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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題15
監査人の意芋衚明に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.監査人は,特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には,圓該財務諞衚に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚を蚘茉しなければならない。 ã‚€.監査人は,監査意芋の衚明に圓たっおは,重芁な虚停衚瀺リスクを合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で,自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。 り.監査人は,䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法,財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり,無限定適正意芋を衚明するこずはできないが,財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには,陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。 ゚.監査人は,耇数の䞍確実性を䌎う状況においお,個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおも,それらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には,意芋を衚明できないこずがある。 6 ア.監査人は,特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には,圓該財務諞衚に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚がすべおの重芁な点においお適正に衚瀺しおいるかどうかに぀いおの意芋を蚘茉しなければならない。監査基準第四報告基準䞀1,監査基準委員䌚報告曞200第10項(1),監査基準委員䌚報告曞700第32項,監査基準委員䌚報告曞800付録文䟋4 ã‚€.監査人は,監査意芋の衚明に圓たっおは,重芁な虚停衚瀺リスク監査リスクを合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で,自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。監査基準第四報告基準䞀3 り.監査人は,䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法,財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり,無限定適正意芋を衚明するこずはできないが,財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには,陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準四1 ゚.監査人は,耇数の䞍確実性を䌎う状況においお,個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおも,それらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には,意芋を衚明できないこずがある。監査基準第四報告基準五4,監査基準委員䌚報告曞705第9項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "監査人の意芋衚明に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には,圓該財務諞衚に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚を蚘茉しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,監査意芋の衚明に圓たっおは,重芁な虚停衚瀺リスクを合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で,自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.監査人は,䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法,財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり,無限定適正意芋を衚明するこずはできないが,財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには,陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,耇数の䞍確実性を䌎う状況においお,個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおも,それらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には,意芋を衚明できないこずがある。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "6", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には,圓該財務諞衚に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚がすべおの重芁な点においお適正に衚瀺しおいるかどうかに぀いおの意芋を蚘茉しなければならない。監査基準第四報告基準䞀1,監査基準委員䌚報告曞200第10項(1),監査基準委員䌚報告曞700第32項,監査基準委員䌚報告曞800付録文䟋4", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,監査意芋の衚明に圓たっおは,重芁な虚停衚瀺リスク監査リスクを合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で,自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。監査基準第四報告基準䞀3", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.監査人は,䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法,財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり,無限定適正意芋を衚明するこずはできないが,財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには,陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準四1", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,耇数の䞍確実性を䌎う状況においお,個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおも,それらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には,意芋を衚明できないこずがある。監査基準第四報告基準五4,監査基準委員䌚報告曞705第9項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題14|←前の問題]] : [[../問題16|次の問題→]] == 問題 ==  監査人の意芋衚明に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には圓該財務諞衚に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚を蚘茉しなければならない。 む監査人は監査意芋の衚明に圓たっおは重芁な虚停衚瀺リスクを合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。 り監査人は䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり無限定適正意芋を衚明するこずはできないが財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。 ゚監査人は耇数の䞍確実性を䌎う状況においお個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおもそれらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には意芋を衚明できないこずがある。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 6 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は特別の利甚目的に適合した䌚蚈の基準により䜜成される財務諞衚の適正性に関する意芋を衚明する堎合には圓該財務諞衚<del>に重芁な虚停の衚瀺が存圚しない旚</del><ins>がすべおの重芁な点においお適正に衚瀺しおいるかどうかに぀いおの意芋</ins>を蚘茉しなければならない。<ins>監査基準第四報告基準䞀1監査基準委員䌚報告曞200第10項(1)監査基準委員䌚報告曞700第32項監査基準委員䌚報告曞800付録文䟋4</ins> む監査人は監査意芋の衚明に圓たっおは<del>重芁な虚停衚瀺リスク</del><ins>監査リスク</ins>を合理的に䜎い氎準に抑えた䞊で自己の意芋を圢成するに足る基瀎を埗なければならない。<ins>監査基準第四報告基準䞀3</ins> り監査人は䌚蚈方針の遞択及びその適甚方法財務諞衚の衚瀺方法に関しお䞍適切なものがあり無限定適正意芋を衚明するこずはできないが財務諞衚党䜓ずしおは虚停の衚瀺ではないず刀断したずきには陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明しなければならない。<ins>監査基準第四報告基準四1</ins> ゚監査人は耇数の䞍確実性を䌎う状況においお個々の䞍確実性に぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいたずしおもそれらが財務諞衚に及がす可胜性のある环積的圱響が耇合的か぀倚岐にわたる堎合には意芋を衚明できないこずがある。<ins>監査基準第四報告基準五4監査基準委員䌚報告曞705第9項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://www.fsa.go.jp/news/25/sonota/20140225-2/01.pdf#page=13 監査基準] * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/260_2.html 監基報200 財務諞衚監査における総括的な目的監基報705 独立監査人の監査報告曞における陀倖事項付意芋] * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/800805800805.html 監査基準委員䌚報告曞700「財務諞衚に察する意芋の圢成ず監査報告」] * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/800805800805.html 監査基準委員䌚報告曞800 特別目的の財務報告の枠組みに準拠しお䜜成された財務諞衚に察する監査] : [[../問題14|←前の問題]] : [[../問題16|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-11-29T06:28:34Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E7%AC%ACII%E5%9B%9E%E7%9F%AD%E7%AD%94%E5%BC%8F/%E7%9B%A3%E6%9F%BB%E8%AB%96/%E5%95%8F%E9%A1%8C15
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題16
継続䌁業の前提に係る監査報告に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには,無限定適正意芋又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明する。 ã‚€.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには,圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか,又は,理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。 り.監査人は,被監査䌁業が債務超過にあるなど,継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには,意芋を衚明しおはならない。 ゚.監査人は,曎生手続開始決定の取消し,曎生蚈画の䞍認可など,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には,継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。 5 ア.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには,無限定適正意芋又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明する。監査基準第四報告基準六1,監査基準委員䌚報告曞570第18項 ã‚€.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには,圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか,又は,理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準六2,監査基準委員䌚報告曞570第19項 り.監査人は,被監査䌁業が債務超過にあるなど,継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには,意芋を衚明しおはならない。重芁な監査手続を実斜できなかった堎合に準じお意芋の衚明の適吊を刀断しなければならない。 監査基準第四報告基準六3,監査基準委員䌚報告曞570A27項 ゚.監査人は,曎生手続開始決定の取消し,曎生蚈画の䞍認可など,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には,継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準六4,監査基準委員䌚報告曞570第20項A25項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "継続䌁業の前提に係る監査報告に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには,無限定適正意芋又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明する。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには,圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか,又は,理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.監査人は,被監査䌁業が債務超過にあるなど,継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには,意芋を衚明しおはならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,曎生手続開始決定の取消し,曎生蚈画の䞍認可など,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には,継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "5", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには,無限定適正意芋又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明する。監査基準第四報告基準六1,監査基準委員䌚報告曞570第18項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお,継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには,圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか,又は,理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準六2,監査基準委員䌚報告曞570第19項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.監査人は,被監査䌁業が債務超過にあるなど,継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには,意芋を衚明しおはならない。重芁な監査手続を実斜できなかった堎合に準じお意芋の衚明の適吊を刀断しなければならない。 監査基準第四報告基準六3,監査基準委員䌚報告曞570A27項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,曎生手続開始決定の取消し,曎生蚈画の䞍認可など,継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には,継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。監査基準第四報告基準六4,監査基準委員䌚報告曞570第20項A25項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題15|←前の問題]] : [[../問題17|次の問題→]] == 問題 ==  継続䌁業の前提に係る監査報告に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには無限定適正意芋又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明する。 む監査人は継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか又は理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。 り監査人は被監査䌁業が債務超過にあるなど継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには意芋を衚明しおはならない。 ゚監査人は曎生手続開始決定の取消し曎生蚈画の䞍認可など継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 5 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいるず刀断したずきには無限定適正意芋<del>又は重芁な䞍確実性が及がす圱響に関する陀倖事項を付した限定付適正意芋</del>を衚明する。<ins>監査基準第四報告基準六1監査基準委員䌚報告曞570第18項</ins> む監査人は継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切であっおも重芁な䞍確実性が認められる堎合においお継続䌁業の前提に関する事項が財務諞衚に適切に蚘茉されおいないず刀断したずきには圓該蚘茉に぀いおの陀倖事項を付した限定付適正意芋を衚明するか又は理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。<ins>監査基準第四報告基準六2監査基準委員䌚報告曞570第19項</ins> り監査人は被監査䌁業が債務超過にあるなど継続䌁業の前提に重芁な疑矩を生じさせるような事象又は状況に関しお経営者が評䟡及び察応策を瀺さないずきには<del>意芋を衚明しおはならない。</del><ins>重芁な監査手続を実斜できなかった堎合に準じお意芋の衚明の適吊を刀断しなければならない。 監査基準第四報告基準六3監査基準委員䌚報告曞570A27項</ins> ゚監査人は曎生手続開始決定の取消し曎生蚈画の䞍認可など継続䌁業を前提ずしお財務諞衚を䜜成するこずが適切でない堎合には継続䌁業を前提ずした財務諞衚に぀いおは理由を付しお䞍適正意芋を衚明しなければならない。<ins>監査基準第四報告基準六4監査基準委員䌚報告曞570第20項A25項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://www.fsa.go.jp/news/25/sonota/20140225-2/01.pdf#page=16 監査基準] * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/260_2.html 監基報570 継続䌁業] : [[../問題15|←前の問題]] : [[../問題17|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-11-29T06:28:37Z
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24,837
䞭等教育前期の瀟䌚
この䞋にリンクがありたす。
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== 䞭等教育前期の瀟䌚 == この䞋にリンクがありたす。 :* [[䞭等教育前期の瀟䌚 地理]] {{進捗|00%|2018-12-08}} :* [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史]] {{進捗|00%|2018-12-08}} :* [[䞭等教育前期の瀟䌚 公民]] {{進捗|00%|2018-12-08}} [[Category:䞭孊校教育|*]] [[Category:曞庫|ちゆうずうきよういくか぀こうのかくしゆう]] [[Category:䞭高䞀貫教育|しやかい]]
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2019-01-04T10:09:16Z
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24,838
䞭等教育前期の理科 第1分野
申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。 申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。", "title": "化孊分野" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。", "title": "物理分野" } ]
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2018-12-26T10:10:02Z
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24,839
䞭等教育前期の理科 第2分野
申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。 申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。", "title": "生物分野" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "申し蚳ありたせん。䜜成䞭です。", "title": "地孊分野" } ]
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2018-12-26T10:11:51Z
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24,841
䞭等教育前期の瀟䌚 歎史
歎史を孊ぶ䞊で、幎ずいうものに぀いおの理解が必芁である。 これに぀いおは、時代・幎代などに぀いおを参照のこず。 䞖玀、十干十二支、方䜍に぀いおの理解があればよい。 䞭䞖以降はしばらくお埅ちください。
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=== はじめに === 歎史を孊ぶ䞊で、幎ずいうものに぀いおの理解が必芁である。 これに぀いおは、[[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/時代・幎代などに぀いおの補講|時代・幎代などに぀いお]]を参照のこず。 䞖玀、十干十二支、方䜍に぀いおの理解があればよい。 === 叀代 === * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/ヒトの出珟ず進化|ヒトの出珟ず進化]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/叀代の文明|叀代の文明]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/䞭囜文明|䞭囜文明]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/ギリシャ・ロヌマ文明|ギリシャ・ロヌマ文明]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/宗教に぀いお]] === 日本の叀代 === * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/日本列島の誕生]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/瞄文文化]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/匥生文化]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/倧和政暩]] === 叀代の東アゞアず日本 === * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/聖埳倪子]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/倧化の改新]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/平城京ず埋什囜家]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/倩平文化]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/平安京]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/東アゞアの倉化]] * [[䞭等教育前期の瀟䌚 歎史/摂関政治ず囜颚文化]] 䞭䞖以降はしばらくお埅ちください。 {{stub}} [[Category:䞭孊校教育|*]] [[Category:䞭高䞀貫教育_瀟䌚|れきし]] [[Category:䞭高䞀貫教育|れきし]]
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2019-01-04T10:10:28Z
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24,842
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題17
远蚘情報に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず,財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため,匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。 ã‚€.監査人は,監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合,圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいるずは限らない。 り.監査人は,監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合,その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお,監査圹等に報告しなければならない。 ゚.䞀般に,監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが,監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこず,たた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため,監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこずは求められおいるわけではなく,監査人の任意の行為である。 2 ア.財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず,財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため,匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。監査基準委員䌚報告曞706第5項A2項 ã‚€.監査人は,監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合,圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいるずは限らない。しなければならない。監査基準委員䌚報告曞706第5項 り.監査人は,監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合,その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお,監査圹等に報告しなければならない。監査基準委員䌚報告曞706第8項 ゚.䞀般に,監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが,監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこず,たた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため,監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこずはが公認䌚蚈士法によっお求められおいるわけではなく,監査人の任意の行為である。監査基準委員䌚報告曞706A5項,公認䌚蚈士法25条2項,34条の12第3項,監査蚌明府什4条1項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "远蚘情報に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず,財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため,匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合,圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいるずは限らない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.監査人は,監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合,その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお,監査圹等に報告しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.䞀般に,監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが,監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこず,たた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため,監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこずは求められおいるわけではなく,監査人の任意の行為である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "2", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず,財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため,匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。監査基準委員䌚報告曞706第5項A2項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合,圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいるずは限らない。しなければならない。監査基準委員䌚報告曞706第5項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.監査人は,監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合,その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお,監査圹等に報告しなければならない。監査基準委員䌚報告曞706第8項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.䞀般に,監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが,監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこず,たた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため,監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこずはが公認䌚蚈士法によっお求められおいるわけではなく,監査人の任意の行為である。監査基準委員䌚報告曞706A5項,公認䌚蚈士法25条2項,34条の12第3項,監査蚌明府什4条1項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題16|←前の問題]] : [[../問題18|次の問題→]] == 問題 ==  远蚘情報に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。 む監査人は監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手しおいるずは限らない。 り監査人は監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお監査圹等に報告しなければならない。 ゚䞀般に監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこずたた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこずは求められおいるわけではなく監査人の任意の行為である。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 2 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項以倖の情報を匷調事項に含めるず財務諞衚に圓該事項が適切に衚瀺又は開瀺されおいないこずを瀺す可胜性があるため匷調事項区分の䜿甚は財務諞衚に衚瀺又は開瀺されおいる事項に限定される。<ins>監査基準委員䌚報告曞706第5項A2項</ins> む監査人は監査報告曞に匷調事項区分を蚭ける堎合圓該事項に぀いお財務諞衚の重芁な虚停衚瀺がないずいう十分か぀適切な監査蚌拠を入手<del>しおいるずは限らない。</del><ins>しなければならない。監査基準委員䌚報告曞706第5項</ins> り監査人は監査報告曞にその他の事項区分を蚭けるこずが芋蟌たれる堎合その旚ず圓該区分の文蚀の草案に぀いお監査圹等に報告しなければならない。<ins>監査基準委員䌚報告曞706第8項</ins> ゚䞀般に監査報告曞には区分を蚭けお利害関係の蚘茉をするが<del>監査報告曞の衚題が「独立監査人の監査報告曞」ずなっおいるこずたた監査人に被監査䌚瀟ずの特別の関係がないこずを法定しおいるため</del>監査報告曞に利害関係に぀いお蚘茉するこず<del>は</del><ins>が公認䌚蚈士法によっお</ins>求められおいる<del>わけではなく監査人の任意の行為である</del>。<ins>監査基準委員䌚報告曞706A5項公認䌚蚈士法25条2項34条の12第3項監査蚌明府什4条1項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/260_2.html 監基報706 独立監査人の監査報告曞における匷調事項区分ずその他の事項区分] * [http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=323AC0000000103_20160401_426AC0000000069&openerCode=1 公認䌚蚈士法] * [http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=332M50000040012 財務諞衚等の監査蚌明に関する内閣府什] : [[../問題16|←前の問題]] : [[../問題18|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-11-29T06:28:40Z
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24,843
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題18
比范情報の監査に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおり,か぀,その原因ずなった事項が未解消である状況においお,圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずきは,監査人は,前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。 ã‚€.監査人は,前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合,通垞,適切な階局の経営者,監査圹等に報告し,加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。 り.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき,監査人は,その他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが,圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。 ゚.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,監査人は,圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。 4 ア.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおり,か぀,その原因ずなった事項が未解消である状況においお,圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずきは,監査人は,前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。も,圓幎床の数倀ず察応数倀の比范可胜性の芳点から,未解消事項が及がす圱響又は及がす可胜性のある圱響によっお,圓幎床の財務諞衚に察しお限定意芋,意芋䞍衚明又は吊定的意芋が芁求されるこずがある。監査基準委員䌚報告曞710第10項(2),A4項 ã‚€.監査人は,前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合,通垞,適切な階局の経営者,監査圹等に報告し,加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。監査基準委員䌚報告曞710第17項A7項 り.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき,監査人は,その他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが,圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。監査基準委員䌚報告曞710第13項,監査基準委員䌚報告曞510A6項 ゚.比范情報が察応数倀比范財務諞衚によっお衚瀺されおいる堎合,監査人は,圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。監査基準委員䌚報告曞710A1項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "比范情報の監査に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおり,か぀,その原因ずなった事項が未解消である状況においお,圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずきは,監査人は,前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合,通垞,適切な階局の経営者,監査圹等に報告し,加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき,監査人は,その他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが,圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,監査人は,圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "4", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおり,か぀,その原因ずなった事項が未解消である状況においお,圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずきは,監査人は,前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。も,圓幎床の数倀ず察応数倀の比范可胜性の芳点から,未解消事項が及がす圱響又は及がす可胜性のある圱響によっお,圓幎床の財務諞衚に察しお限定意芋,意芋䞍衚明又は吊定的意芋が芁求されるこずがある。監査基準委員䌚報告曞710第10項(2),A4項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合,通垞,適切な階局の経営者,監査圹等に報告し,加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。監査基準委員䌚報告曞710第17項A7項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合,前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき,監査人は,その他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが,圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。監査基準委員䌚報告曞710第13項,監査基準委員䌚報告曞510A6項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.比范情報が察応数倀比范財務諞衚によっお衚瀺されおいる堎合,監査人は,圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。監査基準委員䌚報告曞710A1項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題17|←前の問題]] : [[../問題19|次の問題→]] == 問題 ==  比范情報の監査に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおりか぀その原因ずなった事項が未解消である状況においお圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずきは監査人は前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。 む監査人は前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合通垞適切な階局の経営者監査圹等に報告し加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。 り比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき監査人はその他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。 ゚比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合監査人は圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 4 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合前幎床の監査報告曞においお限定付適正意芋が衚明されおおりか぀その原因ずなった事項が未解消である状況においお圓該事項が圓幎床の数倀には関連しないずき<del>は監査人は前幎床の陀倖事項を圓幎床の財務諞衚に察する監査報告曞においお陀倖事項ずしお取り扱う必芁はない。</del><ins>も圓幎床の数倀ず察応数倀の比范可胜性の芳点から未解消事項が及がす圱響又は及がす可胜性のある圱響によっお圓幎床の財務諞衚に察しお限定意芋意芋䞍衚明又は吊定的意芋が芁求されるこずがある。監査基準委員䌚報告曞710第10項(2)A4項</ins> む監査人は前任監査人が無限定適正意芋を衚明した前幎床の財務諞衚に重芁な虚停衚瀺が存圚するず刀断する堎合通垞適切な階局の経営者監査圹等に報告し加えお前任監査人を含め䞉者間で協議するよう求める。<ins>監査基準委員䌚報告曞710第17項A7項</ins> り比范情報が察応数倀によっお衚瀺されおいる堎合前幎床の財務諞衚が監査されおいないずき監査人はその他の事項区分に察応数倀が監査されおいない旚を蚘茉しなければならないが圓幎床の財務諞衚の期銖残高に関する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できないずきは監査範囲の制玄ずしお取り扱う。<ins>監査基準委員䌚報告曞710第13項監査基準委員䌚報告曞510A6項</ins> ゚比范情報が<del>察応数倀</del><ins>比范財務諞衚</ins>によっお衚瀺されおいる堎合監査人は圓幎床だけでなく比范情報の察象である前幎床の財務諞衚に぀いおも経営者確認曞に蚘茉するよう経営者に芁請する必芁がある。<ins>監査基準委員䌚報告曞710A1項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/260_2.html 監基報510 初幎床監査の期銖残高監基報710 過幎床の比范情報察応数倀ず比范財務諞衚] : [[../問題17|←前の問題]] : [[../問題19|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-11-29T06:28:44Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題19
埌発事象等の監査に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために,圓該期間に行われる監査手続に含めなければならないものずしお,期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読しなければならない。 ã‚€.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお,十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが,期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお,埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。 り.監査人は,監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に,事埌刀明事実を知るずころずなり,監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においお,ただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらず,か぀,経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合,陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。 ゚.監査人は,財務諞衚が発行された埌に,事埌刀明事実を知るずころずなり,経営者が財務諞衚を蚂正する堎合,圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが,監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉する必芁はない。 4 ア.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために,圓該期間に行われる監査手続に含めなければならない含めるものずしお,期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読しなければならない。するこずが必芁か぀適切であるず考えるこずがある。監査基準委員䌚報告560第6項A7項 ã‚€.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお,十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが,期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお,埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。監査基準委員䌚報告560第5項A5項 り.監査人は,監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に,事埌刀明事実を知るずころずなり,監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においお,ただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらず,か぀,経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合,陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。監査基準委員䌚報告560第12項(1) ゚.監査人は,財務諞衚が発行された埌に,事埌刀明事実を知るずころずなり,経営者が財務諞衚を蚂正する堎合,圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが,監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉する必芁はない。しなければならない。監査基準委員䌚報告560第15項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "埌発事象等の監査に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために,圓該期間に行われる監査手続に含めなければならないものずしお,期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお,十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが,期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお,埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.監査人は,監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に,事埌刀明事実を知るずころずなり,監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においお,ただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらず,か぀,経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合,陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,財務諞衚が発行された埌に,事埌刀明事実を知るずころずなり,経営者が財務諞衚を蚂正する堎合,圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが,監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉する必芁はない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "4", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために,圓該期間に行われる監査手続に含めなければならない含めるものずしお,期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読しなければならない。するこずが必芁か぀適切であるず考えるこずがある。監査基準委員䌚報告560第6項A7項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し,財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお,十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが,期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお,埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。監査基準委員䌚報告560第5項A5項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.監査人は,監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に,事埌刀明事実を知るずころずなり,監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においお,ただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらず,か぀,経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合,陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。監査基準委員䌚報告560第12項(1)", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,財務諞衚が発行された埌に,事埌刀明事実を知るずころずなり,経営者が財務諞衚を蚂正する堎合,圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが,監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉する必芁はない。しなければならない。監査基準委員䌚報告560第15項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題18|←前の問題]] : [[../問題20|次の問題→]] == 問題 ==  埌発事象等の監査に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために圓該期間に行われる監査手続に含めなければならないものずしお期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読しなければならない。 む監査人は期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。 り監査人は監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に事埌刀明事実を知るずころずなり監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においおただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらずか぀経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。 ゚監査人は財務諞衚が発行された埌に事埌刀明事実を知るずころずなり経営者が財務諞衚を蚂正する堎合圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉する必芁はない。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 4 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別するために圓該期間に行われる監査手続に<del>含めなければならない</del><ins>含める</ins>ものずしお期末日埌の期間に察する予算や資金蚈画のような最新の利甚可胜な経営管理資料を通読<del>しなければならない。</del><ins>するこずが必芁か぀適切であるず考えるこずがある。監査基準委員䌚報告560第6項A7項</ins> む監査人は期末日の翌日から監査報告曞日たでの間に発生し財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が芁求される党おの事象を識別したこずに぀いお十分か぀適切な監査蚌拠を入手するために立案した監査手続を実斜しなければならないが期末日珟圚の残高に぀いおの監査蚌拠の入手を目的ずする手続によっお埌発事象に関する蚌拠を入手する堎合がある。<ins>監査基準委員䌚報告560第5項A5項</ins> り監査人は監査報告曞日の翌日から財務諞衚の発行日たでの間に事埌刀明事実を知るずころずなり監査人が財務諞衚の修正又は財務諞衚における開瀺が必芁であるず刀断する状況においおただ監査報告曞を䌁業に提出しおおらずか぀経営者が財務諞衚の修正又は開瀺を行わない堎合陀倖事項付意芋を衚明するこずがある。<ins>監査基準委員䌚報告560第12項(1)</ins> ゚監査人は財務諞衚が発行された埌に事埌刀明事実を知るずころずなり経営者が財務諞衚を蚂正する堎合圓該財務諞衚に察する監査報告曞を提出するが監査人が以前に提出した監査報告曞に぀いお蚘茉<del>する必芁はない。</del><ins>しなければならない。監査基準委員䌚報告560第15項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/260_2.html 監基報560 埌発事象] : [[../問題18|←前の問題]] : [[../問題20|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-12-02T14:09:48Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎第II回短答匏/監査論/問題20
「監査における䞍正リスク察応基準」に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点) ア.監査人は,識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜し,さらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが,䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいるず認めおはならない。 ã‚€.監査人は,䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため,経営者に質問し説明を求めるずずもに,远加的な監査手続を実斜しなければならない。 り.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には,監査の最終の段階においお監査圹等に報告するずずもに,監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類,時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。 ゚.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが,関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお,圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合,その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。 5 ア.監査人は,識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜し,さらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが,䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいるず認めおはならない。あるずしお扱わなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二11,監査基準委員䌚報告曞240F35-3項(2) ã‚€.監査人は,䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため,経営者に質問し説明を求めるずずもに,远加的な監査手続を実斜しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二10,付録2 5 り.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には,監査の最終の段階においおすみやかに監査圹等に報告するずずもに,監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類,時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二17,監査基準委員䌚報告曞240第40項 ゚.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが,関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお,圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合,その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二11,監査基準委員䌚報告曞240F44-2項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "「監査における䞍正リスク察応基準」に関する次の蚘述のうち,正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。(5点)", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜し,さらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが,䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいるず認めおはならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため,経営者に質問し説明を求めるずずもに,远加的な監査手続を実斜しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "り.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には,監査の最終の段階においお監査圹等に報告するずずもに,監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類,時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが,関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお,圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合,その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "5", "title": "正解" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ア.監査人は,識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜し,さらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが,䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいるず認めおはならない。あるずしお扱わなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二11,監査基準委員䌚報告曞240F35-3項(2)", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ã‚€.監査人は,䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため,経営者に質問し説明を求めるずずもに,远加的な監査手続を実斜しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二10,付録2 5", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "り.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には,監査の最終の段階においおすみやかに監査圹等に報告するずずもに,監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類,時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二17,監査基準委員䌚報告曞240第40項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "゚.監査人は,䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが,関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお,圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合,その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二11,監査基準委員䌚報告曞240F44-2項", "title": "解説" } ]
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: [[../問題19|←前の問題]] : [[../問題20|次の問題→]] == 問題 ==  「監査における䞍正リスク察応基準」に関する次の蚘述のうち正しいものの組合せずしお最も適切な番号を䞀぀遞びなさい。5点 <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜しさらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいるず認めおはならない。 む監査人は䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため経営者に質問し説明を求めるずずもに远加的な監査手続を実斜しなければならない。 り監査人は䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には監査の最終の段階においお監査圹等に報告するずずもに監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。 ゚監査人は䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。 </div> <div style="column-count:6;"> # アむ # アり # ア゚ # むり # む゚ # り゚ </div> == 正解 == 5 == 解説 == <div style="text-indent:-1em;margin-left:1em;"> ア監査人は識別した䞍正リスクに察応しお圓初蚈画した監査手続を実斜しさらに必芁ず刀断した远加的な監査手続を実斜したが䞍正リスクに関連する十分か぀適切な監査蚌拠を入手できない堎合には䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が<del>存圚しおいるず認めおはならない。</del><ins>あるずしお扱わなければならない。監査における䞍正リスク察応基準第二11監査基準委員䌚報告曞240F35-3項(2)</ins> む監査人は䌁業の蚘録ず確認状の回答に説明の぀かない重芁な差異がある状況を監査実斜の過皋においお識別した堎合には䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩が存圚しおいないかどうかを刀断するため経営者に質問し説明を求めるずずもに远加的な監査手続を実斜しなければならない。<ins>監査における䞍正リスク察応基準第二10付録2 5</ins> り監査人は䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩があるず刀断した堎合には<del>監査の最終の段階においお</del><ins>すみやかに</ins>監査圹等に報告するずずもに監査を完了するために必芁ずなる監査手続の皮類時期及び範囲に぀いお協議しなければならない。<ins>監査における䞍正リスク察応基準第二17監査基準委員䌚報告曞240第40項</ins> ゚監査人は䞍正による重芁な虚停の衚瀺を瀺唆する状況を識別したが関連しお入手した監査蚌拠に基づき経営者の説明に合理性があるずしお圓該状況に䞍正による重芁な虚停の衚瀺の疑矩がないず刀断した堎合その旚ず理由を監査調曞に蚘茉しなければならない。<ins>監査における䞍正リスク察応基準第二11監査基準委員䌚報告曞240F44-2項</ins> </div> == 参照基準 == * [https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/tosin/20130314/01.pdf 䞍正リスク察応基準] * [https://jicpa.or.jp/specialized_field/250_1.html 監査基準委員䌚報告曞240「財務諞衚監査における䞍正」] : [[../問題19|←前の問題]] : [[../問題20|次の問題→]] [[カテゎリ:䌚蚈監査]]
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2022-11-29T06:29:34Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第1問問題1
次の文章を読んで,䞋蚘の問1~問5に答えなさい。 組織倉革の必芁性が喧䌝されおいる。たずえば,組織をフラット化すれば,階局数が枛り,䞊郚ぞの情報䌝達が迅速に行われるようになる。しかしながら,(ア)スパン・オブ・コントロヌルが増えるこずになり,管理者の適切な刀断や指揮ができなくなる危険性も倧きくなる。組織を線成する際に目指されるのは,専門化のメリットをもたらすための分業ずそれらの郚分的な成果を合わせお組織党䜓の成果に぀なげるための調敎のパタヌンを䜜り出すこずである。 倧芏暡組織の線成の基底を支える代衚的な原理が,組織目暙の合理的な远求にずっお最善の管理圢態であるずしお M.りェヌバヌが 19 䞖玀に打ち出した( A )組織である。 しかし,組織の線成や倉革を考えるずきに,倚くの人が支持しおいる理論は,望たしい組織ずは組織がおかれおいる状況に応じお異なるずいうこずである。すなわち,組織線成に唯䞀絶察の解はないずいうこずである。ではどういった状況の堎合はどういった組織が適しおいるのか。たた,それはなぜなのか。こういった芖点から組織に関する理論を構築しようずした䞀連の研究を組織の( B )ず呌ぶ。 様々な環境芁因ず組織構造ずの関係が調査されたが,P.ロヌレンスず J.ロヌシュは,倖郚環境ず組織の関係を探究する䞭で,こうした問題に䞀぀の解をもたらした。圌らの理論は,(ã‚€)䞍確実性の高い状況䞋で有効性の高い組織は「分化ず統合の同時極倧化」を実珟しおいるずいうこずであった。 しかし,環境に適合する組織を理想ずする( B )の根幹に察しお,いく぀かの反論が提出された。その代衚栌の䞀぀が,第二次䞖界倧戊における日本軍を察象に研究した戞郚ほか(1984)『倱敗の本質』である。(り)ある環境に適合するこずは,その埌の環境倉化に適合できない組織を䜜るこずになるずの指摘がなされ,「適応は適応力を締め出す」ずいう呜題が提起された。したがっお,䌁業は環境やその倉化にただ远埓するのではなく,戊略的に組織を倉革できる胜力,すなわち組織の自己倉革力の重芁性が認識されるようになった。 組織ず戊略の関係に぀いおは,既に経営史研究家の A.D.チャンドラヌによっお( C )ずいう呜題も提瀺されおいたが,『倱敗の本質』は組織ず戊略の関係に぀いお A.D.チャンドラヌずは異なった関係性を瀺した研究ずも蚀えよう。 問1 䞋線郚(ア)に関連し,経営者䞀人や管理者を含めた組織構成員が 85 人の組織で,スパン・オブ・コントロヌルを 4 ずしお階局的組織を蚭蚈する堎合,この組織の最小の階局数はいく぀になるか答えなさい。 問2( A ),( B )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 問3 䞋線郚むに関連し,分化ずはどういったこずを瀺すのか説明しなさい。 問4 䞋線郚りに関連し,なぜ「適応は適応力を締め出す」のか説明しなさい。 問5( C )に圓おはたる最も適切な文を答えなさい。 4(䞋のように地道に図を描けば正解できる) 組織は戊略に埓う※アンゟフの呜題は「戊略は組織に埓う」
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: ←前の問題 : [[../第1問問題2|次の問題→]] == 問題 ==  次の文章を読んで䞋蚘の<span style="border:1px solid #000">問1</span><span style="border:1px solid #000">問5</span>に答えなさい。  組織倉革の必芁性が喧䌝されおいる。たずえば組織をフラット化すれば階局数が枛り䞊郚ぞの情報䌝達が迅速に行われるようになる。しかしながら<sub>(ア)</sub><u>スパン・オブ・コントロヌル</u>が増えるこずになり管理者の適切な刀断や指揮ができなくなる危険性も倧きくなる。組織を線成する際に目指されるのは専門化のメリットをもたらすための分業ずそれらの郚分的な成果を合わせお組織党䜓の成果に぀なげるための調敎のパタヌンを䜜り出すこずである。  倧芏暡組織の線成の基底を支える代衚的な原理が組織目暙の合理的な远求にずっお最善の管理圢態であるずしお Mりェヌバヌが 19 䞖玀に打ち出した A 組織である。  しかし組織の線成や倉革を考えるずきに倚くの人が支持しおいる理論は望たしい組織ずは組織がおかれおいる状況に応じお異なるずいうこずである。すなわち組織線成に唯䞀絶察の解はないずいうこずである。ではどういった状況の堎合はどういった組織が適しおいるのか。たたそれはなぜなのか。こういった芖点から組織に関する理論を構築しようずした䞀連の研究を組織の B ず呌ぶ。  様々な環境芁因ず組織構造ずの関係が調査されたがPロヌレンスず Jロヌシュは倖郚環境ず組織の関係を探究する䞭でこうした問題に䞀぀の解をもたらした。圌らの理論は<sub>(ã‚€)</sub><u>䞍確実性の高い状況䞋で有効性の高い組織は「分化ず統合の同時極倧化」を実珟しおいる</u>ずいうこずであった。  しかし環境に適合する組織を理想ずする B の根幹に察しおいく぀かの反論が提出された。その代衚栌の䞀぀が第二次䞖界倧戊における日本軍を察象に研究した戞郚ほか1984『倱敗の本質』である。<sub>(り)</sub><u>ある環境に適合するこずはその埌の環境倉化に適合できない組織を䜜るこずになるずの指摘がなされ「適応は適応力を締め出す」ずいう呜題が提起された。</u>したがっお䌁業は環境やその倉化にただ远埓するのではなく戊略的に組織を倉革できる胜力すなわち組織の自己倉革力の重芁性が認識されるようになった。  組織ず戊略の関係に぀いおは既に経営史研究家の ADチャンドラヌによっお C ずいう呜題も提瀺されおいたが『倱敗の本質』は組織ず戊略の関係に぀いお ADチャンドラヌずは異なった関係性を瀺した研究ずも蚀えよう。 <span style="border:1px solid #000">問1</span> 䞋線郚(ア)に関連し経営者䞀人や管理者を含めた組織構成員が 85 人の組織でスパン・オブ・コントロヌルを 4 ずしお階局的組織を蚭蚈する堎合この組織の最小の階局数はいく぀になるか答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> A  B に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> 䞋線郚むに関連し分化ずはどういったこずを瀺すのか説明しなさい。 <span style="border:1px solid #000">問4</span> 䞋線郚りに関連しなぜ「適応は適応力を締め出す」のか説明しなさい。 <span style="border:1px solid #000">問5</span> C に圓おはたる最も適切な文を答えなさい。 == 正解ず解説 == === 問1 === 4䞋のように地道に図を描けば正解できる === 問2 === *A官僚制 *B条件適合理論状況適合理論・コンティンゞェンシヌ理論 === 問3 === === 問4 === === 問5 === 組織は戊略に埓う※アンゟフの呜題は「戊略は組織に埓う」 {| class="wikitable" style="font-family: monospace;" |+問1組織図 ! colspan="2" |階局1 ! colspan="2" |階局2 ! colspan="2" |階局3 !階局4 |- | colspan="2" |※1人配眮 | colspan="2" |※4人配眮 | colspan="2" |※16人配眮 |※64人配眮 |- | | | | | |┌ |22 |- | | | | | |├ |23 |- | | | |┌ |06 |─ | |- | | | |│ | |├ |24 |- | | | |│ | |└ |25 |- | | | |│ | |┌ |26 |- | | | |│ | |├ |27 |- | | | |├ |07 |─ | |- | |┌ |02 |─ | |├ |28 |- | |│ | |│ | |└ |29 |- | |│ | |│ | |┌ |30 |- | |│ | |│ | |├ |31 |- | |│ | |├ |08 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |32 |- | |│ | |│ | |└ |33 |- | |│ | |│ | |┌ |34 |- | |│ | |│ | |├ |35 |- | |│ | |└ |09 |─ | |- | |│ | | | |├ |36 |- | |│ | | | |└ |37 |- | |│ | | | |┌ |38 |- | |│ | | | |├ |39 |- | |│ | |┌ |10 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |40 |- | |│ | |│ | |└ |41 |- | |│ | |│ | |┌ |42 |- | |│ | |│ | |├ |43 |- | |│ | |├ |11 |─ | |- | |├ |03 |─ | |├ |44 |- | |│ | |│ | |└ |45 |- | |│ | |│ | |┌ |46 |- | |│ | |│ | |├ |47 |- | |│ | |├ |12 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |48 |- | |│ | |│ | |└ |49 |- | |│ | |│ | |┌ |50 |- | |│ | |│ | |├ |51 |- | |│ | |└ |13 |─ | |- | |│ | | | |├ |52 |- | |│ | | | |└ |53 |- | 01 ||─ | | | | | |- | |│ | | | |┌ |54 |- | |│ | | | |├ |55 |- | |│ | |┌ |14 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |56 |- | |│ | |│ | |└ |57 |- | |│ | |│ | |┌ |58 |- | |│ | |│ | |├ |59 |- | |│ | |├ |15 | | |- | |│ | |│ | |├ |60 |- | |│ | |│ | |└ |61 |- | |│ | |│ | |┌ |62 |- | |├ |04 |─ | |├ |63 |- | |│ | |├ |16 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |64 |- | |│ | |│ | |└ |65 |- | |│ | |│ | |┌ |66 |- | |│ | |│ | |├ |67 |- | |│ | |└ |17 |─ | |- | |│ | | | |├ |68 |- | |│ | | | |└ |69 |- | |│ | | | |┌ |70 |- | |│ | | | |├ |71 |- | |│ | |┌ |18 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |72 |- | |│ | |│ | |└ |73 |- | |│ | |│ | |┌ |74 |- | |│ | |│ | |├ |75 |- | |│ | |┌ |19 |─ | |- | |│ | |│ | |├ |76 |- | |│ | |│ | |└ |77 |- | || └ |05 |─ | | | |- | | | |│ | |┌ |78 |- | | | |│ | |├ |79 |- | | | |├ |20 |─ | |- | | | |│ | |├ |80 |- | | | |│ | |└ |81 |- | | | |│ | |┌ |82 |- | | | |│ | |├ |83 |- | | | |└ |21 |─ | |- | | | | | |├ |84 |- | | | | | |└ |85 |} : ←前の問題 : [[../第1問問題2|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:10:38Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第1問問題2
次の文章を読んで,䞋蚘の問1~問6に答えなさい。 働く堎所や時間垯に瞛られないノマドワヌカヌや圚宅勀務など,「働き方」が近幎ニュヌスでも取り䞊げられおいる。そしおそれは単に制床ずしおのマネゞメントの問題だけではなく,職堎や珟堎のマネゞャヌのリヌダヌシップやマネゞメントの問題ずしおも泚目が集たっおいる。 このような働き方の問題は決しお近幎だけの問題ではなく,経営孊の草創期からの問題でもあった。このうち䜜業環境や䜜業条件ず生産性の問題に取り組んだ代衚的な研究の䞀぀が,1924 幎から行われるホヌ゜ン工堎実隓ず呌ばれる䞀連の実隓である。1900 幎代初頭,米囜においお支配的な管理法は,課業管理ず䜜業の暙準化に基づく( A )であったが,ハヌバヌド倧孊の研究者らは,生理孊の知芋を基に,䌑憩時間や賃金,䜜業条件を様々に蚭定しながら生産性ずの関係を調べた。しかし,明確に瀺されたのはそれらの䜜業環境や䜜業条件ず生産性の間には関係が芋られないずいう結果であった。圌らはそこから,( B )的存圚ずしおの人間に着目し,のちに人間関係論ず呌ばれる䞀連の研究ぞず展開しおいくこずになる。 ホヌ゜ン工堎実隓における研究に代衚される人間関係論以降,リヌダヌシップやモチベヌションなど人間性に着目した実蚌的研究が珟れるようになった。その䞭でリヌダヌシップ論では,リヌダヌシップの行動に研究の泚目が集たるこずになった。その代衚的なミシガン倧孊の研究チヌムは,リヌダヌ行動の分析を通しお,マネゞャヌの二぀のリヌダヌシップ行動ずしお( C )志向ず生産志向を瀺した。その䞊で,高業瞟をあげ,職務満足の向䞊ず離職率の䜎䞋をもたらすリヌダヌは( C )志向の行動をずるリヌダヌであるこずを実蚌的に明らかにした。 ミシガン倧孊研究グルヌプを率いたR.リッカヌトは,この埌,新しいマネゞメントずしお(ア)システム4ず呌ばれるマネゞメントの有甚性を提唱した。R.リッカヌトはマネゞメントを独善的専制型など四぀のタむプにわけ,それぞれシステム1 から4 ずし,システム4 が最も業瞟が高くなるこずを瀺した。 その䞀方,モチベヌションの理論では,動機づけられる報酬の内容だけではなく,動機づけのプロセスに着目する内発的動機づけ理論や期埅理論などが提唱された。内発的動機づけ理論では,人が本来報酬を埗るための掻動そのものに動機づけられるこずがあるこずを瀺し,内発的に動機づけられた個人は,報酬がなくずもその掻動によっお,自己を( D )で自己決定的だず感じるために,積極的にその掻動に埓事するこずを瀺した。たた,(ã‚€)期埅理論においおも,人は報酬があれば必ず掻動を起こすモチベヌションが高たるわけではないこずを瀺した。 問1 空欄( A )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 問2 空欄( B )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 問3 空欄( C )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 問4 䞋線郚アに関連しお,システム4 のマネゞメントの特城を説明しなさい。 問5 空欄( D )に圓おはたる適切な語を答えなさい。 問6 䞋線郚むに関連しお,期埅理論ではモチベヌションの匷さはどのように衚されるず考えおいるか説明しなさい。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の文章を読んで,䞋蚘の問1~問6に答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "働く堎所や時間垯に瞛られないノマドワヌカヌや圚宅勀務など,「働き方」が近幎ニュヌスでも取り䞊げられおいる。そしおそれは単に制床ずしおのマネゞメントの問題だけではなく,職堎や珟堎のマネゞャヌのリヌダヌシップやマネゞメントの問題ずしおも泚目が集たっおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このような働き方の問題は決しお近幎だけの問題ではなく,経営孊の草創期からの問題でもあった。このうち䜜業環境や䜜業条件ず生産性の問題に取り組んだ代衚的な研究の䞀぀が,1924 幎から行われるホヌ゜ン工堎実隓ず呌ばれる䞀連の実隓である。1900 幎代初頭,米囜においお支配的な管理法は,課業管理ず䜜業の暙準化に基づく( A )であったが,ハヌバヌド倧孊の研究者らは,生理孊の知芋を基に,䌑憩時間や賃金,䜜業条件を様々に蚭定しながら生産性ずの関係を調べた。しかし,明確に瀺されたのはそれらの䜜業環境や䜜業条件ず生産性の間には関係が芋られないずいう結果であった。圌らはそこから,( B )的存圚ずしおの人間に着目し,のちに人間関係論ず呌ばれる䞀連の研究ぞず展開しおいくこずになる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "ホヌ゜ン工堎実隓における研究に代衚される人間関係論以降,リヌダヌシップやモチベヌションなど人間性に着目した実蚌的研究が珟れるようになった。その䞭でリヌダヌシップ論では,リヌダヌシップの行動に研究の泚目が集たるこずになった。その代衚的なミシガン倧孊の研究チヌムは,リヌダヌ行動の分析を通しお,マネゞャヌの二぀のリヌダヌシップ行動ずしお( C )志向ず生産志向を瀺した。その䞊で,高業瞟をあげ,職務満足の向䞊ず離職率の䜎䞋をもたらすリヌダヌは( C )志向の行動をずるリヌダヌであるこずを実蚌的に明らかにした。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "ミシガン倧孊研究グルヌプを率いたR.リッカヌトは,この埌,新しいマネゞメントずしお(ア)システム4ず呌ばれるマネゞメントの有甚性を提唱した。R.リッカヌトはマネゞメントを独善的専制型など四぀のタむプにわけ,それぞれシステム1 から4 ずし,システム4 が最も業瞟が高くなるこずを瀺した。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "その䞀方,モチベヌションの理論では,動機づけられる報酬の内容だけではなく,動機づけのプロセスに着目する内発的動機づけ理論や期埅理論などが提唱された。内発的動機づけ理論では,人が本来報酬を埗るための掻動そのものに動機づけられるこずがあるこずを瀺し,内発的に動機づけられた個人は,報酬がなくずもその掻動によっお,自己を( D )で自己決定的だず感じるために,積極的にその掻動に埓事するこずを瀺した。たた,(ã‚€)期埅理論においおも,人は報酬があれば必ず掻動を起こすモチベヌションが高たるわけではないこずを瀺した。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "問1 空欄( A )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "問2 空欄( B )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "問3 空欄( C )に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "問4 䞋線郚アに関連しお,システム4 のマネゞメントの特城を説明しなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "問5 空欄( D )に圓おはたる適切な語を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "問6 䞋線郚むに関連しお,期埅理論ではモチベヌションの匷さはどのように衚されるず考えおいるか説明しなさい。", "title": "問題" } ]
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: [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題1|次の問題→]] == 問題 ==  次の文章を読んで䞋蚘の<span style="border:1px solid #000">問1</span><span style="border:1px solid #000">問6</span>に答えなさい。  働く堎所や時間垯に瞛られないノマドワヌカヌや圚宅勀務など「働き方」が近幎ニュヌスでも取り䞊げられおいる。そしおそれは単に制床ずしおのマネゞメントの問題だけではなく職堎や珟堎のマネゞャヌのリヌダヌシップやマネゞメントの問題ずしおも泚目が集たっおいる。  このような働き方の問題は決しお近幎だけの問題ではなく経営孊の草創期からの問題でもあった。このうち䜜業環境や䜜業条件ず生産性の問題に取り組んだ代衚的な研究の䞀぀が1924 幎から行われるホヌ゜ン工堎実隓ず呌ばれる䞀連の実隓である。1900 幎代初頭米囜においお支配的な管理法は課業管理ず䜜業の暙準化に基づく A であったがハヌバヌド倧孊の研究者らは生理孊の知芋を基に䌑憩時間や賃金䜜業条件を様々に蚭定しながら生産性ずの関係を調べた。しかし明確に瀺されたのはそれらの䜜業環境や䜜業条件ず生産性の間には関係が芋られないずいう結果であった。圌らはそこから B 的存圚ずしおの人間に着目しのちに人間関係論ず呌ばれる䞀連の研究ぞず展開しおいくこずになる。  ホヌ゜ン工堎実隓における研究に代衚される人間関係論以降リヌダヌシップやモチベヌションなど人間性に着目した実蚌的研究が珟れるようになった。その䞭でリヌダヌシップ論ではリヌダヌシップの行動に研究の泚目が集たるこずになった。その代衚的なミシガン倧孊の研究チヌムはリヌダヌ行動の分析を通しおマネゞャヌの二぀のリヌダヌシップ行動ずしお C 志向ず生産志向を瀺した。その䞊で高業瞟をあげ職務満足の向䞊ず離職率の䜎䞋をもたらすリヌダヌは C 志向の行動をずるリヌダヌであるこずを実蚌的に明らかにした。  ミシガン倧孊研究グルヌプを率いたRリッカヌトはこの埌新しいマネゞメントずしお<sub>(ア)</sub><u>システム4</u>ず呌ばれるマネゞメントの有甚性を提唱した。Rリッカヌトはマネゞメントを独善的専制型など四぀のタむプにわけそれぞれシステム1 から4 ずしシステム4 が最も業瞟が高くなるこずを瀺した。  その䞀方モチベヌションの理論では動機づけられる報酬の内容だけではなく動機づけのプロセスに着目する内発的動機づけ理論や期埅理論などが提唱された。内発的動機づけ理論では人が本来報酬を埗るための掻動そのものに動機づけられるこずがあるこずを瀺し内発的に動機づけられた個人は報酬がなくずもその掻動によっお自己を D で自己決定的だず感じるために積極的にその掻動に埓事するこずを瀺した。たた<sub>(ã‚€)</sub><u>期埅理論</u>においおも人は報酬があれば必ず掻動を起こすモチベヌションが高たるわけではないこずを瀺した。 <span style="border:1px solid #000">問1</span> 空欄 A に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> 空欄 B に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> 空欄 C に圓おはたる最も適切な語句を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問4</span> 䞋線郚アに関連しおシステム4 のマネゞメントの特城を説明しなさい。 <span style="border:1px solid #000">問5</span> 空欄 D に圓おはたる適切な語を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問6</span> 䞋線郚むに関連しお期埅理論ではモチベヌションの匷さはどのように衚されるず考えおいるか説明しなさい。 == 正解ず解説 == ; 問1 : 科孊的管理法 ; 問2 : 瀟䌚 ; 問3 : 埓業員人間関係 ; 問4 : ; 問5 : 有胜 ; 問6 : : [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題1|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:10:43Z
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䞭等教育前期の数孊/幟䜕線/䞊巻
䞭高䞀貫校の孊習 >䞭等教育前期の数孊・幟䜕線(侊) 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 ※この内容は珟圚は高校内容のため、䞀般の公立䞭孊校では習いたせん。䞭高䞀貫校でのみ扱われおいたす。
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䞭高䞀貫校の孊習 >䞭等教育前期の数孊・幟䜕線(侊) 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。
<small>[[䞭高䞀貫校の孊習]] >䞭等教育前期の数孊・幟䜕線(侊) </small> ---- 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 ==äž­å­Š1幎生盞圓== *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/図圢/平面図圢]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/図圢/空間図圢]] == äž­å­Š2幎生盞圓 == *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/図圢/図圢の調べ方]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/図圢/䞉角圢ず四角圢]] *[[/䞉角圢の蟺ず角|䞉角圢の蟺ず角]] ※この内容は珟圚は高校内容のため、䞀般の公立䞭孊校では習いたせん。䞭高䞀貫校でのみ扱われおいたす。 [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|ちゆうずうせんきのきか1]] [[Category:䞭高䞀貫教育 æ•°å­Š|*]] [[Category:䞭高䞀貫教育|きか1]]
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2020-05-01T04:30:47Z
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24,851
䞭等教育前期の数孊/幟䜕線/䞋巻
䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 幟䜕線の䞋巻は䞀般の䞭孊校では䞭孊3幎生の図圢分野の内容すべおず䞀郚の高校内容を含みたす。
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䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 幟䜕線の䞋巻は䞀般の䞭孊校では䞭孊3幎生の図圢分野の内容すべおず䞀郚の高校内容を含みたす。 äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/3幎生/図圢/盞䌌な図圢 線分の比ず蚈量 円  äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/3幎生/図圢/䞉平方の定理
{{Pathnav|メむンペヌゞ|小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習|䞭高䞀貫校の孊習|䞭等教育前期の数孊|䞭等教育前期の数孊/幟䜕線/䞋巻|frame=1}} ---- 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における幟䜕(図圢)に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 幟䜕線の䞋巻は䞀般の䞭孊校では䞭孊3幎生の図圢分野の内容すべおず䞀郚の高校内容を含みたす。 * [[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/3幎生/図圢/盞䌌な図圢]] * [[/線分の比ず蚈量|線分の比ず蚈量]] * [[/円|円]]  * [[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/3幎生/図圢/䞉平方の定理]] [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|ちゆうずうせんきのきか2]] [[Category:䞭高䞀貫教育 æ•°å­Š|*]] [[Category:䞭高䞀貫教育|きか2]]
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2020-06-23T13:26:16Z
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24,852
アブハズ語
語孊 > アブハズ語 アブハズ語はロシアの南、ゞョヌゞアの北西郚のアブハゞアずいう地域に䜏むアブハズ人によっお話されおいる蚀語です。 この蚀語の最倧の特城は音で、母音の区別は2皮類だけに察しお子音は14個の日本語ず比べお玄4倍の58個区別したす。そのため、なるべく入門者向けの内容になっおはいたすがカタカナでの転写は行っおいたせん。 たた、文法面では膠着語・胜栌蚀語であるずいう特城があるため、わからない蚀葉でおきたずきに元の圢が掚枬できないず蟞曞をひけないずいう難しさがありたす。 日本語ず類䌌点が少ないため文法の難易床は高い䞊に子音の数も倚いためヒアリングの難易床も高い蚀語ですが、習埗意欲を維持する事が倧事です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "語孊 > アブハズ語", "title": "アブハズ語 ― Аҧсуа бызшәа" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "アブハズ語はロシアの南、ゞョヌゞアの北西郚のアブハゞアずいう地域に䜏むアブハズ人によっお話されおいる蚀語です。 この蚀語の最倧の特城は音で、母音の区別は2皮類だけに察しお子音は14個の日本語ず比べお玄4倍の58個区別したす。そのため、なるべく入門者向けの内容になっおはいたすがカタカナでの転写は行っおいたせん。 たた、文法面では膠着語・胜栌蚀語であるずいう特城があるため、わからない蚀葉でおきたずきに元の圢が掚枬できないず蟞曞をひけないずいう難しさがありたす。 日本語ず類䌌点が少ないため文法の難易床は高い䞊に子音の数も倚いためヒアリングの難易床も高い蚀語ですが、習埗意欲を維持する事が倧事です。", "title": "アブハズ語 ― Аҧсуа бызшәа" } ]
語孊 > アブハズ語 アブハズ語はロシアの南、ゞョヌゞアの北西郚のアブハゞアずいう地域に䜏むアブハズ人によっお話されおいる蚀語です。 この蚀語の最倧の特城は音で、母音の区別は2皮類だけに察しお子音は14個の日本語ず比べお玄4倍の58個区別したす。そのため、なるべく入門者向けの内容になっおはいたすがカタカナでの転写は行っおいたせん。 たた、文法面では膠着語・胜栌蚀語であるずいう特城があるため、わからない蚀葉でおきたずきに元の圢が掚枬できないず蟞曞をひけないずいう難しさがありたす。 日本語ず類䌌点が少ないため文法の難易床は高い䞊に子音の数も倚いためヒアリングの難易床も高い蚀語ですが、習埗意欲を維持する事が倧事です。
__NOTOC__ <small>[[語孊]] > アブハズ語</small> [[Image:Flag_of_the_Republic_of_Abkhazia.svg|400px|center|アブハゞア旗]] <h2 style="text-align:center; margin-bottom: 1em; font-weight: bold;">アブハズ語 ― {{lang|ab|Аҧсуа бызшәа}}</h2> アブハズ語はロシアの南、ゞョヌゞアの北西郚の[[w:アブハゞア|アブハゞア]]ずいう地域に䜏むアブハズ人によっお話されおいる蚀語です。<br> この蚀語の最倧の特城は音で、母音の区別は2皮類だけに察しお子音は14個の日本語ず比べお玄4倍の58個区別したす。そのため、なるべく入門者向けの内容になっおはいたすがカタカナでの転写は行っおいたせん。<br> たた、文法面では[[w:膠着語|膠着語]]・[[w:胜栌蚀語|胜栌蚀語]]であるずいう特城があるため、わからない蚀葉でおきたずきに元の圢が掚枬できないず蟞曞をひけないずいう難しさがありたす。<br> 日本語ず類䌌点が少ないため文法の難易床は高い䞊に子音の数も倚いためヒアリングの難易床も高い蚀語ですが、習埗意欲を維持する事が倧事です。 ==目次== {{Wikipedia|アブハズ語|アブハズ語}} {{進捗状況}} *[[/音韻|文字ず音]]{{進捗簡易|100%|2018-12-28}} **[[/音韻/異音化|異音化]]{{進捗簡易|100%|2018-12-28}} *[[/挚拶|挚拶]]{{進捗簡易|100%|2018-12-28}} *[[/数|数]]{{進捗簡易|100%|2018-12-30}} *[[/名詞|名詞]]{{進捗簡易|100%|2019-01-05}} *[[/圢容詞|圢容詞(状態動詞)]]{{進捗簡易|100%|2019-05-18}} *[[/動詞|動詞(動䜜動詞)]]{{進捗簡易|100%|2019-05-18}} *語圙倉則的な単語のみを取り扱う) **[[/語圙/月|月]]{{進捗簡易|100%|2018-12-28}} {{stub}} [[カテゎリ:語孊]] [[カテゎリ:アブハズ語|*]]
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2022-11-22T16:53:04Z
[ "テンプレヌト:Lang", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:進捗状況", "テンプレヌト:進捗簡易", "テンプレヌト:Stub" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%BA%E8%AA%9E
24,853
アブハズ語/語圙/月
1993幎9月30日にアブハゞア共和囜ずしおアブハゞア地域が独立した際、もずもず䜿われおいた倖来語由来の月の名前が叀来(?)の蚀い方に倉わりたした。(日本で蚀う所の睊月・劂月・匥生...に盞圓したす)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "1993幎9月30日にアブハゞア共和囜ずしおアブハゞア地域が独立した際、もずもず䜿われおいた倖来語由来の月の名前が叀来(?)の蚀い方に倉わりたした。(日本で蚀う所の睊月・劂月・匥生...に盞圓したす)", "title": "" } ]
1993幎9月30日にアブハゞア共和囜ずしおアブハゞア地域が独立した際、もずもず䜿われおいた倖来語由来の月の名前が叀来(?)の蚀い方に倉わりたした。日本で蚀う所の睊月・劂月・匥生 に盞圓したす)
1993幎9月30日にアブハゞア共和囜ずしおアブハゞア地域が独立した際、もずもず䜿われおいた倖来語由来の月の名前が叀来(?)の蚀い方に倉わりたした。日本で蚀う所の睊月・劂月・匥生 に盞圓したす) ==珟行の蚀い方== *АжьырМ'''ы'''ҳәа ― 睊月,1月 **鍛冶堎の祈り ***ажьыра(鍛冶堎)+а-Мыҳәа(祈り) *Жәабр'''а'''М ― 劂月,2月 **牛の先祖、守護神 *Хәажәк'''ы'''ра ― 匥生,3月 **ケヌキを持぀ (豊䜜の祈り) ***ахәажәа(ケヌキ,儀匏の䟛物)+а-кра(持぀;to hold) *Мшаҧ'''ы''' ― 卯月,4月 **むヌスタヌ(аЌшаҧ) *Лаҵар'''а'''― 皐月,5月 **皮たき(алаҵара) *Рашәар'''а''' ― 氎無月,6月 **雑草取り(арашәара) *ҊхыМгә'''ы''' ― 文月,7月 **真倏 ***а-ҧхыМ(倏) + а-гәы䞭心 *Н'''а'''Мҳәа ― 葉月,8月 **[[w:生神女就寝祭|生神女就寝祭]] ***а-МаМ(生神女)+ҳәа(蚀う) *Њәыббр'''а''' ― 長月,9月 **雄牛、雄鹿の咆哮 *Жьҭаар'''а''' ― 神無月,10月 **ブドりの収穫 ***а-жь(ブドり)+а-ҭаара(収穫する) *Абҵар'''а''' ― 霜月,11月 **(穀物を)刈り取る *ҊхыМҷкә'''ы'''М ― 垫走,12月 **小春日和 ***а-ҧхыМ(倏) + а-ҷкәыМ(子䟛) ==倖来語由来の蚀い方== *ИаМв'''а'''р - 1月,January *Ҋерв'''а'''М - 2月,Febrary *Март - 3月, March *Апр'''е'''л - 4月, April *Мес - 5月, May *ИуМ - 6月, June *Иул - 7月, July *Август - 8月,August *СеМтО'''а'''бр - 9月, September *ОктО'''а'''бр - 10月, October *НПО'''а'''бр - 11月, November *Дек'''а'''бр - 12月, December ==参考文献== В. Л. БОгуаа. 2018. "РОтуальМый ЌОр траЎОцОПММПй релОгОО абхазПв." В. Е. КәарҷОа. 2019. "АусуЌҭақәа реОзга. актәО атПЌ: АлексОкПлПгОа." [https://sputnik-abkhazia.info/signs/20181231/1026168877/apsua-mzar-amzakua-ryhyz-ashakugylasha-iazku-zguatarakuak.html Аԥсуа Ќзар: аЌзақәа рыхьӡ ашьақәгылашьа Оазку згәаҭарақәак] [[カテゎリ:アブハズ語]]
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2022-11-22T16:53:27Z
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アブハズ語/音韻
通垞子音は58個ず蚀われおいたす。母音は2皮類の区別ですが異音化によっお5個存圚したす。 広母音Аず狭母音Ыの2皮類ですが、異音化による母音が存圚したす。 日本語ではwを衚す文字がワしかないため原則カナ衚蚘は子音+а しばしばBzyp方蚀に぀いお蚘した文曞内では新たに区別されるべき音ずしお別の文字で衚蚘される。 たた暙準アブハズ語ず異なる異音化をするため、以䞋の文字が導入されるこずもありたす。 暙準アブハズ語 Аҵараは同音・同アクセントで Аҵара /аts’аrа/ ずいう意味があるが、Bzyp方蚀では Аҵара /аts’аrа/ Аҵ’ара /аtɕ’аrа/ ずしお、別の音玠の単語ずしお区別されおいる。
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通垞子音は58個ず蚀われおいたす。母音は2皮類の区別ですが異音化によっお5個存圚したす。
通垞子音は58個ず蚀われおいたす。母音は2皮類の区別ですが[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]]によっお5個存圚したす。 ==母音== 広母音Аず狭母音Ыの2皮類ですが、異音化による母音が存圚したす。 *А [a] アヌ *Е [ɛ] ゚ヌ(日本語より若干広め・アより) **Аの異音。→[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]] *Ы [Éš] →[[w:非円唇䞭舌狭母音]] *О [o] オヌ(唇を䞞くするオヌ) **広母音ず狭母音が隣接した時の異音。→[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]] *И [i] むヌ **通垞、子音ずしお甚いられるが、たれに母音ずしお珟れる。 *У [u] りヌ **通垞、子音ずしお甚いられるが、たれに母音ずしお珟れる。 ==子音== 日本語ではwを衚す文字がワしかないため原則カナ衚蚘は子音+а *Б [b] バ *В [v] ノァ *Г [g] ガ *Гь [gʲ] ギャ *Гә [gÊ·] グヮ *Ҕ [É£] ''ガ'' (Гは舌ず口蓋を぀けるが、Ҕは狭めるが぀けない。母音の埌のガ行) *Ҕь[ɣʲ] ''ギャ'' *Ҕә [ɣʷ] ''グヮ'' *Д [d] ダ *Дә [dÊ·] ドゥヮ, [db] (ドゥずバの同時発音) <ref name="yanagisawa2010">『ニュヌ゚クスプレス・スペシャル ペヌロッパのおもしろ蚀語』柳沢民雄他線、癜氎瀟、2010幎、1112頁</ref> *Ж [ʐ] →[[w:有声そり舌摩擊音]] *Жь [ʒ] ''ゞャ'' (舌先を歯茎埌郚に぀けるゞャ、 母音の埌のゞャ行) *Жә [ʒʷ] ''ゞュヮ'' (Жь+ә) *З [z] ''ザ'' (英語のz。舌ず口蓋を぀けない) *Ó  [Ê£] ザ (日本語のザ。舌ず口蓋を぀ける) *Ӡә [ʥʷ] ゞュヮ (日本語のゞュにヮ) *И [j] ダ (母音むずしお珟れる事がある) *К [k’]カ' (攟出音のカ) *Кь[kʲ’] キ'ャ *Кә [k’ʷ] ク'ヮ *Қ [kʰ] カ (有気音。日本語のカはこちらに近い) *Қь [kʲʰ] キャ *Қә [kʰʷ] キャ *Ҟ [q’] →[[w:無声口蓋垂砎裂音]] *Ҟь [qʲ’] *Ҟә [qʷ’] *Л [l] ラ (英語のL) *М [m] マ *Н [n] ナ *П [p’] パ' (攟出音) *ÒŠ [pʰ] パ (有気音) *Р [r] →[[w:歯茎ふるえ音]] *С [s] サ *Т [t’] タ' (攟出音) *Тә [tʷ’] ト'ゥヮ, [t’p’] (ТずПの同時発音) <ref name="yanagisawa2010" /> *Ò¬ [tʰ] タ (有気音) *Ҭә [tÊ·] トゥヮ, [tp] (タずパの同時発音) <ref name="yanagisawa2010" /> *У [w] ワ (母音りずしお珟れる事がある) *Ѐ [f] ファ *Ð¥ [x] ''ハ'' (→[[w:無声軟口蓋摩擊音]]) *Хь[xʲ] ''ヒャ'' *Хә [xÊ·] ''フヮ'' *Ò² [ħ] ハ (日本語のハず厳密には異なるがそれでも可) *Ҳә [ħʷ] フヮ (ファ(f)ではない) *Њ [ʊʰ] ツァ (有気音) *Њә[ʚʷʰ] チュヮ *ÒŽ [ts’] ツ'ァ (攟出音) *ÒŽÓ™ [ʚʷ’] チュヮ' *Ч [ʧʰ] (有気音。日本語のチャではҌず混同 →[[w:無声埌郚歯茎砎擊音]]) *Ò¶ [ʧ’] (攟出音) *ÒŒ [ʈʂ] (有気音。日本語のチャではЧず混同 →[[w:無声そり舌砎擊音]] *ÒŸ [ʈʂ’] (攟出音) *К [ʂ] →[[w:無声そり舌摩擊音]] *Кь [ʃ] シャ (厳密には異なる →[[w:無声埌郚歯茎摩擊音]]) *Кә [ʃʷ] (Кь+ә) *Òš [É¥] たたはダずワを同時調音 →[[w:有声䞡唇硬口蓋接近音]] *Џ [ɖʐ] → [[w:有声そり舌砎擊音]] *Џь [Ê€] →[[w:有声埌郚歯茎砎擊音]] ==Bzyp方蚀独特の音== しばしばBzyp方蚀に぀いお蚘した文曞内では新たに区別されるべき音ずしお別の文字で衚蚘される。 *Њ’ [t͡ɕ] (日本語のチャず同じ) *Ҏ’ [t͡ɕʌ] (Њ’の攟出音) *Ӡ’ [dʑ] ゞャ (日本語のゞャ) *Ҙ [ʑ] ゞャ (日本語のゞャず䌌おいるが、舌ず口蓋を぀けない。) *Ҙә,Ж'ә [ʑʷ] (Ҙを唇音化させた音) *Òª [ɕ] (日本語のシの音ず同じ →[[w:無声歯茎硬口蓋摩擊音]]) *Ҫә,К'ә [ɕʷ] (Ҫを唇音化させた音) *Х’ [χˀ] → 咜頭化口蓋垂音 *Х’ә [χˀʷ] (Х’を曎に唇音化した音) *Ъ [ʔ] → [[w:声門砎裂音]] (-аъ- /aʔ/ 挿入蟞"where")に珟れる) <ref>柳沢民雄 "A grammar of Abkhaz" ひ぀じ曞房、2013幎、403頁</ref> たた暙準アブハズ語ず異なる異音化をするため、以䞋の文字が導入されるこずもありたす。 *Й [j] →И *Ў [w] →У ===方蚀ず暙準語の違いの䟋=== 暙準アブハズ語 Аҵар'''а'''は同音・同アクセントで<br> Аҵар'''а''' /аts’аr'''а'''/ *1.産卵する *2.スキルを修埗する、孊ぶ ずいう意味があるが、Bzyp方蚀では<br> Аҵар'''а''' /аts’аr'''а'''/ *1.スキルを修埗する、孊ぶ Аҵ’ар'''а''' /аtɕ’аr'''а'''/ *1.産卵する ずしお、別の音玠の単語ずしお区別されおいる。<ref>Л. Ð¥. СаЌаМба "ВПпрПсы абхазскПгП О ПбщегП языкПзМаМОя" アブハゞア科孊アカデミヌ、2015幎、90頁 34.-35.</ref> =参考文献= <references /> [[カテゎリ:アブハズ語]]
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䞭孊校瀟䌚 公民/地方の䜏民運動
地域によっおは、䜏民が情報公開制床などを掻甚しお、行政が適正に掻動しおいる監芖する制床や運動があり、このような制床に「オンブズ制床」などず蚀いたす。スりェヌデンで19䞖玀から始められた制床がもずになっおいたす。 「オンブズマン」制床ずか「オンブズパヌ゜ン」制床ずか、単に「オンブズマン」、「オンブズパヌ゜ン」などずも蚀われたす。 wikibooks『䞭孊校瀟䌚_公民/地方自治#盎接請求暩』で説明ずみ。参照せよ。 地域のボランティア運動(たずえば高霢者犏祉など)や自然保護運動などの団䜓を぀くるさいに皎制などで優遇を受けられやすい「非営利組織」(NPO)ずいう制床がありたす。「゚ヌピヌオヌ」ず読みたす。 自然保護運動、ボランティア運動などで、NPOを結成したりするこずがありたす。 郜道府県や垂町村ずいった自治䜓(じちたい)が、地域の高霢者保護など犏祉行政の仕事の䞀郚を、その地域のボランティア系のNPOに委蚗しおいる堎合もありたす(※ ネットの東京曞籍の教科曞に぀いおの写真で芋た)。 NPOは、その掻動が囜際的かどうかは関係ありたせん。(名前の䌌おいるNGOは囜際的。)
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== オンブズ制床 == 地域によっおは、䜏民が情報公開制床などを掻甚しお、行政が適正に掻動しおいる監芖する制床や運動があり、このような制床に「オンブズ制床」などず蚀いたす。スりェヌデンで19䞖玀から始められた制床がもずになっおいたす。 「オンブズマン」制床ずか「オンブズパヌ゜ン」制床ずか、単に「オンブズマン」、「オンブズパヌ゜ン」などずも蚀われたす。 :※ 範囲倖: なおオンブズマンずは、スりェヌデン語で代衚者などの意味です。いちおう、育鵬瀟などの教科曞に曞いおある。 :※ 暗蚘しなくおいい日本では1990幎に神奈川県川厎垂が始めおオンブズ制床を導入したした。※ 教科曞では、章末コラムや巻末甚語集に曞かれおいる。 == 盎接請求暩 == wikibooks『[[䞭孊校瀟䌚_公民/地方自治#盎接請求暩]]』で説明ずみ。参照せよ。 == NPO == 地域のボランティア運動たずえば高霢者犏祉などや自然保護運動などの団䜓を぀くるさいに皎制などで優遇を受けられやすい「非営利組織」NPOずいう制床がありたす。「゚ヌピヌオヌ」ず読みたす。 :※ 範囲倖 non-profit organization ノン・プむロフィット・オヌガニれヌションの略です。profit プロフィットずは英語で「利益」ずいう意味です。 :※ 範囲倖 NPOは、株匏䌚瀟ずは違っお、配圓を䞎えるこずができたせん。しかし、皎金などが少なかったり免陀されたりするなど、利点もありたす。なお、株匏䌚瀟は「営利組織」の䞀皮です。 自然保護運動、ボランティア運動などで、NPOを結成したりするこずがありたす。 :※ 線集者泚・※範囲倖 なお、NPOの政治運動遞挙掻動<ref>[https://www.saitamaken-npo.net/html/senkyokatsudokinsi.pdf "senkyokatsudokinsi.pdf" 埌玉県NPO情報ステヌション NPOコバトンびん『法人は遞挙掻動が犁じられおいたす。』 ]</ref>などはきびしく芏制されおいる<ref>[https://www.city.tochigi.lg.jp/site/shiminkatsudou/14445.html 栃朚垂『特定非営利掻動法人の政治掻動を目的ずした掻動は犁止されおいたす』曎新日2019幎2月27日曎新]</ref>。 郜道府県や垂町村ずいった自治䜓じちたいが、地域の高霢者保護など犏祉行政の仕事の䞀郚を、その地域のボランティア系のNPOに委蚗しおいる堎合もありたす※ ネットの東京曞籍の教科曞に぀いおの写真で芋た。 NPOは、その掻動が囜際的かどうかは関係ありたせん。名前の䌌おいるNGOは囜際的。 :※ 範囲倖町内䌚などもNPOずしお組織されおいる垂町村もありたす。町内䌚が囜際的なわけない。ずはいえ、囜際的な掻動をしおいる団䜓がNPOずしお登録されおいる堎合もありたす<ref>[https://note.com/acky0710/n/nb9670f5107e6 『なんずうちのNPOが䞭孊公民の教科曞に茉ったよ 「NPO法人須磚ナニバヌサルビヌチプロゞェクト」 』]。教育出版の䞭孊公民に掲茉されたNPO。アフリカの田怍えの掻動をしおいる。</ref>。 == 脚泚 == [[カテゎリ:䞭孊校公民|ちほうのしゆうみんうんずう]]
2018-12-28T05:37:35Z
2023-08-20T08:40:32Z
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24,861
アブハズ語/音韻/異音化
アブハズ語は開母音ず閉母音の2皮類しかありたせんが、母音の組み合わせによっお異音化(Allophone)が起きるため、気を付ける必芁がありたす。 日本語で蚀うずころの濁音ず枅音を分けたす。アブハズ語では察応する子音セットが存圚しおいたす。 有声音⇔無声音 有声音⇔無声音・有気音⇔無声音・攟出音 䞻に動詞の掻甚の時に異音化が起こりたす。 通垞ならば、動詞に察しお動䜜䞻接頭蟞はこのように䞀人称単数はс-、二人称耇数ならшә-をずりたす。 しかし、この動䜜䞻接頭蟞の埌に有声音が隣接した堎合、音がз-, жә-,に倉化したす。 ちなみに察応する子音がないҲの音玠がある䞀人称耇数ҳа-はаа-に倉化したす。
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==母音の異音化== アブハズ語は開母音ず閉母音の2皮類しかありたせんが、母音の組み合わせによっお異音化(Allophone)が起きるため、気を付ける必芁がありたす。 === 暙準アブハズ語の異音化 === *А+И → ЕИ **【䟋】И-ба-От ; ИбеОт *А+У → ОУ **【䟋】БзОара убааОт; ブゞアヌロ りバヌむト *А+УА → О **【䟋】И-ба-уа-От ; ИбПОт. *Аの前埌が軟音化子音 (ьを含む音韻ずҚ) → Е **【䟋】Аҩажь → Аҩежь *ИかУの前埌にЫが぀いおいる時 → Ыを消す **【䟋】Ауыс → Аус *Аの前埌が唇音化子音 → О **【䟋】Жәахә → ЖәПхә *末尟Ыで終わる単語+接尟蟞→Ыを消す **【䟋】Аӡы-қәа → Аӡқәа ==子音の異音化== 日本語で蚀うずころの濁音ず枅音を分けたす。アブハズ語では察応する子音セットが存圚しおいたす。 ===その他の子音=== *Л,М,Н → 異音化が起こらない ===分類Ⅰ=== 有声音⇔無声音 *В⇔Ѐ *З⇔С *Ж⇔К *Жь⇔Кь *Жә⇔Кә *Ҕ⇔Х *Ҕь⇔Хь *Ҕә⇔Хә *  ⇔Ҳ 察応する有声音がない *Қ⇔Ҳә ===分類Ⅱ=== 有声音⇔無声音・有気音⇔無声音・攟出音 *Б⇔Ҋ⇔П *Д⇔Ҭ⇔Т *Дә⇔Ҭә⇔Тә *Ӡ⇔Њ⇔Ҏ *Ӡә⇔Њә⇔Ҏә *Џ⇔Ҍ⇔ҟ *Џь⇔Ч⇔Ҷ *Г⇔Қ⇔К *Гь⇔Қь⇔Кь *Гә⇔Қә⇔Кә * ⇔ ⇔Ҟ * ⇔ ⇔Ҟь * ⇔ ⇔Ҟә **これら぀は察応する無声音ず有気音がない ===䟋=== 䞻に動詞の掻甚の時に異音化が起こりたす。 通垞ならば、動詞に察しお動䜜䞻接頭蟞はこのように䞀人称単数はс-、二人称耇数ならшә-をずりたす。 *【䟋文】あなたはどこに䜏んでいたすか? ― 私はスフミに䜏んでいたす。 **Кәара '''шә'''абаМхП? ― Сара Аҟәа '''сы'''МхПОт. しかし、この動䜜䞻接頭蟞の埌に有声音が隣接した堎合、音がз-, жә-,に倉化したす。 *【䟋】 БзОара '''жә'''бааОт. こんにちは *【䟋】 Сара алашара '''з'''бПОт. 私は光を芋る; I see the light ちなみに察応する子音がないҲの音玠がある䞀人称耇数ҳа-はаа-に倉化したす。 *【䟋】 БзОала шә'''аа'''беОт ようこそ ==参考文献== *А.Кь.КьыМқәба他 "Аҧсуа бызшәа" アブハゞア倧孊, 2008, p23-27 [[カテゎリ:アブハズ語]]
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2022-11-22T16:53:35Z
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24,862
アブハズ語/挚拶
※カタカナ転写は参考皋床にしおおいおください。実際の音ずは異なりたす。
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※カタカナ転写は参考皋床にしおおいおください。実際の音ずは異なりたす。
※カタカナ転写は参考皋床にしおおいおください。実際の音ずは異なりたす。 ; こんにちは。 : БзОа збаша. (ブズィアズバヌシャ) ; こんにちは。(2人以䞊の堎合はқәаを付ける) : МшыбзОа(қәа). (ムシュブズィア(クヮ)) ; お元気ですか?盞手が男性の時 : Уусқәа шҧаҟПу? (りスクヮ シュパヌコ゜り?) ; お元気ですか?盞手が女性の時 : Бусқәа шҧаҟПу? (ブスクヮ シュパヌコ゜り?) ; 元気です。 : Хар сыЌаЌ. (ハル スマム) ; あなたの名前は䜕ですか盞手が男性の時 : ИухьӡуО?(むりヒヅむ?) ; あなたの名前は䜕ですか盞手が女性の時 : ИбыхьӡуО?(むブヒヅむ?) ; 私の名前は〇〇です。 : Сара 〇〇 сыхьӡуп.(サラヌ 〇〇 スヒヅプ) ; よろしくお願いしたす。 : Сгәы ОаахәеОт. (スグゥ ダフヮむト) ; こちらこそよろしくお願いしたす。 : Саргьы сгәы ОаахәеОт. (サルギュゥ スグゥ ダフヮむト) ; ありがずう。 : Иҭабуп. (むタブップ) ; どういたしたしお。 : ИзхаҭабузеО. (むズハタブれむ) ; はい : АОеО, АеО, АаО (アむェむ, ア゚む, アアむ) ; いいえ : МПуЌа, МПЌа, МПп, Мап (モりマ, モマ, モップ, マップ) ; (道を尋ねる時など)すみたせん。 : СаҭаЌзааОт. (サタムザヌむト) ; (男性に察しお)ごめんなさい。 : СаҭауЌҵаМ. (サタりムツァン) ; (女性に察しお)ごめんなさい。 : СаҭабыЌҵаМ. (サタブムツァン) ; (謝眪に察しお)問題ありたせん。 : ЕгьаурыЌ. (むェギャりルム) ; さようなら。 : АбзОараз. (アブズィアラズ) ; 私はアブハズ語を知りたせん。 : Сара аҧсуа бызшәа сызЎырӡПЌ. (サラヌ アプスワ ブズシュワ スズドゥルゟム) ; これは䜕ですか : АрО закәО? (アリヌ ザクゥィ?) ; これはアブハズ語でどう蚀いたすか : АрО аҧсуа бызшәала ОахьӡузеО? (アリヌ アプスワ ブズシュワラ むダヒズれむ?) ; 助けお : (男性に察しお)Усыцхраа. (りスツフラヌ) / (女性に察しお)Бсыцхраа.(ブスツフラヌ) / (2人以䞊に察しお)Кәсыцхраа.(シュスツフラヌ) ; おはようございたす。(2人以䞊の堎合はқәаを付ける) :КьыжьбзОа(қәа). (シュゞュブズィア(クヮ)) ; こんばんは。(2人以䞊の堎合はқәаを付ける) : ХәлыбзОа(қәа). (フゥルブズィア(クヮ)) ; おやすみなさい。 : Аҵх алҧха шәПуааОт. (アツフアルプハシュオワヌむト) ; わかりたせん。 : ИсзеОлкаауаЌ. (むスれむルカヌワム) ; トむレはどこですか : АшьашьЌа абаҟПу? (アシャシマ バヌコ゜り?) [[カテゎリ:アブハズ語]]
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2022-11-22T16:53:21Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第2問問題2
次の文章を読み,以䞋の問1~問5に答えなさい。なお,蚈算問題の数倀は党お割り切れるため四捚五入せずに答えるこず。 䌁業Aは,䜙剰珟金60 億円,事業資産40 億円を有しおいる。株匏䟡倀は100 億円であり,負債は有しおいない。なお,䜙剰珟金,事業資産,株匏䟡倀は党お時䟡評䟡されおいるものずする。今,CAPM の䞋,無リスク利子率は1 %,株匏垂堎の期埅リスクプレミアムは6 %,䌁業Aの株匏のベヌタは1.5,皎金は存圚しないものずする。 問1 䌁業Aの加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。 問2 䌁業Aの事業資産に察する期埅収益率を答えなさい。 問3 䌁業Aの事業資産のベヌタを答えなさい。 問4 䌁業Aは,䜙剰珟金60 億円のうち20 億円を珟金配圓した。この時,1䌁業Aの株匏のベヌタ,2加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。 問5 さらに,䌁業Aは,残りの䜙剰珟金40 億円党額を資金運甚を目的ずしお,垂堎ポヌトフォリオに投資した。この時,䌁業Aの加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。 䌁業Aは負債がれロだから,加重平均資本コスト=株䞻資本コスト=株䞻の期埅収益率 CAPMより, ∎ X=23.5% 問3より, ∎β=3.75 CAPMより, 問2より,
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の文章を読み,以䞋の問1~問5に答えなさい。なお,蚈算問題の数倀は党お割り切れるため四捚五入せずに答えるこず。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "䌁業Aは,䜙剰珟金60 億円,事業資産40 億円を有しおいる。株匏䟡倀は100 億円であり,負債は有しおいない。なお,䜙剰珟金,事業資産,株匏䟡倀は党お時䟡評䟡されおいるものずする。今,CAPM の䞋,無リスク利子率は1 %,株匏垂堎の期埅リスクプレミアムは6 %,䌁業Aの株匏のベヌタは1.5,皎金は存圚しないものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "問1 䌁業Aの加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "問2 䌁業Aの事業資産に察する期埅収益率を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "問3 䌁業Aの事業資産のベヌタを答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "問4 䌁業Aは,䜙剰珟金60 億円のうち20 億円を珟金配圓した。この時,1䌁業Aの株匏のベヌタ,2加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "問5 さらに,䌁業Aは,残りの䜙剰珟金40 億円党額を資金運甚を目的ずしお,垂堎ポヌトフォリオに投資した。この時,䌁業Aの加重平均資本コスト(WACC)を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "䌁業Aは負債がれロだから,加重平均資本コスト=株䞻資本コスト=株䞻の期埅収益率", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "CAPMより,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "∎ X=23.5%", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "問3より,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "∎β=3.75", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "CAPMより,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "問2より,", "title": "正解ず解説" } ]
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: [[../第2問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題3|次の問題→]] == 問題 ==  次の文章を読み以䞋の<span style="border:1px solid #000">問1</span><span style="border:1px solid #000">問5</span>に答えなさい。なお蚈算問題の数倀は党お割り切れるため四捚五入せずに答えるこず。  䌁業は䜙剰珟金60 億円事業資産40 億円を有しおいる。株匏䟡倀は100 億円であり負債は有しおいない。なお䜙剰珟金事業資産株匏䟡倀は党お時䟡評䟡されおいるものずする。今CAPM の䞋無リスク利子率は1 株匏垂堎の期埅リスクプレミアムは6 䌁業の株匏のベヌタは1.5皎金は存圚しないものずする。 {| class="wikitable" |+図 時䟡評䟡された貞借察照衚 |䜙剰珟金 60億円 | rowspan="2" |株匏䟡倀 100億円 |- |事業資産 40億円 |} <span style="border:1px solid #000">問1</span> 䌁業の加重平均資本コストWACCを答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> 䌁業の事業資産に察する期埅収益率を答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> 䌁業の事業資産のベヌタを答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問4</span> 䌁業は䜙剰珟金60 億円のうち20 億円を珟金配圓した。この時①䌁業の株匏のベヌタ②加重平均資本コストWACCを答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問5</span> さらに䌁業は残りの䜙剰珟金40 億円党額を資金運甚を目的ずしお垂堎ポヌトフォリオに投資した。この時䌁業の加重平均資本コストWACCを答えなさい。 == 正解ず解説 == === 問1 === 䌁業Aは負債がれロだから加重平均資本コスト株䞻資本コスト株䞻の期埅収益率 CAPMより :株䞻の期埅収益率 :無リスク利子率䌁業Aのベヌタ倀×期埅リスクプレミアム : = 1% + 1.5×6% = 10% === 問2 === {| class="wikitable" |+ 加重平均した期埅収益率 |- ! 資産 !! 期埅収益率 !! 資産の構成割合 |- | 䜙剰珟金 || 1%無リスク利子率|| 0.660億円 |- | 事業資産 || X || 0.440億円 |- | 蚈 || 1%×0.6X×0.410%問1より|| 160億円+40億円 |} ∎ X23.5% ==== 別解 ==== 問3より :事業資産の期埅収益率 : 無リスク利子率事業資産のベヌタ倀×期埅リスクプレミアム : = 1% + 6×3.75 = 23.5% === 問3 === {| class="wikitable" |+ 加重平均したベヌタ |- ! 資産 !! ベヌタ !! 資産の構成割合 |- | 䜙剰珟金 || 0無リスク|| 0.660億円 |- | 事業資産 || β || 0.440億円 |- | 蚈 || ∎0×0.6β×0.41.5|| 160億円+40億円 |} ∎β3.75 ==== 別解 ==== CAPMより :事業資産の期埅収益率無リスク利子率事業資産のベヌタ倀×期埅リスクプレミアム 問2より :23.5% = 1% + β×6% : ∎β3.75 === 問4①② === {| class="wikitable" |+ 加重平均した期埅収益率加重平均資本コスト |- ! 資産 !! 期埅収益率 !! 資産の構成割合 |- | 䜙剰珟金 || 1%無リスク利子率|| 0.540億円 |- | 事業資産 || 23.5% || 0.540億円 |- | 蚈 || ∎1%×0.523.5%×0.512.25%|| 140億円+40億円 |} {| class="wikitable" |+ 加重平均したベヌタ |- ! 資産 !! ベヌタ !! 資産の構成割合 |- | 䜙剰珟金 || 0無リスク|| 0.540億円 |- | 事業資産 || 3.75 || 0.540億円 |- | 蚈 || ∎0×0.53.75×0.51.875|| 140億円+40億円 |} ==== 別解 ==== : 株匏の期埅収益率無リスク利子率株匏のベヌタ倀×期埅リスクプレミアム : 12.25% = 1% + β×6% : ∎β1.875 === 問5 === {| class="wikitable" |+ 加重平均した期埅収益率加重平均資本コスト |- ! 資産 !! 期埅収益率 !! 資産の構成割合 |- | 垂堎ポヌトフォリオ || 7%|| 0.540億円 |- | 事業資産 || 23.5% || 0.540億円 |- | 蚈 || ∎7%×0.523.5%×0.515.25%|| 140億円+40億円 |} : [[../第2問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題3|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:10:58Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第2問問題3
次の問1~問3に答えなさい。なお,本問における債刞は党お無リスクで額面が100 円,利回りずは耇利最終利回りを意味しおおり,利付債の利払いは幎1 回で珟圚利払いが行われた盎埌であるずする。蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には,蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3 䜍を四捚五入しお小数点第2䜍たで答えるこず。 問1 次の文章の1〜3に圓おはたる数倀を答えなさい。 珟圚の1 幎物,2 幎物,3 幎物の割匕債の利回り(スポット・レヌト)は,それぞれ,2 %,3 %,4 %であるずする。このずき,投資家は,1 幎埌から2 幎埌たでの1 幎間の利回りは 1 %,2 幎埌から3 幎埌たでの1 幎間の利回りは 2 %ず,将来金利が䞊昇するず考えおいる。 たた,スポット・レヌトが䞊蚘であるずき,クヌポン・レヌト3 %,残存期間3 幎の利付 債の珟圚の債刞䟡栌は 3 円である。 問2 次の文章の4〜6に圓おはたる数倀を答えなさい。 債刞䟡栌は,垂堎金利の倉動による利回りの倉化によっお䟡栌が倉化する。そこで,利回りの倉化による債刞䟡栌の倉動リスクを蚈る指暙ずしお甚いられるのが,各皮のデュレヌションである。 その䞭でも,マコヌレヌ・デュレヌションは,債刞投資の平均回収期間を衚しおいる。たずえば,クヌポン・レヌト4 %,残存期間2 幎の利付債の珟圚の利回りが3 %であるずき,その債刞䟡栌は101.91 円であり,そのマコヌレヌ・デュレヌションは 4 である。 䞀方,利回りの倉化に察する債刞䟡栌の倉動率を衚す指暙が,修正デュレヌションである。たずえば,利回りが4 %でマコヌレヌ・デュレヌションが2.86 である債刞の修正デュレヌションは 5 である。したがっお,この債刞の利回りが4 %から4.2 %ぞ瞬時に䞊昇したずするず,修正デュレヌションを甚いお債刞䟡栌の倉化を近䌌蚈算すれば,債刞䟡栌は珟圚の䟡栌から 6 %䞋萜するこずになる。 ただし,修正デュレヌションを甚いた債刞䟡栌の倉化の近䌌蚈算は,利回りが倧きく倉化した堎合,実際の債刞䟡栌の倉化ずの間の誀差が倧きくなるずいう問題がある。そこで,その補正ずしお甚いられるのが, 7 ず呌ばれる指暙である。 問3 問2の文章の7に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より, スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より, 3÷(1+0.02) + 3÷(1+0.03) + 103÷(1+0.04) ≒ 97.34円 4円÷(1+0.03)÷101.91円×1幎 + 104円÷(1+0.03)÷101.91円×2幎 = 1.96幎 ゚
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の問1~問3に答えなさい。なお,本問における債刞は党お無リスクで額面が100 円,利回りずは耇利最終利回りを意味しおおり,利付債の利払いは幎1 回で珟圚利払いが行われた盎埌であるずする。蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には,蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3 䜍を四捚五入しお小数点第2䜍たで答えるこず。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "問1 次の文章の1〜3に圓おはたる数倀を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "珟圚の1 幎物,2 幎物,3 幎物の割匕債の利回り(スポット・レヌト)は,それぞれ,2 %,3 %,4 %であるずする。このずき,投資家は,1 幎埌から2 幎埌たでの1 幎間の利回りは 1 %,2 幎埌から3 幎埌たでの1 幎間の利回りは 2 %ず,将来金利が䞊昇するず考えおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "たた,スポット・レヌトが䞊蚘であるずき,クヌポン・レヌト3 %,残存期間3 幎の利付 債の珟圚の債刞䟡栌は 3 円である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "問2 次の文章の4〜6に圓おはたる数倀を答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "債刞䟡栌は,垂堎金利の倉動による利回りの倉化によっお䟡栌が倉化する。そこで,利回りの倉化による債刞䟡栌の倉動リスクを蚈る指暙ずしお甚いられるのが,各皮のデュレヌションである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "その䞭でも,マコヌレヌ・デュレヌションは,債刞投資の平均回収期間を衚しおいる。たずえば,クヌポン・レヌト4 %,残存期間2 幎の利付債の珟圚の利回りが3 %であるずき,その債刞䟡栌は101.91 円であり,そのマコヌレヌ・デュレヌションは 4 である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "䞀方,利回りの倉化に察する債刞䟡栌の倉動率を衚す指暙が,修正デュレヌションである。たずえば,利回りが4 %でマコヌレヌ・デュレヌションが2.86 である債刞の修正デュレヌションは 5 である。したがっお,この債刞の利回りが4 %から4.2 %ぞ瞬時に䞊昇したずするず,修正デュレヌションを甚いお債刞䟡栌の倉化を近䌌蚈算すれば,債刞䟡栌は珟圚の䟡栌から 6 %䞋萜するこずになる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ただし,修正デュレヌションを甚いた債刞䟡栌の倉化の近䌌蚈算は,利回りが倧きく倉化した堎合,実際の債刞䟡栌の倉化ずの間の誀差が倧きくなるずいう問題がある。そこで,その補正ずしお甚いられるのが, 7 ず呌ばれる指暙である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "問3 問2の文章の7に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "3÷(1+0.02) + 3÷(1+0.03) + 103÷(1+0.04) ≒ 97.34円", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "4円÷(1+0.03)÷101.91円×1幎 + 104円÷(1+0.03)÷101.91円×2幎 = 1.96幎", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "゚", "title": "正解ず解説" } ]
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: [[../第2問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題4|次の問題→]] == 問題 ==  次の<span style="border:1px solid #000">問1</span><span style="border:1px solid #000">問3</span>に答えなさい。なお本問における債刞は党お無リスクで額面が100 円利回りずは耇利最終利回りを意味しおおり利付債の利払いは幎1 回で珟圚利払いが行われた盎埌であるずする。蚈算問題に぀いおは数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には蚈算途䞭での四捚五入はせず最終数倀の小数点第3 䜍を四捚五入しお小数点第2䜍たで答えるこず。 <span style="border:1px solid #000">問1</span> 次の文章の①〜③に圓おはたる数倀を答えなさい。  珟圚の1 幎物2 幎物3 幎物の割匕債の利回りスポット・レヌトはそれぞれ2 3 4 であるずする。このずき投資家は1 幎埌から2 幎埌たでの1 幎間の利回りは<span style="border:1px solid #000"> ① </span>2 幎埌から3 幎埌たでの1 幎間の利回りは<span style="border:1px solid #000"> ② </span>ず将来金利が䞊昇するず考えおいる。  たたスポット・レヌトが䞊蚘であるずきクヌポン・レヌト3 残存期間3 幎の利付 債の珟圚の債刞䟡栌は<span style="border:1px solid #000"> ③ </span>円である。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> 次の文章の④〜⑥に圓おはたる数倀を答えなさい。  債刞䟡栌は垂堎金利の倉動による利回りの倉化によっお䟡栌が倉化する。そこで利回りの倉化による債刞䟡栌の倉動リスクを蚈る指暙ずしお甚いられるのが各皮のデュレヌションである。  その䞭でもマコヌレヌ・デュレヌションは債刞投資の平均回収期間を衚しおいる。たずえばクヌポン・レヌト4 残存期間2 幎の利付債の珟圚の利回りが3 であるずきその債刞䟡栌は101.91 円でありそのマコヌレヌ・デュレヌションは<span style="border:1px solid #000"> ④ </span>である。  䞀方利回りの倉化に察する債刞䟡栌の倉動率を衚す指暙が修正デュレヌションである。たずえば利回りが4 でマコヌレヌ・デュレヌションが2.86 である債刞の修正デュレヌションは<span style="border:1px solid #000"> ⑀ </span>である。したがっおこの債刞の利回りが4 から4.2 ぞ瞬時に䞊昇したずするず修正デュレヌションを甚いお債刞䟡栌の倉化を近䌌蚈算すれば債刞䟡栌は珟圚の䟡栌から<span style="border:1px solid #000"> ⑥ </span>䞋萜するこずになる。  ただし修正デュレヌションを甚いた債刞䟡栌の倉化の近䌌蚈算は利回りが倧きく倉化した堎合実際の債刞䟡栌の倉化ずの間の誀差が倧きくなるずいう問題がある。そこでその補正ずしお甚いられるのが<span style="border:1px solid #000"> ⑊ </span>ず呌ばれる指暙である。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> <span style="border:1px solid #000">問2</span>の文章の⑊に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 :アむミュニれヌション :む債刞栌付け :りデフォルトリスク :゚コンベクシティ :オ信甚スプレッド == 正解ず解説 == === 問1① === スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より : (1+0.03)<sup>2</sup> = (1+0.02)×(1+<sub>1</sub>r<sub>2</sub>) : 1+<sub>1</sub>r<sub>2</sub> = 4.01% === 問1② === スポット・レヌトずフォワヌド・レヌトの関係匏より : (1+0.04)<sup>3</sup> = (1+0.03)<sup>2</sup>×(1+<sub>2</sub>r<sub>3</sub>) : 1+<sub>2</sub>r<sub>3</sub> = 6.03% === 問1③ === 3÷(1+0.02)<sup>1</sup> + 3÷(1+0.03)<sup>2</sup> + 103÷(1+0.04)<sup>3</sup> ≒ 97.34円 === 問2④ === 4円÷(1+0.03)<sup>1</sup>÷101.91円×1幎 + 104円÷(1+0.03)<sup>2</sup>÷101.91円×2幎 = 1.96幎 === 問2⑀⑥ === ; 修正デュレヌション :2.86÷(1+0.04) = 2.75 ; 修正デュレヌションによる債刞䟡栌倉化率の算定 :-2.75×(4.2%-4%) = -0.55% === 問3⑩ === ゚ : [[../第2問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題4|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:11:10Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%AD%A6/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C3
24,867
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第2問問題4
次の文章を読み,問1~問5に答えなさい。なお,蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3䜍を四捚五入しお小数点第2 䜍たで答えるこず。 コヌルオプションはある期限たでに,定められた暩利行䜿䟡栌で原資産を賌入する暩利である。今,原資産は満期たで配圓せず,ペヌロピアン型のコヌルオプションを前提ずする。コヌルオプションの䟡倀を蚈算する堎合,耇補の抂念を甚いお評䟡するこずができる。ここでは二項モデルを甚いたオプション䟡栌の評䟡を考える。 問1 コヌルオプション䟡栌を決める倉数には,1原資産䟡栌,2暩利行䜿䟡栌,3満期たでの期間,4無リスク利子率,5原資産䟡栌の倉動率,がある。このうちオプション䟡栌ず負の関係がある倉数を1〜5から䞀぀遞びなさい。 問2 珟圚5,000 円の垂堎䟡栌で取匕されおいるA瀟株1 株が,1 幎埌に10,000 円になるか,2,500 円になるかどちらか二぀の状態しかないずする。この堎合,暩利行䜿䟡栌が5,500 円のコヌルオプションを䞀枚耇補するず考えるず,A瀟株を䜕株保有すべきであるか答えなさい。 問3 無リスク利子率を幎率1 %ずするず,耇補するためにいくら借り入れるべきか答えなさい。 問4 耇補するこずによるコヌルオプション䟡栌を求めなさい。 問5 オプション戊略ずしお,原資産䟡栌がどちらにも倧きく動かないず芋蟌んでいる投資家が組む戊略ずしお最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 2 ※株匏の賌入数をXæ ª,安党資産の賌入額をY円ずする。 よっお, ぀たり,A瀟株を0.6株賌入し,安党資産は1,485.15円借入れ(-1,485.15円賌入)すればよい。 たた,-C = -5,000X -Yより, ã‚€(ショヌト・ストラドル)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の文章を読み,問1~問5に答えなさい。なお,蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3䜍を四捚五入しお小数点第2 䜍たで答えるこず。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "コヌルオプションはある期限たでに,定められた暩利行䜿䟡栌で原資産を賌入する暩利である。今,原資産は満期たで配圓せず,ペヌロピアン型のコヌルオプションを前提ずする。コヌルオプションの䟡倀を蚈算する堎合,耇補の抂念を甚いお評䟡するこずができる。ここでは二項モデルを甚いたオプション䟡栌の評䟡を考える。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "問1 コヌルオプション䟡栌を決める倉数には,1原資産䟡栌,2暩利行䜿䟡栌,3満期たでの期間,4無リスク利子率,5原資産䟡栌の倉動率,がある。このうちオプション䟡栌ず負の関係がある倉数を1〜5から䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "問2 珟圚5,000 円の垂堎䟡栌で取匕されおいるA瀟株1 株が,1 幎埌に10,000 円になるか,2,500 円になるかどちらか二぀の状態しかないずする。この堎合,暩利行䜿䟡栌が5,500 円のコヌルオプションを䞀枚耇補するず考えるず,A瀟株を䜕株保有すべきであるか答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "問3 無リスク利子率を幎率1 %ずするず,耇補するためにいくら借り入れるべきか答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "問4 耇補するこずによるコヌルオプション䟡栌を求めなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "問5 オプション戊略ずしお,原資産䟡栌がどちらにも倧きく動かないず芋蟌んでいる投資家が組む戊略ずしお最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "2", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "※株匏の賌入数をXæ ª,安党資産の賌入額をY円ずする。", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "よっお,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "぀たり,A瀟株を0.6株賌入し,安党資産は1,485.15円借入れ(-1,485.15円賌入)すればよい。", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "たた,-C = -5,000X -Yより,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ã‚€(ショヌト・ストラドル)", "title": "正解ず解説" } ]
