号といったゲーム性の高い機能です。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "独自の大賞を持っており、そこで大賞を取れば書籍化も夢ではありません。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "株式会社アルファポリス(Wikipedia)が運営している小説サイトです。同社のポータルサイトにて小説投稿が可能である。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "エブリスタ(外部リンク)は、DeNAとNTTドコモの運営する小説投稿サイトです。", "title": "主な小説投稿サイト" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "ハーメルン(外部リンク)は、個人の運営する「小説家になろう」に次ぐ規模の小説投稿サイトです。特徴は、pixiv同様、二次創作の投稿がメインだということです。", "title": "主な小説投稿サイト" } ]	null	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|小説の書き方\|frame=1}} == 小説投稿サイトとは == [[小説の書き方/公募\|公募]]とは別の小説公開方法です。基本的に無料で使用でき、一部のサイトでは二次創作を書くことも出来ます。 == 主な小説投稿サイト == === 小説家になろう === {{Wikipedia\|小説家になろう}} [[小説の書き方/小説投稿サイト/小説家になろう\|小説家になろう]]（[https://syosetu.com/ 外部リンク]）は、[[w:ヒナプロジェクト\|ヒナプロジェクト]]の運営する日本最大級の小説投稿サイトです。日本最大級というだけあって、他の作品に埋もれてしまうこともありますが、ランキングに載るなどすると、高い評価と多数の感想を得られます。また、各レーベルより運営を通して書籍化の声が掛かることもあります。一方で、原則として二次創作の投稿を禁止している為、二次創作小説を書きたいユーザーには向きません。 === カクヨム === {{Wikipedia\|カクヨム}} [[小説の書き方/小説投稿サイト/カクヨム\|カクヨム]]（[https://kakuyomu.jp/ 外部リンク]）は、[[w:KADOKAWA\|KADOKAWA]]の運営する小説投稿サイトです。特徴は、KADOKAWAの有名作品の二次創作が許可されていることと、一部の書籍化されている小説が公開されていることです。また、カクヨムロイヤリティと名付け、一定の閲覧数があると、収益が得られるシステムを採用しているので、お小遣い稼ぎにも使えるサイトです。 === ノベルアップ+ === {{Wikipedia\|ノベルアップ+}} [[小説の書き方/小説投稿サイト/ノベルアップ+\|ノベルアップ+]]（[https://novelup.plus/ 外部リンク]）は、[[w:ホビージャパン\|ホビージャパン]]の運営する小説投稿サイトです。特徴は、アバター、レベル、ジョブ、称号といったゲーム性の高い機能です。独自の大賞を持っており、そこで大賞を取れば書籍化も夢ではありません。 === アルファポリス === {{Wikipedia\|アルファポリス}} 株式会社{{仮リンク\|アルファポリス\|w\|ja}}が運営している小説サイトです。[https://www.alphapolis.co.jp/ 同社のポータルサイト]にて小説投稿が可能である。 === エブリスタ === {{Wikipedia\|エブリスタ}} [[小説の書き方/小説投稿サイト/エブリスタ\|エブリスタ]]（[https://everystar.jp/ 外部リンク]）は、[[w:DeNA\|DeNA]]と[[w:NTTドコモ\|NTTドコモ]]の運営する小説投稿サイトです。 === ハーメルン === {{Wikipedia\|ハーメルン (小説投稿サイト)}} [[小説の書き方/小説投稿サイト/ハーメルン\|ハーメルン]]（[https://syosetu.org/ 外部リンク]）は、個人の運営する「小説家になろう」に次ぐ規模の小説投稿サイトです。特徴は、[[小説の書き方/小説投稿サイト#Pixiv\|pixiv]]同様、二次創作の投稿がメインだということです。 === pixiv === {{Wikipedia\|pixiv}} == まとめ == === 評価システム === {\| class="wikitable" !サイト !評価システム \|- \|小説家になろう \|五つ星（一つ2pt換算、計10pt）+ブックマーク（2pt）=計12pt \|- \|カクヨム \|三つ星（Good!、Very Good!、Excellent!） \|- \|ノベルアップ+ \|応援ポイント（無制限）、投げ銭 \|} [[カテゴリ:小説の書き方]] {{DEFAULTSORT:しようせつとうこうさいと}}	null	2021-06-01T03:34:20Z	[ "テンプレート:仮リンク", "テンプレート:Pathnav", "テンプレート:Wikipedia" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88
27,852	中学受験参考書/中学校別対策/海陽中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海陽中トヨタ自動車や東海旅客鉄道、中部電力などの企業が中心となり2006年に創立。全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。場合の数などは頻出。その場で考える問題が多い。高度な分析力が問われる。海陽中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海陽中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "トヨタ自動車や東海旅客鉄道、中部電力などの企業が中心となり2006年に創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "場合の数などは頻出。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "その場で考える問題が多い。高度な分析力が問われる。", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "海陽中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/海陽中沿革トヨタ自動車や東海旅客鉄道、中部電力などの企業が中心となり2006年に創立。特徴全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''海陽中'''は愛知県蒲郡市にある私立の男子中高一貫校である。沿革 [[w:トヨタ自動車\|トヨタ自動車]]や[[w:東海旅客鉄道\|東海旅客鉄道]]、[[w:中部電力\|中部電力]]などの企業が中心となり2006年に創立。特徴全寮制。「将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成」を目標としている。 == 算数 == 場合の数などは頻出。 == 国語 == == 理科 == その場で考える問題が多い。高度な分析力が問われる。 == 社会 == == 関連ページ == [https://www.kaiyo.ac.jp/ 海陽中オフィシャルサイト] {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/かいようちゆう}}	null	2020-04-26T02:10:39Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E6%B5%B7%E9%99%BD%E4%B8%AD
27,853	中学受験参考書/中学校別対策/お茶の水女子大学附属中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/お茶の水女子大学附属中 1875年に創立。カーシェアリング、スーパーでの買い物など日常生活に関連した問題も出題されている。お茶の水女子大学附属中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/お茶の水女子大学附属中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1875年に創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "カーシェアリング、スーパーでの買い物など日常生活に関連した問題も出題されている。", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "お茶の水女子大学附属中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/お茶の水女子大学附属中沿革 1875年に創立。特徴	{{Substub}} {{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} <!-- 悠仁さまについては触れないでください --> :'''お茶の水女子大学附属中'''は東京都文京区にある私立の'''男女共学'''中高一貫校である。※高校以降は女子高となる。沿革 1875年に創立。特徴 == 算数 == [[w:カーシェアリング\|カーシェアリング]]、スーパーでの買い物など日常生活に関連した問題も出題されている。 == 国語 == == 理科 == == 社会 == == 関連ページ == [http://www.fz.ocha.ac.jp/ft/ お茶の水女子大学附属中オフィシャルサイト]	null	2020-08-22T04:57:51Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E3%81%8A%E8%8C%B6%E3%81%AE%E6%B0%B4%E5%A5%B3%E5%AD%90%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%84%E5%B1%9E%E4%B8%AD
27,855	中学受験参考書/中学校別対策/慶應義塾中	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/慶應義塾中 1858年に福沢諭吉により創立。一般常識(過年度は和食とフランス料理のマナー)なども出題されている。慶應義塾中オフィシャルサイト	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/慶應義塾中", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "1858年に福沢諭吉により創立。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "算数" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "国語" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "", "title": "理科" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "一般常識(過年度は和食とフランス料理のマナー)なども出題されている。", "title": "社会" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "慶應義塾中オフィシャルサイト", "title": "関連ページ" } ]	Main Page > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 小学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/慶應義塾中沿革 1858年に福沢諭吉により創立。特徴	{{Pathnav\|Main Page\|小学校・中学校・高等学校の学習\|小学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} :'''慶應義塾中'''は東京都港区にある私立の男子中高一貫校である。沿革 1858年に福沢諭吉により創立。特徴 == 算数 == == 国語 == == 理科 == == 社会 == 一般常識(過年度は和食とフランス料理のマナー)なども出題されている。 == 関連ページ == [https://www.kgc.keio.ac.jp/ 慶應義塾中オフィシャルサイト] {{Substub}} {{Substub}} [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/けいおうきしゆくちゆう}}	null	2020-04-26T06:03:52Z	[ "テンプレート:Substub" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E6%85%B6%E6%87%89%E7%BE%A9%E5%A1%BE%E4%B8%AD
27,857	ウィキペディアの書き方/中級編/便利なテクニック	ショートカットとは、特定のキーを複数個、同時に押すことで、指定のページを開いたり、指定のアクションを起こせる機能の事です。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ショートカットとは、特定のキーを複数個、同時に押すことで、指定のページを開いたり、指定のアクションを起こせる機能の事です。", "title": "ショートカット" } ]	null	{{Pathnav\|メインページ\|ウィキペディアの書き方\|ウィキペディアの書き方中級編\|ウィキペディアの書き方中級編-便利なテクニック\|frame=1\|hide=1}} == ちょっと複雑なウィキ文法 == === 特殊なリンク === === 特殊な脚注 === === 色の使用 === === 高度な画像テクニック === === 表やグラフ === == 他の利用者にお願いする == === 各種依頼 === === 記事上でお願いする === == ショートカット == === ショートカットとは何か === ショートカットとは、特定のキーを複数個、同時に押すことで、指定のページを開いたり、指定のアクションを起こせる機能の事です。 === ショートカット一覧 === {\| class="wikitable" !ショートカット !表示ページ \|- \|alt-shift-z \|[[w:メインページ\|メインページ]] \|- \|alt-shift-c \|本文ページ \|- \|alt-shift-t \|議論ページ \|- \|alt-shift-e \|編集ページ \|- \|alt-shift-+ \|話題追加 \|- \|alt-shift-n \|利用者・会話ページ \|- \|alt-shift-l \|[[w:特別:ウォッチリスト\|特別:ウォッチリスト]] \|- \|alt-hift-y \|[[w:特別:投稿記録\|特別:投稿記録]] \|- \|alt-shift-h \|履歴ページ \|- \|alt-shift-w \|ウォッチリストに追加 \|- \|alt-shift-r \|[[w:特別:最近の更新\|特別:最近の更新]] \|- \|alt-shift-x \|[[w:特別:おまかせ表示\|特別:おまかせ表示]] \|- \|alt-shift-j \|[[w:特別:リンク元\|特別:リンク元]] \|- \|alt-shift-k \|[[w:特別:関連ページの更新状況\|特別:関連ページの更新状況]] \|- \|alt-shift-u \|[[w:Wikipedia:ファイルのアップロード\|Wikipedia:ファイルのアップロード]] \|- \|alt-shift-q \|[[w:特別:特別ページ一覧\|特別:特別ページ一覧]] \|- \|alt-shift-p \|印刷用ページ \|} [[カテゴリ:ウィキペディアの書き方]]	null	2022-11-20T07:12:57Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%83%9A%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E4%B8%AD%E7%B4%9A%E7%B7%A8/%E4%BE%BF%E5%88%A9%E3%81%AA%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
27,858	高等学校古文/漢詩/絶句	絶句絶句江碧鳥逾白江碧(みどり)にして鳥逾(いよいよ)白く山青花欲然山青くして花然(も)えんと欲す今春看又過今春看(みすみす) 又(また)過ぐ何日是帰年何(いづ)れの日か是(こ)れ帰年ならん盛唐期の詩人杜甫の五言絶句。詩の前半では作者が滞在する地の春の美しい風景を詠い、後半では故郷に帰りたいけれども何年も帰れない作者の心境が詠じられている。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "本文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "絶句絶句", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "江碧鳥逾白江碧(みどり)にして鳥逾(いよいよ)白く", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "山青花欲然山青くして花然(も)えんと欲す", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "今春看又過今春看(みすみす) 又(また)過ぐ", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "何日是帰年何(いづ)れの日か是(こ)れ帰年ならん", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "盛唐期の詩人杜甫の五言絶句。", "title": "鑑賞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "詩の前半では作者が滞在する地の春の美しい風景を詠い、後半では故郷に帰りたいけれども何年も帰れない作者の心境が詠じられている。", "title": "鑑賞" } ]	null	{{Wikisource\|絶句}} == 本文 == [[ファイル:絶句_返り点.svg\|400px\|漢詩『絶句』杜甫]] ==白文　訓読文== <big>'''絶句'''</big>　絶句 <big>'''江碧鳥逾白'''</big>　江碧（みどり）にして　鳥逾（いよいよ）白く <big>'''山青花欲然'''</big>　山青くして　花然（も）えんと欲す <big>'''今春看又過'''</big>　今春看（みすみす）　又（また）過ぐ <big>'''何日是帰年'''</big>　何（いづ）れの日か　是（こ）れ帰年ならん ==現代語訳== （起句）長江の水は緑色に澄み、鳥たちもますます白く見える。（承句）山には青々と木が生い茂り、咲く花は燃え出しそうに赤い色をしている。（転句）今年の春もみるみるうちに、また過ぎ去ろうとしている。（結句）私はいつになったら故郷に帰ることができるのだろうか。 ==鑑賞== [[盛唐]]期の詩人[[杜甫]]の[[五言絶句]]。詩の前半では作者が滞在する地の春の美しい風景を詠い、後半では故郷に帰りたいけれども何年も帰れない作者の心境が詠じられている。 ==押韻== *然・年 [[Category:高等学校教育_国語_漢文_漢詩\|せつく]]	null	2020-04-26T09:02:43Z	[ "テンプレート:Wikisource" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%8F%A4%E6%96%87/%E6%BC%A2%E8%A9%A9/%E7%B5%B6%E5%8F%A5
27,860	ジョーク集/第二次世界大戦ジョーク	第二次世界大戦をネタにしたジョークである。最弱の軍は日本人の将軍・中国人の参謀・イタリア人の兵隊。イタリアは第二次世界大戦の枢軸国の主要三ヶ国(大日本帝国、ナチス・ドイツ、イタリア王国及びイタリア社会共和国)の中で真っ先に降伏し、さらに陸軍、海軍共に装備が貧弱だったため、よくジョークとして使われる。多くがブラックジョークなので使う際には注意が必要。すぐ降伏するという前提があるので、よくジョークに使われる。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第二次世界大戦をネタにしたジョークである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "最弱の軍は日本人の将軍・中国人の参謀・イタリア人の兵隊。", "title": "日本関係" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "イタリアは第二次世界大戦の枢軸国の主要三ヶ国(大日本帝国、ナチス・ドイツ、イタリア王国及びイタリア社会共和国)の中で真っ先に降伏し、さらに陸軍、海軍共に装備が貧弱だったため、よくジョークとして使われる。", "title": "イタリア関係" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "多くがブラックジョークなので使う際には注意が必要。", "title": "イタリア関係" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "すぐ降伏するという前提があるので、よくジョークに使われる。", "title": "フランス関係" } ]	第二次世界大戦をネタにしたジョークである。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|ジョーク集\|frame=1}} [[w:第二次世界大戦\|第二次世界大戦]]をネタにしたジョークである。 == 日本関係 == 最弱の軍は日本人の将軍・中国人の参謀・イタリア人の兵隊。 == イギリス関係 == * 戦争を終結させたのはバートランド・ラッセルだ。何故なら『西洋哲学史』を出版したから。それにより、ラッセルの思索は終結し、行動主義も単なる政治的で社会的な体裁に留まるものとして理解された。着想としてはウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』による所が大きい。 == イタリア関係 == [[w:イタリア社会共和国\|イタリア]]は第二次世界大戦の[[w:枢軸国\|枢軸国]]の主要三ヶ国（[[w:大日本帝国\|大日本帝国]]、[[w:ナチス・ドイツ\|ナチス・ドイツ]]、[[w:イタリア王国\|イタリア王国]]及び[[w:イタリア社会共和国\|イタリア社会共和国]]）の中で真っ先に降伏し、さらに陸軍、海軍共に装備が貧弱だったため、よくジョークとして使われる。多くがブラックジョークなので使う際には注意が必要。 * 日本人がドイツ人に対して。<br />「次はイタ公抜きでやろうぜ」 * イタリア軍の戦車のギアは、前進1段、後進5段 * 水が無い砂漠のど真ん中でもパスタを茹でるので、すぐ水不足になる * 戦車よりも白旗を生産している * 槍と弓で武装した原住民に敗北できる近代国家はイタリアくらい * 昼飯の時間になったら戦闘中断 * イタリアは、殺されるんじゃないかとびくびくしている捕虜にフルコースの食事を出してあげたことがある * 戦争行っても恐かったらイギリスと戦わないで帰ってきた * ドイツ、フランス侵攻時。側近がヒトラーに。<br />側近「総統、イタリアが参戦しました」<br />ヒトラー「1個師団を出して迎撃したまえ！」<br />側近「イタリアはドイツの味方として参戦したのです」<br />ヒトラー「大変だ！3個師団を出して守ってやらねばならないではないか！」<br />（参考：一個師団は6000～20000人規模。つまるところ、三個師団は最大60000人） * 一日かけて前進した距離を二時間で撤退した ==フランス関係== すぐ降伏するという前提があるので、よくジョークに使われる。フランスでは白旗(降伏の旗)を掲げることを学校で習う。フランスの戦車には白旗が常備されている。 {{デフォルトソート:しようくしゆう\|たい2しせかいたいせんしようく}} [[カテゴリ:ジョーク]] [[カテゴリ:第二次世界大戦]]	2020-04-26T14:54:52Z	2024-02-18T08:02:37Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%AF%E9%9B%86/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%AF
27,861	小説の書き方/基本	小説を書くための基本的なことについて、学びましょう。以下、主な小説のジャンルを記載します。タイトルは、小説を読者が読むか読まないか、最も影響します。その為、タイトルは小説の内容に合ったものを考えなくてはなりません。タイトルを考えるのは、小説が完成するくらいが適当です。プロット(下書き)が既にでき上がっており、最も読者に伝えたい点が決まっている場合はその限りではありますが、基本的に小説が完成した時に、内容に合わせて付けましょう。タイトルの文字数は、大体6文字から15文字程度が適当です。ライトノベルや、それに似たものは20文字を超えるものもありますが、基本的にタイトルは短く簡潔にすべきです。小説の書き出しは、小説を読者が読むか読まないか、タイトルの次に影響します。人称は「俺」「僕」「私」などを地の文に使う一人称視点と、「彼は」「彼女は」「○○は」などを使う三人称視点に分けられます。文体は、「~です、~ます」の敬体と、「~だ、~である」の常体に分けられます。敬体は主に三人称を使用する時に、使う他、基本敬語を使うキャラクターの一人称で使われます。少し堅苦しいイメージを与えるので、基本的に使われません。小説の締めは、読者の満足感に大きく影響します。恋愛小説の場合は、恋が成就したところ、若しくは恋が成就した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。適当とは適切で妥当という意味です。次回作の出版や、投稿が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。ミステリー小説の場合も、恋愛小説と同様に、事件が解決したところ、若しくは事件が解決した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。次回作の出版や、投稿が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。以下のものは、一般的な小説とは少し異なります。その為、別ページに詳しく記載します。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "小説を書くための基本的なことについて、学びましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "以下、主な小説のジャンルを記載します。", "title": "ジャンル" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "タイトルは、小説を読者が読むか読まないか、最も影響します。その為、タイトルは小説の内容に合ったものを考えなくてはなりません。", "title": "タイトル" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "タイトルを考えるのは、小説が完成するくらいが適当です。プロット(下書き)が既にでき上がっており、最も読者に伝えたい点が決まっている場合はその限りではありますが、基本的に小説が完成した時に、内容に合わせて付けましょう。", "title": "タイトル" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "タイトルの文字数は、大体6文字から15文字程度が適当です。ライトノベルや、それに似たものは20文字を超えるものもありますが、基本的にタイトルは短く簡潔にすべきです。", "title": "タイトル" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "小説の書き出しは、小説を読者が読むか読まないか、タイトルの次に影響します。", "title": "書き出し" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "人称は「俺」「僕」「私」などを地の文に使う一人称視点と、「彼は」「彼女は」「○○は」などを使う三人称視点に分けられます。", "title": "書き方" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "文体は、「~です、~ます」の敬体と、「~だ、~である」の常体に分けられます。", "title": "書き方" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "敬体は主に三人称を使用する時に、使う他、基本敬語を使うキャラクターの一人称で使われます。少し堅苦しいイメージを与えるので、基本的に使われません。", "title": "書き方" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "小説の締めは、読者の満足感に大きく影響します。", "title": "締め方" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "恋愛小説の場合は、恋が成就したところ、若しくは恋が成就した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。適当とは適切で妥当という意味です。次回作の出版や、投稿が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。", "title": "締め方" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "ミステリー小説の場合も、恋愛小説と同様に、事件が解決したところ、若しくは事件が解決した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。次回作の出版や、投稿が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。", "title": "締め方" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "以下のものは、一般的な小説とは少し異なります。その為、別ページに詳しく記載します。", "title": "ライトノベル・二次創作" } ]	小説を書くための基本的なことについて、学びましょう。	{{Pathnav\|メインページ\|その他の本\|frame=1\|小説の書き方}} 小説を書くための'''基本的なこと'''について、学びましょう。 == ジャンル == 以下、主な小説のジャンルを記載します。 {\| class="wikitable" !ジャンル!!サブジャンル!!主題 \|- \| rowspan="4" \|恋愛小説 \|純愛小説 \|主に男女の[[w:純愛\|純愛]] \|- \|狂愛小説 \|主に男女の狂愛<ref>狂愛とは、狂ってしまうほど強い愛情の事である。</ref> \|- \|BL小説 \|男性同士の恋愛模様 \|- \|GL小説(百合小説) \|女性同士の恋愛模様 \|- \| rowspan="3" \|ミステリー小説(推理小説) \|サスペンス \|[[w:サスペンス\|サスペンス]] \|- \|警察小説 \|警察の捜査活動 \|- \|スパイ小説 \|スパイの行動 \|- \|rowspan="2"\|ファンタジー \|ローファンタジー \|現実世界にファンタジー要素を取り入れたもの \|- \|ハイファンタジー \|異世界など、現実世界と異なる世界を舞台としたもの \|- \| colspan="2" \|SF小説 \|実際には有り得ない能力など \|} == タイトル == タイトルは、小説を読者が読むか読まないか、最も影響します。その為、タイトルは小説の内容に合ったものを考えなくてはなりません。 === 時期 === タイトルを考えるのは、小説が完成するくらいが適当です。プロット(下書き)が既にでき上がっており、最も読者に伝えたい点が決まっている場合はその限りではありますが、基本的に小説が完成した時に、内容に合わせて付けましょう。 === 文字数 === タイトルの文字数は、大体6文字から15文字程度が適当です。[[小説の書き方/基本/ライトノベル\|ライトノベル]]や、それに似たものは20文字を超えるものもありますが、基本的にタイトルは短く簡潔にすべきです。 == 書き出し == 小説の書き出しは、小説を読者が読むか読まないか、タイトルの次に影響します。 == 書き方 == === プロット === === 人称 === 人称は「俺」「僕」「私」などを地の文に使う'''一人称視点'''と、「彼は」「彼女は」「○○は」などを使う'''三人称視点'''に分けられます。 ==== 一人称視点 ==== ==== 三人称視点 ==== === 文体 === 文体は、「～です、～ます」の'''敬体'''と、「～だ、～である」の'''常体'''に分けられます。 ==== 敬体 ==== 敬体は主に[[小説の書き方/基本#三人称視点\|三人称]]を使用する時に、使う他、基本敬語を使う[[小説の書き方/初級#キャラクター\|キャラクター]]の[[小説の書き方/基本#一人称視点\|一人称]]で使われます。少し堅苦しいイメージを与えるので、基本的に使われません。 ==== 常体 ==== == 伏線 == == 締め方 == 小説の締めは、読者の満足感に大きく影響します。 === 恋愛小説 === 恋愛小説の場合は、恋が成就したところ、若しくは恋が成就した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。適当とは適切で妥当という意味です。次回作の[[小説の書き方/出版\|出版]]や、[[小説の書き方/小説投稿サイト\|投稿]]が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。 === ミステリー小説 === ミステリー小説の場合も、恋愛小説と同様に、事件が解決したところ、若しくは事件が解決した後のアフターストーリーを少し付ける程度が適当です。次回作の出版や、投稿が決まっている場合は、さらにその次回作への伏線を張っておくのも良いでしょう。 == ライトノベル・二次創作 == 以下のものは、一般的な小説とは少し異なります。その為、別ページに詳しく記載します。 * [[小説の書き方/基本/ライトノベル\|ライトノベル]] *[[小説の書き方/基本/二次創作\|二次創作]] == 脚注 == <references/> [[カテゴリ:小説]] [[カテゴリ:小説の書き方\|きほん]] {{DEFAULTSORT:しようせつのかきかた/きほん}}	null	2020-05-12T03:11:14Z	[ "テンプレート:Pathnav" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9/%E5%9F%BA%E6%9C%AC