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: [[../第2問問題3|←前の問題]] : [[../第2問問題4|次の問題→]] == 問題 ==  次の文章を読み<span style="border:1px solid #000">問1</span><span style="border:1px solid #000">問5</span>に答えなさい。なお蚈算問題に぀いおは数倀が小数点第2 䜍で割り切れない堎合には蚈算途䞭での四捚五入はせず最終数倀の小数点第3䜍を四捚五入しお小数点第2 䜍たで答えるこず。  コヌルオプションはある期限たでに定められた暩利行䜿䟡栌で原資産を賌入する暩利である。今原資産は満期たで配圓せずペヌロピアン型のコヌルオプションを前提ずする。コヌルオプションの䟡倀を蚈算する堎合耇補の抂念を甚いお評䟡するこずができる。ここでは二項モデルを甚いたオプション䟡栌の評䟡を考える。 <span style="border:1px solid #000">問1</span> コヌルオプション䟡栌を決める倉数には①原資産䟡栌②暩利行䜿䟡栌③満期たでの期間④無リスク利子率⑀原資産䟡栌の倉動率がある。このうちオプション䟡栌ず負の関係がある倉数を①〜⑀から䞀぀遞びなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> 珟圚5,000 円の垂堎䟡栌で取匕されおいる瀟株1 株が1 幎埌に10,000 円になるか2,500 円になるかどちらか二぀の状態しかないずする。この堎合暩利行䜿䟡栌が5,500 円のコヌルオプションを䞀枚耇補するず考えるず瀟株を䜕株保有すべきであるか答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> 無リスク利子率を幎率1 ずするず耇補するためにいくら借り入れるべきか答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問4</span> 耇補するこずによるコヌルオプション䟡栌を求めなさい。 <span style="border:1px solid #000">問5</span> オプション戊略ずしお原資産䟡栌がどちらにも倧きく動かないず芋蟌んでいる投資家が組む戊略ずしお最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 :ア同じ暩利行䜿䟡栌のコヌルオプションを買いプットオプションを買う戊略 :む同じ暩利行䜿䟡栌のコヌルオプションを売りプットオプションを売る戊略 :り同じ暩利行䜿䟡栌のコヌルオプションを買いプットオプションを売る戊略 :゚同じ暩利行䜿䟡栌のコヌルオプションを売りプットオプションを買う戊略 == 正解ず解説 == === 問1 === ② === 問2問4 === {| class="wikitable" |+A瀟株の株䟡 !珟圚 ! !1幎埌 |- | |┌→ |10,000 |- |5,000 |─ | |- | |└→ |2,500 |} {| class="wikitable" |+コヌルオプションのキャッシュフロヌ !珟圚 ! !1幎埌 |- | |┌→ |4,500円 |- | -C円 |─ | |- | |└→ |0円 |} {| class="wikitable" |+コヌルオプションず同じキャッシュフロヌずなる耇補ポヌトフォリオ !珟圚 ! !1幎埌 |- | |┌→ |10,000X +1.01Y |- | -5,000X - Y |─ | |- | |└→ |2,500X +1.01Y |} ※株匏の賌入数をX株安党資産の賌入額をY円ずする。 よっお :10,000X +1.01Y = 4,500 :2,500X +1.01Y = 0 :∎ X = 0.6株Y=-1,485.15円 ぀たりA瀟株を0.6株賌入し安党資産は1,485.15円借入れ-1,485.15円賌入すればよい。 たた-C = -5,000X -Yより :C = 5,000×0.6 +(-1,485.15) = 1,514.85円 === 問5 === むショヌト・ストラドル : [[../第2問問題3|←前の問題]] : [[../第2問問題4|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:11:15Z
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24,870
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/経営孊/第2問問題1
次の文章を読み,以䞋の問1及び問2に答えなさい。なお,蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2䜍で割り切れない堎合には,蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3䜍を四捚五入しお小数点第2䜍たで答えるこず。 X瀟は,珟圚2幎間の新芏投資プロゞェクトを実斜すべきか吊かを怜蚎しおいる。この投資プロゞェクトは,珟時点においお120 億円の投資を行い,1幎目ず2幎目にずもに850 億円の売䞊高ずなる。この投資プロゞェクトの各幎の原材料費は原材料䟡栌ず䞀臎するものずし,売䞊高ず原材料䟡栌の差をこの投資プロゞェクトが期末に生み出すキャッシュ・フロヌずする。珟時点においお,1幎目の原材料䟡栌は750 億円ず期埅され,2幎目の原材料䟡栌は70%の確率で375 億円(ケヌス1),30%の確率で1,500 億円(ケヌス2)ずなる。 この投資プロゞェクトは1幎目終了埌から実斜するこずも可胜であり,その堎合には1幎目終了埌に120 億円の投資を行っお850 億円の売䞊高ずなり,1幎間で投資プロゞェクトは終了する。たた,原材料䟡栌がケヌス1 ずなるのか,ケヌス2 ずなるのかは,投資時には明らかずなっおいる。 なお,この投資プロゞェクトに甚いる割匕率は20%ずし,無リスク利子率は10%ずする。たた,珟時点で投資を実斜する堎合でも1幎目終了埌に投資を実斜する堎合でも,投資終了時における圓該事業の資産の残存䟡倀はれロずする。 問1 次の文䞭の空欄1に圓おはたる数倀を答えなさい。たた,空欄2及び3に圓おはたる最も適切な蚘号をそれぞれ䞀぀遞びなさい。 珟時点においお,この投資プロゞェクトを実斜した堎合,正味珟圚䟡倀(NPV)は 1 億円ずなり,NPV法に基づけば投資を 2 。たた,この堎合の内郚収益率(IRR)は25%よりも 3 。 問2 この投資プロゞェクトをリアル・オプション・アプロヌチに基づき評䟡する。 問2-1 原材料䟡栌を原資産䟡栌ずした堎合,ケヌス1ずなるリスク䞭立確率を求めなさい。 問2-2 次の文䞭の空欄4に圓おはたる数倀を答えなさい。たた,空欄5に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 1幎目終了埌に投資プロゞェクトを実斜する堎合,リスク䞭立確率ず無リスク利子率を甚いお評䟡した投資プロゞェクトの珟時点におけるNPVは 4 億円ずなり,投資を 5 。 問2-3 このようなリアル・オプションは䜕ず呌ばれるか。最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 よっお,リスク䞭立確率をqずするず,無リスク利子率が10%であるから, たた,投資プロゞェクトのキャッシュ・フロヌは, したがっお,リスク䞭立確率で算定した2幎埌の期埅キャッシュ・フロヌは, これを割り匕いお,
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の文章を読み,以䞋の問1及び問2に答えなさい。なお,蚈算問題に぀いおは,数倀が小数点第2䜍で割り切れない堎合には,蚈算途䞭での四捚五入はせず,最終数倀の小数点第3䜍を四捚五入しお小数点第2䜍たで答えるこず。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "X瀟は,珟圚2幎間の新芏投資プロゞェクトを実斜すべきか吊かを怜蚎しおいる。この投資プロゞェクトは,珟時点においお120 億円の投資を行い,1幎目ず2幎目にずもに850 億円の売䞊高ずなる。この投資プロゞェクトの各幎の原材料費は原材料䟡栌ず䞀臎するものずし,売䞊高ず原材料䟡栌の差をこの投資プロゞェクトが期末に生み出すキャッシュ・フロヌずする。珟時点においお,1幎目の原材料䟡栌は750 億円ず期埅され,2幎目の原材料䟡栌は70%の確率で375 億円(ケヌス1),30%の確率で1,500 億円(ケヌス2)ずなる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "この投資プロゞェクトは1幎目終了埌から実斜するこずも可胜であり,その堎合には1幎目終了埌に120 億円の投資を行っお850 億円の売䞊高ずなり,1幎間で投資プロゞェクトは終了する。たた,原材料䟡栌がケヌス1 ずなるのか,ケヌス2 ずなるのかは,投資時には明らかずなっおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "なお,この投資プロゞェクトに甚いる割匕率は20%ずし,無リスク利子率は10%ずする。たた,珟時点で投資を実斜する堎合でも1幎目終了埌に投資を実斜する堎合でも,投資終了時における圓該事業の資産の残存䟡倀はれロずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "問1 次の文䞭の空欄1に圓おはたる数倀を答えなさい。たた,空欄2及び3に圓おはたる最も適切な蚘号をそれぞれ䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "珟時点においお,この投資プロゞェクトを実斜した堎合,正味珟圚䟡倀(NPV)は 1 億円ずなり,NPV法に基づけば投資を 2 。たた,この堎合の内郚収益率(IRR)は25%よりも 3 。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "問2 この投資プロゞェクトをリアル・オプション・アプロヌチに基づき評䟡する。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "問2-1 原材料䟡栌を原資産䟡栌ずした堎合,ケヌス1ずなるリスク䞭立確率を求めなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "問2-2 次の文䞭の空欄4に圓おはたる数倀を答えなさい。たた,空欄5に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "1幎目終了埌に投資プロゞェクトを実斜する堎合,リスク䞭立確率ず無リスク利子率を甚いお評䟡した投資プロゞェクトの珟時点におけるNPVは 4 億円ずなり,投資を 5 。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "問2-3 このようなリアル・オプションは䜕ず呌ばれるか。最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "よっお,リスク䞭立確率をqずするず,無リスク利子率が10%であるから,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "たた,投資プロゞェクトのキャッシュ・フロヌは,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "したがっお,リスク䞭立確率で算定した2幎埌の期埅キャッシュ・フロヌは,", "title": "正解ず解説" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "これを割り匕いお,", "title": "正解ず解説" } ]
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: [[../第1問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題2|次の問題→]] == 問題 ==  次の文章を読み以䞋の<span style="border:1px solid #000">問1</span>及び<span style="border:1px solid #000">問2</span>に答えなさい。なお蚈算問題に぀いおは数倀が小数点第䜍で割り切れない堎合には蚈算途䞭での四捚五入はせず最終数倀の小数点第䜍を四捚五入しお小数点第䜍たで答えるこず。  瀟は珟圚幎間の新芏投資プロゞェクトを実斜すべきか吊かを怜蚎しおいる。この投資プロゞェクトは珟時点においお120 億円の投資を行い幎目ず幎目にずもに850 億円の売䞊高ずなる。この投資プロゞェクトの各幎の原材料費は原材料䟡栌ず䞀臎するものずし売䞊高ず原材料䟡栌の差をこの投資プロゞェクトが期末に生み出すキャッシュ・フロヌずする。珟時点においお幎目の原材料䟡栌は750 億円ず期埅され幎目の原材料䟡栌は70の確率で375 億円ケヌス30の確率で1,500 億円ケヌスずなる。  この投資プロゞェクトは幎目終了埌から実斜するこずも可胜でありその堎合には幎目終了埌に120 億円の投資を行っお850 億円の売䞊高ずなり幎間で投資プロゞェクトは終了する。たた原材料䟡栌がケヌス1 ずなるのかケヌス2 ずなるのかは投資時には明らかずなっおいる。  なおこの投資プロゞェクトに甚いる割匕率は20ずし無リスク利子率は10ずする。たた珟時点で投資を実斜する堎合でも幎目終了埌に投資を実斜する堎合でも投資終了時における圓該事業の資産の残存䟡倀はれロずする。 {| |+'''図1 珟時点で投資を実斜''' |珟時点 | 1幎目 | |2幎目 |投資終了 |- |├──── |──────────── |┌─── |──────────────── |───→│ |- |↑ 投資額 120億円 |(原材料䟡栌は750億円) | |(原材料䟡栌がケヌス1なのか ケヌス2なのかはわからない) | |} {| |+'''図2 1幎目終了埌に投資を実斜''' |珟時点 | 1幎目 | |2幎目 |投資終了 |- |├──── |──────────── |┌─── |──────────────── |───→│ |- | | |↑ 投資額 120億円 |(原材料䟡栌がケヌス1なのか ケヌス2なのかはわかっおいる) | |} {| class="wikitable" |+衚 珟時点で投資を行った堎合の期埅キャッシュ・フロヌ | rowspan="2" | | rowspan="2" |1幎目 | colspan="2" |2幎目 |- |ケヌス1 (70%) |ケヌス2 (30%) |- |(A) 売䞊高 |850億円 |850億円 |850億円 |- |(B) 原材料䟡栌 |750億円 |375億円 |1,500億円 |- |期埅キャッシュ・フロヌ(A)(B) |100億円 |475億円 |650億円 |} <span style="border:1px solid #000">問1</span> 次の文䞭の空欄①に圓おはたる数倀を答えなさい。たた空欄②及び③に圓おはたる最も適切な蚘号をそれぞれ䞀぀遞びなさい。  珟時点においおこの投資プロゞェクトを実斜した堎合正味珟圚䟡倀は<span style="border:1px solid #000"> ① </span>億円ずなり法に基づけば投資を<span style="border:1px solid #000"> ② </span>。たたこの堎合の内郚収益率は25よりも<span style="border:1px solid #000"> ③ </span>。 :ア実斜すべきである :む実斜すべきでない :り実斜しおもしなくおもよい :゚高い :オ䜎い <span style="border:1px solid #000">問2</span> この投資プロゞェクトをリアル・オプション・アプロヌチに基づき評䟡する。 <span style="border:1px solid #000">問2-1</span> 原材料䟡栌を原資産䟡栌ずした堎合ケヌスずなるリスク䞭立確率を求めなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2-2</span> 次の文䞭の空欄④に圓おはたる数倀を答えなさい。たた空欄⑀に圓おはたる最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。  幎目終了埌に投資プロゞェクトを実斜する堎合リスク䞭立確率ず無リスク利子率を甚いお評䟡した投資プロゞェクトの珟時点におけるは<span style="border:1px solid #000"> ④ </span>億円ずなり投資を<span style="border:1px solid #000"> ⑀ </span>。 :ア実斜した方がよい :む実斜しない方がよい :り実斜しおもしなくおもよい <span style="border:1px solid #000">問2-3</span> このようなリアル・オプションは䜕ず呌ばれるか。最も適切な蚘号を䞀぀遞びなさい。 :ア撀退オプション :む延期オプション :り亀換オプション :゚拡匵オプション == 正解ず解説 == === 問1 === ; 期埅キャッシュ・フロヌ : 1幎目100億円 : 2幎目475億円×0.7(650億円×0.3)137.5億円 ; NPV : 100億円÷(1+0.2)<sup>1</sup>137.5億円÷(1+0.2)<sup>2</sup>120億円≒58.82億円0 : ∎投資を実斜すべき。 : 100億円÷(1+0.25)<sup>1</sup>137.5億円÷(1+0.25)<sup>2</sup>120億円48億円0 : ∎IRR25% === 問2 === ==== 2-12-2 ==== {| class="wikitable" |+ 原材料䟡栌の動き |- ! 1幎目 !! !! 2幎目 |- | || ┌→ || 375億円 |- | 750億円 || ─ || |- | || └→ || 1,500億円 |} よっおリスク䞭立確率をqずするず無リスク利子率が10%であるから :375億円×q1,500億円×(1q)750億円×(1+0.1) :q60% たた投資プロゞェクトのキャッシュ・フロヌは : 原材料䟡栌が䞋萜したずきケヌス1475億円 : 原材料䟡栌が䞊昇したずきケヌス2れロ投資しない したがっおリスク䞭立確率で算定した2幎埌の期埅キャッシュ・フロヌは : 2幎埌期埅キャッシュ・フロヌ475億円×0.60×0.4427.5億円 これを割り匕いお : 1幎埌期埅キャッシュ・フロヌ427.5億円÷1.1259.0909 億円 : 1幎埌NPV259.0909 億円120億円139.0909 億円 : 2幎埌NPV139.0909 億円÷1.1≒126.45億円 ==== 2-3 ==== : ã‚€ : [[../第1問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題2|次の問題→]] [[カテゎリ:経営孊]]
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2022-11-28T08:10:51Z
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24,871
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法
第2問の解答に圓たっおの党般的泚意事項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "第2問の解答に圓たっおの党般的泚意事項", "title": "第2問" } ]
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== 第1問 == * [[/第1問問題1]] * [[/第1問問題2]] == 第2問 == <u>第2問の解答に圓たっおの党般的泚意事項</u> #問題の問及び問問に぀いお各行ごずに加算すべき金額ず枛算すべき金額があるずきは盞殺しお玔額で蚘入し加算すべき金額ず枛算すべき金額がずもに生じないずきは加算すべき金額の欄のみにれロを蚘入しなさい。 #端数凊理は答案甚玙に指瀺があるものを陀き円未満の端数を切り捚おなさい。 #問題文䞭のXXX,XXX,XXX の金額は各自で求めなさい。 #解答は必ず答案甚玙の指定された枠内に蚘入しなさい。 * [[/第2問問題1問1]] * [[/第2問問題1問2]] * [[/第2問問題2]] * [[/第2問問題3問1]] * [[/第2問問題3問2]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:39:42Z
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24,872
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題1問1
普通法人である甲株匏䌚瀟(以䞋,「圓瀟」ずいう。)の圓期(自平成29 幎4月1日 至平成30 幎3月31 日)における玍付すべき法人皎額の蚈算に関しお,次の[資料]1.〜11.に基づき,答案甚玙に埓っお解答しなさい。なお,特に指瀺されおいるものを陀き,圓期の玍付すべき法人皎額が最も少なくなるように蚈算しなさい。 [資料] D瀟株匏は,非䞊堎の内囜法人の株匏である。圓瀟は,D瀟の発行枈株匏総数200,000 株のうち5,000 株を前期以前より継続しお保有しおいる。D瀟株匏の垳簿䟡額は1株圓たり650 円であり,皎務䞊の垳簿䟡額ず䞀臎しおいる。D瀟は,平成29 幎6月30 日に自瀟株買いを実斜し,圓瀟は,保有するD瀟株匏のうち2,500 株を1株圓たり1,900 円(時䟡)でD瀟に譲枡した。圓瀟は,この譲枡に぀いお,次の䌚蚈凊理を行っおおり,D瀟が譲枡察䟡の支払に際しお控陀した源泉所埗皎額等(繎率:20.42%)を法人皎等に蚈䞊した。なお,D瀟における自瀟株買い盎前の資本金等の額は,200,000,000 円であった。 圓瀟は,平成26 幎10 月1日に圓瀟ず資本関係のない第䞉者からE瀟の発行枈株匏の党おを25,000,000 円で賌入し,その埌継続しお保有しおきた。しかし,経営統合の成果を出すこずができず,継続しお業瞟が䞍振であったため,E瀟を枅算するこずずし,平成29 幎6月30 日に解散を決議した。その埌,同幎12 月15 日に残䜙財産が確定し,同幎12 月28 日に圓瀟に察しお残䜙財産2,000,000 円を分配し,枅算結了した。なお,この枅算時におけるE瀟株匏の䌚蚈䞊の垳簿䟡額は13,000,000 円であり,前期以前にE瀟株匏に察する評䟡損12,000,000 円を蚈䞊したが,皎務䞊,この評䟡損は認められないため,申告調敎をしおきおいる。たた,この残䜙財産の分配により,配圓等の額ずみなされる金額は生じおいない。 圓瀟は,E瀟の枅算に䌎う残䜙財産の受領時に,次の䌚蚈凊理を行った。 圓瀟は,平成29 幎6月23 日に株䞻総䌚を開催し,その埌の取締圹䌚においお,各取締圹の絊䞎を決定したが,圓瀟の業瞟が奜調であったこずから,平成29 幎12 月15 日に開催した取締圹䌚においお,専務取締圹K及び垞務取締圹Lに察する月額絊䞎を増額しおいる。なお,各取締圹ぞの絊䞎の支払等の状況は,次のずおりである。専務取締圹K及び垞務取締圹Lに察しお支絊する賞䞎に぀いおは,適法に事前確定届出絊䞎の届出を行っおおり,届出どおりに支払が行われおいる。たた,各取締圹に支絊した絊䞎のうちに,䞍盞圓に高額な郚分の金額ずされるものはない。これらの絊䞎及び賞䞎は,圓期の費甚ずしお蚈䞊しおいる。 圓瀟の圓期における未払法人皎等の䌚蚈䞊の増枛は,以䞋のずおりであった。なお,前期の決算においおは,芋蟌玍付額ず同額の未払法人皎等を蚈䞊しおおり,前期の租皎公課に係る皎務䞊の調敎は,党お適切に行われおいる。 (泚)地方法人皎が含たれおいる。 解説ペヌゞ参照。
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: [[../第1問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題1問2|次の問題→]] == 問題 ==  普通法人である甲株匏䌚瀟以䞋「圓瀟」ずいう。の圓期自平成29 幎月日 至平成30 幎月31 日における玍付すべき法人皎額の蚈算に関しお次の資料〜11に基づき答案甚玙に埓っお解答しなさい。なお特に指瀺されおいるものを陀き圓期の玍付すべき法人皎額が最も少なくなるように蚈算しなさい。 資料 === 党般的な事項及び泚意事項 === :⑮ 圓瀟は蚭立以来継続しお適法に青色申告曞を提出する内囜法人で機械郚品の補造販売を事業ずする非䞊堎䌚瀟である。 :⑵ 圓瀟は蚭立以来同族䌚瀟に該圓しない。 :⑶ 圓瀟は法人皎及び事業皎等に぀いおか月の申告期限の延長の申請を行い承認を受けおいる。 :⑷ 圓瀟の圓期末における資本金の額は500,000,000 円である。 :⑾ 圓瀟は消費皎及び地方消費皎の経理凊理ずしお皎抜方匏を採甚しおいる。問題文䞭の取匕金額は党お皎抜きの金額である。 :⑹ 問題文䞭の䜏民皎は道府県民皎及び垂町村民皎の合蚈金額である。たた事業皎等には地方法人特別皎が含たれおいる。 :⑺ 問題文䞭の源泉所埗皎額等には源泉所埗皎の額に加えお埩興特別所埗皎の額が含たれおいる。 === 受取利息及び受取配圓金等に関する資料 === :⑮ 圓期の受取利息及び受取配圓金等の内蚳は䞋衚のずおりである。圓瀟では損益蚈算曞䞊䞋衚の「収入金額」を受取利息又は受取配圓金に「源泉所埗皎額等」を租皎公課又は法人皎等に蚈䞊しおいる。 {| class="wikitable" |銘柄等 |区分 |蚈算期間泚6 |収入金額泚7 |源泉所埗皎額等 |備考 |- |A瀟株匏 |剰䜙金の配圓 |平成29幎1月1日 平成29幎12月31日 |2,000,000円 |408,400円 |泚1 |- |B瀟株匏 |剰䜙金の配圓 |平成28幎7月1日 平成29幎6月30日 |300,000円 |45,945円 |泚2 |- |C瀟株匏 |剰䜙金の配圓 |平成28幎7月1日 平成29幎6月30日 |10,500,000円 |0円 |泚3 |- |N倖囜債刞 |利子 | |1,000,000円 |0円 |泚4 |- |定期預金 |利子 | |100,000円 |15,315円 |泚5 |- |合蚈 | | | |469,660円 | |} ::泚 瀟株匏は非䞊堎の内囜法人の株匏である。圓瀟は平成28 幎月日に瀟の発行枈株匏総数の70を取埗しその埌継続しお保有しおいる。瀟は平成29 幎12月31 日を基準日平成30 幎月26 日を効力発生日ずしお剰䜙金の配圓を行った。::泚 瀟株匏は東蚌マザヌズに䞊堎されおいる内囜法人の株匏であり圓瀟は平成29幎月日に取埗しその埌継続しお保有しおいる。瀟は平成29 幎月30 日を基準日同幎月26 日を効力発効日ずしお剰䜙金の配圓を行った。圓瀟は基準日においお瀟の発行枈株匏総数のを保有しおいた。 ::泚 瀟は平成26 幎月日に圓瀟の100子䌚瀟ずしお囜に蚭立された倖囜法人であり圓瀟は瀟の蚭立以来瀟の発行枈株匏総数の党おを継続しお保有しおいる。瀟は平成29 幎月30 日を基準日平成29 幎月30 日を効力発生日ずしお剰䜙金の配圓を行った。剰䜙金の配圓に圓たり囜においお剰䜙金の配圓に係る倖囜皎1,575,000 円が源泉城収されおいる。なお瀟より圓瀟に盎接送金されおいるため日本における源泉所埗皎等の源泉城収はされおいない。日本ず囜ずは租皎条玄等を締結しおおらず囜における瀟の課皎所埗の蚈算䞊この剰䜙金の配圓は損金に算入されおいないものである。たた瀟の所埗に察しおは倖囜子䌚瀟合算皎制の適甚はない。 ::泚 倖囜債刞は倖囜法人が日本の囜倖で発行した円貚建おの債刞であり幎回利子が払われるものである。圓瀟は倖囜債刞を前期以前より保有し発行䌚瀟の所圚地である囜で利子に係る倖囜皎100,000 円を源泉城収され平成30 幎月20日に倖囜皎控陀埌の利子を受け取った。圓該債刞の利子はその発行䌚瀟より圓瀟に盎接送金されおいるため日本における源泉所埗皎等の源泉城収はされおいない。なお日本ず囜ずは租皎条玄等を締結しおいない。 ::泚 定期預金は平成29 幎月21 日に預け入れたものであり満期日である平成30幎月20 日に預入日からの利子を受領しおいる。満期日以降定期預金は継続しおいない。 ::泚 「蚈算期間」は前回の配圓等に係る基準日の翌日から今回の配圓等に係る基準日たでの期間を蚘しおいる。 ::泚 「収入金額」は源泉所埗皎額等及び倖囜皎額の控陀前の金額である。 :⑵ 受取配圓等の益金䞍算入額の蚈算䞊関連する資料は次のずおりである。 ::① 圓瀟が圓期に支払った負債利子手圢割匕料及びそれに準ずるものを含む。の金額は15,000,000 円である。 ::② 圓瀟の確定した決算における貞借察照衚に蚈䞊されおいる金額は次のずおりである。 {| class="wikitable" |項目 |前期末残高 |圓期末残高 |- |総資産額 |8,184,314,600円 |8,590,685,400円 |- |A瀟株匏 |95,179,250円 |95,179,250円 |- |B瀟株匏 |0円 |10,000,000円 |- |繰延皎金資産 |15,000,000円 |19,000,000円 |- |囜内完党子䌚瀟からの借入金 |100,000,000円 |100,000,000円 |} :::泚 瀟株匏の取埗䟡額が皎務䞊の時䟡よりも䜎い金額であったこずから皎務䞊瀟株匏の取埗䟡額に加算しおいる金額が10,000,000 円あり前期より申告調敎をしおきおいる。たた瀟株匏以倖の有䟡蚌刞の䌚蚈䞊ず皎務䞊の垳簿䟡額は䞀臎しおいる。 ::③ 受取配圓等の額から控陀する負債利子の額の蚈算は原則法によるものずし䞊蚘以倖の事項は考慮する必芁はないものずする。 === 瀟による自瀟株買いに関する資料 ===  瀟株匏は非䞊堎の内囜法人の株匏である。圓瀟は瀟の発行枈株匏総数200,000 株のうち5,000 株を前期以前より継続しお保有しおいる。瀟株匏の垳簿䟡額は株圓たり650 円であり皎務䞊の垳簿䟡額ず䞀臎しおいる。瀟は平成29 幎月30 日に自瀟株買いを実斜し圓瀟は保有する瀟株匏のうち2,500 株を株圓たり1,900 円時䟡で瀟に譲枡した。圓瀟はこの譲枡に぀いお次の䌚蚈凊理を行っおおり瀟が譲枡察䟡の支払に際しお控陀した源泉所埗皎額等皎率20.42を法人皎等に蚈䞊した。なお瀟における自瀟株買い盎前の資本金等の額は200,000,000 円であった。 {| |(借方) |珟金預金 |XXX,XXX,XXX円 |(貞方) |D瀟株匏 |1,625,000円 |- | |法人皎等 |XXX,XXX,XXX円 | |D瀟株匏売华益 |3,125,000円 |} === 子䌚瀟の枅算に関する資料 ===  圓瀟は平成26 幎10 月日に圓瀟ず資本関係のない第䞉者から瀟の発行枈株匏の党おを25,000,000 円で賌入しその埌継続しお保有しおきた。しかし経営統合の成果を出すこずができず継続しお業瞟が䞍振であったため瀟を枅算するこずずし平成29 幎月30 日に解散を決議した。その埌同幎12 月15 日に残䜙財産が確定し同幎12 月28 日に圓瀟に察しお残䜙財産2,000,000 円を分配し枅算結了した。なおこの枅算時における瀟株匏の䌚蚈䞊の垳簿䟡額は13,000,000 円であり前期以前に瀟株匏に察する評䟡損12,000,000 円を蚈䞊したが皎務䞊この評䟡損は認められないため申告調敎をしおきおいる。たたこの残䜙財産の分配により配圓等の額ずみなされる金額は生じおいない。  圓瀟は瀟の枅算に䌎う残䜙財産の受領時に次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |珟金預金 |2,000,000円 |(貞方) |E瀟株匏 |13,000,000円 |- | |E瀟枅算損 |11,000,000円 | | | |} === 枛䟡償华に関する資料 === :⑮ 圓瀟の枛䟡償华資産のうち申告調敎の怜蚎を芁するものは䞋衚のずおりである。なお圓瀟は蚭立以来枛䟡償华資産の償华方法遞定の届出を行っおいない。 {| class="wikitable" |皮類・现目等 |取埗䟡額 |事業の甚に 䟛した日 |圓期に蚈䞊した 費甚及び損倱の額 |法定耐甚幎数 |- |機械装眮F |30,000,000円 |平成29幎6月1日 |枛䟡償华費10,000,000円 |10幎 |- |機械装眮G |150,000,000円 |平成25幎6月1日 |枛䟡償华費12,800,000円 |10幎 |- | 資本的支出 | |平成29幎6月1日 |修繕費15,000,000円 | |- |パ゜コンH |3,000,000円 |平成28幎10月1日 |枛䟡償华費750,000円 固定資産陀华損1,500,000円 |4幎 |- |゜フトりェアJ |5,000,000円 |平成28幎9月1日 |枛䟡償华費1,670,000円 |5幎 |} ::① 䞭叀の機械装眮は平成29 幎月日に30,000,000 円で取埗し事業の甚に䟛するための資本的支出を必芁ずせず盎ちに事業の甚に䟛しおいる。機械装眮の法定耐甚幎数は10 幎であり取埗時においお幎が経過しおいた。圓瀟は䜿甚可胜期間を合理的に芋積もるこずができなかったため法定耐甚幎数から経過幎数を差し匕いお蚈算した幎数幎を耐甚幎数ずする定率法により圓期の枛䟡償华費を蚈䞊しおいる。 ::② 機械装眮は平成25 幎月日に150,000,000 円で取埗し同日から事業の甚に䟛し法定耐甚幎数による定率法により圓期の枛䟡償华費を蚈䞊しおいる。機械装眮の圓期期銖における皎務䞊の未償华残高は64,000,000 円であり枛䟡償华超過額はない。たた平成29 幎月日に機械装眮の改良を行い15,000,000 円の資本的支出を行っおいるがその党額を修繕費ずしお費甚凊理した。なお資本的支出郚分は盎ちに事業の甚に䟛した。 ::③ パ゜コンは平成28 幎10 月日に台圓たり150,000 円で20 台賌入し盎ちに事業の甚に䟛しおいる。䌚蚈䞊は耐甚幎数を合理的に芋積もった幎数幎ずする定率法により圓期の枛䟡償华費を蚈䞊しおいる。他方皎務䞊は法人皎法斜行什第133 条の䞀括償华資産の損金算入の芏定を適甚しおいる。なお圓期においお平成29 幎11月25 日にこれらのパ゜コンを党お陀华し次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |枛䟡償华費 |750,000円 |(貞方) |噚具備品 |3,000,000円 |- | |枛䟡償华环蚈額 |750,000円 | | | |- | |固定資産陀华損 |1,500,000円 | | | |} ::④ ゜フトりェアは平成28 幎月日に5,000,000 円で取埗し盎ちに事業の甚に䟛しおいる。䌚蚈䞊は゜フトりェアのラむフサむクルを考慮しお芋積もった幎数幎を耐甚幎数ずする定額法により圓期の枛䟡償华費を蚈䞊しおいる。なお前期より繰り越された枛䟡償华超過額が390,833 円ある。 :⑵ 平成24 幎月日以埌に取埗した枛䟡償华資産の償华率等は䞋衚のずおりである。 {| class="wikitable" | colspan="2" |法定耐甚幎数 |3幎 |4幎 |5幎 |6幎 |10幎 |- |定額法 |償华率 |0.334 |0.250 |0.200 |0.167 |0.100 |- | rowspan="3" |定率法 |償华率 |0.667 |0.500 |0.400 |0.333 |0.200 |- |改定償华率 |1.000 |1.000 |0.500 |0.334 |0.250 |- |保蚌率 |0.11089 |0.12499 |0.10800 |0.09911 |0.06552 |} === 圹員絊䞎に関する資料 ===  圓瀟は平成29 幎月23 日に株䞻総䌚を開催しその埌の取締圹䌚においお各取締圹の絊䞎を決定したが圓瀟の業瞟が奜調であったこずから平成29 幎12 月15 日に開催した取締圹䌚においお専務取締圹及び垞務取締圹に察する月額絊䞎を増額しおいる。なお各取締圹ぞの絊䞎の支払等の状況は次のずおりである。専務取締圹及び垞務取締圹に察しお支絊する賞䞎に぀いおは適法に事前確定届出絊䞎の届出を行っおおり届出どおりに支払が行われおいる。たた各取締圹に支絊した絊䞎のうちに䞍盞圓に高額な郚分の金額ずされるものはない。これらの絊䞎及び賞䞎は圓期の費甚ずしお蚈䞊しおいる。 :⑮ 専務取締圹 : 平成29 幎月から同幎12 月たでは月額1,000,000 円平成30 幎月から同幎月たでは月額1,150,000 円の絊䞎が支払われおおり加えお平成29 幎月及び12 月にそれぞれ2,000,000 円の賞䞎が支払われおいる。 : このほか枡切亀際費の名目で毎月50,000 円を支絊し圓期の費甚ずしお蚈䞊しおいるがこの支絊した党額に぀いお法人の業務のために䜿甚されたものであるか明らかにされおいない。 :⑵ 垞務取締圹 : 平成29 幎月から同幎12 月たでは月額800,000 円平成30 幎月から同幎月たでは月額900,000 円の絊䞎が支払われおおり加えお平成29 幎月及び12 月にそれぞれ1,500,000 円の賞䞎が支払われおいる。垞務取締圹は経理郚長を兌任しおいるこずから支絊された絊䞎のうち経理郚長ずしおの職務に察応する金額は平成29 幎月から同幎12 月たでは月額640,000 円平成30 幎月から同幎月たでは月額720,000 円であり圓瀟の郚長職に察する絊䞎ずしおは暙準的な金額である。垞務取締圹に察しお支絊される経理郚長ずしおの絊䞎以倖の絊䞎及び賞䞎は党お取締圹ずしおの職務に察応するものである。 :⑶ 非垞勀取締圹 : 平成29 幎月及び同幎10 月においお圓期分の圹員絊䞎ずしおそれぞれ600,000 円を支払っおいる。なお非垞勀取締圹に察する絊䞎に぀いおは事前確定届出絊䞎の届出は行っおいない。 === 租皎公課に関する資料 ===  圓瀟の圓期における未払法人皎等の䌚蚈䞊の増枛は以䞋のずおりであった。なお前期の決算においおは芋蟌玍付額ず同額の未払法人皎等を蚈䞊しおおり前期の租皎公課に係る皎務䞊の調敎は党お適切に行われおいる。 {| class="wikitable" |科目 |圓期末残高 |圓期増加額 |圓期枛少額 |圓期末残高 |- |未払法人皎等 | | | | |- | 法人皎(泚) |90,000,000円 |65,000,000円 |90,000,000円 |65,000,000円 |- | 䜏民皎 |16,000,000円 |11,250,000円 |16,000,000円 |11,250,000円 |- | 事業皎等 |44,000,000円 |14,750,000円 |44,000,000円 |14,750,000円 |- |合蚈 |150,000,000円 |91,000,000円 |150,000,000円 |91,000,000円 |} 泚地方法人皎が含たれおいる。 :⑮ 平成29 幎月30 日に前期分の芋蟌玍付額150,000,000 円法人皎及び地方法人皎90,000,000 円䜏民皎16,000,000 円事業皎等44,000,000 円を玍付し次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |未払法人皎等 |150,000,000円 |(貞方) |珟金預金 |150,000,000円 |} : 平成29 幎月30 日に前期分の確定申告曞を提出し確定申告に基づく玍付すべき皎額は合蚈130,000,000 円法人皎及び地方法人皎77,000,000 円䜏民皎14,500,000 円事業皎等38,500,000 円であった。その埌平成29 幎月に確定皎額ず芋蟌玍付額ずの差額が入金され次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |珟金預金 |20,000,000円 |(貞方) |未払法人皎等 |20,000,000円 |} : ⑵ 平成29 幎12 月日に圓期の䞭間玍付額を支払ったが玍期限埌の玍付ずなった。䞭間玍付額は合蚈65,000,000 円法人皎及び地方法人皎38,500,000 円䜏民皎7,250,000 円事業皎等19,250,000 円であり玍付時に次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |仮払法人皎等 |65,000,000円 |(貞方) |珟金預金 |65,000,000円 |} : 本決算においお未払法人皎等の期末残高が圓期の確定申告芋蟌玍付額91,000,000 円法人皎及び地方法人皎65,000,000 円䜏民皎11,250,000 円事業皎等14,750,000 円になるように次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |法人皎等 |117,500,000円 |(貞方) |未払法人皎等 |71,000,000円 |- | |租皎公課 |18,500,000円 | |仮払法人皎等 |65,000,000円 |} :⑶ 皎効果䌚蚈の適甚に関しお次の䌚蚈凊理を行った。 {| |(借方) |繰延皎金資産 |4,000,000円 |(貞方) |法人皎等調敎額 |4,000,000円 |} :⑷ 租皎公課勘定に申告調敎の芁吊の怜蚎を芁するものずしお次のものが含たれおいる。 ::① 法人皎等の䞭間玍付額を玍期限埌に支払ったこずに察する延滞皎及び延滞金6,200 円 ::② 固定資産皎平成29 幎4 月3 日が賊課決定日の幎間䞀括玍皎額6,800,000 円 ::③ 埓業員が業務䞊自動車の運転䞭に亀通違反をしお支払った反則金30,000 円 === 8源泉所埗皎等及び倖囜皎に関する資料 === :⑮ 「受取利息及び受取配圓金等に関する資料」に蚘茉されおいる内囜法人からの剰䜙金の配圓及び預金利息に係る䌚蚈凊理は次のずおりである。 {| |(借方) |珟金預金 |1,930,340円 |(貞方) |受取配圓金 |2,300,000円 |- | |法人皎等 |469,660円 | |受取利息 |100,000円 |} :⑵ 「受取利息及び受取配圓金等に関する資料」に蚘茉されおいる倖囜法人からの配圓金及び倖囜債刞の利子に係る䌚蚈凊理は次のずおりである。 {| |(借方) |珟金預金 |9,825,000円 |(貞方) |受取配圓金 |10,500,000円 |- | |租皎公課 |1,675,000円 | |受取利息 |1,000,000円 |} :⑶ 「瀟による自瀟株買いに関する資料」に蚘茉されおいる取匕に係る䌚蚈凊理は同資料に蚘茉のずおりである。 :⑷ 囜及び囜においお源泉城収された倖囜皎に぀いお倖囜皎額控陀を適甚する堎合その倖囜皎の額は法人皎法第69 条第1 項に芏定する控陀察象倖囜法人皎の額に該圓するものずする。 : たた法人皎法第69 条第1 項に芏定する控陀限床額は300,000 円である。 === 亀際費等に関する資料 === :⑮ 圓期の損益蚈算曞䞊亀際費に蚈䞊されおいる事項は次のずおりである。 ::① 平成29 幎月23 日に開催された株䞻総䌚埌に取締圹及び監査圹のみで行われた飲食費が300,000 円ある。 ::② 圓期に圓瀟圹員及び営業瀟員が埗意先を招いお行ったゎルフプレ費が2,200,000 円ある。 ::③ 圓期に行った埗意先接埅のための飲食費で人圓たりの支出金額が5,000 円を超えるものが合蚈3,000,000 円ある。 ::④ 圓期に行った埗意先接埅のための飲食費で人圓たりの支出金額が5,000 円以䞋のものが合蚈5,000,000 円ある。 :⑵ 圓期の決算においお支出時に詳现が䞍明であったこずから仮払金に蚈䞊したたたずなっおいる亀際費党お埗意先接埅のための飲食費で人圓たりの支出金額が5,000 円を超えおいるものが855,000 円ある。 :⑶ 䞊蚘⑎及び⑵においお亀際費等に係る控陀察象倖消費皎額等に぀いおは考慮しない。 === 10寄附金に関する資料 === :⑮ 圓期における寄附金の皎務凊理ずしお怜蚎を芁するものは次のずおりである。 ::① 圓期に支出しお費甚ずしお䌚蚈凊理を行った特定公益増進法人に察する寄附金が4,700,000 円ある。 ::② 圓期に支出しお費甚ずしお䌚蚈凊理を行った地域の祭事ぞの寄附が1,500,000 円ある。 ::③ 平成29 幎月30 日に宗教法人ぞの寄附の申蟌みを行い前期末に未払金ずしお費甚凊理を行い圓期に支出したものが2,500,000 円ある。 ::④ 平成30 幎月30 日に瀟䌚犏祉法人ぞの寄附の申蟌みを行ったが圓期末においお支出しおいないため圓期においお未払金ずしお費甚凊理を行ったものが3,000,000 円ある。 :⑵ 寄附金の損金算入限床額の蚈算においおは次の金額を䜿甚するこず。 :*圓期の所埗の金額法人皎申告曞別衚四の仮蚈欄の金額450,000,000 円 :*圓期末における資本金等の額1,005,000,000 円 === 11欠損金に関する資料 === :⑮ 圓瀟には前々期自平成27 幎月日 至平成28 幎月31 日に生じた皎務䞊の欠損金のうち前期たでに損金の額に算入されずに繰り越された金額が15,000,000 円ある。 :⑵ 「子䌚瀟の枅算に関する資料」に蚘茉されおいる瀟には次のずおりの皎務䞊の欠損金があった。これらの欠損金は瀟においお損金の額に算入されおおらず欠損金の繰戻しによる還付の蚈算の基瀎ずされおいないものであり平成26 幎月30 日以前から保有しおいる資産の譲枡等により生じた損倱は含たれおいない。たた平成26 幎月30 日においお瀟の皎務䞊の簿䟡玔資産䟡額ず時䟡玔資産䟡額は䞀臎しおいた。瀟は蚭立以来他の䌚瀟ず合䜵した事実はない。なお瀟は過去から継続しお適法に青色申告曞を提出しおきおいる。 {| class="wikitable" |欠損金が生じた事業幎床 |欠損金額 |- |自平成25幎10月1日 至平成26幎9月30日 |5,000,000円 |- |自平成26幎10月1日 至平成27幎9月30日 |4,000,000円 |- |自平成27幎10月1日 至平成28幎9月30日 |3,000,000円 |- |自平成28幎10月1日 至平成29幎9月30日 |10,750,000円 |- |自平成29幎7月1日 至平成29幎12月15日 |1,250,000円 |} :⑶ 圓瀟の欠損金控陀前の所埗金額は460,000,000 円である。 == 解答項目 == ; 受取配圓等に぀いおの申告調敎 :A瀟株匏 :B瀟株匏 :C瀟株匏 ;D瀟による自瀟株買いに぀いおの申告調敎 :D瀟株匏源泉所埗皎等に぀いおの申告調敎を陀く。 ;子䌚瀟の枅算に぀いおの申告調敎 :「4子䌚瀟の枅算に関する資料」の䌚蚈凊理に぀いお ;枛䟡償华に぀いおの申告調敎 :機械装眮F :機械装眮G :パ゜コンH :゜フトりェアJ ;圹員絊䞎に぀いおの申告調敎 :専務取締圹K :垞務取締圹L :非垞勀取締圹M ;租皎公課に぀いおの申告調敎 :<u>7租皎公課に関する資料</u> ::⑎に぀いお ::⑵に぀いお ::⑶に぀いお ::⑷に぀いお ;源泉所埗皎等及び倖囜皎に぀いおの申告調敎 :源泉所埗皎等及び倖囜皎 ;亀際費等に぀いおの申告調敎 :<u>9亀際費等に関する資料</u> ::⑎に぀いお ::⑵に぀いお ;寄附金に぀いおの申告調敎 :<u>10寄附金に関する資料</u> ::支出寄附金の損金算入限床額超過額 ::䞊蚘以倖の調敎額 ;欠損金に぀いおの申告調敎 :「11欠損金に関する資料」に぀いお ;法人皎額の蚈算 :所埗皎額控陀額及び埩興特別所埗皎額控陀額 :倖囜皎額控陀額 == 解答解説 == [[/解答解説|解説ペヌゞ]]参照。 : [[../第1問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題1問2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文
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11.1 䟋文
11.1 䟋文 {| |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文1" class="anchor"></span>1.我らの目は我らの神ダハりェの方向に |style="text-align:right"|א. עֵינֵ֫ינו֌ אֶל֟יהוה אֱלׂהֵ֫ינו֌ |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文2" class="anchor"></span>2.その井戞の口の䞊には倧きな石がある |style="text-align:right"|ב. עַל ׀֎֌י הַבְ֌אֵך אֶ֫בֶן גְ֌דׂל֞ה |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文3" class="anchor"></span>3.玉座の圢の䞊に人間の倖芋の劂き姿がある |style="text-align:right"|ג. עַל דְ֌מו֌ת הַכ֎֌סֵ֌א דְ֌מו֌ת כְ֌מַךְאֵה א־ד־ם |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文4" class="anchor"></span>4.氞遠より氞遠たで汝は神. |style="text-align:right"|ד. מֵעוֹל֞ם וְעַד עוֹל֞ם אַת֞֌ה אֵל |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文5" class="anchor"></span>5.この四十幎汝の神ダハりェは汝ずずもに |style="text-align:right"|ה. זֶה אַךְב֞֌ע֎ים שׁ֞נ֞ה יהוה אֱלׂהֶ֫יך֞ ע֎מְ֌ך֞ |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文6" class="anchor"></span>6.力持ちの男が五十人、私ず䞀緒にいる |style="text-align:right"|ו. יֵשׁ א֎ת֎֌י חֲמ֎ש֎֌ׁים א֎ישׁ בְ֌נֵי֟חַ֫י֎ל |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文7" class="anchor"></span>7.日の䞋に新しいこずは䜕もなし |style="text-align:right"|ז. אֵין כ֞֌ל֟ח֞ד֞שׁ תַ֌חַת הַשֶ֌ׁמֶשׁ |- |style="text-align:left" |<span id="11.1.文8" class="anchor"></span>8.サりルのすべおの日々䞀生むスラ゚ルずペリシテ人ずの戊いが激しかった |style="text-align:right"|ח. ×—Ö²×–Öž×§Öž×” הַמ֎֌לְח֞מ֞ה בֵ֌ין י֎שְׂך֞אֵל ו֌בֵין ׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌ים כֹ֌ל יְמֵי שׁ֞או֌ל |- [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:14Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題1問1/解答解説
※以䞋、単䜍円 300,000×20%=60,000(枛算) 10,500,000×95%=9,975,000(枛算) 11,000,000(加算)※完党支配関係があるため損益吊認 非同族䌁業が非垞勀圹員に支絊するものは,事前確定届出がいらないから,調敎䞍芁 (前期積立お150,000,000-圓期未取厩し20,000,000)-法人皎77,000,000-䜏民皎14,500,000=38,500,000 4,000,000(枛算) 延滞皎及び延滞金6,200+反則金30,000=36,200(加算) みなし配圓2,250,000×20.42%=459,450(加算) 2,581,137(加算) A瀟株匏408,400+B瀟株匏22,972+定期預金15,315+D瀟みなし配圓459,450=906,137
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※以䞋、単䜍円
: [[../../第1問問題2|←前の問題]] : [[../../第2問問題1問2|次の問題→]] ※以䞋、単䜍円 == 圓瀟に぀いお == ; 業皮 : 機械郚品の補造販売 ; 資本金 : 500,000,000円1億円 == 受取配圓等に぀いおの申告調敎 == === A瀟株匏関連法人株匏等 === ; 皎務䞊A瀟株匏垳簿䟡額 : 95,179,250+10,000,000105,179,250 ; 控陀負債利子<ref>[https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/03/03_02_03.htm 基本通達3-2-5]</ref> : 15,000,000×(前期末A瀟株匏105,179,250圓期末A瀟株匏105,179,250)(前期末総資産8,184,314,600圓期末総資産)188,100 ; 益金䞍算入額 : 2,000,00188,100 =1,811,900枛算 === B瀟株匏非支配目的株匏等 === 300,000×20%60,000枛算 === C瀟株匏倖囜子䌚瀟配圓等 === 10,500,000×95%9,975,000枛算 == D瀟による自瀟株買いに぀いおの申告調敎 == === D瀟株匏源泉所埗皎等に぀いおの申告調敎を陀く。 === ; 取埗金銭等 : @1,900×2,500株4,750,000 ; 資本金等 : 200,000,000×2,500株200,000株2,500,000 ; みなし配圓 : 4,750,0002,500,0002,250,000 ; 益金䞍算入 : 2,250,000×20%450,000枛算 == 子䌚瀟の枅算に぀いおの申告調敎 == === 「4子䌚瀟の枅算に関する資料」の䌚蚈凊理に぀いお === 11,000,000加算※完党支配関係があるため損益吊認 == 枛䟡償华に぀いおの申告調敎 == === 機械装眮F䞭叀資産 === ; 耐甚幎数 : 未経過幎数5幎経過幎数5幎×20%6幎 : ∎償华率0.333 ; 保蚌額の刀定 : (1)期銖垳簿䟡額30,000,000×償华率0.3339,990,000 : (2)取埗䟡額30,000,000×保蚌率0.099112,973,300 : ∎通垞償华 ; 償华限床額 : 期銖垳簿䟡額30,000,000×償华率0.333×10月/12月8,325,000 ; 償华超過額 : 10,000,0008,325,0001,675,000加算 === 機械装眮G === ==== 埓前郚分 ==== ; 保蚌額の刀定 : (1)期銖垳簿䟡額64,000,000×償华率0.20012,800,000 : (2)取埗䟡額150,000,000×保蚌率0.065529,828,000 : ∎通垞償华 ; 償华限床額 : 期銖垳簿䟡額64,000,000×償华率0.20012,800,000 ; 償华超過額 : 12,800,00012,800,0000 ==== 資本的支出郚分 ==== ; 保蚌額の刀定 : (1)期銖垳簿䟡額15,000,000×償华率0.2003,000,000 : (2)取埗䟡額15,000,000×保蚌率0.06552982,800 : ∎通垞償华 ; 償华限床額 : 期銖垳簿䟡額15,000,000×償华率0.200×10月/12月2,500,000 ; 償华超過額 : 費甚凊理15,000,0002,500,00012,500,000加算 === パ゜コンH䞀括償华資産 === ; 損金算入限床額 : @150,000×20台×12/361,000,000 ; 限床超過額 : (償华費750,000陀华損1,500,000)1,000,0001,250,000加算 === ゜フトりェアJ === ; 償华限床額 : 取埗䟡額5,000,000×償华率0.2001,000,000 ; 償华超過額 : 1,670,0001,000,000670,000加算 == 圹員絊䞎に぀いおの申告調敎 == === 専務取締圹K定期同額絊䞎の増額改定 === ; 改定前絊䞎 : 1,000,000枡切亀際費50,0001,050,000 ; 改定埌 : 1,150,000枡切亀際費50,0001,200,000 ; 損金䞍算入 : (1,200,0001,050,000)×3月450,000加算 === 垞務取締圹L䜿甚人兌務圹員でない圹員 === ; 損金䞍算入 : (900,000800,000)×3月300,000加算 === 非垞勀取締圹M === 非同族䌁業が非垞勀圹員に支絊するものは事前確定届出がいらないから調敎䞍芁 == 租皎公課に぀いおの申告調敎 == === ⑎に぀いお玍皎充圓金の圓期取厩し === (前期積立お150,000,000圓期未取厩し20,000,000)法人皎77,000,000䜏民皎14,500,00038,500,000 === ⑵に぀いお === ; 法人皎・䜏民皎 : 38,500,0007,250,00045,750,000加算 ; 玍皎充圓金 : 71,000,000加算 ; 蚈 : 116,750,000加算 === ⑶に぀いお === 4,000,000枛算 === ⑷に぀いお === 延滞皎及び延滞金6,200反則金30,00036,200加算 == 源泉所埗皎等及び倖囜皎に぀いおの申告調敎 == === 内囜法人の配圓・利息 === ; B瀟株匏所埗皎の月数按分 : 1カ月/12カ月1/2 ∎簡䟿法 ; 株匏 : A瀟408,400B瀟45,945×1/2431,372 ; その他 : 定期預金15,315 ; 蚈 : 446,687加算 === 倖囜法人の配圓・利息 === ; C瀟株匏 : 1,575,000加算 ; N倖囜債刞 : 皎額100,000圓該囜所埗1,000,000×35% ∎100,000加算 ; 蚈 : 1,675,000加算 === D瀟自瀟株買い === みなし配圓2,250,000×20.42%459,450加算<ref>蚈算期間にもずづいお分配されるわけではないから期間按分䞍芁。[http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=340CO0000000097 法人皎法斜行什140条の2第1項]参照。</ref> === 合蚈 === 2,581,137加算 == 亀際費等に぀いおの申告調敎 == === ⑎に぀いお === ; 支出亀際費 : 瀟内飲食費300,000ゎルフプレヌ2,200,000接埅飲食費3,000,0005,500,000 : 接埅飲食費(1)瀟倖の者に察する接埅のための飲食費であっお(2)1人圓たり5,000円超 ; 亀際費等の損金䞍算入額 : 5,500,000接埅飲食費3,000,000×50%4,000,000加算 === ⑵に぀いお === ; 仮払亀際費認定損 : 855,000 ; 亀際費等の損金䞍算入額 : 855,000855,000×50%427,500加算 ; 蚈 : 427,500枛算 == 寄附金に぀いおの申告調敎 == === その他の調敎額 === ; 前期未払寄附金認容 : 2,500,000枛算 ; 未払寄附金吊認 : 3,000,000加算 ; 蚈 : 500,000加算 === 支出寄附金の損金算入限床額超過額 === ; 指定寄付金 : れロ ; 特定寄附金 : 4,700,000 ; 䞀般寄附金 : 地域祭事1,500,000宗教法人2,500,0004,000,000 ; 支出寄附金蚈 : 8,700,000 ; 特定寄附金の損金算入限床額 : {期末資本金1,005,000,000×12月/12月×3.75/1,000(別衚四の仮蚈450,000,000支出蚈8,700,000)×6.25/100}×1/216,218,750 : 16,218,7504,700,000 ∎4,700,000 ; 䞀般寄附金の損金算入限床額 : {期末資本金1,005,000,000×12月/12月×2.5/1,000(別衚四の仮蚈450,000,000支出蚈8,700,000)×2.5/100}×1/43,495,000 ; 損金䞍算入額 : 支出蚈8,700,000特定限床4,700,000䞀般限床3,495,000505,000加算 == 欠損金に぀いおの申告調敎 == === 「11欠損金に関する資料」に぀いお === ; 圓瀟欠損金 : 15,000,000 ; E瀟欠損金 : 支配埌欠損金4,000,0003,000,00010,750,0001,250,00019,000,000 ; 蚈 : 34,000,000 ; 限床額 : 34,000,000欠損控陀前所埗金額640,000,000×55% ∎34,000,000枛算 == 法人皎額の蚈算 == === 所埗皎額控陀額及び埩興特別所埗皎額控陀額 === A瀟株匏408,400B瀟株匏22,972定期預金15,315D瀟みなし配圓459,450906,137 === 倖囜皎額控陀額 === ; N倖囜債刞 : 別衚四で加算した額100,000控陀限床額300,000 : ∎100,000 == 脚泚 == <references /> : [[../../第1問問題2|←前の問題]] : [[../../第2問問題1問2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:39:58Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%A7%9F%E7%A8%8E%E6%B3%95/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C1%E5%95%8F1/%E8%A7%A3%E7%AD%94%E8%A7%A3%E8%AA%AC
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題1問2
圓瀟は,蚭立時より資本金の額が50,000,000 円である電気補品卞売業を営む株匏䌚瀟であり,株䞻は党お個人である。圓瀟の圓期(自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日)における玍付すべき法人皎額の蚈算に関しお,以䞋の[資料]1.〜5.に基づき,次の[問]1.及び[問]2.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,圓期の玍付すべき法人皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。消費皎及び地方消費皎は考慮する必芁はない。 [資料] 4,000,000(加算)∵平成23幎5月13日を含む事業幎床に損金算入
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "圓瀟は,蚭立時より資本金の額が50,000,000 円である電気補品卞売業を営む株匏䌚瀟であり,株䞻は党お個人である。圓瀟の圓期(自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日)における玍付すべき法人皎額の蚈算に関しお,以䞋の[資料]1.〜5.に基づき,次の[問]1.及び[問]2.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,圓期の玍付すべき法人皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。消費皎及び地方消費皎は考慮する必芁はない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "[資料]", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "4,000,000(加算)∵平成23幎5月13日を含む事業幎床に損金算入", "title": "解答解説" } ]
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: [[../第2問問題1問1|←前の問題]] : [[../第2問問題2|次の問題→]] == 問題 ==  圓瀟は蚭立時より資本金の額が50,000,000 円である電気補品卞売業を営む株匏䌚瀟であり株䞻は党お個人である。圓瀟の圓期自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日における玍付すべき法人皎額の蚈算に関しお以䞋の資料1〜5に基づき次の問1及び問2に答えなさい。なお耇数の蚈算方法があるものに぀いおは圓期の玍付すべき法人皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。消費皎及び地方消費皎は考慮する必芁はない。 ;問 :1次の資料1〜4の䌚蚈凊理に぀いお圓期の所埗の金額の蚈算䞊申告調敎すべき金額を答えなさい。 ;問 :2資料5⑵に基づき圓期の䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金の蚈算においお䜿甚される貞倒実瞟率を蚈算しなさい。なお貞倒実瞟率は小数点第4 䜍未満の端数を切り䞊げる。 '''資料''' ;1埗意先瀟に察する債暩に関する事項 : 埗意先瀟に察しお圓期末に売掛金3,000,000 円及び貞付金4,000,000 円を有しおいるが瀟ずの継続的な取匕を停止し取匕停止の時最埌の匁枈期及び最埌の匁枈の時のいずれの時からも1 幎6 か月以䞊を経過したため圓期末に次の䌚蚈凊理を行った。なお貞付金は平成28 幎6 月15 日に売掛金から準消費貞借契玄により貞付金に振り替えたものである。たた瀟に察するこれらの債暩の担保ずしお瀟所有の土地に抵圓暩を蚭定しおおり圓期末における担保䟡倀は1,000,000 円ず芋積もられる。 {| |(借方) |貞倒損倱 |2,999,999円 |(貞方) |売掛金 |2,999,999円 |- | |貞倒損倱 |3,999,999円 | |貞付金 |3,999,999円 |} ; 2埗意先瀟に察する債暩に関する事項 : 埗意先瀟に察する売掛金5,000,000 円のうち4,000,000 円は平成23 幎5 月13 日の再生蚈画認可の決定により切り捚おられおいたが前期たで䌚蚈凊理をしおいなかった。このため圓期末に次の䌚蚈凊理を行った。なお平成23 幎5 月13 日を含む事業幎床においおこの4,000,000 円は申告調敎により損金の額に算入されおいる。 {| |(借方) |貞倒損倱 |4,000,000円 |(貞方) |売掛金 |4,000,000円 |} ; 3埗意先瀟に察する債暩に関する事項 :  埗意先瀟に察しお売掛金10,000,000 円を有しおいたが平成27 幎7 月7 日に曎生蚈画認可の決定があり6,500,000 円は切り捚おられ残額の3,500,000 円に぀いおは平成28 幎1 月末日を第1 回ずしお毎幎1 月末日に500,000 円ず぀7 回で分割匁枈されるこずずなり過去3回は蚈画どおりに匁枈されおいる。この切り捚おられた金額6,500,000 円に぀いおは曎生蚈画認可の決定のあった事業幎床においお貞倒損倱ずしお費甚凊理をしたが分割匁枈額に぀いおは前期たで䜕ら䌚蚈凊理をしおいなかった。そこで圓期に次の䌚蚈凊理を行い売掛金残高の党額を貞倒匕圓金に繰り入れた。 {| |(借方) |貞倒匕圓金繰入額 |2,000,000円 |(貞方) |貞倒匕圓金 |2,000,000円 |} ;4䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金に関する事項 :  䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金に぀いお圓期末に次のずおり䌚蚈凊理を行った。なお前期たで䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金の繰入れは行っおいなかった。 {| |(借方) |貞倒匕圓金繰入額 |8,000,000円 |(貞方) |貞倒匕圓金繰入額 |8,000,000円 |} ; 5䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金の蚈算に関する資料 : ⑎ 圓期末の金銭債暩の金額は次のずおりであり資料1ず2の䌚蚈凊理を行った埌の金額である。なお債務者から受け入れた金額があるためその党郚又は䞀郚が実質的に債暩ずみられない金銭債暩はない。たた圓期に蚈䞊されおいる貞倒匕圓金は資料3ず4においお䌚蚈凊理が行われたもののみである。 :*受取手圢154,600,000 円 :*売 掛 金520,560,501 円 :*貞 付 金 33,500,001 円 :*未収入金 15,600,000 円 :⑵ 貞倒実瞟率の蚈算の基瀎ずなる前期以前の各事業幎床末における䞀括評䟡金銭債暩の金額売掛債暩等に係る貞倒損倱の金額等は次のずおりである。 {| class="wikitable" |事業幎床 |各事業幎床末における䞀括評䟡金銭債暩の金額 |売掛債暩等に係る貞倒損倱の金額 |個別評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金繰入額 |個別評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金戻入額 |- |自平成24幎4月1日 至平成25幎3月31日 |650,000,000円 |2,000,000円 |3,000,000円 |1,000,000円 |- |自平成25幎4月1日 至平成26幎3月31日 |640,000,000円 |1,400,000円 |1,200,000円 |3,000,000円 |- |自平成26幎4月1日 至平成27幎3月31日 |680,000,000円 |1,500,000円 |4,000,000円 |1,200,000円 |- |自平成27幎4月1日 至平成28幎3月31日 |710,000,000円 |8,000,000円 |1,500,000円 |4,000,000円 |- |自平成28幎4月1日 至平成29幎3月31日 |720,000,000円 |2,600,000円 |0円 |1,500,000円 |} :⑶ 卞売業に぀いお租皎特別措眮法第57 条の9䞭小䌁業等の貞倒匕圓金の特䟋で芏定する政什で定める割合法定繰入率は1,000 分の10 である。 == 解答項目 == ; 問1 : (1) 埗意先A瀟に察する債暩 : (2) 埗意先B瀟に察する債暩 : (3) 埗意先C瀟に察する債暩 : (4) 䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金繰入額 ; 問2 : 貞倒実瞟率小数点第4䜍未満の端数切䞊げ == 解答解説 == === 埗意先A瀟に察する債暩 === ; 売掛金 : 2,999,999加算∵担保物がある ; 貞付金 : 3,999,999加算∵売䞊債暩でない === 埗意先B瀟に察する債暩 === 4,000,000加算∵平成23幎5月13日を含む事業幎床に損金算入 === 埗意先C瀟に察する債暩 === ; 圓期末の取立䞍胜芋蟌額 : 2,000,000H31.1.31.H34.1.31 ; 決定のあった事業幎床の翌期銖から5幎以内に匁枈される金額 : 1,500,000H33.3.31たでに匁枈される分 ; 繰入限床額 : 500,000 ; 繰入超過額 : 1,500,000加算 === 䞀括評䟡金銭債暩 === ; 䞀括評䟡金銭債暩 : (154,600,000520,560,50133,500,00115,600,000)A瀟6,999,998D瀟2,000,000729,560,500 ; 貞倒実瞟率 : [{分母期間貞倒損倱(1,500,0008,000,0002,600,000)個別繰入(4,000,0001,500,0000)個別戻入(1,200,0004,000,0001,500,000)}×12月/36月]  [前々々期前期䞀括評䟡金銭債暩(680,000,000710,000,000720,000,000)÷3事業幎床] : ≒0.0052 ; 貞倒実瞟率による繰入限床額 : 䞀括評䟡金銭債暩792,560,500×0.0523,792,154 ; 法定繰入率による繰入限床額 : 䞀括評䟡金銭債暩792,560,500×10/1,0007,292,605 ; 繰入限床額 : 7,292,605有利遞択 ; 繰入超過額 : 8,000,0007,292,605707,395加算 == 参照法什等 == * [https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5501.htm No.5501 䞀括評䟡金銭債暩に係る貞倒匕圓金の蚭定囜皎庁] * [http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=340CO0000000097 法人皎法斜行什96条] * [http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=332CO0000000043 租皎特別措眮法斜行什33条の7] * [https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/09/09_06_01.htm 法人皎法基本通達9-6-19-6-29-6-3] : [[../第2問問題1問1|←前の問題]] : [[../第2問問題2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:40:02Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%A7%9F%E7%A8%8E%E6%B3%95/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C1%E5%95%8F2
24,884
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題2
居䜏者であるA(55 æ­³)の平成29 幎分の所埗皎の蚈算に぀いお,以䞋の[資料]1.〜7.に基づき,次の[問]1.〜[問]4.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,平成29 幎分の玍付すべき所埗皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。 [資料] 参考資料より1,500,000 賌入䟡栌25,000,000+仲介手数料850,000+印玙代15,000+登録免蚱皎250,000=26,115,000 (A 205,000+A 8,400+B 15,000+C 39,000+D 7,000)-100,000=174,400 ※4,200,000×5%=210,000>100,000 A 1,047,000+B 197,000+C 197,000+D 197,000=1,638,000
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "居䜏者であるA(55 æ­³)の平成29 幎分の所埗皎の蚈算に぀いお,以䞋の[資料]1.〜7.に基づき,次の[問]1.〜[問]4.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,平成29 幎分の玍付すべき所埗皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "[資料]", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "参考資料より1,500,000", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "賌入䟡栌25,000,000+仲介手数料850,000+印玙代15,000+登録免蚱皎250,000=26,115,000", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(A 205,000+A 8,400+B 15,000+C 39,000+D 7,000)-100,000=174,400 ※4,200,000×5%=210,000>100,000", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "A 1,047,000+B 197,000+C 197,000+D 197,000=1,638,000", "title": "解答解説" } ]
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: [[../第2問問題1問2|←前の問題]] : [[../第2問問題3問1|次の問題→]] == 問題 == 居䜏者である55 歳の平成29 幎分の所埗皎の蚈算に぀いお以䞋の資料1〜7に基づき次の問1〜問4に答えなさい。なお耇数の蚈算方法があるものに぀いおは平成29 幎分の玍付すべき所埗皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。 ;問 :1事業所埗の金額の蚈算に関しお次の金額を答えなさい。 ::⑎ 事業所埗の総収入金額 ::⑵ 資料2⑶により事業所埗の金額の蚈算䞊必芁経費ずなる金額 ::⑶ 資料2⑷により事業所埗の金額の蚈算䞊必芁経費ずなる枛䟡償华費の金額 ::⑷ 青色申告特別控陀額 ;問 :2次の各所埗の金額を答えなさい。 ::⑎ 䞍動産所埗の金額 ::⑵ 絊䞎所埗の金額 ::⑶ 総合課皎ずなる譲枡所埗の金額 ::⑷ 䞀時所埗の金額 ::⑞ 雑所埗の金額 ;問 :3土地建物等の譲枡所埗の金額の蚈算に関しお次の金額を答えなさい。なお取埗費の蚈算に耇数の方法がある堎合は取埗費が最も倚くなる方法により蚈算しなさい。 ::⑎ 土地の取埗費の金額 ::⑵ 建物の取埗費の金額 ;問 :4次の所埗控陀の金額を答えなさい。 ::⑎ 医療費控陀の金額 ::⑵ 瀟䌚保険料控陀の金額 ::⑶ 生呜保険料控陀の金額 ::⑷ 扶逊控陀の金額 '''資料''' ;1党般的な事項及び泚意事項 :⑎ は衣料品の小売業を営む傍ら郚屋数6 宀のアパヌトを所有し賃貞を行っおいる。なおこの䞍動産賃貞業は事業的芏暡ずいえない皋床のものである。 ::⑵ の家族構成は劻55 歳長男30 歳長女24 歳であり党お生蚈を䞀ずしおいる。はの衣料品小売業の青色事業専埓者である。は翻蚳業ずしおの事業所埗があり平成29 幎分の総所埗金額は3,530,000 円である。は孊生でありのアパヌトの賃貞業でアルバむトをしおおりそれ以倖に収入はない。なお幎霢はいずれも平成29 幎12 月31 日珟圚におけるものである。 :⑶ は事業の開始時より青色申告曞を提出するこずに぀き所蜄皎務眲長の承認を受けおおり事業所埗及び䞍動産所埗に係る取匕を耇匏簿蚘により蚘垳しこの蚘垳に基づく損益蚈算曞及び貞借察照衚を添付した確定申告曞を法定申告期限内に提出しおいる。 :⑷ に察しお支絊する青色事業専埓者絊䞎に関する届出は適法になされおおり届け出した金額の範囲内で絊䞎が支払われおいる。 :⑞ 枛䟡償华資産の償华方法に぀いおは届出を行っおいない。 :⑹ 消費皎及び地方消費皎に぀いおは考慮しない。 ;2衣料品の小売業に関連する事項 :⑎ 衣料品の小売業に関連した平成29 幎の収入は次のずおりである。 ::① 衣料品の売䞊高は9,500,000 円である。 ::② 事業甚に䜿甚しおいたパ゜コン取埗䟡額95,000 円の売华による収入が5,000 円ある。なおこのパ゜コンはの業務の性質から刀断しお基本的に重芁なもの少額重芁資産ずはいえないものである。 ::③ 事業資金のための預金に係る利息源泉所埗皎等控陀前が1,500 円ある。 :⑵ 商品のスヌツ1 着販売䟡栌60,000 円仕入䟡栌45,000 円をの衣料ずしお自家消費した。仕入䟡栌は仕入高ずしお必芁経費に蚈䞊されおいるが販売䟡栌60,000 円は䞊蚘⑎①の売䞊高には含たれおいない。 :⑶ 事業に䜿甚しおいる店舗の建物はの所有でありはから賃借しお平成29 幎1 月から同幎12 月たで毎月20,000 円幎間合蚈240,000 円の家賃を支払っおいる。この建物は平成20 幎7 月1 日にが所有しおいる土地に取埗䟡額10,000,000 円で建築したものであり法定耐甚幎数は22 幎である。たたこの建物及び敷地に぀いお平成29 幎に賊課決定通知のあった固定資産皎80,000 円は所有者であるが負担しおいる。 :⑷ 事業に䜿甚しおいる所有の枛䟡償华資産は次のずおりである。なお平成28 幎以前に事業所埗の金額の蚈算䞊枛䟡償华費を蚈䞊しおいない幎がある。 : {| class="wikitable" |内容 |業務の甚に䟛した幎月 |法定耐甚幎数 |取埗䟡額 |平成29幎1月1日珟圚の垳簿䟡額 |- |事務機噚1台 |平成23幎1月 |5幎 |350,000円 |70,000円 |- |゚アコン1台 |平成25幎7月 |6幎 |300,000円 |147,750円 |} : :⑞ 青色申告特別控陀前の事業所埗の金額は2,000,000 円以䞊である。 ;3アパヌトの賃貞業に関連する事項 :⑎ 平成29 幎のアパヌトの賃貞による家賃収入は合蚈4,320,000 円でありこの家賃以倖の収入はない。 :⑵ はにアパヌトの枅掃及び管理等を䟝頌しおおり平成29 幎1 月から同幎12 月たで毎月35,000 円幎間合蚈420,000 円のアルバむト代を支払っおいる。 :⑶ 䞊蚘⑵のアルバむト代以倖の平成29 幎の経費の合蚈は3,780,000 円であり倧芏暡な修繕を行ったこずによる倚額の支払が含たれおおりこの経費の党額は必芁経費ずしお認められるものである。 ;4居䜏甚財産の譲枡に関する事項 :⑎ は自己が所有し居䜏甚に䜿甚しおいた建物及びその敷地を平成29 幎2 月20 日に売华した。売华䟡額は49,000,000 円内蚳は土地30,000,000 円建物19,000,000 円である。平成19 幎1 月30 日に土地を取埗しその䞊に建物を建築したもので建物の取埗日は平成19 幎11 月5 日であり平成19 幎11 月25 日から平成29 幎2 月5 日たで居䜏しおいたものである。なおこの建物は朚造であり法定耐甚幎数は22 幎である。 :⑵ 䞊蚘⑎の土地の賌入䟡栌は25,000,000 円でありこの土地に関しお次の費甚を支出しおいる。 :*土地賌入のための仲介手数料850,000 円 :*土地賌入の売買契玄曞に貌付した印玙代15,000 円 :*所有暩移転登蚘のための登録免蚱皎250,000 円 :⑶ 䞊蚘⑎の建物の建築費甚は23,000,000 円である。なお建物の取埗費の蚈算に圓たり建築費甚以倖の費甚を考慮する必芁はない。 ;5所埗金額の蚈算に関する䞊蚘以倖の事項 :⑎ は株匏䌚瀟の非垞勀取締圹に就任しおおり平成29 幎分の圹員報酬ずしお2,400,000 円源泉所埗皎等の皎匕前の金額を受け取っおいる。なお取締圹䌚ぞの出垭など非垞勀取締圹の業務のために芁した亀通費が72,000 円あるがこの亀通費は株匏䌚瀟から支絊されおいない。 :⑵ は平成29 幎に自己の所有するゎルフ䌚員暩及び絵画を売华した。その詳现は次のずおりであるがいずれの資産もの趣味のために所有しおいたものでありいずれの資産も䜿甚又は期間の経過により枛䟡する資産ではない。 : {| class="wikitable" |売华した資産 |売华幎月日 |取埗幎月日 |売华䟡額 |取埗䟡額 |売华のために芁した費甚 |- |ゎルフ䌚員暩1口 |平成29幎6月6日 |平成24幎9月10日 |3,000,000円 |2,850,000円 |600,000円 |- |絵画1点 |平成29幎7月19日 |平成26幎12月9日 |3,800,000円 |2,500,000円 |100,000円 |} : :⑶ は平成29 幎9 月に生呜保険契玄による満期保険金5,000,000 円を受け取った。この生呜保険契玄の保険料はが負担しおおり支払った保険料の総額は4,400,000 円である。なお保険期間は30 幎である。 :⑷ が趣味で執筆しおいる随筆が平成29 幎に文芞雑誌に掲茉されその原皿料ずしお150,000 円源泉所埗皎等の皎匕前の金額を受け取っおいる。この随筆の執筆のための亀通費等の取材費は12,000 円である。 ;6所埗控陀に関する事項 :⑎ 平成29 幎分のの総所埗金額は4,200,000 円である。 :⑵ 平成29 幎にが支払った医療費等は次のずおりである。なお保険金等で補填される金額はない。 : {| class="wikitable" |医療等を受けた人 |医療等の内容 |支払金額 |- |A |歯科医垫による治療費 |205,000円 |- |A |病気の治療のための薬品賌入代 |8,400円 |- |B |医垫による治療費 |15,000円 |- |C |医垫による治療費 |39,000円 |- |D |医垫による治療費 |7,000円 |} : :⑶ 平成29 幎にが支払った瀟䌚保険料囜民幎金保険料及び囜民健康保険料は次のずおりである。なお支払額には前玍保険料郚分はない。 : {| class="wikitable" |内容 |支払金額 |- |A自身の瀟䌚保険料 |1,047,000円 |- |Bが負担すべき瀟䌚保険料 |197,000円 |- |Cが負担すべき瀟䌚保険料 |197,000円 |- |Dが負担すべき瀟䌚保険料 |197,000円 |} : :⑷ 平成29 幎には生呜保険䌚瀟ずの契玄に基づく保険料を次のずおり支払った。 : {| class="wikitable" |保険の内容 |保険金受取人 |契玄締結幎月 |支払保険料の額 |- |生呜保険 |B |平成29幎6月 |55,000円 |- |介護医療保険 |A |平成29幎6月 |20,000円 |- |個人幎金保険 |A |平成2幎4月 |95,000円 |} : :⑞ 確定申告曞ぞの必芁曞類の添付等所埗控陀を受けるために必芁な手続は適法に行うものずする。 ;7参考資料 :⑎ 枛䟡償华資産の償华率等は䞋衚のずおりである。 : {| class="wikitable" |償华率 |定額法 | colspan="6" |定率法 |- |取埗時期 |平成19幎4月1日以埌 | colspan="3" |平成19幎4月1日から 平成24幎3月31日たで | colspan="3" |平成24幎4月1日以埌 |- |法定耐甚幎数 |償华率 |償华率 |改定償华率 |保蚌率 |償华率 |改定償华率 |保蚌率 |- |5幎 |0.200 |0.500 |1.000 |0.06249 |0.400 |0.500 |0.10800 |- |6幎 |0.167 |0.417 |0.500 |0.05776 |0.333 |0.334 |0.09911 |- |11幎 |0.091 |0.227 |0.250 |0.04123 |0.182 |0.200 |0.05992 |- |14幎 |0.072 |0.179 |0.200 |0.03389 |0.143 |0.167 |0.04854 |- |22幎 |0.046 |0.114 |0.125 |0.2296 |0.091 |0.100 |0.03182 |- |28幎 |0.036 |0.089 |0.091 |0.01866 |0.071 |0.072 |0.02568 |- |33幎 |0.031 |0.076 |0.077 |0.01585 |0.061 |0.063 |0.02161 |- |35幎 |0.029 |0.071 |0.072 |0.01532 |0.057 |0.059 |0.02051 |- |44幎 |0.023 |0.057 |0.059 |0.01210 |0.045 |0.046 |0.01664 |} : :⑵ 所埗皎法第28 条第4 項に芏定する絊䞎所埗控陀埌の絊䞎等の金額別衚第五は次のずおりである抜粋。 : {| class="wikitable" | colspan="2" |絊䞎等の金額 | rowspan="2" |絊䞎所埗控陀埌の絊䞎等の金額 |- |以䞊 |未満 |- |2,324,000円 |2,328,000円 |1,446,800円 |- |2,328,000円 |2,332,000円 |1,449,600円 |- |2,360,000円 |2,364,000円 |1,472,000円 |- |2,364,000円 |2,368,000円 |1,474,800円 |- |2,396,000円 |2,400,000円 |1,497,200円 |- |2,400,000円 |2,404,000円 |1,500,000円 |} : == 解答解説 == === 問1事業所埗 === ; 自家消費 : 60,000×70%45,000 ∎45,000 ; 総収入金額 : 衣料品売䞊9,500,000少額枛䟡償华資産5,000自家消費45,0009,550,000 ; 資料2⑶により事業所埗の金額の蚈算䞊必芁経費ずなる金額 : 固定資産皎80,000建物枛䟡償华費10,000,000×0.046540,000 ; 資料2⑷により事業所埗の金額の蚈算䞊必芁経費ずなる枛䟡償华費の金額 : ゚アコン枛䟡償华費300,000×0.16750,100 : 事務機噚れロ法定耐甚幎数経過枈み : ※法定償华方法は原則定額法・旧定額法 ; 青色申告特別控陀額 : 650,000䞍動産所埗に察する控陀540,000110,000控陀前事業所埗2,000,000 : ∎110,000 === 問2各所埗 === ==== ⑎ 䞍動産所埗の金額 ==== ; 1. 総収入金額 : 4,320,000 ; 2. 必芁経費 : 3,780,000 ; 3. 青色申告特別控陀 : 1.2.540,000650,000 ∎540,000 ; 䞍動産所埗の金額 : 1.2.3.0 ==== ⑵ 絊䞎所埗の金額 ==== 参考資料より1,500,000 ==== ⑶ 総合課皎ずなる譲枡所埗の金額 ==== ;譲枡損益 :ゎルフ䌚員暩3,000,000(2,850,000600,000)△450,000 :絵画3,800,000(2,500,000100,000)1,200,000 :蚈750,000 ;特別控陀 : 750,000500,000 ∎500,000 ; 譲枡所埗 : 譲枡損益750,000特別控陀500,000250,000総合短期 ==== ⑷ 䞀時所埗の金額 ==== ; 総収入金額 : 5,000,000 ; 支出した金額 : 4,400,000 ; 特別控陀 : 5,000,0004,400,000600,000500,000 ∎500,000 ; 䞀時所埗 : 600,000500,000100,000 ==== ⑞ 雑所埗の金額 ==== ; 総収入金額 : 150,000 ; 必芁経費 : 12,000 ; 䞀時所埗 : 138,000 === 問3土地建物等の譲枡所埗 === ==== ⑎ 土地の取埗費の金額 ==== 賌入䟡栌25,000,000仲介手数料850,000印玙代15,000登録免蚱皎250,00026,115,000 ==== ⑵ 建物の取埗費の金額 ==== ; 償华率 : 耐甚幎数22幎×1.5≒33幎 ∎償华率0.031 : ※本来は旧定額法償华率を甚いるが資料䞭にないため新定額法償华率を䜿甚。 ; 取埗費 : 取埗䟡額23,000,000(23,000,000×0.9×0.031×9幎)17,224,700 : 幎数は6月未満切捚お6月以䞊切䞊げ === 問4所埗控陀 === ==== ⑎ 医療費控陀の金額 ==== (A 205,000A 8,400B 15,000C 39,000D 7,000)100,000174,400 ※4,200,000×5%210,000100,000 ==== ⑵ 瀟䌚保険料控陀の金額 ==== A 1,047,000B 197,000C 197,000D 197,0001,638,000 ==== ⑶ 生呜保険料控陀の金額 ==== ; 生呜保険新 : 30,000(55,00040,000)×1/433,750 ; 介護医療保険 : 20,000 ; 個人幎金保険旧 : 37,500(95,00050,000)×1/448,750 ; 蚈 : 102,500120,000 ∎102,500 ==== ⑷ 扶逊控陀の金額 ==== * Bれロ青色事業専埓者で絊䞎の支払いを受けるもの * Cれロ合蚈所埗金額が38䞇円超 * D380,000青色事業専埓者でなくAからのアルバむト収入はれロずみなす : [[../第2問問題1問2|←前の問題]] : [[../第2問問題3問1|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:40:08Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%A7%9F%E7%A8%8E%E6%B3%95/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C2
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題3問2
出版業を営むQ株匏䌚瀟(以䞋,「圓瀟」ずいう。)の圓課皎期間(自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日)における調敎察象固定資産に関する仕入れに係る消費皎額の調敎に぀いお,次の[資料]1.〜3.に基づき,以䞋の[問]に答えなさい。 [資料]
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: [[../第2問問題3問1|←前の問題]] : [[../第2問問題3問2|次の問題→]] == 問題 ==  出版業を営む株匏䌚瀟以䞋「圓瀟」ずいう。の圓課皎期間自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日における調敎察象固定資産に関する仕入れに係る消費皎額の調敎に぀いお次の資料1〜3に基づき以䞋の問に答えなさい。 '''資料''' ;1党般的な事項及び泚意事項 :⑎ 圓瀟は囜内に本店を眮く株匏䌚瀟で埓来課皎資産である孊習甚曞籍の販売のみを行っおいたが数幎前より孊校教育法に芏定する教科甚図曞の販売消費皎法別衚第䞀第6 条関係第12 号に該圓するものである。を開始したこずから課皎売䞊割合が著しく䜎䞋しおいる。 :⑵ 蚭立以来圓瀟の各課皎期間における課皎売䞊高は5 億円を超えおおり控陀察象仕入皎額の金額の蚈算は䞀括比䟋配分方匏によっお行っおいる。 :⑶ 圓瀟は消費皎及び地方消費皎の経理凊理に぀いお皎抜方匏を採甚しおおり問題文䞭に蚘茉されおいる金額は党お消費皎及び地方消費皎の額を陀いた金額である。 ;2各課皎期間における課皎売䞊額及び非課皎売䞊額に関する事項 :最近の課皎期間における課皎売䞊額及び非課皎売䞊額は䞋衚のずおりである。 :{| class="wikitable" |- | 課皎期間 || 課皎売䞊額 || 非課皎売䞊額 || 合蚈 |- | 自平成26幎4月1日<br>至平成27幎3月31日 || 980,000,000円 || 20,000,000円 || 1,000,000,000円 |- | 自平成27幎4月1日<br>至平成28幎3月31日 || 920,000,000円 || 230,000,000円 || 1,150,000,000円 |- | 自平成28幎4月1日<br>至平成29幎3月31日 || 863,600,000円 || 1,261,400,000円 || 2,125,000,000円 |- | 自平成29幎4月1日<br>至平成30幎3月31日 || 682,500,000円 || 2,817,500,000円 || 3,500,000,000円 |} ;3固定資産の取埗に関する事項 :⑎ 平成26 幎5 月10 日に圚庫管理システムを13,500,000 円で賌入し同日から事業の甚に䟛しおいる。なお平成30 幎3 月31 日においお同資産を匕き続き所有しおいる。 :⑵ 平成27 幎9 月25 日に次の資産を20,600,000 円で賌入し同日から事業の甚に䟛しおいる。なお平成30 幎3 月31 日においお同資産を匕き続き所有しおいる。 :{| class="wikitable" |- | 資産名 || 単䟡 || 数量 || 金額 |- | 圚庫保管甚曞架 || 300,000円 || 2組 || 600,000円 |- | 販売管理システム || 20,000,000円 || 1匏 || 20,000,000円 |} ;問 : 次の割合及び金額を答えなさい。なお⑶の解答に圓たり調敎前の控陀察象仕入皎額から消費皎額の調敎額を控陀する堎合は金額の前に△衚瀺を付け調敎額を蚘入するこず。 :⑎ 通算課皎売䞊割合小数点第3 䜍未満の端数が生じた堎合はその端数を切り捚おるこず :⑵ 調敎察象基準皎額 :⑶ 調敎察象固定資産に関する仕入れに係る消費皎額の調敎額 == 解答解説 == === 調敎察象固定資産 === ; 圚庫管理システム : 圓期間が第3幎床の課皎期間でないから調敎察象固定資産でない ; 圚庫保管甚曞架 : 300,0001,000,000 ∎調敎察象固定資産でない ; 販売管理システム : 20,000,000≧1,000,000 ∎調敎察象固定資産である === 倉動の刀定 === ; 仕入課皎期間調敎察象固定資産を取埗した日の属する課皎期間の課皎売䞊割合 : 920,000,000/1,150,000,0000.8 ; 通算課皎売䞊割合 : (920,000,000863,600,000682,500,000)(1,150,000,0002,125,000,0003,500,000,000)0.364 ; 倉動差 : 0.80.3640.436≧5 ; 倉動率 : (0.80.364)0.80.545≧50 ; 結論 : 著しい枛少 === 調敎皎額 === ; 調敎察象基準皎額 : 20,000,000×6.31,260,000 ; 調敎皎額 : 1,260,000×0.81,260,000×0.364549,360控陀 == 参照 == * [https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6421.htm No.6421 課皎売䞊割合が著しく倉動したずきの調敎囜皎庁] : [[../第2問問題3問1|←前の問題]] : [[../第2問問題3問2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:40:17Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題3問1
医療甚機噚の補造・販売及び犏祉甚具の仕入・販売を行うP株匏䌚瀟(以䞋,「圓瀟」ずいう。)の圓課皎期間(自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日)における玍付すべき消費皎額の蚈算に関しお,次の[資料]1.〜6.に基づき,以䞋の[問]1.〜[問]4.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,圓課皎期間の玍付すべき消費皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。 (1) 圓瀟は日本囜内(以䞋,「囜内」ずいう。)に本瀟を眮く株匏䌚瀟で,蚭立以来消費皎の課皎事業者であり,これたで簡易課皎制床の遞択届出曞を提出したこずはない。 (2) 問題文䞭の課皎取匕に係る金額は,特に説明があるものを陀き,消費皎等の額(消費皎及び地方消費皎の合蚈額)を含んだ金額である。 (3) 課皎取匕に適甚される消費皎及び地方消費皎の合蚈の皎率は,党お8 %(うち囜皎である消費皎の皎率6.3 %)ずする。 (4) 圓瀟が圓課皎期間䞭に行った課皎仕入れ等に぀いおは,その事実を明らかにする垳簿及び請求曞等が,法什の蚘茉芁件を党お満たした䞊で,適法に保存されおいる。たた,茞出取匕等は,茞出取匕等であるこずに぀き財務省什で定めるずころにより蚌明がされたものである。 (5) 圓瀟の組織は,医療甚機噚事業郚及び犏祉甚具事業郚䞊びに本瀟管理郚からなる。犏祉甚具事業郚は,囜内取匕郚門ず茞出取匕郚門に分かれおいる。たた,B囜に蚭眮した支店(以䞋,「B囜支店」ずいう。)がある。 (6) 個別察応方匏による仕入皎額控陀に圓たっおは,問題文及び法什等で特別の指瀺がある堎合を陀き,医療甚機噚事業郚の費甚は課皎資産の譲枡等にのみ芁するもの,犏祉甚具事業郚のうち囜内取匕郚門の費甚はその他の資産の譲枡等にのみ芁するもの,本瀟管理郚の費甚は課皎資産の譲枡等ずその他の資産の譲枡等に共通しお芁するものずする。なお,犏祉甚具事業郚のうち茞出取匕郚門の費甚は非課皎資産の茞出取匕にのみ芁するものである。 (7) 圓課皎期間における玍付すべき消費皎額の蚈算に必芁な情報は,以䞋の[資料]2.〜6.で党お網矅されおいる。 圓瀟は,医療甚機噚事業郚においお,医療甚機噚X品(以䞋,「X品」ずいう。)を囜倖事業者であるA瀟(A囜に本店を有し,囜内に支店を蚭けおいない。)より茞入し,囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。 X品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高の金額及び補足情報は,次のずおりである。 圓瀟は,医療甚機噚事業郚においお,囜内の事業者より仕入れた郚品を組み立お,圓瀟が開発した゜フトりェアのむンストヌルを行うこずにより医療甚機噚Y品(以䞋,「Y品」ずいう。)を補造し,その完成したY品を囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。たた,圓瀟は,囜倖事業者であるB瀟(B囜に本店を有し,囜内に支店を蚭けおいない。)に察し,仕入れた郚品の䟛絊及び圓瀟の゜フトりェアラむセンスの䟛䞎を行うこずで,B囜におけるY品の独占的な補造・販売を認めおいる。 Y品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高等の金額及び補足情報は,次のずおりである。 圓瀟は,犏祉甚具事業郚においお,囜内の補造業者より仕入れた犏祉甚具Z品(以䞋,「Z品」ずいう。)を,特段の加工を行うこずなく,囜内及び囜倖に販売しおいる。Z品は,消費皎法別衚第䞀(第6 条関係)第10 号に芏定する身䜓障害者甚物品に該圓する商品である。 Z品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高の金額及び補足情報は,次のずおりである。 解説ペヌゞ参照
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "医療甚機噚の補造・販売及び犏祉甚具の仕入・販売を行うP株匏䌚瀟(以䞋,「圓瀟」ずいう。)の圓課皎期間(自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日)における玍付すべき消費皎額の蚈算に関しお,次の[資料]1.〜6.に基づき,以䞋の[問]1.〜[問]4.に答えなさい。なお,耇数の蚈算方法があるものに぀いおは,圓課皎期間の玍付すべき消費皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(1) 圓瀟は日本囜内(以䞋,「囜内」ずいう。)に本瀟を眮く株匏䌚瀟で,蚭立以来消費皎の課皎事業者であり,これたで簡易課皎制床の遞択届出曞を提出したこずはない。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "(2) 問題文䞭の課皎取匕に係る金額は,特に説明があるものを陀き,消費皎等の額(消費皎及び地方消費皎の合蚈額)を含んだ金額である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "(3) 課皎取匕に適甚される消費皎及び地方消費皎の合蚈の皎率は,党お8 %(うち囜皎である消費皎の皎率6.3 %)ずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "(4) 圓瀟が圓課皎期間䞭に行った課皎仕入れ等に぀いおは,その事実を明らかにする垳簿及び請求曞等が,法什の蚘茉芁件を党お満たした䞊で,適法に保存されおいる。たた,茞出取匕等は,茞出取匕等であるこずに぀き財務省什で定めるずころにより蚌明がされたものである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "(5) 圓瀟の組織は,医療甚機噚事業郚及び犏祉甚具事業郚䞊びに本瀟管理郚からなる。犏祉甚具事業郚は,囜内取匕郚門ず茞出取匕郚門に分かれおいる。たた,B囜に蚭眮した支店(以䞋,「B囜支店」ずいう。)がある。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(6) 個別察応方匏による仕入皎額控陀に圓たっおは,問題文及び法什等で特別の指瀺がある堎合を陀き,医療甚機噚事業郚の費甚は課皎資産の譲枡等にのみ芁するもの,犏祉甚具事業郚のうち囜内取匕郚門の費甚はその他の資産の譲枡等にのみ芁するもの,本瀟管理郚の費甚は課皎資産の譲枡等ずその他の資産の譲枡等に共通しお芁するものずする。なお,犏祉甚具事業郚のうち茞出取匕郚門の費甚は非課皎資産の茞出取匕にのみ芁するものである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(7) 圓課皎期間における玍付すべき消費皎額の蚈算に必芁な情報は,以䞋の[資料]2.〜6.で党お網矅されおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "圓瀟は,医療甚機噚事業郚においお,医療甚機噚X品(以䞋,「X品」ずいう。)を囜倖事業者であるA瀟(A囜に本店を有し,囜内に支店を蚭けおいない。)より茞入し,囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "X品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高の金額及び補足情報は,次のずおりである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "圓瀟は,医療甚機噚事業郚においお,囜内の事業者より仕入れた郚品を組み立お,圓瀟が開発した゜フトりェアのむンストヌルを行うこずにより医療甚機噚Y品(以䞋,「Y品」ずいう。)を補造し,その完成したY品を囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。たた,圓瀟は,囜倖事業者であるB瀟(B囜に本店を有し,囜内に支店を蚭けおいない。)に察し,仕入れた郚品の䟛絊及び圓瀟の゜フトりェアラむセンスの䟛䞎を行うこずで,B囜におけるY品の独占的な補造・販売を認めおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "Y品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高等の金額及び補足情報は,次のずおりである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "圓瀟は,犏祉甚具事業郚においお,囜内の補造業者より仕入れた犏祉甚具Z品(以䞋,「Z品」ずいう。)を,特段の加工を行うこずなく,囜内及び囜倖に販売しおいる。Z品は,消費皎法別衚第䞀(第6 条関係)第10 号に芏定する身䜓障害者甚物品に該圓する商品である。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "Z品に぀いお,圓課皎期間における売䞊高,仕入高の金額及び補足情報は,次のずおりである。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "解説ペヌゞ参照", "title": "解答解説" } ]
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: [[../第2問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題3問2|次の問題→]] == 問題 ==  医療甚機噚の補造・販売及び犏祉甚具の仕入・販売を行う株匏䌚瀟以䞋「圓瀟」ずいう。の圓課皎期間自平成29 幎4 月1 日 至平成30 幎3 月31 日における玍付すべき消費皎額の蚈算に関しお次の資料1〜6に基づき以䞋の問1〜問4に答えなさい。なお耇数の蚈算方法があるものに぀いおは圓課皎期間の玍付すべき消費皎額が最も少なくなる方法により蚈算するものずする。 === 資料 === === 1党般的な事項及び泚意事項 === ⑎ 圓瀟は日本囜内以䞋「囜内」ずいう。に本瀟を眮く株匏䌚瀟で蚭立以来消費皎の課皎事業者でありこれたで簡易課皎制床の遞択届出曞を提出したこずはない。 ⑵ 問題文䞭の課皎取匕に係る金額は特に説明があるものを陀き消費皎等の額消費皎及び地方消費皎の合蚈額を含んだ金額である。 ⑶ 課皎取匕に適甚される消費皎及び地方消費皎の合蚈の皎率は党お8 うち囜皎である消費皎の皎率6.3 ずする。 ⑷ 圓瀟が圓課皎期間䞭に行った課皎仕入れ等に぀いおはその事実を明らかにする垳簿及び請求曞等が法什の蚘茉芁件を党お満たした䞊で適法に保存されおいる。たた茞出取匕等は茞出取匕等であるこずに぀き財務省什で定めるずころにより蚌明がされたものである。 ⑞ 圓瀟の組織は医療甚機噚事業郚及び犏祉甚具事業郚䞊びに本瀟管理郚からなる。犏祉甚具事業郚は囜内取匕郚門ず茞出取匕郚門に分かれおいる。たた囜に蚭眮した支店以䞋「囜支店」ずいう。がある。 ⑹ 個別察応方匏による仕入皎額控陀に圓たっおは問題文及び法什等で特別の指瀺がある堎合を陀き医療甚機噚事業郚の費甚は課皎資産の譲枡等にのみ芁するもの犏祉甚具事業郚のうち囜内取匕郚門の費甚はその他の資産の譲枡等にのみ芁するもの本瀟管理郚の費甚は課皎資産の譲枡等ずその他の資産の譲枡等に共通しお芁するものずする。なお犏祉甚具事業郚のうち茞出取匕郚門の費甚は非課皎資産の茞出取匕にのみ芁するものである。 ⑺ 圓課皎期間における玍付すべき消費皎額の蚈算に必芁な情報は以䞋の資料2〜6で党お網矅されおいる。 === 2医療甚機噚品の茞入及び販売に関する事項 ===  圓瀟は医療甚機噚事業郚においお医療甚機噚品以䞋「品」ずいう。を囜倖事業者である瀟囜に本店を有し囜内に支店を蚭けおいない。より茞入し囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。  品に぀いお圓課皎期間における売䞊高仕入高の金額及び補足情報は次のずおりである。 {| class="wikitable" |項目 |金額 |補足情報 |- |囜内売䞊高 |2,592,000,000円 |課皎資産の譲枡である。 |- |茞入仕入高 |2,160,000,000円 |品を瀟より茞入しお仕入れたものである。この金額には品を保皎地域から匕き取る際に玍付した消費皎の額126,000,000 円及び地方消費皎の額34,000,000 円が含たれおいる。 |} === 3医療甚機噚品の郚品仕入・補造及び販売に関する事項 ===  圓瀟は医療甚機噚事業郚においお囜内の事業者より仕入れた郚品を組み立お圓瀟が開発した゜フトりェアのむンストヌルを行うこずにより医療甚機噚品以䞋「品」ずいう。を補造しその完成した品を囜内の病院・蚺療所に販売しおいる。たた圓瀟は囜倖事業者である瀟囜に本店を有し囜内に支店を蚭けおいない。に察し仕入れた郚品の䟛絊及び圓瀟の゜フトりェアラむセンスの䟛䞎を行うこずで囜における品の独占的な補造・販売を認めおいる。  品に぀いお圓課皎期間における売䞊高仕入高等の金額及び補足情報は次のずおりである。 {| class="wikitable" |項目 |金額 |補足情報 |- |完成品囜内売䞊高 |950,400,000円 |課皎資産の譲枡である。 |- |郚品茞出売䞊高 |200,000,000円 |課皎資産の譲枡である。 |- |䜿甚料売䞊高 |176,000,000円 |瀟より受領した圓瀟が所有する゜フトりェアのラむセンス䜿甚料でありこの゜フトりェアの暩利は囜内で登録されたものである。なお本ラむセンスの䟛䞎は電気通信利甚圹務の提䟛には該圓しない。 |- |保守・修理売䞊高 |30,000,000円 |品に関する保守・修理売䞊高であり囜支店においお実斜したものである。 |- |郚品仕入高 |648,000,000円 |課皎仕入れである。 |- |劎務費・補造経費 |415,000,000円 |品に係る補造費甚であり課皎仕入れずなるものが135,000,000 円ある。 |} === 4犏祉甚具品の仕入及び販売に関する事項 ===  圓瀟は犏祉甚具事業郚においお囜内の補造業者より仕入れた犏祉甚具品以䞋「品」ずいう。を特段の加工を行うこずなく囜内及び囜倖に販売しおいる。品は消費皎法別衚第䞀第6 条関係第10 号に芏定する身䜓障害者甚物品に該圓する商品である。  品に぀いお圓課皎期間における売䞊高仕入高の金額及び補足情報は次のずおりである。 {| class="wikitable" |項目 |金額 |補足情報 |- |囜内売䞊高 |1,198,000,000 | rowspan="3" |囜内で仕入れ囜内及び囜倖に販売しおいる品は党お身䜓障害者甚物品に該圓しおおり他の甚途に転甚できないものである。 |- |茞出売䞊高 |120,000,000円 |- |囜内仕入高 |998,000,000円 |} === 5販売費及び䞀般管理費に関する事項 === {| class="wikitable" |項目 |金額 |補足情報 |- |圹員報酬 |54,000,000円 |圹員は党員経営党般に携わっおいる。金額の䞭に通勀手圓は含たれおいない。 |- |絊䞎手圓 |400,000,000円 |内蚳は次のずおりである。通勀手圓は党お通勀に通垞必芁であるず認められる金額であり本瀟管理郚の通勀手圓には所埗皎法䞊の非課皎限床額を超える郚分の金額が300,000 円含たれおいる。 {| |医療甚機噚事業郚 |288,000,000円 |- |  うち通勀手圓 |9,600,000円 |- |犏祉甚具事業郚 | |- | 囜内取匕郚門に係るもの |72,000,000円 |- |  うち通勀手圓 |6,000,000円 |- | 茞出取匕郚門に係るもの |14,400,000円 |- |  うち通勀手圓 |1,800,000円 |- |本瀟管理郚 |17,800,000円 |- |  うち通勀手圓 |2,800,000円 |- |B囜支店 |7,800,000円 |- |  うち通勀手圓 |250,000円 |} |- |旅費亀通費 |73,000,000円 |内蚳は次のずおりである。 {| |囜内亀通費 | |- | 医療甚機噚事業郚 |29,600,000円 |- | 犏祉甚具事業郚 | |- |  囜内取匕郚門に係るもの |15,120,000円 |- |  茞出取匕郚門に係るもの |3,200,000円 |- | 本瀟管理郚 |14,720,000円 |- |囜倖亀通費 |10,360,000円 |} |- |賃借料 |148,520,000円 |内蚳は次のずおりである。なお囜支店の賃借料及び借䞊瀟宅家賃以倖は囜内における事務所及び倉庫に係る賃借料である。 {| |医療甚機噚事業郚 |92,000,000円 |- |犏祉甚具事業郚 | |- | 囜内取匕郚門に係るもの |18,000,000円 |- | 茞出取匕郚門に係るもの |3,000,000円 |- |本瀟管理郚 |16,200,000円 |- |B囜支店 |9,600,000円 |- |借䞊瀟宅家賃 |9,720,000円 |} 借䞊瀟宅は党お囜内にあり䞊蚘の金額は瀟宅を利甚しおいる埓業員から城収した本人負担額1,880,000 円を控陀した残額である。 |- |広告宣䌝費 |78,480,000円 |内蚳は次のずおりである。なお瀟に委蚗した広告 以倖は党お囜内の事業者に委蚗しおいる。 {| |医療甚機噚事業郚 |39,600,000円 |- | colspan="2" | このうち6,000,000 円は囜倖事業者である瀟囜に本店を有し囜内に支店を蚭けおいない。が囜内に向けお配信するむンタヌネット広告料でありこの支払金額に消費皎及び地方消費皎の額は含たれおいない。なおこの広告は事業者向け電気通信利甚圹務の提䟛に該圓するものであり圓課皎期間に実斜したものである。 |- |犏祉甚具事業郚 | |- | 囜内取匕郚門に係るもの |21,600,000円 |- |本瀟管理郚 |17,280,000円 |} <br /> |- |その他の経費 |60,000,000円 |党お課皎仕入れであり内蚳は次のずおりである。 {| |医療甚機噚事業郚 |16,200,000円 |- |犏祉甚具事業郚 | |- | 囜内取匕郚門に係るもの |8,400,000円 |- |本瀟管理郚 |35,400,000円 |} |} === 6営業倖損益に関する事項 === {| class="wikitable" |項目 |金額 |補足情報 |- |受取利息 |120,000円 |囜内預金の利息である。 |- |受取配圓金 |600,000円 |所有株匏に係る剰䜙金の配圓である。 |- |雑収入 |31,320,000円 |圓期に東京劎働局から亀付された助成金5,400,000 円ず品の補造過皋においお生じたスクラップを囜内の事業者ぞ売华した収入25,920,000円の合蚈額である。 |- |支払利息 |4,320,000円 |借入金の利子である。 |} ; 問 :1圓課皎期間における消費皎額の蚈算に関しお次の金額を求めなさい。 ::⑎ 課皎暙準額千円未満の端数切捚お ::⑵ 課皎暙準額に察する消費皎額 ; 問 :2圓課皎期間における課皎売䞊割合の蚈算に関しお次の金額を求めなさい。 ::⑎ 課皎売䞊額免皎売䞊及び非課皎資産の茞出等を含たない。 ::⑵ 免皎売䞊額非課皎資産の茞出等を含たない。 ::⑶ 非課皎資産の茞出等の金額 ::⑷ 非課皎売䞊額非課皎資産の茞出等を含たない。 ::⑞ 課皎売䞊割合の蚈算匏の分子の金額 ::⑹ 課皎売䞊割合の蚈算匏の分母の金額 ;問 :3圓課皎期間における控陀察象仕入皎額を蚈算するための課皎仕入れ等に係る消費皎額を次の⑎〜⑶に区分しお答えなさい。 ::⑎ 課皎仕入れ等に係る消費皎額のうち課皎資産の譲枡等にのみ芁するもの ::⑵ 課皎仕入れ等に係る消費皎額のうちその他の資産の譲枡等にのみ芁するもの ::⑶ 課皎仕入れ等に係る消費皎額のうち課皎資産の譲枡等ずその他の資産の譲枡等に共通しお芁するもの ;問 :4個別察応方匏ず䞀括比䟋配分方匏のそれぞれにより圓課皎期間における控陀察象仕入皎額を答えなさい。なお問2の蚈算結果にかかわらず課皎売䞊割合は60.0 ずしお蚈算するこず。 ::⑎ 個別察応方匏による控陀察象仕入皎額 ::⑵ 䞀括比䟋配分方匏による控陀察象仕入皎額 == 解答解説 == [[/解答解説|解説ペヌゞ]]参照 : [[../第2問問題2|←前の問題]] : [[../第2問問題3問2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:40:10Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%A7%9F%E7%A8%8E%E6%B3%95/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C3%E5%95%8F1
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䞭等教育前期の瀟䌚 公民
公民は、瀟䌚生掻をしおいくうえで重芁な項目である。しっかり勉匷しおほしい。 しばらくお埅ちください。 以降の項目は䜜成䞭です。しばらくお埅ちください。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "公民は、瀟䌚生掻をしおいくうえで重芁な項目である。しっかり勉匷しおほしい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "しばらくお埅ちください。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "以降の項目は䜜成䞭です。しばらくお埅ちください。", "title": "" } ]
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=== はじめに === 公民は、瀟䌚生掻をしおいくうえで重芁な項目である。しっかり勉匷しおほしい。 === 珟代の瀟䌚 === しばらくお埅ちください。 === 人暩ず憲法 === * [[䞭等教育前期の瀟䌚 公民/人暩の歎史|人暩の歎史]] * 立憲䞻矩ず法 * 囜民䞻暩 * 倩皇 * 平和䞻矩 以降の項目は䜜成䞭です。しばらくお埅ちください。 [[Category:䞭孊校教育|*]] [[Category:䞭高䞀貫教育_瀟䌚|こうみん]] [[Category:䞭高䞀貫教育|こうみん]]
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2019-01-04T10:23:16Z
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䞭等教育前期の瀟䌚 公民/人暩の歎史
人暩ずは、人が生たれながらにしお持぀、人間ずしおの暩利のこずである。 人は、誰もがかけがえのない個人ずしお尊重され、身䜓的、粟神的、経枈的に自由であっお、人ずしおの尊厳ず暩利を平等に持ち、たた法の䞋で平等である。 人暩は、倧きく自由暩、平等暩、瀟䌚暩の䞉぀に分けられる。 人暩の思想は、近代になっおから確立されたが、その発想はそれよりも前に遡るこずができる。 最も早く人暩の思想が法ずしお定められたのは、1215幎、むギリスのマグナ・カルタ(倧憲章)である。内容は、正圓な裁刀たたは囜の法埋によらなければ、身䜓の自由の暩利を䟵害されないず蚀うものだ。囜王の専制政治に反察した貎族が、王に認めさせたものである。このように、人暩思想は専制政治による支配から守られるために成立した。 その埌、17䞖玀から18䞖玀にかけおの近代革呜においお、人暩の思想は確立した。この思想が、アンシャン・レゞヌム(革呜前のフランスの身分制床)をはじめずした身分制床を打ち砎るための倧きな力ずなったためである。 この時代の代衚的な思想家は、「統治二論」で圧政に察する抵抗暩を蚎えたむギリスのロック、「法の粟神」で䞉暩分立を蚎えたフランスのモンテスキュヌ、「瀟䌚契玄論」で囜民䞻暩を蚎えたフランスのル゜ヌの䞉人が挙げられる。 むギリスでは二床の革呜(枅教埒革呜ず名誉革呜。䞖界史も参照のこず)を経お、1689幎に暩利章兞ができ、立憲君䞻制(議䌚の承認を埗た䞊での君䞻の政治)ず議䌚政治が確立した。 アメリカでは、自由暩ず平等暩を明蚘したアメリカ独立宣蚀が出された。人間は皆平等に䜜られ、譲れない暩利を持぀ずされた。 フランスでは1789幎にフランス革呜が起き、同幎フランス人暩宣蚀が出され、自由暩ず平等暩が明蚘された。たた、すべおの人間は生たれながらにしお人暩を持぀ず明蚘された。 その埌、資本䞻矩経枈のもずで、貧富の栌差が拡倧。劎働者の環境は劣悪だった。そこで、普通遞挙運動や劎働運動が起こり、すべおの男性に遞挙暩が認められるようになり、劎働者の暩利も認める動きが高たった。 第䞀次䞖界倧戊のあずのドむツで、1919幎、ワむマヌル憲法が定められ、瀟䌚暩がはじめお明文化された。瀟䌚暩ずは、人が人間らしく生掻する暩利のこずである(詳しくは埌で蚘す)。第二次䞖界倧戊の埌、広く各囜の憲法で保障されるようになった。 その埌、人暩は囜際連合の䞖界人暩宣蚀(1948幎)などで囜際的に保障されるようになった。 明治には日本にも人暩の思想が䌝えられた。しかし、1989幎の倧日本垝囜憲法は欜定憲法(君䞻が授ける憲法)であり、人暩は䞻暩者である倩皇が臣民に䞎える「臣民の暩利」ずされ、それは法埋により制限されたものであった。人暩は人が生たれながらに持ち、法によっお制限されずむしろ守られるずいう人暩の思想の完成は戊埌の日本囜憲法の成立たで埅たなければならなかった。 1945幎8月14日に日本はポツダム宣蚀受諟を通告し、15日にいわゆる「玉音攟送」が行われ、9月2日にミズヌリ号艊䞊にお降䌏文曞調印。第二次䞖界倧戊は終わりを告げたのである。1946幎、連合囜最高叞什官総叞什郚(以䞋GHQ)の指瀺により政府は憲法改正を怜蚎、草案を䜜成した。しかしこれは倩皇䞻暩のたたであったため、GHQはこれを䞍十分ずしお自ら草案を䜜成。それを元に政府は改正案を䜜成、垝囜議䌚で修正を経た䞊で可決、成立。日本囜憲法は1946幎11月3日に公垃、1947幎5月3日に斜行された。 日本囜憲法は倩皇䞻暩、軍囜䞻矩など戊前の䜓制を吊定し、囜民䞻暩、平和䞻矩、基本的人暩の尊重を䞉本柱にしおいる。
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2019-01-04T10:29:09Z
2023-11-11T01:39:39Z
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䞭等教育前期の数孊/代数線/䞊巻
メむンペヌゞ > 小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習 > 䞭高䞀貫校の孊習 > 䞭等教育前期の数孊/代数線/䞊巻 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における代数(数量)分野に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 ※「䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏」の単元は䞀般の䞭孊校では履修したせん。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "メむンペヌゞ > 小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習 > 䞭高䞀貫校の孊習 > 䞭等教育前期の数孊/代数線/䞊巻", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における代数(数量)分野に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "※「䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏」の単元は䞀般の䞭孊校では履修したせん。", "title": "äž­å­Š2幎生盞圓" } ]
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{{Pathnav|メむンペヌゞ|小孊校・䞭孊校・高等孊校の孊習|䞭高䞀貫校の孊習}} ---- 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における代数(数量)分野に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 ==äž­å­Š1幎生盞圓== *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/数量/正負の数]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/数量/文字ず匏]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/数量/方皋匏]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/数量/比䟋ず反比䟋]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/1幎生/数量/デヌタの掻甚]] ==äž­å­Š2幎生盞圓== *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/数量/匏の蚈算]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/数量/連立方皋匏]] *[[/䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏|䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏]]※ *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/数量/1次関数]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/数量/確率]] *[[äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š/2幎生/数量/四分䜍範囲ず箱ひげ図]] ※「䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏」の単元は䞀般の䞭孊校では履修したせん。 [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|ちゆうずうせんきのたいすう1]] [[Category:䞭高䞀貫教育|たいすう1]] [[Category:䞭高䞀貫教育 æ•°å­Š|*]]
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2020-05-01T04:29:53Z
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䞭等教育前期の数孊/代数線/䞋巻
䞭高䞀貫校の孊習 >䞭等教育前期の数孊・代数線(例) 䞭等教育前期(äž­å­Šæ ¡)における代数(数量)分野に぀いおの教科曞です。珟圚は既存のペヌゞを利甚しおいたす。 䞭高䞀貫校では、通垞は高校数孊であ぀かわれる「順列ず組合せ」たで履修したす。
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2020-04-07T06:00:37Z
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䞭等教育前期の数孊/代数線/䞊巻/䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏
䞭高䞀貫校の孊習 >䞭等教育前期の数孊・代数線(侊)> 䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏 同じ倧きさの量を「=」で結んだ匏を方皋匏ず呌ぶこずを既に孊習した。ここでは、異なった量の倧きさの違いを衚す蚘号ず、その性質に぀いおたずめる。 ある数A,Bがあるずき、AがBより倧きいこずを A > B {\displaystyle A>B} ず衚し、AがBより小さいこず(AがB未満)を A < B {\displaystyle A<B} ず衚す。ここで、「 < {\displaystyle <} 」ず「 > {\displaystyle >} 」のこずを䞍等号ず呌び、このような匏を䞍等匏ず呌ぶ。たた、「 ≩ , ≧ {\displaystyle \leqq ,\geqq } 」ずいう䞍等号もあり、「 A ≩ B , A ≩ B {\displaystyle A\leqq B,A\leqq B} 」は、それぞれ「AがB以䞋」「AがB以䞊」ずいう意味で、「 A < B , A > B {\displaystyle A<B,A>B} 」に、A=B、぀たり、AずBが等しい倀である堎合をふくんだものである。なお、囜際的には「 ≀ , ≥ {\displaystyle \leq ,\geq } 」を䜿うこずがある。 x > 7 {\displaystyle x>7} ずいう䞍等匏があるずき、xは7より倧きい数である。たた、 x ≧ 7 {\displaystyle x\geqq 7} の時には、xは7以䞊の数である。 䞍等匏では等匏ず同じように、䞡蟺に挔算をしおも䞍等号の関係が倉わらないこずがある。䟋えば、䞡蟺に同じ数を足しおも、䞡蟺の倧小関係は倉化しない。ただし、䞡蟺に負の数をかけたずきには、䞍等号の向きが倉化するこずに泚意が必芁である。これは、負の数をかけるず䞡蟺の倀は、0を䞭心に数盎線を折り返した地点に移されるこずによる。 x > y {\displaystyle x>y} が成り立぀ずきには、 x + 3 > y + 3 {\displaystyle x+3>y+3} 、 4 x > 4 y {\displaystyle 4x>4y} も成り立぀。たた、 − x < − y {\displaystyle -x<-y} が成り立぀。 䞍等匏の性質を䜿っお の䞡蟺から3を匕くず よっお ずなる。 このように、䞍等匏でも移項するこずができる。 次の䞍等匏を解きなさい。 x > 3 , x < 3 , x ≧ 3 , x ≩ 3 {\displaystyle x>3,x<3,x\geqq 3,x\leqq 3} は、数盎線䞊では図1,2,3,4のようにあらわすこずがある。 いく぀かの䞍等匏を組み合わせたものを連立䞍等匏ずいい、これらの䞍等匏を同時に満たす x {\displaystyle x} の倀の範囲を求めるこずを、連立䞍等匏を解くずいう。 次の連立䞍等匏を解きなさい。 (i) (ii) (i) x + 2 < 2 x + 4 {\displaystyle x+2<2x+4} から − x < 2 {\displaystyle -x<2} 10 − x ≧ 3 x − 6 {\displaystyle 10-x\geqq 3x-6} から − 4 x ≧ − 16 {\displaystyle -4x\geqq -16} (1),(2)を同時に満たす x {\displaystyle x} の倀の範囲は 右の図のように、2぀の範囲が重なるずころを探すず (ii) x ≧ 1 − x {\displaystyle x\geqq 1-x} から 2 x ≧ 1 {\displaystyle 2x\geqq 1} 2 ( x + 1 ) > x − 2 {\displaystyle 2(x+1)>x-2} から 2 x + 2 > x − 2 {\displaystyle 2x+2>x-2} (1),(2)を同時に満たす x {\displaystyle x} の倀の範囲は A < B < C {\displaystyle A<B<C} の圢の連立䞍等匏は、
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䞭高䞀貫校の孊習 >䞭等教育前期の数孊・代数線(侊)> 䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏
<small>[[䞭高䞀貫校の孊習]] >[[䞭等教育前期の数孊・代数線(侊)]]> 䞀次䞍等匏ず連立䞍等匏</small> ---- ==1次䞍等匏== 同じ倧きさの量を「=」で結んだ匏を方皋匏ず呌ぶこずを既に孊習した。ここでは、異なった量の倧きさの違いを衚す蚘号ず、その性質に぀いおたずめる。 ある数A,Bがあるずき、AがBより倧きいこずを<math>A > B</math>ず衚し、AがBより小さいこずAがB未満を'''<math>A < B</math>'''ず衚す。ここで、「<math><</math>」ず「<math>></math>」のこずを[[w:䞍等号|䞍等号]]ず呌び、このような匏を䞍等匏ず呌ぶ。たた、「<math>\leqq , \geqq</math>」ずいう䞍等号もあり、「<math>A \leqq B , A \leqq B</math>」は、それぞれ「AがB以䞋」「AがB以䞊」ずいう意味で、「<math>A<B , A>B</math>」に、A=B、぀たり、AずBが等しい倀である堎合をふくんだものである。なお、囜際的には「<math>\le , \ge</math>」を䜿うこずがある。 *䟋 <math>x>7</math>ずいう䞍等匏があるずき、xは7より倧きい数である。たた、<math>x \geqq 7</math>の時には、xは7以䞊の数である。 䞍等匏では等匏ず同じように、䞡蟺に挔算をしおも䞍等号の関係が倉わらないこずがある。䟋えば、䞡蟺に同じ数を足しおも、䞡蟺の倧小関係は倉化しない。ただし、䞡蟺に負の数をかけたずきには、䞍等号の向きが倉化するこずに泚意が必芁である。これは、負の数をかけるず䞡蟺の倀は、0を䞭心に数盎線を折り返した地点に移されるこずによる。 {| style="border:2px solid greenyellow;width:80%" cellspacing=0 |style="background:greenyellow"|'''䞍等匏の性質''' |- |style="padding:5px"|1. <math> a<b </math>ならば、<math> a+c<b+c </math><math> a-c<b-c </math> |- |style="padding:5px"|2. <math> a<b </math><math> c>0 </math>ならば、<math> ac<bc </math><math> \frac {a} {c} < \frac {b} {c}</math> |- |style="padding:5px"|3. <math> a<b </math><math> c<0 </math>ならば、<math> ac>bc</math><math> \frac {a} {c} > \frac {b} {c}</math> |} *䟋 <math>x > y</math>が成り立぀ずきには、<math>x+3>y+3</math>、<math>4x > 4y</math>も成り立぀。たた、<math> -x < -y</math>が成り立぀。 䞍等匏の性質を䜿っお :<math> a {\color{red}+3}<b\; </math> の䞡蟺から3を匕くず :<math> a+3-3<b-3\; </math> よっお :<math> a<b {\color{red}-3}\; </math> ずなる。<br> このように、'''䞍等匏でも移項するこずができる'''。 *問題 次の䞍等匏を解きなさい。 #<math>3x-1 \leqq 9x-7</math> #<math>3(x-2)>2(5x-3)</math> #<math>x+1 < \frac {x-1} {3}</math> *解答 #<math>\begin{align} \quad 3x-1 & \leqq 9x-7\\ 3x-9x & \leqq -7+1\\ -6x & \leqq -6\\ x & \geqq 1 \end{align} </math> #<math>\begin{align} \quad 3(x-2) & > 2(5x-3)\\ 3x-6 & > 10x-6\\ 3x-10x & > -6+6\\ -7x & > 0\\ x & < 0 \end{align} </math> #<math>\begin{align} \quad x+1 & < \frac {x-1} {3}\\ 3x+3 & < x-1\\ 3x-x & < -1-3\\ 2x & < -4\\ x & < -2 \end{align} </math> == 䞍等匏ず数盎線 == <gallery> xは3より倧きい.png|'''図1''' xは3より小さい.png|'''図2''' xは3以䞊.png|'''図3''' xは3以䞋.png|'''図4''' </gallery> <math>x>3,x<3,x \geqq 3,x\leqq3</math>は、数盎線䞊では図1,2,3,4のようにあらわすこずがある。 ==連立䞍等匏== いく぀かの䞍等匏を組み合わせたものを'''連立䞍等匏'''ずいい、これらの䞍等匏を同時に満たす<math>x</math>の倀の範囲を求めるこずを、連立䞍等匏を'''解く'''ずいう。 <br> <br> *問題䟋 **問題 次の連立䞍等匏を解きなさい。 (i) :<math>\left\{ \begin{matrix} x+2<2x+4 \\ 10-x \geqq 3x-6 \end{matrix}\right.</math> (ii) :<math>\begin{cases} x \geqq 1-x\\ 2(x+1)>x-2 \end{cases}</math> **解答 (i)<br> <math>x+2<2x+4</math>から <math>-x<2</math><br> :<math>x>-2</math>

(1) <math>10-x \geqq 3x-6</math>から <math>-4x \geqq -16</math><br> :<math>x \leqq 4</math>

(2) (1),(2)を同時に満たす<math>x</math>の倀の範囲は [[File:xは-2より倧きく4以䞋.png|200px|thumb]] 右の図のように、2぀の範囲が重なるずころを探すず :<math>-2<x \leqq 4</math> (ii)<br> <math>x \geqq 1-x</math>から <math>2x \geqq 1</math><br> :<math>x \geqq \frac {1} {2}</math>

(1) <math>2(x+1)>x-2</math>から <math>2x+2>x-2</math><br> :<math>x>-4</math>

(2) (1),(2)を同時に満たす<math>x</math>の倀の範囲は :<math>x \geqq \frac {1} {2}</math> === <math>A<B<C</math>の圢の連立䞍等匏 === <math>A<B<C</math>の圢の連立䞍等匏は、 ::<math>\left\{ \begin{matrix} A<B \\ B<C \end{matrix}\right.</math> :の圢に盎しお解く。 ::<math>\left\{ \begin{matrix} A<B \\ A<C \end{matrix}\right.</math>や、<math>\left\{ \begin{matrix} A<C \\ B<C \end{matrix}\right.</math> :ずはしない。 [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|いちしふずうしきずれんり぀ふずうしき]] [[Category:䞭高䞀貫教育 æ•°å­Š|いちしふずうしきずれんり぀ふずうしき]]
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2020-05-23T04:27:39Z
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アブハズ語/名詞
アブハズ語では名詞の前に属栌接頭蟞(所有栌接頭蟞)を付ける事で所有を衚す事ができたす。 䟋えば、аб (お父さん)に䞀人称単数接頭蟞с-を぀けおсабにするず私のお父さん、二人称(男) 単数接頭蟞у-を぀けおуабにするず男性に察しおあなたのお父さんずいう意味になりたす。 たた、二人称耇数接頭蟞шә-は䞻に「あなたたち」ずいう本来の意味はもちろんのこず、䌚議やネット䞊で質問を投げかける時に䜿われる圢です。 ()内のа/ыは第䞀音節にアクセントが来る時(即ち、属栌接頭蟞にアクセントが来る時)に挿入される母音です。 属栌を匷調したいずきは、代名詞を前に持っおきたす。 䟋えば、「私の父」ならば、сара саб, 「圌女のブランケット」ならば、лара лхызаずいうふうに衚珟したす。 日本語もそうですが、名詞の埌に~が、~を、~ぞずいう接尟蟞(日本語では助詞)を぀ける事で文法的機胜を远加するこずができたす。そのような接尟蟞を暙識、あるいはマヌカヌず呌びたす。 名詞・圢容詞に぀くこずはもちろん、動詞にマヌカヌが぀くこずもあり、その堎合は名詞ずしお扱う事ができたす。ここではいく぀かマヌカヌを玹介したす。 䞍特定倚数の集合は矀れの単䜍を䞀個二個ず数えるため、耇数圢の圢をずりたす。耇数圢の接尟蟞は最埌に぀けたす。 ※参考 耇数の単語を぀なげお䞀぀の単語ずしお扱う事がありたす。 日本語では「~です。」で終わる文、英語ではbe動詞を甚いた文の衚珟を、アブハズ語ではどう蚀うかに぀いお説明したす。 状態動詞、名前、圢容詞の䞻語に察しおは絶察栌をずりたす。 絶察栌は自動詞ならば䞻語、他動詞ならば目的栌をずりたす。(これに぀いおは動詞の項目で詳しく扱いたす) 䞉人称非人間のО-は通垞、そのО-が指しおいる䞻語たたは目的栌が盎前に来おいる堎合は省略したす。しかし、第䞀音節にアクセントが来る堎合は挿入母音"ы-"のみを挿入したす。 アブハズ語は䞀般的に動詞の時は時制の皮類が倚くありたすが、名詞・圢容詞・状態動詞の時は原則、珟圚時制ず過去時制のみが存圚したす。 未来時制を䜜りたい堎合は動詞の語幹に-заа-を挿入し、動䜜動詞の珟圚圢時制を付けた圢で衚したす。 終止圢は文の最埌に来る圢です。非終止圢はそのあずにただ文が続く圢です。 アブハズ語にはコピュラに盞圓するものずしお、以䞋のような衚珟が存圚したす。 珟圚圢肯定以倖の吊定や過去圢に぀いおは動詞акәзаараを䜿いたす。 モノを指す代名詞ずしおは䞻にこの3぀が䜿われたすが、特にуО/урҭに぀いおはモノに限らず人を指す事もありたす。
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==属栌・代名詞== アブハズ語では名詞の前に属栌接頭蟞(所有栌接頭蟞)を付ける事で所有を衚す事ができたす。 {| class="wikitable" |+ 属栌接頭蟞 ! !! 単数 !! 耇数 |- ! 䞀人称 | с(ы)-|| Ò³(а)- |- ! 二人称(男) | у- || шә(ы)- |- ! 二人称(女) | б(ы)- || шә(ы)- |- ! 䞉人称(男) | О- || р- |- ! 䞉人称(女) | л(ы)- || р- |- ! 䞉人称(非人間) | а- || р- |} 䟋えば、аб (お父さん)に䞀人称単数接頭蟞с-を぀けおсабにするず私のお父さん、二人称(男) 単数接頭蟞у-を぀けおуабにするず男性に察しおあなたのお父さんずいう意味になりたす。<br> たた、二人称耇数接頭蟞шә-は䞻に「あなたたち」ずいう本来の意味はもちろんのこず、䌚議やネット䞊で質問を投げかける時に䜿われる圢です。<br> ()内のа/ыは第䞀音節にアクセントが来る時即ち、属栌接頭蟞にアクセントが来る時に挿入される母音です。<br> *'''а'''хьӡ (その)名前 → с'''ы'''хьӡ 私の名前 *ах'''ы'''за (その)ブランケット → сх'''ы'''за 私のブランケット 属栌を匷調したいずきは、代名詞を前に持っおきたす。 {| class="wikitable" |+ 代名詞 ! !! 単数 !! 耇数 |- ! 䞀人称 | сара|| ҳара |- ! 二人称(男) | уара || шәара |- ! 二人称(女) | бара || шәара |- ! 䞉人称(男) | Оара || Ўара |- ! 䞉人称(女) | лара || Ўара |} 䟋えば、「私の父」ならば、'''сара саб''', 「圌女のブランケット」ならば、'''лара лхыза'''ずいうふうに衚珟したす。 ==暙識(マヌカヌ)== 日本語もそうですが、名詞の埌にが、を、ぞずいう接尟蟞日本語では助詞を぀ける事で文法的機胜を远加するこずができたす。そのような接尟蟞を暙識、あるいはマヌカヌず呌びたす。<br> 名詞・圢容詞に぀くこずはもちろん、動詞にマヌカヌが぀くこずもあり、その堎合は名詞ずしお扱う事ができたす。ここではいく぀かマヌカヌを玹介したす。 *(名詞)-ла で ず **Сара а-телескПп-ла а-еҵәа-қәа з-бе-От. 私 (定冠詞)-望遠鏡-で (定冠詞)-星-(非人間/耇数圢) 私-芋る-(過去動䜜終止) ***私は星を望遠鏡で芋た。 *(名詞)-с ずしお **Иара рҵа-ҩы-с ÐŽÑ‹-ҟа-уп 圌 教える-人-ずしお 圌-いる-(珟圚状態終止) ***圌は教垫です *(名詞)-О (名詞)-О ず **Сара Аҧсуа бызшәеО Абаза бызшәеО аҵара саҿуп. ***私はアブハズ語ずアバザ語を孊んでいたす。 *(圢容詞)-Мы 圢容詞を副詞にする接尟蟞 **а-бзОа (良い圢容詞) ⇔ бзОаМы良く副詞 *(動詞)-га する物 **а-рҵа-га (定冠詞)-教える-物 ***教科曞 *(動詞)-ҩы する人 **а-рҵа-ҩы (定冠詞)-教える-人 ***教垫 *(堎所)-М にお 䞊で **сы-Ò©-От аЌҩа-М 私-走る-過去動䜜終止 道-で ※ ***私は道の䞊を走った *(堎所)-ҟМы にお で *(堎所)-аҿы 䞭で **БзОала шәаабеОт АвОкОпеЎОаҿы! ようこそりィキペディアの䞭ぞ *(名詞)-(у)аа 人 (名詞は地名ずは限らない) **Аҧсуаа アブハズ人 АОапПМуаа 日本人 *(名詞)-ар 䞍特定倚数の集合 (怍物を陀く) **Ажәа 単語 Ажә-ар ''䞍特定倚数の単語の集合''→蟞曞 Ажәарқәа 耇数の蟞曞 **Акәҷышь 鶏 Акәҷар鶏の矀れ Акәҷарқәа耇数の鶏の矀れ ***単語内にыが存圚する堎合はы以降を接尟蟞に眮換する *(名詞/怍物限定)-ра 䞍特定倚数の集合 (-ҵла圢陀く) **Аҧсаモミ Аҧсараモミ怍林 *(名詞/-ҵла(の朚)が぀いた名詞限定)-рҭа 䞍特定倚数の集合 **Аҵәаりんご Аҵәаҵлаりんごの朚 Аҵәарҭаりんご園 *(名詞)-цәа -қәа 耇数圢 →[[アブハズ語/数|数]]を参照 䞍特定倚数の集合は矀れの単䜍を䞀個二個ず数えるため、耇数圢の圢をずりたす。耇数圢の接尟蟞は最埌に぀けたす。 ※参考 *'''а'''ҩра с'''ы'''ҩуеОт; сы-Ò©-уа-От **走る *аҩр'''а''' зҩу'''е'''От; (О-)з-Ò©-уа-От **曞く ==連語== 耇数の単語を぀なげお䞀぀の単語ずしお扱う事がありたす。 *а-ҵәа(りんご) + а-ҵла(朚) = а-ҵәаҵла りんごの朚 *аОҕь(より良い/圢容詞 比范玚) + а-ха-ра(動く/動詞) = а-Оҕьха-ра より良い方ぞ動く →改善する ==状態動詞文== 日本語では「です。」で終わる文、英語ではbe動詞を甚いた文の衚珟を、アブハズ語ではどう蚀うかに぀いお説明したす。 ===絶察栌=== 状態動詞、名前、圢容詞の䞻語に察しおは絶察栌をずりたす。<br> {| class="wikitable" |+ 絶察栌接頭蟞 ! !! 単数 !! 耇数 |- ! 䞀人称 | с(ы)-|| Ò³(а)- |- ! 二人称(男) | у- || шә(ы)- |- ! 二人称(女) | б(ы)- || шә(ы)- |- ! 䞉人称(人間) | ÐŽ(ы)- || р(ы)- |- ! 䞉人称(非人間) | (О)- || р(ы)- |} 絶察栌は自動詞ならば䞻語、他動詞ならば目的栌をずりたす。これに぀いおは[[アブハズ語/動詞|動詞]]の項目で詳しく扱いたす) <br> 䞉人称非人間のО-は通垞、そのО-が指しおいる䞻語たたは目的栌が盎前に来おいる堎合は省略したす。しかし、第䞀音節にアクセントが来る堎合は挿入母音"ы-"のみを挿入したす。 *Аҵәа ыҟПуп. りんごがある。 *Уажәы асааҭ ааба ыҟПуп. 今8時です。 *Сара Осыхьӡуп Алхас. 私の名前はアルハスです。 **О(絶察栌 指しおいるのはАлхас)-сы(属栌)-хьӡ(名前)-уп(珟圚終止時制) *Сара Алхас сыхьӡуп. 私の名前はアルハスです。 **0("名前"が指しおいるАлхасが盎前に来おいるので省略)-сы(属栌)-хьӡ(名前)-уп(珟圚終止時制) *Даара ОбзОПуп. (それは)ずおも良い。 **述語良いが䜕を指しおいるか䞀文䞭で語られおいない時か぀人間を指しおいない時は必ず絶察栌О-が぀く。 ===時制=== アブハズ語は䞀般的に動詞の時は時制の皮類が倚くありたすが、名詞・圢容詞・状態動詞の時は原則、珟圚時制ず過去時制のみが存圚したす。 未来時制を䜜りたい堎合は動詞の語幹に-заа-を挿入し、動䜜動詞の'''珟圚圢'''時制を付けた圢で衚したす。 終止圢は文の最埌に来る圢です。非終止圢はそのあずにただ文が続く圢です。 {| class="wikitable" |+ 状態時制 ! !! 肯定 !! 吊定 |- ! 珟圚終止 | -уп || -ÐŒ |- ! 過去終止 | -М || -Ќызт |- ! 珟圚非終止 | -у || -ÐŒ |- ! 過去非終止 | -з || -Ќыз |- ! 未来終止 | -заауеОт || -заауаЌ |- ! 未来非終止 | -заауа || -ÐŒ-(動詞語幹)-заауа |} ===䟋=== *Сара сырҵаҩуп. 私は講垫です。 а-рҵаҩы:講垫 **Сы(絶察栌)-рҵаҩы-уп. *Саб ЎырҵаҩыМ. 私の父は講垫でした。 **С-аб ÐŽÑ‹(絶察栌)-рҵаҩы-М. ***-ҩыのыが消える理由は[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]]参照 *Лара Ўырҵаҩыз, аха уажәы ашәа ЎавтПруп. 圌女は講垫でしたが、しかし今は䜜詞家(ашәа(歌) автПр(著者/ロシア語))です。 **Лара (代名詞/圌女) ÐŽÑ‹-рҵаҩы-з, аха(しかし) уажәы(今) ашәа ÐŽ(絶察栌)-автПр-уп. *АрО аҵәа Ўаара ОбзОПуп. このりんごはずおも良いです。 **АрО аҵәа(りんご) Ўаара(ずおも) О-бзОа(良い)-уп. *аЌш бзОазаауеОт. 晎れるでしょう。 **аЌш бзОа - 晎れ ==繋蟞== アブハズ語にはコピュラに盞圓するものずしお、以䞋のような衚珟が存圚したす。 {| class="wikitable" |+ コピュラ珟圚圢肯定 ! !! 単数 !! 耇数 |- ! 䞀人称 | сПуп|| ҳауп |- ! 二人称(男) | уПуп || шәПуп |- ! 二人称(女) | бПуп || шәПуп |- ! 䞉人称(男) | ОПуп || рПуп |- ! 䞉人称(女) | лПуп || рПуп |- ! 䞉人称(非人間) | ауп|| рПуп |} ===䟋文=== *АрО Алхас ОПуп. こちらはアルハスです。 **АрО(代名詞) Алхас О-а-уп *УО сашьа Алхас ОПуп. それは私の兄匟のアルハスです。 **УО(代名詞) с(属栌)-ашьа Алхас О-а-уп. *АМО сара сыҩМы ауп. あれは私の家です。 (å®¶:а-ҩМы) **АМО (代名詞) сара сы(属栌)-ҩМы а-уп. === акәзаара === 珟圚圢肯定以倖の吊定や過去圢に぀いおは動詞'''а'''кәзаараを䜿いたす。 ===䟋文=== *АрО Алхас ОакәыЌ. こちらはアルハスではありたせん。 **АрО(代名詞) Алхас О-акәы-ÐŒ. *УО уашьа Алхас ОакәыМ. それは私の兄匟のアルハスでした。 **УО(代名詞) с(属栌)-ашьа Алхас О-акәы-М. *АМО сара сыҩМы акәЌызт. あれは私の家ではなかった。 (å®¶:а-ҩМы) **АМО (代名詞) сара сы(属栌)-ҩМы акә-Ќызт. ===モノを指す代名詞=== モノを指す代名詞ずしおは䞻にこの぀が䜿われたすが、特にуО/урҭに぀いおはモノに限らず人を指す事もありたす。 *а(б)рО これ / а(ба)рҭ これら **芖界に存圚しお近くにあるものや人を指す。 *а(б)МО あれ / а(ба)Мҭ あれら **芖界に存圚しお遠くにあるものや人を指す。 *у(бр)О それ・あれ / у(ба)рҭ それら・あれら **芖界に存圚しないものや人を指す。 [[カテゎリ:アブハズ語]]
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2022-11-22T16:53:14Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%BA%E8%AA%9E/%E5%90%8D%E8%A9%9E
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ゲスタ・ロヌマヌノヌルム
ゲスタ・ロヌマヌノヌルム (ラテン語 Gesta Rōmānōrum) は、䞭䞖ペヌロッパのキリスト教瀟䌚における代衚的なラテン語の説話集である。 写本は西暊13䞖玀頃に線たれたず考えられおいるが、印刷本が刊行されるようになっおから181話が定本ずなり、さらに線者によっお各話が改倉されたり、数十話が付け加えられたりしたらしい。 ここでは、䞭䞖ラテン文孊を読む教材ずしお、䞭䞖ラテン語で曞かれた原文を、短い話を䞭心に採り䞊げる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "ゲスタ・ロヌマヌノヌルム (ラテン語 Gesta Rōmānōrum) は、䞭䞖ペヌロッパのキリスト教瀟䌚における代衚的なラテン語の説話集である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "写本は西暊13䞖玀頃に線たれたず考えられおいるが、印刷本が刊行されるようになっおから181話が定本ずなり、さらに線者によっお各話が改倉されたり、数十話が付け加えられたりしたらしい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ここでは、䞭䞖ラテン文孊を読む教材ずしお、䞭䞖ラテン語で曞かれた原文を、短い話を䞭心に採り䞊げる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "参考文献1" } ]
ゲスタ・ロヌマヌノヌルム は、䞭䞖ペヌロッパのキリスト教瀟䌚における代衚的なラテン語の説話集である。 ここでは、䞭䞖ラテン文孊を読む教材ずしお、䞭䞖ラテン語で曞かれた原文を、短い話を䞭心に採り䞊げる。
[[画像:Gesta Romanorum - Donaueschingen 82r.jpg|thumb|『ゲスタ・ロヌマヌノヌルム』の写本の䞀郚。]] <div style="font-family:Monotype Corsiva;font-style:italic;font-size:50pt;color:#990033;text-align:center;">𝕲𝖊𝖘𝖙𝖆 𝕜𝖔𝖒𝖆𝖓𝖔𝖗𝖚𝖒</div> '''ゲスタ・ロヌマヌノヌルム''' <small>ラテン語</small> <span style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;">[[w:la:Gesta Romanorum|Gesta Rōmānōrum]]</span> は、䞭䞖ペヌロッパのキリスト教瀟䌚における代衚的なラテン語の説話集である。 <div style="background-color:#ffc;>曞名は「ロヌマ人たちの事瞟」を意味するが、「ゲスタGesta」は䞭䞖的には「物語」ずいう意味になり、「ロヌマ人たちの物語」ず解釈される。曞名の通り、叀代ロヌマの䌝承などを䞋敷きにしおいるず考えられるが、本曞が扱っおいる範囲は叀代ギリシア・ロヌマから䞭䞖ペヌロッパ、さらには十字軍がもたらしたず思われる東方の説話にも及んでいる。題材はさたざたなゞャンルにわたるが、カトリックの聖職者が説教の際に話のネタずしお利甚できるように、各話の「本線」の埌に「蚓戒」Mōrālisaciōずしおキリスト教的な解釈線が付されおいる。 写本は西暊13䞖玀頃に線たれたず考えられおいるが、印刷本が刊行されるようになっおから181話が定本ずなり、さらに線者によっお各話が改倉されたり、数十話が付け加えられたりしたらしい。 </div> ここでは、䞭䞖ラテン文孊を読む教材ずしお、䞭䞖ラテン語で曞かれた原文を、短い話を䞭心に採り䞊げる。 __notoc__ == はしがき == *[[/内容玹介]]   {{進捗|00%|2019-01-30}} == 原文ず泚解 == {{進捗状況}} *定本倖 50単語 '''[[/De philomela et buphone]]'''   {{進捗|50%|2019-06-16}} *第52話 72単語 '''[[/De Fabio, qui captivos redimerat]]'''   {{進捗|50%|2019-01-17}} == 原文出兞 == *[[s:la:Gesta Romanorum (Oesterley)]] Wikisource ラテン語版 :ドむツ語孊者・叞曞のヘルマン・゚ヌスタラむHermann Oesterley1834–1891線。定本181話を収録。 == 参考文献1 == == 参考文献2 == *{{Cite book |和曞 |author=[[w:囜原吉之助|國原吉之助]] |title=新版 䞭䞖ラテン語入門|publisher=[[w:倧孊曞林|倧孊曞林]] |date=2007-1|isbn=978-4-475-01878-4|ref=國原 1975,2007}} *:(絶版になっおいた、國原著『䞭䞖ラテン語入門』、[[w:南江堂|南江堂]]、1975幎、の新版) == 関連蚘事 == {{commons|Category:Gesta Romanorum|Gesta Romanorumのカテゎリ}} *[[s:la:Gesta Romanorum (Oesterley)]] *[[s:en:Gesta Romanorum]] **[[s:en:Gesta Romanorum (1871)]] **[[s:en:Gesta Romanorum (1905)]] *[[w:la:Gesta Romanorum]] *[[w:en:Gesta Romanorum]] *[[w:fr:Gesta Romanorum]] == 脚泚 == <references /> == 倖郚リンク == === Hermann Oesterley 関連 === *[http://www.worldcat.org/identities/lccn-n87-128470/ Oesterley, Hermann 1834-1891 WorldCat Identities] *:[https://www.worldcat.org/title/gesta-romanorum/oclc/2146479 Gesta Romanorum, (曞籍, 1872) [WorldCat.org]] *[https://www.wikidata.org/wiki/Q15722354 Hermann Oesterley - Wikidata] **[[s:de:Hermann Oesterley]](1833-1891) **[[s:en:Author:Hermann Oesterley]] [[Category:ゲスタ・ロヌマヌノヌルム|*]] [[Category:䞭䞖ラテン語|けすた]] [[Category:ラテン文孊|けすた]]
2019-01-10T12:24:30Z
2023-10-05T13:37:31Z
[ "テンプレヌト:進捗", "テンプレヌト:進捗状況", "テンプレヌト:Cite book", "テンプレヌト:Commons" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A0
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ゲスタ・ロヌマヌノヌルム/De Fabio, qui captivos redimerat
(s:la:Gesta Romanorum (Oesterley)/52 を元に、レクラム文庫版などを参考にしお、若干の修敎を斜した。) Refert Valerius, quod Fabius redemerat captivos Romanorum promissa pecunia, quam cum senatus dare nollet, ipse fundum unicum habens vendidit et promissum premium solvit, volens se pocius patrimonio privare, quam propria fide inopem esse. Moralisacio : Carissimi, Fabius iste est dominus noster Ihesus Christus, qui ob captivos, scilicet totum genus humanum a diabolo captum, non pecuniam, sed proprium sanguinem dedit in precium, volens se pocius patrimonio, scilicet vita propria, privare, quam genus humanum dimittere. Refert Valerius, quod Fabius redēmerat captÄ«vōs Rōmānōrum prōmissā pecÅ«niā, quam cum senātus dare nōllet, ipse fundum Å«nicum habēns vēndidit et prōmissum premium solvit, volēns sē pocius pātrimōniō prÄ«vāre, quam propriā fidē inopem esse. Mōrālisaciō : CārissimÄ«, Fabius iste est dominus noster Ihēsus Christus, quÄ« ob captÄ«vōs, scÄ«licet tōtum genus hÅ«mānum ā diabolō captum, nōn pecÅ«niam, sed proprium sanguinem dedit in precium, volēns sē pocius pātrimōniō, scÄ«licet vÄ«tā propriā, prÄ«vāre, quam genus hÅ«mānum dÄ«mittere.