27,864	高等学校古文/漢詩/黄鶴楼送孟浩然之広陵	黄鶴楼送孟浩然之広陵黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る故人西辞黄鶴楼故人西のかた黄鶴楼を辞し煙花三月下揚州煙花三月揚州に下る孤帆遠影碧空尽孤帆の遠影碧空に尽き惟見長江天際流惟だ見る長江の天際に流るるを盛唐期の詩人李白の七言絶句。詩の前半では、作者の古くからの友人である孟浩然との別れの場面を詠っている。後半では孟浩然の乗る小舟が、空の彼方に消えてなくなるまで凝視し続ける作者の姿を詠じている。李白と孟浩然との熱い友情が感じられる詩となっている。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "本文" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "黄鶴楼送孟浩然之広陵黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "故人西辞黄鶴楼故人西のかた黄鶴楼を辞し", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "煙花三月下揚州煙花三月揚州に下る", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "孤帆遠影碧空尽孤帆の遠影碧空に尽き", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "惟見長江天際流惟だ見る長江の天際に流るるを", "title": "白文　訓読文" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "盛唐期の詩人李白の七言絶句。", "title": "鑑賞" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "詩の前半では、作者の古くからの友人である孟浩然との別れの場面を詠っている。", "title": "鑑賞" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "後半では孟浩然の乗る小舟が、空の彼方に消えてなくなるまで凝視し続ける作者の姿を詠じている。", "title": "鑑賞" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "李白と孟浩然との熱い友情が感じられる詩となっている。", "title": "鑑賞" } ]	null	== 本文 == [[ファイル:黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る_返り点.svg\|400px\|漢詩『黄鶴楼送孟浩然之広陵』李白]] ==白文　訓読文== <big>'''黄鶴楼送孟浩然之広陵'''</big>　黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る <big>'''故人西辞黄鶴楼'''</big>　故人　西のかた黄鶴楼を辞し <big>'''煙花三月下揚州'''</big>　煙花三月　揚州に下る <big>'''孤帆遠影碧空尽'''</big>　孤帆の遠影　碧空に尽き <big>'''惟見長江天際流'''</big>　惟だ見る　長江の天際に流るるを ==現代語訳== （起句）古くからの友人が西を向いて黄鶴楼に別れを告げ、（承句）花霞のかかった花盛りの三月に揚州に舟で向かう。（転句）帆を張った小舟は青空に吸い込まれるように消えてなくなり、（結句）ただ長江が空の果てまで流れていくように見えるだけだ。 ==鑑賞== [[File:Yellow_Crane_Tower,_2013_photo.jpg\|right\|200px\|thumb\|黄鶴楼（復元）]] 盛唐期の詩人李白の七言絶句。詩の前半では、作者の古くからの友人である孟浩然との別れの場面を詠っている。後半では孟浩然の乗る小舟が、空の彼方に消えてなくなるまで凝視し続ける作者の姿を詠じている。李白と孟浩然との熱い友情が感じられる詩となっている。 ==押韻== *楼・州・流 [[Category:高等学校教育_国語_漢文_漢詩\|こうかくろうにてもうこうねんのこうりようにゆくをおくる]]	null	2020-04-27T02:02:20Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%8F%A4%E6%96%87/%E6%BC%A2%E8%A9%A9/%E9%BB%84%E9%B6%B4%E6%A5%BC%E9%80%81%E5%AD%9F%E6%B5%A9%E7%84%B6%E4%B9%8B%E5%BA%83%E9%99%B5
27,879	アイスランド語/第一類/発音/導入/改変型IPA発音記号の要点	母音や子音の音の長さは、後に続く : (コロン)、コロンの半分の長さを示す .(ピリオド)であらわされる。強勢は単語の最初の母音に規則的に置くので、記号で表さない。子音の無声化は、子音字の下または上に付けられた ̊ で示される。半有声音の子音はイタリック(斜体)で記される。気息音(帯気音)―― p, t, k の前または後に置かれる短い息の音(h)――は、 h で示される。単母音複合母音、[i], [y], [u] の音で終わる。子音注)これらの発音のより詳細については、次章のアイスランド語の音についての章である母音概説・子音概説に説明される。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "母音や子音の音の長さは、後に続く : (コロン)、コロンの半分の長さを示す .(ピリオド)であらわされる。強勢は単語の最初の母音に規則的に置くので、記号で表さない。子音の無声化は、子音字の下または上に付けられた ̊ で示される。半有声音の子音はイタリック(斜体)で記される。気息音(帯気音)―― p, t, k の前または後に置かれる短い息の音(h)――は、 h で示される。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "単母音", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "複合母音、[i], [y], [u] の音で終わる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "子音", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "注)これらの発音のより詳細については、次章のアイスランド語の音についての章である母音概説・子音概説に説明される。", "title": "" } ]	母音や子音の音の長さは、後に続く : （コロン）、コロンの半分の長さを示す .（ピリオド）であらわされる。強勢は単語の最初の母音に規則的に置くので、記号で表さない。子音の無声化は、子音字の下または上に付けられた ̊ で示される。半有声音の子音はイタリック（斜体）で記される。気息音（帯気音）―― p, t, k の前または後に置かれる短い息の音(ʰ)――は、 ʰ で示される。単母音複合母音、[i], [y], [u] の音で終わる。子音注）これらの発音のより詳細については、次章のアイスランド語の音についての章である母音概説・子音概説に説明される。	母音や子音の音の長さは、後に続く : （コロン）、コロンの半分の長さを示す .（ピリオド）であらわされる。強勢は単語の最初の母音に規則的に置くので、記号で表さない。子音の無声化は、子音字の下または上に付けられた ̊ で示される。半有声音の子音はイタリック（斜体）で記される。気息音（帯気音）―― p, t, k の前または後に置かれる短い息の音(ʰ)――は、 ʰ で示される。単母音 {\| \|- \|style="text-align:left" \|[a] \|style="text-align:left" \|英語の f''a''ther 、英ボストン発音での ''a''sk の ''a''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ɛ] \|style="text-align:left" \|英語の ''e''nd 、s''e''t の ''e''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ɪ] \|style="text-align:left" \|英語の p''i''n 、s''i''t の ''i''。 \|- \|style="text-align:left" \|[i] \|style="text-align:left" \|英語の f''ee''l の ''ee''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ɔ] \|style="text-align:left" \|英語の h''o''rse の ''o''、l''aw'' の ''aw''。 \|- \|style="text-align:left" \|[u] \|style="text-align:left" \|英語の sch''oo''l の ''oo''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʏ] \|style="text-align:left" \|ドイツ語の M''ü''tter の ''ü'' に似ているが、それよりも口を広げる。 \|- \|style="text-align:left" \|[y] \|style="text-align:left" \|ドイツ語の k''ü''hn の ''ü''、フランス語の ''u''ne の ''u''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ö] \|style="text-align:left" \|ドイツ語の h''ö''ren の ''ö''、フランス語の p''eu''r の ''eu''。 \|} 複合母音、[i], [y], [u] の音で終わる。 {\| \|- \|style="text-align:left" \|[ai] \|style="text-align:left" \|英語の ''i''ce の ''i''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ei] \|style="text-align:left" \|英語の ''a''le、f''a''te の ''a''。 \|- \|style="text-align:left" \|[(ɪ)i] \|style="text-align:left" \|英語の s''i''t の ''i''と、f''ee''l の ''ee'' が結合したもの。 \|- \|style="text-align:left" \|[ɔi] \|style="text-align:left" \|英語の b''o''y の ''oy''。 \|- \|style="text-align:left" \|[(ʏ)y] \|style="text-align:left" \|フランス語の t''u''er の ''u''。 \|- \|style="text-align:left" \|[öy] \|style="text-align:left" \|[ö] と [y] が結合した音でフランス語の f''euille'' にあたる。 \|- \|style="text-align:left" \|[au] \|style="text-align:left" \|英語の ''ou''t の ''ou''、c''ow'' の ''ow''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ou] \|style="text-align:left" \|英語の ''o''ld、n''o''te の ''o''。 \|} 子音 {\| \|- \|style="text-align:left" \|[b] \|style="text-align:left" \|英語の ''b''oy の ''b''。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">b̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語の ''b'' と ''p'' の間の音。フランス語の ''p''。 \|- \|style="text-align:left" \|[d] \|style="text-align:left" \|英語の ''d''ay の ''d''。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">d̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語の ''d'' と ''t'' の間の音。フランス語の ''t''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ð] \|style="text-align:left" \|英語の ''th''is、brea''th''e の ''th''。 \|- \|style="text-align:left" \|[f] \|style="text-align:left" \|英語の ''f''eel と pu''ff'' の ''f''、''ff''。 \|- \|style="text-align:left" \|[g] \|style="text-align:left" \|英語の ''g''o の ''g''。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">g̊</span>] \|style="text-align:left" \|英語の ''g'' と ''k'' の間の音。フランス語の ''k''。 \|- \|style="text-align:left" \|[g<sub>j</sub>] \|style="text-align:left" \|英語の ''g''eese の ''g''（または ''gy''）。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">g̊</span><sub>j</sub>] \|style="text-align:left" \|英語の ''g(gy)'' と ''k(ky)'' の間の音。 \|- \|style="text-align:left" \|[q] \|style="text-align:left" \|有声の摩擦音（せばめ音）、低地ドイツ語の sa''g''en の ''g''。 \|- \|style="text-align:left" \|[x] \|style="text-align:left" \|無声の摩擦音（せばめ音）ドイツ語の a''ch'' の ''ch'' よりも少し前方で発声する。スコットランド語の lo''ch''。 \|- \|style="text-align:left" \|[h] \|style="text-align:left" \|英語の ''h''and の ''h''。子音の前に置かれると息音となり、また子音を無声化する、[h<span class ="Unicode">l̥</span>][h<span class ="Unicode">n̥</span>][h<span class ="Unicode">r̥</span>]。 [h<span class ="Unicode">j̊</span>] は [ç] に大体等しい。また [h<span class ="Unicode">ẘ</span>] は [x<span class ="Unicode">ẘ</span>] すなわち、英語の ''wh''at の ''wh'' に同じ。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʰ] \|style="text-align:left" \|気息音（帯気音）および前置気息音で、後者は英語にはない。息を吐く音を閉鎖音 (p, t, k) の後または前に置く。前置気息音が [i] の後に来る場合は [i]は [<span class ="Unicode">j̊</span>]に聞こえることもある。[u] の場合は [(x)<span class ="Unicode">ẘ</span>] に聞こえることもある。 \|- \|style="text-align:left" \|[j] \|style="text-align:left" \|英語の ''y''es の ''y''。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">j̊</span>] \|style="text-align:left" \|上で述べたように、[h] の後でみられるのみ。 \|- \|style="text-align:left" \|[kʰ] \|style="text-align:left" \|英語の ''cock'' にみられる。 \|- \|style="text-align:left" \|[k<sub>j</sub>ʱ] \|style="text-align:left" \|英語の ''keen'' の音に近い（k または ky）。 \|- \|style="text-align:left" \|[k] \|style="text-align:left" \|英語の s''k''ull, ras''c''al にみられる。 \|- \|style="text-align:left" \|[k<sub>j</sub>] \|style="text-align:left" \|英語の s''k''ein, as''k''ing の音に近い(ky)。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʰk] \|style="text-align:left" \|hk, 英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʰk<sub>j</sub>] \|style="text-align:left" \|hky, 英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[l] \|style="text-align:left" \|英語の ''l''ip の ''l'' に近い。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">l̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[m] \|style="text-align:left" \|英語の ''m''ap の ''m'' の音。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">m̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[n] \|style="text-align:left" \|英語の ''n''a''nn''y の ''n'' の音。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">n̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[ŋ] \|style="text-align:left" \|英語の si''ng''、si''ng''er、ba''n''k の ''n'' の音。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">ŋ̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[n<sub>z</sub>] \|style="text-align:left" \|英語の [n] の後に ''s'' の口腔調音を伴った音、鼻音化した [s] でもあり、[v][f] の前にあるときは[nˑ]、[þ]の前には[n<sub>ð</sub>]、[j][h<span class ="Unicode">j̊</span>]の前には[n<sub>j</sub>]、[h<span class ="Unicode">m̥</span>]の前には[n<sub>q</sub>] の音に近い。英語にはみられない音。これらの個々の発音の差異は辞書においては区別されない。 \|- \|style="text-align:left" \|[pʰ] \|style="text-align:left" \|英語の ''p''a''p''a、 ''p''e''p'' の ''p''。 \|- \|style="text-align:left" \|[p] \|style="text-align:left" \|英語の s''p''in、 ves''p''er の ''p''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʰp] \|style="text-align:left" \|hp, 英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[r] \|style="text-align:left" \|スコットランド英語の ''r''un, ve''r''y の ''r''。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">r̥</span>] \|style="text-align:left" \|英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[s] \|style="text-align:left" \|英語の ''s''o, ha''s''te の ''s''。ro''s''e の ''s'' ではない。 \|- \|style="text-align:left" \|[tʰ] \|style="text-align:left" \|英語の ''t''ime、bai''t'' の　''t''。 \|- \|style="text-align:left" \|[t] \|style="text-align:left" \|英語の s''t''and, hos''t''ess の ''t''。 \|- \|style="text-align:left" \|[ʰt] \|style="text-align:left" \|ht, 英語にはみられない音。 \|- \|style="text-align:left" \|[v] \|style="text-align:left" \|英語の ''v''an, re''v''i''v''e の ''v'' だがそれより弱い。 \|- \|style="text-align:left" \|[<span class ="Unicode">w̥</span>] \|style="text-align:left" \|[h<span class ="Unicode">w̥</span>]の中においてのみ現れる音で、英語の ''wh''at の ''wh''。 \|- \|style="text-align:left" \|[þ] \|style="text-align:left" \|英語の ''th''in の ''th''。 \|} 注）これらの発音のより詳細については、次章のアイスランド語の音についての章である[[アイスランド語/第一類/発音/母音概説\|母音概説]]・[[アイスランド語/第一類/発音/子音概説\|子音概説]]に説明される。 [[カテゴリ:アイスランド語]]	null	2022-11-22T16:58:31Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E8%AA%9E/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E7%99%BA%E9%9F%B3/%E5%B0%8E%E5%85%A5/%E6%94%B9%E5%A4%89%E5%9E%8BIPA%E7%99%BA%E9%9F%B3%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%AE%E8%A6%81%E7%82%B9
27,896	中学受験参考書/中学校別対策/学校情報	メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/学校情報	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/学校情報", "title": "" } ]	メインページ > 小学校・中学校・高等学校の学習 > 中学受験参考書 > 中学受験参考書/中学校別対策 > 中学受験参考書/中学校別対策/学校情報	{{Pathnav\|メインページ\|小学校・中学校・高等学校の学習\|中学受験参考書\|中学受験参考書/中学校別対策}} == 学校情報 == {\| class="wikitable" \|+ 学校情報 ! 学校名/情報 !! 学校の種類 !! 宗教 !! 男子制服 !! 女子制服 !! 寮 !! 土曜授業 !! 算数試験時間・配点 !! 国語試験時間・配点 !! 理科試験時間・配点 !! 社会試験時間・配点　!! 住所 !! 電話番号 \|- ![[中学受験参考書/中学校別対策/麻布中\|麻布中]] \| 男 \|\| × \|\| × \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (60,60) \|\| (60,60) \|\| (50,40) \|\| (50,40) \|\| 〒106-0046 東京都文京区元麻布2-3-29 \|\| 03-3446-6541 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/桜蔭中\|桜蔭中]] \| 女 \|\| カ \|\| - \|\| \|\| × \|\| 〇 \|\| (50,100) \|\| (50,100) \|\| (30,60) \|\| (30,60) \|\| 〒113-0033 東京都文京区元麻布2-3-29 \|\| 03-3811-0147 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/海城中\|海城中]] \| 男 \|\| × \|\| ラ \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (50,120) \|\| (50,120) \|\| (45,80) \|\| (45,80) \|\| 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-6-1 \|\| 03-3209-5880 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/開成中\|開成中]] \| 男 \|\| × \|\| ラ \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (50,85) \|\| (60,85) \|\| (40,70) \|\| (40,70)\|\|〒116-0013 東京都荒川区西日暮里４丁目２−４\|\|03-3822-0741 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/駒場東邦中\|駒場東邦中]] \| 男 \|\| × \|\| ラ \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (60,120) \|\| (60,120) \|\| (40,80) \|\| (40,80)\|\|〒154-0001 東京都世田谷区池尻４丁目５−１\|\|03-3466-8221 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/芝中\|芝中]] \| 男 \|\| × \|\| ラ \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (50,100) \|\| (50,100) \|\| (40,75) \|\| (40,75)\|\|〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-37\|\|03-3578-1212 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/筑波大学附属駒場中\|筑波大学附属駒場中]] \| 男 \|\| × \|\| × \|\| - \|\| × \|\| △(隔週) \|\| (40,100) \|\| (40,100) \|\| (40,100) \|\| (40,100)\|\|〒154-0001 東京都世田谷区池尻４丁目７−１\|\|03-3411-8521 \|- ! [[中学受験参考書/中学校別対策/武蔵中\|武蔵中]] \| 男 \|\| × \|\| × \|\| - \|\| × \|\| 〇 \|\| (50,100) \|\| (50,100) \|\| (40,60) \|\| (40,60)\|\|〒176-0011 東京都練馬区豊玉上１丁目２６−１\|\|03-5984-3741 \|- \|} == 凡例 == 男:男子校女:女子校共:男女共学校カ:カトリック（キリスト教）プ:プロテスタント（キリスト教）仏:仏教 ×:無宗教ラ:学ランブ:ブレザー ×:制服なし（私服） (x,y):試験時間x分でy点満点 [[カテゴリ:中学受験参考書]] {{デフォルトソート:ちゆうかつこへつたいさく/かつこうしようほう}}	null	2022-08-31T01:50:06Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%8F%97%E9%A8%93%E5%8F%82%E8%80%83%E6%9B%B8/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%88%A5%E5%AF%BE%E7%AD%96/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%83%85%E5%A0%B1
27,932	ひらがな・カタカナ/ひらがな	ひらがなをまなびましょう。ひらがなはうえのひょうのようにならべることができます。このようにならべたひらがなをごじゅうおんといいます。ひらがなをいってみましょう。ひらがなのかきかたもおぼえましょう。いってみましょう。つぎはかいてみましょう。「あいうえお」の、「あ」と「お」は(わ)、にています。まちがえないで、かけたかな。「らりるれろ」の、「る」と「れ」は(わ) 、にています。まちがえないで、かけたかな。「らりるれろ」の「れ」と、「なにぬねの」の「ね」は(わ)、にています。まちがえないで、かけたかな。「さしすせそ」の「さ」と、「たちつてと」の「ち」は、まちがえないで、かけたかな。「さ」と「き」は、まちがえないで、かけたかな。「さ」は「さしすせそ」の「さ」です。「き」は「かきくけこ」の「き」です。「はひふへほ」の「は」と「ほ」は、まちがえないで、かけたかな。つぎのことばを、よんだりかいたりして、れんしゅうしましょう。「ほんをよむ。」のように、「を」は、ぶんしょうのなかでつかわれます。「を」からはじまることばはありません。「あいうえお」から「ん」まで、おぼえたら、こんどは「あかさたなはまやらわ」を、やってみよう。ちいさい「や」がつくと、べつのおとになります。ちいさい「つ」である「っ」をつかうことばには、「なっぱ」とか「かっぱ」とか「しゃっくり」とか「はっぱ」とか「ねっこ」とか「ひっきようぐ」とか「おにごっこ」とか、いろいろとあります。「ねこ」と「ねっこ」のように、「っ」がついてるかどうかでべつのことばになります。おとのいいかたはおかあさんとかにきいてください。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ひらがなをまなびましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ひらがなはうえのひょうのようにならべることができます。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このようにならべたひらがなをごじゅうおんといいます。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ひらがなをいってみましょう。ひらがなのかきかたもおぼえましょう。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "いってみましょう。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "つぎはかいてみましょう。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "「あいうえお」の、「あ」と「お」は(わ)、にています。まちがえないで、かけたかな。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "「らりるれろ」の、「る」と「れ」は(わ) 、にています。まちがえないで、かけたかな。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "「らりるれろ」の「れ」と、「なにぬねの」の「ね」は(わ)、にています。まちがえないで、かけたかな。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "「さしすせそ」の「さ」と、「たちつてと」の「ち」は、まちがえないで、かけたかな。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "「さ」と「き」は、まちがえないで、かけたかな。「さ」は「さしすせそ」の「さ」です。「き」は「かきくけこ」の「き」です。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "「はひふへほ」の「は」と「ほ」は、まちがえないで、かけたかな。", "title": "ひらがなの　かきかた" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "つぎのことばを、よんだりかいたりして、れんしゅうしましょう。", "title": "ひらがなの　れんしゅう" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "「ほんをよむ。」のように、「を」は、ぶんしょうのなかでつかわれます。