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<div style="font-family:Monotype Corsiva;font-style:italic;font-size:40pt;color:#990033;text-align:center;">De Fabio, qui captivos redimerat</div> == ラテン語原文 == [[s:la:Gesta Romanorum (Oesterley)/52]] を元に、レクラム文庫版などを参考にしお、若干の修敎を斜した。 <div style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;color:#333;text-align:left;"> Refert Valerius, quod Fabius redemerat captivos Romanorum promissa pecunia, quam cum senatus dare nollet, ipse fundum unicum habens vendidit et promissum premium solvit, volens se pocius patrimonio privare, quam propria fide inopem esse. '''''Moralisacio''''' : Carissimi, Fabius iste est dominus noster Ihesus Christus, qui ob captivos, scilicet totum genus humanum a diabolo captum, non pecuniam, sed proprium sanguinem dedit in precium, volens se pocius patrimonio, scilicet vita propria, privare, quam genus humanum dimittere. </div> == 泚解付きテキスト == <div style="font-family:Times New Roman;font-style:normal;font-size:15pt;color:#333;text-align:left;"> Refert<ref>[[wikt:en:refert|refert]] は、䞍芏則動詞[[wikt:en:refero|referō]]の䞉人称・単数・珟圚・胜動・盎接法 「圌は語っおいる」 </ref> Valerius<ref>[[wikt:en:Valerius#Latin|Valerius]]は、第二倉化・男性・固有名詞の単数・䞻栌で、ロヌマの氏族名「りァレリりスが」</ref>, quod<ref>[[wikt:en:quod#Conjunction|quod]]は、接続詞「こずを」</ref> Fabius<ref>[[wikt:en:Fabius#Latin|Fabius]]は、第二倉化・男性・固有名詞の単数・䞻栌で、ロヌマの氏族名「ファビりスが」</ref> redēmerat<ref>[[wikt:en:redemerat|redēmerat]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:redimo#Latin|redimō]] 「買い戻す、身請けする、救出する」の䞉人称・単数・<u>過去完了</u>・胜動・盎接法 「身請けしおいた」</ref> captÄ«vōs<ref>[[wikt:en:captivos|captÄ«vōs]]は、第二倉化・男性名詞[[wikt:en:captivus|captÄ«vus]]「捕虜」の耇数・察栌 「捕虜たちを」</ref> Rōmānōrum<ref>[[wikt:en:Romanorum|Rōmānōrum]]は、圢容詞[[wikt:en:Romanus|Rōmānus]]「ロヌマ人の」の男性・耇数・属栌。captÄ«vōsを修食し、性・数・栌を䞀臎させおいる。</ref> prōmissā<ref>[[wikt:en:promissa|prōmissā]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:promitto|prōmittō]]「玄束する、保蚌する」の完了受動分詞[[wikt:en:promissus|prōmissus]]の女性・単数・奪栌。pecÅ«niāに性・数・栌を䞀臎させおいる。</ref> pecÅ«niā<ref>[[wikt:en:pecunia|pecÅ«niā]]は、第䞀倉化・女性名詞[[wikt:en:pecunia|pecÅ«nia]]「金銭」の単数・奪栌</ref>, <ref>cum  nollet  cum 接続法で「理由」を衚わす節。関係代名詞quamがcumより先んじる。</ref>quam<ref>[[wikt:en:quam#Etymology_2|quam]]は、関係代名詞[[wikt:en:qui#Etymology_1|quÄ«, quae, quod]]の女性・単数・察栌「それを」。pecÅ«niāを受けおいる。</ref> cum<ref>[[wikt:en:cum#Etymology_2_2|cum]]は、接続詞で、接続法の動詞を䌎っお理由を衚わす。</ref> senātus<ref>[[wikt:en:senatus#Latin|senātus]]は、第四倉化・男性名詞「元老院」の単数・䞻栌「元老院が」。</ref> dare<ref>[[wikt:en:dare#Latin|dare]]は、第䞀掻甚・䞍芏則動詞[[wikt:en:do#Latin|dō]]「䞎える、支払う」の珟圚・胜動・䞍定法「䞎えるこず、支払うこず」。</ref> nōllet<ref>[[wikt:en:nollet|nōllet]]は、䞍芏則動詞[[wikt:en:nolo#Latin|nōlō]]「欲しない、拒絶する」の䞉人称・単数・<u>未完了過去</u>・胜動・<u>接続法</u> </ref>, ipse<ref>[[wikt:en:ipse#Latin|ipse]]は、人称代名詞ipse, ipsa, ipsum「自身」の男性・単数・䞻栌「自身が」</ref> fundum<ref>[[wikt:en:fundum#Latin|fundum]]は、第二倉化・男性名詞[[wikt:en:fundus#Latin|fundus]]「地所、耕地」の単数・察栌「地所を、耕地を」</ref> Å«nicum<ref>[[wikt:en:unicum#Latin|Å«nicum]]は、圢容詞[[wikt:en:unicus#Latin|Å«nicus, Å«nica, Å«nicum]]「唯䞀の」の男性・単数・察栌。fundumを修食し、性・数・栌を䞀臎させおいる。</ref> habēns<ref>[[wikt:en:habens|habēns]]は、第二掻甚動詞[[wikt:en:habeo#Latin|habeō]]「持぀、所有する」の珟圚胜動分詞「持っおいる」。</ref> vēndidit<ref>[[wikt:en:vendidit|vēndidit]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:vendo#Latin|vēndō]]「売る」の䞉人称・単数・<u>完了</u>・胜動・盎説法「売った」。</ref> et<ref>[[wikt:en:et#Latin|et]]は、接続詞「ず、および、そしお」</ref> prōmissum<ref>prōmissumは、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:promitto|prōmittō]]「玄束する、保蚌する」の完了受動分詞[[wikt:en:promissus|prōmissus]]の䞭性・単数・察栌。premiumに性・数・栌を䞀臎させおいる。</ref> premium<ref>premiumは、䞭䞖ラテン語の第二倉化・䞭性名詞「報酬、償い」の単数・察栌。叀兞ラテン語の[[wikt:en:praemium|praemium]]の二重母音aeがeに倉化した圢。</ref> solvit<ref>[[wikt:en:solvit|solvit]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:solvo#Latin|solvō]]「解く」あるいは「支払う、匁枈する」の䞉人称・単数・<u>完了</u>・胜動・盎説法</ref>, volēns<ref>[[wikt:en:volens|volēns]]は、䞍芏則動詞[[wikt:en:volo#Etymology_1|volō]]「欲する、望む」の珟圚胜動分詞「欲しおいる」。</ref> sē<ref>[[wikt:en:se#Latin|sē]]は、䞉人称再垰代名詞の奪栌「自分から」。</ref> pocius<ref>pociusは、䞭䞖ラテン語の副詞で pocius  quam  「・・・よりむしろ」。叀兞ラテン語の[[wikt:en:potius#Adverb|potius]]のtiがciに倉化した圢。</ref> pātrimōniō<ref>[[wikt:en:patrimonio#Latin|pātrimōniō]]は、第二倉化・䞭性名詞[[wikt:en:patrimonium|patrimōnium]]「䞖襲財産、盞続財産」の単数・奪栌。</ref> prÄ«vāre<ref>[[wikt:en:privare#Latin|prÄ«vāre]]は、第䞀掻甚動詞[[wikt:en:privo#Latin|prÄ«vō]]「察栌から奪栌を奪う、取り䞊げる」の珟圚・胜動・䞍定法</ref>, quam<ref>[[wikt:en:quam#Etymology_1|quam]]は、接続詞で「よりも」。</ref> propriā<ref>[[wikt:en:propria#Adjective_2|propriā]]は、圢容詞[[wikt:en:proprius#Latin|proprius, -a, -um]]「自分の、固有の、個人の」の女性・単数・奪栌。</ref> fidē<ref>[[wikt:en:fide#Etymology_1|fidē]]は、第五倉化・女性名詞[[wikt:en:fides#Latin|fidēs]]「信矩、信頌」の単数・奪栌。</ref> inopem<ref>[[wikt:en:inopem|inopem]]は、圢容詞[[wikt:en:inops#Latin|inops]]「奪栌に欠乏しおいる」の男性・単数・察栌。</ref> esse<ref>[[wikt:en:esse#Etymology_1_2|esse]]は、䞍芏則動詞[[wikt:en:sum#Latin|sum]]の珟圚・䞍定法。</ref>. '''''Mōrālisaciō'''''<ref>Mōrālisaciō は、䞭䞖ラテン語の語圙で、「道埳的教蚓、蚓戒」などず蚳されおいる[[ゲスタ・ロヌマヌノヌルム#國原 1975,2007|#國原 1975,2007]]のp.209を参照。</ref> : CārissimÄ«<ref>[[wikt:en:carissimi#Latin|cārissimÄ«]]は、圢容詞[[wikt:en:carus#Latin|cārus, cāra, cārum]]「芪愛な」の最䞊玚[[wikt:en:carissimus|cārissimus]]の男性・耇数・呌栌「芪愛なる者たちよ」。</ref>, Fabius iste<ref>[[wikt:en:iste#Latin|iste]]は、指瀺圢容詞の男性・単数・䞻栌。叀兞ラテン語では二人称的に甚いられるこずが倚いが、䞭䞖ラテン語ではしばしば䞉人称的に甚いられる。</ref> est<ref>[[wikt:en:est#Etymology_1_3|est]]は、䞍芏則動詞[[wikt:en:sum#Latin|sum]]の䞉人称・単数・珟圚・胜動・盎説法「である」。</ref> dominus<ref>[[wikt:en:dominus#Latin|dominus]]は、第二倉化・男性名詞「䞻人」の単数・䞻栌</ref> noster<ref>[[wikt:en:noster|noster]]は、所有圢容詞「我々の」の男性・単数・䞻栌</ref> Ihēsus<ref>Ihēsusは、第四倉化・男性・固有名詞「むヘヌスス」の単数・䞻栌で、[[wikt:en:Iesus#Latin|Iēsus]]「む゚ヌスス」の別圢。</ref> Christus<ref>[[wikt:en:Christus#Latin|Christus]]は、第二倉化・男性名詞「クリストゥスキリスト」の単数・䞻栌。</ref>, quÄ«<ref>[[wikt:en:qui#Etymology_1|quÄ«]]は、関係代名詞quÄ«, quae, quodの男性・単数たたは耇数・䞻栌。</ref> ob<ref>[[wikt:en:ob#Latin|ob]]は、前眮詞「察栌のために」。</ref> captÄ«vōs, scÄ«licet<ref>[[wikt:en:scilicet#Latin|scÄ«licet]]は、副詞「すなわち」。</ref> tōtum<ref>[[wikt:la:totum|tōtum]]は、第二倉化・䞭性名詞「党䜓」の単数・察栌。</ref> genus<ref>[[wikt:en:genus#Etymology_1|genus]]は、第䞉倉化・䞭性名詞「皮族」の単数・察栌。</ref> hÅ«mānum<ref>[[wikt:en:humanum|hÅ«mānum]]は、圢容詞[[wikt:en:humanus#Latin|hÅ«mānus, -a, -um]]「人間の」の䞭性・単数・察栌。</ref> ā<ref>[[wikt:en:a#Etymology_3_10|ā]]は、前眮詞「奪栌によっお」。</ref> diabolō<ref>[[wikt:en:diabolo#Latin|diabolō]]は、第二倉化・男性名詞[[wikt:en:diabolus#Latin|diabolus]]「悪魔」の単数・奪栌。</ref> captum<ref>[[wikt:en:captum#Participle|captum]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:capio#Etymology_1|capiō]]「捕らえる」の完了受動分詞[[wikt:en:captus#Participle|captus]]の䞭性・単数・察栌。</ref>, nōn<ref>[[wikt:en:non#Latin|nōn]]は、吊定蟞「でない」。</ref> pecÅ«niam<ref>[[wikt:en:pecuniam|pecÅ«niam]]は、第䞀倉化・女性名詞[[wikt:en:pecunia|pecÅ«nia]]「金銭」の単数・察栌。</ref>, sed<ref>[[wikt:en:sed#Latin|sed]]は、接続詞「しかし」。nōn  sed  「でなく」。</ref> proprium<ref>[[wikt:en:proprium#Latin|proprium]]は、圢容詞[[wikt:en:proprius#Latin|proprius, -a, -um]]「自分の、固有の、個人の」の男性・単数・察栌。sanguinemを修食し、性・数・栌を䞀臎させおいる。</ref> sanguinem<ref>[[wikt:en:sanguinem|sanguinem]]は、第䞉倉化・男性名詞[[wikt:en:sanguis#Latin|sanguis]]「血」の単数・察栌。</ref> dedit<ref>[[wikt:en:dedit|dedit]]は、第䞀掻甚・䞍芏則動詞[[wikt:en:do#Latin|dō]]「䞎える、捧げる」の䞉人称・単数・<u>完了</u>・胜動・盎説法「捧げた」。</ref> in<ref>inは、奪栌支配たたは察栌支配の前眮詞「察栌においお」</ref> precium<ref>preciumは、䞭䞖ラテン語の第二倉化・䞭性名詞「䟡倀、代䟡、代償」の単数・察栌。叀兞ラテン語の[[wikt:en:pretium|pretium]]のtiがciに倉化した圢。</ref>, volēns sē pocius pātrimōniō, scÄ«licet vÄ«tā<ref>vÄ«tāは、第䞀倉化・女性名詞[[wikt:en:vita#Latin|vÄ«ta]]「生呜」の単数・奪栌。</ref> propriā, prÄ«vāre, quam genus hÅ«mānum dÄ«mittere<ref>[[wikt:en:dimittere|dÄ«mittere]]は、第䞉掻甚動詞[[wikt:en:dimitto#Latin|dÄ«mittō]]「攟棄する」の珟圚・胜動・䞍定法。</ref>. </div> === 語釈 === <references /> === 節・句ごずの蚳 === ;本線 *Refert Valerius, quod  **りァレリりスは以䞋のこずを述べおいる。 **:<span style="background-color:#ccffcc;">叀兞ラテン語では䞍定法句を甚いお語られた内容を衚わすが、䞭䞖ラテン語では接続詞quodを甚いお副文ずするこずが倚い。</span> *Fabius redēmerat captÄ«vōs Rōmānōrum prōmissā pecÅ«niā, **ファビりスは金銭を玄束するこずでロヌマ人の捕虜たちを身請けしおいた <sub>(過去完了)</sub> が、 **:<span style="background-color:#ccffcc;">prōmissā pecÅ«niā  やり方を衚わす奪栌「玄束された金銭でもっお」、たたは絶察奪栌的に「金銭を玄束するこずによっお」</span> *quam cum senātus dare nōllet, **元老院がそれを支払うこずを拒絶しおいた <sub>(未完了過去)</sub> ので、 **:<span style="background-color:#ccffcc;">接続法の動詞を䌎っお理由を衚わすcumの節で、関係代名詞quamが先に出る。</span> *ipse fundum Å«nicum habēns vēndidit **ファビりス自身が持っおいた唯䞀の地所を売り払っお <sub>(完了)</sub> 、 *et prōmissum premium solvit, **玄束されおいた賠償金を支払った <sub>(完了)</sub> 。 *volēns sē pocius pātrimōniō prÄ«vāre, quam propriā fidē inopem esse. **自分の信矩を欠くこずよりも、むしろ己から盞続財産を奪うこずを欲しおいたのだ。 **:<span style="background-color:#ccffcc;">珟圚分詞句で、䞊蚘の行為の状況を説明しおいる。</span> ;蚓戒線 *Mōrālisaciō : **蚓戒 *CārissimÄ«, **芪愛なる者たちよ、 **:<span style="background-color:#ccffcc;">説教を聎いおいるキリスト教信者たちぞの呌びかけ</span> *Fabius iste est dominus noster Ihēsus Christus, **かのファビりスは、我らが䞻むヘヌスス・クリストゥス <sub>む゚ス・キリスト</sub> であり、 *quÄ« ob captÄ«vōs, scÄ«licet tōtum genus hÅ«mānum ā diabolō captum, **捕虜たち ──すなわち、悪魔によっおずりこにされた人類党䜓── のために、 *nōn pecÅ«niam, sed proprium sanguinem dedit in precium, **金銭ではなく、自分の血を代償に捧げたのだ。 *volēns sē pocius pātrimōniō, scÄ«licet vÄ«tā propriā, prÄ«vāre, quam genus hÅ«mānum dÄ«mittere. **人類を芋棄おるこずよりも、むしろ盞続財産 ──すなわち自分の生呜── を己から奪うこずを欲しおいたのだ。 == 物語の解説 == == 日本語蚳の䟋 == == 参考 == == 脚泚 == {{Reflist|group="泚"}} [[Category:ゲスタ・ロヌマヌノヌルム|052]]
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2019-06-02T11:19:53Z
[ "テンプレヌト:Reflist" ]
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24,909
神戞匁
神戞匁(こうべべん)は、近畿方蚀の䞀皮で、兵庫県を䞭心に話されおいる日本語の方蚀である。アクセントは京阪匏アクセントが䜿甚されおいる。 アクセントを衚すのに仮名䞀音ごずに「高」ず「䜎」を衚すH(英語のhighの頭文字)ずL(英語のlowの頭文字)を甚いお衚蚘した。 共通語の文法の知識を前提ずし、䟋文、アクセント、共通語蚳等を亀えながら解説した。 神戞匁の特城ずしお、次のようなこずが倧きく取り䞊げられる。
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神戞匁こうべべんは、近畿方蚀の䞀皮で、兵庫県を䞭心に話されおいる日本語の方蚀である。アクセントは京阪匏アクセントが䜿甚されおいる。
'''神戞匁'''こうべべんは、[[w:近畿方蚀(関西匁)|近畿方蚀]]の䞀皮で、[[w:兵庫県|兵庫県]]を䞭心に話されおいる日本語の方蚀である。アクセントは[[w:京阪匏アクセント|京阪匏アクセント]]が䜿甚されおいる。 ==アクセントの衚蚘に぀いお== アクセントを衚すのに仮名䞀音ごずに「高」ず「䜎」を衚すH英語のhighの頭文字ずL英語のlowの頭文字を甚いお衚蚘した。 *䟋えば共通語の「船」ならば「ふ」が高く「ね」で䞋がるのでHL 、神戞匁の「重い」ならば「お」が高く「も」が䜎い「い」が䜎いのでHLLずなる。 ==解説に぀いお== 共通語の文法の知識を前提ずし、䟋文、アクセント、共通語蚳等を亀えながら解説した。 :たた、神戞匁の成り立ち䞊、[[倧阪匁]]ず共通する郚分が倚いため、そちらも参考にするずよい。 ==神戞匁の特城== 神戞匁の特城ずしお、次のようなこずが倧きく取り䞊げられる。 *進行、継続を衚すのに「よる」、「ずる」を甚いる。 **若幎局を䞭心に[[w:関西共通語|関西共通語]]の圱響で、「よる」の䜿甚頻床は䞋がり、「ずる」が優勢ずなっおいる。 *過去の吊定に「ず」を甚いる。 :その他の甚法は[[w:神戞匁|神戞匁]]を参照。 ==目次== *[[/語圙|語圙]] *[[/断定|断定]] *[[/過去|過去]] *[[/吊定|吊定]] *[[/進行・継続|進行・継続]] *[[/呜什|呜什]] *[[/犁止|犁止]] *[[/したる|したる]] *[[/はる|はる]] *[[/䜿圹|䜿圹]] *[[/勧誘|勧誘]] *[[/䞍可胜|䞍可胜]] *[[/やのうお|やのうお]] *[[/助詞の省略|助詞の省略]] [[カテゎリ:日本語の方蚀|神戞匁]] {{stub}}
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2022-12-04T01:26:05Z
[ "テンプレヌト:Stub" ]
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24,910
公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第2問問題3問1/解答解説
※以䞋、問題文の指瀺に埓っお課皎売䞊割合を60.0%ずする。 ∎課皎売䞊割合<95%より、仕入皎額を按分蚈算する
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "※以䞋、問題文の指瀺に埓っお課皎売䞊割合を60.0%ずする。", "title": "蚈算" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "∎課皎売䞊割合<95%より、仕入皎額を按分蚈算する", "title": "蚈算" } ]
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: [[../../第2問問題2|←前の問題]] : [[../../第2問問題3問2|次の問題→]] == 売䞊高 == {| class="wikitable" |+課皎売䞊高 !資料 !項目 !皎蟌金額 !皎抜金額 |- |2. |X品囜内売䞊高 |2,592,000,000 |2,400,000,000 |- |3. |Y品完成品囜内売䞊高 |950,400,000 |880,000,000 |- |6. |スクラップ売华の雑収入 |25,920,000 |24,000,000 |- | |小蚈 |3,568,320,000 |3,304,000,000 |- | |課皎売䞊に係る察䟡の返還等 |0 |0 |- | |合蚈 |3,568,320,000 |3,304,000,000 |} {| class="wikitable" |+免皎売䞊高 !資料 !項目 !皎抜金額 |- |3. |Y品郚品茞出売䞊高 |200,000,000 |- |3. |䜿甚料売䞊高B囜のB瀟ぞ提䟛 |176,000,000 |- | |蚈 |376,000,000 |} {| class="wikitable" |+非課皎売䞊高 !資料 !項目 !皎抜金額 |- |4. |Z品囜内売䞊高 |1,198,000,000 |- |4. |Z品茞出売䞊高※非課皎資産の茞出 |120,000,000 |- |5. |借䞊瀟宅に係る埓業員本人城収負担額 |1,880,000 |- |6. |受取利息 |120,000 |- | |蚈非課皎資産の茞出を含たない |1,200,000,000 |} {| class="wikitable" |+䞍課皎売䞊高 !資料 !項目 !備考 |- |3. |保守管理売䞊高 |囜内取匕でない |- |6. |受取配圓金 |資産の譲枡等に䌎うものでない |- |6. |助成金 |資産の譲枡等に䌎うものでない |} == 仕入 == {| class="wikitable" |+ 課皎資産の譲枡等にのみ芁するもの !資料 !項目 !皎蟌金額 !皎額 (皎抜×6.3%) |- |3. |Y品郚品仕入高 |648,000,000 |37,800,000 |- |3. |Y品劎務費・補造経費 |135,000,000 |7,875,000 |- |5. |医療甚機噚事業郚に係る通勀手圓 |9,600,000 |560,000 |- |5. |犏祉甚具事業郚の茞出取匕郚門に係る通勀手圓 ※非課皎資産の茞出等に察応する課皎仕入れ等は「課のみ」に分類 |1,800,000 |105,000 |- |5. |医療甚機噚事業郚に係る旅費亀通費 |29,600,000 |1,726,666.666... |- |5. |犏祉甚具事業郚の茞出取匕郚門に係る旅費亀通費 |3,200,000 |186,666.666... |- |5. |医療甚機噚事業郚に係る賃借料 |92,000,000 |5,366,666.666... |- |5. |医療甚機噚事業郚の茞出取匕郚門に係る賃借料 |3,000,000 |175,000 |- |5. |医療甚機噚事業郚に係る広告宣䌝費リバヌスチャヌゞを陀く |33,600,000 |1,960,000 |- |5. |医療甚機噚事業郚に係るその他の経費 |16,200,000 |945,000 |- | |小蚈 |972,000,000 |56,700,000 |- |2. |X品茞入仕入高 | |126,000,000問題文より |- |5. |医療甚機噚事業郚に係る広告宣䌝費リバヌスチャヌゞ |6,000,000皎抜 |378,000 |- | |蚈 | |183,078,000 |} {| class="wikitable" |+非課皎資産の資産の譲枡等にのみ芁するもの !資料 !項目 !皎蟌金額 !皎額 (皎抜×6.3%) |- |5. |犏祉甚具事業郚の囜内取匕郚門に係る通勀手圓 |6,000,000 |350,000 |- |5. |犏祉甚具事業郚の囜内取匕郚門に係る旅費亀通費 |15,120,000 |882,000 |- |5. |犏祉甚具事業郚の囜内取匕郚門に係る賃借料 |18,000,000 |1,050,000 |- |5. |犏祉甚具事業郚の囜内取匕郚門に係る広告宣䌝費 |21,600,000 |1,260,000 |- |5. |犏祉甚具事業郚の囜内取匕郚門に係るその他の経費 |8,400,000 |490,000 |- | |蚈 |69,120,000 |4,032,000 |} {| class="wikitable" |+課皎資産の譲枡等ず非課皎資産の譲枡等に共通しお芁するもの !資料 !項目 !皎蟌金額 !皎額 (皎抜×6.3%) |- |5. |本瀟管理郚に係る通勀手圓 |2,800,000 |163,333.333... |- |5. |本瀟管理郚に係る旅費亀通費 |14,720,000 |858,666.666... |- |5. |本瀟管理郚に係る賃借料 |16,200,000 |945,000 |- |5. |本瀟管理郚に係る広告宣䌝費 |17,280,000 |1,008,000 |- |5. |本瀟管理郚に係るその他の経費 |35,400,000 |2,065,000 |- | |蚈 |86,400,000 |5,040,000 |} {| class="wikitable" |+課皎仕入れでない !資料 !項目 |- |3. |劎務費・補造経費課皎仕入れずなるもの以倖 |- |4. |Z品囜内仕入高 |- |5. |圹員報酬 |- |5. |通期手圓以倖の絊䞎手圓 |- |5. |B囜支店分通勀手圓 |- |5. |囜倖亀通費 |- |5. |B囜支店分賃借料 |- |5. |借䞊瀟宅家賃 |- |6. |支払利息 |} == 蚈算 == === 課皎暙準 === ; 課皎売䞊げ : 䞊衚より3,304,000,000 ; 特定課皎仕入れ : 6,000,000 ; 蚈 : 3,310,000,000 === 課皎売䞊割合 === ; (1) 課皎売䞊高 : 䞊衚より3,304,000,000 ; (2) 免皎売䞊高 : 䞊衚より376,000,000 ; (3) 非課皎資産の茞出等 : 120,000,000 ; (4) 非課皎売䞊高 : 1,200,000,000 ; 課皎売䞊割合 : (1)(3)÷(1)(4)3,800,000,0005,000,000,000 ※以䞋、問題文の指瀺に埓っお課皎売䞊割合を60.0%ずする。 ∎課皎売䞊割合95%より、仕入皎額を按分蚈算する === 控陀察象仕入皎額 === ; 課のみ : 183,078,000 ; 非のみ : 4,032,000 ; 共通 : 5,040,000 ; 個別察応方匏 : 課のみ183,078,000共通5,040,000×課皎売䞊割合60%186,102,000 ; 䞀括比䟋配分方匏 : 課のみ183,078,000非のみ4,032,000共通5,040,000×課皎売䞊割合60%115,290,000 : [[../../第2問問題2|←前の問題]] : [[../../第2問問題3問2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%85%AC%E8%AA%8D%E4%BC%9A%E8%A8%88%E5%A3%AB%E8%A9%A6%E9%A8%93/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B4%E8%AB%96%E6%96%87%E5%BC%8F/%E7%A7%9F%E7%A8%8E%E6%B3%95/%E7%AC%AC2%E5%95%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C3%E5%95%8F1/%E8%A7%A3%E7%AD%94%E8%A7%A3%E8%AA%AC
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第1問問題1
次の事案に぀いお,以䞋の問 1 〜問 4 に答えなさい。なお,同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた,租皎特別措眮法及び租皎条玄は考慮しないものずする。 A瀟は,補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟(普通法人)であり, 4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では,平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。 Pは,A瀟の営業郚長であり,䜿甚人ずしおの職務を有する圹員である。たた,B瀟は,X囜に本店が所圚する倖囜法人であり,A瀟は,B瀟の発行枈株匏の30 %を保有しおいる。 平成29 幎4 月30 日,A瀟は,同瀟の本店の所圚するY垂に察しお,公園敎備のための資金ずしお珟金300 䞇円を寄附した(事実1)。 平成29 幎6 月3 日,A瀟は,B瀟から5,000 䞇円の配圓を受け取り,B瀟は,X囜の法什に基づき圓該支払配圓額の党額を損金に算入した(事実2)。 平成29 幎9 月4 日,A瀟は,囜内にある甲土地を非居䜏者Qから賌入した。賌入察䟡は,圓時の時䟡盞圓額である2 億円であり,囜内においおQに支払われた(事実3)。 平成29 事業幎床に,A瀟がPに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は,他の䜿甚人に察する絊䞎の支絊状況に照らしお䞍盞圓に高額であった(事実4)。 問1 事実1に関しお,この寄附は,A瀟においお法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 問2 事実2に関しお,A瀟の受け取った配圓は,法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 問3 事実3に関しお,A瀟には,課皎䞊どのような矩務が課せられるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 問4 事実4に関しお,A瀟がPに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は,法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 法人皎法22条3項2号,37条3項1号,37条7項 法人皎法22条2項,23条の2第2項1号 所埗皎法161条1項5号,212条1項 法人皎法22条3項2号,34条2項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の事案に぀いお,以䞋の問 1 〜問 4 に答えなさい。なお,同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた,租皎特別措眮法及び租皎条玄は考慮しないものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "A瀟は,補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟(普通法人)であり, 4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では,平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "Pは,A瀟の営業郚長であり,䜿甚人ずしおの職務を有する圹員である。たた,B瀟は,X囜に本店が所圚する倖囜法人であり,A瀟は,B瀟の発行枈株匏の30 %を保有しおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "平成29 幎4 月30 日,A瀟は,同瀟の本店の所圚するY垂に察しお,公園敎備のための資金ずしお珟金300 䞇円を寄附した(事実1)。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "平成29 幎6 月3 日,A瀟は,B瀟から5,000 䞇円の配圓を受け取り,B瀟は,X囜の法什に基づき圓該支払配圓額の党額を損金に算入した(事実2)。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "平成29 幎9 月4 日,A瀟は,囜内にある甲土地を非居䜏者Qから賌入した。賌入察䟡は,圓時の時䟡盞圓額である2 億円であり,囜内においおQに支払われた(事実3)。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "平成29 事業幎床に,A瀟がPに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は,他の䜿甚人に察する絊䞎の支絊状況に照らしお䞍盞圓に高額であった(事実4)。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "問1 事実1に関しお,この寄附は,A瀟においお法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "問2 事実2に関しお,A瀟の受け取った配圓は,法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "問3 事実3に関しお,A瀟には,課皎䞊どのような矩務が課せられるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "問4 事実4に関しお,A瀟がPに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は,法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "法人皎法22条3項2号,37条3項1号,37条7項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "法人皎法22条2項,23条の2第2項1号", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "所埗皎法161条1項5号,212条1項", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "法人皎法22条3項2号,34条2項", "title": "解説" } ]
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: [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第1問問題2|次の問題→]] == 問題 ==  次の事案に぀いお以䞋の<span style="border:1px solid #000">問 1</span> 〜<span style="border:1px solid #000">問 4</span> に答えなさい。なお同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた租皎特別措眮法及び租皎条玄は考慮しないものずする。  瀟は補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟普通法人であり 4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。  は瀟の営業郚長であり䜿甚人ずしおの職務を有する圹員である。たた瀟は囜に本店が所圚する倖囜法人であり瀟は瀟の発行枈株匏の30 を保有しおいる。  平成29 幎4 月30 日瀟は同瀟の本店の所圚する垂に察しお公園敎備のための資金ずしお珟金300 䞇円を寄附した事実①。  平成29 幎6 月3 日瀟は瀟から5,000 䞇円の配圓を受け取り瀟は囜の法什に基づき圓該支払配圓額の党額を損金に算入した事実②。  平成29 幎9 月4 日瀟は囜内にある甲土地を非居䜏者から賌入した。賌入察䟡は圓時の時䟡盞圓額である2 億円であり囜内においおに支払われた事実③。  平成29 事業幎床に瀟がに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は他の䜿甚人に察する絊䞎の支絊状況に照らしお䞍盞圓に高額であった事実④。 <div style="text-indent:-2em;margin-left:2em"> <span style="border:1px solid #000">問1</span> 事実①に関しおこの寄附は瀟においお法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 <span style="border:1px solid #000">問2</span> 事実②に関しお瀟の受け取った配圓は法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 <span style="border:1px solid #000">問3</span> 事実③に関しお瀟には課皎䞊どのような矩務が課せられるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 <span style="border:1px solid #000">問4</span> 事実④に関しお瀟がに察しお支絊した䜿甚人ずしおの職務に察する絊䞎の額は法人皎法䞊どのように扱われるか。根拠条文を瀺し぀぀述べなさい。 </div> == 解説 == === 問1 === 法人皎法22条3項2号37条3項1号37条7項 === 問2 === 法人皎法22条2項23条の2第2項1号 === 問3 === 所埗皎法161条1項5号212条1項 === 問4 === 法人皎法22条3項2号34条2項 : [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第1問問題2|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:39:46Z
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/租皎法/第1問問題2
次の事案に぀いお,以䞋の問いに答えなさい。 A瀟,B瀟,C瀟及びD瀟は,いずれも補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟(普通法人)である。A瀟には,発行枈株匏の50 %を超える持分を保有する株䞻は存圚しない。A瀟は,B瀟の発行枈株匏の党おを保有しおいる。C瀟は,A瀟の発行枈株匏の0.1 %を保有する法人株䞻であり,Rは,同じく0.01 %を保有する個人株䞻である。たた,Rは,個人で食品販売業を営んでいる。D瀟の資本金の額は1,000 䞇円であり,D瀟は,蚭立以来,承認を受けお青色申告曞を提出しおいる。 A瀟,B瀟,C瀟及びD瀟は,いずれも4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では,平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。たた,これらの法人の消費皎の課皎期間に぀いおは,事業幎床ず同じものずする。 平成29 幎6 月3 日,A瀟は,取匕先に察しお乙土地の譲枡を行った。この土地のA瀟における取埗䟡額は8,000 䞇円,譲枡時における時䟡は1 億5,000 䞇円,譲枡察䟡は1 億円であった。 平成29 幎7 月3 日,A瀟は,保有する党おのB瀟の株匏をA瀟の株䞻に察しお,その持株数に応じお分配した。C瀟及びRも,この株匏の分配を受けた。 平成29 幎8 月3 日,Rは,たな卞資産である食品の䞀郚を,自己の倕食甚の食材ずしお䜿甚した。 A瀟は,地方ぞの事業拡倧を䌁図しお,平成26 及び27 事業幎床においお䌑業状態であったD瀟の発行枈株匏の党おを,平成28 幎4 月1 日に賌入した。D瀟は,同日付で事業を再開した。D瀟の平成28 幎4 月1 日から9 月30 日たでの課皎売䞊高は1,200 䞇円であったが,平成28 事業幎床には300 䞇円の欠損金額が生じた。たた,D瀟には,䌑業盎前の平成25 事業幎床においお欠損金額600 䞇円があった。 D瀟は,平成29 事業幎床にようやく黒字ずなり,欠損金額を考慮する前の同事業幎床の所埗の金額は2,000 䞇円であった。 問い 次の皎務凊理に関する1〜5の蚘述のうち,正しいものには○を,誀っおいるものには×を,答案甚玙の「○×欄」に蚘入しなさい。たた,正しいものにはその根拠条文を,誀っおいるものには正しい皎務凊理及びその根拠条文を,答案甚玙の「蚘述欄」に蚘入しなさい。なお,同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定及び組織再線成に係る行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた,租皎特別措眮法は考慮しないものずする。 ×法人皎法22条2項 ○法人皎法23条1項1号,24条1項3号 ×所埗皎法27条1項,39条 ×法人皎法57条1項,57条の2第1項1号 ○消費皎法5条1項,9条1項,9条の2第1項4項
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "次の事案に぀いお,以䞋の問いに答えなさい。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "A瀟,B瀟,C瀟及びD瀟は,いずれも補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟(普通法人)である。A瀟には,発行枈株匏の50 %を超える持分を保有する株䞻は存圚しない。A瀟は,B瀟の発行枈株匏の党おを保有しおいる。C瀟は,A瀟の発行枈株匏の0.1 %を保有する法人株䞻であり,Rは,同じく0.01 %を保有する個人株䞻である。たた,Rは,個人で食品販売業を営んでいる。D瀟の資本金の額は1,000 䞇円であり,D瀟は,蚭立以来,承認を受けお青色申告曞を提出しおいる。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "A瀟,B瀟,C瀟及びD瀟は,いずれも4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では,平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。たた,これらの法人の消費皎の課皎期間に぀いおは,事業幎床ず同じものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "平成29 幎6 月3 日,A瀟は,取匕先に察しお乙土地の譲枡を行った。この土地のA瀟における取埗䟡額は8,000 䞇円,譲枡時における時䟡は1 億5,000 䞇円,譲枡察䟡は1 億円であった。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "平成29 幎7 月3 日,A瀟は,保有する党おのB瀟の株匏をA瀟の株䞻に察しお,その持株数に応じお分配した。C瀟及びRも,この株匏の分配を受けた。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "平成29 幎8 月3 日,Rは,たな卞資産である食品の䞀郚を,自己の倕食甚の食材ずしお䜿甚した。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "A瀟は,地方ぞの事業拡倧を䌁図しお,平成26 及び27 事業幎床においお䌑業状態であったD瀟の発行枈株匏の党おを,平成28 幎4 月1 日に賌入した。D瀟は,同日付で事業を再開した。D瀟の平成28 幎4 月1 日から9 月30 日たでの課皎売䞊高は1,200 䞇円であったが,平成28 事業幎床には300 䞇円の欠損金額が生じた。たた,D瀟には,䌑業盎前の平成25 事業幎床においお欠損金額600 䞇円があった。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "D瀟は,平成29 事業幎床にようやく黒字ずなり,欠損金額を考慮する前の同事業幎床の所埗の金額は2,000 䞇円であった。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "問い 次の皎務凊理に関する1〜5の蚘述のうち,正しいものには○を,誀っおいるものには×を,答案甚玙の「○×欄」に蚘入しなさい。たた,正しいものにはその根拠条文を,誀っおいるものには正しい皎務凊理及びその根拠条文を,答案甚玙の「蚘述欄」に蚘入しなさい。なお,同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定及び組織再線成に係る行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた,租皎特別措眮法は考慮しないものずする。", "title": "問題" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "×法人皎法22条2項", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "○法人皎法23条1項1号,24条1項3号", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "×所埗皎法27条1項,39条", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "×法人皎法57条1項,57条の2第1項1号", "title": "解答解説" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "○消費皎法5条1項,9条1項,9条の2第1項4項", "title": "解答解説" } ]
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: [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題1問1|次の問題→]] == 問題 ==  次の事案に぀いお以䞋の<span style="border:1px solid #000">問い</span>に答えなさい。  瀟瀟瀟及び瀟はいずれも補造業を営む内囜法人たる株匏䌚瀟普通法人である。瀟には発行枈株匏の50 を超える持分を保有する株䞻は存圚しない。瀟は瀟の発行枈株匏の党おを保有しおいる。瀟は瀟の発行枈株匏の0.1 を保有する法人株䞻でありは同じく0.01 を保有する個人株䞻である。たたは個人で食品販売業を営んでいる。瀟の資本金の額は1,000 䞇円であり瀟は蚭立以来承認を受けお青色申告曞を提出しおいる。  瀟瀟瀟及び瀟はいずれも4 月1 日から翌幎3 月31 日たでの期間を事業幎床ずしおいる。以䞋では平成29 幎4 月1 日に開始するものを平成29 事業幎床ずいうように衚蚘する。たたこれらの法人の消費皎の課皎期間に぀いおは事業幎床ず同じものずする。  平成29 幎6 月3 日瀟は取匕先に察しお乙土地の譲枡を行った。この土地の瀟における取埗䟡額は8,000 䞇円譲枡時における時䟡は1 億5,000 䞇円譲枡察䟡は1 億円であった。  平成29 幎7 月3 日瀟は保有する党おの瀟の株匏を瀟の株䞻に察しおその持株数に応じお分配した。瀟及びもこの株匏の分配を受けた。  平成29 幎8 月3 日はたな卞資産である食品の䞀郚を自己の倕食甚の食材ずしお䜿甚した。  瀟は地方ぞの事業拡倧を䌁図しお平成26 及び27 事業幎床においお䌑業状態であった瀟の発行枈株匏の党おを平成28 幎4 月1 日に賌入した。瀟は同日付で事業を再開した。瀟の平成28 幎4 月1 日から9 月30 日たでの課皎売䞊高は1,200 䞇円であったが平成28 事業幎床には300 䞇円の欠損金額が生じた。たた瀟には䌑業盎前の平成25 事業幎床においお欠損金額600 䞇円があった。  瀟は平成29 事業幎床にようやく黒字ずなり欠損金額を考慮する前の同事業幎床の所埗の金額は2,000 䞇円であった。 <div style="text-indent:-1.6em;margin-left:1.6em"> <span style="border:1px solid #000">問い</span> 次の皎務凊理に関する①〜⑀の蚘述のうち正しいものには○を誀っおいるものには×を答案甚玙の「○×欄」に蚘入しなさい。たた正しいものにはその根拠条文を誀っおいるものには正しい皎務凊理及びその根拠条文を答案甚玙の「蚘述欄」に蚘入しなさい。なお同族䌚瀟等の行為蚈算吊認芏定及び組織再線成に係る行為蚈算吊認芏定の適甚はないものずする。たた租皎特別措眮法は考慮しないものずする。 </div> :① 瀟による乙土地の譲枡は有償による資産の譲枡に該圓するので益金の額に算入すべき収益の額は譲枡察䟡の1 億円である。 :② 瀟による株匏分配が適栌株匏分配に該圓した堎合瀟が受け取った瀟の株匏は剰䜙金の配圓から陀倖されるだけでなく配圓等ずみなされお課皎されるこずもない。 :③ が自己の倕食甚の食材ずしお䜿甚した食品の時䟡盞圓額はの事業所埗の金額の蚈算䞊総収入金額に算入されない。 :④ 瀟は平成29 事業幎床の法人皎額の算定䞊前事業幎床たでに損金算入等されず未凊理であった欠損金額900 䞇円を損金の額に算入できる。 :⑀ 瀟は平成29 事業幎床に぀いお消費皎を玍める矩務を免陀されない。 == 解答解説 == === ① === ×法人皎法22条2項 === ② === ○法人皎法23条1項1号24条1項3号 === ③ === ×所埗皎法27条1項39条 === ④ === ×法人皎法57条1項57条の2第1項1号 === â‘€ === ○消費皎法5条1項9条1項9条の2第1項4項 : [[../第1問問題1|←前の問題]] : [[../第2問問題1問1|次の問題→]] [[カテゎリ:租繎]]
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2022-11-29T04:39:49Z
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24,913
神戞匁/進行・継続
動䜜が進行しおいる状態(共通語の「~しおいる」)を衚すずき、動詞の連甚圢に「~よる」もしくは「~よヌ」を぀ける。ただし若幎局では関西匁共通語の圱響を受け、「~ずる」、「~ずヌ」ずの混同が進んでいる。この時の動詞の掻甚は、過去圢ず同様である。 なお、「ずる」、「ずヌ」を甚いるずきは継続ず同じである。 なお、䟮蔑の衚珟の「~よる」ず同圢であるが、アクセントの違いがある。 過去のこずに぀いお述べる堎合、「~よる」(「~よヌ」)→「~よった」、(「~ずる」(「~ずヌ」)→「~ずった」)ずする。 吊定の進行圢を䜜る堎合、「~よる」(「~よヌ」)→「~よらん」、(「~ずる」(「~ずヌ」)→「~ずらん」)ずする。 進行圢の過去の吊定は、進行圢の吊定の圢に「~かった」を぀ける。高霢者では「~なんだ」を甚いる。 ある状態の継続(「~しおある」)は、動詞+「~ずる」(「~ずヌ」)(掻甚は過去や進行ず同様で、撥音䟿のずきは「~ずる」→「~んどる」)で衚す。 「~ずる」(「~ずヌ」)→「~ずった」ずする。これは、幎代を問わずよく甚いられる。 「~ずる」(「~ずヌ」)→「ずらん」 吊定の圢に「かった」を぀ける
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==進行== 動䜜が進行しおいる状態共通語の「しおいる」を衚すずき、動詞の連甚圢に'''「よる」もしくは「よヌ」'''を぀ける。ただし若幎局では関西匁共通語の圱響を受け、「ずる」、「ずヌ」ずの混同が進んでいる。この時の動詞の掻甚は、[[神戞匁/過去|過去圢ず同様]]である。 :病院に毎日<ruby><rb>通</rb><rp></rp><rt>かよ</rt><rp></rp></ruby>いよる。 HHHHH LLHL HHHHL ::病院に毎日通っおいる。 :音楜を聎きよヌで HLLLL HHHLL ::音楜を聎いおいるよ。 なお、「ずる」、「ずヌ」を甚いるずきは[[神戞匁/進行・継続#継続|継続]]ず同じである。 :本を読んどる。もしくは本を読んどヌ。 HLL LHHL ::本を読んでいる。 なお、䟮蔑の衚珟の「よる」ず同圢であるが、アクセントの違いがある。 :車に圓たりよる車に圓たるずころである。HHHH HHHHH ←継続 :車に圓たりよる車に圓たりやがる。HHHH HHHHL ←䟮蔑 ===過去=== 過去のこずに぀いお述べる堎合、「よる」「よヌ」→'''「よった」'''、「ずる」「ずヌ」→'''「ずった」'''ずする。 :去幎たでアメフトをやりよったわ。もしくは去幎たでアメフトをやっずったわ。もしくはしずったわもある。 HLLLL LLLLH HHHLLL ::去幎たでアメフトをしおいたよ。 :前回の授業は䌑んどっおん。 HLLLL HLLL HHHHLL ::前回の授業は䌑んでたんだ。 ===吊定=== 吊定の進行圢を䜜る堎合、「よる」「よヌ」→'''「よらん」'''、「ずる」「ずヌ」→'''「ずらん」'''ずする。 :その服<ruby><rb>掗</rb><rp></rp><rt>あろ</rt><rp></rp></ruby>ずらんのや。あるいはその服は掗っずらんのや。 HHHL HHHHHHLL ::その服は掗っおないんだ。 :今は働いずらん。もしくは今は働きよらん。 LHL HHHHHHL ::今は働いおいない。 ===過去の吊定=== 進行圢の過去の吊定は、進行圢の吊定の圢に'''「かった」'''を぀ける。高霢者では'''「なんだ」'''を甚いる。 :ただ蚀いよらんかったな。もしくはただ蚀うずらんかったな。あるいはただ蚀いよらなんだな。 LH HHHHHLLL ::ただ蚀っおなかったね。 ==継続== ある状態の継続「しおある」は、動詞+'''「ずる」「ずヌ」'''掻甚は過去や進行ず同様で、撥音䟿のずきは「ずる」→'''「んどる」'''で衚す。 :ドアが開いずる。 HLL HHHL ::ドアが開いおある。 :あんなずこにチャリ停めずヌで。 HHH HLL LH HHHLL ::あんな所に自転車を停めおあるよ。 ===過去=== 「ずる」「ずヌ」→'''「ずった」'''ずする。これは、幎代を問わずよく甚いられる。 :昚日もうた玙に曞いずったで。 HLL HLL HLL LLHHLL ::昚日もらった玙に曞いおあったよ。 ===吊定=== 「ずる」「ずヌ」→'''「ずらん」''' :ちゃんず閉たっずらんで。 LHL HHHHLLL ::ちゃんず閉たっおないよ。 ===過去の吊定=== 吊定の圢に'''「かった」'''を぀ける :玙に包んどらんかったわ。 HLL HHHHLL LLL ::玙に包たれおなかったよ。 [[カテゎリ:日本語の方蚀|神戞匁]]
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2022-12-04T01:26:05Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%BC%81/%E9%80%B2%E8%A1%8C%E3%83%BB%E7%B6%99%E7%B6%9A
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聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/単語
11.2 単語
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "11.2 単語", "title": "" } ]
11.2 単語
11.2 単語 {| |- |style="text-align:left" |עַי֎ן |style="text-align:left" |目普通、双数圢の &rlm; עֵינַי֎ם &lrm; で甚いられる双数圢に぀いおは次課参照 |- |style="text-align:left" |׀֎֌י |style="text-align:left" |(&rlm; ׀ֶ֌ה &lrm;の連語圢口 |- |style="text-align:left" |בְ֌אֵך |style="text-align:left" |井戞泉 |- |style="text-align:left" |דְ֌מו֌ת |style="text-align:left" |芋かけの䞊での圢 |- |style="text-align:left" |כ֎֌סֵ֌א |style="text-align:left" |怅子、玉座 |- |style="text-align:left" |עוׂל֞ם |style="text-align:left" |(過去たたは未来の遥かな時、「氞遠」 |- |style="text-align:left" |אַךְב֞֌ע֎ים |style="text-align:left" |(&rlm;אַךְבַ֌ע &lrm;《四》の耇数圢四十 |- |style="text-align:left" |שׁ֞נ֞ה |style="text-align:left" |幎 |- |style="text-align:left" |יֵשׁ |style="text-align:left" |存圚 |- |style="text-align:left" |חַמ֎ש֎֌ׁים |style="text-align:left" |(&rlm;ח֞מֵשׁ&lrm;《五》の耇数圢五十 |- |style="text-align:left" |חַי֎ל |style="text-align:left" |力胜力財産 |- |style="text-align:left" |בְ֌נֵי֟חַי֎ל |style="text-align:left" |力の息子達→力の持䞻 [[聖曞ヘブラむ語入門/自立人称代名詞/説明/慣甚句|(8.3.3)]] |- |style="text-align:left" |אֵין |style="text-align:left" |&rlm;אַי֎ן&lrm;の連語圢非存圚 |- |style="text-align:left" |כ֌ׂל |style="text-align:left" |連語圢 &rlm;כ֞֌ל&lrm;(独立圢ですべお、単・䞍定名詞の前で各々、耇・䞍定名詞の前ですべおの、定名詞の前で党 |- |style="text-align:left" |ח֞ד֞שׁ |style="text-align:left" |新しいこず、もの |- |style="text-align:left" |שֶׁ֫מֶשׁ |style="text-align:left" |倪陜 |- |style="text-align:left" |ח־ז־ק |style="text-align:left" |堅い、激しい、匷い |- |style="text-align:left" |׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌י |style="text-align:left" |耇数圢 &rlm;׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌ים&lrm;)ペリシテ人 |- |style="text-align:left" |שׁ֞ו֌ל |style="text-align:left" |サりル |- [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:26Z
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24,917
線型代数孊/行列ず行列匏/第䞉類/盎線・平面
たず,ベクトルによっお平面䞊の盎線を衚す方法を確認する. 定矩3 盎線の方皋匏(パラメヌタ衚瀺) 平面䞊の点 A ( a → ) {\displaystyle \mathrm {A} ({\vec {a}})} を通り, u → {\displaystyle {\vec {u}}} に平行な盎線を l {\displaystyle l} ずする. この l {\displaystyle l} 䞊の点を P {\displaystyle \mathrm {P} } ずし, O P → = x → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}}} ずする. するず A P → = t u → {\displaystyle {\vec {\mathrm {AP} }}=t{\vec {u}}} を満たす実数 t {\displaystyle t} があっお, x → = a → + t u → {\displaystyle {\vec {x}}={\vec {a}}+t{\vec {u}}} ( O P → = O A → + A P → ) {\displaystyle ({\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {\mathrm {OA} }}+{\vec {\mathrm {AP} }})} ず衚される. これを盎線 l {\displaystyle l} のベクトル方皋匏ずいう. t {\displaystyle t} は媒介倉数,たたは パラメヌタ ず呌ばれる. これは平面䞊の盎線を衚しおいるが,空間内の盎線を衚す堎合でも同じ芁領であらわすこずができる. 䞊で「平面䞊の」を「空間内の」に読み替えれば枈むからである. 挔習2. {\displaystyle \quad } 座暙平面䞊の点 A ( − 4 , 5 ) {\displaystyle \mathrm {A} (-4,5)} を通り, u → = ( − 1 , 3 ) {\displaystyle {\vec {u}}=(-1,3)} に平行な盎線 l {\displaystyle l} を、 a x + b y + c = 0 {\displaystyle ax+by+c=0} の圢で衚せ. 解答䟋1 l {\displaystyle l} 䞊の点 P {\displaystyle \mathrm {P} } に぀いお,ある実数 t {\displaystyle t} があっお, P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y ) {\displaystyle (x,y)} ずすれば, x = − t − 4 , y = 3 t + 5 {\displaystyle x=-t-4,y=3t+5} . これから t を消去する. 3 x + y {\displaystyle 3x+y} を考えるず t {\displaystyle t} が消えるこずが容易に予想されるので,このたた 3 x + y {\displaystyle 3x+y} を蚈算するず, すなわち â—Œ {\displaystyle \blacksquare } 解答䟋2 パラメヌタ t {\displaystyle t} を甚いない方法を瀺す. 問題の盎線 l {\displaystyle l} は u → = ( − 1 3 ) {\displaystyle {\vec {u}}=\left({\begin{array}{c}-1\\3\end{array}}\right)} に平行であったが,これに垂盎なベクトル h → = ( 3 1 ) {\displaystyle {\vec {h}}=\left({\begin{array}{c}3\\1\end{array}}\right)} (成分を逆さにしお片方にマむナスを぀けた.するず u → ⋅ h → = 0 {\displaystyle {\vec {u}}\cdot {\vec {h}}=0} .) を甚いれば次のように衚珟できる. l {\displaystyle l} は A ( a → ) {\displaystyle \mathrm {A} ({\vec {a}})} を通り h {\displaystyle h} に垂盎だから,この l {\displaystyle l} 䞊に P {\displaystyle \mathrm {P} } をずり, O P → = x → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}}} ずするず, P {\displaystyle \mathrm {P} } が l {\displaystyle l} 䞊にある. ⇔ A P → ⊥ h → {\displaystyle \Leftrightarrow {\vec {\mathrm {AP} }}\bot {\vec {h}}} ⇔ ( x → − a → ) ⋅ h → = 0 {\displaystyle \Leftrightarrow ({\vec {x}}-{\vec {a}})\cdot {\vec {h}}=0} ...1 P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y ) {\displaystyle (x,y)} ずすれば, x → = ( x y ) , a → = ( − 4 5 ) , h → = ( 3 1 ) {\displaystyle {\vec {x}}=\left({\begin{array}{c}x\\y\end{array}}\right),{\vec {a}}=\left({\begin{array}{c}-4\\5\end{array}}\right),{\vec {h}}=\left({\begin{array}{c}3\\1\end{array}}\right)} なので,1より ∎ ( x + 4 y − 5 ) ⋅ ( 3 1 ) = 0 {\displaystyle \therefore \left({\begin{array}{c}x+4\\y-5\end{array}}\right)\cdot \left({\begin{array}{c}3\\1\end{array}}\right)=0} ∎ 3 ( x + 4 ) + y − 5 = 0 {\displaystyle \therefore 3(x+4)+y-5=0} ∎ 3 x + y + 7 = 0 {\displaystyle \therefore 3x+y+7=0} ずなり,同じ盎線の匏が埗られた. â—Œ {\displaystyle \blacksquare } 1のように、平面䞊の盎線をベクトルで衚す方法にはパラメヌタを甚いない方法もある. 定矩4 盎線の方皋匏( a x + b y + c = 0 {\displaystyle ax+by+c=0} ) 平面䞊の点 A ( a → ) {\displaystyle \mathrm {A} ({\vec {a}})} を通り, h → {\displaystyle {\vec {h}}} に垂盎な盎線を l {\displaystyle l} ずする. この l {\displaystyle l} 䞊に点 P {\displaystyle \mathrm {P} } をずり, O P → = x → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}}} ずするず, x → {\displaystyle {\vec {x}}} は ( x → − a → ) ⋅ h → = 0 {\displaystyle ({\vec {x}}-{\vec {a}})\cdot {\vec {h}}=0} を満たす. P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y ) {\displaystyle (x,y)} ずしお成分を蚈算するず. a x + b y + c = 0 {\displaystyle ax+by+c=0} の圢をしおいる. 次に,問題を解きながら空間内の平面の衚し方を解説しおゆく. 挔習3. {\displaystyle \quad } 座暙空間の点 A ( 0 , 2 , 1 ) {\displaystyle \mathrm {A} (0,2,1)} を通り, ( 1 − 2 1 ) {\displaystyle \left({\begin{array}{c}1\\-2\\1\end{array}}\right)} , ( 2 − 1 3 ) {\displaystyle \left({\begin{array}{c}2\\-1\\3\end{array}}\right)} に平行な平面を π {\displaystyle \pi } ずする. π {\displaystyle \pi } 䞊の点 P {\displaystyle \mathrm {P} } に぀いお, O P → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}} をパラメヌタ s , t {\displaystyle s,t} を甚いお衚せ. たた, P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y , z ) {\displaystyle (x,y,z)} をするずき, x , y , z {\displaystyle x,y,z} が満たす等匏を求めよ. 解答 u → = ( 1 − 2 1 ) , v → = ( 2 − 1 3 ) {\displaystyle {\vec {u}}=\left({\begin{array}{c}1\\-2\\1\end{array}}\right),{\vec {v}}=\left({\begin{array}{c}2\\-1\\3\end{array}}\right)} ずおく. A P → {\displaystyle {\vec {\mathrm {AP} }}} は π {\displaystyle \pi } に含たれるベクトルだから,ある実数 s , t {\displaystyle s,t} を甚いお A P → = s u → + t v → {\displaystyle {\vec {\mathrm {AP} }}=s{\vec {u}}+t{\vec {v}}} ず衚すこずができる. O P → = O A → + A P → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {\mathrm {OA} }}+{\vec {\mathrm {AP} }}} すなわち P ( x , y , z ) {\displaystyle \mathrm {P} (x,y,z)} ずしお { x = s + 2 t y = 2 − 2 s − t z = 1 + s + 3 t {\displaystyle {\begin{cases}x=s+2t\\y=2-2s-t\\z=1+s+3t\end{cases}}} これらからパラメヌタ s , t {\displaystyle s,t} を消去する. x + 2 y = s + 2 t + 2 ( 2 − 2 s − t ) = − 3 s + 4 {\displaystyle x+2y=s+2t+2(2-2s-t)=-3s+4} ∎ s = 4 − x − 2 y 3 {\displaystyle \therefore s={\frac {4-x-2y}{3}}} 2 x + y = s ( s + 2 t ) + 2 − 2 s − t = 3 t + 2 {\displaystyle 2x+y=s(s+2t)+2-2s-t=3t+2} ∎ t = 2 x + y − 2 3 {\displaystyle \therefore t={\frac {2x+y-2}{3}}} これを z = 1 + s + 3 t {\displaystyle z=1+s+3t} に代入しお z = 1 + 4 − x − 2 y 3 + 3 ⋅ 2 x + y − 2 3 {\displaystyle z=1+{\frac {4-x-2y}{3}}+3\cdot {\frac {2x+y-2}{3}}} 3 z = 3 + 4 − x − 2 y + 3 ( 2 x + y − 2 ) {\displaystyle 3z=3+4-x-2y+3(2x+y-2)} ∎ 5 x + y − 3 z = − 1 {\displaystyle \therefore 5x+y-3z=-1} 次に π {\displaystyle \pi } に垂盎なベクトル(法線ベクトルずいう)を甚いお,関係匏を求める. π {\displaystyle \pi } に垂盎なベクトル h → {\displaystyle {\vec {h}}} は u → , v → {\displaystyle {\vec {u}},{\vec {v}}} のそれぞれに垂盎だから, h → {\displaystyle {\vec {h}}} は u → × v → {\displaystyle {\vec {u}}\times {\vec {v}}} に平行である. だから, h → = u → × v → = ( 1 − 2 1 ) × ( 2 − 1 3 ) = ( − 5 − 1 3 ) {\displaystyle {\vec {h}}={\vec {u}}\times {\vec {v}}=\left({\begin{array}{c}1\\-2\\1\end{array}}\right)\times \left({\begin{array}{c}2\\-1\\3\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-5\\-1\\3\end{array}}\right)} ずおくこずができる. O P → = x → , O A → = a → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}},{\vec {\mathrm {OA} }}={\vec {a}}} ずする.するず, P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y , z ) {\displaystyle (x,y,z)} ずすれば, x → = ( x y z ) , a → = ( 0 2 1 ) {\displaystyle {\vec {x}}=\left({\begin{array}{c}x\\y\\z\end{array}}\right),{\vec {a}}=\left({\begin{array}{c}0\\2\\1\end{array}}\right)} , ( x − 0 y − 2 z − 1 ) ( − 5 − 1 3 ) = − 5 x − ( y − 2 ) + 3 ( z − 1 ) = 0 {\displaystyle \left({\begin{array}{c}x-0\\y-2\\z-1\end{array}}\right)\left({\begin{array}{c}-5\\-1\\3\end{array}}\right)=-5x-(y-2)+3(z-1)=0} ∎ 5 x + y − 3 z = − 1 {\displaystyle \therefore 5x+y-3z=-1} これが平面 π {\displaystyle \pi } の方皋匏である.平面の方皋匏の係数 ( 5 , 1 , − 3 ) {\displaystyle (5,1,-3)} を䞊べるず平面の法線ベクトルになっおいる. 䞀般の圢でたずめおおく. 定矩5 平面の方皋匏(パラメヌタ衚瀺) 空間内の点 A ( a → ) {\displaystyle \mathrm {A} ({\vec {a}})} を通り, u → , v → {\displaystyle {\vec {u}},{\vec {v}}} に平行な平面を π {\displaystyle \pi } ずする. この π {\displaystyle \pi } 䞊の点を P {\displaystyle \mathrm {P} } ずし, O P → = x → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}}} ずするず, A P → = s u → + t u → {\displaystyle {\vec {\mathrm {AP} }}=s{\vec {u}}+t{\vec {u}}} を満たす実数 s , t {\displaystyle s,t} があっお, x → {\displaystyle {\vec {x}}} は, ず衚される. 定矩6 平面の方皋匏( a x + b y + c z + d = 0 {\displaystyle ax+by+cz+d=0} ) 空間䞊の点 A ( a → ) {\displaystyle \mathrm {A} ({\vec {a}})} を通り, h → {\displaystyle {\vec {h}}} に垂盎な平面を π {\displaystyle \pi } ずする. この π {\displaystyle \pi } 䞊に点 P {\displaystyle \mathrm {P} } をずり, O P → = x → {\displaystyle {\vec {\mathrm {OP} }}={\vec {x}}} ずする. x → {\displaystyle {\vec {x}}} は, を満たす. P {\displaystyle \mathrm {P} } の座暙を ( x , y , z ) {\displaystyle (x,y,z)} ずしお,成分を蚈算するず の圢になり,ベクトル ( a , b , c ) {\displaystyle (a,b,c)} は h → {\displaystyle {\vec {h}}} に平行である.
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A P → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {AP} }}} は π {\\displaystyle \\pi } に含たれるベクトルだから,ある実数 s , t {\\displaystyle s,t} を甚いお A P → = s u → + t v → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {AP} }}=s{\\vec {u}}+t{\\vec {v}}} ず衚すこずができる.", "title": "" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "O P → = O A → + A P → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {OP} }}={\\vec {\\mathrm {OA} }}+{\\vec {\\mathrm {AP} }}}", "title": "" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "すなわち P ( x , y , z ) {\\displaystyle \\mathrm {P} (x,y,z)} ずしお", "title": "" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "{ x = s + 2 t y = 2 − 2 s − t z = 1 + s + 3 t {\\displaystyle {\\begin{cases}x=s+2t\\\\y=2-2s-t\\\\z=1+s+3t\\end{cases}}}", "title": "" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "これらからパラメヌタ s , t {\\displaystyle s,t} を消去する.", "title": "" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "x + 2 y = s + 2 t + 2 ( 2 − 2 s − t ) = − 3 s + 4 {\\displaystyle x+2y=s+2t+2(2-2s-t)=-3s+4} ∎ s = 4 − x − 2 y 3 {\\displaystyle \\therefore s={\\frac {4-x-2y}{3}}} 2 x + y = s ( s + 2 t ) + 2 − 2 s − t = 3 t + 2 {\\displaystyle 2x+y=s(s+2t)+2-2s-t=3t+2} ∎ t = 2 x + y − 2 3 {\\displaystyle \\therefore t={\\frac {2x+y-2}{3}}} これを z = 1 + s + 3 t {\\displaystyle z=1+s+3t} に代入しお z = 1 + 4 − x − 2 y 3 + 3 ⋅ 2 x + y − 2 3 {\\displaystyle z=1+{\\frac {4-x-2y}{3}}+3\\cdot {\\frac {2x+y-2}{3}}} 3 z = 3 + 4 − x − 2 y + 3 ( 2 x + y − 2 ) {\\displaystyle 3z=3+4-x-2y+3(2x+y-2)} ∎ 5 x + y − 3 z = − 1 {\\displaystyle \\therefore 5x+y-3z=-1}", "title": "" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "次に π {\\displaystyle \\pi } に垂盎なベクトル(法線ベクトルずいう)を甚いお,関係匏を求める.", "title": "" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "π {\\displaystyle \\pi } に垂盎なベクトル h → {\\displaystyle {\\vec {h}}} は u → , v → {\\displaystyle {\\vec {u}},{\\vec {v}}} のそれぞれに垂盎だから, h → {\\displaystyle {\\vec {h}}} は u → × v → {\\displaystyle {\\vec {u}}\\times {\\vec {v}}} に平行である. だから,", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "h → = u → × v → = ( 1 − 2 1 ) × ( 2 − 1 3 ) = ( − 5 − 1 3 ) {\\displaystyle {\\vec {h}}={\\vec {u}}\\times {\\vec {v}}=\\left({\\begin{array}{c}1\\\\-2\\\\1\\end{array}}\\right)\\times \\left({\\begin{array}{c}2\\\\-1\\\\3\\end{array}}\\right)=\\left({\\begin{array}{c}-5\\\\-1\\\\3\\end{array}}\\right)} ずおくこずができる.", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "O P → = x → , O A → = a → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {OP} }}={\\vec {x}},{\\vec {\\mathrm {OA} }}={\\vec {a}}} ずする.するず,", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "P {\\displaystyle \\mathrm {P} } の座暙を ( x , y , z ) {\\displaystyle (x,y,z)} ずすれば, x → = ( x y z ) , a → = ( 0 2 1 ) {\\displaystyle {\\vec {x}}=\\left({\\begin{array}{c}x\\\\y\\\\z\\end{array}}\\right),{\\vec {a}}=\\left({\\begin{array}{c}0\\\\2\\\\1\\end{array}}\\right)} ,", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "( x − 0 y − 2 z − 1 ) ( − 5 − 1 3 ) = − 5 x − ( y − 2 ) + 3 ( z − 1 ) = 0 {\\displaystyle \\left({\\begin{array}{c}x-0\\\\y-2\\\\z-1\\end{array}}\\right)\\left({\\begin{array}{c}-5\\\\-1\\\\3\\end{array}}\\right)=-5x-(y-2)+3(z-1)=0}", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "∎ 5 x + y − 3 z = − 1 {\\displaystyle \\therefore 5x+y-3z=-1}", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "これが平面 π {\\displaystyle \\pi } の方皋匏である.平面の方皋匏の係数 ( 5 , 1 , − 3 ) {\\displaystyle (5,1,-3)} を䞊べるず平面の法線ベクトルになっおいる.", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "䞀般の圢でたずめおおく.", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "定矩5 平面の方皋匏(パラメヌタ衚瀺)", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "空間内の点 A ( a → ) {\\displaystyle \\mathrm {A} ({\\vec {a}})} を通り, u → , v → {\\displaystyle {\\vec {u}},{\\vec {v}}} に平行な平面を π {\\displaystyle \\pi } ずする. この π {\\displaystyle \\pi } 䞊の点を P {\\displaystyle \\mathrm {P} } ずし, O P → = x → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {OP} }}={\\vec {x}}} ずするず, A P → = s u → + t u → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {AP} }}=s{\\vec {u}}+t{\\vec {u}}} を満たす実数 s , t {\\displaystyle s,t} があっお, x → {\\displaystyle {\\vec {x}}} は,", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "ず衚される.", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "定矩6 平面の方皋匏( a x + b y + c z + d = 0 {\\displaystyle ax+by+cz+d=0} )", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "空間䞊の点 A ( a → ) {\\displaystyle \\mathrm {A} ({\\vec {a}})} を通り, h → {\\displaystyle {\\vec {h}}} に垂盎な平面を π {\\displaystyle \\pi } ずする. この π {\\displaystyle \\pi } 䞊に点 P {\\displaystyle \\mathrm {P} } をずり, O P → = x → {\\displaystyle {\\vec {\\mathrm {OP} }}={\\vec {x}}} ずする. x → {\\displaystyle {\\vec {x}}} は,", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "を満たす. P {\\displaystyle \\mathrm {P} } の座暙を ( x , y , z ) {\\displaystyle (x,y,z)} ずしお,成分を蚈算するず", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "の圢になり,ベクトル ( a , b , c ) {\\displaystyle (a,b,c)} は h → {\\displaystyle {\\vec {h}}} に平行である.", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "", "title": "" } ]
たずベクトルによっお平面䞊の盎線を衚す方法を確認する 定矩3 盎線の方皋匏パラメヌタ衚瀺 平面䞊の点 A を通り u → に平行な盎線を l ずする この l 䞊の点を P ずし O P → = x → ずする するず A P → = t u → を満たす実数 t があっお x → = a → + t u → ず衚される これを盎線 l のベクトル方皋匏ずいう t は媒介倉数たたは パラメヌタ ず呌ばれる これは平面䞊の盎線を衚しおいるが空間内の盎線を衚す堎合でも同じ芁領であらわすこずができる 䞊で「平面䞊の」を「空間内の」に読み替えれば枈むからである
たずベクトルによっお平面䞊の盎線を衚す方法を確認する <!-- def:003:start --> <strong>定矩3</strong> <strong>盎線の方皋匏パラメヌタ衚瀺</strong> 平面䞊の点 <math>\mathrm{A}(\vec{a})</math> を通り<math>\vec{u}</math> に平行な盎線を <math>l</math> ずする この <math>l</math> 䞊の点を <math>\mathrm{P}</math> ずし<math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{x}</math> ずする するず <math>\vec{\mathrm{AP}} = t\vec{u}</math> を満たす実数 <math>t</math> があっお <math>\vec{x} = \vec{a} + t \vec{u}</math> <math>(\vec{\mathrm{OP}} = \vec{\mathrm{OA}} + \vec{\mathrm{AP}})</math> ず衚される これを盎線 <math>l</math> の<strong>ベクトル方皋匏</strong>ずいう <!-- def:003:end --> <math>t</math> は媒介倉数たたは <strong>パラメヌタ</strong> ず呌ばれる これは平面䞊の盎線を衚しおいるが空間内の盎線を衚す堎合でも同じ芁領であらわすこずができる 䞊で「平面䞊の」を「空間内の」に読み替えれば枈むからである <!-- ex:002:start--> <div id="ex:2"> <strong>挔習2.</strong><math>\quad</math> 座暙平面䞊の点 <math>\mathrm{A}(-4, 5)</math> を通り<math>\vec{u} = (-1, 3)</math> に平行な盎線 <math>l</math> を、 <math>ax + by + c = 0</math> の圢で衚せ <strong>解答䟋1</strong> <math>l</math> 䞊の点 <math>\mathrm{P}</math> に぀いおある実数 <math>t</math> があっお :<math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{\mathrm{OA}} + \vec{\mathrm{AP}} = \left( \begin{array}{c} -4 \\ 5 \end{array} \right) + t \left( \begin{array}{c} -1 \\ 3 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -t - 3 \\ 3t + 5 \end{array} \right) </math> <math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y)</math> ずすれば <math>x = -t -4, y = 3t + 5</math> これから t を消去する<math>3x + y</math> を考えるず <math>t</math> が消えるこずが容易に予想されるのでこのたた <math>3x + y</math> を蚈算するず :<math>3x + y = 3(-t -4) + (3t + 5)</math> :<math>= -3t - 12 + 3t + 5</math> :<math> = -7</math> すなわち :<math>3x + y + 7 = 0</math> <math>\blacksquare</math> <!-- ex:002-1:end--> <strong>解答䟋2</strong> パラメヌタ <math>t</math> を甚いない方法を瀺す 問題の盎線 <math>l</math> は <math>\vec{u} = \left( \begin{array}{c} -1\\ 3 \end{array} \right) </math> に平行であったがこれに垂盎なベクトル <math>\vec{h} = \left( \begin{array}{c} 3\\ 1 \end{array} \right) </math> 成分を逆さにしお片方にマむナスを぀けたするず <math>\vec{u}\cdot\vec{h} = 0</math><ref> ベクトル <math>\vec{a} = \left( \begin{array}{c} x\\ y \end{array} \right) </math> に察しおベクトル <math>\vec{b}</math> を<math>\vec{b} = \left( \begin{array}{c} y\\ -x \end{array} \right) </math> ずするず <math>\vec{a}\cdot \vec{b} = \cdot \left( \begin{array}{c} x\\ y \end{array} \right) \cdot \left( \begin{array}{c} y\\ -x \end{array} \right) = xy + y(-x) = 0</math> あるいは <math>\vec{b} = \left( \begin{array}{c} -y\\ x \end{array} \right) </math> ずしおも <math>\vec{a}\cdot \vec{b} = \cdot \left( \begin{array}{c} x\\ y \end{array} \right) \cdot \left( \begin{array}{c} -y\\ x \end{array} \right) = x(-y) + yx = 0</math>で同様ずなる </ref> を甚いれば次のように衚珟できる <math>l</math> は <math>\mathrm{A}(\vec{a})</math> を通り <math>h</math> に垂盎だからこの <math>l</math> 䞊に <math>\mathrm{P}</math> をずり <math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{x}</math> ずするず<math>\mathrm{P}</math> が <math>l</math> 䞊にある <math>\Leftrightarrow \vec{\mathrm{AP}} \bot \vec{h}</math> <math>\Leftrightarrow (\vec{x} - \vec{a})\cdot \vec{h} = 0</math> 
① <math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y)</math> ずすれば<math>\vec{x} = \left( \begin{array}{c} x\\ y \end{array} \right) , \vec{a} = \left( \begin{array}{c} -4\\ 5 \end{array} \right) , \vec{h} = \left( \begin{array}{c} 3\\ 1 \end{array} \right) </math> なので①より :<math>\left \{ \left( \begin{array}{c} x\\ y \end{array} \right) - \left( \begin{array}{c} -4\\ 5 \end{array} \right) \right \} \cdot \left( \begin{array}{c} 3\\ 1 \end{array} \right) = 0</math> <math>\therefore \left( \begin{array}{c} x + 4\\ y - 5 \end{array} \right) \cdot \left( \begin{array}{c} 3\\ 1 \end{array} \right) = 0</math> <math>\therefore 3(x + 4) + y - 5 = 0 </math> <math> \therefore 3x + y + 7 = 0 </math> ずなり同じ盎線の匏が埗られた <math>\blacksquare</math> <!-- ex:002-2:end--> ①のように、平面䞊の盎線をベクトルで衚す方法にはパラメヌタを甚いない方法もある <!-- def:004:start --> <strong>定矩4</strong> <strong>盎線の方皋匏<math>ax + by + c = 0</math></strong> 平面䞊の点 <math>\mathrm{A}(\vec{a})</math> を通り<math>\vec{h}</math> に垂盎な盎線を <math>l</math> ずする この <math>l</math> 䞊に点 <math>\mathrm{P}</math> をずり<math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{x}</math> ずするず <math>\vec{x}</math> は <math>(\vec{x} - \vec{a}) \cdot\vec{h} = 0</math> を満たす<math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y)</math> ずしお成分を蚈算するず <math>ax + by + c = 0</math> の圢をしおいる <!-- th:004:end --> 次に問題を解きながら空間内の平面の衚し方を解説しおゆく <!-- ex:003:start--> <div id="ex:3"> <strong>挔習3.</strong><math>\quad</math> 座暙空間の点 <math>\mathrm{A}(0, 2, 1)</math> を通り <math> \left( \begin{array}{c} 1\\ -2\\ 1 \end{array} \right) </math><math> \left( \begin{array}{c} 2\\ -1\\ 3 \end{array} \right) </math> に平行な平面を <math>\pi</math> ずする <math>\pi</math> 䞊の点 <math>\mathrm{P}</math> に぀いお <math>\vec{\mathrm{OP}}</math> をパラメヌタ <math>s, t</math> を甚いお衚せ たた<math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y, z)</math> をするずき <math>x, y, z</math> が満たす等匏を求めよ <strong>解答</strong> <math>\vec{u} = \left( \begin{array}{c} 1\\ -2\\ 1 \end{array} \right) , \vec{v} = \left( \begin{array}{c} 2\\ -1\\ 3 \end{array} \right) </math> ずおく<math>\vec{\mathrm{AP}}</math> は <math>\pi</math> に含たれるベクトルだからある実数 <math>s, t</math> を甚いお <math>\vec{\mathrm{AP}} = s\vec{u} + t\vec{v}</math> ず衚すこずができる<ref>ただし <math>\vec{u}, \vec{v}</math> が線圢独立である必芁があるここでは <math>\vec{u}, \vec{v}</math> の向きは平行ではなくこれを満たす</ref> <math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{\mathrm{OA}} + \vec{\mathrm{AP}}</math> :<math> = \vec{\mathrm{OA}} + s\vec{u} + t\vec{v}</math> :<math> = \left( \begin{array}{c} 0\\ 2\\ 1 \end{array} \right) +s \left( \begin{array}{c} 1\\ -2\\ 1 \end{array} \right) +t \left( \begin{array}{c} 2\\ -1\\ 3 \end{array} \right) </math> すなわち <math>\mathrm{P} (x, y, z)</math> ずしお <math> \begin{cases} x = s + 2t \\ y = 2 -2s -t \\ z = 1 + s + 3t \end{cases} </math> これらからパラメヌタ <math>s, t</math> を消去する <math>x+2y = s+2t+2(2-2s-t)= -3s+4</math><br /> <math>\therefore s = \frac{4-x-2y}{3}</math><br /> <math>2x+y=s(s + 2t) + 2-2s-t = 3t + 2</math><br /> <math>\therefore t = \frac{2x+y-2}{3}</math><br /> これを <math>z = 1 + s + 3t</math> に代入しお<br /> <math>z = 1 + \frac{4-x-2y}{3} + 3\cdot \frac{2x+y-2}{3}</math><br /> <math>3z=3+4-x-2y + 3(2x+y-2)</math><br /> <math>\therefore 5x+y-3z = -1</math> 次に <math>\pi</math> に垂盎なベクトル法線ベクトルずいうを甚いお関係匏を求める <math>\pi</math> に垂盎なベクトル <math>\vec{h}</math> は <math>\vec{u}, \vec{v}</math> のそれぞれに垂盎だから<math>\vec{h}</math> は <math>\vec{u} \times \vec{v}</math> に平行である<ref> [[線型代数孊/行列ず行列匏/第䞉類/倖積#th:005|定理5 ]](1) <math>\vec {a} \times \vec {b}</math> は <math>\vec {a}</math><math>\vec {b}</math> の䞡方ず盎亀する </ref> だから <math>\vec{h} = \vec{u} \times \vec{v} = \left( \begin{array}{c} 1\\ -2\\ 1 \end{array} \right) \times \left( \begin{array}{c} 2\\ -1\\ 3 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -5\\ -1\\ 3 \end{array} \right) </math> ずおくこずができる <math>\vec{\mathrm{OP}} = \vec{x}, \vec{\mathrm{OA}} = \vec{a}</math> ずするするず :<math>\mathrm{P}</math> が <math>\pi</math> 䞊にある :<math>\iff \vec{\mathrm{AP}} \bot \vec{h}</math> :<math>\iff (\vec{x} - \vec{a})\cdot \vec{h} = 0</math> <math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y, z)</math> ずすれば <math>\vec{x} = \left( \begin{array}{c} x\\ y\\ z \end{array} \right) , \vec{a} = \left( \begin{array}{c} 0\\ 2\\ 1 \end{array} \right) </math> <math> \left( \begin{array}{c} x - 0\\ y - 2\\ z - 1 \end{array} \right) \left( \begin{array}{c} -5\\ -1\\ 3 \end{array} \right) = -5x -(y - 2) + 3(z - 1) = 0</math> <math>\therefore 5x + y -3z = -1</math> これが平面 <math>\pi</math> の方皋匏である平面の方皋匏の係数 <math>(5, 1, -3)</math> を䞊べるず平面の法線ベクトルになっおいる <!-- ex:003:end--> 䞀般の圢でたずめおおく <!-- def:005:start --> <strong>定矩5</strong> <strong>平面の方皋匏パラメヌタ衚瀺</strong> 空間内の点 <math>\mathrm{A}(\vec{a})</math> を通り<math>\vec{u}, \vec{v}</math> に平行な平面を <math>\pi</math> ずする この <math>\pi</math> 䞊の点を <math>\mathrm{P}</math> ずし<math>\vec{\mathrm{OP}}=\vec{x}</math> ずするず <math>\vec{\mathrm{AP}} = s\vec{u}+t\vec{u}</math> を満たす実数 <math>s, t</math> があっお <math>\vec{x}</math> は :<math>\vec{x} = \vec{a} + s\vec{u} + t\vec{v} \quad (\vec{\mathrm{OP}} = \vec{\mathrm{OA}} + \vec{\mathrm{AP}})</math> ず衚される <!-- def:005:end --> <!-- def:006:start --> <strong>定矩6</strong> <strong>平面の方皋匏<math>ax+by+cz+d=0</math></strong> 空間䞊の点 <math>\mathrm{A}(\vec{a})</math> を通り<math>\vec{h}</math> に垂盎な平面を <math>\pi</math> ずする この <math>\pi</math> 䞊に点 <math>\mathrm{P}</math> をずり<math>\vec{\mathrm{OP}}=\vec{x}</math> ずする <math>\vec{x}</math> は :<math>(\vec{x} - \vec{a})\cdot \vec{h} = 0 \quad (\vec{\mathrm{AP}} \bot \vec{h})</math> を満たす<math>\mathrm{P}</math> の座暙を <math>(x, y, z)</math> ずしお成分を蚈算するず :<math>ax + by + cz + d = 0</math> の圢になりベクトル <math>(a, b, c)</math> は <math>\vec{h}</math> に平行である <!-- def:006:end --> <references /> [[カテゎリ:線圢代数孊]]
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2022-11-22T17:06:26Z
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成
いたや我々は挔算子法を完成させ埗る段階に達した. p {\displaystyle p} が埮分で, 1 p {\displaystyle {\frac {1}{p}}} が積分を衚すずいうのであるから, 埮分ず積分の関係を衚す次の二぀の公匏, がたず頭に浮かぶ.初期倀 x ( 0 ) {\displaystyle x(0)} を含んでいる前者を採甚するのが劥圓であろう. そこで,すでに述べたように, によっお匏 (1.10) を蚘号 p {\displaystyle p} を甚いお衚せば, ここに ずなる.いた p {\displaystyle p} を普通の数ず同じように取り扱っおよいものずすれば, p {\displaystyle p} を䞡蟺に掛けお, なる関係匏を埗る.ここではもはや p {\displaystyle p} は埮分ずいう意味をもたない. もし p = d d t {\displaystyle p={\frac {d}{dt}}} ならば p x ( 0 ) = 0 {\displaystyle px(0)=0} ずなっおしたうからである. もちろん x ( 0 ) ≡ 0 {\displaystyle x(0)\equiv 0} のずきは, p {\displaystyle p} は埮分ず考えおなんら差し支えはないであろう. 匏 (1.12) のように倉圢しおおいたのは, 先に x ′ {\displaystyle x'} を p x {\displaystyle px} で眮き換えたように,今床は x ′ {\displaystyle x'} を p x − p x ( 0 ) {\displaystyle px-px(0)} で眮き換えようずいう䞋心である. ここで匏 (1.12) の興味深い応甚を瀺そう. この匏に x = e a t {\displaystyle x=e^{at}} を代入するず, これを e a t {\displaystyle e^{at}} に぀いお解くず ずなる. この公匏は実質的にはすでにこの匏およびこの匏にお埗られおいる. この匏を a {\displaystyle a} に぀いお n {\displaystyle n} 回埮分するず, よっお, を埗る.特に a = 0 {\displaystyle a=0} ずおくず, ずなる.これもすでに埗られた匏 (1.9) ず䞀臎する. 䟋7 {\displaystyle \quad } を解け. これは䟋5 で a = − 1 {\displaystyle a=-1} ずおいたものである. 前節のやり方では解決できなかったこずを思い出しおもらいたい. この匏を p {\displaystyle p} で衚すず, これを x {\displaystyle x} に぀いお解くず ここで公匏 (1.13), (1.14) を甚いお t {\displaystyle t} の関数に戻すず, 䟋8 {\displaystyle \quad } これが正しい解であるこずを確かめよ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } x = p p + 1 x 0 + p ( p + 1 ) 2 {\displaystyle x={\frac {p}{p+1}}x_{0}+{\frac {p}{(p+1)^{2}}}} のずき, x ′ ( t ) = − x 0 e − t − t e − t + e − t {\displaystyle x'(t)=-x_{0}e^{-t}-te^{-t}+e^{-t}} ∎ x ′ ( t ) + x ( t ) = − x 0 e − t − t e − t + e − t + x 0 e − t + t e − t = e − t . {\displaystyle \therefore x'(t)+x(t)=-x_{0}e^{-t}-te^{-t}+e^{-t}+x_{0}e^{-t}+te^{-t}=e^{-t}.} たた x ( 0 ) = e − t x 0 + t e − t | t = 0 = x 0 ( ∵ e 0 = 1. ) {\displaystyle x(0)=e^{-t}x_{0}+te^{-t}|_{t=0}=x_{0}\quad (\because e^{0}=1.)} 䟋9 {\displaystyle \quad } を解け. 匏(1.12), 匏(1.9)を甚いお, p {\displaystyle p} の匏に曞き換えるず, x {\displaystyle x} に぀いお解くず, ずなる.これを時間関数に戻すにあたっお,(1.13), 匏(1.9) が䜿いやすいように、郚分分数に分解するず, ずなる.これは に他ならない. 䟋10 {\displaystyle \quad } これが正しい解であるこずを確かめよ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } x ( t ) = e − t x 0 + e − t + t 2 + t − 1 {\displaystyle x(t)=e^{-t}x_{0}+e^{^{-}t}+t^{2}+t-1} のずき, x ′ ( t ) = − x 0 e − t − e − t + 2 t + 1 {\displaystyle x'(t)=-x_{0}e^{-t}-e^{-t}+2t+1} . ゆえに x ( t ) + x ′ ( t ) = ( e − t x 0 + e − t + t 2 + t − 1 ) + ( − x 0 e − t − e − t + 2 t + 1 ) = t 2 + 3 t {\displaystyle x(t)+x'(t)=(e^{-t}x_{0}+e^{^{-}t}+t^{2}+t-1)+(-x_{0}e^{-t}-e^{-t}+2t+1)=t^{2}+3t} . たた x ( 0 ) = e 0 ⋅ x 0 + e 0 − 1 = x 0 {\displaystyle x(0)=e^{0}\cdot x_{0}+e^{0}-1=x_{0}} . 以䞊より x ( t ) = e − t x 0 + e − t + t 2 + t − 1 {\displaystyle x(t)=e^{-t}x_{0}+e^{-t}+t^{2}+t-1} は d x d t + x = t 2 + 3 t , x ( 0 ) = x 0 {\displaystyle {\frac {dx}{dt}}+x=t^{2}+3t,x(0)=x_{0}} のひず぀. 䟋11 {\displaystyle \quad } d x d t + x = e t , x ( 0 ) = x 0 {\displaystyle {\frac {dx}{dt}}+x=e^{t},x(0)=x_{0}} を解け. 解答䟋 {\displaystyle \quad } 隓算をする. で䞎方皋匏を満たす. さらに 2 階埮分に察する公匏を導いおみよう. 匏 (1.12) を 2 床甚いるず, ずなる.よっお を埗る.ここでも x ( 0 ) = x ′ ( 0 ) = 0 {\displaystyle x(0)=x'(0)=0} のずきは x ′′ = p 2 x {\displaystyle x''=p^{2}x} ずなり, p {\displaystyle p} が埮分を衚すず考えおよいこずを瀺しおいる. 匏 (1.15) においお x ( t ) = sin β t {\displaystyle x(t)=\sin \beta t} ずおけば, を埗る.たた, これは sin t {\displaystyle \sin t} の Taylor 展開である. 䟋12 {\displaystyle \quad } (1) (2) を瀺せ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } 匏 (1.15) に x ( t ) = cos β t {\displaystyle x(t)=\cos \beta t} を代入しお, すなわち ♢ {\displaystyle \diamondsuit } これらの結果(匏(1.16),匏 (1.17) を甚いるず を埗る.ここに i {\displaystyle i} は虚数単䜍である.たた, 同様に, を埗る.これらは有名な Euler の公匏 である. 䟋13 {\displaystyle \quad } を解け. 公匏 (1.15) 等を甚いお, p {\displaystyle p} の匏で衚すず, ここで公匏(1.16), (1.17) を甚いお t {\displaystyle t} の関数に戻すず, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋14 {\displaystyle \quad } 䟋12 の解の正しいこずを確かめよ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } よっお は䞎方皋匏の解のひず぀. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋15 {\displaystyle \quad } を解け. 解答䟋 {\displaystyle \quad } 第䞀項 ずおいお より したがっお 同様に第二項は 第䞉項は ゆえに ♢ {\displaystyle \diamondsuit }
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null
==§1== いたや我々は挔算子法を完成させ埗る段階に達した <math>p</math> が埮分で<math>\frac{1}{p}</math> が積分を衚すずいうのであるから 埮分ず積分の関係を衚す次の二぀の公匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t \frac{dx(t)}{dt}dt = x(t) - x(0)</math>|tag=(1.10)|label=eq:1.10}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d}{dt}\int_0^t x(t)dt = x(t)</math>}} がたず頭に浮かぶ初期倀 <math>x(0)</math> を含んでいる前者を採甚するのが劥圓であろう そこですでに述べたように {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t f(\tau)d\tau = \frac{1}{p}f(t)</math>}} によっお匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.10|(1.10)]] を蚘号 <math>p</math> を甚いお衚せば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{p}x'(t) = x(t) - x(0)</math>|tag=(1.11)|label=eq:1.11}} ここに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'(t) := \frac{dx(t)}{dt}</math>}} ずなるいた <math>p</math> を普通の数ず同じように取り扱っおよいものずすれば<math>p</math> を䞡蟺に掛けお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'(t) = px(t) - px(0)</math>|tag=(1.12)|label=eq:1.12}} なる関係匏を埗るここではもはや <math>p</math> は埮分ずいう意味をもたない もし <math>p = \frac{d}{dt}</math> ならば <math>px(0) = 0</math> ずなっおしたうからである もちろん <math>x(0) \equiv 0</math> のずきは<math>p</math> は埮分ず考えおなんら差し支えはないであろう 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.12|(1.12)]] のように倉圢しおおいたのは 先に <math>x'</math> を <math>px</math> で眮き換えたように今床は <math>x'</math> を <math>px - px(0)</math> で眮き換えようずいう䞋心である ここで匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.12|(1.12)]] の興味深い応甚を瀺そう この匏に <math>x = e^{at}</math> を代入するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>ae^{at} = pe^{at} - p</math>}} これを <math>e^{at}</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{at} = \frac{p}{p - a}</math>|tag=(1.13)|label=eq:1.13}} ずなる この公匏は実質的にはすでに[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#eq:1.7b|この匏]]および[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#eq:1.9b|この匏]]にお埗られおいる この匏を <math>a</math> に぀いお <math>n</math> 回埮分するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>t^ne^{at} = \frac{n!\ p}{(p - a)^{n + 1}}</math>}} よっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{p}{(p - a)^{n+1}} = \frac{t^n}{n!}e^{at}</math><ref>この泚は第二章読了の埌にわかるものであるが分母の <math>p</math> に察しお <math>p-\alpha</math> ず眮換する圢ずなっおいるもし眮換察象の <math>p</math> の出珟䜍眮が䞀か所に限定されるのなら甚だ郜合がよいラプラス倉換を <math>p\int_0^{\infty} e^{-pt}f(t)dt</math> ではなく<math>\int_0^{\infty} e^{-st}f(t)dt</math> ず定矩する理由がここにもある</ref>|tag=(1.14)|label=eq:1.14}} を埗る特に <math>a = 0</math> ずおくず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{p^n} = \frac{t^n}{n!}</math>|tag=(1.14a)|label=eq:1.14a}} ずなるこれもすでに埗られた匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#eq:1.9|(1.9)]] ず䞀臎する <!-- ex:007:start--> <div id="ex:7"> <strong>䟋7</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + x = e^{-t}, x(0) = x_0</math>}} を解け これは[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#ex:5|䟋5]] で <math>a = -1</math> ずおいたものである 前節のやり方では解決できなかったこずを思い出しおもらいたい<ref> なぜならば<math>x(t) = \frac{e^{at}}{1 + a}</math> にお <math>a = -1</math> を代入するず分母が <math>0</math> になっおしたう </ref> この匏を <math>p</math> で衚すず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>px - px_0 + x = \frac{p}{p + 1}</math><ref> なぜならば[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.13|(1.13)]]に<math>a = -1</math> を代入しお <math>e^{-t} = \frac{p}{p + 1}</math> </ref>}} これを <math>x</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{p}{(p + 1)^2}</math>}} ここで公匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.13|(1.13)]], [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.14|(1.14)]] を甚いお <math>t</math> の関数に戻すず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = e~{-t}x_0 + te^{-t}</math>}} <!-- ex:007:end--> <!-- ex:008:start--> <div id="ex:8"> <strong>䟋8</strong><math>\quad</math> これが正しい解であるこずを確かめよ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> <math>x = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{p}{(p + 1)^2}</math> のずき <math>x'(t) = -x_0e^{-t} - te^{-t} + e^{-t}</math> <math>\therefore x'(t) + x(t) = -x_0e^{-t} - te^{-t} + e^{-t} + x_0e^{-t} + te^{-t} = e^{-t}.</math> たた <math>x(0) = e^{-t}x_0 + te^{-t} |_{t = 0} = x_0 \quad (\because e^{0} = 1.)</math> <!-- ex:008:end--> <!-- ex:009:start--> <div id="ex:9"> <strong>䟋9</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + x = t^2 + 3t, x(0) = x_0</math>}} を解け 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.12|(1.12)]], 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#eq:1.9|(1.9)]]を甚いお<math>p</math> の匏に曞き換えるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>px - px_0 + x = \frac{2}{p^2} + \frac{3}{p}</math>}} <math>x</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{2 + 3p}{(p + 1)p^2}</math>}} ずなるこれを時間関数に戻すにあたっお[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.13|(1.13)]], 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/指数関数の堎合#eq:1.9|(1.9)]] が䜿いやすいように、郚分分数に分解するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{p}{p + 1} + \frac{2}{p^2} + \frac{1}{p} - 1</math><ref> <math>\frac{3p + 2}{p^2(p + 1)} = \frac{A}{p + 1} + \frac{B}{p^2} + \frac{C}{p}</math><br /> ずおいお<br /> (右蟺)=<math>\frac{1}{p^2(p + 1)} \left \{ Ap^2 + B(p + 1) + Cp(p + 1) \right \}</math><br /> <math>\frac{1}{p^2(p + 1)} \left \{ (A + C)p^2 + (B + C)p + B \right \}</math><br /> これが <math>3p + 2</math> ずなるから <math>B = 2, B + C = 3</math> より <math>C = 1, A + C = 0</math> より <math>A = -1</math><br /> すなわち <math>\frac{3p + 2}{p^2(p + 1)} = \frac{-1}{p + 1} + \frac{2}{p^2} + \frac{1}{p}</math><br /> <math> = \left ( 1 - \frac{1}{p + 1} \right ) + \frac{2}{p^2} + \frac{1}{p} - 1</math><br /> <math> = \frac{p}{p + 1} + \frac{2}{p^2} + \frac{1}{p} - 1</math><br /> この第䞀項の凊理は [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.13|(1.13)]] が適甚できる圢を目暙ずしお倉圢したもの </ref>}} ずなるこれは {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = e^{-t}x_0 + e^{-t} + t^2 + t -1</math>}} に他ならない <!-- ex:010:start--> <div id="ex:10"> <strong>䟋10</strong><math>\quad</math> これが正しい解であるこずを確かめよ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> <math>x(t) = e^{-t}x_0 + e^{^-t} + t^2 + t - 1</math> のずき <math>x'(t) = -x_0e^{-t} - e^{-t} + 2t + 1</math> ゆえに <math>x(t) + x'(t) = (e^{-t}x_0 + e^{^-t} + t^2 + t - 1) + ( -x_0e^{-t} - e^{-t} + 2t + 1) = t^2 + 3t</math> たた <math>x(0) = e^0 \cdot x_0 + e^0 - 1 = x_0</math> 以䞊より <math>x(t) = e^{-t}x_0 + e^{-t} + t^2 + t -1</math> は <math>\frac{dx}{dt} + x = t^2 + 3t, x(0) = x_0</math> のひず぀ <!-- ex:010:end--> <!-- ex:011:start--> <div id="ex:11"> <strong>䟋11</strong><math>\quad</math> <math>\frac{dx}{dt} + x = e^t, x(0)=x_0</math> を解け <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> :<math>px - px_0 + x = e^t</math> :<math>(p + 1)x = px_0 + \frac{p}{p - 1}</math> :<math>x = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{p}{(p + 1)(p - 1)}</math> :<math>= \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{1}{2} \left ( \frac{1}{p + 1} + \frac{1}{p - 1} \right )</math> :<math>= \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{1}{2} \left ( \frac{1}{p + 1} - 1 + \frac{1}{p - 1} + 1 \right )</math> :<math> = \frac{p}{p + 1}x_0 + \frac{1}{2} \left ( \frac{p}{p - 1} - \frac{p}{p + 1} \right )</math> :<math> = x_0e^{-t} + \frac{1}{2} \left ( e^t - e^{-t} \right )</math> 隓算をする :<math>\frac{dx}{dt} = -x_0e^{-t} + \frac{1}{2} \left ( e^t + e^{-t} \right )</math> :<math>\therefore \frac{dx}{dt} + x = -x_0e^{-t} + \frac{1}{2} \left ( e^t + e^{-t} \right ) </math><math>+ x_0e^{-t} + \frac{1}{2} \left ( e^t - e^{-t} \right )</math> :<math>=e^t</math> で䞎方皋匏を満たす <!-- ex:011:start--> ==§2== さらに 2 階埮分に察する公匏を導いおみよう 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.12|(1.12)]] を 2 床甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'' = px'(t) - px'(0) = p \{ px(t) - px(0) \} - px'(0)</math>}} ずなるよっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'' = p^2x(t) - p^2x(0) - px'(0)</math>|tag=(1.15)|label=eq:1.15}} を埗るここでも <math>x(0) = x'(0) = 0</math> のずきは <math>x'' = p^2x</math> ずなり<math>p</math> が埮分を衚すず考えおよいこずを瀺しおいる 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.15|(1.15)]] においお <math>x(t) = \sin\beta t</math> ずおけば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>-\beta^2 \sin\beta t = p^2 \sin\beta t - p\beta</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \sin\beta t = \frac{\beta p}{p^2 + \beta^2}</math>|tag=(1.16)|label=eq:1.16}} を埗るたた {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\sin t = \frac{p}{p^2 + 1} = \frac{1}{p}\frac{1}{(1 + \frac{1}{p^2})}</math><ref>初項 <math>\frac{1}{p}</math>公差 <math>-\frac{1}{p^2}</math> の無限等比玚数 </ref> <math> = \frac{1}{p} - \frac{1}{p^3} + \frac{1}{p^5} - \frac{1}{p^7} + \cdots</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>t - \frac{t^3}{3!} + \frac{t^5}{5!} - \frac{t^7}{7!} + \cdots</math>}} これは <math>\sin t</math> の [[w:%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%B1%95%E9%96%8B|Taylor 展開]]である <!-- ex:012:start--> <div id="ex:12"> <strong>䟋12</strong><math>\quad</math> (1) {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos\beta t = \frac{p^2}{p^2 + \beta^2}</math>|tag=(1.17)|label=eq:1.17}} (2) {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos t = 1 - \frac{t^2}{2!} + \frac{t^4}{4!} - \frac{t^6}{6!} + \cdots</math>}} を瀺せ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.15|(1.15)]] に <math>x(t) = \cos\beta t</math> を代入しお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>-\beta^2\cos\beta t = p^2\cos\beta t - p^2</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>(p^2 + \beta^2)\cos\beta t = p^2</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \cos\beta t = \frac{p^2}{p^2 + \beta^2}</math>}} すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos t = \frac{1}{1 - (-\frac{1}{p^2})} = 1 - \frac{1}{p^2} + \frac{1}{p^4} - \frac{1}{p^6} + \cdots</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= 1 - \frac{t^2}{2!} + \frac{t^4}{4!} - \frac{t^6}{6!} + \cdots</math>}} <math>\diamondsuit</math> これらの結果匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.16|(1.16)]]匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.17|(1.17)]] を甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{it} = \frac{p}{p - i} = \frac{p(p + i)}{(p^2 + 1)} = \frac{p^2}{p^2 + 1} + i\frac{p}{p^2 + 1}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \cos t + i\sin t</math>}} を埗るここに <math>i</math> は虚数単䜍であるたた {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos t = \frac{p^2}{p^2 - i^2} = \frac{1}{2} \left( \frac{p}{p - i} + \frac{p}{p + i} \right )</math><ref> ここで <math>\frac{p^2}{p^2 + 1} = 1 - \frac{1}{(p + i)(p - i)} = 1 - \left \{ \frac{A}{p + i} + \frac{B}{p - i} \right \}</math> に持ち蟌むのはうたくない<math>(p + i)</math> の敎数倍ず <math>(p - i)</math> の敎数倍の和から虚数郚 <math>0</math> か぀ <math>p</math> の係数が <math>0</math> ず仮定できおも定数項が <math>1</math> が <math>1</math> ずいう条件を蚘述する方法がないこの方法で蚘述できる条件は 2 個しかないのだからあるいは仮に <math>\frac{1}{p - i}</math> ず <math>\frac{1}{p + i}</math> の郚分分数展開に持ち蟌めたずしおもそれから <math>e^x, \sin, \cos</math> の関数に眮き換える公匏がない </ref>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \frac{e^{it} + e^{-it}}{2}</math>}} 同様に {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\sin t = \frac{p}{p^2 - i^2} = \frac{1}{2i} \left( \frac{p}{p - i} - \frac{p}{p + i} \right )</math><ref> 同じく<math>\frac{p}{(p + i)(p - i)} = \frac{Ap}{p - i} + \frac{Bp}{p + i}</math> ずおいお<math>A + B = 0, -A + B = -i</math> を解き<math>A = \frac{1}{2}i, B = -\frac{1}{2}i</math> </ref>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \frac{e^{it} - e^{-it}}{2i}</math>}} を埗るこれらは有名な [[w:%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%BC%8F|Euler の公匏]] である <!-- ex:013:start--> <div id="ex:13"> <strong>䟋13</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2 x}{dt^2} + x = t, x(0) = 1, x'(0) = 0</math>}} を解け 公匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.15|(1.15)]] 等を甚いお<math>p</math> の匏で衚すず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>p^2 x - p^2 + x = \frac{1}{p}</math><ref> <math>\because x_0 = x(0) = 1, x'_0 = x'(0) = 0</math> </ref>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>p^2x + x = p^2 + \frac{1}{p}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{p^2}{p^2 + 1} + \frac{1}{p(p^2 + 1)}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \frac{p^2}{p^2 + 1} - \frac{p}{p^2 + 1} + \frac{1}{p}</math><ref> <math>\frac{1}{p(p^2 + 1)} = \frac{A}{p} + \frac{Bp + C}{p^2 + 1}</math> ずおいお <math>\frac{1}{p(p^2 + 1)} \left\{ A(p^2 + 1) + p(Bp + c)\right\} = \frac{1}{p(p^2 + 1)} \left\{ (A + B)p^2 + Cp + A \right\}</math> より <math>A + B = 0, C = 0, A = 1</math>, よっお <math>B = -1</math> </ref>}} ここで公匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.16|(1.16)]], [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.17|(1.17)]] を甚いお <math>t</math> の関数に戻すず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \cos t - \sin t + t</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:014:start--> <div id="ex:14"> <strong>䟋14</strong><math>\quad</math> 䟋12 の解の正しいこずを確かめよ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'(t) = -\sin t - \cos t + 1</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x''(t) = -\cos t + \sin t</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x''(t) + x = -\cos t + \sin t + \cos t - \sin t + t = t, x(0) = 1 - 0 + 0 = 1, x'(0) = -0 - 1 + 1 = 0</math>}} よっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \cos t - \sin t + t</math>}} は䞎方皋匏の解のひず぀ <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:014:end--> <!-- ex:015:start--> <div id="ex:15"> <strong>䟋15</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 4\frac{dx}{dt} + 3x = 5e^{2t}, x(0) = 2, x'(0) = 1</math>}} を解け <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>p^2x - p^2\cdot2 - p + 4px -4p\cdot 2 + 3x = \frac{5p}{p - 2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>(p^2 + 4p + 3)x = 2p^2 + 9p + \frac{5p}{p - 2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{2p^2}{(p + 1)(p + 3)} + \frac{9p}{(p + 1)(p + 3)} + \frac{5p}{(p + 1)(p + 3)(p - 2)}</math>}} 第䞀項 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{2p^2}{(p + 1)(p + 3)} = \frac{Ap}{p + 1} + \frac{Bp}{p + 3}</math>}} ずおいお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{Ap}{p + 1} + \frac{Bp}{p + 3} = \frac{1}{(p + 1)(p + 3)} \cdot \left \{ (A + B)p^2 + (3A + B)p \right \}</math>}} より {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>A+B=2,\quad3A + B = 0\quad \therefore A = -1, \quad B = 3</math>}} したがっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{2p^2}{(p + 1)(p + 3)} = \frac{-p}{p + 1} + \frac{3p}{p + 3}</math>}} 同様に第二項は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{9p}{(p + 1)(p + 3)} = \frac{\frac{9}{2}p}{p + 1} + \frac{-\frac{9}{2}p}{p + 3}</math>}} 第䞉項は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{5p}{(p + 1)(p + 3)(p - 2)} = \frac{-\frac{5}{6}p}{p + 1} + \frac{\frac{1}{2}p}{p + 3} + \frac{\frac{1}{3}p}{p - 2}</math>}} ゆえに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{(-1 + \frac{9}{2} - \frac{5}{6})p}{p + 1} + \frac{(3 - \frac{9}{2} + \frac{1}{2})p}{p + 3} + \frac{\frac{1}{3}p}{p - 2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> = \frac{\frac{8}{3}p}{p + 1} + \frac{-p}{p + 3} + \frac{\frac{1}{3}p}{p - 2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> = \frac{8}{3}e^{-t} -e^{-3t}+ \frac{1}{3}e^{2t}</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:015:start--> <references /> [[カテゎリ:埮分方皋匏]]
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2022-11-23T17:01:05Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%AE%8C%E6%88%90
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䞭孊校技術/プログラミング蚀語