「を」からはじまることばはありません。", "title": "ひらがなの　れんしゅう" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "「あいうえお」から「ん」まで、おぼえたら、こんどは「あかさたなはまやらわ」を、やってみよう。", "title": "あかさたな" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "", "title": "まるのつくひらがな" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "", "title": "まるのつくひらがな" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "", "title": "まるのつくひらがな" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "ちいさい「や」がつくと、べつのおとになります。", "title": "ちいさい　ゃゅょ" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "", "title": "ちいさい　ゃゅょ" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ちいさい「つ」である「っ」をつかうことばには、", "title": "ちいさい　つ" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "「なっぱ」とか「かっぱ」とか「しゃっくり」とか「はっぱ」とか「ねっこ」とか「ひっきようぐ」とか「おにごっこ」とか、", "title": "ちいさい　つ" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "いろいろとあります。", "title": "ちいさい　つ" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "「ねこ」と「ねっこ」のように、「っ」がついてるかどうかでべつのことばになります。", "title": "ちいさい　つ" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "おとのいいかたはおかあさんとかにきいてください。", "title": "ちいさい　つ" } ]	ひらがなをまなびましょう。	'''ひらがな'''をまなびましょう。 ==ひらがなの　かきかた== {\| align=center cellspacing=0 border=1 style="background:=#eef8ff;text-align:center" \|colspan=12 style="background:#ccccff"\|ごじゅうおん \|- style="background:#dde8ff" \|   \| style="background:#e4f0ff"\|  \|- \|rowspan=5 valign="top"\|　ん　 \|わ \|ら \|や \|ま \|は \|な \|た \|さ \|か \|あ \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \|い \|り \| bgcolor="#F3F5DE"\|い \|み \|ひ \|に \|ち \|し \|き \|い \|- \| bgcolor="#F3F5DE"\|う \|る \|ゆ \|む \|ふ \|ぬ \|つ \|す \|く \|う \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \| え \|れ \| bgcolor="#F3F5DE"\|え \|め \|へ \|ね \|て \|せ \|け \|え \|- \|を \|ろ \|よ \|も \|ほ \|の \|と \|そ \|こ \|お \|} ひらがな　は　うえ　の　ひょう　の　よう　に　ならべることが　できます。このように　ならべた　ひらがな　を　ごじゅうおん　といいます。ひらがなをいってみましょう。　ひらがなの　かきかたも　おぼえましょう。 ===あいうえお　のかきかた=== :あ[[File:Japanese A.ogg\|あ]][[ファイル:あ-bw.png\|かきじゅん]] :い[[File:Japanese I.ogg\|い]][[ファイル:い-bw.png\|かきじゅん]] :う[[File:Japanese U.ogg\|う]][[ファイル:う-bw.png\|かきじゅん]] :え[[File:Japanese E.ogg\|え]][[ファイル:え-bw.png\|かきじゅん]] :お[[File:Japanese O.ogg\|お]][[ファイル:お-bw.png\|かきじゅん]] ===かきくけこ　のかきかた=== :か[[File:Ja-Ka.oga\|か]][[ファイル:か-bw.png\|かきじゅん]] :き[[File:Japanese ki.ogg\|き]][[ファイル:き-bw.png\|かきじゅん]] :く[[File:Japanese ku.ogg\|く]][[ファイル:く-bw.png\|かきじゅん]] :け[[File:Japanese ke.ogg\|け]][[ファイル:け-bw.png\|かきじゅん]] :こ[[File:Japanese ko.ogg\|こ]][[ファイル:こ-bw.png\|かきじゅん]] ===さしすせそ　のかきかた=== :さ[[File:Japanese sa.ogg\|さ]][[ファイル:さ-bw.png\|かきじゅん]] :し[[File:Japanese shi.ogg\|し]][[ファイル:し-bw.png\|かきじゅん]] :す[[File:Japanese su.ogg\|す]][[ファイル:す-bw.png\|かきじゅん]] :せ[[File:Japanese se.ogg\|せ]][[ファイル:せ-bw.png\|かきじゅん]] :そ[[File:Japanese so.ogg\|そ]][[ファイル:そ-bw.png\|かきじゅん]] ===たちつてと　のかきかた=== :た[[File:Japanese ta.ogg\|た]][[ファイル:た-bw.png\|かきじゅん]] :ち[[File:Japanese ti.ogg\|ち]][[ファイル:ち-bw.png\|かきじゅん]] :つ[[File:Japanese tsu.ogg\|つ]][[ファイル:つ-bw.png\|かきじゅん]] :て[[File:Japanese te.ogg\|て]][[ファイル:て-bw.png\|かきじゅん]] :と[[File:Japanese to.ogg\|と]][[ファイル:と-bw.png\|かきじゅん]] ===なにぬねの　のかきかた=== :な[[File:Japanese na.ogg\|な]][[ファイル:な-bw.png\|かきじゅん]] :に[[File:Japanese ni.ogg\|に]][[ファイル:に-bw.png\|かきじゅん]] :ぬ[[File:Japanese nu.ogg\|ぬ]][[ファイル:ぬ-bw.png\|かきじゅん]] :ね[[File:Japanese ne.ogg\|ね]][[ファイル:ね-bw.png\|かきじゅん]] :の[[File:Japanese no.ogg\|の]][[ファイル:の-bw.png\|かきじゅん]] ===はひふへほ　のかきかた=== :は[[File:Japanese ha.ogg\|は]][[ファイル:は-bw.png\|かきじゅん]] :ひ[[File:Japanese hi.ogg\|ひ]][[ファイル:ひ-bw.png\|かきじゅん]] :ふ[[File:Japanese hu.ogg\|ふ]][[ファイル:ふ-bw.png\|かきじゅん]] :へ[[File:Japanese he.ogg\|へ]][[ファイル:へ-bw.png\|かきじゅん]] :ほ[[File:Japanese ho.ogg\|ほ]][[ファイル:ほ-bw.png\|かきじゅん]] ===まみむめも　のかきかた=== :ま[[File:Japanese ma.ogg\|ま]][[ファイル:ま-bw.png\|かきじゅん]] :み[[File:Japanese mi.ogg\|み]][[ファイル:み-bw.png\|かきじゅん]] :む[[File:Japanese mu.ogg\|む]][[ファイル:む-bw.png\|かきじゅん]] :め[[File:Japanese me.ogg\|め]][[ファイル:め-bw.png\|かきじゅん]] :も[[File:Japanese mo.ogg\|も]][[ファイル:も-bw.png\|かきじゅん]] ===やいゆえよ　のかきかた=== :や[[File:Japanese ya.ogg\|や]][[ファイル:や-bw.png\|かきじゅん]] :ゆ[[File:Japanese yu.ogg\|ゆ]][[ファイル:ゆ-bw.png\|かきじゅん]] :よ[[File:Japanese yo.ogg\|よ]][[ファイル:よ-bw.png\|かきじゅん]] ===らりるれろ　のかきかた=== :ら[[File:Japanese ra.ogg\|ら]][[ファイル:ら-bw.png\|かきじゅん]] :り[[File:Japanese ri.ogg\|り]][[ファイル:り-bw.png\|かきじゅん]] :る[[File:Japanese ru.ogg\|る]][[ファイル:る-bw.png\|かきじゅん]] :れ[[File:Japanese re.ogg\|れ]][[ファイル:れ-bw.png\|かきじゅん]] :ろ[[File:Japanese ro.ogg\|ろ]][[ファイル:ろ-bw.png\|かきじゅん]] ===わいうえを　のかきかた=== :わ[[File:Japanese wa.ogg\|わ]] [[ファイル:わ-bw.png\|かきじゅん]] :を[[File:Japanese O.ogg\|を]][[ファイル:を-bw.png\|かきじゅん]] ===ん　のかきかた=== :ん[[File:Japanese N.ogg\|ん]][[ファイル:ん-bw.png\|かきじゅん]] ===れんしゅう=== いってみましょう。「あいうえお」　「かきくけこ」　「さしすせそ」　「たちつてと」　「なにぬねの」　「はひふへほ」　「まみむめも」　「やいゆえよ」　「らりるれろ」「わいうえを」「ん」　　つぎはかいてみましょう。「あいうえお」　「かきくけこ」　「さしすせそ」　「たちつてと」　「なにぬねの」　「はひふへほ」　「まみむめも」　「やいゆえよ」　「らりるれろ」　「わいうえを」　「ん」「あいうえお」の、「あ」と「お」　は（わ）、にています。　まちがえないで、　かけたかな。「らりるれろ」の、「る」と「れ」　は（わ）　、にています。　まちがえないで、　かけたかな。「らりるれろ」の「れ」と、　「なにぬねの」の「ね」　は（わ）、にています。　まちがえないで、　かけたかな。「さしすせそ」の「さ」と、「たちつてと」の「ち」は、まちがえないで、かけたかな。「さ」と「き」は、　まちがえないで、かけたかな。　「さ」は「さしすせそ」の「さ」です。　「き」は「かきくけこ」の「き」です。「はひふへほ」の「は」と「ほ」は、　まちがえないで、　かけたかな。 ==ひらがなの　れんしゅう== === あいうえお === つぎ　の　ことば　を、よんだりかいたりして、　れんしゅう　しましょう。 * <big>あ</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Duck0001.jpg\|<big>あひる</big> File:Solid red.svg\|<big>あか</big> </gallery> * <big>い</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Akita inu.jpeg\|<big>いぬ</big> File:Loligo vulgaris.jpg\|<big>いか</big> </gallery> * う <gallery widths=250px heights=250px> File:Pernod Al Ariba 0046b.jpg\|<big>うま</big> ファイル:Koe zijaanzicht 2.JPG\|<big>うし</big> </gallery> * え <gallery widths=250px heights=250px> File:Joao Vítor.jpg\|<big>えほん</big> File:ラサの煙突.jpg\|<big>えんとつ</big> </gallery> * お <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Oni2WP.jpg\|<big>おに</big> ファイル:Cacatua goffiniana -eating rambutan-6.jpg\|おうむ </gallery> === かきくけこ === * か <gallery widths=250px heights=250px> File:Hà Anh.jpg\|<big>かさ</big> ファイル:Hyla japonica top ja.jpg\|<big>かえる</big> </gallery> * き <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Vulpes vulpes sitting.jpg\|<big>きつね</big> File:Color icon yellow.svg\|<big>きいろ</big> </gallery> * く <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Ours brun parcanimalierpyrenees 1.jpg\|<big>くま</big> File:Mouth.jpg\|<big>くち</big> </gallery> * け <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Worsted wool yarn.JPG\|<big>けいと</big> File:Pollution de l'air.jpg\|けむり </gallery> * こ <gallery widths=250px heights=250px> File:A tough gang of Spinning Tops.jpg\|<big>こま</big> File:Kokeshi 20101105.jpg\|<big>こけし</big> </gallery> === さしすせそ === * さ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:JapaneseMacaqueM2218.jpg\|<big>さる</big> ファイル:Dice.jpg\|<big>さいころ</big> </gallery> * し <gallery widths=250px heights=250px> File:Zebra running Ngorongoro.jpg\|<big>しまうま</big> ファイル:Fallow deer in field.jpg\|<big>しか</big> </gallery> * す <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Water melon.jpg\|<big>すいか</big> File:Viola Mandshurica スミレ (210087339).jpeg\|<big>すみれ</big> </gallery> * せ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:男の背中P4086308.jpg\|<big>せなか</big> ファイル:semi.jpg\|<big>せみ</big> </gallery> * そ <gallery widths=250px heights=250px> File:未央北客站上的天空，还有飞机划过 01.jpg\|<big>そら</big> ファイル:Somen is wonderfully refreshing summer noodle in Japan.jpg\|<big>そうめん</big> </gallery> === たちつてと === * た <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Taiko drum.jpg\|<big>たいこ</big> ファイル:Tanuki02 1050.jpg\|<big>たぬき</big> </gallery> * ち <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Papilio maackii-ja-wiki.jpg\|<big>ちょうちょ</big> File:The Earth seen from Apollo 17.jpg\|<big>ちきゅう</big> </gallery> * つ <gallery widths=250px heights=250px> File:Mountain Moonset.jpg\|<big>つき</big> ファイル:Tsumiki.jpg\|<big>つみき</big> </gallery> * て <gallery widths=250px heights=250px> File:Human-Hands-Front-Back.jpg\|<big>て</big> File:お寺の本堂.jpg\|<big>てら</big> </gallery> * と <gallery widths=250px heights=250px> File:BahnhofsuhrZuerich RZ.jpg\|<big>とけい</big> File:Bright red tomato and cross section02.jpg\|<big>とまと</big> </gallery> === なにぬねの === * な <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Aubergine.jpg\|<big>なす</big> ファイル:Public Beach, Flic en Flac, Mauritius 002.JPG\|<big>なみ</big> </gallery> * に <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Gallus gallus male big.jpg\|<big>にわとり</big> ファイル:Japan topo en.jpg\|<big>にほん</big> </gallery> * ぬ <gallery widths=250px heights=250px> File:P1080828.JPG\|<big>ぬの</big> File:Garfield Goose 1953 book at home in castle.jpg\|<big>ぬりえ</big> </gallery> * ね <gallery widths=250px heights=250px> File:Pumiforme.JPG\|<big>ねこ</big> </gallery> * の <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Nori.jpg\|<big>のり</big> ファイル:AdhesivesForHouseUse006.jpg\|<big>のり</big> </gallery> === はひふへほ === * は <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Magnolia liliiflora2.jpg\|<big>はな</big> File:Flags at half-staff outside Central Plaza.jpg\|<big>はた</big> </gallery> * ひ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Day old chick black background.jpg\|<big>ひよこ</big> ファイル:Sunflower sky backdrop.jpg\|<big>ひまわり</big> </gallery> * ふ <gallery widths=250px heights=250px> File:Shinobue and other flutes.jpg\|<big>ふえ</big> ファイル:Tall ship Christian Radich under sail.jpg\|<big>ふね</big> </gallery> * へ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Nishinomiya-jinja08n4592.jpg\|<big>へい</big> File:宿泊棟 11人部屋.jpg\|<big>へや</big> </gallery> * ほ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Otvorena knjiga.JPG\|<big>ほん</big> File:Wrist fracture.JPG\|<big>ほうたい</big> </gallery> === まみむめも === * ま <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Japanese folk art; Temari；手鞠.jpg\|<big>まり</big> ファイル:Edamame on a bamboo bowl by yomi955.jpg\|<big>まめ</big> </gallery> * み <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Earcov.JPG\|<big>みみ</big> ファイル:Citrus unshiu 20101125 b.jpg\|<big>みかん</big> </gallery> * む <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Teleogryllus emma Hyogo.jpg\|<big>むし</big> File:Purple rain on roof.jpg\|<big>むらさき</big> </gallery> * め <gallery widths=250px heights=250px> File:Ageev iris.jpg\|<big>め</big> File:Mentaiko by Kanko.jpg\|<big>めんたいこ</big> </gallery> * も <gallery widths=250px heights=250px> File:Breskva gorična.jpg\|<big>もも</big> File:物置小屋2.jpg\|<big>ものおき</big> </gallery> === やいゆえよ === * や <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Vegetables.jpg\|<big>やさい</big> ファイル:Tateshinayama-fuyu.JPG\|<big>やま</big> </gallery> * ゆ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Düsseldorf Hofgarten 2009.jpg\|<big>ゆき</big> ファイル:Yumi-p1000624.jpg\|<big>ゆみ</big> </gallery> * よ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Bitola-monastery.jpg\|<big>よる</big> File:Samurai.jpg\|<big>よろい</big> </gallery> === らりるれろ === * ら <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:07. Camel Profile, near Silverton, NSW, 07.07.2007.jpg\|<big>らくだ</big> ファイル:Signalbugle.jpg\|<big>らっぱ</big> </gallery> * り <gallery widths=250px heights=250px> File:横綱審議委員会ー３.JPG\|<big>りきし</big> ファイル:Wiki-ezorisu3.jpg\|<big>りす</big> </gallery> * る <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Lapis lazuli block.jpg\|<big>るり</big> </gallery> * れ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:JaRenkonLotus11R.jpg\|<big>れんこん</big> ファイル:Lemon.jpg\|<big>れもん</big> </gallery> * ろ <gallery widths=250px heights=250px> File:明和町立明和中学校(三重県)旧校舎本館廊下.jpg\|<big>ろうか</big> ファイル:Candle.jpg\|<big>ろうそく</big> </gallery> === わいうえを === * わ <gallery widths=250px heights=250px> File:Boiled wakame.jpg\|<big>わかめ</big> ファイル:Crocodylidae-drawing.jpg\|<big>わに</big> </gallery> * を「ほん　を　よむ。」のように、「を」は、ぶんしょう　の　なか　で　つかわれます。「を」から　はじまる　ことば　は　ありません。 === ん === * ん <gallery widths=250px heights=250px> File:Otvorena knjiga.JPG\|<big>ほん</big> File:E6系S12編成+E5系S11編成試運転.JPG\|<big>しんかんせん</big> </gallery> == あかさたな == <big>「あいうえお」から「ん」まで、おぼえたら、こんどは「あかさたな　はまやらわ」を、やってみよう。</big> :「あかさたな　はまやらわ」と、いってみましょう。 :「いきしちに　ひみいりい」と、いってみましょう。 :「うくすつぬ　ふむゆるう」と、いってみましょう。 :「えけせてね　へめえれえ」と、いってみましょう。 :「おこそとの　ほもよろを」と、いってみましょう。 == てんてんのつくひらがな == * がぎぐげご :が[[File:Japanese ga.ogg\|か]][[ファイル:が-bw.png\|かきじゅん]] :ぎ[[File:Japanese gi.ogg\|き]][[ファイル:ぎ-bw.png\|かきじゅん]] :ぐ[[File:Japanese gu.ogg\|く]][[ファイル:ぐ-bw.png\|かきじゅん]] :げ[[File:Japanese ge.ogg\|け]][[ファイル:げ-bw.png\|かきじゅん]] :ご[[File:Japanese go.ogg\|こ]][[ファイル:ご-bw.png\|かきじゅん]] :「<big><big>か</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」（てんてん）をつけると、「<big><big>が</big></big>」になります。 :「<big><big>き</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」（てんてん）をつけると、「<big><big>ぎ</big></big>」になります。 :「<big><big>く</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>ぐ</big></big>」になります。 :「<big><big>け</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>げ</big></big>」になります。 :「<big><big>こ</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>ご</big></big>」になります。 * ざじずぜぞ :「<big><big>さ</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>ざ</big></big>」になります。 :ざ[[File:Japanese za.ogg\|か]][[ファイル:ざ-bw.png\|かきじゅん]] :じ[[File:Japanese zi.ogg\|き]][[ファイル:じ-bw.png\|かきじゅん]] :ず[[File:Japanese zu.ogg\|く]][[ファイル:ず-bw.png\|かきじゅん]] :ぜ[[File:Japanese ze.ogg\|け]][[ファイル:ぜ-bw.png\|かきじゅん]] :ぞ[[File:Japanese zo.ogg\|こ]][[ファイル:ぞ-bw.png\|かきじゅん]] * だぢづでど :「<big><big>た</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>だ</big></big>」になります。 :だ[[File:Japanese da.ogg\|か]][[ファイル:だ-bw.png\|かきじゅん]] :ぢ[[File:Japanese di.ogg\|き]][[ファイル:ぢ-bw.png\|かきじゅん]] :づ[[File:Japanese du.ogg\|く]][[ファイル:づ-bw.png\|かきじゅん]] :で[[File:Japanese de.ogg\|け]][[ファイル:で-bw.png\|かきじゅん]] :ど[[File:Japanese do.ogg\|こ]][[ファイル:ど-bw.png\|かきじゅん]] * ばびぶべぼ :「<big><big>は</big></big>」に　「<big><big>゛</big></big>」をつけると、「<big><big>ば</big></big>」になります。 :ば[[File:Japanese ba.ogg\|か]][[ファイル:ば-bw.png\|かきじゅん]] :び[[File:Japanese bi.ogg\|き]][[ファイル:び-bw.png\|かきじゅん]] :ぶ[[File:Japanese bu.ogg\|く]][[ファイル:ぶ-bw.png\|かきじゅん]] :べ[[File:Japanese be.ogg\|け]][[ファイル:べ-bw.png\|かきじゅん]] :ぼ[[File:Japanese bo.ogg\|こ]][[ファイル:ぼ-bw.png\|かきじゅん]] === がぎぐげご === * <big>が</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Domestic Goose.jpg\|<big>がちょう</big> </gallery> * ぎ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Guitar 1.jpg\|<big>ぎたー　（ギター）</big> ファイル:Standard-lock-key.jpg\|<big>かぎ</big> </gallery> * ぐ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Baseball glove front back.jpg\|<big>ぐろーぶ　(グローブ)</big> ファイル:Gunte 001.jpg\|<big>ぐんて</big> </gallery> * <big>ご</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Susa group, mountain gorilla.jpg\|<big>ごりら　(ゴリラ)</big> </gallery> === ざじずぜぞ === * <big>ざ</big> <gallery widths=250px heights=250px> File:Zaru.jpg\|<big>ざる</big> ファイル:Seiro soba at Takasho in Nezu, Tokyo.jpg\|<big>ざるそば</big> </gallery> * じ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Bar magnet.jpg\|<big>じしゃく</big> </gallery> * ず <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Thorsberg Trousers.jpg\|<big>ずぼん（ズボン）</big> </gallery> * ぜ <gallery widths=250px heights=250px> File:Alarm clock mainspring.JPG\|<big>ぜんまい</big> ファイル:Frauen-Marathon 5 2.jpg\|<big>ぜっけん　（ゼッケン）</big> </gallery> * ぞ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Elephant near ndutu.jpg\|<big>ぞう　（象）</big> File:581px-Zori in Aoi festival 1a.jpg\|<big>ぞうり</big> </gallery> === だぢづでど === * だ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Struthio camelus kwh.jpg\|<big>だちょう</big> ファイル:ArmadillidiumVulgare.jpg\|<big>だんごむし</big> </gallery> * ぢ * づ * <big>で</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Kuroden(black telephone).jpg\|<big>でんわ</big> ファイル:Alkali battery 5.jpg\|<big>でんち</big> </gallery> * <big>ど</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Donguri.jpg\|<big>どんぐり</big> ファイル:Dorayaki 001.jpg\|<big>どらやき</big> </gallery> === ばびぶべぼ === * ば <gallery widths=250px heights=250px> File:Bananas white background.jpg\|<big>ばなな　（バナナ）</big> File:Rose.jpg\|<big>ばら</big> </gallery> * び * <big>ぶ</big> <gallery widths=250px heights=250px> File:Sow with piglet.jpg\|<big>ぶた</big> </gallery> * べ <gallery widths=250px> File:Toilet Yoshiki Child-Benza.jpg\|<big>べんざ</big> </gallery> * <big>ぼ</big> <gallery widths=250px heights=250px> File:Hatt.jpg\|<big>ぼうし</big> </gallery> == まるのつくひらがな == {\| align=center cellspacing=0 border=1 style="background:=#eef8ff;text-align:center" \|colspan=12 style="background:#ccccff"\|五十音(ごじゅうおん) \|- style="background:#dde8ff" \|   \| style="background:#e4f0ff"\|  \|- \|rowspan=5 valign="top"\|　　　 \|　 \|　 \|　 \|　 \|<big><big>ぱ</big></big> \|　 \|　 \|　 \|　 \|　 \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \|　 \|　 \| bgcolor="#F3F5DE"\|　 \|　 \|<big><big>ぴ</big></big> \|　 \|　 \|　 \|　 \|　 \|- \| bgcolor="#F3F5DE"\|　 \|　 \|　 \|　 \|<big><big>ぷ</big></big> \|　 \|　 \|　 \|　 \|　 \| style="background:#dde8ff;text-align:left"\|う段 \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \|　 \|　 \| bgcolor="#F3F5DE"\|　 \|　 \|<big><big>ぺ</big></big> \|　 \|　 \|　 \|　 \|　 \|- \|　 \|　 \|　 \|　 \|<big><big>ぽ</big></big> \|　 \|　 \|　 \|　 \|　 \| style="background:#dde8ff;text-align:left"\|お段 \|} :「<big><big>は</big></big>」に　「<big><big>゜</big></big>」（まる）をつけると、「<big><big>ぱ</big></big>」になります。 :「<big><big>ひ</big></big>」に　「<big>゜</big>」（まる）をつけると、「<big><big>ぴ</big></big>」になります。 :「<big><big>ふ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぷ</big></big>」になります。 :「<big><big>へ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぺ</big></big>」になります。 :「<big><big>ほ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぽ</big></big>」になります。 :ぱ[[File:Japanese pa.ogg\|か]][[ファイル:ぱ-bw.png\|かきじゅん]] :ぴ[[File:Japanese pi.ogg\|き]][[ファイル:ぴ-bw.png\|かきじゅん]] :ぷ[[File:Japanese pu.ogg\|く]][[ファイル:ぷ-bw.png\|かきじゅん]] :ぺ[[File:Japanese pe.ogg\|け]][[ファイル:ぺ-bw.png\|かきじゅん]] :ぽ[[File:Japanese po.ogg\|こ]][[ファイル:ぽ-bw.png\|かきじゅん]] === ぱぴぷぺぽ === :「<big><big>は</big></big>」に　「<big><big>゜</big></big>」（まる）をつけると、「<big><big>ぱ</big></big>」になります。 :「<big><big>ひ</big></big>」に　「<big>゜</big>」（まる）をつけると、「<big><big>ぴ</big></big>」になります。 :「<big><big>ふ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぷ</big></big>」になります。 :「<big><big>へ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぺ</big></big>」になります。 :「<big><big>ほ</big></big>」に　「<big>゜</big>」をつけると、「<big><big>ぽ</big></big>」になります。 :ぱ[[File:Japanese pa.ogg\|か]][[ファイル:ぱ-bw.png\|かきじゅん]] :ぴ[[File:Japanese pi.ogg\|き]][[ファイル:ぴ-bw.png\|かきじゅん]] :ぷ[[File:Japanese pu.ogg\|く]][[ファイル:ぷ-bw.png\|かきじゅん]] :ぺ[[File:Japanese pe.ogg\|け]][[ファイル:ぺ-bw.png\|かきじゅん]] :ぽ[[File:Japanese po.ogg\|こ]][[ファイル:ぽ-bw.png\|かきじゅん]] * <big>ぱ</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Various grains.jpg\|<big>ぱん（パン）</big> </gallery> * <big>ぴ</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:GreenPeppers.jpg\|<big>ぴーまん（ピーマン）</big> ファイル:Peanuts.JPG\|<big>ぴーなっつ（ピーナッツ）</big> </gallery> * <big>ぷ</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Homemade Flan.jpg\|<big>ぷりん（プリン）</big> </gallery> * <big>ぺ</big> <gallery widths=250px heights=250px> File:03-BICcristal2008-03-26.jpg\|<big>ぺん（ペン）</big> ファイル:Penguins Edinburgh Zoo 2004 SMC.jpg\|<big>ぺんぎん（ペンギン）</big> </gallery> * <big>ぽ</big> <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:BK-French-Fries.jpg\|<big>ぽてと（ポテト）</big> ファイル:Löwenzahn uhf.JPG\|<big>たんぽぽ</big> </gallery> == ちいさい　ゃゅょ == ちいさい「や」がつくと、べつのおとになります。　 * きゃきゅきょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Cabbage and cross section on white.jpg\|<big>きゃべつ（キャベツ）</big> ファイル:Komkommer plant.jpg\|<big>きゅうり</big> </gallery> * しゃしゅしょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Chinese Dim Sum Siu Maai 60401.jpg\|<big>しゅうまい</big> ファイル:堀上げたばかりのショウガPC090165.jpg\|<big>しょうが</big> </gallery> * ちゃちゅちょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Tea time お茶の時間.jpg\|<big>ちゃ（茶）</big> ファイル:Craie1.jpg\|<big>ちょーく　（チョーク）</big> </gallery> * にゃ　にゅ　にょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Milk glass.jpg\|<big>ぎゅうにゅう（牛乳）</big> </gallery> * ひゃひゅひょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:100JPY.JPG\|<big>ひゃくえん</big> ファイル:Leopard africa.jpg\|<big>ひょう</big> </gallery> * みゃ　みゅ　みょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Mioga.jpg\|<big>みょうが</big> </gallery> * りゃ　りゅ　りょ <gallery widths=250px heights=250px> File:A visitor of Sanggar Agung Temple toke a picture under the dragon statues, Surabaya-Indonesia.jpg\|<big>りゅう</big> </gallery> * ぎゃぎゅぎょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Milk glass.jpg\|<big>ぎゅうにゅう（牛乳）</big> ファイル:Potstickers RTE.jpg\|<big>ぎょうざ</big> </gallery> * じゃじゅじょ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Potato cv dejima.jpg\|<big>じゃがいも</big> ファイル:Watercan.png\|<big>じょうろ</big> </gallery> == ちいさい　つ == ちいさい「つ」である「っ」をつかうことば　には、　「なっぱ」とか「かっぱ」とか「しゃっくり」とか「はっぱ」とか「ねっこ」とか「ひっきようぐ」とか「おにごっこ」とか、いろいろ　と　あります。 <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Jewelkatz Romeo Of Stalker-Bars.jpg\|ねこファイル:Roots by cesarpb.jpg\|ねっこ </gallery> 「ねこ」と「ねっこ」のように、「っ」が　ついてるか　どうかで　べつの　ことば　に　なります。おと　の　いいかた　は　おかあさん　とか　に　きいてください。「っ」が　つくことば <gallery widths=250px heights=250px> File:Hokusai kappa.jpg\|かっぱ（河童） File:Ranat ek.jpg\|もっきん </gallery> ==つぎのぺーじもみてみましょう== [[ひらがな・カタカナ/カタカナ]] *[[小学校国語/1学年]] [[Category:日本語\|ひらがな]]	null	2022-05-22T07:17:55Z	[]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A/%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8C%E3%81%AA
27,933	ひらがな・カタカナ/カタカナ	カタカナをまなびましょう。外国(がいこく)からやってきたことばにはかたかなをつかいます。たとえばカレーライス(かれえらいす) とかヨーグルトとか、カスタネット(かすたねっと) とかギターとか、クレヨン(くれよん) とか、テニスとかサッカーとかトマトとかリレーとか、です。ほかにも、いっぱいあります。外国(がいこく)の国(くに) や土地(とち) の名前(なまえ) にも、かたかなをつかいます。たとえば、フランス(ふらんす) とかアメリカ(あめりか) とかドイツ(どいつ) とかインド(いんど) とかアフリカ(あふりか) とかです。このように、外国(がいこく)の人(ひと)の名前(なまえ)にも、カタカナは使われます。偉人伝(いじんでん)にのるような、えらい人(ひと)だけに、かぎりません。外国(がいこく)の人(ひと)の名前(なまえ)には、ほかにもピエールとかジョージとかトーマスとかメアリーとかマリーとかカトリーヌとか、いろいろあります。つぎのことばをよんだりかいたりしてれんしゅうしましょう。「がぎぐげご」はカタカナでは「ガギグゲゴ」になります。「ざじずぜぞ」はカタカナでは「ザジズゼゾ」になります。「ダヂヅデド」のかきじゅんもおなじように、「タチツテト」のみぎうえに「゙」で「ダヂヅデド」。ちいさい「つ」は、カタカナでは「ッ」です。「タチツテト」のツがちいさくなってッになります。「ピッチャー」(ぴっちゃあ)とか「バッター」(ばったあ)とか「チョッキ」(ちょっき)とか「チューリップ」(ちゅーりっぷ)とか「ロケット」(ろけっと)とか、いろんなことばで、ちいさいツは、つかわれています。「カレーライス」とかいたら「かれえらいす」とよんだり、「ジュース」とかいたら「じゅうす」とよんだり、「ギター」とかいたら「ぎたあ」とよんだりするように、ーというぼうがつくと、まえのおとをのばします。ほかにも、ケーキ (けえき) とか、バター (ばたあ) とか、バッター (ばったあ) とか、いろいろあります。	[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "カタカナをまなびましょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "外国(がいこく)からやってきたことばにはかたかなをつかいます。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "たとえばカレーライス(かれえらいす) とかヨーグルトとか、カスタネット(かすたねっと) とかギターとか、クレヨン(くれよん) とか、テニスとかサッカーとかトマトとかリレーとか、です。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ほかにも、いっぱいあります。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "外国(がいこく)の国(くに) や土地(とち) の名前(なまえ) にも、かたかなをつかいます。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "たとえば、フランス(ふらんす) とかアメリカ(あめりか) とかドイツ(どいつ) とかインド(いんど) とかアフリカ(あふりか) とかです。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "このように、外国(がいこく)の人(ひと)の名前(なまえ)にも、カタカナは使われます。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "偉人伝(いじんでん)にのるような、えらい人(ひと)だけに、かぎりません。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "外国(がいこく)の人(ひと)の名前(なまえ)には、ほかにもピエールとかジョージとかトーマスとかメアリーとかマリーとかカトリーヌとか、いろいろあります。", "title": "カタカナ　について" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "つぎのことばをよんだりかいたりしてれんしゅうしましょう。", "title": "カタカナの　れんしゅう" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "「がぎぐげご」はカタカナでは「ガギグゲゴ」になります。", "title": "てんてんがつく　カタカナ" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "「ざじずぜぞ」はカタカナでは「ザジズゼゾ」になります。", "title": "てんてんがつく　カタカナ" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "「ダヂヅデド」のかきじゅんもおなじように、「タチツテト」のみぎうえに「゙」で「ダヂヅデド」。", "title": "てんてんがつく　カタカナ" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ちいさい「つ」は、カタカナでは「ッ」です。", "title": "ちいさい　ッ" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "「タチツテト」のツがちいさくなってッになります。", "title": "ちいさい　ッ" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "「ピッチャー」(ぴっちゃあ)とか「バッター」(ばったあ)とか「チョッキ」(ちょっき)とか「チューリップ」(ちゅーりっぷ)とか「ロケット」(ろけっと)とか、いろんなことばで、ちいさいツは、つかわれています。", "title": "ちいさい　ッ" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "「カレーライス」とかいたら「かれえらいす」とよんだり、", "title": "のばす　おと" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "「ジュース」とかいたら「じゅうす」とよんだり、", "title": "のばす　おと" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "「ギター」とかいたら「ぎたあ」とよんだりするように、", "title": "のばす　おと" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ーというぼうがつくと、まえのおとをのばします。", "title": "のばす　おと" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "ほかにも、", "title": "のばす　おと" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ケーキ (けえき) とか、バター (ばたあ) とか、バッター (ばったあ) とか、いろいろあります。", "title": "のばす　おと" } ]	カタカナを　まなびましょう。	