プログラミング蚀語には倚くの皮類があるが、1950幎代に蚭蚈・実装された蚀語に、FORTRAN(フォヌトラン)・COBOL(コボル)・LISP(リスプ)/ ALGOL(アルゎル)がある。 この内、ALGOLは死語ずなったが、1960幎代に蚭蚈・実装されたBASIC(ベヌシック)やC蚀語(シヌげんご)に倚くの圱響を䞎え、1970幎代に蚭蚈・実装されたPascal・Modula-2に盎接的・間接的に圱響を䞎えた。 (※ 教科曞の傟向)情報が正芏教科ずなっお以降の教科曞では、Python、JavaScript、VBA、Scratchを取り䞊げおいる。この内、VBAは、唯䞀高階関数をサポヌトせず、むしろEXCELがラムダ匏をサポヌトするなどネゞレを生じおいる。 このほか、衚蚈算゜フトのExcelやPowerPointで、「マクロ」ずいうプログラミング的な機胜が䜿える。 䞭孊高校の教材でもマクロを玹介しおいるものがある。 なお、Microsoft の゜フトりェアのExcel, PowerPoint でなくずも、マクロは䜿える。たずえば、Google スプレッドシヌトや Google スラむドなど、他瀟の゜フトでも䌌たような機胜がある。 なお、Google のは、Google Apps Script ずいう。Google のwebアプリにある「マクロ」はこれずは意味が違うので、間違えないように。 ただし、Microsoft のマクロずGoogle Apps Script は埮劙に文法などが異なっおいるので、マクロ䜿甚の際は、それぞれの文法を確認のこず。なお、Micorosoft のマクロはBASIC颚だが、Google Apps Script はJavaScript颚である。 実甚的には衚蚈算゜フトのExcel マクロのほうが䜿甚頻床は倚いだろうが、しかし孊校では発衚のしやすさなどからPowerPoint マクロを䜿うかもしれない。 2023幎珟圚(執筆時点)、文科省のGIGAスクヌル構想などでGoogleのChromebookが日本各地の䞭孊高校に導入されおいるので、もしかしたら GoogleスラむドのGoogle Apps Script などのほうを䜿うかもしれない。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "プログラミング蚀語には倚くの皮類があるが、1950幎代に蚭蚈・実装された蚀語に、FORTRAN(フォヌトラン)・COBOL(コボル)・LISP(リスプ)/ ALGOL(アルゎル)がある。 この内、ALGOLは死語ずなったが、1960幎代に蚭蚈・実装されたBASIC(ベヌシック)やC蚀語(シヌげんご)に倚くの圱響を䞎え、1970幎代に蚭蚈・実装されたPascal・Modula-2に盎接的・間接的に圱響を䞎えた。", "title": "䞀般的なプログラミング蚀語に぀いお※ 範囲倖" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(※ 教科曞の傟向)情報が正芏教科ずなっお以降の教科曞では、Python、JavaScript、VBA、Scratchを取り䞊げおいる。この内、VBAは、唯䞀高階関数をサポヌトせず、むしろEXCELがラムダ匏をサポヌトするなどネゞレを生じおいる。", "title": "䞀般的なプログラミング蚀語に぀いお※ 範囲倖" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "このほか、衚蚈算゜フトのExcelやPowerPointで、「マクロ」ずいうプログラミング的な機胜が䜿える。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "䞭孊高校の教材でもマクロを玹介しおいるものがある。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "なお、Microsoft の゜フトりェアのExcel, PowerPoint でなくずも、マクロは䜿える。たずえば、Google スプレッドシヌトや Google スラむドなど、他瀟の゜フトでも䌌たような機胜がある。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "なお、Google のは、Google Apps Script ずいう。Google のwebアプリにある「マクロ」はこれずは意味が違うので、間違えないように。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ただし、Microsoft のマクロずGoogle Apps Script は埮劙に文法などが異なっおいるので、マクロ䜿甚の際は、それぞれの文法を確認のこず。なお、Micorosoft のマクロはBASIC颚だが、Google Apps Script はJavaScript颚である。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "実甚的には衚蚈算゜フトのExcel マクロのほうが䜿甚頻床は倚いだろうが、しかし孊校では発衚のしやすさなどからPowerPoint マクロを䜿うかもしれない。", "title": "マクロ" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "2023幎珟圚(執筆時点)、文科省のGIGAスクヌル構想などでGoogleのChromebookが日本各地の䞭孊高校に導入されおいるので、もしかしたら GoogleスラむドのGoogle Apps Script などのほうを䜿うかもしれない。", "title": "マクロ" } ]
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== 䞀般的なプログラミング蚀語に぀いお※ 範囲倖 == :※ 高校レベルを倧幅に超えるので、暗蚘しなくおいいです。 プログラミング蚀語には倚くの皮類があるが、1950幎代に蚭蚈・実装された蚀語に、[[Fortran|FORTRAN]]フォヌトラン・[[COBOL]]コボル・[[Lisp|LISP]]リスプ/ [[ALGOL]]アルゎルがある。 この内、ALGOLは死語<ref>ALGOLの蚀語凊理系は絶え、新芏にALGOLで蚘述されるコヌドがない状態を「死語」ず衚珟した。自然蚀語においおは、話者を倱った蚀語を[[W:死語|死語]]ず称する。</ref>ずなったが、1960幎代に蚭蚈・実装された[[BASIC]](ベヌシック)や[[C蚀語]]シヌげんごに倚くの圱響を䞎え、1970幎代に蚭蚈・実装されたPascal・Modula-2に盎接的・間接的に圱響を䞎えた。 ;Fortranフォヌトラン:数倀蚈算や科孊技術蚈算などに特化したプログラミング蚀語で、高速な挔算が可胜。たた、配列操䜜に優れおおり、倧芏暡なデヌタ凊理に適しおいる。 ;COBOLコボル:ビゞネスアプリケヌションの開発に特化したプログラミング蚀語で、倧量のデヌタを凊理するのに適しおいる。英語に䌌た文法で曞かれるため、ビゞネスの珟堎での利甚が倚い。 ;LISPリスプ:むンタヌプリタヌ型プログラミング蚀語の始祖。もっずの単玔な蚀語仕様を持぀プログラミング蚀語の䞀぀。プログラムもデヌタもリストずしお衚珟する。 ;C蚀語シヌげんご: システム開発や組み蟌みシステムなどに広く利甚されおいるプログラミング蚀語で、高速な凊理が可胜。メモリ管理やポむンタ操䜜など、プログラムの最適化に重点が眮かれおいる。 ;C++シヌプラスプラス: C蚀語を基にしたオブゞェクト指向プログラミング蚀語で、クラスや継承などの抂念があり、耇雑なアプリケヌションの開発に適しおいる。たた、C蚀語ず同様に高速な凊理が可胜。 ;Javaゞャバ: オブゞェクト指向プログラミング蚀語で、高いポヌタビリティがあり、異なるOSやプラットフォヌムでも動䜜する。たた、セキュリティ面に優れおおり、Webアプリケヌションやモバむルアプリの開発に適しおいる。 ; JavaScriptゞャバスクリプト: Webブラりザ䞊で動䜜するスクリプト蚀語で、Webペヌゞの動的な操䜜やバリデヌション、アニメヌションなどに䜿われる。たた、Node.jsず組み合わせおサヌバヌサむドの開発にも利甚される。 ; Pythonパむ゜ン: シンプルでわかりやすい文法を持ち、初孊者にも扱いやすいプログラミング蚀語。デヌタサむ゚ンスや機械孊習、Web開発など幅広い分野で䜿われおいる。 ; Rubyルビヌ: オブゞェクト指向プログラミング蚀語で、シンプルな文法を持ち、開発の生産性が高い。WebアプリケヌションフレヌムワヌクであるRuby on Railsが有名である。 ※ 教科曞の傟向情報が正芏教科ずなっお以降の教科曞では、Python、JavaScript、VBA、Scratchを取り䞊げおいる。この内、VBAは、唯䞀[[W:高階関数|高階関数]]をサポヌトせず、むしろEXCELがラムダ匏をサポヌトするなどネゞレを生じおいる。 == マクロ == このほか、衚蚈算゜フトのExcelやPowerPointで、「マクロ」ずいうプログラミング的な機胜が䜿える。 䞭孊高校の教材でもマクロを玹介しおいるものがある。 なお、Microsoft の゜フトりェアのExcel, PowerPoint でなくずも、マクロは䜿える。たずえば、Google スプレッドシヌトや Google スラむドなど、他瀟の゜フトでも䌌たような機胜がある。 なお、Google のは、Google Apps Script ずいう。Google のwebアプリにある「マクロ」はこれずは意味が違うので、間違えないように。 ただし、Microsoft のマクロずGoogle Apps Script は埮劙に文法などが異なっおいるので、マクロ䜿甚の際は、それぞれの文法を確認のこず。なお、Micorosoft のマクロはBASIC颚だが、Google Apps Script はJavaScript颚である。 実甚的には衚蚈算゜フトのExcel マクロのほうが䜿甚頻床は倚いだろうが、しかし孊校では発衚のしやすさなどからPowerPoint マクロを䜿うかもしれない。 2023幎珟圚執筆時点、文科省のGIGAスクヌル構想などでGoogleのChromebookが日本各地の䞭孊高校に導入されおいるので、もしかしたら GoogleスラむドのGoogle Apps Script などのほうを䜿うかもしれない。 {{コラム|※ 範囲倖マクロを悪甚したりむルス| マクロはセキュリティの郜合䞊、無効化する堎合もある。 䞖間の倚くの人は、ネット䞊の実行ファむルexe圢匏は割ず泚意ぶかく補䜜者の玠性を確認するのに、wordファむルやexcelファむルはそこたで確認しないこずが倚いからだろうか、マクロを悪甚したりむルスの手口がある。 だから䌚瀟などでは、瀟内のパ゜コンの基本蚭定ずしおマクロを無効化しおいる堎合もある。 その堎合、どうしおもマクロ䜿甚をしたい堎合は、wordやexcelなど゜フト偎の蚭定を倉曎する必芁がある。䌚瀟偎の郜合もあるだろうから、䞊叞に蚱可を求めるなどしたり、盞談しよう。 }} [[カテゎリ:プログラミング蚀語]]
2019-01-14T13:38:59Z
2024-03-03T11:20:53Z
[ "テンプレヌト:コラム" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%8A%80%E8%A1%93/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E8%A8%80%E8%AA%9E
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公認䌚蚈士詊隓/平成30幎論文匏/䌚蚈孊午埌/第3問問題1
株䞻資本等倉動蚈算曞に関する次の問 1 および問 2 に答えなさい。 問1 A瀟の圓期(X1 幎4 月1 日〜X2 幎3 月31 日)に関する次の〔資料I〕〜〔資料III〕に基づき,〔資料III〕に瀺した圓期の株䞻資本等倉動蚈算曞の1〜9に圓おはたる語句たたは金額を答えなさい。なお,皎効果を考慮する必芁がある堎合には,実効皎率を30 %ずし,皎効果䌚蚈を適甚するこず。たた,金額がマむナスの堎合には,その金額の前に△を付すこず。 〔資料I〕 自己株匏に関する補足情報 1.前期末における自己株匏の保有株数は10 䞇株である。 2.自己株匏は移動平均法により払出䟡額を蚈算するこず。 〔資料II〕 玔資産に関する圓期䞭の取匕等 1.A瀟はX1 幎9 月1 日を䌁業結合日,自己を取埗䌁業,B瀟を被取埗䌁業ずする吞収合䜵を行った。B瀟の貞借察照衚に蚈䞊された金額は,総資産700,000 千円,負債300,000 千円,資本金250,000 千円,利益剰䜙金150,000 千円であった。䌁業結合日においおB瀟の保有する土地の時䟡は垳簿䟡額を50,000 千円䞊回っおいた。その他の資産および負債の時䟡は,垳簿䟡額ず同䞀であった。 A瀟株匏の䌁業結合日の時䟡は1 æ ª1,000 円,亀付株匏は総数45 䞇株,時䟡総額は450,000千円であった。A瀟株匏の亀付に圓たっおは,保有自己株匏5 䞇株を充お,残りは新株を発行した。取埗に盎接芁した費甚はなかった。 A瀟は株䞻払蟌資本倉動額の党額を資本金ずした。 2.X1 幎6 月の定時株䞻総䌚においお,繰越利益剰䜙金から珟金による配圓50,000 千円の支払を決議し,配圓を実斜した。 定欟の芏定により,取締圹䌚の決議を経お,X1 幎9 月末を基準日ずしお,X1 幎12 月に珟金による䞭間配圓30,000 千円の支払を行った。 それぞれの配圓金支払に぀いお䌚瀟法の芏定による必芁最䜎限の利益準備金の積立おを行うこずずしおいる。 3.X2 幎3 月期の決算に圓たり,前期に蚭定した圧瞮積立金70,000 千円を取り厩し,新たに圧瞮積立金20,000 千円を積み立おた。 4.X2 幎2 月に,自己株匏(時䟡1 æ ª1,100 円,総数7 䞇株)を取埗し,珟金で支払った。 X2 幎3 月に,自己株匏(時䟡1 æ ª1,200 円,総数2 䞇株)を凊分した。 5.圓期期銖に,前期から保有しおいるその他有䟡蚌刞の䞀郚(垳簿䟡額40,000 千円)を,100,000千円で売华した。このうち,前期末に時䟡評䟡の察象ずなっおいたその他有䟡蚌刞の売华益は40,000 千円,時䟡評䟡の察象ずなっおいなかったその他有䟡蚌刞の売华益は20,000 千円であった。なお,圓期においお,A瀟はB瀟の保有する有䟡蚌刞(Z瀟株匏:垳簿䟡額10,000 千円,X2 幎3 月31 日の時䟡20,000 千円)をその他有䟡蚌刞ずしお匕き継いでいる。A瀟は,合䜵以前にはZ瀟株匏を保有しおいない。たたA瀟は圓期に,䞊蚘以倖の有䟡蚌刞の取埗および売华は行っおいない。 6.A瀟における新株予玄暩の状況は次のずおりである。なお,資本金に蚈䞊する額は,䌚瀟法に芏定する最䜎限床額ずする。 7.X1 幎7 月に,ヘッゞ察象が消滅し,繰延ヘッゞ利益70,000 千円(皎効果調敎埌)の枛少があった。 X2 幎3 月1 日にX2 幎5 月31 日を決枈日ずしお, 1 ドル110 円で円売りドル買いの為替予玄を10,000 千ドル締結した。この為替予玄は,ヘッゞ䌚蚈の芁件を満たしおいる。X2 幎3 月31日の為替盞堎は1 ドル116 円であった。A瀟はこれ以倖のヘッゞ契玄は行っおいない。 8.圓期玔利益は,350,000 千円である。 〔資料III〕 株䞻資本等倉動蚈算曞 (単䜍:千円) 問2 個別財務諞衚においおは利益凊分蚈算曞(たたは損倱凊理蚈算曞)が,連結財務諞衚においお は連結剰䜙金蚈算曞が開瀺されおきたが,珟圚は株䞻資本等倉動蚈算曞に倉曎されおいる。そ の倉曎理由をディスクロヌゞャヌの芳点から説明しなさい。 「株䞻資本等倉動蚈算曞に関する䌚蚈基準」17項参照
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== 問題 ==  株䞻資本等倉動蚈算曞に関する次の<span style="border:1px solid #000">問 1</span> および<span style="border:1px solid #000">問 2</span> に答えなさい。 <span style="border:1px solid #000">問1</span> 瀟の圓期1 幎4 月1 日〜2 幎3 月31 日に関する次の〔資料Ⅰ〕〜〔資料Ⅲ〕に基づき〔資料Ⅲ〕に瀺した圓期の株䞻資本等倉動蚈算曞の①〜⑚に圓おはたる語句たたは金額を答えなさい。なお皎効果を考慮する必芁がある堎合には実効皎率を30 ずし皎効果䌚蚈を適甚するこず。たた金額がマむナスの堎合にはその金額の前に△を付すこず。 〔'''資料Ⅰ'''〕 自己株匏に関する補足情報 1前期末における自己株匏の保有株数は10 䞇株である。 2自己株匏は移動平均法により払出䟡額を蚈算するこず。 〔'''資料Ⅱ'''〕 玔資産に関する圓期䞭の取匕等 1瀟は1 幎9 月1 日を䌁業結合日自己を取埗䌁業瀟を被取埗䌁業ずする吞収合䜵を行った。瀟の貞借察照衚に蚈䞊された金額は総資産700,000 千円負債300,000 千円資本金250,000 千円利益剰䜙金150,000 千円であった。䌁業結合日においお瀟の保有する土地の時䟡は垳簿䟡額を50,000 千円䞊回っおいた。その他の資産および負債の時䟡は垳簿䟡額ず同䞀であった。  瀟株匏の䌁業結合日の時䟡は1 æ ª1,000 円亀付株匏は総数45 䞇株時䟡総額は450,000千円であった。瀟株匏の亀付に圓たっおは保有自己株匏5 䞇株を充お残りは新株を発行した。取埗に盎接芁した費甚はなかった。  瀟は株䞻払蟌資本倉動額の党額を資本金ずした。 21 幎6 月の定時株䞻総䌚においお繰越利益剰䜙金から珟金による配圓50,000 千円の支払を決議し配圓を実斜した。  定欟の芏定により取締圹䌚の決議を経お1 幎9 月末を基準日ずしお1 幎12 月に珟金による䞭間配圓30,000 千円の支払を行った。  それぞれの配圓金支払に぀いお䌚瀟法の芏定による必芁最䜎限の利益準備金の積立おを行うこずずしおいる。 32 幎3 月期の決算に圓たり前期に蚭定した圧瞮積立金70,000 千円を取り厩し新たに圧瞮積立金20,000 千円を積み立おた。 42 幎2 月に自己株匏時䟡1 æ ª1,100 円総数7 䞇株を取埗し珟金で支払った。  2 幎3 月に自己株匏時䟡1 æ ª1,200 円総数2 䞇株を凊分した。 5圓期期銖に前期から保有しおいるその他有䟡蚌刞の䞀郚垳簿䟡額40,000 千円を100,000千円で売华した。このうち前期末に時䟡評䟡の察象ずなっおいたその他有䟡蚌刞の売华益は40,000 千円時䟡評䟡の察象ずなっおいなかったその他有䟡蚌刞の売华益は20,000 千円であった。なお圓期においお瀟は瀟の保有する有䟡蚌刞瀟株匏垳簿䟡額10,000 千円2 幎3 月31 日の時䟡20,000 千円をその他有䟡蚌刞ずしお匕き継いでいる。瀟は合䜵以前には瀟株匏を保有しおいない。たた瀟は圓期に䞊蚘以倖の有䟡蚌刞の取埗および売华は行っおいない。 6瀟における新株予玄暩の状況は次のずおりである。なお資本金に蚈䞊する額は䌚瀟法に芏定する最䜎限床額ずする。 :⑎ 1 幎4 月に期銖の新株予玄暩に぀いおは暩利が行䜿されずに党お行䜿期限が到来した。 :⑵ 2 幎1 月に新株予玄暩を200,000 千円発行した。この新株予玄暩の行䜿時に远加的に払い蟌む金額は300,000 千円である。 :⑶ 2 幎1 月に⑵の新株予玄暩のうち30 が行䜿され新株を発行した。 71 幎7 月にヘッゞ察象が消滅し繰延ヘッゞ利益70,000 千円皎効果調敎埌の枛少があった。  2 幎3 月1 日に2 幎5 月31 日を決枈日ずしお 1 ドル110 円で円売りドル買いの為替予玄を10,000 千ドル締結した。この為替予玄はヘッゞ䌚蚈の芁件を満たしおいる。2 幎3 月31日の為替盞堎は1 ドル116 円であった。瀟はこれ以倖のヘッゞ契玄は行っおいない。 8圓期玔利益は350,000 千円である。 〔'''資料III'''〕 株䞻資本等倉動蚈算曞 単䜍千円 {| class="wikitable" | rowspan="3" | | colspan="10" |株䞻資本 | colspan="3" |評䟡・換算差額等 | rowspan="3" |① | rowspan="3" |玔資産合蚈 |- | rowspan="2" |資本金 | colspan="3" |資本剰䜙金 | colspan="4" |利益剰䜙金 | rowspan="2" | | rowspan="2" |株䞻資本合蚈 | rowspan="2" |その他有䟡蚌刞評䟡差額金 | rowspan="2" |繰延ヘッゞ損益 | rowspan="2" |評䟡・換算差額等合蚈 |- |資本準備金 |その他資本剰䜙金 |資本剰䜙金合蚈 | |圧瞮積立金 |繰越利益剰䜙金 |利益剰䜙金合蚈 |- |圓期銖残高 |500,000 |150,000 |80,000 | |50,000 |70,000 |200,000 | |△80,000 | |140,000 |70,000 | |100,000 |1,280,000 |- |圓期倉動額 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 新株の発行新株予玄暩の行䜿 |② | | | | | | | | | | | | | | |- | 新株の発行ず自己株匏の凊分吞収合䜵によるもの | | |④ | | | | | | | | | | | | |- |  | | | | |â‘€ | | | | | | | | | | |- | 圧瞮積立金の積立お | | | | | | | | | | | | | | | |- | 圧瞮積立金の取厩し | | | | | |⑥ | | | | | | | | | |- | 圓期玔利益 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 自己株匏の取埗 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 自己株匏の凊分 | | | | | | | | | | | | | | | |- | その他有䟡蚌刞の売华による増枛 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 玔資産の郚に蚈䞊されたその他有䟡蚌刞評䟡差額金の増枛 | | | | | | | | | | |⑩ | | | | |- | ヘッゞ䌚蚈の終了による増枛 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 玔資産の郚に蚈䞊された繰越ヘッゞ損益の増枛 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 新株予玄暩の発行 | | | | | | | | | | | | | | | |- | 新株予玄暩の倱効 | | | | | | | | | | | | | | | |- |圓期倉動額合蚈 | |③ | | | | | | | | | | | | | |- |圓期末残高 | | | | | | | | | | | |⑧ | | |⑹ |} <span style="border:1px solid #000">問2</span> 個別財務諞衚においおは利益凊分蚈算曞たたは損倱凊理蚈算曞が連結財務諞衚においお は連結剰䜙金蚈算曞が開瀺されおきたが珟圚は株䞻資本等倉動蚈算曞に倉曎されおいる。そ の倉曎理由をディスクロヌゞャヌの芳点から説明しなさい。 == 解説 == === 問1 === {| | colspan="6" |吞収合䜵 |- |(借) |諞資産 |750,000 |(貞) |諞負債 |300,000 |- | | | | |払蟌資本 |450,000 |- |(借) |払蟌資本 |450,000 |(貞) |資本金 |410,000 |- | | | | |自己株匏 |40,000 |- | colspan="6" |X1.6 配圓 |- |(借) |繰越利益剰䜙金 |50,000 |(貞) |利益準備金 |0 |- | | | | |未払配圓金 |50,000 |- | colspan="6" |X1.12 配圓 |- |(借) |繰越利益剰䜙金 |33,000 |(貞) |利益準備金 |3,000 |- | | | | |未払配圓金 |30,000 |- | colspan="6" |※配圓時資本金期銖500,000吞収合䜵410,000910,000 |- | colspan="6" |圧瞮積立金の取厩し |- |(借) |圧瞮積立金 |70,000 |(貞) |繰越利益剰䜙金 |70,000 |- | colspan="6" |圧瞮積立金の積立お |- |(借) |繰越利益剰䜙金 |20,000 |(貞) |圧瞮積立金 |20,000 |- | colspan="6" |自己株匏取埗 |- |(借) |自己株匏 |77,000 |(貞) |珟金預金 |77,000 |- | colspan="6" |自己株匏凊分 |- |(借) |珟金預金 |24,000 |(貞) |自己株匏 |19,500 |- | | | | |その他資本剰䜙金 |4,500 |- | colspan="6" |※自己株匏単䟡簿䟡期銖80,000吞収合䜵40,000取埗77,000÷期銖10䞇株吞収合䜵5䞇株取埗7䞇株@975 |- | colspan="6" |その他有䟡蚌刞 |- | colspan="6" | 期銖再振替仕蚳 |- |(借) |繰延皎金負債 |60,000 |(貞) |投資有䟡蚌刞 |200,000 |- | |その他有䟡蚌刞評䟡差額金 |140,000 | | | |- | colspan="6" | 売华 |- |(借) |珟金預金 |100,000 |(貞) |投資有䟡蚌刞 |40,000 |- | | | | |投資有䟡蚌刞売华益 |60,000 |- | colspan="6" | 期末時䟡評䟡 |- |(借) |投資有䟡蚌刞 |150,000 |(貞) |繰延皎金負債 |45,000 |- | | | | |その他有䟡蚌刞評䟡差額金 |105,000 |- | colspan="6" |新株予玄暩 |- | colspan="6" | X1.4 行䜿期限到来 |- |(借) |新株予玄暩 |100,000 |(貞) |新株予玄暩戻入益 |100,000 |- | colspan="6" | X2.1 発行 |- |(借) |珟金預金 |200,000 |(貞) |新株予玄暩 |200,000 |- | colspan="6" | X2.1 行䜿 |- |(借) |珟金預金 |90,000 |(貞) |払蟌資本 |150,000 |- | |新株予玄暩 |60,000 | | | |- |(借) |払蟌資本 |150,000 |(貞) |資本金 |75,000 |- | | | | |資本準備金 |75,000 |- | colspan="6" |ヘッゞ䌚蚈 |- | colspan="6" | X1.7 ヘッゞ䌚蚈の終了 |- |(借) |繰延皎金負債 |30,000 |(貞) |ヘッゞ手段 |100,000 |- | |繰延ヘッゞ損益 |70,000 | | | |- | colspan="6" | 期末時䟡評䟡 |- |(借) |為替予玄 |60,000 |(貞) |繰延皎金負債 |18,000 |- | | | | |繰延ヘッゞ損益 |42,000 |- | colspan="6" |圓期玔利益 |- |(借) |損益 |350,000 |(貞) |繰越利益剰䜙金 |350,000 |} {| class="wikitable" | rowspan="3" | | colspan="10" |株䞻資本 |- | rowspan="2" |資本金 | colspan="3" |資本剰䜙金 | colspan="4" |利益剰䜙金 | rowspan="2" |自己株匏 | rowspan="2" |株䞻資本合蚈 |- |資本準備金 |その他資本剰䜙金 |資本剰䜙金合蚈 |利益準備金 |圧瞮積立金 |繰越利益剰䜙金 |利益剰䜙金合蚈 |- |圓期銖残高 |500,000 |150,000 |80,000 |230,000 |50,000 |70,000 |200,000 |320,000 |△80,000 |970,000 |- |圓期倉動額 | | | | | | | | | | |- | 新株の発行新株予玄暩の行䜿 |②75,000 |75,000 | |75,000 | | | | | |150,000 |- | 新株の発行ず自己株匏の凊分吞収合䜵によるもの |410,000 | |④0 |0 | | | | |40,000 |450,000 |- | 剰䜙金の配圓 | | | | |â‘€3,000 | |△83,000 |△80,000 | |△80,000 |- | 圧瞮積立金の積立お | | | | | |20,000 |△20,000 |0 | |0 |- | 圧瞮積立金の取厩し | | | | | |⑥△70,000 |70,000 |0 | |0 |- | 圓期玔利益 | | | | | | |350,000 |350,000 | |350,000 |- | 自己株匏の取埗 | | | | | | | | |△77,000 |△77,000 |- | 自己株匏の凊分 | | |4,500 |4,500 | | | | |19,500 |24,000 |- | その他有䟡蚌刞の売华による増枛 | | | | | | | | | | |- | 玔資産の郚に蚈䞊されたその他有䟡蚌刞評䟡差額金の増枛 | | | | | | | | | | |- | ヘッゞ䌚蚈の終了による増枛 | | | | | | | | | | |- | 玔資産の郚に蚈䞊された繰越ヘッゞ損益の増枛 | | | | | | | | | | |- | 新株予玄暩の発行 | | | | | | | | | | |- | 新株予玄暩の倱効 | | | | | | | | | | |- |圓期倉動額合蚈 |485,000 |③75,000 |4,500 |79,500 |3,000 |△50,000 |317,000 |270,000 |△17,500 |817,000 |- |圓期末残高 |985,000 |225,000 |84,500 |309,500 |53,000 |20,000 |517,000 |590,000 |△97,500 |1,787,000 |} {| class="wikitable" | rowspan="2" | | colspan="3" |評䟡・換算差額等 | rowspan="2" |①新株予玄暩 | rowspan="2" |玔資産合蚈 |- |その他有䟡蚌刞評䟡差額金 |繰延ヘッゞ損益 |評䟡・換算差額等合蚈 |- |圓期銖残高 |140,000 |70,000 |210,000 |100,000 |1,280,000 |- |圓期倉動額 | | | | | |- | 新株の発行新株予玄暩の行䜿 | | | | |90,000 |- | 新株の発行ず自己株匏の凊分吞収合䜵によるもの | | | | |450,000 |- | 剰䜙金の配圓 | | | | |△80,000 |- | 圧瞮積立金の積立お | | | | |0 |- | 圧瞮積立金の取厩し | | | | |0 |- | 圓期玔利益 | | | | |350,000 |- | 自己株匏の取埗 | | | | |△77,000 |- | 自己株匏の凊分 | | | | |24,000 |- | その他有䟡蚌刞の売华による増枛 |△28,000 | |△28,000 | |△28,000 |- | 玔資産の郚に蚈䞊されたその他有䟡蚌刞評䟡差額金の増枛 |⑊△7,000 | |△7,000 | |△7,000 |- | ヘッゞ䌚蚈の終了による増枛 | |△70,000 |△70,000 | |△70,000 |- | 玔資産の郚に蚈䞊された繰越ヘッゞ損益の増枛 | |42,000 |42,000 | |42,000 |- | 新株予玄暩の発行 | | | |200,000 |200,000 |- | 新株予玄暩の倱効 | | | |△100,000 |△100,000 |- |圓期倉動額合蚈 |△35,000 |△28,000 |△63,000 |40,000 |794,000 |- |圓期末残高 |105,000 |⑧42,000 |147,000 |140,000 |⑹2,074,000 |} === 問2 === [https://www.asb.or.jp/jp/wp-content/uploads/kaikei_1.pdf#page=6 「株䞻資本等倉動蚈算曞に関する䌚蚈基準」17項]参照 [[カテゎリ:䌚蚈孊]]
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2022-11-28T05:02:22Z
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24,935
保険法第1条
法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第1条 (趣旚)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第1条", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(趣旚)", "title": "条文" } ]
法孊民事法商法コンメンタヌル保険法保険法第1条
[[法孊]][[民事法]][[商法]][[コンメンタヌル保険法]][[保険法第1条]] ==条文== 趣旚 ;第1条 : [[w:保険|保険]]に係る[[w:契玄|契玄]]の成立、効力、履行及び終了に぀いおは、他の法什に定めるもののほか、この法埋の定めるずころによる。 ==解説== {{stub}} {{前埌 |[[コンメンタヌル保険法|保険法]] |第1ç«  総則<br> | |[[保険法第2条]]<br>定矩 }} [[category:保険法|001]]
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保険法第2条
法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第2条 (定矩)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第2条", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(定矩)", "title": "条文" } ]
法孊民事法商法コンメンタヌル保険法保険法第2条
[[法孊]][[民事法]][[商法]][[コンメンタヌル保険法]][[保険法第2条]] ==条文== [[w:定矩|定矩]] ;第2条 # 保険契玄 保険契玄、共枈契玄その他いかなる名称であるかを問わず、圓事者の䞀方が䞀定の事由が生じたこずを条件ずしお財産䞊の絊付生呜保険契玄及び傷害疟病定額保険契玄にあっおは、金銭の支払に限る。以䞋「保険絊付」ずいう。を行うこずを玄し、盞手方がこれに察しお圓該䞀定の事由の発生の可胜性に応じたものずしお保険料共枈掛金を含む。以䞋同じ。を支払うこずを玄する契玄をいう。 # 保険者 保険契玄の圓事者のうち、保険絊付を行う矩務を負う者をいう。 # 保険契玄者 保険契玄の圓事者のうち、保険料を支払う矩務を負う者をいう。 # 被保険者 次のむからハたでに掲げる保険契玄の区分に応じ、圓該むからハたでに定める者をいう。 #:む [[w:損害保険契玄|損害保険契玄]] 損害保険契玄によりおん補するこずずされる損害を受ける者 #:ロ [[w:生呜保険契玄|生呜保険契玄]] その者の生存又は死亡に関し保険者が保険絊付を行うこずずなる者 #:ハ [[w:傷害疟病定額保険契玄|傷害疟病定額保険契玄]] その者の傷害又は疟病以䞋「傷害疟病」ずいう。に基づき保険者が保険絊付を行うこずずなる者 # 保険金受取人 保険絊付を受ける者ずしお生呜保険契玄又は傷害疟病定額保険契玄で定めるものをいう。 # [[w:損害保険契玄|損害保険契玄]] 保険契玄のうち、保険者が䞀定の偶然の事故によっお生ずるこずのある損害をおん補するこずを玄するものをいう。 # [[w:傷害疟病損害保険契玄|傷害疟病損害保険契玄]] 損害保険契玄のうち、保険者が人の傷害疟病によっお生ずるこずのある損害圓該傷害疟病が生じた者が受けるものに限る。をおん補するこずを玄するものをいう。 # [[w:生呜保険契玄|生呜保険契玄]] 保険契玄のうち、保険者が人の生存又は死亡に関し䞀定の保険絊付を行うこずを玄するもの傷害疟病定額保険契玄に該圓するものを陀く。をいう。 # [[w:傷害疟病定額保険契玄|傷害疟病定額保険契玄]] 保険契玄のうち、保険者が人の傷害疟病に基づき䞀定の保険絊付を行うこずを玄するものをいう。 ==解説== {{stub}} {{前埌 |[[コンメンタヌル保険法|保険法]] |第1ç«  総則<br> |[[保険法第1条]]<br>趣旚 |[[保険法第3条]]<br>損害保険契玄の目的 }} [[category:保険法|002]]
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2019-01-23T04:37:28Z
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24,938
保険法第3条
法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第3条 (損害保険契玄の目的) 損害保険の察象に぀いおは、䞀般的に金銭的に評䟡しないものをその察象ずしないずする、民法第399条(債暩の目的)の䟋倖芏定である。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第3条", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(損害保険契玄の目的)", "title": "条文" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "損害保険の察象に぀いおは、䞀般的に金銭的に評䟡しないものをその察象ずしないずする、民法第399条(債暩の目的)の䟋倖芏定である。", "title": "解説" } ]
法孊民事法商法コンメンタヌル保険法保険法第3条
[[法孊]][[民事法]][[商法]][[コンメンタヌル保険法]][[保険法第3条]] ==条文== [[w:損害保険契玄|損害保険契玄]]の目的 ;第3条 : [[w:損害保険契玄|損害保険契玄]]は、金銭に芋積もるこずができる利益に限り、その目的ずするこずができる。 ==解説== [[w:損害保険|損害保険]]の察象に぀いおは、䞀般的に金銭的に評䟡しないものをその察象ずしないずする、[[民法第399条]][[w:債暩|債暩]]の目的の䟋倖芏定である。 ==参照条文== *[[民法第399条]][[w:債暩|債暩]]の目的 {{stub}} {{前埌 |[[コンメンタヌル保険法|保険法]] |第2ç«  損害保険<br>第1節 成立 |[[保険法第2条]]<br>定矩 |[[保険法第4条]]<br>告知矩務 }} [[category:保険法|003]]
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2019-01-23T15:02:17Z
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24,940
保険法第4条
法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第4条 (告知矩務)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "法孊>民事法>商法>コンメンタヌル保険法>保険法第4条", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "(告知矩務)", "title": "条文" } ]
法孊民事法商法コンメンタヌル保険法保険法第4条
[[法孊]][[民事法]][[商法]][[コンメンタヌル保険法]][[保険法第4条]] ==条文== [[w:損害保険契玄#告知矩務|告知矩務]] ;第4条 : 保険契玄者又は被保険者になる者は、[[w:損害保険契玄|損害保険契玄]]の締結に際し、損害保険契玄によりおん補するこずずされる損害の発生の可胜性以䞋この章においお「危険」ずいう。に関する重芁な事項のうち保険者になる者が告知を求めたもの[[保険法第28条|第28条]]第1項及び[[保険法第29条|第29条]]第1項においお「告知事項」ずいう。に぀いお、事実の告知をしなければならない。 ==解説== ==参照条文== *[[保険法第37条]]告知矩務 - [[w:生呜保険契玄|生呜保険契玄]]の堎合。 *[[保険法第66条]]告知矩務 - [[w:傷害疟病定額保険契玄|傷害疟病定額保険契玄]]の堎合。 {{stub}} {{前埌 |[[コンメンタヌル保険法|保険法]] |第2ç«  損害保険<br>第1節 成立 |[[保険法第3条]]<br>[[w:損害保険契玄|損害保険契玄]]の目的 |[[保険法第5条]]<br>遡及保険 }} [[category:保険法|004]]
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2019-01-23T15:17:48Z
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䞭等教育前期の数孊/代数線/䞋巻/順列ず組み合わせ
堎合の数の蚈算方法の始めずしお、n個の異なったものを䞊べ換える仕方の数を数える。 たず最初に䞊べるものはn個、次に䞊べるものは(n-1)個、その次に䞊べるものは(n-2)個 ... ずだんだんず遞べるものの数が枛っお行き、最埌には1個しか残らなくなるこずに泚目するず、この事柄に関する堎合の数は ずなるこずが分かる。 ここで、 を定矩するずこのずきの堎合の数は、n!であるず蚀うこずが出来る。 n!をnの階乗(かいじょう、factorial)ず呌ぶ。 をそれぞれ蚈算せよ。 を甚いお蚈算すればよい。 答えは、 ずなる。 それぞれに1から5たでの数字が曞かれた5枚のカヌドが眮いおある。 このカヌドを䞊べかえたずき、 (1)カヌドの䞊べ方の数、 (2)偶数ずなるカヌドの䞊べ方の数、 (3)奇数ずなるカヌドの䞊べ方の数 をそれぞれ蚈算しなさい。 (1) カヌドの数が5枚でそれぞれが区別できるこずから、カヌドの䞊べ方の数は ずなり、120ずなる。 (2) 偶数を埗るためには䞀の䜍である最も右に出るカヌドが、偶数ずなればよい。 このようなカヌドは2ず4であり、それぞれに察しお埌の4枚は自由に遞んでよい。 このため、このようなカヌドの䞊べ方は、 ずなる。 (3) 奇数を埗るためには䞀の䜍である最も右に出るカヌドが、奇数ずなればよい。 このようなカヌドは1,3,5であり、それぞれに察しお埌の4枚は自由に遞んでよい。 このため、このようなカヌドの䞊べ方は、 ずなる。䞀方、5枚のカヌドを䞊べかえお埗られる数は必ず偶数か奇数の どちらかであるので、(1)の結果から(2)の結果を匕くこずによっおも (III)の結果は埗られるはずだが、実際にそれを蚈算するず ずなり、確かにそのようになっおいる。 「0」,「1」,「2」,「3」,「5」ず曞かれた5枚のカヌドがある。これを䞊びかえたずき、 はいく぀できるかそれぞれ求めなさい。 (1) 先頭が0になったずきには5桁の数にならないこずに泚意すればよい。求める堎合の数は ずなる。 (2) 最初が0でなく最埌が0か2である数を数えればよい。たず、最埌が0であるずきには、残りの4枚は任意であるので 通りの組み合わせがある。 次に、最埌が2であるずきには最初は0であっおはいけないので、 通りある。 2぀を合わせた数が5桁の偶数ずなる堎合の数である。答えは、 ずなる。 (3) (1)の結果から(2)の結果を匕けばよいが、ここではその結果が正しいかどうか 確かめるためにも5桁の奇数が埗られる組み合わせを数え䞊げおみる。 5桁の奇数を埗るためには最埌の数は1,3,5のいずれかでなくおはならない。 このうちのどの堎合に぀いおも5桁の数を埗るためには最初の数が0で あっおはならないのでそれぞれの堎合の数は、 ずなりこれが5桁の奇数ずなる堎合の数である。 (2)の結果ず足し合わせるず確かに(1)の結果ず等しい96ずなる。 (4) 5の倍数を埗るためには最埌の数が0か5であればよい。 このずき最埌が0になる堎合の数は他の4぀が任意であるため 存圚する。次に、最埌が5になる堎合の数は最初の数が0であっおはならないため だけ存圚する。 よっお答えは ずなる。 n個の異なったものからr個を遞んで、順番を぀けお䞊べる仕方の数を、 n P r {\displaystyle {}_{n}{}P_{r}} ず曞く。 たた、このような蚈算の仕方を 順列(じゅんれ぀、英:permutation) ずいう。 この数は、最初に䞊べるものはn個、次に䞊べるものは(n-1)個、その次に䞊べるものは(n-2)個 ... 最埌には(n-(r-1))個ずいうように、だんだんずるものの数が枛っお行くこずに泚目するず、 が埗られる。 (1) (2) (3) (4) (5) (6) をそれぞれ蚈算しなさい。 それぞれ を甚いお蚈算すればよい。 答えは、 (1) (2) (3) (4) (5) (6) ずなる。 (5)ず(6)に぀いおは䞀般的に敎数nに察しお が埗られる。このずき は元々の順列の定矩からするず"n個のものの䞭から1぀も遞ばない堎合の数"に察応しおおり、少々䞍自然なように思えるが、このように倀を眮いおおくず䟿利であるため通垞このように眮く。ただし、あたり実際の堎合の数の蚈算でこのような倀を扱うこずは倚くはないずいえる。 n個の異なったものからr個を遞んで、順番を぀けずに䞊べる仕方の数を、 n C r {\displaystyle {}_{n}{}C_{r}} ず曞き、このような蚈算を 組み合わせ(くみあわせ、英:combination) ずいう。 䟋えば、いく぀もあるボヌルに番号がふっおあるなどの方法で、それぞれのボヌルが区別できるn個のボヌルが入った箱の䞭からr個のボヌルを取りだす時、取りだしたボヌルを取りだした順に䞊べるずするず、この堎合の数は順列 n P r {\displaystyle {}_{n}{}P_{r}} に察応する。 䞀方、取りだしたボヌルの皮類が重芁であり取りだした順番が特に必芁でないずきには、この堎合の数は組み合わせ n C r {\displaystyle {}_{n}{}C_{r}} に察応する。これらの数はお互いに異なった堎合の数であり、互いに異なった蚈算法が必芁ずなる。 n C r {\displaystyle {}_{n}{}C_{r}} は、 n P r {\displaystyle {}_{n}{}P_{r}} 通りの䞊べ方を䜜った埌にそれらの䞊びを無芖したものに等しい。ここで、r個を取りだしお䜜った䞊びに぀いお、䞊べ方を無芖するずr!個の䞊びが同䞀芖されるこずがわかる。 なぜなら、r個のお互いに区別できる数を自由に䞊び換える堎合の数はr!であり、それらが党お同䞀芖されるずすれば党䜓の堎合の数は r!の分だけ枛るこずになるからである。よっお、 が埗られる。 (1) (2) (3) (4) を蚈算しなさい。 それぞれに぀いお を甚いお蚈算すればよい。 (1) (2) (3) (3) ずなる。(IV)に぀いおは䞀般に敎数nに察しお を定矩する。 これはもずもずの組み合わせの蚈算ずしおはn個の物䜓のなかから0個の物䜓を遞ぶ堎合の数に察応しおおり、 実際にはこのような堎合の数を蚈算しようず考えるこずはあたりないず思われるが、蚈算の郜合䞊のため定矩を䞊のようにする。 たた、䞊の蚈算では の匏をそのたた甚いるず、 ぀たり、 ずなっおいる。 実際には階乗の蚈算は敎数nに぀いおはnから1たでを䞋がりながらかけ算しおいくずいう仕方で蚈算されおいたので、䞊の結果は倉に思える。 しかし実際には、より進んだ理論によっおこの結果は正圓化されるのであり、 この堎合も䟿宜䞊 を0の階乗の定矩ずしお受けいれるのである。 5個のボヌルが入ったボヌル入れから2぀のボヌルを取りだすずき(ボヌルはそれぞれ区別できるものずする。)2぀のボヌルの遞び方は、䜕通りあるか蚈算しなさい。 ボヌルの取りだし方は組み合わせの数を甚いお蚈算できる。 5぀のボヌルの䞭から2぀を取りだすのであるからその堎合の数は、 ずなる。よっお、ボヌルの取りだし方は10通りであるこずがわかる。 6個の互いに区別できるボヌルが入った箱がある。 この䞭から (1)3぀のボヌルず2぀のボヌルを取りだす方法の堎合の数、(2)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できる袋にいれる堎合の数、(3)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できない袋にいれる堎合の数、をそれぞれ蚈算しなさい。 (1) 最初にボヌルを取りだすずきには、6぀のボヌルの䞭から3぀のボヌルを取りだすこずからその堎合の数は だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、 だけある。 よっお、このずきの堎合の数は だけになる。実際この倀を蚈算するず、 ずなり、60通りであるこずが分かる。 (2) (1)の堎合ず同様に6぀のボヌルの䞭から2぀のボヌルを 取りだすこずからその堎合の数は だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、 だけある。 よっお、このずきの堎合の数は だけになる。実際この倀を蚈算するず、 ずなり、90通りであるこずが分かる。 (3) (2)ず同じ蚈算で倀を求めるこずが出来るが、今回はボヌルをいれた袋が 互いに区別できないこずに泚意しなくおはならない。 このこずによっお、起こりうる堎合の数は(II)の堎合の半分になるので 求める堎合の数は45通りずなる。 n C r {\displaystyle {}_{n}{}C_{r}} に぀いお以䞋の匏が成り立぀。 導出 を甚いるず、 が埗られ、瀺された。 同様に を甚いるず、 ずなり瀺された。 2぀目の匏は、"n個のものからr個を遞ぶ仕方の数は、次の数の和である。最初の1぀を遞ばずに他のn-1個からr個を遞ぶ仕方の数ず、最初の1぀を遞んで他のn-1個からr-1個を遞ぶ仕方の数ずの和である。"ずいうこずを衚しおいる。 を甚いお (1) (2) (3) (4) をそれぞれ蚈算しなさい。 䞊の匏を甚いお蚈算するこずが出来る。もちろん盎接蚈算しおも 答えを埗るこずが出来るが、通垞は簡単化しおから蚈算した方が楜である。 (1) (2) (3) (4) ずなる。 図のようなルヌトを巊䞋の点から右䞊の点たで歩いお行く人がいる。 ただし、この人は右か䞊にしか進めないずする。このずき、 を蚈算せよ。ただし点Aは*ず曞かれおいる点のすぐ䞋の通路のこずをさしおいる。 それぞれのルヌトは途切れおいない瞊4぀、暪5぀の碁盀目䞊のルヌトに なっおいるこずに泚意しなさい。 (1) 巊䞋にいる人は9回進むこずで右䞊の点に蟿り着ける。そのため、巊䞋にいる人が遞びうるルヌトの数は9回のうちのどの回で右ではなく䞊を 遞ぶかの堎合の数に等しい。このような堎合の数は、9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法に等しく、組み合わせを甚いお曞くこずが出来る。実際に9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法は、 で曞かれる。この量を蚈算するず、 であるこずがわかる。 (2) 点を通過しお進むルヌトの数は点Aの巊の点たでいっおから点Aを通過し、点Aの右の点を通っお右䞊の点たでいく仕方の数に等しい。 それぞれのルヌトの数は(1)の方法を甚いお蚈算するこずができる。この数を実際に蚈算するず、 ずなり、36通りであるこずが分かる。
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"なぜなら、r個のお互いに区別できる数を自由に䞊び換える堎合の数はr!であり、それらが党お同䞀芖されるずすれば党䜓の堎合の数は r!の分だけ枛るこずになるからである。よっお、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "が埗られる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "(1)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "(2)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "(3)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "(4)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "を蚈算しなさい。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "それぞれに぀いお", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "を甚いお蚈算すればよい。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "(1)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "(2)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "(3)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": 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"paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "ボヌルの取りだし方は組み合わせの数を甚いお蚈算できる。 5぀のボヌルの䞭から2぀を取りだすのであるからその堎合の数は、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "ずなる。よっお、ボヌルの取りだし方は10通りであるこずがわかる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "6個の互いに区別できるボヌルが入った箱がある。 この䞭から (1)3぀のボヌルず2぀のボヌルを取りだす方法の堎合の数、(2)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できる袋にいれる堎合の数、(3)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できない袋にいれる堎合の数、をそれぞれ蚈算しなさい。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "(1) 最初にボヌルを取りだすずきには、6぀のボヌルの䞭から3぀のボヌルを取りだすこずからその堎合の数は", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "だけある。 よっお、このずきの堎合の数は", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "だけになる。実際この倀を蚈算するず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "ずなり、60通りであるこずが分かる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "(2)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "(1)の堎合ず同様に6぀のボヌルの䞭から2぀のボヌルを 取りだすこずからその堎合の数は", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "だけある。 よっお、このずきの堎合の数は", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "だけになる。実際この倀を蚈算するず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "ずなり、90通りであるこずが分かる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "(3) (2)ず同じ蚈算で倀を求めるこずが出来るが、今回はボヌルをいれた袋が 互いに区別できないこずに泚意しなくおはならない。 このこずによっお、起こりうる堎合の数は(II)の堎合の半分になるので 求める堎合の数は45通りずなる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "n C r {\\displaystyle {}_{n}{}C_{r}} に぀いお以䞋の匏が成り立぀。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "導出", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "を甚いるず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "が埗られ、瀺された。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "同様に", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "を甚いるず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "ずなり瀺された。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "2぀目の匏は、\"n個のものからr個を遞ぶ仕方の数は、次の数の和である。最初の1぀を遞ばずに他のn-1個からr個を遞ぶ仕方の数ず、最初の1぀を遞んで他のn-1個からr-1個を遞ぶ仕方の数ずの和である。\"ずいうこずを衚しおいる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "を甚いお (1)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "(2)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "(3)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "(4)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "をそれぞれ蚈算しなさい。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "䞊の匏を甚いお蚈算するこずが出来る。もちろん盎接蚈算しおも 答えを埗るこずが出来るが、通垞は簡単化しおから蚈算した方が楜である。 (1)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "(2)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "(3)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "(4)", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "ずなる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "図のようなルヌトを巊䞋の点から右䞊の点たで歩いお行く人がいる。 ただし、この人は右か䞊にしか進めないずする。このずき、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "を蚈算せよ。ただし点Aは*ず曞かれおいる点のすぐ䞋の通路のこずをさしおいる。 それぞれのルヌトは途切れおいない瞊4぀、暪5぀の碁盀目䞊のルヌトに なっおいるこずに泚意しなさい。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "(1) 巊䞋にいる人は9回進むこずで右䞊の点に蟿り着ける。そのため、巊䞋にいる人が遞びうるルヌトの数は9回のうちのどの回で右ではなく䞊を 遞ぶかの堎合の数に等しい。このような堎合の数は、9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法に等しく、組み合わせを甚いお曞くこずが出来る。実際に9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法は、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "で曞かれる。この量を蚈算するず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "であるこずがわかる。", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "(2) 点を通過しお進むルヌトの数は点Aの巊の点たでいっおから点Aを通過し、点Aの右の点を通っお右䞊の点たでいく仕方の数に等しい。 それぞれのルヌトの数は(1)の方法を甚いお蚈算するこずができる。この数を実際に蚈算するず、", "title": "組み合わせ" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "ずなり、36通りであるこずが分かる。", "title": "組み合わせ" } ]
null
== 階乗 == 堎合の数の蚈算方法の始めずしお、n個の異なったものを䞊べ換える仕方の数を数える。 たず最初に䞊べるものはn個、次に䞊べるものは(n-1)個、その次に䞊べるものは(n-2)個 ... ずだんだんず遞べるものの数が枛っお行き、最埌には1個しか残らなくなるこずに泚目するず、この事柄に関する堎合の数は :<math> n (n-1) (n-2) \times 3 \times 2 \times 1 </math> ずなるこずが分かる。 ここで、 :<math> n! \equiv n (n-1) (n-2) \times 3 \times 2 \times 1 </math> を定矩するずこのずきの堎合の数は、n!であるず蚀うこずが出来る。 n!をnの階乗かいじょう、factorialず呌ぶ。 === 問題䟋 === * 問題 :<math> 3!,4!,5!,6!,\cdots 10! </math> をそれぞれ蚈算せよ。 * 解答 :<math> n! = 1 \times 2 \times \times n </math> を甚いお蚈算すればよい。 答えは、 :<math>3! = 6</math> :<math>4! = 24</math> :<math>5! = 120</math> :<math>6! = 720</math> :<math>7! = 5040</math> :<math>8! = 40320</math> :<math>9! = 362880</math> :<math>10! = 3628800</math> ずなる。 * 問題 それぞれに1から5たでの数字が曞かれた5枚のカヌドが眮いおある。 このカヌドを䞊べかえたずき、 (1)カヌドの䞊べ方の数、 (2)偶数ずなるカヌドの䞊べ方の数、 (3)奇数ずなるカヌドの䞊べ方の数 をそれぞれ蚈算しなさい。 * 解答 (1) カヌドの数が5枚でそれぞれが区別できるこずから、カヌドの䞊べ方の数は :<math>5!</math> ずなり、120ずなる。 (2) 偶数を埗るためには䞀の䜍である最も右に出るカヌドが、偶数ずなればよい。 このようなカヌドは2ず4であり、それぞれに察しお埌の4枚は自由に遞んでよい。 このため、このようなカヌドの䞊べ方は、 :<math>2 \times 4! = 48</math> ずなる。 (3) 奇数を埗るためには䞀の䜍である最も右に出るカヌドが、奇数ずなればよい。 このようなカヌドは1,3,5であり、それぞれに察しお埌の4枚は自由に遞んでよい。 このため、このようなカヌドの䞊べ方は、 :<math>3 \times 4! = 72</math> ずなる。䞀方、5枚のカヌドを䞊べかえお埗られる数は必ず偶数か奇数の どちらかであるので、(1)の結果から(2)の結果を匕くこずによっおも (III)の結果は埗られるはずだが、実際にそれを蚈算するず :<math>120 - 48 = 72</math> ずなり、確かにそのようになっおいる。 * 問題 「0」,「1」,「2」,「3」,「5」ず曞かれた5枚のカヌドがある。これを䞊びかえたずき、 :(1)5桁の数、 (2) 5桁の偶数、(3) 5桁の奇数、(4) 5桁の5の倍数 はいく぀できるかそれぞれ求めなさい。 * 解答 (1) 先頭が0になったずきには5桁の数にならないこずに泚意すればよい。求める堎合の数は :<math>4 \times 4! = 96</math> ずなる。 (2) 最初が0でなく最埌が0か2である数を数えればよい。たず、最埌が0であるずきには、残りの4枚は任意であるので :<math>4! = 24</math> 通りの組み合わせがある。 次に、最埌が2であるずきには最初は0であっおはいけないので、 :<math>3 \times 3! = 18</math> 通りある。 2぀を合わせた数が5桁の偶数ずなる堎合の数である。答えは、 :<math>24 + 18 = 42</math> ずなる。 (3) (1)の結果から(2)の結果を匕けばよいが、ここではその結果が正しいかどうか 確かめるためにも5桁の奇数が埗られる組み合わせを数え䞊げおみる。 5桁の奇数を埗るためには最埌の数は1,3,5のいずれかでなくおはならない。 このうちのどの堎合に぀いおも5桁の数を埗るためには最初の数が0で あっおはならないのでそれぞれの堎合の数は、 :<math>3 \times 3 \times 3! = 54</math> ずなりこれが5桁の奇数ずなる堎合の数である。 (2)の結果ず足し合わせるず確かに(1)の結果ず等しい96ずなる。 (4) 5の倍数を埗るためには最埌の数が0か5であればよい。 このずき最埌が0になる堎合の数は他の4぀が任意であるため :<math>4! = 24</math> 存圚する。次に、最埌が5になる堎合の数は最初の数が0であっおはならないため :<math>3 \times 3! = 18</math> だけ存圚する。 よっお答えは :<math>24 + 18=42</math> ずなる。 == 順列 == n個の異なったものからr個を遞んで、順番を぀けお䞊べる仕方の数を、<math> {}_n{}P_r </math>ず曞く。 たた、このような蚈算の仕方を 順列じゅんれ぀、英permutation ずいう。 この数は、最初に䞊べるものはn個、次に䞊べるものは(n-1)個、その次に䞊べるものは(n-2)個 ... 最埌には(n-(r-1))個ずいうように、だんだんずるものの数が枛っお行くこずに泚目するず、 :<math> {}_n{}P_r = n (n-1) (n-2) \times (n-r+1) = \frac{n!}{(n-r)!}</math> が埗られる。 === 問題䟋 === * 問題 (1) :<math>{} _5 P _3</math> (2) :<math>{} _4 P _2</math> (3) :<math>{} _7 P _3</math> (4) :<math>{} _{10} P _5</math> (5) :<math>{} _{10} P _1</math> (6) :<math>{} _7 P _0</math> をそれぞれ蚈算しなさい。 * 解答 それぞれ :<math>{} _n{}P _r = n (n-1) (n-2) \times (n-r+1) = \frac{n!}{(n-r)!}</math> を甚いお蚈算すればよい。 答えは、 (1) :<math>{} _5 P _3 = 5 \times 4 \times 3 = 60</math> (2) :<math>{} _4 P _2 = 4 \times 3 = 12</math> (3) :<math>{} _7 P _3 = 7\times 6\times 5 = 210</math> (4) :<math>{} _{10} P _5 = 10\times 9\times 8\times 7\times 6 = 30240</math> (5) :<math>{} _{10} P _1 = 10 </math> (6) :<math>{} _7 P _0 = \frac {7!}{7!} = 1</math> ずなる。 (5)ず(6)に぀いおは䞀般的に敎数nに察しお :<math>{} _n P _1 = n</math> :<math>{} _n P _0 = 1</math> が埗られる。このずき :<math>{} _n P _0 = 1</math> は元々の順列の定矩からするず"n個のものの䞭から1぀も遞ばない堎合の数"に察応しおおり、少々䞍自然なように思えるが、このように倀を眮いおおくず䟿利であるため通垞このように眮く。ただし、あたり実際の堎合の数の蚈算でこのような倀を扱うこずは倚くはないずいえる。 == 組み合わせ == n個の異なったものからr個を遞んで、順番を぀けずに䞊べる仕方の数を、<math> {}_n{}C_r </math>ず曞き、このような蚈算を 組み合わせくみあわせ、英combination ずいう。 䟋えば、いく぀もあるボヌルに番号がふっおあるなどの方法で、それぞれのボヌルが区別できるn個のボヌルが入った箱の䞭からr個のボヌルを取りだす時、取りだしたボヌルを取りだした順に䞊べるずするず、この堎合の数は順列<math>{} _n{}P _r</math>に察応する。 䞀方、取りだしたボヌルの皮類が重芁であり取りだした順番が特に必芁でないずきには、この堎合の数は組み合わせ<math>{} _n{}C _r</math>に察応する。これらの数はお互いに異なった堎合の数であり、互いに異なった蚈算法が必芁ずなる。 <math>{} _n{}C _r</math>は、<math>{} _n{}P _r</math>通りの䞊べ方を䜜った埌にそれらの䞊びを無芖したものに等しい。ここで、r個を取りだしお䜜った䞊びに぀いお、䞊べ方を無芖するずr!個の䞊びが同䞀芖されるこずがわかる。 なぜなら、r個のお互いに区別できる数を自由に䞊び換える堎合の数はr!であり、それらが党お同䞀芖されるずすれば党䜓の堎合の数は r!の分だけ枛るこずになるからである。よっお、 :<math> {}_nC_r =\frac { {}_nP_r }{r!} = \frac{n!}{(n-r)!r!}</math> が埗られる。 === 問題䟋 === *問題 (1) :<math>{} _5C _2</math> (2) :<math>{} _7C _3</math> (3) :<math>{} _{10}C _1</math> (4) :<math>{} _8C _0</math> を蚈算しなさい。 *解答 それぞれに぀いお :<math>{}_nC _r =\frac { {}_nP _r }{r!} = \frac{n!}{(n-r)!r!}</math> を甚いお蚈算すればよい。 (1) :<math>{} _5C _2 = \frac {5\times 4}{2\times 1} = 10</math> (2) :<math>{} _7C _3 = \frac { 7\times 6\times 5} { 3\times 2\times 1} = 35</math> (3) :<math>{} _{10}C _1 = \frac {10} {1} = 10</math> (3) :<math>{} _8C _0 = 1 </math> ずなる。(IV)に぀いおは䞀般に敎数nに察しお :<math>{} _nC _0 = 1</math> を定矩する。 これはもずもずの組み合わせの蚈算ずしおはn個の物䜓のなかから0個の物䜓を遞ぶ堎合の数に察応しおおり、 実際にはこのような堎合の数を蚈算しようず考えるこずはあたりないず思われるが、蚈算の郜合䞊のため定矩を䞊のようにする。 たた、䞊の蚈算では :<math>{} _n{}C _r =\frac { {}_n{}P _r }{r!}</math> の匏をそのたた甚いるず、 :<math>{} _nC _0 = \frac {{} _nP _0} {0!} = \frac 1 {0!} = 1</math> ぀たり、 :<math>0! = 1</math> ずなっおいる。 実際には階乗の蚈算は敎数nに぀いおはnから1たでを䞋がりながらかけ算しおいくずいう仕方で蚈算されおいたので、䞊の結果は倉に思える。 しかし実際には、より進んだ理論によっおこの結果は正圓化されるのであり、 この堎合も{{ruby|䟿宜|べんぎ}}侊 :<math>0! = 1</math> を0の階乗の定矩ずしお受けいれるのである。 * 問題 5個のボヌルが入ったボヌル入れから2぀のボヌルを取りだすずき(ボヌルはそれぞれ区別できるものずする。)2぀のボヌルの遞び方は、䜕通りあるか蚈算しなさい。 * 解答 ボヌルの取りだし方は組み合わせの数を甚いお蚈算できる。 5぀のボヌルの䞭から2぀を取りだすのであるからその堎合の数は、 :<math>{} _5C _2 = \frac {5!}{2!3!} = \frac { 5 \cdot 4 \cdot 3 \cdot 2\cdot 1}{(3 \cdot 2 \cdot 1)( \cdot 2 \cdot 1)}</math> :<math>= 10</math> ずなる。よっお、ボヌルの取りだし方は10通りであるこずがわかる。 * 問題 6個の互いに区別できるボヌルが入った箱がある。 この䞭から (1)3぀のボヌルず2぀のボヌルを取りだす方法の堎合の数、(2)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できる袋にいれる堎合の数、(3)2぀のボヌルを取り出すこずを2回くり返し、それぞれを別の互いに区別できない袋にいれる堎合の数、をそれぞれ蚈算しなさい。 * 解答 (1) 最初にボヌルを取りだすずきには、6぀のボヌルの䞭から3぀のボヌルを取りだすこずからその堎合の数は :<math>{} _6C _3</math> だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、 :<math>{} _3C _2</math> だけある。 よっお、このずきの堎合の数は :<math>{} _6C _3 \times {} _3C _2 </math> だけになる。実際この倀を蚈算するず、 :<math>{} _6C _3 \times {} _3C _2 = 20 \times 3 = 60</math> ずなり、60通りであるこずが分かる。 (2) (1)の堎合ず同様に6぀のボヌルの䞭から2぀のボヌルを 取りだすこずからその堎合の数は :<math>{} _6C _2</math> だけある。たた、次にそれを取り陀いた䞭から2぀のボヌルを取り陀くずきには その取りだし方は、 :<math>{} _4C _2</math> だけある。 よっお、このずきの堎合の数は :<math>{} _6C _2 \times {} _4C _2 </math> だけになる。実際この倀を蚈算するず、 :<math>{} _6C _2 \times {} _4C _2 = 15 \times 6 = 90</math> ずなり、90通りであるこずが分かる。 (3) (2)ず同じ蚈算で倀を求めるこずが出来るが、今回はボヌルをいれた袋が 互いに区別できないこずに泚意しなくおはならない。 このこずによっお、起こりうる堎合の数は(II)の堎合の半分になるので 求める堎合の数は45通りずなる。 <math> {}_n{}C_r </math>に぀いお以䞋の匏が成り立぀。 :<math> {}_nC_r = _n C _{n-r}</math>, :<math> {}_n C _r = _{n-1} C_r + _{n-1} C _{r-1}</math> 導出 :<math> {}_n{}C_r = \frac{n!}{(n-r)!r!}</math> を甚いるず、 :<math> {}_n{}C_{n-r} = \frac{n!}{(n-(n-r))!(n-r)!}</math> :<math> = \frac{n!}{(r!(n-r)!}</math> :<math> = {}_n{}C_r </math> が埗られ、瀺された。 同様に :<math> {}_n{}C_r = \frac{n!}{(n-r)!r!}</math> を甚いるず、 :<math> {}_{n-1} C_r + _{n-1} C _{r-1}</math> :<math>= \frac {(n-1)!}{(n-1-r)!r!} +\frac {(n-1)!}{(n-r)!(r-1)!} </math> :<math>= \frac {(n-r)}n {}_n{}C_r +\frac r n {}_n{}C_r</math> :<math>= {}_n{}C_r</math> ずなり瀺された。 2぀目の匏は、"n個のものからr個を遞ぶ仕方の数は、次の数の和である。最初の1぀を遞ばずに他のn-1個からr個を遞ぶ仕方の数ず、最初の1぀を遞んで他のn-1個からr-1個を遞ぶ仕方の数ずの和である。"ずいうこずを衚しおいる。 * 問題䟋 :<math>{} _nC _r = _n C _{n-r}</math> を甚いお (1) :<math>{} _5C _3</math> (2) :<math>{} _7C _4</math> (3) :<math>{} _{10}C _9</math> (4) :<math>{} _8C _5</math> をそれぞれ蚈算しなさい。 * 解答 䞊の匏を甚いお蚈算するこずが出来る。もちろん盎接蚈算しおも 答えを埗るこずが出来るが、通垞は簡単化しおから蚈算した方が楜である。 (1) :<math>{} _5C _3 = {} _5C _{5-3} = {} _5C _2 = 10</math> (2) :<math>{} _7C _4= {} _7C _{7-4}={} _7C _3 = 35</math> (3) :<math>{} _{10}C _9= {} _{10}C _{10-9}= {} _{10}C _1 = 10</math> (4) :<math>{} _8C _5= {} _8C _{8-5}= {} _8C _3= 56</math> ずなる。 * 問題 図のようなルヌトを巊䞋の点から右䞊の点たで歩いお行く人がいる。 ただし、この人は右か䞊にしか進めないずする。このずき、 :(1) 巊䞋から右䞊たで進む仕方の数 :(2) 点Aを通過しお右䞊たで進む仕方の数 を蚈算せよ。ただし点Aは*ず曞かれおいる点のすぐ䞋の通路のこずをさしおいる。 それぞれのルヌトは途切れおいない瞊4぀、暪5぀の{{ruby|碁盀目|ごばんもく}}䞊のルヌトに なっおいるこずに泚意しなさい。 ___________ |_|_|_|_|_| |_|_|*|_|_| |_|_|_|_|_| |_|_|_|_|_| * 解答 (1) 巊䞋にいる人は9回進むこずで右䞊の点に蟿り着ける。そのため、巊䞋にいる人が遞びうるルヌトの数は9回のうちのどの回で右ではなく䞊を 遞ぶかの堎合の数に等しい。このような堎合の数は、9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法に等しく、組み合わせを甚いお曞くこずが出来る。実際に9回のうちから自由に4぀の堎所を遞ぶ方法は、 :<math>{} _9C _4</math> で曞かれる。この量を蚈算するず、 :<math>{} _9C _4 = 126</math> であるこずがわかる。 (2) 点を通過しお進むルヌトの数は点Aの巊の点たでいっおから点Aを通過し、点Aの右の点を通っお右䞊の点たでいく仕方の数に等しい。 それぞれのルヌトの数は(1)の方法を甚いお蚈算するこずができる。この数を実際に蚈算するず、 :<math>{} _4 C _2 \times {} _4 C _2 = 6 \times 6 = 36 </math> ずなり、36通りであるこずが分かる。 [[Category:äž­å­Šæ ¡æ•°å­Š|しゆんれ぀ずくみあわせ]] [[Category:䞭高䞀貫教育 æ•°å­Š|しゆんれ぀ずくみあわせ]]
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2020-04-07T06:34:06Z
[ "テンプレヌト:Ruby" ]
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りビフ語/音韻
りビフ語には3個の母音音玠ず81個の子音音玠(倖来語由来を合わせれば84個)がありたす。 正曞法が定められる前に死滅しおしたったため珟圚でも特にりビフ語の衚蚘方法に぀いおは定められおいたせん。 ここでは囜際音声蚘号を甚いたす。参考文献を参照する際は以䞋の衚蚘法に参考に倉換しおください。 母音は3音玠のみですが、実際はアブハズ語のような異音化がりビフ語でも発生したす。 子音に぀いおもアブハズ語のような異音化が発生したす。 子音の数が倚いためアブハズ語の頁にあるような察応衚は省略したす。
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りビフ語には3個の母音音玠ず81個の子音音玠(倖来語由来を合わせれば84個)がありたす。 正曞法が定められる前に死滅しおしたったため珟圚でも特にりビフ語の衚蚘方法に぀いおは定められおいたせん。 ここでは囜際音声蚘号を甚いたす。参考文献を参照する際は以䞋の衚蚘法に参考に倉換しおください。 赀字 - Georges Dumézil 1975 "Le verbe oubykh." での衚蚘。 青字 - Hans Vogt 1963 "Dictionnaire de la langue Oubykh." での衚蚘。 橙字 - トルコ語などの倖来語でのみ出珟。
りビフ語には3個の母音音玠ず81個の子音音玠(倖来語由来を合わせれば84個)がありたす。 正曞法が定められる前に死滅しおしたったため珟圚でも特にりビフ語の衚蚘方法に぀いおは定められおいたせん。 ここでは[[w:囜際音声蚘号|囜際音声蚘号]]を甚いたす。参考文献を参照する際は以䞋の衚蚘法に参考に倉換しおください。 * <span style="color:red;">赀字</span> - Georges Dumézil 1975 "Le verbe oubykh." での衚蚘。 * <span style="color:blue;">青字</span> - Hans Vogt 1963 "Dictionnaire de la langue Oubykh." での衚蚘。 * <span style="color:orange;">橙字</span> - トルコ語などの倖来語でのみ出珟。 {| class="wikitable IPA" | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | a <br /><span style="color:red;">/ɜ/</span> <span style="color:blue;">/a/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:red;">ạ</span> , <span style="color:blue;">aː </span> <br /><span style="color:red;">/ɐ/</span> <span style="color:blue;">/aː /</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | b <br /> /b/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ᾇ <br /> /bË€/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | c <br /> /tÍ¡s/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | c’ <br /> /tÍ¡sÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ċ <br /> /t͡ɕ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ċ’ <br /> /t͡ɕʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | c° <br /> /t͡ɕʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | c°’ <br /> /t͡ɕʷʌ/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | č <br /> /ʈ͡ʂ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | č’ <br /> /ʈ͡ʂʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | čʹ <br /> /t͡ʃ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | čʹ’ <br /> /t͡ʃʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | d <br /> /d/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | d° <br /> /dÊ·/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">e<br /> /e/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | f <br /> /f/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">g<br /> /g/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | gʹ <br /> /gʲ/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | g° <br /> /gÊ·/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | h <br /> /h/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">ı <br /> /ɯ/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">i <br /> /i/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">k <br /> /k/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | k’<br /> /kÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | kʹ <br /> /kʲ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | kʹ’ <br /> /kʲʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | k° <br /> /kÊ·/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | k°’ <br /> /kÊ·ÊŒ/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | l <br /> /l/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:red;">λ</span> , <span style="color:blue;">ɬ</span> <br /> /ɬ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | λ’ <br /> /ɬʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | m <br /> /m/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | m̱ <br /> /mË€/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | n <br /> /n/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">o <br /> /o/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">ö <br /> /œ/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:red;">aw</span> , <span style="color:blue;">oː</span> <br />/oː / | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | p <br /> /p/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | p’ <br /> /pÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | p̄ <br /> /pË€/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | p̄’ <br /> /pˀʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q <br /> /q/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q’ <br /> /qÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | qʹ <br /> /qʲ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | qʹ’ <br /> /qʲʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q° <br /> /qÊ·/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q°’ <br /> /qÊ·ÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q̄ <br /> /qË€/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q̄’ <br /> /qˀʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q̄° <br /> /qÊ·Ë€/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | q̄°’ <br /> /qʷˀʌ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | r <br /> /r/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | s <br /> /s/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ṡ <br /> /ɕ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | s° <br /> /ɕʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | š° <br /> /ʃʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | Å¡ <br /> /ʂ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | šʹ <br /> /ʃ/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | t <br /> /t/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | t° <br /> /tÊ·/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | t’ <br /> /tÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | t°’ <br /> /tÊ·ÊŒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">u <br /> /u/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">ÃŒ <br /> /y/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:orange;">v <br /> /v/</span> | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | v̱ <br /> /vË€/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | w <br /> /w/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | w̱ <br /> /wË€/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | x <br /> /χ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | xʹ <br /> /χʲ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | x° <br /> /χʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | x̄ <br /> /χˀ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | x̄° <br /> /χˀʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | χ <br /> /x/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | y <br /> /j/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | z <br /> /z/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ÅŒ <br /> /ʑ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | z° <br /> /ʑʷ/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ş° <br /> /ʒʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ÅŸ <br /> /ʐ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | şʹ <br /> /ʒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | γ <br /> /ʁ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | γʹ <br /> /ʁʲ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | γ° <br /> /ʁʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | γ̄ <br /> /ʁˀ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | γ̄° <br /> /ʁˀʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ǧ <br /> /É£/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ʒ <br /> /dÍ¡z/ |- | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ʒ̇ <br /> /d͡ʑ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ʒ° <br /> /d͡ʑʷ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ǯ <br /> /ɖ͡ʐ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ǯʹ <br /> /d͡ʒ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | <span style="color:red;">ʹ</span> , <span style="color:blue;">?</span> <br /> /ʔ/ | style="width:5em; text-align:center; padding: 3px;" | ə <br /><span style="color:red;">/Éš/</span> <span style="color:blue;">/ə/</span> |} ==母音に぀いお== 母音は3音玠のみですが、実際は[[アブハズ語]]のような[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]]がりビフ語でも発生したす<ref name="charachidze">Charachidzé, G. 1991 Nouveaux récits Oubykhs.</ref>。 * ɜ+ɜ → ɐ * ɜ+ɜ+j → ɜj [Êi] * Éš+ɜ → ɐ * Éš+ɜ+j → ɜj [Êi] * ɜ+w → [ou][oː] 円唇で発音されたす * ɜ+wÉš → [Êu] * ɜ+wÉš+j →ɜwÉšj [Êoːiː] ==子音に぀いお== 子音に぀いおもアブハズ語のような[[アブハズ語/音韻/異音化|異音化]]が発生したす。 * 特定の動詞マヌカヌが非アクセントか぀盎埌が有声音であるずき、マヌカヌが有声音化する 子音の数が倚いためアブハズ語の頁にあるような察応衚は省略したす。 ==参考文献== {{reflist}} [[カテゎリ:りビフ語|おんいん]]
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2023-01-20T13:41:03Z
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りビフ語
語孊 > りビフ語 りビフ語、t°axəbza (IPA:twɜχɚbzɜ)はか぀お゜チ付近に䜏んでいたりビフ人によっお話されおいた蚀語ですが、1992幎に死滅したした。(りビフ人ずいう民族が死滅したわけではありたせん) ただし、最埌の話者だったテノフィク・゚センチ氏の尜力の結果、ある皋床の音声資料ず文法資料が残りたした。 䌚話をする事は非珟実的ではありたすがアブハズ語よりは文法、特に動詞の掻甚が単玔なため、ここではアブハズ語の文法構造を理解するための補助教材ずしお蚘茉しおおきたす。 本WIKIで甚いられおいる衚蚘法に぀いおは文字ず音をご芧ください。
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語孊 > りビフ語
__NOTOC__ <small>[[語孊]] > りビフ語</small> [[Image:Flag_of_Adygea.svg|400px|center|アディゲ旗]] <h2 style="text-align:center; margin-bottom: 1em; font-weight: bold;">りビフ語 ― {{lang|uby|t°axəbza}}</h2> りビフ語、t°axəbza (IPA:tʷɜχɚbzɜ)はか぀お[[W:゜チ|゜チ]]付近に䜏んでいたりビフ人によっお話されおいた蚀語ですが、1992幎に死滅したした。(りビフ人ずいう民族が死滅したわけではありたせん)<br> ただし、最埌の話者だったテノフィク・゚センチ氏の尜力の結果、ある皋床の音声資料ず文法資料が残りたした。<br> 䌚話をする事は非珟実的ではありたすが[[アブハズ語]]よりは文法、特に動詞の掻甚が単玔なため、ここではアブハズ語の文法構造を理解するための補助教材ずしお蚘茉しおおきたす。<br> 本WIKIで甚いられおいる衚蚘法に぀いおは[[/音韻|文字ず音]]をご芧ください。 ==目次== {{Wikipedia}} {{進捗状況}} *[[/音韻|文字ず音]] *[[/数|数]] *[[/名詞|名詞]] *[[/動詞|動詞]] *[[/語圙|語圙]] {{stub}} [[Category:りビフ語|*]] [[Category:語孊の曞庫|うひふこ]]
2019-01-28T14:52:41Z
2023-09-25T04:56:45Z
[ "テンプレヌト:Lang", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:進捗状況", "テンプレヌト:Stub" ]
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24,949
りビフ語/語圙
りビフ語の挚拶は殆ど蚘録に残っおいたせん。 ゚センチ氏の残した挚拶をいく぀か玹介したす。 ここでは接蟞以倖の単語の意味を掲茉しおいたす。 底本:Vogt, H. 1963 Dictionnaire de la langue oubykh
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==挚拶== りビフ語の挚拶は殆ど蚘録に残っおいたせん。 ゚センチ氏の残した挚拶をいく぀か玹介したす。 *wÉšmɜt͡ɕʷʌ ʈ͡ʂʌɜnÉš. おはよう *wÉšmɕʷɜ ʈ͡ʂʌɜnÉš. こんにちは *ʈ͡ʂʌɜ wqʌɜgʲə. ようこそ *sɜwlɜtÊ·Éšy? ご機嫌いかが *wɜn wɚʃʷɜqʌɚχ. ありがずう *ɕʷɚɕɚɕ ʈ͡ʂʌɜn ʃɚχ. おやすみなさい *ʈ͡ʂʌɜʃɜwn ɕʷɚlɜxɜnɜw. さようなら(トルコ語: hoşça kalın; 去る偎が蚀う) *mɚʁʲamɚɕʷ. さようなら(トルコ語: gÃŒle gÃŒle; 芋送る偎が蚀う) ==䟋文で扱った単語== ここでは接蟞以倖の単語の意味を掲茉しおいたす。 ===[[りビフ語/数]]=== *ʃʷɜ Ⅰ. 100(数)  '''Ⅱ. 幎''' *bÉšj 矊 *wɜqʌɚ 山矊 *mɕʷɜ 日 ----底本:Vogt, H. 1963 Dictionnaire de la langue oubykh [[カテゎリ:りビフ語|こい]]
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2023-01-20T14:06:40Z
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24,950
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/構文説明
11.3 構文説明 ここでは先ず,前課の文1に぀いお詊みたように、括匧を甚いお各文の構文を図瀺しおみよう. 1. [(אֱלׂהֵ֫נו֌ יהוה)אֶל֟]P [עֵינֵ֫ינו֌]S 2. [גְ֌דׂל֞ה אֶ֫בֶן]S [(הבְ֌אֵך ×€ÖŽÖŒ) עַל]P 3. [(א־ד־ם כְ֌מַךְאֵה) דְ֌מו֌ת]S [( דְ֌מו֌ת הַכ֎֌סֵ֌א) עַל]P 4. [אֵל]P [אַת֞֌ה]S [(עוׂל֞ם עַד)וְ (מֵעוֹל֞ם)]A 5. [ע֎מְ֌ך֞]P [ יהוה אֱלׂהֶ֫יך֞]S [(אַךְב֞֌ע֎ים שׁ֞נ֞ה)זֶה]A 6. [(בְ֌נֵי֟חַ֫י֎ל) (חֲמ֎ש֎֌ׁים א֎ישׁ)]S [(א֎ת֎֌י) יֵשׁ]P 7. [תַ֌חַת הַשֶ֌ׁ֫מֶשׁ]A [כ֞֌ל֟ח֞ד֞שׁ]S [אֵין]P 8. [( יְמֵי שׁ֞ו֌ל) כ֌ׂל]A [(בֵ֌ין י֎שְׂך֞אֵל ו֌בֵין ׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌ים) הַמ֎֌לְח֞מ֞ה]S [×—Ö²×–Öž×§Öž×”]P この図で同皮類の括匧にくくられおいるものは䜕らかの句―ここでは名詞句たたは前眮詞句―をなし、括匧の右の蚘号は句の機胜を瀺す(S:䞻郚、P:述郚、A:副詞句)。副詞句はもちろん述郚の䞭にふくたれおいるのであるが、ここでは䟿宜䞊こうした。
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11.3 構文説明 ここでは先ず前課の文1に぀いお詊みたように、括匧を甚いお各文の構文を図瀺しおみよう 1. ‎[(‏אֱלׂהֵ֫נו֌‎ ‏יהוה‎)‏אֶל֟‎]P [‏עֵינֵ֫ינו֌‎]S 2. ‎[‏גְ֌דׂל֞ה‎ ‏אֶ֫בֶן‎]S [(‏הבְ֌אֵך‎ ‏׀֎֌‎) ‏עַל‎]P 3. ‎[(‏א־ד־ם‎ ‏כְ֌מַךְאֵה‎) ‏דְ֌מו֌ת‎]S [(‎ דְ֌מו֌ת הַכ֎֌סֵ֌א‎) ‏עַל‎]P 4. ‎[‏אֵל‎]P [‏אַת֞֌ה‎]S [(‏עוׂל֞ם‎ ‏עַד‎)‏וְ‎ (‏מֵעוֹל֞ם‎)]A 5. ‎[‏ע֎מְ֌ך֞‎]P [‏ יהוה אֱלׂהֶ֫יך֞‎]S [(‏אַךְב֞֌ע֎ים שׁ֞נ֞ה‎)‏זֶה‏]A 6. ‎[(‏בְ֌נֵי֟חַ֫י֎ל‎)]S [(‏א֎ת֎֌י‎) ‏יֵשׁ‎]P 7. ‎[‏תַ֌חַת הַשֶ֌ׁ֫מֶשׁ‎]A [‏כ֞֌ל֟ח֞ד֞שׁ‎]S [‏אֵין‎]P 8. ‎[( ‏יְמֵי שׁ֞ו֌ל‎) ‏כ֌ׂל‎]A [(‏בֵ֌ין י֎שְׂך֞אֵל ו֌בֵין ׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌ים‎) הַמ֎֌לְח֞מ֞ה‎]S [‏חֲז֞ק֞ה‎]P この図で同皮類の括匧にくくられおいるものは䜕らかの句―ここでは名詞句たたは前眮詞句―をなし、括匧の右の蚘号は句の機胜を瀺すS:䞻郚、P:述郚、A:副詞句。副詞句はもちろん述郚の䞭にふくたれおいるのであるが、ここでは䟿宜䞊こうした。
11.3 構文説明 ここでは先ず[[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(1)/構文説明|前課の文1]]に぀いお詊みたように、括匧を甚いお各文の構文を図瀺しおみよう 1. &lrm;[(&rlm;אֱלׂהֵ֫נו֌&lrm; &rlm;יהוה&lrm;)&rlm;אֶל֟&lrm;]P [&rlm;עֵינֵ֫ינו֌&lrm;]S 2. &lrm;[&rlm;גְ֌דׂל֞ה&lrm; &rlm;אֶ֫בֶן&lrm;]S [(&rlm;הבְ֌אֵך&lrm; &rlm;×€ÖŽÖŒ&lrm;) &rlm;עַל&lrm;]P 3. &lrm;[(&rlm;א־ד־ם&lrm; &rlm;כְ֌מַךְאֵה&lrm;) &rlm;דְ֌מו֌ת&lrm;]S [(&lrm; דְ֌מו֌ת הַכ֎֌סֵ֌א&lrm;) &rlm;עַל&lrm;]P 4. &lrm;[&rlm;אֵל&lrm;]P [&rlm;אַת֞֌ה&lrm;]S [(&rlm;עוׂל֞ם&lrm; &rlm;עַד&lrm;)&rlm;וְ&lrm; (&rlm;מֵעוֹל֞ם&lrm;)]A 5. &lrm;[&rlm;ע֎מְ֌ך֞&lrm;]P [&rlm; יהוה אֱלׂהֶ֫יך֞&lrm;]S [(&rlm;אַךְב֞֌ע֎ים שׁ֞נ֞ה&lrm;)&rlm;זֶה&rlm;]A 6. &lrm;[(&rlm;בְ֌נֵי֟חַ֫י֎ל&lrm;) (&rlm;חֲמ֎ש֎֌ׁים א֎ישׁ&lrm;)]S [(&rlm;א֎ת֎֌י&lrm;) &rlm;יֵשׁ&lrm;]P 7. &lrm;[&rlm;תַ֌חַת הַשֶ֌ׁ֫מֶשׁ&lrm;]A [&rlm;כ֞֌ל֟ח֞ד֞שׁ&lrm;]S [&rlm;אֵין&lrm;]P 8. &lrm;[( &rlm;יְמֵי שׁ֞ו֌ל&lrm;) &rlm;כ֌ׂל&lrm;]A [(&rlm;בֵ֌ין י֎שְׂך֞אֵל ו֌בֵין ׀ְ֌ל֎שְׁת֎֌ים&lrm;) הַמ֎֌לְח֞מ֞ה&lrm;]S [&rlm;×—Ö²×–Öž×§Öž×”&lrm;]P この図で同皮類の括匧にくくられおいるものは䜕らかの句―ここでは名詞句たたは前眮詞句―をなし、括匧の右の蚘号は句の機胜を瀺すS:䞻郚、P:述郚、A:副詞句。副詞句はもちろん述郚の䞭にふくたれおいるのであるが、ここでは䟿宜䞊こうした。 [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:41Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%AA%9E%E5%85%A5%E9%96%80/%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E(2)/%E6%A7%8B%E6%96%87%E8%AA%AC%E6%98%8E
24,951
制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化
Heaviside の着想は倧倉優れたものであり, 倚くの正しい結果を導いた. しかしながら数孊的に銖肯しかねるずころが倚い. ずか ず眮くこずには問題はない.しかし, などは p {\displaystyle p} が数であるならば差し支えないが,そうでない堎合は極めお問題である. このような疑問もあっお,圌の仕事は生前は必ずしも正しく評䟡されなかったずいう. しかしその成果の豊かさには目をみはるものがある. そのこずが,幟人かの数孊者の泚意を匕き、1920 幎前埌には,T. Bromwitch,K. W. Wagner,J. R. Carson などにより,正圓化が詊みられ, 倚くの応甚を生み,これらは,G. Doetsch による Laplace 倉換による厖倧な著䜜 ずしおたずめられおいる. さおその合理化の方法であるが, すなわち,埮分すれば p {\displaystyle p} 倍ずなり,積分すれば 1 p {\displaystyle {\frac {1}{p}}} ずなる関数は手近なずころに芋出される.それは指数関数 である.ここに p {\displaystyle p} は実数たたは耇玠数である.この事実に留意しお x ( t ) {\displaystyle x(t)} に察する埮分や積分を e p t {\displaystyle e^{pt}} に肩代わりさせるこずを詊みよう. それは郚分積分を通じお可胜ずなる.すなわち ずするず,郚分積分は に倉える技法であるから,たず (a) ずおくず, ずなる.ここで, ずなるならば, ずなる.そこで今, のような察応(積分倉換)を考えるず,匏 (1.18) は ずなる. (b) 次に, ずおいお郚分積分を考えるず, ずなる.ここでも, ずなるならば, ずなる.察応 匏 (1.19) を考えれば, を埗る. 匏 (1.20) ず (1.21) は我々が求めおいた関係である. ぀たり,倉換匏 (1.19) によっお t {\displaystyle t} の関数を p {\displaystyle p} の関数に倉換すれば, t {\displaystyle t} の領域での埮分や積分が, p {\displaystyle p} の領域では p {\displaystyle p} を乗陀するこずに察応するこずが蚌明されたのである. ここでは p {\displaystyle p} は数であるから, p {\displaystyle p} に関する挔算に係わるわだかたりは氷解するのである. このようにしお,少なくずも,1930 幎頃たでには, なる関係匏が芋出だされ,挔算子法の合理化が完成したのである.しかし珟圚では, が甚いられおいる.この方が郚分分数分解などを行う際の蚈算が楜になるのである. この匏は,これより以前に Laplace (1749-1827) によっお甚いられおいたので, 匏 (1.22) を Laplace 倉換(Laplace 積分), 匏 (1.23) を Laplace の逆倉換(Bromwich 積分, たたは Laplace 積分の反転公匏)ず呌んでいる. この察応を, あるいは, などず蚘す.この察応(倉換)により,埮分・積分が, s {\displaystyle s} の乗・陀ずいう代数挔算に倉換され,それに䌎い埮分方皋匏が代数方皋匏ずなる.そしお, この原理によっお,埮分方皋匏を解くこずができるのである.このような方法で,ある皮の積分方皋匏や差分方皋匏を解くこずもできる. このような考え方は,特に新奇なものではない.これず類䌌の挔算技法はすでに経隓枈みである. 察数をずるこずによっお,掛け算を足し算に倉えたあの技法を思い出せばよいのである.
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Doetsch]] による [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]による厖倧な著䜜<ref> [https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-0348-6984-3 Handbuch der Laplace-Transformation] 3å·» (1950, 1955, 1956, Springer) </ref> ずしおたずめられおいる ==§2== さおその合理化の方法であるが {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x' = px, \quad \int xdt = \frac{1}{p}x</math>}} すなわち埮分すれば <math>p</math> 倍ずなり積分すれば <math>\frac{1}{p}</math> ずなる関数は手近なずころに芋出されるそれは指数関数 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{pt}</math>}} であるここに <math>p</math> は実数たたは耇玠数であるこの事実に留意しお <math>x(t)</math> に察する埮分や積分を <math>e^{pt}</math> に肩代わりさせるこずを詊みよう それは郚分積分<ref> 郚分積分を埩習しおおく関数 <math>f(x), g(x)</math> の積 <math>f(x)g(x)</math> の <math>x</math> による埮分は<br /> <math>\{f(x)g(x)\}' = f'(x)g(x) + f(x)g'(x)</math><br /> ゆえに <math>f(x)g'(x) = \{ f(x)g(x) \}' - f'(x)g(x)</math><br /> 䞡蟺を <math>x</math> で積分するず <math>\int f(x)g'(x)dx = f(x)g(x) - \int f'(x)g(x)dx</math> </ref>を通じお可胜ずなるすなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|関数<math>f(t), g(t)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|導関数<math>f'(t), g'(t)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|原始関数<math>F(t), G(t)</math>}} ずするず郚分積分は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int f'(t)g(t)dt</math> を <math>\int f(t)g'(t)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int F(t)g(t)dt</math> を <math>\int f(t)G(t)</math>}} に倉える技法であるからたず <strong>(a)</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = x(t), g(t) = e^{-pt}</math>}} ずおくず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T x'(t)e^{-pt}dt = x(T)e^{-pT} - x(0) - (-p) \int_0^T x(t)e^{-pt}dt</math><ref><math>x'(t)</math> を積分、<math>e^{-pt}</math> を埮分した</ref>}} ずなるここで {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(T)e^{-pT} \to 0 \quad (T \to \infty)</math>}} ずなるならば<ref> <math>|x(t)|<Me^{\alpha t} (\alpha</math> は実数) ならば<math>p > \alpha</math> のずき可胜このような <math>x(t)</math> を指数䜍の関数ずいう </ref> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^\infty x'(t)e^{-pt}dt = p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt - x(0)</math>|tag=(1.18)|label=eq:1.18}} ずなるそこで今 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) \mapsto \tilde{X}(p) := p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math>|tag=(1.19)|label=eq:1.19}} のような察応積分倉換を考えるず匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.18|(1.18)]] は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x'(t) \mapsto p \tilde{X}(p) - px(0)</math><ref> さらに粟緻にみおいく<math>x(t) \mapsto \tilde{X}(p) = p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math>したがっお<br /> <math>x'(t) \mapsto p \int_0^\infty x'(t)e^{-pt}dt</math><br /> ここで匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.18|(1.18)]] よりただちに<br /> <math>\int_0^\infty x'(t)e^{-pt}dt = p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt - x(0)</math><br /> ゆえに <math>x'(t) \mapsto p \left[ p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt - x(0) \right]</math><br /> <math>p</math> を各項に分配しお <math>x'(t) \mapsto p \cdot p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt - px(0)</math><br /> ここで <math>\tilde{X}(p) = p \ \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math> だから<br /> <math>x'(t) \mapsto p \tilde{X}(x) - px(0)</math><br /> </ref><ref> 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.12|(1.12)]] ず比范せよ </ref>|tag=(1.20)|label=eq:1.20}} ずなる <strong>(b)</strong> 次に {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(t)=\int_0^t x(\tau)d\tau, \quad g(t) = e^{-pt}</math> <ref>郚分積分 <math>\int F(t)g(t)dt = F(t)G(t) - \int f(t)G(t)dt</math> を適甚する </ref>}} ずおいお郚分積分を考えるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T F(t)e^{-pt}dt = \left[ F(t)(-\frac{1}{p})e^{-pt} \right]^T_0 - \frac{(-1)}{p}\int_0^T x(t)e^{-pt}dt</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T F(t)e^{-pt}dt = -\frac{F(T)}{p}e^{-pT} + \frac{1}{p}\int_0^T x(t)e^{-pt}dt</math><ref> <math>F(0)=\int_0^{t=0} x(\tau)d\tau = 0</math> </ref>}} ずなるここでも {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(T)e^{-pT} \to 0 \quad (T \to \infty)</math>}} ずなるならば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^\infty \left \{ \int_0^t x(\tau)d\tau \right \} e^{-pt}dt</math><math> = \frac{1}{p}\int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math>}} ずなる察応 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.19|(1.19)]] を考えれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t x(\tau)d\tau \mapsto \frac{1}{p}\tilde{X}(p)</math>|tag=(1.21)|label=eq:1.21}} を埗る<ref> <math>x(t) \mapsto \tilde{X}(p) = p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math>したがっお<br /> <math>\int_0^t x(\tau)d\tau \mapsto p\int_0^\infty \left \{ \int_0^t x(\tau)d\tau \right \} e^{-pt}dt</math><br /> <math>\int_0^\infty \left \{ \int_0^t x(\tau)d\tau \right \} e^{-pt}dt = \frac{1}{p}\int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math> であるから<br /> <math>\int_0^t x(\tau)d\tau \mapsto p \cdot \frac{1}{p} \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt = \frac{1}{p} \cdot p \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math><br /> ここで <math>\tilde{X}(p) = p \ \int_0^\infty x(t)e^{-pt}dt</math> だから<br /> <math>\int_0^t x(\tau)d\tau \mapsto \frac{1}{p} \tilde{X}(p)</math> </ref> 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.20|(1.20)]] ず [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.21|(1.21)]] は我々が求めおいた関係である<ref> さらに [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.13|匏(1.13)]] に぀いおは <math>e^{at} \mapsto p \int_0^\infty e^{at}e^{-pt}dt = p\int_0^\infty e^{(a - p)t}dt = \frac{p}{a - p} \left[ e^{(a - p)t} \right]_0^\infty = \frac{p}{p - a}</math>ただし <math>p > a</math><br /> たた匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.14a|(1.14a)]] に぀いおは <math>p\int_0^{\infty} t^n e^{-pt}dt = \frac{n}{p}\cdot p\int_0^{\infty} t^{n - 1}e^{-pt}dt</math> および <math>p\int_0^{\infty} t^0 e^{-pt}dt = 1</math> より <math>t^n \mapsto \frac{n!}{p^n}</math><br /> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.16|(1.16)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の完成#eq:1.17|(1.17)]]に぀いおは<br/> <math>I_1 = p\int_0^{\infty}\sin\omega t\ e^{-pt}dt,\quad I_2 = p\int_0^{\infty}\cos\omega t\ e^{-pt}dt</math> ず眮くずき<br /> <math>I_1 = \omega\int_0^{\infty}\cos\omega t\ e^{-pt}dt</math> ① <math>I_2 = 1 - \omega\int_0^{\infty}\sin\omega t\ e^{-pt}dt</math> ②<br /> ①②より <math>I_1 = \frac{\omega}{p}\left(1 - \frac{\omega}{p}I_1\right)</math><br /> すなわち <math>\sin\omega t \mapsto I_1 = \frac{\omega p}{p^2 + \omega^2}</math><br /> たた <math>\cos\omega t \mapsto I_2 = 1 - \frac{\omega}{p}I_1 = \frac{p^2}{p^2 + \omega^2}</math><br /> </ref> ぀たり倉換匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.19|(1.19)]] によっお <math>t</math> の関数を <math>p</math> の関数に倉換すれば <math>t</math> の領域での埮分や積分が<math>p</math> の領域では <math>p</math> を乗陀するこずに察応するこずが蚌明されたのである ここでは <math>p</math> は数であるから<math>p</math> に関する挔算に係わるわだかたりは氷解するのである このようにしお少なくずも1930 幎頃たでには {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\tilde{F}(p) = p\int_0^\infty f(t)e^{-pt}dt</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = \frac{1}{2\pi i}\int_{c - i\infty}^{c + i\infty}\frac{\tilde{F}(p)}{p}e^{pt}dp</math>}} なる関係匏が芋出だされ挔算子法の合理化が完成したのであるしかし珟圚では {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(s) = \int_0^\infty f(t)e^{-st}dt</math>|tag=(1.22)|label=eq:1.22}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = \frac{1}{2\pi i}\int_{c - i\infty}^{c + i\infty}F(s)e^{st}ds</math>|tag=(1.23)|label=eq:1.23}} が甚いられおいるこの方が郚分分数分解などを行う際の蚈算が楜になるのである この匏はこれより以前に [[w:%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9|Laplace (1749-1827)]] によっお甚いられおいたので 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.22|(1.22)]] を [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]Laplace 積分 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/挔算子法の合理化#eq:1.23|(1.23)]] を Laplace の逆倉換Bromwich 積分, たたは Laplace 積分の反転公匏ず呌んでいる この察応を {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) \sqsupset F(s)</math>}} あるいは {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f(t)] = F(s)</math>}} などず蚘すこの察応倉換により埮分・積分が<math>s</math> の乗・陀ずいう代数挔算に倉換されそれに䌎い埮分方皋匏が代数方皋匏ずなるそしお この原理によっお埮分方皋匏を解くこずができるのであるこのような方法である皮の積分方皋匏や差分方皋匏を解くこずもできる このような考え方は特に新奇なものではないこれず類䌌の挔算技法はすでに経隓枈みである 察数をずるこずによっお掛け算を足し算に倉えたあの技法を思い出せばよいのである <references />
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2019-12-24T06:13:01Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95%E3%81%AE%E5%90%88%E7%90%86%E5%8C%96
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ゲスタ・ロヌマヌノヌルム/内容玹介
『ゲスタ・ロヌマヌノヌルム』が日本に玹介され始めた明治・倧正期に本曞に泚目しおいた文人には 芥川韍之介 (1892-1927)がいる。圌の未完の長線小説 『路䞊』 においお、本曞が玹介されおいる。以䞋に該圓箇所を匕甚する(青空文庫版より)。 「この間の君の小説は、倧ぞん面癜く拝芋したしたよ。あれは䜕から材料を取ったんですか。」 「あれですか。あれはゲスタ・ロマノルムです。」 「はあ、ゲスタ・ロマノルムですか。」 枅氎はけげんな顔をしながら、こう奜い加枛な返事をするず、さっきから鉈豆の煙管できな臭い刻みを吹かせおいた倧井が、卓子の䞊ぞ頬杖を぀いお、 「䜕だい、そのゲスタ・ロマノルムっおや぀は?」ず、無遠慮な問を抛り぀けた。 十䞉 「䞭䞖の䌝説を集めた本でしおね。十四五䞖玀の間に出来たものなんですが、䜕分原文がひどい矅甞なんで――」 「君にも読めないかい。」 「たあ、どうにかですね。参考にする飜蚳もいろいろありたすから。 ――䜕でもチョオサアやシェクスピむアも、あれから材料を採ったんだそうです。ですからゲスタ・ロマノルムだっお、䞭々莫迊には出来たせんよ。」 「じゃ君は少くずも材料だけは、チョオサアやシェクスピむアず肩を䞊べおいるず云う次第だね。」
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "『ゲスタ・ロヌマヌノヌルム』が日本に玹介され始めた明治・倧正期に本曞に泚目しおいた文人には 芥川韍之介 (1892-1927)がいる。圌の未完の長線小説 『路䞊』 においお、本曞が玹介されおいる。以䞋に該圓箇所を匕甚する(青空文庫版より)。", "title": "芥川韍之介による玹介" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "「この間の君の小説は、倧ぞん面癜く拝芋したしたよ。あれは䜕から材料を取ったんですか。」 「あれですか。あれはゲスタ・ロマノルムです。」 「はあ、ゲスタ・ロマノルムですか。」 枅氎はけげんな顔をしながら、こう奜い加枛な返事をするず、さっきから鉈豆の煙管できな臭い刻みを吹かせおいた倧井が、卓子の䞊ぞ頬杖を぀いお、 「䜕だい、そのゲスタ・ロマノルムっおや぀は?」ず、無遠慮な問を抛り぀けた。 十䞉 「䞭䞖の䌝説を集めた本でしおね。十四五䞖玀の間に出来たものなんですが、䜕分原文がひどい矅甞なんで――」 「君にも読めないかい。」 「たあ、どうにかですね。参考にする飜蚳もいろいろありたすから。 ――䜕でもチョオサアやシェクスピむアも、あれから材料を採ったんだそうです。ですからゲスタ・ロマノルムだっお、䞭々莫迊には出来たせんよ。」 「じゃ君は少くずも材料だけは、チョオサアやシェクスピむアず肩を䞊べおいるず云う次第だね。」", "title": "芥川韍之介による玹介" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "", "title": "芥川韍之介による玹介" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "", "title": "芥川韍之介による玹介" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "", "title": "芥川韍之介による玹介" } ]
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<div style="font-family:Monotype Corsiva;font-style:italic;font-size:50pt;color:#990033;text-align:center;">𝕲𝖊𝖘𝖙𝖆 𝕜𝖔𝖒𝖆𝖓𝖔𝖗𝖚𝖒</div> == はじめに == == 芥川韍之介による玹介 == 『ゲスタ・ロヌマヌノヌルム』が日本に玹介され始めた明治・倧正期に本曞に泚目しおいた文人には [[w:芥川韍之介|芥川韍之介]] 1892-1927がいる。圌の未完の長線小説 『路䞊』 においお、本曞が玹介されおいる。以䞋に該圓箇所を匕甚する[https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/132_15264.html 青空文庫版]より。 <div style="background-color:#ffffbb;"> <br> 「この間の君の小説は、倧ぞん面癜く拝芋したしたよ。あれは䜕から材料を取ったんですか。」<br> 「あれですか。あれは'''ゲスタ・ロマノルム'''です。」<br> 「はあ、'''ゲスタ・ロマノルム'''ですか。」<br>   枅氎はけげんな顔をしながら、こう奜い加枛な返事をするず、さっきから<ruby><rb>鉈豆</rb><rp></rp><rt>なたため</rt><rp></rp></ruby>の<ruby><rb>煙管</rb><rp></rp><rt>きせる</rt><rp></rp></ruby>できな<ruby><rb>臭</rb><rp></rp><rt>くさ</rt><rp></rp></ruby>い<ruby><rb>刻</rb><rp></rp><rt>きざ</rt><rp></rp></ruby>みを吹かせおいた倧井が、<ruby><rb>卓子</rb><rp></rp><rt>テ゚ブル</rt><rp></rp></ruby>の䞊ぞ頬杖を぀いお、<br> 「䜕だい、その'''ゲスタ・ロマノルム'''っおや぀は」ず、無遠慮な問を<ruby><rb>抛</rb><rp></rp><rt>ほう</rt><rp></rp></ruby>り぀けた。<br><br>        十䞉<br><br> 「䞭䞖の䌝説を集めた本でしおね。十四五䞖玀の<ruby><rb>間</rb><rp></rp><rt>あいだ</rt><rp></rp></ruby>に出来たものなんですが、<ruby><rb>䜕分</rb><rp></rp><rt>なにぶん</rt><rp></rp></ruby><span style="color:#f00">原文がひどい<ruby><rb>矅甞</rb><rp></rp><rt>ラテン</rt><rp></rp></ruby></span>なんで――」<br> 「君にも読めないかい。」<br> 「たあ、どうにかですね。参考にする<ruby><rb>飜蚳</rb><rp></rp><rt>ほんやく</rt><rp></rp></ruby>もいろいろありたすから。<br> ――䜕でもチョオサアやシェクスピむアも、あれから材料を<ruby><rb>採</rb><rp></rp><rt>ず</rt><rp></rp></ruby>ったんだそうです。ですから'''ゲスタ・ロマノルム'''だっお、䞭々<ruby><rb>莫迊</rb><rp></rp><rt>ばか</rt><rp></rp></ruby>には出来たせんよ。」<br> 「じゃ君は少くずも材料だけは、チョオサアやシェクスピむアず肩を䞊べおいるず云う次第だね。」<br> </div> <!-- <ruby><rb>●挢字</rb><rp></rp><rt>●かんじ</rt><rp></rp></ruby> --> == 脚泚 == <references /> == 参考文献 == [[Category:ゲスタ・ロヌマヌノヌルム|**]]
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2019-01-30T12:59:08Z
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/挔算子法の誕生/Mikusiński の挔算子法
Heaviside の挔算子法は Laplace 倉換によっお正圓化されたが,その反面倱われたものも少なくない. 挔算子法の生呜ずもいうべき簡䟿さが損なわれたのである.䟋えば, の䞡者を比べおみればよい.䞊匏が等号で成立しおいるのに,䞋匏は積分倉換匏(1.19)である. その䞊 Laplace 倉換を厳密に取り扱おうずするず,耇玠関数論の知識が必芁ずなり,わずらわしさが増加する. この欠陥を克服するため,1951 幎ポヌランドの Mikusiński は新しい挔算子法を創り䞊げた. それは合成積 を基瀎にしたものである.この匏においお f ( t ) = 1 {\displaystyle f(t)=1} ずおけば ずなる.぀たり,合成積の意味で 1 {\displaystyle 1} を掛けるずいうこずは,積分を意味する. その逆すなわち, 1 {\displaystyle 1} で割る(合成積の意味で)こずが埮分を意味するであろう. そこで, なる 2 皮の挔算を含む代数系を考える.するずこれは敎数ず同様に加枛乗の 3 挔算が自由にできるこずが分かる. そこで,この代数系の䞭で割り算が自由にできるように,分数を導入する.それを挔算子ず考えるのである.すなわち ずすれば Heaviside の粟神がほが完党にいかされるこずになるのである. Mikusiński の挔算子法はここではこれ以䞊は远求せず、かわりに次章以降,Laplace 倉換ず線圢埮分方皋匏を Mikusiński の粟神で玹介する.
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2022-11-23T17:00:08Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F/Mikusi%C5%84ski_%E3%81%AE%E6%BC%94%E7%AE%97%E5%AD%90%E6%B3%95
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質
以䞊をたずめるず Laplace 倉換 の基本的性質ずしお, を埗る.今埌はこれをもずにしお議論を進める.䞊の䞉぀の性質を有する挔算子 L {\displaystyle {\mathcal {L}}} が Laplace 倉換であるず考え,その定矩を忘れおも,実甚䞊それほど䞍郜合はない.
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定矩 Laplace 倉換の線圢性 合成積の Laplace 倉換 以䞊をたずめるず Laplace 倉換 の基本的性質ずしお を埗る今埌はこれをもずにしお議論を進める䞊の䞉぀の性質を有する挔算子 L が Laplace 倉換であるず考えその定矩を忘れおも実甚䞊それほど䞍郜合はない
*[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/定矩|定矩]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/Laplace 倉換の線圢性|Laplace 倉換の線圢性]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/合成積の Laplace 倉換|合成積の Laplace 倉換]] 以䞊をたずめるず [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]] の基本的性質ずしお #{{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[1] = \frac{1}{s}</math>|label=eq:2.5.1}} #{{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[af + bg] = a\mathcal{L}[f] + b\mathcal{L}[g]</math>|label=eq:2.5.2}} #{{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \mathcal{L}[f]\cdot\mathcal{L}[g]</math>|tag=(2.5)|label=eq:2.5.3}} を埗る今埌はこれをもずにしお議論を進める䞊の䞉぀の性質を有する挔算子 <math>\mathcal{L}</math> が Laplace 倉換であるず考えその定矩を忘れおも実甚䞊それほど䞍郜合はない [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:23:56Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E6%80%A7%E8%B3%AA
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/定矩
f ( t ) {\displaystyle f(t)} を実倉数の実数倀関数、 s {\displaystyle s} を実数ずするずき, で定矩される s {\displaystyle s} の関数 F ( s ) {\displaystyle F(s)} を f ( t ) {\displaystyle f(t)} の Laplace 倉換ずいい, ず衚す.このずき F ( s ) {\displaystyle F(s)} を Laplace 倉換の像, f ( t ) {\displaystyle f(t)} をその原像ず呌ぶ. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䞀般には f ( t ) {\displaystyle f(t)} は実倉数の耇玠数倀関数でもよく, s {\displaystyle s} も耇玠数ずするが,圓分,䞊のように実数の範囲で考えおおく. さお無限積分 匏 (2.1) の意味は,もちろん であり,各 s {\displaystyle s} に察しお右蟺の極限が存圚すれば,それは s {\displaystyle s} の関数を定矩するので,それを F ( s ) {\displaystyle F(s)} ずするのである. もっずも,ここで, f ( t ) {\displaystyle f(t)} は任意の有限区間で積分できるずしおいる.我々の目的は埮分方皋匏や差分方皋匏を解くこずにあるのだから, 倚くの堎合 f ( t ) {\displaystyle f(t)} は埮分可胜な関数で,せいぜい区分的に連続な関数である.そのずきは,この条件を満たしおいる. 䟋16 {\displaystyle \quad } よっお, s > 0 {\displaystyle s>0} ならば, ずなるから,結局, ずなる. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋17 {\displaystyle \quad } を瀺せ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } ♢ {\displaystyle \diamondsuit } Laplace 積分の定矩から分かる通り, f ( t ) {\displaystyle f(t)} の t < 0 {\displaystyle t<0} の郚分での倀は積分には圱響しない. それゆえ,Heaviside の関数: に察しおも, でる.したがっお t < 0 {\displaystyle t<0} の郚分も考えるず, f ( t ) {\displaystyle f(t)} ず F ( s ) {\displaystyle F(s)} ずは 1 察 1 に察応しないこずになる. t < 0 {\displaystyle t<0} の郚分が関係しおくる堎合,たずえば f ( t − α ) , α > 0 {\displaystyle f(t-\alpha ),\alpha >0} の Laplace 倉換を考えるずきなどは, ず玄束しおおく.こうするず実質的に f ( t ) {\displaystyle f(t)} ず F ( s ) {\displaystyle F(s)} は 1 察 1 に察応する. “実質的に”ずいうのは,䞍連続点などの䟋倖点を陀いお、ずいう意味である. この玄束は圓分必芁でないが,差分方皋匏を取り扱うずきなどに重芁ずなる.
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f を実倉数の実数倀関数、 s を実数ずするずき で定矩される s の関数 F を f の Laplace 倉換ずいい ず衚すこのずき F を Laplace 倉換の像 f をその原像ず呌ぶ ♢ 䞀般には f は実倉数の耇玠数倀関数でもよく s も耇玠数ずするが圓分䞊のように実数の範囲で考えおおく さお無限積分 匏 (2.1) の意味はもちろん であり各 s に察しお右蟺の極限が存圚すればそれは s の関数を定矩するのでそれを F ずするのである もっずもここで f は任意の有限区間で積分できるずしおいる我々の目的は埮分方皋匏や差分方皋匏を解くこずにあるのだから 倚くの堎合 f は埮分可胜な関数でせいぜい区分的に連続な関数であるそのずきはこの条件を満たしおいる
<math>f(t)</math> を実倉数の実数倀関数、<math>s</math> を実数ずするずき {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(s) := \int_0^\infty f(t)e^{-st}dt</math>|tag=(2.1)|label=eq:2.1}} で定矩される <math>s</math> の関数 <math>F(s)</math> を <math>f(t)</math> の [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]ずいい {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(s) = \mathcal{L}[f(t)]</math> たたは <math>F(s) \sqsubset f(t)</math>}} ず衚すこのずき <math>F(s)</math> を Laplace 倉換の像<math>f(t)</math> をその原像ず呌ぶ <math>\diamondsuit</math> 䞀般には <math>f(t)</math> は実倉数の耇玠数倀関数でもよく<math>s</math> も耇玠数ずするが圓分䞊のように実数の範囲で考えおおく さお無限積分 匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/定矩#eq:2.1|(2.1)]] の意味はもちろん {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>F(s) := \lim_{T \to \infty} \int_0^T f(t)e^{-st}dt</math>}} であり各 <math>s</math> に察しお右蟺の極限が存圚すればそれは <math>s</math> の関数を定矩するのでそれを <math>F(s)</math> ずするのである もっずもここで<math>f(t)</math> は任意の有限区間で積分できるずしおいる我々の目的は埮分方皋匏や差分方皋匏を解くこずにあるのだから 倚くの堎合 <math>f(t)</math> は埮分可胜な関数でせいぜい区分的に連続な関数であるそのずきはこの条件を満たしおいる <!-- ex:016:start--> <div id="ex:16"> <strong>䟋16</strong><math>\quad</math> :<math>f(t) = 1</math> の Laplace 倉換を求めよ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T 1\cdot e^{-st}dt </math><math>= \left[ -\frac{e^{-st}}{s} \right]_0^T = \frac{1}{s} - \frac{e^{-sT}}{s}</math>}} よっお<math>s > 0</math> ならば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T 1\cdot e^{-st}dt \to \frac{1}{s} \quad (T \to \infty)</math>}} ずなるから結局 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[1] = \frac{1}{s}</math> たたは <math>1 \sqsupset \frac{1}{s}</math>}} ずなる <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:016:end--> <!-- ex:017:start--> <div id="ex:17"> <strong>䟋17</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t} \sqsupset \frac{1}{s - \alpha} \quad (s > \alpha)</math>}} を瀺せ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t} \sqsupset \int_0^\infty e^{\alpha t}\cdot e^{-st}dt = \int_0^\infty e^{(\alpha - s)t}dt = \frac{1}{\alpha - s} \left[ e^{(\alpha - s)t} \right]_0^\infty = \frac{1}{s - \alpha}. \quad (s > \alpha)</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:017:end--> Laplace 積分<ref>Laplace 倉換の定矩匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/定矩#eq:2.1|(2.1)]] の右蟺を Laplace 積分ずいう</ref>の定矩から分かる通り<math>f(t)</math> の <math>t < 0</math> の郚分での倀は積分には圱響しない それゆえ[[w:%E3%83%98%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%81%AE%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E9%96%A2%E6%95%B0|Heaviside の関数]] {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>H(t) = \begin{cases} 1 & (t > 0) \\ 0 & (t < 0) \end{cases}</math>}} に察しおも {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>H(t) \sqsupset \frac{1}{s}</math>}} でるしたがっお <math>t<0</math> の郚分も考えるず<math>f(t)</math> ず <math>F(s)</math> ずは 1 察 1 に察応しないこずになる <math>t<0</math> の郚分が関係しおくる堎合たずえば <math>f(t - \alpha), \alpha > 0</math> の Laplace 倉換を考えるずきなどは {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = 0 \quad (t < 0)</math>}} ず玄束しおおくこうするず実質的に <math>f(t)</math> ず <math>F(s)</math> は 1 察 1 に察応する “実質的に”ずいうのは䞍連続点などの䟋倖点を陀いお、ずいう意味である この玄束は圓分必芁でないが差分方皋匏を取り扱うずきなどに重芁ずなる <references /> [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:24:09Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E6%80%A7%E8%B3%AA/%E5%AE%9A%E7%BE%A9
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/Laplace 倉換の線圢性
f ( t ) {\displaystyle f(t)} ず g ( t ) {\displaystyle g(t)} の Laplace 倉換が存圚し, a {\displaystyle a} は定数ずする.このずき, および が成立する.これは蚌明するたでもなく明らかであろう.これら 2 匏を䞀぀にたずめ,蚘号 L {\displaystyle {\mathcal {L}}} を甚いお曞けば, ずなる.ここに a , b {\displaystyle a,b} は定数である.匏 (2.2) は L {\displaystyle {\mathcal {L}}} で衚される挔算子が,線圢挔算子であるこずを瀺しおいる.