'''カタカナ'''を　まなびましょう。 ==カタカナ　について== {\| align=center cellspacing=0 border=1 style="background:=#eef8ff;text-align:center" \|colspan=12 style="background:#ccccff"\|五十音(ごじゅうおん) \|- style="background:#dde8ff" \|   \| style="background:#e4f0ff"\|  \|- \|rowspan=5 valign="top"\|　ン　 \|ワ \|ラ \|ヤ \|マ \|ハ \|ナ \|タ \|サ \|カ \|ア \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \|イ \|リ \| bgcolor="#F3F5DE"\|イ \|ミ \|ヒ \|ニ \|チ \|シ \|キ \|イ \|- \| bgcolor="#F3F5DE"\|ウ \|ル \|ユ \|ム \|フ \|ヌ \|ツ \|ス \|ク \|ウ \|- \| bgcolor="#E9E9E9" \| エ \|レ \| bgcolor="#F3F5DE"\|エ \|メ \|ヘ \|ネ \|テ \|セ \|ケ \|エ \|- \|ヲ \|ロ \|ヨ \|モ \|ホ \|ノ \|ト \|ソ \|コ \|オ \|} 外国（がいこく）から　やってきた　ことば　には　かたかな　を　つかいます　。たとえば　カレーライス（かれえらいす）　とか　ヨーグルトとか　、カスタネット（かすたねっと）　とか　ギターとか　、クレヨン（くれよん）　とか　、テニス　とか　サッカー　とか　トマト　とか　リレー　とか　、です。　ほかにも　、　いっぱい　あります。外国（がいこく）の　国（くに）　や　土地（とち）　の　名前（なまえ）　にも、　かたかな　を　つかいます　。たとえば　、　フランス（ふらんす）　とか　アメリカ（あめりか）　とか　ドイツ（どいつ）　とか　インド（いんど）　とか　アフリカ（あふりか）　とか　です。 * 外国（がいこく） <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Eiffel Tower from north Avenue de New York, Aug 2010.jpg\|フランスの　エッフェル塔（えっふぇるとう）ファイル:All Gizah Pyramids.jpg\|エジプトという国の　ピラミッド </gallery> * 外国（がいこく）の　人（ひと）の　なまえ <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Thomas Edison, 1888.jpg\|エジソン　・・・アメリカの発明家（はつめいか）。　トーマス・アルバ・エジソン。 File:BarackObama2005portrait.jpg\|オバマ（だいとうりょう）　・・・アメリカの大統領（だいとうりょう）だったひと。　バラク・オバマ。 </gallery> このように、外国（がいこく）の　人（ひと）の　名前（なまえ）にも　、　カタカナ　は　使われます。偉人伝（いじんでん）にのるような、えらい人（ひと）だけに、　かぎりません。外国（がいこく）の人（ひと）の名前（なまえ）には、ほかにも　ピエール　とか　ジョージ　とか　トーマス　とか　　メアリー　とか　マリー　とか　カトリーヌ　とか　、いろいろ　あります。 ==カタカナの　かきかた== ===アイウエオ（あいうえお）のかきかた=== :[[ファイル:ア-bw.png]] :[[ファイル:イ-bw.png]] :[[ファイル:ウ-bw.png]] :[[ファイル:エ-bw.png]] :[[ファイル:オ-bw.png]] ===カキクケコ（かきくけこ）のかきかた=== :[[ファイル:カ-bw.png]] :[[ファイル:キ-bw.png]] :[[ファイル:ク-bw.png]] :[[ファイル:ケ-bw.png]] :[[ファイル:コ-bw.png]] ===サシスセソ（さしすせそ）のかきかた=== :[[ファイル:サ-bw.png]] :[[ファイル:シ-bw.png]] :[[ファイル:ス-bw.png]] :[[ファイル:セ-bw.png]] :[[ファイル:ソ-bw.png]] ===タチツテト（たちつてと）のかきかた=== :[[ファイル:タ-bw.png]] :[[ファイル:チ-bw.png]] :[[ファイル:ツ-bw.png]] :[[ファイル:テ-bw.png]] :[[ファイル:ト-bw.png]] ===ナニヌネノ（なにぬねの）のかきかた=== :[[ファイル:ナ-bw.png]] :[[ファイル:ニ-bw.png]] :[[ファイル:ヌ-bw.png]] :[[ファイル:ネ-bw.png]] :[[ファイル:ノ-bw.png]] ===ハヒフヘホ（はひふへほ）のかきかた=== :[[ファイル:ハ-bw.png]] :[[ファイル:ヒ-bw.png]] :[[ファイル:フ-bw.png]] :[[ファイル:ヘ-bw.png]] :[[ファイル:ホ-bw.png]] ===マミムメモ（まみむめも）のかきかた=== :[[ファイル:マ-bw.png]] :[[ファイル:ミ-bw.png]] :[[ファイル:ム-bw.png]] :[[ファイル:メ-bw.png]] :[[ファイル:モ-bw.png]] ===ヤイユエヨ（やいゆえよ）のかきかた=== :[[ファイル:ヤ-bw.png]] :[[ファイル:ユ-bw.png]] :[[ファイル:ヨ-bw.png]] ===ラリルレロ（らりるれろ）のかきかた=== :[[ファイル:ラ-bw.png]] :[[ファイル:リ-bw.png]] :[[ファイル:ル-bw.png]] :[[ファイル:レ-bw.png]] :[[ファイル:ロ-bw.png]] ===ワイウエヲ（わいうえを）のかきかた=== :[[ファイル:ワ-bw.png]] :[[ファイル:ヲ-bw.png]] ===ン（ん）のかきかた=== :[[ファイル:ン-bw.png]] ===カタカナの　ちゅうい=== :ソ（そ）　と　ン（ん）　は、　にているので　、　まちがえないように　しましょう。 :シ（し）　と　ツ（つ）　は、　にているので　、　まちがえないように　しましょう。 :ワ（わ）　と　ク（く）　は、　にているので　、　まちがえないように　しましょう。 :ス（す）　と　ヌ（ぬ）　は、　にているので　、　まちがえないように　しましょう。 :ユ（ゆ）　と　コ（こ）　は、　にているので　、　まちがえないように　しましょう。「かたかな」　という　もじ　を　かたかな　で　かくと　「カタカナ」　に　なります　。 ==カタカナの　れんしゅう== つぎのことばを　よんだり　かいたりして　れんしゅうしましょう。 === アイウエオ === <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Ice Cream dessert 02.jpg\|アイスクリーム　（あいすくりいむ）ファイル:Kue.gif\|エプロン　(えぷろん) File:Footpropelled organ.jpg\|オルガン　(おるがん) </gallery> === カキクケコ === <gallery widths=250px heights=250px> File:Tenodera angustipennis Saussure(Pregnant) DSCN9576.jpg\|カマキリ　（かまきり）ファイル:Crayons with colors.JPG\|クレヨン　（くれよん） File:Strawberry Cake.JPG\|ケーキ　(けえき) ファイル:Koala and joey.jpg\|コアラ　（こあら） </gallery> === サシスセソ === <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Salad platter.jpg\|サラダ　（さらだ）ファイル:Jersei-coll-alt.jpg\|セーター　（せえたあ）ファイル:ソースイメージ.jpg\|ソース　　(そおす) </gallery> === タチツテト === <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Arima Grand Hotel09s4s4272.jpg\|チーズ　（ちいず）ファイル:Nammatjknoydart.jpg\|テント　（てんと） </gallery> === ナニヌネノ === <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Suit tie.JPG\|ネクタイ　（ねくたい） File:Notebooks.jpg\|ノート　　(のおと) </gallery> === ハヒフヘホ === <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Handkerchief.jpg\|ハンカチファイル:BK-117 Polizei-NRW D-HNWL.jpg\|ヘリコプター　（へりこぷたあ） </gallery> ===マミムメモ=== <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Blossom 3 Ply Bacterial Filter Masks Elestic Earloop Face Mask Surgical Masks a.jpg\|マスク　（ますく） File:AwardNeckRibbonAndMedal wb.jpg\|メダル　（めだる） </gallery> ===ヤイユエヨ=== <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:US Sailing Team1.jpg\|ヨット　（よっと） </gallery> ===ラリルレロ=== <gallery widths=250px heights=250px> File:家城駅レール2014年.JPG\|レール　（れえる）ファイル:Delta IV Heavy rocket on launch pad.jpg\|ロケット　（ろけっと） </gallery> === ワイウエヲ === <gallery widths=250px heights=250px> File:Gdd500.jpg\|{{ruby\|ワイシャツ\|わいしゃつ}} </gallery> === ン === <gallery widths=250px heights=250px> File:Kotake Sandpan (sweet bread), Joetsu, Niigata, Japan.jpg\|{{ruby\|パン\|ぱん}} </gallery> == てんてんがつく　カタカナ == 「がぎぐげご」は　カタカナでは「ガギグゲゴ」に　なります　。「ざじずぜぞ」は　カタカナでは「ザジズゼゾ」に　なります　。ガギグゲゴ（がぎぐげご） :[[ファイル:ガ-bw.png]] :[[ファイル:ギ-bw.png]] :[[ファイル:グ-bw.png]] :[[ファイル:ゲ-bw.png]] :[[ファイル:ゴ-bw.png]] * ザジズゼゾ（ざじずぜぞ） :[[ファイル:ザ-bw.png]] :[[ファイル:ジ-bw.png]] :[[ファイル:ズ-bw.png]] :[[ファイル:ゼ-bw.png]] :[[ファイル:ゾ-bw.png]] 「<big><big>ダヂヅデド</big></big>」　の　かきじゅん　も　おなじように、　「　<big><big>タチツテト</big></big>　」　の　みぎうえ　に　「　<big><big>゛</big></big>　」で「　<big><big>ダヂヅデド</big></big>　」。 * ダヂヅデド（だぢづでど） :[[ファイル:ダ-bw.png]] :[[ファイル:ヂ-bw.png]] :[[ファイル:ヅ-bw.png]] :[[ファイル:デ-bw.png]] :[[ファイル:ド-bw.png]] * バビブベボ（ばびぶべぼ） :[[ファイル:バ-bw.png]] :[[ファイル:ビ-bw.png]] :[[ファイル:ブ-bw.png]] :[[ファイル:ベ-bw.png]] :[[ファイル:ボ-bw.png]] ===ガギグゲゴ=== <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Guitar 1.jpg\|ギター File:La Palmyre 034.jpg\|ゴリラ </gallery> ===ザジズゼゾ=== <gallery widths=250px heights=250px> File:Orange juice 1.jpg\|ジュース </gallery> ===ダヂヅデド=== <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Glazed-Donut.jpg\|ドーナツ </gallery> ===バビブベボ=== <gallery widths=250px heights=250px> File:Steel double bed.svg\|<big><big>ベッド</big></big> ファイル:Generic football.png\|<big><big>ボール</big></big> </gallery> ==まるのつくカタカナ== ===パピプペポ=== <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:Pineapple and cross section.jpg\|<big>パイナップル</big> ファイル:M1911 A1 pistol.jpg\|<big>ピストル</big> File:Mikebaird - American White Pelican (Pelecanus erythrorhynchos ) (bird) in Mo (by).jpg\|<big>ペリカン</big> File:Japanese Mailbox.jpg\|<big>ポスト</big> </gallery> == ちいさい　ヤユヨ == * ちいさい　ャュョ <gallery widths=250px heights=250px> File:Kurkkuja.jpg\|<big>キュウリ</big> File:Charsiu.jpg\|<big>チャーシュー</big> ファイル:Cougar 25.jpg\|<big>ピューマ</big> </gallery> == ちいさい　ッ == ちいさい「　つ　」は、カタカナでは　「　ッ　」です。「タチツテト」　の　ツ　が　ちいさくなって　ッ　になります。「ピッチャー」（ぴっちゃあ）とか「バッター」（ばったあ）とか「チョッキ」（ちょっき）とか「チューリップ」（ちゅーりっぷ）とか「ロケット」（ろけっと）とか、　いろんな　ことば　で　、　ちいさい　ツ　は　、　つかわれて　います　。 == のばす　おと == 「カレーライス」と　かいたら　「かれえらいす」と　よんだり、「ジュース」と　かいたら　「じゅうす」と　よんだり、「ギター」と　かいたら　「ぎたあ」と　よんだり　するように、ー　という　ぼう　が　つくと　、　まえの　おと　を　のばします　。 <gallery widths=250px heights=250px> File:The BB&T Building in Macon, Georgia.jpg\|<big>ビル</big> ファイル:Weizenbier-ukko.jpg\|<big>ビール</big> </gallery> ほかにも、ケーキ　（けえき）　とか　、　バター　（ばたあ）　とか　、　バッター　（ばったあ）　とか、いろいろ　あります　。　 <gallery widths=250px heights=250px> ファイル:NCI butter.jpg\|<big>バター</big> ファイル:Baseball swing.jpg\|<big>バッター</big> </gallery> ==つぎのぺーじもみてみましょう== [[ひらがな・カタカナ/ひらがな]] [[小学校国語/1学年]] [[Category:日本語\|かたかな]]	null	2020-04-30T16:13:15Z	[ "テンプレート:Ruby" ]	https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A

Subsets and Splits

No community queries yet

The top public SQL queries from the community will appear here once available.