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f ず g の Laplace 倉換が存圚し a は定数ずするこのずき および が成立するこれは蚌明するたでもなく明らかであろうこれら 2 匏を䞀぀にたずめ蚘号 L を甚いお曞けば ずなるここに a , b は定数である匏 (2.2) は L で衚される挔算子が線圢挔算子であるこずを瀺しおいる
<math>f(t)</math> ず <math>g(t)</math> の [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]が存圚し<math>a</math> は定数ずするこのずき {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^\infty af(t)e^{-st}dt = a\int_0^\infty f(t)e^{-st}dt</math>}} および {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^\infty \{f(t) + g(t)\}e^{-st}dt = \int_0^\infty f(t)e^{-st}dt + \int_0^\infty g(t)e^{-st}dt</math>}} が成立するこれは蚌明するたでもなく明らかであろうこれら 2 匏を䞀぀にたずめ蚘号 <math>\mathcal{L}</math> を甚いお曞けば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[af(t) + bg(t)] = a\mathcal{L}[f(t)] + b\mathcal{L}[g(t)]</math>|tag=(2.2)|label=eq:2.2}} ずなるここに <math>a, b</math> は定数である匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/Laplace 倉換の線圢性#eq:2.2|(2.2)]] は <math>\mathcal{L}</math> で衚される挔算子が線圢挔算子であるこずを瀺しおいる [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:23:59Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
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生成文法/日本語
「珟代日本語の文法」ず蚀う時には「文法」に二぀の甚法がある。䞀぀には䞀般に䜿われるように、珟代日本語(挠然ず指しお)の芏則を網矅しおいる甚法であり、もう䞀぀は、個別蚀語である珟代日本語の母語話者の知識、それ自䜓を指す甚法である。ここでは埌者を蚘述したものを「統語論」ず呌ぶ。 統語論は、その母語話者が暗黙に理解する事に䟝存せず、暗黙の知識 tacit knowledge を党お曞き出さなければならない。次を考えおみよう。 これら五぀の文に぀いお先ずどのようなこずが芳察できるだろうか。母語話者はこれらの文が珟圚語の文であり、なんらおかしなずこずがないず刀断 judge する。次の文ず比べおみよう。 母語話者はこれらの文は珟代語の文ずしおおかしい、珟代語の文ではない、ず刀断する。蚀い換えるず、(1a-e) の文は容認可胜 acceptable であるのに察し、(2a, b) の文は容認䞍可胜 unacceptable である、ずする。 さお、母語話者はどのようにしおこういった刀断を瀺すのであろうか。䞀぀の仮説ずしお、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、容認性 acceptability の刀断を䞎えるものずする。ここで珟代語統語論ず呌んでいるものは、この仮説を受け入れ、刀断の基盀ずなっおいる統語的な知識を曞き出そうずするのである。 珟代日本語の統語的な知識はどのようなもので構成されおいるのだろうか。(1) に珟れる「珈琲」が指し瀺す物に぀いお考えおみよう。よく考えるず䞀䜓䜕を指しおいるのだろうか。珈琲(コヌヒヌ)を構成する音韻 /koRhiR/ は飲み物を意味する。しかし液䜓はそのたたでテヌブルの䞊に眮くこずができるものではない(溢れた、零した、恋人が錻に割り箞を突っ蟌んで折ったので笑っお吹き出した、等の堎合は別の文を䜿うはず)。指し瀺されおいるのはコヌヒヌが噚に入った状態のもの、コヌヒヌ豆が容噚に入った状態のもの、等であろう。「珈琲」がこういった物を指すのはメトニミヌ metonymy ず呌ばれるもので、蚀語の重芁な知識である。しかし統語論的な知識はこういったものは含たない。 (1a) ず (2a) を比べおみよう。違いは「テヌブルの䞊」ず「テヌブルうえ」で助詞ノがあるかないか、である。「テヌブル䞊 (じょう)」ずすれば容認可胜ずなるが、ここではこの問題は措く。蚀語によっおはある環境で助詞ノに察応するものが自由に脱萜するが、日本語の珟代語では蚱されない。぀たり「テヌブル」ず「䞊」を統語論的なたずたり、「構成玠 constituent」するには助詞ノが必芁ずなる。「テヌブル」ず「䞊」は孊校の囜文法の名詞であり、これらからなる構成玠も名詞である。こういった名詞の構成玠は曎に文の䞀郚ずなるが、文を成り立たせる構成玠の、その構成の仕方に関する知識である助詞ノの必須性は統語論的な知識である。 続いお (1d, e) ず (2b) を比べおみよう。(1d, e) の断片 fragment を取り出したものが次である。 ここでは「テヌブルの䞊に」ず「珈琲が」の順序が入れ替わっおいる。「日本語は語順が自由である」ずよく蚀われるが、䞊の二文はこれを䟋瀺しおいる。曎に の (4b) のように「珈琲は」を述郚の埌に眮くこずも可胜である。これらを芋るず珟代語では ずいうように極めお語順が自由であるように芋える。加えお のように述郚が前に眮かれる堎合もあり ずいうように、語順は完党に自由であるず考えられるかもしれない。 英語の語順は SVO であるのに察しお日本語は SOV である(だからナンダカンダ)、ず蚀われるこずがある。䞊の芳察を考慮に入れた堎合、SVO 語順もあれば VS 語順もあり、そもそも日本語に関しお語順に蚀及するこずは無意味だずいう人も居おおかしくない。 しかしここで (2b) を芋おみよう。䞋に再掲する。 (2) b.*テヌブルの䞊にある珈琲がこずにあい぀は気付いおいないのか この文は容認䞍可胜である。もちろんこの断片 (8) テヌブルの䞊にある珈琲が は珟代語ずしお問題がない断片である。ただしこの断片は「珈琲」ずいう名詞を「テヌブルの䞊にある」が連䜓修食しおいるもので、ここで問題ずしようずしおいるものずは異なる。別の断片 (9) テヌブルの䞊にある珈琲がこずに は䞍適栌な断片であり、同様に (10) a.*かからないむンフル゚ンザにようにうがいず手掗いを欠かさずに行っおいる b.*明日は良いらしい倩気がから寒䞭氎泳に出かけよう も容認䞍可胜である。 完党に容認可胜な範囲の語順の入れ替えず、容認䞍可胜になる語順の入れ替えの環境の違いは䜕だろうか。述郚の埌に䞻語などが珟れるのは䞻節においおであり、埓属節では必ず述郚が末尟に珟れなければならない。぀たり、自由語順は䞻節にのみ芋られる珟象で、珟代語のあらゆるずころに芋られる珟象ではない、ずいうこずになる。 では他の自由語順、すなわち述郚の前に来る芁玠は制限なく自由なのであろうか。英語のような SVO や、アむルランド語やタガログ語のような VSO ではないずしお、述郚が最埌にさえあれば語順に芏則性や、基本語順のようなものはないのだろうか。 これたで動詞が芁求する構成玠、「項 argument」のみを扱っおきたが、ここで項ではない副詞などの構成玠である「付加詞 adjunct」を取り䞊げお考えおみよう。 (11’) a. 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が昚日倍に増えた]ず埓業員に告げた b. *昚日i 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が ti 倍に増えた]ず埓業員に告げた 䞀般に、付加詞は埓属節の䞭から取り出しお䞻節に眮くこずができないず蚀われおいる。節境界を越えた掻き混ぜ scrambling は「長距離掻き混ぜ long-distance scrambling」ず呌ばれおいる。䞊はその䞀䟋だが、䞻節に時間副詞が二぀あるためにそこで関係付けお解釈しやすいこずが悪さをしおいるにかもしれない。぀たり、自由語順珟象ずはひずたず関係のない珟象だず蚀われるかもしれない。 次に䞋のような䟋を考えおみよう。 (12) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ参考曞を買いに行った b. 兄は参考曞を買いに昚日玀䌊國屋ぞ行った これら二぀の文は、次の二぀の節を組み合わせおそれぞれ䞀文にしおいる。 (13) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ行った b. 兄が参考曞を買う 問題の二぀の文の違いは、(13b) から䜜った目的節が䞻節述郚「行った」に隣接しおいるか吊かである。ここで「玀䌊國屋ぞ」の語順を入れ替えおみよう。 (14) a. 兄は昚日参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに行った b.*兄は参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに昚日行った 動詞に目的節が隣接しおいない (14b) は容認䞍可胜、よくお䞍自然、ず刀断されるはずである。 挙げた二぀のケヌスは耇文で、よくお、耇文では所属する節から構成玠を移すこずは自由ずは蚀えない、ずいうこずしか述べおいない。そこで次に単文を取り䞊げお考察しよう。 ゎヌルを明確にするために、よく蚀われる「日本語は SOV 語順である」にからめお問題蚭定しおみよう。ここで珟代語には「基本語順 basic word-order」があり (15) a. NP-ga NP-o V b. NP-o NP-ga V のいずれかであるか、あるいは、基本語順はなく、単文では項は自由語順であるか、を確かめよう。 次の文を考えよう。 (16) a. どの芳光客も䜕か匁圓を買った b. 芳光客の誰かがどの匁圓も買った ここで (16a) は1「どの芳光客を取り䞊げおも、それぞれ買った匁圓が最䜎䞀぀ある」ずいう解釈(分配解釈ず呌ぶ。量化子の䜜甚域は∀>∃)を持぀。たた、2「匁圓に぀いお、芳光客のあらゆるものが買った匁圓が存圚する」ずいう解釈(存圚解釈。量化子の䜜甚域は∃>∀)ずいう語順ずは逆になる䜜甚域 inverse scope も持぀ように芋える。しかし (16b) は存圚解釈の3「芳光客の個䜓に぀いお、匁圓ずいう個䜓のすべおを買った芳光客が存圚する」ずいう解釈を持぀が、4「匁圓のどの個䜓を取り䞊げおも、それぞれそれを買った芳光客が最䜎䞀人いる」ずいう分配解釈は持っおいない。英語ではこの堎合、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈を持ち、‘Some woman loves every man’ ずいう文では、Some woman loves every man, and her name is Edith. ずいう存圚解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈 Some woman loves every man, because Edith loves Harold, Deirdre loves Tom and Anne loves Andy. ずいう分配解釈(解釈の䟋は Koeneman and Zeijlstra, Introducing Syntax より)のず察照的である。しかし英語で ‘Every woman loves some man’ は確かに語順ずは逆になる䜜甚域の解釈に芋えるものはあるが、それは分配解釈の特殊䟋で、それぞれ愛する男が偶然䞀臎するずいうものである。珟代語では衚面の語順ず䜜甚域の広狭は厳密に察応するず蚀われおいる(Kuroda, ‘Remarks on the notion of subject with special reference to the words like also, even, and only’ など)。4の欠劂を加味するず、䞊の2の解釈は英語の堎合ず同様に1の特殊䟋ず考えるこずができ、珟代語は語順ず䜜甚域が厳密に察応するず考えられる。 (16) の語順を入れ替えおみよう。 (17) a. 䜕か匁圓をどの芳光客も買った b. どの匁圓も芳光客の誰かが買った この語順は OSV ずいう語順である。この語順で SOV ず同じ様匏で論理的解釈がもたらされるならば、珟代語に基本語順はない、ずいう䞀぀の蚌拠になる。しかし、(17a) は1の分配解釈ず2の存圚解釈を持ち、(17b) は3の存圚ず4の分配解釈を持぀。぀たり、いずれも語順通りの䜜甚域の解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈で倚矩的ずなり、SOV ずは解釈の倚様性ずいう点で異なるのである。その䞀぀である語順ずは逆になる䜜甚域の解釈は SOV ず同じ解釈を保存したものであり、もう䞀぀である語順通りの䜜甚域の解釈は OSV ずいう語順で新たに埗られたものである。もし基本語順がなく、䞎えられた語順で䜜甚域の解釈が定たるのであれば、(17a, b) は語順ず逆になる䜜甚域を取らないはずなのであり、この芳察は珟代語に基本語順があるずいうこずの基盀の䞀぀ずなる。぀たり珟代語に぀いお以䞋が成り立぀: (18) 基本語順1 NP-ga NP-o V 存圚文の基本語順に぀いおは久野暲の詳现な研究がある (Linguistic Inquiry 論文、『日本文法研究』など)。基本語順は次のように考えられおいる。 (19) 基本語順2 NP-ni NP-ga ar ここで最初の䟋に戻っおみよう。 (20) a. 珈琲はテヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊には珈琲がある c. テヌブルの䞊には珈琲があるのか これらは (1d) の断片である (21) から䜜られおいる。 (21) テヌブルの䞊に珈琲がある (= 3a) これず (20b) の違いは「テヌブルの䞊に」の埌に「は」があるかないか、だけである。「は」ずはなんだろうか。孊校の囜文法では「係助詞」ずいう品詞に分類されおいる。係助詞ずは、叀兞語の文法では述郚の結びを決定するような助詞のこずを指しおいたのを芚えおいるだろう。䟋えば「ぞ」の結びは連䜓圢で、「こそ」の結びは已然圢である。ならば「は」?これは終止圢で結ぶものずしお係助詞ず分類されおいるのである。 ここでハがあるものずないものの違いを考えおみよう。ここで「∅」はハに察応するものが無いこずを衚しおいる。 (22) a. テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある 䜿われる状況、文脈、文䞭の環境に泚意しお䜿えるかどうかを芋おみよう。 次のような状況を考えおみよう:仕事から垰宅しおキッチンに入るずいい薫りがする。ふずテヌブルにやった時に (23) あ!テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある! ずいう発話は可胜である。䞀方 (24) あ!テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある! ずいう発話は䞍可胜であろう。ただし (25) あ!テヌブルの䞊に ハ 珈琲があるし、ガスレンゞの䞊に ハ パンケヌキがある!(同居人、気が利いおるなあ・・・) のようにするず可胜になるが、この堎合のハは「察比」ず呌ばれるもので、ここでは觊れない。 今床は (26) ねえ、テヌブルの䞊に䜕があるの? ず質問されたずする。 (27) テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある(よ) ず答えるのは可胜であるが、 (28) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある(よ) ず答えるこずはできない。質問でも (29) ちょっず䌑憩にしおお茶にしない? のような堎合には可胜であるが、この堎合字矩通りには「うん」や「ちょっず...」など等で答えるタむプの疑問文で、この答えは語甚論的含意をもたらす(自分でなんずかしろや、など)。 テキストにおける出珟を考えおみよう。次のようなテキストを考える。 (30) 恋人がうちを出おもうすぐ䞀幎になる。早く忘れた方がいいんだろうが、あい぀にこんなにも頌り切っおいたのか、悲しくなる毎日だった。そんな日々に、突然恋人から LINE が届いた。「近いうちに戻っおもいい?」......胞が高鳎る。今日か、今日かず家路に急ぐ。そしお...... 締め括るには (22) のどちらが盞応しいだろうか。 刀断を読んでくださっおいる方々に委ねお(逃げた)文䞭での環境に泚意を移そう。バ条件節には (22) のどちらが出珟可胜だろうか。 (31) ___ば誰かが飲むに違いない 次のように (22a) に察応する圢匏は出珟可胜で、その文党䜓は容認可胜である。 (32) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない これに察し (22b) に察応する圢匏が出珟した堎合、容認䞍可胜ずなる。 (33) *テヌブルの䞊に ハ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない それだけではなく、(20a) に察応する圢匏が出珟した堎合にも容認䞍可胜ずなる。 (34) * 珈琲 ハ テヌブルの䞊にあれば誰かが飲むに違いない この段萜の芳察では十分に瀺せおいないが、ここで取り䞊げおいる甚法のハは䞻節に珟れるものず䞀応芋なせるこずになる。 今暫く、ハに぀いお少し詳しく考えおみよう。ハは、他の係助詞ず同様に、次の䜍眮に珟れる。 (35) NP-Case-___ しかしある助詞に埌続した堎合には、先行する助詞が珟れおはならない。 (36) NP-∅-___ 珟れおはならない助詞はガずヲである。ハの埌接によっお生起出来ないガは転眮によっお珟れる。 (37) a. アメリカ倧統領 ∅ ハドナルド・トランプ氏だ b. ドナルド・トランプ氏ガアメリカ倧統領だ これを䞉䞊章は「有栌」ず呌んだ(『珟代語法序説』)。これに察し (38) a. アメリカン・ショヌトヘアヌ ∅ ハ猫だ b.*猫ガアメリカン・ショヌトヘアヌだ のように転眮でガを出せないものがある。䞉䞊はこれを「無栌」ず呌んだ(䞊掲曞)。぀たり、ハは垞に栌を䌎う名詞句ずずもに甚いられる蚳ではない、ずいうこずである。ではハの意味・機胜ずはなんだろうか。 分節化された文(「あっ!」や「猫!」のようなものではない文)に぀いお、これたでハを䌎う句、「䞻題 topic」を持぀文ず持たない文に分けられるず考えられおいる。䞻題を持぀文を束䞋倧䞉郎は「有題的思惟断定」(『暙準日本文法』)、黒田成幞は categorical judgment (double judgment 耇合刀断、The (W)hole of Doughnuts)を衚珟する文であるずしおいる。そしお䞻題を持たない文を束䞋は「無題的完党思惟性断定」、黒田は thetic judgment (simple judgment 単玔刀断)を衚珟する文であるずしおいる。 以埌、䞻題を含む文を「有題文」、含たない文を「無題文」ず呌ぶ。無題文は (23) あ!テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある! のように、ある出来事に぀いお、それをひずたずたりの刀断ずしお出し抜けに述べる(蚀い換えるず、談話や文脈なしに目前の出来事を述べる)䜿われ方をする。存圚動詞文以倖では (39) a. ほら!りチの子が走っおる! b. 芋お!癜バむが違反車を埅っおる! のような自動詞文や他動詞文で無題文ずなるものがある。䞀方、察応する有題文 (40) a. りチの子は走っおいる b. 癜バむは違反車を埅っおいる では異なる䜿われ方をし (41) a. アンタんずこの子どこ...? -りチの子(は)もう走っおるっお! b. スピヌド違反には気を付けお。癜バむは違反車を埅っおいるから... の (41a) のように、先行する発話を承けお、「りチの子」ずいう刀断を行い、それに別の刀断「もう走っおる」を結合させお情報を䌝えたり、(41b) のような「総称文 generic sentence」で、スピヌド違反の取り締たりから連想される「癜バむ」ずいう刀断に「違反車を埅っおいる」ずいう刀断を結合させおあり埗る状況を䌝えお泚意を喚起したりする。 なお、(39) ず (41) を察比させるず、ガを䌎う名詞句ずハを䌎う名詞句が察照的であるため、しばしば「䞻語のハずガはどう違うか」ずいう問題蚭定がなされる。しかし存圚動詞文で芋たようにハが付けられお䞻題になるのはガを䌎う名詞句に限られず、ニを䌎う名詞句や、他にはヲを䌎う名詞句、カラを䌎う名詞句、などず察照させるべきである。぀たり、「䞻語のハずガはどう違うか」ずいうのは誀った問題蚭定であり、これに拘泥するために他の重芁な珟象から泚意を逞らされおしたうずいうこずで、誀った問題蚭定を蟞めお重芁な珟象に取り組むべきであるずしお䞉䞊章が「䞻語廃止論」を匷く説いたこずは有名である(日本語に、どんな定矩かは眮いお「䞻語はない」ず䞻匵しおいるわけではない。䞉䞊は「䞻語」ずいう甚語を避けお「䞻栌」ず呌び぀぀、䞻栌の優䜍性は匷調しおいる)。 有題文ず無題文の意味・機胜に぀いおはたた改めお觊れるこずにする。ここではこれらの統語論的性質に戻るこずにする。(1a, b) の有題文 (42) a. 珈琲 ハ テヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある に察応する無題文は (43) テヌブルの䞊に珈琲がある である。基本語順を持぀ (43) ず䞊べお芳察するず、(42b) は基本語順のたたであるのに察し、 (42a) は「珈琲」を含む䞻題は文頭たで前進しおいる。これを基本語順のたたの有題文にするず (44) テヌブルの䞊に珈琲 ハ ある ずなるが、この堎合「珈琲は」は察比の解釈で次のような文や談話の断片 (45) a. テヌブルの䞊に珈琲はあるが麊酒はない b. テヌブルの䞊に珈琲はある。でも肝心のバヌスデヌケヌキはないじゃん! ずはなれるが、䞻題ずは解釈できない。文孊的テキストに (46) 峻厳たる衚情を我々に芋せる霊峰の䞭腹に目指す寺院はある のような䟋を芋かけるが、砎栌ずすべきか吊か䞍明で、その衚珟効果も気になる。ここではこういった䟋のステヌタスに぀いおは保留にしよう。 そうするず、基本語順ずいう芳点から、(42b) は䞻題が元の䜍眮に留たっおいるのに察し、 (42a) では䞻題が文頭に転䜍されおいる、ず蚀っお差し支えない。図匏的に瀺すず (46) a. [ᮄᮘ NP-ni wa ... b. [ᮄᮘ NP-∅ wa NP-ni ____ ... である。ここで ‘CP’ はおおたかに「文」ずいうカテゎリヌだず理解されたい。 先に、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、文の容認性刀断を䞎える、ず述べた。発話する偎から芋た堎合、母語話者は発話する文を珟代語の知識を参照しお定矩する。このような珟代語の統語的知識を構成するものを「芏則」ず呌がう。 ここたで芋おきたこずから考えお、珟代語母語話者の統語的知識には次のような芏則が含たれおいなければならない。 (48) 基本語順 NP-ga NP-o V NP-ga Vi NP-ni NP-ga Ve (49) 䞻題文の語順 [ᮄᮘ [ᮛᮏᮘ NP-case wa]i X0 ∅i Y0] これらに加えお次の芏則も必芁ずなる。 (50) 基本語順ず䞻題文の語順の関係を定矩する芏則 話を先に進めるために、文の述郚を構成する動詞や圢容詞などの性質に぀いお簡単に芋おみたいず思いたす。 孊校の文法が述郚になれるず教えるのは甚蚀の動詞、圢容詞、圢容動詞ず、䜓蚀の名詞・代名詞に断定の助動詞デアル(ダ、デス)が付属したものです。䞉䞊章の䟋 ・そんなこずするず、コレ(げんこ぀を芋せながら)だぞ ずいうのもあり、指瀺詞がさす珟実䞖界のものも間接的に䜓蚀のようにできたす。 述郚はこれらに助動詞や終助詞が付属しお拡匵するこずができたす。ここでは拡匵しない裞の述語を芋おみたしょう。 述語は倧きく分けお動詞ずそれ以倖に分類できたす。 <動詞> ・珈琲を飲む ・寝る ・ある <圢容詞> ・寒い <圢容動詞> ・静かだ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者だ これらは次のスキヌマに圓おはたるず、析出される動詞で二分されたす。 ・___ハ___ケレドモ <動詞> ・珈琲を飲みハするケレドモ ・寝ハするケレドモ ・ありハするケレドモ <圢容詞> ・寒くハあるケレドモ <圢容動詞> ・静かでハあるケレドモ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者でハあるケレドモ ぀たり、析出される動詞がスルであるものずアルであるものがありたす。前者をスル型、埌者をアル型ず呌ぶこずにしたす(動詞「ある」自䜓はスル型です)。 いわゆる「䞻語」に関しお、スル型ずアル型には次のような違いがありたす。 スル型では ・父ガ珈琲を飲んでいる で、ガを䌎う名詞句が特段特殊な解釈を持぀こずはありたせん(束䞋の無題的完党思惟性断定、黒田の thetic judgment)。 䞀方、アル型では発音䞊卓立が芋られ、「総蚘 exhaustive listing」の解釈が無暙です。 ・この郚屋ガ寒い ・田舎ガ静かだ ・1.7%ガ倱業者だ アル型がなぜこのような解釈を受けるのかに぀いおは有題・無題やアスペクトず関係付けお別にツむヌトしたいず思いたす。 ここではスル型である動詞の性質に぀いお考えたしょう。 動詞は時間のトヌクンである、ずする考えがありたす(金子亚『蚀語の時間衚珟』)。時間は䜕か独立に存圚するものではなく、むベント(出来事)の連なりであるず蚀うこずができたす。私達が時刻や時間を知るのは独立に存圚する時間を参照しおいるわけではありたせん。 䞊行しお起こっおいるむベントの䞀぀を基準にしお(䞖界的な時間の単䜍はセシりム133の遷移に基づいおいる)、抂ねそれず同じように倉化するもの(腕時蚈など)を芋お時刻を知ったり、時間を枬ったりしたす。 動詞はそのようなむベントの連なりである時間の䞀郚に名前を付けたものです。同語反埩のようになりたすが、そうしお動詞はむベントを指瀺察象ずしたす。 蚀語を離れおむベントを考えるこずは難しい堎合もありたすが、考えおみたす。 むベントは䜕かが起こす堎合もありたすし、なにもなく起こる堎合もありたす。䟋えば「リア充が爆発する」ではその䜕かは「リア充」であり「時雚れる」のは特に䜕かがあっお起こるわけではありたせん。 ここで「爆発する」は「リア充」が匕き起こすもので、蚀語的には、この動詞は単䞀の名詞句を必芁ずしたす。これは1項動詞で、䞀般に「自動詞」ず呌ばれたす。「時雚れる」は0項動詞です。 いわゆる「自動詞」ず「他動詞」ず察応させるず、次のようになりたす。 <自動詞> 0項動詞、1項動詞 <他動詞> 2項動詞、3項動詞 日本語母語話者の統語的知識を考える䞊で、こういった情報で十分でしょうか?先取りになりたすが、ボむスずアスペクトの芳点からさらに䞋のような性栌付けが必芁です。 1項動詞の䞭には「はためいわくの受身」ずいう文を䜜れるものず䜜れないものがありたす。 ・あなたに居られるず困る ・雚に降られおずぶ濡れになった ・*あられる *芁られる 䜜れないタむプの動詞を䞉䞊章は「所動詞」ず名付けたした。 既に芋たように1項動詞には察応する他動詞を持぀ものがあり、シテむルの圢で結果の存続の解釈を持ちたす。 ・ビヌルが冷えおいる ・アベベが走っおいる(進行/*結果存続) たた、助動詞無しで可胜の意味を担い埗たす。 ・この扉は簡単に開かない このタむプは「非察栌動詞」ず呌ばれたす。 2項動詞でも、「殎る」で「自分」の先行詞に関しお調べるず ・田䞭郚長iが自分iの郚䞋を殎った (䞋付きの ‘i’ は同じ人) では「田䞭郚長」が「自分」の先行詞になれたすが ・*自分iの䞊叞が池田iを殎った では䞍可胜です。これに察し ・自分iの過去がオヌりェンiを苊しめた は可胜です。 このような、先行詞が逆の䜍眮になるようなクラスの動詞を「心理動詞 psych verb」ずいいたす。 動詞以倖では ・自分iの嚘が真柄iの誇りだ のようなものがありたす(䞉宅知宏、蚀語孊䌚発衚)。 たずめるず 0 項動詞 吹雪く、時雚れる 非察栌動詞 融ける、折れる 非胜栌動詞 走る、泳ぐ__________自動詞 所動詞 ある、かかる ____________________他動詞 有察他動詞 融かす、折る 無察他動詞 食べる 移動動詞 行く、来る 心理動詞 苊しめる 耇他動詞 枡す、もらう (1) NP-ga Vi NP-ni NP-ga Ve NP-ga NP-o V (2) NP-ga の堎合、次の状態の候補が (3) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} で、これらから確率によっお (4) NP-ga⌒NP-o が遞ばれたす。 (5) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} ずいう候補から確率によっお (6) NP-ga⌒NP-o⌒V が遞ばれたす。状態遷移は二床の遷移 (7) 状態1⌒状態2⌒状態3 で終了するものずし、ここで文が完成したす。 (8) a. 状態1 b. 状態1⌒状態2 c. 状態1⌒状態2⌒状態3 d. 状態1⌒状態2⌒状態3⌒状態4 の可胜性があり(項の個数が 0 〜 3 ずしお)、最終の状態を「状態e」ずするず (9) 状態10⌒ ... ⌒状態e−10⌒状態e のように䞀般的に述べおおく必芁がありたす。そしお状態eである動詞によっお採甚する状態の数が決たる、ずしおおかなければなりたせん(ここで「状態0」は状態が 0 以䞊であるこずを衚すこずにしたす)。 文法は「文を匱生成 weakly generate し、構造蚘述を匷生成 strongly generate する」(Noam Chomsky _Aspects of the Theory of Syntax_)もので、「文」は衚面的な語の䞊びを指したす(「構造蚘述」に぀いおは埌皋)。匱生成胜力すら持たない有限状態文法が日本語母語話者の知識を蚘述するこずは䞍可胜です。 そこで線圢順序(匱生成力を持぀知識で定矩される)ではなく、構造蚘述 structural description に泚意を向けるこずにしたしょう。構造蚘述ずは、文の衚面に珟れる、芋える・聞こえる圢匏の背埌にある、たずたり(構成玠性)などのこずです。 たずたりずいうのは橋本進吉の連文節や時枝誠蚘の入れ子、アメリカ構造䞻矩蚀語孊の IC 分析の構成玠のこずです。䟋を挙げお考えおみたしょう。䟋を文節に分けお瀺したす (10) |きれいな|おかあさんの|掋服| 䞊の文は倚矩的です。䞀぀は「きれいなのはおかあさん」ずいう解釈です。 この解釈での第䞀の連文節を ‘⌒’ を䜿っお瀺したす。 (11) |きれいな⌒おかあさんの|掋服| 「きれいな⌒おかあさん」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換え、次の連文節を瀺すず (12) |第䞀連文節⌒掋服| ずなりたす。 次にもう䞀぀の解釈を考えたす。「きれいなのは掋服」ずいう解釈ですが、第䞀連文節は (13) |きれいな|おかあさんの⌒掋服| ずなりたす。「おかあさんの⌒掋服」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換えお次の連文節構造を瀺すず (14) |きれいな⌒第䞀連文節| ずなりたす。 以䞋、構成玠ず呌び、タむプの䟿宜䞊、括匧で構成玠を瀺したす。 (15) a.|きれいな|おかあさんの|掋服| b.|きれいな⌒おかあさんの| c.|おかあさんの⌒掋服| はそれぞれ (16) a. [きれいな][おかあさんの][掋服] b. [[きれいな][おかあさんの]] c. おかあさんの掋服 ず同じです。 基本語順を持぀単文の問題に戻りたしょう。次の文を考えたす。 (18) 姪が窓を開ける ここに珟れる「姪が」「窓を」「開ける」ずいう䞉者の間の関係は察等ではありたせん。「窓を開ける」ずいう組み合わせを䜿っお䜜る (19) [窓が開けお] ある のような文はあっおも「姪が開ける」にはありたせん。 たた (20) NPガ NPヲ 開ケル には察応する (21) NPガ 開ク がありある意味でこの非察栌動詞の「䜿圹化」ず蚀えたす。自他察応は圢態論の問題ずし、他動詞文ず䜿圹文法の違いは埌回しにしお、これらを構成玠構造を明確にするず (22) a. [NP ga 開] b. [NP ga [NP o 開] 䜿] です。 ここで疑問が生じたす。䞀緒に助詞のガやヲを知っおいる必芁があるか、です。0 項動詞を陀きほずんどの単文は係助詞や副助詞で眮き換わらなければ最䜎䞀぀ガを䌎う名詞句が珟れたす。詳しくは埌にしお自他察応があるクラスを Vunacc ずするず (10) a. [NP1 Vunacc] b. [NP2 [NP1 Vunacc] CAUS] 同様のこずは無察他動詞にも蚀えるでしょうか。「食べる」を取り䞊げたす。 (11) あい぀がレバ刺を食べさえしなければ... ここで (12) a. レバ刺を食べさえあい぀がしなければ... b.*あい぀が食べさえレバ刺をしなければ... の察比から、次のように考えられたす。 (13) [NP2 [NP1-o Vacc]] この議論は Hoji, Miyagawa and Tada. 1989. NP-movement in Japanese, ms. に䟝りたす。 ここたで (14) [NP2 [NP1-o V] α] ずいう構造を確認したした。語順ずの察応は (15) [NP2 [NP1-o V] α] 構造 になりたす。 逆に存圚文では (16) [NP2-ni [NP1 V] α] です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "「珟代日本語の文法」ず蚀う時には「文法」に二぀の甚法がある。䞀぀には䞀般に䜿われるように、珟代日本語(挠然ず指しお)の芏則を網矅しおいる甚法であり、もう䞀぀は、個別蚀語である珟代日本語の母語話者の知識、それ自䜓を指す甚法である。ここでは埌者を蚘述したものを「統語論」ず呌ぶ。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "統語論は、その母語話者が暗黙に理解する事に䟝存せず、暗黙の知識 tacit knowledge を党お曞き出さなければならない。次を考えおみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "これら五぀の文に぀いお先ずどのようなこずが芳察できるだろうか。母語話者はこれらの文が珟圚語の文であり、なんらおかしなずこずがないず刀断 judge する。次の文ず比べおみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "母語話者はこれらの文は珟代語の文ずしおおかしい、珟代語の文ではない、ず刀断する。蚀い換えるず、(1a-e) の文は容認可胜 acceptable であるのに察し、(2a, b) の文は容認䞍可胜 unacceptable である、ずする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "さお、母語話者はどのようにしおこういった刀断を瀺すのであろうか。䞀぀の仮説ずしお、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、容認性 acceptability の刀断を䞎えるものずする。ここで珟代語統語論ず呌んでいるものは、この仮説を受け入れ、刀断の基盀ずなっおいる統語的な知識を曞き出そうずするのである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "珟代日本語の統語的な知識はどのようなもので構成されおいるのだろうか。(1) に珟れる「珈琲」が指し瀺す物に぀いお考えおみよう。よく考えるず䞀䜓䜕を指しおいるのだろうか。珈琲(コヌヒヌ)を構成する音韻 /koRhiR/ は飲み物を意味する。しかし液䜓はそのたたでテヌブルの䞊に眮くこずができるものではない(溢れた、零した、恋人が錻に割り箞を突っ蟌んで折ったので笑っお吹き出した、等の堎合は別の文を䜿うはず)。指し瀺されおいるのはコヌヒヌが噚に入った状態のもの、コヌヒヌ豆が容噚に入った状態のもの、等であろう。「珈琲」がこういった物を指すのはメトニミヌ metonymy ず呌ばれるもので、蚀語の重芁な知識である。しかし統語論的な知識はこういったものは含たない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "(1a) ず (2a) を比べおみよう。違いは「テヌブルの䞊」ず「テヌブルうえ」で助詞ノがあるかないか、である。「テヌブル䞊 (じょう)」ずすれば容認可胜ずなるが、ここではこの問題は措く。蚀語によっおはある環境で助詞ノに察応するものが自由に脱萜するが、日本語の珟代語では蚱されない。぀たり「テヌブル」ず「䞊」を統語論的なたずたり、「構成玠 constituent」するには助詞ノが必芁ずなる。「テヌブル」ず「䞊」は孊校の囜文法の名詞であり、これらからなる構成玠も名詞である。こういった名詞の構成玠は曎に文の䞀郚ずなるが、文を成り立たせる構成玠の、その構成の仕方に関する知識である助詞ノの必須性は統語論的な知識である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "続いお (1d, e) ず (2b) を比べおみよう。(1d, e) の断片 fragment を取り出したものが次である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "ここでは「テヌブルの䞊に」ず「珈琲が」の順序が入れ替わっおいる。「日本語は語順が自由である」ずよく蚀われるが、䞊の二文はこれを䟋瀺しおいる。曎に", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "の (4b) のように「珈琲は」を述郚の埌に眮くこずも可胜である。これらを芋るず珟代語では", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "ずいうように極めお語順が自由であるように芋える。加えお", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "のように述郚が前に眮かれる堎合もあり", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ずいうように、語順は完党に自由であるず考えられるかもしれない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "英語の語順は SVO であるのに察しお日本語は SOV である(だからナンダカンダ)、ず蚀われるこずがある。䞊の芳察を考慮に入れた堎合、SVO 語順もあれば VS 語順もあり、そもそも日本語に関しお語順に蚀及するこずは無意味だずいう人も居おおかしくない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "しかしここで (2b) を芋おみよう。䞋に再掲する。", "title": "" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "(2) b.*テヌブルの䞊にある珈琲がこずにあい぀は気付いおいないのか", "title": "" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "この文は容認䞍可胜である。もちろんこの断片", "title": "" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "(8) テヌブルの䞊にある珈琲が", "title": "" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "は珟代語ずしお問題がない断片である。ただしこの断片は「珈琲」ずいう名詞を「テヌブルの䞊にある」が連䜓修食しおいるもので、ここで問題ずしようずしおいるものずは異なる。別の断片", "title": "" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "(9) テヌブルの䞊にある珈琲がこずに", "title": "" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "は䞍適栌な断片であり、同様に", "title": "" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "(10)", "title": "" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "a.*かからないむンフル゚ンザにようにうがいず手掗いを欠かさずに行っおいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "b.*明日は良いらしい倩気がから寒䞭氎泳に出かけよう", "title": "" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "も容認䞍可胜である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "完党に容認可胜な範囲の語順の入れ替えず、容認䞍可胜になる語順の入れ替えの環境の違いは䜕だろうか。述郚の埌に䞻語などが珟れるのは䞻節においおであり、埓属節では必ず述郚が末尟に珟れなければならない。぀たり、自由語順は䞻節にのみ芋られる珟象で、珟代語のあらゆるずころに芋られる珟象ではない、ずいうこずになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "では他の自由語順、すなわち述郚の前に来る芁玠は制限なく自由なのであろうか。英語のような SVO や、アむルランド語やタガログ語のような VSO ではないずしお、述郚が最埌にさえあれば語順に芏則性や、基本語順のようなものはないのだろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "これたで動詞が芁求する構成玠、「項 argument」のみを扱っおきたが、ここで項ではない副詞などの構成玠である「付加詞 adjunct」を取り䞊げお考えおみよう。", 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"paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "a. NP-ga NP-o V", "title": "" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "b. NP-o NP-ga V", "title": "" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "のいずれかであるか、あるいは、基本語順はなく、単文では項は自由語順であるか、を確かめよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "次の文を考えよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "(16)", "title": "" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "a. どの芳光客も䜕か匁圓を買った", "title": "" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "b. 芳光客の誰かがどの匁圓も買った", "title": "" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "ここで (16a) は1「どの芳光客を取り䞊げおも、それぞれ買った匁圓が最䜎䞀぀ある」ずいう解釈(分配解釈ず呌ぶ。量化子の䜜甚域は∀>∃)を持぀。たた、2「匁圓に぀いお、芳光客のあらゆるものが買った匁圓が存圚する」ずいう解釈(存圚解釈。量化子の䜜甚域は∃>∀)ずいう語順ずは逆になる䜜甚域 inverse scope も持぀ように芋える。しかし (16b) は存圚解釈の3「芳光客の個䜓に぀いお、匁圓ずいう個䜓のすべおを買った芳光客が存圚する」ずいう解釈を持぀が、4「匁圓のどの個䜓を取り䞊げおも、それぞれそれを買った芳光客が最䜎䞀人いる」ずいう分配解釈は持っおいない。英語ではこの堎合、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈を持ち、‘Some woman loves every man’ ずいう文では、Some woman loves every man, and her name is Edith. ずいう存圚解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈 Some woman loves every man, because Edith loves Harold, Deirdre loves Tom and Anne loves Andy. ずいう分配解釈(解釈の䟋は Koeneman and Zeijlstra, Introducing Syntax より)のず察照的である。しかし英語で ‘Every woman loves some man’ は確かに語順ずは逆になる䜜甚域の解釈に芋えるものはあるが、それは分配解釈の特殊䟋で、それぞれ愛する男が偶然䞀臎するずいうものである。珟代語では衚面の語順ず䜜甚域の広狭は厳密に察応するず蚀われおいる(Kuroda, ‘Remarks on the notion of subject with special reference to the words like also, even, and only’ など)。4の欠劂を加味するず、䞊の2の解釈は英語の堎合ず同様に1の特殊䟋ず考えるこずができ、珟代語は語順ず䜜甚域が厳密に察応するず考えられる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "(16) の語順を入れ替えおみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "(17)", "title": "" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "a. 䜕か匁圓をどの芳光客も買った", "title": "" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "b. どの匁圓も芳光客の誰かが買った", "title": "" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "この語順は OSV ずいう語順である。この語順で SOV ず同じ様匏で論理的解釈がもたらされるならば、珟代語に基本語順はない、ずいう䞀぀の蚌拠になる。しかし、(17a) は1の分配解釈ず2の存圚解釈を持ち、(17b) は3の存圚ず4の分配解釈を持぀。぀たり、いずれも語順通りの䜜甚域の解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈で倚矩的ずなり、SOV ずは解釈の倚様性ずいう点で異なるのである。その䞀぀である語順ずは逆になる䜜甚域の解釈は SOV ず同じ解釈を保存したものであり、もう䞀぀である語順通りの䜜甚域の解釈は OSV ずいう語順で新たに埗られたものである。もし基本語順がなく、䞎えられた語順で䜜甚域の解釈が定たるのであれば、(17a, b) は語順ず逆になる䜜甚域を取らないはずなのであり、この芳察は珟代語に基本語順があるずいうこずの基盀の䞀぀ずなる。぀たり珟代語に぀いお以䞋が成り立぀:", "title": "" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "(18) 基本語順1", "title": "" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "NP-ga NP-o V", "title": "" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "存圚文の基本語順に぀いおは久野暲の詳现な研究がある (Linguistic Inquiry 論文、『日本文法研究』など)。基本語順は次のように考えられおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "(19) 基本語順2", "title": "" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "NP-ni NP-ga ar", "title": "" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "ここで最初の䟋に戻っおみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "(20)", "title": "" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "a. 珈琲はテヌブルの䞊にある", "title": "" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "b. テヌブルの䞊には珈琲がある", "title": "" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "c. テヌブルの䞊には珈琲があるのか", "title": "" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "これらは (1d) の断片である (21) から䜜られおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "(21) テヌブルの䞊に珈琲がある (= 3a)", "title": "" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "これず (20b) の違いは「テヌブルの䞊に」の埌に「は」があるかないか、だけである。「は」ずはなんだろうか。孊校の囜文法では「係助詞」ずいう品詞に分類されおいる。係助詞ずは、叀兞語の文法では述郚の結びを決定するような助詞のこずを指しおいたのを芚えおいるだろう。䟋えば「ぞ」の結びは連䜓圢で、「こそ」の結びは已然圢である。ならば「は」?これは終止圢で結ぶものずしお係助詞ず分類されおいるのである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "ここでハがあるものずないものの違いを考えおみよう。ここで「∅」はハに察応するものが無いこずを衚しおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "(22)", "title": "" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "a. テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある", "title": "" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある 䜿われる状況、文脈、文䞭の環境に泚意しお䜿えるかどうかを芋おみよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "次のような状況を考えおみよう:仕事から垰宅しおキッチンに入るずいい薫りがする。ふずテヌブルにやった時に", "title": "" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "(23) あ!テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある! ずいう発話は可胜である。䞀方", "title": "" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "(24) あ!テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある!", "title": "" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "ずいう発話は䞍可胜であろう。ただし", "title": "" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "(25) あ!テヌブルの䞊に ハ 珈琲があるし、ガスレンゞの䞊に ハ パンケヌキがある!(同居人、気が利いおるなあ・・・)", "title": "" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "のようにするず可胜になるが、この堎合のハは「察比」ず呌ばれるもので、ここでは觊れない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "今床は", "title": "" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "(26) ねえ、テヌブルの䞊に䜕があるの? ず質問されたずする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "(27) テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある(よ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "ず答えるのは可胜であるが、", "title": "" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "(28) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある(よ)", "title": "" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "ず答えるこずはできない。質問でも", "title": "" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "(29) ちょっず䌑憩にしおお茶にしない?", "title": "" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "のような堎合には可胜であるが、この堎合字矩通りには「うん」や「ちょっず...」など等で答えるタむプの疑問文で、この答えは語甚論的含意をもたらす(自分でなんずかしろや、など)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "テキストにおける出珟を考えおみよう。次のようなテキストを考える。", "title": "" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "(30) 恋人がうちを出おもうすぐ䞀幎になる。早く忘れた方がいいんだろうが、あい぀にこんなにも頌り切っおいたのか、悲しくなる毎日だった。そんな日々に、突然恋人から LINE が届いた。「近いうちに戻っおもいい?」......胞が高鳎る。今日か、今日かず家路に急ぐ。そしお......", "title": "" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "締め括るには (22) のどちらが盞応しいだろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "刀断を読んでくださっおいる方々に委ねお(逃げた)文䞭での環境に泚意を移そう。バ条件節には (22) のどちらが出珟可胜だろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "(31) ___ば誰かが飲むに違いない", "title": "" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "次のように (22a) に察応する圢匏は出珟可胜で、その文党䜓は容認可胜である。", "title": "" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "(32) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない", "title": "" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "これに察し (22b) に察応する圢匏が出珟した堎合、容認䞍可胜ずなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "(33) *テヌブルの䞊に ハ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない", "title": "" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "それだけではなく、(20a) に察応する圢匏が出珟した堎合にも容認䞍可胜ずなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "(34) * 珈琲 ハ テヌブルの䞊にあれば誰かが飲むに違いない", "title": "" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "この段萜の芳察では十分に瀺せおいないが、ここで取り䞊げおいる甚法のハは䞻節に珟れるものず䞀応芋なせるこずになる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "今暫く、ハに぀いお少し詳しく考えおみよう。ハは、他の係助詞ず同様に、次の䜍眮に珟れる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "(35) NP-Case-___", "title": "" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "しかしある助詞に埌続した堎合には、先行する助詞が珟れおはならない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "(36) NP-∅-___", "title": "" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "珟れおはならない助詞はガずヲである。ハの埌接によっお生起出来ないガは転眮によっお珟れる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "(37)", "title": "" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "a. アメリカ倧統領 ∅ ハドナルド・トランプ氏だ", "title": "" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "b. ドナルド・トランプ氏ガアメリカ倧統領だ", "title": "" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "これを䞉䞊章は「有栌」ず呌んだ(『珟代語法序説』)。これに察し", "title": "" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "(38)", "title": "" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "a. アメリカン・ショヌトヘアヌ ∅ ハ猫だ", "title": "" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "b.*猫ガアメリカン・ショヌトヘアヌだ のように転眮でガを出せないものがある。䞉䞊はこれを「無栌」ず呌んだ(䞊掲曞)。぀たり、ハは垞に栌を䌎う名詞句ずずもに甚いられる蚳ではない、ずいうこずである。ではハの意味・機胜ずはなんだろうか。", "title": "" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "分節化された文(「あっ!」や「猫!」のようなものではない文)に぀いお、これたでハを䌎う句、「䞻題 topic」を持぀文ず持たない文に分けられるず考えられおいる。䞻題を持぀文を束䞋倧䞉郎は「有題的思惟断定」(『暙準日本文法』)、黒田成幞は categorical judgment (double judgment 耇合刀断、The (W)hole of Doughnuts)を衚珟する文であるずしおいる。そしお䞻題を持たない文を束䞋は「無題的完党思惟性断定」、黒田は thetic judgment (simple judgment 単玔刀断)を衚珟する文であるずしおいる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "以埌、䞻題を含む文を「有題文」、含たない文を「無題文」ず呌ぶ。無題文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "(23) あ!テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある!", "title": "" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "のように、ある出来事に぀いお、それをひずたずたりの刀断ずしお出し抜けに述べる(蚀い換えるず、談話や文脈なしに目前の出来事を述べる)䜿われ方をする。存圚動詞文以倖では", "title": "" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "(39)", "title": "" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "a. ほら!りチの子が走っおる!", "title": "" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "b. 芋お!癜バむが違反車を埅っおる!", "title": "" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "のような自動詞文や他動詞文で無題文ずなるものがある。䞀方、察応する有題文", "title": "" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "(40)", "title": "" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "a. りチの子は走っおいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "b. 癜バむは違反車を埅っおいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "では異なる䜿われ方をし", "title": "" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "(41)", "title": "" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "a. アンタんずこの子どこ...? -りチの子(は)もう走っおるっお!", "title": "" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "b. スピヌド違反には気を付けお。癜バむは違反車を埅っおいるから... の (41a) のように、先行する発話を承けお、「りチの子」ずいう刀断を行い、それに別の刀断「もう走っおる」を結合させお情報を䌝えたり、(41b) のような「総称文 generic sentence」で、スピヌド違反の取り締たりから連想される「癜バむ」ずいう刀断に「違反車を埅っおいる」ずいう刀断を結合させおあり埗る状況を䌝えお泚意を喚起したりする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "なお、(39) ず (41) を察比させるず、ガを䌎う名詞句ずハを䌎う名詞句が察照的であるため、しばしば「䞻語のハずガはどう違うか」ずいう問題蚭定がなされる。しかし存圚動詞文で芋たようにハが付けられお䞻題になるのはガを䌎う名詞句に限られず、ニを䌎う名詞句や、他にはヲを䌎う名詞句、カラを䌎う名詞句、などず察照させるべきである。぀たり、「䞻語のハずガはどう違うか」ずいうのは誀った問題蚭定であり、これに拘泥するために他の重芁な珟象から泚意を逞らされおしたうずいうこずで、誀った問題蚭定を蟞めお重芁な珟象に取り組むべきであるずしお䞉䞊章が「䞻語廃止論」を匷く説いたこずは有名である(日本語に、どんな定矩かは眮いお「䞻語はない」ず䞻匵しおいるわけではない。䞉䞊は「䞻語」ずいう甚語を避けお「䞻栌」ず呌び぀぀、䞻栌の優䜍性は匷調しおいる)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "有題文ず無題文の意味・機胜に぀いおはたた改めお觊れるこずにする。ここではこれらの統語論的性質に戻るこずにする。(1a, b) の有題文", "title": "" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "(42)", "title": "" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "a. 珈琲 ハ テヌブルの䞊にある", "title": "" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある に察応する無題文は", "title": "" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "(43) テヌブルの䞊に珈琲がある", "title": "" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "である。基本語順を持぀ (43) ず䞊べお芳察するず、(42b) は基本語順のたたであるのに察し、 (42a) は「珈琲」を含む䞻題は文頭たで前進しおいる。これを基本語順のたたの有題文にするず", "title": "" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "(44) テヌブルの䞊に珈琲 ハ ある", "title": "" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "ずなるが、この堎合「珈琲は」は察比の解釈で次のような文や談話の断片", "title": "" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "(45)", "title": "" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "a. テヌブルの䞊に珈琲はあるが麊酒はない", "title": "" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "b. テヌブルの䞊に珈琲はある。でも肝心のバヌスデヌケヌキはないじゃん!", "title": "" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "ずはなれるが、䞻題ずは解釈できない。文孊的テキストに", "title": "" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "(46) 峻厳たる衚情を我々に芋せる霊峰の䞭腹に目指す寺院はある", "title": "" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "のような䟋を芋かけるが、砎栌ずすべきか吊か䞍明で、その衚珟効果も気になる。ここではこういった䟋のステヌタスに぀いおは保留にしよう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "そうするず、基本語順ずいう芳点から、(42b) は䞻題が元の䜍眮に留たっおいるのに察し、 (42a) では䞻題が文頭に転䜍されおいる、ず蚀っお差し支えない。図匏的に瀺すず", "title": "" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "(46)", "title": "" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "a. [ᮄᮘ NP-ni wa ...", "title": "" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "b. [ᮄᮘ NP-∅ wa NP-ni ____ ...", "title": "" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "である。ここで ‘CP’ はおおたかに「文」ずいうカテゎリヌだず理解されたい。", "title": "" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "先に、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、文の容認性刀断を䞎える、ず述べた。発話する偎から芋た堎合、母語話者は発話する文を珟代語の知識を参照しお定矩する。このような珟代語の統語的知識を構成するものを「芏則」ず呌がう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "ここたで芋おきたこずから考えお、珟代語母語話者の統語的知識には次のような芏則が含たれおいなければならない。", "title": "" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "(48) 基本語順", "title": "" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "NP-ga NP-o V", "title": "" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "NP-ga Vi", "title": "" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "NP-ni NP-ga Ve", "title": "" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "(49) 䞻題文の語順", "title": "" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "[ᮄᮘ [ᮛᮏᮘ NP-case wa]i X0 ∅i Y0]", "title": "" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "これらに加えお次の芏則も必芁ずなる。", "title": "" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "(50) 基本語順ず䞻題文の語順の関係を定矩する芏則", "title": "" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "話を先に進めるために、文の述郚を構成する動詞や圢容詞などの性質に぀いお簡単に芋おみたいず思いたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "孊校の文法が述郚になれるず教えるのは甚蚀の動詞、圢容詞、圢容動詞ず、䜓蚀の名詞・代名詞に断定の助動詞デアル(ダ、デス)が付属したものです。䞉䞊章の䟋", "title": "" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "・そんなこずするず、コレ(げんこ぀を芋せながら)だぞ", "title": "" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "ずいうのもあり、指瀺詞がさす珟実䞖界のものも間接的に䜓蚀のようにできたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "述郚はこれらに助動詞や終助詞が付属しお拡匵するこずができたす。ここでは拡匵しない裞の述語を芋おみたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "述語は倧きく分けお動詞ずそれ以倖に分類できたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "<動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "・珈琲を飲む", "title": "" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "・寝る", "title": "" }, { "paragraph_id": 171, "tag": "p", "text": "・ある", "title": "" }, { "paragraph_id": 172, "tag": "p", "text": "<圢容詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 173, "tag": "p", "text": "・寒い", "title": "" }, { "paragraph_id": 174, "tag": "p", "text": "<圢容動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 175, "tag": "p", "text": "・静かだ", "title": "" }, { "paragraph_id": 176, "tag": "p", "text": "<名詞+断定の助動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 177, "tag": "p", "text": "・倱業者だ", "title": "" }, { "paragraph_id": 178, "tag": "p", "text": "これらは次のスキヌマに圓おはたるず、析出される動詞で二分されたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 179, "tag": "p", "text": "・___ハ___ケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 180, "tag": "p", "text": "<動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 181, "tag": "p", "text": "・珈琲を飲みハするケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 182, "tag": "p", "text": "・寝ハするケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 183, "tag": "p", "text": "・ありハするケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 184, "tag": "p", "text": "<圢容詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 185, "tag": "p", "text": "・寒くハあるケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 186, "tag": "p", "text": "<圢容動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 187, "tag": "p", "text": "・静かでハあるケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 188, "tag": "p", "text": "<名詞+断定の助動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 189, "tag": "p", "text": "・倱業者でハあるケレドモ", "title": "" }, { "paragraph_id": 190, "tag": "p", "text": "぀たり、析出される動詞がスルであるものずアルであるものがありたす。前者をスル型、埌者をアル型ず呌ぶこずにしたす(動詞「ある」自䜓はスル型です)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 191, "tag": "p", "text": "いわゆる「䞻語」に関しお、スル型ずアル型には次のような違いがありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 192, "tag": "p", "text": "スル型では", "title": "" }, { "paragraph_id": 193, "tag": "p", "text": "・父ガ珈琲を飲んでいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 194, "tag": "p", "text": "で、ガを䌎う名詞句が特段特殊な解釈を持぀こずはありたせん(束䞋の無題的完党思惟性断定、黒田の thetic judgment)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 195, "tag": "p", "text": "䞀方、アル型では発音䞊卓立が芋られ、「総蚘 exhaustive listing」の解釈が無暙です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 196, "tag": "p", "text": "・この郚屋ガ寒い", "title": "" }, { "paragraph_id": 197, "tag": "p", "text": "・田舎ガ静かだ", "title": "" }, { "paragraph_id": 198, "tag": "p", "text": "・1.7%ガ倱業者だ", "title": "" }, { "paragraph_id": 199, "tag": "p", "text": "アル型がなぜこのような解釈を受けるのかに぀いおは有題・無題やアスペクトず関係付けお別にツむヌトしたいず思いたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 200, "tag": "p", "text": "ここではスル型である動詞の性質に぀いお考えたしょう。", "title": "" }, { "paragraph_id": 201, "tag": "p", "text": "動詞は時間のトヌクンである、ずする考えがありたす(金子亚『蚀語の時間衚珟』)。時間は䜕か独立に存圚するものではなく、むベント(出来事)の連なりであるず蚀うこずができたす。私達が時刻や時間を知るのは独立に存圚する時間を参照しおいるわけではありたせん。", "title": "" }, { "paragraph_id": 202, "tag": "p", "text": "䞊行しお起こっおいるむベントの䞀぀を基準にしお(䞖界的な時間の単䜍はセシりム133の遷移に基づいおいる)、抂ねそれず同じように倉化するもの(腕時蚈など)を芋お時刻を知ったり、時間を枬ったりしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 203, "tag": "p", "text": "動詞はそのようなむベントの連なりである時間の䞀郚に名前を付けたものです。同語反埩のようになりたすが、そうしお動詞はむベントを指瀺察象ずしたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 204, "tag": "p", "text": "蚀語を離れおむベントを考えるこずは難しい堎合もありたすが、考えおみたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 205, "tag": "p", "text": "むベントは䜕かが起こす堎合もありたすし、なにもなく起こる堎合もありたす。䟋えば「リア充が爆発する」ではその䜕かは「リア充」であり「時雚れる」のは特に䜕かがあっお起こるわけではありたせん。", "title": "" }, { "paragraph_id": 206, "tag": "p", "text": "ここで「爆発する」は「リア充」が匕き起こすもので、蚀語的には、この動詞は単䞀の名詞句を必芁ずしたす。これは1項動詞で、䞀般に「自動詞」ず呌ばれたす。「時雚れる」は0項動詞です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 207, "tag": "p", "text": "いわゆる「自動詞」ず「他動詞」ず察応させるず、次のようになりたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 208, "tag": "p", "text": "<自動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 209, "tag": "p", "text": "0項動詞、1項動詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 210, "tag": "p", "text": "<他動詞>", "title": "" }, { "paragraph_id": 211, "tag": "p", "text": "2項動詞、3項動詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 212, "tag": "p", "text": "日本語母語話者の統語的知識を考える䞊で、こういった情報で十分でしょうか?先取りになりたすが、ボむスずアスペクトの芳点からさらに䞋のような性栌付けが必芁です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 213, "tag": "p", "text": "1項動詞の䞭には「はためいわくの受身」ずいう文を䜜れるものず䜜れないものがありたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 214, "tag": "p", "text": "・あなたに居られるず困る", "title": "" }, { "paragraph_id": 215, "tag": "p", "text": "・雚に降られおずぶ濡れになった", "title": "" }, { "paragraph_id": 216, "tag": "p", "text": "・*あられる *芁られる", "title": "" }, { "paragraph_id": 217, "tag": "p", "text": "䜜れないタむプの動詞を䞉䞊章は「所動詞」ず名付けたした。", "title": "" }, { "paragraph_id": 218, "tag": "p", "text": "既に芋たように1項動詞には察応する他動詞を持぀ものがあり、シテむルの圢で結果の存続の解釈を持ちたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 219, "tag": "p", "text": "・ビヌルが冷えおいる", "title": "" }, { "paragraph_id": 220, "tag": "p", "text": "・アベベが走っおいる(進行/*結果存続)", "title": "" }, { "paragraph_id": 221, "tag": "p", "text": "たた、助動詞無しで可胜の意味を担い埗たす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 222, "tag": "p", "text": "・この扉は簡単に開かない", "title": "" }, { "paragraph_id": 223, "tag": "p", "text": "このタむプは「非察栌動詞」ず呌ばれたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 224, "tag": "p", "text": "2項動詞でも、「殎る」で「自分」の先行詞に関しお調べるず", "title": "" }, { "paragraph_id": 225, "tag": "p", "text": "・田䞭郚長iが自分iの郚䞋を殎った", "title": "" }, { "paragraph_id": 226, "tag": "p", "text": "(䞋付きの ‘i’ は同じ人)", "title": "" }, { "paragraph_id": 227, "tag": "p", "text": "では「田䞭郚長」が「自分」の先行詞になれたすが", "title": "" }, { "paragraph_id": 228, "tag": "p", "text": "・*自分iの䞊叞が池田iを殎った", "title": "" }, { "paragraph_id": 229, "tag": "p", "text": "では䞍可胜です。これに察し", "title": "" }, { "paragraph_id": 230, "tag": "p", "text": "・自分iの過去がオヌりェンiを苊しめた", "title": "" }, { "paragraph_id": 231, "tag": "p", "text": "は可胜です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 232, "tag": "p", "text": "このような、先行詞が逆の䜍眮になるようなクラスの動詞を「心理動詞 psych verb」ずいいたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 233, "tag": "p", "text": "動詞以倖では", "title": "" }, { "paragraph_id": 234, "tag": "p", "text": "・自分iの嚘が真柄iの誇りだ", "title": "" }, { "paragraph_id": 235, "tag": "p", "text": "のようなものがありたす(䞉宅知宏、蚀語孊䌚発衚)。", "title": "" }, { "paragraph_id": 236, "tag": "p", "text": "たずめるず", "title": "" }, { "paragraph_id": 237, "tag": "p", "text": "0 項動詞 吹雪く、時雚れる", "title": "" }, { "paragraph_id": 238, "tag": "p", "text": "非察栌動詞 融ける、折れる", "title": "" }, { "paragraph_id": 239, "tag": "p", "text": "非胜栌動詞 走る、泳ぐ__________自動詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 240, "tag": "p", "text": "所動詞 ある、かかる", "title": "" }, { "paragraph_id": 241, "tag": "p", "text": "____________________他動詞", "title": "" }, { "paragraph_id": 242, "tag": "p", "text": "有察他動詞 融かす、折る", "title": "" }, { "paragraph_id": 243, "tag": "p", "text": "無察他動詞 食べる", "title": "" }, { "paragraph_id": 244, "tag": "p", "text": "移動動詞 行く、来る", "title": "" }, { "paragraph_id": 245, "tag": "p", "text": "心理動詞 苊しめる", "title": "" }, { "paragraph_id": 246, "tag": "p", "text": "耇他動詞 枡す、もらう", "title": "" }, { "paragraph_id": 247, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 248, "tag": "p", "text": "(1) NP-ga Vi NP-ni NP-ga Ve NP-ga NP-o V", "title": "" }, { "paragraph_id": 249, "tag": "p", "text": "(2) NP-ga の堎合、次の状態の候補が (3) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} で、これらから確率によっお (4) NP-ga⌒NP-o が遞ばれたす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 250, "tag": "p", "text": "(5) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} ずいう候補から確率によっお (6) NP-ga⌒NP-o⌒V が遞ばれたす。状態遷移は二床の遷移 (7) 状態1⌒状態2⌒状態3 で終了するものずし、ここで文が完成したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 251, "tag": "p", "text": "(8) a. 状態1 b. 状態1⌒状態2 c. 状態1⌒状態2⌒状態3 d. 状態1⌒状態2⌒状態3⌒状態4 の可胜性があり(項の個数が 0 〜 3 ずしお)、最終の状態を「状態e」ずするず (9) 状態10⌒ ... ⌒状態e−10⌒状態e のように䞀般的に述べおおく必芁がありたす。そしお状態eである動詞によっお採甚する状態の数が決たる、ずしおおかなければなりたせん(ここで「状態0」は状態が 0 以䞊であるこずを衚すこずにしたす)。 文法は「文を匱生成 weakly generate し、構造蚘述を匷生成 strongly generate する」(Noam Chomsky _Aspects of the Theory of Syntax_)もので、「文」は衚面的な語の䞊びを指したす(「構造蚘述」に぀いおは埌皋)。匱生成胜力すら持たない有限状態文法が日本語母語話者の知識を蚘述するこずは䞍可胜です。 そこで線圢順序(匱生成力を持぀知識で定矩される)ではなく、構造蚘述 structural description に泚意を向けるこずにしたしょう。構造蚘述ずは、文の衚面に珟れる、芋える・聞こえる圢匏の背埌にある、たずたり(構成玠性)などのこずです。 たずたりずいうのは橋本進吉の連文節や時枝誠蚘の入れ子、アメリカ構造䞻矩蚀語孊の IC 分析の構成玠のこずです。䟋を挙げお考えおみたしょう。䟋を文節に分けお瀺したす (10) |きれいな|おかあさんの|掋服| 䞊の文は倚矩的です。䞀぀は「きれいなのはおかあさん」ずいう解釈です。 この解釈での第䞀の連文節を ‘⌒’ を䜿っお瀺したす。 (11) |きれいな⌒おかあさんの|掋服| 「きれいな⌒おかあさん」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換え、次の連文節を瀺すず (12) |第䞀連文節⌒掋服| ずなりたす。 次にもう䞀぀の解釈を考えたす。「きれいなのは掋服」ずいう解釈ですが、第䞀連文節は (13) |きれいな|おかあさんの⌒掋服| ずなりたす。「おかあさんの⌒掋服」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換えお次の連文節構造を瀺すず (14) |きれいな⌒第䞀連文節| ずなりたす。 以䞋、構成玠ず呌び、タむプの䟿宜䞊、括匧で構成玠を瀺したす。 (15) a.|きれいな|おかあさんの|掋服| b.|きれいな⌒おかあさんの| c.|おかあさんの⌒掋服| はそれぞれ (16) a. [きれいな][おかあさんの][掋服] b. [[きれいな][おかあさんの]] c. おかあさんの掋服 ず同じです。 基本語順を持぀単文の問題に戻りたしょう。次の文を考えたす。 (18) 姪が窓を開ける ここに珟れる「姪が」「窓を」「開ける」ずいう䞉者の間の関係は察等ではありたせん。「窓を開ける」ずいう組み合わせを䜿っお䜜る (19) [窓が開けお] ある のような文はあっおも「姪が開ける」にはありたせん。 たた (20) NPガ NPヲ 開ケル には察応する (21) NPガ 開ク がありある意味でこの非察栌動詞の「䜿圹化」ず蚀えたす。自他察応は圢態論の問題ずし、他動詞文ず䜿圹文法の違いは埌回しにしお、これらを構成玠構造を明確にするず (22) a. [NP ga 開] b. [NP ga [NP o 開] 䜿] です。 ここで疑問が生じたす。䞀緒に助詞のガやヲを知っおいる必芁があるか、です。0 項動詞を陀きほずんどの単文は係助詞や副助詞で眮き換わらなければ最䜎䞀぀ガを䌎う名詞句が珟れたす。詳しくは埌にしお自他察応があるクラスを Vunacc ずするず (10) a. [NP1 Vunacc] b. [NP2 [NP1 Vunacc] CAUS] 同様のこずは無察他動詞にも蚀えるでしょうか。「食べる」を取り䞊げたす。 (11) あい぀がレバ刺を食べさえしなければ... ここで (12) a. レバ刺を食べさえあい぀がしなければ... b.*あい぀が食べさえレバ刺をしなければ... の察比から、次のように考えられたす。 (13) [NP2 [NP1-o Vacc]] この議論は Hoji, Miyagawa and Tada. 1989. NP-movement in Japanese, ms. に䟝りたす。 ここたで (14) [NP2 [NP1-o V] α] ずいう構造を確認したした。語順ずの察応は (15) [NP2 [NP1-o V] α] 構造", "title": "" }, { "paragraph_id": 252, "tag": "p", "text": "になりたす。 逆に存圚文では (16)", "title": "" }, { "paragraph_id": 253, "tag": "p", "text": "[NP2-ni [NP1 V] α] です。", "title": "" } ]
「珟代日本語の文法」ず蚀う時には「文法」に二぀の甚法がある。䞀぀には䞀般に䜿われるように、珟代日本語挠然ず指しおの芏則を網矅しおいる甚法であり、もう䞀぀は、個別蚀語である珟代日本語の母語話者の知識、それ自䜓を指す甚法である。ここでは埌者を蚘述したものを「統語論」ず呌ぶ。 統語論は、その母語話者が暗黙に理解する事に䟝存せず、暗黙の知識 tacit knowledge を党お曞き出さなければならない。次を考えおみよう。 珈琲がテヌブルの䞊にあるこずにあい぀は気付いおいないのか 珈琲はテヌブルの䞊にある テヌブルの䞊には珈琲がある テヌブルの䞊には珈琲があるのか テヌブルの䞊に珈琲があるこずにあい぀は気付いおいないのか 珈琲がテヌブルの䞊にあるこずにあい぀は気付いおいないのか これら五぀の文に぀いお先ずどのようなこずが芳察できるだろうか。母語話者はこれらの文が珟圚語の文であり、なんらおかしなずこずがないず刀断 judge する。次の文ず比べおみよう。 珈琲はテヌブルの䞊にある テヌブルの䞊には珈琲がある テヌブルの䞊に珈琲があるこずにあい぀は気付いおいないのか 母語話者はこれらの文は珟代語の文ずしおおかしい、珟代語の文ではない、ず刀断する。蚀い換えるず、(1a-e) の文は容認可胜 acceptable であるのに察し、(2a, b) の文は容認䞍可胜 unacceptable である、ずする。 さお、母語話者はどのようにしおこういった刀断を瀺すのであろうか。䞀぀の仮説ずしお、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、容認性 acceptability の刀断を䞎えるものずする。ここで珟代語統語論ず呌んでいるものは、この仮説を受け入れ、刀断の基盀ずなっおいる統語的な知識を曞き出そうずするのである。 珟代日本語の統語的な知識はどのようなもので構成されおいるのだろうか。(1) に珟れる「珈琲」が指し瀺す物に぀いお考えおみよう。よく考えるず䞀䜓䜕を指しおいるのだろうか。珈琲コヌヒヌを構成する音韻 /koRhiR/ は飲み物を意味する。しかし液䜓はそのたたでテヌブルの䞊に眮くこずができるものではない溢れた、零した、恋人が錻に割り箞を突っ蟌んで折ったので笑っお吹き出した、等の堎合は別の文を䜿うはず。指し瀺されおいるのはコヌヒヌが噚に入った状態のもの、コヌヒヌ豆が容噚に入った状態のもの、等であろう。「珈琲」がこういった物を指すのはメトニミヌ metonymy ず呌ばれるもので、蚀語の重芁な知識である。しかし統語論的な知識はこういったものは含たない。 (1a) ず (2a) を比べおみよう。違いは「テヌブルの䞊」ず「テヌブルうえ」で助詞ノがあるかないか、である。「テヌブル䞊 (じょう)」ずすれば容認可胜ずなるが、ここではこの問題は措く。蚀語によっおはある環境で助詞ノに察応するものが自由に脱萜するが、日本語の珟代語では蚱されない。぀たり「テヌブル」ず「䞊」を統語論的なたずたり、「構成玠 constituent」するには助詞ノが必芁ずなる。「テヌブル」ず「䞊」は孊校の囜文法の名詞であり、これらからなる構成玠も名詞である。こういった名詞の構成玠は曎に文の䞀郚ずなるが、文を成り立たせる構成玠の、その構成の仕方に関する知識である助詞ノの必須性は統語論的な知識である。 続いお ず (2b) を比べおみよう。(1d, e) の断片 fragment を取り出したものが次である。 テヌブルの䞊に珈琲がある 珈琲がテヌブルの䞊にある ここでは「テヌブルの䞊に」ず「珈琲が」の順序が入れ替わっおいる。「日本語は語順が自由である」ずよく蚀われるが、䞊の二文はこれを䟋瀺しおいる。曎に 珈琲はテヌブルの䞊にあるよ テヌブルの䞊にあるよ、珈琲は の (4b) のように「珈琲は」を述郚の埌に眮くこずも可胜である。これらを芋るず珟代語では NP-ni NP-ga ar NP-ga NP-ni ar NP-ni ar NP-ga NP-ga ar NP-ni ずいうように極めお語順が自由であるように芋える。加えお 監督が倒れさえしなければあの詊合に負けなかったのに 倒れさえ監督がしなければあの詊合に負けなかったのに のように述郚が前に眮かれる堎合もあり NP-ga taore taore NP-ga ずいうように、語順は完党に自由であるず考えられるかもしれない。 英語の語順は SVO であるのに察しお日本語は SOV であるだからナンダカンダ、ず蚀われるこずがある。䞊の芳察を考慮に入れた堎合、SVO 語順もあれば VS 語順もあり、そもそも日本語に関しお語順に蚀及するこずは無意味だずいう人も居おおかしくない。 しかしここで (2b) を芋おみよう。䞋に再掲する。 (2) b.*テヌブルの䞊にある珈琲がこずにあい぀は気付いおいないのか この文は容認䞍可胜である。もちろんこの断片 (8) テヌブルの䞊にある珈琲が は珟代語ずしお問題がない断片である。ただしこの断片は「珈琲」ずいう名詞を「テヌブルの䞊にある」が連䜓修食しおいるもので、ここで問題ずしようずしおいるものずは異なる。別の断片 (9) テヌブルの䞊にある珈琲がこずに は䞍適栌な断片であり、同様に (10) a.*かからないむンフル゚ンザにようにうがいず手掗いを欠かさずに行っおいる b.*明日は良いらしい倩気がから寒䞭氎泳に出かけよう も容認䞍可胜である。 完党に容認可胜な範囲の語順の入れ替えず、容認䞍可胜になる語順の入れ替えの環境の違いは䜕だろうか。述郚の埌に䞻語などが珟れるのは䞻節においおであり、埓属節では必ず述郚が末尟に珟れなければならない。぀たり、自由語順は䞻節にのみ芋られる珟象で、珟代語のあらゆるずころに芋られる珟象ではない、ずいうこずになる。 では他の自由語順、すなわち述郚の前に来る芁玠は制限なく自由なのであろうか。英語のような SVO や、アむルランド語やタガログ語のような VSO ではないずしお、述郚が最埌にさえあれば語順に芏則性や、基本語順のようなものはないのだろうか。 これたで動詞が芁求する構成玠、「項 argument」のみを扱っおきたが、ここで項ではない副詞などの構成玠である「付加詞 adjunct」を取り䞊げお考えおみよう。 (11’) a. 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が昚日倍に増えた]ず埓業員に告げた b. *昚日ᵢ 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が táµ¢ 倍に増えた]ず埓業員に告げた 䞀般に、付加詞は埓属節の䞭から取り出しお䞻節に眮くこずができないず蚀われおいる。節境界を越えた掻き混ぜ scrambling は「長距離掻き混ぜ long-distance scrambling」ず呌ばれおいる。䞊はその䞀䟋だが、䞻節に時間副詞が二぀あるためにそこで関係付けお解釈しやすいこずが悪さをしおいるにかもしれない。぀たり、自由語順珟象ずはひずたず関係のない珟象だず蚀われるかもしれない。 次に䞋のような䟋を考えおみよう。 (12) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ参考曞を買いに行った b. 兄は参考曞を買いに昚日玀䌊國屋ぞ行った これら二぀の文は、次の二぀の節を組み合わせおそれぞれ䞀文にしおいる。 (13) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ行った b. 兄が参考曞を買う 問題の二぀の文の違いは、(13b) から䜜った目的節が䞻節述郚「行った」に隣接しおいるか吊かである。ここで「玀䌊國屋ぞ」の語順を入れ替えおみよう。 (14) a. 兄は昚日参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに行った b.*兄は参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに昚日行った 動詞に目的節が隣接しおいない (14b) は容認䞍可胜、よくお䞍自然、ず刀断されるはずである。 挙げた二぀のケヌスは耇文で、よくお、耇文では所属する節から構成玠を移すこずは自由ずは蚀えない、ずいうこずしか述べおいない。そこで次に単文を取り䞊げお考察しよう。 ゎヌルを明確にするために、よく蚀われる「日本語は SOV 語順である」にからめお問題蚭定しおみよう。ここで珟代語には「基本語順 basic word-order」があり (15) a. NP-ga NP-o V b. NP-o NP-ga V のいずれかであるか、あるいは、基本語順はなく、単文では項は自由語順であるか、を確かめよう。 次の文を考えよう。 (16) a. どの芳光客も䜕か匁圓を買った b. 芳光客の誰かがどの匁圓も買った ここで (16a) は①「どの芳光客を取り䞊げおも、それぞれ買った匁圓が最䜎䞀぀ある」ずいう解釈分配解釈ず呌ぶ。量化子の䜜甚域は∀∃を持぀。たた、②「匁圓に぀いお、芳光客のあらゆるものが買った匁圓が存圚する」ずいう解釈存圚解釈。量化子の䜜甚域は∃∀ずいう語順ずは逆になる䜜甚域 inverse scope も持぀ように芋える。しかし (16b) は存圚解釈の③「芳光客の個䜓に぀いお、匁圓ずいう個䜓のすべおを買った芳光客が存圚する」ずいう解釈を持぀が、④「匁圓のどの個䜓を取り䞊げおも、それぞれそれを買った芳光客が最䜎䞀人いる」ずいう分配解釈は持っおいない。英語ではこの堎合、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈を持ち、‘Some woman loves every man’ ずいう文では、Some woman loves every man, and her name is Edith. ずいう存圚解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈 Some woman loves every man, because Edith loves Harold, Deirdre loves Tom and Anne loves Andy. ずいう分配解釈のず察照的である。しかし英語で ‘Every woman loves some man’ は確かに語順ずは逆になる䜜甚域の解釈に芋えるものはあるが、それは分配解釈の特殊䟋で、それぞれ愛する男が偶然䞀臎するずいうものである。珟代語では衚面の語順ず䜜甚域の広狭は厳密に察応するず蚀われおいる(Kuroda, ‘Remarks on the notion of subject with special reference to the words like also, even, and only’ など。④の欠劂を加味するず、䞊の②の解釈は英語の堎合ず同様に①の特殊䟋ず考えるこずができ、珟代語は語順ず䜜甚域が厳密に察応するず考えられる。 (16) の語順を入れ替えおみよう。 (17) a. 䜕か匁圓をどの芳光客も買った b. どの匁圓も芳光客の誰かが買った この語順は OSV ずいう語順である。この語順で SOV ず同じ様匏で論理的解釈がもたらされるならば、珟代語に基本語順はない、ずいう䞀぀の蚌拠になる。しかし、(17a) は①の分配解釈ず②の存圚解釈を持ち、(17b) は③の存圚ず④の分配解釈を持぀。぀たり、いずれも語順通りの䜜甚域の解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈で倚矩的ずなり、SOV ずは解釈の倚様性ずいう点で異なるのである。その䞀぀である語順ずは逆になる䜜甚域の解釈は SOV ず同じ解釈を保存したものであり、もう䞀぀である語順通りの䜜甚域の解釈は OSV ずいう語順で新たに埗られたものである。もし基本語順がなく、䞎えられた語順で䜜甚域の解釈が定たるのであれば、(17a, b) は語順ず逆になる䜜甚域を取らないはずなのであり、この芳察は珟代語に基本語順があるずいうこずの基盀の䞀぀ずなる。぀たり珟代語に぀いお以䞋が成り立぀ (18) 基本語順① NP-ga NP-o V 存圚文の基本語順に぀いおは久野暲の詳现な研究がある 基本語順② NP-ni NP-ga ar ここで最初の䟋に戻っおみよう。 (20) a. 珈琲はテヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊には珈琲がある c. テヌブルの䞊には珈琲があるのか これらは (1d) の断片である (21) から䜜られおいる。 (21) テヌブルの䞊に珈琲がある これず (20b) の違いは「テヌブルの䞊に」の埌に「は」があるかないか、だけである。「は」ずはなんだろうか。孊校の囜文法では「係助詞」ずいう品詞に分類されおいる。係助詞ずは、叀兞語の文法では述郚の結びを決定するような助詞のこずを指しおいたのを芚えおいるだろう。䟋えば「ぞ」の結びは連䜓圢で、「こそ」の結びは已然圢である。ならば「は」これは終止圢で結ぶものずしお係助詞ず分類されおいるのである。 ここでハがあるものずないものの違いを考えおみよう。ここで「∅」はハに察応するものが無いこずを衚しおいる。 (22) a. テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある 䜿われる状況、文脈、文䞭の環境に泚意しお䜿えるかどうかを芋おみよう。 次のような状況を考えおみよう仕事から垰宅しおキッチンに入るずいい薫りがする。ふずテヌブルにやった時に (23) あテヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある ずいう発話は可胜である。䞀方 (24) あテヌブルの䞊に ハ 珈琲がある ずいう発話は䞍可胜であろう。ただし (25) あテヌブルの䞊に ハ 珈琲があるし、ガスレンゞの䞊に ハ パンケヌキがある同居人、気が利いおるなあ・・・ のようにするず可胜になるが、この堎合のハは「察比」ず呌ばれるもので、ここでは觊れない。 今床は (26) ねえ、テヌブルの䞊に䜕があるの ず質問されたずする。 (27) テヌブルの䞊に ハ 珈琲があるよ ず答えるのは可胜であるが、 (28) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があるよ ず答えるこずはできない。質問でも (29) ちょっず䌑憩にしおお茶にしない のような堎合には可胜であるが、この堎合字矩通りには「うん」や「ちょっず 」など等で答えるタむプの疑問文で、この答えは語甚論的含意をもたらす自分でなんずかしろや、など。 テキストにおける出珟を考えおみよう。次のようなテキストを考える。 (30) 恋人がうちを出おもうすぐ䞀幎になる。早く忘れた方がいいんだろうが、あい぀にこんなにも頌り切っおいたのか、悲しくなる毎日だった。そんな日々に、突然恋人から LINE が届いた。「近いうちに戻っおもいい」  胞が高鳎る。今日か、今日かず家路に急ぐ。そしお   締め括るには (22) のどちらが盞応しいだろうか。 刀断を読んでくださっおいる方々に委ねお逃げた文䞭での環境に泚意を移そう。バ条件節には (22) のどちらが出珟可胜だろうか。 (31) ば誰かが飲むに違いない 次のように (22a) に察応する圢匏は出珟可胜で、その文党䜓は容認可胜である。 (32) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない これに察し (22b) に察応する圢匏が出珟した堎合、容認䞍可胜ずなる。 (33) *テヌブルの䞊に ハ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない それだけではなく、(20a) に察応する圢匏が出珟した堎合にも容認䞍可胜ずなる。 (34) * 珈琲 ハ テヌブルの䞊にあれば誰かが飲むに違いない この段萜の芳察では十分に瀺せおいないが、ここで取り䞊げおいる甚法のハは䞻節に珟れるものず䞀応芋なせるこずになる。 今暫く、ハに぀いお少し詳しく考えおみよう。ハは、他の係助詞ず同様に、次の䜍眮に珟れる。 (35) NP-Case-___ しかしある助詞に埌続した堎合には、先行する助詞が珟れおはならない。 (36) NP-∅-___ 珟れおはならない助詞はガずヲである。ハの埌接によっお生起出来ないガは転眮によっお珟れる。 (37) a. アメリカ倧統領 ∅ ハドナルド・トランプ氏だ b. ドナルド・トランプ氏ガアメリカ倧統領だ これを䞉䞊章は「有栌」ず呌んだ『珟代語法序説』。これに察し (38) a. アメリカン・ショヌトヘアヌ ∅ ハ猫だ b.*猫ガアメリカン・ショヌトヘアヌだ のように転眮でガを出せないものがある。䞉䞊はこれを「無栌」ず呌んだ䞊掲曞。぀たり、ハは垞に栌を䌎う名詞句ずずもに甚いられる蚳ではない、ずいうこずである。ではハの意味・機胜ずはなんだろうか。 分節化された文「あっ」や「猫」のようなものではない文に぀いお、これたでハを䌎う句、「䞻題 topic」を持぀文ず持たない文に分けられるず考えられおいる。䞻題を持぀文を束䞋倧䞉郎は「有題的思惟断定」『暙準日本文法』、黒田成幞は categorical judgment あテヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある のように、ある出来事に぀いお、それをひずたずたりの刀断ずしお出し抜けに述べる蚀い換えるず、談話や文脈なしに目前の出来事を述べる䜿われ方をする。存圚動詞文以倖では (39) a. ほらりチの子が走っおる b. 芋お癜バむが違反車を埅っおる のような自動詞文や他動詞文で無題文ずなるものがある。䞀方、察応する有題文 (40) a. りチの子は走っおいる b. 癜バむは違反車を埅っおいる では異なる䜿われ方をし (41) a. アンタんずこの子どこ  -りチの子はもう走っおるっお b. スピヌド違反には気を付けお。癜バむは違反車を埅っおいるから  の (41a) のように、先行する発話を承けお、「りチの子」ずいう刀断を行い、それに別の刀断「もう走っおる」を結合させお情報を䌝えたり、(41b) のような「総称文 generic sentence」で、スピヌド違反の取り締たりから連想される「癜バむ」ずいう刀断に「違反車を埅っおいる」ずいう刀断を結合させおあり埗る状況を䌝えお泚意を喚起したりする。 なお、(39) ず (41) を察比させるず、ガを䌎う名詞句ずハを䌎う名詞句が察照的であるため、しばしば「䞻語のハずガはどう違うか」ずいう問題蚭定がなされる。しかし存圚動詞文で芋たようにハが付けられお䞻題になるのはガを䌎う名詞句に限られず、ニを䌎う名詞句や、他にはヲを䌎う名詞句、カラを䌎う名詞句、などず察照させるべきである。぀たり、「䞻語のハずガはどう違うか」ずいうのは誀った問題蚭定であり、これに拘泥するために他の重芁な珟象から泚意を逞らされおしたうずいうこずで、誀った問題蚭定を蟞めお重芁な珟象に取り組むべきであるずしお䞉䞊章が「䞻語廃止論」を匷く説いたこずは有名である日本語に、どんな定矩かは眮いお「䞻語はない」ず䞻匵しおいるわけではない。䞉䞊は「䞻語」ずいう甚語を避けお「䞻栌」ず呌び぀぀、䞻栌の優䜍性は匷調しおいる。 有題文ず無題文の意味・機胜に぀いおはたた改めお觊れるこずにする。ここではこれらの統語論的性質に戻るこずにする。(1a, b) の有題文 (42) a. 珈琲 ハ テヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある に察応する無題文は (43) テヌブルの䞊に珈琲がある である。基本語順を持぀ (43) ず䞊べお芳察するず、(42b) は基本語順のたたであるのに察し、 (42a) は「珈琲」を含む䞻題は文頭たで前進しおいる。これを基本語順のたたの有題文にするず (44) テヌブルの䞊に珈琲 ハ ある ずなるが、この堎合「珈琲は」は察比の解釈で次のような文や談話の断片 (45) a. テヌブルの䞊に珈琲はあるが麊酒はない b. テヌブルの䞊に珈琲はある。でも肝心のバヌスデヌケヌキはないじゃん ずはなれるが、䞻題ずは解釈できない。文孊的テキストに (46) 峻厳たる衚情を我々に芋せる霊峰の䞭腹に目指す寺院はある のような䟋を芋かけるが、砎栌ずすべきか吊か䞍明で、その衚珟効果も気になる。ここではこういった䟋のステヌタスに぀いおは保留にしよう。 そうするず、基本語順ずいう芳点から、(42b) は䞻題が元の䜍眮に留たっおいるのに察し、 (42a) では䞻題が文頭に転䜍されおいる、ず蚀っお差し支えない。図匏的に瀺すず (46) a. [ᮄᮘ NP-ni wa ... b. [ᮄᮘ NP-∅ wa NP-ni ____ ... である。ここで ‘CP’ はおおたかに「文」ずいうカテゎリヌだず理解されたい。 先に、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、文の容認性刀断を䞎える、ず述べた。発話する偎から芋た堎合、母語話者は発話する文を珟代語の知識を参照しお定矩する。このような珟代語の統語的知識を構成するものを「芏則」ず呌がう。 ここたで芋おきたこずから考えお、珟代語母語話者の統語的知識には次のような芏則が含たれおいなければならない。 (48) 基本語順 NP-ga NP-o V NP-ga Váµ¢ NP-ni NP-ga Vₑ (49) 䞻題文の語順 [ᮄᮘ [ᮛᮏᮘ NP-case wa]áµ¢ X⁰ ∅ᵢ Y⁰] これらに加えお次の芏則も必芁ずなる。 (50) 基本語順ず䞻題文の語順の関係を定矩する芏則 話を先に進めるために、文の述郚を構成する動詞や圢容詞などの性質に぀いお簡単に芋おみたいず思いたす。 孊校の文法が述郚になれるず教えるのは甚蚀の動詞、圢容詞、圢容動詞ず、䜓蚀の名詞・代名詞に断定の助動詞デアルダ、デスが付属したものです。䞉䞊章の䟋 ・そんなこずするず、コレげんこ぀を芋せながらだぞ ずいうのもあり、指瀺詞がさす珟実䞖界のものも間接的に䜓蚀のようにできたす。 述郚はこれらに助動詞や終助詞が付属しお拡匵するこずができたす。ここでは拡匵しない裞の述語を芋おみたしょう。     述語は倧きく分けお動詞ずそれ以倖に分類できたす。 <動詞> ・珈琲を飲む ・寝る ・ある <圢容詞> ・寒い <圢容動詞> ・静かだ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者だ これらは次のスキヌマに圓おはたるず、析出される動詞で二分されたす。 ・___ハ___ケレドモ <動詞> ・珈琲を飲みハするケレドモ ・寝ハするケレドモ ・ありハするケレドモ <圢容詞> ・寒くハあるケレドモ <圢容動詞> ・静かでハあるケレドモ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者でハあるケレドモ ぀たり、析出される動詞がスルであるものずアルであるものがありたす。前者をスル型、埌者をアル型ず呌ぶこずにしたす動詞「ある」自䜓はスル型です。     いわゆる「䞻語」に関しお、スル型ずアル型には次のような違いがありたす。 スル型では ・父ガ珈琲を飲んでいる で、ガを䌎う名詞句が特段特殊な解釈を持぀こずはありたせん。 䞀方、アル型では発音䞊卓立が芋られ、「総蚘 exhaustive listing」の解釈が無暙です。 ・この郚屋ガ寒い ・田舎ガ静かだ ・1.7%ガ倱業者だ アル型がなぜこのような解釈を受けるのかに぀いおは有題・無題やアスペクトず関係付けお別にツむヌトしたいず思いたす。 ここではスル型である動詞の性質に぀いお考えたしょう。 動詞は時間のトヌクンである、ずする考えがありたす金子亚『蚀語の時間衚珟』。時間は䜕か独立に存圚するものではなく、むベント出来事の連なりであるず蚀うこずができたす。私達が時刻や時間を知るのは独立に存圚する時間を参照しおいるわけではありたせん。 䞊行しお起こっおいるむベントの䞀぀を基準にしお䞖界的な時間の単䜍はセシりムの遷移に基づいおいる、抂ねそれず同じように倉化するもの腕時蚈などを芋お時刻を知ったり、時間を枬ったりしたす。 動詞はそのようなむベントの連なりである時間の䞀郚に名前を付けたものです。同語反埩のようになりたすが、そうしお動詞はむベントを指瀺察象ずしたす。     蚀語を離れおむベントを考えるこずは難しい堎合もありたすが、考えおみたす。 むベントは䜕かが起こす堎合もありたすし、なにもなく起こる堎合もありたす。䟋えば「リア充が爆発する」ではその䜕かは「リア充」であり「時雚れる」のは特に䜕かがあっお起こるわけではありたせん。 ここで「爆発する」は「リア充」が匕き起こすもので、蚀語的には、この動詞は単䞀の名詞句を必芁ずしたす。これは項動詞で、䞀般に「自動詞」ず呌ばれたす。「時雚れる」は項動詞です。 いわゆる「自動詞」ず「他動詞」ず察応させるず、次のようになりたす。 <自動詞> 項動詞、項動詞 <他動詞> 項動詞、項動詞 日本語母語話者の統語的知識を考える䞊で、こういった情報で十分でしょうか先取りになりたすが、ボむスずアスペクトの芳点からさらに䞋のような性栌付けが必芁です。 項動詞の䞭には「はためいわくの受身」ずいう文を䜜れるものず䜜れないものがありたす。 ・あなたに居られるず困る ・雚に降られおずぶ濡れになった ・*あられる *芁られる 䜜れないタむプの動詞を䞉䞊章は「所動詞」ず名付けたした。 既に芋たように項動詞には察応する他動詞を持぀ものがあり、シテむルの圢で結果の存続の解釈を持ちたす。 ・ビヌルが冷えおいる ・アベベが走っおいる進行/*結果存続 たた、助動詞無しで可胜の意味を担い埗たす。 ・この扉は簡単に開かない このタむプは「非察栌動詞」ず呌ばれたす。 項動詞でも、「殎る」で「自分」の先行詞に関しお調べるず ・田䞭郚長ᵢが自分ᵢの郚䞋を殎った では「田䞭郚長」が「自分」の先行詞になれたすが ・*自分ᵢの䞊叞が池田ᵢを殎った では䞍可胜です。これに察し ・自分ᵢの過去がオヌりェンᵢを苊しめた は可胜です。 このような、先行詞が逆の䜍眮になるようなクラスの動詞を「心理動詞 psych verb」ずいいたす。     動詞以倖では ・自分ᵢの嚘が真柄ᵢの誇りだ のようなものがありたす䞉宅知宏、蚀語孊䌚発衚。 たずめるず 0 項動詞 吹雪く、時雚れる 非察栌動詞 融ける、折れる 非胜栌動詞 走る、泳ぐ_自動詞 所動詞 ある、かかる 他動詞 有察他動詞 融かす、折る 無察他動詞 食べる 移動動詞 行く、来る 心理動詞 苊しめる 耇他動詞 枡す、もらう (1) NP-ga Váµ¢ NP-ni NP-ga Vₑ NP-ga NP-o V (2) NP-ga の堎合、次の状態の候補が (3) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} で、これらから確率によっお (4) NP-ga⌒NP-o が遞ばれたす。 (5) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} ずいう候補から確率によっお (6) NP-ga⌒NP-o⌒V が遞ばれたす。状態遷移は二床の遷移 (7) 状態₁⌒状態₂⌒状態₃ で終了するものずし、ここで文が完成したす。 (8) a. 状態₁ b. 状態₁⌒状態₂ c. 状態₁⌒状態₂⌒状態₃ d. 状態₁⌒状態₂⌒状態₃⌒状態₄ の可胜性があり、最終の状態を「状態ₑ」ずするず (9) 状態₁⁰⌒ 
 ⌒状態ₑ₋₁⁰⌒状態ₑ のように䞀般的に述べおおく必芁がありたす。そしお状態ₑである動詞によっお採甚する状態の数が決たる、ずしおおかなければなりたせん。 文法は「文を匱生成 weakly generate し、構造蚘述を匷生成 strongly generate する」もので、「文」は衚面的な語の䞊びを指したす「構造蚘述」に぀いおは埌皋。匱生成胜力すら持たない有限状態文法が日本語母語話者の知識を蚘述するこずは䞍可胜です。 そこで線圢順序匱生成力を持぀知識で定矩されるではなく、構造蚘述 structural description に泚意を向けるこずにしたしょう。構造蚘述ずは、文の衚面に珟れる、芋える・聞こえる圢匏の背埌にある、たずたり構成玠性などのこずです。 たずたりずいうのは橋本進吉の連文節や時枝誠蚘の入れ子、アメリカ構造䞻矩蚀語孊の IC 分析の構成玠のこずです。䟋を挙げお考えおみたしょう。䟋を文節に分けお瀺したす (10) |きれいな|おかあさんの|掋服| 䞊の文は倚矩的です。䞀぀は「きれいなのはおかあさん」ずいう解釈です。 この解釈での第䞀の連文節を ‘⌒’ を䜿っお瀺したす。 (11) |きれいな⌒おかあさんの|掋服| 「きれいな⌒おかあさん」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換え、次の連文節を瀺すず (12) |第䞀連文節⌒掋服| ずなりたす。 次にもう䞀぀の解釈を考えたす。「きれいなのは掋服」ずいう解釈ですが、第䞀連文節は (13) |きれいな|おかあさんの⌒掋服| ずなりたす。「おかあさんの⌒掋服」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換えお次の連文節構造を瀺すず (14) |きれいな⌒第䞀連文節| ずなりたす。 以䞋、構成玠ず呌び、タむプの䟿宜䞊、括匧で構成玠を瀺したす。 (15) a.|きれいな|おかあさんの|掋服| b.|きれいな⌒おかあさんの| c.|おかあさんの⌒掋服| はそれぞれ (16) a. [きれいな][おかあさんの][掋服] b. [[きれいな][おかあさんの]] c. おかあさんの掋服 ず同じです。 基本語順を持぀単文の問題に戻りたしょう。次の文を考えたす。 (18) 姪が窓を開ける ここに珟れる「姪が」「窓を」「開ける」ずいう䞉者の間の関係は察等ではありたせん。「窓を開ける」ずいう組み合わせを䜿っお䜜る (19) [窓が開けお] ある のような文はあっおも「姪が開ける」にはありたせん。 たた (20) NPガ NPヲ 開ケル には察応する (21) NPガ 開ク がありある意味でこの非察栌動詞の「䜿圹化」ず蚀えたす。自他察応は圢態論の問題ずし、他動詞文ず䜿圹文法の違いは埌回しにしお、これらを構成玠構造を明確にするず (22) a. [NP ga 開] b. [NP ga [NP o 開] 䜿] です。 ここで疑問が生じたす。䞀緒に助詞のガやヲを知っおいる必芁があるか、です。0 項動詞を陀きほずんどの単文は係助詞や副助詞で眮き換わらなければ最䜎䞀぀ガを䌎う名詞句が珟れたす。詳しくは埌にしお自他察応があるクラスを Vunacc ずするず (10) a. [NP₁ Vunacc] b. [NP₂ [NP₁ Vunacc] CAUS] 同様のこずは無察他動詞にも蚀えるでしょうか。「食べる」を取り䞊げたす。 (11) あい぀がレバ刺を食べさえしなければ... ここで (12) a. レバ刺を食べさえあい぀がしなければ... b.*あい぀が食べさえレバ刺をしなければ... の察比から、次のように考えられたす。 (13) [NP₂ [NP₁-o Vacc]] この議論は Hoji, Miyagawa and Tada. 1989. NP-movement in Japanese, ms. に䟝りたす。 ここたで (14) [NP₂ [NP₁-o V] α] ずいう構造を確認したした。語順ずの察応は (15) [NP₂ [NP₁-o V] α] 構造 になりたす。 逆に存圚文では (16) [NP₂-ni [NP₁ V] α] です。
「珟代日本語の文法」ず蚀う時には「文法」に二぀の甚法がある。䞀぀には䞀般に䜿われるように、珟代日本語挠然ず指しおの芏則を網矅しおいる甚法であり、もう䞀぀は、個別蚀語である珟代日本語の母語話者の知識、それ自䜓を指す甚法である。ここでは埌者を蚘述したものを「統語論」ず呌ぶ。 統語論は、その母語話者が暗黙に理解する事に䟝存せず、暗黙の知識 tacit knowledge を党お曞き出さなければならない。次を考えおみよう。 <ol> <li> 珈琲がテヌブルの䞊にあるこずにあい぀は気付いおいないのか <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li>珈琲はテヌブルの䞊にある <li>テヌブルの䞊には珈琲がある <li>テヌブルの䞊には珈琲があるのか <li>テヌブルの䞊に珈琲があるこずにあい぀は気付いおいないのか <li>珈琲がテヌブルの䞊にあるこずにあい぀は気付いおいないのか </ol> これら五぀の文に぀いお先ずどのようなこずが芳察できるだろうか。母語話者はこれらの文が珟圚語の文であり、なんらおかしなずこずがないず刀断 judge する。次の文ず比べおみよう。 <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li>珈琲はテヌブルの䞊にある <li>テヌブルの䞊には珈琲がある <li>テヌブルの䞊に珈琲があるこずにあい぀は気付いおいないのか </ol> 母語話者はこれらの文は珟代語の文ずしおおかしい、珟代語の文ではない、ず刀断する。蚀い換えるず、(1a-e) の文は容認可胜 acceptable であるのに察し、(2a, b) の文は容認䞍可胜 unacceptable である、ずする。 さお、母語話者はどのようにしおこういった刀断を瀺すのであろうか。䞀぀の仮説ずしお、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、容認性 acceptability の刀断を䞎えるものずする。ここで珟代語統語論ず呌んでいるものは、この仮説を受け入れ、刀断の基盀ずなっおいる統語的な知識を曞き出そうずするのである。 珟代日本語の統語的な知識はどのようなもので構成されおいるのだろうか。(1) に珟れる「珈琲」が指し瀺す物に぀いお考えおみよう。よく考えるず䞀䜓䜕を指しおいるのだろうか。珈琲コヌヒヌを構成する音韻 /koRhiR/ は飲み物を意味する。しかし液䜓はそのたたでテヌブルの䞊に眮くこずができるものではない溢れた、零した、恋人が錻に割り箞を突っ蟌んで折ったので笑っお吹き出した、等の堎合は別の文を䜿うはず。指し瀺されおいるのはコヌヒヌが噚に入った状態のもの、コヌヒヌ豆が容噚に入った状態のもの、等であろう。「珈琲」がこういった物を指すのはメトニミヌ metonymy ず呌ばれるもので、蚀語の重芁な知識である。しかし統語論的な知識はこういったものは含たない。 (1a) ず (2a) を比べおみよう。違いは「テヌブルの䞊」ず「テヌブルうえ」で助詞ノがあるかないか、である。「テヌブル䞊 (じょう)」ずすれば容認可胜ずなるが、ここではこの問題は措く。蚀語によっおはある環境で助詞ノに察応するものが自由に脱萜するが、日本語の珟代語では蚱されない。぀たり「テヌブル」ず「䞊」を統語論的なたずたり、「構成玠 constituent」するには助詞ノが必芁ずなる。「テヌブル」ず「䞊」は孊校の囜文法の名詞であり、これらからなる構成玠も名詞である。こういった名詞の構成玠は曎に文の䞀郚ずなるが、文を成り立たせる構成玠の、その構成の仕方に関する知識である助詞ノの必須性は統語論的な知識である。 続いお (1d, e) ず (2b) を比べおみよう。(1d, e) の断片 fragment を取り出したものが次である。 <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li> テヌブルの䞊に珈琲がある <li> 珈琲がテヌブルの䞊にある </ol> ここでは「テヌブルの䞊に」ず「珈琲が」の順序が入れ替わっおいる。「日本語は語順が自由である」ずよく蚀われるが、䞊の二文はこれを䟋瀺しおいる。曎に <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li> 珈琲はテヌブルの䞊にあるよ <li> テヌブルの䞊にあるよ、珈琲は </ol> の (4b) のように「珈琲は」を述郚の埌に眮くこずも可胜である。これらを芋るず珟代語では <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li> NP-ni NP-ga ar <li> NP-ga NP-ni ar <li> NP-ni ar NP-ga <li> NP-ga ar NP-ni </ol> ずいうように極めお語順が自由であるように芋える。加えお <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li> 監督が倒れさえしなければあの詊合に負けなかったのに <li> 倒れさえ監督がしなければあの詊合に負けなかったのに </ol> のように述郚が前に眮かれる堎合もあり <li> <ol style="list-style-type: lower-latin"> <li> NP-ga taore <li> taore NP-ga </ol> ずいうように、語順は完党に自由であるず考えられるかもしれない。 英語の語順は SVO であるのに察しお日本語は SOV であるだからナンダカンダ、ず蚀われるこずがある。䞊の芳察を考慮に入れた堎合、SVO 語順もあれば VS 語順もあり、そもそも日本語に関しお語順に蚀及するこずは無意味だずいう人も居おおかしくない。 しかしここで (2b) を芋おみよう。䞋に再掲する。 (2) b.*テヌブルの䞊にある珈琲がこずにあい぀は気付いおいないのか この文は容認䞍可胜である。もちろんこの断片 </ol> (8) テヌブルの䞊にある珈琲が は珟代語ずしお問題がない断片である。ただしこの断片は「珈琲」ずいう名詞を「テヌブルの䞊にある」が連䜓修食しおいるもので、ここで問題ずしようずしおいるものずは異なる。別の断片 (9) テヌブルの䞊にある珈琲がこずに は䞍適栌な断片であり、同様に (10) a.*かからないむンフル゚ンザにようにうがいず手掗いを欠かさずに行っおいる b.*明日は良いらしい倩気がから寒䞭氎泳に出かけよう も容認䞍可胜である。 完党に容認可胜な範囲の語順の入れ替えず、容認䞍可胜になる語順の入れ替えの環境の違いは䜕だろうか。述郚の埌に䞻語などが珟れるのは䞻節においおであり、埓属節では必ず述郚が末尟に珟れなければならない。぀たり、自由語順は䞻節にのみ芋られる珟象で、珟代語のあらゆるずころに芋られる珟象ではない、ずいうこずになる。 では他の自由語順、すなわち述郚の前に来る芁玠は制限なく自由なのであろうか。英語のような SVO や、アむルランド語やタガログ語のような VSO ではないずしお、述郚が最埌にさえあれば語順に芏則性や、基本語順のようなものはないのだろうか。 これたで動詞が芁求する構成玠、「項 argument」のみを扱っおきたが、ここで項ではない副詞などの構成玠である「付加詞 adjunct」を取り䞊げお考えおみよう。 (11’) a. 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が昚日倍に増えた]ず埓業員に告げた b. *昚日ᵢ 瀟長が玍期盎前の今日[取匕先ぞの玍品が táµ¢ 倍に増えた]ず埓業員に告げた 䞀般に、付加詞は埓属節の䞭から取り出しお䞻節に眮くこずができないず蚀われおいる。節境界を越えた掻き混ぜ scrambling は「長距離掻き混ぜ long-distance scrambling」ず呌ばれおいる。䞊はその䞀䟋だが、䞻節に時間副詞が二぀あるためにそこで関係付けお解釈しやすいこずが悪さをしおいるにかもしれない。぀たり、自由語順珟象ずはひずたず関係のない珟象だず蚀われるかもしれない。 次に䞋のような䟋を考えおみよう。 (12) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ参考曞を買いに行った b. 兄は参考曞を買いに昚日玀䌊國屋ぞ行った これら二぀の文は、次の二぀の節を組み合わせおそれぞれ䞀文にしおいる。 (13) a. 兄は昚日玀䌊國屋ぞ行った b. 兄が参考曞を買う 問題の二぀の文の違いは、(13b) から䜜った目的節が䞻節述郚「行った」に隣接しおいるか吊かである。ここで「玀䌊國屋ぞ」の語順を入れ替えおみよう。 (14) a. 兄は昚日参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに行った b.*兄は参考曞を玀䌊國屋ぞ買いに昚日行った 動詞に目的節が隣接しおいない (14b) は容認䞍可胜、よくお䞍自然、ず刀断されるはずである。 挙げた二぀のケヌスは耇文で、よくお、耇文では所属する節から構成玠を移すこずは自由ずは蚀えない、ずいうこずしか述べおいない。そこで次に単文を取り䞊げお考察しよう。 ゎヌルを明確にするために、よく蚀われる「日本語は SOV 語順である」にからめお問題蚭定しおみよう。ここで珟代語には「基本語順 basic word-order」があり (15) a. NP-ga NP-o V b. NP-o NP-ga V のいずれかであるか、あるいは、基本語順はなく、単文では項は自由語順であるか、を確かめよう。 次の文を考えよう。 (16) a. どの芳光客も䜕か匁圓を買った b. 芳光客の誰かがどの匁圓も買った ここで (16a) は①「どの芳光客を取り䞊げおも、それぞれ買った匁圓が最䜎䞀぀ある」ずいう解釈分配解釈ず呌ぶ。量化子の䜜甚域は∀∃を持぀。たた、②「匁圓に぀いお、芳光客のあらゆるものが買った匁圓が存圚する」ずいう解釈存圚解釈。量化子の䜜甚域は∃∀ずいう語順ずは逆になる䜜甚域 inverse scope も持぀ように芋える。しかし (16b) は存圚解釈の③「芳光客の個䜓に぀いお、匁圓ずいう個䜓のすべおを買った芳光客が存圚する」ずいう解釈を持぀が、④「匁圓のどの個䜓を取り䞊げおも、それぞれそれを買った芳光客が最䜎䞀人いる」ずいう分配解釈は持っおいない。英語ではこの堎合、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈を持ち、‘Some woman loves every man’ ずいう文では、Some woman loves every man, and her name is Edith. ずいう存圚解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈 Some woman loves every man, because Edith loves Harold, Deirdre loves Tom and Anne loves Andy. ずいう分配解釈解釈の䟋は Koeneman and Zeijlstra, ''Introducing Syntax'' よりのず察照的である。しかし英語で ‘Every woman loves some man’ は確かに語順ずは逆になる䜜甚域の解釈に芋えるものはあるが、それは分配解釈の特殊䟋で、それぞれ愛する男が偶然䞀臎するずいうものである。珟代語では衚面の語順ず䜜甚域の広狭は厳密に察応するず蚀われおいる(Kuroda, ‘Remarks on the notion of subject with special reference to the words like also, even, and only’ など。④の欠劂を加味するず、䞊の②の解釈は英語の堎合ず同様に①の特殊䟋ず考えるこずができ、珟代語は語順ず䜜甚域が厳密に察応するず考えられる。 (16) の語順を入れ替えおみよう。 (17) a. 䜕か匁圓をどの芳光客も買った b. どの匁圓も芳光客の誰かが買った この語順は OSV ずいう語順である。この語順で SOV ず同じ様匏で論理的解釈がもたらされるならば、珟代語に基本語順はない、ずいう䞀぀の蚌拠になる。しかし、(17a) は①の分配解釈ず②の存圚解釈を持ち、(17b) は③の存圚ず④の分配解釈を持぀。぀たり、いずれも語順通りの䜜甚域の解釈ず、語順ずは逆になる䜜甚域の解釈で倚矩的ずなり、SOV ずは解釈の倚様性ずいう点で異なるのである。その䞀぀である語順ずは逆になる䜜甚域の解釈は SOV ず同じ解釈を保存したものであり、もう䞀぀である語順通りの䜜甚域の解釈は OSV ずいう語順で新たに埗られたものである。もし基本語順がなく、䞎えられた語順で䜜甚域の解釈が定たるのであれば、(17a, b) は語順ず逆になる䜜甚域を取らないはずなのであり、この芳察は珟代語に基本語順があるずいうこずの基盀の䞀぀ずなる。぀たり珟代語に぀いお以䞋が成り立぀ (18) 基本語順① NP-ga NP-o V 存圚文の基本語順に぀いおは久野暲の詳现な研究がある (Linguistic Inquiry 論文、『日本文法研究』など。基本語順は次のように考えられおいる。 (19) 基本語順② NP-ni NP-ga ar ここで最初の䟋に戻っおみよう。 (20) a. 珈琲はテヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊には珈琲がある c. テヌブルの䞊には珈琲があるのか これらは (1d) の断片である (21) から䜜られおいる。 (21) テヌブルの䞊に珈琲がある (= 3a) これず (20b) の違いは「テヌブルの䞊に」の埌に「は」があるかないか、だけである。「は」ずはなんだろうか。孊校の囜文法では「係助詞」ずいう品詞に分類されおいる。係助詞ずは、叀兞語の文法では述郚の結びを決定するような助詞のこずを指しおいたのを芚えおいるだろう。䟋えば「ぞ」の結びは連䜓圢で、「こそ」の結びは已然圢である。ならば「は」これは終止圢で結ぶものずしお係助詞ず分類されおいるのである。 ここでハがあるものずないものの違いを考えおみよう。ここで「∅」はハに察応するものが無いこずを衚しおいる。 (22) a. テヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある 䜿われる状況、文脈、文䞭の環境に泚意しお䜿えるかどうかを芋おみよう。 次のような状況を考えおみよう仕事から垰宅しおキッチンに入るずいい薫りがする。ふずテヌブルにやった時に (23) あテヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある ずいう発話は可胜である。䞀方 (24) あテヌブルの䞊に ハ 珈琲がある ずいう発話は䞍可胜であろう。ただし (25) あテヌブルの䞊に ハ 珈琲があるし、ガスレンゞの䞊に ハ パンケヌキがある同居人、気が利いおるなあ・・・ のようにするず可胜になるが、この堎合のハは「察比」ず呌ばれるもので、ここでは觊れない。 今床は (26) ねえ、テヌブルの䞊に䜕があるの ず質問されたずする。 (27) テヌブルの䞊に ハ 珈琲があるよ ず答えるのは可胜であるが、 (28) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があるよ ず答えるこずはできない。質問でも (29) ちょっず䌑憩にしおお茶にしない のような堎合には可胜であるが、この堎合字矩通りには「うん」や「ちょっず 」など等で答えるタむプの疑問文で、この答えは語甚論的含意をもたらす自分でなんずかしろや、など。 テキストにおける出珟を考えおみよう。次のようなテキストを考える。 (30) 恋人がうちを出おもうすぐ䞀幎になる。早く忘れた方がいいんだろうが、あい぀にこんなにも頌り切っおいたのか、悲しくなる毎日だった。そんな日々に、突然恋人から LINE が届いた。「近いうちに戻っおもいい」  胞が高鳎る。今日か、今日かず家路に急ぐ。そしお   締め括るには (22) のどちらが盞応しいだろうか。 刀断を読んでくださっおいる方々に委ねお逃げた文䞭での環境に泚意を移そう。バ条件節には (22) のどちらが出珟可胜だろうか。 (31) ば誰かが飲むに違いない 次のように (22a) に察応する圢匏は出珟可胜で、その文党䜓は容認可胜である。 (32) テヌブルの䞊に ∅ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない これに察し (22b) に察応する圢匏が出珟した堎合、容認䞍可胜ずなる。 (33) *テヌブルの䞊に ハ 珈琲があれば誰かが飲むに違いない それだけではなく、(20a) に察応する圢匏が出珟した堎合にも容認䞍可胜ずなる。 (34) * 珈琲 ハ テヌブルの䞊にあれば誰かが飲むに違いない この段萜の芳察では十分に瀺せおいないが、ここで取り䞊げおいる甚法のハは䞻節に珟れるものず䞀応芋なせるこずになる。 今暫く、ハに぀いお少し詳しく考えおみよう。ハは、他の係助詞ず同様に、次の䜍眮に珟れる。 (35) NP-Case-___ しかしある助詞に埌続した堎合には、先行する助詞が珟れおはならない。 (36) NP-∅-___ 珟れおはならない助詞はガずヲである。ハの埌接によっお生起出来ないガは転眮によっお珟れる。 (37) a. アメリカ倧統領 ∅ ハドナルド・トランプ氏だ b. ドナルド・トランプ氏ガアメリカ倧統領だ これを䞉䞊章は「有栌」ず呌んだ『珟代語法序説』。これに察し (38) a. アメリカン・ショヌトヘアヌ ∅ ハ猫だ b.*猫ガアメリカン・ショヌトヘアヌだ のように転眮でガを出せないものがある。䞉䞊はこれを「無栌」ず呌んだ䞊掲曞。぀たり、ハは垞に栌を䌎う名詞句ずずもに甚いられる蚳ではない、ずいうこずである。ではハの意味・機胜ずはなんだろうか。 分節化された文「あっ」や「猫」のようなものではない文に぀いお、これたでハを䌎う句、「䞻題 topic」を持぀文ず持たない文に分けられるず考えられおいる。䞻題を持぀文を束䞋倧䞉郎は「有題的思惟断定」『暙準日本文法』、黒田成幞は categorical judgment (double judgment 耇合刀断、''The (W)hole of Doughnuts''を衚珟する文であるずしおいる。そしお䞻題を持たない文を束䞋は「無題的完党思惟性断定」、黒田は thetic judgment (simple judgment 単玔刀断を衚珟する文であるずしおいる。 以埌、䞻題を含む文を「有題文」、含たない文を「無題文」ず呌ぶ。無題文は (23) あテヌブルの䞊に ∅ 珈琲がある のように、ある出来事に぀いお、それをひずたずたりの刀断ずしお出し抜けに述べる蚀い換えるず、談話や文脈なしに目前の出来事を述べる䜿われ方をする。存圚動詞文以倖では (39) a. ほらりチの子が走っおる b. 芋お癜バむが違反車を埅っおる のような自動詞文や他動詞文で無題文ずなるものがある。䞀方、察応する有題文 (40) a. りチの子は走っおいる b. 癜バむは違反車を埅っおいる では異なる䜿われ方をし (41) a. アンタんずこの子どこ  -りチの子はもう走っおるっお b. スピヌド違反には気を付けお。癜バむは違反車を埅っおいるから  の (41a) のように、先行する発話を承けお、「りチの子」ずいう刀断を行い、それに別の刀断「もう走っおる」を結合させお情報を䌝えたり、(41b) のような「総称文 generic sentence」で、スピヌド違反の取り締たりから連想される「癜バむ」ずいう刀断に「違反車を埅っおいる」ずいう刀断を結合させおあり埗る状況を䌝えお泚意を喚起したりする。 なお、(39) ず (41) を察比させるず、ガを䌎う名詞句ずハを䌎う名詞句が察照的であるため、しばしば「䞻語のハずガはどう違うか」ずいう問題蚭定がなされる。しかし存圚動詞文で芋たようにハが付けられお䞻題になるのはガを䌎う名詞句に限られず、ニを䌎う名詞句や、他にはヲを䌎う名詞句、カラを䌎う名詞句、などず察照させるべきである。぀たり、「䞻語のハずガはどう違うか」ずいうのは誀った問題蚭定であり、これに拘泥するために他の重芁な珟象から泚意を逞らされおしたうずいうこずで、誀った問題蚭定を蟞めお重芁な珟象に取り組むべきであるずしお䞉䞊章が「䞻語廃止論」を匷く説いたこずは有名である日本語に、どんな定矩かは眮いお「䞻語はない」ず䞻匵しおいるわけではない。䞉䞊は「䞻語」ずいう甚語を避けお「䞻栌」ず呌び぀぀、䞻栌の優䜍性は匷調しおいる。 有題文ず無題文の意味・機胜に぀いおはたた改めお觊れるこずにする。ここではこれらの統語論的性質に戻るこずにする。(1a, b) の有題文 (42) a. 珈琲 ハ テヌブルの䞊にある b. テヌブルの䞊に ハ 珈琲がある に察応する無題文は (43) テヌブルの䞊に珈琲がある である。基本語順を持぀ (43) ず䞊べお芳察するず、(42b) は基本語順のたたであるのに察し、 (42a) は「珈琲」を含む䞻題は文頭たで前進しおいる。これを基本語順のたたの有題文にするず (44) テヌブルの䞊に珈琲 ハ ある ずなるが、この堎合「珈琲は」は察比の解釈で次のような文や談話の断片 (45) a. テヌブルの䞊に珈琲はあるが麊酒はない b. テヌブルの䞊に珈琲はある。でも肝心のバヌスデヌケヌキはないじゃん ずはなれるが、䞻題ずは解釈できない。文孊的テキストに (46) 峻厳たる衚情を我々に芋せる霊峰の䞭腹に目指す寺院はある のような䟋を芋かけるが、砎栌ずすべきか吊か䞍明で、その衚珟効果も気になる。ここではこういった䟋のステヌタスに぀いおは保留にしよう。 そうするず、基本語順ずいう芳点から、(42b) は䞻題が元の䜍眮に留たっおいるのに察し、 (42a) では䞻題が文頭に転䜍されおいる、ず蚀っお差し支えない。図匏的に瀺すず (46) a. [ᮄᮘ NP-ni wa ... b. [ᮄᮘ NP-∅ wa NP-ni ____ ... である。ここで ‘CP’ はおおたかに「文」ずいうカテゎリヌだず理解されたい。 先に、母語話者は持っおいる珟代語の知識に照らし合わせお、自芚的であろうずなかろうず、文の容認性刀断を䞎える、ず述べた。発話する偎から芋た堎合、母語話者は発話する文を珟代語の知識を参照しお定矩する。このような珟代語の統語的知識を構成するものを「芏則」ず呌がう。 ここたで芋おきたこずから考えお、珟代語母語話者の統語的知識には次のような芏則が含たれおいなければならない。 (48) 基本語順 NP-ga NP-o V NP-ga Váµ¢ NP-ni NP-ga Vₑ (49) 䞻題文の語順 [ᮄᮘ [ᮛᮏᮘ NP-case wa]áµ¢ X⁰ ∅ᵢ Y⁰] これらに加えお次の芏則も必芁ずなる。 (50) 基本語順ず䞻題文の語順の関係を定矩する芏則 話を先に進めるために、文の述郚を構成する動詞や圢容詞などの性質に぀いお簡単に芋おみたいず思いたす。 孊校の文法が述郚になれるず教えるのは甚蚀の動詞、圢容詞、圢容動詞ず、䜓蚀の名詞・代名詞に断定の助動詞デアルダ、デスが付属したものです。䞉䞊章の䟋 ・そんなこずするず、コレげんこ぀を芋せながらだぞ ずいうのもあり、指瀺詞がさす珟実䞖界のものも間接的に䜓蚀のようにできたす。 述郚はこれらに助動詞や終助詞が付属しお拡匵するこずができたす。ここでは拡匵しない裞の述語を芋おみたしょう。     述語は倧きく分けお動詞ずそれ以倖に分類できたす。 <動詞> ・珈琲を飲む ・寝る ・ある <圢容詞> ・寒い <圢容動詞> ・静かだ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者だ これらは次のスキヌマに圓おはたるず、析出される動詞で二分されたす。 ・___ハ___ケレドモ <動詞> ・珈琲を飲みハするケレドモ ・寝ハするケレドモ ・ありハするケレドモ <圢容詞> ・寒くハあるケレドモ <圢容動詞> ・静かでハあるケレドモ <名詞+断定の助動詞> ・倱業者でハあるケレドモ ぀たり、析出される動詞がスルであるものずアルであるものがありたす。前者をスル型、埌者をアル型ず呌ぶこずにしたす動詞「ある」自䜓はスル型です。     いわゆる「䞻語」に関しお、スル型ずアル型には次のような違いがありたす。 スル型では ・父ガ珈琲を飲んでいる で、ガを䌎う名詞句が特段特殊な解釈を持぀こずはありたせん束䞋の無題的完党思惟性断定、黒田の thetic judgment。 䞀方、アル型では発音䞊卓立が芋られ、「総蚘 exhaustive listing」の解釈が無暙です。 ・この郚屋ガ寒い ・田舎ガ静かだ ・1.7%ガ倱業者だ アル型がなぜこのような解釈を受けるのかに぀いおは有題・無題やアスペクトず関係付けお別にツむヌトしたいず思いたす。 ここではスル型である動詞の性質に぀いお考えたしょう。 動詞は時間のトヌクンである、ずする考えがありたす金子亚『蚀語の時間衚珟』。時間は䜕か独立に存圚するものではなく、むベント出来事の連なりであるず蚀うこずができたす。私達が時刻や時間を知るのは独立に存圚する時間を参照しおいるわけではありたせん。 䞊行しお起こっおいるむベントの䞀぀を基準にしお䞖界的な時間の単䜍はセシりムの遷移に基づいおいる、抂ねそれず同じように倉化するもの腕時蚈などを芋お時刻を知ったり、時間を枬ったりしたす。 動詞はそのようなむベントの連なりである時間の䞀郚に名前を付けたものです。同語反埩のようになりたすが、そうしお動詞はむベントを指瀺察象ずしたす。     蚀語を離れおむベントを考えるこずは難しい堎合もありたすが、考えおみたす。 むベントは䜕かが起こす堎合もありたすし、なにもなく起こる堎合もありたす。䟋えば「リア充が爆発する」ではその䜕かは「リア充」であり「時雚れる」のは特に䜕かがあっお起こるわけではありたせん。 ここで「爆発する」は「リア充」が匕き起こすもので、蚀語的には、この動詞は単䞀の名詞句を必芁ずしたす。これは項動詞で、䞀般に「自動詞」ず呌ばれたす。「時雚れる」は項動詞です。 いわゆる「自動詞」ず「他動詞」ず察応させるず、次のようになりたす。 <自動詞> 項動詞、項動詞 <他動詞> 項動詞、項動詞 日本語母語話者の統語的知識を考える䞊で、こういった情報で十分でしょうか先取りになりたすが、ボむスずアスペクトの芳点からさらに䞋のような性栌付けが必芁です。 項動詞の䞭には「はためいわくの受身」ずいう文を䜜れるものず䜜れないものがありたす。 ・あなたに居られるず困る ・雚に降られおずぶ濡れになった ・*あられる *芁られる 䜜れないタむプの動詞を䞉䞊章は「所動詞」ず名付けたした。 既に芋たように項動詞には察応する他動詞を持぀ものがあり、シテむルの圢で結果の存続の解釈を持ちたす。 ・ビヌルが冷えおいる ・アベベが走っおいる進行/*結果存続 たた、助動詞無しで可胜の意味を担い埗たす。 ・この扉は簡単に開かない このタむプは「非察栌動詞」ず呌ばれたす。 項動詞でも、「殎る」で「自分」の先行詞に関しお調べるず ・田䞭郚長'''áµ¢'''が自分'''áµ¢'''の郚䞋を殎った 䞋付きの ‘i’ は同じ人 では「田䞭郚長」が「自分」の先行詞になれたすが ・*自分'''áµ¢'''の䞊叞が池田'''áµ¢'''を殎った では䞍可胜です。これに察し ・自分'''áµ¢'''の過去がオヌりェン'''áµ¢'''を苊しめた は可胜です。 このような、先行詞が逆の䜍眮になるようなクラスの動詞を「心理動詞 psych verb」ずいいたす。     動詞以倖では ・自分'''áµ¢'''の嚘が真柄'''áµ¢'''の誇りだ のようなものがありたす䞉宅知宏、蚀語孊䌚発衚。 たずめるず 0 項動詞 吹雪く、時雚れる 非察栌動詞 融ける、折れる 非胜栌動詞 走る、泳ぐ_自動詞 所動詞 ある、かかる 他動詞 有察他動詞 融かす、折る 無察他動詞 食べる 移動動詞 行く、来る 心理動詞 苊しめる 耇他動詞 枡す、もらう 珟代日本語の基本語順は次のようなものだず述べたした。 (1) NP-ga Váµ¢ NP-ni NP-ga Vₑ NP-ga NP-o V 母語話者の知識はこういった単文を定矩するためにはどのようなものでなければならないでしょうか たず線圢順序に沿っお定矩する方法あり、䞀぀に「有限状態文法」がありたす。自然蚀語に察しお有限状態文法は生成力 generative power が匱すぎる、ずいうこずを Noam Chomsky が瀺したした。有限状態文法は、ある状態から次の状態ぞの遷移が確率で決定されおおり、状態遷移は䞀定で終了する、それが文に察応する、ずいうものです。はじめの状態が (2) NP-ga の堎合、次の状態の候補が (3) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} で、これらから確率によっお (4) NP-ga⌒NP-o が遞ばれたす。 次に、 (5) {NP-ga, NP-o, NP-ni, V, ∅, ...} ずいう候補から確率によっお (6) NP-ga⌒NP-o⌒V が遞ばれたす。状態遷移は二床の遷移 (7) 状態₁⌒状態₂⌒状態₃ で終了するものずし、ここで文が完成したす。 私たちの関心は、珟代日本語の母語話者の統語的知識です。珟代日本語の文が有限状態文法のような仕組みで定矩されおいる、ず明蚀するずいうこずは、母語話者の知識が有限状態文法であるず䞻匵しおいる、ずいうこずを意味しおいたす。 しかし既に「動詞の性質」のずころで芋たように、文の完成を決定する項の数や名詞句に埌続する助詞は動詞によっお決たりたす。぀たり有限の状態遷移には (8) a. 状態₁ b. 状態₁⌒状態₂ c. 状態₁⌒状態₂⌒状態₃ d. 状態₁⌒状態₂⌒状態₃⌒状態₄ の可胜性があり項の個数が 0 〜 3 ずしお、最終の状態を「状態ₑ」ずするず (9) 状態₁⁰⌒ 
 ⌒状態ₑ₋₁⁰⌒状態ₑ のように䞀般的に述べおおく必芁がありたす。そしお状態ₑである動詞によっお採甚する状態の数が決たる、ずしおおかなければなりたせんここで「状態⁰」は状態が 0 以䞊であるこずを衚すこずにしたす。 文法は「文を匱生成 weakly generate し、構造蚘述を匷生成 strongly generate する」Noam Chomsky _Aspects of the Theory of Syntax_もので、「文」は衚面的な語の䞊びを指したす「構造蚘述」に぀いおは埌皋。匱生成胜力すら持たない有限状態文法が日本語母語話者の知識を蚘述するこずは䞍可胜です。 そこで線圢順序匱生成力を持぀知識で定矩されるではなく、構造蚘述 structural description に泚意を向けるこずにしたしょう。構造蚘述ずは、文の衚面に珟れる、芋える・聞こえる圢匏の背埌にある、たずたり構成玠性などのこずです。 たずたりずいうのは橋本進吉の連文節や時枝誠蚘の入れ子、アメリカ構造䞻矩蚀語孊の IC 分析の構成玠のこずです。䟋を挙げお考えおみたしょう。䟋を文節に分けお瀺したす (10) |きれいな|おかあさんの|掋服| 䞊の文は倚矩的です。䞀぀は「きれいなのはおかあさん」ずいう解釈です。 この解釈での第䞀の連文節を ‘⌒’ を䜿っお瀺したす。 (11) |きれいな⌒おかあさんの|掋服| 「きれいな⌒おかあさん」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換え、次の連文節を瀺すず (12) |第䞀連文節⌒掋服| ずなりたす。 次にもう䞀぀の解釈を考えたす。「きれいなのは掋服」ずいう解釈ですが、第䞀連文節は (13) |きれいな|おかあさんの⌒掋服| ずなりたす。「おかあさんの⌒掋服」を「第䞀連文節」ずいう衚珟で眮き換えお次の連文節構造を瀺すず (14) |きれいな⌒第䞀連文節| ずなりたす。 以䞋、構成玠ず呌び、タむプの䟿宜䞊、括匧で構成玠を瀺したす。 (15) a.|きれいな|おかあさんの|掋服| b.|きれいな⌒おかあさんの| c.|おかあさんの⌒掋服| はそれぞれ (16) a. [きれいな][おかあさんの][掋服] b. [[きれいな][おかあさんの]] c. [[おかあさんの掋服]] ず同じです。 基本語順を持぀単文の問題に戻りたしょう。次の文を考えたす。 (18) 姪が窓を開ける ここに珟れる「姪が」「窓を」「開ける」ずいう䞉者の間の関係は察等ではありたせん。「窓を開ける」ずいう組み合わせを䜿っお䜜る (19) [窓が開けお] ある のような文はあっおも「姪が開ける」にはありたせん。 たた (20) NPガ NPヲ 開ケル には察応する (21) NPガ 開ク がありある意味でこの非察栌動詞の「䜿圹化」ず蚀えたす。自他察応は圢態論の問題ずし、他動詞文ず䜿圹文法の違いは埌回しにしお、これらを構成玠構造を明確にするず (22) a. [NP ga 開] b. [NP ga [NP o 開] 䜿] です。 ここで疑問が生じたす。䞀緒に助詞のガやヲを知っおいる必芁があるか、です。0 項動詞を陀きほずんどの単文は係助詞や副助詞で眮き換わらなければ最䜎䞀぀ガを䌎う名詞句が珟れたす。詳しくは埌にしお自他察応があるクラスを Vunacc ずするず (10) a. [NP₁ Vunacc] b. [NP₂ [NP₁ Vunacc] CAUS] 同様のこずは無察他動詞にも蚀えるでしょうか。「食べる」を取り䞊げたす。 (11) あい぀がレバ刺を食べさえしなければ... ここで (12) a. レバ刺を食べさえあい぀がしなければ... b.*あい぀が食べさえレバ刺をしなければ... の察比から、次のように考えられたす。 (13) [NP₂ [NP₁-o Vacc]] この議論は Hoji, Miyagawa and Tada. 1989. NP-movement in Japanese, ms. に䟝りたす。 ここたで (14) [NP₂ [NP₁-o V] α] ずいう構造を確認したした。語順ずの察応は (15) [NP₂ [NP₁-o V] α] 構造 | | | ① ② ③ 語順 になりたす。 逆に存圚文では (16) ① ② ③ 語順 | | | [NP₂-ni [NP₁ V] α] です。 [[カテゎリ:日本語]]
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2022-11-23T06:37:25Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%94%9F%E6%88%90%E6%96%87%E6%B3%95/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/合成積の Laplace 倉換
を f ( t ) {\displaystyle f(t)} ず g ( t ) {\displaystyle g(t)} の合成積ずいい, ず略蚘する. 次の性質は重芁である. 蚌明 {\displaystyle \quad } 定矩により, 右蟺の積分の範囲は 0 < τ < t < ∞ {\displaystyle 0<\tau <t<\infty } であるから,図に瀺した䞉角圢領域である. 積分順序を亀換するず, ずなる.ここで e − s t = e − s ( t − τ ) ⋅ e − s τ {\displaystyle e^{-st}=e^{-s(t-\tau )}\cdot e^{-s\tau }} ず倉圢し, v := t − τ {\displaystyle v:=t-\tau } によっお、積分倉数を t {\displaystyle t} から v {\displaystyle v} に倉えるず, 別蚌 {\displaystyle \quad } 䞊の積分順序の倉曎は,図のような説明によらなくおも,圢匏的に次のように考えおもよい. f ( t ) = 0 ( t < 0 ) {\displaystyle f(t)=0\quad (t<0)} に泚意するず ず積分の䞊限を ∞ {\displaystyle \infty } にずるこずができる. このようにしおおいおから積分順序を亀換するず, ずなる.ここで再び f ( t ) = 0 ( t < 0 ) {\displaystyle f(t)=0\quad (t<0)} を想起するず,内偎の積分の䞋限は τ {\displaystyle \tau } でよく, を埗る. 䟋18 {\displaystyle \quad } 䞊の(最初の)蚌明から分かるように,積分順序の亀換匏は f ( t ) = 0 ( t < 0 ) {\displaystyle f(t)=0\quad (t<0)} は必芁でない.別蚌のアむディアは、この仮定をはずしおもいかすこずができる. どう考えたらよいか. 解答䟋 {\displaystyle \quad } 定積分の䞊限を T {\displaystyle T} ずする. S 1 = ∫ 0 T d t ∫ 0 t d τ f ( t − τ ) g ( τ ) e − s t {\displaystyle S_{1}=\int _{0}^{T}dt\int _{0}^{t}d\tau f(t-\tau )g(\tau )e^{-st}} , S 2 = ∫ 0 T d τ ∫ τ T d t f ( t − τ ) g ( τ ) e − s t {\displaystyle S_{2}=\int _{0}^{T}d\tau \int _{\tau }^{T}dt\ f(t-\tau )g(\tau )e^{-st}} にお, S 1 = S 2 {\displaystyle S_{1}=S_{2}} であるこずを瀺す. 定矩域 ( t , τ ) {\displaystyle (t,\tau )} の 0 < t < τ < T {\displaystyle 0<t<\tau <T} の領域で重積分するこずを考えれば 匏(2.4a)の巊蟺ず S 1 {\displaystyle S_{1}} を加えたものは, たた,匏(2.4a)の右蟺ず S 2 {\displaystyle S_{2}} を加えたものは, 今,積分順序の亀換が可胜である仮定のもずで, ∫ 0 T d t ∫ 0 T d τ f ( t − τ ) g ( τ ) e − s t = ∫ 0 T d τ ∫ 0 T d t f ( t − τ ) g ( τ ) e − s t {\displaystyle \int _{0}^{T}dt\int _{0}^{T}d\tau f(t-\tau )g(\tau )e^{-st}=\int _{0}^{T}d\tau \int _{0}^{T}dt\ f(t-\tau )g(\tau )e^{-st}} より, よっお,匏(2.4a)より, S 1 = S 2 {\displaystyle S_{1}=S_{2}} ,すなわち, T → ∞ {\displaystyle T\to \infty } で䞡蟺ずも極限倀を持おば,同じくこの等匏は成立する. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋19 {\displaystyle \quad } (i) f ∗ g = g ∗ f {\displaystyle f*g=g*f} (ii) ( k f ) ∗ g = k ( f ∗ g ) {\displaystyle (kf)*g=k(f*g)} (iii) f ∗ ( g ∗ h ) = ( f ∗ g ) ∗ h {\displaystyle f*(g*h)=(f*g)*h} (iv) f ∗ ( g + h ) = f ∗ g + f ∗ h {\displaystyle f*(g+h)=f*g+f*h} を瀺せ. 解答䟋 {\displaystyle \quad } (i) にお, v = t − τ {\displaystyle v=t-\tau } ずおいお積分倉数を τ {\displaystyle \tau } から v {\displaystyle v} に換えるずき, d v = − d τ {\displaystyle dv=-d\tau } ,たた τ {\displaystyle \tau } が 0 → t {\displaystyle 0\to t} ず倉化するずき v {\displaystyle v} は t → 0 {\displaystyle t\to 0} ず倉化するから, (ii) (iii) これはずおも難しい...い぀か分かる日が来るのだろうか? (iv) ♢ {\displaystyle \diamondsuit }
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を f ず g の合成積ずいい ず略蚘する 次の性質は重芁である
{{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau</math>|tag=(2.3)|label=eq:2.3}} を <math>f(t)</math> ず <math>g(t)</math> の[[w:%E7%95%B3%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BF|合成積]]ずいい {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t)*g(t)</math> たたは <math>f*g</math>}} ず略蚘する<ref> この積分圢に近い型ずしおはいわゆる「耇数桁×耇数桁の筆算」積の䞀぀の桁に着目するず <math>f(t-\tau)g(\tau)</math> 圢の総和をずる </ref> 次の性質は重芁である {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \mathcal{L}[f]\cdot\mathcal{L}[g]</math>|tag=(2.4)|label=eq:2.4}} <div id="蚌明"> <strong>蚌明</strong><math>\quad</math> 定矩により {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \int_0^\infty \left \{ \int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau \right \} e^{-st}dt</math>}} 右蟺の積分の範囲は <math>0 < \tau < t < \infty</math> であるから図に瀺した䞉角圢領域である [[File:Example.jpg|border|]] [[File:Example.jpg|border|]] 積分順序を亀換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \int_0^\infty \left \{ \int_{\tau}^\infty f(t - \tau)e^{-st}dt \right \} g(\tau)d\tau</math>}} ずなるここで <math>e^{-st} = e^{-s(t - \tau)}\cdot e^{-s\tau}</math> ず倉圢し<math>v:=t - \tau</math> によっお、積分倉数を <math>t</math> から <math>v</math> に倉えるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \int_0^\infty \left \{ \int_0^\infty f(v)e^{-sv}dv \right \} g(\tau)e^{-s\tau}d\tau</math><ref> <math>v = t - \tau</math> の䞡蟺を <math>t</math> で埮分するず <math>\frac{dv}{dt} = 1 \therefore \frac{dt}{dv} = 1</math>よっお <math>dt=\frac{dt}{dv}dv</math> すなわち <math>dt = dv</math>にお積分倉数を <math>t</math> から <math>v</math> に倉曎できるたた積分範囲は <math>t</math> が <math>\tau</math> から <math>\infty</math> に動くずき <math>v</math> は <math>0</math> から <math>\infty</math> に動く </ref>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f*g] = \int_0^\infty f(v)e^{-sv}dv \int_0^\infty g(\tau)e^{-s\tau}d\tau</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \mathcal{L}[f]\cdot\mathcal{L}[g]</math>}} <strong>別蚌</strong><math>\quad</math> 䞊の積分順序の倉曎は図のような説明によらなくおも圢匏的に次のように考えおもよい<math>f(t)=0 \quad (t<0)</math> に泚意するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^\infty \left \{ \int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau \right \} e^{-st}dt = \int_0^\infty \left \{ \int_0^\infty f(t-\tau)g(\tau)d\tau \right \} e^{-st}dt</math>}} ず積分の䞊限を <math>\infty</math> にずるこずができる<ref> なぜならば内偎の積分倉数 <math>\tau</math> による積分で<math>\tau > t</math> ならば <math>t - \tau < 0</math> よっお <math>f(t - \tau) = 0</math><br /> <math>\therefore \int_t^\infty f(t - \tau)g(\tau)d\tau = \int_t^\infty 0 \cdot g(\tau)d\tau = 0</math><br /> <math>\therefore \int_0^t d\tau = \int_0^t d\tau + \int_t^\infty d\tau = \int_0^\infty d\tau</math> </ref> このようにしおおいおから積分順序を亀換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \int_0^\infty \left \{ \int_0^\infty f(t - \tau)e^{-st}dt \right \} g(\tau)d\tau</math>}} ずなるここで再び <math>f(t) = 0 \quad (t < 0)</math> を想起するず内偎の積分の䞋限は <math>\tau</math> でよく<ref> 積分倉数<math>t</math> が <math>0 < t < \tau</math> の範囲のずき <math>t - \tau < 0 \therefore f(t - \tau) = 0</math> </ref> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>=\int_0^\infty \left \{ \int_{\tau}^\infty f(t-\tau)e^{-st}dt \right \} g(\tau)d\tau</math>}} を埗る<ref>この続きは䞊蚘のずおり <math>e^{-st} = e^{-s(t - \tau)}\cdot e^{-s\tau}</math> ず倉圢し<math>v:=t - \tau \therefore dv = dt</math> ずしお積分倉数を <math>t</math> から <math>v</math> に倉える</ref> <!-- ex:018:start--> <div id="ex:18"> <strong>䟋18</strong><math>\quad</math> 䞊の最初の蚌明から分かるように積分順序の亀換匏は <math>f(t)=0 \quad (t<0)</math> は必芁でない別蚌のアむディアは、この仮定をはずしおもいかすこずができる どう考えたらよいか <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> 定積分の䞊限を <math>T</math> ずする <math>S_1 = \int_0^T dt \int_0^t d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math> <math>S_2 = \int_0^T d\tau \int_{\tau}^T dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math> にお<math>S_1 = S_2</math> であるこずを瀺す 定矩域 <math>(t, \tau)</math> の <math>0 < t < \tau < T</math> の領域で重積分するこずを考えれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T dt \int_t^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = \int_0^T d\tau \int_0^{\tau} dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math>|tag=(2.4a)|label=eq:2.4a}} 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/合成積の Laplace 倉換#eq:2.4a|(2.4a)]]の巊蟺ず <math>S_1</math> を加えたものは {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>S_1 + \int_0^T dt \int_t^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = \int_0^T dt \left \{ \int_0^t d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} + \int_t^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} \right \}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \int_0^T dt \int_0^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math>}} たた匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/合成積の Laplace 倉換#eq:2.4a|(2.4a)]]の右蟺ず <math>S_2</math> を加えたものは {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>S_2 + \int_0^T d\tau \int_0^{\tau}dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = \int_0^T d\tau \left \{ \int_{\tau}^T dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} + \int_0^{\tau} dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} \right \}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \int_0^T d\tau \int_0^T dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math>}} 今積分順序の亀換が可胜である仮定のもずで<math>\int_0^T dt \int_0^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = \int_0^T d\tau \int_0^T dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math> より {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>S_1 + \int_0^T dt \int_t^T d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = S_2 + \int_0^T d\tau \int_0^{\tau}dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math>}} よっお匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質/合成積の Laplace 倉換#eq:2.4a|(2.4a)]]より<math>S_1 = S_2</math>すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^T dt \int_0^t d\tau f(t-\tau)g(\tau)e^{-st} = \int_0^T d\tau \int_{\tau}^T dt\ f(t-\tau)g(\tau)e^{-st}</math>}} <math>T \to \infty</math> で䞡蟺ずも極限倀を持おば同じくこの等匏は成立する <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:018:end--> <!-- ex:019:start--> <div id="ex:19"> <strong>䟋19</strong><math>\quad</math> (i) <math>f*g = g*f</math> (ii) <math>(kf)*g = k(f*g)</math> (iii) <math>f*(g*h) = (f*g)*h</math> (iv) <math>f*(g + h) = f*g + f*h</math> を瀺せ <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> (i) :<math>f*g = \int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau</math><br /> にお<math>v = t - \tau</math> ずおいお積分倉数を <math>\tau</math> から <math>v</math> に換えるずき<math>dv = -d\tau</math>たた <math>\tau</math> が <math>0 \to t</math> ず倉化するずき <math>v</math> は <math>t \to 0</math> ず倉化するから :<math>f*g = -\int_t^0 f(v)g(t - v)dv = \int_0^t g(t-v)f(v)dv = g * f</math><br /> (ii) :<math>(kf)*g = \int_0^t \{kf(t-\tau)\}g(\tau)d\tau</math><br /> :<math>=\int_0^t kf(t-\tau)g(\tau)d\tau</math><br /> :<math>=k\int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau = k(f*g)</math><br /> (iii) これはずおも難しい い぀か分かる日が来るのだろうか (iv) {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f*(g + h) = \int_0^t f(t-\tau) \left \{ g(\tau) + h(\tau) \right \} d\tau</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau + \int_0^t f(t-\tau)h(\tau)d\tau = f * g + f * h</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:019:end--> <references /> [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:24:03Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%AE%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9A%84%E6%80%A7%E8%B3%AA/%E5%90%88%E6%88%90%E7%A9%8D%E3%81%AE_Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B
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聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/前眮詞の説明
11.4 前眮詞の説明 文1 の前眮詞 אֶלは「方向」を衚し、我々の ヘ に近い。そしお ヘ が ニ ず殆ど同矩的であるように אֶל は 10.3 で孊んだ לְ ず意味の重なる郚分があるが、לְ ほど倚矩的ではない。לְ は、10.3 で芋た「所有」の意味からもうかがえるように、総じお察象(この堎合、前眮詞の支配する名詞によっお衚されるもの)ず䞻䜓(この堎合、その前眮詞句ず結合された名詞句によっおあらわされるもの)ずの密着関係を衚す。埓っお方向を衚す文脈(名詞文では䞻䜓の衚す意味によっお刀断される)においおは、לְ がその察象を接近し埗る目暙ずしお捉えるのに察し、אֶל は察象ぞの志向性を意味する、ず考えられる。 文2、文3の前眮詞 עַל の基本的な意味は「䞊」であるが、英語の on のように、様々の掟生的意味においおも甚いられる。 文3の前眮詞 ×›Ö°ÖŒ はだいたい䞻䜓ず察象ずの「類䌌」を衚し、英語の前眮詞では as が䞀番これに近い、ず考えられる。 文4の前眮詞 עַדは、מ֎ןが原点・起点を衚すのに察し「到達点」を衚し、日本語の マデ が䞀番近い。מ֎ן ず組になっお「...から...たで」を衚すずき、ここのように עַד の前に接続詞 וְ が眮かれるこずがあるが、これは矩務的ではない。䟋えば מ֎נֶ֌גֶב וְעַד֟בֵ֌ית֟אֵל 《ネゲブからべテルたで》 מ֎ן֟הַבֶ֌טֶן עַד֟יוֹם מוֹתוֹ 《(母の)胎から死の日たで》 מ֎נ֞֌ב֎יא וְעַד֟כ֌ׂהֵן 《預蚀者から祭叞に至るたで》 מ֎ט֌וֹב עַד֟ךַע 《善から悪たで→善も悪も》 文5の ע֎ם は、日本語の助詞のうちでは ト に䞀番近く、察象が䞻䜓の盞手であるこず(「神我らず共に」「敵ずの戊い」)、ひいおは同時性(「トンネルを抜けるず...」)たで衚す。しかし「...ず蚀う」のようには甚いられない。 文6の א֎ת֎֌י は אֶת に䞀人称単数代名詞が接尟した圢だが、אֶת は察象が䞻䜓のそばにいるずいう関係を衚すず考えられ、やはり ト に近いが、ע֎ם のような同時性の意味はない。 文7の תַ֌חַת は「䞋」で、独立においおも甚いられる名詞であるが、圧倒的に倚くの堎合、連語圢で他の名詞の前に眮かれ、前眮詞ずしお機胜しおいる。「代わり」を意味するこずもある。䟋えば זֶךַע אַחֵך תַ֌חַת הֶבֶל 《アベルの代わりの別の子皮》 文8の בֵ֌ין は「あいだ」ずいう名詞で、前眮詞ずしおは、倚くの堎合ここの䟋のように בֵ֌ין を繰り返しお וְ で結合される。だから盎蚳すれば「むスラ゚ルの間ずペリシテ人の間」ずいうこずになる。 以䞊に芋たように、ヘブラむ語の前眮詞が日本語の名詞で蚳されるずき、その連語的性栌は日本語蚳にもそのたた反映する。䟋えば בֶ֌ן ה֞א֎ישׁ 《その男の息子》 אֶת ה֞א֎ישׁ 《その男のそば》 しかし日本語の名詞句は栌助詞なしでは文䞭で機胜しないのが普通だから、この堎合 ニ や ヲ 等を添える必芁があるのに察し、ヘブラむ語にはそのような、いわば玔粋の、栌助詞は存圚しないのである。このこずは、䟋えば䟋文5で「この四十幎」ずいう名詞句がそのたたで副詞句の働きをするこず(この点は日本語も同じ)、属栌関係が連語句で衚珟されるこず、そしお、〈䞻郚-述郚〉関係や、同栌関係が䜕ら衚面的な暙瀺なしに衚されるこずず、関連しおいるのである。䟋えば ד֞֌ו֎ד בֶ֌ן֟ה֞א֎ישׁ 《その男の息子ダビデ》たたは《その男の息子は(が)ダビデだ》、 ד֞֌ו֎ד אֶת֟ה֞א֎ישׁ 《その男のそばのダビデ》たたは《その男のそばにダビデがいる》。
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11.4 前眮詞の説明 文1 の前眮詞 ‏אֶל‎は「方向」を衚し、我々の ヘ に近い。そしお ヘ が ニ ず殆ど同矩的であるように ‏אֶל‎ は 10.3 で孊んだ ‏לְ‎ ず意味の重なる郚分があるが、‏לְ‎ ほど倚矩的ではない。‏לְ‎ は、10.3 で芋た「所有」の意味からもうかがえるように、総じお察象この堎合、前眮詞の支配する名詞によっお衚されるものず䞻䜓この堎合、その前眮詞句ず結合された名詞句によっおあらわされるものずの密着関係を衚す。埓っお方向を衚す文脈名詞文では䞻䜓の衚す意味によっお刀断されるにおいおは、‏לְ‎ がその察象を接近し埗る目暙ずしお捉えるのに察し、‏אֶל‎ は察象ぞの志向性を意味する、ず考えられる。 文2、文3の前眮詞 ‏עַל‎ の基本的な意味は「䞊」であるが、英語の on のように、様々の掟生的意味においおも甚いられる。 文3の前眮詞 ‏כְ֌‎ はだいたい䞻䜓ず察象ずの「類䌌」を衚し、英語の前眮詞では as が䞀番これに近い、ず考えられる。 文4の前眮詞 ‏עַד‎は、‏מ֎ן‎が原点・起点を衚すのに察し「到達点」を衚し、日本語の マデ が䞀番近い。‏מ֎ן‎ ず組になっお「 から たで」を衚すずき、ここのように ‏עַד‎ の前に接続詞 ‏וְ‎ が眮かれるこずがあるが、これは矩務的ではない。䟋えば ‏מ֎נֶ֌גֶב וְעַד֟בֵ֌ית֟אֵל‎ 《ネゲブからべテルたで》 ‏מ֎ן֟הַבֶ֌טֶן עַד֟יוֹם מוֹתוֹ‎ 《母の胎から死の日たで》 ‏מ֎נ֞֌ב֎יא וְעַד֟כ֌ׂהֵן‎ 《預蚀者から祭叞に至るたで》 ‏מ֎ט֌וֹב עַד֟ךַע‏ 《善から悪たで→善も悪も》 文5の ‏ע֎ם‎ は、日本語の助詞のうちでは ト に䞀番近く、察象が䞻䜓の盞手であるこず「神我らず共に」「敵ずの戊い」、ひいおは同時性「トンネルを抜けるず 」たで衚す。しかし「 ず蚀う」のようには甚いられない。 文6の ‏א֎ת֎֌י‎ は ‏אֶת‎ に䞀人称単数代名詞が接尟した圢だが、‏אֶת‎ は察象が䞻䜓のそばにいるずいう関係を衚すず考えられ、やはり ト に近いが、‏ע֎ם‎ のような同時性の意味はない。 文7の ‏תַ֌חַת‎ は「䞋」で、独立においおも甚いられる名詞であるが、圧倒的に倚くの堎合、連語圢で他の名詞の前に眮かれ、前眮詞ずしお機胜しおいる。「代わり」を意味するこずもある。䟋えば ‏זֶךַע אַחֵך תַ֌חַת הֶבֶל‎ 《アベルの代わりの別の子皮》 文8の ‏בֵ֌ין‎ は「あいだ」ずいう名詞で、前眮詞ずしおは、倚くの堎合ここの䟋のように ‏בֵ֌ין‎ を繰り返しお ‏וְ‎ で結合される。だから盎蚳すれば「むスラ゚ルの間ずペリシテ人の間」ずいうこずになる。 以䞊に芋たように、ヘブラむ語の前眮詞が日本語の名詞で蚳されるずき、その連語的性栌は日本語蚳にもそのたた反映する。䟋えば ‏בֶ֌ן ה֞א֎ישׁ‎ 《その男の息子》 ‏אֶת ה֞א֎ישׁ‎ 《その男のそば》 しかし日本語の名詞句は栌助詞なしでは文䞭で機胜しないのが普通だから、この堎合 ニ や ヲ 等を添える必芁があるのに察し、ヘブラむ語にはそのような、いわば玔粋の、栌助詞は存圚しないのである。このこずは、䟋えば䟋文5で「この四十幎」ずいう名詞句がそのたたで副詞句の働きをするこずこの点は日本語も同じ、属栌関係が連語句で衚珟されるこず、そしお、〈䞻郚-述郚〉関係や、同栌関係が䜕ら衚面的な暙瀺なしに衚されるこずず、関連しおいるのである。䟋えば ‏ד֞֌ו֎ד בֶ֌ן֟ה֞א֎ישׁ‎ 《その男の息子ダビデ》たたは《その男の息子はがダビデだ》、 ‏ד֞֌ו֎ד אֶת֟ה֞א֎ישׁ‎ 《その男のそばのダビデ》たたは《その男のそばにダビデがいる》。
11.4 前眮詞の説明 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文1|文1]] の前眮詞 &rlm;אֶל&lrm;は「方向」を衚し、我々の ヘ に近い。そしお ヘ が ニ ず殆ど同矩的であるように &rlm;אֶל&lrm; は [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(1)/構文説明|10.3]] で孊んだ &rlm;לְ&lrm; ず意味の重なる郚分があるが、&rlm;לְ&lrm; ほど倚矩的ではない。&rlm;לְ&lrm; は、[[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(1)/構文説明|10.3]] で芋た「所有」の意味からもうかがえるように、総じお察象この堎合、前眮詞の支配する名詞によっお衚されるものず䞻䜓この堎合、その前眮詞句ず結合された名詞句によっおあらわされるものずの密着関係を衚す。埓っお方向を衚す文脈名詞文では䞻䜓の衚す意味によっお刀断されるにおいおは、&rlm;לְ&lrm; がその察象を接近し埗る目暙ずしお捉えるのに察し、&rlm;אֶל&lrm; は察象ぞの志向性を意味する、ず考えられる。 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文2|文2]]、[[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文3|文3]]の前眮詞 &rlm;עַל&lrm; の基本的な意味は「䞊」であるが、英語の on のように、様々の掟生的意味においおも甚いられる。 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文3|文3]]の前眮詞 &rlm;×›Ö°ÖŒ&lrm; はだいたい䞻䜓ず察象ずの「類䌌」を衚し、英語の前眮詞では as が䞀番これに近い、ず考えられる。 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文4|文4]]の前眮詞 &rlm;עַד&lrm;は、&rlm;מ֮ן&lrm;が原点・起点を衚すのに察し「到達点」を衚し、日本語の マデ が䞀番近い。&rlm;מ֮ן&lrm; ず組になっお「 から たで」を衚すずき、ここのように &rlm;עַד&lrm; の前に接続詞 &rlm;וְ&lrm; が眮かれるこずがあるが、これは矩務的ではない。䟋えば &rlm;מ֎נֶ֌גֶב וְעַד֟בֵ֌ית֟אֵל&lrm; 《ネゲブからべテルたで》 &rlm;מ֎ן֟הַבֶ֌טֶן עַד֟יוֹם מוֹתוֹ&lrm; 《母の胎から死の日たで》 &rlm;מ֎נ֞֌ב֎יא וְעַד֟כ֌ׂהֵן&lrm; 《預蚀者から祭叞に至るたで》 &rlm;מ֎ט֌וֹב עַד֟ךַע&rlm; 《善から悪たで→善も悪も》 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文5|文5]]の &rlm;ע֎ם&lrm; は、日本語の助詞のうちでは ト に䞀番近く、察象が䞻䜓の盞手であるこず「神我ら<u>ず</u>共に」「敵<u>ず</u>の戊い」、ひいおは同時性「トンネルを抜ける<u>ず</u> 」たで衚す。しかし「 <u>ず</u>蚀う」のようには甚いられない。 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文6|文6]]の &rlm;א֎ת֎֌י&lrm; は &rlm;אֶת&lrm; に䞀人称単数代名詞が接尟した圢だが、&rlm;אֶת&lrm; は察象が䞻䜓の<u>そば</u>にいるずいう関係を衚すず考えられ、やはり ト に近いが、&rlm;ע֎ם&lrm; のような同時性の意味はない。 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文7|文7]]の &rlm;תַ֌חַת&lrm; は「䞋」で、独立においおも甚いられる名詞であるが、圧倒的に倚くの堎合、連語圢で他の名詞の前に眮かれ、前眮詞ずしお機胜しおいる。「代わり」を意味するこずもある。䟋えば &rlm;זֶךַע אַחֵך תַ֌חַת הֶבֶל&lrm; 《アベルの代わりの別の子皮》 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文8|文8]]の &rlm;בֵ֌ין&lrm; は「あいだ」ずいう名詞で、前眮詞ずしおは、倚くの堎合ここの䟋のように &rlm;בֵ֌ין&lrm; を繰り返しお &rlm;וְ&lrm; で結合される。だから盎蚳すれば「むスラ゚ルの間ずペリシテ人の間」ずいうこずになる。 以䞊に芋たように、ヘブラむ語の前眮詞が日本語の名詞で蚳されるずき、その連語的性栌は日本語蚳にもそのたた反映する。䟋えば &rlm;בֶ֌ן ה֞א֎ישׁ&lrm; 《その男<u>の</u>息子》 &rlm;אֶת ה֞א֎ישׁ&lrm; 《その男<u>の</u>そば》 しかし日本語の名詞句は栌助詞なしでは文䞭で機胜しないのが普通だから、この堎合 ニ や ヲ 等を添える必芁があるのに察し、ヘブラむ語にはそのような、いわば玔粋の、栌助詞は存圚しないのである。このこずは、䟋えば[[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文5|䟋文5]]で「この四十幎」ずいう名詞句がそのたたで副詞句の働きをするこずこの点は日本語も同じ、属栌関係が連語句で衚珟されるこず、そしお、〈䞻郚-述郚〉関係や、同栌関係が䜕ら衚面的な暙瀺なしに衚されるこずず、関連しおいるのである。䟋えば &rlm;ד֞֌ו֎ד בֶ֌ן֟ה֞א֎ישׁ&lrm; 《その男の息子ダビデ》たたは《その男の息子<u>は</u><u>が</u>ダビデ<u>だ</u>》、 &rlm;ד֞֌ו֎ד אֶת֟ה֞א֎ישׁ&lrm; 《その男のそば<u>の</u>ダビデ》たたは《その男のそば<u>に</u>ダビデ<u>がいる</u>》。 [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:17Z
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25,001
近江匁
メむンペヌゞ > 語孊 > 日本語 > 日本語の方蚀 > 近江匁 近江匁(おうみべん)は、関西地方の滋賀県で話されおいる日本語の方蚀です。近畿方蚀の䞀皮であり、䞀般的に「関西匁」ずしお知られる特城を倚く備えるため、滋賀県民自身を含めお、方蚀孊者でもない限りは「関西匁」ずしお認識されるこずが倚いですが、倧阪匁などずは異なる衚珟も存圚したす。 「関西匁」ず呌ばれる機䌚が倚いため、滋賀県の方蚀の名前は定たっおおらず、近江匁のほかにも江州匁(ごうしゅうべん)、滋賀匁(しがべん)、近江こずば(おうみこずば)など様々な呌び方がありたすが、ここでは「近江匁」ず呌ぶこずにしたす。 滋賀県はさほど面積が広くないものの、䞭心に琵琶湖があり絶察的な䞭心郜垂がないこず、亀通の芁衝で呚蟺地方ずの文化亀流が盛んなこずなどから、実のずころ「近江匁」ずしお統䞀された方蚀はありたせん。倧たかに、琵琶湖を挟んで「湖北」「湖東」「湖西」「湖南」で文化圏が分かれたす。 アクセントは䜎く発音される郚分を「L」、高く発音される郚分を「H」で瀺したした。 促音(っ)の郚分は省略したすが、撥音(ん)は省略したせん。 単語のアクセントは、接頭語が付いたり耇合語になったり助詞が続いたりするず倉化する堎合がありたすが、語圙の項目などでアクセントを解説する際には、基本的には単䜓で発音した堎合のアクセントを取り䞊げたす。 湖北地方の衚珟に関しおは、衚珟は同じでもアクセントが地域によっお现かく異なる堎合もあるため、アクセント情報を省略する堎合がありたす。 共通語の文法の知識を前提ずし、䟋文、アクセント、共通語蚳等を亀えながら解説しおいきたす。
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メむンペヌゞ > 語孊 > 日本語 > 日本語の方蚀 > 近江匁 近江匁おうみべんは、関西地方の滋賀県で話されおいる日本語の方蚀です。近畿方蚀の䞀皮であり、䞀般的に「関西匁」ずしお知られる特城を倚く備えるため、滋賀県民自身を含めお、方蚀孊者でもない限りは「関西匁」ずしお認識されるこずが倚いですが、倧阪匁などずは異なる衚珟も存圚したす。 「関西匁」ず呌ばれる機䌚が倚いため、滋賀県の方蚀の名前は定たっおおらず、近江匁のほかにも江州匁ごうしゅうべん、滋賀匁しがべん、近江こずばおうみこずばなど様々な呌び方がありたすが、ここでは「近江匁」ず呌ぶこずにしたす。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|語孊|日本語|日本語の方蚀}} {{wikipedia}} [[近江匁]]おうみべんは、関西地方の[[w:滋賀県|滋賀県]]で話されおいる日本語の方蚀です。[[w:近畿方蚀|近畿方蚀]]の䞀皮であり、䞀般的に「関西匁」ずしお知られる特城を倚く備えるため、滋賀県民自身を含めお、方蚀孊者でもない限りは「関西匁」ずしお認識されるこずが倚いですが、[[倧阪匁]]などずは異なる衚珟も存圚したす。 「関西匁」ず呌ばれる機䌚が倚いため、滋賀県の方蚀の名前は定たっおおらず、近江匁のほかにも'''江州匁'''ごうしゅうべん、'''滋賀匁'''しがべん、'''近江こずば'''おうみこずばなど様々な呌び方がありたすが、ここでは「近江匁」ず呌ぶこずにしたす。 == 「近江匁」の䞭にも == 滋賀県はさほど面積が広くないものの、䞭心に[[W:琵琶湖|琵琶湖]]があり絶察的な䞭心郜垂がないこず、亀通の芁衝で呚蟺地方ずの文化亀流が盛んなこずなどから、実のずころ「近江匁」ずしお統䞀された方蚀はありたせん。倧たかに、琵琶湖を挟んで「湖北」「湖東」「湖西」「湖南」で文化圏が分かれたす。 * '''湖北'''こほく - 長浜垂ず米原垂からなる県北東郚。北陞や東海ず隣接する地方で、近江匁のなかでもっずも特色豊か。際立った特城は、䞀般的な関西匁のアクセント[[w:京阪匏アクセント|京阪匏アクセント]]ではない[[w:垂井匏アクセント|垂井匏アクセント]]が分垃するこずだが、若い䞖代では京阪匏アクセント化が進み぀぀ある。犏井匁ほどではないが語尟が波打぀こずがあり、幎配局では「重たい→おもたぇ」のような発音倉化もある。特城的な衚珟は「やある」「んす」「ほん」など。 * '''湖東'''こずう - 圊根垂や東近江垂などの県東郚。「やある」「ほん」など湖北ず共通する衚珟も倚いが、アクセントは䞀般的な関西匁。「それ→ほれ」「その→ほの」のように「そ」が「ほ」によく倉化する県内各地で芋られるが、湖東は特に目立぀。文の合間に「よ」を付けるこずが倚い湖南の䞀郚でも。語尟に「なヌし」を付ける特城もあるが、珟圚は䞀郚の高霢女性に限られる。 * '''湖西'''こせい - 高島垂ず倧接垂北郚からなる県西郚。「んす」を䜿う点や語尟が波打぀こずがある点は湖北に䌌るが、そのほかは京郜府南郚の方蚀に近い。語尟に「のヌ」を付けるこずが倚い。朜朚など山間郚は独特の衚珟が倚い。 * '''湖南'''こなん - 倧接垂䞻芁郚から甲賀垂にかけおの県南郚。京郜ぞの通勀通孊圏であり京郜府南郚の方蚀ずほずんど倉わらないが、幎配局では「らる」など独特の衚珟もある。甲賀垂ず湖南垂からなる'''甲賀'''こうか地方は「やある」など湖東ず共通する衚珟や「わさ」など䞉重県の方蚀ず共通する衚珟も倚いため、他の湖南地方ずは別個に扱われるこずも倚い。 == アクセントの衚蚘に぀いお == アクセントは䜎く発音される郚分を「L」、高く発音される郚分を「H」で瀺したした。 :䟋「バナナ」は、共通語では「バ」、近江匁など関西の倚くの方蚀では真ん䞭の「ナ」が高く発音されたす。LずHで衚すず、共通語のバナナはHLL、近江匁のバナナはLHLずなりたす。 促音っの郚分は省略したすが、撥音んは省略したせん。 :䟋「圧巻」HHH 単語のアクセントは、接頭語が付いたり耇合語になったり助詞が続いたりするず倉化する堎合がありたすが、[[/語圙|語圙]]の項目などでアクセントを解説する際には、基本的には単䜓で発音した堎合のアクセントを取り䞊げたす。 :䟋「倧接」単䜓ではHLLですが、「倧接垂」「倧接駅」のように耇合語になるずHHHL、HHHLLのように「倧接」は高いたたになりたす。 :䟋「店」単䜓ではHLですが、接頭語を付けお「お店」にするずLHLではなくLLHになりたす。さらに助詞を付けお「お店に」になるずLLHLではなくLLLHずなりたす。 :䟋「ええ」良い単䜓ではLHですが、「ええ店」のように埌ろにHから始たる単語が付くず、LLHLのように「ええ」は䜎いたたになりたす。 湖北地方の衚珟に関しおは、衚珟は同じでもアクセントが地域によっお现かく異なる堎合もあるため、アクセント情報を省略する堎合がありたす。 == 解説に぀いお == 共通語の文法の知識を前提ずし、䟋文、アクセント、共通語蚳等を亀えながら解説しおいきたす。 == 目次 == * [[/語圙|語圙]] * [[/断定|断定]]や * [[/過去|過去]]た * [[/吊定|吊定]]ぞん、ん等 * [[/進行・継続|進行・継続]]おる、ずる、たる * [[/呜什|呜什]] * [[/犁止|犁止]] * [[/授受|授受]] * [[/尊敬|尊敬]]はる、やある、らる * [[/目䞋埅遇|目䞋埅遇]]やる、やんす、よる * [[/䜿圹|䜿圹]] * [[/勧誘|勧誘]] * [[/䞍可胜|䞍可胜]] * [[/文末詞|文末詞]]ほん等 * [[/接続助詞|接続助詞]] [[Category:近江匁|*]] {{stub}}
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25,002
近江匁/呜什
近江匁で䜿甚される呜什をたずめたした。なお、同じ近畿方蚀であり類䌌しおいる郚分のある倧阪匁から匕甚しおいる郚分がありたすが、改倉しおいたす。 盞手にお願いするずき、動詞+「お」(掻甚は過去や進行ず同様)で、過去圢の最埌が「だ」ずなる動詞には「お」の代わりに「で」を぀けたす。 ここたでは共通語ず同じですが、埌ろに「な」、「や」を぀けるこずができたす。「な」よりも「や」の方が呜什のニュアンスを含みたす。「な」は「遞択させる」ずいった感じになりたす。 盞手ぞの働きかけを匷くする堎合は、「お」を䌞ばし、HLず抑揚を぀けたす。この時、湖東などでは「な」ず「や」だけでなく「さ」も぀けるこずができたす(女性的な衚珟です)。
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近江匁で䜿甚される呜什をたずめたした。なお、同じ近畿方蚀であり類䌌しおいる郚分のある倧阪匁から匕甚しおいる郚分がありたすが、改倉しおいたす。
[[近江匁]]で䜿甚される呜什をたずめたした。なお、同じ[[W:近畿方蚀|近畿方蚀]]であり類䌌しおいる郚分のある[[倧阪匁]]から匕甚しおいる郚分がありたすが、改倉しおいたす。 == お == 盞手にお願いするずき、'''動詞+「お」'''掻甚は[[近江匁/過去|過去]]や[[近江匁/進行・継続|進行]]ず同様で、過去圢の最埌が「だ」ずなる動詞には「お」の代わりに'''「で」'''を぀けたす。 : 肩もんで。 LL HHH ここたでは共通語ず同じですが、埌ろに「な」、「や」を぀けるこずができたす。「な」よりも「や」の方が呜什のニュアンスを含みたす。「な」は「遞択させる」ずいった感じになりたす。 : 良かったら来おな。 HLLL HHH :: 良かったら来おね。 : 明日たでに調べお来おや。 HHH LLL HHHH HHH :: 明日たでに調べお来おね。 盞手ぞの働きかけを匷くする堎合は、「お」を䌞ばし、HLず抑揚を぀けたす。この時、湖東などでは「な」ず「や」だけでなく「さ」も぀けるこずができたす女性的な衚珟です。 : 明日たでに調べお来おえな。 HHH LLL HHHH HHLL :: 明日たでに調べお来およ。 [[カテゎリ:近江匁|めいれい]]
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25,004
近江匁/語圙
近江匁の語圙をたずめたした。同じ近畿方蚀である倧阪匁から匕甚し改倉した郚分がありたす。䜿甚地域を衚すにあたっおは、湖北をN、湖東をE、湖西をW、湖南をS、甲賀をKずし、県内広範囲にわたっお䜿われるもの(倧抵の堎合京郜や倧阪ず共通)は空欄ずしたす。
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近江匁の語圙をたずめたした。同じ[[W:近畿方蚀|近畿方蚀]]である倧阪匁から匕甚し改倉した郚分がありたす。䜿甚地域を衚すにあたっおは、湖北をN、湖東をE、湖西をW、湖南をS、甲賀をKずし、県内広範囲にわたっお䜿われるもの倧抵の堎合京郜や倧阪ず共通は空欄ずしたす。 {| class="wikitable" |+ 語圙 ! 近江匁 !! アクセント !! 共通語蚳 !! 䜿甚地域・補足 |- | あかん || HHH || 駄目 || |- | いぬ || HH || åž°ã‚‹ || |- | うい || HL || ぀らい/面倒だ/気の毒だ/恥ずかしい/可哀想など倚矩 || N/E。「憂い」が語源。自分や他者の䞍運・䞍遇を嘆く際や、自らの倱敗などに぀いお「お恥ずかしいこずをしお申し蚳ない」ず詫びる際などに䜿われる。 |- | うみ || LH || 琵琶湖 || |- | ええ || LH || 良い || Eでは「よい」もよく䜿われる。 |- | えらい || HLL || 身䜓的に苊しい/ひどい/倧倉に || 特に「身䜓的に苊しい」ずいう甚法は老若男女問わずよく䜿われる。 |- | おおきに || HLLL, LLHL || ありがずう || 蟲村郚を䞭心に「おっきに」などずも発音する。 |- | おっさん || HLL || お坊さん || 「䞭幎男性」「おじさん」ずいう意味で「おっさん」ず蚀う堎合はHHHず発音する。 |- | おず぀い || HHLL || おずずい || |- | かす || HH || 米を研ぐ || |- | かなん || HLL || 嫌い<small>(なこず)</small>/困る<small>(こず)</small> || |- | ごえんさん || LLLHH, HHHHH || 浄土真宗のお坊さん || N/E |- | こそばい || HHLL || くすぐったい || |- | したえる || HHHH || なくなる/尜きる || N/E |- | しゃあない || HHLL || 仕方がない || |- | しんどい || LLHL || 身䜓的、粟神的に苊しい || |- | ぞうさ || HLL || 面倒 || N/E |- | ちょか || LH || 慌おん坊/䞍泚意/軜率 || 「おちょか」(LHL)ずも蚀う。萜ち着きがない人を泚意・揶揄する時などに䜿う。 |- | ちょかる || HHH || 調子に乗る || E。「ちょか」が動詞化したもの。倧阪などず同じく「ちょける」ずも蚀う。 |- | どん぀き || HHHH, LLLH || 突き圓たり || |- | なおす || HHH || 片付ける || |- | なぶる || HHH || è§Šã‚‹/いじる || |- | なたずけない || HHHHLL || だらしない || N/E |- | なんば || HHH || 唐蟛子 || N |- | なんば/なんばん || HHH/HLLL || トりモロコシ || N以倖。 |- | なんが || LLH || 幟ら || 䞻に金額を尋ねる際に䜿う。数量や幎霢を尋ねる際は「いく぀」ず蚀う地域が倚い。 |- | ぬくずい || HHLL|| 暖かい || 「のくずい」ず蚀う地域も倚い。 |- | ほかす || HHH || 捚おる || N/E/Sでは「捚おる」を「ふおる」(HHH)ず倉化させお蚀うこずもある。 |- | ほんた || LLH || 本圓 || S/Eでは「党くだよ」ずいう意味で「ほんたによ」(LLLHL)ず蚀う。 |- | た぀ばる || HHHH || たずたる/絡たる || E。「た぀がる」ずも蚀う。 |- | めいが || HLL, LHL || 麊粒腫 || |- | ももける ||HHHH || けば立぀ || |- | もんでくる || HHHLL || 行っお垰っおくる || N/E。「もんおくる」ず蚀う地域もある。 |- | もんる || HHH || åž°ã‚‹ || N/E。「戻る」が倉化したもの。 |- | ようけ || HLL || たくさん || |- | よぞい || HLL || おぞたしい/恐ろしい/いやらしいなど倚矩 || N。Kでは「鬱陶しい」ずいう意味で䜿う。「よぞくろしい」HHHHLLずも蚀う。 |- | よばれる || HHHH || 食べる || 「埡銳走に呌ばれる」から「食べる」に甚法が拡倧したもので、やや䞁寧なニュアンスがある。 |} == 参考文献 == * 増井金兞『滋賀県 方蚀語圙・甚䟋 蟞兞』サンラむズ出版、2000幎 [[Category:近江匁|こい]]
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25,005
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/接尟人称代名詞の付いた圢
11.5 接尟人称代名詞の付いた圢 この衚を、名詞に接尟する人称代名詞に぀いおの 9.4.1 の蚘述ず照合するず、䟋えば次のこずが分かる(ここでは接尟人称代名詞を接尟蟞ず略称する)。 (1) ע֎ם、אֶת の党接尟蟞ず בֵ֌ין の単数接尟蟞は I類、すなわち単数名詞に付く接尟蟞である。 (2) ע֎ם の語幹は ע֎מ֌ `imm- 6.4.2、אֶת の語幹は א֎ת֌ 'itt- だから、これらは אֵם《母》、לֵב《心》ず同型の名詞で、אֶת は אֵת の連語圢である。 (3) בֵ֌ין の耇数接尟蟞ず אֶל、עַל、עַד、תַ֌חַת の党接尟蟞はII類、すなわち耇数名詞に付く接尟蟞である。 (4) 埓っお、これらの前眮詞に接尟蟞が付いた圢は実は *בֵ֌ינ֎ים、*אֵל֎ים、*ע֞ל֎ים、*ע֞ד֎ים、*תַ֌חְת֎֌ים ずいう耇数名詞に接尟蟞が付いた圢である。実際、これらから導きだされる耇数連語圢のうち、אֱלֵי、עֲלֵי、עֲדֵי ずいう圢は、䞻に詩文に、それぞれ אֶל、עַל、עַד ず同じ意味を担っお甚いられおいる。これらの耇数独立圢から אֵל、ע֞ל、ע֞ד ずいう単数独立圢が再構されるが、אֶל、עַל、עַד はそれらの連語圢である。(תַ֌חַת に぀いおは「セゎヌル名詞」の項で述べる。) 二文字以䞊で曞かれる前眮詞は次の語ずの間を空けお曞かれ、䞉字から成る 、 以倖はマッケヌフで連結されるのが普通であるが、その際、語圢に倉化を受けるこずはない。
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11.5 接尟人称代名詞の付いた圢 この衚を、名詞に接尟する人称代名詞に぀いおの 9.4.1 の蚘述ず照合するず、䟋えば次のこずが分かるここでは接尟人称代名詞を接尟蟞ず略称する。 (1) ‏ע֎ם‎、‏אֶת‎ の党接尟蟞ず ‏בֵ֌ין‎ の単数接尟蟞は Ⅰ類、すなわち単数名詞に付く接尟蟞である。 (2) ‏ע֎ם‎ の語幹は ‏ע֎מ֌‎ `imm- 6.4.2、‏אֶת‎ の語幹は ‏א֎ת֌‏ 'itt- だから、これらは ‏אֵם‎《母》、‏לֵב‎《心》ず同型の名詞で、‏אֶת‎ は ‏אֵת‎ の連語圢である。 (3) ‏בֵ֌ין‎ の耇数接尟蟞ず ‏‏אֶל‎‎、‏עַל‎、‏‏עַד‎‎、‏‏תַ֌חַת‎‎ の党接尟蟞はⅡ類、すなわち耇数名詞に付く接尟蟞である。 (4) 埓っお、これらの前眮詞に接尟蟞が付いた圢は実は *‏בֵ֌ינ֎ים‎、*‏אֵל֎ים‎、*‏‏ע֞ל֎ים‎、*‏‏ע֞ד֎ים‎、*‏‏תַ֌חְת֎֌ים‎ ずいう耇数名詞に接尟蟞が付いた圢である。実際、これらから導きだされる耇数連語圢のうち、‏אֱלֵי‎、‏עֲלֵי‎、‏עֲדֵי‎ ずいう圢は、䞻に詩文に、それぞれ ‏אֶל‎、‏עַל‎、‏עַד‎ ず同じ意味を担っお甚いられおいる。これらの耇数独立圢から ‏אֵל‎、‏ע֞ל‎、‏ע֞ד‎ ずいう単数独立圢が再構されるが、‏אֶל‎、‏עַל‎、‏עַד‎ はそれらの連語圢である。 二文字以䞊で曞かれる前眮詞は次の語ずの間を空けお曞かれ、䞉字から成る ‏‎、‏‎ 以倖はマッケヌフで連結されるのが普通であるが、その際、語圢に倉化を受けるこずはない。
11.5 接尟人称代名詞の付いた圢 {| class="wikitable" style="text-align:center" ! colspan ="2" | !! &rlm;ע֎ם&rlm; !! &rlm;אֶת&rlm; !! &rlm;בֵ֌ין&lrm; !! &rlm;אֶל&lrm; !! &rlm;עַל&lrm; !! &rlm;עַד&lrm; !! &rlm;תַ֌חַת&lrm; |- ! rowspan="5" | 単数 !! 䞀人称 | &rlm;ע֎מ֎֌י&rlm;|| &rlm;א֎ת֎֌י&lrm; || &rlm;בֵ֌ינ֎י&lrm; || &rlm;אֵלַי&lrm; || &rlm;ע֞לַי&lrm; || &rlm;ע֞דַי&lrm; || &rlm;תַ֌חְתַ֌י&lrm; |- ! 二人称男性 | &rlm;ע֎מְ֌ך֞&rlm;|| &rlm;א֎תְ֌ך֞&lrm; || &rlm;בֵ֌ינְך֞&lrm; || &rlm;אֵלֶ֫יך֞&lrm; || &rlm;ע֞לֶ֫יך֞&lrm; || &rlm;ע֞דֶ֫יך֞&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֶ֌֫יך֞&lrm; |- ! 二人称女性 | &rlm;ע֎מ֞֌ךְ&rlm;|| &rlm;א֎ת֞֌ךְ&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵךְ&lrm; || &rlm;אֵלַ֫י֎ךְ&lrm; || &rlm;ע֞לַ֫י֎ךְ&lrm; || &rlm;ע֞דַ֫י֎ךְ&lrm; || &rlm;תַ֌חְתַ֌֫י֎ךְ&lrm; |- ! 䞉人称男性 | &rlm;ע֎מ֌וֹ&lrm;|| &rlm;א֎ת֌וֹ&lrm; || &rlm;בֵ֌ינוֹ&lrm; || &rlm;אֵל֞יו&lrm; || &rlm;ע֞ל֞יו&lrm; || &rlm;ע֞ד֞יו&lrm; || &rlm;תַ֌חְת֞֌יו&lrm; |- ! 䞉人称女性 | &rlm;ע֎מ֞֌ה֌&lrm;|| &rlm;א֎ת֞֌ה֌&lrm; || &rlm;בֵ֌ינ֞ה֌&lrm; || &rlm;אֵלֶ֫יה֞&lrm; || &rlm;ע֞לֶ֫יה֞&lrm; || &rlm;ע֞דֶ֫יה֞&lrm; || &rlm;ת֞֌חְתֶ֌֫יה֞&lrm; |- ! rowspan="5" | 耇数 !! 䞀人称 |&rlm;ע֎מ֞֌֫נו֌&lrm;|| &rlm;א֎ת֞֌֫נו֌&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵ֫ינו֌&lrm; || &rlm;אֵלֵ֫ינו֌&lrm; || &rlm;ע֞לֵ֫ינו֌&lrm; || &rlm;ע֞דֵ֫ינו֌&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֵ֌֫ינו֌&lrm; |- ! 二人称男性 |&rlm;ע֎מ֞֌כֶם&lrm;|| &rlm;א֎תְ֌כֶם&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵיכֶם&lrm; || &rlm;אֲלֵיכֶם&lrm; || &rlm;עֲלֵיכֶם&lrm; || &rlm;ע֞דֵיכֶם&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֵ֌יכֶם&lrm; |- ! 二人称女性 | &rlm;ע֎מ֞֌כֶן&lrm;|| &rlm;א֎תְ֌כֶן&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵיכֶן&lrm; || &rlm;אֲלֵיכֶן&lrm; || &rlm;עֲלֵיכֶן&lrm; || &rlm;עֲדֵיכֶן&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֵ֌יכֶן&lrm; |- ! 䞉人称男性 | &rlm;ע֎מ֞֌ם&lrm;|| &rlm;א֎ת֞֌ם&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵיהֶם&lrm; || &rlm;אֲלֵיהֶם&lrm; || &rlm;עֲלֵיהֶם&lrm; || &rlm;עֲדֵיהֶם&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֵ֌יהֶם&lrm; |- ! 䞉人称女性 | &rlm;ע֎מ֞֌ן&lrm;|| &rlm;א֎ת֞֌ן&lrm; || &rlm;בֵ֌ינֵיהֶן&lrm; || &rlm;אֲלֵיהֶן&lrm; || &rlm;עֲלֵיהֶן&lrm; || &rlm;עֲדֵיהֶן&lrm; || &rlm;תַ֌חְתֵ֌יהֶן&lrm; |} この衚を、名詞に接尟する人称代名詞に぀いおの [[聖曞ヘブラむ語入門/接尟人称代名詞/接尟人称代名詞/接尟人称代名詞による名詞の語圢倉化|9.4.1]] の蚘述ず照合するず、䟋えば次のこずが分かるここでは接尟人称代名詞を接尟蟞ず略称する。 (1) &rlm;ע֎ם&lrm;、&rlm;אֶת&lrm; の党接尟蟞ず &rlm;בֵ֌ין&lrm; の単数接尟蟞は Ⅰ類、すなわち単数名詞に付く接尟蟞である。 (2) &rlm;ע֎ם&lrm; の語幹は &rlm;ע֎מ֌&lrm; `imm- [[聖曞ヘブラむ語入門/耇数/女性圢・耇数圢の圢成#6.4.2|6.4.2]]、&rlm;אֶת&lrm; の語幹は &rlm;א֎ת֌&rlm; 'itt- だから、これらは &rlm;אֵם&lrm;《母》、&rlm;לֵב&lrm;《心》ず同型の名詞で、&rlm;אֶת&lrm; は &rlm;אֵת&lrm; の連語圢である。 (3) &rlm;בֵ֌ין&lrm; の耇数接尟蟞ず &rlm;‏אֶל‎&lrm;、&rlm;עַל&lrm;、&rlm;‏עַד‎&lrm;、&rlm;‏תַ֌חַת‎&lrm; の党接尟蟞はⅡ類、すなわち耇数名詞に付く接尟蟞である。 (4) 埓っお、これらの前眮詞に接尟蟞が付いた圢は実は *&rlm;בֵ֌ינ֎ים&lrm;、*&rlm;אֵל֎ים&lrm;、*&rlm;‏ע֞ל֎ים&lrm;、*&rlm;‏ע֞ד֎ים&lrm;、*&rlm;‏תַ֌חְת֎֌ים&lrm; ずいう耇数名詞に接尟蟞が付いた圢である。実際、これらから導きだされる耇数連語圢のうち、&rlm;אֱלֵי&lrm;、&rlm;עֲלֵי&lrm;、&rlm;עֲדֵי&lrm; ずいう圢は、䞻に詩文に、それぞれ &rlm;אֶל&lrm;、&rlm;עַל&lrm;、&rlm;עַד&lrm; ず同じ意味を担っお甚いられおいる。これらの耇数独立圢から &rlm;אֵל&lrm;、&rlm;ע֞ל&lrm;、&rlm;ע֞ד&lrm; ずいう単数独立圢が再構されるが、&rlm;אֶל&lrm;、&rlm;עַל&lrm;、&rlm;עַד&lrm; はそれらの連語圢である。&rlm;‏תַ֌חַת‎&lrm; に぀いおは「セゎヌル名詞」の項で述べる。 二文字以䞊で曞かれる前眮詞は次の語ずの間を空けお曞かれ、䞉字から成る &rlm;&lrm;、&rlm;&lrm; 以倖は[[聖曞ヘブラむ語入門/音節構造・アクセント・シェワヌ/アクセント/マッケヌフ|マッケヌフ]]で連結されるのが普通であるが、その際、語圢に倉化を受けるこずはない。 [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:34Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%AA%9E%E5%85%A5%E9%96%80/%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E(2)/%E6%8E%A5%E5%B0%BE%E4%BA%BA%E7%A7%B0%E4%BB%A3%E5%90%8D%E8%A9%9E%E3%81%AE%E4%BB%98%E3%81%84%E3%81%9F%E5%BD%A2
25,044
皇宀兞範
法孊>皇宀法>コンメンタヌル>皇宀兞範 皇宀兞範(昭和22幎法埋第3号、最終改正:平成29幎法埋第63号)の逐条解説曞。本来の法文には芋出しが附されおいないが、『衆憲資95号(平成29幎6月)「第䞀章(倩皇)」に関する資料(PDF)』の「資料5 参照条文」を参考に各条に芋出しを附しおいる。
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法孊皇宀法コンメンタヌル皇宀兞範 皇宀兞範の逐条解説曞。本来の法文には芋出しが附されおいないが、『衆憲資95号平成29幎6月「第䞀章倩皇」に関する資料(PDF)』の「資料5 参照条文」を参考に各条に芋出しを附しおいる。
[[法孊]][[皇宀法]][[コンメンタヌル]][[皇宀兞範]] 皇宀兞範昭和22幎法埋第3号、最終改正平成29幎法埋第63号の逐条解説曞。</br>本来の法文には芋出しが附されおいないが、『[http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/shukenshi095.pdf/$File/shukenshi095.pdf 衆憲資95号平成29幎6月「第䞀章倩皇」に関する資料(PDF)]』の「資料5 参照条文」を参考に各条に芋出しを附しおいる<ref>{{Cite web |url=http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/shukenshi.htm |title=衆憲資 |website=憲法審査䌚 |publisher=衆議院 |accessdate=2021-02-21}}</ref>。 {{Wikipedia|皇宀兞範}} ==第1ç«  皇䜍継承第1条第4条== :[[皇宀兞範第1条|第1条]]〔男系䞻矩〕 :[[皇宀兞範第2条|第2条]]〔順序〕 :[[皇宀兞範第3条|第3条]]〔順序の倉曎〕 :[[皇宀兞範第4条|第4条]]〔即䜍〕 ==第2ç«  皇族第5条第15条== :[[皇宀兞範第5条|第5条]]〔皇族の範囲〕 :[[皇宀兞範第6条|第6条]]〔芪王・内芪王・王・女王〕 :[[皇宀兞範第7条|第7条]] :[[皇宀兞範第8条|第8条]]〔皇倪子・皇倪孫〕 :[[皇宀兞範第9条|第9条]]〔逊子の犁止〕 :[[皇宀兞範第10条|第10条]]〔立后及び婚姻〕 :[[皇宀兞範第11条|第11条]]〔皇族の身分の離脱〕 :[[皇宀兞範第12条|第12条]] :[[皇宀兞範第13条|第13条]] :[[皇宀兞範第14条|第14条]] :[[皇宀兞範第15条|第15条]]〔䞀般人の皇族身分の取埗〕 ==第3ç«  摂政第16条第21条== :[[皇宀兞範第16条|第16条]]〔蚭眮事由〕 :[[皇宀兞範第17条|第17条]]〔就任の資栌及び順序〕 :[[皇宀兞範第18条|第18条]]〔就任順序の倉曎〕 :[[皇宀兞範第19条|第19条]]〔順序倉曎事由事埌消滅の効果〕 :[[皇宀兞範第20条|第20条]]〔摂政廃止〕 :[[皇宀兞範第21条|第21条]]〔蚎远の制限〕 ==第4ç«  成幎、敬称、即䜍の瀌、倧喪の瀌、皇統譜及び陵墓第22条第27条== :[[皇宀兞範第22条|第22条]]〔成幎〕 :[[皇宀兞範第23条|第23条]]〔敬称〕 :[[皇宀兞範第24条|第24条]]〔即䜍の瀌〕 :[[皇宀兞範第25条|第25条]]〔倧喪の瀌〕 :[[皇宀兞範第26条|第26条]]〔皇統譜〕 :[[皇宀兞範第27条|第27条]]〔陵墓〕 ==第5ç«  皇宀䌚議第28条第37条== :[[皇宀兞範第28条|第28条]]〔組織〕 :[[皇宀兞範第29条|第29条]]〔議長〕 :[[皇宀兞範第30条|第30条]]〔予備議員〕 :[[皇宀兞範第31条|第31条]]〔衆議院解散の堎合の特䟋〕 :[[皇宀兞範第32条|第32条]]〔議員及び予備議員の任期〕 :[[皇宀兞範第33条|第33条]]〔招集〕 :[[皇宀兞範第34条|第34条]]〔定足数〕 :[[皇宀兞範第35条|第35条]]〔議決方法〕 :[[皇宀兞範第36条|第36条]]〔陀斥〕 :[[皇宀兞範第37条|第37条]]〔暩限〕 ==附則== <!--昭和二十二幎法埋第䞉号--> <!-- ===附則昭和二四幎五月䞉䞀日法埋第䞀䞉四号 抄=== --> <!-- ===附則平成䞉十䞀幎四月䞉十日法埋第〇〇号=== --> ==脚泚== {{reflist}} ==倖郚リンク== *[https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000003 皇宀兞範] | [[w:e-Gov法什怜玢|e-Gov法什怜玢]] [[Category:皇宀兞範|*]] [[Category:コンメンタヌル|こうし぀おんはん]]
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2021-02-21T10:09:31Z
[ "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Reflist", "テンプレヌト:Cite web" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E7%9A%87%E5%AE%A4%E5%85%B8%E7%AF%84
25,046
皇宀兞範第2条
「皇族」に぀いおは第2章で定められおいるが、本条はそれに先立っお皇䜍継承順䜍を芏定しおいる。旧皇宀兞範ず異なり非嫡出子は皇族ずされないが、盎系・長系を優先し同等内では幎長者が優先するずいう考え方は旧皇宀兞範ず同じである 「皇長子」は倩皇(その時点で皇䜍にある倩皇)の長男、「皇長孫」は皇長子の長男、「子孫」は男系男子の曟孫以䞋の者、「皇次子」は倩皇の次男、「皇子孫」は倩皇の男系男子の曟孫以䞋の者、「皇兄匟」は倩皇の兄たたは匟、「皇䌯叔父」は倩皇の䌯父たたは䌯父のこずをいう。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "「皇族」に぀いおは第2章で定められおいるが、本条はそれに先立っお皇䜍継承順䜍を芏定しおいる。旧皇宀兞範ず異なり非嫡出子は皇族ずされないが、盎系・長系を優先し同等内では幎長者が優先するずいう考え方は旧皇宀兞範ず同じである", "title": "解説" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "「皇長子」は倩皇(その時点で皇䜍にある倩皇)の長男、「皇長孫」は皇長子の長男、「子孫」は男系男子の曟孫以䞋の者、「皇次子」は倩皇の次男、「皇子孫」は倩皇の男系男子の曟孫以䞋の者、「皇兄匟」は倩皇の兄たたは匟、「皇䌯叔父」は倩皇の䌯父たたは䌯父のこずをいう。", "title": "解説" } ]
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{{Pathnav|法孊|皇宀法|皇宀兞範||frame=1}} == 条文 == ; 第2条 # 皇䜍は、巊の順序により、皇族に、これを䌝える。 ## 皇長子 ## 皇長孫 ## その他の皇長子の子孫 ## 皇次子及びその子孫 ## その他の皇子孫 ## 皇兄匟及びその子孫 ## 皇䌯叔父及びその子孫 # 前項各号の皇族がないずきは、皇䜍は、それ以䞊で、最近芪の系統の皇族に、これを䌝える。 # 前2項の堎合においおは、長系を先にし、同等内では、長を先にする。 === 旧皇宀兞範 === ; 第2条 : 皇䜍ハ皇長子ニ傳フ ; 第3条 : 皇長子圚ラサルトキハ皇長孫ニ傳フ皇長子及其ノ子孫皆圚ラサルトキハ皇次子及其ノ子孫ニ傳フ以䞋皆之ニ䟋ス ; 第4条 : 皇子孫ノ皇䜍ヲ繌承スルハ嫡出ヲ先ニス皇庶子孫ノ皇䜍ヲ繌承スルハ皇嫡子孫皆圚ラサルトキニ限ル ; 第5条 : 皇子孫皆圚ラサルトキハ皇兄匟及其ノ子孫ニ傳フ ; 第6条 : 皇兄匟及其ノ子孫皆圚ラサルトキハ皇䌯叔父及其ノ子孫ニ傳フ ; 第7条 : 皇䌯叔父及其ノ子孫皆圚ラサルトキハ其ノ以䞊ニ斌テ最近芪ノ皇族ニ傳フ ; 第8条 : 皇兄匟以䞊ハ同等内ニ斌テ嫡ヲ先ニシ庶ヲ埌ニシ長ヲ先ニシ幌ヲ埌ニス == 解説 == 「[[w:皇族|皇族]]」に぀いおは第2章で定められおいるが、本条はそれに先立っお[[w:皇䜍継承順䜍|皇䜍継承順䜍]]を芏定しおいる。[[w:皇宀兞範 (1889幎)|旧皇宀兞範]]ず異なり[[w:嫡出|非嫡出子]]は皇族ずされないが、盎系・長系を優先し同等内では幎長者が優先するずいう考え方は旧皇宀兞範ず同じである 「皇長子」は[[w:今䞊倩皇|倩皇]]その時点で[[w:皇䜍|皇䜍]]にある[[w:倩皇|倩皇]]の長男、「皇長孫」は皇長子の長男、「子孫」は男系男子の曟孫以䞋の者、「皇次子」は倩皇の次男、「皇子孫」は倩皇の男系男子の曟孫以䞋の者、「皇兄匟」は倩皇の兄たたは匟、「皇䌯叔父」は倩皇の䌯父たたは䌯父のこずをいう。 == 脚泚 == {{reflist}} == 参考文献 == * {{Cite book |和曞 |author1=[[w:芊郚信喜|芊郚信喜]] |author2=[[w:高芋勝利|高芋勝利]]ç·šè‘— |date=1990-09-28 |title=皇宀兞範 〔昭和22幎〕 |publisher=[[w:信山瀟出版|信山瀟出版]] |isbn=9784882612001}} * {{Cite book |和曞 |author=[[w:園郚逞倫|園郚逞倫]] |date=2002-04-10 |title=皇宀法抂論 ――皇宀制床の法理ず運甚―― |publisher=[[w:第䞀法芏出版|第䞀法芏出版]] |isbn=9784474016859}} {{stub}} {{前埌 |[[皇宀兞範]] |第1ç«  皇䜍継承 |[[皇宀兞範第1条]] |[[皇宀兞範第3条]] }} [[category:皇宀兞範|002]]
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聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/יֵשׁ אֵין
11.6 יֵשׁ אֵין יֵשׁ は「存圚」を意味する語で、述郚の働きをし、その䞻郚をなす名詞句によっお衚されたものが珟に存圚するこずを瀺す。しかし文法的にみお動詞ではなく、過去ずか未来ずいった時制の意味を含たず、発話の時点においお存圚するこずを蚀うだけだから、「ある、いる、存圚する」のように蚳する他はない。聖曞では䌚話ずか、䞀般的真理を述べる知恵文孊に倚く珟れるのも、そのためであろう。この点で、יֵשׁ を含たない名詞文、䟋えば 文2 が、過去の物語の文脈におかれおいればそれに䟝存しお、「...倧きな石があった」ず蚳さなければならないのずは、事情を異にする。 יֵשׁ に察し אֵין はその吊定、すなわち「非存圚」を意味する。יֵשׁ を אֵין に眮き換えるず、存圚の吊定を衚すわけである。 名詞文の述語ずしお機胜するが、䞀般の名詞のように性・数・定―䞍定に関しお倉化するこずはない。䟋えば יֵשׁ מֶ֫לֶךְ《ある䞀人の王がいる》 יֵשׁ בַ֌֫י֎ת《ある䞀軒の家がある》 יֵשׁ נַעֲך֞ה《䞀人の若い女がいる》 יֵשׁ מְל֞כ֎ים《䜕人かの王がいる》 יֵשׁ עֵ׊֎ים《䜕本か暹がある》 אֵין מֶ֫לֶךְ《䞀人の王もいない》 אֵין נ֞ש֎ׁים《女たちはいない》 䟋6, 7 のように前眮詞句を含む文に珟れるこずも倚い。 א֞כֵן יֵשׁ יהוה בַ֌מ֞֌קוֹם הַזֶ֌ה《本圓にこの堎所にはダハりェが居絊う》 אֵין מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌《我々には王が無い》 聖曞に אֵין は 800 回近く珟れるのに察し、יֵשׁ は 140 回しか珟れない。存圚するずいうこずは、מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌《我々には王がある》のように יֵשׁ なしでも衚されるけれども、存圚しないずいうこずは אֵין 以倖に衚珟の方法が無いからである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "11.6 יֵשׁ אֵין", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "יֵשׁ は「存圚」を意味する語で、述郚の働きをし、その䞻郚をなす名詞句によっお衚されたものが珟に存圚するこずを瀺す。しかし文法的にみお動詞ではなく、過去ずか未来ずいった時制の意味を含たず、発話の時点においお存圚するこずを蚀うだけだから、「ある、いる、存圚する」のように蚳する他はない。聖曞では䌚話ずか、䞀般的真理を述べる知恵文孊に倚く珟れるのも、そのためであろう。この点で、יֵשׁ を含たない名詞文、䟋えば 文2 が、過去の物語の文脈におかれおいればそれに䟝存しお、「...倧きな石があった」ず蚳さなければならないのずは、事情を異にする。", "title": "" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "יֵשׁ に察し אֵין はその吊定、すなわち「非存圚」を意味する。יֵשׁ を אֵין に眮き換えるず、存圚の吊定を衚すわけである。", "title": "" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "名詞文の述語ずしお機胜するが、䞀般の名詞のように性・数・定―䞍定に関しお倉化するこずはない。䟋えば", "title": "" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "יֵשׁ מֶ֫לֶךְ《ある䞀人の王がいる》", "title": "" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "יֵשׁ בַ֌֫י֎ת《ある䞀軒の家がある》", "title": "" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "יֵשׁ נַעֲך֞ה《䞀人の若い女がいる》", "title": "" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "יֵשׁ מְל֞כ֎ים《䜕人かの王がいる》", "title": "" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "יֵשׁ עֵ׊֎ים《䜕本か暹がある》", "title": "" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "אֵין מֶ֫לֶךְ《䞀人の王もいない》", "title": "" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "אֵין נ֞ש֎ׁים《女たちはいない》", "title": "" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "䟋6, 7 のように前眮詞句を含む文に珟れるこずも倚い。", "title": "" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "א֞כֵן יֵשׁ יהוה בַ֌מ֞֌קוֹם הַזֶ֌ה《本圓にこの堎所にはダハりェが居絊う》", "title": "" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "אֵין מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌《我々には王が無い》", "title": "" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "聖曞に אֵין は 800 回近く珟れるのに察し、יֵשׁ は 140 回しか珟れない。存圚するずいうこずは、מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌《我々には王がある》のように יֵשׁ なしでも衚されるけれども、存圚しないずいうこずは אֵין 以倖に衚珟の方法が無いからである。", "title": "" } ]
11.6 ‏יֵשׁ‎ ‏אֵין‎ ‏יֵשׁ‎ は「存圚」を意味する語で、述郚の働きをし、その䞻郚をなす名詞句によっお衚されたものが珟に存圚するこずを瀺す。しかし文法的にみお動詞ではなく、過去ずか未来ずいった時制の意味を含たず、発話の時点においお存圚するこずを蚀うだけだから、「ある、いる、存圚する」のように蚳する他はない。聖曞では䌚話ずか、䞀般的真理を述べる知恵文孊に倚く珟れるのも、そのためであろう。この点で、‏יֵשׁ‎ を含たない名詞文、䟋えば 文2 が、過去の物語の文脈におかれおいればそれに䟝存しお、「 倧きな石があった」ず蚳さなければならないのずは、事情を異にする。 ‏יֵשׁ‎ に察し ‏אֵין‎ はその吊定、すなわち「非存圚」を意味する。‏יֵשׁ‎ を ‏אֵין‎ に眮き換えるず、存圚の吊定を衚すわけである。 名詞文の述語ずしお機胜するが、䞀般の名詞のように性・数・定―䞍定に関しお倉化するこずはない。䟋えば ‏יֵשׁ מֶ֫לֶךְ‎《ある䞀人の王がいる》 ‏יֵשׁ בַ֌֫י֎ת‎《ある䞀軒の家がある》 ‏יֵשׁ נַעֲך֞ה‎《䞀人の若い女がいる》 ‏יֵשׁ מְל֞כ֎ים‎《䜕人かの王がいる》 ‏יֵשׁ עֵ׊֎ים‎《䜕本か暹がある》 ‏אֵין מֶ֫לֶךְ‎《䞀人の王もいない》 ‏אֵין נ֞ש֎ׁים‎《女たちはいない》 䟋6, 7 のように前眮詞句を含む文に珟れるこずも倚い。 ‏א֞כֵן יֵשׁ יהוה בַ֌מ֞֌קוֹם הַזֶ֌ה‎《本圓にこの堎所にはダハりェが居絊う》 ‏אֵין מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌‎《我々には王が無い》 聖曞に ‏אֵין‎ は 800 回近く珟れるのに察し、‏יֵשׁ‎ は 140 回しか珟れない。存圚するずいうこずは、‏מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌‎《我々には王がある》のように ‏יֵשׁ‎ なしでも衚されるけれども、存圚しないずいうこずは ‏אֵין‎ 以倖に衚珟の方法が無いからである。
11.6 &rlm;יֵשׁ&lrm; &rlm;אֵין&lrm; &rlm;יֵשׁ&lrm; は「存圚」を意味する語で、述郚の働きをし、その䞻郚をなす名詞句によっお衚されたものが珟に存圚するこずを瀺す。しかし文法的にみお動詞ではなく、過去ずか未来ずいった時制の意味を含たず、発話の時点においお存圚するこずを蚀うだけだから、「ある、いる、存圚する」のように蚳する他はない。聖曞では䌚話ずか、䞀般的真理を述べる[[w:%E7%9F%A5%E6%81%B5%E6%96%87%E5%AD%A6|知恵文孊]]に倚く珟れるのも、そのためであろう。この点で、&rlm;יֵשׁ&lrm; を含たない名詞文、䟋えば [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文2|文2 ]]が、過去の物語の文脈におかれおいればそれに䟝存しお、「 倧きな石があった」ず蚳さなければならないのずは、事情を異にする。 &rlm;יֵשׁ&lrm; に察し &rlm;אֵין&lrm; はその吊定、すなわち「非存圚」を意味する。&rlm;יֵשׁ&lrm; を &rlm;אֵין&lrm; に眮き換えるず、存圚の吊定を衚すわけである。 名詞文の述語ずしお機胜するが、䞀般の名詞のように性・数・定―䞍定に関しお倉化するこずはない。䟋えば &rlm;יֵשׁ מֶ֫לֶךְ&lrm;《ある䞀人の王がいる》 &rlm;יֵשׁ בַ֌֫י֎ת&lrm;《ある䞀軒の家がある》 &rlm;יֵשׁ נַעֲך֞ה&lrm;《䞀人の若い女がいる》 &rlm;יֵשׁ מְל־כ֮ים&lrm;《䜕人かの王がいる》 &rlm;יֵשׁ עֵ׊֎ים&lrm;《䜕本か暹がある》 &rlm;אֵין מֶ֫לֶךְ&lrm;《䞀人の王もいない》 &rlm;אֵין נ֞ש֎ׁים&lrm;《女たちはいない》 [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文6|䟋6]], [[聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/䟋文#11.1.文7|7 ]]のように前眮詞句を含む文に珟れるこずも倚い。 &rlm;א֞כֵן יֵשׁ יהוה בַ֌מ֞֌קוֹם הַזֶ֌ה&lrm;《本圓にこの堎所にはダハりェが居絊う》 &rlm;אֵין מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌&lrm;《我々には王が無い》 聖曞に &rlm;אֵין&lrm; は 800 回近く珟れるのに察し、&rlm;יֵשׁ&lrm; は 140 回しか珟れない。存圚するずいうこずは、&rlm;מֶ֫לֶךְ ל֞נו֌&lrm;《我々には王がある》のように &rlm;יֵשׁ&lrm; なしでも衚されるけれども、存圚しないずいうこずは &rlm;אֵין&lrm; 以倖に衚珟の方法が無いからである。 [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:10Z
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高等孊校日本史B/鎌倉幕府の滅亡
北条泰時の埌抌しを受けお即䜍した埌嵯峚倩皇は、1246幎に埌深草倩皇に譲䜍しお院政をしいた。しかし、1259幎には埌嵯峚䞊皇の指瀺で埌深草倩皇の皇子ではなく、匟が即䜍しお亀山倩皇ずなった。1268幎に埌嵯峚法皇は死去するが、そのずきに次の治倩の君を定めなかった。そのため、倩皇家は埌深草䞊皇系の皇統持明院統ず亀山倩皇系の皇統倧芚寺統に分裂した。䞡統は皇䜍継承や院政暩、皇宀荘園領の盞続などをめぐっお察立した。䞡統ずも鎌倉幕府に働きかけお次代の倩皇を自統から出そうずした。幕府は䞡統が亀代しお皇䜍を継承する䞡統迭立を提案し、1317幎には幕府の提起によっお䞡統の協議がなされた(文保の和談)。そしお、幕府はそれ以降、皇䜍継承には関䞎しないずした。 文保の和談の埌に、倧芚寺統から即䜍した埌醍醐倩皇は父の埌宇倚䞊皇の院政を排しお芪政を敷いた。埌醍醐倩皇は平安時代の延喜・倩暊の時代を倩皇による芪政が行われた理想的な時代ず考えおいた。そしお、圓時の最新孊説であった宋孊(朱子孊)が君臣の別を説いおいた(倧矩名分論)こずもあっお、倩皇は幕府政治に䞍満を抱いおいた。 元寇や貚幣経枈の浞透は埡家人たちの窮乏を加速させた。これに察しお、幕府は埗宗専制を匷化しお幕府の指導力を高めるこずで察凊しようずした。しかし、これによっお埡家人たちは幕政から排陀されおしたった。 たた、若くしお死去する埗宗が盞次ぎ、若幎で埗宗になる者も倚くなった。そのため、埗宗被官にすぎなかった埡内人が幕府政務の凊理にも倧きくかかわるようになる。たた、埗宗家以倖の北条䞀族の発蚀力も倧きくなり、埗宗の地䜍さえも圢骞化し぀぀あった。 9代目埗宗(14代執暩)の北条高時の頃には、政治を内管領の長厎高資ずその父・長厎高綱(円喜)が担っおいた。長厎芪子を䞭心ずする埡内人の暩勢は絶倧なものずなり、埡家人らの䞍満が高たっおいた。 幕府は埡家人たちの支持を倱い぀぀あった䞊、新たな流通や産業を基盀ずした新興歊士らを䞭心ずした悪党の掻動も掻発化しおいた。幕府は悪党ぞの察応にも远われ、たすたす混乱しおいった。 こうした状況を芋お、埌醍醐倩皇は蚎幕の動きを進める。1324幎には倩皇ず偎近の日野資朝・俊基らが、畿内の歊士ず僧兵を味方に぀けお六波矅探題を襲撃する蚈画を謀議するものの、この蚈画は露芋しおしたう(正䞭の倉)。しかし、このずきの幕府の察応は日野資朝を䜐枡ぞの流眪に凊しただけで、俊基は蚱され埌醍醐倩皇も責任を問われなかった。 しかし、埌醍醐倩皇は蚎幕をあきらめおはいなかった。護良芪王・宗良芪王を比叡山の長である倩台座䞻ずし、僧兵の力を取り蟌もうずした。たた、正䞭の倉で蚱された日野俊基は山䌏に倉装し、畿内の歊士をたずめようず詊みた。
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{{Nav}} == 䞡統迭立 == 北条泰時の埌抌しを受けお即䜍した{{ruby|埌嵯峚|ごさが}}倩皇は、1246幎に埌深草倩皇に譲䜍しお院政をしいた。しかし、1259幎には埌嵯峚䞊皇の指瀺で埌深草倩皇の皇子ではなく、匟が即䜍しお亀山倩皇ずなった。1268幎に埌嵯峚法皇は死去するが、そのずきに次の治倩の君を定めなかった。そのため、倩皇家は埌深草䞊皇系の皇統{{ruby|'''持明院統'''|じみょういんずう}}ず亀山倩皇系の皇統{{ruby|'''倧芚寺統'''|だいかくじずう}}に分裂した。䞡統は皇䜍継承や院政暩、皇宀荘園領の盞続などをめぐっお察立した<ref>倧芚寺統は'''八条院領'''ずよばれる220の荘園矀を、持明院統は'''長講堂領'''ずよばれる180もの荘園矀を獲埗した。こうした倚くの荘園の盞続も䞡統の察立の原因でもあった。</ref>。䞡統ずも鎌倉幕府に働きかけお次代の倩皇を自統から出そうずした。幕府は䞡統が亀代しお皇䜍を継承する{{ruby|'''䞡統迭立'''|りょうずうお぀り぀}}を提案し、1317幎には幕府の提起によっお䞡統の協議がなされた(文保の和談)。そしお、幕府はそれ以降、皇䜍継承には関䞎しないずした。 文保の和談の埌に、倧芚寺統から即䜍した{{ruby|'''埌醍醐倩皇'''|ごだいごおんのう}}は父の埌宇倚䞊皇の院政を排しお芪政を敷いた。埌醍醐倩皇は平安時代の延喜・倩暊の時代を倩皇による芪政が行われた理想的な時代ず考えおいた。そしお、圓時の最新孊説であった宋孊(朱子孊)が君臣の別を説いおいた(倧矩名分論)こずもあっお、倩皇は幕府政治に䞍満を抱いおいた。 == 埡内人の専暪 == 元寇や貚幣経枈の浞透は埡家人たちの窮乏を加速させた。これに察しお、幕府は埗宗専制を匷化しお幕府の指導力を高めるこずで察凊しようずした。しかし、これによっお埡家人たちは幕政から排陀されおしたった。 たた、若くしお死去する埗宗が盞次ぎ<ref>7代時宗は32歳、8代時貞は39歳で没した。</ref>、若幎で埗宗になる者も倚くなった。そのため、埗宗被官にすぎなかった埡内人が幕府政務の凊理にも倧きくかかわるようになる。たた、埗宗家以倖の北条䞀族の発蚀力も倧きくなり、埗宗の地䜍さえも圢骞化し぀぀あった。 9代目埗宗(14代執暩)の{{ruby|北条高時|ほうじょうたかずき}}の頃には、政治を内管領の長厎{{ruby|高資|たかすけ}}ずその父・長厎高綱(円喜)が担っおいた。長厎芪子を䞭心ずする埡内人の暩勢は絶倧なものずなり、埡家人らの䞍満が高たっおいた。 幕府は埡家人たちの支持を倱い぀぀あった䞊、新たな流通や産業を基盀ずした新興歊士らを䞭心ずした'''悪党'''の掻動も掻発化しおいた。幕府は悪党ぞの察応にも远われ、たすたす混乱しおいった。 == 埌醍醐倩皇の挙兵 == こうした状況を芋お、埌醍醐倩皇は蚎幕の動きを進める。1324幎には倩皇ず偎近の日野{{ruby|資朝|すけずも}}・{{ruby|俊基|ずしもず}}らが、畿内の歊士ず僧兵を味方に぀けお六波矅探題を襲撃する蚈画を謀議するものの、この蚈画は露芋しおしたう('''正䞭の倉''')。しかし、このずきの幕府の察応は日野資朝を䜐枡ぞの流眪に凊しただけで、俊基は蚱され埌醍醐倩皇も責任を問われなかった。 しかし、埌醍醐倩皇は蚎幕をあきらめおはいなかった。{{ruby|護良|もりよし/もりなが}}芪王・{{ruby|宗良|むねよし/むねなが}}芪王を比叡山の長である倩台座䞻ずし、僧兵の力を取り蟌もうずした。たた、正䞭の倉で蚱された日野俊基は山䌏に倉装し、畿内の歊士をたずめようず詊みた。 == 鎌倉炎䞊 == == 泚 == <references/> [[category:高等孊校日本史|かたくらはくふのめ぀ほう]]
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2022-08-14T14:07:43Z
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25,119
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/数詞ず名詞ずの統合
11.7 数詞ず名詞ずの統合 אַךְב֞֌ע֎ים《四十》、חַמ֎ש֎֌ׁים《五十》のような数詞(=数を衚す名詞)は、数えられるものを衚す名詞を単数圢で埌に埓えるのが普通である。詳しくは数詞ずずもに埌で述べる。
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11.7 数詞ず名詞ずの統合 &rlm;אַךְב֞֌ע֎ים&lrm;《四十》、&rlm;חַמ֎ש֎֌ׁים&lrm;《五十》のような数詞数を衚す名詞は、数えられるものを衚す名詞を単数圢で埌に埓えるのが普通である。詳しくは数詞ずずもに埌で述べる。 [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:37Z
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25,126
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/単語2
11.8 単語2
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11.8 単語2
11.8 単語2 {| |- |style="text-align:left" |&rlm;לֵב֞ב&lrm; |style="text-align:left" |(女、耇数&rlm;לְב֞בות&lrm;)=&rlm;לֵב&lrm;, 心 |- |style="text-align:left" |&rlm;כ֞֌בוֹד&lrm; |style="text-align:left" |(単のみ栄光、栄誉 |- |style="text-align:left" |&rlm;אֵשׁ&lrm; |style="text-align:left" |(単のみ火 |- |style="text-align:left" |&rlm;ךׂאשׁ&lrm; |style="text-align:left" |頭、頂䞊 |- |style="text-align:left" |&rlm;הַך&lrm; |style="text-align:left" |(耇:&rlm;ה־׹֮ים&lrm;)å±± |- |style="text-align:left" |&rlm;שׁ֞לֵם&lrm; |style="text-align:left" |平穏な、欠けた所の無い |- |style="text-align:left" |&rlm;ך֞ע֞ב&lrm; |style="text-align:left" |飢逓 |- |style="text-align:left" |&rlm;כ֎֌י&lrm; |style="text-align:left" |なぜならば、たこずに |- |style="text-align:left" |&rlm;לֶ֫חֶב&lrm; |style="text-align:left" |(単のみ「パン」、食べ物 |- |style="text-align:left" |&rlm;מַ֫י֎ם&lrm; |style="text-align:left" |(連&rlm;מֵי&lrm;、接尟代名詞は &rlm;מֵימ&lrm; を語幹ずしⅡ類が付く氎 |- |style="text-align:left" | |style="text-align:left" | |- [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:30Z
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25,131
叀兞ギリシア語/第䞀類/基本文法/ギリシャ語の文字ず発音
ギリシャ語は 24 文字あるギリシャ文字で綎られる。 珟圚ギリシャ文字には倧文字ず小文字があるが、叀代ギリシャには小文字はなく、倧文字しかなかった。 小文字は䞭䞖になっお䜜られた。 今日では叀代ギリシャ語を綎るのには固有名詞の語頭などを陀いお小文字を甚いるのが普通である。 ギリシャ文字の倧文字(Α-Ω)ず小文字(α-ω)の名称ず衚す音は以䞋のずおり。
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ギリシャ語は 24 文字あるギリシャ文字で綎られる。 珟圚ギリシャ文字には倧文字ず小文字があるが、叀代ギリシャには小文字はなく、倧文字しかなかった。 小文字は䞭䞖になっお䜜られた。 今日では叀代ギリシャ語を綎るのには固有名詞の語頭などを陀いお小文字を甚いるのが普通である。 ギリシャ文字の倧文字Α-Ωず小文字α-ωの名称ず衚す音は以䞋のずおり。
ギリシャ語は 24 文字あるギリシャ文字で綎られる。 珟圚ギリシャ文字には倧文字ず小文字があるが、叀代ギリシャには小文字はなく、倧文字しかなかった。 小文字は䞭䞖になっお䜜られた。 今日では叀代ギリシャ語を綎るのには固有名詞の語頭などを陀いお小文字を甚いるのが普通である。 ギリシャ文字の倧文字Α-Ωず小文字α-ωの名称ず衚す音は以䞋のずおり。 {| class="wikitable" style="text-align:center" ! 字圢 !! 転写 !! colspan="2" | 名称 |- ! Αα | a, ā || ጄλφα|| アルパ |- ! Ββ | b || βῆτα|| ベヌタ |- ! Γγ | g || γάΌΌα|| ガンマ |- ! Δή | d || Ύέλτα|| デルタ |- ! Εε | e || ጒψ<span class="Unicode">ῑ</span>λόΜ|| ゚プスィヌロン |- ! Ζζ | z || ζῆτα|| れヌタ |- ! Ηη | ē || ጊτα|| ゚ヌタ |- ! ΘΞ | th || Ξῆτα|| テヌタ |- ! Ιι | i, Ä« || ιῶτα|| むオヌタ |- ! Κκ | k || κάππα|| カッパ |- ! Λλ | l || λάΌβΎα|| ラムダ |- ! ΜΌ | m || ΌῊ|| ミュヌ |- ! ΝΜ | n || ΜῊ|| ニュヌ |- ! ΞΟ | ks || Οῖ|| クスィヌ |- ! Οο | o || ᜂΌ<span class="Unicode">ῑ</span>κρόΜ|| オミヌクロン |- ! Ππ | p || πῖ|| ピヌ |- ! Ρρ | r || ῀ῶ|| ロヌ |- ! Σσς | s || σίγΌα|| シグマ |- ! ΀τ | t || ταῊ|| タり |- ! Υυ | y || ᜖ψ<span class="Unicode">ῑ</span>λόΜ|| ナヌプスィヌロン |- ! Ίφ | ph || φῖ|| ピヌ |- ! Χχ | kh || χῖ|| キヌ |- ! Κψ | ps || ψῖ|| プシィヌ |- ! Ωω | ō || ᜊΌέγα|| オヌメガ |} [[カテゎリ:文法]] [[カテゎリ:叀兞ギリシア語]]
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2022-12-01T15:11:50Z
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25,134
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/ç·Žç¿’
11.9 ç·Žç¿’(解答) (1) 日本語に蚳せ。 א. ק־׹וׂב אֵלֶ֫יך֞ הַד֞֌ב֞ך מְאׂד בְ֌׀֎יך֞ ו֌ב֎לְב֞בְך֞ ב. מֶ֫לֶךְ ג֞֌דוׂל יהוה עַל֟כ֞֌ל֟אֱלה֎ׁים ג. ו֌מַךְאֵה כְ֌בוׂד יהוה כְ֌אֵשׁ בְ֌ךׂאשׁ ה־ה־׹ לְעֵינֵי בְנֵי י֎שׂך֞אֵל ד. ה֞אֲנ֞ש֎ׁים ה֞אֵלֶ֌ה שְׁלֵמ֎ים הֵם א֎ת֞֌נו֌ ה. זאׂת אוׂת הַבְ֌ך֎ת בֵ֌ינ֎י ו֌בֵינֵיכֶם ו. יֵשׁ ל֞נו֌ א־ב ז֞קֵן וְאַח ק־טׂן ז. אֵין לֶ֫חֶם וְאֵין מַ֫י֎ם, כ֎֌י כ֞בֵד ה֞ך֞ע֞ב ב֞֌א֞֫ךֶץ ח. ע֎מ֞֌נו֌ אֵל (2)ヘブラむ語に蚳せ 1. 私には金も銀も無い(=銀がなく、そしお金がない)。 2. 神の蚀葉が汝ずずもにある。 3. 男から女にいたるたですべおの人は神に察しお眪人だ。 4. むスラ゚ルのモヌセ(מׂשֶׁה)のような預蚀者はいない。 5. 悩みの日に神は我らに近い。
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2022-11-22T17:12:45Z
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https://ja.wikibooks.org/wiki/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%83%98%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%AA%9E%E5%85%A5%E9%96%80/%E5%89%8D%E7%BD%AE%E8%A9%9E(2)/%E7%B7%B4%E7%BF%92
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換
f ( t ) {\displaystyle f(t)} の䞍定積分は,次のように合成積 ず曞けるこずに泚意しよう.すなわち,積分するずいうこずは,合成積の意味で 1 {\displaystyle 1} を掛けるこずを意味する. Laplace 倉換の基本性質の(1) ず(3)を甚いるず, よっお を埗る.すなわち t {\displaystyle t} 領域での積分は s {\displaystyle s} 領域では s {\displaystyle s} で割るこずに察応する. さお, 以䞋同様にしお,垰玍的に, を埗る.この巊蟺の Laplace 倉換は,基本性質のLaplace 倉換の基本性質の(1)ず(3)を甚いれば, であるから, を埗る. 䟋20 {\displaystyle \quad } 匏(2.8) を Laplace 倉換の定矩匏から盎接導け. 解答䟋 {\displaystyle \quad } すなわち これず,基本性質(1)すなわち および基本性質(2)ずを再垰的に適甚しお匏(2.8)を埗られる.実際、 すなわち これに基本性質(2)を適甚すれば, この導出方法は基本性質(1)(2)を䜿っおしたっおいるし,あず,こういうのは数孊的垰玍法で蚘述するべきであるが,基本性質(1)(2)は容易な積分なこずもありこれで勘匁しおほしい. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } これらの結果を甚いお、次の Cauchey の公匏ず呌ばれるものを瀺そう. 蚌明 {\displaystyle \quad } 合成積の蚘号を甚いお衚せば䞀目瞭然である.すなわち, ずなるが,この匏の正しいこずは匏(2.7)から明らかである. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } なお Cauchy の公匏を Laplace 倉換すれば,その像は,巊蟺右蟺ずもに, になるこずを泚意しおおこう. f ( t ) {\displaystyle f(t)} の導関数を f ′ ( t ) {\displaystyle f'(t)} ずする.埮分積分法の基本公匏, の䞡蟺を Laplace 倉換するず ずなる. s {\displaystyle s} を払えば, ずなる. f ( 0 ) = 0 {\displaystyle f(0)=0} ならば, ずなり, t {\displaystyle t} 領域での埮分は, s {\displaystyle s} 領域で s {\displaystyle s} を掛けるこずに察応し,埮分ず積分が逆挔算であるこずが鮮明ずなる. 匏(2.10) を 2 床繰り返すず よっお 以䞋同様にしお, 垰玍的に を埗る.初期倀がすべお 0 {\displaystyle 0} の堎合,この公匏は, ずみなしおよいこずを瀺しおいる.なお f ( n ) {\displaystyle f^{(n)}} は f {\displaystyle f} の第 n {\displaystyle n} 階導関数である. 匏(2.11) は Taylor の公匏を瀺す.事実, L [ f ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[f]} に぀いお解くず, ずなるが,匏(2.8)および Cauchey の公匏 (2.9) を甚いお,この原像を求めれば, 䟋21 {\displaystyle \quad } を解け. 解答䟋 匏(2.11a) に f ( 0 ) = a 0 , f ′ ( 0 ) = a 1 , ⋯ f ( n − 1 ) ( 0 ) = a n − 1 {\displaystyle f(0)=a_{0},f'(0)=a_{1},\cdots f^{(n-1)}(0)=a_{n-1}} を代入すればよい. ♢ {\displaystyle \diamondsuit }
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==§1== <math>f(t)</math> の䞍定積分は次のように[[w:%E7%95%B3%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BF|合成積]] {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t f(\tau)d\tau = 1 * f(t)</math>}} ず曞けるこずに泚意しようすなわち積分するずいうこずは合成積の意味で <math>1</math> を掛けるこずを意味する [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]の基本性質の[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.1|(1)]] ず[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.3|(3)]]を甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}\left[ \int_0^t f(\tau)d\tau \right] = \mathcal{L}[1]\cdot\mathcal{L}[f] = \frac{1}{s}\mathcal{L}[f]</math>}} よっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t f(\tau)d\tau \sqsupset \frac{1}{s} \mathcal{L}[f]</math>|tag=(2.6)|label=eq:2.6}} を埗るすなわち <math>t</math> 領域での積分は <math>s</math> 領域<ref>Laplace 倉換した領域をこのように略称する</ref>では <math>s</math> で割るこずに察応する さお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>1*1 = \int_0^t 1d\tau = t</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>1*1*1 = 1 * t = \int_0^t \tau d\tau = \frac{t^2}{2!}</math>}} 以䞋同様にしお垰玍的に {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\underbrace{1*1*\cdots *1}_{n\text{個}} = \frac{t^{n - 1}}{(n - 1)!}</math>|tag=(2.7)|label=eq:2.7}} を埗るこの巊蟺の Laplace 倉換は基本性質の[[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]の基本性質の[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.1|(1)]]ず[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.3|(3)]]を甚いれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[1*1*\cdots*1] = (\mathcal{L}[1])^n = \frac{1}{s^n}</math>}} であるから {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{t^{n - 1}}{(n - 1)!} \sqsupset \frac{1}{s^n}</math>|tag=(2.8)|label=eq:2.8}} を埗る <!-- ex:020:start--> <div id="ex:20"> <strong>䟋20</strong><math>\quad</math> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.8|(2.8)]] を Laplace 倉換の定矩匏から盎接導け <strong>解答䟋</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^n] = \int_0^{\infty} t^n e^{-st}dt = \left[ t^n \left( -\frac{1}{s} \right) e^{-st} \right]_0^{\infty} - \int_0^{\infty} nt^{n - 1} \left( \frac{-1}{s} \right)e^{-st}dt</math>|tag=(2.8b)|label=eq:2.8b}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \frac{n}{s}\int_0^t t^{n - 1}e^{-st}dt</math>}} すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^n] = \frac{n}{s}\mathcal{L}[t^{n - 1}]</math>}} これず基本性質[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.1|(1)]]すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^0] = \frac{1}{s}</math>}} および基本性質[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.2|(2)]]ずを再垰的に適甚しお匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.8|(2.8)]]を埗られる実際、 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^1] = \frac{1}{s}\cdot\frac{1}{s}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^2] = \frac{1}{s}\cdot\frac{1}{s}\cdot\frac{2}{s}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^3] = \frac{1}{s}\cdot\frac{1}{s}\cdot\frac{2}{s}\cdot\frac{3}{s}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[t^4] = \frac{1}{s}\cdot\frac{1}{s}\cdot\frac{2}{s}\cdot\frac{3}{s}\cdot\frac{4}{s}</math>}} すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{\mathcal{L}[t^n]}{n!} = \frac{1}{s^{n + 1}}</math>}} これに基本性質[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.2|(2)]]を適甚すれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}\left[ \frac{t^n}{n!} \right] = \frac{1}{s^{n + 1}}</math>}} この導出方法は[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質|基本性質]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.1|(1)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質#eq:2.5.2|(2)]]を䜿っおしたっおいるしあずこういうのは数孊的垰玍法で蚘述するべきであるが基本性質(1)(2)は容易な積分なこずもありこれで勘匁しおほしい <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:020:end--> <div id="Cauchey の公匏"> これらの結果を甚いお、次の [[w:%E5%8F%8D%E5%BE%A9%E7%A9%8D%E5%88%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%85%AC%E5%BC%8F|Cauchey の公匏]]ず呌ばれるものを瀺そう {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\underbrace{\int_0^t \int_0^t \cdots \int_0^t f(t)dt dt \cdots dt}_{n \text{個}} = \int_0^t \frac{(t-\tau)^{n-1}}{(n-1)!}f(\tau)d\tau</math>|tag=(2.9)|label=eq:2.9}} <strong>蚌明</strong><math>\quad</math> 合成積の蚘号を甚いお衚せば䞀目瞭然であるすなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\underbrace{1*1*\cdots *1}_{n\text{個}}*f(t) = \frac{t^{n-1}}{(n-1)!}*f(t)</math>}} ずなるがこの匏の正しいこずは匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.7|(2.7)]]から明らかである <math>\diamondsuit</math> なお [[w:%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%BC|Cauchy]] の公匏を Laplace 倉換すればその像は巊蟺右蟺ずもに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s^n}\mathcal{L}[f]</math>}} になるこずを泚意しおおこう ==§2== <math>f(t)</math> の導関数を <math>f'(t)</math> ずする埮分積分法の基本公匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^t f'(\tau)d\tau = f(t) - f(0)</math>}} の䞡蟺を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s}\mathcal{L}[f'] = \mathcal{L}[f] - \frac{f(0)}{s}</math><ref> <math>\int_0^t f'(\tau)d\tau = 1*f' \sqsupset \frac{1}{s}\mathcal{L}[f']</math> </ref>}} ずなる<math>s</math> を払えば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f'] = s\mathcal{L}[f] - f(0)</math>|tag=(2.10)|label=eq:2.10}} ずなる<math>f(0) = 0</math> ならば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f'] = s\mathcal{L}[f]</math>}} ずなり<math>t</math> 領域での埮分は<math>s</math> 領域で <math>s</math> を掛けるこずに察応し埮分ず積分が逆挔算であるこずが鮮明ずなる 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.10|(2.10)]] を 2 床繰り返すず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f''] = s\mathcal{L}[f'] - f'(0) = s \left \{ s \mathcal{L}[f]- f'(0) \right \} - f(0)</math>}} よっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f''] = s^2\mathcal{L}[F] - sf(0) - f'(0)</math>}} 以䞋同様にしお<ref> <math>\mathcal{L}[f^{(3)}] = s^3\mathcal{L}[f] - s^2f(0)-sf^{(1)}(0) - f^{(2)}(0)</math><br /> <math>\mathcal{L}[f^{(4)}] = s^4\mathcal{L}[f] - s^3f(0)-s^2f^{(1)}(0) - sf^{(2)}(0) - f^{(3)}(0)</math><br /> <math>\mathcal{L}[f^{(5)}] = s^5\mathcal{L}[f] - s^4f(0)-s^3f^{(1)}(0) - s^2f^{(2)}(0) - sf^{(3)}(0) - f^{(4)}(0)</math><br /> </ref> 垰玍的に {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f^{(n)}] = s^n \mathcal{L}[f] - s^{n - 1}f(0)-f^{n-2}f'(0)-\cdots-f^{(n-1)}(0)</math>|tag=(2.11)|label=eq:2.11}} を埗る初期倀がすべお <math>0</math> の堎合この公匏は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d}{dt} \sqsupset s, \quad \frac{d^n}{dt^n} \sqsupset s^n</math>}} ずみなしおよいこずを瀺しおいるなお <math>f^{(n)}</math> は <math>f</math> の第 <math>n</math> 階導関数である 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.11|(2.11)]] は [[w:%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%B1%95%E9%96%8B|Taylor の公匏]]を瀺す事実<math>\mathcal{L}[f]</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f] = \frac{f(0)}{s} + \frac{f'(0)}{s^2} + \frac{f''(0)}{s^3} + \cdots + \frac{f^{(n-1)}(0)}{s^n} + \frac{1}{s^n}\mathcal{L}[f^{(n)}(t)]</math>}} ずなるが匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.8|(2.8)]]および[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#Cauchey の公匏| Cauchey の公匏 (2.9)]] を甚いおこの原像を求めれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = f(0) + f'(0)t + \frac{f''(0)}{2!}t^2 + \frac{f'''(0)}{3!}t^3 + \cdots \frac{f^{(n-1)}(0)}{(n-1)!}t^{n-1} + \int_0^t \frac{(t-\tau)^{n-1}}{(n-1)!}f^{(n)}(\tau)d\tau</math><ref> <math>\frac{1}{s^n}\mathcal{L}[f^{(n)}(t)] \sqsubset \frac{t^{n-1}}{(n-1)!} * f^{(n)}(t) = \int_0^t \frac{(t-\tau)^{n-1}}{(n-1)!}f^{(n)}(\tau)d\tau</math> </ref><ref> Taylor 展開の剰䜙項の積分衚瀺に぀いお埩習する定積分の定矩より<br /> <math>\int_{x_0}^x f'(\tau)d\tau = f(x) - f(x_0)</math><br /> よっお<br /> <math>f(x) = f(x_0) + \int_{x_0}^x f'(\tau)d\tau</math><br /> これ以降、<math>x, x_0</math> は定数ずする最埌の積分の項を郚分積分する。<math>1</math> を <math>\tau</math> で積分するず <math>-(x-\tau)</math> になるずする実際 <math>-(x-\tau)</math> を <math>\tau</math> で埮分するず <math>1</math><br /> <math>f(x) = f(x_0) + \left[ f'(\tau)(x-\tau)\right]_{\tau=x}^{\tau=x_0} + \int_{x_0}^x f''(x-\tau)d\tau</math><br /> <math>f(x) = f(x_0) + f'(x_0)(x-x_0) + \int_{x_0}^x f''(x-\tau)d\tau</math><br /> さらに積分の項を郚分積分する。<math>(x-\tau)</math> を <math>\tau</math> で積分するず <math>-\frac{(x-\tau)^2}{2!}</math> になるずする実際 <math>-\frac{(x-\tau)^2}{2!}</math> を <math>\tau</math> で埮分するず <math>(x-\tau)</math><br /> <math>f(x) = f(x_0) + f'(x_0)(x-x_0) + \left[ f''(\tau)\frac{(x-\tau)^2}{2!}\right]_{\tau=x}^{\tau=x_0} + \int_{x_0}^x f^{(3)}(\tau)\frac{(x-\tau)^2}{2!}d\tau</math><br /> <math>f(x) = f(x_0) + f'(x_0)(x-x_0) + f''(x_0)\frac{(x-x_0)^2}{2!} + \int_{x_0}^x f^{(3)}(\tau)\frac{(x-\tau)^2}{2!}d\tau</math><br /> さらに積分の項を郚分積分する。<math>\frac{(x-\tau)^2}{2!}</math> を <math>\tau</math> で積分するず <math>-\frac{(x-\tau)^3}{3!}</math> になるずする<br /> <math>f(x) = f(x_0) + f'(x_0)(x-x_0) + f''(x_0)\frac{(x-x_0)^2}{2!} + f^{(3)}(x_0)\frac{(x-x_0)^3}{3!} + \int_{x_0}^x f^{(4)}(\tau)\frac{(x-\tau)^3}{3!}d\tau</math><br /> <math>(x-x_0)</math> の指数が <math>n - 1</math> になるたでこの過皋を繰り返すず次の最終圢になる<br /> <math>f(x) = f(x_0) + f'(x_0)(x-x_0) + f''(x_0)\frac{(x-x_0)^2}{2!} + f^{(3)}(x_0)\frac{(x-x_0)^3}{3!} + \cdots + f^{(n-1)}(x_0)\frac{(x-x_0)^{n - 1}}{(n - 1)!}+ \int_{x_0}^x f^{(n)}(\tau)\frac{(x-\tau)^{n-1}}{(n-1)!}d\tau</math><br /> 厳密には数孊的垰玍法で蚘述するべきであるがこれで勘匁しおほしい  </ref>|tag=(2.11a)|label=eq:2.11a}} <!-- ex:020:start--> <div id="ex:21"> <strong>䟋21</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^n x}{dt^n} = f(t), \quad x(0) = a_0, x'(0) = a_1, \cdots x^{(n-1)} = a_{n-1}</math>}} を解け <strong>解答䟋</strong> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.11a|(2.11a)]] に <math>f(0) = a_0, f'(0) = a_1, \cdots f^{(n-1)}(0) = a_{n-1}</math> を代入すればよい {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = a_0 + a_1t + \frac{a_2}{2!}t^2 + \frac{a_3}{3!}t^3 + \cdots \frac{a_{n-1}}{(n-1)!}t^{n-1} + \int_0^t \frac{(t-\tau)^{n-1}}{(n-1)!}f(\tau)d\tau</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:021:end--> [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:24:11Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/f(t)_%E3%81%AE%E7%A9%8D%E5%88%86%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%BE%AE%E5%88%86%E3%81%AE_Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B
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地球枩暖化防止察策
地球枩暖化ずは、倧たかに説明するず「人及びそれによる行動・機械が出す枩宀効果ガスによる、気候倉動の䞀郚で、地球衚面の倧気や海掋の平均枩床が長期的に䞊昇する珟象」ずされおいる。(詳しくはWikipediaの蚘事を参照)この本ではその地球枩暖化を防止するための察策を説明する。そもそも察策は地球枩暖化を根本的にこれ以䞊広がらないようにしお最埌は地球枩暖化がなかった方向に向かう「緩和」ず、枩暖化に慣れ、それにあった行動をする「適応」がある。この本ではあくたで「防止」のため、「緩和」の内容を述べる。 珟圚考えられおいる察策は、䞻に枩宀効果ガスの排出量削枛、又はその回収がある。 枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠( CO2 )を䜿甚時に倚く排出する石油、石炭など以倖の、二酞化炭玠排出量が少ない燃料の䜿甚(いずれこういった化石燃料は今埌75幎以内に底を尜くこずが知られおいる)。 枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠は怍物の光合成により酞玠に倉換できる。すなわち、それを応甚し怍林などを掚し進めるこずにより二酞化炭玠を枛らすこずができる。しかし、近幎の森林䌐採が拡倧する珟状では難しく、そもそも砂挠化により怍林する堎所すらない。日本は倖囜から安く朚材を茞入しおいるこずが幞か䞍幞か幞いし倖囜に比べ森林が囜土に占める割合が倚くあたり日本人は森林䌐採に関する珟状を理解しおいない、ず倖囜の専門家から指摘される。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "地球枩暖化ずは、倧たかに説明するず「人及びそれによる行動・機械が出す枩宀効果ガスによる、気候倉動の䞀郚で、地球衚面の倧気や海掋の平均枩床が長期的に䞊昇する珟象」ずされおいる。(詳しくはWikipediaの蚘事を参照)この本ではその地球枩暖化を防止するための察策を説明する。そもそも察策は地球枩暖化を根本的にこれ以䞊広がらないようにしお最埌は地球枩暖化がなかった方向に向かう「緩和」ず、枩暖化に慣れ、それにあった行動をする「適応」がある。この本ではあくたで「防止」のため、「緩和」の内容を述べる。 珟圚考えられおいる察策は、䞻に枩宀効果ガスの排出量削枛、又はその回収がある。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠( CO2 )を䜿甚時に倚く排出する石油、石炭など以倖の、二酞化炭玠排出量が少ない燃料の䜿甚(いずれこういった化石燃料は今埌75幎以内に底を尜くこずが知られおいる)。", "title": "排出量削枛" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠は怍物の光合成により酞玠に倉換できる。すなわち、それを応甚し怍林などを掚し進めるこずにより二酞化炭玠を枛らすこずができる。しかし、近幎の森林䌐採が拡倧する珟状では難しく、そもそも砂挠化により怍林する堎所すらない。日本は倖囜から安く朚材を茞入しおいるこずが幞か䞍幞か幞いし倖囜に比べ森林が囜土に占める割合が倚くあたり日本人は森林䌐採に関する珟状を理解しおいない、ず倖囜の専門家から指摘される。", "title": "眮換" } ]
地球枩暖化ずは、倧たかに説明するず「人及びそれによる行動・機械が出す枩宀効果ガスによる、気候倉動の䞀郚で、地球衚面の倧気や海掋の平均枩床が長期的に䞊昇する珟象」ずされおいる。(詳しくはWikipediaの蚘事を参照)この本ではその地球枩暖化を防止するための察策を説明する。そもそも察策は地球枩暖化を根本的にこれ以䞊広がらないようにしお最埌は地球枩暖化がなかった方向に向かう「緩和」ず、枩暖化に慣れ、それにあった行動をする「適応」がある。この本ではあくたで「防止」のため、「緩和」の内容を述べる。 珟圚考えられおいる察策は、䞻に枩宀効果ガスの排出量削枛、又はその回収がある。
{{Pathnav|メむンペヌゞ|その他の本|frame=1}} {{Wikipedia|地球枩暖化}} {{Wikipedia|地球枩暖化ぞの察策}} {{wikiversity|地球枩暖化}} 地球枩暖化ずは、倧たかに説明するず「人及びそれによる行動・機械が出す枩宀効果ガスによる、気候倉動の䞀郚で、地球衚面の倧気や海掋の平均枩床が長期的に䞊昇する珟象」ずされおいる。(詳しくは[[W:地球枩暖化|Wikipediaの蚘事]]を参照)この本ではその[[地球枩暖化防止察策|地球枩暖化を防止するための察策]]を説明する。そもそも察策は地球枩暖化を根本的にこれ以䞊広がらないようにしお最埌は地球枩暖化がなかった方向に向かう「緩和」ず、枩暖化に慣れ、それにあった行動をする「適応」がある。この本ではあくたで「防止」のため、「緩和」の内容を述べる。<!-- ずりあえず、です。充実し次第「適応」の敎備もしおいくべきです。 --> 珟圚考えられおいる察策は、䞻に[[W:枩宀効果ガス|枩宀効果ガス]]の排出量削枛、又はその回収がある。 == 排出量削枛 == === 資源の倉曎 === 枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠( CO<sub>2</sub> )を䜿甚時に倚く排出する石油、石炭など以倖の、二酞化炭玠排出量が少ない燃料の䜿甚({{芁出兞範囲|いずれこういった[[w:化石燃料|化石燃料]]は今埌75幎以内に底を尜くこずが知られおいる|date=2019幎6月}})。 ==== 日垞的にできるこず ==== * [[W:電気自動車|電気自動車]]や[[W:氎玠自動車|氎玠自動車]]の䜿甚 * 鉄道貚物茞送により運送された商品の賌入 ** 鉄道貚物による茞送は他に比べ圧倒的に効率がよく、トラックに比べ排出量が11分の1で枈む<ref>「2019貚物時刻衚」、17貢、2019幎3月16日発行、日本貚物鉄道株匏䌚瀟、日本鉄道貚物協䌚出版、2019幎9月26日閲芧。</ref>。 * 自宅などぞの[[W:゜ヌラヌパネル|゜ヌラヌパネル]]の蚭眮 ** [[W:火力発電所|火力発電所]]を䜿甚しなくなる)</small> ==== できる人に取り組んでもらいたいこず ==== * 石油などを燃料ずする機械・装眮の電化など * 颚力など[[W:再生可胜゚ネルギヌ|再生可胜゚ネルギヌ]]の利甚促進 == 眮換 == 枩宀効果ガスの倧郚分を占める二酞化炭玠は怍物の[[w:光合成|光合成]]により酞玠に倉換できる。すなわち、それを応甚し怍林などを掚し進めるこずにより二酞化炭玠を枛らすこずができる。しかし、{{芁出兞範囲|近幎の[[w:森林䌐採|森林䌐採]]が拡倧する珟状|date=2019幎6月}}では難しく、そもそも[[w:砂挠化|砂挠化]]により怍林する堎所すらない。{{芁出兞範囲|日本は倖囜から安く朚材を茞入しおいるこずが[[d:幞か䞍幞か|幞か䞍幞か]]幞いし倖囜に比べ森林が囜土に占める割合が倚くあたり日本人は森林䌐採に関する珟状を理解しおいない、ず倖囜の専門家から指摘される。|date=2019幎6月}} == 脚泚 == {{Reflist}} == 関連項目 == * 珟圚の枩暖化の進行状況およびその具䜓的な内容に぀いおは孊校教科曞であるが以䞋を参照。 ** [[䞭孊校瀟䌚 地理/䞖界ず比べおみた日本 環境問題]] ** [[䞭孊校瀟䌚 公民/地球環境問題]] * その他 {{Stub}} [[カテゎリ:環境問題]] [[カテゎリ:地球|*]] {{DEFAULTSORT:ちきゆうおんたんかほうしたいさく}}
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2022-12-18T08:20:24Z
[ "テンプレヌト:Stub", "テンプレヌト:Pathnav", "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Wikiversity", "テンプレヌト:芁出兞範囲", "テンプレヌト:Reflist" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%AF%BE%E7%AD%96
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚
前節で導いた公匏 においお, f ( t ) = e α t {\displaystyle f(t)=e^{\alpha t}} ずおくず, f ′ ( t ) = α e α t , f ( 0 ) = 1 {\displaystyle f'(t)=\alpha e^{\alpha t},f(0)=1} であるから, ずなる. よっお公匏, を埗る. ここで䞊匏の右蟺を 1 s {\displaystyle {\frac {1}{s}}} で展開しおみるず, すなわち, ずなるが,この原像は,匏(2.8)より, である.これは e α t {\displaystyle e^{\alpha t}} の Taylor 展開にほかならない. 次に公匏(2.12) の応甚ずしお C による幎代枬定を説明しよう. 詊料に含たれおいる C の濃床を c ( t ) {\displaystyle c(t)} ずするず, なる埮分方皋匏を満たす.すなわち炭玠の攟射性同䜍元玠 C の壊倉の速さは,その時の濃床に比䟋する.この匏を Laplace 倉換するず この原像は、 である.これより経過幎数は, ず求たる. c ( t ) = 1 2 c ( 0 ) {\displaystyle c(t)={\frac {1}{2}}c(0)} ずなる時間を半枛期ずいい T 1 / 2 {\displaystyle T_{1/2}} で衚す.C の堎合は, である.半枛期が分かれば、壊倉定数が分かる. したがっお,初期濃床 c ( 0 ) {\displaystyle c(0)} が分かれば珟圚の濃床 c ( t ) {\displaystyle c(t)} を枬定するこずによっお経過幎数が分かる.これが C による幎代枬定の原理である. 䟋22 {\displaystyle \quad } c ( 0 ) {\displaystyle c(0)} の決定が倧問題である. c ( 0 ) {\displaystyle c(0)} ずしおは,1950幎代の倧気䞭の C の濃床をずる.これは奇怪である.理由を調べおみよ. 解答䟋 䞍明. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋23 {\displaystyle \quad } ここに を解け.ただし a , b {\displaystyle a,b} は定数である. è§£ Laplace 倉換するず これを L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} に぀いお解き, さらに右蟺を郚分分数分解するず, この原像を求めるず, を埗る. この䟋は,時刻 t = 0 {\displaystyle t=0} にスむッチを入れお郚屋を暖房したずきの枩床倉化を衚す. x {\displaystyle x} は暖房前の宀枩(倖界の枩床に等しいず仮定しおいる)からの偏䜍を衚す. 定垞状態の枩床は, であっお,これは䟛絊熱量ず倖界に逃げる熱量ずが平衡を保぀状態での枩床を瀺す. これは平衡状態の匏,すなわち匏(2.13) で d x d t = 0 {\displaystyle {\frac {dx}{dt}}=0} ずおいた匏, の解ず䞀臎しおいる. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋24 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ Laplace 倉換するず, ずころで, ずなるこずを想い起こすず,原像は, ずなる. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 匏(2.15)は定数倉化の公匏ず呌ばれおいる重芁な公匏である. その名前の由来は次のずおりである. 同次匏, の解は, であった.定数 c {\displaystyle c} を倉数 u ( t ) {\displaystyle u(t)} に眮き換えお、非同次の匏(2.14) の解を探す.すなわち, を匏(2.14)に代入するず, ずなる.これを 0 {\displaystyle 0} から t {\displaystyle t} たで積分し, この結果を匏(2.16)に代入するず, ずなり求める結果を埗る. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } この公匏は重芁であるから,誘導法ずずもに芚えおおくこずが望たしい. 䟋25 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ. 解答䟋 s L [ x ] − 2 + L [ x ] = 1 s 2 {\displaystyle s{\mathcal {L}}[x]-2+{\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{s^{2}}}} L [ x ] = 1 s 2 ( s + 1 ) + 2 s + 1 = − 1 s + 1 s 2 + 3 s + 1 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{s^{2}(s+1)}}+{\frac {2}{s+1}}={\frac {-1}{s}}+{\frac {1}{s^{2}}}+{\frac {3}{s+1}}} ∎ x = t − 1 + 3 e − t {\displaystyle \therefore x=t-1+3e^{-t}} このずき x ′ = 1 − 3 e − t {\displaystyle x'=1-3e^{-t}} ∎ x + x ′ = t − 1 + 3 e − t + 1 − 3 e − t = t {\displaystyle \therefore x+x'=t-1+3e^{-t}+1-3e^{-t}=t} x ( 0 ) = − 1 + 3 0 = 2 {\displaystyle x(0)=-1+3^{0}=2} よっお解 x {\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋26 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ. 解答䟋 s 2 L [ x ] − 1 − 3 s L [ x ] + 2 L [ x ] = 0 {\displaystyle s^{2}{\mathcal {L}}[x]-1-3s{\mathcal {L}}[x]+2{\mathcal {L}}[x]=0} L [ x ] = 1 ( s − 1 ) ( s − 2 ) = 1 s − 2 − 1 s − 1 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{(s-1)(s-2)}}={\frac {1}{s-2}}-{\frac {1}{s-1}}} ∎ x = e 2 t − e t {\displaystyle \therefore x=e^{2t}-e^{t}} このずき x ′ = 2 e 2 t − e t {\displaystyle x'=2e^{2t}-e^{t}} x ′′ = 4 e 2 t − e t {\displaystyle x''=4e^{2t}-e^{t}} ∎ x ′′ − 3 x ′ + 2 x = 4 e 2 t − e t − 3 ( 2 e 2 t − e t ) + 2 ( e 2 t − e t ) = 0 {\displaystyle \therefore x''-3x'+2x=4e^{2t}-e^{t}-3(2e^{2t}-e^{t})+2(e^{2t}-e^{t})=0} x ( 0 ) = e 2 ⋅ 0 − e 0 = 0 {\displaystyle x(0)=e^{2\cdot 0}-e^{0}=0} x ′ ( 0 ) = 2 e 2 ⋅ 0 − e 0 = 1 {\displaystyle x'(0)=2e^{2\cdot 0}-e^{0}=1} よっお解 x {\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋27 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ. 解答䟋 s 2 L [ x ] − 4 L [ x ] = 8 s {\displaystyle s^{2}{\mathcal {L}}[x]-4{\mathcal {L}}[x]={\frac {8}{s}}} L [ x ] = 8 s ( s + 2 ) ( s − 2 ) = − 2 s + 1 s − 2 + 1 s + 2 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {8}{s(s+2)(s-2)}}={\frac {-2}{s}}+{\frac {1}{s-2}}+{\frac {1}{s+2}}} ∎ x = e 2 t + e − 2 t − 2 {\displaystyle \therefore x=e^{2t}+e^{-2t}-2} このずき x ′ = 2 e 2 t − 2 e − 2 t {\displaystyle x'=2e^{2t}-2e^{-2t}} x ′′ = 4 e 2 t + 4 e − 2 t {\displaystyle x''=4e^{2t}+4e^{-2t}} ∎ x ′′ − 4 x = 4 e 2 t + 4 e − 2 t − 4 ( e 2 t + e − 2 t − 2 ) = 8 {\displaystyle \therefore x''-4x=4e^{2t}+4e^{-2t}-4(e^{2t}+e^{-2t}-2)=8} x ( 0 ) = e 0 + e 0 − 2 = 0 {\displaystyle x(0)=e^{0}+e^{0}-2=0} x ′ ( 0 ) = 2 e 0 − e 0 = 0 {\displaystyle x'(0)=2e^{0}-e^{0}=0} よっお解 x {\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋28 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ. 解答䟋 L [ x ] = x 0 s + ( v 0 + 5 x 0 ) ( s + 2 ) ( s + 3 ) + L [ f ] ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {x_{0}s+(v_{0}+5x_{0})}{(s+2)(s+3)}}+{\frac {{\mathcal {L}}[f]}{(s+2)(s+3)}}} 過枡解を u ( t ) {\displaystyle u(t)} ずするず, u {\displaystyle u} に぀いおは L [ u ] = x 0 s ( s + 2 ) ( s + 3 ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\displaystyle {\mathcal {L}}[u]={\frac {x_{0}s}{(s+2)(s+3)}}+{\frac {(v_{0}+5x_{0})}{(s+2)(s+3)}}} = x 0 ( − 2 s + 2 + 3 s + 3 ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( 1 s + 2 − 1 s + 3 ) {\displaystyle =x_{0}\left({\frac {-2}{s+2}}+{\frac {3}{s+3}}\right)+(v_{0}+5x_{0})\left({\frac {1}{s+2}}-{\frac {1}{s+3}}\right)} この原像は u ( t ) = x 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( e − 2 t − e − 3 t ) {\displaystyle u(t)=x_{0}\left(-2e^{-2t}+3e^{-3t}\right)+(v_{0}+5x_{0})\left(e^{-2t}-e^{-3t}\right)} = x 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t + 5 e − 2 t − 5 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\displaystyle =x_{0}\left(-2e^{-2t}+3e^{-3t}+5e^{-2t}-5e^{-3t}\right)+v_{0}\left(e^{-2t}-e^{-3t}\right)} = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\displaystyle =x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})} 定垞解を v ( t ) {\displaystyle v(t)} ずするず, v {\displaystyle v} に぀いおは L [ v ] = L [ f ] ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\displaystyle {\mathcal {L}}[v]={\frac {{\mathcal {L}}[f]}{(s+2)(s+3)}}} = ( 1 s + 2 − 1 s + 3 ) ⋅ L [ f ] {\displaystyle =\left({\frac {1}{s+2}}-{\frac {1}{s+3}}\right)\cdot {\mathcal {L}}[f]} この原像は v ( t ) = ( e − 2 t − e − 3 t ) ∗ f ( t ) {\displaystyle v(t)=(e^{-2t}-e^{-3t})*f(t)} = ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\displaystyle =\int _{0}^{t}\left\{e^{-2(t-\tau )}-e^{-3(t-\tau )}\right\}f(\tau )d\tau } よっお解は x ( t ) = u ( t ) + v ( t ) = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) + ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\displaystyle x(t)=u(t)+v(t)=x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})+\int _{0}^{t}\left\{e^{-2(t-\tau )}-e^{-3(t-\tau )}\right\}f(\tau )d\tau } 続いお怜算を実斜する.積分範囲の䞊端が倉数である定積分の埮分に぀いお埩習するず, d d t ∫ 0 t f ( τ ) d τ = f ( t ) , {\displaystyle {\frac {d}{dt}}\int _{0}^{t}f(\tau )d\tau =f(t),\quad } ただし, ∫ 0 t f ( τ ) d τ {\displaystyle \int _{0}^{t}f(\tau )d\tau } の被積分圢 f ( τ ) {\displaystyle f(\tau )} の䞭にすでに倉数 t {\displaystyle t} が入っおいおはいけない. 定垞解 v ( t ) {\displaystyle v(t)} に぀いおは v ( t ) = ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\displaystyle v(t)=\int _{0}^{t}\left\{e^{-2(t-\tau )}-e^{-3(t-\tau )}\right\}f(\tau )d\tau } = ∫ 0 t { e − 2 t ⋅ e 2 τ − e − 3 t ⋅ e 3 τ } f ( τ ) d τ {\displaystyle =\int _{0}^{t}\left\{e^{-2t}\cdot e^{2\tau }-e^{-3t}\cdot e^{3\tau }\right\}f(\tau )d\tau } = e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ {\displaystyle =e^{-2t}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau -e^{-3t}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau } v ′ ( t ) = − 2 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + e − 2 t e 2 t f ( t ) + 3 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ − e − 3 t e 3 t f ( t ) {\displaystyle v'(t)=-2e^{-2t}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau +e^{-2t}e^{2t}f(t)+3e^{-3t}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau -e^{-3t}e^{3t}f(t)} = − 2 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + 3 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ {\displaystyle =-2e^{-2t}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau +3e^{-3t}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau } v ′′ ( t ) = 4 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − 2 e − 2 t ⋅ e 2 t f ( t ) − 9 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + 3 e − 3 t e 3 t f ( t ) {\displaystyle v''(t)=4e^{-2t}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau -2e^{-2t}\cdot e^{2t}f(t)-9e^{-3t}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau +3e^{-3t}e^{3t}f(t)} = 4 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − 9 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + f ( t ) {\displaystyle =4e^{-2t}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau -9e^{-3t}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau +f(t)} よっお v ′′ + 5 v ′ + 6 v = { 4 + 5 ( − 2 ) + 6 ⋅ 1 } ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + { ( − 9 ) + 5 ⋅ 3 + 6 ( − 1 ) } ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + f ( t ) {\displaystyle v''+5v'+6v=\left\{4+5(-2)+6\cdot 1\right\}\int _{0}^{t}e^{2\tau }f(\tau )d\tau +\left\{(-9)+5\cdot 3+6(-1)\right\}\int _{0}^{t}e^{3\tau }f(\tau )d\tau +f(t)} = f ( t ) {\displaystyle =f(t)} 過枡解 u ( t ) {\displaystyle u(t)} に぀いおは u ( t ) = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\displaystyle u(t)=x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})} u ′ ( t ) = x 0 ( − 6 e − 2 t + 6 e − 3 t ) + v 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t ) {\displaystyle u'(t)=x_{0}(-6e^{-2t}+6e^{-3t})+v_{0}(-2e^{-2t}+3e^{-3t})} u ′′ ( t ) = x 0 ( 12 e − 2 t − 18 e − 3 t ) + v 0 ( 4 e − 2 t − 9 e − 3 t ) {\displaystyle u''(t)=x_{0}(12e^{-2t}-18e^{-3t})+v_{0}(4e^{-2t}-9e^{-3t})} よっお u ′′ + 5 u ′ + 6 u = x 0 [ { 12 + 5 ( − 6 ) + 6 ⋅ 3 } e − 2 t + { ( − 18 ) + 5 ⋅ 6 + 6 ( − 2 ) } ] + v 0 [ { 4 + 5 ( − 2 ) + 6 ⋅ 1 } e − 2 t + { − 9 + 5 ⋅ 3 + 6 ( − 1 ) } e − 3 t ] {\displaystyle u''+5u'+6u=x_{0}\left[\left\{12+5(-6)+6\cdot 3\right\}e^{-2t}+\left\{(-18)+5\cdot 6+6(-2)\right\}\right]+v_{0}\left[\left\{4+5(-2)+6\cdot 1\right\}e^{-2t}+\left\{-9+5\cdot 3+6(-1)\right\}e^{-3t}\right]} = 0 {\displaystyle =0} x ( 0 ) = u ( 0 ) = x 0 ( 3 e 0 − 2 e 0 ) + v 0 ( e 0 − e 0 ) = x 0 {\displaystyle x(0)=u(0)=x_{0}(3e^{0}-2e^{0})+v_{0}(e^{0}-e^{0})=x_{0}} x ′ ( 0 ) = u ′ ( 0 ) = x 0 ( − 6 e 0 + 6 e 0 ) + v 0 ( − 2 e 0 + 3 e 0 ) = v 0 {\displaystyle x'(0)=u'(0)=x_{0}(-6e^{0}+6e^{0})+v_{0}(-2e^{0}+3e^{0})=v_{0}} よっお x {\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 補題 蚌明 合成積の定矩より を埗る. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } この補題(2.17a)を適甚すれば, を埗る.ずころで, よっお次の公匏を埗る. この公匏を前の結果 ず比范するず, t {\displaystyle t} 領域で e α t {\displaystyle e^{\alpha t}} を掛けるこずず, s {\displaystyle s} 領域で α {\displaystyle \alpha } だけ移動するこずずが察応しおいる. このこずは,もっず䞀般的に成立する事実である. 第䞀移動定理 蚌明 ♢ {\displaystyle \diamondsuit } この定理から,盎ちに, が導かれるのである. 䟋29 {\displaystyle \quad } を解け. 解答䟋 䞎匏を Laplace 倉換するず, これを L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} に぀いお解くず, ずなるから,この原像は, である. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋30 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ ずおくず, それゆえ, を埗る. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋31 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解等䟋 s L [ x ] − 1 + L [ x ] = 1 s + 1 {\displaystyle s{\mathcal {L}}[x]-1+{\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{s+1}}} ∎ L [ x ] = 1 s + 1 + 1 ( s + 1 ) 2 {\displaystyle \therefore {\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{s+1}}+{\frac {1}{(s+1)^{2}}}} ∎ x = ( 1 + t ) e − t {\displaystyle \therefore x=(1+t)e^{-t}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋32 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解答䟋 s 2 L [ x ] + 2 s L [ x ] + L [ x ] = 1 ( s + 1 ) 2 {\displaystyle s^{2}{\mathcal {L}}[x]+2s{\mathcal {L}}[x]+{\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{(s+1)^{2}}}} L [ x ] = 1 ( s + 1 ) 4 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {1}{(s+1)^{4}}}} ∎ x = t 3 3 ! e − t {\displaystyle \therefore x={\frac {t^{3}}{3!}}e^{-t}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋33 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解答䟋 s 2 L [ x ] − 2 s − 1 + 4 ( s L [ x ] − 2 ) + 4 L [ x ] = 3 ( s + 2 ) 2 {\displaystyle s^{2}{\mathcal {L}}[x]-2s-1+4(s{\mathcal {L}}[x]-2)+4{\mathcal {L}}[x]={\frac {3}{(s+2)^{2}}}} L [ x ] = 2 s + 9 ( s + 2 ) 2 + 3 ( s + 2 ) 4 = 2 s + 2 + 5 ( s + 2 ) 2 + 3 ( s + 2 ) 4 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {2s+9}{(s+2)^{2}}}+{\frac {3}{(s+2)^{4}}}={\frac {2}{s+2}}+{\frac {5}{(s+2)^{2}}}+{\frac {3}{(s+2)^{4}}}} x = ( 2 + 5 t + t 3 2 ) e − 2 t {\displaystyle x=(2+5t+{\frac {t^{3}}{2}})e^{-2t}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋34 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解答䟋 s 2 L [ x ] + 2 s L [ x ] − 3 L [ x ] = 16 s − 1 {\displaystyle s^{2}{\mathcal {L}}[x]+2s{\mathcal {L}}[x]-3{\mathcal {L}}[x]={\frac {16}{s-1}}} L [ x ] = 16 ( s − 1 ) 2 ( s + 3 ) = 1 s + 3 − 1 s − 1 + 4 ( s + 1 ) 2 {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]={\frac {16}{(s-1)^{2}(s+3)}}={\frac {1}{s+3}}-{\frac {1}{s-1}}+{\frac {4}{(s+1)^{2}}}} ∎ x = e − 3 t + ( 4 t − 1 ) e t {\displaystyle \therefore x=e^{-3t}+(4t-1)e^{t}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit }
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "前節で導いた公匏", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "においお, f ( t ) = e α t {\\displaystyle f(t)=e^{\\alpha t}} ずおくず, f ′ ( t ) = α e α t , f ( 0 ) = 1 {\\displaystyle f'(t)=\\alpha e^{\\alpha t},f(0)=1} であるから,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "ずなる.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "よっお公匏,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "を埗る. ここで䞊匏の右蟺を 1 s {\\displaystyle {\\frac {1}{s}}} で展開しおみるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "すなわち,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "ずなるが,この原像は,匏(2.8)より,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "である.これは e α t {\\displaystyle e^{\\alpha t}} の Taylor 展開にほかならない.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "次に公匏(2.12) の応甚ずしお C による幎代枬定を説明しよう. 詊料に含たれおいる C の濃床を c ( t ) {\\displaystyle c(t)} ずするず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "なる埮分方皋匏を満たす.すなわち炭玠の攟射性同䜍元玠 C の壊倉の速さは,その時の濃床に比䟋する.この匏を Laplace 倉換するず", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "この原像は、", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "である.これより経過幎数は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "ず求たる. c ( t ) = 1 2 c ( 0 ) {\\displaystyle c(t)={\\frac {1}{2}}c(0)} ずなる時間を半枛期ずいい T 1 / 2 {\\displaystyle T_{1/2}} で衚す.C の堎合は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "である.半枛期が分かれば、壊倉定数が分かる. したがっお,初期濃床 c ( 0 ) {\\displaystyle c(0)} が分かれば珟圚の濃床 c ( t ) {\\displaystyle c(t)} を枬定するこずによっお経過幎数が分かる.これが C による幎代枬定の原理である.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "䟋22 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "c ( 0 ) {\\displaystyle c(0)} の決定が倧問題である. c ( 0 ) {\\displaystyle c(0)} ずしおは,1950幎代の倧気䞭の C の濃床をずる.これは奇怪である.理由を調べおみよ.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "䞍明.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "䟋23 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "ここに", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "を解け.ただし a , b {\\displaystyle a,b} は定数である.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "Laplace 倉換するず", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "これを L [ x ] {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]} に぀いお解き,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "さらに右蟺を郚分分数分解するず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "この原像を求めるず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "この䟋は,時刻 t = 0 {\\displaystyle t=0} にスむッチを入れお郚屋を暖房したずきの枩床倉化を衚す. x {\\displaystyle x} は暖房前の宀枩(倖界の枩床に等しいず仮定しおいる)からの偏䜍を衚す. 定垞状態の枩床は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "であっお,これは䟛絊熱量ず倖界に逃げる熱量ずが平衡を保぀状態での枩床を瀺す. これは平衡状態の匏,すなわち匏(2.13) で d x d t = 0 {\\displaystyle {\\frac {dx}{dt}}=0} ずおいた匏,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "の解ず䞀臎しおいる.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "䟋24 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "Laplace 倉換するず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "ずころで,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "ずなるこずを想い起こすず,原像は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "ずなる.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "匏(2.15)は定数倉化の公匏ず呌ばれおいる重芁な公匏である. その名前の由来は次のずおりである. 同次匏,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "の解は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "であった.定数 c {\\displaystyle c} を倉数 u ( t ) {\\displaystyle u(t)} に眮き換えお、非同次の匏(2.14) の解を探す.すなわち,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "を匏(2.14)に代入するず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "ずなる.これを 0 {\\displaystyle 0} から t {\\displaystyle t} たで積分し,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "この結果を匏(2.16)に代入するず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "ずなり求める結果を埗る.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "この公匏は重芁であるから,誘導法ずずもに芚えおおくこずが望たしい.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "䟋25 {\\displaystyle \\quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "s L [ x ] − 2 + L [ x ] = 1 s 2 {\\displaystyle s{\\mathcal {L}}[x]-2+{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{s^{2}}}} L [ x ] = 1 s 2 ( s + 1 ) + 2 s + 1 = − 1 s + 1 s 2 + 3 s + 1 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{s^{2}(s+1)}}+{\\frac {2}{s+1}}={\\frac {-1}{s}}+{\\frac {1}{s^{2}}}+{\\frac {3}{s+1}}} ∎ x = t − 1 + 3 e − t {\\displaystyle \\therefore x=t-1+3e^{-t}} このずき x ′ = 1 − 3 e − t {\\displaystyle x'=1-3e^{-t}} ∎ x + x ′ = t − 1 + 3 e − t + 1 − 3 e − t = t {\\displaystyle \\therefore x+x'=t-1+3e^{-t}+1-3e^{-t}=t} x ( 0 ) = − 1 + 3 0 = 2 {\\displaystyle x(0)=-1+3^{0}=2} よっお解 x {\\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "䟋26 {\\displaystyle \\quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "s 2 L [ x ] − 1 − 3 s L [ x ] + 2 L [ x ] = 0 {\\displaystyle s^{2}{\\mathcal {L}}[x]-1-3s{\\mathcal {L}}[x]+2{\\mathcal {L}}[x]=0} L [ x ] = 1 ( s − 1 ) ( s − 2 ) = 1 s − 2 − 1 s − 1 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{(s-1)(s-2)}}={\\frac {1}{s-2}}-{\\frac {1}{s-1}}} ∎ x = e 2 t − e t {\\displaystyle \\therefore x=e^{2t}-e^{t}} このずき x ′ = 2 e 2 t − e t {\\displaystyle x'=2e^{2t}-e^{t}} x ′′ = 4 e 2 t − e t {\\displaystyle x''=4e^{2t}-e^{t}} ∎ x ′′ − 3 x ′ + 2 x = 4 e 2 t − e t − 3 ( 2 e 2 t − e t ) + 2 ( e 2 t − e t ) = 0 {\\displaystyle \\therefore x''-3x'+2x=4e^{2t}-e^{t}-3(2e^{2t}-e^{t})+2(e^{2t}-e^{t})=0} x ( 0 ) = e 2 ⋅ 0 − e 0 = 0 {\\displaystyle x(0)=e^{2\\cdot 0}-e^{0}=0} x ′ ( 0 ) = 2 e 2 ⋅ 0 − e 0 = 1 {\\displaystyle x'(0)=2e^{2\\cdot 0}-e^{0}=1} よっお解 x {\\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "䟋27 {\\displaystyle \\quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "s 2 L [ x ] − 4 L [ x ] = 8 s {\\displaystyle s^{2}{\\mathcal {L}}[x]-4{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {8}{s}}} L [ x ] = 8 s ( s + 2 ) ( s − 2 ) = − 2 s + 1 s − 2 + 1 s + 2 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {8}{s(s+2)(s-2)}}={\\frac {-2}{s}}+{\\frac {1}{s-2}}+{\\frac {1}{s+2}}} ∎ x = e 2 t + e − 2 t − 2 {\\displaystyle \\therefore x=e^{2t}+e^{-2t}-2} このずき x ′ = 2 e 2 t − 2 e − 2 t {\\displaystyle x'=2e^{2t}-2e^{-2t}} x ′′ = 4 e 2 t + 4 e − 2 t {\\displaystyle x''=4e^{2t}+4e^{-2t}} ∎ x ′′ − 4 x = 4 e 2 t + 4 e − 2 t − 4 ( e 2 t + e − 2 t − 2 ) = 8 {\\displaystyle \\therefore x''-4x=4e^{2t}+4e^{-2t}-4(e^{2t}+e^{-2t}-2)=8} x ( 0 ) = e 0 + e 0 − 2 = 0 {\\displaystyle x(0)=e^{0}+e^{0}-2=0} x ′ ( 0 ) = 2 e 0 − e 0 = 0 {\\displaystyle x'(0)=2e^{0}-e^{0}=0} よっお解 x {\\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "䟋28 {\\displaystyle \\quad } 次の埮分方皋匏を解け.解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "L [ x ] = x 0 s + ( v 0 + 5 x 0 ) ( s + 2 ) ( s + 3 ) + L [ f ] ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {x_{0}s+(v_{0}+5x_{0})}{(s+2)(s+3)}}+{\\frac {{\\mathcal {L}}[f]}{(s+2)(s+3)}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "過枡解を u ( t ) {\\displaystyle u(t)} ずするず, u {\\displaystyle u} に぀いおは L [ u ] = x 0 s ( s + 2 ) ( s + 3 ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[u]={\\frac {x_{0}s}{(s+2)(s+3)}}+{\\frac {(v_{0}+5x_{0})}{(s+2)(s+3)}}} = x 0 ( − 2 s + 2 + 3 s + 3 ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( 1 s + 2 − 1 s + 3 ) {\\displaystyle =x_{0}\\left({\\frac {-2}{s+2}}+{\\frac {3}{s+3}}\\right)+(v_{0}+5x_{0})\\left({\\frac {1}{s+2}}-{\\frac {1}{s+3}}\\right)} この原像は u ( t ) = x 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t ) + ( v 0 + 5 x 0 ) ( e − 2 t − e − 3 t ) {\\displaystyle u(t)=x_{0}\\left(-2e^{-2t}+3e^{-3t}\\right)+(v_{0}+5x_{0})\\left(e^{-2t}-e^{-3t}\\right)} = x 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t + 5 e − 2 t − 5 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\\displaystyle =x_{0}\\left(-2e^{-2t}+3e^{-3t}+5e^{-2t}-5e^{-3t}\\right)+v_{0}\\left(e^{-2t}-e^{-3t}\\right)} = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\\displaystyle =x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})} 定垞解を v ( t ) {\\displaystyle v(t)} ずするず, v {\\displaystyle v} に぀いおは L [ v ] = L [ f ] ( s + 2 ) ( s + 3 ) {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[v]={\\frac {{\\mathcal {L}}[f]}{(s+2)(s+3)}}} = ( 1 s + 2 − 1 s + 3 ) ⋅ L [ f ] {\\displaystyle =\\left({\\frac {1}{s+2}}-{\\frac {1}{s+3}}\\right)\\cdot {\\mathcal {L}}[f]} この原像は v ( t ) = ( e − 2 t − e − 3 t ) ∗ f ( t ) {\\displaystyle v(t)=(e^{-2t}-e^{-3t})*f(t)} = ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\\displaystyle =\\int _{0}^{t}\\left\\{e^{-2(t-\\tau )}-e^{-3(t-\\tau )}\\right\\}f(\\tau )d\\tau } よっお解は x ( t ) = u ( t ) + v ( t ) = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) + ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\\displaystyle x(t)=u(t)+v(t)=x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})+\\int _{0}^{t}\\left\\{e^{-2(t-\\tau )}-e^{-3(t-\\tau )}\\right\\}f(\\tau )d\\tau }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "続いお怜算を実斜する.積分範囲の䞊端が倉数である定積分の埮分に぀いお埩習するず, d d t ∫ 0 t f ( τ ) d τ = f ( t ) , {\\displaystyle {\\frac {d}{dt}}\\int _{0}^{t}f(\\tau )d\\tau =f(t),\\quad } ただし, ∫ 0 t f ( τ ) d τ {\\displaystyle \\int _{0}^{t}f(\\tau )d\\tau } の被積分圢 f ( τ ) {\\displaystyle f(\\tau )} の䞭にすでに倉数 t {\\displaystyle t} が入っおいおはいけない.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "定垞解 v ( t ) {\\displaystyle v(t)} に぀いおは v ( t ) = ∫ 0 t { e − 2 ( t − τ ) − e − 3 ( t − τ ) } f ( τ ) d τ {\\displaystyle v(t)=\\int _{0}^{t}\\left\\{e^{-2(t-\\tau )}-e^{-3(t-\\tau )}\\right\\}f(\\tau )d\\tau } = ∫ 0 t { e − 2 t ⋅ e 2 τ − e − 3 t ⋅ e 3 τ } f ( τ ) d τ {\\displaystyle =\\int _{0}^{t}\\left\\{e^{-2t}\\cdot e^{2\\tau }-e^{-3t}\\cdot e^{3\\tau }\\right\\}f(\\tau )d\\tau } = e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ {\\displaystyle =e^{-2t}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau -e^{-3t}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau } v ′ ( t ) = − 2 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + e − 2 t e 2 t f ( t ) + 3 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ − e − 3 t e 3 t f ( t ) {\\displaystyle v'(t)=-2e^{-2t}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau +e^{-2t}e^{2t}f(t)+3e^{-3t}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau -e^{-3t}e^{3t}f(t)} = − 2 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + 3 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ {\\displaystyle =-2e^{-2t}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau +3e^{-3t}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau } v ′′ ( t ) = 4 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − 2 e − 2 t ⋅ e 2 t f ( t ) − 9 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + 3 e − 3 t e 3 t f ( t ) {\\displaystyle v''(t)=4e^{-2t}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau -2e^{-2t}\\cdot e^{2t}f(t)-9e^{-3t}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau +3e^{-3t}e^{3t}f(t)} = 4 e − 2 t ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ − 9 e − 3 t ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + f ( t ) {\\displaystyle =4e^{-2t}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau -9e^{-3t}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau +f(t)} よっお v ′′ + 5 v ′ + 6 v = { 4 + 5 ( − 2 ) + 6 ⋅ 1 } ∫ 0 t e 2 τ f ( τ ) d τ + { ( − 9 ) + 5 ⋅ 3 + 6 ( − 1 ) } ∫ 0 t e 3 τ f ( τ ) d τ + f ( t ) {\\displaystyle v''+5v'+6v=\\left\\{4+5(-2)+6\\cdot 1\\right\\}\\int _{0}^{t}e^{2\\tau }f(\\tau )d\\tau +\\left\\{(-9)+5\\cdot 3+6(-1)\\right\\}\\int _{0}^{t}e^{3\\tau }f(\\tau )d\\tau +f(t)} = f ( t ) {\\displaystyle =f(t)}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "過枡解 u ( t ) {\\displaystyle u(t)} に぀いおは u ( t ) = x 0 ( 3 e − 2 t − 2 e − 3 t ) + v 0 ( e − 2 t − e − 3 t ) {\\displaystyle u(t)=x_{0}(3e^{-2t}-2e^{-3t})+v_{0}(e^{-2t}-e^{-3t})} u ′ ( t ) = x 0 ( − 6 e − 2 t + 6 e − 3 t ) + v 0 ( − 2 e − 2 t + 3 e − 3 t ) {\\displaystyle u'(t)=x_{0}(-6e^{-2t}+6e^{-3t})+v_{0}(-2e^{-2t}+3e^{-3t})} u ′′ ( t ) = x 0 ( 12 e − 2 t − 18 e − 3 t ) + v 0 ( 4 e − 2 t − 9 e − 3 t ) {\\displaystyle u''(t)=x_{0}(12e^{-2t}-18e^{-3t})+v_{0}(4e^{-2t}-9e^{-3t})} よっお u ′′ + 5 u ′ + 6 u = x 0 [ { 12 + 5 ( − 6 ) + 6 ⋅ 3 } e − 2 t + { ( − 18 ) + 5 ⋅ 6 + 6 ( − 2 ) } ] + v 0 [ { 4 + 5 ( − 2 ) + 6 ⋅ 1 } e − 2 t + { − 9 + 5 ⋅ 3 + 6 ( − 1 ) } e − 3 t ] {\\displaystyle u''+5u'+6u=x_{0}\\left[\\left\\{12+5(-6)+6\\cdot 3\\right\\}e^{-2t}+\\left\\{(-18)+5\\cdot 6+6(-2)\\right\\}\\right]+v_{0}\\left[\\left\\{4+5(-2)+6\\cdot 1\\right\\}e^{-2t}+\\left\\{-9+5\\cdot 3+6(-1)\\right\\}e^{-3t}\\right]} = 0 {\\displaystyle =0} x ( 0 ) = u ( 0 ) = x 0 ( 3 e 0 − 2 e 0 ) + v 0 ( e 0 − e 0 ) = x 0 {\\displaystyle x(0)=u(0)=x_{0}(3e^{0}-2e^{0})+v_{0}(e^{0}-e^{0})=x_{0}} x ′ ( 0 ) = u ′ ( 0 ) = x 0 ( − 6 e 0 + 6 e 0 ) + v 0 ( − 2 e 0 + 3 e 0 ) = v 0 {\\displaystyle x'(0)=u'(0)=x_{0}(-6e^{0}+6e^{0})+v_{0}(-2e^{0}+3e^{0})=v_{0}} よっお x {\\displaystyle x} は䞎方皋匏の解のひず぀.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "補題", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "蚌明", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "合成積の定矩より", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "この補題(2.17a)を適甚すれば,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "を埗る.ずころで,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "よっお次の公匏を埗る.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "この公匏を前の結果", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "ず比范するず, t {\\displaystyle t} 領域で e α t {\\displaystyle e^{\\alpha t}} を掛けるこずず, s {\\displaystyle s} 領域で α {\\displaystyle \\alpha } だけ移動するこずずが察応しおいる. このこずは,もっず䞀般的に成立する事実である.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "第䞀移動定理", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "蚌明", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "この定理から,盎ちに,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "が導かれるのである.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "䟋29 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "䞎匏を Laplace 倉換するず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "これを L [ x ] {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]} に぀いお解くず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "ずなるから,この原像は,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "である.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "䟋30 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "ずおくず,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "それゆえ,", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "䟋31 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "解等䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "s L [ x ] − 1 + L [ x ] = 1 s + 1 {\\displaystyle s{\\mathcal {L}}[x]-1+{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{s+1}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "∎ L [ x ] = 1 s + 1 + 1 ( s + 1 ) 2 {\\displaystyle \\therefore {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{s+1}}+{\\frac {1}{(s+1)^{2}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "∎ x = ( 1 + t ) e − t {\\displaystyle \\therefore x=(1+t)e^{-t}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "䟋32 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "s 2 L [ x ] + 2 s L [ x ] + L [ x ] = 1 ( s + 1 ) 2 {\\displaystyle s^{2}{\\mathcal {L}}[x]+2s{\\mathcal {L}}[x]+{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{(s+1)^{2}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "L [ x ] = 1 ( s + 1 ) 4 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {1}{(s+1)^{4}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "∎ x = t 3 3 ! e − t {\\displaystyle \\therefore x={\\frac {t^{3}}{3!}}e^{-t}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "䟋33 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "s 2 L [ x ] − 2 s − 1 + 4 ( s L [ x ] − 2 ) + 4 L [ x ] = 3 ( s + 2 ) 2 {\\displaystyle s^{2}{\\mathcal {L}}[x]-2s-1+4(s{\\mathcal {L}}[x]-2)+4{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {3}{(s+2)^{2}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "L [ x ] = 2 s + 9 ( s + 2 ) 2 + 3 ( s + 2 ) 4 = 2 s + 2 + 5 ( s + 2 ) 2 + 3 ( s + 2 ) 4 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {2s+9}{(s+2)^{2}}}+{\\frac {3}{(s+2)^{4}}}={\\frac {2}{s+2}}+{\\frac {5}{(s+2)^{2}}}+{\\frac {3}{(s+2)^{4}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "x = ( 2 + 5 t + t 3 2 ) e − 2 t {\\displaystyle x=(2+5t+{\\frac {t^{3}}{2}})e^{-2t}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "䟋34 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "s 2 L [ x ] + 2 s L [ x ] − 3 L [ x ] = 16 s − 1 {\\displaystyle s^{2}{\\mathcal {L}}[x]+2s{\\mathcal {L}}[x]-3{\\mathcal {L}}[x]={\\frac {16}{s-1}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "L [ x ] = 16 ( s − 1 ) 2 ( s + 3 ) = 1 s + 3 − 1 s − 1 + 4 ( s + 1 ) 2 {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]={\\frac {16}{(s-1)^{2}(s+3)}}={\\frac {1}{s+3}}-{\\frac {1}{s-1}}+{\\frac {4}{(s+1)^{2}}}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "∎ x = e − 3 t + ( 4 t − 1 ) e t {\\displaystyle \\therefore x=e^{-3t}+(4t-1)e^{t}}", "title": "§2" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§2" } ]
null
==§1== 前節で導いた公匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f'] = s\mathcal{L}[f] - f(0)</math>}} においお<math>f(t) = e^{\alpha t}</math> ずおくず<math>f'(t) = \alpha e^{\alpha t}, f(0) = 1</math> であるから {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\alpha \mathcal{L}[e^{\alpha t}] = s \mathcal{L}[e^{\alpha t}] - 1</math>}} ずなる {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \mathcal{L}[e^{\alpha t}] = \frac{1}{s - \alpha}</math>}} よっお公匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t} \sqsupset \frac{1}{s - \alpha}</math>|tag=(2.12)|label=eq:2.12}} を埗る ここで䞊匏の右蟺を <math>\frac{1}{s}</math> で展開しおみるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s-\alpha} = \frac{1}{s(1 - \frac{\alpha}{s})} = \frac{1}{s} + \frac{\alpha}{s^2} + \frac{\alpha^2}{s^3} + \cdots</math><ref> 初項 <math>\frac{1}{s}</math>公比 <math>\frac{\alpha}{s}</math> の無限等比玚数 </ref>}} すなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s-\alpha} = \sum_{n=1}^{\infty} \frac{\alpha^n}{s^{n + 1}}</math>}} ずなるがこの原像は匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.8|(2.8)]]より {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t} = \sum_{n=1}^{\infty} \frac{\alpha^n t^n}{n!}</math>}} であるこれは <math>e^{\alpha t}</math> の [[w:%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%B1%95%E9%96%8B|Taylor 展開]]にほかならない ==§2== 次に公匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.12|(2.12)]] の応甚ずしお [[w:%E7%82%AD%E7%B4%A014|{{sup|14}}C]] による幎代枬定を説明しよう 詊料に含たれおいる {{sup|14}}C の濃床を <math>c(t)</math> ずするず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dc}{dt} = -\lambda c\quad \lambda</math> は壊倉定数}} なる埮分方皋匏を満たすすなわち炭玠の攟射性同䜍元玠 {{sup|14}}C の壊倉の速さはその時の濃床に比䟋するこの匏を [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s\mathcal{L}[c] - c(0) = -\lambda\mathcal{L}[c]</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore\mathcal{L}[c] = \frac{c(0)}{s + \lambda}</math>}} この原像は、 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>c(t) = c(0)e^{-\lambda t}</math>}} であるこれより経過幎数は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>t = \frac{1}{\lambda}\log\frac{c(0)}{c(t)}</math>}} ず求たる<math>c(t) = \frac{1}{2}c(0)</math> ずなる時間を半枛期ずいい <math>T_{1/2}</math> で衚す{{sup|14}}C の堎合は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>T_{1/2} = 5730</math> 幎 <math>\pm 40</math> 幎}} である半枛期が分かれば、壊倉定数が分かる<ref> <math>\lambda T_{1/2} = \log_e 2 \fallingdotseq 0.693</math> </ref> したがっお初期濃床 <math>c(0)</math> が分かれば珟圚の濃床 <math>c(t)</math> を枬定するこずによっお経過幎数が分かるこれが {{sup|14}}C による幎代枬定の原理である <!-- ex:022:start--> <div id="ex:22"> <strong>䟋22</strong><math>\quad</math> <math>c(0)</math> の決定が倧問題である<math>c(0)</math> ずしおは1950幎代の倧気䞭の {{sup|14}}C の濃床をずるこれは奇怪である理由を調べおみよ <strong>解答䟋</strong> 䞍明 <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:022:end--> <!-- ex:023:start--> <div id="ex:23"> <strong>䟋23</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + ax = f(t), \quad x(0) = 0</math>|tag=(2.13)|label=eq:2.13}} ここに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> f(t) = \begin{cases} b, & t \geqq 0\\ 0, & t < 0 \end{cases} </math>}} を解けただし <math>a, b</math> は定数である <strong>è§£</strong> Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s\mathcal{L}[x] + a\mathcal{L}[x] = \frac{b}{s}</math>}} これを <math>\mathcal{L}[x]</math> に぀いお解き {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{b}{s(s + a)}</math>}} さらに右蟺を郚分分数分解するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{b}{a}\left(\frac{1}{s}-\frac{1}{s + a}\right)</math><ref> <math>\frac{1}{s(s + a)} = \frac{A}{s} + \frac{B}{s + a}</math> ずおいお <br /> <math>\frac{1}{s(s + a)} = \frac{(A + B)s + Aa}{s(s + a)}</math><br /> <math>\therefore A + B = 0, Aa = 1 \therefore A = \frac{1}{a}, B = -\frac{1}{a}</math><br /> </ref>}} この原像を求めるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \frac{b}{a}\left(1 - e^{-at}\right)</math>}} を埗る この䟋は時刻 <math>t=0</math> にスむッチを入れお郚屋を暖房したずきの枩床倉化を衚す <math>x</math> は暖房前の宀枩倖界の枩床に等しいず仮定しおいるからの偏䜍を衚す 定垞状態の枩床は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\lim_{t \to \infty}(t)=\frac{b}{a}</math>}} であっおこれは䟛絊熱量ず倖界に逃げる熱量ずが平衡を保぀状態での枩床を瀺す これは平衡状態の匏すなわち匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.13|(2.13)]] で <math>\frac{dx}{dt} = 0</math> ずおいた匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>ax = b</math>}} の解ず䞀臎しおいる <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:023:end--> ==§3== <!-- ex:024:start--> <div id="ex:24"> <strong>䟋24</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + ax = f(t), \quad x(0) = x_0</math>|tag=(2.14)|label=eq:2.14}} を解け <strong>è§£</strong> Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s\mathcal{L}[x]-x_0 + a\mathcal{L}[x] = \mathcal{L}[f]</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \mathcal{L}[x] = \frac{x_0}{s + a} + \frac{\mathcal{L}[f]}{s + a}</math>}} ずころで {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{\mathcal{L}[f]}{s + a} = \frac{1}{s + a}\cdot\mathcal{L}[f] \sqsubset e^{-at} * f(t)</math>}} ずなるこずを想い起こすず原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = e^{-at}x_0 + \int_0^t e^{-a(t-\tau)}f(\tau)d\tau</math>|tag=(2.15)|label=eq:2.15}} ずなる <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:024:end--> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.15|(2.15)]]は[[w:%E5%AE%9A%E6%95%B0%E5%A4%89%E5%8C%96%E6%B3%95|定数倉化の公匏]]ず呌ばれおいる重芁な公匏である その名前の由来は次のずおりである 同次匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + ax = 0,\quad x(0)=c</math>}} の解は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = ce^{-at}</math>}} であった定数 <math>c</math> を倉数 <math>u(t)</math> に眮き換えお、非同次の匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.14|(2.14)]] の解を探すすなわち {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t)=u(t)e^{-at}</math>|tag=(2.16)|label=eq:2.16}} を匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.14|(2.14)]]に代入するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{-at}\frac{du}{dt} - ae^{-at}u + ae^{-at}u = f(t)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \frac{du}{dt} = e^{at}f(t)</math>}} ずなるこれを <math>0</math> から <math>t</math> たで積分し {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>u(t) = \int_0^t e^{a\tau}f(\tau)d\tau + u(0), \quad u(0) = x(0)</math>}} この結果を匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.16|(2.16)]]に代入するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = e^{-at}u(t) = e^{-at}\left(\int_0^t e^{a\tau}f(\tau)d\tau + x(0)\right)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \int_0^t e^{a\tau-at}f(\tau)d\tau + e^{-at}x(0)</math>}} ずなり求める結果を埗る <math>\diamondsuit</math> この公匏は重芁であるから誘導法ずずもに芚えおおくこずが望たしい <!-- ex:025:start--> <div id="ex:25"> <strong>䟋25</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + x = t;\quad x(0) = 2</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s\mathcal{L}[x]-2+\mathcal{L}[x]=\frac{1}{s^2}</math><br /> <math>\mathcal{L}[x]=\frac{1}{s^2(s+1)}+\frac{2}{s+1}=\frac{-1}{s}+\frac{1}{s^2}+\frac{3}{s+1}</math><br /> <math>\therefore x = t-1+3e^{-t}</math><br /> このずき<br /> <math>x' = 1-3e^{-t}</math><br /> <math>\therefore x+x'=t-1+3e^{-t}+1-3e^{-t}=t</math><br /> <math>x(0)=-1+3^0=2</math><br /> よっお解 <math>x</math> は䞎方皋匏の解のひず぀<br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:025:end--> <!-- ex:026:start--> <div id="ex:26"> <strong>䟋26</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} - 3\frac{dx}{dt} + 2x = 0;\quad x(0) = 0, \quad x'(0) = 1</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s^2\mathcal{L}[x]-1-3s\mathcal{L}[x]+2\mathcal{L}[x]=0</math><br /> <math>\mathcal{L}[x]=\frac{1}{(s-1)(s-2)}=\frac{1}{s-2}-\frac{1}{s-1}</math><br /> <math>\therefore x = e^{2t}-e^t</math><br /> このずき<br /> <math>x' = 2e^{2t}-e^t</math><br /> <math>x'' = 4e^{2t}-e^t</math><br /> <math>\therefore x''-3x'+2x = 4e^{2t}-e^t-3(2e^{2t}-e^t)+2(e^{2t}-e^t) = 0</math><br /> <math>x(0)=e^{2\cdot 0}-e^0 = 0</math><br /> <math>x'(0)=2e^{2\cdot 0} - e^0 = 1</math><br /> よっお解 <math>x</math> は䞎方皋匏の解のひず぀<br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:026:end--> <!-- ex:027:start--> <div id="ex:27"> <strong>䟋27</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} - 4x = 8;\quad x(0) = x'(0) = 0</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s^2\mathcal{L}[x]-4\mathcal{L}[x]=\frac{8}{s}</math><ref><math>1 \sqsupset \frac{1}{s}</math> である<math>s^2\mathcal{L}[x]-4\mathcal{L}[x]=8</math> ず、うか぀にもそうしがちだが、そうではない</ref><br /> <math>\mathcal{L}[x]=\frac{8}{s(s+2)(s-2)} = \frac{-2}{s} + \frac{1}{s-2} + \frac{1}{s+2}</math><br /> <math>\therefore x = e^{2t} + e^{-2t} - 2</math><br /> このずき<br /> <math>x' = 2e^{2t}-2e^{-2t}</math><br /> <math>x'' = 4e^{2t}+4e^{-2t}</math><br /> <math>\therefore x''-4x = 4e^{2t}+4e^{-2t}-4(e^{2t} + e^{-2t} - 2) = 8</math><br /> <math>x(0)=e^0 + e^0 - 2 = 0</math><br /> <math>x'(0)=2e^0 - e^0 = 0</math><br /> よっお解 <math>x</math> は䞎方皋匏の解のひず぀<br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:027:end--> <!-- ex:028:start--> <div id="ex:28"> <strong>䟋28</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け解を盎接埮分方皋匏に代入しお成吊を確かめよ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 5\frac{dt}{dx} +6x = f(t);\quad x(0) = x_0, x'(0) = v_0</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>\mathcal{L}[x] = \frac{x_0s + (v_0 + 5x_0)}{(s + 2)(s + 3)} + \frac{\mathcal{L}[f]}{(s + 2)(s + 3)}</math><br /> 過枡解を <math>u(t)</math> ずするず<math>u</math> に぀いおは<br /> <math>\mathcal{L}[u] = \frac{x_0s}{(s + 2)(s + 3)} + \frac{(v_0 + 5x_0)}{(s + 2)(s + 3)}</math><br /> <math>= x_0 \left( \frac{-2}{s + 2} + \frac{3}{s + 3} \right) + (v_0 + 5x_0) \left( \frac{1}{s + 2} - \frac{1}{s + 3} \right)</math><br /> この原像は <br /> <math>u(t) = x_0 \left( -2e^{-2t} + 3e^{-3t} \right) + (v_0 + 5x_0)\left(e^{-2t} - e^{-3t} \right)</math><br /> <math>=x_0\left(-2e^{-2t} + 3e^{-3t} + 5e^{-2t}-5e^{-3t}\right) + v_0\left(e^{-2t} - e^{-3t}\right)</math><br /> <math>=x_0(3e^{-2t} - 2e^{-3t}) + v_0(e^{-2t} - e^{-3t})</math><br /><br /> 定垞解を <math>v(t)</math> ずするず<math>v</math> に぀いおは<br /> <math>\mathcal{L}[v] = \frac{\mathcal{L}[f]}{(s + 2)(s + 3)}</math><br /> <math>=\left( \frac{1}{s + 2} - \frac{1}{s + 3} \right)\cdot \mathcal{L}[f] </math><br /> この原像は<br /> <math>v(t) = (e^{-2t} - e^{-3t}) * f(t)</math><br /> <math>= \int_0^t \left \{ e^{-2(t - \tau)} - e^{-3(t - \tau)} \right \} f(\tau)d\tau</math><br /><br /> よっお解は<br /> <math>x(t) = u(t) + v(t) = x_0(3e^{-2t} - 2e^{-3t}) + v_0(e^{-2t} - e^{-3t}) + \int_0^t \left \{ e^{-2(t - \tau)} - e^{-3(t - \tau)} \right \} f(\tau)d\tau</math><br /> 続いお怜算を実斜する積分範囲の䞊端が倉数である定積分の埮分に぀いお埩習するず<br /> <math>\frac{d}{dt}\int_0^t f(\tau)d\tau = f(t), \quad</math>ただし<math>\int_0^t f(\tau)d\tau</math> の被積分圢 <math>f(\tau)</math> の䞭にすでに倉数 <math>t</math> が入っおいおはいけない<ref> この定理および䜆し曞きの意味を実際に確かめおおく <math>f(t)=\int_0^t e^{(t-\tau)}d\tau</math> のずき<math>f'(t)</math> を求める<br /> 1.実際に <math>f(t)</math> の圢を求めおから <math>t</math> で埮分する<br /> <math>f(t) = [-e^{(t-\tau)}]_0^t = [e^{(t-\tau)}]_t^0 = e^t - 1 \therefore f'(t) = e^t</math>
①<br /><br /> 2.被積分郚分の <math>t</math> 䟝存郚分を倖に出しおから <math>f(t)</math> の圢を求める<br /> <math>f(t) = \int_0^t e^t\cdot e^{-\tau}d\tau = e^t\int_0^t e^{-\tau}d\tau</math> ②<br /> ②を実際に蚈算する<br /> <math>e^t\int_0^t e^{-\tau}d\tau = e^t [ -e^{-\tau}]_0^t = e^t [ -e^{-\tau}]_t^0 = e^t(1 - e^{-t}) = e^t - 1</math><br /> これは①ず䞀臎する<br /><br /> 3. ②から「積分範囲の䞊端が倉数である定積分の埮分」を適甚しお <math>f'(t)</math> を求める<br /> <math>f'(t) = \frac{d}{dt} \left \{ e^t\int_0^t e^{-\tau}d\tau \right \}</math><br /> <math>= \left( \frac{d}{dt}e^t \right) \int_0^t e^{-\tau}d\tau + e^t\cdot \frac{d}{dt} \left( \int_0^t e^{-\tau}d\tau \right)</math><br /> <math>= e^t [-e^{-\tau}]_0^t + e^t\cdot e^{-t}</math><br /> <math> = e^t ( 1 - e^{-t} ) + 1 = e^t - 1 + 1 = e^t</math> ③<br /> ここで③ず①は䞀臎し、本定理の意味を確認できた䜆し曞きに぀いおは<br /> <math>f'(t) = \frac{d}{dt} \int_0^t e^{t - \tau}d\tau</math> を求めるのに<br /> <math>e^{t - \tau} |_{\tau = t} = e^{t - t} = 1</math> ずするず①③に䞀臎しない<br /> </ref><br /> 定垞解 <math>v(t)</math> に぀いおは <br /> <math>v(t) = \int_0^t \left \{ e^{-2(t - \tau)} - e^{-3(t - \tau)} \right \} f(\tau)d\tau</math><br /> <math>= \int_0^t \left \{ e^{-2t} \cdot e^{2\tau} - e^{-3t} \cdot e^{3\tau} \right \} f(\tau)d\tau</math><br /> <math>=e^{-2t}\int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau - e^{-3t}\int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau</math><br /> <math>v'(t) = -2e^{-2t}\int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau + e^{-2t}e^{2t}f(t) + 3e^{-3t}\int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau - e^{-3t}e^{3t}f(t)</math><br /> <math>= -2e^{-2t} \int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau +3e^{-3t}\int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau</math><br /> <math>v''(t) = 4e^{-2t} \int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau -2e^{-2t}\cdot e^{2t}f(t) -9e^{-3t}\int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau + 3e^{-3t}e^{3t}f(t)</math><br /> <math>= 4e^{-2t} \int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau - 9e^{-3t}\int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau + f(t)</math><br /> よっお<br /> <math>v'' + 5v' + 6v = \left \{ 4 + 5(-2) + 6\cdot 1 \right \} \int_0^t e^{2\tau}f(\tau)d\tau + \left \{ (-9) + 5\cdot 3 + 6(-1) \right \} \int_0^t e^{3\tau}f(\tau)d\tau + f(t)</math><br /> <math>= f(t)</math><br /> 過枡解 <math>u(t)</math> に぀いおは <br /> <math>u(t) = x_0(3e^{-2t} -2e^{-3t}) + v_0(e^{-2t} - e^{-3t})</math><br /> <math>u'(t) = x_0(-6e^{-2t}+6e^{-3t}) + v_0(-2e^{-2t}+3e^{-3t})</math><br /> <math>u''(t) = x_0(12e^{-2t}-18e^{-3t}) + v_0(4e^{-2t} -9e^{-3t})</math><br /> よっお<br /> <math>u'' + 5u' + 6u = x_0 \left[ \left \{12 +5(-6) + 6\cdot 3 \right \}e^{-2t} + \left \{ (-18) + 5\cdot 6 + 6(-2) \right \} \right] + v_0 \left[ \left\{ 4 + 5(-2) + 6\cdot 1 \right\} e^{-2t} + \left\{ -9 + 5\cdot 3 + 6(-1) \right\} e^{-3t} \right]</math><br /> <math>= 0</math><br /> <math>x(0)=u(0)=x_0(3e^0-2e^0)+v_0(e^0-e^0)=x_0</math><br /> <math>x'(0)=u'(0)=x_0(-6e^0+6e^0)+v_0(-2e^0+3e^0)=v_0</math><br /> よっお <math>x</math> は䞎方皋匏の解のひず぀<br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:028:end--> ==§4== <strong>補題</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t}f(t) * e^{\alpha t}g(t) = e^{\alpha t} \{ f(t) * g(t) \}</math>|tag=(2.17a)|label=eq:2.17a}} <strong>蚌明</strong> [[w:%E7%95%B3%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BF|合成積]]の定矩より {{制埡ず振動の数孊/equation|巊蟺<math> = \int_0^t e^{\alpha(t - \tau)}f(t-\tau)\cdot e^{\alpha \tau}g(\tau)d\tau</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \int_0^t e^{\alpha t}\cdot e^{-\alpha\tau}e^{\alpha\tau}\cdot f(t-\tau)g(\tau)d\tau</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>=e^{\alpha t}\int_0^t f(t-\tau)g(\tau)d\tau = </math>右蟺}} を埗る <math>\diamondsuit</math> この補題[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.17a|(2.17a)]]を適甚すれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\underbrace{e^{\alpha t} * e^{\alpha t} * \cdots * e^{\alpha t}}_{n\text{個}} = e^{\alpha t} (\underbrace{1*1*\cdots*1}_{n\text{個}}) = \frac{t^{n-1}}{(n-1)!}e^{\alpha t}</math>}} を埗るずころで {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[\underbrace{e^{\alpha t} * e^{\alpha t} * \cdots * e^{\alpha t}}_{n\text{個}}] = (\mathcal{L}[e^{\alpha t}])^n = \frac{1}{(s-\alpha)^n}</math>}} よっお次の公匏を埗る {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{t^{n-1}}{(n-1)!}e^{\alpha t} \sqsupset \frac{1}{(s-\alpha)^n}</math>|tag=(2.17b)|label=eq:2.17b}} この公匏を[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/f(t) の積分および埮分の Laplace 倉換#eq:2.8|前の結果]] {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{t^{n - 1}}{(n - 1)!} \sqsupset \frac{1}{s^n}</math>|tag=(2.8)|}} ず比范するず<math>t</math> 領域で <math>e^{\alpha t}</math> を掛けるこずず<math>s</math> 領域で <math>\alpha</math> だけ移動するこずずが察応しおいる このこずはもっず䞀般的に成立する事実である <div id="第䞀移動定理"> <strong>第䞀移動定理</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) \sqsupset F(s) \Longrightarrow f(t)e^{\alpha t} \sqsupset F(s-\alpha)</math>}} <strong>蚌明</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\int_0^{\infty} f(t)e^{\alpha t}\cdot e^{-st}dt = \int_0^{\infty}f(t)e^{-(s-\alpha)t}dt = F(s-\alpha)</math><ref> ここではすべおの定理を可胜な限り合成積および[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/Laplace 倉換の定矩ずその基本的性質|Laplace 倉換の基本的性質]]から導出するように努めおおり<math>\frac{1}{(s-\alpha)^n}</math> の原像も合成積から導出しおいるが第䞀移動定理に぀いおはLaplace 倉換の定矩から盎接導出しおいる </ref> |tag=(2.17c)|label=eq:2.17c}} <math>\diamondsuit</math> この定理から盎ちに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{t^{n-1}}{(n-1)!} \sqsupset \frac{1}{s^n} \Longrightarrow \frac{t^{n-1}}{(n-1)!}e^{\alpha t} \sqsupset \frac{1}{(s-\alpha)^n}</math>}} が導かれるのである <!-- ex:029:start--> <div id="ex:29"> <strong>䟋29</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2}{dt^2} + 4 \frac{dx}{dt} + 4x = 3e^{-2t} \quad x(0) = 2, x'(0) = 1</math>}} を解け <strong>解答䟋</strong> 䞎匏を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2\mathcal{L}[x] - 2s + 1 + 4(\mathcal{L}[x] - 2) + 4\mathcal{L}[x] = \frac{3}{s + 2}</math>}} これを <math>\mathcal{L}[x]</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{2s + 9}{(s + 2)^2} + \frac{3}{(s + 2)^3} = \frac{2}{s + 2} + \frac{5}{(s + 2)^2} + \frac{3}{(s + 2)^3}</math><ref> <math>\frac{A}{s + 2} + \frac{B}{(s + 2)^2} = \frac{2s + 9}{(s + 2)^2}</math> ず眮いお<math>A = 2, B = 5</math> </ref>}} ずなるからこの原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \left(2 + 5t + \frac{3}{2}t^2\right)e^{-2t}</math>}} である <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:029:end--> <!-- ex:030:start--> <div id="ex:30"> <strong>䟋30</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2}{dt^2} + 2a\frac{dx}{dt} + a^2x = f(t), \quad x(0) = x'(0) = 0</math>}} を解け <strong>è§£</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) \sqsupset X(s), \quad f(t) \sqsupset F(s)</math>}} ずおくず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2X(s) + 2asX(s) + a^2X(s) = F(s)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore X(s) = \frac{F(s)}{(s + a)^2} \sqsubset te^{-at}*f(t)</math>}} それゆえ {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = \int_0^t (t-\tau)e^{-a(t-\tau)}f(\tau)d\tau</math>}} を埗る <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:030:end--> <!-- ex:031:start--> <div id="ex:31"> <strong>䟋31</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} + x = e^{-t}, \quad x(0) = 1</math>}} <strong>解等䟋</strong> <math>s\mathcal{L}[x] - 1 + \mathcal{L}[x] = \frac{1}{s + 1}</math> <math>\therefore \mathcal{L}[x] = \frac{1}{s+1} + \frac{1}{(s+1)^2}</math> <math>\therefore x = (1 + t)e^{-t}</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:031:end--> <!-- ex:032:start--> <div id="ex:32"> <strong>䟋32</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2t}{dt^2} + 2\frac{dx}{dt} + x = te^{-t}, \quad x(0) = x'(0) = 0</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s^2\mathcal{L}[x] + 2s\mathcal{L}[x] + \mathcal{L}[x] = \frac{1}{(s + 1)^2}</math> <math>\mathcal{L}[x] = \frac{1}{(s + 1)^4}</math> <math>\therefore x = \frac{t^3}{3!}e^{-t}</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:032:end--> <!-- ex:033:start--> <div id="ex:33"> <strong>䟋33</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 4\frac{dx}{dt} + 4x = 3te^{-2t}, \quad x(0) = 2, x'(0) = 1</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s^2\mathcal{L}[x] - 2s - 1 + 4(s\mathcal{L}[x] - 2) + 4\mathcal{L}[x] = \frac{3}{(s + 2)^2}</math> <math>\mathcal{L}[x] = \frac{2s + 9}{(s + 2)^2} + \frac{3}{(s + 2)^4} = \frac{2}{s + 2} + \frac{5}{(s + 2)^2} + \frac{3}{(s + 2)^4}</math> <math>x = (2 + 5t + \frac{t^3}{2})e^{-2t}</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:033:end--> <!-- ex:034:start--> <div id="ex:34"> <strong>䟋34</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 2\frac{dx}{dt}-3x=16e^t, \quad x(0) = x'(0) = 0</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>s^2\mathcal{L}[x] + 2s\mathcal{L}[x] - 3\mathcal{L}[x] = \frac{16}{s-1}</math> <math>\mathcal{L}[x] = \frac{16}{(s - 1)^2(s + 3)} = \frac{1}{s + 3} - \frac{1}{s - 1} + \frac{4}{(s + 1)^2}</math> <math>\therefore x = e^{-3t} + (4t - 1)e^t</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:034:end--> [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:24:21Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation", "テンプレヌト:Sup" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/%E6%8C%87%E6%95%B0%E9%96%A2%E6%95%B0%E3%81%AE_Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BF%9C%E7%94%A8
25,191
制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味
さお,これたでの議論は前座であり,ここからが本論ずなる. 前章で述べた Laplace 倉換による解法を顧みお,果たしお正しい解が埗られおいるのか吊かを吟味しよう. 取り扱う察象は定数係数の線圢埮分方皋匏, および, であり,いずれも初期倀, を満たす解を求めるこずが問題であるずする.解法の手順は次の通りであった. 匏(3.1) を初期倀,匏(3.3)の䞋に Laplace 倉換すれば, である.これを L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} に぀いお解けば, ここに, ずなる.同様に匏(3.2),(3.3)を Laplace 倉換し L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} を求めるず, ずなる.そこで, ずするず,匏(3.1),(3.3)の解は, 匏(3.2),(3.3)の解は, ずなる,ずいうこずであった.ここに ∗ {\displaystyle *} は合成積を衚す. これだけの議論で果たしお匏(3.7),(3.8)が (3.1),(3.3); (3.2),(3.3)の解であるず結論するこずができるであろうか. それを吟味するこずが,この章の目的である. 吟味の詳现に入る前に,これたでで埗られた結果をたずめおおこう. 定理3.1 {\displaystyle \quad } 匏(3.1),(3.3) あるいは 匏(3.3),(3.3) の解の Laplace 倉換 L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} に察しお次の事実が成り立぀. (I) 分母は初期倀に無関係に,埮分方皋匏の圢だけで決たる. (II) 分子は初期倀によっお決たる.しかも L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} の分子倚項匏 は初期倀 ( Ο 1 , Ο 2 , Ο 3 , ⋯ Ο n ) {\displaystyle (\xi _{1},\xi _{2},\xi _{3},\cdots \xi _{n})} ず 1:1 に察応する. 以䞊より,異なる初期倀には異なる L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} が察応する. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } さらに吟味を続ける.䞊の解法の手順を芁玄するず, ずなる.この掚論は正しいのであろうか.このようにたずめられるず,誰しも䞍安を感ぜざるを埗ないであろう.この䞍安を取り陀く方法は, のが䞀番の良策である.さらに, こずが確かめられたらさらによい.その䞊, を知っおおくこずも必芁である. この章では,線圢定垞垞埮分方皋匏論からの若干の話題を準備しながら,これらの問題の解決を䞎えるこずにしよう.
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さおこれたでの議論は前座でありここからが本論ずなる 前章で述べた Laplace 倉換による解法を顧みお果たしお正しい解が埗られおいるのか吊かを吟味しよう 取り扱う察象は定数係数の線圢埮分方皋匏 および, でありいずれも初期倀 を満たす解を求めるこずが問題であるずする解法の手順は次の通りであった 匏(3.1) を初期倀匏(3.3)の䞋に Laplace 倉換すれば であるこれを L [ x ] に぀いお解けば ここに ずなる同様に匏(3.2)(3.3)を Laplace 倉換し L [ x ] を求めるず ずなるそこで ずするず匏(3.1)(3.3)の解は 匏(3.2)(3.3)の解は ずなるずいうこずであったここに ∗ は合成積を衚す これだけの議論で果たしお匏(3.7)(3.8)が (3.1)(3.3) (3.2)(3.3)の解であるず結論するこずができるであろうか それを吟味するこずがこの章の目的である 吟味の詳现に入る前にこれたでで埗られた結果をたずめおおこう
さおこれたでの議論は前座でありここからが本論ずなる 前章で述べた [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]による解法を顧みお果たしお正しい解が埗られおいるのか吊かを吟味しよう 取り扱う察象は定数係数の線圢埮分方皋匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^nx}{dt^n} + a_1\frac{d^{n-1}x}{dt^{n-1}} + a_2\frac{d^{n-2}x}{dt^{n-2}} + \cdots + a_nx = 0</math>|tag=(3.1)|label=eq:3.1}} および, {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^nx}{dt^n} + a_1\frac{d^{n-1}x}{dt^{n-1}} + a_2\frac{d^{n-2}x}{dt^{n-2}} + \cdots + a_nx = f(t)</math>|tag=(3.2)|label=eq:3.2}} でありいずれも初期倀 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(0)=\xi_1, x'(0)=\xi_2, \cdots, x^{(n-1)}(0)=\xi_n</math>|tag=(3.3)|label=eq:3.3}} を満たす解を求めるこずが問題であるずする解法の手順は次の通りであった 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.1|(3.1)]] を初期倀匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]]の䞋に Laplace 倉換すれば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \{ s^n\mathcal{L}[x] - \xi_1s^{n-1} - \xi_2s^{n-2}- \cdots -\xi_n \} + a_1 \{ s^{n-1}\mathcal{L}[x] - \xi_1s^{n-2}-\cdots-\xi_{n-1} \} +\cdots+a_n\mathcal{L}[x] = 0</math>}} であるこれを <math>\mathcal{L}[x]</math> に぀いお解けば {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{b_1s^{n-1} + b_2s^{n-2} + \cdots + b_n}{s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_n}</math>|tag=(3.4)|label=eq:3.4}} ここに {{制埡ず振動の数孊/equation| <math> \left( \begin{array}{c} b_1 \\ b_2 \\ b_3 \\ \vdots \\ b_n \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} 1 \\ a_1 & 1 & \\ a_2 & a_1 & 1 & \\ \vdots & & & \ddots & \\ a_{n-1} & a_{n-2} & \cdots &a_1 & 1 \end{array} \right) \left ( \begin{array}{c} \xi_1 \\ \xi_2 \\ \xi_3 \\ \vdots \\ \xi_n \end{array} \right) </math>|tag=(3.5)|label=eq:3.5}} ずなる同様に匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.2|(3.2)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]]を Laplace 倉換し <math>\mathcal{L}[x]</math> を求めるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{b_1s^{n-1} + b_2s^{n-2}+ \cdots + b_n}{s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_n} + \frac{\mathcal{L}[f]}{s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_n}</math>|tag=(3.6)|label=eq:3.6}} ずなるそこで {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{b_1s^{n-1} + b_2s^{n-2}+ \cdots + b_n}{s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_n} \sqsubset x_0(t)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s^n + a_1s^{n-1} + a_2s^{n-2} + \cdots + a_n} \sqsubset g(t)</math>}} ずするず匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.1|(3.1)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]]の解は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = x_0(t)</math>|tag=(3.7)|label=eq:3.7}} 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.2|(3.2)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]]の解は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = x_0(t) + g(t)*f(t)</math><ref><math>x_0(t)</math> を過枡解<math>g(t)*f(t)</math> を定垞解ず呌ぶこずもある</ref>|tag=(3.8)|label=eq:3.8}} ずなるずいうこずであったここに <math>*</math> は[[w:%E7%95%B3%E3%81%BF%E8%BE%BC%E3%81%BF|合成積]]を衚す これだけの議論で果たしお匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.7|(3.7)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.8|(3.8)]]が [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.1|(3.1)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]] [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.2|(3.2)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]]の解であるず結論するこずができるであろうか それを吟味するこずがこの章の目的である 吟味の詳现に入る前にこれたでで埗られた結果をたずめおおこう <!-- theorem:001:start--> <div id="teorem:3.1"> <strong>定理3.1</strong><math>\quad</math> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.1|(3.1)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]] あるいは 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.2|(3.3)]][[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味#eq:3.3|(3.3)]] の解の Laplace 倉換 <math>\mathcal{L}[x]</math> に察しお次の事実が成り立぀ (Ⅰ) 分母は初期倀に無関係に埮分方皋匏の圢だけで決たる (Ⅱ) 分子は初期倀によっお決たるしかも <math>\mathcal{L}[x]</math> の分子倚項匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>b_1s^{n-1} + b_2s^{n-2} + b_3s^{n-3} + \cdots + b_n</math>}} は初期倀 <math>(\xi_1, \xi_2, \xi_3, \cdots \xi_n)</math> ず 1:1 に察応する 以䞊より異なる初期倀には異なる <math>\mathcal{L}[x]</math> が察応する <math>\diamondsuit</math> <!-- theorem:001:end--> さらに吟味を続ける䞊の解法の手順を芁玄するず * 《䜜業 1》 è§£ <math>x(t)</math> が存圚するず仮定しお<math>X(s) = \mathcal{L}[x(t)]</math> を蚈算する * 《䜜業 2》 求たった <math>X(s)</math> に察しお <math>X(s)=\mathcal{L}[\tilde{x}(t)]</math> ずなる <math>\tilde{x}(t)</math> を芋぀ける * 《䜜業 3》 <math>\tilde{x}(t)</math> が解である ずなるこの掚論は正しいのであろうかこのようにたずめられるず誰しも䞍安を感ぜざるを埗ないであろうこの䞍安を取り陀く方法は *(1) <math>\tilde{x}(t)</math> が解であるこずを盎接確かめる のが䞀番の良策であるさらに *(2) <math>\tilde{x}(t)</math> 以倖に解がない こずが確かめられたらさらによいその䞊 *(3) <math>t_0 \ne 0</math> で初期倀が䞎えられたずきの解の芋぀け方 を知っおおくこずも必芁である この章では線圢定垞垞埮分方皋匏論からの若干の話題を準備しながらこれらの問題の解決を䞎えるこずにしよう <references /> ---- *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/埮分䜜甚玠ず特性方皋匏|埮分䜜甚玠ず特性方皋匏]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/線圢性ず重ね合わせの原理|線圢性ず重ね合わせの原理]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/特性倚項匏の構造ず解の性質|特性倚項匏の構造ず解の性質]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/解法の正しさの蚌明|解法の正しさの蚌明]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/線圢定垞性|線圢定垞性]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/t0≠0で初期倀が䞎えられおいる堎合|<math>t_0 \ne 0</math> で初期倀が䞎えられおいる堎合]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/初期倀問題の解の䞀意性|初期倀問題の解の䞀意性]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/埮分䞍等匏ず比范定理|埮分䞍等匏ず比范定理]] *[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換による解の吟味/解の構造ず䞀般解|解の構造ず䞀般解]] [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
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2022-11-23T14:26:08Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%A7%A3%E3%81%AE%E5%90%9F%E5%91%B3
25,228
聖曞ヘブラむ語入門/前眮詞(2)/ç·Žç¿’/解答
解答 (1) א. この蚀葉はたいぞん君に近く、君の口ず心ずにある。 ב. ダハりェはすべおの神々の䞊にいたす倧王である。 ג. そしおダハりェの栄光のさたはむスラ゚ル人には火山の噎火のように芋える。(=むスラ゚ルの息子たちの目に山頂の火のようである。) ד. この人たちは私たちず䞀緒に居お平穏です。 ה. これが私ず君たちずの契玄の印である。 ו. 私どもには幎老いた父ず幌い匟がいたす。 ז. パンも氎もない、この地の飢逓がひどいからだ。 ח. 神われらず共にいたす。 (2) 1.ל֮י אֵין כֶ֌סֶף וְאֵין ז־ה־ב 2.ע֎מֶ֌ך֞ דְבַך ה֞אֱלה֎ׁים 3.הַט֞֌א֎ים כ֞֌ל אֲנ֞ש֎ׁים לֵאלה֎ׁים מֵא֎ישׁ וְעַד֟א֎ש֞֌ׁה 4.אֵין נ־ב֮ין כְ֌מׂשֶׁה בְ֌י֎שׂך֞אֵל 5.ק־׹וׂב ל֞נו֌ ה֞אֱלה֎ׁים בְ֌יוׂם ש־׹־ה
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解答 (1) ‏א‎. この蚀葉はたいぞん君に近く、君の口ず心ずにある。 ‏ב‎. ダハりェはすべおの神々の䞊にいたす倧王である。 ‏ג‎. そしおダハりェの栄光のさたはむスラ゚ル人には火山の噎火のように芋える。むスラ゚ルの息子たちの目に山頂の火のようである。 ‏ד‎. この人たちは私たちず䞀緒に居お平穏です。 ‏ה‎. これが私ず君たちずの契玄の印である。 ‏ו‎. 私どもには幎老いた父ず幌い匟がいたす。 ‏ז‎. パンも氎もない、この地の飢逓がひどいからだ。 ‏ח‎. 神われらず共にいたす。 (2) 1.‏ל֮י אֵין כֶ֌סֶף וְאֵין ז־ה־ב‎ 2.‏ע֎מֶ֌ך֞ דְבַך ה֞אֱלה֎ׁים‎ 3.‏הַט֞֌א֎ים כ֞֌ל אֲנ֞ש֎ׁים לֵאלה֎ׁים מֵא֎ישׁ וְעַד֟א֎ש֞֌ׁה‎ 4.‏אֵין נ־ב֮ין כְ֌מׂשֶׁה בְ֌י֎שׂך֞אֵל‎ 5.‏ק־׹וׂב ל֞נו֌ ה֞אֱלה֎ׁים בְ֌יוׂם ש־׹־ה‎
解答 (1) &rlm;א&lrm;. この蚀葉はたいぞん君に近く、君の口ず心ずにある。 &rlm;ב&lrm;. ダハりェはすべおの神々の䞊にいたす倧王である。 &rlm;ג&lrm;. そしおダハりェの栄光のさたはむスラ゚ル人には火山の噎火のように芋える。むスラ゚ルの息子たちの目に山頂の火のようである。 &rlm;ד&lrm;. この人たちは私たちず䞀緒に居お平穏です。 &rlm;ה&lrm;. これが私ず君たちずの契玄の印である。 &rlm;ו&lrm;. 私どもには幎老いた父ず幌い匟がいたす。 &rlm;ז&lrm;. パンも氎もない、この地の飢逓がひどいからだ。 &rlm;ח&lrm;. 神われらず共にいたす。 (2) 1.&rlm;ל֮י אֵין כֶ֌סֶף וְאֵין ז־ה־ב&lrm; 2.&rlm;ע֎מֶ֌ך֞ דְבַך ה֞אֱלה֎ׁים&lrm; 3.&rlm;הַט֞֌א֎ים כ֞֌ל אֲנ֞ש֎ׁים לֵאלה֎ׁים מֵא֎ישׁ וְעַד֟א֎ש֞֌ׁה&lrm; 4.&rlm;אֵין נ־ב֮ין כְ֌מׂשֶׁה בְ֌י֎שׂך֞אֵל&lrm; 5.&rlm;ק־׹וׂב ל֞נו֌ ה֞אֱלה֎ׁים בְ֌יוׂם ש־׹־ה&lrm; [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:12:48Z
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25,234
日本語/品詞/自立語/䜓蚀/名詞
物品や、人物名な、存圚するものの名称。掻甚はない。 耇合語は、文節で分解しお考える。 物事の䞀般的な名称。 <䟋>朝、ブロック、倧晊日 等々 あるものを名前の代わりに指し瀺す蚀葉。 <䟋>それ、こちら、あそこ、圌 等々 地名や人名等の固有的な名詞。 <䟋>埳川家康、日本、埌玉県 等々 数を含む名詞のこず。 <䟋>1個、䞉匹、いく぀ 等々 元は、動詞や圢容詞、圢容動詞であったものが名詞になったもの。 <䟋>動く→動き 暑い→暑さ 元気だ→元気 詳しくは、代名詞を参照。
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{{Wikipedia|名詞}} {{wiktionary|名詞}} {{wikipedia|䜓蚀}} ==名詞== 物品や、人物名な、存圚するものの名称。掻甚はない。 [[耇合語]]は、[[日本語/構文#構造ず文節|文節]]で分解しお考える。 ===普通名詞=== 物事の䞀般的な名称。 <䟋>朝、ブロック、倧晊日 等々 ===代名詞=== あるものを名前の代わりに指し瀺す蚀葉。 <䟋>それ、こちら、あそこ、圌 等々 ===固有名詞=== 地名や人名等の固有的な名詞。  <䟋>埳川家康、日本、埌玉県 等々 ===数詞=== 数を含む名詞のこず。  <䟋>1個、䞉匹、いく぀ 等々 ===転成名詞=== 元は、[[日本語/品詞/自立語/甚蚀/動詞|動詞]]や[[日本語/品詞/自立語/甚蚀/圢容詞|圢容詞]]、[[日本語/品詞/自立語/甚蚀/圢容動詞|圢容動詞]]であったものが名詞になったもの。 <䟋>動く→動き   暑い→暑さ   元気だ→元気 ===代名詞=== 詳しくは、[[日本語/品詞/自立語/䜓蚀/代名詞|代名詞]]を参照。 [[カテゎリ:日本語 品詞]]
2019-03-18T10:21:17Z
2023-09-25T08:45:38Z
[ "テンプレヌト:Wikipedia", "テンプレヌト:Wiktionary" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E5%93%81%E8%A9%9E/%E8%87%AA%E7%AB%8B%E8%AA%9E/%E4%BD%93%E8%A8%80/%E5%90%8D%E8%A9%9E
25,243
聖曞ヘブラむ語入門/分詞(1)/䟋文
12.1 䟋文
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "12.1 䟋文", "title": "" } ]
12.1 䟋文
12.1 䟋文 {| |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文1" class="anchor"></span>1.汝の前を行くのはダハりェだ |style="text-align:right"|א. וְיהוה הו֌א הַהׂלֵךְ לְ׀֞נֶיך֞ |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文2" class="anchor"></span>2.汝の匟の血が土の䞭から私に向かっお叫んでいる |style="text-align:right"|ב. דְ֌מֵי א־ח֮יך־ ׊ׂעֲק֎ים אֵלַי מ֎ן֟ה֞אֲד֞מ֞ה |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文3" class="anchor"></span>3.汝らはそこに䜏む汝らの兄匟の領地を通ろうずしおいる |style="text-align:right"|ג. אַתֶ֌ם עֹבְך֎ים ב֎֌גְבו֌ל אֲחֵיכֶם הַיֹ֌שְׁב֎ים שׁ֞ם |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文4" class="anchor"></span>4.いた汝は土から呪われおいる |style="text-align:right"|ד. וְעַת֞֌ה א֞ךו֌ך אַת֞֌ה מ֎ן֟ה֞אֲד֞מ֞ה |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文5" class="anchor"></span>5.汝はいたダハりェに祝犏された |style="text-align:right"|ה. אַת֞֌ה עַת֞֌ה בְ֌ךו֌ךְ יהוה |- |style="text-align:left" |<span id="12.1.文6" class="anchor"></span>6.これは「盎すぐき者の曞」に曞かれおいるではないか |style="text-align:right"|ו. הֲלאׁ֟ה֎יא כְתו֌ב֞ה עַל֟סֵ׀ֶך הַי֞֌שׁ֞ך |} [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:07:48Z
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25,271
聖曞ヘブラむ語入門/分詞(1)/単語
12.2 単語 (母音蚘号のないものは語根、12.3参照)
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "12.2 単語 (母音蚘号のないものは語根、12.3参照)", "title": "" } ]
12.2 単語 (母音蚘号のないものは語根、12.3参照)
12.2 単語 (母音蚘号のないものは語根、[[聖曞ヘブラむ語入門/分詞(1)/語根|12.3]]参照) {| |- |style="text-align:left" |&rlm;הלך&lrm;, &rlm;ה֞לַךְ&lrm; |style="text-align:left" |行く、歩く |- |style="text-align:left" |&rlm;׀֞֌נ֎ים&lrm; |style="text-align:left" |耇のみ顔、前面。&rlm;לְ&lrm; が接頭するず「前」を意味し、接尟する人称代名詞は芏則的぀たりⅡ類をずり &rlm;דְ֌ב֞ך֎ים&lrm; ず同じ |- |style="text-align:left" |&rlm;ד֞֌ם&lrm; |style="text-align:left" |血 |- |style="text-align:left" |&rlm;׊עק&lrm;, &rlm;׊֞עַק&lrm; |style="text-align:left" |叫ぶ |- |style="text-align:left" |&rlm;אֲד֞מ֞ה&lrm; |style="text-align:left" |土、土地、倧地 |- |style="text-align:left" |&rlm;עבך&lrm;, &rlm;ע֞בַך&lrm; |style="text-align:left" |通り過ぎる枡る |- |style="text-align:left" |&rlm;גְ֌בו֌ל&lrm; |style="text-align:left" |境界境界で区切られた領域 |- |style="text-align:left" |&rlm;ישׁב&lrm;, &rlm;י֞שַׁב&lrm; |style="text-align:left" |坐る、安䜏する |- |style="text-align:left" |&rlm;אךך&lrm;, &rlm;א֞ךַך&lrm; |style="text-align:left" |呪う |- |style="text-align:left" |&rlm;ב׹ך&lrm;, &rlm;בֵ֌ךַךְ&lrm; |style="text-align:left" |祝犏する |- |style="text-align:left" |&rlm;כתב&lrm;, &rlm;כ֞֌תַב&lrm; |style="text-align:left" |曞く |- |style="text-align:left" |&rlm;סֵ׀ֶך&lrm; |style="text-align:left" |曞かれたもの、巻物、曞物 |- |style="text-align:left" |&rlm;עַת֞֌ה&lrm; |style="text-align:left" |今すぐに、さお、ずころで |- [[カテゎリ:聖曞ヘブラむ語]]
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2022-11-22T17:07:59Z
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25,272
高等孊校倫理/近代の合理的・科孊的な思考ず方法
叀代ギリシャから䞭䞖に至るたで、ペヌロッパにおける自然芳を支配しおいたのはアリストテレスの自然孊であった。これは叀代ギリシャの頃から刀明しおいた様々な自然珟象を統䞀的に説明するために䜓系化されたものであった。のちにキリスト教の神孊がアリストテレスの哲孊ず結び぀いおいくず、アリストテレス自然孊は神孊ず合臎する自然芳ずされるようになった。たた、プトレマむオスの倩動説はトマス=アクィナスによっお認められたこずから教䌚公認の孊説ずしお暩嚁づけられた。 しかし、ルネサンスや宗教改革は、人々を神を䞭心ずする䟡倀芳から解攟した。そしお、人間の珟実的な欲望は肯定され、壮倧な理想のもずに行動し、個人の自由な考え方や生き方が求められるようになった。それにずもない、自然ぞの芋方もたた、埓来のアリストテレス自然孊を元にしたものからの転換が求められたのである。 アリストテレスの自然孊の特城は「目的」を重芖したこずにある。アリストテレスによれば、あらゆる自然物は自分の䞭になんらかの本性を持っおおり、その本性を実珟するこずを目的ずしおいる。䟋えば、石が地面に萜ちるのは、土から生たれた石が本来の堎所である土に垰ろうずする「目的」があるから、぀がみが花開くのは、花こそが本性でありそれを目指そうずするからである。そのため、アリストテレスの方法では珟象や物事の目的を探るこずが重芖される。このような方法にもずづく自然芳を目的論的自然芳ずいう。 しかし、ルネサンスによっお゜クラテス以前のギリシャ哲孊も芋盎されるようになるず、目的論ず察立する方法や自然芳が泚目されるようになる。特にデモクリトスの原子論は自然珟象から目的や神の意志ずいったものを排陀し、それぞれの芁玠が機械的に運動するこずによっお珟象を説明する機械論的自然芳に倧きな圱響を䞎えた。 機械論的自然芳は力孊ず倩文孊の発達によっお確立されたずいえる。ポヌランドの倩文孊者であったコペルニクスは、埓来の倩動説では説明が困難な珟象を説明するため、掚理ず蚈算を根拠ずしお地球が倪陜の呚りをたわっおいるずいう地動説を提唱した。そしお、自ら制䜜した望遠鏡の芳枬によっおガリレオ=ガリレむは地動説が正しいこずを実蚌した。 ガリレむの業瞟は、物䜓を力・時間・距離・速床などの数的な芁玠に分解し、それらの間に成り立぀関係を数孊的に衚したこずである。圌が「自然は数孊の蚀葉で曞かれた曞物である」ず述べおいるのはそういうこずである。そしお、自然法則を仮説ずし、芳察ず実隓で怜蚌・蚌明する方法を䜜り䞊げた。ここには、アリストテレスが想定したような目的は䞀切考慮されおいない。 しかし、近代科孊的粟神の成立は容易だったわけではない。原子論は、぀き぀めれば魂や神も原子からなるずするこずから神を吊定する無神論ずみなされた。そしお、地球を䞭心ずする宇宙の䜓系はキリスト教神孊ず密接に結び぀いおいたため、地動説は倩文孊だけでなく、思想のあり方も䞖界芳も倉革を求められたのである。圓然にも、この動きは教䌚の聖職者たちから激しい非難が加えられ、ずきには厳しい匟圧を受けた。䟋えば、コペルニクスの圱響を受けお地動説を支持したゞョルダヌノ=ブルヌノは異端ずの刀決を受けお凊刑された。 ガリレむは1633幎に宗教裁刀にかけられお地動説を撀回させられる。そののちに「それでも地球は回っおいる」ず蚀ったずされおいる。これは埌䞖の創䜜ずされおいるが、宗教の暩嚁をもっおしおも科孊的真理を吊定するこずはできないずいう、圌の科孊的信念をあらわすものずしお有名である。 事実、科孊的探究はその埌も歩みをずどめるこずはなかった。ニュヌトンによっお䞇有匕力の法則が発芋され、倩䜓の運動も地䞊の物䜓の運動も統䞀的に説明できる叀兞力孊が確立したこずは、この時代の探究の粟華であるずずもに新たな䞖界芳の基瀎ずなった。 こうした新しい孊問を掚進したものは、理性や感芚ずいった人間の認識胜力ぞの党面的な信頌だった。しかし、䞀方では暩嚁から自由に思考し、掚論を重ねるこずによっお確実な真理ぞず向かう流れを、もう䞀方は芳察や実隓ずいう方法によっお真理を探ろうずする流れを䜜っおいった。 やがおこれらの流れは、知識は実際に物事を芋たり聞いたりする経隓を通じお埗られるずいう経隓論ず、人間はあらかじめ持っおいる考える胜力、すなわち理性を重んじ、理性こそが知識の根源であるずいう合理論ぞず発達しおいった。 経隓論はむギリスにおいお発達したため、むギリス経隓論ずよばれるこずがある。ここでは、先駆者であるフランシス・ベヌコンの思想を䞭心に経隓論の考え方を芋おみよう。 なお、怜定教科曞ではホッブズずロックは瀟䌚契玄論の重芁な論者ずしおあ぀かわれるが、経隓論の思想家でもあるこずはあたり玹介されおいない。たた、バヌクリずヒュヌムの説明も少ないため、経隓論ず合理論を総合するものずしおのカント哲孊ずいう流れを぀かみにくい。䞀方で、ベヌコンの業瞟は過倧にクロヌズアップされがちなずころがある。本皿では哲孊史の流れに沿っおベヌコンからヒュヌムたでのむギリス経隓論の流れを説明しおいくこずにするが、ずりあえず倧孊入詊だけを考えるならば、ベヌコンの節だけを読んでもらえれば十分である。 1561幎生~1626幎没。法埋を孊び、囜䌚議員ずなる。法務次長などをぞお最終的に倧法官(銖盞に盞圓)にたで出䞖するが、収賄眪に問われお倱脚する。その埌は新しい孊問の方法の確立に専念し、われわれの経隓から䞀般的な芏則を発芋するための方法を探究した。鶏に雪を詰め蟌んで冷凍の実隓を行った際に肺炎にかかり、亡くなったずいう逞話がある。䞻著は『新機関(ノノム=オルガヌス)』『ニュヌ・アトランティス』。 ベヌコンが生たれ育った時代は、ちょうどむギリスのルネサンス期ずよばれる゚リザベス朝にあたる。シェむクスピアに代衚される文芞が花開き、ルネサンスの䞉倧発明ずよばれた矅針盀・掻版印刷・火薬をはじめずした様々な科孊技術の成果はさらに改良が進められお、より高床なものぞず発展しおいった。こうした雰囲気の䞭で、ベヌコンは䞻著の『ノノム=オルガヌス』にお、孊問の目的を人類の幞犏ず生掻の改善であるず述べた。そのために圌が泚目したのが、自然科孊である。 自然はある原因があっお、そこから結果が生じるずいう因果関係に埓っお動いおいる。この関係を知るこずが自然に「服埓する」ずいうこずである。それによっお埗られた知識を自然を支配する技術ずしお応甚し、人間の生掻を改善しおいこうずいうのが、ベヌコンの姿勢である。これが「知は力である」ずいう栌蚀にたずめられおいる。 では、自然を知るためにはどうすればよいか。ベヌコンは、たず知識の獲埗をさたたげる偏芋や先入芳を取り陀こうずした。ベヌコンは偏芋・先入芳の皮類を4぀に分類し、それらを「偶像、幻」ずいう意味のむドラ(idola)ず呌んだ。 第䞀に人間ずいう皮族が共通しお持っおいる「皮族のむドラ」である。これは錯芚に惑わされたりするこず、自分の考えず異なる説を拒吊しおしたうこずずいった、人間の本性にもずづくものである。 第二に「掞窟のむドラ」である。人々はそれぞれに異なる奜み・教育・経隓などを持぀。そうした個人の䜓隓や立堎に固執するこずを、狭い掞窟の䞭からものを芋るこずにたずえたものである。 第䞉に「垂堎のむドラ」である。倚くの人が集たる垂堎ではたくさんの蚀葉が行き亀う。しかし、その蚀葉の内容を確かめもしないで甚いるこずで混乱におちいっおしたう。 第四が「劇堎のむドラ」である。劇堎で挔じられる芝居や手品をたるで本圓のこずであるかのように信じこんでしたうように、孊者や専門家ずいった暩嚁のある人の挔説や䌝統的な説を無批刀に信じおしたう。 これたでの孊問、ずくにスコラ孊はこうした幻圱に惑わされお、自然を勝手にゆがめお解釈しおきたゆえに䞍毛なものになっおしたったずいう。ベヌコンはこれらの偏芋を取り陀き、自然をありのたたに芳察し、そこから自然の法則を明らかにしようずした。そのための方法が垰玍法である。 垰玍法ずは個々の経隓や実隓・芳枬による事実から共通するものをずりだしお䞀般的な法則を芋出す方法である。垰玍法そのものはすでにアリストテレス以来認められおいたが、自説に郜合のいい事実をピックアップしたり、膚倧な事実をただ集めるだけで終わっおしたうこずが倚かった。 たた、スコラ孊者のような人々は珟実に即しおいない空理空論を振り回すだけだずベヌコンは考えた。 ベヌコンはこれたでの垰玍法もスコラ孊も批刀する。経隓掟(埓来の垰玍法を䜿う人々や圓時の科孊者)はアリのように物事を集めるだけであり、独断掟(スコラ孊者およびアリストテレスなど)はクモのように頭の䞭で空論や独断を玡ぎだす。しかし、新しい哲孊は、あたかもハチが材料を花から集めながらハチミツを䜜りだすように、自然の芳察や実隓によっお芋出された材料をもずにしお知性によっお自然の法則を芋出す。 ずはいうものの、自然は簡単にはその真の姿を芋せおくれない。ベヌコンは「自然の秘密もたた(äž­ç•¥)技術によっお苊しめられるずきいっそうよくその正䜓をあらわすのである」(『ノノム・オルガヌム』第䞀巻・98)ずいう。自然をただ芳察するだけでは肝心なこずは芋えおこないのだから、いろいろな道具や技術を甚い、郜合のいい状態を人工的に䜜りだす。぀たり実隓を通じおデヌタを集め、䞀般的な法則を芋出すずいう珟代科孊の方法を確立したのである。 17䞖玀以降の科孊的な諞発芋は哲孊の䞖界にも倧きな倉化を加えようずしおいた。コペルニクスによる地動説の埩興、ガリレオによっお明らかにされた運動のすがた、ハヌノェヌの血液埪環説によっお確立された生理孊。これらを受けお、哲孊の二倧朮流である芳念論ず唯物論の察立は新たな局面を迎えようずしおいた。 芳念論ずは、あらゆるものが粟神や心などのような霊(魂)に結び぀けられるずいう思想である。他方、唯物論はあらゆる珟象は物質の倉化や運動に還元できるずいう思想である。科孊䞊の発芋は唯物論の足堎を着々ず固めおいった。そんな䞭でガリレオの圱響䞋で数孊ず物理孊を孊び、䞀時ベヌコンの秘曞も぀ずめたホッブズが登堎する。 ホッブズは圓時の最新の科孊的な知芋を基に、䞖界に存圚するのは物質ずその運動だけであり、すべおは機械的な運動によっお決たるず考えた。それは物䜓の運動、倉化のような自然珟象にずどたらず、人間の意識・魂・心も、身䜓の噚官に䜕らかの運動が起きたこずによっお生じたものであるずした。さらに瀟䌚や囜家ずいった、生物でもなく圢あるものでもないものも、自然の物質ず同じように機械的に決たるのだずいう。それが、瀟䌚契玄ずいう発想に぀ながっおいくのだが、圌の瀟䌚契玄論に぀いおの説明は高等孊校倫理/民䞻䞻矩瀟䌚の倫理ず思想にゆずるこずにしよう。 ホッブズが圓時の孊問に䞎えた衝撃は倧きく、むギリスの哲孊や神孊はホッブズやデカルトによっお開拓された思想の継承ず批刀を通じお合理化を図った。そうした䞭で登堎するのがロックである。 ロックはたず、人間の心の衚象(芳念)はどこから来たのかを考えた。圌は、デカルトが瀺した人間が生たれ぀き持っおいる芳念(生埗芳念)を吊定し、芳念はか぀お感芚した物事が反映したものだずした。私たちは䜕も感じなければ、意識は癜玙(タブラ・ラサ)のたただずいう。 たっさらな状態の人間は、感芚を甚いた掻動(呚りを芋たり、音を聞いたり、物に觊ったり、味わっおみたりするこず)を通じお、あるいは考えたり疑ったり信じたりずいう心の動き(内省)によっお、単玔芳念(「癜い」「固い」「甘い」「嬉しい」「悲しい」など)が出来䞊がる。人間の意志は単玔芳念ぞ胜動的に働きかけお、矎・感謝・人間・宇宙・自由などずいった耇雑芳念を䜜り䞊げる。こうしお新しい耇雑芳念ができる堎合、もはや芳察に限定されず、経隓の枠を超えたものを䜜り䞊げるこずができる。 䟋えば、ヘビずいう生き物を知らずにヘビを芋たずき、私たちは「现長く」「にょろにょろず動く」「緑色の」生物であるず感じる。そこから䜕床も同じような生き物を芋たり教えおもらったりする経隓を通じおそれがヘビずいう生き物であるこずを知る。さらに、私たちはヘビず気象・他の動物・様々な蚀い䌝えをさらに組み合わせお韍ずいう芳念を䜜り䞊げお絵や物語を䜜っおいく。私たちは韍を実際に芋たこずはない(=「芋る」などの感芚的な経隓をしおいない)が、そのむメヌゞをするこずはできるようになる。 このように、経隓から芳念や䟡倀刀断が生たれおくる理論を打ち立おたこずから、ロックは経隓論の完成者ずみなされおいる。 ロックの経隓論の䞍十分さを衝いたのがバヌクリヌだった。圌の有名な蚀葉が「存圚するずは知芚されるこず」である。バヌクリヌはロックが前提にしおいた、倖的な事物が存圚するこずを吊定する。バヌクリヌによれば、物事の認識は心によっお知芚されるこずによっお行われる。そしお、珟実は知芚される限りにおいお存圚するのであり、心がなくなれば倖の䞖界も存圚しないずした。こうしたバヌクリヌに代衚される心のみが実圚するずいう思想を唯心論ずいう。 経隓論が感芚や知芚に基づく経隓を重芖したのに察しお、人間が生たれ぀き持っおいる思考の力を重芖したのが合理論である。合理論はフランスやその呚蟺で発達したこずから倧陞合理論ずもよばれる。 ここでは、近代的孊問の方法ずしお理性のはたらきを重んじたルネ・デカルトの思想ず、それず関連するスピノザずラむプニッツにも少し觊れたい。 1596幎生~1650幎没。はじめはスコラ哲孊を孊んでいたが、それに満足せず「私自身」か「䞖界ずいう倧きな曞物」の䞭に芋぀かる孊問以倖は探さないず決心する。そしお、旅や軍務に服しながら諞囜を枡り歩く。そうしお、倚くの人々ず亀流するが、1628幎にオランダに移䜏し、20幎間の思玢の生掻に入る。その間に刊行された『方法序説』『省察』によっお䞖に知られるようになる。53歳のずきにスりェヌデン女王クリスティヌナに招かれお専属の哲孊講垫ずなるが、生掻環境の倉化から翌幎に颚邪をこじらせお肺炎にかかり死去した。 デカルトは数孊や自然科孊にも倧きな功瞟を残した。方皋匏で未知数をxで衚すなどの衚蚘法や座暙の考え方を発明し、幟䜕孊ず代数孊を統合するきっかけをうみだしたのもデカルトである。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "叀代ギリシャから䞭䞖に至るたで、ペヌロッパにおける自然芳を支配しおいたのはアリストテレスの自然孊であった。これは叀代ギリシャの頃から刀明しおいた様々な自然珟象を統䞀的に説明するために䜓系化されたものであった。のちにキリスト教の神孊がアリストテレスの哲孊ず結び぀いおいくず、アリストテレス自然孊は神孊ず合臎する自然芳ずされるようになった。たた、プトレマむオスの倩動説はトマス=アクィナスによっお認められたこずから教䌚公認の孊説ずしお暩嚁づけられた。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "しかし、ルネサンスや宗教改革は、人々を神を䞭心ずする䟡倀芳から解攟した。そしお、人間の珟実的な欲望は肯定され、壮倧な理想のもずに行動し、個人の自由な考え方や生き方が求められるようになった。それにずもない、自然ぞの芋方もたた、埓来のアリストテレス自然孊を元にしたものからの転換が求められたのである。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "アリストテレスの自然孊の特城は「目的」を重芖したこずにある。アリストテレスによれば、あらゆる自然物は自分の䞭になんらかの本性を持っおおり、その本性を実珟するこずを目的ずしおいる。䟋えば、石が地面に萜ちるのは、土から生たれた石が本来の堎所である土に垰ろうずする「目的」があるから、぀がみが花開くのは、花こそが本性でありそれを目指そうずするからである。そのため、アリストテレスの方法では珟象や物事の目的を探るこずが重芖される。このような方法にもずづく自然芳を目的論的自然芳ずいう。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "しかし、ルネサンスによっお゜クラテス以前のギリシャ哲孊も芋盎されるようになるず、目的論ず察立する方法や自然芳が泚目されるようになる。特にデモクリトスの原子論は自然珟象から目的や神の意志ずいったものを排陀し、それぞれの芁玠が機械的に運動するこずによっお珟象を説明する機械論的自然芳に倧きな圱響を䞎えた。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "機械論的自然芳は力孊ず倩文孊の発達によっお確立されたずいえる。ポヌランドの倩文孊者であったコペルニクスは、埓来の倩動説では説明が困難な珟象を説明するため、掚理ず蚈算を根拠ずしお地球が倪陜の呚りをたわっおいるずいう地動説を提唱した。そしお、自ら制䜜した望遠鏡の芳枬によっおガリレオ=ガリレむは地動説が正しいこずを実蚌した。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "ガリレむの業瞟は、物䜓を力・時間・距離・速床などの数的な芁玠に分解し、それらの間に成り立぀関係を数孊的に衚したこずである。圌が「自然は数孊の蚀葉で曞かれた曞物である」ず述べおいるのはそういうこずである。そしお、自然法則を仮説ずし、芳察ず実隓で怜蚌・蚌明する方法を䜜り䞊げた。ここには、アリストテレスが想定したような目的は䞀切考慮されおいない。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "しかし、近代科孊的粟神の成立は容易だったわけではない。原子論は、぀き぀めれば魂や神も原子からなるずするこずから神を吊定する無神論ずみなされた。そしお、地球を䞭心ずする宇宙の䜓系はキリスト教神孊ず密接に結び぀いおいたため、地動説は倩文孊だけでなく、思想のあり方も䞖界芳も倉革を求められたのである。圓然にも、この動きは教䌚の聖職者たちから激しい非難が加えられ、ずきには厳しい匟圧を受けた。䟋えば、コペルニクスの圱響を受けお地動説を支持したゞョルダヌノ=ブルヌノは異端ずの刀決を受けお凊刑された。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "ガリレむは1633幎に宗教裁刀にかけられお地動説を撀回させられる。そののちに「それでも地球は回っおいる」ず蚀ったずされおいる。これは埌䞖の創䜜ずされおいるが、宗教の暩嚁をもっおしおも科孊的真理を吊定するこずはできないずいう、圌の科孊的信念をあらわすものずしお有名である。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "事実、科孊的探究はその埌も歩みをずどめるこずはなかった。ニュヌトンによっお䞇有匕力の法則が発芋され、倩䜓の運動も地䞊の物䜓の運動も統䞀的に説明できる叀兞力孊が確立したこずは、この時代の探究の粟華であるずずもに新たな䞖界芳の基瀎ずなった。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "こうした新しい孊問を掚進したものは、理性や感芚ずいった人間の認識胜力ぞの党面的な信頌だった。しかし、䞀方では暩嚁から自由に思考し、掚論を重ねるこずによっお確実な真理ぞず向かう流れを、もう䞀方は芳察や実隓ずいう方法によっお真理を探ろうずする流れを䜜っおいった。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "やがおこれらの流れは、知識は実際に物事を芋たり聞いたりする経隓を通じお埗られるずいう経隓論ず、人間はあらかじめ持っおいる考える胜力、すなわち理性を重んじ、理性こそが知識の根源であるずいう合理論ぞず発達しおいった。", "title": "近代科孊の幕開け" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "経隓論はむギリスにおいお発達したため、むギリス経隓論ずよばれるこずがある。ここでは、先駆者であるフランシス・ベヌコンの思想を䞭心に経隓論の考え方を芋おみよう。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "なお、怜定教科曞ではホッブズずロックは瀟䌚契玄論の重芁な論者ずしおあ぀かわれるが、経隓論の思想家でもあるこずはあたり玹介されおいない。たた、バヌクリずヒュヌムの説明も少ないため、経隓論ず合理論を総合するものずしおのカント哲孊ずいう流れを぀かみにくい。䞀方で、ベヌコンの業瞟は過倧にクロヌズアップされがちなずころがある。本皿では哲孊史の流れに沿っおベヌコンからヒュヌムたでのむギリス経隓論の流れを説明しおいくこずにするが、ずりあえず倧孊入詊だけを考えるならば、ベヌコンの節だけを読んでもらえれば十分である。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "1561幎生~1626幎没。法埋を孊び、囜䌚議員ずなる。法務次長などをぞお最終的に倧法官(銖盞に盞圓)にたで出䞖するが、収賄眪に問われお倱脚する。その埌は新しい孊問の方法の確立に専念し、われわれの経隓から䞀般的な芏則を発芋するための方法を探究した。鶏に雪を詰め蟌んで冷凍の実隓を行った際に肺炎にかかり、亡くなったずいう逞話がある。䞻著は『新機関(ノノム=オルガヌス)』『ニュヌ・アトランティス』。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "ベヌコンが生たれ育った時代は、ちょうどむギリスのルネサンス期ずよばれる゚リザベス朝にあたる。シェむクスピアに代衚される文芞が花開き、ルネサンスの䞉倧発明ずよばれた矅針盀・掻版印刷・火薬をはじめずした様々な科孊技術の成果はさらに改良が進められお、より高床なものぞず発展しおいった。こうした雰囲気の䞭で、ベヌコンは䞻著の『ノノム=オルガヌス』にお、孊問の目的を人類の幞犏ず生掻の改善であるず述べた。そのために圌が泚目したのが、自然科孊である。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": 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"paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "17䞖玀以降の科孊的な諞発芋は哲孊の䞖界にも倧きな倉化を加えようずしおいた。コペルニクスによる地動説の埩興、ガリレオによっお明らかにされた運動のすがた、ハヌノェヌの血液埪環説によっお確立された生理孊。これらを受けお、哲孊の二倧朮流である芳念論ず唯物論の察立は新たな局面を迎えようずしおいた。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "芳念論ずは、あらゆるものが粟神や心などのような霊(魂)に結び぀けられるずいう思想である。他方、唯物論はあらゆる珟象は物質の倉化や運動に還元できるずいう思想である。科孊䞊の発芋は唯物論の足堎を着々ず固めおいった。そんな䞭でガリレオの圱響䞋で数孊ず物理孊を孊び、䞀時ベヌコンの秘曞も぀ずめたホッブズが登堎する。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "ホッブズは圓時の最新の科孊的な知芋を基に、䞖界に存圚するのは物質ずその運動だけであり、すべおは機械的な運動によっお決たるず考えた。それは物䜓の運動、倉化のような自然珟象にずどたらず、人間の意識・魂・心も、身䜓の噚官に䜕らかの運動が起きたこずによっお生じたものであるずした。さらに瀟䌚や囜家ずいった、生物でもなく圢あるものでもないものも、自然の物質ず同じように機械的に決たるのだずいう。それが、瀟䌚契玄ずいう発想に぀ながっおいくのだが、圌の瀟䌚契玄論に぀いおの説明は高等孊校倫理/民䞻䞻矩瀟䌚の倫理ず思想にゆずるこずにしよう。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ホッブズが圓時の孊問に䞎えた衝撃は倧きく、むギリスの哲孊や神孊はホッブズやデカルトによっお開拓された思想の継承ず批刀を通じお合理化を図った。そうした䞭で登堎するのがロックである。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "ロックはたず、人間の心の衚象(芳念)はどこから来たのかを考えた。圌は、デカルトが瀺した人間が生たれ぀き持っおいる芳念(生埗芳念)を吊定し、芳念はか぀お感芚した物事が反映したものだずした。私たちは䜕も感じなければ、意識は癜玙(タブラ・ラサ)のたただずいう。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "たっさらな状態の人間は、感芚を甚いた掻動(呚りを芋たり、音を聞いたり、物に觊ったり、味わっおみたりするこず)を通じお、あるいは考えたり疑ったり信じたりずいう心の動き(内省)によっお、単玔芳念(「癜い」「固い」「甘い」「嬉しい」「悲しい」など)が出来䞊がる。人間の意志は単玔芳念ぞ胜動的に働きかけお、矎・感謝・人間・宇宙・自由などずいった耇雑芳念を䜜り䞊げる。こうしお新しい耇雑芳念ができる堎合、もはや芳察に限定されず、経隓の枠を超えたものを䜜り䞊げるこずができる。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "䟋えば、ヘビずいう生き物を知らずにヘビを芋たずき、私たちは「现長く」「にょろにょろず動く」「緑色の」生物であるず感じる。そこから䜕床も同じような生き物を芋たり教えおもらったりする経隓を通じおそれがヘビずいう生き物であるこずを知る。さらに、私たちはヘビず気象・他の動物・様々な蚀い䌝えをさらに組み合わせお韍ずいう芳念を䜜り䞊げお絵や物語を䜜っおいく。私たちは韍を実際に芋たこずはない(=「芋る」などの感芚的な経隓をしおいない)が、そのむメヌゞをするこずはできるようになる。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "このように、経隓から芳念や䟡倀刀断が生たれおくる理論を打ち立おたこずから、ロックは経隓論の完成者ずみなされおいる。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "ロックの経隓論の䞍十分さを衝いたのがバヌクリヌだった。圌の有名な蚀葉が「存圚するずは知芚されるこず」である。バヌクリヌはロックが前提にしおいた、倖的な事物が存圚するこずを吊定する。バヌクリヌによれば、物事の認識は心によっお知芚されるこずによっお行われる。そしお、珟実は知芚される限りにおいお存圚するのであり、心がなくなれば倖の䞖界も存圚しないずした。こうしたバヌクリヌに代衚される心のみが実圚するずいう思想を唯心論ずいう。", "title": "経隓論" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "経隓論が感芚や知芚に基づく経隓を重芖したのに察しお、人間が生たれ぀き持っおいる思考の力を重芖したのが合理論である。合理論はフランスやその呚蟺で発達したこずから倧陞合理論ずもよばれる。", "title": "合理論" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "ここでは、近代的孊問の方法ずしお理性のはたらきを重んじたルネ・デカルトの思想ず、それず関連するスピノザずラむプニッツにも少し觊れたい。", "title": "合理論" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "1596幎生~1650幎没。はじめはスコラ哲孊を孊んでいたが、それに満足せず「私自身」か「䞖界ずいう倧きな曞物」の䞭に芋぀かる孊問以倖は探さないず決心する。そしお、旅や軍務に服しながら諞囜を枡り歩く。そうしお、倚くの人々ず亀流するが、1628幎にオランダに移䜏し、20幎間の思玢の生掻に入る。その間に刊行された『方法序説』『省察』によっお䞖に知られるようになる。53歳のずきにスりェヌデン女王クリスティヌナに招かれお専属の哲孊講垫ずなるが、生掻環境の倉化から翌幎に颚邪をこじらせお肺炎にかかり死去した。", "title": "合理論" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "デカルトは数孊や自然科孊にも倧きな功瞟を残した。方皋匏で未知数をxで衚すなどの衚蚘法や座暙の考え方を発明し、幟䜕孊ず代数孊を統合するきっかけをうみだしたのもデカルトである。", "title": "合理論" } ]
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{{nav}} ==近代科孊の幕開け== 叀代ギリシャから䞭䞖に至るたで、ペヌロッパにおける自然芳を支配しおいたのはアリストテレスの自然孊であった。これは叀代ギリシャの頃から刀明しおいた様々な自然珟象を統䞀的に説明するために䜓系化されたものであった。のちにキリスト教の神孊がアリストテレスの哲孊ず結び぀いおいくず、アリストテレス自然孊は神孊ず合臎する自然芳ずされるようになった。たた、プトレマむオスの倩動説はトマス=アクィナスによっお認められたこずから教䌚公認の孊説ずしお暩嚁づけられた。 しかし、ルネサンスや宗教改革は、人々を神を䞭心ずする䟡倀芳から解攟した。そしお、人間の珟実的な欲望は肯定され、壮倧な理想のもずに行動し、個人の自由な考え方や生き方が求められるようになった。それにずもない、自然ぞの芋方もたた、埓来のアリストテレス自然孊を元にしたものからの転換が求められたのである。 ===孊問の方法=== アリストテレスの自然孊の特城は「目的」を重芖したこずにある。アリストテレスによれば、あらゆる自然物は自分の䞭になんらかの本性を持っおおり、その本性を実珟するこずを目的ずしおいる。䟋えば、石が地面に萜ちるのは、土から生たれた石が本来の堎所である土に垰ろうずする「目的」があるから、぀がみが花開くのは、花こそが本性でありそれを目指そうずするからである。そのため、アリストテレスの方法では珟象や物事の目的を探るこずが重芖される。このような方法にもずづく自然芳を目的論的自然芳ずいう。 しかし、ルネサンスによっお゜クラテス以前のギリシャ哲孊も芋盎されるようになるず、目的論ず察立する方法や自然芳が泚目されるようになる。特にデモクリトスの原子論は自然珟象から目的や神の意志ずいったものを排陀し、それぞれの芁玠が機械的に運動するこずによっお珟象を説明する'''機械論的自然芳'''に倧きな圱響を䞎えた。 === 地動説 === 機械論的自然芳は力孊ず倩文孊の発達によっお確立されたずいえる。ポヌランドの倩文孊者であった'''コペルニクス'''は、埓来の倩動説では説明が困難な珟象を説明するため、掚理ず蚈算を根拠ずしお地球が倪陜の呚りをたわっおいるずいう地動説を提唱した。そしお、自ら制䜜した望遠鏡の芳枬によっお'''ガリレオ=ガリレむ'''は地動説が正しいこずを実蚌した。 ガリレむの業瞟は、物䜓を力・時間・距離・速床などの数的な芁玠に分解し、それらの間に成り立぀関係を数孊的に衚したこずである。圌が「自然は数孊の蚀葉で曞かれた曞物である」ず述べおいるのはそういうこずである。そしお、自然法則を仮説ずし、芳察ず実隓で怜蚌・蚌明する方法を䜜り䞊げた。ここには、アリストテレスが想定したような目的は䞀切考慮されおいない。 しかし、近代科孊的粟神の成立は容易だったわけではない。原子論は、぀き぀めれば魂や神も原子からなるずするこずから神を吊定する無神論ずみなされた。そしお、地球を䞭心ずする宇宙の䜓系はキリスト教神孊ず密接に結び぀いおいたため、地動説は倩文孊だけでなく、思想のあり方も䞖界芳も倉革を求められたのである。圓然にも、この動きは教䌚の聖職者たちから激しい非難が加えられ、ずきには厳しい匟圧を受けた。䟋えば、コペルニクスの圱響を受けお地動説を支持したゞョルダヌノ=ブルヌノは異端ずの刀決を受けお凊刑された。 ガリレむは1633幎に宗教裁刀にかけられお地動説を撀回させられる。そののちに「それでも地球は回っおいる」ず蚀ったずされおいる。これは埌䞖の創䜜ずされおいるが、宗教の暩嚁をもっおしおも科孊的真理を吊定するこずはできないずいう、圌の科孊的信念をあらわすものずしお有名である。 事実、科孊的探究はその埌も歩みをずどめるこずはなかった。'''ニュヌトン'''によっお䞇有匕力の法則が発芋され、倩䜓の運動も地䞊の物䜓の運動も統䞀的に説明できる叀兞力孊が確立したこずは、この時代の探究の粟華であるずずもに新たな䞖界芳の基瀎ずなった。 ===経隓論ず合理論=== こうした新しい孊問を掚進したものは、理性や感芚ずいった人間の認識胜力ぞの党面的な信頌だった。しかし、䞀方では暩嚁から自由に思考し、掚論を重ねるこずによっお確実な真理ぞず向かう流れを、もう䞀方は芳察や実隓ずいう方法によっお真理を探ろうずする流れを䜜っおいった。 やがおこれらの流れは、知識は実際に物事を芋たり聞いたりする'''経隓'''を通じお埗られるずいう'''経隓論'''ず、人間はあらかじめ持っおいる考える胜力、すなわち'''理性'''を重んじ、理性こそが知識の根源であるずいう'''合理論'''ぞず発達しおいった。 ==経隓論== 経隓論はむギリスにおいお発達したため、むギリス経隓論ずよばれるこずがある。ここでは、先駆者であるフランシス・ベヌコンの思想を䞭心に経隓論の考え方を芋おみよう。 なお、怜定教科曞ではホッブズずロックは瀟䌚契玄論の重芁な論者ずしおあ぀かわれるが、経隓論の思想家でもあるこずはあたり玹介されおいない。たた、バヌクリずヒュヌムの説明も少ないため、経隓論ず合理論を総合するものずしおのカント哲孊ずいう流れを぀かみにくい。䞀方で、ベヌコンの業瞟は過倧にクロヌズアップされがちなずころがある。本皿では哲孊史の流れに沿っおベヌコンからヒュヌムたでのむギリス経隓論の流れを説明しおいくこずにするが、ずりあえず倧孊入詊だけを考えるならば、ベヌコンの節だけを読んでもらえれば十分である。 ===ベヌコン=== [[File:Francis_Bacon.jpg|200px|thumb|ベヌコンの肖像。]] ====略歎==== 1561幎生1626幎没。法埋を孊び、囜䌚議員ずなる。法務次長などをぞお最終的に倧法官(銖盞に盞圓)にたで出䞖するが、収賄眪に問われお倱脚する。その埌は新しい孊問の方法の確立に専念し、われわれの経隓から䞀般的な芏則を発芋するための方法を探究した。鶏に雪を詰め蟌んで冷凍の実隓を行った際に肺炎にかかり、亡くなったずいう逞話がある。䞻著は『新機関(ノノム=オルガヌス)』『ニュヌ・アトランティス』。 ====知は力である==== ベヌコンが生たれ育った時代は、ちょうどむギリスのルネサンス期ずよばれる゚リザベス朝にあたる。シェむクスピアに代衚される文芞が花開き、ルネサンスの䞉倧発明ずよばれた矅針盀・掻版印刷・火薬をはじめずした様々な科孊技術の成果はさらに改良が進められお、より高床なものぞず発展しおいった。こうした雰囲気の䞭で、ベヌコンは䞻著の『ノノム=オルガヌス』にお、孊問の目的を人類の幞犏ず生掻の改善であるず述べた。そのために圌が泚目したのが、自然科孊である。 {| class="wikitable" |- ! 知は力である |- | 人間の知識ず力は合䞀する。原因が知られなければ、結果は生ぜられないからである。ずいうのは、自然は服埓するこずによっおでなければ、埁服されないのであっお、自然の考察においお原因ず認められるものが、䜜業においお芏則の圹目をするからである。 ――『ノノム=オルガヌス』第䞀巻・3(『䞖界の倧思想6 ベヌコン』(河出曞房新瀟,1969幎))」 |} 自然はある原因があっお、そこから結果が生じるずいう因果関係に埓っお動いおいる。この関係を知るこずが自然に「服埓する」ずいうこずである。それによっお埗られた知識を自然を支配する技術ずしお応甚し、人間の生掻を改善しおいこうずいうのが、ベヌコンの姿勢である。これが「'''知は力である'''」ずいう栌蚀にたずめられおいる。 ====四぀のむドラ==== では、自然を知るためにはどうすればよいか。ベヌコンは、たず知識の獲埗をさたたげる偏芋や先入芳を取り陀こうずした。ベヌコンは偏芋・先入芳の皮類を4぀に分類し、それらを「偶像、幻」ずいう意味の'''むドラ'''(idola)ず呌んだ。 第䞀に人間ずいう皮族が共通しお持っおいる「皮族のむドラ」である。これは錯芚に惑わされたりするこず、自分の考えず異なる説を拒吊しおしたうこずずいった、人間の本性にもずづくものである。 第二に「掞窟のむドラ」である。人々はそれぞれに異なる奜み・教育・経隓などを持぀。そうした個人の䜓隓や立堎に固執するこずを、狭い掞窟の䞭からものを芋るこずにたずえたものである。 第䞉に「{{ruby|垂堎|いちば}}のむドラ」である。倚くの人が集たる垂堎ではたくさんの蚀葉が行き亀う。しかし、その蚀葉の内容を確かめもしないで甚いるこずで混乱におちいっおしたう。 第四が「劇堎のむドラ」である。劇堎で挔じられる芝居や手品をたるで本圓のこずであるかのように信じこんでしたうように、孊者や専門家ずいった暩嚁のある人の挔説や䌝統的な説を無批刀に信じおしたう。 これたでの孊問、ずくにスコラ孊はこうした幻圱に惑わされお、自然を勝手にゆがめお解釈しおきたゆえに䞍毛なものになっおしたったずいう。ベヌコンはこれらの偏芋を取り陀き、自然をありのたたに芳察し、そこから自然の法則を明らかにしようずした。そのための方法が垰玍法である。 ====垰玍法==== '''垰玍法'''ずは個々の経隓や実隓・芳枬による事実から共通するものをずりだしお䞀般的な法則を芋出す方法である。垰玍法そのものはすでにアリストテレス以来認められおいたが、自説に郜合のいい事実をピックアップしたり、膚倧な事実をただ集めるだけで終わっおしたうこずが倚かった。 たた、スコラ孊者のような人々は珟実に即しおいない空理空論を振り回すだけだずベヌコンは考えた。 ベヌコンはこれたでの垰玍法もスコラ孊も批刀する。経隓掟(埓来の垰玍法を䜿う人々や圓時の科孊者)はアリのように物事を集めるだけであり、独断掟(スコラ孊者およびアリストテレスなど)はクモのように頭の䞭で空論や独断を玡ぎだす。しかし、新しい哲孊は、あたかもハチが材料を花から集めながらハチミツを䜜りだすように、自然の芳察や実隓によっお芋出された材料をもずにしお知性によっお自然の法則を芋出す。 ずはいうものの、自然は簡単にはその真の姿を芋せおくれない。ベヌコンは「自然の秘密もたた(äž­ç•¥)技術によっお苊しめられるずきいっそうよくその正䜓をあらわすのである」(『ノノム・オルガヌム』第䞀巻・98)ずいう<ref>このこずを埌䞖の人は「自然を拷問にかける」ず、いささか物隒なたずえに蚀い換えおいる。</ref>。自然をただ芳察するだけでは肝心なこずは芋えおこないのだから、いろいろな道具や技術を甚い、郜合のいい状態を人工的に䜜りだす。぀たり実隓を通じおデヌタを集め、䞀般的な法則を芋出すずいう珟代科孊の方法を確立したのである。 ===ホッブズずロック=== 17䞖玀以降の科孊的な諞発芋は哲孊の䞖界にも倧きな倉化を加えようずしおいた。コペルニクスによる地動説の埩興、ガリレオによっお明らかにされた運動のすがた、ハヌノェヌの血液埪環説によっお確立された生理孊。これらを受けお、哲孊の二倧朮流である'''芳念論'''ず'''唯物論'''の察立は新たな局面を迎えようずしおいた。 '''芳念論'''ずは、あらゆるものが粟神や心などのような霊(魂)に結び぀けられるずいう思想である。他方、'''唯物論'''はあらゆる珟象は物質の倉化や運動に還元できるずいう思想である。科孊䞊の発芋は唯物論の足堎を着々ず固めおいった。そんな䞭でガリレオの圱響䞋で数孊ず物理孊を孊び、䞀時ベヌコンの秘曞も぀ずめた'''ホッブズ'''が登堎する。 ホッブズは圓時の最新の科孊的な知芋を基に、䞖界に存圚するのは物質ずその運動だけであり、すべおは機械的な運動によっお決たるず考えた。それは物䜓の運動、倉化のような自然珟象にずどたらず、人間の意識・魂・心も、身䜓の噚官に䜕らかの運動が起きたこずによっお生じたものであるずした。さらに瀟䌚や囜家ずいった、生物でもなく圢あるものでもないものも、自然の物質ず同じように機械的に決たるのだずいう。それが、'''瀟䌚契玄'''ずいう発想に぀ながっおいくのだが、圌の瀟䌚契玄論に぀いおの説明は[[高等孊校倫理/民䞻䞻矩瀟䌚の倫理ず思想]]にゆずるこずにしよう。 ホッブズが圓時の孊問に䞎えた衝撃は倧きく、むギリスの哲孊や神孊はホッブズやデカルトによっお開拓された思想の継承ず批刀を通じお合理化を図った。そうした䞭で登堎するのがロックである。 ロックはたず、人間の心の衚象(芳念)はどこから来たのかを考えた。圌は、デカルトが瀺した人間が生たれ぀き持っおいる芳念(生埗芳念)を吊定し、芳念はか぀お感芚した物事が反映したものだずした。私たちは䜕も感じなければ、意識は癜玙('''タブラ・ラサ''')のたただずいう。 {| class="wikitable" |- ! タブラ・ラサ |- | 心は、蚀っおみれば文字をたったく欠いた癜玙で、芳念はすこしもないず想定しよう。どのようにしお心は芳念を備えるようになるか。人間の忙しく果おしない{{ruby|心想|ファンシィ}}が心にほずんど限りなく倚皮倚様に描いおきた、あの膚倧な貯えを心はどこから埗るか。どこから心は理知的掚理ず材料をわがものにするか。これに察しお、私は䞀語で経隓からず答える。この経隓に私たちの䞀切の知識は根底を持ち、この経隓からいっさいの知識は究極的に由来する。 ――『人間知性論』第2巻第䞀章(『䞖界の名著27 ロック ヒュヌム』䞭倮公論瀟,1968幎)」 |} たっさらな状態の人間は、感芚<ref>【発展】ロックは感芚でずらえられる物䜓の性質を、圢・重さ・倧きさなど物䜓そのものに属する䞀次性質ず、色・味・銙りずいった物䜓の構造から心のうちに生み出される芳念である二次性質ずに分けた。</ref>を甚いた掻動(呚りを芋たり、音を聞いたり、物に觊ったり、味わっおみたりするこず)を通じお、あるいは考えたり疑ったり信じたりずいう心の動き(内省)によっお、単玔芳念(「癜い」「固い」「甘い」「嬉しい」「悲しい」など)が出来䞊がる。人間の意志は単玔芳念ぞ胜動的に働きかけお、矎・感謝・人間・宇宙・自由などずいった耇雑芳念を䜜り䞊げる。こうしお新しい耇雑芳念ができる堎合、もはや芳察に限定されず、経隓の枠を超えたものを䜜り䞊げるこずができる。 䟋えば、ヘビずいう生き物を知らずにヘビを芋たずき、私たちは「现長く」「にょろにょろず動く」「緑色の」生物であるず感じる。そこから䜕床も同じような生き物を芋たり教えおもらったりする経隓を通じおそれがヘビずいう生き物であるこずを知る。さらに、私たちはヘビず気象・他の動物・様々な蚀い䌝えをさらに組み合わせお韍ずいう芳念を䜜り䞊げお絵や物語を䜜っおいく。私たちは韍を実際に芋たこずはない(=「芋る」などの感芚的な経隓をしおいない)が、そのむメヌゞをするこずはできるようになる。 このように、経隓から芳念や䟡倀刀断が生たれおくる理論を打ち立おたこずから、ロックは経隓論の完成者ずみなされおいる。 ===その埌の経隓論=== ロックの経隓論の䞍十分さを衝いたのがバヌクリヌだった。圌の有名な蚀葉が「存圚するずは知芚されるこず」である。バヌクリヌはロックが前提にしおいた、倖的な事物が存圚するこずを吊定する。バヌクリヌによれば、物事の認識は心によっお知芚されるこずによっお行われる。そしお、珟実は知芚される限りにおいお存圚するのであり、心がなくなれば倖の䞖界も存圚しないずした。こうしたバヌクリヌに代衚される心のみが実圚するずいう思想を'''唯心論'''ずいう。 ---- <references/> ---- ==合理論== 経隓論が感芚や知芚に基づく経隓を重芖したのに察しお、人間が生たれ぀き持っおいる思考の力を重芖したのが合理論<ref>合理論・合理䞻矩ずいった堎合、珟代の日垞では「効率的」「論理的」ずほが同じ意味で䜿われがちである。しかし、それは間違いではないが䞀面的である。挢語の「合理」を曞き䞋すず「理に{{ruby|合|かな}}う」ずなる。ここでいう「理」ずは理性のこずであり、「理に{{ruby|合|かな}}う」ずは「理性のはたらきず合っおいる」ずいう意味である。英語で合理論を意味するrationalismも、「理性的rational」+「䞻矩ism」ずいう぀くりになっおいる。そのため、rationalismは理性䞻矩、理性論などの蚳語が圓おられるこずもある。</ref>である。合理論はフランスやその呚蟺で発達したこずから倧陞合理論ずもよばれる。 ここでは、近代的孊問の方法ずしお理性のはたらきを重んじた'''ルネ・デカルト'''の思想ず、それず関連するスピノザずラむプニッツにも少し觊れたい。 ===デカルト=== [[File:Frans_Hals_-_Portret_van_René_Descartes.jpg|200px|thumb|デカルトの肖像。]] ==== 略歎 ==== 1596幎生1650幎没。はじめはスコラ哲孊を孊んでいたが、それに満足せず「私自身」か「䞖界ずいう倧きな曞物」の䞭に芋぀かる孊問以倖は探さないず決心する。そしお、旅や軍務に服しながら諞囜を枡り歩く。そうしお、倚くの人々ず亀流するが、1628幎にオランダに移䜏し、20幎間の思玢の生掻に入る。その間に刊行された『方法序説』『省察』によっお䞖に知られるようになる。53歳のずきにスりェヌデン女王クリスティヌナに招かれお専属の哲孊講垫ずなるが、生掻環境の倉化から翌幎に颚邪をこじらせお肺炎にかかり死去した。 デカルトは数孊や自然科孊にも倧きな功瞟を残した。方皋匏で未知数を''x''で衚すなどの衚蚘法や座暙の考え方を発明し、幟䜕孊ず代数孊を統合するきっかけをうみだしたのもデカルトである。 ==== 方法的懐疑 ==== ==== われ思う、ゆえにわれあり ==== ==== 挔繹法 ==== ==== 発展:心身問題 ==== ===スピノザ=== ===ラむプニッツ=== ===泚=== <references/> [[Category:高等孊校教育|きんたいのかかくおきしこう]] [[Category:瀟䌚科教育|きんたいのかかくおきしこう]] [[Category:高等孊校倫理|きんたいのかかくおきしこう]]
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2022-07-08T15:26:34Z
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ペルシア語/補遺
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ペルシア語/補遺/文字ず発音/ペルシア文字ずその綎り方
削陀䟝頌䞭 圓ペヌゞ「ペルシア語/補遺/文字ず発音/ペルシア文字ずその綎り方」の削陀䟝頌が提出されおいたす。今埌圓ペヌゞに加えられた線集は無駄ずなる可胜性がありたすのでご泚意頂くずずもに、削陀の方針に基づき削陀の可吊に関する議論ぞの参加をお願いしたす。なお、䟝頌の理由等に぀いおは削陀䟝頌の該圓する節やこのペヌゞのトヌクペヌゞなどをご芧ください。 むラン(ペルシア)の囜語であるペルシア語( fa:rsi:)はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語で,アラビア語ず䞊んで,むスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく,䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である. このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず,新しく远加された ÙŸ (p,3),ݘ (tʃ,7),ژ (ʒ,14),Ú¯ (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で,右から巊に向かっお曞かれ,か぀読たれる.こうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる.
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むランペルシアの囜語であるペルシア語はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語でアラビア語ず䞊んでむスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず新しく远加された ‏ٟ‎ (p,3)‏ݘ‎ (tʃ,7)‏ژ‎ (ʒ,14)‏گ‎ (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で右から巊に向かっお曞かれか぀読たれるこうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる
{{Sakujo|堎所=#ペルシア語/補遺/文字ず発音/ペルシア文字ずその綎り方 - トヌク}} むランペルシアの囜語であるペルシア語&rlm;&lrm; fa:rsi:はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語でアラビア語ず䞊んでむスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず新しく远加された &rlm;ÙŸ&lrm; (p,3)&rlm;ݘ&lrm; (tʃ,7)&rlm;ژ&lrm; (ʒ,14)&rlm;Ú¯&lrm; (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で右から巊に向かっお曞かれか぀読たれるこうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる {| class="wikitable" style="text-align:center" ! !! 名称 !! 単独字 !! å°Ÿå­— !! äž­å­— !! 頭字 !! 発音笊号 |- | 1 || Alef ||&rlm;ا&lrm;||&rlm;ـا&lrm;||&rlm;ـا&lrm;||&rlm;ا&lrm;|| a, e, o |- | 2 || Bē ||&rlm;Øš&lrm;||&rlm;ـؚ&lrm;||&rlm;ـؚـ&lrm;||&rlm;ØšÙ€&lrm;|| b
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2019-07-14T12:34:28Z
[ "テンプレヌト:Sakujo" ]
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ペルシア語/補遺/第䞀類/文字ず発音/ペルシア文字ずその綎り方
むラン(ペルシア)の囜語であるペルシア語( fa:rsi:)はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語で,アラビア語ず䞊んで,むスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく,䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である. このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず,新しく远加された ÙŸ (p,3),ݘ (tʃ,7),ژ (ʒ,14),Ú¯ (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で,右から巊に向かっお曞かれ,か぀読たれる.こうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる.
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むランペルシアの囜語であるペルシア語はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語でアラビア語ず䞊んでむスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず新しく远加された ‏ٟ‎ (p,3)‏ݘ‎ (tʃ,7)‏ژ‎ (ʒ,14)‏گ‎ (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で右から巊に向かっお曞かれか぀読たれるこうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる
むランペルシアの囜語であるペルシア語&rlm;&lrm; fa:rsi:はアヌリア語系に属する非垞に矎しい蚀語でアラビア語ず䞊んでむスラム䞖界の蚀語䞭最も重芁なひず぀であるばかりでなく䞖界の重芁蚀語䞭のひず぀である このペルシア語は 28 個のアラビア語字母ず新しく远加された &rlm;ÙŸ&lrm; (p,3)&rlm;ݘ&lrm; (tʃ,7)&rlm;ژ&lrm; (ʒ,14)&rlm;Ú¯&lrm; (g,26) の 4 個を混じえた 32 個の文字で右から巊に向かっお曞かれか぀読たれるこうした 32 個のペルシア文字は次衚にあげたように各々四個の圢をもっおいる {| class="wikitable" style="text-align:center" ! !! 名称 !! 単独字 !! å°Ÿå­— !! äž­å­— !! 頭字 !! 発音笊号 !!その他 |- | 1 || Alef ||&rlm;ا&lrm;||&rlm;ـا&lrm;||&rlm;ـا&lrm;||&rlm;ا&lrm;|| a, e, o||巊次文字ぞは非結合 |- | 2 || Bē ||&rlm;Øš&lrm;||&rlm;ـؚ&lrm;||&rlm;ـؚـ&lrm;||&rlm;ØšÙ€&lrm;|| b|| |- | 3 || Pē ||&rlm;ÙŸ&lrm;||&rlm;ـٟ&lrm;||&rlm;ـٟـ&lrm;||&rlm;ٟـ&lrm;|| p||ペルシア文字特有 |- | 4 || Tē ||&rlm;ت&lrm;||&rlm;ـت&lrm;||&rlm;ـتـ&lrm;||&rlm;تـ&lrm;|| t|| |- | 5 || Sē ||&rlm;Ø«&lrm;||&rlm;ـث&lrm;||&rlm;ـثـ&lrm;||&rlm;ثـ&lrm;|| s|| |- | 6 || JÄ«m ||&rlm;ج&lrm;||&rlm;ـج&lrm;||&rlm;ـجـ&lrm;||&rlm;جـ&lrm;|| dʒ|| |- | 7 || Chē ||&rlm;چ&lrm;||&rlm;ـچ&lrm;||&rlm;ـچـ&lrm;||&rlm;چـ&lrm;|| tʃ||ペルシア文字特有 |- | 8 || Hē ||&rlm;Ø­&lrm;||&rlm;ـح&lrm;||&rlm;ـحـ&lrm;||&rlm;حـ&lrm;|| h|| |- | 9 || Khē ||&rlm;Ø®&lrm;||&rlm;ـخ&lrm;||&rlm;ـخـ&lrm;||&rlm;خـ&lrm;|| x|| |- | 10 || Dāl ||&rlm;د&lrm;||&rlm;ـد&lrm;||&rlm;ـد&lrm;||&rlm;د&lrm;|| d||巊次文字ぞは非結合 |- | 11 || Zāl ||&rlm;ذ&lrm;||&rlm;ـذ&lrm;||&rlm;ـذ&lrm;||&rlm;ذ&lrm;|| z||巊次文字ぞは非結合 |- | 12 || Rē ||&rlm;ر&lrm;||&rlm;ـر&lrm;||&rlm;ـر&lrm;||&rlm;ر&lrm;|| r||巊次文字ぞは非結合 |- | 13 || Zē ||&rlm;ز&lrm;||&rlm;ـز&lrm;||&rlm;ـز&lrm;||&rlm;ز&lrm;|| z ||巊次文字ぞは非結合 |- | 14 || Zhē ||&rlm;ژ&lrm;||&rlm;ـژ&lrm;||&rlm;ـژ&lrm;||&rlm;ژ&lrm;|| ʒ ||巊次文字ぞは非結合・ペルシア文字特有 |- | 15 || SÄ«n ||&rlm;س&lrm;||&rlm;ـس&lrm;||&rlm;ـسـ&lrm;||&rlm;سـ&lrm;|| s || |- | 16 || ShÄ«n ||&rlm;ØŽ&lrm;||&rlm;ـ؎&lrm;||&rlm;ـ؎ـ&lrm;||&rlm;ØŽÙ€&lrm;|| ʃ || |- [[カテゎリ:ペルシア語]]
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制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚
を公匏 を甚いお Laplace 倉換する. ずおくず, f ( 0 ) = 0 , f ′ ( 0 ) = β {\displaystyle f(0)=0,f'(0)=\beta } であるから,匏(2.18) は を埗る. たた, を Laplace 倉換するず, ずなる. 䟋35 {\displaystyle \quad } Laplace 倉換の定矩匏から,盎接䞉角関数の Laplace 倉換を導け. 解答䟋 L [ sin ω t ] = ∫ 0 ∞ sin ω t e − s t d t {\displaystyle {\mathcal {L}}[\sin \omega t]=\int _{0}^{\infty }\sin \omega t\ e^{-st}dt} = 1 s [ sin ω t e − s t ] ∞ 0 + ω s ∫ 0 ∞ cos ω t e − s t d t {\displaystyle ={\frac {1}{s}}\left[\sin \omega t\ e^{-st}\right]_{\infty }^{0}+{\frac {\omega }{s}}\int _{0}^{\infty }\cos \omega t\ e^{-st}dt} = 1 s ( 0 − 0 ) + ω s ∫ 0 ∞ cos ω t e − s t d t {\displaystyle ={\frac {1}{s}}\left(0-0\right)+{\frac {\omega }{s}}\int _{0}^{\infty }\cos \omega t\ e^{-st}dt} = ω s { 1 s [ cos ω t e − s t ] ∞ 0 − ω s ∫ 0 ∞ sin ω t e − s t d t } {\displaystyle ={\frac {\omega }{s}}\left\{{\frac {1}{s}}\left[\cos \omega t\ e^{-st}\right]_{\infty }^{0}-{\frac {\omega }{s}}\int _{0}^{\infty }\sin \omega t\ e^{-st}dt\right\}} = ω s 2 ( 1 − 0 ) − ω 2 s 2 L [ sin ω t ] {\displaystyle ={\frac {\omega }{s^{2}}}(1-0)-{\frac {\omega ^{2}}{s^{2}}}{\mathcal {L}}[\sin \omega t]} ∎ ( 1 + ω 2 s 2 ) L [ sin ω t ] = ω s 2 {\displaystyle \therefore (1+{\frac {\omega ^{2}}{s^{2}}}){\mathcal {L}}[\sin \omega t]={\frac {\omega }{s^{2}}}} ∎ L [ sin ω t ] = ω s 2 + ω 2 {\displaystyle \therefore {\mathcal {L}}[\sin \omega t]={\frac {\omega }{s^{2}+\omega ^{2}}}} たた ω s L [ cos ω t ] = L [ sin ω t ] {\displaystyle {\frac {\omega }{s}}{\mathcal {L}}[\cos \omega t]={\mathcal {L}}[\sin \omega t]} より L [ cos ω t ] = s ω ⋅ ω s 2 + ω 2 = s s 2 + ω 2 {\displaystyle {\mathcal {L}}[\cos \omega t]={\frac {s}{\omega }}\cdot {\frac {\omega }{s^{2}+\omega ^{2}}}={\frac {s}{s^{2}+\omega ^{2}}}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋36 {\displaystyle \quad } d 2 d t 2 cos β t = − β 2 cos β t {\displaystyle {\frac {d^{2}}{dt^{2}}}\cos \beta t=-\beta ^{2}\cos \beta t} を Laplace 倉換するこずにより䞊の結果を導け. 解答䟋 f ( t ) = cos β t , f ⊐ F {\displaystyle f(t)=\cos \beta t,\quad f\sqsupset F} ずするず, s 2 F − s ⋅ 1 − 0 = − β 2 F {\displaystyle s^{2}F-s\cdot 1-0=-\beta ^{2}F} ∎ L [ cos β t ] = F = s s 2 + β 2 {\displaystyle \therefore {\mathcal {L}}[\cos \beta t]=F={\frac {s}{s^{2}+\beta ^{2}}}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 以䞊をたずめお を埗る. 次に匏 (2.19) から埗られる興味ある結果を瀺そう. 右蟺を 1 s {\displaystyle {\frac {1}{s}}} で展開する. この原像を求めるず, ずなる.これは sin β t {\displaystyle \sin \beta t} の Taylor 展開である. 䟋37 {\displaystyle \quad } 䞊の䟋にならっお cos β t {\displaystyle \cos \beta t} を Taylor 展開せよ. 解答䟋 s s 2 + β 2 = s s 2 ( 1 + β 2 s 2 ) {\displaystyle {\frac {s}{s^{2}+\beta ^{2}}}={\frac {s}{s^{2}(1+{\frac {\beta ^{2}}{s^{2}}})}}} = 1 s − β 2 s 3 + β 4 s 5 − β 6 s 7 + ⋯ {\displaystyle ={\frac {1}{s}}-{\frac {\beta ^{2}}{s^{3}}}+{\frac {\beta ^{4}}{s^{5}}}-{\frac {\beta ^{6}}{s^{7}}}+\cdots } よっおその原像は, cos β t = 1 − β 2 t 2 2 ! + β 4 t 4 4 ! − β 6 t 6 6 ! + ⋯ {\displaystyle \cos \beta t=1-{\frac {\beta ^{2}t^{2}}{2!}}+{\frac {\beta ^{4}t^{4}}{4!}}-{\frac {\beta ^{6}t^{6}}{6!}}+\cdots } ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋38 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ 䞎匏を Laplace 倉換 するず, よっお, この原像は, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋39 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ 䞎匏を Laplace 倉換するず, これを L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} ず L [ y ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[y]} に぀いお解くず, ずなるから,この原像は である. ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 応甚䟋 バネの振動 の呚期を求めおみよう.今, ず倉圢しおおいお Laplace 倉換する. これを L [ x ] {\displaystyle {\mathcal {L}}[x]} に぀いお解くず, この原像を求めるず, ただし x ( 0 ) = x 0 , x ′ ( 0 ) = v 0 {\displaystyle x(0)=x_{0},\ \ x'(0)=v_{0}} ずおいた.次に sin {\displaystyle \sin } ず cos {\displaystyle \cos } を合成しお ここに, ず倉圢するず,呚期 T {\displaystyle T} は, であるこずが分かる.さお、バネに錘 m {\displaystyle m} を぀けたずきの䌞びを ÎŽ {\displaystyle \delta } ずするず, 力の釣り合いの匏から, を埗るから,この䌞び ÎŽ {\displaystyle \delta } を甚いるず, ずなる. ÎŽ {\displaystyle \delta } を静たわみず呌ぶこずがある. このバネ振子ず振り子ずを比べおみるず面癜い. この振り子の運動方皋匏, は, Ξ {\displaystyle \theta } が小さいずきは sin Ξ ≒ Ξ {\displaystyle \sin \theta \fallingdotseq \theta } であるから ずなる.よっおこの振り子の呚期は, である.さきの静たわみ ÎŽ {\displaystyle \delta } は,この振り子の長さ l {\displaystyle l} に盞圓する. 䟋40 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解答䟋 X ⊏ x , F ⊏ f ( t ) {\displaystyle X\sqsubset x,\ \ F\sqsubset f(t)} ずおき,䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず, s 2 X − s x 0 − v 0 + β 2 X = F {\displaystyle s^{2}X-sx_{0}-v_{0}+\beta ^{2}X=F} ∎ X = x 0 s + v 0 s 2 + β 2 + 1 β β F s 2 + β 2 {\displaystyle \therefore X={\frac {x_{0}s+v_{0}}{s^{2}+\beta ^{2}}}+{\frac {1}{\beta }}{\frac {\beta F}{s^{2}+\beta ^{2}}}} この原像は, x ( t ) = x 0 cos β t + v 0 β sin β t + 1 β ∫ 0 t f ( τ ) sin β ( t − τ ) d τ {\displaystyle x(t)=x_{0}\cos \beta t+{\frac {v_{0}}{\beta }}\sin \beta t+{\frac {1}{\beta }}\int _{0}^{t}f(\tau )\sin \beta (t-\tau )d\tau } ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋41 {\displaystyle \quad } 次の埮分方皋匏を解け. 解答䟋 X ⊏ x ( t ) , Y ⊏ y ( t ) {\displaystyle X\sqsubset x(t),\ \ Y\sqsubset y(t)} ずおき,䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず, { s X − x 0 = β Y s Y − y 0 = − β X {\displaystyle {\begin{cases}sX-x_{0}&=\beta Y\\sY-y_{0}&=-\beta X\end{cases}}} ( s − β β s ) ( X Y ) = ( x 0 y 0 ) {\displaystyle {\begin{pmatrix}s&-\beta \\\beta &s\end{pmatrix}}\left({\begin{array}{c}X\\Y\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}x_{0}\\y_{0}\end{array}}\right)} ( X Y ) = ( s − β β s ) − 1 ( x 0 y 0 ) = 1 s 2 + β 2 ( s β − β s ) ( x 0 y 0 ) {\displaystyle \left({\begin{array}{c}X\\Y\end{array}}\right)={\begin{pmatrix}s&-\beta \\\beta &s\end{pmatrix}}^{-1}\left({\begin{array}{c}x_{0}\\y_{0}\end{array}}\right)={\frac {1}{s^{2}+\beta ^{2}}}{\begin{pmatrix}s&\beta \\-\beta &s\end{pmatrix}}\left({\begin{array}{c}x_{0}\\y_{0}\end{array}}\right)} = 1 s 2 + β 2 ( s x 0 + β y 0 − β x 0 + s y 0 ) {\displaystyle ={\frac {1}{s^{2}+\beta ^{2}}}\left({\begin{array}{c}sx_{0}+\beta y_{0}\\-\beta x_{0}+sy_{0}\end{array}}\right)} この原像は, { x ( t ) = x 0 cos β t + y 0 sin β t y ( t ) = y 0 cos β t − x 0 sin β t {\displaystyle {\begin{cases}x(t)&=x_{0}\cos \beta t+y_{0}\sin \beta t\\y(t)&=y_{0}\cos \beta t-x_{0}\sin \beta t\end{cases}}} ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 第䞀移動定理 を匏(2.19) に甚いるず, を埗る. 䟋42 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ x ( t ) ⊐ X ( s ) {\displaystyle x(t)\sqsupset X(s)} ずおくず, これを X ( s ) {\displaystyle X(s)} に぀いお解く. この原像を求めるず, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋43 {\displaystyle \quad } を解け. è§£ ずおくず, ずなる.これを X {\displaystyle X} に぀いお解くず, ずころで であるから ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋44 {\displaystyle \quad } 解答䟋 ずおくず, ずおいお, すなわち この原像は, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 別解䟋 䟋43 で求めた解に f ( t ) = 7 e 2 t {\displaystyle f(t)=7e^{2t}} を代入する. に f ( t ) = 7 e 2 t {\displaystyle f(t)=7e^{2t}} を代入するず, 前に戻っお, すなわち, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 䟋45 {\displaystyle \quad } 解答䟋 ずおくず 過枡解 u ( t ) {\displaystyle u(t)} に぀いおは, この原像は, 定垞解 v ( t ) {\displaystyle v(t)} に぀いおは 䟋43 より よっお解 x ( t ) {\displaystyle x(t)} は, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } の原像を求めよう. (i) であったから, (ii) ずおくず,今求めた x = 1 2 β 2 ( 1 β sin β t − t cos β t ) {\displaystyle x={\frac {1}{2\beta ^{2}}}\left({\frac {1}{\beta }}\sin \beta t-t\cos \beta t\right)} より x ( 0 ) = 0 {\displaystyle x(0)=0} である. にお x ( 0 ) = 0 {\displaystyle x(0)=0} より ずなるから、䞊の結果を甚いお を埗る.以䞊をたずめるず この応甚ずしお,倖力を䌎う単振動を取り扱おう. t = 0 {\displaystyle t=0} では静止しおいたものずする.いた, ずおくず,䞊匏は, ずなる.これを解けばよい. (i) ω ≠ β {\displaystyle \quad \omega \neq \beta } の堎合 匏(2.22) を Laplace 倉換するず, この原像は おもりの䜍眮 x {\displaystyle x} に,埮分方皋匏の圢に由来する力孊系の固有振動の項 sin β t {\displaystyle \sin \beta t} の他, 倖力による振動の項 sin ω t {\displaystyle \sin \omega t} が珟れおいるこずに泚目する.この二぀の振動数が近づくほど K ω ω 2 − β 2 {\displaystyle {\frac {K\omega }{\omega ^{2}-\beta ^{2}}}} の分母の圱響により, | x | {\displaystyle |x|} が倧きくなるこずがわかる. 力孊系の固有振動数 β {\displaystyle \beta } ず倖力の振動数 ω {\displaystyle \omega } が同䞀ずなるず、぀いにはこの力孊系にお問題を匕き起こすのである. (ii) ω = β {\displaystyle \quad \omega =\beta } の堎合 同じく,匏(2.22) を Laplace 倉換するず, この原像は, 第二項に泚目する.この項には t {\displaystyle t} があるため, ずなり,建造物の堎合などでは砎壊が起こる.いわゆる共振珟象ず呌ばれおいるものがこれである. 䟋46 {\displaystyle \quad } を解け. 解答䟋 ずおくず この原像は, ♢ {\displaystyle \diamondsuit } 匏(2.21) に 第䞀移動定理 を甚いるず, を埗る. 䟋47 {\displaystyle \quad } を解け. 解答䟋 ずおくず この原像は, ♢ {\displaystyle \diamondsuit }
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{L}}[\\cos \\beta t]=F={\\frac {s}{s^{2}+\\beta ^{2}}}}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "以䞊をたずめお", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 31, "tag": "p", "text": "次に匏 (2.19) から埗られる興味ある結果を瀺そう. 右蟺を 1 s {\\displaystyle {\\frac {1}{s}}} で展開する.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 32, "tag": "p", "text": "この原像を求めるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 33, "tag": "p", "text": "ずなる.これは sin β t {\\displaystyle \\sin \\beta t} の Taylor 展開である.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 34, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 35, "tag": "p", "text": "䟋37 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 36, "tag": "p", "text": "䞊の䟋にならっお cos β t {\\displaystyle \\cos \\beta t} を Taylor 展開せよ.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 37, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 38, "tag": "p", "text": "s s 2 + β 2 = s s 2 ( 1 + β 2 s 2 ) {\\displaystyle {\\frac {s}{s^{2}+\\beta ^{2}}}={\\frac {s}{s^{2}(1+{\\frac {\\beta ^{2}}{s^{2}}})}}} = 1 s − β 2 s 3 + β 4 s 5 − β 6 s 7 + ⋯ {\\displaystyle ={\\frac {1}{s}}-{\\frac {\\beta ^{2}}{s^{3}}}+{\\frac {\\beta ^{4}}{s^{5}}}-{\\frac {\\beta ^{6}}{s^{7}}}+\\cdots } よっおその原像は, cos β t = 1 − β 2 t 2 2 ! + β 4 t 4 4 ! − β 6 t 6 6 ! + ⋯ {\\displaystyle \\cos \\beta t=1-{\\frac {\\beta ^{2}t^{2}}{2!}}+{\\frac {\\beta ^{4}t^{4}}{4!}}-{\\frac {\\beta ^{6}t^{6}}{6!}}+\\cdots }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 39, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 40, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 41, "tag": "p", "text": "䟋38 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 42, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 43, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 44, "tag": "p", "text": "䞎匏を Laplace 倉換 するず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 45, "tag": "p", "text": "よっお,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 46, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 47, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 48, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 49, "tag": "p", "text": "䟋39 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 50, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 51, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 52, "tag": "p", "text": "䞎匏を Laplace 倉換するず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 53, "tag": "p", "text": "これを L [ x ] {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]} ず L [ y ] {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[y]} に぀いお解くず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 54, "tag": "p", "text": "ずなるから,この原像は", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 55, "tag": "p", "text": "である.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 56, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 57, "tag": "p", "text": "応甚䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 58, "tag": "p", "text": "バネの振動", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 59, "tag": "p", "text": "の呚期を求めおみよう.今,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 60, "tag": "p", "text": "ず倉圢しおおいお Laplace 倉換する.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 61, "tag": "p", "text": "これを L [ x ] {\\displaystyle {\\mathcal {L}}[x]} に぀いお解くず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 62, "tag": "p", "text": "この原像を求めるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 63, "tag": "p", "text": "ただし x ( 0 ) = x 0 , x ′ ( 0 ) = v 0 {\\displaystyle x(0)=x_{0},\\ \\ x'(0)=v_{0}} ずおいた.次に sin {\\displaystyle \\sin } ず cos {\\displaystyle \\cos } を合成しお", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 64, "tag": "p", "text": "ここに,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 65, "tag": "p", "text": "ず倉圢するず,呚期 T {\\displaystyle T} は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 66, "tag": "p", "text": "であるこずが分かる.さお、バネに錘 m {\\displaystyle m} を぀けたずきの䌞びを ÎŽ {\\displaystyle \\delta } ずするず, 力の釣り合いの匏から,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 67, "tag": "p", "text": "を埗るから,この䌞び ÎŽ {\\displaystyle \\delta } を甚いるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 68, "tag": "p", "text": "ずなる. ÎŽ {\\displaystyle \\delta } を静たわみず呌ぶこずがある. このバネ振子ず振り子ずを比べおみるず面癜い. この振り子の運動方皋匏,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 69, "tag": "p", "text": "は, Ξ {\\displaystyle \\theta } が小さいずきは sin Ξ ≒ Ξ {\\displaystyle \\sin \\theta \\fallingdotseq \\theta } であるから", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 70, "tag": "p", "text": "ずなる.よっおこの振り子の呚期は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 71, "tag": "p", "text": "である.さきの静たわみ ÎŽ {\\displaystyle \\delta } は,この振り子の長さ l {\\displaystyle l} に盞圓する.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 72, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 73, "tag": "p", "text": "䟋40 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 74, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 75, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 76, "tag": "p", "text": "X ⊏ x , F ⊏ f ( t ) {\\displaystyle X\\sqsubset x,\\ \\ F\\sqsubset f(t)} ずおき,䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 77, "tag": "p", "text": "s 2 X − s x 0 − v 0 + β 2 X = F {\\displaystyle s^{2}X-sx_{0}-v_{0}+\\beta ^{2}X=F}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 78, "tag": "p", "text": "∎ X = x 0 s + v 0 s 2 + β 2 + 1 β β F s 2 + β 2 {\\displaystyle \\therefore X={\\frac {x_{0}s+v_{0}}{s^{2}+\\beta ^{2}}}+{\\frac {1}{\\beta }}{\\frac {\\beta F}{s^{2}+\\beta ^{2}}}}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 79, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 80, "tag": "p", "text": "x ( t ) = x 0 cos β t + v 0 β sin β t + 1 β ∫ 0 t f ( τ ) sin β ( t − τ ) d τ {\\displaystyle x(t)=x_{0}\\cos \\beta t+{\\frac {v_{0}}{\\beta }}\\sin \\beta t+{\\frac {1}{\\beta }}\\int _{0}^{t}f(\\tau )\\sin \\beta (t-\\tau )d\\tau }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 81, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 82, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 83, "tag": "p", "text": "䟋41 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 84, "tag": "p", "text": "次の埮分方皋匏を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 85, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 86, "tag": "p", "text": "X ⊏ x ( t ) , Y ⊏ y ( t ) {\\displaystyle X\\sqsubset x(t),\\ \\ Y\\sqsubset y(t)} ずおき,䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 87, "tag": "p", "text": "{ s X − x 0 = β Y s Y − y 0 = − β X {\\displaystyle {\\begin{cases}sX-x_{0}&=\\beta Y\\\\sY-y_{0}&=-\\beta X\\end{cases}}}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 88, "tag": "p", "text": "( s − β β s ) ( X Y ) = ( x 0 y 0 ) {\\displaystyle {\\begin{pmatrix}s&-\\beta \\\\\\beta &s\\end{pmatrix}}\\left({\\begin{array}{c}X\\\\Y\\end{array}}\\right)=\\left({\\begin{array}{c}x_{0}\\\\y_{0}\\end{array}}\\right)}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 89, "tag": "p", "text": "( X Y ) = ( s − β β s ) − 1 ( x 0 y 0 ) = 1 s 2 + β 2 ( s β − β s ) ( x 0 y 0 ) {\\displaystyle \\left({\\begin{array}{c}X\\\\Y\\end{array}}\\right)={\\begin{pmatrix}s&-\\beta \\\\\\beta &s\\end{pmatrix}}^{-1}\\left({\\begin{array}{c}x_{0}\\\\y_{0}\\end{array}}\\right)={\\frac {1}{s^{2}+\\beta ^{2}}}{\\begin{pmatrix}s&\\beta \\\\-\\beta &s\\end{pmatrix}}\\left({\\begin{array}{c}x_{0}\\\\y_{0}\\end{array}}\\right)} = 1 s 2 + β 2 ( s x 0 + β y 0 − β x 0 + s y 0 ) {\\displaystyle ={\\frac {1}{s^{2}+\\beta ^{2}}}\\left({\\begin{array}{c}sx_{0}+\\beta y_{0}\\\\-\\beta x_{0}+sy_{0}\\end{array}}\\right)} この原像は, { x ( t ) = x 0 cos β t + y 0 sin β t y ( t ) = y 0 cos β t − x 0 sin β t {\\displaystyle {\\begin{cases}x(t)&=x_{0}\\cos \\beta t+y_{0}\\sin \\beta t\\\\y(t)&=y_{0}\\cos \\beta t-x_{0}\\sin \\beta t\\end{cases}}}", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 90, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 91, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 92, "tag": "p", "text": "第䞀移動定理", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 93, "tag": "p", "text": "を匏(2.19) に甚いるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 94, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 95, "tag": "p", "text": "䟋42 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 96, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 97, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 98, "tag": "p", "text": "x ( t ) ⊐ X ( s ) {\\displaystyle x(t)\\sqsupset X(s)} ずおくず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 99, "tag": "p", "text": "これを X ( s ) {\\displaystyle X(s)} に぀いお解く.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 100, "tag": "p", "text": "この原像を求めるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 101, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 102, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 103, "tag": "p", "text": "䟋43 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 104, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 105, "tag": "p", "text": "è§£", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 106, "tag": "p", "text": "ずおくず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 107, "tag": "p", "text": "ずなる.これを X {\\displaystyle X} に぀いお解くず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 108, "tag": "p", "text": "ずころで", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 109, "tag": "p", "text": "であるから", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 110, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 111, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 112, "tag": "p", "text": "䟋44 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 113, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 114, "tag": "p", "text": "ずおくず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 115, "tag": "p", "text": "ずおいお,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 116, "tag": "p", "text": "すなわち", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 117, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 118, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 119, "tag": "p", "text": "別解䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 120, "tag": "p", "text": "䟋43 で求めた解に f ( t ) = 7 e 2 t {\\displaystyle f(t)=7e^{2t}} を代入する.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 121, "tag": "p", "text": "に f ( t ) = 7 e 2 t {\\displaystyle f(t)=7e^{2t}} を代入するず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 122, "tag": "p", "text": "前に戻っお,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 123, "tag": "p", "text": "すなわち,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 124, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 125, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 126, "tag": "p", "text": "䟋45 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 127, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 128, "tag": "p", "text": "ずおくず", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 129, "tag": "p", "text": "過枡解 u ( t ) {\\displaystyle u(t)} に぀いおは,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 130, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 131, "tag": "p", "text": "定垞解 v ( t ) {\\displaystyle v(t)} に぀いおは 䟋43 より", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 132, "tag": "p", "text": "よっお解 x ( t ) {\\displaystyle x(t)} は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 133, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 134, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 135, "tag": "p", "text": "の原像を求めよう.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 136, "tag": "p", "text": "(i)", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 137, "tag": "p", "text": "であったから,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 138, "tag": "p", "text": "(ii)", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 139, "tag": "p", "text": "ずおくず,今求めた x = 1 2 β 2 ( 1 β sin β t − t cos β t ) {\\displaystyle x={\\frac {1}{2\\beta ^{2}}}\\left({\\frac {1}{\\beta }}\\sin \\beta t-t\\cos \\beta t\\right)} より x ( 0 ) = 0 {\\displaystyle x(0)=0} である.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 140, "tag": "p", "text": "にお x ( 0 ) = 0 {\\displaystyle x(0)=0} より", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 141, "tag": "p", "text": "ずなるから、䞊の結果を甚いお", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 142, "tag": "p", "text": "を埗る.以䞊をたずめるず", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 143, "tag": "p", "text": "この応甚ずしお,倖力を䌎う単振動を取り扱おう.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 144, "tag": "p", "text": "t = 0 {\\displaystyle t=0} では静止しおいたものずする.いた,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 145, "tag": "p", "text": "ずおくず,䞊匏は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 146, "tag": "p", "text": "ずなる.これを解けばよい.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 147, "tag": "p", "text": "(i) ω ≠ β {\\displaystyle \\quad \\omega \\neq \\beta } の堎合", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 148, "tag": "p", "text": "匏(2.22) を Laplace 倉換するず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 149, "tag": "p", "text": "この原像は", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 150, "tag": "p", "text": "おもりの䜍眮 x {\\displaystyle x} に,埮分方皋匏の圢に由来する力孊系の固有振動の項 sin β t {\\displaystyle \\sin \\beta t} の他, 倖力による振動の項 sin ω t {\\displaystyle \\sin \\omega t} が珟れおいるこずに泚目する.この二぀の振動数が近づくほど K ω ω 2 − β 2 {\\displaystyle {\\frac {K\\omega }{\\omega ^{2}-\\beta ^{2}}}} の分母の圱響により, | x | {\\displaystyle |x|} が倧きくなるこずがわかる. 力孊系の固有振動数 β {\\displaystyle \\beta } ず倖力の振動数 ω {\\displaystyle \\omega } が同䞀ずなるず、぀いにはこの力孊系にお問題を匕き起こすのである.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 151, "tag": "p", "text": "(ii) ω = β {\\displaystyle \\quad \\omega =\\beta } の堎合", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 152, "tag": "p", "text": "同じく,匏(2.22) を Laplace 倉換するず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 153, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 154, "tag": "p", "text": "第二項に泚目する.この項には t {\\displaystyle t} があるため,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 155, "tag": "p", "text": "ずなり,建造物の堎合などでは砎壊が起こる.いわゆる共振珟象ず呌ばれおいるものがこれである.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 156, "tag": "p", "text": "", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 157, "tag": "p", "text": "䟋46 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 158, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 159, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 160, "tag": "p", "text": "ずおくず", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 161, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 162, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 163, "tag": "p", "text": "匏(2.21) に 第䞀移動定理 を甚いるず,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 164, "tag": "p", "text": "を埗る.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 165, "tag": "p", "text": "䟋47 {\\displaystyle \\quad }", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 166, "tag": "p", "text": "を解け.", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 167, "tag": "p", "text": "解答䟋", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 168, "tag": "p", "text": "ずおくず", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 169, "tag": "p", "text": "この原像は,", "title": "§1" }, { "paragraph_id": 170, "tag": "p", "text": "♢ {\\displaystyle \\diamondsuit }", "title": "§1" } ]
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==§1== {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2\sin\beta t}{dt^2} = -\beta^2 \sin\beta t</math>|tag=(2.18)|label=eq:2.18}} を公匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[f''] = s^2\mathcal{L}[f] - sf(0) - f'(0)</math>}} を甚いお [[w:%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B|Laplace 倉換]]する {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) = \sin\beta t</math>}} ずおくず<math>f(0) = 0, f'(0) = \beta</math> であるから匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.18|(2.18)]] は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2\mathcal{L}[\sin\beta t] - \beta = -\beta^2\mathcal{L}[\sin\beta t]</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\therefore \mathcal{L}[\sin\beta t] = \frac{\beta}{s^2 + \beta^2}</math>}} を埗る たた {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos\beta t = \frac{1}{\beta}\frac{d}{dt}\sin\beta t</math>}} を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[\cos\beta t] = \frac{s}{\beta}\mathcal{L}[\sin\beta t] = \frac{s}{s^2 + \beta^2}</math>}} ずなる <!-- ex:035:start--> <div id="ex:35"> <strong>䟋35</strong><math>\quad</math> Laplace 倉換の定矩匏から盎接䞉角関数の Laplace 倉換を導け <strong>解答䟋</strong> <math>\mathcal{L}[\sin\omega t] = \int_0^{\infty} \sin\omega t\ e^{-st}dt</math> <math>= \frac{1}{s} \left[ \sin\omega t\ e^{-st} \right]_{\infty}^0 + \frac{\omega}{s} \int_0^{\infty} \cos\omega t\ e^{-st}dt</math> <math>=\frac{1}{s} \left( 0 - 0 \right) + \frac{\omega}{s} \int_0^{\infty} \cos\omega t\ e^{-st}dt</math> <math>=\frac{\omega}{s} \left \{ \frac{1}{s} \left[ \cos\omega t\ e^{-st} \right]_{\infty}^0 - \frac{\omega}{s}\int_0^{\infty} \sin\omega t\ e^{-st}dt \right \}</math> <math>=\frac{\omega}{s^2}(1-0) - \frac{\omega^2}{s^2}\mathcal{L}[\sin\omega t]</math> <math>\therefore (1 + \frac{\omega^2}{s^2})\mathcal{L}[\sin\omega t] = \frac{\omega}{s^2}</math> <math>\therefore \mathcal{L}[\sin\omega t] = \frac{\omega}{s^2 + \omega^2}</math> たた <math>\frac{\omega}{s}\mathcal{L}[\cos\omega t] = \mathcal{L}[\sin\omega t]</math> より <math>\mathcal{L}[\cos\omega t] = \frac{s}{\omega}\cdot\frac{\omega}{s^2 + \omega^2} = \frac{s}{s^2 + \omega^2}</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:035:end--> <!-- ex:036:start--> <div id="ex:36"> <strong>䟋36</strong><math>\quad</math> <math>\frac{d^2}{dt^2}\cos\beta t = -\beta^2\cos\beta t</math> を Laplace 倉換するこずにより䞊の結果を導け <strong>解答䟋</strong> <math>f(t) = \cos\beta t, \quad f \sqsupset F</math> ずするず <math>s^2F - s\cdot 1 - 0 = -\beta^2 F</math> <math>\therefore \mathcal{L}[\cos\beta t] = F = \frac{s}{s^2 + \beta^2}</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:036:end--> 以䞊をたずめお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\sin\beta t \sqsupset \frac{\beta}{s^2 + \beta^2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\cos\beta t \sqsupset \frac{s}{s^2 + \beta^2}</math>|tag=(2.19)|label=eq:2.19}} を埗る 次に匏 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.19|(2.19)]] から埗られる興味ある結果を瀺そう 右蟺を <math>\frac{1}{s}</math> で展開する {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{\beta}{s^2 + \beta^2} = \frac{\beta}{s^2(1 + \frac{\beta^2}{s^2})} = \frac{\beta}{s^2} - \frac{\beta^3}{s^4} + \frac{\beta^5}{s^6}-\cdots</math><ref>初項<math>\frac{\beta}{s^2}</math>公比<math>-\frac{\beta^2}{s^2}</math> の無限等比玚数</ref>}} この原像を求めるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\sin\beta t=\beta t - \frac{\beta^3t^3}{3!} + \frac{\beta^5t^5}{5!}-</math>}} ずなるこれは <math>\sin\beta t</math> の[[w:%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%B1%95%E9%96%8B| Taylor 展開]]である <!-- ex:037:start--> <div id="ex:37"> <strong>䟋37</strong><math>\quad</math> 䞊の䟋にならっお <math>\cos\beta t</math> を Taylor 展開せよ <strong>解答䟋</strong> <math>\frac{s}{s^2 + \beta^2} = \frac{s}{s^2(1 + \frac{\beta^2}{s^2})} </math><math>= \frac{1}{s} - \frac{\beta^2}{s^3} + \frac{\beta^4}{s^5} - \frac{\beta^6}{s^7} + \cdots</math><ref> 初項<math>\frac{1}{s}</math>公比<math>-\frac{\beta^2}{s^2}</math> の無限等比玚数 </ref><br /> よっおその原像は<br /> <math>\cos\beta t = 1 - \frac{\beta^2t^2}{2!} + \frac{\beta^4t^4}{4!} - \frac{\beta^6t^6}{6!} + \cdots</math><br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:037:end--> <references /> <!-- ex:038:start--> <div id="ex:38"> <strong>䟋38</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 4x = 0;\quad x(0)=2, x'(0)=-3</math>}} を解け <strong>è§£</strong> 䞎匏を Laplace 倉換 するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2\mathcal{L}[x] - 2s + 3 + 4\mathcal{L}[x] = 0</math>}} よっお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{2s}{s^2 + 4} - \frac{3}{s^2 + 4} = 2\cdot\frac{s}{s^2 + 2^2} + \frac{3}{2}\frac{2}{s^2 + 2^2}</math>}} この原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = 2\cos2t - \frac{3}{2}\sin2t</math>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:038:end--> <!-- ex:039:start--> <div id="ex:39"> <strong>䟋39</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \begin{cases} \frac{dx}{dt} &= \beta y \\ \frac{dy}{dt} &= -\beta x \end{cases} \quad \begin{cases} x(0)&=0 \\ y(0)&=1 \end{cases} </math>}} を解け <strong>è§£</strong> 䞎匏を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \begin{cases} s\mathcal{L}[x] &= \beta\mathcal{L}[y] \\ s\mathcal{L}[y] - 1 &= -\beta\mathcal{L}[x] \end{cases} </math>}} これを <math>\mathcal{L}[x]</math> ず <math>\mathcal{L}[y]</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \begin{cases} \mathcal{L}[x] &= \frac{\beta}{s^2 + \beta^2} \\ \mathcal{L}[y] &= \frac{s}{s^2 + \beta^2} \end{cases} </math><ref> <math>X \sqsubset x, Y \sqsubset y</math> ずするず <math>X, Y</math> の連立方皋匏<br /> <math> \begin{cases} sX - \beta Y &= 0 \\ \beta X + sY &= 1 \end{cases} </math><br /> <math> \begin{pmatrix} s & -\beta \\ \beta & s \end{pmatrix} \left( \begin{array}{c} X\\ Y \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} 0 \\ 1 \end{array} \right) </math><br /> を埗るしたがっお<br /> <math> \left( \begin{array}{c} X\\ Y \end{array} \right) = \begin{pmatrix} s & -\beta \\ \beta & s \end{pmatrix}^{-1} \left( \begin{array}{c} 0\\ 1 \end{array} \right) = \frac{1}{s^2 + \beta^2} \begin{pmatrix} s & \beta \\ -\beta & s \end{pmatrix} \left( \begin{array}{c} 0\\ 1 \end{array} \right) = \frac{1}{s^2 + \beta^2} \left( \begin{array}{c} \beta\\ s \end{array} \right) </math><br /> </ref>}} ずなるからこの原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \begin{cases} x(t) &= \sin\beta t \\ y(t) &= \cos\beta t \end{cases} </math>}} である <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:039:end--> <references /> <strong>応甚䟋</strong> バネの振動 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>m\frac{d^2x}{dt^2} = -kx</math>}} の呚期を求めおみよう今 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + \beta^2x = 0, \quad \beta = \sqrt{\frac{k}{m}}</math>}} ず倉圢しおおいお Laplace 倉換する {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2\mathcal{L}[x] - sx(0) - x'(0) + \beta^2\mathcal{L}[x] = 0</math>}} これを <math>\mathcal{L}[x]</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\mathcal{L}[x] = \frac{s}{s^2 + \beta^2}x(0) + \frac{x'(0)}{s^2 + \beta^2}</math>}} この原像を求めるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = x_0\cos\beta t + \frac{v_0}{\beta}\sin\beta t</math>}} ただし <math>x(0)=x_0, \ \ x'(0)=v_0</math> ずおいた次に <math>\sin</math> ず <math>\cos</math> を合成しお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = A\sin(\beta t + \varphi)</math>}} ここに {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>A := \sqrt{x_0^2 + \frac{v_0^2}{\beta^2}}, \quad \varphi := \tan^{-1}\frac{\beta x_0}{v_0}</math>}} ず倉圢するず呚期 <math>T</math> は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>T = \frac{2\pi}{\beta} = 2\pi\sqrt{\frac{m}{k}}</math>}} であるこずが分かるさお、バネに錘 <math>m</math> を぀けたずきの䌞びを <math>\delta</math> ずするず 力の釣り合いの匏から {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>k\delta = mg \quad \therefore \frac{m}{k} = \frac{\delta}{g}</math>}} を埗るからこの䌞び <math>\delta</math> を甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>T = 2\pi\sqrt{\frac{\delta}{g}}</math>}} ずなる<math>\delta</math> を静たわみず呌ぶこずがある このバネ振子ず振り子ずを比べおみるず面癜い この振り子の運動方皋匏 {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>ml\frac{d^2\theta}{dt^2} = -mg\sin\theta</math>}} は<math>\theta</math> が小さいずきは <math>\sin\theta \fallingdotseq \theta</math> であるから {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2\theta}{dt^2} + \beta^2\theta = 0, \quad \beta^2 = \frac{g}{l}</math>}} ずなるよっおこの振り子の呚期は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>T = 2\pi\sqrt{\frac{l}{g}}</math>}} であるさきの静たわみ <math>\delta</math> はこの振り子の長さ <math>l</math> に盞圓する <!-- ex:040:start--> <div id="ex:40"> <strong>䟋40</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + \beta^2 x = f(t), \quad x(0) = x_0,\ \ x'(0) = v_0</math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>X \sqsubset x,\ \ F \sqsubset f(t)</math> ずおき䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず<br /> <math>s^2X - sx_0 - v_0 + \beta^2X = F</math><br /> <math>\therefore X = \frac{x_0s + v_0}{s^2 + \beta^2} + \frac{1}{\beta}\frac{\beta F}{s^2 + \beta^2}</math><br /> この原像は<br /> <math>x(t) = x_0\cos\beta t + \frac{v_0}{\beta}\sin\beta t + \frac{1}{\beta}\int_0^t f(\tau)\sin\beta(t-\tau) d\tau</math><br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:040:end--> <!-- ex:041:start--> <div id="ex:41"> <strong>䟋41</strong><math>\quad</math> 次の埮分方皋匏を解け {{制埡ず振動の数孊/equation|<math> \begin{cases} \frac{dx}{dt} &= \beta y \\ \frac{dy}{dt} &= -\beta x \end{cases}, \quad \begin{cases} x(0) &= x_0 \\ y(0) &= y_0 \end{cases} </math>}} <strong>解答䟋</strong> <math>X \sqsubset x(t),\ \ Y \sqsubset y(t)</math> ずおき䞎方皋匏の Laplace 倉換をずるず<br /> <math> \begin{cases} sX-x_0 &= \beta Y \\ sY-y_0 &= -\beta X \end{cases}</math><br /> <math> \begin{pmatrix} s & -\beta \\ \beta & s \end{pmatrix} \left( \begin{array}{c} X\\ Y \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} x_0 \\ y_0 \end{array} \right) </math></br /> <math> \left( \begin{array}{c} X\\ Y \end{array} \right) = \begin{pmatrix} s & -\beta \\ \beta & s \end{pmatrix}^{-1} \left( \begin{array}{c} x_0 \\ y_0 \end{array} \right) = \frac{1}{s^2 + \beta^2} \begin{pmatrix} s & \beta \\ -\beta & s \end{pmatrix} \left( \begin{array}{c} x_0 \\ y_0 \end{array} \right) </math><math> = \frac{1}{s^2 + \beta^2} \left( \begin{array}{c} sx_0 + \beta y_0\\ -\beta x_0 + sy_0 \end{array} \right) </math><br /> この原像は<br /> <math> \begin{cases} x(t) &= x_0\cos\beta t + y_0\sin\beta t \\ y(t) &= y_0\cos\beta t - x_0\sin\beta t \end{cases}</math><br /> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:041:end--> ==§2== [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.17c|第䞀移動定理]] {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>f(t) \sqsupset F(s) \Longrightarrow f(t)e^{\alpha t} \sqsupset F(s-\alpha)</math>}} を匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.19|(2.19)]] に甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t}\sin\beta t \sqsupset \frac{\beta}{(s-\alpha)^2 + \beta^2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>e^{\alpha t}\cos\beta t \sqsupset \frac{s-\alpha}{(s-\alpha)^2 + \beta^2}</math>|tag=(2.20)|label=eq:2.20}} を埗る <!-- ex:042:start--> <div id="ex:42"> <strong>䟋42</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 2\frac{dx}{dt} + 5x = 4, \quad x(0) = 2, \quad x'(0) = -4</math>}} を解け <strong>è§£</strong> <math>x(t) \sqsupset X(s)</math> ずおくず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\{ s^2X - 2s + 4 \} + 2 \{ sX - 2 \} + 5X = 0</math>}} これを <math>X(s)</math> に぀いお解く {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>X = \frac{2s}{s^2 + 2s + 5} = \frac{2(s + 1) - 2}{(s + 1)^2 + 2^2}</math><ref>これはたず二次匏 <math>s^2 + 2s + 5</math> を平方匏 <math>(s + 1)^2 -1 + 5</math> に展開し分子は䞀次項 <math>(s + 1)</math> を含むように適圓な定数を足し匕きしたもの</ref>}} この原像を求めるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) = e^{-t}(2\cos2t-\sin2t)</math><ref> <math>\frac{2s}{s^2 + 2s + 5} = \frac{2(s+1) - 2}{(s + 1)^2 + 2^2} = \frac{2(s+1)}{(s+1)^2 + 2^2} - \frac{2}{(s+1)^2 + 2^2}</math><br /> <math> \sqsubset e^{-t}\cdot \mathcal{L}^{-1} \left[ 2\cdot\frac{s}{s^2 + 2^2} - \frac{2}{s^2 + 2^2} \right]</math><br /> <math>=e^{-t} \left( 2\cos2t - \sin 2t \right)</math> </ref>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:042:end--> <!-- ex:043:start--> <div id="ex:43"> <strong>䟋43</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + \frac{dx}{dt} + x = f(x)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(0)=x'(0)=0</math>}} を解け <strong>è§£</strong> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t) \sqsupset X(s), f(t) \sqsupset F(s)</math>}} ずおくず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>s^2X + sX + X = F</math>}} ずなるこれを <math>X</math> に぀いお解くず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>X = \frac{F}{s^2 + s + 1}</math>}} ずころで {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s^2 + s + 1} = \frac{1}{\left( s + \frac{1}{2} \right)^2 + \left(\frac{\sqrt{3}}{2}\right)^2} \sqsubset \frac{2}{\sqrt{3}} e^{-\frac{t}{2}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t</math>}} であるから {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x(t)=\frac{2}{\sqrt{3}} \int_0^t \left\{ e^{-\frac{1}{2}(t-\tau)} \sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right\} f(\tau)d\tau</math><ref> <math>\because \frac{F}{s^2 + s + 1} = \frac{F}{\left(s + \frac{1}{2}\right)^2 + \left(\frac{\sqrt{3}}{2}\right)^2} \sqsubset </math><math> \mathcal{L}^{-1} \left[ \frac{1}{\left( s + \frac{1}{2} \right)^2 + \left( \frac{\sqrt{3}}{2}\right)^2 } \right] * f(t) = \left( e^{-\frac{1}{2}t} \cdot \mathcal{L}^{-1} \left[ \frac{2}{\sqrt{3}} \frac{ \frac{\sqrt{3}}{2} } {s^2 + \left(\frac{\sqrt{3}}{2}\right)^2} \right]\right) * f(t)</math><br /> <math>= \frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{-\frac{1}{2}t}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) * f(t)</math><br /> </ref>}} <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:043:end--> <!-- ex:044:start--> <div id="ex:44"> <strong>䟋44</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx^2}{dt^2} + \frac{dx}{dt} + x = 7e^{2t}\quad x(0) = x'(0) = 0</math>}} <strong>解答䟋</strong> :<math>x(t) \sqsupset X</math><br /> ずおくず :<math>s^2X + sX + X = \frac{7}{s - 2}</math><br /> :<math>\therefore X = \frac{7}{(s - 2)(s^2 + s + 1)} = \frac{A}{s - 2} + \frac{Bs + C}{s^2 + s + 1}</math><br /> ずおいお :<math>A = 1, B = -1, C = -3</math><br /> すなわち :<math>X = \frac{1}{s - 2} + \frac{-s-3}{s^2 + s + 1}</math><br /> :<math>= \frac{1}{s - 2} + \frac{-(s + \frac{1}{2})}{s^2 + s + 1} + \frac{-\frac{5}{2}}{s^2 + s + 1}</math><br /> :<math>= \frac{1}{s - 2} +</math><math> \frac{-(s + \frac{1}{2})}{(s + \frac{1}{2})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{2})^2} + \frac{-5}{\sqrt{3}}\frac{\frac{\sqrt{3}}{2}}{(s + \frac{1}{2})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{2})^2}</math><br /> この原像は :<math>x(t) = e^{2t} - e^{-\frac{t}{2}}\left(\cos\frac{\sqrt{3}}{2}t + \frac{5}{\sqrt{3}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t\right)</math> <math>\diamondsuit</math> <strong>別解䟋</strong> [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#ex:43|䟋43]] で求めた解に <math>f(t) = 7e^{2t}</math> を代入する :<math>x(t)=\frac{2}{\sqrt{3}} \int_0^t \left\{ e^{-\frac{1}{2}(t-\tau)} \sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right\} f(\tau)d\tau</math><br /> に <math>f(t) = 7e^{2t}</math> を代入するず :<math>x(t)=\frac{2}{\sqrt{3}}\int_0^t e^{\frac{-t+\tau}{2}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)\cdot 7e^{2\tau}d\tau</math> :<math>=\frac{14}{\sqrt{3}}e^{-\frac{t}{2}}\int_0^t e^{\frac{5\tau}{2}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math><ref>さらに加法定理を䜿いたくなるがここは我慢のしどころである </ref> :<math>I_1 = \int_0^t e^{\frac{5}{2}\tau}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> ずおいお郚分積分を実行するず :<math>I_1 = \frac{2}{\sqrt{3}} \left[ e^{\frac{5\tau}{2}}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right]_0^t - \frac{5}{2}\cdot\frac{2}{\sqrt{3}}\int_0^t e^{\frac{5\tau}{2}}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> :<math>=\frac{2}{\sqrt{3}} \left\{ e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2} t \right\} - \frac{5}{\sqrt{3}}\int_0^t e^{\frac{5\tau}{2}}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> :<math>I_2 = \int_0^t e^{\frac{5\tau}{2}}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> ずおいお郚分積分を実行するず :<math>I_2 = \frac{-2}{\sqrt{3}} \left[ e^{\frac{5}{2}\tau}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right]_0^t + \frac{5}{2}\cdot\frac{2}{\sqrt{3}}\int_0^t e^{\frac{5}{2}\tau}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> :<math>= \frac{-2}{\sqrt{3}} \left\{ 0 - \sin\frac{\sqrt{3}}{2} t \right\} + \frac{5}{\sqrt{3}}\int_0^t e^{\frac{5}{2}\tau}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau)d\tau</math> :<math>= \frac{2}{\sqrt{3}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t + \frac{5}{\sqrt{3}}I_1</math> 前に戻っお :<math>I_1 = \frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{5}{\sqrt{3}} \left( \frac{2}{\sqrt{3}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t + \frac{5}{\sqrt{3}} I_1 \right)</math> :<math>= \frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{10}{3}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t - \frac{25}{3}I_1</math> すなわち :<math>\left(1 + \frac{25}{3}\right)I_1 = \frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{10}{3}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t</math> :<math>\therefore I_1 = \frac{3}{28}\cdot\frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{3}{28}\cdot\frac{10}{3}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t </math> :<math>=\frac{\sqrt{3}}{14} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{5}{14}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t</math> :<math>\therefore x(t) = \frac{14}{\sqrt{3}}e^{-\frac{t}{2}} \left\{ \frac{\sqrt{3}}{14} \left( e^{\frac{5}{2}t} - \cos\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) - \frac{5}{14}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t \right\}</math> :<math>= e^{2t} - e^{-\frac{t}{2}}\left(\cos\frac{\sqrt{3}}{2}t + \frac{5}{\sqrt{3}}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t\right)</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:044:end--> <!-- ex:045:start--> <div id="ex:45"> <strong>䟋45</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx^2}{dt^2} + \frac{dx}{dt} + x = f(t), \quad x(0) = x_0, x'(0) = v_0</math>}} <strong>解答䟋</strong> :<math>x(t) \sqsupset X, f(t) \sqsupset F</math> ずおくず :<math>(s^2X-x_0s - v_0) + (sX - x_0) + X = F</math> :<math>\therefore X = \frac{x_0s + v_0 + x_0}{s^2 + s + 1} + \frac{F}{s^2 + s + 1}</math> 過枡解 <math>u(t)</math> に぀いおは :<math>\frac{x_0s + v_0 + x_0}{s^2 + s + 1} = \frac{x_0(s + \frac{1}{2}) + v_0 + \frac{x_0}{2}}{(s + \frac{1}{2})^2 + \frac{3}{4}}</math> :<math>=x_0\cdot\frac{s + \frac{1}{2}}{(s + \frac{1}{2})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{2})^2} + (v_0 + \frac{x_0}{2}) \cdot\frac{2}{\sqrt{3}}\cdot\frac{\frac{\sqrt{3}}{2}}{(s + \frac{1}{2})^2 + (\frac{\sqrt{3}}{2})^2}</math> この原像は :<math>u(t)=x_0e^{-\frac{1}{2}t}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}t + (v_0 + \frac{x_0}{2}) \cdot\frac{2}{\sqrt{3}}e^{-\frac{1}{2}t}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t</math> 定垞解 <math>v(t)</math> に぀いおは [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#ex:43|䟋43]] より :<math>v(t)= \frac{2}{\sqrt{3}} \left( e^{-\frac{1}{2}t}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t \right) * f(t)</math> :<math>= \frac{2}{\sqrt{3}} \int_0^t \left\{ e^{-\frac{1}{2}(t-\tau)} \sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right\} f(\tau)d\tau</math> よっお解 <math>x(t)</math> は :<math>x(t) = u(t) + v(t) = x_0e^{-\frac{1}{2}t}\cos\frac{\sqrt{3}}{2}t + (v_0 + \frac{x_0}{2}) \cdot\frac{2}{\sqrt{3}}e^{-\frac{1}{2}t}\sin\frac{\sqrt{3}}{2}t + \frac{2}{\sqrt{3}} \int_0^t \left\{ e^{-\frac{1}{2}(t-\tau)} \sin\frac{\sqrt{3}}{2}(t-\tau) \right\} f(\tau)d\tau</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:045:end--> <references /> ==§3== {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2}</math> および <math>\frac{s}{(s^2 + \beta^2)^2}</math>}} の原像を求めよう (i) {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{s^2 + \beta^2} \sqsubset \frac{1}{\beta}\sin\beta t</math>}} であったから {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2} \sqsubset \frac{1}{\beta}\sin\beta t * \frac{1}{\beta}\sin\beta t = \frac{1}{\beta^2}\int_0^t\sin\beta(t-\tau)\sin\beta\tau d\tau</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>= \frac{1}{2\beta^2}\int_0^t \{ \cos\beta(t-2\tau)-\cos\beta t \}d\tau</math><ref> 加法定理より :<math>\cos(A + B) = \cos A\cos B - \sin A\sin B</math>
①<br /> :<math>\cos(A - B) = \cos A\cos B + \sin A\sin B</math> ②<br /> ② - ① より <math>\cos(A - B) - \cos(A + B) = 2\sin A\sin B</math><br /> すなわち <math>\sin A\sin B = \frac{1}{2} \left\{ \cos(A - B) - \cos(A + B) \right\}</math> 積和の公匏<br /> これを適甚する </ref>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>=\frac{1}{2\beta^2} \left[ \frac{\sin\beta(t-2\tau)}{-2\beta} - \tau\cos\beta t \right]_0^t</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>=\frac{1}{2\beta^2} \left[ \frac{1}{-2\beta} \left\{ \sin\beta(-t) - \sin\beta t \right\} - t\cos\beta t \right]</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>=\frac{1}{2\beta^2} \left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - t\cos\beta t \right)</math>}} <div id="(ii)"> (ii) {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2} \sqsubset x(t)</math>}} ずおくず今求めた <math>x = \frac{1}{2\beta^2} \left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - t\cos\beta t \right)</math> より <math>x(0) = 0</math> である {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} \sqsupset s\cdot\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2} - sx(0)</math>}} にお <math>x(0) = 0</math> より {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{dx}{dt} \sqsupset s\cdot\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2}</math>}} ずなるから、䞊の結果を甚いお {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{s}{(s^2 + \beta^2)} \sqsubset \frac{d}{dt} \left\{ \frac{1}{2\beta^2} \left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - t\cos\beta t \right) \right\} = \frac{1}{2\beta^2}\left( \frac{1}{\beta}\cdot\beta\cos\beta t - \cos\beta t + t\beta\sin\beta t \right) = \frac{t}{2\beta}\sin\beta t</math>}} を埗る<ref> たたは<math>\frac{s}{(s^2 + \beta^2)^2} = \frac{s}{s^2 + \beta^2}\cdot\frac{1}{\beta}\frac{\beta}{s^2 + \beta^2} \sqsubset \frac{1}{\beta}\cos\beta t * \sin\beta t</math> ずしこれを求める<br /> :<math>\frac{1}{\beta}\cos\beta t * \sin\beta t = \frac{1}{\beta}\int_0^t \cos\beta(t-\tau)\sin\beta\tau d\tau</math><br /> 加法定理より :<math>\sin(A + B) = \sin A\cos B + \cos A\sin B</math>
①<br /> :<math>\sin(A - B) = \sin A\cos B - \cos A\sin B</math> ②<br /> ① - ② より <math>\sin(A + B) - \sin(A - B) = 2\cos A\sin B</math><br /> すなわち <math>\cos A\sin B = \frac{1}{2} \left\{ \sin(A + B) - \sin(A - B) \right\}</math> 積和の公匏<br /> これを適甚するず<br /> :<math>\frac{1}{\beta}\int_0^t \cos\beta(t-\tau)\sin\beta\tau d\tau = \frac{1}{2\beta}\int_0^t \{ \sin\beta t - \sin\beta(t-2\tau)\}d\tau</math><br /> :<math>= \frac{1}{2\beta} \left\{ t\sin\beta t + \left[\frac{\cos\beta(t-2\tau)}{-2\beta}\right]_0^t \right\}</math><br /> :<math>= \frac{1}{2\beta} \left[ t\sin\beta t + \frac{1}{-2\beta} \left\{ \cos(-t) - \cos(t) \right\} \right]</math><br /> :<math>= \frac{t}{2\beta} \sin\beta t</math> </ref>以䞊をたずめるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{(s^2 + \beta^2)^2} \sqsubset \frac{1}{2\beta^2}\left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - t\cos\beta t \right)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{s}{(s^2 + \beta^2)^2} \sqsubset \frac{t}{2\beta}\sin\beta t</math>|tag=(2.21)|label=eq:2.21}} この応甚ずしお倖力を䌎う単振動を取り扱おう {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>m\frac{d^2x}{dt^2} + kx = F\sin\omega t</math>}} <math>t = 0</math> では静止しおいたものずする<ref> 氎平面䞊質量 <math>m</math> のおもりず自由長 <math>L</math>バネ定数 <math>k</math> のバネを結合した系を <math>X</math> 軞䞊に眮き、このずきのおもりの䜍眮を <math>x = 0</math> バネのおもりずは反察偎の䞀端静止した状態では <math>X = -L</math>) の䜍眮に新しい座暙系 <math>Y</math> を眮いお <math>Y</math> の倧きさおよび正の向きは <math>X</math> ず同䞀ずしこのバネの䞀端の座暙軞 <math>Y = 0</math> に察する向きを含めた倉䜍を <math>y</math> ずする今 <math>x</math> および <math>y</math> が任意の倀をずるずきバネの自由長からの䌞びは笊号を含めお <math>x - y</math>おもりに察する運動方皋匏を立おるず<br /> :<math>m\frac{d^2x}{dt^2} = -k(x - y)</math> すなわち :<math>m\frac{d^2x}{dt^2} + kx = ky</math> いた<math>y</math> を匷制的に倉䜍させそれが <math>y = A\sin\omega t</math> ならば :<math>m\frac{d^2x}{dt^2} + kx = kA\sin\omega t</math> これは <math>kA = F</math> ずおけばおもり <math>m</math> に遠隔力ずしおの倖力 <math>F\sin\omega t</math> を䞎えたこずず同じである </ref>いた {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{k}{m} =: \beta^2, \quad \frac{F}{m} =: K</math>}} ずおくず䞊匏は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + \beta^2x = K\sin\omega t; \quad x(0) = x'(0) = 0</math>|tag=(2.22)|label=eq:2.22}} ずなるこれを解けばよい (i) <math>\quad \omega \ne \beta</math> の堎合 [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.22|匏(2.22)]] を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>(s^2 + \beta^2)X = \frac{K\omega}{s^2 + \omega^2}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>X = \frac{K\omega}{(s^2 + \omega^2)(s^2 + \omega^2)}</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>X = \frac{K\omega}{\omega^2 - \beta^2}\left(\frac{1}{s^2 + \beta^2} - \frac{1}{s^2 + \omega^2}\right)</math>}} この原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{K\omega}{\omega^2 - \beta^2} \left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - \frac{1}{\omega}\sin\omega t \right)</math>}} おもりの䜍眮 <math>x</math> に埮分方皋匏の圢に由来する力孊系の固有振動の項 <math>\sin\beta t</math> の他 倖力による振動の項 <math>\sin\omega t</math> が珟れおいるこずに泚目するこの二぀の振動数が近づくほど <math>\frac{K\omega}{\omega^2 - \beta^2}</math> の分母の圱響により<math>|x|</math> が倧きくなるこずがわかる 力孊系の固有振動数 <math>\beta</math> ず倖力の振動数 <math>\omega</math> が同䞀ずなるず、぀いにはこの力孊系にお問題を匕き起こすのである (ii)<math>\quad \omega = \beta</math> の堎合 同じく[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.22|匏(2.22)]] を Laplace 倉換するず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>X = \frac{K\beta}{(s^2 + \beta^2)^2}</math>}} この原像は {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>x = \frac{K}{2\beta^2}(\sin\beta t - \beta t\cdot\cos\beta t)</math>}} 第二項に泚目するこの項には <math>t</math> があるため {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>t\to\infty</math> のずき <math>|x(t)|\to\infty</math>}} ずなり建造物の堎合などでは砎壊が起こるいわゆる共振珟象ず呌ばれおいるものがこれである <!-- ex:046:start--> <div id="ex:46"> <strong>䟋46</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 9x = 6\cos3t, \quad x(0)=2, x'(0) = 0</math>}} を解け <strong>解答䟋</strong> :<math>X \sqsubset x</math> ずおくず :<math>s^2X - 2s - 0 + 9X = \frac{6s}{s^2 + 9}</math> :<math>X = \frac{2s}{s^2 + 9} + \frac{6s}{(s^2 + 9)^2}</math> この原像は :<math>x = 2\cos3t + 6\cdot\frac{t}{2\cdot3}\sin3t</math> :<math>= 2\cos3t + t\sin3t</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:046:end--> 匏[[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/䞉角関数の Laplace 倉換ずその応甚#eq:2.21|(2.21)]] に [[制埡ず振動の数孊/第䞀類/Laplace 倉換/指数関数の Laplace 倉換ずその応甚#第䞀移動定理|第䞀移動定理]] を甚いるず {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{1}{[(s-\alpha)^2 + \beta^2]^2} \sqsubset \frac{e^{\alpha t}}{2\beta^2}\left( \frac{1}{\beta}\sin\beta t - t\cos\beta t \right)</math>}} {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{s-\alpha}{[(s-\alpha)^2 + \beta^2]^2} \sqsubset \frac{e^{\alpha t}}{2\beta}t\sin\beta t</math>|tag=(2.23)|label=eq:2.23}} を埗る <!-- ex:047:start--> <div id="ex:47"> <strong>䟋47</strong><math>\quad</math> {{制埡ず振動の数孊/equation|<math>\frac{d^2x}{dt^2} + 2\frac{dx}{dt} + 2x = -2e^{-t}\sin t, \quad x(0) = 0, x'(0) = 1</math>}} を解け <strong>解答䟋</strong> :<math>X \sqsubset x</math> ずおくず :<math>s^2X - 1 + 2sX + 2X = -2\cdot\frac{1}{(s + 1)^2 + 1}</math> :<math>(s^2 + 2s + 2)X = 1 - 2\cdot\frac{1}{(s + 1)^2 + 1}</math> :<math>X = \frac{1}{(s + 1)^2 + 1} - 2\cdot\frac{1}{[(s + 1)^2 + 1]^2}</math> この原像は :<math>x = e^{-t}\sin t - 2 \cdot \frac{e^{-t}}{2} \left( \frac{1}{1}\sin t - t\cos t \right)</math> :<math>x = e^{-t}\sin t - e^{-t} ( \sin t - t\cos t )</math> :<math>x = te^{-t}\cos t</math> <math>\diamondsuit</math> <!-- ex:047:end--> [[カテゎリ:ラプラス倉換]]
null
2022-11-23T14:24:16Z
[ "テンプレヌト:制埡ず振動の数孊/equation" ]
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%A8%E6%8C%AF%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E9%A1%9E/Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B/%E4%B8%89%E8%A7%92%E9%96%A2%E6%95%B0%E3%81%AE_Laplace_%E5%A4%89%E6%8F%9B%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BF%9C%E7%94%A8
25,284
線型代数孊/行列ず行列匏/第䞉類/行列の定矩・和・差
線圢代数では、行列ず呌ばれるものを扱う. 数字を長方圢の圢に䞊べお括匧で括ったものを行列ずいう. 暪に䞊んだ数の䞊びを行ず呌び,䞊から第 1 行,第 2 行, ⋯ {\displaystyle \cdots } , 瞊に䞊んだ数の䞊びを列ず呌び,巊から第 1 列,第 2 列, ⋯ {\displaystyle \cdots } ず数える. m {\displaystyle m} × n {\displaystyle n} の長方圢に䞊んだものを, m {\displaystyle m} 行 n {\displaystyle n} 列の行列, たたは ( m , n ) {\displaystyle (m,n)} 型行列ずいう. n {\displaystyle n} 元列ベクトルは ( n , 1 ) {\displaystyle (n,1)} 型行列, n {\displaystyle n} 元行ベクトルは ( 1 , n ) {\displaystyle (1,n)} 型行列ずみなすこずができる. 䟋えば ( 3 , 4 ) {\displaystyle (3,4)} 型行列があっお、その第 2 行、第 3 列に曞かれおいる数が 4 {\displaystyle 4} であるずき、 これを ( 2 , 3 ) {\displaystyle (2,3)} 成分が 4 {\displaystyle 4} であるず衚珟する. 瞊ず暪に䞊んだ数の個数が等しいずき,぀たり正方圢の圢に䞊ぶずき,正方行列ずいう. ( n , n ) {\displaystyle (n,n)} 型の正方行列を n {\displaystyle n} 次正方行列 ずいう. 正方行列においお, ( 1 , 1 ) , ( 2 , 2 ) , ( 3 , 3 ) , ⋯ {\displaystyle (1,1),(2,2),(3,3),\cdots } の成分を察角成分ずいう. 察角成分以倖の成分が 0 {\displaystyle 0} である行列を 察角行列 ずいう. 成分が 0 {\displaystyle 0} のずころは曞かないで枈たす堎合もある. ベクトルを䞀぀の文字で眮いたように,行列も䞀぀の文字で眮いお衚す. A , B {\displaystyle A,B} など倧文字で眮かれるのが通䟋である. 同じ型の行列に察しお,和,差を蚈算するこずができる. たずえば, A = ( − 4 3 2 − 1 ) , B = ( 1 − 2 − 3 5 ) {\displaystyle A=\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right),B=\left({\begin{array}{c}1&-2\\-3&5\end{array}}\right)} のずき, A + B = ( − 4 3 2 − 1 ) + ( 1 − 2 − 3 5 ) = ( − 4 + 1 3 + ( − 2 ) 2 + ( − 3 ) − 1 + 5 ) = ( − 3 1 − 1 4 ) {\displaystyle A+B=\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right)+\left({\begin{array}{c}1&-2\\-3&5\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-4+1&3+(-2)\\2+(-3)&-1+5\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-3&1\\-1&4\end{array}}\right)} A − B = ( − 4 3 2 − 1 ) − ( 1 − 2 − 3 5 ) = ( − 4 − 1 3 − ( − 2 ) 2 − ( − 3 ) − 1 − 5 ) = ( − 5 5 5 − 6 ) {\displaystyle A-B=\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right)-\left({\begin{array}{c}1&-2\\-3&5\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-4-1&3-(-2)\\2-(-3)&-1-5\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-5&5\\5&-6\end{array}}\right)} ずいうように,成分ごずに和,差を取る.たた行列の実数倍は, 3 A = 3 ( − 4 3 2 − 1 ) = ( 3 ⋅ ( − 4 ) 3 ⋅ 3 3 ⋅ 2 3 ⋅ ( − 1 ) ) = ( − 12 9 6 − 3 ) {\displaystyle 3A=3\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}3\cdot (-4)&3\cdot 3\\3\cdot 2&3\cdot (-1)\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}-12&9\\6&-3\end{array}}\right)} ずいうように,各成分を定数倍しお求める. 行列の和,å·®,実数倍はベクトルず同じようにしお蚈算するわけである. すべおの成分が 0 {\displaystyle 0} の行列を零行列 ずいい O {\displaystyle O} で衚す. この行列の挔算(和,å·®,実数倍)に぀いお,行列を文字で衚すず次のような蚈算法則が成り立぀. 定理6 行列の蚈算法則 A , B , C {\displaystyle A,B,C} を同じ型の行列, k , l {\displaystyle k,l} を実数ずするず次が成り立぀. (1) ( A + B ) + C = A + ( B + C ) {\displaystyle (A+B)+C=A+(B+C)} (2) A + B = B + A {\displaystyle A+B=B+A} (3) k ( A + B ) = k A + k B {\displaystyle k(A+B)=kA+kB} (4) ( k + l ) A = k A + l A {\displaystyle (k+l)A=kA+lA} (5) ( k l ) A = k ( l A ) {\displaystyle (kl)A=k(lA)} これらが成り立぀こずは,ベクトルの蚈算法則から容易に想像が぀くだろう. ベクトルであっおも行列であっおも,和は成分どうしの和,実数倍は成分ごずの実数倍だからである. â—Œ {\displaystyle \blacksquare } 蚈算問題をしおみよう. 挔習4. {\displaystyle \quad } A = ( − 4 3 2 − 1 ) , B = ( 1 − 2 − 3 5 ) {\displaystyle A=\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right),B=\left({\begin{array}{c}1&-2\\-3&5\end{array}}\right)} のずき, 2 A − B − ( 3 A − 2 B ) {\displaystyle 2A-B-(3A-2B)} を求めよ. 解答䟋 䞎匏に盎接代入しおもかたわないが,せっかく蚈算法則があるのだから,同類項をたずめおから代入する. 2 A − B − ( 3 A − 2 B ) = 2 A − B − 3 A + 2 B = − A + B {\displaystyle 2A-B-(3A-2B)=2A-B-3A+2B=-A+B} = − ( − 4 3 2 − 1 ) + ( 1 − 2 − 3 5 ) {\displaystyle =-\left({\begin{array}{c}-4&3\\2&-1\end{array}}\right)+\left({\begin{array}{c}1&-2\\-3&5\end{array}}\right)} = ( − ( − 4 ) + 1 3 − 2 − 2 − 3 − ( − 1 ) + 5 ) = ( 5 1 − 5 6 ) {\displaystyle =\left({\begin{array}{c}-(-4)+1&3-2\\-2-3&-(-1)+5\end{array}}\right)=\left({\begin{array}{c}5&1\\-5&6\end{array}}\right)} â—Œ {\displaystyle \blacksquare }
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線圢代数では、行列ず呌ばれるものを扱う 数字を長方圢の圢に䞊べお括匧で括ったものを行列ずいう 暪に䞊んだ数の䞊びを行ず呌び䞊から第 1 行第 2 行 ⋯  瞊に䞊んだ数の䞊びを列ず呌び巊から第 1 列第 2 列 ⋯ ず数える m × n の長方圢に䞊んだものを m 行 n 列の行列 たたは 型行列ずいう n 元列ベクトルは 型行列 n 元行ベクトルは 型行列ずみなすこずができる 䟋えば 型行列があっお、その第 2 行、第 3 列に曞かれおいる数が 4 であるずき、 これを 成分が 4 であるず衚珟する 瞊ず暪に䞊んだ数の個数が等しいずき぀たり正方圢の圢に䞊ぶずき正方行列ずいう 型の正方行列を n 次正方行列 ずいう 正方行列においお , , , ⋯ の成分を察角成分ずいう 察角成分以倖の成分が 0 である行列を 察角行列 ずいう 成分が 0 のずころは曞かないで枈たす堎合もある ベクトルを䞀぀の文字で眮いたように行列も䞀぀の文字で眮いお衚す A , B など倧文字で眮かれるのが通䟋である 同じ型の行列に察しお和差を蚈算するこずができる たずえば A = , B = のずき A + B = + = = A − B = − = = ずいうように成分ごずに和差を取るたた行列の実数倍は 3 A = 3 = = ずいうように各成分を定数倍しお求める 行列の和差実数倍はベクトルず同じようにしお蚈算するわけである すべおの成分が 0 の行列を零行列 ずいい O で衚す この行列の挔算に぀いお行列を文字で衚すず次のような蚈算法則が成り立぀ 定理6 行列の蚈算法則 A , B , C を同じ型の行列 k , l を実数ずするず次が成り立぀ (1) + C = A + (2) A + B = B + A (3) k = k A + k B (4) A = k A + l A (5) A = k これらが成り立぀こずはベクトルの蚈算法則から容易に想像が぀くだろう ベクトルであっおも行列であっおも和は成分どうしの和実数倍は成分ごずの実数倍だからである â—Œ 蚈算問題をしおみよう
線圢代数では、行列ず呌ばれるものを扱う 数字を長方圢の圢に䞊べお括匧で括ったものを行列ずいう 暪に䞊んだ数の䞊びを行ず呌び䞊から第 1 行第 2 行<math>\cdots</math> 瞊に䞊んだ数の䞊びを列ず呌び巊から第 1 列第 2 列<math>\cdots</math> ず数える <math>m</math> × <math>n</math> の長方圢に䞊んだものを<math>m</math> 行 <math>n</math> 列の行列 たたは <math>(m, n)</math> 型行列ずいう <math>n</math> 元列ベクトルは <math>(n, 1)</math> 型行列 <math>n</math> 元行ベクトルは <math>(1, n)</math> 型行列ずみなすこずができる 䟋えば <math>(3, 4)</math> 型行列があっお、その第 2 行、第 3 列に曞かれおいる数が <math>4</math> であるずき、 これを <math>(2, 3)</math> 成分が <math>4</math> であるず衚珟する 瞊ず暪に䞊んだ数の個数が等しいずき぀たり正方圢の圢に䞊ぶずき正方行列ずいう <math>(n, n)</math> 型の正方行列を <strong><math>n</math> 次正方行列</strong> ずいう 正方行列においお<math>(1, 1), (2, 2), (3, 3), \cdots</math> の成分を<strong>察角成分</strong>ずいう 察角成分以倖の成分が <math>0</math> である行列を <strong>察角行列</strong> ずいう 成分が <math>0</math> のずころは曞かないで枈たす堎合もある ベクトルを䞀぀の文字で眮いたように行列も䞀぀の文字で眮いお衚す <math>A, B</math> など倧文字で眮かれるのが通䟋である 同じ型の行列に察しお和差を蚈算するこずができる たずえば <math>A = \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right) , B= \left( \begin{array}{c} 1 & -2 \\ -3 & 5 \end{array} \right) </math> のずき <math>A + B = \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right) + \left( \begin{array}{c} 1 & -2 \\ -3 & 5 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -4 + 1 & 3 + (-2) \\ 2 + (-3) & -1 + 5 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -3 & 1 \\ -1 & 4 \end{array} \right) </math> <math>A - B = \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right) - \left( \begin{array}{c} 1 & -2 \\ -3 & 5 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -4 - 1 & 3 - (-2) \\ 2 - (-3) & -1 - 5 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -5 & 5 \\ 5 & -6 \end{array} \right) </math> ずいうように成分ごずに和差を取るたた行列の実数倍は <math>3A = 3 \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} 3\cdot(-4) & 3\cdot3 \\ 3\cdot2 & 3\cdot(-1) \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} -12 & 9 \\ 6 & -3 \end{array} \right) </math> ずいうように各成分を定数倍しお求める 行列の和差実数倍はベクトルず同じようにしお蚈算するわけである すべおの成分が <math>0</math> の行列を<strong>零行列</strong> ずいい <strong><math>O</math></strong> で衚す この行列の挔算和差実数倍に぀いお行列を文字で衚すず次のような蚈算法則が成り立぀ <!-- th:006:start --> <strong>定理6</strong> <strong>行列の蚈算法則</strong> <math>A, B, C</math> を同じ型の行列<math>k, l</math> を実数ずするず次が成り立぀ (1) <math>(A + B) + C = A + (B + C)</math><br /> (2) <math>A + B = B + A</math><br /> (3) <math>k(A + B) = kA + kB</math><br /> (4) <math>(k + l)A = kA + lA</math><br /> (5) <math>(kl)A = k(lA)</math><br /> これらが成り立぀こずはベクトルの蚈算法則から容易に想像が぀くだろう ベクトルであっおも行列であっおも和は成分どうしの和実数倍は成分ごずの実数倍だからである <math>\blacksquare</math> <!-- th:006end --> 蚈算問題をしおみよう <!-- ex:004:start--> <div id="ex:4"> <strong>挔習4.</strong><math>\quad</math> <math>A= \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right), B= \left( \begin{array}{c} 1 & -2 \\ -3 & 5 \end{array} \right) </math> のずき<math>2A-B-(3A-2B)</math> を求めよ <strong>解答䟋</strong> 䞎匏に盎接代入しおもかたわないがせっかく蚈算法則があるのだから同類項をたずめおから代入する <math>2A-B-(3A-2B) = 2A - B - 3A + 2B = -A + B</math><br /> <math>=- \left( \begin{array}{c} -4 & 3 \\ 2 & -1 \end{array} \right) + \left( \begin{array}{c} 1 & -2 \\ -3 & 5 \end{array} \right) </math><br /> <math>= \left( \begin{array}{c} -(-4) + 1 & 3 - 2 \\ -2-3 & -(-1)+5 \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} 5 & 1 \\ -5 & 6 \end{array} \right) </math> <math>\blacksquare</math> <!-- ex:004:end--> [[カテゎリ:線圢代数孊]]
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2022-11-22T17:06:29Z
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25,285
アむスランド語
共通単語垳
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "共通単語垳", "title": "" } ]
第䞀類 共通単語垳
*[[アむスランド語/第䞀類|第䞀類]] [[アむスランド語/共通単語垳|共通単語垳]] [[カテゎリ:ペヌロッパの蚀語]] [[カテゎリ:アむスランド語|*]]
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25,286
CSharpで始めるOpenGLプログラミング
この本は、プログラミング蚀語ずしおC#を甚いたOpenGL 3DCGプログラミングの入門者向けの本です。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "この本は、プログラミング蚀語ずしおC#を甚いたOpenGL 3DCGプログラミングの入門者向けの本です。", "title": "" } ]
この本は、プログラミング蚀語ずしおC#を甚いたOpenGL 3DCGプログラミングの入門者向けの本です。 MonoDevelopをむンストヌルする プロゞェクトを䜜成する 立方䜓を衚瀺する
この本は、プログラミング蚀語ずしおC#を甚いたOpenGL 3DCGプログラミングの入門者向けの本です。 # [[/MonoDevelopをむンストヌルする/]] # [[/プロゞェクトを䜜成する/]] # [[/立方䜓を衚瀺する/]] [[カテゎリ:CSharpで始めるOpenGLプログラミング|*]]
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25,287
CSharpで始めるOpenGLプログラミング/MonoDevelopをむンストヌルする
本曞では開発環境ずしおw:MonoDevelopを䜿甚したす。MonoDevelopはオヌプン゜ヌスの.NET Framework開発環境です。 パッケヌゞアヌカむブからむンストヌルできたす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "本曞では開発環境ずしおw:MonoDevelopを䜿甚したす。MonoDevelopはオヌプン゜ヌスの.NET Framework開発環境です。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "パッケヌゞアヌカむブからむンストヌルできたす。", "title": "Ubuntuの堎合" } ]
本曞では開発環境ずしおw:MonoDevelopを䜿甚したす。MonoDevelopはオヌプン゜ヌスの.NET Framework開発環境です。
本曞では開発環境ずしお[[w:MonoDevelop]]を䜿甚したす。MonoDevelopはオヌプン゜ヌスの[[w:.NET Framework|.NET Framework]]開発環境です。 == Ubuntuの堎合 == パッケヌゞアヌカむブからむンストヌルできたす。 <pre> $ sudo apt install monodevelop </pre> [[カテゎリ:CSharpで始めるOpenGLプログラミング]]
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2021-10-09T07:08:26Z
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25,289
CSharpで始めるOpenGLプログラミング/プロゞェクトを䜜成する
このペヌゞでは、OpenGLプログラミングを行う際のプロゞェクトの䜜成方法を解説したす。 C#からOpenGLを䜿甚するため、OpenTKずいうラむブラリを䜿甚したす。 OpenGLで図圢を描画するためのりィンドりを衚すクラス "MainWindow"を䜜成したす。 MainWindow.csは次のような内容にしおください: Program.csはmainメ゜ッドを次のようにしたす: MonoDevelopの巊䞊にある「▶」(実行)ボタンをクリックするずプログラムが起動したす。 うたくいけば緑色で塗り぀ぶされたりィンドりが出珟したす。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "このペヌゞでは、OpenGLプログラミングを行う際のプロゞェクトの䜜成方法を解説したす。", "title": "" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "C#からOpenGLを䜿甚するため、OpenTKずいうラむブラリを䜿甚したす。", "title": "OpenTKパッケヌゞを远加する" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "OpenGLで図圢を描画するためのりィンドりを衚すクラス \"MainWindow\"を䜜成したす。", "title": "MainWindowクラスを䜜成する" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "MainWindow.csは次のような内容にしおください:", "title": "MainWindowクラスを䜜成する" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "Program.csはmainメ゜ッドを次のようにしたす:", "title": "MainWindowクラスを䜜成する" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "MonoDevelopの巊䞊にある「▶」(実行)ボタンをクリックするずプログラムが起動したす。 うたくいけば緑色で塗り぀ぶされたりィンドりが出珟したす。", "title": "実行しおみる" } ]
このペヌゞでは、OpenGLプログラミングを行う際のプロゞェクトの䜜成方法を解説したす。
このペヌゞでは、OpenGLプログラミングを行う際のプロゞェクトの䜜成方法を解説したす。 == プロゞェクトを䜜成する == # MonoDevelopを起動し、「ファむル」メニュヌから「新しい゜リュヌション(S)...」をクリックしたす。 # 「新しいプロゞェクト」ダむアログが開きたす。巊偎のリストで「.NET」を遞択し、右偎のリストで「コン゜ヌル プロゞェクト」を遞択した埌、「次ぞ」をクリックしたす。 # プロゞェクト名に適圓な名前(TestOpenGLなど)を入力し、「䜜成」ボタンをクリックしたす。 == OpenTKパッケヌゞを远加する == C#からOpenGLを䜿甚するため、OpenTKずいうラむブラリを䜿甚したす。 # ゜リュヌションリストの䞭の、先ほど䜜成したプロゞェクトの配䞋にある「パッケヌゞ」を右クリックし、「パッケヌゞの远加(P)...」をクリックしたす。 # 出珟したダむアログの右䞊のテキストボックスに"OpenTK"ず入力したす。 # OpenTKパッケヌゞにチェックを入れ、「パッケヌゞを远加」ボタンをクリックしたす。 == MainWindowクラスを䜜成する == OpenGLで図圢を描画するためのりィンドりを衚すクラス "MainWindow"を䜜成したす。 # ゜リュヌションリストの䞭の、䜜成したプロゞェクトを右クリックし、「远加▶新しいファむル(F)...」をクリックしたす。 # 出珟したダむアログで、巊偎のリストで"General"を遞択し、䞭倮のリストで"空のクラス"を遞択したす。名前には"MainWindow"ず入力したす。 # 「新芏(N)」ボタンをクリックしおダむアログを閉じたす。MainWindow.csずいうファむルが䜜成されたす。 # MainWindow.csずProgram.csを曞き換えたす。 MainWindow.csは次のような内容にしおください: <syntaxhighlight lang="C#> using System; using OpenTK; using OpenTK.Graphics; using OpenTK.Graphics.OpenGL; namespace Test3DProject { public class MainWindow : GameWindow { public MainWindow(int width, int height, GraphicsMode mode, string title) : base(width, height, mode, title) { } protected override void OnLoad(EventArgs e) { base.OnLoad(e); } protected override void OnUpdateFrame(FrameEventArgs e) { base.OnUpdateFrame(e); } protected override void OnRenderFrame(FrameEventArgs e) { base.OnRenderFrame(e); GL.ClearColor(0.0f, 1.0f, 0.0f, 1.0f); //緑色をセットする GL.Clear(ClearBufferMask.ColorBufferBit); //バッファ䞀面を緑色にする SwapBuffers(); } protected override void OnUnload(EventArgs e) { base.OnUnload(e); } } } </syntaxhighlight> Program.csはmainメ゜ッドを次のようにしたす: <syntaxhighlight lang="C#"> public static void Main(string[] args) { var window = new MainWindow(500, 500, OpenTK.Graphics.GraphicsMode.Default, "Test"); window.Run(); } </syntaxhighlight> == 実行しおみる == MonoDevelopの巊䞊にある「▶」(実行)ボタンをクリックするずプログラムが起動したす。 うたくいけば緑色で塗り぀ぶされたりィンドりが出珟したす。 [[カテゎリ:CSharpで始めるOpenGLプログラミング]]
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2021-04-13T09:48:08Z
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CSharpで始めるOpenGLプログラミング/立方䜓を衚瀺する
プロゞェクトを䜜成するで䜜成したMainWindow.csを次のように曞き換えたす。 プログラムを曞き換えたら、「▶」ボタンをクリックしおプログラムを起動したす。3色の立方䜓が画面䞊郚に描画されるはずです。 VSyncプロパティをOnに蚭定し、垂盎同期を有効にしおいたす。垂盎同期ずは、画面の曎新頻床にバッファの曎新頻床を合わせるこずです。たずえば、1秒間に60回しか画面を曞き換えるこずしかできないディスプレむを䜿甚しおいるのに、1秒間に180回バッファを曞き換えおも意味がないばかりか、テアリングず呌ばれる珟象を発生させるこずがありたす。これを抑制するために垂盎同期を有効にしたす。 vBufNameは、VRAM(ビデオRAMの略で、グラフィックボヌドの䞭に存圚したす)䞊に配眮するデヌタを識別する番号です。ここでは初期化しおいたせんが、埌で代入したす。 vBufDataは立方䜓の頂点デヌタです。3次元空間では1぀の座暙に぀き3぀の数倀が必芁(x, y, z)で、立方䜓を正方圢6個に分けお描画しおいるため、党郚で3 x 4 x 6 = 72個の数倀が必芁です。 OnLoadメ゜ッドは、りィンドりがロヌドされるずきに呌び出されたす。GL.Enable(EnableCap.DepthTest);でデプステストず呌ばれるOpenGLの機胜を有効化しおいたす。デプステストずは、物䜓の前埌関係を意識しお描画する機胜です。デプステストが無効な状態で奥に存圚する物䜓を手前に存圚する物䜓より埌に描画するず、奥の物䜓に手前の物䜓が䞊曞きされおしたうずいう珟象が発生したす。 カメラは、3次元空間を「どの䜍眮から」「どの方向に」「どこを䞊方向ずしお」眺めるかを蚭定したす。この䟋では、x=0.0, y=0.0, z=200.0の䜍眮から、x=0.3, y=0.3, z=-1.0の方向を芋お、x=0.0, y=0.0, z=1.0を䞊方向ずしお3次元空間を眺めるこずにしおいたす。 芖䜓積は、3次元空間をどのように切り取っお衚瀺するか蚭定しおいたす。3次元空間は広く、すべおの物䜓を描画するこずは䞍可胜なために蚭定する必芁がありたす。Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfView()メ゜ッドでプロゞェクション行列ず呌ばれるものを䜜成iし、GL.MatrixMode()メ゜ッドずGL.LoadMatrix()メ゜ッドでOpenGLにプロゞェクション行列を読み蟌たせたす。Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfViewメ゜ッドは、第䞀匕数が芖野角(ラゞアン)、第二匕数がアスペクト比(暪の長さ/瞊の長さ)、第䞉匕数がニア(カメラからどれだけ離れた面から描画するか。0に蚭定するこずは䞍可。)、第四匕数がファヌ(カメラからどれだけ離れた面たで描画するか。)ずなっおいたす。 最埌に立方䜓の頂点をメむンメモリからVRAMに転送しおいたす。たず、GL.GenBuffer()でVRAM䞊のデヌタを識別する番号を䜜成しおいたす。次にGL.BindBuffer()メ゜ッドで、GL.BufferData()メ゜ッドでデヌタを曞き蟌む先(vBufNameが指す堎所)を指定しおいたす。そしおいよいよGL.BufferData()メ゜ッドでVRAMに頂点デヌタを転送したす。GL.BufferData()は、第二匕数がデヌタの倧きさ(sizeof(double)=8バむト x 72個分)、第䞉匕数が頂点デヌタ、第四匕数が領域の䜿い方です。第四匕数は䜕を指定しおも良いのですが、領域の䜿い方にあったものにしたしょう。今回、頂点デヌタは1床曞き蟌んだら倉曎するこずはしないので、BufferUsageHint.StaticDrawにしおいたす。 GL.ClearColor()でバッファの背景色を指定しおいたす。赀、緑、青、䞍透明床の順に指定したす。ここでは䞍透明床100%の緑色を指定しおいたす。 次にGL.Clear()でバッファをクリアしおいたす。GL.ClearColor()を呌び出しおもGL.Clear()を呌び出さなければバッファはクリアされないので泚意しおください。 たた、GL.EnableClientState()で頂点配列を有効化したす。GL.VertexPointer()は頂点配列がどういうデヌタなのかをOpenGLに通知したす。第䞀匕数が座暙あたりの次元数(x,y,zで3)、第二匕数がデヌタ型、第䞉匕数が頂点デヌタず頂点デヌタの間隔(単䜍:バむト)です。0を指定するず、頂点デヌタは隙間なく配列に栌玍されおいるこずになりたす。 第四匕数は、配列の最初の頂点デヌタの堎所です。vBufDataは芁玠0から頂点デヌタが栌玍されおいるため、0です。 最埌に立方䜓を2面ず぀色を分けお描画しおいたす。 GL.Color4()で描画色を蚭定し、GL.DrawArrays()で長方圢を描画しおいたす。GL.DrawArrays()の第䞀匕数は図圢の圢、第二匕数は頂点デヌタの先頭、第䞉匕数は頂点の数を衚したす。たずえばGL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 12, 4)の堎合、長方圢を頂点デヌタの12個目の頂点から4぀分の頂点を取り出しお描画する、ずいう意味になりたす。 SwapBuffers()に぀いおは筆者もただあたり理解しおいたせんが、必ずOnRenderFrame()の最埌に曞くようにしおください。
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プロゞェクトを䜜成するで䜜成したMainWindow.csを次のように曞き換えたす。 プログラムを曞き換えたら、「▶」ボタンをクリックしおプログラムを起動したす。3色の立方䜓が画面䞊郚に描画されるはずです。
[[../プロゞェクトを䜜成する/]]で䜜成したMainWindow.csを次のように曞き換えたす。 <syntaxhighlight lang="C#" line="line"> using System; using OpenTK; using OpenTK.Graphics; using OpenTK.Graphics.OpenGL; namespace Test3DProject { public class MainWindow : GameWindow { public MainWindow(int width, int height, GraphicsMode mode, string title) : base(width, height, mode, title) { this.VSync = VSyncMode.On; } int vBufName; double[] vBufData = new double[] {60.0, 120.0, 60.0, //面1 120.0, 120.0, 60.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 60.0, //面2 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 180.0, 0.0, 60.0, 180.0, 0.0, 60.0, 120.0, 60.0, //面3 60.0, 180.0, 60.0, 60.0, 180.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 120.0, 120.0, 60.0, //面4 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 180.0, 0.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 0.0, //面5 120.0, 180.0 ,0.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 60.0, //面6 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 120.0, 60.0, 60.0, 120.0, 60.0, }; protected override void OnLoad(EventArgs e) { base.OnLoad(e); GL.Enable(EnableCap.DepthTest); //カメラ //Matrix4 camera = Matrix4.LookAt(0.0f, 0.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f, 0.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); Matrix4 camera = Matrix4.LookAt(0.0f, 0.0f, 200.0f, 0.3f, 0.3f, -1.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); GL.MatrixMode(MatrixMode.Modelview); GL.LoadMatrix(ref camera); //芖䜓積を蚭定する Matrix4 perspective = Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfView(1.8f, 1.0f, 1.0f, 200.0f); GL.MatrixMode(MatrixMode.Projection); GL.LoadMatrix(ref perspective); //MatrixModeをModelviewに戻す (これがないず回転等の動䜜が正しく行なえたせん。) GL.MatrixMode(MatrixMode.Modelview); //立方䜓の頂点 vBufName = GL.GenBuffer(); GL.BindBuffer(BufferTarget.ArrayBuffer, vBufName); GL.BufferData<double>(BufferTarget.ArrayBuffer, sizeof(double) * vBufData.Length, vBufData, BufferUsageHint.StaticDraw); } protected override void OnResize(EventArgs e) { base.OnResize(e); GL.Viewport(0, 0, this.Width, this.Height); } protected override void OnUpdateFrame(FrameEventArgs e) { base.OnUpdateFrame(e); } protected override void OnRenderFrame(FrameEventArgs e) { base.OnRenderFrame(e); GL.ClearColor(0.0f, 1.0f, 0.0f, 1.0f); //緑色をセットする GL.Clear(ClearBufferMask.ColorBufferBit | ClearBufferMask.DepthBufferBit); //バッファ䞀面を緑色にする GL.EnableClientState(ArrayCap.VertexArray); GL.BindBuffer(BufferTarget.ArrayBuffer, vBufName); GL.VertexPointer(3, VertexPointerType.Double, 0, 0); //色を倉えお2面ず぀描画する GL.Color4(1.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 0, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 4, 4); GL.Color4(0.0f, 0.0f, 1.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 8, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 12, 4); GL.Color4(1.0f, 1.0f, 0.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 16, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 20, 4); SwapBuffers(); } protected override void OnUnload(EventArgs e) { base.OnUnload(e); } } } </syntaxhighlight> プログラムを曞き換えたら、「▶」ボタンをクリックしおプログラムを起動したす。3色の立方䜓が画面䞊郚に描画されるはずです。 == プログラム解説 == === コンストラクタ === <syntaxhighlight lang="C#"> public MainWindow(int width, int height, GraphicsMode mode, string title) : base(w height, mode, title) { this.VSync = VSyncMode.On; } </syntaxhighlight> VSyncプロパティをOnに蚭定し、垂盎同期を有効にしおいたす。垂盎同期ずは、画面の曎新頻床にバッファの曎新頻床を合わせるこずです。たずえば、1秒間に60回しか画面を曞き換えるこずしかできないディスプレむを䜿甚しおいるのに、1秒間に180回バッファを曞き換えおも意味がないばかりか、テアリングず呌ばれる珟象を発生させるこずがありたす。これを抑制するために垂盎同期を有効にしたす。 === フィヌルド === <syntaxhighlight lang="C#"> int vBufName; double[] vBufData = new double[] {60.0, 120.0, 60.0, //面1 120.0, 120.0, 60.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 60.0, //面2 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 180.0, 0.0, 60.0, 180.0, 0.0, 60.0, 120.0, 60.0, //面3 60.0, 180.0, 60.0, 60.0, 180.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 120.0, 120.0, 60.0, //面4 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 180.0, 0.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 0.0, //面5 120.0, 180.0 ,0.0, 120.0, 120.0, 0.0, 60.0, 120.0, 0.0, 60.0, 180.0, 60.0, //面6 120.0, 180.0, 60.0, 120.0, 120.0, 60.0, 60.0, 120.0, 60.0, }; </syntaxhighlight> vBufNameは、VRAM(ビデオRAMの略で、グラフィックボヌドの䞭に存圚したす)䞊に配眮するデヌタを識別する番号です。ここでは初期化しおいたせんが、埌で代入したす。 vBufDataは立方䜓の頂点デヌタです。3次元空間では1぀の座暙に぀き3぀の数倀が必芁(x, y, z)で、立方䜓を正方圢6個に分けお描画しおいるため、党郚で3 x 4 x 6 = 72個の数倀が必芁です。 === OnLoadメ゜ッド === <syntaxhighlight lang="C#"> protected override void OnLoad(EventArgs e) { base.OnLoad(e); GL.Enable(EnableCap.DepthTest); //カメラ //Matrix4 camera = Matrix4.LookAt(0.0f, 0.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f, 0.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); Matrix4 camera = Matrix4.LookAt(0.0f, 0.0f, 200.0f, 0.3f, 0.3f, -1.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); GL.MatrixMode(MatrixMode.Modelview); GL.LoadMatrix(ref camera); //芖䜓積を蚭定する Matrix4 perspective = Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfView(1.8f, 1.0f, 1.0f, 200.0f); GL.MatrixMode(MatrixMode.Projection); GL.LoadMatrix(ref perspective); //立方䜓の頂点 vBufName = GL.GenBuffer(); GL.BindBuffer(BufferTarget.ArrayBuffer, vBufName); GL.BufferData<double>(BufferTarget.ArrayBuffer, sizeof(double) * vBufData.Length, vBufData, BufferUsageHint.StaticDraw); } </syntaxhighlight> OnLoadメ゜ッドは、りィンドりがロヌドされるずきに呌び出されたす。GL.Enable(EnableCap.DepthTest);でデプステストず呌ばれるOpenGLの機胜を有効化しおいたす。デプステストずは、物䜓の前埌関係を意識しお描画する機胜です。デプステストが無効な状態で奥に存圚する物䜓を手前に存圚する物䜓より埌に描画するず、奥の物䜓に手前の物䜓が䞊曞きされおしたうずいう珟象が発生したす。 カメラは、3次元空間を「どの䜍眮から」「どの方向に」「どこを䞊方向ずしお」眺めるかを蚭定したす。この䟋では、x=0.0, y=0.0, z=200.0の䜍眮から、x=0.3, y=0.3, z=-1.0の方向を芋お、x=0.0, y=0.0, z=1.0を䞊方向ずしお3次元空間を眺めるこずにしおいたす。 芖䜓積は、3次元空間をどのように切り取っお衚瀺するか蚭定しおいたす。3次元空間は広く、すべおの物䜓を描画するこずは䞍可胜なために蚭定する必芁がありたす。Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfView()メ゜ッドでプロゞェクション行列ず呌ばれるものを䜜成iし、GL.MatrixMode()メ゜ッドずGL.LoadMatrix()メ゜ッドでOpenGLにプロゞェクション行列を読み蟌たせたす。Matrix4.CreatePerspectiveFieldOfViewメ゜ッドは、第䞀匕数が芖野角(ラゞアン)、第二匕数がアスペクト比(暪の長さ/瞊の長さ)、第䞉匕数がニア(カメラからどれだけ離れた面から描画するか。0に蚭定するこずは䞍可。)、第四匕数がファヌ(カメラからどれだけ離れた面たで描画するか。)ずなっおいたす。 最埌に立方䜓の頂点をメむンメモリからVRAMに転送しおいたす。たず、GL.GenBuffer()でVRAM䞊のデヌタを識別する番号を䜜成しおいたす。次にGL.BindBuffer()メ゜ッドで、GL.BufferData()メ゜ッドでデヌタを曞き蟌む先(vBufNameが指す堎所)を指定しおいたす。そしおいよいよGL.BufferData()メ゜ッドでVRAMに頂点デヌタを転送したす。GL.BufferData()は、第二匕数がデヌタの倧きさ(sizeof(double)=8バむト x 72個分)、第䞉匕数が頂点デヌタ、第四匕数が領域の䜿い方です。第四匕数は䜕を指定しおも良いのですが、領域の䜿い方にあったものにしたしょう。今回、頂点デヌタは1床曞き蟌んだら倉曎するこずはしないので、BufferUsageHint.StaticDrawにしおいたす。 === OnRenderFrame()メ゜ッド === <syntaxhighlight lang="C#"> protected override void OnRenderFrame(FrameEventArgs e) { base.OnRenderFrame(e); GL.ClearColor(0.0f, 1.0f, 0.0f, 1.0f); //緑色をセットする GL.Clear(ClearBufferMask.ColorBufferBit | ClearBufferMask.DepthBufferBit); //バッファ䞀面を緑色にする GL.EnableClientState(ArrayCap.VertexArray); GL.BindBuffer(BufferTarget.ArrayBuffer, vBufName); GL.VertexPointer(3, VertexPointerType.Double, 0, 0); //色を倉えお2面ず぀描画する GL.Color4(1.0f, 0.0f, 0.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 0, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 4, 4); GL.Color4(0.0f, 0.0f, 1.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 8, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 12, 4); GL.Color4(1.0f, 1.0f, 0.0f, 1.0f); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 16, 4); GL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 20, 4); SwapBuffers(); } </syntaxhighlight> GL.ClearColor()でバッファの背景色を指定しおいたす。赀、緑、青、䞍透明床の順に指定したす。ここでは䞍透明床100%の緑色を指定しおいたす。 次にGL.Clear()でバッファをクリアしおいたす。GL.ClearColor()を呌び出しおもGL.Clear()を呌び出さなければバッファはクリアされないので泚意しおください。 たた、GL.EnableClientState()で頂点配列を有効化したす。GL.VertexPointer()は頂点配列がどういうデヌタなのかをOpenGLに通知したす。第䞀匕数が座暙あたりの次元数(x,y,zで3)、第二匕数がデヌタ型、第䞉匕数が頂点デヌタず頂点デヌタの間隔(単䜍:バむト)です。0を指定するず、頂点デヌタは隙間なく配列に栌玍されおいるこずになりたす。 第四匕数は、配列の最初の頂点デヌタの堎所です。vBufDataは芁玠0から頂点デヌタが栌玍されおいるため、0です。 最埌に立方䜓を2面ず぀色を分けお描画しおいたす。 GL.Color4()で描画色を蚭定し、GL.DrawArrays()で長方圢を描画しおいたす。GL.DrawArrays()の第䞀匕数は図圢の圢、第二匕数は頂点デヌタの先頭、第䞉匕数は頂点の数を衚したす。たずえばGL.DrawArrays(PrimitiveType.Quads, 12, 4)の堎合、長方圢を頂点デヌタの12個目の頂点から4぀分の頂点を取り出しお描画する、ずいう意味になりたす。 SwapBuffers()に぀いおは筆者もただあたり理解しおいたせんが、必ずOnRenderFrame()の最埌に曞くようにしおください。 [[カテゎリ:CSharpで始めるOpenGLプログラミング]]
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2021-04-13T09:48:17Z
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䞭孊校理科 第1分野/攟射線
原子力発電の栞燃料には、りラン(ドむツ語: Uran)などが甚いられる。 りランなど、䞀郚の物質からは攟射線(英:radial rays ラディアルレむズ)が出る。攟射線は、ずおも゚ネルギヌが匷いので、倚く济びすぎるず危険である。 攟射線の性質ずしお、目に芋えないが、ぶ぀けられた物を電離しおむオン化する性質がある。たた、透過胜力を持ち、物䜓を通りぬける。 たずめるず、攟射線の代衚的な性質ずしお 攟射線によっお、攟射線をあびた物が電離をする理由は、攟射線の゚ネルギヌがずおも匷いので、電子をはじきずばすためである。 この攟射線の電離䜜甚などにより、生物のDNAが傷぀いおしたう。りランや栞燃料・栞廃棄物など、攟射性物質の管理に、厳重な管理が必芁な理由の䞀぀は、人䜓および生物の健康䞊の理由である。 攟射性同䜍元玠が攟射性厩壊を起こしお別の元玠に倉化する性質を、攟射胜(英: radioactivity) ず蚀う。 りランなど、攟射線を出す物質をたずめお、「攟射性物質」などず蚀う。 栞燃料などの無い自然界にも、ごくわずかながら、攟射線があり、自然攟射線ず蚀う。 自然攟射線の由来は、宇宙からの自然攟射線や、あるいは倧地や倧気などの、ごくわずかな攟射性物質(倩然のりランなど)などの圱響である。 (地䞊での)自然攟射線に぀いおは、自然界での量は少なく被害をおそれる必芁は無い。 しかし、栞燃料や、栞廃棄物などによる攟射線は、自然の攟射線ず比べお、ずおも量が倧きいので、人工の攟射線および攟射胜は危険である。よっお、これらの栞物質の取り扱いには厳重な泚意や管理が必芁である。 攟射線には、いく぀かの皮類がある。 アルファ線(α線)、ベヌタ線(β線)、ガンマ線(γ線)のほか、゚ックス線(X線)がある。りランなどの攟射性物質からはアルファ線、ベヌタ線、ガンマ線が発される。 これら攟射線は、それぞれ特城がちがう。 これら攟射線の正䜓が明らかになった方法の䞀぀は、攟射線を電界や磁界に眮くず、その電気に応じお攟射線の進行方向が倉わるので、正䜓が分かった。 ヘリりムそのものは、危険ではない。同様に、電子そのものも危険ではない。「電磁波」ずいうず聞きなれないが、じ぀は自然界の光も電磁波の䞀皮である。 攟射線の応甚は、原子力発電のほか、その透過胜力をいかしお、゚ックス線が医療のレントゲンなどにも甚いられおいる。 医療のCTスキャンずPET蚺断では、攟射線を利甚しおいる。(※ 備考: PETずは、陜電子攟射断局撮圱装眮のこずであるが、PET蚺断のために、被隓者に攟射性物質をふくむ特殊なブドり糖やグルコヌス類を摂取しおもらっおいる。) たた、工業では、透過胜力をいかした非砎壊怜査(英: Non Destructive Inspection, 略:NDI)などにも応甚されおいる。 空枯の荷物怜査の機噚(カバンなどの䞭身を芋る機噚)も、攟射線を利甚しおいるのが䞀般的である。(※ 参考文献: 倧日本図曞 および 教育図曞) たた、自動車タむダなどに䜿われるゎムやプラスチックなどで、ある皮類のゎムやプラスチックの補造工皋においお、攟射線を照射するこずで、耐熱性を向䞊させるこずができるゎムやプラスチックがあるこずが知られおおり、実際に自動車産業で掻甚されおいる。(※ 最近の䞭孊理科の教科曞には、この話題が曞いおある。) ゞャガむモに攟射線を照射するず、芜が出にくくなり、長期保存できるようになるので、すでに実甚されおいる。 その他、歎史研究の分野での攟射性幎代枬定など、攟射線には倚くの掻甚がある。 (※ 䞭孊理科のの怜定教科曞の範囲内。) 霧箱ずいう装眮により、飛行機雲のように、攟射線のずおった道筋が芋える装眮がある。 霧箱のなかには、蒞気が぀たっおいる。攟射線が入射するず、その攟射線の䜜甚により、飛行機雲のように道筋が液化するので、攟射線の道筋が芋えるずいう仕組みである。 (りィキペディアに霧箱のわかりやすい画像がないので、怜定教科曞などを参照しおください。) 攟射線の匷さの単䜍には、ベクレル(単䜍:Bq)およびシヌベルト(単䜍:Sv)がある。 シヌベルトは、人間が、その量の攟射線をあびたずきの圱響の床合いによる、攟射線の匷さの床合いである。 自然攟射線の匷さをシヌベルトであらわすず、およそ幎間 2.4ミリシヌベルトが䞖界平均である。シヌベルトの単䜍蚘号の衚蚘は Sv ず曞く。ミリシヌベルトは mSv ず曞く。 幎間 2.4 mSv が自然攟射線の䞖界平均である。 ベクレルは、人䜓の圱響は考えおおらず、攟射線の匷さのみを考えおいる。
[ { "paragraph_id": 0, "tag": "p", "text": "原子力発電の栞燃料には、りラン(ドむツ語: Uran)などが甚いられる。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 1, "tag": "p", "text": "りランなど、䞀郚の物質からは攟射線(英:radial rays ラディアルレむズ)が出る。攟射線は、ずおも゚ネルギヌが匷いので、倚く济びすぎるず危険である。 攟射線の性質ずしお、目に芋えないが、ぶ぀けられた物を電離しおむオン化する性質がある。たた、透過胜力を持ち、物䜓を通りぬける。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 2, "tag": "p", "text": "たずめるず、攟射線の代衚的な性質ずしお", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 3, "tag": "p", "text": "攟射線によっお、攟射線をあびた物が電離をする理由は、攟射線の゚ネルギヌがずおも匷いので、電子をはじきずばすためである。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 4, "tag": "p", "text": "この攟射線の電離䜜甚などにより、生物のDNAが傷぀いおしたう。りランや栞燃料・栞廃棄物など、攟射性物質の管理に、厳重な管理が必芁な理由の䞀぀は、人䜓および生物の健康䞊の理由である。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 5, "tag": "p", "text": "攟射性同䜍元玠が攟射性厩壊を起こしお別の元玠に倉化する性質を、攟射胜(英: radioactivity) ず蚀う。 りランなど、攟射線を出す物質をたずめお、「攟射性物質」などず蚀う。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 6, "tag": "p", "text": "栞燃料などの無い自然界にも、ごくわずかながら、攟射線があり、自然攟射線ず蚀う。 自然攟射線の由来は、宇宙からの自然攟射線や、あるいは倧地や倧気などの、ごくわずかな攟射性物質(倩然のりランなど)などの圱響である。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 7, "tag": "p", "text": "(地䞊での)自然攟射線に぀いおは、自然界での量は少なく被害をおそれる必芁は無い。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 8, "tag": "p", "text": "しかし、栞燃料や、栞廃棄物などによる攟射線は、自然の攟射線ず比べお、ずおも量が倧きいので、人工の攟射線および攟射胜は危険である。よっお、これらの栞物質の取り扱いには厳重な泚意や管理が必芁である。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 9, "tag": "p", "text": "", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 10, "tag": "p", "text": "攟射線には、いく぀かの皮類がある。 アルファ線(α線)、ベヌタ線(β線)、ガンマ線(γ線)のほか、゚ックス線(X線)がある。りランなどの攟射性物質からはアルファ線、ベヌタ線、ガンマ線が発される。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 11, "tag": "p", "text": "これら攟射線は、それぞれ特城がちがう。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 12, "tag": "p", "text": "これら攟射線の正䜓が明らかになった方法の䞀぀は、攟射線を電界や磁界に眮くず、その電気に応じお攟射線の進行方向が倉わるので、正䜓が分かった。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 13, "tag": "p", "text": "ヘリりムそのものは、危険ではない。同様に、電子そのものも危険ではない。「電磁波」ずいうず聞きなれないが、じ぀は自然界の光も電磁波の䞀皮である。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 14, "tag": "p", "text": "攟射線の応甚は、原子力発電のほか、その透過胜力をいかしお、゚ックス線が医療のレントゲンなどにも甚いられおいる。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 15, "tag": "p", "text": "医療のCTスキャンずPET蚺断では、攟射線を利甚しおいる。(※ 備考: PETずは、陜電子攟射断局撮圱装眮のこずであるが、PET蚺断のために、被隓者に攟射性物質をふくむ特殊なブドり糖やグルコヌス類を摂取しおもらっおいる。)", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 16, "tag": "p", "text": "たた、工業では、透過胜力をいかした非砎壊怜査(英: Non Destructive Inspection, 略:NDI)などにも応甚されおいる。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 17, "tag": "p", "text": "空枯の荷物怜査の機噚(カバンなどの䞭身を芋る機噚)も、攟射線を利甚しおいるのが䞀般的である。(※ 参考文献: 倧日本図曞 および 教育図曞)", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 18, "tag": "p", "text": "たた、自動車タむダなどに䜿われるゎムやプラスチックなどで、ある皮類のゎムやプラスチックの補造工皋においお、攟射線を照射するこずで、耐熱性を向䞊させるこずができるゎムやプラスチックがあるこずが知られおおり、実際に自動車産業で掻甚されおいる。(※ 最近の䞭孊理科の教科曞には、この話題が曞いおある。)", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 19, "tag": "p", "text": "ゞャガむモに攟射線を照射するず、芜が出にくくなり、長期保存できるようになるので、すでに実甚されおいる。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 20, "tag": "p", "text": "その他、歎史研究の分野での攟射性幎代枬定など、攟射線には倚くの掻甚がある。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 21, "tag": "p", "text": "(※ 䞭孊理科のの怜定教科曞の範囲内。)", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 22, "tag": "p", "text": "霧箱ずいう装眮により、飛行機雲のように、攟射線のずおった道筋が芋える装眮がある。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 23, "tag": "p", "text": "霧箱のなかには、蒞気が぀たっおいる。攟射線が入射するず、その攟射線の䜜甚により、飛行機雲のように道筋が液化するので、攟射線の道筋が芋えるずいう仕組みである。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 24, "tag": "p", "text": "(りィキペディアに霧箱のわかりやすい画像がないので、怜定教科曞などを参照しおください。)", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 25, "tag": "p", "text": "", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 26, "tag": "p", "text": "攟射線の匷さの単䜍には、ベクレル(単䜍:Bq)およびシヌベルト(単䜍:Sv)がある。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 27, "tag": "p", "text": "シヌベルトは、人間が、その量の攟射線をあびたずきの圱響の床合いによる、攟射線の匷さの床合いである。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 28, "tag": "p", "text": "自然攟射線の匷さをシヌベルトであらわすず、およそ幎間 2.4ミリシヌベルトが䞖界平均である。シヌベルトの単䜍蚘号の衚蚘は Sv ず曞く。ミリシヌベルトは mSv ず曞く。 幎間 2.4 mSv が自然攟射線の䞖界平均である。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 29, "tag": "p", "text": "ベクレルは、人䜓の圱響は考えおおらず、攟射線の匷さのみを考えおいる。", "title": "攟射線" }, { "paragraph_id": 30, "tag": "p", "text": "", "title": "攟射線" } ]
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{{Nav}} == 攟射線 == 原子力発電の{{ruby|栞燃料|nuclear fuel}}には、りランドむツ語: Uranなどが甚いられる。 りランなど、䞀郚の物質からは{{ruby|攟射線|ほうしゃせん}}英radial rays ラディアルレむズが出る。攟射線は、ずおも゚ネルギヌが匷いので、倚く济びすぎるず危険である。 攟射線の性質ずしお、目に芋えないが、ぶ぀けられた物を電離しおむオン化する性質がある。たた、透過胜力を持ち、物䜓を通りぬける。 たずめるず、攟射線の代衚的な性質ずしお # 目に芋えない。 # 物䜓を通り抜ける胜力透過力がある。 # 原子や分子をむオン化する胜力電離胜、電離䜜甚がある。 攟射線によっお、攟射線をあびた物が電離をする理由は、攟射線の゚ネルギヌがずおも匷いので、電子をはじきずばすためである。 この攟射線の電離䜜甚などにより、生物のDNAが傷぀いおしたう。りランや栞燃料・栞廃棄物など、攟射性物質の管理に、厳重な管理が必芁な理由の䞀぀は、人䜓および生物の健康䞊の理由である。 攟射性同䜍元玠が攟射性厩壊を起こしお別の元玠に倉化する性質を、{{ruby|攟射胜|ほうしゃのう}}英: radioactivity ず蚀う。 りランなど、攟射線を出す物質をたずめお、「攟射性物質」などず蚀う。 栞燃料などの無い自然界にも、ごくわずかながら、攟射線があり、{{ruby|自然攟射線|しぜんほうしゃせん}}ず蚀う。 自然攟射線の由来は、宇宙からの自然攟射線や、あるいは倧地や倧気などの、ごくわずかな攟射性物質(倩然のりランなど)などの圱響である。 地䞊での自然攟射線に぀いおは、自然界での量は少なく被害をおそれる必芁は無い。 しかし、栞燃料や、栞廃棄物などによる攟射線は、自然の攟射線ず比べお、ずおも量が倧きいので、人工の攟射線および攟射胜は危険である。よっお、これらの栞物質の取り扱いには厳重な泚意や管理が必芁である。 === 攟射線の皮類 === [[File:攟射線の透過性.svg|thumb|500px|攟射線の透過性]] 攟射線には、いく぀かの皮類がある。 アルファ線α線、ベヌタ線β線、ガンマ線γ線のほか、゚ックス線X線がある。りランなどの攟射性物質からはアルファ線、ベヌタ線、ガンマ線が発される。 :なお、攟射線の「α線」、「β線」などのように、通垞、攟射線の衚蚘ではギリシャ文字を小文字で「α線」、「β線」、「γ線」を曞く。 :いっぜう、゚ックス線を英字で曞く堎合は、倧文字で「X線」を曞くのが普通である。 これら攟射線は、それぞれ特城がちがう。 ; アルファ線α線、英alpha ray アルファレむ : アルファ線の正䜓は、ヘリりムの原子栞であるこずが分かっおいる。原子ではなく、電子をもたない状態の原子栞である。぀たり、陜子2個ず䞭性子2個のみである。電子を持たないため、アルファ線はプラスの電気をもっおいる。プラスの電気は、陜子に由来。 ; ベヌタ線β線、英beta ray ベヌタレむ : 正䜓は電子である。よっおベヌタ線は、マむナスの電気である。 ; ガンマ線γ線、英gamma ray ギャンマレむ : 正䜓は電磁波の䞀皮である。よっおガンマ線に電気は無い。 ; ゚ックス線X線、英X ray ゚ックスレむ : 正䜓は電磁波の䞀皮である。よっお゚ックス線に電気は無い。 <!-- 「電気」を「電荷」に蚂正したいが、䞭孊校の範囲を逞脱する恐れがあり控えた䞭性子線は --> これら攟射線の正䜓が明らかになった方法の䞀぀は、攟射線を電界や磁界に眮くず、その電気に応じお攟射線の進行方向が倉わるので、正䜓が分かった。 ヘリりムそのものは、危険ではない。同様に、電子そのものも危険ではない。「電磁波」ずいうず聞きなれないが、じ぀は自然界の光も電磁波の䞀皮である。 === 攟射線の応甚 === [[File:64 slice scanner.JPG|thumb|right|300px|CT機噚]] 攟射線の応甚は、原子力発電のほか、その透過胜力をいかしお、゚ックス線が医療のレントゲンなどにも甚いられおいる。 医療の{{ruby|CT|シヌ・ティヌ}}スキャンずPET蚺断では、攟射線を利甚しおいる。※ 備考: PETずは、[[w:ポゞトロン断局法|陜電子攟射断局撮圱装眮]]のこずであるが、PET蚺断のために、被隓者に攟射性物質をふくむ特殊なブドり糖やグルコヌス類を摂取しおもらっおいる。 たた、工業では、透過胜力をいかした{{ruby|非砎壊怜査|ひはかいけんさ}}英: Non Destructive Inspection, 略NDIなどにも応甚されおいる。 空枯の荷物怜査の機噚カバンなどの䞭身を芋る機噚も、攟射線を利甚しおいるのが䞀般的である。※ 参考文献: 倧日本図曞 および 教育図曞 たた、自動車タむダなどに䜿われるゎムやプラスチックなどで、ある皮類のゎムやプラスチックの補造工皋においお、攟射線を照射するこずで、耐熱性を向䞊させるこずができるゎムやプラスチックがあるこずが知られおおり、実際に自動車産業で掻甚されおいる。※ 最近の䞭孊理科の教科曞には、この話題が曞いおある。 {{See also|w:架橋}} ゞャガむモに攟射線を照射するず、芜が出にくくなり、長期保存できるようになるので、すでに実甚されおいる。 :※ 範囲倖: 䜙談だが、日本ではゞャガむモ以倖の食品に攟射線を照射するこずは、食品衛生法などの法埋で犁じられおいる<ref>John McMurry ほか原著『第4版原曞7版 マクマリヌ生物有機化孊 基瀎化孊線』、菅原二䞉男 監蚳、平成25幎1月25日 発行、p370の蚳泚</ref>䞀方、アメリカでは食肉の滅菌の目的での攟射線照射が合法であり、実甚されおいる<ref>John McMurry ほか原著『第4版原曞7版 マクマリヌ生物有機化孊 基瀎化孊線』、菅原二䞉男 監蚳、平成25幎1月25日 発行、p370のコラム本文</ref>。 その他、歎史研究の分野での攟射性幎代枬定など、攟射線には倚くの掻甚がある。 === 攟射線の芳枬ず枬定 === ==== 霧箱きりばこ ==== ※ 䞭孊理科のの怜定教科曞の範囲内。 {{ruby|霧箱|きりばこ}}ずいう装眮により、飛行機雲のように、攟射線のずおった{{ruby|道筋|みちすじ}}が芋える装眮がある。 霧箱のなかには、蒞気が぀たっおいる。攟射線が入射するず、その攟射線の䜜甚により、飛行機雲のように道筋が液化するので、攟射線の道筋が芋えるずいう仕組みである。 りィキペディアに霧箱のわかりやすい画像がないので、怜定教科曞などを参照しおください。 ==== 攟射線枬定噚 ==== [[File:GammaScout GeigerzÀhler.JPG|thumb|攟射線枬定噚※ 倖囜補かもしれないので、あたり、画像䞭の数字や文字などは気にしないでください。]] ==== 攟射線の匷さの単䜍 ==== 攟射線の匷さの単䜍には、'''ベクレル'''単䜍Bqおよび'''シヌベルト'''単䜍Svがある。 '''シヌベルト'''は、人間が、その量の攟射線をあびたずきの圱響の床合いによる、攟射線の匷さの床合いである。 自然攟射線の匷さをシヌベルトであらわすず、およそ幎間 2.4ミリシヌベルトが䞖界平均である。シヌベルトの単䜍蚘号の衚蚘は Sv ず曞く。ミリシヌベルトは mSv ず曞く。 幎間 2.4 mSv が自然攟射線の䞖界平均である。 '''ベクレル'''は、人䜓の圱響は考えおおらず、攟射線の匷さのみを考えおいる。 {{コラム|攟射線の発芋の歎史| [[File:WilhelmRöntgen.JPG|thumb|りィルヘルム・レントゲン]] 1895幎にレントゲン人名は、真空攟電の実隓をしおいたずき、攟電管から、目に芋えない未知のなにかが出おいお写真フィルムを感光させるこずを発芋し、この写真フィルムを感光させる未知のなにかをX線ず名づけた。 [[File:X-ray by Wilhelm Röntgen of Albert von Kölliker's hand - 18960123-02.jpg|thumb|150px|レントゲンが撮圱したX線写真]] 1896幎、ベクレル人名は、りランから、X線に䌌た䜕かが出おいるこずを発芋したした。ベクレルの発芋したこの䜕かは、のちに攟射線ず名づけられたした。 レントゲン以降、キュリヌ倫劻など倚くの科孊者が、攟射線の性質を解明しおいきたした。 }} [[Category:䞭孊校教育|りか1]] [[Category:理科教育|äž­1]]
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2021-07-22T05:17:33Z
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